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  1. 新見市議会 2006-06-01
    平成18年6月定例会(第4号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    2006年06月16日:平成18年6月定例会(第4号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(榎 日出男君) 皆さん、連日大変御苦労さまでございます。  ただいまの御出席23名でございます。これより本日の会議を開きます。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(榎 日出男君) 日程第1に入ります。  昨日に引き続き、一般質問に入ります。  まず、11番池田一二三議員の登壇を願います。11番池田一二三議員。               〔11番 池田一二三君 登壇〕 3 ◯11番(池田一二三君) 皆様おはようございます。  11番池田一二三でございます。ただいま議長より発言許可をいただきましたので、通告順に従い質問をいたします。  きょう、一般質問も3日目になりました。何点か同僚議員の方が質問を既にされまして、重複した部分があると思いますが、お許しをいただきたいと思います。  1項目め、男女共同参画社会について質問をしたいと思います。  国は、平成11年から男女共同参画基本法を制定し、男女共同参画社会の形成が21世紀の最重要課題と位置づけ、男女の実質的平等を達成するためさまざまな取り組みが進められているところであります。しかし、真の男女平等の達成にはいまだ多くの課題が残されております。まさに今、2005年の合計特殊出生率1.25人に見る少子化による人口減少社会が、最も重要な問題となっております。  経済支援を含め、新しい少子化対策が検討されているところであり、検討されている内容は男女共同参画具体的施策であります。厚生労働省全国家庭動向調査によりますと、夫が育児をする家庭ほど妻が子供をもっと欲しいと思っている。実際に、夫が育児をするほど現在の平均子供数も多く、今後の予定の子供数も多い傾向が見られ、夫の育児参加が少子化対策のかぎの一つであることが裏づけられていると分析されておられます。  また、高齢化社会における介護の問題もしかり、現代におけるすべての社会問題の解決には真の男女平等参画社会の形成が不可欠でございます。  新見市では、合併と同時に新見市男女共同参画まちづくり条例を施行し、男女がともに輝く男女共同参画社会の実現を目指しております。男女共同参画プランが策定をされました。市報5月号にも概要が掲載をされているところでございます。  質問をいたします。  1点目、そのプランの推進について伺いたいと思います。  2点目、現状と今後の取り組みについて伺いたいと思います。
     2項目め、中心市街地の再生について伺います。  全国的に空洞化が進む商店街の活性化は課題となっており、地域再生に向けての取り組みがなされているところでございます。新見市でも、商店街ににぎわいを取り戻し、中心市街地を再生することは地域の活性化のためにも大変重要な課題であり、地域の方で何とか再生しようと各種の取り組みがされ、御努力されているところでございます。  同僚議員からも、昨日関連質問がございました。質問をいたします。  中心市街地の現状と市報にいみ6月号にも掲載されておりましたけれども、花と緑のガーデン都市づくり事業を含め、今後の取り組みについて伺いたいと思います。  3項目め、財政について伺います。  地方分権と国の財政再建のため、平成16年から18年の3年間、三位一体改革が進められました。国庫補助負担金の削減、地方交付税の削減に見合う税源移譲がされず、地方財政は厳しい運営を強いられております。そうした中、平成19年からの第2期改革に向けての検討が始まり、2011年の基礎的財政収支の黒字化に必要な財源額を15兆5,000億円と見込み、そのうち歳出削減で賄う額を8兆円から最大13兆円とする方向で調整が進んでおります。歳出、歳入一体改革と称して今地方交付税の削減が焦点となっております。いろいろな行政サービスに必要な経費を積み上げた基準財政需要額から算定するこの地方交付税が、総務相の私的懇談会、「地方分権21世紀ビジョン懇談会」では自治体の人口と面積を基準に配分額を決める新型地方交付税が検討され、3年間で5兆円規模の削減を目標とすることが示されております。その配分額も人口に重きを置いた配分が検討されているようで、面積が広く人口が少ない新見市にとっては非常に不利な協議がされているようでございます。  また、経済財政諮問会議も地方歳出と地方交付税総額の削減を打ち出しておられ、そうしたことに反対する地方六団体は交付税の国税5税の一定割合に限定し、加算しないかわり地方共同の固有財源とする地方共有税構想を打ち出し、国への意見提出権を12年ぶりに行使し、地方交付税にかわる地方共有税創設などを求める7項目の意見書を内閣に提出されております。  新見市は、合併後、少子・高齢化、過疎化、地域経済の活性化と課題に取り組みつつ、財政基盤を強化するために行財政改革集中プランのもとに本格的に本年度を行革元年と位置づけて、行革がスタートしたばかりでございます。  平成18年度一般会計予算当初額281億4,030万円のうち自主財源は53億2,514万円、18.9%に対しまして地方交付税は125億円と歳入の44.4%を占め、財政力の弱い当市にとりましては地方交付税は頼みの綱とも言えます。  質問をいたします。  最近の地方交付税の動向をどのようにとらえ、新見市としての考え方、そしてこれからの対応について伺いたいと思います。  4項目め、ラストワンマイル事業について伺います。  既にハード面は一部の地域で工事が動き出しました。順次、本格的な工事へと移ってまいります。あとは石垣市長の「地域にエールを」の基調講演時に発言もありました過疎、高齢化への対応や地域活性化の切り札としての活用、ソフト面の構築にかかっております。この地域へ住んでよかったと実感していただける「安全・快適・情報文化都市にいみ」を実現しなければなりません。  質問をいたします。  今後の課題とその取り組みについて伺いたいと思います。  5項目め、食育について伺います。  2005年7月に施行されました食育基本法では、食育を生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置づけられております。2006年3月、国は食育を総合的、計画的に進めるため食育推進基本計画を策定し、その計画に基づき国民運動として食育に取り組むこととなりました。最近、肥満、偏食、個食、朝食の欠食など子供たちの食生活の乱れが指摘されております。食育推進基本計画と学校給食、学校を中心とした食育推進事業の観点から質問をいたしますが、昨日これも同僚議員の関連質問がございました。1番目の朝食を抜く小・中学生の実態把握につきましては、小学生の欠食は9.5%、県は10%、中学生の欠食は13.5%、県は25%と答弁をいただいております。したがって、2項目めの対策及び取り組みについて伺いたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。御答弁を求めたいと思います。 4 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの池田一二三議員の一般質問に対する答弁を求めます。 5 ◯総務企画部長宮木信行君) まず、1点目の男女共同参画についてでございます。参画プランの推進についてはどうかということでございます。  これにつきましては、これは行政が率先して進めていくということが必要と考えております。そのため、今現在そのプランに基づきましてそれぞれ内容があります。その担当課で実施計画書を作成し、どう進めていくかということに取り組んでいるところでございます。それをまずやりまして、それから実施ということにいかに進めていくかということをしていきたいと思っています。それにつきましては、今現在新見市で課長級職員で構成しております男女共同参画行政推進会議男女共同参画社会の実現に向けての一層の努力をしていくということでございます。  それから、現状と今後の取り組みでございます。今現在、新見市では審議会等今女性の参画ということで努力はしておりますが、平成18年度では今現在は22%ということでございます。この辺を多い方がいいんでしょうが、とりあえず30%を目標に努力をしていきたいと。しかし、審議会等委員会によってはどうしても女性が入れないような場合もございます。その辺は努力していきたいと思っております。  それからあと、特に女性団体、この辺のネットワークづくり、それから男女共同参画についての意識啓発、それから男女共同参画プラザ、今設置しておりますが、その辺の周知が必要ではないかということで、その辺で一層の努力をしてまいりたいと考えております。  以上です。 6 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。池田議員。 7 ◯11番(池田一二三君) 今、御答弁をいただきました。  まず最初に、政策方針決定過程における女性の登用が重要であるということは御認識いただいておりまして、今御答弁の中にもあったと思います。このいただきました資料の中にも女性の登用が全くない審議会等がございます。そうしたものにつきまして、努めていくということでございますけれども、法令的に構成される中に女性の方がおられない場合は別といたしますが、そうでない限り積極的に登用していくという姿勢をお見せいただきたいと思いますが、その点をまず伺いたいと思います。 8 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 9 ◯総務企画部長宮木信行君) 今、御指摘がありましたように極力努力したいと思っております。 10 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 11 ◯11番(池田一二三君) 極力努力するということでございますが、そういう審議会等がないように一層努力をしていただくという約束をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 12 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 13 ◯総務企画部長宮木信行君) 極力努力いたします。よろしくお願いします。 14 ◯議長(榎 日出男君) 池田議員。 15 ◯11番(池田一二三君) それでは、よろしくお願いをいたします。  それから、5月号の新見の市報に概要版が出ておるわけですけれども、ここの中でプランの推進という項目がございまして、何点かここへ書かれております。そうした中で、今御答弁があったわけですけれども、この新見市男女共同参画行政推進会議、これを充実強化するというようにうたわれております。そうした中、要綱を見せていただきますと課長級の方々で委員会が構成されているというように要綱の中ではなっております。大体数えますと約50名ぐらいの方がおられるわけですけれども、そうした中には残念ながら女性はどうもいないように思うんですが。  その点と、また今後そういう要綱ですから中を変更するわけもできるわけですので、女性職員の代表者の方を入れていただくような方向での検討はできないものでしょうか、お答えを願いたいと思います。 16 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 17 ◯総務企画部長宮木信行君) これにつきましては三役等とも検討いたしまして、そのような方向での指示をいただいておりますので、改正等も考えていきたいと考えております。 18 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 19 ◯11番(池田一二三君) じゃあ、前向きな御答弁をいただきましたので、ぜひその方向で協議を進めていただきまして、この会議に女性の職員の代表者の方も参画できるようにお願いをしたいと思います。  続きまして、男女共同参画プラザの利用拡大の件でございます。  ここの利用状況というものも伺ってまいりました。相談件数が主でございまして、その件数もやはり近いということもありまして、御相談も南部の方へやっぱし出かけていかれて御相談をされるケースもあって、さほど件数が進んでいないように聞いております。そうした中、相談以外の目的も十分設置目的の中にありますものが十分に発揮されなければいけないと思います。あそこの場所につきましては、生涯学習センターの一角を借りて始めたという経緯をお聞きしております。奥まったところであり、ビデオの視聴コーナーが5カ所区切られております。暗くてどうもイメージが悪いように思いますが、あそこの場をどこかというとまたなかなか大変なことだと思いますんで、あそこの場を活用できるように、例えばワークでもできるように机の配置等も十分考えていただきまして、市全体からあそこのところを周知していただきまして、皆様に活用していただけるような検討はいかがでございましょうか、お尋ねしたいと思います。 20 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 21 ◯総務企画部長宮木信行君) この件につきまして、確かに生涯学習センターの向こうというちゃおかしいんですが、一角へあります。場所的にわからないという点はあるんではないかと思います。その辺での周知も図りたいと思います。それかといって、今場所を変えるには非常に難しい面もありますので、その辺いい場所があれば検討はしていきたいと思います。  以上です。 22 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 23 ◯11番(池田一二三君) 今後、場所は検討の課題ということでございますが、現在あるものを活用しやすくする、そういうことを今御提言をさせていただいたわけでございますが、その答弁をお願いしたいと思います。 24 ◯総務企画部長宮木信行君) この点につきましては、今のところは周知徹底を図るということで御理解いただきたいと思います。 25 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 26 ◯11番(池田一二三君) 机等を、今大きな机がございませんので、机等を置いていただきまして、ワーク等ができるような検討をしていただきたいと思っております。  また、あの奥に軽食喫茶コーナーがあるんですけれども、現在そこが閉じられているように思います。また、今後そこの使用がなかなか難しいようであれば、そこのところもまた一つの活用場所であるのかなというふうに思ったりもしております。そういった部分についてのお考えは何かお持ちでしょうか。 27 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 28 ◯総務企画部長宮木信行君) 今のところは持っておりません。 29 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 30 ◯11番(池田一二三君) 本来の目的の使用がされるのが一番ベストではございますけれども、あそこが閉まったままというのはまたいかがなものかと思います。今後の経過によりましては、有効な活用を考えていただきたいと思います。  それでは、一日も早く真の男女共同参画社会が実現するように、推進に努めていただきたいと思っております。  次の質問の答弁をお願いいたします。 31 ◯議長(榎 日出男君) 次に、2項目めの一般質問に対する答弁を求めます。 32 ◯経済部長(山岡文人君) 御質問にもございましたように、中心市街地ににぎわいを取り戻すことは、地域の活性化のためにも必要なことであると認識しております。現状としまして、現在新見市街地には駅前、昭和町、新見の3つの商店街があり、それぞれの商店会がイルミネーションやひな祭りなど工夫を凝らして商店街の活性化、また地域の活性化の取り組みを行っております。今後は、このようなイベントが市街地全体での取り組みとなり、市街地に人の流れができることが理想と思いますし、今後も商工会議所、3つの商店会と連携を取りながら一体感を持った取り組みとなるように支援していきたいというように考えております。  そして、花と緑のガーデン都市づくり事業でございますが、これはフラワーバスケットつきオリジナル街路灯の設置を20基予定をいたしております。これも今後3商店会と協議しながら取り組み、町並みの景観整備につなげたいと思っております。こういう事業をもとにまちづくりの基本でありますやはり人づくりとか組織づくりができれば活性化につながるんではないかというように考えております。  以上です。 33 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。池田議員。 34 ◯11番(池田一二三君) 花と緑のガーデンづくり、町のイメージアップにもつながりまして、商店街の活性化などに期待されるものと思っております。これを今後生かして連携を取り、一帯を人が動く仕組みづくりが大切であると。そうした中で、人づくり組織づくり、そういったものを今御答弁をいただいたように思います。  そうした中で、まちづくり三法が改正をされました。その中で、中心市街地活性化法の改正も見られておりますので、そうしたところが実際にどのようにここへ変わって、影響というんですか、いい影響があるのか、そういった部分をお尋ねをしたいと思います。 35 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 36 ◯経済部長(山岡文人君) 先ほど申しました人づくり組織づくりが活性化の柱というように、全国的にもこういう中心市街地の空洞化が進んでる中で、結果的にはこのことが柱になるんじゃないかというように思っておりますし、やはりまちづくりは人を中心に人と、また空間、支援システムが三位一体化しなければ成功しないんではないかというように考えてますので、今後商店会等とも、商工会議所ともあわせて進めていきたいというように思っております。  以上です。 37 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 38 ◯11番(池田一二三君) 市町村や商工会議所、それから商店街連盟、地権者、銀行、そういった組織で中心市街地活性化協議会、そういったものを各地でつくられているようでございます。ただいま組織の強化、人づくりというような観点で今御答弁がありましたので、そういった方向も一つの方向ではないかと考えておりますが、いかがでしょうか。 39 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 40 ◯経済部長(山岡文人君) まさにただいま議員さんがおっしゃられました方向で進めなければ、それと地域の方々の自助努力、これがまず一番に必要であろう。人づくりがそれにつながることだというように考えていますので、そういう方向で進めなければ活性化にはつながらないというように考えております。  以上です。 41 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 42 ◯11番(池田一二三君) それと、一帯をしっかりと連携し、強いものにするために、今岡山県が平成19年4月から6月にかけてJRと地方自治体と連携をして行うディスティネーションキャンペーン、開催地を全国に集中的にPRすることで、全国からの誘客を図る大型観光キャンペーンを計画中でございます。新見市もこれに参加されるものと思われますが、そういった御計画はお持ちでしょうか、伺いたいと思います。 43 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 44 ◯経済部長(山岡文人君) 19年度で晴れの国おかやま国体の開催された後の効果を一過性に終わらせることがないように岡山ディスティネーションキャンペーン、新見市も今年度はプレキャンペーンとしまして山野草ツアーとか写真コンテストなどを計画しておりまして、より多くの誘客を図るという計画をいたしております。  以上です。 45 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 46 ◯11番(池田一二三君) 山野草とか写真のプレキャンペーンはことしのことだと思いますけれども、それは何月ごろを予定されておられますか。  そして、来年の大型キャンペーンに参画されるお考えがあるのか、そしてここ一帯をPRするお考えがあるのか、伺いたいと思います。 47 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 48 ◯経済部長(山岡文人君) ただいま申しましたキャンペーンに今年度、18年度参加して、プレキャンペーンとして実施しようと。時期的にはその季節に合わせたり、それから地域の方々と協議した上で決めながら進めていきたいというように思っております。  以上です。 49 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 50 ◯11番(池田一二三君) 会津の方では蒸気機関車を特別列車として運転もされたそうでございますので、昨日同僚議員の提案もありました。伯備線へのD51を走らせるというのも夢ではないかもわかりません。  そして、ディスティネーションキャンペーンについての取り組みについてでございますが、食べ歩きチケット、券の発売を提案をしておきたいと思っております。これは各店のお薦め品を少量ずつ食べて歩くものなんですけれども、そのことによりましてまた足を運ぼうとか、それからお土産を購入すると、そういったようなことにつながるようなこともありますので、提案をしておきたいと思います。  それから、観光面だけではなく、日ごろから市民の方に親しんでもらい、御利用いただくことが一番だと考えております。新見保育所へ約270名ぐらいの方が通園しておられます。車で通るだけでなく、その方々に利用していただく、そういうニーズアンケート調査等の御協力などもしていただいてはいかがかと思っております。今後のよい参考になる御意見がいただけるものではないかと考えております。  また、今県が妊婦さん、小学生までを対象とした買い物をすれば店が独自に考えたサービスを提供する、ももっこカードの加入の申し込みを受け付けておりますけれども、その加入推進を図ったり、またあそこは高校生の通学路でもありますので、独自に中高校生まで対象を伸ばして、新見っ子カード、そういうものをつくってもいいのではないかと思っております。そして、いかに市民の方を呼び込んであそこへ歩いて移動していただく、そういった仕組みをつくっていくには駐車場とかきれいにしてあるトイレの整備、そういったものが必要ではないかと考えております。そういった面はいかがお考えでしょうか、伺いたいと思います。 51 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 52 ◯経済部長(山岡文人君) 御提案をいただいたようでございますが、いいお考えもあるかと思いますので、そういう会議の場でそのような提案をしていただければ皆さんで協議して取り上げればいいのじゃないかというように思いますので、今後そういう提案を望んでおります。  以上です。 53 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 54 ◯11番(池田一二三君) 十分また御検討をいただきたいと思っております。  次にお願いいたします。 55 ◯議長(榎 日出男君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 56 ◯市長(石垣正夫君) 地方交付税の動向でございますが、国におきましては年々削減をしておるというのが現状でございます。そういう中で、国におきましても膨大な借金、707兆円から借金して国民1人当たり660万円から成るというようなことで、そういう中で地方分権、また市町村合併、経費削減しようと、国も改革しようということで始まったような状況でございます。それで、我々は国の方は16年にはかなり地方の交付税を削減したと。そういうとこから我々地方立ち上がりまして、六団体が立ち上がりまして、17年度は16年並みに交付税を交付しようということで、大体こうなっております。また、18年度もこれ以上減らしてもらっては大変だということで、六団体でいろいろ交渉いたしまして、総額、交付税だけではなく総額でこれも18年は確保しておるというような状況でございます。  しかしながら、配分は、総額は確保しておるけれど、配分はその市町村によって、また県まで同じですが、ばらつくというような状況ですが、大体そういうことでなっております。これも今ちょうど国の方で普通交付税の算定中でございまして、来月ぐらいには我々のところへ示されるんではないかというような気がいたしております。  今後の動向でございますが、先ほども池田議員がいろいろ言われました。経済財政諮問会議等におきましては、地方が、県を外しまして我々市町村が6兆円から7兆円お金を持っとると。それを吐き出したらどうかというような意見が出て非常に混乱をしております。その中で、また我々地方六団体も寄りまして、そういうばかなことはないと。我々の自治体に押しつけるばっかりで、国の財政再建のために地方へ負担転嫁ではないかというような強く抗議を申し上げておるような状況で、今ちょっと落ちついておるような状況でございます。  そういう中で、新型交付税ですが、2007年に導入をするというように言われておりますし、自治体向けの再生型の破綻法も今秋に設定して、これも自治体に示すと、こういうことも言われております。新型交付税等によりますと、先ほど言いました人口、面積、これをちょっといろいろ検討いたしましてもかなり我々の地域は不利になると。やはり人口等が多いとこはウエートが高いということで、我々といたしましてこういう小さい市におきましてもやはり離島とか、こういう過疎地、これは別に財源を配分してほしいと、加算してほしいということも強く申し上げておりますので、そういうこともしていただかなければ一律にやりますと本当にこの地方は財源がありませんので、大変なことになるという気がいたしておるような状況でございます。
     また、地方共有税、こういうものも六団体で考えまして、地方と国とが共有してそういうものを決めて使えばいいんじゃないかというようなことも話して、国の方は非常に嫌っておりますけど、こういうことを六団体は盾にとりまして、今後交渉していくというようになっております。  また、この7日には全国の市長会がありまして、我々といたしましてもいろいろ掲げておりますけえど、その一つといたしまして地方交付税削減断固反対と、いろいろ項目がありますけど、それも掲げて総理、その他の省庁にお願いに、こういうことを決めとるからとお願いに行っとりますし、それから各県の国会議員へ、それぞれの自治体が手分けをして国会議員にそれをお願いして回って歩いたというような状況でございます。将来に向けては、今のことはわかりませんけど、厳しいというのは国もですが、我々のとこも非常に厳しく国の方が締まってくるんではないかという気がいたしておりまして、六団体で組んでやはりある程度交付税いただかなければ我々のようなとこは破綻してしまうというのは間違いないと思います。そういう意味から、我々もそれをあらかじめわかっておりますので、やはり今までのように観光施設、それから産業、もうからない、またお客さん来ていただけない、そういうものへお金は今度は出せなくなると。それを出していきますと、やはり皆さんの料金、負担が高くなると。水道料金とか下水とか、いろんなもんが高くなるわけですから、やはりこういうことは気をつけて今後考えていかなければいけないという気がしております。とにかく、市民の皆さんには料金を安く負担かからないよう行政はやるというのが私は基本だと思いまして、18年度におきましては行革元年といたしましてさらに行革を進めまして、市民にできるだけサービスしていこうということで考えております。  また、総合計画等立てておりますので、それから5年間の実施計画、これも立てておりますので、財政を項目がありますので、それぐらい、そういうように国がしていただけば大体今計画したものはいくのではないかという気がしておりますけど、これも国の動向によりましたらローリングをしながらその財政に合ったことをしなければならないと考えております。  以上でございます。 57 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。池田議員。 58 ◯11番(池田一二三君) 7月に入りまして、また2006年の骨太方針が示され、その平成19年度の予算編成の中でいろんな面が明らかになってくるものだと思っております。そうした中、地方交付税の削減は本当に新見市にとっては致命傷になりますので、本当に断固反対をしていかなければならないことだと思います。我々地方議員も一人一人がそのことをしっかりと訴えていかなければならないと思っております。  そうした中、やはり行革元年と位置づけて行財政集中改革プランが策定をされております。委員会でも指摘をしておりますけれども、やっぱし年度計画がプランの中に見えてこない。そうしたものをより具体的にやはり示していただけなければ、この厳しい財政を乗り切ることはできないんじゃないかと思っております。ぜひ具体的な年度計画、そういったものをプランとしてお示しいただきたい。そのことについて御答弁をお願いをしたいと思います。 59 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 60 ◯市長(石垣正夫君) 私の基本は、今1市4町で合併いたしました。各自治体で建設計画立てております。そういうものを地域の審議会等で吸い上げてまずいくというのが私は基本だと思います。それで、財政が厳しいとなりますとローリングをしていくということも考えていかなきゃならないという気がしております。それですから、17年は持ち寄り予算で、各市町で持ち寄り予算、18年は若干変えております。しかしながら、財政の方向がきちっとつかめません。大変な厳しい状況になっとるんで、18年はほとんどいろんなものを抑えていっておると。しかしながら、道路とか水道、下水道、生活に必要なものだけは優先していっておると。また、少子化対策、そういうことは、福祉とか医療は優先していっておると。箱物とかいろんなものはかなり抑えていっておると。また、そういう計画も今後国の動向を見ながら立てて皆さんに示そうという感じを持っております。  以上です。 61 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 62 ◯11番(池田一二三君) それでは、やっぱし再びそうした集中プランの年度計画の策定をしっかりと求めまして、次の答弁を求めます。 63 ◯議長(榎 日出男君) 次に、4項目めの一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 64 ◯総務企画部長宮木信行君) ラストワンマイル事業についての取り組みということでございます。ちょっと大ざっぱでございますが、先ほどの話の中でソフト面ということがございます。  これは土屋議員の質問にお答えしたとおり、アプリケーション等につきましては今現在新見市情報処理システム管理運営委員会の中へラストワンマイル事業推進部会を設けて、それぞれの担当がそれぞれに合ったものをどうするかというようなものを今考えておるとこでございます。それが、最初から事業完成後すぐにということは難しい面もございますが、ソフト面については考えていきたいという状況でございます。  以上です。 65 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。池田議員。 66 ◯11番(池田一二三君) まず、ソフト面の構築について今御答弁がありまして、そのことについて質問をしたいと思いますが、新見市地域情報化計画、これもいただいております。そうした中に推進体制の整備が書かれておりますけれども、今後それを立ち上げていくという御答弁でございました。その計画をお尋ねをしたいと思います。 67 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 68 ◯総務企画部長宮木信行君) 先ほどのソフト面につきましては、もう今現在進行しております。  それからあと、全体の情報化計画についての、その中で推進体制として仮称ではございますが、新見市情報化推進委員会という、設置ということがございます。これにつきましては、今現在まだ設置はしておりませんが、今後協議をしながら決定していきたいと考えております。構成人員について市民の方の広く意見聞きたいということもございますので、民・産・学・官の代表者で組織していきたいという今の状況でございます。  以上です。 69 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 70 ◯11番(池田一二三君) それでは、そうした庁内の職員の方々、横断した協力体制を構築しますラストワンマイル事業推進部会、そこをもとに情報処理システム管理運営委員会がそこの出てきたものをしっかり検討し、そして高速ネット利用活用推進協議会へ上げていくものだと思われます。そうしたものを早い段階にとりあえず立ち上げられまして、立ち上げないことには前へ進みませんので、立ち上げられることが必要ではないかと考えておりますので、その方向で進めていただきたいと思っております。  次に、加入促進について伺いたいと思います。  特別委員会でサービス開始までの計画が報告されておられます。10月から12月、通信事業の説明会、そして来年の2月から加入受け付けを始めると。放送事業に対しましては、来年の1月から2月にかけてテレビの共聴組合などに向けて説明会をし、3月には市民説明会、その後加入受け付けをすると報告をされております。  本市には、ひとり暮らしの高齢者世帯数が約1,450世帯、老老世帯が約1,600世帯、合計をいたしますと3,050世帯でございます。この間の「地域のエールへ」のシンポジウムの中でも理解している人と、それからできていない人の二極化が進んでいるというようなことも御指摘があったところだと思います。加入率を放送70%、通信15%と見込んでおるように聞いておりますけれども、十分御理解をいただかないとなかなか促進は難しいのではないかと思っております。そうした加入をしていただくために、今後例えば哲西地域では公共下水を推進するために、当初各行政区の総代さんあるいは行政区より選ばれた代表の方々に、その地域というんか、行政区を説明を担ってもらったり推進していただく、そういったようなことをお願いをして進めたような経緯もございます。そういった何か推進検討策をお持ちでしょうか。  それと、アンケート調査にも御協力をいただいております事業者へ対しての説明会を開くべきだと考えておりますが、そういった御予定はどのようになっているのか伺いたいと思います。 71 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 72 ◯総務企画部長宮木信行君) 普及に伴います推進員の件でございます。本当にこの事業を進めていく上では多くの人に事業の目的、内容を御理解本当にしていただかないと加入が少ないという状況は確かにあります。そういうことで、市の職員が市民の問い合わせには的確に対応するように、これはもう徹底するようにいたしております。指示をしております。  それから、もう間もなくでございますが、直接各家庭へ訪問をいたしまして、ファイバー線の引き込みと告知放送機器の設置のお願いを施工業者が回るようになると思います。これについても施工業者には十分な説明できるようにということで要請をしておるところでございます。  それからまた、先ほど言われましたように説明会等につきましては極力早くやりまして、周知徹底を図らなければならないと考えております。  それから、推進員の方についてでございますが、これにつきましてはちょっと今のところはこれということは考えておりません。本当に哲西の方で公共下水普及されるときに総代に当たられる方ですか、やられたということでございますが、本当に総代さんにするにしても、本当にこういうことで回っていただきましたらいろんな苦情等もございます。そういうことで御迷惑かけてもいけないということもございますので、今んとこ推進員は考えてはおりませんが、積極的に業者、それから市職員等もやっていきたいということを考えてます。また、お願いなんですが、議員各位におかれましてもその辺の説明の徹底をお願いしたいと思います。  それから、事業者への説明会ですが、これ企業ということでお受けしてよろしいですか。(「はい」と11番池田君の声あり)これにつきましても、本当にしていかなければならないと、今のところはできてない状況ですが、商工会等を通じて……商工会等で、その辺で調整して説明会を早急に、済みません、来週するということでございます。私が知りませんでした。申しわけありません。そういうことです。  以上です。 73 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 74 ◯11番(池田一二三君) 今、御答弁いただきましたので。  次に、要望等がある共聴組合のアナログのテレビ線、電柱、アンテナの撤去費用の支援、そして保護世帯、また低所得者への費用軽減策、そういったものの検討はどのように進んでいるのか伺いたいと思います。 75 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 76 ◯総務企画部長宮木信行君) 共聴組合につきましては、今現在こちら把握しておりますのは98の共聴組合、大きいものから小さいものから含めてあるようでございます。それにつきまして、補助ということでございますが、これについて市の方は今のところは基本的には所有者というんですか、組合がみずからの責任において撤去していただくということを基本的に考えておるところでございます。  それからあと、保護世帯につきましては、今のところはちょっとまだ検討できておりません。早急にやります。 77 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 78 ◯11番(池田一二三君) 共聴組合に対しての支援の件でございますが、多くの方からの御要望があります。財源の問題、公平、公正の観点からの問題といろいろあると思いますけれども、再度十分に検討をしていただきたいと思っております。  また、保護世帯及び低所得者への軽減支援、そういったものも説明会があるまでには御検討いただかなければいけない問題だと思いますので、今後順次進めていただきたいと思っております。  それから、利用促進のためにパソコンの講習会等が開催をされておられますけれども、これは高齢者の方からの声でございますが、非常にダブルクリックが難しい。それから、キーボードがあいうえお順になっているものを使わせていただいてすればわかりやすい。そういったようなお声もございますので、そういったものを使ったやさしい講習会等も今後計画をされてはいかがと思いますし、お願いをしたいと思います。いかがでしょうか。 79 ◯総務企画部長宮木信行君) 御意見として伺っときます。ありがとうございました。 80 ◯議長(榎 日出男君) 池田議員。 81 ◯11番(池田一二三君) 一人でも多くの方にそういったサービスがあるものをもう十分に使っていただく、そういう目的のためにもそういったことも重要ではないかと思っておりますので、今後ぜひそういうことが実現できますように、またしていただきたいと思っております。  ほいで、ラストワンマイル事業が本当にこの地域を支えて発展させることになるように、本当にみんなで努力をしていかなければいけないと思っておりますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思っております。  次の御答弁をお願いいたします。 82 ◯議長(榎 日出男君) 次に、5項目めの質問に対する答弁を求めます。 83 ◯教育長(藤野浩吉君) 先日も申し上げましたが、食に関する指導というのは成長期にある子供たちの人格形成に大変大切な分野であると受けとめております。お尋ねの朝食の欠食に対する取り組みという、対策ということでございますが、先日申し上げました欠食の率というものが16年ということでございますが、それから2年経過する中で食育基本法であるとか、あるいは食育の推進基本計画であるとかというようなものが示されていく中で、学校でも随分取り組みが進んでおります。早寝、早起き、それから朝御飯の運動、これは現在保護者と協働しながら具体的に取り組んでいる学校がございますし、朝食完食率の100%を目指そうということで旗を上げて取り組んでおられる学校もございます。こういった取り組みをされている中で、教育委員会といたしましても現在行っている学校の取り組み、こういうものを踏まえながら、教育委員会研修所という教員の研究組織の中に食の教育部会というのがございまして、そちらの方で今年度全小・中学校を対象に朝食の欠食の調査をしようということで計画をいたしております。そして、その欠食がどういう中身なのか、完全欠食であるのか、あるいは朝食はとっているけれども、その中身までどうなのか、そこらあたりも含めて調査を行いながら、その実態を踏まえ各学校で取り組んでいるものを全市的に広げながら、学校、PTA、保護者のみならず地域ぐるみで朝食欠食に対する取り組みが、欠食ゼロに近づけるような取り組みに持っていきたいというふうに考えております。  以上です。 84 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。池田議員。 85 ◯11番(池田一二三君) 小学生の欠食、中学生の欠食、このパーセントを聞きましたけれども、意外に私は多いなと思っております。これは多分完全な欠食ではなくて、時に食べないというようなものも大きな範囲でとらえているのではないかなというふうにこれは感じております。  それで、17年4月から食に関する整備を図るために栄養教諭、この制度が始まっております。本市ではこれが導入されているのか、そして導入されていれば人数とか配置とか活動の内容について伺いたいと思っております。 86 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 87 ◯教育長(藤野浩吉君) 栄養教諭の状況でございますけれども、これが文科省の方から事業が進みまして、今年度から実際に一部分でありますが、動き出しております。  お尋ねでございますけれども、岡山県の自治体で今年度倉敷市、瀬戸内市、鏡野町に、この3地域で3名の栄養教諭が配置されました。新見市の状況でございますけれども、これは現在おられます学校栄養職員、これがこの方が授業ができるという資格の講習会を受けまして、それが講習が受講されて免許資格をとられましたら、今度は県の方で栄養教諭選考審査というのがございまして、これを教諭身分に採用し直して教壇に立てると、授業ができると。今、栄養士さんは教員と、今の教諭とチームティーチングといって2人で授業をしてるんですが、それが1人で授業ができるようになるという実態でございます。そういったことで、まだ新見市には8名の栄養士さんがおられますが、その中で6名の方が既に栄養教諭としての資格はとられております。こういう実態でございます。 88 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。池田議員。 89 ◯11番(池田一二三君) 6名の方が、資格をとられた方が新見市内にいらっしゃるということでございますが、実際に新見市の小・中学校でそういった先生方に活動していただく、そういった御計画はどのようにお持ちでしょうか。 90 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 91 ◯教育長(藤野浩吉君) 新見の栄養士さん方は、もう十数年前から県下でも先進的に教員とタッグを組んでもう授業ができるというような体制ができ上がっておりまして、もう現在でも教諭とチームを組んで食の指導、栄養の指導に当たっております、現在。そういうことで、それを単独で、そういった形で栄養教諭として授業ができるというのはこれからなんですが、実態的にはもう……実際に動いているという状態でございます。 92 ◯議長(榎 日出男君) 池田議員。 93 ◯11番(池田一二三君) 実態的には動いているということで伺いました。  親の食生活の乱れが子供に非常に影響しているケースが多く、子供だけではなく食事をつくる親にどう働きかけるか。学校の先生が、家庭の食事の内容にまで深く踏み込みにくい、そういった現場の声もございます。子供の健康づくりには個々の課題もありまして、その問題解決に向けての栄養教諭の方の担う役割というものも非常に大きいものがあるように今思われます。  また、学校へ入学してきたときにはもう大体もう決まっていると。例えばもう、正しく例えば箸が持てない。それから、偏食のために嫌いな給食はもう手もつけられない。そうして、牛乳を一口飲むのに、嫌いなものを一口食べるのに非常に大変だと。どれだけかかるかというようなこともお聞きをしております。そうした中で、乳幼児期からの食育の大切さ、それを強く指摘されております。当市といたしましても、離乳食教室、健診時の食事やおやつ、それから保育所や幼稚園でも食育活動に積極的に取り組んでいただいてはおりますけれども、さらにそういう点を十分検討していただきまして、充実をしていただきたいと思います。御答弁をお願いします。 94 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 95 ◯教育長(藤野浩吉君) 担当課との連携を取って幼児期からのそういった食事のあり方についての指導といいますか、取り組みを展開してまいりたいと思うわけですが、先ほどありましたように栄養士の現在おります活動の中で家庭への働きかけ、地域生産者の方々との連携、体験学習と、先日申しました子供たちが嫌いなホウレンソウをつくってそれを食べると食べれたというような実例も出ております。そういった取り組みも現在行っておりますので、さらに強化していきたいと考えております。 96 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 97 ◯11番(池田一二三君) 今、家庭力が低下したために、学校現場におきましても非常にいろんなことに対してかかわりを持たなければなりませんので、大変なことだと思っております。がしかしながら、いろんな問題解決に向けて御努力をしていただきたいと思っております。  以上で質問を終わります。 98 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩をいたします。                             午前11時6分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時15分  開 議 99 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、9番橋本亨子議員の登壇を願います。9番橋本亨子議員。               〔9番 橋本亨子君 登壇〕 100 ◯9番(橋本亨子君) 9番橋本です。議長からお許しをいただきましたので、質問席に着かせていただきました。  では、質問に入ります。  一昨日、14日に参議院の本会議で医療制度改悪法案が、与党の自民党、公明党の賛成によって可決成立をしました。改正された主な内容は、70歳から74歳の患者負担の引き上げをしていく。そして、75歳以上の後期高齢者の医療費制度を創設をし、保険料を徴収し、滞納者から保険証を取り上げることを法定化もする。そして、療養病床の削減をする。介護型などは全廃をするという、そういう内容などがあります。このことでは、7月から先取りで診療報酬の改定が、点数の引き下げが行われ、患者を病院から追い出そうとしている、そういう内容にもなっています。そして、混合診療の本格的な導入で保険のきかない医療を拡大をしていく、こういった中身があるわけで、大変な内容になっています。これまでの保険証があれば病気になったとき安心して医療が受けられるという社会保障制度を大きく後退させる内容であります。高齢者の方は、お金の切れ目が命の切れ目、年寄りは早う死ねえということか、こういう大変な心配な声を上げておられるわけです。昨年の介護保険の改悪、障害者自立支援法の強行、そして今回の医療制度の改悪と、暮らしと命を破壊することばかりが次々と行われてきました。厳しい暮らし、生活への不安が大きくなるばかりであります。 101 ◯議長(榎 日出男君) 橋本議員、発言中ですが、質問の方に入っていただきますように御協力のほどを願います。 102 ◯9番(橋本亨子君) 2項目めの質問との関係がありますので、制度改正の問題に最初に触れさせていただきたいと思っております。 103 ◯議長(榎 日出男君) その時点で発言してください。 104 ◯9番(橋本亨子君) こういった厳しい暮らしや生活への不安が大きくなるばかりの状況の中で、市民の皆さんに安心して暮らしていただくよう、市としてもしっかりと努力をしていくということが、大変大切になります。暮らしへの支援を積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。  まず、1点目の質問ですが、ラストワンマイル事業の見直しについてお尋ねをいたします。  前任の総務企画部長からは、以前見直しをしないと、こういう答弁もいただいたことがありますが、再度見直しを求めていきたいと思います。  1点目は、財政状況を十分検討せず推進しているが、借金返済に追われ市民のための事業ができないのではないかということですが、市の借金総額が16年度末に724億9,000万円以上、市民1人当たり200万円近い借金を抱え、県下では最も財政状況が悪い事態になっています。17年度末には800億円を超す借金にと膨れ上がる状況になりますが、このままでは借金返済に追われ、市民から多くの要望が上がっているものにこたえていくことができないのではないでしょうか。いかがでしょうか。  2点目、316カ所に既に接続してあります合併前の広域情報ネットワークの事業についてですが、これが十分に活用ができているのかどうか、現状をお聞かせください。  3点目、テレビのデジタル化はテレビ局が対応しているので、全戸へ接続する根拠はないのではないか、こういう質問ですが、光ファイバーを接続をしていかなければテレビが見えなくなるというのは本当なんでしょうか。その点をお聞かせください。  2項目め、医療の充実についてお尋ねをいたします。  単県医療費の公費負担制度の改正に当たり、単市での医療費の助成制度を創設していただきたいということですが、冒頭で少し医療制度の問題について触れました。大変ひどい内容になっておりますが、その上に県が実施をしていた医療費の公費負担制度までが改正されてしまい、一層不安が広がっております。県の見直し案が発表されて以後、市長も市長会を通じて抗議をしておられますが、我々議会としても決議をし、県知事に意見書を送っております。県制度の後退に対しては、同じ思いでそれぞれが努力をしてきたところでもあります。しかし、10月からの実施ということで目の前に迫ってきております。  先日も、人工透析を受けておられる患者の会の皆さんと一緒に、2回目になるわけですが、市長にあててと、そして議会にあてての陳情書を届けられるのに同行をさせていただきました。陳情の趣旨を御理解をいただき、積極的な対応をお願いをしたいと思います。透析患者の皆さんの状況は、高齢化や長期にわたる透析によって合併症や要介護状態になっていく方などがおられたりするわけで、長期に治療生活が続き、複数の医療機関での診察も必要になってくるということなど、患者や家族の負担は大変な状況になってきます。どうぞ市長の英断を期待をいたしますので、前向きな御答弁いただきたいと思います。  2点目の災害時の医療機関に対しての対策についてお尋ねをいたします。  災害対策基本法に基づく地域防災計画が策定をされていますが、長時間にわたる例えば停電などで医療機関での医療機器などが使用不可能な状態になった場合を想定をしたときに、どのような対策をとるのかお尋ねをいたします。  3項目めの行財政改革についてお尋ねをいたします。  特別職の報酬、市長の退職金の見直しについてお尋ねをするものであります。  18年度を新市行革元年と位置づけて、徹底した経費の節減、合理化や実効性のある施策に取り組み、市民から信頼され、将来に向け安心で展望が開ける新見市を確固たるものにするべく取り組んでいくと市長言われておりますが、厳しい財政状況のもとで市民に信頼される市政運営をしていかなければならないということは、当然のことだと思っております。市民の声に謙虚に耳を傾けて、市民の思いとかけ離れないような施策をしっかり進めていかなければならないというふうに思います。  今年度は、職員の給与について平均で4.8%の引き下げが行われているわけですが、一方特別職については見直しが行われないままの状況でございます。市民のために一生懸命働く職員の生活給を引き下げ、市長や助役、そして議員がそのままというのではいけないというふうに思います。また、市長の退職金が1期4年間で約1,800万円の額が支給されることにもなっていますが、こういった点から本当に市民の思いとどうなのか、ここをしっかり考えなければいけないというふうにも思います。特別職の報酬の引き下げと市長の退職金については廃止することを私は提案をいたします。御見解をお尋ねをいたします。
     4項目めの学校統廃合問題についてであります。  1点は、福本学区の対策協議会の要望に対しての今後の対応についてであります。  再三にわたって地元の皆さんと協議を重ねておられる状況のようですが、話し合いは平行線の状況のようでございます。今後どのようにこれに対して対応していかれるのか、お聞かせください。  2点目のプールの使用についての問題でありますが、梅雨が明ければ暑い夏がやってきます。子供たちは、夏のプール遊びは本当に欠かせない楽しみの一つでもあると思います。  そこで、1つは既に廃校となっているこれまであったところのプールについて、夏休み中に従前のように使用することができるのかどうなのか、その点お願いします。  それからもう一つは、福本学区についての問題なんですが、学区内におられる児童が既に上市小学校に通学しておられるという、こういう方もあるわけなんですが、夏休み中にこの学校のプールの使用をする、これまでと同様の福本学区の中の子供さんが福本小学校にあるプールの使用ができるのかどうなのか、その点をお尋ねをいたします。  3点目に、今後の統廃合の計画についてどう進めていかれるのかという問題でありますが、旧新見市として決めていた年度ごとの全体の計画がありました。これについて、廃校となるところや統合先となるところが定めてあったわけなんですが、当初の計画に沿って進めていくことになるのかどうなのか、この点での進め方の基本的な考え方をお聞かせをいただきたいと思います。  5項目めの市営住宅の建てかえについてお尋ねをいたします。  今、本当に生活が厳しい事態だということで、一般住宅よりも比較的家賃が安いことで市営住宅に入居することを希望される方、本当に私のところにもたくさんいろいろと相談もあるわけなんですが、いろいろ調べたり、見て回っても、かなり老朽化が進んだところなどもあります。こうした老朽化した住宅の建てかえをされたいということで、1点目に質問しております。この点について、市民の現在入居しておられる方からも古くなっていて建てかえなどいろいろとお願いがしたいんだという、こういう要望などもお聞きをしているわけなんですが、建てかえについてどうお考えでしょうか。  2点目、同和対策事業での問題ですが、御承知のように同和の特別対策というのは4年前の2002年3月末をもって終結をしております。当時、同対法によって建設をされた住宅、これがそのままの状況になっていると思いますが、従前のままの扱いになっているこれを改善をして、入居者もない状態で荒れて放置された状態のところなどもあるわけなんですが、一般の市営住宅として扱いができるように改善をしていただきたいというふうに思います。  以上で1回目の質問を終わります。どうぞ誠実な、前向きな答弁期待しておりますので、よろしくお願いをいたします。 105 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの橋本亨子議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 106 ◯市長(石垣正夫君) ラストワンマイル事業の見直しについて御説明申し上げます。  これは我々1市4町が合併する以前から、広域からこの地方は情報化におくれてはいけないと、ぜひ取り組もうということでこのラストワンマイル事業を進めてまいりまして、公共施設316カ所接続しながら進めてきておるような状況でございます。  それから、合併協議会におきましてもこの課題は優先課題として新市建設計画も入っておりまして、進めておるような状況でございますし、新市になりましてもこの課題は本当に過疎地域におきましては情報、また産業、経済あるいは医療、福祉、教育、すべてのものへ対応できるということで、これにおくれますと過疎地はさらに情報過疎になって住めないということで優先課題として進めておるような状況でございますので、見直す考えは全然ございません。  それから、市の財政の状況を十分検討せず進めてきておると、こういうことがありましたが、これは何度も広域時代あるいは新市になりましても17年度には議会の特別委員会で審議していただいたり、その上で総合振興計画を立てました。議員の皆さんも十分説明し、納得していただいておるような状況で、その中にも財政計画等もきちっと掲げておりますし、また情報通信網の欄もございます。ページの44ページ見ていただけばわかると思いますので、見ていただきたいと思います。この計画も、平成17年から26年、10年間新見市の将来のことをすべて網羅しておりますので、見ていただきたいと思います。  また、総合振興計画の中で実施計画も立てております。これは17年から21年、5年間でございます。これも情報通信網の充実ということで、14ページに書いて皆さん方に説明を十分しておりますので、財源内訳等につきましては60ページにございます。こういうものをよく見て十分皆さんで協議し、議会も認めていただき、この計画は、総合計画へあるものはきちっと我々は進めていくと。特別に国が交付税等を削減されますと、またローリングをして進めていくというような状況でございますので、もう一度よく見ていただければ、今まで示したとおりでございますので、御覧いただきたいと思います。  ほかにつきましては、担当部長が説明申し上げます。 107 ◯総務企画部長宮木信行君) それでは、316カ所の公共施設への接続されておる活用状況でございます。  これにつきましては、本庁、支局、出先機関との行政情報通信を初めといたしまして、小・中学校ではこの情報通信ネットワークによりまして快適な環境下での情報化教育、それからIP電話、ファクスによりまして学校間の連携も図っておるということでございます。電話代等の節約ということもあります。  それから、地域の集会所におかれましても端末を設置いたしまして、地域での要望に対して講習会等もしておるところでございます。  それから、そのほかに昨年新見市で国体の成年女子のソフトボール大会ありました。これによります生中継というんですか、ライブ配信、この辺もやっておりますし、それから公立短大にあります幼児教育学科の講演、これをインターネットで配信するというようなこともやっておる現状でございます。  それから、テレビが見えなくなるのではないかと、本当かということでございます。これにつきましては、今のところ新見市におきましては平成19年中に鳶ヶ巣、それから20年中に哲西から地上デジタル放送が開始されるというような計画がされておるようです。それで、各テレビ局が対応するのはここの放送アンテナまでの整備ということになってきます。新見市全体では約70%の世帯が難視聴地域に該当するということで、各地域でテレビの共聴組合等が施設を整備されております。それで、テレビ受信するとなればそこの共聴組合の設備、これを変えていかなければならないと、多額の費用がかかるというような状況でございます。ですから、そのテレビ局が全部やってくれるということはございません。ということでございます。  以上です。 108 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。橋本議員。 109 ◯9番(橋本亨子君) 市長、見直す気は全くないということですが、あえて見直しを再度御提案しているわけなんですけれども、いろいろと情報化計画の中で書かれ、示されております。それは推進をするという立場からどういうふうな形にやっていこうかと、そういうことで示されているものであります。住民の皆さんにそういったことも十分に説明がまだ行き届いてはいないということなんです。その点について、先ほどは企業向けの説明会を来月するという話もありましたが、住民に対して説明をしていくのはどういった形で、どんな内容で、そしてどこまでのことを説明をしていかれる予定なんでしょうか。これはしっかりしていただかなければならないと思います。  その住民説明の問題と、それからテレビのデジタル化でテレビ局が対応しているということで、中継局の整備も進んでいるということでした。中継局については以前にも申し上げましたが、ちゃんと順次整備をするんだというのが全体的な、日本全体的な方針でもあります。それにもかかわらず、なぜ光ファイバーを接続しなければ見えなくなるというふうに、この事業計画を何が何でも進めていくんだということになっているんでしょうか。その点、再度お願いをいたします。 110 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 111 ◯総務企画部長宮木信行君) まず、1点目の説明の内容でございますが、昨年に1回全体的な説明会をしております。次の説明会につきましては、内容、料金も含めたものにしていかないといけないと考えております。  それから、デジタル化についてなぜということでございますが、これにつきましては先ほど御説明しましたとおりで新見市内70%の難視聴地域あると。その辺を網羅していくためにはやはり共聴組合等の負担がかかるという辺もございます、その辺。  それから、市が設置すれば今後は共聴組合が負担はなくなるということも考えられます。その辺でのことでございます。  以上です。 112 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 113 ◯9番(橋本亨子君) 説明会について、2回目は料金も含めた説明をするということなんですが、その料金を含めたことだけですか。もう少し詳しい、どんな内容での説明をするのかをもう一度詳しく御説明ください。住民の方、本当に内容が十分示されていないということで、一体どうなるんだと、住民の負担はどうなるんだと、こういう声がたくさん上がっているわけなんです。ですから、説明会の内容もどういったことをするかをもう少し詳しい説明お願いします。 114 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 115 ◯総務企画部長宮木信行君) 本当に内容につきまして、十分住民の方にわかっていただけるものを今考えております。極力、全体的に料金問題、その辺は出していきたい、本当にそれ納得していただいて加入できる内容にしていきたいと考えております。  以上です。 116 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 117 ◯9番(橋本亨子君) 住民への説明で料金を出したいということなんですが、決まった料金を示すのか、それとも住民の方からの意見を聞きながら今後料金設定をするのか、その点がどうなのかをもう一回お願いしたいと思います。  それから、財政面からの問題なんですが、市長、事業するするするということでどんどん推し進めるというその姿勢なんですけれども、全体の財政が非常に厳しいという状況があり、先ほども同僚議員から財政問題が少し触れられたんですが、国は交付税をどんどん削ってきて財政的には非常に厳しくなるんだということから行財政改革を本市としても進め、人件費なども抑制をしていこう、そういうふうなことで事業についていろいろ見直しをしながら財源確保をするんだと、こういう立場なんです。ですから、聖域的にこの光ファイバー事業だけをどんどん推し進める。莫大な予算を投じる。下水道の事業と合わせたら本当にもう100億円を超す、本当に大きな事業費になるわけです。もちろん借金返すための交付税が入るとか、いろんな形でのやりくりはあるわけなんですけれども、それにしても県下の市の中で16年度末の決算でも新見市の財政指標というのは最も悪い市になってるんです。そういうときに、こういった大きな莫大な経費をかける光ファイバー事業をどんどん推し進めていくということをすれば、他の事業に私は影響は大きいものが出るというふうに思うんです。住民の皆さんにもある程度の負担をしていただかなければならないんだということを今議会中にもいろいろと各議員の質問の中でもちらちら市長は言われてるんです。それが一体どういう影響が出るのか、本当にこの辺についてはもう少し内容を深めた御答弁をいただきたいと思います。 118 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 119 ◯市長(石垣正夫君) 国は携帯電話でも全国へもうすべて通じとる、不感地域はないと、こう言います。大体全国の自治体の2割ぐらい、人口のが入らんわけです。国はそういう政策なんです。その後どうするかは自治体がカバーする。この地域でも携帯が入らんでしょう。だれがしてくれますか。国は、大都市は、それはもうけになるから通信業者、事業者がやりなさい。自分がお金を出して事業者、企業がやりなさい。これは補助じゃありません、そうやってやっております。ただし、我々のようなもうけにならない、採算がとれない地域は国が補助をして、それは都会と田舎が格差がついちゃいけんからやりなさいと補助がつきょうるわけです。だから、我々も起債、農林関係の予算とか総務省へいろんなものを補助金をもらってやっておるということなんですから、これをほうっとったらどうします。国がu-Japan、通信、放送、すべてのところへやると支援してやっておるわけですわ。新見だけしなくてどうします。それで、そういう中で財政計画をきちっと立てて総合振興計画10年、5年、実施計画立てておるわけです。これを一つも見てないと、言ってもらっちゃちょっと私いけないと思う。議会でも何遍も議論して、これがなかったらもう40代以下の人は5年先にはもう本当に住めなくなる。そういうこともよく考えて我々はやっていこうと。この地域にはどうしても必要なということを考えてます。ほかの事業で何がどうなっとるかというのを、総合計画を見てください。ほとんど皆さんのは入れて、全部計画しております。そういうことですから、御理解をいただきたいと思います。  以上です。 120 ◯総務企画部長宮木信行君) 説明会での料金設定でございますが、これは決まった額になります。 121 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 122 ◯9番(橋本亨子君) 料金設定決まった額を示していくということなんですが、決まった額を示していって、それを市民の方が本当に負担できるだけの額となったものが示されるのかどうか、この辺もあると思うんです。料金の問題等については決まったものを示すのではなく、まず住民の意見を聞きながらで考えていくと、そういう方向にぜひ改善をお願いしたいと思うんです。この点、再度お考えを聞かせてください。  それから、市長はやっていかなければならないんだという、それの繰り返しであるんですが、なぜ光ファイバーを全戸にまで接続をしなければならないんでしょうか。  加入率についても、放送事業者で15%でしたか、逆、通信で15%、放送で70%という加入率を見込んでおられるんです。全戸に整備をするのになぜ100%ということにならないんでしょうか。  それから、国の政策に沿ってやっていくということなんです。以前、新見市も国が政策を出しました。総務省の意向を受けて電子投票の実施をいたしました。電子投票を実施をしたときに、市が持ち出しをした額というのがかなり経費もかさんでると思うんです。実施しなかったときと、それから実施したときとの経費面の比較をしても、市が持ち出しをした部分というのがあったと思います。たしか3,000万円以上4,000万円近いものだったんじゃないかと思うんです。そういった経費が大変にかさんできたものであり、いまだに全国的にそれがまだ普及もしていないという、失敗をしたところもあるというような状況もあったりするわけで、国の意向はあるけれども、それを何でも受けて進めるというこのやり方は、私はいけないというふうに思います。  それで、光ファイバーについてのもしこのままの計画を進めたときに維持管理費というのはどのくらいかかることになるんでしょうか。お願いします。 123 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 124 ◯総務企画部長宮木信行君) まず、1点目の住民の意見、料金についてのということでございます。これにつきましては、これは業者等も、市の方とも本当に市民の方が負担できる額ということで、折衝をしていきたいと考えております。  それから、100%はなぜならないかと。放送でいけば70%ということでございます。これにつきましては、放送につきましてはそれぞれの個人の方がうちは見ないと言われる方があれば、それはつけないということになりますが、ただ市の考えは告知放送があります。これにつきましては100%を目指しております。いろんな情報を流しますので、それとちょっと、放送とはちょっと切り離していただければと考えております。  それから、維持管理につきましてですが、これにつきましてはIRU契約ということで、基本的には業者負担ということにはなりますが、一部大きな工事とか、そういうようなものにつきましては市の負担ということで、これについても今業者との協議中ということでございます。ですから、市の持ち出しもあると。ですが、今はちょっと額については出ないということでございます。  以上です。 125 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 126 ◯9番(橋本亨子君) 光ファイバーをなぜ接続をしていかなければならないのか、その点についてをもう一度お願いをしたいと思うんです。そういう手段しかないのかどうなのか、その点の理解を執行部としてはどのように持っておられるのか。市長は何が何でも進めるという姿勢なんですが、その点の考えをお聞かせをいただきたいと思うんです。 127 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 128 ◯総務企画部長宮木信行君) これにつきましては、旧阿新広域事務組合時代からいろいろ協議してきております。それで、今時代的に光ファイバーということでずっと協議、これは橋本議員さんもそのときから議員さんで協議されてきておると思います。そういうことで、光ファイバーをということでございます。 129 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 130 ◯9番(橋本亨子君) 広域時代に議論しながら進めてきたことなんだということで、ここは平行線になっていますが、1点答弁が十分いただけなかったことがありますので、もう一度お願いしたいんですが、財政上、このままの莫大な経費をかけるこの事業を進めていくことで他の事業に影響が出るのかどうなのか。影響が大きいものがあると思うんですが、この点についてはどうお思いでしょうか。それをもう一度お願いをしたいと思います。 131 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 132 ◯市長(石垣正夫君) 新見市は先ほど言いましたように総合振興計画を10年間立てております。それから、実施計画、5年間立て、これにすべての事業等も盛り込んでおります。財政計画を盛り込んで、これを読んでいただければ十分わかると思います。ほかに議員さんにも十分読んで理解していただいておりますと思いますんで、もう一回読んで、また不審な点があったら説明いたします。  以上です。 133 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 134 ◯9番(橋本亨子君) 市長の誠意のない答弁が出るばかりなんですが、計画は示していただいております。財政状況はどんどん変わってくる中で、財政指標を示してあるものについてはしっかり見直しをしながら再度示していただきたいと思うんです。厳しい国の財政状況がある中で、自治体も本当に厳しくなってきているというふうに市長みずからがおっしゃっているわけなんです。そういったときに、このラストワンマイル事業そのものを全く見直しなく莫大な経費をかけて進めるというのは、本当に無謀だと思うんです。ですから、ぜひ見直しをお願いをしたいというふうに強く申し上げておきます。  それから、光ファイバーを接続をしなければテレビが見えなくなるということについて、私は全く根拠がないと思うんです。全国の地上デジタル放送の推進協議会というのがありまして、そこのところの情報をいろいろ調べて見ますと、光ファイバーを接続をしなければ今度のアナログ放送から電波を変えてデジタルに移行したときにテレビが見えなくなるということは一切書いてないんです。チューナーを設置をしたり、それからUHFのアンテナでも見れますし、それからケーブル放送なんかを御覧になっておられる方なんかは、その会社がどういうふうに設備を変えるかという問題があるわけなんですけれども、ちゃんと放送を見ることができるようになるわけです。ですから、市が莫大な経費をかけ、光ファイバー網を全戸に接続をしなければテレビが見えなくなるんだという、この説明は本当にひどい内容だと思うんです。こういった事実と違う説明ばかりをしながら走るというのは、私はだめだと思うんです。  それで、財政が非常に厳しい中ですから、本当にこの市内全域の世帯が今度の放送電波が変えられることによってどこまでの世帯が本当に光ファイバーを接続をしなけばならないか、どんだけの要望があるのか、そうしなくっても見えるんだという方たち、そしてまたインターネットなどは利用はしないという高齢者の方たちも多数おられるというふうにも思うわけなんです。ですから、そういった意味でも事業全体を見直しをして、そして経費を本当にこのままの莫大なお金をかけるというやり方ではなく、本当に事実をしっかり知らせながらしっかり見直しをしていくということが必要だと思うんです。その点、よろしくお願いをしたいと思います。どうお思いですか。 135 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 136 ◯総務企画部長宮木信行君) これにつきまして、見直しの件につきましては市長が申したとおりでございます。  以上です。 137 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。 138 ◯9番(橋本亨子君) 市長の答弁も下さい。 139 ◯議長(榎 日出男君) 答弁ございますか。橋本議員。 140 ◯9番(橋本亨子君) 市長からの答弁がいただけないんですが、本当にひどいやり方で進められているのが今の新見市のラストワンマイル事業計画だというふうに私は思っております。全国的に全部の自治体がこの光ファイバー網をどんどん接続をしていってる状況なんでしょうか。これをしなければテレビが見えなくなるというのも先ほども紹介しましたように根拠がないということなんです。ですから、住民に説明をしていくというときには正しい説明をしっかりとしていただきたいというふうに思います。光ファイバーでなければならないという、そういうことになればまた住民の方の利用料などの負担も要るということになるわけで、選択肢があることだってちゃんと伝えていくことが私は要るというふうに思うんです。そういった意味でも、全戸への接続というのは本当に根拠がないというふうに思いますので、見直しを強く求めたいというふうに思います。市長から答弁いただけませんので、これで終わって次に行きたいと思います。 141 ◯議長(榎 日出男君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 142 ◯市民生活部長(野林正紀君) 医療費の充実、単県医療費公費負担制度の変更ということについて、これまで同様に市費でという話でございます。  これにつきましては、昨日答弁させていただきましたとおり、市といたしましても受給者の方の負担の増加を強いるこの制度の改正に対しまして、現行制度の維持について市長会を通じて強く求めているわけでございます。したがいまして、市独自の制度の創設につきましては非常に厳しい状況にあると考えておるところでございます。  続きまして、災害時での医療機関に対しての対策と、停電時の対策ということでございます。  これにつきましては、新見市地域防災計画をこの3月に策定いたしまして、そういった中で医療機関の震災時における継続的な提供能力ということで、特に貯水槽あるいは非常用自家発電と、こういったものを医療機関に整備していただくということになっておるわけでございます。ただ、この整備につきましては県の方の災害防災というところで地域の災害拠点病院ということになれば、これは整備をしていかなくちゃいけませんけど、その他につきましてはこれは義務になっておりませんが、市としましても緊急のこういった事態を想定してお願いはしてまいろうと考えておるところでございます。  以上です。 143 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 144 ◯9番(橋本亨子君) 医療費制度の問題では、本当に国の制度がどんどん後退をする中で、県までがこの制度を大きく後退をさせるということになってしまったわけなんですが、先日人工透析をしておられる患者の皆さんと一緒に要望に足を運んだときに、助役が対応していただいたわけなんですが、切実な患者の皆さんの声を聞いていただいたと思います。それについて、助役としてはどう受けとめておられたでしょうか。その点の助役の見解、お聞かせをいただきたいと思います。  それから、この岡山県の制度というのは本当に全国的に見ても非常に制度が、今度の改正によって悪い状況になっているということだというふうに思うんです。そういった中で、県下では他の自治体が独自に、例えば瀬戸内市などは障害3級までを対象に、そして療育手帳などはB級までを持っておられる方を対象にして助成制度を独自に実施をしておられるところもあります。そういったことでも、我が新見市でも財政は大丈夫と市長いろいろ言われるわけなんですけれども、できないはずはないと思うんです。患者の立場を十分御理解をいただき実施をお願いをしたいというふうに思います。  市の負担が、例えば実施をするとした場合にどのくらい必要になるのか、この試算もいろいろ交渉をほかの団体ともする中でもお願いをしていたと思うんですが、それを示していただきたいと思います。その点、お願いします。 145 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 146 ◯助役(森 晃朗君) 橋本議員の方から御質問がございました。先日、私も出席をさせていただきました。新見地区の腎友会の皆様方から要望ということで単県医療の、重身でございますけど、直接的には。透析医療ということに関しましても御要望を聞かさせていただきました。会長以下来られまして、私も真摯に聞かさせていただいたつもりでございます。生活実態、それから年金のことですとか医療、それからそうしたようなことを十分に時間を割いて聞かさせていただきましたし、こちらの方もお話もさせていただきました。  議員そのときにおられてましたとおり、私も御回答というよりも皆さんと一緒にお話をさせていただいたとおりでございますけれども、皆様方の一部負担が今度10月から入ってくるということでは当然そうですと。また、私ども市としましても今まで6分の5、手厚い助成をいただいておったと、補助をいただいておりましたけれども、今年度6分の4に下がりますと。また、来年度は6分の3に下がっていくと。同じ、いわゆる負担を強いられる者同士でございますということで、一緒になって県に対してしっかり物を申していきましょうと。団体の方は団体の方として、県の方へしっかりと言っていただきたい。私どもは私どもとして、市長会等を通じてそういう形でとっていきたいということで、皆様方とお話をさせていただいて御理解をいただいたと思っております。  それと、今の金額等のことにつきましては担当部長の方からお答えをさせていただきます。 147 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 148 ◯市民生活部長(野林正紀君) 県の医療費が変わったということに伴いまして、市の方も負担増ということになってまいります。負担増につきましては、全体で1,900万円余り負担増になってくるということがあるところでございます。  それから、自己負担につきましては、これはまだ税の状況が確定しておりませんので、これは詳しい数値はこれはできませんし、それぞれ所得の階層によってこれは違ってまいります。詳しいことはできませんが、仮に低所得で積算しても500万円近くはかかるということになろうと思います。  以上です。 149 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩いたします。                             午後0時0分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後0時59分  開 議 150 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  2項目めの再質問からお願いいたします。橋本議員。 151 ◯9番(橋本亨子君) 医療制度の問題で、県に対して助役としても要望を引き続きしていくということでございます。その点では、市としての積極的な県に改善を求める要望を引き続きするというのはしていただきたいと思うんです。議会としても一緒にしっかり頑張っていかなければならないというふうにも考えておりますので、また所管の委員会でも深い議論をしたいというふうに思っております。
     ですが、いずれにしても今度の法改正によって対象となる方には本当に重い負担がかかることになるわけですから、先ほど重身の関係で全体では約1,900万円ぐらいがかかるというような話もございました。その中でも、例えば人工透析の患者さんが約80人弱ぐらいですか、今の新見のクリニックで市内の方が通っておられ、治療を受けられておるわけなんですが、そういった方、そこだけを救済すればじゃあいいのかという問題もあるわけなんですが、全体的にこれまでの制度が維持ができるようにということで努力をしていただきたいというふうに思うんです。とりわけ病気の症状からいって人工透析の患者さんが本当に大変なんだということから切実なこの要望を市に、そして議会に出されたということだと思うんです。そういうことはあるにしても、全体のことも含め検討していただきたいというふうに思うんです。  市長は、たしか3月の議会でしたか、検討するというような答弁を最後にいただいてる、この記憶があるんですけれども、ぜひ前向きにお考えをいただきたいというふうに思いますが、この場で御決意が述べていただけるようでしたら、ぜひお願いをしたいというふうに思います。  それから、2点目の医療機関に対しての対策の問題なんですけれども、一時的な停電というのと長期にわたっての停電という場合では全然状況も違ってくるというふうに思うんですが、医療機関が停電に対応したいろいろな設備を持っているところはいいんですが、中にはそういった設備が十分ないというようなところもあるやにもお聞きをしているわけなんです。そういったところに対しては、患者の安全の確保というのを行政側としてはどのように支援をしていかれるのか、この辺の対策についてもう一度お示しをいただきたいと思います。 152 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 153 ◯市民生活部長(野林正紀君) 1項目めにつきましては、先ほど答弁したとおりでございます。  2項目めの長期の停電したときにどのような対策、市の方が援助をするかということでございますが、これは先ほど述べましたように、例えば自分のところで自家発電のないとこ、そういったとこにつきましては県の方で地域の災害拠点病院というものを県の方が指定しております。岡山県を7圏域に分けまして、新見の場合は新見と高梁、これが1圏域でありまして、高梁の大杉病院が指定されております。また、近くには真庭の落合病院が指定されております。こういったところにつきましては、先ほど言いましたように設置しなくちゃいけないということでありますが、それ以外につきましては市の防災計画の中でお願いしていくということで、行政的な支援というのは考えておりません。ただ、最近は御承知のとおりそれぞれの医療器具が最低1時間のバックアップ装置は持っております。そういった中で、医療機関がお互い連携を持って対応していくということは、私どもの方に報告を受けております。  以上です。 154 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 155 ◯9番(橋本亨子君) 市長からの答弁をいただきたいというふうに思います。3月議会のことにもちょっと触れさせていただいております。市長の英断をぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  災害対応の問題については、ちょっと私がお聞きをしておりますが、新見のクリニックなんかがそういう停電時の対応については患者さんを指定してある病院に搬送していくんだというようなことも聞いてるんです。その場合に搬送する、患者を移送するということになれば自治体としての具体的な身近な消防などの対応というのが要るというふうになると思うんですが、その辺については体制的に十分とれるのかどうなのか、その点をもう一度お願いします。 156 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 157 ◯市長(石垣正夫君) 医療費の削減等いろんな問題がありますが、県が特に削減してきたというような状況で、患者の皆さん、我々も本当に被害者でございます。県の方へ十分助成するよう、またお願いしようという気がしております。  以上です。 158 ◯市民生活部長(野林正紀君) 先ほど述べましたように、災害時につきましては体制的には県の医師会の中に入ってきます。そういった中で、特に個別疾患、先ほど言いました人工透析を受けておる、ここは県の医師会、そういったところが中心になって先ほど言いました新見ですと落合病院、こういったとこと連携を持って行っていくということになっております。  以上です。 159 ◯消防長(清水 博君) 搬送体制でございますが、消防といたしましては周辺の道路の状況等を十分勘案いたしまして、入院患者の広域的な転院搬送に対応する必要が生じることがあるのではないかと思っております。搬送の対策といたしましては、基本的には本署及び分署が持っております救急車7台によりまして搬送させていただきます。また、傷病者の方が多い場合につきましては、救急業務の実施要綱ってございますので、それにのっとりまして搬送させていただきます。  以上でございます。 160 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 161 ◯9番(橋本亨子君) 搬送体制はきちっと十分な体制で今御説明をいただいた内容でいけばできるのかどうなのか、その辺のことを最後に確認をしたいと思います。  それから、県の方に対して十分助成をするようにと求めるということで、市長も我々も被害者なんだというふうに言われます。本当に自治体への補助率の引き下げは大きな打撃であります。しかしながら、患者の方にとっても本当に大きな痛みなんです。人工透析の患者さんの会との交渉の席上ではないんですけれども、市内の医療機関の方といろいろとほかの団体の方との交渉をさせていただいたときに、その事務長の方がお話をしておられたんですが、今この県の重身の制度の改悪の問題で、患者さんに本当に重い負担がかかってくるということから、在宅で往診が必要な、そういう患者さんが往診を月に2回本当なら治療上の、管理上の問題で必要なんだけれども、1回に減らしてほしいんだというように申し出をされている方が増えてきているということなんです。寝たきりで重度身障の認定を受けておられる方というのは、介護保険のサービスも同時に必要になってくるということなんです。ですから、医療の負担、介護保険での利用料の負担、本当に次々と重い負担がかかってくるということになります。それで、本当にそういう患者さんたちの病状がどんどん悪化をしていくことにそれがつながっていく、これは歴然たる事実ではないかと思うんです。そうなれば、むしろ治療の費用、本人の負担も増えると同時に、この負担は保険財源の問題からいっても自治体や国の医療費分についても増やすことにも連動していくということも起こってくるというふうに思うんです。ですから、悪循環が起こってくるというふうに指摘をしておられるんですが、私もそのとおりだと思うんです。患者さんのそういう本当に大変な負担を強いられ、命をも削らなければならないというような事態が起こりかねないという、こういう状況があるということを十分御理解をいただきまして、ぜひ独自制度の創設をするということで検討をお願いしたいと思うんですが、その点市長、いかがでしょうか。 162 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 163 ◯市民生活部長(野林正紀君) これにつきましては、先ほど市長も私どもも答弁したとおりでございます。 164 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 165 ◯9番(橋本亨子君) 市長からの答弁をお願いしたいと思うんですが。 166 ◯市長(石垣正夫君) 先ほど、答弁したとおりでございます。 167 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 168 ◯9番(橋本亨子君) さっき言われたのは市長は県へ助成をするようにと、求めていくというふうに言われたと記憶しておりますが、間違いないでしょうか。ですから、先ほど私が尋ねました、それに対しての市長の最後の答弁いただきたいと思います。 169 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 170 ◯市長(石垣正夫君) たびたび部長が申しましたとおりでございます。重複しますので、避けさせていただきたい。 171 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 172 ◯9番(橋本亨子君) 重複はしていないんですが、市長はなぜ答弁ができないのか、本当に残念でなりません。  この質問の内容についても、多くの関係者の方も御覧になられるでしょう。本当に皆さんが大変な思いをしているときに、市がそういった方に対しての温かい手を差し伸べるという、そういうことを本当にしないのかなあ、市長は一体何を考えていただいてるのかなあと、こういう感想を持たれるのが率直な思いじゃないかというふうにも思うんですが、ぜひここは市長の英断を期待をするところでありますので、その点についてのお考えがぜひいただきたいと思うんですが、県に改善を求めていくだけじゃなくて市としてどうするのか、そのあたりの方針もぜひ聞かせてください。 173 ◯市長(石垣正夫君) こういうとこで国が制度を、いろんな制度を切った。県が切った。市が先言うたらつけますか、県や国でも。私は、それですから今考えてないと。県や国に要望すると、すべてです。 174 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 175 ◯9番(橋本亨子君) それでは、最後にもう一つ市長にお願いしたいんですが、先に市がやったんじゃいけない。県や国がどうなのかということが先なんだということなんですが、先にどんどん国、県が制度を後退をさせるという事態になっております。そのもとでの単市の努力というのが大事だというふうにも思っているわけなんですが、県に働きかけをする、これは頑張っていただかなければならない、それは当然のことなんですが、その際どうしてもというときがもしあったときに、じゃあどうするのかということですが、ぜひ前向きな検討を単市でしていただきたいというふうに思いますので、重ねてお願いを申し上げますが、その点だけどうですか。そのときどうするか。お願いします。 176 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 177 ◯市長(石垣正夫君) それはその時点で考えます。 178 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 179 ◯9番(橋本亨子君) 繰り返しでなかなかいい方向に行きませんので、ぜひ市長、そのときはいい制度を創設をする、患者救済のために市が努力をするということで頑張っていただきたいと思いますので、期待をしております。よろしくお願いをいたします。  それでは、次に行ってください。 180 ◯議長(榎 日出男君) 次に、3項目めの質問に対します答弁を求めます。 181 ◯総務企画部長宮木信行君) 3点目の特別職の報酬、市長の退職金の見直しということでございます。これにつきましてですが、特別職の報酬につきましては新見市特別職報酬等審議会条例に基づきまして、審議会に諮問して決定することとされております。それで、昨年9月28日に特別職報酬等審議会に諮問いたしまして、11月14日に答申を受けております。それで、見直しを行ったところでございます。現状維持ということでございました。  今後につきまして、社会、経済等いろいろな状況がございます。それを見ながら必要に応じて審議会を開催してまいりたいと考えております。  それから、市長の退職金ということでございます。これにつきましても今15市ありますが、その中でも特別高いという状況でもございません。これにつきましてもいろいろな状況を見ながら今後判断してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 182 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。橋本議員。 183 ◯9番(橋本亨子君) 審議会の答申に基づいてやっているということと、それから県下の全体の状況を見ても決して高いとは思わないということなんですが、それぞれの自治体ごとの財政事情というのもあります。財政規模の問題からいろいろそういったことを踏まえた上で報酬等それぞれ特別職、議員とか決められているというふうに思うわけなんですが、今現在全県的に特別職、議員も含めてですが、報酬の給与部分の引き下げをするというようなことなども実際にもう始まっております。お隣の高梁市でも18年度には市長と助役が5%カットをし、教育長が3%のカットをするということで、率先してもうやっておられるわけなんです。新見市の財政状況、決して楽な事態ではないというふうに私は思っておりますし、執行部の皆さんもその点では共通した認識ではないかというふうに思うわけです。職員にだけ痛みをかぶせ、特別職はそのままというのではいけないと思いますので、ぜひ引き下げのための努力、市長、助役、そして教育長も含めてでお願いもしたいと思いますし、我々議員も本当に襟を正していかなければならないというふうにも思っております。市長については退職金の廃止をするということも御提案申し上げたわけなんですが、それぞれの皆さんからこのことについてどうお考えになっておられるのか、御答弁をいただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 184 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 185 ◯市長(石垣正夫君) この報酬の問題は、旧10市の中でございますが、新見市は三役、また議員も岡山県でも最低ラインでございます。今の状態でもそういう状況、最低ではございませんけど、そういう状況でございます。新しい町だけが市になったとこでもかなり高額の報酬を得ておると。これがどうこうありませんけど、我々も速やかに審議会に答申して諮ったというような状況でございますので、今後そのような状況を見ながら我々もまた諮ってまいりたいという気がいたしております。  以上です。 186 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 187 ◯9番(橋本亨子君) 市長から今答弁がございましたが、助役、収入役もとい、今助役がお二人ですから、失礼いたしました。助役、それから教育長からも御答弁をいただきたいと思うんです。本当に今市民から厳しい意見がございますので、そういったことに対してのそれぞれのお考えを聞かせていただけたらなというふうに思いますので、お願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 188 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 189 ◯助役(柴田 仁君) ただいま市長が申し上げたと同じ考えでございます。 190 ◯助役(森 晃朗君) 私も市長と同様の考えを持っております。 191 ◯教育長(藤野浩吉君) 市長と同じ考えでございます。 192 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。 193 ◯9番(橋本亨子君) 皆さん非常に結束が固いわけなんですが、大きな今後の課題だというふうに私は思っております。ぜひいろんな角度から検証していただいて、他市の例などもあります。参考にしながら、そして市の財政状況もしっかり踏まえながら、これについても検討していただきたいというふうに思っております。なかなか議場ですから十分な回答がないと思いますが、このことについてはお願いをいたしまして、次にお願いします。 194 ◯議長(榎 日出男君) 次に、4項目めの質問に対する執行部の答弁求めます。 195 ◯教育次長(水上俊規君) 学校の統廃合問題について御答弁をいたしたいと思います。  特に、御指摘がありました福本小学校の統廃合につきましては、議員の質問の中にありましたように福本学区統廃合対策協議会と協議を進めているところでございます。なかなか同意が得られないという状況でございます。  現状を若干御報告をして御理解をいただきたいと思います。同協議会から福本小学校が上市小学校へ統合する条件として、休校を前提とし、福本地域が開校と決めたときは無条件で速やかに開校していただくと。ほか21項目でございます。教育委員会としましては、休校を前提とした統合は考えられない旨を回答しておるところでございます。当然、議会の文教常任委員会の中でもこの件については御確認をしていただいておるところでございます。協議会は、今年度になって、4月10日でございますけれども、前回と同様の統合条件を申し入れされておるわけでございます。教育委員会としましては、統廃合を進める上で休校は考えられないという回答を現在いたしておるところでございます。しかしながら、今後とも引き続いて統廃合の同意が得られるように努力をしてまいりたいと思うところでございます。御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。  議長、済みません。  続きまして、廃校後のプールの使用の件でございますけれども、廃校となった学校にあるプールについては常時使用できる管理はいたしておりません。したがいまして、現時点では使用する考えを持っていないということでございます。  それから、3項目めの今後の統廃合計画についての進め方はどうかということでございますが、議員御存じのように小・中学校統廃合は旧新見市は平成13年12月、議会で議決をされております。新見市小・中学校統廃合計画というのがございまして、それによって現在進めておるところでございます。また、旧神郷町は、神郷町教育推進審議会の答申を新市において引き継ぎ、やっておるわけでございますけれども、新聞で御存じのように、先日油野小学校の小学校統合特別委員会が市長に、来年4月の統合に申し入れをされておるわけでございます。当然、これからの統廃合については、先ほど言いました年次計画によって順次進めたいと思います。当然、地域の皆さんの御理解と御協力をいただいて進めたいと思います。どうかよろしくお願いしたいと思います。 196 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。橋本議員。 197 ◯9番(橋本亨子君) 1点、先にお願いします。  プールの使用の問題について、廃校となっているところの説明をいただいたと思うんですが、福本学区のプール問題が抜けていたように思うので、それを先にお願いしたいと思います。 198 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 199 ◯教育次長(水上俊規君) 大変失礼しました。学区外に通学されている、特に福本小学校のことでございますけれども、これは夏休み中の使用は、プールの監視等、運営については保護者にお願いをしておるわけでございます。希望される方については、今言いました運営される会といいますか、保護者の方と協議されて使用していただきたいと思うところでございます。  以上でございます。 200 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 201 ◯9番(橋本亨子君) プールの福本学区での使用の問題は、できないことはないという方向だということですね。話し合いをするにしても、ぜひ教育委員会の方からもその点については父兄なり学校なりに説明をしていただいて、前向きに進めるようにと努力をお願いしたいと思います。ぜひよろしくお願いします。  それから、統廃合の全体計画についての進め方の問題で1つお尋ねしたいんですが、平成22年に予定をされている正田、明新、唐松小の計画がございます。最初の当初案では統合先が正田小学校ということになっているんですけれども、これについて今地域でいろんな声が出始めているんです。美郷中学校との問題もあったりしまして、今の美郷中学校を建てかえをして、その後に小学校を持っていったらどうだろうかと、こんな声なんかもあるわけなんですが、こういう声が聞こえておりますが、こういうことについてはどういうふうにお考えを持っておられますか。 202 ◯教育長(藤野浩吉君) 御指摘のありました正田、唐松、明新小学校の統合は、計画では平成22年ということになっております。そして、正田小学校へとなっております、計画では。それによって、これから地域の方々と話し合いをしていきたいということでございます。 203 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 204 ◯9番(橋本亨子君) 今の答弁だと、話し合いをする過程ではどっちへ行くかはわからないということも含まれているという理解をしたらいいんでしょうか、その点をちょっと確認と、それから福本学区の問題についてなんですけれども、閉校と廃校ということでの違い、これはどういうところにあるのか、この辺の説明をお願いしたいと思うんです。 205 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 206 ◯教育次長(水上俊規君) 休校と廃校の件については、当然機関決定をされとる問題でございますので私がどうとか言うことにはなりませんが、当然統廃合というのは休校は含まれないと教育委員会では理解をしております。  以上でございます。 207 ◯教育長(藤野浩吉君) 正田小学校の件ですが、先ほど申しましたとおり、平成22年、正田小学校へとなっております。これによって地域の方と話し合いをこれから進めていきたいということでございます。 208 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 209 ◯9番(橋本亨子君) さっき間違えたかもしれませんが、休校と閉校の問題、それについては行政上の扱いとしてどう違うのか、この辺のちょっと説明をお願いしたいんですよ。 210 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 211 ◯教育次長(水上俊規君) 当然、休校といいますのは、議員もよく御存じだと思いますけれども、休校は今の学校のままで学校として残すということでございます。また、廃校については、端的に例を上げますと、次の再利用を考えるということでございますので、休校のままでは再利用はできないと考えております。  以上でございます。 212 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 213 ◯9番(橋本亨子君) もう時間もございませんが、またちょっと担当課に行って話は詳しいことを聞かせていただきたいと思いますけれども、いずれにしても地域の皆さんとの平行線状態ではありますが、理解をいただきながらこの計画を進めるという立場をとっていただけれるのかどうなのか、その点、最後に確認をしたいと思います。 214 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 215 ◯教育次長(水上俊規君) 先ほど言いましたように、地域の方との協議というのは当然必要でございますので、今後ともしていきたいと思います。  以上です。 216 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。 217 ◯9番(橋本亨子君) よろしいです。次に行ってください。 218 ◯議長(榎 日出男君) 次に、5項目めの一般質問に対する答弁を求めます。 219 ◯建設部長(宮原徹志君) それでは、市営住宅の建てかえについてという、まずそれの1点目でございます。  市営住宅には、年数の経過した住宅がありますが、必要な修繕箇所についてはその都度修繕を行いまして、一定水準を確保しながら入居をしていただいております。  なお、市といたしましては、市民からの要望の強い持ち家対策等を重点的に取り組むこととしておりまして、これに伴う安価な宅地供給や木造住宅への補助等によりこれを推進してまいりたいと考えております。  まず、御指摘の建てかえについてはという御質問でございましたが、当面計画はいたしておりません。  それから、2点目でございます。同和対策事業で建った住宅をだれでも利用できるようにという御質問でございました。
     同和対策事業により建てられた住宅の他利用については、今後慎重に検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 220 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。橋本議員。 221 ◯9番(橋本亨子君) 建てかえる計画は今はないということなんですが、木造平家建てで築48年にもなる住宅などもあるわけなんですよね。非常に古いところが次々と上市あたりにはあるということなので、ぜひこの辺では年次計画を持って進めていただけるようお願いをしたいと思いますが、その点お考えはどうでしょうか。  それから同和対策の問題での解消なんですけれども、取り組む考えがあるのかどうなのか、それを最後に確認したいと思いますが、お願いします。 222 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 223 ◯建設部長(宮原徹志君) 先ほど答弁いたしましたように、一定の水準を確保して入居していただくということで今対応しておりまして、これも引き続きそういうやり方でまいりたいというふうに考えております。  それから、同和事業での住宅に関しましては、今後も慎重に検討してまいりたいと、先ほど申し上げたとおりでございます。  以上でございます。 224 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。橋本議員。 225 ◯9番(橋本亨子君) 公営住宅を求める市民の方がたくさんおられますが、その要望にしっかりこたえていけれるように、取り組みを前向きに進めていただけるようにお願いをしたいと思います。  なかなか前向きな答弁がいただけませんでしたけれども、ぜひ進めていただけるようにお願いをいたしまして、終わります。 226 ◯議長(榎 日出男君) 次に、19番四木満男議員の登壇を願います。19番四木満男議員。               〔19番 四木満男君 登壇〕 227 ◯19番(四木満男君) 合併後、1年経過した6月定例議会で、才田靖郎議員が病気加療中、入院ということで欠席しておられます。一日も早い御回復と御退院をお祈りを申し上げます。  それでは質問に入らせていただきます。  まず最初に、企画についてということでございます。  市報「にいみ」に、市内企業、事業所、商店等の有料広告のサイトスペースを設置してはどうかということについての御質問でございます。  毎月発行されております「にいみ」は、年間約1,500万円の予算を計上し、市民を含めた市報報道委員会により企画、編集、また成果の検討をしながら毎月1日に発行されており、市内各戸に配布されております。市民に市の行財政状況の報告や各種行事の連絡、お知らせ、また出来事等の記載など内容の充実を図りつつ、一体感醸成のためのコミュニティーの役割を果たしておると思います。その記載内容は多くの市民の方の目にとまり、広報紙の重要な役割をしっかり果たしているものと考えております。  そこで、この紙面の一部のスペースを使って市内企業、事業所、商店の広告欄サイトを設けて有料広告の募集を行い、活用に協力していただければ、利用者にとってもメリットがあり、また険しい財政運営が続く新見市の財政にとっても優良な財源の確保の一助になり、有効ではないかと考えます。市長の今年度行財政における所信表明の中でも、歳入面で自主財源の積極的確保策を講じると明言しておられます。大きな額でなくても小さいことの一つ一つの積み重ねと市民の理解と協力が、健全財政への道のりであります。当然広報委員会での検討、市条例改正の問題はありますが、前向きに検討されるべきではないかと考えますので、所見を伺います。  また、市の発行している他の刊行物あるいは納付書等についても同じような考えでお伺いをいたします。  2番目でございます。  国保でございますが、被保険者を対象とした人間ドック受診者枠を増やすべきではないかについてでございます。  近年、食生活や生活スタイルの変化等により、生活習慣病、いわゆる各種のがん、心臓疾患、脳血管障害が多く発生する傾向にあります。また、それに起因する死亡率は日本人の3大死因とされており、国の関係機関、医療関係者を挙げて対策に取り組んでいるところであります。この生活習慣病の厄介なところは、痛みとかを伴わず、知らないうちにその予備軍となってる可能性があり、何かあったときは既に手おくれということにもなりかねないということであります。  現在、その予防対策には、ふだんからの食生活や生活習慣を見直し、健康な体を保持して病気にならないことを目的とした1次予防、病気の早期発見、早期治療を行う2次予防、病気にかかった後の治療や機能回復と改善後の再発を予防する3次予防があります。人間ドック、脳ドックの検診は、このうちの1次、2次予防に当たるかと考えます。検診し、結果を知ることにより、食を考え、生活習慣を正し、場合によっては早期治療することで市民の健康を守ることができ、高額な療養給付費支払いの抑制にもつながることから、検診料の70%を補助して受診を勧奨しており、18年度も昨年度と同じ短期人間ドック130名、脳ドック80名、脳と短期人間ドック合わせたのが300名、合計510名の受診希望者の募集を行ったところ、募集定員を超す応募があり、抽せんにより受診者を決定したとのことであります。  被保険者が自分の健康管理に注意を払い健康管理に気を配ることは、自己責任で当然のことではありますが、高額な受診料を支払って継続的に受診することは費用面において大きな負担を強いることになり、補助金の抽せんから外れた方々は見送ることになる公算が多いと考えられます。国保税を同じように負担しながら検診を希望しても受けられないというのは、公平性に欠けるように思われます。加えて、来年から始まる団塊世代の大量退職を控えて被保険者は多くなり、それと健康指向への高まり、補助金制度の周知から、受診希望者が増えることも考えられます。また、抽せんで希望者を決めるというやり方では、抽せん運が悪く、毎年外れるということも考えられ、釈然としないものがあります。  医療施設が十分でない地域では、がん、心疾患、脳卒中などの病気は、発生しますと、その多くの患者さんが市内の病院での1次診療を受け、その後県南の救急救命センターにドクターヘリとか救急車で転送されて手術等の治療を受けるというケースが多いかと思います。一、二分の手当てのおくれで救命率が違ってくる、いわば一刻を争うようなこうした患者の発生を減らす施策が必要であり、特に高度な治療のできる施設の整った救命センターや総合病院から遠距離にある地域ほど予防医療に重点を置き、行うべきではないかと思います。市民のとうとい生命と健康保持、また高額な医療費の削減により国保会計の安定運営につながるものとも考えます。  市民の地域医療福祉の向上に対する期待は、各アンケートの結果においても高い数値で出ております。こうした期待にこたえるべく、定員枠など設けずに、希望者全員ができたら受診できるのが最善と考えますが、執行部の考えの方を伺います。  次に、3番目でございます。畜産振興についてでございます。  千屋牛の地域ブランド化指定への取り組みは考えられないかということで質問をいたします。  従来より、地域名と商品名を組み合わせた地域ブランドは、商標法で登録はされておりましたが、この4月1日より、条件が緩和された形で地域団体商標制度が商標法改正により申請受け付けが開始されております。この制度は、事業協同組合、農協などの法人が出願し、その構成員である事業者に、団体の定める条件の下に使用させ、事業者の信用力の維持と産業競争力の強化、地域経済の活性化支援を目的にしており、商標登録を出願し、受理されますと、指定商品について登録商標を使用する権利の占有権、類似商標の他人による使用等を排除・差し止め請求権、損害賠償請求権、刑事罰等の権利が法において保護される制度であります。制度の周知とともに、全国各地で登録の申請機運が高まっております。  古くからの和牛生産地で数々の名牛を産出し、昭和46年までは千屋地区で千屋牛の牛市も立っておりました。近隣には、新見市は千屋牛の産地として認知されており、また千屋牛のもととなる竹の谷の蔓牛は、日本最古の蔓牛として、「岡山和牛活性化への道」という旧神郷町で平成15年に井上良岡山大学名誉教授の著書により発行した書籍──これでございます、その中に、羽部義孝、京大の教授でございます、そして全国和牛登録協会初代会長を務められた先生でございますが、その方が今の蔓牛のことに触れて、昭和23年に本を出しておられます。そうしたことで千屋牛のルーツもはっきりしております。また、肉牛ジャーナルという業界誌にも千屋牛の銘柄で何回か紹介されております。また、阿新農協の宝塚あしん館、県内の各デパートでも千屋牛の銘柄で販売しており、登録の条件となる、1つ、地名と商品の密接な関連性、2つ、使用による一定程度の周知性の獲得、3、商標、全体としての商品の普通名詞でないことといろいろあるわけでございますが、この制度の認証3条件がクリアできると考えます。  現在、市内では個人飼育農家、これ肥育とそれぞれ分けてあるわけですが、繁殖牛農家が個人、団体合わせて187、頭数にして1,040頭、肥育牛が個人、団体合わせて11、頭数が1,214頭、年間販売実績も子牛が568頭、肥育牛が711頭という集計もされております。そして、近ごろの市況が好調なのに加え、行政、そして農協も増頭に向けての支援の力を入れている段階でもあり、飼育頭数は微増傾向とのことであります。この際、早期に千屋牛の地域ブランド指定を受け、全国的に和牛産地としての認知度を高め、足場を固めれば、生産者にとっても大きな追い風となり、新見市全体として経済効果が生まれ、農業、畜産振興活性化のきっかけになることを期待して、千屋牛地域ブランド化指定の取り組みを生産者団体、農協等の関係者と連携して行うべきと考えます。執行部の考え方、また現在の状況を伺いたいと思います。  次に、4番目に、学校再編に関係してでございます。  先ほども同僚議員の方から質問がございましたが、教育次長の方から、再編が進んだら、休校ではなく、すべて廃校ということでありました。  再編後の校舎跡地、地域振興についての質問でございます。  本市においては、合併前のそれぞれ、これも先ほど答弁しておられましたが、計画に基づいて、平成23年を最終年度と位置づけ、現在再編を進めております。本年4月より布瀬小学校が刑部小学校へ、豊永、草間中学校が美郷中学校へ、足立小学校が神代小学校へ再編され、生徒、児童たちは新学期とともに新しい学校生活が始まっております。また先日は、先ほども答弁の中にありましたように、油野小学校の校区の代表者が要望にも出ておられます。そうした校区、地域の本当に理解のもとに、計画どおりに再編が進んでおるようにも思います。その結果、学校のなくなっていく地域には子供たちのにぎやかな声の聞こえなくなった廃校舎が残っていくことになります。その数は、小・中・高合わせて現在18校舎あります。そのうちの6校舎は、昨年の暮れ近くに法曽陶芸館として開館し、再出発した旧法曽小学校のように、地域振興の目的に再利用されている校舎が6校ございます。他の12校は、ただこの中で12校のうち草間、豊永におきましては、それぞれ小学校に活用する計画のようでありますが、そこらを含めまして12校がまだどうするかということが検討中でございます。  今後において、再編計画が順調に進めば、計画の最終年度の23年度までには小・中合わせて14校から13校、まだこれはちょっと流動的な面がありますので13校か14校かということになりますが、合わせて27校が廃校ということになります。廃校舎が、子供たちのいなくなった結果の寂しい施設ではなく、これを契機に地域の人々の新たな活動の場として生まれ変わらせ、地域の財産として、もともと学校施設であった地域のシンボルとして、少しでも有意義な活用ができるよう関係の皆さんは模索しておられることと思います。実際、廃校舎利活用の現況によりますと、地域との協議中が多くあります。再編により廃校舎となる地域は、高齢化率も高く、自力でもって校舎の再利用、地域振興をする地域力を失いつつあるのが現状であります。こうした地域は、周辺地域に最初に起こり、市長のよく言われます、また私も同じ考えでありますが、周辺部がよくならないと中心部もよくならないとの考えにギャップともどかしさを感じ、悶々としておる状況でございます。  こうした状況下において、廃校舎または跡地の利用と地域振興をどう考えておられるか、お伺いいたしたいと思います。  これで1回目の質問、終わります。 228 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの四木満男議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 229 ◯総務企画部長宮木信行君) まず、1点目の市報「にいみ」に市内企業、事業所の有料広告サイトのスペースを設置してはと、また他の刊行物についてもということでございます。  これにつきましてですが、財政確保の面ということでございます。確かにいい提言だと思います。ただ、市といたしましては、市報「にいみ」に限りましては、限られたスペースでできるだけ多くの行政情報をお知らせしたいと考えております。広告の掲載によって紙面を割くことがあってはならないと。また、仮に1ページを広告に充てても、それだけのものが集まるかどうかという辺もございます。今のところは、市内企業、事業所の有料広告サイトについては考えておりませんが、今後業者等からそういう非常に強い要望があれば検討していく必要もあるんではないかと思っております。  以上でございます。 230 ◯議長(榎 日出男君) 四木議員。 231 ◯19番(四木満男君) 現在のところ、市の広報する内容が多くてスペースが割けれないというようなことでございました。大体26ページぐらいかと思いますが、県下の市の状況でこうした広告を載せておられる事例等は調査しておられますかどうか。 232 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 233 ◯総務企画部長宮木信行君) 他市の状況でございますが、岡山市、井原市、玉野市、その辺は掲載されておられるということでございます。  以上です。 234 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。四木議員。 235 ◯19番(四木満男君) 井原市あたりが比較的新見市の人口等にも似通っているのかなとは思いますが、そうした中で井原市あたりがどういう状況で、どの程度のスペースを割いておられるか、新見市の広報の中にそうしたスペースは全然無理かどうか。  また、広報委員会、13人のメンバーで編成しておられるかと思いますが、それ以下ということでもありますので、実際の委員のメンバー、ちょっと把握しておりませんが、市の条例によりますと13人以内ということであります。そうしたことが検討されたことがあるかないか、ちょっとお知らせいただきたいと思います。 236 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 237 ◯総務企画部長宮木信行君) 井原市につきましては、調べたとこ、1ページを割いておるんではないかという状況です。  それで、先ほど申されました報道委員会、これで検討されたかということは、ちょっと私、今のところは把握しておりません。  以上です。 238 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。四木議員。 239 ◯19番(四木満男君) 厳しい財政の中で、やりくりの中で少しでも財政の収入が増える、いわゆる市長の言われております優良な財源の確保につながればと思って質問と提案をさせていただいたわけでございます。そうした中で、やはり市のお知らせとかというのは優先されなければならないと思います。少しでも収入につながればいいのではないかと思いますが、今後広報委員会、それから市民の声等聞きながら検討するという総務企画部長のお答えでございますので、そうして進めていただければいいかと思います。  それでは、次の国保についてお願いします。 240 ◯議長(榎 日出男君) 次に、2項目めの一般質問に対する執行部の答弁を願います。 241 ◯市民生活部長(野林正紀君) 国保の人間ドックの受診者枠を増やすべきではないかという御質問です。  先ほども人間ドックの必要性、そういったこと等については議員の方から御説明いただき、また本年度について申込者が定数枠をオーバーしていたという御説明等をいただいたところでございます。  御承知のとおり、人間ドックの受診助成事業というのは市の単独事業でやっておるところでございます。受診者数を増やすということは、国保全体にもまた影響を及ぼすということも考えられるところであります。今後、さらに医療費の増加が見込まれるという中で枠を広げていくというのは、やはりいろいろ問題があるところではございますが、今回これだけの方が枠から外れて次年度へ持ち越しということになっておりますので、今後このことについてはいろいろと検討させていただきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 242 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。四木議員。 243 ◯19番(四木満男君) そういう答弁が返るかなとは思っております。しかしながら、抽せんでやるということで昨年から始まっとるわけですが、昨年外れた、またことしも外れた、また再来年も外れる。抽せんという方法でやることによって非常に不確定要素が多いわけですし、どういった形の抽せんをやられておるかということもなかなか市民にもわかりづらいところがあるかなと思います。そこのあたりの見解を少しお願いします。 244 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 245 ◯市民生活部長(野林正紀君) この抽せんといいますのは、乱数的な抽せんをやっておりますので、だれがどうということではございません。そういった中で、先ほども言いましたように、そういったことも含めてこれは検討してまいりたいと考えております。 246 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。四木議員。 247 ◯19番(四木満男君) 一般質問、なかなか初日から答弁の中で、これから検討するとかというの、お答えが多いわけでございまして。ただ、我々質問する方としましても、検討するだけではなかなかどういう検討がされるのか想像もつきませんので、もう少し何か踏み込んで考えていただければと思いますが。検討するのでも、最後に返ってくる言葉が、検討はしたけれど、なかなかこたえられないとか、検討したらなかなかいいことにならないとあります。いつごろまでにそういう形で検討する考えでおられるとか、具体的に、私も通告書を8日に出させていただきました。きょうまで1週間から上の日にちがあったわけでございますが、その間に本当言ったら、もうちょっといい答えが、検討するでなしに、こういうことだという御答弁がいただきたいわけですが、いま一度よろしくお願いします。 248 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 249 ◯助役(森 晃朗君) 部長の方からは来年度というか、今後検討するということでございますけれども、四木議員から御提案のありました抽せんから外れた、今現在、今年度抽せんという形で思った以上の方が応募をいただいたということで、それは逆にいいますと健康に対する意識の高まりかなということでうれしいことではございますが、そういう意味で、外れられた方につきましては、来年度優先的にこの方については確保していきたい。ですので、2年続けて外れることのないように、まずはそういうことをさせていただく、それも含めて全体の検討もさせていただきたいというように考えております。 250 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。四木議員。 251 ◯19番(四木満男君) 市民生活部長は、今年になって異動によりまして部長に就任されたばかりで、引き継ぎも込めてなかなか理解が難しかったかと思います。そこで森助役の御答弁いただいたわけでございますが、ことし外れた人を優先的に来年、じゃあくじの中に入れるというような。じゃあ、連続してくじに受かるということも考えられるわけでございますが。例えば、毎年応募しとって、去年も当たってことしも。毎年運がよく抽せんに入って受診できるという人もできると思います。そこらの見解は。 252 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 253 ◯助役(森 晃朗君) まず、今の状況のカバーを言わさせていただきました。そういう意味では、部長も答えましたとおり、今後のことにつきましてはこの場でちょっとどういう方法がというのは申し上げれません。これ合併協議会の決定事項でもあったかと思います、負担のことにつきましても。ですんで、そういうことも含めまして皆様方に、多くの方に受けていただける方策というんですか、そういうことも含めて検討させていただきたいと、そういうような部分も含めて検討させていただきたいということでございます。 254 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。四木議員。 255 ◯19番(四木満男君) 多くの方に受けていただけるよう含めてという、多くの人が受けられるように検討するというふうにお答えいただきたいと思います。  そこで、先ほど森助役さんの方から、合併協の方での協議事項に入っていたと言われましたんで、私も出席させていただいておりまして、ちょうどこの件につきまして協議した経過を知っております。合併前の新見市、神郷町、それぞれに8割の負担を持って、行政が負担して、あとの方を受診者に自己負担としていただきながら受診していただいたわけです。そうした中で、神郷町、その上にさらに5,000円というものを上積みして、1万2,000円のところを5,000円にしておりましたから、実質7,000円で検診を受けていただいたということで、結構これ多くの方が受診していただいておりました。結果、7割と行政負担ということになりましたのも、これ大佐町の事例に倣うという形で決着した経緯を覚えております。  そうしたところで、ここにちょっと資料を見ますと、本当にそうしたことがどういうことがあらわれるかという、明確にあらわれた資料がございます。まず、被保険者でございますが、これは大体1万3,851人、そうした中で、前年比、ことしは退職者の関係の方が291名この国保で増えております。人間ドックの申し込みの受付者数でございますが、これ細かく分けますと大変なんで、ドック全体として短期のを合わせたのと、1、2、3という形で分類して発表させていただきますが、新見市の申込者数でございます、これが17年度合わせたのが、510名募集したところに360名おられました。18年度が501名おられます。去年に比べて141名の増加でございます。大佐支局、これが申込者数が7名でございます、17年度は。本年度が20名。これ3倍近くに増えておるわけでございます。神郷支局管内が70名でございます。本年度が、18年度が96名でございます。哲西支局でございます。17年度が2名でございます。18年度が15名でございます。哲多支局管内です。17年度が6名、18年度が19名でございました。こうしていずれの支局管内においても受診希望者は増えてきておりまして、申し込みのトータルのを合わせて206名が昨年に比べて増えております。  この傾向は本当にまだこれからどんどん増えていくものと思いますし、また大佐、哲西、哲多支局管内は本当にまだ20名とかという数字でございます。こうしたこと、補助制度が周知することによって本当に受診者数が増えると考えますので、ぜひともこれは多くの方に受診していただけるように前向きな検討、含めてとかでなしに、増やすという考えで進めていただきたいと思います。そうすることによって、やはり脳疾患とか心臓病とか、医療費も本当に高くつく病気でございます。こうした病気が多く発生することによりまして医療費の支払いの方も負担が増えてくるわけでございます。安いうちにこうしたものを予防するということで国保の支出を抑えるということが最善の策だと考えますんで、ぜひともそういうことを念頭に、前向きに御検討いただきたいと思います。 256 ◯助役(森 晃朗君) 御提言をいただきましたとおり、皆様方の希望が高まってきておるというようなことはうちの方も承知しております。議員から御提案ございましたとおり、前向きに検討させていただきます。 257 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩をいたします。                             午後2時4分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時14分  開 議 258 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  2項目めの質問ございますか、2項目め。四木議員。 259 ◯19番(四木満男君) いろいろ前向きに考えるということの御答弁をいただいたように思っております。そうした中で、財政も非常に厳しいとはいいながら、我々神郷支局の住民から見ますと、本当に以前は補正予算を組んででも全員の方に受診をしていただいておりました。合併した途端に、負担率は高くなる、高くなった上に受診もできないというようなことでは、本当に我々も議員として説明のしようがないような状態になるわけでございますが、石垣市長におかれましては、以前岡山の国保連合会の会長とかも務めておられました。いわゆる国保の本当にパイオニアでございます。そうした見地から、一言御答弁いただきたい。 260 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 261 ◯市長(石垣正夫君) 今、森助役、担当部長が答弁いたしましたが、今の四木議員の力説、身にしみておりますので、本当に皆さんと検討して、市民の皆さんに期待できるよう頑張ってまいりたいと思います。よろしくお願いします。 262 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。 263 ◯19番(四木満男君) 次、お願いします。 264 ◯議長(榎 日出男君) 次に、3項目めの一般質問に対します執行部の答弁を願います。 265 ◯経済部長(山岡文人君) 千屋牛のブランド化に向けて全国に発信ができるようにという言葉を今までこの場で述べさせていただきましたが、制度等につきまして議員さんが述べられたとおりでございます。商標法の一部が昨年6月に改正されまして、いよいよ本年4月1日から地域団体商標登録の出願受け付けが始まり、この制度の出願要件を満たす阿新農業協同組合が、本市の伝統ある千屋牛を千屋牛(ちやぎゅう)という名称で商標登録するように、去る5月24日に出願手続をとったとこでございます。市といたしましても、昨年末にこの登録制度の情報をキャッチしまして、農協に対して地域ブランド指定を受けるように指導を行ってまいりました。今後、登録要件審査や異議申し立て等の手続を経て順調に進みますと、本年11月ごろには登録がなされるものと聞いております。いましばらくこの様子を見ていただければと思っております。  それから、考え方といたしましては、メリットといいますか、登録された商標を他の団体や業者が使うことができないと。つまり、他の団体や業者が千屋牛でないものを千屋牛としては販売できない。このために安い牛を高値の千屋牛と偽って売るようなことはできない。本物の千屋牛の価格が下落することや信用を失うことなどが防止できるというようなことと考えております。  以上です。 266 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。四木議員。 267 ◯19番(四木満男君) 既に5月24日と言われましたか、登録申請を行って、農協の方へ指導した結果、農協の方からそういうことを、手続をやっておられるということで、非常に早い情報キャッチにおいてやっておられること、非常に評価させていただきたいと思います。  これが11月ぐらいに結果が出るということでございますが、恐らく条件はクリアできそうな内容でございますので、いい結果が出るかなとは思っておりますが、要はこうした商標ブランドを得た後に、いかにして地域の和牛生産振興、それを活用していくかということが非常に大切になるわけでございます。最初の質問の中でも述べさせていただきましたように、当地方は昔は、我々が学校とかに通っておるごろ、青年期です、40年以前ですか、そうしたころには、伯備線の4番ホームから見ますと、前の山にばあっと大きな看板で、竹の谷の蔓牛という看板があったのを鮮明に覚えております。その当時、黒いものなら阿哲においでということをよく言われておったように思います。いわば木炭の産地でもありましたし、黒毛和種の千屋牛の名産地ということで、当時は交通手段といいますと、やはり伯備線を使った汽車でのそれが多かったと思います。大いにそういうもんが全国に情報発信できていたのではないかと思います。
     そこで、今回、本当言いますとピオーネもまあまあ黒いから、これも一緒に入れてと思いよったんですが、聞いてみますと、これは岡山県での取り組みというようなことで今回は和牛だけにさせていただきましたが、この和牛を地域ブランドを得た結果を、先ほどそういった飼育の竹の谷の蔓牛という系統を引いた千屋牛の伝統というものをつくってこられたこれらの先人の方々の大きな偉業を後世に伝えるためにも、こうした黒毛和種の育成、また産業としての自立ができる飼育生産農家を増やし、地域の活性化につなげていくことを真剣に考えていただかなければ、せっかくの商標登録が受けられても、もったいない気がいたします。早いうちにそういうことを考えていただきたいなと思いますが。  先日、同僚の山本議員の方から文化財の保護計画とか民俗資料館のそういうもののお話もございましたが、そういったものが実際に取り組まれるような機会でもございましたら、ぜひこうした和牛関係の地域に根差した伝統的な遺産を後世に残せるようなブースも設けていただきたいなと思っております。  但馬牛の本場の兵庫県の温泉町というところに行ったことがございますが、そこには但馬牛の本当、生産過程とか歴史とかを紹介した立派な資料館もございます。財政の厳しい折にそういったことをなかなか一度にやっていただくわけにもいかないかと思いますが、本年度の畜産振興予算、2億7,000万円ほどあります。その多く、約2億4,000万円ぐらいが草地林地一体化事業の方に向けられておりますが、普通ベースで考えても6,000万円、7,000万円ぐらいは畜産振興に入れているのかなと思っております。そういったこともありますので、ぜひとも地域ブランド化の商標登録が得られましたら、後のことをしっかりとフォローしていただきたいと思います。  そうした意味を持ちまして、決意のほど、お伺いいたしたいと。 268 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 269 ◯経済部長(山岡文人君) そういう商標登録が確立されましたら、増頭計画とあわせて、全国にそのブランドの地名が広がるように、そういうことも検討していきたいというように考えます。  以上です。 270 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。 271 ◯19番(四木満男君) 次、お願いします。 272 ◯議長(榎 日出男君) 次に、4項目めの学校再編についての一般質問について答弁願います。 273 ◯教育長(藤野浩吉君) 学校再編後の校舎の利用ということの御質問でございます。  さきの議員さんの質問の中にありましたように、休校ということ、これは学校が現にあるわけでございますが、廃校ということは、校舎はあっても何々小学校という名前が消えるということでございまして、これは大変な違いでございます。そういった何十年、あるいは100年に近い年数、歴史と伝統のある学校を閉じると。その地域の方々にとって、それを決断するまでの思いというのは大変なものがあるわけでございます。いつも出るのが、最終的には子供の教育の場を整備するんだから、学校を閉じても頑張ろうというような形で御理解をいただくわけでございます。  その後、それじゃあその校舎というもの、残った、これはもう校舎じゃない、建物でございますけれども、それをどのように地域のシンボルとして、そして活性化のために、あるいは文化やそういったものの振興のために利用していくか、これをどのように生まれ変わらせるかということについては、我々も大変な重要な課題であると、こういうふうにとらえて、最優先課題で取り組んでいかなければならないと、このように思っているところでございます。  その取り組みの状況について、教育次長の方からお答えをさせていただきます。 274 ◯教育次長(水上俊規君) 廃校となった校舎、跡地利用のことについては、先ほど議員、質問の中でありましたように、なかなか進んでいないのが現状でございます。地域の活性化に役立つように地域の方と協議し、意見を聞きながら今現在進めておるところでございます。当然それを基本としておるわけでございます。  具体的な利活用の内容については、市全般にわたる広い観点から研究をして、各課、各支局の代表者でつくっております廃校利活用の検討会をしておるわけでございます。その中で、内容について、また地域との協議の際に情報の提供をすることについて、協議をしてやっておるところでございます。先ほど言いましたように、なかなかいい案が出ないのが現状でございます。  いずれにしましても、廃校、校舎の跡地の利用については、今後とも地元の皆さんと協議をし、検討を重ねていきたいと思っておるところでございます。御理解をいただきたいと思います。  以上です。 275 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。四木議員。 276 ◯19番(四木満男君) 次長の言われるような状況かと思います。  実は、我々のところも高瀬小学校が昨年の4月1日より神郷北小学校と再編されまして、現在その廃校舎をどう活用するかということを、振興会を中心にいろいろ検討しておる状況でございまして、執行部の方からも教育委員会なり、他のいろいろな部の方からも部長なり担当課長の方においでをいただきまして、含めて検討させていただいておるわけでございますが、実際なかなか市の方からの単独助成で地域の人が思うような形のものなどに改造なり改築をして利用できるようにしようかということに至らないところの現状であります。そうしたところでいろいろな活用案は出てきておりますが、私のところだけでなしに、先ほども申しましたように全校合わせてこれが27校ぐらいに23年末にはなるような予測も立っております。再編協議を進める中で、以前は、表現が悪いかもわかりませんが、そうした再編を進めるときの条件として、地元から、じゃあこういうことをやってくれて、それが地域振興に役立つからというような形で出ていったのを行政の方でうまくやっていただいて、できていったと思います。実際、昨年オープンいたしました法曽陶芸館においても、国の助成なり県の助成、単市の予算をつぎ込んでああいうふうにできたのだと思います。  ところが、ことしぐらいからはもうそういった状況で全くないということで、そういうことの説明をやっぱり地元の方にしっかり説明した上でないと、以前のようなことを思ったままでもできないのではないかなと思います。  利用の仕方としてはいろいろなことが考えられるわけでございますが、現在、本年になっていろいろな振興計画なり計画が出来ております。総合振興計画、老人福祉計画、新見市地域防災計画、男女共同参画行動計画、いろいろな計画ができておりますし、また先日ごろですか、国の国民保護法案に基づいて新見市で単独の保護法案を県とかの連携を取りながら策定しなきゃならないということで審議会等も設置されたようでもありますが、そうした国民保護法案ができたときに、避難場所とかいろいろなこと、また防災時の防災用具の備品を置くとか、また備蓄食糧の確保とか、いろいろなことが使用目的として考えられるわけでございますが、そうしたときに、やはり教育委員会の手を離れて、いわゆる普通財産になるわけですから、どこの課がこれだけやるというでなくして、やはり市の各部と課が横断的に綿密にネットワークと連携を図りながら情報交換して、ここの施設はこういう状況だと、まず市もそういったビジョンを持つことが、プランを持つことが必要なんじゃないかなと考えますが、そこらのお考えを伺いたいと思います。 277 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 278 ◯市長(石垣正夫君) 教育委員会と同じ考えで進めておりまして、今まででも法曽、それから含翠等、また次々廃校になりました後、考えております。高瀬ももちろん我々も考えて、教育委員会だけでなく、諸部局もあわせて相談しながらやっております。それですから、地元の皆さん、いい案がありゃ提案していただきまして、どうしてもあのすばらしい施設が残っとるわけだから何とか活用したいという考えを持っておりますので、皆さんとともに考えて、今度は地域が少しでもそれを使って活性化になるよう努力したいと思います。よろしくお願いいたします。 279 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。四木議員。 280 ◯19番(四木満男君) 市長の言われるように、いろいろな面に利活用を図っていかなければならないと思います。この27校の中には、建築後既に何年もたって、耐用年数が過ぎておるとは言いませんが、老朽化した校舎とか、また昨年起きましたようなアスベストでの問題の校舎とか、先日県の学校施設の耐震調査の結果も出ておりましたが、そうした耐震調査の結果、耐震性のない校舎等もあるかと思います。そういったものの処遇も含めていろいろ検討していただきたいなと思いますが、まず新見の庁内に各課横断的なそうしたことの検討できる審議会か検討委員会か、そういったものを設置を望むわけですが、そうしたことのお考えを伺いたいと思います。 281 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 282 ◯教育次長(水上俊規君) 先ほどもちょっと答弁させていただきましたけれども、各課、要するに教育委員会でなしに、部を越えて廃校利活用検討会というのをつくっておりますんで、その中でやらせていただきたいと思います。  以上でございます。 283 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。 284 ◯19番(四木満男君) 終わります。 285 ◯議長(榎 日出男君) 次に、1番藤澤正則議員の登壇を願います。1番藤澤正則議員。               〔1番 藤澤正則君 登壇〕 286 ◯1番(藤澤正則君) 本定例会一般質問最終日最後の質問者となりました1番藤澤でございます。しんがりの大役を承りました。大変重要な順番で最後をいただいたんですが、どうか実り多い一般質問となるように努めますんで、執行部におかれましては収穫の多い答弁をいただきますように、よろしくお願いいたします。  今回、通告に従いまして2つの項目をこれから質問させていただきます。  そのうち、まず1つの項目につきましては、大佐スマートインターの社会実験でございますが、御存じのように今年9月末をもって終了予定でございます。この6月定例でなければ質問できないであろうということで1点上げさせていただきました。また一点は、合併後の道路の採択というようなことにつきまして若干勉強もさせていただきたいということで質問を上げております。  それでは、まず1項目めから質問させていただきます。  昨年9月の議会一般質問にて、この件について質問させていただきました。また、今定例会一般質問の初日、同僚議員からのこの事業の主眼についての質問もあり、執行部の答弁が既にあった点もありますが、たび重なる社会実験の延長、本年9月末をもって終了となると予想される状況の中で、いま一度この事業の状況や協議経過などについての5点を掲げて質問させていただきます。  まず、1点目でございます。大佐スマートインターチェンジ社会実験事業のこれまでの利用台数の推移状況はどのようになっているのか、お尋ねいたします。  改めて申し上げるまでもないのですが、この社会実験は、当初、平成16年12月18日から平成17年3月15日までの社会実験であったと記憶しております。その後、同年6月末までの第1回の延長、9月25日までの第2回の延長、11月13日までの第3回の延長、18年3月末までの第4回延長、今年9月末までの第5回の延長となっているものと思っております。当初の目標の日交通量は600台と設定され、何とかその目標数に達し、ぜひとも恒久設置を願う行政と住民は、一体となってその利用の推進に努めてきたものであります。しかし、その利用台数はなかなか伸び悩み、到底達成できないのではないかと心配している中、たび重なる社会実験の延長は地域民に安堵感も見え隠れし、昨今ではここまで延長となっとんだから恒久設置になる、せっかく設置したインターの整備を取り壊しはしないだろうとの楽観的な空気さえ感じられます。これまでに大佐地域の商工会が主体となった利用促進のパレードや10万台利用のイベントの開催も行われ、また加えてゴールデンウイーク期間中の大佐サービスエリアでのイベントの開催等々、官民一体となった取り組みの結果、今年5月の日平均利用台数は約320台となっているようです。14日の市長の答弁の中で若干触れられましたが、いま一度、今年1月から先月までの月ごとの日利用平均台数の推移状況をお尋ねいたします。  続いて2点目、平成18年3月以降の社会実験再延長後において、関係機関との恒久設置に向けた協議は進められているのか、お尋ねいたします。  1点目で述べましたが、この社会実験はたびたびの延長となってきました。単なる期間の延長を行ってきたのではなく、その都度社会実験のテーマもあり、そのテーマまたは課題についての結果を収集分析し、恒久設置時の運営に期すことが社会実験の大きな目標であると思われます。その社会実験の期間もあと3カ月弱。昨年秋の公団民営化後、はや10カ月が経過しようとしている現状にあって、国土交通省、西日本高速道路株式会社もこの社会実験の実情は十分に把握しており、今年3月下旬に開催された協議会において、具体的な恒久設置の一つの条件として日量台数を400台と示されましたが、恒久設置に向けてのそれ以外、もしくはその後の具体的な事項などの協議内容や進展などの状況はどのようになっているのかをお尋ねいたします。  次に、3点目、大佐スマートインターチェンジの社会実験施設が恒久設置に向け、最終となる官民一体となった利用向上への取り組み策をお尋ねいたします。  合併後、県下で2番目に大きなエリアを持つ新見市の東の玄関として、またこの地域の振興策上、地域住民の緊急輸送道としてもぜひとも残さなければならない大佐スマートインターチェンジの施設でありますが、その利用はもちろん行政ではなく、100%地域住民であります。しかし、地域住民の利活用促進も18カ月にも及ぶ長丁場となりますと、またたび重なる社会実験の延長は、先ほども述べましたが、いささか息切れしかけている。加えて安堵感も感じられるものであり、私も大変危惧してるところであります。  さて、この最終第4コーナーを回っている現状において、いま一度市民の意識高揚と利活用促進への取り組みが必要ではないかと思われますが、どのような取り組み策をお考えか、お尋ねいたします。  次に、4点目、大佐サービスエリア内岡山プラザホテルの撤退は決定であるのかについてお尋ねします。  大佐サービスエリア内のレストラン、休憩施設の運営者である岡山プラザホテルが、今年9月末をもって撤退するのではとお聞きしました。この施設は、中国縦貫自動車道開設時には24時間の営業を行い、上下線合わせて約30名の方が就労されておられましたが、昨今では時間営業となり、約20名の職場となっているようでございます。この営業には、旧公団の外郭団体である旧施設協会がその運営権を持っているものと思われ、現在民営化により協会はなくなり、新たな法人が同様の運営権を持っておられると思います。20名もの職場がなくなることに、今後の動向を注視していかなくてはならないものと感じております。新たな参入者が名乗りを上げるのか、旧施設協会が直営として運営するのか、現在では把握できかねるところであります。大佐サービスエリアでのスマートインター社会実験は、他のバスストップやパーキングエリアでの社会実験施設にない付加価値の高いスマートインターであるのが特色であります。願うなら、サービスエリアとしての運営が継続され、就労の場の確保と付加価値の高いインターが実現することを希望しており、この撤退は決定であるのかの情報についてお尋ねいたします。  次に、5点目、地域振興、就労の場確保などから、大佐スマートインターの管理運営及び大佐サービスエリアレストランのコンビニ化等による運営を国または西日本道路株式会社から受託することなどは不可能か、お尋ねいたします。  先日の同僚議員の質問に対して市長の答弁は、大佐スマートインターの必要性は十分に理解していただきました。また、なくてはならない施設と認識もされておられます。これまでと同様の答弁をいただきました。しかし、恒久設置に向けた利用台数の推移次第ではこの施設の恒久設置は難しい、どうか残り80台を、その利用促進を、仮説とした恒久設置への公費負担は考えていないと明言されました。  国土交通省のさきの石原大臣が、欧米の高速道路の利活用状況と日本の高速道路の利活用状況には大きな隔たりがある。その要因としては、インターチェンジ間の距離が2倍ほど長いとの意向を受け、国土交通省は国策として、有効利活用が見込まれ、加えて建設、管理コストの削減が可能となるスマートインター、ETC専用のインターチェンジを平成16年から社会実験として実施されてきました。私は、国家戦略と言って過言でないこの社会実験が、国家国民の経済の振興、社会の発展、医療の充実にも要因し、地域間格差や人口の一極集中の是正を図る一策でもあると思われるため、私は恒久設置の重要要因となる管理運営経費は当然国の責任において行うべきものと思っておりますが、仮に地方自治体に管理運営をゆだねてくれるならば、当然その管理運営を安価とする方法、方策などを考えていかなくてはならないと、昨年9月の定例議会にて石垣市長の答弁もありました。私は、国において高速道路の既存利活用策や従来からの既得、規制などを抜本的に見直し、思い切った規制緩和や手法の変更などを行い、経費節減となる管理運営を行うことが今国に求められている真の改革であり、社会実験であり、時代の潮流ではないかと思っております。そこで、この項目に掲げたような高速道路施設の管理運営を仮に地方公共団体にゆだねることはできないか、市長の答弁にもありました簡単で、仮に経費のかからない駐車場などへの入り口の施設のようなものにならないか、もしくは既存のガソリンスタンドがスマートインターチェンジの出入り口管理を行うことができないかなどを提案し、ぜひとも国に強く訴えていただきたいと考えておりますが、執行部の意向をお尋ねいたします。  次に、2項目め、新見市市道路線の認定に関する要綱についてお尋ねいたします。  まず1点目、この要綱第3条第1項エの説明をお願いしたいと思います。  加えて2点目でございますが、同要綱の今後検討がなされないかについてお伺いしたいと思います。  以上で1回目の質問を終わりにいたします。 287 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの藤澤正則議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 288 ◯市長(石垣正夫君) 昨日もこのことについては詳しく説明させていただいておりますので、簡単に言わせていただきます。  我々といたしましては、先ほど言われたように、今西日本高速道路がスマートインターの管理をされており、非常に経費がかかっております。藤澤議員が言われたように、我々の自治体に、あるいはスタンドに、またパーキングエリアですかね、そこにお願いの方法もあるというのは、すべてそういうものをしたら経費の削減になるというのも言ってそういうことも含めて検討していこうということも考えていただいております。  それから、1つ困るんが、だれが600台という数字を出したんかわかりませんけど、過剰な数字を出していきますと、これが通りまして、600台新見市の方が言ったんだから、まだ何ぼも計画より車台数がないじゃないかと言われる。物事をするのは、低く言うといて上がれば、こっちの勝ちなんです。これが大きな作戦負けで、言われると、私は200台ぐらいしか通らん言いよると。それは前の者が言うたかわかりませんけど、200台ぐらいのもんじゃと、せえで認めてほしいというのん、もういっつも言うとんです。そうすりゃ、300台なら多いんです、やっぱり。やり方がちょっと責められるんですよ。そういうことがあると、すべて国やなんかへ言うときには少なく言って、余計出りゃ褒めてもらえます。高く言って少なかったら、ぼろくそに言われるんです。だから、こういう問題もあって、私は200台ぐらいでええと、そのくらいしかできません、そういうんでも地域の経済効果からいったらぜひ認めてほしいというのをお願いしておるというような状況でございまして、今たびたび私も上京しましたら寄ります。電話もいたします。きのうも岡山県ですけど、国会議員からわざわざこのことについて電話をしていただきまして、今本当に国土交通省におきましても西日本の高速道路にしても結論が出てないと。今からもう少し新見市がいろんなことを言っとる分を土台に検討するようにしとるから、もうしばらく待ってくださいというような返事もありました。結論が実際出てないんです。ですから、事務的に今作業をして、恐らく国会が済んだら、そういうとこでまた急速に結論が出て、こっちへお話があるんではないかという気がしております。事務的には恐らくもう仕組みを組んでおるんではないかと。ですけど、我々はまだ発表できる段階ではないんではなかろうかと思います。これは大きな地域振興、新見市にとりましての課題でございますので、我々も全力を挙げて努力していくというのは間違いございません。  以上でございます。  詳細につきましては、担当部長の方より説明いたします。 289 ◯総務企画部長宮木信行君) 今、全体的につきましても市長の方から答弁いたしました。  あと、数字的なものでございますが、本年1月から5月までの平均利用台数ということでございます。大佐サービススマートインターの利用でございますが、1月が平均ですが250台、それから2月が261台、3月が295台、4月が282台、5月が316台というぐあいに徐々に上がってきておるという状況でございます。  それからあと、4点目の岡山プラザの撤退は決定的であるかということでございます。これにつきましては、今現在大佐サービスエリア内に岡山プラザホテルの経営しとるレストランなんですが、この撤退については関係機関に照会いたしました。そのところ、今のところは9月30日までテナント契約を締結しているということでございまして、その後については現時点では未定というような回答が戻っております。こちらとしても、ちょっとそれ以上の踏み込みはできないと判断しております。民間企業の考えということで、今後その推移を見守りたいということでございます。  それから、5番のスマートインターの管理につきましては、先ほど市長の方からガソリンスタンド等を含めた話があったと思います。  以上でございます。  失礼しました。(3)の官民一体となった利用向上の取り組みということでございます。これにつきましてですが、このたびも大佐支局が中心になりまして利用を呼びかけるポスターを作成し、配布したところでございます。それから、今後市報等によります広報活動、それから利用促進のパレード、これ6月24日に決定しておるようでございます。それからまた、帰省客や観光客が利用が増える夏休みのイベントの開催、これは大佐の花火大会等でございますが、そのようなことで利用向上に取り組んでいきたいということでございます。  以上です。 290 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。藤澤議員。 291 ◯1番(藤澤正則君) 質問、まず1項目の5つの御答弁をいただきました。  まず、利用台数につきましては、1月から若干上がり、下がり、また5月には300台超したと。あと、残る400台までは約80台ということでございます。  ちょっと参考までに消防長にお伺いしますが、資料があれば、救急医療での利用は開設以来から今まで利用回数がわかれば、準備されとるんがありましたらお聞きさせていただきたいと思います。 292 ◯消防長(清水 博君) 利用台数の推移を申し上げます。  平成16年は12月の下旬からでございまして、上下線合わせまして8回でございます。平成17年には、1月から12月まで、これも上下線合わせまして128回。18年は、1月から5月の末まででございますが、55回でございまして、3つトータルしまして191回となっております。  以上でございます。 293 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 294 ◯1番(藤澤正則君) 大変多くの救急患者がこの道を利用されておるという実態をお聞きしました。特に積雪時、いわゆる冬場の緊急輸送、大佐地区においては新見市中央部もしくは真庭の方に大体約半数が輸送されているというふうに思っております。その中で特に大佐地区においては、真庭方面への緊急輸送というのが多いんではないかと思います。既存の道、たとえ救急車で80キロといっても、カーブまた信号等によって大変危ないというような中で、緊急現場の方では、私の聞いとるとこでは安心して搬送ができる、また患者に負担がないというような方も聞いたことがありますが、この点について、再度消防長、現場の方での利用についてはどのような状況か、わかりましたら教えていただきたいと思います。 295 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 296 ◯消防長(清水 博君) 御質問でございますが、議員お見込みのとおりでございます。冬場の凍結の件または時間の短縮等、かなりの効果が出ておるように考えておりますし、また搬送する側といたしましてもプレッシャーというようなことでかなりの効果が出ております。  以上でございます。 297 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 298 ◯1番(藤澤正則君) 1から5までの中での今答弁をいただいたんですが、私が質問の中でどうしてもわからないというのが、国の管理経費のいわゆる根拠が不明であるということで、私の方ではわかりかねます。  私が調べたところによりますと、この大佐のスマートインターチェンジ、利用台数は入る台数、出る台数でカウントされますが、料金の方は、大佐のサービスエリアにおりてその料金が確定した分が、いわゆる利用金額に上がるものというふうにお聞きしております。したがいまして、大佐から仮に岡山へ行くとなると、台数はカウントされますが、岡山でのインターでの利用料金。逆に帰るときに、岡山から乗って大佐におりると、1回の利用でその料金が大佐のサービスエリアにカウントされるというふうにお聞きしております。その中で、果たしてこの運営経費が幾らぐらいかかるんかなというのが私のとこでは不明でございます。国の方から管理運営を地元市町村の公費負担というようなこともあるんではなかろうかと思いますが、国はさてどのぐらいのお金が要って、この経費にどのぐらいの金額をもってそれを出せというようなことを言ってるかというんが一番の問題点であります。そのための400台というのは、何をもって試算というんか、私の方では把握できかねるとこでございます。  ちなみに、私の方が試算として自分なりに計算した数字を読み上げさせていただきますと、1月から5月までの大佐のサービスエリアの利用金額の合計は約1,780万円ほどになるんではないかというふうに試算しております。これを400台の換算、これが12カ月になりますと約6,000万円の管理費が要るというふうに私なりに計算が出てきます。この売上額が6,000万円、これをもって管理費ができないのだろうかというのが大変私の疑問のあるところでございます。高速道路株式会社になって大変収益もよく、決算では大変な黒字も出とるようでございますが、地方のこういうような施設については地元自治体への公費負担、求めてくるというような状況もあるんではなかろうかと思いますが、この辺の数字について、もしわかるようでしたら参考までに教えていただきたいと思いますが。 299 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 300 ◯市長(石垣正夫君) 先ほどお話がありました乗り入れでございますが、我々もその疑問を持って聞きました。大佐から乗り入れて、例えばどこのエリアでおりると、そしたら向こうへカウントされるようになる。当然我々も疑問を持ちました。しかし、あれは全部わかって、どこから乗って、どういうようになったんはわかるそうですから、そういう心配はないということを聞いております。料金は向こうへ入ろうがどこへ入ろうが、そういうことはないと。  それから、今の利用料金ですが、やり方がわからんわけですわ。それですけえ、我々は最終的にはどれだけ経費を本当にかかるか詰めにゃいけんと思います。というんが、あっこに入るときのインターの自動発券機ですかね、物によって莫大な金額が違うわけですわ。それを設置しておるんとしないんと、能力も違うそうです。それでも物すげえ違うと。それで、今の大佐エリアへしとるのは、今度はあれは撤去せにゃいけん、仮のもんじゃと、能力がないと、こう言うんですよ。それじゃけ、そういうことを言ようたら、どのくらいのもんで、どう償却まで入れてかかるかというんがちょっと非常に我々今のところはわからないと。私はあれでもいいと言っとんですよ。めげるまではあれを使えと言っとんですけど。そういうことで、非常に積算難しい。  それから、向こうが料金を示した中で今度は詰めていかにゃ、ちょっとわからんのじゃないかという気がしております。  以上です。 301 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 302 ◯1番(藤澤正則君) 仮定の話をしても何もなりません。要は、これが市長の認識していただいておりますように、何とかこれを残していくという中でのこれから協議が煮詰まってくるんではなかろうかと思っております。特に、あと残ります3カ月が勝負になるんじゃなかろうかと思っておりますので、どうかその辺は国の方において、国の責任で整備していただきたい、これが一番でございます。  いい夢は見せて、20カ月ほどで終わった、あれは何だったんならというような失望の念のないように、ぜひとも市長の方には頑張っていただいて、地元市町村からも負担もなし、国の方の責任でやっていただくということの中で、ぜひとも地元もこれからの利用促進を頑張っていきたいというふうに考えておりますんで、お願いしたいと思います。  それからもう一点、先ほど利用促進策ということで、チラシまた今月の24日ですか、パレードがあるというふうにお聞きしました。私、もうごくごく最近に、今月の24日にこれが第3回目になるかと思うんですが、旧大佐の商工会が2回ほどパレードしました。それから、1回は市長みずから来ていただいてパレードということのようにしておりましたが、残念ながら雪でできなんだというのも記憶しております。今回がたしか第3回か4回になると思います。あと残り3カ月ですが、地域住民の方に毎週やれというのはなかなか難しゅうございますが、そういうような啓蒙活動、それから利用台数のいわゆる推移も、できれば広報、無線等においてこういうようになってると、みんなどうか乗って頑張ってやろうという地域の一体となった盛り上がりが一番必要ではないかと思っております。チラシを配って、乗ってくださいよ、あとはわかりませんよでは、なかなか皆さんも情報がわからない。特に地域限定の情報ではありますが、そこら辺皆さんも大変関心持っとります。どうかそういうような、できる限りの情報の提供は、何ら経費もかからないことですから、どしどし残り3カ月間出していただければありがたいことではないかなと思っております。  それから、この項目の最後の再々質問になりますが、ぜひとも仮説の中でうたっております、できるならばガソリンスタンドがあります、これの運営を一緒に併設してやっていただければ一番経費が安く済むことではないかなと私も感じております。現在は社会実験ということで、あそこに、今の出入り口にボックスを設け、朝6時から晩の10時まで大体2人の収受員が上下線おると思います。当初からの社会実験の中で、途中は1人にするというようなこともあったんですが、昨今私も利用させてもらいますが、2人おられます。これが本当に2人要るのかどんなか、私も実態わかりませんが、余り必要ではない経費ではあろうかなというふうにも見られます。  そういう点から見ると、隣接しますガソリンスタンドも繁盛してやれないというような状況でもない中では、そういうような規制緩和の中でそういうとこが管理を任されるようなことにならないかと、これが一番安く済むんではないかなというふうにも思っとる次第でございますので、その辺もぜひとも残る3カ月の中で、国との交渉の中で提案していただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 303 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 304 ◯市長(石垣正夫君) 今言われたようなことは、すべて提案しております。  それから、2人も上り線、下り線、今つけとります。そうすりゃ、自動発券機やこう要らんのんです。新見のあの交通の多い新見インターでも1人でしょ。要らんのんですわ。それを2人つけてます。そしたら経費も物すごい下がる。それじゃけ、いろんな手を今度は交渉段階で我々も提案出してやっていこうと思いますので、地元は精力的に当分利用していただくと、また市の職員もそこを通るときはなるだけ通ろうと、通勤も通ってくださいというようにお願いしとります。通ったからといって料金は払いませんけど、そういうようにお願いしとりますんで、議員の皆様もぜひよろしくお願いいたします。  以上です。  私もたびたびあっこを利用させていただております。
    305 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 306 ◯1番(藤澤正則君) 1番目の項目はよろうしゅうございます。2番目に行ってください。 307 ◯議長(榎 日出男君) 次に、2項目めの質問に対します答弁を求めます。 308 ◯建設部長(宮原徹志君) 2番目の御質問でございまして、市道認定の関係でございます。  市道認定の要領の中の第3条の第1項の説明をという質問だったかと思います。市道認定の個別基準といたしまて、記載どおりの2戸以上の利用するものと、また及び集落と集落を結ぶ利用度の高い道路を市道認定とする、できるものであるということでございます。  それから、2項目めでございます。今後の検討、見直しのことでしょうか、検討はということであったかと思います。現行の市道認定基準で今後もやっていきたいと、こういうふうに考えておりまして、見直すという考えはございません。今のところないということでございます。 309 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 310 ◯1番(藤澤正則君) 担当部長から要綱の第3条第2項エを読んでいただきました。ありがとうございました。私はこれの説明を欲しかったんですが、2戸以上が利用する集落内の道路及び集落から集落に通じる道路で利用度の高いものというのがあります。私が、新市になりまして市道認定の中でこの要綱を見させてもらった中では、2戸以上が利用する集落内の道路ということで大変驚きました。善良なる全市民の納税者がたまたま一番奥にある1戸で、それが対象にならないと。そうですね、例えるならば、生産性もあり、公益的な機能の保全も義務的にある善良な市民の方が、たまたま家屋が一番奥にあるという1戸だけで市道に認定されないのだろうか、こういう疑念があったもんで質問させてもらいました。  再度部長に聞きますが、この2戸以上というのは、例えば県道から入るときに5戸の集落がありますと、1軒目から、1軒目、2軒目、3軒目、4軒目までが市道の認定で、そっから先が、1軒だけが市道の認定にならんのですか。その辺をもう少し教えてください。 311 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 312 ◯建設部長(宮原徹志君) よく御存じでないかと私も思うんですが、複数、3戸あったとしますと、2戸までの通り過ぎるまで、ざっと約20メーターぐらいまでは市道としては認定しますよと、それから奥の1軒目に対しては市道とはなりませんと、こういう要綱にうたっとるわけでありまして、それは今までもそういうやり方でやっております。  以上です。 313 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 314 ◯1番(藤澤正則君) それではお尋ねします。なぜそれにされたのか、その法律の根拠というんか、それを教えてください。なぜそのようにしなくてはならないか。  それと、エの段階の利用度の高いものというのは、何をもってはかられるか、基準で教えてください。 315 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 316 ◯建設部長(宮原徹志君) この一番目的は、公共的性格を有するものと、こういうことでして、1軒の場合は、複数の場合以外は、これは私道としての解釈をしております。公共性ということになると、複数の家という意味で判断をしております。  以上です。 317 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 318 ◯1番(藤澤正則君) この要領の中の説明資料、また解説がついとる中で、認定申請書の中に、今部長が言われました公共性ということがあります。この公共性ということと、先ほどの第3条第1項第2号のエの項の利用度の高いものという文言の詳しい基準といいますか、教えていただければありがたい。 319 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 320 ◯建設部長(宮原徹志君) 公共性というのはどういうことかという御質問かと思いますが、私が今先ほどから言っておりますように、複数の方の利用する道路と。1戸の家の場合は、私道としての考えで対応しとるということを申し上げたわけです。  以上です。 321 ◯議長(榎 日出男君) 利用度の高い、その内訳。 322 ◯建設部長(宮原徹志君) 公共性の高い、低いを言われとると思いますが、要するに基準になっとるのが、高い、低いでなしに、複数の戸数というのが基準でございます。2戸以上ということで市道ということで判断しておるわけであります。 323 ◯議長(榎 日出男君) 利用度の高い公共性とは何をもって高いというのか。 324 ◯建設部長(宮原徹志君) 複数と、こう言いましたが、それにつけ加えて申し上げるとすれば、利用度等もございます。利用度の高い道路ということも含まれておるということでございます。 325 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤議員。 326 ◯1番(藤澤正則君) 部長、再度質問させてもらいます。  この要綱の中の第3条第1項第2号エに書いております2戸以上が利用する集落という中では、もう既に2戸以上ですから公共性があるわけでしょう。にもかかわらず今の答弁は、複数のというのは、じゃなくて、ここの申請概要書、いわゆる認定調書に掲げとる公共性があるかないかということについての基準を1点教えてください。  もう一点いきますよ。  加えて、この第3条第1項第2号エの一番末尾に、利用度の高いものというんがあります。この利用度とは、どういう基準であるかを教えていただきたいということです。高いものというのは、どの程度のものかというのが私わからないんで、教えてくださいということでございます。  以上です。 327 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 328 ◯市長(石垣正夫君) 公共性と申しますが、国におきましても県でもいつもお話がありますように、1戸では私のものだと。2戸以上でしたら公共ということで、すべてではございませんけど、大体採択がそういうふうになっておるということで、2戸以上があったら公共性ということを考えて、その路線にあるものはやると。  それから、利用度ですが、例えば道路が大カーブをしておると。しかし、このカーブをしとる道路を通ったらかなり時間もかかるし大変だということになりますと、この道路は公共性がありますので、こっちに家がなくてもバイパスをつけるとかというようなことで採択すると。家も何もなくてもつけると、バイパスをつけていったりするというのが公共性があると。全然市道認定してなくても、仮認定をして次々つけていくというような状況で公共性がある。 329 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤議員。 330 ◯1番(藤澤正則君) 市長から答弁をいただいたんですが、私はちょっと若干考えが違います。ここにありますいわゆる申請書の公共性というのは、例えば簡易水道施設があるとか、いわゆる公の施設、コミュニティーであるとか、そういうものがあるかないかというんが、私この申請書の中の公共性があるかないかというんではないかと思います。2戸というのは、もう既に2戸以上でなかにゃ認定できんわけですから、3戸で公共性で認定じゃなくて、2戸以上がある条件の中で公共性がさらに高いか、あるかないか、それと利用度が、頻度がどれだけあるかというのをうたっとるんだろうと。ただ、うたわれとるのはわかりますが、物差しの程度が私にはわからないから、実例として今まで大体どのぐれえしとるんかなというのをお聞きしたかったということで。 331 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 332 ◯市長(石垣正夫君) 今言われましたように、公共性、例えばグラウンド、例えば終末処理場とか公の施設があるとこは、もちろんそれは入っております。今言われたとおりでございます。そういうものを含めて、私は公共性というて非常に判断ができないようなものをちょっと事例に挙げさせていただいたようなことで、今言われたようなんはもちろんそのとおりでございます。 333 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 334 ◯1番(藤澤正則君) 新市合併でこの認定についても、要綱についても合併協議会の中で議論されたというふうにお聞きしとります。残念ながら、旧4町の中では大体町道認定がされとったという中で、おのずと新見市道になっとると思います。  旧4町のことばっかし言ってはいけんのですけども、再度質問の中で部長にお聞きしますが、1戸で公共性がないという中では、想定されるそういうような箇所は新市になっておよそどのぐらいな箇所があるだろうかというのが想定できますか、全くできませんか、答えていただけるんなら。 335 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 336 ◯建設部長(宮原徹志君) 1戸だけでということですが、これは今まで調査したこともありませんし、かなりの路線数になるというのは間違いありません。今、何路線とか、そういうことはちょっとわかりませんが。  以上です。 337 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 338 ◯1番(藤澤正則君) 財政的にも厳しい、また忙しい中でありますが、できるならば私の願望は、善良な納税者、市民を何とかそこまで認定はしていただきたい。  近隣の市の状況をちょっと調べさせていただきました。真庭、高梁、総社、美作でございますが、全く認定基準を定めてないとこもあります。となりの真庭では、いわゆる1、2級の幹線道路以外について、こういうような道を例えば認定されとる中で改良するには、予算の範囲内で200万円を限度として2分の1を助成するというような制度も設けられとるようなことでございます。特に真庭は、我が新見市よりはもっと大きい、広い守備範囲でございますから、大変な数になるんではなかろうかと思っております。しかしながら、やはり中心部、また人口の多い新見を、東京ばっかしじゃなくというような言葉と同じように、新見の中心部じゃなくて、例えば草間とか豊永、また北部の千屋とか、1戸だけある一生懸命頑張っとる市民の方もおられますんで、どうかその辺にも目を向けていただいて、すぐ改良しろと言うんじゃございません。せめて認定をいただき、自分で管理し、何とか交通安全とか維持補修に材料代でもいただけないかというようなとこまでも、熱い心があっても、私は市政で何ら不思議はないと思うんですが、その辺の感情はどうでしょうか。 339 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 340 ◯建設部長(宮原徹志君) 藤澤議員さん、私今質問聞きましたら、1戸でも市道認定をというのが本命だったんじゃないかと私は予測します、最初から。公共性、公共性とこう言われまして、1戸でも私道でも公共性はあります、いろんな配達さんも郵便屋さんも、いろんな入っていくわけですから。ただ、規定として、公共性といいましても、基本になっとんのは複数、2戸以上ですよということを私は先ほどから申し上げておるんでして。ただ、今言われたのは、最初から1戸でも市道認定をというのを言われとんじゃないんかというのを私ちょっと今感じました。それは1戸でも市道することはいいには決まっております。だけど、今の現状といたしましては、もう2戸以上という決まりでやらせていただいとると、それに対して今からその認定を見直すという考えはありませんと、今のところはないということを御説明をさせていただいたわけです。  以上でございます。 341 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤議員。 342 ◯1番(藤澤正則君) 答弁を聞いていてよくわからないんですが。整理できません。それはもちろん1戸でも公共性はあります。しかし、この要綱の中では2戸以上とうたわれとるわけですよ。2戸以上の路線で、かつ利用度が高い、そしてその申請は何を持つかというたら、いわゆる公共性があるかないか、先ほど言いました、例えばその区間に集落やコミュニティーがあるか、また簡易水道の施設があるか、もろもろの施設が公共性があるか、もしくはいわゆる部落を、いわゆる集落を連絡する道かでございます。何にしても前段にあるのは、1戸というのは公共性という感じ以前の問題ですよ。公共性というのは2戸以上で、かつ公共性が強いか強くないかというのをここへ書いとるんだと思う。それで、利用度が高いものと、こうなっとる。それはわかるんです。私が言いたいのは、1戸でも一生懸命頑張っておられる市民の方がおられます。がゆえに、1戸だからといって認定をされない、これは少し考えていただけないでしょうかと。すぐでなくてもいいですよ。だって、その方は農業もされれば林業もし、勤めへも行きます。1軒手前の方はそこまで完全に、例えば認定している。逆に言いますと、そうですね、市道の管理をすべて市に、職員にしてくれということはないと思います。既に旧4町でも新見市でも集落道は皆さん維持管理しょうられます。草刈りもしょうられますよ。たまたま1軒だから、1戸だからもういけません、私道ですという解釈は、これは行政の身勝手さで私は1軒だけというのにされたように感じられます。その当時、された方は一生懸命いろんなことがあってされたと思いますが、残念ながら、極端なことを言うと、一番奥のことは非市民ですよ。こういう言葉を使いたくない。その方も税金を納めてます。一生懸命働きに行きようられます。  そこで、すぐ改良というんじゃなくても、認定は何とかしていただければ、それからが元気なり、またいろんな施策も成ると思います。また逆に言えば、奥だからこそ、いわゆる廃屋になり帰ってこないと、担い手もなくなるというようなこともあります。そういう意味も含めて、私の方からはぜひともこれを一つの、きょうお尋ねしました、こういう状況もあるであろうということで私の思いも言わせてもらいましたんで、すぐにすぐ成るか成らないか別でございますが、そういうような市民も多くある、また多くその道があるということは、逆にできてないとこがようけあるわけですから、そこら辺を一考していただければありがたいなと思います。  それについての何か御答弁があれば、それを聞かせていただいて、終わらせていただきます。 343 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 344 ◯助役(柴田 仁君) 都合のいいときばかり合併協議を申し上げるのは何なんですけれど、一応その合併協議で2戸以上ということに決めておりますので、しばらくはこの3-1-2-エで運用させていただきたいと思います。  ただ、今議員の御質問をお聞きしておりますと、道があって、途中までの人はいいかと、その奥はもう非市民だと。県道から入りまして、1本の道の中に等間隔あるいは等間隔でなくても5軒まぶれとる場合は、そういう場合は最後の家まで行くんですよ。そら最後のとこまでが市道になります。それから、さっき2戸、一生懸命言われましたけど、あって、ここらへ途中にあると。1つの道の中に2戸ある場合は、それは最後まで行きますから。ただ、県道から道が延びて、1つだけ家が正面にあると、そういうのがとりあえずこの3-1-2-エでは落ちてると、そういうことでございますので。多分言われとる分は、よう建設課で見てもろうたら認定できると思いますので、よろしくお願いいたします。 345 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。 346 ◯1番(藤澤正則君) 以上で質問終わります。 347 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩をいたします。                             午後3時27分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後3時38分  開 議 348 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  お諮りいたします。一般質問はこの程度で打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 349 ◯議長(榎 日出男君) 御異議なしと認めます。よって、一般質問はこれで打ち切ります。          ──────────────────────── 日程第2  議案撤回の件 350 ◯議長(榎 日出男君) 日程第2に入ります。  議第119号新見市職員早期退職奨励金支給条例を議題といたします。  6月8日開議の本会議で上程された議第119号は、市長から議案撤回請求が提出されております。  この際、市長から撤回の理由の説明を求めます。市長。               〔市長 石垣正夫君 登壇〕 351 ◯市長(石垣正夫君) 議員の皆さんは、連日の審議で大変お疲れのことと思います。  ただいま議題にしていただきました議案撤回の件につきまして、おわび申し上げたいと思います。そして、それぞれのものにつきまして御説明申し上げます。  議第119号新見市職員早期退職奨励金支給条例についてでありますが、この条例は、新見市行財政改革集中改革プランに基づき職員数の削減と総人件費の抑制を目的に条例案を提出させていただきましたが、退職手当につきましては岡山県市町村総合事務組合で共同処理をしており、本市が独自の条例を制定することは適当でないと判断し、撤回をお願いいたすものであります。  以上概要を説明申し上げましたが、どうか趣旨を御理解いただきまして御審議をよろしくお願い申し上げます。 352 ◯議長(榎 日出男君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議第119号は、会議規則19条第1項の規定により、この際撤回を承認したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 353 ◯議長(榎 日出男君) 御異議なしと認めます。よって、議第119号は撤回することに決定されました。          ──────────────────────── 日程第3  請願及び陳情事件上程 354 ◯議長(榎 日出男君) 日程第3に入ります。  既に受理しております請願1件、陳情5件を印刷の上お手元に配付いたしておりますので、御覧願います。  これら請願及び陳情を一括議題といたします。          ──────────────────────── 日程第4  議案及び請願・陳情事件を各常任委員会に付託 355 ◯議長(榎 日出男君) 日程第4に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議第117号、議第120号から同第146号、議第148号から同第153号及び報第3号から同第11号までの43議案並びに請願1件、陳情5件は、配付いたしております付託表のとおり、その審査を各所管委員会に付託したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 356 ◯議長(榎 日出男君) 御異議なしと認めます。よって、付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたします。  お諮りいたします。明17日から28日までの12日間は、委員会審査及び議事の都合により本会議を休会したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 357 ◯議長(榎 日出男君) 御異議なしと認めます。よって、12日間は本会議を休会することに決定されました。  次の本会議は6月29日の午前10時に開きます。  以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後3時42分  散 会
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