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06月21日-04号

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  1. 高梁市議会 2021-06-21
    06月21日-04号


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    令和 3年第2回 6月定例会        令和3年第2回高梁市議会(定例)会議録(第4号) 令和3年6月21日(月曜日)            〇議   事   日   程             午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇本日の会議に付した事件日程第1 一般質問     9番 石田 芳生君     11番 三村 靖行君     7番 森上 昌生君     6番 森  和之君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出   席   議   員1番  金  尾  恭  士 君          2番  平  松  久  幸 君3番  新  倉     淳 君          6番  森     和  之 君7番  森  上  昌  生 君          8番  石  井  聡  美 君9番  石  田  芳  生 君          10番  石  部     誠 君11番  三  村  靖  行 君          12番  宮  田  好  夫 君13番  小  林  重  樹 君          14番  倉  野  嗣  雄 君15番  川  上  修  一 君          16番  川  上  博  司 君17番  大  月  健  一 君          18番  宮  田  公  人 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇欠   席   議   員4番  小  柴  健  男 君          5番  伊  藤  泰  樹 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出席した事務局職員事務局長     竹 並 信 二          次長       金 子 正 典議事係長     竹 竝 宗一郎            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇説明のため出席した者〔市長部局〕  市長      近 藤 隆 則 君      副市長     藤 澤 政 裕 君  政策監     前 野 洋 行 君      産業経済部長  村 原 幸 司 君  土木部長    大 福 範 義 君      市民生活部長  赤 木 和 久 君  総務課長    赤 木 憲 章 君〔教育委員会〕  教育長     小 田 幸 伸 君      教育次長    上 森 智 子 君〔消  防〕  消防長     平 松 伸 行 君       ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(宮田公人君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより令和3年第2回高梁市議会(定例)4日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますように、一般質問であります。 質問の順序は通告質問一覧表のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(宮田公人君) まず、石田芳生君の質問を願います。 石田芳生君。            〔9番 石田芳生君 登壇〕 ◆9番(石田芳生君) 皆さんおはようございます。 3日目、1番目の質問をさせていただきます石田芳生であります。誠実な答弁をよろしくお願いいたします。 まず、1番目の質問、成年年齢の引下げについてであります。 これについては、金尾議員さんからも質問がございましたけれども、主に消費者教育についての御答弁がございました。県のほうでも資料がございまして、未成年者契約の取消しの認知度が、知らなかったという方がまだ60%、6割ぐらいいらっしゃる。来年4月から施行のはずなんですけれども、このぐらいのパーセンテージ。 それからもう一点は、婚姻。婚姻については、今まで18歳というのは未成年者だったので、親権者の同意がないと婚姻できなかった。女性については16歳から婚姻できるといっても、同意がなければできなかったものが、18歳で男女ともに婚姻できるということになるわけです。婚姻して家族を持つ、そして新たな生命が誕生してお子さんが生まれてくる。こういったことに対しては、知識や経験もですけれども、自立に向けての意識、そういったものがありませんと、それから経済力、こういったこともなければ家庭は維持できないわけです。 こういったことを、高校生への教育が主になるとは思いますけれども、市として管轄している主に小・中、それから高校もありますけれども、そういったところで教育委員会、あるいは市としてどのように取り組んでいるのか御答弁をお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) おはようございます。私のほうからお答えさせていただきます。 成人年齢の引下げについてでございますが、金尾議員さんのときの答弁にも申しましたように、基本的に小・中学校においては、新しい学習指導要領も始まり、その中にも今までよりも充実した内容も入っておりまして、今までのものをさらに充実した形で指導していくというような方法を取っております。そして、もう目の前に迫っております高校につきましては、より具体的な形ということで、例えばこういう「社会への扉」(資料掲示)というような消費者庁で作成した全国的な資料等を基に、この法改正に向けて周知を図るという形で進んでおりますとともに、先ほどの消費者教育以外の例えば婚姻の問題でありますとか、あるいはお酒とかたばことかギャンブルとかそういったようなものは20歳で据置きというような形も取られておりますので、どうしてそういうふうになっているかというようなことをしっかりと子供たちに考えさせて、そうした中で今後きちんと自立した考え方を持ち、さらにこの年齢の引下げに対応できるような知識も植え付けると、そのような教育を総合的に行っております。 また、今までは租税教育、例えば税務署、税務課、あるいは選挙管理委員会、そういうふうなところと一緒に実際的な指導もしていただいておりますが、さらに今後、例えば市民課等とも連携しながら、消費者教育等のより実際的な教育を充実させてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 直前になっていきなりというのではなくて、小さい頃から18歳になったら成人ですよ、責任を取らなければいけない年齢がすぐ来るんですよということをしっかり教えていただきたい。しかしお酒、たばこ、ギャンブル、これは二十歳からなんですよ、ここをしっかり区別して教えていただきたいと思っています。 それから、この消費者の問題に関して言えば、市民課で担当することも多かろうと思います。だから、相談の窓口といったことも設けられているんだと思いますけれども、聞き取りのときに申し上げてなかったですが、18歳、19歳の大学生が1,000人弱ぐらいいらっしゃるんだと思います。市内の商工団体ではその学生応援協力会を組織されて、学生便利手帳といったものも新入生に配布されていると。こういったところへ、その消費者の窓口として市も積極的に関わっていく、大学にもあるでしょうけれども、そういった取組の提案をさせていただきたいと思っております。既にされていたらいいんですけれども、提案をさせていただきたいと思います。 次に、2番目の今後の成人式の在り方について、どのように考えているのかということです。 単純に考えると18歳が成人年齢になって、成人式ということですから18歳成人式というのもあるのかなと。これまで高梁市では二十歳を迎えられた方に対して1月に成人式を行うということだったですけれども、このことについては、成年年齢の引下げに伴ってどのように取り組むお考えか御答弁をお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 上森教育次長。 ◎教育次長(上森智子君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 成年年齢が引き下がることによる成人式の在り方ということでございますが、先ほど議員おっしゃいましたように、高梁市では現在1月の第2月曜日の成人の日の前日である日曜日に高梁総合文化会館において、成人式をその年度に満20歳になる人を対象として行っております。 令和4年4月1日から民法の一部が改正されることによって、その当事者であります高校生にアンケート調査をした結果であるとか、他の自治体等の動向を見ながら、現在のところでは現行どおり対象年齢で実施することを検討しております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 成年年齢引下げに関わる課題というのは、犯罪のことであるとか、ほかにもたくさんございますけど、今回こうやって成人式のことを取り上げさせていただいたというのが、今回感染症の影響で最終的に5月に延期されたわけですけれども、このことに対して、成人を迎える方々、またその御家族の方、地域の方、大変活発ないろんな意見があって、とにかく関心が高い。新たに成人を迎える方がこのふるさとに帰ってきて、市から祝辞を述べてもらう、そこへ皆が集うことについて、市民が大変関心を持っていらっしゃるなということを実感いたしました。ともすれば、大学に行って、そこから先就職したら、なかなか帰ってくるのかどうか分からないということも言われているわけですけれども、この成人式をこれだけ市民が関心を持っていらっしゃる。これからもこういった取組を続けていただいて、成人、そして地域の方がこの市にまた注目してもらえる、振り向いてもらえる、そういった大切な機会としてこれからも執り行っていただきたいと思います。 また、今アンケートでは新たに成人を迎える方の御意見を聞いて、従来どおり二十歳を迎えてという御答弁がありましたが、このことについても、当事者もそうですけども、地域の方もいろんな御意見も持っていらっしゃふと思いますので、そういった意見にも耳を傾けながら、これからも進めていっていただきたいと思っております。 次に、2番目、観光施策の質問に移ります。 一般質問初日石部議員さんの質問もございましたが、今回の広報たかはし6月号(資料掲示)でも紹介されておりました。この本庁舎2階で業務を行っておりました観光課、日本遺産・歴まち推進室が駅前通り、栄町商店街の交差点の元スーパーサカエの跡地に移転して、6月1日から業務を行っているものであります。石部議員さんからも質問がありましたので、なるべく重ならないように質問をしたいと思っております。 観光施策について、私もこれまで平成27年6月議会において、市内各地にある観光協会の統合であるとか、市として一体的な活動ということができないかということで質問をさせていただきました。 コロナ後の観光とともに、場所的にあの場所というのは高梁市街地のにぎわいに大きく関わるであろう、そういう場所への移転。それから、観光協会や本部とのさらなる協力、市街地のにぎわい、周辺住民の反応にも喜んでくださっているということが表れていると思いますけれども、市として観光施策を大きく踏み出されたなという印象を持ちました。単なる事務所をちょっと移転したんです、それが合法か適法か、そういう話ではないなと私は受け止めています。これまでの統合の御苦労、そういった経緯を見ると、大きく踏み出されたという印象であります。 その上で、3か月前に開催された令和3年度当初予算の審議の過程では、石部議員の質問の答弁にもありましたように、そこでは予備費以外には予算計上されたものはなかったと。議会のほうにも説明はありませんでした。 すみません、1、2、3と振ってますが、3まではざざっとまとめて質問をさせてください。すみません。 2月に総合計画が策定されて、その具体策は何なのか。市街地から既存店がどんどんなくなっていって、感染症の影響でますますまちの活気がもしかしたら失われるかもしれない。全ての市民、そして我々議員も大きな関心を抱いていた中でありました。しかし、3月には説明はなかったわけです。 そして、これは行政ですから、事務執行には予算が必要で、自治法上は総計予算主義。私がこんなことを言うのも何ですけども、総計予算主義の原則があるわけです。当初予算のどこに計上されているのかとどの議員も不思議に思ったのではないかと思います。 改めて伺いますけれども、こういった経緯、それから移転の経費、それから今後の将来的な運営経費、どのように推測されているのか御説明をお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 石田議員確認をさせてください。 (1)、(2)、(3)については合わせてということで理解してよろしいか。            (9番石田芳生君「はい」と呼ぶ) それでは、そういう形で答弁をお願いいたします。 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) 石田議員にお答えをいたします。 今までの経緯につきましては、通告初日に石部議員にお話ししたとおりですが、構想としては昨年6月に観光協会が統一した頃から考えておりました。そういう中で、昨年末、スーパーサカエが閉店されるという情報もございました。また、3月には観光協会組織再編計画で、6月1日から新体制になるというような報告もございました。そうした中で、議員言われまいたように高梁市の玄関口でございます。そして、高梁市の観光にも大きく寄与する好位置でもあるというふうな認識を持っておりまして、決定をさせていただいたところでございます。 移転費用につきましては、約270万円程度かかってございます。主立ったものはLANの配線工事でありますとか店舗のブラインド設置工事等でございます。本庁舎から持ち出したものもございますし、移動などに係る荷物運びなんかも職員で行っております。 そして、予算措置というようなことでございますが、これも石部議員に副市長のほうが答弁いたしましたがもう一度申しますと、あくまで事務所移転に係る経費であり、経常的な部分であると考えております。そうしたことから、予算流用によって対応しております。地方自治法で規定されております予算の調製、執行の規定されている範囲内の事案であると考えております。 ランニングコストでございますが、月額の借り上げ料が32万6,550円、そして水道電気代のほうを7万円と見込んでおりまして、月額が約40万円、6月から3月までの10か月間であれば約400万円を予定しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 誰がこのことを決めた、決めなかったということではなくて、今御答弁でもありましたように、観光協会合併当初からこういったことは考えられていた。年末にはこの辺が空くぞと。3月、議会中かもしれませんけど、そこでは某民間団体の理事会が開かれて、その次の予算やそういったことが決定された。最初をたどると、昨年の合併のときにそういったことは話に出ていたと。それを伺いを上げて、決裁をいただいたと。普通に業務として市役所としてされていたわけですよね。誰が言ったからやったとかそういうことでなくて。 昨年6月にそういう構想があると分かっていたら、普通に高梁市役所の行政だったら、予算を編成するのには何月までには担当課に言おう、取りまとめよう、3月議会に上げるためには予算を確保しよう、議案を出そうとなるはずなんです。何でその正常な業務を皆さんされているのに、予算で計上がなく、項目として観光課の項目、あるいは総務費の一般管理費かもしれません。なぜそこへ予算として上げて、議案として3月議会に出されなかったのか。そこを部長に聞くのもあれですけど、どなたか答えてください。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 ちょっと認識の違いがあると思いますので改めていただければと思っておりますが、昨年の6月にこの事務所移転が決まったわけでも何でもありません。去年6月に決めたのは合併であります。そのときに、より充実をした、コロナ後を見据えた観光振興を強化するために合併をしたということでありまして、そのためにどうしたらいいのかというのは度々協議はいたしておりました。 議員自ら言われましたように、そのサカエの場所が空き店舗になるというのは昨年末から今年の初めにかけて分かったことであります。いろいろ権利調整であるとか調査もしなくてはいけませんので、3月の議会に間に合えば、当然事務的な経費でありますから事務費の中に含めて計上したと思いますけれども、時間的にそこまでの調整が整わなかった。しかしながら、現地においては事務執行上、そこにそれぞれの関係団体が常駐したほうが、先ほども申し上げましたような目的、効果がより達成されるという判断をいたしました。 申し訳ないことでありますけれども、当初予算書の一番最初、トップページに、第5条として書いております。予算額に過不足を生じた場合における同一款内での経費の各項の流用はできますよというふうなことであります。これを殊さら申し立てるわけではございませんけれども、非常事態においてはこういった運用も可能であるというのは規定をされておられますし、皆さん御認識の上のことだというふうに我々は理解しておりましたので、申し訳ありませんがこういった対応とさせていただいたわけでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。
    ◆9番(石田芳生君) 申し訳ないことないです。当たり前に予算を執行したんですから。全然申し訳ないことでなくて、第5条に流用できると。 しかし、(1)とあって、各項に計上した給料、職員手当等及び共済費、これに係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用、これを我々は承認したわけです。この前言われていた観光費の中での流用って、この予算書の中のどこをどう流用されましたか。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 もう一度よく読んでいただければと思いますが、給料、職員手当等の等はそういった事務費を含むというふうに御理解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 重みがあるものだなと。予算書っていうのは本当によく読まないかんなと思って肝に銘じていますし、3期目にしてこんな僕みたいなばか議員がここで立って質問するのが本当に市民に……うなずかないでくださいよ、そんな、市民に申し訳ない。 そうやって答えられますけども、予算執行するときに、これだけで承認もらったからって、皆さんされないじゃないですか。いろいろ法令や憲法はもちろん、法令や条例や規則、ここには財務規則というのが、まあどこの自治体にもありますけど、予算の流用をするときには、課長はやむを得ない事由がある場合において、予算の定めるところによって歳出予算の各項間の金額を流用する必要があるときは、歳出予算流用計算書を作成して理財課長に提出しなければいけないと。やむを得ない事由、これはどんなことだったですか。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 繰り返しになりますけれども、やむを得ない事情というのは、昨年末でしたか年初めでしたか、あの場所が空くというときから調整をしておりましたけれども、3月の当初予算に間に合わなかったということであります。しかしながら、体制としては、我々は組織改編をしまして、同じところで観光協会と一緒に観光振興に向けて同じ目線で取り組む必要性を強く感じておりましたし、先ほど申し上げましたように、去年の統合からこの3月に至るまで、観光協会長等々と市の執行部との間でいろいろやり取りをする中で、そういう方向性を確認いたしておりました。4月にそういう方向性を確認し、6月の今回の事務所移転につながったというふうに考えておりまして、これがやむを得ない事情だったというふうに思っております。このことが十分御理解をいただけなかったことが、先ほど申し訳ないという気持ちを持っておるのも事実でございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) それがやむを得ないのかなあと思うんです。観光協会観光協会とあまり連呼したくないですけど、現場で市役所のエース級の職員がお手伝いに行って、観光施策、民間と一体となってやってるなと我々も思ってます。決算審査の中で一体感が足らないじゃないかとか、どうなっとんじゃと言われたことってないと思います。観光協会へ行った職員はもう昼夜たがわず働き方改革はどうなっとんぐらい一生懸命やって、一体感を持ってやっていると思います。本当にエース級の職員があそこには行ってるなという僕らも印象があります。 その中で、何でこんなに急がなきゃいけなかったのかなとも思います。そういう話が進行している中、今日は御事情でいらっしゃらないけど、伊藤議員が3月議会で超過勤務手当てのことを質問されて、年度の当初から超過勤務手当てを決めるのはどうなのかというふうな質問をされた。そのときに、誰が答えたか申し上げませんけども、支出の中では自治法の中で動かざるを得ないから、そんなに簡単に予算を組み替えたり流用することはできません。議会で諮って御理解をいただいて、議決をいただいた後でないと執行はできない。そう言って、だから年度当初に枠を決めて執行する。伊藤議員かわいそうじゃけど、そりゃそうじゃろうなと僕らもそれを聞いて得心しました。 そのぐらいきちっと執行部はやってるなと僕らも印象を持っているのに、3月、4月ぐらいから当初予算の流用狙いでこんな観光行政の重要な事項、民間と行政とのコラボというのを決めますかね。それがやむを得ないのかなと思います。なんで6月1日にオープンでしょ。6月議会、6月でしょ。ちょっとぐらい前後したとしても僕らは何も言いや……そんなことは言えませんけど、何で6月議会を待てなかったのかなと。それを押してでもしなきゃいけないやむを得ない事情っていうのが、観光施策に力を入れていらっしゃる、僕らもそりゃ基幹産業として発展してもらいたい、してくれたらいいなとも思いますけども、やむを得ない事由というのがまだよく分からないですけど、もう少し説明してもらえませんか。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 先ほど事務所移転に当たって、異動した職員が優秀な職員だというふうにお褒めの言葉をいただきました。ありがとうございます。 だからこそ、早めに彼らが動けるような形で事務所を整備する必要があるし、体制整備を行う必要があるというふうに考えたわけでございます。流用については制度で認められております。理由としてはそのときに想定ができなかったという理由が必要だということではありますけれども、その理由を添えて理財課長に申請といいますか届出をすればそれは可能だというふうに御理解をいただきたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 想定しているじゃないですか。年末から年始にかけて空き店舗の情報を得て、どうしようかと民間団体のほうでも話されていて、いるかもな、だけどもう3月といったら、当初予算に間に合わんよな。民間とかいろんな方がもし発案されたとしても、そこへ行政として関わるんだったら、悪いですけど行政は行政のルールがありますから、こういうペースでしてもらえませんかということは言うべきですし、これまでずっとそうしてこられたと思います。そうすべきじゃなかったんでしょうか。 一般質問初日で、予備費についても議会の御議決をいただきましたからといって、予備費についても支出されるようなことを言われましたけれども、予備費、毎年1,000万円ずつぐらいついてます。時々600万円ぐらいのときもありますけど。僕が平成24年に議会に上がらせてもらって、これまで予備費を決算で使ったところなんか見たことないです。予備費全部不用額。予備費をちょっとやそっとの理由じゃ使えないんです。使わせてこなかった。きちっと議会に説明した上でなかったら執行してこなかったのが、皆さんのやり方だし、それが厳格なやり方だと思います、自治体として。 それを今回、予備費まで話に出して、これ議会で了解もらったでしょと言われましたけど。予見してるじゃないですか、ありそうじゃなと。結構重要な案件です。具体的に物事が動き出す。予見できないって。してるのに、予備費を使うとか流用するような要件に今までの高梁市、令和2年までの皆さんだったらそんな判断しないはずだと思うんですけど。 だから、何で。ああそうか、こんなことがあるんか。民間の皆さんとお仕事のペースを合わすためには、そうか、ここを改めにゃいけんのじゃというような、そういうことを話してもらえれば、ああそうか、観光のためには今もうそんなに大変な時代なんだなということもあるのかもしれない。DMOということにも後つながりますけど。そういうことを言うてくださいよ。じゃなかったら、予見できないとかやむを得ないとか、なかなか理解できないと思いますよ。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 今回のことで予備費を充当した事例はございません。ただ、あのときに私が予備費と申し上げたのは、予備費とか流用というのは執行者の権限でできますよということを申し上げたために、予備費を上げさせてもらいました。本当はここまで言う必要はなかったんですけれども、これは運用の範囲内ですよということを申し上げたかっただけでございます。 その上で、予見できたじゃないかということであります。それを言われれば、十分な積算根拠なしに上げることはできたかも分かりませんけれども、やはり予算を調製する中では、積算根拠をきちっとして予算要求をする、それを査定する、それが正確かどうかというのをチェックするという事務的な過程を経る必要がございます。それには、相手方との事前調整が必要ですので、それを十分に行う必要があったけれどもそれらを含めて時間的に十分な時間が取れなかったがために、こういう事態になったということでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 根拠がはっきりしないものは上げられない。だから、議会にかけられない。だから、次の議会に回しましょう。そういう判断になるんじゃないんですか。 どうしても大切なら臨時議会を開いてくれてもよかった。こうこうこういう理由だから、臨時議会を開きましょうと言ってくれてもよかったんじゃないですか。どこを厳格にしてるんですか。どこを最優先にしてるんか。自治体なら、僕らもそうです。全部というかほとんど僕は分かっちゃいませんけども、聞いたら分からんなというものは聞き返します。そのルールは守らなきゃ。総計予算主義。ここだけは守っていかなきゃいけないんじゃあないんですか。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) 石部議員さんのときの御質問にもお答えをしたと思っております。ここへ総計予算主義というのはそのとおりであります。想定できる、それから今後大きな財政負担、市民負担を生じるようなものについては当然皆さん方の御意見、市民の皆さんの御意見等々をお聞きする必要がある。後年度に大きな財政負担を伴うような建築事業、こういったものは当然だろうというふうに思っておりますけれども、森羅万象全て御説明ができればいいんですけれども、そういうことは事実上できません。したがいまして、執行者に委ねられている部分というのがどうしてもあります。それの範囲が今回のものだというふうに我々は認識したわけでございます。 今後、これらについても全部説明をということがあれば、我々はやぶさかではありませんけれども、効率等の面からこういった執行が全国的になされておるというのは我々の承知しておるところでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) これは市民が見られていますから、僕がなで切りにされているのを市民もにやにやして見られてるんかもしれませんけれど、森羅万象説明せえなんか僕らは言ってませんし、これはこれまで課題であった協会の合併ができて、コロナ後の観光を見据えてどう進んでいくか。これまで一体的な打ち出し方がなかなかできていなかった。エース級の職員を投入してもなかなか難しい面もあった。そこへ、ああやってできたから僕らは一歩進んでいるなと、そしてまちのにぎわいにも、そりゃ、あそこが空き家になってたら、それが誰の持ち物であろうと、あの土地の利活用が決まったからどうこうじゃなくて、あの地域全体のにぎわいに役立ってるなと思います。それは多分ほかの議員も、いや、どうしても巻き戻せという議員は一人も、どうか分かりませんけど、いらっしゃらないと思います。その上で、これだけ大きなことなのに、森羅万象全部言えと言よんじゃないです。あのこと、このことを説明してほしいと思っているんです。 それから、やぶさかでない。説明するのがやぶさかでないというて、僕らに頭下げる必要ないですけど、こういうことがあったから説明せにゃいけんのですぐらいの出来事じゃないんですか、これって。そのぐらいの出来事だと思いますよ。地域と行政と、もしかしたら我々かもしれんし、それから株式会社、協働して高梁市の観光を盛り上げていこう、基幹産業にまで育てていこうとしているときに、事務処理の一環としてじゃないですよ。説明するのがやぶさかではないですがじゃないです。一緒に議論しましょうじゃないんですか。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) もう一度御説明をさせていただきます。 昨年の統合以来、ANAからもアドバイザーに来ていただきましたし、いろんな方々から今後の方策、方向性についてアドバイスや御意見もいただいたところでございます。議会にも6月議会、9月議会等々で観光協会の姿勢だとか在り方、今後の進め方等々議論があったというふうに思っております。そういったときに、事務所の話が出ればそのときに当然出しておりますけれども、そういったお話というのは当然その時点では分かりませんので、出ておりません。いろんな予鈴等があれば我々もそういったことに関して御説明するのは今言われたように、やぶさかでないという表現が悪ければ、一緒に考えさせていただければありがたいというふうには思っておりましたし、今もそのように思っているところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 僕らもこういう状況でもありますし、飲食もできない、会食もいけない。それから、夜飲みにも行けない。今、話がでかくなって申し訳ないですけど、自粛自粛で市民皆さんが協力してもらってますけど、集会ができない。表現ができない。対話ができない。教育についても以前と同じような教育に戻していくことはなかなか困難。基本的人権、民主主義ということですよね。このことが法規制で上から縛られているわけじゃないから、大きな問題に今だんだんなりつつありますけども、自粛、自粛ですけども、意見交換ができなかったり、選挙でもなかなか思いが伝えられなかったりと。民主主義の手続自体が危ういところに来ているんだと思うんです。 こういうときに、市民の皆さんにこうこうですよということは、我々の議会報告会もなかなかできてません。オンラインでオンラインでと言うけども、オンラインでもなかなかできていません。こういうときに、我々も市民の代表としての意味があるし、執行部としても話すならまずここだろうとなるべきなんじゃないかと思います。そりゃ、皆さんから見たら、私なんかもとおらん議員ですけども、それでも話していただければ、どんなとこじゃったかな、観光協会、どんな事業してたかなと聞ける人もいますし、調べることもできます。一緒に考えることはできるんだと思います。何か犯人捜しを都市伝説みたいにこれとこれが黒幕でってそういう話じゃなくて、高梁市の観光、まちづくりのために一緒に協力できるんだと思いますけど、そういう認識を持っていただけませんか。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 先ほど申し上げておりますように、今議員がおっしゃったとおりだと思いますし、我々はそういう姿勢でこれからもいきたいというふうに思っております。今回のことが十分に御理解がいただけないままここに至っていることについては、我々としても事務執行上ということだけで片づけてしまっておりましたので、そのことに関しては申し訳ないと思いますし、丁寧な説明を心がけていきたいというふうに思うところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 石田芳生君。 ◆9番(石田芳生君) 4番、5番と質問もございますけれども、結局行革の最中でありますから、こういったことも考慮に入れてもらいたいし、DMOがどんな形になるかもこれからであります。お話しいただければ、我々も積極的に情報を発信したり、つかんでいかなきゃいけないとは思いますけれども、ぜひお話もしていただいて、行政の手続、自治体の手続はこうであるというところで進めていただきたいと思います。 これで私の質問を終わります。 ○議長(宮田公人君) これで石田芳生君の一般質問を終わります。 ただいまから10分間休憩いたします。            午前10時41分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時50分 再開 ◆9番(石田芳生君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、三村靖行君の質問を願います。 三村靖行君。            〔11番 三村靖行君 登壇〕 ◆11番(三村靖行君) 11番の三村でございます。今年度から始まりました新しい総合計画に基づきまして、4項目について質問をさせていただきます。 まず最初に、企業誘致についての質問でございます。 高梁市は今、すごいスピードで人口が減少しております。特に、周辺地域での幼稚園、小学校の児童数がそれを物語っていると思います。小学校は市内で15校ございますけれども、その約半数の7校が30人以下の小学校となっております。この数字は、1クラスの人数ではございません。全体の児童数でございまして、現在、幼稚園、保育園合わせまして4園が休園に追い込まれております。そして、今後また、休園数が増えていくのではないかと予想されております。いつまで小学校が存続できるか、地域の方は大変大きな問題として取り上げておりまして、危惧しております。いよいよ小学校がなくなる現実味を帯びてきたかなというふうな気持ちで不安がいっぱいでございます。 人口を増やすことはさすがに厳しい状況にあると思いますけれども、少しでも維持する施策が必要ではないかというふうに考えます。そこで、若者流出を防ぐ手段として、企業誘致を市のメイン施策として進めてはどうかという質問でございます。 市内には、誘致企業がありますけれども、まだまだ足りないのが現状ではないかと思います。全国には、交通網に優れて、充実する高速道路、インターチェンジがあって、立地条件のいいところはいっぱいございます。それは私は承知しております。しかし、立地条件で劣っても、高梁市にも強みがございます。高梁市は晴れの国岡山で、温暖な気候風土にも恵まれております。そしてまた、地震災害にもほとんど出くわしません。これが大きな強みであると私は考えております。そのためにも、有利な条件を生かして、条件の優れたところへ多種多様な業種の企業誘致を早急に行う必要があると考えます。 そこで、質問をいたします。 新しい総合計画が始まりましたけれども、過去5年間の企業誘致の数値をお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 三村議員さんの御質問にお答えいたします。 過去5年間の企業誘致の数ということでございます。新規の立地はございませんでした。そのほかとしましては、市が関与させていただいたものとして、事業拡張というものがございますが、そうした案件に該当するものが3件ということでございます。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 拡張が3件ということで、新規はゼロと今言われましたけれども、この数が例えば前の計画では5年間で2件を計画されておったというのがゼロであったということでございます。 今回の総合計画を見ますと、目標としては3件を上げられておりますけれども、この3という数字が私は目標が低過ぎるんじゃないかと思うんです。確かに、企業誘致するということは大変だろうと思うんですけれども、高梁市ももう企業誘致をしないと、なかなか弾みがかけれないというふうな状況に来ております。ですから、2件と目標を上げたらゼロじゃったと。例えば、5件ぐらい上げたら、2件、3件ができるんじゃないんかなと、単純な思いなんですけれども、そういうふうに取り組んでもらえたらと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 前の総合計画の後期計画で掲げていた2社というのは確かにゼロでありました。ただ、その中で事業拡張なり、また新たなところへ工場を整備するといった事案もあったわけであります。それも一つの企業誘致なんだろうというふうに理解するところでございます。 これは2015年の国勢調査でございますが、毎日3,000人が高梁市外へ出ていき、5,000人が入ってきている。少し前でありますが、市道玉川落合線の災害復旧工事の際に、あそこを通行止めしたときには、国道180号が非常に混雑をしたということが何を物語っているかということになりますが、高梁市内に働きに来ておられる方が大勢いらっしゃる。それだけ、市民の方がもし望まれれば働き口はあるんだろうというふうに理解をするところでございます。多分、ミスマッチ、欲しい職種がないということなんだろうと思うんですが、じゃあ欲しい職種はということになりますと、それは人それぞれでありますので、欲しい職種がある職場を求めてということになろうと思います。 一概に企業誘致と申しましても、研究施設の企業誘致もございますし、製造業の企業誘致もあろうかと思っております。これから先、時代が変わろうとしている中では、より省力化した形での企業誘致というのが進んでいくんだろうというふうにも理解をするところでもございます。ただ、どうしても人出が必要な企業誘致というのもございますので、そういった市民の皆様方のニーズというものもしっかり把握をしながら、これから新総合計画に掲げましたこの数字を達成すべく全力を尽くしてまいりたいと考えております。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) それでは、2番目の質問でございますが、誘致にどのように取り組んでいるのかという質問でございます。 いろいろ誘致するためには、私もお聞きしましたら、国とか県とかいろいろなところへ、企業へも出向いていって、その動向を調査しているというふうに聞いておりますけれども、そこら辺を少し詳しく、どのように努力されているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) それでは、お答えをさせていただきます。 企業誘致をする際に、高梁市の企業誘致のガイドマップというものを作成させていただいております。その中で、一番売りにしておるというものは、この地域が日本地質学会でも学会論文として発表されております岩盤が固いということを1つ売りにさせていただいております。どうしても揺れてはいけない製造なりそういう企業というのもあるというふうな理解をしておりますので、そうしたところへのアプローチというものもさせていただきました。 もちろん、それにはいわゆる水道、水の問題、そしてやはり雇用がどうなのかということも大きな問題であろうと思っております。有効求人倍率が高いからいいというわけではございません。やはりこういった中山間地域であれば、有効求人倍率が高いというのを手放しで喜ぶわけにはまいりませんので、そういったところも情報発信としてはお出しをさせていただいております。企業誘致のための優遇施策も、これまでいわゆる低工法減免といいますか、固定資産税の6年間の免除なり補助ということを打ち出しておりましたが、それでは弱いということで、今お隣吉備中央町さんと同様の支援措置ということで、県下の市町村営の工業団地としては最高レベルの支援措置を今持たせていただくところでございます。 そうしたことも進めながら、ぜひ誘致をということに考えているところでございます。もちろん誘致をするに当たっては情報というのが必要でございますので、岡山県の東京事務所、大阪事務所等を中心に、様々な企業の情報というのもいただくようにいたしておるところでございますし、市民の皆様からも時々そういうお話もいただきますし、関係の機関からもお話をいただくこともございました。そういったところからも資料等の整備をし、私が直接お話しに上がらせていただいたという場合もございます。私も既に7社の方とお話をさせていただきましたが、冒頭の御質問でもお答えいたしましたように誘致には至っていないということでございます。一番大きな要因は、人が集まらないということでございます。従業員の確保ができないということを口々におっしゃるわけでございます。そこが一つ大きな課題なのかなということも思っているところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) いろいろ努力されているのは承知しております。高梁市の強みを発揮していただいて、いろいろな分野の、財界の人とかそしてまた市政アドバイザーの方も大勢おられますので、いろいろな方の知恵をいただいて、取り組んでもらいたいというふうに思います。 3番目の今後の誘致計画でございますが、私は企業誘致をするのに、少々の負担は覚悟して、先行投資をする時期に来ているんじゃないんかなというふうに思います。確かに、よそのほうを見ますと、造成はしてあるけど草が生えて何も来ていないというところも見てきております。しかし、何もせずに来てください、来てくださいというのではなしに、取りあえず高梁市としましては先行投資やむなしと。そして、造成地をあらかじめ造って、企業の方に見に来てくださいと。そして、いつでも来てくださいという受入れオーケーの状態にすると。こういうふうにして対応することもありかなというふうに思っております。 周辺地域におきますと、取りあえず企業誘致で人口流出を防いで、そしてそこで働いていただいて、人口を維持していく。高梁市が生き残るにはこれしかないと私は受け止めております。今、市長言われましたけれども、なかなか人を集めるのが難しいと言われましたが、もう10人でも20人でも規模は構わんのです。取りあえず、早い時期にこの対応をしてもらわんと間に合わないような状況でございますので、取りあえず先行投資をして、厳しいと思うんですけれども、そういうお考えはないんでしょうか。お聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをします。 先行投資をしてはどうかという御提案でございます。 有漢地域において、今先行投資という形で団地の整備をさせていただいておるところでございます。今ここに何とか企業誘致をということでございますが、実際お話をいただいてから現場が既にあるわけでございますので、もしこれが決まってくるということになれば非常に話が早く進むということは議員おっしゃいますとおりでございます。そのときに、今有漢団地、完全に完成をしましたのは昨年度でございますが、それをもって次へという思いも持たないわけではありませんし、ああ、しときゃよかったなという事案もあったわけでございますんで、これは岡山県のほうで今年度から工業団地を整備するに当たって、支援制度というのが設けられたところでございます。これも視野に入れて活用できるものであればしていこうということも考えるわけでございますし、県としての工業団地の整備の方向性というものもしっかり見極めながら、じゃあ市町村としてそういったものを整備する、いわゆるレディーメードとして団地を整備しておく。団地を1つ整備するにしてもアセスから何からということになりますと2年近うかかるというものもございますので、議員おっしゃいますように造って待っておくということもこれからの時代を見据えたときには1つ必要なのかなと。ただ、そのときにはいわゆる交通の利便性であるとかそういったものも求められるところでございますし、もう一つはやっぱり住んでいただかにゃいけません、従業員の方に。そのための住居の整備というのは絶対これは必要なんだろうなというふうにも思うわけでございますので、両面の作戦でいかないといけないかなと思っているところでございます。 当初予算で有漢の2期計画についての調査費を計上させていただいております。これも活用しながら、次どういう形を展開していくかということも含めて、積極的にこれはPRするためにも検討してまいりたい、していかなければならない点だろうなというふうにも思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 1社、2社ではなかなか職種の底辺が広がりません。多種多様な企業に来ていただくというようなことで、そのためには1か所、2か所では僕は足らないと。ですから、たくさんの造成地をして、いろいろな分野の企業誘致を全国に発信してもらいたいというのが1つの思いでございます。 それから、この前市長言われましたけれども、企業誘致については何とかしたい思いは持っとられるということでございました。その中で、この事業を市のメイン事業として捉えていただいて、今も本格的にされとるんですけれども、それ以上に力を入れていただいて進めてもらうと。そのためには、新しい課をつくっていただいて、そして職員を増加して、いろんなところへ目が向くような体制を取ってもらえたらと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 企業誘致というのは本当にいろんな方面にアンテナをしっかり張っていかないといけないなというふうに痛感をしてるところでございます。と申しますのは、製造業であったり、はたまたサービス業であったり、いろんなものが情報発信をすればその情報によって問合せ等もいただけるということでございますので、これは企業誘致という観点もそうでありますが、そのほかにもほかの課が関係するものもたくさんあると思います。特に、市民生活部関係の課が関係するものもたくさんあろうと思いますので、そうしたところを総合的に調整をさせていただく形で進めさせていただこうと思っておるところでございます。 ただ、これからの国の大きい方向の流れとしまして、国が主導してやっていくところもありますので、そうした国が主導でやっていくところにはしっかりとこちらも情報を取りながら、的確に、またスピーディーにという思いをしながら進めていくという考えでございますので、お申出のありましたような担当セクションをということになりますと、今の産業振興課の中で体制を整えていきたいと考えているところでございます。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) ぜひとも、もう待ったなしの時期に来ておりますので、力強く進めてもらいたいというふうに思います。 次に、2番目のごみの減量化についてでございます。 人口は減少しておりますけれども、家庭系ごみは減らないというふうなことをよく聞いておりますが、このことについての質問でございます。 ごみの量と処理金額はどれぐらいかかっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、この質問は私のほうからお答えをさせていただければと思います。 まず、ごみ全体のことについて説明をさせていただきたいと思いますが、本年3月に策定をさせていただきました一般廃棄物処理基本計画で掲げております数字を申し上げたいと思います。 ごみ全体の排出量の推移でございますが、人口減少に伴い、議員申されているように減少傾向にございます。平成22年度には1万1,719トンあったものが、令和元年度には1万1,285トン、3.7%程度減少をしております。この傾向は、今後も続くということで予測をしているところでございます。 それから、ごみ処理に関する経費でございますが、これは地域事務組合へ負担金をお支払いしておりますので、それをベースに申し上げますと、平成22年度は約6億1,400万円であったものが、令和元年度には約4億9,400万円で、19.6%程度減少ということになっております。この中身を見ますと、平成24年度までは焼却処理施設の起債償還がありまして、負担金が多くなっていたということ、それから平成30年度からは焼却処理施設の長期包括の延長契約によりまして、以降大きな設備更新がなかったということで委託料が減額となったというような実情があるところでございます。 それから、ごみのうち家庭系におけるごみの量という現状を申し上げたいと思いますが、家庭ごみの燃やせないごみ及び資源ごみにつきましては、1人1日当たりの排出量は減少することが予測されておりますが、一方で燃やせるごみ、可燃ごみにつきましては今後とも増加する予測となっております。家庭ごみの排出の80%程度を占めます燃やせるごみの増加量が、燃やせないごみや資源ごみの減少量を大きく上回っているということでございまして、今後も家庭系のごみ全体の1人1日当たりの排出量は増加する傾向という予測をしております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 若干は減っとるようでございますけども、要するに家庭系ごみが減らないというのは、今おっしゃったように資源ごみが含まれておるというふうなことで減らないんだろうと思うんです。そのことについては、いろいろ市の担当課も広報をしていただいてやっておられるんですけれども、その結果がなかなか見えてこないと。要するに、資源ごみと一緒に出されるもんですから、なかなか減らないというのが現状だろうと思うんですが、資源ごみと一緒に出されますと、結局また焼却するのにいろいろな費用がかかってくると思うんです。ですから、炉も、そして施設も負担がかかりますから、お金もかかるし老朽化も激しくなるというふうなことでございます。ですから、一番簡単なのは、分別できればこのことは解決できるわけなんですが、分別が現状はできていないから、いつまでたってもなかなかごみが減らないというふうなことでございます。 広報もやっておられるんですけれども減らないということで、だったらどうすればいいんかというふうなことでございます。広報しとるんですけれども、なかなか末端まで行き届いていないのか、それともまあこれぐらいはいいだろうというふうなことでやっとられるのかよう分かりませんけれども、多分今の状況で言いますと、分からんですけれども、通常に分別をして処理した費用と、そして今の状態で分別がまだできないような状態でやった費用との差というのが分かれば、たとえパーセントでもいいんですけれども、どれぐらいの差があるんかというのが僕たちは知りたいんですけれども。例えば、分別したら100%ですよと。それから、今の状態でいったら実は3割、4割はあるんですというのがもし分かれば、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 分別すればということでの御質問で、再資源化できるものがどの程度あるのかというような質問であったかというふうに理解をしております。 家庭系のごみの中身を見ますと、いわゆる生ごみを中心としましてごみの総量の中で、水分といわれるものがおおむね3割から4割程度ございます。それを除いた残りが物質、水分以外の物質ということになるわけですが、残りのうちいわゆる再資源化できるであろうプラスチック類などについては、今手元に数字は持ち合わせておりませんが、10%、20%、その単位であったと、現在の状況ではあるというような状況で、こういったものがしっかりと分別されることによりまして、燃やせるごみが減ってくる。ごみの総量は変わりませんが、燃やせるごみの削減にはつながってくるというふうには考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 確かに、資源ごみが混じって焼却をされますと、プラとかアルミとかが焼却されますと、それが結局なくなるわけです。日本という国は輸入に頼っておりますから、少しでも皆さんが小さいところからそういうとこを分別して、輸入を少しでも減らしましょうというふうなことで、循環型社会といいますか、そういうようなことで国全体がそれを求めて頑張っていっとる状況のある中で、いやいや、もうええんじゃと、まとめて処分すればいいんだというふうなことに今現状なっとるんです。ですから、そういうことでは僕はいけんと思うんです。高梁市はきちっとそういうところから始めていくというのが基本姿勢でございますので、別に輸出しとったらいいんです。ですけど、大本は輸入に頼っているわけですから、それをないがしろにして全部焼却するんですでは駄目です。炉も傷むし、費用も余分にかかるし、そういう輸入品でございますので、そっちのほうへも影響が出てくるというようなことでございますので、それを簡単なんです。分別ができりゃいいんです。分別の方法を、今まで広報とかいろんな方法でやっとられますけども、それを考えていただきたいというふうに思うんです。 2番目に移らせていただきます。 今後どのように取り組むかということでございますけれども、広報してもなかなか結果が見えないのであれば、また別の方法で対応するべきじゃないかと思うわけなんです。方法としましては、もう最終手段としてごみの袋に名前を記入してもらう。そういう制度にやりますよと市のほうからお願いする。名前が書いてなかったら、受け付けません、受け取れませんということで、そういう制度を立ち上げたらどうかというふうに思うわけなんです。もう何年たってもごみの量が減らない。人口は減るけどごみの量が減らない状況が続いとんで、もうそろそろそういうふうにやってもいいんではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 引き続きお答えをさせていただきたいと思います。 ごみ減量化に向けて、ごみ袋に排出者の名前を書いてはどうかという御意見でございました。全国的に見ますと、こういった取組をされている市町村がどれだけあるのかというのは正確には把握はしておりませんが、幾つかの市町村での取組はあるようには伺っているところでございます。 名前を書くことによりまして、防犯上の対策がどうであるかという課題であるとかもたくさんあろうかと思います。記名をすることによっての効果、これはメリットもあればデメリットもあるわけでございまして、こういったことについては今後有料化や事業者手数料の値上げなどの検討もさせていただきたいと思いますが、そういった検討の中で研究はしてまいりたいというふうには思っております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 防犯の面とか、恐らく個人情報も言われるんだろうと思うんですが、確かにそういう面もございますが、ルールを守っていないわけですから、基本的には。ルールを守れてないのは、ルールを破っているわけですから、それに対して強い考えを示すのは当然だろうと僕は思うんです。ですから、そのようにしないと、今まで何年たっても減量化につながってこないというふうな状況でありますので、いろんなことであるかも分かりませんけれども、少しは角度を変えて、強い方向で行かれることをお願いしておきます。 ○議長(宮田公人君) 質問の途中でありますが、ただいまから10分間休憩いたします。            午前11時22分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時31分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、三村靖行君の質問を願います。 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 3番目の公共交通についてでございます。 この事業につきましては、市は2億5,000万円以上の費用を投入されておるようでございますが、効果としましてはいまいち現れていないのかなというふうな気がいたしております。現在の福祉バスの現状をお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきたいと思います。 生活福祉バスの現状についてのお尋ねでございます。 生活福祉バスにつきましては、基本的には4条路線バスの幹線に接続するための地域公共交通として、市内に19路線を運行しているところでございますが、令和2年度につきましては年間4,739人が利用されているという状況でございます。これを平均しますと、1便当たりの利用者は1.07人という状況でございまして、1人1回の乗車に対しての経費でございますが、9,859円かかっているという現状でございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 1人当たりが9,800円何がしかかかるということで、非常に高くついている状況でございます。 確かに、この公共交通は僕が知っとる範囲では、基本的には4条路線を補完するというふうなことが大前提であって、それを補完するために福祉バスを走らせているというふうに聞いておりますが、2番目に行かせていただきます。 今、見直しとか再編を進めておられますけれども、今1.07人ですか、一定の利用率以下の場合はどのように考えているのかという質問であります。 巨瀬と川面と中井が福祉バスをやっておりますけれども、今年になって、担当課の人が巨瀬に来られたときには、その事情を調べに来られたんですけれども、そのときに巨瀬地域の全体の意見として言わせてもらったのが、料金の問題と時間帯の問題、これが解決できれば利用率が上がるんじゃないんかというふうなことを言わせてもらったんですけれども、今の現状でいきますと利用率が低かったら廃止するというふうなことを地域の方は思っとられるようでございます。今の現状のままでは廃止するというふうなことなんでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきます。 生活福祉バスを含めまして、公共交通につきましては利用がなかなか進まないという現状がございます。まず、低利用路線につきましては、引き続き御利用いただけるように利用の促進といったことを呼びかけてまいりたいと考えておりますが、それでもなお長期に利用が低迷するというような状況が続くようでしたら、そういった廃止も含めた見直しもやむを得ないものというふうに考えているところでございます。 ただ、単に利用実態のみだけではございません。議員先ほど巨瀬地域のお話もされましたが、今年2月19日だったと思いますが、担当課が出向きまして、そういった説明をさせていただいたところでございます。その場ではやはり地域でどういった御意見をお持ちになっているのか、そういった意見の集約のこともその場で出ていたところでございまして、意見集約を今されている最中というふうに認識しているところでございます。 利用が進まないので、低迷するので直ちに廃止ということではなくて、それぞれの地域、御要望や御意見、先ほどございました料金、時間帯など、そういった御要望に対してこちらも真摯に耳を傾けまして、しっかりと御意見をお聞きし、地域の実情を鑑みながら持続可能なものにしてまいりたいという考えでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 今すぐというわけではないというふうな答えでございますが、そんなら今の現状のままでは廃止はまだ考えとらんというふうなことでよろしいですね。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 廃止を考えていないかということなんですが、そうではございません。やはりこういった状況がこれまでも長期に低迷しておりますし、ここ過去数年を見ましても、右肩下がりの状態がどの路線も続いているところでございます。こういった路線の見直しにつきましては、昨年に策定しました第2次計画の中で基準を設けまして、廃止も含めた見直しについて掲げているところでございまして、やはりそういったことは視野に入れて地域の皆さんの意見を聞いて取り組んでまいりたいというふうには考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 地域の皆さんの意見を聞いてということですから、2月に地域の意見を言ったわけなんです。それは、前も言いましたように、料金の問題と時間帯の問題が解決できれば、少なくとも利用率は上がるというふうな、宿題じゃないんですけど、それをしていただいたら上がるはずですよということを出させていただきました。ですから、これが改善されない限り、恐らく利用率は上がらんと思うんです。見直しをするということでございますので、そういうふうな思いを例えばいつぞやの時期に再編を目指して、例えば料金と時間帯について幾らか試行するという考えはあるのかないのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきます。 見直しに向けての試行の話でございますが、料金につきましては既定のことで御了解いただければと思いますが、地域のほうでそれぞれこういった御要望があり、それに応えれる環境が整うんであれば、それに応えていきたいというふうに考えております。 先ほど生活福祉バスの現状ということで申し上げましたが、第2次計画では1便当たり3人に満たないものについては廃止を含めた検討を行うことという基準を設けております。現状では、市内19路線の生活福祉バスがございますが、平均すると1.07人という状況ですので、やはりここをもう少し数字を上げていくためにどうすればいいかというのは、それぞれの地域と一緒に話をして、できることがあれば利用促進という取組を市としても進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 利用率を考えていくということでございますが、利用率を上げるのは簡単なんです。今料金と時間と言いましたけれども、料金は確かに高いと思います。どちらかを変えたら、私は利用率は上がると思うんです。それが当初からほとんど変わっていないんです、巨瀬の場合は。ですから、利用率も変わらない、横ばい状況なんです。それはもう前から言わせていただいとんですけれども、一番には料金の問題もあるんですが、時間帯を変えていただいてやれば、利用率も上がってくるというように私は思っとんです。けれども、それをなかなかされてない、今までずっと。それで、されていないから今年の2月に多分意見が出たんじゃろうと思うんですが、それに対してもどうするかという答えももらっていないです。ですから、そういうふうなことを僕は一つ一つ検討していただいて、試験的にやったら、利用率も上がって効果が出てくるというふうに私は考えるんですが、そこら辺の時間帯を変えるとかというふうな考えはあるかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) お答えをさせていただきたいと思います。 時間帯を変えることができるのかというような御質問だったと思います。 先ほど申し上げたとおりでございますが、それぞれの地域の声をしっかりと聞いていきたいというふうに思っております。その中で出た声に対しまして、できるもの、できないものといういろいろなものがあると思いますが、可能なものについては利用促進に資するということで協議が調えば取り組んでまいる気持ちは持っております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 今部長、可能なものであればと言われたんですが、なかなかどれが可能なものかというのがはっきり分かりませんけれども、そういう声を取りあえずこれから反映させてもらいたいというふうに思います。 もともとは、この公共交通網形成計画を作成するに当たっては、恐らくコンサルに作成をお願いしてやっとると思うんですが、地域の実情があまり分かってなかったんじゃねえんかなと僕は思うんです。そりゃあ、高梁の周辺とか落合の周辺は分かるかと思いますけれども、末端の辺の状況を把握されずに私はされたんじゃないかなと思うんです。これからどういうふうな形で再編を進めされていくかよう分かりませんけれども、地域の声を聞いていただいて、やるとしたら今の1.07人よりは、少なくても倍ぐらいにはなるような手法を採っていただくようにお願いしておきます。よろしくお願いします。 それから、次に行きます。 4番目の観光交流人口についてでございますが、前の総合計画では、観光人口とスポーツ交流人口を足して100万人構想ということで目標にされておられました。 1番に行きまして、新総合計画では100万人というのが載ってなかったんですけれども、観光交流人口はどのくらいを予定されておるのか。スポーツ人口も含めてお願いしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) この件は私のほうからお答えします。 まず、交流人口100万人の目標ということでございますが、交流人口には観光交流人口、また松山踊りとか成羽の花火などのイベントの来訪者、それからスポーツの交流人口、また文化の交流人口を全て含めて100万人を目標と目指すというものでございます。そもそも、近藤市長2期目のスタートに当たって、平成24年10月に掲げた目標ということで御認識をいただきたいと思います。 今、新総合計画において、じゃあ交流人口100万人という目標数値は掲げておりませんが、主要観光施設の観光客数ということを主要指標としまして、現状44万7,000人を令和7年度に60万人にするというようなことを掲げております。 一方で、スポーツの交流人口につきましては、市外からの交流を含む広域的なスポーツへの参加者ということで、令和7年度に1万6,000人というようなこと、それから市外からのスポーツ合宿の受入れということで令和7年度、5年先に1,800人というようなことを見込んでおります。以上であります。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 100万人には非常に程遠い状況でございます。少しでもこれを近くするような施策が必要であるというふうに思います。 2番目に行きまして、吹屋地区へ通じる主要地方道高梁坂本線の改良についてでございます。 吹屋地区は去年6月に日本遺産に登録され、そしてまた来年には旧吹屋小学校がリニューアルして、そのことによってますます観光客が増えることが予想されます。しかし、吹屋にアクセスする道路は一部改良されていない区間がございます。これが大きなネックになるのではないかと私は推察するのでございます。 市街地から車で1時間かけて行くんですよ。そして、道が途中狭くって、1時間もかかって道が狭くってというふうなことであると、遠いのに、道も狭いのにというふうなことで、非常に敬遠される方が出てくるんじゃないんかなというふうに思います。 この路線は、主要地方道でございますので、ランク的には県道の上のランクになります。ということは、補助金がつきやすい路線なんです。ですから、せめてこの路線は観光バスが擦れ違える整備をしてもらいたいというふうに思うんです。途中ずっと5メートルの道路で行っております。5メートルでもゆっくり行けばかわせれんことはないんですけど、基本的には7メートルが2車線の最低の幅員でございますので、センターラインが入る道をしてほしいというのが思いでございます。吹屋へ行かれる人が安心して行かれるのには、どうしても道路網の整備は不可欠でございまして、一遍行かれたら、あそこは道が狭いからなというふうなことがあったとすれば、非常に観光人口を増やすのにもなかなか結びつかんのかなというふうな気がいたしております。 安心して吹屋へ行ってもらうためには、道路の拡幅は絶対考えにゃいけんのんですが、リピーターの方を増やすのが観光人口の増に大きな影響すると思うんです。ですから、ここの地区は高梁市で言いますと観光地の目玉でございますので、目玉のところをいち早くインフラの整備、道路整備をやるべきというふうに私は思うわけなんです。 片一方では、大型農道がございまして2車線でございますが、基本的には循環する道路を形成していただいたら、私は観光人口の増につながると。いち早くあっこの狭いところをやってほしいというふうに思うんですが、多分県道でございますので、県へ要望されると思うんですが、なぜ今できていないのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 主要地方道高梁坂本線につきましては、吹屋へのアクセス道ということで、早期の改良に向けて毎年要望等を行っております。 現在、2か所改良のほうが進められておりますが、岡山県におきましては整備方針として、交通量が比較的少ない中山間地域などでは改良を効率的にまた効果的に行うために、2車線整備にこだわらずに整備するということで、今おかやまスタンダードにより整備されています。おかやまスタンダードといいますのは、2車線にこだわらずに1車線であったり、2車線で改良できるところは2車線でするというような整備方針で進められております。 日本遺産にも認定されました。ヒルクライムも実施しております。こういう事業を行っていることで、事業の後押しになっているものと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 一年でも早く改良できるように努力をしていただきたいと思います。 次に、3番目です。時間がないんで早く言います。 神原荘が休館しておりますけれども、この施設を今後どのように扱われるのかという質問でございまして、さきの全員協議会では再建計画が示されて、その業者に神原荘の指定管理をお願いする案が示されましたが、そこの「ゆ・ら・ら」が再建するのが3年先でございます。3年先までは今の状態が続くのか、それとも何がし手を加えて、リニューアルを考えとられるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長。 ◎産業経済部長(村原幸司君) それでは、お答えいたします。 神原荘の再開ということでございますけども、現在休館中の神原荘につきましては、周辺のスポーツ施設の利用と併せて合宿等でも大変多く使っていただいております。その再開につきましては、先ほど議員申されましたように、旧「ゆ・ら・ら」の売却を予定しております事業者からも提案がございます。その提案によりましたら、跡地利用につきましては3年先ということでございますけども、神原荘につきましてはそれよりも早い時期に運営したいという意向もあるように聞いております。 いずれにいたしましても、早く事業者を決定いたしまして、運営を再開させていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 神原荘は、年間合宿に1,384人来られているということで、非常に学生の諸君も楽しみにここへ来られてると思うんですが、スポーツ人口を増やすためにはここらは欠かせない施設だろうと思うんです。ですから、100万人に届くようにと思ったら1,300人は少ないんですけれども、ここは猶予期間がないような格好で、私は3年待つんじゃなしに、期間が空くんですからリニューアルをしてお待ちするとか、そういうふうな考えはないんでしょうか。今のままで例えばまたいつ頃かの時期にオープンするということでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 村原産業経済部長
    産業経済部長(村原幸司君) 40年たっておる施設でございます。再開につきましては、当然修繕も必要だと思いますし、事業者が決定いたしましたら、そういった改修というような協議も重ねていかなければならないというふうに思っております。いずれも事業者と市との協議によって行われるというふうに認識しておりますので、まずもって改修を、修繕をというような考えは持ってございません。以上です。 ○議長(宮田公人君) 三村靖行君。 ◆11番(三村靖行君) 私としては、もうこの夏に間に合うぐらいのスピードで本当を言うたら再開してほしいんです。大勢の方が楽しみにされとんです。条件としたら抜群にいいところなんです。ですから、それが行けない、できないことになれば、非常にもったいない気がしまして、これは高梁市にとって本当に大きな損失だろうと思うんです。ですから、そこら辺も考えて、本当は穴の空かないように私はしてほしいと思うんです。ですから、夏には間に合わんですけれども、秋には間に合わすとかというふうなことを知恵を絞っていただいて、期待に応えてもらいたいというふうに思います。よろしくお願いいたしまして終わります。 ○議長(宮田公人君) これで三村靖行君の一般質問を終わります。 ただいまから午後1時まで休憩いたします。            午前11時55分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時0分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、森上昌生君の質問を願います。 森上昌生君。            〔7番 森上昌生君 登壇〕 ◆7番(森上昌生君) 7番の森上昌生です。令和3年6月議会通告質問をさせていただこうと思います。 新型コロナ感染症は高梁市でも50名近い感染者が出る事態となり、憂慮されるところです。現在、ワクチン接種も進み、その猛威も徐々に沈静化することが期待されているところであります。新型コロナワクチンの接種状況も高齢者を中心に順調に推移しているとのことです。私自身は接種の予約が7月に入ってからということなのですが、市民の一人として1つの安心材料と感じております。 ところで、先日ワクチンの集団接種における際に、ワクチンの入らないシリンジを用いて接種を行うという、場合によっては重大な医療事故にもつながりかねない深刻な事故が起こりました。こうした事態は、高梁市の医療に対する信頼感を失うものともなりかねないものであります。二度と繰り返さないように関係各位に厳重に申し入れていただきたいと考えるところであります。 大変重大な事案なので、今回の通告質問の内容とはかなりかけ離れたものでありますが、少々長い前置きとなりましたが御理解いただきたいと思います。 さて、このたびの6月の通告質問でありますが、これは昨年改選前、最後の議会である令和2年9月議会において質問させていただいた内容と同様な質問となっております。このように同じ質問を繰り返すのは、前回質問した際の答弁に満足できないものがあり、再度詳細な答弁を期待するものであります。ということで、まず1番の質問から入りますが、今回2つの質問を予定しておりますので、よろしくお願いします。 まず、大きなくくりとして、高梁市の野良猫施策を問うということで5つほど質問させていただきます。 まず、(1)として、私ども野良猫の保護活動をしていると、市民の方々から様々な御意見を伺うことがあります。中には、野良猫の排せつ物、住宅や物置などに侵入し、これを荒らすなどの様々な苦情を聞くことが度々です。また、生まれたばかりの子猫やけがや病気で弱った野良猫をどうしたらいいかといった質問など、様々な相談を受けております。今の時期は各所で子猫が生まれ、それらの対応に市民の皆さんも困惑しているというのが現状です。 そこで、こうした野良猫を減らすために、市はどういった方針で臨んでいるのかということで、1番、市民からの野良猫に対する問合せはどのようなものがあるのか。また、これにどのように対処しているのかということでお尋ねしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、この件は私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 被害相談などの内容というような御質問だったと思います。 被害相談などでございますが、以前よりはかなり少なくなっていると感じているところでございます。ちなみに、今年度はまだそういった状況は受けていないという状況でございます。 これまでありました苦情の内容でございますが、議員申されたことが中心になりますが、個人の敷地や家への侵入、猫が集まることによりまして空き地で排せつをするであるとか、鳴き声がうるさい、こういったものが主な内容でございます。 市として具体的にどういう対策をしているのかということでございますが、住民の方からそういった苦情が寄せられますと、啓発看板を3種類用意しておりますので、それをお渡しして猫が集まるようなところ、それから啓発が必要な場所などへ設置していただいているということでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 今の答弁の中で、啓発看板というような話が出たんですけれども、私どもが野良猫の保護活動に関わる中で、市の野良猫に関する対策は広報紙、屋外看板による猫被害を減らすPRが主体になっているものだろうというふうに思っているんです。そのほかには、我々が譲渡会を行う際に折り畳み机の貸出しというようなことが市の現在この問題に対する対策かなというような認識なんですけれども、何かそのほかに行っているような対策があるのかということで、市の野良猫対策は広報活動以外に具体的にどのようなものがあるのかということでお尋ねしようと思います。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 市の野良猫に対する対応ということでございます。 先ほど申し上げましたとおり、看板をお困りのところに設置いただいているということもそうです。議員申された広報紙掲載であるとか、市民団体が行う譲渡会への物的な支援というようなこともございます。それ以外にということで申し上げますと、お困りの方、地域の方がいらっしゃいましたら、その相談に乗り、市でできる対応、それから野良猫については愛護センターとも連携して、課題、問題解決に当たっているというのが市の対応でございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 我々保護猫活動を行っているんですけれども、今部長が言われる屋外看板をする啓発活動というようなことなんですけれども、実際に野良猫を減らすためには、広報活動というようなことではあまり効果がないんじゃなかろうかという気がするんです。要するに、広報活動というようなことの内容というのは、現実に今猫を飼われている飼養者のいわゆる飼養されている猫、飼養猫に関してのモラル向上というようなことは期待できると思うんですけれども、野良猫って誰も責任を持ってどうこうするというようなものではないわけです。そうすると、今言うような広報活動だけで本当に効果があるのかということでお尋ねしようと思うんですけれど。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 引き続きお答えをさせていただきます。 そもそも野良猫の問題につきましては、私たち人間の身勝手により起こり得るというふうに考えております。確かに、実際に猫を飼われている方にとっての啓発というのも必要かと思いますが、無責任な餌やりをされる、単にかわいいというだけで餌やりをされる方のマナーも改善していかなければならないと思っております。 先ほど申し上げた啓発看板、3種類用意していると申し上げましたが、その中には無責任な猫への餌やりといったことについても啓発をしているということで、これはそういうマナー向上に向けてということなので、かなり時間がかかるかと思っておりますが、こういったことを地道に続けていくということが大切なことであるというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 今部長言われるように、飼われている方のマナーの向上が必要だというのは当然だと思います。ただし、実際に今猫を飼われている飼養者の方々の大半はかなりそういうモラルはお持ちの方がほとんどだと思うんです。 要するに、一番問題になるのは現在いる野良猫です。野良猫って統計的に言って、飼養猫が15年から20年ぐらい生きるんですけれども、野良猫っていうのは大体四、五年というふうなことが言われているわけです。野良猫の寿命が短いのは、生息環境の悪さ、病気、けが、寄生虫など、そのほかいろいろなストレスというようなことがあって、普通の飼い猫の大体3分の1程度の寿命だろうということなわけです。 ところが、この四、五年の間というのは、大体雌猫ですと少なくとも年に1回出産したとしても四、五回は出産するわけです。現状、年に1回ということじゃなくて、それ以上出産する確率は結構高いんです。そうしますと、下手をすると10回以上、平均しても10回近く出産するということが考えられるわけです。しかも、猫って生理上、交尾をしたらほとんど100%妊娠するというふうに言われているんです。しかも、交尾した場合、雄猫が複数でも、複数の雄猫の精子を受精するというような特殊な生理を持っているみたいなんです。ですから、そういうことで考えると、この4年間、5年間の間にかなりの数を産んでしまうわけです。ですから、このことを根本的に解決しないと、野良猫を減らすというようなことは先ほど言われたような広報だけでは難しいんだろうと思っているんです。 そのことに関して、3番の質問になりますけれども、市内各所に野良猫関連の看板があるが、野良猫被害軽減の効果はあったのかということでお尋ねします。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 議員が申された野良猫の生態などについては、私どもも承知しているところでございます。 先ほど申し上げた啓発看板、3種類あると申し上げましたが、様々なお困りの事情に応じて使い分けをさせていただいているという状況でございまして、当然、猫を捨てないというお願い、それから餌を与えないでくださいというお願い、それから不妊、去勢をしてくださいというお願い事ということを掲げております。そういったお困りの状況に応じて、使い訳ということをしていただいておりますし、効果があったのかということを申されましたけど、先ほど申し上げたとおり、これは我々人間の身勝手で起きたというのがもともとの発端だというふうに思っておりますので、飼育される方、それから猫に餌をやられる方、そういった方々のマナーを上げていくということが必要かと思います。これにはやはり時間は必要だというふうに考えております。 冒頭、野良猫の相談の件数が少なくなったということを申し上げましたが、少なくなったということは、そういった効果が表れているのではないかというふうには考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) この看板なんですけれども、以前多く掲げられた看板と異なると思われるような看板を最近見かけるんです。内容的には、確かに多くの改善点があった。今部長言われたように、猫による迷惑をなくしましょうというような文言に変わってきている。この内容としては、飼養者の心得といいますか、そういうものを重点的に書いてあるというようなことで、これには確かに評価すべき部分が多々あると思っているんです。 しかし、野良猫に餌を与えるなという文言は、これはまだ残っているんですよね。この野良猫に餌を与えないということが、本当に野良猫を減らすことになるのかということになると、これは前回質問したときにも、部長からはっきりした答えはいただけなかったんですよね。実際に、野良猫に餌を与えなかったら野良猫が減るかというような統計は僕は見たことがないんです。ただ、野良猫に餌を与えなかったら、そのうち飢え死にして死ぬんじゃろうというようなことで、減るんじゃないかというような何となくそういうようなニュアンスで考えられているんじゃないかという気がするんです。 でも、結局今言ったように4年間、5年間は最低でも生きるわけですから、そうするとその間に増えていくわけで、やっぱり餌をやらないということでは野良猫は減らないと思うんです。確かに、部長言われるように、野良猫に餌を与えることによって、そこへ猫が集まるということは事実だと思います。ですから、それによって、周辺の方々が迷惑するだろうというようなことは想像に難くないことなんです。だけども、野良猫を減らすということに関して言うと、野良猫に餌を与える、与えないということはあまり影響しないように思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきたいと思います。 まず申し上げさせていただきたいのは、飼うのであれば責任を持って飼っていただきたい。飼養マナーを向上させたい。それから、無責任な餌やりをやめていただきたいというのが市の考え方でございます。その上で、一概に餌をやらないと野良猫が減っていくということでございますけど、これについては科学的なエビデンスがあるわけではございません。冒頭申し上げました適切な飼養マナーを向上していただくということでさせていただいているわけで、先ほど議員も申されましたが、生涯のうちには何回も繁殖の時期があると、やはり餌を与えることによってそういったことを促すということも考えられますので、まずは飼育マナーを向上させていくというのを念頭に取り組んでいるところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 確かに全然影響がないとは言えないと思うんです。しかし、僕らが危惧しているのは、野良猫に餌を与えるなというような文言が、野良猫に餌を与えることそのものが悪だというふうに思われてしまう。別に野良猫に餌を与えること自体が悪なんではなくて、それによって例えば野良猫が集まってきて迷惑をするというような状況を作り出すことが悪なんだろうと思うんです。 もう一つ、僕らが危惧してるのは、TNRという活動があるわけですけれども、このTNRを実行するためには、ある程度猫をならさないと、猫を捕獲できないわけなんで、そうするためにはどうしてもある程度餌を与えないわけにいかないんです。そういうことを考えると、どうしてもこの野良猫に餌をやるなという文言はもう少し改めていただかなければいけないんじゃないかというふうに思うんですけれど、その辺いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 野良猫に餌をやらないという言葉の前に、無責任なということを付け加えていただければと思います。もし餌を与えるのであれば、責任を持って飼っていただきたいということでございます。TNR活動の際に、餌づけ、寄せるために餌を与えるということ、こういったことを否定していることではございません。地域猫活動と併せまして、そういった活動をすることによりまして野良猫が減っていく、将来的にはいなくなるということを市としても望んでいるということでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 今言われる無責任なという、その無責任なというのがどういうことなのかということにもなってくるんです。ただ、今部長は餌をやるなということじゃないんだということなんですけれども、無責任な餌やりをするなというような文言であっても、一般の方、特に猫嫌いな方たちに、あるいは猫に迷惑を感じている方々にとってみると、無責任なというような前置きはともかくとして、おまえらが餌をやってるからいけないんだというようなことになってしまうんです、現実問題として。ですから、その辺でもう少しTNRというような活動というのは野良猫を減らす行為としては一番有効な活動だと思うんです。 実例を挙げると、栄町にあった玉島屋旅館さんの跡地の辺におった野良猫って20匹近くおったのが、現在数匹しかおらんようになってると思うんです。あれは全部我々がしたんだとは言いませんけれども、我々があそこの猫をかなりの数を不妊、去勢してそういう状況になっていったんだと思っているんです。ですから、このTNR活動というのはかなり効果のある活動だと思うんです。ですから、その辺を含めて、今言われたような野良猫に無責任なという前置きがあったとしても、餌をやるなというような表現はもう少し考えていただけないかなあというふうに思っております。 この問題はともかくとして、このTNR活動というのは、捕獲、不妊処置、そしてまた再び元へ戻すというようなTNR、トラップ、ニューター、リリースというような言葉の略だということなんですけれども、これは今言ったように野良猫を減らすためには非常に有効な手段だと思うんですけれども、市としてこういう活動をする予定があるのかどうかということで、4番、TNR活動を市が行う予定はあるかということでお聞きします。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) TNR活動を市がやるつもりはあるのかという御質問だったと思います。 TNR活動は先ほど議員申されたとおりの活動でございますが、この活動は市民が主導されてそれぞれの地域住民の合意の下、進めていただくのが重要であるというふうに考えております。こうした市民活動として継続いただければというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 今部長、何か勘違いしてないですか。 TNR活動は、別に地域の住民たちが合意の下にするというようなことではなくて、これは要するに野良猫が子供を産まないように不妊処置をするというそのための活動ですから、地域猫活動とはまた別の問題だと思うんです。その辺どうですか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 答弁といたしましては、市民主導で進めていただければというふうに考えております。市としては、活動において必要な協力支援なども継続してまいりたいというふうには考えています。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 市民主体でと言いますけれども、我々の団体というかグループだけでも年間に多いとき、少ないときありますし、最近は徐々に増えているんですけど、平均して大体年間に20匹前後の猫を不妊、去勢しているんですけれども、この不妊、去勢の金額だけではなくて、そのほかに野良猫、けがした猫たちとかあるいは保護した子猫たちの寄生虫の駆除であるとか、あるいは予防接種であるとかというようなものにもお金がかかるんで、実際にこれだけではないんですけど、年間に100万円近い金はかかるんです。そうすると、それを市民たちの善意だけでせえと言われても、これはあまりにも市は無責任なんじゃないでしょうか。 実際、昨日も保護猫の譲渡活動ということで、ポルカさんでさせていただいたんですけれども、昨日は子猫が30匹以上集まったんです。この数ってとんでもない数だと思うんです。これらが本当にまた全部野に放されて子供を産むということになると、ねずみ算じゃない猫算で本当にあっという間に増えていくわけです。 実際、今僕ら困っているのが、独居老人の方、僕らももう老人なんですけれども、そういう方々が猫を飼ってて、たまたま例えば連れ合いの方が猫が好きで飼ってて、そうするとその好きなほうの連れ合いの方が亡くなられてしまうと、猫をもうほっぽらかしの状態になってしまうんです。そうすると、ここであっという間に猫が増えるんです。そういう状況になっているところがいっぱいあるんです、高梁市の市内でも。そういうことも含めて、ある程度行政のほうで手を差し伸べてもらえないかなというふうに思うんですけども、いかがなもんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 市としても県の動物愛護センターと連携をさせていただいて、必要な情報であるとか、そういった活動に対しての支援の御案内をさせていただいているところでございます。 譲渡会に30匹の猫が集まったということでございまして、コロナ禍ではありますが、御要望があれば市としてできることというのは、愛護センターと連携を図りながら、今後も継続してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) どうもお話を聞いていると、高梁市はこの問題に関して積極的になろうというような意識がないのかなというふうに感じるんです。 今ちょっと部長も言われたように、県のほうでこういう地域猫活動の支援というようなののをしているんですけれども、これに応募して支援を受けるためには、この裏にあるチェックリスト(資料掲示)というのが16項目あるんです。この16項目が全てクリアされていないと支援が受けられないというようなことなんです。これを読んでみると、いろいろ地域での話合いの場を持ち、地域住民の理解が得られてますかとかというんですけれども、こんなのは得られるわけないんです、正直言って。猫の嫌いな方のところへ僕らがこういう活動をしたいんですけどお願いしますったって、それこそけんもほろろで門前払いを食らうのが落ちなんです。 これに関して言うと、以前、これは三上元部長ですとか小野元部長のときも多分言ったと思うんですけれども、市のほうで例えば話合いの場を持っていただいて、そういう話合いができるような場をつくってもらえないかというような話をしたら、それは我々市民のレベルで全部やってくださいみたいなことを言われているんですけど、今言ったようにそれがなかなか難しい状況なんです。そうすると、そういうこともできなければ、今言った県の補助も受けられない。こういう状況なんで、もう少し何か市のほうとしてこういう活動に援助できるような何かないかということで、市内の保護活動を実施している団体、個人をさらに支援はできないかということでお尋ねしたいんですけど。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、引き続きお答えします。 これまでにもお答えをさせていただきましたが、TNR活動につきましては、地域住民の合意の下行っていただく中で実施していただくことが重要かと思っております。そういった地域住民への話合いの場というものについては、これまでと同じお答えになりますが、それぞれの団体でしていただければと思います。市としても、全く関わりを持たないということではなくて、話合いの場には参画をしていきたいというふうには考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 何度も言うように、TNR活動のことじゃなくて、要するに地域猫活動を地域の方々がするということで、TNR活動は別に個人が勝手にしたって別に問題はないわけです、野良猫なんですから。その辺、もうちょっと本当に真剣になって考えてください。いいかげんに、僕が言っていることを、ああ、あいつが言ってるんだからみたいなことで済ますんじゃなくて。 今言ったような形で積極的に何かしてくれないかということの中には、先ほども申しましたように、この野良猫の保護活動、あるいは野良猫を減らすための活動に関して言うと、非常に多くの身体的な負担であるとか、あるいは先ほども言いましたように金銭的な負担もかかるんです。これを本当に市民だけに任せておいて、高梁市はそれで済むのかということなんですけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 市としてこれでいいのかということでございますが、市民団体、ボランティア活動として行われているこの野良猫の支援に対しましては、市としてもできる限りのことを愛護センターなどと連携しながら、今後も進めてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) そのできる限りの支援ってどういうものなのか具体的に。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) この質問の冒頭に申し上げましたが、市としては飼う以上は飼養者の方に責任を持って飼っていただきたいというマナー向上を粘り強く訴えていくということでございます。できる限りという内容でございますが、それに関わる内容、これまでと同様な対応をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 飼養者のマナー向上というのは、先ほどからも言うように野良猫を減らすことにはそれほど直接つながらないんです。実際に今いる野良猫を増やさないように、不妊、去勢をして、子供が生まれない状況を作らない限りは、野良猫は誰も責任を持っているわけじゃないんですから。野良猫に餌をやる以上は飼ってくれ、責任を持って飼えというようなことを言われていますけど、そんなことは不可能ですからね、正直言って。 先ほども言うように、野良猫を飼うために餌をやるんじゃなくて、TNR活動を進めるために餌をやるんだという意識を持って市も臨んでほしいと思うんです。ただし、TNR活動が済んだ猫に対して、もうおめえら関係ねえから餌もやらんよというわけにも、これはなかなか我々の心情からしてもできないんで、引き続き餌をやるということもあります。それは確かに。しかし、これは野良猫を減らすために我々活動しているんだということは御承知おきください。 以上でこの1番の質問に関しては終わらせていただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 質問の途中でありますが、ただいまから10分間休憩いたします。            午後1時32分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時41分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、森上昌生君の質問を願います。 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) それでは、大きな2番の質問、備中町西山地区のピースワンコ・ジャパンの飼養シェルターのその後についてということでお尋ねいたします。 この時期は飼養犬に対する狂犬病予防注射が行われております。狂犬病は犬類に限らないんですけども、猫もかかりますし、あるいはいろいろなコウモリですとかそういうようなものもかかるということなんですけれども、特に犬類に多く見られる致死率の非常に高い人間との共通感染症なんです。実際に日本国内においては、飼養犬に関してはたしか昭和28年以降国内の発症例はないとされております。ただし、外国で感染し、日本に帰ってきてあるいは外国で感染した方が日本に入ってこられて日本で発症されて亡くなられたという例が4例ほどあるとのことです。また、犬の発症例では、これは昭和31年に6頭の発症を最後に以後は起きていないということです。 と言いながらも、日本以外のアジア周辺地域では、いまだに狂犬病というのは高い発症率を持っているわけです。特にアジア、それからアフリカがそうなんです。それゆえに日本では発症例がない狂犬病なんですけれども、これを毎年飼養犬に対して予防接種を行うという義務づけがされているわけです。 そこで伺いたいのですけれども、備中町西山町地区にあるピースワンコ・ジャパンの犬舎の中に500頭を超える飼養犬がおるわけですけれども、狂犬病予防接種の状況はどのような現状なのかということをお尋ねしたいと思います。 実は、この団体は以前に飼養犬に対して予防接種の不徹底が問題となって、広島県警からも書類送検されたという経緯もあります。狂犬病予防という重大な事案であり、なおかつこの500頭を超えるという多頭数の犬に問題が発生するということになれば、本当にゆゆしき事態ということになるわけなので、そこで1の質問、この時期に狂犬病予防接種が行われているが、西山シェルターの状況はどうかということで御答弁ください。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、西山の犬舎の予防接種の件についてお答えをさせていただきたいと思います。 まず、今年度の狂犬病予防接種でございますが、新型コロナの感染拡大もございまして、本来でしたら6月30日までが接種期間ということではございますが、国のほうでこれを12月末まで延長されるということになっております。したがいまして、ただいま接種期間でございまして、西山犬舎につきましても適切に接種されているものと認識しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 適切にされていると思っているということなんですけれども、それはどういうふうに確認されているわけですか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 具体的な確認についての御質問だと思いますが、これにつきましては個別の案件でもございます。この西山犬舎の関連でございますが、情報公開及び個人情報保護審査会に諮問されている案件でありまして、ただいま係争中のものでございます。公平な審査会の判断に影響を及ぼすおそれがございますので、顧問弁護士とも相談をさせていただいて、この場では御対応は控えさせていただきたいと思っております。どうぞ御理解をよろしくお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 接種そのものの状況はともかくとして、西山犬舎に限らないんですけれども、特に西山犬舎の犬の首に鑑札をつけてないというような問題が以前あったと思うんですけれども、現状はどういうふうになっとるんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 議員申されている鑑札の件でございますが、確かにそのような状況は我々も確認をさせていただいておるところでございますが、現状については繰り返しで申し訳ありませんが、先ほどと同じ理由でございます、この場でのお答えは控えさせていただければと思います。どうぞ御理解ください。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 何も答えられんというような感じなんで、次の質問もこれもほんじゃ答えられないのかな。 次に、飼養犬の不妊、去勢に関してお尋ねしますということなんですけど、以前質問したところでは、完全実施を目指しているけれども、人手不足などの理由で完全にはまだ済んでいないというようなお話でした。しかしながら、こうした多頭数の犬を同居させる状況の中で、不妊、去勢が完全に済んでいない状況では、犬同士の争い、あるいはシェルター内の妊娠、出産ということが容易に想像されるんですけれども、2番の質問としてシェルター内の飼養犬の去勢、不妊の処置は全て済んだのかということで、これも答えてもらえないのかもしれませんが、よろしく。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきます。 以前の議会での質問もいただいておりました。ピースワンコでは、内部や外部の獣医師によりまして、順次進められているということはお話を伺ってるところでございます。当時、適切に処置をされているものと認識をしておりますが、現在の具体的な状況については先ほどと同様お答えを控えさせていただきたいと思います。御理解をお願いします。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 全部答えてもらえないような質問ばっかりなんだけれども、実際に何でそれが情報公開に差し障るのかどうかよう分からないんですけれども、別に問題なくあそこで飼養されているんであれば、そのままの状況を報告すればそれで済むということなんじゃないんかなと思うんですけれども、何か情報公開することに不具合があるから隠しているのかなというふうに僕ら勘ぐってしまうんですけれども。なるべくその辺の情報も含めて詳しい情報をいずれ公開していただきたいと思っておりますんで、よろしくお願いします。 それで、次の質問に移ることになりますけど、ピースワンコの活動はその掲げている目標、あるいは目的が額面どおりであるならば、これは本当に誠にすばらしい活動だというふうに思っています。1番の質問で問題とした猫とともに、犬は最も人間と関わりの深い生き物なんです。しかも、これは先ほど部長も言われたように、人間の都合で現在の姿に変えられてきた生き物です。ですから、彼らは自然の中で自力で生きていくということが自然の姿なんではなくて、人間とともに生きていくことが本来の姿なんです。それが、まさに不要品、あるいは廃棄物のような扱いで殺処分というような苛酷な運命を背負わされたのが、たまたま幸いにもピースワンコ・ジャパンに拾われたというようなことで収容されているわけです。 そこで、この施設の中に収容された犬がその後どういう扱いを受けている、どういう生涯を送るんだろうかということが大いに気になるわけです。そうした状況をうかがい知るためにも、同シェルターへの犬の出入りがどのようになっているのかということをお聞きしたいんで、3番の質問、西山シェルターへの収容犬の具体的な出入りの数値はということでお尋ねします。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 収容犬の具体的な出入りの数についてのお尋ねだったと思います。 それぞれ西山に入ってくる犬、それから出ていく犬、それぞれあろうと思いますが、適宜登録、抹消の手続がなされているというふうに認識しております。現在の頭数でございますが、減少傾向というふうには伺っておりますが、具体的な数字については先ほどと同様、お答えは控えさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 何で現在の数字を言えないのか説明してくれる。訳分からんわ。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) ただいま申し上げましたように、情報公開及び個人情報保護審査会へ諮問中のもの、係争中の案件でございます。情報公開及び個人情報保護に関する条例の中では、情報の扱いについて厳密に規定をしているところでございます。私ども職員については、罰則をもって個人情報の保護、扱いが定められているところでございますので、御理解をいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 理解しろって言われても、あまり理解できないよね。ここにいる議員さんたち、今の説明で理解できたんでしょうかね。実際に、個人情報の保護といったって、例えばここの犬の収容頭数というのは、個人情報の範囲内じゃないでしょう、こんなものは。市との話合いでここへは何頭収容しますというような話でこの頭数って決まっているんでしょう。もちろんこれは多分制約がないんだろうと思いますけれども、ピースワンコが勝手に頭数をどんどんどんどん増やしていっているんですか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) ピースワンコ・ジャパンが勝手に増やしているという話ではなくて、犬舎、大きさ、規模、それから飼養できる能力にも限りがございます。その範囲内で飼養されているというふうには認識しております。過去には、収容犬が増えていったという経過もございます。その経過によりまして、施設の拡大、建て増しなどもされているところでございまして、その収容範囲内で飼養されているというふうには認識しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 今飼養頭数が増えてきているから施設を拡張しているんだというふうに思っていますみたいな話だったんですけれども、これは広島県の愛護センターのほうで、ピースワンコ・ジャパンのほうに西山に犬舎を増設していって頭数を増やす場合には、高梁市のほうに相談して決めなさいというような指導をしているんだという話ですけれども、そういう話合いってあったんですか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 相談があったかなかったかでございますけど、そもそも犬を飼養することについて動物愛護管理法の中で定められているところでございます。ピースワンコ・ジャパンについては、その中の第2種動物取扱業者ということになりますので、所管は岡山県でございます。だから、岡山県のほうで適切に対応されているんではないかというふうに認識しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) いやいや、所管は岡山県だということじゃなくて、広島県の動物愛護センターのほうで、あそこの西山の犬舎を増設する際に頭数を増やすんであれば、その増やすときに市のほうと話合い、協議をしてくださいというふうな指導をしているということなんですけども、それに関して何か相談があったのかと聞いているんです。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 広島県から相談があったかどうかということについては、私は存じ上げておりません。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 何かいいかげんですよね。本部は広島にあるわけですから、広島の愛護センターのほうでそういうことをしろと言われても無視してるということになれば、随分いいかげんな団体なんだなという気がするんです。 例えば、収容頭数の問題じゃなくて、例えば広島県の神石のほうからこちらのほうに犬を移す場合には、30日を超える場合には、犬の鑑札といいますか届出を高梁市のほうに移せというふうになっているんですけれども、これもきちっとされているんですか。(発言時間終了のブザー音鳴る) ○議長(宮田公人君) 時間が参りましたが最後の答弁を。 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 犬の登録、抹消でございますけれども、これは適切に対応されているというふうに認識しております。以上です。            (7番森上昌生君「時間になったので、残りの質問はまた改めてさせていただこうと思いますので、よろしくお願いします」と呼ぶ) ○議長(宮田公人君) これで森上昌生君の一般質問を終わります。 ここで、質問席の除菌作業を行いますので、しばらく休憩いたします。そのままでお待ちください。            午後1時56分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時58分 再開            〔17番 大月健一君 退席、出席議員15名となる〕 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、森和之君の質問を願います。             〔6番 森 和之君 登壇〕 ◆6番(森和之君) 森和之始めさせていただきます。 6月議会通告質問最終日、本当に神がかり的なくじ運のなさでトリを務めることになりました森和之であります。 ちょっと一言、午前中石田議員が観光課、日本遺産・歴まち推進室の移転について、本当に熱い質問がありました。できれば僕がしたかったんですけれども、このことに関して質問を出していない自分ですので、多くは申し上げません。ただ、市民は見ていると。そして、結果を求めているとだけ伝えまして、質問に入りたいと思います。市長をはじめ執行部の皆様には誠意ある御答弁をよろしくお願い申し上げます。 それでは、1、防災対策の強化についてであります。 ポンプ場の質問といえば森であります。高梁雨水ポンプ場整備事業について。 平成30年7月豪雨において、高梁川の水位が上昇し、市街地では内水排除ができなくなり、川端町、近似鍜治屋町、そして駅前通りから南の地域で浸水被害が生じました。備中高梁駅から南では、高梁市の下水処理場、高梁浄化センター周辺、原田南町周辺が浸水被害の激しかった地域であります。 下水処理施設が浸水することだけは避けなければいけないと、当時消防のポンプ車が緊急出動したと聞いていますが、消防長、簡単に当時の状況を御説明願えますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) これ、森議員、順番が通告順と違うんですが。            (6番森 和之君「何」と呼ぶ) 高梁雨水ポンプ場整備事業についての1つ目が出水期の4号ポンプの設置完了について。 ◆6番(森和之君) はい、それについてポンプ場の説明を願おうかなと思ってるんです。どういう状況だったかというのを。
    ○議長(宮田公人君) 関連になりますので、通告順に従って質疑をお願いいたします。 ◆6番(森和之君) 分かりました。 関連になるといって質問を止められました。ポンプ場というのが市民の皆さんにどういったものか分かりづらいから、それを重要な施設だなということを訴えたかってこの質問を出したんですけど、関連ということで止められました。 それでは、続けて質問をします。 それでは、1、高梁雨水ポンプ場整備事業について、出水期を迎えますが、4号ポンプは設置完了しているのでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 高梁雨水ポンプ場の第4号ポンプでございますが、令和2年度、令和3年度で継続実施しております。本年度完成いたします。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) では、今出水期を迎えていますが、ポンプのほうはまだ設置ができていないということでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) はい、現在のところはまだ設置できておりません。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ポンプ場、ポンプ場とよく言われますが、どういったものが中身かというのを写真を撮ってきました。(資料掲示)こういう感じにポンプがあります。これが1号ポンプ、2号ポンプですか。流れでいうとこの部分に3号ポンプが、今度は4号ポンプが設置されるはずなんですが、現段階ではできていないと。 今年度に完成すると、今年度に設置すると言われました。行政のほうでは令和3年度というのが4月から次の3月ですか。それまでという感覚なんですけれども、この辺に住んでいる住民の方に令和3年度には完成しますよと何人の方にも声をしました。そうすると、みんな頭の中のイメージというのは、令和3年度の出水期にはポンプができるんじゃろうと。梅雨時期には安心して過ごせるじゃろうとみんな思うとったはずだと思うんです。それが、令和3年度というくくりの中で、出水期後にポンプができるということでは、なかなか住民の方は理解ができないんじゃないかと思うんです。そのことについてどう思われますか。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 この4号ポンプでございますが、平成30年7月豪雨で被災し、今現在の1号から3号まであるポンプでは排水ができないということで、新たに追加して設置することになりました。平成30年に被災し、平成31年度、令和元年度に実施設計を行いまして、令和2年度、令和3年度で継続事業として実施しているものでございまして、本年度完成がぎりぎりというようなことでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) それでは、最初からこの出水期には間に合わないという設計だったんですか。もう一遍。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 令和2年度、令和3年度ということで、本来であれば森議員言われるように6月まで、この出水期までに間に合わせるのが本当はよかったんでしょうけれど、事業費も大きいということで、令和2年度、令和3年度、2か年でやっとできるような工事でありますので、御理解いただきたいと思います。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 分かりました。そう言われればそうでしょう。 平松議員のところの質問の中で、僕もう一点思ったことがあるんです。また関連と言われるかもしれませんけど。 ハザードマップです。(資料掲示)これなんか、令和3年度に新版発行と聞いているんです。でも、これも出水期にまだ間に合っていないと。こういうことなんかも苦言の一つとして申し上げておきます。 なかなか年度初めに作るのは難しかったという説明であります。でも、この雨水ポンプ場、あそこが消防車まで出動して守らなきゃいけなかったというのは、下水処理施設があって、その下水処理施設が浸水することだけは絶対に防がなきゃいけなかったという本当に重要な地域であります。 4号ポンプが設置されて、前にこの質問をしたときに、市長からは駅南からの浸水は必ず軽減できるとおっしゃいました。そのことについては間違いございませんか。内水排除に関して。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 今1号から3号までポンプをつけております。これで次に4号ポンプを設置しますと、能力的には約1.5倍ということになりますので、問題なくというたら語弊がありますが、十分排水できると認識いたしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 分かりました。 それでは、2の質問に移らさせていただきます。 先ほど大福部長が申されましたが、排出能力は約1.5倍に上がります。量に直すと10トンですか。1秒間に10トンの水が排出できるのが4号ポンプと。(資料掲示)ここに4号ポンプが来ると、1号、2号、3号、4号で1秒間に10トンの水が排出できる。本当に内排水に関してはかなりの力を発揮できることは確かであります。 ただ、もしも論になりますが、平成30年7月豪雨より高梁川の水位がもし高いようなことがあったときに、その能力は変わらず発揮できるとお考えでしょうか。難しいかもしれませんが、できれば。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 平成30年豪雨のときも高梁川の水位でございますが、もう堤防を一部越えておりました。堤防を越えるということになると、外水ということになるんですけど、内水だけで言いますと十分排水できるというように考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) これ(資料掲示)、水を排出するところです。内水がこの門を閉め切って、内水が外水の影響を受けないようにして、ポンプで圧力をかけて出していくと。ただ、高梁川の水位が本当に上がって、流勢が増したときに、これを本当に圧だけで押し切れるのかどうかというのは、なかなかその答えを出すのは難しいんでしょうけども。平成30年に問題がなかったと言われました。それはやっぱり、こういった(資料掲示)高梁川にあるのは導流堤です、これ。見えますよね。一遍崩れたことがありましたが。これがちょうど水の出口になります。流れを遮って、底水で流していく。こういったような効果なんかは大きいとお考えですか。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 導流堤の効果についてですが、これにつきましては、検証しておりませんので、はっきりは分かりませんけど、スムーズな排出をするためには一定の効果があったものとは考えております。段町の導流堤につきましては、ポンプの圧力とともに相乗効果で十分効果を発揮していたのではないかと考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 効果があったんです。確実に効果はあったと僕も思います。それは、現場へ出た消防のほうなんかも恐らく分かっていると。ここを閉め切って(資料掲示)、この上をホースで水を流しているわけであります。それでも水が流れたということは、導流堤は必ず効果があったんです。 その導流堤のできた経緯ですが、これは恐らく昭和47年の水害を受けて、市のほうがこういった不備があるので何とかしてもらえないじゃろうか。バックウオーターが起こるんでというような経緯が恐らくあるはずです。そういうとこなんかはつかんでいらっしゃいますか。 ○議長(宮田公人君) 大福土木部長。 ◎土木部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 具体的に市が要望したような経緯は私は存じておりませんけど、上谷川の支流になると思います。県のほうで検討される中で、そういう施設を設置されたのかなと想像しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) この導流堤を出したのは、高梁市では2つのパターンで大体水害が起こるんです。一番は川端町からの越流です。2番目は紺屋川の氾濫です。下町にある我が家なんかは、過去に3遍も4遍も古い時代ですけど水害にあったというのを祖母から聞いております。自分としては紺屋川というのは物すごく怖いんです。 紺屋川なんかにも、すぐにすぐとは言いませんが、こういう導流堤なんかがあれば助かるんだがなあということを申し添えて、今年の出水期には間に合わないまでも、4号ポンプの設置により浸水被害のあった地域の安心が担保できることは本当に大きいことなので、一日でも早いポンプの設置を願いまして、次の質問に移らさせていただきます。 ○議長(宮田公人君) 質問の途中でありますが、ただいまから10分間休憩をいたします。            午後2時12分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時21分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、森和之君の質問を願います。 森和之君。 ◆6番(森和之君) それでは、2、消防庁舎整備事業について御質問します。 それでは、もういきなり1です。建設場所が決定しましたが、用地買収、住民への説明は進んでいますでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) それでは、お答えさせていただきます。 現在、用地の確定測量と移転補償の調査業務を行っている状況でございます。用地買収につきましては、この業務が確定した後に具体的な話を進めていくということになると思います。また、地元の皆さんへの説明でございますけども、まず地元の川端町の町内会長さんに御相談をさせてもらったところ、コロナ禍のこともあり一堂に会しての説明はよろしいので文書の配布をお願いしますという御提案がございました。それを受けまして、近接している内山下の町内会長さんにも御相談を申し上げたところ御了承いただけましたので、5月21日になりますけれども、建設予定地であるとか今後のスケジュールを記載した資料を全戸へ配布をさせていただいたところでございます。 また、その文書にも書いてございますが、今後も事業の進捗状況に合わせて説明をさせていただくということにしております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 住民の方から特段の苦情とかそういうものはなかったんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 今のところ聞いておりません。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) こういったものを建てるときに、地域住民の方に丁寧な説明をしていってくださいということを要望します。 それでは、2、建設予定地には2つの教育施設、日新高校、高梁高校があります。教育施設への配慮は設計に反映されるのでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 教育施設への配慮ということでございますが、具体的に今私どもが考えているのは、消防で周囲に配慮を伴うことといいますと、サイレンの吹鳴の騒音、それからまた、これは致し方ないところでもございますが、工事中の騒音もあると思います。ただ、サイレンの吹鳴につきましては、現状もそうでございますが、敷地内でサイレンを吹鳴するのではなくして、国道へ出て、国道の南北のほうに向いた状態でサイレンを吹鳴するようなことも配慮しておりますので、そういったことを引き続きやっていきたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 分かりました。3月の委員会で語られたこととほとんど一致するような御答弁でありますが、納得します。 ただ、教育施設への配慮、いろんな考え方があると思うんです。日新高校のグラウンドがあって、今野球部が一生懸命やっているグラウンドに迷惑がかからないかとか、高梁高校とか日進高校の送迎の車が本町筋に入ってきて、非常にあの辺が混雑している。そういったものに対して、同じ大金をかけて消防署を作るんであれば、消防署の敷地の一角で車から下ろして、そういったものにも対応できるようなことなんかも設計に盛り込んでいこうじゃないかとか、そういったことなんかは考えてませんか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) まず、隣接している日新のグラウンドについては、おっしゃるとおり、消防といえば訓練等が付き物でございますので、そういったものが配慮できるような、例えば目隠しであるとかそういった騒音にも気をつけるようなことは考えております。 もう一つ、高校への送迎の問題でございますが、これについては消防庁舎の敷地内に送迎の専用スペースを設けるのは難しいと考えております。もちろん、外来者用の駐車場というのはもちろん設けますし、緊急車両との動線が合わないように工夫はしてまいりますけれども、送迎の専用スペースを設けるのは難しいと現状は考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 自分ははっきり言って消防のことは素人です。どんな設計をされてその図面を見せて、これが基礎設計です、実施設計ですと言われても、ここは不備があるじゃないか、ここがおかしいんじゃないかというようなことは自分なんかでは恐らく全然分からないと思うんです。ただ、財政の厳しい高梁市の中で大金を投入するのであれば、消防機能を優先するという考え方は確かにありでしょうけれども、やっぱり利便性を含めた設計も盛り込まれるべきじゃないかと思うんですが、その辺とかはどうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 先ほどの送迎のスペースと話が変わるかも分かりませんけども、消防庁舎を建てるに当たりまして、市民の利用ということももちろん考えていきたいと思います。先ほど言いましたように、車が敷地内に入る配慮であるとか、また市民の皆様の救急法の体験であるとか、消火訓練であるとか、そういったものをするようなスペースももちろん設けていきたいと思っておりますので、そういったことで配慮していきたいと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 高校も再編にかかって、どういった形で高校が動き出すかまだはっきり分かりませんが、そういったことも考えて、利便性を含めた設計を要望しておきます。 それでは、3の質問に移ります。 建設地周辺は、高梁川の水位が高くなると内水や外水による浸水が想定されます。どう考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 平成30年7月豪雨のときに内水がたまって、浸水マップの中にも記入されているところでございますので、庁舎そのものの浸水対策については、これからの基本設計で検討してまいりますけれども、例えば敷地のかさ上げであるとか周囲の止水板であるとかといったもので対応していけるように、これから基本設計の中で協議していきたいと思っております。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 今消防長が申されたのは、あくまでも消防庁舎を浸水から守るという考え方ですよね。僕なんかは、あの北側の地区に消防庁舎が移転してくれば、先ほど申しましたけれども高梁川の市街地の水害というのは、川端町からの堤防の越流、あと紺屋川の内水排除ができなくてあふれるということ、その川端町からの越流なんかが消防庁舎が来ることによって、消防庁舎が来るので川端町の内水に不備があって浸水したところの地域なんかも改善していきますよ、また外水の浸入も防ぐような形で消防機能を失わないようにしますよというふうなことを僕は語ってほしかったんですけど、そういった考えはございませんか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 高梁川からの流入防止を庁舎建設と併せてということなんですけども、これについては現在県が策定しております河川の整備計画の中で協議が行われるものと思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) それでは、財政に詳しい人にもう一遍質問し直します。 僕はそういった国の補助金とかなんかとても苦手であります。消防庁舎を建設することによって、こういった不備に対して、有利に使えるような補助金制度なんかはないんでしょうか。 御答弁願います。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 消防庁舎もそうですし、この本庁舎もそうでありますけども、庁舎建設に当たっての補助金というのは、基本的にはないというふうに理解をいたしております。しかしながら、附属的な機能として補助に合うものがあれば、それはそういった活用はできる。基本は、財源がなければ起債を活用してする。今回の場合は、合併特例債を活用して建設をしていくというのがパターンであります。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 見づらいんですけれども(資料掲示)、平成30年7月豪雨の浸水エリアです。僕は消防団で、その現場へ出てたから、そのときの様子もまざまざと見て、写真では撮っておるんですが、あまりにショッキングな写真なんで出してません。ここに青色の地域で、市のほうがこういう部分に浸水があったと言ってますけど、この黄色のアンダーラインに載った部分は国道ですけど、はっきり言ってリッターカーが浮かんどるぐらいの浸水でした。内水が要するにはけなかったからです。 消防庁舎が来るんであれば、こういった外水がこっちから入ってきて動けなくなる、内水が排除できなくなって消防車が出れなくなるんじゃないかなという不安なんかはきっちり設計に反映していって、なおかつそれが消防庁舎の金でできないんであれば、県に要望するんか国に要望するんか分かりませんけれども、してもらうということが僕は大事じゃないかと思うんです。住民の皆さんも、消防庁舎がここに来れば、防犯、なおかつ災害に対しての安全、そしてまちの活性化にもつながるんじゃねえんかなあと思うて賛成する人も多々いると思うんです。設計とか市の考えではそういうものに取り組もうということはありませんか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 私のほうからお答えさせていただきます。 まず、消防車が出動できなくなるんじゃないかということにつきましては、阿部の陸閘のときにもお話をさせてもらいましたけれども、あらかじめそういう事態をずっと目の前で見ているというわけにはいきませんので、国道の水が増える状況であれば、車を移動して出動できるようにいたします。それについてはいろんな方法を考えていきたいと思っておりますけれども、まず川の越水であるとか内水の排除については、この建設に併せてというよりは先ほど申し上げたとおり現在行われている整備計画の中で協議が行われるものだと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 分かりました。これ以上話しても堂々巡りなんで、先ほど申されました河川整備計画の中でそういったことを高梁市として訴え、川端町からの越水であるとか内水排除に対しては特段の配慮を願うようにしっかり働きかけてください。 それでは、2のごみの減量についての質問に移らさせていただきます。 高梁市一般廃棄物処理基本計画が、上位計画である高梁市総合計画の策定により3月に改正されたこともあり、初日の金尾議員、本日の三村議員と一般廃棄物、ごみについての質問がありました。少しやりにくいとは思っておりますが、次の質問につながる関係から、切り口を変えて質問させていただきます。 1、高梁市の一般家庭から排出されるごみの量は、以前と比べ減少しているのか。 三村議員が午前中に同じ質問をして、赤木部長から燃やせるごみの中に資源ごみが含まれているのが減少しない理由だと考える。水分のごみが30%、リサイクルに使えるんじゃないかと思うのが10%。残りの60%に関して、ごみの分析は済んでますか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきたいと思います。 ここ10年のごみの総量の排出状況でございますが、議員申されますように、金尾議員、三村議員の質問にお答えをしたところでございます。10年間のごみの総量につきましては、人口減少もございまして、総量としては減少傾向にございます。しかしながら、家庭系の燃やせるごみにつきましては、1人1日当たりの排出量が増加傾向ということで、今後もその状況が続くことが予想されているというところでございます。 それと、ごみが減らないのが、燃やせるごみの中に資源ごみが含まれているからじゃないかということで言われたんですけど、仮に燃やせるごみの中に資源ごみが含まれていたとして、それを適正に分別したとしても、ごみの分別というか種類が変わるだけで、ごみ総量が変わるものではございません。市として考えているのは、ごみを出さない、できるだけごみになるようなものを使わないというようなことによって、ごみの削減が図れていくということだと思っております。 それと、燃やせるごみの中で、水分のことは申し上げたとおりでございますが、その中にどういったごみ、組成、内容がどうかというお尋ねでございます。これは計画策定に当たりまして、過去10年間のごみの内容について数字は持っているところでございます。ちなみに、令和元年度の数字を申し上げますと、分類がよく説明がつかない部分もあるんですが、紙や布類でございますがこれが約33%、それからビニール、合成樹脂、ゴム、革類といったものが約37%、それから木、竹、わら類についてが9%ぐらいということで、大体こういったものがきちんと分別されること、それからこういったものを出さないようにしていただくことによって、ごみ総量が減少できるというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) それじゃあ、意地悪な質問かもしれませんけど、素人考えかもしれません。空き家の整理などによる家財整理や遺品整理、野焼きなどによる草や木の持込みなんかがそういう総量に影響を与えてるんじゃないかと僕なんかは思うんですけど、それに関してはどうですか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 空き家の家財であったり、いわゆる野焼きがなくなったということでごみが増えているんじゃないかということでございますが、草や木については、クリーンセンターの計量のシステム上、そういった数字が把握できないというのが実情でございまして、正直そこは増えているのかどうかということはこちらでは分からないというのが実情でございます。 ただ、こういった家財整理などによって、それがリサイクルに回るものでしたらいいんですが、例えば木質バイオマスなどによって活用されていくということも今後あるのかもしれませんが、そういったものがクリーンセンターに入ってくると、議員申されることにもつながるのではないかというふうには想定されるところです。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 答弁をいろいろかいつまみましてもなかなか難しいというのが現状でありましょう。 もう一点僕の思ったことを。外国人の方が悪いというわけじゃありませんが、970人、世帯数にして924世帯の外国人、この方々に分別収集であったりリサイクル品目の周知などがしっかりできていないのなんかも少し影響があるんじゃないかなと思うんですが、これに関しての答弁はどうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 外国人の方への分別収集の周知ということでございます。 企業などへの技能実習生であるとか、大学への留学生、こういったものが主体になろうかと思います。企業や大学のほうでそういった日本での生活をする上でのルールについては一定の御指導はいただいているものというふうに思っております。 市のほうに少し相談があったものについてなんですが、不動産業の方からそういった外国語の分別についての内容のものの情報提供を求められたりということはございますが、多くの方は先ほど申し上げました企業、大学といったことで一定の周知などをされているというふうに認識しているところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 分かりました。守られているか守られていないかまでは把握していないと。 これは僕ちょっと前に一般質問で、多言語での分別表というものを高梁市のほうで取り組んでくれないかということを質問したのを覚えております。現段階ではできてませんと。そういったものも取り組んでいただいて、少しでも外国人の方に日本は分別大変じゃけど、頑張りましょうねという形で呼びかけてください。 ごみが減らないのには様々な要因がありまして、この品目を減らせばよいというのが難しいのは理解できました。となると、やはり市民一人一人のごみ、廃棄物に対する意識、減量に努める取組が重要なのは間違いありません。次からの質問は、ごみの質問をすると決めたときから、(資料掲示)心を鬼にして雑紙を集めた中からの質問であります。本当に心を鬼にして集めました。 それでは2、平成30年8月から始まった雑紙回収について、市民への周知が進んでいないと感じますが、どうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 非常に危機感を持ってごみの回収等にいろいろ意見をお持ちいただくのはありがたいことだと思っております。 平成30年8月から始まった雑紙ですが、ここ2年間ぐらいの話になると思いますが、約40トン平均なんです。ですから、そういう意味ではこれがこのまま継続するとすれば、牛乳パックをお集めいただいている、そういったものと同等のものにはなり得るかなと思いますが、私の感じとしてはまだまだ燃やされているほうに回っているほうが多いという感覚でございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 雑紙が集まらない理由というのは、これは環境課が出したパンフレット(資料掲示)なんですけども、どれが雑紙に値するかが分からないという方が多いんです。もっと写真なんかもしっかり対応していただいて、これとこれとこれとこれは確実に集めようとかというような周知が僕は必要だと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) おっしゃるとおりです。 雑紙って何ぞやということから始まらないといけません。段ボールとはまた違いますし。そういうときにじゃあ雑紙を集めるルールというものももちろんありますので、その集めるルールというのをできれば小さな単位、もしくは学校、そういったところで改めてしっかり周知をさせていただくことも非常に重要なことだろうなというふうに理解をいたしております。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) これ、かわいいかなと思ってさんじゅーろーのを作ってきたんです。これには紙をわざわざこれにぴったし合うように3つ折りにして(資料掲示)、きれいにまとめるてあるんです。例えばこれを、この紙袋、安いもんです。これを例えば広報たかはしに年間2遍ほど入れてもらって、これに一杯分だけ雑紙を集めてもらえませんかという形で集めれば、これ(資料掲示)3キロあるんです。さんじゅーろーも3.1キロだにゃあと言っております。これを例えば1か月間に1,000家庭が3キロ出しゃあ、とんでもない数ですよね。年間2遍やりゃあ、先ほど市長が言ようた40トンなんか簡単にクリアできるんじゃないかと思う。こういった取組なんかも僕は必要だと思うんですけど、市長、こういったような遊び心で雑紙を集める。まさにこれは健幸都市たかはしだと思うんですよ。どうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 非常にいいアイデアと思います。今お持ちの分は手提げの部分が紙ですから構いませんが、それがひもになってたりするとこれは取らないといけないという雑紙のルールがあります。私も思いますんで、例えば新聞紙で雑紙用の袋を作るとかということはこれまでも行われているところでもありますんで、こういう普及をぜひしていきたいなと思います。 今まで、我が家の話ですけど、45リットルの袋で毎週4週間出していたごみが、その半分以下になったわけであります。それが全部雑紙に回っているという状況でありますので、本当に皆さん、これ時間もかかります。正直時間もかかりますが、その時間を何かのときの時間と思って、これを雑紙分類していただくことによって、より資源化ができるものと考えております。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 こういったものを家庭で子供と一緒に取り組む。学校のほうではごみの分別をしっかり教える、リサイクルっていうのはこういうもんだと教える。おじいちゃん、おばあちゃんも一緒になってごみを集める。これはこうじゃ、あれはこうだ、頭を働かせる。これこそ健幸都市たかはしですよ。 高梁市の目標値は、1人1日当たりのごみの排出量を令和7年度までの5年間で33グラム、3%削減、令和12年度までで69グラム、7%削減、最終処分量を全体で5年間で227トン減らそうという目標値です。ただ、この目標値は、国の第4次循環型社会形成推進基本計画の目標値よりかなり下です。ごみの分別ができなかったり、環境への取組が劣っているまちが、健幸都市なんか言ったらちゃんちゃらおかしいんですよ。行政もそうですけど、市民一人一人が気持ちを一つにしてごみの減量化に努めないと。僕はごみの有料化なんかとんでもないと思っているんです。よろしくお願い申し上げます。 それでは、ごみの質問を終わりまして、時間が厳しくなりましたが、3の市内在住の外国人について御質問します。 5月末の高梁市の総人口2万9,101人。この中には970人の外国人が含まれております。学生も含めてですけども。この現状を踏まえての質問です。 高齢化が進み、人口が減少している高梁市において、市内在住の外国人を地域の力に変える取組が必要じゃないでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) この件は私のほうからお答えします。 今議員言われたように、市内の外国人の状況ですけど、改めて整理をいたしますと、さっき言われてましたように5月31日現在で970人の外国人の方がおられます。全部で25か国の方がおられまして、国籍で言いますと上位スリーが、一番多いのがベトナム、次がインドネシア、次が中国といったような構図になっているということでございます。 それと、ちなみに年齢別に分析してみますと、当然留学生と技能実習生がほとんどということでございますので、65歳以上の方は約3%程度の方しかおられないということで、基本的には若い方が多いというような状況になっています。 そうした中で、高梁市の中での外国人を地域の活性化にというような御提案でございますが、現在もといいますか、令和元年度に市内の企業の外国人の方にアンケートも実施をしたところ、日本語の勉強をする場が欲しいということと、地域での交流をしたいというような2つ大きな要望がございます。そうした中で、令和2年度より高梁市も多文化共生社会の樹立というようなことで、そういったコーディネーターも配置いたしまして、まず日本語教室を試験的に行いました。本年度になって市内の2か所で、若干拡充して日本語教室をやっているということでございます。 そういったコーディネーターの言う提案の中で、地域での交流事業ということがございますが、現コロナ禍の中では、なかなか実施ができておりませんので、いろいろアイデアはございますので、コロナ明けにはそういった外国人と地域の方との交流事業も計画をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。
    ◆6番(森和之君) 丁寧な答弁ありがとうございました。僕も市民との交流を図るようなイベントが必要じゃないかというのは次に考えておりましたが、御答弁がありました。 本当に日本語の教育が僕は重要だと思っているんです。ただ、どこの教室を調べても、参加人数が少ない。企業は企業のほうでやっておられるんでしょうが、行政が行うのは日本語の指導に少し力のかけかたが薄いんじゃないかと思うんですけど、それをコロナ禍で逃げられたら終わりですけど、これからほんならどうやって人数を動かしていこうと思われますか。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) 引き続きお答えいたします。 日本語教室については、当然留学生は日本語が分からないと授業ができないということなんで、基本的には日本語のレベルは備えて来ているということが前提です。企業への技能実習生の方はグループの中で1人、2人の方が日本語がしゃべれれば伝わっていくということがございますが、やはり企業の方もさっき言ったようにアンケートの中では、日本語を学ぶ機会が欲しいというようなことがございます。 そうした中で、なかなか企業の中へ入り込んでということもありますし、さっき言われたように確かに10名程度の教室ということになっておるんで、それが広がってはいないということがございますが、新たに日本語の教室だけでなく、日本での生活習慣であったり、そういったことも踏まえながら、そういった勉強をする場の提供をしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございます。 高梁市内の先進的な地域では、外国人の方と交流を持たれて農業を手伝ってもらったり、いろんなことを手伝ってもらったりするようなところもあるんです。その方から話を聞くと、外国人と接して、高梁市を愛してもらえれば、ひょっとするといつかまた高梁市に恩返しをしてくれるようなときが来るんじゃないかなというようなことをおっしゃっておりました。 企業の多くはダイバーシティーという考え方で、人種、性別、年齢、信仰などにこだわらずに、多様な人材を生かして市場の要求に応えております。いわゆるダイバーシティーというものです、これは。このダイバーシティーの考え方というのはワンチームです。ラグビーワールドカップで日本が行ったようなワンチームの考え方です。こういった考え方っていうのは、まちづくりにも絶対通用する考え方だと思うんです。高梁市も、企業、また大学と連携して、こういった外国人を地域の力に変える、まちづくりの大きな力に変えてほしいと僕は思っているんですけど、それに関してどうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) ありがとうございます。 総合計画でも多文化共生社会の実現ということで、当然今言われたダイバーシティーの考え方、人権尊重の考え方ということが前提となって計画を推進していくというような中身でございます。さっき言われた行政、企業、大学の連携というのは欠かせないと思いますので、そういった連携を強固にして、これから多文化共生のまちづくりを推進していきたいと考えております。協力のほうよろしくお願いします。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 高梁市に来ている外国人の方は、まず年齢が若いです。各地域点々といろんな場所にいます。こういったものが地域住民の力になれば、本当に僕は大きなことだと思います。また、いろんな考え方もありましょうが、こういったもんで人口が少しでも増えれば、人口減少の高梁市にとっても大きな力になります。ぜひともしっかりとした取組をお願いしまして、次の質問に移らさせていただきます。 それでは、4、若者向けの定住住宅についてであります。 この質問もかなり初日、2日目といろんな面で市長なり部長なり答えて、やりにくい質問でありますが、自分が書いた下書きを真っ白にしまして、自分の思いで質問させていただきたいと思います。 現在でも取り組んでおりますが、住宅地の整備を進め、若者向けの住宅をさらに整備すべきではないかと考えますが、どうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 若い方向けの住宅整備、これまでも若者向け住宅ということで整備を進めてまいりました。幸いなことに全て入居もいただいているところでございます。ただ、これを定住につなげるためにはどうすればいいかということになると、そこには持家というそういう志向が出てくるんだろうと思っております。そのためには、分譲宅地であるとかいろんな手法があると思いますんで、様々なそういった施策をしっかりと取り込んでいく。ここに定住をしていただく、そのための第一の条件としての宅地なり住宅の提供をしてさしあげる。このことに尽きるんだろうと思っております。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 宅地を造成する。今、空き家バンクなんか高梁市で動いてますけど、空き家バンクも少し限界が来とんじゃないかと僕は思っているんです。となると、その空き家を持たれている方に市長のほうから、なかなか個人資産までには手を出せないと言いましたけども、一筆書いて、高梁市は本当に困っておりますと。できれば協力していただけませんかというようなことでも運動して、空き家を空けて売り出すようなことなんかも僕は考えてほしいなと思うんですけど、そういったような、気持ちをお持ちではないですか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 実は、私それはもう既に実行させていただきました。ですが、いろいろ御事情があるということで、お答えは残念ながらということでございました。これにくじけることなく、いろんな形でこのまち全体を見回した中で、必要であればそこを住宅として御提供いただくということについて、私のほうからこれをお願いするということにやぶさかなつもりは毛頭ございませんし、今固定資産税の関係では呼びかけをさせていただいております。この呼びかけをもう少し御丁寧に、もう少し注目していただけるような形というのも工夫が必要なのかなと思っております。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) やったことがよかったか悪かったかというのはなかなか難しいんですけども、他自治体ではグレーな部分で、とんでもないような施策を打っている自治体もあるんです。1軒家を新築します。残っていただければ20年ぐらいワンルームマンションの料金を払っていただければ、この家はあなたのものになりますというようなことをやっているような自治体もあったんです。アウトかセーフかは別として。 市長も今回の議会の冒頭申されましたが、市長の中でもこの人口減少というのは大きな問題だと認識している。やらなきゃいけないことの一つ。それは僕も痛いほど分かります。自分もそう思っておりますから。 地域優良賃貸住宅を建てるとしても1戸、1軒じゃやっぱり人間止まらないんです。行政として全ての考え方、今までの考え方を否定して、これはできないんじゃないけど、本当にやるんだというような強い意志でこれを進めていかないと絶対に成功しないと思うんです。4期目を迎えた近藤市長に求められるものは結果です。本当に親身になって、中心部の土地が高いんだったら、高梁より離れた市街地、有漢をはじめ川面、高倉、巨瀬、出なかったところはすみません、玉川、そういったところなんかにも思い切って住宅を整備する。学校に不便があるんだったらスクールバスを回す。安く提供する。それぐらいまで行政が踏み込まないと、20代から30代、40代の人間は200人近くが総社、岡山、倉敷に出ていくような状況なんです。 僕、川面の人に言われました。議会広報で言われました。何十年かかってきたものを議員の皆さんに何とかしろと。おまえ何を言っとんじゃと。おまえの息子はどこへ行っとんじゃと。高梁市から出ていっとるじゃねえかと。そういうようなことを何十年も行ってきて、ここ5年でものを解決するっていうのを議員に押しつけるなと。ただ、でも議員はそれが仕事です。どうやってこれを止めるか。行政の尻をたたいて、住民にも納得してもらってそれを進める。これが本当にできなかったら、僕が思っている、理想としている2万5,000人をキープしてまちをつくるなんてことは絶対にできないんです。 近藤市長には、もう4期目です、結果が求められます。いきなりは難しいかもしれません。いきなりは難しかったら5期目をやってもらっても結構です。本当に結果を求めるような施策を期待しているんですが、どうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 国勢調査の数字というのは非常に重きがあると思っています。議員もひしひしと危機感をお感じになっておられます。 高梁市は全国で初めて、平川、それから吹屋の市営住宅をいわゆる一般住宅扱いに変えさせてくれというのを国交省に申入れをし、許可をいただいております。その範囲は、当然市が管理するんですが、範囲を広げていく。それは有漢でも今させていただいてますけど、もう少しできないかなという思いがしています。 要は、ここにいかに借りやすくしてさしあげるかということも住宅行政の一つでしょうし、今おっしゃったように若者の方が住んでみたいという住宅をこちらから用意するのがいいのか、作っていただいて後で支援をさしあげるのがいいのかということもございます。結構大胆なことをやらないといけないと思っておりますが、小林議員の御質問にもお答えをしました。高梁市と吉備中央町と美咲町、この1市2町が人口減のワーストスリーであるという不名誉な記録になりましたが、そのときにやはりこれは我々が連携をしていくというのを改めて確認をさせていただいたわけでありますので、じゃあ、連携したらもっと大きい力になる。1本の矢でも3本あればというものもありますんで、これをしっかり使って、そういった住宅行政もそうでありますし、若い方がここに住んでくるといった施策を打ち出していきたいと考えております。それには、吉備中央町のスーパーシティー構想というのも本当に注目するところでありますし、高梁市にも大きな影響があるものと理解をしているところでございます。引き続きの御支援をお願いしたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 本当に人を増やすというのは大変です。教育、あとは交流、こういったものを進めていただいて、一人でも多く高梁市愛を持つような教育を教育長にお願いします。それが必ずや僕は力になると信じておりますので。 そういったことをお願いいたしまして、投げ散らかしたような質問になりましたが、森和之、通告質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(宮田公人君) これで森和之君の一般質問を終わります。 これをもちまして一般質問を終わります。 以上で本日の議事日程は終わりました。 念のため申し上げます。次会は22日、追加議案の上程、説明、議案質疑、委員会付託等を予定いたしております。 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。            午後3時3分 散会...