総社市議会 > 2021-03-04 >
03月04日-03号

  • rpa(/)
ツイート シェア
  1. 総社市議会 2021-03-04
    03月04日-03号


    取得元: 総社市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 3年 2月定例会          令和3年2月定例総社市議会会議録(第3号)               〇令和3年3月4日(木曜日)1. 開 議 令和3年3月4日 午前10時 0分2. 散 会 令和3年3月4日 午後 3時13分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 山田 雅徳        2番 溝手 宣良        3番 三上 周治   5番 萱野 哲也        6番 三宅 啓介        7番 岡崎 亨一   8番 深見 昌宏        9番 小川 進一        10番 高谷 幸男   11番 小西 義已        13番 小西 利一        14番 津神謙太郎   15番 村木 理英        16番 頓宮美津子        17番 赤澤 康宏   18番 名木田正昭        19番 加藤 保博        20番 根馬 和子   21番 山口 久子        22番 劒持 堅吾   欠席議員   12番 難波 正吾4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  河 相  祐 子        同   次長  小 原    純   同 議事係長  西 槇  昌 志        同議事係主査  鎌 田  美 保   同庶務調査係主任森    康 一5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      片 岡  聡 一        副市長     大 塚  康 裕   政策監     中 島  邦 夫        総合政策部長  脇    奈 七   総務部長    難 波  敏 文        市民生活部長  新 谷  秀 樹   保健福祉部長  吉 田    啓        産業部長心得  西 川    茂   建設部長    林    圭 一        環境水道部長  川 原  玲 子   教育長     久 山  延 司        教育部長    服 部  浩 二   総務課長    弓 取  佐知子6. 本日の議事日程   第1 一般質問7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○議長(劒持堅吾君) ただいまの出席20名であります。欠席1名であります。なお、欠席者のうち、12番難波正吾議員より欠席の届出がありました。 これより、会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(劒持堅吾君) では、日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。 本日は、頓宮美津子さんから小西利一君までの5人の予定で進めてまいります。 16番頓宮美津子さんの質問に入る前に、この際私より申し上げます。 頓宮美津子さんから一般質問に際し議場へのパネル持込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、16番頓宮美津子さんの質問を許します。 16番頓宮美津子さん。              〔16番 頓宮美津子君 登壇〕 ◆16番(頓宮美津子君) おはようございます。 議長より発言のお許しをいただきました、チームかがやき、公明党の頓宮美津子でございます。 3月8日は国際女性デーでございます。さらにジェンダーを越えて、一人一人が輝く社会が進むことを願いまして、今回通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 今回は、コロナワクチン接種に向けて大変お忙しい時期ではありますけれども、SDGsの観点から持続可能な社会づくりの取組と今後なり得る問題となりますごみ問題について、特に使用済み紙おむつの再利用、いわゆるリサイクルについてお尋ねいたします。 まず、1点目でございます。 2019年12月から2020年1月の2箇月の間に、三菱総合研究所紙おむつに関しまして自治体にアンケートを行いました。全国1,740のうち1,496のかなり多い回答がありました。そのデータはネットで見ることができますけれども、本市もそのアンケートにお答えされたのかどうか、またどのような回答をされたのかお教えください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) おはようございます。本日もどうぞよろしくお願いを申し上げます。 頓宮議員の御質問にお答えをいたします。 確かに令和元年12月12日付で環境省から市区町村における使用済み紙おむつの取扱いに関するアンケート調査がございまして、総社市は回答いたしております。 使用済みのおむつを分別収集しているかどうか、また高齢者施設であるとか介護施設、あるいは子どもの保育所などの事業所から出てくる紙おむつについて一体どうしているかということの問いでございましたが、我が市としては分別収集は行っておりません。また、事業所は事業所の責任の中で処理をしてる旨を回答したところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) 分かりました。このデータを見ますと、ほとんどの自治体が総社市と同様の対応をしていたわけでございます。 次に移りますが、この使用済み紙おむつに関しまして様々な問題が顕著になっています。この問題といいますのは、今、少子化ではあります、子どもは減っているんですが、使用量が大変増えている。また、高齢化に伴って、大人用のおむつの生産も増加傾向。いわゆるどちらも、子ども用も大人用も生産量も使用量も増えている。10年前から比べると約2倍になっていると。また、近年おむつの吸収量が開発されていまして、CMでもありますように4回してもさらさらなんて、本当に吸収量が大変増えていて、重さになりますとこれもやっぱり4倍になる。6年前の2015年でも国内処理量というのは191万トンから210万トンに推計されていました。そして、2030年度の推計処理量は何と245万トンから261万トンという、一般廃棄物排出量紙おむつの占める割合も6.6%から7.1%に上ると、かなりの一般廃棄物の中のおむつの割合が増えていくという、これが今、環境省では問題としているわけでございます。 そこで、環境省も使用済みおむつ再生利用等に関するガイドラインというのを昨年2月に、こういったコピーをするとこうですけど、発表されました。このことについて、市長はどのような御所見があるかお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) このガイドラインには、使用済みの大量に出てくる紙おむつの再資源化について様々書かれておりました。これは、最終的にはリサイクルすれば建材の外壁のボードであるとか、それから固形燃料であるとか、土壌改良材であるとか、そういうふうなジャンルに使われていくべき再資源化ができるとなっておりましたが、それを集めてどう運搬するかであるとか、それがユーザーにちゃんと渡るだけの需要供給バランスが保てるであるとか、様々乗り越えていかなければならない課題は多いなとは思いましたが、本質的にSDGsの精神からいえばサステインが可能なものになれば、それは理想だというふうには思っておりました。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 市長がおっしゃるとおり、かなりのなぜこういう問題が起きているかということを懇切丁寧にこのガイドラインには書いてありましたし、おむつが大変増えていくというのも載っていました。再生利用等の概要というのもここに書いてありまして、まずなぜ再生利用をするかということは、焼却処理の最適化、費用を低減する、ごみを減らすということは焼却費用が減るということになります。また、資源の有効利用、埋立処分量の削減、またごみが減るということで、イコールCO2排出量の削減ということが数値的に出てくる。事業者にしましては、廃棄物処理費用の低減や企業の評価の向上につながるとか、また社会では資源有効利用の環境面の効果や地域の活性化、産業の発展というのもここでうたっているわけでありますが、今市長がおっしゃったように、意識改革が必要であるということが一番のネックではないかと私も考えるわけです。 そこで、3番目に、総社市の現状はどうなのかということをお聞かせいただきたいと思います。 今、使用済みおむつはほとんどが燃えるごみで処理されていると思いますが、全国の状況を調べてみると、高齢者施設などは産業廃棄物としてそれぞれ、でも最終的には総社のごみ処分場に行くと思いますが。また、保育所は布おむつを使ってるところもありますが、紙おむつが増えてきているのかもしれません。なので、今、総社市に出されている紙おむつは最終的にどのようなふうに処理をされているのかお答えください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 事業所の、さっき申し上げました、保育所であるとか高齢者介護施設、これは可燃ごみとして処理をされています。実際、焼却炉でどのように焼却されるか、ストーカ方式とか流動床方式とかテクニカルな部分ですね、炉がどうであるかとか、そういう技術的なことについては、今議会で最後になります川原部長から答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 環境水道部長。 ◎環境水道部長(川原玲子君) 命によりまして、私のほうから吉備路クリーンセンター紙おむつがどのように処理されているかを申し上げたいと思います。 可燃ごみとして収集されました使用済み紙おむつは、ごみピットの中へためられます。その中でほかのごみと混ぜられ、ある程度粉砕されて、焼却炉のほうへ送られます。焼却炉へ送る前には吸じん装置というところを通りまして、細かく粉砕されます。粉砕された状態で焼却炉へ送られます。焼却炉の高いところから下に落ちるわけですけども、そこでは熱せられた砂が舞っておりまして、砂が上に上がっていく中で落ちてきたごみを燃やしてしまいますので、下に落ちるまでにはなくなっている、そういう処理の仕方を吉備路クリーンセンターではしております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 実は、使用済みといっても、汚れている部分よりもきれいなまま処理されている部分のほうが多いというふうになっていますが、では本市では実際にどのくらいの量の紙おむつが搬入されているのかというのは推計で分かりますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。
    ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁をいたします。 かなりの量だと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 環境水道部長。 ◎環境水道部長(川原玲子君) 実際、使用済み紙おむつの量だけを量ることはできませんので、家庭から排出された使用済み紙おむつの量は、一般社団法人日本衛生材料工業連合会というところが出している数式を用いて計算をさせていただきますと、総社市からは令和元年度において約800トンと推計しております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) 800トンのごみを全くゼロにするというのはかなり不可能なことだと思いますが、実は先ほども言いましたように、この紙おむつには上質なパルプが使われていて、市長お答えいただいたように、様々な資源にリサイクルをした場合には分けられるということを考えると、かなりのもったいない資源を総社市では燃やしている、800トンのうちどのくらいのものがあるかということは、このガイドラインにもかなりの量の資源が、五十何%がパルプ、あるいはプラスチックパルプとかって様々なものに分けられているというふうになっていますけれども、5番目に移りますが、このアンケートの情報では、ほかの自治体も先ほど総社市と同じように処分されているところが多かったんですが、あるところではおむつ専用のごみ袋を作って、例えばうちの場合は45リットルが230円になっていますけれども、45リットルの大きさだけど200円にするとか、少し介護従事者や、あるいは子育て世代の負担軽減を行うために、おむつ専用の安いごみ袋をするということで負担軽減をしているとかというところもありました。ですが、処理は燃やすごみみたいになっていますが。先ほど市長がおっしゃったように、今後この問題は自治体もいろいろ考えていかなければいけないなということは私もすごく分かるわけです。特に今、総社市は人口が増えておりますので、高齢者になったときにおむつを使わないで済めばそれにこしたことはありませんが現実としてはかなりの、30年、40年後になれば、子どもも今は減ってはいますけど使用量が増えています。ですが、2030年の数値を見ますとちょっと若干減るんですね、子どもが減って。ですが、高齢者はずっと増え続けていくという推定数値がありますので、そうなっていくと人口が増えていくということは、このまま何も手だてをしなければ、紙おむつをはじめごみが大量に増えていくということを想像できるわけであります。 例えばリサイクルした場合に自治体としては焼却処理と比較した場合、40%のCO2削減効果がある、これはガイドラインに書いてあります。また、紙おむつの焼却場がもう古くなっているから建て替えたいと検討している場合は、その費用の中で取り組める紙おむつリサイクル施設交付金対象となるとか、市町村へ今後環境省としては意向調査をしたり、また有識者を派遣をしたり、あるいは導入支援としては市区町村の設置する再生利用等施設に対する一般廃棄物処理施設の整備に係る交付金を支援するとか、これから環境省の支援も幅広くなってくるのではないかということも考えられるわけであります。 そこで、かなりのおむつを処分すること、リサイクルに回す、いいことだと分かってはいるけれどもなかなか踏み込めないという課題の一つには、日本経済新聞にもありましたけれども、結局ごみの処理は自治体の力の入れ具合によって、特にこの紙おむつの場合は大きな差が出てくると。自治体の取組は、新しく独自の回収システムを検討するのではなく費用や時間がかかり過ぎ、回収担当者の選定等をする必要があって、多くの労力が必要となるというふうに予想されるのでなかなか踏み込めない。ですが、もう既にこのガイドラインにもありますが、志布志市とか、それから大牟田市、九州方面が多いんですけど、それはリサイクル工場が多いからなんですけれど、そういったところの既存の自治体が実施している、もう既に2005年から取り組んでるところもあるので、そういったところのごみ回収システムを活用して適宜修正、うちの場合は、じゃあ、そのシステムの場合はこういうふうに修正したほうが効率的だなということで、どんどんどんどん現実的に開発していくことによって、この諸問題が解決されるのではないかというふうに推察されるわけです。 そこで、例えば一長一短では、じゃあ、次年度からこれをやりましょう、ごみ袋を作りましょうというわけにはいきませんので、私が思うには、総社市の市民の理解や機運を高めていく必要があるのではないかと。 その中で、例えば今、企業側もかなり頑張っておられまして、日本経済新聞の電子版にはある大手の会社が、おむつのシェアでは世界3位にもなる会社ですけど、ここが自治体と組んで、おむつを戸別回収するのを2020年度中にまず都内で回収をする。それから、リサイクルセンターの整備を導入し、パルプを再生していく、そういう工場を2030年度までに10箇所以上造りたいと。2022年、来年にはこの再生パルプを使用したおむつを実用化していく、発売予定であるということを発表されているわけであります。なので、今後はこういった取り組んでくる自治体も増えてくるでしょうし、またこういう会社がどんどん増えてくるのではないかなって。 今回、最後の質問で、部長にはきれいな質問ではなかったので申し訳なかったなと思ったんですが、再生したおむつを使うということは生理的になかなか気持ち的に嫌だという、そういう感情が芽生えているというのも、これが進まない理由だというふうに大学の先生もおっしゃっていましたが、実はこの会社が先頭にオゾンで滅菌処理をしていく、またその技術が非常に進んできていて、大変きれいになっていくということが明確に出てきてる。 例えば昨年NHKのNHKナビというところでおむつ特集が何回かされていましたが、これがオゾン処理する前、これがオゾン処理して、もう本当に真っ白にきれいになっていきます。これだけきれいになって、バージンパルプ、もともとの色よりも処理したほうがきれいになっている、こういう技術が開発されてきているので、今後はこういう企業も出てくるでしょうし、全国で30工場造るということは、総社市にもいろいろ来るかもしれませんけれど、中四国ではなかなかまだこれを実現しているところもないので、私はこういった機運を高めるために市民の皆様に協力をする、いざこれをやろうと思ったときになかなか市民の皆さんに御理解いただけないとできないので、数年かけてもいいので私は研究をしていくべきではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これまで我々総社市は、ごみの減量化についてかなり先駆的にやってきたと自負いたしております、これは議会の協力あって。私が市長に就任した早々にごみ袋が異常に高かった。レギュラーのサイズが10枚入りで500円していた。市民からは非難ごうごう。その中で、我々は有料ごみ袋変動相場制にすることになりました。そこからごみ量がだんだん減って。そして、それでももう減らないので、雑紙を回収して、そこから取り除くということをやって。最近では、そもそも人口が増えてきたので、ごみの全体量は増加傾向にあるというのが今の流れです。 再生資源に対して、議員がおっしゃるように意識改革ということが大切だと、この質問をお伺いしながらそう思っております。意識改革というのは市民の意識改革、もう一つは我々行政の意識改革というものが大いに必要であると思います。 市民の方々には、紙おむつというのは重大なごみですね。減らない、増え続ける重大なごみ。しかも、部長が答弁したように、推定値ではあるけれども全量の4.4%ぐらいの量になってまいります。増え続けていく。ただ、この使われ方が、想像するとにわかにもう一回使いたいとは思わないかもしれない。だけど、地球規模的なSDGsの精神からすれば、そんなことはささいなことで、さっきおっしゃったように、ちゃんと再生できるんだよという意識改革というものが必要だと思います。 行政的には、これまでの再資源化というものはどうしても採算性というものが一方であります。採算性というのは、集めて業者に持っていくと、何がしらの利益を得ることができ、それが活動費になっていく。ペットボトルとかペットボトルのキャップとか白色トレーとか、そういうものはお金になっていく。だけど、これからのSDGsの精神というのは、お金にならないけれども地球のために、あるいは環境を守り次世代に伝えていくために、我々は投資をしてでもその量をリサイクル化していくということを意識改革をしていかなければならないターニングポイントだというふうに思います。 私が市長会の会長として海ごみの取りまとめというのをやらせていただきましたけれども、各市でリサイクル化している品目がまちまちです。全量やってるわけではなくて、お恥ずかしい話ですけれども合わない。だけど、やっぱりそれぞれの、さっきおっしゃった志布志市であるとか独自性ある市がこのテーマにトライし始めてまいりましたから、我々もそういう視点に立って、行政的意識改革というものを考えていく、これは重要なテーマだと思っておりますので、これからこの当局の中で紙おむつについての捉えというものを考えてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 市長はSDGsの取組を本当に前向きに考えていただいていますので、この問題は本当に避けては通れないという御認識だということが十分分かりました。 私もう一つ申し上げたいのは、私は布おむつ派でしたので、この紙おむつから100%布おむつに転換するということを目的としてるわけでもなく、ただ布おむつのよさもまたここで見直すきっかけにもなるのではないかなというふうに思っています。 例えば布おむつを使ったときに、大体2歳までにおむつが取れると想定してですが、布おむつの場合は大体2年間の試算をすると約四、五万円から多い人で16万円ぐらい。紙おむつを2年間使ったとすると15万円から21万円。おむつが取れない、まだもう少しかかるとなったときに、布おむつは増えることはないので、洗濯代ぐらいで。ただ、紙おむつはおむつをしている期間が増えれば増えるほど増えていきますし、ごみも増えていく。また、災害時になったときに、何年か前の東日本のときも紙おむつがなかなか手に入らないので非常に困ったと。なので、布おむつと併用していくということになれば、若干ごみも減ってくるんでしょうと。また、大人用の介護施設の方と保育所、保育所も布おむつを使っているところは継続してやっていただければいいと思いますし、またそういった中で兄弟でも使えますので。私は布おむつが、おしゅうとめさんがうちは布だということで、さらしを全部50枚縫いまして、同級生でもう既に子育て終わった人から送っていただいて、100枚の布おむつを3人の子どもで使いましたけれども、本当に布おむつのほうがおむつ離れも早いとは言えますし、環境にもいいし、ただ外に出かけていくときには紙おむつを使わせていただきました。なので、併用していくとか意識改革とか、またある若いお母さんが、本来おむつを捨てるときには汚物の部分は捨てましょうというのが常識なのに、なかなかそれがされていないというのが現実ではないかというように情報にもありました。あるお母さんが、汚物を捨てるという基本的なことを施せば意外と臭わないもんなんだということがよく分かったというふうにコメントを寄せていたところがあったんですね。なので、おむつを例えば戸別収集する際にでも、汚物はしっかり捨てましょうということを、その部分でも意識改革をしていけば、かなりの燃やすごみで収集していく場合でも、臭いの部分とか衛生上の部分とかも改善されていくのではないかなと思うと、そういった部分も含めて意識改革をしていけば、おむつを導入したときにはかなりスムーズにいくのではないかなというふうに思います。この点もしっかりこども課とか様々なところで御理解いただきながら、研究をしていただければと思いますが、もう一度いいでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) よく分かりました。意識改革というものをやっていかなければならないと思います。今回のテーマは紙おむつということでございましたが、ごみ全般にわたっても市民の意識改革をさらに深めていくということは大事でございます。また、布のおむつについても、これは非常にいいことだと思いますので、こども課などを中心によく考えて、どうやって広めていくかということも検討してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございました。 総社市は子育て王国でもございますので、お母さん方が、ただ全部布にするとストレスがかかるということもありますので、併用していく、いいものはいいように使っていくという理解がしっかり進んで、子育て王国の名の下でごみが減ることを期待をいたしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午前10時31分              再開 午前10時41分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、5番萱野哲也君の質問を許します。 5番萱野哲也君。              〔5番 萱野哲也君 登壇〕 ◆5番(萱野哲也君) お待たせいたしました。5番萱野です。 今回は契約事務についてということなんですが、まず最初に契約事務、入札、随意契約、いろいろありますよね、競り売り等、法律に定められた、まず最初に、随意契約の制度についてお伺いをいたします。どのようなことで随意契約をされてますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 萱野議員の御質問にお答えをいたします。 随意契約は、競争入札を原則とする契約方式の例外であって、これにあらずと。地方自治法施行令で定められているものに限定をされております。 その一つとして、予定価格が一定金額未満であるときは随意契約ができるとされておりまして、工事であれば130万円未満、そして物品の購入であればこれを80万円未満、さらに業務委託、委託業務であれば50万円未満のものがこの随意契約に該当をするとされております。そのほかには、特定の者と契約しなければ契約の目的を達成できないと、あるいは緊急によるとき、あるいはその者を使うことによって著しく有利な価格、低価格で契約ができるときなども随意契約ができるものとされております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 御丁寧な説明ありがとうございます。 では、随意契約をするに当たって、今集めてるのは、市のほうで、総社市競争入札参加資格申請書、これは工事ですわね。これの名簿を作るわけですよ、申請書で資格があったら。また、物品の納入の業者の名簿も作られるわけですよね。基本、随意契約もその入札参加資格審査を通った登録業者が基本ですか。物品の納入業者もその登録された業者が基本ですか。その例外等あったりされますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私のほうからお答えをさせていただきます。 今、萱野議員がおっしゃられましたとおり、登録されてる者のほうから随意契約においても選定をさせていただいてるというのが基本でございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) その入札参加資格審査の中で基準なんかありますかね。例えば建設業許可を取っていないとこの名簿に登録できないよとか、そういう基準はありますか。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 資格はございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 となれば、一人親方的な建設業許可を取ってない業者は、基本的には総社市の随意契約、入札も入れないという認識になってきますよね。そういう認識でいいですか。 ○議長(劒持堅吾君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) 例外的なケースがあるので私のほうから答弁させてください。 例えば道路側溝の中で金物、例えばゲートの一部が破損したとか、そういう鉄鋼若しくは溶接、そういう関係のものがあったときには、一人で鉄工所を経営されている方が近所にございましたら、そういう方にお頼みすることがあります。ただし、その方は債権者登録をしていただいてる方に限って仕事をしていただいているという。年間に1件、2件ぐらいの例外はございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ありがとうございます。 随意契約なんですけど、随意契約の中で随意契約によるときは2人以上の者から見積書を徴さなければならないということなんですけれども、市長にお伺いしますけど、総社市は相見積りなんかを取られたりしてますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、私がこの現場には立ち会わない、市長としてそれはない行為なんですが、相見積りでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) えっ、えって、今、とんでもない発言ですよ。相見積りをやっぱり取ってるんですか、総社市は。そういうことをやっちゃってるんですか。これ官製談合があって以来、談合みたいなことはやめましょうよということで、相見積りを業者に依頼してたらこれ大変なことですよ。今これ議事進行かかってもおかしくないような発言なんですけど、御精査していただけませんか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 申し訳ない。 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 相見積りといいますのが、私どもは私ども発注者側から見積書を複数社から取らせていただいております。今議員がおっしゃるように、業者に依頼というんではなくて、我々から複数社に見積りを取っていると、そういう意味で今市長が答弁させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 相見積りというものがそもそも何か分かってない方もおられるんで説明すると、相見積り、役所側の契約実務担当者が事前に契約の相手方を決定し、その相手方に対して他者の見積りを取り寄せるように依頼することが相見積りなんですよ。言ってみれば、ある業者に対してほかの業者の見積りも一緒に出してねというようなことをやるのが相見積りなんです。言ってみれば談合ですわ。それは、ないんであればないと言っていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 市の工事、そういった指名とかというものは契約検査課が行っておりますが、私は存じてる限りはございません。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 安心しました。入札工事は入札というものがあって、透明性が保てる、公表されてるものがたくさんあるんで、でも随意契約って我々一般市民に対しては公表されてないものが多々ありますので、その辺しっかり間違いのないように公平、平等性を持ってやっていただきたいと思います。 そういった意味で、今度は市内業者の育成、保護という観点からお尋ねいたします。 今さっきの、言ってみれば、この市内業者の育成、保護、昔は例えば平成25年以前は相見積りという制度があって、そこの業者に仕事をしてもらったほうが有利な場合もある、それは分かるんです。実務担当者レベルで言えば、ああ、ここの地域のことをよく知っている土木業者にやってもらいたいから、そこにやってほしいけど、だけれども契約検査上、監査上、他の見積りがないと駄目なんで、そこに相見積りをお願いをした、そういうふうな観点から、必要悪とは言いませんけれども、そういうふうな市内業者の育成というか、保護というか、それを言っていいのかどうか分かりませんけれども、そういったことがあったわけですよね、過去には。今はどういった関係性で市内業者の育成、保護を考えられておられますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 実質、業者選定の部分は担当部長から答弁いたしますが、私は基本的に透明性を持って、公平性を持って、できれば市内業者の方々に仕事をしていただきたいし、これだけのコロナの中であえいでいる会社がたくさんある、ですから合法的に透明性を持って市内業者を育成し、保護していくということは私は大事なことだと思っております。 具体には担当部長から答弁をいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私のほうからお答えをさせていただきます。 先ほどの1点目の随意契約もありますし、それ以上の指名競争入札におきましても、指名委員会のほうで業者選定する場合でございますが、こちらにつきましては指名委員会の中で協議をして、決定をさせていただいております。その中で、市内でできる工事、それから市内で購入できる物品、これにつきましては市内業者を最優先をさせていただいて、できるだけ市内業者のほうに発注ができるように努めさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) じゃあ、価格の面ではどうなんでしょう。価格の面で、登録業者がいますわね、登録業者がいて、市外のほうが安い価格が出せる場合もあるかもしれない。今は基本的に指名委員会の中で地元優先、地元優先というふうにしてるわけですよね。だけれども、もっと裾野を広げていろんなところからの見積りを取ればもしかしたら、倉敷市、岡山市からも物品納入業者が載ってるわけですよね。そっちのほうが安いという場合もありますよね。その辺の市内業者の育成と我々の市の税金を使って物を購入する、そこのバランス、安ければ市外でもいいのか、税金使って安いものを市外から買い入れるんだというバランスと、そうはいっても市内業者の育成、今市長が言われたようなコロナ禍で大変な業者がたくさんある中で、市内業者からも購入してあげられる、しなければならない、その辺のバランスをどのように考えられて業者選定をされておられますか。安ければ安いほうがもちろんこしたことはないんですよ。そのあたりをどのように考えてるか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 実際の割合については担当部長から答弁をいたしますが、今回ここの議場で皆さんにも共有してもらいたいと思いますが、修学旅行がなくなった、県内になった、バスをチャーターし、そうすると競争になって、実は市外のバスが市内の子どもを乗せて旅行に行く。市内にもバス業者、美袋交通とかありますが、それを美袋交通は指をくわえて見ていたと、豪渓タクシーもある。これがいいのかと。いや、規則は規則だということになっている。これは間違ってませんか。ゆゆしき事態だと私は思うんですね。あまりにも閉鎖的で、総社、総社と言うべきでもないけれども、だけどこれだけ旅行業者、運送業者が朽ち果て、困り果てているときに、隣の小学校の子どもを乗せて市外の業者が運んでいくと、これはやっぱり考えないといけないでしょうと、それは思うんですよ。その上で今こういう状態ですから、かなり市外から落札者が出てくる、こういうルールなんですが、これはやっぱり我々がもう一度考え直して、市内業者を守っていくという公平で公明で透明性を持って、ルールを持ってやるべきじゃないかなとは思います。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私のほうからお答えさせていただきます。 先ほど答弁させていただいたように、議員おっしゃるように安ければいいのかということがあります。ただ、それは入札の結果なんで、やってみないと分からないという点がございます。基本的には、市内業者の育成も考えながら、市内の経済の循環も考えながら、市内の業者から、先ほど申しました、物品が市内で買えるものについては基本的には市内業者を優先していきたいという考えで以後もやっていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。制度についても、市長の考えも私と一致はしております。ルールが法律の中で大変厳しい、公平、平等性を持ってやる中で、なおかつでも市内業者を助けなければならない、育成、保護しなければならない、大変厳しいところなんですけど、そのかじ取りは市長の判断、市長が業者選定できない立場にはおられるんですけど、その辺の方針というものは市長がしっかり出していただかなければなりませんし、そういった透明性を持った制度づくりをしていかなければなりません。次の質問に移りますけど、その制度づくりについて思いが分かりました。つくってください。 ③番ですけど、最近の公共工事、いじりの認定こども園、総社小学校、地食べ学校給食センターえがおでは、入札ですが、本体工事は例えば給食調理場、蜂谷工業とシンケンさん、地元の業者ですよね、落とされてます。認定こども園も蜂谷工業さん、これ市外で、シンケンさん、地元の業者、本体工事は。総社小学校もシンケンさんと土井建設さん、地元の業者が落としたわけなんですけれども、じゃあ、それの請負業者ですよね。下請。建設業29業種といって、建物を建てるに当たっては、鉄筋工がいたり型枠工がいたり配管工がいたりいろいろいるわけですわ。木工工事、造園業、たくさんいる中で、結局、本体工事は地元、JVで片方は地元が取ってる、もしくは両方取ってるけれども、その下請に果たして恩恵が行っているのかということですわ。今市長が言われたように、総社市の子どもを市外のバス会社の人が旅行に連れていった、これと同じで、おいおい、あっこの工事、ほかの鉄筋屋が入っとるぞ。総社市には建設業を取った鉄筋屋さんが2者いると聞いてるんですけど、そこが入ってないわけですわ。それはなぜかと言ったら、元請が工事取って、地元の下請を使ってないからなんですよ。今言うように、おいおい、よその業者が入ってる、あの木工工事もよその業者が入ってる、よその業者が入ってる、よその業者が入ってるじゃ潤わないと思うんですよ。 その中で、昨今の総社市発注の公共工事でどの程度の業者が携わってるのか、もしくは市内の人間が携わってるのか。また、市内産の材料や市内の業者が提供したもの、市内から買ったものというのはどの程度ありますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 数字については現場の部長から答弁させていただきますが、私の感じでは非常に少ないという認識は持っております。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私のほうからお答えをさせていただきます。 議員先ほど御指摘がありました、いじりの認定こども園それから総社小学校、地食べ学校給食センターえがお、この三つの工事で申し上げさせていただきます。 こちらにつきましては、それぞれ建築工事、電気工事、機械工事として分離発注をさせていただいております。 受注者ベース、元請で申し上げますと、共同企業体、いわゆるJVの構成委員数も全てカウントしてまして、九つの工事で17業者が携わっておられます。そのうち市内業者は11業者でありまして、全ての工事で市内業者が携わっております。これを受注者、元請だけでなく下請業者までカウントいたしますと、九つの工事全体で222の業者の皆さんが携わっておられます。うち市内業者は27業者でありまして、割合で申し上げますと12%ということになってございます。 それから、材料につきましては、こちらについては積み上げはございませんので比率としては申し上げられませんが、市内材料として把握できるものにつきましては生コンクリート、購入土それから砕石など、こういったものは市内の材料を購入していたところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分離発注ということで例に挙げますと、総社小学校、それは本体は今言うようにシンケンさんと土井建設さん取りました。あと、電気設備工事、分離発注ですわね。これもカジノンさんとタツ電工社さんのJVなんです。これも地元と他の大きいところで、これも2億円で分離発注。今度は建築機械設備工事、これも分離発注で、山陽技研さんと大伸建設工業さんが親と子で約2億円以上の工事を取ってて、分離発注って今言いますけど、じゃあ、そこでまた地元の下請といいますか、地元の人がどれだけ携わっているかということなんですよ。だけど、そこは把握できないじゃないですか。できますか。そこをどういうふうに特殊需要を上げていくかということの質問なんですよ。結局、市長としましては、今言うように、昨今三つの工事の中であまり市内業者、市内の人間が携わっていないよねという認識なんだというふうに思いました。 それで、ここからが本番なんですけど、じゃあ、昨日からの質問もありますけど、令和6年度完成の総社市新庁舎です。新庁舎、これは総社市の象徴的な建物ですわね。これをどれだけ総社市の人に携わってもらうか。携わってもらって、そしてこの特殊需要、総社市の景気を上げていくか、昨今の中で総社市のを上げていくかということなんですよ。 市長はいいことを言ってるんですよ。令和2年1月31日、新庁舎建設に関する小委員会の市長の発言で。私自身がこれだけは守りたいと思っていることがあると。三つほどありまして、そのうち、どうせ建てるなら65億円をめどにして市内産の材料をどっかに使ってよと。そうはいっても、総社市の木材はどこにあるんだと、あるいは総社市の何それというのはどこにあるんだ。それから、僕は権利を持たないようにしようと思いますが、業者さんも含めて副市長以下はその業者選定についてはできる限り、総社市の建物を造るわけですから、総社市の方々が造っていく、外人部隊が造るんじゃなくて、総社市の棟梁が造ったとか総社市の左官屋さんがここの壁を塗ったんだ、わしが造ったんで、そういったものがあっちこっちにある。このはりは、この天井板はあそこの正木山のところから切り出したんじゃ、決して真庭のCRTは使いたくないというふうに、できる限り総社市産のものを使っていこうよ、使いたいんだ、三つの約束の一つとして。じゃあ、今までの工事の中で使えてなかったわけですよね。じゃあ、どういうふうにこの総社市の庁舎の建設に当たって、市内の人たちが携わっていくようにしますか。 例えば、今これ市長の答弁で、外人部隊でないと、総社市の棟梁が造った、総社市の左官屋さんがここを塗ったとか言いますけど、基本的に大工さんというのは一人親方が多いわけですよ。工務店さんから仕事を一人親方、もしくは2人ほどで家族でやってて、元請さんからやる。大きなハウスメーカー、地元の工務店さん、いないわけなんですよ。左官屋さんもそうです。大きなところへ行けばあるのかもしれません。基本的にそういった建設業に携わる人というのは一人親方が多いんです、大きな工務店を除いて。そういった人たちにどうやってこの庁舎の建設の仕事を携わってもらうんですかという質問で、じゃあ、いろんな契約制度ですね。今までは一般競争入札です、どれも、本体工事はね。事後審査型条件付一般競争入札なんですよ。だけど、一般競争入札の中で、元請が取ったからといって市内の人たちを元請さんがちゃんと使ってくれますかって、何%使ってくださいねということが言えないわけで、あとはもう元請さんが自分のやりやすい業者に仕事を発注していく。自分の今まで下請でやってもらって、使いやすい人に仕事を発注していくわけなんですよ。じゃあ、この市長が言った、総社市の人に携わってもらうんであれば、僕はこの一般競争入札の方式じゃ新庁舎建設は市長の言う約束事が果たせないと思うんですけど、工事の契約はいつから行うのか、そしてまた規模は幾らかという質問に入らさせていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) いつ頃行うか、また規模は幾らかという御質問でございます。 新庁舎の工事スケジュールといたしましては、再来年度、令和4年度中の契約、着工を目指しているところでございます。 工事規模でございますが、現在は基本設計が終わりまして、その段階では鉄筋コンクリート造り及び鉄骨造りの6階建てを想定をいたしております。延べ床面積にしますと、約1万3,800㎡を現在は想定をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 大規模な工事が始まるわけですよ、これから、スタートしていくわけですよ。 今言った、次もう移ってたんですけど、発注方法はどうしますか、どういうふうな発注方法によって、制度を市長がつくっていかないといけないんですけど、どういう制度をもって市内業者、もしくは一人親方的な人たちまでこの庁舎の建設に携わっていくのかということで、契約方法をどうされますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この後に指名委員長から答弁をしてもらいますが、あくまでも私の考え方はできる限り、萱野議員と一緒ですよ、この木材はこの地域から切り出したとか、私がこの工事に参加したとか、このアイデアは私が出したとか、そういうものの積み重ねであるべきだというふうに考えております。それが具現化できることを指名委員長、私がそれを命ずる権利がないわけでございますけれども、意を体してもらえればというのもいけないんですが、私はどう考えているかと聞かれれば、市内の方々ができるだけ多く参加していただきたいとは思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) 続きまして、私からお答えをさせていただきます。 今ほど市長から御答弁差し上げましたとおり、発注方法につきましては今後、指名選定及び契約審査委員会において審議をいたしまして決定するということになります。 新庁舎につきましては、ただいま御答弁差し上げたとおり、まだ基本設計の途中でありまして、発注について詳細な内容、あるいは規模感について確定してるというわけではありませんけれども、先ほど申し述べましたような規模感を市が定めております基準に照らし合わせるならば、その発注の具体的な方法、元請との関係につきましては一般競争入札になる蓋然性が高いのではないかということを考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) じゃあ、一般競争入札になると今までの三つの工事、学校とか給食調理場となれば、結局そこの元請さんがひいきにしてる業者しか使えないわけですよね。じゃあ、そこに市内業者を何%使うことというのは、僕も調べたら、法律上それは入れられない。それは、なぜなら、そこの業者に請け負わせている以上、そこの業者がスムーズな工事をしていく、もしくは自由な運営をしていくのを阻害するから駄目だというわけなんですよ。じゃあ、結局今までの一般競争入札だったら、どう市内の人に請け負わせていくんですかということで、じゃあ、一般競争入札になろうかとある、その中でどうやってしていくのか。 6と7を一遍に行きますけど、じゃあ、市内業者、もしくは一人親方的な人たちに、制度はまずは置いといて、どの程度、何%ぐらいこの60億円から上、もしくは周辺整備も含めますと、解体も入れて80億円ぐらいになるようには聞いておりますけれども、じゃあ、市内業者、市内の人をどれだけ関わらせるのか。もしくは市庁舎の事業費の何割を市内の材料、もう言ってみればくぎの1本もそこの金物屋さんで買えば、そりゃ儲かるわけですわ。そういうふうに何%、この目標を明確に聞きたいなと思っておりますけど、いかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) ありがとうございます。 市内業者の請負割合についてお尋ねいただきました。 こちらにつきましては、入札において決まってくるものでありますので、こちらから指定するということはできないということを考えております。ただ、工事等につきましては、元請の関係でございますけど、まず工事等については建設工事共同事業体での発注などを検討しまして、できる限り市内業者が入れる方法というのを考えていきたいということを考えております。 次に、下請の関係でありますけれども、現在におきましても仕様書において下請業者というのは市内業者から選定するよう努めてほしいということを書いてございますし、それから業者のヒアリングの際など機会を捉えて、できるだけ市内業者を使っていただきたいということを、元請となり得る業者さんにお話をしてございます。 先ほど来市長申しておりますように、この庁舎というのは市のシンボルでありますので、よりほかの事業と比べまして市内の事業者さんに関わっていただきたいという思いを我々も大変強く持っております。ぜひこの元請となり得る業者さんに対しまして、今まで以上にこの点を強く訴えかけて、少しでも市内の下請事業者さんがこの市庁舎の建設の業務に携わっていただけるように取り組んでまいりたいということを考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) そうですか。だから、今までの昨今の総社市発注の建設工事も、そういうふうになるべく市内業者さんを使ってねというのは今までも言ってきたと思うんですよ。それが、また新庁舎で携わってもらうんだと言いながらも、同じようにやってねって、努力目標じゃないですけど、使ってねというだけでは、それでは何ら変わらない。発注者から言われたから、ちょっと使おうかなで上がったんじゃ、市長が小委員会で述べた、市内の人を使うんだ、市内の需要を上げていくんだというのが政策として形にならない、そこをよく精査していただきたい。 最初に、随意契約についても聞いたのは、一人親方さんなんかは建設業の許可を取ってないんですよ、元請さんの下で仕事するからね。そういった人が随意契約で仕事が総社市からもらえるかって、そこに入れるかといったら、入れない、元請さんの下で。材料も物品納入業者の小さい、ほんなら正木山の木を切って、うちの木を切ってよっていったら、物品納入業者じゃないんですよ。じゃあ、そういうふうな制度も考えていかなければならないでしょうというのが今回の質問の意図なんですよ。 僕は考えたんですよ、これどうするんだ、どうするんだって。僕もいろいろ調べて、頭がないなりに考えたんですよ。そしたら、どうやったら市内業者をたくさん使えるか。これ大変なんですよ。大変だけれども、職員の方がやる気になってくれればできないことはない。それが直営方式なんですよ。総社市が管理監督するんですよ。今までは管理監督も含めて元請さん、発注者がやって、そこがいろんな請負業者に出してたんですけど、総社市が直営でやる。もうそりゃ、建築士や施工管理技士を持った者が一つの部署を作って、今から基礎工事をやる、くい工事を打つっていったら、今言ったように、市内業者を中心に選定していくって難波部長言われたんですから、市内業者、くい業者いるかっていって、そこで入札かけて、そこでやって。くいが終わったら、今度は鉄筋工が入るぞって、土工が入るぞってなったときに、じゃあ、市内の鉄筋工は何者いるんだ、2者。じゃあ、そこで入札かける。それに合わせて、どんどんどんどんどんどん工事が行くに当たって、建物が建っていくに当たって施工管理をしていくんですよ。そうすれば、こちらは業者を選べれるんですよ。そのように直営方式で出していく。そうすれば、かなりの比率で市内業者、そして総社市の景気の循環になっていくと思うんですよ。くぎを買うのも総社市の金物屋さん、道具を買うのも総社市の金物屋さん、金物屋さんばっかりじゃないですよ、クロスにしてもカーテンにしても。そういったものを直営でやったらどうですか。そうすれば上がっていきますよ。 ○議長(劒持堅吾君) 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) 議員、大変貴重な御提言いただきまして、ありがとうございます。 いただいた内容については検討をしたいと思っておりますけれども、今私考える限り、先ほど議員も言っていただきましたように、一つの建物を建てるということになりますと非常に多くの種類の、また数も多い下請の事業者さんと関わるということになってこようかと思います。これを一定の間違いのない下請の事業者さんを選んで、間違いのない方法で間違いのないスケジュールで作業を進めていく、それを統合していくというのは並大抵の事業ではないということを考えておりますので、現実の問題としましてはこれを総社市が今からそういう体制をつくり上げて、その第1弾の仕事としてこの大きな市庁舎の建設というのを進めるというのはなかなかハードルが高いところはあろうかということを考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 ⑧、じゃあ、新庁舎の工期や工費をどう考えているのかって。工期は、今言うように、元請さんが発注して、一般競争入札で取ってもらって、元請さんに仕事してもらえば、今言うように段取りよく管理監督してくれるわけですから、段取りよく物が建っていくわけですよ。ここでここの下請入れてね。そこは大丈夫なんですよ。 じゃあ、工費をどう担保していくんですかということで、じゃあ、市内産の材料をたくさん使いましょうよ、使ってよといったら、例えば市外の業者さんのほうが大きな、例えばコンベックスとかにある卸業者さんとかっていえば、そりゃもう市内でくぎの1箱を買う、1箱単位で卸してる業者よりも大量発注してる業者のほうが材料も安くなるわけじゃないですか、大きいところへ頼めば、市外の業者でもね。だけれども、市内を使っていこうよって、くぎの1本でも買ってねって、道具も買ってねという中で、じゃあ、市内の業者さんをどこまで使うんですかって。そりゃ、大量発注してる大手から材料を建材屋から仕入れたほうが安い。じゃあ、そこのバランスはどう考えますかというのが8の質問です。 ○議長(劒持堅吾君) 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) ありがとうございます。 この契約の発注の仕方を考えるに当たって、工期それから工費というものをどう考えていくのかという御質問であったと理解いたしました。 庁舎の建設につきましては、合併特例債という仕組みを使わせていただくということでありまして、令和6年度までに建物を完成させるということが必須となっております。この点から、工期というものは慎重に考えなければいけないと。また、市民の税金を使わせていただくというものでありますので、工費の高騰というものも避けなければいけないということにはなっております。 こういったことを踏まえまして、これは個別具体にそれぞれの発注の局面ということになろうかと思いますけれども、こういったことも十分に考慮しながら業者の選定、それから使用する材料の選択というものをしっかり行いまして、先ほどの工期、工費という制限の中で少しでもこの市役所、これ何十年も使うものでありますので、こういったものが市民にとって思い入れを持って使っていただけるものになるように工夫を凝らしてまいりたいということを考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 最初の随意契約のときに市長がバスのことを言いました。入札の制度の中で市外の業者さんが総社市の子どもを運んで連れていく、それどうなんですかと強く思ったわけですよね、言われました。じゃあ、この新庁舎建設に当たって、多くの総社市民、一人親方的な方も含めて、もしくは市内の業者さんが、ああ、俺たちの会社が、我々が携わったんだという仕組みを、今の中じゃ結局努力目標的な答えで終わった感じはするんですけれども、最後に改めて、市長が小委員会で言った、外人部隊が造るんじゃなくてという発言を含めて、最後にもう一度意気込みを聞かせていただきたい。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この仕組みがこの国の仕組みでもありますし、地方自治法の中で定められた、市長には権限がないという仕組みですね。それから、さっき議員よく調べられていて、元請に対して何割以上使えという権限がこちらにないということなどなど、これどうなのかと、これで地元を守れと言われても守れない仕組みだらけでね。副市長は副市長で、指名の管理者として、もう何か学者の返事しかできないと。ですよ。非はなかったと思う、そういう答弁に終始する。それで市を守れるんかというと、そうじゃないだろうというのが私の今の気持ちなんですが、そうはいいましても、その中でできる限り地元産が使えて、地元の業者が使えるような気持ちは持ってやりたいし、愛される市役所、誇りを持てる市役所、そういうものを造っていきたいと私は思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ありがとうございます。いろいろ制度の枠組みの中で難しいこともあるけれども、総社市を守るという思い、市内業者の育成、保護は同じ思いでありますので、そういうふうな方向性を持って、新庁舎建設に向けての設計、施工、建設に携わっていただくようにしていただきたいと思います。 ここで終わります。 次に、新型コロナウイルス感染症について。 市長が今、総社市をどう守っていくんだということで、そうなんですよ、どう守っていくんだということで保健福祉部の人事が大切です。 今回コロナウイルスの感染症の質問も多く出ている。その一丁目一番地を担っていくのが保健福祉部なんですよ。これの人事が大変気になっていて、総務部から退職者送別会式典式次第という名簿を見ると、保健福祉部関係、新型コロナウイルス感染症対策室の関係の方が2名やめられるんですよ、2名も退職されるんですよ。しかし、ここには本来、名前は出さないけど、部長さんは国から来ている、2年が今まで基準だったんですね。総合政策部長のときは1年、議員の質問で延びちゃいましたけれども、基本は2年なんですよ。となれば、今回、保健福祉部長さんは国から来て、3月末で2年の約束が切れるんですよ。じゃあ、親方、一番のトップが保健福祉部長、コロナウイルス感染症、去年からずっとやって、これからワクチン打っていくんだという制度をつくっている一番のトップが国に帰っちゃうんですか。帰らないんですか。それ大切なことですよ。それは、もちろん我々も部長と話をする、もしくは医師会の人たちとの協議もある、いろんな方との協議があって、ああ、申し訳ないけれども、はっきり言えば、ああ、この人は3月末で総社市からいなくなるんだ、4月からいなくなるんだってなったら、やっぱりこちらも本気で話ができないんですよ。いや、4月以降もいますって言えば、ああ、コロナの関係に対しては部長さんにお願いが、または相談ができるという感じになるんですけれども、そこを関係者は大変気にしておられるんですよ。 じゃあ、新型コロナウイルス感染症対策室長兼保健福祉部長さんは4月からの人事異動で国に帰ることはありますか。それとも、総社市の部長として、この国難を乗り切っていく先頭に立っていけるのかどうか、そこを市長にお尋ねをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) もう吉田部長が一番向こうへ座っておりますが、吉田部長の気持ちも聞いてみたいところはありますけど、それは酷な話なんで聞きませんけれども。 私は、もう率直によく頑張ってくれた。全国の新型ワクチン接種モデル市に全国20市の中に総社市が選ばれました。そこまで頑張ってくれて、このまま、じゃあ、さよならというのは市民にとっても損失だと思いますので、これは残したいという気持ちを持って、残ってもらいたいという気持ちを持って、私が厚生労働省の官房長と相談させてもらいたいと思います。しかし、厚生労働省本体が余人をもって代え難しなんで返してくれと言われれば、それは仕方のない話でありますけど、ちょっと私に任せてください。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 2年なんですよ。県からも主幹で出向されてこられている方がいるんですよ。しかし、その人も新型コロナウイルス感染症対策室、保健福祉部の職員さんで県から来られてる。その人は、もうこれ見ちゃうと帰っちゃうことになっちゃってるんですよね。だから、県は帰るけど国も帰っちゃうのかなというふうに大変不安であります。ぜひ分かれば早めに関係者に言っていったほうが、保健福祉部の求心力ですから。求心力がそがれるような、求心力が分散していくようなことになってはならないので、そこだけお願いします。 仮に、じゃあ、もう厚生労働省が返してくれって言ったら、返してくれじゃないんですよね。実は、退職届を厚生労働省に出されてこちらに来ている。ならば、市長が本当に必要ならば、もう厚生労働省はそのまま退職で、総社市にもうそのまま就職してもらうという、人事権持ってるんですから。じゃあ、市長自身が、いや、もう総社市職員として終身雇用で君を雇うから、今回の国難を乗り切るんだというふうな意気込みがないと駄目だと思うんですけど、その意気込みを聞かせてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) その方法については、本人の意向というのを確認した上で、そのやり方はやぶさかじゃないんですが、吉田部長が総社は一生骨を埋める土地じゃないと思ってたら、これは酷な話なんで、よく本人の意向は聞きますけれども、今回皆さん、このコロナのワクチン、特にね、これ並大抵じゃ乗り越えていけないと思いますよ。ですから、私も覚悟を持って厚生労働省と話し合いたいと思いますから、それは任せてください。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ありがとうございます。 僕も今回、文教福祉委員会の委員長を仰せつかって、もう名前出しますけど、吉田部長さんと一番多分僕と年が近いんですよ。委員長と部長という関係もありますけれども、僕は吉田さんとこの2年一緒に仕事してきて本当によかったと思うし、これからコロナの感染症のこともありますけれども、僕は、市議会も多分そうだと思います、吉田さんと一緒にこの市民の安全・安心を守っていきたいという思いはあると思うし、僕は一層持ってますんで、ぜひこの思いを、僕のお願いとなれば市長は嫌うかもしれませんけど、これは僕のお願いです。本当にお願いします。 以上で終わります。(拍手)
    ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午前11時33分              再開 午前11時43分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、1番山田雅徳君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 山田雅徳君から一般質問に際し議場へのパネルの持込み並びに議場での資料配付の申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、1番山田雅徳君の質問を許します。 1番山田雅徳君。              〔1番 山田雅徳君 登壇〕 ◆1番(山田雅徳君) 議長より発言の許可をいただきました、議席番号1番、チームかがやき、山田雅徳です。 デニムマスク春モデルを今日は着用しておりまして、市長とおそろいかなと思っております。気持ちを通じて質問させていただきたいと、そのように思っております。 今議会では、本市におけるデジタル化推進について、防災・減災について、大きく2点をお伺いし、現時点での総社市の方針や課題を共有したいと、そのように思っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 それでは、(1)本市が目指す行政デジタル化についてからお伺いをいたします。 まず、お手元に配付しております資料を御覧いただきたいと思います。 インターネットやケーブルテレビを御覧になってる市民の皆さんにおかれましては、画面に資料を映していただいておりますので御覧いただきたいと思います。 令和元年12月、一昨年になりますけども、デジタル手続法、デジタルファースト法というものが施行されております。この法律は、デジタル技術を活用した行政の推進を図るものでありまして、その基本原則としてデジタルファースト、個々の手続やサービスが一貫してデジタルで完結する、ワンスオンリー、1度提出した書類、情報は2度提出することを不要とすると。コネクテッド・ワンストップ、民間サービスを含め、複数の手続やサービスをワンストップで実現するとされております。 そして、本市、総社市では昨年の11月、専門部署といたしましてデジタル化推進室というものを新設をしております。開会日の行政報告では、市長から様々な分野でどのようにデジタル技術を導入していくか、外部有識者の専門的な知見を取り入れながら議論を重ねているところであると市長の報告がなされたところでございます。そしてまた、定例会前の記者会見においては、デジタルファースト宣言、あるいはデジタル挑戦宣言、こういったものを標榜し、それに特化した組織をつくっていきたいとおっしゃっておりました。 そこで、最初の質問ですが、その宣言、このデジタルファースト法に呼応した動きだと、そのように思っておりますけども、本市の取組、行政手続などの具体については後ほどお伺いをいたしますので、まずは考え方、どのような方向性なのかということをお尋ねをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 山田議員の御質問にお答えをいたします。 まず、二つに分けて答弁したいと思いますが、考え方ですけど、意識改革ですね、職員の、まず。職員さんの意識改革、もうこれからはデジタルなんだと、そういう意識改革。この人口7万人弱の総社市にあって、PayPayでお取扱いができるお店が全体の47%ぐらいですか。だから、PayPayでポイントをつけるのも不平不満が出るじゃないかという考え方がいまだに総社にはある。だけど、それをも乗り越えていくべき課題なんだという、そういう意識改革、これがまず考え方の根底にあるものとして一つ。 進め方ですが、これはこれから三つのカテゴリーに分けて進めてまいります。 ちょっと粗削りな言い方をしますけど、一つは広報、市の情報、災害情報、様々な情報を伝えるツール、やり方、これを最新、先鋭的、前衛的に考えていく。例えば、なかなか難しいけど、市報「広報そうじゃ」はもう紙はやめませんかというと難しいでしょう。かなり難しい。そういう広報の在り方。それからもう一つは、利便性ですね。これ行政の利便性、市民の生活の利便性も含めて。スマホで何それできる、市役所に来なくたって何それできる、そういう利便性。3点目は、PayPayなどで代表されるように経済流通、助長せしめるデジタル化。この3点に絞って、それぞれの道を歩んでいくということを進めていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 考え方、方向性ということでお伺いをいたしました。 一つ大きな柱としては意識改革ですね。職員の皆さんや市民の皆さんもですね。あとは、その進め方として、公式LINEとかそういったものを、代表ですけども、広報ツールであるとか利便性を向上するであるとか。あとはQRコード決済に代表されますけど、キャッシュレス決済というものも進めていきたいという、そのような答弁であったと思います。 では次に、もう少し具体策という形でお尋ねをしたいなと思います。 これが本来出したかったほうですね。2番目のほうのパネルです。 デジタルというのもあるんですけど、これから少し片仮名語が非常に多くなってまいりますので、このパネルを御覧いただきたいなと思っております。 こちらは昨年末に総務省が公開をしております資料から抜粋をしております。自治体デジタル・トランスフォーメーション、DXとも略されておるんですけども、このDXというのはITを中心とした情報技術、こういったものの浸透により、人々の生活をあらゆる面でよりよい方向へ変革させることと、DXとあります。これは単に情報技術の浸透を図るだけでなくって、それを通じて社会システムというものに変革を起こして、利便性とともに情報の透明性を通じて、公平な社会が実現する、そういったことを図ることであったりとか、市民誰もが情報にアクセス、利活用することによって、様々な社会課題の解決に向けた連携が起きると、そういったことも期待されるというものがこのDX、デジタル・トランスフォーメーションの定義とされております。 そこで、この自治体デジタル・トランスフォーメーションの重点の取組事項としましては、自治体の情報システムの標準化や共通化、後ほども出ますけど、マイナンバーカードの普及促進、行政手続のオンライン化、AI、RPAの利用促進、テレワークの推進、セキュリティー対策の徹底など、こういった6項目が今上げられておりまして、そこで行政手続等のデジタル化についてはどうかと具体の質問になります。 行政手続のデジタル化、いろんな分野多岐にわたると思います。例えば判こなどの押印の廃止、添付書類の見直し、またオンライン申請などのこの受付業務、先ほども紹介されましたキャッシュレス決済、スマホ決済などのこの支払いの業務、AI-OCRまたはRPA、オンライン会議など、新たなデジタルツールを利活用しましたこの業務効率化など、本市のデジタル化推進として具体的に進めていけるものは何か、どういったものが実現の可能性が高いと考えているのか、市長の御所見をお伺いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) まず、4月から市税等のスマホ決済をスタートさせてまいりますが、続いてその行政手続のオンライン化を整備してまいりますが、それで押印の簡素化、添付書類の見直しなどなどやってまいりますんで、具体に詳しく担当部長から個別に答弁をさせて、詳しく申し上げたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) 山田議員、日頃からデジタルの取組につきまして御支援をいただきまして、誠にありがとうございます。 お尋ねをいただきました行政手続等のデジタル化は、具体的にどういう手順で、何をまずは進めていくのかというお尋ねだったと思います。 市長からも少し申し上げましたけれども、行政手続をオンラインで行っていただくということ、これは将来の課題でありますけれども、それに向けてまず来年度何が行われるのかということを申しますと、市役所に市民の方はいろんなものを支払っていただくことというのがあります。税金であるとか各種の手数料であるとか、あるいは住民票を取得いただく際には、300円でありますけれどもお支払いいただくというようなことがあります。こういったものについて、残念ながら今は支払い手段というのは限られてるわけでございますけれども、キャッシュレスというものを導入してまいりたいということを考えております。具体的に4月から市税であるとか下水道等の利用料につきまして、従来コンビニなんかでの支払いというのはできたわけでありますけれども、これに加えてコンビニ等に出向かずにスマホでの支払いというのを可能とさせていただくと、これは4月1日スタートを考えさせていただいております。 また、その次の段階といたしまして、これは来年度の予算にも盛り込ませていただきまして、御審議を頂戴したいと思っておりますけれども、来年度の前半には市民課等で手続をしていただく際の手数料、例えば住民票の写しの取得の際の300円でありますけれども、こういったものの支払いというものを、例えばPayPayであるとかICOCAであるとかといったキャッシュレス手段によって支払っていただけるようにすると。それによって、まずは市民の方の利便性を高めてまいりたいと思っております。 その次の段階といたしまして、行政手続のオンライン化というものを本格的に進めていくわけでありますけれども、先ほど議員からも御紹介いただいたとおり、いろいろな現状においてはハードルがございます。例えば書類に判こを押さなければいけないと、あるいは複数の書類を提出しなければいけないと、大変煩雑になっておりますので、このあたりを簡素化するための検討というのを前向きに行ってまいりたいということでございます。 議員、行政手続のデジタル化ということをお尋ねいただきましたけれども、行政手続というものにとらわれずに総社市としてはデジタル化を進めてまいりたいと思っておりまして、例えば市長からも先ほど発言がありましたように、広報というものでよりデジタルを使ってまいりたいと、あるいは防災であるとか、あるいは健康づくりという、そういった面も含めまして、より広く何ができるかということを考えまして、議会の皆様方とも御相談をさせていただきながら進めさせていただきたいということを考えておる次第でございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) キャッシュレス決済につきましては、行政報告でも少し触れられておったと思います。 スマートフォンの決済について確認の意味を込めましてお尋ねですけども、これは実際に出向くこともなく、御自宅でスマートフォンで決済ができるという類いのものなのか、スマートフォンを持って、窓口等々に出向いていただいて、そこで支払いをするものなのかというのを確認で教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) ありがとうございます。 二つのもの少し分かりにくかったかもしれませんけれども、市税等の支払いについては市役所に出向いていただく必要はございません。おうちに請求書といいますか納入告知書が行きますので、それをスマホで読み取って、御自身のクレジットカード等によってお支払いをいただくという、そういう仕組みを想定してございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 分かりました。 いずれはキャッシュレス決済という形になるのかもしれないですけど、確認の意味を込めまして、スマートフォン決済というものは御自宅で納付書を見ながら支払いができるという。また、いわゆる何とかペイとかというものに代表されますQRコード決済等々については、窓口でのシャリンとした形で支払いができると、そういったふうに受け止めをいたしました。まず、キャッシュレス決済から始めようという、そういった動きである、そしてまた押印の廃止であるとか添付書類の見直しであるのは今後続けていこうということだと受け止めをいたしました。 では、次に移ります。 IT化、デジタル化というものは、例えば電話や手紙であったものがeメールとかチャットツールに替わるという、そういった手段でありまして、デジタル化を推進するということでどういうふうに職員さんへの業務負担というものが改善されて、それが市民サービスに返ってくるのかという、この目的が大事だと、そのように思っております。手段ばかりが一番になって、何でもかんでも電子決済、オンラインになってしまいますと、私は何とかついていきますけども、私の母ようにパソコンなんて分からないし、スマートフォンなんて触ったこともないよというような、そういった人は取り残されてしまいますので、それらを踏まえまして本市の行政のデジタル化を進めていく上で課題は何か、どのように認識されているのかをお伺いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 二つありまして、一つは冒頭申し上げましたように職員の意識改革から始めていかなければなりません。見た感じデジタル化推進室のメンバー、職員さん、みんながみんなデジタルに詳しくないですね。詳しい人はものすごく詳しいけれども、私も含めてなんですが、さっきおっしゃったように議員のお母様とかも含めて差がある世界ですね、このデジタル化についての認識、知識がですね。ですから、やはりある程度のレベルまで全員職員を、ある程度ですよ、上げていくということを全庁的に、デジタル化推進室に任せっきりではなくて上げていくということがまず大切なテーマだ。 それからもう一つは、どうしても市民に行き渡るときに、私は無理無理無理無理という人が相当多数いらっしゃいます。それでもやるんですかと言われるタイミングが幾つもあると思います。でも、それでも乗り越えていかないとデジタル化の波は乗り越えていけないと思います。ですから、これも介護施設にお入りの方は福祉課あるいは長寿介護課の職員がデジタルを知っておくという必要もあるし、あるいは地域コミュニティの方々に対しても同じように職員が啓発できるだけの知識を持って、それでも一人一人を大事にしながら格差を持たせないで全市的にやっていくだけの熱意と時間をかけなければ。時間も、それ相当の長さじゃなくて短時間でできる限りやっていかなければならない。デジタルを論じるときは全ての市民にということを大前提としてやらないと、もう一人も取り残さないという考え方でやらないといけない。この大きな二つのテーマがあると感じております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 大きく二つ、意識改革、これも繰り返しになりますけど、職員の方もそうですし市民の方もそうだということでございます。 デジタル化推進室のメンバーがみんな詳しいとマニアックな方向へもうどんどんどんどん行っちゃうんで、あえてちょっと苦手な方とかの意見も参考にしながら進めていただきたいと思いますし、年配の方、先ほど私、母を例に出しましたけど、私の父も80前なんですが、孫との連絡が取りたいがためにスマートフォンになって、LINEになって、写真や動画を送ったりとか、果てはフェイスブックとかインスタグラムまでするようになったんで、触れるようになればもしかしたらハードルというのは越えていけるのかなと、そのように思います。 この1番については、これで終わりにしたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 質問者にお願いをいたします。 この際、しばらく休憩をしたいんですけど、いいでしょうか。 ◆1番(山田雅徳君) (続)よろしくお願いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩をいたします。再開は午後1時10分といたします。              休憩 午後0時4分              再開 午後1時9分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) では、午前中に引き続きどうぞよろしくお願いをいたします。 では、次に移ります。 本市が目指す行政デジタル化、行政手続のデジタル化で大きな役割を担うであろう、こちらマイナンバーカードの普及促進についてお伺いしたいと、そのように思います。 これまで何度もこの議場で紹介をされました、昨日もワクチン接種に係る質問で市長からも少し語られていましたけども、このマイナンバーカード、皆さん持っていらっしゃいますでしょうか。              (「持ってないです」と呼ぶ者あり) ◆1番(山田雅徳君) (続)ありがとうございます。 昨年の10万円給付であったりとか、またこのたびのワクチン接種の管理であるとか、マイナンバーカードを活用したらどうだという、そういった議論もありましたけども、現実はまだまだ難しいところのようです。 まずは、このマイナンバーカードの普及促進、本市の状況を把握し、課題を共有したいと、そのように思います。 お伺いいたします。 現在の交付状況はどうかです。交付枚数や交付率をお尋ねをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 現在の我が市の交付状況でございますが、令和3年2月14日現在、この2月14日現在ということすらもう1箇月近く前ということなんですが、これは実は申請をして、国から結果が受け付けられたというものが戻ってくるまでに相当な時間がかかるということの表れで、2月14日時点まで遡ってでしか分からないというのが今の現状なんですが、1万3,248枚を交付いたしておりまして、人口7万人弱の我が市にとって交付率は19.1%ということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 約1箇月前であるということですけども、もしかしたらもうちょっと増えてるかもしれないという、そういったことでございました。 今お答えいただいたのは実際に交付をされた方、もうこのカードを直接手に持たれた方の数だと思うんですけども、現在手続中であるとか、申込みをされてる方、いわゆる交付待ちの状態の方はどれぐらいいらっしゃいますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私のほうからお答えさせていただきます。 2月14日時点での交付待ちの件数、枚数でございますが2,088枚でございます。ちょうど令和3年、年を越しまして、国のほうからマイナンバーカードをまだ取得されてない方に対しまして取得を促すような通知が出たことで、この1月、2月でたくさん交付申請をいただいたところでございます。1日でも早くお待ちいただく時間が短くなるように、窓口のほうでは交付に努めているところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) ありがとうございました。 ということは、単純に1万3,000足す2,000という形で、大体1万5,000人の方が今お申込みをされていると、手に取っていただいている方と申込みされている方がいらっしゃるということで理解をいたしました。 マイナンバーカードの申請については、この今月号の「広報そうじゃ」の特集ですね、こちらでも特集という形で掲載をされておりますけども、コロナ対応ということと窓口混雑ということがあるのかもしれませんが、現在はまず最初の申込みというのは、市役所窓口ではなくてスマートフォンやパソコンまたは郵送であるとか、まちなかのこの証明写真用の機械から直接申し込むことができるということだそうです。いろいろ手続があるんですけども、こういった手続状況についてどう考えていらっしゃいますでしょうか。また、申請受付、受付に係る課題というものがありますでしょうか。お答えをお願いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私がこのマイナンバーカードが国、いわゆる総務省から取るべしという指令が来たとき、この議会でもマイナンバーカードの意味合いについて質問があり、答弁をいたしました、もうこの議場で。当初マイナンバーカードってなぜやるんですか、納税率を上げるためですと。転居してもその土地で納税者を特定して、税収の確保を図るということを主たる目的として論じられておりました。これは、この議場でその論戦があったわけです。 しかし、どうしても国の政策とこの地域の現場サイドでマイナンバーカードがどうして要るの、そんなに必要なのという考え方や、またあるいはちゃんとした職業に就いていて、夜アルバイトをしていて、夜アルバイト先からバイトしているのは駄目よというのが分かったりするみたいなことになると余計困るじゃないのというふうなことになったりして、国の政策と基礎自治体が合致しないがために、私はそもそも普及率が上がっていかなかったというふうに思います。しかし、特定給付金をマイナンバーカードをかざしてできるよということを初めて国策として掛け合わせてきたときに、やってみたらものすごく時間がかかって余計不便だというところも、また普及率を上げなかった。しかし、このコロナになって、またワクチン接種とマイナンバーカードを掛け合わせて、余計停滞するじゃないの。さらに、ここに来て、PayPayと同じようにこのマイナンバーカードを持っている人に特別のポイントが加算されるみたいなことをやると、やおらやろうかというムードが徐々に沸き上がってきたというのが実際の現場の現状ではなかろうかと思います。 しかし、国がこれだけいろんなものに掛け合わせてこのマイナンバーカードが使えるし、持ってないと困るという状況になりつつありますので、やらなければいけないというムードが上がりにくいというのがそもそもの原因であったと思います。さほど必要でない、なくても生活できていくということ。しかし、そうではないんだよと、国民の権利義務としてこれを持つということを市として推奨していこうと。さらに、これを使って、新しい市の取組もできるし、また新たな機能性も向上してくる、そういうことをうたい文句としてやっていかなければならないというふうに思います。ただ、現場サイドでどうかといえば、この後、担当部長に答弁してもらいますが、人員不足とかどうのこうのということになろうかと思うんですけれども、人員不足があるなら全庁的にそれを支え合いながらやるべき課題だと私は思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私のほうから補足させていただきます。 課題でございますが、市長が先ほど申されましたように人員不足というものは一つあろうかと思います。昨年の11月に交付体制というものを整える意味で1名担当者を増員したところでございます。また、令和3年度の予算につきましては、大幅に人員体制を整えて、交付、申請体制、受付できるようにということで、今、予算計上をいたしております。その点はぜひ御審議をいただければと思います。 あともう一つは、先ほど市長の答弁の中にもありましたように、マイナンバーカードを持つことの利便性といった部分を私たち市の側から市民の皆様へ細かくお伝えができてなかったというところも一つ原因であろうかと思いますので、その点についても今後しっかりと体制を整えて、皆様方に周知していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 分かりました。ありがとうございました。 市長から国の政策と地方の実情と、ギャップがあるよと。だがしかし、やらなければならないという、そういったムードをつくっていかなければいけないというのが一つ課題なのかなと受け止めをいたしました。また、現場サイドからは、人員体制、そういった問題もあろうかと思いますし、利便性につきましてはこの後また質問させていただきたいと思いますけども、そういう状況であるとお伺いいたしました。 苦戦してるのは本市だけではなくて全国的なようでありまして、全体でも25%、4人に1人という、そういった報道も見ております。そして、先ほどいろいろ声をいただきましたけども、この議場内でも既に持っている方、持っていない方、作ろうとは思わないという選択をされてる方、これから手続をする方もこの中にはいらっしゃるかもしれませんが、ちなみに本市の市役所の職員の皆さんの状況というのはいかがなのでしょうか。職員の皆様の交付状況についてお答えをいただけますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から数字は答弁させていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私のほうからお答えさせていただきます。 これもちょっと古い数字になるんですが、昨年、令和2年9月末に私のほうで調査させていただきました。岡山県市町村職員共済組合加入者の組合員477人に対して取得者が232人、交付率、取得率として48.6%というところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) お答えいただきました。48.6%。単純に約半分ということかなと思います。全国の状況であるとか、この本市の状況、全体の状況に比べると非常に高い結果だなと思っております。 この状況について、ある意味私たちに最も身近な市民であり社会人である市役所の職員の皆さんから、実際に手続してみたけども、例えばこういったことが手続上課題だったようであるとか、例えばこういったことに問題があるんじゃないかとか、実は申請に二の足を踏んでいるんだとか、そういったざっくばらんとした御意見といいますか何か問題提起など、そういったものは職員の方からはあったでしょうか。特に伺ってないですか。いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 私のほうからお答えさせていただきます。 個別に個人様と話をしたわけじゃないんですが、ざっくりとした意見として二つあるかと思います。 一つは、申請あるいは交付の際に必ず一度は本人が窓口を訪れるという、これは市役所の職員だけでなく一般の市民の方も皆さんですけど、特に仕事をされている方にとってはお休みを取ってというところがありますので、その点が一つ課題であるかもしれません。 もう一つは、このマイナンバーカードの制度が始まった当初は、市職員のほうも頑張って取っていこうよということで手続を進めてたんですが、その当時は基本的に申請書を書いて手続をすると、今のようにスマートフォンとかパソコンでの手続というものがそれほど主流になってない時期でございました。最近手続的なものがパソコンあるいはスマートフォンの手続が主流になってきたのですが、その有無をまだまだ私どものほうからあまり詳しくお伝えできてなかったことも一つあるのかもしれません。そういった手続面と時間面、休み面といったところが一つの課題というふうには感じております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 分かりました。 先ほどの休みを取ってであるとかそういったこと、特にそこの部分というのは職員さんもそうですし、いわゆる一般の会社員の方も同じことが一つ申請しにくいネックになってるのかなと、そのように思っております。 国のほうとしても、令和4年度末までに発行率100%を目指したいということでありまして、そのためにはさらなる補正予算であったりとか取組というのが引き続き続いていくようであります。 そこで、こちらのパネルなんですけども、キャッシュレス決済を使っての還元になるんですけども、期限が半年延長しております。今月末までにマイナンバーカードの申請の手続をされますと、1人最大5,000円もらえるというキャンペーンであります。御夫婦であれば最大1万円、例えば4人家族であったら、お子さんの分も申請すると2万円もらえますよという、そういったキャンペーンであります。 お恥ずかしながら、私も何度もこの議場でマイナンバーカードの必要性、そういったものが議論されている中で、必要だけど何となく面倒だなと、また今度でいいやという形でずるずる思ってたんですけども、昨年1人5,000円もらえるキャンペーンというのを知って飛びつきまして、申込みをしました。おかげさまで5,000円のお小遣いをいただいたという、そういう状況なんですけども、皆さんいかがでしょうか。 ちなみに市長はどのタイミングでこのマイナンバーカードの申請をされましたか。私と同じようなタイミングだったでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私は今です、今。もうじき届きます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 今というお答えをいただきました。市長、チャンスです、届いたら5,000円もらえますので、申請されてるということですね、届くということで、よろしくお願いします。 もう少しこれアピールしたほうがいいのかなと思うので、この質問の間こちらにパネルをもうちょっと立てておきますので、皆さん、今月末までにマイナンバーカード申請すると上限5,000円ということでよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 申請手続について、本市の取組はどうか、課題はどうかということで、まずは現在どういったことを手続上取組をされているのかということをお答えいただいて、今後の取組であるとかそれらの課題という、手続上、業務上の課題がありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私のところにもよくこの苦情が参ります。 それで、一つ目は、せっかく休みを取ってきたのに本人確認を証明するものがないと駄目と言われて、取りに帰ってこいというようなことの二度手間になったであるとか、えらい待たされたということですね。そういう苦情をよく聞くのがマイナンバーカードの受付業務のところで発生する大きな二つの声だと思います。それをできるだけなくして、ホスピタリティーを持って迎え入れていくというようなことを指示はしておりますが、現場の部長から生の声を答弁したいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私のほうからお答えさせていただきます。 今現在の取組でございますが、先ほど市長申されましたように、必ず本人確認の都合上、一度は御本人が窓口に来ていただく必要がございます。ただ、現在のコロナ禍の状況の中で混雑を避ける意味で、今月の広報紙にも掲載しておりますように、交付する際に予約を取って本人確認、本人が御来庁いただくという方法を今は勧めております。パソコンあるいはスマートフォン、場合によっては記入いただいた申請書を郵送いただく、そして出来上がった際に時間予約をしていただいて、混雑を避ける意味で本人確認、その後に交付という手続で今進めております。 先ほど市長申されましたように、時間がかかるというような部分もございます。そこは担当のほうとも相談しながら、できるだけスムーズに事前に例えばこういう書類が要るよということも周知、お知らせしながら、時間がかからないように手続が済むようには取り組んでいるところでございます。 あと、そのほかの取組といたしましては、先ほど必ず本人確認でお休みを取るという必要がございますので、昨年の8月からは月1回休日開庁いたしまして、交付手続ができるように進めているところでございます。 あと、今後の課題、取組といたしまして、この月1回の開庁を4月からは2回に増やす予定で現在準備を進めております。 あと、人員体制というところも一つ大切だと思います。先ほどお話というか説明いたしましたように、11月からは1人増やしてという状況でございますが、4月からはもう少し人員を増やす予定でございます。国のほうから一定程度の事務補助というものが出ますので、その補助の筒いっぱいぐらい使って、人員体制を整えて取り組んでいければというふうに考えております。 今のところ取り組んでいるものは以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) もうそろそろこれはいいですかね。 休みを取ってせっかくおいでいただいたけども、本人確認書類で二度手間であったと。これこの前のワクチンのときにもちょっとあったかもしれないですけど、本人確認書類とかそういったものを持ってきていただきたいというのは徹底をしないといけないのかなと思います。 また、これまで月1回休日に窓口をされていたのが月に2回にしたい、する方向、予定なのか、またその人員も増やす予定、方向性であるということでお答えいただきました。 例えばこれ可能なのかどうか分かんないんですけども、例えば事業所さんであるとか公民館などの講座やサロンであるとか、ある程度人がまとまった、そういったものが見込める場合というのは、出張申請窓口とかそういったことができればいいのかなと思うんですけど、そういったことを御検討いただけたりはしますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) できるだけ出張とか様々な状況に対応できるような体制は整えていきたいと思っておりますので、創意工夫してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) いろんな方法で検討していただきたい、研究していただきたいと、そのように思っております。 ですが、現状では窓口ではまずはスマホとかパソコンでの申請ということになります。申請後の交付作業というものは窓口でというような形だという方針でありました。ですが、今月中の申請すれば5,000円もらえますので、できれば何とか申請だけでも皆さんにしていただきたいなと、そのように思っております。申請したらカードは1箇月、2箇月先にもらえるということですので、まずは申請を今月中にお願いしたいと思います。 では、この項目の最後、マイナンバーカードの活用、今後の展開についてお伺いいたします。 先ほども少し触れておりましたけども、5,000円もらえるからそのためだけに申請をということに終始しましたら、ここの議場での議論というのはちょっと寂しいものになりますので、このマイナンバーカードは今後どのように活用されるのか、どう便利になっていくのかをお尋ねをいたします。 現状では、例えばこちらにありますけれど、チュッピーの絵がありましたよね。これいただいたチラシですけども、住民票などの各種証明書、これコンビニ発行サービスが代表的なものであるかと思います。今月からは保険証との連動というものが始まりましたが、これは読み取り機械がまだ普及してないのでちょっと時間がかかるということですけれども、将来的には運転免許証との一体化という、そういった方針もあると聞いております。 本市においてのこのマイナンバーカードの活用、今後の展開、御紹介いただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 将来的には、マイナンバーカードをスマホで読み取って、本人確認をして、オンラインでいろんなものが解決していくという仕組みをつくっていく、それが市民の利便性の向上のつながっていくというようなものを出していくということを考えております。ここは、総務省から来ておりますから、マイナンバーカードを普及させる国の担当役所でございまして、せっかくですから副市長のほうからマイナンバーカード本来の意味合いとか、総社市の今デジタルの責任者をやっておりますので、考え方なども含めて副市長から分かりやすく簡単に答弁させていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) 私から少し補足をさせていただきます。 お時間をいただきましたので、そもそもマイナンバーカードの役割ということを少し申し上げさせていただきたいと思うんですけれども、例えば市民の方が住民票の写しをお求めの場合、基本的なパターンとして市役所に出向いてくださって、私はこういう者ですと本人の身分証明書をお示しいただいて、その方の住民票の写しを交付すると、他人の住民票の写しを交付するわけにいきませんので、本人確認をさせていただくという、そういう手続があります。それをした上で住民票を交付させていただくということでございますけれども、このマイナンバーカードをどういうときに使われるかといいますと、デジタル、オンラインでの手続の際の本人確認の仕組みというふうにお考えいただくのがいいかと思っております。 例えば住民票、先ほど山田議員も言ってくださいましたけれども、市役所以外に市内、あるいは市内って実は限らないんですけれども、コンビニエンスストアにおいて住民票の請求というのができますと。その際に、誰でも好き勝手にほかの方の住民票を請求できるというわけではなくて、本人を確認した上で、私であれば大塚という者が大塚の住民票を申請してるということを確認した上で、その住民票の写しがコンビニにあるプリンターから打ち出されてくるという仕組みになっているわけですけれども、それを確保する仕組みとして、コンビニのプリンターにおいてマイナンバーカードをかざしまして、ああ、確かに大塚が大塚の住民票写しを請求してるというのを確認すると、そういう仕組みであります。 あるいは、税の確定申告の季節でございますけれども、確定申告も正しく御本人に申告していただくということが大切でありますけれども、確かに御本人がしっかり、他人に成り済ましてではなくて御本人が申告されてるというのを確認するための仕組みとしてマイナンバーカードが使われるということでございます。 今マイナンバーカードが使える局面というのは少しずつ増えておりますけれども、まだ限定的ではございます。今後マイナンバーカードを持ってくださる方が増えてくるというのと、あとはそれとの両輪としてどういう手続でマイナンバーカードを使ってオンライン申請ができるのかという、その手続を増やしていくというのは車の両輪だと思っておりますけれども、これを車の両輪として進めまして、国の手続もございますし市の手続もございますけれども、少しでもオンラインで、もちろん市役所に来てくださるという方はそれはそれで歓迎させていただきますけれども、お忙しい等々の理由でおうちで手続をされたいと、あるいは市役所まで出向かずにコンビニで手続をされたいという方に応えるためのツールとしてマイナンバーカードがございますので、ぜひそういったところを丁寧に御説明をさせていただいて普及に努めるとともに、各種手続でこのマイナンバーカード、あるいはオンライン申請ができるようにということも同時並行で進めさせていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 分かりました。今後の総社市でデジタル化に向けて、このオンライン時の本人確認としてこのマイナンバーカードは大きな役割を担うという内容の趣旨だと受け止めをいたしました。やはりそれらを活用するためには、このマイナンバーカードの普及というものが必要であると考えます。多くの方に申請いただけるようにお願いしたい、このように思います。今月中のお申込みをお願いしたいと思います。 ただ、これは大事なことなので言っておきますけども、申請したら勝手に5,000円もらえますよというものではありませんので、そこから先はキャッシュレス決済のひもづけをするであるとか、ステップがもうちょっとあります。市長、ぜひカードが来ましたら、またキャッシュレス決済とのひもづけをして5,000円をゲットしていただきたい、そのように思います。 では、次、最後の項目になります。防災・減災について。 これは、以前にこの議場で質問したこと、その後についてということでお尋ねをしたいと思います。 これは配付しておりませんが、パネルを御覧いただきたいと思います。 このパネルは、一昨年、令和元年11月定例会の一般質問で私が使用したパネルです。その質問では、公民館や武道館前などに設置をしておりました浸水想定区域の標識が場所によっては目立たないところに設置してあると、また実際の浸水想定の高さがイメージしづらいので、改善してはどうかという、そういった質問をいたしました。市長からは、考え直すということで、改善をするという、そういった趣旨の答弁であったと受け止めをしております。その後、議会が終わりまして、市内に設置された標識というものは全て撤去されました。担当課からは、もう少し目立つ場所であるとか分かりやすい表示ができそうだという、そういった報告を当時受けております。それから1年と3箇月ほどが今たっております。その後の状況についてどうなっているのかをお伺いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 山田議員から御指摘をいただきまして、見えにくいじゃないかとか、浸水の高さがそもそもイメージしにくいじゃないかというようなことがございましたので全部取りました。L1の想定にしておりますが、L1想定で設置し直したいと思っておりまして、できるだけ早く一旦取ったものを早急に設置させていただく予定にいたしております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 当時新しいハザードマップができるであるとか、そういった議論もあった頃だったと思いますが、昨年の1年間、設置してあったところを私通るたびに、いつも通勤で通るんで、新しい標識どうなのかなってずっと気にしておりました。新しいものを設置するまで、悪いわけじゃなかったんで、前のやつは、見えにくいところにあったということだけだったので、あの標識をつけたままでもよくって、新しいものに替えるって、そういったのでもいいのかなというふうに思ってはいました。昨年、私自身は地元での自主防災組織で地区防災計画をつくる作業にも関わっておりましたし、私自身も昨年末、防災士の資格というものを取らさせていただきました。 そういった視点でも、あのとき私がした質問というのは少し実は後悔をしております。もうちょっと言い方があったのかなというふうに思っております。私自身の議員活動のスタイルとして、またこういった場での質問というのは、何も対決じゃなくて提案型でいたいと、そのように思っております。前へ進ませたいと思っております。そのように思ってたんですけど、あの質問の仕方で、すぐ取って、1年間看板がほったらかしの状態というのは、これは結果、後に下がってて、マイナスになってるんじゃないのかなというふうに実は反省をしております。申し訳ありません。 最後に、市長、標識がもしまだ倉庫に残っているんであれば、新しいものができるまでの間でいいんで、もう一度一時的にも戻していただくとか、何かそのようなことというのはできますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) いや、もう新しいものができておりますので、もうすぐ今月中に設置させていただきます。本当に遅くなりまして申し訳ございません。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) すみません、私のほうこそ質問の仕方が悪かったなとずっと反省をしておりますので、今後も言い方というのは考えていきたいなというふうに、そのように思っております。早急につけていただけるということでぜひとも、この前地震もありましたし、南海トラフもいつあるか分かんないですし、もうすぐまた7月がやってまいりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 私に与えられた任期というものも、もうあと残り半年ほどになっております。総社らしい総社流の取組というものをこれからもつくっていただきたいなと期待を申し上げますし、私自身も共につくり上げたいと思っております。 以上で、質問を終わります。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午後1時43分              再開 午後1時54分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、15番村木理英君の質問を許します。 15番村木理英君。              〔15番 村木理英君 登壇〕 ◆15番(村木理英君) 議長に発言のお許しをいただきました、緑の会の村木でございます。 今日は、新型コロナワクチンの集団接種についてまずお尋ねをいたします。 いろいろ報道等もございますが、ワクチンがかなり不足してるじゃないかということが今言われているわけですが、そのあたりの対策、御認識はいかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 村木議員にお答え申し上げます。 今後の見通しですけれども、3月中に岡山県でいうと岡山県内の医療従事者8万人のうち、2万人分のワクチンが届き、その2万人分を県が割り振り配分して、その割り振り配分する拠点は現時点でコロナ患者を迎え入れている病院の方々を中心として、その方々2万人に接種を今月中にという考え方です。当然、じゃあ、残りの6万人はどうするのといえば、ないということであります、3月中はですね。その2万人の配分について、早晩来週あたりにも総社市内の医療従事者にも届くであろうというレベルの話が今の現実であります。すべからくとまではいかなくても、できるだけ早く総社市内の医療従事者に行き渡ることを願うばかりであります。 一方で我々一般、特に最初は先行接種は高齢者と、昨日の答弁で私は入所施設と言いましたけれども、今の政府発表では1県に、4月5日の週に約1,000人分、岡山県に1,000人分、2回接種ですね。ですから、2,000回分ですね。それから、4月12日の週に1県5,000人分、これ2回接種ですから1万回ということになります。4月19日の週にもう一度1県に5,000人分、1万回という割り振り配分になってくるので、人口190万人、この人口に対して1,000人分とか5,000人分とか、そういう人数分であれば、総社市に来るのも非常に限られた少数であるということが予測されるわけなんで、そうであれば65歳以上の方の接種をまず優先させていますけれども、これまでのことも考えて、我々は高齢者施設介護施設の入所タイプの入所者及びその介護従事者の方々を、この少数の中で優先していくという考えを取るということを医師会と話し合うということをやってまいろうと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) そもそも医療従事者に十分行き渡らないというのが前提にあって、それで4月から高齢者の方の割り振りを始めていくというふうなところ。医療従事者の接種はそのまま後回しにして高齢者が始まるのかな、どうなのかなというところ。高齢者は、先ほど市長答弁いただきましたですけども、4月5日の週で県で1,000人分ですから、結局、総社市で単純に人口割でいけば40人分ほどです。12日の週は5,000人分ですから、単純に人口割でいけば200人分にも満たない180人分ぐらい、それから4月19日の週も180人分ぐらいの割り振り、これは高齢者の割り振りとはまた違いますが、若干目安としてそのくらいの人数分しか割当てが来てないということ。それと、4月26日の週に市町村に500人分ということなので、それをトータルしても1,000人分にも満たないワクチンの接種量が総社市に来るかどうなのかというあたり。それを集団接種をどうやってやるのかなというようなタイムスケジュールを組む必要があるんじゃなかろうかなということであります。 今私が質問させていただきましたのは、ワクチン不足に関しては十分考慮があると、そういう認識しているということは分かったわけですが、そうなってくると医療従事者に接種をお願いするということを考えると、非常にタイムスケジュール的に結構ぱらぱらしたりとかなかなかまとまりが取れないようなことが十分考えられるんではなかろうかと。医療従事者の方は非常に多忙を極めておりますので、日程調整が非常に難しいという中でこれをやるというふうになってきますと、最終的に連休前の4月26日段階で高齢者割当て分が1,000人分か800人分かぐらいは総社市に来るのかなということを前提に考えると、連休中にその接種を考える、連休中を活用するというような考えはあるのかどうなのか、そこら辺も考慮するべきじゃないかなと。そうすれば、医療従事者の日頃の日常の業務に対する負担が軽減されるというふうに私は考えますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 4月26日の週に500人分が来ると。それをもって、私は希望的観測も含めて、このゴールデンウイークは、ワクチンの量にもよりますけれども、休みは取りません。でき得る限りこのゴールデンウイークに接種できるものは接種していくという体制を整えたいと思います。これからの量にもよりますけれども、休日とて例外ではないという体制をもって取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 医療従事者の方は非常に平日は業務があるのでなかなか時間が取れないと。平日ではなくて祝日に、あるいは祭日、休日、お休み、日曜日のほうが比較的マンパワーが取りやすいという環境があるので、その辺のところも十分踏まえて各団体と調整をしていただきたいと、このように思うわけです。 この質問の(3)番に行きますが、集団接種が困難な御高齢の方、あるいは障がいを持たれた方に対する対応は何かお考えがありますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 一律的には言えませんけれども、高齢者介護の入所者に対しては、その入所する施設で接種を行うことを原則とし、36施設入所タイプがございますけれども、親元が医療機関という施設のほうが少ないです。親元がほとんど民間であるとか他の事業の経営者であるとか、そういった入所タイプが多いものですから、医師会と相談をして、親元が医療機関でない入所施設の医師とのカップリング、これを急いでやろうと思っております。 それから、障がい者に対してはこれから医師会と相談してまいりますけれども、おおむね障がいをお持ちの方々のかかりつけの医療機関を選択したほうがよい場合、例えば重度の身体障がい者であるとか、それからA型作業所であるとかB型作業所であるとか、体は疾患がなくてみたいな状況である方々については、作業所という固まりでやったほうがいいケースと、障がいがある方の場合は二通りのやり方が考えられるので、これは医師会と詰めてまいりたいと思います。 同じように、外国人に対しても、事業所のくくりでやったほうがいいのか、あるいは個別にその人人で集団接種場所にお招きをしたほうがいいのかということもこれから詰めてまいりたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 御高齢の方、あるいは障がいを持たれた方、先ほど市長は外国人の方も言われましたですけども、これは福祉先駆都市を目指す総社市としては絶対欠かせない非常に重要なポイントだと思いますので、手厚い対応をお願いしたいと、このように思います。 (4)番、介護スタッフの方に対する接種。 市長は、先日から介護スタッフの方は御高齢の方と一緒に打っていただくというような答弁をされておられますが、国が示している指針としては、まず医療スタッフ400万人、次に高齢者3,600万人、次に基礎疾患を持ちの方820万人、そして高齢者施設の方200万人、それと次が60歳から64歳の750万人という順位をつけて対策を練っておられますが、こことずれがあると思います。結局、基礎疾患の方よりも先に高齢者施設で働かれている方、スタッフの方を先に打つということは、この国の案とは一致をしておりませんが、その辺はどういう御認識でしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 岡山県が知事会を通じて国に対して、取りあえず優先すべきは医療従事者からですよねということを依頼をしたというふうに聞いておりますけれども、これだけワクチン総量が少なければ、これもままならないということになって、優先すべきはそれぞれの県で考えるみたいなことになるのではなかろうかというふうに思っております。これが潤沢にあれば全く医療従事者から打つというのがしかるべき対応の在り方だと思いますけれども、1県当たり1,000人分とか5,000人分とかという数量の中でこれまでの優先順位でやると、それが可能なのか不可能なのかということも含めて、今現状では岡山県の全市、私が今、市長会の会長をしておりますが、4月の少量だけ来るワクチンの打つ対象者、優先順位については、おおむね高齢者の入所施設の方及び従事者の方を優先するということで各市統一、足並みをそろえていきませんかという今の動きでございます。また、5月になって数量が目鼻だちがつけば、これはこれまでの優先順位が履行されるということも含めて、また新たに話し合うということになるのではなかろうかというふうに思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) ワクチンの数量に関しまして、国が出してる指針と、そして総社市が取り組む集団接種の優先順位のバランスというのを常に周知しながら取り組んでいただきたいと、このように思うわけです。 次に行きます。2番。 市内の美化ということで質問させていただくことになってますけども、私はもともと高齢化が進んでいて、市内で非常に草が伸びていて、それを手当てするのに、もう高齢になってなかなか草刈りができないというところ、そういった話からの話になってくるんですけども、高校生のボランティアというのがあって、実際それは授業でボランティアをやりなさいという、そういう科目があるわけです。そこで、草刈り機で草を刈ろうとか、そういう話じゃなくて、もっと緩やかに考えまして、総社市の例えば美観を保つ、草の手入れ、手入れぐらいの感じかも分かりません、ちょっとお花を植えたりとかという形で、市内の美化にそういったボランティアの授業を取り入れて、地域づくりの一翼を担っていただく、あるいは地元の方と触れ合っていただくというような考えはありますか、どうですか。
    ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) もとより、1年半前の大雨のときに、高校生が1,000人ずつ毎日ボランティアで助けていただきました。この高校生たちのボランティア力をお願いして、総社市内の美化、美しきまちを共につくっていく、これは共助、協調しながらやりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 倉敷市の普通科高校4校では美観地区の清掃等をやられておられまして、そしてまちづくりの一翼を担っているという事例もございます。総社市内には県立高校が二つありますので、ぜひ高校生の皆さんに総社市のよさを分かっていただく意味でもそういった取組に取り組んでいただきたいと、このようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午後2時11分              再開 午後2時20分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、13番小西利一君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 小西利一君から一般質問に際し議場へのパネル持込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、13番小西利一君の質問を許します。 13番小西利一君。              〔13番 小西利一君 登壇〕 ◆13番(小西利一君) 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。本日最後の質問になります。 今日は緑のマスクの人が多くて、私もベストに合わせて緑をしてきたんですが、市長はミントグリーンのシャツでグリーンで統一されて、服の色が一緒だったら意見が合うとは思ってませんが、通告に従って質問させていただきます。 まず最初に、市民の生活交通についてであります。 先日、3者協議でLRTの協議を一旦中断するという報道がなされ、いささかびっくりしたわけですが、今までこの桃太郎線のLRT化について議論を重ねてきました。当初からこの一旦中断になるまでの経緯を簡単に要約して教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 小西議員の御質問にお答えをいたします。 これまでずっと総社市内には桃源郷構想とか、伯備線から吉備線に連結してワンサークルでみたいな案があったりとか、吉備線の電化論があったりとか様々して紆余曲折あったわけでありますけれども、それまでも結構いろいろありましたが、平成30年4月4日にJR西日本の来島社長と私と岡山市長の間でLRT化について基本合意に至ったということであります。その間、この議場でもLRT化についてはそれ以前から様々議論を重ねてまいりました。しかし、今議会の前になって、とにかくJR西日本の経常収支、特に新幹線事業がこのコロナの中で激減しているということなどを受けて、非常に経営状態がよろしくないという報告を受け、また同時に我々行政体も税収が総社市だけでも8億円落ちている、岡山市さんも同様に当然のことながら税収が落ちるわけでございますから、ここはひとつ中断して、中止ではありません、中断ということを3者で合意し、さらにはこの後どうするかについてでありますけれども、1年に1度であれば来年の今頃以内にもう一度開いて、再開するかどうか、これについて都度協議をしよう。運悪くコロナが収束せず、1年後もこのような状態であれば、さらにもう一年延びる可能性もある。いずれにせよ、その一年一年で経常収支、それぞれの市の財政、景気感、それぞれを見ながら、再開について毎年話し合おうということになったわけであります。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 中断になった経緯は昨日の名木田議員の質問にもお答えになられております。 そもそも市長は、この桃太郎線のLRT化に取り組もうと思った経緯を教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、多くの待望論がございましたし、それから高齢化が進む中で、岡山との短絡道である、そして鉄路の短絡鉄路である、岡山と総社の交通の利便性を上げるということで、さらに総社市は力強く前進できる、そういうふうに思ったからであります。今岡山県の中で総社市、岡山市、倉敷市、この三角形の中に8割近くの人口が集積をしております。その交通の利便性を見ると、岡山、倉敷は道路、鉄路ともに整っている。倉敷、総社も曲がりなりにも清音の道路ができ、山手を越える道路が短絡的に直結し、あと高梁川の堤を通る180号線の道路などなどの道路、そして伯備線も倉敷と総社は僅かな時間で行き来できる。しかし、いまだに岡山と総社、今180号線のバイパス工事を急いでおりますけれども、そのバイパスとともに桃太郎線がLRT化することによって、さらにこの三角形、このトライアングルは未来の岡山の中心、核をなす、総社をさらに発展させるものと、そう考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 当初市長もそういう思いでこの議論、LRTを進めてきたわけですけど、この続きはまた3番で言います。 最初に、今回このLRTを中断するんですが、その間に調査研究、資料、コンサル等、いろいろ支払われたと思うんですが、その総額は幾らぐらいかかったか教えていただけませんか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) 命によりまして、私のほうから数字のほうを答えさせていただきたいと思います。 先ほど市長のほうから、平成30年4月4日に基本合意を得たという御紹介がありましたけれども、そこの前にまずは岡山市とかJRさんとお話をするに当たり、LRTとはとか総社市の現状、課題、そういうものを調査するに当たって、平成26年と平成28年にそういう計画、ネットワークなどの計画に関するものとして408万2,400円。すみません、先に総額を申します。 総額では3,757万6,600円を使っております。先ほど平成30年以前にはそういう調査研究に関して408万2,400円を平成26年に、平成28年には398万5,200円を使っております。基本合意に至りまして、平成30年にはそれぞれでの契約ではございますけれども、合同で業務を進めるに当たりまして、総社市ではその基本計画策定業務、基本計画ができたら皆様にお知らせをするという、そういうものを契約しておりますのが1,567万1,000円、それからその後、PR動画を作成したらということ、これは合同で行ってるものでございまして、総社市では495万円を使っております。それから、LRTになるときに軌道法を使ったらどうかとかいろんなケースを想定して、総社市をよりよいものにするための計画を考えていくために、令和2年度には桃太郎線のLRT化に伴う東総社駅周辺の道路整備、これについて345万4,000円及び先ほど申しました併用軌道についての考え方を考えておく必要があったので543万4,000円を使っておりまして、合計が先ほど申した金額でございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございました。 平成26年、平成28年、それぞれ調査でお金がかかり、そして基本合意した後、案を作成するに当たりいろんなことで、合わせて3,700万円ぐらいかかってるわけです。 これ当初から年々順次いろんな議論を重ねたり計画が練られたわけですが、先日の新聞報道を見て、コロナの影響もあり、そりゃそれぞれの財政状況もあるんですが、最初に市長がそういう岡山、倉敷、総社の連携をしたこの中でのこの位置づけと、まさに人口は増えてきてるんですが、徐々に時代がどんどん時がたつにつれて変化してきてるように私は思ってるんです。 当初このLRT化を進めるときに、富山にも議員多くの方が視察に行かれて、岡山のMOMOみたいな電車があそこを走ることを想像したらすごく格好いいなと思って、早くこれが実現しないかなって常に思ってたわけですが、だんだんそういうことが年数がたつにつれてなかなか前へ進まない議論の中で、何か私の中でも後ろ向きといいますか、なかなかそういう前向きな気持ちにだんだんなれなくなってきたんですね。 それで、3番目の質問なんですけど、今後LRTについてどのように取り組んでいくかということなんです。ここで1年中断して、また来年協議し、状況があまり変わらなかったらまた1年延ばし、また1年延ばし、先延ばし先延ばしで、ずっと何か蛇の生殺しじゃないですけど議論が進まない中で、ただ空中に浮いてるような話をそのまま置いとくんではなくて、例えば一番最初に市長がおっしゃられたように、ぐるっと回るような形とか電化とか井原線との連携をするとか、そっちの視点を変えた取組に持っていってもいいんじゃないかと私は思ってるんですが、市長のお考えはどうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今さらそこに戻して、また同じ議論を20年前、30年前に戻すというのは、これは駄目だと思います。一度この基本計画のところまで行っておりますので、再開されれば議会にお示しする原案というものをつくって、市民に問うていくということを進めてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 今さら後には戻れないという、時計は戻せないということなんだと思いますが、一度立ち止まってもう一度最初から考えるのは考えることはできると思うんですよね。1年間の猶予があるわけですから、その間で改めてまたこの総社市の市民生活の足ということをどういうふうな形で進めたらいいかというのを考えていく必要が私はあると思います。このLRTも既にもう時遅しというような感が出てきているんじゃないかと私自身思っております。ほかの議員の方はどう思われてるかは別といたしまして、私個人の中で意思の中では、当初のあそこの田園風景であるとかまちなかを走っている電車のイメージがだんだん薄れつつあるのは確かなことになっております。LRTを進めるに当たっては、当初の初期投資が21億円何がしかかり、また駅の周辺の整備とか踏切とかいろんなものでまたもろもろかかります。果たしてそれだけのお金を投資してやってもいいものかどうかを、もう一度原点に立ち止まって考えることはできると思うんですが、再度お願いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 考えるということは考えますけど、立ち止まるというのはやっぱりちょっと違うと思うんですよ。やはり未来を見てやっていくというのが大事だと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) これをあまり引っ張るとまた平行線のままになるので、次の質問に移ります。 雪舟くんについてでございます。 雪舟くんの議論をする前に、今の現状をお知らせいただけませんでしょうか。利用状況が分かりましたら教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今、利用制限をかけておりまして、コロナでですね。数字については担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私のほうからお答えさせていただきます。 直近3年ぐらいの数値も含めて御説明させていただきます。 1日の利用平均数でございますが、平成29年が219人、平成30年度が214人、令和元年が216人、令和2年度、直近の数字でいいますと175人というふうにちょっと数字的には落ち込んでおりますが、先ほど市長申されましたように、コロナ禍において定員といいますか、車内の密状態を避けるために、今現在は定員5人のところを3人にして運行しております。その2人部分の方をフォローする意味で、応援車両という形で市民の皆様の交通手段の確保というところに努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございました。 現状210人ちょいぐらいで、過去3年、4年推移しているわけです。現状はコロナで人数制限してますが、当初の目標は1日300人ぐらいを目標にしてたと思うんです。これは、もう雪舟くん自身が総社市民の足として定着してきているのはよく分かりますし、すごい利便性がよくて、皆さんも喜んでおられるのはよく分かってます。 今後のこの方向性ということなんですが、今は市が直営というか直結でここにコールセンターを置いてやってます。今後それを民間に全部委託、移譲するとか、あとそういった形で雪舟くんの利用の幅を広げるとか、そういったことに対応していく私は必要も、もう8年ぐらいたってますか、8年間、ということも考えていく必要があるんじゃないかと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私は今後の雪舟くんの在り方について、現在250円の売上げを折半して、タクシー会社、バス会社が125円、こっちが125円と、1運行について折半をするという形です。1台について500万円で運行をしてもらう、これは燃料込みだということで、9台を契約車両として運行して、その利益も差引きして、単市持込みがこの事業に対して、オペレーションセンターも含めておおむね5,600万円で運行しております。 これまではどうだったかというと、雪舟くんを始める前は中鉄バス及びその他の路線バスに、ほとんど昼間なんかは空気しか運ばないという、誰も乗らない路線バス状態でありました。朝は若干、朝夕はね。そこに2,300万円です。 それから、高齢者に対してバス・タクシーチケットというものを一律に1万円ずつ配らせていただいておりました。その執行率が大体7,000万円から8,000万円ぐらいでありました。中には私が市長に就任した当時は、その1万円のバス・タクシーチケットをばあちゃんが孫に上げて、その孫が倉敷へタクシーで行って、お酒を飲んで帰ってくるというような使われ方が確かに多かった。それが悪いとは言いませんけれども。 おおむね1億円の補助金及びバス・タクシーチケットをおおむね廃止して、5,600万円の雪舟くん事業に特化してやったわけであります。その結果として、私の最初の力み感もありまして、300人乗車ということを目指してやりましたけれども、300人乗車はもう全くできないわけではありません、やろうと思えばすぐにできる。それは何をやればというと、8時、9時台の混雑してるところを代行車両、タクシーに1運行5,000円借り上げということです。そうすると、5,600万円がどんどん上がっていくということになる。もっと短絡的に増やせと言われれば、もう雪舟くんそのものの運行を7時からやる。終了を6時半までやる。どんどん増えていく。だけど、それはバス・タクシー業者とのすみ分け論、お互い我々は寸止めで、そこまではしないと。土日も運行しない。朝夜はタクシーの生き残れる、そういう時間帯を残しておくと。そして、さらには50円のタクシーチケットを1運行毎にお配りをすることによって、タクシーの事業量を増やしていくという共存共栄方式ということをやってまいりました。この後、我々がどうシフト替えしていくかというと、9台のところを10台にすると、そのコストパフォーマンスはどうなっていくのかということをもう一度考えないといけないと。そして、タクシー業者との話合いになりますけれども、運行時間の忙しい時間帯にどこまで応援車両をお願いできるか。しかし、常識的に考えて、単価はそれなりにお互いが歩み寄らないと、我々も5,700万円が6,000万円になり、7,000万円になると成り立っていかないわけでありますから、タクシー業者、バス業者さんと応援車両の出し方、配車の仕方については話し合っていく必要があろうかというふうに思っております。 オペレーションセンターは、これは直営でやり続ける、これは市民と寄り添って、我々ががっちり持ち続けていかなければならないポジションだと今のところは思っております。いずれにせよ、この雪舟くんシステムは市民の足となって愛されておりますけれども、改善改善改良というのは重ねていきたいというふうに、進化する雪舟くんシステムであるべきだというふうには思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 現状はそういったことで、台数を増やすとか時間を延ばすとかいろいろ方策はあると思います。 当初この雪舟くんを導入するに当たり、軌道に乗ると民間委託も考えるというようなことを言われたような気もするんですが、その辺はどうですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは将来の在り方として議会とも相談しながらやればいいことで、今のところは考えておりません。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 雪舟くんの事業も長年もうやってきてるので、いろんなデータが蓄積されてると思うんですね。さっき言った時間帯であるとか行く先であるとか年齢であるとか、そういったことももうデータ化されて、いっぱいこっちのほうがデータを持ってるはずなんですね。そのデータを基に、新しく台数を増やすにしても、いろんな経路にするであるとか範囲を広げるとか、いろんなものがもう蓄積されると思うんです。 その辺を踏まえて、今度②に行きますが、新しい交通手段といいますか、これから先の高齢社会に向けて、例えばトヨタなんか進んでますから未来都市みたいなのを造って、いろいろ無人の車が走ったり、GPSを使った車を走らせてみたりとか、今いろんなところでも無人のゴルフカートみたいなのを使った移動手段で実験的にやってるまちもあります。将来的にはそういったものも含めて考えてみてはどうかというふうに思ってるんですが、市長のお考えはどうでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 三菱自動車の益子会長が去年亡くなられましたけれども、益子会長いわく、本当に2年後、3年後の自動車業界はガソリンで走ってると思わないほうがいいよというふうによく言われておりました。それから、片岡君ね、ドライバーが乗っている車が世の中からなくなるよというふうによく言われてました。早晩その時代はやってこようと思います。ですから、国とも相談しながら、総社市ができ得るものはやるべきだと、そういうふうに思っておりますので、新たなシステムについても柔軟に対応できるような勉強はしていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) これもデジタル化の一つの取組として、国のほうも多分頭の中に入ってる事業だと私は思います。将来の交通体系、生活手段、高齢者の免許返納、多々いろいろ課題が増えてまいりますので、そういった意味でも私はこの総社市ぐらいの規模が一番、試しにやるというか、実験といったら失礼ですけど、そういうことで先取りをしてやってみるのも手じゃないかと思います。だから、今現在からもう考えていく必要があります。このコロナはいろんな意味で生活様式が変わりました。リモートでの仕事であるとか非接触が増えていくとか、そういうところで今までの考え方と全く違う、180度違った視点から考えていく、交通手段もそういうことで非接触でやっていくような形、いろんなやり方があると思います。益子会長が言われたのもそのとおりだと思います。ガソリンで動く車がもうなくなる、電気そして水素、いろんな方式があります、ドローンもあります。そういった形で新しい生活手段を、交通手段を考えていく必要があると思いますので、よろしくお願いいたします。 大きく2番目に行きます。人口動態についてです。 今回の議会にも総合計画の見直しというのが出ております。地域の人口格差が急速に広がってきております。人口が増えている地域と極端にもう減っている地域の差が予想よりも数段早く進んでると私は感じておりますが、市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ものすごく早く進んでおります。特に川西地域それから昭和地域、減っている地域のために、私は減るビジョンというのをつくらないといけないということを選挙のときに訴えて回っておりました。減るにしても、減った先の未来像を書こうじゃないかと、そういうことを今やらないとという矢先にコロナになったわけであります。ですから、私は今、有頂天になって人口が増えたというふうに喜んではいけないと思っております。あえて言うなら、今本当に増えていっているのは、減っている地域の減り具合が減っているという部分もかなりあります。私の地元の秦でも減り具合が減っているということはあります。ただ、格差がつきつつあるのも事実であると、これは深い認識を持って対応しないといけないと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) この人口減少の地域への得策というか特効薬は多分見当たらないと私は思っておりますが、認識としてこちらのまちのほうの人口の急速な伸びと、川西、昭和、池田地区の人口減少の差が激しくて愕然としとるわけです。これに気がついたのは今回の総合計画の見直しも含めてですが、ゼロ歳から5歳児の出生のデータを出していただきました。 2番の人口減少地域の幼稚園、小学校に対して、今後どのように対応していくかということに入りますが、今年の神在幼稚園の入園者は1名です。なぜ1名か分かったというのは、案内に来られまして、今年は入園式も卒園式も来賓の方は御遠慮していただくのでということで案内をいただきました。そのときに先生に、今年、神在幼稚園に入園するのは何人ですかって言ったら、1人です。えっ、1人と聞き直したんですが、1人です。じゃあ、ほかの地域はどうですか。秦幼稚園はというたら、1人です。山田幼稚園は、2人です。じゃあ、維新幼稚園は、3人です。はっ、ううん。ということは、先生が1人に幼稚園の人が1人ということで、見るほうはいいですわね。ただ、そういった幼児教育とかこれから先、小学校の話もしますが、これはなかなか子どもにとっても、確かに先生が1人でいいとは思うんですが、幼児教育の観点からいって、ちょっとこれは何かもう少しおられたほうがいいんじゃないかと思うんですが、市長はこの辺の認識はどうでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、もう危機的状況です。考え直してやらないと、今までの英語特区ももう一度考え直してやらないといけないと思います。ただ、基本的にはどうにか廃園にはしたくない、けれども今までの特区事業も含めて、僕は教育長にも厳しく募集活動についてはやらないと、もう閉じざるを得ないというようなことにならないように、次善の策を取っていきたいというふうに思います。本当に大いなるピンチを迎えていると思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 幼稚園の入園は、幼稚園に入る子ばっかりじゃないので、保育園に行く子どもさんもいらっしゃいます。それで、ゼロ歳児から5歳児の学区の人数も調べていただきました。 すると、今回3歳児ですね、幼稚園。神在小学校区で7人、だから1人が幼稚園で6人が保育園。秦小学校区も3歳では7人、うち1人が幼稚園、保育園があるのでそこはそうなんですが。この子が小学校へ入るとクラスの同級生は7人ということになります。実際もっと若いゼロ歳児、1歳児、2歳児になると、神在小学校のゼロ歳児、これ2月24日までの出生ですが、神在小学校区で生まれたゼロ歳児は僅か3人です。このままいきますと、この世代の神在小学校の1年生はクラスで3人ということ。その上の1歳児は5人、そしてもう一つ2歳児も5人、3歳児が7人。私も孫と一緒に同居しておりますが、1歳児でありますのでこの5人に入っているわけですが、小学校に行くと5人です。お兄ちゃんのほうは7人、非常に寂しい。 教育長にお尋ねするんですが、幼稚園とか1人、そしてその上も1人となると、複式で預かるような形、小学校もそうですが、そういった基準とかはどうなってますか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕 ◎教育長(久山延司君) 小西利一議員の御質問にお答えいたします。 幼稚園の複式学級ということでございますが、幼稚園の複式学級は今年から基準を変えまして、10人未満となった場合には1つの学級とするということであります。そういうことになっております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 小学校も同じことでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 小学校の複式学級は、2年生以上の場合は1学級15人以下(後刻「16人以下」と訂正あり)の場合は複式学級、1年生を含んだ場合は8人以下の場合は複式学級ということでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 今年4月に入学して、複式学級になりそうな学校はございますか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 今年からということでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ◎教育長(久山延司君) (続)申し訳ございません。今資料を持ち合わせておりませんので、調べてまたお伝えいたします。すみません。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 市長は先ほど廃校、廃園はしたくないということでありましたが、一番最初に私が申し上げたように、子どものためを考えて、1対1、先生と2人と1人とか、そういう形での教育が悪いとは言いません。しかし、いろんな意味での教育を総合的に考えたときに、子どものためにいいか悪いかという判断は難しいと思いますが、例えば神在だったら秦の幼稚園と一緒になって預かるとか、小学校も池田小学校の問題も維新もありますが、将来的にそういうお考えも頭にあるのでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) いろんなことを考えないといけないという時期に差しかかっていると思いますので、総合的に考えてまいりたいと思います。本当に同じ年代であれ、先ほど人数を教えていただきましたが、片や保育園のほうはあふれるばかりの待機児があり、一方では1人、2人の話をしているということですよ。総合的な在り方について考え直すべきだというふうに思いました。 私は朝よくジョギングしておりますが、あそこのザグザグの前の交差点ですね、清音に行くあの通り、7時45分に東側のエリアから常盤小学校に向かって350人の子どもが渡っていきます。これはもうお見事な景色というか、その1隊列だけでもええから少ない学校に来てくれたらというふうに願わんばかりなんですが、そういうマンモス校はマンモス校の悩みがあり、片やいないというアンバランスが生まれていることも確かでございますから、御提言、警鐘いただいたことを糧に、教育委員会ともよく話をして、考え直す時期に差しかかっていると認識しております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 急に子どもの数が増えるわけでもないし、もうこれは本当にテーマとしてはちょっと難しいテーマになるんですが、一応認識としてそういうふうな現状であるということを議員の皆様にも認識していただいて、今後いろんな方法、政策、小学校の統廃合、幼稚園もあると思いますが、子ども第一の主眼としてそこを考えていただきたいと私は思ってます。 うちの孫も保育園に通ってます。中央保育所に行っております。常盤小学校のところを通ります。確かにあそこの朝の子どものラッシュはすごいです。横断歩道を渡ってたら当分渡れません。それは、もうそれでいいんですが。保育園の送り迎えもお父さん、お母さん方が車の送り迎えで、あそこも大変な混雑になります。そこへ総社西中学校の生徒がだっと走ってきて、非常に危険なときもあります。そういう意味で、本当に集中してるところと少ないところがこれからまだどんどん広がると思う。 今ゼロ歳児が神在小学校は、さっき言いましたけど3人ですよね。来年だったらゼロかも分からないですね。秦小もしかり、新本小、昭和小、維新小もそうだと思うんで、その辺も早急に、具体的にはないと思うんですが、教育委員会のほうと教育長とも考えていただき、対応していただきたいと思います。 出ました。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長、答弁をお願いします。 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 先ほど新たな複式学級になる学校があるのかという御質問、資料なくて申し訳ございませんでした。 現在、池田小と維新小が複式学級でございますが、令和3年度に新たにそれに加えて複式学級になる学校はございません。 それからもう一つ、複式学級の基準でございますが、小学校の2年生以上の場合ですね、1年生を含まない場合の複式学級の基準が、先ほど私15人と言いましたが「16人」の間違いでございます。16人以下の場合に複式学級となるということでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございました。 今現在、池田小と維新小ということで、令和3年度は複式になるところはないということなんですが、さっきのデータからいくと将来はなりそうな学校も結構増えてくるんじゃないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 3番目の項目に入ります。経済対策です。 この経済対策についても、岡崎議員ですかね、経済対策、電子マネーを使ったものを岡山市の例を少し挙げられてました。岡山市は昨年2回このスマホ決済のポイント事業をやられて、第2回は2020年12月から2021年1月までポイント還元事業をやりました。これは、スマホ決済のPayPayだけだったんですが、延べ約36万人利用され、計147億6,000万の利用がありました。市内7,200店舗が参加し、ポイントの還元額は27億8,000万円、岡山市は予算計上は12億円だったんですが、それを大きく上回って、還元額が27億8,000万円。岡山市の1世帯当たりの消費額は、2020年12月の前月比16%増え、前年同月比でも全国平均が3%に対して9%増えております。ということは、相当の売上げ、経済効果があったということです。倉敷市も2月14日までやり、これは契約会社は3社です。PayPay、auPay、そしてd払い、これをやられたわけです。 この事業に取り組むに当たって、各商店、スーパー、いろんなところがそういったスマホ決済を取り組んでいるかどうかということなんですが、今現在これをしようとした場合、総社市内でスマホ決済ができる店舗数は把握されてますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁しますが、いますかね。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私のほうから答弁申し上げます。 市のほうもキャッシュレスの決済につきましては新しい生活様式という中で、まずお持ち帰りDEお得券事業、5月2日から8月末まで本市で行った事業でありますが、それのアンケートを10月から11月にかけて行いました。キャッシュレス決済の導入状況ということで調査をした結果、101事業所から回答がありましたが、43%が現金のみということで、まだキャッシュレスのほうが進んでなかったという状況でございます。 それから、私どもも近隣の市でこういったキャッシュレスの事業が始まっておりますので、もちろん今、研究検討を進めているところでございます。先ほどございましたPayPayで申し上げますと、本市の中では今、約600店舗が加入をされているというふうに聞いているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) PayPayに限っていえば600店舗のお店でキャッシュレス決済ができる、スマホ決済ができるということよね。 これ店によって決済のやり方が2種類ありまして、レジと結んでカードリーダーへ自分のスマホをかざす場合と、こういったQRコード、店に置いてある、これをスマホでここを写して、そこの店の画面が出て、お客様のほうが金額を入力し、その店に確認をして、500円なら500円、これでいいですかと聞いて、支払いボタンをその利用者が押して、そのお店に入金されるという。これ私が勝手に書いたQRコードだから、これを写してもどこにもアクセスはされません。手書きでちょっと、偽物というとあれですけど、書いてみたんですが、こういう形でお店にもこうやって置いてありますので、いつでもスマホが利用できる人はそのPayPayのアプリをダウンロードして加入しとけば、どこの時点でもチャージさえしてあれば、チャージというのはお金を入れて、そこに持っておくということなんですけど、それができるような形になります。 先ほどの例で岡山市も言いましたが、今、復活券事業も継続で、3月末まででしたかね、それの加盟店とか利用額は分かります、今現在でも。ちょっとこれ質問とあれなんで、経済効果も含めて。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 小西議員お尋ねの、まず復活券の現在の最終的な、販売自体は2月末で終わっておりますので全体で申し上げますと、市民の方の大体80%が御購入をいただいたような状況でございまして、商品券の経済効果としましては7億9,000万円程度という状況になっております。また、使用期間は3月の末までございますので、換金等は今も続いているような状況です。 それから、そうじゃ復活券の登録店舗数が522店舗御登録いただいておりまして、その中では300店舗、約57%のお店が一番多い支払いの決済の方法で導入いただいているような状況というふうに認識しております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) すみません、ありがとうございました。 復活券に参加店舗が522ですね。先ほどPayPayの加入で支払いができるのが600店舗。ということは、この事業を進めるに当たって、第3次のコロナ対策の国からのお金3億2,000万円何がし、そしてワクチンの接種費用で1億円と、またほかにも使うということで市長は昨日答弁されてましたが、まだまだコロナの収束時期が見えませんし、経済活動も活発になってません。総社市の各事業者さんも大変苦労されております。その辺のことを考えて、このキャッシュレス、スマートフォン決済の手数料が今たしか無料期間だと思います。その間にそういう経済対策を行っていく、スマホ決済に取り組むというふうなことを考えていただけたらと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは1年前からずっと考えておりました。選択肢の中にございます。今コロナのワクチン接種に係る経費と残余の2億9,000万円になるんですが、それがさらにどこまでワクチン接種に使わざるを得ないかも見極めながら、一つの選択肢としてよいお考えだと私は思っておりますので、検討させていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ワクチンの事業もありますが、並行してこの経済対策、地元の企業を応援するということで、復活券というちょっとアナログ的なものじゃなくて非接触のキャッシュレスの事業として、成功例が各自治体で出てますので、取り組んでいただけたらと思います。奉還町商店街もPayPayと組んで、お買物して、抽選方式で全額返還とか、1等がですね。2等が10%、3等が僅か1%か2%でしたかね。外れくじなしみたいな感じてやるようなことも新聞記事で読みましたが、それぞれその商店街独自での工夫とか各自治体も経済対策として取り組んでるところが多くありますので、総社市もぜひとも取り組んでいただけたらと思います。 時間のほうはまだ残っておりますが、歯医者を予約してる人がおられると聞いたので、この辺で終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 3月5日の本会議は午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席をお願いをいたします。 本日は、これをもって散会いたします。              散会 午後3時13分...