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  1. 新見市議会 2008-12-01
    平成20年12月定例会(第6号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2008年12月22日:平成20年12月定例会(第6号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(杉 修次君) 皆さん、御苦労さまでございます。  ただいまの御出席24名でございます。これより本日の会議を開きます。  なお、議事日程はあらかじめ配付しておりますので、御了承願います。          ──────────────────────── 日程第1  各委員会付託事件の審査結果報告 2 ◯議長(杉 修次君) 日程第1に入ります。  去る平成20年9月定例市議会において付託し、閉会中継続調査研究することになった調査事件37件及び請願1件、並びに12月11日開議の本会議において付託した法第12号及び議第129号から同第150号、議第153号、議第154号の25議案、並びに請願2件、陳情4件を一括議題といたします。  この際、各委員長から審査結果の報告を求めます。  まず、総務常任委員長に願います。16番仲田康豊委員長。               〔16番 仲田康豊君 登壇〕 3 ◯16番(仲田康豊君) おはようございます。それでは、委員長報告を行いたいと思います。  平成20年12月22日、新見市議会議長杉修次殿。新見市議会総務常任委員会委員長仲田康豊。  常任委員会の経過及び結果について。総務常任委員会に付託された事件について、審査及び調査の経過及び結果を次のとおり報告いたします。  (1)議案の部、議第129号新見市議会の議員及び新見市長の選挙における選挙運動用自動車の使用及びポスターの作成の公営に関する条例、議第130号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例、議第131号新見市公の施設指定管理者指定手続等に関する条例の一部を改正する条例、議第142号平成20年度新見市一般会計補正予算(第5号)、第1条(歳入歳出予算の補正)第1項及び第2項中、第1表歳入全般、第1表歳出のうち、第1款議会費、第2款総務費(総務費の関係部分)、第9款消防費、第2条(債務負担行為の補正)、第3条(地方債の補正)、議第153号新見市旅費支給条例の一部を改正する条例、各議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定した。  (2)報告の部、報第12号市長の専決処分した予算について(平成20年度新見市一般会計補正予算(第4号))、本議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり承認することに決定した。  (3)請願・陳情の部、陳情第34号「同和問題解消に資する調査・研究報告(2)」の全文を関係委員会委員に配布させた者の責任を明確にし、保有公文書情報公開法及び新見市情報公開条例を援用して、管理・使用することの陳情書、陳情第37号消費税増税中止の意見書を求める陳情、以上2件は不採択とすることに決定した。  陳情第36号公契約条例制定等への賛同に関する陳情、本件は継続審査とすることに決定した。  (4)調査事件、調査第1号財産の管理運営について、調査第2号財源の確保に伴う財政面の調査について、調査第3号行政機構の改善について、調査第4号消防・防災等市民の保護に関する事項について、調査第5号情報政策に関する事項について、調査第6号地域づくりに関する事項について、調査第7号総務企画に関する懸案事項について、以上7件は、閉会中調査研究することに決定した。  以上でございます。御審議をお願いいたします。
    4 ◯議長(杉 修次君) ただいまの総務常任委員長の報告に対する御質疑はございませんか。9番橋本亨子議員。 5 ◯9番(橋本亨子君) 委員長報告に対して2点質疑をしたいと思います。  1つは、陳情第34号について、この陳情の結論を出されるに至った審議の過程、どのような審議をされたのか、その点を伺いたいと思います。  それと、あわせて先に言っておきますが、陳情37号消費税増税中止の意見書を求める陳情、これについても不採択という結論で、非常に残念な思いがしておりますが、これについても委員会の中ではどのような審議をされたのか、詳しく経過を説明いただきたいと思います。 6 ◯議長(杉 修次君) ただいまの橋本議員の質疑に答弁を願います。仲田委員長。 7 ◯16番(仲田康豊君) ただいま陳情34号に対して質疑がありましたので、御答弁を申し上げたいと思います。  この陳情の内容は、文をお読みになって十分御理解されていると思いますが、提出された資料について配付されたことにつきまして、いろんな陳情の異議があります。しかし、議会は、陳情されたものにつきましては審議に必要なものは資料も提出されておりますから、当然その資料に基づいて審議をしております。配付できない資料を資料として提出されるべきではないのではないかと。それから、文中に「資料を配付しないことを事務局に求めた」というふうにありますが、事務局とすれば、それは求められていないということであります。そういったものを委員会の中で審議をして、これは不採択ということでございます。  続いて、陳情第37号の消費税に関する問題でありますが、これは委員の中からは、いわゆる消費税の増税は将来的にはあり得ることだと。しかし、パーセンテージにおいては当然議論をしてもらわなければならないと。また、この陳情の内容にあります追加の経済対策というものについては、その追加の経済対策と消費税の議論は別にすべきじゃないかという意見も出ております。また、文中にあります、法人税を払う大企業でも原材料には同じように消費税は払っているわけですから、大企業だけが消費税を払っていないというふうな解釈はどうかと。また、他の意見としては、消費税を上げることはやむを得ない、しかし、大きな増税に対してはやはり賛成できない。今の現状ではもう少し国の動向を見て継続審査にしたらどうかと。そういったいろいろな意見が出ましたが、賛成多数で不採択といたしました。  以上でございます。 8 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。橋本亨子議員。 9 ◯9番(橋本亨子君) 34号についてですが、今、委員長の説明を聞きますと、資料提供についての問題で事務局に提出をしないようにと陳情者が求めたことに対して、事務局は求められていないということだったんですが、この陳情にかかわらず、議会の中でいろんな案件を審議するということについては、資料に基づく審議をするというのが当然のことだと思うんですが、今言いましたさっきの点のことでは、陳情者の言い分と事務局の事実関係とが一致していないようなんですが、その点については双方からの確認をとったという、こういうことなんでしょうか。  1つずついきたいと思いますので、まず34号の問題で、これについての……。そうか、済みません。同僚議員から指摘がありましたが、そうですね、回数が限られておりますので、37号も続けていきますが、消費税の問題で、経済対策とセットで出すのはおかしいという議論があったということなんですが、今本当に景気が大きく落ち込んでいる中での景気対策経済対策というのが非常に急がれる時期でありますが、そのことを政府が政策として一時しのぎの給付金というものを打ち出す、それと加えて消費税の問題もセットで発表するという、こういうことをしたのは事実でありますよね。そういうことで、これは切り離せない問題だと思うんですが、その辺の不理解があるんじゃないかと思うんですが、その点での議論がもう少しどういうふうにされたのか。  それから、企業が消費税を払っていないというのは当てはまらないというのがあったんですが、実際に大企業、大手の企業、資本金を例えば10億以上持っているような大手企業がこの間どういうふうに消費税を負担してきたのか、こういったことなどについての調査、こういったこともされたんでしょうか。  それとまた、今、消費税をめぐっては、海外では景気浮上策として負担を軽減しようという動きも出ているわけなんですが、そういった世界の流れの状況、こういったことなどについての調査などは行われたんでしょうか。その辺、どの程度まで委員会としてこの問題を深められたのか、伺いたいと思います。 10 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。仲田委員長。 11 ◯16番(仲田康豊君) 陳情34号でございますけれども、これは委員会録も何もありませんので、陳情者が求められた、しかし、事務局はそのことは聞いていないと。これを、個人的なやりとりを我々が調査して裁くようなところではありませんので、日本国憲法に定められております三権分立の中で我々議会は立法の府ですから、司法の府ではありません。個人的なやりとりを、どちらが正しいか、どうであったかということを調査する機関ではありませんので、こういったものを我々の委員会で審議をして、どちらが正しいとか、どちらが間違っているというような結論を出せるものではないというのが34号についての結論であります。  37号につきましては、先ほど言われましたようないろんな調査について、それは現在いたしておりません。しかし、やはりこれだけ景気が後退する中、当然税収は落ち込むわけですから、その中で社会保障、住民サービスを維持するためにはどこかで財源を確保しなければならない。そうすると、今ある消費税を中止することもできませんし、ある程度消費税を増税というのはやむを得ないんじゃないかと。それが委員会の結論でございます。  以上でございます。 12 ◯議長(杉 修次君) 再々質疑はございますか。橋本議員。 13 ◯9番(橋本亨子君) 37号の問題でもう少し伺いますが、大企業の負担分、そして、景気が低迷している状況というのは、この金融危機状況は世界的な流れでありますので、世界としての動き、消費税の負担割合の高い国というのももちろんあるわけでございますが、そういったところの動きや、この講じられている対策などについての調査をされたのかという、この辺のことについての答弁がないんですが、そこらあたりをもう一度お願いします。 14 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。仲田委員長。 15 ◯16番(仲田康豊君) 先ほど言いましたように、それ以上の調査はいたしておりません。御存じのように、新見市議会委員会制をしいておりますから、委員長報告というのは経過と結果についてのみ報告するわけでありますから、それ以上の、審議をしていないこと、調査をしていないことにつきましては報告できません。  以上でございます。 16 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございますか。12番井山基議員。 17 ◯12番(井山 基君) 議案の部で議第129号新見市議会の議員及び新見市長の選挙における選挙運動用自動車の使用及びポスターの作成の公営に関する条例について、中身のどういう審議をされましたかをお聞きいたします。 18 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。仲田委員長。 19 ◯16番(仲田康豊君) 今御質疑がありました議第129号につきまして、委員会の中で賛成と反対という御意見がありました。これは事務局からいろいろ経費的な面も説明を聞きまして、1人当たり上限が83万7,000円。この必要経費は人数にも総額でよりますけれども、これは地方交付税によって年間約500万円、4年間で2,000万円が交付税に算入されると。これは当然公職選挙法に認められておる経費でございますので、交付税に算入されると。そういった説明をいただきました。  賛成の意見としましては、公職選挙法によって施行されておると。それはだれでも選挙に出やすい、経費をかけずに出られるという条件をつくっている。旧新見市では適用されていたわけですが、合併時に設置選挙合併協議会の中でこれは適用しないということに決まっておりましたが、その後この議会の議員の定数等にかかわる特別委員会の中で議論されて、次回の選挙から必要であるということで適用しようという意見がまとまっておると思います。それは御存じだと思います。  反対の意見としましては、ポスター部分は認めてもよいけれども、道路運送法選挙運動用自動車等の使用に関する公費の支出はどうであるかと、反対であるという意見も出ております。そういった審議内容でございます。 20 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。井山基議員。 21 ◯12番(井山 基君) その中で、例えば無投票になった場合のことを仮定した場合の審議はされましたか。 22 ◯議長(杉 修次君) 仲田委員長。 23 ◯16番(仲田康豊君) 無投票の場合の経費も当然事務局から説明をいただきました。無投票の場合も、かかった経費については同じでございます。 24 ◯議長(杉 修次君) 再々質疑はございますか。 25 ◯12番(井山 基君) よろしいです。 26 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。3番山口康史議員。 27 ◯3番(山口康史君) 陳情第34号について伺います。  先ほど委員長から、議会は立法の府であって、司法の場ではないというお話をされたんですが、先ほど委員長報告の中で、陳情者から提出された資料について、陳情者からは絶対配付を求めないということを求めたが、事務局ではそういう認識がなかったという話をされておりましたが、これはもう既にそこで判断をされているような気がします。そこに矛盾があると思うんですけれども、それについてはどのような考え方でおっしゃったんでしょうか。 28 ◯議長(杉 修次君) 仲田委員長。 29 ◯16番(仲田康豊君) 判断の矛盾というのはどういったことでしょうか。ですから、陳情者がこの陳情の中で事務局に配付をしないでほしいと求めたというふうにあるんですけれども、事務局はそのことは聞いていないということなんです。それ以上どうしろというんですか。だから、どこに矛盾があるのか、逆に聞いてみたいです。どうぞ。 30 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。山口康史議員。 31 ◯3番(山口康史君) 今のお話は、絶対配付をしないということは聞いていないということを正として受け入れているということですから、一方が配付をしないと求めた、一方が配付をしないとは聞いていないと。ただ、先ほどの委員長の報告では、事務局からそういう話は聞いていないということをもとにお話をされていますので、その時点で判断を、要するにどちらが正しいかという裁定をされているというふうに私には聞こえたので、その辺に矛盾があるんじゃないかということです。 32 ◯議長(杉 修次君) 仲田委員長。 33 ◯16番(仲田康豊君) 資料というのは当然審議をするために必要なものだと思うんです。ですから、提出をしてはいけないような資料を陳情者が持ってこられること自体おかしいと思うんです。ですから、提出をしてはいけないような資料は最初から外していただいて事務局に陳情書と資料として提出される、これが正当ではないかと思います。  以上です。 34 ◯議長(杉 修次君) 再々質疑はございますか。山口議員。 35 ◯3番(山口康史君) わかりました。ということで、司法の場ではないということではなくて、判断をされたという理解になりますので、その辺は先ほどの委員長報告に少し私は矛盾を感じております。  この種の話であると、この陳情者からは同種の問題について何度も陳情が出ておりますので、この点も含めて、本来であれば参考人として陳情者を求めて、継続審議にすべきではなかったかと思うんですけれども、そういった審議はされなかったんでしょうか。 36 ◯議長(杉 修次君) 山口議員、今は質疑でございますので、御意見は御遠慮願います。 37 ◯3番(山口康史君) そういう審議はされなかったんでしょうか。 38 ◯議長(杉 修次君) 仲田委員長。 39 ◯16番(仲田康豊君) 先ほども何回も言いましたように、委員長報告は基本的に委員会の経過と結果を報告するものであって、それ以上、審議されていないものは答えることはできません。それが基本でございます。(「継続の意見はなかったのかということ」と呼ぶ者あり)先ほど言いましたように、それ以上のものはありません。報告以外のものはありません。それが結論でございます。 40 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。15番前田宗良議員。 41 ◯15番(前田宗良君) 129号の、これは先ほど無投票の場合の質疑がございました。この場合、もちろん上限には全然関係ないとは思いますが、参考までにお尋ねいたします。上限の設定があるのか、また、そういったことが委員会の中で議論されたのかどうか、お尋ねします。 42 ◯議長(杉 修次君) 仲田委員長。 43 ◯16番(仲田康豊君) 今の上限というのは、これは1人が認められている上限が83万7,000円で、その上限というのは無投票の場合の上限という意味でしょうか。よくわからないですが。 44 ◯議長(杉 修次君) 前田議員。 45 ◯15番(前田宗良君) 上限は立候補者の上限です。 46 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩します。                             午前10時25分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前10時26分  開 議 47 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  答弁願います。仲田委員長。 48 ◯16番(仲田康豊君) そういったことについては審議をいたしておりません。 49 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。──ないようですから、総務常任委員長の報告を終わります。  次に、市民生活常任委員長に報告願います。4番津島大孝委員長。               〔4番 津島大孝君 登壇〕 50 ◯4番(津島大孝君) 委員会報告をいたします。  平成20年12月22日、新見市議会議長杉修次殿。新見市議会市民生活常任委員会委員長津島大孝。  常任委員会の経過及び結果について報告いたします。市民生活常任委員会に付託された事件について、審査及び調査の経過及び結果を次のとおり報告します。  (1)議案の部、議第132号新見市国民健康保険条例の一部を改正する条例、議第142号平成20年度新見市一般会計補正予算(第5号)、第1条(歳入歳出予算の補正)第1項及び第2項中、第1表歳出のうち、2款総務費(総務費の関係部分)、3款民生費、4款衛生費(衛生費の関係部分)、議第143号平成20年度新見市診療所特別会計補正予算(第3号)、議第144号平成20年度新見市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第145号平成20年度新見市介護保険特別会計補正予算(第2号)、各議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定しました。  (2)請願・陳情の部、請願第31号介護保険制度の見直しと改善を求める請願書、請願第32号国立病院の廃止・縮小・民営化に反対し、地域医療と国立病院の充実を求める請願書、以上2件は趣旨採択することに決定しました。  (3)調査事件、調査第1号国民健康保険事業の充実について、調査第2号介護保険事業の充実について、調査第3号環境衛生施設整備について、調査第4号環境保全及び公害対策について、調査第5号社会福祉事業の充実について、調査第6号保健、医療の充実について、調査第7号市民生活に関する懸案事項について、以上7件は、閉会中調査研究することに決定しました。  以上、御賛同のほどよろしくお願いします。 51 ◯議長(杉 修次君) ただいまの市民生活常任委員長の報告に対する御質疑はございませんか。9番橋本亨子議員。 52 ◯9番(橋本亨子君) 委員長に伺います。請願31号介護保険制度の見直しと改善を求める請願書、それと請願32号国立病院の廃止・縮小・民営化に反対し、地域医療と国立病院の充実を求める請願書、これについてのことで質疑をしたいと思います。  この2件については、今本当に制度の進め方というのは大きい問題があります。改善を求める立場から私は紹介議員にこの両件ともなっているわけなんですが、この2件に関して結果が趣旨採択ということになっておりますが、なぜ趣旨採択なのか。趣旨を酌み取っていただいているというのはこの結果からも酌み取れるわけなんですが、どのような審議をされたのか、この点について詳しくこの2件についての説明をいただきたいと思います。 53 ◯議長(杉 修次君) ただいまの橋本議員の質疑に対する答弁を求めます。津島委員長。 54 ◯4番(津島大孝君) お答えします。  趣旨採択、31号につきましてはいろいろ審議する中で、趣旨の中に、サービスの利用制限など介護の取り上げとか、これは請願項目になりますが、介護人員配置基準の見直しとか、保険料の軽減とかというような項目が入っております。  現状としまして、各委員さんの認識は、介護保険サービス事業が今大変な時期に来ているということは各委員さん皆さん認識されておられます。そういった意味合いの中で、担当課からの説明の中で、介護報酬も過去2回引き下げられたというような説明も受けました。それから、平成21年度は3%アップというような感じになっていますが、依然としてまだ引き下げられた状態にあるという事実があるということ、それと、今、介護現場が大変な状態で、17年度の見直しで、18年度から要支援が要支援1、2と分かれた中で、要支援2に要介護1から入ってきた方がいらっしゃるために、介護サービスに制約がかかったというようなことも聞いております。その中で、例えば利用料については、非課税世帯についてはサービス料金が安くなっているという事実もあるという説明を聞いたものですから、そういった中で、一応説明の中で、第2段階では前は4万円ぐらいだったものが3万7,000円に下がっているとかというような事実も聞いておりますので、一概に利用料が高くなっているということはまだ判断できないというような感じに理解させていただきました。  その中で、やはりこれは何とかしなければいけないということで、国に新見市議会としてきちっと意見書を出す方がいいんじゃないかということで、違った意味で委員会独自の意見書を、後で出ますが、出させていただくことにさせていただきました。  それから、請願32号については、要旨と趣旨との中でどうも食い違いが出てきておるというような感じで委員さんの方から指摘がありまして、要するにここに書いています要旨の中には「国立病院の廃止・縮小・民営化に反対し」というふうに書かれておるんですが、この請願趣旨の中に独立行政法人国立病院機構岡山医療センターというふうに何回も明記されていますので、これは実際国立病院の岡山のことなのか、それとも日本全体のことなのかを判断しにくいと。それで、委員さんの中には、今、岡山の病院については地域医療としてしっかり頑張っていただいておるので、そういう事実もないだろうし、そういう事実がもしあるとすれば調査せにゃいかんのじゃないかというような方向づけもされましたので、もし岡山についてということになれば不採択でもいいんじゃないかというようなことも出ましたが、そうではなしに全体的なことであれば何らかの方法で考える必要があろうということで、趣旨採択というふうにさせていただきました。  紹介議員でおられたわけですので、いつも来て委員会を傍聴していただいておれば、その辺できちっと話し合いができて、どういうふうにすればよいかということも検討できたんですが、たまたまおいでにならなかったものですから、そこら辺で不手際があったことは事実です。 55 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。橋本議員。 56 ◯9番(橋本亨子君) 詳しく説明をいただいたわけなんですが、31号の問題について、請願書の中身でございますが、利用者への本当に重い負担がかぶさってきているというこの問題について、利用料や保険料の負担の軽減をという項目があるわけなんですが、今聞いておりますと、要介護認定の段階の問題で、要介護状態の方が要支援に移ったという方がおられて、そういう中では大変な状況もあるという、こういうことは議論がされたということなんですが、保険料の問題で言えば、今、税制改正の影響によっての経過措置がなくなって、経過の段階でも、この制度上の問題から、保険料が非常に高い段階にと徐々に上がってきている階層があった。これは以前の議会に対しての資料が出されたものにもそれがきちっと示されているわけなんですが、今本当にそういうことでもどんどん負担がかぶせられてきているという内容が実際にあるわけなんですね。  それと、要介護認定の問題で言えば、認定の見直しによって十分なサービスが受けられないという。段階が下がれば利用料ももちろん軽く済むわけなんですけれども、必要なサービスすら受けられないというような矛盾も起きる。そして、そういった利用料そのものも負担としては大変重いということから、サービスを控えるという、こういう状況なども起こってきていると思うんです。  そういうことで、そういったところに対しての負担軽減、これをすることも本当に大事な時期に来ている。特に、事業計画を見直す時期でございますから、国がどれだけこういった制度に対して財政支出をしていくのか、これが大事になると思うんですが、その辺の利用者、それから要介護認定を受けられている方たちの状況について、あらかじめ資料もお渡ししているんですけれども、そのあたりの実態の調査などもつぶさにされたのでありましょうか。その辺で審議がいかに深められたのか。資料でもいろんなものを私も提示させていただいておりますので、その辺での議論がどういうふうだったのかをいま一度聞かせていただきたいと思います。  それから、32号の問題についてお話を伺いますと、この文書の表現の問題で不理解が生じたということのようなんでございますが、確かにややこしい文面の中身があったのかもしれませんが、今、国立病院の廃止・縮小・民営化について、国を挙げてこういった医療機関の機能を縮小するという方向があるわけですね。これは全国の問題、大きな課題でもあるわけなんですが、そうした中で岡山県においては国立病院が存続しているわけで、ここの機能が低下するようなことが実際に起これば、本当に地域医療にとっては大打撃であります。こういう意味で、この請願についてもあらかじめ資料を議会の初日にお届けしているわけなんですが、その辺でもう少し理解をいただけたらなというふうに思っておるわけなんですが、資料に基づいての議論でもその辺がわかりにくい面がまだあったということなんでしょうか。この点について再度お願いします。 57 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。津島委員長。 58 ◯4番(津島大孝君) お答えします。  保険料の軽減とかというような感じでいろいろ御負担を強いられておる利用者がいらっしゃるというようなことも言われましたが、そこら辺のつぶさな調査はしておりません。全体的に見まして、やはり介護保険サービス事業というのが今大変な危機に陥っているということは各委員さん認識しておられますので、この請願に対する趣旨は十分理解されておりますので、そういった感じで趣旨採択という方向にさせていただきました。  それから、国立病院の件につきまして、32号の件につきましても、例えば細かな調査をするとなれば継続審議というような方向もあったんですが、やはり今現状はどうあるかということをこの請願ではきちっと判断できないというような感じがします。先ほども言いましたが、岡山なのか国のことなのかというようなことで、地域医療にとっても今大変な時期に来ているということも各委員さん認識されていますので、そういった意味合いで、もう少しきちっとわかるような請願文章であれば、それはそれで採択されたと思います。これは私の個人的な意見ですが、そういった意味合いで、細かい調査はしておりません。 59 ◯議長(杉 修次君) 再々質疑はございますか。 60 ◯9番(橋本亨子君) よろしいです。 61 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。17番面田照雄議員。 62 ◯17番(面田照雄君) この請願31号につきましては、いわゆる請願項目の中に介護保険に対する国の負担を大幅にふやすことということが載っております。委員会では文言を変えて趣旨採択、発議を、次の12号ですか、それでとりますが、私はこの3番は、介護保険に対する国の負担を大幅にふやすということは、事業者にとっては介護報酬……。 63 ◯議長(杉 修次君) 面田議員、発言中ですが、マイクが遠いので。 64 ◯17番(面田照雄君) 失礼しました。いわゆる請願項目の3番ですが、介護保険に対する国の負担を大幅にふやす、財源を確保するということについては、委員長に確認しますが、この内容についてはどのような審議をされておられますか。
    65 ◯議長(杉 修次君) 面田照雄議員に申し上げます。今、面田議員が質問されているのは発議についての……。 66 ◯17番(面田照雄君) いいえ。 67 ◯議長(杉 修次君) じゃないですか。請願ですか。 68 ◯17番(面田照雄君) 請願の中へあります。3番にあります。 69 ◯4番(津島大孝君) 介護保険に対する国の負担を大幅にふやすことということに関しての質疑ですか。趣旨採択ですから、これは受けていないですけれども。 70 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩します。                             午前10時40分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前10時44分  開 議 71 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  答弁願います。津島委員長。 72 ◯4番(津島大孝君) 国の考え方は、1,200億円の基金を積み立てるというような方向づけもされておられます。そういった意味合いで、ある程度国も負担をするべきだというような考え方があるんじゃないかということで、この項目はそういった意味合いで、どちらにしましても社会保障費の中で市が独自で持つんじゃやっていけませんので、国の方も負担をしていただこうというような話し合いはしました。 73 ◯議長(杉 修次君) 面田議員。 74 ◯17番(面田照雄君) 私が何をお聞きしたいかといいますと、国の負担を大幅にふやすことということは、いわゆる介護事業者に対しては、このたび3%ですか、ありますが、介護報酬を段階的にふやしていくと。もう一つは利用者ですわな。利用者の負担は当然低くしていく。こういう意味だろうと私は思います。この1点、2点、3点を踏まえまして、文言は幾らか変わっておりますが、趣旨採択にされんでも、私は採択でよかったんじゃないかなと思いますが、請願項目だけでもいいですから、もうちょっとそこらの詳細な、こういう文言に変えた経過だけお聞きします。 75 ◯議長(杉 修次君) 津島委員長。 76 ◯4番(津島大孝君) 趣旨採択にさせていただいたのは、介護保険事業サービスというものが今大変な危機状態になっておりますので、このままではいけないから何とかしてくださいという意味合いで、このすべてを採択というわけにはちょっといかがなものかというような意見があったものですから趣旨採択にさせていただいたわけですので、この文言をどうとかこうとかというのは返答できません。 77 ◯議長(杉 修次君) 再々質疑はございますか。(「ちょっと議長、休憩してもらえんじゃろうか」と呼ぶ者あり)  しばらく休憩します。                             午前10時47分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時0分  開 議 78 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  面田議員。 79 ◯17番(面田照雄君) 委員長に最後の質問ですが、採択、不採択、あるいは趣旨採択、そういった委員さんの決をとったときの状況ですね、不採択何人、採択何人、趣旨採択何人、その結審した数をお示しいただきたいと思います。 80 ◯議長(杉 修次君) 津島委員長。 81 ◯4番(津島大孝君) 不採択、採択、決はとらずに一応趣旨採択ということで同意を皆さんがされました。 82 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。──ないようですから、市民生活常任委員長の報告を終わります。  次に、文教常任委員長に願います。7番塩飽満路委員長。               〔7番 塩飽満路君 登壇〕 83 ◯7番(塩飽満路君) 委員長報告をします。  平成20年12月22日、新見市議会議長杉修次殿。新見市議会文教常任委員会委員長塩飽満路。  常任委員会の経過及び結果について報告いたします。文教常任委員会に付託されました事件について、審査及び調査の経過及び結果を次のとおり報告します。  (1)議案の部、議第133号新見市哲西鯉が窪湿原及び鯉が窪湿原資料館条例の一部を改正する条例、議題134号新見市神郷体育施設条例の一部を改正する条例、議第135号新見市大佐体育施設条例、議題136号新見市大佐山田方谷記念館条例の一部を改正する条例、議題141号新見市立小学校及び中学校条例の一部を改正する条例、議第142号平成20年度新見市一般会計補正予算(第5号)、第1条(歳入歳出予算の補正)第1項及び第2項中、第1表歳出のうち、10教育費、各議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定いたしました。  (2)請願・陳情の部、陳情第35号名誉回復に関する陳情、本件は不採択とすることに決定しました。  (3)調査事件、調査第1号学校教育について、調査第2号学校統廃合について、調査第3号社会教育・文化・体育の充実について、調査第4号教育施設整備及び教育予算の充実について、調査第5号文教に関する懸案事項について、以上5件は、閉会中調査研究することに決定いたしました。  以上でございます。 84 ◯議長(杉 修次君) ただいまの文教常任委員長の報告に対する御質疑はございませんか。12番井山基議員。 85 ◯12番(井山 基君) 陳情第35号名誉回復に関する陳情でございますが、これが不採択になった内容を御説明いただきたいと思います。 86 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。塩飽委員長。 87 ◯7番(塩飽満路君) 不採択になった原因と言いますが、これにつきましては、前々回の定例会でも出てまいりました同じ案件でございまして、あくまで裁判の中でこういう内容が包括されているため、これを除いて裁判ができるものではないということで、この委員会でどうこうという裁決はできないということで、不採択ということでございます。 88 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 89 ◯12番(井山 基君) 陳情の中で、調査をいただきというような文言がございますが、調査されましたか。 90 ◯議長(杉 修次君) 塩飽委員長。 91 ◯7番(塩飽満路君) 調査といいましても、私どもは調査についてはいたしておりません。 92 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 93 ◯12番(井山 基君) これは、話が戻れば12年以上前のことでありまして、調査ができていないというようなことでございますが、しかし、こういう名誉回復ということでございますので、調査をしっかりとして審査をしていただきたいというように思うんですが、それについてはいかがでございましょう。 94 ◯議長(杉 修次君) 塩飽委員長。 95 ◯7番(塩飽満路君) この調査事件につきましては司法の場で決着がついているというふうに解釈しておりまして、我々委員会の場でどうこうすることではないということで、当委員会としては不採択ということにしております。  以上です。 96 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。10番土屋晋議員。 97 ◯10番(土屋 晋君) 陳情第35号、関連いたしますが、質疑をさせていただきたいと思います。  私の一般質問の最終項で取り上げた経緯もございますので、お聞きいただきたいと思いますが、1点目は、今、井山議員の御質疑に対して審議経過を答弁されましたが、委員長にお尋ねします。その中で、司法では決着がついているので、委員会では取り上げなかったという言葉で答弁されておられますが、司法で決着がついたならば、司法に今かかっているのではないんですね。この確認を1点と、それから、決着がついた以後こういう陳情案件が上がってきたらば、逆に審議をしないというのはおかしいことになりますが、司法は司法で判断を出しておりますが、今裁判中でないならば当然審議はできるはずなので、なぜ審議をされないか、これが1点。  それから、2点目は、私は一般質問の中で3点触れました。それは、資料を開示されたものがありますが、これは情報公開法において情報が開示されましたが、その開示された資料が陳情第34号では、それを受けて議会で配付したということの責任を議会に問われました。それから、逆に35号では、ナンバー1の1点目の中にあるように、情報公開制度によって開示されたということで、これは教育委員会からも私は議会答弁でもらいました。だから、開示できるものであるという判断を恐らくされたんだろうと思います。ですから、その開示されるものかどうかの判断、審議はされたかどうかをお尋ねする点が1点。  それから、2点目は、これも一般質問に上げました。前教育長が差別という言葉を委員会の中で6回お話しされたという、こういう内容についても、2点目の部分ですが、審議をされたかどうか。  それから、3点目は、これも私は触れておりますが、西方の多目的広場の公園の件ですが、これは多目的広場とシーアイ化成をつくるときの開発公園とが重なっております。指定管理者の名前は教育委員会からお聞きしておりますが、この公園が一体多目的広場のみなのか、開発公園も重なっているのか、開発公園の管理はどこかという点で慎重に審議されたかどうか、その辺をお聞きいたします。 98 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。塩飽委員長。 99 ◯7番(塩飽満路君) 1点目ですが、司法の場で決着がついておるのかどうかということですが、これにつきましては一連の流れの場で、司法の場では決着がついているというふうに委員会としてはお聞きしておる状態でございます。  それと、審議をしたのかどうかということでございますが、この審議につきましては、先ほど申しましたように、既に司法の場で決着がついておるということですので、今、当委員会の中でも決着をどうこうするということではないということで、委員会としては不採択というふうにしたものであります。  それから、情報開示するかどうかでございますが、このことはよくわかりませんけれども、当委員会ではそういったことについては審議しておりませんが。  それから、西方の多目的公園、そして一連のこの事件については一応一体のものとして当委員会は説明を受けておりますし、我々もそういったふうに理解をしておるものでございます。  以上です。(「違う、違う、委員長。事実と違う、委員会の」と呼ぶ者あり)  差別について、会議録では6回言った、言わないということですが、これにつきましても委員会の中で審議をいたしました。(「しとらん、しとらん、審議は」と呼ぶ者あり) 100 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。土屋議員。 101 ◯10番(土屋 晋君) 委員長の御答弁を聞いて大体わかってまいりました。どういうことかといいますと、要は審議をされたということは項目的には上がってきておるかもしれませんが、内容には深く入られていないということだろうと思います。それは、1つの理由は、司法で決着がついたから、それに準じて審議する必要なしという御判断だったのかと委員会は思いますが、そういう意味合いだろうと私は理解いたします。  ただ、この陳情第35号が、それでは、司法にかかった内容とすべて一致しているのかどうか。ここの部分は重なるが、ここの部分は重ならないという精査をされているのかどうか。そして、司法にかかっていない部分がもしあったら、司法がとにかく終わっているわけですから、それをしなきゃいけないという整合性になってきます。その辺の吟味もされずに門前払いのような形で切っておられる形にしか見えないんですが、その点は協議をされているんでしょうか、司法との関係を。中身との検討です。 102 ◯議長(杉 修次君) 塩飽委員長。 103 ◯7番(塩飽満路君) そのことにつきましては、我々はもう既に、名誉回復に関する案件ということで、一連のものとして司法の場で決着がついたということでございますので、そのように委員会としては理解しております。 104 ◯議長(杉 修次君) 再々質疑はございますか。土屋議員。 105 ◯10番(土屋 晋君) 再々質疑をいたします。委員長のその言い方は、逆に言えば、審議をしていないというふうに聞こえますが。聞こえますがということですが。恐らくそれは難しさはあると思いますが、議会に上がってきている以上、陳情ですから、その辺の内容精査は当然委員会としてはやるべきであると私は思っています。  それで、お尋ねしたいと思いますが、内容については答えが返ってきませんので、よろしいです。それはもうどうしようもありません。審議されていないんでしょう、多分。今言うように、司法が終わっていますから、それ以外の、司法でない部分は必ず当然陳情に出される陳情者もその辺は考えておられるんだと思うんです。ですから、司法で決着がついている部分は出してもしようがないわけですから。出していない部分がどこかというのはありありと、例えば委員会の中で協議されれば審議内容としては出てくるはずでありますので、そこをなぜ協議されないのかというのが私もちょっと理解できない点であります。  ただ、意見を申し上げるつもりはありませんが、これは12年間も長くずっとやっている。この辺でいいかげんに決着をつけないと、同じ文教と総務にこの件が上がってくるだろうと私は思いますので、委員会の責任として、今後も含めて委員長のお立場で、例えば今言うように、司法の部分以外の部分の協議というのを慎重に審議するというような検討は全くなかったんでしょうか。 106 ◯議長(杉 修次君) 塩飽委員長。 107 ◯7番(塩飽満路君) これらを包括して司法の場にかかっておると委員会は理解しておりますので、これ以上の審議はしておりません。  以上です。 108 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。──ないようですから、文教常任委員長の報告を終わります。  次に、経済建設常任委員長に願います。22番坂口正視委員長。               〔22番 坂口正視君 登壇〕 109 ◯22番(坂口正視君) ただいまから報告をさせていただきます。  平成20年12月22日、新見市議会議長杉修次殿。新見市議会経済建設常任委員会委員長坂口正視でございます。常任委員会の経過及び結果について報告をさせていただきます。  経済建設常任委員会に付託されました事件につきまして、審査及び調査の経過及び結果を次のとおり報告いたします。  (1)議案の部、議第137号新見市小集落改良住宅管理条例の一部を改正する条例、議第138号新見市公共下水道事業受益者負担金に関する条例の一部を改正する条例、議第139号新見市大佐大井野源流地域活性化促進施設条例、議第140号新見市大佐地域活性化促進住宅条例の一部を改正する条例、議第142号平成20年度新見市一般会計補正予算(第5号)、第1条(歳入歳出予算の補正)第1項及び第2項中、第1表歳出のうち、2の総務費(総務費の関係部分)、4の衛生費(衛生費の関係部分)、6の農林水産業費、7の商工費、8の土木費、11の災害復旧費、13の諸支出金、議第146号平成20年度新見市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)、議第147号平成20年度新見市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議第148号平成20年度新見市観光事業特別会計補正予算(第2号)、議第149号平成20年度新見市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)、議第150号平成20年度新見市水道事業会計補正予算(第1号)、議第154号新見市が保有する株券の無償譲渡について、各議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定いたしました。  (2)請願・陳情の部、請願第29号神郷温泉存続を求める請願書、本件は採択することに決定いたしました。  (3)に入ります。調査事件、調査第1号農林業及び畜産振興について、調査第2号商工鉱業振興対策について、調査第3号観光開発事業について、調査第4号雇用対策について、調査第5号農林道新設改良・維持管理について、調査第6号市道・橋梁新設改良及び認定について、調査第7号国道・県道の新設改良促進方について、調査第8号上水道事業及び簡易水道について、調査第9号公共下水道及び下水道について、調査第10号都市計画事業について、調査第11号経済・建設に関する懸案事項について、以上11件は、閉会中調査研究することに決定いたしました。  以上、報告をいたしますので、よろしく御賛同のほどお願い申し上げまして、報告を終わります。 110 ◯議長(杉 修次君) ただいまの経済建設常任委員長の報告に対する御質疑はございませんか。9番橋本亨子議員。 111 ◯9番(橋本亨子君) 委員長に伺います。  まず、議第142号一般会計の補正予算の中で、委員会に関係いたします7の商工費、この中で今回神郷温泉の漏水防止工事、工事請負費が1,719万1,000円上がっております。これについて、委員会とすればこれを是とするということでお認めになられているわけなんですが、この工事請負費についてどのような審議をされたのか、そして、これに関係するものとしては請願第29号神郷温泉存続を求める請願書、これが関係者から提出されているものも採択という結論を導いておられるわけなんですが、関係するものにもなってまいります。  そこで、この工事請負費を認め、この漏水防止の工事をした後に、今後具体的にはどのような運営方針に基づいてこの施設の存続をしていこうとしておられるのか、その点についても当然執行部からの詳しい事情を聞いておられるというふうに思うんですが、そのあたりについてどのように委員会としては審議を深められたのか、伺いたいと思います。 112 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。坂口委員長。 113 ◯22番(坂口正視君) ただいまの橋本議員さんの質問にお答えいたします。神郷温泉漏水修繕関係の工事費の内容についての質問だったと思います。  この件につきましては、御案内のように、執行部の提案説明の中でお互いが質疑を行い、さらに一般質問を通してかなり深く論議をしてまいったことでございまして、我々委員会といたしましてはこれをさらにさらに深めて慎重に審査をし、我々当委員会の責任の所在も明らかにしながら慎重に審議をしてまいりました。そういう結果で、地域の振興を図るという立場から、さきの請願第29号の陳情そのものも全会一致で採択しております。そういうものを踏まえながら、もろもろの条件を踏まえ、将来に向かって地域の振興計画を推進するという立場から、執行者としては再開を目指して今回1,700幾らの予算を計上しておると。  そういう中で、当委員会といたしましては、お尋ねのように、今後どう運営していくのか、どう取り組んでいくのかということは真剣に取り組んでまいりました。その中で、地元振興会と申しますか、地元の皆さん方の団結のもとに是が非でもこの温泉施設を再開してほしいという意気込みを持っておると。それを了として、それを受けて執行部は取り組んでおると。したがいまして、当委員会といたしましても、配置図等の提案を求め、慎重に審議をし、原案のとおり決定を見たというのが現実でございます。  以上、お答えいたします。 114 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。橋本議員。 115 ◯9番(橋本亨子君) 委員長、具体的な審議の中身を聞かせていただきたいと申し上げました。委員長の意気込みは非常に伝わる委員長報告でございます。それはわかりますが、やはりこの事業をどうしていくのか、この点について審議された中身を伺わないと全く委員会の状況というのは伝わらないわけでございます。詳しくお願いします。  それで、地元が意気込みを持って要望してきているということなんですが、この施設はこれまで本当に収益面については旧町時代から非常に莫大な血税が投入され、採算の見込みなどが本当にないけれどもやっていこうという、こういうことで市民の税金はどんどんここへとつぎ込まれてきたものでございます。今後この施設をどのように具体的に収益の見込みなどを立てて運営をしていこうということになっているのか、そこらあたりの今後の計画の問題についても当然委員会としても先を見据えるという意味では審議をするべきものだというふうに思うわけですが、委員長、そのあたりの詳しい内容をしっかりとわかるように具体的に伝えてください。お願いいたします。 116 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。坂口委員長。 117 ◯22番(坂口正視君) 再度お答えいたします。  詳しくということなんでございますが、さきの議会におきましても執行部が徹底的にお答えいたしたと思います。かなり踏み込んだ質疑の中で進められたと思います。それを我々は受けて、橋本議員さんがおっしゃるように、その中身をさらに深めて、適切であるという結果になったわけでございますので、結果についてお答えいたしておりますので、御理解願いたいと思います。 118 ◯議長(杉 修次君) 坂口委員長に申し上げます。橋本議員の質問は、具体的な審議経過をお知らせ願いたいという質疑でございます。それに対する答弁を願います。坂口委員長。
    119 ◯22番(坂口正視君) お答えします。  具体的に言うと、1,700万幾らの予算を計上して、それで地元の振興会の皆さんに付託をすると。そして、指定管理者におきましても……。(「今のは1,700万出すような話に聞こえますよ、委員長」と9番橋本君の声あり)待って。黙って。それで、我々委員会といたしましては、将来どうあるべきかと。果たしてそれが本当に運営できるかどうかという不安の一抹もございましたけれども、執行部といたしましては是が非でも地元の意見に沿いまして、そして執行していくと。絶対に落後するというか、絶対に取りやめるような考え方は持っておりませんと。一生懸命取り組んでいくということでございますが、中身といいましても、1,700万の工事費を使って、それで図面を、配置図を精査しながら原案のとおりに可決したのでありまして、中身がどういう中身であるか、中身の一つ一つをお尋ねいただければ、それについてはお答えいたしますけれども、中身をという大きいお話ではどの範囲をお答えしていいかわかりませんので、もう1回教えていただければ。(「事業に関する収益の見込みについてなどの計画、これについても示してくださいと言うたんですよ」と9番橋本君の声あり) 120 ◯議長(杉 修次君) 坂口委員長、具体的には今後の収益の見込み、それから運営方針なども質疑をされています。答弁を願います。坂口委員長。 121 ◯22番(坂口正視君) 再度お答えいたします。  運営方針といたしましては、先ほど申し上げましたように、地元の振興会によってひとつ運営していくと。ただし、決定のことにつきましてはやはり指定管理者制度に従って審議会を通して決定するけれども、地域振興会のそうした意気込みも十分取り入れて取り組んでいくということがまず1点。  それから、最終的な運営の経営がどうかということにつきましては、これはあくまでも執行者の判断にゆだねるものであって、まだ未知数でございます。だから、その辺について具体的にどうなるというようなことはまだまだ説明の段階ではないので、ただやるか、やらんかということで決定をいたしたわけでございますので、御理解願いたいと思います。 122 ◯議長(杉 修次君) 再々質疑はございますか。橋本議員。 123 ◯9番(橋本亨子君) 今、委員長から運営方針等については執行者の考えに基づくということで、具体的なことが委員会の中では深まった議論がされていないというお話なんですが、それは事実なんですか。なぜそこらあたりを深入って委員会としては調査をし、審議をされなかったのか。委員会が十分機能していないんでしょうかね、委員長。そこらあたりの状況をもう少し詳しく示していただきたいと思います。 124 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。坂口委員長。 125 ◯22番(坂口正視君) 再度お答えいたします。  審議をいたしておらんのではございません。説明は聞いて、それで今後の運営につきましては随分自信を持って運営していく、地域の活性化を図っていくんだというのが将来の運営方針であるわけでございますので、審議はいたしておらんというような誤解はひとつないように、十分審議をいたしておりますので、御理解願いたいと思います。 126 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。6番小郷昌一議員。 127 ◯6番(小郷昌一君) 議第142号7商工費の中の商工振興費についてお伺いいたします。  このたびの補正の中で一番メーンではなかろうかと思われます地域活性化事業補助金167万9,000円、これにつきましては、これだけ消費が冷え込む経済不況の中で、執行部の英断による大きな活性化が利用の仕方によっては図れるということであると思います。その中で、委員会におかれましては審議をされておられると思いますが、2点ほどお伺いいたします。  これにつきましては、商工会、商工会議所のという2つの券によって、それに5%をつけると。20枚に1枚。これにつきまして、商工会の方ではやはり500円券ということで、大量の保管とか事務手続を商工会だけでやるということで、事務的にもできない部分ができる。といいますのも、それは制限になるかと思いますが、会議所の方はやはり会議所の規則とかいろいろな制限があるかとは思いますが、委員会ではその制限についてはどのように審議されましたか。  また、先ほど言いましたように、調査事件第2号に書いてありますように、商工振興策について調査するというようになっておりますが、現場の調査もなされたか、なされていないか、その辺、2点をお伺いいたします。 128 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。坂口委員長。 129 ◯22番(坂口正視君) お答えいたします。  地域の活性化事業の補助金でございます。ただいま小郷議員さんからお尋ねがございました、商工会議所あるいは商工会の期間等についても詳細に聴取をいたしました。その結果、議案を可決いたしたわけでございます。その中で、まず見込んでいる事業量や事業の効果等についても、また実際に市民の立場からも「たまがき券」とか「まんさく券」の購入までの流れや消費の見込み、期間など、またより一層の効果を期待して、実施を急ぐ必要から準備作業を短縮いたしまして、実施時期繰り上げの可能性についても詳細に審査いたしたような状況でございます。  それから、もう1回再度のお尋ねは何でしたかな。1点だけ教えてください。 130 ◯議長(杉 修次君) 2点質問がございました。制限についてと、現場の調査をちゃんとしたかと、この2点でございます。 131 ◯22番(坂口正視君) 現場の調査ということになると、現場ということについてはいたしておりません。ただ執行部の説明を十分聴取して検討させていただいたということでございますので、御理解願いたいと思います。 132 ◯議長(杉 修次君) 委員長、もう1点、小郷議員の質問で、制限についてはいかが審議したかということです。 133 ◯22番(坂口正視君) 制限ということの……。 134 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩します。                             午前11時38分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時39分  開 議 135 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  坂口委員長。 136 ◯22番(坂口正視君) 再度お答えいたします。  ただいま利用の制限ということでございますが、その点につきましては審議をいたしておりません。 137 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩いたします。                             午前11時39分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時41分  開 議 138 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  答弁を求めます。坂口委員長。 139 ◯22番(坂口正視君) 大変失礼をいたしました。  小郷議員さんの質問に対して、制限ということにつきましては十分審議をいたしております。あくまでも地域で消費するのが基本でございます。そして、利用の促進を図って、上限を言ってはいたしておりません。自由に使用できるようにということで、その辺も確認をいたしております。 140 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。小郷議員。 141 ◯6番(小郷昌一君) 無制限に自由にというような委員長答弁でありますが、やはりこれは予算を組む場合においてこの167万9,000円で、この金額で地域活性化が図れるとは思っておりません。さきの執行部答弁では、足らないところは3月補正で上げるということでございました。やはりその中で無制限と言われても、私も調査した結果、その無制限、券の発券もあります。事務的なこともあります。それから、不正なこともある程度は、不正はさせないというようなことも聞いておりますが、その点を、委員会ではどのように押さえられたかを委員長にお尋ねいたします。 142 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。委員長。 143 ◯22番(坂口正視君) 再度お答えいたします。  この券の不正ということにつきましては非常に微妙なものがございます。そういうことで、その辺も十分審議をいたして、特に留意するようにというようなことで、そういう一面も促しながら決定をいたしたわけでございます。 144 ◯議長(杉 修次君) 委員長、今回が160数万の補正ですが、上積みの補正についてはいかがかということです。答弁願います。 145 ◯22番(坂口正視君) 上積みにつきましては本会議でも執行部からるる説明がございました。市長からもあったこともございますので、その点は御理解願いたいと思います。 146 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 147 ◯6番(小郷昌一君) この件につきましては、きょうの議決がされましたらあすから売り出すということになっておると思います。そうした場合、やはりあすの新聞の折り込みか何かにはこういうことが出ると思うんです。そのこともやはり委員会としてもよく理解されて、市民の方々に混乱もなく、本当に執行部が思われるような地域活性化になれば幸いです。しかしながら、やはり予算というものもある程度の制限もあるんじゃないかと思って私は聞いておるわけなんです。青天井ということはないと思うんです。それをどこで制限されるかというところをだれが規制というか、当然技術的なものもありますけれども、どの辺で。  といいますのは、1つには、商工会議所に任せたんだから、売るだけはするという考えもありましょうけれども、とはいいましても技術的なものもいろいろなことがあります。不正も防ぐ方法も何らか考えておられると思います。その点のことを委員会ではどのように審議されたかということをお聞きしたいわけです。 148 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。坂口委員長。 149 ◯22番(坂口正視君) 再度お答えいたします。  ただいま小郷議員さんの御心配の向きも十分考慮し、あすからの消費拡大ということにつきましては、委員会といたしましても十分精査をし、十分注意するようにということで執行部にも十分注意を促しながら決定を見ております。  以上、お答えといたします。 150 ◯議長(杉 修次君) 委員会の審議内容について答弁を求めます。答弁願います。坂口委員長。 151 ◯22番(坂口正視君) 委員会の報告につきましては皆さん方ひとつ御理解願いたいと思います。経過と結果といいますか、大体の大まかなところで報告をさせていただいておりますので、余り細かく入ると、今度は執行部がかわって説明せにゃいけんというような状況にもなるので、その点はやはり委員長報告に対しましては認識をいただきまして、経過と結果ということで大まかにひとつお尋ねしていただければ幸いではなかろうかなと思いますので、できればそのようにひとつお願いしておきたいと思います。 152 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩いたします。                             午前11時48分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 153 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  小郷議員の質疑に対する答弁を求めます。坂口委員長。 154 ◯22番(坂口正視君) 小郷議員さんの再度の質問にお答えいたします。  大口への対応についての考え方ということにお尋ねがございました。その件につきましては、商工会議所あるいは商工会が個別に対応するというようなことになっておることも確認をいたしております。  また、23日の発売ということにつきましては大体確認はいたしておりますが、具体的なPRの方法については、まだ準備段階であるので、確認をできていないというような状況でございます。  以上、お答えいたします。 155 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。15番前田宗良議員。 156 ◯15番(前田宗良君) 請願第29号神郷温泉について1点だけお尋ねさせてください。  委員会では非常にこの件については慎重に広範囲にわたる審議をしたということを先ほど委員長さんがおっしゃった。そしてまた、質問は項目をきっちりお伝えしてからしてくれということでございましたので、項目を1点に絞ってだけお尋ねしたいと思います。  神郷温泉の誕生からちょうどこの閉鎖まで十七、八年かかっておるかなというふうに感じておる次第でございますけれども、当初、復活さすのに3,000万とか6,000万とかという話が飛び交いました。ところが、それが意に反して非常に金額も安く、1,719万円というような予算計上をされて、その範疇でできるであろうということでございます。当然こうなってきますと、市民が一番関心事とするところは、委員会の中においてこの耐用年数、1,700万何がしかの金額で耐用年数がどれだけ持つものなのかどうかという御審議をされたと思うわけでございますけれども、その点について御回答をお願いします。 157 ◯議長(杉 修次君) ただいまの前田議員の質疑に対する答弁を求めます。坂口委員長。 158 ◯22番(坂口正視君) 前田議員に対するお答えをいたします。  1,700幾らの施設に対してのいわゆる耐用年数というお尋ねでございますが、耐用年数につきましては余り入っておりません。一応恐らくかなりの間運営できるだろうというように。何年まではありますとかどうとかというような具体的な論議はいたしておりません。 159 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。前田議員。 160 ◯15番(前田宗良君) 一番大切なことだろうと思うんですけれども、慎重審議をされたと言いながら、その耐用年数については全く審議をしていないと考えればいいわけでございますね。 161 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。坂口委員長。 162 ◯22番(坂口正視君) お答えいたします。  当然その点も問われるだろうと思いますが、耐用年数ということについて、それでは何年ぐらいどうとかというような具体的な審議は出ておりませんけれども、一応話の中には耐用年数はどれぐらいのものだろうかなというようなかりそめの話は意見の中には出ておったと思います。 163 ◯議長(杉 修次君) 再々質疑はございますか。 164 ◯15番(前田宗良君) ありません。 165 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございますか。1番藤澤正則議員。 166 ◯1番(藤澤正則君) 委員長にお尋ねいたします。  委員長報告の中で審査及び調査、結果、慎重審議をしたということでただいま報告をいただいております。その中で1点、私もこれから採決の中で判断をするのに重要な参考とさせていただきたいという議案が1つあります。議第142号平成20年度新見市一般会計補正予算の神郷の事業の予算でございます。これにつきましては、冒頭から委員長は十分な審議、また執行部から多様な資料等をもって十分な審議ができたというふうな報告がなされました。今回の補正予算はこの経費を計上されておるわけでございますが、委員会の中で、また一般質問でもありましたが、この施設のいわゆる今後の運営者の話がもう既に出ております。地元の振興会等がやるということで、これは私も総論で賛成ということで現在持っております。  さて、その中で、その経営者となる団体の審議もあったというふうに先ほどの報告でございましたが、いかんせんこの団体につきましてはまだ、私の考えるところでは任意団体であろうと思っております。そこで問題となってくるのは、この任意団体のいわゆるマンパワーと、それから経営計画や運営計画でございます。これが大変重要な今後の課題であろうと思いますが、そこまでの話もあったというふうに先ほどの委員長の報告でありましたので、この1点を質問させてもらいます。特にこれから事業を展開する中では経営計画、やはり試算をもって、いかようのお金をもって地元がやるか、大変私どもも心配しております。それから、運営計画でございます。これからの事業展開においてはそのマンパワー、地元雇用も結構でございますが、私が心配するのは、前に進むだけのそれだけの準備が大変だろうと。そういう意味で、委員会でそのような話もあったということでございますから、どういうふうな質問や、また調査をされたのか、この1点、委員長にお尋ねいたします。 167 ◯議長(杉 修次君) ただいまの藤澤議員の質疑に対する答弁を求めます。坂口委員長。 168 ◯22番(坂口正視君) 藤澤議員さんにお答えいたします。  ただいまの質問は非常に関心を呼ぶところだと思います。あくまでも今後の運営というものがまず問われるところであります。そういう中で、我々委員会といたしましては、どういう形で運営していくのかということがまず1点。その中には地域の振興会、地元の振興会という組織の中で運営していきますと。それに大体委託をゆだねるという考え方はございますけれども、あくまでも、先ほど言いましたように、指定管理者制度はやはり審議会をもって決定するということも要求しながら、そういう工程でやりますと。そして、それなら絶対的に間違いありませんかと。後で憂うということがあってはならんのですがというような意見も出ました。その中で当然執行者としては是が非でも地元のために運営して、そして地域活性のために努力するんですと、自信を持ってあくまでも運営していくというように一応申されましたので、運営方針についても忌憚のない意見を審議し、それを了として我々委員会としては決定を見たということでございますので、お答えをいたします。 169 ◯議長(杉 修次君) 坂口委員長、経営計画の中で、地元の任意団体としたらその試算的なこと、そこら辺はどうなっているか、そこら辺のこともありました。 170 ◯22番(坂口正視君) 再度お答えいたします。  運営計画についての試算的なものについてはまだ具体化されておりませんので、我々委員会としても、執行部はそういう提案はいたしておりませんので、審議はいたしておりません。 171 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。藤澤議員。 172 ◯1番(藤澤正則君) 委員長から、運営計画などについては委員会で審議していないと。執行部から大丈夫だという意見を聴取して決定されたと今言われましたが、その前に、今の答弁の中で委員長は、運営については慎重審議、調査したと先ほどお答えいただきましたので、その審議した内容をお答えいただければと思いますが。再度お願いいたします。 173 ◯議長(杉 修次君) 答弁願います。 174 ◯22番(坂口正視君) 審議したという解釈ですよね、その辺は。ですから、運営についての審議はあくまでも地元の振興会の組織の中で運営するということを審議したのであって、その辺のとらえ方については御理解願いたいと思います。 175 ◯議長(杉 修次君) 藤澤議員。 176 ◯1番(藤澤正則君) これで最後の質問になります。  といいますと、当委員会では、あくまでも今回は議論の中では改修事業費の予算でございますが、聞きますところによりますと、今言う、これから受けられるであろうというその団体までの審議に入ったということで今回私が質問させてもらっております。本来ならば、議第142号は今回改修する予算でございますが、委員会でそこまでやられたということでございますから、質問させてもらいます。  最後に、それでは、委員長に質問させてもらいます。執行部からの大丈夫だという言葉をいただいて、地元との確認はせずに、それを可と認めて委員長の報告となったというふうに解釈すればよろしいですか。 177 ◯議長(杉 修次君) 坂口委員長。 178 ◯22番(坂口正視君) 再々度お答えいたします。
     あくまでも執行者の説明を十分聴取し、決定したという一語に尽きます。 179 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございますか。10番土屋晋議員。 180 ◯10番(土屋 晋君) 私は予算の方から、同じく神郷温泉についてお聞きしたいと思います。委員長、お尋ねするものですが、明快にお聞きしますので、御答弁をお願いしたいと思います。  この予算というのは、先ほども同僚議員が言われましたように、改修等の予算を組み込んでおるわけですけれども、委員会の中で、実はこの予算をつけるということは、期日は4月であろうと思いますけれども、新年度4月から再オープンをするという前提のもとに予算づけ、改修工事を考えておると。でなければ、恐らくこの神郷温泉は市民の多くの声、神郷支局また神郷審議会、地元の皆さんの声以外で考えるならば、神郷温泉閉鎖もやむなしという声が大多数を占めておったと私は理解しております。がゆえに、新たに予算づけをするということは再オープンを念頭に予算づけがつけられておるということであったろうと理解をしております。  そこで、委員会として、再オープンするのに、先ほども指定管理者の話が出ましたけれども、地元との協議もこれから残っていると。詰めも残っている。これも執行部も多分言われておったと思いますが、上がってくるのは、指定管理者制度にのっとって地元の、どういう形であれ、地元の会社なのか団体なのかNPOなのかわかりませんけれども、そういった団体が上がってくるであろうと。しかし、それは我々にとってみれば、議会から見ると当然3月定例議会に出るのか、6月定例議会に出るのか、9月定例議会に出るのか、なかなかはっきりと回答をまだいただいていないと思うんです。4月オープンということになれば3月定例議会かなとも思うんですけれども、そうなれば、そこで否決するわけにはなかなか難しくなる。そういう意味で、今回のこの12月議会が非常に大事な審議であるというのは間違いのなかったものであると私は認識しております。  そこで、委員会の中で執行部との協議の上で、これからの指定管理者を設定するに当たってのスケジュールについてどういう流れになるのか、その点だけをはっきりお示しいただきたいと思います。 181 ◯議長(杉 修次君) ただいまの質疑に対する答弁を求めます。坂口委員長。 182 ◯22番(坂口正視君) 土屋議員にお答えいたします。  もちろん指定管理者制度によって運営することになろうことは当然執行者としても説明をいたしておりました。その作業について、一応今回議決いたしたならば、当然3月かあるいはそこら辺には恐らく出るだろうと。そういう予定はしておるということで、それなら具体的にいつどうということではございませんでしたけれども、指定管理者制度によって設定をし、運営していくことには間違いありませんと。ただし、その指定管理者の設定時期がいつかということにつきましては3月議会、その辺が大体じゃないですかという話も出ておりますが、それじゃ、いつにこうという具体的に決めたものではございませんけれども、審議の過程の中ではその辺も十分精査してまいったような状況でございます。 183 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。 184 ◯10番(土屋 晋君) よろしいです。 185 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。──ないようですから、経済建設常任委員長の報告を終わります。 186 ◯22番(坂口正視君) さっそくの御理解ありがとうございました。 187 ◯議長(杉 修次君) 次に、議会運営委員長に願います。20番山本久美子委員長。               〔20番 山本久美子君 登壇〕 188 ◯20番(山本久美子君) 御報告をいたします。  平成20年12月22日、新見市議会議長杉修次殿。新見市議会議会運営委員会委員長山本久美子。  委員会の経過及び結果について御報告いたします。  議会運営委員会に付託された事件について、調査の経過及び結果を次のとおり報告いたします。  (1)調査の部、調査第1号議会運営の効率化について、調査第2号議会の会期について、調査第3号議案等の取り扱いについて、調査第4号その他議会調整等に関する事項について、以上4件は、閉会中調査研究することに決定いたしました。  以上、報告をいたします。 189 ◯議長(杉 修次君) 以上で議会運営委員長の報告を終わります。  次に、ラストワンマイル事業調査特別委員長に願います。10番土屋晋委員長。               〔10番 土屋 晋君 登壇〕 190 ◯10番(土屋 晋君) 御報告いたします。  平成20年12月22日、新見市議会議長杉修次殿。新見市議会ラストワンマイル事業調査特別委員会委員長土屋晋。  特別委員会の経過及び結果について報告いたします。  ラストワンマイル事業調査特別委員会に付託された事件について、審査及び調査の経過及び結果を次のとおり報告します。  記、1、議案の部、議第142号平成20年度新見市一般会計補正予算(第5号)、第1条(歳入歳出予算の補正)第1項及び第2項中、第1表歳出のうち、2総務費(総務費の関係部分)、本議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定いたしました。  2、調査の部、(1)案件、ラストワンマイル事業について諸般の調査研究を実施する。  (2)調査の経過。  平成17年6月30日本特別委員会を設置し、委員12名を選出後、第1回委員会を開き、委員長土屋晋、副委員長山口康史議員を選出し、今後の運営等について、協議する。  1つ、平成17年7月19日第2回委員会を開き、調査事件として、ラストワンマイル事業計画の経過及び整備基本計画書(概要版)、(広域事務組合からの経過と今後進めていくラストワンマイル事業の整備基本計画)について、調査研究する。  1つ、平成17年8月19日第3回委員会を開き、調査事件として、ラストワンマイル事業整備基本計画、(概算事業費、県内のCATV事業者、事業実施スケジュール、交付金事業と起債事業、情報化推進審議会)について、調査研究する。  1つ、平成17年8月23日美作市勝田総合支所を行政視察し、総合光ファイバー網整備事業、総合光ファイバー網映像伝送施設整備事業について、調査する。  1つ、平成17年9月16日第4回委員会を開き、定例会付託案件の審査のほか、調査事件として、1、県内のCATV加入率について、1、HFCとFTTHの比較について、1、テレビ共聴施設の現状と対応について、1、地域情報通信ネットワークの維持費について、1、審議会委員・アドバイザーの委嘱について、調査研究する。  1つ、平成17年10月18日第5回委員会を開き、調査事件として、ラストワンマイル事業実施設計業務について、1つ、e-むらづくり計画策定業務の詳細について、1つ、光ファイバーの民間開放について、1つ、住民説明会における意見などについて、調査研究する。  1つ、平成17年11月22日第6回委員会を開き、調査事件として、ラストワンマイル事業の進捗状況について、今後の事業スケジュールについて、住民説明会の実施状況などについて、調査研究する。  1つ、平成17年12月16日第7回委員会を開き、定例会付託案件の審査のほか、調査事件として、住民アンケート、地区説明会について、ラストワンマイル整備実施設計業務のスケジュールなどについて、調査研究する。  1つ、平成18年1月26日第8回委員会を開き、調査事件として、地域情報通信ネットワークの光ファイバー芯線の開放について、市と通信事業者が維持管理する負担区分について、同軸ケーブル用既設光ファイバーを支線の一部芯線として活用する場合の構築方法などについて、調査研究する。  1つ、平成18年1月26日高梁市の株式会社吉備ケーブルテレビを行政視察し、放送、通信事業について、調査する。  1つ、平成18年2月16日第9回委員会を開き、調査事件として、通信事業者の選定結果について、住民アンケート結果の報告について、通信・放送についての利用料金などについて、伝送路の保守管理についての行政負担の軽減について、阿新広域事務組合が整備した公共ネットワークの活用について、調査研究する。  1つ、平成18年3月16日第10回委員会を開き、調査事件として、新見市地域情報化計画及び新見市e-むらづくり計画の答申について、テレビ共聴組合などのケーブル撤去、処分に対する支援について、ソフトの活用について、調査研究する。  1つ、平成18年4月17日第11回委員会を開き、調査事件として、下水道FTTH事業との連携について、告知放送機器について、テレビ共聴アンテナなどの対応について、調査研究する。  1つ、平成18年5月17日第12回委員会を開き、調査事件として、事業のスケジュールについて、宅内工事などについて、テレビ共聴組合への支援などについて、調査研究する。  1つ、平成18年6月27日第13回委員会を開き、調査事件として、告知放送機器の設置基準について、伝送路の保守管理について、調査研究する。  1つ、平成18年8月10日第14回委員会を開き、調査事件として、放送事業者の選定について、テレビ共聴施設撤去費の補助について、調査研究する。  1つ、平成18年9月22日第15回委員会を開き、定例会付託案件の審査のほか、調査事件として、携帯電話の不感地域解消について、ソフトの活用について、調査研究する。  1つ、平成18年11月6日第16回委員会を開き、調査事件として、放送事業者の決定について、放送サービスの利用料金について、放送サービスの加入率向上について、調査研究する。  1つ、平成18年12月20日第17回委員会を開き、調査事件として、通信・放送サービスの概要と利用料金について、調査研究する。  1つ、平成19年2月1日第18回委員会を開き、調査事件として、光変換器等の設置状況及び今後の見通しについて、調査研究する。  1つ、平成19年3月14日第19回委員会を開き、定例会付託案件の審査のほか、調査事件として、通信サービスの利用料金決定の経過などについて、IRU契約の考え方について、調査研究する。  1つ、平成19年5月14日第20回委員会を開き、調査事件として、事業所通信サービスの利用料金について、告知放送、放送サービスの運用開始時期について、調査研究する。  1つ、平成19年6月15日第21回委員会を開き、調査事件として、通信サービスの募集時期について、インターネット加入見込みと加入促進について、テレビ共聴組合に対する説明会の内容について、テレビ共聴施設撤去費の補助について、事業所向け通信サービスシステムと利用料金について、調査研究する。  1つ、平成19年8月10日第22回委員会を開き、調査事件として、遠隔医療、子供見守り、防災管理システムについて、携帯電話の不感地域解消工事の進捗状況について、調査研究する。  1つ、平成19年9月11日第23回委員会を開き、定例会付託案件の審査のほか、調査事件として、ラストワンマイル推進部会の進捗状況について、放送サービスの開始時期について、既存ケーブルテレビ会社との関係について、調査研究する。  1つ、平成19年11月6日第24回委員会を開き、調査事件として、放送、通信サービスの募集開始時期について、テレビ共聴組合のケーブルテレビ加入動向について、放送、通信サービスの加入促進策について、防災無線放送設備の扱いについて、調査研究する。  1つ、平成19年12月19日第25回委員会を開き、定例会付託案件の審査のほか、調査事件として、告知放送機器設置の不同意者への対応について、加入率と利用料金の見直しについて、サービス開始時期の加入率の見込みについて、行政放送の内容について、調査研究する。  1つ、平成20年2月12日第26回委員会を開き、調査事件として、通信サービスIRU契約内容の開示について、放送サービスIRU契約の締結時期について、事業所告知放送機器の設置状況について、調査研究する。  1つ、平成20年3月14日第27回委員会を開き、定例会付託案件の審査のほか、調査事件として、情報政策課の体制と予算について、ソフト開発の現状について、ソフトに関する市民アイデアの蓄積について、情報化推進委員会について、調査研究する。  1つ、平成20年5月7日第28回委員会を開き、調査事件として、緊急通報装置について、地域限定放送について、テレビ共聴組合の加入動向について、放送サービス利用料金の高齢者等への配慮について、調査研究する。  1つ、平成20年6月25日第29回委員会を開き、調査事件として、テレビ共聴施設撤去費の補助にかかる算定単価について、市庁舎内のIP電話化について、ソフト開発の方向性と資金調達について、IPv6への対応について、調査研究する。  1つ、平成20年8月25日第30回委員会を開き、調査事件として、個人アンテナ等の撤去対策について、ケーブルテレビの放送内容について、ケーブルテレビの加入促進について、調査研究する。  1つ、平成20年9月24日第31回委員会を開き、定例会付託案件の審査のほか、調査事件として、ケーブルテレビの加入率と接続率について、IP電話の加入促進について、調査研究する。  1つ、平成20年11月18日第32回委員会を開き、調査事件として、ケーブルテレビの接続率について、テレビ共聴組合の加入動向について、電気代、共架料等維持管理費の実績について、調査研究する。  1つ、平成20年12月18日第33回委員会を開き、調査事件として、告知放送チャンネルのJA利用について、放送など事故時の市民への広報について、調査研究する。  (3)調査の結果。  平成17年6月にラストワンマイル事業調査特別委員会を設置し、3年7カ月間にわたり、33回の委員会を開き、2回の視察を実施し、ラストワンマイル事業が市民サービスの向上につながる事業効果が十分上げられるよう、あらゆる面から調査研究を重ねてきたところである。  調査研究過程において、資料・情報提供の不十分な点や放送・通信サービス利用料金の決定に意見が反映されないなどの問題点はあったが、下記の事項について、委員会の意見や市民の声の反映により、実現、改善を図ることができた。  1)テレビ共聴施設撤去費の補助制度  2)告知放送機器の事業所設置と設置費の軽減  3)プロバイダーの拡大と低価格サービスの提供  4)放送チャンネルの充実  5)総事業費の抑制  これらにより、情報化社会の進展の中で、都市との情報格差の解消を目的として、FTTH事業とあわせ、全戸に光ファイバーを接続する本市の情報通信基盤が整備できたことは、市民生活と市民サービスの向上に大きな期待ができる。  今後は、地域振興につながるよう情報通信基盤の有効活用のための積極的な施策の展開が望まれる。  (4)今後の課題。  1)情報通信基盤の有効活用。  医療、福祉の充実、防災、環境保全など市民生活の向上・安定と雇用を生み出す産業振興につながる積極的な活用を図るため、次の事項について積極的な努力をされたい。  1.市民生活、市民サービス向上のためのソフトの充実と開発をすること。  2.産業振興につながるソフト開発の支援及び起業化、新事業の開発などの支援をすること。  3.市民、事業所の加入促進のため、提供する情報内容の充実、利用料金の見直し、使いやすい端末機器の開発をすること。  4.市民の意見や発想を生かした情報化の推進をすること。  5.地域の特性、個性を生かした活用をすること。  2)情報通信基盤の維持・発展。  情報通信基盤の有効活用のためには、情報通信基盤の将来にわたる安定的な維持管理と計画的な充実発展が必要であり、次の事項について積極的な努力をされたい。  1.維持管理費の圧縮をすること。  2.維持管理体制の整備・充実をすること。  3.災害に強いシステムづくりをすること。  4.計画的な端末機器等の更新・導入をすること。  5.計画的な新技術への対応をすること。  以上であります。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 191 ◯議長(杉 修次君) ただいまのラストワンマイル事業調査特別委員長の報告に対する御質疑はございませんか。9番橋本亨子議員。 192 ◯9番(橋本亨子君) ラストワンマイル事業については事業がもうサービス展開されるという状況になっているわけなんですが、特別委員会について委員会を33回開き、この事業についての事業内容、また取り組み方、こういったことを深めてこられたという報告も今聞いたわけでございますが、委員長に伺いたいんですが、この事業について総額、広域事務組合当時からいえば120億を超す、121億ぐらいですか、莫大な事業費というのがかかっているわけなんですが、市民の中でもいろいろとこれに関しては議論があったところでありますが、特別委員会としてこういった住民側のこの事業に対しての意見を聞く、こういう機会をつくられなかったというわけなんですが、なぜなんでしょうか。特別委員会の中では、事業にそもそも取り組むに当たって、前段としてまずすべきは、住民の意向がどうなのか、このあたりの調査が要ったのではないかというふうに思うんですが、その辺をされなかった、これはどうしてなのか、委員会の中ではその点をどのように議論されたのか。今報告いただく中ではその点には触れられていないわけで、そこをお聞かせいただきたいと思います。 193 ◯議長(杉 修次君) ただいまの橋本亨子議員の質疑に対する答弁を求めます。土屋委員長。 194 ◯10番(土屋 晋君) 橋本議員の御質疑にお答えしたいと思いますが、なるほど報告の中には、市民の声を直接または間接、どういう形で聞いたという具体的な内容の列挙はなかったようには理解いたしますが、ある意味で、2つの点でお答えとしたいと思いますが、1つは、我々の調査特別委員会というのは議会の中で付託を受けて、ラストワンマイル事業について専門的に12名の議員を擁して審議をする。当然執行部から出てまいります議案及びそれに類似するものを協議し、審議していくわけでありますけれども、その審議をするという働きはもちろんありますが、もう一つは特別委員会としての、1つは議員として、特別委員としての市民の声を広く調査研究するのも調査事件の中に入っております。議会議員として広く一般の市民の声を聞くというのはもちろんですけれども、特別委員としてはラストワンマイル事業に関するさまざまな市民の方々の、右から左、上から下、いろんな方々の御意見を集約して特別委員会に持ってきていただくというのが責務であろうと私は理解しておりますので、何ら特別委員会12人のメンバーが市民の声を無視して協議しているということは理解しておりません。十分御意見の中にも市民の要望、または地域の要望、団体または個人、会社、いろんな方々の要望を持ってこられて審議したと自負しております。これを答弁としたいと思います。 195 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。橋本議員。 196 ◯9番(橋本亨子君) 当然特別委員会のメンバーのそれぞれの委員の皆さんが住民の意見を聞きながらその声を反映させていく、これは委員とすれば当然の仕事であり、それをやられるというのもまた当然のことではありますが、そうではなく、特別委員会としていろいろと議論があった、住民の側でも議論があったこの問題に対して、独自に特別委員会として住民の意向をしっかり何らかの形で聞こうというような、そういったことはなぜされなかったのかというのを聞いているんです。報告の中の項目ごとにずっと読んでいただきましたものを聞きましても、執行部側がいわゆる事業を執行しよう、実行したいという、この執行部側の方が住民説明をするとか、アンケートをとるとか、こういうことをやられて、その結果に基づいて特別委員会も議論をされているようなんですが、特別委員会独自としてのもの、こうったことをしようという議論はなかったのかというのを聞いているんです。 197 ◯議長(杉 修次君) 土屋委員長。 198 ◯10番(土屋 晋君) 御質疑の内容はよくわかります。お答えしたいと思いますが、例えばいろんな意見があられたと思います。特に121億、122億の金をかけて、それに対する投資効果、または今後の展望などについての御意見というのは本当に千差万別、いろいろな角度からのお声もお聞きしたりしておりました。特別委員会が独自な調査という点では、例えば市民の皆さんに対する集会とか集まりの中で御意見を聴取するという形はとっておりません。なぜとっていないという審議は委員会の中ではいたしておりませんが、そのような意見を聞くという姿勢はとにかく特別委員会は持っておりますので、例えば執行部側が説明会等を開いて市民への説明なり内容報告等をされるようなときにも当然委員の皆さんもお出かけいただいたり、直接お声を聞いたり、そういった場を利用させていただいているというのも事実であろうと思います。確かに特別委員会としての独自な市民団体や集まりや集会を開いて事情聴取をするという考えには至らなかったのは事実でございます。
    199 ◯議長(杉 修次君) 再々質疑はございますか。橋本議員。 200 ◯9番(橋本亨子君) 今の委員長のお答えを聞いておりますと、どうも事業を進めるということをまず大前提で是とした形から特別委員会の議論が行われたのかなというような気がするわけなんです。  特別委員会というこの位置づけの問題なんですが、この莫大な事業予算をかける、全市挙げての大きな事業、これに取り組むという問題については、特別委員会を最初に立ち上げる段階でも、全議員がこの特別委員会に入り、本当に広く住民の意見、声をその中に反映させてやっていくべきではないか、この議論もあったと思うんです。それが、限られた特別委員のメンバーの中での議論ということで特別委員会の構成が決定されたということなんですが、それだけに非常に責任は重大なものがあったというふうにも私は思っているわけなんです。  特別委員会の、委員長の判断だったのかどうなのか、そこの確認もしたいんですが、なぜ住民の全体に特別委員会として広く声を聞いていこうという、最初の段階ですよ、事業そのものをどうするかという最初の段階で、特別委員会としてそういう公平な立場からこの事業の是非を問うようなアンケート調査をするとか、そういう形での住民の意見を酌み上げるというための努力をなぜされなかったのか、その辺をもう一度お願いします。 201 ◯議長(杉 修次君) 土屋委員長。 202 ◯10番(土屋 晋君) 再々質疑にお答えしたいと思いますが、まず前提として、この事業というのは我々新見市議会がラストワンマイル事業ということの推進に向けて議決をした事業でございます。ですから、当然特別委員会設置においてもこの事業を廃止するための審議をするわけはありません。推進に向けての協議をしていくのが我々の特別委員会であります。そして、その中でいろいろ問題が起きたり、または市民の要望を加えたり、修正をかけたりするのが特別委員会の姿だろうというのが私は前提として基本的に考え方として持っておりました。  もう1点は、住民の声を聞くという点でありますが、これも、住民の声を反映するにはいろいろな反映の仕方があると思っております。議員が言われるように、どういう方々をどういうふうに聴取して御意見を聞くというのは、それはさまざまなケースとしてはあるかもしれませんが、我々に与えられている使命というのが調査特別委員会としての個々の委員の、または個々の議員としてのその住民との接点、または住民のお声を聞く、そういう働きの中での住民の意見、意識を議会に持って上がっていただくというのも、これも大前提として考えております。ですから、とりわけ私がああする、こうするというものではなく、委員長裁量の点もありますけれども、委員会の中で委員の皆さんと協議をしながらやり方を進めてきたというのが経過でございまして、決して私1人の判断ではありません。  もう1点は、それでは住民の意見が反映されていないかというと、委員はどう思われているかはわかりませんが、私は決してそう思ってはおりません。この事業に対する意見の聴取、または市民の皆さんの要望をできる限り、できる限りであります、100%パーフェクトとは言いませんが、できる限りの努力をして執行部との協議の中でこの事業に組み込んでいく。この報告書の中にもある程度の経過または報告として成果を上げさせていただいている点もその点でございます。ですから、決して住民の声が上がっていないとは理解しておりません。 203 ◯議長(杉 修次君) ほかに質疑はございませんか。──ないようですから、以上で各委員長の報告並びに質疑を終結いたします。  しばらく休憩をいたします。                             午後1時48分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時0分  開 議 204 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  これより討論に入ります。  まず、原案に対する反対者の発言を許します。9番橋本亨子議員。 205 ◯9番(橋本亨子君) 委員長報告に対してもいろんな角度からの質疑をさせていただく中で、出されておりますそれぞれの委員会の結果に対して同意ができないものがございますので、反対の討論をさせていただきたいと思います。  今回、議案全体では合計24件、そして報告が1件、あとは請願・陳情ということなんですが、議案の部については議第142号の一般会計補正予算、この中の商工費の観光施設費、工事請負費の1,719万1,000円という、この神郷温泉の漏水防止工事の予算の部分の問題について同意ができないというふうに判断いたしました。  それから、請願・陳情の部でございますけれども、一般会計補正予算の関係とも関連が出てくる請願29号、それから陳情34号、35号、37号について、委員会それぞれの出された結論に対して同意ができないということで討論をさせていただきたいと思います。  まず、142号の一般会計補正予算でございますが、この神郷温泉の漏水防止工事、これの問題については、旧神郷町時代に約22億円かけて建設された神郷温泉、この施設を今後どうしていくのか、こういう問題であるわけなんですが、温泉施設というのは自治体が本来するべき仕事ではないというふうに私は思っております。旧町時代につくられたものではございますが、自治体の使命というのは、住民の安全を守ること、健康を守ること、生活を守ること、そして福祉を守ることが第1の責務として記されているわけですが、本来こういうレジャー性のある施設については民間がやるべき事業であるというふうに思います。市民の血税を投入するべきではないと思っております。健康増進施設と言われているわけなんですが、財政圧迫の要因となり続けるものであるというふうに思います。  それから、委員会の審議の中身について委員長からの御報告を聞かせていただきますと、運営の面では今後指定管理者制度にしていくということでございますが、具体的な今後の見通しについてもまだまだ解明していかなければならない、そして方針もしっかり持っていかなければならないという、こういう面も持っているわけでございます。合併して4年がたつこの時期、市の財政状況も決して楽な状況ではない、こういう中で各自治体が持っている施設を今後どうしていくのか、こういうことでもしっかりとした見通しを立てていく、精査をする、こういうことが今本当に大事な時期に来ているというふうにも思います。執行部では行財政改革大綱、これに基づく行財政改革を推進する立場もとっておられるわけで、そういった意味からも、どこの事業をどう見直すか、どこをどうしていくのか、こういう点についてしっかりとした議論が要ると思うんです。  私は前段で申し上げましたように、この温泉施設、もともと採算の見通しがなくどんどん税金が投入されてきたという点もありますし、本当にここでこれを施設改修してまた続けていくという、こういうやり方というのは認めることができない、この立場でありますので、この点について指摘をし、反対をさせていただきます。  それから、請願29号、この問題に関しての請願が出されている、温泉存続ということがうたわれているものでございますので、関係してきます。これについて、委員会では採択でございますが、同意ができません。  それから、陳情の34号、35号の問題でありますが、これについては非常にいろんな長い期間での経過を含む問題にもなります。ここでこれを不採択という結論がこの両陳情とも出ているわけなんですが、私は調査をしっかりしていく必要性があるということを感じておりまして、特に35号は所管の委員会でございますので、委員会の中でも継続して事実関係を調査するべきではないかということで意見を申し上げ、この継続を求めたところでございますが、34号の問題については、いろいろとこの問題についての調査をしたところ、今回この陳情を審議するに当たって委員会に今回は資料が出ていないというようなことも漏れ聞いているわけなんですが、こういうことがあるわけで、十分な審議をするための状況も整っていないということもございます。よって、この2件については継続して調査していくべきではないかと思いますので、不採択という結論が出ていることには同意ができません。  それから、陳情の37号の問題でございます。消費税の増税中止の意見書を求める陳情、この問題についてでございますが、委員会で不採択という結論が出ているということで、本当に残念でなりません。今本当に金融危機の影響、そして景気の悪化の問題、こういうことで暮らしへの不安が深刻になっているとき、政府が打ち出した経済対策、一瞬の2兆円のばらまきという給付金を支給する。それで一方では3年後に消費税を増税していくということもセットで発表しているわけで、このことについて、多くの国民が今本当に暮らしが大変なときに消費税を上げられてはたまらない、今この消費税増税はすべきではないという声が大きく広がっているわけでございます。そうした地域の声をしっかりと委員会としても酌み上げていただきたいと思います。  それで、社会保障の財源のために消費税の増税もやむなしということの話も委員会の中でも出たということなんですが、消費税の制度の仕組みの中には仕入れ税額控除方式という方式があって、輸出戻し税というのがございます。このことによって、巨大輸出企業が外国に自動車やテレビを輸出した場合、消費税分を還付するという、こういうものがあるわけですが、平成20年度予算書によると、トヨタなど巨大企業に対する還付税金というのが全企業で4兆円、大変な額になっておりますが、総消費税収の3割が還付されるという、こういうことになっているそうで、国内での車の販売分の消費税についても輸出戻し税と相殺されているために、今は納めていないという状況だそうでございます。これは専門家の分析なんです。  そういうことがあるかと思えばまた、資本金10億円以上の企業、これについては法人税と法人住民税、法人事業税の3税についての租税公課の合計額が、1997年からの10年間の状況を見ても、経常利益、これが合計で17兆円を超えておりますが、その中で払った税金はたったの1兆円ということなんです。しかし、消費税制度が始まって以来、こういう大企業向けの法人3税の関係でいっても、大企業が納めた消費税の総額というのが159兆円、これは消費税制度が始まっての19年の間。そして、国民の皆さんが払った消費税の総額というのが188兆円にもなっているわけです。本当にこの消費税制度の仕組みの矛盾というのもしっかりと見ていただきながら、所得の低い人にほど重い負担がかかるという逆進性を持っている消費税制度の仕組みがあり、今本当に皆さんがこの消費税がさらに引き上がっていけば買い控えをしたり、消費がさらに落ち込むところにそれがつながるという、こういう悪循環をもたらすことにもなるわけでございます。ですから、消費税の増税をしてほしくない、こういうことが切実な声として上がっている。これを委員会としても委員の皆さんはしっかりと受けとめていただきたいと思います。  そして今、世界的な流れの問題で言えば、この景気低迷の問題に端を発して、ヨーロッパの国などは消費税の引き下げをしようという動きが起こっております。イギリスなどでも消費税の引き下げをする、こういう方向が出ておりまして、日本の消費税よりも負担の割合というのは高いわけなんですが、消費を引き上げるためにもこういう対策が要るということで、欧州経済回復計画の中でも、この困難な時期に最も困っている人を支援するのが基本原則だということで、購買力の強化と需要をふやすことが大切であるということから、消費税の税率の引き下げの動きなども起こっております。  こういうことなどを御理解いただきまして、消費税増税をしないようにと国へしっかり意見を上げ、政府に改善を求めるための働きかけを我が新見市議会としてもしていきたいと思いますので、ぜひ御賛同いただきたいと思います。よろしくお願いします。 206 ◯議長(杉 修次君) ほかに反対者の討論はございませんか。──ないようですから、次に、原案に賛成者の発言を許します。──ないようですから、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております案件のうち、議第142号平成20年度新見市一般会計補正予算(第5号)、請願第29号神郷温泉存続を求める請願書、陳情第34号「同和問題解消に資する調査・研究報告(2)」の全文を関係委員会委員に配布させた者の責任を明確にし、保有公文書情報公開法及び新見市情報公開条例を援用して、管理・使用することの陳情書、次に、陳情第35号名誉回復に関する陳情、同第37号消費税増税中止の意見書を求める陳情、以上を除くその他の案件については、各委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 207 ◯議長(杉 修次君) 御異議なしと認めます。よって、議第142号、請願第29号、陳情第34号、同第35号、同第37号を除くその他の案件については、各委員長の報告のとおり決定されました。  これより議第142号平成20年度新見市一般会計補正予算(第5号)を起立により採決いたします。  委員長報告は原案可決でございます。議第142号平成20年度新見市一般会計補正予算(第5号)を委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 208 ◯議長(杉 修次君) 起立多数と認めます。よって、議第142号は委員長報告のとおり決定されました。  次に、請願第29号神郷温泉存続を求める請願書を起立により採決いたします。  請願第29号は、委員長の報告は採択であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 209 ◯議長(杉 修次君) 起立多数と認めます。よって、請願第29号は委員長報告のとおり決定されました。  次に、陳情第34号「同和問題解消に資する調査・研究報告(2)」の全文を関係委員会委員に配布させた者の責任を明確にし、保有公文書情報公開法及び新見市情報公開条例を援用して、管理・使用することの陳情書を起立により採決いたします。  委員長の報告は不採択であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 210 ◯議長(杉 修次君) 起立多数と認めます。よって、陳情第34号は委員長報告のとおり決定されました。  次に、陳情第35号名誉回復に関する陳情を起立により採決いたします。  陳情第35号は、委員長の報告は不採択であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 211 ◯議長(杉 修次君) 起立多数と認めます。よって、陳情第35号は委員長報告のとおり決定されました。  次に、陳情第37号消費税増税中止の意見書を求める陳情を起立により採決いたします。  委員長の報告は不採択であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 212 ◯議長(杉 修次君) 起立多数と認めます。よって、陳情第37号は委員長報告のとおり決定されました。          ──────────────────────── 日程第2  発議第12号 介護保険制度の見直しと改善を求める意見書(案) 213 ◯議長(杉 修次君) 日程第2に入ります。  ただいま津島大孝市民生活常任委員長から発議第12号介護保険制度の見直しと改善を求める意見書(案)が提出されておりますので、ごらん願います。  発議第12号を議題といたします。  この際、発議者から提案理由の説明を求めます。津島大孝市民生活常任委員長。               〔4番 津島大孝君 登壇〕 214 ◯4番(津島大孝君) 委員会発議をさせていただきます。案文を朗読して説明にかえさせていただきます。  平成20年12月22日、新見市議会議長杉修次殿。提出者、新見市議会市民生活常任委員会委員長津島大孝。  介護保険制度の見直しと改善を求める意見書(案)の提出について。  上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条第2項の規定によって提出いたします。  発議第12号介護保険制度の見直しと改善を求める意見書(案)。  介護・福祉の充実は「安心した老後を送りたい」という地域の方々のこころからの願いです。しかし、今、地域の介護は崩壊の危機に瀕しています。  この間、給付費を抑制する目的で介護報酬は過去2回連続して引き下げられました。  そのため、経営難、人材難に拍車がかかり、介護の必要な方は地域にあふれているのに、サービスの担い手がいなくなり、献身的な事業者・従事者に重荷がかかってきています。これ以上のしわ寄せは、事業者や従業員にとって限界です。  だれもが必要な介護サービスを利用できる「介護の社会化」の実現と、それを支える介護職員が、専門性を高め、生き生きと働き続けられる環境整備は急務です。  つきましては、介護保険の充実のために下記の事項を求めるものであります。  記、1.介護報酬を引き上げ、職員の給与・労働条件の改善と大幅な増員を実現すること。  2.利用者負担の軽減を図るとともに、必要な介護が保障される制度に改善すること。  3.介護保険に対する国の負担を大幅にふやす財源を確保すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成20年12月22日、新見市議会議長杉修次。  本件提出先、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣。  以上です。御賛同のほど、よろしくお願いします。 215 ◯議長(杉 修次君) これより、ただいまの発議案に対する質疑に入ります。御質疑はございませんか。10番土屋晋議員。 216 ◯10番(土屋 晋君) 委員長に1点だけお伺いしたいと思いますが、発議第12号の意見書案の内容を見ますと、国内の介護状況と今後職員給与等労働条件の、給与等の引き上げなんかも国とのすり合わせでそれ以上のものを求めていこうという方向では間違いないと思うんですけれども、ここにないものが、日本の国内に今から外国から介護の要員が入ろうとしておりますね。そういった点の部分が何もないので、あえてお尋ねするという形になるかもしれませんが、委員会の協議の中で、そういう福祉の政策も大きく変わろうとしている国の現実と地方の現実とのすり合わせみたいなものはこの文章の中には組み込んでおられるのかどうかという、その点だけ聞かせてください。 217 ◯議長(杉 修次君) ただいまの土屋議員の質疑に対する答弁を願います。津島委員長。 218 ◯4番(津島大孝君) お答えします。  先ほどの土屋議員の質問に対しましては、そういった外国労働者の方の審議には入っておりませんので、この中には入っていません。 219 ◯議長(杉 修次君) 再質疑はございますか。 220 ◯10番(土屋 晋君) よろしいです。 221 ◯議長(杉 修次君) ほかにございませんか。──ないようですから、発議第12号についての質疑を終わります。  ただいま議題となっております発議第12号介護保険制度の見直しと改善を求める意見書(案)については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 222 ◯議長(杉 修次君) 御異議なしと認めます。よって、発議第12号は委員会の付託を省略することに決定されました。  これより討論に入ります。  まず、原案に対する反対者の発言を許します。──ないようですから、次に、原案に賛成者の発言を許します。──ないようですから、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第12号介護保険制度の見直しと改善を求める意見書(案)については、原案のとおり決するに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 223 ◯議長(杉 修次君) 御異議なしと認めます。よって、発議第12号は、原案のとおり決定されました。          ──────────────────────── 日程第3  各委員会の閉会中継続審査及び調査について 224 ◯議長(杉 修次君) 日程第3に入ります。  総務常任委員長、市民生活常任委員長、文教常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、現在委員会において調査中の事件につき、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申し出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。  お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに御異議ございませんか。
                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 225 ◯議長(杉 修次君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに決定されました。          ──────────────────────── 226 ◯議長(杉 修次君) 以上をもちまして、今期定例会に付議されました全部の議案を議了いたしましたので、閉議いたします。                             午後2時26分  閉 議 227 ◯議長(杉 修次君) この際、市長からごあいさつがあります。市長。               〔市長 石垣正夫君 登壇〕 228 ◯市長(石垣正夫君) 12月定例議会を招集いたしましたところ、議員の皆さん、大変お忙しい中、出席いただきまして、議案をすべて詳細に審議していただき、原案を可決していただきまして、本当にありがとうございました。  今回は、日本経済が非常に厳しい中、当初から原油高によりまして市民生活が非常に厳しいような状況になっておりますし、また、それに追い打ちをかけましてアメリカの金融問題が起きまして、9月から10月に向けて急速に企業が悪化し、本当に厳しい状況でございます。これは世界的だけでなくこの新見の方にも厳しい状況が迫っておるような状況でございます。  その中で、新見市といたしましても少しでも企業支援、あるいは個人への支援ということで、商工会議所、商工会等の商品券にプレミアム5%を支援して、少しでも市民生活に楽といいますか、希望が持てるようにということで提案したような状況でございますし、企業におきましてもいろんな施策を考えて、利子補給とか、また融資の増額等々も考えたような状況でございます。  また、今本当に子育て等が大変でございます。この面等も今回上程いたしまして、我々も子育て等も中心にやっていかなければならないというような状況でございます。これを本当に市民に徹底して通達し、また、理解を求めてやっていかなければならないという気がいたしております。  特に今回経済対策をしたのは議員の皆さんも地域におかれましては徹底して説明していただきまして、これを使ってこの地域が少しでも経済対策になればという考えを持っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  本当に12月、ことしもわずかになりました。議員の皆さんも、寒さに向かいますので、ぜひ風邪を引かないよう頑張っていただきたいと思います。また、新年になりましたら、4月には選挙というようなことになりますし、それぞれ思いがあると思いますので、この休みを利用してしっかり頑張っていただきたいという気がいたしております。  今回は本当に大きな課題・問題を審議いただきまして、すべて認めていただきまして、本当にありがとうございます。これをもちまして私のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。          ──────────────────────── 229 ◯議長(杉 修次君) 今回、会期25日間をもちまして、12月定例会を開会いたしましたところ、皆さんには何かと御多忙のところを御出席いただき、連日にわたり御熱心に御審議を賜り、ありがとうございました。  以上をもちまして平成20年12月定例市議会を閉会といたします。                             午後2時30分  閉 会          この会議録の記録は真正であることを保証するため、         地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。               新見市議会議長  杉     修  次               新見市議会議員  面  田  照  雄               同     上  榎     日出男 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....