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08月29日-03号

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  1. 高梁市議会 2016-08-29
    08月29日-03号


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    平成28年第5回 9月定例会        平成28年第5回高梁市議会(定例)会議録(第3号) 平成28年8月29日(月曜日)            〇議   事   日   程             午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇本日の会議に付した事件日程第1 一般質問     12番 川上 修一君     3番 石部  誠君     5番 三村 靖行君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出   席   議   員1番  石  井  聡  美 君          2番  石  田  芳  生 君3番  石  部     誠 君          4番  黒  川  康  司 君5番  三  村  靖  行 君          6番  森  田  仲  一 君7番  大  森  一  生 君          8番  内  田  大  治 君9番  宮  田  好  夫 君          10番  小  林  重  樹 君12番  川  上  修  一 君          13番  長  江  和  幸 君14番  植  田  二  郎 君          15番  川  上  博  司 君16番  宮  田  公  人 君          17番  大  月  健  一 君18番  妹  尾  直  言 君          19番  難  波  英  夫 君20番  倉  野  嗣  雄 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇欠   席   議   員11番  柳  井  正  昭 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出席した事務局職員事務局長     三 上 武 則          次長       川 上 秀 吉議事係長     金 子 正 典            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇説明のため出席した者〔市長部局〕  市長      近 藤 隆 則 君      副市長     難 波 光 男 君  政策監     藤 澤 政 裕 君      政策監     土 岐 太 郎 君  総務部長    丹 正 鎮 夫 君      産業経済部長  赤 木 佳 久 君  市民生活部長  小 野 和 博 君      健康福祉部長  堀   節 夫 君  病院事務長   三 宅 得 智 君      会計管理者   土 谷 俊 明 君  総務課長    竹 並 信 二 君〔教育委員会〕  教育長     平 田   守 君      教育次長    宮 本 健 二 君〔消  防〕  消防長     渡 辺 嘉 久 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(倉野嗣雄君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、これより平成28年第5回高梁市議会(定例)3日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますように、一般質問であります。 質問の順序は、通告質問一覧表のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(倉野嗣雄君) まず、川上修一君の質問を願います。 川上修一君。            〔12番 川上修一君 質問席〕 ◆12番(川上修一君) 皆さんおはようございます。 一般質問の2日目ということで、わかりやすい質問をさせていただこうと思いますので、どうかわかりやすい答弁もお願いをいたしたいと思います。 では、通告をいたしております2点について、また2点の中で項目を分けておりますので、その項目に添って質問をさせていただきたいと思います。 最初に、合併後12年を振り返り、周辺地域の状況をどのように考えているかというような項目ですが、最初の小さい(1)としてインフラ整備についてということで、周辺地域には新規道路事業が実施されなくなり、また原材料支給の制度もあるんですが、高齢化により生コンをいただいたりU字溝をいただいても、それを70、80の人がやるわけですから施工ができず、加えて道路の草刈り等も草刈り機が持てない、あるいは使えない年代になってきておるというような状況でございます。そのため、デマンドバスとか移送サービス、救急車、移動販売車等々の通行が難しくなっています。市として今後このような状況をどのように対応されるのか、まずお尋ねをいたします。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 皆さんおはようございます。 それでは、一般質問2日目、川上修一議員さんの御質問にお答えをしていきたいと思っております。 合併以降12年たったわけでございます。生活インフラの一番重要なところは、道路また水道、そういったものであろうと考えているとこでございます。 お尋ねのございました道路関係につきましては、合併以降でありますけど、新規路線として52路線を新規着工いたしておるとこでございます。これは制度事業、国庫補助なり、もしくは過疎債等々、そういった財源を活用した新規路線が52路線を新たに着手いたしておるとこでございます。ただ、御承知のように、こういう地形的な制約もございます。したがいまして、それぞれの必要度、そして緊急性、そういったものを勘案しながら、順次これからも着手してまいりたいと考えてるとこでございますし、それからもう一つお尋ねのございました地域の生活に密着した道路の原材料支給とか、そういった関係でございますが、原材料支給してもそれには出夫ということも必要になるわけでもあるわけでございます。そういうのが地域でもなかなかできにくくなっておるということもございます。実態として承知をさせていただいております。これは、金曜日での御質問の中でも少しお答えをいたしましたが、来年の4月から計画をいたしております総合的な町内会等への支援事業の中でもメニュー化をできないかということで、これを検討課題の一つとして思っているとこでもございますし、また原材料のみならず、今は重機の借り上げにつきましてもその支援をさせていただいております。 したがいまして、そうしたものをうまく組み合わせて御利用いただくことによって、できる限り御負担を軽減するという形で今進めさせていただいておりますので、どうぞそちらも御活用いただきたいなと考えております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 新規に52路線ということで、ちょっとびっくりいたしておるんですが、進んでやっていただいてるのかなという思いがいたしておりますが、我々周辺地域においてはなかなかそのような状況が見えないので、できれば見える範囲のほうへお力をお貸しいただきたいというふうに思います。また、来年の4月から支援事業をされるということで、これには大きく期待をいたしたいというふうに思っております。 市長、冒頭の今回の議会の報告の中で新見川上線の状況を報告していただけると思っておったんですが、ありませんでした。と申しますのも、今回学校統合ということで教育長のほうからは、通学路をしっかりと整備をすると今までも申してきたけど、今後ますますそのことをしっかりと伝え整備を早急にしますというしっかりとしたお言葉をいただきました。期成会でも、期成会の会長でもあります市長がこのことをお聞きいただいておるんではないかというふうに思っておりますので、今後新見川上線の状況報告をできればしていただきたいというふうに思います。議会の改選時期でもありますし、今後の見通しというものをここでいただければありがたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 当然、県道改良等につきましても私のほうからも県に対して要望なりを毎年させていただいております。新見川上線は最重要重点路線として毎年お願いをさせていただいており、御承知のように、川合のところから上への路線は今着手なりしていただいておるとこでございますが、今非常に狭小なところとしましてあそこの長谷へ入るところの部分から上、あの部分につきましても、今年度詳細設計ではなくて調査設計という形で着手をいただくということでお話を伺っておるとこでございます。したがいまして、あの路線の北からと南から、そしてその他の2車線になってない部分につきましてもこれから調査をしながら、地権者の方もいらっしゃいますので、地権者の方とも精力的に交渉をしながら進めさせていただこうと考えてるとこでございます。その中で、川上議員にいろいろお骨折りをいただきまして、西油野のほうに上がる県道のところとの交差点部分はきれいになりまして、2車線すっきりとしたということで、これに関しましては御支援、御協力に感謝を申し上げたいと思っております。 そういう形で地権者の方の御同意をいただくべく努力をさせていただく、これは県も市も合わせてやらせていただこうと考えておるとこでございます。それからまた、新しい路線計画等が決まりましたら、またいろいろ地元の方へも御協議をさせていただこうと考えているとこでございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 今の答弁は、前にもそのような答弁をいただきましたが、それ以上に詳しい答弁をいただいて地域の皆様方は安心をされるんではないかと思います。この路線は、市長も言われるとおり、石灰を積む車等大型が頻繁に通るということで、非常に危険な道というようなことで住民らの要望をいたしておった道路でございますが、今の答弁というか、報告をいただき安心するのではないかと思っております。 次に、2番目の地域産業についてということで質問をしたいと思います。 市は、農業を市の基幹産業と位置づけ実施をされています。今議会の答弁でも、定住をしていただき高梁市で生み育てていただくことが大切だと答弁されています。しかし、現在の状況を見ると、地元が一生懸命動いているのに市の対応がついていってないんではないかというふうな思いがいたしております。定住を決め研修をしている若い夫婦がおられますが、研修終了後に補助が間に合わないのではないかというふうな心配もいたしております。市に相談をいたしていますが、その辺を心配いたしております。 また、お試し住宅にしても現在とまっているような状態です。答弁でも14課、68事業があるのでわかりにくいかもしれないと申されていますが、現に入植をしようと2組の夫婦が来られています。この現実を踏まえ早急に責任のある対応を願いたいと思いますが、答弁を求めます。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 新しく新規に入植をしていただける方がいらっしゃるということは、非常に喜ばしいことでございます。そして、その方を地元の方で皆さんが応援をいただいておるということも理解をさせていただいております。そうした地域での取り組みに関しましては、市としても応援をさせていただかないといけないと考えておるとこでございます。今お尋ねになりましたお試し住宅にいたしましても、そして新規の耕地整備につきましても、これは市のほうでまた改めて、担当課のほうとも交えまして検討させていただきたいと思っておるとこでございます。その際にも、地元の方との御相談なりは必要だと考えております。お試し住宅はどういうふうにしていくのがいいのか、そして耕地につきましてもどういった形で耕地整備をさせていただくのがいいのかということもございますので、早急にこれはまた別途御相談もさせていただければと考えてるとこでございますし、今湯野の小学校が廃校という形で建物は残っておりますが、そうしたところの活用というのも今年度御相談をさせていただくということになっておりますので、あわせてそちらとも協議をさせていただきたいと考えてるとこでございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 今の市長の答弁をいただき安心いたしますが、今までの経過を見ると割かし行政の縦割りということであちこち行かなければならないということで、なかなか前に進まないというのが状況でございました。今市長の方針、考え方を答弁いただき、今後はスムーズに行くものと思っております。また、そういうことで総合的な支援もお願いをいたしたいと思います。 では次に、3番目の教育について学校に係る諸問題ということでございますが、合併後地元の保育園、これは田原も入れてですが3園、それから幼稚園が1園、小学校が3校、中学校が1校、旧備中町からこれだけの教育の場がなくなりました。大変なことです。余りにも急激な変化に戸惑いと不安を感じています。地域の拠点がなくなると、通常より速い速度で過疎高齢化が進んでいきます。こうした現実も議会の議決でなされたものと言われれば民主主義の観点から何も申すことはできませんが、非常に寂しい思いをいたしております。行政施策のために急激な変化を受けている地域に何らかの対応を当然考えていただいていると思いますが、こうした地域をどのようにして守っていただけるのか、まずお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本健二君) お答えいたします。 備中中学校の統合の件では、地元の皆さんを初め御心労をおかけしました。そのことを踏まえて反省すべき点は反省し、これから事業の推進に努めてまいりたいというふうに考えております。 お尋ねの件ですが、まず学校教育という面と地域における学習という面があろうかと思います。学校教育の場合は、ある程度集団の中で切磋琢磨をしていくことが望ましいというふうに言われております。過疎高齢化が進む中、児童・生徒数が減少するという中では一定の集団規模を確保するということが必要であります。そして、そういう中では、教育環境を整えるという観点からは学校の統廃合も避けては通れないということが現実の課題だというふうに考えております。ただ、そのことにより子供たち遠距離通学を強いられるという場合もございますので、そういう場合においては安心・安全な通学と、スクールバスを初めとしたそういう方法を確保する必要はあろうかというふうに考えております。また、一方で地域ですが、地域ぐるみで子供を育む取り組みが重要と考えております。 1例を申し上げます。 公民館が中心となりました放課後子ども教室という事業がございます。これは、地域の方々のお力をかりて、放課後や休日、週末等にスポーツ、ゲーム、それから工作といった文化的な体験、また学習の支援というふうなことをし、知識と交流を深めるというものでございます。また、学習サポート教室というものもございます。地元の教員のOB、大学生などが子供の学習を支援してくれるという取り組みでございます。 このように、学校の授業のみならず地域の皆様の力をおかりして、学力の向上、そして地域の愛着を高めるために伝統文化の伝承に向けた取り組みが重要と、このように考えておりまして、それを推進してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。
    ◆12番(川上修一君) いろいろ対応ということで考えていただいておるということで、その期待はいたしますが、湯野の場合公民館を使い放課後教育あるいは学習支援、学習サポート教室、その前にまだ教育委員会が公民館を管理されてますよね。その辺一般財産になってもそれをされてます。それがどうなるのかを決まらないうちにこういう支援事業がありますと言われても、場所が全然確定をしない、あるいは決まらないようなことではなかなか、言われたのはありがたいんですがちょっと不安を感じております。それはそれとして、大きく期待をいたしております。 この勢いでなくなっていく教育の場を何としても守っていかなければなりません、我々は。その思いが1,177名の署名であったと思います。今後富家小学校、布瀬の幼稚園を最後のとりでと思っている多くの方がおられます。これを守ることに住民は必死です。必死になっております。地域住民に長期的な観点からの答弁を、またそれぞれ学校跡地の活用やこういった進まない状況をどのように考えておられるのか、お尋ねをいたしたいと思います。富家小学校の将来、あるいは保育園、そして跡地の関係をちょっと答弁願います。 ○議長(倉野嗣雄君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本健二君) お答えいたします。 学校の統廃合ということが大きな問題でありました。今後どうするかということになりますが、これにつきましては将来的な展望を皆様にお示しする必要があろうかというふうに考えております。関係の皆様にお集まりをいただきまして客観的にその部分を整理いたしまして、将来の見通しが皆様にお示しできるよう今後協議をしてまいりたいというふうに考えております。当然、地元の意向というものも尊重してまいりたいというふうに考えております。 また、廃校後の跡地の活用でございます。これにつきましては、当然地域振興のために地域の皆さんの希望に沿った方向で協議をして連携をしてまいりたいというふうに考えております。地元から具体的な活用方法が示されない場合におきましては、地元の了承を得まして文部科学省のみんなの廃校プロジェクトということや、市の産業観光課のホームページ等々、その利用の公募をしているところであります。現在、市内廃校5校の活用を模索しております。活用方法がほぼ決まったと言えるのは、布寄小学校の1校にとどまっております。 施設の利活用につきましては地元と協議が調いまして、具現化に向けて補助事業を活用していくということが必要になってまいります。また一方では、施設の規模が非常に大きいです。そこを部分的に使いたいというふうな希望をいただいたときには、それぞれの施設の維持管理費というのが地元負担ということになってまいりますので、その辺で折り合いがつきにくいというケースが見えるようであります。今後とも地元の方と十分協議をして、お互い納得の上でこの事業を進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 小学校、保育園、備中町に1つしか残っておりませんが、今の答弁でいうと協議をされるというのはわかりますが、非常に不安であるという状況が払拭できないわけでございます。特に、これは高梁の町なかの人たちがこう言われるんです。備中町は学校がだんだんなくなっていくんだけど、湯野や平川の人は子供たちを今後どうするんならと、中学はバスでも行けるけど小学校や保育園がなくなるとどうするんならと言われて、私は答える答えがないわけです。だから、こういったことがあるんで、今質問をさせていただいたり将来安心できる答弁をいただけるかなと思って言ったんですが、もし今の答弁でなく、そういう立地条件の中だから極力学校の閉校というのは最悪の状況でなければ閉校にはなりませんとか、頑張りますとかというような温かい答弁をいただけるというふうに思っていたんですが、今のではどうもどうしたらいいのか。仮に言うたら、来年閉校になります、協議をしましたから、いろいろしたんです、検討しましたが閉校という道をとらざるを得ないと。今言われたように、学習をするためにはある程度の子供たちの集合体が必要だというようなことをもとに言われると、立地条件を備えていない地域というのはもうほとんど教育の場というものを安心して臨めないような状況が生まれてくるということなんです。その辺を理解していただいて、もう一度前向きな答弁があればいただきたいと思いますし、また教育委員会でなくてこれは市の考え方としてそういう立地条件を持つような状況であれば一生懸命考えていくというようなことがあれば、安心できるような答弁があれば、なければよろしいがあればいただきたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本健二君) お答えいたします。 小学生は、まだ体が小さく弱い部分もございます。そういう中で、例えば1時間のバス通学をしろということはとても強いることはできないというふうに考えております。立地条件、それと通学の時間等々を考慮した中で、小学生という子供たちのためにどうあるべきかというのは検討してまいりたいと思います。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 今の答弁をしっかりと協議いたしていただいて、我々の地域も安心して教育が受けられる場にしていただきたいというふうに思います。 次に、統合すればよりよい教育ができると何回も聞いています。 そこでお尋ねいたします。 高梁中学校は多くのクラブ活動を実施されていると思いますが、その中に武道、剣道とか柔道のクラブ活動がないように聞いております。中国大会、あるいは全国大会に出ようというような人材があるにもかかわらず、クラブ活動がないために岡山のほうにやむなく転校してる、こういった事実があります。家族は地元の高梁市の選手として出場したいと、けれどそのような環境がないわけで、こうした現実を市はどのように思っておられるのか、答弁を願います。 ○議長(倉野嗣雄君) 通告にないので、答えられないということです。 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) ここへ書いてあるんですが、教育についての学校に係る諸問題、クラブ活動は学校にかかわらないと言われるんであれば質問を取り下げます。 ○議長(倉野嗣雄君) 平田教育長。 ◎教育長(平田守君) 川上議員さんの御質問にお答えをいたします。 中学校での部活動の件でございますが、以前議会でも大月議員さんのほうから吹奏楽部ができないだろうかというような御質問もいただき、その際申し上げましたけれども、条件がいろいろあるわけでございます。 まず、3つぐらい条件がございまして、その部をつくる場合にまず学校に世話をするといいますか、顧問といいますか、指導する職員がいるかいないか。職員が指導できなければ外部から指導者を頼んでくるという制度がございます。それから、1度つくったその部がある程度存続が可能か。また、活動する場所があるか。そういったもろもろのことを検討して、学校がつくるかつくらないかを判断いたします。 部活動と申しますのは、教育課程外の活動でございます。しかしながら、中学校生徒にとっては部活動というのは大きな分野を占めますが、教育委員会でこの部をつくりなさいとか、この部を検討しなさいということは指導はできません。しかしながら、そういった声があるから学校のほうで十分検討するようにということは申し上げることはできますが、部をつくるつくらない、設置するしないについては学校が保護者と十分協議をして決定すべき事柄であると、このように思っております。現実的には今議員さんがおっしゃったように、学校に部がないのでほかの学校へ行ってというのはありますが、たくさんの種類の部活動を学校で設置することというのはなかなか難しい、困難な状況もございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 我々が今までいろいろ教育委員会のほうからお聞きをした中には、小規模では十分な教育ができない、たくさん集まって多くの中でしっかりとしたよりよい教育をするというようなお話をずっと聞いておったわけでございますが、今の答弁をするとそこへいくとまたそういう問題が起きてくるというようなことで理解がしづらいんですが。 条件があるということでございますが、後段で言われました部外者の、要するにスポーツ少年団の指導員とか、警察のほうへお願いをするとか、地域にそれだけの有段者とか指導員がおれば協力を願うとかという手は実際あるんです。スポーツ少年団はやっておりますから、その方、あるいは警察にお願いをするとか、我々の地域は警察官に剣道をてごして教えていただいた経緯もあります。 それから、つくったものがもつかもたないか、二十何年間スポーツ少年団が継続してるんですよ、二十何年間。もつかもたないかじゃなくてやるかやらないかじゃないですか、この条件からいうと。 それと、場所はというと、高梁にはちょうど体育館の下へ武道場が、剣道にしても柔道にしてもあります。こういうものもしっかりとしたいい道場です。これをスポーツ少年団も使っております。私見に行きましたが、非常にいい条件のものができております。こういうものをしっかりと有効に利用していただいて、高梁市の地域の子供たちの将来に大きく貢献をしていただきたいと思います。特に、有能な子供たちが岡山のほうへ中学から選手として出ていくということは、果たして高梁市のアピール、あるいは高梁市の郷土愛、これにつながるんだろうかというふうな思いがいたしておりますので、その辺もしっかりと考えて今後のことに当たっていただきたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 平田教育長。 ◎教育長(平田守君) 先ほど申しました3つの条件というのはそういった条件を考えて学校が考慮するということで、活動場所がないとか云々というのは言っておりません。高梁中学校は市民体育館を使っておりますので、それはもうわかっておるわけでございます。しかしながら、学校の中で世話をするといいますか、顧問になる教員がいなければ無理やり持てというわけにもいきません。指導については、地域の人材を活用するとか地域の方々に応援をしていただくということは、これは結構でございますが、学校の中で顧問という者がいないと中体連の大会等へはなかなか出場が難しいという条件もございますので、そういったもろもろのことを考えて、各学校でこれはしっかり協議をして部をつくるかつくらないか、これは学校の主体性に任せたいと、こういうことでございます。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 教育長の答弁でよくわかりました。 では、顧問というのはそういう指導ができなくてもできると思うんですが、顧問もしないと、それからクラブ活動もしないというような教員、あるいは校長がおられるんであったら、その辺は改善をしていただきたいというふうに思います。できるだけ高梁市の有能な子供たちがこの地で一生懸命頑張っていただけることを願っております。 次に、4番目の地域医療についてお尋ねをいたします。 地域医療については本当に心配をいたしております。高齢化すればするほど、診療所のありがたさを地域の方は感じておられます。さきにも備中町の診療所について皆が心配をいたしました。診療日が減ったということで何とか治まり、皆さんがほっといたしておるところでございます。市のほうの御努力によって確保ができたんだというふうに思っております。今後は長期的に確保はできるのか、ちょっとお尋ねをいたしておきたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 土岐政策監。 ◎政策監(土岐太郎君) 診療所についてのお答えを差し上げます。 まず、ほかの行政分野も当然そうではありますけれども、医療につきましても地域のニーズ、これにしっかりと応えていくということが重要なのは言うまでもないことだと思っています。医師の確保ですとか資源がなかなか確保が難しい中で、民間の医療機関だけではなかなか採算をとっていくのが難しいような地域においては、行政がしっかりサポートして必要な医療を届けることが重要だと思っております。 備中町におきましては、これまで備中診療所、平川診療所を旭川荘に指定管理委託をしておりましたけれども、今年度からは必要な医療提供を継続するという観点からるる協議を重ねまして、今年度4月からは成羽病院附属診療所として運営をいたしております。御指摘のとおり、診療日数については若干減ったんですけれども、継続的な運営を行っているところでございます。 今後につきましては、これは繰り返しになりますが、現行の医療体制、これを可能な限り継続できるよう努めていく必要があると考えております。住民の高齢化の進展、それから車の運転や歩行が困難な方が増加しているという状況もございまして、当然診療所が地域において重要な役割を果たしてるというのも事実でございますが、一方でそういった高齢者、診療所に通うことが難しい方もふえているという現実もございますので、そういった事情も考慮して、先日も質疑の中で触れました在宅医療、こちらの推進とあわせながら地域に密着した医療サービスがしっかり提供できるように検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 答弁をお聞きいたしまして安心をいたしております。できるだけ過疎の医療について御尽力願いたいと思います。 続きまして、(5)の市民の生活状況について高齢者の生活をどう守るのかというようなことですが、高齢者の国民年金受給者がどのように生活をされているか、安心しておられると思いますかということですが、月にざっと電気1万円、水道2,500円、ガス1,000円、テレビが2,370円ぐらいですか、ざっとです。それから、交際費が多分1万円ぐらい要るんじゃないかと。町内会費が今活動費がないんで5,000円、交通費がちょっとタクシーを頼めば月に2万円から3万円要るんじゃないか、電話料金が2,000円、食事を食べなければ、買わなければただですが、それでも死んでしまうので、来たときに買ってしまうということで1万5,000円ぐらい要るんかなと。くみ取りが750円ぐらい要るんかな、各種税金が個々によって違いますがこれも要ると。高齢者の医療費や医療保険、月に約4,100円、多分です、違ったら違ったで。こういう計算をするともう7万円、8万円を超えてしまうわけです。そしたら、どうやって生活をしてるんだろうと。貯金があるからそれを使ってるんかなと思うわけですが、その上で地域の活動が求められるわけです。草刈り、あるいはボランティア等々が求められるんです。活動も十分にできない人がふえているのも実情なんです。こうして皆様が生活ができなくなった場合、金銭的な、あるいは地域的な活動支援を市はどのように考えておられるのか、ちょっとお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 高齢者の方々の生活の状況ということでのお尋ねだと思います。私も認識をさせていただいております。今の年金制度、特に国民年金制度というのは、生活する上でぎりぎりのとこなんだろうなという認識は持っておるとこでございます。そのために、今個々具体の数字も挙げていただいたとこでございますが、例えばですが、水道そしてテレビなんかにつきましても一定の要件はございますが減額、免除、そういった条件もあるわけでございます。それから、個々の生活に対しましての支援ということになりますと個々の給付となりますと、今国がしておる臨時給付金というのがあるんですが、これはもう一時的なものでありますのでそれが続くとは私も思っておりませんが。最終的には、セーフティーネットの一つとして今川上町で行っていただいております絆かわかみといった制度でありますとか、高梁市がこれから成羽町に予定をいたしております養護老人ホームでありますとか、そうした元気でお暮らしをいただいておる高齢者の方々がみんなで寄って生活をすることによる一つの利便性といいますか、そこに効率化というものを求められるものだと思っております。そうしたことをこれからどういうところへどう配置していくかということも含めて、検討をしていくことにいたしておるとこでございます。それとあわせて、先ほど土岐政策監が申し上げました公共交通も絡めてくると思いますので、いわゆるセーフティーネットとしてどういうふうな形をしてさしあげるのがいいのか、これは医療だけじゃなくて、元気でお暮らしをいただいておる方に対してもどういう形がいいのかというのは大きな課題として認識をいたしておりまして、総合戦略の中でもそれをうたわせていただいておりますので、今後しっかりと検討してまいりたいと考えてるとこでございます。 あと、町内会等への支援につきましては、これまでも御質問いただいておりますのでお答えをさせていただいておりますが、来年の4月からの総合支援事業の中でこれはもう共助、互助です。みんなで何とか支え合おうという形のものができないかということを考えているとこでございまして、1つの町内会単位ではなかなか難しいという場合には周りが何とか支えてさしあげるという仕組みで、そこには市のほうからも幾らかばかりの支援もさせていただく、そして町内会としての活動を支えさせていただくという形をとっていこうということで、今検討をいたしておるとこでございます。これにつきましてはまた改めて、金曜日の答弁でも申し上げましたが、議会のほうにも御相談を申し上げながら内容を詰めさせていただこうと考えてるとこでございます。 いずれにいたしましても、地域の活力というものがなくなってしまっては、これはいけないわけでございますので、地域の活力を維持するためのさまざまな方策、これを市民の皆さんと一緒にできる方策というのをこれから進めてまいりたいと考えてるとこでございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 今市長の答弁をいただいてありがたく思っておる部分もありますが、心配な部分もあります。できれば元気老人のときの、もうどうも動けないから施設へ行かなきゃいけないというような状況になれば医療も必要だろうしいろいろな環境も必要だと思いますが、元気なときの支援というものが今地域には大切なことになっております。特に、合併後いろいろ考えるんですが、国保についても先般の水道料金についてもですが、どんどんどんどん上がっていくわけです。それで、ぱっと年金の通帳を見ると、あれ、これ私は許してないのに引いてある、これ何だろうかというと、後期高齢者医療制度の中で引かれておるというようなことで、今後これ以上負担が仮にかかるということになればとてもじゃないけど今の現況では暮らしていけないと。市の状況もわかっております。人口が減れば交付金の算定には大きく影響してきたり財政も厳しくなってくる状況の中、もしこれが住民に負担がかかるような施策をしなきゃならんという事態が起きれば、これはまた大変なことになるので、今市長が申されたように、安心・安全で生活ができるようにいろいろ検討をしていただきたいというふうに思います。 次に、大きな2番の有害鳥獣駆除についてということでお尋ねをいたしますが、実施隊が結成されたと思いますが、その後どのようになってるのかお知らせを願いたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) この御質問には私のほうからお答えをいたします。 平成26年9月29日に設置をいたしました鳥獣被害対策実施隊につきましては、本年3月31日付をもちまして廃止をしたところでございます。といいますのも、実施隊として活動する中で広域的な駆除活動、緊急時の対応が困難であったことから、猟友会地区代表の方々とたび重なる協議の上、従来どおりの駆除班で対応していくという猟友会員皆さん総意のもと、廃止をさせていただいたわけでございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 実施隊について、当時は補助もあったりいろいろなことで有利な状況があったということで大きく期待をいたしておったわけでございますが、猟友会との協議ということでございます。多分この実施隊の結成が移動しての活動ができないような実施隊を組まれてるんではないかというふうな、当時思いがいたしておりました。結局、もともとこの実施隊というのは、発生する場所へ行ってそこで駆除をしていくというような、移動型であるということも当初からわかっておったわけでございますが、これができなかったということは非常に残念に思っております。 実施隊はもうそれで結構でございますが、毎回のようにこの問題、駆除については質問が出されております。猿にしても、イノシシにしても、今度は熊が出たり鹿が出たりしておりますが、改善をしたというような報告が今までないような気がいたしております。特に、合併してほとんどの一般質問の中に、中には飛んだこともありますが、ほとんどどなたかが有害鳥獣駆除については質問をされております。改善をしたということが出ないということはどの辺が原因になっているか、執行部のほうで考えがあればお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 改善ということでございますが、猟友会の皆様の高齢化等によりまして会員の皆様が減少をしていくという問題もございましょう。改善といいますと、市といたしましては駆除奨励金の金額をアップさせていただいております。また、難波議員さんのときにもお答えをしたんですけど、高梁市鳥獣被害防止対策協議会というのを立ち上げまして、今特に野猿による被害防止につきまして野猿捕獲柵を設置していっておるところでございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) いろいろな対策をとっていただいておるということは理解をいたしております。しかしながら、猿は非常に能力が高いわけでございます。人間とどっちが頭がいいかと言われればよくわかりませんが、能力がすぐれております。そうしたときに、いろいろな対策をしても一向に数が減らない。私は、基本に返り、今部長が申されましたが、猟師も少なくなっておるというようなことでございますが、猟友会は非常に金がかかるわけなんです。ポーンと1回音がすると三百二、三十円飛ぶんです、ぽっと。そういうことを言うて、猿なんかは割かしおどしと、それからいろいろやるんですが、非常に弾数を使います、猿とか、それからカワウというのは駆除のときに非常に弾を使います。このことについて、弾の支援という意味で、弾をくださいと言うわけにいきませんので新たに猟友会に弾代の支援というものをしていただいて、猟友会をしっかりと使っていただければある程度の効果が出るんではないかと、私はそのように思っておりますので、もしできればそうした施策をしていただければありがたいかなと思っております。 それでまた、猿に対してですが、猿の柵は非常に金額が高いわけなんです。イノシシなんかでありますと6万円前後で電柵ができるわけです。だけど、猿の場合は、ちょっとした柵をしても40万円も50万円も要るわけです。大きな規模でやると100万円という金が動くわけです。なぜかというと、高いものをしなきゃいけない、網をしなきゃいけないということで、品物にもよるんでしょうが、非常に高いということなんです。このことについて、地域の人は一生懸命生活を守るために高いものを買って守っているわけです。そうした人たちにできれば2分の1の補助でなくて、もう少し補助率を上げていってあげれば自分たちでいくばくかの金をしっかりと出してやっていただけると思うんですが、余りにも高いために作物をつくるのをやめようかというような人が出ておるわけでございますが、この点についてはっきりした答えが出るかどうかは別として、野猿の柵について支援ができるのかできないのか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 野猪、有害鳥獣の被害に対しては、年々減ってないというのは十分承知をしておりますし、今まで出なんだのにというところにことしは何かよう出ておるようでありまして、せっかくもうこれから収穫をしようかというところで敵もさる者ながらよう知っとりますんでやられてしまうと、私の家もそうでありますけど。そういう意味では、耕作をされてる方は本当に悔しい思いをされておると思っております。 今御質問がありましたように、例えば猟友会の方の活動についてどこをどうすればいいのかというのを、もう一遍猟友会の方ともいろいろお話をさせていただく必要があると思っております。今ここで弾代の補助とかどうこうということは言及はなかなかできないとこではありますが、こういうことがあれば活動ももっとしやすくなると、そしてそれが有害鳥獣の削減につながっていくんであれば、それは私は有効な手だての一つだと思っておりますので。今後積極的にそうしたお話をさせていただいて、私も有害鳥獣、イノシシ、それから東から鹿も攻めてきょうりますし北から熊もきょうりますし西からは猿もきょうりますんで、これは何としても有害鳥獣から守らんことには人間の生活ができんという思いがしております。したがいまして、そうしたことを総合的に少し考えさせていただく必要があるというふうに考えておりますので、補助率等も含めて検討させていただきたいと考えてるとこでございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) 今の市長の答弁、非常にありがたく思っております。大きく期待をいたしております。有害鳥獣については、各地区、私どものとこだけではなく、高梁市全体に大きな問題が起きておるというふうに思っております。先般の部長のお話で、北地区には監視員を4名置かれてます。できれば西地区にも、非常に猿が多いんです、だから置ければ置いていただきたいと思いますが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 東部地区のみならず、西部地区でも野猿の被害が頻繁に発生をしております。野猿の出没調査、見回り、追い払い、意欲的な方がいらっしゃいましたら御紹介をいただければと思います。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 川上修一君。 ◆12番(川上修一君) そういった意味で、地域の皆様が安心して生活ができるようにいろいろ考えていただいておるということを感じております。そういった意味で、できればその効果が出るようにしっかりと御支援を賜りたいというふうに思います。 これをもって一般質問を終了させていただきます。 ○議長(倉野嗣雄君) これで、川上修一君の一般質問を終わります。 ただいまから10分間休憩いたします。            午前10時57分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時7分 再開 ○議長(倉野嗣雄君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、石部誠君の質問を願います。 石部誠君。            〔3番 石部 誠君 質問席〕 ◆3番(石部誠君) それでは、任期最後の質問となります。日本共産党の石部誠でございます。 今回の質問5点、予定をしております。この4年間で質問をした中から市民の暮らしを支える市政実現のための意見や質問、ここの部分を掘り下げてみたいと思って、今までにした質問、再びさせていただきます。 高梁市が合併して12年がたちました。合併前には、合併すればよくなるということを繰り返し言われる中でこの合併が1市4町で進められてきたわけでありますが、この中で市民の暮らしが本当によくなってきたのかどうか、こういったことが問われているときだろうというふうに考えているわけであります。例えば、国保税や介護保険料や国民年金の負担、12年間でそれぞれ2万円から3万円、市民の負担がふえているわけであります。そういう中で、介護サービスなどは今まで受けられていたサービスが受けれない、こういったことが起き、負担が重くなる一方でサービスが低下するなどが起きてまいりました。地域でも基幹産業の農業で食べられることもできず、また非正規雇用がふえる中で若い方たちの貧困化が進み、結婚や出産、子育てなどにも思い切って進むことができない、こういった影響が出てきているわけであります。1市4町の4町の役場があった地域でも、もともといた旧町の役場、それぞれ100人前後の職員が働いていました。成羽などは200人をも超える職員が働いていたわけでありますが、そこに今職員の配置が10名前後になっているわけであります。そういったことで役場の機能としても低下しているわけでありますが、役場の周辺の、例えば商店街や商店なども閉店されるなどの影響も出てきているわけであります。こういった集落機能が落ちる中で、もう一回り外回りの地域に暮らす市民の皆さんはひとり暮らしの方が次々ふえてきて、まちづくり、道づくりや水路の維持などを初め、地域の行事やイベントにも協力したくても協力できないような状態、こういったことが起きてまいりました。こういうときだからこそ、今後の高梁市のあり方は市民生活、市民の毎日の暮らしを支える施策をもって当たってほしい、こういう願いから今回の質問をさせていただくことといたしました。 まず1つ目は、今後のごみの処理のあり方についてであります。ごみの減量化に対する現在の状況と今後の計画について、年間約6億円の予算が組まれ、6億円自体はほぼ横ばいのような状態で、市民は減っている中でごみの予算は横ばい、ごみの出される量も横ばいなんですが少しふえるといったようなことが起きています。そこのところを少し御説明ください。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) それでは、石部議員さんの御質問にお答えをいたします。 ごみの現在の状況ということでございます。雑駁には議員さんも把握はされておられると思いますけれども、少し具体に申しますと、平成21年度の1万1,961トンから平成27年度の1万1,724トン、こういった中ではやや微少ながら減少傾向にあるというふうには把握しております。しかしながら、1人当たりの排出量でございますけれども、平成21年度が939グラム、平成27年度が1,007グラムと、約70グラム多くなっておるというふうな実態がございます。これも消費生活、大きなスタイルの変革の中で、こういった現象も起きているんだろうと思います。また、先ほどおっしゃられました収集運搬に係る経費でございます。平成27年度の実績で約2億5,000万円の収集運搬経費、また焼却、リサイクル、最終処分に係る経費で約3億円、約5億8,000万円が、これは全て市民の皆さんの税金で賄われてるということを踏まえますと、経費の削減、あるいは施設の安定した維持管理を図る上でもごみの減量化は非常に大切な課題であろうというふうに認識をいたしております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) ごみの減量化、ごみを減らすこと自体が予算を減らすことへとつながっていくわけでありますが、今ごみを出される方、大きく変わってきているだろうと思ってます。そのことについてはまた次のところで質問をしますが、まず今ある焼却炉や、それから破砕機などの設備の更新についてはどのように考えられているのか、今後いつごろこの更新がどのくらいの予算をもって行われるのかお答えください。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) 引き続きお答えをいたします。 本市の焼却炉等につきましては、供用開始して17年程度がもう経過いたしております。このことにつきましては、8月9日に開催されました高梁地域事務組合の議会におきまして、一定の方向を考えようということで提案がなされております。 まず1点目ですけれども、現在の構成市町で施設整備を行うということ。2つ目として、県のごみ処理広域化計画の枠組み、いわゆる高梁ブロックでございますけれども、この中で施設整備を行うということ。3点目が県のごみ処理広域化計画の枠組みを尊重しながら近隣自治体とのより合理的な結びつきの中で整備を行おうと。こういった3つの案が提案されております。焼却炉の更新に当たっては、地域内の人口の減少やコストメリットなどの将来の動向を推しはかりながら、それに見合った適正なごみ処理の方法について検討を行う必要があります。高梁地域事務組合の構成市町を中心に隣接する地域とも調整、協議を進めていく、そしてあらゆる選択肢をもって検討していきたいというような表明がございました。いずれにしろ、高額な経費を伴うことですので、長期的な視野のもとで財源等を考慮しながら検討をすることと認識いたしております。まだ、経費面的には具体は出されておりません。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 例えば、焼却炉や破砕機は17年経過ですけれども、耐用年数でいうとあと何年ぐらいもつのか、またこれをやりかえるというとおおよそどのくらいの金額が必要なのかというのはわかりますでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) 現在の施設、これを扱っていくとなりますと全くやりかえる方法、また基幹的な機能をやりかえる方法、それから軽微な修繕を続けながら一定の期間延ばすというような、3つぐらいな方法が考えられます。これについての具体的な経費については、我々としてはまだ具体は持っておりません。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 25年とか30年とかという耐用年数の中でもうしばらくは直しながら使っていけるということでいいんだろうかなというふうに思っているんですけれども、どっかの時点で大きなお金がここに投入されるようなことがこれから出てくるだろうと思っています。早い時点で将来像を出していただく、それと今後のごみの収集や処理の仕方を大きく私は変える時期に来てるだろうというふうに考えてますので、そういうことを含めて3番目以降の質問に入らせていただきます。 適正な事業系ごみの取り扱いについては4年ぐらい前、ごみステーションに事業系のごみは出さないでくださいっていう、このくらいのプレートがずっと、千三百箇所か四百箇所のごみステーションに張られたと思うんです。それで、事業系ごみについての考え方や取り扱いについてどのように今行っているのか、今後どうしようと思っているのかお答えいただけますか。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) 事業系ごみの件でございますが、二、三、プライベートな話ですけども、個人的にそういった排出の指導をずっとしていただいた経緯がございますので、そういった現状を事細かくつかんでいらっしゃることと思います。事業所から出されるごみ、いわゆるここで言いますと問題になるのが廃プラスチックの関連があったりするだろうと思います。特に、プラスチック系のごみが家庭のごみに紛れて出されるというようなこともあったようでございます。そうした対応として、そういったプレートが出されたということだろうと思います。現在法律上は、御指摘のあるように、事業系と一般の家庭ごみをまぜて出すということには至っておりませんので、これについて指導いただくよう皆様方に御尽力いただいた経緯がございます。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) そもそも事業系ごみから出るプラスチックというのは、廃プラということで産業廃棄物です。それで、産業廃棄物を市町村がほかの家庭から出るごみとまぜて処理すること自体がいかがなものか、またそれを法律上では必要であると認めることがあればできるというふうになってるわけでありますが、こういったごみを減らしていくということで言えばなかなか事業系のごみと家庭のごみって線引きができない場合のほうが多いです。物すごい広い範囲で境界線に幅があるわけです。例えば、同じ事務職員がたくさんいるところでお弁当が出て、会社の経費でお弁当を食べたそのお弁当のパックは、これは産業廃棄物、廃プラです、産業廃棄物になります。ところが、自分でお弁当を従業員が買ってきて自分で食べた弁当のパックは、これも同じものでもこちらは個人の家庭ごみとして処分できます。アパートなんかの経営で、そこで管理をされてるアパートの管理人さんが就業時間が9時から例えば5時としていた場合、就業時間に表のごみを掃いて集めた落ち葉は、これは事業系ごみになります。ところが、就業時間でない午後5時から朝の、例えば8時までに掃いたごみは個人のごみになります。ですから、そういう意味では全く同じものがごみステーションや持ち込みされたときに、これが事業系ごみなのか、それとも個人ごみなのかと判別がつきにくいことがたくさん起きてるわけであります。ですから、ここはやっぱりモラルの問題も含めてありますから、ぜひごみの分別についてはモラルの問題も含めて一生懸命分別をしていただく、そのことによって、キロ9円ですか、事業系ごみだったら負担をいただくようになるわけですけれども、きちんとこれは分けていただくようなやり方も必要だろうなというふうに私、思ってます。 それで、ごみの総合計画の中にごみの有料化のことについて、ちょっと今資料を持ってくるのを忘れちゃったんですけれども、ごみの有料化について検討するとあったと思うんです。それで、ごみの有料化については岡山県下でも高梁市は今現在無料の市町村であります。指で数えるほどしか残ってないんですけれども、よその地域から高梁市に来られたときに、よその移住とか引っ越しで来られた方が喜んでいただけるのが、昨日でしたか、この間の一般質問のときにもありました、市長が言われた子供さんの医療費の無料が高校生まで要らないということ、それからごみが無料であるということ、この2つが必ず出ます。そういう意味では、私はこの制度を続けていってほしいと思うんですけれども、ごみの有料化の検討というのはどういうふうにされて、どういう出口に向かって検討されているのかお答えください。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) 引き続きお答えをいたします。 ごみの有料化でございますけれども、これはもう以前から検討の俎上には上げておりますが、いろいろ研究する中でごみの有料化をした場合に野焼きや不法投棄といった不適切な処理の増加、あるいは一定期間後にはまた再び増加するというような例もお聞きしております。ごみの処理には、先ほども申しましたけれども、多額の費用が投入されております。こういったことは市民の皆さん方に十分認識をしていただきながら、減量へのいろいろな取り組みを進める中で顕著な効果、そういったものが見られない場合には有料化の導入についても慎重にかつ具体的に検討をしていきたいというふうには考えております。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) ごみの有料化をすることによって、例えばごみ袋が1袋50円とか80円とかで市民の方が購入されてそれで出されるわけですけれども、そのことによって例えば5億8,000万円が減るようなことはないと私は認識してるんです。ごみ袋をつくってお店屋さんに置いて買っていただく、流通とか制作コストにごみ袋代はほとんど消えてしまうという認識なんですけれども、これは合ってるでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) 具体的な数字は、手元に資料はございませんが、試算した中では、今おっしゃられたように、大きな差は出てまいりませんでした。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) そういう意味では、むしろ市の手数がふえてごみを出される方がごみ袋代を払うことによって排出のための、処理のためのコストが減るということがないんであれば、むしろ啓蒙とかほかの形で減らしていくためにこれからも頑張っていっていただきたいというふうに考えております。そこは、よろしくお願いいたします。 5番目ですが、ごみ出し困難者の状況把握とその対策についてどのように考えられているでしょうか。ごみステーションは遠いからなかなか出せないということで、例えばうちの町内会にはもう一つステーションをつくってほしいとか、それからごみを出すことができないのでどうにかしてもらえないかというような、ごみの業者さんに対する相談とか、個人でヘルパーさんや、それから御家族の方に頼むとかというような状況の中で、そこはどういうふうに状況を把握されてるでしょう。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) この件につきましては、担当部署へも尋ねました。日々いろいろな御相談があるようです。ステーションへの設置には一定の基準を設けておりますし、御希望があったから必ずこれがかなうというわけにはいかないと思います。これに関しましては、実態を町内会長なり当事者の立ち会いのもと現地を確認する中で対応を考えておりますけれども、基本的には今まで持っておる設置の基準を満たした中での対応とさせていただいておるところです。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 困難者がふえてるかどうか、そういった声がたくさん上がってきてるかどうかということはどうでしょう、簡単に。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) そのことについては、認識はいたしております。そうした中で、町内会の支援策の見直しという中にも町内の困り事として上がっておりますので、十分認識はいたしておるところです。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 例えば、福地の地域にはごみステーションがたしか5カ所あるんです、広い地域ですけど。それで、山ノ上とか大久保、増原、それぞれ山ノ上なんかあの広い地域にステーションが1カ所しかないわけです。それで、近所の人にお願いするというても、近所の人もみんな高齢化などで困ってます。ですから、そういう要望の中で現実にはごみステーションをふやした経過もあることは重々私も承知してますから、その時々の判断でそういうことも行っていってもらうということも必要だろうなというふうに私は思ってますが。今後これがどんどんふえていけば、それこそごみステーションの設置費用は、ちょっと正確な金額までは上限が幾らだったか覚えてないんですけど、半額補助とかということになってたわけですけれども、そういうことでステーションがふえれば市の負担がふえていくわけであります。そういった状況を、とりあえず町内会と相談やどうやってやるかということで乗り切っていこうという考えでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) この議会の場で具体的にこうしたいという方向性は出せませんけれども、もう数十年続いた収集体制は当時の人口規模であったり町内会の状態の中でつくられたものだという認識がございます。時代の変遷の中で町内会とか、そういった形態が変わってくる中では、当然見直しは検討していかなければならないだろうという考えは持っております。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) もう現実に町内会で相談が出ているようなことが起きてる中で、町内会ではもうどうしようもないからということで環境課などへ御相談があるケースのほうが僕は多いんだろうとは思ってます。それで、未来永劫、先ほどのほかの方の答弁の中であった自助、互助、共助のやり方でこの問題が解決するとはなかなか思えません。どっかの時点で、戸別収集をするとか新しい方式を考える時点が私は来るだろうというふうに考えてます。反対に、それがいいか悪いかは別として、高梁の市街地などでもA町内とB町内のステーションがぴったりくっついてるとこだって現実にあるわけです。道を隔てて道のこっちとこっちにあるというなところも現実にあるわけ。いい、悪い、それを減らそうとか統合しようとかということじゃなくって、そういった問題も含めて大きく変えるときが私は来てるだろうというふうに考えています。ぜひ、ごみ出し困難者については戸別収集をしていただきたいというふうに考えます。 5番の質問に入ってくるわけですけれども、戸別収集で言えば、例えば地域の民生委員さんとか介護保険の認定などでもうこの人大変だよ、また町内会で協力をしてもらってもなかなか出せないというようなところは、もう戸別収集をしていただけたらと思います。戸別収集については、検討の中の一つとして入ってるでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) 当然、そういった事例はお聞きいたしております。現在戸別収集については、全体を見直す中では当然検討は必要ですけれども、現時点では社会福祉協議会が行っておられますちょこっとお助けサービス、あるいは戸別に事業者に委託をして収集していただくというようなことでお話をさせていただいておるところでございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 今広域事務組合で業者さんが6社でしたか、7社でしたか、入って運営されてる中で、そこで戸別収集をするのかどうか。例えば社会福祉協議会が特別枠でするのかどうか、もう一つ今の広域事務組合の外にそういったことをつくるのかどうか、いろんな方法があるだろうとは思います。ぜひ、市民の立場に立ってやっていただきたいので、もう一回だけ、じゃあこれをどのように考えられるか。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) 先ほども申しましたように、現収集体制というのは長い間培ってそれが定着してきたという経緯もございます。ただ、それが未来永劫というわけではございませんので、今後そういった分岐点は来るだろうと思いますので、今後検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) じゃあ、この問題については横におきまして、今蛍光灯の収集は市民センターや公民館などで蛍光灯を収集している、いつでも持っていける形でそこに集積してます。とりあえずは私思うんですけど、瓶とか缶とか、いわゆる雑誌とか、紙類、リサイクルになる物はいつでも持っていけるようにすると、例えばごみ出し困難者の方の家のものが、ヘルパーさんとか家族が土日に掃除に来るとかというようなときに、そこに持っていくことができて家の中が片づく、ごみの量が減る、それでそうやって分けることによってリサイクルできるというふうに一つは思います。 それから、例えばそういうことで町内会でごみステーションにリサイクルのものを出した場合。倉敷市でごみステーションを見てこういうやり方があるんだなと思ったのが、町内会が廃品回収業者と手を組みまして瓶や缶や紙などを出した場合、その業者さんがごみステーションへ取りにいって持って帰ってそれを年に2回でしたか、1回でしたか、町内会へお金を落とすようにするということによってそういう啓蒙ができる。ですから、そういうやり方で高梁市が処理するごみを減らすことも私はできるし、こういったごみ出し困難者に対する助けにもなるというふうに思います。ごみを減らす中で廃品回収などで学校などでやられるというやり方もあるんですけれども、そういうやり方が町内会への還元というふうになれば市が集めて分別して処理をするというやり方よりもうんとお金が減ることができますので、ぜひこういうやり方はどうかということを提案させていただきますが、いかがでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 小野市民生活部長。 ◎市民生活部長(小野和博君) 先ほど来申し上げておりますが、総合的な見直しをする中では一つの御提案として検討はさせていただこうと思います。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 平成30年と言われたかな、培ってきたやり方で急には変えられないというような、いずれ変える日が来るだろうからという言い方をされたんですけども、今が僕はそのときだと思います。それこそ機械の更新とか高齢化の問題とかで地域が疲弊しているときですから、ぜひ具体的なこういった検討に入っていただくことが5億8,000万円、6億円のお金を減らしていくだろうと思いますので、よろしくお願いいたします。市長、何かありましたら。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 総合的に考えにゃいけんのは私も認識をしておりますんで、これからの大きな課題として検討はさせていただきたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 曲がり角に私は来てると思います。ちょっとおくれれば本当に困ってしまう野焼きや、それこそどっかに放置するようなことが起きてくる可能性を含んでます。ぜひ、よろしくお願いいたします。 それでは、2番目の質問に入ります。 水道料金の今後についてであります。先日の水道経営審議会に3種類の値上げの諮問といいますか、提案というか、どういうふうに考えるかというのが出ていましたが、市として水道料金についてはどういうふうにこれから推移していくであろうかということを教えてください。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 質疑は水道料金でございましょうか。            (3番石部 誠君「はい、そうです」と呼ぶ) 水道料金につきましては、水道事業は市といたしましても市民生活における最も重要なライフラインの一つであると思っております。安定的な経営を持続できるよう、先ほど議員も申されたように、水道経営審議会にさまざまなパターンを示して御協議をいただいておる最中でございます。いましばらくお時間をいただきたいと思っております。以上でございます。
    ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) この3パターンは出されてるわけですけれども、その3パターンは要は幾ら足りなくて今後いつごろから幾ら引き上げをしなくてはいけないということが根底にありますでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 これは、上水道と簡易水道を統合いたします。今予定を国のほうで、そういう通知が来ております。料金について御審議いただいておるわけでございますが、先般の議会でもお答えいたしましたように、国から緩和措置を示されておりますので、それに向けて考えております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 済いません。幾ら足りなくって市民負担が幾らふえるのかっていうところを教えてください、緩和措置がなくなると。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えいたします。 水道事業は、原則的に独立採算でございます。現在上水道につきましては、基準外繰り入れ等々入れておりませんが、現在簡易水道で申し上げますと基準内繰り入れを年間4億3,000万円前後、それから基準外繰り入れを1億円前後入れております。したがいまして、その分が足りてない。ただ、今後資材費であるとか、お水をつくる材料費、そういうものも高騰してまいりますので、それを踏まえて御審議を今していただいておるところでございます。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) それでは、5億円から6億円、毎年足りない分が利用者負担になるという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) 現在の基準内、基準外繰り入れが現在その額でございますので、将来的にはもう少しかかるのではないかというふうに認識をしております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 去年、国との約束の中で約1.6倍の市民負担がふえるような中で、もちろん市長も他の自治体のそういった該当する自治体の方たちなどを含めて奮闘をされる中、私たちも国会議員を通じてこの問題では取り上げていただく中で、しばらくの間緩和措置ができるということになりました。ただ、緩和措置ができて以降の考え方なんですけれども、96%とか97%とかという市民の方が使われている水であります。例えば、倉敷市から引っ越してこられた方が水道料金が倍になったっていうような意見が出るような高い負担をしてるわけであります。これは、これ以上に、例えば1.6倍とかに緩和措置がなくなった時点で上がるということになれば本当に大変であります。中小企業の方などは、これ以上サービスとかもろもろの単価にこの分を含めて値上げなどをすることができないというふうなところまで来ているわけでありますから、ぜひこれは引き上げをしない、むしろ引き下げをするということで頑張っていただきたいというふうに思うのですが、いかがでしょう。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 先ほどお答えをいたしましたように、水道事業は独立採算が原則でございます。したがいまして、水道の目的、これは安全な水道水を豊富に常時市民の方にお配りをするということが一番の目的でございます。したがいまして、健全な、安定した水道経営をしていかなければそういうこともできませんので、そのあたりは御理解をいただきたいと思いますし、それから倉敷市と今比較をされましたが、県南とこちらの中山間地域におきましてはお水を配るコストが変わってまいります。いろんな施設が必要でございます。それから、水道ですから使用料、これは給水人口が影響しております。給水人口の多いところにつきましてはその分使用料が入ってまいりますので、料金設定は高梁市に比べまして低く設定をしておられるということでございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 利用者負担が原則であるということも繰り返し、これも水道経営審議会でも同じように語られるわけですけれども、96%を超える方、ほとんど全市民の方が加入して使ってる水道であります。一般財源から法定外の繰り入れをしても私は構わないと思います。そうやって協調すれば協調するほど、水道は高くて当たり前なんだと、不便なとこに住んでる者はしっかり負担してくれえということはいかがなものか。行政の上に立つ人たちがそういう立場で水道経営審議会で言われれば言われるほど、そこに出席されてる審議員の皆さんも、これはもうみんなで分けんといけんのんじゃなというふうにすり込まれますから。私は、それ以外のやり方も、こういう方法もありますよと、一般財源から繰り入れるということも可能ではあるということをきちんと方法の一つとして訴えていただきたい。ただ、それについては全市民の了承とか首長、近藤市長の英断とかというのが必要になってくるだろうというふうに私は思うわけでありますが、どうでしょう。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 普及率が96%を超えておる、ほとんどの市民の方が使ってるから一般財源を繰り入れてでも料金を抑えるようにとおっしゃっておられますが、市といたしましてもさまざまな施策、定住対策、教育福祉、それから先ほども出ました環境など展開をさまざまやっております。繰り入れということになりますと単独市費でございます。ということは、今までの他の事業に多大な影響がございますので、これは慎重に検討していかなければならないというふうには思ってございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 市長も同様の考えでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) そもそも論になりますけど、さっき石部議員、共産党の国会議員の先生方も言っていただいたので緩和措置が延長されたというていただいたんで、どっかのチラシにも書いてありましたんでぜひそれを実現してください、できるものなら、やっていただかにゃいけません。それから、見つけますと言われて書かれてありましたんで、ぜひ見つけてください。ただ、4億円、5億円のお金を一般財源に措置するということは、当然ほかのことに影響いたします。長期的な財政運営に立ってどうするかということを考える、これが私の役目だと思っておりますので、今ここでどうする、こうするは議論できないのは申しわけないとは思いますが、全部の市民の皆さんがどうしたのが一番いいかを考えながらやる、その上で最終的にどうあるべきか。これは、料金の多寡での問題ではないんです。市民サービスをどうしてくのか、どこに重点を置くのかというのが大きな課題でありますから、そこを考えながらやらせていただきたいというふうに考えてるとこでございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 私自身は、市民の立場からの皆さんの声をいかにこの議会で執行部に伝えていくかというのが大きな仕事だというふうに思ってます。また、先ほど言われましたように、国に対しても私たちははっきりといいことはいい、悪いことは悪い、こうしてくれというのは繰り返し今までもやってまいりました。そういう意味では、高梁市の水は高くても当たり前だっていう立脚点に立って今後進められていくことは、私はいかがなものかっていうふうに思っています。市民感覚からすれば、これは言おうか言うまいか、今回の締めで言おうかどうしようかと思ってたんですけれども、これは僕の言葉でありませんよ、市民から聞いたことで。健全経営、健全経営と言われるけれども、使うべきところへ使ってねえんじゃねえかって。駅前ばっかりようなって、結局市民の暮らし、例えば街路灯とかカーブミラーとかちょっとした道路の穴ポコとか、これはまあすぐ言ったら建設が直してくれますけど、そういった身近なところのことが全然できない中で、予算の使い方が大きく誤ってるんじゃないんかっていうのが市民感情です。私はその立場を代弁させていただいて、きょうはここで質問をさせていただいております。 次に進めますけれども、(2)番、(3)番も一緒に言います、水道料金は。 高梁市民で水道料金が2段階あります。簡易水道と上水道を使っていらっしゃる方の料金が、基本料金は500円も違う問題。これは、水道経営審議会に出されてるのは全て高いほうに合わせる形で出されています。むしろ、こんなに毎日の市民の暮らしが大変なときだからこそ安いほうへ引き下げる、それからひとり暮らしのお年寄りや学生さんなどで少水量の方、こういった方たちの料金を低いところへ持っていって基本水量を引き下げる、こういったことをむしろ今だからこそ、こんなときだからこそこういう考え方で進めていくのが必要ではないでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 水道料金の使用形態でございますけど、今おっしゃったように、小口の方、企業みたいな大口の方、子育ての方、それはさまざまいらっしゃいます。これにつきましても先ほどお答えしたとおりでございます。パターンをお示しして水道経営審議会で御審議をいただいておりますので、いましばらくお時間をいただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 先ほど答弁の中にありました。本当に大切なライフラインですし、中小業者の皆さんなどにとっても大切な水であります。安心して安定的に使える水の供給のために、御奮闘をこれからもいただくようにお願いをいたします。 それでは、3番の質問に入ります。 国保税についてでありますが、県の統合と高梁市の財政状況ですが、これからの平成30年の統合であります。まだ1年あるわけですけれども、統合前の1年間、それから統合後の1年間、統合後どうなるのか、高梁市の国保の財源や市民負担、どうなるのか教えてください。 ○議長(倉野嗣雄君) 堀健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(堀節夫君) お答えいたします。 まず、平成30年4月の時点での高梁市の財政状況ですが、現在1人当たりの医療費も年々増加してきているという状況にあります。このような状況から、ますます厳しさを増していくものと考えております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 厳しさが増すのはもう国保加入者の方は皆さん重々わかってるわけですけれども、平成16年には1人当たりの税額が6万円弱でした。それで、平成27年には8万1,000円と、1人当たり上がってます。合併して10年ほどの間に約2万円の値上げ、負担になってます。国民健康保険というのは、高梁市のたしか3分の1ぐらいの方が加入されてる制度なんですけれども、全世帯で約4,500世帯、所得ゼロの方がそのうち1,290世帯であります。200万円以下の世帯はもう86%です、世帯当たり所得が。こういった方たちが国保に入って、払いたくても払えないというような状況が生まれているわけです。お医者さんにもなかなか行きにくいような状態もそういう中であるわけですが、ぜひこれについては引き下げのために頑張っていっていただきたいというふうに考えています。 3,000万円の法定外繰り入れを計上していましたが、今回の場合は医療費がそれほどふえなかったということで、これは法定外繰り入れをせずに1人当たり5,000円程度の引き上げとなったわけでありますが、法定外の繰り入れ、近藤市長は大きな思い切ったことをやってくださったと私は物すごい評価をするものでありますけれども、今後法定外の繰り入れ、来年度以降、統合した以降もこのことが必要となれば入れるという気持ちはあるでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 堀健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(堀節夫君) 失礼いたします。 まず、今回の法定外、基準外繰入金です。            (3番石部 誠君「基準外」と呼ぶ) 3,000万円ですが、これは平成28年度当初予算時点の見込みでありました。1年間の医療給付費が非常にふえてきているという中で、全てを税率のアップだけで賄おうとした場合には余りにも被保険者の負担が大きくなるということで、それが予想されましたので、初めて一般会計からの基準外繰入金を予算化しました。しかしながら、平成27年度の決算をしましたところ、医療費が見込みを下回り4,600万円余り繰越金が出るということが判明しましたので、先般の6月議会でも御説明をしましたとおり、基準外繰入金を投入せず最小限の税率の改正ということで御理解をいただいたところです。それぞれ御意見がございましょうが、国保につきましては法定外繰入金をできるだけ入れない方向で検討していきたいと、このように考えております。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 平成27年11月、年末の山陽新聞をきょうコピーして持ってきて、私は手元にあるんですけども、法定外の繰り入れをしてるのが岡山市、倉敷市、玉野市、新見市、奈義町、県下27市町村のうち5つの自治体で法定外の繰り入れをしているわけであります。先ほど部長が言われました、激変緩和といいますか、一度に料金が上がったら管理者の方は大変だろうということが起きればこれからも法定外の繰り入れは行うという判断でよろしいでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 堀健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(堀節夫君) 決算の状況を見ながらそのときには検討させていただきたいと思いますが、現時点では財政の健全化を基本に健全財政、健全運営を行っていきたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 市長、いかがでしょう。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 今のお話を善意で解釈すれば、今までの結果で見れば1人当たり5,000円程度ぐらいまでは我慢できるであろうと、1年の負担が。それを超えるようであれば法定外の繰り入れを今回したというふうな感じに、今までの長い経過で見れば受けとめられたわけであります。このことでも、今後この英断、ぜひしていただきたいというふうに思ってます。 この間の国保の審議会に僕出たときに、法定外の繰り入れはペナルティーがあるっていうことを発言されました。ペナルティーとは一体何でしょう。 ○議長(倉野嗣雄君) 堀健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(堀節夫君) まず、ペナルティーという表現ですが、支援策の対象になるかならないかということが一番大きいと思います。今後県が標準保険料というものを決定していきますが、現在の水準を大きく上回った場合には県の繰入金や県が新設する特例基金等による激変緩和措置というのがあります。一般会計からの基準外繰入金を行っている市町村では、激変緩和措置の対象とならないと言われております。結果的に被保険者の負担増となることが予想されますので、健全運営となるようにこれからも努力していきたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 現在、5つの自治体が法定外の繰り入れしてますけど、何かペナルティーを受けているでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 堀健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(堀節夫君) 今私が御説明させていただいたのは、平成30年4月以降の広域化以降のお話でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 現在、法定外繰り入れをしてる5つの自治体は、ペナルティーは受けてません。それから、県にこれは問い合わせをしました。ペナルティーは今のところありませんと、むしろまだそういったことも含めて何も決まってませんということを言われておりました。私は、そのことが言いたいんじゃないんです。さっき、水道の料金のときの話もありましたけど、審議会の中でペナルティーがあるとか、受益者負担の原則を一生懸命言うことによってもうそれ以外の方法はないんだなって審議会に出てる方たちを思わせる、一般財源からも法定外の繰り入れを入れることだってしようと思えばできるんだよということをきちんと言ってほしいということで、あえてこの質問をさせていただきました。ぜひ、引き下げのため頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(倉野嗣雄君) 質問の途中ですが、ただいまから午後1時まで休憩いたします。            午前11時58分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時0分 再開 ○議長(倉野嗣雄君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き石部誠君の質問を願います。 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 午前中に引き続いて4番目の質問に入ります。 学校給食費の軽減についてであります。学校給食費の単価や保護者負担の状況は今どうなっているでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本健二君) お答えいたします。 小学校から申し上げます。 1食当たり266円であります。年間で計算しますと5万540円。 中学校を申し上げます。 1食316円、年間でいいますと6万40円、これが現状でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 世帯当たり5万円から6万円の負担、これはまた幼稚園もあったりしたらもう少し安いんですけれども、他の市町村、全国の自治体では300ぐらいの自治体で学校給食費の軽減などもしてるところもあるわけでありますし、地元のものを使うということでいえば(2)番の地産地消、より一層求めていただきたいというふうに思っています。現実には、高梁市内の学校給食用の資材についてどのくらいが地元産のものを使っているか。また、これをより一層地元の産直、地域の産直や営農組合とか小さな小売店などからも購入していただくことが、多少不便であったり高かったりするようなことがあっても、地域の経済振興にもつながると思うのですが、これはいかがでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本健二君) 地産地消の推進、これは全く同感であります。これは、推進していくべきであろうというふうに考えております。各センターに聞き取りした結果について、ちょっと申し上げます。 市内農協の商店、直売店等、そこから仕入れた実績でございますが、平均しまして33%、これが地元産ということであります。それから、特に地産地消に当たっては小学校では私たちが考えた献立であるとか、給食センターでは高梁味めぐりといった地元産の食材を使った給食を提供するということで、これは推進をしていくということでございます。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 33%が地元産である、それで33%のうち大手のスーパーとかJAさんとかがそのうちたくさんを占めていたりするんだろうとまた思うんですけれども、地元でつくっている、その町でできているものをぜひこれからももっとたくさん使っていただいて、食育の観点からそういうものを使っていただけたらっていうふうに思います。 それから、(3)番に入ります。 給食は、食育、食べることの教育であったり、それから子育ての支援、定住促進にもつながるものであります。学校給食費の軽減については、全国で300の自治体ぐらいが無料とか、それから負担軽減をしてるわけですけれども、高梁市でもたしか総額で1億5,000万円ぐらいが学校給食費の予算だったというふうに記憶してるんですけれども、子供さんを預ける保育料のように、例えば2人目は半額、3人目無料とかというような形で段階的に学校給食、ぜひ軽減をしていただけたらと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 宮本教育次長。 ◎教育次長(宮本健二君) お答えいたします。 御存じかと思いますが、学校給食法によりますと、基本的には材料費相当額は保護者負担でございます。それ以外についてはそれぞれの自治体の負担ということが、雑駁ですが言われております。他市におきましては、そういう負担措置もあるかもしれません。ただ、本市につきましては18歳未満の医療費の無料とか、そういう選択をして子育てに邁進してきております。そういう中での施策の選択かと思います。給食につきましては、給食をいただく、利益を受けるという観点から、応分の負担はしていただく必要があろうかと思いますので、現状でお願いしたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 特に今、低所得者のお父さん、お母さん、非正規雇用の方などがふえる中で本当に大変であるわけで、ほかの支援策ももちろんあるわけでありますけれども、こういった形でぜひ先進的に高梁市も取り組んでいただけたらということをお願いしておきます。特に、子育てのことでは、市長、きのうも言われておりました子供さんの医療費無料化と、それから高梁市で今子供を育てることでいえば、質問には入ってないから意見だけ言わせていただきますと、例えば子供の産科がないとか夜間の子供さんの救急医療がないとかというようなことがあります。そういったことも含めて、子育て環境、いい環境をつくるということをこれからも進めていただきたいという観点でこの質問は終わらせていただきます。 5番目の合併と地域局や市民センターの今後についてであります。合併から12年が経過したわけでありますが、市民生活は豊かになったと感じられてるかどうかお尋ねいたします。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 12年前になりますか、平成の大合併というのがございまして、これはそもそも国が主導して合併をイメージされたものでございます。そのイメージといいますのは、地方の財源であります交付税の制度改革をする、そうすることによって単独自治体のままであると交付税額が先細りをしていくということがもう明らかになったわけであります。そうしたときに、高梁市にとりましては合併をするかしないかという選択肢を迫られたわけでございます。そうなりますと、財政力の弱い本市のような自治体にとりまして交付税の削減というのは死活問題というふうに捉えさせていただきました。いろんな問題点が浮き彫りになる中で、いろんな方々の御意見をいただきながら熟慮した結果、合併ということになったわけであります。現状はどうかというふうに言われますと、合併をするしないという両方の経験はできません。こういった比較は、私はそう意味があるものではないというふうに考えております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 行政の立場でいえば現実にしてるわけですから、しなかったらどうなってたかっていうのはわかりませんけれども、市民感情はどうでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 市民感情についてでございます。合併をするに当たって、新しい都市像を具体化といいますか、イメージするために新市の建設計画というようなものを策定させていただいたのは御承知のとおりでございます。その計画をもとに、それ以後現在まで3度にわたる総合計画の改定を行ってきております。その際、それぞれ市民の方々にアンケートを行わせていただきまして、そのアンケートをもとに施策を反映してきたつもりでございます。合併という現実的な選択をしたというのは事実でございますので、その制約の中でできる限り最善の努力をしてきたというのが今の姿であろうというふうに考えております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 行政の立場の努力をしてきたっていう話ですから執行する側の意見で、市民感情は本当に合併してよかったと思ってるのか、しなかったほうがよかったと思ってるのか、合併前に比べてここがよくなった、ここが大変になったということをどういうふうに捉まえているかというのをお聞きしてます。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 議員さん、今回の質問の冒頭に申されましたけれども、合併をするとよくなるよというふうなことで合併を進めたというふうな表現をされました。これはちょっと認識が違いますので、私どものほうの認識から申し上げました。先ほど申し上げたとおりでございます。決してよくなるというふうなニュアンスで説明をしてきたとは思っておりません。合併をしないとこれ以上財源が来なくなるよと、そうすると大変なことになりますよ、じゃあどうしますかという問いかけをして合併という選択をしてきたつもりでございますので、この点は御理解をいただきたいと思います。 それから、市民感情の話でございます。これも同じでございます。行政の見解だろうと言われますけれども、市民の方にとりましても合併したときの経験としなかったときの経験というのはできません。比べることができません。したがいまして、先ほどのようなお答えをさせていただきました。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 今の話でいくと合併をしてない経験がないのでわからないということが1つ、それから合併すればよくなると言ったんじゃなくて悪くならないというような言い方で今説明をされたわけであります。市民感情が本当にわかってないなということをむしろ今の答弁の中で浮き彫りにされたと私は思うんですけれども、今国の政策ももちろんあって今の市民や地域の状況があるわけですけれども、毎日の暮らしがどんどん大変になってきてるというのは政策監は感じていらっしゃいますか。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 これも先ほどのお答えの中で申し上げましたけれども、どうしても高梁市という固有の団体を考えますと、国の政策に依存するところは非常に大きいわけでございます。そういった制約、制度の中で今できる最善の努力をしておるというのは先ほど申し上げたとおりでございますので、市民の生活というのが決して楽だというふうな認識は持っておりません。したがいまして、市民サービスの向上に向けて最善の努力をいたしておるというお答えをさせていただいたつもりでございます。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 市民サービスの向上、地方自治法に書いてます福祉の増進にこれからも努めていただくようにお願いいたします。こうやってやりとりする中で、市民の方がどういうふうに受けとめられるかというのがリアルにまた市民の方からお話を聞いていただけたらと思います。 努力してるということですが、これから特に地域局や市民センター、公民館の役割、これが次々閉鎖されていくんではないかというようなおそれがあります。(3)番も一緒に、まちづくりの拠点として地域局や市民センターや公民館を位置づけて、市民サービスの最前線の窓口であるわけでありますから、むしろ人をふやして機能強化をしてほしい、こういった声がたくさんあるように私は思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(倉野嗣雄君) 丹正総務部長。 ◎総務部長(丹正鎮夫君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 地域局あるいは市民センターあるいは公民館も含めた中で、将来的にこれがなくなっていくといいますか、縮小されるんではないかというふうに、危惧されているというふうなことに対してさらに強化をというふうなことでございます。これまでも、地域局あるいは市民センター等の今後のあり方につきましても幾つか質問いただいた中で私も御答弁をさせていただいて、基本的にはこれまでと同じ考えでございます。地域住民の方々にとってもっと身近な行政の窓口でありますし、またまちづくり、そういった文化芸術活動も含めた中で支援をしていく、そういった役割を担っているのが地域局、市民センターだというふうに認識をしておりますんで、これまでどおりの考え方を持っております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 市民支援やまちづくりの拠点というふうに言われたんですけれども、本来地域局長の任務が部長級から課長級へ引き下げられ、職員も100人いたのが10人程度に下がる、また権限がないということで本庁舎へ行ってくれとか、すぐに返事ができないということが現場では現実に起きている。最前線だと言われながらこういった問題が現実には起きているわけでありますが、この問題については今後とも仕事、責任がふえるようなことはないわけでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 丹正総務部長。 ◎総務部長(丹正鎮夫君) お答えをさせていただきます。 それぞれの市民センター、地域局における職員の対応といいますか、行政の対応というふうな点だろうというふうに思っています。対応の中にも市民の方々が行政に対しての要望を言ってこられる場合もありましょうし、職員そのものが市民に対しての接遇的な面での対応、そういったものもあろうかと思います。そういった点で不十分な点があるということになりますと、それはもう少し我々としても職員の指導は強化をしていかなければいけないというふうには思っております。 それから、議員さん、非常に心配されている中で、職員数がかなり減ってきてるよというふうなことも、冒頭の質問の中でも成羽地域においては200人いた職員が現在では10名少しというふうなことで、そういった面でサービスの低下につながっているんではないかと、そういうことを危惧されている中での御質問かと思いますけど。職員もいろいろと職種がございまして、一般行政職という点につきましては現在の地域局の職員、10名から13名程度ということでございますけど、職員ということになりますと、仮に成羽ということを言われましたのであえて言いますと200人の中には当時116人の病院の職員がいたというふうなことでありますので、一概に職員が全て200人が10人、あるいは100人が10人とか、そういったことではないということは御認識をさせていただきたいというふうには思っております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 成羽町の役場には100人前後の職員さんがいたわけで、それが10人前後になってるということは変わりがないわけであります。職員の中身の問題だけじゃありません。本来、10人で賄えるだけの仕事の量なのかどうか、それが住民サービスなのかどうかが問われているわけであります。市民がどういうことで困られているのか、わざわざ市民の方が役場に出かけていって相談しなくても、どこどこでこんなことが起きてるということが手にとるようにわかっていたのが旧庁役場のころのことではなかったかというふうに考えているわけであります。 それでは、(4)番目の市の広報や選挙公報が全ての市民に届く努力をされているかどうかであります。これは3年ぐらい前に私質問させていただきましたが、改善されたでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 議員がおっしゃいましたように、3年ほど前同様の御質問をいただいたようでございまして、記録には残っておるところでございます。その中でお答えをさせていただいたのを、再度というのも失礼だとは思いますけれど、市の広報なり配布物につきましては町内会長さんを通じて全戸配布をさせていただいておるということでございますけれども、御存じのように、高梁市内には学生さんが多くおられるということで町内会に入っておられない方もかなりおられます。そういう方には、アパートなり共同住宅の管理人さんに御足労をお願いして、そちらを通して配布をしていただく、またそういった管理人さんもおられないということになれば大学へ窓口を設けまして、そちらのほうに配布物を置いておるし、各地域局等にも置いとるところでございますので、そういった御利用をお願いしておるというのはお答えをしたかというふうに思っております。 それ以後どうなのかということでございます。こういったいろんなメディアを今整備いたしております。そういったメディアを通じて、例えば吉備ケーブルテレビの行政放送、こういったものは新たな取り組みでございますし、ネットに上げておるというのも前回より以前からしてたかもわかりませんが、充実を図っておるというのは現実でございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) 学生さん、学生アパートを引き合いに出されましたけど、通常のアパート暮らし、借家に暮らしてる方、それから町内会入りされてない方、結構たくさんいらっしゃいます。こういった方たちが同じ市民でありながら、市の広報や選挙公報、またわざわざ市の広報と選挙公報とあえて別に書いてあるのは選挙公報のほうがたくさん配布されていたようなことがあったと思います。ですから、そういった問題も含めて全ての市民の皆さんがどういう暮らしをしているのか、どういうふうに行政のことを伝えていくのか、これが今私は必要だと思っています。そういう取り組みをこれからも一生懸命していただきたいと思うのですが、そこはどうでしょう。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 選挙公報の広報の件でございますけれども、これにつきましては基本的には公職選挙法の趣旨にのっとって行わせていただいておる。具体的に申し上げれば、都道府県の議員さんであるとか、市長、市議会議員にはその法の網はかかりませんので、趣旨にのっとって市の条例で対応を定めておるというのが正確なところでございます。それにのっとりまして、選挙公報につきましては新聞折り込みということを今行わせていただいております。大体8割程度の市民の方が新聞を購読されてるということでございますので、あとの2割の方にどうやって届けるかということでございます。これにつきましては、別の広報媒体をもちまして補完措置といたしまして、それぞれ先ほど申し上げましたけれども、各地域局でありますとか市民センター、こういったところに配置をいたしておりますし、希望があれば郵送でもって広報を届けさせていただくというなことは今も対応をさせていただいておるつもりでございます。行政情報を市民の方々にくまなくお届けするというのは基本的なことというふうに認識をいたしておりますので、いろんな工夫をしながらこれからも努力をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 石部誠君。 ◆3番(石部誠君) このときに僕もう一つ引き合いっていうか、対比して出させていただいたのが火災報知機でした。火災報知機は、それこそ消防団の方などの地域の協力もいただいて、たしか全戸に配布できたように思っております。行政の手や目が市の隅々まで届くようなことが今一番望まれています。そういう意味では、細かいことを今回質問させていただきましたが、そういう気持ちでこれからもまちづくり、頑張っていただけるようによろしくお願いをいたしまして質問とさせていただきます。 ○議長(倉野嗣雄君) これで石部誠君の一般質問を終わります。 次は、三村靖行君の質問を願います。 三村靖行君。            〔5番 三村靖行君 質問席〕
    ◆5番(三村靖行君) 5番の三村でございます。私は、今回3点の質問をお願いしております。よろしくお願いしたいと思います。 まず最初に、市道名の変更についてでございます。これにつきましては、平成25年6月議会で質問させていただいております。市道名を高梁市にゆかりのある人物名に変更して、アピールしてはどうかという質問をさせていただきました。それにつきまして、執行部からは非常にいい提案であると、前向きに検討させてもらいますというふうな答えをいただきましたけれども、あれから3年、どのように対応されているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 三村議員さんの御質問にお答えをしたいと思います。 平成25年6月の議会で人名とかを使った、愛称でもいいし道路名でもいいしというお話で御提案をいただいたと思っております。私そのときに非常にいい御提案ですし、それによって子供たちがそういう歴史的な人物、偉人を顕彰することになるということにつながると思うので、前向きに検討させていただきますというお答えをさせていただいたのは覚えております。 現在までのところでございますが、検討した段階でそこで正直とまってしまっております。ただ、駅の東西の出口の愛称につきましては募集をさせていただいて、このたび愛称もつけたところでございますが、残念ながらまだまだ親しみを持っていただいてるところまで至っていないというとこでございます。これから先、議員がおっしゃいますような愛称等についてもどういう形がいいのかを含めて、これは考えないといけないなと思っております。つけただけで終わってはいけないという反省をしながら、議員の御提案というものも、今までできてなかった部分も含めて取りかえさせていただかねばならないなと考えてるとこでございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 市道名の変更と言いましたが、愛称名でも僕は構いませんよと言うてまいりました。一番気になるのは、高梁市の町並みに入って活字が見えないというのも僕一番気になるとこなんです。山田方谷先生を売り出してドラマ化という大きな問題もございます。そういう面に対応するためにも、観光客が大勢来られとると、愛称の人物名を使った、例えば何やら通りとか何やら筋とか、人物名で看板を設置していただければ、僕はアピールもできるし高梁市にとってのオリジナル的なものじゃないかなというふうな気がしとんです。とりあえず、街内に僕は活字がないというのがさみしい気がします。それをふやしてもらいたいというのが一番の願いでございます。もう一度早目に検討されますか。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 御質問の活字がない、要は愛称でもいいからここはどういう人なんだねというのがわかるようにという御提案だろうと思います。そのことにつきまして、先ほども申し上げましたが、途中がなかなか検討できてなかったということも踏まえて、今言われた通り筋をということになると複数の町内の名前を一緒にするような名前というか、そこを通しての名前ぐらいになるんだろうと思います。ここの城見通りみたいな感じになると思いますが、そこら辺の調整もどういうふうにしたのがいいのかということも含めて考えさせていただきたいと思っております。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 城見通りとか、それから花水木通り、それはもういいと思います。そういう愛称を残していただいて、関係するところへ実現してもらいたいと思います。 2番目に、今後どのように進めていくのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 愛称をつけるのにもいろいろございます。例えば、人物をつけるとなると、先ほど言いましたように、子供たちにとっても歴史的な方が、こういう方がおられたんだなというのをある意味勉強してもらうということもありますし、それからこれから市内の観光も含めてですが今山田方谷を大河ドラマにということで一生懸命頑張っておるとこでございますが、そのときに例えば観光客の方が来られてあそこの2つ先に方谷通りがありますがとか、そういう形なんかなというイメージも持っております。それと、ここは愛称をみんなでつけていただくとなればみんなの道ですよという、道路愛護という気持ちも、これは生まれてくるんだろうと思っておりますので、そういう観点、そういう意識を醸成するということをいかにやっていくかということも一つの検討にしないといけないとこだと考えておりますので、そこら辺も含めてこれから内部で検討をさせていただき、そして今度は市民の皆さんなりと一緒に愛称募集なり、愛称をどうつけるかなりについて考えさせていただきたいなと思っております。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ぜひ、インパクトのある看板の設置をお願いしたいと思います。 続きまして、国・県道改良についてでございます。 国・県道の改良が進んでいない、これは県道でございますが、非常に未改良区間が多くございます。改良をしていただくために、高梁市としては毎年、年度初めに県へ要望なり陳情をされていると思いますけれども、その内容についてお聞きしたいと思います。 まず最初に、高梁市は恐らく十何%の県道の改良率じゃなかろうかなと思いますが、なぜ改良が進まないのかお尋ねいたします。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) この御質問には私のほうからお答えをさせていただきます。 なぜ改良が進まないのか、これにつきましては国費も含めまして土木費の予算が削減をされておるというのがまず1点だろうというふうに考えております。また、最近工事につきましては改良工事も必要でございますが、橋梁の長寿命化とか防災、そちらのほうへ予算配分が多目にされております。それから、3点目といたしましては、人件費の高騰、材料費の高騰等により思うように改良延長が進んでいないのが原因であろうというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 確かに、昔は橋梁の長寿命化の費用というのはございませんでした。最近出てきたもんで、そちらのほうへ予算が回るというのも、これはいたし方ないことだろうと思います。引き続き、改良率が上がるように私は要望してもらいたいというふうに思います。 その次の要望書類の内容についてお聞きしたいと思いますけれども、実はここへ平成28年度に市から県を通して要望書(資料掲示)を出されております。この中に路線名とか、そしてどういう箇所を直さにゃいけんとか、ここはどこが悪いんだとかというのが書いてございます。それに基づきまして現場の写真も撮ってあるわけなんです。この写真を見まして私が感じたことは、全然何を求めとるのかもようわからんわけなんです。平成28年度に要望されとるこの写真について、いつごろこの写真を撮られたのかを聞きたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 写真につきましては、毎年度更新をしておる部分と、要望いたしましても改良が進んでない箇所につきましては前年度、前々年度、三、四年前のを使っている箇所の写真がございます。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 三、四年前のも使っているということですから、基本的には三、四年前の写真をいまだに使っているということですよね。その写真を見ますと、車も通ってない、幅員の幅もわからない、どこを直していいかわからんような写真が要望されとるわけなんです。本当に要望するんでしたら、私としたらリアルな写真、こういうところが大型とすれ違ったら非常に危険ですよと、だから道を広げてくださいというふうな要望が私は普通ではないんかなと思うわけなんです。ところが、この写真、僕平成27年と平成28年しか持っておりませんけれども、ほとんどが同じ写真を順送りで使われております。ということは、受け取った側からしましたら、また去年と同じのを持ってきたわ、二、三年前と同じですねと、とった側からしたら危機感を感じてないんじゃないかなというふうな気がいたすわけなんです。ですから、私としたらもうちょっと写真を毎年工夫していただいて、それで要望をしてもらいたいと思うんですけれども、目的としましたら恐らく要望に使うわけですからそこら辺は知ってやられとると思うんですけれども、目標にしとることとこの写真が合致してると思われますか、ちょっとお聞きします。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 要望写真につきましては、今議員がおっしゃったように、緊急性、必要性を訴える必要もあるということでございます。その写真につきましては、現在は要望箇所の地域を特定するということで写真を添付しておりまして、要望のときに高梁市地域事務所の建設部長、幹部職員の方に御説明を申し上げて、県の方も実地、現場確認をしていただいておるということでそのような写真をつけております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) この写真をつけておるということなんですけれども、私から見たらもう単なる風景写真にしか見えんのんですよ。風景写真を持っていって予算をくださいということは、受け取るほうの側からしたら、うんっと、これは危機感を感じてないんじゃないかなというふうに僕は思うわけなんです。三、四年前から使わずに、毎年ことしはこれでいきましょうと、よしことしはこの分でいきましょうということで職員さんが力を入れて、ことしはこういうなのを持ってきたな、おい、ことしは違うぞというふうな意気込みを市のほうから示さんと、県のほうの受け取った側からしますと、どうしてもまた高梁市は一緒の写真じゃわ、おい、わかった、わかったで済むわけなんです。これは確かに年度初めに、今言われたように、市長さん初めとしてどこを改良しますかというふうな、恐らく懇談をされとると思います。ですけど、それはそれなんです。ですけど、要望書は要望書なんです。これも僕は最善を尽くしてもらいたいと。市長が要望しょうることとこの要望書類は、僕は並行してないんじゃねんかなと思うわけなんです。ですから、そこら辺は危機感を感じていただいてやってもらいたい。そこが何ぼかは改良率に響いてくるんじゃねんかなというふうな気がいたしておるんです。ですから、箇所が高梁市は多くございます。そりゃ60ページぐらいございますから大変でございましょうけれども、現状に応じた、それで要望してもらいたいと。市民の皆さんはそれを待ち望んどりますから、広げていただくのを。道路の真ん中にセンターラインがあったらどれほど運転が楽なんかというのは、もう皆さんがそれを待ち望んでるわけなんです、それを一日も早くしてほしいと。そのためには、この要望書もとりあえず検討していただいてと思うんですが、部長いかがでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 赤木産業経済部長。 ◎産業経済部長(赤木佳久君) お答えをいたします。 先ほど御指摘いただきましたように、写真につきましても位置の確認だけでなく、おっしゃいますように必要性、緊急性を含めた写真に改善をしていきたいというふうに思います。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ぜひ、今まで以上なことを、要望をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、最後でございますけれども、備中高梁館の運用についてでございます。 これは、東京都の杉並区へ8月7日にオープンしたそうでございますけれども、これの運用、どのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 杉並にオープンした高梁館でございます。おっしゃいましたように、今月の7日にオープンをいたしたものでございまして、同時に食彩屋と申しまして高梁市の特産品を売る場所につきましても同時オープンをいたしております。用途でございますが、施設の概要を少し申し上げて、用途はこういうふうなことを想定してるというふうなことの答えにさせていただきたいと思います。 施設概要でございますけれども、延べ床面積が77.63平方メートルございます。その中には、15畳の和室、それから先ほどの特産品を販売する土間の部分、そうして台所とシャワールーム、こういったものを備えておりますので、そういった食彩屋としての利用、そして各種会議とかイベントにも活用できると思っておりますし、シャワールーム等も備えておりますので簡易な宿泊機能を持たせることができるというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 私もこの場所へ何回か行ったことがございます。西荻窪の主要の駅から若干離れておりまして、そこで1カ月に1回は高梁市の特産品を売るというようなことをされております。新しくリニューアルをされて本格的に繰り出すということになれば、ちょっと駅から離れておりますからPRするのになかなかPRできんのじゃないかと思うんです。そのために、例えば西荻窪の駅前とか、それから今中央線が通っておりますが中央線から見える位置へ看板か何かを設置してアピールするようなことはできないのでしょうか、お聞きします。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 施設の周知というか、PRの方法だろうと思っております。現在、まず地元に周知をしていくということで地元の商店街でありますとか、さっき言うてましたけども、杉並区との連携を考えておりまして、区の担当職員と今意見調整というか、情報交換をして今後の利活用のあり方というのを今研究いたしておるとこでございます。議員がおっしゃいましたような看板につきましても、迷わなければ二、三分で行けるところでございますが、ちょっと入り組んだとこでございますので、そういったことも念頭に置きながら十分PRをして利活用に努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) それで、高梁市の特産品を一月に1回ですよね。これを例えば2回、3回としないと、せっかくリニューアルしたんですから意味がないんじゃないかと思うんですけれども、そのお考えはありますか。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 言われましたように、オープン当日も多くの方でにぎわっておられましたんで、安心をしたとこでございます。今後どうあるべきかということでございます。地元の方のニーズというか、需要は、無農薬野菜に非常に関心が高うございまして、そういったものから順次飛ぶように売れておったというふうに考えております。ただ、これは生鮮食料品でございます。今のところはしっかり売れておりますけれども、売れ残りのリスクっていうのがどうしてもありますし、特産品につきましても高梁ブランドのようなものを中心に販売をいたしておりますけれども、売れ残った場合日もちがするものであればよろしいんですが、そうでないものにつきましては同じようにリスクがございます。そういったリスクも考えながら、それから管理については弓道正法流紫鳳会、こちらのほうへお願いをいたしておりますので、こちらの団体とも話し合いを重ねながら、できれば高梁市の特産品が月に1回だけでなしに月に2回、3回というふうにできればいいにこしたことはないという認識はいたしておりますけれども、そういった少しリスクがあるのと関係団体との調整というのがございますので、そちらのほうと十分協議を重ねてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 協議していただいて。私行ったときには西荻窪の駅の構内で、東日本に地震があったちょっと後だったんですけれども、茨城県の野菜を売っておられました。今の西荻窪の高梁市のほうは一月に一遍無農薬を売ってるというようなことで、どっちかというとダブっとるような状況になってございまして、そこら辺も調整をしていただいてこれから利活用していただきたいというふうに思います。 そしてもう一つ、備中高梁館を東京の中心から若干離れとんですけれども、高梁市の東京事務所としての扱いをされたらと思うんですけれども、この件に関してどうでしょうか。 ○議長(倉野嗣雄君) 藤澤政策監。 ◎政策監(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 議員がおっしゃいますような東京での高梁市の事務所ということでございます。これは、以前そういった話も出た経緯、経過がございます。東京にこういった物件を所有しているメリットというのは十分生かす必要があるだろうというふうに思っております。制度面で若干まだハードルがございますけれども、そういったものをできるだけクリアをしていって多方面で活用できる施設にしたいというふうには考えております。以上でございます。 ○議長(倉野嗣雄君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ぜひ有効に利用していただくようお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議長(倉野嗣雄君) これで三村靖行君の一般質問を終わります。 以上で本日の議事日程は終わりました。 念のため申し上げます。次会は30日、通告による一般質問を行います。発言順位の8番から10番までの諸公にお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。            午後1時46分 散会...