高梁市議会 > 2022-09-13 >
09月13日-05号

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  1. 高梁市議会 2022-09-13
    09月13日-05号


    取得元: 高梁市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-25
    令和 4年第5回 9月定例会         令和4年第5回高梁市議会(定例)会議録(第5号) 令和4年9月13日(火曜日)            〇議   事   日   程             午前10時開議第1 議案質疑第2 委員会付託            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇本日の会議に付した事件日程第1 議案質疑日程第2 委員会付託            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出   席   議   員1番  金  尾  恭  士 君          2番  平  松  久  幸 君3番  新  倉     淳 君          5番  伊  藤  泰  樹 君6番  森     和  之 君          7番  森  上  昌  生 君8番  石  井  聡  美 君          9番  石  田  芳  生 君10番  石  部     誠 君          11番  三  村  靖  行 君12番  宮  田  好  夫 君          13番  小  林  重  樹 君14番  倉  野  嗣  雄 君          15番  川  上  修  一 君16番  川  上  博  司 君          17番  大  月  健  一 君18番  宮  田  公  人 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出席した事務局職員事務局長     森   昌 士          次長       金 子 正 典議事係長     竹 竝 宗一郎            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇説明のため出席した者〔市長部局〕  市長      近 藤 隆 則 君      副市長     藤 澤 政 裕 君  政策監     前 野 洋 行 君      政策監     正 木 俊 英 君  政策監     大 島 次 郎 君      総務部長    北 畑 太 一 君  産業経済部長  川内野 徳 夫 君      土木部長    妹 尾 英 利 君  市民生活部長  赤 木 和 久 君      健康福祉部長  蛭 田 俊 幸 君  病院事務長   渡 辺 丈 夫 君      会計管理者   戸 田 隆 弘 君〔教育委員会〕  教育長     小 田 幸 伸 君      教育次長    上 森 智 子 君〔消  防〕  消防長     川 本 雅 之 君〔監査委員〕  委員      大 月 一 郎 君      事務局長    加 藤 睦 実 君       ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(宮田公人君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年第5回高梁市議会(定例)5日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、既に配付いたしておりますので、よろしくお願いいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 議案質疑 ○議長(宮田公人君) まず、日程第1、議案質疑であります。 まず、認定第1号から認定第4号までの認定4議案につきまして、一括してその総体の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、総体の質疑を終わります。 次は、認定第1号「令和3年度高梁市各会計歳入歳出決算認定について」であります。 まず、一般会計歳入歳出決算であります。 歳入から款ごとに質疑を行いますので、質問される方は事項別明細書のページ数をお知らせ願います。 まず、第1款市税の質疑を行います。 まず、小林重樹君の質疑を願います。 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) おはようございます。 私は、64ページの不納欠損について質問をいたします。 先日の総務部長の説明では、414人で860万円の不納欠損処分が出たわけでございます。この414人の人たちは、その収入未済額、これから何年かたつと少しずつ不納欠損になるという方ですね。そういう方がどのくらい入っているのか。それと、現状で収入未済額が1億2,000万円ほどあるんですけど、これが次年度このままでいくと、不納欠損がどれくらいの額になるのかお尋ねします。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) お答え申し上げます。 御指摘の414人という数字は、恐らく開会日に会計管理者のほうから補足説明として御説明をいただいた中に出てまいりました数字でございます。内容としましては、市税等に関する不納欠損の処分をさせていただいた方の人数として、414人という数字となっております。 御質問いただきました最終的に欠損処分をした後に滞納が残る人数ですけれども、こちら322名となっております。次年度以降につきましても、引き続き滞納整理強化を継続いたしまして、今年度と同程度、またはそれ以下と見込んでおります。また、そうなるように引き続き尽力してまいります。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 今、次年度にどのくらい残るかというのが答弁がまだだったんですが。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) 次年度におきましても、今年度と同程度、またそれ以下というふうに見込んでおります。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 続いて、2番目でございます。 他の不納欠損額、これは使用料及び手数料、それから、国保会計、介護会計、これにも不納欠損が出ております。その関連性というか、同じ人が何人ぐらい重複して欠損になっているのか。これは去年も同じようなこと言ってるんですけど、あっちゃならないことなんですが、いろんな要因、その他で払いたくても払えない方もいらっしゃるというふうに思っておりますので、その辺も含めて2点よろしくお願いします。 それと3番目の、市は市町村税整理組合、それから岡山県の滞納整理推進機構に入って非常に努力されております。聞くところによると、今年で1つの目的は果たしたんで、1つのほうはやめたというふうに聞いておりますし、成果がかなり上がっておるのも事実でございます。これは去年と比べても、不納欠損が去年は約1,300万円だったんが今年は860万円ですか、そういうふうになってますし、それから収入未済額が去年が1億5,000万円が1億3,000万円になっているというふうな形で頑張っておられるんですが、どのような効果が上がっているのか。また、それにかかる費用、費用対効果、費用はどのくらいかけて、どれだけの効果が上がっているのか。これも併せてお願いします。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) お答え申し上げます。 まず1点目でございます。 市税と国保、介護、後期高齢との重複の滞納の状況でございますが、まず市税と国保税との重複が21名、次に市税と介護保険料の重複が3名、次に市税と後期高齢が重複している者はゼロ名となっております。 それぞれ欠損となりました理由でございますけれども、生活保護、居所不明、出国、相続放棄などにより滞納処分等執行できないまま消滅時効が完成したことが、その理由となっております。 続きまして、3番の岡山県市町村税整理組合と岡山県滞納整理推進機構に関する御質問でございます。 まず、令和3年度におけるそれぞれの組織からの収納状況でございますけれども、市町村税整理組合につきましては2,100万円余、岡山県滞納整理推進機構につきましては1,000万円余の滞納税を徴収しております。 それに対する費用としましては、市町村税整理組合に対しましては379万4,000円の負担金を支払っております。一方、滞納整理推進機構に対しましては42万6,000円の負担金を払っております。 それぞれの効果でございますけれども、整理組合につきましては負担金が379万4,000円ということで、推進機構に比べますと負担金の額としては大きいということになるんですが、その組合のスケールメリットを生かして、例えば催告書の送付枚数で言いますと、3,000名を超える滞納者へのアクセスがこの組合を活用することによって可能となっているという効果が出ております。 一方、滞納整備推進機構につきましては、こちらに対しては平成28年度から令和3年度まで、延べ4名の本市職員を派遣して、実際に現地の機構の中で滞納整理に当たっております。現地で得たスキルは非常に大きいものがございますし、またその職員が市役所の中に、今現在税務課を中心に配属しておりますけれども、戻った後もそのスキルを生かして、引き続き市税等の滞納繰越金の縮減に当たっていただいているということで、非常に効果は大きいというふうに認識をしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、金尾恭士君の質疑を願います。 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 私も、64ページ、1目の固定資産税の収入済額が令和2年度と比較して減少していると。今後の固定資産税の見込みについてお聞きしたいと思います。あわせて、2番の未収額について、今後の対応についてお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) お答え申し上げます。 まず、令和3年度の固定資産税現年分につきましては、前年の令和2年度の決算と比較いたしまして、1億72万9,000円の減収となっております。 一番の要因といたしましては、令和3年度に限り、コロナの影響で売上げが減少しました中小事業者等に対する事業用家屋及び償却資産の負担軽減措置が国の方針で取られましたので、その影響で6,792万4,000円の減収が生じております。ただ、この減収分につきましては、国の交付金で全額補填されているということで、市としてのトータルでの負担にはなっていないという状況になっております。 2番の収入未済額についての御質問でございます。 市税の中でもとりわけ大きなウエートを占める固定資産税でございますけれども、過疎、少子・高齢化を要因といたしまして、相続放棄や空き家、所有者不明土地が増加するなど、ますます歳入確保は難しくなるというふうに予測をしております。 それに対する対応でございますけれども、まず毎年行われます複雑な税制改正等の内容、流れを確実に把握して、その中でしっかり市としてできることを工夫しながら、漏れのない課税客体の捕捉など適正課税に努めてまいりたいというふうに考えております。 また、他の税目同様ですけれども、徹底した財産調査に基づく滞納処分を強化していきたいと考えておりまして、未収金の縮減に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。以上です。
    ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 分かりました。ありがとうございました。 私の近所周り、非常に空き家も多く、居所不明というようなそういった部分も少しずつ出ているような状況があります。そういった部分では大変御苦労されていることだろうと思いますが、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は第2款地方譲与税の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第3款利子割交付金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第4款配当割交付金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第5款株式等譲渡所得割交付金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第6款法人事業税交付金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第7款地方消費税交付金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第8款ゴルフ場利用税交付金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第10款環境性能割交付金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第11款地方特例交付金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第12款地方交付税の質疑を行います。 金尾恭士君の質疑を願います。 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 70ページの地方交付税につきましてお伺いいたします。 令和2年度と比較いたしまして、約10億円の増収ということになっておりました。少しその要因については御説明が以前もあったかと思います。その要因について、それから特別交付税がそのうちのどれぐらいを占めておるのかというようなことであります。それについてお伺いしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) お答え申し上げます。 地方交付税につきましては、国税5税の一定割合を地方へ配分するというルールになってございます。その原資となります2021年度の国税収入が大幅に伸びたことによりまして、交付税総額全体が増え、本市に対する交付額も増加したという形になっております。令和3年度の地方交付税の総額は106億4,902万8,000円となっておりまして、令和2年度と比較して9億6,372万7,000円、率にして10%の増となったところでございます。 続きまして、特別交付税の額といいますか内訳でございます。特別交付税につきましては、先ほど申し上げました約106億円のうち15億9,295万2,000円となっております。前年度と比較しますと8.6%の増となっております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 先日の新聞で、徳島県の3つの町が特別交付税を減額されたということで少し問題になっておりましたけれども、高梁市はそういう影響、特別交付税が減額になったとかといったことはありませんか。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) 特別交付税の算定ルール上、ほとんどが加算項目ということで、災害ですとか年度途中に生じた特別な財政需要に対してそれを補足して交付税として交付するというルールがある一方で、減額項目というのも中にルールとしてございます。様々なルールの中で算定をされておりますが、本市については、そういった減額項目に該当するようなものはないというふうに承知をしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は第13款交通安全対策特別交付金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第14款分担金及び負担金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第15款使用料及び手数料の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第16款国庫支出金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第17款県支出金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第18款財産収入の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第19款寄附金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第20款繰入金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第21款繰越金の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第22款諸収入の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第23款市債の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は歳出の質疑に入ります。 まず、第1款議会費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第2款総務費の質疑を行います。 まず、川上博司君の質疑を願います。 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 総務費は4点質問させていただきます。 まず、132ページの財産管理費、これについては補正予算額を上回る311万4,556円の不用額が発生した理由について。 2点目、142ページの地域振興費、移住サポート業務委託料410万円につきまして、事業の成果を問いたいと思います。梁クラスに委託された最終年度ということで、新年度からは違う団体に委託されておりますが、その事業の成果を問います。 3点目、144ページ、これも地域振興費で、わくわく地方生活実現補助金100万円につきまして、事業の成果を問いたいんですが、令和2年度ぐらいから多分始まった事業で、多分令和2年度実績がなかった事業だと思います。多分東京から呼び込むための施策だと思いますが、その事業成果についてただしたいと思います。 最後、4点目、146ページの学園文化都市づくり事業費の部分で、ICT学習環境整備費補助金1,800万円につきまして、事業の成果をお尋ねしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) 私のほうからは、まず1点目の財産管理費に関する部分についてお答えを申し上げます。 まず、補正の内容でございますが、昨年6月に栄町の観光交流施設へ観光課を移転した経費などといたしまして、全体で236万2,000円の追加補正をさせていただいたところでございます。それに対しまして、全体で311万4,556円の不用額が出ております。その内容といたしましては、庁舎を含む各施設の電気代ですとか施設の修繕費、また入札による残としまして清掃委託料やマイクロバス運行委託料等が不用となっております。その他節約、倹約などを通じまして、需用費等の事務費が執行残となるなど、全体で310万円程度の不用となっております。引き続き適正な予算執行に努めてまいります。以上です。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 私からは2点目、3点目の御質問に対してお答えをさせていただきたいと思います。 まず2点目でございます移住サポート業務委託料のことでございます。この業務でございますが、平成29年度、平成30年度に国の地方創生推進交付金を活用して行っておりました。令和元年度からは特別交付税を財源として、業務委託を議員が申されたように梁クラスに委託して実施していた事業でございます。 この業務の内容でございますが、移住コンシェルジュによる移住相談であったり、現地への案内、移住後のフォロー、移住体感ツアーや交流カフェ、地域おこし協力隊の活動サポートなど、様々な事業を委託しているとこでございます。 この事業のここ数年の成果といたしましては、移住相談の件数や移住に至った件数を申し上げますと、令和元年度は相談が109件ございました。うち、移住に至った件数としましては16件。令和2年度は相談が91件で移住が13件で、ここ数年は年間100件前後の相談件数、それから十数件の移住件数があったということでございます。 昨年度、令和3年度につきましては、御承知のとおりコロナの関係で度重なる移動制限を伴う緊急事態宣言などの発令で、大幅に相談件数や移住件数も減少しているとこでございます。令和3年度中の相談は9件、うち移住に至った件数は3件ということで、かなり数字が低迷したというとこでございます。 こうした中ではございますが、令和3年度につきましては、移住体感ツアーやセミナー、それから意見交換会や本来委託をしている内容につきまして、オンラインを活用して実施をさせていただきました。対面以外で新たなきっかけをつくるということで、一定の成果があったものと考えております。 それから、令和3年度までは梁クラスへ委託をしておりましたが、残念ながら業務委託の辞退の申出があったとこでございます。本年度からは、昨年度も移住コンシェルジュとして活躍いただいていた方と引き続き市と委託契約を結びまして、移住相談等に支障がないように活動をしていただいているというとこでございます。 ちなみに、本年度の現在までの相談件数は30件弱でございまして、コロナ禍ではございますが、引き続き移住の相談など、移住に結びつくように努めているところでございます。 それから、3番目のわくわく地方生活実現補助金についての御質問でございます。 議員申されたように、これは東京圏に居住、通勤していた方が、岡山県が開設する移住支援金の対象として掲載する企業に就職した方、または岡山県の起業支援金の交付決定を受けた方に対して交付するものでございます。令和元年度からスタートしておりますが、令和元年、令和2年と対象はございませんでした。 このたび1人の方が対象となりまして、地方での多様な希望をかなえ、地方の人材不足、人手不足の解消にということで、人口の社会増を図るということで、この目的としているとこでございます。この東京圏から移住された方は御家族で移住されておりまして、教育事業、まちづくり事業の会社を起業された方ということでございます。その方1名に支援金の交付を行ったということでございます。 この事業の効果としましては、まずは高梁市の人口増加が上げられるところでございますが、移住後も高梁市で起業され、現在GIGAスクールのサポーターや、高梁高校の地域連携コーディネーター、こういったことも務められておりまして、東京圏で教育系のベンチャー企業で培われたノウハウを生かした新たな教育に取り組んでおられるということで、こういった人材の獲得ができたということもこの成果だと考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 答弁者は端的な答弁に努めてください。 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) それでは、私のほうから4番目のICT学習環境整備費補助金についての内容と、それまでの経緯また成果について御説明いたします。 内容につきましては、吉備国際大学の学生に貸与するパソコン100台の購入に対する支援ということでございます。これに至るまでの経緯でございますが、大学では新型コロナの感染症対策のために遠隔授業を実施するといった対応のために、令和2年度よりそういったICT環境の整備を進めているという状況でございました。 学生のパソコンにつきましては、原則自己負担によって購入ということでございますが、コロナの関係で経済的に困窮している学生、特に留学生につきまして、なかなか今年度から必須となるパソコンの購入ができないという状況にあったということでございます。そうした中で、大学から要望もございまして、経済的困窮にある学生への無償貸与のパソコンを整備しまして学習環境の確保を図ることで、留学生の受入れ体制の環境が整備できるといったことで、令和3年度の緊急的な措置として対応をしてきたところでございます。 成果といたしましては、本年度よりパソコンが必須となりまして、それと同時に、全ての学生のICT環境が整ったということで、今後の留学生の受入れ体制も整備されたというふうに感じております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 移住サポートの件は丁寧に説明はしていただいたんですけれども、事業の成果の12ページに成果について説明してあるんですが、先ほど相談件数と移住実績を言われたけれど、特に令和3年度は極端に厳しかったということでしょ。100件ぐらいの相談件数があったんが、9件しかなかったわけですから。だから、それは書いてあるんだけど、移住実績を伸ばしているじゃというて書かれた。だから、令和3年度の成果ですから、特に令和3年度はコロナの影響で厳しかったというのを書かないけんのんじゃないですか。それを指摘したいと思います。丁寧に説明していただいたのはありがたかったですけども。 あと、前野政策監、大学のICTの補助金ですけど、特にこの1億円の債務負担、令和3年度で終わって今違うやり方になっていますが、広報宣伝費の5,000万円、そしてこれは事業成果の13ページにも出ておりますけれども。残りの5,000万円はその入学奨励金として使うということでやってて、特にこの2,971万5,000円しか実績がなかったので、2,000万円ぐらい余る可能性があるということで緊急避難的に、特にコロナ禍で留学生の授業の関係でコンピューターが必要だという大学からの要請があって、それでこの補助金をこのように使ったという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 川上議員、前段は指摘ということでよろしいか。            (16番川上博司君「はい」と呼ぶ) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) お答えいたします。 予算への対応ということだろうと思いますが、議員おっしゃるとおり、実績を見ると入学奨励金が今の3,000万円弱ということにはなっております。これに伴いましては、コロナの影響で日本人学生も含めてですけど減少とか、留学生に限って言えば、入国制限等で年度内の入国ができなくなったということで、私立学校入学奨励金の予算執行が大幅に下回るというような状況にはございました。 そうした中で、大学の要請を受けて令和3年度に係る緊急的臨時的措置として、奨励金の予算の範囲内での利用により対応させていただいたということでございます。基本的には本来補正対応をすべきとは思っておりますが、大学からのそういった要請の時期で12月補正にも間に合わなかったということで、予算の執行に基づく流用対応をさせていただいたということでございます。 財源について説明いたしますが、基本的には入学奨励金については、過疎計画で定められた過疎のソフト事業について充当しておりますが、最終的に過疎ソフトも枠がどんどん減っていって、入学奨励金5,000万円が全額にはなってなく、通常、昨年ベースでいっても2,000万円から3,000万円ぐらいは一般財源を投入していたというような実績もあるということで、基本的には本年度も入学奨励金の部分の3,000万円については過疎ソフトの対応になりましたが、それ以外については、基本的には単独市費というような状況になっているということで御理解いただきたいと思います。以上です。 ○議長(宮田公人君) 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 御理解いただきたいと言われてもちょっと分かりにくいんですが、5,000万円の広報宣伝費は満額支給ができたんだけど、入学支援金について一応5,000万円を予定しているということで、5,000万円と5,000万円で1億円ということで債務負担行為を今までやっとたわけですが、ただ入学奨励金についてはこの実績でいくので、満額いくことはなかった。実際、4,000万円幾らの実績だったと思うんです。それが、極端に2,900万円まで減ったので、だから緊急避難的に今回たまたまその留学生の100台1,800万円というのが、2,000万円残りそうなのでそれがぴったり合ったのかどうか分かりませんけど、小・中学校や、義務教育の学校なんかでのICTの支援金とか、あと新型コロナの地方創生臨時交付金とかそういうコロナで厳しい状況に置かれてる生徒たちが使えるパソコンということで交付金も出てるんですけど、やはりそれが間に合わないからこの補助金を使ったという解釈でよろしいですか。再度すいません。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) 財源についてもう一度整理いたしますと、当然新型コロナの交付金の対象の事業ではございますが、タイミング的に国への申請時期で間に合わなかったというふうなことで、結果的に単独の市費ということで対応させていただいたということございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、金尾恭士君の質疑を願います。 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) それでは、私は126ページの超過勤務手当が令和2年度と比較して約500万円の増加となっているという増額の原因、それから148ページのシステム等保守点検委託料について、保守点検、整備、処理を委託している会社名、そういったところをちょっとお聞きしたいと思います。それぞれ何年の委託期間であるのか、そういったことについて教えてください。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) 私のほうから1点目の超過勤務手当についてお答え申し上げます。 お尋ねの増加の原因につきましては、令和3年8月に発生いたしました大雨に対しまして、市の災害対策本部を設置し、職員を動員したことによるものでございます。ちなみに令和2年度についても、7月に災害対策本部を設置しておりますが、令和2年度においては平日の設置で、昨年の令和3年度については、土曜日から日曜日までにかけた設置ということで、令和3年度のほうが超過勤務手当の増に大きく寄与するような形になっております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) それでは、お答えいたします。 2番目のシステム等保守点検委託料についての内容でございますが、まず処理してる会社については、大きく2つありまして、株式会社日立システムズ岡山支店とOEC株式会社、この大きく分けて2社ということになっております。 それぞれ委託の期間というようなことでございますが、基本的に合併をして、それぞれのOEC、NECのシステムであったり日立のシステムに変更になったということで、それ以来、それぞれ保守をお願いしてるという状況でございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) その日立システムズ、それからOECといった中で、よく不具合がありますけれども、システム上のそういった部分はございませんか。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) 基本的に、標準システムがあって、それを高梁市バージョン的にカスタマイズしていった今積み重ねで、合併後もう十七、八年たっておりますが、特段日常業務的に不具合はなく、今順調に進んでいるというように感じております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、伊藤泰樹君の質疑を願います。 伊藤泰樹君。 ◆5番(伊藤泰樹君) まず、142ページのほうから、地域おこし協力隊員活動助成金について、それから起業支援補助金についての2点。まず、地域おこし協力隊について聞くんですが、実際今回の説明書を見させていただくと、今までだったら大体有漢であるとか高梁とかどこに配属されてるということだったんですが、昨年の場合は地域担当のない職員が2名おられたと。それで、最近確かにコロナが蔓延しとるコロナ禍ということもあって、活動が十分にできてないというのは理解した上で、失礼な言い方かもしれないんですが、最近ホームページ等々でも活動が報告されておりますが、イベントに参加ぐらいしか上がっておりません。ここの報告書には空き家対策であったり移住対策促進、それから日本遺産吹屋の観光の活動に取り組んだということで上がっているんですが、それがその活動報償費と別に260万円を超えたものが出ている。それだけの実績というのがどこにあったのかなというのが1点と、その起業支援ということで100万円、車を購入されたことに補助金が出ておりますが、これがどういう補助要件で、実際、活動される中で報償費とは別に活動助成もされております。その上に起業された上に起業支援をすると。町を元気にするために活動していただいてる中で支援をするというのはいいことかもしれないんですが、その辺の支給要件について具体的な答弁を求めます。 それと146ページ、今度は交通のほうになるんですが、カーブミラー等々の設置ということで124万3,000円が上がっております。これは不用額が3,000円でほぼ全額を使い切ったということなんですが、まだまだ市内でカーブミラー等、見通しの悪い市道というのは多々見られます。市道のカーブミラーと安全施設の整備について、市のほうはどのように思われてるのか、このことについて3点答弁を求めます。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、この3つの質問に私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 まず1点目、地域おこし協力隊員活動助成金についてということでございます。 議員申されますように、最近では地域担当のない隊員を委嘱いたしておりまして、令和3年度中は、この地域担当のない隊員を2名委嘱したとこでございます。それぞれの活動内容を紹介させていただきますと、1名は空き家対策、移住・定住の促進に向けた活動ということで、高梁市街地を中心に、空き家のリノベーションをコミュニティースペースとして活用されたりであるとか、御自身が住まれている本町のひな祭りでグループを結成して運営の手助けを行うであるとかというような活動をされております。 もう一名は、日本遺産構成文化財の活用や情報発信を行う活動ということで委嘱をしておりまして、この方は年度途中8月からの委嘱でございましたので、まずは高梁市を知るということで、そのことを第一に活動していただきました。活動の一例を申し上げますと、有漢地域で開催されたバイク好きのイベントで、地域の方と一緒に企画運営されたということと、それから吹屋への誘客活動といったことを目的に、インバウンドもございますので、外国人留学生に吹屋の魅力を発信をしていく。こういったことに取り組まれたということでございます。 それから、活動が見えにくいという御指摘でございますが、地域担当につきましては特定の地域に密着しての活動ということで、比較的見えやすい部分もあったと思いますが、現在の隊員につきましては、いわゆる活動のミッションを持ってされるということで、市内全域広く薄くという点からするとなかなか見えにくいというのは御指摘のとおりかなというふうには思っております。こういったものがどういうふうに今後できるかというのは検討してまいりたいと思っております。 それから、2点目の質問で、協力隊員の起業支援補助金の支給要件について申し上げますと、隊員として任期満了後、市内定住を支援するということの目的のために、隊員が起業に要する経費に対して補助をするというものでございます。 対象者はもちろん隊員の任期満了になった日から起算して、前1年以内か後1年を経過していないもの、こういった方に市内で地域活性化の期待ができる事業として起業する者に対し支給するということでございます。 補助対象経費としては、起業に要する経費ということで、設備であったり備品、土地・建物の賃借料などが対象になるわけでございますが、今回は議員申されたように自動車の購入ということでございます。備品の場合は3分の2が補助になりまして、上限が100万円ということでございます。 今回の対象については、川上町でお茶専門店を開業された方で、営業やイベントの出店、畑などの管理のために車が必要ということで、老朽化による買替えということでございます。 それから、次の3番目の質問でございます。 交通安全の環境整備、カーブミラーについてでございますが、カーブミラーの設置については、原則として町内会長さんを通じて御要望などをいただいており、要望がございましたら担当職員が現地確認をした上で、優先順位をつけて設置を進めているということでございます。 設置に当たっては、旧高梁市のエリアについてはそれでの地域に交通安全対策委員会という組織がございますので、そこに原材料をお渡しして、設置をお願いしているとこでございまして、それ以外については、市が直接設置をしているというものでございます。 実績を申し上げますと、この市が設置したのが7基、原材料でお願いしたものが30基でございます。必要な箇所がまだまだあるということでございますが、予算にも限りございますので、御要望をいただいたら、必要な場所には優先順位をつけて順次設置をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 伊藤泰樹君。 ◆5番(伊藤泰樹君) カーブミラーの設置に関しては、確かに町内会長等の要望、それから危険箇所の点検等をされて設置されるべきだと思います。ただ、カーブミラーということになると、歩行者の安全確保、車からのということもあるでしょうし、その地域の方だけの要望じゃないと思うんです。走行中にこういうところが危険だがここにつけてほしいっていう、その地域、地元の方だけじゃなくていろんな要望があると思うんで、幅広い要望に耳を傾けながら設置していただきたいというのが1点。 それと先ほどの地域おこし協力隊、その起業支援のほうは本当によくやっておられると思うんで、ただどういう補助要件なのかなと思ってお伺いしたというのが本音のところなんですが、もうお二方のほうに関しては、本当に報償金が出た上に活動の助成をすると。やっぱりそれをもらうことが主になっちゃいけないと、そんな方はおられんと思うんですが、地域おこし協力隊として高梁市に来ていただいて、先日も新しい方が1名任命されたということが吉備ケーブルでも流れてました。その事業助成であったりそういう活動の助成ということに関しては、十分に精査されて、市民の方でもそうですし、私なんかでもそうなんですけど、ああこの人たちはこういう活動をしているから十分こういう活動に助成してあげたほうがいいよねって分かる形にしていただきたいなという思いがあります。その辺で、来年の報告に向けて十分に実績報告ができるように、御指導のほうをよろしくお願いします。 ○議長(宮田公人君) 次に、平松久幸君の質疑を願います。 平松久幸君。 ◆2番(平松久幸君) 142ページの地域振興交付金について、各地域へソフト事業の財源として配分するものであるが、どういった事業を行ったかというのが1点。このままではいずれ基金が枯渇するが、今後どのような財源を利用していくのかということ。 150ページの地方バス路線維持補助金について、補助金額の内容を詳細に問うと。 2番目として、1億3,000万円も支援をしているが、通学時以外はほとんど乗っていないバスにこれほど支援する理由は何かと。 3番目として、高齢化が進む中、定時定路線バス利用者が減少しているが、今後はほかの公共交通機関への切替えは考えていないのかということをお聞きします。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) この質問には私のほうからお答えをさせていただきます。 まずは1点目、地域振興基金の各地域のソフト事業ということでございますが、地域振興基金は各地域のまちづくり協議会の申請により交付しているものでございまして、各事業については各地域のまちづくり協議会で承認を受けたものということでございます。 具体的にどのような事業を行っているかということでございますが、各地域の特色あるイベントでありますとか、地域課題の解決に向けた取組でありますとか、多種多様でございます。近年は、事業の中止、縮減を余儀なくされている状況ではございますが、この交付金を活用して有効に活動されているというふうに認識しております。 ちなみに、高梁地域の一例を挙げさせていただきますと、町家通りの雛まつり、それからグラウンドゴルフ、防犯パトロール事業、こういったものに充てられているというとこでございます。 それから2点目の、このままでは枯渇するのではないかということでございます。 この交付金については、合併特例債を財源として、基金を総額27億9,000万円のうち、まちづくり協議会執行分ということで20億2,000万円を毎年度各地域の申請によりまして交付しているものでございます。基金として積んだものを毎年執行していれば、いずれなくなるというのは議員申されたとおりでございます。 参考までに申し上げますと、令和3年度の残高が約7億7,500万円でございまして、令和3年度の執行額が3,335万2,000円でございました。これを単純計算すると、もう23年余りで枯渇するということになりますが、令和3年度はコロナの関係でいろんな事業が自粛されてた、中止を余儀なくされてたという状況でございまして、以前のような活動になりますと、この時期も早まってくるということでございます。 しかしながら、この基金がなくなっても、当然地域のまちづくりがなくなるわけではございません。まちづくり事業の継続のために具体的にどのような財源が充てられるかということは、現段階では申し上げることはできませんが、必要な地域のまちづくり事業が切れ目なく行われますような財源確保といったことは必要だというには考えております。 それから、3点目の地方バス路線維持補助金でございますが、この補助金につきましては、市民の日常生活を支える移動手段であるバス路線の維持のために、市内を運行するバス事業者に交付するものでございます。路線数は29路線でございまして、どの路線も人口減少であるとかマイカー普及、加えて最近ではコロナ禍による外出自粛、出控えなどによって利用者が低迷しているという状況でございます。 利用者が落ち込みますと、運送収入が下がります。そして、赤字が増えるということで、結果として補助金が増えるという状況が続いているところでございます。バスを必要とする市民も一定数おられます。第2次高梁市公共交通網形成計画に基づきまして、交通弱者に配慮した上で、適切で持続可能な公共交通になるように進めていきたいというふうには考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに、御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 質疑の途中でありますが、ただいまから10分間休憩いたします。            午前10時53分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時3分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、第3款民生費の質疑を行います。 まず、森和之君の質疑を願います。 森和之君。 ◆6番(森和之君) 162ページ、19節の負担金補助及び交付金の民生委員児童委員活動費補助金1,114万4,847円。これは、民生委員、児童委員の活動補助金ですが、主に活動する補助金であるんでしょうが、民生委員の高齢化に伴う担い手育成などに対応する活動基金も含まれているのかの質問がまず一つ。 あと170ページ、大きく枠でこの金額が拾えなかったんですけども、主要施策の成果説明書23ページの中で、家庭児童相談事業287万8,000円、これは多様化する児童虐待に相談員は対応できているのか。また、関係機関との事案の共有を図れているのかの質問がもう一点。 もう一問は、170ページ、これもなかなか金額が拾えなかったんですけど、主要施策の成果説明書25ページの中で、病後児保育258万3,000円。これは、説明の中では利用者ゼロ人という状況になってるんですけど、それについてどう考えているかの3問をまず質問します。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 まず1点目、民生委員児童委員活動費補助金に、高齢化に伴う担い手育成といった活動が含まれているのかということでありますが、そういった活動は民生委員の職務の中には含まれておりません。 それから、2点目の家庭児童相談事業でございますが、本市では高梁市子どもを守る地域ネットワークといった組織を設置しております。ここで関係機関が虐待等の情報を共有しまして、また連携して対応しているということでございます。 このネットワークは、子供を守るために連携が必要となる様々な分野の機関で構成されております。具体的に申しますと、児童相談所、備北保健所、医師会、教育関係機関、法務局、警察署などであります。こういった体制の中で、関係機関が集まり個別ケース会議を開催しまして、具体的な支援策の方法等について検討しておりますので、関係機関との連携はしっかり図れた中での対応はできているというふうに考えております。 それから、病後児保育の利用の件でございます。 昨年も利用が少ないことに関する御質問がございました。その理由について、お答えさせていただいておりますが、令和3年度におきましても、新型コロナウイルスの影響により利用を控えようとする意識が働いたり、ここ数年インフルエンザや感冒などの感染者が少なかったことが利用がなかった原因の一つではないかというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 1番に関しましては、地域によっては次の民生委員が決まらないといったような声を僕は住民のほうから聞いております。また、民生委員とはいえども、やっぱり地域の目であります。児童虐待を疑うようなケースの相談を受けることも多々あり、こういった民生委員の次の担い手が決まらないといったものは本当に大きな問題だと思いますので、一つの検討材料としてしっかり協議してください。 続きまして2番、関係機関と協議を図れているということでありますけども、最近の児童虐待は、自分でも信じられないケースが、皆さんもニュースなどで目とか耳にすることがあると思います。高梁市においてはそういったような今までになかったようなケースが確認されているのかどうかの質問がまず1点。 3番目ですけども、この病後児保育事業、以前にも一般質問で僕は取り上げたことがあると思うんですけど、この利用者ゼロ人に関して、コロナの影響もあったこととは思いますが、病後児保育室が今成羽にあります。この場所について、問題があるんじゃないかと僕は思っております。それを市街地につくるのはかなり難しい問題ではありましょうが、引き続き検討材料として持ってもらいたいと思うことが1点と、やはり成羽で行っているよという周知が薄いんではないかと思ってるんですが、そのことに関しましてもし答えがあれば、ぜひお願いします。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) それでは、お答えをさせてきます。 児童虐待について、特異な事例等があるかということですが、これにつきましては事例については具体的に申し上げることはできませんが、本市におきましても家庭環境は多様化、また複雑化してきているというふうに感じておりまして、例えば実父母以外からの虐待が疑われるケースなども出てきております。問題が深刻化する前の早期発見、早期対応といったことが重要であると改めて認識しているところでございます。 それから、病後児保育の設置場所の問題についてございますが、病後児保育は基本的には病院内に設置することが望ましいとの思いは持っております。ただ、病後児保育は非常に設置することに対してのハードルが高いところがあります。様々な専用室等を設ける必要や、小児科等の御協力もいただかなければなりません。成羽に設置する際におきましても、なかなか御理解や御協力をいただけなかったという経緯もございます。引き続き検討はしてまいりたいと思いますが、現状ではコロナの対応に非常に苦慮されているというところがありますので、御負担を考えますと非常に厳しいというふうには考えております。 また、周知不足ということについてございますが、周知不足が原因で利用がなかったということだけは避けなければならないというふうに思っております。昨年度もホームページ等での広報をはじめとして様々な広報活動に取り組んでまいりましたが、このサービスを必要とする方によりタイムリーな形で情報が提供できないかといったことも考えております。特に冬場は需要が高まる傾向にありますので、そういった時期にSNSを活用して情報発信したり、ポスターに加えまして周知用のカードを設置し啓発を図るなど、より効果的な方法でする情報を届けられるよう努めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 次に、宮田好夫君の質疑を願います。 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 172ページの上から7行目、病児保育広域相互利用負担金についてでございます。 先ほど森議員が質問した病後児保育の関係でいえば、本市0件、他市5件とあります。その他市を利用した理由についてお聞きをしたいと思います。それで、本市施設の利用の問合せはなかったかという質問なんですが、事前に聞くと病後児保育と病児保育は違うんだという話がありましたけども、それらも含めて質問をさせていただきます。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) それでは、引き続き私からお答えをさせていただきます。 病児保育広域相互利用負担金ということですが、これは平成29年に県内18の市町が協定を締結いたしまして、居住する地域以外の施設であっても相互の利用を可能とし、安心して子育てができる環境を整備したというものでございます。決算の4万6,860円は、実施施設を利用した場合に発生する負担金でありまして、令和3年度は他市の施設利用が5件あったということに伴うものでございます。 ただ、相互利用といいましても、本市には病児保育が可能な受入れ施設がございませんので、実態といたしましては一方利用ということになっております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 本市の成羽にあるのは病後児保育の施設であって、病児の保育はできないということの答弁だと思います。 では、その病児が5件の利用があったわけで、本市においてそういった施設を今後考えていく可能性があるんでしょうか。検討はしていないんですか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) 引き続きお答えをさせていただきます。 先ほど病後児保育の御質問の中でも説明いたしましたとおり、病児保育はまだ症状のあるお子さんを預かりますので、基本的には病院内に設置するということになろうかと思います。 ただ、これにつきましても、やはり保育室や安静室などの専用スペース、こういったものを設ける必要がありますし、その他にも様々な設置基準がありまして、なおかつ小児科医との連携や感染症対策も必要となってまいります。病院内に設置することは大変ハードルが高いということで、病後児保育と併せて病児保育についてもいろいろ医療機関さんにお願いもしてまいりましたが、なかなか御理解や御協力をいただけなかったという経緯がございます。引き続き検討はしてまいりますが、先ほど申しましたように今、コロナ対応で大変な御負担がかかっているということもありますので、現状では非常に厳しいかというふうな考えを持っております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 次に、川上博司君の質疑を願います。 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 172ページの母子福祉費、これも補正予算額を上回る134万8,402円の不用額が発生しておりますので、その理由についてお尋ねをいたします。 2点目、178ページと主要施策の成果説明書の29ページに出ております生活保護者への就労支援、被保護者就労支援事業207万4,000円につきまして、今回新規事業として就労支援員1名を雇用し、就労指導に取り組んだ。この事業の成果についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) それでは、お答えをさせていただきます。 まず、児童母子福祉費の不用額の件でございますが、補正予算の内容から御説明しますと、職員手当や費用弁償の補正が若干含まれておりますが、補正額のほとんどはひとり親家庭等医療費ということになります。これはひとり親家庭等医療費が10月支払い分から前年比で約1.6倍に急増いたしまして、当初予算では不足する事態となりました。緊急的な措置として流用による対応も行っておりますが、医療費が増加傾向となる冬場を迎えることもありまして、年度末までの医療費の増加率を最大限見込みまして125万3,000円の補正を行ったものでございます。 ただ、最終的には2月、3月の医療費は前年比で約2.2倍には増加しましたが、補正で見込んだ増加率までは至りませんでしたので、結果として補正額がほぼ未執行になったというのが原因でございます。 それから次に、被保護者就労支援事業でございますが、これは議員申されましたとおり令和3年度から新規事業として取り組んでいるものでございます。被保護者の就労支援につきましては、それまで各地区の担当ケースワーカーがハローワークと連携しながら行っておりましたが、就労指導における知識や経験の低さもあって、就労に結びついた実績としましては年間で約4名程度でございました。そういった状況を受けまして、令和3年5月から専属の就労支援員を1名配置し、就労支援の強化を図ったというものでございます。 現在、就労支援員として任用している方は、福祉施設で職業訓練指導員や生活指導員などをされていた経験豊かな方でございまして、多くの資格も持たれております。また、被保護者に対しましては、求人情報の提供や事業所見学への同行、それから模擬面接の実施、また面接後には振り返りを行うなど被保護者一人一人に向き合いながら、継続的に就労支援を行っております。 そういった丁寧な対応が就労意欲の向上にもつながりまして、令和3年度は54名の方の就労支援を行ってまいりましたが、そのうち16名の方が就労されております。また、就労後におきましても定期的に就労状況等の確認を行っているところでありまして、引き続き効果的に生活保護からの脱却が図れるよう取組を進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 次に、金尾恭士君の質疑を願います。 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 174ページの私立保育所委託料につきましてお伺いします。 約2億2,639万2,700円余りのこの保育所委託料について、この決算の積算基礎をお伺いします。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、私立保育所の委託料の積算根拠についてお答えをさせていただきます。 まず、保育認定を受けた子供が私立の保育所で保育を受けた場合には、児童福祉法に基づきまして市町村がその保育所に委託費として要する費用の額を支払うこととなっております。委託料の算定につきましては、内閣府が定める保育単価、これは年齢によって違うんですが、こちらに年齢ごとの児童数を乗じた額の合計を基準として、毎月算定しているものでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) そうすると、今私立保育所に通わせておられる園児の皆さんは大体何人ぐらいになりますか。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) 園児の数でございますが、令和4年3月1日現在で194名でございました。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、伊藤泰樹君の質疑を願います。 伊藤泰樹君。
    ◆5番(伊藤泰樹君) 162ページの民生委員児童委員活動費補助金、先ほど森議員も触れられたところですが、これは主要施策の説明のほうで言ったら、実際にこんなに相談件数を処理されてるのかと目を疑うばかりの相談件数が上がっておりました。 それについて、どんな対応をされているのかについて説明を求めます。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 相談に対する対応ということでございますが、相談内容も様々でございます。簡易な問合せなど民生委員とのやり取りの中で解決できるものもございますし、逆に対応が難しいものもございます。そういった個人での対応が困難な相談につきましては、行政サービスに関するものでありますと各担当課で対応を引き継いでおりますし、定期的に開催されております各地区の協議会で関係機関と協議し対応しているケースもあるといった状況でございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 伊藤泰樹君。 ◆5番(伊藤泰樹君) 相談ということになると個別具体的なことはなかなか言うのが難しいと思うんですが、対応されている相談内容については、大まかには市のほうは認識されておられるんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) 相談内容の把握状況ということですが、先ほど申しましたように行政サービスに関するものや地区協議会で報告や協議されたものにつきましてはその詳細を把握しておりますが、民生委員とのやり取りの中で解決するもの、あるいは個人情報の問題が絡むものもございますので、全ての内容を把握しているということではございません。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 伊藤泰樹君。 ◆5番(伊藤泰樹君) 件数として令和3年度のときには2,687件の相談があった。人口2万8,000人ほどのまちでこれだけの相談件数が上がっているということは、やっぱり市としてもその内容の把握であったり、次年度に向けてこれが減るようなものに盛り込めたらと思いますので、その内容の把握を含めて前向きにこの内容が減るように、今後とも御尽力をいただくように要望いたします。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、第4款衛生費の質疑を行います。 まず、森和之君の質疑を願います。 森和之君。 ◆6番(森和之君) 190ページ、8節の報償費のごみ減量化協力団体報奨金について、まず前年と比べて金額が下がっております。ごみの減量化に努めるべく広報活動をしっかり進めるべきじゃないかと思うんですが、そのことについて答弁をお願いします。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) この質問には私のほうからお答えします。 ごみ減量化協力団体報償金が昨年度より下がっているという質問でございます。 この要因でございますが、登録いただいて活動している団体の実施回数などはほぼ横ばいで推移しているとこなんですが、回収量が残念ながら減少傾向にあるということで下がっているということでございます。 広報活動が必要ではないかということでございますが、本市が収集している資源収集量のおよそ3割がこの団体回収で行っているというものでございまして、議員申されるようしっかりとこのことは周知をして広報してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) それでは、ごみが少なかったということが原因ですよね。分別もあったことですけども。それはコロナ禍の影響があったのかということがもう一点と、いろんな団体がごみを集めるんでありますが、僕なんかでも地域が高齢化してこういったような廃品回収を行えなくなったようなことも聞いたことがあるんです。そういったようなことで団体の数が減っているというようなことはあるんでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 活動されてる団体については、ほぼ横ばいでございます。特に大きな変化はございません。 原因として高齢化であるとかコロナの影響といったことがあるのかということですが、集団で回収しますので、コロナ禍においては一定の制約を受けたということはあろうかと思いますし、児童・生徒が少なくなっているという部分での制約というのもあったのかなというふうには思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、宮田好夫君の質疑を願います。 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 県の広域水道企業団の関係です。 184ページには、特別負担金として2,100万円余り、それから186ページには出資金として約1,000万円、合計3,000万円の金額がここに上がってます。これに合わせて、恐らく受水したときの料金というのが発生しているんだろうというふうに思います。それは、もしかすると水道会計のほうにあるのかも分かりませんが、企業団に対して支出した金額は令和3年度で全部で幾らになるのか。 そして、その広域水道企業団の水は、本市の水道使用料の何%入ってきているのかということ。それから、これは難しいんだと思うんですけども、いつぞや広域水道企業団が非常に苦しい会計であって、本市も幾らかの負担をしてほしいというのがあったと思うんですが、本市の水道設備では全給水量をカバーできないのか、またそういう検討はしないのかということについて、お尋ねをいたします。 ○議長(宮田公人君) 妹尾土木部長。 ◎土木部長(妹尾英利君) お答えをさせていただきます。 岡山県広域水道企業団でございますが、現在、18団体で構成されておりまして、もともとの団体が、昭和59年に発足、高梁市におきましては、旧高梁市、それから旧有漢町が平成4年に加入をしておりまして、後年度に旧成羽町も加入しているという状況でございます。 この中で、御質問のありました金額の総額ということでございますが、先ほどございました負担金、それから出資金、これを合わせまして3,187万5,425円ということになっております。 それから、水道料金のお話でございますが、料金につきましても別途当然お支払いをしておりまして、これは受水に比例したものでございますが、約1億6,700万円の水道料金をお支払いをしておるところでございます。 それから、現在の受水の割合についてということでございましたが、全体の32.2%、約3分の1の市内の量をこちらの企業団の水で賄っている状況になってございます。 こういった関係で、当然旧来の高梁市内の独自水源もございますが、やはり様々な問題もありまして受水量も減っていってるような環境下、また災害等におきましてそういったバックアップも必要でございますので、今後も高梁市としても安定供給を図っていくためには、企業団からの受水が必要というふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は第5款労働費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第6款農林水産業費の質疑を行います。 まず、森和之君の質疑を願います。 森和之君。 ◆6番(森和之君) 208ページの委託料です。松くい虫駆除事業委託料676万円についてですが、主要施策の中では林産物の増産につながっている。駆除、防除を含めて、実施場所の選定はどのように行っているのでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) お答え申し上げます。 松くい虫の駆除事業の内容につきましては、本市では予防事業として平成4年度から、空中散布による事業を行ってまいりました。ただし、これについては設立されました協力団体の高齢化等がございまして、継続が困難になっております。また、松枯れの進行を止めることができないという当時の現状を踏まえまして、平成26年度をもって薬剤空中散布は中止しております。 それ以降は、導入地域で比較的効果が認められる薬剤樹幹注入をもって、松枯れの予防を図っているところでございます。現在は、高梁自然公園と弥高山公園において、松林の景観を保持、保全するために実施しておるところでございます。 それともう一つの事業といたしましては、市内全域を対象として松枯れ対象の情報把握に努めておりまして、市道等の沿道や公共施設における松くい虫による被害木を伐倒処理するというふうな事業にも取り組んでおるところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 主要施策の中で、林産物、要するにマツタケであったりいろんなものであったりするんでしょうが、そういったものの増産にこういったものがつながっているというような説明があったと思うんですけど、そこんとこが説明不足だったのがもう一点。 恐らくマツタケって松をただ枯らさないようにだけしたら生えるというような簡単なものじゃないんでしょうが、その説明が抜けているような気がするんで、もう一点その辺を簡単に説明願えますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) 現在、林産物の増産ということはなかなか取り組んでいることができていないということもございます。山の手入れによりまして、マツタケの生育がということもあるんですが、以前こういった補助金もあったようでございますが、なかなか利用者が少ないということもありまして、現在は取り組んでおりません。今行っております景観を保持するということが直接的には林産物の増産ということにはつながらないかもしれませんが、現在はそういった事業を行っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) それでは、今高梁市のほうは高梁市の樹木ですか、アカマツを保全してある程度自然景観を維持するという意味でこれを行っているという考えでよろしいですか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) はい、そのような事業を行っているところでございます。 ○議長(宮田公人君) 次に、宮田好夫君の質疑を願います。 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 208ページの森づくり基金積立金です。成果表の42ページには、環境譲与税が3,000万円入ってきて、1,000万円ほど森林調査をやって2,000万円を積み立てたと書いてあります。全部でこの基金5,000万円ぐらいあるんだろうというふうに思うんですが、積み立てるばっかしでなかなか使ってないというような声も聞かれます。また、森林関係の方からは要望書も出して、市としていいようにしてもらわなきゃいけないというような話も聞いてます。この基金の目的等、あるいは今後の予定されてる事業等について御説明をお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) それでは、基金の目的につきまして御説明させていただきます。 高梁市森づくり基金につきましては、高梁市森づくり基金条例によりまして、高梁市が実施する森林の整備、担い手の育成及び確保、森林の有する公的機能に関する普及啓発、木材の利用促進、その他の森林の整備の促進を図ることを目的といたしております。財源といたしましては、森林環境譲与税をもって充てることといたしております。 今後予定されている事業ということでございますが、森林環境譲与税は市町村が実施する森林の整備及びその促進の施策の財源に充てるということになっております。現在、山の所有者に対しまして、順次、所有している山林の経営管理を自分自身で行うことができるのか、市へ委託したいかといったような意向調査を行っているところでございます。 現地調査を行った後、結果を踏まえ、所有者が管理を市へ委託したいという意向の山林につきましては、市が経営権を取得して管理していくこととなります。そのうち、林業経営に適した森林につきましては、民間事業者に事業を委託し、林業経営に適さない山林につきましては、市が経営管理を行うということになります。 現在、調査の実施委託料が主立った事業となっており、現在はこうした事業が主になっておりますが、多くの積立ての基金が生じておるところでございます。今後は、順次こうした山林の委託料、特に市が実施する経営管理へも有効に活用してまいりたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 事業の内容は分かりました。 市民1人当たり年額1,000円。これは、いやがおうにも納めているわけですから、それでいろいろな森林面積なりあるいは人口割なりで、3,000万円余りが高梁市には来ています。 今、調査をされていると言うんですが、以前は有漢から調査をするんだと、今どの辺まで調査をして、どこの地域の方に意向調査なんかをやられているんですか。具体的に教えていただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) 成羽町の坂本、中野、吹屋が令和2年、令和3年度でございます。あと有漢町のほうで、上有漢を行っているところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 持ち主の意向調査をされると聞いたんですが、それは具体的に進んでいるんですか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) はい、今申しましたところから順次行っていく予定にしておりまして、先ほど申しましたところは意向調査を行っております。令和15年度までに全市域で行っていくという予定にいたしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、伊藤泰樹君の質疑を願います。 ◆5番(伊藤泰樹君) まず、200ページに農業次世代人材投資資金というのが2,436万円上がっております。新規就農者の16名に対して資金援助を行ったということなんですが、これというのは新規就農で入ってこられた方にこういう支援をして、最初収入が安定しないときに支えてあげるというのが必要だと思うんですが、この資金の支給要件、どんな人がもらえたのか。それと、そのもらった人がどれぐらいそのままその地域に残ってくれて定着しているのかの状況について説明を求めたいというのが1点。 それと、先ほど宮田議員も触れられた森林環境譲与税との関係で、森林環境意向調査、先ほど説明されておられたことで大体の内容は把握させていただいたんですが、今の質問でも分かるように今どういう状況なのかというのを明確にその年度年度内で成果物として提出されること、分かるようにされることっていうのが必要かと思うんですが、その成果物についてはどういう御見解をお持ちなのかを質問いたします。 ○議長(宮田公人君) 大島政策監。 ◎政策監(大島次郎君) 1点目の質問は私のほうから答えさせていただきます。 農業次世代人材投資資金は、就農のための研修期間中に、年間で最大150万円を最長2年間交付する準備型と、認定新規就農者の早期の経営確立を目指すのに対して年間で最大150万円を最長5年間交付する経営開始型に分かれております。 主な支給要件としましては、準備型が独立自営就農、雇用就農または親元就農を目指すこと、都道府県等が認めた研修期間等でおおむね1年以上かつおおむね年間1,200時間以上研修を受けること、常勤の雇用契約を締結していないこと、原則前年の世帯所得が600万円以下であることでございます。経営開始型につきましては、認定新規就農者であること、人・農地プランの中心経営体として位置づけられていること、または農地中間管理機構から農地を借り受けていること、原則前年の世帯所得は600万円以下であることなどが挙げられます。 定着状況なんですが、こちらの農業次世代人材投資資金は平成24年度に創設された制度でございます。これまでに26人がこの制度を活用しており、うち25人が新規就農者として定着しておるところでございます。 私のほうからは以上です。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) それでは、私のほうからお答えいたします。 先ほど意向調査を行ったその成果ということでございますが、令和2年と令和3年で553名の調査をいたしまして、回答率が54%、先ほど申しました有漢地区と成羽地区の一部で行っております。 その結果によりますと、山林所有者の38.5%が市へ管理を依頼したいというふうな回答がございまして、40.5%の方が自ら経営管理を行いたいというふうな結果になっております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 次に、石田芳生君の質疑を願います。 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 私は今回5項目掲げさせてもらっておりますけど、個々ばらばらに拾ったわけではなく、当初予算の主要施策に掲げてあるものから大きく減額であるとか執行されたのかどうか分からないものについて上げさせていただきました。 1番目は、市内農林水産物消費拡大推進事業補助金であります。成果と、当初予算よりも執行額が大幅に減額となっておりますけれども、今後はどのように対応するかということ。 それから、2番目、認定農業者等育成支援事業補助金について、この成果と、これもまた当初予算よりも執行額が大幅な減額となっておりますけれども、今後はどのように対応していくのか。 3番目、当初予算に経営継承・発展等支援事業補助金が計上されておりましたけれども、この執行がないように思えるのですが、なぜ執行できなかったのか。 4番目、有害鳥獣被害防止対策事業について。令和3年度の当初予算の主要施策では、総額5,784万円が計上されておりました。主要施策の成果説明書の中では、総額4,937万2,000円の執行とありました。一般質問でもありましたように、なかなか条件がそろわないと補助金がもらえない現実があって、耕作地の被害面積というのは、頭数は減ったかもしれませんけど、拡大している状況であります。その中で、もっと補正を取ってでも執行すべきではないかと思うんですが、執行額が少なかったのはどうしてなのか。それからまた、今後の方針を教えていただきたい。 5番目の森づくり事業については、宮田議員、そしてまた伊藤議員が質問されましたので、取り下げます。1から4までの質問について御回答をお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 大島政策監。 ◎政策監(大島次郎君) 私のほうからは、1番から4番までについてお答えさせていただきます。 まず、市内の農林水産物消費拡大推進事業補助金についてでございます。 こちらのほうは市内で生産される農林水産物の県内の消費拡大に向けて、市内10か所の直売所の販売金額を向上させるため、PR資材などの販売促進資材に対して補助金を交付するものでございます。計画で1即売所当たり上限10万円として交付するための事業でございます。 こちらのほうは令和3年度から開始した新規事業であって、各直売所に出向いて制度の周知を図ったところでございまして、1つの直売所、やまびこ市場なんですが、こちらにおきましてのぼり旗とか看板、テーブル、椅子等の整備に活用していただいておるところでございます。このような取組が直売所へ足を運ばれる方の増加につながっているものと期待しておるところでございます。 こちらが当初予算に比べて執行が少なかったとの御指摘なんですが、担当部署としましては、3年間は継続して事業を実施していきたいと考えております。令和4年度につきましては、現在1直売所で交付決定を行っているところでございます。地産地消の拡大に向け有効に活用していただけるよう、引き続き関係団体へ周知をしていきたいというふうに考えております。 続きまして、認定農業者等育成支援事業補助金についてでございます。 こちらのほうは、農業の担い手の確保及び育成を図ることを目的として、認定農業者等に農業用機械の購入費を補助するための事業でございます。令和3年度実績は、申請件数14件、補助額319万円となっております。主に田植機やトラクター等の農業用機械の購入の費用の一部に活用していただいているところでございます。 こちらのほうが、当初の予算より大幅に減額となっていることに関してなんですが、令和3年度につきましては1団体が県補助事業も活用したこともあって、結果的には当初予算に対して4割程度の執行となっておるとこでございます。こちらの市の単独事業は、将来の地域の農業の担い手となる農業者が農業経営に必要となる機械の導入を補助することは重要であるというふうに考えておりまして、可能な限り国、県の制度を活用しつつ、国、県の事業を活用できない場合は本市の補助事業により農業者を支援していきたいというふうに考えておるところでございます。 続きまして、経営継承・発展等支援事業補助金でございます。 こちらのほうは、地域の中心経営体との後継者が、経営継承後の経営発展に向けた取組に関する計画を策定し、経営を継承した場合に定額100万円を交付するための事業でございます。 こちらのほうでは、補助を希望する農家があった場合に対応できるように予算措置をしておったんですが、希望者がなかったため予算執行に至らなかったものでございます。今後、後継者、担い手の確保は大変重要な課題であります。今後とも県の普及センターやJAと連携し、農業者に対して情報提供を行い、支援制度を有効に活用していきたいというふうに考えておるところでございます。 続きまして、有害鳥獣被害防止対策事業でございます。 こちらのほうは、被害の面積が拡大して、この事業を積極的に活用するべきじゃなかったかというふうな御指摘かと思うんですが、有害鳥獣に対する農産物等の被害は、令和2年度は千七百四十何万円であったものが令和4年は1,424万3,000円と減少しており、こちらの有害鳥獣の補助金については一定の成果が出ておるものというふうに考えております。確かに被害面積は増大しているという指摘なんですが、確かに被害面積はやっているんですが、恐らくは鳥獣被害の金額は下がっている。そういった意味で、被害は減少するほうがいいというふうに考えておるんで、やっていく必要があるんだろうと考えております。 今回、この予算につきましては、今のところ申請が上がってきた金額に対してはある程度十分な予算を確保して支援しておるところでございます。今後とも支援を図っていきたいというふうに考えております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 結局予算を組んでても、100万円組んでて10万円しか使わなかったであるとか、この農機具の、認定農業者等育成、これは補助条件を前年よりもよりよくしたのに利用状況がよくない。予算執行が少ないということです。ですから、玉が小っちゃいんじゃないかと思うんです。もっとがさっといかなきゃ、10万円じゃなくて、もう30万円、40万円、そのぐらいのものをしないと。それから直売所は大規模なところが高梁市は多いわけですから、そういうところをしようと思ったら、規模によっては金額を変えていくぐらいのことをしていかないといけないんじゃないかと思います。 それから、有害鳥獣のことについて、被害金額が少なくなったからいいんじゃないかというお話をされましたけど、何で被害金額が少なくなると思います。耕作放棄地がどんどんできて、耕作する人がいなくなるから、それはイノシシだってだんだん作物がないから、被害金額は少なくなるけど、被害面積ってのは増えてるんですよ。被害面積が増えるから、もうこんなところは耕せないなって、また耕作放棄地になるわけですから、単に被害金額だけで捉えるんじゃなくて、この市域、土地全体の活用、まさにそのために政策監に来てもらってるわけですから、被害面積が増えたら、それはやっぱり行革の中で前年どおり行いますというふうになったわけですけども、前年以上にやらなきゃいけないし、組んだ予算はしっかり執行してもらって、被害面積の削減にもしっかり貢献していただきたいと思いますが、どう考えられますか。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) すいません。るる政策監のほうが申し上げたとおりなんですけれども、今御指摘をいただいたような件、例えば有害鳥獣の被害防止対策っていうのは、今まで同じようなことを繰り返しておりましたけれども、去年でしたか農業者の方、それから事業者の方の御意見を伺って電柵を復活させた。これがやはり地域の方にとってはかなりいい影響、いい意見をいただいた結果が実現できたというふうに思っております。 事ほどさように、今の道の駅のようなところに対しましても、運営をされてる方、事業者の方々の意向なり御意見を十分伺えてなかった面がちょっとあるのかなと。その結果が未執行なり不用が出てしまったということもあろうかと思っておりますので、こういったことが効果が上がるように、丁寧な御意見の聴取等々を行いまして、適正な執行に努めていきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) 108ページの森づくり基金についてですが、今さっきから聞きょうたら、天然林にも使えるような話だけども、初めのときに聞いたときには人工林をきれいに整備するということで来たお金じゃないかと思うんですが、条件が変わったんでしょうか。その点1点お願いします。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) 議員おっしゃるとおり人工林でございます。 ○議長(宮田公人君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、質疑の途中でありますが、ただいまから午後1時まで休憩いたします。            午前11時53分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時0分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、第7款商工費の質疑を行います。 まず、宮田好夫君の質疑を願います。 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 商工費では、3点質問をさせていただきます。 まず、210ページの地域人材育成事業委託料でございます。 成果表で見ると、地方移住やリモートワークなどの多様な働き方に対応するため、ウェブデザイナー育成講座を開設したとありました。受講者は13名おられて、これに関する費用が1,300万円かかってますけども、これに対してどのような成果が出たのか。そして、受講された方はスキルがあるわけですから、どういった活躍をされているのか。そういったことを把握しているのかどうかをお聞きします。 次に、その下にあります消費生活・集客対策業務委託料でございますけども、これについては成果表では新型コロナウイルス感染症の影響により停滞した地域経済活性化のため、キャッシュレス決済によるポイント還元事業を実施したということで、確かにこの時期になると大型店については、市内外から大勢の方が来られて買物されたように思いますが、この事業がどういうふうに地域経済の活性化につながったのか。また、地場産業や個人経営の店等について、どのように経営改善というか売上げ効果があったのかについてお聞きをいたします。 次に、214ページですが、地域滞在型アドバイザー派遣委託料です。2,200万円出てますけども、これについては、ANA総研に委託されている事業で、成果表を見ると市内における観光関係組織の強化、人材育成、経済効果につながる観光戦略確立に向け、総務省の地域活性化企業人制度を活用し、ANA総合研究所からアドバイザーの派遣を受けたということがありますが、どのような成果が上がってるのか。また、この2,200万円の費用対効果をどのように見ているのか。これについて説明を願います。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) それでは、お答えさせていただきます。 まず、地域人材育成事業委託料についてでございます。 まず、ウェブデザイナーの事業について若干説明させていただきますと、地方移住やリモートワーク等の多様な働き方に対応するため、ウェブ制作等の技術を習得するということでございます。 令和3年度を初年度といたしまして、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社に業務委託し、令和4年度も継続して事業実施いたしております。議員おっしゃいましたように、10名を予定しておりましたが、13名の受講者があったということでございます。 これの成果ということでございますが、ウェブデザイナー、受講したらすぐに仕事ができるということでもございません。経験と実績が非常に影響する職種ということでございます。中には、起業を考えられている方もいらっしゃるようですし、現在の仕事で必要な場合、例えば、自分のお店でウェブを使ってホームページで案内するとかといったようなこともあると。それから、自分の本業とは別に、副業でいろんなこともできるというふうなことで考えている方がいらっしゃるようでございます。いずれにいたしましても、もう少し時間がたって、その成果ということが出てくるのではないかなというふうなことを思っております。 それから、次の受講者に対して活躍の場を提供しているのかということでございます。 本講座の業務の中に、受講生に対する就労サポートということを行っております。まず、CCCでは、仕事を取りに行くのにウェブ上で案内することがあるようでございます。企業がインターネットで不特定多数に業務を発注する業務形態というのがございまして、そういうサイトを案内して、そういったことを見ながら、御自分に合った業務があるかどうかというふうなことを閲覧して利用することができるということのようです。 それと、図書館がイベントチラシ等を作っておられますが、そういったチラシを発注して、デザインに関わってもらうと。実際関わられた方もいらっしゃるということでございます。 今後商工団体を通じまして、市内の事業者のホームページでありますとか、ロゴなどの作成を受注できるようなことができればなというふうなことも考えております。今年の受講生や卒業生の動向を注視するとともに、事業の検証を行い、新たな事業展開を検討したいというふうに思っております。 それから続きまして、消費活性・集客対策業務委託料についてでございます。 これは議員おっしゃいますようにキャッシュレス決済の事業でございます。1決済事業者当たり1回1,000円相当、上限期間中5,000円相当のポイントを還元するということでございまして、1回目が令和3年10月1日から10月15日まで、2回目が令和4年2月1日から2月15日までで実施いたしております。 市内の事業者支援を目的としたこの事業でございますが、市民による利用の上に市外の利用者も多かったということで、外貨の獲得にもつながったということが言えると思います。それから、市内の事業者にコロナ禍で打撃を受けた地元経済の立て直しに効果があったというふうに認識しております。 それと、側面的ではありますが、市民のデジタル化の推進を図ることができたのではないかというふうなことも思っております。 それから、地場産業や個人商店等の経営経済に結びついたのかということでございます。 事業実施後に参加店舗にアンケートを実施いたしております。その結果、期間中の売上げは、全体の7割が増えたというふうなことで回答をいただいております。その詳細で申しますと、大型店はかなり増えたというふうな回答がありまして、個人商店等は少し増えたとの回答が多かったということでございます。 今回のキャンペーンによりまして、新規顧客の獲得につながった店舗も多かったというふうなこともありましたし、またキャッシュレス決済を利用する高齢者の方も増えているというふうなことも分かっております。 さらに経済面で言えば、キャッシュレス決済のデジタル化を進めることで、売上管理が簡素化され、今後の経営の検討材料として活用でき、事業者としてはデジタル化による経営改善につながっているというふうな回答もございました。 それから続きまして、地域滞在型アドバイザー派遣委託料についてでございます。 市内におけます観光関係組織の強化、人材育成、経済効果につながる観光戦略に向けて、総務省の地域おこし企業人制度を利用いたしまして、ANA総研、今会社のほうの名前が変わりまして、ANAあきんど株式会社というふうになっておりますが、ここからアドバイザーの派遣を受けております。 どういった効果があるかということでございますが、我々行政マンといたしましては、こうした民間の方を迎え入れての仕事というのは初めてでございます。そういった中で思うことは、民間で培っていらっしゃいました企画力でありますとか、営業力、専門的な見地と今まで培われた人的ネットワークというふうなことを駆使されまして、スピード感を持ってこれまでにいろいろと取り組まれておられます。 また、観光協会の組織改革にも取り組んでいただいておりまして、令和4年、観光庁の登録DMO取得にも大きく貢献をいただいております。これからの観光振興の基盤づくりの第一歩を確立することができたのではないかというふうなことを感じております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 分かりました。 最後の地域滞在型アドバイザー派遣委託料2,200万円の内訳が分かれば教えていただきたいと思います。これから、外国人の入国制限もだんだんと解除されていく中で、円安で非常に外国人の観光客も多くなってくるんだというふうに思います。それらに向けて、何かここを使って準備しているようなことがあれば、また今年度こういったことを取り組んでいるんだっていうのがあれば、教えていただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) 委託料につきましては、お一人1,100万円ということで、2人で2,200万円でございます。この財源といたしましては、特別交付税で1人当たり560万円ということになっております。 今後、将来に向けてということでございますが、議員さん先ほどおっしゃいましたように、やはりこれからの観光はインバウンドというのが1つ注目していくべきものだというふうに思っております。今日の新聞にも緩和していくというふうなことが出ておりました。そうしたことを考えますと、やはり空港直行バスもいろいろと話題になりましたが、そうしたことを生かしまして、高梁市の経済効果につながるように、2025年には万博もございます。そうしたターゲットを、インバウンドも一つのターゲットと言えると思いますが、そういったことで、アドバイザーのお力もお借りしながら、そういうノウハウもお借りしながら取り組んでいきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、伊藤泰樹君の質疑を願います。 伊藤泰樹君。 ◆5番(伊藤泰樹君) 214ページ、毎年のように質問させていただくところではあるんですが、備中松山城登城バスの運行に関して1,030万円、去年は740万円で、その前は450万円、コロナ禍の中でなかなか観光客が伸び悩む中で、整理料の徴収もままならず、事業費から差し引いたものを委託料として市から出しているものではあるんですが、城まちステーションからふいご峠を結ぶ登城バスは、必要性は毎年の質問で感じているところではあるんですが、民間であれば大体登城者が望めなかったり少なくなってくると、何らかの形で事業費が削減できるような尽力も必要だろうし、やり方を考えるべきかと思うんですが、倍々ゲームとは言いませんが本当にこの3年間で450万円が740万円、今年が1,030万円。ちょっとそのやり方、在り方が考えられるべきかと思うんですが、それについて検討はされるところでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) お答え申し上げます。 議員さんおっしゃるとおり、確かに金額的には増えております。1つの原因といいますか、コロナの感染によりまして観光客が激減しているということだと思います。 そういう中でありましても、観光協会では昨年、111回運行されておりまして、中型バスで35回、小型バスで9回、マイクロ29回、ジャンボタクシー38回とその時々で状態を変えて運行されております。こうしたことが、経費の削減にはつながっているかと思いますが、やはり観光客が少なかったということが一つの要因でございます。 もう一つ付け加えますと、登城バスの運行につきましては、運行だけの経費ではございませんで、人件費、例えばチケットの販売、駐車場整理、トイレの清掃、草刈り、それから交通機関のバスの賃借料、それからガードマンの委託、チケットの印刷、製本、そういったことも含めてのバスの運行ということでございます。 対策といたしましては、この4月から、今まで400円であったものを500円に増額いたしております。これまで子供料金というのは無料にしておりましたが、小学生が250円ということで新設いたしまして、収入も増やしていくというふうなことで、今取り組まれておるところでございます。料金についての値上げのクレームなんかは今聞いてないということですので、何とか努力はしているところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 伊藤泰樹君。 ◆5番(伊藤泰樹君) 今年から、整理料のほうも400円を500円にされる、子供料金を無料だったのを半額いただくようにするという改善によってその取組も見える。それから、これがただ単に運行の委託料だけじゃなくて人件費や賃借料や草刈り費用やいろんなものが入っているということではあるんですが、実際、高梁市の備中松山城というのは一つの吹屋と並び称されるだけの観光資源であって、投資は必要だと思うんです。確かに投資という面でいけば、これは必要なものなのかなと思うんですが、その点で先ほど宮田議員の質問の中でもありましたANAからの滞在型アドバイザーということで、いろんなさっきの説明の中でもありました。専門的見地をもってという言葉もあったんですが、そういう方々からの知見のアドバイスっていうのはこれは何か受けられてますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) お答えいたします。 日頃いろいろ話をしながらやっておるところですが、バスに代わるほかに何かという、いろいろ小さいマイクロとかジャンボタクシーとかあるんですが、今の形態をどう変えていくかというあたりがやはり課題だと思います。変えれるかどうかもあるんですが。そうしたことを考えますと、やはり議員さんおっしゃられたように、5合目から8合目まで行く手段としては今この方法しかないのかなということも言えると思います。観光客の方が安心して上がれるっていうのがまず第1だというふうなことを思っております。おっしゃるようにANAの方のアドバイスでありますとか、JRのほうからも来てもらってますんで、いろいろと今後検討しながら考えていきたいというふうに思ってます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、石部誠君の質疑を願います。 石部誠君。 ◆10番(石部誠君) 214ページの施設指定管理委託料について質問いたします。 市長が今議会の冒頭に、ラ・フォーレ吹屋の指定管理を公募するというふうに言われました。本来ならば、継続してやっていただくのが私はいいのではないかというふうに思っているんですけれども、例えば去年の決算状況、この数年の経営状況、また評価、そして何か問題があったのか、これについてお尋ねいたします。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) お答えいたします。 現在の指定管理料につきましては、法定点検に係る経費といたしてまして102万円の支出をいたしておるところでございます。 ラ・フォーレ吹屋の決算の状況でございますが、年度末に報告をいただくようになります。それによりますと、利用料が3,039万1,000円、コロナによる国の雇用者調整助成金、市からの持続化給付金2,334万6,000円、合計で5,675万7,000円ということでございまして、経費も同額で計上の報告を受けているところでございます。 評価ということでございますが、コロナ禍での運営は大変に厳しい状況であるというふうなことは認識しております。吹屋内にホテルは1か所しかございません。市民や地域から期待を背負いながら運営していただいていることには感謝をいたしているところでございます。 指定管理の効果を最大限に発揮していただくことは、ホテル業としてのノウハウや人材、民間の持つ発想力やスピード感、投資力、誘客につなげる効果的なプロモーション、営業などを期待するものは大きいものと言えると思います。 公募について言いますと、協定では来年3月で切れるということになりますので、一旦ここで吹屋の状況も随分変わってきておりますので、指定管理の基本でございます公募という形を取らさせていただきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石部誠君。 ◆10番(石部誠君) 一番聞きたかったのは、何か問題があったのか。今後問題が起きたときに、今のラ・フォーレさんでは解決できないのかっていうのが、私が今一番聞きたいところなんです。どんどん吹屋のまちが15年ぐらい前からか、僕自身の体感的にはどんどんお客さんが減る中で、一緒に苦労をしてきました。そういう中で、例えば日本遺産になる。小学校の改修がされる。そういう中で、お客さんがこれから増えていくっていうときにコロナで、もう一度、産みの苦しみ、一緒に味わってくださって頑張っている事業所だろうと私は思っています。 ここで公募をかけるということは、さっきこういう評価をしていると言われたんですけれども、何か問題があったりしたわけなんですか。繰り返し聞きます。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) 問題と申しますよりも、指定管理の基本的なルールといたしまして、公募っていうのが大前提ではございます。これにのっとって行うということでございます。 ○議長(宮田公人君) 石部誠君。 ◆10番(石部誠君) 3回目になるんですけども、例えばコロナ禍で、持続化の関係で補助金をいただいて、その返済がこれから始まったりするんだろうと私は思っているんです。具体的に聞いてませんけれども。例えば、そういったこともちゃんと加味されているのかどうか。それから、ルールどおりであるからもう何でもできるんだという立場で、それって本当に地域や団体や事業所を育てる立場に立っているのかどうかっていうふうに思うんですが、そこはいかがでしょう。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) 公募に当たりましては、現経営者に了解をいただいて行っているところでございます。公募におきましても、応募して取り組むというふうなことを聞いておりますので、今まで現場で活躍されておられましたわけですから、期待もしておるところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、石田芳生君の質疑を願います。 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 私からは9項目について質問させていただきますが、これはまた令和3年度の当初予算でしっかり予算組みがされていて、主要事業とされていたものについて、執行状況がどうなのかと疑問があったものについて取り上げました。 1番目の地域人材育成事業委託料、これは宮田好夫議員から質問がございましたので、私は控えます。 2番目の地域商業活性化支援事業補助金で、これの成果を問い、それから当初予算より大幅な執行額が減額となっております。これは、事業承継とか今高梁市の事業者が抱えている課題を大きく変える、課題を解決する力になるはずのものであったんですが、こういったものが執行が減額になっている。そしてまた、今後どう対応するかを答弁いただきたいと思います。 それから、3番目の商工振興補助金について、新製品等開発支援の成果を問う。これもやはり執行額が大幅な減額となっております。特産品づくりやブランド力の強化ということは、高梁市の大きな課題でありますけども、こういった補助金がなぜ大幅な減額になったのか。 4番目、雇用確保支援事業補助金について。これも同様であります。 5番目、当初予算には、サテライトオフィス・シェアオフィス整備事業補助金が計上されていたんですけども、どうも決算書の中で記載がない。予算執行がなかったんだと思いますけれども、こういった事業が高梁市に見合わなかったのか、どういう執行状況だったか、御答弁をお願いいたします。 6番目、地域経済循環創造事業補助金についても執行がなかったのかと思いますが、御答弁をお願いします。 7番目、令和3年度主要施策に記載されているデスティネーションキャンペーン推進事業の成果と今後の方針を問う。デスティネーションキャンペーンは、令和4年度、今年度が本番で、そのプレで令和3年度にあったのかと思いますけど、何をやったのかというのがはっきり見えないので、御答弁をお願いしたい。 8番目、これは若干違いますが、指定管理者事業継続支援金について。コロナ禍で影響を受けた指定管理者に対しての支援をしたのだと思いますが、事業の詳細、積算根拠でありますとかその支払いの条件といったことを御答弁をいただきたいと思っています。 9番目の企業誘致推進事業、これについても令和3年度の主要事業でありましたが、成果それから当初予算より大幅に執行が減となっておりますけれども、今後はこの企業誘致に関してどのように対応するのかを御答弁お願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) それでは、お答えさせていただきます。 まず、地域商業活性化支援事業補助金についてでございます。 この補助金は、市内の商業振興及び地域経済の活性化に資する事業に要する費用を助成するものでございます。そのメニューといたしまして、共同施設整備事業、新規開業等支援事業、対面型店舗等リニューアル促進事業、移動販売事業、経営革新計画支援事業、事業継承支援事業の6つのメニューから成っているものでございます。令和3年度の実績で申しますと、このうちの新規開業が2件、リニューアル促進事業が2件、経営革新支援事業が3件の計7件ということでございます。 まず、新型コロナ感染症の影響を受ける前の令和元年度までに新規開業等支援補助金を交付した店舗が平均で6店舗あったが、令和3年度は2店舗であったということで、やはりコロナの影響が多かったということだと思います。令和3年度当初は緊急事態宣言やまん延防止等で経済活動は著しく低下しております。今後の先行きも不透明であったことから、この時期に新規開業を検討するのは難しい状況であったというふうなことが考えられます。 年度後半になるとコロナの影響が低下しつつあり、アフターコロナに向けて経営革新、店舗リニューアルを実施する事業者が増えてきております。新規開業者からの聞き取りで、本補助金があることで開業の後押しになったとの声もあり、他のメニューも今後の地域商業の活性化に資するものと判断いたしておるところでございます。 それから、当初予算より大幅に減額となったが、今後はどう対応していくかということでございます。 当初予算の見込みでは、新規開業が6件、それから事業承継が2件、経営革新が3件、移動販売が2件の申請を見込んでおりました。これに対して、申請が大きく下回ったということでございます。やはりこれもコロナの影響が強かっただろうというふうに思います。 次に、商工振興補助金についてでございますが、新製品等開発支援金の成果でございます。昨年度は1件ございました。2回募集したんですが、1件であったということでございます。3種類のオリジナルクラフトビールをつくるということで、これが1件の応募となっております。 それから、当初予算より大幅な減額となったということでございますが、これも最初は2件を見込んでいたということでございまして、これが1件であったということでございます。ただ、こうした事業は特産品の開発につながるということで重要視しておりますので、今後も続けていきたいというふうに思っております。 それから、雇用確保支援事業補助金についてでございます。 この事業は、市内事業者が求人活動のための経費と従業員の資格取得に係る経費の一部を補助するということでございまして、実績といたしましては、会社が求人活動を行うことに対しての支援が5件、資格取得支援が4件でございます。求人活動は、就職情報サイト等に掲載することにより求人につながったというふうな成果もいただいております。また、資格取得支援につきましては、従業員が国家資格や技能講習を受検する費用の一部を補助し、雇用者に継続的に就労につながっているという結果も得ております。当初より大幅に減額になったということでございますが、これもやはりコロナの影響が出たのではないかなというふうなことを思っております。 それから次に、当初予算にサテライトオフィス整備補助金が計上されていたが、なぜ執行されなかったのかということでございます。当初予算では2件の申請を見込んでおりましたが、やはりこれもコロナの影響だと思うんですが、相談は2件ほどあったんですが、事業展開には至らなかったということでございます。 次に、地域経済循環創造事業補助金が計上されていたが、執行されなかったのはなぜかということでございます。 この事業につきましては、総務省の地域経済循環創造事業交付金を活用の上、古民家を1棟貸しの宿泊としてリノベーションする取組に対して補助金を行う事業でございます。本町のところの古民家でございます。 執行されなかった理由につきましては、これもコロナの影響でございまして、建築資材がなかなか納入できなかったということが一番の原因でございます。繰り越して、現在工事が行われているところでございます。聞いているところによりますと、10月頃にはおおむね完成して、年明けにはオープンするということでお聞きしております。 次に、デスティネーションキャンペーン事業でございます。 昨年度は今年度の前のプレということで、プレキャンペーン事業で170万円の支出をいたしております。内容につきましては、観光協会への補助ということでございますが、1つには顔出しパネルの製作ということで、吹屋に1つ、高梁のお城、二の丸に1つを設置いたしております。 それからもう一つ、バーチャルツアーによる県産品の魅力発信事業ということでございまして、市の観光施設、観光地を案内しながら特産品の販売するということもやられておりまして、6,000円の分が180セット出たということでお聞きいたしております。 それから、旅行業者へのノベルティーの製作、そういったことでさんじゅーろーの球体の水のボトルを製作いたしておりますのと、あとベンガラ焼きの箸置きを600個を作っております。それと、今年度各観光地の窓口に配布いたしておりますが、さんじゅーろーの縫いぐるみを100体製作いたしております。 指定管理者事業継続支援金についてでございます。 これは新型コロナの影響によりまして当初見込みの利用料の収益が得られない、経費節減等による支出抑制では賄い切れない赤字につきまして、感染症対策など今後の誘客努力を含めた事業継続に向けて、施設所有者の責任として支援金を交付したものでございます。 算出方法でございますが、まず当初の収入見込みから収入実績を引きます。これが①といたしまして、当初支出見込みから支出実績を引きますのが②、支援金額といたしましては、①から②を引いた金額が支援金額ということになります。支援した施設についてでございますが、高梁市の指定管理施設が5か所、成羽が2か所ということでございます。 それから、企業誘致推進事業についてでございます。 企業誘致の成果ということでございますが、企業誘致につきましては平成27年度から整備しておりました有漢工業団地に、令和3年8月16日に臨時議会にて議決いただきました愛知県名古屋市の興和紡株式会社を誘致したところでございます。 誘致企業への支援といたしましては、企業立地促進助成金といたしまして、工場を新築・増築した企業に対して、固定資産税相当額を6年間補助するということにいたしております。令和3年度は、住友電工焼結合金株式会社と東伸運輸に対して交付をいたしております。 次に、当初予算より大幅に減額となった理由でございますが、令和4年3月議会におきまして、3,730万3,000円を減額しております。主なものといたしましては、基準を満たした新規企業が工場を建設した場合の奨励金、企業立地促進奨励金を当初予算で3,000万円を計上しておりましたが、有漢工業団地に誘致は決まりましたが、工場建設まではまだ至っておりませんので、減額をさせていただいておるところでございます。それと、先ほど申しました固定資産税の助成についてでございますが、これも当初の見込みと560万円ほど違っておりまして、これも減額いたしております。 企業立地奨励金及び助成金につきましては、土地購入後3年以内に工事に着手することが条件となっております。興和紡につきましては、今後、工事の着工、操業をされるということになりますので、適切な時期を見まして改めて予算計上をさせていただきたいというふうに思っております。以上です。
    ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 大変お疲れのところ申し訳ないなと思うんですけど、再質問させてください。 結構コロナの影響でというのが出てきて、それは我々も実感するとこでもありますけど、先ほど雇用確保の支援事業であるとか、人手不足ってのがあるわけです。コロナでさらに人手不足、資格も取得しなきゃいけなかったら、これはコロナの影響で執行額が少なくなったんじゃなくて、コロナだからこそより求人を頑張ってもらわなきゃいけないし、現場が動かない分、資格取得してもらやいいんだと思いますか、何でもかんでもコロナの理由にしてるとは言いませんが、こういうときこそ頑張らなきゃいけない。それから、サテライトオフィスもコロナだったから、進出意欲とか現地を見たりということができにくくなっているのは分かりますが、コロナだからこそサテライトオフィスのはずなんでしょうから、そこはさっき農業部門でも申し上げましたけども、玉が小さかったり使い勝手があまりよくなかったりということもあるのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) それでは、お答えさせていただきます。 おっしゃるとおりにコロナだからということではございますが、それぞれ助成を受けられる方の御事情ということもございます。タイミングを見られての交付申請ということだろうと思います。この事業を減額というか予算に対して少なくはなっておりますが、そうかといって来年度これを少なくするつもりもございませんので、今後進めていきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) ですから、令和4年度、令和5年度、今後感染症がどうなるか分かりませんが、国の対応も明らかに変わってきておりますから、今後はコロナがとかは言えませんし、繰り返し言いますけども、市民や他県、市外から来られる方の使い勝手がいいような補助金の在り方だとかそういうことをぜひ考えていただきたいと提案します。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は第8款土木費の質疑を行います。 まず、宮田好夫君の質疑を願います。 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 228ページの日本遺産推進協議会負担金と高梁市日本遺産推進協議会貸付金が計上されて、それぞれ約1,500万円、約3,000万円とあります。また、成果表の54ページには、吹屋地域活性化事業として1億円余りの支出があったということで説明があります。これらについて、具体的にどのように吹屋関連あるいは日本遺産関連でやってきたのか。それについて、効果をどのように見ているのか。その辺について質問させていただきます。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) お答えをさせていただきます。 日本遺産につきましては、令和2年、令和3年と、今令和3年で2年目の事業を行ったところでございます。令和3年度の事業といたしましては、日本遺産シンポジウムの開催、インバウンド視察ツアー、文献調査、ホームページの製作、日本遺産ストーリーを体感できる映像コンテンツの作成、それから吹屋の町並みへトイレの整備をいたしておるところでございます。 日本遺産につきましては、いろいろと波及効果もございまして、吹屋のまちに新たな店ができたりとか、EVバイクが進出したりとか、いろんな活性化にはつながっているのではないかなというふうなことを思っております。吹屋の皆様もこうした日本遺産に対して、誇りじゃないですけど、話を聞くと日本遺産になったけえなあみたいなことをよく自慢げにおっしゃっていただきますので、こういった地元の方々への効果も出てきているのではないかなというふうなことを思っております。 今年度も日本遺産事業を進めております。旧吹屋小学校もオープンいたしましたし、日本遺産と併せて取り組んでいきたいというふうに思います。 あと、吹屋活性化事業についてでございますが、昨年度旧吹屋小学校の周りを整備いたしております。そうしたことも生かしながら、今後吹屋の観光を盛り上げていきたいというふうに思います。以上です。 ○議長(宮田公人君) 宮田好夫君。 ◆12番(宮田好夫君) 今の答弁を聞くと、地元吹屋地域の活性化につながりました。新しい企業の進出もありました。そして、日本遺産を通じて地域の人たちが誇りを持ってやっているということで、非常にいい話がありました。今後については、まだまだコロナ禍の中で目立った効果というのは見えないんだろうというところがあるんでしょうけども、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 あとは石田議員が質問を考えてるので、そこへお任せします。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(宮田公人君) 次に、平松久幸君の質疑を願います。 平松久幸君。 ◆2番(平松久幸君) 220ページの草刈業務委託について質問します。 1番、市が実施する基準を教えていただけますか。 2番は、69件を実施していますが、これ以外に必要な箇所はなかったのかを質問します。 ○議長(宮田公人君) 妹尾土木部長。 ◎土木部長(妹尾英利君) お答えをさせていただきます。 まず、高梁市のほうで現在運用しております委託の基準ということでございますが、これはもう数十年前に定めたものでございますが、現在集落間を結ぶ道路であって、集落の間が500メートル程度離れているものであること。それから、2車線道路。それから、その地域における幹線道路であるということ。それから、戸数が極端に少なくなって実際に草刈り等ができない。俗に言う限界を迎えたような地域というような判断の中で、その基準の中で委託をさせていただいてるというのが実情でございます。 それから、現在実施しているこれ以上に必要がないかということでございますが、基本的には本年度の感覚では、今のところはないというふうに認識しております。当然、皆さんに御協力をいただくというのが基本的なスタンスでございまして、徐々にできづらくなっているというのもあるかも分かりませんが、ここ数年、実際あまり実績も変わっていないというのが実情で把握をしております。ただ、過疎、高齢化も進んでおりますので、何らかの形でできない場合は、市といたしましても支援する方策を検討していく必要があろうかと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、石田芳生君の質疑を願います。 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 私も日本遺産推進事業についての質問をさせていただきたいと思います。 成果については先ほど御答弁がございましたが、これが決算書上、負担金あるいは貸付金というふうに会計処理になっていて、どうも市が直営で事業したようではない会計処理になっておりますけども、この会計処理の意味というのはどう捉えたらいいのか説明をお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) それでは、お答え申し上げます。 日本遺産事業の国の補助要件といたしまして、民間事業者等で構成される組織をまずつくるということになっております。交通団体でありますとかまちづくり、商工団体、文化財の関係者などで構成されておりますが、そうした組織をつくり、地域全体で取り組むことが義務づけられております。高梁市におきましても、日本遺産推進協議会という協議会をつくりまして、国からの補助金はその協議会のほうへ直接年度末に交付されるという仕組みになっております。 協議会といたしましては、年度当初は資金を有していないということもございまして、年度末に国から協議会へ入ってくる予定の国庫補助金分を市から貸付金として一旦貸し出し、年度末に国の補助金が協議会へ入りますと、貸し出した金額を国の歳入へ戻すという形をとっております。 国の補助金以外の財源もございます。国の補助金が皆100%の補助ということでもございませんので、これにつきましては市の一般財源から負担金として協議会へ支出し、事業を行っているところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) そうすると、令和3年度は2年目の事業ですから、令和2年度分の貸付金の返還がどこに載っているかを教えていただきたいのと、それから民間事業者が入って、先ほど御説明があったような町並みトイレ整備、ストーリー体験映像コンテンツ、ホームページ、文献調査、こういったお仕事を発注するに当たって、市が直営でやれば入札であるとかそういう業者選定、市の登録業者から仕事をしていただくわけですけども、いいんですよ、民間の団体が絡んでもいいんですけども、そのお仕事の発注の方法はどのようになってるでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) はい、お答えさせていただきます。 貸付金につきましては、先ほど申し上げましたように年度末に入ってきましたのを歳入として入れるということでございます。決算書の112ページの高梁市日本遺産推進協議会貸付金元金収入というところに入っております。 それから、民間のということでございますが、その協議会は市のほうで事務局を持っておりまして、そのノウハウを持っておりますANA総研、先ほど言いましたANAあきんどのほうに一括して委託をいたしております。そう申しますのは、全国各地の日本遺産のそういった仕事を手がけられておりまして、そこからいろんなところへ発注をして事業を進めるという形をとっております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) きちっとそういうふうに入っているのは理解いたしましたが、ANAあきんどさんがお仕事を発注されるのは、それは専門的な見地、これまでの経験からそうなのだと思いますけれども、これ地元にお金が落ちますか。どうでしょう。 それから、選定方法、言うても公共的な姿勢、性質を持つ仕事だと思いますけども、そういったことはこの会社のほうでも十分加味したり考慮した上でしてくださっているでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) お答えいたします。 ANAの方が実際に高梁市に来られておりますので、日頃話をしながら、地元へも発注もしていただきながら進めておるところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第9款消防費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、質疑の途中でありますが、ただいまから10分間休憩いたします。            午後1時52分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時2分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、第10款教育費の質疑を行います。 まず、川上博司君の質疑を願います。 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 238ページとあと主要施策の成果説明書の59ページに出ておりますGIGAスクールサポーター配置支援事業747万2,000円につきまして、事業の成果をお尋ねします。 次に、240ページ、主要施策の説明書は60ページに出ておりますICT活用教育事業委託料141万円につきまして、これはプログラミング教育への児童の興味を高めるために、全小学校でドローン活用した授業でございますが、令和2年度から実施されております。その令和3年度の事業の成果をお尋ねいたします。 次に、242ページの小学校費についてですが、これは補正予算額を上回る1,261万8,796円の不用額が発生しておりますので、その理由についてお尋ねをいたします。 次に、246ページ、主要施策の説明書61ページに出ております事業支援アプリ導入整備委託2,395万3,000円、授業支援アプリのミライシードを各小学校へ導入した事業でございますが、その成果についてお尋ねをいたします。 次に、246ページの中学校費でございますが、これも補正予算額を上回る400万3,187円の不用額が発生しておりますので、その理由についてお尋ねをいたします。 最後に、264ページの美術館費でございますが、これについても補正予算額を上回る165万205円の不用額が発生しておりますので、その理由についてお尋ねをいたします。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 私のほうから1番、2番、4番の成果について答弁いたします。 まず、GIGAスクールサポーター配置事業の成果でありますが、まず学校がどんどんICTを使えるようになったこと。そして、それが発展的に探究学習でありますとかそういうものに発展したこと。また、コロナ等で学校が休校になっても、家庭と学校をつないで授業ができるようになったこと。結果として、ICTを週に3日以上使うというクラスが、小・中全体の80%以上になっておりますし、また県が進めております学校情報化認定というのがありまして、今、小・中・高で全県13校のうち1校、高梁市が入っておりますが、今年中に10校ぐらいは入るようにしていきたいと思っております。そのあたりが成果と思っております。 次に、ICT活用事業のほうのプログラミングの教育の成果でありますが、プログラミング教育は、各校で様々な教科等で日常的にやっております。それの集大成といいますか、最高峰の授業として、このプログラミングの委託事業を行っているところであります。 まず、どうしてプログラミングが必要であるかとか、あるいは簡単なプログラミングの用語等を勉強した後、体育館等でドローンを使いまして、子供がプログラミングしたドローンがそのままきちっと飛ぶかどうかというようなことで、教材として非常に面白いこと、また自分でやったものが本当に動くこと等で、子供たちは非常に楽しく、しかも一生懸命やっております。こうしたことが、全体のプログラミング教育によい結果を与え、意欲が向上しているというふうに思っております。 ミライシードでございますが、これは授業で使うアプリと、それから家庭学習等でやるドリル、両方を兼ね備えたアプリで最も優れているのがこのミライシードだと思っております。結果として、これも週に二、三回は学校でも使う、そして家でもドリル等で使うということで、非常によく使っておりますし、よく使うということはそのまま成果につながっているとも考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、私のほうから3番、5番、6番について御答弁させていただきます。 まず、3番でございます。 小学校費の補正予算を上回る1,261万8,796円の不用額ということですが、まず補正予算につきましては、コロナ感染対策で1,300万円であるとか、成羽小学校の改修で900万円、あと伊藤こども図書基金の配当の積立金であるとか、有漢の義務教育学校の前の西小の統合の学用品の補助金などを補正で上げておりました。 不用額につきましては、小学校には今15校に42名の会計年度任用職員がおりますが、これらの超過勤務の状況や学校の状況により配置を行うことがあるための予算であったんですが、見込みよりもそれが少なかったことによる予算残と、あとはICT機器などを入札した後の入札残が300万円程度、それから有漢西小学校の学用品の補助につきましては、上限で予算化をしておりましたがそこまでに至らなかったということで残額が出ております。 それから、続きまして中学校費でございます。こちらは400万円ほどの不用額が発生しておりますが、まず補正につきましては、こちらもコロナ対策の関係で大きな補正をしております。600万円であるとか、あと物価高騰による燃料費や光熱水費の補正で120万円ほど、それからICT機器等で220万円ほどしておりますが、合わせて241万円の増額の補正をお願いしたものでございますが、不用額につきましては、先ほどの小学校と同じように6校で13名の会計年度任用職員が勤務しておりますが、そちらが見込みよりも少なかったことと、あとは入札残等でございます。 それから、6番の美術館費でございます。こちらは補正額が119万5,000円でございました。これにつきましては、文化勲章を受章しました富永直樹氏の作品の受納に伴いまして、展覧会を9月補正でお願いしておりましたが、こちらにつきましては予定どおり執行しております。12月補正で成羽美術館の指定管理支援金を40万円ほど想定しておりましたが、こちらにつきましては、支援金の対象にならなかったということで執行がありませんでした。あとは維持管理費等で節約をした上で、維持経費が残っているという状況でございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 2点目のICTの事業のプログラミング教育についての説明で、どうもドローンを使ってというイメージが、そのプログラミング教育とリンクできなかったもんですから、ただ今の教育長の説明ではしっかりと、そのドローンを飛ばすためのプログラミングを、パソコンのソフトみたいなやつを組み込むことが学習になるということで、ドローンを飛ばすことが学習になるというんじゃないというので理解できました。 1点目のGIGAスクールの成果をるる言われましたけど、実際これ何名で、大体1名の方は分かるんですけど、これを全学校に配置っていってぐるぐる巡回されてやっているのか、その辺どういう形で支援を配置して回られたか、その辺がもし分かれば教えていただけますか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) これは市内業者に業務委託して、おおむね若干の凸凹はありますが4名程度の方が携わっており、それが各学校を回ってどの学校にも週1回以上は行くようにしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、石田芳生君の質疑を願います。 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 私は262ページ、264ページにわたって、図書館費に関わる各委託料が掲載されているわけですけども、この詳細を問います。そしてまた、成果と、昨年の全協の中で、指定管理の契約更新の中で一応資料が出てきたわけですけれども、それと比較して、令和3年度がどうであったか。また、今後の方針、主に高梁市図書館の指定管理料についてですが、今後の方針を問います。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、私のほうからお答えいたします。 図書館費の委託料ということで、まず、図書読み聞かせ事業委託料でございますが、こちらは市内の9団体のボランティアの方に委託をしまして、希望のあった市内の幼稚園、保育園、こども園、小学校に読み聞かせボランティアが出向して、読み聞かせやストーリーテリングなどのお話会を行うもので、昨年度は10園、12校で52回実施をしております。子供の本来の能力を引き出して、将来本を友とする習慣づけをする第一歩として欠かせないものと思っていますので、今後も続けていく必要があると思っております。 それから、駐車場管理委託料につきまして、こちらは図書館の駐車場の管理をお願いしておりますが、機械の保守とトラブル対応、売上等の管理等でございます。昨年度の実績でございますが、令和2年度よりも若干増えまして367万5,000円でございました。利用が伸びていない第1については、これまで図書館の職員の駐車場にするとか、マルシェ等のイベントを実施したりして活用しておりました。1日の最大料金を設定しておりますが、こちらは東側へ人流を促す狙いがございましたが、現時点ではその効果が少ないため、次なる対応策を検討する必要があると考えています。 それから、空間創出業務委託料につきましては、こちらは2階のスタバの奥でございますが、こちらにワークショップやコワーキングスペース等ができる空間をつくるといったような業務でございました。成果でございますが、3月にできておりますので、まだ実際に令和3年度中には動いておりませんでしたが、城南高校の生徒の作品展示であるとか、共同展示、また講演会やワークショップで活用していく予定でございます。そういった身近なところでイベントをすることによって、生涯学習や人材育成のきっかけにつなげていきたいと思っております。 それから、システム等保守点検委託料につきましては、高梁市の図書館と公民館図書室をつなぐシステムでございます。主には貸出しや返却、それから検索機能、そういったことができるものとなっておりますが、特に使用に関してはトラブル等もございません。今後は、コロナの交付金で新たに機器を新しくしまして、さらに充実させていきたいと思っております。 それから、指定管理委託料についてでございます。こちらは全協でもお話をさせていただきましたが、令和3年度の実績としましては、コロナ等で感染防止対策に配慮した運営が必要な中でも、来館者の減少に対して貸出冊数は一定の実績を残されております。 それから、地域と連携したマルシェ等の開催もされて、参加者数も多く、大きな成果があったと思っております。毎月の運営報告であるとか、年度のモニタリング等でも高い評価を得ておりまして、今後につきましてもその取組を継続していただくとともに、利用拡大や来館者とまちをつなぐことに注力すべく、具体的な提案がなされたということで、指定管理の更新をしていただいたところでございます。具体的な提案としましては、高齢者や子供向け、そういった生涯学習のイベントであるとか、2階の奥の先ほど申しましたイベントスペースのギャラリーとしても活用していくということで、生涯学習へ誘導していただいていると思っています。 そういったところで、今後も引き続き指定管理のほうはCCCのほうでお願いしていきたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 空間設計のほうは、これは市の教育委員会のほうで2階をこうしようという提案があったんでしょうか。このスタートが何であったかということ。 それから平生、図書館でもそうですし、栄町の活動でもそうですし、それからまた銀河の対応でもそうですし、本当に図書館職員さん、CCCの職員さんには図書活動以外でも寄与度が大きいなとも感じておりますが、ともすれば、中心部に集中しがちで、片や我々の成羽地域、いろんなとこにも公民館図書館がございますけれども、割とおとなしめな図書館の活動だなと思ってるんですけども、そういったバランス、それは費用対効果もあるとは思うんですけども、高梁市図書館でやったことをそのままのコピーでもいいですから、周辺の公民館図書館でもやると大変起爆剤にもなるかと思いますが、そういった方針というのは考えられておりませんか。2点について答弁をお願いします。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、まず2階のスペースの件ですが、こちらはCCCのほうから提案があったことでございます。4階の多目的室で度々学習活動などしておりますが、なかなか外に見えないということで、2階でしているところで、それを見た人がきっかけで生涯学習につながればということで提案がございました。 それから、各公民館図書室についてでございますが、こちらは先ほどシステムでもつながってると申し上げましたが、各公民館の図書室の方と図書館の職員とが連携をしながら、日々業務を行っているところです。先ほど議員言われましたように、すばらしい事業は各地域へ持って帰っていただいて同じようにしていただければと思っておりますので、今後のそれが1つの課題だと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 同じ238ページの13節、スクールバス運行委託料4,782万円余りにつきまして、先日も静岡県で痛ましい事故がございました。そういった中で、スクールバスの運行管理はどういうふうになっているのか。また、今現在スクールバスの委託をしている会社は何社あって、どういった運行管理をされているのか。それをお伺いしたいと思います。 コロナ対策、それから運転手のアルコールチェック等いろいろあると思いますが、また緊急事態が発生したときの体制、こういったこともどのようにされているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、スクールバスについての御質問でございます。 先日幼稚園のバスで幼児が置き去りにされて死亡するという事故がございましたが、高梁市では就学前については原則保護者のお迎えということでスクールバスは実施しておりませんが、小・中学校で実施をしているところです。 高梁市ではスクールバスを委託業者にお願いをしていまして、運行については日々乗車人数や運行時間、車両の点検や整備について、運行日誌によって市に報告するようバス業者に指示をしているところでございます。その状況については市教委も把握しておりますし、適宜連絡を取り合うことで安全な運行ができるよう連絡を図っているところでございます。また、今後もバス業者と連携を図りながら、安全なスクールバス登校を継続していきたいと思っております。 バス業者が何社かということですが、今3社にお願いをしているところでございます。日々のアルコールチェックであるとかは会社の規定にもあるかと思いますが、こちらの仕様書の中で必要なことは定めております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) なければ、次は第11款災害復旧費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第12款公債費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第14款予備費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、以上で一般会計歳入歳出決算の質疑を終わります。 次は、国民健康保険特別会計決算のうち、まず事業勘定の質疑を行います。 伊藤泰樹君の質疑を願います。 伊藤泰樹君。 ◆5番(伊藤泰樹君) 296ページの特定健康診査等事業の委託料なんですが、その中の事業費の総額が2,500万円です。そのうち、ほとんどの部分はこの事業に関して委託に出されております。高梁市内にも市立成羽病院もあるというところなんですが、集団検診、個別検診、それから受診勧奨に至るまで委託料としてどちらかに委託されているという現状について説明を求めます。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 御指摘のありました集団検診、個別検診、受診勧奨、順次お答えをさせていただきたいと思います。 まず、集団検診でございますが、これは検診車が各地区のコミュニティー施設等に出向きまして、そこに地域住民が参集して実施しているものでございます。集団検診が受託可能な検診機関は、市内に3機関ございますが、毎年予算編成時には見積りをお願いして市の計画について相談も行っております。ただ、結果として市が計画する集団検診に対応可能な検診機関は1か所しかない状態が続いておりまして、そこにお願いしているということでございます。 次に、個別検診でございますが、これは高梁市医師会と委託契約をしております。 この個別検診は、市内での検診機会を幅広く設けることを目的としておりまして、御協力いただける市内の医療機関に医師会を通じまして個別検診の実施をお願いするものでございます。この中には、成羽病院等も入っております。 それから、特定検診の受診勧奨についてでございますが、この事業は、過去の検診歴や医療機関の利用歴を基に受診につなげられる確率が高そうな方の絞り込みを行いまして、より重点的にまた効率的に受診勧奨を行うというものでございます。これは国保の特定検診未受診者対策事業を活用して実施するものでございまして、財源は特別調整交付金になっております。この対象者の抽出や専用の通知はがきの作成は健診データを活用する必要がありますので、システムの管理業者に業務を委託しているということでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は直診勘定の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次はへき地診療所特別会計決算の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は後期高齢者医療特別会計決算の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は介護保険特別会計のうち、まず事業勘定の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次はサービス勘定の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は養護老人ホーム特別会計決算の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は特別養護老人ホーム特別会計決算の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は畑地かんがい事業特別会計決算の質疑を行います。 伊藤泰樹君の質疑を願います。 伊藤泰樹君。 ◆5番(伊藤泰樹君) 畑地かんがい事業は大切な事業だと思うんですが、その中で収入未済額に関して、令和2年度に比べて約50万円増えております。それから、収入率に関してはだんだん下がっていく中で61.9%という状態にあるんですが、この収入未済額が全体の事業費の中で占めている割合がだんだん高くなっている。この対応についてどういうことを検討なさっているのかについて説明を求めます。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) お答えさせていただきます。 議員おっしゃるとおり毎年度、現年度未済額が過年度へ積み上げられるという状況が平成12年度から続いております。収入未済額は増加の一途をたどっているわけでございますが、現在の状況が継続することは問題であるというふうに認識しております。徴収体制の強化が必要であるというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 伊藤泰樹君。 ◆5番(伊藤泰樹君) 付け加えて質問するんですが、不納欠損にするということは考えてない、あくまでも徴収していくという考えでおられるということで間違いないでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) 先ほど申しましたように徴収体制の強化をいたしまして、不納欠損というところは現在は考えておりません。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は地域開発事業特別会計決算の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は巨瀬財産区特別会計決算の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は宇治財産区特別会計決算の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は有漢財産区特別会計決算の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は実質収支に関する調書、財産に関する調書の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、以上で認定第1号の質疑を終わります。 次は、認定第2号の質疑を行います。 金尾恭士君の質疑を願います。 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 私のほうからは、令和3年度高梁市国民健康保険成羽病院の事業会計決算認定についてであります。 1つの質問としまして、成羽病院の運営費、この負担金が1億3,000万円余りというような状況になっております。積算の基礎を教えていただきたい。 それから、西部地区の拠点病院として私たちも大変心強く思っているところでありますが、今後の持続可能な病院経営、どのようになっていくのか。そういったことも併せてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 渡辺病院事務長。 ◎病院事務長(渡辺丈夫君) お答えさせていただきます。 御質問の医業外収益の他会計病院負担金の一般会計負担金のことかと思われます。 この金額1億3,000万円余りにつきましては、一般会計のほうから交付税の算定に従いまして負担額を入れていただいたものでございます。内訳といたしましては、病床数を基本といたします普通交付税が5,096万3,000円、それから不採算地区病院での特別交付税分が8,142万5,000円、それに加えまして、企業債利子の2分の1の342万9,000円を御負担いただいております。 それと今後の病院経営につきましては、継続的に見直しに今取り組んでおるところではございますが、医師、看護師の不足、それから全市的な人口減少、それからコロナの影響なども大きく、経常損失の改善を図れていないというのが現状でございます。 今後、医師の働き方改革も含め、さらに厳しい状況も見込まれますが、公立病院として持続可能な医療体制を確保していかなければいけないと考えてございます。経営強化を目指します公立病院経営強化プランを策定していく中で、限られた医療資源を最大限活用していくという視点を持ちまして、院内でもしっかり協議を進めていきたいというふうに考えてございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は認定第3号の質疑を行います。 まず、小林重樹君の質疑を願います。 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 認定第3号の水道事業特別会計でございます。 12ページの事業報告書の中にあります水道料金の妥当性を示す料金回収率、これが令和2年度は69.05%から少し上がって71.7%に上っておりますが、健全経営の目安たる100%からすれば非常に低い。それから、下水道のほうも少し低いんですけれども、そこは90%台で、何とかやれる数字だと思っております。 この数字がこれから続くということになると、周辺の理由からしてもよくなる理由がない、見当たらない。そういうとこから見て、また水道料金の見直し、そういったものが出てくるんではないかなという危惧をしております。その点について、国への陳情も含めてどういうふうになっているのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 水道料金のことでありますが、令和3年度の決算で料金回収率が71%ということで、非常に低くなっております。そこら辺のことの危惧もありますが、先般、議員にも一緒についていっていただきましたけど、高梁市単独でこれから先まだまだ、一旦は国の支援措置というのが段階的ではありますが継続されたということでありますけど、それは高梁市が全部望んでおったものにはまだ足らないというとこでありましたので、引き続きその措置をお願いしたいということであります。国全体として見れば、高梁市と同様な団体というのは全部で10団体ぐらいになっておるということでありますので、その10団体と連携して、またそれに準じたような団体が数十団体あるということでありますので、その団体とも連携をして、国に対してしっかりと要望していく。その中で、少しでも改善されることになれば、水道料金の見直しも必要がなくなるということであろうと思いますし、そこら辺と両にらみで進めていく必要があると考えております。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) この前、我々の会派と一緒についていってもらって陳情したときに、これが我々の会派の陳情であって、市からのきちっとした陳情、要望ではないということだったと思います。これから市長がその10団体、その他の団体と連携して、陳情、要望活動をやっていくというふうに言われましたけれども、今後の見通しについてどのように考えておられますか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 見通しはあまり楽観はできないと思っておりますが、私は別個に総務省公営企業室にも出向きまして、いろいろ事情も伺いました。でも、やはりそこは最後は地元をよく知っておられる先生方の力を一緒に借りてということになろうと思います。高梁市単独ではなくてということになりますので、力を合わせればという期待も持ちながら、一方では経営の効率化ということも進めていかないといけないと考えております。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) よく分かりました。 この前行ったときに、陳情の団体から松江市が抜けたというのが痛いというのを言われてたと思うんですけれども、その代わりになるような大きな団体がありますか。 ○議長(宮田公人君) ちょっとこれはもう通告外ですから。            (13番小林重樹君「はい」と呼ぶ)
    ○議長(宮田公人君) それでは、次に石田芳生君の質疑を願います。 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 先ほども小林議員から質問がございましたけど、もうちょっと細分化して、事業報告書の中で収益的収支が赤字となった原因が何か。そして、有収率が大幅に低下した原因は何か。今後どうやっていくのか。ここを御答弁いただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 妹尾土木部長。 ◎土木部長(妹尾英利君) これは私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 まず、赤字になっている原因ということでございますが、これにつきましては、令和2年度から実質的に水道会計と簡易水道会計を統合しております。この初年度に当たります令和2年度につきましては、他会計からの繰入金の一部につきまして収益的な収入にしております。 ただ、これをやりますと、後年度の減価償却に係ります割合も分かってこなくなりますし、単年度のような比較がきちんとできないということから、令和3年度の決算からは、この建設改良に係ります繰入金の一部については、収益的な収入ではなくて資本的な収入の中の他会計の補助金ということで一旦受入れを行った上で、今後の減価償却にかかります年度年度で、今度は収益的な収入のほうへそれの割合にあったものを収入していくというやり方に変更しております。そのために、昨年度は結構大きな額がそのまま一括で入っておりますけど、今年度から後年度を見据えた形で減価償却に合わせて歳入していくということにさせていただいております。ただ、どちらのやり方も決してそれが誤りということではありませんで、より明確に分かるようにしたというのが実情でございます。 それから、2つ目の有収率の大幅な低下ということでございますが、これは大きくは昨年度、市内市街地の内山下地内、それから成羽町の下原地域において、大きな口径の管のほうの漏水がかなりありまして、これがなかなか発見できなかったということがあります。これをかなり調査をいたしまして、ようやく判明して止水をしたということがありましたので、これが大きく有収率の低下に影響しているというふうに思っております。 それから、今後の方針ということでございますが、当然水道事業も先ほど市長のほうから申し上げましたが、様々な処置もだんだんと薄れていくというような状況にもあります。こうした国の支援もいただきながらではございますが、当然経営状況も見極めながらということもございますので、現在10年間での計画を立てておりますが、これも状況をよく鑑みながら、今後必要であれば水道の経営審議会等での御協議もさせていただく必要があろうかというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 最初の1問目のところが、資本的収入に令和3年度は入れたと。令和2年度は、令和3年度資本的収入に入るものが収益的収入のほうに入ったのでということだったんですよね。 そうすると、令和4年度の決算が出てきたら、その収益的収入はそれほど変わらない。令和2年度と令和3年度の比較ほど減額はしないということなんでしょうか。 それから、有収率の大幅な低下、まだ私ども素人なんで分かりませんが、内山下と成羽町の下原で大規模な漏水があったという。この有収率に影響するほどの漏水ってどのくらいの、1日や2日じゃないんだと思いますけど、そんなに漏れてたら地盤が落ちるだとか、僕もあまり街をうろうろしないほうですから分かりませんけども、そのあたり、もうちょっと実感を持って分かるような御説明をいただきたいと思いますけど。 ○議長(宮田公人君) 妹尾土木部長。 ◎土木部長(妹尾英利君) 申し訳ございません。言い方が悪かったかも分かりません。当然、長期間にわたって少しずつ漏れている。やはり家庭用の口径の小さいものとは漏れ方が違いますので、当然地下へ浸透しておりますので、その悪影響が出てるということではありませんが。その中で、有収率が低下していると実際に数値の中で確認をした上で、当然これは漏水が起きているなということで調査する。その調査も結構時間がかかったもんですから、やはりその間に漏水したものについてはかなりの量だったということでございます。 ざっくりその修繕前と修繕後の確認をさせていただいておるんですが、市街地の先ほど内山下においては、修繕前は72%だったものが、修繕後は85%になってます。それから、成羽地域におきましては、修繕前が70%だったものが修繕後は80%に改善されてますので、大幅に改善されたということが数字上も分かるかと思います。 それから、もう一点は、収益的と資本の割合でございますが、先ほど申しましたように、減価償却率の割合に当ててその後年後年で当てていきますので、令和3年度と同じような形の決算になってまいろうかと思います。ただ、この状況、減価償却の具合にもよりますので一律にはなりませんが、令和2年度と比べるような形にはならないと想定しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は認定第4号の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は、議案第66号の質疑を行います。 石部誠君の質疑を願います。 石部誠君。 ◆10番(石部誠君) 議案第66号「高梁市長及び副市長の給料その他給与条例の一部を改正する条例」でありますが、内容的にはこの条例の改正と教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の廃止であります。給与と勤務時間等がどのように変わるのかお答えください。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) お答え申し上げます。 まず、勤務時間でございますけれども、現在、教育長の勤務時間管理は我々一般職と同じく平日月曜日から金曜日まで、時間は8時半から5時15分までという勤務時間管理を受けております。これが改正後になりますと、市長、副市長と同様にそういった勤務時間管理の対象外となってまいります。現在、教育長が動かれているその動き方にふさわしい勤務時間管理になってまいるというふうに認識をしております。 次に、給与関係でございますけれども、現在、給与についても一般職に準じた形で給料及び手当が支払われておりますけれども、それを条例の根拠を市長及び副市長と同じ条例に改めさせていただきますので、総額ベースとしてはほぼ変わらない形で単価を設定させていただいております。金額面では変わりませんけれども、その中で手当関係、特に勤勉手当については市長、副市長は支給がございませんので、その部分については、現行の支給がなくなる代わりに、月額単価を引き上げることで総額を維持するというような考え方で給与の見直しもさせていただいております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石部誠君。 ◆10番(石部誠君) 7年ぐらい前に教育長と教育委員長という2つあったポストが1個に法改正の関係でなりました。それ以降、今の教育長の働き方が、いわゆる8時半から5時15分までの勤務っていう枠の中で、まあ働かれていたかどうかは横に置いといて、今回議案の説明の中で特別職に見合った働き方になるっていう説明があったんですけども、じゃあ今までこの条例改正がされる前は、特別職に見合った働き方になってなかったのかどうかっていうのがすごい気になったんです。そこについて、もう一言付け足ししていただけたらと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 北畑総務部長。 ◎総務部長(北畑太一君) お答え申し上げます。 私の御説明の仕方が悪かったのかもしれませんが、むしろ今の特別職の働きとしての教育長の働き方というのは、平成27年の法改正以降、実態としては行われてきているという状況でございます。ただ、一方で当時の国の方針で、一般職に準じた勤務時間管理をしますという方針が示されましたので、勤務時間管理としては先ほど申し上げたような一定制約を受けるというような運用を行ってきたところです。 法改正後、6年、7年たったところで、実際にその弊害といいますか、実際に教育長の動きを見てますと、本来一般職であれば土日休みですけれども、むしろ土日のほうにイベントや会議が多く入ってくると。にもかかわらず、翌月曜日は8時半から勤務しなければならないというようなこともあって、教育長の心身的な負担というのも大きく、そういった活動に一定の制約がかかってしまっていた部分があったのかなと考えております。今回の改正によって、本来の姿に戻るといいますか、特別職にふさわしい働き方になっていくというふうに認識しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は議案第67号の質疑を行います。 まず、森和之君の質疑を願います。 森和之君。 ◆6番(森和之君) 議案第67号「高梁市工場立地法地域準則条例」ですが、僕調べたんですけど、県内の他市においてもこれと同様な条例が制定されております。緑が多い高梁市もそれに倣っての条例制定なのか。また、この条例を制定することによって、新たな工業用地、現在の工業用地はこの条例によってどういったメリットがあるのかを御説明ください。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) それでは、お答えさせていただきます。 議員おっしゃるように、県内で9市町が同様の条例を制定されております。他の市町と同様に、敷地面積に対する緑地及び環境施設面積の割合を同等の基準となるような条例となっております。 新たな工業用地、現在の工業用地ともこの条例を制定することで、現在より緑地及び環境施設面積率を緩和することができますので、企業にとりましても限られた敷地面積の中で生産施設の新設や増設などが現在より効果的に行うことができるため、より生産性の向上を図ることができるというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 他市でもそりゃそうでしょうけど、要するに工業用地が多めに取れるということですよね。今まで緑地としなきゃいけなかったところが。 高梁市はいろんな工業団地を進めてますけど、そういったところなんかはこういったメリットを見て、高梁市に工場が出てくるというような考えはありますか。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) この率を緩和するということは、進出する工場にとりましてもその面積を広く取れるわけですから、ほかの9市町に誘致されることがないように、高梁市もこの緩和を、率を下げて条例として御提案しているところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 次に、石部誠君の質疑を願います。 石部誠君。 ◆10番(石部誠君) 森議員があらかた質問されたんですが、1点だけ。 今、じゃあ具体的に、この9月2日付で提出されたんですけれども、具体的にどこかの工場から、こういったことを改正してくださったら工場面積を広げたりとかで、例えば人員を増やすことができるとかというような具体的な相談等を受けているのかだけ教えてください。 ○議長(宮田公人君) 川内野産業経済部長。 ◎産業経済部長(川内野徳夫君) 議員おっしゃるとおりで、相談は数社から受けております。工場を敷地内で広げようとしましたら、今の条例の率によりますと、周りに土地を買って広げなければならないということも生じます。この緩和によりまして、今の敷地内でできるということもございますので、数社からそうした要望は参っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は議案第68号の質疑を行います。 まず、小林重樹君の質疑を願います。 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 議案第68号の南幼稚園の廃止の件でございます。 南幼稚園を廃止するというのは、この前の議案説明の中で園の老朽化、そして子供の減少、そういったものが上げられておりました。行く行くは認定こども園というのも視野に入っているのかなと思うんでございますが、来年度南幼稚園に通うはずだった子供たちが、高梁幼稚園に通わないといけない。こういうことになってまいりますが、そこで何人ぐらいの子供さんが、高梁幼稚園へ南幼稚園から変わられるのか。 それと、幼稚園は基本的に保護者の送迎が基本となっております。南幼稚園のほうから通うということになれば、もちろん、歩いてということにはいかないと思うんで、車の通園もしくは自転車といったものになると思うんですけれども、今までどおりの保護者がそういうふうな送迎をするのか、もしくは、先ほど話が出てましたバスはないとは思うんですけれども、ほかの方法を取られるのか、そのあたりをお聞きいたしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、南幼稚園のことについてお答えをさせていただきます。 まず、今回の条例改正の理由としまして、幼児数の減少ということがございましたが、現在、高梁南幼稚園は、令和3年度が8人で1クラス、令和4年度については11人で2クラスという非常に少ない状況です。来年度につきましては、募集をかけてみないと分からないのですが、今想定しているところでは南幼稚園エリアでは1名、高梁幼稚園では4名、2つ合わせても5名と想定しております。 あと、送迎の関係でございますが、現在高梁幼稚園に通われている保護者の方は、車で来る場合は片原町の教育会館のほうへ車を一時置いて、徒歩で高梁幼稚園まで歩いてきていただいています。そこには大体12台程度止めることができます。 今回、今の高梁幼稚園の5歳児が8名いるんですけど、卒園をするということで、募集の結果で対応できるかどうかが分かりませんけど、もし12台よりたくさんになる場合でしたら、現在幼稚園の北側に5台ほど止めるところがあります。職員の駐車場なんですけど、そこを利用するということも考えているところです。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 片原町の教育会館が1つの駐車場、それからその近くのところに5台ほどということですけれども、南幼稚園の場合も保護者の方が車を止めて園児を送迎するときにかなり歩いてたんですよね。あそこは信号があったり歩道があったりするもんですから安全面はまあまあよかったんですけど、この高梁幼稚園は車も結構通りますし、それから歩道もない、道も狭いということになるんですけど、その辺の安全性の確保というのはどうなんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) 現在も保護者の方には、一緒に片原町から歩いてきてもらっておりますので、そういった形でお願いしたいと思っております。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 3回目、最後ですけれども、南幼稚園がここで廃園になるということになった場合のその後の利用、それは何か考えておられますか。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) 南幼稚園の跡地ということですが、現段階ではお答えできるような状況にはございません。有効活用していかなければいけないとは思っております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 次に、石部誠君の質疑を願います。 石部誠君。 ◆10番(石部誠君) 小林議員が詳しい説明を引き出していただきました。また1点だけ。 要はこれから子供の数は減るんだろうけれども、ひとり親家庭とかそれから共働き家庭とかがどんどん増えてきている状況で、身近なところにある幼稚園や保育園がなくなっていくことは、ある意味利便性が損なわれていくのではないかというふうに思うんです。地域や保護者の方のこういった安心・安全な利便性ということでは、この閉園がどのようなことになるのかお答えください。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) 地域や保護者の利便性という点でございますが、令和7年度には高梁認定こども園も開園しますので、そこでは駐車場もすぐありますし、安全であるかと思っておりますが、あと2年間は今の現状でお願いしたいと思っております。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑ございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は議案第69号の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は議案第70号の質疑を行います。 金尾恭士君の質疑を願います。 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 議案第70号「西山辺地に係る総合整備計画の策定について」、この事業費2,300万円の積算根拠と費用対効果についてお伺いします。風致園の整備というふうに議案の中には書かれてありますが、たしか私も何度か備中天神桜が満開のときに行ったこともあります。非常に地域の皆さんが整備をされておられるというのもよく存じ上げております。それから、同じように楷の木もその近くにあったと思いますが、これも秋にはきれいな色をつけている楷の木でありますけれども、どういった整備をされるのか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、西山辺地に係る費用の積算根拠ということで、これまで西山小学校があったということで、普通財産となっておりますが施設の前の担当ということで、こちらのほうからお答えをさせていただきます。 この西山辺地の公共的施設の整備計画で実施する事業につきましては、旧西山小学校のプールを解体して更地にするものでございます。積算といたしましては、実施設計と工事設計、監理、それから工事費、解体工事費ということで2,300万円でございます。 西山につきましては、小学校が廃校になりまして、この地域にはコミュニティハウス西山荘のみが公共施設ということで、人口減少に伴って住民のよりどころとなる場所が減少してきていました。こういった中で、風致園は以前から西山地域の方々が大切にしている地域にとってのシンボルであるということで、大変重要な場所と認識しております。ここにあります、先ほど議員も御紹介いただきましたが、樹齢300年以上とされる備中天神桜、こちらが新種の桜ということで、これを目当てに観光客の方も来られるということで親しまれているところでございます。 今回、整備事業として計画しているプールについては、その廃校活用ということも引き合いにもなかったことと、そういった地域からの要望、観光などでの住民がくつろげる場所として活用したいという要望を受けたことによって、西山高原のレジャー施設とも相互に効果的な活用ができるということから、解体を計画するものです。なかなか費用対効果といって金額ではお示しすることは難しいかと思います。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 大体分かりました。 ただ、この説明書の中には、プールをなくして駐車場にするということが一言も書いてないわけなんです。地域のシンボルである風致園の整備というふうに書いてあって、駐車場がどこにも一言も書いてない。聞いてみて初めて、あそこの隣の風致園のすぐ近くにある隣接するプールを壊して、整備して駐車場にするということを今お聞きしたわけなんですけれども、そういうこの文章の説明の仕方も分かりにくい。それで、2,300万円を出していくということ、そういったことももう少しきちんと丁寧な説明が要るんじゃないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) 今の質問について私のほうから説明します。 補足説明のほうでプールの解体等で付け加えて説明をさせていただきましたが、確かにこれが議案ということ、辺地計画ということでございますので、今後丁寧な説明を心がけるようにいたします。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は議案第71号の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、質疑の途中でありますが、ただいまから10分間休憩いたします。            午後3時2分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後3時11分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、議案第72号「令和4年度高梁市一般会計補正予算(第3号)」であります。 まず、第1条、歳入歳出予算の補正であります。 質問される方は、事項別明細書のページ数をお知らせ願います。 まず、歳入全般について御質疑願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は歳出であります。 歳出については款ごとに質疑を行います。 まず、第2款総務費の質疑を行います。 川上博司君の質疑を願います。 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 23ページのシステム利用料300万円、これはDX関係ということでございますけれども、この内容の説明を詳しく求めたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) この件は私のほうからお答えします。 年度当初に各所属から主要事業とか懸案事項の項目を出して、連休前には市長ヒアリングを行うんですけど、今年度についてはカーボンニュートラルに係ることとDXに係ることについて、各所属から提案を求めました。その結果、約40件ぐらいの提案がありました。それをデジタル・未来戦略課のほうで、実現可能性かどうかっていうようなことで、今四、五件の事業に絞っているということであります。 その一つが、スマートウオッチを活用した健康事業なんですけども、これは当初予算で要求して予算も確保しているということですが、今後、提案はありますけど予算がない事業について、ここで予算をお願いして、その実施に向けて実証実験をしていこうということでございます。 具体的には、防災訓練のARとかVRといったものの導入であるとか、農地情報の一元化、それからまた職員管理等に係るシステムがございますので、そういった導入に係る経費についてここでお願いしたということでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 確認ですけど、今3件の事業を言われた。それを含めた300万円ということでいいですか。その3件のシステムを構築するんか、その内容でよろしいですか。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) その他の提案については、予算が要らないものもあって、その実現は図っていきますが、予算的にかかるものは今3件を想定しているということでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は第3款民生費の質疑を行います。 まず、川上博司君の質疑を願います。 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 25ページでございます。地域介護福祉空間整備交付金2,310万円でございます。 今回、2件の介護施設へ非常用の自家発電設備を整備する事業でございますが、これは今年度というか、昨年も多分やった事業があると思うんですけど、今後も継続的にまだ整備されてない福祉施設については、順次この年次計画を持って整備をしていくのか。あと、これは県がする事業と市がする事業、施設によって金額も違うと思うんですが、その辺も含めて具体的説明を求めたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 この交付金は、議員おっしゃいましたように介護施設等の防災・減災対策の推進を目的としておりまして、非常用発電設備以外にもスプリンクラーの整備でありますとか、耐震化改修、そういったものも交付対象となっています。 経緯としましては、本年5月に県を通じまして国から通知がありまして、要望調査を行ったところ、市内の2つの事業者から実施希望があったので、今回補正措置をお願いしているものでございます。ですから、当該年度に国から要望の調査があって、内示があって執行するというふうな形になっております。昨年、議員おっしゃいましたとおり鶴寿荘も9月補正で対応しているといった状況でございます。 今回の調査対象につきましては、市所管の地域密着型施設でございまして、県所管の広域型施設につきましては県が直接要望調査を行うこととなっております。 市内の他の施設を順次どうしていくのかといったことでございますが、これらの整備につきましては、介護施設等の事業者が個々に整備計画を立てられて実施されておりますので、来年度以降も交付金活用の要望がありましたら、防災対策が計画的に推進されますよう適切に対応してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 要するに県が対象としている鶴寿荘とかそういう規模の施設については県から補助金を出して、この電源設備とかほかの設備についても補助していくということですよね。だから、あと交付限度額とかがあると思うんですけど、この辺の財源の交付比率といいますか、その辺はどうなんですか。100%、10分の10ということでよろしいんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 2つの事業者のうち一つは特別養護老人ホーム高倉荘でございまして、交付金の額は1,540万円です。もう一つはグループホームウエルネス津川で、交付金の額は770万円でありまして、予算額はそれぞれ補助金の上限額を計上しています。補助率は10分の10ということで、金額に違いがありますのは、施設内容によって上限額が違うということでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 次に、三村靖行君の質疑を願います。 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 先ほどとダブっておりますので、引かせていただきます。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は第4款衛生費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第6款農林水産業費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第7款商工費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第8款土木費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第10款教育費の質疑を行います。 まず、川上博司君の質疑を願います。 川上博司君。 ◆16番(川上博司君) 37ページの工事請負費でございます。 説明では旧成羽文化センター跡地に整備をする工事だというふうに言われたんですけど、ちょっと分からないんで、どんな内容なのか説明を求めたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、旧成羽文化センター跡地に整備する工事の内容についてお答えをさせていただきます。 旧成羽文化センターにつきましては、令和2年のたいこまるプラザ完成に伴いまして施設を廃止しており、令和3年度におきまして解体撤去を行ったところでございます。市道側につきましては、成羽文化センター別館の駐車スペースとして舗装している一方で、川側の部分は砂利敷きとなっておりまして、現在のところ特定の用途がない状況でございます。 この部分について昨年度、地元のまちづくり協議会のほうから整備をしていただきたいという要望書を提出されているところです。内容としましては、子供や高齢者の利用を想定した休憩所、広場としての整備を要望するものであって、地元の管理もしていただけるということで伺っております。成羽地域、下原地域にはほかにこのような施設がないということで、なかなか実現しておりませんでしたが、地域の総意としての要望書をいただいたということで、このたび協議を重ねた結果、センターの一部を環境整備を行うということにしております。 具体的には、あずまやや最小限のフェンス、それから可能な範囲で芝を貼ることを計画しておりまして、休憩場所を兼ねた広場として利用していただくことを想定しております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 次に、金尾恭士君の質疑を願います。 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 有漢義務教育学校の整備事業ということになっております。新校舎建設に当たり、先行して工事が必要ということでありますけれども、この先行する工事の詳細をお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、新校舎建設に当たり先行して行う工事の内容ということで、こちらは市道貞守線の歩道を拡幅する工事と、それから新校舎建設予定地を横断している既存の水路の付け替え工事を行うものでございます。 令和4年2月に基本設計を取りまとめておりますが、この中で計画地の西側に新たに西門を設けるということにいたしました。そこは主な通学経路となるんですが、歩道部分が今の状態では1メートルと幅員が非常に狭いということで、2メートルに拡幅する工事を建築工事に先行して行うこととしております。また、新築する予定地には用水路が横断してますので、道路拡幅工事と併せて、県道高梁旭線、それから市道貞守線の歩道に沿った形で付け替え工事を行うこととしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑はございませんか。 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、次は第11款災害復旧費の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は第2条、地方債の補正の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、以上で議案第72号の質疑を終わります。 次は、議案第73号の御質疑を願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) 別になければ、次は議案第74号の質疑を行います。 小林重樹君の質疑を願います。 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 下水道会計の補正でございまして、55ページの予定貸借対照表の部分でございます。これは令和5年3月31日の決算でこういうふうになるだろうという予測を書いておるわけでございますが、流動資産の中の未収金が8,600万円何がし、そしてその下に未収金貸倒引当金というのが570万円載っております。この570万円の貸倒引当金というのは、不納欠損として処理すべきものなのか。来年3月31日の時点で不納欠損として処理する数字なのか、もしくはどのような引当金として計上されているのか、その根拠を問います。
    ○議長(宮田公人君) 妹尾土木部長。 ◎土木部長(妹尾英利君) それでは、お答えをさせていただきます。 貸倒引当金につきましては、今議員おっしゃいましたように将来回収できない可能性のある未収金について積み立てて備えておくということで、今年度末のをここに計上させていただいております。 下水道使用料のうち、対象につきましては、時効消滅によりまして不納欠損処理をするということを中心に考えているところでございます。この金額につきましては、将来予測をする中で、あくまで可能性のある最大限の数値を机上で示したものでございますので、実際にこの金額ということではございません。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) ということは、ここに載ってる570万円がいわゆる最大限の引当金ということで、こっから来年の決算の時点では多少の減額があるというふうに理解していいわけですね。 ○議長(宮田公人君) 妹尾土木部長。 ◎土木部長(妹尾英利君) これまでの想定しておりますものの中の最大値を上げておりますので、当然そういうことになろうかと思います。以上です。 ○議長(宮田公人君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに御質疑ございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮田公人君) ほかになければ、以上で議案質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 委員会付託 ○議長(宮田公人君) 次は、日程第2、委員会付託であります。 認定第1号から認定第4号まで、議案第66号から議案第74号まで及び請願第1号から請願第3号までにつきましては、既に配付いたしております付託一覧表のとおり各常任委員会へ付託いたします。 以上で本日の議事日程は終わりました。 念のため申し上げます。次会は22日、委員会付託案件の上程、委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論、採決等を予定いたしております。 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。            午後3時26分 散会...