ツイート シェア
  1. 新見市議会 2005-12-01
    平成17年12月定例会(第2号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2005年12月05日:平成17年12月定例会(第2号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(榎 日出男君) 皆さん、御苦労さまでございます。  ただいまの御出席24名でございます。これより本日の会議を開きます。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(榎 日出男君) 日程第1、一般質問に入ります。  一般質問に入ります前に、議事運営についてお願いをいたします。一般質問は一問一答方式といたします。質問者は発言許可の後、質問席に登壇いただき、最初、通告の全項目について質問し、再質問からは通告の1項目ごとに順次質問を願います。また、発言中、語尾がはっきり聞こえない場合が見受けられますので、発言者は最後まできっちりと発言をしていただきますよう、重ねてお願いをいたします。なお、質問に対する答弁中は質問席に御着席を願います。各議員の発言は、それぞれの答弁を含まず40分以内といたします。再質問の回数は制限しないものといたします。発言者は通告要旨を逸脱しないように、また質問事項の重複している点は省略するなり、努めて簡潔にお願いをいたします。  なお、当局におかれましても、質問要旨を的確にとらえられ、明快なる答弁をされますよう、議事運営に格段の御協力をお願いいたします。  それでは、通告者一覧表に記載のとおり、順次質問を許します。  まず、13番串馬邦夫議員の登壇を願います。13番串馬邦夫議員。               〔13番 串馬邦夫君 登壇〕 3 ◯13番(串馬邦夫君) おはようございます。今定例会トップバッターを仰せつかりました串馬でございます。よろしくお願い申し上げます。  なお、さきの国体では、職員初め関係者の御努力で立派に成功されたことを感激し、感謝の意を表するものであります。  それでは一般質問に移ります。きょうは、この冬一番の寒さになりました。執行部の皆さんにも寒い答弁でなく、暖かい答弁をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず1番目であります。9月でもお伺いいたしましたが、アスベストによる健康被害問題であります。  市内の学校や公共施設建築物実態調査の状況、先ほど新聞発表にありましたが、問題となっている今後の建物の対応策であります。要するに、飛散の可能性がある建物、この建物を今後どうするのかということであります。自治体によっては撤去しとるところもあるようでありますので、その辺の対策をお尋ねいたします。  2番目、老人ホーム桜丘荘改築計画はどのように進展しているかということであります。  この一般質問でもたびたび出ましたが、まだ土地選定に至ってないというような経過が報告されております。その後の経過を問うものであります。  3番目、学校給食センターの改築時期が来ていると思います。施設を初め、釜なんかの備品、用具など最新設備に整える必要があると思います。また、4町の学校給食センターも同様ではないかと思います。こうした改築の機を経まして今後民間委託する考えをお聞きするものであります。  4番目、県が示している地方への権限移譲項目は具体的にどのようになっておるのか、またその移譲によります市へのメリット、デメリットをお尋ねするものであります。
     5番目、学校統廃合、再編問題が進められておりますが、幼稚園の統廃合を先行すべきではというのが私の持論であります。なぜなら、幼稚園の方が減少しとるのが事実であります。また、児童数、園児数が減っております。この辺の具体策をどう強化するのか。次の幼・保一元化問題構想とあわせてお尋ねするものであります。  以上、よろしくお願い申し上げます。 4 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの串馬議員一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯市長(石垣正夫君) アスベストの問題につきましては、全国で大きな問題となっております。そういう中で、我が新見市も公共施設等も使われておりますし、また健康被害も心配しておるような状況でございます。  そういう中で、調査が済みましたものを、その結果等を見ますと、幸い新見市のは健康被害を及ぼすというようなものは余り出てないということでございますが、わかったものはすぐ対応しておるというような状況でございますし、今後数カ所、まだその結果が出てないというものは、結果が出次第対応してまいりたいという考えをいたしております。  詳細、数等につきましては、担当の方から説明させていただきます。  以上です。 6 ◯総務企画部長竹本俊郎君) アスベストにつきましては、市の教育委員会にかかわるものと一般の施設があるわけでございますが、まず私の方から一般の施設につきまして申し上げたいと思います。  10月6日にこのアスベストの調査を依頼いたしまして、先月の29日に結果が出てまいりました。これにつきましては、市役所の本庁を初めといたしまして、7つの施設におきましてアスベストの使用が確認をされておるとこでございます。その結果、7つの施設につきましては、引き続きまして空気中におきますアスベスト飛散濃度を調査いたしまして、それがただいま申しました11月の末に結果が出てまいりまして、直ちにそれを公表させていただいたところでございます。この飛散につきましては、どの施設におきましても20分の1程度でございまして、基準値の、人体への影響が極めて低いと考えられております。また、現在4施設の追加の調査も依頼しておりまして、これにつきましては2次分として、月末にはこの結果も出てまいると思っております。飛散の結果、アスベストが使用されました施設につきましては、その対処方法を早急に検討いたしまして、アスベストの除去またモルタル等による封じ込めなどの処置が必要な物件があるとすれば、これにつきましてはそれぞれ適切な対応をとっていきたいと、このように考えております。  ちなみに、7つの施設の中でこの議場もあるわけでございますが、1リッター中に0.5ということで、これが10という単位がございます。1リッター中に10ファイバーですけども、これがあれば危険になるわけでございますけども、幸い0.5未満ということで、現在この議場も安心して使っておるところでございます。  以上でございます。 7 ◯教育次長野林正紀君) 教育施設の吹きつけアスベスト調査状況ですが、調査対象150、その中で分析検査を行った施設は26施設、吹きつけアスベストの使用が確認されました施設は井倉小学校豊永小学校の2施設です。教育委員会では、直ちにこの結果を公表し、両校とも保護者に説明を行い、対策といたしまして飛散防止囲い込み工事を実施して、授業を続けております。  井倉小学校につきましては、校舎の階段部分アスベストが使用されておりますので、長期休業中に除去の工事を行いたいと考えております。また、豊永小学校につきましては、3階、4階など天井部分に使用されております。1階、2階は囲い込みをいたしまして、3、4階は閉鎖しております。来春、豊永中学校が廃校になる予定なので、中学校への移転も検討しております。これ大気中の飛散度につきましては、基準値の10の1以下であるということで、低いために人体への影響はないと考えております。ちなみに、私どもの調べております資料によりますと、一般的な大気中のアスベストの量というものは0.19から2.83で、平均が0.63という数字を持っております。その中で、多かった井倉小が0.725ということで、先ほど基準等につきましては総務企画部長が申したとおりで、私どもは人体への影響はないと思われます。  以上です。 8 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。串馬議員。 9 ◯13番(串馬邦夫君) いずれも飛散濃度が少なく、人体への影響がないということでありますが、もちろん人体へ影響があれば大変でございますが、問題は、今のわかった施設を今後どうするかであります。飛散濃度が低い、これは結構なことですが、アスベストはいわゆる発がん性があるということで、他の自治体では撤去している事実もあります。その辺の今後の対応をいかにするか、もう少し詳しくお願いいたしたいと思います。 10 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 11 ◯総務企画部長竹本俊郎君) ただいまこの対処方法につきましては、専門の業者にどのようにしていけばいいかということも依頼をしておるとこでございまして、その結果によりまして、先ほど申しましたように封じ込めであるとか、また撤去ということも考えていかなければならないこともあると考えております。それはこの結果待ちということで、もうしばらくお時間をいただきたいと思っております。 12 ◯教育次長野林正紀君) 学校施設につきましては、先ほど申し上げましたとおりであります。  豊永小学校につきましては、飛散は閉鎖しておるのでしないだろうということで、今後取り除くとき飛散がどうなるかといったところを考えておりますので、これは今後専門業者等と相談して、どうするかという方法は決めていかなくてはいけないと考えております。 13 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 14 ◯13番(串馬邦夫君) 次なる2次結果が出るのがまたしばらく時間がかかるということですが、最終いつごろが予定されておるんでありましょうか。さきの9月の議会でも、10月にはというような話から今のように1カ月ぐらいおくれております。実際に見込みの日にちが明確になっておるならば、お示しいただきたいと思います。 15 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 16 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 最初に10月と申し上げましたのは、10月の末にはおおむね7つの施設にアスベストがあるということがわかりまして、それを直ちに飛散度の調査に入ったということでございまして、そのために時間がかかったわけでございます。今回追加をいたしておるものにつきましては、ことし12月の末にはその結果が出てくるということで業者にお願いをしとるところでございます。 17 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 18 ◯13番(串馬邦夫君) 新見市に限って申しますと、今のようにおそれはある。おそれはあるが低いというふうな状況でありますが、本当に今まで健康被害追跡調査もされてないんじゃろう思いますが、そういった追跡調査でもし、現在ではそりゃ今の発がん性はないかもしれませんが、あるいは5年先、10年先に出たような場合には、これは今の行政が責任をとるわけにもいきませんので、その辺の対応を含めて、いま一度どうするのか、実際におそれのある建物は取ってしまうのか、あるいは囲みをするのか、その辺をお聞きします。 19 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 20 ◯総務企画部長竹本俊郎君) この間、学校の関係で、豊永あたりの屋外の運動場あたり飛散度調査をしておりますけども、これが0.3という数字が出ております。今回、私どもが調べたこの施設の中は、おおむね0.5未満ということでございまして、未満でございますので、4であるか、3であるか、2であるか、ちょっとそこはわかりませんけども、そういう数値でございます。現実に空気中に飛散をしとると、どこの地域にもアスベストというものは飛散をしておるということはあるようでございます。書いてありますものを見ますと、これぐらいな基準内の数値であれば、一般住民の皆様に対しては、アスベストによりますこれが起因しての中皮腫及び肺がんの危険性は検出不可能なほど低いものであるということがうたわれておりますので、とりあえずはこういうことで安心しております。  今後におきましては、ただいま申しましたように、その結果、業者が調査した結果、適切な措置をしてまいるということで御理解をいただきたいと思います。 21 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 22 ◯13番(串馬邦夫君) ここの議場では発表がないんでありますが、今の7施設で、例えば規模の一番大きい鉄筋コンクリートに使用されておる勤労青少年ホーム、あるいは消防本部鉄筋コンクリート、このようなとこも規模は大きいんでありますが、実質石綿が何トンぐらい使われとるのかというのは調査に入っておりますか。 23 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 24 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 石綿があるかないかという調査はいたしておりますけれども、これが何トン使われておるかということはわかりかねております。調査ができておりません。面積的には、これが何平米、それが厚みで見れば計算ができると思いますけれども、現在はそれはいたしておりません。今後どうするかというときに設計が必要になってまいりますので、そういうものを調査してどれぐらいな経費がかかるかということも出さなければなりませんので、そのときにやってみたいと思います。よろしくどうぞお願いいたします。 25 ◯議長(榎 日出男君) 部長、飛散率は少ないけど、今後その施設はそのままにするのかというその処置を問われているんですけれど。 26 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 処置につきましては、これを今業者の方にどうすればいいかということを調べてもらうようにお願いしております。ですから、例えばナイロンといいますか、ビニールのようなものでシートをする必要が起きれば、それもしなければなりませんが、そういうふうなことをこれから調査をした後にやっていくということで御理解をいただきたいと思います。 27 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 28 ◯13番(串馬邦夫君) 前にも指摘したように、この議場もあるわけですが、いわゆる完全にくっついてるとこは今の飛散は少ないかもしれませんが、一部ではむげかけたというか、はげかけたというか、そういう部分があります。この議場にも何十年というて通ってこられる議員もおられるんで、すぐにはそういった健康被害もないんかもしれませんが、いわゆるおそれがあるというのと低いというのは違うんですよ。その辺をもう少し、調査の対象になってないんかもわかりませんが、例えば今のようにむげかけたところは今は強力な接着剤みたいなものがあると思いますが、そうなもんでもひっつけるんか、あるいはもう新しいコンクリートのようなんを吹きつけで覆ってしまうんか、その辺の工法というものは全然もう検討しとらずに、いわゆる取ってしまうのかどうかということですよ。おそれがあるんじゃから、低いんじゃからこのまま置いとくのか、取ってしまうのか。これは現在の行政で判断してもらわんと、今の調査結果で低いからこのままでいいんじゃというような結論を出してもろうては、今の何年か先にそういうことが起きたときに困るわけで、その辺をもう少し明確に答弁できませんかね。 29 ◯市長(石垣正夫君) ただいま、部長、教育委員会が答弁いたしました。それをあえて言いませんけど、空気中にもあるということは調査の結果、いろんなデータ等というのを我々も聞いております。そういう中で、極端に言いますと、水道管、石綿管でございます。これもまだ全国にかなり量があるわけです。その中にもアスベストがあるわけですが、これはきちっと被覆されておるので大丈夫じゃという結果が出ております。新見市も若干あります。心配しておりましたが、これはもうしなくてもいいというような結果です。だから、専門家等、国等も非常に心配して、結果、また調査方法も出ておりますので、それに従って我々がいくと。ただ、我々のような、今調査しても結果もわからん、何にもわからんのんが、どうするこうするか言えないわけです。そういうものに基づいて我々がやると、今どうやってこの飛散防止、いろんなことをやればいいかということを業者に出しておるわけですから、ここをそれではどうするとかということはまだ言えません。ここの議場もそういうことで出しております。その結果を踏まえて、我々が予算づけをしてやるということでございます。  以上でございます。 30 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 31 ◯13番(串馬邦夫君) アスベストに関しては、そういうことで、調査の結果次第では早急な対応を望むものであります。  2番目の老人ホームの質問にお答えをお願いします。 32 ◯議長(榎 日出男君) 次に、2項目めの答弁を願います。 33 ◯市長(石垣正夫君) 老人ホーム改築計画でございますが、御承知のように、これは広域のときから改築しようということで進めてきております。そういう中で、築35年を経過しておりますので、我々も早く改築したいという気持ちを持っております。  そこで、桜丘荘移転改築検討委員会を設置いたしました。今建設用地の決定に向けて選定委員会におきまして検討をしておるというような状況でございます。選定委員は、10名指名をして、民間の方も入って検討していただくというようにしておりますし、要綱も11月1日に出しまして、第1回の開催日が11月17日に行っておるというような状況でございますので、今年度中にはまた早い時期にこれを選定いたしまして、我々は次のステップにしていきたいという考えを持っております。  以上でございます。 34 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 35 ◯13番(串馬邦夫君) 老人ホームに関しては、選定委員会を設けてやっとられるということはさきの議会でも聞いております。その後の実際の選定委員会で用地選定が問題じゃろう思いますが、その辺のところはどういうふうに進んでおりますか、お答え願います。 36 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 37 ◯市民生活部長(渡部勝吉君) 用地の選定につきましては、現在市内の数カ所を候補地に挙げまして、選定委員会の中で検討していただいておるということで、これにつきましては御承知のように、先ほど市長が申しましたように、桜丘荘の移転改築検討委員会の中から、建設用地の決定については市内高尾地区あるいは新見地区が最適であろうと。この理由といたしましては、地域高齢者との交流、あるいは商店や病院、公共施設の利用が容易にできるという観点からそういった報告が出ております。これに基づきまして、先ほど申し上げましたように市内数カ所を候補地として挙げまして、現在どこが最適かということで検討をしていただいておるという状況でございます。 38 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 39 ◯13番(串馬邦夫君) 用地選定をいつごろまでに結論づけて、実際に建設にかかるのはいつごろか、その目安も出てないんでしょうかね、その辺をお伺いします。 40 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 41 ◯市民生活部長(渡部勝吉君) 用地の選定、決定につきましては、今年度中ということでさきの議会でも申し上げておりますが、今年度中ですが、できるだけ早い時期にお願いしたいということで現在審議をしていただいております。  建設の時期につきましては、具体的には申し上げるのは難しいと思いますが、用地の買収等、どの程度の期間がかかるかということでございます。私どもとしましては、できるだけ早い時期に選定結果をいただき、用地の買収もスムーズにいけばと考えておりますが、そうしますと18年度の申請、19年度の建築になろうかと思いますけれども、用地買収に手間取りますと若干ずれてくるかなという感じはしております。  以上です。 42 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 43 ◯13番(串馬邦夫君) 老人ホームに関しては、今の早い時期ということが広域時代からもうたわれております。なるべく早く建設にというのが皆望まれるところであります。この総合振興計画でも50床で、実施計画でも早い時期にというのが出ております。その辺で、早く建設を望むものであります。  建設後のいわゆる民間委託についてはどのようにお考えか、その辺もお伺いします。 44 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 45 ◯市民生活部長(渡部勝吉君) 当面は直営での運営になろうかと思いますけれども、指定管理者ということも視野に入れて検討していきたいと思っております。 46 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 47 ◯13番(串馬邦夫君) 3番目の給食センターについて、お答え願います。 48 ◯議長(榎 日出男君) 次に、3項目めの答弁を求めます。 49 ◯市長(石垣正夫君) 教育委員会学校給食センターの改築あるいは民間への委託でございます。これは原則として今まででも民間委託をということにつきまして考えておりましたが、これも学校給食の配送につきまして一部輸送を民間委託しております。そこの調理、問題、いろいろありますので、これは行財政改革推進の観点から今から検討していきたいと、民間委託へ向けて取り組んでいきたいという気がいたしております。  ほかにつきましては、教育委員会の方が答弁いたします。 50 ◯教育次長野林正紀君) 新見学校給食センターですが、これ敷地面積が499平米、建築面積が420平米、昭和46年1月に建設され、平成8年に天井、壁、床面、給排水等の衛生向上のために大幅な改修を行い、現在築後34年を経過しております。また、調理器具等の設備につきましては、衛生面を最重点に、作業効率等を考えながら衛生管理基準に沿って処理ができますように、調理が実施できますように、適宜更新、増設を行ってきております。大佐の共同調理場につきましては昭和57年、神郷は平成16年、哲多は平成5年、哲西は昭和54年のそれぞれの建設であります。  改築についてという御質問ですが、改築につきましてはやはり建物の状況等を見ながら、必要な時期を見きわめていきたいと考えております。  以上です。 51 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 52 ◯13番(串馬邦夫君) 原則として民間委託を考えているということで御答弁いただきましたが、給食センター、新見の建物自体は、もうあそこは狭い、それから今の運搬車が入れないというようなこともあるようにお聞きしとりますが、築後34年を経過しとるということで、衛生面には余り問題ないかもしれませんが、いわゆる建物の老朽化に伴いますそういった器具等、更新の時期が来とるような感じがいたします。それから、4町でも昭和年代に建てた建物は古いようでありますので、こういったこともかんがみて早急な改築が必要じゃないかというようなことも聞いておりますので、その辺のところをもう一度お尋ねします。  そして、民間委託の件でありますが、これももうその時期に来とると思いますので、早急な対応を望むものであります。  よろしくお願いします。 53 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 54 ◯教育次長野林正紀君) 現在、新見給食センターにおきましては、1,500食つくっております。ただ、能力的には3,000食できるという中で、1,500食をつくっております。  先ほど御質問のありました運搬車の入る道、それから中でそれぞれ器具等が更新時期に来ているんじゃないかという御質問ですが、現在委託しております運搬車というものは、現在のところ入れておるところであります。  それから、器具等につきましては、やはり大型器具が多いので、そういったものにつきましては修繕でまだ十分対応できておりますし、それぞれ必要なものについては更新という形で行っておるところであります。  それから、民間委託につきましては、先ほど市長が答弁したとおり、早急に方法等も検討していかなければいけないと考えております。 55 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 56 ◯13番(串馬邦夫君) 4番目の県移譲についてお願いいたします。これには、どうでしょうかね、議長にもお願いしたいんですが、文書でそういった一覧表をお願いするようなことはできますでしょうか。 57 ◯議長(榎 日出男君) 質問の内容によって異なると思うんですが、例えば具体的な問題もあろうかと思うんですが、とりあえず答弁を先にいただきますので、よろしくお願いいたします。  答弁を求めます。 58 ◯市長(石垣正夫君) 県から権限、また移譲等、いろんな問題で、新見市は原則で受けるという考えを持っておる状況でございまして、地方分権の理念に基づきましたら、やはり自己決定、自己責任というのは大きく問われて、国、県もそのようにやれというのは今まで御指導あったとおりでございます。市町村も、自治体運営につきましてはもう自分でその地域はやるというのが基本でございますので、そういう方向で進んでおるような状況でございます。  県から事務権限の移譲につきましては、岡山県が平成17年3月に策定した市町村自立向上のための県からの事務権限移譲指針をもとに、岡山県の市長会と協議し、調整を進めてきたところであります。そういう中で、私といたしましては、できるだけ多くのものを移譲していただきたいという気がいたしておりますし、県から権限の移譲を受け、やはり市民の利便性向上に私は努めていこうということでございますので、できるだけ多くのものを受けていこうということで今調整をしておるような状況でございます。  以上でございます。 59 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 具体的に申し上げさせていただきますけど、本市への権限の移譲対象事務でございますけれども、県下の市町村を対象といたしました一律移譲対象事務といたしまして、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する事務、未熟児の訪問指導に関する事務、煙火に関する火薬類の消費許可等に関する事務など、23事務がございます。そのうち、平成18年度に21事務が権限の移譲がございまして、19年度に2事務が移譲される予定となっております。具体的に、よく身近なもので、旅券の発給に関する事務が、これが18年度中に移譲対象となっておりますけども、改正法律の試行日の関係で移譲の時期が、18年度中ではございますが、未設定と未確定となっておるとこでございます。そのほか、市町村の個別の希望に応じましたパッケージ方式対象事務といたしまして環境パッケージが23事務、建築審査パッケージ4事務が平成19年度を目途に移譲される予定でございます。それから、県下のモデル事業といたしまして、市内で起終点が完結いたします県道16路線に関します管理権限が平成18年度から移譲される予定でございます。  それから、市のメリットということでございます。メリット、デメリットございますが、メリットといたしましては、事務と権限の移譲が行われることによりまして住民に身近な行政事務はできるだけ市町村で行うという地方分権の理念に基づきまして、住民にわかりやすく、そして利便性の向上に結びつくことなど、自己決定、自己責任の原則のもとに、個性豊かな自立型の地域づくりを担うことができることや、地域のニーズに対しまして計画段階から実施段階まで一貫して実施ができるなど、効果的、効率的に処理することが可能になることが掲げられておるとこでございます。  また、デメリットでございますけれども、特にデメリットはないと考えております。  事務の権限移譲が起きますと、そのことが発生したことにつきましては、住民の皆様にその権限が移譲されたということを周知をしなければなりませんし、また我々の事務量が増加するということに伴いまして、その体制の整備や、また職員の研修も行っていかなければなりません。  いずれにしましても、移譲されることによりまして住民の皆様へのサービスの向上が図れるものと、このように考えております。 60 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 61 ◯13番(串馬邦夫君) 今の21事務、2事務と、こういうように言われましたんですが、具体的に、もう少しゆっくり御説明をお願いします。 62 ◯議長(榎 日出男君) 23事務事業の全部を言うんですか。(「はい」と13番串馬君の声あり)  総務企画部長、全部言えますか。 63 ◯総務企画部長竹本俊郎君) それでは、ただいま申しました一律移譲方式によります対象事務の23項目につきまして、順次読み上げさせていただきます。  旅券の発給に関する事務。家庭用品の品質表示に係る指示等。消費生活用製品の販売事業者に対する立入検査等。不当景品及び不当表示に関する指示等。農林物資の品質表示に関する指示等。(「ちょっとゆっくり」と13番串馬君の声あり)はい。1つ、特定商取引における不当な勧誘等に対する指示等。1つ、ゴルフ場等に係る会員契約等の適正化に係る指示等。1つ、許可割賦販売業者等に関する立入検査等。1つ、標準価格の表示等に関する指示等。1つ、特定物資売り渡しに対する指示等。1つ、県立自然公園特別地域における行為の許可等。1つ、鳥獣の保護及び狩猟の適正化。1つ、鳥獣の保護及び狩猟の適正化。これは2つあるわけでございます。1つは傷病鳥獣の保護目的と、もう一つは農林水産業被害防止目的という2つに分かれております。1つ、ディスポーザー販売中止等の措置の勧告等。有料老人ホームの設置届出受理等。1つ、未熟児の訪問指導に関する事務。1つ、未熟児の養育医療に関する事務。1つ、身体障害者相談員の委託。1つ、知的障害者相談員の委託。1つ、数に増減を生じない民生委員協議会の区域の選定。1つ、動物取扱業の届出受理等。1つ、煙火、花火でございますが、煙火に関する火薬類の消費許可等。1つ、電気用品販売事業者等に対する報告徴収等。1つ、電気用品販売事業者等に対する立入検査等。1つ、特定工場新設等の届出受理等。1つ、商工会の設立の許可等。1つ、商工会議所の定款変更認可等。1つ、耕作目的の農地の権利移動の許可。1つ、土地改良区等における換地計画に関する事務。1つ、土地改良区の定款等に関する事務。1つ、土地改良区の監督に関する事務。1つ、土地改良区等における事業計画の適否決定及び認可。1つ、牧野への立入検査等。1つ、市町村区域内の町又は字の区域変更等。1つ、新たに生じた土地の確認に関する事務。1つ、財産区の財産処分の同意に関する事務。1つ、砂利の採取計画の認可等。1つ、岩石の採取計画の認可等。1つ、地すべり防止区域内の制限行為の許可等。1つ、県指定史跡名勝天然記念物の現状変更許可等。1つ、公有地の拡大の推進に関する法律に基づく事務。1つ、国指定史跡名勝天然記念物の現状変更許可等。これが23でございます。  それから、私がパッケージで申しましたものが、環境パッケージと建築確認パッケージがあるわけでございますが、これも読めば幾らでもあるんですが、いかがいたしましょうか。 64 ◯議長(榎 日出男君) それはよろしいです。質問ございますか。串馬議員。 65 ◯13番(串馬邦夫君) はい、ありがとうございました。  我々の身近になるということで、より効率的な行政運営を望むものであります。
     次の5番目の項目にお願いいたします。 66 ◯議長(榎 日出男君) 次に、5項目めの答弁を求めます。 67 ◯教育長(藤野浩吉君) 5番めの項目でございます。  幼稚園の統合について、あるいは保・幼一元化の構想はということでございますが、幼稚園の再編ということと保・幼一元ということは、私どもはもうこれ一体的にとらえていかなきゃいけない大きな課題でございます。市長も幼児教育の重要性というのを非常に重きを置いてとらえておるところでありまして、幼児教育の重要性を踏まえながら、今の社会の要請にこたえられる保育の機能、こういったものを一体化として行っていくために保・幼一元という言葉があるわけなんですけれども、これに向けて検討していかなければいけない。  現在、幼稚園は市内に14園ございます。その中で、一体化の施設、合併いたしましたので3施設、これは施設の一体化でありますが、そういった施設が3施設、それから保育園というような形、保育の形態というようなものにも3歳児を対象とした園が2園、預かり保育といったのが4園、試行が1園でございます。そういったものがございます。そこで、市内の幼稚園というのを見てみますと、小規模が進んでおります。10名を切る園が2園ございます。4名と、あるいは6名といった非常に少ない人数でございます。それから、15名以下がさらに2園ございます。  幼児教育というのは、御承知のように遊びの中、そういった集団の生活を通じて社会性であるとか、そういった自立心であるとか、そういうものをはぐくむということで非常に重要なねらいを持っております。この芽生えがうまく育たないと、小学校教育に及ぼす影響は非常に大きいものがあるわけでございます。そういったことで、少人数になってきますと、その機能が十分果たせない状況が生まれてくるわけでございます。そこに一つの課題がございます。  さらにまた、別の課題では、保・幼一元という観点から見ていきますと、一体化の施設が3施設ございます。これは大佐、さらに哲西、さらに本郷でございます、哲多でございます。この3施設がございます。その形態をとっておりますけれども、運営方法とか、あるいは人員の配置であるとか、そういった問題で解決しなけりゃいけない緊急の課題もあります。  そこで教育委員会といたしましては、11月の前半でございましたけれども、幼児教育を考える会という名称で保・幼一元化の検討も含めながら検討をする会を立ち上げたところでございます。これは第1段階の会でございます。そういったことの検討会議の中で出てまいります結果、問題点、こういったものを方向を整理しながら、さらに今後の保・幼一元化あるいは幼稚園のあり方、そういうものが明確にされてくるんではないかと思っております。幼稚園の再編成、さらに就学前の教育、そういった環境整備をこれから早急に整えてまいりたいと、こういうふうに考えております。  それから、小学校の統廃合との絡みでございますけれども、これも重要な関連がございます。幼稚園の再編と小学校の再編は非常に大きな絡みがあると考えております。空き施設の問題であるとか、施設を置く場所であるとか、そういった面もあわせ、考えながら、早急に検討してまいりたいと考えております。  以上です。 68 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 69 ◯13番(串馬邦夫君) 今、るる説明いただきましたが、いわゆる10人以下、あるいは15人以下の園も多々あるようでありますが、保護者の通学云々から言えば大事であろうと思いますが、今の小学校統廃合の再編と絡まって早急な対応が要るんじゃないかと思います。今の10人以下の幼稚園、15人以下の幼稚園、こういうものをいつまでやっていくのかというようなことも考えられるんじゃないかと思いますが、実際にこういった少人数でもやっていかれるのは、いつごろまでを考えとられるのか、その辺からちょっとお伺いします。 70 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 71 ◯教育長(藤野浩吉君) その時期でございますけれども、今先ほど申しましたようにこの秋の段階でその検討会議を立ち上げたと、ここの意見をまとめながらもう一段階広く意見をとりたい、そういうものを構えていきたいと思っております。  時期と言われますが、例えば10名を切る幼稚園については、例えば休園にしていくとかというような形の措置も要る時期が近々に迫っているんじゃないかなということを考えておりますが、明確な時期についてはここで申し上げる準備がございません。  以上です。 72 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 73 ◯13番(串馬邦夫君) 具体的に検討委員会のメンバーというのはどういうふうなメンバーが入っておられるのか、お伺いします。 74 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 75 ◯教育長(藤野浩吉君) 第1段階と申しました。これがすべてではございませんので、第1段階の検討会議のメンバーには短大の先生が1名、それから福祉関係、職員でございますが、福祉事務所が2名、それから教育委員会の職員が3名、それから幼稚園の園長が2名、それから保育園から2名、それから幼稚園、保育園の職員が3名、以上13名でございます。 76 ◯議長(榎 日出男君) 串馬議員。 77 ◯13番(串馬邦夫君) 再編問題でありますのでどこまで拡大していいかわかりませんが、実際にそういった地域の方を入れる構想、あるいは議会のメンバーを入れる構想、あるいは教育委員会の教諭の方を入れる構想とかいろいろあると思いますが、第1段階ということで上げておられますが、今の再編を含めて、幼・保一元を含めての再編の構想で拡大の構想はあるのかどうか、この辺をお伺いします。 78 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 79 ◯教育長(藤野浩吉君) 具体的な課題が上がってまいりました段階で広く意見を問いたいと考えております。 80 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 81 ◯13番(串馬邦夫君) いずれにしても、私の持論もあれですが、幼稚園の方が先というのがあるわけです。実際に今のように園児数が減っておりますので、早急な検討課題としてお願いするものであります。  この検討委員会は、例えば月に1回程度やられるのか、半年に1回程度やられるのか、そのサイクルはどのようになっておるのでしょうか。 82 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 83 ◯教育次長野林正紀君) この検討委員会には、全体で検討する内容のこと、それからワーキングチームといいまして、特に保育園、あるいは幼稚園の教諭、園長、そこでそれぞれの分野について検討するグループがあります。ワーキングチームについては、月1回、あるいは2回という会合を持っております。全体的には、それがまとまった時点で2カ月に1回、あるいは月1回と、そういったところで早急に中での検討をまとめていこうと考えております。 84 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。串馬議員。 85 ◯13番(串馬邦夫君) いずれにせよ、早い時期にそういった方向を決めなければいけない時期が来とると思います。早急な対応をお願いして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 86 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩をいたします。                             午前11時0分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時10分  開 議 87 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、22番坂口正視議員の登壇を願います。22番坂口正視議員。               〔22番 坂口正視君 登壇〕 88 ◯22番(坂口正視君) 坂口でございます。ただいまから通告順序に従いまして順次質問してまいりますので、よろしくお願いをいたします。  まず、1点目の新見市おおさ源流公園、大佐山森林総合施設、大佐山天体観測施設、大佐山野外活動施設、大佐山大日高原・風の聖域施設について、以上、これは5件としておりますけど6件だと思いますので、大佐山の源流公園のすべてを網羅してお答えいただければ結構だと思いますのでお願いをいたしておきますが、収支決算書、損益計算書による説明を求めておるわけでございますし、また投資的効果の実態と今後の管理の運営について、どのようにお取り組みであろうかという点を尋ねておるわけでございます。  そして、2点目の投資的効果の実態と今後の管理運営ということで、再度お尋ねをいたしております。  また、2点目につきましては、旧大佐町の道の小駅整備事業に対する予算執行実態調査及び住民監査請求に係る経過並びに措置の説明を求めておるわけでございます。  3点目は、職員の処務規程についてでございますが、さきの議会におきましても綱紀粛正という立場から質問いたしておる経緯もございます。そういうものも含めまして、ひとつお答えをいただきたいと思います。  それから、4点目の予算規模から見た公共事業予算の配分についてでございます。  5点目は、公共事業発注に伴う業者指名のあり方についてでございます。  6、市営住宅管理運営について。  7が、牛丸大仙森林公園に通ずるアクセス道の新設計画についてどのように考えておるか。  また、8点目は市道改良整備の促進についてという表題でございますので、その点についてひとつお答えいただきたい。その中で、豊永地内寺内栩尾線と示しておりますけれども、これは赤馬本村の大規模農道の絡みとあわせましての、非常に現状が破壊されておるといいますか、傷んでおるといいますか、全然管理ができてないということは、さきの議会におきましてもお尋ねをいたした経緯もございますので、含めましてお答えをいただきたい。  また、千屋地内の馬場1号線、2号線ございますが、その実態というものを十分把握いたしておるのかどうか、道路の実態について説明をいただきたいと、かように思います。  まず、1点目の説明でございます。今議会におきましては、大体64件の議案が上程されております。そして、46件につきましては憲法第94条の定めるところによりまして地方自治体の所有する財産を管理し、事務処理及び行政を執行する立場から、法律の範囲内において46件の条例が議案上程されておるところでございます。これはあくまでも憲法に基づいた条例であろうかと考えております。そして、46件のうち、風の聖域振興株式会社に委託されている関係施設に対する条例案が提出されました。そして、各施設施設の目的は異なりますけれども、果たす役割は同じであると、かように考えております。そして、地域資源の活用により、農産物の付加価値を高め、野外活動の振興とともに地域間の交流、地域住民のレクリエーションの場といたしまして、さらに豊かな恵みをもたらす、いわゆる空を生かしたといいますか、そして観測の学習の場として、また文化的素養の増進、大佐山大日高原の場として生活の基盤を整え、魅力のある住民生活の向上に努め、旧大佐町の振興に万全を期してまいったことには間違いないと考えます。  当施設は、建設以来10カ年の歩みを振り返りますとき、また今回現場を視察を行いましたが、一部におきましては十分管理ができない状態にありました。また、10カ年間の決算報告書を見る限り、投資効果及び将来効果等と累積赤字から脱却できる状況ではありません。だれもが認めるところであろうと考えております。当施設の管理運営につきましては、大きな問題を積み残し、厳しい今後の船出になるんではなかろうかと考えておるところでございます。特に、最近の低迷する社会経済の衰退から地方財政を直撃し、今後国の構造改革が進めば、地方自治体の締めつけも厳しくなることは必至の状態でございます。我が新見市におきましても、人件費あるいは補助金の見直し、さらには公共事業の削減等とさまざまな財政改革を強いられることには間違いございません。かってのように、今までのような国からの援助は期待することはできない状況にあると思います。しかる上は、当施設の維持、運営、管理について十分、諸般の事情も精査しながら取り組んでいくことが肝要だろうと考えております。  そこで、当施設に対する決算、損益計算書に、そして10年間の説明を求めてまいりたいと思います。  そして、管理運営、投資効果の実態と今後の管理運営をいかに取り組もうとされておるのか、その辺をひとつ説明をいただいてまいりたいと思いますので、お願いいたします。 89 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの坂口議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 90 ◯市長(石垣正夫君) 大佐山の関連施設につきましては、風の聖域振興株式会社に委託を行っているような状況でございます。この風の聖域株式会社の取締役を助役が行っておりますし、部長等が詳細に答弁させていただきたいという気がしております。  以上でございます。 91 ◯経済部長(山岡文人君) 5カ年の収支計算ということでございますが、おおさ源流公園は平成14年からの開始となっておりますので、3カ年の委託料等について資料がございます。これにつきましても、おおさ源流公園にいたしましても、利用料の収入が現状では少ないという状況が見受けられます。この管理にいたしましても、委託料を投入しなければ維持できていないというように、手持ちの資料からはそのような方向に見えます。  それから、他の森林総合施設の中にありますこもれびとか大佐山、山里の家、るるございますけれど、これらも資料を見ますと、これにまだ天体観測施設、それに質問のございましたキャンプ場、これらを総合して風の聖域の中の施設を見ますのに、収支がとれているのは、キャンプ場は赤字ではなく、キャンプ場については収益が伴われておるというように思っておりますが、他の施設につきましては、御指摘のように金額的にはマイナスで今日まで5カ年参っております。もちろん、これも公的な投資がなければ今日までなかなか経営ができてなかったんではないかということも見受けられます。  今後におきまして、施設的には効果の実態と管理運営についてということでございますけれどが、今回出させていただいております指定管理者制度、これに委託をするまでには、今度はそれらの施設の効果的な運営を図るためにはそれらのことをよく考えまして、廃止とか休止を検討した上で指定管理者への移行をしなければならないんじゃないかなというように考えているとこです。  数値的なこともございますけれどが、これを申し上げると非常に長くなるんじゃないかと思いますので、また御質問にお答えさせていただければというように思います。  まず、ちょっと16年度だけにつきまして、とりあえずキャンプ場とか自然公園大佐山、それから事務所費とか、また万作、空、ゴルフ場、こもれびについて申し上げます。  この施設につきましては、町からの委託料が、旧町でございますが、1,109万5,645円出ております。それらを、売り上げのものも収入合計いたしますと、合わせて5,008万2,488円ございます。そして、販売費及び一般管理費等、もろもろ差し引きますと、営業利益ではマイナスの780万8,338円という数値が出ております。これは15年にしましてもマイナスの375万8,000円云々、そして14年はマイナスの217万8,000円、13年度におきましてはマイナスの352万1,000円、そして12年度が55万566円という営業利益での損失が出ております。  以上でございます。 92 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 93 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  損益計算書につきましては、今5カ年だけですが、大体10カ年を通してほとんど赤字である、累積赤字である。そして、委託料につきましても1,200万円幾らをずっと委託料として出しており、そして最終的にはやはり損益は累積から見てもずっと赤字ばっかしで、16年度の実態からすると1,369万9,170円、こういう赤字を見ております。ずっと赤字である。行政として、やはり管理をする限りは企業努力が何か見えんと意味がないわけで、依然としてその状態を保っておると。やはり補助金というものは、性格からして、最初は起爆剤として企業に提供するとか、そういう形で委託料あるいは補助金あたりの扱い方は大体そうであろうと思う。これが一向に努力が見えてない。無責任ないわゆる執行であったと。委託先である会社の責任は大きい、かように考えて今後の対応を十分検討する余地があるということも申し上げておきたいと思います。  それから、管理につきまして申し上げてみたいと思いますが、先般、現場を見て、一番最初に案内をいただきましたが、それは山里の家として運営をしておられたようでございますが、その施設の実態というのは想像に絶するもんがある。大体、カヤぶきの屋根は昔から1代50年はもつと、自分の代に一遍屋根のふきかえをすればいいもんだということをずっと言い伝えてきておりましたが、この施設につきましては、玄関の前の屋根はもう屋根草が落ちてしまって、そして鉄板を、生板を裂いておる。いかに言うても、余りにも無責任な運営であったと。自分のものでしたら、恐らくそういうことをするわけはなかったと思うんですが、人のものだからそのことができたんであろうと、1年や2年にその状態をつくることはできない。十何年間の歴史の中で恐らくその状態を迎えたわけでありますから、その責任の重大さを痛感をしていただきたいというように考えて、その場におきましても職員に対して指摘はいたしておりましたが、今後どのようにその施設に対して管理されていくのか、お答えをいただきたい。と同時に、あらゆる施設に対して無責任な管理と言わざるを得ないと見受けて帰っております。  1点のみ、山里の家の今後の管理についてはどのようにお考えか、お示しいただきたい、かように思います。 94 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 95 ◯助役(柴田 仁君) 答弁させていただきます。  まず、先ほど経済部長が申し上げましたが、個々の施設につきましての委託料と差し引きの収益を申し上げてみたいと思います。  おおさ源流公園は、これ16年度に限って申し上げますけれども、町からの委託料が117万円出しております。その中で、117万円委託料出しておりますから、源流公園につきましては20万4,000円のプラスでございます。それから、大佐山の一帯の施設の中で主なものを申し上げますが、16年度、キャンプ場につきましては、町からの委託料を148万円支出しております。その中で営業利益が526万8,000円利益を見ております。それから、自然公園大佐山全体でございますが、町からの委託料が89万2,000円、その中で営業利益はマイナスの36万6,000円。それから、一般経費、もろもろ含めまして事務所の管理費でございますが、町の委託料が585万円ほど出しております。そういった中で、営業利益はマイナスの395万円。それから、万作、空、頂上付近のレストランとでございますが、これは委託料は出しておりません。委託料はゼロでありますが、営業利益はマイナスの715万円。それから、ゴルフ場は町からの委託料212万円出しております。その中で営業利益はマイナスの78万8,000円。こもれびが、委託料が74万6,000円、営業利益がマイナスの81万8,000円。  以上、合計いたしますと、町からの委託料は1,109万5,000円出しておりまして、総合計の営業利益がマイナスの780万8,000円程度でございます。  あとにつきましては、経済部長から御説明いたします。 96 ◯経済部長(山岡文人君) 山里の家につきまして、お答えいたします。  この施設は、もともと大佐のあるおうちのものを、大佐町当時としましてはカヤぶき農家も数少なくなった現在、貴重な歴史資料として、建築工具が未発達な時代の工法とか人々の苦労、気候風土を克服した知恵と数多くの示唆を今日に伝えるということでこれを譲り受け、移築、復元したものだということでございます。その中には、主要構造材等も数多くもとのものを利用して、ほぼ完全な形で移築しているということでございますが、現状を見ましたところ、御指摘もありましたように、屋根、床等に大きい損傷が出ております。当然、昔のおうちですから、中でいろりで火をたくとかというようなことをずっと管理運営ができておれば、冬などにこもったものがカヤぶきを一緒に崩すということはなかったかというようなことは思われます。このものにつきましては、利用者の利用に耐えれないということで、今年7月から委託を除外し、直営管理ということにいたしております。これらは、現状でありますと景観的にもどうかなというようなことも考えられますが、この施設については今後検討していく課題というように受けとめております。  ほかの施設、運営管理にいたしましても、先ほど申し上げましたように、今後指定管理するにいたしましても、十分な精査をして、完全な管理運営をしていただくように、指定管理者が決まりましたらお願いしなければいけないというように思っております。  以上です。 97 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 98 ◯22番(坂口正視君) 大体、十分執行部の方にも状況の理解ができておるようでございますので、特にひとつその点を留意しながら、18年度に向かって取り組みを特にお願いいたして、この点は終わります。  それから、2番目でございます。説明いたします。  住民監査請求の件でございますが、これはあえて代表監査にお尋ねをいたしてまいりたいと思います。と申しますのが、御承知のように、去る9月26日に、大佐町の永富の杉井敦さんの方から住民監査請求が提出され、そして監査委員といたしましてはいろいろな立場から十分精査をされまして、慎重に審議をし、そして結果、勧告され、恐らく告知されておると考えております。  そこで、1つあえてお尋ねをしてまいりたいことは、先般、住民監査請求に対する監査委員の判断に対する疑問がある、こういう文書がひとり歩きをしながら市民に大きな不信と不満、行政に対する大きな不信をもたらすような文書がこのように流れておる。あえて監査委員に対して、この監査の結果、どうであったのか、改めて議会を通して市民に訴えておきたい、かような気持ちからあえてお尋ねをしてまいりたいと思いますので、まず監査委員の方から監査の結果報告につきまして概要を説明いただきたいと思いますので、お願いをいたします。 99 ◯議長(榎 日出男君) 2項目めの執行部の答弁を求めます。 100 ◯監査委員(長江勝美君) お答えさせていただきます。  旧大佐町、道の小駅整備事業に対する監査請求にかかわる経過並びに措置につきましては、去る11月17日に公表いたしました監査結果報告書のとおりではございますが、経緯を申し上げます。  去る9月26日に監査請求が提出されまして、審査の結果、要件を具備しており、議会代表の監査委員さん、市民を代表する監査委員の私、2人と合議の上で受理いたしました。その後、請求人本人の陳述会、関係職員の聞き取り調査、請求対象者本人の聞き取り調査、現地確認等もそれぞれ行いました。また、関係資料の調査、さらに法令関係の照合等も慎重に監査を行った結果、所有者と売買契約が締結されず、土地譲渡承諾書並びに工事施行承諾書のみで工事が行われており、よって地方自治法第234条第1項並びに同条第5項に抵触する違法の状態での不当な工事であったと判断しました。第234条第1項には契約の締結がうたわれており、同条第5項には、契約には双方記名、押印しなければ契約は成立しないと明記されております。その結果、措置の内容につきましては、旧大佐町長梅田和男氏に附帯工事費並びに用地造成事業進入路新設工事費の合計73万5,000円を新見市に返還するように勧告したものでございます。  以上、報告させていただきます。 101 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 102 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  ただいま監査委員の方からるる説明がございました。監査結果報告書もいただいております。この中を見ます限り、請求人の陳述あるいは請求対象者本人梅田氏の説明等、あるいは関係職員の説明等を見る限りにおきましては、非常に勝手な言い分である。陳述の場で監査委員として意見を述べることはできなかったと思うんですが、改めて私の方から判断をいたして参考までに申し上げて、お答えいただきたい、かように思います。  職員の説明の中には、地権者に対して土地の譲渡承諾書並びに工事施工承諾書の請求を求めた。この行為は、個人の財産の管理の措置と言わざるを得ない。したがいまして、地方自治法第234条の精神を逸脱いたしておる。また、地方公務員法第33条、信用失墜行為の禁止、あるいは抵触する行為、または同条第35条、職務に専念する義務を怠ることに変わりはなかったと考えます。  以上、関係職員の説明は、職務怠慢と言わざるを得ない。いかに言を左右に釈明いたしてみても、地方自治法第234条の契約の締結とは無縁のものである、かように私は判断いたしております。  また、工事施工そのものは違法な行為であり、不当な支出であったと言わざるを得ないのであります。  また、梅田氏の説明に対しても申し上げてみたいと思いますが、契約が結ばれているものと信じていると、かような説明をいたしております。当時の首長としての発言としては、聞きがたい、無責任な説明だと言わざるを得ないのであります。地権者の免税措置を行うために契約書の締結を先送りいたしまして、そうした現実は間違いないと発言、説明をいたしております。地方自治法第234条第5項、契約の締結とは、またこれ無縁のものであったと考えます。  ただ、地権者の有利のために、地権者から工事施工承諾書及び土地譲渡承諾書の提出を求め、さらに合併を3月31日目前に控え、3月7日に工事契約または完成は3月20日、代金の支払いにつきましては3月28日に支払いしていると。また、進入路工事につきましても3月16日に契約して、3月22日に完成し、3月28日に代金を支払ってることからいたしましても、地権者優先ということから駆け込み事業と不正執行されたことは、234条第5項、契約の逸脱行為と言わざるを得ないわけでございます。  したがいまして、法を犯してまで緊急な事業であったのか、その点についても説明が欠如いたしておる。なぜそこまで駆け込みな、違法行為までいたしてまで執行したのかということには、大きな現在疑問が残っておる、かように私は指摘をいたしておきます。  この点につきましては、先ほど来、十分精査いたしまして、結果を見たと。そして、町長に対して七十幾ら、何万円の賠償責任を請求しておるということにつきましては、何ら異論もございません。本当に御苦労であったと、心からその点は敬意をあらわして、監査委員さんには申し上げます。  それにつきましては、答弁はよろしいです。  それから、3番目の職員の職務規定について申し上げます。
     憲法第15条、地方公務員法第30条、服務の基本基準、全体の奉仕者といたしましても憲法にも定めております。地方自治法におきましてもしっかりと位置づけておることには、皆さん御承知のとおりだと思います。そして、第33条には、信用の失墜の行為の禁止、必ず信用を傷つけてはならぬ、このようにうたわれておりますし、また35条におきましては、職務に専念する義務、一生懸命やらにゃならん、市民のために、国民のためにと、こううたわれているのが地方公務員法でございます。地方公共団体がなすべく責めを有することに職員は従事せにゃならん。  以上、職員の責任の所在を明らかにしていることは、十分職員として自覚されているとは思いますけれども、しかしながら最近の職員の綱紀粛正に対する姿勢が問われておる昨今でございます。したがいまして、その規定を厳守されるように強く求める。  処務規程がございまして、職員については当然その責めを負うわけでございますが、処務規程の第11条の事務の引継ぎ、その点が非常に十分できてない。また、第12条の出張、その点につきましても十分でない。第13条の出張の復命、復命につきましても十分復命がとれてない。  そうした、以上の取り扱いについて、どのように説明をされるのか、その点について説明を求めます。 103 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 104 ◯市長(石垣正夫君) ただいま職員の処務規程等でございますが、これは合併によりまして、職員数も4月1日現在におきますと644人と本当に多くの職員がおります。我々は、毎週開催しております課長級以上の者で振興会議というのをやりまして、いろいろ問題点、課題を提起したりして、住民サービスにこたえようということでやっております。  職員の服務規律の確立につきましては、市民に対する接遇あるいは電話の応対等につきまして、いつも我々といたしましては指導しておるような状況でございます。また、各種研修会に積極的に参加いたしまして、個々の倫理観の高揚に努めておるというような状況でございますし、我々といたしましては、それ以外につきましても、特別な研修等も我が自治体では東京に行ってやっておるというような状況もありますし、県にも毎年派遣をいたしまして研修に努めております。  御指摘いただきましたことにつきまして、さらに内部で検討しながら職員等に指示してまいりたいという気がしておりますので、その辺、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 105 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 106 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  ただいま市長の方から、合併で職員の数もかなりふえておるということも視野に入れながら、そして振興会議も毎週やっておると、周知徹底するべく努力をしておるということにつきましては、伺えるものもあろうかと思います。がしかしながら、非常に事業課のあたりの服務規律、処務規程につきましては、やはり特に事業課の中で十分連絡が取れてない。引継ぎを含め、すべてができてないということは、十分私は承知いたしておりますけれども、ここで、どこでどうとは具体的には申しませんけれども、その点はひとつ心して、ただいま市長が説明したとおりに、やっぱし処務規程というものは職員の基本ですから、それをおろそかにすることには絶対になりません。市長の教訓を生かして職員の皆さんに特に努力してもらうことを、特にこの場を通してひとつ申し上げておきますので、お願いをいたします。  この答弁はよろしいです。  次に、4項目めに入ります。  予算から見た公共事業の予算の配分ということで申し上げております。  本市におきましては、17年3月31日、1市4町の中で今回の合併は不安と希望を持ちながら本当に合併し、誕生いたしたわけでございます。そして、人口も3万七千幾ら、そして行政面積におきましても約790、800平方キロに近い数字を行政面積でございまして、県土におきましても11%何ぼかというようなこと。したがいまして、依然として過疎はやはり進行していくだろうと。そして、市民生活を脅かし、そういうありさまの中で、この過疎問題は新見市にとりましても引き続き大きな課題がある。過疎脱却のためには、市長は勇断を持って予算の確保に全力を傾注して取り組んでいただきたいと思います。  そこで、予算の配分措置について申し上げます。というのが、やはり事業予算の中で、当初予算におきましても、私見まして、余りにも建設予算、いわゆる事業費が非常に少ないというのが現実でございまして、釈迦に説法で説明はどうかと思いますが、要点だけ申し上げます。  土木費は26億9,200万円、やっぱし9.7%という。その中で、建設事業費は、わずか改良費は6億4,700万円、6億5,000万円ほどが道路の新設改良費。道路の延長は1,170から1,200平方キロメートルぐらい、かなりの延長を有しております中で、300億円余りの予算の中で6億5,000万円ほどの予算しかつけてない。それで、1,200近い延長の改良整備ができるだろうか。余りにも予算の配分が、事業費が非常に少ない、少額である。合併して行政面積は800平方キロ、かなりの行政面積もあるわけでございます。そして、建設費の中でも道路維持修繕費が8,000万円、材料が1,000万円、合わせて9,000万円ほどの予算しかつけてありません。そういう状態の中で、現道の維持ができるだろうかどうか。すべて古いものに目を向けず、ただ新しいもののみに目を向けていくというような状況ですべてが行政は進んでおると。風の聖域ではございませんけれども、つくったものには目を向けず、新しいものに、新しいものにと、そして古いものが取り残され、維持が、管理ができないというのが現実だと思います。  特に道路の行政についての配分について、今後どのようにお考えであろうか、その点、お尋ねいたしておきます。 107 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩をいたします。                             午後0時0分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 108 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  坂口議員の一般質問、第4項目めの答弁を求めます。 109 ◯市長(石垣正夫君) 予算にかかわることでございますので、ちょっと答弁させていただきます。  先ほど言われました建設事業ですが、少し予算が少ないのではないかということでございます。これにつきましては、国の公共事業がもうピーク時のことを思いますと半分になったと、14兆5,000億円が半分になってしまったと、それで現在も減りつつあるというような状況でございますし、また今道路特定財源も一般財源化になろうかというようなことで非常に厳しい状況になっております。  そういう中で、我が新見市におきましては、やはり今の新市におきましても、どの旧市町におきましても、やっぱり道路はしてほしいというのが地区、市民の皆さんの願いがございます。そういう中で、新見市といたしましてはできるだけ予算をつけていこうということで考えておりまして、先ほど議員が言われましたように、当初予算は6億4,000万円ほどと言われましたが、そのとおりでございます。そういう中で補正を入れたり、修繕も若干あるんですけど、8億5,000万円ほどにやっております。先ほど言う道路改良等は7億1,000万円ほどつけておりますし、そういう状況でございまして、すべてを入れますと、建設事業が9億4,100万円というぐらいつけておりますし、このほかにも下水道とかいろんなもんもございます。特別会計は別でございますが、そういうもんもあるというような状況でございます。  それから、新見市は普通建設事業費、総額を47億1,800万円ほどつけております。それプラス下水道等が16億円あります。合計63億円ぐらい、予算のうち、そういう事業が入っておるということでございます。例えば、新見と隣の高梁と比べましても、高梁は普通建設費が37億3,700万円と、もう新見市より10億円ぐらい少ないわけで、例えば津山にいたしましても新見市より少ないと、46億8,000万円と。うちのは47億円でございますので、岡山県では、岡山、倉敷に次いでうちが多いような状況でございまして、井原等におきましても22億9,000万円、玉野等におきましては11億1,000万円と、笠岡におきましても21億6,000万円というぐらいで、もうかなりうちは断トツにいっておるというような状況でございます。  それから、1人当たりの人口で平均いたしますと、大体岡山市等に比べても、人口の比例でいきますと7.2倍ぐらいしておりますし、高梁市等と比べますと0.79しかございません。そういうことで、もう本当にうちはかなりやっておると。倉敷が、ただ3.53でございます。というような状況でございます。  そういうことで、新見市はかなり事業を行っておるというような状況でございますので、御理解いただきたいという気がいたしております。  以上のようなことで、今後も我々も今予算獲得の時期でございますので、省庁に行ってお願いをしていっておるというような状況でございますので、今後も努力したいという気がしておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  以上のことを簡単に報告させていただきます。 110 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 111 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  先ほど、市長、いろいろと幅広い立場で新見市が置かれておる現状、あるいは岡山県内の状況等々を踏まえての説明でございました。率からしても非常に、県下でも3位の位置におるということで、市長の努力がうかがえると思いますけれども、何といいましても今の行財政改革という大きな船に乗っての船出でございまして、非常に難しい時代を迎えるだろうというように考えておりますので、その点はひとつ十分私なりに心得てもおりますけれども、一層の努力を期待いたして、終わります。  はい、次に、それでは。 112 ◯議長(榎 日出男君) 次に、5項目めの質問に対する答弁を求めます。 113 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 公共事業発注に伴います業者指名のあり方ということでございます。  私どもの方におきましては、建設業者の指名に当たりましては、設計金額を500万円以上の工事につきましては助役を委員長とします指名委員会を構成しておりまして、この中で指名をしております。また、500万円未満につきましては、各部長、各支局長を委員長としまして組織いたします新見市建設業者指名審査部局内会議という部局内の会議でもって指名をさせていただいております。  選定方法につきましては、新見市建設工事指名業者選定基準というものを設けておりまして、これによりまして厳正に選定をさせていただいております。  現在、合併いたしまして市内の建設業者が86社になっておりまして、これにつきましては、経過措置といたしまして、設計金額が500万円未満の建設工事につきましては、当分の間、入札参加資格を有する市内業者のうち、工事箇所におきます旧市町の区域の業者を優先的に指名させていただいておるということでございます。  以上、お答えとさせていただきます。 114 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 115 ◯22番(坂口正視君) 入札のあり方について説明がございましたが、いずれにしても入札は選考委員によって、指名選定委員といいますか、そういう組織づくった中で指名されておるということなんで、そのことは十分承知いたしております。がしかし、今の社会情勢から見たら、新見市の予算におきましても非常に限られてしまうわけで、やはり指名をする場合、今までもランクによって選定委員が決められたと思いますけれども、これだけ事業が抑制されてしまいますと、やはりA、B、Cランクにおいての選定ですけど、大きいとこはどうしても生きていけるじゃろうと思いますが、小さいとこが生き残りができないというような状況をあちらこちらから聞きます、指名から外れておると。合併以前は指名をしていただいたものが、現在外れてしもうとるということで、非常にあちらこちらからの業者からもそういう不満の声があります。そういうことを聞くたびに、何とかひとつ行政側といたしましても指名に対する考え方を見直すべきじゃないんだろうか。ということは、いわゆる5,000万円の工事が仮にあるとするならば半分にして、2,000万円にして分離発注すると。そして、幅広い立場で業者の選定をし、そして雇用の拡大を図っていこうというようにすることが肝要であろうと。やっぱり時代に即応した判断をしていただかんと成り立たんだろうというように考えますので、その点、分離発注する考えがあるのかないのか。極端に言うならば、先ほど言うたように、5,000万円のもんなら2,500万円にして2つに分けて出すとかというようなこともひとつ視野に入れながら判断してほしいと思うんじゃが、その点の扱い方をお聞かせ願いたい、かように思います。 116 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 117 ◯助役(柴田 仁君) 私が指名委員会の委員長ということでございますので、答弁させていただきます。  御指摘のように、限られた工事を市内の86社でやっていただくことになっております。そういった中で、可能なものは、経費の問題もございますけれども、可能な限り分割発注に努めているところでございます。  それから、先ほど総務企画部長が申した中で、発注金額によりましてランクづけされた業者がおるわけでございますが、それのどういったことをもとに指名をしてるかというのを申し添えておきます。  まず、基本的には6つの項目の中で判断させていただいております。  まず、1番目といたしまして、その業者が不誠実な行為があったかなかったか、また信用状況はどうであるか、これが1点でございます。  それから、当該工事に関する地理的条件、会社からの距離、そういったものも加味させていただいております。  それから、3番目として、現在の手持ち工事がどれだけあるか、こういったことも参考にさせていただいております。  それから、4番目として、当該工事施工についての技術的な適性があるかどうか、技術者の配置要件、そういったものを勘案しております。  それから、過去の工事成績がいかがであったか。  それから、6番目として、労働福祉に取り組むその会社の姿勢、そういったものも判断しております。  また、この6項目以外に、やはり建設業がこの地域の基幹産業でありますから、大勢の従業員を抱えておる、従業員の雇用に積極的に取り組んでくださっております会社については、それなりの配慮もしていくつもりであります。  それから、社会的貢献、そういったことも最近では世の中の風潮でございますので、含めさせていただいております。  以上、6項目と今言いました2点ぐらいを加えて総合的に判断して、指名をさせていただいております。  以上です。 118 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 119 ◯22番(坂口正視君) それから、今の指名のあり方については、大体一つの選考委員の中で選定されておると思います。しかし、指名はやはり業者の命であるわけですから、その辺も十分配慮してほしいということを申し添えておきます。  それから、指名停止といいますか、要綱がありまして、どういう場合に指名を停止されるかということで、その辺をちょっとお聞かせ願いたい。 120 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 121 ◯助役(柴田 仁君) 指名停止、項目といたしましては、事故でありますとか、それから談合による公取の処分、そういったものを基準に、大体県に準じてやらせていただいております。 122 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 123 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  私の委員会の所管でございますので、また委員会の中で十分審議してまいりたいと思います。  次に、それでは市営住宅の管理の実態ということについてひとつお答え願いたいと思います。 124 ◯議長(榎 日出男君) 次に、6項目めの一般質問に対する答弁を求めます。 125 ◯建設部長(宮原徹志君) それでは、市営住宅の管理運営についてということでお答えをさせていただきます。  現在、新見市では、市営住宅は311戸、県営住宅36戸の管理をいたしております。市営住宅、県営住宅は、公営住宅法に基づきまして、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸することによりまして、住民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的といたしております。  入居者の決定につきましては、入居の申し込みをした者の数が入居させるべき市営住宅の戸数を超える場合、新見市市営住宅入居選考委員会等で意見を求めながら住宅の困窮度を判断し、困窮する度合いの高いものから入居を決定いたしておるところであります。  市営住宅でございますが、今現在の市営住宅の中には、建設年度が古く、老朽化している箇所も見受けられますが、必要な修繕箇所等についてはその都度修繕を行いながら一定の水準を確保し、快適な住みよい公営住宅を目指して引き続き努力をしておるところでございます。  以上でございます。 126 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 127 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  公営住宅は、法の定めるところによりまして管理しておるということは承知いたしております。そこで、第1種住宅と第2種住宅の家賃の取り扱い、これについての現状の状況。それから、収入が超過して、それに対する措置、経過措置、それをどういうように扱うとるかということ。それから、住宅の供給不足に対する考え方。さらには、公営住宅の家賃の状況、どういう収納率であるか、そのことの1点。それから、住宅敷地内にある舗装の整備が非常におくれとる、その現実をとらえておるのかおらんのか。それから、住宅全体の家賃の説明がいただければと思います。 128 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 129 ◯建設部長(宮原徹志君) まず、住宅の関係でございますが、家賃につきましては、それぞれ個人個人、所得がございます。その所得に対しまして算出をいたして家賃を払っていただいとるというような状況でございます。  それから、住宅地内の宅内の道路等が不備な点があるという内容かと思いますが、この辺につきましては現状確認いたしましたところ、支障はないという感じはいたしましたが、一部陥没とかそういうとこも確認をいたしておりまして、この点につきましては早急に補修等もやっていきたいと。先ほど申しましたように、一定の水準を確保しながら入居していただくと、こういう考えで維持管理をやっておるところであります。  以上でございます。 130 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 131 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  この点につきましては、私の所管の委員会でございますので、委員会で改めて審議をしてまいりたいと思います。  次に参ります。  牛丸大仙森林公園に通ずるアクセス道路の敷地内の建設計画についてお尋ねいたします。 132 ◯議長(榎 日出男君) 次に、7項目めの質問に対する答弁を願います。 133 ◯経済部長(山岡文人君) 牛丸大仙森林公園に通じるアクセス道の新設計画についてというお尋ねでございますが、この件につきましては9月議会でも御質問されたかというように思っておりますが、一般的なことを申しますと、この牛丸大仙森林公園は平成9年から12年までの4年間で整備しております。それに通じる道路は金谷から現在作業道としてあるわけでございますが、御質問の新設計画ということは、前回のときに、将来的には新見美術館を経由して商店街や美術館と一体的な通行ができる路線のルートを調査しますというようにお答えしているかと思いますが、現在図上でのルート調査等は試みておりますが、勾配とか障害物等もなかなか良好なルートがまだ定められておりません。ただいまも図上でルート選定を行っている最中でございます。どのようなルートがいいのかというのをとりあえず図上で見出して、今後につなげていきたいというように思っております。  以上です。 134 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 135 ◯22番(坂口正視君) 再度質問いたします。  この点につきましては、たび重なる質問をいたしてまいっております。ようやく部長はみこしが上がったんかなという感じがいたしましたが、今まででなく、今の作業道の現実をとらえたときに、果たして公園が投資効果があるのかないのか。きょうやきのうじゃございません、もう10年を迎えようとしておる森林公園でございます。そのものが、今ようやくにしてみこしが上がる。余りにも無責任といいますか、施設に対しての対応がおくれておる。作業道では到底十分活用することができないということは、もう既につくった当時から十分認識しておるはずであったと思うんですよ。それが、いかにも今でようやくにして考えられたんかなという感じはいたしますけど、おそまきながらもひとつ早急に取り組むことを強く申し上げておきたいと思います。  次に、市道改良整備促進について。 136 ◯議長(榎 日出男君) 次に、8項目めの答弁を求めます。 137 ◯建設部長(宮原徹志君) それでは、市道改良の整備促進の中での寺内栩尾線につきまして、説明させていただきます。  寺内栩尾線は、主要地方道北房井倉哲西線から分岐いたしまして、紙屋集落、赤馬本村集落を通過いたしまして、栩尾集落で県道若代方谷線に接続しておる延長約4.4キロの市道です。このうち起点の県道分岐点から紙屋までの490メーターは、平成10年9月に改良工事が竣工しております。終点側の栩尾集落につきましては、約1キロメートルは1次改良済みでして、また紙屋集落内の交差点改良も現在施工中であります。平成17年3月に地元道路愛護会から改良要望が提出されておりますが、紙屋集落から本村までの広域農道が整備中でありまして、来年度完成予定でありますので、この市道寺内栩尾線が広域農道を有効に利用できるようアクセス道路として機能するよう、農林課と連絡を取り合いながら順次対応していきたいというふうに考えております。  それから、2番目でございますが、千屋地内で馬場1号線、馬場2号線、馬場線の3路線ですか、整備はと、こういう御質問でした。  馬場線は、延長約1,250メートルの市道でありますが、千屋神社入り口から約500メーターは改良済みであります。残りの延長のうち約500メーターは、いわゆる認定市道でありまして、改良でなく新設工事を施工しなければならない路線であります。馬場地区につきましては、道路改良要望書もそのたびに提出されておりますが、市といたしまして道路改良、修繕要望等が非常に多い状況の中で、安全性、緊急性、重要性等を総合的に勘案しながら、馬場地区の市道も含めて計画的に整備を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。
    138 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。坂口議員。 139 ◯22番(坂口正視君) はい、1点のみ申し上げます。  先ほど部長の方から豊永の赤馬線、赤馬本村、この状況の中で、農道とのいわゆる並行しておるわけでございますが、作業をするために非常に現道が痛んでおるということを目の当たりに見るとき、見逃すことのできない状況にあることを十分承知の上であったと思いますけれども、またこれも私の所管の委員会でございますので、委員会におきまして十分論議をさせていただくということで、お答えは結構です。  これをもちまして私の質問を終わらせていただきます。 140 ◯議長(榎 日出男君) 次に、7番塩飽満路議員の登壇を願います。7番塩飽満路議員。               〔7番 塩飽満路君 登壇〕 141 ◯7番(塩飽満路君) 7番塩飽でございます。通告に従いまして、これから一般質問をさせていただきます。  まず、1項目めの牛丸大仙森林公園の推進と将来展望についてお尋ねをいたします。  牛丸大仙は、平成9年から平成12年の4カ年かけて、総事業費1億1,980万円をかけての森林総合整備事業として整備をされました。牛丸大仙森林公園は、市民の皆さんに非常に親しまれてもおりますし、また毎日のように散歩をされている人がおるというふうにも聞いております。牛丸大仙展望台から眺める市街地はすばらしい眺めですが、しかし最近では展望台から市街地がほとんど望めない状態となっております。と申しますのは、展望台周辺の樹木が成長いたしまして、眺めができないというふうな状態が続いておるということでございます。そしてまた、遊歩道につきましても、最近あちらに上がった方と、また私もお話しましたら、遊歩道につきましても傷んで非常に危険があるところがあるというふうに聞いております。こういった施設の整備について早急に整備が必要と思いますが、どのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。  また、この公園の周辺整備につきましては、草刈り等につきまして地域のボランティアの方々が年2回程度の奉仕作業をしてくださっております。せっかくの公園です。行政といたしましても施設整備を行い、一人でも多くの観光客が訪れるように努力する必要があるのではないでしょうか。  そこで、提案でございますが、御存じのように上市地内矢の峰で観光目的で飼育されていたポニーが野生化し、その野生化したポニーを新見市が数頭保護し、1頭を鹿児島に譲ったという報道もされました。また、新見市が全国に有名になったわけでございます。今でも残っているポニーを見ようと多くの人たちが足立の田曽地域を訪れていると聞いておりますが、全国的に有名になったポニーです。保護して、例えば牛丸大仙森林公園での一つの目玉として放牧飼育すれば、頂上からの展望がすばらしく、新見インターからも近いこの森林公園がポニーのいる新見として、またすばらしい宣伝になって、観光客も多くの方がみえてくるのではないかと、このように思いますが、牛丸大仙森林公園での放牧飼育についてはどのようにお考えか、お尋ねを申し上げます。  次に、2項目めでございますが、国土調査について現在の進捗状況と今後の予定についてお尋ねをいたします。  新見市の総面積は、新市となりまして793.27平方キロメートルと、県下でも2番目に広い面積となったわけでございます。この広大な面積の地籍調査を完了することは大変だと思います。旧1市4町において昭和60年ごろから国土調査事業を進めておると聞いておりますが、今年度の事業量につきましては、新見支局では1.40平方キロ、大佐支局では0.85平方キロメートル、神郷支局では0.51平方キロメートルと、そして哲多支局では1.37平方キロメートル、哲西支局では2.53平方キロメートルとなっておりますが、現在までの進捗率はどのようになっておるのか。また、今後の計画でありますが、今年度各支局が実施している事業量が来年度も実施できるのかどうかをお尋ねいたします。  次に、3項目めの運動公園スポーツ施設の整備についてお尋ねをいたします。  ことしは正田の憩いとふれあいの公園で第60回国民体育大会「晴れの国おかやま国体」秋季大会成年女子ソフトボール競技が全国から16チーム参加して、盛大に開催されました。この国体誘致は、新見市といたしましても大成功のうちに終わったと思います。全国各地の選手、役員、応援団の方々のコメントでも、ソフトボールの施設、会場としては最高によい施設であると大好評でありました。しかし、ピオーネ球場で野球競技をするためには、やはりフェンスが低く危険だと思われます。  ことしの夏、倉敷高等学校の野球部がピオーネ球場で合宿をしておりました。そのときにコーチの方と話す機会があり、ピオーネ球場はどうかとお聞きしましたところ、グラウンドはすばらしくいい球場であると、しかしフェンスがもう少し高ければ、高校野球の県大会の地区予選会が開催できるのではないかと話されておりました。県下の各球場で先ほど開催されました岡山県高校野球1年生大会では、地元岡山共生高校が準優勝し、また昨年は優勝し、優秀校にも選ばれております。こういった地元にもすばらしいチームがあるわけでございまして、このような大会をピオーネ球場に誘致するためには、早急にフェンスの整備が必要だと思っておりますが、どのようにお考えか、お尋ねをいたします。  また、市民グラウンドの施設整備についても、各種スポーツ団体から要望書が出されていると聞いています。サッカー場、陸上競技場、テニスコート、また屋内ゲートボール場などの整備について新見市総合振興計画に上がっておりますが、どのような構想で整備をしていかれるのか、お尋ねをいたします。  以上です。 142 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの塩飽議員の一般質問に対する答弁を求めます。 143 ◯経済部長(山岡文人君) 質問の中にございましたように、牛丸大仙の森林公園につきましてですが、自然の観察と探求を通じて都市と山村の交流を促進し、さらに自然への理解とふれあいを深め、憩いの場として親しんでいただきたいという願いをもとにつくられた公園でございます。12年に公園が完成して以来、牛丸大仙推進協議会を中心に草刈りボランティア、それと樹木等の植栽によりまして市民参画型の公園づくりを進めております。今年度は、先月も新見もみじ会の参加によりますもみじの植栽、それから小学生の生徒によります巣箱の設置等も行われてきたというところでございます。このように市民の皆様が気楽に楽しんで利用していただけるための公園づくりを目指しております。  展望台につきまして眺望が若干悪いという御指摘でございます。私どももあの展望台に上がってみましたところ、完全に阻害する立木が多々見受けられます。これにつきましては、周辺の関係者、所有者の御理解をいただき、眺望が確保できるように支障木等を伐採させていただければというように思っております。  それから、公園内の遊歩道でございますが、これにつきましても草刈り等は実施していますものの、利用者の多様なニーズに勘案しまして、ルートの新設等も検討していきたいと。散歩される皆さんがスムーズに散歩できるように、また草刈り等にもボランティアの皆さんも協力していただいて、今後もその辺努めてまいりたいというように思います。  そしてまた、ポニーの関係でございますが、ポニーの活用の御提案は活性化を図る上では考えてみる必要がある御提案かというように思います。がしかし、これはやはり地元の皆様の理解と協力が得られなければ進めることができないというようにも思っていますので、今後検討してまいりたいというように思います。  以上でございます。 144 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽議員。 145 ◯7番(塩飽満路君) 施設の整備につきましては、前向きにやってくださるということでありがたく思っておりますが、先ほどのポニーの放牧の件でございますが、地権者、地域住民の方ともよく相談していただきまして、できることなら牛丸大仙に放牧をしていただきまして、一人でも多くの観光客を誘致できるように願うものであります。  もう一点お尋ねいたしますが、この管理運営についてはどのようにされておるのでしょうか。 146 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 147 ◯経済部長(山岡文人君) 管理運営につきましては、公園内にトイレ等ございますので、その部分につきましては、シルバー人材センターですか、にお願いいたしております。管理といたしましては、全体としては直営管理ということでございます。  以上です。 148 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽議員。 149 ◯7番(塩飽満路君) 今後もこういう形で管理運営をしていく予定でしょうか、どうでしょうか。 150 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 151 ◯経済部長(山岡文人君) 現在のままの状態でありますれば、施設としてトイレ等の管理はそういう団体にお願いしなければなりませんが、今までも申し上げましたように、草刈り等が本当大部分を占める管理でございますので、現在では皆さんのボランティアの活動をお願いして直営で管理していく予定でございます。  以上です。 152 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。(「終わります。次お願いします」と7番塩飽君の声あり)  次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 153 ◯建設部長(宮原徹志君) 国土調査の関係で進捗状況はと、こういう御質問にお答えさせていただきます。  現在、国土調査の進捗状況についてでございますが、5支局で事業着手以来、継続事業として実施しておりますが、平成16年度現在の実施状況です。まず、新見支局68.42平方キロメートル、進捗率で申しますと21.8%、大佐支局57.95平方キロメートル、進捗率で申しますと61%、神郷支局では47.91平方キロメートル、パーセントで言いますと43.7%、哲多支局では10.4平方キロメートル、実施率では10.6%、哲西支局では18.46平方キロメートル、26%です。新市全体でまとめますと、203.14平方キロメートルの実施でありまして、29.0%の状況であります。  次に、事業費の関係でございます。平成17年度の事業費でございますが、1億3,415万円でございまして、現在までの5支局で事業着手以来、継続事業として実施してきております。平成18年度におきましては、5支局継続事業といたしまして1億3,009万円の事業費としておりまして、国、県に対して補助要望をいたしておるところでございます。平成17年度並みには何とか対応していきたいと、このように考えております。  以上でございます。 154 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽議員。 155 ◯7番(塩飽満路君) 大体の進捗率がわかりましたが、今全体で29%ということでございますが、まだまだこれをやっていくには相当年月がかかると思います。その中で1点お尋ねしますが、現在大佐、哲多、哲西、神郷の各支局におきましては、国土調査を宅地、そして山林も同時にやってきております。新見支局管内におきましては、平成14年ごろからですかね、宅地、農地周辺の調査を行っておりまして、山林等は行っておりません。今後もこういう形で調査を行っていくのかどうか、お尋ねをいたします。 156 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 157 ◯建設部長(宮原徹志君) 調査の実施の状況でございます。  旧4町におきましては、先ほど言われましたように山林調査も実施いたしておりますが、新見支局の場合は唐松については山林も実施してきました。これは今までやってきておったわけでありますが、現在市街地の調査におきましては、住宅地に近い山林の一部は調査対象として調査を実施しておりますが、山頂までは調査はいたしておりません。現在、新見支局は土地利用度の高い地域から対象にいたしまして、西方、上市というふうに計画をいたしておりまして、順次進めていきたいと、こういうふうに思っております。  以上でございます。 158 ◯議長(榎 日出男君) 質問はございますか。塩飽議員。 159 ◯7番(塩飽満路君) 全体的にやる場合に、やはり各今4支局においては、山林等も一緒に同時にやっておるんですが、これを今さっき申しましたように新見支局がやっておりますように、平地部分だけで進行していけば、新見市全体の進捗率も上がってくるのではないかと思うんですが、今後そういう考えにつきましては、あるのかどうか、お尋ねします。 160 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 161 ◯建設部長(宮原徹志君) そういう状況のことも検討しながら、どうあるべきかというのは常に検討していきたいと、こういうふうに思っております。  以上でございます。 162 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽議員。 163 ◯7番(塩飽満路君) 地籍調査につきましては、非常に皆さん最近関心を持っておるところでございまして、来年度いつごろになったら私たちの地域に来るのかという心配もしておる方も多いようでございます。できるだけ早い時期に、とりあえずは平地だけでも進行して新見市全体の地籍調査が進むようにお願いをしたいと思います。  次の項、お願いします。 164 ◯議長(榎 日出男君) 次に、3項目めの答弁を求めます。 165 ◯市長(石垣正夫君) 運動公園スポーツ施設の施設整備でございますが、その中で市民運動公園の整備ということでございます。  これにつきましては、岡山県下には10市ありました、旧新見市でございますが、スポーツ施設がないということで我々一生懸命努力して、大体スポーツ施設等も整備できたと思います。しかしながら、他市に比べましてまだできてないというのが400メートルの陸上競技場でございます。また、サッカー場、テニス場等におきましても4面しかないと、6面なければ県の大会はできないとお聞きいたしております。そういうことから、今まで大きなものを整備してまいりましたが、今度はそういう小さいものも確保したり、いろいろ総合的に考えて整備してまいりたいという気がいたしております。  憩いとふれあいの公園でございますが、これは整備いたしました。そういう中で、フェンスがちょっと低いんではないかということもあります。こういうこともよく検討いたしまして、今の高校野球の予選、硬式の予選ができるようにという要望もかなりありますので、そういう方向も検討をしてまいりたいと思いますし、またゲートボール場も、1面屋根つきはあるんですが、1面では不足しておるという、再々このことにつきましても要望がなされておるような状況でございます。なかなか財政の方も厳しいわけでございますので、予算獲得をやりながら整備をしてまいりたいという気がいたしております。  私は大体フェンスも我々もよくわからなかったんですけれど、大体フェンスもあれで十分という考えでしておりましたが、聞きますとソフトボールの基準ぐらいしかないというのを聞きました。そこら辺もよくもう少し検討してやっておけばなあという気もいたしております。やはり上手な人は前へ打つんですが、下手な人が打ちますと飛び越えると、ですからいい球場ですから上手な者ばかり連れてきてほしいと、こういうことも私、冗談に言いましたけど、それにしても安全性第一でございますので、今後検討してまいりたいという気がいたしております。  以上です。 166 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽議員。 167 ◯7番(塩飽満路君) ピオーネ球場の整備につきまして前向きに検討していただくということでございますが、せっかくできた野球場でございます。ソフトボール競技場ではありませんし、ソフトボールをするのにはフェンスもあの程度でいいと思いますが、立派な野球場でございますので、早急にフェンスの整備をしていただきまして、先ほど申しましたように高校野球の地区予選会等も開催されますように、そして新見のピオーネ球場で高校野球の合宿等が行われるように整備を急いでいただくようにお願いしたいと思います。  また、先ほどの陸上競技場、そしてサッカー場等でございますが、陸上競技場につきましては、もう数年、10年ぐらい前から各種団体等からも要望書が出ておりますし、陸上競技場の整備をしていただきまして、そして400メートルの正式なトラックの陸上競技場をしますと、中に芝を張って、そこでサッカー場といいますか、サッカーの試合ができるような状態でございますので、これも陸上競技場を整備すれば自然とサッカー場も整備されるのではないかと思いますので、こういった点も強く要望いたしますし、また先ほどのテニスコートにつきましても、4県4郡市の大会におきまして我が新見会場だけでございます。あのようなテニスコートで試合をして変則的な会場となっております。よその会場へ行きますとすべてが10面あるいは12面と整備された会場ばかりでございます。新見市でもテニス人口も大分ふえておるようでございますので、これもあわせて早急に、整備計画の中に入っておるようですが、整備していただきたいと思います。  また、屋内ゲートボール場につきましても、たびたび市長さんのところに各種団体の方から要望に上がっておると思いますが、先ほど申しましたように県下の大会を開催するには、やはり今の屋根つきが1棟だけでなく、最低でももう一棟は必要ということで協会の方からも強い要望が出ておりますので、こういった面も整備をしていただきたいと思います。  もう一点お尋ねしますが、ことしは国体で非常にピオーネ球場、憩いとふれあいの公園が盛り上がりました。このままで終わることなく、来年度以降もこういった大会を新見市に誘致して、ぜひ全国レベルの選手が来ていただくような大会をお願いしたいと思いますが、この点につきましてどのようにお考えでしょうか。 168 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 169 ◯教育次長野林正紀君) 新見市は岡山国体の成年女子ソフトボールの会場として使用されまして、県内外から非常に大会運営、それから施設整備、それについて高い評価を受けることができました。これも皆様方の御協力と思っております。  そういった中で、今後ソフトボールの町として新見にふさわしい大会、そういった中で国体ソフトボール中国予選、それから日本男子ソフトボール西日本リーグ、日本女子リーグ、日本女子ソフトボール2部リーグ、これの誘致を行っていきたいと考えております。 170 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽議員。 171 ◯7番(塩飽満路君) 先ほども何回も申しますが、せっかく盛り上がったこの新見市でございます。どうか今後も次長が言われますように、全国レベルの大会を新見市のふれあいと憩いの公園に誘致していただきまして、すばらしい大会ができるようにお願いしたいと思います。  この女子リーグとか男子リーグ等を誘致するためには、やはり県のソフトボール協会等関係機関と綿密に連絡を取りながらやっていただかなければならないと思いますので、その辺のこともよくお願いいたしまして、どうかぜひ来年度以降もこのようなすばらしい大会ができるようにお願いをいたします。  以上で終わります。 172 ◯議長(榎 日出男君) 次に、11番池田一二三議員の登壇を願います。11番池田一二三議員。               〔11番 池田一二三君 登壇〕 173 ◯11番(池田一二三君) 11番池田一二三でございます。ただいま議長より発言許可をいただきましたので、通告順に従い質問をいたします。本日最後の質問者となりましたので、ひとつさわやかにお願いをしたいと思っております。  1項目め、平成18年度予算編成について伺いたいと思います。  我が国の経済は、企業みずからの必至の構造改革と経営努力により景気が回復しつつありますけれども、平成17年度一般会計の公債費残高が538兆円見込まれ、地方債残高は16年度決算で204兆円と合わせますと借金が742兆円となっておりまして、先進国の中でも最悪の経済状況であります。平成18年度予算編成に当たり、国においては経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005を踏まえ、今年度に続き歳出改革路線を堅持、強化する方針が出されております。地方財政につきましても、三位一体の改革により国庫補助負担金の削減、税源移譲、地方交付税の総額抑制があり、一層進展していくものと考えられる中、岡山県においては今後の財政状況を税収の増額が見込まれるが、収支不足額が平成17年度に114億円、18年度に78億円、19年度に175億円、20年度に222億円、21年度に241億円と非常に大きなものになると見込み、県財政は厳しい状況にあります。第3次岡山県行財政改革大綱に従い、より一層行財政改革に取り組むこととなっておりまして、示されました平成18年度予算編成方針によりますと、中でも公共事業の県負担は2003年度比70%以内、一般行政施策費は前年度比90%以内を設定されて、50億円の削減を見込んでおられます。新市におきましても、この財政状況を示す平成16年度財政指数は、経常収支比率91.2%、公債費比率25.2%、起債制限比率15.8%であります。また、地方債残高が普通会計と特別会計を合わせて約725億円あり、財政の硬直化が進み、極めて厳しい状況にあります。また、今回出されました新見市総合振興計画の中で、この財政計画を見ますと、約29億3,000万円の財政調整基金が平成21年で底をつくようになり、平成22年からの財政運営はどうなるのか、10年間の長期展望が見えません。そうした中、質問をしたいと思います。  平成18年度予算編成に当たり、1番目に、まだ地方財政計画が示されておりませんけれども、国、県による影響をどのように考えておられるのか、伺いたいと思います。  2番目に、平成17年度予算は旧市町の既成の枠組みの中での予算組みとなり、持ち寄り予算と言われておりました。そういう点からいうと、新市になり初めての予算編成となります。この平成18年度予算編成方針を伺いたいと思います。  3番目に、施策については新市建設計画に基づき、その実現に努力されているところであります。重点施策について伺いたいと思います。  4番目に、歳出すべてにおいて見直し、検討すると聞いております。地域交付金についてのお考えを伺いたいと思います。  2項目めの消防、防災対策について伺いたいと思います。  近年、大規模地震、台風、集中豪雨と全国的に今災害があり、被害が発生をしております。新市にとりましても、9月に台風14号、続いて大雨による被害を受けたところであります。災害に対する心構え、あるいは日ごろの備えなど、特に減災に向けての防災対策の重要性が再認識されております。安全・安心なまちづくり、石垣市長の公約であります。  まず、消防について4点質問をしたいと思います。  1点目は、職員の体制について伺います。  合併協議により職員の定員適正化を図るため5年で20%削減、10年で30%削減が示されている中、消防職員につきましては、退職者があれば補充するということでした。消防職は採用後、消防組織法により消防学校で約8カ月間ほど教育訓練を受けることとなっております。また、救急救命士の挿管研修、平成18年度から始まります薬剤投与研修、そうした中、毎年1名から2名の増員計画があり、非常に厳しい勤務体制になるように聞いております。  2点目は、消防整備について伺いたいと思います。  救急車、消防車等、全体に年式がたっているものが多く、その中でも一番古いものは61年の消防車であります。また、設置が義務づけられております高所作業車の購入計画が平成19年の予定になっております。  3点目、消防団について伺いたいと思います。  地域防災の担い手として消火活動、警戒活動等、各種災害に対応していただいております。消防団員の定数1,410名に対しまして現在の実数が1,260名で、150名の欠員と聞いております。  4点目、自主防災組織について伺いたいと思います。  石井県知事と備中県民局管内の市町村会議の中でも、全国的に平均を下回っているこの自主防災組織率の向上の働きかけをするように御指摘があったところでございます。婦人防火クラブ、幼少年防火クラブ等を中心として、平成13年には96組織がありましたけれども、現在は87組織と減少しているように聞いております。  以上4点、消防についての現状、課題、その取り組みについて伺いたいと思います。  続いて、防災について2点質問をいたします。  1点目、県では34市町村を対象に風水害や地震対策の自己評価を数値化して比較し、みずからの防災、危機管理体制の実態を明らかにし、現状を再認識し、課題を把握し、防災対策の強化に役立てることを目的として、防災力自己評価を実施されておられます。その結果が9月上旬に出ておられるように聞いております。この防災力自己評価の結果を伺いたいと思います。  2点目は、今年度中に地域防災計画を策定することになっております。その進捗状況を伺いたいと思います。  3項目め、食育について伺います。  ことしの7月に食育基本法が施行されたのを受けまして、文部科学省も食を通じて子供たちの心と体が健康で健やかに育つ食育推進プランの充実を求められております。質問をいたします。  1番目に、安心・安全な食材を選ぶ力を育成することや食を通じて地域の産物や食文化の理解を深める地場産品や米を活用した給食の推進についての取り組みについて伺いたいと思います。
     2番目に、朝食の欠食率は男女とも20歳代が最も高いんですけれども、親が食べない、時間がないと小学生のころから朝食の欠食の習慣化が始まっております。子供たちだけで食べる個食の増加なども問題が指摘される中、近年肥満や偏った栄養摂取など、子供たちの食生活が深刻化しております。家庭、保護者との連携した意識啓発の取り組みについて伺いたいと思います。  4項目め、ラストワンマイル事業について伺いたいと思います。  ラストワンマイル事業の概要について、第1回目の説明会が10月11日から12月1日まで54会場でありました。  1番目に、第1回の説明会を終えて結果がどうであったか、伺いたいと思います。  2番目に、12月定例議会にラストワンマイル整備工事費として25億950万円補正が上がっております。今後の取り組みについて伺いたいと思います。  以上、1回目の質問を終わり、答弁を求めたいと思います。 174 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩をいたします。                             午後2時5分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時15分  開 議 175 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  ただいまの池田一二三議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 176 ◯市長(石垣正夫君) 今、池田議員が質問されまして、国の情勢等言われました。そのとおりでございます。本当に国におきまして厳しいということで、国も補助金等々を一般財源にいたしまして、その内容も非常に厳しく、この我が市町村におきましても、その補助金による額以下の交付金になっておるということで、非常に我々も厳しい状況にありますし、またこういうことをチェックしながら市長会の方で、また国の方へ厳しく要望するというのも考えておりますし、また平成22年までに今の調子でしたら基金がなくなるんではないかと、それは非常に心配されておりますが、我々もそのとおりでございます。これはよく今の調子でいきますと、なくなります。だから、今後は行財政改革をしたり、国に行きまして我が事業を振り分けて、よい補助事業とか起債事業を当てて、この基金をできるだけ残してまいりたいという気があります。  そういう中で、今新見市の総合振興計画を上げております。これがすべて計画どおりその年度にできるか、また最後までにこれができるかというのは、今までも市、町におかれましても、見直しをしたり新しいものにといろいろするわけですが、上がったから皆できるというものではございません。それは我々が判断し、議会も最後には議決していただいていくというもんでございますので、あれに上がったったからといってできるもんではございません。そういう中で、国の三位一体改革によりまして補助金が一般財源になりました。その動向を重視しながら、今後も進めてまいりたいという気がしておりますし、例年ですと12月末に国の予算が閣議決定されます。1月には地方財政対策が示される予定となっておりますので、現在平成18年度当初予算につきましては、先ほどもほかの議員さんに言いましたように、個々に国、県に強く要望して予算獲得をしておるような状況でございます。  また、2の予算編成方針でございますが、これは現下の厳しい財政状況を踏まえまして、平成18年度の予算編成は豊かさが実感できるまちを実現するため、市民との協働を念頭に置きまして、必要性、緊急度の高い施策を厳選しながら適正な規模、建設コストの見直しを実施しながら、合併による効果を最大限生かしながら予算となるよう、またそのような方針で進めてまいりたいという気がいたしております。  特に、今までのように商業ベースとか、また慣行等によるような事業に多額な補助金等を投入しておるというものは、ある程度今後は厳選しながら進めていかなければ、市民の料金等も上がってくる。また、先ほど言われました22年までの財政調整基金、預金でございます。これがなくなってしまう。その後はどうなるかといいますと、大変な事態になる。私はこういうことに注意いたしまして、市民が安心して暮らせる市政を目指して、厳しいとこもありますけれど、やはり将来の新見市のために努力していこうと考えております。  それと、3番目の重点施策でございますが、今回議案として提出しております新市総合振興計画を新市の運営の基本として、「明るく希望に満ちた豊かさが実感できるまち」の実現のために、先ほども言いましたように緊急度、優先度等を勘案しながら、重点施策を検討してまいりたいと。特に、今御提案しております情報通信基盤ラストワンマイル事業は、これは都市部との情報の格差ができたら取り返しがつかない。また、若者定住や産業の活動に大きく支障ができますので、早急に整備をしてまいりたいと思います。  それから、住民の皆さんが特に要望しております道路、上水道、下水道につきましては、引き続き整備をいたすつもりでございます。  地域医療体制の充実や地域包括ケア、介護予防、健康づくり、子育て支援、また市民に直接影響するごみ処理場、これもかなり進展いたしまして、できれば12月中に入札をしたいという考えを持って進めておるような状況でございますし、各種の福祉施策等につきましても、努力してやってまいりたいという気がいたしております。安全で安心で快適な生活が市民の皆さんが送れるよう、全力を挙げて投球する考えでございます。  以上でございます。ほかにつきましては、担当部長が答弁いたします。 177 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 178 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 地域交付金につきましてお答えをいたします。  地域交付金につきましては、先ほど見直しというようなお言葉がございましたけども、私どもにおきましても、この地域交付金につきましては見直しをしてまいりたいと、このように考えております。  意見はいろいろございますが、やはり合併をした以上、これについてはやっぱり見直しをしなければならないんではないかという気持ちを持っておりまして、今後予算編成に向けまして見直しを頭に入れまして対応していきたいと、このように思っております。 179 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 180 ◯11番(池田一二三君) まずは、予算編成方針の部分になろうかと思いますが、その点を3点ほど伺いたいと思います。  まず1点目は、合併協議の内容の中で、市長は合併後10年間、合併予算枠のうち次に上げる事業、義務的経費、それから上下水道、各種施設、道路等の整備事業のうち、国県補助事業、起債事業等による実施事業、そして新市で一体となって推進するイベント等のソフト事業、こういったものを優先的に予算編成を行い、残る予算枠を合併協定内容、標準財政規模等を参考にして各支局に配分するということとなっております。各支局に配分されたこの予算枠は一般財源ベースとし、各支局は国県補助事業、市長が認めた起債事業等を活用して予算規模を拡大することができる。なお、具体的な配分基準は、合併までに各市町が協議して定める、こういったような合併協議の内容があります。  また、地域審議会の取り扱いの中で主な協議事項に、支局の予算編成という部分があります。私もたびたび傍聴に足を運びました。支局のこの予算の編成に当たって、これは参画するというような感じで協議をされたように認識をしております。そういった部分において、どういった方針でいかれるのか、それを伺いたいと思います。  そして、3点目は、年度当初に委員会で事業評価制度を検討していきたいというふうに言われておりました。歳出の見直し、この削減をするということは、こういった事業評価をしていかないと、なかなか厳しいもんがあるんじゃないかと思うんですけれども、それをどのように活用されていかれるのか。  この3点についてまずお尋ねをいたします。 181 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 182 ◯市長(石垣正夫君) 合併の協議の中で、国や県いろいろなことをお話になりましたし、イベント問題、また財政標準規模で予算を配分するというようなことでございます。  そういう中で、先ほど言いましたように、国や県やいろんなことを考えて我々もその方向に進むというのは我々の考えでございますが、イベントも今まで本当に数多くその地域が特性を生かしてやられました。それが100%できるかといいますと、それは非常に私は今までのようにいかないと。しかしながら、これを全部やめますと、その地域が一体感の醸成にならないと、ばらばらになってしまうということですので、このイベント等もある程度予算づけをして、その地域、支局単位である程度イベントは私はやっていかなけりゃならないと、そういう配分も予算しなければならないと考えております。  また、財政標準規模等の問題も出ておりますが、私は以前も言いましたように財政標準規模でやりますと、旧新見市はかなりよくなります。全体の63%か64%旧新見市がとります。あと残りを旧4町に振り分けるということになりますと、例えば、今5つの支局がありますが、そうしたら一つの支局は、ここがかなりまだよそのレベルに達していないと、応援しようということもできなくなります。このことについては、私はやはりそういうことは柔軟に対応して、全体がある程度レベルが合うようにこれは持っていかなければ、同じ市民になって不公平になるという考えを持っております。  今まででもこの財政標準規模という話が出たときに、私はそれじゃあかなりの差ができるんではないかということを言いましたが、合議制でございましたので、賛成したようなことでございますので、そういう面ではそういう方向に向けてやっていきたいという気がいたしております。  また、予算編成に当たりましては、やはり総合振興計画等を踏まえながら具体的には進めてまいる考えでありますし、事業評価制度等におきましても、すぐどうかということはできませんけれど、そういうことも踏まえながら、やっぱり効率のいい、また住民が要望しておることに優先順位を決めて進めていかなければ、我が行政、我々だけの思いではなかなかいいことにはならないという気がいたしております。  少し私が聞き取れなかった部分もありますので、あとは部長の方で答弁をいたします。  以上です。 183 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 地域審議会の予算編成にかかわることでございますけれども、地域審議会におきましては、支局長に対しまして、みずからの地域の問題点を述べていただきまして、また審議していただきまして、そこで支局長にその意思を伝えていただければ、支局長が予算編成会議にそれを持って臨むということになっております。  それから、事業評価についてでございますけれども、これは事務方におきましてただいま試行的に事務評価というものをやっておりまして、これが18年度の予算編成には、これを参考にしていくということにしておるところでございます。 184 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 185 ◯11番(池田一二三君) ただいまは答弁を伺ったところでございます。市長の公約は、この合併協議の実現をすること、これは大きな公約であったように思います。そうした中、今お話を伺いますと、旧4町側に配慮した形の御答弁ではございましたけれども、なし崩し的にこういった支局枠の予算がとれない、出さないというように理解できます。そうしたものを協議されたものを変えていく。できないのかもわかりませんが、変えていく。そういったことに対しまして、やはり市民に対しましてきちっとした説明が要るように思います。その点はどのようにお考えでしょうか。 186 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 187 ◯市長(石垣正夫君) 合併協議をいたしましたのは、私は実現していくということは変わりがございません。しかしながら、その内容は精査すると、内容は精査しなければ、過大設計または過大見積もりをして採算がとれるからこれをやってほしいというようなことは我々は考えておりません。我々が議会へ提案しても通りませんと思います。だから、そういうものは精査して、それに近いようなもんができますと、やはりその地域の振興に当たるということでありますので、そういうものは進めていきたいと。先ほど言いましたように、商業ベースとか観光ベースでただイベントをするだけで今までは国から補助が来ておりましてできておった。しかし、今後はそういうことは、ただこの新市新見市だけじゃなく、全国的にできなくなっておるんです。それは十分認識して、自分らがその地域は自分で採算がとれるようにやるという方向で今度は指導してまいりたいという気がいたしております。  以上でございます。 188 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。 189 ◯11番(池田一二三君) ただいま御答弁いただきました。  しかしながら、言われることはわかりますけれども、きちっとした責任説明は果たしていただきたいと、このように思っております。  それと、今試験的に事業評価をしている。それを活用していくというようなことで御答弁がありました。研修に行きましたところで、行政運営のかなめは職員だということで、職員一人一人が市民の視点で果たすべき役割を認識し、政策形成能力を高めるため、行政評価を通して職員の意識改革を進めるということで、新たな自治体と経営の行政評価、そして行政評価の考え方と進め方、こういった講演会や、それから行政評価システムの知識と技術を学び、行政評価の実践能力と政策形成能力の向上の実務研修、こういったものを2日間したりとか、そういったことを計画されて、職員の方のそういった研修をされております。新市としまして、そういった取り組みをいたしまして、職員の皆様方にもそういった意識改革、そういったものが必要と考えますが、その点はいかがでしょうか。 190 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 191 ◯市長(石垣正夫君) 支局の予算配分でございますが、私は17年度もできるだけ新見支局は予算を引かれるように指示して、合計したらそういう方向になっとるという気がいたしておりますし、それからうちらに出したのは落とされたという地域もありますけど、それは自分がきちっと反省して、どうして落とされたかというのをまず検討していただきたいし、事業計画を上げて出しとるからすべていいというもんじゃない。全部上げたら大変な額になるんです。そういうやり方をしますと、支局が出したもんが落とされたといっても、全体を見たら、これはどうしたことかということになるわけです。その辺も常識を持って出していただきたい。  また、その年度に集中しなければできないと、これは予算からいっても部分的には倍になるということがあるかもしれませんし、それはこっちもずっと検討して、やっぱり放すわけにはいかないというときは、そのものを集中してやります。しかしながら、それだけはまた次年度からある程度考えていただくというように柔軟に対応していきたいという気がしております。  事業評価等につきましては、部長の方から答弁させます。  以上です。 192 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 事業評価のことでございますが、私どもも職員の中でこれについては研修を受けた者もおりますし、意識の改革という大変難しい話でございます。これにつきましては、時間をかけましてその改革が私はできていくものと思っております。御理解をいただきますようよろしくお願いします。 193 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 194 ◯11番(池田一二三君) 3点目の重要施策について伺いたいと思います。よろしいですか。 195 ◯議長(榎 日出男君) はい、どうぞ。 196 ◯11番(池田一二三君) はい。これは3点ほど質問したいと思っております。  1点目は、この新市の総合振興計画でいろいろ事業の計画は出ております。けれども、18年度からの重要施策となる行財政改革の推進について伺いたいと思うんです。このまちづくり審議会で行財政改革大綱を検討することになっておられますけれども、その進捗状況を伺うものでございます。  2点目は、これもまた重要施策となるであろう指定管理者の導入について伺いたいと思います。指定管理者の指定についてですけれども、この選定の際の評価基準、あるいはこの選定委員会で選定するということでございましたが、そういった方々の委員構成とか何人いらっしゃるか、そういうことを伺いたいと思います。  3点目は、国体が多くの関係者の方のお力によりまして、本当に大成功に終わったと思っております。人と人とのつながり、人の力を改めて大きく強く感じたのは、私一人だけではないと思います。この力を生かす、さらに大きくする施策、そういったものが18年度には必要ではないかと考えております。そういった面で、6月定例でも私申しましたけれども、産業祭あるいは市民大運動会、あるいは防災訓練、そういったものが実施されたらと思っております。その点をお尋ねをいたします。 197 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 198 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 行財政改革に対しましての事業の推進状況でございますが、今月の1日にまちづくり審議会に対しまして、市長の方から行財政改革の大綱並びに集中改革プランにつきまして諮問をさせていただいております。現段階では骨子をつくりまして、これを今御検討いただいておるところでございまして、次会におきましては、具体的な内容また数値を入れまして、これを御審議いただくという形でございまして、早いうちに完成を見たい、3月の議会にはこれを報告させていただこうと、このように考えております。  それから、指定管理者の導入のことでございますが、これにつきましては、まず基準と選定方法、それから委員構成というふうにお尋ねをいただいたと思いますが、これにつきましては選定の際にそれぞれの事業がまちまちでございますから、その都度評価基準というものを設けて、それによって審査をしておるところでございます。  選定の委員会の委員は、これを私どもは検討委員会検討会議と申しておりますが、助役、収入役、総務企画部長、市民生活部長、経済部長、建設部長、教育次長をもってこの構成をしております。必要に応じましては、職員以外の者から人格が高潔で専門的知識を有する方を委員として加えてやるということでございます。具体的には個々のケース、ケースによって審査の方法は変わってまいるわけでございますが、適切な対応をして指定していきたいと、このように考えております。 199 ◯市長(石垣正夫君) 国体が大成功に終わったということは、これは本当に市民の皆さん等含めまして職員も大変努力いただきまして成功したということは私も間違いないということでございますし、この力を生かそうということは、せっかくピオーネ球場等々もできておりますし、またいろんな各施設が支局にはあります。こういうものを生かして何かしようということは考えておるような状況でございますし、特に私は、以前からですけれど、例えば例を挙げますと、成年女子のソフトボールに来ていただくと1,000万円単位の金が要るわけです。これどうしておるかといいますと、これは東京渋谷へあるんですが、ソフトボール協会、これはオリンピックからいろんなこともそこで検討されよんですが、そこにお願いに行ってすると、また岡山県の協会にもお願いするというようなことをして市のお金が要らないよう、多少は要りますけど、そういうことをすべてして、大体今最近行きまして3年間の分を予約、いろんなことをソフトでも男子でも女子でもしております。  しかしながら、新見ばっかりそう全国の要望があってできないというんですけれど、1部も2部もやっていこうということでやっておりますし、またそれ以外に自治総合センターという大きな組織もあります。こういうところへもお願いして、いろんなことをお願いしております。やっぱりそうやっていかなければ、一般財源ではなかなかできないというんで、そういう方向で取り組んでおりますんで、そういうことを入れてやれば、お金を使っても新見市の活性化に非常に役立つし、そういうことを心がけていこうという気で、たびたび時間があったら上京したときには寄ってお願いをしておるというような状況でございますので、もし皆さん方でもいい案がありましたら、こういうものを誘致してみてはということがありましたら、またそういう方向でも考えていくと、いろんなことをお願いをしております。  ただ、ソフトボールはかなりやっていかなきゃいけないということで協会に言っております。その中の建物につきましては、全部のスポーツのすべてのもんが協会が入っております。そこへ行けば全部いけるというような状況でございますので、いい案がありましたら、ぜひまた提案していただきたいと思います。  また、市民の大運動会でございますが、今それではすぐどうこうと言えませんけど、1市4町が合併いたしまして支局もありますし、そういう中でまた協議していい雰囲気になりますと、こういうことも必要ではないかという考えは持っております。  以上でございます。 200 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 201 ◯11番(池田一二三君) 指定管理者の件ですけれども、今検討委員会の構成をお聞きしました。内部の方ばかりがあれで、必要がある場合、第三者の意見をお聞きするというようなことでございましたけれども、公平性を確保する、あるいは経営的な面を考えますと、やはり公認会計士の方とか、それからいろんなそういった経済界の方や、そういった複数外部の方も入っていただくことが必要ではないかと感じております。また、そのように御検討いただきたいと思っております。いかがでしょうか。 202 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 203 ◯市長(石垣正夫君) 指定管理者の問題は、指定管理者に出しても大勢殺到するというようなものは、そういうことで今まででも民間人を入れてずっとやっておりますので、今言われたように必ずそういう方向でやりますし、またなかなか受け手がないと、地域にお願いしなければいけないというようなものはやっぱり内部で協議して、実情によっては地域にお願いして地域で見ていただくというような方向もありますので、そういう各項目ごと、指定管理に出すものにつきまして検討して振り分けていく考えでございます。  以上です。 204 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。 205 ◯11番(池田一二三君) 次の質問に行きます。 206 ◯議長(榎 日出男君) 池田議員。 207 ◯11番(池田一二三君) 4番目の地域交付金について、このことについて質問いたします。  やはり見直しをされるようにお話をされておられました。この総額につきましては4,400万円とかなり高額になりますけれども、この今使われ方が今年度は報告書を出すようになっていると思います。実際にまだ1年経過してなく、そういった報告書を十分検証した上、検討されるということであれば、まだ納得がいくところでございますけれども、この地域交付金につきましては、集会所の維持、そしてコミュニティー強化に非常につながっておりまして、大切な交付金でございます。そういった面を十分お聞きになられていると思いますけれども、そういった面を十分考慮に入れて見直しをしていただきたい、そのように思っております。もう一度伺いたいと思います。 208 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 209 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 御指摘のように十分考慮してまいりたいと思います。  しかし、これには集会所の維持費という分につきましては、地域で全額持ってやっておった地域もあるわけでございまして、交付金がなければ集会所が維持できないというのもいかがかとも思っております。そういう点で十分に検討しまして見直しはやっていきたいと、このように思っております。 210 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。(「いや、次の答弁をお願いします」と11番池田君の声あり)  次に、2項目めの答弁を求めます。 211 ◯市長(石垣正夫君) 2項目めでございますが、消防、防災対策でございます。  これにつきましては、最近は異常気象によりまして全国各地が大規模な災害を受けておるというような状況でありまして、そういう中でも地震、集中豪雨、台風、洪水、高潮等によりまして、本当に多くの方が被害を受けておるような状況でございます。  新市の災害対策規程の中に職員の配備基準を定めておるところでございますので、それをもちまして対応してまいりたいという気がいたしておりますし、住民に被害が起こらないよう我々は全力を挙げて対応したいという気もいたしておりますし、私は一度、今個々ばらばらといいますか、支局ごとにいろんなことをやるんが普通でございます。そういうことになりますので、一度は全部集めて、みんなで同じ気持ちで防災訓練をやった方がいいんじゃないかというのも今我々執行部の中でも話を出しております。そういうことも早いうちに考えて、全体で一体感を醸成し、防災対策を考えてまいりたいという気がいたしております。  以上でございます。 212 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 地域防災力評価についてお答えをいたします。  これにつきましては、本市の場合はいい結果が出ておるわけでございますが、この項目の中に被害軽減とか資機材の確保、管理というふうな部分がございまして、ここについては県下の平均を下回っておりますが、そのほかの項目につきましては、いい評価、結果が出ております。今後、この評価力に基づきまして、低い部分は修正といいますか、いい評価が出るように努力をいたしまして、地域防災計画というものを今つくっておりますので、ここに反映させてこれからの対応にしていきたいと、このように考えております。  整備状況でございますが、現在これにつきましては、各課に案ができましたものといいますか、これを各課に修正をしてもらうように現在その手配をしておるところでございまして、これができましたら防災会議を開催いたしまして意見をいただき、そしてこれを製本にしていくということにしておるところでございます。 213 ◯消防長(清水 博君) 池田議員から4点御質問をいただきました。  まず、1点でございますが、今後職員の退職者がふえる件でございます。  当消防本部に限ったことではございませんが、2009年問題ということで取りざたされておりますが、本消防本部におきましても、広域の常備消防が発足いたしまして大量の採用職員がございました。平成21年度末から多数の職員の退職を迎えます。それで、その後に入ってくる新しい消防職員でございますが、これにつきましては先ほど議員からもありましたように、新任の教育、救急課程等々でございまして、8カ月を要するということでございます。そうしますと、その補充の方法はともかくといたしまして、人員の確保は必要になってこようと思っております。  次に、2番目にお尋ねがございました車両の更新の件とはしご車の配備の件でございますが、車両につきましては、これの更新につきましては何年というような内規はつくっておりませんが、各種長期計画に基づきまして整備の充実に努めてまいりたいと考えております。  また、はしご車でございますが、中高層建物における災害時には、当本部が保有する機材では速やかな救助救出活動が限られることから、はしごつき消防ポンプ自動車と同等の機能を有する高所作業車の導入整備を検討いたしたいと考えております。  次に、3点目でございますが、団員の確保についてでございます。団員の確保につきましては、現在89.3%の充足率でございます。御指摘のように150人が不足しておるというようなことでございます。大規模災害等に対応するために必要な消防団員を確保することは不可欠の問題でございます。各分団を通じまして、団員の確保について努力をいただいておるところでございます。今後も機会あるごとに加入促進をしてまいりたいと考えております。  また、予防消防に重点を置いた女性消防団員の加入につきましても、積極的に加入促進を進めてまいりたいと考えております。
     4点目の自主防災組織の強化でございますが、自主防災組織でございますが、17年4月1日現在、管内には婦人防火クラブ、少年消防クラブ、幼年消防クラブ等々87クラブ、2,836人が加入し、活動しております。クラブ数は以前より高齢化等によりまして若干減っておりますが、今後もこれからの自主防災組織の育成、火災予防を中心とした啓発、指導を、消防団、消防本部、消防署等を通じまして育成強化を続けてまいりたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いします。 214 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 215 ◯11番(池田一二三君) 防災の方から御答弁がいただけましたので、そちらの方から質問をしたいと思います。  わりと岡山県は全国的に低い位置にあるということの中での新見市の評価だったように思いますけれども、全体的にいいということで、減災部分の整備が多分被害軽減、そういった部分が一番御指摘を受けたところだと思います。そういった部分を自治体によりましては、これを公表しているところもあります。別にこれ隠すことではないと思いますので、皆様方のそういった意識づけのためにも、これは公開された方がいいんじゃないかと私は思っております。  それから、地域防災計画の件ですけれども、これが今はこの防災計画に女性の視点をしっかり盛り込むようにということで、女性みずからが日ごろから防災意識を高めておく必要が改めてこれ注目されておられます。「災害と女性」と題する防災フォーラムの中で、男女のニーズの違いに応じた支援が行われていないという点が明らかにされまして、自衛官や警察官など被災者の救援の要員がほとんど男性であり、特に若い女性や乳幼児を抱えた女性の心身両面のサポート、こういった面がないがしろにされやすい。人権をいかに守っていくか議論され、今の防災計画の多くは、50歳代から60歳代の男性の視点でつくられていると、したがって女性の視点を計画に盛り込むため、この計画策定の段階での女性の参画を訴えられております。  ここで、この新見市の条例を、防災会議条例の中で見ますと、この計画を作成される方々の委員のメンバーを見ますと、この中には多分女性がいらっしゃらないんじゃないかというふうに感じておるんですけれども、そういった実態がどのようになっているのか、伺いたいと思います。 216 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 217 ◯総務企画部長竹本俊郎君) これにつきましては、最初の公表のことでございますけれども、これは既に県の方で公表がされておる、御承知だと思いますが、特に市においては公表しておりません。  それから、その必要につきましては、十分にちょっと検討させていただきたいと思っております。  それから、防災計画につきましては、女性の視点でというお話でございます。そのことも十分に承知をしておりますので、何らかの形でこれが意見が反映されますように努めてまいりたいと思います。 218 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 219 ◯11番(池田一二三君) 現在のこの委員の中に女性がいらっしゃるかどうかということをちょっと確認したいと思います。 220 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 221 ◯総務企画部長竹本俊郎君) ただいまのこのメンバーの中にはないわけでございますが、しかしこれは男女ということを書いてないと思いますので、必要に応じたら女性の方にも出ていただくことも可能かもわかりませんし、また別な形での御意見をいただくということもできると思います。十分に配慮いたしまして対応したいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。 222 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 223 ◯11番(池田一二三君) 十分に配慮するということですから、期待をしておきます。  消防の方について今度は伺いたいと思います。  職員の体制、本当に今後退職者がおられるということで、人員の確保をどうしていくのかが今後の課題であるというように今御答弁いただいたように思います。その点をどのようにしていこうと思われているのか、それを伺いたいと思います。  それから、消防の装備について、高所作業車を平成19年になっておりますけれども、これを購入するように考えているということでしたから、これも法律で義務づけられているものですので、19年ということではなく、18年にこれが整備できるように努力していただきたいと思っております。  それから、消防団のことでちょっとお尋ねをしたいと思います。  消防団の方は、入団していただきますのに、一般の方は消防団に入っていただくためにはやはり事業所の御理解がないと、なかなか入れないという状況にあると思います。そうした点、市の職員の方はそういった点の心配はありません。そこで、市の職員の方にもしっかり入っていただくためには、人事評価制度の中にこういった活動、それからボランティア活動、そういったものに積極的にこの地域のことに活動され、そういったものを評価する、そういったものをやはり取り入れなくてはいけないんではないかなというふうに感じております。  それと、女性の消防団の方については推進をしていくということでしたが、これから本当にソフトな面で女性の消防団の方が担う役割は非常に大きい。そういうことで、しっかりと働きかけていっていただきたいと思います。  もう一点は、消防団の事務について伺いたいと思います。  合併前は各支局に主任の方が1名ずつおられて、事務関係を担っておられたということです。合併協議により、これが1名となりまして、各支局には担当者がいなくなりました。しかしながら、非常に範囲が広くなっておりますし、事務的処理が大変になっておられるんじゃないかと思います。  そうした中、また市民の方が支局に出向いていって消防のことを尋ねられても、ここでは扱ってないからというふうなことで非常に不便を感じておられる。そういうことで、市民から支局に以前のように窓口的な連絡員がぜひとも必要という声が上がっております。この件について御検討いただきたいと思います。伺います。 224 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 225 ◯市長(石垣正夫君) 消防職員でございますが、退職いたしましたら補充するということで、18年3月には2人退職ということで、2人を採用するようにいたしておりますし、また一遍に集中して今まで採用いたしまして、平成21年には7名やめられると、22年が5名と、また23年が5名、24年が4名、それから27年が10名と大量にやめられるというようなことでございますので、これは我々も考えて、いろんな方法があります。嘱託にいけなければするとか、職員の再雇用もありますんで、そういうことで消防職の者をお願いする。  例えば、非常備消防の方をお願いしてやれば、訓練もできておりますので、いろんなことでもできると、一遍にこれを前倒しで採用するのは、そういうことは考えておらないと、やっぱりそういうことをして経費節減しながら、市民の安心・安全を守っていくというのが必要ではないかという気がしております。  以上です。 226 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 支局に団のことがわかる職員を配置ということでございますが、支局の職員も人数には制限がございます。支局に行かれた方がそういうことでは大変困られるということはよくわかりますので、支局と本部との連絡を密にいたしまして、支局におります現員の者でこれが対応できるという形にしていかなければ、新たに職員を配置するというわけにもいかないと思いますので、現員の者で対応ができるように努めてまいりたいと思います。 227 ◯消防長(清水 博君) 団員の確保の件でございますが、消防力の整備指針で計算してみますと、現在おります現員は1,260名でございます。消防力の整備指針で計算してみますと、1,278という数字が出てまいります。充足率にしまして98.5%になろうかと思いますが、そういう数字が出ておりますので、1,410名といいますのは、1市4町の時代からの寄り集めたのがとりあえず定員ということになっておりますので、計算では指針によりまして、そういう数字が出てまいります。  また、分団によりまして、もう満足なとこもございますし、切れ方が激しいというようなとこもございますので、一概に近くの職員を寄り集めるというようなわけにもいきにくいとこがあろうかと思いますが、とりあえず何といたしましても、先ほども団の幹部会によりまして加入の時期を随時にするというようなことも話ができておるようでございますので、そうなりますと今まで年2回が不文律でございましたが、それが随時になりますと加入促進もしやすくなるんではなかろうかと思っております。 228 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 229 ◯11番(池田一二三君) 総務企画部長さんから御答弁いただきました消防団の事務のことについてですけれども、ぜひともこれは市民の方が支局の窓口に連絡員的な方をぜひお願いしたいということですので、今おられる職員の方の中でそういった方をぜひ配置していただけるように御検討をぜひお願いしたいと思っております。  はい、次の質問よろしくお願いします。 230 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩をいたします。                             午後3時9分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後3時20分  開 議 231 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  3番目の食育についてという項から答弁をいただきますが、先ほどから質問と答弁がちょっと行き違いがありますので、質問者に当たりましても答弁者に当たりましても、要所を的確にとらえて議事進行、質問ができますように協力をお願いいたします。  それでは、3番目の答弁を求めます。 232 ◯教育長(藤野浩吉君) 食育についてというお尋ねでございますが、我々学校教育の立場から知・徳・体の、これ基本的な教育を支える根幹ということで、食育を大切に取り組んでいかなけりゃならないということで、学校教育において教育活動の中で取り組んでいる状況をお話させていただきたいと、答弁にさせていただきたいと思います。  まず、地場産品の給食への活用促進ということでございます。  学校教育におきます地場産品の利用促進ということは、御指摘がありましたように食品の安全性と、安全・安心の食ということで、また生産者と消費者との交流促進も期待されることから、地産地消を積極的に取り組むことは大切であると考えております。食育基本法がこの7月15日に施行されましたが、国においても地域内における消費促進が明記されております。  新見市の状況でございますが、学校給食の中に地場産物の活用状況ということで、県の全体と比較してみますと、岡山県平均が25%に対しまして新見市は34.9%ということで、県の平均を大きく上回っております。  また、ことしの10月から哲西地区の米粉パン、これを市内40校、小・中学校でございますけど、40校に給食に取り入れるということになりまして、年3回の利用を予定しております。さらに、大佐、神郷、哲西、それから哲多にございます4共同調理場では、それぞれの地区の生産者グループの方や、あるいは商工会との連携を密にしながら、定期的または計画的に地元の旬の野菜等を学校給食に活用をいたしております。  新市になりまして特産品もふえました。千屋のアマゴであるとか大佐源流黒大豆であるとか神郷のマイタケあるいは哲多の餅大豆、哲西の哲西栗というようなものもございます。地産地消の特別献立として、来月の学校給食週間というのがございますけれども、その中で実施してまいりたいと、このように考えております。  それから、2番目の家庭保護者、それから連携、意識の啓発ということでございます。このことが私どもも非常に心配をいたしております。若者を中心とするいわゆるファーストフードに走る風潮、これをいかに手づくりの家庭の味のスローフードに戻すかと、こういうことで学校教育の中で非常にそういったことを家庭、地域と連携を取りながら引き戻していきたい。  まず、PTAの方に対しましては、PTAの組織の中に保健委員会の中に学校給食担当を設けるとかというようなことをしながら、広報活動あるいは講演会を通して食の大切さ、それからまた学校の方からは、学校だよりを中心として献立表を配布するなど、また給食参観日のようなものを設けるなど工夫を凝らしております。  それから、調理場の見学をしていただくとか、そういったことで学校給食がいかに手づくりの味を努力しているかと、こういったあたりも地域の皆様方にも御理解をいただきながら、家庭におけるそういったスローフードといいますか、手づくり食事に戻すと、そういった取り組みを強化していっているところでございます。そういった取り組みが今現在の状況でございます。  以上です。 233 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 234 ◯11番(池田一二三君) ただいま御答弁をいただきました。  子供たちの給食に対するニーズ調査、例えば今ありました特別献立、地域のメニュー、そういったもの、それから米粉パン、そういったものも活用されるということでしたから、そういったことに対する感想、そういったものをアンケート調査をしておられますか。おられましたら、その結果をお聞かせ願いたいと思います。 235 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 236 ◯教育次長野林正紀君) 地産地消につきましては、それぞれの献立のときに担任の教師並びに栄養士が、これはどこ産のこういったものですということを説明しております。そういった中で、地産地消のアンケートを行っているかという御質問ですが、実はこの10月に哲西地区の米粉パンを導入しましたときに、中学生、対象が450名についてアンケート調査を行っております。そういった中で、「食べたことがある」と言われた方が30%、「初めてだった」という方が70%でした。中の内容で、「おいしかった」という方が73%、「給食で食べたい」という方が73%というところで、この米粉パンにつきましては、好評を得ているということがあります。  今後、地産地消につきましても、またいろいろとアンケート調査は行っていきたいと考えております。 237 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 238 ◯11番(池田一二三君) 米粉パンに対しては評価を得ていると、他のことについてはまだちょっとよく把握していないということでございました。  米粉パンも本当に非常に味もよくなりましたし、それから子供たちにかむ力、こういうものを養うということで、本当に喜ばれて食べられているように感じて私も思っております。これは今、新市で全体に米粉パンを普及していくというようなことはお話は伺っておりますけれども、県としましても県の食材を使って給食を進めていこうという動きをしておりますので、できれば例えば備中県民局あたり、この新見市の米粉パンをしっかりと利用していただくような働きかけもぜひ市長さん、いかがでございましょうか。 239 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 240 ◯市長(石垣正夫君) 話を聞いておりますと、いつの間にか私の方へ振られました。私も新市長になりまして、いろいろとあそこへ行って、以前も買って食べたことがありますが、たびたび食べました。非常においしいパンが多いかった。多少やっぱり年に合う、合わんがありますけど、総体的には本当にいいパンであったという気がしておりますし、また従業員の皆さんもまだまだやりたいと意気込みもかなりあります。それですから、まず生産体制がどのくらいできるか、また施設備品がどのくらいかというのをやはり検討して、またそういうところへもお願いするということをすればいいんじゃないかと思います。  ぜひこの阿新でとれた米で、やはりただ米を売って消費するんでなく、もう一つ付加価値をつけて、人、再雇用ができるわけですから、どんどん頑張っていただければ、我々も一生懸命皆さんとともに努力してまいりたいと、県民局等にもまたいろいろとお願いをいたしたいと思います。  以上です。 241 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 242 ◯11番(池田一二三君) 県民局等にも働きかけていただきまして、本当にいいものはどんどんと県全体に広がるぐらい努力していただきたいと思っております。  それと、次に小児期からの生活習慣病予防の普及としまして、学校、行政、医療機関等が連携し、児童・生徒、保護者とともに健康づくりに取り組む、よりよい生活習慣を身につける、そういった目的で小学校6年生、中学校2年生を対象とした子供の健康づくりネットワーク事業を展開しています。そうしたものを、これを新市になりましたら全市的に広げていこう、そういった調整方針だったように思います。この健康づくりネット事業を本当に実際にやってみまして、うちの子も今中学校3年生ですけれども、2回ほどこの授業を受けました。本当にてきめん、朝御飯を食べてない子も食べるようになります。そして、炭酸飲料水、これが本当にお茶にかわります。そして、ポテトチップス等のお菓子のようなものもしっかり食べていたのが、本当にこれも食べなくなるんですね。そういった目に見えた効果があります。  それから、こういう小児期の折に、そういった本当に自分の健康づくりに目を向ける、そういうことを考える時期があるということは、一生のうちにおいて非常に今本当にいいきっかけになると感じております。そういった観点からも、本当に一部分だけでするのではなくて、本当に全市的に合併の協議内容の調整方針のように広げていったらというふうに思っております。その点はどのようにお考えでしょうか、伺いたいと思います。 243 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 244 ◯市民生活部長(渡部勝吉君) 池田議員がおっしゃられますように、現在哲西支局の管内で子供の健康づくりネットワーク事業といたしまして、小学校6年生、中学校2年生を対象に実施をしております。事業内容につきましては、尿、血液検査の実施あるいは食事調査の実施、それから子供料理教室の実施等々行っておりますけれども、おっしゃられますようにこれをすぐに全市的に広げていくかということにつきましては、やはり医療機関あるいは医師会、こういったところとの調整も必要になってまいりましょうし、職員体制ももちろんでございますが、なかなか全市的に一気に広げていくというのは難しいかなという感じが現在はしております。  したがいまして、これについて大佐の支局管内でも過去実施をされた経緯がございます。こういったところの調査結果も見ながら、今後検討させていただければというふうに考えております。 245 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 246 ◯11番(池田一二三君) 本当に御検討いただいて、そういうきっかけを本当に小児期の折に与えていただければと思っておりますので、十分御検討をいただきたいと思っております。  次の答弁をお願いいたします。 247 ◯議長(榎 日出男君) 次に、4項目めの質問に対する答弁を求めます。 248 ◯総務企画部長竹本俊郎君) ラストワンマイルのことでございます。第1回の説明会を終えてという御質問でございます。これにつきましては、以上のように答えさせていただきます。  このたびラストワンマイルの説明会を大字単位を基本といたしまして、市民センターであるとか集会所であるとかという会場を持ちまして、10月11日から12月1日までの間に30日、延べ57会場で実施をいたしました。出席していただいた方が1,778名であり、全人口の14%という数字になっておるところでございます。  説明会場では、放送サービスと通信サービスの料金を早く説明してほしいとか、いつからサービスが始まるのかとか、またいろいろなことにつきましての積極的な御質問がありまして、それにお答えし、また御意見をいただいて帰っておるところでございます。今後、これにつきましてはまだまだでございますが、とりあえずの事業の推進についての説明会はでき、それに御理解がいただけたものと思っております。  今後の取り組みでございますが、今後の取り組みにつきましては、先ほど申しましたように、まだ14%の人しか説明会場に来ていただいておりません。ということでありますので、12月には全世帯に対しましてのアンケートを実施することとしております。これにつきましては、封筒の中に説明会場で使いました資料と、それから説明会場で出ました質問、それに対する回答、このものをこしらえまして一緒に送らせていただくこととしております。  今後、テレビの共聴組合を対象とした説明会、それから商工会議所、商工会と協議の結果、事業所向けの説明会も計画をしておるところでございます。  また、各種団体からの説明についての御要望があれば、日程を調整して説明に参りたいと、このように考えております。  現在、実施設計の業者も決定し、事業着手をしております。今年度内に完成をするわけでございますが、設計書が完成いたしますが、設計が完了いたしました部分から一部でも今年度工事に着手をしたいと、このように考えております。  ラストワンマイル整備後には、放送、それから通信のサービスを提供する事業者につきましても早い段階で決定いたしまして、サービスの内容、料金などにつきまして協議を行い、お示しをするということとしております。  以上でございます。 249 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 250 ◯11番(池田一二三君) 12月にアンケートの実施調査をされるということで、参加されていない方の対応については、そこへそのアンケート用紙と一緒に、このいただきましたこういった資料も一緒に入れて配布するということで今お答えがあったと思います。  そうした中、本当に御高齢者世帯への周知、そういったものが本当にそれで十分できるだろうかなというふうに感じているところなんです。このラストワンマイル事業の説明会における主な質問というのがありましたけれども、これは非常に私いいものができているなというふうに感じております。ですから、これを見てもちょっとなかなかわかりません。ですから、こういった質問のこのものをしっかり充実されまして、それを中に入れられた方が非常に読まれてもわかりやすいんじゃないかなというふうに1つ感じております。  それと、本当にアンケートを出されても、どの程度の回収率を見込まれているのか。そのアンケートをもとに、e-むらづくりか何か策定をされるようにちょっとお聞きをしておりますけれども、回収率をどの程度見込まれているのか。本当にしっかりと回収しようとするのであれば、その配布、郵送で送るだけでなく、本当に地域の総代の方とか御協力いただいて、御高齢者の方々にはやはり何らかのちょっと対応が要るんではないかなというふうに感じております。その点についてお答えを願いたいと思います。 251 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。 252 ◯総務企画部長竹本俊郎君) いずれにいたしましても、今回の事業をいたしますには、ラストワンマイルでございますから、各御家庭に線を引っ張るということで、これが事業者になると思いますが、説明をして了解を得なければならないということがございます。そういう時点において、再度御不明な方には御説明をするという行為もしていかなければならないと思っております。  それから、問答集についてでございますが、これについては、よくわかるようなものをこしらえまして同封をさせていただきたいと思います。  それから、アンケートの回収率でございますが、高ければ高い方がいいわけでございますが、今ここで何%ということはちょっと言えないので、できるだけ多くの方にお答えがいただけますように、私どもができる限りの周知をしていきたいと、このように思っておりますので、どうぞ御協力のほどよろしくお願いいたします。 253 ◯議長(榎 日出男君) 質問はございますか。池田議員。 254 ◯11番(池田一二三君) 第1回目の説明会には1,778名でしたか、が参加されまして、全体からいうと14%という結果に終わっております。あと第2回、第3回と説明会に出られるということで、第2回目につきましては、大字単位よりももう少し小さい単位に説明会を設けていこうというようなこともお聞きをしております。できることなら、今度は料金についての説明をするというふうなことですから、市の方から出向かなくて、市のいうんか、方から出向かなくても、支局にお任せして、本当に小さい行政区を全部を網羅するぐらい御協力いただいて説明が徹底するということがとても大切なことではないかなというふうに感じております。  それからもう一点は、財政計画を見ますと、公債費の償還ピークが平成21年か22年と推計されております。歳出に占める公債費の負担が非常に増して、このラストワンマイル事業を整備したけれども、この財政がやれないような状態になるんじゃないかと、そういった心配は私だけではありません。2年間の事業というものが本当に財政運営上、及ぼす影響、そういったものをどのように考えておられるのか、伺いたいと思います。 255 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を願います。 256 ◯総務企画部長竹本俊郎君) 支局の職員の方にも当然応援をしていただくことにいたしまして、その徹底はしていくこととしております。これは全市的な問題でございますので、情報政策課だけの職員だけでは到底できかねることでございますので、そのことは十分に承知をしておるところでございます。  それから、公債費のピーク、財政上の問題がございますが、財政計画については、お示しをしておるとおり非常に厳しいということでございますが、これにつきましては、やはりこれがあるからもはやだめだということにしてはだめでございますので、それはいろいろと知恵を駆使しまして、うまく乗り切れるということを考えていかなきゃなりませんし、従来からそういうことに努めてきておるわけでございます。
     大変厳しいということは承知しておりますが、最善の努力をしてこれは切り抜けるということにいたしたいと思っております。よろしくお願いいたします。 257 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 258 ◯11番(池田一二三君) 最善の努力をして切り抜けるということでございますが、やっぱしそれには市民の方の御協力が要るということですから、この事業の説明プラスやはり後には苦しいときも来るけど一緒に頑張ろうという、これをもって地域の格差をなくし、そして新市の発展にこのソフトを役立てていくんだと、ソフト面で役立てていくんだということを皆様方に十分説明をされまして、こういう財政状況にもなるがということで、しっかりとその部分を御理解いただいてないと大変なことになるんではないかなというふうに思っております。  それと、私も6会場、説明会に出ました。一番多かったのが携帯電話の不感地域の解消を望む質問だったように思っております。市長さんもこのことは強く感じられておられまして、業者へ直接出向いて御努力をしてくださっていると聞いております。昨今、本当に子供たちをめぐるいろんな事件が起きております。この防災ブザーの機能、それから緊急連絡、それから居場所がわかるような機能のついた子供の携帯の電話も普及をしております。ぜひこの御努力が実るように期待をしておりますが、市長さんが本当にお願いをしてくださって、どういった手ごたえを感じていらっしゃるのか、お聞きをしたいと思います。 259 ◯議長(榎 日出男君) 答弁願います。 260 ◯市長(石垣正夫君) 予算等もいろいろ話が出ましたが、予算が厳しいというのはわかっております。ちょうど平成21年ごろからは、旧市町で事業をしたようなもんがちょうど重なるわけでございます。そういうことから、余計にそのところはラストワンマイルをやらなくても償還がいろんなところで始まるというような状況、だからこれをしたからどうこうというのはございません。同じことです。だから、これを乗り切るのは、先ほども言ったと思いますけれど、我々がいかにそういう事業を分散して補助率が高いもの、あるいは起債の償還時に国が大きく算入していただけるもの等を振り分けてお願いしてやっていって基金をできるだけ維持すると、今は22年になったらなくなるというような状況でございます。そういう努力をしてやっていかなければいけないと、これが本当におくれますと、本当にこの地域は情報過疎になって若者が残れないということでございますので、これは全力を挙げてまいるという気がしております。  また、携帯電話は、今各地でも動画になって携帯でも絵が動くようになってまいりました。そういうことから、この圏域は入るとこもありますけど、大半が携帯が入らないというような状況でございますので、5年ぐらい前から私はたびたびNTTドコモへ行きまして話をしてずっと詰めてきております。だから、今後も精力的に詰めて、この圏域が携帯が全地域に入るよう今後とも努力していきたいと、通信、情報、いろんなもんが情報過疎になりますと、本当に置き去りになるということでございます。さらに詰めてまいりたいと、非常に可能性があるんではないかと期待しております。  以上です。 261 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。池田議員。 262 ◯11番(池田一二三君) 以上で終わります。 263 ◯議長(榎 日出男君) お諮りいたします。本日の一般質問はこの程度で打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 264 ◯議長(榎 日出男君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明6日の本会議は午前10時に開きます。  以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後3時49分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....