高梁市議会 > 2022-03-11 >
03月11日-03号

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  1. 高梁市議会 2022-03-11
    03月11日-03号


    取得元: 高梁市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-25
    令和 4年第2回 3月定例会        令和4年第2回高梁市議会(定例)会議録(第3号) 令和4年3月11日(金曜日)            〇議   事   日   程             午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇本日の会議に付した事件日程第1 一般質問     9番 石田 芳生君     1番 金尾 恭士君     11番 三村 靖行君     6番 森  和之君     13番 小林 重樹君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出   席   議   員1番  金  尾  恭  士 君          2番  平  松  久  幸 君3番  新  倉     淳 君          5番  伊  藤  泰  樹 君6番  森     和  之 君          7番  森  上  昌  生 君8番  石  井  聡  美 君          9番  石  田  芳  生 君10番  石  部     誠 君          11番  三  村  靖  行 君12番  宮  田  好  夫 君          13番  小  林  重  樹 君14番  倉  野  嗣  雄 君          15番  川  上  修  一 君16番  川  上  博  司 君          17番  大  月  健  一 君18番  宮  田  公  人 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出席した事務局職員事務局長     竹 並 信 二          次長       金 子 正 典議事係長     竹 竝 宗一郎            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇説明のため出席した者〔市長部局〕  市長      近 藤 隆 則 君      副市長     藤 澤 政 裕 君  政策監     前 野 洋 行 君      政策監     正 木 俊 英 君  産業経済部長  村 原 幸 司 君      土木部長    大 福 範 義 君  市民生活部長  赤 木 和 久 君      健康福祉部長  蛭 田 俊 幸 君  病院事務長   渡 辺 丈 夫 君      総務課長    赤 木 憲 章 君〔教育委員会〕  教育長     小 田 幸 伸 君      教育次長    上 森 智 子 君〔消  防〕  消防長     平 松 伸 行 君       ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(宮田公人君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年第2回高梁市議会(定例)3日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、既に配付いたしておりますように、一般質問であります。 質問の順序は、通告質問一覧表のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(宮田公人君) まず、石田芳生君の質問を願います。 石田芳生君。            〔9番 石田芳生君 質問席〕 ◆9番(石田芳生君) おはようございます。9番の石田芳生でございます。 本日は3月11日、東日本大震災から11年を迎えました。犠牲となられた方、そしていまだに行方不明の方に本当に哀悼の意を表します。そしてまた、コロナ禍はまだ続いておりますし、ウクライナでは侵略戦争が行われております。昨日は議会としてもこれに抗議する議決をさせていただきました。本当に一日でも早い復旧、復興を願うものであります。 それでは、私の今回の一般質問をさせていただきます。 まず、事前にすいません、順番ですけども、大きい番号の1番はそのままとして、3を先にさせていただいて1、3、2の順番でさせていただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 分かりました。では、そのように質問してください。 ◆9番(石田芳生君) はい。それでは、1のまちづくりの基本理念についてであります。 総合計画の中で健幸都市たかはし、こういった都市像を掲げており、そしてまたつながりということを実現のためにその総合計画の中で述べられておりますけれども、令和4年度、行政と市民のつながりということに関してどのように取り組むのか。市民が主役、多様な主体の活用、こういったことにどのように取り組むのかについて御答弁をお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) おはようございます。 石田議員の最初の質問は私のほうからお答えします。 令和4年度の取組方針ということに限ったことではないんですが、総合計画で位置づけております協働のまちづくりの方針ということで答弁をさせていただきたいと思います。 まず、総合計画に掲げております都市像であります健幸都市たかはしの実現には、全ての関係者の力を結集することが非常に大切なことだと考えております。それから、その施策の推進に当たっては、行政が責任を持って対応すべきことか、市民が主体となって取り組むべきことか、またそれぞれが役割分担をしていかに取り組んでいくことかを分担、連携しながら、連携・協働して取り組むべきこととかについて、それぞれ考えていく必要があるのではないかと思っております。 行政だけでは解決できない課題がたくさん出てきている中で、行政と市民、あとは町内会、各種団体などが、ここが大切なことだと思うんですけど、目標とか課題、情報をそれぞれが共有して対等な立場で互いにつながることで、個々の基本的な考え方とか役割分担をしながら取り組んでいく、そういった協働の考え方が大切であるというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 市民が主役、多様な主体ですから、今市民やそれから町内会を主体に主に御答弁いただいたわけですけども、先日も私市民生活委員長として高梁市の医療計画の検討委員会に出席させていただきました。その中で、全く医療のことや介護のことは分かりませんが、まあお優しい会長のおかげで何とか発言をさせていただいたわけですけども、その中で個々の医療機関、医師会、それから介護、こういったところは今回の抗原定性検査の無料検査についてもそうですけども、市長のリーダーシップ、そしてまた薬剤師会の皆さんが協力してくれないと絶対に実現しなかった。そして、この医療計画の実現についても、市のリーダーシップもあると思いますけれども、高梁市内にある個々の医療機関や医師会、介護の現場、こういったところが協力してくださらないとこの医療計画の実現っていうのは絶対にできないなっていうことを本当に強く感じさせていただきました。 こういった意味で、市民お一人お一人だけではなくて、高梁市の中には行政もそうですし議会もその一翼かもしれませんが、医療もそうですし産業の主体となる方もそうですし、そしてまたコミュニティーもそうですし、行政よりももしかしたらもっと大きな力を持っているそういった主体というのが高梁市内にもたくさんあると思いますけれども、そういったところとの協働、こういったことは考えられておりませんか。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) 個別具体的な方向性についてということではないんですけど、繰り返しになりますが、協働という考え方は、先ほども言いましたように全ての市民が同じ目標に向かって、それぞれの進む道は違うかもしれませんが、最終的にはその目標に向かってそれぞれ幸せなまちになっていくと、そういったことを自分事として考えること、これが一番大切だと思っています。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 問いかけが抽象的ですから、これが答えですというようなことは出るとも思っていません。でも、この総合計画の都市像や基本理念、このこと自体も抽象的ですけど、こういう対話を通じていろんな言葉を交わすことによってもっともっと具体化して、本当に我々が尊重しなきゃいけない多様な主体って、個々の市民もそうですし町内会もそう、コミュニティーもそうですけど、大きく事業をしてらっしゃる方もいる、医療、介護の現場ってその主体を抜きになんか絶対考えられない。今回、市長の報告の中でも、西部地区の医療についての重大な御報告がありました。全く僕もそのとおりだと思いますし、そういった方向で進めていただきたいと思います。これは議会が関わるかどうかじゃなくて、やっぱりリーダーシップとそれから市内にあるそういう医療機関の連携、多様な主体の一つである医療機関ということがしっかりと連携していかなきゃいけない。その重要性を市民が主役、そこへしっかり盛り込んで我々も理解していかなきゃいけないなと思っております。もし市長、お言葉があったらお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 全体のこととしてのお話なりますが、この前、医療計画のとこに出席をいただいたところでありますが、そこでも申し上げましたが、地域医療はまちづくりであるということを申し上げました。 いろんな分野でも全てまちづくりにつながると思うんです。ですから、多種多様なそうした組織なり課題、題目があるわけであります。そうしたものがそれぞれまちづくりをする、それを横串として刺していって、全体をまとめ上げていくのが行政であり議会でありというふうにも理解をするわけでございます。そして、それぞれの分野でたけた方というのはもちろんどんどん伸ばしていただきたいと思いますが、そうした方々がお互いを理解し合うということも大事なんだろうと思います。そういうことによってまちづくりというのは進んでいく。そのためには、お一人お一人の皆様方にしっかり丁寧に説明をしていって、理解をいただくということがより重要になってくるかなというふうなことで進めてまいりたいと考えております。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 地域医療はまちづくり、本当にそのとおりだと思います。今、私の住んでる近所のコミュニティーで防災のモデル地区事業というのに取り組まさせていただいておりますけども、その防災の観点を見てみても、やっぱり一人一人の困り事であるとか、そこにどれだけの大規模な企業があるかということ、防災の観点から見ても、防災によるまちづくりなんだなっていうことが出てくる。 そして、環境政策審議会に出席もさせていただきまして、座らせていただいていたわけですけど、皆さんの話を聞いていて、環境1つとってもごみ処理だけのことではない、産業をどうしていくか、教育をどうしていくか、本当にまちづくり、教育ということに関わってくると思います。 本当にその横串を刺せるのは、市長やトップのリーダーだけであると思いますので、こういったことを先ほど言ってくださいましたけど、一人一人に丁寧に説明をしていただきたいし、僕も今後また分からないなあと思ったらまたこういった質問を、訳の分からない質問かもしれませんけれどもさせていただきたいと思ってます。一人一人に丁寧に、地域医療はまちづくりという理念を聞けたので、大変よかったなと思っております。 ということで、すみません、着地できたかどうかどうか分かりませんが、次に3番の有漢義務教育学校についての質問をさせていただきます。 この有漢義務教育学校についても、義務教育学校こそ高梁市、そして高梁市教育委員会が主体となって学校教育現場と一緒になってしてくださっていると思ってはおりますけれども、やはり有漢義務教育学校をするについては、地域の大きな要望や訴えがあったと。これもやはりその多様な主体、これをしっかり受け止めて、本当にできるのかなと僕も思っていましたけど、いよいよ校舎を建設するような基本設計のお話も出てきて、だんだん形に具体化するであろうと思います。そこで先日全員協議会の中でも説明がありましたが、有漢義務教育学校の設立の目的は達せれるような建設であるとかそういった運用ができているのかという観点から質問をさせていただきたいと思います。 有漢義務教育学校の設置というのは、小中一貫の義務教育学校とすることで有漢地域で特色のある教育を行い、ひいてはそれが地域の魅力になる。それから、人口減の対策にもつながる。そういった取組であると私は捉えております。学校を統合して三、四年は以前よりも生徒数が増えてくけれども、5年、6年たつとまたもとの中学校と同じ人数になってしまったなというところも散見されます。そうではなくて、小・中を物理的にも1つとすることによって特色のある学校教育をするんだと。 ところが、2月18日の全員協議会で示された案では、その新たな校舎というのは、増築部分は1,100平方メートルぐらいで、主に普通教室、特別支援教室、職員室の増築であって、小学校の統合で有漢東小学校に行くわけですけども、床面積だけの観点ですけど、増築面積といったらその半分程度にすぎないわけです。義務教育学校としての特色ある教育を行う、そういうコンセプトはこの基本設計の中にどこに表れているのかを答弁お願いします。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長
    ◎教育次長(上森智子君) それでは、義務教育学校のことについてお答えをさせていただきます。 コンセプトということですが、義務教育学校とすることで3つの学校の良いところを取り入れて相乗効果を上げるということだけではなく、9年間でしっかりとICTを使えるようにしたり、小学校と中学校が一緒になるということで校長、教頭の人員が減りますので、定数的には確保されることにより小学校から英語科の教育を行うであるとか、それから5、6年生の専科が教科担任制の授業を行うことができるという可能性も高くなっております。そうした施設、これが併設型や分離型ではなく、この前お示しをしましたように1つの教職員組織、1つの設置場所の義務教育学校ということになってまいります。 以上から、施設のコンセプトとしては現有漢中学校の隣地に小学校校舎を隣接した形で新築することにより、行き来がスムーズにでき、1つの学校として一体的に使える配置としております。 なお、面積が半分になるのではという危惧がございますが、現有漢中学校の特別教室を小学校も共用するというふうに考えておりまして、その床面積が980平方メートルですから、それを加えると合計で約2,100平方メートルとなり、東小や西小よりも少し大きくなってまいります。できるだけ限られた財源の中で、コンパクトで有効なものを造っていきたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) よく分かりました。 ここについては、この後の金尾議員の質問を聞かせていただけばと思いますので、私の質問はここまでにいたします。(2)のほうですけれども、小・中学校の敷地だけじゃなくて、道を挟んで隣接するホールであるとか有漢図書室などの社会教育施設、こういったものとの一体的な活用ということも考えるべきではないかということです。そしてまた、そうすると移動に必ず市道を横断しなきゃいけないということです。思い切って市道を付け替えて、児童・生徒の安全、それから敷地全体の一体的な活用、市民との交流ということを考えて、地域局と小・中学校の敷地とを一体的に活用する、こういった物理的な変更ということも考えてみてはどうかと思います。そういった社会教育施設の一体的な活用については、どのようにお考えです。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) では、引き続きお答えいたします。 社会教育施設での一体的な活用ということでございますが、もともと地域からの要望の中にも周辺の施設をしっかりと有効に使うということが要望書の中にもございました。ですので、今回もこちらで考えているのは、ホールであるとかグラウンド、プール、体育館といったところも一体的に使えるようにと考えております。 中の市道の件でございますが、最初に考えていたときには上に渡り廊下といったような意見もありましたが、財政的なこともあり、それは断念しております。市道の先には元診療所であったり集落、分譲宅地等もありますので、そこの方々の意見もあります。なので、そこに行く方の意見も聞かないといけないと思いますし、市道を付け替えるということでは有漢のグラウンドの川側をということも考えてはみたんですけど、グラウンドを深く削ることになりますので、それも少し難しいかなというところで、交差点には信号と歩道がありますので、そこを使って移動していくということで考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) ほかの地域からも羨まれるぐらいの、何でここではこんなことができるんじゃろうぐらいのものをしてもらいたいと思います。だからといって既存の教育システムが別に悪いわけじゃないです。しっかり教育していただいてると思うので、そこはそれでしていただきゃいいんですけども、1点、物理的に一緒にするっていうことですけれども、片やICTの教育をしっかり進めていただいてて、離れていても小・中学校のやり取りもできたり小学校同士のやり取りもできたりということもICTでは進んでいて、今回の義務教育学校というのは物理的に一緒にするということで行き来をスムーズにするということがあって、もし答弁があればですけども、方向性としては高梁市全体の義務教育ってどうなろうとしてるんですか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 ICTの活用等で離れていてもしっかりとつながってできるということと、それから義務教育学校でまとまってみんなでやるということのギャップというようなことだろうと思うんですけれども、基本的に幾らICTができても、やはり教育は対面でしかも人と人とがしっかりとつながり合って、クラスがあったり教員と子供の関係があったりして、その中で育まれていくもんだろうと思います。基本的に。 しかし、そうできない部分を補うものとして、ICT等を使ってより広い世界を子供たちに体験させたり、いろんなところと交流したりするというふうな優先順だろうというふうに思っていて、そのように整理しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 有漢義務教育学校で立派な人材が育って、あっ、この方法だなということになれば、やっぱり対面でということになればいろんなところが物理的にまた一緒になるのかもしれませんけど、またそういったことの方針がありましたら教えていただきたいと思いますし、今日は義務教育学校についての質問はここまでといたします。 それでは、2番のほうの質問に移ります。落合幼稚園の閉園についてであります。 このことも1番の質問と関わるわけですけども、40年以上の間、この高梁地域でしっかり子育て、保育園の事業をしていただいて、社会福祉施設としてやっていただいた。子育てに最も力を入れている高梁市としては、それだけのノウハウや知見を持った民間の団体っていうのは決して無視できませんし、これからの高梁市の子育て、就学前教育にしっかり関わっていただけたらと思います。これも多様な主体が行政や公に関わってくるその一つの事例ではないかと思っています。 ただこの件については、昨年の12月議会の最終日に市長から閉園の方針であるというふうな発表があって、幼稚園や保育園、こども園を所管事項としている議会の中でも市民生活委員会の私委員長であるんですけども、全く知らなくて自分の無知っぷりに本当に恥ずかしくって、今はテレビの向こうで皆さん笑われてるんだと思いますけれども、なので分からないから教えていただきたいということで御質問をさせていただきたいと思っております。 (1)については、昨日石部誠議員の質問に対しての答弁もございました。平成30年4月に最初の要望があって、直近では令和3年3月に社会福祉法人から落合地域の幼稚園の再編、施設整備の要望があったということでよかったでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをいたします。 昨日お答えしたとおりでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 今後、社会福祉法人さんとしてもこども園、幼稚園、保育機能、教育の機能を持った事業に乗り出そうとされているわけですけれども、そうしますと今後教育委員会の協議事項にもなっていくんだと想像するんでありますけれども、こういったことについては教育委員会の中でも検討されたのか。本市では、大志を抱き未来を拓く人づくり、こういったことを基本目標として、就学前教育の推進ということも重要な施策として挙げられております。教育委員会の事務に関する点検評価報告書の中でも、毎年ABCの評価をつけて皆さんにしっかり評価していただいとりますけども、今後こども園の事業をしていただくに当たって教育委員会でも検討すべき事項と思いますけれども、その検討はあったでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 まず、これまでの状況について御説明しますと、落合幼稚園の閉園につきましては、これまでも御説明しましたとおり平成25年に策定いたしました高梁市就学前教育・保育方針の幼・保一体化を進めるという考えに基づきまして、就学前施設の所管である市長部局でその方針を決定したものでございます。 このことにつきましては、教育委員会、事務局も教育委員さんも含めてでございますが、報告によりその方針内容をお伝えしているという状況でございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 付け加えてお答えさせていただきます。 一貫教育の推進でありますとか就学前教育の推進、これは対象といたしましてはもちろん市立に加えまして私立または県立高校等、そこまでも含めた高梁市にある全ての大学、高校、小・中学校、幼稚園、こども園、保育園等についてのものでありまして、主に小・中学校を除きましては教育内容でありますとか教育方針というものに特化したものでございます。 基本的に今回の落合幼稚園の閉園というような形にいたしましては、これはあくまで学校の体制の部分でありますので、現在そこを担当しておられる部署が中心となって考えていかれるものだろうとも思っておりますが、教育委員会でも先ほどの蛭田部長の答弁のように、随所随所で報告等を受けているところでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 方針については報告がありましたっていうことですけども、(3)に移りますが、これまで就学前教育に教育っていうことが、これは市長部局ですから、教育委員会部局ですからって私みたいな素人に言われても、教育じゃったら教育委員会で全部審査したり協議したりしてるのかなと思い込んでいたわけです。けれども、これまで就学前教育アドバイザーっていうことも教育委員会の中で設けられて、就学前教育の質の向上だとか小学校へのスムーズな接続といったことに、これは学校教育課教育委員会の中で設けられたプロフェッショナルが携わっておられたわけですけれども、この方たちはこれまで民間の保育園であるとかそういった施設にも、市ではこうやって一貫教育を考えているんですよ、数年後は小学校ですから小学校へのスムーズな接続といった取組をお願いしますねっていうふうなアドバイスというのは私立のほうにもされていたわけですよね。答弁お願いします。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 アドバイザーにつきましては、民間の方等を問わず、公私両方とも行っております。 特にこの2年間につきましては、就学前教育の年齢の子供たちで特別支援の教育を必要とする子が激増というようなものもありまして、市の幼稚園から中学校まで全てのところで2年間に特化して特別支援教育の徹底した研修等も行いました。そういう中にも入っていただいております。 また、平成27年、平成28年の市指定の研究会でありますが、これは小学校との接続カリキュラムでありますとか交流でありますとかといったものを研究するために、落合小学校、落合幼稚園、落合保育園の3つの組織が一緒になって研究をされまして、成果を上げられました。それが今の高梁市就学前教育保育課程に生かされておりまして、それに沿って今全部の園等が教育をしているところでありまして、ほとんど公私の別なくアドバイザーとして活躍したり一緒に研修もしております。 ただし、当然各私立の園の建学の精神というものがあります。これは尊重するようにしているところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) そうやってしっかりお金の出入りだとか施設の管理だとかそういうことよりも、私は就学前教育、保育ということを公私にかかわらずしっかり充実したものをしていただけたらいいなと思うんでここをしつこく尋ねているわけです。結局将来小・中学生になって計算や読み書きそろばん、こういったことの認知的な能力をつけるにしても、幼少期の頃の非認知的能力、自己肯定感であるとかそういったことをしっかり養っていないと、というか逆に養っておけば何を学ぶべきか、取り組んだときに我々はどう学ぶべきかということを子供自らやれるんだと思います。この就学前の取組というのを私立、公立かかわらずしっかり取り組んでいただきたいし、それをこれまでも私立のほうにやっていただいているということであれば、ひとつ安心であるなと考えております。 続いて、(4)です。 そういったことに取り組むという方針が市長からも出されて、新たな幼保連携型の認定こども園開園まで、行政としてどのように支援し、そしてまた保護者や地域に説明していくのかということです。 社会福祉法人には、先ほど教育長もおっしゃられたようにそこの法人なりの理念や運営方針がありますし、その個々の方針や理念も決して就学前教育を否定するものでは全くありませんので、それは安心しておりますが、建学の精神とかそういったことは十分に尊重もすべきだと思います。市の一貫教育や就学前教育の方針にのっとって、今後スタートするまであと2年あるわけですから、十分な支援を行うべきだと思います。 また、私も朝娘を送って国道を車で通ることもありますけれども、地域の方や保護者の方が交差点ごとに立たれて、市長もよく立ってくださっていますけれども、交通安全や見守り活動をしていただいております。保護者や地域の協力もあって落合幼稚園のこれまでの運営というのはできてきたんだと思います。昨日の答弁と重なるところもあると思いますが、保護者や地域への説明っていうのをもう一度御答弁をお願いできますか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えします。 保護者への説明等の対応につきましては、昨日もお答えしましたとおり1月18日に在園児や令和4年度に入園する保護者の方への説明会を実施しております。今後も丁寧な説明、あるいは相談の体制というものも取っていきたいというふうに考えております。 また、地域の方に対しましては、落合地域とも相談いたしまして来年度4月に予定されております町内会長会のほうで説明をさせていただくことといたしております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 了解しました。 それでは、(5)です。落合小学校のグラウンドの整備、それから国道から園に至るまでの交通安全などの課題についてはどのように考えているかということです。こども園設置云々もですけれども、やはり行政としてはこの地域について、トータルの面で地域の方や保護者や子供やそれから事業をされる方にとってやりやすい環境なのか、最低限安全・安心ということは確保されているのかということは絶対実現していかなきゃいけない。そのことを考えていかなければいけないと思いますけれども、教育保育以外の観点での課題があったのではないかと考えているからこういった質問をするわけです。 近くには落合小学校があって、かねてからグラウンドの拡張が懸案となっていたんだと思いますけれども、今後物理的に拡張が困難になるんだろうなと思います。であれば、市としてこども園開設のための適地を落合地区の別の場所に確保してでも、それの費用は社会福祉法人が出すとしても、それだけのことをされるんなら落合公園の横の敷地をどうぞであるとか、あそこは浸水も考えられるからあれですけども、そういった協力をすれば小学校との取り合いもできるんではないかとは思います。 また、登園や降園時の安全確保というのは、今高梁市のこども園を設置するときも最優先課題の一つであります。元気なお子さんをお預かりして、また元気にお帰しする。基本この繰り返しであると思います。国道から園に至るまでの区間での安全確保はどうか、十分できているのかということです。 警察協助員の皆さんがよく街頭指導をされてますが、何かよそで事故があったときに、重点地区に立とうと言ったら、あのイズミの交差点とこにすぐ立つわけです。あそことか大体危険だなと思われるところは決まってるんです。あそこを通って登園、降園される保護者、お子さんがいらっしゃって、協助員の皆さん、それから高梁警察もそう認識している。当園、降園に安全と思えるんだろうかっていうところに疑問があると思うんで、そういった小学校敷地の観点、それから登園、降園時の安全の観点からどうなのか、答弁をお願いします。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 建設場所につきましては、梁和会さんのほうで様々な角度からいろいろ検討された中で現在の予定地に決められたということでございます。ですから、落合小学校のグラウンドの調整等の話までには至っておりません。ただ、現在の予定地において調整が必要な部分につきましては対応してまいりたいというふうに思っております。 それから、園へのアクセスにつきましては、ほとんどの方が車での送迎になるというふうに考えております。現在も駐車場のほうは確保されておりますが、新たな園の規模に応じた駐車場の確保につきましては、対応をお願いしてまいりたいというふうに思ってます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 要望の中に、こども園を開設したいんで御協力お願いしますってことは、もう今現在運営していて危なっかしいところは市から対応をお願いしますよじゃなくて、それは協力して落合地域の就学前教育はこうなるんじゃと、市としても半分当事者ぐらいでお願いしていったらいいんだと思います。 それから小学校のグラウンドについては検討していませんってさらっと言ってくださったんですけど、教育長、どうお考えですか。お考えがあったら。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 小学校のグラウンド等との関係だろうと思うんですが、落合小学校も若干最近子供たちも減っておりますし、標準的な運動場の規格の今2倍以上の広さを有しているということもございます。そういうあたりから、お話合いがあればとも思っておりますが、どうしてもというところではない状況でございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) どうしてもというところではないのは、落合地域のPTAさんであるとか学校、校長先生方がどうしてもそこまでは思っていないということなんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) まだもう少しいろんな計画が煮詰まってまいりませんと具体的な答弁はできませんけれども、今の現状でどうしても必要であるということでもないという状況であるということでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 成羽から来ているような議員が落合地区を混ぜることもないとは思ってるんですけど、狭くないだろうかなと感じ、心配します。はっきり答えられない面があると言ってくださったんで、何かちょっと希望があるんかもしれんと勝手に思っておりますけれども、そこは今後僕もほかの議員とも対応していきたいと思っています。 最後、(6)の質問ですけれども、現場職員の気持ちや今後の処遇についてどのように考えているのかということです。 就学前という人間の成長にとって大切なその年代の教育、保育に努められて、コロナ禍ではエッセンシャルワーカーとして現場で懸命に働いてくださっている職員さんにとっても突然のことであったろうと思います。その職員さんのやる気をそぐことにならなかったのか。それからまた、今後の処遇についてはどのように考えていらっしゃるか答弁をお願いします。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 現場の職員には突然の話という認識を持たれた方はおられるとは思います。ただ、川上、有漢、そして成羽をこども園化しております。高梁におきましても、令和7年度からこども園を開園いたします。また、幼稚園につきましてはどの地域も園児数が減少しておりまして、休園する園も多くなっております。そういった実態につきましては、日頃から職員に説明を行っておりまして、理解もしていただいているというふうには思ってます。 また、就学前のどの施設におきましても、同じ教育、保育を実施していくことにつきましては職員の研修等で周知をいたしております。どこの園に配属になっても、その施設で子供たちのために教育、保育を実施できる職員の育成には努めているところでございまして、それができる職員だというふうにも思っております。もちろん職員の気持ちへのフォローは忘れてならないところでございます。その点につきましては配慮してまいりたいというふうに思っております。 今後の処遇につきましては、職員は市の職員でございますので、他の園への配属になるというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 保育園、幼稚園、こども園の教諭の皆さん、女性も多いし、若い男性もいらっしゃいますけれども、一番人間の大切な時期に関わってくださって、そしてまた高梁市の幼稚園、保育園、こども園が働きがいがある場であれば、そのこと自体が高梁市の魅力にもつながるんだと思います。やりがいをもってやってくだされば、そこに預けている保護者の方も安心してくれる。人口減や人口対策としていろんな新しい施策がありますけれども、まずこういう目の前のこと、自分たちがふだんできることをしっかりやっていただきたいと思います。 今の部長の答弁は、そういった職員の気持ちも大切にしていくという答弁だったと思いますので、そういった方針で職場をしっかり支えていってほしいと思っております。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(宮田公人君) これで石田芳生君の一般質問を終わります。 ただいまから10分間休憩いたします。            午前10時41分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時50分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、金尾恭士君の質問を願います。 金尾恭士君。            〔1番 金尾恭士君 質問席〕 ◆1番(金尾恭士君) それでは、1番金尾恭士です。通告しております順序に従いまして質問をさせていただきます。 今日は3月11日、東日本大震災から11年、亡くなられた方、行方不明の方が2万2,000人、非常に大きな災害でございました。まだまだ捜索をされておられる方、家族の皆さんに哀悼の意を表するものであります。また、昨日は高梁市議会でもロシアのウクライナ侵攻に対する非難決議をいたしました。早急にロシアの侵略を止めていかなければなりませんし、ウクライナの平和が早く戻ることを祈っております。 それでは、1の高梁市立落合幼稚園の閉園についてでございます。 12月議会最終日に、市長が落合幼稚園の閉園についての御報告と御説明をされました。私自身も大変驚いた次第でございます。12月から3月までの間、私なりに落合幼稚園の保護者の皆さんや地域の皆さんに御意見をお伺いしてまいりました。一様に、話が急過ぎる、それから詳しい説明をしてほしい、それから公立の幼稚園教育の良さを大切にしていただきたいなどの声をお伺いしております。 この中で、最初の質問として公立幼稚園の教育を受けさせようと考えた保護者の思いを軽視して、この閉園決定というのは許されないのではないかと思います。子供の教育権を代行できる保護者に十分に了解を得ることなく、こういった決定をする権利といったものはどこにあるのか御説明ください。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 保護者の意向を軽視というようなお話がございましたが、もちろん幼稚園の教育を受けさせたいと思って落合幼稚園に入園させた方もおられるとは思います。ただ、整備を計画されている認定こども園につきましては、議員も御承知のとおり幼稚園機能を持った園でございます。幼稚園と同じ幼児教育を実施する施設でございまして、幼児教育を受ける権利がなくなるわけではないというふうには考えております。 また、保護者の就労状況にもよりますが、保護者の意向により園を選択できます。どの園に入園してもいいことになっております。このことにつきましても保護者に十分説明を行い、御理解をいただきながら対応をしているところでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 次に落合幼稚園の閉園方針についてですが、令和4年2月18日に先日全員協議会で発出されたこども未来課の落合幼稚園の閉園の方針についての文章の中に、高梁市の幼・保一元化の基本方針に基づいて梁和会の申出を受け入れたとありました。仮称落合こども園の教育方針、それから経営計画書、教職員の配置計画など、これを検討して申入れを受け入れられたのか。また、法人のこういった教育方針などは議会へ開示がなされないのかどうか。そういったことについて教えていただきたいと思います。 また、落合幼稚園の閉園について保護者への説明を十分行えたと考えられておられますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 御質問にありました教育方針、経営計画書、教職員の配置計画書についてでございますが、まず教育方針につきましては梁和会の法人理念を基に保育、教育方針というものを策定されております。その他の経営計画書、職員の配置計画書につきましては、まだいただいておりません。 ただ、現在整備を進めております高梁認定こども園につきましても、園の教育方針や経営計画書はまだ策定していないという状況にあります。ですから、今回の閉園の方針につきましては、教育方針であるとか経営計画書等の資料を提出していただいて、それを検討した上で決定したわけではないということでございます。 それから、保護者への説明につきましては、昨日来御説明しているとおりでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 経営計画書とか教職員の配置計画といったものは非常に大事なものだろうと思うんですけれども、それがなかったというのは少し残念だなというふうに私は思うわけであります。今、こういった中で教職員、幼稚園の保育教諭といった方が大変少ない状況になっておりますので、こういった配置計画などは一番に考えていかないといけない問題だろうと私は思うわけであります。 それでは、次に最上位の高梁市総合計画、このKPI、重要業績評価指標によれば、市立認定こども園を令和元年度まで3か所、川上、成羽、有漢、既にここはできております。それから、令和7年度予定が高梁、備中と記述がございました。落合幼稚園の閉園がこの計画の中にはございませんでしたが、これをどのように御説明されますでしょうか。高梁市総合計画のKPIとの整合性、これをどのように考えておられるのか教えていただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 高梁市総合計画では、認定こども園の整備を進めていくことを掲げておりまして、今お話がありましたように令和7年度の目標指標を5か所としております。この5か所につきましては、既に整備済みの有漢、川上、成羽と現在整備中の高梁、それから今後検討を予定しております備中地域でございまして、議員御指摘のとおり落合地域は含まれておりません。落合地域につきましては、総合計画を策定する時点でまだはっきりしたことが示せる段階ではないといった認識から、具体的な記載はしなかったということであります。 ただ、目標数値はあくまで目標でございまして、それを上回っては駄目というものではございません。段階的に幼・保一体化を進め、認定こども園の整備を推進していくことにつきましては、総合計画に掲げております教育、保育のサービス環境を整え、教育、保育の質の充実を図る施策の展開方針に合致しているというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 法人のこども園の建設、これを批判的に言うわけではありませんけれども、落合地域に新しいこども園ができるということが、高梁市の総合計画へ十分に記述がなかったというようなことでお話をさせていただきました。 次に、教育方針は幼稚園、保育園、こども園、公立、私立、それぞれ違うわけであります。 高梁市は多様な学びの場における特別支援教育体制が充実していると私は思っております。系統的で一貫した質の高い教育、保育を、今後落合地区でどのように担保していかれるのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 先ほど石田議員の御質問で教育長からの答弁にもございましたが、落合地域ではまず一貫した教育、保育、これにつきましては公立、私立も含め就学前教育・保育課程におきまして、そのビジョンを共有しております。なおかつ、落合地域におきましては、現在でも落合幼稚園、落合保育園、落合小学校で接続カリキュラムを策定しまして、幼児教育から小学校教育への円滑な接続というものを図っております。それから、特別支援教育体制につきましても、就学に向けての意向会議は、公立、私立とも行っているところでございます。 これらについては、こども園へ移行いたしたとしても変わることなく実施してまいりますし、変えるべきではないというふうにも考えております。 また、就学前教育の研修会等につきましても、これまで同様、公立、私立問わず今後も実施していくことといたしております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 公立、私立を問わず、こういった教育が担保されるといったことを今述べていただきました。 それでは次に、私は閉園方針までの過程が明確ではないなと思っております。令和3年11月に庁内協議において、平成25年2月に策定した高梁市就学前教育・保育方針に基づいて、令和5年度末で落合幼稚園の閉園を決定したというふうに記述がございました。2月18日にこども未来課から発出された落合幼稚園の閉園方針についての文書に記載されております。評価基準というのがあると思いますが、どういった評価基準で決定をされたのか教えてください。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 まず、認定こども園の設置に関しまして、議員が言われるような評価による観点からの基準というものはございません。基準ということになりますと、県の幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準、この基準を満たしているかどうかということになります。これは県の許可で令和5年度に申請ということになりますが、基本的には今回のこども園は補助金を見込んだ計画でありますので、基準に該当しない施設を整備するということではないというふうにも考えております。 では、何を判断基準にしたかということにつきましては、これまでお答えしたとおりでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 続いて、落合こども園への市の建設補助金、資料によりますと約1億円が予定されているようです。そのためにも、市民への説明は不可欠だと考えますが、いかがでしょう。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 補助金につきましては、国に補助制度がございますので、それを活用して実施していく予定でございます。 今回の閉園の方針につきましては、度々御回答させていただいてますように就学前の教育・保育の方針、それから幼・保一体化を進めていく考え方に基づいて行ったものでございますので、そこら辺については繰り返しの説明になりますが、そういった基準に照らし合わせてというものではないということでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) しっかりとした市民への説明、地域の皆さんへの説明というのが私は必要だと思っております。 続いて、長い伝統の落合幼稚園で教職員がこれまで培ってこられた教育の蓄積、こういったものはどのようになっていくのかを教えてください。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) 落合幼稚園は歴史のある園でございます。地域と交流しながら落合幼稚園ならではの幼児教育を実践してきたという認識は持っております。ただ、これは落合保育園についても全く同じでございます。ですから、それぞれの蓄積された教育のよさを生かしながら、落合保育園との園児や職員の交流も通じまして、よりよい幼児教育が継続されるよう対応してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 一番は未来を担う子供たちがすくすくと健康で豊かに生活できるといったことが必要だろうと思っております。公立、私立関係なく、目指すべきものは1つだというふうに思いますので、これからしっかりと地域の皆さん、また市民への説明をお願いしたいと思います。 次に、2の令和5年度から中学校の休日の部活動指導を地域へ移行することについてでございます。 かつて学校5日制導入前の約30年前に、中学校部活動の指導の在り方が大きく議論をされてまいりました。原則土日は教員は部活動に関わらない、地域に部活動を移行する、教員が居住地の中学校の部活動を地域の指導者として指導するといった改革案でございましたが、ほとんどこれは見直しもなく、現在まで教員の献身的な努力によって部活動が支えられているという状況であります。 文部科学省もこの問題に働き方改革などで長時間勤務の大きな要因として、休日に教師が部活動の指導に携わる必要がない環境を構築する、そして休日の部活動に対する生徒の希望に応えるために、地域の活動として実施できる環境を整えるというようなことも考えております。地方自治体等において必要な取組を行うことが求められると文科省の発出文書に記述、記載がございます。 また、スポーツ庁が今年度全国でモデル校指定校を200校上げております。岡山県では高梁市、早島町、赤磐市の中学校で指定が行われております。高梁市も3校が指定されておるようです。少子化が進む高梁市で、部活動の持続化、教員の負担軽減と地域との連携について高梁市の対応をお伺いしたいと思います。 まず、部活動の研究指定校、高梁北、高梁東、有漢中ではどのような成果、課題がございますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 研究指定校での成果と課題ということでございます。 まず、基本的には有漢中、高梁東中、高梁北中で行っております。ここは城北ヒーローズという1つの少年野球チーム等で昔は同僚だった子供たちも多いというようなこと等でここを選ばせていただいているわけですけれども、ここで土日いずれか1日だけの練習、最近はそうなっております。その土日いずれかの練習を地域に練習していただくということ以外にも、高梁市は学校の規模が小さいので、合同でやらなければもうチームは組めれませんので、この合同チームをどのように運営していくかということと、地域に土日の指導をお願いするとこの2つの研究をしております。 今、その指導者が非常にそこでは重要な役をしていただくわけですが、そこでは地元のスポーツ少年団の野球の指導者の中心的な方お一人と、吉備国際大の野球部の中で教職を目指すような野球部員等もおりまして、その部員4人、計5人が指導に当たってくださっており、これはそういう人が探し出せた、あるいはそういうとこと連携ができたということで成果でもあると思っております。 また、コロナ禍で実は十分、何回もはできなかったわけですけれども、生徒のアンケートで、有意義な活動ができたというところで100%の回答がありまして、私も何回か見に行きましたけれども、生徒も一生懸命、教える学生や少年団の指導者の方も一生懸命、非常にいい状況で進んでおりました。これも成果だと思っております。 課題といたしましては、これは今後の問題ともなると思うんですけれども、やはり指導者の確保であります。それから、移動の手段。今は有漢の運動公園で行っております。そこまでの移動の手段。今は吉備国際大野球部の御協力によりまして、そこはバスを出していただいておるということで、今んとこは順調なんですけども。それから、今は国の事業を取っておりますので、指導者の方への謝金等が払えます。しかし、この指定が外れますとそこから先、財源等の問題も出てくると思います。この土日の部活等を財源なしで謝金なしでボランティアだけでお願いするという部分については、非常に困難だとも思っております。 また、これは物理的な問題ですが、休日に学校施設等を使用するような場合等、管理とか鍵の運用とかそういったことも課題になっておるところでございます。 大体、成果と課題というと以上になると思います。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 部活動は学校教育の一環と学習指導要領に定義されております。技術指導だけでなく、教育的な指導も必要ということになります。先ほども今、教職を取っている学生たちがしてくれたというような御答弁がありました。こういったことを指導者にも理解していただいて、指導が始まると考えます。この点はいかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) このモデル事業の中には、研修会を入れております。子供たちの体と心、いろんな部分でただ野球がうまいだけじゃ部活を教え切れないところもありますので、そこの部分につきましては十分学校と教育委員会も間に入りまして、打合せをするようにしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 休日の部活動を指導する人材が本当に課題だろうと先ほどの答弁がございました。吉備国際大学との連携、これは今後も行っていくべきだというふうに私も思っております。大学側も地域貢献の一つとして、この部活動指導を積極的に行っていきたいというお話を先日私もお聞きいたしました。こういった点で、今後大学側とほかの部活動での話合い等は持たれませんか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 そういうことに今後もさらにこの人材確保ということが必要になってまいります。そうした中で非常に大事なことで、吉備国際大学のほかの部活動等についても当然お話をしていくことになるだろうと思っております。ただここでかなり厳しい部分は、その大学生も自分の練習なり自分の試合等もございます。また、大学生以外も、今も学校での普通の部活にも幾らか指導員を来ていただいてるんですけれども、土日の午前中なら午前中、あるいはその学校でやってる3時から5時頃、6時ぐらいまでの部活の時間がありますが、そういうときに体が空いていて、しかも来てくださるというのはかなり高い壁がございます。ここにつきましては、あらゆる方法等を駆使し、また全国的な組織のスポーツ少年団連盟等でも中学校での部活等について積極的に協力するような動きも今は見せております。そういうような状況も見ながら対応してまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 1つの全国のモデルとして少年団の指導者の皆さん、大学生、大学との連携、こういったことも非常に高梁市の特色として出せていけるのではないかと思います。 続いて、部活動の担当教員が兼職兼業届けを出して、結局休日に指導しなければならなくなってしまうというような懸念があるんですが、これはいかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) この問題につきましては、あくまでその教師の希望が原則でございます。そして、さらに兼職兼業の許可を出す際の考え方といたしまして、数字的に一月で100時間とか、月平均80時間、過労死のラインとかがありますが、そういったものを超えるようであれば本人が希望してもそれはかなわないというようなあたりで、ある程度の規制はかけていかなければならないと考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 次の質問は吉備国際大学野球部と地元スポーツ少年団とが休日の指導をされていると、この評価はどのようにされたのかということで、先ほど詳しい御答弁がありましたので、非常に高い評価をされているとそのように私も感じました。 今年度、野球部以外の休日の部活動、こういったものはどのように高梁市では行われておりますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 基本的には、このモデル地区以外は今までどおりであります。ただ、数年前、平日に1日は休むこと、土日のうち1日は休むことというふうなことが全国的に共通ルールになりましたので、どっちか1日しかしておりません。また、これには一部でありますけれども、部活動支援員という形で非常勤の方を雇いまして、そこが来てくださっているところもございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) そういった部活動へのいろいろなこれまでの教員の献身的な関わりの中で部活動が行われてきたということは、非常に大切なことだというふうに思っております。 次の質問としては、現在の教員の休日の、土日どちらか休日の部活動手当、いわゆる特殊勤務手当が4時間で3,600円ということになっております。先ほども教育長の答弁にはありましたが、今後この手当、地域の人、また大学生にどのようにこれを出していくのか、非常に問題だと言われておりましたが、国や県や市や保護者が今後は等分に負担をしていくような仕組みになるのでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) そこの部分につきましては、まだ国あるいは県というようなあたりでの考え方が固まっておりません。ただ、このいわゆる報酬というあたりの裏づけがないと、安定してしっかりとした土日等の地域部活等はなかなか難しいと考えております。国や県等の動きも注視しながら、あるいは現在モデル事業でやっておりますことの成果や課題をしっかりと分析しながら考えていきたいというふうに思ってるところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 部活動に関連して最後に質問をいたしますけれども、若干重複する場合があるかも分かりませんが、部活に参加する場合の交通手段、それから保護者の負担、ここが大きな問題だろうと思いますが、こういったところへの解決策、対策はどのようになっていくでしょうか。
    ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 これも人材の確保等と並びまして、非常に頭の痛い問題であるとも思っております。 現在、合同チーム等で離れたところへ行く場合は、保護者の方の送迎をお願いしたり、時には市バスを使ったり、それから土曜部活等で自分の学校に行く人等はスクールバスを使ったり、いつもバスで通っている子は通常のバスで通ったりというような形をとっております。 今後、こういった学校ではないところでやる部活が増えてまいると思っております。これにつきましても研究材料として、今しっかりと検討していこうと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 本当に持続可能な部活動というのが求められていくことだろうと思います。いろいろ研究をしっかりしていただければというふうに思っております。 ○議長(宮田公人君) 質問の途中でありますが、ただいまから10分間休憩いたします。            午前11時21分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時30分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、金尾恭士君の質問をお願いします。 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 次に、3の仮称有漢義務教育学校の進捗状況についてであります。 有漢義務教育学校設立の第1段階として、有漢東、有漢西小の統合校が4月に開校いたします。これから有漢中学校との連携はどのように計画されているのか教えてください。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 有漢中学校は、今年度と来年度、市の研究指定校になっております。その研究内容が、小・中連携を基盤とした教育活動を通しての学力向上でありますとか子供の学ぶ意欲を伸ばすというようなことで、小中連携をメインに据えてそういう研究をしていくようにしております。まずこれが一番大きな連携だろうと思っております。 また、その研究していく上で、小・中学校両方から教員が出まして連携部会というものがあります。その中でも、小・中の教育内容を統一するようにしております。 少し長くなりますが、目指す生徒の姿としては、自己肯定感を持ち、小学校での学びを中学校での学びに生かすということ、そして主な取組としては、小学校、中学校相互が授業参観に行くこと、それから中学校の教員等が授業をしに乗り入れ授業をすること、あるいは小学校や中学校で授業のやり方がありますけれども、そういったものをある程度統一して同じやり方にしようと、そのあたりや英語の専科、そういったものがメインになっております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 研究して2年間、様々な成果が出ることを期待しております。 今先ほども少しありましたが、中学校の教員の小学校への関わり、また小学校から中学校への関わり、今お話をいただきましたが、英語、その他理科やそのほかの専科教員というものは考えておられますか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 英語は小1からずっと中心的にやるということを決めておりますので、これは徹底的にやろうと思っております。 今度の新しい人事とか中学校の教育課程等と絡みが出てきますので、理科とは言えませんが、中学校から小学校へ行けるようなものがあれば極力入れていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 小学校と中学校で共通したこれからの3年間の教育計画というものは何か考えておられますか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 共通の行事や学習等がありますが、その行事等は、例えば今でももうやられておりますが、運動会等を一緒にするとか、恐らくこれからは学習発表会とかそういったものもどんどん一緒にやるという形になると思います。それから学習につきましても、内容はあくまで学習指導要領といいますか国の指導によるところになりますけれども、そのやり方についてはできるだけ小学校と中学校と似たような形でやらなければ次につながりませんので、そういうことを考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 小学校を統合したというのがゴールではなく、これから3年間が本当に大切だと思っております。市教委内に義務教育学校の推進係か推進班とかそういったものを設置されるといった考えはございませんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 基本的にはそれは考えておりません。大きな教育委員会で多くの指導主事等がいるようなところなら別でありますが、うちの中では今度新しくこども教育課になります。学校教育課部分と教育総務課との連携の中でこの仕事は進めてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 本当に連携を密にしていただいて、3年後の義務教育学校がスムーズに出来上がるように希望しております。 続いて、建設についてです。有漢中学校敷地内に小学部の校舎が建設予定となっております。小学部の校舎建設と併せて非常に老朽化の激しい中学校校舎の抜本的な改修といったものが必要だというふうに思いますが、その計画をお尋ねします。 この写真は(資料掲示)の山南義務教育学校の山南中学校の改修の写真であります。LEDとか壁とか床とかそういったものを大規模に改修して、この4月から義務教育学校が開校するというふうになっております。こういった施設面の改修について教えてください。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、中学校の改修について私のほうからお答えさせていただきます。 有漢中学校の校舎と屋内運動場につきましては、築33年でございます。通常であれば40年で長寿命化改修を行うところですが、義務教育学校の開校に間に合うように前倒しをしまして、校舎と屋内運動場の屋根、外壁の防水や床、トイレの乾式化・洋式化、図書室の拡張、照明のLED化などの改修を考えております。 今回お願いしております令和4年度の当初予算のほうでも実施設計を行うこととしております。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 地域の皆さんの声、学校に対しての希望、義務教育学校のこれからを楽しみにされている皆さんの声をしっかりとお聞きをして進めていっていただければと思います。 続いて、4のひきこもり対策、ヤングケアラー対策、それから成年後見制度の対策についてお聞きいたします。 岸田総理大臣は、孤独に陥っても支援を求める声を上げやすい社会を目指しておられます。市の令和4年度予算に、新規事業としてひきこもり支援推進事業が予算化されております。本当に大きな一歩だと思っております。具体的な取組についてお尋ねをしたいと思います。これまでの取組内容と課題があれば説明をいただければと思います。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 ひきこもり対策の取組と課題ということでございますが、現在国からは市町村におけるひきこもり支援体制の構築が求められておりまして、それを実現する前提といたしまして、ひきこもり相談窓口の明確化と周知、それからの支援対象者の実態やニーズ把握、市町村プラットフォームの設置と運営、この3点について取り組むよう示されております。 本年度におきましては、来年度から本格的にこの国の方針に基づく充実した支援に取り組めるよう、その体制づくりにつきまして関係課で協議し検討を進めてまいりました。その協議検討を重ねる中で、ひきこもり支援を推進していくに当たり課題として見えてきましたのが、専門的な職員による相談体制の必要性、それから相談後におけるアウトリーチの検討、ひきこもり当事者の居場所づくりなどでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) ひきこもりは言うまでもなく様々な要因の結果として社会的参加を回避して原則的に6か月以上にわたって家庭内にとどまっている、そういった方々のことを厚生労働省白書では言っております。 こういった中で、以前の私の質問で令和元年度調査でひきこもりの方が125名というふうにお答えがございましたが、これからの具体的な市の取組についてお尋ねをいたします。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) 来年度の計画について、まず御説明させていただきたいと思うんですが、来年度につきましては国の方針や先ほどの課題等を踏まえまして、相談窓口の明確化と周知、それから支援対象者名簿の作成、それから関係課や関係機関との支援検討の場の設置といったことに取り組みまして、本人や家族の方に寄り添った対応を進めていくことを計画しているところでございます。 これにつきましては、来年度予算に新規事業として計上しておりますひきこもり支援推進事業というものの実施を予定いたしております。これはNPO法人colorが運営いたしますたかはしひきこもりサポートセンターいろはというところに委託しまして、相談支援、支援対象に関する実態調査、居場所の提供、あるいは研修会の開催等の取組を進めていくというものでございます。この事業の展開によりまして、先ほど申し上げました課題を一つ一つ解決してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) NPO法人との連携、非常に大切なことだと思います。そのほかに民生委員や社会福祉協議会といった方々との連携も必要だと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えします。 民生委員の皆さんとは、現在におきましても各地域の定例会の中で関係課とのケア会議を開催して、情報交換等を行っております。また、社会福祉協議会や備北保健所あるいは児童相談所とは、今後プラットフォームでの関係機関として事例に応じて協議を進めていくことになるというふうに考えております。 いずれにしましても、ひきこもり支援は様々な機関との連携強化を図っていくことが非常に重要であるというふうに認識するところでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) ひきこもりは本当に長い時間家庭の中にいるというような状況であります。無理やりに出していってしまうと大変なストレスになっていく可能性もありますので、慎重に連携を取って進めていただきたいと思います。 続いて、ヤングケアラーについてでございます。 以前もヤングケアラーにつきまして質問をさせていただきました。家族の介護といったことを小学生、中学生、高校生が行っているということであります。国の重要施策となっております。市の対応と今後の対策についてお聞かせいただきたいと思っております。 総社市は先日、小4から中3までのヤングケアラーの調査をしております。結果では、小学生が125人、中学生が91人、総社市の18人に1人がヤングケアラーであるということが分かりました。今年度、高梁市内もこういったヤングケアラーの調査を行っておられますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) 引き続きお答えします。 ヤングケアラーの調査ということでございますが、市として独自の調査という形では行っておりません。ただ、学校から毎月提出されます報告書等の中で、ヤングケアラーを疑う傾向がある事例等の把握を行っているところでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 国の新年度予算にこのヤングケアラー調査の予算が盛り込んでおられるようであります。また、今後そういったことも行われていくのかなというふうに思います。 今年度の学校との連携状況についてお聞かせいただければと思います。教員を対象とした研修会、それからスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーとの連携も重要であると考えますが、こういう点ではいかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 まず、学校との連携ということでございますが、ヤングケアラーを疑う傾向がある場合や支援が必要な子供につきましては、学校も含めた関係機関と連携してケース会議を実施しております。そういった会議等を通じまして相互に情報共有を図り、支援の在り方についても協議しているところでございます。 本年度の状況ですが、ケース会議は15回開催しておりまして、ヤングケアラーと思われる世帯8世帯、対象児童としては9名ということでございました。 次に、教員を対象とした研修会につきましては、今年度は実施できておりませんが、令和4年度の実施を計画しております。研修会の内容といたしましては、夏休みの間に必須研修であります生徒指導担当者研修、この中でヤングケアラーについての講義、状況によってはオンライン研修等を実施したいというふうに考えております。 それから、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーとの連携についてでございますが、本年度におきましてもスクールソーシャルワーカーから相談がございまして、地域包括支援センターといったところと協力しながら生徒の負担軽減を図れたケースといったものもございました。 今後も、スクールカウンセラーあるいはスクールソーシャルワーカーを含めて教育、福祉、介護の関係機関とも連携しながら、相談体制の整備や支援の継続を図っていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 厚生労働省は令和4年度、調整に当たるヤングケアラー対策のコーディネーターを配置する自治体に財政支援を予定するといった予算を組んでおりました。高梁市は今年度残念ながら予算化されませんでしたが、ほかの対策としてLINEなどでの相談体制といったこともできるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えします。 LINE等のSNSを活用した相談体制を考えてみてはどうかということでございますが、これにつきましては介護や福祉など複数の部門との調整も必要となりますので、先行自治体等の状況についても調査しながら研究をしてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 子供たちの命、健康をしっかりと守っていただければというふうに思います。 続いて、成年後見制度でございます。 高梁市権利擁護センターが設立されて1年が経過しようとしております。今年度の成果とこれからの対策、課題についてお尋ねをいたします。 今年度の高梁市権利擁護センターの利用者数が、1月末でもう200件を超えておるという状況です。当初の年間の計画で200件ということでしたので、もう既に計画を超えている。このうち、成年後見制度に結びついた方が何人おられたのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) 高梁市権利擁護センターの利用状況につきましては、今議員さんがおっしゃられたとおり1月末までの利用件数が205件で、1か月平均で20件程度の相談を受けているということでございます。 このうち何件が実際に成年後見制度の利用に結びついているのかという御質問でございますが、これはお答えできるのは市長申立ての案件のみということで御理解をいただきたいと思いますが、現在までに5名の方が成年後見制度の利用を開始されております。また、現在2名の方が申立ての準備中でありまして、3月中には新たに3名の方の支援検討が始まる予定となっております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) また、支援を必要としている方が成年後見制度にどのように結びついていくのか、そういったことも具体的に教えてください。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 支援を必要とされる方が成年後見制度にどのように結びついていくのかということでございますが、まず本人や親族からの相談に限らず、支援機関からの情報が寄せられることによって権利擁護センターが中心となりまして、その方への支援方針あるいは成年後見制度利用の必要性についての検討、また判断というものが行われます。 権利擁護センターでは、弁護士や司法書士による助言など本人にふさわしい成年後見制度の利用に向けた専門的判断が行える体制が整っております。利用者の状況にあった適切な利用につなげることは可能であるというふうにも考えております。 また、家庭裁判所へ成年後見制度の利用申立てを行うまでの行程につきましては、これは支援が必要な方の事情によりそれぞれ異なりますので、一概には申し上げられませんが、後見人となる方が選任された後のサポートも含めて、その方にあった継続的な支援を行っていくことも権利擁護センターの役割というふうになっております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 成年後見制度はもう言うまでもなく原則として同じ後見人が務め続けることが一般的でありますが、令和4年度からの次期成年後見制度利用促進基本計画では、支援を受ける本人のニーズや課題や状況の変化に応じて柔軟に後見人などの交代や追加選任の実現が推進されるといった改正になっております。これにより後見人の受皿として今後ますます重要になってくるのが、市民後見人の需要ということになると思います。 高梁市は残念ながら今年度市民後見人の養成研修に受講者はなかったというような状況であります。今後どのように募集や増員を図っていこうとされるのか、その具体的方策を教えてください。 ○議長(宮田公人君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 今議員からお話がありましたとおり次期成年後見制度利用促進基本計画で求められている内容を踏まえますと、今後ますます市民後見人の活躍の場が増えてくることが見込まれますので、養成研修の受講希望者を増やしていく必要があるとの認識は持っているところでございます。 そのためには、成年後見制度につきまして、また市民後見人の存在や活躍の大切さといったことをまずは市民の皆様に知っていただくことが重要だと思っております。そのため、広報紙への掲載やチラシの配布はもとより、本年度は行政放送での企画番組等を通じまして積極的に情報発信を行ってきたところでございます。今後におきましても、引き続き様々な機会を捉えまして、制度についての理解を深めていただくための広報といったものに努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 本当に広報やそういったPRをしっかりとして、理解を深めることができるようにお願いをしたいと思います。 続いて、5の公立病院のランサムウェア対策についてであります。 パソコンやサーバーのファイルを暗号化し、復元と引換えに代金を要求するランサムウェアによって、全国の病院で電子カルテシステムに被害を出して、診療や患者の受入れに影響が出ております。徳島県つるぎ町立半田病院で昨年10月、ランサムウェア被害からのデータの復元と引換えにいわゆる身代金が要求されました。ここの病院では身代金は出しておりませんが、2か月間にわたり診療やCT、MRI、全ての機器が使用不能という状態になり、大きな影響が出たと言われておりますが、成羽病院のランサムウェア対策はどのようにされておられますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 渡辺病院事務長。 ◎病院事務長(渡辺丈夫君) ランサムウェア対策につきましては私のほうからお答えさせていただきます。 カルテをはじめとします診療情報につきましては、現在電子化が主流となっておりまして、成羽病院におきましても平成26年から電子カルテを導入しまして、現在運用しております。電子カルテにつきましては、もう現在の医療には欠かせないという重要なものになってございます。 ただ、成羽病院の現在の運用状況でございますが、情報保護の観点を優先することから、インターネット回線につながない独立したシステムとして運用してございます。それから、機器も含めたトラブルに対しての備えといたしまして、現在毎日バックアップを自動で取るようなシステムを導入しておりまして、最大7日間分のデータが保持されておる状況ではございます。 ただ、本院とそれから各診療所をつないでおりまして、診療所においても電子カルテを導入しておりますので、当然物理的にはネットワーク回線でつながってございます。ただ、ネットワークに際しましても、VPNと申しましてネットワークの中を仮想で専用回線化する対策は取らせていただいております。ただ、先ほど説明いたしましたバックアップにつきましても、物理的にケーブル、線でつながっておりますので、ランサムウェアの攻撃を受ける可能性はゼロではございません。 先ほど議員のほうからも御紹介のありました徳島県の自治体病院の事例を受けまして、私どもも非常に危機感を持ってございます。院内で設置しております専門業者も参画いたします情報システム管理委員会でも検討を重ねた結果、現在取れる対策といたしましては物理的にケーブル、線でつながっていないバックアップをもう一つ設けたらどうかというような提案がありまして、その提案に向けて今準備を進めておるものでございます。バックアップは自動で取るものですが、そのバックアップをさらにもう一つバックアップを取る。その機器に関しては、通常は線で物理的につながず、バックアップを取るタイミングだけ手動で職員が線をつないでバックアップを取るというようなことでデータを保持するということで対策を考えてございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 二重、三重のそういった体制を取っておられるということを今お聞きいたしました。 半田病院は電子カルテシステムがサイバー攻撃を受けて、8万5,000人分のデータが全く使えなくなり、診療が麻痺をしております。当然、会計など全てシステムダウンし被害を受けておるわけでありますけれども、一度攻撃を受けると命を守る病院が麻痺をすることになります。職員のこういったサイバー攻撃やランサムウェア対策といった研修はどのようにしておられますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 渡辺病院事務長。 ◎病院事務長(渡辺丈夫君) 御説明いたします。 情報保護の観点も含めまして、職員には当然周知をしております。それから、最近ではメールを使った攻撃も出てきておるということで、国、それから医療機関のほうからも注意喚起がなされておりまして、そういうものもリアルタイムで電子カルテを通じて全職員に発信をして注意を促しております。また、先ほどありました院内の情報システム管理の委員会のほうで、毎月そういうことについても話合いをしておりまして、常に気をつけていくという観点での対策は取ってございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) ランサムウェアは(資料掲示)こういったウイルスをサーバーとかパソコンに送り込んでいくというような、個々のパソコンにもこれは入っていくわけであります。そういった中で、いろいろな身代金を要求していくというような状況になっております。先日、トヨタの関連会社がランサムウェア攻撃を受けてあの大きなトヨタでさえ1日工場が停止されております。どこからどのように入ってくるか分からないという状況であります。 セキュリティーに対応できる体制をつくっているというように今お伺いいたしました。先日半田病院の丸笹事務長にお伺いをいたしまして、その中でBCPの業務継続計画、その中にサイバー対策を今構築したというふうに言っておられました。十分ではないかも分からないけれども、そういったBCPの中にサイバー対策を入れているというようなお話をお伺いしましたが、成羽病院はどういうふうにされておられますか。 ○議長(宮田公人君) 渡辺病院事務長。 ◎病院事務長(渡辺丈夫君) お答えさせていただきます。 現段階では、そのBCPに具体的な手順でありますとか注意点を明記するところまでには至ってございませんけれども、議員おっしゃいましたような形でBCPに関して、こういう情報システムのことについては重要なことと捉えておりますので、見直しのほうをかけていきたいというふうには考えてございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 奈良県の宇陀市立病院も、2年前にランサムウェア攻撃で非常に大きな被害を被ったというふうに言われておりました。ここでは情報システムの抜本からの体制を変えたというようなことを言われておりました。病院内に情報システム管理課6人、エンジニアが2人、それから先ほど言われたようなバックアップ体制を1週間ごとに行っているというようなそういったことを教えていただきました。こういったことが今後、本当に重要になってくるのだろうというふうに思うわけであります。 令和4年4月から改正個人情報保護法が施行されます。1件でも情報が流出した場合には、国の個人情報保護委員会への報告、それから本人への通知が義務づけられております。セキュリティー対策の不備が原因でデータが流出などした場合には、経営者が損害賠償責任を問われるという可能性があるとこのように書かれておりました。 病院は要配慮個人情報、いわゆるセンシティブ情報が非常に満載でございます。医療情報を扱う点でも重い責任が課せられると考えますが、令和4年度からの対策をお伺いします。 ○議長(宮田公人君) 渡辺病院事務長。 ◎病院事務長(渡辺丈夫君) お答えさせていただきます。 議員さんの御紹介いただきましたような形で、個人情報保護法の改正に伴いまして来年4月からのそのような対策が必要となってまいります。また、現在検討段階でございますが、この情報保護に関しましては、特に病院では厚労省のほうからも医療情報取扱いのガイドラインというものが示されておりまして、毎回事件があるごとにそのセキュリティーのさらなる改善のあたりも示されてございます。 ただ、情報保護につきましては、市の病院でもございまして、市の情報公開及び個人情報保護に関する条例に基づきまして手順を進めておるところでございます。そちらの対策に沿ったもの、それから厚労省のガイドラインに沿ったものという形で所要の対策を打っていきたいというふうに考えてございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) 徳島県の半田病院、それから奈良の宇陀市立病院もセキュリティー保険の契約を最近行ったというふうにも言われておりましたが、そういったものは成羽病院ではされるおつもりはありませんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 渡辺病院事務長。 ◎病院事務長(渡辺丈夫君) 保険につきましては、先般、確かに民間のほうからの案内のようなものもありました。今検討しておる段階でございますが、その保険で保障ができるものかどうかというあたりの疑義も今個人的には生じておりまして、今後検討していきたいというふうには考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 金尾恭士君。 ◆1番(金尾恭士君) それでは、これで私の質問は終わらせていただきます。 ○議長(宮田公人君) これで金尾恭士君の一般質問を終わります。 ただいまから午後1時まで休憩いたします。            〔健康福祉部長 蛭田俊幸君、病院事務長 渡辺丈夫君 退席〕            午後0時3分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時0分 再開            〔政策監 正木俊英君、産業経済部長 村原幸司君、土木部長 大福範義君、市民生活部長 赤木和久君、消防長 平松伸行君 着席〕 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、三村靖行君の質問を願います。 三村靖行君。            〔11番 三村靖行君 質問席〕 ◆11番(三村靖行君) 11番の三村でございます。 まず、3・11、本日は東日本大震災から11年が経過いたしました。まだまだ多くの方が避難されておられます。一日も早い復興を願うものでございます。 また、世界ではロシアがウクライナへ侵攻しております。これも一日も早い鎮静化を願うものでございます。 それでは、今回は2点につきまして質問させてもらいます。 まず最初に、人口減少対策についてでございます。 何といっても本市の一番の課題は人口減少であると考えております。急激に減少が続いておりますけれども、市では少しでも減少を鈍化させようということであらゆる施策を打って進められておりますけれども、なかなか現状としては結果が現れないような状況にあると感じております。 そこでお聞きいたします。 (1)でございます。 都市計画区域内で更地、駐車場となっているところが多く、空洞化が目立っております。居住空間を維持することができない原因を、市はどのように捉えておられるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 正木政策監。 ◎政策監(正木俊英君) それでは、私のほうからお答えさせていただきます。 高梁市の市街地は、高度経済成長期、いわゆる人口増加時期に北部から南部、また阿部地区に向かって拡大してまいりました。同様に人口も拡散してまいったといったような状況です。 そのような中、旧高梁市では昭和50年に都市計画法に基づいて、土地利用や都市施設などに関する都市計画といったものを定め、土地利用の規制、誘導、また道路、下水道、公園などの都市基盤の整備を進めてまいったところでございます。 御質問のありました都市計画区域内の空洞化については、住宅や店舗などの喪失といったものによって生じており、その主な原因としましては、議員のほうからもお話のありました人口減少であったり少子・高齢化の進展によるものと考えております。 令和2年の国勢調査では、平成27年からの人口減少が約3,000人といったことで、人口減少に歯止めがかかっていないという現状は御質問にもあったとおりだと思います。今後さらなる人口減少というのは予測されている中、医療、福祉、商業といったような都市機能の維持、確保というものも課題になってきております。このことについては本市に限らず全国の地方都市でも顕在化している課題であると考えております。 そういった中で平成26年に都市再生特別措置法が改正され、御存じのところだと思いますけど立地適正化計画制度というのも創設され、本市でも今年度中に計画の策定完了を行って、持続可能なまちづくりというものを進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) ぜひとも進めてもらいたいと思います。 都市計画区域内の僕のイメージは、必ず家が混み合って、もう身動きが取れないというふうなイメージを持っております。それがDID区域でありましょうし、それが高梁の市街地であるというふうに私は思っとったんですけれども、最近本当に空洞化が目立って、これを何とかすればいいのになと非常に寂しい思いがしとるから質問させてもらうわけでございます。その中で、(2)に行きます、市外への人口流出が続いております。その理由としましては、1つは城下町を守ろうとする高梁市景観計画で建築が規制されて、なかなか思うような建築ができないということであります。今回計画されております立地適正化計画では、その空洞化をなくそうということで始められると思うんですけれども、それの整合性はどのように市のほうは考えておられるのかお聞きしたいと存じます。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 御質問にお答えをしたいと思います。 景観計画は、もちろんこのエリアの歴史、文化、そしてそこで営まれている行事も含めてでありますが、そうしたものを守っていく、そして良好な景観づくり、環境づくりをしていくというのが目的であります。 歴まち計画も同様な感じではありますが、これまでも都市計画の中でもいろいろ制限がかかってきておったのが事実でございますが、そうした計画を策定したから、計画を持っているからということで人口がそこから出ていっているという認識ではございません。私どもの説明が至らないということについて御指摘をいただくのであれば、それは反省するところでありますが、やはりこうした計画に基づいてこのまちを守っていくんですよということを市民の皆様に、またこれから住もうといった方々にお伝えしていくことが大事なのかなと思います。それから城下町特有の、例えば空き地になったところも結構通りから通りへつながる細い区画の割合が多うございます。現代建築に適しているかということになりますと、若干難しい面もあろうかと思いますので、そうしたところをじゃあどうしていくのかということがこれからの課題なんだろうと思います。今までの中ではいろいろ御相談に来ていただいたりもしておりますが、そうした御説明をさせていただいて御了解をいただいたというふうな状況であるというふうに認識をいたしております。これからももっとしっかりと景観に対するもの、助成制度等もありますので、しっかり御説明をし、景観に合った、景観を大事にする、そうしたまちづくりにしていきたいと考えております。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 他市にはない城下町を守る、これは当たり前のことだろうと私は思っております。ただ、若い人が更地とか駐車場になっとるところへ家を建てようとしますとその規制がかかって、建てようと思うたら別にお金がたくさんいるんですよという相談を受けまして、それならほかへ建てますよというふうなことで南のほうへ建てられとるようなこともお聞きしました。 確かに、片一方では立地適正化計画では空洞化を埋めようという計画がございますけれども、城下町を守るということになればある程度規制をかけんとなかなかそれも守れないというふうなことで、どっちつかずのような格好になるんです。高梁市の都市計画区域を見ますと、高梁市の住宅地域の中心地でもございます。ここが空洞化になるということは私は非常に苦しい思いがしまして、持続可能な都市計画をするんであれば、やはり以前のような空洞化をなくしていくことを何かの方法で進めてもらいたいというのが私の思いなんです。 ですけれども、今の現状では家を建てるとしましたら、確かにもう少しお金が要るんですよと。ですから、建てれないという方がおられて、南のほうに建てたというのを2人ほど聞きました。非常に残念なんですけれども、規制もかけにゃいけませんし、空洞化もなくさにゃいけんというのは難しいところでございます。そこら辺が難しいんですがそれを考える上においては、一つの方法として高額になる部分の穴埋めといいますか、市のほうで補助してもらえないかというのが今回の質問でございます。住もうよ高梁推進課でもいろいろな補助をされておりますけれども、高梁市に建てても総社市に建てても倉敷市に建てても一緒なんですよというふうなぐらい補助を考えていただければ、空洞化を埋めていけるんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 議員おっしゃいますことも事実としてあったんだろうというように理解をさせていただきました。 確かに、景観を守るということはある一定程度の規制をかけるということにもなってまいります。ただ、その規制をかける中にあっては、市といたしましてもそこに対して幾らかの支援措置というものも用意をさせていただいております。それが賃貸住宅の建設促進助成でありますとか若者定住促進住宅助成金といったものでありますが、新年度予算にお願いをさせていただいておりますが、その内容をまちなか居住エリアに関しては拡大をさせていただくということで考えております。したがいまして、これは一定要件がありますので金額がそれということではございませんが、最大で200万円までは支援をさせていただけるような準備をさせていただいているところでございます。 それと加えまして、先ほど議員もおっしゃいましたが、なかなか宅地にするにはちょっと形がというところもあるんだろうと思うんです。そういったところをどうするかっていうことに関して、これは新年度でやろうとしておりますが、そういった居住を誘導するための、これは住もうよ高梁推進課の範疇を超えるわけでありますので、いろんな部署が寄ってと思っておりますが、そうした情報を共有し合うという中で民間にも入っていただいて、そうしたところの情報を集めて、そして今議員おっしゃいました本当に歯抜けになるというのは私も非常に寂しいことでもありますので、特に立地適正化をかけて居住誘導エリアまで定めたってことになれば、そこに住んでいただこうということのための対策というものを取っていかせていただこうと思っております。そこに対してじゃあどういうものを御用意するかというのを、具体なものとしては今1つ議会に予算をお願いしとるのがオーダーメード住宅であります。こうしたものを、今回は成羽の居住誘導エリアということでありますが、もちろん高梁市街地も想定しておりますし、阿部の市街地も想定しておるわけでありますし、ほかの居住空間にも想定をしとるわけであります。そうしたところをしっかりと民間の方と情報を共有しながら進めていく、そういうことを考えていこうと思っております。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 200万円でも300万円でもいいですから、建てやすい環境にしてほしいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 それから、(3)でございますが、これも今のと大して変わらんのんですけれども、人口流出の原因として本市の土地単価が高い。だから、県南の他市の安いほうで家を建てられるというふうなことが続いておると思います。 確かに、高梁市は盆地で土地も狭いですから、高額になるんだろうと思いますけれども、高梁市へその方に建てていただくとすれば、前の質問と同じようにその差額分だけ、高梁市に建てるのも総社市に建てるのも倉敷市に建てるのも一緒ですよと、ですから高梁市に建ててくださいというふうな制度でもあれば、少しでも流出が止まるんじゃないかなと思うわけでございます。これも立地適正化計画の基本理念でございますので、高梁市の中で止めると。水際で止めるというのもこの方法でやられたらいいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) この質問は私からお答えをさせていただきたいと思います。 議員から高梁市の土地が高いという内容の質問でございます。 土地の価格でございますが、土地の価格は場所や土地の形状によって異なるというものでございまして、一概に比較することはできませんが、先ほど議員からお話のあったお隣の総社市と高梁市とでどのような実態なのかというのを比較したところでございます。 比較としましては、高梁駅周辺と総社駅周辺、それから駅から少し離れたところでそれぞれ比較をしてみたところでございます。分譲されてる土地の坪単価を比較しますと、両方ともほぼ同程度であるというふうに思っております。 人口が流出している状況下で、本市は若者定住促進住宅助成制度を設けております。この制度によりまして若い世代のマイホーム取得を支援しているところでございまして、このうち土地につきましては上限100万円を助成していますので、他市と比べて実質的には安価で購入できると思っているところでございます。また、来年度からはこの制度のうち3世代同居世帯や近居世帯が市内の業者でマイホーム、家を新築する場合には、上限を100万円に拡充するようなことを予定しております。 こういった制度をしっかりと御活用いただき、また市としてもしっかりとお知らせをさせていただいて、若い世代のマイホーム取得を支援してまいりたいというふうに思っております。以上です。
    ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 建てやすいような条件を並べていただいて、市内のほうにとどまってもらうというのが私の最終目的でございますので、確かに誰に聞いても県南の倉敷市、岡山市は別にしまして、総社市と高梁市を比べたらそれは総社市のほうが便利もいいし土地も安いしというのを皆さんから聞いております。ですから、そういう条件でしたら当然誰でもそっちのほうになびきます。ただ、それに勝るものを市が行うか、同等のことを行うか。やらんと流出は止まらんと思いますんで、今言われたようなことで努力していただいて、少しでも流出を止める。それが立地適正化計画でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に行きまして、平成30年豪雨災害復旧工事についてを御質問いたします。 平成30年の災害は昭和47年災害以来大きな災害だったということで、本市にも大きな被害をもたらしたところでございます。あれから4年たって、災害は3年で復旧する、1年繰越しすると4年ということで、この3月で大体全てが完了するというふうな状況だろうと思いますけれども、この3月末で災害復旧件数はどれぐらいあったのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答え申し上げます。 国庫補助災害の件数で答弁させていただきたいと思います。道路、河川などの公共土木災害でございますが、最終の復旧件数が339件でございます。そのうち2件は、繰越し措置が必要でございまして、今のところ337件ございますが、その2件につきましても今年4月には完成する予定でございます。 あと、田畑及び農業用施設災害の件数ございますが、257件でこれは全て年度内に完了いたします。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 足したら600件近くになりますね。非常に件数が多いですが、完成されとるようでございます。おめでとうございます。 (2)に行かせていただきます。 市民からの災害復旧事業に対しての要望に対応できたかというふうな質問でございます。 聞くところによりますと、この平成30年災害で被災調査が2,000件を超えると聞いております。2,000件を超える要望があって、それを全部調査ができたかどうかをお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答え申し上げます。 補助採択で採択漏れがなかったかという御質問だったと思います。平成30年7月豪雨災害の被災調査の状況でございます。市民等から被災の通報を受けまして、職員が現地の確認を行います。現地での確認事項といたしまして、被害状況、規模を確認いたしまして、復旧工法の検討や概算事業費を大まかに算出し、どの事業で対応するかというようなことを検討し、事務所のほうへ帰ってまいります。 帰り次第、土地の関係者の調査や工事の承諾の有無等の確認を行います。被災通報があった時期、そして調査からの土地の所有の関係で調整など必要になりますが、公共災害の申請時期に間に合わなかった箇所が発生したものもございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 2,000件を超える調査してくださいという要望があったということです。例えば、1日に10件調査しましても200日かかるわけです。200日と言いますと約7か月、出っ放しでいって7か月かかるんです。 ですから、一組体制でいって7か月もかかったら、国庫補助の災害の対象に間に合わんと思うんです。ということになれば、2班体制でいかれてたのかなと思ったりするわけですけれども、2班体制でいかれても100日かかるんです。100日といいますと3か月以上かかるわけですから、私は現実的に2,000件を網羅できたのかなというふうな気がいたしております。要するに、調査人員が足らんのじゃねえんかなと。それをどのように体制を組まれて、この2,000件をクリアされたのか。そこら辺が分からんところがございますので、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答え申し上げます。 被災直後の7月の状況で申し上げますと、建設課で4班、農林課で2班、西部土木事務所で4班というような班体制でいっております。1班が2名体制でございまして、10班編成というようなことになります。 その職員の構成でございますが、市の職員が中心になりまして、農林の関係ですけど、岡山県のほうから職員の派遣をお願いいたしました。それから、県内自治体から玉野市、そして瀬戸内市からも1名ずつ応援をいただきまして、対応したような状況でございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 要するによその市から助っ人を頼んで対応したということでございますけれども、先ほど1日に10件と言いましたけれども、10件はできやしません。それは交通止めの関係があるとか、それからいろんな調査をしたら時間を費やすこともございます。ですから、ヤマやっても本当に5件ぐらいなんです。ところが2,000件といいますから、2,000件が全部完璧にできたのかどうかというのも疑問に思ったわけなんです。ということは、担当の職員が足らなんだんじゃないかなということが想定されるんですけれども、その辺で全部の箇所が現地調査ができとればいいんですけれども、2,000件を超えることになれば、大きい災害なり小さい災害なりいろいろなことがあって難しいと思うんですが、そこら辺は地域の災害の関係者とはうまく調整ができたのでしょうか、お聞きします。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 平成30年7月豪雨災害の当初では、県の職員であったり玉野市、瀬戸内市の職員の応援を受けまして調査業務を行いました。本市の職員におきましても技術職員が少なく、市民に対して丁寧な説明ができなかったケースもあると認識をいたしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 班体制にしますと、どうしても経験者不足とか、それから担当者不足というのが起きてくると思うんです。ですから、市民同じように平等に対応できたかどうかというのも疑問があるとこなんですけれども、そこら辺は今後どのようにされるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) 職員の経験というのは非常に大切だと思います。平成30年7月豪雨災害、本当に昭和47年災害以来の災害で、経験したことのないような災害を受けました。それに精通した職員も少なく、苦労いたしました。 今後、この蓄積もあります。毎年でありますが、災害も発生しております。これらのことを受けて、若手職員等を十分育成して、今後起きる災害に対して適切に対応できるようにしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) よろしくお願いしたいと思います。 次に、(3)でございます。農地災害復旧工事の採択要件と受益者負担率を関係者に説明しているのかということでございます。 最初に、採択要件についてお聞きいたします。 まず、災害が起きて、現地を見て、これは国庫補助事業に適合するか否か、担当者の説明基準は統一されているのかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) それでは、お答えいたします。 私のほうからは農地、農業用施設の災害ということでお話をさせていただきたいと思います。 平成30年災害におきましても、調査、説明は統一的な見解にて復旧決定を行うように努めたところでございますが、初動におきましては負担金率、負担金額の説明が不十分となってしまった事案もございましたが、基本といたしましてはベテラン職員に同行するということもありますし、持ち帰って課内でのミーティング、そして返答していくというようなことにも努めたつもりでございますけども、そういった事案が発生しておりますのも事実でございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 担当者によってまちまちであるんじゃないんかなというふうな気持ちを僕は持っとるわけなんです。聞くところによりますと、農地災害は負担が伴いますから、どうしても申請する場合には受益者の人はお金が何ぼ要るんじゃろか、負担は何ぼ要るんじゃろうかというのは一番に思うところでございます。それが実際とほとんど変わらなければ別に構わんのんでしょうが、これだけ要りますよ、これだけ負担をお願いしますよという額が、最初に言うた額と最終的な額に開きがあったり、増えた場合にはまずいので、最初から高値でお知らせしている場合もあるんじゃないかと思うんです。ですから、被災者の立場を考えていただいて、私としたら負担がこれだけ要りますよ、しかし今回の災害はひょっとしたら激甚災害指定になるかも分かりませんよと、そうなったら普通は1割であるんですけれども、それが例えば5%なり2%、1%になる可能性もありますよというふうな説明をしていただければいいんですけれども、担当者によってはそこまで説明がし切れていないように思うんですが、そこら辺はいかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) 議員言われましたように、農地、農業用施設の災害につきましては、現地調査を行いましてその場で採択要件に該当するか否か、復旧方法、概算工事費と負担金額を算出して、受益者の方へ説明しております。そういうことのために職員の経験値は確かに重要になってまいります。そういうものを平準化するためにも、先ほども申しましたように一旦持ち帰る、そして課内で協議をして、その後にお伝えをするというようなことをやってきております。そういうふうに対応をしておりますが、採択要件、国庫補助を取れるか取れんかというようなことでは、漏れがあったというようなものは確認してございませんが、ただ先ほど来言っておりますような負担率、ひょっとしたら激甚になるかもしれないというようなことが少し不十分であったというようなことは考えております。 ただ、これにつきましても激甚指定、平成30年災害につきましては発災後20日後ぐらいに指定されましたけれども、最近のケースを見ましても二月程度かかっております。その間に現地調査もしていくことになりますので、過去の災害規模でありますとか降水雨量とかそういうものをよく分析しながら、この災害については統一的な見解を示して、もしかしたらというようなことが逆に働く場合もあるかも分かりませんけれども、丁寧な説明に努めていきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 災害というものは、申請をしたらその人は市へ申請したんだから復旧してもらえますよと8割から9割はそう思うわけです。ただ、その中で負担が何ぼ要るんだろうか、高額な負担は払えない、どうしようかなと。高う言われたらどうしようか、それがいつも付きまとうわけです。そういう状況の中で、例えば1,000万円の工事費がかかるとします。1割ですよね。1割で100万円負担が要るわけです。その施設を2人で使っていたら、1人の方が50万円ですよね。1人の方しか使ってなかったら、もろに100万円かぶらにゃいけんと。100万円もかかっちゃできんなというのが普通の考えじゃないんかと思うんですけれども、それが激甚災害であったら、10%が5%なり3%なり1%になるかも分かりませんよと、そういうふうな説明をしていただく。皆さんがそういう説明をしていただきゃいいんですけど、あるところではそれは説明されとるかも分からんですけれども、そこまでされていない職員もおります。ですから、そんなに金がかかったんじゃやめたといって断念すれば、農地は荒廃していきます。それでは、もう農家の人はたまったもんじゃございません。少しでも自分の土地を守ろうとしてやっとるわけですから、そこら辺を職員の方が共通認識で当たっていただきたいというふうに思うわけです。 職員は極力負担を少なくするように僕は努めてもらいたい。そうすることが僕は市民の方への優しい市政だろうと思うんです。それを、100万円ですよと。誰がしますりゃあな、100万円も出して。1反から1反5畝の田んぼに。と思うんです。ですから、今後は市民に対等な立場で平等な対応をしてもらいたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) 平等な立場でと言われましたが、もう常日頃からそのようなことで心がけてはおります。災害というようなことでございますので、通常予算とか通常業務に加えて労力が発生してくる。ふだんの仕事にも増して災害の対応が出てくるというようなことではございますけども、市民の負託に応える、地域に貢献する、少額な受益者負担で復旧ができるというような共通認識の下、事務に取り組んでいきたいと考えています。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 私が言わせていただいたのは、平等でないのを目の当たりにしましたから言わせていただいたわけなんです。ですから、平等に皆やっていただければ結構です。そういうようなのが見受けられたからここで言わせていただいたんで、これからの災害についてはそういう対応をしてもらいたいと思います。 災害が起きたことは、大ピンチなんです。大ピンチで困っとるわけです。しかし、災害が起きたことによって、国庫補助事業をいただけるんです、たくさん。場合によったら90何%もらえるわけですから。それをピンチをチャンスに捉えていただいて、これからは災害を一件でも多く採択してもらうように努力をしてもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) 当然のことながらこれまでもやってきておりますし、これからもやっていきたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) よろしくお願いします。以上で終わります。 ○議長(宮田公人君) これで三村靖行君の一般質問を終わります。 ただいまから10分間休憩いたします。            午後1時38分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時47分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、森和之君の質問を願います。 森和之君。            〔6番 森 和之君 質問席〕 ◆6番(森和之君) 3月11日通告質問、珍しく中日の登壇となりました森和之であります。市長をはじめ執行部の皆様には、誠意ある御答弁をよろしくお願い申し上げます。 通告に入る前に、対話なくウクライナに侵攻したプーチン政権下のロシアによってじゅうりんされているウクライナ国民と11年前の東日本大震災によって亡くなった人々に祈りをささげまして、通告質問をスタートさせていただきます。 それでは、1、観光振興についてであります。 天空の城とうたわれ知名度が上がった備中松山城、議員になった最初の頃から備中松山城と吹屋の連携なくして高梁市の観光振興はないと訴えてきたのは、皆さんも御存じのことでしょう。今回の質問は、昨年秋に設置された備中松山城雲海展望台ライブカメラの可能性を模索するような質問であります。 それでは、(1)備中松山城雲海展望台ライブカメラの配信がユーチューブで始まりましたが、観光動向に変化はあったのでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) それでは、お答えをいたします。 雲海ライブカメラは、雲海の発生状況に関する情報等をリアルタイムでウェブ配信するとともに、観光交流センターにモニターを設置して情報を発信することでさらなる誘客を図り、観光振興の発展を目的に備中松山城雲海展望台ライブカメラを昨年11月26日に設置し配信しております。 動向でございますけども、新型コロナウイルス感染症の再拡大、またそれに伴うまん延防止等重点措置もあり、現時点では観光動向の変化までは感じられませんが、500人以上の方にチャンネル登録していただき、閲覧回数も累計3万8,000回を超えるなど、多くの方に御覧いただいているところです。 ライブ配信を御覧いただいた方からは、雲海が出ていない場合、切り替えて他の予定を組み込めるので便利である、雲海だけでなく夕焼けに映る備中松山城もきれいだったというコメントをいただいております。 今後も新緑や紅葉、様々な表情の備中松山城をリアルタイムで配信することにより、現存天守12城の中で唯一山城である備中松山城のさらなる認知度向上、魅力PRに努めてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 チャンネル登録者数が昨日の段階で542人います。これが少ないのか多いのかというのはとても難しい問題ですけれども、ライブカメラというコンテンツの性質上から見ると僕は上出来ではないかと思っております。 このライブカメラの発信により、備中松山城の雲海がとてもきれいだという知名度が上がる、そしてまたこの雲海展望台の存在自体も全国に発信できたのかなと思っています。雲海展望台の周辺の活用といったようなことも僕はそこも気になるんですけど、あの辺のインフラ整備も含めて、そういったふうなお考えはございませんでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) それでは、お答えいたします。 雲海展望台の周辺には民家もないため、電気、水道といったインフラが整備されておりません。現時点では展望台のためにインフラを整備するということは考えておりません。ただ、雲海展望台は周辺を国有林に囲まれた場所に位置しておりまして、周辺樹木の生育により眺望が遮られる可能性もあることから、国と協議を行った上で伐採し、眺望を確保していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 雲海展望台から見る備中松山城、それと城下の町は本当に写真映えするところでもあります。しっかりと整備を行ってください。 ライブカメラにかかった費用は、配信を含めても今年度で179万円、次年度は保守点検を含めて20万円ぐらいと聞いております。費用対効果は目に見えにくいものかもしれませんが、新たな取組として非常に可能性を感じています。 そこで、次の質問であります。(2)の質問に移ります。 毎年新年の広報たかはし(資料掲示)には市長と議長が一緒になって新年の御挨拶、年頭の御挨拶という形でやります。今年は僕は弥高山が出るんじゃないかなと思ったんですけど、備中松山城でしたが、弥高山のすごいパノラマ感のあるところにもライブカメラの設置なんかが面白いんじゃないかなと思ってこの質問をつくりました。 (2)です。弥高山も雲海では有名であります。ライブカメラの設置は考えられませんでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) それでは、お答えします。 弥高山は360度を見渡せるパノラマが特徴で、雲海が生じた際は絶景と言える風景が眼前に広がってまいります。弥高山の雲海シーズンは10月から12月頃であり、またシーズン以外の時期においても四季の移ろいや日の出、夕焼けなどの映像をライブカメラによりライブ配信することは弥高山の魅力発信につながるものというふうに考えております。備中松山城の来場者数の動向も参考としながら、総合的な視点を持って今後検討してまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) パネルを出します。(資料掲示)弥高山の雲海の写真であります。頂上から見た。(資料掲示)この逆側が、これはちょうど日の出の写真でありますが、備中松山城と比べてみて分かるのは、全体的に見るパノラマ感の雄大さであります。非常に自分はこの場に立ってみて、高梁市の中にこんなところがあるのか、四国まで見通せるようなところがあるのかというのは本当にびっくりいたしました。 この弥高山がライブカメラで配信されて、弥高山に人が足を運ぶようになれば、吹屋への集客にもつながるんじゃないかなと考えております。自家用車を使用して国道313号から弥高山で朝日なり雲海を見て、整備の行われている県道新見川上線に回って西江邸から吹屋といったような流れも考えられます。 また、この弥高山は、美星町、井原市、矢掛町なんかとも交通のアクセスがよく、こういったところなんかとも連携して、観光連携につなげられるんじゃないかなと考えるのでありますが、そういったことに関して答弁はどうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) 早朝に弥高山で雲海を見て、その後吹屋へお越しいただくというのは無理のないルートであるというふうに考えております。吹屋ばかりでなく備中松山城もございますし、常山公園、西山高原もございます。 こういった市内に点在する観光地をつなぐ周遊ルートを提示するなど、各観光地の来訪者が増加していくようなPRに努めていきたいというふうに思っております。井原市、特に美星町につきましては、星空保護区の認定を受けられるなど星空を観光の目玉として積極的に発信されております。自然の織りなす魅力的な景観という共通点を生かして、相乗効果としてお互いの観光客増加につなげるよう連携について協議検討してまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 できるわけねかろうがとか、そんなこと考えるわけねかろうがというようなマイナスの考えはこういったようなことを駄目にしていくんだと思います。 デスティネーションキャンペーンによる新見市、真庭市などとの連携も大切だと思いますが、現状の吹屋観光を支えていくのは、僕は自家用車を使用しての観光客が主であると考えております。平松議員が前日、日本遺産のロゴを全面に打ち出した観光看板の設置を質問いたしましたが、少しの仕掛けでも継続的に観光客を呼び込めると自分は思っておりますので、しっかりとした取組を願いまして、次の質問に移らさせていただきます。 (3)高梁市の観光は、若年層に弱い気がしています。アウトドアアクティビティやキャンプ場の整備が必要と感じますが、どうでしょうか。答弁を求めます。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 若年層に弱い気がするという御質問でありますが、どういったところをターゲットにするか、どういったものをこちらで売りにするかということによっても違うんだろうと思いますが、今おっしゃいましたようなアウトドアのアクティビティとかいろんなことがあります。 特に、若い人が注目していただける、今コロナということもあるんだろうと思いますが、屋外でのそういった一定のグループ内で楽しむということが今人気が高まってきておるというのも承知をしておりますし、こういった傾向というのはこれから先も変わらないだろうということも理解しております。そういう意味では、そういった御提案のあったようなものを少し考えていかないといけないのかなという思いはしております。実は吹屋にそういったものを取り入れようとした、そうした行動を起こしたことはございました。以上であります。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 観光を長い目でしっかりさせていくのは、PRであったりターゲットを絞ってどこに宣伝していくかというのは本当に重要なことであります。僕らの世代だったら、湯布院とか、萩、津和野と聞けば今でも観光ですごくにぎわってたのかなと思うんですけど、津和野なんかも激減をしとるというようなことを聞いております。これはもう宣伝を継続的に行っていかなかった結果がそうなっている。もしくは、その津和野を訪れるターゲットを絞り切れてなかったのが原因だと思うんですうけども、ちょっと話が脱線しました。 キャンプブームを支えているのは、まきや炭を利用したたき火がもたらす癒やしの効果が上げられます。バーベキューなんかも1つだろうと思うんですが。高梁市のキャンプ場、バーベキューをするような設備が整っていないんですけど、そういったような設備を整えるということは考えられませんでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 観光地をつくるときには、やはり食は絶対なんです。グルメというのが。先ほどの弥高山周遊もそうでありますが、そこに何らかのグルメというかそういった楽しみがないと、やっぱり周遊ルートを作っただけでは駄目だろうと思います。 今お話がありましたように、バーベキューができるキャンプ場というのは、これは本当に大勢の方に親しんでいただけると私も思いますので、例えば高梁市内であれば弥高山キャンプ場とか吹屋のふれあいの森であるとか、西山、そうしたところがバーベキューができるキャンプ場にはなっております。しようと思えばできるということでありますけど。ただ、高梁自然公園と美しい森に関しては今一定の要件がはめられておりまして、なかなか火を使ってということが今はできないという状況になっております。ただ、これもどう改善すればできるんかということは工夫の余地があるんだろうと思いますので、利用者の皆様方のニーズというのはどんどん高まってくると思っております。そういうところへそういったバーベキューができる、屋外で楽しんでいただける、もちろん高梁自然公園であればスポーツなんかも、それから子供さんたちも楽しめるところもありますので、そういったところをこれから検討していくということは非常に大切なことだろうと考えております。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) やっぱりアイデアです。バーベキューをしっかりすれば、バーベキューセットなんかを高梁市で地産地消で作って、備中牛バーベキューセットみたいな形でネットでやるぞってそこで販売すりゃあ高梁市のPRになるんです。 それと市長、先ほど言いましたけど、仕掛けを考えていないこともないですよ。僕なんか高梁市の山間部を利用して、ジップラインっていうんですか、ワイヤーを高いところから低いところまで張って、ビャーっと滑り降りるなんてことなんかも、ずっとそれをつけとるとお金がかかるので、短期間、1か月だけでもキャンプ場に来てくれるとジップラインを楽しめますよというようなこともできないかなと思っているわけでありますが、その辺はどうですか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) バーベキューセットは非常にええですね。備中牛とか地元の野菜、そちらも活用していただくのは非常にいいと思いますし、地産地消につながっていって、それをセットで売出しをする。今はグランピング、そういう時代になってきておりますので、しっかりそこら辺は指定管理をお願いしている相手先もいらっしゃいますし、また観光という感じでいけば観光協会などにもしっかりお話をさせていただいて、できればやってみたいなという思いをしております。 ジップラインと言われましたが、実はジップライン、先ほどちょっと申し上げかけましたが、吹屋においてジップラインをということで補助申請しましたが、不採択になりました。諦めてるわけじゃありません。ですので、吹屋がいいのか、ほかの地域でもいいところがないのかということもありますので、今ここでここへと私が言うたら支障があるかも分かりませんから、いろんな地域でいろんなところができると思います。そうしたところをぜひ探していって、こんだけ自然がたくさんあるわけですんで、そういった施設も、これは民間の方に力を振るっていただくのが一番いいんだろうと思うんです。だから、そういったものをしっかりとこちらこういう条件というかこういうものがありますから使っていただけませんか、こういう自然環境がありますからというのもアピールしていきたいなと思っているとこでございます。 あと、神原荘は今指定管理をお願いしたTikiナビトラベルさんですけど、空き地を利用してグランピングの施設を整備するというふうにも伺っているところでありますので、そういうアウトドアによる誘客というものはこれからもしっかり適切にスピーディーに対応していきたいなと考えております。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。はやりものに手を出すのはどうかなというふうな考えもありますが、このアウトドアブームというのは長いものです。これからもずっと続いていく。高梁市には土台があります。しっかりとした取組をよろしくお願い申し上げます。 それでは、(4)に移ります。 観光振興についてもシティプロモーションが重要である。高梁市は今年、シティプロモーション推進事業、観光プロモーションイベント事業など3,000万円を超える予算が計上されております。このシティプロモーションについて、移住・定住の観点で予算の切り取り方が大きかったんですけども、僕は観光振興にはシティプロモーションが非常に重要だと思っております。取組について説明を願います。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えします。 シティプロモーション、移住・定住事業ということで予算をお願いしているものがございますし、また別に観光用のシティプロモーションということで今回の予算にお願いをいたしております。 これは、対観光というもの、これまでも観光PRというのはやってきたというふうには理解をしておりますが、しかしながら本当に一級の資産を私は持ってると思います、高梁市は。その資産をしっかりアピールできていない、認知度が非常に低いということの表れなのかなとも思いますので、ここは観光は観光で特化をさせていただいて、しっかり高梁市のいいところをどんどんアピールしていかないといけないと考えているとこでございます。 ただ、そのときには再三申し上げて申し訳ございませんが、食がついてきます。食というものもついてまいります。それをどうするかというのは非常に課題であります。それを克服するためには、そうした地域の方、そして高梁市民の皆さんが同じ気持ちを持っていただくことが必要だと思います。皆さんで温かくお迎えをするという気持ちを持つということでいろいろ発信していただけるんだろうと思っております。 先般3月8日でありますけど、元大洋ホエールズの屋鋪要選手が高梁市にお越しいただきました。吹屋小学校とその他平松政次球場はもちろんでありますが回っていただきました。そのときに、夜少し歓迎の宴をさせていただいたわけでありますが、屋鋪さんも申されておりましたがぜひ高梁市をPRしたいというお話もいただいております。ぜひ次も秋口には来たいというお話もいただいております。そういうふうな形でおもてなしをする。それは我々だけじゃなくて、地域の皆さんも一緒になっておもてなしをするという気持ちを持っていただくことによって、大勢の方が気持ちよくこの高梁市に訪れていただけるんじゃないかなと考えております。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) そのシティプロモーションで気になることがあるんで質問します。 映像で行うんでしょうか。もしくはポスター系のようなものをいろんなとこに貼るとかなんでしょうか。具体的に教えていただければありがたいんですが。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) シティプロモーションという言葉なんですが、これはもちろん映像に訴えるところもありだと思います。映像に訴えるものもありますし、また映像は動画もありますし静止画も、いわゆる写真といったものもあるんだろうと思います。 と同時に、シティプロモーションというのは、地域の魅力を掘り起こさないといけないんです。ですから、先ほど申し上げましたが、そのシティプロモーションというものの中に参画していただくのは地域の方も参加をしていただかないといけない。行政だけが発信、もちろんそれが大事なんですが、そこの中には地域の方々が自分の住んでるところに愛着を持っていただくということも大きい目では包含されると思っておりますので、そうした形で個々の発信をしていただくということも大事なのかなと思っておるところでございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございます。 このシティプロモーション、恐らく外部の力を借りねばこの事業は成り立たないと思っております。高梁市の魅力あるコンテンツをつなげて、若者や県外、関西、関東、九州からの集客につなげる。そしてまたそれをインバウンドにつなげていこうと考えているこの事業ですが、宣伝したが客が来ない、客は来たがイメージと違うと思わせないように、しっかり観光振興を進めてください。 それでは、次の質問に移らせていただきます。 2、新消防庁舎についてであります。 (1)新消防庁舎建設において、浸水対策は庁舎のかさ上げと防水板で対応すると説明がありました。しかし、根本的な内水排除の問題解決には言及しておられません。どう考えているのか説明を願います。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) それでは、お答えをさせていただきます。 昨年の6月議会でお答えした内容と重複するとは思いますけども、消防庁舎の整備に併せて周辺の内水排除の対策というものはその工事の中では計画はしておりません。ただ、建設地周辺の内水排除の対策については、現在高梁川水系中上流ブロック全体での整備計画が今進んでおるところでございます。その中で中上流ブロック全体で河川のしゅんせつ、それから拡幅等の改修工事をすることによって河川の流下能力が増加してまいりますので、河川の水位といったものに対策をしながら解消できるように努めていただけるものと思っております。 消防といたしましては、特に市の担当課と連携をして県のほうに強く要望していきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) パネルを出させていただきます。なかなか内水排除が何で起こったのかというのが、市民の皆様は分かっていないのを分かりやすく写真(資料掲示)で説明します。ちょうどこれは新消防庁舎が建つ高梁川の国道を挟む堤防です。写真では分かりづらいんですけど、ここに川端町の内水を排除する配管があります。アップにします(資料掲示)。これが配管です。ほぼ堤防の真ん中やや上ぐらいにその配管があるので、平成30年豪雨では配管は完全に水の中につかってしまって、要するにこの配管がまた細く、川に対して直角に出ているため、バックウオーターがかかって内水が排除できなかったということであります。 この配管の上に、流れを遮って水が直接当たらないようなものを造るのか、もしくはこの管を太くするのか、出口をもう少し斜めに切るのかといったようなことをこれから考えていかなければ、その内水排除は解消されないと思います。 それで今、担当課と言われましたが、担当課というのは大福部長であります。こういったようなものを改修できるように県にしっかり高梁市は伝えとるんでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答え申し上げます。 今の新消防庁舎前の配管の件でございますが、これ平成30年被災時にも森議員から原因は何でしょうかというようなことで現地調査しました。 今議員の写真にあったようにちょうど河川堤防の中間のところに配管がございます。この構造的な問題もありますし、抜本的に言いますと高梁川の水位が上昇する、それに伴って内水の排水ができにくくなるというようなことだろうと思います。高梁川水系中上流ブロックの河川整備計画にも河川の河床を掘り下げて河川の流下能力を増加させるというような文言も載っております。現在も県に対しましてしゅんせつについては要望もいたしておりますし、今後もまだまだ河川の改修をしようと思っておりますので、来年度以降も要望のほうをしっかりしていきたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 大福部長、はっきりしなかったんですけれども、河床部を掘るのでこれに対応するのか、もしくは出口を変える、国道をまたいでいるパイプを太くするというので内水排除を解消するのか、どちらなんでしょうか。もう一回お願いします。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答え申し上げます。 内水排除の配管のことにつきましては、構造を変えるというのはなかなか難しいと思います。 今根本的なことは高梁川の水位を上げないということが一番なのだと思いますので、河川しゅんせつ、河床を掘り下げる方向を強く県のほうへ要望したいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 昨年3月定例会で僕はこの質問をしたんであります。河床部を掘れないかと。そのときに、乗松政策監から基本的には整備計画でどのような河道を持っていくかというような大きな計画を立てた後で、流水部を含めたしゅんせつを行うというふうになっていると考えられております。理論上可能であると答弁いただいております。 本当に河床が掘れるんだろうかなあと。流水部が掘れるんであれば、1点気になることがあるんです。僕は若い頃、すごく釣りが好きで、この辺全部の川の流れであったり深さであったりは肌身に感じて一見ぱっと見ただけで分かるんです。その中で分かることが、水練場から下流というのは大体河川は30センチから40センチぐらい上がっとるんです。かなりの堆積土がずっと水が流れるところにたまっている。それを掘るという考えはありっていうのが今の答弁でよろしいですか。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答え申し上げます。 河床を掘り下げるというのは、高梁川の全体の縦断を見ながら掘り下げるところもありますし現状のままのところもあります。縦断を重視しながら掘り下げられるところは掘り下げていくというようなことでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) まあ、なかなか難しいかと思われます。少しでも行ってくれるというのは僕の中でも助かるなと思っております。 何度も言うようで悪いんですが、高梁市街地の水害は川端町上流からの堤防越水、あと紺屋川のバックウオーター。駅前通りから南では、高梁川、成羽川の水位上昇による越水とバックウオーターが主な原因です。駅前通りから南には、高梁浄化センターに新しいポンプが設置され、その出口には導流堤があります。高梁市の南においては少し安全が確保されたわけであります。 ただ、この前水害に遭ったところはいまだにその改修がなされていません。先ほど述べた川に対して出ていく出口の改修、あと流水部のしゅんせつ、導流堤、こういったものは高梁市街地だけじゃなく、流域の水害に遭われた皆様のためになるものだと僕は信じております。引き続き県との協議をしっかりと続けて、高梁市の考えはこうだよとしっかりと伝えてほしいと思います。ありがとうございました。 それでは、次の質問に移らさせていただきます。 3、学校現場におけるいのちの教育について。 質問に入る前に、いのちの教育とは範囲が広い質問になりますので、教室内で飼われるメダカや校庭で飼育されるウサギなどの小動物を介したいのちの教育で答弁をいただきたいと思います。 それでは、(1)小学校でのいのちの教育について、現状を質問します。答弁を求めます。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 自然豊かな高梁市ではありますが、子供たちはスマホ等のICT機器でありますとかあるいはスポ少の活動等でなかなか自然に触れる機会が少なくなっている中、小さい生き物の命に出会うということが減っていることは確かであります。 しかし、そうした中でも教育にとりまして、子供たちに命の大切さを伝えることは最大の命題であります。そうしたことで、小学校では道徳、生活科、理科、保健など、様々な面で命の大切さを伝える教育を行っているところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 教育長、ちょっと気になる点があるんです。参観日なんかに行くと、教室の後ろにメダカが飼ってあったり、時期によってはカブトムシがおったりするんですけど、ああいったものを持ち込むのは生徒であると思うんですけど、それを持ち込むに当たって一定のルールみたいなものはあるんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) ルールとして決まったものがあるかどうかということになりますと、特にはないとは思っておりますが、一般的な学校の安全上のルールでありますとか、命を大事にするために最後まで飼い続けなきゃいけないと思いますので、そういったものの指導というものはございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。
    ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 娘に聞くと、飼育係なるものがあって、それが面倒をしっかり見ると。でも、お父さん、何でか知らないけど、飼ってるものは大体死んでいくんだよと聞いたんです。 ある意味、持ち込むことが当たり前みたいな感じ。それに対しての命を育む心を学校で伝えているのかなというのを疑問に思ってこういった質問をつくったんでありますが、そういったところを本当にしっかり教育できているんでしょうか。御答弁お願いします。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 命を大切にするということは、先ほども申しましたように大命題でございます。当然そういったものを大事に扱うという指導はしております。ただ、そうした中で、その小さい動物が亡くなったりとかそういったことはないとは言えないというところでありますが、そういったことがないようにし、その過程が教育であるというふうにも考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 小動物といえども、命には変わりありません。飼育を含めて、生徒に命の大切さを慈しむ教育を望むものであります。 それでは、(2)教職員の負担軽減のために、学校現場から動物が消えようとしておりますが、市としての考えを御質問します。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 生活科というのができたときに、ウサギを飼うことが爆発的にはやったこともあります。そういうブームが去った後、何となく少ないような気がしておりますが、現在全ての小学校で小動物等は飼育されております。ただ、具体的に言いますとウサギは4校、あとはメダカとか金魚とか、そういった観察とかで使うようなそういったものの飼育が中心になっていることは事実です。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) これも僕は心配するんです。ただ飼育を行うだけで、夏休みだったり冬休みだったり春休み、飼育するには劣悪な環境が生まれとんじゃないかなと。それを子供たちがあまり気にもとめてないんじゃないかなという現状があるんじゃないかなと思っとんでありますが、そういったことはしっかりと取り組めてますか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 残念ながらその小動物の飼育等について、毎年例えば調査をするとかアンケートを取るとかそういったようなことは行っておりません。それぞれの学校あるいは学級の責任におきまして、しっかりと命を大切にして、そして観察もさせてもらうと、命を扱って観察をさせてもらうというような気持ちで観察するというようなことについては、指導しているところでございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 学校の先生が最終的には手を貸しているのかなと思うのが実情です。僕は現場から消えとるんじゃないかなというようなことを危惧したんでありますが、教育長の答弁ではそういうことはないというようなことで安心しました。 高梁市は自然豊かなまちであります。小動物を介しての命を慈しむ教育がしっかりできているのかなと思ってこの質問をつくったのでありますが、まあなかなかしっかりしているという答弁をいただきましたので、安心して次の質問に移らせていただこうかなと思っております。でも、本当に小動物をかわいがるというのは大事なことなので、しっかりとした教育を願うところであります。 ○議長(宮田公人君) 質問の途中でありますが、ただいまから10分間休憩します。            午後2時26分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時34分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、森和之君の質問を願います。 森和之君。 ◆6番(森和之君) それでは、4の質問に移らさせていただきます。 ペットへのマイクロチップ装着義務化について。 令和4年6月1日から販売される犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化されます。一般の飼い主には努力義務となりますが、それに伴う助成などは高梁市では考えておられますか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 議員申されましたように法律の改正によりまして、今年6月から犬と猫にはマイクロチップを装着することとなります。 ここでマイクロチップを少し説明させていただくと、長さが約1センチで直径が2ミリぐらいの電子器具でございます。チップには飼い主の連絡先などを登録し、これをひもづける識別番号が記録されていて、これを注射器のような用具で皮膚の下に埋め込むというものでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 2月22日、ニャンニャンの猫の日の山陽新聞の滴一滴の中でもこのマイクロチップの装着義務化というような記事が出ています。動物愛護法の改正が主な原因でしょうが、なかなか難しいことだと僕は思うんです。 販売される猫や犬を購入される方には当然その販売店がマイクロチップを挿入したものを販売しますが、例えば平松議員が飼っている猫を森さん子猫が生まれたけん、あげるわというようになって僕がもらうと、それには当然マイクロチップはないわけであります。 このマイクロチップを義務化と努力義務という形で分けると、動物がかわいそうだからマイクロチップなんかを入れたくないというような飼い主も出てきたりして、この法律の目的を達成するのはなかなか難しいなあと僕は考えます。 当然マイクロチップをつけている犬猫、マイクロチップをつけていない犬猫というのが生まれて、長い意味ではそれがこうなっていくのか右左逆転するのか分かりませんが、考え方に二極化が生まれると思うんです。私のところはマイクロチップをつけてるからペットを大事にしますよ、あなたのところはペットにマイクロチップをつけてないんじゃないですかと。そうすると、一番風当たりが強くなるのは野良猫じゃないかなと思うんです。 犬は狂犬病予防法があって、マイクロチップをつけていなくても首輪に鑑札がついています。ある程度、首輪が切れない限り迷い犬になっても犬が飼い主の元へ届けられるケースが高い。ただ、地域にいろいろな問題を起こしてる野良猫に関しては、これから先もずっとマイクロチップがないような状態で過ごしていって、誰が飼い主か分からない、どこに責任を持っていったらいいのか分からない、どこに返せばいいのか分からないような状態がこれから先ずっと生まれていく。こういったことが懸念されるんです。 そこで、高梁市では猫に関して、野良猫をどのように防いでいくのかというようなことを質問される議員がいました。なかなかそれに取り組むことが難しいということだったんでありますが、このマイクロチップを義務化することがそういった問題解決をつけるようなものになるんじゃないかと思っているのでありますが、高梁市のほうではマイクロチップの装着に、これから先、補助を設けるような考えはございませんでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) お答えをさせていただきたいと思います。 マイクロチップの義務化、努力義務、議員が申されたとおりでございます。それから、飼い主の方の様々なお気持ちがあるということもいろんなとこからお聞きしているところでございます。 お尋ねの費用の助成に関することでございますが、動物病院などによって料金にもばらつきがあるようでございます。市が聞き取りをしたところによりますと、おおむね1頭当たり7,000円前後はかかるというふうなことを聞いております。 マイクロチップの装着については、ペットショップなどでは装着が義務化されますが、6月以降装着されていない一般の飼い犬等については努力義務ということになります。こういった犬猫への装着について、市としての基本的な考え方としてはペットの飼養管理に係る経費は飼い主で御負担いただくべきだというふうには考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 数千円程度かかるので、こういった金銭的な面からもこのマイクロチップをつける人は少なくなってくるんじゃないかなということも考えられます。先ほど先走りで説明しましたが、このマイクロチップをつけているペットとつけていないペット、二極化されることは絶対確実だと思っております。 現在でも、野良猫による被害は高梁市のほうでも報告がかなり多いと思います。僕なんかもよく相談で伺うんでありますが、(2)です、マイクロチップの義務化によって、野良猫や迷い犬への対応に変化が生じるんだと思ってるんでありますが、市としての考えをお聞かせください。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきたいと思います。 マイクロチップを装着することによりまして、先ほどの繰り返しになるかもしれませんが、飼養者の方の住所、連絡先などの情報をマイクロチップとひもづけることによって、またその登録をしていただくことによりまして容易に探すことができるということになると思います。もし迷い犬、猫等が発生して、それを保護した場合には、そういった飼養者の方を容易に探し出すことができるというふうには考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 赤木部長、野良猫に対してトラブルが市民から寄せられている、それを市としてはこれからマイクロチップの義務化をすることでその野良猫に対してこれからどう向き合うていくのかというのを僕は質問したんですが、質問の意図に伝わらなかった、それとも僕のほうの質問の仕方が悪かったんでしょうか。もう一度お願いします。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 野良猫に対してということでございます。 野良猫に関する苦情、被害などの相談内容も市としてはいただいてるとこでございます。例えば鳴き声であるとか、家の中、庭先なりにふん尿をはじめとする生活環境が悪化したとか、例えば動物によって車を傷つけられたであるとかというような被害苦情はいただいているというところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 話が全然つながっていないんですけど、僕が言いたいのは、マイクロチップの装着が義務化されると、それを飼う人間の中でつけるとつけないで考え方が二極化して、その二極化によりいろいろ問題を起こしている野良猫に対して風当たりが強くなる。それを何とかせねば高梁市はいけないんじゃないかなと。それで高梁市の考えはどうなんですかというような感じで質問をしたんだけど、質問の内容が組み合ってないような気がします。それはそれでよろしいです。 話を少し変えます。野良猫は大きな問題です。僕なんかも半年にわたってその野良猫の相談を住民から受けて、関わって大変な思いをしました。このマイクロチップでそのことが解決できると思いませんが、マイクロチップをつけることによって、飼っている猫をはっきりさせるということは、野良猫に対して飼育者がはっきりしないものに対して、これから高梁市はどう向き合っていくのかなということを考えなきゃいけないときが来るんじゃないかと思うとるんですが、そういう観点からどうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 当然6月以降については、販売されている犬猫についてはマイクロチップが装着されていると。飼養者の方には、そのチップを通じて犬猫の登録をしていただくという義務も生じてまいりますので、そういったことが浸透し、時間も経過すると、先ほど申し上げたように迷い犬、迷い猫になった場合には飼養者を容易に探し出すことができるということで、このことによりまして、飼養者の適正な管理につながるんだろうというふうに思っております。 一方、野良犬、野良猫等については、飼養者、飼い主がおりませんしはっきりしていないということでございます。こういったものが先ほど申し上げましたが、市に苦情が寄せられていることがあるという状況もございますので、こういったものはチップが入っても一向に改善するものではないと思っておりますので、こうした犬猫に対する対応というのは市の立場でできることを今後もしていく。いずれにしましても、所管が岡山県になりますので、岡山県と連携、いろんな情報交換を図りつつ、こういった野良犬、野良猫の減少に努めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 分かりました。 なかなかそのマイクロチップを使ってそういったものに取り組んでくれという形で変化球を投げてみたんですが、なかなか変化球が通じないみたいです。 でも、野良猫のトラブルっていうのはそうはいっても大きな問題です。僕、これに取り組んでみて、全国の事例を見ても野良猫を減らすというのは不妊去勢手術した猫を放して、その猫の持ってる寿命を全うしてもらうしか方法はないんです。それ以外の方法があったら僕は教えてほしい、本当に。これ以外ない。先ほど県と言いましたが、高知県では県の補助でやっているんですよ。その市町村独自じゃなしに。高知県を挙げて野良猫を減らす。猫の殺処分をゼロにするということをやっている。もう一つ、生駒市なんかいい言葉が書いてあります。あなたの猫も生駒市の一員。また、まちの猫問題は地域における環境問題ですとして、不妊去勢手術に関して全面的に補助を出しています。 高梁市は健幸都市をうたう市です。小動物までもこの健幸都市の中で暮らす一員です。また、野良猫は環境問題にも関与してきます。高梁市のほうじゃ第2次高梁市環境基本計画も現在策定中であります。不妊去勢手術しか野良猫を減らす手だてがないと。でも、この不妊去勢手術を行っていくのは、それでお金もうけをするような商売人が行っているわけじゃない。本当にボランティアでやっている。それに頼るしかないんです。となると、やはりそこにはそれ相応の資金じゃったり助成じゃったりが必要だと思うんです。何遍も質問して、なかなか難しいと言われましたが、健幸都市たかはし、猫もその一員、さんじゅーろーもその野良猫の譲渡会から生まれたものです。その高梁市が野良猫に対して後ろ向きな答弁ばかり繰り返すような時期じゃなくなっているんじゃないかと僕なんかは思うんでありますが、再度どうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) お答えをさせていただきたいと思います。 猫のような愛護動物での基本的な考え方として申し上げますが、これは飼い主の責任においてしっかりと飼養いただく、管理いただくというのがまずは大切だというふうに考えております。 その上で、野良猫対策ということで議員のお話もございましたが、岡山県も推奨しております地域猫活動というのがございます。この活動は、地域住民が主体となってする活動でございまして、周辺住民の合意を得た上でその地域にいる野良猫を不妊去勢を施した後に、継続的に地域で管理していこうというものでございます。 これを実施するには、地域の理解、協力が不可欠でございまして、これを前提として県が承認されると、それに対する専門的な知識や資材の提供、または金銭的な支援を受けるということができるということでございます。 県下の地域猫活動の状況を申し上げますと、岡山市、倉敷市を除いた県下でございますが、12の市と町で35のグループがこういった県の承認を得て活動をされています。こうした活動、制度を通じて、活動していただくことに対して、市としてもできる支援はしてまいりたいということを考えております。 また……。 ○議長(宮田公人君) 部長、端的に答弁してください。 ◎市民生活部長(赤木和久君) はい。それと、地域猫活動とは別に、TNR活動というのがございます。野良猫を捕獲して、不妊去勢を施して返すということでございますが、この活動のみに対して、クラウドファンディングを活用して地域の実情に合わせたルール、地域の理解をいただく、協力いただくということは変わりはございませんが、その上で去勢手術などをして、その一部費用を助成してるという取組もございますので、こういったこと、本市においては地域猫活動の今後の取組状況、また本市の実情に合わせた具体的なルールの下、不幸な野良猫を減らすために、TNR活動に対する支援の在り方について県下の事例などを参考に研究はしてまいりたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) やっぱり専門分野じゃない議員がやっても気持ちが伝わらない気がしてすごく残念な気がしております。ただ、質問を終了するに当たり、あの森が猫に本当に振り回されて大変だったと、野良猫に対してはこれから先高梁市で取り組んでいかなきゃいけないと森が言っとったと、またそれに対して何十人の市民もそれを訴えたということを伝えることだけして、通告質問を終了します。ありがとうございました。 ○議長(宮田公人君) これで森和之君の一般質問を終わります。 ここで質問席の除菌作業を行いますので、しばらく休憩いたします。そのままでお待ちください。            午後2時54分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時55分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、小林重樹君の質問を願います。 小林重樹君。            〔13番 小林重樹君 質問席〕 ◆13番(小林重樹君) 失礼いたします。 一般質問2日目の通告、最後に登壇しました高梁政志会小林でございます。よろしくお願いいたします。 今日は3月11日、議員の皆さんが申し上げましたように東日本大震災の日でございます。被災された皆さん方に心から哀悼の意を表し、そしてまたロシアの非人道的な侵略に対して、断固として反対するものでございます。それを申し上げて一般質問に入ってまいりたいとこのように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 まず、1番の高梁市総合計画でございます。 これの表題に健幸都市たかはしという言葉が載っております。耳で聞くと健幸都市たかはし、ああ健康に暮らすんじゃなという思いがありますが、書面で見ると非常に深い意味があるんだなということが分かりました。中でも市長が言われておりましたけど、体の健康だけでなく、市民の皆さんが生きがいを感じ、地域への愛着と誇りを持って心豊かで幸せに暮らすまちを目指すというふうに言われております。これは健康のたおやかで市民が幸せに暮らせる施策を取っていくんだよという意味と理解しておりますが、これの底辺に意味するところ、そしてこれから取り組んでいく施策は何なのかをお聞きいたします。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えさせていただきます。 高梁市の健幸都市、これについては先ほど議員述べられたとおりの定義は持っておるわけでございますが、やはり心の豊かさということになりますと、人それぞれで感じ方が違うと思っておるとこでありますけど、今物というものからどちらかというと心の豊かさへのシフトがなされている。そして、そこでいろんな方がいろんなところで、あっ、幸せだなと感じるものがあると思うんです。そうしたものが都市部にはない形で高梁市が持つものというのもあると私は思っておりますので、高梁市の持つもので皆さん方に、市民の皆さんはもちろんでありますが、幸せと感じていただける、そして潤いのあるまちですねという感じも必要だろうと思いますが、そういったことを感じていただけるまちづくりを進めるというのが健幸都市たかはしという都市像に考えているとこでございます。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) この施策については、この総合計画の中でいろんな新しい施策、そして継続する施策、そういったものがなされておりますし、現に令和4年度の予算編成の中でもしっかり組まれております。 それはどういうものかというと、やっぱり高梁市の3大施策である教育・文化、医療・福祉、そして環境・産業、この3つを取り巻いていく施策だろうとこのように思っております。その中で、その施策を行っていく中で、この総合計画が終わる2030年、この時点において市長はこれから取り組む中でどのような高梁市の未来予想図を描いていらっしゃるのかお聞かせいただきたい。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 今回の現行の総合計画において、移住・定住ということを掲げております。人口が10年先に今より増えるかっていうことをお尋ねになりますと、これは正直難しいと考えておりますが、減少幅をできるだけ緩やかにするということには努めていけれると考えているところでありまして、何とか2万5,000人を維持したいという思いでございます。 その中で、移住・定住にはやはり職と人づくりとして教育と医療・福祉が中心になってまいります。10年先ということでたくさんあるんで、それを全部お話をしてると多分駄目だと思いますんで、端的に申し上げますが、ここでそれぞれ農に関しましても、それから全ての面に通じるわけでありますが、いわゆるデジタルというものがなくしては語れなくなってくるだろうと考えております。もちろん人の手による大切さというのもあるんですが、デジタルよって人がやらなくてもいいものがどんどんできてくるんだろうと思います。農業もしかりだと思っております。 ドローンの活用であるとか、生活の中にドローンの配送であるとかそういったものも先駆的に取り組んでいきたい。もちろん薬の配送ということもできるようになると思いますので、そうしたものも取り組んでいきたいと思いますし、できると思っております。 そして、先般吉備中央町がデジタル田園健康特区に認定されたところであります。これは、岡山大学病院との医療連携というものが認められたところであるわけであります。この効果というのは、我々高梁市にも多分に及んでくるというふうにも理解をしているところでございます。吉備中央町との連携ということも含めながら、岡山大学の持つ医療資源というものもしっかり高梁市の医師会の皆さんともしっかり情報共有をしながら取り組む必要がある。その中で、ここの高梁市の地において医療というものがより安心して医療の環境に資することができるような形というのができてくるというふうに私は理解をしているところでございます。その中には今高梁市で本当に困っているお産の状況、こういったことも少しはいい方向に向かうんではないかなと期待をしているところでもあります。 これは多分10年内輪には何らかの形で実現すると思っておりますし、それから川崎医科大学付属病院、そして倉敷中央病院、岡山大学病院と医療連携を行いました。今高梁市の医療計画の中で、この医療というものがその連携の中でしっかりサポートいただきながら、この地域の中で医療完結ができるような体制もできてくるというふうにも思っておりますし、医療計画でもそういうふうなことを望んでおるとこでございます。 あと人に関しましては、これは教育ということでありますけど、本当に幅広い教育がありますけど、今のICT教育、GIGAスクールということが高梁市の子供たちも先生方も本当に努力いただいてるところでございます。この地から、あと10年先になると今の中学生は今度は大人になるわけであります。日本はもとより世界へ出ていって、しっかり、高梁市から出た人がこういう形でというニュースが飛び込んでくるようなそういう人材の輩出がなされるものと期待をするところでもあります。 あと、観光の関係に対してでありますが、今、吹屋、備中松山城のお話がこれまでも質問の中でいろいろいただいております。何とか僕は、吹屋もそうでありますが備中松山城に誰でも上っていただけるような形をつくっていきたいと考えております。ただ、様々なハードルを越えなければならないものがたくさんあります。そうしたものを一つ一つ解決ができるんであれば、これも実現不可能ではないなと思っておりますし、立地適正化というものを立てましたが、その中でずっと前から申し上げておりますが、立地の中で都市機能をしっかり守っていく。それと、周辺エリアの方との地域間連携をしっかりすることによって、それぞれの地域でのアイデンティティーを持ちながら暮らしていただけるということが実現ができている。それは移動手段、交通機関もそうでありますし、移動手段というものもそうでありますし、この都市エリアの中では人口密度が今よりも上がってきている。要は、人が住まうことによる経済活動もそうでありますし、各種機能がそろってきているというまちに10年後に、これらの実現は不可能ではありません。夢を言っているわけではありませんので、そういう形に持っていければというのが今の総合計画というふうに御理解いただければと思います。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 今非常に実現味のある答弁をいただきましたけれども、今市長が言われたものを私が箇条書にさせていただいて、これから10年間、これとこれが実現したなというふうな形で楽しみにしていきたい、このように思っております。今言われた言葉は、皆さんに向けて言われた言葉ですから、実現できるように、市長はできないことはないと言われましたんで、頑張っていただきたい。よろしくお願いします。 次の質問に入ります。 次の質問は、市が計画している令和4年度当初予算の主要施策についてでありまして、(1)市が計画して住民説明を行った都市計画道路及び主要市道の整備予定と年次計画はどうなっているのかということでございます。高梁市にはこのまちの中では今3本の計画が予定されております。 1つは市が計画して住民説明を行いました現在都市計画道路として高梁警察署から駅東口までの整備ができていますが、薬師院、松連寺の前から北進してJRの伯備線の踏切を渡り、山陽オカムラの横を通って花水木通りに接続する区間の今後の整備予定と年次計画はどうなっているのか。3つあるんですけど、1つずつに区切って言わせていただければと思っておりますので、よろしくお願いします。 なぜこの質問を取り上げたかというと、住民説明はなされたんですが、その後に個々に対しての説明はちょこちょこあるけれど、まとまった説明が置き去りになっている。どうなってるのか分からないというのが住民の方の現状でございまして、質問してくれというふうな市民の声もいただき、今日ここに皆さん方に発表していただければとこのように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 正木政策監。 ◎政策監(正木俊英君) では、都市計画道路のことに関して私のほうからお答えさせていただきます。 議員のほうからお話しいただいた高梁駅東口から薬師院前、こちらのほうが南町近似線といった名前、それからそこにつながって山陽オカムラに抜けるほうの道については下町薬師院線という都市計画道路になります。今のところ未整備の区間は550メートルありますが、こちらにつきましては市街地の形成機能であったり防災・減災機能の向上というものを目的として早期整備をやっていきたいというふうに考えております。 そうした中で、JR西日本をはじめ関係機関との協議を進めまして、JR伯備線の交差部であったり、そもそもの道路幅員の見直しというのを進めておりました。今年度、都市計画法に基づく都市計画決定の変更手続というのが3月10日に告示という形で終わっております。 今後の年次計画というとこになりますが、令和4年度は国の事業認可手続を行います。事業認可いただければ、令和5年度から事業に着手といったところになりますが、まずは路線測量、令和6年度には用地測量であったり、補償物件算定などを行いまして、令和7年度から用地交渉に入りたいと思っております。早ければ、工事のほうは令和9年度着手予定とし、四、五年程度の工事期間で完了できればというふうに考えております。 なお、住民説明ということで、先ほど議員のほうからも御発言いただきましたが、昨年7月1日、2日に地元説明会を行わせていただきまして、5月から9月を中心に個別に地権者のほうにも訪問して、整備の概要を御説明、報告させていただいていることを申し添えて、回答のほうを終わらせていただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 分かりました。こういう説明があれば地元の方も、ああ、これからこういうふうになるんだなというのは安心できると思うんです。 では、2番目の部分でございます。これは3本のうちの2番目、駅前から高梁郵便局を経由して、JAの高梁支店に至る主要市道についてであります。 今年度地元説明をし、実施設計に着手をしておられるようでございますが、今後の整備予定と同じく年次計画をお聞かせいただきたいとこのように思います。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答え申し上げます。 今議員申されました駅前通りの県道交差点からJA晴れの国岡山びほく統括本部までの整備でございます。区間は約200メートルございます。今度の計画で、歩道付きで対面通行ができるような2車線道路を計画いたしております。 昨年4月に地元説明会をさせていただきまして、おおむね了解をいただきました。本年度測量設計し、物件調査等を今行っております。来年度、令和4年度に用地交渉をさせていただきまして、順調に行きますと、工事を令和6年度を目指して今取り組んでおります。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) まずはこの間について用地説明、その他が今行っておるということでございますが、これ令和4年度からだと思いますが、また皆さんを集めて説明会をなさる予定はありますか。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) 全体では昨年4月にさせていただいて、おおむね了解をいただいております。今、用地交渉を来年度からやっていくんですけど、個々にということで全体の説明は今のところ考えておりません。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 分かりました。個々の説明、その他で用地交渉、そういったものはなさるだろうと思うんですけれども、やっぱり住民側に寄り添った、対応した、話を聞いてあげるということをまずもってどの用地買収もそうですけれども、高飛車にこの土地が要るんじゃから売れというのではなくて、住民に寄り添ってこれが要るからこういうふうにしませんかというふうな形でお願いをする交渉をしていただきたいとこのように思っております。 続いて、3番目の路線でございます。 これは今議会でも主要市道の認定の議案が出ておりますけれども、JAの高梁支店の北側を抜けて高梁中央病院前に至る路線についてであります。これの今後の整備予定と、同じく年次計画をお聞かせいただきたいとこのように思います。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答え申し上げます。 今議会でお願い申し上げております南町旭町線でございます。高梁中央病院からJA晴れの国岡山びほく統括本部までの新規路線でございます。 これにつきましては現在、両方に市道がございます。そこの接続部分を検討いたしております。この計画がまとまり次第、地元のほうへ出向いて全体の説明会を開催したいと思っております。 来年度、令和4年度ですが測量設計、物件調査等をいたしまして、令和5年度用地交渉、工事の完成は令和8年度を予定いたしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) この3つの路線は、高梁市民、特にまちの中に住んでおられる方、そしてまた高梁に出てこられる方にとっても非常に有用な価値の高い路線だと私は認識しております。大変であろうと思いますけれども、用地交渉、そして国の認可指定、その他を受けられて、ぜひ前向きに進めていただきたい。早いうちに完成するように努力をしていただきたいとこのように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 続いて、(2)観光振興施策の中で吹屋に関する新たな取組が2つ、グリーンスローモビリティ運行事業とそれから空港高梁直行バス運行事業、これが載っておりました。 昨日、平松議員からも質問がございまして大体の内容は分かっております。それじゃやめたらええがなということでございますが、そういうわけにはいきませんので、せっかくの機会でございますから少し掘り下げて質問したいとこのように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 まず、グリーンスローモビリティ運行であります。 まず、そのグリーンスローモビリティを吹屋に持っていった理由をお聞かせください。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。            〔17番大月健一君 退席、出席議員16名となる〕 ◎産業経済部長(村原幸司君) お答えいたします。 昨年に生活コースということで実証運行しております。その後、地域懇談会を通じまして、地域での取組をお声がけさせていただいておりますが、今のところ声が上がっていないというようなことです。グリスロを考えるときに、生活交通、そして観光というような面がございますので、新年度で観光で取り組んでいくというようなことでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 昨年実証運行した市内の回遊の部分で、今部長が言われたのはまちの中で取り組んでほしいという声を聞いてないというふうな答弁だったんですかね。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) その実証結果をもって地域のほうへ取り組めるところはございませんかという投げかけをしている。それに対して、取り組んでみようという声がまだ上がっていないということでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 分かりました。 その声が上がってないのは、高梁地域全体であって、その中でこちらが吹屋を選んだということでよろしいですね。            (産業経済部長 村原幸司君 うなずく) その計画をされているのに、その吹屋に持っていったのは、こちら行政側が吹屋に日本遺産としてもっともっと吹屋を売り出したいとそういう思いでなされたんだろうと思うんですけれども、それに対するプランの立案、そういったものはできてるんですか。ルート設定とかそういったものはいかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) グリーンスローモビリティでございますので、なるいところが適地だというふうに考えておりまして、観光地である吹屋、また日本遺産にもなっておりまして22の施設もございます。そういうようなところを巡っていただくというようなことで考えてございます。まだこれは案の状態でございますけども、経路といたしましては吹屋小学校、町並み、ベンガラ館、笹畝坑道、広兼邸、それから下町の駐車場を通りまして吹屋小学校へ帰ってくるというようなことを考えてはおります。以上です。            〔17番大月健一君 着席、出席議員17名となる〕 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) まだプランの段階だろうということでございますから、PDCAで言えばPの部分ですね。Dが実証実験ということになるんだろうと思いますが、もう一つはこの実施日数は不定期なんか定期的に土日やるのか、それともゴールデンウイークとか夏休み期間中にやるのか、その辺のところはいかがですか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) 来年度につきまして、国の補助を要求いたしまして、車両購入を計画しております。そういった手続もございまして、早くて10月の導入になろうかというふうに思っております。であれば、冬期は難しゅうございますので、10月、11月、そして3月、3か月の運行になろうかというふうには思っております。運行日なんですが、土日のみの運行を考えておるところです。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 10月からの導入ということになると、寒いときから導入するんじゃなあという思いがあるんですけれど、吹屋は特に寒いですけど、その辺の安全面は大丈夫なんですか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) そういったこともございますかも分かりませんが、やはりアトラクション的な要素も生かしていきたいというふうに思っております。当然、観光客の満足度の向上でありますとか、回遊性、そういうことから滞在時間の延長であるとか話題性、吹屋のイメージアップにつなげていきたいというふうに思っております。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) よく分かりました。 それとまた、事業費として来年度1,400万円を計上しておられます。この内訳はそのグリーンスローモビリティを買う費用なども含まれてるんだろうと思いますけれども、分かる範囲で予算計上された明細をお願いします。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) 大きく申しますと、車両購入費とEVの充電設備、そういったものに1,100万円、それから車庫というようなことが必要でございますので、それに300万円、合計1,400万円でございます。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) それは分かったんですが、運行するのは観光協会だと思うんですけど、観光協会に指定管理で運行していただくというふうにお聞かせいただいたんですが、その指定管理料はこれには入ってないんですか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) 運行管理についてお答えします。 安全性、それから車両の管理等を踏まえまして、2種免許を有する事業者への委託ということになれば緑ナンバーになりますし、今考えておりますのは、地域が主体となって運行するようなことを考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) ということは、地域のボランティアで運行すると。白ナンバーで運行するというふうに理解すればいいですか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) 現在のところそういう想定をしておりますが、これから話を進めてまいりたいと思っています。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。
    ◆13番(小林重樹君) 分かりました。 白ナンバーだったら金が取れないんですよね。だから、その辺のところで乗車していただく方にどういうふうにするんか、さい銭箱というわけにはいかないですけど、そういうものを置いていただくとかということになるんだろうと思いますが、じっくり検討してせっかくですから観光客に対していいものをしていただきたいというように思います。 続いて、空港から吹屋への直行バスでございます。この分についても先日の平松議員からの質問にもありましたけれども、これは二次交通整備の検証と言われております。吹屋観光におけるインバウンド、それからよそから来られて岡山空港から吹屋を目指す方への一つの利便性を図るため、そういった意味でもっと吹屋をアピールする。日本遺産吹屋というもの、ベンガラの町をアピールするための手段にこれをやるんだということでございます。 この路線についてお伺いしたいのは、これは前の答弁によると7月の夏休み期間になさるというふうな形をお聞かせいただいたような気がするんですが、もう一度、この路線は定期なんか、臨時なのか、また運行計画はどのような形にしているのか、その辺をお聞かせいただければと思います。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) それでは、お答えいたします。 備北バスに貸切り運行として委託を考えております。7月から10月の土日の運行を考えております。運行につきましても、岡山空港から備中高梁駅、吹屋を1便、同じ日なんですが午後になりまして、吹屋から備中高梁駅、岡山空港というような運行を考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 備北バスへの貸切り運行ということでございますので、貸切り運行だと料金設定が発生しますね。この料金設定はこれから市とバス会社との協議で決めていくんだろうと思うんですけれども、なるべく安く吹屋へ行っていただくようにしていただきたいなと思います。それともう一つ、コロナ前における吹屋の例えば1年間の観光客数、いろいろあると思うんですけれども、過去何年間のうちでそこに資料がある中で、一番多い年は何人だったのか。それから、もう一つは空港利用者の観光客及びインバウンド数、もし分かればでいいんですけれども、お聞かせいただければと思います。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) それでは、お答えいたします。 吹屋の観光客数ということですが、用意しておりますのが広兼邸とか西江邸とか主要観光施設の入場者数でお答えをさせていただこうと思います。 令和元年度におきまして、そういう吹屋の施設の入場者ということで8万4,717人ございました。今年度なんですが、4月から11月までが3万5,988人、令和元年度の8万4,000人を同じように4月から11月に置き換えましたら7万4,593人ということで、令和元年度に比べて今48%ぐらいのお客さんになっているというようなことです。 それで、空港の利用者とインバウンドというような資料を持っておりませんけれども、今申し上げることができますのが、スマートフォンのビッグデータ、令和元年度中のデータでございますけれども、吹屋に来られます方を見ましたら、県内が76%、中国地方が12%、関西が8%、関東が2%というようなことでございますので、やはり空港利用、そして直行バス、こういったもので全国区にしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 分かりました。 せっかくやる貸切り運行、吹屋のバスですから、これはやっぱりジャパンレッド吹屋というまちをアピールする施策が一番大事だと思っております。やるんだったら実証実験が成功するようにやってほしいなというふうに思っております。グリーンスローモビリティでも去年やった分は、市長言われましたけれども全国で7か所やってその中で高梁市は1位だったということでございますので、そういったことを踏まえてグリーンスローモビリティにしても吹屋への直行便にしても、そこらを総体的に考えて運行していただきたいとこのように思っております。お願いしておきます。 では、次の質問に参ります。 次は、市のデジタルトランスフォーメーションの推進に向けて、高梁市が新たに未来戦略課の中にデジタル推進室をこしらえるということでございます。 最初、思ったときは、また市長がいろんな課をつくるんが好きだからそういうことをやるんかなという思いがあったんですが、よく調べてみるとそうじゃなくて、これは大変な重要なことだという認識をしました。 このDXに関しては、日本は国際的な調査では先進国の中で最下位になっていると言われております。そのくらいデジタル化に対しては非常に遅れている国でございます。これを本気で取り組むということでございますので、その内容についてお聞かせいただければと思っております。 まず、外部人材を招いてアドバイザーとしてDXを推進するというふうに主要施策に書いておりますが、これはどのような内容か。また、人材は外部人材だろうと思うんですけれども、民間の人材なのか、それとも省庁の人材なのか、その辺をお聞かせいただければと思います。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) それでは、この件は私のほうからお答えします。 DXの関係でございますが、まず1点、来年度の機構改革は、今の未来戦略課がデジタル・未来戦略課という名前に変わり、今の係が行政DXと地域DXに分かれるという機構改革でございますんで、室はできませんので、御了解いただきたいと思います。 外部人材の関係ですけど、令和4年度の当初予算のほうに高梁市DX推進アドバイザーという経費を計上しております。これは、今年度からずっと、来年度からそういった取組が必要だということで外部人材をいろいろなネットワークの中でお願いをしてきたということで、一応民間の今のそういった経験のある方について、内容とすれば月に1回とか2回来ていただいて、今であればウェブでのそういったやり取りになるかもしれませんが、そういった中で年間を通じたアドバイスをいただきたいということでございます。 中身については、当然今行政が進めるDX推進の方向性とか方策について専門的な立場からの助言や提言もいただきたいということ、それからもう一個が専門的な知見を用いて企画立案とか職員の支援、人材育成までをしていただきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 余談事かも分かりませんが、私はこのアドバイザー事業の話を見たときに、惜しいなと思うたんです。それはなぜかというと、400万円の人件費、週1回とかというふうな形で外部から招いて勉強するんだという部分だったら惜しいなと思うたのは、こういうのを本気で進めるんだったら一般募集をして毎日勤めてください、その代わり年間1,200万円の報酬を出しますよというのを公募する。そうすると、例えば富士通とかNECとかそういったとこから、私は人材が集まってくると思うんです。今、人材が不足しているのは、そういう定年退職した人材が韓国とか中国へ全部行っているんです。それを公共団体がある程度受皿になってあげて、その人材を日本へ留めておく、このことが一つ日本のDX化を守るため、そして発展させるために必要じゃないかと思うんですけれども、これは今からせえと言っても無理だろうと思うんで、ひとつ心に入れていただいて、政策監、来年度もしやるんだったら、ぜひ公募して集めて、試験をして、本気で取り組んでほしいと思います。そうしないと、これはできないですよ。お願いします。 次の部分でありますが、行政手続のオンライン化事業、こういったものはソフト部門のICT化だろうと思いますけど、これの目指しているところはどういうものでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) 先ほど係でも申し上げたように、DXには行政のDXと地域のDXがあるということで、今お尋ねは行政のDXの中の行政手続のオンライン化のことだろうと思います。 その前に、全体的に行政DXをどういうふうに進めていくかというのが6項目ありますんで順を追って説明いたしますと、まず今それぞれの自治体でそれぞれのベンダーによって住民情報のシステムがまちまちになって、全国的に統一されておりません。それを統一するということで、令和7年度までに統一しようということで自治体システムの標準化、共通化という項目がございます。 それとマイナンバーカードの普及促進というのが2つ目、3つ目にさっき言われた行政手続のオンライン化ということで、これは後ほど説明いたします。それから、4つ目にAIとかRPAの利用促進ということで、本市では昨年度から導入をしております。それから、5つ目にテレワークの推進。これもこのコロナ禍の中で本市でも昨年度から導入しているということ、最後はセキュリティー対策の徹底ということです。 お尋ねの行政手続のオンライン化につきましては、来年度行いますが、これはマイナンバーカードを利用して行えるマイナポータルなんかの一体サービスということで、これも川上博司議員から二、三度御質問もございましたが、そういった手続の枠組みが国の中でできたということで、来年度は子育て業務が15業務、介護業務が11業務についてマイナンバーカードで申請ができるとそういった枠組みで予算を計上しているということでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 大体分かりました。 私1つまた提案したいのは、テレワークの整備事業、こういったことをやるということで、これはケーブルネットワーク光化事業は5Gだろうと思うんですけれども、これがこうやってくると、スタートアップを目指してる企業の方々を高梁市へ呼べるんです。そこらも含めてやっていけば、高梁市の就業人口の増加を図ることができますし、そういった意味ではどんどん高梁市のデジタル化が進み、DXが進んでいこうという気がするんですけれども、その辺はいかがお考えですか。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) これは本年度からも取り組んでおりますが、テレワークの民間事業の推進については、産業振興課のほうが担当になりますが、サテライトオフィスの整備事業というふうなことで来年度、令和4年度も予算を計上して推進していこうというふうに考えております。行政内部はいろいろ複雑な、インターネットと切り離したLGWANの世界というのが1つネットワークがございますんで、そういった環境が家のパソコンでもできるというような枠組みを作っておりますんで、その中でテレワークを推進しているということでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) よく分かりました。 このデジタルトランスフォーメーションというのは、ある学者によると2025年の崖と言われているわけで、デジタル革新がなされなければ同年以降年間12兆円の経済損失が生じるという警告がなされております。 今、まさに高梁市が取り組んでいることというのはタイムリーなことであると思いますが、それには前日倉野議員が述べました機構改革といったものも十分に対応しなきゃならないことだと思っております。このデジタルトランスフォーメーションの推進について、どのような決意を持って進めるのか、最後に市長からお聞かせください。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをしたいと思います。 まず、新年度におきましてデジタルのDX推進計画というものを立てさせていただこうと考えております。これは情報化計画とは異なるものでありますが、情報化というのが前提にあるわけでありますけど、そこからいかにそうしたデジタルの技術を使って、今の仕事なりそういったものを効率化していくかということにつながってくると思いますし、少子化の時代の中で、これは昨日も御質問いただきましたが、いろいろな行革を進める中においてはデジタル化というのは避けて通れないもの、デジタルを使ってその先のDXというのは避けて通れないものと思っておりますので、そうした効率的にできるものについてはどんどん効率的にしていこうと。また、住民の皆さん方もスマホをほとんど持たれる時代にもなりました。そういったことからスマホを活用して行政手続ができる、もしくは医療関係もできる、そういうことをこのDXというもので進めていけるというふうになると思っておりまして、そうしておかないと崖を落っこちてしまうというふうに理解しております。 ○議長(宮田公人君) 小林重樹君。 ◆13番(小林重樹君) 以上で私の質問を終わります。 ○議長(宮田公人君) これで小林重樹君の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は終わりました。 念のため申し上げます。次会は14日、通告により一般質問を行います。発言順位の11番から14番までの議員にお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。            午後3時43分 散会...