平成27年第5回 9月定例会 平成27年第5回
高梁市議会(定例)会議録(第6号) 平成27年9月28日(月曜日) 〇議 事 日 程 午前10時開議第1
委員会付託案件の上程第2
委員長報告第3
委員長報告に対する質疑第4 討論第5 採決第6 乙議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、討論、採決第7
議員派遣の件第8
追加議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、討論、採決
~~~~~~~~~~~~~~~ 〇本日の会議に付した
事件日程第1
委員会付託案件の
上程日程第2
委員長報告 (1)
決算審査特別委員長 川上 修一君 (2)
産業経済委員長 内田 大治君 (3)
市民生活委員長 宮田 公人君 (4)
総務文教委員長 川上 修一君日程第3
委員長報告に対する
質疑日程第4
討論日程第5
採決日程第6 乙議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、討論、採決 乙議案第1号 少
人数学級の推進などの
定数改善、
義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書の提出について 乙議案第2号
地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について 乙議案第3号
高梁市議会議員定数条例の一部を改正する条例 乙議案第4号
高梁市議会会議規則の一部を改正する
規則日程第7
議員派遣の件日程第8
追加議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、討論、採決 同意第 1号 高梁市
教育委員会委員の任命について
~~~~~~~~~~~~~~~ 〇出 席 議 員1番 石 井 聡 美 君 2番 石 田 芳 生 君3番 石 部 誠 君 4番 黒 川 康 司 君5番 三 村 靖 行 君 6番 森 田 仲 一 君7番 大 森 一 生 君 8番 内 田 大 治 君9番 宮 田 好 夫 君 10番 小 林 重 樹 君12番 川 上 修 一 君 13番 長 江 和 幸 君14番 植 田 二 郎 君 15番 川 上 博 司 君16番 宮 田 公 人 君 17番 大 月 健 一 君18番 妹 尾 直 言 君 19番 難 波 英 夫 君20番 倉 野 嗣 雄 君
~~~~~~~~~~~~~~~ 〇欠 席 議 員11番 柳 井 正 昭 君
~~~~~~~~~~~~~~~ 〇出席した
事務局職員事務局長 三 上 武 則 次長 黄 江
浩議事係長 金 子 正 典
~~~~~~~~~~~~~~~ 〇説明のため出席した者〔市長部局〕 市長 近 藤 隆 則 君 副市長 難 波 光 男 君 政策監 山 口 利 弘 君
総務部長 丹 正 鎮 夫 君
産業経済部長 赤 木 佳 久 君
市民生活部長 小 野 和 博 君
健康福祉部長 藤 本 和 義 君
病院事務長 三 宅 得 智 君
会計管理者 平 松 雅 雄 君
総務部次長 宮 本 健 二 君〔
教育委員会〕 教育長 平 田 守 君
教育次長 藤 澤 政 裕 君〔消 防〕 消防長 渡 辺 嘉 久 君〔
監査委員〕 委員 廣 兼 昭 夫 君
事務局長 西 平 英 夫 君
~~~~~~~~~~~~~~~ 午前10時0分 開議
○議長(
倉野嗣雄君) 皆さんおはようございます。 ただいまの
出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、これより平成27年第5回
高梁市議会(定例)6日目の会議を開きます。 本日の
議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますので、よろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第1
委員会付託案件の上程
○議長(
倉野嗣雄君) まず、日程第1、
委員会付託案件の上程であります。 各委員会に付託いたしておりました案件を一括上程し、議題といたします。 これらの審査につきましては、各委員長より
審査報告書が提出され、その写しをお手元に配付いたしております。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第2
委員長報告
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、日程第2、
委員長報告であります。 まず、
決算審査特別委員長の報告を願います。
川上修一君。 〔12番
川上修一君 登壇〕
◆12番(
川上修一君) 皆さんおはようございます。 去る9月14日の本会議におきまして
決算審査特別委員会に付託されました認定第1号から認定第3号までの平成26年度各
会計決算認定につきまして、審査結果の報告を申し上げます。 これらの審査のため、去る9月15日午前10時より
委員会室におきまして慎重に審査を行いました。 審査結果につきましては、お手元の
審査報告書写しのとおりでございますが、これに至ります経過を若干申し上げ、報告といたします。 まず、認定第1号「平成26年度高梁市各
会計歳入歳出決算認定について」であります。 一部委員から反対の意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決したところでございます。
反対意見の主なものを申し上げます。
一般会計の中では、
学園文化都市づくり事業において順正学園に対し
債務負担行為で優先的に予算の確保がなされている。また、入学者が減っている中、補助金の成果が見えにくくなっている。
マイナンバー制度の経費については、この制度が市民の利益のために使われるのではなく、税などを徴収する側に便宜を図った制度となっている。また、
番号管理を含めて個人の負担が増す制度になっているのではないか。
複合施設の建設については、
十分議論が尽くされていない中で事業が進められていることに問題がある。 また、
国民健康保険特別会計では、
国民健康保険の広域化に向けた経費が含まれているが、
国民健康保険は市単独で運営していくほうが市民の利益になるのではないかといった意見がありました。 次に、認定第2号及び認定第3号につきましては、特段申し上げることはございません。いずれも詳細に審査を行い、
全員一致で認定すべきものと決したところでございます。 以上、簡単ですが、
決算審査特別委員会の報告とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、
産業経済委員長の報告を願います。
内田大治君。 〔8番
内田大治君 登壇〕
◆8番(
内田大治君) 皆さんおはようございます。
産業経済委員会の報告を申し上げます。 今定例会におきまして当委員会に付託されました議案4件、陳情1件の審査のため、去る18日午前10時より、
委員会室において委員会を開催し慎重に審査を行いました。 審査結果につきましては、お手元に配付されております
審査報告書写しのとおりでございますが、
審査経過につきまして若干報告を申し上げます。 まず、議案4件につきましては、
慎重審議の結果、いずれも
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決したところでございます。 次は、陳情第3号「
米価暴落等に対する対策を求める陳情書」でございます。 委員から、陳情の趣旨は米価の安定、向上を図るものである。本市は農業を
基幹産業として捉えており、営農に対する支援策というのは我々地方の政治家としても支援をしていくことが本来の姿でなくてはならない。また、中央の政策について
地方議会が意見書を提出することは
地方自治法で認められている。よって、この陳情については採択すべきであるといった意見がある一方で、陳情の趣旨は理解できる。しかし、コメの価格は需要と供給の
バランスがある中でことしは昨年よりも高くなっているところでもある。農業については、
農機具購入の際の補助や直接
支払い交付金など既にさまざまな施策が設けられているところである。
市場原理の中では仕方がないことであり、この陳情については不採択とすべきであるとの意見もあり、採決の結果、不採択とすべきものと決したところでございます。 以上で
産業経済委員会の報告といたします。よろしくお願いします。
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、
市民生活委員長の報告を願います。
宮田公人君。 〔16番
宮田公人君 登壇〕
◆16番(
宮田公人君) おはようございます。
市民生活委員会の報告を申し上げます。 今定例会におきまして当委員会に付託されました案件は、議案8件でございます。これらの審査のため、去る17日に委員会を開催し、
慎重審議を行ったところでございます。 審査結果につきましては、お手元の
審査報告書写しのとおりでございますが、
審査経過につきまして若干御報告を申し上げます。 まず、議案第106号「高梁市
手数料条例の一部を改正する条例」及び議案第112号「平成27年度高梁市
一般会計補正予算(第3号)」であります。 一部委員から、国が進めている
マイナンバー制度は個人に番号をつけて管理するものであり、
社会保障給付の抑制や徴税の強化につながりかねない制度であり、カードの管理や再
交付手数料についても
住民負担がふえるのではないかと。また、
個人情報の漏えいや流出が懸念されるといったことから、
マイナンバー制度の導入に向けた条例の一部改正及び
補正予算には反対するといった意見がございましたが、採決の結果、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決したところでございます。 次に、議案第107号「高梁市
生活福祉バス運行条例の一部を改正する条例」につきましては、
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決したところでございますが、委員から、
福祉バスの運行に当たってはより市民が利用しやすい運行や
料金設定の検討を続けていただきたいといった要望が出されたところでございます。 その他の議案につきましては、特段申し上げることはございません。詳細にわたって審査を行い、いずれも原案のとおり可決すべきものと決したものでございます。 以上、要点のみ申し上げ、
市民生活委員会の報告といたします。
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、
総務文教委員長の報告を願います。
川上修一君。 〔12番
川上修一君 登壇〕
◆12番(
川上修一君)
皆さん御苦労さまです。
総務文教委員会の報告を申し上げます。 今定例会におきまして当委員会に付託されました案件は、議案3件、請願2件及び陳情1件の計6件でございます。これらの審査のため、去る16日、
委員会室において審査を行いました。 審査結果につきましては、お手元の
審査報告書写しのとおりでございますが、これに至ります経過を若干申し上げ、報告とさせていただきます。 議案につきましては、議案第105号「高梁市
情報公開及び
個人情報保護に関する条例の一部を改正する条例」について1点のみ申し上げます。 一部委員から、今回の改正は
マイナンバー制度を前提とした改正であり、
マイナンバー制度は
システム構築に多額の経費を必要とし、情報を管理する行政側には
メリットがあるが、市民には余り
メリットは感じられない制度であるのではないか。むしろ
個人情報が集積されることによる情報の漏えいや悪用、また
徴税強化や
社会保障給付の削減につながることが懸念されるといったことなどから反対するといった意見がございましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決したところでございます。 その他の議案につきましては、特段申し上げることはございません。いずれの議案も慎重な審査を行い、
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決したところでございます。 次に、請願第2号「
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2016年度
政府予算に係る
意見書採択の要請について」及び請願第3号「
地方財政の充実・強化を求める請願書」については、いずれも願意を妥当なものとして
全員一致で採択すべきものと決したところでございます。 次は、陳情第4号「「
平和安全法制整備法案」と「
国際平和支援法案」は、まだ国民の理解や信任を得られた状態とはいえず、今国会での成立を急ぐことなく
慎重審議を政府に求める陳情」についてでございます。
世論調査を見ると、
安保法制には3割程度の方が賛成しているが、賛成者の中でも法案について十分な説明がなされていない、
慎重審議を求める意見があるといったことなどから、採択すべきとの意見がございましたが、国際的な
安全保障が非常に厳しくなっている中、抑止力を高めるため
平和安全法制等の法整備がなされようとしている。国民の生命と安全を守ることは政治の大きな使命であり、
安全保障体制の構築は国の責任においてなされるべきであるといったことや
請願項目は
慎重審議を求めるとあるが、憲法に定める唯一の
立法機関である国会においては、全ての法案に該当する当然のことであり、いつ採決するかは国会において判断されるべきものと考えるといったことなどから不採択とすべきとの意見があり、採決の結果、陳情第4号については
賛成少数で不採択とすべきものと決したところでございます。 以上、要点のみを申し上げ、
総務文教委員会の報告といたします。よろしくお願いを申し上げます。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第3
委員長報告に対する質疑
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、日程第3、
委員長報告に対する質疑であります。 各委員長に対して御質疑がありましたらお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 別になければ、質疑を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第4 討論
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、日程第4、討論であります。 各委員会に付託しておりました案件を一括して討論に付します。 討論の通告がありますので、順次発言を願います。 まず、石部誠君の討論を願います。 石部誠君。 〔3番 石部 誠君 登壇〕
◆3番(石部誠君) 皆さんおはようございます。
日本共産党を代表して9月
定例議会の討論をさせていただきます。石部誠でございます。 9月
定例市議会に提出されました議案は、認定第1号から認定第3号までの3件、議案は議案第105号から議案第117号までの13件であります。そのうち認定第1号と議案第105号、議案第106号、議案第112号の議案3件に反対をし、そのほかの議案については
委員長報告を了といたします。そして、請願第2号、請願第3号については、
委員長報告を了とし、陳情第3号、陳情第4号については、
委員長報告に反対し討論を行います。 まずは、認定第1号「平成26年度高梁市各
会計歳入歳出決算認定について」、これに反対する主なものを申し上げます。 まずは、図書館を含む
複合施設についての経費がこれには含まれております。この図書館や
複合施設については十分な議論はもとより
市民合意がなされておらず、反対をするものです。駅前のにぎわいに特化したような図書館であり、CCCへ
指定管理に出すことが前提でそもそも進められており、このまま進められるとしたら本来の
中央図書館としての機能が果たされず、多大な予算を投下したものの生涯教育や歴史、文化、伝統の継承、市民や地域の宝とこの図書館がなり得ず、反対をするものです。 また、順正学園、
吉備国際大学に対する約8,500万円もの支援金があります。これは大学に対する全ての支援金について反対するものではもちろんありませんが、限られた市財政の中で毎年度優先的に
予算計上をされ税金を投入することは高梁市の一企業に対しての多大な
資金投入になっており、
市民生活予算との
バランスや、また大学の
経営状況から見て偏重した支出と考え、反対をいたします。 また、
情報管理費の中に
マイナンバーの関係2,500万円が含まれてますが、この
マイナンバー制度は行政が個々人を管理する上では効率が上がってまいりますが、市民の利便性は上がらず、むしろこの多大なコストが必要であり、また
個人情報の流出や犯罪等の危険性を招くおそれもある内容です。ドイツやフランス、イギリスのように、
共通番号制が市民的自由の抑圧や国民の
プライバシーの侵害、
不正利用の危険性などから分野別の番号制を維持し、
共通番号をつくらない国もあります。こういった観点から反対をいたします。 また、
国民健康保険の広域化は
市民負担がふえる可能性はもう否定できず、一元化により加入者の実態が逆に地元の自治体で把握しにくくなることなどの問題が起きる可能性もある。こういったことから反対をいたします。
介護保険についても、
市民負担が大きくなるなどしており、これも反対をいたします。 以上が主な理由です。 それから、議案第105号、議案第106号については、これも
マイナンバー制度の関係の議案でございます。先ほど申し上げました理由と同じで、この制度は
行政機関が
市民管理をしやすくのが目的で、多大なコストがかかり国民の
プライバシーの侵害や
不正利用の危険性などの理由から反対をいたします。 議案第112号「平成27年度高梁市
一般会計補正予算(第3号)」についても、
マイナンバー制度導入に向けて予算が組まれており、先ほどの説明と同じく反対をするものです。 他の10議案については、賛成をいたします。 次は、請願、陳情についてであります。 請願第2号と請願第3号については、
委員長報告は採択であります。了といたします。 陳情第3号「
米価暴落等に対する対策を求める陳情書」については、
委員長報告に反対をいたします。理由は、高梁市の
基幹産業は農業ですが、
コメ農家がコメをつくっても飯が食えない、こういった状態が長く続き、個々の後継者はもちろん、集落としても維持する機能が大変落ちてきていることなどは皆さんも御存じのように前提としてあるわけです。ところが、政府は昨年から
経営安定策を半減してコメの
価格変動交付金も事実上廃止し農家を直撃いたしました。農業の発展なくしてはこの
高梁地域の活性化や発展はもちろん望めません。議員の皆様にはこの陳情に対して採択に御賛同をお願いいたします。 陳情第4号「「
平和安全法制整備法案」と「
国際平和支援法案」は、まだ国民の理解や信任を得られた状態とはいえず、今国会での成立を急ぐことなく
慎重審議を政府に求める陳情」については、
委員長報告では採択されませんでしたが、現実には今国会でこれらは通ることとなりました。意見を述べさせていただきますが、委員会の審議とこの討論の場での意見は、大約しますと、
慎重審議と銘打ってるが、内容は今国会での
成立阻止、これを意味するものとして認められない、こういった意見がまずありました。また、陳情者の気持ちはよくわかるが、国が決するものである等の理由から反対されたように私は思いました。 この法案の内容については、日本の自衛隊をそもそも攻められてもいない他国に派遣し、
アメリカ軍の
後方支援などを行うものであることは明瞭であります。しかし、今回のこの陳情の趣旨は、こういったことを求めている内容が含まれておりません。どの
世論調査を見ても国民の5割を超える方が反対し、8割を超える方が
慎重審議を求めている。この8割にはもちろん賛成者も含まれているわけですから、もっと論議してほしい。この1点での陳情でありました。また、この法案が通った後の
世論調査を見ても、8割を超える方が論議が足りないというふうに答えられています。 こういう中で、高梁市からも毎年4人から5人の方が自衛隊へ入隊されており、決して国だけの責任や問題であるわけでありません。市民のこういった意見によく耳を傾けていただけるように、皆さんにお願い申し上げます。 本来あるべき姿、やっぱり今の時点でもこれは
慎重審議を求める、これを採択していただくこと、これは私は大変必要だと思っております。そういうことを皆様にお願いを申し上げて、私の討論とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、
宮田好夫君の討論を願います。
宮田好夫君。 〔9番
宮田好夫君 登壇〕
◆9番(
宮田好夫君) 9番の
宮田好夫でございます。 私は今議会に上程された認定第1号から認定第3号については、
委員長報告を了とし認定すべきであり、議案第105号から議案第117号についても、
委員長報告を了とするものであります。また、請願第2号、請願第3号についても、
委員長報告に賛成の立場で、陳情第3号については、
委員長報告は不採択でありましたが、
委員長報告には反対し採択すべきであり、陳情第4号についても採択すべきという立場で討論に参加をさせていただきます。 まず、認定第1号「平成26年度高梁市各
会計歳入歳出決算認定について」でございますが、
一般会計及び
特別会計の歳入において5億4,600万円余りもの
収入未済額、
不納欠損額は2,950万円余り上がり、いずれも平成25年度より増加しており、この対策が求められていることが明らかになりました。また、歳出では、不用額が8億2,000万円余り発生しており、
監査意見書でも当初予算を適切に進行管理し、適時で適正な手続を行わなければならないと指摘されている。また、
予算執行を個々に見れば、十分精査されないまま予算化されたため大幅な変更をされたもの、大幅な
支払い遅延となったもの、
確認不足から誤った金額を支払ったものなどが見受けられるとも指摘をされました。 しかしながら、国が定めた財政の健全化や再生が必要な場合に迅速な対応をとるための
地方公共団体の財政の健全化に関する法律、いわゆる
財政健全化法による指数ですが、
実質赤字比率、
連結実質赤字比率について本市においてはゼロ%、
実質公債費比率は12.0%、将来
負担比率に至っては69.7%といずれの数値も国が定めた
早期健全化基準以下であり評価できるのではないかというふうに考えます。 さらに、
主要事業でいえば、昨年度も
重点事業として行われた
定住対策については、
住宅建設費助成事業や
分譲宅地の
造成事業、
新婚世帯家賃助成や旧
雇用促進住宅3団地及び旧
県営住宅を
市営団地、
市営単独住宅として整備、空き家を活用した事業などの成果があり、本市の人口の社会的な減少に歯どめがかけられているなど一定の成果があったのではないかというふうに思います。 さらに、全ての子どもによりよい就学前教育を提供できる幼・
保一元化の施行やゼロ歳から18歳までの医療費の無料化、不妊症や不
育症対策として治療費の一部助成など、安心して子どもを産み育てることのできる環境の充実に向けた施策が展開されております。 教育においても、児童の学力向上と問題行動の未然防止を図るため、小学校4年以下は独自の34人以下学級、あるいは支援が必要な幼児、児童・生徒に対する
特別支援員の配置など高梁市独自の施策が展開されております。 よって、認定第1号については、
委員長報告に賛成し認定すべきと考えます。 認定第2号、認定第3号についても、それぞれ十分考えられ、市民のためになる施策を打たれているということから
委員長報告に賛成をいたします。 次に、議案第105号から議案第117号についても、
委員長報告を了といたしますが、若干の補足をさせていただきます。 議案第105号と議案第106号は、先ほどあったように、
社会保障・
税番号制度、いわゆる
マイナンバー制度に伴う議案でございます。御承知のように、
マイナンバー制度は行政の効率化、国民の利便性の向上、公正公平な社会の実現を目的に国が進めている制度でございます。来月には市民一人一人に12桁の番号が通知され、平成28年1月から
社会保障、税、災害対策の行政手続に
マイナンバーが必要になるとしています。
マイナンバー制度は国が進めているもので、高梁市がこれに反対し導入しないということはできるものではありませんが、情報の流出については不安感を持っています。これについて若干申し上げ、意見とさせていただきます。 本年6月には、日本年金機構において外部から送付された不審メールに起因する不正アクセスにより
個人情報の一部、約125万件が外部に流出して大問題になりました。昨年7月にはベネッセから顧客データが760万件流出したような事件が発生しています。さらには、高齢者を狙った
マイナンバー詐欺などの心配もあり、情報管理については慎重にも慎重を期していただきたいことと、詐欺被害防止のための啓発や広報に力を入れていただきたいことを申し述べて、この議案には賛成をさせていただきます。 次に、議案第112号「平成27年度高梁市
一般会計補正予算(第3号)」でございます。この議案は平成27年度の
一般会計に2,370万円を追加するもので、内容は防犯カメラ設置工事費や農産物育成事業補助金、
地域商業活性化支援事業補助金や住宅リフォーム事業費補助金などで、本市においての安心・安全に向けてのまちづくり、地域経済を活性化する事業などが含まれております。このことにより、本市の活力がますます増すことを期待しながらこの議案に賛成させていただきます。 請願第2号、請願第3号については、特段申し上げることはございません。いずれの請願についても賛成でございます。 陳情第3号「
米価暴落等に対する対策を求める陳情書」については、
委員長報告に反対であり、採択すべきと考えます。その理由は、特に昨年の概算金が全銘柄、前年比1,100円から4,100円下がりました。コメづくりに携わる農家は全体の6割を占めていますが、その多くは非常に小規模で高齢化も進んでいます。米価の下落は農家の生活を直撃します。水田は雨水を一時的に貯留し、洪水や土砂崩れを防ぐ役割もあります。また、多様な生き物を育んでいます。さらに、美しい農村の風景は私たちの心を和ませてくれるなどの大きな役割を果たしており、その恵みは都市住民を含めて国民全体に及んでいるのではないかと考えます。米価の下落が続けば、当然農家はコメづくりをやめざるを得なくなります。耕作を放棄した田んぼには樹木が茂りいずれ山に返ってしまいます。このようなことにならないためにも、米価が暴落したときには農村を守るために国が対策をとるべきと考え、採択すべきと考えています。 最後に、陳情第4号「「
平和安全法制整備法案」と「
国際平和支援法案」は、まだ国民の理解や信任を得られた状態とはいえず、今国会での成立を急ぐことなく
慎重審議を政府に求める陳情」については、私はそのとおりだというふうに思います。憲法上集団的自衛権が認められないことは当然であり、ほとんどの憲法学者の意見も認められないとしています。しかし、安倍政権は2014年に個別的自衛権を認めた昭和47年政府見解を解釈し直すことで集団的自衛権の行使ができるとし、これを閣議決定しました。そして、学者も弁護士も多くの国民も本案に反対、あるいは
慎重審議を求める中、9月18日の参議院本会議において与党などの賛成多数で2つの法案を可決しました。今後においては、この法案を廃止するよう求めなければいけないと私は考えます。陳情第4号にある法案の成立により国民の審議そのものは存在しない状態となっておりますが、
高梁市議会として今回の
安保法制の進め方については問題があるという意思を示すためにも採択をすべきと考えます。 以上で討論を終わります。ありがとうございました。
○議長(
倉野嗣雄君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) ほかになければ、討論を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第5 採決
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、日程第5、採決であります。 これより今議会に提出されております各案件の採決に入ります。 まず、認定第1号であります。 認定第1号については起立をもって採決いたします。 認定第1号について、
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
倉野嗣雄君) 起立多数であります。よって、認定第1号は認定することに決しました。 次は、認定第2号及び認定第3号の2件を一括して採決いたします。 認定第2号及び認定第3号について、
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、認定第2号及び認定第3号は認定することに決しました。 次は、議案第105号であります。 議案第105号については起立をもって採決いたします。 議案第105号について、
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
倉野嗣雄君) 起立多数であります。よって、議案第105号は原案のとおり可決されました。 次は、議案第106号であります。 議案第106号については起立をもって採決いたします。 議案第106号について、
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
倉野嗣雄君) 起立多数であります。よって、議案第106号は原案のとおり可決されました。 次は、議案第107号から議案第111号までの5件を一括して採決いたします。 議案第107号から議案第111号までについて、各
委員長報告は原案可決であります。各
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第107号から議案第111号までについては原案のとおり可決されました。 次は、議案第112号であります。 議案第112号については起立をもって採決いたします。 議案第112号について、
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
倉野嗣雄君) 起立多数であります。よって、議案第112号は原案のとおり可決されました。 次は、議案第113号から議案第117号までの5件を一括して採決いたします。 議案第113号から議案第117号までについて、各
委員長報告は原案可決であります。各
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第113号から議案第117号までについては原案のとおり可決されました。 次は、請願第2号を採決いたします。 請願第2号について、
委員長報告は採択であります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、請願第2号は採択と決しました。 次は、請願第3号を採決いたします。 請願第3号について、
委員長報告は採択であります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、請願第3号は採択と決しました。 次は、陳情第3号であります。 陳情第3号については起立をもって採決いたします。 陳情第3号について、
委員長報告は不採択であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
倉野嗣雄君) 起立多数であります。よって、陳情第3号は不採択と決しました。 次は、陳情第4号であります。 陳情第4号については起立をもって採決いたします。 陳情第4号について、
委員長報告は不採択であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
倉野嗣雄君) 起立多数であります。よって、陳情第4号は不採択と決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第6 乙議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、討論、採決
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、日程第6、乙議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、討論、採決であります。 まず、乙議案第1号「少
人数学級の推進などの
定数改善、
義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書の提出について」を上程し、議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。
川上修一君。 〔12番
川上修一君 登壇〕
◆12番(
川上修一君) 本議案は、先ほど請願第2号が採択されたことに伴い提案するものでございます。 将来を担い社会の基盤づくりにつながる子どもたちへの教育は極めて重要であり、子どもたちへのきめ細かな対応や学びの質を高める教育環境を整備することが求められております。 こうした中、新しい学習指導要領により授業時間や指導内容が増加し、いじめや不登校などの問題解決に向けた取り組みも必要となってきております。 一方、国においては、
義務教育費国庫負担制度の国負担割合が2分の1から3分の1に引き下げられ、自治体の財政負担が増しております。こうしたことから、国に対して子どもたちの教育環境改善のため、計画的な
教職員定数改善を推進すること、また
義務教育費国庫負担制度の国負担割合を2分の1に復元することを求め意見書を提出するものであります。議員の皆さんには、よろしく御審議の上、趣旨に賛同いただきますようお願いを申し上げ、提案理由の説明にかえさせていただきます。
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、質疑であります。 乙議案第1号について御質疑がありましたらお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 別になければ、質疑を終わります。 お諮りいたします。 乙議案第1号については
委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、乙議案第1号については
委員会付託、討論を省略することに決しました。 採決に入ります。 乙議案第1号について原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、乙議案第1号は原案のとおり可決されました。 次は、乙議案第2号「
地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について」を上程し、議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。
川上修一君。 〔12番
川上修一君 登壇〕
◆12番(
川上修一君) 本議案は、先ほど請願第3号が採択されたことに伴い提案するものでございます。 地方自治体は、子育て支援、医療、介護などの
社会保障、被災地の復興、環境対策、地域交通の維持など果たす役割が拡大する中で、人口減少対策を含む地方版総合戦略の策定など新たな政策課題に直面をいたしております。 一方、地方公務員を初め人材が減少する中で新たなニーズへの対応が困難となっており、公共サービスを担う人材確保を進めるとともに、これに見合う
地方財政の確立を目指す必要があります。 しかし、経済財政運営と改革の基本方針2015では、
社会保障費の伸びの抑制や自治体の歳出抑制などが打ち出されております。財政再建目標を達成するためだけに不可欠なサービスが削減されれば本末転倒であります。 こうしたことから、国に対して2016年度の
政府予算、
地方財政の検討に当たり国民生活を犠牲にする財政とするのではなく、歳入、歳出を的確に見積もり、人的サービスとしての
社会保障予算の充実及び
地方財政の確立を求める意見書を提出するものであります。議員の皆さんにはよろしく御審議の上、趣旨に御賛同いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、質疑であります。 乙議案第2号について御質疑がありましたらお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 別になければ、質疑を終わります。 お諮りいたします。 乙議案第2号については
委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、乙議案第2号については
委員会付託、討論を省略することに決しました。 採決に入ります。 乙議案第2号について原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、乙議案第2号は原案のとおり可決されました。 次は、乙議案第3号「
高梁市議会議員定数条例の一部を改正する条例」を上程し、議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。
宮田好夫君。 〔9番
宮田好夫君 登壇〕
◆9番(
宮田好夫君) ただいま上程をいただきました乙議案第3号「
高梁市議会議員定数条例の一部を改正する条例」につきまして、提出者として提案理由を申し上げます。 本議案につきましては、川上博司議員、
宮田公人議員、
内田大治議員の御賛同をいただいております。
高梁市議会議員定数条例の一部につきまして、本則中の「20人」を「18人」に改めるものでございます。 附則において、この条例は次の一般選挙から施行するとしております。 本市の議員定数の推移を見ますと、平成16年の合併に際しまして選挙区を設けず議員数は法定定数上限の26人として設置選挙が行われております。その後、議会内部での協議が重ねられ、平成20年には議員定数を4減の22人とし、さらに平成24年には2減の20人とし現在に至っているところでございます。 議員定数については、本年の1月に議長から議会構成などの関係から議会運営委員会で議論されたいとの諮問を受け、議会運営委員会でこれまで4回にわたり議会機能、行財政改革、類似団体及び近隣市等との比較、議員の役割といった幅広い視点から議論が行われてきたところでございます。議会運営委員会の議論経過については、既に議会運営委員長から報告がなされているところでございます。そして、7月1日には全員協議会において議員皆様全員の御意見、御意向を聞かせていただきました。市民の声が市政に反映される議会、人口減少の現状やこれからの財政運営、委員会構成、議会運営など、議会運営委員会での議論経過及び全員協議会での御意見も踏まえまして総合的に勘案し、議員定数を2名削減し定数18人とすることを提案するものでございます。議員皆様の御賛同をよろしくお願い申し上げて、提案理由の説明といたします。どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、質疑であります。 乙議案第3号について御質疑がありましたらお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 別になければ、質疑を終わります。 お諮りいたします。 乙議案第3号については
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、乙議案第3号については
委員会付託を省略することに決しました。 次は、討論であります。 乙議案第3号を討論願います。 (3番石部 誠君「動議、議長、休憩」と呼ぶ) ただいま石部誠君から休憩の動議がありました。賛成の方はおられますか。 〔賛成者挙手〕
○議長(
倉野嗣雄君) 所定の賛成者がおられますので、動議は成立いたしました。 お諮りいたします。 本動議に賛成の諸君の起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
倉野嗣雄君) 起立少数であります。よって、本動議は否決されました。否決されましたので、議事を続行いたします。 乙議案第3号を討論願います。 難波英夫君。 〔19番 難波英夫君 登壇〕
◆19番(難波英夫君) おはようございます。 ただいま上程されております
高梁市議会議員定数条例の一部を改正する条例に反対をする立場で討論させていただきます。
日本共産党の難波英夫です。党を代表して討論いたします。 この議員定数条例の一部を改正するということで20人を18人に改めるということであります。議員定数というのは、合併当時から本当にこの高梁市にどういう定数がふさわしいかということで議論を重ねてきた中で今の定数が決まっておるというふうに私は思います。 そういう中で、合併の弊害として、いわゆる周辺地域が疲弊していくというんですか、周辺地域の声が市政に届かなくなるんじゃないかということが市民の中に多くありまして、合併に反対する、そういう御意見もたくさんあったと思います。そういう中で合併は成立したわけでありますけれど、しかしそういう市民の声をやはり我々は大切にしていくということも非常に大事ではないかというふうに思います。議員定数が減りますと、どうしても有権者の少ないところは議員に出にくくなるという状況が起きてまいります。そういった状況の中で、市民の声が結局定数を減すということで届かない、そういう議会になっていくんじゃないかというふうに思います。 それから、議会の権能ですが、執行機関に対してしっかりチェックをする、監督をする、そういう任務を持っております。そういった議会の権能もいわゆる口数が少なくなるというんですか、発言回数が少ない、そういう状況がどうしても定数が減りますと出てくるわけですから、そういうことが心配されます。 それから、いわゆる今
地方議会でも大切になっております政策立案能力です。議員がどう政策を立案して、そして執行機関に対峙していくかと、こういうことが求められておるわけでありますから、そういった政策立案能力につきましてもやはり数はそういう質を高めていく、こういうことが言えると思います。ですから、数を減らすということはそういう能力の低下を招くおそれがあるんじゃないかというふうに思っております。 主にはそういうことでありますが、ただ財政の問題、そういったことだけで定数を減らすというのはどうかなというふうに思っております。 以上のことで、私はこの定数削減の条例には反対をいたします。皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
倉野嗣雄君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) ほかになければ討論を終わります。 採決に入ります。 乙議案第3号については起立をもって採決いたします。 乙議案第3号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
倉野嗣雄君) 起立多数であります。よって、乙議案第3号は原案のとおり可決されました。 次は、乙議案第4号「
高梁市議会会議規則の一部を改正する規則」を上程し、議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。 森田仲一君。 〔6番 森田仲一君 登壇〕
◆6番(森田仲一君) 乙議案第4号「
高梁市議会会議規則の一部を改正する規則」につきまして、提案の理由を申し上げます。 本議案につきましては、女性議員が活躍できる環境を整備し、出産に伴う議会の欠席に関する規定を明確に設けるため、本年5月に標準市議会会議規則が改正されたことに伴い、議会運営委員会から提案するものでございます。 改正内容につきましては、第2条は本会議の欠席の届け出に関する規定ですが、第2項として、議員は出産のため出席できないときは、日数を定めてあらかじめ議長に欠席届を提出することができるという項を追加するものでございます。 第90条は、委員会の欠席の届け出に関する規定ですが、同様に第2項を追加するものでございます。 附則といたしまして、この規則は公布の日から施行するというものでございます。 提案理由は、男女共同参画を考慮した議会活動を促進するためでございます。議員皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。よろしくお願いをいたします。
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、質疑であります。 乙議案第4号について御質疑がありましたらお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 別になければ、質疑を終わります。 お諮りいたします。 乙議案第4号については
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、乙議案第4号については
委員会付託を省略することに決しました。 次は、討論であります。 乙議案第4号を討論願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 別になければ、討論を終わります。 採決に入ります。 乙議案第4号について原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、乙議案第4号は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第7
議員派遣の件
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、日程第7、
議員派遣の件であります。 お手元に配付いたしております一覧表のとおり、会議規則第165条の規定により、議員を派遣することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、一覧表のとおり議員を派遣することに決しました。 ここで議案配付のためしばらく休憩いたします。そのままでしばらくお待ちください。 午前10時59分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~ 午前11時0分 再開
○議長(
倉野嗣雄君) 休憩前に引き続き再開いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第8
追加議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、討論、採決
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、日程第8、
追加議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、討論、採決であります。 市長から送付を受けております同意第1号を上程し、議題といたします。 市長より提案理由の説明を求めます。 近藤市長。 〔市長 近藤隆則君 登壇〕
◎市長(近藤隆則君) それでは、本日
追加議案といたしまして同意第1号「高梁市
教育委員会委員の任命について」の議案1件をお願いいたしたいと思います。 平成23年11月16日から引き受けをいただいておりました藤井伊津子さんでございますが、平成27年11月15日をもって任期が満了いたします。後任の委員には、人格高潔につき、また教育等に関し高い識見を有しておられるということから、吉川昭さんをお願いしたいというものでございます。 吉川昭さんは、住所が高梁市高倉町大瀬八長2003番地10、生年月日は昭和29年5月3日であります。なお、御本人の略歴につきましては2ページに掲載をいたしております。どうぞお目通しをいただきたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(
倉野嗣雄君) 次は、質疑であります。 同意第1号の御質疑を願います。 難波英夫君。
◆19番(難波英夫君) 新しく選任される方についてどうこうはないんですけれど、前任者の藤井伊津子さん、この表で見ますと教育委員としても年齢の若いほうなんですけれど、退任をされる理由は任期満了ということのみなのでしょうか。その辺お聞きしたいと思います。
○議長(
倉野嗣雄君) 近藤市長。
◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 任期満了ということで御退任ということでございます。
○議長(
倉野嗣雄君) 難波英夫君。
◆19番(難波英夫君) それは本人の意思はどんなんでしょうか。
○議長(
倉野嗣雄君) 近藤市長。
◎市長(近藤隆則君) はい、御本人の御意思でございます。
○議長(
倉野嗣雄君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) ほかになければ、質疑を終わります。 お諮りいたします。 同意第1号については、
委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、同意第1号については
委員会付託、討論を省略することに決しました。 採決に入ります。 同意第1号について同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
倉野嗣雄君) 御異議なしと認めます。よって、同意第1号は同意することに決しました。 以上で今議会の日程は全て終わりました。 閉会に先立ち、市長より御挨拶を願います。 近藤市長。 〔市長 近藤隆則君 登壇〕
◎市長(近藤隆則君) 9月4日から25日間にわたりまして慎重な御審議をいただきました9月
定例市議会につきまして、提案をさせていただきました全ての議案につきまして御議決、御同意を賜り、まことにありがとうございました。 通告質問におきまして9人の議員の皆様方から福祉、農業、教育などさまざまな面から御質問、また御提言をいただいたところでございます。特に、今後人口減少が予想される中にあって行政サービスをどう維持、あるいは提供していくのか、また公共施設の維持管理、利用者負担のあり方、財政運営など各分野において御質問をいただいたものと思っております。 中でも水道事業につきましては、平成19年の国庫補助制度の見直しを受け、平成28年度までに上水道と簡易水道を統合することを条件に水道未普及地区の解消のための区域拡張事業、さらには施設整備等に国の支援を受けながら取り組んできたところでございます。 さらに、簡易水道施設の資産について、上水道事業の公営企業会計に移行後の経営シミュレーションを行うとともに、現在水道経営審議会において水道事業の経営と水道料金について御審議をいただいているところでございます。市民生活、また企業などの事業運営にも直結をする問題だけに慎重に取り扱っていきたいと考えております。 また、高齢化が進んでいる本市におきまして、医療、介護サービスの需要は増大をしております。限られた医療資源を有効に活用し、患者それぞれの状態にふさわしい良質かつ適切な医療を効果的、効率的に提供できる医療提供体制の確立が求められております。 こうした中で、地方創生と関連を持ちながら、この連携の確立と高梁市ならではのシステムの構築は今のタイミングではないかと考えております。関係機関に幅広く参画をいただき、高梁市オリジナルを発信できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、この2つの課題に関しましては改めて御説明をさせていただきたく場を設けたいと考えております。何とぞよろしくお願いを申し上げます。 市政全般に係る今後の行財政運営でございますが、現在の人口構成からして人口減少は避けて通れない現実の問題だと思っております。急激な人口減少を避けるためにも社会的要因による現象を食いとめていかなくてはなりません。それはこれまで取り組んできた
定住対策などにより徐々にその効果はあらわれてきているものと思っております。しかしながら、さらに引き続き定住施策、子育て支援、教育環境の充実などを中心に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 財政的には、普通交付税が当初見込みより減少額は少なくなりましたが、人口減少、とりわけ生産年齢人口の縮減などを考えますと、第1次産業の振興を初め市内経済活動に与える影響など市政を取り巻く環境は厳しいものがあると認識をいたしております。 そういった状況の中ではありますが、市民福祉の向上、また地域活性化を図るためにも駅周辺の整備、図書館を核とした
複合施設の建設を初め養護老人ホームの統合、建設、幼・保一体化施設の整備などさまざまな総合計画後期基本計画に盛り込みました事業を計画に基づき取り組んでまいる所存でございます。 また、来月中旬には、来年度の予算編成方針を示し、平成28年度予算編成にも取り組むこととなります。 さらに、第2次行財政改革の成果及び検証をもとに後世に負担を残さない財政運営を念頭に、施策の見直し、点検を行い、効果的、効率的な行財政運営を進めていかなければならないと考えているところでございます。 次に、岡山自動車道の利用促進についてでございます。 岡山自動車道につきましては、4車線化整備に向け関係する自治体で岡山自動車道利用促進協議会を組織をし国に要望をしてきているところであります。このたび高速自動車国道法施行令等の関係法令の一部改正が予定をされております。これは暫定2車線区間の4車線化整備計画でありますが、国土開発幹線自動車道建設会議の議を経ずに工事できるようになるというものであります。現在国においては、これに関しますパブリックコメントを募集しております。本市といたしましても、暫定2車線区間の問題点などを上げ、早期4車線化実現に向けたパブリックコメントを投稿したいと考えております。 ただ、交通量ですが、平成26年度では賀陽インターチェンジから北房ジャンクションにおいて1日1万台を下回っている状況でもあります。交通量だけが4車線化の必須条件ではありませんが、数ある暫定2車線区間の中から選ばれるためにはより多くの利用促進を図る必要があります。岡山自動車道等の4車線化実現に向け、今月末が締め切りではありますが、議員皆様からもパブリックコメントに対する4車線化実現のための意見を投稿していただき、岡山自動車道の一層の利用促進もお願いをしたいと考えております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 ことしで5回目となりましたヒルクライムチャレンジシリーズ2015高梁吹屋ふるさと村大会でございますが、10月3日、4日に開催をいたします。ことしのエントリー数は961人と過去最高となりました。目標の1,000人にはもう少しでしたが、回を増すごとに参加者はふえており、これまでの関係者皆様方の御理解と御努力を初め、コース沿道の地域の皆様など日ごろのサイクリストへのおもてなしがエントリー数にあらわれているものと思っております。改めて、関係者、市民の皆様に感謝を申し上げる次第でございます。 あわせて、これだけのお力をいただいて開催ができておりますし、地域のコミュニティ形成にも大きく寄与している現実がございます。旧吹屋小学校の改修工事は2019年に完成の予定でありますし、2020年には東京オリンピック、パラリンピックが開催をされます。関係者皆様の御理解が得られますならば、東京オリンピック、パラリンピックの年がちょうど10周年に当たりますので、これを記念して大会ができればと考えているとこでございます。 なお、メイン会場はことしも山陽オカムラさんのグラウンドを使用させていただきますが、コースも昨年と同様になっておるとこでございますが、吹屋会場につきましては旧吹屋小学校運動場が校舎整備の工事のために使用できないということもありますので、吹屋のおもてなし会場は下町駐車場へと変更をいたしております。どうぞ市民皆様方にも各会場への御来場、あるいは沿道での御声援をお願いいたします。 9月といたしましては、6年ぶりの5連休となりました先週ですが、天候にも恵まれ、備中松山城を初め吹屋ふるさと村など多くの観光客でにぎわったところでございます。中でも備中松山城は、5日間で5,186人の入場がございました。これは6年前に5連休があったんですが、そのときの2,621人の2倍近い伸びとなっております。また、19日、20日には吹屋ベンガラ灯りイベントが行われました。そのときの車の駐車台数、昨年の267台に比べことしは464台と本当に多くの方に御来場いただきました。たそがれが迫る町並み、また幻想的な雰囲気の中でしっとりとした踊りを堪能いただいたのではないかと思っております。 また、総社市さんと連携をしましたボンネットバス高梁市内1泊ツアーを開催いたしましたが、市外から7名の方に参加をいただきました。アンケートでは、コース、食事、おもてなし、全てにおいて全員の方が満足との評価をいただいたところであります。今後も市内のみならず、周辺地域の要素を取り込み、新たな発見、新たな価値を生み出していくような企画に取り組んでいく所存でございます。 終わりになりますが、ことしは例年より秋の訪れが早いように感じております。これから週末ごとに各地域で物産祭り、また神社のお祭りも行われ、1年の中で最も過ごしやすく、味覚、伝統行事などを楽しむことのできる時期であります。また、スポーツの秋でもあります。
吉備国際大学シャルムも新たな選手の加入もあり、後半の巻き返しに入っています。こちらのほうの応援もどうぞよろしくお願いをいたします。議員皆様におかれましても気温差の激しい時期でもありますので、体調管理等に十分お気遣いをいただきながら、ますますの御活躍を祈念申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。 なお、12月議会でございますが、12月4日開会を予定いたしておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。大変ありがとうございました。
○議長(
倉野嗣雄君) これをもちまして平成27年第5回
高梁市議会(定例)を閉会いたします。御苦労さまでした。 午前11時15分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 平成 年 月 日 議 長 倉 野 嗣 雄 署名議員 石 井 聡 美 署名議員 小 林 重 樹...