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08月26日-02号

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  1. 高梁市議会 2020-08-26
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    令和 2年第4回 9月定例会        令和2年第4回高梁市議会(定例)会議録(第2号) 令和2年8月26日(水曜日)            〇議   事   日   程             午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇本日の会議に付した事件日程第1 一般質問     4番 森上 昌生君     2番 森  和之君     14番 川上 修一君     5番 三村 靖行君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出   席   議   員1番  伊  藤  泰  樹 君          2番  森     和  之 君3番  平  松  賢  司 君          4番  森  上  昌  生 君5番  三  村  靖  行 君          6番  黒  川  康  司 君7番  石  田  芳  生 君          8番  石  部     誠 君9番  石  井  聡  美 君          11番  宮  田  好  夫 君12番  森  田  仲  一 君          13番  倉  野  嗣  雄 君14番  川  上  修  一 君          15番  宮  田  公  人 君16番  川  上  博  司 君          17番  大  月  健  一 君18番  小  林  重  樹 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出席した事務局職員事務局長     加 藤 幹 生          局長代理     黄 江   浩議事係長     竹 竝 宗一郎            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇説明のため出席した者〔市長部局〕  市長      近 藤 隆 則 君      副市長     藤 澤 政 裕 君  政策監     乗 松 晃 生 君      総務部長    佐 藤 仁 志 君  産業経済部長  大 福 範 義 君      市民生活部長  赤 木 和 久 君  健康福祉部長  蛭 田 俊 幸 君      総務課長    赤 木 憲 章 君〔教育委員会〕  教育長     小 田 幸 伸 君      教育次長    竹 並 信 二 君       ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(小林重樹君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年第4回高梁市議会(定例)2日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますように、一般質問であります。 質問の順序は、通告質問一覧表のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(小林重樹君) まず、森上昌生君の質問を願います。 森上昌生君。            〔4番 森上昌生君 質問席〕 ◆4番(森上昌生君) 今議員任期最後の一般質問の最初の質問者ということで、よろしくお願いいたします。 私にとっては高梁市議会で最後の一般質問になるんではないかと思いますので、一つ一つかみしめる思いで質問させていただきます。 さて、一旦は収束を見せたかと思われたコロナウイルスの脅威が再び世界中で猛威を振るい、残念なことに我が高梁市においても感染者が出るに至り、対岸の火事では済まされない事態となりました。今後、感染者の増えないことを祈るばかりです。 さて、今回は質問2点、ピースワンコ・ジャパン、それから野良猫対策についてお伺いします。 まず1点目、ピースワンコ・ジャパン飼養シェルターについて、市の把握状況及び見解を問うということでよろしくお願いします。 1つ目の質問は、備中町西山地区にあるピースワンコ・ジャパンの運営する犬の飼養シェルターについて幾つかお尋ねしたいと思います。 この件に関しては以前にも質問しておりますが、その後の経過を含め、いま一度繰り返し質問させていただきます。 ピースワンコ・ジャパンは広島県神石高原町に本部を置く認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンの傘下で活動しているプロジェクトです。神石高原町のふるさと納税を活動資金の主要資金として活動し、広島県の愛護センターでの殺処分対象の犬の全頭引取りを行うということを目的とした活動を行っている団体です。ただし、殺処分対象犬の全頭引取りという条件は最近外されたようです。 その飼養シェルターを高梁市の西山にある旧西山高原ロッジを利用して運営しております。また、その後民有地に新たに犬舎を新築し、収容頭数を増やしています。この保護シェルターに関して様々な問題が取り沙汰されるようになっており、市の施設を使ったこの活動に関して市はどう対処していくのかお尋ねしたいということで、まず1番の質問に移らせていただきます。 高梁市にある保護シェルターを最近岡山県の愛護センターが立入調査を行ったが、この調査についてお尋ねしたいと思います。 今回の調査は通常の定期的な調査だったのか、あるいは何らかの問題が原因で調査が行われたのか、今回この施設に関してどのような調査結果が出されたのか、市はどのように把握してるのかお尋ねしたいと思います。 1番、動物愛護センターの立入調査の内容についてということで、よろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) この質問については私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 議員おっしゃるようにピースワンコ・ジャパン飼養シェルター、西山の犬舎のことでございますが、昨年の議会においても質問いただいてるところでございます。御質問のとおり、ピースワンコ・ジャパンにつきましては動物愛護管理法に基づきまして第二種動物取扱業でございまして、県が施設の管理状況などを調査し、必要に応じて指導、勧告などを行うというものでございます。 先般行われた調査の内容でございますが、スタッフの人数が足りているか、餌やりなど適正に飼育されているかなど施設や犬の管理状況が主なものというふうに聞いております。 市の状況把握でございますが、市はそういった県とは違う立場でございますので、動物愛護センターなどから情報提供いただき、施設の視察、聞き取りなどを通じて状況を把握するなど注視をしておるところでございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 内容的にはどういう報告があったんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 引き続きお答えします。 調査の内容というのは先ほど申し上げたとおりの施設や犬の管理状況でございまして、その結果については特段伺っているところではございません。最低でも年1回程度は調査をされるというふうに聞いておりますので、定期的な調査というふうに認識しております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 何で結果について尋ねないんですか。 もともと高梁市の施設の中にあるわけでしょう。そういうことをやっぱり市がきちっと把握すべきじゃないんでしょうか。監督権は当然県にあるわけですが、ただ高梁市の中でしてるということであれば、市が当然そういうものに対して関心を持たなきゃいけないんじゃないんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 市としても施設の管理状況というのは管理されてる責任者の方にお話を直接お伺いし、施設についても視察など見学をさせていただいて状況把握に努めているところでございます。その他、適宜でございますが必要に応じて電話等での聴取もさせていただいているところでございまして、市でできることにつきましては適宜実施させていただいております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) この件に関して私が直接愛護センターのほうの川上さんという方にお尋ねした内容では、人員的にやはり不足してるんじゃないかというようなお話も聞いてるんです。ですから、そういうことも含めて市もきちっと状況を把握すべきだろうと思うんですけれども。 2番の質問に移らせていただきます。 以前、この施設における狂犬病予防接種が全頭に行われていなかったが、現状はどのようになっているのかということなんです。 実は、この西山における施設に収容されている保護犬は、広島県の本部施設において飼養困難犬ということでなかなか向こうでは飼養するのが難しい、他の犬との折り合いも悪いというようないろいろな事情があった犬をこちらのほうへ連れてきてるということなんです。それで、そういう飼養困難な犬ということで、実は首輪をつけてない犬が多いんです。本来、狂犬病予防接種ということをすると鑑札を首輪につけなきゃいけないというような決まりがあるわけですけれども、ここではそういうこともなかなかされてないということなんで、本当にきちっとした狂犬病の予防接種がされているのかということも含めて、市はどういうふうにこの辺の事情を把握しておられるわけですか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきます。 狂犬病の予防接種のことでございますが、ピースワンコ・ジャパンからは毎年6月までには全頭に実施しているというふうに伺っているところでございます。 それと、犬の鑑札につきましては、通常は首輪等につけておくというのが通常の形ではございますが、犬を保護して、それから譲渡に向けていくという関係もあるのだろうと想像しますが、犬の個体識別と併せて犬舎のほうでファイリングをして管理をされてるということは確認をさせていただいております。この扱いにつきましても、毎年県のほうで立入調査などが行われておりますので、特段問題はないものというふうに理解はしているところでございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
    ◆4番(森上昌生君) 何か随分甘い認識だろうなという気がするんです。実際、ここにいる犬っていうのは飼養困難犬ということで、ここに今700頭近い犬がいるわけです。その犬ほとんどが飼養困難犬ということで持ってきてるわけですから、そんな犬を譲渡できると思いますか。しかもここにいるスタッフの方って10名少々のスタッフでされてるわけです。そうすると、700頭の犬を10名少々ですと1日に60頭ぐらいの面倒を見なきゃいけんわけです。そんな頭数の犬を、しかも飼養困難犬ってもともとなれてない犬を1日1人が60頭も扱って譲渡できるような犬になると思いますか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 議員お尋ねの件ですけど、ピースワンコ・ジャパン、西山の犬舎にいる犬でございますが、様々な事情があって野犬となり、保護されてこちらへ参ったという経過がございます。議員おっしゃるように様々な事情があって犬種があってということですので、譲渡に向かない犬というのも確かにいるのは事実でございます。ただ、そういった中でも犬の訓練であるとかということを繰り返されて譲渡に向けて努力をされてるという実体は、こちらのほうは管理者のほうからお聞きしているとこでございます。 それから、犬舎に係るスタッフの人数のことでございますが、ピースワンコ・ジャパンからは、日によって若干差はあるんですが大体25名程度は常に犬の管理、世話などに当たっているということでございまして、議員おっしゃるように10名程度というよりは充足してるというふうには理解しております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 25名程度っていうのがどういう数字なのか分からないんですけど、あそこの責任者をしとられる安倍君という方に聞くと十数名というお話だったんですけれども、それが日によって違うということであればそれはそういうことなんでしょう。 しかし、いずれにしろ20何名でも700頭の犬を管理しようとすると1日30頭ぐらいの犬を管理しなきゃいけんわけです。1日30頭の犬を、しかもあそこにいる犬は要するに飼養困難犬っていうものを連れてきてるわけですから、そんな犬を1日30頭もならせるような状況があると思いますか。誰が考えたっておかしいでしょう、そんなものは。 まあまあこれはいいです、この問題は。 次の問題に移らせてもらいますけど、同様に不妊、去勢の件に関してなんですけれども、これはもともとピースワンコ・ジャパンの代表の大西純子という方、ピースウィンズ・ジャパンの大西健丞さんですか、あの方の奥さんですが、責任者としてされてるわけですけれども、不妊、去勢というものをしたくないよいうような意向で、最初にピースワンコに収容してた犬は不妊、去勢をしてなかったんです。現在はどのようになってるのか、その辺をお答えいただければと思います。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきます。 ピースワンコ・ジャパンでございますが、以前は不妊、去勢をしないということを議員おっしゃられたんですけど、以前どういったお考えを持たれてたかというのは私どもは承知をしておりませんが、ピースワンコ・ジャパンのホームページによりますと、犬の殺処分をゼロにしたいと、それからその犬たちの命を守るために何かをしたいというようなことが活動の趣旨と認識しております。こうした中で、不幸にして野犬となった犬など、こういった貴い命を全うさせるためにはやっぱり去勢、不妊が必要だというふうには聞き取りをしているところでございます。 現在のその状況でございますが、議員おっしゃるように収容の頭数が多うございまして、全頭の実施というまでにはまだ至っておりません。現在のところは内部の獣医師であるとか外部の動物病院などで進めているという状況でございまして、全体の、おおむねなんですが大体7割から8割程度は処置が済んでいるということはお聞きしとります。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 当然あそこで飼養するに当たって不妊、去勢ということをしなければ、あそこで今度はまたどんどん新しい命が生まれてきてしまうわけですから、その辺もきちっとした認識を持って市は何らかの注意をしていくべきだろうというふうに考えますので、よろしくお願いします。 4番の質問に移りますけれども、西山にある収容シェルターは、先ほどの2つの質問でも既に述べたように神石高原町のピースワンコ・ジャパン本部の施設では飼養困難な犬が送られてきてるとのことです。このことは西山の犬たちは譲渡に不向きな犬が大半だということなんだろうと思います。つまり、譲渡先のない犬の最終収容施設というような施設なんではないかというふうに私は考えるわけなんです。非常に悪い例えかもしれませんが、これは県外の廃棄物を高梁市に持ち込んで処分しているというふうに考えられるのではないかというふうに思うんです。 神石高原町の施設は第一種動物取扱業者の認可を受けてるんです。こちらの西山の施設ってのは第二種の認可しか受けてないわけです。この第一種と第二種の違いっていうのは何かっていうと、これは要するに営利を目的とするか営利を目的としないかというようなことが大きな違いだということになるわけですけれども、第一種の場合はこれは登録制になっとるわけです。第二種は届出制なんです。 そうすると、実際にこの西山の施設が平成29年8月の最初にできたときには50頭という収容頭数で登録したわけです。それが平成30年3月には150頭に増やされて、その後平成30年11月には300頭、さらに翌年の4月には400頭っていうふうに増えてるわけです。現在はたしか600頭という話だと思うんです。西山のロッジのほうを利用してさらに70頭か80頭がおるということで、全体で約700頭ぐらいがおるわけです。 この数字の推移を見てみると、先ほど言ったように広島県の要するに廃棄物を高梁市に持ち込んで、ここで処分してるんじゃないかと。この二種の動物取扱業者の認可しか受けてないということは、結局一種の認可を受ければかなり厳しいいろいろな制約がついてくるわけですけども、二種は届出だけですから、300頭に増やしました、400頭に増やしましたって言えばそれで済むわけです。そうすると、広島県のほうで手に負えない犬はどんどんどんどん高梁市に持ってくるというようなことになるんじゃないかというふうに思うんですけれども、その辺の事情をどういうふうにお考えなのか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、私のほうからまたお答えをさせていただきます。 ピースワンコ・ジャパンでございますが、動物愛護管理法などの関係法令、それに基づく飼養施設の管理基準、こういったものを踏まえて県に動物取扱業として二種の届出をされているとこでございます。それに対して県からも立入調査もされておりますし、必要な届出も適切に行われているというふうに伺っております。 先ほども申し上げましたが、市は調査とか指導などができる立場ではございませんが、一般論で申し上げますと飼養することについて特に問題があるとは考えておりませんし、不幸にして野犬となった犬でございますが、廃棄物ではなく貴い命だというふうに考えております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 言葉の上ではたしかに動物愛護だとかなんとか言えば、それはそれでたしかにそういうふうにはなるんでしょうけれども、実際の扱いのことを言ってるわけです。 じゃあ、ここで例えば広島県から連れてきてる犬、その数と、こっから譲渡された犬の数ってのはどういうふうになってるのか、その辺の数字を教えてもらえますか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 受入れ頭数と譲渡の数についてでございますが。            (4番森上昌生君「いや、受入れ頭数じゃなくて」と呼ぶ) ○議長(小林重樹君) 手を挙げてお願いします。 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) その全体の受入れ頭数のことを言ってるんじゃないです。西山に来てる犬のことを言ってるんです。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 西山の犬舎の頭数のことでございます。西山に入ってくる犬と譲渡での頭数でございますが、最近の聞き取りをした状況をお話をさせていただきますと、新型コロナの影響もあるのだと思いますが、自宅で過ごす方が多く増えたという中で犬の譲渡を求める人が増えてるというふうに伺っております。今年になってから少しずつではありますが譲渡が進んでおります。全体的には減ってきてるというふうな状況というふうに伺っているところでございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 全体としてどうのこうのじゃなくて、実際に西山に入ってきた犬、西山から出ていった犬の数、それはどういうふうになってるのかっていうことです。西山に入ってくる犬と西山から出ていく犬の数が同じだったら、同数だったら、こんな700頭にもならんでしょう、最初50頭って言ってたわけですから。そう思わないですか。結局こっからは出ていってないから、こういうふうにどんどんどんどん数が増えていってるわけでしょう。そうじゃないんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 議員がおっしゃるのは、犬舎の増築によって飼養頭数が増えていったという、この経過については私どもも承知しているとこでございます。議員おっしゃるように最近では700頭近くまでというような状況になってるということでございますが、その状況において最近の新型コロナに係る譲渡の状況について増える状況ではない、逆に減ってきているというような状況を先ほど申し上げさせていただいたとおりでございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 最近のコロナの状況と関係ないでしょう、そんなものは。これが始まったのは平成29年です。そのときコロナも何もねえじゃねえの。 要するに、ここへは広島県の神石高原町で扱えない犬をどんどん持ってきてるわけでしょう。持ってくるためには犬舎の数も増やさなきゃいけんから増えてるわけでしょう。ここへ持ってきてもこっから譲渡できるんだったら、こんなに頭数増えないでしょう。そういうことじゃないんですか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 犬が増えていったというものについてはもう議員おっしゃるとおり事実でございます。ただ、先ほど譲渡が進んで減ってきてるというふうに申し上げたのは最近の状況でございまして、それまでは議員おっしゃるように飼養頭数が増えていったというのはそのとおりでございます。ただ、西山から他の地域、譲渡も含めてでございますが、出ていく犬については様々な治療などによって出ていく犬もございますし、一般の方への譲渡で出ていく犬も実際にはいるということでございます。 残念ながら一般家庭で飼養に向かないという犬も存在するのも事実でございますが、現在の状況では減少する傾向にあるということで、先ほど申し上げたとおりでございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 減る状況にあるという説明は受けてるのかもしれないけど、実体の数字が出てこなければ、そんなものは言葉だけの問題でしょう。最近は譲渡が増えてますよって言われて、じゃあどれだけ増えてるのかってその実体は把握してるんですか、してないでしょう、結局は。言われてるとおりにそうなんですかって言ってるだけなんじゃないんですか。もうしょうがない。この問題を言ってみても、高梁市に監督権がないんだって言われりゃそれまでのことなんですけれども、ただ高梁市の中で起きてる事件なんだから、やはりもう少しきちっと注意をして見ていくべき問題じゃないんでしょうかということを言ってるわけです。 5番の質問に移らせていただきますけれども、西山の保護施設に収容されている犬ってのが大半が中型犬あるいは大型犬なんです。実際見に行かれましたか。            (市民生活部長 赤木和久君 うなずく) 見たら分かるでしょう。あそこにいるのはこんな小さいいわゆる室内犬じゃないんです。大半がもうこんな大きな犬なんです。これらの犬が実際に環境に与える負荷っていうものを考えたときに、700頭の犬の排せつ物って、これ膨大な量だと思うんです。実際にふんは業者が引取りに来てるんだという話なんですけれども、尾籠な話になってしまうんですけれども、これらの犬の例えばおしっこというようなものは犬舎を洗ったときに一緒に下水のほうへ流し込むと、下水処理をするんだろうと思うんですけれども、700頭の犬のそういう排せつ物の処理に係る施設の大きさってどの程度のものが必要になるんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきたいと思います。 西山の飼養シェルターについては、議員も冒頭おっしゃられたように市有地にあるところと、それから民有地を借り上げたところの2か所あるわけでございます。排せつ物の処理につきましては、議員おっしゃるように産廃業者のほうに集めて、それから処理をしていただくということでございます。あと、尿であるとか犬舎の清掃などで出た汚水、これにつきましては民有地、市有地それぞれに浄化槽を設置しておりますので、そちらのほうに流入して処理をしているというようなことは確認はさせていただいております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 下水処理の施設があるのは、それは分かるんですけれども、実際にそれがきちっと機能するだけの施設があるのかっていうことをお尋ねしたんですけれども、これも市には監督権がねえんだって言われりゃそれまでのことなのかもしれません。 しかし、例えばせんだってもコロナウイルスが人間から犬に感染したというような話も聞いております。コロナウイルスというウイルスは今非常に世界中では問題になってますけれども、もっともっと非常に危険な感染症もあるわけです。その中で人間と犬と共通した感染症っていうことが起こる場合もあるわけですから、もしここでそういうようなものが起きたら、これはとんでもないことになるわけですから、その辺も含めてきちっと注視していっていただきたいということでよろしくお願いします。 大きな今度は2番の質問、野良猫対策についてということでお尋ねしようと思います。 ○議長(小林重樹君) 少しお待ちください。            (4番森上昌生君「はい」と呼ぶ) これから2番に入りますか。            (4番森上昌生君「はい」と呼ぶ) ただいまから10分間、換気のため休憩いたします。            午前10時29分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時38分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、森上昌生君の質問を願います。 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 2番の質問に移らせていただこうと思います。 私の4年間の議員活動の中で何度も繰り返して問題提起してきましたが、任期最後の議会でこの問題を再度提起したいと思いますので、よろしくお願いします。 今日高齢化社会を迎え伴侶動物、一般的にペットと呼ばれている動物の存在はますますその存在意義を高めていると思います。中でも犬、猫の存在は多くの人々を癒やすとともに、また様々な問題をも生み出していると思います。 こうした中、全国的に愛護動物の殺処分ゼロを目指す自治体が増えてきました。岡山県においても現在殺処分頭数は劇的に減り、疾病やけがなどごく特別な場合を除き行われてはいないということです。我が高梁市でもかつては猫だけに限っても年間100頭前後の野良猫や飼養放棄猫が殺処分されておりましたが、現在では年間数頭にまで減っているとのことです。 しかしながら、この数字は野良猫や飼養放棄猫が減ったということではなく、単に愛護センターにおいて殺処分を行っていないというだけの話で、相変わらず野良猫や飼養放棄猫は減っているわけではありません。野良猫の殺処分ゼロは聞こえはいいが、言わば単に行政の責任逃れにほかならないのではないかというふうに考えるんですけれども、見かけの殺処分頭数を減らすことでいかにも動物愛護を実践しているかに見えるが、根本の野良猫、飼養放棄猫は野放し状態で何ら物事の解決には至っていないのではないかと思います。 現在、高梁市では野良猫に餌を与えるなといった趣旨のプレートを用意して、市内の壁面や電柱などに表示するといった方策が取られているが、こうした施策がどれほど効果を上げているのかということを含めて以下の質問にお答え願いたいと思います。 1番の質問なんですけれども、今言ったように市として野良猫を減らす対策としてどのように考えておられるのか。野良猫に餌を与えなければ野良猫が減るという根拠を示すデータがあるのか。 一般的に言われることは、飼い猫の寿命は今日15年から20年と言われて、また野良猫が四、五年程度というふうに言われてます。しかし、この野良猫の寿命には新生児や生後数か月以内の子猫の寿命も含まれているので、実際に成猫に限って言えばもう少しその寿命は長いのではないかと思います。これは、餌を与えられている野良猫でなくても5年前後は生きていくんだということを物語っているのではないでしょうか。そうであれば、その間に出産する子猫の数は大変な数ということが考えられます。つまり、餌を与えないことが野良猫を減らすことにはほとんど効果を持たないのではないかと思います。 1番の質問、野良猫を減らす対策としてどのように考えておられるのかをお答えください。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、引き続きお答えをさせていただきます。 そもそも野良猫については私たち人間の身勝手により起こっていくというもので、そのことによりまして様々な問題が発生しております。議員先ほどおっしゃいましたが、市に野良猫でお困りの相談がありましたら不適切な餌やりを禁止するであるとか飼育マナーを高めていただくための看板をお渡しして設置をお願いしてるところでございます。どれほどの効果があるのかということでございますが、契機になる、きっかけになる一定の効果はあるのではないかというふうには考えておるところでございます。 市としましては様々な機会を通じまして不適切な餌やりをなくし、飼い主の方には飼育モラル、マナーの向上と責任を持って飼育いただくよう、今後の粘り強く啓発をしていきたいと考えております。 また、無責任な餌やりで野良猫を減らすためにどれだけの効果があるのかということもお尋ねだったと思いますが、不適切な餌やりによって不幸な猫が発生する。そして、先ほど議員さんおっしゃいましたように繁殖を繰り返すということでそういったことが殖えてくると思います。根本にありますのは、やっぱり猫を飼養するときにはきちんと責任を持って管理いただく、こういったことを市民の皆様に周知させていただいて、そのことを御理解の上、飼っていただくということを粘り強く啓発していくことが大切であるというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 今部長言われたように、飼養者のモラルを高める、これはもう本当に一番に必要なことだろうと思います。これはもう全く同意見です。ただし、今言ったように野良猫に対する餌やりが、本当に野良猫を増やすことにつながっているのかということは、これデータなんかないでしょう、データありますか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) データはあるのかということでございますが、こちらとして手元にはデータは持っておりません。不幸にしてそういった野良猫がまた増えていくという実体があることを踏まえて、先ほどそう答弁をさせていただきました。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 要するに、データなんかないわけです。ただ感じとして餌をやりゃあ野良猫は生きていくんだから、そのうち増えるだろうというようなことですよね。逆に餌をやらなきゃ、そのうち腹減らして死ぬんだろうと、そうすりゃ野良猫は減るじゃないかというようなことだろうと思うんです、これは。だから実際にこれが効果を持つから餌やりをするなとかというようなことじゃないんだと思います。確かに餌やりをすることによって1か所に猫が集まる、その周辺の人がそれによって迷惑を被るというようなこと、これは事実だと思います。ただし、それと猫が減るか減らないかということは別問題だっていうことをきちっと認識するべきだと思います。 2番の質問に移らせていただきますけれども、今言うように餌をやることによって猫が1か所に集まってくるということは事実だと思うんです、これは。ですから、いわゆる野良猫問題を解決する一つの手段として地域猫活動というようなものがあると思うんですけれども、この地域猫活動が普及しないのには、この活動に対する一般的な理解が進まないことが大きな原因だろうと思うんです。その原因の一つに今言う野良猫に餌をやらないでくださいっていうような表現、これがあるんだろうと思うんです。 ですから、地域猫活動っていうのを御存じない方もあるかと思うんですけれども、要するに地域猫活動というのは地域にいる猫を地域の方がみんなで管理をしようというような趣旨で行う活動を地域猫活動って言ってるんですけれども、この地域猫活動っていうものが野良猫を減らす一つの大きな手段になるんじゃないかというふうに私は考えてるんですけれども、この取組に関して岡山県でもこの地域猫活動というものを推奨してるわけですけれども、市ではこの地域猫活動に関してどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 御質問の地域猫活動でございますが、この活動は地域の住民の合意を得た上で地域にいる野良猫についてルールを定めて継続的に管理をしていこうというものでございます。人と動物が共存できる地域にしていくため、地域住民が主体となった活動と認識をしているところでございます。 市としてこの地域猫活動にどのように関わっていくのかという御質問でございますが、この地域猫活動につきましては野良猫がいるその地域全体の問題として考えていくという観点から、第1段階としましてはその地域住民の合意を得ていただくということが前提となるものでございます。そのためには、まずは地域住民の皆様が主体となって取組をしていただきたいと思っておりますが、市としては、地域住民の皆様から相談などがございましたら県の協力もいただきながら地域猫活動や支援制度などを紹介して合意が得られるように協力をして支援をしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 今日は質問が30分しかないということで、何か時間が足りなくなりそうなんですけれども、今言われたように地域猫活動に市は協力していくというようなお話なんですけれども、以前からこの地域猫活動をするために我々は、市のほうに例えば猫に迷惑している方、それから猫を何とかしようというふうに考えている方の間に市が入っていただいて話合いの場を持っていただきたいというようなことは何度も繰り返してお願いしてるんですけれども、これは副市長なんかも話の中でそういう話をすると、市はどちらの立場にも酌みできんから中には入れないというような御返事をいただくんです。もちろんそれはどちらの立場に立って何とかしてくれって言ってるわけじゃないんです。そういう話合いのできる場を市がつくってくれって言ってるわけです。 我々、例えば猫好きの人間にとってみると、猫嫌いの人たちが迷惑してるっていうところへ行って、いや、こういうことをしたいからお願いしますって言ったって相手にしてくれないのは目に見えてるでしょう。だから、そういう場をとにかくつくってくれと。我々は、例えば今我々が言ってることが一番正しいんだとは言ってないんです。一番いい方法があるんなら、お互いにその方法を考えましょうって言ってるわけですから、そういうことを市はもう少し本気になって考えてくださいということを言ってるんですけれども、なかなか取り上げていただいてないんで、今後きちっとその辺を考えてください。 3番の質問に移らせてもらいます。 先ほども言ったように野良猫に餌をやらないということで野良猫の数を減らすというのはあまりにも現実性の乏しいものだと思います。この問題を解決するためには新たな野良猫をつくらないということがまず最大の前提になると思うんです。そのためには先ほど部長も言われたように飼養者のモラルを高め、不妊、去勢、室内飼い、生涯飼育ということを徹底するということは、これはもう一番の問題だと思います。 その上で、今いる野良猫というのは、これ誰の責任でもないんです、今もういる野良猫というのは。ですから、これはやはり市が何らかの形で介入してこなければ問題は解決できないと思うんです。この野良猫をこれ以上増やさないためには、いわゆるTNRといって、要するに捕獲、そして不妊、去勢、そしてさらに元へ戻すという、このTNRという活動が一番効果的なんではないかと思うんですけれども、市はこれをどういうふうに考えているのか、お答えください。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) お答えをさせていただきます。 議員申されたTNRという活動、捕獲して不妊、去勢を施して元に戻すと、こういった活動をされてる団体がいらっしゃるということは承知をさせていただいております。無秩序な繁殖により、結果的に苦しい思いをする野良猫を減らしていく、貴い命を全うさせてやるという、このためには地域と動物が共存していくことができる地域社会をつくっていくことが動物愛護管理法の精神からも大切なことであるというふうに考えております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 関連の4番の質問にこのまま移らせてもらおうと思います。 市内ではTNR活動をはじめ生まれた子猫を捕獲し、飼養者、一般に里親と呼ばれる飼い主を見つける活動を続けている団体が幾つかあります。今里親という言い方をしたんですけれども、これは今ネットの中なんかでも猫の里親というのはおかしかろうというようなことがあるんで、里親という言い方はちょっと控えようと思っております。 こうした団体への支援策を市はどういうふうに考えているのかということなんです。こうした団体の活動は、幾つかの地域で野良猫の数を確実に減らし、地域の人たちに喜ばれてもおります。実は私もこういう活動をしてる団体に所属してるんですけれども、既に活動を始めてから300匹を超える子猫の里親さん、いわゆる飼養者を見つけております。これらの猫がもしそのまま、子猫ですからそのまま大きくなるとは限らないんですけれども、仮に半分成長したとしてもとんでもない数の野良猫が増えるということになるわけです。また、不妊、去勢を施した猫だけでも、我々のグループだけでも100匹を大きく上回る150匹ぐらいの数は不妊、去勢をしております。 ただ、こういう活動をするためには本当に資金が必要なんです。だけど、今高梁市の中ではこういうものに対する資金援助は一切ありません。我々こういう活動をしてると、中にはそれは市からお金もらってやってるんだろうみたいなことを言われる場合もあるんですけれども、実際には一銭ももらってるわけじゃないですから、本当に大変な苦労があるんです。こういう団体に対して市はどういうふうに支援策を考えているのか、お答えください。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) 議員さん申された市内のボランティアの団体が活動され、野良猫に対しまして関心が高められているということは存じ上げているところでございます。 市としてどういった支援ができるのかということでございますが、これまでにも活動団体に対しまして、開催される譲渡会などには物品の貸出しなど可能な協力支援はしてきているところでございまして、今後につきましてもそういった活動への支援は継続してまいりたいというふうに考えておりますし、動物愛護センターをはじめ関係機関の有効な取組などの情報がございましたら、そういったものを共有させていただきながら活動支援につなげていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) 今猫の譲渡会なんかに支援しているっていうようなお話なんですけれども、支援って、あの机を貸していただくことが支援ですか、あの程度のものしか支援できないっていう、そんなに貧しい市なんですか、高梁市ってのは。 支援っていえばもう少し、例えば資金的な問題であるとか、あるいは人的な問題であるとかというようなことをもう少ししっかりしてもらえるのが支援なんじゃないんですか。別にあんな、正直言って机だけ貸してもらえるんだったら、そんなものは支援に入らんと思いますけど、我々は。別にあんなもの市に頼まなくたってほかから調達したってできんことはないわけです、正直言って。ただ、もちろん現場の職員さん、いろいろお世話になってるのは確かです。本当にお世話になってると思います。しかし、あれが市がしてる支援って言えるほどのものか、そう思うんですけれども、この問題はここまでにして、時間もないことですから5番の問題に移らせてもらいます。 今や全国的なアイドルとなっているさんじゅーろーですが、かつてさんじゅーろーが松山城に住み着いて観光の一資源として活用を考えたときに、市はこの猫をどのように扱うのかというふうなお尋ねをしたんですけれども、当時の産業経済部長は観光協会に任せるというような答弁でした。しかし、最近の市長の報告にも常にさんじゅーろーが登場するほど今やなくてはならない存在だろうと思います。 ところで、このさんじゅーろーはもともとこれも野良猫だったわけです。彼の人懐っこい性格から人気者になったという経緯があります。そんな野良猫のさんじゅーろーで高梁市の知名度が全国的にも知られた割には、町なかを歩けば猫に餌を与えるな、猫に迷惑していますといったパネルがあちこちに貼られている、こんなアンバランスなことってあると思いますか。 以前から耳にするのは、高梁市を訪れた方々が高梁市は優しさのない町だ、猫に厳しい町だといった印象を持たれてる方がかなりおられます。こんな印象を高梁市を訪問する人たちに与えるのは高梁市のイメージアップには決してつながらないと思うんです。さんじゅーろー効果を野良猫に優しい施策につなげることを期待したいと思いますが、市はどのようにこの問題についてお考えなのか、お答えください。 ○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきます。 議員も申されましたが、もともと野良猫であったさんじゅーろーが注目されて、このことによって市民の動物愛護意識が向上し、その機運が高まっていくことは大変よいことだというふうには思っております。 それで、さんじゅーろーの認知度や経済効果を野良猫対策に反映させてはという趣旨の御質問だったと思いますが、以前に産業経済部長も答弁しておりますが、さんじゅーろーにつきましては観光協会において管理されているというもので、まずは観光協会に相談をすることが必要かなというふうに考えております。市だけで決めることができないものであることは御理解いただきたいなと思っております。ただ、認知度、知名度を生かした動物愛護活動につきましては、どういったことが可能かということは研究をしてまいりたいというふうに思っています。 まずは、先ほどの繰り返しになりますが、県や関係機関と連携して不適切な餌やりをなくし、飼い主の方には責任を持ってマナーを持って飼養いただくということを周知し、啓発をしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森上昌生君。 ◆4番(森上昌生君) この問題については簡単に解決する問題だとは思いません。しかし、市はこの問題について逃げるんではなくて、真摯に立ち向かっていただきたいと思いますので、今後ともこの問題についてはよろしくお願いいたして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(小林重樹君) これで森上昌生君の一般質問を終わります。 次は、森和之君の質問を願います。 森和之君。            〔2番 森 和之君 質問席〕 ◆2番(森和之君) それでは、9月議会通告質問、珍しく初日のくじを引きました2人目の森和之であります。市長はじめ執行部の皆様には誠意ある御答弁、よろしくお願いを申し上げます。 それでは、質問の1、新型コロナウイルスの感染に伴う情報拡散と風評被害について質問させていただきます。 高梁市においても7月24日2名の感染者が確認され、県と市から詳しい説明がなされました。ただ、この件に関しまして前日の深夜よりこの件に関した情報がSNSにより中高生を中心として非常に詳しく情報が拡散されております。市はこのことを把握していたのでしょうか、御質問します。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えさせていただきます。 市として7月24日の新型コロナウイルス感染者についてのSNSで発信された情報の調査や記録等はしておりません。また、その内容や発信時期についても承知はしておりませんが、ただ今回の感染者の確認に際してSNS上で様々な書き込みがなされたっていうことについては承知しております。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) それはリアルタイムで確認はしてないということでよろしいですか。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) リアルタイムで確認しているものではございません。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) それでは、市のほうで24日に執行部ですか、要するにその辺を中心に集まっていろんな会議がその中でなされて、県の発表があって、その情報を元に市のほうが発表して、それを高梁市民が知るようなことになったわけであります。 ただ、本当にこれ僕問題だと思うのは、情報の精度が高いんです、非常に。その犯人捜しを僕はしろとは言いませんが、やっぱりこういったものに対してある程度の網をしっかりかける、このようなことが僕は必要だと考えるんですが、その点について答弁どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えさせていただきます。 まず、SNSですけれども、これは災害時等も含めてですが、情報の発信及び収集の手段の一つになると思っております。公的機関等が発信する正確な情報を拡散することで迅速な伝達ができる、そういった使い方もできます。しかし一方で、今回のように根拠のない臆測ですとか推測が書き込まれると多くの人の誤解を招くおそれがあって非常にリスクが高いっていうような、そういった特性もあると思っております。 最近、他県も含めてですけれどもSNSでコロナについていろいろな情報が出るということで問題視されるようなこともございまして、議論がされているところと思っておりまして、高梁市についても市長会等を通じて岡山県のほうにこういったデマの拡散ですとか人権の保護について必要な対策を取っていかないといけないというような申入れをしておるところでございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 本当に人の口には戸が立てられないと申します。このような事象を受けて市がそういった形で取り組むんでしょう。 それで、その情報の精度が高ければ高いで、また低ければ低いで、こういったものは本当に様々な風評被害を呼びます。高梁市においても今回の件で様々な風評被害が確認されております。風評被害をこれから高梁市で防ぐためにも啓発活動などを行うべきではないでしょうか、御質問します。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えいたします。 感染者やその御家族、それから濃厚接触者等に対する誹謗中傷っていうのは絶対にあってはならない、そう思っております。また、風評被害としましても当事者やその家族並びに濃厚接触者、職場ですとか学校、医療機関、利用施設、それから居住する地域自体、そういったところにも対象となることが想定されます。そういったところの風評被害は当然防止しないといけないと思いますけれども、そのためにはその住民も含めてですけれどもお一人お一人がしっかりとコロナに対する知識を持った上でそういった風評被害を防いでいく、分からないような臆測を流すようなことをしない、そういったところを取り組んでいかないといけないというふうに思っております。そういった取組に対して、市のほうでもしっかりとそういう取組をしていこうということを話をしていく必要があるとは思っております。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ここでまたパネル(資料掲示)を出します。 これは、8月17日に香川県、県が行っているような啓発活動のマークです。コロナハラスメント、英語に訳してあって難しいかもしれませんけど、こういったものを広告なんかにはこういった形で広告用のポスターが作ってあります。香川県全域で、これには香川の全市町村が加わってこういったことを香川県では防いでいこうというようなことをやっとるわけです。 感染者ゼロだった岩手県でも感染が確認されて、岩手県知事のほうは心を鬼にしてこういったものは闘うと答弁をされた記憶がございます。やっぱりものがあってからこういったものに取り組むんではなく、先にこういった形を作り上げといて、市民のために少しでもそういったものを防ぐ、こういったことは本当に大事じゃないんかなと僕は思います。 高梁市でもしそういうような患者が出て、その家族がその地域に住めなくなるなどというようなことが起これば、ただでさえ人口の少ない町で、これは本当に痛手であります。また、高梁市の売りは住民同士が心を通わせて会話して不便なところを一生懸命頑張っていこうという、こういった地域であります。こういったものを僕は防ぐ手だてを市のほうが啓発的にいち早く行うべきだと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えいたします。 先ほど議員のほうからフリップで示された香川県の取組ですけれども、香川県とそれから関係の市町村のほうで協議会をつくってこういった人権擁護のための取組をしているというふうに理解しております。 先ほども申しましたが、岡山県のほうでも市長会のほうで8月21日に知事要望を行いまして、その中で感染者に対してSNSで人権侵害が起きないように要望しているというふうに聞いております。当然、高梁市においてもしっかりとした取組は必要ですけれども、岡山県一体となってコロナの感染者等の人権ですとか風評被害に対する対応っていうのをしっかり進めようっていうことを県民一体となって打ち出していく必要もございます。その打ち出しする段階におきましては、高梁市におきましても当然インパクトのある取組としてポスターですとか広報紙ですとか、そういったところを使って効果的に皆様にお知らせをしていくと、そういった取組をしていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 県の動きを待ってなんかって言ってたら駄目なんです、こういったものは本当に。今回も吉備国際大学の学生なんかは、吉備国際大学の学生というだけで非常にいろんな風評被害に遭っております。こういうことも踏まえて、もし次の罹患患者が出た場合には、高梁市はこのような形でその家族を守る、患者を守るというような取組をやっぱり市のほうが示しておかないと、本当に非常にひどいことになるんだと僕は思います。 飲食店、そして今回学生もあります、そしてそこに住まわれる住民、そういったものへの風評被害をなくすってことは、本当に僕これ取り組んでほしい。また、その取組にお金がかかるんであれば、吉備ケーブルテレビでもいいです、市長がしっかりとした発言力をもって高梁市はこのような町で、住民の皆様に対してこのようなことは本当に行わないでほしいと強い言葉で僕は発信するべきじゃないかと思うんですが、市長どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) もうそのことは重々承知の上で、これまでも何度も発信をさせてこさせていただいております。こういう発信をする、昨日も萩生田文部科学大臣から子供たちに対してのメッセージが発せられた。発せられた内容は確かに今おっしゃったような内容なんですが、なぜ子供たちにこの情報を発信せざるを得なかったかというその背景も考えるべきだと思っておりますので、そうしたところはしっかりと市のほうからも市民の皆様方に情報を発信させていただき、御理解をいただくように努めてまいりたいと考えております。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 先ほども申しましたが、この件に関して情報を正確に出しても出さなくても、こういった風評被害は本当に難しい問題だと思います。住民の心です、変えなければいけないのは。 僕の友人から、森君、これだよと。(資料掲示)正しく恐れる、コロナウイルスに関しては正しく恐れるということが本当に僕は重要なことと思います。しっかりとした啓発活動が行われることを期待いたしまして、次の質問に移ります。 ○議長(小林重樹君) 質問の途中ですが、ただいまから10分間休憩いたします。            午前11時12分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時22分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、森和之君の質問を願います。 森和之君。 ◆2番(森和之君) それでは、2番の通学路の安全とPTAの要望についての質問に移ります。 (1)です。毎年各校から通学路の危険箇所について改善要望が出ております。PTA役員の方がその地域を見て、この場所が危険じゃないかということで要望を上げるのを取りまとめるわけでありますけども、何年にわたっても同じ箇所の要望が改善されないケースが多々見受けられます。この理由とは結果的に一体何が一番の原因なんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並教育次長。 ◎教育次長(竹並信二君) お答えさせていただきます。 PTAからの要望、特に通学路の安全確保に対する要望ということでお答えをさせていただきます。 議員おっしゃいますように毎年要望をいただいておりまして、教育委員会のほうで取りまとめさせていただいてお応えをさせていただいておるということでございますけれども、案件によりましては、それぞれ担当いただいておる道路の管理者のほうにもこういったことで御検討お願いしますということでお願いしております。 何年にもわたってなかなか改善されない理由ということでございますけれども、これは構造上なかなか難しいといったもの、あるいは歩道であるとか拡幅については地権者との用地交渉に時間を要するもの、あるいはかなりの大規模事業になって相当量の予算を確保する必要があるというようなことが原因でございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) それは分かるんです。当然のことです。ただ、高梁市においても玉川地区に説明会なんかで伺うと、何十年にわたっても広瀬玉川の国道180号沿いの歩道は森さん、通学路は広くならないんだと、ここにいる大人が子供の頃からお願いしとるんだけど、とうとうもう40、50歳を迎えるようになったと、それでもまだ道路は完成してないということなんかを言われます。本当に危険であるからこそPTAはそこに要望をかけとるわけであります。複数年にわたって解決できない事案があるというのは、予算の面もあるでしょう、地権者の面もあるでしょう。ただ、取組方じゃないかなと僕は今回思っております。 各学校には文書で回答して返事は返しております。ただ、それを読んでも、取り組む、検討するとかというような言葉が多いです。それをPTAの立場から見てもこれはいつできるんじゃろうかと、学校側としても本当に完成するんじゃろうかというような疑問が生まれるわけです。建設課のほうでは道路の維持補修係を新しく新設して、本当に住民としっかり対話してそういったことの払拭に努めていきたいというような動きがあります。PTAのこういった要望に関しても、例えば4年連続同じ場所から改善要望が続いたら、最重点箇所として5年目からは取り組むと、そういうような動きを僕は期待できないかなと思うとんですが、その件に関しましてどうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並教育次長。 ◎教育次長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 何年もかかってもなかなか完成しない、いつできるかというようなことで御質問いただきました。具体に国道180号の歩道、自転車道のこともございましたけれども、この議会でも国道313号の歩道についてもいろいろと何年についても要望いただいております。PTAからの要望に応えるのはいつまでかということでなしに、こういった案件は市としての道路改良の要望ということで先ほど言いました建設課なりが独自で県への要望を市長中心になされておるというようなことも事実でございます。 PTAからの要望を本当に危険だからというようなことでいただいておるわけですけれども、玉川についても順次用地買収が完了したところから引き続きやりますよという回答をいただいております。これが4年連続できなかったら最重点にというようなことも言われましたけれども、PTAの4年連続ということでなしに、こういった箇所については既に市の最重点要望として県のほうへは再三申し上げているところでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございました。 県議会議員も新しい県議会議員が誕生しとります。しっかりとその力も借りて、そういったものに取り組んでいただきたいと思います。こういった通学路だけが危険だというような場所は、ドライバーの視線から見ても危険なわけであります。こういったものに取り組むということは、そこに暮らす住民、その道を通う住民にとっても安心感を持てるようなことになりますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。 それでは、そのことと少しかぶったような質問になるかもしれませんが、2番の質問に移らさせていただきます。 高梁小学校、高梁中学校の通学路、特にこれは自転車通学なんですけども、複雑な経路の通学路となっております。抜本的な改善も必要だと考えますが、どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 通学路はそれぞれ学校なりが生徒・児童に対して一番安全な形でということで決定されているというふうに理解をいたしております。その中で今の交通、自動車の台数も増えてきたという中でいかに安全にというところがあるわけでございます。いろいろ工夫されていると思いますので、抜本的な改善というのも当然これはハード的なものも必要でございますが、じゃあ学校としてどれが一番いい、安全に通学路を確保できるのかということも、これはしっかりPTAの方と考える、そういうのもひとつ要るんじゃないかなと思っております。 事案を1つ申し上げますが、先ほどの国道180号の話でありますが、あそこの途中へ点滅の横断歩道がついております。私が実際やった経験になりますけど、あそこも長い間要望をずっとしてきております。もう20年ぐらいしてきております。できない中で、右側の歩道を自転車で通行させてあそこで点滅の信号を赤に変えて渡っていく、あの間は確かに危ないんで色を変えてありますが、そういう工夫はできないかというのを学校とやりました。その結果としてあの横断歩道の点滅信号、これも順番があったんですが、それを前倒ししてもらってつけていただいたと。やはりそういう知恵と工夫を出していただく必要があると考えております。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。
    ◆2番(森和之君) 僕も玉川の人と話をして、あの点滅信号がどういった形であそこに移設されたかというような経緯は僕も存じております。PTAでそういったものを考える、学校も考える、本当に必要でありましょうが、やはりできないものはできないという箇所があるということも市長、分かっていただきたいというのが本音であります。 それでは、簡単に質問します。 抜本的な改革は本当に難しい、予算の面でも難しいのかもしれません。ただ、少しでも形を変えて少しでもいいようなものに取り組む、最終的な完成形が本当に安全なものが出来上がると想定してです。これに近づけるようなしっかりした計画を立てる、少しずつでも取り組む、こういったものが僕は必要じゃないかなと思っております。 高梁小学校の校庭に(資料掲示)車がこう入るんでありますが、学童保育のほうではやはり出るときに対して、子供を降ろすときに対して非常に危険であるという提案を受け、普通なら右側から入るんですけども、それを左側から入って頭を学校側に向けずにプール側に向けて止めてくださいと、出るときにはこちらから出て子供が降りるとこと車の動線が極力重ならないようにしていただけないかというようなことを学童にお願いしたところ、学童保育のほうではそれをきっちり守ってくれています。 それでなおかつ、それを見た高梁小学校のほうがあれはどなたが始めたんですかと言われて、いや学童保育のほうで勝手に始めさせていただいたんだと言えば、それは学校のほうもその方法に準じてやらせていただきますので、森PTA会長よろしくお願いしますということで、僕は二つ返事でそれはとてもいいことなんでやってくださいと言いました。少しずつの取組です。それも校庭に車を止めるのがどうだかという議論もありますが、やっぱり少しずつPTAのほうも力を貸しております。 ただ、やってみてわかったんですけども、学校の校庭に車を入れると、多量の砂が道路に出ます。非常にこれはもう手をやいております。僕も年に3遍か2遍ぐらいは凸凹になったグラウンドに猫車とシャベルとを持ってその穴を踏み固めるわけでありますが、どうしてもまた穴が空く、その繰り返しであります。こういったことなんかももうちょっと、裏にある交通公園なんかが駐車場に変えれればいいかなと思っておりますが、なかなかそれも難しいんでありましょう。 市長、いろんな形で通学路に対しての安全の最終形はあると思いますが、こういったような小さな取組に関して市のほうでいろいろ考えてくれるようなことはないでしょうか、御質問しますがどうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 今、御指摘をいただいた高梁小学校のプールのとこの入り口については、私も月に1度ですけど立たせていただくんで、現状はよく理解しております。学童の皆さん方はPTA会長のお話のルールを守っていただいとると思うんですが、実際朝の通学を見ると全く逆の方向に車は向いております。車が交差するだけじゃなくて、子供たちがそっから降りていくんです。降りていくほうへ車が来るということですから、非常に危険だと私も認識はしております。 したがいまして、抜本的は対策は取っていかないといけないというふうに理解はしております。これはさっきおっしゃったハードの面の整備が必要だと思っておりますので、これから安全を守るために、他の学校からの要望もありますので、そういったもののバランスを取りながらにはなりますが、やはり通学の安全というものを考えた上でどういう対策がいいかというのを、これは早急に詰めてまいりたいというふうに考えているとこでございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) どういった形になるかは分かりませんが、そう言っていただけるだけでも自分がこの質問をした意図はあったのかなと思っております。こういったものは独りよがりの質問ではありません。各地域の議員からも同様な質問が出ております。各地域の各学校でもこういったような問題は本当に山積しております。少しでも私たち議員の声を拾って、子育ての高梁市でありますので、少しでも子供の安全につながるような改善ができることを期待します。 それでは、この2番の質問を終わらせていただきまして、3番の質問に移らさせていただきます。 3、高梁認定こども園の整備に伴う跡地活用についてであります。 令和6年度に完成が決定している高梁認定こども園ですが、候補地はまだ最終決定に至っていません。ただ、確実なのは現存施設の高梁幼稚園、高梁保育園は候補地から外れたということであります。となると、この2つの跡地をどう活用するかが気になります。全員協議会でも説明されたと記憶していますが、もう一度市民の皆様に伝わるよう説明をいただけるでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 認定こども園整備に伴う跡地活用についてでございますが、議員おっしゃいましたように全員協議会のほうでは現段階で具体的なところはまだ何も決まってないというふうにお答えをさせていただきました。これにつきましては、今後の検討課題ということで全庁上げて検討を進めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 検討を重ねていくというだけで、本当にまだ具体的なものは全く考えられてないという考え方でよろしいんですか。 ○議長(小林重樹君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) お答えをさせていただきます。 やはりある程度まとまった規模を有して、しかも市街地に位置する貴重な財産でございます。様々な活用方法というものが考えられますし、例えば民間からの引き合い等も十分想定されるとこであります。現在、総合計画を策定中でございますが、その議論の中で将来的なまちづくり、こういった方向性を見据えながら有効活用に向けた検討を全庁的に進めてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) そういうことでしたら、2番のほうの質問に変えさせていただきます。 なかなか決まっていないと。若い人間を高梁市に留める、若い人間を高梁市に呼び込む、定住を促進するとなると、やはり憩いの場所です。市民からも市街地に公園なるものの整備を求める声が多いんでありますが、こういった有効な跡地、そういったものに取り組むのもありかなと自分は考えております。場所が非常にいいです。高梁幼稚園の前には紺屋川があって、暑い季節なんかには水浴びをしながらもまた公園に戻って遊ぶと。また、公園の中に、逆に言うと少し水遊びができるような場所を設ければ、各地でよく見られますが、噴水の下で子供がパンツ一丁で遊んでいるというようなものなんかが暑い高梁市なんかには本当にいい雰囲気じゃないかなと思うんですが、公園の整備なんか考えていただけないでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 蛭田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(蛭田俊幸君) 引き続きお答えさせていただきます。 議員のお話にもありましたが、市街地に公園を整備してほしいとの要望があることは十分認識しております。先月行われました総合計画策定に向けた各種団体との意見交換会、ここにおきましても子供が遊べる公園を整備してほしいといった意見が複数出されております。ただ繰り返しにはなりますが、現時点ではあらゆる選択肢を肯定も否定もするものでもございません。繰り返しになりますが、市にとって、また市民にとって最も有効な活用になるよう検討を進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 高梁市総合計画のこれ骨子案なんですけども、僕も偶然にもこの策定委員に選ばれております。その中で、土地利用の方針、限られた地域資源の適切かつ有効な活用を図るため、土地利用に当たっては市民の理解と共有を前提に以下の方針に基づき適切な取組を進めます。1、公共の福祉を優先した活用を図ります。まさにこれです、公園ってものは。子育て世代が、もしくは高齢者がぽやあっとできるような場所、高梁市にはないんです。あっても日陰がなかったり、ベンチがなかったり、暑さを防ぐような場所がないような公園では憩いっていうのは生まれないんです。 住んでみてよかったという高梁市には、成羽なんかも総合福祉施設を造るときに跡地を、伊藤議員にしても、恐らく黒川議員もですけども、公園なんかみたいなもんにできないかと言っても、結果的にはできてないんです。こういったものは本当に僕、重要なファクターになってくると思います。前向きに検討の一つに加えていただくことをお願いしまして、次の質問に移らさせていただきます。 それでは、4、空き家情報バンク制度についてであります。 現在、高梁市の空き家バンクに登録された空き家に対しては、様々な助成制度が用意されております。ただ、自分の持家で老後を過ごしたいと帰郷した人に向けた助成制度はその中には見当たりません。制度の見直しを考えられないものか、御質問します。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 相対的なお話として少しお話をさせていただくお許しをいただきたいと思いますが、人口が減少する中において次期総合計画の中ではやはり定住が一番の課題であろうと考えます。定住するためにはどういう要件があればいいかというのをお示ししていかなければならないと思っておりますが、その中でいわゆるUターン、Iターン、Jターン含めてそういった方々がこちらに決めていただくに当たっての一つの要件となり得るようなものをしっかり制度化していく必要があるんだろうというふうに考えております。 まだ具体のものを今すぐに持ち合わせているわけではございませんが、実際であればこの9月補正でお願いしとります住宅リフォーム補助金、これは持家をもちろんリフォームしていただくということでも使っていただけるようになりますし、どなたでもということになりますので、そうしたもの、それからそのほかにもこういった制度がというのが必要なところがあれば、前に実施してたけど一旦やめたがやはりこうだったとか、ここはこう改善しようとか、いろいろお話を伺うとこでございますので、そういったことも踏まえて次期総合計画の中でいろいろとお示しができればなと考えているところでございます。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございます。 コロナ禍の影響で老後をのんびりとした高梁市で暮らしたいといった人も少なからずともあると思います。老後は高梁市で暮らしてほしいと市長もよく口にします。この質問を出したのも、実際に高梁市に帰郷した人からの相談によるものであります。制度も今年で3年を迎えて見直しも検討していると聞いとります。この要望ですけども、なければなかったで予算を消費しないだけであります。財政を無駄に圧迫するものではない、高梁市の人口を少しでも増やす一つの選択肢として前向きな検討を期待したいと思います。 1期生の議員として4年間努めさせていただきました。口うるさく破天荒な性格の自分でありますので、執行部の皆様には御迷惑をかけることがあったでしょう。直球勝負の自分であります。また、この議場で皆様と熱い議論ができますことを願いまして、通告質問を終了します。 ○議長(小林重樹君) これで森和之君の一般質問を終わります。 次は、川上修一君の質問を願います。 川上修一君。            〔14番 川上修一君 質問席〕 ◆14番(川上修一君) 14番の川上でございます。私は2点通告をいたしておりますので、簡単に質問させていただきますので、分かりやすい答弁を願いたいと思います。 まず、1の有害鳥獣駆除についてでございますが、年々非常に野獣が増えて大変な状況にあります。そこで、(1)の基本的な考え方はとの質問をいたしておりますが、それぞれこの有害鳥獣については種類があって対応が違うと思います。イノシシ、猿、鹿、小動物、また熊についての市の基本的な駆除をどのように考えておられるか、まずは質問をさせていただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 川上修一議員さんの御質問にお答えをいたします。 有害鳥獣対策に関しましては、市のほうで有害鳥獣対策室を設置しそれぞれ対策を強化するんだということで取組をさせていただいております。猟友会の皆様方はじめ市民の皆様方にも本当に御負担なり、また御協力なりをいただいておることに感謝を申し上げたいと思っております。 その中で、高梁市が今鳥獣被害防止計画というのを策定いたしております。これは国の基法に基づく計画でございますが、この計画によりまして、今議員おっしゃったイノシシとニホンザル、ニホンジカについてでありまして、熊はツキノワグマでありますので、保護動物になっておりますので除外をさせていただきますが、この3種につきましては今いわゆる捕獲駆除ということをうたっております。捕獲駆除というのは、有害鳥獣の駆除班というものを今猟友会等で組織をいただいておりますが、こうした皆様方の御協力をいただきながら様々な奨励金等の活用をいただいて個体数を減らしていくという取組をひとつ打ち出しております。 もう一つは、個体数駆除だけでなくて、防護をするという観点も打ち出しをしておるところでございます。これは、今年度令和2年までの計画でありますが、電気柵であるとかトタンであるとか金網、そういったものに対しての支援の整備計画、防護柵の整備計画であるとか、猿に関しましてはやはり猿は木からも下りてきますので、野猿の侵入防止柵というのは多少高いものでありますが、その野猿の防止柵につきましても整備を進めていくんだということで、侵入を防ぐということも両面併せて対策を取っていくということを今考えているとこでございます。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 今市長の答弁のようにいろいろ考えていただいとるというようなことで、どういう形が出るのかということも期待をするわけでございますが、現在市として猿の調査をしていただいております。これは前回いろいろ質問をしたところ中央の関係だというようなこともお聞きいたしておりましたが、全体の状況も頼みますというようなことをお願いしておったと思います。今現在旧湯野村、私が住んでいる場所ならある程度分かるんですが、市としては猿がどのぐらいの群れがおってどのぐらいの頭数がおるというような当然調査はしていただいとると思いますが、その点について分かる範囲でお答えをしていただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 川上議員、次の質問に入っていただいていいですか。 ◆14番(川上修一君) はい。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 今の質問は分かれば後で結構でございます。また、それによって、私ども先ほど申しましたように非常に多くなっているので、どの程度把握してどう対応していただけるかなというような気持ちで今申しました。 それからまた、高梁市管内にイノシシ、鹿は今何頭ぐらい生息していると把握されているのか、分かればお知らせを願いたい。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 今すぐそのお答えもなければ、私が思うに大きくそういったものが、イノシシが増えてるとか鹿が増えてるとかという状況は把握して対応されているのと、横並の同じような状況ですというんと大きく減少してるんだというような状況では大きく対応も違うし、それから地域の方々もそれぞれ期待が違うと思います。 そういった意味でお聞きをしたわけでございますが、その数値についてはまた後で教えていただければ結構でございます。私自身考えるとこによりますと、非常に頭数は多くなっております。そして、それに対応する人々が少なくなってるのも現実だと思います。そういったことで、市のほうには今市長が申されたようにいろいろ考えておられることに大きく期待をするわけでございます。 そこで、市長も先ほど熊は有害鳥獣ではなくて保護獣であるので有害鳥獣から外させてくださいというような答弁がございました。それも分かります、分かりますが、一昨日か何かのテレビで、岡山県ではございませんが一般人が熊に襲われたということで、猟友会だったと思いますが発砲して熊を撃ったというようなことで、行ってみたら熊がいなかったということで今調査をしてる状況でございます。我々の地域に、高梁地域に1年間でどの程度の熊が出没しているか分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 大変失礼をいたしました。 まず、猿の生態群でありますけど、市内に約15群で約600頭ぐらいが生息しているというのが調査の推定結果として出ているとこでございます。被害の状況につきましては、平成27年ぐらいがピークで一番大きかったようでありまして、でもそれ以降はほんまに皆様方の御努力により若干ではありますが被害額が落ちたところ、何ぼか波がありますので、波を打ちながら若干ではありますけど被害額は減少の方向には向いているんだろうと推測はいたしておりますが、年によってはまだまだ出るというお話をいただきますので、市としましてはイノシシに関しましても2,500頭ぐらいは捕っていかんといけんという考えを持っておるとこでございます。猿に関しましても今600頭と申し上げましたが、ニホンザルに関しましても90頭ぐらいは年間で捕獲、駆除をしていく必要がある。鹿に関しましては、鹿の被害というのはそんなに多くはございませんが、もう確かに被害が及んできておるということで、年間60頭ぐらいは捕っていく必要があるんだろうということで、今その計画に基づいて進めているところでございます。 昨年度、令和元年度は若干イノシシの捕獲頭数が少なかったということがございますが、今年は多分2,500頭ぐらいの捕獲頭数に持っていけるんではないかなと思っております。個体数全体につきましては、イノシシは残念ながら調査がございませんので、この場は御容赦をいただきたいと思っております。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 市としての調査については理解をいたしますが、我々の地域は全くそうではなくて、猿は非常に多くなっております。ここで申しますと、西山地区には3群れぐらいいますが、これが四、五十頭の群れです。それで、湯野地区にはこれも4群れぐらいいますかね、これが各四、五十頭の群れがおります。そして、仮にその群れが50頭を超えてくると、やはりどういったことか食料が確保できないということかどうか知りませんが、群れが分かれて本体が30頭ぐらいになれば10頭から十何頭で分かれて、またすぐ50頭ぐらいになるということで、とても急激に増えてるというのが実情でございます。 そして、イノシシも減少してるんではないかというふうな市長のお言葉でございましたが、我々の一番山間部においては非常に多くなっております。だから今水田なんかをされてる方は、トマトのハウスもですが、イノシシが入ってくるんです。それで、非常に困っております。それで、いろいろな対策をいたしておりますが、何かの理由で入ったら、もう絶対電柵だろうがメッシュだろうがトタンだろうが、出るときは突き破って出ると、そういう癖をつけると同じ場所には大体は入ってくるというような状況で、やはり能力は高いということで非常に困ってる状況でございます。そういったことで、先ほどの答弁のように対策を考えておられるということに大きく期待をしたいというふうに思っております。 そこで、先ほどちょっと言いましたが、熊についてどの程度出没状況があるか、お知らせを願いたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長(大福範義君) お答えいたします。 市で把握しておりますのが、最近吉備中央町のほうであったり有漢町、それから中井町、そういうとこで熊を発見したという情報を仕入れております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 今答弁をいただいたように3か所ぐらいということですが、それにまだ我々の地域も届出はしておりませんが、哲多町から湯野を経由して平川のほうへ行ったという事実もございます。それは3人ぐらいが見ておりますので、多分間違いないんではないかなと思っておりますが、そういったことで熊が出るのは出ておるという事実はあるわけです。 そこで、先ほども申しましたように熊に対応する形というものをやはり市民が知らないと、びっくりして走って逃げたりすると追ってきて、襲うということもありますし、突然出会ってびっくりしたりすると向こうも警戒してやるというようなことが起きるらしいんですが、こういったことに対して保護獣ということでここまではこうですよというようなこともアピールをしていただきたい。そしてもう一つは、幾ら保護獣でも人身に危害が及ぶ場合は緊急避難ということで発砲をして射殺してもこれは問題ないわけだと思います。そういったことで、保護獣、保護獣と言うばかりではなくて、いざ緊急の場合はこうですよということもお示しをしていただいておかないと、大きな命に関わる事態が起きても困りますので、この辺はよろしく願いたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 質問の途中ですが、ただいまから午後1時まで休憩いたします。            午後0時2分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時0分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、川上修一君の質問を願います。 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 先ほどの休憩前に質問した熊については、そういったことで緊急事態のときにはいかにするかということを猟友会のほうへ周知していただければありがたいと思います。 それから、次の質問ですが、先月有害鳥獣駆除に対する調査ものが来ておりましたが、市としては駆除後どのようにしたいのかということを聞きたかったんですが、市長の答弁もございましたが、他の地域では処理場設置をしたり、またそれによりジビエ料理とか保存食、缶詰等々されていますが、本市として先ほどの市長の答弁以外に何かよいことがあっての調査であるとしたら、この際御報告していただければと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) それでは、お答えをさせていただきます。 先ほど御質問のお答えが漏れておりました。失礼をいたしました。 熊に関してですが、もちろんツキノワグマでありますので保護鳥獣であるということの御認識をいただいておる中で、人に被害が及ぶような場合というのは、やはりこれは駆除の対象になり得る場合があるということでございます。もちろんそうした場合にはこういう行動を取ってくださいという周知は市のほうからも発信させていただこうと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 それから、調査をさせていただいた経緯でございますが、もちろん以前から市内で国が進めるジビエに関しての様々な対策が取れないかというお話をいただいておったところでございます。そのジビエに関してなんですが、実際狩猟者の方が捕獲をされた後、どのような形でその後をされているかということを少しお伺いしたかったという趣旨がございました。もちろん食肉用として加工される方もいらっしゃるというのも伺っておりますし、もう一つは、病気になったイノシシなんかは、これはもう廃棄をするしかないと思います。そうした場合にどのような廃棄の処理をされているかというのでお困りの方がいらっしゃるということも分かってまいりましたので、そうしたところをどう対応していくかというのも今後の参考にさせていただこうという考えでございます。また、これは猟友会の皆様方とも相談をさせていただきながら適切な方法というのを考えてまいりたいというふうに、今考えているところでございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 今市長から答弁をいただいたように、やはりこういういろいろな、コロナはまた別としても、豚コレラとかいろいろな病気が近年はやっておる状況の中、また密植し過ぎて病気を持ったイノシシが多いというようなこともあるわけでございます。その場合、各地区の猟友会は処分としてそのものを今までは埋めておったわけです。そういったことでやってきたわけでございますが、何せいろいろな病気的なもんとか変なものがあった場合は数が多くて、もう各地区多分そうだと思っておりますが、埋める場所がどこも人の土地も駄目だし、ある程度の了解が得られる個人的なところへ民家から外れたとこなどへ埋葬させていただいておるのが現状だと思いますが、そういうとこがだんだんなくなってきておるというようなことで非常に困っておると。 それで駆除は要請が来るというようなことで、今後検討をしていただきたいのは、そういったものを市が何とか保健所等と相談して処分をしていただけるんかどうかということも猟友会からすれば非常に考えの一途だということでございます。あまりそういうことができなくなると、駆除したくてもできないというようなことが起きますので、その辺も考えていただきたいと思います。 そして次に、捕獲後のことでの調査でございますが、実施隊がその捕獲後のイノシシの確認の写真を撮ったりしておりますが、この実施隊が非常に人数が少ないわけです。よその地区はそれぞれだと思いますが、我々の地域においては猟友会に2人しかいないわけです。その2人が用事があってどっかへ行っておったというようなことになれば、市の職員に来ていただかなきゃならないということになっております。それで、市の職員にどこどこの山の、我々猟師はこういうヒノキの大きいんがあるとかケヤキがあるとかということで大体目安をつけて言うわけです。だけど、職員の方にそれを言うと、全く分からない。1日そこへ座るわけにもいかないし、困るんです。それで大きなものだったら引こずって出すこともできない。やはり実施隊の運用ということも多少考えておいていただきたい。もう少し人数が増えると何とか確認の写真を撮るのに撮れるんですが、2名ぐらいだったら用事があったら本当にいないわけです。ほんならおまえらちょっとこらえと、実施隊なんだから少々のことはこらえというわけにもいかないということで、この辺もひとつ考慮していただいておきたいと思います。それで、そういったことを御検討いただけるかどうか、答弁をいただいておきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 今猟友会の皆様方が一つずつ大きくなりょうりますんで、高齢化というのはもう避けて通れない事案になってきております。今議員おっしゃいましたように、イノシシを捕ったときに尻尾を切って番号を書いとるということで2人の方で確認作業をされてるというのも承知をしております。したがいまして、そうしたところの実施隊の運用方法についても検討ということでございましたのでしっかり検討させていただいて、猟友会の方の御負担が増えないような形は考えないといけないと思っております。 と同時に、新しくそういった狩猟免許を取っていただくとかといった方々に対して、また更新をしていただく方々に対して今でも少しは支援をさせていただいてはおるとこでございますが、今後またそういったものを増強なりする、そしてそのほかにもこういったところはというところがおありなようなお話も聞いておりますが、全部はできませんけど、全体の有害鳥獣駆除という観点から新年度に向けて検討もさせていただきたいと、そのようにも考えておるとこでございます。 いずれにいたしましても、次の後継者を育てていただく貴重な技を持っておられると思いますので、そのことをぜひ後世にしっかりと伝えていっていただけるようにお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 今の市長の答弁のように、やはりそういった状況がございますので、御検討いただければと思っております。 それでは、(2)の電気柵の補助を廃止した理由はということで質問させていただきます。 この電気柵の補助を廃止した理由について尋ねたところ、学者の見解であまり効果がないため廃止したというようなことを聞いております。これは本当にそうなのかどうか、まずお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) これは専門家の方のお話として出てきた話でして、ワイヤーメッシュの効果というものが示されたというのは事実でございます。その検討の結果を受けて内部で協議をした中ではワイヤーメッシュのほうが有効であろうということの判断はそこでさせていただきました。予算化に当たってはそれも含めてという形で3月でお願いはさせていただいたというふうには理解をいたしておるところでございます。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 専門家の御意見ということでございますが、私、鵜の関係で専門家の考え方をお聞きしたことがあります。専門家の方々は、カワウについてはその巣を退治すればいなくなるんだというようなことを言われておりました。ほんなら巣を替えたときにはどうするんだということで、またその巣を退治しなさいというようなことを言われますが、その費用はどうするんですかとか、あるいは次の今度は安全なとこへ、人間が行かないとこへ巣をつくったときはどうするんですかというようなことを尋ねたところ、私たちは専門的に鵜についての生息状況を調べてこういったことを言っておりますが、費用とか現状とかについては皆さんで考えてくださいというふうなお言葉をいただいた経緯がございます。 市のほうにお願いなんですが、電気柵がなぜ必要か、あるいはメッシュも有効なものだというふうに思っております。しかし、メッシュの場合は我々のような中山間の奥のほうで使いますと、カズラとか木々があって、もう維持管理が非常に難しいということと、高齢者が設置するというのはまず難しい。設置するにもお金が必要だということと、それから設置した後に水田等をやめたときに、これそのままにしておかないと撤去というもんがもうできないと、ほとんど。というようなことで、非常にその場所によっては大変なことになるわけです。それで、そういうもんが巻くいつくと、イノシシなんかはもう押し倒してしまうわけです。だから、効果はあってもそういう状態ができるとそれほどの効果がなくなるということも事実なんです。 そういったときには、やはり我々の地域で一番有効かつ軽易な形で設置できるのは電気柵だというような状況なんです。特に全国的にいろいろなとこを聞いてみても、やはり電気柵の有効性というのは示されております。そういった意味で今後、今市長の答弁にあったように相対的に考えていただいて、この防護柵というものを考えていただきたいと思いますが、再度お答えがあればいただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 先ほどちょっと申し上げたとこでありますが、議員も御理解はいただいておると思います。電気柵の有効性、そしてまた防護柵、ワイヤーメッシュの有効性というのはもちろんあるんだろうと思いますが、3月の議会の委員会におきましてワイヤーメッシュ、そして複合柵、これは猿が主でありますが、と電気柵で、大体こんな割合で、7、2、1ぐらいの割合でやりたいという話で御説明をさせていただいてるという経過がございました。ただ、十分な御説明ができたかといえばできてなかったということに関してはおわびを申し上げたいと思っております。 結論から申し上げますと、やはりケース・バイ・ケースであるんだろうと思います。もちろんワイヤーメッシュが有効なところもあると思いますし、電気柵が有効なところもあると思います。ですから、今後そういったケース・バイ・ケースによってどちらを選択されるかということで対応してまいりたいというふうに、柔軟性を持った形で対応させていただこうと思っておりますし、新年度に向けてはまた今回のことを踏まえましてどういった対策を中心にやっていくかということも踏まえて検討させていただこうと、今年度は9月補正で1,500万円の追加補正をお願いいたしております。こうした財源を使いながら対応させていただきたいというふうに理解をしておるところでございますので、どうぞ御理解いただきますようによろしくお願いを申し上げます。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) ありがとうございます。 大体田舎の私たちのほうでは、自分の家を中心に水田とか畑とかを囲って生活をしている人が大分多いわけです。そういったときに、やはり今申しましたようにこの機械が永久的なもんでないんで老朽化して壊れたり、それから線が何か切れたり、ショートしたとこがもたないとかというような状況で、非常に困ってる方が多いということも事実でございます。そういった意味で今の市長の答弁のように柔軟に対応していただければ、そういう人たちに本当に喜んでいただけるんではないかと思っております。 それでは次に、2の農道についてという質問に入らさせていただきます。 この農道についてということは、市の管理する農道とはどんな道か、そして法定外公共物になる農道との違いとかということについて説明をしていただきたい。 すいません、3が抜けとった。もう結構でございます。もう市長から答弁いただいておりますので。 農道について、この法定外公共物の農道とかあると思いますが、このことについては仕分というような形で答弁いただければ、我々にはなかなかどの道がどのような形になっているのか、多分法定外公共物の道路には全く農道といっても全然市が手をつけられないような私的なもんもあるんではないかと思いますが、市道と共有する道路からいろいろなもんがあると思いますが、その段階的に説明ができればお願いしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長(大福範義君) お答えをさせていただきます。 農道につきましては、農業利用を主な目的とした道路でありまして、道路法の適用は受けておりません。農道は機能や目的などで大きく基幹的農道と、それ以外の農業用に供せられない道路に大きく2分類されると思っております。 基幹道路と申しますのは、起終点が道路法に基づく道路などに接続して流通などの広域に寄与するような基幹的な農道でございまして、道路法及び道路構造令に準拠したような格好で建設をされております。市ではこれらについては農道台帳を整備して市が管理者として維持管理を行っております。例で申しますと、かぐら街道でありますとかふるさと農道、そして奥吉備街道のような、ああいう農道をこの基幹的農道と位置づけております。 今議員おっしゃられた今法定外公共物の農道は、それ以外の農道が当たると考えております。法定外公共物、通常里道とか赤線とか申しますけど、そういう道路ですけど、それや圃場内の耕作道などが当たって、受益者が使用されている農道を指しております。これにつきましては関係する受益者で維持管理が行われておるのが現状でございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 今説明をいただいたんですが、市の管理する農道はということで農道として県が設置をして市に移管したような交通の用に供する運送の用に供するような道は市道並みの扱いということで前説明をいただいたんですが、法定外公共物道路というのがなかなか分かりにくいと、特にこの法定外公共物の農道についての改良とか修繕整備についてはどのようなお考えをお持ちか、その点をまずは聞いておきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長(大福範義君) 農道の中でも、法定外公共物の農道もですし、通常民地だけで構成してる農道もあります。それから、法定外公共物の周りと民地と絡んだような農道等いろいろ種別がございますが、この農道につきましては土地改良事業の中で受益者からの依頼を受けて、負担金をいただいて改良とか修繕等を行っております。受益者の方で修繕等やっていただける場合につきましては原材料の支給とかというような制度で維持修繕のほうを行っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 修繕整備については今答弁のとおり一部負担金があって、市がそれは適当だろうというものは修繕整備をしていただけるわけですが、通行妨害になる立木とか枝とかがございます。こういったものの整備については当然市道並みの農道は市のほうでやっていただけると思いますが、こういった法定外公共物に当たる農道については考え方はどんな考え方をお持ちか。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 受益者であります関係者の方で今の支障木等の管理はやっていただくということになっております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) それでは、市の市道並みの道路以外はもう地元でしろということなんですか。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 日常の管理をしていただいとる受益者の方でそういうことを行っていただくということにしております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) そういうことを言われると、多分この周辺地域の一般の普通に農道と言われる法定外的な扱いの農道というものは、もうほとんど行政はそういうことはできないというふうになるわけですよね。そして、この農道が、公共の買収した農道と個人名義の土地があるものと両方ありますよね、そういったものが。そういったときにはもう両方ともそういった管理についてはもうタッチしないと、幾ら通れなくてもしないということですか。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 いろいろなケースで事業等を行っております。あくまでも法定外公共物の関連するような農道です、市で管理しない道路については原則受益者の方で管理等をお願いするようにしております。御理解ください。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) そういうことで、仮にその農道が非常に重要な道で運送的にも使用されているというような状況で法定外公共物に当たる農道がそういう状態であっても関係者でやれというようなことで大変厳しい状況かなと。そしてまた、町内会支援等もなくなってる状況の中、高齢化する中、こういったものの維持管理というのは市としてはそういったことでもう全然できないというようなことで処理されるのかどうか、お聞きしておきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長(大福範義君) 法定外公共物的な農道なんですけど、市として支援ができるとすれば原材料支給でありましたり、土地改良事業によって受益者からの要望によりまして改良等あれば、そういうことの支援はさせていただいております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 今部長の答弁、多少なりの光があるんじゃないかというような気がしますが、その辺をしっかりとできるものがあれば法定外公共物については市は関係ないんだよというようなことではなくて、小まめに見て支援をしていただきたいというふうに思います。そうでないと、もう市内の農道がほとんど荒れ放題になってどうにもならない事態が起きる可能性もありますんで、よろしく願いたいと思います。 それから、法定外公共物の農道で個人名義の箇所が残ってるわけでございます。こういったところを、今までは地域のコミュニケーションが取れて皆さんで共有して道路を造っていただいて利用しましょうという考えでできておったわけで、少々のことがあってもあまり大きな問題になってなかったわけでございますが、最近はそういう地区ではなくて全くその地域には関係ないようなところから買収をされて所有される方がおられるわけです。そうなると、その山を買ったために道路の名義もそちらに行くというような状況が生まれるわけです。そういったときに、個人所有で、今言われるように市は関係ないんだから所有者の中でやりなさいというようなことになれば、その方が農道の途中に自分の土地ができたんで邪魔になるからここはもう通ってもらっちゃあ困るというようなことで封鎖をされたときには、これはどのようにしたらいいんですか。 ○議長(小林重樹君) 大福産業経済部長。 ◎産業経済部長(大福範義君) お答えさせていただきます。 民有地の通行の可否ということになると思います。土地の所有者が所有権によって通行を制限する場合も、それは考えられます。一方、通り抜けができるなどの道路の形態によって道路交通法の一般交通の用に供する、不特定多数の者が自由に通行できるような状態であるかどうかというような判断基準におきまして、民有地でありましても道路として判断される場合もあります。ケース・バイ・ケース、いろんなケースがございます。トラブル等も発生する可能性もあります。市としてもそういう可能性があるってことで相談があれば個々に相談に当たっていきたいと思っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) いろいろ私も固有名詞等は使いたくないんですが、やはり道路を封鎖された方がおられまして、それでそのことについて相談をしたわけでございますが、法定外公共物というような道路だから市が管理をしてないんで個々に対応してくださいというような答えをいただきました。そうなると、今度はその方がもしそこを開放しなかったら、その方が通っておる途中に個人の所有の土地があったら、当然その人が通行させないということになれば、個人所有のとこはほとんど寸断される可能性があるんです。するとそれで全て裁判を起こさなきゃならないのかどうかということで大変な事態が起きる可能性もあるわけです。 そういったことで、そういった事態がもし起きたときに、行政はどのような対応を取られるのか、法定外公共物であるので市はこれ以上タッチしないんだというようなことで言われるのかどうか、その辺をお聞きしておきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 基本的に法定外公共物というのは平成15、6年でしたか、移管を受けておりますので、基本的には市の管理が及ぶところでございます。しかしながら、例えば法定外公共物というのは三尺道っていうことをよく言われますが、1メートルぐらいしか幅員がありません。実際に車が通るとなると2メートルなり3メートルが要るということで、買い足したり造成するときに車幅が要りますから、その部分が多分個人名義で残っておるんではないかというふうに思われてると思います。それはそのとおりだと思いますけれども、その上で例えば農道であるとか市道というのを認定していくということになると、道路法が勝ります。したがいまして、個人の権限はある程度狭められるということが原則であります。 しかしながら、その法によっての認定をしていないという場合は、議員さんが言われるようなことが起こり得る可能性があります。そうならないために、市としてはそこの個人所有の地番の寄附のお願いを今しているところです。全てはまだできておりませんけれども、そういったことを進めることによってトラブルを少しでも少なくするという努力をいたしておるところです。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 川上修一君。 ◆14番(川上修一君) 我々の地域、合併する前ですが、農道を造るときにいろいろのり面の問題、あるいは工事をするときに災害のときの関係もあって全て個人所有で残っていれば許可を全部取っていかなきゃならないという難儀さで、合併する前の四、五年前から農道を造る場合は買収をしてやるということで、多分備中町の後半のときには買収をして道路を造った経緯がございます。 そういったことから、非常に多い寄附をしてでもその名義を公共に変えておればよかったんですが、よろしいよということでやっとるもんですから全部道路の部分が個人名義になっとんです。そういったことで今回もそういった通行止めをされたという経緯があって、いろいろ御相談をしたわけです。今副市長の言われるような認識でおればよかったんでしょうが、法定外公共物の農道と維持されている道路は行政はタッチできないんで民間で話し合ってくださいというようなお答えをいただいて、私もいろいろ調べたところ、なかなか今副市長の言われるような勝手な通行止め等は相当の理由がないとできないというような見解も調べて持っておるわけでございますが、そういったことで。(発言時間終了のブザー音鳴る) ○議長(小林重樹君) これで川上修一君の質問を終わります。            (14番川上修一君「今後また次の機会があれば質問させていただきたいと思いますので、これで終了します」と呼ぶ) ただいまから10分間休憩いたします。            午後1時33分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時43分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、三村靖行君の質問を願います。 三村靖行君。            〔5番 三村靖行君 質問席〕 ◆5番(三村靖行君) 5番の三村でございます。 私は、今回2点の質問をさせていただきます。 1件は以前に何回か質問させてもらっております。ここでは猿害対策ということで猿のことを書いておりますが、イノシシも含めて質問させてもらいたいと思います。そしてまた、この質問につきましては先ほど川上修一議員が質問されておりますけれども、重なるとこもあろうかと思いますけれども、私なりに質問させてもらいますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、最初の質問の猿害対策でございます。 最近、周辺地域ではイノシシが出たとか、そして猿が出て困ったとかというのを非常に広い範囲で聞いております。特に最近はイノシシが至るところで出て、農作物を全滅させられたというふうなことで聞いておりまして、もう猿が出るようになったら農作をやめたと、もう作っても一緒じゃというふうな投げやりの言葉を聞いております。これは本当に農家にとっては私は死活問題であると思いますし、簡単に考えますとイノシシでしたらある程度の防護柵をすれば防げるんかなというような気がします。ところが、猿の場合にはある程度の高さから入ってきますので、なかなか防護するのが難しいんかなというような気がいたしておりまして、もうわしゃやめたというふうなことで、ほんならその後どうなるんですかと聞けば、もう荒れ放題だというようなところを耳にして、私のほうとしましては何とか対策がないかなというふうに考えるところでございます。 その件につきまして非常に右肩上がりで被害も増えてきとる状況におきまして、1番でございますけれども、当初予算の金額、当初予算と書いとりますけれども全体の金額でよろしいです、その金額がどのように推移しているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 防護柵の関係の事業の関係だと思いますが、5年ぐらい前からの数字を申し上げますれば、決算額で言った方が実体が分かると思いますのでそうさせていただきますが、平成27、平成28年度が約1,000万円でございます。平成29、平成30年度が約1,500万円でございます。令和元年度が約1,400万円という決算の額になっておりまして、今年度は当初予算が700万円で、この9月でお願いしておりますのが1,500万円という状況でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 平成27年度からいいますと1,000万円から5割増しぐらいに大体なっとるようでございます。被害が増えとるわけですから、当然私としましては予算も増えるべきだろうと思っております。ですから、これから恐らく被害が増えてきますとまた補正もしていただいて額を増やさないとなかなか対応ができんのじゃねんかなというような気がいたしております。 そこで、2番目の猿の被害についてお聞きしたいと思いますが、猿の被害額をどのように認識されとりますか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。
    ◎市長(近藤隆則君) 野猿の被害額でございますが、これは一応統計上の数字でございますが、これも平成27年度以降ということで5年間のお知らせをさせていただきたいと思います。 ざっと平均すれば700万円でございます。平成27年度はちょっと少なかって500万円ちょっとでございましたが、あとの年度はもうほぼほぼなべて700万円前後の被害額で、被害品目としましてはやはり水稲であるとか果樹、そういったものが中心になろうかと、そのような答えでございます。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 700万円ぐらいな被害であるというように言われましたけれども、多分これは届出があるから700万円であって、もう届出もなしにやられたで済まされとる人はたくさんおられると思うんです。ですから、恐らくこれの比じゃないと思うんです。それを十分今後認識していただいて、この対策に当たっていただきたいというのが私の思いでございます。 次に、防護柵の設置補助金でございますが、これ前に川上修一議員が質問されましたけれども、電気柵の補助が今年度からなくなったと、ワイヤーメッシュのほうに重きを置いて、これを補助対象にしたということで、先ほどの答弁では専門家がワイヤーのほうが効果があるというふうに言われたからこうしたと言われましたけれども、ダブるんですが、このワイヤーメッシュというのは鉄筋で打ち込んで、そして重たいメッシュを施工するわけなんです。これ当然高齢者、80歳過ぎた人には多分無理だろうと思います。ですから、これをするということになれば業者のほうへ委託せんと、私はできんと思うんです。 そうしたときに、イノシシが入りました、被害がありましたと、そしたら直ちに対応しないとまた明くる日は必ず来ます、必ずです。そうしたら、その日のうちに対応を済まさないと、被害がだんだん拡大してくるわけなんです。そうしますと、今の制度では、いや申請書を出してくださいと、それから関係者の承諾をくださいとか、それから材料をもらうんでしたら今の見積書をくださいとかというふうなことを言われるわけです、担当課のほうから。そうしたら、それだけのことを集めようと思えば、もう1日ぐらいすぐ済むんです。対応できなくなる。その日のうちに施工までせにゃいけんのです。施工までしょうと思ったら、それを出してくださいと。当然できるわけないんです。それから今度はワイヤーメッシュを施工して、もう暗くなったら施工できません。そんな物理的に無理なことを今現状が補助対象にしとるわけなんです。 ですから、簡単に言うたらいけんのんですが、ワイヤーメッシュより電気柵のほうが重量も軽いですし、それから容易に柵ができます。ところが、補助対象にならないんです。もう仕方がないから、せんわけにいきません、あしたの朝また必ずやって来るわけですから。そしたら補助対象どころじゃないと、もう自腹を切ってでもやらにゃいけんというのが現状なんです。 去年まではこれが補助対象になっとったんです。ところが今度は新しくメッシュができましたからそっちに切り替えます、もう補助対象やめましたと。去年まではこの電気柵が一番いい方法だということで補助されとったはずなんです。それが机の上では簡単に変えれるんです、ワイヤーメッシュで行きましょうと。実際に施工する立場になったらできるわけがねえんです。それを簡単に変えられて、補助はもうありませんということで、恐らく今年になってそういうことをされて自腹でやっとる人が何人かおられると思います。そうしたときに、今までは一番ええ方法でやっとる、それが今度はメッシュに変わりましたと。例えばほんなら去年までは電気柵5割の補助でしたと、少なくても5割まで出せれんですけど、3割出しますとかというふうな柔軟な対応ができなんだんかなと思うわけなんです。 そしてまた、ワイヤーメッシュでしたら、これ例えば全部囲まないと補助が出せれませんよというふうなことを言われるんです。そりゃ山の中でしたら全部囲まんと、確かに空いとるところから入ってくる可能性がありますけど、片や大きな道路があるとか、大きな急斜面があるとか、家があるとしたら、まずそっちは入ってこないと判断すれば、私は囲まなくてもいいんじゃないかと思うんですが、このワイヤーメッシュにした理由をもう一回お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 先ほどの川上修一議員さんの御質問にお答えをさせていただいたところでございますが、重複する部分もあろうと思いますが、お許しをいただきたいと思います。 確かに様々な専門家の御意見も伺いながらワイヤーメッシュのほうが有効であるという御意見をいただきましたので、様々な検討をした中でワイヤーメッシュという方向を重点化しようということに決定をさせていただきました。もちろんそれを設置するときの労力、今度は設置した後の管理ということ、そういういろいろなことをいろいろ比較検討も行ったところでございます。その結果として今おっしゃったようにワイヤーメッシュという方向を出させていただきました。3月の議会でも委員会のほうでワイヤーメッシュ、そして複合柵、また電気柵という形で大体7、2、1ぐらいの割合ですよということも御説明をさせていただきましたが、十分な御説明ができてなかったということに関しましては、先ほど申し上げましたがおわびを申し上げたいと思っているとこでございます。 そういう経過もありましたが、もちろん専門家の方の御意見の中でもいろいろ地域の形状とか、それから地域で住民の方がどういうふうな考えでやられるかという、その地域にはこれがいいんだというそういったことも検証する必要があるということでございますので、そうしたことをしっかりと踏まえる必要があったというふうに理解をいたしておるとこでございます。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) それで、前申しましたように順番からしたら申請書が優先ですよという仕組みになっておりますが、私はこういう有事なことが起きた場合にはスピーディーに対応したり、そして指導するのが私は行政の努めじゃろうと思うんです。ですから、申請書を出さにゃいけません、出すんですけれどもそれを早く対応してくださいというふうに、申請書を出すのは出すんですけれども、早う対応してくださいというふうな格好にはできないんでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) イノシシが入ってきてやられた、次直さにゃいけんというときには確かに応急的なものが必要だと思います。そうでない場合、申請する場合はそんなことはないとは思いますが、応急の場合等につきましてぜひまず一報いただき、御相談をいただきたいと思っております。運用の中で検討させていただければと思います。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ぜひ検討してください。 それで次に、複合柵の関係でございますが、複合柵の内容と、そして補助率をお聞きしたいと思いますが、いいでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 複合柵、野猿に関する複合柵に関しましては、30メートル以上の防護柵を設置いただくというのが一つ基準として持っておりますし、補助率は資材の購入費の3分の2ということでお願いをいたしております。ただし上限は設けておりません。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 補助が3分の2ということでございますが、これはワイヤーメッシュは補助対象になるんですけれども、その上に電柵をすると、この分は補助対象になるんでしょうか、どうなんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) もちろん複合柵ですからそうしていただいての補助になると思います。ワイヤーメッシュの部分もそうですし、電気柵の部分もそうです。いわゆる野猿防止柵として補助を出させていただいております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ワイヤーメッシュをしとるから、その上にするのも、それは2つを足して補助対象になるということですよね。単独で電気柵だけでは補助対象にならないという、今の状況はそういうことですね。 状況によって変わるんかも分かりませんけれども、これを例えば検討されて5割ということでなしに何ぼか補助しますよということにはならんでしょうか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) すいません、今の御質問でいけば野猿に対する電気柵だけという意味でしょうか。 野猿だったら電気柵では多分効果ないと思いますので、一般的な防護柵、電気柵でいえば、先ほど川上議員にお答えをいたしましたように今年の補正予算でお願いしとりますものの中で弾力的に運用を今年からさせていただくということでもございます。これまでも1割というお話を3月の委員会でも申し上げてるとこでございましたが、なかなか厳しい運用をいたしておったようでございますので、そこは弾力的に運用させていただこうということでございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 次に、先ほど申しましたけれども、囲まなくても補助対象になるような、例えば今大きな道があるとか、それか大きな川があるとか、家があるとか、そこはせんでも恐らく侵入はしてこんと思うんですが、囲まなくては補助対象になりませんよというのを柔軟な対応できないか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) これは野猿ということでよろしいんですか。 野猿で例えば川を跳んで入るようなことはございませんが、猿の場合地上をはいますので、それを防護する必要はあると思います。国道を渡らないかどうかというたら多分渡ると思いますので、断崖絶壁で猿が来ないようなとこであれば、それはする必要はないと私も判断をいたします。ケース・バイ・ケースだろうと思いますが、イノシシだったら断崖絶壁とかそういうとこだったら絶対来ないと思いますので、これはケース・バイ・ケースでやらせていただきたいと思いますが、猿は多分囲うたほうがええような思いがいたします。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) そういうことで多分囲まにゃいけんというようにされとる思うんですが、いろいろ私も聞きますと、何がもうこがいな国道やこう猿が通るわけがねえがなと、そがんとけえ金をかけるまでにはもっとほかのとこへ金をかけなさいと、そうしたほうが効果があるんですよというのを聞いとりますんでこういう質問をさせてもらいましたが、基本的には確かに可能性としたらゼロじゃないと思うんですが、そういうところはまた柔軟な対応をよろしくお願いしたいと思います。 そして次に、この防護柵の補助金が実は今年の予算で二、三か月でなくなったとお聞きしとります。年度が始まって二、三か月でなくなるというのは、普通に考えると、え、なぜ、予算が少なかったのかなというふうな気がするんですが、少なくとも12月とか1月頃に、いやあもう今年の予算がなくなったんですというんならまだ私らも理解できるんです。ところが、2か月、3か月でもうないんですよと、ほんならどうすればいいの、いや補正予算組みますからという、補正予算組んだら9月ですよね、9月になりますと施工するのは今度は10月頃からになるんです。その間に被害がずっと続くと思うんです。ですから、二、三か月でなくなった理由をここでお聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 当初予算が700万円ということでございました。ワイヤーメッシュのほうに力点を置いたという形の中で延長も想定を少し、電気柵のようには出てこないという想定でありましたので、当初予算を下げてお願いさせていただいたとこでございましたが、実際申請になってみますと非常に集落ぐるみでの申請というのが出てまいりまして、それがあったがために今の予算がもう既にいっぱいの状態になってきたということでございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 1か所集団で申請があって、そこへドボンと投入したからなくなったというふうな判断になるんですが、恐らく申請者から見ると、え、もうなくなったのと。配分としまして、例えば大口が出てきてもそれは2年計画なり3年計画でするとかしていただかんと、大きなのが出てきてからほかの手を挙げてからくださいよというところはもう見殺しです。 ですから、そこら辺の配分をもう少し執行部のほうで考えてもらわんと、これ恐らくこれから野猿の補助申請が出てくると思うんです。何キロメートル一括でやりましたから何百万円、何千万円出てきましたというてたら、もうほかのところはできません。そこら辺をこれからもう一度考え直していただけれんか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えします。 おっしゃることもよく分かります。全体の中でバランスを見て、限りある予算でもございますので、今おっしゃったような形もあろうかなと思っております。ただ、全体を囲まにゃいけんという御指導もさせていただいとりますんで、半分だけ囲んでええかという話にもならんかもしれませんので、ケース・バイ・ケースだとは思いますが、可能であればそういうふうな形で2年ないし3年に分割していただくとかといったこともこれから御指導させていただき、また協議もさせていただこうと思っております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 協議してもらいたいと思います。 次に、今後の対策についてでございますが、ワイヤーメッシュを施工するとどうしても高齢者には難しいということで業者へ頼みます。業者へ頼んで高額の金額を言われたら、そんなに金がかかるんならもうやめたという人が多分出てくると思うんです。3分の2補助であっても、市が3分の2補助しました、3分の1は負担をします。しかし、施工手間を今度業者へ頼んでお願いせにゃいけませんので、その施工手間を含めると全体では恐らく半分以上の負担をせんとワイヤーメッシュというのはできんのじゃねんかと思うんです。そうなると、もう高額な金額になるとやめましょうと、もうやめたやめたとなると、荒廃地が増えてくるというふうなことも予想されます。この施工手間を補助するべきではないかと思うんですが、この考えはいかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 確かにおっしゃるようにワイヤーメッシュ、金網ですけども、重とうございますんで、高齢者の方には体への御負担が非常に大きいものと思います。なので、そういうことも考慮いたしまして先ほど申し上げましたが電気柵についての導入をしていくと、支援をしていくという考えを持っておりますので、設置されるときにどちらがこれから御自身で管理が後がいいかということで御判断をいただきたいと思います。電気柵も私は有効であると思います、自分でもつけておりますんで。ただ、維持管理が草刈りが大変だというのがありますんで、そこは草殺しをまいて電気柵の周りを草が生えんようにするとか、あまりやると今度は土手が、畦畔がいかれる場合もありますが、そうしたことを考えながらより負担のない形でやっていただきたいということでお願いをしておきたいと思います。したがいまして、ワイヤーメッシュの施工に対するものに対するものに関しましては、御容赦をいただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 今の時点では御了承ということなんですが、恐らくこの工法にしますと多分苦情が出てくると思うんです。ですから、今現在は御了承かも分かりませんが、また時期が来ましたら検討願いたいと私は思っておりますんで、よろしくお願いしたいと思います。 それから次に、イノシシとか野猿とかを捕獲するために捕獲柵を市のほうが用意されて、それを貸し出しておられるようでございますが、これは捕獲するための捕獲柵でございまして、まず猿に関しましては私は捕獲するのがなかなか難しいと思うんです。ですから、捕獲よりかは先に、私は猿を侵入させないほうへ力を入れたほうがいいんじゃないかと思うわけなんです。優先順位からしますと、捕獲柵より先そっちをしてもらうべきじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 防護のほうの観点を強くということでございますね。 もちろんそうでございます。捕獲もせにゃいけんということも同時でありますが、防止計画の中でも捕獲と防護をやっていくという形でございます。猿に関しましては、複合の柵を造りますんで、それによっては防護ということもありますが、やはり追い払いといったこともこれまでも行わせていただいておりますが、そういったこともこれからは重点にしていかないといけないかなということは考えておるとこでございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 追い払いも重点的にやってほしいと、そこが一番じゃろうと思います。来ないようにしてもらいたいと。捕獲せんのですからどっかへ追い払ったらどっかへ出るわけですから、追いかけっこみたいになるんですけれども、基本的には侵入を止めると、防止するというのを観点に考えてもらいたいというふうに思います。 それから次に、動物駆逐用の花火でございます。これは猿が出たら3連発の花火を脅かしでどんどんどんと打っております。この花火が1つが二百数十円すると聞いとりますけれども、この花火が非常に大きな音がして有効的なんです。特に今はブドウのシーズンでございますので、ブドウを作られよる方の辺へ出てくるということで、毎朝とは言いませんけれども花火を打って脅かしているということでございます。 これは補助になってないというのを聞いとりますけれども、度々二百数十円の花火を打ちますと、随分と費用もかさんでくるわけなんで、出るところはもういっぱい出てくるわけなんで、これに対して幾らかの補助が出ないか、これをお聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 これは一応保安教育講座というのを受講いただいて、煙火消費保安手帳というのを所持が義務づけられているとこでございます。今おっしゃいましたように、花火等の支給をということもございましたが、その前にそういった扱いができる方というのを確保していく必要があるんだろうという観点もあるわけでございます。 したがいまして、これは先ほどの川上議員のとこでも少し申し上げたとこでありますが、有害鳥獣全体に対して捕獲もしくは防護のための対策というものを全体を少し見直させていただこうという考えもございます。その中でどういった対策ができるかということについて考えていこうというふうに思っているとこでございます。例えば免許の更新で費用に対しての支援であるとかをもっと拡充していくとかということも、これは一つの検討方法だと思いますので、少し新年度までにお時間いただきたいと思っております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ぜひよい方向でお願いしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 質問の途中ですが、ただいまから10分間休憩いたします。            午後2時14分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時24分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き、三村靖行君の質問を願います。 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 次に、2番としまして市所有地等の草刈りについてでございます。 ちょうど今頃の時期、草が非常に生い茂って、多いところでは見苦しい状況が続いております。市の施設はたくさんございます、松山城とか公園とかいろんなとこがございます。この施設について、市は草刈りの回数とか予算措置とかどのようにされて管理されておるのか、お聞きしたいと思います。 ◎市長(近藤隆則君) 佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤仁志君) お答えさせていただきます。 市の所有地についての草刈りでございますが、それぞれ所管する課において予算を確保し、それぞれ委託の発注を行い実施しているところであります。回数につきましては、場所にもよりますが、年2回を基本としておりまして、おおむね夏と秋に実施しております。委託先につきましては、地元団体をはじめ社会福祉協議会のシルバー人材センターや業者にお願いしておりますが、緊急などの場合、職員で実施している箇所もございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 今、年に2回というふうな返事でございました。農地でいいますと、大体年に4回ぐらい刈らんときれいにならんのです。ですから、2回ということになればそこそこやってるのかなという気はするんですけれども、私としましては3回、4回はしてもらいたいなというふうな気がいたしております。 次に、このことについて、高梁市を観光で売り出すんであれば気持ちよく来ていただいて、気持ちよく帰ってもらおうと思えば、やはり最低でも市の施設はきれいにしとくべきだろうと私は思います。そのために市民皆さん、組織とか団体さんとか、そういう市民の方にいろいろ世話になって清掃活動もされておりますけれども、このことについてやっておるんですけれども市は率先してさらにやるべきと考えるんですが、いかがでしょうか。 ◎市長(近藤隆則君) 佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤仁志君) お答えさせていただきます。 観光施設の関係の草刈り等でございますけれども、高梁市に観光に来ていただくために観光施設までの道でありますとか施設周りをきれいにするということは重要であると考えております。今後も施設管理者と協力しながら美化に努めていきたいと考えております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) シルバー人材センターに委託してやられとるようですが、危険なところはなかなかできにくいというふうなこともございます。そして、業者に出すと高額につくのでなかなかできないようなこともあると思います。 そこで、市にはパッカー車がございます。パッカー車を使いまして、例えば直営部隊を設営していただいて効率よく草刈りとか清掃ができる、例えばここは3回は必要であるとか、ここは4回したほうがいいんじゃなかろうかと、そういうところはそういうふうな部隊をもしできるんであれば設置していただいてやれば私は可能ではないかと思うんです。今部長言われましたけれども、場所によっては職員もやってるというようなことを言われましたけれども、そこら辺をさらに強化していただいて、少なくとも目立つというたらいけんのですが、どこもすればいいんですけれども、重要なところは3回、4回とそういうふうな部隊を設定していただいてお願いできないかなというように思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤仁志君) お答えさせていただきます。 草刈りにつきましての基本的な考え方は、先ほど答弁させていただいたとおりでございますが、個別の場所等につきましてはケースに応じて相談なりして いただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ジャパンレッドも表舞台に出たわけでございますから、これはもう市全体でそれに向けて私は取り組むべきだろうと思います。検討をぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に、市道の草刈りを含めて今後の管理体制でございます。 国県道は皆さん御承知のように昔は草刈りを2回しておりましたけれども、今は年に1回でございます。8月になってから草刈りを行う、今もやってるところがございます。9月近くになってやってるとこがございますけれども、私としましては年に2回、3回できればいいんですけれども、8月になって、9月になってやるということは、これからのシーズンを見据えてやっとられるんだろうと思うんですが、年に2回は私はしてほしいんです。国県道はそうなんですけど、市道はどのようにされとるのか、お聞きしたと思います。 ○議長(小林重樹君) 佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤仁志君) お答えさせていただきます。 市道につきましては、基本的には地元の町内会にお願いをしてやっていただいているところであります。また、集落を結ぶ主要市道につきましてはシルバー人材センターや業者にお願いしているところです。回数は国県道と同じで年1回を基本としておりますけれども、交通量の多い路線などは2回の草刈りをしておるところでございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) そうだろうと思いますが、市道の通学路の安全・安心を考えると、私は8月に草刈りをするということになれば、もう8月は生徒・児童は学校に行きょうりませんからあんまりうれしくないんです。私としましては、6月頃に通学路に関しては草刈りをしていただいて、生徒・児童の安全を確保していただきたいというふうに思うんです。 場所によっては5メートルぐらいの市道でありますと、両方から1メートルずつ生い茂ってきたら通れる幅がもう3メートルぐらいしか残らんのんです。そこら辺を車がいっぱい通ったら非常に危険な状態が続いております。ですから、少なくとも草刈り作業については通学路を頭に入れてやってほしいと、8月頃は僕はもうええと思うんです。ですから、できれば2回してもらうのが一番ええんです、2回、3回してもらやあいいんですけれども、1回されるんであったら6月頃にしてほしいというのが私の思いなんです。そうせんと、通学の子供たちが、今大きな事故は起きてないんですけれども、可能性があります。非常に危ないんです。ですから、夏休み前にそのような草刈りをしていただけないかというのが私の思いですが、どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤仁志君) お答えさせていただきます。 今議員6月とおっしゃいましたけれども、草刈りについて効果的に行うということを考えますと、梅雨が明けた後の実施というのが適切と考えておりまして、結果的に夏休み期間中になっておるところでございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ということは、通学路のことは考えてないと、はっきり言うたら、というように聞こえるんです。ですから、私としましては8月にするというたらもう僕の感覚からしますと、盆が近づくからきれいにしときましょうとか、今頃するということはもうこれ以上あまり生い茂らんから、この時期にやれば後々が楽なんじゃないんかと、そういうふうな観点でやられとんじゃねんかなと思うんです。それもいいんですけれども、私は通学路に関してはそのような対応をしてほしいなというのが、全部の路線じゃねえんです、通学路に関しては6月にしてほしいという思いで言わせていただいたんですが、何かあるでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 佐藤部長が梅雨明けのときというふうに申し上げたのは、例えば県が国道の草刈りをするのは8月にされとるということでありますが、やはり盆前後にするということになればその後の草刈りをほとんどしなくてもいいという時期が8月のお盆前後だろうというふうに思うわけです。それを6月にいたしますと、やはりどうしても秋口にはもう一回刈らなくてはいけないというタイミングになってしまう。 ただこれを避けるのがいいのかどうかということでありますけれども、これは部長申し上げましたが、年2回を基本にはしておりますけれども、1回のところもあると、そして重要路線であるとか頻繁な通行がある、こういったところについてはシルバーなり業者委託をやって適宜適切に草刈りをしておる、そういった路線に通学路を含めるかどうかというふうな御提案だろうと思っておりますので、通学をする子供たちと重要路線というのはかぶっておるところもあると思いますし、路線を整理して、十分な対応ができるかどうか分かりませんが、実体をよく見て対応してまいりたいというふうに思うとこでございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ぜひ整理してもらいたいと思います。 県国道につきましては、8月頃、今頃に草刈りをしょうられますけれども、入札は6月にしとります、多分。6月にして着工するのが今頃の時期なんです。それはいろんな今言いましたような事由があると思うんですけれども、僕が言いたいのは、交通量の多いところとかそういうところはいいとしましても、通学路の重要なところは子供のために、生徒のために目を向けてほしいというのが私の思いでございまして、事故が起きんうちに対応しておくべきじゃないんかと思うんです。年に2回すれば一番いいんです、年2回すりゃいいんですけれども、1回になってからもう十何年、20年近くたっておりますけれども。1回するんでしたらそのような考えを言わせていただきましたんで、整理するということでございますので、今後検討してもらいたいというふうに思います。以上で終わります。 ○議長(小林重樹君) これで三村靖行君の一般質問を終わります。 以上で本日の議事日程は終わりました。 念のため申し上げます。次会は27日、通告による一般質問を行います。発言順位の5番から8番までの諸公にお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。            午後2時38分 散会...