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06月17日-03号

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  1. 総社市議会 2021-06-17
    06月17日-03号


    取得元: 総社市議会公式サイト
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    令和 3年 6月定例会          令和3年6月定例総社市議会会議録(第3号)              〇令和3年6月17日(木曜日)1. 開 議 令和3年6月17日 午前10時 0分2. 散 会 令和3年6月17日 午後 2時42分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 山田 雅徳        2番 溝手 宣良        3番 三上 周治   5番 萱野 哲也        6番 三宅 啓介        7番 岡崎 亨一   8番 深見 昌宏        9番 小川 進一        10番 高谷 幸男   11番 小西 義已        12番 難波 正吾        13番 小西 利一   14番 津神謙太郎        15番 村木 理英        16番 頓宮美津子   17番 赤澤 康宏        18番 名木田正昭        19番 加藤 保博   20番 根馬 和子        21番 山口 久子   欠席議員   22番 劒持 堅吾4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  河 相  祐 子        同   次長  小 原    純   同   主幹  西 槇  昌 志        同議事係主査  鎌 田  美 保   同庶務調査係主任小 野  達 司5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      片 岡  聡 一        副市長     大 塚  康 裕   政策監     中 島  邦 夫        総合政策部長  脇    奈 七   総務部長    難 波  敏 文        市民生活部長  新 谷  秀 樹   文化スポーツ部長中 村  義 弘        保健福祉部長  吉 田    啓   産業部長    西 川    茂        教育長     久 山  延 司   教育部長    服 部  浩 二        総務課長    内 田  和 弘6. 本日の議事日程   第1 一般質問7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○副議長(赤澤康宏君) ただいまの出席20名であります。欠席1名であります。なお、欠席者のうち、22番劒持堅吾議員より欠席の届出がありました。 これより、会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○副議長(赤澤康宏君) では、日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。 本日は、小西利一君から溝手宣良君までの5名の予定で進めてまいります。 まず、13番小西利一君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 小西利一君から一般質問に際し議場へのパネル持込みの申出がありました。あらかじめこれを許可しておりますので、御了承願います。 では、13番小西利一君の質問を許します。 13番小西利一君。              〔13番 小西利一君 登壇〕 ◆13番(小西利一君) おはようございます。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に従い質問をさせていただきます。 まず、防災対策についてでございますが、昨日の同僚議員の質問によりお答えをいただいている質問が多くありますので、要点を絞って質問させていただきたいと思います。 3年間で復興はどれぐらい進んだかという点でございますが、昨日の萱野議員の質問にもお答えいただいたとおり、ハード面での復興はあと一つのプロジェクトを残し間もなく終了するということでございますが、昨日の答弁で漏れたようなことがあれば、市長、よろしくお願いします。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) おはようございます。本日は第2日目でございますので、張り切ってまいりたいと思います。 赤澤副議長におかれましては、議事運営どうぞよろしくお願いを申し上げます。 小西議員の御質問にお答えをさせていただきます。 特に私が総社市政としてこの災害復旧から復興に至る一番大事にしているものが、やはり住居の保障という部分であります。私は、東日本大震災、仙台とか石巻とか、例の両親を亡くした子どもたち、1年間に10万円ずつ5年間、79人の子どもたちに。最初のうちは私自身が行けるところはお渡ししに行っておりましたが、そのときの意見として行政側に不服がある、あるいは国に不満があるという部分はもう全てほとんどが、どんなに義援金を頂いたとしても、この復興住宅がねえとか、この家は隣の声が聞こえてねえと、もうこの家が気に入らないという声が専ら圧倒的でありました。ですから、我々はその住居の部分については、木造で暖かみがあり、できる限りそこの提供を尽くしてさしあげたいという思いを持って取り組んでまいったところであります。おかげさまで、下原そして美袋地域の復興住宅はすべからく解決がついております。 どうなっているかということについて御報告を申し上げたいと思いますが、そもそも仮設住宅として福島県いわき市の仮設住宅、木造のビュッフェ風のものを解体して頂いたわけでございますけれども、昭和の仮設住宅エリアに23軒、下原に22軒、合計45軒の仮設住宅を造りました。そのうち、これを昭和の23世帯のうち11軒の方々が、そのままここに基礎を打って、復興住宅としてお住まいなさりたいということになりましたので、11軒が今、復興住宅として既に家移りが完了いたしております。これは、もう全国的に言うとものすごく速いスピードでやっております。残りの12軒については、これは議場でも議論してまいりましたが、市営住宅として使っていこうとするものでございます。そして、下原の22軒につきましては、どなたもそこにはもういいよと言われたので、全て解体撤去いたして、今は総社中学校の前の広場が使える状態になっております。ですから、仮設住宅復興住宅に移行したのは、全体45軒のうち11軒ということになっております。そして、総社市では、全国で唯一アパートにお住まいの方をみなし仮設としておりましたが、これをみなし復興ということで復興住宅扱いをいたしております。これも家賃助成をしながら行うものですが、この復興アパートにお住まいの方は下原地域の方が8世帯、昭和地域の方が11世帯、そして井尻野地域の方が1世帯で、合計で20世帯がアパート復興住宅という扱いで、上限5万円の補助で自己負担は1万円ということになっております。ちなみに、昭和の復興住宅も家賃1万円ということで、皆様方に復興住宅として提供をいたしておるところであります。そういった方々に対して引き続き訪問をしながら、御機嫌どうですか、調子はどうですか、何かお困りのことはございませんかということを今、被災者寄り添い室が担当しながら行っているというところでございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございました。 それで、今、復興住宅の件ですが、みなし仮設のアパートのほうも復興住宅扱いということにされたということですが、これはもう半永久的にそういう扱いでいいんですかね。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは国のルールで期限がついておりまして、令和5年までということに定まっております。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) その令和5年を過ぎると正規の家賃を頂くということですか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これがこれまでの国のルールということになっておりまして、日本全国そういうふうに取決めされているところであります。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) その令和5年がたったときに、また市の補助とかは検討される予定はございますか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) できる限り自立していただければというふうに思っておりますが、そのときはそのときで御意見があれば拝聴したいと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。
    ◆13番(小西利一君) ありがとうございました。 昨日の答弁で、ハード面のことはポンプの新設とかがもう既に完成ということで、目に見えてよくなってます。そして、市長、これからは心の面、ソフト面でケアを続けていくということですが、その心のケアの部分で今やっておられること、それからこれから先どういう形で具体的に進めていかれるのかをお聞きしたいと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) できる限り復興推進室の方々が1軒ずつ訪問をするという形を取っております。昨日、三上議員の御質問の中にあったように、職員体制もこれからスクラップ・アンド・ビルドというか、いつまで復興推進室を残していくのかということも含めて、今後の方向性については検討しなければならないというふうには思っておりますが、できる限り現行のスタッフを置いたままで心の寄り添いということを続けていきたいと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございます。 下原地区に限って申しますと、建物を撤去した後、そのまま空き地になってるところとか駐車場になってしまったところ、あと下原を離れてしまった人、そして家を建てたんですが、老夫婦だったもんで、あれ以降施設にそのまま入られて、せっかくいい家ができたけど、そこにもう住まわれてなくて、離れたところから娘さんが月に何回か帰って管理されてる、そういった状況の家もあります。昔の下原とはまた違った状況になってます。新しい家が建って、まるでモデルハウスの住宅展示場みたいになってますが、個々それぞれいろんな問題を抱えておられる方もいらっしゃるので、引き続き温かく見守っていただけることをお願いいたします。 次の質問に入ります。 災害に対する意識ですが、今、世の中もコロナ一辺倒でコロナの話題が中心です、それからワクチン接種状況等々ありますが。災害は今日に今日起こるかも分かりませんし、いつ何どき起こるかも分かりません。コロナ禍にあっても、この災害がいつまでたっても常に意識の中にあるということが大事だと思うんですが、そういう面で今取り組まれているようなことは何かございますか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そもそも私自身が平成30年の豪雨災害後にかなり全国から講師として来てほしいという依頼があって、例えば千葉県市長会であるとか大阪府市長会であるとか滋賀県であるとか、かなり広範囲に総社のケースを語り継ぐということを行ってまいりました。県内でもかなりライオンズクラブとかロータリーとか、その例会で卓話をしてほしいとかということが多くあったんで、全部合わせて30会場は私自身が行ったと思います。それが途中でコロナということになって、それがウェブになり、それがゼロになって、今ではもう既に総社が忘れ去られているという感じになってまいりました。これも世の常だと思うんですけれども、これから我々が事あるたびに語り継いでいく。今はコロナ自体で、ともすれば今年もちょっと危ういかなと思いますが、一番の市民との対話のツールだったガラス張り市長室ももう2年連続で中止ということで、なかなか伝えにくいことではあるんですけれども、このコロナの収束具合を見ながら、事あるたびに語り継いでいくということをやっていきたいと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございます。 世の中はコロナとオリンピックの話題でいっぱいですけど、これからまだまだ梅雨が続きますし、雨の災害も心配されてます。3年前の記憶を語り継ぐのが我々の使命だと思っております。 それで、一つ取組を御紹介したいんですが、下原地区では朝日新聞社のクラウドファンディングを利用してA-portというサイトで、未来へ繋ぐ“スマイル下原“~平成30年7月西日本豪雨~水害アルミ工場爆発から全員避難の軌跡というサイトで寄附を募集しております。達成率といいますか目標額が200万円で、今日現在まだ43%で86万円の寄附が集まってる、これ7月15日まで受け付けております。サイトを開いていただければいろんな項目がありまして、1,000円、3,000円、5,000円、1万円、3万円と5万円だったかな。一つの例としましては、3万円の寄附をいただいた方には、今作ってます記憶誌とお守りのこけしとシャインマスカット1箱2㎏といよべ米、ヒノヒカリ多分2㎏、これ多分じゃなくてそうですけど、これが返礼品の中に入るようになっております。今まだ募集してますので、議員の方は無理ですが、寄附行為になりますので、これを見ておられる方はもしよかったら参加していただけたらと思います。この取組は非常にいい取組で、このできた記憶誌は下原地区の記録と教訓を語り継ぐために編集して、各小・中学校へ配布するプロジェクトでございますので、御協力よろしくお願いしたいと思います。 次に参ります。 3番目の項目ですが、通告書には県内の県立学校と書いてますが、これ間違いで公立学校でございました。 この件につきましても、昨日、高谷議員のほうから質問があり、お答えをいただいております。その状況等は分かりましたので、具体的にこのハザードマップの中で浸水地域に入ってる小学校があります。そこは水害によっては避難場所に不適格ということでペケがついてます。そして、三角のところもあります。でも、実際に具体的に雨になったときの避難場所としてどこへ逃げたらいいんかということをよく相談されます。高台に逃げればいいんですが、そうそう高台も見つかるもんではないんですね。これ非常に難しい問題ではあるんですが、市長の頭の中にはどのようにお考えを持たれてるのかお聞きしたいんですが。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) L1クラスでいうと、あらかじめ決められた高台というのが存在するんで、そこに行けばいいということになりますが、L2クラスになったときに果たして瞬間判断能力があるかというところの勝負になると私は踏んでおります。平成30年豪雨災害も真備町の方が一気にきびじアリーナになだれ込んできた。あるいは、予想だにしなかったクリーンセンターの管理棟が一番逃げやすい場所になって、そこにもう殺到したということになりました。これは、何も我々総社市が、うちの持ち物だから使って、どうぞ、よろしいですよといってアナウンスしたわけではありません。市民が選んで逃げ込んだわけであります。そういった場合に我々が瞬時の判断をL2のときに行うことができるかというのは、もう実力勝負ということになってまいりますから。しかし、その中でも、私はL2になったときの想定の高台というところは一応頭の中に入れておくべきだというふうに思います。北小学校がよい例で、これまで我々が災害音痴だったとき、平成30年豪雨災害北小学校へ逃げてくださいと泉団地の人に言ったら、家よりも低いところに逃げろと言うのかと、それが今までまかり通っていた避難所の在り方だったわけですから、そういう平成30年豪雨災害を経験して、本当にL2が来たら瞬間勝負ということになると私は今思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) これ現実問題とそういったことが起きたときのとっさの判断、なかなか非常に難しい問題でありまして、個々のそれぞれの状況もありますし、その地区地区の防災の組織も、その行動基準もあります。だから、非常に難しい問題ではありますが、常に一人一人がこうなったときはどうする、こうなったときはここの場所が安全だということを意識して生活していく必要があると思います。取りあえずは、このハザードマップを参考にしていただいて、家族の中で話合いをしていただけとったらと思います。ありがとうございました。 最後、4番目のほうに入ります。 避難所の新型コロナウイルス感染症に対応できる整備がされているのかということも、昨日の同僚議員の質問によりお答えをいただいておりますので、ここはもうよろしいです。 あと、コロナ感染者自宅療養をしているときの避難のことなんですが、今現在、総社市で自宅療養されてる方はいらっしゃいますか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 皆様方の御協力によって、現在ゼロ人ということに相なっておりまして、これは本当に時短、休業要請にお応えいただいて、みんなが気をつけた結果としてゼロになっておりますので、心からお礼を申し上げたいと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) では、総社市で自宅療養者が一番ピークのときは何人いらっしゃいましたか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 30名程度、薬師寺慈恵病院クラスターが発生した前段階とその当時であります。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 今コロナの感染者は岡山県でも一桁台になってます。総社市も9日ですかね、連続ゼロ人ということで落ち着いた状況ではありますが、まだまだ予断を許さない状況であります。自宅療養者がピーク時の30名と仮定したときに、もし災害が起きて、その人たちを避難させる場合、どういうふうな対応をしていいのかという非常に難しい問題が起きてくると思うんですね。プライバシーの問題とか感染対策とかどこに避難してもらえばいいのかということ、そういったことの指針なりマニュアルなり、そういったものを総社市でもしつくられてあるんならお答えいただけたらと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) まず、どこに避難してもらうかということであります。普通の通常避難所は無理です、感染者を迎え入れるというのは非常に危険な行為になりますから無理です。今のところ中央公民館そしてサンワーク、この両施設においてコロナ感染者を迎え入れるという緊急避難所に設定したいと思います。ここに入り切らずあふれた場合というのの善後策については、これからまたさらに医師会と相談をしながら考えてまいりたいと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 自宅療養者がおられる地域の避難ということになるんですが、例えば下原地区を例にしますと、各班ごとの班長さんがその地区の家族構成名簿を把握してまして、各戸に呼びかけて、どこどこに避難しましょうという呼びかけをするわけですけど、そのときの状況としてその地区に自宅療養者がいるかどうかというのは分かるんですかね。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 分かるように事前に通知いたしたいと思います。対応は我々のコロナ対策室が行うということになります。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) この前、自宅療養者へのサポートの部屋ができましたけど、主体はやはり管轄といいますのは保健所の主導になると思うんですが、保健所との連絡等は密にやって、保健所が例えば確保している倉敷とか岡山のホテルのほうに避難指示が出る前にその方を誘導してくれとか、そういう話にもなるんでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 事前にアパホテルに入ってくださいということにはならないと思います、アパホテルに入れないから自宅待機しているわけでありますので。災害対応については、災害の主権者は市でありますから、保健所と相談しながら我々が主体性を持ってやっていくということになろうかと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 自宅療養者ホテル等に入れないから自宅にいるわけですけど、特別にこういう災害のときはまた別枠としてそこに一つのホテルなりそういう施設を契約してもらって、そこを利用するという形で今回サンワークとか中央公民館ですか、そこを予定されてると思うんですけど、今現在はゼロでいいんですが、先ほども言いましたようにまた感染が増えてきた場合、総社市の場合は専門の病院とかも少ないですしホテル等も少ないので、自宅療養のケースが多くなったときに、これから災害が起きて避難をしてもらうときの非常に難しい問題が起きてくると思うので、デリケートな問題なので、その辺は十分配慮して行っていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) かしこまりました。 ○副議長(赤澤康宏君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) これは全国同じ問題が起きておりまして、先般もNHKのほうでこの特集をやっておられました。福岡市を例に挙げてましたが、高谷議員もおっしゃられましたけど、いっとき600名の自宅療養者がいたということで、ハザードマップにその自宅療養者コンピューター管理で点で表してて、どこどこに何人いらっしゃるというのがもうすぐ一目瞭然で分かり、そこの地域の災害対策としてどこに避難するという専属のホテル等も契約して、そこへ誘導するという形になってます。福岡の場合は桁が違いますけど、総社市の場合もそれが小さいというだけのことで対応は一緒だと思いますので、十分配慮を行って対応していただきたいと思います。 最後になりましたけど、私自身が被災者の一人でもありまして、3年前の豪雨災害は忘れることはできません。多くの方からの御支援に対する感謝の気持ちを忘れることもありません。あの災害を教訓として、災害に強い総社市と絆の強い総社市をつくっていかれることには協力を惜しみませんので、これからも防災対策については全力で取り組みたいと思っております。ありがとうございます。 これで終わります。(拍手) ○副議長(赤澤康宏君) この際、しばらく休憩をいたします。              休憩 午前10時29分              再開 午前10時40分 ○副議長(赤澤康宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、15番村木理英君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 村木理英君から一般質問に際し議場へのパネル等の持込みの申出があり、あらかじめこれを許可しておりますので、御了承願います。 では、15番村木理英君の質問に移ります。 15番村木理英君。              〔15番 村木理英君 登壇〕 ◆15番(村木理英君) 議長に発言のお許しをいただきました、緑の会の村木でございます。 今日は、新型コロナワクチン接種、特に集団接種について質問したいと、このように思います。 非常に医療従事者の方には日々大変な御苦労おかけいたしまして、改めて敬意と感謝を申し上げるところでございますが、先般、6月4日に厚生労働省医政局長厚生労働省健康局長厚生労働省医薬生活衛生局長から通達が出ました。その通達の内容は、1、薬剤師は予診のサポート、問診、予診票の確認、記入の補助を含む、薬剤服用、使用歴の確認や副反応等に関する事前の説明、ワクチンの希釈及びシリンジへの充填、接種後の状態観察。2、診療放射線技師は、接種後の状態観察。3、臨床検査技師は、接種、ワクチンの接種のための筋肉内注射。4、臨床工学技士は、ワクチンの希釈及びシリンジへの充填、接種後の状態観察。5、救急救命士は、接種、ワクチン接種のための筋肉内注射、接種後の状態観察ができるということを言われております。そのことに関して、総社市は集団接種を行う前に、こういった事前の職域の拡大ということは検討されているかどうか、その辺お尋ねします。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 村木議員の御質問にお答えをいたします。 診療放射線技師臨床検査技師そして臨床工学技士といった職種の方については、今のところ集団接種会場で担う役割というものに制度上の問題というか、当該団体と確約ができておりませんので、今のところスタッフの中には含まないということで進んでおりますが、問題は7月中旬から1日2,000回接種ということを行ってまいりますので、歯科医師の先生の問題もあるんですけれども、状況が許すようであれば地元の医師会同意の下にということが成り立つ、そして先ほど言われた厚生労働省の通達が合致するようであれば、ぜひとも御協力いただけるようにできればとは思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 今回のワクチン接種に関しましては、まずこのワクチンが有効な期間がどのくらいあるのかというのがまだはっきりしておりません。一説には200日間ほどはその効果が保たれるんではなかろうかというような説もありますが、場合によっては今後、年に1回程度のワクチンを接種しなきゃいけない可能性もあるということも収めていただきまして、今後の対応を検討していただきたいと、このように考えます。 それで、実際ワクチンを接種する場合にいろんな副反応が出てくるということはよく言われているわけです。私もワクチンを2回打っていただきましたが、1回目は肩が上がらなくなるとかよく言われるんですけど、それはなく、しかし筋肉痛のような痛みがありました。それが翌日3時間ほどありましたか、それで消えました。2回目の接種は結構熱が出たりとかするんだということがよく言われて、若い方のほうが反応がいいとか、年を取ってるとあまり反応がよくないとか、そういうことを言うんですけども、自分の周辺で確認しますと、あまりそれも関係なくて、若くてもぴんぴんしてる人もいれば、若くても37.2、3度の熱が出る方、三十五、六歳で39度の熱が出る方、あるいは私は全然2回目は何ともなかったです。それと、60歳を越えていても体がだるかったり、だるさが1週間続いたりとかいろいろ様々ですので、なかなかこれは特定できないと思いますが、副反応はもう必ず出るものだということを心構えにして接種していただくほうが安全かな。というのは、そのことを踏まえて接種しないと、翌日仕事に出られなかったりとかいろんな面で、非正規雇用の方なんかはお休みを取ってしまうと、なかなか職場で不利になるんじゃなかろうかということが懸念されますので、その点で副反応の症状をどのように把握されてるかという質問なんですけれども、これは決して総社市でワクチンを打って、例えばどういう副反応が何件あってという統計を取りなさいという話では全くありません。ワクチンを打つための事前の心構えとして副反応というのはあるもんですよと、それが当然なんですよというぐらいの感覚のほうがいいかなと思うんですけど、その辺の御認識はいかがでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) おっしゃるとおり、いよいよ明日から64歳以下の方々の予約がスタートするわけでありますが、まさしくおっしゃるように副反応があって当たり前というような感じの言い回し方というのは必要なことだと、そう認識しております。 ○副議長(赤澤康宏君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 集団接種の場合、いろんな市町村で大規模な集団接種をやって、欠員が非常に生じてキャンセルが非常に多かったと。実際開いたら5%ぐらいの方しか集まらなかったという事例もあるんですけども、その工夫は何かございますか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 順次進めておりましたが、第1便は5月17日からスタートして、5月中は介護従事者のデイサービス、最初スタートしたのは通所型の方々だったんですが、デイサービスのスタッフの方々に接種ということを皮切りに、現在保育士、そして学童保育のスタッフの方々、そしてこれから幼稚園の教諭、学校の教諭などに広げていこうということを考えております。 ○副議長(赤澤康宏君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 私が調べたところによりますと、集団接種で全体の5%ぐらいしか集まらなかったとかというのは、結局キャンセルしようにもネット上のキャンセルのシステムが非常に難しくてそこまで到達できない、並行して近くのかかりつけの先生が接種を始めたので、そちらに流れるというような事例があるようですので、その点は十分注意していただきたいと思いますのと、先ほど市長言われましたですけども、職域の方はやはり接触型の職業とかだったら、非常に日々恐怖感にさいなまれているところもあると思います。非常に優先順位がつけにくいところでありますが、例えば美容師さんとか、あるいは整体師さん、はりきゅうの先生方というのは非常に接触型の仕事なので、その辺も優先順位としては上位なのではないかなと、そのように考えますので、よろしくお取り計らいをお願いしたいと、このように思うわけです。 冒頭、今回の議会の初日の市長の説明の中で、完了時期は9月末で接種率が70%で集団免疫を獲得するというふうな、そういうふうな発言があったと思いますが、この辺の発言の意図をお伺いしたいんですけども。70%総社市で接種が上がったところで、総社の方が市外に行ったり、あるいは市外の方が入ってきたりというふうになってくると、なかなか国レベルの70%じゃありませんので、非常に集団免疫の獲得というのは難しいんじゃないかなと。仮に総社市が70%接種することによってということで市民の皆さんは変に安心して緩んでしまうと、これがかえって怖いんじゃないかなと思いますが、その辺の発言の意図をお教えください。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 何に基づいてと言われれば、WHOの見解に基づいて私が申し上げております。総社市内におおむね70%の接種者が出現した場合、自然免疫集団ができるということであれば、ひとまずはそこで安心だという判断がWHOの中では生まれました。しかし、議員おっしゃるように、お隣がどうだとか東京はどうだとか大阪はどうだ、それがまだ半分もいってないというようなことでは、おっしゃるとおりそれが集団免疫はただ単なる総社のポイントだけということになりますから、それは集団免疫とは言わないわけでありますから、周りを見ながらよく気を引き締めてということになろうかと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 今回のワクチンに関してはまだまだエビデンスが出てない面が多々あって、ネイチャー誌なんかを見てみると、ワクチンを打つと発症は抑えられるけども感染力は収められないとか、いろんなそんなことが言われているということがありますので、慎重に御発言いただきたいと、このように思うわけであります。 次に行きます。 経済対策として上げさせていただいていますけども、新しい生活様式というのをよく言うんですけども、その中で換気をしようということをよく言います。いわゆる密閉の分ですね。3密、密接、密集、密閉。換気をするという指標がなかなか分かりづらいんじゃないかなと、このように思います。分科会の尾身先生は、二酸化炭素濃度の測定は非常に重要なんだよということをよく言われます。日本の環境基準では、1,000ppmがいわゆる二酸化炭素濃度の環境基準と言われておりますが、昨年12月の西村経済産業相の記者会見のときに二酸化炭素濃度の測定器の話が出て、そのときに新型コロナウイルスの場合は800ppmを超えると感染力が高まるんじゃないかなというのが言われてきて、いろんな自治体で二酸化炭素濃度の測定器を設置することに補助金をつけたりするというところもあったんですけども、最近アメリカでは700ppmを超えると具合が悪いんじゃないかということも言われているということで、非常にこれははっきりしませんが、とにかく二酸化炭素濃度が高まってくると感染力が高まるというのは間違いない事実であります。 そこで、いろんな二酸化炭素濃度測定器があるんですけども、今議場は533二酸化炭素濃度ppmの濃度です。温度が28度で湿度が52%。一般的に24度の気温で40%から60%の湿度で、そして二酸化炭素濃度が800ppmがコロナの感染を抑える環境なんだよというのがよく言われてるんですけども、実際なかなかこういう数字を見てみれば、ああ、今換気しなきゃいけないなというのが分かるかなというふうに思うんです。実際これが、私しゃべってますけど、はっと息を、ふんふんとか言ったりしたら、タイムラグはあるんですけどぐんぐん上がっていくんです。今730。ピーピー言い始めました。これ1,195。さらに上がってます。こういう状態というのは換気が悪いという状態になってきますんで、これは回避しなきゃいけない。ですから、市役所でミーティングをする際、5人以上になってくると非常に危険になってきますのでこういう測定器を設置するとか、市民の皆様がよく来られる窓口にこれを設置するとかということを、市役所がまず隗より始めよということで示していただくと。市民の皆様にこういうもんがあるんだよということをまず伝えていくと。あっ、そうかと、こういうことがあるんだなということをまず情報として流していくことが大事じゃないかなと思います。いきなり補助金をつけてやっても、なかなか今補助金つけても結局機能しないような気がするんですよ。ですから、まず市役所で実際体験していただいて、あるいは市役所に来られる市民の方と一緒に体験していただいて、こういう管理の仕方があるんですよということを提案して次に進むというのが順番じゃないかなと、このように考えますが、市長、お考えはいかがでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この測定器を市として購入して、それでまず窓口が3密にならないように。今一体幾らの二酸化炭素濃度なのか、それを知るということを市民の方々にも知っていただくということを実行に変えていきたいと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) なかなか予断を許さないコロナ禍の環境でありますが、ぜひ新型コロナウイルスに負けない総社市、アフターコロナを目指して頑張っていただきたいと、このように最後に申し上げまして、質問を終わります。(拍手) ○副議長(赤澤康宏君) この際、しばらく休憩をいたします。              休憩 午前10時55分              再開 午前11時6分 ○副議長(赤澤康宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、16番頓宮美津子さんの質問に入る前に、この際私より申し上げます。 頓宮美津子さんから一般質問に際し議場へのパネル持込みの申出がありましたので、あらかじめこれを許可しておりますので、御了承願います。 では、16番頓宮美津子さんの質問を許します。 16番頓宮美津子さん。              〔16番 頓宮美津子君 登壇〕 ◆16番(頓宮美津子君) 議長より発言のお許しをいただきました、チームかがやき、公明党の頓宮美津子でございます。 今月は、性の多様性を認め理解を深めるプライド月間でもあり、昨年に引き続き正面玄関を入ったところにはチュッピーと共にレインボーフラッグを掲げていただきまして、ありがとうございます。少しでもこの意識が広がることを願います。 それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。 昨年より、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、市長をはじめ職員の皆様には昼夜を分かたず御尽力いただいてますこと心から感謝申し上げます。 そこで、今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策について、夜間中学についての2点をお尋ねいたします。 まず1点目、3日後の恐らく20日にはこの岡山県では緊急事態宣言が解除されるかもしれませんけれども、ワクチンが進んでいるとはいえ、まだまだ感染防止の対策は続けるべきと考えます。そこで、これまで宣言下で苦しんでこられた飲食業をはじめとする企業の皆様はほっとされると同時に、前質問者の村木議員がおっしゃっていたように、感染防止対策の強化は進めなければならないと考えるところでございます。 先日、市民の方から、例えばアクリル板などの設置は、したくてもかなり高額なのでできないお店も見受けられると。補助がないのは総社だけだよと、そういうふうに言われまして、もう既に設置されているところもありますが、上限を設定して支援をしてはどうかと考えます。先ほどの村木議員のCO2を測るものは3密のうち2密が分かりますけれども、結局アクリル板は飛沫を防止するという観点では、これがそろって初めて3密が防げるのではないかと考えるわけでありますが、この支援いかがでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 頓宮議員の御質問にお答えをいたします。 しかと承りまして、検討させていただきたいと思います。 これまで総社市はほかがしてるのにしてないということばっかりやってきました。それは逆に言うと、総社はしてるけどほかがしてないということばっかしやってまいりました。去年の4月から今年の1月までアクリル板の設置に対して県が最大10万円補助して、総社市内でもほとんど多くの飲食店さんやってるところは頂かれておりますから、だからあえてそこには我々は県さんがやるのでということで見送っていた経緯があるんですけれども、そのことも含めて検討させていただいて、今、復活券が7億円弱もう既に販売完了しておりますので、さらに消費喚起というのがどういうふうなところにスイッチを押せばいいのかということも含めて検討させていただければと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) 分かりました。先ほどの機械でもあれだけですぐ1,000ppmとか2,000ppmとかいくということは、飛沫防止のアクリルはかなり必要ではないかと考えておりますので、岡山、倉敷は今年になってから、私が調べたのは岡山と倉敷ですが、4月から6月までが岡山、倉敷は4月から7月まで5万円とか10万円とか上限を掲げているようでありますので、どうかよろしくお願いいたします。 それでは、2番目の質問に移らせていただきます。 国では、平成28年公布になりました教育機会確保法の第14条において、全ての地方自治体に対し、夜間中学の設置を含む就学機会の提供、またその他の必要な措置を講ずることを義務づけています。また、本年2月には各都道府県教育委員会へ依頼という形での通知文には、菅総理から今後5年間で全ての都道府県、指定都市に夜間中学が少なくとも一つ設置されることを目指して取り組んでいきたいとの答弁がなされたということが記されていました。この学びのセーフティネットとも言えるような夜間中学、まずこのことについての御所見を市長、教育長にお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) このことはもう重要な議論だと思います。今日、頓宮議員の御質問を皮切りに、夜間中学について検討していきましょうと。どういう認識にしてスタートするのかということをまず論議しないといけないと思います。 夜間中学の在り方については二通りあって、一つは中学校に行き損ねたと、やんちゃばっかししていて、もう60歳、70歳になったけど、もう一度あそこの学びやに立ち戻って、中学卒業資格を得たいという考えの方々。それから、もう一点は、そもそもひきこもったりドロップアウトして行き場所がない、社会に認められない、どこにも自分の居場所がないと。我々は全国で唯一ほっとタッチというひきこもり者の居場所をつくって、そして名簿も持って、その方々に、全員じゃないですけれども、もう既に50人の方が何らかの形で社会に戻っていってる、その延長線上にあるものとして捉えるのか。その二通りだというふうに思っておりまして。私はどちらを選択すればいいかというふうに聞かれれば、後者のほうだという認識を持っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕 ◎教育長(久山延司君) 頓宮議員の御質問にお答えします。 就学の機会が広く提供されるということは大変重要なことだと思っております。今回取り上げられている、国が言っているいわゆる夜間中学ということについてですが、これは昼間の中学校と同じ一つの公立の中学校ということでございます。中学校の教員免許状を有する教員が週5日夜の時間帯に授業を行って、在籍者は全ての課程を修了することで中学校の卒業資格が得られる、そういうものでございます。 夜間中学の対象になる方々は、具体的には戦後の混乱期の中で様々な事情によって義務教育未修了の方、また本国において義務教育未修了の外国籍の方、そして中学校は卒業しているけれども不登校などの理由から中学校の教育を十分受けられなかった方、こういう方でございます。こういう方の中で希望される方がこの夜間中学に通うということでございます。 先ほど市長の答弁にもありましたが、そのいわゆる夜間中学ということと、それから現在の総社市が行っているほっとタッチの延長線上にある、居場所だけじゃなくて学習もしたい、こういう人がいた場合ですね。私も市長と同じく、いわゆる公立の夜間中学をつくるというのではなくて、ほっとタッチの延長線上の居場所づくりを主とした、そういうものについては考えていかなければならないと思っております。 以上でございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 夜間中学は、今、教育長がおっしゃったような事情の方たちが通われているというのは周知のとおりでございますが、現在、これは文部科学省のホームページの夜間中学の資料でございますけれども、年々不登校の児童が増えています。また、これに加えて外国人の方も増えているんですが、例えば全国では令和元年度では18万1,272人。前年度からいいますと、前年度が16万4,528人ですから1万6,000ぐらい増えているわけですが、岡山県に関しましては令和元年度は2,655人、中国地方では広島に次いで多いんですね。都会が多いという現状があります。さらに、外国籍の方も大変日本に来られていて、それも増えていると。こういった状況を国が考えて、今、夜間中学を見直しをして進めているわけであります。 例えば全国の夜間中学の実態調査を行ったデータによりますと、60歳以上が約23.4%、しかし16歳から19歳の人は約19.1%、そんなに変わらないんですね、全体の人数からいうと。また、進路を考えてみますと、高校進学が58.8%と大変多くなっています。まさに学び直しと言われているわけであります。また、当初卒業証書をもらっている人は入れなかった。しかし、今回は3回も通知がありまして、卒業証書をもらっていても、何らかのことで学び直しが必要だという人は当然受入していいと。さらに、小学校未修了者が、小学校に行けてないけれども、その人が中学校相当年齢に達していて中学校の夜間学級に入学を希望する場合は、それも受け入れてよいと。また、不登校の学齢制度について、現在不登校の子どもでも本人の希望を尊重した上での受入も可能と、かなり国は柔軟な対応をしているわけであります。ですので、先ほど市長がおっしゃってくださった行き損ねた、学びたい、学び直したいという方も当然希望すれば入れるわけですが、現在不登校対策にもかなり有効なことが言えると思えるわけであります。 例えば文部科学省の夜間中学の資料ですが、昼間の中学を形式的に卒業して、実質的には学べなかったという20代の人のインタビューの答えがあります。夜間中学に入学したきっかけは、母が紹介してくれた。中学時代は休みがちであまり学校に行けなかった。高校も進学したかったから夜間中学に入った。卒業後は学校の先生になりたい。大学へ進学し、教員免許を取得したい。入学して一番うれしかったこと、変わったことは何かというと、中1の妹に勉強を教えてあげられるようになった。また、あなたにとっての夜間中学とはというインタビューには、夜間中学を知らなかった、あるいは近くになくて通えなかったら今とは全然生活が違っていたと思うという、実際に夜間中学へ通った人のこれは言葉であります。 先ほど言われたニーズは分かるけれども、ひきこもりの2段階の延長線にあるというふうに言われていますが、私はちょっと違うと思うんですが、この夜間中学に対する必要性をもう一度お答えいただけませんか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 学校に行き損なった人にもう一回中学校卒業の資格を取ってもらうということです。ただ、それをやりましょうといってなかなかできない。美しい論ではあるけれども、やろうたって許可が下りない。人はどうなんだ、先生を夜間、全部市教委で賄えるか。単位数とかニーズはどうなんだと言われれば、独自のニーズ調査を県がやったら84人県下で手を挙げて、そのうち総社市民は何人いたか、1名しかいなかったという、ニーズが表面化してこない。そこで、我々が美しき理論を目指せばいいんです、目指せばいいけれども、できないことをずっと続けていくというよりか、一番今、我々総社市としてひきこもりを一生懸命やっていて、今270人の名簿が第1弾として出てきて、ほっとタッチに来た人がまた別枠で270人来て、600人弱のちゃんとした名簿があって、ちゃんとターゲットを決めてやっている事業があるんだから、そちらのほうを優先したほうがいいのではないかという思いを語っているわけでございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) ニーズについては先ほど市長がお話ししましたが、これは令和元年に行った調査でございます。やり方としては、説明のチラシそれからアンケート用紙、そういうものを公民館だとか図書館だとか教育委員会の窓口とか、そういう人が来られるような出入りされるところに置いて、見ていただいて、調査用紙に書いて提出された方の中で希望された方が県内で84名だった、その中で総社市民は1名だったということでございますが、やり方が非常に難しいんですが、ニーズは今後とも把握していきたいというふうに考えておりますが、今必要なのはやっぱり学び直しなんだと思います。多くの方のニーズが考えられるのはやっぱり学び直し、それを希望されてる方はかなりおられるんじゃないかな、資格よりも、と思ってます。いわゆる資格が取れる夜間中学については、まだ岡山県には1校もありません。都道府県でまずは1校ということでございます。これをどういうふうに設置するかということにつきましては、県内の市町村また県教委も含めて教育長会でも話題にし、それぞれの市町村でのニーズをもうちょっと綿密に把握して、この在り方について今後真剣に考えていきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 岡山市もニーズ調査として約2万7,000枚のチラシを県内の公民館や図書館に配布されました。岡山市では問合せが23件、学びたいんですといった方が5件。ただ、そもそもこの夜間中学、ひきこもりの方もそうですけれども、字を読むことが難しい方もいらっしゃるわけです。ひきこもりであれば公民館等にもまず行くことはないでしょう。そうすると、チラシを見ることもなかった人がどれだけいらっしゃるのかと考えると、このニーズ調査自体に私は課題があるのではないかと思うわけです。 本年、先ほど言われました、ひきこもりの二つ目の拠点でぽえむが誕生いたしましたけど、この方たちも家から一歩出ることがまず挑戦で、働くチャンスが、50人の方が社会に復帰をしたと言われておりますが、例えば岡山に夜間中学校をつくる会の代表の城之内先生が、山陽新聞に一日一題という寄稿を出しておられました。そのある寄稿の中に、岡山に社会人でも基礎的なことから教えてくれる学校があると聞いたんですが、私はほとんど小・中学校に行けてなくて、20代の社会人です。入学できるでしょうか。その声は細く、少し震えていた。簡単な計算さえできないために、仕事でよくミスをした。ミスが続くと、職場に居づらくなり、転々と職を替えた。今やっと仕事が見つかった。今度こそずっと同じ職場で働きたい。そのために、計算ができるようになりたいと岡山自主夜間中学校の門をたたいたと。そもそもこの夜間中学校に学び直しをしたいと思っていらっしゃる方は、なかなか計算ができなかったり、いつから学校に行かなくなったかというその時点で分数も分からないという場合もあります。 例えば3年前に馳文部科学大臣が岡山に来られたときに、ここに映ってる方、NHKの紹介にも何度も出られた、この方は病気で学校に行けなかった。この人が一番最初に自主夜間中学に来たときに、先生、2分の1って半分ということだったんですねって、分数が分からなかったために、夜間中学へ行って初めて2分の1ということが分かった。そういうところから出発される方が実際にはたくさんいらっしゃる、今100名を超える、自主夜間中学に行かれているわけであります。ですので、私は総社ならではの夜間中学ができるのではないか、夜間学級ができるのではないかということで、あえて質問させていただいております。 昨日の質問で岡崎議員がおっしゃってましたヤングケアラー、この中にも本当は学校に行きたいけれどももうくたくたで、介護してしまって、勉強も手につかない、学校に行けないという子どもたちがいたかもしれません。そういった人たちに、学びの貧困の人たちに手を差し伸べるのがこの夜間中学ではないかなというふうに思いますが、先ほどのお答えが今のことと一緒になってまいりますので、④に移ります。 先ほど教育長がおっしゃってくださいました公立の夜間中学校は今ありません。2017年4月に初めて自主夜間中学ができました。私はこれまで3年余り、映画の舞台になった東京墨田区の夜間中学や、それから京都の洛友中学、岸和田の夜間中学、同僚の議員の皆さんと一緒に視察をさせていただきました。様々な工夫を凝らしています。決して公立夜間中学として全く同じようには思えませんでした。さっき市長が市教委のお金でって経費のことをおっしゃっていましたが、この夜間中学に関しましては市町村立小・中学校等の教職員は市町村の職員であるが、設置者負担の原則の例外として、その給与については都道府県の負担とすると。また、公立学校施設整備に要する経費の一部を国庫負担、補助することにより、学校教育の円滑な実施を担保と。今、夜間中学は経費の面でも非常に優遇をされています。また、夜間中学の教育課程にもかなりの特例があります。ここをうまく活用すれば総社流の、総社ならではの夜間中学ができるのではないかと考えるんですが、この点いかがでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) できることをやりましょう。本当に何かもう県に持っていって、ややこしく言われて、もう本当にこれが駄目、これが駄目、これが駄目というような議論ばっかしを続けていくということは全然もう意味がないというふうに思っていて、おっしゃるように総社流で我々、お金の問題もあるんですよ、それから人の問題もあるし、できることをやりたいと。受けたい人というのはいっぱいいて、確かに2分の1が分からない人を教えたいじゃないですか。だけど、本当にもうしち面倒くさいハードルがいっぱいあって、それでこれが駄目、あれが駄目って停滞していくばかりの議論の中に長いこといるつもりも全然なくて、やれることがあれば少しでもスタートさせていきたいと、私の思いは今聞かれればそういう思いです。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 私も全く同じであります。いわゆる夜間中学は、県教委を中心に県全体で在り方を考えるべきと思っております。まずは、1校目ということですね。それから、ニーズがどんどん高まって、各地域に必要だということになるかもしれませんが、それはそうなってから真剣に考えていかないといけないときが来るかもしれません。しかし、まずは県で1校目、県教委を中心に県全体で考えるべきというふうに思っております。特にニーズが高いのは都市部が人数的には高い結果も出ておりますので、そういうふうにしていきたい。ただ、市としては今ある総社流のほっとタッチですね、これを大切にしていきたい、そういう中でどうやって学び直しができるのか、そういうことを今後考えていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 これは、全国の今の夜間中学校の設置状況であります。今一番ほくほくの、来年4月開校に向けてしているのは香川の三豊市であります。香川の三豊市長は、義務教育のセーフティネットだと、安心して学べる場、多様なニーズに対応できる場として、今、検討委員会を設立して、来年の4月開校に向けて、出てます。これで四国はここを抜かして全部ですね。中国地方は広島しかありません。 今、市長も教育長もおっしゃっていただきましたが、私、実際にやっている夜間中学に伺わせていただいて、そんなハードルの中で、大変な中でやっているという感は、全く先生方はおっしゃっていませんでした。中でも一番感動したのは墨田区の先生で、もう定年間近のお年の先生だったんですが、自分は夜間中学の先生になりたくて、これまで最初からずっと夜間中学の教師だった。なおかつ、それには物足りず、自主夜間中学も独自で立ち上げられてやっていると。学ぶことは生きることだということを、子どもや高齢者、また外国人の方の姿を見て、自分が教えられたと熱い志の先生にお会いしたときに、こういう先生が夜間中学、今の先生がどうこうということではない、夜間中学の先生として来られたら、どれだけいいのかなというふうに思うわけです。誰一人取り残さない、これはSDGsの精神で、私は市長がひきこもり対策に全力を挙げているのと同じだと思っています。 京都の洛友中学校は、昼間部、昼の部と夜間部と両方あります。京都市でやった中学校弁論大会に出された、ある女子学生の作文です。自分がなぜ勉強しているのか私は考えたことがありませんでした。勉強は仕方がないからやる、勉強は義務だと漠然と感じていたと思います。義務だと感じていたから、体調が優れず学校に行けないときは、私はやるべきことをやっていないと自分を責める気持ちで苦しくなっていました。私たち昼間部は、交流の時間に夜間部の生徒さんと一緒に交流をします。熱心に楽しそうに学習しておられます。夜間部の生徒さんはどうしてあんなに楽しそうなのだろうと私はいつも思っていました。そのとき私は、夜間部の生徒さんの文集の中にこんな言葉を見つけました。私は学びたいから学ぶのです。心の底から学びたい、夜間部の生徒さんにそう思わせた勉強はものすごく価値と魅力のあるものに違いない。勉強というものへの考え方が私の中で大きく変わっていきました。校長先生の洛友中学校には学びの原点があるという言葉の意味も、そのとき理解できた気がしました。勉強は人生においてずっと続くものです。だから、義務ではなく心の底から学びたいと思える勉強を私もしてみたい。それが見つかったとき、私の本当の勉強がスタートします。私はまだ答えにはたどり着いていません。けれど、勉強の意味を本気で考えたことで私は確実に成長できたと思います。洛友中学校という場所、学びたいから学ぶという言葉は、私にとって大切な原点です。これからもっと考えて考えて、納得できる答えを必ず見つけたいと思っています。そして、実際に夜間部に行った人の作文ですが、これ全部ほとんど平仮名です。私にとって学校は生きがいです。楽しくて楽しくて、もし学校に来てなかったら、私は駄目になっています。今は一字でも覚えるのがうれしくて楽しくて仕方がありません。けれど、一つだけ残念なことがあるんです。今さらこんな年になって字を覚えて、今からでは何の役にも立てられへんでよ、そのことを考えると歯がゆくて悔しくて残念で涙が出てくるんです。子どもがまだ小っちゃいときに学校の宿題してて、分からへんところ聞かれても、私も字が分かりませんので教えられずに、子どもにはこんなお母ちゃんで悪いな、何度も心の中で謝ってましたんや。そやから、私は私自身のために、覚えが悪くて先生たちに迷惑かけますけど、頑張って勉強します。私は今たくさんのことを教えてもらって、字も読んだり書いたりできるようになってきて幸せや。先生、私これからの幸せのために勉強頑張りますという。 教育長が就任なされたときに、一般質問で議員の方から教育長の教育に対する目的は何ですかって聞かれたときに、教育長は二つあります。そのうちの一つが、子どもを幸せにするためだとおっしゃった。それに私はすごく感動しました。私もそういうふうに思っています。この夜間中学にいた人たちのように、幸せになるために勉強するんだって思う。総社の教育大綱の中に総社を愛す子供ってありますね。総社を愛す子供をつくるためには、総社からどれだけ愛されるかという実感を持ってもらわなきゃいけないと思います。これは、途中で断念した人たち、またあるいは総社を選んで働きに外国から来た人たちで総社で結婚して子どもを産んだ人たちも、全てどんな人も総社からこれだけの支援をもらった、愛されたという実感が、やがては総社を愛す子供を生むのではないかなと思います。 自主夜間中学と公立夜間中学校ではかなり違ってきます。先ほど市長がおっしゃったように、費用の面でも県費でお金を入れることもあります。しかし、市長がそれだけの思いで建てられた部分も自主的なものだと、市長がもし替わられた場合、その次の市長がそういうことに全く興味がなければ簡単になくなってしまうのではないかと。公立夜間中学校ですと本当にニーズがなくなるまで存続できるんだと思います。 再度、もう一度思いを伺わせてください。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは本音の部分で話をしないといけません。私の答弁が不適切になるかもしれませんが、山中教育長から久山教育長に替わったわけですね。山中さんは、製鉄所の所長さんで民間人でありました。民間人は民間人のいいところがあったわけです。久山教育長は、もう教育現場のたたき上げで、教育者にまた戻ったわけです。そりゃあ、時代の流れというのもあるし、私もそのほうがいいと思った。その久山教育長のキャリアの中に、一番久山教育長の得意技みたいなんがあります。それは、熱き思いというのもあるんですけど、県教委にいらっしゃったということですよ。県教委でこの問題について規制を加える側の人間の真ん中にいた人間が、これ難しいと、これいろんなハードルがあって、もうやろうたって丸印がつきませんよというような見解を示すから、それを私は議場で言ってるわけなんですが。そこで停滞して、頓宮議員の熱き思いがかなわない、そこの許認可のハードルのところで、こんなにもう難しい中でこんな思いがあるのに、県教委とのハードルの中でできっこないよというのを突き破るためにやればいいんですけど、この規制の張本人、張本人というか、そこにいらっしゃったキャリアを持って、内部を全部熟知した上でおっしゃられているので、私はそりゃあ議員おっしゃることよく分かるんですよ。お金も全部国費と県費で賄ってくれるんであればいいじゃないですか、やれればね。それは思うんですけれども、そこまで行けないときに願いをかなえられない人に対してはどうするんですか。そうであれば、できるところから私はやって、途中でギアチェンジがあってもいいと思うし、そりゃあちゃんとしたわきまえがあって、大人になって、そういや私、中学行ってなかったわ、もう一回行きたいなという人も含まれるかもしれない。でも、今の子どもたち、今中学校に行けない子、この子を先にやっぱり抱きかかえるということのほうが大事で、それはやっぱりひきこもりの延長線上にあるんじゃないかなと、そういうふうに思うわけです。私は決して、やったってできっこないよというからやめようというタイプの政治家ではありません。そうは言いたくはないんです。ただ、教育長が県庁の教育委員会のど真ん中にいて、それでこっちへ教育長で来てくれて、あれ市長できっこないというふうに言われれば、ああ、やっぱり可能性の理論として、最短距離で今苦しんでいる方に対してできることをしてさしあげたいという本音の討論、本音のことを申し上げているわけでありますんで、私は幾ら難しくったってチャレンジしていくんですよ。いくんですけど、今回の状況はそういうふうにあるので、できるところからいきたいと、いくんならね、そういうふうに思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 大変答弁がしにくいところなんですが、市長おっしゃられるように私が市長にブレーキをかけてるということは確かでございます。まず、夜間中学については、先ほど申しましたが、岡山県では最初の1校目をつくる議論について、今のこの現状で総社市がつくりますよというタイミングではないと私は思っています。県全体の議論の中で結果的に総社市につくってくれと、総社市つくりますということにならないとは限らないですけどね。でも、これは大きな問題だと思っています。県全体でしっかりと議論をしていくべきと思っております。私のほうから県教委にも提案して、教育長会でしっかり議論を重ねていきたいと思っております。一人一人を大切にする、先ほどおっしゃってくださいましたが、教育の目的は子どもたち一人一人が幸せな人生を送る力を身につけることだと思っています。強い思いを持ってこれからもやっていきたいと思います。学び直しについてはしっかりと取り組んでいきたいと思ってます。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) 分かりましたと言いたくないのであれですが、今が私はチャンスだと思っています。恐らく市長の中では手を挙げようかどうしようかと迷っている市長は私はいらっしゃると思います。薄々聞いております。でも、ニーズ調査も全くできておりません。総社のひきこもりがこれだけあるからこそ総社はできるのではないかと私は強く訴えるわけであります。教育長の熱き思いと市長の熱き思いで県を変えるような。県に一つではありません、県と指定都市に一つですから、岡山県は2校できるわけです。その残りの指定都市以外の1校にどこが手を挙げるか、これが一番大事だと思います。検討委員会でも立ち上げませんか、市長。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 委員会を立ち上げてやりましょうよ。できることからやりましょう、できること。教育長の言うこと分からないでもなくもないですけど、もうそういうものではなくて、ひきこもりの方々の名簿を持ってる市ってないんですよ、ニーズの調査と言われますけれども。もう事前ニーズを持ってるのは総社市しかないわけですよ。そういう方の学びの場所、居場所というものをつくりたいわけですよ。そのための委員会というのは、それは大事だと思うので。ただ、この県の県のというやつに固執して、いつまでたってもできませんとか、ああ、いいアイデアですね、はい、次みたいなことになる議論を3年、4年はもったいない、そう思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。岡山県初の自主夜間中学校夜間部ができることを念願して、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○副議長(赤澤康宏君) この際、しばらく休憩をいたします。再開は午後1時といたします。              休憩 午前11時48分              再開 午後0時59分 ○副議長(赤澤康宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、14番津神謙太郎君の質問を許します。 14番津神謙太郎君。              〔14番 津神謙太郎君 登壇〕 ◆14番(津神謙太郎君) 議長より発言の許可をいただきましたので、一般質問のほうをさせていただきます。 それではまず、1番、災害時での新型コロナウイルス感染症への対応についてお尋ねをさせていただきます。 (1)番としまして、避難所運営についてでありますけれども、ここで新型コロナウイルス感染症対策として避難所の人数制限等はするのか、まず最初にお伺いをさせていただきます。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 津神議員の御質問にお答えをいたします。 いよいよ雨期を迎えてまいりますけれども、我が避難所体制の考え方について答弁をさせていただきたいと思います。 基本的に3年前の平成30年豪雨のときと同じ避難者を迎え入れるということを仮想した場合、約8,000人を一挙に迎え入れる体制を持ってるか持っていないか、それは最低限持たなければならないという考え方で構築をいたしますと、人数制限はしないままで8,000人をキープしたいと。そのためには、小学校、中学校の今まで体育館であるとか、それを主流としておりましたが、教室であるとか学校内の施設分散ということをやりながら、小・中学校また総社南高校、総社高校、岡山県立大学、きびじアリーナなどなどを鑑み、1人当たり4㎡、この面積確保で8,000人の避難を確保いたしておりますので、前と同じ8,000人を迎え入れる体制は人数制限をしないでオーケーだという考え方でおります。しかし、それを超える避難者を迎え入れると、さらにこれに地域の公会堂であるとか、それからそれぞれの御自宅であるとか、いろんな考え方を持ちながら対応していくということを行ってまいりたいと思っております。
    ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) ありがとうございます。 1人4㎡ということで避難体制を取っていくということでありますけれども、その4㎡が広いのか狭いのかというのがあると思うんですけども、以前私はたしか8㎡にしたらどうかという提案もさせていただいたと思うんですけれども、そのことについてまずどうなのかというのもありますし、それとこのコロナの感染症ですね、これについて最大の注意を払うべきなんですけれども、保健所との連携等も考えられているのか、その辺を再度お聞きいたします。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、4㎡というとかなり広い状況であって、避難者数を8,000人と仮想した場合、一人一人が2m離れているという状況が生まれますので、これは大丈夫なディスタンスだと認識をいたしております。 これから保健所とも連絡を取り合いますけれども、災害の場合というのは母体は我々自治体が行うということになります。ここで感染者の扱いについては保健所の指導を受けながら行うということになりますけれども、実際、今だ、すぐ逃げろというときに病院に入院とかアパホテルにというようなことにはならないわけでございまして、我々自体が事前に保健所と相談をし合いながら、感染者の方々の誘導先というものをあらかじめ決めておくということが必要だと考えております。 ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) ありがとうございます。 保健所との連携は大切ですし、やっていただきたいというふうに思いますし、あとPCR検査とか抗体検査というのが、それができるのかできないかというのもあると思います。それと、今市長のほうが4㎡で十分だということなんで、国の指針ですとかを見たときには前8㎡というのも書いてありましたんで、どちらが正解なのかというのが当然あるんですけれども、そこはまた今後おいおい調べて確認をしていただければなというふうに思っております。 それと、高齢者ですよね、高齢者の方も一旦は避難所に来るわけでしょうから、そこから先どっかに変わっていくのかどうかというのもあると思いますので、その辺をもう一度含めてお答えいただけませんでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 国の基準は4㎡ということになっておりまして、この広さは国基準ということなので大丈夫という認識でおります。 それから、高齢者などに関しましては、コールマンのテントなどを中心に、そして段ボールベッドもかなり用意しておりまして、ディスタンスが保てるように、そしてプライバシーが確保できるような体制というものを、テントは160張り持っておりますので、優先的にお年寄り、弱い方々に対して確保できるような体制は整えていきたいと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) 体制のほうをしていかれると。それと、あと本当はこっちのほうが先だったなのかも分かりませんけれども、避難者のカルテというのを作られるということはありますか。要は名前ですとかいろんなことですよね。避難してこられた人の生年月日ですとかいろんなことを、病気があればそういった病気等も書き込んでいただけるような、避難者の方のいろんなケースがあると思うんですが、そういったカルテというか受付票といいますか、そういうのを作成されるというのは考えてますか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは検討に値すると思いますので、我々が熊本の隣の市、すみません、大豪雨のときに去年参りましたときに……。              (「人吉市」と呼ぶ者あり) ◎市長(片岡聡一君) (続)人吉市ですね、名簿管理をちゃんとしていて、そして面会者も一々確認をするということをやっておりますので、それは我々が恐らくやっていかなければならないテーマだと思いますので、これは検討してまいりたいと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) そういった名簿等をきちっと管理しておかないと、もしかしたら今コロナのこういう時期でもありますし、持病を持たれてる方もいらっしゃると思います。そういった方々もいらっしゃるので、いろいろと対応せざるを得ないというのがあると思いますので、そういったことをやっていただきたいなというふうに思います。 それと、避難所の見える化ですよね。いろんなことが分かる、避難されている人が分かりやすいようなことですよね。掲示板にしても何にしても、そういったこともきちっと避難所運営では必要だと私は思ってますので、そういったこともぜひしていただきたいと思いますが、そういう考えもあるということでよろしいですか。お聞きいたします。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これまでのコロナがなかったときの避難所運営というのは我々が乗り越えてきたわけであります。避難所備品一覧表というものもちゃんと用意できておりまして、これは3年前のときにはもうもたもたもたもたしたものです。あれがない、これがない、ドライヤーがないとか洗濯物を乾かす乾燥機がないとか扇風機がとかテレビがとか、ああ、そういえばあれがというようなことを一々一々用意しながら、もう見える化とかもうその以前の問題だったんですが、そうじゃなくて今回からは垂直アップできるように、避難所はこうあるべきという備品一覧というのも用意いたしております。そりゃ、もうのっけからスタートできるような体制でいきたいと思いますし、一体この施設の避難所の中にはどういうものが配備されていて、どういうことが可能なのかというような見える化については、当然ながら今までの避難所体制に加えて新たにコロナに対応するためにはそのことは十分必要だと思っておりますので、進めてまいりたいと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) ぜひ見える化のほうをしていただきたいと思いますし、あと高齢者それから女性、子どもの方のそういった特別な日用品といいますか、そういったものも必要だというふうに私は思ってますので、そういったものを分かりやすい形でしていただければと思います。 それでは次に、②のほうなんですけど、マスク、消毒液及び衛生用品の備蓄はあるか。これは、先ほどの①と重なる部分ですね。今答弁いただいた部分もあるんですけれども、これがどの程度準備、備蓄をされているのかお聞きをいたします。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○副議長(赤澤康宏君) 政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 命によりまして、私から御答弁させていただきます。 備蓄品ですが、マスクは現在3万9,000枚、それから手指消毒用のアルコール、これが171リットル、また器具等へ使います消毒用のアルコール、これも50リットル、それから非接触温度計93本、それから防護ガウン一式、これは受付なんかをするときにフェースシールドなんかも含まれております。こういったものが241組、ハンドソープ500ml入りが231本、除菌シート、これウエットティッシュでございますが、100枚入りが231袋、それから使い捨ての手袋100枚入りが80箱、ペーパータオル、これは200枚入りですが350袋、それから使い捨てロールクロス、これが100巻あります。それから、パーティション270組、段ボールベッド150組、キャンプ用テント150組です。こういったものが感染症対策用品として備蓄しております。 ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) ありがとうございます。 今準備していただいてる部分でもし災害があった場合は足りるとは思いませんけども、追加で随時なくなれば買っていかないといけない、準備していかないとというふうに思います。災害がないことが一番なんですけども、あったときにはスピーディーにそういったものも準備していただければと思います。 それと、あと通告の3番なんですけれども、こちらは先ほど同僚議員のほうから質問があって重なりますので、そのときの答弁がありますので、これはもう省きまして、大きい2番のほうに移りたいと思います。 大きい2番の教育行政についてでありますけれども、これは私と同僚議員とずっと訴えてきておりまして、東公民館の建て替えでございますけれども、この時期はいつ頃になるかお尋ねをさせていただきます。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 東公民館については、現在池田分館が移転して建て替え中なんで、それが完了した時点で、次は東公民館だというふうにお約束したいと思います。 地元ともよくお話合いをしながら、ただ単なる建て替えではなくて、意義を持たせて、気持ちの上でもですけれども、特に東の玄関として、インターチェンジがありGLプロパティーズがあり県立大学があり、また将来LRTであるとか、東の玄関口の公民館として意義あるものにしていきたいというふうに考えております。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕 ◎教育長(久山延司君) 津神議員の御質問にお答えいたします。 先ほど市長の答弁にもありましたように、池田分館の移転新築工事、早くて今年度中に完成という予定のようですので、それが終わってからということで考えております。東の玄関口ということで非常に重要なものだと認識しております。 以上でございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) ありがとうございます。池田分館の次は東公民館というお答えをいただきました。ありがとうございます。本当に同僚議員、頓宮、難波議員と共にこの質問をずっとしておりまして、いつになるかなというふうに心配しておりましたけれども、今の答弁では池田分館の次だということを市長、教育長のほうからいただきましたんで、それに向けて地元としても協議会等の設置等が考えられるんであればしていきたいなというのが、やはり使い勝手のいい公民館というものを目指したらどうなのかなというふうに思っておりますので、そういった意味で②の複合施設にする考えがあるかということなんですけれども、これは私個人的な考えで、地元の皆さんに話をしたということはございませんけれども、今、三須幼稚園、服部幼稚園ですね、服部幼稚園は人数的には問題はないんですけれども、三須幼稚園が若干園児のほうが少なくなってきているのかなと、それとその二つの園を一緒にしたらどうかというのがあります。これは、以前、私が生まれてたとは思いますけど、昭和40年代のときに三須小学校、服部小学校を合併して総社東小学校ができたということでありますので、時代の流れとともに今、幼稚園から保育園を希望される保護者の方も増えてきております。幼稚園を希望される保護者も多いのは多いんですけれども、これは地元のほうと全然協議とか話をしたことがございませんけれども、そういった考えができるのかどうなのかというのを、まずお尋ねをしたいと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) まず、三須、服部の両幼稚園の統合ということでございますね。その件につきましてですが、両幼稚園ともに地域に根づいた魅力ある幼児教育を行っております。預かり保育も両幼稚園とも行っております。三須幼稚園は昨年度から始めました。今現在は三須幼稚園は預かり保育も始めたばかりですので、三須の子どもが服部幼稚園のほうへ以前行っていたという経緯があって、まだ三須幼稚園の預かり保育は少ない状況ではありますが、これから増えてくるものと思っております。それぞれの地域における教育、保育の重要拠点ということで、両幼稚園とも引き続き地域にとって大切なこの幼稚園、現状も今のところは維持していきたいというふうに思っております。 複合施設にということについてでございますが、今現在具体的に考えがあるというわけではございませんが、新たな公民館につきましては地域の既存の公共施設の在り方を含めて検討して、子どもから高齢者までが集えるような生涯学習の拠点施設として、議員の皆様や地域の皆様からしっかりと御意見をお伺いしながら整備を進めてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) ありがとうございます。 私も今日この場で幼稚園の話は出したんですけれども、すぐ早速にとは思っておりませんし、ある意味どういった施設にするかというのを両地域のほうでいろんな考えを述べる機会になればなというふうに思っております。 それと、複合施設ということの意味合いとしましては、幼稚園以外にも子どもの居場所づくりというものを充実したいなと。例えば今、中学生、高校生が勉強しに、家ではちょっとあれだからということで図書館のほうに来ておりますけれども、かなり手狭ですよね。なかなかあそこで勉強はできないという子もいます。そういったことを、東部地域中心になるかも分かりませんけど、今の公民館でもできないことはないけれども、そういった子どもたちが勉強とかいろんなことで使える施設というのも考えるべきではないのかなというふうに思っておりまして、そういったいろんな意味での複合施設のほうを、まだ時間がありますので、検討して、造っていただくということは可能でしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 子どもたちが集える場、また勉強したりできる場は非常に大切なことだと思います。ただいまの議員のお話を参考にして、整備を進めてまいりたいと、計画を進めてまいりたいというふうに思います。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) ありがとうございます。ぜひそうしていただきたいというふうに思います。 それと、せっかく造るんでありますから、東公民館に、先ほどの1番に戻るわけではないですけれども、災害のときの備蓄ですとかいろんなことを、拠点施設でもあるので、そういったものをどのように整備していくかということも、今現在で答えられる部分で結構ですので、市長のほうにお尋ねをしたいと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 災害備蓄品については、よく準備して備えていきたいと思います。いずれにせよ、東の玄関と申しましたが、先ほど複合施設のお話もありましたけれども、服部地域それから三須地域は伸びている最前線でありますので、皆様方の意向をよく聞きながら、あの地域らしい建物の内容にしてまいりたいと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 津神謙太郎君。 ◆14番(津神謙太郎君) 十分に検討していただきながらいい建物のほうを造っていきたい、そのためには私どもも一生懸命協力していきたいと。それと、あとこれは付け足しのようで大変申し訳ないんですけれども、東公民館というのは三須、服部プラス阿曽地区も関係しておりますので、実際災害が起こったときにはそういった阿曽地区の皆様も含めた備蓄等も考えていかないといけないということでありますので、今後検討のほうをよろしくお願いをいたしまして、私の一般質問を終わります。(拍手) ○副議長(赤澤康宏君) この際、しばらく休憩をいたします。              休憩 午後1時23分              再開 午後1時32分 ○副議長(赤澤康宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、2番溝手宣良君の質問を許します。 2番溝手宣良君。              〔2番 溝手宣良君 登壇〕 ◆2番(溝手宣良君) 議長より発言の許可をいただきました、議席番号2番、チームかがやきの溝手です。通告に従い質問をさせていただきます。 1番目は、子どもの安心・安全についてですが、まずは自転車保険について市長の御所見を伺います。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 溝手議員の御質問にお答えをいたします。 何人もいつ事故があるか誰も知り得ませんし、誰でも事故に遭われる、加害者になる、被害者になるということは必ず可能性としてあるわけでございますので、損害保険、特に自転車保険に加入しておくということは必要なことだというふうに認識をいたしております。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 続いて、教育長にお尋ねいたします。 総社市内の小・中学校の児童生徒の自転車保険の加入状況はどうでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕 ◎教育長(久山延司君) 溝手議員の御質問にお答えいたします。 自転車保険の加入状況についてでございますが、実は小学校のほうは調査をしておりません。現在のところ中学校のみということでございますが、市内の中学生の75%が何らかの損害賠償保険、これ加害のほうに加入しております。学年別の加入率は、中学3年生が71%、中学2年生が71%、中学1年生は82%でございます。なお、この数字の母数は徒歩通学生も含めた全ての生徒数ということでございます。 以上でございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知しました。 それでは、その加入状況の確認の時期はいつでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) ただいま申し上げた数字ですが、今年の4月中旬から5月中旬にかけて各学校を通じて調査をしたものでございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 例えば保護者の自動車保険に附帯の場合は大丈夫な場合が多いでしょうけれど、TSマーク等ですと有効期限を過ぎてしまっている場合もあろうかと思います。それでは意味がないので確認時期は大切と思います。保険が失効している状態で自転車を乗り回すことがなくなるように御協力を願いたいと思います。 そこで、3、未加入を見つけた場合の対処法を教えてください。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 未加入者への対応でございますが、現在のところこの損害賠償保険への加入は任意ということになっておりますので、個人を指導するということはしておりません。全体へ啓発をしていくということをしております。特に今年は加入状況の調査をするときに、その調査用紙に高額な損害賠償の例を載せたり、そういうことで保護者や生徒の意識の高揚を図っております。また、先ほどおっしゃってくださいましたTSマークは1年で有効期限が切れるということで、そのことについても生徒それから保護者に周知しているところでございます。それから、1年生が加入率が高くて2年生、3年生と少ない、数字の上でも表れています。ということで、2年生、3年生についても、年度初めにそれぞれの学年で指導したところでございます。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知しました。これからもよろしくお願いいたします。 続いて、2、通学路について教育長にお尋ねをいたします。 市境を越える場所の通学路認定は可能でしょうか、不可能でしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) それぞれの学校の通学路は、保護者や地域の要望を受けて、学校、生徒、保護者で安全性を確認して、確認できれば、市境を越える場所の通学を許可することもございます。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、ぜひ綿密に連絡というか調整を取っていただきたいと思います。 その通学路なんですけれど、夜間に大変照明が少なくて危険度が高いと思われる場所も多く存在しますので、そうした場所に重点的に防犯灯の設置をしていただけないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 通学路に限定しての重点的な設置ということは現在のところは計画しておりませんが、通学路が暗いということで防犯灯設置の御要望はある、そういうことがほかにもございますが、そういう場合には基本的には総社市地域づくり自由枠交付金の中で設置及び維持管理をしていただくようお願いしているところでございます。また、不特定多数の通行者が使用する地区間を結ぶ幹線道路で暗いために夜間の通行に支障を来す、そういう区域であって、特定地域の自由枠交付金による設置、維持管理は適当じゃないと、そういうふうに判断される場合には、市で設置及び維持管理を行うということにしております。いずれにしても、通学路に危険箇所がある場合には、防犯灯の設置だけでなくて通学路の変更ということも併せて考えていかないといけないと思いますので、そういう場合には学校もしくは教育委員会のほうに相談いただきたいと思います。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 暗いがために安心して子どもを通わせれないという理由でその場所を離れてしまうということもありますので、できるだけ防犯灯の設置をお願いいたします。 このことについて市長はどのような御意見でしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これまでいろいろ議論がありまして、例えば池田の子どもたちが総社西中学校に行くときの180号線の湛井のところの街路灯を早急につけてくれということで早急につけた。それから、作原から美袋へ行く間であるとか、あと山手の子どもたちが総社東中学校に行く際の田んぼの中の道路を、農家さんとの折り合いもいろいろありましたけれども早急につけて、柔軟に対応していくということがこれからも大事です。街路灯は御承知のように地域の街路灯と地域と地域を結ぶところの街路灯を種類分けをしておりますが、できる限り子どものことですから柔軟に対応しながら、足元を照らしていきたいと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) ぜひ前向きによろしくお願いいたします。 それでは、続きます。 いじめについて教育長にお尋ねをいたします。 まず、いじめの認知件数は何件ありますか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) いじめの認知件数ということでございますが、令和2年度は市内小学校で76件、中学校で40件となっております。ちなみに令和元年度は小学校が96件、中学校が34件ということでありました。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは続いて、いじめの定義を教えてください。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) いじめの定義ということでございますが、現在の定義は平成25年度からということでございますが、いじめとは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人間関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じてるものをいうといじめ防止対策推進法第2条に規定されております。つまり、何らかの行為があって、行為を受けた児童生徒が心身の苦痛を感じてる場合、それはいじめに該当すると、そういうことでございます。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、その定義は全ての教職員に共有されているのでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 各学校の教職員につきましては、年度初めの職員会議でいじめの定義及び各校で策定しているいじめ防止基本方針の共有を行っているところでございます。また、保護者に対しては、学校によって違いがありますが、ホームページやPTA総会、あるいは便りなどによって各校のいじめ防止基本方針を共有するようにしております。総社市のホームページも本市のいじめ防止基本方針と各学校の基本方針を掲載して、広く一般市民にも広報しているということでございます。 以上でございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、いじめでないというふうに判断された相談件数というのは何件ぐらいあるでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) いじめでないと判断した件数ということでございますが、学校は相談を受けた場合、丁寧に聞き取りを行って、行為について事実を確認して、その上で判断するようになりますが、そのうち何件がいじめでないと判断されたのかということは報告を求めておりませんので、教育委員会としては把握をしていないというのが実情であります。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、いじめかいじめでないかという判断は誰がするのでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 学校は関係者から聞き取りを行い、事実を確認した上で生徒指導委員会を開きまして、最終的には校長が判断して教育委員会に報告するということとなります。事実を正確に確認し、いじめと判断した場合には、何がどう悪いのかということを明確にした上で、保護者に伝えて、当該児童生徒には厳しく指導するというふうにしております。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 先ほどの定義で当該児童が苦痛を感じている場合という言葉がありましたけれど、それでも校長先生が違うと判断したら違うということになるということでよろしいですか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 事例によっていろんなことがあると思いますが、例えば私の経験をお話ししますと、SNSの関係ですね。既読スルーというのがありますね。既読スルーをされたからいじめだということ、微妙なところなんですけどね、その理由にもよりますけど。理由によってはいじめでないと判断する場合もあるかと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 当該児童が苦痛を感じていてもなんですかね。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) もちろん当該児童が苦痛を感じるということが一つのいじめの大きなポイントだと思いますが、先ほどの既読スルーのことでいいますと、相手の子にも事情があったという場合もあるかと思います。その事情を説明した上で、被害者ということで相談があった児童生徒には丁寧に説明した上で、その上で判断するということでございます。
    ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 一応承知をいたしまして、続きます。 では、いじめの認知件数が多いと、今、校長先生が判断されるという話だったんですけど、認知件数が多いと学校や校長先生だったり教員の評価に何か影響があるのでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) いじめの認知は、教職員が児童生徒との関わりの中で、いじめがどの子にも起こる可能性があると危機感を持って対応することによって確実なものになると考えております。いじめの認知件数が多いことが、その学校の教員の指導が不十分であるということにはならないと思っております。したがって、そのことが学校また教員の評価につながるとは考えておりません。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 言葉尻を捉えるようであれですけど、考えてませんじゃなしにそうなのですかどうなのですか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 評価につながらないということでございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知しました。 では、次に移ります。 不登校の児童又は生徒は何人いますか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 不登校児童生徒の人数についてでございますが、令和2年度は小学校で33人、中学校は48人でございます。ちなみに令和元年度は小学校で27人、中学校で44人であります。令和2年度は小・中とも若干増加しているということでございます。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知しました。 では、その不登校の理由は把握できているでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 不登校の理由ということでございますが、一人一人家庭訪問ですとか保護者からの聞き取りだとかそういうことで把握をしていっているわけですが、学校に来にくくなった最初の原因は、実際には人間関係を巡る問題ですとか学業の不振、家族との関わりの中での家族の人間関係、そういうものが最初の要因となっている、またそれらが複合的に絡み合ってる、そういうケースが多いということでございます。また、欠席が続く間に生活リズムが乱れたりネットやゲーム等の時間が増えたりすることで、不登校の長期化ということが最近では増えております。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 複合的な理由だから正確には把握できないということなんでしょうけど、きっかけが一番大切かと思いますので、そこの究明は大切かなと思います。究明というかディスカッションといいますか、話合いが大切だと思います。 続けます。 保護者様からの相談に対する対応というものは適切に行われているでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 各学校には不登校対策を担当する教員や教育相談を担当する教員を位置づけております。管理職のリーダーシップの下、それらの教員と担任が相談しながら、不安を抱える児童生徒や保護者からの相談に丁寧に対応するようにしております。また、必要に応じて各学校に配置してるスクールカウンセラーや、学校と家庭をつなぐことを目的として県が配置してるスクールソーシャルワーカー等も対応できるようにしているところでございます。相談があった場合、丁寧に対応するということにしております。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 丁寧に対応されているということで、保護者様からの要はお話を、いっときモンスターペアレントという言葉もはやりましたけれど、保護者にモンスターペアレント、モンスターなんかいませんから、子どもを大切に思っているからこその多分強い訴えなので、そういった意識がもしあるようでしたら、絶対にそういった意識を持たないようにお願いしたいと思うところでございます。 続けます。 10番目ですけれど、学校間、小学校間とか今度は小・中学校間ですね、小学校と中学校間の連携というものは適切に行われているでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 不登校の児童生徒に対しましては、精神面の発達の状況、あるいは行動や心理的な傾向など、これまで関わってきた学校から情報を得るということがその後の指導に向けて有効な場合が多いということでございます。そういった情報については、小学校と中学校間や、転入生の場合には転校前の学校と連携を取るようにしております。本市では、小・中学校間ですが、中学校ブロックごとに小・中連携によって中学校教員が小学校へ、また小学校教員が中学校へ行くという機会もつくっております。そういうところできめ細やかな情報交換ができるようにしてるところでございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 小学校時にトラブル、いじめだったりがあって、この子とは絶対一緒のクラスにならないほうがいいという情報が伝わってないがために、一緒のクラスになってしまい、学校に通えなくなったということを聞いたりもしますので、そこは丁寧によろしくお願いいたします。 続けます。 11番目、個別懇談、さっき家庭訪問と教育長おっしゃいましたけど、この家庭訪問も含めて個別懇談の目的は何でしょうか、教えてください。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 個別懇談や家庭訪問は、保護者に子どもの学校生活の様子をお伝えすると同時に、学校生活では見られない家庭での様子を保護者から教えていただく、そういうことを通して、学校での指導を保護者と協力しながらよりよくしていくということが目的でございます。また、家庭訪問は、それに加えて通学路等の危険箇所の確認等も含めた家庭環境を知るということも目的の一つでございます。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知しました。 では、クラス懇談の目的は何でしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) クラス懇談では、保護者の方へそれぞれのクラスのよさや特色、あるいは問題点をお伝えしたり、保護者同士のつながりをつくったりする、そういうことを目的としております。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) そうしたクラス懇談のときに時々浮かび上がったりするような問題点があったりすると思うんですけれど、そういった問題点を保護者さんから指摘されたりしたような場合、問題点が浮かび上がった際の対応はどのようにされてますでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 一般的に担任が懇談等で問題点を把握した場合には、主任とか管理職に情報を伝えて、管理職の判断で、ケースによりますが、生徒指導委員会を開いたり、また教育相談委員会を開いたり、あるいは全体で共有しておく必要があるということであれば職員会議を開いて、広く情報を共有して、共通理解の下に組織として対応するということで進めております。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) そうして管理職の方に伝えたり職員会議で共有されたりした結果、保護者さんへの説明はどのようにしていますか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) これは担任が説明をしたり、また担任と生徒指導主事が家庭訪問してお伝えしたりということで、ケースによって誰が行くかということは違いますが、そういうことで直接お伝えするということが基本だと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 15番目の項目で、その問題点や課題はどの範囲で共有されていますかとしとるんですけど、これが要は今、職員会議等で学校内では共有されるというふうなこともあるとおっしゃってましたけど、これが教育委員会までは上がってくるんでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 学校の中で例えば大きくなるとかそういう可能性がある、そういう場合には必ず教育委員会に報告する、またその事案がいじめですとかそういうことにつながる、そういうことであれば当然確実に教育委員会への報告を求めているところでございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) すみません、今の御答弁ちょっと引っかかったんですけど、最初に大きくなる可能性があればという言葉があったので、これが大きくなる可能性がないと判断されたら教育委員会に報告しなくてよいということなんですか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 例えばお互いのトラブルが勘違いであったり誤解であったり、すぐ解けた、分かったという場合には教育委員会に報告がない場合もあるかと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) すみません、解決してなくっても解決したというふうに隠蔽する可能性すらありますので、ここは丁寧な対応を求めたいと思います。 続けます。 問題点や課題が多く報告されると、先ほどにもちょっとかぶりますけれど、学校への評価というのは何か下がったりするんでしょうか。又は、校長先生であったり管理職の方々などの評価に何か関係がしてくるのでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) どの学校も少なからず問題点や課題を抱えながら、子どもたちへの日々の教育活動をよりよくしていくために様々な工夫をして実践しております。教育委員会としましては、問題点や課題の数やその内容によって学校を評価するということはありません。問題点や課題に対してそれぞれの教職員が適切に対応することができるように、教員研修や必要な指導、助言を行うことが教育委員会の使命だと思っております。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 評価はしないということで承知しました。 では、次、校長先生や教頭先生、管理職の方々が最も守るべきものは児童あるいは生徒なんでしょうか。それとも、同僚の教員なのでしょうか。これを教えてください。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 校長や教頭は、児童生徒は無条件に守らなければならないと思っております。一方、教員は自立した社会人でありますから、自分の言動には責任を持たなければなりません。しかしながら、職務上に関わることについては、教員を守ることも管理職として必要なことはあると思います。児童生徒か教員かどちらかを選択して守るということは私の経験では記憶にございませんが、そういうことだと思います。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、今までの話の中でもありましたけれど、児童や生徒への聞き取りというものは適切に行われているでしょうか。聞き取りの方法を教えてください。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 児童生徒への聞き取りを行う際には、事実を正確に把握することが大切だと思っております。決めつけたり思い込みがあったり、そういうのが一番いけないことでございます。客観的な視点を持って聞き取りを行わなければならないと思っております。完全にそれができているか、全ての学校でそれができているかというと100%とは言えないかとは思いますが、今後ともその点については強く指導していきたいと思います。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 今のところかなり大切で、例えばいじめの被害を訴えている者と加害者、またはその加害者が複数の場合もありますけど、その子たちを一緒のところに呼んで、先生があなたたちどうだったのというような聞き取り方をしたときに本当のことが上がってくるはずがないので、そういった聞き取りというのは方法がとても大切になりますので、そこの指導をよろしくお願いいたします。 続けて、19番目、児童又は生徒と教員が1対1になるような状況は発生していませんでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 基本的には教員が複数で対応するというのが基本だと思っております。問題の質や内容によっては、児童生徒と教員が1対1でないと話ができない、子どもが複数だと話ができないという場合やそういう子どももいます。この先生でないと話ができないという場合もあります。そういう特別な場合には、管理職の了解を得て、できるだけ同性の教員が対応するようにしたり、閉鎖的にならないように外から室内が見渡せる、そういう環境をつくって児童生徒と教職員が話をするということでございます。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 今のところもかなり大切で、わいせつ事案とかも心配ですし、要は1対1であれば、児童が何を訴えてもその先生が握り潰してしまうことは簡単にできるので、これはかなり大切なので、1対1の状況はつくらないようにしていただきたいと思いますし、どうしてもという場合であれば、先ほどおっしゃったように外から明らかに見える、監視ができる、または録音するとか、そういった方法を取ったほうがいいのではないかと思います。もちろん、それもプライバシーに配慮は必要だとは思います。 では、最後、20番目ですけど、学校教育において一番大切なことは何でしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 学校教育で一番大切なこと、これについて私は心を育てることだと思っております。授業や学校行事、部活動や清掃活動など全ての教育活動を通じて、心の教育を進め、自ら考え、目標を持って努力すること、困難なことでも諦めずに粘り強くやり抜くこと、友達を大切にして思いやりを持ちながら協力すること、社会に貢献しようとする気持ちを持つこと、そういうことを様々な活動に思いを持って取り組むことで人としての土台をしっかりと身につけさせること、これが大事だと思っております。その上でそうじゃ教育大綱、総社を愛す子供、心優しい子供、礼儀正しい子供の実現を図ってまいりたいと思っております。 以上です。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知をいたしました。児童生徒の心というものはまだまだ未熟で、物事の善悪や相手の気持ちをあまり考えずに行動してしまうことも多いし、そのことで友人を傷つけたりいじめに発展しやすくもあろうかと思います。それを未然に防ぐのは難しいですし、もしかしたらもう無理かもしれません。しかし、そうした乱れに気づき、正すことはできますし、そこを誤ると取り返しのつかないことになってしまいます。また、親と同等か、場合によっては親以上に接する機会の多い先生が気づかないなどということは、私には言い訳にしか聞こえません。最も信頼できるはずの先生に勇気を振り絞っていじめ等を訴えたのに、裏切られたりまともに話を聞いてもらえなかったりすれば当然人間不信に陥りますし、場合によってはもう絶望してしまいます。もし、そうした対応があれば、それは先生がいじめに加担している、もっと言えば先生がいじめていると言っても過言ではありません。全ての教職員の皆様には、人としての礎を築く大切な時期を預かっているんだ、そしてとてももろい存在なんだということと、御自身の発言や行動、表情や態度、接し方一つで児童生徒の人生を台なしにしてしまいかねないんだということを肝に銘じて取り組んでいただきたいと思います。 昨日、岡崎議員はヤングケアラーについて質問されてましたが、私も実は中学校入学後数箇月で母ががんで入院しまして、父、兄の分も含めた食事をはじめとした家事をしていましたし、例えば日曜日の部活のときなどは弁当が要ったりするので、そういった弁当も自分で作って持っていってました。そうした食材というのは学校の帰りに、当時ニシナがなかったのでマルナカでよく買っていたんですけれど、そのことをいわゆる買い食いの類いと同じような扱いを受けて、当時の学年主任の先生に指導されたことを覚えています。何ゆえ叱られなければならなかったのかとても悔しい思いをしたのを私は忘れられません。私を指導した先生は、私の思いや背景のことなどは考えてもみなかったことでしょうし、当然今覚えてもいないでしょう。こうした無理解や思い込みによるひどい仕打ちを我慢し、乗り越えられる児童生徒が果たして何人いるでしょうか。今のは私の体験によるほんの一例ですけれど、いじめが始まったり不登校になる原因を先生がつくっているというケースは実は多いのではないかと私は思っています。先生方の勤務が大変なのは理解しているつもりですし、幼い貴い命を預かっているのだから、しかしそれは仕方のないことなんではないかなと思っております。子どもたちに対する熱い思いがあるからこそ教師を志したのではないでしょうかと思いますし、子どもたちのためにも保護者の方々のためにも御尽力をいただきたいと思います。このことについて、市長の御見解を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) いじめはあってはならないと思っております。 私自身の経験で、いじめ現場に遭遇して、こらというのを3回やりました。最近は東京都内で小学校3年か4年かの女の子グループが20人弱、一番小っちゃい女の子のかばんを取り上げて、返して返してと泣き叫ぶ女の子がかばん取りにいったら、ある子がまた次にパスして、またそれを取りにいったら、また次の子にパスしてという、いわゆるたらい回しというのをやっておりました。周りの大人は誰も見て見ぬふりをしました。私はその中に入っていって、こらということをやりました。その後、子どもは非常に驚いたと思います。怖かったと思いますけれども、飛び散るようにして逃げていきました。その後、私が一番心配になったのは、もっとあの子があの後いじめられるんじゃないかなというふうに思いました。自問自答しました。自問自答したんで、いろんな教育者、文部科学省の丸山審議官にもこういうときどうしますか、そりゃいいことだよということを言われました。なぜか。地域で、あるいは大人が見たときに何もしない大人、見て見ぬふりをする。よく聞けば、どっちがいじめてるか、いじめかどうかの判断もつかないのにというような言葉が返ってくる。でも、その場で駄目だろうと言う地域があれば、私はいじめはある程度少なくなるんじゃないかと思います。同じように、地域ぐるみでいじめをなくしていこうと、同じように学校ぐるみでなくしていこうと。議員が学校の先生がいじめをつくっている、確かにそういう現場もあるかもしれません。やはり校長先生、教頭先生、その学校のリーダーたちが、その教員が行っている行動とか、あるいは現場で起こってる行動を見かけたら必ず止めに入るということを学校ぐるみでやっていくということを勇気を持ってやらないといけないと思います。よくよく聞けばという話ばっかしが出てきます。実は加害者に見えた子が被害者で、被害者に見えた子が加害者でしたみたいなこと、あるいは注意しようにも、よくよく確認してみないと時期尚早のことがありますというようなことをよく聞きます。それから、親が出てきてもまた面倒くさいことになるみたいなこともよく聞きます。しかし、現場で起こって子どもが悲しそうな顔をしていたら止めに入るということを総社市全体で、社会全体で私はつくっていかなければならないというふうに思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 熱い思いをいただきました。この問題は簡単に解決するとは思ってませんけれど、輝かしい子どもたちの未来のためです。よろしくお願いをいたします。 では、次に移ります。 庁舎建設について伺います。 まず、今までの経緯についてです。一般的に建て替えと耐震化を含む補修などが考えられますが、まず1、耐震化と建て替えの判断基準は何だったのでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今この議事堂も含めたこの建物ですけれども、昭和44年10月にできておりまして、今既に52年経過しております。建築基準法というのが耐震基準というのがありまして、昭和56年につくられた耐震基準が今を左右するというか判断基準なんですけれども、総社市が耐震診断をこの市役所をしてもらった結果として、全て1階から3階まで現庁舎そのものがこの基準に合致してないということになりました。特に1階の部分の劣化が非常に激しく、地震が来れば非常に危ないと言われました。さて、それではどうするかというと、耐震工事をやると耐震の壁であるとか、そういうことをやる必要があって、1階の部分はほとんど窓はなくなるだろうというようなことで、さらに狭隘化が進んでいくという。耐震工事をやるのならそうなると、そしてまたそれにはえらい多額の費用がかかるということであったので、耐震化工事をやるよりも新たに建て直したほうが得策であるという判断をいたしたところであります。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知しました。 では、その際に恐らく概算金額も示されてきたんだろうと思うんですけれど、その金額というのは判断する上で大きなウエートを占めると思います。 そこで、②、過去に示された、今までに耐震だったらこれぐらい、建て替えだったらこれくらい、そうやって示された概算金額というのは幾らだったのでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁をいたします。 これまで本体工事だけの金額と、それから駐車場とか移転費用とか建て替えるときの庁舎の仕様の金額であるとか、そういうのを含んだり含まなかったり、本体だけであったり、いろんな言われ方をしてきて分かりにくいんで、ちゃんと整理をした上で担当部長から答弁をいたします。 ○副議長(赤澤康宏君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私のほうからお答えをさせていただきます。 先ほど市長が申しました耐震化補強と建て替えの判断基準ということでございます。改修費用を積算したときが改修費用が21億円かかるという積算でございました。これ平成24年頃のことでございます。今の本庁舎、西庁舎それから保健センター、清音出張所、山手出張所それぞれの執務室、会議室等床面積の合計が約1万㎡でございました。当時の建設物価で言いますと、1㎡当たり40万円という金額でございましたので、40万円掛ける最低限1万㎡ということで40億円ということで試算をしたことがございます。その後、建設物価が上がりまして、1㎡50万円になりまして、最低1万㎡で50億円、その後、基本構想等いろいろ重ねていく中で、床面積が1万2,000㎡から1万4,000㎡ということでございまして、こちら1㎡の50万円を掛けますと約60億円と、最低の1万2,000㎡で計算しますと60億円ということをお示しをさせていただいたことがございます。その後、基本構想等を重ねていく上で、最低限1万4,000㎡必要であるということで、当時基本計画では建築工事が71.3億円とお示しをさせていただいたところでございます。基本計画からはその方針が固まりまして、あと庁舎、西庁舎の解体、保健センターの解体、そういったものを基本計画からお示しをさせていただいております。この場合、全体の基本計画上の事業費が88.3億円ということでございます。現在、基本設計を行っておりますが、この基本設計の中では建設から解体、外構全てを含めまして基本計画で88.3億円でしたものが91.4億円と今は試算をしているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 物価の変動であったりいろいろあったとはいっても、最初40億円と示されてたのが今はそうはいっても91.4億円ということで、耐震化と建て替えとでそう差がないんだったら多分建て替えということに動いたという気がするんですけれど、ここまで上がったのは仕方のないことなのかもしれませんが、ちょっといかがなのかなと。金額が変われば考え方も変わってきて不思議ではないのかなという気がいたしております。 そして、さらに平成30年の豪雨災害を受けましたし、今まさに真っ最中の新型コロナウイルス感染症の影響を受けて財政の逼迫度が上がったと、市長も赤信号がついてるというようなことをかつての一般質問の答弁でおっしゃってましたけれど、それでももうこの金額のままもうどんどん真っすぐ突き進んでいくのでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これからの考え方ですけれども、そもそも市庁舎建て替えの議論はこの本会議場から始まっておりまして、合併特例債の延伸がなされて令和6年までの完了ということで、これを逃すともうないよということで、新庁舎建て替えということをある一方では判断いたしております。それ以来、議会と共々に相談しながら進めてまいりまして、唐突に90億円というのは私も驚いたんですけれども、解体費であるとかそういうものを含まない議論というのをずっとしていて、さあ、幾らというと、いきなり91億円ということになるんであれば、最初からそういうことも含めた金額でやっておくべきだったということは反省をしております。何もかにも合算で今91.4億円という数字が示されておりますけれども、これからですけれども、どうしても最低限令和6年度までの合併特例債で行うということを、我々はその船には乗らないといけないと思いますので、進めてまいりたいと思っております。 今の財政を申し上げますと、確かにきついです。災害で復旧復興で72億円使いました。ただ、これ国の特別交付税、あるいは災対法のおかげで相当戻り分があって、実質自腹は7億円でした。これは、もう国に感謝、県に感謝という気持ちを私は今持っております。それから、推定されるコロナの税収減、これは来年の今頃出てきますけれども、まだ推定値で分からないといいますけれども、恐らく8億5,000万円程度従前どおりの税収からすれば落ちてくると思います。そうすると、15億5,000万円あるものがないということになると、それは厳しいです。ただ、今議会の議論でもありましたように人口が増えてる。交付税が来年は1億5,000万円プラスになってまいります。そして、現時点ではこの年度の決算が8億8,000万円黒字ということになってます。そうすると、捕らぬタヌキの皮算用ですが、15億円なくなりました。しかし、メリットのほうを言うと約10億円、8億8,000万円と1億5,000万円、ふだんは多分なかったろうというものがプラスに転じている部分がある。それでも、まだマイナス5億円。それをいかにどうしていくかというと、去年の一般会計の組立てが274億円、かすかすでやってきてる。だからこそ、今8億8,000万円の一旦黒が出て、もう1年、この年ですよ、この4月から始まる年を260億円で市民にお願いしてやるわけです。この260億円、274億円回し、この260億円回し、この2年間で財調の積み足しは大体元どおりに戻って、さらに来年もうちょっと我慢すれば軌道に乗っていけるんではないかというふうに思っております。財政調整基金は今50億円まで、50億9,000万円、最高新記録だったときの51億円にあと僅か700万円程度の近づき方になっておりまして、今回の8億8,000万円の半分は財政調整基金に積み込む。議会と相談しますけど、残りの4億4,000万円を新庁舎建て替えに積み込んでもいいかなという相談をさせていただきたいと思いますが、実質ベースで解体も何もかにも含めて91億円。合併特例債だ何だかんだで自腹ですね、我々単市持ち出しというのは91億円のうち39億円という計算になります。39億円のうち、今現時点で庁舎建て替えの基金に12億5,000万円積んでおります。今年度の決算の半分を全部積み込まさせていただくと、17億円が庁舎建て替え基金ということに相なります。そうすると、残りの22億円、これは起債なり何なりもう最大限できることを一生懸命やってかき集めないといけませんけれども、何とか乗り越えていける、何とかこの合併特例債の末日までに今までと計画どおりの歩調でいけるものというふうに現時点では思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知をしました。私も別に庁舎建設に反対しているわけではないですから、ただこのような御時世でもありますので、例えば無駄なものがもしあるのであれば省けるところはしっかり省いて、機能は追求するべきだと思いますけれど、その辺よろしくお願いいたします。 では、続きまして、パブリックコメントについて伺います。 まず、1番目、目的は何でしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 市民の声を聞いて、その意見を反映させるということであります。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) では、そのパブリックコメントですけど、どのくらいの数を集めようとしてるのでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) もうこれも本音で話をしたほうがいいと思ってるんですけど、このパブリックコメントを毎回毎回やりますけど、大体同じような方からしか来ないというのが世の中の通例となっております。これは、総社市パブリックコメント手続要綱に基づいてやるんですけれども、数値目標は設定しておりませんけれども、パブコメのためにやるみたいな、そういうことに実際なってる。そこを基本的に考え方を改めよというのが全国的にも言えるんじゃないかなというふうに、そう認識しております。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 今の市長の御答弁には僕の3番目の質問の答えも含まれているような気もいたしますので、そこは省きまして、要は何のためにパブリックコメントを行うのかという目的を見失わないようにお願いしたいと思います。 では、次に観光についてお尋ねをいたします。 日本遺産にも認定されました桃太郎伝説なんですけれど、本年5月13日に日本テレビ系列で放映されました秘密のケンミンSHOW極という番組があったんですけれど、そちらは市長は御覧になられたでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 見ました。面白かったです。いい番組だったです。岡山県が発信できていると思いました。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 市長は御覧になったということで話が早いんですけど、要は岡山県民のこの桃太郎愛というものについて触れられていたのですが、市長は岡山県民の桃太郎愛というものについてはどのように感じてらっしゃいますか。
    ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) あの番組である人が言ってましたけど、大先輩と言ってましたけど、それぐらい身近なんだなと思いました。私自身は岡山イコール桃太郎ぐらいな感じで思ってます。 もう一つですけれども、これは答弁外れますけど、私は市長になっていろんな会に出ましたけれども、かなりいろんな県が自分のところが桃太郎の出身地と思ってる県もいっぱいあるということも認識しているので、そういう意味では言った者勝ちかなと思ったりしてました。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 確かにそういったところもあるかと思います。この岡山における桃太郎伝説の肝とも言うべき、桃太郎伝説自体が鬼というものが肝でしょうけれど、この岡山県においては鬼が温羅ということになろうかと思いますが、この温羅伝説というのをもっともっとPRしてはどうでしょうかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) おっしゃるとおりで、この温羅というのがストーリーの中では鬼であるとか悪いとか怖いとか、そういうふうに言われがちですけれども、実は全く違っていて、もっともっと地域を愛して、我々先祖を守ったというのが温羅の本来の意味でありますから、それをちゃんと伝えながら発信していく。願わくは岡山の、言いませんけど、踊りがあるじゃないですか、言いませんけど。あそこにうらじゃおどりが集中すると、言いませんけど。だけど、やっぱりああいう踊り連が将来総社で、総社の雪舟フェスタで踊ってほしいなと、それぐらい何か吸引力を持ってやれたらいいなと思っております。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 市長のそのアイデアも一ついいと思います。 私これが最後、PRの方法としての提案ということになりますけれど、2018年キングオブコントというイベントにおいて優勝したお笑いトリオのハナコというトリオがありまして、そこの秋山寛貴氏という方が総社南高校の出身であると。御自宅は高松最上稲荷の近くでお店をされているということなんですけれど。おうちも近い、学校も総社南高校に通ったということで、大変桃太郎といいますか温羅伝説にも明るく、その秘密のケンミンSHOW極、先ほど申し上げたときにも出ていたんですけれど、またその方が総社南高校の美術工芸系にいらっしゃったらしくて、イラストを描くのがとてもお好きだと。これもたまたま僕テレビで見たんですけれど、秋山氏が考案されたキャラクターと地元岡山のテレビ局のマスコットとがコラボしたようなグッズもあったりするようで、ああ、大変面白いなと。その番組を見る限り、どちらかというと最近の表現で言うと緩いという感じの番組だったんですけれど、そこには実は種井にある鬼びっくり饅頭のあの鬼も飾られてたりするんですけど、そのスタジオに。そういった番組で、きっかけはそこでもいいです、何でもいい。秋山さん、例えば観光大使ってしてるんですけれど、それが観光大使じゃなくても何でもいいんですけど、せっかく地元にゆかりがあって、しかも地元に理解があるというか愛着を持ってくださってる、総社という地にも3年間高校生として通ったということで、ここに当たって砕けろじゃないですけど、お願いしてみるのはどうかなというふうな提案をさせていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○副議長(赤澤康宏君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 我が市はこれまで観光大使を野口健さんにお願いして、環境観光大使ということです。実に秋山さんは面白い、そう思ってますんで、もし議員お知り合いだったら紹介してください。いろんなことができたらいいなと思うんで、トライしてみたいと思います。 ○副議長(赤澤康宏君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 私も秋山氏とじっこんの仲では全くないんですけれど、じっこんでないどころか、そのテレビを見て、初めて総社南高校出身というのを知ったぐらいの勢いで、本当にこれをここに提案したのは若干申し訳ない気もしたんですけれど、でもテレビで拝見する限りのあのお人柄だと何かちょっと協力してくれるというか、アポがあったら喜んでくださるんじゃないのかなと思ったのでここに提案をしてみました。 実はもう一組、東京ホテイソンというコンビがあって、そこのたけるさんというのも御実家は成羽らしいんですけれど総社高校の出身だそうで、ハナコさんだけを紹介したら不公平かなと思ったのでここに盛ってみただけですけれど、総社に縁がある人にもし接する機会があったりすれば、そういうところにお願いするのも一つの手なのかなと思って提案をしてみました。これは、何が何でもということじゃないので、ちょっとした提案でございまして、よろしくお願いいたします。 最後に、自粛が新型コロナウイルスのことがあって大変続いておりまして、ストレスもたまって、心が落ち着かない、そして不安も募る、そういった人も多いと思います。これは、もう大人も子どもも変わりなく多いと思います。 そんな中、巧遅は拙速にしかずという言葉がありまして、これが先日の12歳以上の小学校6年生と中学生に対するワクチン集団接種の案内などのときに、その言葉のとおりになってしまったのかなというふうに思われます。巧遅は拙速にしかずという言葉は、要は遅くて時間かけてもいいものをつくるというよりは、少々拙くても早いほうがいいこともありますよ、そのほうがいいですよという意味です。だから、決して悪い意味で巧遅は拙速にしかずという言葉を私が今使ってるつもりはないんですけれど、ただどうしても健康に対することなので、この不安がものすごく募っている時期だからこそ、逆に急がば回れとかというような言葉もあることですし、慎重さも必要なのかなと思っています。ですから、こんな不安が渦巻く世の中だからこそ、今まで以上に子どもたちをはじめお一人お一人の安心・安全というものを最優先として、未来に希望が持てる総社市の運営をお願いいたしまして、私の質問を終わりとさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手) ○副議長(赤澤康宏君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。 明日6月18日の本会議は午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席をお願いいたします。 本日は、これをもって散会といたします。              散会 午後2時42分...