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06月16日-04号

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  1. 総社市議会 2020-06-16
    06月16日-04号


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    令和 2年 6月定例会          令和2年6月定例総社市議会会議録(第4号)              〇令和2年6月16日(火曜日)1. 開 議 令和2年6月16日 午前10時 0分2. 散 会 令和2年6月16日 午後 2時12分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 山田 雅徳        2番 溝手 宣良        3番 三上 周治   5番 萱野 哲也        6番 三宅 啓介        7番 岡崎 亨一   8番 深見 昌宏        9番 小川 進一        10番 高谷 幸男   11番 小西 義已        12番 難波 正吾        13番 小西 利一   14番 津神謙太郎        15番 村木 理英        16番 頓宮美津子   17番 赤澤 康宏        18番 名木田正昭        19番 加藤 保博   20番 根馬 和子        21番 山口 久子        22番 劒持 堅吾4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  河 相  祐 子        同   次長  小 原    純   同 議事係長  西 槇  昌 志        同議事係主査  鎌 田  美 保   同庶務調査係主任森    康 一5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      片 岡  聡 一        副市長     大 塚  康 裕   政策監     中 島  邦 夫        総合政策部長  脇    奈 七   総務部長    難 波  敏 文        文化スポーツ部長中 村  義 弘   保健福祉部長  吉 田    啓        産業部長心得  西 川    茂   環境水道部長  川 原  玲 子        教育長     久 山  延 司   教育部長    服 部  浩 二        総務課長    弓 取  佐知子6. 本日の議事日程   第1 一般質問7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○議長(劒持堅吾君) ただいまの出席21名全員であります。 これより、会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(劒持堅吾君) では、日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。 本日は、名木田正昭君から岡崎亨一君までの4人の予定で進めてまいります。 まず、18番名木田正昭君の質問を許します。 18番名木田正昭君。              〔18番 名木田正昭君 登壇〕 ◆18番(名木田正昭君) 皆さん、おはようございます。一般質問3日目のトップバッターですが、足がガタガタ震えておりまして、質問できるかどうか分かりませんが、多少内気な私じゃあありますんで、よろしく、脱線したら、議長、止めてください。よろしくお願いします。 それでは、議長より発言のお許しをいただきましたので、一般質問を通告に従いさせていただきます。チームかがやきの名木田です。 では、早速質問に移ります。 今回の質問は、大きく三つのことをお伺いいたします。 まずは、新型コロナウイルス対策についてであります。 5月25日の緊急事態宣言解除を受け、この総社の地においても徐々に市民の皆さんが外へと意識が向かい始めたように思いますが、まだまだ目に見えないコロナウイルスにより外出を自粛されている方も多くいらっしゃいます。このような中、総社市では5月の連休前に市内飲食店など応援事業としてお持ち帰りDEお得券を発行されました。これは、市民にとって、飲食店業者にとっても大変すばらしい政策であったと思っております。 そこで、市長にお尋ねいたしますが、なぜこの事業を実施しようと思ったのか、事業実施までの経緯をお知らせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) おはようございます。本日もまたどうぞよろしくお願いをいたします。 名木田議員の御質問にお答えをいたします。 今回のコロナウイルスというものは、大変総社市全体の経済を本当に揺るがしている大問題であります。1月、2月から、さほどそうでもないだろうというような時期から、吉備路マラソンをやめて、そして全国的にもクラスターという局所的に院内感染であるとか、それがもとでパンデミック、もう大流行に広がっていったわけでありますけれども、特に3月を迎えてから、東京都を中心として外に出てはならない、3密というワードが流行し始めまして、これが一つの国民的なキーワードになってまいりました。 3密を実行してくためには、一番打撃を受けるという業種がどうしても飲食店になります。当然ながら三つの密が集まるところがレストランであり、おそば屋さんであり、焼き肉屋さんであり、まさしく3密の典型みたいなのが飲食店。3密を避けてと言われれば、飲食店に行くのを皆さんやめましょうというのが全国のキーワードになってまいりました。御多分に漏れず、3月の終わり期から4月に入って、総社市内の飲食店からなじみのお客さんが消えていきました。我々も市政にある者が3密を避けようということで、恐らく皆様も3月以降は飲み会とか、家族も含めて外食ということをやめてきたはずでございます。まさしく飲食店がダイレクトに影響を受けたコロナウイルス。行政のやり方も3密を避けて、飲食店に行くのはやめよう、飲み会はやめようと。特に歓送迎会の時期ともろ重なっておりましたから、サンロードだけを見ていても、我々が経営主体、預けている側でございますけれども、3月、4月、これだけで1億円の赤字を、年間ですけれども、どっと下げていく赤字になってしまいました。 それを救うためには、やはりお持ち帰り、3密を避けて食べられるということが一番その時点でのカンフル剤だと思いました。お金を差し上げるという方法もあったはずなんですけれども、私はそのときの思いは、お金を例えば20万円、30万円、50万円差し上げることよりも、市民みんながお得券でテイクアウトをして、そこに食材の購入ということが生まれ、そこに従業員の雇用というものが生まれ、そこにその店の存続というものが生まれる、まさしくそのお客様を市民一体となって呼び込んでいく、これがこのお持ち帰りDEお得券を発行しようと決心した一つの大きな理由でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 名木田正昭君。 ◆18番(名木田正昭君) よく分かりました。この事業実施後、多くの市民がこのお得券を持って自分の好み好みのお店に行って、おいしい弁当を探すことも一つの楽しみとなっているのではないかと感じております。 では、この事業に関連し、次の質問ですが、お得券を発行以降、市内の経済にどのような効果があったと認識されているのか教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 確かにこのお得券を発行した、ゴールデンウイーク前でございましたけれども、それ以降、飲食店にお客さんが戻るという現象が生まれました。大方経済が回り始めた、飲食店にお客が戻ったというのが一般的な物言いでございますが、ここは数字で示すべきであろうかと思います。チケットが何枚売れて、それぞれの店がどれぐらいの営業利益を得て、お客様がどれぐらい来たのかということをざっと担当部長からお話をさせて、説明をさせていただきたいと思います。 なお、個別の店舗の売上げ、あるいは名称については差し控えさせていただきますが、現時点で一番多く売り上げたお店は既に1店舗だけで350万円を超えているお店がございます。そのように、大変な売上げが市内全域で増えてきているということは事実ということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私の方から現在のお持ち帰りDEお得券の状況について御説明をさせていただきます。 現在販売枚数でございますが、合計4万枚販売中でございますが、そのうちの3万5,485枚が昨日時点で一応売れている枚数になっております。そのうち、この販売金額に戻しますと、1億650万円が今現在売れているような状況になっております。それから、御利用の状況でございますが、こちらにつきましては聞き取り等調査をさせていただいておりますが、現在5,319万円程度が使われているような状況でございまして、大体今売れている枚数の50%が今使われているような状況でございます。この分でいきますと、今の時点で139店舗ございますので、平均しますと45万5,000円程度が各店舗に落ちているという形でございます。合計で1億2,000万円の経済効果がございますが、全部売れますと1店舗当たり86万円の経済効果という形になります。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 名木田正昭君。 ◆18番(名木田正昭君) ありがとうございました。これからも総社市民一丸となって、総社市の経済を盛り上げてほしいと願っております。 それでは、次にもう一つの大きな政策として水道料金4カ月分完全無料化を実施されておりますが、このことについて市民、そして事業所の皆さんの反応はどうですか。市長、お答えください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 臨時議会にかけさせていただいて、この4カ月間、4、5、6、7月、水道料金が一番高くなる6、7月も含めて、基本料金だけではなくて全額、使用料全部を無料化にするということを議会で議決をしていただきまして、本当に感謝にたえません。 当初、我が市が水道料金完全無料化、もう企業も含めて無料化にするんだということを考えたときに、ちょっと待ってよと。全国的に、これ、やっていいのかということもまず考えましたが、これはもう市民に直結する、さっき申し上げました3密を避けて、もう一つのはやり言葉というか国民的なキーワードがステイホーム、家にいなさいという言葉になりましたので、家にいるということは子どもも全員家族がいて、そしてさらにシャワーを浴びましょう、うがいをしましょう、手洗いしましょうということですから、命の源泉である水が、水道代が大変なことはもう分かりきっておりましたから、これを無料化にしようという考えに至ったわけですが、我が市がこれをやろうと思ったとき、インターネットなどでこういうことをやってる市があるのかということを調べたときに、副市長に調べてもらいましたら、その当時はどこもありませんでした。がしかし、総社市がこれを実行して、議会にかけて可決された頃から全国にこのやり方が広がり始めまして、今調べたら完全に無料にしている市が全国で11市ございました。そして、一般家庭のみであるとか基本料金だけでという条件つきの水道料金の減額化、減免化がやられている市が179市、全国で190自治体が水道料金の減免というところに活路を見出していったということで、これは総社市発ということに相なってきたわけであります。 市民の声はと、事業所の声はということでございますが、例えばウイングバレイ12社、全部で4カ月間の水道料金というと1,000万円を超えてまいります。今、完全休業で、水は使う必要があるところが水は使っていくと、減収しながらでも水は必要だということの中で1,000万円を超えていく、あいたり閉まったりしながら水を使っていく、そういうウイングバレイなどは本当に喜んで、どこの会社も喜んでおりますけれども、直撃を食ったと。あと飲食店、当初は、4月、5月、お客が来ないけれどもラーメンはゆでるために湯煎にお湯をためておかなければならない、お客は来ないけれども水は要る、そういうところは本当に有難いと。さらに、一番言ってこられたのはパーマ屋さん。パーマ屋さん、水を使う、水回りが多いところは非常に有難いということでありました。よく市民と多分議員の皆様もお会いになると思いますが、意外や意外、普通の市民の方が、結構若い方々が、市長、水道代を減免してくれてありがとうと。僕は最初叱られるのかなと思ったら、ありがとうと。ほいで、いつかこれを返してあげると。税金に変えて返してあげるわという市民の方々が結構いらっしゃる。こういう声が上がってくるということは非常に有難いなとは思っております。これもそれも今本当に市民の方々が、我々が決して節水に努めましょうと言うことなく、市民の方々が思えばこそ節水に努めていただいているという声をよく聞きます。このことに対しては感謝を申し上げたいと思います。今のところおおむね好評の声が上がっているということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 名木田正昭君。 ◆18番(名木田正昭君) ありがとうございました。新型コロナウイルス対策として実施しているどの政策も、市民の不安を払拭し、市民に寄り添っているものだということがよく分かりました。 では、次の質問に入ります。 森林環境整備基金についてお尋ねいたします。 昨年度から森林を整備したり担い手を育成したりするために森林環境譲与税が約500万円、本年度の予算では1,000万円が総社市に入ってくるようになっていると思います。本市の面積211.9k㎡のうち、山林は約70%を占めます。この総社市においても山林はとても大切な資源で、土砂災害を防いだり、地球温暖化をよくしたりする役割があると聞き及んでおります。このお宝である山を守るために、総社市では譲与税の余剰金を基金に積み上げておりますが、この基金をどのように活用しようとしているのかお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。
    ◎市長(片岡聡一君) この森林譲与税でございますけれども、国民1人当たり1,000円ずついただいて、実は面積に応じて配るんですけれども、掛けることの人口なども配分されまして、全国市長会でもかんかんがくがくありましたけれども、一番たくさんもらう市が、815市のうちで最高額が横浜市ということになりました。横浜市は余り森林ありませんけれども、面積と人口という配分率になって、林野の面積も勘案されていますが、そういうことになりました。総社市は、最終的に、令和15年度に総社市のいただき分マックス年額1,600万円まで上がっていきます。当初、徐々に上げていこうという設計でありましたけれども、今年前倒してどんと1,000万円ついてまいりました。ですから、予想以上にたくさんもらえているということです。ちなみに新見市なんかは最終的には2億円みたいなことになっていきます。面積も広いし、林野も広いということであります。 当初、私、全国市長会経済委員会の委員長やって、この問題の担当者なんで、全国に対してどう言っているかというと、林野庁の本来の目的は全国に向けて森林台帳を作ってほしいというところから始まっております。しかし、皆様、今のこの林野の中で森林台帳を作るというのは大変な作業でございまして、やるんですけれども、今日の明日の、来年の再来年のにできるような代物ではございません。例えば私有林に至っては、江戸時代の持ち主の子孫たちが、持ち主が2,000人以上いるとか、そういうことがそこら中で起こっているわけなんで、なかなかこの林野台帳を整備するというのは難しいんだけれども、まあやっていこうという、そういうことなんですが、実際議員お尋ねの、我が市は今基金として積み上げておりますが、これはどういうふうに使うのが一番好ましいかというと、森林を守り、育て、維持していく部分に充当していくべきだというふうに思います。ただ、総社市内の場合、今、林業を商いとしてやっている人、業者、地域がございません。あるとしてもわずかやるみたいなことでありまして、なかなかその1,000万円の受け手がいないというのも一つの事実であります。よって、この1,000万円の使い道については、この総社市内で山を守り育ててくれている、あるいはその意志がある方に均等に配分して、その結果として総社市の林野を守っていくということがとりあえずはふさわしいと思います。将来的には新たに林野を造成し、伐採し、その材木を出荷していく産業に変えていくというような方が育ってくれれば、それが最終目標だという考え方でおります。後者の方はなかなか今の御時世に難しいかと思いますが、我々も、さっきおっしゃったように200k㎡のうち130k㎡は山でございます。山の区分でございますが、我々がこの200k㎡の中でどの面積を扱おうとしているのかというと、全体の86%に値する私有林のところ。この115k㎡のうち、このうちの中でやっていこうとするものでございますので、願わくば林業業者が新たな木材生産を生んでいくということも目指しながらやっていこうとするものであります。 ○議長(劒持堅吾君) 名木田正昭君。 ◆18番(名木田正昭君) ありがとうございました。本市には、北に高滝山、南に福山とすばらしい山があります。また、このほかにも総社市にはいっぱい良い山がありますので、ちなみに我が裏山、正木山もお忘れないように、是非これ、これからの山々を整備し、後世に継承していただきたいと思っております。 では、最後の質問に移ります。 令和2年度人事異動について。 私はすばらしい人事異動だと感心しております。女性の登用をはじめとする今回の人事異動について、近年まれに見るものだと思っておるところであります。5月12日から新しい教育長をお迎えし、教育委員会においても心機一転新しい風が吹くものと期待しておるところであります。そこで、市長、新教育長である久山教育長をお迎えし、これからの総社市の教育にどのようなことを期待しているのかお伺いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 久山教育長の良さについては、御自身が語られるべきものでございます。私は、久山教育長に期待をしているところは、決して県の教育事務所にいらっしゃったから県教委と密接な人脈があるであるとか、学校の現場の経験則が豊富にあるとか、そういうものでもあるけど、それが全てはありません。私は、やはり久山さんのリーダーシップ、学校現場をまとめていく強いリーダーシップ、それが久山教育長に新たに求めるものだと思っております。強いリーダーシップ、これを久山教育長に期待をしております。 ○議長(劒持堅吾君) 名木田正昭君。 ◆18番(名木田正昭君) 市長の久山教育長に対する熱い思いがよく分かりました。それでは、その熱い思いを受けて、今度は久山教育長にお尋ねいたします。 教育長に就任し、はや1カ月がたとうとしておりますが、今後、総社市教育大綱のもと、どのような教育をやろうとしておられるのか教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕 ◎教育長(久山延司君) 市長をはじめ、皆様の御期待をエネルギーに変えて、総社市の子どもたちのために全力で頑張る所存でございます。私は、教育の目的は、一人一人の子どもに社会に貢献する力と幸せな人生を送ることができる力、この二つの力を身につけさせることだと考えております。授業や学校園の行事、部活動やボランティア活動など、全ての教育活動がこの二つのことにつながっていかなければならないというふうに思っております。各学校園が総社市教育大綱の実現に向けて教育委員会と目指すものを共有し、目的意識を明確に持って教育活動に取り組むこと、また保・幼・小・中がしっかりと連携をして一貫した教育を進めること、そういうことを通して夢と希望を持って生き生きと学習活動に取り組む子どもたち、未来を切り開く強さと人を思いやる温かさを備えた子どもたちを育ててまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 名木田正昭君。 ◆18番(名木田正昭君) 教育長、ありがとうございました。 市長、今日は私、これ、人事異動ということでお伺いしておりますんで、ここに特にかわられた方がいらっしゃるんで、ちょっとお伺いしたらいけませんかね。おえません。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 毎年4月に人事異動がなされておりまして、人事異動に対しまして高い評価いただきまして、どうもありがとうございます。 新任部長が副市長をはじめとして新たに加わっていただいて、一生懸命頑張ってくれております。お許しをいただけるんであれば、今教育長が新たな思いを言われましたけれども、副市長をはじめ、国から来ている人も含めて一言ずつ今の思いなどを語らせていただければ有難いのではなかろうかと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 副市長、簡潔にお願いをいたします。 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) 命によりまして、まず私から一言お答えを申し上げます。 名木田議員、御答弁の機会をいただきましてありがとうございます。私、今年度ではございませんで、1月からおらせていただいてございますけれども、1月、2月、ようやく総社市、いろいろ勉強させていただいて、総社市に慣れてきたというところで今回コロナと、こういう大変な試練に直面いたしました。この試練に直面する中で、幾つか見えてきたことがございますけれども、ただいま議長からも御指示ございましたとおり簡潔に申し上げますならば、この総社、先ほど議員も御質問がありましたお持ち帰り券というのは特にその顕著な例だと思っておりますけれども、非常に総社という市を取り巻く市民の方の団結といいますか、つながりの強さというのを確認できたというのはこの試練の中で私にとって大変な成果であったと、得るところであったということを考えてございます。 また、もう一点、5月頃から大分このコロナウイルスの感染症、少し終息に向かうところがございまして、5月の後半ぐらいからいろいろな学校であるとか、あるいは企業であるとか、商工会議所等からお話を伺う機会がございました。また、議員の皆様方からは4月の臨時議会、それから今回の議会、あるいは場外も通じ、いろいろなことを教えていただいてございます。引き続き総社の実態に合わせた取組ということが必要だと思っておりますので、また議員の皆様、それから関係の皆様方からいろいろお話を聞かせていただきながら、このコロナウイルス対策をはじめ、総社市にとっての重要な取組というものを進めていければと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 名木田正昭君。 ◆18番(名木田正昭君) これは、ちょっと私から言っておきますが、これは私が市長にお願いしたもんでも何でもなく、市長が勝手に答弁されたわけで、誤解がないようにお願いします。 それでは、いろいろとありましたが、市長と教育長、そして議会が一丸となって頑張ってまいりましょう。 それでは、私の一般質問を終わります。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午前10時35分              再開 午前10時48分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、13番小西利一君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 13番小西利一君から一般質問に際し、議場へのパネル持込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、13番小西利一君の質問を許します。 13番小西利一君。              〔13番 小西利一君 登壇〕 ◆13番(小西利一君) 議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に従いまして質問をさせていただきます。 新型コロナウイルスの拡大が、今確かに終息に向かっておりますが、大変な事態になっております。私はこのコロナ対策で、確かに経済をストップする、完全にストップしてその経済で命を落とす人、そしてまた感染症によって命を落とす人、この命は同等だと考えております。そのバランスを考えていくのは非常に難しい。経済最優先にすると感染が広がる。そしてまた、経済を完全にストップすると、またそれによって失われる命も起きてくるという、このバランスのとり方が非常に難しい今世の中になっておりまして、各自治体、首長もその裁量に大変困っていると思います。その経済対策について質問させていただきます。 国会では、第2次補正予算が6月12日に決まりました。総額で31.9兆円でございます。自治体向けの臨時交付金は2兆円も含まれております。先日、岡山県は第1次補正予算のコロナ対策県交付金として国から受ける臨時交付金の約60億円の中、25億円の各市町村への配分を決定いたしました。山陽新聞の5月21日の朝刊に載っておりました。市長も御存じだと当然思いますが、その配分額について御質問させていただきます。 こちらを見ていただければ分かるんですが、規模によって振り分けられておりますが、主要なところを書き出しました。当然岡山、倉敷、津山は額が多くなっております。その下の方ですが、玉野8,400万円、笠岡7,000万円、真庭1億1,600万円、我が総社市が7,200万円、高梁市が7,400万円、新見市が7,600万円。この数字を見て、私はちょっと違和感を覚えたんですが、市長はどのように思われてるんでしょうか、お答えください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 小西議員の御質問にお答えをいたします。 県からいただいたお金は国から来ているお金でもございますが、61億円県におりてきたうち、伊原木知事からも私宛てにお電話をいただきましたが、できる限り柔軟に27の市町村、市町で自由に使っていただきたいという決断をしたという、そのタイミングでお電話をいただきまして、ありがとうございましたと申し上げました。内訳は、61億円のうち36億円が県費として使うというお考えで、残りの25億円を27の市町村に配分するというものでありました。我が総社市は7,200万円をいただいたところでございますが、違和感と言えば違和感かもしれません。どうですかね。余りこういうことを申し上げてもいけないかとは思いますが、例えば高梁市よりも少ないという、そういうことと思うんですが、人口で言うと総社の方が倍近く、倍ですか、倍以上あるかもしれません。そういう配分がいかがなものかというお考えだと思います。私も最初そう思いましたけれども、よくよく聞いてみると、事業所数の勘案がなされている。その上に、財政力指数が上乗せ、数式に乗せられているということでありました。結論を言うと、総社は意外と事業所数が少ない市なんだと。高梁を引き合いに出して申し訳ないんですけれども、総社の事業所総数が2,052事業体、高梁が1,593ということになります。ですから、本来であれば人口が高梁の、総社市は倍ございますので、総社が2,052なら高梁さんは1,000くらいが均等配分的な考え方で言うと、失礼な言い方になりますが、そうであるんですが、高梁は事業所数が1,500、ものすごく多いと。約1,600ですね、ということになります。一方で、総社市の場合、今税収が上がってきていまして、自己財源率、これが60%ということです。ですから、これは交付税のときもよく使われる論理でございますけれども、自主財源率が高い方が国からもらえるお金が少ないと、そういう考え方の数式になっておりまして、そういう意味ではなるほどなというふうに最終的に思いますが、我々いただく方の側でございますので、いただいたものが、それが多い少ないというのははばかると思いますので、甘んじて、本当に伊原木知事、県に対しまして、ありがとうございますと申し上げたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 確かに市長も違和感を持たれたということですが、高梁のことを例に挙げられたんですが、高梁が7,400万円、総社より200万円多くて、新見は7,600万円で総社より400万多い。事業所数は、総社が2,052で、高梁が1,593、新見が1,540、事業所数は総社よりもかなり少ない。そして、この計算方法には、事業所数を基本とし、その自治体の財政力を勘案したと、それはそういうふうに書いてあります。確かに財政力はその自治体の規模とか経済の力によって変わるんですが、今回のコロナ対策については、今までの自治体が努力してきて財政力を高めたその結果で、それをもとに算入されるのは私はちょっとおかしいなと思ってて、これから先のコロナ対策はどの自治体も一緒ですから、事業数で割ってしまうと確かに岡山、倉敷が多いから、そこが全部とるんかもしれませんが、そうではなくて一生懸命頑張って支出を抑えてきたとか収入を増やしてきたということを逆利用されてるような気がしてならなかったので今回この質問をさせていただいたんですが、市長はどういうふうに思われましたか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) いかんともしがたし。甘んじて受けるしかございません。これからまたいろんなケースで配分ということがあろうかと思いますが、私の方から知事に対してはそれとなく申し上げるということはやるべきだとは思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) これは第1次補正の分でありまして、次に第2次補正も2兆円の予算が国でついとるわけで、これからまた配分とかが決まったときに、また同じような形で、不利と言ったら失礼ですけど、他市に比べて総社市がちょっと計算方法等でもらえる額が少なくなってしまうんであれば、そこはやっぱりちょっと申し出て、公平公正な形での配分額にしてもらいたいなと思っております。一生懸命自治体職員の皆さんとか当局の人たちも支出を抑える努力もしてますし、収入を増やす努力をして財政力を高めております。確かに総社市は財政力は0.59、6割ぐらいですし、それから高梁は0.32、本当に財政力が弱いのは分かっておりまして、これが福祉政策みたいな形で弱者に対して厚く支払う、交付税と一緒のような考え方でいくんであれば、そちらの方に厚くなるのも仕方がないかもしれませんが、この表を見ただけで、私がその計算方法とかを見たときに、どうしてもちょっとううんと思ったもんで、今回こういう形でやらせていただきました。今後のことも含めて、2次補正とかもあって、県からまた配分されるようなときは市長の方も知事とよく相談というか申出をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に入ります。 災害対応でございますが、災害時における避難行動、そして避難先の見直し、これも今議会で多くの方が、お持ち帰り、すみません、飛ばしました。ごめんなさい。すみません、お持ち帰りの方がありました、すみません。お持ち帰りの方を言うのを忘れました。 お持ち帰りDEお得券の販売とその周知方法、これに問題がなかったかということでお尋ねします。 市長は、これ、販売について何も問題がなかった、そして周知方法も良かったと思っておられますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 幾多の問題点はあったと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) その問題点は、具体的にどんなことでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) このコロナ対策というものは、全てにおいてスピード感というものが求められるものです。特に我々が迎え入れるものの中にゴールデンウイークというものがございます。これは10万円を配る際もそうでございましたが、スピードというのは非常に大事なんだよというのが市民の間ではございます。一刻も早くお届けしたいというところがあります。そこで、我々はホームページであるとか総社のLINEであるとか、それから地域コミュニティ協議会であるとか、様々なツールを使って発信して、お届けしたいというところを全速力でみんなの協力を得てやりました。しかし、やはり独居老人、独居の方々であるとか、後にやっぱり民生委員さんの力をかりて、くまなくやっていかなければならないという部分もあった。そこが反省点です。 これから、先ほど次のコロナ対策とか次の感染症とかいろんな問題が起こったときどうすんだという御質問がございましたけれども、早急に周知するということ、このやり方についてもう一度訓練とか方法についてスキルアップしていく必要がある。どの自治体も今スピードが競われている。どの自体もそれを競争しているのが今のコロナウイルスの政策課題であろうかと思いますが、そういう部分で我々が鍛え上げていく必要があると思います。マスク50万枚を配ったところから始まっておりますけれども、マスク50万枚の配布スピードも本当にいろいろ言われましたけれども、各コミュニティ本当に頑張っていただきまして、配りおおした。これは、本当に総社市しかできなかった、2年前の洪水の経験が生きているとは思いますけれども、まだまだ至らぬ点がありますから、それは直していくべきだと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) スピード感は非常に大事だと思いますが、当初2万枚のセット、これを連休前にやり、市の職員総出でドライブスルー方式で販売をしました。その日は市役所周辺が大渋滞となり、警察が出動するような事態にもなりました。確かにアイデアは良かったと思うんですが、その販売方法にちょっと問題があったような感じがいたします。そして、周知方法ですが、最初のチラシでは市役所のみの販売というふうな捉え方をした人が結構おられまして、各公民館へ買いに行かれた人が非常に少なかった。私も最初に見たとき、公民館は連休が終わってからの販売だなというふうに勘違いしたわけですが、そういうふうな形で、今後もしそういうことをされるんであれば、もう少しその辺を考慮していただきたいと思っております。 そして、5月7日に、これが好評だったから追加で販売させてくれというふうなことを電話でいただき、はい分かりましたと。好評だから、市民の皆さんが喜んで、そして飲食店を助けるためなら、それはもちろんやってもらいたいと思っておりまして、そのときに私は、もしこれが売れ残ったらどうされるんですかって言ったら、これは市の持ち出しが少なくなるだけのことだから、それはそれでいいんだというふうにお聞きしておりました。そして、そう思ってたやさき、6月1日、総社市のLINEで、市民の方のみならず在勤の方にもこれを販売するんだと。確かに企業支援として飲食店を応援するのは、どなたがそれを買って、食事を持って帰ってもいいわけですが、最初の趣旨と何かちょっとずれてきたんではないかというふうな、ここも違和感を持っておりますが、市長はどうお思いでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 予想以上に売れたということも確かでございますが、在勤の方々に対して、総社市内で働いてくれて、みんなで汗をかいている。そういう方とともに、今本当に困っている飲食店を助けていこうと、飲食店を救っていこうと、みんなでやるべきだと、そう判断したわけでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) この在勤の人にも販売するというのは、いつ決定されたんでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私の方から御説明させていただきます。 当初、2万セットがすぐ売れまして、追加で専決予算の方をお願いさせていただきました。それから、先ほど議員おっしゃられたように周知期間が短かったこと等がございまして、5月20日の広報紙の方で周知をさせていただきました。売上げの状況等を見させていただきながら、タイミングを見て在勤の方にも、企業支援という最初からの目的でございましたので、そういうことでさせていただいたという形の、6月1日からという形でさせていただきました。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) では、もう5月20日の時点で、売上げがそんなに伸びなかったら在勤の人にも売るということを中で決定されてたということでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 5月20日に広報紙で広報させていただきましたが、それから、売り切れになった後から在勤の方もかなりお電話をいただきまして、在勤の方も購入できないかというふうなお電話をたくさんいただきました。そういう状況の中で、事務方の方でいろいろ検討していく中で、在勤者の方にもやっぱり売ってあげれば事業所の支援につながるのではないかという観点から市長に提案させていただいたものでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) やはり最初に販売するときと内容が変わってきたときには、5月20日以降の、例えば議員全員が集まるような場所で政策監なり担当者が、こうこうこういう事情で、企業支援もあるし、券もまだ残ってるから在勤の人にも販売するんだというようなことを私はすべきだったと思うんですが、その辺いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 議員さんに対して報告が遅かったということは、私から深くおわびを申し上げたいと思います。その上で、災害有事対応のときに急ぐということがこれからもたくさんあります。急がなければいけないものと急いではいけないものもあるんですけれども、これからこのことを教訓に、どういう方を対象にするのかということをあらかじめ決めておくということが大切なテーマだと思います。 例えば議員も被災されておりますけれども、義援金を多く配分させていただきました。その際に、社長は倉敷に住んでいるんだけれども、つかったのは総社市内にある事業所。このときに、同じ被災地の中にその店舗もある。ただ、被災者は総社市民ではないという方に義援金を差し上げるか差し上げないかという議論も、あの瞬間の判断の中に多くありました。今回もコロナウイルスで一刻も早く飲食店を救いたいと、多くの方々に購入していただきたいと、みんなで支えようというときに、スピードを競うときに、やはり前もって誰に販売するのかということを明確にしておくと。今回、一つのテーマが総社市内で働いている人をどう扱っていくのか。今回は急場でこんなふうになってしまいましたけれども、私はこれから、その種類にもよると思うんですけれども、在勤総社市市民、これはもうやっぱり愛すべき存在だと。我々を助けて、経済行動していただいて、それがゆえに税収が上がり、その会社は総社市に税を払ってくださっているわけですから、この方々を含むか含まないか、その議論についてはこれから議会とよく調整をしながら決めていくということが大事だと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 税金を使っていろんな事業を行うわけですが、やはりそれは検証が必要だと私は思います。今回もスピード感があり、飲食店を救うという大前提の中でのことだったから仕方がないと言えば仕方がないかもしれませんが、プロセスはちゃんと踏んでいただかないと、スピード、スピード、これだから、これだからということで、ちょっと議会のシステムであるとかそういったことの理解をないがしろにしたようなところが見受けられますので、今後の政策を実行するに当たり、大切な市の税金を使うわけですから、そこは今後も気を付けてやっていただけたらと思っております。 次の小さい3番、経済対策についてですが、これも他の議員がもう既にいろいろ御質問されて、市長からの答弁もいただいております。地域通貨であるとか従業員20人以下、単独の自営業者であるとか、そういう方への直接のお金の交付等も考えておられるということですが、このコロナは今ちょっと終息に向かっておりますが、また第2波、第3波も来るかもしれません。また、新たな感染症が発生するかもしれません。そのときに、そのたびそのたびに市の税金を使っていろんなことをやっていくのも、私はやはり将来の負担、税金、借金、国も借金をして今回も大きな予算を組んどるわけですが、将来の負担も考えなきゃいけないと思っております。そのためには、やはり使うだけじゃなくって、これから先、このコロナと共存しながら経済をどうやって回していくかということを考えていく必要があります。そのためには、十分なコロナ対策をとった中で、総社市にお金を落としてもらうためにはどうしたらいいか。観光事業もその一つですし、それから地食べ公社の、例えばセロリとかトウモロコシの販売、そして地元の果物とかそういったものの販売ルートを、例えば食料品は今回もコロナの中ではステイホームの中でたくさんの売上げを上げておるという状況でございますから、今後の総社の経済に対する取組姿勢も総社モデルみたいな形で全国に発信できるんじゃないかと思っておりますが、市長はその辺どのようにお考えでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 大切なワードが出てきたんですが、経済を回していくという考え方ですね。この経済を回していくということでは、お持ち帰りDEお得券というのが最短距離の経済を回すというやつです。次に、もう一つ考えられるのが電子マネーですね。ああいう地域内経済で、地域にしか使えないというものを特化して作っていく。そういう地域を回していくという、そういうお金の使い方が非常に大事なテーマだったので、お持ち帰りDEお得券というものを発行したわけであります。これこそ1億2,000万円が瞬間にして回るわけですから、経済が展開するという典型事例になってまいります。 ただ一方で、分からないことはないんですが、我々もやりますけれども、現金を直接渡すという行為においては、その税金の使い方が、もらっていただいて、いただいた側はそれを貯金していったり、ためたり、借金返しに、これは大事なことなんですけれども、議員がお尋ねの経済を回すということでは、なかなかこの直接支給型というのは即効性がないので、我々はテイクアウトチケットを最優先してやったわけであります。第2次の経済政策としては、これから本当に疲弊した部分に対して直接支給をしていく。これは、もう背に腹はかえられないんでやっていこうと思っておりますが、回すということでは地域内通貨、あるいはお得券、そういったものが即効性があると私は認識しております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 総社市内だけでの経済は、それは回すだけではそれだけで終わってしまうので、総社に訪れる人とか在勤の方、さっき言われましたけど、そういう人たちの力をかりるとか、ネット販売を強化するとか、そういうものでの収益を上げていくということも一つの手だと思います。お持ち帰りDEお得券の、瞬時にお金が回ったというて言われましたけど、私は瞬時ではなかったように思っております。経済対策については、いろいろと一番最初に、冒頭に申し上げましたけれども、経済を最優先すると感染が広がるというふうな形もあります。そのバランスをとるのが非常に難しいので、かじ取りは非常に難しいですが、これは各自治体の首長さんの能力が問われる、私は、時代になっておりますので、市長にも頑張っていただいて、この対策をしっかりとやっていただきたいと思っております。 ここで、災害時の方に移らせていただきたいと思います。 災害時における避難行動、避難先の見直し対策はどうかということですが、一応災害対策としてはここに書きましたけど、公助、共助、自助とあると思うんですが、まず公助についてお尋ねいたします。 コロナの感染が拡大していく中、総社市としてこの避難行動、避難先の対応を、何を行ってきたのか、まずお尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、下原地域をはじめとして、下原地内に臨時総社市役所出張所を作り、下原の人はほとんどきびじアリーナにおられましたから、安全な公民館であるとか各避難所に分配をして、昭和の地域の方、真備町の方々、それらを安全で冷房がきいている、衛生面が担保できる避難所に隔離し、移してきたということをやってきました。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 一昨年の災害のときはそうされたんですが、今私が聞きたいのは、このコロナの問題が起きた後、総社市としてはどのような対策をとってきたかということ。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) コロナに対しては、避難所は設けておりません。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) この質問も多くの議員がされておりまして、市長は学校の教室を使うであるとか、そしてホテル、それから協力していただいているそういったビル、そしてきびじアリーナ等を使って、一時的にそこへ避難してもらうというようなことをされたんですが、この前に梅雨に入り、ダムの事前放流がありました。そのときは県北から上の方が確かに雨がたくさん降ったわけですが、前線が南下するに従ってこの辺もまた一昨年のような災害が起こる可能性があります。もし今週、明日でもあさってでも、もし同じような豪雨災害が起きたときに本当に対応できるんですか。そこをお聞きしたい。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) できるのですかじゃなくて、しないといけないということなんですよ。しないといけない。するのは当たり前で、我々の役割ですから、それは責任持ってやります。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) できるんですかじゃなくて、しないといけない。当たり前だと思います。しかし、しないといけないけど、やはり今の現状のままでできることと、できてないこともあるんじゃないですか。例えばマスクのこととか、消毒液のこととか、そういったもの、体温計のこととか、設備的にも今整ってない状況の中で、本当に実際やっていけるんですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) できることをやっていこうと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) そういう面で設備とかでお金がかかるんであれば、それこそスピード感を持って、急ぐものであるんであれば、その中での予算をとるような形で議会に相談をしていただければ、私はそれを反対する人は誰もいないと思いますので、その辺を考えていただきたいと思います。本当に今現在、梅雨に入り、いつ何どきそういった形の災害が起こるかも分からないので、西日本豪雨、一昨年のものを経験してるわけですから、それから後、今コロナの問題が起きてきて、また新しい形の対策を考えていかなきゃならないので、公助がすべきことはそういったことだと思っております。その公助の中での活動ですけど、西日本豪雨以降、自主防災組織を総社市内にあちこち作っていくということをしておられますが、その後、その辺の状況はいかがなものでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁します。 ○議長(劒持堅吾君) 政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 命によりまして、私の方から答弁させていただきます。 総社市内に、おおむね中学校単位ですが、17地区に分けております。その中で、自主防災組織が219カ所あって、それぞれのところで今協議をしております。ただ、2月末以降、コロナの関係で協議が止まっているのも事実でございます。そして、今でき上がった地区が、神在、山田、新本、この3地区はでき上がっております。17地区のうち3地区はでき上がっている状況で、また今後早急に進めてまいりたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) このコロナが起きてから、なかなかそういう地域に出向いて人を集めて話をするとかという状況の難しい中でのことだと思いますが、この災害というのは雨に限らず地震もいつ何どき、それこそ今現在この時点で起きるかも分からない。そういう状況の中でありますので、常に心がけていただきたいというのを思っております。私も一昨年の災害を自ら体験し、まさに本当に何も考えてなかったことを反省してるんですが、その場になってみて本当に明らかになることが多くありました。避難所の問題もそうですし、避難行動もそうです。公助でできることはスピード感を持って、それこそ行っていただきたいと思っております。 次が共助ですが、共助というのは何ができるかというと、やはり地域でその状況を踏まえて情報の確認をしたり、あと地域での状況を踏まえて、高齢者の方とか障がい者の人、それからひとり住まいの方をどういうふうな形で避難させるかということが把握できてないといけないと思うんですが、この辺のことも進んでますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁します。 ○議長(劒持堅吾君) 政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 命によりまして、私の方から御答弁させていただきます。 先ほど質問がありました地区防災計画、本当にこの中へ全て含まれていると思います。各地区においては、先ほど説明しましたが3地区しかできておりませんが、それぞれのところには入って協議は進めておりますので、そういったところの大切さは説明させていただいておりますので、早くこれを仕上げてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) よろしくお願いします。何度も言うのですが、これこそいつ何どき起こるか分からない事態でありますので、よろしくお願いしたいと思います。 そして、最後、自助ですが、自助というのは自分で行動を起こすわけですが、自らが情報を収集し、安全な場所がどこか、日頃から避難場所を確認したり、例えば親戚、知人のところの状況を把握しておるであるとか、そういったものも大切だし、自分自身で水、食料、今でしたらマスク、衛生用品、ラジオ、懐中電灯、充電器など、いろいろあります。そして、それを非常用袋に詰めて、そしてその都度あけて点検をしておくということが非常に重要ですが、この放送を見られている方も是非とも今この梅雨に入ったときに、改めてもう一回、一昨年7月6日のあの西日本豪雨のことを思い出していただいて、皆さんも非常用袋、実際にそろっているのかどうか、あとどこへ行ったらいいのかということもしっかりと勉強していただきたいと思います。 市の方も、広報として、これは下原、砂古の自主防災組織のパンフレットなんですが、これは5月31日に全戸に配布されました、下原と砂古に。これには、さっき言った新型コロナウイルス感染対策と避難行動、避難先はどうする、どうなる、公助でできること、自助でできること、共助でできること、そして表には洪水、地震に備えましょうということで見出し書かれてます。3枚目には、南海トラフ地震のことについても、こういう状況になりますということが書かれておりますし、こういったものを自主防災組織でこしらえて、皆さんに注意喚起をしてます。市の方も、これは市の方で私は全戸にこういったものを、緊急として梅雨入り前にやっておくべきではなかったかと思うんですが、その辺はどうお考えでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今、ハザードマップを全戸にお配りしたところでありまして、そのハザードマップの中に全て注意事項とか記入してございまして、それを是非、今テレビを御覧の方々におかれましては、いま一度お手元に届いているハザードマップを御覧になってください。装備品も全て書いてありますので。 一つお願いがありますが、今回L2、レベル2というものを付記しておりまして、これは高梁川が決壊して、さらに激しい、1,000年に1回みたいな、そういうことを想定しておりますので、自分の自宅が真っ赤になっていてという極度の不安をお持ちにならないようにはしていただきたいと思いますが、是非もう一度ひもといて、それを見て、ちゃんとした準備を備えていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 我々は一昨年のあの豪雨を体験しておりますし、それを自らの体験でやってきたことなんで、これからまた同じようなこと、もしくはそれ以上のことが起きても対応できるような形をとるべきだと思いますし、それができなかったらあの経験が無駄になってしまいます。教訓として風化させないためにも、日頃から、この時期でもありますから、皆さんも一人一人が自覚を持っていただいて、この災害に対する準備、そしてコロナの対策もしっかりととっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午前11時28分              再開 午前11時39分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、20番根馬和子さんの質問を許します。 20番根馬和子さん。              〔20番 根馬和子君 登壇〕 ◆20番(根馬和子君) 議長のお許しをいただき、一般質問をいたします。20番根馬和子でございます。 大きくは2点。1番は新型コロナウイルス感染対策について、2番は農業振興についてでございます。 新型コロナウイルス感染対策についてでございますが、岡山、地元出身の加藤厚生労働大臣、大変なお仕事で頑張ってくださっていますことに心から敬意を表します。 コロナウイルス感染は、新型のコロナウイルス感染ということで、これは誰も経験したことのないということで、今2008年のリーマン・ショックの10倍の景気減速だというふうに言われています。そして、1番の市としての取組はどうであったかということでございますが、皆様いろいろ御質問もありましたし、市長の方も一生懸命頑張ってくださってるということではございますが、十二番煎じでございますけれども、お答えをいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 根馬議員の御質問にお答えさせていただきます。 コロナ問題が勃発いたしまして、総社市も議員さんともどもに市を挙げて取り組んできたわけであります。我々に最初に飛び込んできたのは市場にマスクがないということでございましたので、マスクを早急に50万枚分を2月5日スタートで配布してまいりました。思えばこれがキックオフになったというか、ここまで長引くとはあのときは思っておりませんでしたから、いかに早く配るかみたいなことで早急に配ったわけですが、今から思えば本当にこれほど長引くとはと思います。そして、市民の方々の協力をいただきながら、3月5日に正式に総社市役所の中に新型コロナウイルス感染症対策室というものを設置し、そしてその対策室を中心に対応をしてまいりました。我々は学校政策、そして医療政策、そして経済政策、この三つに大きく分けて、それぞれの部門で対応してまいったという流れでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) ありがとうございました。誰もが経験したことのない新型コロナウイルスということでありますが、ちゃんと生活を、文部科学省がいつか言った、早寝、早起き、朝ごはんという、いつかフレーズがあったかと思うんですが、そういう人間として当たり前の生活をしていく、けじめのある生活をしていく、そういうことの中での、いろいろ世界はウイルスは感染してましたけれども、この新型コロナウイルスに対しましてもそういうことが大切なんだということを、こうして何箇月かたったときに非常に言われ出しております。 昨日現在の国内の感染者の確認は1万7,500人ぐらいですか。そして死者が925人ということで、それは大変な数です。でも、1万7,500人、あれしてても、退院者は1万五千六百四、五十人ですから、本当に大変と言えば大変なんですけれども、やはり高熱が続いたり、関節痛があったり、咽頭痛があったり、心筋炎が起きたりという、ちょっと今までとは違うけれども、無症状患者も大勢おるんだということではありますけれども、本当に文部科学省が言われます、子どもなどはなかなかかかりにくいような状態もありますが、早寝、早起き、朝ごはんという、そういうベースをきちっと持ちながら、運動、睡眠ということをきちっとしていくことをベースにしていかなければいけないんじゃないかなということを思いながら、私は加藤厚生労働大臣が本当に一生懸命国会でも答弁なさっていらっしゃるのを見ながら、本当に御苦労さまでございますというふうに思います。 景気の減退ということが本当に大変なことだと思うんですけれども、最初の頃のコロナ感染の危険性というものは本当に大変だと、新型コロナウイルスというのはもう本当に大変なんだということを私自身は感じていたんですが、市長いかがでしたでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今振り返ってみれば、吉備路マラソンの中止、この決定の時期がターニングポイントになったと思います。振り返ってみれば、2月15日の日曜日、これが西大寺の会陽の日でありました。その1週間後がそうじゃ吉備路マラソンの日でありました。我々は山陽新聞の越宗会長と相談をした上で、西大寺の会陽が終わった次の次の日に記者会見をして、そうじゃ吉備路マラソンをやりますよというメッセージを記者会見で発表しました。その頃は、2月15日に、全国でマラソンの時期でありますから、会陽も行われたし、熊本城マラソンも行われたし、全国各地でマラソンが正常に運営されておりました。がしかし、我々にとって1週間後の吉備路マラソン、これはもう私自身も行くも帰るも地獄みたいな、そういうことになりましたけれども、とにかく私が発表した、やると記者会見したその当日が、東京マラソンが中止になったということを東京が発表した日と重なったということでありました。そこから2日後に我々は吉備路マラソンを中止やむなしということで中止をいたしました。全国1位の大会と全国6位の我々が同時に中止ということになって、全国的にもそうじゃ吉備路マラソンの中止のニュースが全国ニュースになりましたが、地方のマラソンは吉備路マラソンが中止ということで、それに習えということで、2月23日以降の週に開催されるマラソンは全国で中止になったと。そのターニングポイントが東京マラソンとそうじゃ吉備路マラソンであったということであります。その頃、まだまだ今振り返ってみれば危機感は足りなかったというふうに反省します。あの頃は、やればできないこともないがなというようなところでやめてました。確かにあの頃は感染者もいなかったし、全く広がるという予感も岡山県内にもなかったし、そういうことでありますから、今思うと、あの時期にもう少し政府そのものも水際、国際線の寸断あるいはクルーズ船の寸断、あるいは近県同士の行き来を止めるということをあの時期にしていればという反省点は今でこそ持っている、思いを聞かれればそういうことを今思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。
    ◆20番(根馬和子君) そういうふうに反省は出るわけですが、そのときの、その当時の市としての実態というものはどうであったのかということをお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) その当時、1月30日に、このマラソンの前の段階で第1回の新型コロナウイルス感染症に関する連絡会議を開いて、地域の関係者と総社市内で守っていこうよということを開催しております。ですから、組織的にはやるべきことはやっていた。ただ、圧倒的な危機感はその頃はまだなかったと反省しております。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) それでも、圧倒的な危機感はないけど、わずかな危機感は持っておられたということでございますので、総社市がこの感染が出て拡大したとかというようなことには絶対にならないようにしなきゃいけないという、そういうものは今はありますが、その当時は余りなかったと。その後、だんだんだんだんとコロナウイルスの感染がもう本当に広がっていった、拡大していった、そして今後、2波、3波が予想されているということでありますが、そのときにはどのような対策をされますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、懇切丁寧に、第1波が来たときと同じことをしろということが一つのテーゼとしてあると思います。これは、国においても第1波が来たときに、いみじくも小池都知事が3密をと言いました。あと、ステイホームとも、ゴールデンウイークの前に言われました。そのことをきめ細かく懇切丁寧にやるということが大事なことでありますが、我々が一番考えていかなければいけないことは、地方自治体にとって様々、県の役割あるいは市役所、町役場の役割がありますが、今思えば我々市レベルで一番の大きな役割は、何といっても学校のあけ閉めということになります。ついては、今議会にも提案しておりますし、最終日にもできればルーターであるとかオンライン教育に資するものについての予算計上をお願いしておりますけれども、一刻も早くオンライン化で安心して学校を閉められるという環境を持ちたいというふうに思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) いい対策をお聞きできました。オンライン化というんですが、もう日本はオンライン化が遅れているんではないんですかね。外国というてもあれですけど、もう先進国はオンライン化が常識みたいになっているような感じがするんですが、やっぱりこういうことが、不幸なことが起きて、幸いだったというふうになっていくことのように、そういうオンライン化をしていって、子どもたちが、それもそれが絶対いいとは思いませんけれども、学校に行きにくい子もおるし、本当に親との関係性の子どももおるし、いろんな子どもがおるわけですから、みんな子どもが平等に学びにつける。でも、そういう危惧がなければ、子どもたちにもちろんそれはしてやらなければいけませんけれども、そういうオンライン化になっていくということがあるとすれば、これは本当にこういう大きな事態が、不幸が起きて、そしてそれが大きな幸福になっていくというふうなことが予想されるのではないかなということを、今のお話を聞きながら、本当に有難いなというふうに思わせていただきました。 5番目は、市民への徹底的な広報はどのようにするかということでございますが、一つ一ついかせていただきたいと思います。 高齢者のひとり住まいの方ということに対してはどのように、徹底的な広報ということで、なかなか広報、私も後で言いたいんですけど広報紙の配布の仕方っていろいろあるみたいな感じで、2世帯同居の人、それから家におられる日、おられない日、介護に行く日でいろいろな形をやってらっしゃる方で、全部広報紙が入っているんではないんじゃないかなって、この前ちょっと注文つけたことがあるんですけれども、特に高齢者のひとり住まいの方に対しての徹底的な広報というものはどのようになされるのか教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは本当に大切な質問でございまして、くしくも前の小西利一議員の質問もそうでしたが、コロナウイルスでも水害でも地震が来たとしても、本当にスピード感というものが求められます。スピード感、経済政策をやっても何をしてもスピード感が求められる中で、どうしても取り残されるのがひとり暮らしのお年寄りだということです。ここの連絡網をどうしていくのかというところが、やはり緊急対策の一番の問題点。ここを強くするということが今回の教訓だと私は思います。しかるに、民生委員さんであるとか地域コミュニティの方々、一軒一軒回るすべということを今徹底して社協さんなどにも対して行っているところでございます。具体的には、担当部長から答弁をさせていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) 命によりまして、私からお答え申し上げます。 ひとり暮らしの高齢者への個別での様々な周知につきまして、市長より答弁申し上げましたように様々な地域の関係機関のお力をかりながら進めているところであります。主体で申し上げると、民生委員の方、地域包括のセンターの方、そして社会福祉協議会など、様々なお力をいただいてます。また、特にコロナの関係で申し上げますと、コロナの感染拡大が叫ばれる中で、そういった訪問が一時期で終わった時期もあったんですけれども、5月12日からは改めて出発式を設けて、インターホン越しの声かけなどを再開しているところであります。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) ありがとうございます。私も地域の中に高齢者の方も、我々も高齢者なんですが、我が家は6人おりますからいろんな目がありますからあれですけど、本当にお一人の方は大変だなと思いながら、今言う民生委員や愛育委員やら地域の福祉委員とかいろんな人たちが目を向けてあげれば本当にいいんですけれども、どうなってるのかなって思う人が御近所にもおられて、どうなってるかなって私が思うんじゃなくて、それはそういう係の人がしてくださっているんですけれども、ふと思って、そういう方たちへの広報というんですか、コロナにかかって本当にえらい目をするんじゃなくて、ちゃんとフォローしてあげられる、そういうシステムをちゃんと作って、本当にいいところに住んで、総社市といういいところに住んで、ああ良かったって思ってもらえるのは本当にすごいことじゃないかなと思うのです。 それから、次の障がいを持つ人への周知ということです。 障がいといってもいろいろな障がいがあると思うので、聞こえない人、言えない人、体の不自由な人、そういういろんな方たちの障がい者、障がいを持つ人への周知というのはどのようになされるおつもりでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁します。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) 命によりまして、私からお答え申し上げます。 議員御指摘のとおり、障がいを持った方への情報提供というのも非常に重要となってまいります。この点、日頃から障がい者のサポートをしてくださっている事業所や支援員の方々、またそのサービス提供の計画を一緒に立てていく、相談、事業所のスタッフ、そういった身近な人々の力を借りながら、総社市の保健福祉部も一緒になりながら、きめ細かな情報提供を進めている、そして今後も進めていきたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 福祉委員やら民生委員やら、いろいろ委員さんいらっしゃって、いろいろな障がいを持つ人をフォローしたりサポートしたりしていらっしゃると思うんですが、本当にちゃんと伝わって、その人が、じゃあこうしていこうとか、こうしてくださいとかというふうに発信できるような、そういうふうになっていってるシステムというんですか、やり方というのは地区地区で違うんじゃないかなと思うんですが、そのあたりは周知されてますか。どのようにされているのか。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) お答え申し上げます。 議員御指摘のとおり、地域ごとにどのように弱い立場の方々に情報を伝えていくか、見てみますと、かなり地域ごとに地域づくり協議会の組織の在り方だとか民生委員さんの活動の形態など、様々地区によって差もあるように思われます。それぞれの地域の特性に応じた対応はあるかと思いますけれども、市役所としても各地域に必要なアドバイスをしっかりしていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) しっかりアドバイスをするという、その最後の一言で心がすっとしたんですけれども、あるんですよ、いろいろと。是非しっかりといいアドバイスをして、誰ひとり取りこぼすことのないように是非周知をしていって、総社からコロナウイルス患者が出たというようなことを言われないようにしていただきたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。 さて、次の2世帯同居の家庭の周知ということですが、2世帯同居というのは、我が家も2世帯同居なんです。全部つながってるんですけれども、生活は別々ですから、私も行ったり来たりはいろいろするんですが、例えば広報紙は1冊しか入らないんです。それをお願いしたら2冊でくださいました。そういう、それは別にとがめられることでもないし、しっかりと若い世帯も市がどんなになっているのか、いろんな広報をしているのをしっかり読んでほしいと。私らは私らとして。その2世帯というのは、山手は結構あるんです。山手というちゃあいけないんですけども、2階と下で、上は親が住んで、下が若い者とか。若い者がここに住んで、裏に小屋みたいなのを造って老夫婦がおるとか。そういうところにもしっかりといってるのかな、どうなのかなと。いろんなところを歩いてみて、あそこにおられる、ああそうみたいなことが結構あるんです。山手は人口が増えてる増えてる言うけど、そりゃあ新規で来とられる方、おもしろいんですよ、いろいろなやり方があって、はい。ですから、人口増加は本当に有難いんですけれども、そういういろんなすき間があったり、もうちょっと配慮してあげなければいけないというようなことも現実にはあるんです。そういうところを知っていただいていけば有難いかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) お答え申し上げます。 議員御指摘のように、広報紙「広報そうじゃ」について、一つの有効な情報伝達のツールであると考えております。この点、2世帯の同居の方については、確かに原則は1部のお配りなんですけれども、お申出があれば2部お配りするという運用をしております。これからもそういった運用ができることをしっかりと周知しながらきめ細かに対応していきたいと、そのように考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 申出があればということですね。ということは、地域の、そのお家では老夫婦は恐らくよう言われないと思うので、近隣の民生委員であったり、福祉委員であったり、自治会の役員であったり、そういう人が気を付けていくということの方がいいかもしれませんね。 次の妊娠中、幼い子どもを持つ方ということなんですが、母子感染ということがちょっと心配されていたんですが、どういうふうに思われていますか。 それから、幼い子どもさん、子どもはなかなか感染しないというたら、そんなことはないんです。もうちっちゃい子、死んだ子もおるし、かかってる子もおるし、そういう方たちへのいわゆる徹底的な広報というんですか、そういうものをどのようにされるのかということでございますが、広報紙だけじゃなくていろいろな手があると思うんですが、どうお考えでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) お答え申し上げます。 議員御指摘のとおり、特に妊娠中の女性の方というのは相対的に新型コロナリスク、感染症のリスクが高いということも言われているので、この新型コロナの対応、対策について丁寧に周知していくことが特に重要であると考えています。市民全体の周知に加えまして、そういった方々への対応としましては、妊娠届、親子健康手帳の交付時であるとか、もしくは出生の届出のとき、またそれ以外にも個別の御相談をいただくときなど、様々な窓口での対応の際にしっかりとお伝えするとともに、対象の方へのメールマガジンなどでは必要な情報をしっかりと提供し、安心・安全を提供できるように努めてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) どうぞよろしくお願いいたします。 届出のときとか窓口での、メールマガジンは若い人はそういうメールというんですか、そういうのは全然本当に大丈夫ですけれども、子どもさんを持つ、幼い子どもさんを連れて歩いてるのを見ながら、本当にすくすくと育ってほしい、病気にかからないでほしいと思うのは我々でございます。 それから、最後は幼稚園、小学校、中学校での取組ということで、今さっき教育長の方からお話を聞きましたので小・中学校は大体聞かせていただきましたが、保育園、幼稚園、そういうところではどういうふうになっておりますか。徹底的な広報はどのようになっておりますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 教育委員会から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 命によりまして、私の方から御答弁させていただきます。 幼稚園、保育所といったところでの取組でございますけれども、小・中学校と同じように3密対策の重要性を理解させること、あるいは手洗いですとか子ども同士、ソーシャルディスタンス、距離をとることの新しい生活様式をしっかりと身につけさせ、これを自然な習慣化できるように指導しておるところでございます。 また、保護者の皆様へも園だよりやお知らせのプリントを通じまして、御家庭でも同じようなことが取り組めるように御協力の方をお願いしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) これは、大体今さっき聞いておりますのであれなんですが、ちょっと言いたいことを言わせていただいてもよろしいですか、ちょっと。 言いたいことを言うちゃいけないんですけど。いやいや、いいです。やっぱり文部科学省が言った、最初に言いました、早寝、早起き、朝ごはん、これはもう絶対に守ってくださいということを心から思っております。 それから、日本の、今フランスが5月から外出制限拡大、大幅に緩和されています。各自ドライブスルー方式を導入されて、週70万件のPCR検査を大小の病院で4,840カ所やっておられる。この遺伝子検査の自動化を、精密機械メーカーの製品を導入されとるんです。これが、フランスへ17台輸出されてるのが松戸市の精密機械メーカーなんです。フランスが5月から外出制限が大幅に緩和したというのは、ドライブスルー方式で遺伝子検査を自動化で検出、PCR検査ができるようにしたわけですね。それが日本の精密機械メーカーが作った機器を使って、フランスは早くオープンしたわけですね。日本は、検査の精度を、申請して国の許可を得る必要があって、現場には導入されてない機械があるわけです。フランスへは、輸出したらフランスは即使って、ドライブスルー方式でPCR検査をして、どんどんどんどん開放していったという。それを私も加藤先生にお願いして、全自動のPCR検査機ということなんですが、カートリッジを並べて、検体をセットして、ふたを閉めて、スイッチオンしたら、もう検査員の感染の恐れもないし、結果は早いし、小型だしということで、それをフランスに輸出して、日本には使えないんですよ。なぜ使えないかというたら、申請して国の許可を得る、その国の許可を得るのがものすごく時間がかかってるということなんです。そんなことって本当にあるのかなと思うんですが、加藤厚生労働大臣にお願いしたいと思うんです。私ができませんけれども、そういうことがあって、市民を誰ひとりとしてコロナ感染をさせないという、そういう市長の決意を受け止めましたので、1番のコロナ感染対策はこれで終わらせていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん、大項目の1はこれで終わりですか。 ◆20番(根馬和子君) (続)はい。 ○議長(劒持堅吾君) それでは、質問の途中でございますが、この際しばらく休憩をいたします。再開は午後1時15分といたします。              休憩 午後0時11分              再開 午後1時13分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 次におきましては、2番の農業振興についてを御質問いたします。 市における農業の生産者はどのくらいいるのか、また稲作の割合はどうかお教えください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 総社市全体の農業経営体、経営体と申しますが、この数が1,562経営体であります。その中で、水稲作、稲作が1,383経営体という状態でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 本当に水稲をしてくださる方、ありがとうございます。農業をしてくださる方、本当に心から感謝いたします。 それで、その水稲であったり、果樹もそうかもしれませんけれども、鳥獣害による被害の状況はどのくらいあるのか教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 令和元年度でありますけれども、被害が約1,058万円。その中で、最も大きいものはイノシシによるもので、うち428万円というのが実態数字でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 最近、全国的にイノシシ被害がたくさん起きているということが聞かれます。市もイノシシを捕獲するためにいろいろ工夫をされておるようにお伺いいたしますが、次の2番の3番の鳥獣被害対策のための電気柵が有効として使用されているが、危険表示はどうか。また、テレビ、ラジオへの無線設備に障害はないのかということを、これをお願いいたします。御回答ください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 失礼いたしました。命によりまして、私の方から答弁させていただきます。 電源から電力の供給を受ける電気柵については、危険及び障害発生の防止を目的に、設置の方法が電気用品の安全法等により定められております。特に商品の方にはPSEマークという表示が義務づけられております。これによりまして、事故防止はもちろんのことでございますが、テレビ、ラジオ等への通信への影響も最小限のものというふうな基準が設けられているところでございます。 それから、漏電によりまして感電事故を防ぐための定期的な草刈りや断線箇所がないか等の点検につきましては、周囲の人が容易に視認できるような危険表示の掲示が義務づけられておりますので、市としても引き続きお願いをしたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 適切な対応をしようという心がけでおられるということと思います。 それでは、4番のイノシシ被害への市の対応はどのくらいあるかということで、どのくらいというのは被害数、それによる金額といいますか、いろいろな方に頼まれて、猟師さんですかね、そういう方たちへの報償金であるとかそういうこともあると思うんですが、それはどのようにされておられますか。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 失礼いたしました。市に寄せられました令和元年度のイノシシの駆除件数でございますが、依頼件数は43件でございます。イノシシ被害の対応としましては、市は、電気柵やワイヤーメッシュ柵などの防護柵を設置する場合、その資材費等について補助制度を設けております。 また、防護柵によるイノシシの侵入の阻止だけでなくて、猟友会の吉備分会の方にお願いをして、有害鳥獣の駆除について委託契約をしております。駆除班による銃器やわなの仕掛けによりまして、駆除をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 電気柵、防護柵ということでありますが、聞くところによりますと、防護柵を設置することにおいて、総社市の場合は3世帯以上での共同施工に限るというふうにお聞きしたんですが、これは市民の方から、私、これは2月でもちょっと言ったと思うんですが、隣の市は個人で農地の耕作を管理し、市税を完納している人だったら個人で言うてくださいと。ところが、総社市の場合は市内に住所を有する者で、3戸以上での共同施工に限るというふうに、これは規則なのか何か知りませんがなっているということで、これが困るんですというふうに農家の方から私は言われたわけです。前回もそのことを少し言うたんですが、私も深掘りしていなかったもんですが、なぜ個人では駄目なのかと。他市は個人でやってます。その後の、なぜなのかということでちょっと。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、一定以上の広がりを持って効率的に物事を処したいというとで、3戸以上の農家の方で共同設置をということをお願いをしております。ただし、1人しかいないとか、1戸だけでこの農地をやっているという方は駄目なのかということに相なりますから、議員お尋ねの1戸でもこれを柔軟に認めるように今後していきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) ありがとうございます。2月のときにもそのようにお聞きして、それは痛切な市民からの提言だったわけです。私も余り調べずに、ああそうですかというような感じだったんですが、いろんな市を調べてみますと、そうではない。個人で、ただし予算は決められてますから、個人でどんどん来たときに予算がもうなくなったらこれで終わりですというようなことがあるらしいんですけれども、そういう3戸以上での共同施工に限るという市のあれというのは、法なのか規則なのか何か分かりませんが、それはやっぱり1人、お百姓してくださる人を大事に、そういう鳥獣による被害の補償というものは、いろいろな申請、申請からまたこれが補助金交付までの流れがいろいろあるわけですけれども、こういうことをして、お百姓をして、みんなのためにと思ってくださる農家の方たちに本当に安心して交付してあげていただきたいなと思っています。 それで、電気柵が、総社市の場合は再度の交付申請は電気柵やネット柵は8年後というふうに決められてるらしいですね。これは、近隣の市は3年にしておられますよ。というのは、電気柵やネット柵をして、びゃっと破られたら、もう次の年、自分でしなきゃいけないと。そういう鳥獣被害が奥に行くとひどくあるらしくて、稲が倒されようが食われようが、もうしょうがないというような形になっていくことを避けるために、少しそのあたりを、8年じゃなくて3年ぐらいに短くしてもらえないかと、そういう要望もあるわけです。いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 根馬議員の御質問でございますが、基本的に農業関係の補助金なんですが、農業振興対策補助金要綱というのがございまして、基本的には効率的な費用で効率的に多くの農地を共同で守るというふうな観点がございます。その中で、3人共同という形でありますが、1点問題がございますのが、個人にした場合は防護柵を整備した農地、周辺の未整備の農地ですね、そこがかなり被害を受けると、そこに被害が集中するというふうな傾向がございますので、そのあたりで集落一帯での対策をお願いしているようなこともございます。とは言いましても、いろんな地域の御事情があるかと思いますので、そこは具体的に御相談をいただければ現場等も見させていただきながら対応させていただきたいというふうに考えております。 それから、耐用年数につきましては、一応定めておりますが、そこの壊れたでございますとか、そのあたりも相談に乗らせていただいて、対応させていただければというふうに考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 再度の交付金申請というのは、総社市は電気柵やネット柵は8年後、それからトタン柵、ワイヤーメッシュ柵は14年後というふうに一応決められているわけで、こんなに長い、相談と言われたんですけれども、やっぱり近くの市ではもう3年ぐらいにはされてますので、そのあたりをもう少し短くしてあげられないと、相談に行って、このぐらいじゃったらなんて蹴られたら、言うた人が悲しいな、損だなというふうになるので、もう少し農業をしてくださる人を大切に、本当にちゃんと農地と守る、そういうことへの配慮というものがこういう規則の中に出てきてくれたらいいなと思うんですが、どんなもんでしょうかね。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これから検討します。この補助金は、単市のものでございますので、市がどう判断するかというところでございますので、これは議員の意向に対して前向きに、年度を縮めていくように、農業者を大事に、改編していきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) ものすごい前向きな御答弁ありがとうございました。多分喜ばれると思いますので、早急に規則変更等あればよろしくお願いしたいと思います。 それで、これで終わったんかな。まあ大体いいですね。もう了解いたしました。どうもありがとうございました。以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午後1時28分              再開 午後1時38分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、7番岡崎亨一君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 7番岡崎亨一君から一般質問に際し、議場へのパネル持ち込み並びに議場での資料配付の申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、7番岡崎亨一君の質問を許します。 7番岡崎亨一君。              〔7番 岡崎亨一君 登壇〕 ◆7番(岡崎亨一君) 議長より発言の許可をいただきました、チームかがやき、公明党の岡崎亨一でございます。 私が今議会の最終バッターでございますので、連日お疲れのところでございましょうが、よろしくお願いを申し上げます。 今議会では、3点お伺いをしております。 コロナ禍を踏まえた防災対策について、新型コロナウイルス感染症に係る経済対策について、教育行政についてでございます。 まず、1点目のコロナ禍を踏まえた防災対策についてでありますが、感染症予防対策のための資材購入について、地方創生臨時交付金を活用してのマスク、消毒液、段ボールベッド等の購入検討はどうかと伺っております。 これは、山田議員の質問に対する市長答弁の中で、マスク10万枚、アルコール消毒液100リットル、非接触型体温計20個、段ボールベッド70個、パーティション150個等々、答弁がございましたけれども、これは地方創生臨時交付金を活用してのものと思ってよろしいんでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 岡崎議員の御質問にお答えをいたします。 いよいよ一般質問最後の質問となりますが、どうぞよろしくお願いをいたします。 願わくば、このマスク10万枚、アルコール消毒液100リッター、非接触型体温計20個、段ボールベッド70個、パーティション150個などにつきましては、願わくば地方創生臨時交付金の中で賄えるように購入したいと思います。これから内閣府との折衝になってこようかと思いますが、全国各地の市が、これが使えるの、これが使えないんですかという、結構使い勝手が柔軟性に乏しい部分がありますから、願わくばこの交付金の中で活用させていただければと、そう考えております。無理ならば、これは当然のことながら単独市の予算でいくしかないわけでございますので、覚悟を決めていこうとは思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 私の方では、前国交大臣の石井衆議院議員の方からは、恐らく地方創生交付金を大いに使ってくださいというお話を頂戴しておりますので、是非ともこれを使っていただいて、それと山田議員の答弁の中でも35万食プラスアルファという備蓄の食糧がございましたけれども、これもしっかりと使っていただきたいなと思っておるところでございます。 それでは、次に入ります。 避難体制についての質問に入りますけども、国の通知による分散避難の体制構築や備品の拡充はどうかと聞いております。 これにつきましても、山田議員、津神議員の質問への答弁で、主に学校、スポーツ施設、公民館への避難を上げられておりましたけれども、内閣府からは可能な限り多くの避難所として、例えばホテル、旅館や、分散避難ということで親戚、友人宅への避難の検討を周知するようにとありましたけども、この点に関してはいかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これまで答弁してまいりましたが、学校、公民館、きびじアリーナ、高校、大学、それに加えてテント村の設置、さらに分散していくためにホテル、旅館、そして友人、知人宅というものを議員おっしゃるように拡散して、得ていくように努力をしていきたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。様々な場所を使って、また市民の皆様にもよく考えていただきまして、数々の議員からもこのハザードマップ、新しいのですね、私は実は今持ち歩いておりまして、ここにも自分の住んでるところが、先ほど市長の答弁の中でもL2といって大変雨が降った場合に市内がどういう状況になるのか、皆さん、また市から来たからって置きっ放しにならないように、こういった、これがL2という1,000年に1度程度の大雨、48時間、2日ですね、丸2日、総雨量が674㎜の場合はこれぐらいつかるということでして、最初のところにそれぞれの皆様の避難所一覧がありますから、こういった、見にくいですけども、しっかり、これはお家にあるはずなので、見ていただきまして、以前の頓宮議員からの御提案もありました、マイ・タイムライン。いかにして我が家の、逃げるのか、その準備をするのか、どのタイミングなのか、どこに逃げるのかをやはり考えていただきたい。もっともっと周知徹底もしていただきたいと思っておるところでございます。 そこで、避難所につきましては、資料を、1枚目、御覧ください。 これ、内閣府防災の方から、新型コロナウイルス感染症対応時の避難所レイアウト、避難受付時ということが示されております。これ、第1版でございまして、若干の訂正が、第2版が出ておりますけれども、ほぼこういった形でレイアウト例が示されておりますけれども、この辺は今回の市長の答弁でも1人当たり8㎡といったお話もありましたけれども、やはり避難所におきましてこのレイアウトを1度考えておく必要があるのではないかと思いますが、市長いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) このレイアウト図は大変参考になります。今我々が、これまでの2年前の災害のときの避難所設置備品一覧リストというものを持って、今、総社流に作っております。これは、かなり精度が高くて、我々が苦労に苦労を重ねてそれぞれの避難所に設けたものが一覧になっております。例えば洗濯機は当然ですが、乾燥機であるとか、ヘアドライヤーとか、テレビ、パソコン、様々なものを均一的に避難所に設置していこうという一覧があるんですが、このレイアウトがございません。このレイアウトは、今1人当たり8㎡と言っておりますので、それを仮想した、お示ししていただいたレイアウト図をもとに、新型コロナ対策を含めた分散避難、隔離避難、そういったものをレイアウトしていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 前もって、今資料のところで専用スペース、集合スペースですね。こういったことはどこに配置をするのか、どういうふうに決めるのかというのが、やはり重要ではないかなと。その場その場でばたばたばたばた、現場で避難した方と職員の方が決めるのではこと遅いと思いますので、よろしくお願いいたします。 それで、2枚目を御覧ください。 健康な者の避難所滞在スペースのレイアウト、この例も示されておりますけれども、先ほど申し上げました今議会での市長の答弁で、1人当たり8㎡を考えておると。また、テント村も考えておるといった御答弁を頂戴しておりますけれども、こういった形でテープによる区画表示、またパーテーション、これから購入されるかと思いますけども、利用した場合、そしてこれ、写真がテント村は屋内にありますが、うちは屋外かなと想定をしておるんですが、このあたりも市長、しっかり検討をして、早急にいただけますか、いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) かしこまりました。よくできていますので、これを参考にしながらやってまいりたいと思います。今回、世界の基準のスフィア基準というのがありまして、このスフィア基準は1人当たり避難者3㎡の面積をという、そういう基準がありますが、今回総社市は8㎡というかなり広い面積をということでやっておりますので、それなりにレイアウトしていくということと、このテント村、どうもありがとうございます。おっしゃるように、我が市のテント村は屋外に想定しておりますので、その設置する場所もあわせてレイアウトしていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) このテント村は、うちの谷合正明がたしかこのテント村を、総社市のテント村を国会の方で取り上げさせていただけたのかなと思いますので、やはり事前の準備が重要かなと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 それでは、大項目2番目に入ります。 新型コロナウイルス感染症に係る経済対策についてお伺いをしております。 市内業者への今後の経済支援対策について、国策の持続化給付金や近隣他市の支援策の制度には私ははざまがあると思っております。市の政策として、そのはざまにある事業者への支援を考えてはどうかと聞いておりますけれども、私がはざまと申すのは、例えば国の持続化給付金には売上げの減少が昨年比で年内に50%に満たない事業者は対象になっておりません。近隣他市は20%以上減少しておれば対象になっておりますけれども、減少月が今月末、6月末までが対象となっておりまして、今まで例えばお持ち帰りDEお得券なんかで飲食業をフォローしてまいりましたけれども、製造業、鉱工業ですね、そういった方々は大体3カ月から半年の受注残を抱えておりまして、これから落ちていくんです。主に三菱自動車しかりでありますけど、水島の原料を作ってるような工場は物が売れないと原料も作れなくなる。そうなると、原料等の工場等の仕事を抱えてるような様々な鉱工業に関わる事業者は、これからもっともっとダウンしていくということが起こりとしてあります。ですから、そういったことが対象になりません。 そこで、市長、総社市は今議会でも20人未満の企業、小規模事業者、一人親方とおっしゃっておりましたけれども、事業者規模もやはり中小企業と小規模事業者に分けたり、売上減少幅が昨年比から20%から50%ですね。国の持続化給付金をフォローできますし、対象月も年内とするとか、また今期、今年創業した方もやはり考えてあげるとか、総社市としてかゆいところに手が届く、そういった制度を考えることが必要かと思いますけども、いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 議員おっしゃるように、この議会ではざまにあるというところを拾い上げていく、持ち上げていくということを決めていかなければならない議会だと思っておりましたので、今おっしゃられたことに対しまして、できれば最終日に第2次の総社市経済対策予算案というものを掲示させていただきたいと思います。これまで我が市では拾えなかった50%未満、20%以上50%の部分というものをこれから救済していくということを考えながら、またさらに今年起こした事業者であるとか、ずっと言い続けてきましたが一人親方であるとか、世間一般的に今回の政策ではざまにあるという方々を中心に、総額2億円超えるかどうかの辺で作り上げていきたいと思います。もう少し国の地方創生の2億円に当てはまる部分、そうでない部分も見極めた上でやってまいりたいと思います。本当に公明党さんにはお世話になっておりますが、さらに我々独自でやってまいりたいと思います。 もう一方で、ちなみに先議とさせていただきましたが、いよいよひとり親世帯の臨時特別給付金、ひとり親家庭のお子さんに対する補償ですが、第1子が5万円、第2子が3万円、こうしてひとり親家庭に給付するやつでございますが、いよいよ明日、日本最速スピードであろうかと思いますが、明日振り込みをさせていただこうと思っております。様々な政策について今議会で提案させていただきながら、スピード感を重視しながらやっていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。6月今議会の閉会日に提出されるという予定とお答えを頂戴しました。非常に今まで様々な政策を立て続けに打っていただいた後で、正直、市長、非常にどういったところに手を打てばいいのかと悩まれたんじゃないかなと御察しいたします。新しい生活様式に対応するということで頑張っている事業者さんが待っていらっしゃいますので、よろしくお願いを申し上げます。 これはお願いであるんですが、国の今、第2次補正予算で2兆円ついておりますけれども、国の政策ですね。今回、農林漁業を支える経営継続補助金ですとか、困窮学生の支援、中小企業の労働者への雇用調整助成金ではなくて労働者自身が、これは予定でありますけれども、3万円未満の支援金ぐらいであれば、企業からそれぐらいしかもらってない方であれば、御自身が企業から休業証明をいただいてハローワークで恐らく手続を、請求をするという休業手当ですとか、頓宮議員がおっしゃった文化芸術団体への活動継続支援金ですね。これ、御自身、それぞれ団体が申請をされるんでありますけれども、やはり市役所からプッシュしていただいて、お困りじゃありませんかと、こんな制度があるんですよと、お忘れではないですかと、当てはまらないと思ってらっしゃいませんかと、まずは申請してみましょうよと声かけしていただいて、それにはやはり国のこの制度をしっかりと学ぶ必要性があるんではないかなと。同僚議員も本当に勉強されて市民の方の支援に回ってらっしゃいますので、どうかその辺の応援態勢も申請とか相談を待つのではなくてプッシュして、こちらから応援をして、声かけをしていただきたいと思いますけども、市長、いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 本当にそれはすばらしい、良い考えだと思います。今、国会でももめてますけれども、政府の経済対策を支給する支給者が自治体ではなくて、国でもなくて、第三者機関みたいな、株式会社に委ねてみたいなことがとかく言われておりますけれども、我々は本当に寄り添う市政を目指しておりますので、対策室においてプッシュ型の支援と、こっちからお困りではございませんかというような体制を整えて、改めて対応してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
    ◆7番(岡崎亨一君) よろしくお願いいたします。 それでは、最後の大項目の3に入らせていただきます。 教育行政についてお伺いをしております。 これは、主に熱中症対策でございます。コロナの影響で学校が臨時休業を余儀なくされたため、酷暑である夏休み期間中に今年は子どもたちが学校に通うことになったことにより、熱中症が大変危惧されるところでございます。 資料を御覧ください。これをパネル、すみません、小さく、見えますでしょうか。皆様には資料をお配りしておりますけども、勝手に夏休み、7月20日から8月31日までの過去3年間の気温を、岡山県南部の気温を作成をさせていただきました。一つ訂正でございます。一番下段から三つ目、赤字のところ、36度以上の猛暑日となっておりますが、これは35度でございますので訂正をしておわびをいたします。 これだけの気温が上がっておるわけですね。それぞれ日にちが書いております。平均気温も書いております。残念なことに、あの2年前の豪雨災害のときが最も暑かったようですね。1年置きに今年も暑くなるのではないかなというニュースもございますし、今日も最高気温が総社市は32度であろうということを聞いております。そして、この資料の7月20日から31日まで、緑の部分、これ、小・中学生が登校されます。8月に入りまして、青の部分は中学生のみが5日間登校されます。19日からの緑の部分が、またこれは小・中学生が登校されるわけですね。これだけ30度以上の真夏日は32日だったり、昨年は26日だったり。35度以上の猛暑日は9日、24日、11日と、台風が来たりするときもありますけれども、この辺で大変熱中症を危惧しておるところでございます。同僚議員も私以外に3人も今議会でこの熱中症につきまして質問をされております。総社市で普通教室のエアコン率は100%でありますけれども、理科室や技術室などの特別教室のエアコン率は全部はついてないと記憶をしております。そこで、教育長、お伺いをいたします。学校内での熱中症対策をどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕 ◎教育長(久山延司君) 7番岡崎議員の御質問にお答えいたします。 議員おっしゃるとおり、この夏は感染症対策と熱中症対策を両立させるということが必要であります。これまでも授業での換気をしながらの冷房だとか、それから体を動かす活動のときはマスクを外す指導をしているとか、それから水分を小まめにとる指導だとか、そういう話をしてまいりました。そして、何よりも大切なことは、それぞれの学校で教師がこれまで以上に子どもの観察や声かけ、こういうことを綿密に行って、一人一人の子どもの状況を把握して、体調不良が疑われるような場合には早目に養護教諭に相談し、保護者に連絡をするなど対応をとること、そして状況に応じて医療機関で受診させるということ、そういうことを早く行うということだと思っております。そういうこともあわせて、学校に伝えてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。本当にこのコロナ対策プラス熱中症ということで、学校現場、大変ではあろうかなと思います。目配り、声かけ、非常に先生方、気を使うところだと思いますけども、よく連携をとっていただきまして、早急な対応を、先ほど教育長がおっしゃった、お願いしたいと思います。 その次でありますけれども、学校ごとでの対応の差異がないようにできるのかとお伺いをしておりますが、今回の同僚議員の質問でもウオータークーラー、冷水機ですね、全国的にこれ、実は感染症対策としては推奨されていないように様々なところに載っておるんですが、そういったことも含めて、校長裁量があるのは結構なんですけども、学校によってそういった、この文教福祉委員会の所管事務の調査事項でも細かいところはございます。これは委員会にお任せしますけれども、その辺、校長によっての対応の差異がないように、ウオータークーラーも含めて禁止するのは禁止する。平等に市内への水平展開はいかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) これまでの新型コロナウイルスの感染防止に向けた様々な対応につきましては、校長会と協議を行って取組の方向性を決めてまいりました。今年の夏は、先ほども申しましたように、これまでにない特別な対応が必要だということでございます。対応が必要な場合が多々あるというふうに思います。そういうことで、共通した取組を行うということで、それぞれの学校も自信を持って指導に当たれるということで、是非、議員おっしゃるように学校によって差がないように、共通した取組にできるだけなるようにしたいと思います。できるだけと申しますのは、例えば、登下校の距離が長い児童生徒がいるような場合とか、地域によって幾らか差異がある場合がありますから、そういう場合で変えることもあるかもしれませんが、基本的には差異がないようにしていきたいというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 極力差異がないようにはするけれども、地域差がある場合には相談に応じて対応していくといった御答弁だと感じました。 徒歩で4㎞ある小学生も、平たんとまでは言えない方いらっしゃいますからね。うちの団地は2.5㎞、山手小学校から延々と上って帰ってきます。1、2年生で1時間10分から20分かかります。汗びっしょりです。ですから、その辺の対応も違ってくるのかなと思いますので、よくよく注視をしていただきながらお願いしたいと思います。 最後の質問に入ります。 特に先ほど申し上げました小学校の徒歩での下校により熱中症にかかる恐れがあると思うが、家庭の責任において熱中症対策グッズの制限は設けないことはできるかと。いわゆる何でもいいよと、熱中症になりさえしなければ、とにかく家庭と生徒児童の責任において、防止するものはよっぽど突発なものでない限りは、私はこの夏休みの下校につきましては本当に必要ではないかなと思いますが、その点いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 熱中症対策のグッズといいますのは、様々なものが販売されております。できるだけ制限は、この夏に関しては少なくしていきたいというふうに思いますが、児童生徒の安全性という点で検討をして、検討が必要なものはあると思います。ということで、保護者の皆様から御相談があれば、必ず御相談に乗って、市内全小・中学校で共有をしながら決めていきたいと思います。基本的には制限はできるだけ少なくしていきたいというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。極力制限は設けないけれども、何か変わった形があれば御相談には乗るということであります。その辺、市長、いかがお思いですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私はいつも申し上げておるんですが、コロナも災害だと。有事の対応ということになってまいります。有事対応というのは、厳しいときにはルールも破れというのが私はテーゼだと思っておりますので、学校教育現場、それなりのルールはありますけれども、今年に限りは有事対応ということを肝に銘じて、厳しい気持ちでやっていくということが大切だと、私はそう思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) ありがとうございます。コロナも有事であるということで、有事対応は極力制限を設けないといったことで、もう市長も教育長もやはり子どもの命、それは皆さん、市民の皆さんも保護者もそうですし、議員の同僚の皆さんもそうでありますけど、子どもが一番大事なんだと。ほかがどうでもいいわけではありませんけども、将来を担う、総社市を担う子どもでありますから、この夏休み期間中の熱中症対策は、子どもに対しては是非ともしっかりとお願いしたいと思うところでございます。 最後に、すみません、1点。 市長、先ほど学校の特別教室のエアコン率、率は聞いておりませんけども、一部まだついてないんですね。例えば技術室、あと美術室、こういったところですね。今年はどうやらエアコンが本当にばか売れで、ステイホームの影響で、もう調子が悪い、今のうちにかえておこうかという方も、また10万円頂戴したからかえておこうかといった方もいらっしゃいますけども、いずれかの時期にはやり全教室にエアコンを設置するといったことが必要ではないかなと正直思っております。予算の都合もあります。新庁舎建設もあります。コロナの経済対策も様々あります。でも、その辺を踏まえて、市長いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今でこそ全教室にエアコンがあるのは当たり前の時代になっております。しかし、よくよく考えてみれば、全教室にエアコンをつけようといってやり始めたのは県下では総社市がスタートの、我々がやってきたことであります。今、そのほかに技術室であるとか、その教室がまだついていないということでございますから、それはやっぱり我々は先駆者でありますからよく考えて、検討して、やるべきはやっていくと。財政のこともありますけれども、議員と気持ちは変わらないと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。よくよく財政とも相談をしながら計画をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 これからコロナの第2波が来るかも分かりません。総社市は、幸い今までも感染者は出しておりません。これからも、もうこの議会にいらっしゃる方々も市民の皆様もコロナは出したくない、コロナにはかかりたくないという思いが皆さん一緒であると思います。なかなか経済も家庭もうまくまだまだ回らないのが現状でありますけれども、そこを全員一丸となって、3密にとにかく気を付けながら、新しい生活様式で皆様で頑張ってまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。 以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) これをもって、一般質問を終結いたします。 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 6月17日の本会議は午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席をお願いをいたします。 本日は、これをもって散会いたします。              散会 午後2時12分...