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  1. 新見市議会 2008-06-01
    平成20年6月定例会(第4号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2008年06月17日:平成20年6月定例会(第4号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(杉 修次君) 皆さん、御苦労さまでございます。  ただいまの御出席24名でございます。これより本日の会議を開きます。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(杉 修次君) 日程第1に入ります。  昨日に引き続き一般質問を行います。  まず、12番井山基議員の登壇を願います。12番井山基議員。               〔12番 井山 基君 登壇〕 3 ◯12番(井山 基君) 12番井山でございます。皆さん、おはようございます。  きょうは、6月定例議会の3日目の1番バッターとして質問をさせていただきます。執行部におかれましては、若干メンバーも変わり、若返り、明快な答弁をいただきたいとかように思うわけでございます。また、傍聴者の皆様、連日御苦労さまでございます。入る前に1句を申し上げまして、一般質問をさせていただきたいと思います。  いつまでも春日を浴びていると、いずれ真冬の烈風にさらされる、というような感覚で御質問をさせていただきたいと思います。  それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。  1項目めの質問に入りたいと思います。グリーンミュージアム神郷温泉について、お尋ねをいたします。  1、漏水判明に至った経緯を問う。それでは、質問に入ります。  まず、今年度に入り、神郷温泉の多数箇所での漏水という事態が発生していますが、漏水判明に至った経緯を説明をいただきたいと思います。  2点目といたしまして、指定管理者株式会社ガットとの今後の交渉はということでお尋ねをいたします。この施設は、指定管理者による管理経営を実施したわけですが、指定管理者の管理上の手落ちなのか、そもそも引き渡す以前における市の責任とするのか、非常に重要になってくると思いますが、現状の調査の結果の中で、責任の所在と今後の指定管理者との協議は、どのように行っているのか、2点についてお尋ねをいたします。  3番目に入ります。地域住民からの存続要望を踏まえた上での市として施設経営の是非を問う。存続するか、休止するかについてお尋ねをいたします。地域住民の福祉向上、健康増進に寄与しているこの施設の存続については、市民も非常に今後の動向を注目していると考えます。地域住民からの存続要望も出ていますが、その一方で、大規模な修繕が想定される中で、市としての方針は、修繕してでも存続するのか、休止をするのか、このことについて御説明をいただきたいと思います。  それでは、2項目めに入りたいと思います。限界集落についてお尋ねをいたします。限界集落において、農業を継続する上での課題は、このことについてお尋ねをいたします。  新見市においても過疎、高齢化が進み、昨今話題の限界集落という定義に当てはまる地区があると考えます。当市において、限界集落という用語に当てはまる地区は何地区存在し、市全体の何%を占めているのか。また、現在、当市内で農地の遊休農地の面積はどのぐらいあるのかをお尋ねいたします。
     3項目めに入りたいと思います。市長の政治姿勢についてお尋ねをいたします。  新見市に合併して3年、4年目に入ろうとしている中で、政策の市長の自己評価と課題とはということでお尋ねをいたします。合併して4年が経過しようとしていますが、過疎が進み、人口が減少する中で、地域の中で地域が元気になるような施策を打ち出しておられるわけですが、市長としてこの3年間、政策を振り返り、評価できる点、また、課題点は必要だと考えます。市長さんの自分なりの分析をお願いいたしたいと考えております。  2点目といたしまして、次期市長選への市長の意向はということでお尋ねをいたします。これは、3年が経過いたしまして4年目に入ったわけでございますが、今、お茶の間では、市長は、次はだれが出るんじゃろうかいううわさもあります。そういう中で、市長の意向表明をお伺いしたいと思います。  4点目に入りたいと思います。森林保全についてお尋ねをいたします。  2番目の質問と若干重なることがあると思いますが、現在の林業の状況は、市の農業問題と同じく、木材価格の低迷、後継者不足林業従事者の高齢化などなどの原因により、撫育管理が衰退をたどっております。森林管理を怠ることによって引き起こされる水不足、風水害などの影響は、市民にも大きな影響とリスクをもたらすことが心配されますが、市当局は県や森林組合、各機関、森林保全についてどのように協議、検討されるかをお尋ねをいたします。  以上、1番目を終わります。 4 ◯議長(杉 修次君) ただいまの井山議員一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯市長(石垣正夫君) グリーンミュージアム神郷温泉でございますが、これにつきましては再々答弁いたしておりますので、若干、質問の違う点だけ、部長の方から答弁させていただきます。  以上です。 6 ◯経済部長(恩田 寛君) まず最初の、漏水判明に至った経緯でございますけども、これにつきましては、この経緯は、平成19年7月1日から温泉施設指定管理者が、株式会社ガットに変更になりました。同社は経費節減等のために、光熱水費を見直しする中におきまして、水道水や温泉水の使用量が施設規模に対してちょっと増加している傾向があるということを、独自に調査してわかったわけでございます。それで、その会社が専門でございますから独自の調査を行いまして漏水の可能性があると、そういう結論づけをいたしまして、市に対しまして施設の改善要望を出してまいったわけでございます。これを受けまして、市が漏水調査を実施したということは、以前に答弁を申し上げたとおりでございます。  それから、指定管理者との今後の交渉でございますが、これにつきましても、先日、四木議員さんに御答弁をしたとおりでございます。できるだけ円満な解決がとれるよう、努力をしてまいりたいと考えております。責任の所在でございますけれども、これは双方、これから話し合いを持っていくということにいたしております。  次に、存続するか、休止にするかという大きな問題ですが、これにつきましても、先日、四木議員にお答えしたとおりでございまして、今、結論を出すには至っておりません。  以上でございます。 7 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。井山議員。 8 ◯12番(井山 基君) 12番井山でございます。  まず、このグリーンミュージアムの温泉について、この温泉は平成5年にオープンして、今日まで15年、経緯がたったということでございます。先般、同僚議員の説明の中では、老朽化あるいは地震によってというようなお話を聞いております。その中で、15年たって老朽化するか、あるいは地震が起きてそのパイプが傷んだか、この辺についてしっかりとお尋ねをしたいと思います。  まず、この老朽化ということで、私あちらこちらを調べてみますと、水道配管につきまして、埋設されたところによりますと、15年では傷まないというようなお話を聞いております。そこで、この設計された業者、そして工事をした業者、その辺について、とりあえず御説明をいただきたいと思います。 9 ◯経済部長(恩田 寛君) この施設でございますけども、確かに15年しか経過いたしておりません。で、施設は当然15年でございますからしっかりしております。ただ、配管等が、湯を送る、あるいは水道管、このものが漏水を来したということで、先日も御答弁いたしましたように、耐用年数は40年でございます。ただ、その原因が地震にあったかどうかということは、まだ詳しくはわかっておりません。お許し願いたいと思います。  業者でございますが、神郷温泉温泉施設工事につきましては、白川土木株式会社山一工業株式会社共同企業体でございます。それから、給湯施設整備につきましては、扶桑建設工業岡山営業所でございます。それから、若者交流滞在施設は山一工業、それから、農村地域ふるさと生活圏の整備事業につきましては、同じく山一工業、それから、農村地域ふるさと生活圏で、屋外活動センターにつきましては杉岡建設、ふれあい広場の造成工事は神郷建設株式会社でございます。それから、全天候型のゲートボール場につきましては、山一工業と中村建設工業共同企業体オートキャンプ場が杉岡建設という、こういう状態でございます。この設計につきましては第一設計でございます。  以上でございます。 10 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 11 ◯12番(井山 基君) まず、この設計、工事関係者、これは15年前に着工されて今日までに至ったわけですが、この漏れを発見して、調査費用380万円というような費用が上がっておるわけでございますが、その調査をするのに、この業者がこの関係者でなかったと、この辺が、私、何か考えられないような点もあるわけでございます。こういう工事をされた業者が地元にもおられるわけですから、この関係の業者に調べていただければ、なお一層早くわかるんではないかなと、このように思うわけです。調査された発注業者はどこですか。 12 ◯経済部長(恩田 寛君) 中国電気工事でございます。 13 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 14 ◯12番(井山 基君) なぜ中国電気に発注された、ここの業者に発注されればなお一層わかるんじゃないかなとこのように思うわけですが、その辺の意図を説明をいただきたいと思います。 15 ◯経済部長(恩田 寛君) 中電工につきましては、当然、漏水の専門の業者でございます。それから、15年も経過しておりますので、当時、建設に当たった施工業者には、もちろん瑕疵期間はとっくに過ぎておるということもありますし、先ほど御説明申し上げましたように、業者の数も多うございます。したがいまして、この漏水に関しては、専門の業者の中電工さんにお願いをしたわけでございます。むしろ、この関係者でない方がよいという考えも持っております。  以上です。 16 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 17 ◯12番(井山 基君) そもそもこの漏れが発見された時点で、どういうことで原因がわかったか、その辺の意図もお知らせいただきたいと思います。 18 ◯経済部長(恩田 寛君) 先ほど申し上げましたように、ガットはこういった漏水を調べたりするという専門の業者でもございます。どうもこういうところが漏れているようだということもお聞きをいたしまして、中電工さんにお願いをしたという経緯でございます。  以上でございます。 19 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 20 ◯12番(井山 基君) 中電工にお願いしたんですが、漏れた原因が、聞くところによりますと、冬に雪が積もった上に、そこが解けているから漏れたというような原因ではないか、発見ができたというようなお話も聞いております。しかし、地震があったのは、西部地震はいつだったですかね。 21 ◯経済部長(恩田 寛君) 平成12年でございます。 22 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 23 ◯12番(井山 基君) 12年から今日までいいますと、かなり経過した、地震が起きてからすぐ漏れたんではなく、徐々に徐々に配管が外れてきたか、あるいは、工事のミスで中にしっかり入ってなかったから外れたか、このような原因が見受けられると思います。その中で、この工事でなく自然にすればそうかなというような気もいたします。しかし、老朽化にしてはおかしいんではないかなというような気もいたします。まず、その辺について、はっきりとした明確な回答をお願いいたしたいと思います。 24 ◯経済部長(恩田 寛君) 先ほどから申し上げておりますように、地震でなったか、非常に要因は大きいとは思っておりますが、これを決定づけるものがございません。先ほど申し上げましたように、管の耐用年数も十分ございますし、それから、施設自体は、議員にも見ていただきましたように、立派な、まだしっかりとした施設でございます。しかし、どういう原因であったかどうかは、確定するものがございませんので、お許し願いたいと思います。 25 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 26 ◯12番(井山 基君) しかし、先般破綻されました神郷ふるさと公社、この人らが気がつかなかった、この理由が私、納得いかんのですが、例えば、家でも1カ月前から水が多量に漏れているとすれば、計量器ががっと上がるわけです。それで、おふろにでも入れると圧が少なくなって、これはおかしいんじゃないかなというのは、気がつくんが当然だと思います。そういうこともなく、何年間もずっと今日まで水が漏れて、1年前というようなお話を聞いておりますが、そこら辺気がつかなかったでしょうか。 27 ◯経済部長(恩田 寛君) 気がつかなかったことになろうかと思います。気がつかなかったといいますか、そのためにここに至ったということでございます。  以上でございます。 28 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 29 ◯12番(井山 基君) これは、全部、神郷ふるさとの管理不足でもあるし、市当局の管理も不十分ではなかったかと、私はそういうふうに指摘します。その中で、今回、大量の水が漏れた箇所が、全部で19カ所というようなお話を聞いております。それぞれ今度は工事費が上がっておるわけでございます。工事するための工事費、それぞれいろいろなところで上がって、合計が、前の話では3,800万、今になって6,000万というような莫大な金額が上がってきております。この辺について、しっかりと説明をいただきたいと思います。どこどこが漏れて、どこが経費が高くつくか、この辺についてお尋ねをいたします。 30 ◯経済部長(恩田 寛君) これにつきましても、この6,000万の内訳でございますが、四木議員の御質問に御答弁したとおりでございまして、ほとんどが温泉施設内の、それと屋外埋設パイプの修繕、これがもう大半でございます。あとは軽微なものでございまして、ほとんどこの配管すべてと思っていただければと思っております。  以上でございます。 31 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 32 ◯12番(井山 基君) 今、御説明をいただきましたけど、屋外が若干なもんで、温泉施設の方がかなりの費用がかかると。この割合、屋外が大体どれぐらいで、温泉の方が大体どれぐらいの費用の修繕が要るか、この辺について説明していただきたいと思います。 33 ◯経済部長(恩田 寛君) この修繕の内訳でございますけれども、これも御答弁をしてまいったとおりでございまして、これから、今は簡単な見積もりではございますけども、本格的な修繕になりますと本格的な設計をやりたいと思っております。今の御質問に対してでございますけども、温泉棟のパイプが、これが4,000万近くかかるようなことでございます。それから、露出配管をしなければなりませんので、そういったものに700万ちょっとかかっております。埋設部分から露出に今度は切りかえていくというようなこともございますので、そういったものが重立ったものでございます。  ちょっと仕分けてみますと、温泉棟等に5,800万ぐらいかかるということでございます。それから、あとはもう、緑の館とかバンガローの小修繕、こういうことになろうかと思います。  以上でございます。 34 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 35 ◯12番(井山 基君) 今の話を聞きますと、温泉施設に約5,800万というような莫大な修繕費が要るというようなお話でございます。一方では、先般も同僚議員が質問をされたと思いますが、ふろの浴槽の中を、無駄なところが結構あるということで、埋めて何かほかに使えればというようなお話もありました。私、聞くところによりますと、女性ぶろの中で、このパイプ、パッキンが傷んで水が漏れよったというようなお話も聞いております。これこそ管理不足ではないかなと私は指摘をするわけでございます。ふろの配水する管が漏れてわからない、もうずさんな経営ではなかったかなと、今までやっておったんじゃないかなというように指摘したいんですが、その辺について、詳しく説明をお願いいたします。 36 ◯経済部長(恩田 寛君) 御指摘の件でございますが、市としましても、担当課としましても反省をするところでありますが、指定管理者の管理運営ということで任せております。ただ、指導する立場にございますので、今後このようなことのないように、指定管理者との連携を保つとともに、徹底した、すべての施設においても指導してまいりたいとこのように考えております。  以上です。 37 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 38 ◯12番(井山 基君) これを言ってもなかなかあれはできないんですが、今後、工事入札される中で、本当に安く上げて、例えばプロポーザル方式とか、そういうことを考えて入札していただきたいと私は思うわけでございます。そうした中で、やはり市税を使わなくて少しでも安い経費で最大の効果を出せるような状況をつくっていただきたいと、このように思うわけでございます。それについて、部長いかがですか。 39 ◯経済部長(恩田 寛君) 御指摘のように、もう肝に銘じましてそういう方向で進めてまいりたいと思っております。(「次に行ってください」と12番井山君の声あり) 40 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目めについて答弁を求めます。 41 ◯市長(石垣正夫君) 限界集落について、農業を継続する上で(「2番目に、指定管理者ガットとの今後の交渉にまだ入ってないんですが」と12番井山君の声あり) 42 ◯議長(杉 修次君) 市長、ちょっと待ってください。  井山議員、質問をしてください。 43 ◯12番(井山 基君) 失礼いたしました。  2項目めの、2番目の指定管理者ガットとの今後の方針はということでお尋ねをいたします。  今、ガットとの話が交渉中というようなお話を聞いております。その中で、今後どのような話し合いになるか、本当にいろいろな面でいろいろなことが出るんではないかと思います。まず、備品の問題、あるいは補償の問題、あるいは従業員の問題などなどいろいろとあると思います。この辺について、これからの今後の交渉について、どういう形でお話しされていくか、今現在どこまで進んでいるかをお尋ねをいたします。 44 ◯経済部長(恩田 寛君) これも、先日御答弁を申し上げたとおりでございますけれども、今、神郷温泉、ガットが整理をいたしております。で、年会費等の問題もございまして、こういったものをちょっと時間がかかるようでございますが、鋭意努力をして、整理をいたしております。ですから、すべてそういうものが済みました時点で、やはり5年の契約というものがここでわずかな期間で切れて、こちらから解除のお願いをしたわけでございますので、そういった補償問題はどうしても出てくると思います。で、これから詰めてまいりますので、今、御答弁するような数字は持ち合わせておりません。  以上でございます。 45 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 46 ◯12番(井山 基君) 今、交渉する資料は持ち合わせておりませんというようなお話です。しかし、神郷ふるさとから売却、ガットが購入された資産だけでも、若干調べてみますと500万程度なものを買われました。その中で今後、経営される人の中は真っ白で、それが払い戻しになるか、その辺の金額も想定されます。また、今日まで来た補償の問題も発生いたします。それから、従業員の問題も先ほど言いましたように発生をいたすと思います。そこら辺を、大体これくらいの予算なら話になるんではないかというようなことはわかりませんか。 47 ◯経済部長(恩田 寛君) ふるさと振興から同社が買収した備品等につきましては、御指摘のとおり500万弱でございます。そのうち車両が6台で123万円ばかりございます。あと、スキーの関係で180万、食材の棚卸資産が180万ぐらいな金額でございますが、で、従業員のことにつきましても、既に解雇もされておりまして、これは会社の方ですべて整理をされております。それに伴います補償ということになりまして、これは十分考えてまいらなければならない、ちょっと単純に今出るものでもございませんので、時間をかけて整理をしてまいりたいと思っております。 48 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 49 ◯12番(井山 基君) きのうも指定管理者、まず、指定管理者の業務内訳、どことどこがあるかを御説明をいただきたい。この範囲のエリアをどういう施設があるかを御説明いただきたいと思います。  わからにゃあ、よろしいです。大体、かなりあると思いますが、このスキー場は別なものであって、きのうも説明がありましたが、今後、スキー場はどういうふうにしていかれるか。早急に指定管理者に、きのうは出されるというようなお話でございますが、このスキー場とここの場所と、一体感を持って出されるのか、別のものとして出されるのか、それについてお聞きいたします。 50 ◯経済部長(恩田 寛君) 申しわけございません。余りにも施設が多うございますので、指定管理者の施設でございますけども、バンガローから始めまして、緑のやかた、温泉施設等々でございまして、37施設に上りますので、このすべては……。そういうことで37施設と御理解をいただきたいと思います。  それから、スキー場でございますが、これにつきましても、先日御答弁したとおりでございまして、今シーズンにはとにかく間に合わせたいと考えております。温泉の問題もありますので、これとは切り離しまして、単独でいけば今シーズンに間に合うと思っております。これも、当然、直営というわけにいきませんので、指定管理、できればお答えしたとおり、地元の組織、グループ、団体等にお願いできればという気持ちを持っております。そういうことで進めてまいりたいと思っております。  以上です。 51 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 52 ◯12番(井山 基君) わかりました。  続きまして、地域住民の存続を踏まえたことということで、施設の是非を問ういうことで、ちょっとお尋ねをいたします。  この施設を運営するためには、莫大な経費が要ります。まず、燃料高騰により、ここはA重油を使っております。今、A重油が、部長、幾ら、リッター当たりしますか。 53 ◯経済部長(恩田 寛君) 申しわけございませんが、正確な数字は認識しておりません。 54 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 55 ◯12番(井山 基君) 正確な数字は把握できなくて、本当にこの運営費が幾ら要るか、何ぼ要るかいうことがわからなければ、なかなか前に進めないと思います。大体、今、120円から130円でございます。また7月にも上がり、8月にも上がり、ここの施設に油を、燃料を炊くために、年間20万リットルの重油が必要だと、このように見ております。それに130円を掛けますと2,600万。年間に油代が2,600万だけ要ります。わかりますか、部長。2,600万、入浴料を考えますと、約4万人来てとんとんというような試算ができます。4万人、今現状で、去年の18年度見ますと3万8,000から2万弱来てるぐらいな程度です。そして、いろいろな人件費、水道、電気、光熱費、水道光熱費が16年度から18年度を見ますと千二、三百万要ります。経費だけで約、燃料高騰に伴って三千五、六百万のような、最低の目に見える経費が要るわけでございます。その辺について、今後、本当に運営して将来地域のためになるかならないか、あるいは5年後のことを見たり、10年後の若い人たちのためにこれを存続するのがよいか、あるいはやめるのがよいか。ここらを検討されれば、しかし、今は地域から要望書が出ております。要望書を無視してここをやめる、これも大変な決断ではないかとこのように思うわけでございます。しかし、将来を考えてみますと、本当にこういう箱物といいますか、温泉施設は特に考えなければならない時期が来ております。  そこで、一つお尋ねをしたいと思いますが、法が変わりまして、公共施設の転用に係る地方債の起債目的の変更ということが、先般、国で決まったような状況をお聞きいたします。建物は10年たてば、償却できればどういうふうに転用してもいいというようなお話がございます。この神郷温泉は10年を経過しておるわけでございます。そこで、その温泉を再開するのか、神郷には老人ホームあるいは福祉がないと私は思っております。そこで、これを上手に使って老人ホームなどを考えたらいかがなもんかなとこのように思うわけでございます。  市長、その辺についてお尋ねをいたしたいと思いますが、いかがなものでしょうか。 56 ◯市長(石垣正夫君) 先ほどもいろいろと答弁いたしましたし、今までも答弁いたしましたように、まだいろんな経過、それからはっきりとした内容が示されておりません。そういうものを踏まえて、今後どう温泉施設を利用するかということを考えていきたいし、また、ほかの施設は早急に再開ということを考えております。  以上です。 57 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 58 ◯12番(井山 基君) そういう、私は提言等ではございませんが、そういう面も踏まえて今後当局もそういうことも検討されて、視野に入れて、しっかりと9月までには方向性を出していただきたいとかように思うわけでございます。その辺で、この件は終わります。  次に入っていただきたいと思います。 59 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目めの限界集落について答弁を求めます。 60 ◯市長(石垣正夫君) 限界集落につきまして、農業を継続する上の課題でございます。これは、この新見市だけでなく、全国こういうことになってきておるというような状況でございまして、我々の地域も例外でなく、今まではその集落におきまして、農業したりいろんなこともできておりましたが、それだけでなく、その地域で運転もできないような状態になっていると。病院にも通えないような状態だというのが、点々できておりますし、また、農業だけでなく、都市においてもこういう状況になっておるというような状況でございます。今後、我々といたしましては、今の県の助成をいただいたり、新見市で予算を組んでおりますので、今後は、これをどうして取り組んでいくか、課題を集約していきたいと思います。一応、新見市では、大佐大井野地区を指定して考えていこうということで進めているような状況でございます。  以上でございます。 61 ◯議長(杉 修次君) 答弁、お願いします。 62 ◯総務企画部長(立永正人君) 数字でございますが、平成20年5月末現在で答えさせていただきます。  限界集落数ですが、152集落で、全体の新見市の占める割合が18.3%でございます。ちなみに、全体集落数は829集落数でございます。  以上です。 63 ◯経済部長(恩田 寛君) 御質問の遊休農地でございますけども、言葉としましては最近、耕作放棄地としておりますので、耕作放棄地で御説明いたしますと、平成20年2月現在でございますが、耕作放棄地は324ヘクタールでございます。そのうち、要活用農地は226ヘクタールとなっております。  以上でございます。 64 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 65 ◯12番(井山 基君) 私が新見市を見させてもらい、回らせてもらった限りでは、急激に遊休農地が進んでいるような感じがいたします。原因は過疎、高齢化社会の進行、担い手不足、鳥獣害防止の疲労、経済停滞など、農業を継続することに対するマイナス要因が、全く払拭されていないためだと考えております。このままの状態が続くと、国土の荒廃、地域の衰弱、環境阻害などなど、極めて憂慮する状態になると感じます。そこで、各補助金などによる助成など行っていると考えますが、市当局といたしまして、この現状を打破するためにどのような役割をすべきであるか、また、どのような力添えをやるべきか、今後について御説明をお願いをいたします。
    66 ◯経済部長(恩田 寛君) まさに御指摘のように、集落におきましては、既に後継者等、労働力が不足をしている地域、そして、今後不足するであろう集落がふえることが予測されるわけでございます。このために、規模の大きな担い手農家を認定農業者として育成することを初めといたしまして、集落で土地や農業機械を出し合い、農業を共同で経営する集落営農組織を立ち上げまして、低コストな生産と労働力の補完を実現する営農を行えるよう、啓発・指導をいたしておるところでございます。  これにつきましては、御答弁もしてまいりましたように、農業機械の導入事業もございますし、それから、本年度から地域の耕作面積の採択要件が緩和されまして、5ヘクタール以上ということで少し緩和となっておりますので、この事業に積極的に取り組んでみたいと思っております。  以上でございます。 67 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 68 ◯12番(井山 基君) 大体その辺でわかりましたが、その中で、集落機能再編・強化モデル事業の先般、大佐大井野地域が選定されました。そこでの取り組みを当局が把握されている範囲で、わかる範囲でどういうふうに今後なっていくか、御説明をいただきたいと思います。 69 ◯総務企画部長(立永正人君) 大佐大井野地区が指定を受けましたのは、先月の5月20日でございます。まず、この事業では、単独で集落機能の維持が困難となってきている集落が存在する大字、学校区単位の単位をモデルとして選定されておりますので、今後の取り組みといたしましては、現在、候補メニューの洗い出し作業を行っております。今後は地元の自主組織、大井野福祉振興協議会との連携調整を深めながら、地域の現状と課題を把握する調査、また、住民ニーズを幅広く吸い上げる作業を同時並行的に行って、他の模範となるよう、集落対策事業の創設を目指してやっていきたいと計画しております。  以上です。 70 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 71 ◯12番(井山 基君) ここ、県の補助として最大3分の2の上限が90万円というような、先般、備北民報に出ておりました。この90万円を使ってどのような事業ができるか。また、あるいは市としてどのような補助金があるか、それについて御説明をいただきたいと思います。 72 ◯総務企画部長(立永正人君) まず、この事業は、90万事業補助金がございますが、助成金で。何かをするのではなくて、その地域の方と共同して、その集約を図って、今後こういうものが足りない、こういうことをやっていきたい、そういうものを洗い出す作業でございますので御理解いただきたいと思います。  以上です。 73 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 74 ◯12番(井山 基君) 私、先般、ちょっとお尋ねをするんですが、大井の源流道場いうのがあります。これも本当に地域の活性化のためにつくられた事業でございますが、先般、3月31日をもちましてそこの事業が閉鎖されて、2人、そこにおられたわけでございますが、帰られるというようなお話を聞いて、現実がそうなっております。しかし、一方では限界集落に力を入れてやりますよ、一方では、そういう委託料もだんだん少なくして、話し合いが折り合いがつかなくて帰られるような状況、本当に地域を盛り上げていくのに何が必要であるか。ただ補助だけして、するだけであって、本当に中身の透明性がわからないような状況が多いのではないかなと思います。  そこで私、先般、市長とフリートークに行きました。そこで、担当職員が一生懸命この限界集落のモデル地区になっていただきたいというようなお話を聞きました。本当に職員は一生懸命やっているんだなと、私もできることは何かをやってあげなければならない、このように思ったわけでございます。  そこで、私はこのことについて、いろいろ考えてみました。何をしてあげれば一番いいかなというふうな考え方をしたわけでございます。そこで私、友人に電話をして、何とこの地域に企業参入を、総合農業の企業参入をしていただけないかなというようなお話をしました。その社長は、即この現地を見に来ていただき、「わあ、これは大変なとこですな」というようなお話も聞きましたが、何とか協力しようではないか。こういう現状、話が進んでいるわけでございます。  そこで、若干、この会社の概要を説明をさせていただきながら、この限界集落について、本当に地域の人が役立てる農業を目指してやらなければならないというふうに思うわけですから、若干、この場をかりまして説明をさせていただきたいと思います。  まず、会社の概要でございますが、総合農業いうことで、この地域にこれを目指してやろうということでございます。林業、水産、畜産、農業、すべての分野に参入をして、その地域に合ったものの生産、総合的な農業を目指してあげようと、年間を通して雇用ができ、従事者には若年層も確保してあげようというようなお話でございます。1としまして、林業、林業は山を利用した産業で、山林管理による自然を利用した事業の開発、山の管理作業によって、自然保護に役立つ、特にあの地域は雪が多うございます、冬場の雇用の確保が問題でございます。雇用を確保して、この問題を解決する。冬に炭の生産、間伐材をおろして木炭をつくる、こういう関係でございます。また、水産といたしましては、自然の水を利用した魚の養殖を考えております。畜産は、専門家によって地域と畜産家と提携して、堆肥の供給やいろいろなことをお願いしたいというようなことでございます。そして、有機栽培を、主に畑で栽培をして、付加価値の高いものを重点的に行う。例えばウド、タラ、コンニャク、コンニャクも刺身用に加工するというような話でございます。そして、水田は米をつくるのが基本でありますが、水田を利用してほかの作物の栽培を考えて、例えばレンコン、セリなど、いつでも米作に戻れる農作物をつくりたいというように思っておりますというようなことです。  そして、新規産業立ち上げ、地元産材を使って食品加工会社、また、燃料の製造関係、または先般、夏日の水も100選に入ったと思いますが、よければその水の販売、その中でいろんな、地域に合った必要と思われる事業をやろうではないかというようなお話もあります。そういうことで、今後、こういうような活動をして、ぜひともこれを立ち上げていきたいというように思うんですが、その辺についてお伺いをいたします。 75 ◯総務企画部長(立永正人君) まず、今お話を聞かせていただいて、確かに今言われるようなことが実現できれば、その地域は元気に復活できるんではないかと思います。まさに目指していくのは元気な地域をつくっていくという観点では、もう同感でございます。ただ、先ほど言いましたように、限界的集落というのは、高齢化率、65歳以上が50%以上で、かつ世帯数が19戸以下という基準でございますので、農村地域という限定したものはございません。ただ、確かに152集落ありますが、農村地域に集中しているのは事実でございます。今後、そういうことも含めまして検討してまいりたいと思います。  また、この調査によりましては、農地の管理はもちろんありますが、医療、福祉の地域での対応、また地域交通の確保など、いろんな観点から調査をしてまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 76 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 77 ◯12番(井山 基君) このような取り組みが、真に限界集落で生活されている方々の支えになるよう、また不安を少しでも解消できるよう、そして、事業が円滑に進むよう、お金を出して終わりではなく、市としても持続可能な取り組みをできるようにお願いをして終わります。  次に入ってください。 78 ◯議長(杉 修次君) 次に、3項目めについて答弁を求めます。 79 ◯市長(石垣正夫君) 市長の政治姿勢でございます。  新見市が合併いたしまして3年を経過した中で、政策、自己評価と課題はという問題でございます。御承知のように、平成13年3月31日(後刻訂正P211「平成17年3月31日」)に1市4町で合併いたしまして新市が誕生いたしました。私は、市民の皆さんから御支援いただき、きょうまで市政の推進に邁進してきたところであります。また、本年3月30日には合併3周年記念式典を開催いたしました。新しい市民憲章と市のシンボルの制定を行いました。  市政の推進につきましては、まず新市の一体感醸成の早期実現を重点的に置き、今までしてまいりまして、特に総合振興計画をもとに、フリートークやいろんなことをして、市民に醸成を図ってまいりました。これは、ほかの議員さんから質問がありましたので、内容は申し上げません。そういう中で、今、国を初めといたしまして、地方も非常に厳しい財政を強いられておる中でございます。私といたしましては、いかに国より予算確保し、県下15市のうち、新見市は人口が14番目に少ない市でございます。そういう中で、市民の要望、ニーズに合わせまして予算を獲得し、予算規模も5番目に大きな予算を計上し、何とか確保しながら市民に要望を提供してまいりました。この予算規模を見ますと、大体8万人の規模の市であると考えておるような状況でございます。  また、特に主な取り組みでございますが、都市との情報の格差、これを解消しようということで、この4月からいよいよオープンいたしました高速通信情報サービスの提供、ラストワンマイル事業も順調に推移しておりますし、また、この地域の一番悩みでありました携帯の不感地域、これを解消しようということで、ソフトバンク社にお願いしてこれもできたような状況でございます。また、全国初めて、岡山県から権限移譲によりまして、県道16路線を受けるなど、また、ほかにも多くの権限移譲を受けて、住民の利便性向上に努めておるような状況でございます。  権限移譲や、また全国市長会の活動を通じまして、国へ強い要望など、地方分権改革の積極的な推進に取り組んでおるところであります。本年度も小児医療費の無料化の対象を小学校6年まで引き上げ、高齢者の人間ドック、脳ドック等を受診できるよう取り組んだところであります。げんき広場等におきましては、オープン以来、市民の福祉向上のために取り組んでまいりましたが、本当に多くの市民の方が通っていただいておるというような状況でございます。また、市民の皆さんが気軽にさまざまな体験や参加ができる各種のスポーツ、イベント等も取り組んでまいりました。そういう中で、交流人口をということで今まで力を入れまして、全国大会のソフトボール等々、いろんな分野で全国大会も開催したところであります。  農業関係につきましても、畜産とか農業生産等いろんなものを取り組んでおりますし、教育の充実にも、各分野で多種多様な施策に取り組んでまいったところであります。そういう中で、新見市の将来像であります「豊かさの実感 安全・快適・情報文化都市 にいみ」の実現に大きな成果があったのではないかと思っております。  一方、今後の課題といたしまして、やはりこの中山間地域におきましては、安全安心な新見を確立するため、一番の課題であります医療・福祉等に重点を置き、推進を図っていくことが重要な課題と思っておりますし、また、せっかく情報化に取り組みまして、光ファイバーを利用した経済面や生活基盤のさらなる充実を図り、本市のなお一層の発展に努力してまいりたいと思っております。  今後とも、市民の皆さんが安全で安心できる、また、快適な暮らしを提供するよう、誠心誠意取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 80 ◯議長(杉 修次君) 市長、2項目め、次期市長選への市長の意向について、答弁を求めます。 81 ◯市長(石垣正夫君) 次期市長選への意向でございます。余り考えておらなかったので、全然忘れておりました。失礼しました。  本当に早いもので、もう3年を過ぎて4年が来ようという中で、今までは財政の健全化、この地域の課題に一生懸命取り組んでまいりまして、この4月ようやく予算も組み、安心して、また新しい事業が進んでいるような状況で、まだそこまで考えておりません。今度は予算等も成立、この議会でいたしましたら、またじっくり考えさせていただこうと思っております。  以上です。 82 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 83 ◯12番(井山 基君) 私、市長の3年目までの評価ということでお尋ねいたしました。本当にかなりの事業をされて、本当に立派じゃないかなという気もいたします。その中で、住民にツケがないような、ラストワンマイル事業も、今後かなり重要な事業でございます。また、先ほど申しました神郷温泉も、5年後、10年後を考えていただき、今後の課題にしっかりと取り組んでいただきたいと、かように思うわけでございます。  また、市長選出馬はまだ考えておられないというようなお言葉でございます。いつになったら考えられるか、その辺のことをお示しいただきまして、また、私も次の9月の一般質問には、これをぜひとも言わなければならないというふうに思っているわけでございますんで、意向をお聞きしたいと思います。 84 ◯市長(石垣正夫君) 先ほど言いましたように、今、質問があったばっかりで、今度はじっくり考えさせていただきたいと思います。井山議員におかれましても、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  以上でございます。 85 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 86 ◯12番(井山 基君) 今、市長から、私に励ましの言葉をいただきました。私も、市長が出るか出ないかによって考えを変えなければならないと、このように思いますので、市長もぜひとも早急な時期に出馬表明をしていただきたいと思います。  これをもちまして、私の一般質問を……。               〔質問時間終了のベルが鳴る〕 87 ◯議長(杉 修次君) 答弁を願います。森林保全について答弁を求めます。 88 ◯経済部長(恩田 寛君) 森林保全につきましてでございますが、この問題につきましても、稲富議員、それから面田議員に御答弁をしたとおりでございます。が、つけ加えさせていただきますならば、森林保全という大きなテーマの中におきまして、市単独で実施できるものは限られております。関係機関との連携は不可欠であります。  そうした中におきまして、平成19年度におきまして、岡山県、そして岡山県森林組合連合会及び新見市森林組合といった関係機関とともに、新見市農林業振興技術者連絡協議会森林林業部会というものを設立いたしております。こういったものでお互いの情報、知識を共有し合う中で、当市におきます効果的な林業施策の構築に努めてまいりたいとこのように考えております。  以上でございます。 89 ◯議長(杉 修次君) 以上をもちまして、井山議員一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時5分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時15分  開 議 90 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  市長から、先ほどの井山基議員一般質問に対する答弁について、一部訂正の申し出があり、これを許可しております。 91 ◯市長(石垣正夫君) 訂正をさせていただきたいと思います。  新市合併の年月日を平成13年3月31日(P208)と申しましたが、平成17年の3月31日と訂正させていただきます。 92 ◯議長(杉 修次君) 一般質問を行います。  10番土屋晋議員の登壇を願います。10番土屋晋議員。               〔10番 土屋 晋君 登壇〕 93 ◯10番(土屋 晋君) 10番土屋晋でございます。  議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきますが、まず最初に、14日の午前、震度6強の記録をしました岩手・宮城内陸地震で亡くなられました9人の方々、不明者13人の方々及び負傷者の方231人という大変な被害となったわけでございますが、亡くなられた方々に対し、心からの御冥福と、またお見舞いを申し上げたいと思います。また、不明者の方もおられますので、いち早い救出を願うものであります。  さて、私は政策テーマといいますか、ビジョンといいますか、3つを掲げております。その中の第1点が、まず、「『まちにやさしさを!』とことん福祉のまちづくり」と題しております。2点目は「『まちに感動を!』笑顔あふれるまちづくり、人が輝くまちづくり」と打っておりまして、3点目は「『まちに変革を!』市民に親切な常識が通じる行政」をモットーに職務に邁進しているわけでございます。先般の3月定例議会での私の質問は、過去から学び、現在を見るという視点で質問をしてまいりましたが、今回は、しっかり未来の像を描いて、そこから学び、そこから現在やるべきことを考える、そういう政治的視点に立って質問をしてまいりたいと思っております。当局におかれましては、明快なる御答弁をいただきたいと思います。  それでは、通告に従いまして、順次質問をしてまいります。  まず最初に第1項目め、「『まちにやさしさを!』とことん福祉のまちづくり」、医療・福祉の充実についてであります。  先ほどの同僚議員の答弁の中で、市長がまさに政治姿勢においてこれから最も重要だと位置づけられました医療・福祉の問題についてお尋ねしておきたいと思います。  (1)統合型病院への検討と設置についてでありますが、これも重ねてお尋ねをしている経緯がございます。答弁としてはなかなか前進というわけにはいっておりませんけれども、重ねてお尋ねをするわけでございます。  さて、市民の皆さんがどのような医療環境を望んでいるかを考えれば、おのずからどういったものが上がってくるというのがわかってくるわけであります。例えば1点、医療規模を大きくする。または2点目に、一元的に医療または病院等がそろっていること、または、1カ所に行けばそこで総合的に見てもらえる、そういったことを望んでおられるのではないかと考えております。つまり、いろいろな科がそろっておって、中規模でもいいから、またそれ以上の病院がそこにあり、統合された病院の姿を描いておられるわけでありまして、形はいろいろあると思います。医師会の皆様にも提言をしていくべきと私は考えておりますが、再度市当局として、3月議会では、市の方からはなかなか言えない、医師会としての判断を仰ぐという答弁をいただいておりますが、しかし、さらに高齢化の進む昨今でございます。中規模以上の大きな病院をこの地域にも望む声、またはいろいろな科がそろっているようなそういった統合されたような病院の姿は描けないものか、方法論はないものかどうか、その辺のところの示唆を、いま一度お尋ねをしておきたいと思います。  2点目、(2)医療のモール型構想について、提言を申し上げたいと思っております。これは病院が統合されていても統合されていなくても考えられる構想でございますが、ショッピングモール等、またはショッピングセンター等と医療モールが一緒になっている場合、これが第1点。例えば、その内容といいますと、ショッピングセンターと、例えば小児医療の病院がそこにあって、またはほかの病院があって、センターの中で一体となっている姿。食事をしながら本を読みながら、買い物をしながら、診察時間をそうして過ごす。呼び出しのITフォンによって呼び出されて、それから診察を受けるというようなことが、現実にいろいろなところで起こってきております。新見で可能性を、それを追求するものでありますが、その点が1点。  2点目の姿は、同じ建物の中に医療機関・病院等が入っておって、医療モール型といいますか、当然、そこには複数の医療機関・病院機関が入っておる。もちろん、そこでは統一カルテ管理がなされておる。こういった医療モール型の像を描くわけでありますが、この辺の点について、御所見がございましたら、どうぞお伺いをしておきたいと思います。  (3)公共的施設のトイレを洋式トイレに変えていくについてであります。これは、私が平成17年3月定例議会において質問をしております。高齢化率もそれ以後上がり、当時と現在とでは、環境も意識も全く違ってきていると考えております。今、アンケートをとりましたら、恐らくかなり多くの方が洋式の方がよい、洋式しか使えないと言われる方が多いと思います。また、障害者の方のトイレも、市内にかなりふえてまいりました。同僚議員もこの点、質問をされた経緯がございますけれども、もちろん洋式であります。高齢者の方もひざや腰を悪くされている方など、年々ふえてきており、洋式トイレを使われております。市中に車で移動などをしているとき、その洋式トイレをわざわざ探しに動かなければならないのも、今現在でございます。公共的施設へのトイレについて、その後の洋式トイレへの転換がどのように進んだかを、各部局においてこれもお尋ねをしておきたいと思います。  2項目め、高度情報化社会の実現に向けて問うであります。  情報基盤整備、光ファイバー・ラストワンマイル事業応用を含めてのことでありますが、平成13年1月、IT戦略本部において策定されましたe-Japanでありますが、私はここで、どうしても国の政策と我が新見市のこういったラストワンマイル事業を含めた情報基盤整備のこの事業とのすり合わせ、整合性が必要な時期に至ったと感じております。そこで、この項目を取り上げさせていただきました。所管の委員会でももちろん審議を続けていただいておりますけれども、質問をさせていただきたいと思っております。  インターネット網やインターネット家電が普及し、それらがインターネットに常時接続されていることを想定し、十分なアドレス空間を備え、プライバシーとセキュリティーの保護しやすいIPv6の時代をいよいよ迎えようとしております。インターネット網への移行を推進すると国の方は提言をしております。IPv6は国家政策として取り組まれてきているのが事実でありまして、市場では既に主要OSへの実装も始まり、一部のOSではIPv6を主軸とした新しい製品・商品も出荷が始まっているわけであります。  現実的には、世界的なブロードバンドの急拡大で、IPv4、今現在がIPv4時代でありますけれども、このアドレスの消費が倍旧の勢いで伸び続けており、早ければ2年以内にIPv4のアドレスの新規割り当てがとまってしまう時代に入るようでございます。我が国もブロードバンド未利用の残りの半数の世帯、これは2,500万世帯がありますけれども、また、中小事業所やさらには情報家電、センサー、電子タグといった機器などによる需要が考慮されるものであります。もはやIPv4での対応は非現実的であり、早期にIPv6への移行をしなければならない情勢であります。  トニー・ハイン氏のレポートによりますと、これは世界じゅうに流れておりますけれども、早ければ2009年にIPv4アドレスが枯渇すると予測され、2010年には必ずそれがやって来ると言われております。現在、IPv4はアドレスが43億個しかありません。43億個といいますと、2の32乗になります。これは、世界の人口約60億人おりますけれども、1人に1個のアドレスも行き渡らないというのが現在のIPv4時代であります。IPv6は御承知のとおり、43億個掛けるの4乗、つまり43億掛ける43億掛ける43億掛ける43億と、2の128乗の個数があり、膨大な無限大に近い数が確保できます。  市当局において、我が新見市もラストワンマイル事業の基盤整備がほぼ終わり、いよいよこのソフトの使用等に入ってきておりますが、また、ソフト開発も進めていこうとされておりますが、この2008年から2010年の間はまさにIT時代、インターネット時代が大きく変わろうとする時代であります。備品に至っても、電化製品に至っても、今、基盤整備しているものにおいても、IPv6の対応なしには次の時代に進んでいけません。そのことを踏まえて、我が新見市の情報基盤整備、ラストワンマイル事業、下水道FTTH事業と、次の時代、IPv6時代に向けて対応できるのかどうか照らし合わせ、どのように認識されているかをあわせてお伺いをしておきます。  (2)医療・介護・福祉・教育、ほかへの応用について、すべてこれも連動いたしますが、昨年の12月議会で質問をしておりますが、再度お聞きするものであります。  ハード面の事業がほぼ終わりましたが、いよいよこれからソフト部門に入っております。今後の新見市における地域情報化推進の指針として、基本方針・目標を定め、具体的施策を市民、企業、教育及び行政などの各主体が共有し、総合的かつ効率的に推進することを目的として、新見市地域情報化計画が立てられておりますが、計画の中にはその方策と推進スケジュールが載っておりますけれども、項目別にどのような内容、中身、ソフトになっていくかをお尋ねを以前いたしております。その後、まだはっきりと示されておりませんが、その経緯、中身についてそれ以後、具体的内容と施行までの中身のスケジュールなどがどのように変化をしてきたか、いかなる内容が決まってきたか、中期推進目標、つまり平成21年度までに行政が中心となって行うサービスのソフトアプリケーションがどのようになっていくか、各部局でさらにどこまで進んでいるか、検討されているか、各部長にお尋ねをするものであります。  (3)国の政策と新見の現状について、お尋ねをいたします。  IPv6の時代を迎えて、国の政策は変わるものではありません。あと2年もすれば、まさにIPアドレスの大変革の時代に入ってまいります。先ほども申しましたが、我が新見市はこれに対応する準備を備えているかどうか、具体的にお尋ねをしておきます。  次に、(4)、今やるべき環境整備について。新見の企業、個人、サーバーを持っている人、つまり新見の企業や個人でサーバーを持っている人が、ラストワンマイル光ファイバーに入れるのか入れないか、いろいろな問題が起こっております。岡山県下でこの個人サーバー、企業サーバーを持っているのが2社ございます。津山に1社、そして新見に1社、まだ岡山やその他の都市にはありません。岡山県では2社だけであります。レンタルサーバーで使用、活動されているところは多くあります。その中でIPv6が使えるようになることが第1の条件になると思いますが、その点のお考えをお聞きいたします。  それから、もう1点は、各プロバイダーが一部しか、新見ラストワンマイル光ファイバー網には許可されておりません。これは、次の時代に向けて大きな障害となります。まさにソフトバンクテレコムと例えばNTTさんとの話し合いが依然進んでいないことは承知しておりますけれども、どのプロバイダーでも、どこからでもアクセスできる時代でなければ、2年後のIPv6時代には突入できませんので、辛うじてIPv4を残しながらIPv6の時代に並行して入れ込むと国の政策ではなりつつありますけれども、大きく時代を見誤ってはいけないと考えております。  その2点について、お答えをいただきたいと思います。  3項目め、国土調査における金谷地区河川流域の境界と未確定地の問題について問うであります。  (1)金谷地区河川流域について、お尋ねをいたします。これは、何度もこの定例議会でお話をしておりますが、執行部に見えるように置きますが、そこの金谷橋を中心とした上のエリアが1、それからきょうはこの2のエリア、橋のたもとのところをお聞きするものでありますが、それから、その途中の保健福祉センターへ行く途中までのところの3と、健康管理センター入り口までの未確定地の問題の4と、こういうエリアに、私は長年ずっと分けてまいりました。まだ1と2の箇所しか入れておりません。きょうはこの2の、金谷橋ふもとの、実はこの箇所は赤い線で引いているところをお尋ねをしていこうと思っております。  そこで、平成15年、16年の国調で、堤防の中央あたり、これは金谷橋から上のことを先にお尋ねしておりますけれども、ピンの打たれたところは間違いなく、それは国調で決まったところだと決定をいただきました。これは間違いのないことだとの答弁でありましたので、ピンの位置がまさに堤防の上にあるということが、公共物である堤防をどのように認識すればいいか、なかなか理解できません。堤防は堤防、土地の地権者は地権者と言って、国調とそれから公共構造物をどう考えればいいのか。金谷橋から上については、公共物である堤防と土地の境界線の線との関係を、ぜひともお答えをいただきたいと思います。部長にお願いをいたします。  それから、金谷橋からふもとですけれども、コカ・コーラボトリング株式会社があられるところまでの、新見市が買収したところであります。  (2)に入りますが、市道金谷団地線との関係でありますが、市が買収した土地であります。今回は、ここをはっきりとさせておきたいと思います。市道としての買収は、最初昭和45年に行われております。そして、市道認定が昭和61年9月17日に市道の認定を受けております。昭和45年に買収の折に4筆を買いましたけれども、これになりますけれども、実際に道幅と測量図とを照合してみますと、これも何度もお尋ねをしましたが、堤防の大きさが約1.49メートル、1.5メートルほどの堤防しか残らない、差し引きになってまいります。これは、なかなかわかりにくいものですけれども、明らかに堤防の下の土地を買収しない限りこういう数字が出てきません。もう一度、堤防の下の境界を認めて、そしてその土地を買収したのかどうか。現在、ある堤防との関係を位置づけて御答弁をいただいておきたいと思います。  (3)県及び市の考え方と対応について、お尋ねをいたします。県は、先ほど言いましたように堤防の下の土地の売買について、これを認めているのかいないのか。2点目は、堤防は公共物でありますが、土地の境界でこの公共物を個人の所有もしくは個人への提供ができるのかどうか。県の判断はどうだったかをお聞きするものであります。3点目は、それでは市はどのように考えるのか。先ほどの2点について市はどのように考えるのか、考えをお伺いするものであります。  4項目め、生涯スポーツ社会の構築について問うであります。  10年間のスポーツの基本計画を、方向性を示す基本計画をぜひとも準備をしていただきたいと考えております。岡山県は、国体を契機にかなり充実をさせ、スポーツ活動に力を入れてまいりました。新見市においても、ソフトボールを初めとして、各分野で発展的動きを行ってまいりました。新たに総合型スポーツクラブの新設など、新たな時代へ入ってきておると考えます。そこで、この先10年を見据えた生涯スポーツ社会の構築に向けて、スポーツ振興基本計画が必要であると考えます。他市の動向を踏まえながら、市当局の考えをお伺いしたいと思います。  5項目め、指定管理者制度における公的施設の管理運営についてでありますが、これについてはかなり同僚議員からの質問がありまして、重複を避けたいと思います。ただ1点、まず1点は、市の進め方、市の動きが余りにも消極的ではないかと私は感じます。そして、ゆっくりしたペースで取り組んでいるように思えてなりません。例えば、スキー場のことも先ほど答弁がありましたけれども、すぐ冬が来てまいります。準備も必要でございます。よって、かなり早い段階で解決をしていかなければいけないなと考えておるのですが、どうもペースが理解できないところであります。よって、解決までのスケジュールをどのように考えておられるのか。月を追って、日にちを追って、解決までのスケジュールを、どのようなスケジュールを考えておられるか、1点御答弁を願いたいと思います。  それから2点目は、指定管理運営上、何に一番お金がかかるのかということでございます。過去の決算からでも結構でございます。人件費を除いて、御答弁ください。何に一番お金がかかるのか。  とりあえず、1回目の質問を終わります。 94 ◯議長(杉 修次君) ただいまの土屋晋議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 95 ◯市長(石垣正夫君) 「まちにやさしさを!」とことん福祉のまちづくり「医療・福祉の充実について」でございます。そういう中で、総合病院型に移行してはどうかというようなことでございます。今、新見市には市民病院がございません。その中で、民間病院を我々が、ちょっとどうすることもできませんので、これは控えさせていただきたいと思います。考えられておられるように、中型である程度の大きな病院が必要だということはわかりますけど、果たして、今、各地でも先生の問題、いろんなことで苦慮しているような状態でございますので、今のところ、我々は今の新見の病院をいかに充実していくかということを、医師会等と相談しながら、病院と相談しながら進めるという中で、ことし中央病院、1人内科の先生を送っていただいたというような状況で、そういう方向で充実していかなければならないというような気がしております。
     医療のモール型構想につきましては、これは本当にショッピングの中に、今、歯医者さんとか医療関係が入ったようなとこもありますけど、これは本当に理想でございます。こういうことができればいいんですけど、なかなか我々のところは、先ほど言いましたように、医療のことにつきまして、医者の問題、あるいはそれだけして、人口から対応できるか言うたら、非常に難しいんではないかということで考えております。医療のことにつきましては、我々も非常に関心を持っております。また、ほかのことで現実味のあることを考えて、医師会と相談しながら対応してまいりたいという気がしております。本年4月から、新見市も医療支援係をつくりまして検討をしておるような状況でございます。  3番につきましては、担当部長の方でお答えさせていただきます。  以上です。 96 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 公共的施設のトイレを洋式トイレに変えてはという御質問です。これにつきましては、議員それぞれの担当部長というような御質問でございましたが、私の方がまとめて答弁をさせていただきます。  現在、調査をしております。公共的施設の洋式トイレにつきまして、316施設を対象として調査をしました。その結果、全施設の内、和式トイレの設置が1,355基、それから洋式トイレの設置が772基で、洋式トイレの設置率は全体の36.3%というふうになっております。比較的新しい施設につきましては、障害者トイレもそうなんですけど、洋式トイレを設置しているという状況でございます。今後につきましても、市民の利用の利便性を考慮しながら洋式トイレを順次拡大といいますか、設置はしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 97 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋議員。 98 ◯10番(土屋 晋君) 医療の未来像ではないんですけれども、市長、お答えいただいて、なかなか難しいというのは、前回からも同様の答弁だったろうと思います。私もそれは、現実を見ればよくわかるのですけれども、例えば、新見市の病院を本当に難儀をされておられる方が、足腰も痛い、1カ所行って、次にも行かにゃいかんとか、2カ所の病院はなかなか回れない。ですから、1日に2カ所の病院へ行くというのは、まず非常にきついですね、新見の場合ですと。だから2日かけて行くとか、それも足が痛いから整形、おなかが痛いから内科というような、待ち時間なんかも非常に長いわけです。そういった意味で、同じエリアとか同じ地域にあればいいなというのが、当然、お話の中では私らも聞くお話であります。しかし、現実的に難しい。しかし、未来を考えるならば、どこかそういうところへ集約できた、総合ではありません、統合ですね、統合型の病院なんかが置かれればいいな。それは、もちろん医師会の英断をいただかなければならないだろうと思うんですが、そういう示唆や提言は、市長のお立場ですから、お話し合いの中では出てこれるんではないかと思うんです。非常に市民の皆さんがまさに求めているのは、医療・福祉であるのは間違いございませんので、それはよく市長も御承知のとおりだと思います。今の現実を少し変えていく、何を変えたらいいかという、私は提言のような、未来像ではないんですけれども、医療に関しても、大きな鐘をゴーンと、こう鳴らしたいなと思って提言を申し上げております。  考え方についてお認めはいただきましたけれども、何か新見市の中でも手がつけれる。例えば、正田のショッピングセンターの中に何かの医院に出てもらえるようなスペースをどっかつくってみるとかっていうような形とか工夫とかできたり、考えたりする方向は考えれないのでしょうか。少しお考えをいただきたいと思いますが。 99 ◯市長(石垣正夫君) 気持ちはよくわかります。しかし、我々といたしましては、今の現状、ただ新見だけでなく、全国の200ぐらいのベッド数の病院は本当に経営ができないような状況になっております。そういう中で今からどうしようかというのを、我々考えて、医療対策係等をつくりまして、今から研究し、方向性を探ろうということを考えております。やはり今からは、今まで新見市がやってきました医師会にも協力していただきました遠隔医療、こういうことも重要になってまいると思いますし、また、大きな病院とも遠隔医療をやりながら、新見の病院とタイアップするというようなことも必要でございます。そういうことも含めて、この地域の医療は本当に皆さんが心配されておりますので、よその地域より早く手を打とうということで、今立ち上げておりますので、大きな病院というのは我々も望んでおります。しかし、そこがどう接点ができるかということは、非常に難しいことでありますし、今後大きな課題として、市民の皆さんに理解できるよう頑張ってまいりたいと。  医院が数ができてもいいことになりません。やっぱり新見には総合的な、ある程度の医療ができるよう、また大きな病院とつないで考えていこうと、光でつないで考えればと思っております。  以上です。 100 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 101 ◯10番(土屋 晋君) 医療に関して、先ほど遠隔医療の話も出ましたが、これは時間もありますけれども後ほど降れたいと思いますけれども、そういったところに方向性を向けられるというのが、私なりにわかっておりますが、医師会の判断が必要になってきますので、都度、機会あるごとに御相談をしていただければなというふうに思っております。  洋式トイレの件ですけれども、部長、洋式トイレの比率から言うとかなり高いものになりますが、例えば、外にある公園のようなものとか、旧来からある施設には、本当に全くないものもありますが、障害者の方が使う場合は必ず洋式トイレとして設置をされておられますけれども、そういった公園とかほかの体育館の中とか、ないところもかなりあります。ですから、ないところがないようにするというのが一番だろうと思うのですけれども、いかがなものでしょうか。  それと、実際にもう必要な時代でありますので、このことは落とせないんじゃないかなと思います。数があるからいいというものではなく、質と、それからまくばり方の問題だろうと思いますけれども、いかがでしょうか。 102 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 調査した結果を見ますと、議員御指摘のように、公園等のトイレにつきましてはほとんどが和式のトイレということになっております。これにつきましても、障害者のトイレと同様で、そういう時期を見て、また洋式トイレをふやしていこうということにいたしております。  以上でございます。 103 ◯10番(土屋 晋君) よろしいです。  次に行ってください。 104 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目めに対する答弁を求めます。 105 ◯総務企画部長(立永正人君) まず最初のIPv6についてですが、議員さんが事細かく御説明していただいたので、結論から言います。  本市のネットワークはIPv6に対応済みでございます。ただ、議員さん言われますように、無限大のアドレス、いわゆるグローバルアドレス、世界に1つしかないアドレスなので、世界スタンダード、この基準の確立が必要となってきます。状況を見守っていきたいと考えております。  続きまして、情報基盤整備に伴って、情報化の計画通り進んでいるかということですので、総務企画部関係について、私の方から報告させていただきます。  告知放送システムでございますが、市役所、支局、消防署などからお知らせや防災情報等の放送を、既に開始しております。6月中には総代等からのグループ放送の試験利用も開始する予定でございます。また、防災情報提供システムですが、河川4カ所、道路4カ所にネットワークカメラを設置済みで、また、それらを市のホームページ上において、デジタルマップを公開し、災害時の避難場所情報等を提供中でございます。  続きまして、地上デジタル放送サービスでございますが、御存じのように、現在試験放送実施中でございまして、7月から本放送を開始いたします。  以上でございます。 106 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 市民生活に関する部分について、答弁をさせていただきます。  まず、福祉面での応用についてでございます。これにつきましては、4月1日から告知放送機器を活用した緊急通報事業ということで、開始を始めております。  次に、医療面での応用につきましては、在宅医療支援システム研究会において、遠隔医療について今、研究をいたしております。地域における医師不足、周辺部での医療、また慢性期や予防医療等も想定して取り組んでおります。また、在宅と病院、あるいは介護施設と病院間を、開発された機器やそれからテレビ電話で結んで、実証実験を積み重ねておる状況でございます。介護面につきましては、高齢者の介護予防のための健康体操の自主放送や、テレビ会議システムを活用しての介護保険サービス担当者会議、こういうものを今後充実してやっていこうというふうに考えております。  それから、健康づくり面では、テーマ別の食事の献立番組、それから健康の体操、そういうものをケーブルテレビを使って自主放送をしていく計画にいたしております。  以上でございます。 107 ◯教育次長(杉本 堅君) 教育面での活用でございますが、学校教育では英会話や科学教室などの教育番組の活用を初め、学校間をつないだ双方向の授業、DVDやインターネットを活用した事業を通して、児童生徒の学力、情報処理能力、コミュニケーション能力の向上を図ってまいりたいと思います。また、告知放送、メール交信等を活用した保護者との連携が考えられます。さらに、市内の文化財の紹介や生涯学習講座、講演会、公民館活動等の放映によって、生涯学習機会の拡大を図りたいと考えております。  以上でございます。 108 ◯経済部長(恩田 寛君) 農林業分野での情報通信基盤の活用でございますが、告知放送では、情報内容は従来の防災行政無線で連絡していたものと変わりはございませんが、受信世帯が格段にふえておりますし、農事情報などの好評も得ております。さらにこれをタイムリーな情報発信に心がけていきたいと考えております。  また、インターネットでの情報伝達につきましては、市のホームページでは、新規就農者案内や、ピオーネ栽培の状況などを載せております。今後、さらにJA阿新などと連携をいたしまして、千屋牛やピオーネ、トマト、米などの新見市の特産品の動画を交えて紹介し、PRしていくことを実現させていきたいと考えております。  また、ケーブルテレビの行政放送では、現在のところ、文字放送で農地転用等の手続などのお知らせを流しておりますが、さらに農作物の栽培などにつきまして、映像での情報提供などにも取り組んでいきたいと思っております。  そして、さらに構築された情報通信基盤を活用いたしまして、牛の発情検知システムや出産時の監視システムの実用化を進め、千屋牛振興のためにも飼育農家の負担を軽減し、和牛飼育の省力化につなげてまいりたい、このように考えておるところでございます。  また、観光アプリケーションといたしましては、観光案内等を紹介する情報アプリケーションの構築、ITを活用した多彩なイベントの充実を図ってまいりたいと思います。  行政放送、告知放送を利用して観光イベント情報を提供します。それから、今年2月12日に新見まちかどマップを新見市のホームページに設けまして、観光施設の場所の情報提供を行っております。それから、観光情報のメール配信につきましては、今後取り組む検討課題として考えております。  以上のように、おおむね計画に基づき進展しておると考えております。  以上でございます。 109 ◯建設部長(定岡正幸君) 建設部の関係の利活用ですが、まず、道路関係でございます。道路の交通規制あるいは通行禁止、迂回路等の案内、それから災害予防啓発、大雨とか大雪とか、そういう関係の情報提供、こういうことに活用したいと思っております。  それから、都市公園、公園の関係につきましては、城山公園の桜、梅、ツツジ等の開花に関する情報提供、それから、市営住宅の入居者募集においての活用、こういうものも行ってまいりたいと思います。  それから、水道関係では断水の状況、それから水道週間のPR、それから冬期の水道管の凍結防止、こういうPR等に活用したいと思っております。  それから、下水道におきましては下水道に関する情報提供、それから供用開始、この関係の情報提供などに活用したいというように考えております。  以上です。 110 ◯消防長(高下瀧昇君) 消防本部におきましては、告知放送を利用いたしまして、本年4月から、火災発生、鎮火の放送を行っております。それから、救急搬送態勢の充実を図るという観点から、現在、整備されております携帯電話網、光ファイバー網を利用いたしまして、救急搬送患者の画像送信システム、こちらの実用化へ向けての社会実験を行っているような状況でございます。  以上でございます。 111 ◯議長(杉 修次君) ほかに答弁ございませんか。 112 ◯総務企画部長(立永正人君) それでは、3番の高度情報化社会の実現に向け、国の政策と新見の現状についてでございますが、国におけるIT戦略は2004年12月策定のu-Japan政策のもと、いつでも、どこでも、何でも、だれでもネットワークに簡単につながるユビキタスネット社会を実現させ、草の根のように生活の隅々にまでITが浸透することにより、生活や地域社会、市場産業の活性化の実現を目指すものでございます。こうした中、本市では、議員も御存じのように光ファイバーを各戸に接続し、いつでも、だれでも、今すぐにネットワークに接続できる環境を整備いたしました。また、あわせて各戸に告知放送システムの設置、また、地上デジタル放送への対応、携帯電話サービスエリアの点においても、すでに100%に近い世帯カバー率であり、基盤面では国内をリードしている状況でございます。今後は、新見市情報化計画に基づきまして、市民や地域社会のニーズに対応し、ITの利活用を積極的に推進してまいりたいと考えております。  続きまして、4番の高度情報化社会の実現に向け、今やるべき環境整備についてという項目ですが、議員さんはIPv6を想定されて御質問されておりますが、御存じのように新見市は、通信IRU事業者であるソフトバンクテレコムと契約をいたしております。インターネット等を利用するためには、ルールを規定し利用させていただいておるわけですが、これから個人のサーバー、企業のサーバー、自由に接続して、また、いろんなプロバイダーの方々が接続をしてという御質問でございますが、これにはやはり一定のルールを保ちながら、プロバイダーとソフトバンクテレコムと市とで協議を進めながら、市民要望に基づいて進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 113 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩をいたします。                             午後0時1分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後0時59分  開 議 114 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  再質問ございますか。土屋議員。 115 ◯10番(土屋 晋君) 時間の関係もありますので、簡潔にいきたいと思いますが、各部局におきまして現在施行をやっているもの、またチャレンジをしているもの、新見市にとって非常に新たな政策を打ち出していただいているところもある、御答弁いただきました。よく承知をしているつもりでございます。そういったソフト面の、今、事業を挙げていただいておりますが、実はそういうことも、これは違うところでありますけれども、OCN、NTT関係になりますが、OCNのソフト内容なんかを見てみますと、各部局が言っていただいた緊急通報とか、または遠隔医療もそうですが、もういろんなソフトが既に出ておりまして、地震速報ももちろんであります。それから、IPv6の対応なんかももう始まっておりますので、いろんなソフト面ではそういったものが可能になっております。新見市も、それをあえて取り組んでいく、ですから整合性はとれているわけです。できているものを順次しているというような形であります。  しかし、このIPv6の時代に入るということは、それどころのものではありません。双方向ですので、ありとあらゆるものがコンピューターのチップを持って双方向の連絡を取りながら監視でき、またはセンサーを使っていろんなソフト開発が、ありとあらゆるものが出てまいります。その対応ができているかという質問をいたしましたが、部長の答弁は、できておりますと、新見市は言われましたけれども、できているのは光ファイバー線だから、それは十分、v6も通るわけでありますから対応はできますが、私はそのソフト面の需要、管理しますソフトバンクテレコムの方も、そういった対応体制をとれているのかどうかも含めて、もう一度御答弁をいただきたいと思います。 116 ◯総務企画部長(立永正人君) 先ほど、先般言いましたが、このIPv6につきましては、要するに世界スタンダードの確立が必要です。ハード的に整備はできておりますので、あとは、その基準が示されれば、その時点でソフトバンクテレコムと協議をしてまいりたいと考えております。  以上です。 117 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 118 ◯10番(土屋 晋君) 答弁漏れもあわせてお尋ねします。  各プロバイダーの問題が残っております。進展がありますかどうか、御答弁を願います。  それから、今、IPv4でもv6でも、固定IPが新見市では今、使えません。それと、企業サーバー、個人サーバーを持っている人が、この光ファイバーLANには今は入れません。これは、現実的に入れないというのを取り除く必要がありますが、これはテレコムとの話になるでしょうが、どういうふうになっているでしょうか。 119 ◯総務企画部長(立永正人君) 先ほど申しましたように、IRU契約をソフトバンクテレコムと交わしております。プロバイダーとして、今後のIT、すべて情報関連については協議をしてまいりますが、今言われましたように、個人サーバーの時代、まだまだ一般的ではないと思います。個人的サーバーを持たない会社も、セキュリティーの問題などで、かえって逆にふえている状況があります。ただ、今後十分に分析しながら動向を見守っていきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。  他のプロバイダーでございますが、これはIRU契約をしたソフトバンクテレコムと協議をし、今後検討してまいりたいと思います。 120 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 121 ◯10番(土屋 晋君) インターネット上のプロバイダー問題ですら、まだ解決されておりません。それと、今後を見据えながらというのは、大きくこの半年で動向が変わってきておりますから、課長なんかは御存じかもしれませんが、v6時代の投入は一歩早まっております。ですから、新見市もLANを引いておりますので、これ、対応はテレコムに言って、時期を待っているような段階ではないと思います。対応の方を十分していただければと思います。強く要望しておきます。  重ねて言いたいことは多々ありますが、次回にさせていただきます。結構です。  次に移ってください。 122 ◯議長(杉 修次君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 123 ◯市長(石垣正夫君) 3項目めでございますが、国土調査につきましては担当部長がお答えいたします。 124 ◯建設部長(定岡正幸君) 国土調査における金谷地区河川流域の境界と未確定地の問題の関係でございます。この件につきましては、3月の議会においてもお答えしているとおりでございますが、再度お答えさせていただきます。  金谷橋の上流地域、橋のもと、それから下流地域の河川の問題ですが、この国土調査における筆界は、土地の所有者双方が立会し、決定されるものでございます。堤塘境界には、どこを境界にするかというような一定の基準はございません。双方が合意したところが境界となるということに考えております。したがいまして、金谷橋の上流地域の河川境界は、河川管理者である県と民有地所有者の立ち会いで決定されたものでありまして、これがそういうことで決定されたものでございます。橋のもと及びその下流域につきましては、双方が合意ができませんで、現在、筆界未定ということで処理されている状況でございます。  それから、2番目の金谷団地線との関係につきましてでございます。  この取得の状況でございますが、市道拡幅という関係ですが、まず昭和45年に市といたしましては用地買収をいたしまして、市道認定をいたしております。その当時は4メーター道路ということで市道認定がされました。それからその後、平成10年におきまして、拡幅と取り合い、県道との交差点の改良ということで買収をいたしまして、拡幅をされ、現在の状態になっております。  この中で、堤を買収しているのではないかというお問い合わせございましたけれども、堤を買収したのではなく、土地を買収しております。したがって、堤がどこまであったとか、45年当時、どこまで堤があったとかいうのは、今の現在残っている資料では確認できませんので、お答えができかねます。  それから、3番目の県及び市の考え方でございますが、県及び新見市におきましても、国土調査というものは、境界画定というものはもう双方が、先ほど言いましたように双方が納得して境界を示していただく。これが境界であって、市の方が当事者間に入って、こちらがどう、こちらがどうとかいうことで介入するものではございません。そういうように認識をして対応をいたしております。  以上です。 125 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋議員。 126 ◯10番(土屋 晋君) 簡潔に申します。  金谷橋から上の堤防の上にあるピンで1点、堤防の所有権まで、堤防まで個人に渡しているということになるんでしょうか。堤防の位置づけはどうなりますか。実際に、堤防の上にコンクリートを立ち上げて建物の基礎になっております。それから、金谷橋から下ですけれども、コカ・コーラのところですが、市が買収している土地は、道幅を計算すれば、境がわからないといっても、当然幅が出てくる、その認識はないですか。堤防がどのくらいあったかわからないいうても、道路幅から逆算すれば、測量図から逆算すればきちっと出るわけですから、現在の幅とこれとを差し引けば、1メートル40ぐらいしかないわけ。そんな堤防はあそこにないということになりませんか。認識をお伺いします。 127 ◯建設部長(定岡正幸君) 先ほど来、堤が1.3メートルぐらいしかないということでございますが、これは推測でございまして、45年当時の境界については細かいものが残っておりません。それで、平成10年に買収した折には、きちっと路側が、これははっきり残っていますが、路側のところは擁壁がございまして、それで4メートル幅の市道がございました。それから、内側民地部分を購入して、約2.5メートルをその時点で拡幅購入しております。ということで、これは堤とは一切関係なしに、道路から民地側を買収したということの事実は確認いたしております。  以上です。 128 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 129 ◯10番(土屋 晋君) 結構です。次に行ってください。 130 ◯議長(杉 修次君) 次に、4項目め、答弁を求めます。 131 ◯教育次長(杉本 堅君) 新見市スポーツ振興基本計画の策定についてでございますが、スポーツ振興計画は国・県の策定を受けて、新見市でもスポーツ振興の方向性を定めるものとして、策定について検討いたします。  以上です。 132 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋議員。 133 ◯10番(土屋 晋君) そのスケジュールを教えてください。 134 ◯教育次長(杉本 堅君) この基本計画でございますが、住民の体力や、それから生活習慣、スポーツ団体が抱える課題など、生活者の視点を大切にした計画を策定したいと思います。そのためには、スポーツ環境について気軽に議論する場を設定することが、まずスタートラインだと思っております。まずその整備から行いたいと思っております。  以上です。 135 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 136 ◯10番(土屋 晋君) タイムスケジュールを教えてください。 137 ◯教育次長(杉本 堅君) まずそういった環境を整備しまして、それから、策定のスケジュールでございますが、この策定のスケジュールは、それぞれ諮問委員会をつくる方法と、そうでなくて関係の団体が集まって策定する、二通りの方法がございます。新見市にとりましてどちらがいいか、それも今後検討いたしまして、できれば今年度中にはそういった方向性を出したいと思っております。
     以上です。 138 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 139 ◯10番(土屋 晋君) 今年度中にということで、審議委員会を、私は立ち上げてやったらどうかなと、そっちの方を推薦したいと思いますけれども、随時進めていただきたいと思います。結構です。  次に移ってください。 140 ◯議長(杉 修次君) 次に、5項目めに対する答弁を求めます。 141 ◯経済部長(恩田 寛君) 神郷温泉問題の解決スケジュールでございますけども、これも四木議員の御質問にお答えいたしましたように、神郷温泉施設をどのようにもっていくか、結論を出す段階に至っておりませんので、したがいまして、タイムスケジュール的なものは組んでおりません。スケジュールは組んでおりませんが、しかし、議会にお諮りしなければならない案件も出てくると思います。したがいまして、当面、9月定例議会を念頭に入れて進めてまいりたいとこのように思っております。  それから、運営を行う上で、何に一番経費がかかるかでございますけども、18年度で見てみますと、人件費を除くということでございますので、燃料費を水道光熱費に含めましたら、この経費が一番でございます。  以上でございます。 142 ◯議長(杉 修次君) 土屋議員。 143 ◯10番(土屋 晋君) いつまでにが決まらないというのも、ちょっと無責任過ぎますが、一番最初の話し合いの場とか、もう少し深めていただけませんか。  それから、燃料費ですので、温泉を使うことを取りやめるということはできるでしょうか。どうでしょうか。温泉水をです。 144 ◯経済部長(恩田 寛君) スケジュール的には、申し上げておりますように、これから、議会にもお諮りしながら、御相談をしながら、なるべく早く進めてまいりたいと思っております。  それから、今、温泉水を使わない施設の使い方でございますけども、当然、これはどうしても温泉水をくみ上げなければならないということは、温泉以外は大丈夫でございますので、このあたりも議員先生方と御相談をしながら、どのように進めていくか、検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 145 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。土屋議員。 146 ◯10番(土屋 晋君) 私は温泉水を使うから燃料コストがかかると思います。それを検討する、やめる、新たなものに変える、こういう方法も大いに検討すべきだと思っております。  それと、そういった残りの施設はしっかり使うことでも、それはいいんじゃないかと思います、指定管理者制度で。  以上です。               〔質問時間終了のベルが鳴る〕 147 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして、土屋晋議員の一般質問を終わります。  次に、羽場純三議員の登壇を願います。23番羽場純三議員。               〔23番 羽場純三君 登壇〕 148 ◯23番(羽場純三君) 23番羽場でございます。平成20年6月定例会に一般質問を通告しておりますので、通告に従って質問をしてまいります。  その前に、議長の方にお願い申し上げます。この一般質問を提出し、その後に記述に訂正をお願いしたいところが発見されましたので、おわびして、訂正を申し上げます。3の岡山県民局の設置についてのところでございますが、「政府与党」云々から始まりまして、「中山間地域振興にシフトしたが、県庁のある備前県民局の廃止に伴い」という表現をしております。これは、県議会の方で備前県民局につきましては存続をするというふうに答弁をされておりますので、そこのところは割愛をお願いいたします。  それでは、質問してまいります。  1番、ふるさと納税制度に伴う寄附投票条例の制定はどうでしょうかということでございます。提案型の質問にさせていただいております。同僚議員の方から、ふるさと納税制度に伴う寄附投票条例の制定については御答弁もいただいておりますが、少し変わった観点から、再度質問させていただきます。  このことについて、研究課題としてプロジェクトチームで研究をしていくということでございますので、それをひとつ御披瀝いただければと思いますし、なおかつ、市長の言われました交付税に影響するという答弁をいただいております。これにつきまして、本当に交付税にかかわってくるのかどうか、ちょっとこれも具体的に御説明いただければと思っております。  2番目、食品等車両の移動販売業について、地域高齢者福祉の一翼を担っております。これにつきまして、移動スーパーの経営、そして地域高齢者に対する食料を供給する相互扶助関係を存続するためには、何らかの策が要るんではないかと、こういう質問でございます。  3番目、岡山県民局の設置についてでございます。  1番目、(1)でございます。政府与党の政策で、今年度から岡山県も中山間地域に政策をシフトしましたが、新たに中山間地域に軸足を置く県民局の設置が喫緊の課題でございます。この際、岡山県上でバランスを考慮した新見市に、仮称でございますが備北県民局を置くことを強く要請いたしますが、いかように考えるか。  2番目、県は政策の根幹に「協働の県政」を据えているが、協働を推進するためには、地域づくりの現状や課題を体温を皮膚感覚で感知する必要があります。協働推進のための担当機能する場所を必ず設置する必要があると考えますが、いかにお考えか。  3番目、中山間地域振興のために、農林業部門の設置と機能を充実する、これは一帯に大切なところでございます。これが21年の改革によってなくなっては大変だと思っております。これについても、どういう御所見をもっておられるか。  4番目、少子高齢、人口減少社会に対応のため、保健所の機能を必ず新見市に置く、(仮称)備北県民局に併設する必要があると考えるが、いかに考えられておるか、これをお聞きいたします。この保健所の件につきましては、同僚議員の方から質問をされ、既に市長のお考えとすれば、保健所の設置を強く要請し、残すように考えておるという答弁もいただいておりますが、再度その件につきましてお尋ねいたします。  大きい4番目、哲多町蚊家の目金地区に蔓延します畜産臭気によるふん尿の腐敗の異臭が非常にクレームを及ぼしております。これを速やかに何とかなる方法はないかということでございます。これは、住民からの提訴もあり、私も二度、夜中に状況がどうであるかを確認しておりますが、確かに臭うございます。何とかする必要があると思います。  5番目、平成18年度の普通会計決算に基づく市町村の財政比較分析表から。これは御承知のとおり、総務省の財政課の方から出されておりますけれども、これにつきまして、新見市の財政についてお尋ねしていきます。  (1)87類似団体の中で、新見市の総合点の順位はどうかということでございます。  2番目、財政力、平成16年から18年度までの財政力指数の推移からどういうふうに考えるか。  3番目、財政構造の弾力性について、平成16年から18年までの経常収支比率の推移からの考察はどうか。  4番目、人件費・物件費等の適正度、平成16年から18年、1人当たりの人件費・物件費等の決算額の推移からの考察はいかに。  5番目、将来負担の健全度、これにつきまして、平成16年から18年度までの人口1人当たりの地方債の現在高推移からの考察はどうか。  6番目、公債費負担の健全度、平成16年から18年度までの実質公債費比率推移からの考察はどうか。  7番目、定員管理の適正度につきましては、同16年から18年度までの人口1,000人当たりの職員数推移の考察はどうか。  8番目、給与水準の適正度、同じく16年から18年度までのラスパイレス指数からの考察はどういうふうに考えるかということでございます。  そして、6番目の項目でございますけれども、平成18年度の普通会計に基づく市町村の歳出比較分析表、これも総務省から出ておりますけれども、87類似団体と比較した考察はどうかということでございます。  1番目の御質問とします。 149 ◯議長(杉 修次君) 羽場純三議員の一般質問に対する答弁を求めます。 150 ◯市長(石垣正夫君) ふるさと納税につきましては、今まで私、答弁いろいろさせていただきました。詳細について、若干担当部長の方から述べさせていただきます。  以上です。 151 ◯総務企画部長(立永正人君) 基本的には、ふるさと納税については四木議員、そして、寄附による投票については山本議員の方にお答えさせていただいております。  まず、寄附による投票については、今後研究をさせてください。財政確保に本当につながるのかどうか、研究をさせていただきたいと思います。  ふるさと納税制度でございますが、まず、現在進めておりますのは、収納の関係でまず税務課から、それから啓発啓蒙で企画課、それから財源という関係で財政課、事務処理手続等で総務課、各課長で既に協議を始めさせていただいております。今後は、プロジェクトチームを実施に向けて、担当レベルに落として早期に実現できるよう準備をしてまいりたいと考えております。  また、交付税の措置なんですが、寄附投票条例については交付税措置はございません。ふるさと納税につきましては、国において、現在交付税措置は検討中ということなので、この推移も見守っていきたいと考えております。  以上です。 152 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 153 ◯23番(羽場純三君) 確かに、プロジェクトチームを組んで研究していただいて、するかしないかの判断をいただければいいと思います。ただちょっと、1つ確認します。ふるさと納税制度のプロジェクトチームなのか、寄附投票条例を制定するプロジェクトチームなのか、そこをちょっと分け隔てをお願いいたします。 154 ◯総務企画部長(立永正人君) 失礼しました。ふるさと納税制度の方でございます。 155 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 156 ◯23番(羽場純三君) ふるさと納税制度につきましては、既に今定例会の市長の専決処分の中で、寄附条例の改正のところで既に上がっておるのではないんですかね。いわゆる寄附を受け入れたら、5,000円以上のものについては控除してそれを受け入れるという分ではないんですか。ちょっと私の認識不足かもしれません。 157 ◯総務企画部長(立永正人君) 確かに4月30日で法改正がされ、このたび、市長の方が提案をして条例改正を出しております。それがまさに、所得税控除から今度は税控除に変わってくると、5,000円以上ということで。それは間違いありません。ただ、ふるさと納税の場合は、これを仕組み化するには、まずどういうシステムで、どういうPRをして、収納はどこに所管を持たせてという細部を詰めておかないと、ただ、一般寄附で手をこまねいているわけにはいかないので、こちらから打って出なきゃならないんで、その辺はやはりある程度文書化して、こういう形で進めていこうというものが必要となります。そのための準備を今進めているということでございます。  以上です。 158 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 159 ◯23番(羽場純三君) ということになりますと、ふるさと納税制度をやっていくためには、確かに自治体側もすごい緊張感があって、その制度、メニューをこさえていくがために、まちづくり政策の全国ランキングなんかも多分出されると思うんですよね。だから、そこのところも考慮されなきゃいけませんし、同じように、寄附投票条例も制定をするとしたら、どうしてもリンクしてくると思います。そのときに、どう判断するかでございます。  それともう1件は、市長申されておりましたけれども、地方交付税が減額されるんではないか、その危惧がある、これは論点だろうと思います。「文藝春秋」の「時事音痴」というところでおもしろい記事が出ておりましたけれども、「日本の論点 2008」ということで、小田切徳美さんという方がこう言っておりますけども、ふるさと納税をするのは、そういう志を持ってやることに意義があると。そういう人たちを信託住民と呼ぶというふうに、是とする考えがございます。それから、農村社会学者の小川全夫氏ですか、山口大学の教授でございますが、やはり労働と知恵との提供を実践しながら地域を温かく見守っていくということで、これも是とされております。  がしかし、反対論も確かにあります。神奈川県知事の松沢知事は、日本の論点の中で、受益に応じた負担を無視したふるさと納税制度、格差是正の効果なし、こういうふうに考えておられる人もあります。それと、納税制度が導入されると、行政サービスを受けていない地方公共団体へ税を納める一方で、所在地の地方団体に対して行政サービスを受けながらも、負担すべき税の一部しかおさめないという、受益に応じた負担という地方税の理念、応益の原則の根本を揺るがす大問題であると、こういう問題も出ております。  確かにこういうところを読んでいきますと、調べていきますと、市長言われるように交付税の削減があるのかなという気持ちもせんことはないんですが、がしかし、せっかくの納税制度が4月の30日に公布されておりますので、それはそれとして受け入れ態勢をやっぱし考えていただき、少ない自主財源を少しでもカバーできるやり方ではないかなと、これは同僚議員も言っておられました。そこのところでもう一つ、それでお答えいただければと思います。 160 ◯市長(石垣正夫君) 今言われたように、いろいろな議論があり、是とか非かいろいろな議論があるのは当然でございます。我々は今、ふるさと納税がいい悪いは言っておりません。当然、地域を再発見するためには、いろいろな方がしていただいて関心を持ってもらえると非常にいいんですが、それを盾に、私が言いましたように、交付税を引くというようなことになりますと意味がないわけです。だから、そういうことがないように、ふるさと納税いただいたのは、それでその地域の振興をいろいろ考えると。今までどおり、交付税は責任持ってある程度していただかなければ、我々が目的を持ってやっておったものができなくなる。教育でも、医療でも、福祉でもできなくなるわけです。だから、そういうことをお願いしておるということでございますので、そういうことで、今からも総務省とかなり私は議論になるんではないかというような気がいたしております。  以上です。 161 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 162 ◯23番(羽場純三君) そういうことでございますので、納税制度につきましては、交付税が減らない方向で、地方6団体の方で請求もしていただきながら進めていただければと思います。  次に行ってください。 163 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目めに対する答弁を求めます。 164 ◯市長(石垣正夫君) 2項目めの食品等車両移動販売等々につきましては、担当部長が御説明申し上げます。 165 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 移動販売事業者の方が、それぞれの地域に行かれまして、お年寄りの相談相手にもなっているということで、その相互扶助を存続させるためにはという質問ですが、地域の高齢化が進む中で、いろんなところで大勢のお年寄りといいますか、お年寄りだけの地域もたくさんあります。そういう中で、福祉の施策としまして、高齢者のひとり暮らし世帯を対象に、戸別訪問事業でありますとか、あるいは民生委員活動の1つとして、安否確認、安心安全の見守り、そういう事業も行っております。また、老人クラブ等におきましても、友愛活動ということで、ひとり暮らし会員の訪問であるとか、そういう活動も行われております。そういう中で、地域のお年寄りとの相談、あるいは安全安心、見守り等もこういう事業で行っておる状況でございます。その中で、移動販売事業者の皆様には、そういう面では感謝を申し上げるところでございますが、市としてそういう事業をやっておりますので、とりわけその移動販売事業者に対して支援するとかということは、今のところは考えておりません。  以上でございます。 166 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 167 ◯23番(羽場純三君) ちょっと細部にわたりますけれども、この移動販売の新見市内で活躍されている商店、商業の方、これが実際何軒あって、どういう活動をされているか、その実態を把握されておりましたら御披瀝いただければと思います。 168 ◯経済部長(恩田 寛君) この問題につきましては、地域商業振興の観点もございますので、私の方から御答弁させていただきます。  市周辺部におきまして、主に生活用品・食料品を移動販売事業によって行っている事業者は、把握可能なだけで本庁管内8事業者、大佐支局管内2事業者、神郷支局管内はございません。哲多支局管内4事業者、哲西支局管内3事業者となっております。これらの事業者の方々につきましては、2つから3つの大字地区を販売エリアとされまして、週に1回程度の巡回販売を行っておられるようでございます。  以上でございます。 169 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 170 ◯23番(羽場純三君) 確かにトータルしますと17業者ぐらいあるということらしいですね。私が調査いたしましたところ12業者かなと感じておりました。1軒ずつつぶさに調査をさせていただきました。そのときに、それぞれの事業者が現在どのぐらいな世帯を回っておられるか、把握をされておりますでしょうか。 171 ◯経済部長(恩田 寛君) 先ほど申し上げましたが、二、三地区の大字地区をエリアをされておられまして、世帯数につきましてはちょっと把握をいたしておりません。 172 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 173 ◯23番(羽場純三君) 私の調査の中では12事業者の方々なんですけども、業の開始は早いところで昭和48年から始められて現在まで至っているというような状況で、最盛期の戸数はざっと1,500世帯ぐらい回られておりました。それが、現在ではその戸数がちょっと減りまして、865から900強のぐらいのところまで行っているのかなということでございます。なおかつ、年代層につきましては、一律に70代から90代の間が一番多うございました。そして、75歳以上の独居世帯につきましては、全体の中で239世帯ございます。75歳以上の2人世帯のところが437ということでございます。訪問の回数も1回から2回、毎日というところもございます。売り上げの単価につきましては、1世帯が2,000円から3,000円、多いところで7,000円ぐらいということでございますが、ただし、生活の食料品等日用品の依存度は、そこの移動スーパーで買われるのが、消費の中で50%以上買われているというような状況でございます。  なおかつ、事業体の損益分岐点はどうかという尋ねに対しましては、ぎりぎり割っている、利益が出ているというのは1カ所だけでございました。すべて割っているか、ぎりぎりでございます。割っている数の方が3分の2、この持続性については本当に考える、やめる、やめる、やめる。続けるのは1軒だけでございました。  こういう状況の中で、しかし、その地方の周辺の高齢者家庭のいわゆる生活の総合的なメンテナンスという意味もございます。先ほど部長の御答弁の中では、老人クラブもしかり、それから民生委員さんもしかり、そういったところで見回り訪問等々、福祉の政策の中で見回って安全を確認はしているというふうにおっしゃっていますが、一番身近なのは、やはりこういう業態ではなかろうかと思います。確かに、業として助けていくことはできないかもしれませんけれど、実のところ、これは高齢者家庭とエリアの限界集落を守っている、一翼を担っているといっても過言ではないと思います。そこのところから考えていった場合には、何らかの政策が必要なんではないか、このように思いますけど、いかがでしょうか。 174 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 議員のおっしゃることはよくわかります。今、私が答えたのは福祉サイドの答えしか答弁しておりませんけど、商業振興、そういう面もございますし、あと、連携をとりながら、その辺については今後考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 175 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 176 ◯23番(羽場純三君) そうですね、考えてくださるということですので期待を申し上げたいところなんですが、高齢者家庭も、それからこの移動スーパーの運営をされておる企業体も、かなり高齢化が進んでおります。なるたけ早く、できれば原油価格が1バレル138ドルをアップしない、ガソリンがリッター200円をアップしない段階で、何か手を考える必要があると思いますので、この辺はよく御考慮いただきますように要請しておきます。  次に行ってください。 177 ◯議長(杉 修次君) 次に、3項目めについて答弁を求めます。 178 ◯市長(石垣正夫君) 岡山県県民局の設置についてでございます。  そういう中で、この新見地域に備北県民局をどうかということだと思います。これはただ、県民局をどうするとか言いますと、ちょっと誤解がありますので、なぜ分権改革が行われておるかということを、ちょっと言わせていただいて、これに入りたいと思います。  今、国の方で分権改革が行われております。これは、地方が独立して基礎自治体が今度はやっていこうと。そうしなければ、今までのように中央集権ではもう一向に日本が発展しないということをして、分権改革が始まって、今議論になりまして、この5月の28日に政府の分権委員会の方から総理に勧告がなされたというような状況でございます。それですから、我々といたしましては、もう地方でできることはすべて受けようというのが、当市、自治体で今進めておるような状況でございます。  そういう中で、道州制の問題も出ております。そこで道州制を先に進めますと、この地方分権で基礎自治体が牛耳られてしまいまして、いいことにならないと。我々は、まず一番に地元の基礎自治体をきちっとやろういうことで、今進めておりまして、道州制やりますと、県よりまだ権限が強くなります。中四国州になるか、中国州になるかわかりませんけど、今までは県に行っていろいろ言っても、我々自治体が話をしてみやすかった。道になりますと広くなって、いよいよ中央集権になるわけでございます。我々は、この中央集権にならないよう、これを道州制にしてほしいいうのが、基礎自治体ですべての権限を我々にもらおうと、それで道は道で今まで国がやったことをしていただこうということを考えなければいけないと。そういう中で、果たして県民局が要るか要らんかということでございますが、私は以前から、もう二重構造になっていると。今までのように、一々県にしたり、国に伺って初めて物ができると。大きな大間違いです。今度は、国から税源をもらって、その範囲で責任を持って基礎自治体がやるということでなければいけん、これを目指しておると。だから、県は今度は大きな、国がやっておったことを、今度は道でやるという仕組みをつくっていかなければいけないという気がいたしております。  テレビでもいろいろ言っておりますように、国の職員が地方で21万人もおると。とんでもない数でございます。こういうものをいかに減して道が受けてやると。それで、県の仕事を我々が受けてやると。できないところは広域で組んで市町村でやるということでございます。新見市は必ずすべてのものを受けてやれる自信がありますので、岡山県でも本当に先進的に物を受けているという状況でございます。  そういう中で、県民局がもしありますと、やはり中央集権、県にお伺いを立てにゃ何もできないということでございますので、私は、今までは何十年と県にお世話になっていろいろ進めてきましたけれども、独立して新見ができるわけなんです。基礎自治体ができる力を持っているわけです。だから、もう必要ないという気があります。  そういう中で、絶対難しいというのが、これは今まで県の方にもお願いいたしました、農林部門の関係で畜産、獣医でございます。獣医さんは、ただ獣医を雇って、ほんならできるもんではございません。長年経験があって、試験場におっていろいろしたんで初めて、これは役に立つわけでございます。これは、それですから、県でそういう試験場もあるわけじゃけえ、そういうとこでして派遣していただく。いろんなことがあれば派遣していただく。普及所もでございます。果樹でも野菜でも稲でも何でもです。作物が病気になったりいろいろなことになるということになりますと、ここへほんならそれだけの職員がおってできるか。できません。やっぱり県単位ぐらいで試験場とかいろんなもんがあって勉強されて、そういう人が的確に指導しなければとてもできない。こういうものを県が持っていただくということで、我々は農業部門で、あとはほとんど営農指導はできるという感じを持っております。  また、保健所等は、これも非常に難しいことでございます。だから、保健所も初めから新見市におきましては、これは新見に今の状態で置いてほしいというのをお願いしております。
     まず1点、農業関係におきまして畜産の関係、それと農業の関係で普及所の関係、それから保健所の関係、これは強く今までも要望しておりますし、今後は我々も強く要請していこうという気がいたしております。  以上でございます。 179 ◯総務企画部長(立永正人君) (2)の協働の県政というところで、市長の方から答弁がありまして、組織の話は別にしまして、現在は備中県民局において、協働の県政、協働の推進を進めておるところでございます。新見市におきましても、協働という言葉を掲げ、市民と行政が一体となって、まちづくりを推進していくと、大きな使命もございます。そのためにも、協働の県政を推進していただいて、窓口となる県には強くバックアップしていただかなければなりません。今後も、組織はどうあれ、現在では県民局になりますが、強く組織の充実を依頼していきたいと考えております。  以上です。 180 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 181 ◯23番(羽場純三君) 市長の方が、大きい3項目め、1番、2番、3番、4番とまとめて答えていただきましたので、ちょっと混線するかもしれませんが、それにまつわる質問をいたします。  市長の持論で、地方分権のあり方の中、道州制がひかれるのならば、基礎自治体がもっと権能・権限、金を持ってやるべきだと、これはもう前々から伺っております。あえてここで私が(仮称)備北県民局の設置を申し上げましたのは、21年3月31日をもって新見支局が廃止になり、なおかつ、それからは地域庁舎となっていくということになります。確かに、市長の言われるように、基礎自治体に権限・権能が付与される、移譲されることは、つつあるんだろうと思います。その中身がもうひとつ見えてこないのが1点の質問。  それから、地域庁舎になったときに、なったと仮定する、これが色濃いわけですが、そこでの仕事のあり方は、非常に少のうございます。これは本当に県としての機能を果たすのかどうか。例えば地域振興、県民生活に関する業務の中では旅券の発行、これは地域庁舎がやるようになる。これはもう既に新見市でやっております。これも必要ない。なおかつ、消防防災対策、防災対策の整備につきましては、これは一応、そこでやると、地域庁舎でやるというふうになっております。これにつきましても、同じく環境に関する業務、これは産業廃棄物の対策で、適正に処理する指導・監視、確かにこれはヘリコプターなどでの監視もしながらやっておられますし、それは県としての地域庁舎の機能もあるんだろうと思います。ただし、これも並行して新見市でもちゃんと市民生活の方でやられておりますし、なおかつ、県税に関する業務の中では、県税の収納、納税証明の発行となっております。これが地域庁舎で担当するようになっています。もちろん、これは県の収納についてはやっていただかなくちゃいけない、当然のことだと思っております。  それから、保健福祉に関する業務、ここは地域庁舎の担うところが結構ございます。精神保健相談についてしかり、それから措置入院にしてもしかり、結核感染発生動向の調査にしてもしかり、それから、感染症の予防及び発生時のパンデミックの対応、それから食品関係の施設の監視、それから薬事法に関する監視・指導、ここは保健に関するところが非常に多うございます。こういったものはすべて保健所で対応できるもんではないかと考えております。  ただし、農林水産省に関する業務につきましては、地域庁舎が担当するというのはほとんどございません。あると言えば、先ほど市長が言われたように農業・林業に対する指導、いわゆる農業普及所ですか、普及センターですか、その任務が1つ残るかなということでございます。まして建設業に関しましたら、もう完全にありませんね。各種許可、措置の命令、パトロール、公共施設の維持管理、この3つしかございません。  こういう状況を考えたときに、それじゃ、本当に地域庁舎がやる仕事は何なのか。それぞれ、ほんなら地方県民局が持っておりました権能は、市の方にちゃんと移譲されるんかどうか。そこのところの確認をさせてください。 182 ◯市長(石垣正夫君) 中身が見えないと、どのように今のもんが移譲されるか見えないと。当然でございます。今、分権改革で、国の方が勧告いたしました。これが細部に今度は省庁で検討されます。それから我々のところへおりてくると。そのときに言っておるのが、市長会でやっておるのが、ただ県だけにおろしていただいて、それを振り分けをしなさいということになりますと、また、県と市町村とけんかになります言うか、言い合いになってなかなかいいことにならないと。だから、国の方できちっとそれを振り分けてしてほしいというのをお願いして、今、そういう方向なんです。だから、その勧告を見て、また県の方もかなりそれに沿って動いていただけるんではないかと思います。  大きな課題は今から検討しなければいけませんけれども、まず1つといたしまして、もう我々の基礎自治体は、自分ですべて地域は守るというんがもう1点だと思います。我々ができないとこにつきましては、県なり国にお願いしてやるということでいけば、我々はスムーズにいくんではないかと。それにつきましては、権限と財源をもらわなければ、先ほども言いましたように、道州制になりますと、かなりの今度は権限を与え、財源を与えて国の方がいきますと、まさに中央集権になります。私は絶対これはいけないということを、市長会では何遍も言っておりますので、とりあえず地元で受けるということをすべて考えていきたいという気がしております。  以上です。 183 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 184 ◯23番(羽場純三君) 地方分権に伴う権限の移譲、基礎自治体にしっかりいただくということでございます。それはそれで進めていただきたいと思います。  ただ、危惧しますのは、今年の8月をもって地域庁舎に移行すると。8月までというのが1つのめどで出されておりました。それについて、恐らく関ヶ原は6月、7月、ここの間に決まってくるんではなかろうかと思っております。なおかつ、マスコミ等で発表されておりますけれども、岡山県の財政の悪化でございます。これにつき、知事が答弁されておりますのは、新たに人員の整理、そして機能の整理、そして組織の再編成をもう一度提案をするというふうに出ておりました。そうなってきますと、ますます基礎的自治体のところ、請け負うところが多くなってくるんではないかと思います。そのときに、県の権能を、特に保健所とそれから農業の普及、畜産の普及、そして協働の県政を市の県政として取り組むことができるかどうか、市長の御決意だけお聞きいたします。 185 ◯市長(石垣正夫君) 新見市といたしましても、今まで全国に先駆けましてかなりの権限を受けておる。我々より人口も大きい、財政規模も大きい市でも、なかなか受けられないような考えもあるかもわかりませんけれども、私は、もうそういう国や県が受けてやれということは、財源と権限をもらえれば十分新見市は受けてやれるという自信を持っております。  以上です。 186 ◯23番(羽場純三君) はい、次に行ってください。 187 ◯議長(杉 修次君) 次に、4項目めに対する答弁を求めます。 188 ◯市長(石垣正夫君) 4項目めでございますが、哲多町の蚊家目金地区の畜産臭気でございます。これにつきましては、部長が御説明申し上げます。 189 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 目金地区の畜産ふんの腐敗の異臭でございます。これにつきましては、平成18年ごろからいろいろ苦情を聞いております。羽場議員にも御一緒に、職員と一緒に現地にも行っていただきました。これは、隣接いたしております高梁市の備中町の西山地区の養鶏場のふんの焼却が発生源と思われます。  これにつきまして、いろいろと事業者へ対しての改善策等も言ってきたところですが、一部改善された部分もございますけれども、においの方がまだまだしているという状況でございます。  対策としまして、事業をする場所が、事業場が新見市の区域外でございますので、これにつきましては、新見市として行政指導ということもなかなかできない部分がございますので、隣接しております高梁市と協議、また県にも改善についての協議をしていきたいと、調査もまたしていきたいなというふうに思っております。そういう中で、業者に対して、改善策等も講じてもらうように申し入れたらどうかなというふうに考えております。  以上でございます。 190 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 191 ◯23番(羽場純三君) 確かに調査をして、対応を決めていただきたいんですが、ただ、ほんまに臭いんですわ。だから、それがとまればいいんですよ。簡単なことなんです。簡単だけど難しいんですわ。これは長年の課題でもございますが、ただ、そこに住んでおられる方々にとっては、やはり苦痛でございます。その苦痛はやっぱし公であるところが何とかしなくちゃ、どうもしようがないと思います。それについて、どうも私はこういうふうにやってこういうふうにすればいいということもよう言いませんし、ただ、行政指導ができなければ、今度は高梁の市議会に行って私が言うわけにもいきませんので、もう絶対新見市で対応していただきたいと思います。高梁で立候補せえいうのがあるかもしれませんが、それはないと思いますんで、ぜひともこの悪臭の発生源の指導と対策については、この新見市の環境基本計画の中にもちゃんと6ページに、事業所の発生源対策の推進ということで、悪臭発生源施設の指導強化と対策というとこで、ちゃんと監視し、見回っていくというふうになっております。これに基づいて処置をしていただくようにひとつお考えいただき、今のにおいの少なくとも、全面とはいかなくても、ある程度のところまでは進めていただけるかどうか、もう一度お聞きします。 192 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 新見市の市域内にある事業場であれば、市として、当然、そういうふうな今、計画の中に載っておりますような指導はできるところです。ただ、今の西山地区につきましては高梁市でございます。高梁市は悪臭の防止法に基づく規制を設けておりません。新見市には幾らかそういう規制を設けた地区がございますけど、そういうこともございまして、一番は市域が違うということで、新見市が指導するのはなかなか難しいと。ですから、事業場がある高梁市と、それと県とで協議しまして、対策を講じるようにしたいというふうに考えております。  以上でございます。 193 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 194 ◯23番(羽場純三君) それの対応お願いいたします。次へ行ってください。 195 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩をいたします。                             午後2時0分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時11分  開 議 196 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  羽場議員の5項目めの質問に対する答弁を求めます。 197 ◯市長(石垣正夫君) 5項目めの平成18年度の普通会計決算に基づく市町村の財政比較分析でございます。担当部長が御説明申し上げます。  以上です。 198 ◯総務企画部長(立永正人君) まず、1番ですが、87類似団体の中で、新見市の総合順位はということでございますが、類似団体とは人口と産業構造によって決められるものであり、新見市は人口5万人未満で、2次と3次産業が95%未満で、3次産業が55%未満の市に分類され、全国では87の団体がございます。今申し上げましたように、類似団体とは人口と産業構造のみで決定されております。例えば、広域消防と単独消防、市立の高校や大学、病院などを運営していたりと、その市の特殊性が加味されたものではございませんので、これにつきましては御質問ありますが、単純に順位はつけられないものと考えております。  次に、財政力でございます。旧新見市の財政力指数は0.33以上ありましたが、合併により0.26まで下がりました。中山間地域の過疎地で高齢化が進む中、税収入の増加を期待することは難しく、国県補助や地方交付税に頼らざるを得ない状況ではありますが、集中改革プランに沿って費用対効果を考慮し、緊急性や必要性を判断しながら、歳出の削減に努めております。ちなみに、平成18年度の財政力指数は0.26でございます。  続きまして、3番の財政構造の弾力性でございますが、定員管理の適正化によりまして、職員数の削減や地方債の繰上償還による公債費の削減など、義務的経費の削減に努めておるところでございます。平成18年度経常収支比率は91.8%となっております。  続きまして、4番目の人件費・物件費等の適正度でございますが、人件費につきましては、早期退職の勧奨等により削減に努め、物件費についても、事務事業の見直しなどで削減に努めております。例えば人件費につきましては、5年間で20%の削減と、こう申しておりますが、金額にいたしますと約60億が40億になる効果と我々は試算だけしております。  5番目ですが、将来負担の健全度でございますが、平成19年度以降の地方債借入額は、当該年度の元金償還額の70%以内に抑えることや、18年度から実施した繰上償還16億円などによって、地方債残高は着実に減少しております。ちなみに、平成18年度人口1人当たりの地方債残高は139万1,890円となっております。ちなみに、平成24年度では地方債残高1人当たりが92万円の計画で推移させようと計画をしております。  次に、6番目の公債費負担の健全度でございますが、合併時に大型建設事業が集中しておりまして、地方債には利子だけを支払う据置期間があるため、新市になって元金の償還が始まったものも多く、高い比率になっておりますが、地方債借入額の圧縮や繰上償還の実施など健全な数値になるよう努めており、徐々にその効果はあらわれております。ちなみに、平成18年度実質公債費比率は22.5%でございます。  続きまして、7番の定員管理の適正度でございますが、早期退職の勧奨等による削減や新規採用の抑制、また、新見公立短大が独立法人に移行したことなどにより、職員数は着実に減少しております。1,000人当たりの職員数でございますが、比較をしていただきたいと思いますが、平成16年度では15.85人が、失礼しました、17年度が15人、18年度におきましては14.74になっております。平成22年度に目標数値としましては12.68になる予定であります。  続きまして、8番の給与水準の適正度でございますが、ラスパイレス指数は全国平均を大きく下回っております。今後とも給与の適正化に努めていきます。平成18年度のラスパイレス指数は94.8で、県内でも下位に属しております。  以上でございます。 199 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。羽場議員。 200 ◯23番(羽場純三君) 23番羽場でございます。  項目が多くございますので、(1)、(2)から行かせていただこうと思います。  (1)につきましては、類似団体の中で新見市の総合点数の順位は何ぼかということでお尋ねしました。確かに、この比較分析表の中でランキングを出すというのは難しいかと思いますんで、それはそれで結構です。ただ、個々のものについて改めて尋ねていきたいと思います。  (2)財政力でございますが、確かに御答弁いただいてましたように、財政力につきましては、自主財源がどうしても財政力指数が少のうございます。旧新見市のときには0.33、現況では、先ほど言われましたように平成18年度で0.26ということでございます。この平成16年のときに類似団体が20ございました。そのときに類似団体のランキングは18番目というふうになっております。同じように、平成17年では、その調査対象がちょっと変わっておりまして、類似団体が113あってその中の109番、それから18年度には類似団体が87、先ほど言われましたようにあって、この中で81番目というふうになっております。これにつきまして、せめて87番目、このランキングがよければということでもないんですが、少なくとも類似団体と同等の40位ぐらいになる方策はないか。このことについて、1点だけお尋ねします。 201 ◯総務企画部長(立永正人君) 中間ぐらいということなんですが、財政力指数の数値を高め順位を上げるためには、基準財政収入額の税収の増額を図らなければなりません。そのためには市民税の納税義務者数や所得税の増加、企業誘致、企業の事業実績の伸びによる法人住民税を伸ばすことが必要となります。  いずれにしましても、現状の状況で一気に40番目にするというのは、今の類似団体の順位だけからすると非常に難しいと思いますが、それは、直には財政力自体にかかわるものではないので、努力はいたしますが、もう少し長い目で見てやっていただきたいと思います。 202 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 203 ◯23番(羽場純三君) その40番目、中間ぐらいと申し上げたんですけども、できればトップに立っていただきたいと思いますが、それもなかなか難しいということでございます。確かに税収を上げて法人市民税、これを上げていけば、当然自主財源が上がってきます。そこを考えたときに、社会インフラ整備でございます情報網がきちっとでき上がったわけでございますので、これでやっておりましたソフトバンクテレコム等の企業との提携をもって、以前も、副市長も御提案をいただいておりましたコールセンター等、人口の増を図る計画ってのも必要かと思います。その所見につきまして、ちょっとお尋ねいたします。 204 ◯総務企画部長(立永正人君) 先ほど申しましたように、企業誘致を積極的に進めると。それとまた、情報化社会になりまして、情報化の整備が整いました。新しい産業の創出、これらを検討する必要があると思います。今後の課題ではございます。 205 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 206 ◯23番(羽場純三君) 続きまして、経常収支比率、いわゆる財政構造の弾力性についてお尋ねいたします。  先ほど御答弁の中で、財政構造の弾力性につきましては、経常収支比率の中で18年度91.8%、できればその19年度見込み、これ決算やらないとなかなか出てこないんでしょうけども、これも順位でいきますと87団体の48ということです。弾力性が平均値に、類似団体の中で87団体の48番目というのは、どういう結果でこれになるのかなと。経常収支比率につきましては90以上でございますから決していいとは言えないんですけども、この理由はなぜなのか、これをお尋ねします。 207 ◯市長(石垣正夫君) これが上がりましたのは、以前から、大体最高82ぐらいまでいこうということで、我々頑張っておりました。それが、国の方が交付税を市町村で借り入れをして償還しなさいいうんが16年ごろからなりまして、切りかわったんです。今までは国の方が勝手に出しておると。そしたら国で問題になりまして、市町村、県も入れてですが転嫁されまして、それで一気に10%少々、みんな全国の自治体上がった。それが今、推移しておるというような状況で、これを下げるということは大変難しい。しかしながら、徐々にでも下げていかなければならないという気がしております。  以上です。 208 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 209 ◯23番(羽場純三君) 御答弁いただきましたとおりなのかもしれません。  この中で、平成16年度、17年度、18年度のチャートを見ていきますと、弾力性の中ではこの六角形があって、その中の一番端に出てきております。ここからいくと、弾力性につきましてはある程度キープしておるんではないかなと、そのために87団体の中の48位というとこで、まんざら捨てたものではないなと。これはもう少し頑張ればもっと弾力性のあるところに来るんではないかなと、私は考えますけども、御所見はいかがでしょうか。 210 ◯総務企画部長(立永正人君) 確かに御指摘のとおりでございます。そのためには、手っ取り早い方法としましては、やはり早期退職による人件費の減額、また、公共の施設たくさんございます。施設の管理経費などの物件費の減額、そして高利率の地方税の繰上償還の実施などが効果的と考えております。  以上です。 211 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 212 ◯23番(羽場純三君) わかりました。その辺で御努力いただかなきゃいけませんが、人員の削減につきましては、折を見て適正なところでやっていただきたいと要請しておきます。  その次の、人件費・物件費等の適正度でございます。これ、17年度には類似団体113番目の中の110番でございました。ただし、18年度になりますと、これが87類似団体の中の86番目ということで、余りいい結果ではないなというふうに考えております。これもチャート図で見ていきますと、この六角形の中の真ん中、40ポイント以下かな。ごめんなさい、80ポイント以下ということになっております。ここから比較してみますと、先ほどの御答弁で早期退職の勧奨、物件費などを統合するということです。集中改革プランの中では、500事業の現在の事業を整理していくというふうになっておりました。これの進捗度及び公共施設の再編という項目で出ておりました。これについては、この辺の物件費が関与してくると思いますので、御答弁をいただきたいと思います。 213 ◯総務企画部長(立永正人君) 数字で申し上げることはできませんが、例えば、18年度の組織機構改革によりまして、本庁・支局の再編、また19年度には健康管理センターを民間委託というふうに整理統合を徐々に進めております。このほかにも、今後やらなければならないことは、議員の皆様の御理解を得て、強力に進めていきたいと考えております。その節にはどうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 214 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 215 ◯23番(羽場純三君) その次です。将来負担の健全度でございます。将来負担の健全度につきましては、先ほど部長の御答弁で、人口1人当たりの地方債の残高、18年度で139万ほどございます。24年度には1人当たりの地方債の残高を92万円というふうにくくられております。目標値、これ絶対達成していただきたいなと本当に思っております。  その反面、私ども議員も、事業につきましては市民の要請があればやってほしいと、もろ刃の剣で頼みながら、片方では財政を健全化という、非常に矛盾したとこもございます。これも御容赦いただいてやっていただかなくちゃいけないと思っております。  先ほどの平成24年のときに92万円の1人当たりにつきましては、大体類似団体の平均値にはこれは達するのか達せないのか、ここだけ。 216 ◯総務企画部長(立永正人君) 申しわけありません。この数字が平均値になるかどうかいうのは、データを持っておりませんので、ちょっと御容赦いただきたいと思います。 217 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 218 ◯23番(羽場純三君) ちょっと質問を変えます。今の質問まずかったですね。類似団体がどう変わってくるかというのもございますんで、これはちょっと相関関係があります。  ただし、このときの地方債の残高の中で、繰上償還、平成22年度までに毎年3億円程度の繰上償還を行うとなっておりますというように御答弁されておりますけれども、繰上償還するためには金が要ります。金が要りますのは、現在70億ほどの基金がございますけども、あれを本当に返していった方がいいのか、金を持っとった方がいいのか、この判断は際どいとこだと思いますけれども、私が考えるには持っとった方がええんじゃないかなという気もするんですが、それはお答えはどうなんでしょうか。 219 ◯市長(石垣正夫君) 現在、今言われたように、いろんな目的基金も入れまして70億円ほど、ざっとあります。これを繰上償還してなくしようとかいうのは全く考えておりません。いざ市民の皆さん、いろんなことがあって支出するということになりますと、それこそ借金して利子の高いやつを借りて、また負担かかりますんで、当分はそれを持っていろんなことで調整してまいりたいと考えております。 220 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 221 ◯23番(羽場純三君) 金は持っとった方がよいということでございます。それはそれで私も賛成いたします。  それから、公債費比率の問題で、公債費負担の健全度でございます。これが18年度の総務省の発表では、87団体の中の80位ということで、これをもうちょっと頑張れば類似団体のところまでいくんではないかなと思うんですけれども、実質の公債費比率を下げていくための手段として、繰上償還より、持っておってここんところは無視してもいいんじゃないかなと、先ほどの市長じゃないですが、その辺はどう考えられますか。 222 ◯総務企画部長(立永正人君) 公債費比率なんですが、これは長期にわたって償還がかかわってきます。ですから、一気にこの数字を下げるというのは不可能でございます。既にもう借り入れて建造物を建設をしたものについての償還でございますので、これを一気に率を下げるということは、非常に困難だと考えております。ただ、繰上償還との関係もございますが、先ほど市長が答弁したとおりでございます。 223 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 224 ◯23番(羽場純三君) 定員管理の適正化でございます。16年、17年、18年と、1人当たりの定数が16.24人、15.92人、15.5人、平成22年度に先ほどの御答弁で12.68人ということになっています。これの効用の中では、事務事業を見直し、経費を抑えるとともに、定員の数を平成20年までに108人の減ということでございます。一遍に削るのがいいのか、それとも、やはり金のためには減していかなければいけないのか、それもいたし方ないとこでございますけども、20%の人員の削減については、見通しはいかがでしょう。 225 ◯総務企画部長(立永正人君) 定員管理適正化計画に基づいて、早期退職者を募りながら計画的に職員の削減に努めております。我々行政に5年で20%という大きな宿題がございますが、現在は前倒しの状況で進んでおります。これは確実に実施していきたいと考えております。  以上です。 226 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 227 ◯23番(羽場純三君) 先ほどの御答弁で、給与水準の適正化、いわゆるラスパイレス指数でございますが、94.6、94.6、94.8と、16、17、18年度と来ております。これにつきましては、先ほど御答弁いただいたように、無難なところであるということでございます。これはこれで守っていただきたいと思います。総合して、これからやっていこうという財政計画は健全化に大きくステップアップできるかどうか、その御決意だけを市長にお尋ねいたします。 228 ◯市長(石垣正夫君) 私は常に言っておりますが、財政健全化は一番でございます。市民の皆さん、いろんなことを物をやれと言いましても、財政健全化しなくて借金して、例えば夕張、岡山県のようになっては大変だということを考えて、これは絶対しないと。私は安心して市民が生活できる、また、市も市民が大変なときには支援できるような態勢で健全化に持っていきたいと。心配をしておられる方が大勢おられますけれど、夕張のようなことは絶対にありませんので、安心していただきたいという気がしております。(「はい、次に行ってください」と23番羽場君の声あり) 229 ◯議長(杉 修次君) 次に、6項目めの質問に対する答弁を求めます。 230 ◯市長(石垣正夫君) 平成18年度普通会計決算に基づく市町村歳出比較分析表、87類似団体の比較考察でございます。部長が答弁いたします。 231 ◯総務企画部長(立永正人君) 類似団体が人口と産業構造のみで決められており、その市の特殊性が加味されたものではないため、一概には言えませんが、公債費の比率は高くなっております。このことにつきましては、地方債借入額の圧縮や、繰上償還額の実施など、健全な数値になるよう努めてまいります。市長も言いましたように、財政健全化には努めてまいりますので、御安心していただきたいと考えております。  以上です。 232 ◯議長(杉 修次君) 羽場議員。 233 ◯23番(羽場純三君) この類1型都市型Bの10という類型型でございます、87団体。岡山県下でこれに類するのが井原市、高梁市、美作市、新見市、この4自治体だと思います。その中で、お隣と比べていいものかどうか、お隣と比較した場合、歳出の分析はいかようにとらえられますか。
    234 ◯総務企画部長(立永正人君) 隣の市の名前言わなきゃならないので非常に言いにくいんですが、公債費等のところも若干似てます。本当に似通った、立地的にも大きさも規模も似通っていれば、財政力もおのずと似通ってしまったんじゃないかなと。隣に負けないように、隣も新見市に負けないように、財政健全化に努めると思いますので、双方頑張って財政健全化に努めていきたいと考えております。  以上です。(「これで終わります」と23番羽場君の声あり) 235 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして、羽場純三議員の一般質問を終わります。  次に、9番橋本亨子議員の登壇を願います。9番橋本議員。               〔9番 橋本亨子君 登壇〕 236 ◯9番(橋本亨子君) 9番橋本です。御指名をいただきました。質問をさせていただきたいと思います。  きょうは白熱した議論といいますか、長い時間でのやりとりが続いているわけなんで、非常にお疲れのことだとは思いますけれども、気を取り直していただきまして、しっかりと御答弁をいただきたいと思います。  質問に入る前に触れておきたいと思います。  まず、死者・行方不明者合わせて8万数千人もの犠牲者を出した中国四川省での大地震から1カ月余りになりますが、惨劇がまだまぶたの奥に消えない、こういう時期でございますが、14日には岩手・宮城内陸地震による甚大な被害が発生をいたしました。亡くなられた方や行方不明の方などに対して、心からの御冥福とお見舞いを申し上げます。この地域は30年以内の地震発生確率は0%と評価されていた地域だそうですが、自然災害の恐ろしさを見せつけられた思いがいたします。  さて、自然災害に対しては無力とも言われますが、災害にも、自然災害と、そして人災など、いろいろございます。被害を未然に防ぐ体制づくりや対処方法については、住民の命や暮らしを支える自治体本来の重要な課題でもあると思っております。そういう点を踏まえた上で、何項目かの質問をさせていただきますけれども、前向きな答弁を期待をしておきます。  まず、1項目めでございますが、防災体制の整備と被災者支援を求める質問でございます。3月2日未明に発生いたしました中町での火災は、放火ということで通報がおくれた点などもあり、消防署員や団員の皆さん、そして地域住民の皆さんによる懸命な消火活動にもかかわらず、一瞬にして7棟が全焼してしまいました。火災によって生命・財産が一瞬のうちに奪われてしまう恐ろしさを目の当たりにして、市民の間では消火活動に対しての不安の声などが上がっている状況であります。こうした市民の不安をなくすための消防体制の整備は緊急の課題だと思っております。また、焼け出された皆さんは、あれから4カ月近くになりますが、生活再建に向け、それぞれの方が努力はしておられますけれども、暗中模索といった状況で、不安な日々を過ごしておられるのが今の現状でございます。一日も早く安心して生活ができるよう、特に住居の確保の問題などについて支援をお願いをしたいと思います。  こういう点で、まず1点目ですが、消防職員の充足率の引き上げについてお尋ねをいたします。初日の質問で、消防力の整備指針に基づく基準人員が143.1人、そして充足率が県平均63.6%に対して55.9%と、平均を下回る実態に我が市はなっているわけです。調べてみますと、県下の14消防本部中これが3番目、下から数えた順番ですが、こういう残念な状況になっております。今年度については改善がどこまで進んでいるのか、お尋ねをいたします。  2点目、地域防災力強化の取り組みについてであります。消火栓のあるところから防災訓練をしていきたいという、こういう答弁もあったわけですが、消火栓がない町内会、実際にあるようなんですが、こういうところはどうされるんでしょうか。そして、具体的な訓練の方法についても、検討があれば説明いただきたいと思います。  3点目、被災者への住宅確保を中心とする支援の問題でありますが、去る6月2日に被災者の皆さんと、支援を求め要望項目何点かを掲げて交渉もさせていただいたところなんですが、被災者の皆さんは住みなれた地域を離れたくないという強い願いを持っておられるわけですが、なかなか本当にめどが立たない状況でございます。要望させていただきました要望事項の内容、思い返していただきまして、前向きな答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。  大きい2項目めの質問に入ります。  医療構造改革のもと、高齢者を路頭に迷わせない対策について伺います。2006年6月に、小泉内閣当時、自民党・公明党政権が強行した健康保険法等の一部を改正する法律は、医療構造を大きく変える大改悪法でありますが、その中の1つに、高齢者への負担増と差別医療を持ち込む後期高齢者医療制度が含まれているわけですが、制度に対して廃止を求める署名が、今全国では600万人分を超えて寄せられているということです。そして、580を超す地方議会での意見書が採択をされ、30を超す都道府県の医師会が異議を唱えるといった状況も広がっております。制度の廃止を求める世論が本当に大きく広がっている中、与党の小手先の見直し法案では到底国民は納得ができないと思います。国民が望む制度の廃止を、直ちに政府・与党が実行できるよう、さらに力を合わせていきたいと思います。  今、野党4党が共同で提出した廃止法案が今月6日には参議院の本会議で可決しておりますが、衆議院での審議については民主、社民、国民新党が本会議をボイコットをしたために、審議入りができない事態になっており、私ども日本共産党の関係、この審議が速やかに行われるようにと会談の申し入れなども行って力を尽くしているところであります。  さて、後期高齢者医療制度の創設の目的の1つに、75歳以上の高齢者への保険給付費を年間5兆円削減することがありますが、その多くを高齢者の入院の制限によって実現させようとしております。1980年以来、政府は入院が長期化すれば病院の収入が少なくなる診療報酬体系を導入し、特に高齢者の入院を制限をさせる政策を推進してまいりました。診療報酬制度を利用して、高齢者の入院料を大幅にカットし、入院用のベッドを削減していくという措置をとってきたわけですが、このことによって、高齢者の方が日常生活を送るのにまだ少し不安があるので、もう少し入院させてほしいという、そういうふうに思っていても、その思いがかなわないといったことが、現実に起こっております。現在、県の方から医療適正化計画の回答作業に関する指示が市の方におりていると思いますが、高齢者の実態を踏まえ、医療・介護難民をつくらない対策をしっかりととっていただきたいということを、まず強く申し上げて、何点か質問いたします。  まず1点目ですが、医療保険、また介護保険での入院できる病床数が幾つあるのか。また、今後削減される予定がどうなっているのか、示していただきたいと思います。  2点目、医療施設入院待機者、こういった方がどういうふうになっていくと予測をしているのか。管内の医療施設の病床削減状況などと、今後の削減についてどう予測しているのか、示していただきたいと思います。  3点目、予想される入院制限、いわゆる社会的退院の発生に対しての対策、これをどのように考えておられるのか、示してください。  そして4点目、入院制限政策に対する国への要請についての問題ですが、政府が現在進めている病院追い出し計画に対して、市長も高齢者を痛めつける政策はやめるようにと強く要請していくべきだと思っておりますが、市長の考えをお聞かせをください。  3項目めに入ります。  グリーンミュージアム神郷温泉についてであります。同僚議員からいろいろな角度からの質問がたくさん出されてきたわけでありますが、議会に対しての請願の行方を見守っていきたい、こういう答弁がございました。また市長は、問題解決にはまだしっかりとした調査が必要だと、こういうこともおっしゃっているわけでありますが、先ほど部長から、問題解決についての9月議会を念頭に入れた進め方もあるんだと、こういうこともおっしゃられたわけなんですが、私は、まだまだ原因をしっかりと究明をすることが残されていると、やりとりを聞いても感じております。  市民の間でも、この施設については、議会への請願が上がっており、残すことを要望される、こういう方向もあるんですが、財政上の問題とか、今、施設がたくさんいろいろ市内にはございます。経営的に本当に大丈夫か、こういう声などがあり、施設についてはやめた方がいいんじゃないか、こういう意見も私どもには届いてきております。こういう声もございますので、審議をしっかりとまだまだ深めた上で結論を出すべきだと思っております。  所管の委員会の委員長にこの場をかりて一言言っておきたいと思うんですが、結論は決して急ぐべきではないと私は思っております。そして、場合によっては所管委員会だけの議論ではなく、議会の中での特別委員会の設置をすることも要るんではないか、こういうふうに考えております。これは意見でございますので、聞いておいていただきたいと思います。  さて、市長に申し上げたいと思うんですが、この問題の方向づけをするに当たっては、市民に対して広く意見を聞き、そして結論を出すことが要ると思っておりますが、その点、どうお考えでしょうか。  4項目め、新見南中学校の通学路についての安全確保の問題でお尋ねをいたします。  新校舎建設予定地も決まりまして、建設から数年しかたっていないあの立派な体育館、これを残したまま校舎の移転が行われることになってしまいました。この点では、本当に私は残念な思いが残っておりますが、新校舎への通学について、正田や石蟹方面からの場合ですと、JRを横断するという、こういう点があり、安全面への不安な声があります。これについての対策はどう考えておられるのか。安全な通学路の確保に努めていただきたいと思いますので、方針がございましたら、この場で聞かせていただきたいと思います。  以上、1回目の質問を終わります。 237 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員の一般質問に対する答弁を求めます。 238 ◯消防長(高下瀧昇君) それでは、1項目めの消防職員の充足率を引き上げられたいということでございます。充足率につきましては、藤澤議員の質問にもお答えをさせていただいたとおりでございます。この充足率につきましては、総務省消防庁におきまして3年に1回の調査が行われるということでございまして、現在55.9%、この充足率につきましては平成18年の充足率でございます。今度は平成21年の4月の時点で、また新たな充足率の計算を起こすということになろうかというふうに思っております。  そういう観点から、消防力の充実を図るために充足率の引き上げをということでございました。この充足率の引き上げをする方法といたしまして考えられますのは、1点目は消防職員の人員を増員する方法。それに対しまして、現在保有している資機材を削減する方法も考えられますが、これは適当ではないというふうに考えております。したがいまして、先般もお答えさせていただきましたように、条例定数85名でございますので、できるだけこれに近づけていくように努力をしてまいりたいというふうにお答えをさせていただいております。その内容につきましては、それで私どもも変わっておりませんし、そのように取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  2点目でございますが、住宅密集地におきます消火訓練でございます。これにつきましても先般お答えをさせていただいたとおりでございますが、議員さんの方から、消火栓のないところの指導はどのように行うのかという御意見でございました。もちろん、消火栓のない密集地というのは、ちょっと私どもは考えられない状況かなというふうには思いますが、もしそのようなところがあるとすれば、もちろん、防火指導あるいは消火器を使用しました消火訓練、あるいは避難訓練、そういうふうなものを中心といたしまして、消火栓のないところにつきましては、消防署といたしましても消火栓の必要性を十分検討させていただきまして、そこら辺につきましての状況も把握をして、今後の指導に努めなければならないというふうに考えているような状況でございます。  以上でございます。 239 ◯総務企画部長(立永正人君) 被災者の支援ということでございますが、議員も御承知のとおり、中町での火災に対する支援につきましては、火災後、いち早く被災者の避難場所の確保や、火災残渣の処理の対策を行ったところでございます。また、住宅火災された方に優先的に市営住宅を紹介をさせていただいております。また、家屋が滅失した宅地につきましては、特例措置を適用しまして、2年間、小規模住宅用地として取り扱わさせていただいているところでございます。  以上でございます。 240 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。橋本議員。 241 ◯9番(橋本亨子君) 1点目ですが、もちろん条例定数に早く近づけていくという、この努力をしっかりとする、その条例定数でも消防力指数、整備の指針に基づいた人員から言えば少ないわけです。その努力は当然なんですが、資機材を減らして充足率を上げるという問題ではございませんので、その点は努力をお願いしたいんですが、今現在、消防職員の採用に当たって年1回ですか、試験が行われるというふうに聞いておりますが、この試験の回数をふやすなどの工夫をして採用を急ぐということが取り組めないでしょうか。それから、今の現時点での充足率が出ましたら、この点を教えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 242 ◯消防長(高下瀧昇君) 職員採用試験を年2回行ったらどうかという御質問でございますが、これにつきましては、総務課の人事係の方とも十分協議を行ってまいりたいと思いますし、市長の方とも十分協議を行ってまいりたいというふうに思っております。  それから、充足率、本年の4月1日現在で消防署におきまして、仮に総務省消防庁の試算によります計算式に当てはめてみますと、充足率55.9%、これは変わりはございません。 243 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。橋本議員。 244 ◯9番(橋本亨子君) 職員採用に当たっての試験の問題では、人事係との協議などもしたいということでしたが、人事係の方で、その点についての改善ができるのかどうなのか、その点、答え出ましたらお願いしたいと思うんですが、いかがですか。 245 ◯副市長(柴田 仁君) 基本的には、年に1回、秋口の採用を考えておりますが、この前も不幸にして事故がございまして、現員数が減っております。そういうことで、また減ったりして通常業務に支障が起きるようなことがありましたら、中途の採用試験も考えておりますけれども、今のところ、何とか回っているようでございますから、通常の年1回の分で間に合うんじゃないかなと思っております。  それが、本当に現場が困っておれば、充足率が何%であろうが採用していかなくちゃいけないんですけれども、議員、充足率にこだわっておられるようでございますが、充足率というものは、分署が少なかったり機材が悪かったりすればぐんと上がるんですね。その証拠に、よく財政問題なんかで隣の町を比較されますけれども、隣の町は消防職員が64名です。ほとんど同じぐらいの人口でうちは80人を超えておりますけれども、その隣の町は63.4あるんです、充足率。それがなぜかと言いますと、向こうは分署が1カ所しかありません。うちは小まめに旧町単位で4つの分署を持っております。それから、高規格の消防車を入れると、それに5人配置しなさい、5でカウントされます。そうでもない普通の消防車であれば3人でいいわけですね。だから、いい機械、いい車両を買えば買うほど充足率は下がってくるし、分署をようけえ設けて小まめにやっておると、充足率はまた下がるんです。ですから、1つ充足率だけで消防体制の議論をすべきではなく、本当に隣と比べて小まめに分署があるなと、それから、消防車についてもすごいのがこっちにはあるなと、そういうことではかっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 246 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 247 ◯9番(橋本亨子君) 充足率が1つの基準だと私が思っているのは、必要な機材が整えられている、これは当然、消火活動に要るからこそ整えられているわけですから、それに見合う体制、これも1つはきちっと整えるというのが要ると思っているんです。そうじゃないんでしょうか。そういう意味で尋ねました。  それから、消防職員の体制の問題で、初日に質問があったやりとりの中でも、有給休暇の取得の状況、こういったことや、健康状況の問題からの角度の質問、いろいろありましたよね。そういう中でも、非常に難儀をしておられるのが現状だと、そういうふうに、そのやりとりの中でも実態が出てきたと思うんです。  今回、中町の火災の1件からいろいろと声があると最初に申し上げましたが、通報があってから初動に移る、現場に到着しての消火活動がどうだったのか、こういったことでも被災者の皆さんの、被災者の関係者の方との、直接消防署でお話を伺いましたけれども、通報があって迅速な対応はしていただいているけれども、最初に9名、2台で出動するということだったんですね。本当にそれが職員にとって当然のことでありますが、迅速な対応をしていく。これは当然であり、速やかに行動に移られているわけなんですが、無線の係を2人残して必要な人員を一生懸命連絡をして集めるという、こういうことで対応に当たられたという、こういう実態も聞いたんです。本当にいざというときに備える体制ですから、しっかりとした条例定数に早く引き上げていくということで体制を整えていく、これが要るんじゃないかと思っているんです。その点を申し上げて、もう一度、御答弁いただきたいと思うんです。 248 ◯消防長(高下瀧昇君) これにつきましては、先ほどから申し上げておりますように、条例定数の85名に極力近づけていく努力をしていきたいということで、御理解をお願いいたします。  以上でございます。 249 ◯副市長(柴田 仁君) 消防長、努力すると言いましたけれども、先般の議会で議論になりましたけれども、消防署の統合の問題があるんですね。そこの新見消防本部の充足数がどうのこうのという問題もありますけれども、まず、我が市として一番に取り組まなくてはいけない問題は、広域の合併を何とかやめて、新見で新見だけの消防本部で頑張ると、これをどこまで押し通せるか、思い悩んでおるところでございますけれども、こういう地域にあっては、ぜひ岡山県で1つの消防本部でくくられたら、本当に高梁並みの分署の数になるのは目に見えております。そしたら、充足率はその時点で格段に上がりますけれども、そういう充足率でなくて、本当にこの地域で細かい分署を配置した救急・消防・防火体制がとれるように、現状維持をしていくことに本当にこれからきゅうきゅうとしていくような1、2年になろうかと思うんです。ですから、目先の充足率を上げるということよりも、広域消防、広域合併はするな、新見市として頑張りなさいよと、そういうエールもぜひ送っていただきながら、消防署の職員も大変でございますから、それはそれなりに欠員補充はしてまいりますけれども、一番の今、市長の頭の中でよぎっておりますのは、岡山県で1本の消防本部になりたくない、新見はぜひ残したい、そういう思いが9割方占めておりますので、ぜひ橋本議員さんもそちらに軸足を置いていただいて、そちらの応援も、充足率の数字だけでなく、応援していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 250 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。橋本議員。 251 ◯9番(橋本亨子君) 答弁せんといけんでしょうかね。副市長から要望といいますか、質問のように返ってきたわけなんですが、消防の広域化の問題については、私どもも年に1回、県に対してのいろんな要望事を掲げて交渉に当たっておりますけれども、各地方議員一緒にやるわけですが、昨年も広域消防の問題については地域の意向を尊重して、強制すべきでないとこういうことで要望してまいりました。引き続き、この点ではちゃんと要望してまいりますので、御安心ください。御一緒に頑張りたいと思います。  職員の条例定数に近づける問題については、これは急がなければならないと思うんですね。消防長は現場におりながらその点を頑張る必要があると、こう答弁されているわけなんで、人事係の方でもこの辺は前向きに取り組みをしていただきたい。この点、強くお願いをいたします。  最後に、この点での御答弁いただけますか。 252 ◯副市長(柴田 仁君) 募集要項には、毎年若干名と書いておりますが、消防長と毎年小まめに協議して、じゃ、何人ぐらいが最低必要だ、何人いなかったら舞が舞えませんと、そういう話は消防長から厳重に聞き取って採用人員決めておりますので、御安心ください。 253 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 254 ◯9番(橋本亨子君) 努力をしっかりしていただかなければならないのが今の現状だというように思っておりますので、引き続き頑張っていただきたいということを申し上げておきまして、この項を終わりたいと思います。  次に行きたいと思いますが、防災の地域での取り組みの問題なんですが、本当に地域では消火栓がないということ、それから高齢化も市街地でも本当に進んでおりますので、本当にいざというときにどうしようかと不安なわけですね。そういうところに対しては、具体的に手を差し伸べることが要ると思うんですが、どのようにそのやり方を考えておられるんでしょうか。消防署の方からもしっかりと地域防災整備の問題、進め方などの提起をしていただきながら、地域と連携することが要ると思うんですが、具体的にもう少し、そういう不安に対してこたえる方法は、どういうふうに市民の側から投げかけていけばいいのか、その辺、聞かせていただきたいと思います。 255 ◯消防長(高下瀧昇君) 消防署も限られた人員体制の中で、いろいろ防火指導等も行うわけでございます。地域の防災力、基本的に地域防災組織につきましては、地域の皆さんで組織をしていただく、これが原則でございますから、地域にもそれぞれ消防団の方もおられますし、消防組織もございます。消防署だけでなく、そういうところに御相談もしていただきながら、また、議員さんの方も地域の中でいろいろそういう御意見等提言をしていただいたり、消防署の方にも御意見をいただいたりしながら、地域の防災力、そういうものを組織化していければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 256 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 257 ◯9番(橋本亨子君) ちょっと参考までに、地域での自主防災組織がつくられているところがたくさんあるということなんですが、どのくらいあるんでしょうか。その数がわかれば教えてほしいんですが、それから、組織率がどのくらいになっているのか、その辺も分析ができていれば示していただきたいと思うんですが。  消防長、今言われた地域に消防団もおられるという、こういうことなんですが、おられない地域があるんですね。なので、本当に不安なんだと。もう後期高齢をとっくに過ぎて、もう80になってきたと、そういう高齢者の方たち、本当に不安な思いでおられるんですよ。そういうときはどうすりゃいいんでしょうかねと、こういうふうに不安を訴えられてきたわけなんですが、そういった不安な思いを取り除く取り組みが要るんだと思うんですよ。そういう団員がおられないところは、どうしたらいいでしょうか。 258 ◯消防長(高下瀧昇君) 現在、新見市内の自主防災組織でございますが、幼年消防クラブが9クラブ、少年消防クラブが11クラブ、婦人防火クラブが46クラブ、合計いたしまして66クラブ、人員にいたしまして2,722人が加入しておられまして、年間を通じまして消火訓練、避難訓練、防火パレード、そのような行事が行われているところでございます。  消防団のいないところにつきましては、どのような対応をすればいいかということでございますが、消防団につきましては年間を通じまして、随時消防団員の募集を行っております。したがいまして、議員さんの方におかれましても、そのような加入できそうな方がおられましたら声をかけていただければ結構かと思いますし、消防署の方におきましても、消防団と連携をいたしまして、消防団員の募集、そちらの方に力を入れてまいりたいというふうに考えておるような状況でございます。  以上でございます。 259 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 260 ◯9番(橋本亨子君) 団員がいないところにこれから団員をつくってやっていくという、これでは迅速な対応とは言えないと思うんですよ。今、皆さん本当に不安な思いでおられるんです。ですから、そういったところの方々に対して、具体的にどう対処するのか。今すぐできる対処の方法について示してほしいんですよ。皆さん、不安に思っておられますので、その点はどうですか。 261 ◯消防長(高下瀧昇君) 今すぐできる組織体制、これにつきましては、非常に難しい対応でございますので、そこら辺につきましては、組織体制よりも現在の我々の常備消防であったり、消防団の非常備消防組織、そちら辺が中心になりまして、地域の安心安全に動いておるわけでございまして、地域の皆さん方の組織につきましては、ひとつ地域の皆さん方でいろいろ御検討をお願いできればというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 262 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 263 ◯9番(橋本亨子君) 地域の力も大事だというふうには思っております。  具体的には、地域の代表の方が消防署に出向いて、具体的にいろいろと詰めた話をしていけばそれに対処してくださるということになるわけでしょうかね。 264 ◯消防長(高下瀧昇君) そのような御相談をいただければ、できるだけ積極的に前向きに、しかも早急に対応してまいりたいというふうに考えておりますので、ぜひとも議員さん方もお力添えを賜りたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 265 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 266 ◯9番(橋本亨子君) 非常に前向きな答弁いただきました。この項、これで終わりたいと思います。しっかりと取り組みを、市民も署の方も、行政と一体になってしっかり取り組むことが要ると思っておりますので、御一緒にやっていきたいと思っております。  3点目の被災者の支援の問題なんですが、火災直後に市営住宅の紹介をされたと承知もしております。しかしながら、本当に住みなれたところで、そしてまた、地域の自治といいますか、町内会の単位が今まであったものが一瞬にして崩壊をするという、こういう現状に今あるわけなんですよね。そういう中で、ぜひそこの住みなれたとこにいたいんだということがあるわけで、交渉させていただきましたときにも、仮設住宅が建設できないか、こういう要望が上がっておりましたし、また、近いところに住むためには空き家の提供、これはどうだろうか、こういう話も出されておりました。そして、県が施設がいろいろとあいたものがあって、そういうものを有効に活用するということもできないだろうか。こういうことも要望としてあったわけなんですが、具体的にいろいろと検討もその後していただいたと思うので、もう少し、その要望に対してのやりとりを踏まえた上での回答を、もう一度お願いしたいと思うのです。 267 ◯総務企画部長(立永正人君) 私の答弁は、要望がありましたら一つ一つをできる、できないという答弁ではなしに、市が最大限できる支援を先ほど言わせていただきました。当然、どなたが火災に遭われても、その近くに、その場所に住みたいというのはそれは皆さんの願いだと思います。それをすべて要望にこたえることはできません。ですから、あいている市営住宅で、優先的に御紹介をさせていただいたというふうに答えさせていただきました。あとは先ほど答弁したとおりです。 268 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 269 ◯9番(橋本亨子君) 災害、特に火災に対してはそれぞれ対処も、いろんなほかにもケースがあるわけなので難しい側面はあると、これは承知をしております。しかし、今回の場合、放火という本当に異例な事態だったわけなんですよ。残渣処理についても、今まで行政が残渣処理をするということは、本当にかつてなかった。それなのに、今回の場合は市長の英断で迅速な対応をされている、これに本当に皆さん、感謝をしておられるわけなんです。  以前と比較したときに、一歩進んで取り組みができている、この点もあるわけなので、今回のようなこういう放火という事態に対して、ぜひ被災者の皆さんの生活実態もしっかり踏まえていただいた上になるとは思うんですが、家賃について、今まで家賃なんか払ったことがないという人たちが、新たに家賃の負担なども発生をしております。もちろん、市営住宅の提供の紹介はあったわけなんですが、地域の住民の皆さん、住みなれたところに住み続けたい、そして、町内会の機能そのものが今までのように存続ができるようにならないか。そういうことがあるわけなんで、家賃の関係なんかでいっても、例えば家賃の補助をするとか、そういうことの検討はできないでしょうか。 270 ◯総務企画部長(立永正人君) 先ほど議員さんも言われたように、原因が原因なので市でできることは最大限やっております。もうこれ以上そんなに御無理を言わないでください。 271 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。橋本議員。 272 ◯9番(橋本亨子君) 市民の代弁者として、市民の要望をこういう機会に伝えられるのは私ども議員しかいないわけです。いろいろ聞いた声をここでしっかりと届けさせていただいているわけなんですが、今の答弁が皆さんに聞こえていくと、本当に残念だと思われるかもしれない。本当、私も残念に思っておりますが、一歩踏み込んだ市長の英断があった、そういうこともあるわけなんで、ぜひ被災者それぞれの皆さんの生活の実態もしっかりと見た上で、こういう居住の問題、住居の問題、こういうことについてはぜひ前向きに改善ができるように、要望にこたえていただけるようにお願いをしておきたいと思います。  こちらは要望をしっかりとさせていただくという、こういうことになるわけなんですが、今後の検討をまたしていただきたいと思っております。この点を強く申し上げておきたいと思います。  以上、この項目について終わりたいと思います。 273 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩をいたします。                             午後3時16分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後3時30分  開 議 274 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  橋本議員の一般質問2項目に対する執行部の答弁を求めます。 275 ◯市長(石垣正夫君) 2番目の医療構造改革のもと、高齢者を路頭に迷わせないような対策をとられたいということでございます。これにつきましては、担当部長がお答えいたします。 276 ◯市民生活部長(吉田 彰君) まず、1番目の答弁でございます。医療保険・介護保険で入院できる病床数についてでございます。  現在、市内にある4病院の病床数は337床でございます。このうち、医療療養病床は160床となっております。削減の時期につきましては、県で策定されました地域ケア体制整備構想の中で、平成19年度から23年度までの計画でございますけど、この間に新見管内で医療療養病床160床のうち44床が、これは転換となる見込みを示しております。1番目につきましては以上でございます。  それから、2番目で、待機者がどうなるいう予測をしているか、あるいは管内医療施設の病床の削減状況と今後の削減についてどう予測しているかという御質問でございます。  待機者の予測につきましては、療養病床の転換計画により、転換先の介護保険施設に受け入れということになりまして、待機者はふえないものと予測をいたしております。管内の医療施設の病床削減数等につきましては、先ほど答弁したとおりです。削減の予測につきましては、急激な転換は困難であるというふうに予測をいたしております。
     それから、入院制限、社会的な退院の発生に対しての対策はどのように考えているかということでございますけれど、これは、療養病床の転換によりまして、社会的な退院の発生はないものというふうに思われます。  それから、4番目でございます。国に入院制限政策をやめるよう要請をすることという御質問でございますけど、これにつきましては、今申し上げましたように、新見市の管内では社会的退院の発生はないものと考えておりますが、今後とも適切なサービスを効率的に提供できる体制づくりを目指し、必要な場合につきましては市長会等を通じて国の方に要請をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 277 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。橋本議員。 278 ◯9番(橋本亨子君) 市内の病床数の数が確実に減るという、こういうのが数字として出てきたと思うんです。その病床の転換によって、在宅にシフトされる、こういう高齢者がだんだんとふえる傾向ではないかと予測が立つわけなんですが、そういう方々に対してどのような対策を検討しておられるのか、その点伺いたいと思います。 279 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 先ほど答弁しましたように、医療療養病床から介護保険施設、それに転換をされるということですから、基本的には在宅には帰らないということでございます。ただ、そういうことがもしありますれば、市としましても地域包括支援センター等、相談窓口もございますので、さまざまな関係機関と連携をしながら、きめ細かい対応をしてまいりたいいうふうに思います。  以上でございます。 280 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 281 ◯9番(橋本亨子君) 今、部長言われた医療療養型から転換をして介護施設にということなんですが、介護施設については今、申し込みをしてもなかなか思うように入れないという実態があるのは御存じですか。ちなみに、介護施設の関係での待機の状況がどうなっているのか、示していただきたいと思うんですが。 282 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 先ほど申しましたように、病院の医療療養病床を病院の方で介護保健施設に転換するということですので、基本的には病院から他の介護施設へ移るということでなしに、その病院の中で対応できるということでございますので、今質問にございました在宅の待機者いうことでございますけど、今、把握しておりますのは338人で、うち在宅者数が117人いうことで把握をいたしております。  以上です。 283 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 284 ◯9番(橋本亨子君) 今、制度上の問題から介護施設へと移行するから、ベッドについては問題ないというそういう話なんですよ。部長、療養病床の転換の問題について言えば、県が示している医療圏域ごとでの計画の中身、もちろん御存じですよね。将来、平成23年度にはゼロにするという、こういうのが医療圏の中でも示されているんです。減ってくるんじゃないんでしょうか。ここはどうなっていきますか。 285 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 県がケア体制整備構想を19年度に整備しました。これにつきましては、県内各病院のアンケート、あるいは入院患者のアンケートをとりまして、その後、パブリックコメントを求めまして作成をいたしております。この中で、新見高梁圏内におきましては、確かに数字的には廃止の部分もございます。しかしながら、私が申しましたのは、新見管内の数字を今申しておりますんで、新見管内におきましてはそういう廃止はない。医療療養病床から介護施設への転換を図るということでございますので、その辺は23年度まではそういう計画になっておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 286 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 287 ◯9番(橋本亨子君) 制度上、いろいろと中身が変わってくる、この問題はもちろんあるんですよ。あるんですが、全体としては高齢化率はどんどん上がってくる。国の方針を踏襲しながら計画を進める上では、ベッドの数は減ってくるわけですよね。これが事実なわけですよ。そうなった場合には、在宅でのケア体制、これは絶対整えていかなければニーズにはこたえていくことができないと思うんです。特に高齢化の高いこの新見市内の状況においては、在宅ケアの体制をしっかりとることが要ると思っているんですが、その辺の認識はどう持っておられるんでしょうか。 288 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 介護保険事業計画のちょうど見直しの時期になっております。第4期の介護保険事業計画が来年度から23年度までというふうな計画を立てます。それに反映をさせていきたいというふうに思っております。  以上です。 289 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 290 ◯9番(橋本亨子君) 反映をする、当然なんですが、具体的な反映の仕方、例えば今、地域で独居老人、高齢者だけの世帯、こういうところがどんどんふえてますよね。データ的にももちろんふえていっているんですよ。そういうときに、そういう方たちが安心して在宅で生活が送れるようにという、そういうためには24時間体制のヘルパーの問題、これ、要望してもなかなかかなえてもらえないという声があるんですよ。事業所で非常に困っておられるところもあります。実際にあるんですよ。そういう体制の問題。それから、様子見ボランティアなどの体制をつくっていうとか、こういうことが要ると思うんですが、どうでしょう。  それから、市として相談窓口を設置をして、そういう不安な方々にこたえていく、この体制も要ると思うんですが、その点の考え、どうでしょう。 291 ◯市民生活部長(吉田 彰君) ですから、第4期の介護保険事業計画にそういうものを、在宅でのサービス、施設も含めてのそういうものも含んで、介護保険料等もございますから、全般的な介護保険事業計画の見直しをしますんで、そういうものも踏まえて検討をして、その事業計画に盛り込んでまいりたいということでございます。  以上です。 292 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 293 ◯9番(橋本亨子君) 見直し計画については、中身についていつごろ完成ができる予定なんでしょうか。 294 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 県との協議も要りますし、年内ぐらいには事業計画の案を作成をしたいというふうに考えております。  以上です。 295 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 296 ◯9番(橋本亨子君) その作業の段階で、関係者から意見をしっかり酌み上げるという、その仕組みは考えておられますか。 297 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 事業計画を策定する中で、策定委員さんを選びまして、策定委員会の中で事業計画を策定しますんで、広く市の中から意見をいただけるものと、こういうように考えております。  以上です。 298 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 299 ◯9番(橋本亨子君) しっかりとした計画づくりが要ると思うんですが、部長、平成18年3月に出された新見市老人保健福祉計画、これの介護保険計画も含まれているんですが、実態をとらまえるためのアンケート調査を行っておられます。今回の見直しに当たっても、そういった実態を踏まえるアンケートの調査、これも要るんじゃないかと思うんですが、こういった調査は予定されておりますか。 300 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 今回につきましては、いわゆる住民アンケート、そういうものは考えておりません。 301 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 302 ◯9番(橋本亨子君) 時間が迫ってまいりましたが、一定の方向は見えてまいりました。  市長に伺いたいんですが、国に対しての要請の問題なんですが、制度の中身をしっかり勉強も当然していただきながら、国への意見を言うというのが要ると思うんですが、市長、この制度をどういうふうにお思いになっておられますでしょうか。この医療構造改革の方向性のこの中身の問題ですが。 303 ◯市長(石垣正夫君) この改革を見ましても、完璧とは思っておりません。市長会等につきましてもいろんな意見が出ておりますので、我々もこの改革をスムーズに国民が受け入れられるような改革をしてほしいという感じを持っております。  以上です。 304 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 305 ◯9番(橋本亨子君) 答弁いただきましたので、また別の機会でもやりとりをしたいと思いますので、ここをこれで終わりまして、次へお願いをいたします。大きい3項目めです。 306 ◯議長(杉 修次君) 次に、3項目めに対する答弁を求めます。 307 ◯市長(石垣正夫君) 3項目めでございますが、神郷温泉につきましては、私、今まで述べたとおりでございます。あと、詳細の部分には部長がちょっと答弁させていただきます。ちょっとだけ。 308 ◯経済部長(恩田 寛君) 市長が申し上げたとおりでございますが、誤解を招いてもいけませんので、もう少し御説明申し上げます。  議員の方から早く結論を出さなくても、市民によく意見を聞いてという御指摘もいただきましたし、また、部長は9月議会を念頭に入れてと言ったが、そんなに急がなくてもと言われましたが、これにつきましては私が土屋議員に御答弁申し上げましたのは、議会にお諮りしなければならない案件もあると思うのでと、ですから当面は9月議会を念頭に入れてと申し上げました。  例えば、スキー場なんかは12月にオープンしようとしますと、指定管理者の問題で、どうしても9月にお諮りしなければならない、こういう問題が出てまいりますので、そういう意味で私は申し上げたわけでございまして、9月にすべて終わらせるというものではございません。時間をかけてもいけませんし、早くにあらゆる問題を精査しながら、議会とも御相談をしながら進めてまいる、これは市長が申し上げたとおりでございます。  以上でございます。 309 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。橋本議員。 310 ◯9番(橋本亨子君) 市長にお尋ねをした、市民に広く意見を聞いて方向づけをするという、この点についてどう思っておられますでしょうか。 311 ◯市長(石垣正夫君) これは新しい施設とか新設する場合にはいいんですけど、この内容が十分市民に徹底して議論ができるかは難しいわけです。市民に聞いて、ほんなら明快で、あと、経営やこうできるかできんかいうたらわからんわけです、そこまで。議員さんでもいろいろ思って考えてどうしようかというような中で、市民にしてほんならやりなさいだから、アンケートで決まったからやるとかやめるとかいうわけにはいきません。我々がきちっと検証して、本当にあと運営等がいいぐあいにいけるというぐらいを踏んでいかなければ、安易にオープンしたら、また二度同じような手になるという感じがしております。  以上でございます。 312 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 313 ◯9番(橋本亨子君) 市民が判断をしていくための材料をもちろん提供する必要があると思うんですよ。詳しい資料をつくってそれを公開をして、市民の意思を反映する方向で進めていただきたいと思うんですが、どうでしょう。 314 ◯市長(石垣正夫君) 先ほど私が答弁したとおりでございます。 315 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。橋本議員。 316 ◯9番(橋本亨子君) 結論を急がずにじっくり考えていく大問題だと思っておりますので、仮にこの問題をいろんな資料も踏まえた上での判断をするということで、選挙の中で市民に問うという、こういう方向も要るんじゃないかと思っております。提言しておきます。  参考までに1つ教えてほしいんですが、神郷の温泉、それから千屋温泉、風の湯温泉のそれぞれの3施設の燃料代がどのくらいかかっているのかを、ちょっと教えてください。 317 ◯経済部長(恩田 寛君) 3施設の比較する資料はただいま持ち合わせておりません。申しわけございません。(「休憩していただければ待っておりますよ」と9番橋本君の声あり)  神郷温泉に限って申し上げますと、燃料費、これも18年度に限らせてもらいますが、燃料費が1,249万4,545円でございます。  以上でございます。 318 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員に申し上げます。通告がグリーンミュージアム神郷温泉ということなので、執行部も神郷温泉に関しての資料を持ち合わせているようでございます。特に資料に関しましては、通告がないとそろわない場合がありますので、そこら辺は御理解を願いたいと思います。橋本議員。 319 ◯9番(橋本亨子君) 時間を置いて後でも結構ですので、比較してみたいと思いますのでよろしくお願いします。  ここを終わりますので、提言しましたことについてはしっかりと受けとめてやってください。  次の質問に移ってください。 320 ◯議長(杉 修次君) 次に、4項目めの質問に対する答弁を求めます。 321 ◯教育次長(杉本 堅君) 南中学校の通学の安全対策でございます。  国道180号には信号がありますし、また、踏切には遮断機があります。中学生の通学については心配はないと考えております。  以上です。 322 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 323 ◯9番(橋本亨子君) そういう状況があっても不安だという声があるわけですよ。上を行くか下を通るか、工夫ができないかという意見もあります。どうでしょうか。 324 ◯教育次長(杉本 堅君) 市内の他の中学校でもたくさんの踏切、それから横断歩道がございます。教育委員会といたしましては、中学生に安全な通学をするよう、指導の方を徹底したいと思っております。  以上です。 325 ◯議長(杉 修次君) 橋本議員。 326 ◯9番(橋本亨子君) 交通安全指導、もちろん要るんですが、本当に皆さんからの不安な声があって、改善が要るというこういうことなんですよ。ぜひそこを……。               〔質問時間終了のベルが鳴る〕 327 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして、橋本亨子議員の一般質問を終わります。  本日の会議時間は会議規則第9条第2項の規定により、あらかじめ延長いたします。  引き続き一般質問を行います。  次に、11番池田一二三議員の登壇を求めます。池田議員。               〔11番 池田一二三君 登壇〕 328 ◯11番(池田一二三君) 11番池田一二三でございます。本日最後の質問者となりました。通告順に従い、質問させていただきます。  1番目、1項目めですが、財政について質問をいたします。  6月2日、岡山県がこのままだと2011年にも累積赤字が305億円見込まれ、財政再生団体に転落する危険性があると財政危機宣言をされました。危機回避の取り組みはあらゆる事業をゼロベースから見直し、毎年100億円以上の歳出削減が長年にわたると見込まれております。当然、新見市及び市民にとって影響は想像以上に厳しいものがあると思われます。既に小郷議員、坂口議員が質問をされており、市長は、歳出削減案が示されていない段階での答弁は難しいというお考えを示されております。そこで、2点質問をしたいと思います。  1点目、石井知事は、財政破綻が懸念される状況に追い込まれた大きな原因は、2004年度に地方交付税が約300億円削減され、その後も抑制されていることにあると話されておられます。財政破綻が懸念される状況に追い込まれた原因は何とお考えになられるか、市長の所見を伺いたいと思います。  2点目、石井知事は、医療や福祉、教育など県独自の事業ができなくなる可能性があると発言をされておられます。主な単県事業はどういったものがあり、その金額はどれぐらいになっているのか、伺いたいと思います。  2項目め、経済・観光振興について質問をいたします。  経済につきましては、榎議員が既に質問をされ、当市の経済状況は依然として減速傾向にあり、活性化対策が必要と答弁をされております。したがいまして、3点質問をいたします。ラストワンマイルの活用、千屋牛によるブランド化推進など、光も見えますが、地域経済は低迷が続き、今、正念場を迎えているように思います。質問をいたします。  1点目、経済・観光の振興について、市長の御所見を伺いたいと思います。2点目、対策として行政と商工会議所、商工会、JA阿新農協、森林組合など、代表者の方々による経済会議、そういったようなものがされているかどうか、現状を伺いたいと思います。3点目、ここ3年間の県や中小企業向けの支援事業の活用がどの程度あるのか、申請及び採択状況を伺いたいと思います。  続いて、観光振興について質問をいたします。1点目、平成19年の利用客数の現状及び動向について伺います。2点目、本年度の振興対策について伺います。  3項目め、過疎集落の対策について質問をいたします。  1年前に集落の現状と見通しについて伺い、集落の維持、活性化対策を求めるため、まず実態調査を強く求めたところであります。市内には829集落中、高齢化率40%以上の集落が約7割にも及び、5年から10年先には年寄りばかりになり、我々はどうなるんだろうかと、そういった不安の声をよく、多く聞きます。取り組みについて、3点質問をいたします。  1点目、基本的な考え方、方針について市長に伺います。2点目、千屋地区は国の事業、大井野地区は県の事業、そして市は集落機能強化補助事業と、本年度、集落機能強化に向けて動き出しました。この平成20年度の取り組みについて伺います。主に集落機能強化補助金事業について、内容等を伺いたいと思います。3点目、高齢化率70%以上、9世帯以下集落があります。そこの実態調査、それはどのようにされているのか伺いたいと思います。  4項目め、ラストワンマイル事業について質問をいたします。  告知端末機を活用した緊急通報装置について、藤澤議員が既に質問をされておられます。御答弁もいただいているものもございますので、2点伺いたいと思います。  1点目、既に緊急通報電話をつけている方が約300人、そういう方々に、このたびの緊急通報装置について文書で通知を出したとお聞きしましたが、どういう内容なのか伺いたいと思います。2点目、現在は目的により対象者が限定をされておりますけれども、仮に全世帯にこの緊急通報システムを整備することが可能かどうか、そのことについて伺いたいと思います。  5項目め、救急医療体制について質問をいたします。  1番目、昨年12月から実証実験を行いました救急搬送患者画像送信システムについて、早期実現を求めて質問をいたします。1点目、実証実験の検証について伺います。2点目、早期実用化に向けての今後の取り組みについて伺います。  2番目、夜間ドクターヘリ早期実現に向けて質問をいたします。これは既に山口議員が質問をされ、国へ要請をしているとの市長からの答弁でございました。見通し、あるいは動向について、市長に伺いたいと思います。  以上、1回目の質問を終わります。答弁を求めます。 329 ◯議長(杉 修次君) ただいまの池田一二三議員の一般質問に対して、執行部の答弁を求めます。
    330 ◯市長(石垣正夫君) 県の財政のことでございますが、これはもう、ほかの議員さんの質問で答えたとおりでございます。また、知事が2004年度、平成16年になると思いますが、そのときに交付税を300億削減された、その影響があったというように発表されたと、その見通しと言いますが、私といたしましては、県の財政を担当しておりません。それですから、私が答弁することはできないということでございます。ほかにつきましては、担当部長等が答弁させていただきます。  以上です。 331 ◯総務企画部長(立永正人君) 医療への影響はということですが、先日発表されたばかりでございまして、その発表の中にはこの財政危機を回避するために、財政構造改革プロジェクトチームを立ち上げ、9月上旬までに基本方針や具体的な取り組み案をまとめ、9月議会での議論を踏まえて12月議会で予算編成方針の最終案を提示という情報をいただいております。いましばらく何への影響というのは、今後そのプロジェクトチームがどのように財政改革のために試案というか、提案をしてくると思いますので、その状況を見てみないと、具体的にこれにどの程度影響があるとかというのは、今の段階ではお答えすることができません。  以上です。(「答弁が違います」と11番池田君の声あり) 332 ◯議長(杉 修次君) 質問の中で、単県事業の内容と金額、これについての質問がありました。 333 ◯総務企画部長(立永正人君) 単県事業は、19年度決算見込みで約6億円、事業数で90事業ぐらいがあります。  以上です。 334 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 335 ◯11番(池田一二三君) 90事業全部御紹介していただくのは大変難しいかと思いますが、主なものを何点か御紹介いただきたいと思います。 336 ◯総務企画部長(立永正人君) 主なものだけ言わせていただきます。重度心身障害者医療費補助金、老人医療費公費負担補助金、乳幼児医療補助金等4公費が主なものというか、それを中心にその他90事業ございます。  以上でございます。 337 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 338 ◯11番(池田一二三君) 今お聞きをいたしましても、非常に大切な、削減をされたり廃止をされてはいけない、そういった内容だと思います。  そこで、市長の御答弁は今の段階では答弁ができるだけの材料を持ち合わせていないという御答弁でございましたけれども、想定内の御答弁でございました。この原因につきましては、県の市長会でもよく検証していただきたいと思っております。なぜなら、石井知事は就任以来12年間、行財政改革を政策の柱として進めてこられたわけです。知事が言われるように、本当に地方交付税の減額が大きな原因であるならば、国に対して県を挙げて一般財源の確保、地方税財源の充実強化を言うべきと考えております。市長にお考えを伺いたいと思います。ぜひ県の市町村会で、この検証をしていただきたい。そして、国に言うべきことがあればしっかり言っていただきたい、そのように思います。 339 ◯市長(石垣正夫君) 我々基礎自治体、市のことでしたら我々も考えて今までもずっと言っております。都道府県のことを我々が国の方に言うというのは、ちょっと我々としてやぶさかなような気がいたしますので、これは控えさせていただきたいという気がしております。  以上です。 340 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 341 ◯11番(池田一二三君) 県の今、この財政問題は、喫緊の最重要課題になっております。県の喫緊の最重要課題ということは、市の最重要課題でもあると思っております。十分その点を考えて、ぜひ県の市町村会でも十分に検証していただき、そして言うべきことはしっかりと言っていただきたい、そのように思っております。  次の答弁をお願いします。 342 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目、経済・観光振興についての答弁を求めます。 343 ◯市長(石垣正夫君) 経済・観光振興でございますが、特に経済のことをいろいろ言われました。我々のような中山間地帯は、我々のところだけでなく本当に厳しい状況が続いておるのは間違いございません。そういう中で、いかに行政がやりくりをいたしまして、市民のニーズに合うようやっていこうというのがねらいでございまして、やはり今、新見市におかれましては商工会議所、商工会、農協、森林組合と組んで、この活性化していかなければならないというような気がいたしております。  そういう中で、今、本当にこの光ファイバー網が充実いたしましたので、これで各単位で頑張っていただき、またソフトを開発して経済の活性化にもっていきたいというような気がいたしております。そういう意味でも、当初に新見市は商工業者等が光ファイバーを利用できるよう、予算も計上したような状況でございます。今後も、今までもしておりますけれども、商工会とか農協、あるいはその他の団体と今後も調整しながら地域の活性化を図ってまいりたいと。今まででもいろいろな議題を持って話し合いを行っております。詳細について、個々につきましては担当部長が御答弁させていただきます。  以上です。 344 ◯経済部長(恩田 寛君) ただいま経済・観光振興に関しまして市長が御答弁申し上げましたが、その中で御質問にありました商工会議所、農協、森林組合等々の連絡会議、いわゆるトップ会談的な会議でございますけれども、これは決まったものは、定めたものはございませんが、随時やっておりまして、必要に応じて開くということにいたしております。また、商工会議所、商工会につきまして、農協等につきましては、担当者会議も随時設けておるところでございます。  観光に限りましては、新見市観光協会がございまして、これが新見市、商工会議所、商工会、JA阿新が会員でございます。  次に、産業創造、企業向けの支援で3年間の活用採択の実績という御質問でございますけれども、榎議員に御答弁いたしましたことを引き合いに御質問されたわけでございますけれども、県による支援、岡山チャレンジプロジェクト支援事業、あるいはまた、オンリーワン企業育成支援事業等々がございます。国におきましてもさまざまな支援策があるわけでございますけれども、結論から申しまして、3年間の実績はございません。といいますのが、直接企業へ、国の事業などは直接企業へ行くということで、うちで把握し切れないものがございます。うちを行政を通していくものもございますが、その限りではございません。企業にそういう努力をしていただきますとか、御相談を受ければいいんですが、今そういうことがここ3年間ほどはないようでございます。  以上でございます。 345 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 346 ◯11番(池田一二三君) トップ会談の件でございますが、随時必要なときに行っているという御答弁でございました。ちなみに、19年度から現在に至るまで、何回開催されておられるか、質問をいたします。 347 ◯市長(石垣正夫君) 何回会談しとるかということですが、たびたびやっておりますので、今すぐちょっと御答弁できませんので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 348 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 349 ◯11番(池田一二三君) 答弁できないくらいの回数を重ねていただいているということは、本当にいいことだと思っております。そういったしっかりと懇談をしていただき、現状を聞いていただく。その中で、今何をすべきなのか、そういった支援策、そして優先順位が見えてくるんではないかと思います。  今後とも、今市長が言われましたように、何回したかわからないくらい、回数が多いぐらいしっかりとそういった方々と懇談を持って協議をしていただきたい、そのように思っております。  そして、県や中小企業向けの支援事業のこの活用について、今、部長より御答弁いただきました。この申請ゼロということが、本当に必要がなかったのか、いま一つ、皆様方の、行政もでしょう、商工会議所もそうでしょう、商工会もそうでしょう、いま一つ、そういった皆さん方に支援が足らなかったのか、啓発が足らなかったのか、そこらあたりは部長、どのようにお考えでしょうか。 350 ◯経済部長(恩田 寛君) 経済界におきましてはもう御承知のように、企業の方々はすべてのことを知っておられると思っています。新たにこういった支援を受ける必要がなかったか、新規な事業もお考えにならなかったか、さまざまな問題があるとは思いますが、商工会議所、商工会とも連携を密にしながらこういう啓発活動は進めてまいりたい、このように思っております。  以上でございます。 351 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 352 ◯11番(池田一二三君) しっかりとそこらあたりは啓発をお願いしたい、利用をできる方はしていただきたい、そのように思っております。  そこで、これは提案なんでございますが、地域経済、市民経済への波及効果を目的に、地域に眠っている資源、地元の人材、原材料、技術力などを活用して行う小規模ビジネス、これは利益の追求だけでなく、地域課題の解決を目指すコミュニティービジネスの企業の支援をするため、市独自の施策として、企業支援補助金制度、そういったものを検討されてはいかがかと思います。そのことについて御答弁を伺いたいと思います。 353 ◯市長(石垣正夫君) 今言われた質問でございますが、本当に私はいつも言っております。例えば今、新見市に5支局がありますが、そこでも特別にいいことがあれば特別に予算でもつけるということを言っております。そういういいことがありましたら、企業でも支援を私はしていかなければいけないのではないかと考えておりますので、そういういいことがあればどしどし提案していただいて、また、我々のわかることは相談しながら支援してまいりたいと考えております。  以上です。 354 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 355 ◯11番(池田一二三君) 市長から前向きな御答弁をいただきましたけれども、常々支局に言っているということでも、そこから先へ皆さんに伝わっていない部分があるやもわかりません。したがって、こういったものはきちっと制度化をして募集をする。その方が効果があるんではないかと思いますか、いかがでしょうか。 356 ◯市長(石垣正夫君) 私の言い方がちょっと悪かったと思うんですけれども、支局には、例えば支局へは支局の独自なことを考えていいことがあれば、支局で考えたら予算を別にでもつけますというように、今までもやってきておる。これを切り離していただいて、商工会議所とか農協でもいろいろなところへ言っております。特別なことをして本当に活性化になったり地元の支援になるようでしたら、新見市も補助するということを考えておりますので、そういうことを今から考えてやっていかなければならないというような気がいたしております。  以上です。 357 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 358 ◯11番(池田一二三君) こういったことは、本当に地域に密着した課題を解決するためのビジネスが生まれてくると思いますので、ぜひ支局に対してそういったものをしっかり取り組むような体制を申していただきたい、そのようにも思います。  観光振興について、御答弁をお願いいたします。 359 ◯議長(杉 修次君) 答弁を求めます。 360 ◯経済部長(恩田 寛君) 観光振興でございますけども、平成19年度の年間観光客の入り込み数は36万7,000人程度でございました。そのぐらいと推計しております。前年度に比べまして1.5%程度の増加と考えております。こうした観光客が地域経済に及ぼす影響は非常に大きいものがあります。地域を挙げまして観光客を迎える体制整備が必要であると常々考えております。  以上でございます。(「答弁漏れです」と11番池田君の声あり)  本年度も今まで同様に、特別な事業は設けておりませんけれども、引き続き例年同様進めてまいりたいと思っておるところでございます。 361 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 362 ◯11番(池田一二三君) 19年度の利用客数が36万7,000人、この新見地方に来ていただいております。  部長、お尋ねいたします。  今、景気も悪くなり、ガソリンも非常に高くなっております。また、諸物価も上がり、生活に密着した部分では非常に苦しい部分も出てきております。最近の観光客の動向、これがどのように変化していくのか、分析をされておられますでしょうか。 363 ◯経済部長(恩田 寛君) 詳細な分析はいたしておりません。 364 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 365 ◯11番(池田一二三君) それは部長、ちょっと怠慢ではないでしょうか。この携わる部長が、こういった状況が変わってきて観光振興しようとするとき、どういった客の利用状況が変わってくるだろうか、そういったことは一番に思っていただけなければ、観光振興はできないというふうに思っております。どうでしょうか。 366 ◯副市長(柴田 仁君) 部長も心得てはおるんですけれども、数字で示せるようなものがないと、そういう意味だと思いますが、総じて最近の観光の傾向は、我が地域で言いますと、全国レベルの観光施設はございませんけれども、体験型の観光、農業を交えたような体験型の観光と、そういうニーズは高まってきているように思います。幸い、我が市にはそういったフィールドはたくさんございますので、そういった観光客のニーズの受け皿になるように、新しい事業振興策を取り入れてまいりたいと思います。 367 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 368 ◯11番(池田一二三君) 今、副市長から御答弁をいただきました。そういった観光型のニーズ、あるいはガソリン代が高いということで、交通機関も車ではなくてJR、そういったものを利用されるかもわかりません。また、よっぽど行きたいところではないと、そう出られないかもわかりませんし、かえって近場でいろんなことができる。見たり食べたり買ったりできるところ、そういったところへ行かれるかもわかりません。これは、私はチャンスだと思っております。この見る観光地があります。食べる千屋牛メニュー、山菜料理、米粉パン、そして買う、新鮮野菜、特産品、そして温泉、スキー場。これは、連携をして売り出せば非常に魅力があるものだと思います。  JTBの中国地区の営業部長のお話では、今、個人客あるいはグループ客が多くなっており、非常にインターネットでよく調べて旅行されるということでございます。そこで、我が市のホームページをじっくり見させてもらいましたけれども、魅力が生かされているように思えません。そして、この観光関係ホームページ、どなたが担当されているかお聞きしましたら、担当課の方がつくっておられるということでございました。ここは、自前ではなく、多少お金が要っても専門家にアドバイスを受けるか、あるいは専門家に依頼をして、魅力のあるホームページをつくるべきと考えております。その点、いかがでしょうか。 369 ◯副市長(柴田 仁君) 御指摘のとおり、自前でつくったホームページでございますけども、ホームページのできのよしあしよりは、やはりそれぞれの市内にあります個々の観光施設、そういったところのおもてなしの心といいますか、そういったもののいやし度を上げていくことも大事かと思います。ただ、ホームページの方も、できる限りそういった安い料金ですばらしいものができるように、それは宿題をいただきましたので検討してまいりたいと思います。  以上です。 370 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 371 ◯11番(池田一二三君) 今、副市長が言われましたいやし度、もてなし、これはもう当然です。しかしながら、これは来ていただかないことにはそのものを提供することはできません。来ていただく情報がホームページです。そのことをしっかりと検討していただきたい、そのように思っております。  そして、次にこの市内の観光地を見てみますと、次につながる観光地の情報がほとんどない、そういった現状があります。先ほども言いましたように、新見市には約36万7,000人の利用客の方が来られております。その方々があともう1カ所、2カ所足を運んでもらえるよう、この観光地同士の連携の強化を図り、市内の広域観光の推進を図る必要があると思っております。  そこで、この観光地の方々、そういった方々に会を持って寄っていただき、そこで情報交換、連携、競争、そういった推進を図ってはいかがかと思っております。その点いかがでしょうか、伺います。 372 ◯経済部長(恩田 寛君) まさに御指摘のとおりでございまして、観光客の市内滞在時間を延ばすためには、観光地相互の連携を強化する必要が多分にあると思っております。そのために、観光客をうまく観光地へ誘導することが必要と考えておりまして、新見市の観光協会と協力して作成いたしましたモデル観光コースのマップがございます。こういったものの有効活用をしたり、各施設にも設置して、市内観光地への相互誘導ができるよう、有効活用を図ってまいりたいと、1つにはそういうことも考えておるところでございます。また、各施設間のイベント情報も共有できるように、連絡を密にしたいと思っております。  以上でございます。 373 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 374 ◯11番(池田一二三君) これは、観光地を指定管理を受けている方から直接聞いたお話です。ぜひそういった観光地域の方々集まって、話をして、連携をとっていろんなことができるようにやりたい、そういったお言葉を聞いております。ぜひこれは実現をしていただくようにお願いをしておきます。  次の質問の答弁をお願いします。 375 ◯議長(杉 修次君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 376 ◯市長(石垣正夫君) 3項目めでございますが、過疎集落の対策でございます。これにつきましては、担当部長が答弁いたします。 377 ◯総務企画部長(立永正人君) まず、基本的な考え方でございますが、中山間地域である本市において集落の維持・再生は重要課題であり、現在、強い問題意識を持ってその対策に取り組んでいるところでございます。市として、またその集落として欲しい必要なものは再生へのプログラムだと考えております。そのための千屋地区においても、大井野地区においても、そして今、単市で進めております調査にしても、地域の皆様方が実際に何に困ってどうしたいか、それらをプログラム化することが必要と考え、調査をするものでございます。  もう一点がよく聞き取れなかったんですが、高齢化率70%……(「その前があります」と11番池田君の声あり)  その前があるんですか。(「集落機能強化補助事業についての内容等です」と11番池田君の声あり)  失礼しました。本年度予算において、集落機能強化補助金を計上しており、その主な事業概要は、集落機能が失われつつある地区や地域間の中で、地域住民みずからが自分たちの直面する課題やニーズを把握し、集落の今後のあり方や方向性等を検討する話し合いの場を持っていただき、その開催に係る経費について支援を行うこととしております。  事業の進捗状況でございますが、現在、集落分析が行政区単位での整理しかできていないため、一定の基準に基づいた集落の枠組みの再整理を進めているところであり、この洗い直し作業の後に改めて現状の分析と課題整理を行っていきたいと考えております。1集落当たりに会合を持っていただくために、補助金額としては、大体ですが6万円程度を予定しております。 378 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 御質問の中で高齢化率70%以上の実態調査ということがございましたが、高齢者の実態把握につきましては、市内各地の民生委員さんに毎年定期的に実態把握を行っていただいております。これは、独居老人であるとか、高齢者のみの世帯いうことで、70%以上の集落だけでなしに、市全体のそういう実態調査を行っております。また、それに加えまして地域包括支援センターでは、特定高齢者を含む介護保険サービスを受ける人とは別に、独居の高齢者の方の家庭に出向くなどして安否確認とか、そういう多方面の相談も受けております。そういうところで高齢者の実態把握をいたしております。  以上です。 379 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 380 ◯11番(池田一二三君) それでは、集落機能強化補助金事業について、再質問をしたいと思います。  1事業約6万円ぐらいの補助金をいただけるように伺っております。これは、どういったところが対象になって、そして募集期間、そういったものはどのようにされるのか伺いたいと思います。 381 ◯総務企画部長(立永正人君) 対象は高齢化率60%以上の集落とする予定でおりますが、現在、先ほど申し上げましたように集約をしておりますので、具体的にそれがはっきりしたら、募集期間等設けて予算の範囲内で募集をかけていきたいと思います。  以上です。 382 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 383 ◯11番(池田一二三君) それでは、その集約がいつごろできるんでしょうか。 384 ◯総務企画部長(立永正人君) 7月から8月にかけて完了したいと考えております。 385 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 386 ◯11番(池田一二三君) 7月から8月ということで、これは今集約中で仕方がないことでございますが、本年度の事業でありますと、この7月、8月に集約をしてそれから募集をかけるということであれば、本年度内に事業をするということになれば、少しちょっと遅いのではないか、そのような気がしておりますが、集約ができていない以上仕方がありません。そして、その事業をして、次ですね、その成果を総括して今後の展望にどのように生かしていかれるのか、そのお考えだけをちょっと伺いたいと思います。 387 ◯総務企画部長(立永正人君) 本年度初めて取り組んだ事業でございますので、基礎資料等がないため時間がかかってしまいました。本当に御迷惑をかけると思いますが、今後はその集落でまとめたプログラムというか、懸案事項を他の集落に応用できるように、また、他の模範となるように利用していき、再生できるものは再生していけると、地域でできるもの、行政がお手伝いできるもの、いろいろボランティア活動でできるもの、いろんな課題が出てくると思います。それを精査してみなくてはちょっとわかりませんが、出た資料で今後に反映できるものは反映していきたいと考えております。  以上です。 388 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 389 ◯11番(池田一二三君) そういった取り組んだことのいいこと、そういったものは情報をしっかり出していただいて、次につなげていただきたい、そのように思っております。  また、高齢化率、この事業は60%以上が対象ということでございました。それで、70%以上の集落についても市が責任を持って調査をしてほしいというふうに思っております。したがって、この事業で取り組まれるところはいいんですけれども、全部が全部取り組むだけの元気さがないかもわかりません。そうした場合、そういった部分にもそれは市が責任を持って、どういう生活、家族構成、あるいは生活支援が要るかどうか、そういったことを独自にやはり把握をすべきであろうというふうに考えております。  島根県でありました中山間地域から新たな里の時代をつくる全国フォーラム、これは国のモデル事業の成果発表をしたものなんですが、それを聞きに行って来ました。補助金なき後の財源の確保、どの事業にしましてもです、もう。補助金なき後の財源の確保、そして持続的な支援員さんの確保、そういったものがやっぱし大きな課題になっておりました。また、何にましても今住んでいるところを愛し、誇りに思っている気持ち、そして、自分たちの地域は自分たちの手で何とかしたいという気持ち、これが一番大切である、そういうことを非常に実感をいたしました。
     次の答弁をお願いいたします。 390 ◯議長(杉 修次君) 次に、4項目め、ラストワンマイル事業についての答弁を求めます。 391 ◯市長(石垣正夫君) 4項目めでございます。ラストワンマイル事業につきまして、これも再々出ておるようでございますが、部長の方で答弁させていただきます。 392 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 緊急通報装置の関係なんですけど、以前、旧の緊急通報装置、それから告知放送、ラストワンマイルが引かれて告知放送による緊急通報事業を展開しております。前の旧を使われている方にどういう文書を出したかという御質問だったと思うんですけど、これにつきましては3月7日に「緊急通報事業の実施について」ということで、ラストワンマイル事業において整備した光ファイバーネットワーク告知放送機器を活用した緊急通報事業の実施を4月1日から開始しますと。つきましては、従来の緊急通報装置をご利用の皆様へ別紙の通り御案内いたしますので、御利用を御希望の方は必要事項を御記入の上申請いただくようお願いしますということで、旧緊急通報装置を設置している方全員にこういう文書を出させていただいております。  それから、あと、今目的により限定をいたしております。高齢者の世帯、それから一定の障害をお持ちの方以上の方に緊急通報装置を設定をいたしております。これを全戸にという御質問だったかと思います。これにつきましては、一応、今の緊急通報事業につきましては、要援護者ということで設定をさせていただいております。これを全戸に設置ということになりますと、5名の協力員が必要になってきます。世帯数だけでも1万3,000近くありますんで、それを5名の協力員をいただいてすべて登録をするというと、非常に手間もかかりますし、ちょっとなかなか不可能な状況でございます。  ですから、始まったばっかりですんで、いろんなことで検証をしながら、今後どうするかということはこれから考えていきたいと思いますが、全戸にということになれば、なかなか難しいかなというふうに考えております。  以上でございます。 393 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。池田議員。 394 ◯11番(池田一二三君) 今まで既に緊急通報電話をつけている方に対して、新しい事業の文書の説明が行ったということで、部長さんにお尋ねをいたします。  希望すれば両方とも可能ということでしょうか。どちらか一方だけなのでしょうか。 395 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 希望されれば、古いものも併用で使っていただけるという形にしております。  以上です。 396 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 397 ◯11番(池田一二三君) 文書を出されまして、問い合わせ、あるいは申し込みたい、そういったものがありましたでしょうか。 398 ◯市民生活部長(吉田 彰君) この前も、きのうの質問でしたか、件数をちょっとお答えさせていただきました。新しい告知放送機器が144件、その中に51件の方が古い機器から新しい告知放送機器での緊急通報事業へ入られたということで、そういうことで幾らか古い機器から新しい事業の方へ転換をされているという状況でございます。 399 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 400 ◯11番(池田一二三君) 藤澤議員の方からも御指摘がございましたが、これは本当に非常にいい事業であるというふうに、説明を聞かれた方は皆さんそのようにおっしゃられます。しっかりと啓発、このことは大事なことだろうと思っております。  地域の方はもちろんのこと、やはり民生委員さんの役割は大きなものがあると考えております。民生委員さんにはどのようにお願いをしていただいているのか、お尋ねをしたいと思います。 401 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 今、読みました「緊急通報事業の実施について」ということで、これは旧の設置者の方と、それから民生委員さんへも同様の文書を出しております。それから、民生委員協議会であるとか、そういう場で民生委員さんには地域の協力員のお願い等で説明をいたしております。  以上でございます。 402 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 403 ◯11番(池田一二三君) 大変でしょうけれども、民生委員さんには御足労願いたいと思っております。  それから、先ほど質問いたしました全戸に整備する可能性のことをお尋ねをいたしました。これは、先ほども言いましたけれども、皆さん非常にいいシステムだということを聞かれた方が言います。そこで、やはり高齢者の方、あるいは障害者の方、そういった方たちはもちろんでございますけれども、火災時、不慮の事故、あるいは犯罪、そして子供さんがいる家庭など、この緊急事が発生をし、ぜひ助けを求めたい、そういったことはあるのではないか。そういったお声をお聞きしております。そうした中で、より安全安心が強まる、そういうことで将来的にそういったことも希望される方、こういう理由で希望したい、そういった方にはこういった目的あるいは対象以外の方でも広げていく、拡大していく、そういった検討は必要ではないかというふうに考えておりますので、ぜひこの部分につきましては、ゆっくり時間がかかっても構いませんので御検討いただきたい、そのように思っております。  次の質問の答弁をお願いいたします。 404 ◯議長(杉 修次君) 次に、5項目め、救急医療体制について答弁を求めます。 405 ◯市長(石垣正夫君) 5項目めでございますが、救急医療体制の整備でございます。  これも、私も大分答えた中で、特に夜間ドクターヘリの関係でございますが、これは、議員の質問にも答えたとおり、今のところ、まだ見通しは立っていないと。お願いをしておる状況でございます。  以上です。ほかにつきましては部長が答弁します。 406 ◯消防長(高下瀧昇君) まず、救急搬送患者画像送信システムについての実証実験の検証についてという質問でございました。この救急搬送患者画像送信システムの実証実験につきましては、市内の業者に委託いたしまして、昨年の12月から本年の2月まで実験を行ったところでございます。その結果といたしまして、走行車両からの画像の送受信の持続性につきましては、これはおおむね良好であったという結果になっております。システム上の問題点が何点か残っておるということでございますが、内容的には画像操作を遠隔で行うためのシステムの開発が必要である。それから、川崎医科大学附属病院におきましては、携帯電話の使用が制限されているということから、携帯電話とパソコンの組み合わせによるシステムの構築、患者全体像が確認できるような広角カメラの選定、救急車内外に設置するカメラの取りつけ場所及び取りつけ方法の工夫、そういうふうな課題が問題点として出ているという状況でございます。  そのほかに、システム運用に必要な経費、これは実用化に向けた必要な経費ということになるわけでございますが、これらの問題点を解消するために機器あるいはソフトウエアの開発等を行いまして、救急車5台、本署1台、分署それぞれ1台ずつということで、計5台に設置すると。そうした場合につきましては、約2,400万円程度の経費が必要であると、そういうふうな提言をいただいているような状況でございます。  次に、実用化に対する予定はということでございました。この件につきましては、本年の2月にソフトバンクテレコムにおきまして、こちらの方は経済産業省の外郭団体でございます産業技術総合研究所と連携をいたしまして、情報基盤整備をされました新見市をフィールドにいたしまして同様の実験が行われている状況でございます。その後におきまして、ソフトバンクテレコムを通じまして、産業技術総合研究所、ソフトバンクテレコム、新見市、この3者でこの経済産業省の研究事業を新見市において実践導入を図りたいと、こういう申し出をいただいたところでございまして、これを今年度受け入れる予定といたしているような状況でございます。  以上でございます。 407 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 408 ◯11番(池田一二三君) 本年度、実践導入の方向へという御答弁でございました。その中で、もう少し本年度、そういった機器、ソフトウエアの開発、そして各消防車への整備、そういったもの等含めまして、もう少し具体的に、本年度はそういった整備をして導入して、実用化は何年を目標にされているのか、もう少し具体的にお願いできますか。 409 ◯消防長(高下瀧昇君) 本年度、新見市におきまして実践導入を図りたい、こういう申し出をいただいておるような状況でございまして、この実践導入に向けまして、昨年度の問題点、課題、そういうものを全部この実験の中に盛り込んだ実験をしていきたいというふうに考えておりまして、今年度の実証実験の中で実用化のめどを立てていきたいと、そういうふうには考えているところでございます。  以上でございます。 410 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 411 ◯11番(池田一二三君) と申しますと、本年度はそういった実用化に向けてしっかり取り組んでいき、早ければ21年度にも実用化していく、そういった方向でしょうか。 412 ◯消防長(高下瀧昇君) 私どももそのように考えているところでございますが、結果が今年度末になろうかというふうに思われますので、そこら辺を十分踏まえながら、確実なめどを立てていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 413 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 414 ◯11番(池田一二三君) このシステムが各分署に整備ができれば、非常に安全安心の部分が強くなると思います。ぜひ21年度に実現に向けてあらゆる努力をしていただきたい、そのように思っております。  また、先ほどドクターヘリの答弁を市長からもいただいたわけでございますが、今、国は全国的な医師不足の中、高度救急医療の重点化を図っており、この僻地における救急医療体制強化として、夜間のドクターヘリ運航の試行の動きがあると伺っております。岡山県は全国に先駆けて平成11年からドクターヘリの試行的運用をし、13年から本格的に運用が始まった、そういった経緯がございます。ぜひ岡山県にこういった試行運用ができるよう、国の方へしっかり働きかけていただきたい、そのように思います。市長、いかがでございましょうか。 415 ◯市長(石垣正夫君) そのこともよく承知しておりまして、国の方へしっかり働きかけたいと。それから、国の方も国会議員で議員連盟をつくって支援しようということもやられておりますので、いろいろなところへお願いに行くということを考えております。  以上です。 416 ◯議長(杉 修次君) 池田議員。 417 ◯11番(池田一二三君) 今県議会で防災ヘリの導入の上程がされているようでございます。これも今議会で通りましたら、大規模災害のときだけでなく、夜間の救急搬送、そういったものにも貢献できないかというようなことも検討されているように伺っております。こういったことも二重三重と整備が整いますと、本当にこういった中山間地域、非常に医療の部分で安心になると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。 418 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして池田一二三議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこの程度で打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 419 ◯議長(杉 修次君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明18日の本会議は午前10時に開きます。  以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後4時55分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....