総社市議会 > 2020-06-12 >
06月12日-02号

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  1. 総社市議会 2020-06-12
    06月12日-02号


    取得元: 総社市議会公式サイト
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    令和 2年 6月定例会          令和2年6月定例総社市議会会議録(第2号)              〇令和2年6月12日(金曜日)1. 開 議 令和2年6月12日 午前10時 0分2. 散 会 令和2年6月12日 午後 4時38分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 山田 雅徳        2番 溝手 宣良        3番 三上 周治   5番 萱野 哲也        6番 三宅 啓介        7番 岡崎 亨一   8番 深見 昌宏        9番 小川 進一        10番 高谷 幸男   11番 小西 義已        12番 難波 正吾        13番 小西 利一   14番 津神謙太郎        15番 村木 理英        16番 頓宮美津子   17番 赤澤 康宏        18番 名木田正昭        19番 加藤 保博   20番 根馬 和子        21番 山口 久子        22番 劒持 堅吾4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  河 相  祐 子        同   次長  小 原    純   同 議事係長  西 槇  昌 志        同議事係主査  鎌 田  美 保   同庶務調査係主任森    康 一5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      片 岡  聡 一        副市長     大 塚  康 裕   政策監     中 島  邦 夫        総合政策部長  脇    奈 七   総務部長    難 波  敏 文        市民生活部長  新 谷  秀 樹   文化スポーツ部長中 村  義 弘        保健福祉部長  吉 田    啓   産業部長心得  西 川    茂        建設部長    林    圭 一   教育長     久 山  延 司        教育部長    服 部  浩 二   総務課長    弓 取  佐知子6. 本日の議事日程   第1 一般質問7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○議長(劒持堅吾君) ただいまの出席21名全員であります。 では、これより会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 なお、諸議案に対する質疑の通告期限は本日午後1時までといたしておりますので、通告されます方は時間厳守でお願いをいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(劒持堅吾君) ではまず、日程第1、一般質問を行います。 今議会では14人が一般質問の通告をされております。お手元に配付いたしております一般質問通告者一覧表に記載の順序により、本日は溝手宣良君から萱野哲也君までの5人、6月15日に津神謙太郎君から小西義已君までの5人、16日に名木田正昭君から岡崎亨一君までの4人の予定で進めさせていただきます。 まず、2番溝手宣良君の質問を許します。 2番溝手宣良君。              〔2番 溝手宣良君 登壇〕 ◆2番(溝手宣良君) おはようございます。 ただいま議長より発言の許可をいただきました、議席番号2番、チームかがやきの溝手です。 今月5日、北朝鮮による拉致被害者である横田めぐみさんの御尊父横田滋さんが逝去されました。40年以上にわたり拉致問題の解決を訴えてこられましたが、願いがかなうことなくこの日を迎えてしまいました。その無念さは、私たちの想像を絶するものでしょう。心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、拉致問題の早期解決を願ってやみません。また、既にこのことの報道が大変少なくなっています。国民の関心の薄さを象徴しているのだろうと思います。 私は、常日頃からジャケット着用時はブルーリボンバッジをつけています。このストラップも、レスキュー・アブダクティーズ・バイ・ノースコリアと書いてあるしおかぜプロジェクトのものですが、拉致問題解決を私は心から願っておりますし、忘れたことはございません。拉致問題に関しては本当にたくさん言いたいことがありますが、それらは置いておいて、1点のみ今回の訃報がきっかけでも構いません。一人でも多くの方が拉致問題に関心を持ち、人ごとではなく、我が家族のことと同様に捉え、解決につながることを願います。冒頭に失礼をいたしました。 それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。 教育長におかれましては、初議会でいきなり最初に御答弁いただくことになろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 まずは、交通安全対策についてお尋ねをいたします。 今は、世界中が新型コロナウイルス感染症に対する恐怖と闘っている最中ですが、実は新型コロナウイルスに限らず、毎年インフルエンザでも大変多くの方々がお亡くなりになっていますし、いまだにSARSやMERSといったウイルスも存在しています。旧型コロナウイルスもただの風邪として扱われてはいますが、存在しています。一刻も早く新型コロナウイルスのワクチンや抗ウイルス剤等が開発され、ただの風邪と同じ扱いになることを私も願っております。全世界共通の願いであろうと思います。これだけ連日マスコミが報道し、国も都道府県も市町村も対策に全力を傾けたわけですが、このコロナウイルスより、私の個人的な感覚でもってすれば、圧倒的に危険なものが交通事故であります。今回のコロナウイルスの感染者は、今日の山陽新聞朝刊で確認した数字でございますけれど、昨日時点で1万8,009人、死者は938人、日本国内の話です、になっておりますが、令和元年の交通事故の発生件数は38万1,002件、死者は3,215人、負傷者は46万715人です。この数字を比べて、皆さんはどのように感じられるでしょうか。ちなみに、交通事故による死者数は、3年連続で戦後最少を更新しています。それなのに、この数字です。いかに交通事故に遭う確率が高いか、推しはかれるのではないかと思います。私は、以前この場で交通安全対策として、自動車の速度を抑制する効果があるとされるハンプの設置を提案いたしました。 そこで、中項目の1になります。 ハンプの進捗状況ですが、①設置の検討を何カ所されたのかをお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕 ◎教育長(久山延司君) 速度抑制対策の一つでありますハンプ設置につきまして、昨年度2箇所検討をいたしました。阿曽小学校区、阿曽小学校の北側の道路及び北小学校区、泉池の西の道路の通学路でございます。この2カ所の通学路は、抜け道や迂回路となっており、速度を上げた車両の通行が多く、速度抑制対策の一案としてハンプ設置を検討したものでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 質問者、市長はいいです、答弁。              (「市長もお願いいたします」と呼ぶ者あり) ○議長(劒持堅吾君) (続)市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) おはようございます。 張り切ってやってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 先ほどは、教育長一般質問の初答弁でございましたが、私からも答弁をさせていただきたいと思いますが、速度抑制対策の一つでございますハンプ設置阿曽小学校区と北小学校区、この2カ所に設置の検討をしたということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 私も、ちょっと最初、本当にトップバッターということで若干緊張をしておりまして、大変失礼をいたしました。 すみません。じゃあ、続けます。 2カ所を検討をされたということですが、現実には設置されていないのではないかと思います。 次の②なんですけれど、設置ができてない、またあるいは2カ所のみの設置の検討にとどまっている、その理由は何なのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この答弁をいたす前に、私の基本的な考え方は、これはやるべきだと考えているんです。ちょっと区別をしないといけないものがあって、ハンプとバンブー、これを取り違えている人もいます。ハンプというのは、カラー舗装で割とイミテーション的なもので、それでその入り口付近に突起部分がついている法則のもの、バンブーは、本当にここは危ないというところに竹が横たわっているというような突起物があるものと理解をしているんですが、議員がおっしゃるハンプについては、私は、できる限り危険と思われる箇所については、あれを見たら、一瞬あのブルーの突起物が周りに設置しているかのように見えますから、あれはスピードを落とす有効な手だてだというふうに考えておりまして、それはやるべきだと思うんですが、進まない理由をと聞かれれば、ハンプの入り口付近の突起物が車のタイヤに接触するときに強烈な音が出るということで、近隣住民の理解が得がたいということを聞いておりますが、それさえあれば、あるいは近隣に家がないであるとか、そういうことであれば、私は公安委員会が設置の基準を判断すると聞いておりますが、進めていくべきだと私は考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              (「どうするんですかね。全部、二人とも答弁するんですかね」と呼ぶ者あり)              (「できれば、そうお願いしたいと」と呼ぶ者あり) ○議長(劒持堅吾君) (続)分かりました。 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 設置が進まない理由につきましては、先ほど市長の方からも話がありましたが、それに加えて、ハンプの場合、二輪車、歩行者の転倒という危険性も考えられるということで、かなり考えていかないといけないかなということで、これまで進んでいなかったということです。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) やるべきと市長は考えてくださっていて、近隣住民の理解があれば進めやすいのではないかということだったと思いますが、前の僕の質問のときにも、近隣住民の理解が得る得られないという問題と子どもの命を守るのとどっちが大切なんですかということを問わせていただいて、もちろん子どもの命が大切だということはおっしゃっていただいたというふうに、一言一句間違えてないとは言いませんけど、そのように記憶をしておりますが、できるだけ、やはり命に関わることですので、近隣の方々への理解を深めていく努力をしていただけたらうれしいなと。また、今教育長がおっしゃったように、二輪車等の転倒とか、シニアカーを利用される方とかも増えるでしょうし、そういった方の当然安全配慮はもちろん必要だと思います。二輪車も、自転車であればもちろんそうですが、今度は自動二輪車になると、ハンプを設置しても、端っこの方を走ると、結局スピードを出していっても確かに通過できるので、ハンプを設置すれば必ずしも安全になる、スピードが必ず抑制されるというものではないかもしれませんけれど、でも大きな効果を得られると思っておりますので、是非検討をこれからも引き続きよろしくお願いいたします。 そして、次に③なんですけれど、余り検討が進まないという前提で僕も質問を作っておりましたので、ほかに何か具体的かつ効果的な自動車の速度抑制対策があって、その効果を検証されているのでしょうかということなんですけれど、そうであれば、内容を教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。
    ◎市長(片岡聡一君) カラー舗装、路面標示などによる減速対策、そのようなことをやっております。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 効果の検証につきましては、先ほど市長がお話をしたとおりでございます。 また、学校からまだ十分に改善が進んでないという声も聞いておりますし、箇所もございます。さらなる対応としまして、騒音や振動を少しでも緩和できる素材のものや転倒の可能性の少ないスロープ状のものなども考慮して、警察や周辺住民と協議しながらハンプ設置に取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 是非よろしくお願いいたします。 ここでひとつ先月20日読売新聞の投書欄に横浜市43歳主婦の方が、ちょっと「横断歩道前に凸、車の徐行に必要」というタイトルで投稿をされていて、参考になると思いますので、ちょっと紹介させていただきます。歩行者が信号機のない横断歩道を渡ろうとしている際に、約8割のドライバーが減速、停止しないという本紙記事を読んだ。以前から気になっている交通ルール違反だ。近所でも、横断歩道を渡ろうと待っている歩行者がいても、止まる車は少ない。また、住宅街にも関わらず、速度を落とさない車も多く、危険を感じている。以前住んでいたアメリカでは、路面に突起物が設置されるなど、道路には車がスピードを出さないように工夫されていた。日本国内でも、路面に凸部つけるハンプが設置されている地域があるようだ。道路交通法では、横断歩道手前での減速義務と歩行者優先義務が明記されている。ハンプが普及し、安全に歩けるようになることを願っているといったものでした。 加えて、さきの2月定例議会、ここの2月定例議会の一般会計予算審査特別委員会文教福祉分科会委員長報告にありましたとおり、市内の通学路の安全対策について平成30年度以降の要望件数は、市が対応するもの、県が対応するもの、国が対応するもの、警察が対応するもの、全て合わせると157件であり、対応できているのは約37%とのことでした。 そこで、④はちょっとこれは市長にお尋ねしたいと思うのですが、諸般の事情があり進まないというのはよくある話ですが、今回の一連のコロナウイルス対策を見ていると、市長の命が何より大切だ、子どもの命を全力で守るといった発言から強い覚悟が伝わってきました。批判もある中で、すばらしい決断力、実行力であると思います。2年が経過しようとしている平成30年7月豪雨での対応でも同様だと思います。私は、このことは本当にすごいと思っていますが、申し訳ない、では何ゆえ交通安全対策がそのように進まないのでしょうか。ウイルスや災害で脅かされる命と交通事故で脅かされる命に何も差はないと思うのですが、本気で特に子どもが当事者となるような交通事故を防ぐ気があるのだったら、もっと早めませんか。ちょっと厳しい言い方になってしまったかもしれませんけれど、今回のコロナウイルス対策のような決断力、実行力を是非交通安全対策にも発揮してほしいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 地域力予算を3年前から作って、1億円を地域の足回りのために使っていこうと。これは、地域応援課を作ったときの理論で、一番大事なのは、やっぱり地域の毛細血管の部分、市道の部分、あるいは農道の辺を朽ち果てたところを直していくということに1億円を特化してやっていこうということを議会同意の上で進めております。その中で、どうしてもという交通の中で、子ども、学校というのを2,500万円つけていて、その執行率が30%台という、全枠で言うとです。ですから、本当に大変迷惑をかけていると思いますが、その枠を増やすかどうかについては、また議会と相談をしながらということになりますが、私としては、2,500万円を子どもの交通、学校の道ということに特化した3年前と、3年よりも前を比べれば、幾分良くはなってると思いますが、これからそれは検討して、単年で今3億円の赤字を出している一般会計予算の中で、どう包括というか、選択と集中ですね、それをやっていきますから、子どもの安全というところには、議員がおっしゃることは一理あると私は思います。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 今年度に関しましては、地域力予算の最終年度であるということでございます。この予算の範囲内で、学校・園と連携をして、危険箇所をしっかりと見極めた上で、早急に対応してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 私が申し上げたいのは、予算とか、そういったことよりも、市長の決断力というか、実行力というか、判断力というか、コロナウイルスに対しても当然たくさんの予算を使ったわけですし、豪雨災害についてももちろんそうですけど、スピード感がちょっと違い過ぎるかなと。先ほど申しましたように、交通事故の発生件数であるとか、負傷者数であるとか、死者数であるとかといったものは、今回のコロナウイルスの数よりも圧倒的に多いわけで、その多いものの対策がここまで進んでないというのは、私はいささかちょっと疑問がつくというか、正直言って、市長らしくないというか、今回の発言を聞いていて、子どもの命を何としても守るために是非是非通学路に対してもっとスピード感を持ってやろうというような決断力を発揮してほしいと思います。もちろん県が対応するものとか、警察が対応するものとかあるということですけれど、もちろん例えば豪雨災害で高梁川とか一級河川、一級河川でも豪渓秦橋の上が県管理ですか、そういったところにも働きかけてくださっていたわけですし、中国電力が管理するダムに関しても強力に働きかけてくださったわけですから、そこは市の管轄じゃないからとかという判断ではなく、強烈に後押しをしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、中項目の2に移ります。 自転車の安全対策についてですが、中学校からは多くの子どもたちが自転車で通学をいたします。小学生も、日頃から自転車に乗る機会は多いと思います。自転車は、御存じと思いますが、軽車両です。特に、小学生以下は歩道の通行を認められていますが、中学生以上は原則車道を通行しなければなりません。文字どおり車両だからです。しかし、交通安全について学ぶとき、車両として相手に危害を加えてしまう存在であることは余り教えられていないのではないでしょうか。 そこで、①なんですけれど、損害賠償責任保険、簡単に言うと、いわゆる自転車保険に加入している市内の中学生は何%程度でございましょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 中学校では、毎年4月に全生徒に岡山県PTA連合会総合補償制度を案内しておるところであります。これには、個人賠償責任補償も含まれていますが、既に各家庭で個別に加入されている場合や賠償責任補償が自動附帯しているTSマークのついた自転車を利用している場合もあるために、加入は任意としております。そのため、全体の個人賠償責任補償の加入状況は把握できておりませんが、約7割の生徒がTSマークのついた自転車を購入しているというのが現状でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 教育委員会としましても、損害賠償責任保険の加入について100%になるように、これからも各学校に勧めていきたいというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 細かい数字というか、何%の方が入っているというのは把握できていないけれど、TSマークに関して言えば、約7割の生徒が入っているというか、ただあれは1年更新で、自転車屋さんへ持っていって点検整備をしてもらわないと更新はされないと思うので、それを本当にしてるかどうかはちょっと疑問なんですけれど、かしこまりました。 では、次に②に移ります。 今のちょっと教育長の答弁とかぶるかもしれませんが、そもそも今まで保険加入を推奨していたのでしょうか。今後はどうされるのでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 命によりまして御説明いたします。 保険加入そのものは任意ということでございますけれども、議員おっしゃいますように、自転車運転に際しましては加害者となる可能性もありますので、入学時の説明会等では、文書等によりまして、TSマークのついた自転車や保険加入を推奨しております。今後も、交通安全教室等で車両としての危険性についての理解を深めるとともに、安全教育の推進に努めてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 過去の他県の例ではありますが、小学校5年生の男児が起こした事故で、母親に対し9,500万円もの高額の損害賠償が命じられたこともありました。このほかにも高額賠償を命じられた事例はたくさんあります。事故を起こさないのが一番良いのが当然ですが、それでも起こしてしまうことはあります。そういったときに、ここ総社市で最悪の事態を招かないように、例えば保険の加入に対して補助をするなどを考えてみてはどうでしょうか。市長にちょっとお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今のところ考えておりませんが、検討させてください。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) すみません。教育長のお考えも教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 検討してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 本当に、これは加害者を守るということだけでなくて、損害賠償が支払われないということは被害者ももっともっと困るということになりますので、加害者、被害者双方を守る、ましてや小さい子どもさん、中学生を守ることにつながりますので、是非是非検討していただきたいと思います。 次に、③ヘルメットの着用状況ですけれど、私たちが中学生の頃は、いわゆるノーヘル等を先生に見つかると自転車を取り上げられていました。ノーヘルだと、最短でも2泊3日、その間は徒歩通学を余儀なくされました。私も経験があります。私の場合は、実はその間に友人にお願いして二人乗りをしておりまして、それを見つかって、さらに1週間取り上げられたんですけれど、そういった厳しい取り締まりもあったことも影響あると思うんですけれど、着用率は高かったと思うんですけど、今は着用率はどうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁します。 ○議長(劒持堅吾君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 命によりまして御答弁いたします。 ヘルメットの着用状況でございますけれども、おおむね良好というふうに考えております。ただ、学校から離れた場所ですとか、夏の暑い時期の下校時など、これは完全ではないというふうには認識してございます。今後、生徒の命を守る観点からも、より一層指導を徹底してまいりたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 加害者にもなりますけれど、もちろん被害者になりますので、ヘルメットを着用していれば助かったと思われる死亡事故が過去に市内であったのも事実かと思いますが、最近では通学時以外は着用しなくてもよくなっているのかな、どうかちょっと分かりませんけど、そのようなことを子どもから聞いたこともあります。そこの是非は、保護者も交えて議論していただくべきと思いますが、交通事故に対していささか意識が低過ぎるような気がいたします。 そこで、④交通ルールの理解度はどうかなんですけど、例えばさきに申しましたように、自転車は原則車道を通行することになっています。もちろん一時停止等では一時停止しなければなりません。そんな当然なことができている小・中学生が一体どれくらいいるでしょうか。このことは、もちろん中学生や小学生に限ったことではなく、我々大人も全くと言っても過言でないほどできてないとは思いますが、交通安全教育をするには、やはり小・中学生を対象にした方が効率も良いかとは思います。何より子どもたちの命を守るためにも、加害者としての損害賠償責任や罪悪感を背負わせないためには、子どもたちに深く理解してもらうことが肝心と思いますので、それらを踏まえた交通安全教育を実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私は、よくジョギングをしておりまして、時々まま見られるのが、高校生、中学生の並列自転車運転です。歩道を塞いでるということをよく見ます。これは非常に危険なので是正すべきだと思います。そういうことも踏まえて、これから教育部がやっていきますので、そのことについて教育長から答弁を願います。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 自転車の並進、それから先ほど議員おっしゃられた一時停止違反、また前方不注意等による事故も多数起きております。そういうことで、各学校と詳細に状況を協議しまして指導していきたいというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) では、次に中項目の3に移りますが、幼稚園、保育園、認定こども園での交通安全教育についてですが、①実施状況はどうでしょうか。あわせて、②効果検証はしているのでしょうか。2点、あわせてお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 命によりまして御答弁を差し上げます。 各園での交通安全教育につきましては、毎年全幼稚園、保育所、認定こども園で市の交通指導員等による交通安全教室を実施し、命を守るために危険を察知する力が身につくよう繰り返し指導しております。令和元年度は、保育所全13園ございますが、延べ33回、幼稚園、認定こども園、これは全18園ございますが、ここでは延べ44回の指導、安全教室を実施しております。特に、就学前、1年生に上がる前の5歳児からは、登校を意識しながら交通安全指導を行っておるところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) すみません、②の効果検証についてはいかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 失礼いたしました。 効果の検証ということでございますけれども、交通安全教室の指導を行いました後は、各クラスで振り返りを行いまして、それぞれの担任が理解度を確認しながら、その後も機会あるごとに啓発を行っております。子どもたちは、交通安全について興味を持たせるということが非常に大事でございますので、友達と話をしたり、遊びに取り入れたりということで、しっかりとこういった意識が定着するように心がけております。実際、園外への散歩や遠足等で公道を歩いていったりするときには、歩きながら教えてもらったことを友達同士で話すということも出てまいりますので、指導の効果はある程度出ておるというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 質問者にお伺いいたします。この際、しばらく休憩をしたいんですが、どうでしょうか。 ◆2番(溝手宣良君) 大丈夫です。 ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩をいたします、約10分間。              休憩 午前10時33分              再開 午前10時42分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に続き会議を開きます。 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、続けます。 先ほどの質問にちょっとだけ続くんですけど、公益財団法人交通事故総合分析センターというところが発行しているイタルダインフォメーションというものなんですけど、これのNo.116で、子どもの歩行中の事故の特集が組まれています。これを見ていただけるとよく分かるのですが、子どもの歩行中の事故は、小学校入学時、つまり7歳児にピークを迎えていると。警察庁交通局の平成30年3月にまとめた「児童・生徒の交通事故」という資料にも分析結果が載っていますが、そこにも小学1年生の歩行中の死者数は、小学6年生の8倍ということが載っています。これらからも分かるように、小学校入学後の交通安全指導も大変重要ですけれど、小学校入学前の交通安全指導が必要不可欠な気がいたします。先ほどの御答弁で幼稚園、保育園、認定こども園でもしっかりされているということではございましたが、保育園は幼稚園と違い、保護者が自家用車で送迎することがほとんどだと思いますし、道路を歩いて移動する機会が幼稚園に比べるとちょっと少ないのかなとは思うところでございます。そこの分析は蛇足かもしれませんから置いといていいんですけれど、小学校入学前に交通安全教育をしっかり施すことが将来の事故を未然に防ぐことに大変有効と思います。だから、そこの強化を是非お願いしたいと思っています。ここをちょっとすみません。市長、教育長、お二人ともちょっと意見を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 溝手議員より、小学校1年生、入学直後の交通事故の割合が小学校6年生に比べて圧倒的に多いということでございますから、特に幼稚園、認定こども園、保育園なども含めて、低年齢の子どもたちへの交通安全指導については、山中体制後の久山体制に変わった、新たな久山体制のテーマとして、私からも教育長に対して強く申し上げていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 幼稚園、保育所では、小学校に歩いて行く通学路の確認会ということを行っておりますが、これをより充実させていくこと、それから小学校へ入ったら、学年を超えてグループで登校するようになります。お互いに命を守るという意識、しっかりそのグループにも指導していくように学校に伝えてまいります。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 是非よろしくお願いいたします。 次に、大項目の2、スマホ・ゲーム依存についてお尋ねをいたします。 休校中の小・中学生の状況についてなんですけれど、①平均利用時間と最高、最低はそれぞれ何時間程度なのか、数字ですから、教育長にお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) スマホやゲーム等の利用時間につきましては、市内全校調査は行っておりませんので、平均利用時間などの正確な把握はできておりませんが、独自に調査を行った小学校では、スマホやゲームにテレビも加えた調査でございました。その結果ですが、1日4時間以上利用した児童が34.7%でございました。これは、2年生から6年生の調査でございます。また、中学校では、中学校は全校調査でございますが、スマホやネット、これはテレビが入っておりません、の4時間以上利用した生徒の割合が25.4%でございました。 昨年の県の学力・学習状況調査の結果によりますと、総社市の小学生も中学生も、スマホやゲーム1日4時間以上の児童生徒の割合は全て10%未満でございましたことから、正確な比較にはなりませんが、休校中のスマホやゲームの時間は平常時よりもかなり長かったということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知しました。 利用の内容にもよると思うので単純な評価はできないとは、それも思いますが、そこで②休校中にウエブで配信を授業をされたと思うんですけれど、これの評価はどうでしょうか。こちらも教育長、お願いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 臨時休業期間中の家庭学習支援として授業動画とドリル学習ソフトを配信するポータルサイト「うち★スタ」を立ち上げました。授業動画の本数は、各学校の教職員の協力により、小・中学校合計で約250本作成しました。市内約6,000人の児童生徒のうち、1日の平均利用者数は約1,000人でございました。家庭にインターネット環境やICT機器がなく、「うち★スタ」を利用できないため、学校のコンピューター室の開放で対応した例もございました。しかしながら、双方向の学習でないため、児童生徒の理解の度合いが把握できないことや全ての児童生徒が活用するに至らなかったことが課題として残りました。新型コロナウイルス感染拡大の第2波、第3波に備えるためにも、1人1台の端末整備とインターネット環境のない家庭に無線ルーターを貸し出す制度を構築し、GIGAスクール構想をできる限り早く実現することが重要と考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知しました。 そのまま次に、3に移ります。 いわゆるゲームやSNS等で発生した問題、これは何件程度発生されましたか、把握されてますでしょうか、教育長。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 臨時休業期間中については、市内の小・中学校でゲームやSNS等による人間関係のトラブルや金銭に関わる生徒の事案10件を把握しております。臨時休業期間中の特徴的な一例としては、オンラインゲーム時のネット通信料の大幅な増加がありました。今後は、それらの事案を検証し、未然防止のために情報モラル教育に一層取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知をしました。 そして、④です。 それらのことを踏まえて、総社市としての今後の方針を、これはちょっと市長にお尋ねしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 我々市役所、行政、議会もそうですけれども、今回のような感染症、コロナウイルス、この対策の中で一番重要なジャッジはたくさんありますけれども、難しいところは、学校のあけ閉めだと思います。6,000人を超える子どもたちを3密から避けていくということ、しかし教育を受ける権利は誰しも持っている。そして、それぞれ27市町村の市町でその対応が分かれる。これは、ぴしっとしたジャッジができていくということをこれから我々自身が鍛えて、磨いていかなければならないと、そう思いますが、そのために一番学校を閉めるという判断をするときの担保、何が確保されているかというと、在宅学習の在り方が明確に担保されているかいないかという部分であります。今回、教育長がいみじくも言われましたが、本当に1日平均の「うち★スタ」が1,000人の子どもたちが見ていたということですが、そうはいっても、学校の教職員の方々が、あの短時間のうちに、単一方向ではあったけれども、250本の動画を作ってくれたんですよ。それを低学年の子がひとりで家にいても見られないみたいなことがありますから、1,000人しか見なかった。されど1,000人ですよ。よくやったと、一方では評価していいと思うんですが。これからは私たちは1人1台端末機を持って、そして休校ということになれば、それを持って帰って、双方向のオンライン教育ができていく、これを早急に準備をしていくということが、我々の絶対やらなければいけない最大課題であろうかと思います。全国も、これをやるべきだと。その全国の先駆者になるのが総社市だというぐらいな意気込みを持ってオンライン化を早急に進めてまいりたいと思います。よって、議員お尋ねの今後の方針でございますが、この議会の中、あるいは最終日に、端末、オンライン化、在宅授業に対するルーターなどの予算案というものを今議会の中でできれば提案して、皆様方にお諮りをしていきたいと思いますので、その節にはよろしく御審議方をお願いしたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 御答弁いただきました。承知しました。 在宅学習を全員に必ず行き渡るように進めるという方針を市長が示してくださいました。 教育長は、このことについてどう思われるでしょう。教育長も、ちょっとお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 私の考えも、先ほど市長がお話をさせていただいたとおりでございます。学校においては、教職員のそういう機器の扱い、そういうことも進めていかないといけないということで、オンライン授業を実施できるように新本小学校で実証実験を行うなど、技能習得のための準備も現在進めているところでございます。 以上です。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 本当に、これも子どもたちの将来に大きく関わることです。市長の、また強い決意をいただいたと思っております。できることは、私たちも協力をさせていただきたいと思います。どうぞともに頑張っていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 それでは続きまして、大項目の3、学校・園における体調管理についてお尋ねをいたします。 新型コロナウイルス対策についてであります。 ①登下校中のマスクの着用の是非はどうかなんですけれど、新型コロナウイルスが厄介なのはもちろん分かりますが、既に猛暑がやってきていて、マスクの着用により熱中症になりやすいのではないかと懸念されています。在校中というか、登校した後は、教室にエアコンがついているので大丈夫だとは思いますが、登下校中は炎天下です。熱中症だけでなく、汗をかいてマスクがびちゃびちゃになるといったことに気をとられることによって、不注意から交通事故に遭うとか、そういった可能性も否定できないと思います。まして、夏休みを短縮して、酷暑の中を通わなければなりません。他自治体では、熱中症対策とソーシャルディスタンス確保の両面で有効だとして、傘差し登下校をしているところもあるようですが、個人的には晴天時に傘を持たせたら、振り回す子もようけおるのかなという気がして、いささかはてながつくんですけれど、総社市ではここをどういうふうにするおつもりなのか、ちょっと市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今年も7月、8月は例年に増して暑いという気象庁の予報が出ております。これは、大変なことでございます。例年に増して、さらに暑い。この中で、夏休み返上でという授業も行いますから、まさに登下校は熱中地獄ということになってまいります。幾ら何でも、その中でマスク着用義務というのは、今度は別の問題が起こって、熱中症ということで命を落としかねないことにつながりますから、基本的に本当に暑くて苦しいというときには外していいよということを許すという方針をとりたいと思いますが、その方策、やり方については教育長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 登下校中はマスク着用を基本としておるわけですが、暑さのために体に負担がかかる場合、先ほど市長から話がありましたように、外してもよいということで指導をしております。その際には、身体的距離の確保、あるいは友達と近い距離で会話をしない、そういうこともあわせて注意をしていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 今後、今も既になのかもしれませんけど、マスクを着用せずに登下校をしてもよいといったことの理解で良いと思うんですけど、マスクをせずに登下校すると、今度はマスクをしてくる、持ってくるのを忘れるという子もまた多くなってくる。私も、朝阿曽小学校の前へ立っていますけれど、今日も忘れた子が何人かいましたけれど。そうすると、今はマスクが極端に市場になくなっているということはないので、予備を学校に置いとく等は十分対応できていると思うんですけれど、いずれにしましても、今後どうしたらいいのか。曖昧だと、どうしようかという悩みにつながるのかもしれませんので、できれば、こっち、こうしましょうというのが明確なのがあればいいのかなという気がいたします。その辺、教育長、いかがでしょうかね。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 明確にどうするべきかということを示すということは、議員おっしゃるとおり、大切だと思います。マスクを忘れる子どもがいるんじゃないかというお話もありましたが、マスクを着用することを基本とするということですから、基本的には家を出るときにはマスクを着用して出ると、暑くなったらとるということで、それを徹底していきたいというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 今、頭の中では、僕は小学生のことを思って話をしていたんですけど、特に小学生の場合は、6年生と1年生というたら、先ほどの事故の話でもそうですけど、大幅に理解度とか注意力とか変わってきますので、特に低学年の子が分かりやすいようにしていくのがいいのかなというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。 次に移ります。 ②なんですけれど、熱中症対策とコロナウイルス対策が並行できるのかということなんですけれど、これは今度は登下校ではなく学校内の話なんですが、いわゆる熱中症対策としてエアコンは当然有効であります。しかし、使用時は密閉になってしまいます。なので、コロナウイルス対策として窓を開放して換気を小まめに行うということが大切になってこようかと思いますが、その間は密集を避けるためにも屋外に行くのが望ましいのかなというふうに思います。しかし、暑さ指数が31度を超えると危険とされ、基本的には屋外での活動ができない、要は運動場使用禁止みたいなことになって、屋外には出られないということになります。この相反する状況をどのようにして回避するおつもりなのかをちょっと、教育長、お尋ねしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 暑さ指数31が来ましたら、当然これは全ての運動を中止して、日陰で休憩をさせるということは徹底してまいりたいというふうに思います。 それから、教室での換気ですが、エアコンをつけた状態で常時窓を少しあけておく、少しあけた状態でエアコンをかけるということです。休憩時間には、1度窓を全開するということで徹底してまいりたいというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 承知をいたしました。 そのような対策をしっかり、現場の先生は大変だと思いますが、行っていただいて、子どもの健康面の安全確保をしっかりお願いしたいと思います。 そしてまた例えばなんですけれど、もともとコロナウイルスじゃなくっても、熱中症対策というのは以前からされておりましたが、せっかく配備してあるミスト扇風機が故障しているままだったりするような学校もあるのではないかなという気がいたします。ですから、熱中症対策に必要あるいは有効と思われる機器の再点検や各校からの要望等にできるだけ迅速に対応していただけるようにお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 暑さ対策に関する機器につきましては、各学校からの状況、要望、そういうことを十分に把握した上で対応したいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 本当に想定外のことが起こってしまっていますので、いろんなことが学校から寄せられると思います。どうぞよろしくお願いいたします。 最後に、3なんですけれど、換気を行う際に問題は発生していないかという質問なんですけれど、要は換気のために窓をあけておくと、市役所とか保健センターでもあると、福祉センターか、でもあると思うんですけど、時々鳥が入ってきたりしますよね。鳥が入ってきたということになると、当然授業どころではなくなりますし、鳥だけではなく、これからの季節は虫もたくさん入ってきます。虫も、例えばトンボが入ってきたとか、チョウチョが入ってきただったらいいんですけれど、これからの季節怖いのが蜂であったり、虻であったり、そういった毒性のあるものが入ってくる。それが、ましてやスズメバチとかだったら、刺されることによって死に至るということさえ起こりかねません。そこで、換気の際の問題点、今までも普通にツバメが巣を作ろうとして探して入ってくるというような問題とかよくあったと思うんですけれど、要は窓を開放したときに、小学校とか中学校とかは網戸とかないと思うんです。ですから、そういう虫であったり、鳥であったりとかがたくさん入ってくるんだと思うので、網戸を設置してはどうなのでしょうかということを考えております。それが、教室ばかりではなくって、災害時には避難場所にもなる体育館、これも同様だと思います。体育館のほかにもエアコンがまだ設置をされてない特別教室であったり、そういう体育館は通常教室よりもそういった対策が必要かもしれません。本当に避難場所になって、エアコンがついてないから体育館に行かない。行く場所がないから、行ったとしても、暑くてたまらないから窓をあけたら蚊が入ってきてたまらないとか、非常に体育館を避難場所として使うのも大変問題があろうかと思います。エアコンを設置するよりは、まず網戸を設置するというのが、予算的には随分安く済むでしょうし、スピードも速く済むのではないでしょうか。どこに必要かというのは、各校に聞いていただいたりするのがいいかと思うんですけれど、網戸もサッシごと変更しないと網戸が入らないというパターンの方が多いと思うので、サッシごと変更しなくても、いわゆる虫除けネットを張るといった対応でもできるのであれば、した方がいいのではないかなと。要は、ネットを張ることによって、換気をするときのそういった虫や鳥の侵入を防ぐということができるのではないかと。だから、コロナウイルス対策と熱中症対策を並行するためにも、網戸、ネットの設置というを考えていただきたいと思うんですけど、市長、これをどう思われますか。
    ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) よく検討して、各学校の状況を調べて、考えてまいりたいと思います。 昼間に飛んでくるものと夜に飛んでくるものはまた違いましょうし、また立地している学校の環境にも違いがあると思いますから、考えさせてください。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 教育長のお考えも聞かせていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 私の方も、しっかりと状況を把握しながら研究してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 教育長、教育委員会、学校当局、いろいろ要望があっても、すみません、市長がこうしようという決断をされると、全然物事の進み方、考え方って変わってくると思うんです、今までそういうふうに僕も実感してますし。本当は思い出すのがつらいのかもしれませんけど、平成30年7月の豪雨であったり、今回のコロナウイルスであったり、市長の決断の速さ、鋭さというものにはすごい感心をしております。是非是非本当にちょっとしたことかもしれませんけど、ここをどうしてもらうだけで随分変わるんだという小さな声とかあると思うんで、そういったところにしっかり耳を傾けていただいて、市長のすばらしい決断力、指導力、そういったものを発揮していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 本当に時間もあとわずかで、僕の質問は基本的には終わりなんですけれど、今も申しましたように、市長の熱い思いを、子どもの命を何としても守り抜くんだという決意を後押しするために、僕の今回の一般質問の意見も参考にしていただけたら非常に幸甚に思います。どうぞよろしくお願いいたします。 教育長におかれましては、今日は初めての一般質問で御答弁をいただきまして、すみません、しかも出だしでとちりまして、すみませんでした。非常にどたばたさせまして、申し訳ございませんでした。 以上、おわびを申し上げまして、私の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします、約10分間。              休憩 午前11時10分              再開 午前11時20分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、12番難波正吾君の質問を許します。 12番難波正吾君。              〔12番 難波正吾君 登壇〕 ◆12番(難波正吾君) 12番難波正吾でございます。 議長より発言許可をいただきました。通告に従い質問をいたしたいと思いますが、まず経済政策についてであります。 新型コロナウイルスの感染拡大のもとで、お持ち帰りDEお得券、4カ月分の水道料金完全無料化に加えての給付金最速支給を第1次緊急経済対策として出されました。子育て世帯への臨時給付金1万円は、全国最速レベルの5月22日に振込が完了していると。国の特別定額給付金の10万円については、県内で最も早く5月7日から順次振り込み、支給対象者の92%が完了したとの報告がなされました。その手順と方策はどうか、また残余の対象者への見通しはどうか、このことを伺いたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 難波議員の御質問にお答えをいたします。 本当に、難波議員初め議員各位に大変な御理解をいただきまして、臨時議会を招集してまで様々な経済対策を矢継ぎ早に早急に打ち出すことができたのも、あの臨時議会のおかげでございます。その際に、10万円の国の特別定額給付金の配付についても、やはり議決をいただいた上でスタートさせていたわけでございますが、本当に多くの方々に御協力をいただいた上で最速スピードで配れたということに感謝を申し上げたいと思います。 幾つかありましたけれども、国が1人当たり10万円を配るというニュース、ちょっと政党が違いますけれども、すみません。そういうニュースもあったりして、ごめんなさい、感謝してるんですよ、共産党に対してもですよ。そのときに推測されるのが、4月30日の国会で10万円給付が予算決定されるということでございましたので、それよりも前に我が総社市として国の判断を待つのではなくて、申請書を送る作業を行いました。正確に言うと、4月28日の段階で国会の議決を待たずして、口座番号は何番ですか、そもそも受け取りますか、受け取りませんかということを、ひとり親家庭であるとか、今一番困っているよという方をターゲットにしながら、4月28日に総社流の申請書を作って送れたということが、一つの早かった理由でございます。 もう一つは、10万円掛ける7万人で70億円で、現金はあるのという話になりまして、国からこの70億円が入ってくるのが5月12日でございまして、5月7日に最速スピードで振り込みをスタートさせて、幾らキャッシュがあるのかということで、2億円程度はいけるみたいな感じであったので、それでは2,000人分でございますが、さもなければ国に借りようと。国ではなくて、金融機関に借りようということで、総務省に対して、副市長から談判してもらいまして、まさかこれで金融機関に一時借入れをやったら利子を取るんじゃないんでしょうねと。副市長が脅迫じみたことを言ったかもしれませんが、総務省とやりとりをして、それはなかろうということ。結果的には70億円が入ってきましたから事なきを得ましたけれども、現金があるかないかの判断、これは苦しいところです。これを見込みで発車させたということが、今回の送付につながったと思います。様々オンライン化のマイナンバーカードの不具合とかいろいろありましたけれども、職員の皆さんが、これは本当の話なんですけれども、総務部長を中心として、自発的に休日返上で市民のためにやらないかと言って立ち上がってくれたということ、これが本当に早かった理由の最大なものでございますが、そういう意味では、この議場をかりて職員各位の頑張りには頭が下がりますし、ゴールデンウイークをみんな返上してやったわけでございますので、感謝を申し上げておきたいと思いますが。そのようなことで、既に現時点で、本日ですが、給付対象者2万8,461世帯のうち、今日までで2万7,302世帯の申請、頂戴という申請があって、そのうち全体の95.06%に当たる2万7,056世帯に支給が全て終わったということでございますから、この達成率も恐らく全国最速スピードであろうかと認識をいたしておりますということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 市長、特別定額給付金の振り込み、残余の対象というのは、見通しはどうかという。 市長。 ◎市長(片岡聡一君) (続)大変申し訳ございません。言いたいことだけ言って、すみません。本当に申し訳ございません。 さらに、今後の見通しですが、もう少しまだ申請書の返りが来ていない方がおります。この方には、送ろうとも送ることができませんので、是非今みんな届いておりますから各家庭に、それが7月30日締め切りということになっておりますから、それを過ぎたらもらえないということでございますから、早く送ってもらいたいということを、これを徹底してまいりたいと思います。そして、それらを返ってきた時点で早急に返していくということをやってまいりたいと思います。これも職員総出でやってまいりたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 難波正吾君。 ◆12番(難波正吾君) 数字はよく分かりましたけれど、問題はまだ申請書が出されてない、届いてない、自らが高齢者であったり、ひとり暮らしであったりして、そういう手続上困難な世帯がありゃあしないか、そのあたりをちょっと苦慮するわけでありますが、その辺は、いわゆる申請書が届いた中でどういう層であるか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この部分については、寄り添うという基本的な方針で、民生委員であるとか、社会福祉協議会、地域包括支援センターなどなど、連携を取り合いながらやってまいります。詳しくは、担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私の方から御答弁をさせていただきます。 議員お尋ねの未申請の方への対応ということでございますが、6月2日に未申請の方に対しまして市役所へ懸垂幕を掲げさせていただきました。そういったのとは別に、先ほど市長が御答弁されましたように、特に高齢者の方、障がい者の方、こういった方が申請を忘れてるというケースも当然あろうかというふうに思っておりますので、社会福祉協議会、地域包括支援センター、民生委員と連携をしながら勧奨を進めてまいりたいというふうに思っております。 そのほか、勧奨するだけでなく、申請書の方をもう一度発送しようと。1回申請書を発送していますけど、それで終わりではなくて、もう一回再発行と分かるような処理をしまして、申請書自体ももう一回再発送して勧奨していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 難波正吾君。 ◆12番(難波正吾君) よく分かりました。よろしくお願いしたいと思います。 それじゃあ、次に移ります。 災害対策についてでありますが、長良地区への水害対策、排水ポンプ設置の進捗具合、これはどうかということでありますが、これにはいろいろしっかりとした地元民の動きなり、それから議会の対応なりがあったと思って、これはこういう民意は大事にしていただいて、しっかりと対応してもらいたいと。もちろんいろいろその後に大きな水害、それへの対策費用、結構費用もかさみました。そこらあたりを十分承知はいたしておりますが、さらにいろいろ動いて、どの補助金が有利であるか、そこら辺も調べて、そういう手順を踏んでおるんじゃ、そういう答弁もいただいたこともありますが、その後の進捗具合がどうなっているか、お伺いしたいと。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この長良の内水排除ポンプについては、これまでも難波議員から、また地域住民の方々、特にガラス張り市長室においてもきつく御指導いただいておりまして、そのときから農水省と県と我が市という、その補助体制の中でそれを模索していきたいというふうにお答えをしておりました。当初、令和5年度の採択予定ということで話を進めておりましたが、ここに来て、農林水産省、県を通じてということになりますが、令和4年度採択でいけるという内示みたいなものをいただいておりまして、今のこの予定でいくと、令和4年度の採択でこれに着工していくということを、今の感じで言うと、約束できると思います。 ○議長(劒持堅吾君) 難波正吾君。 ◆12番(難波正吾君) 令和4年度、2年後ですね。2年後に着工できる、そういう見通しであるということですか。はい、分かりました。よろしくお願いいたします。 以上で、時間もしっかり残ってますけれど、もうよろしい。ありがとうございました。終わります。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩をいたします。申し訳ないんですが、午後1時再開といたします。              休憩 午前11時36分              再開 午後1時0分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、1番山田雅徳君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 1番山田雅徳君から一般質問に際し議場へのパネルの持込み並びに議場での資料配付の申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、1番山田雅徳君の質問を許します。 山田雅徳君。              〔1番 山田雅徳君 登壇〕 ◆1番(山田雅徳君) 議長より発言の許可をいただきました、議席番号1番、チームかがやき、山田雅徳です。 今議会では、新型コロナウイルス感染症に対する本市の取組についてお伺いをいたします。 今日の議会は、コロナに負けない議会ということで、マスク着用しての質問になります。何せ、マスクをつけたまま発言をし続けることというのが初めてでございますので、お聞き苦しい点もあろうかと思いますし、途中で息切れするかもしれませんので、途中で息継ぎをしっかりしながら進めたいと思います。市長をはじめ、答弁に当たられる方も息苦しくなったら、どうぞ小休止をとっていただいて、お願いをいたします。 では、新型コロナ対応での本市の大きな取組でもありますし、現在でも進行中であります特別定額給付金等の支援策についてお伺いをいたします。 特別定額給付金、いわゆる10万円給付金ですけども、先ほどの難波議員からの同様の質問もありましたが、現在までの進捗状況であるとか、いまだ申請されていない方への対応等、あらかじめ担当課からヒアリングをさせていただいております。そして、どのような状況なのかというのを資料として作成をしております。質問の冒頭から数字が多く出てきますので、議場の皆様には配付をしております資料を御覧いただきながら、またカメラを通してネット中継、またケーブルテレビを御視聴の皆様には、質問の間パネルを御参照いただきたい、そのように思います。 こちらにカメラを切り替えていただいて、はい、お願いします。 では、指定基準日4月27日、その時点での対象者というものは、世帯数で2万8,461世帯、人口で6万9,451人が対象ということで、申請案内の状況については4月28日、ちょうど臨時議会があった日ですけども、早急な経済支援を必要とする世帯に先行して発送、5月1日からはオンライン申請がスタートいたしました。そして、全世帯に発送したのが5月8日から13日にかけてということで、全世帯の配達完了は19日の火曜日ということでございます。そして、進捗状況については、これは6月8日時点のヒアリングでございますけども、給付済みが2万6,146世帯、6万5,079人、手続中は908世帯、1,934人、未申請1,402世帯、2,431人とのことです。先ほど答弁でもありましたけども、6月2日に未申請者への対応としまして、広報懸垂幕の設置であるとか、申請書の再発送、申請サポートを実施するなど、そういった対応をとられているということで、今日は、先ほどの市長の御答弁でありましたけども、最新では95%、ヒアリング時点では92%の進捗率ということです。 少し駆け足での紹介となりましたけども、市長、この全国最速スピードで申請案内の取組であるとか、給付の進捗状況、行っておりますけども、この全体的なことについて市長の印象というか、御所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 山田議員の御質問にお答えをいたします。 政府が揺れに揺れて、最初10万円の全国民に支給ということはなかった選択肢であろうかと思いますが、ある日急転直下10万円が配られるということになりました。このことに対して、政府の原案に対して国民も賛否両論あったと思います。喜んだ人、喜んでいる人、そして、いや、これは国が大丈夫かというふうに案じた方、いろいろあったと思いますが、私は、今この世の中で、このコロナ騒動で本当に多くの方々が苦しんでいる、苦しんでいる中で、それぞれ均等に10万円を差し上げると聞いたときに、これは今までの国政の中で一度もなかったと、これだけ苦しんでいる方がいらっしゃるのであれば、これは本当に最速スピードでやり切る以外にはないと、直感的に思いました。また、大方の市町村が、これはいわゆる国策だから事務的に与えられた指示どおりにやればいいということが定番だったと思いますけれども、私はやっぱりこれを最速で市民に届けるというのは、市長として、あるいはこの市役所の組織として、市としてこれは責任を持ってやらなければいけないと直感的にそう思った、これが私の偽らざる気持ちであります。また、本当にこのことで多くの市民の方が喜んでいただけましたし、さらにはひとり親であるとか、所得の低い方であるとか、著しくコロナで所得が低くなった方であるとか、本当に一息ついたというお声をよくお伺いしましたから、多くの職員の協力を得てなし遂げたことでございますけれども、今では早く配って良かった、95%の方には既に届いているわけでございますから、本当に今は良かったというふうに思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 市長のお気持ちを伺いました。 次に、先ほど少し紹介しましたけども、マイナンバーカードのオンライン申請についての状況はどうだったのかをお尋ねしたいと思います。 オンライン申請をされた数であるとか、郵送分との比較であるとか、あと参考までに現在のマイナンバーカード、本市の発行状況をもし分かれば、あわせてお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 数字については、私が答弁した後に、担当部長からお答えをいたします。 今回、マイナンバーカード、マイナポータルなんですけども、大変な混乱に陥ったことは事実でございます。非常に複雑なルールと、それから世帯主にしか申請ができないということを知らなかったであるとか、あるいは一旦申請するこのものは、市役所が情報を得るのではなくて、申請者のオンラインは総務省に飛んでいって、総務省は未加工のままにこっちに送り返してくるだけですから、そもそも名前が正しいのかであるとか、住所が正しいであるのかということをまたまた再確認しないといけないという手続上の重複みたいなのがありまして、非常に混乱を来したということが確かなものでございました。数字については、担当部長から克明に御報告を申し上げます。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私の方から数字について御答弁をさせていただきます。 まず、議員お尋ねのオンライン申請の件数でございます。 こちらにつきましては、458件オンライン申請がございました。ただし、世帯主以外の方からの申請、重複申請など、支給要件に該当しない申請が68件ございました。その数字を差し引きますと、実際に正しい支給のオンライン申請があったものは390件でございます。これは、全対象者の1.3%に当たるということでございます。 マイナンバーカードの交付件数でございますけど、5月末時点になりますけど9,203件となっておりまして、こちらは全体の13.3%ということでございます。 数字については、以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) オンライン申請458件、差し引きすると390件はオンライン申請であったということですので、給付済み、手続中とかが、先ほどお聞きした資料の中では2万6,000とか、手続中908とかってありますので、ほとんどが郵送で対応していたということが分かりました。 次に移りますけども、申請に関するトラブルや苦情はなかったのかというところに移りたいと思います。 進捗状況、最新で95%という本市では、大方落ち着いているのかなとは思うんですけども、振り返りも兼ねてお尋ねをいたします。 まず、報道等でもありましたけども、郵送での申請書についてちょっと話題になりましたけども、右側にありました給付を希望しない欄、これはネットとかでちょっとしたわなではないんかみたいな、そういった声もありましたけども、希望をしない欄、本市でも誤った、誤記入ってものがあったんでしょうか。また、それらについての報告というのがありましたか、どうですか。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁します。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私の方からお答えをさせていただきます。 まず、申請上のトラブルといいますか、苦情といいますか、そういった点につきましては、今回あくまでも国の制度的には世帯主の申請によって世帯主の口座に支給するという制度でございます。この辺で、やはりちょっと家庭内のことになりますけれど、別々に振り込んでほしいと。それが制度上できないと説明したときに、なぜできないのかと。 そういった苦情等はありました。 あとは、圧倒的に多いのが、申請書がいつ届くのかと、振込はいつになるのかと、そういった問い合わせ、それからまた申請書の記入の仕方、そういった問い合わせは多くをいただいたところでございます。 それから、もう一点議員お尋ねの受給を希望しないというチェック欄、こちらは確かに今のところ把握できておるのが約28世帯、受給をしないところにチェックが入っている申請書がございました。ただし、その申請書の裏には口座、通帳のコピーがついております。そういった、これは多分誤記入だろうということと、そういった通帳がついてないもんも当然ありました。とにかくそこで、受給を希望しない欄へチェックがついている世帯の方には、全て間違いではございませんかということでお問い合わせをこちらからさせていただきました。その結果、いやそれは自分が間違いでしたとか、実際に受給を希望しないというような、全て確認はとった上で支給を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) はい、分かりました。 希望しないということで28世帯あったということで、電話等々で確認をとっていただいたということで、それは本当に市民に寄り添った、総社市らしいバックアップなのかなということを感じました。 ほかに、こういったトラブル等々で報告されていた事例として、先ほども市長がちょっとおっしゃいましたけどもオンライン申請についてなんですけども、6月4日の朝日新聞であるとか、毎日新聞とか、ネットの記事なんですけども、市長もメディアに対してオンライン申請は使い物にならないと、ばっさり苦言を呈されて、強く批判をされておったようですけれども、報道各社、ネット上でも同じように、オンライン申請は大変だという声が非常に多いという声を聞きました。 そこで、先ほども少し触れておりますけども、代表的なものをちょっと上げてみました。まず、そもそもマイナンバーカードを作っていない、持っていないという声もあって、これはカード申請すると1箇月少々時間がかかるんで、これは慌てて申請してもマイナンバーカードが手に入らないんで、仕方がないなと思います。マイナンバーカードの電子署名の有効期限が切れていたとか、暗証番号を忘れた。暗証番号を5回間違うとロックがかかって、これは市役所に行かないと、またそこが使えるようにならないということですので、逆に密集したところに来ないでくださいって言いながらも、市役所に人が殺到したという自治体の報告も聞いております。また、手続上のことでは、先ほど御紹介いただいておりましたけども、世帯主の方が申請してしまって、やり直しであるとか、同じ人が何度も何度も申請ができたと。京都では15回申請があったという、そういった報道もありましたけども、一番大変だって驚いたのが、先ほども少し触れておりましたけど、こういった申請のデータチェックを総務省からデータをいただいて、総社市はちょっと分からないですけど、他の報道によると、一度紙にプリントアウトして、さらにそれを人の手でチェックしてという、とんでもない事務量が発生したという、そういった報道がありました。 ちょっとお聞きしたいのが、先ほど少し市長からもありましたけども、総社市で実際こういった事務的な、どれぐらい大変だったのかというのが、もし分かれば。要は、どれだけこれが大変だったんだよということをお聞きしたいんですけども、何かありますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 現場では、うちの職員の河田君がキャップをしてやってくれておりましたが、キャップがマイナンバーカードを持ってきた方の対応で、申請するまでに1時間かかる。懇切丁寧にやっても、1時間かかる。そのキャップをやってるうちの職員が、それに1時間とられてしまうということは、これほどロスなことはないということでありました。かなり早い時期に、我が市は、そういうことに気が付いておりましたので、できる限りカードでやる方については、申し訳ないですけど、書面、封筒でお願いしますということを切り替えてやったようなことがございまして、とにかく申請に1時間かかってしまう。それが実態であったと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 特別定額給付金オンライン申請、言葉だけで言うと、オンライン申請なんだから、すごく簡単に、手軽にできるんじゃないかなというような入り口だったと思うんですけども、ふたをあけてみれば、すごい大変だったと。特に、キャップが1時間ずっと手をとられるということは、これは最速スピードでやっている総社市にとっては、さらにこれは重要な問題だったんだなということが分かりました。ということは、結論から申し上げると、最初からこれは郵送一本化にした方が、結果的には迅速な事務手続で、なおかつ総社市の場合は今95%ですけども、所によっては、5月末にやっと案内状を出したという自治体もありました。これは、よくよく考えると、最初から郵送一本化にした方が良かったんじゃないかなと思うんですけど、これは国に対する文句なのかもしれませんが、市長、そのあたりはどう思われますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私も、県外の市長仲間から、おたくの市は早くやったねと。何か注意することはあるとかというのをよく聞かれて、いや、あのカードはやめた方がいいよというふうに言ったら、ありがとうというふうに言われました。全国に入り口の部分で、その初動の部分でカードでつまずいている市というのがそこら中にあって、そのカードの処理そのことが10万円の最終給付が遅れた理由になっているという市もいっぱいあります。これは、国策としてマイナンバーカードは、そもそも納税率を高めようみたいなところが背景に僕はあったと思うんですけれども、このマイナンバーカードは、私は今回のことを思えば、まだ発展途上にあって、これからこのカードのセキュリティーと、それから機能性、これをもっともっと上げていく仕組みづくりというのを国はお考えになるべきではなかろうかと思っております。そのことに対しては、私は全国市長会でも申し上げて、果たしてこのままで良いのかということは申し上げていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 今、市長も全国市長会でそういった声を上げていただきたいと思います。 あまり国のやることばかり文句をつけても仕方ないと思うんですけど、実際やるのは、こちら自治体の現場の職員さんでありますので、たださはさりながらということで、国から来ていただいております副市長、どうでしょうか。少しちょっと関係があったりなかったりするかもしれないんですけど、いやいやまだ有効な、実はこれ有効なんだよとか、副市長の立場から見ての課題とかというのがもしあれば、副市長の意見もお聞きしたいなと思うんですけども、市長、お聞きしてもいいですか。              (「いいですよ、どんどん聞いてください」と呼ぶ者あり) ○議長(劒持堅吾君) 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) 山田議員、御質問をいただきましてありがとうございます。 総社市の見解、今市長から御答弁申し上げました。今回のこの定額給付金の給付という局面におきましては、オンラインの申請というのが何か課題が多かったということを私としましても、作業に少し関わらせていただいて、同じような認識を持っておるところでございます。 現状においては、マイナンバーカードをお持ちの方が限られているとか、あるいは実際に利用いただける局面が少ないということもありまして、暗証番号を御記憶の方は限られるというような話もございました。私個人といたしまして、このデジタル、オンラインの申請というものは、まだ現在では未熟であると、発展途上であると、市長からも先ほどそういうお言葉がありましたけれども、同じ認識はございますけれども、先々を考えますならば、非常に重要な社会インフラであろうということを考えております。ですので、実際に利用者の方が利便性を感じていただいて、あるいは行政としましても費用の削減であるとか、あるいは公平性の担保であるとか、そういった効果があるんだということを具体的に示しながら、少しでも社会的な基盤というものが整うように、これはすぐにできるものではないと思っております。あるいは、総社市だけでできるものじゃないと思っておりますけれども、国であるとか、あるいは関係の機関と連携しながら、市民の方々にも理解をいただいて進めていくべき、そういう課題であるということを認識してございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 副市長も、是非地方自治体の現場の声を、今いる中央省庁のお仲間に現状を伝えていただいて、もっと改善をしていただくと、そういったことを期待をしたいと思います。 次に移りますけども、様々報道でトラブル等々ありますけども報告が、給付金に関する詐欺事件というのも全国的に多発をしているようでございます。 そこで、総社市内の状況というものは、一体どうなんでしょうか。発生状況であるとか、市民への注意喚起、どのようなことを行っているのか、お聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 幸いながら、今のところ詐欺事件は発生しておりません。これは、警察にそれがまだそういう届出がないということでございます。 実際に注意喚起などについてのやり方については、担当部長が答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私からお答えさせていただきます。 まず、特殊詐欺全体についてでございますが、私ども総社市では、絶対に市内で特殊詐欺を起こさないという心構えで、消費生活センターを担当している交通政策課の職員が一生懸命頑張ってくれてるところでございます。あわせて、総社警察署も情報連携をしながら取り組んでおります。 具体的な方法としましては、「広報そうじゃ」あるいは市のホームページやツイッター、メルマガ、LINE、そういったあらゆる媒体を使って注意喚起を促しております。また、直接SNS系ですと伝わりにくい、また被害に遭いやすい高齢者の方には、直接対面でお話ができるような状況下においては、直接そういったお話をさせていただきました。その際には、民生委員さん、特に地域を見守ってる方々の力を借りながら、警察署の皆さんの力を借りながら注意喚起をしたところでございます。 あと、特別定額給付金に関しましては、特にこの手続上、例えばキャッシュカードをお預かりするとか、銀行の通帳をお預かりするとか、そういったことは一切ございませんよといった具体の事例をしながら注意喚起をしたところでございます。 あとあわせて、申請書をちょうど送っている真っただ中の5月12日に民生委員の皆様方が総社一声見守り活動というものをスタートさせましたので、そこに合わせて特別定額給付金の注意喚起を促すティッシュ、そういったものを一緒に配布していくような取組を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 幸いなことに、本市はまだゼロということですので、引き続き詐欺事件ゼロを目指すようお願いをしたいと、そのように思います。 先ほど来、マイナンバーカード、先日も報道等でありましたけども、政府はこの混乱、混乱と言っていいのか、混乱ですね、この混乱の対策として、支給を目的ということで銀行口座を一つ振り込み用ということでひもづけしたいという、そういった答弁もありまして、今後こういったことは国会で議論されるとは思うんですけども、本市のマイナンバーカード発行枚数9,203枚ということ、そういった現状と、先ほどのお答えされた現状では、なかなかこれは仕組みとして十分に機能していかないんでしょうけども、将来を見据えての話です。全市民が仮に口座情報がひもづけされたカードを所持をするということは、迅速な給付、例えば年齢別の給付とか、そういったそれぞれの状況に対応した支援に役立つのではないかなと思いますけども、今度ひもづけされたものがマイナンバーカードになるという、そういった考えはいかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、最初からひもづけされるわけですから、簡素化されるということは一つの大きな事実になろうかと思います。しかし、懸念事項は切りがないほどあると思いますけれども、今回みたいに世帯主に配りますよということになっておるんですが、そういう条件を設定した場合に、やはり今後も申請者の本人確認であるとか、続柄であるとか、その確認作業というのが膨大にかかってくるという懸念はございます。ですから、このひもづけが全ての解決法にはならないと思いますが、このようにして一つ一つクリアして、発展途上を非常に便利なカードに変えていくということが必要な一つの過程にはなろうかと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) おっしゃるとおり、ひもづけしたら全てが解決するのかというと、そういうわけでもないと思いますし、そもそもひもづけをするというのも決定ではありませんし、国会で議論が始まっていない中、こういった口座情報というのは実現するかどうか。話がついたとしても、実現はじゃあ何年後か分からないという、そういう状況も出てくると思います。ここ最近の国会の論戦によると、今後も例えば第2次給付金であるとか、第3次給付金ってやつが、状況によっては起きるかもしれないということも踏まえまして、次の質問なんですけども、市民への迅速な支援の実施、対応する職員の負担軽減をするために、デジタル地域通貨などの導入など、総社市独自の仕組みを考えているかですけども、参考事例として、つい先日、これは県北の奈義町なんですけども、このたびコロナ対策支援ということで、奈義町は赤ちゃんからお年寄りまで全員がICカードを持ってるんですね。ナギフトカードというんですけども、そのカードに地域通貨5,000円を町が入れまして、それを支援金としてそれぞれ地域で消費をしていただくと、そういった取組が全国規模のニュースで先日紹介をされました。地域経済対策として、迅速な給付が可能なデジタル地域通貨、ICカードであったりとか、最近QRコード決済というのもあるそうなんですけども、是非、国を待ってはいつになるんか分からないので、総社市独自の何か導入とか、そういったことを研究してはいかがかなと思いますけど、どうでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、実現したいと思っております。今回間に合わなかったんですけれども、第2回目の経済対策、第1回目は水道料金であるとか、お持ち帰りDEお得券と、これをやりましたけれども、もう一歩踏み込んで地域通貨、これをやりたいと思いましたけど、ちょっと時間的に間に合わないということもあったりして、これは将来やりたいと思います。なぜなら、今回総社の経済を回してみて、テイクアウトの1億2,000万円弱、これが市中に流れてどれだけ経済が活性化されたかと、このスピード感。これを見たときに、ともすれば総社の方々は、市外で買物をするとか、御飯を食べたりとか、そういう機会が多いけれども、本当に市内だけ見て、市内で食べて、市内でお持ち帰りしようよと言ったときに、これだけの7万人がみんなで市内循環やったら、これだけ飲食店の方々が元気付いていく、この状況を見ると、もはやこれからは市内の経済を考えたときに、市内通貨、デジタル通貨、そういう手段を持ってやるべきではないかというふうに思います。特に、我々は、歩得、歩いて獲得!健康商品券、この万歩計ですね、こういうものでも皆さん点数を持ってますし、こういう市内循環型のスタイルというのをこれから考えて、実行に変えていく、すごく大事なことだと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 質問者にお聞きします。 中項目1の質問になりますか。2でしたら、休憩をしたいんですが、いっていいですか。              (「1個だけ、ちょっと」と呼ぶ者あり) ○議長(劒持堅吾君) (続)どうぞ、山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 分かりました。 地域通貨、やはり市内の経済は市内で回すということで、市長から非常に前向きな御答弁をいただいたと思います。 先ほど、歩得のちょっと紹介もいただきましたけども、地域通貨、これはポイントをつけるという形で、それこそICカードであるとか、そういったものに全ての情報が入っていきます。地域通貨という形でお金を入れることもできるでしょうし、そういった健康ポイントというのでためていくこともできると思います。是非やっていただきたいと思うんですけども。 市長、開会日の行政報告で職員の皆さんが休日返上で、先ほどもゴールデンウイーク返上でやられたとか、残業して対応されたとか、あとコロナの第2波が来ても経済が停滞しない仕組みを作るということもおっしゃいましたし、先ほどメディアに対してももっと簡素で安全な仕組みが必要だと訴えられておりますので、できれば、ただ作るだけじゃなくて、目的としては事務手続をなるべく簡素にできるような仕組みというのを作っていただきたいなと思います。緊急時はしょうがないです。人海戦術、これは仕方がないと思うんですけども、人海戦術だけじゃなくて、効率のいい、そういった仕組みを作っていただきたい。もう一度それについて確約をいただきたいなと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 総社市全体を見たときに、まだまだキャッシュレスになっていなくて、アナログ的な方の方が多いというのが実際だと思います。それを簡素化していくということは、我々の行政としての一つの方向性でもございますので、それらを加味した上で、地域通貨、デジタル化と、これを考えていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) いいです。 この際、しばらく休憩をいたします、約10分間。              休憩 午後1時36分              再開 午後1時45分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に続き会議を開きます。 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 続きまして、新型コロナウイルス流行下における複合災害のリスクについてお尋ねをいたします。 このことに関連する質問は、他の議員からも通告をされておりますので、どうしてもお聞きしたいところにちょっと絞ってお尋ねしたいと、そのように思います。 第1に、一昨年の豪雨災害時と同程度の雨が降った場合、現時点の対応整備で市民の生命、健康、財産を守れるのかです。 岡山県も、先日梅雨入りをしまして、出水期となりました。そしてまた7月がやってまいります。西日本豪雨からの復旧復興と同時進行で多くの対策も計画をされ、実行されております。現在進行中の取組もあります。特に、ダムコントロールについては、まさにこの議場で議論をされまして、事前放流の実施とつながっております。まずは、現在までの取組状況をお聞かせください。そして、それらを踏まえた上で、市長、一昨年と同程度の雨がこの7月に降った場合、市民は安心できるんでしょうか、今。特に、美袋地区や下原地区の方は、これは安心できますか。これについて、前向きな答弁だけじゃなくて、是非現状での本音というものをお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私から答弁をした後に、担当者からこれまで浚渫、築堤、伐採、様々なことをどうなし遂げてきたかということを申し述べて説明をいたしますけれども、私は2年前と同じ雨が降った場合、これは守り切れるかといったら、私はそうではないと思っております。これは、偽らざる私の考え方です。この議場から、皆さん、事前放流が全国に広まっていきました。これまで、中国電力側が、あるいは国土交通省側が、あれほどまでかたくなに拒絶していた事前放流が、この新成羽川ダムから、この高梁川から始まり、これが全国のルールということになってまいりました。これは、ものすごく画期的なことであります。さきに私と倉敷市長と新見市長と高梁市長と4者、そして国土交通省、中国電力、農林水産省、岡山県庁との間で、これまで高梁川水系9のダムが事前放流ダムとして認知されておりましたが、県や市が管理する、ほかの11ダムにおいても事前放流対象ダムということに相なりました。その協定を結んだわけです。となると、総社市内では、槇谷ダムも事前放流対象となってまいります。今までの九つのダムに加えて、11のダムが事前放流をするということになりました。画期的なことであります。がしかし、いま一度現実に目を向けてみると、やはり高梁川の上流は何といっても新成羽川ダム、黒鳥ダム、この中国電力の貯水量が全量の8割ということでございますから、この中国電力のダムコントロールに我々はものすごく差配されるということに変わりはありません。しかし、20のダムが一斉に27時間以内に110㎜以上の雨量が予想されるとなれば事前放流をいたしますから、そうなればどうなるかと言うと、日羽の水位計が、あの2年前の水位よりも20㎝下がるということであります。しかし、我々は計測不能まで行きました。14mを超えるという計測不能値を経験しております。それが20㎝下がろうとも、同じことがまた起こるという可能性を十分はらんでおります。しかし、それに手をこまねいているわけにはいきませんから、我々は、次なる対策、次なる対策というものを考えていかなければならないと思っております。ですから、議員お尋ねの今の率直な感じで、2年前と同じ雨量が来たときに、これまで以上の対応ができるかと言えば、それはそうではありませんよと。まだまだ改良し、気を付けていかなければならないと、率直にお答え申し上げたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) 命によりまして、私の方から一級河川高梁川について、国、県、こちらの方からいろいろ事業をしていただいていることの状況について、まず御説明をさせていただきたいと思います。 皆様、あの辺を通られることがかなり多いと思いますが、今現在高梁川においては、総社市の範囲では黒田から古地における部分、こちらの方の河道掘削、浚渫ですね、そういうところが間もなく終わろうかというところになっておりまして、伐木については、豪渓秦橋までの国管理区間においては、ほぼ全部完了をしていただいております。よその市町村に比べて、かなりしていただいたなと。市長が何回も国の方へ御要望に行っていただいた、これは成果かなというふうに思っておりまして。ただ、県の方については、2年前の雨に基づいた数値から、今現在日羽、草田については堤防のかさ上げ、それから無堤のところは堤防の設置をどんどんやっていただいているところでありますのと、それから美袋地区につきましては、先般5年間の事業計画、39億円で美袋の堤防を新たに築造しようというところをやっていただいているところでございます。しかし、私の感覚も、本当に今までの感覚がちょっと常識を覆すものでありましたので、今後これで大丈夫なのかと聞かれますと、同じ意見です。これが本当に大丈夫かどうかというのは、実際に起こってみなければ分からないところがございますので、できるだけ事前察知をして、その辺の対応ができるようなことを今後やっていく必要があるのかなと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) この間のいろんな対策の状況については、私も所属をしております産業建設委員会でその都度工事の予定ということもお聞きもしておりますし、内水の排出ポンプの計画というのもありますので、今後ハード面をどんどんどんどん良くしていただいて、市民の生命、そして健康、財産を守っていく大事なことだと思いますけども、何かあったときには、皆さん逃げなきゃいけない。とにかく逃げてくださいというような、さらなる声かけというのが必要だなと、そのように思います。 次に、関連しますけども、災害が発生した場合、私たちは逃げなきゃいけない。そうなった場合、避難所運営をはじめとした市の対応について、感染症と自然災害の複合災害を考慮して備えているかということをお尋ねをいたします。 これは、4月1日と7日の2回にわたって、厚生労働省から避難所における新型コロナウイルス感染症への対応についての通達でございます。どういうものかと言いますと、中身としてはこれまでの避難所と違い、新型コロナウイルスに関連してですけども、指定避難所以外にも、可能な限りの多くの避難所を開設してくださいであるとか、3密を避けて、例えば親戚や友人の家など、避難先の検討を新たにしていただきたいということ、また避難所運営の面でも新型コロナウイルスに対応した新たな避難所マニュアルを作ってくださいと、そういったことがこちらの通達には書いてあります。それらに対応した取組を現在進めていらっしゃるのでしょうか。 あわせてもう一点、6月5日に総社市のホームページで公開をされておりました新型コロナウイルス感染症に留意した避難についてですけども、新型コロナウイルスの対応で、これまでの避難計画、考え方で何か変わった部分がありますでしょうか。どういった点がありますか、御紹介ください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今大水害が起こって、あるいは大地震が起こって、コロナとそして自然災害が合体した災害が起こった場合を想定して避難マニュアルを作ろうということをしております。いみじくも議員が最初にお尋ねになった中で、2年前の災害と同じものが来たときどうしますかとお聞きされましたが、2年前と同じ避難者が出た場合、それをどうまくばっていくかという仮想マニュアルを作っていきます。2年前の7月6日から7日にかけて、最大ピーク、我々は8,491名の方を避難所に迎え入れました。この8,491名の方を3密を避けてどう迎え入れられるのかということを考えなければなりません。そこで考えられるのが、中学校と小学校の全教室、それから各公民館、きびじアリーナ、この間お世話になった総社高校、総社南高校、県立大学、武道館などなどの施設、これらをこれまでの入り方ではなくて、3密を避けて隔離してやった場合、これを仮想して数字シミュレーションをしております。全ての教室を全部使うのではなくして、2分の1、半分ずつ使っていく仮想で、中学校と小学校の教室全部で5,751人を迎え入れることができます。1人当たりの床面積は8㎡ということです。8㎡に1人迎え入れると、5,751人ということになります。それから、中央公民館、東公民館などなど公民館、先ほど申し上げましたきびじアリーナなどなど、これを8㎡間隔という考え方でやりますと、2,412人を迎え得るということができます。小・中学校の教室と各公民館などを含めると、8,163人を迎えるということになります。しかし、これでは1人8㎡換算で8,163人ですよと。じゃあ、8,491人は迎え入れられないじゃないですかということに計算上はなります。じゃあ、それをどこで補っていくのかということを考えなければならないときに、我々として考えつくのは、熊本県の益城町の救援作業で行ったときのテント村であります。これは、1世帯一つのテント、かなり大きなテントを作ってさしあげて、隔離していく。他の家族と全く別空間を作ってさしあげるということをいかにスピーディーに残りの300人、400人を迎え入れられるかということを用意しなければいけないということなので、このテントの購入予算というものを補正予算で計上して、また議会で御審議いただければというふうに思います。そのようにして、2年前の8,491名を仮想すれば、足らずがもう300人ほどできますよと。それは、テントで埋めていくなりを考えなければいけない。 一つ我々に誤算がありまして、空き家というものを有効活用して、分散避難というものを考えてみましたが、空き家の持ち主の方々は、なかなか避難所に使うのは勘弁してくれというふうに言われまして、今のところ空き家で、いいよ、避難所に使ってくれよと言われたのは、新本のある家庭の1世帯のみです。ですから、空き家をかなり早い段階で避難所と考えるのは、正しい判断ではありませんでした。ですから、テントを仮設する複合政策というか、そういう対策で2年前の同じ量の避難者をどうするのかと、隔離して、どう分散避難させるのかといえば、テント政策ということが一つだと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 3密を避けると、どうしてもそういったことになってくる。今後も、いろいろ検討していただきたいなと思うんですけども、先ほどの8,400人ほどの避難してこられる方をどうしていくかという話なんですけども、ここは総社市議会で、私は総社市議会議員ですから、あえて申し上げますと、今後当然倉敷市、特に真備町の方をどうするのかという、緊急時にはそれは人命ですから、どうするということは2年前と同じ状況になるのかなと思うんですけども、やはり一度我々は経験してますんで、もう一度こういうことがあったらどういうふうにしましょうかというのを当然倉敷市さんや、場合によっては高梁市さん、岡山市さんと、どういうふうにしていくかというのも十分議論していただきたいなと思います。 2年前の災害から比べると、避難所運営等々について考えると、コロナ対策ということで随分様変わりしたなと思うんですけども、やはりこのタイミングでもう一度なんですけど、新しいハザードマップを皆さんに改めて手にとっていただいて、自分のところは大丈夫なのかとかという確認をしっかりいま一度していただきたいですし、コロナ対応も考えての避難先を考えていただきたい。非常持ち出し袋の中にもコロナ対応ということでどういったものを新たに入れた方がいいのか、そういったことの追加準備、そういったアナウンスも、これに追加して、「広報そうじゃ」でもいいんですけども、していただきたいなと思うんですけど、市長、いかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そこの部分が欠けておりまして、「広報そうじゃ」などで啓発してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 欠けているというよりかは、想定してなかったことが飛び込んできたということだと思いますので、是非そういったことも踏まえて、新しい避難方法というのを考えていただきたいなと思います。 それでは、緊急時の市民への情報発信についてということに移ります。 市民が素早く情報を入手できていたかです。 新型コロナウイルス感染症に関連した情報については、例えば経済支援についてどんなものがあるのか、一体自分は支援が受けられるのかとか、学校に関して言えば、学校への再開状況とかはどうなんだろうか、そういったことも気にされてることもあったと思います。そしてさらには、体調が悪くなって、感染がもし自分が疑われた場合どうすればいいのかとか、それぞれ不安な毎日だったと思いますし、今もそれは続いていると思います。 総社市では、まさに全国最速スピードで様々な支援策の実施、対応窓口の強化、市民に寄り添った政策をまさに矢継早で打ち出しておりますけども、そこでふと不安に思ったんですけど、市民の皆さんというのは、こういった矢継早の支援に、このスピード感についてこれるのだろうか、多岐にわたった支援メニューを把握されているのだろうかという、そういった不安がありました。どのような情報ツールを使って市民に対して情報発信をしていたのか、その情報はひとしく市民の皆さんに伝わっていたのか、市役所としてどのようなサポートができているのかを伺います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 伝えるということ、これが公平性、平等の原理でございますので、我々は急ぐとともに、均等に、公平に、平等に伝えていくということを是としてやってまいらなければなりません。市の公式LINE、メルマガ、広報紙などですね、ホームページしかり、様々やってまいりましたが、今一番即効性があるのが、総社LINEだと思います。すぐ伝わるという意味ではです。今、総社LINEの加盟者が9,620名ということになっております。これは、多いか少ないかでありますが、例えばお隣の倉敷市さんなどのLINEは2,231人加盟ということでございますから、あるいは岡山県庁がやっているLINEが7,031人という加盟数でございますので、総社のLINEは非常に人口に対しても多い、実数値も多いということになっておりますので、これらを通じて素早く情報を流すということ。私自身も、議員さん各位も、平成25年にSNSが公職選挙法の中で認められるということになっておりますから、平時の政治活動や選挙期間中もしかりでございますが、どうやって伝えるかということを政治家としてもやらざるを得ないという環境の中に今ありますけれども、2年半前を振り返ると、私のツイッターで避難誘導とか一生懸命やりましたし、あのツイッターがゆえに、高校生が1,000人集まってきて、そしてボランティアの輪が広がっていったということも事実でございます。できる限り、市の持てる、あるいは皆様方もそうなんですが、議員各位も、いざというときには御自身のツイッター、SNS、LINEなどなどで相互に一致団結して発信していくということにも御協力をいただければ有難いというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 初質問以来ほぼ毎回なんですけど、こういった情報発信が大事ですよというのはずっと訴え続けておりまして、そのあたりについては市長とも意見は一致をいつもしているのかなと思っております。先ほど紹介をいただきました総社市の公式LINEというのは9,620ということで、この3カ月間もまたさらに上がったのかなと思いますし、市長のツイッターのフォロワーというのも相当上がっているのかなと思っております。最近ではフェイスブックも始められてるようでして、情報発信ツールというのは重要なんだろうなというのは、本当に市長は思っていただいていると、そのように感じております。 そこで、最後の質問のパートに移りますけども、総社市のホームページのトップ画面を緊急対応版にできないかという質問です。このことについては、災害対応の取組ということで、平成30年11月定例会で三宅議員が一般質問で同様の問いがありまして、市長から対応するという、そういった旨の答弁があったと記憶をしております。あのとき想定していた自然災害と今回はちょっと違いますけども、新型コロナウイルスというものは災害級ということも、そういった声もありますので、平常時と違って、コロナ対応の情報を見つけやすくする、そういったものが必要じゃないかなと思います。 最後の質問の資料になりますけども、これは現在の総社市のホームページのトップ画像をプリントしております。パソコン上での見え方とスマートフォン上での見え方なんですけども、カメラを切り替えていただいてもよろしいですか、こちら。どちらも、最初に見えるトップ画面、一番最初に見える画面からある程度下にスクロールをしないと、コロナ関連のバナーであったりとか、最新のお知らせというものが見えなくなっております、これは赤丸をしている部分なんですけども。特に、上側に平常時、私は今資料には点線で丸をしておりますけども、こういった大部分を占めるところに大きく特設コーナーとか、そういった表示ができないかなと思っております。参考までに、ちょっと張ってみますけど、見ていただくと、一番最初にぱっと目につくところに、こういったコロナ関連のバナーとかというのを張りつけていただいたらどうかなと思っております。 余談にはなりますけど、このステイホーム期間中に、私は全国規模のオンライン勉強会というので、ツイッターとかSNSとか、そういったものの勉強会に参加したんですけども、その中でツイッターの運用が抜群にうまい政治家という、そういった紹介がありました。どなただと思いますか。片岡市長なんです。僕は、3回ぐらい違う会社のに出たんですけど、そのうち2回、片岡市長のツイッターの使い方が抜群にうまいということで紹介をされておりました。日本の地方の政治家の中でもトップクラスの評価を受けている市長ですから、是非市役所のホームページも全国屈指の分かりやすさ、これが必要じゃないかなと思うんですけども、いかがでしょう。全国最速スピードで対応すべきと考えますが。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは本当に、コロナも災害です。これに特化して画面を切り替えていくということはやってまいりますので、担当部長の方から具体に答弁させていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(脇奈七君) 命により、私から答弁させていただきます。 山田議員からは、大変良い御指摘をいただきまして、誠にありがとうございました。早速、事業者との調整を含め事務手続を進めてまいりまして、可能な限り可及的速やかに実現するように努力してまいります。ありがとうございました。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。
    ◆1番(山田雅徳君) 是非御対応をよろしくお願いをいたします。 ホームページの対応であったりとか、先ほどのデジタル地域通貨の話もそうですけども、こういった技術的で対応できることは改善をしていただいて、全て市民への迅速な支援の実施、また実際に作業に当たっている職員の皆さんの負担を少しでも軽減をしていただきたい、そのように思ったためでございます。災害とか、突発的に起こったことは仕方ないんですけども、前もって予想できる事態、これにしっかりと備えていただいて、アナログな人海戦術だけじゃなくて、総社らしい総社流の仕組み、こういったものを是非作っていただきたい。そういったことを期待いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします、約10分間。              休憩 午後2時14分              再開 午後2時24分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、6番三宅啓介君の質問を許します。 6番三宅啓介君。              〔6番 三宅啓介君 登壇〕 ◆6番(三宅啓介君) 議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして3点大きな項目に沿って質問させていただきたいと思います。 三宅でございます。 一つ目、平成30年度の豪雨災害についてという項目と、二つ目、新型コロナウイルス感染症の影響による経済対策についてということと、3点目は、幼、小・中学校における新型コロナウイルス感染症対策・対応についてということで、このことに基づいて質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、平成30年の豪雨災害から7月6日で2年がたとうとしております。被災者の方々、本当に今なお仮設住宅であるとか、みなし仮設等にいらっしゃる方が多数いらっしゃると思うんですけれども、被災者の方々の現状は今どういう状況になっていらっしゃるのかをお尋ねしたいと思います。それと、その方々に対して心のケア、これは行き届いているのだろうかということをお尋ねします。 コロナウイルス感染症の蔓延によって、災害の被災者に対するケアというか支援が、引き続いて総社市も行ってくださってるとは思いますけれども、何となくコロナ、コロナというところに目が行きがちで、被災者の方々の支援というか、対応、ケア、これはとても重要なことだというふうに思っておりますので、そのあたりのところは今現状どうなっているか、お尋ねいたしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 三宅議員の御質問にお答えをいたします。 本来、我々が市を挙げてやっていかなければならなかったこと、これは復興でございます。間もなく2年目を迎えようとしておりますが、復興、5年間で22億円の予算をいただいて、それを現実のものとしていく。しかし、それよりも以前に、ハードインフラを整えるよりも、我々が目指すべきところは、心の復興であると、そう言い続けてまいったやさきに、コロナウイルスがやってきたわけでございます。しかし、気持ちは変わってはおりませんで、これからも復興に向けて最大限尽くしていこうと思っております。 現状でございますけれども、住居の在り方の数字でいきますと、家を持たない方々というのが一番つらい、ほかにもいらっしゃいますが、とにかく仮設住宅、あるいはみなし仮設、アパートなどに住まわれている方が、最大時で147世帯、332人の方が住居でお困りだったわけでございます。それがだんだん解消されてまいって、現時点では65世帯、132人の方が、この6月12日時点での仮設及びみなし仮設の住居者ということになっております。 また、様々な災害を受けて、10人の方が亡くなり、その御遺族の方々の苦しみ、痛みもありますし、店舗が流された、あるいは商売そのものが全く駄目になったとか、たくさん被害を受けた方がいらっしゃるのが事実であります。我々は、議員おっしゃるように、心のケアということで、これを前面に捉えてやろうと思っております。その基本的な考え方が、2年前の有事の際に、もう一度思い起こさなければならないことは、7月6日、7日に発災をし、本当に湯気が立っているというか、直後に美袋のチームを立ち上げ、美袋に市役所出張所を作った。下原に下原の出張所、公会堂を借りて作った。あの彼らの頑張りというのが、心の復興というものでは、そのもとにあります。例えば、美袋では、市役所の職員が一致団結してまず行ったのは戸別訪問でありますし、下原もまず行ったのは戸別訪問をして、顔と名前と災害が一致する関係を作ろうということでやってまいりました。そのことが災害復旧をスピードアップしたということもあります。がしかし、我々も公務員という性格上、いかに災害があろうと、その残り香があろうと、人事異動というものがございます。今までは、例えば美袋で言うと、うちの職員の三宅君が一生懸命やってましたから、彼が好きだという住民の方はいっぱいいたんです、だけど異動になるとか、下原は下原で人間関係を持ってる人が人事異動になったり、そういうことで、昔を知らない、災害のときのあの痛みを知らないという人事になりますから、基本、昔が分かるような人を残しながら、8人体制で被災者寄り添い室というものを特化して残すという人事をやっております。8人体制のうち、被災者の本当に戸別訪問をして寄り添っていく特化した職員を4人作って、とにかく1軒ずつ回っていこう、1軒ずつ御挨拶をしていこうということを日夜続けており、今被災者の訪問支援、相談は、これまで延べ約8,000件に上るということであります。 現状ですが、心のケアで言うと、再建中の方が、家ができつつあるんだけど、なかなか進んでいけないという精神的な焦りや不安、またどうしても気持ちが重い、上向きにならないという精神的な抑鬱的なもの、あるいは健康面、家庭内の不安であるとか、そういう方がたくさんいらっしゃるというのが現状でございます。あくまでも、これからも一人一人に寄り添って、何か用事があったら市役所に来なさいみたいなことは絶対に言いません。何かありましたら私どもの方からお訪ねしてまいりますからという気持ちを持って、これからも対応してまいりたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 総社市として、引き続いて被災者寄り添い室の方々を中心に被災者の方に寄り添って対応してくださっているということは本当に有難いなというふうに思うんですが、ちょっと再度確認ですけれども、被災者の現状というところで、65世帯、132人の方がまだ仮設住宅ないしみなし仮設住宅にいらっしゃると思うんですけれども、この方々は今後の見通しとしてはどのようにされるのか。今年度中に復興住宅ができるということで、そこに何人入る予定で、残りの方々はどうされるのかという、その見通しというのがついていらっしゃれば、教えてもらえたらと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 美袋の仮設住宅を復興住宅にする中で、その復興住宅に移り住もうという希望者が、今14世帯の方々が希望を持っていらっしゃいます。それから、総社中学校の前にある西仮設住宅で、これを復興住宅に変えて住みたいという方は、今のところはおられませんというのが現状でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) それでは、そのほかの方々というのは、そのままその住居というか、どういうふうになるんでしょうかね。今借りていらっしゃるアパートにそのままずっといらっしゃるとか、新しく自宅を再建されるとか、そのあたりの見通しというのは何か立っているんでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 具体的な数字については担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) 命によりまして、私からお答え申し上げます。 今なお仮の住まいに住んでいらっしゃる65世帯の今後の御予定でございますが、ただいま市長が申し上げた昭和の復興住宅に入る方以外の主な予定といたしましては、御自身の家の再建が予定に立っているという18世帯、また仮の住まいの延長が制度上認められそうだという世帯が3世帯、そしてそれから漏れるため、この議会でもお認めいただきました総社市独自の新しい家賃助成によりそのままみなしの住宅を続けていただく方が26世帯、主にそういった御予定となっております。引き続き刻一刻と変わる事情を把握しながら、サポートを続けていきたいと、そのように考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 なかなか2年たとうとしますけれども、我が家に帰るというか、それは本当に難しいことなんだなということを今ちょっと数字をお聞きしながら思ったところでございます。 本当にコロナの関係で、人と人が接触を極力しないという、そういう時期もありましたので、そういう意味では、本当に心のケアは大丈夫だろうかなというところは、今お聞きをしながら安心をいたしましたので、引き続いてよろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、2番目の質問に移りたいと思います。 7月6日に災害が発生して2年がたちますけれども、市長の行政報告の中で、西仮設住宅において今年は式典といいますか、その会を行うということなんですけれども、これの具体的な内容をお尋ねしようと思ったんですけれども、今日の新聞に結構詳しく載ってまして、これを見ますと、7月6日当日は午前8時半から西の仮設住宅で30分程度のこういう式典を行うと。国や県の関係者をはじめとして、下原や昭和地区の被災者の方、復興に関わったボランティアの方々をお呼びする予定だと、そういうような状況で、その中で2年間の復興の歩みについて報告するんだということなんですけれども、何かこれ以外につけ加えることがあれば、お尋ねしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 現在、様々な行事が中止、延期される中で、我々は全てが中止になっていいのかと。この2年前の災害を思い起こすことすら中止にしていくのかと。これは駄目だと。3密を避けて、できる限りやっていこうということで、勇気を持ってこの行事はやろうということを決断いたしました。先ほど議員がおっしゃいましたように、2年間の足跡であるとか、あるいは地域の方々にこうあったということを御発表願ったりとかいろいろしたり、さらには功績のあった方々に表彰状をお渡ししたり、感謝したりとか、そういうことがあるんですけれども、なぜやるかについて、これは大きく二つあります。一つは、忘れないということであります。忘れない。これを忘れてはいけませんよ。それから、もう一つは見捨てない。被災された方を最後の一人まで我々は、例えば市の復興住宅とか、そういうところへ入っていらっしゃる方々に本当に最後の最後まで我々は寄り添っていくという、この二つのメッセージをきっちりと伝えていくべきだと思って、この会を開催したいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 担当の委員会にも関係することなので、詳しくはちょっとお聞きはしませんけれども、そういう思いがあって、このタイミングで開催するということ、よく分かりました。 それでは、次の質問に移りたいと思います。 先ほども山田議員の質問の中で、ちょっと同じような質問に関わりますけれども、今回の豪雨災害とコロナウイルスの感染症ということに対して、メディア等でもコロナの影響の中で大規模災害が起こったときに、今までのような避難体制であるとか、避難備品であるとか、そういうものは考え直さないといけないよということはよくあちこちのメディアでうたわれていますけれども、今回コロナウイルス感染症などに対する災害備品、これを充実すべき、先ほどテントなどの話が出ましたけれども、考え方を全然変えて、充実すべきだと私は思うんですけれども、先ほどの山田議員の質問以外でつけ加えることがあればおっしゃっていただきたいのと、イメージとして、体育館やいろんなところに避難された方々の例えば間仕切りというか、3密を避ける備品というものが今必要なんだろうと思うんですけれども、そのあたりの考え方をもう少し具体的に分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今のところ購入をしたいと思っておりますのは、マスク10万枚、これはマスク50万枚を2月にいのいち配布しまして、在庫が今6,000枚まで下がっておりますので、10万を用意したいと。アルコール消毒液を100リットル、それからかざすだけではかれる非接触型の体温計を20個、段ボールベッドを70個、パーティションを、さっきおっしゃった間仕切りなど150個を買わせていただけるような考え方で議会にお示しをして、議論をお願いできればと思っております。 それから、備蓄食品が35万食分を用意してありますけれども、これは第2、第3の波が来たときに、幸い今回起こりませんでしたけど、買い占めであるとか、スーパーマーケット大パニックみたいなことになる前にというもので、新たな食糧備蓄というものをもう少し足しておく必要があるのではなかろうか、あるいは防護服、それからN90のマスクなどなど、感染症に特化するようなものについても検討してお示しをいたしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) これに関しましては、そういう対応をしていただきたいというお願いでありますので、中身の精査であるとか、どういうものを検討してとかということは、これから総社市の方で考えていただいて御提示いただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、次の質問に移りたいというふうに思います。 新型コロナウイルス感染症の影響による経済対策ということでございますけれども、1番目としてどんな業種に経済の影響が出ているのかということをお尋ねしたいと思うんですけれども、まず総社市は地元の飲食業をサポートするためにお持ち帰りDEお得券というものを発行して、これは随分好評で、いろんな方々に御利用されたと思いますけれども、そういう意味では、飲食店は本当に大変な影響があったということは分かりますけれども、それ以外で総社市としてこんな業種にも大変な影響が出てるということを把握されている業種がほかにもあれば、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、様々な業種、業態の方々が本当に深刻な状況になっております。数字的なものについては担当部長から後に答弁をいたしますが、議員お尋ねの飲食店のほかにと言われますと、タクシー業、それからバス事業者、ホテル、旅館、宿泊所、それからカラオケボックス、旅行代理店などなど、そもそも密な状態でないと商いができないという業態については、大変な深刻な被害、減収が起こっているということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私の方から影響のあった業種につきまして御説明をさせていただきます。 市としての経済対策を考える上で、現状を把握するというのは非常に重要だと考えておりまして、実は5月18日から6月3日にかけまして、緊急に企業に対して、総社市の方は2,000事業所が一応経済センサスの方ではあることになっておりますが、約半数の1,172事業所に関しましてアンケートをさせていただきました。緊急のアンケートでございます。このアンケートの結果によりますと、飲食業はもちろんなんですが、美容室であるとか、その他のサービス、建設業や製造業など影響が大きいという結果でございました。その他、本市で行いました、これは令和2年3月31日にまず1回目の緊急対策会議を行いましたが、そのヒアリング等から、飲食店はもちろんですが、先ほど市長が申し上げましたように、宿泊事業者、交通事業者、それから旅行代理店等、多くの事業者に影響が及んでいるというふうに認識をしております。 そのアンケートの結果の中で、売上げが落ち込んでいる事業者の数も、4月より5月、5月より6月というふうに、アンケートでは5月の全業種の約33%が50%以上落ち込んでいるというふうに回答をいただいているところでございます。 また、私どもは日頃から事業者の意見等を聞く機会が多くございますが、特に20人以下等の小規模事業者、個人事業主、卸売業や小売業、製造業などは、外出の自粛が影響をしまして、少し遅れてではございますが、まさにこれから先に落ち込んでくるというふうなお話も聞いているところでございます。 以上です。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) これは大変な幅広い業界に影響が出てきてて、今影響があるだけではなくて、これからもまだ影響が顕在化してくる業種がたくさん出てくるんじゃないかというようなことだったので、本当にここは慎重に市としてもその様子を見ていただいて、対応していただきたいと思うんですけれども、今直接アンケートを1,170ですかに、地元の地場の企業にされたということでありますけれども、一方で②番の質問に移りますけれども、国とか県の助成とか補助金の申請、これがどういう状況であるか、これが分かれば、もう少し具体的にどういうところが本当に実際影響が出ているのか分かるんじゃないかと思うんですけれども、このあたりの申請状況であるとか執行状況というのがどういう状況であるかというのが分かりますか。分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私の方から答弁申し上げます。 国や県の助成金の申請状況につきましては、なかなかいろんな補助金等種類が多ございますが、雇用調整助成金、これ例えばですが、ハローワーク総社で受付をしております。これはちょっとお伺いしたところによりますと、4月及び5月の申請が市内50社というふうにお伺いしております。1日以上休業した従業員の人数が1,600人程度というふうに聞いております。具体的にはちょっと内容は教えていただけませんが、数につきましては教えていただいたところでございます。 また、融資を受ける際に必要となるセーフティネット保証というのがございますが、こちらは市が認定をするものでございます。これの件数につきましては、6月8日現在で4号と5号とややこしく分かれているところがございますが、4号が63件、5号が33件、それから危機関連保証というのがございますが、102件という形で、合計で198件というふうになっております。 さらに、市独自の支援制度であります新型コロナウイルス感染症対策融資支援補助金、これは3月に既に立ち上がっているものでございますが、申請件数は6月8日現在8件でございます。これは市の単独制度でございます。このほか、固定資産税の猶予申請が6件ございます。 なお、中小企業庁へ申請する、ちょっといろいろ問題もございましたが、持続化給付金につきましては、事業者が直接オンライン申請で行っておりまして、申請件数等の情報を提供していただけないような状況でございますので正確な件数は把握できておりませんが、先ほど申し上げましたように、市が実施したアンケートで持続化給付金を申請してるかどうかという項目がございます。これは107事業所が申請したというふうな回答がございました。また、国の助成金など、融資などの利用について現在申請をしている事業所が116事業所、今後利用する予定があるというのが146事業所というふうな状況になっております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) いろんな数字が出てきて、持続化給付金のことを私も聞きに行ったら、これは本当に国と直接やりとりをしてて、実際どれぐらいの企業が総社市で受けてるのかというのがなかなか分かりづらいというか、分からないということを聞いたので、そういう情報も地元に入ってこないのかというのがちょっと残念に思ったんですけれども、市長、今のこの数字を率直に聞いてどのように総社の経済に影響があるか、危機感というか、どのように考えられておられますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、リーマン・ショックをはるかにしのぐ大変な大問題になっていくと、そう認識しております。平成21年、平成22年のリーマン・ショックのときですら、有効求人倍率は0.29、岡山県ワースト1位が総社市でした。そして、税収はどんと下がり、人口もどっと下がっていったのがリーマン・ショックでありました。我々は、同じことをもう一回、それ以上のことを迎えるという覚悟で対応していかなければならないと、率直に思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 本当に大変な状況で危機感を持っているということだと思います。 ちなみに、総社市は、よく言われるように、車の部品の製造会社、関連会社がたくさんありますけれども、ウイングバレイの関係で総社市に住まわれてる方であるとか、いわゆる税収であるとか、非常に大きな影響があると思うんですけれども、ウイングバレイの状況はどういう状況ですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ウイングバレイも各社軒並み、平たく言うと50%以上の減収ということになっております。構造的に申し上げますと、私、三菱自動車の益子会長と常に定期連絡をしておりますが、現時点でインドから入ってくる予定の足回り関連の部品が調達できないがために、ここの部分でラインがストップしているということです。インドは、パンデミックが起こる前にロックダウンしてましたけれども、ロックダウンしながらパンデミックになっていきました。かなり深刻な打撃を受けているようで、三菱自動車としてもインドの状況をものすごく心配いたしておられます。また、予想以上にマツダ系統が回復が遅れているということ、あるいはトヨタなどなど、自動車産業界そのものが、ヨーロッパで車が売れなくなっているということ、そしてそれが北米大陸、そしてアジアに、全世界に自動車不景気というものが生まれてきているがために、最初はパーツがなかったというところから、今度は売れ行きそのものがアウトになっているということで、非常にピンチということになっております。 私は、ウイングバレイとはずっと連絡をとり合いながらやっております。まず、そういう危機感というものを、構造的なものを政府に伝えてほしいということでありました。それから、二つお願いをされまして、一つは雇用調整助成金の補助率を上げてくれということを言われておりました。当初は8,000円台の雇用調整助成金、1日当たりですが、これは今1万5,000円程度に上がっております。それから、持続化給付金を早目にやってくれと、それから連続でやってくれということをウイングバレイから聞いて、それを全国市長会、私が担当委員長でございますので、それを自民党の政調会長に対して、直接会い、申し上げてきたところであります。また、全国市長会の立谷会長にもそのことを伝え、ともに陳情に行って、徐々には政府の在り方が変わってきているということもひとつあります。そのように、今は本当に雇用調整助成金と、そして例の200万円、持続化給付金というところに軸足を置かれているということであります。さらに最近になって、もう一つは、外国人の労働者がかれこれ3箇月アパートにいるんだと。ですから、体を動かすということでいいので、何か農業の手伝いであるとか、外に出て体を動かすという場を彼らに与えてほしいんだがということを聞いております。これは、市役所の中で今人数が結構な人数になっておりまして、そのことについては担当部長から言いますけれども。それからもう一つは、人工呼吸器の部品を作りたいという希望を持たれておられましたんで、最初はちょっと失敗したんですけれども、今もう一社、私が、私というか、総社市が紹介をして、ヒルタ工業さんなどと今部品の調達の折衝をしているというところであります。そのような状況が今あります。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私の方から答弁申し上げます。 外国人の雇用についてウイングバレイさんの方から少し御相談をいただいておりまして、庁内の中で農業、例えば地食べ公社でございますとか、そういった地域の農業ですね、そういったボランティア活動に参加していただけるようなことを今調査をしているところです。それから、例えば公共施設の草の整備でございますとか、そういったところを調査を今集計をしているところでございまして、20人とか30人の単位で今仕事はやっていただくことはあるかなというふうに考えて、今後調整をさせていただこうと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 状況は分かりました。 ③の質問に移りたいというふうに思いますけれども、今本当にいろんな業種に影響があるのは、これはそうなんだろうなとは思ってたんですけど、特に本当に観光業に携わる業界、それと先ほどの自動車産業、いろんな業種に影響があるんですけども、特にこういう業界に対して今後支援していくべきだと思うんですけれども、まず自動車産業、これは、市長、リーマン・ショックのときに販売促進ということで、三菱自動車に1台10万円の補助を出して、市民に買ってくださいねということをやられたと思いますけど、例えば今後販売促進を進める上で、こういった政策をまたやっていこうとか、今の状況でなかなか分からないかもしれませんけれども、そういうお考えって多少なりともお持ちですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今、テイクアウトで市民参加型の政策をやってまいりました。これは、市民の力をかりたわけでございます。我々の原資が4,000万円で、市民に8,000万円足してもらいまして、1億2,000万円という流通を生んだということになりますが、今の状況の中で全てが沈んでいく中で、なかなか市民にお金を出してもらって経済政策を回していくということが、今の段階では非常に選択しづらいと思っております。それよりも、我々が今していかなければならないことは、やはり弱い部分、本当に傷ついている方々、会社、そこに直接お金を差し上げること、これはいろいろ賛否あると思いますけれども、そこのターゲットを絞ってお金を投入して、現金を差し上げるということを今の総社市はやらなければいけないのではないかというふうに考えております。特に見捨ててはならないのは、ひとり親方とかと言われる弱少体、こういった方々に対する目配せというものを今忘れてはいけないんだというふうに考えております。つい先ほど、私はこの議場におりますから分かりませんけれども、国会が議了したということだろうと思いますが、第2次経済対策が本日決定をなされました。私は、余りこういう言葉は言ってきませんでしたけれども、政府の補償と我が市の補償がかぶらないように、それを見極めた上で、市がどこを見ていかなければならないかというところをよく考えて、そこの部分に現金を給付していくと。これは、多くの方々になれば薄くなると。これは我慢していただかなければならないかもしれませんけれども、やはり国と重なり合わないところ、ともすれば今まで国が忘れさっていたひとり親方、少人数部分、ここのところに目配せをしていく必要があろうかというふうには考えております。いずれにせよ、できれば今議会のうちで議会に提案をし、当該委員会、議会全体で議論をしていただければというふうな案を提出したいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 市長は、議会に臨む記者会見で、そのようなことをおっしゃられてたと思いますんで、そのことだというふうに理解はしているんですけれども、具体的な何か考えられていることをもう少し詳しく、今考えていることって何かあるんですかね。現金を給付するのにどういう取組を行って現金を弱ってるところに給付するとか、そういうもう少し具体的なことって何か考えていらっしゃるんですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、またちゃんとした案を御提出したいと思いますが、一つの考え方として、これまで国が面倒を見てきたとされる21人以上の会社、中小企業、それ以上の会社については、それなりの補償があり、持続化給付金であるとか、いろんな手だてがあったと思いますが、それ以下、1人以上20人以下、この領域に対してどういう政策を打ち立てていくかということが一つの課題だと思っております。 それからもう一点は、議員がおっしゃられたように、特定のバス業者であるとか、タクシー業者さんであるとか、極めて深刻な打撃を受けられている特定業種の方々にどう差し上げられるか、そういうことを考えながらやっていくという考え方で今おります。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 今考え中なので、なかなか言いづらい部分があると思うんですけど、決まりましたら、できるだけ早目に議会の方にかけていただきたいなというふうに思います。 ③番の観光業等のこともお尋ねするんですけれども、これは本当に今先ほども市長がおっしゃられた、国会の方でGo Toキャンペーンということで旅行をする際に補助を出して、いろんな地域に行ってくださいねということだというふうに思っておりまして、それプラスアルファ、岡山県は岡山県で同じようにこれを出しているということになりまして、ということは結局のところ、全国で、言い方は悪いですけども、お客さんのいわゆる奪い合いとか取り合いみたいな、そういうことになってくる。その中で、じゃあ総社市としてどうやって観光客を誘致していくのかということになるんですけれども、例えばそこにまた総社市として独自に補填するのかとか、いろんな考えはあると思うんですが、例えば総社市に宿泊してくれた方に対して地元で使えるお土産券みたいなもののそういう券を作って、地元でお土産を買って帰ってくださいねみたいな、そういうことをやってみたらどうなのかなというふうに思うんですけれども、観光に対するサポートというか、支援を何か考えられていますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、これからの話になります。国が国がと言ったら駄目なんですが、これは余りダブってダブってダブりまくっているという政策だらけになってきておりますので、よくそこら辺を見極めた上で対策を講じていくことが大事だと思います。確かに、よそから来たお客様に対してお金を配るということも大事なテーマかもしれませんけれども、これもあわせて考えたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 私が聞いてる限りでは、観光に携わる業界の方は本当にせっぱ詰まってるというふうに認識しておりまして、タイミングというか、スピード感というか、本当に非常に難しいなというふうに思っておりますので、ここも重要視していただいて、対応を素早くしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、三つ目の質問に移りたいというふうに思います。 幼・小・中学校における新型コロナウイルス感染症対策対応ということについてお尋ねいたしたいと思います。 1番、学校・園ではどのようなコロナウイルス感染症防止対策がなされているか、また市として各学校・園にどのような支援を行っているかということをお尋ねいたしたいと思います。 これは、小学校とか学校で対策としたら、手洗い、うがいをよくしてくださいねということを言われてると思うんですけれども、結構その備品というか、消毒液というか、石けんが足りないんじゃないかとかということも聞いたりするんですけれども、そのあたりをどのように学校・園で対応して、市がサポートしてるのかということをお尋ねいたしたいと思います。どうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁をいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 命によりまして、私の方から御答弁をさせていただきます。 感染防止対策の対応ということでございますけれども、まず学校・園での対策としましては、三つの密を避ける、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生など基本的な感染対策を継続する新しい生活様式というのを取り入れております。また、発熱等の風邪の症状が見られるときは、自宅で休養させる、登校後すぐに検温結果を確認することを確実に行っておるところでございます。感染リスクの高い学習活動、例えば対面形式となりますグループワークや近距離で活動する調理実習などにつきましては、可能な限り感染症対策を行った上で、実証検討というふうに今文部科学省から示されておりますけれども、本市におきましては、こういったものは1学期中は実施しないということにしております。 また、各学校・園において感染予防として行うべき内容に漏れがないように、市独自のチェックリストを作成、配布しまして、各学校・園はチェックをしながら対策を進めておるところでございます。 さらに、市としての支援の中身でございます。 まず、マスクや消毒液、衛生資材等、物の支援でございますけれども、マスク、それから手指消毒のアルコール、エタノール、それから設備の消毒用のハイターのようなもの、それから非接触型の体温計、空気清浄機、こういったものが物の支援ということになります。マスクにつきましては、今企業様等からの御支援いただいたものも含めまして、現状では3万4,000枚を市内の小・中・幼稚園・こども園等に配布できております。それから、消毒液系のものにつきましては、これもまだなかなか手に入らない状況が続いておりますけれども、現状のところは、約200リットルの消毒液系のものを配布をさせていただきました。非接触型の体温計につきましては、予定では42個購入を今発注をしておりますけれども、実際に納入できたものは1割程度ということでございます。 それから、人の支援というものも、これからは本格的になりますけれども、行う予定にしております。再開しました学校につきましては、これから学習の遅れを取り戻すために、夏休みであるとか、土曜日の授業を計画しておりますけれども、どうしても講師ですとか、人的なスタッフが不足する、あるいは衛生対策を行うためにどうしても人の手が要るということもありますので、そういった人的な支援ができるように賃金等の確保を今しております。 あと、これは関連する支援ということになりますけれども、休校中の家庭における子どもの学習支援ということで、ポータルサイトを立ち上げました。授業動画とか、学習のアプリを利用して、自宅で学習できるというものでございますけれども、こういったものの運営に約260万円を利用しまして、それを実施したところでございます。 もう一つ関連するところでございますが、各小学校区にございます放課後児童クラブ、ここも休校中には非常に子どもの居場所ということで御協力いただきました。3月、4月に分けてマスクを3,180枚、あるいはこれも非接触式の体温計などを配布、あるいはこれから配布する予定ということでございます。また、放課後児童クラブも、臨時休業に伴いまして、クラブ自体の運営日数ですとか、時間を延長したり、あるいは衛生対策のためにスタッフを増員ということもしていただきましたので、こういったものに対応できる委託の加算というものも今精算をしてお支払いをしているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 マスクであるとか、消毒液、アルコール、体温計、空気清浄機であるとか、様々な物品でというところで、きちっとそういうものをサポートしているということだと思いますけれども、先ほど体温計は、これはなかなか手に入りづらいということでしょうか。それ以外にもアルコールであるとか消毒液、手洗い石けんも手に入りづらいというふうに聞いてはいるんですけれども、そのあたり実際どうなんですかね。 ○議長(劒持堅吾君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) まず、非接触式の体温計、かざすだけで一、二秒で体温をはかれるものでございますが、これはあらゆるところに手配をお願いしたりをしまして、ようやく納入していただけたのが、先ほど申し上げた5台程度ということです。ですので、現状では通常の脇に挟む棒状の体温計でということをしておりますし、登校、登園する児童生徒には必ず家で体温をはかってくるように指示しております。それができてなかった子どもについて学校・園、現場で時間をかけずにはかろうということで、そういった資材を求める声が多いということでございます。 それから、消毒液系というのは、ハンドソープとか、少し一般の家庭用に近いようなものはかなり流通が増えましたので、まとまった量でなければ手に入るようになりましたが、それこそ手指消毒のアルコール、エタノールというのは、これも少量であればうまく入るんですけれども、私ども5リッターのタンクとかを10個とか、そういった量で確保しようとしておりまして、これにつきましてはいろんな業者さんとかルートを当たっておりますけれども、どのルート、業者におかれましても、もう少し時間がかかるんだということを聞いておりますので、ここは粘り強く、ほかのルートも当たりながら、なるべく早くに確保しようということで努力してまいります。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 文部科学省の方では、アルコール消毒というよりは、むしろ手洗いの方を推奨しているということで、そういう中で石けんがちょっと足りないんじゃないかというのを聞いたものですから、そのあたりは大丈夫なんだろうかというふうに思ったので、お聞きをいたしました。 それと、我々も当初予算で今回学校自由枠交付金ですか、これは昨年に比べるとちょっと削減になっておりまして、それを議会で認めてはいるということではありますけれども、コロナウイルスの感染症がこれほど長引いていくということになると、予算と言うつもりはありませんけれども、そういうサポートも必要になってくるのではなかろうかなというふうに思いますので、そこは細かく教育委員会の方で見ていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、次の質問に移りますけれども、学校・園での児童の暑さ対策についてということですけれども、教室の暑さ対策と新型コロナウイルス感染症対策はどのように行っているのかということをお尋ねいたしたいというふうに思います。要は、午前中に溝手議員も質問をされましたけれども、例えば教室の中の3密とエアコン稼働であるとか、そのあたりの対応ってどういうふうに考えていらっしゃるのかをちょっと教えていただきたいなというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕 ◎教育長(久山延司君) 三宅議員の御質問にお答えいたします。 小・中学校では、全ての普通教室にエアコンが設置されておりますが、エアコン使用時も換気が必要であることから、常時2方向、対向の方向ですが、の窓を少しあけて、換気しながら冷房しており、休憩時には一度全開にして空気の入れかえを行っております。また、熱中症対策として、水分を小まめにとることも指導しております。 幼稚園におきましては、学校と同様に、常時2方向換気を行いながらエアコンを使用しておりますが、幼児が園庭で活動する時間が多いため、寒冷紗やテントを用いた日よけ対策も行っております。また、幼児同士が密集、密接とならないようきめ細かく注意をしたり、椅子や水筒を距離をあけて置くようにしたりするなど、環境面にも配慮しているところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 教室の中では、配慮して対応してくださっているということだと思います。 今、説明がありましたけれども、普通教室は全てエアコンがついているということだと思いますけれども、エアコンがついていない教室というのは、いわゆる特別教室といわれる理科であるとか家庭科であるとか、そういう教室にはついてなくて、じゃあそういう教室で暑さの中でいわゆる授業を行うということでいいんですかね。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 特別教室の授業についてでございますが、1学期は特別教室を使わずに、教室で実技教科も行うように指導しているところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) じゃあ1学期は暑さ対策で、そこでは授業を行わない、2学期からということ、ちょっともう少し御説明いただけたらと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) コロナウイルスの感染状況がこれからどうなっていくかということもありますが、ひとまずは1学期は行わないということで、2学期についてはその状況を見ながら決めていきたいというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 じゃあそういうところも含めて、細かく見ていただきたいと思います。 ひとつ大規模校になれば、窓際の子どもって特にちょっと暑かったりするんじゃないかなと思うんで、そういうところの工夫も学校内でよくしていただくように、教育委員会の方からもお伝えいただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いします。 それでは、最後の質問に移ります。 夏季中の登下校、これが夏休みも授業があるということで登下校が増えますけれども、児童の暑さ対策をどのように考えているかということで、これも溝手議員の質問の中でマスクのお話が出ましたけれども、マスクは状況によって登下校中は外してもいいよということでしたけれども、その際に傘の話が出ました。私も傘を登下校中に使ってもいいんじゃないかなと。日傘は、特に検討してもいいんじゃないかというふうに思うんですけれども、そのあたりのことは教育委員会としてはどのようにお考えですか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 日傘についてでございますが、日傘に限らず、冷却タオルなども保護者や児童生徒の意見を聞きながら、できることは何でもしていこうというふうに思っております。ただ、安全面には配慮していかないといけないというふうには思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 今回、やっぱりコロナで子どもたちが家にいる機会が非常に多くて、よく言われる体力的になかなか1学期の4月からずっと学校で外で運動してとか、そういうところの体力的な部分がついてきてないんじゃないかとよく言われます。その中で、急に暑さの中、特に低学年の子どもたちは本当に大変というか、つらいんじゃないかなというふうに思っておりまして、そういう意味では、登下校中の暑さ対策も非常に考えてあげないといけないのかなと。そうしたときに、今言われた首にかける冷たい、ネッククーラーというんですか、そういうものであるとか、日傘というか、傘というか、そういうものも本当に検討していただいて、暑さ対策というもの、これは十分に考えていただきたいなというふうに思いますので、十分にこれからもそういうところを検討していただいて、子どもたちが元気で夏休み中といいますか、夏に学校に行けるように対応していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 以上で、質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします、約10分間。              休憩 午後3時24分              再開 午後3時33分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に続き会議を開きます。 5番萱野哲也君の一般質問にさきだち、この際、私より申し上げます。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 萱野哲也君の一般質問を許可いたします。 萱野哲也君。              〔5番 萱野哲也君 登壇〕 ◆5番(萱野哲也君) 萱野でございます。お世話になります。 今回、私の答弁書作成に当たり、秘書室の皆さん、また担当課の皆さん、ありがとうございます。私の思いは、市長、聞いてると思うんで、真摯な御答弁をよろしくお願いします。 今回、今コロナ禍の中でいろんなイベントが自粛になっておりますが、市の主催であったり、共催のイベントは今後どうされますか。どのようなお考えがありますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 萱野議員の御質問にお答えをいたします。 今、本当にコロナの中で何やかにやが全て中止になっていくと、そういう時代であります。むしろ、中止にした方がややこしくなくていいみたいな風潮さえ感じる昨今であります。くしくも、毎年私も血沸き躍らせていた全国市長会6月、今年、3日、4日でしたか、この全国市長会もウエブ会議ということで、幸い今私が県の市長会の会長をしておりますので、ウエブで出席の機会を得たわけでありまして、大変全国的にも行事はやめるという風潮にあるわけでありますが、やめていかせるのも政治、行政の仕事で、リスタートさせて、スタートさせていくのも我々政治、行政の仕事であります。ですから、私は基本的には、できれば、許されればやっていくべきだということをいつも思っておりますが、ただそれには一定則のルールというものが必要だと思っております。幸いに、我々はこの春先に長崎大学の山本太郎教授にキャップになってもらいまして、総社市による専門者会議を持っております。学校のあけ閉めについても、山本先生、あるいは市内の医師会と相談をしながらあけ閉めを決めてまいりましたが、これから専門家委員会にもう一度知恵を出してもらって、新型コロナ総社再開プランというものを作って、総社流のおおむねの目安というものを作っていただきたいと思っております。今、詳しくは吉田部長の方から答弁、説明をいたしますけれども、当然ながら総社市が主催し、開催するイベントの可否についても、この委員会で一つの指針というものを作っていただこうと。また、学校の施設の在り方についても、一つの指針を作っていただこうと。それから、3点目に、市民の外出とか市民全体の生活の在り方について指針を作っていただこうと。そして、総社市の新しい生活様式、ソーシャルディスタンスという言葉がよく使われておりますが、その生活スタイルについても一つの助言、提言をいただくというプランを作った上で、それをもとにおおむね決まったことを履行していくような仕組みを作ってまいりたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) 命によりまして、私からお答え申し上げます。 市長より御案内申し上げました専門家の意見を聞きながら、今調整を進めております総社再開プランでございますが、今の予定を御紹介します。 今後さらに専門家の意見を聞きながら、ブラッシュアップし、更新していくと、そういう考えでございます。1点目が、総社市が主催するイベントに関しては、現在の時点から8月にかけて、ステップを段階部分に分けながら、屋内なら何人までか、屋外なら何人がいいかというような指標をもとに、具体の当てはめをしてまいります。また、二つ目の総社市の施設、小・中学校については、既に再開が済んでいるところではございますが、今後の感染の拡大を踏まえて、どういったレベルのときにどうすべきかというあたりの議論を深めていくということでございます。三つ目の総社市の市民生活の再開については、移動、外出、観光、買物、飲食、こういったものをどう再開していくか、国や県の動向も見ながら、総社市流の基準というものを示していくと。最後四つ目は、市長より申し上げましたとおり、新しい生活様式総社流にどういった工夫ができるかと、そういったものを精査していくという大きな考えでございます。 議員の御質問のうち、具体のイベントの御判断については、さらに追加で御答弁を申し上げます。 ○議長(劒持堅吾君) 文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(中村義弘君) 命によりまして、私の方から答弁させていただきます。 具体のこれからの大きなイベント等についてですが、今現在の予定といたしましては、市民大学講座でありますとか、総社市民まつり、赤米フェスタ、こういったものについては、開催時期でありますとか、規模、そういったものを勘案しまして中止をするというふうな一方、7月23日に予定をしております総社市民ゴルフ大会でありますとか、来年1月ですが、成人式、こういったものはやり方などを工夫してやろうということで、今現在考えております。また、総社観光大学でありますとか、そうじゃ吉備路マラソン、第九コンサート、こういったものについては、今後専門家の意見等を聞きながら検討していこうということで考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 例に出すと吉備路マラソン、今回3日前にしないということになりましたけれども、吉備路マラソンみたいに2月にやるんだとなれば、例えば要項を作る段階で、吉備路マラソンを作る段階でできるかできないかで、やるとして、感染者が出てないか、出てた場合はどうするか、また要項を作った後、今度は募集にかかる。募集にかかる段階でもう一遍検討するといって、ステージ、ステージ、ステップ、ステップで一度ずつちゃんと検討していっていただきたいんですね。もちろん予算とって、やる方向で進めればいいんですけれども、この状況の中で随時ポイントを決めて、やるかやらないか、できる、やる方向で、うん、これは難しいというふうに、ちゃんとステップを踏んで進めていっていただきたいのが一つと、あと成人式なんですけれども、もちろん成人式、吉備路マラソンは今年駄目だったら来年できるなんですけれども、成人式は、彼ら、彼女にとって一生に一度の晴れ舞台なんです。そこをどう我々の大人、20歳過ぎれば大人なんですけれども、どう助言していってあげるか、もちろん彼女、彼らはやりたいやりたいという気持ちが多分ものすごい前面に出てくると思うんですよ。彼らのための会ですから、式典ですから、そこをどうやって大人たちが、我々が、このコロナの中でどういうふうに主催できるかということも考えていかなければならないんですね。そのあたり、教育長、いかがお考えかをお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 成人式についてでございますが、議員おっしゃられましたように……。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長、教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕
    ◎教育長(久山延司君) (続)すみません。萱野議員の御質問にお答えいたします。 成人式についてでございますが、先ほど議員おっしゃられましたように、成人式は一生に一回のことでございます。そういうことで、会場や開催方法などを工夫して、できる限り実施すべきだと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 今現在、これはやめるぞというようなイベントとかはありますか、もうやめたぞ。やめたぞというのもありますけど、何かあれば。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 非常に残念なことですが、雪舟フェスタは中止ということになりました。これは、私もできればという淡い期待は持っていたんですが、そういう意欲とか物ではなくて、JCがやるんですけれども、主催はJCでございますが、そもそも雪舟フェスタ、市も700万円、800万円の一般財源を出すんですけれども、多くの寄附金で運営していくということで、その寄附を募る会社がみんな減収、営業が悪いということで、市長、今年は寄附を募るどころじゃないと、誰も寄附は出してくれないと、だから今年は見合わせるしかありませんと言われたら、そうか、分かりましたと言うしかなかったというのが現状であります。 それから一方で、第九コンサートなどは、12月はとにかくできませんと言われました。ただ、委員会の中では、これは魂のものだから、できれば越年して、年を越して、どのタイミングか、場所を変えてでも、形を変えてでも、やれるんならやりたいというようなものもございました。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。ありがとうございます。 じゃあ、教育長にお尋ねいたします。 学校内のイベントをどのように考えられてますか。運動会であったり、文化祭、修学旅行等もどうしていくかというようなこともあると思いますけれども、いかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 各学校・園の行事、先ほどありました運動会や修学旅行、文化祭、こういったものにつきましては、教育上の意味や学校生活の記念となるという観点から、予防対策のガイドライン等を参照しながら、工夫を行って実施する方向で現在方法を考えているところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) それぞれのイベント、分かりました。 イベントなんですけど、早く中止を決定すれば、それに係る人件費やもろもろの経費が少なくて済むんですね。先ほども市長が言われたように、今期また増額の補正予算が出るようなことも言ってましたけど、減額補正を何か出さないと駄目かなと思います。僕は、てっきりこの6月議会に今回のコロナでいろいろイベントごとや、例えば市長の旅費や出張の、全国市長会も行けなくなったりして、こういうものも、こういうものも、僕は行かないし、行けないからいいよというような減額補正が僕は出るもんだと思ってました。それに伴って、議会も今回当局にお願いしていろんな議論を重ねて減額をしました。コロナのための財源をどうするかということを考えてまいりましたが、今回いろいろ増額の話、他の議員からもこれが必要じゃないかということも言われましたけども、減額という意味で、市長は他に経費の削減をするようなところはありませんか。そして、減額補正は出ないんでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) いずれ減額するものは減額し、増やす部分もあるかもしれません。まだやるやらないを決めていないものもたくさんありますし、延期すれば、増額せざるを得ないものもありますけれども、倹約という話とイベントの中止、延期という話は全く違うことでございます。経費を削減するためにイベントを中止するわけではございません、できればやりたいと言っているわけですから。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) いえ、先ほど僕が言ったように、予算をとってるんですから、やれる方法とかやり方を考えて、やればいいんですよ。それまでのプロセスはきちっと守ってくださいよということと、あとはその他経費、市長が全国市長会や県外への要望、あとは茅野市への交流に係る経費、我々も茅野市との交流の経費も切ってます。今回の6月の補正予算、減額の補正も出してます。そういったところは、市長は何とも思わないんでしょうか。その辺を削らないんですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 出すときには出しますから、御安心ください。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。出すときにはって、そういうところのスピード感は失速するということがよく分かりました。 あと、ボーナス、期末手当、来週市長には190万円のボーナスが入ります、期末手当が入りますが、その辺は削減、もしくは自分の給料削減とか、お考えありませんか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、削減の方向でいずれかのタイミングで出させていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 教育委員会部局としては、何か削減をできそうな経費というものはございますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 削減ができるということではありませんが、実は先ほどの教育委員会が主催・共催するイベントということで考えますと、学童陸上記録会や小・中音楽会については、これは3密が避けられない状態であったり、それから授業補充との関係もありまして、練習時間が確保できないというようなことから、中止の方向で現在検討しているということであります。そうしますと、児童生徒を輸送するバスの賃借料、こういうものは削減というか、減っていくということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 担当課レベルで、こういったことが不要になったからとか、削減ができるのではないかというようなことも庁内でやられたというふうに聞いてますんで、お金がかかることばっかりやってって、出ると、こちらも不安なので、是非削れるものは削って、今回のコロナに市長が困ってるところに投入するんだと言ったんで、そこへいち早く投入できるだけの財源を我々も努力して見つけるべきだと思いますんで、御対応をよろしくお願いします。 市長の政治手法についてに移ります。 市公式のSNSの発信の仕方や内容についてルールはありますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(脇奈七君) 命により、私の方から答弁をさせていただきます。 本市公式の情報発信につきましては、ルールとして運用ポリシーを定めております。この運用ポリシーでは、総社市公式LINE等について、その目的や発信内容、運用時間、注意事項等を定めており、こちらに則って情報発信を行っているところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ルールに則ってやられてますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 総社公式LINEも1万人に届くという勢いになってまいりました。本当に総社公式LINEというものが市民の情報源の一つになりつつある、スピード感を求められている、一つの重要なツールになっているということは言うまでもない事実であります。その上で、この発信についてちゃんとルールを守ってやるべきだと思っておりますので、今のところルールを守ってやっておるところであります。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ああそうですか。分かりました。 このLINEなんですよ、僕が問題視しているのは、LINELINEで、いろいろ過去、今年1年分をずっと見たら、結構午後9時過ぎてからLINEが来たりするんですよ。それって、必要なLINEですか。例えば3月31日23時26分、志村けんさんが亡くなりました、動揺が走ってます、落ち着いて対応しましょう、総社市長片岡聡一とか、1月19日23時4分、出初式が行われましたとか、それってそんな時間帯に流す必要があるもんなんでしょうか。僕は思うんですけど、出初式であれば出初式で、本来出初式が終わった段階で、消防署がこれは市民に流さないといけない情報だとなれば、消防署がちゃんと編集して流すわけですよ、日中に。なんだけれども、多分ですよ、というか、多分じゃない、聞いてるんですよ、なんでやと。そしたら、晩の9時ぐらいに市長が秘書室に電話して、これで流せよって言われて、慌ててばたばたばたばたして、政策調整課の方で11時頃に流さないといけない。職員の負担を減らすとか言いながら、山田議員のさっきの質問でも、こういうLINEとか使って職員の負担を減らすって言いながら、市長は自分が思いついたことを秘書もしくは担当課に流せって言って、流してるんですよ。これ結構多いんですよ、21時とか。運用に則ってって言いますけど、運用時間、記載は原則として執務時間内に行いますって、執務時間内って8時半から17時15分じゃないんですか。これは市長の執務時間のことを言ってるんですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 情報は生き物といいますか、いつ出てくるか分からないのが情報でありまして、今だというときに送るのが情報であります。気を付けてこれからは対応していきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) だから、その今だという情報を各担当課の皆さんは、各担当から見て自分ところのこういったことを市民にお知らせをしないといけないというものを各担当課の皆さんが持たれてますか。市長に夜の9時頃とかに言われて、ばたばたして11時頃に送るとかじゃあ、各担当課としての情報発信という認識というか、持ち方がおかしいと思いますよ。各担当課レベルで内容を精査して、どういったものを送るかということを考えられてますか。市長に言われたから送るんだじゃあ駄目だと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 本当に各担当課レベルが、今一番ホワッツニュー、ホワッツインポータントね、それをよく吟味して、できるような体制を作っていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 内容なんですけれども、気になった点があってちょっと指摘もしたんですけど、4月4日、中学校、幼稚園、こども園の再開を14日まで延長します、総社市長片岡聡一、学校の再開については再考し、明日の10時までに決定します、片岡聡一って、これは市長の職務じゃなくて、教育委員会が本来行わなければならない内容なんですよ、教育委員会名で。それが、なぜ市長名で送られてくるんですか。教育委員会は、なんでこういうふうなことになってるんですか。 ○議長(劒持堅吾君) 答弁をお願いします。 教育長。 ◎教育長(久山延司君) これは、決定権は教育委員会ということでございますが、当然市長とも相談しながら決定していったところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、本当のことを言うと、これは教育委員会が打ち間違えて、片岡聡一として打ってしまったので、私がこれは違うよというふうに言ったらば、それはあのLINEというのは1回打つと取り消せないんですということなので、私が打った後に教育長山中栄輔で打ち直したというのが本当の真実で、これはその部分については私からおわびを申し上げたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 教育委員会は、教育委員会として自分の職域があるわけで、そこは市長名で送ってしまったというのは、何でもかんでも最近頻繁に総社市長片岡聡一、片岡聡一ってなっているから、そのまま同じような流れで送ってしまったということであれば、教育委員会としてきちんと我々の職務というものは何かということを考えていただきたいと思います。教育長と教育委員会と市長との連携は必要ですが、職域を超えた介入というのは、やはり教育委員会と市長部局というのは政治的利用はあっちゃあ駄目ですし、そういったことで独立した団体なんですから、そこに市長片岡聡一をそんたくしなければならないような状況にあってはならないと思いますと、教育長にこの質問を聞いていいですかとは振りませんけれども、市長、どのようにお考えでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、ここの部分は、ちゃんとしないといけません。本当に私が教育の学校のあけ閉めの権限にありませんから、私は総合教育会議を開いて、議員がおっしゃったように、総合教育会議を開いて、見たでしょう、あのとき、学校は私はしばらくの間あけられません、そう思いますよというところまでが私の権限です。総合教育会議で話をして、教育長が中心に意見をまとめて、その後教育委員会を開催して、そこで決定された事項というのは、教育長決定事項でありますから、これを総社市長片岡聡一で出すのは駄目ですよ。これは、きちっとしないと。このことについては、私からひらにおわびを申し上げると思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 市長からはそのように言われてますけども、教育長に質問してもいいですかとは聞きません、聞きたいですけど。そういうふうに市長が言われてるんですから、教育委員会としてもしっかりと認識、自分たちの責任の所在を明らかにして、今後職務に全うしていただきたいと思います。 あと、LINEの時間、さっき運用どおりやってると言ってましたけど、8時半から執務時間内に行います、5時15分までですけれども、僕はちょっと話しますけど、企業というのは、フェイスブックやLINEで情報を流す時間というのを考えてるんですよ。こういった情報、例えば朝仕事へ行くときに電車の中で見る、サラリーマン、会社員が通勤時間に見るときに、一番見てもらえる情報は何かとか、昼の休憩時間に見てもらえるものとか、また家へ帰ってゆっくりしてネットサーフィンしながら8時とか9時とかに見てもらえる情報というのは、考えて送ってるんですよ。市長も言われたように、タイムリーに送ることも必要なんです。僕は、17時15分になったら駄目ですよとは言いませんけれども、ここの運用の内容も変えてもらっても結構だと思います、状況に応じて。だけれども、落ち着いてください、志村けんが亡くなりましたとか、11時に送るような内容では僕はないと思いますんで、そのあたりを市民に情報を提供する、どうやって情報の受け取り方をする、受け取り側のことも考えて、今流したら一番効果的だということも考えて流していただくべきではないでしょうか。いかがですか。提案です。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) おっしゃるとおりであります。志村けんさんのことについては、志村けんさんが亡くなったと、それは大変なニュースなんですが、あの頃ずっと感染者が出て市内に動揺が走っていたときに、ずっと岡山県下の感染者数をくまなく伝えていったわけであります。その中の一環としてありました。しかし、この議場でも、逆に震度1か何かの地震が起こったときに、当然LINEで報告してくると思ったのになかったじゃないですかと議場で問われ、私が陳謝したことがありまして、震度1でも出すように変えているわけです。なので、議員おっしゃるように、ちょっとこれからどういう情報を出していく、それから時間帯についてももう一度考える、新しいプランを出す、そして問題は、本当に恥ずかしいけれども、各部が何が重要で何が伝えるべきだというものをタイムリーにそれぞれの判断でできるように連絡網を徹底して、意思の疎通を正確にしていくこと。それから特に教育問題については、発信元の正確さを期すということには気を付けてやりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ありがとうございます。いい答弁をいただきました。おっしゃるとおりで、この辺、皆さん情報発信、各担当課が責任を持ってやっていただきたいと思います。 公式のSNSの運用については、今後またルールを決めて運用していただきたいと思います。 ②の監査委員の指摘をどう捉えているかということなんですけれども、大体何を言うか。僕は、11月定例のときに、監査委員の報告でですよ、そうじゃ地食べ公社は、このような状況でも、農林課の職員が販売業務を担い、秘書室の職員も携わることでなし得ていると思う、総社市の職員が他の目的があって携わるにしても、結果的に特定の団体の利益に関係する販売を担うことについては問題があるというふうなことを言われて、市長はそのときに、疑わしきは駄目ですから、ちゃんと明確にし、説明責任がつくようにやるべきだと思いますと言いました。その後、産業部長も、そこは余り行き過ぎないような形でバランスが必要だと感じておりますということなんですけれども、また今度新しいセロリのドレッシングがありましたけど、地食べ公社が販売元ですけれども、このあたりの改善というのは、その後行われましたか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 監査委員からも御指摘を受けて、これはきっちりしないといけません。それで、この間理事会評議員会を開催いたしまして、とにかく地食べ公社そのものの人手不足が否めないと。今、両風早、男性2人が中心人物の正社員としてやっておりますけれども、その2人プラス嘱託、アルバイト員ということで、市役所職員がそこに手伝い部隊で入る機会が非常に増えるということが本来正しいわけではございませんのんで、できれば来年の4月1日を目途に、新入社員、正社員を雇用したいということで理事評議員では一応の一致を見て、これから人選に入ろうと思い、地食べ公社の方から、高松農業高校の就職部に対してオファーをかけに行ったところでございます。いい学生がいれば採用して、本当にちゃんとした運営ができるように是正していきたいと考えております。何か動きがあったかといえば、その採用について今高松農業高校に対して募集をかけに行ったというところまでは進んでおります。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 改善できているならいいですし、僕も高松農業高校のOBなんで、お世話になります。 それとあと、監査委員の報告書、定期監査なんですけれども、平成30年度では休日等に開催される大会やイベントの参加による週休日の取得ができていない状況が見られるとか、事業のスリム化を図られたいとか、昨年度の監査においても意見したが、通常の業務に加わり新たな業務が加わり、担当職員はより余裕のない中で業務を強いられているとかと書いていて、平成30年度、令和元年度の報告書でも似たようなことが書かれてるんですよ。依然秘書室をはじめ、全庁的に時間外勤務が多い状況や週休日の振替取得ができない状況がある。また、各部署において本来なすべきものなのかが疑問が生じる業務が増えてくることにより、事務分掌上の通常業務が圧迫され停滞するとか、今度は秘書室なんで、秘書室の個別事項なんですけど、平成26年度以降の定期監査の改善措置として長年指摘しているが、いまだに改善された様子が見られないとかなってて、結局平成26年から秘書室の業務の在り方というのが問題視されてて、改善がないと言われております。去年の質問だったか、平成30年のとき三上議員さんからも何か似たような質問があって、市長が言われたのは、まず秘書室から改善していきましょうというふうに答弁してるんですよ。でも、結局改善がされてないし、監査報告もずっと平成26年から言われてて、する気がないんでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは改善しないといけないと思っておりますんですが、私自身が5時15分以降市役所にいたことはほぼありませんし、土日もお葬式なんか自分で行けるところは自分の車で行ったりしてますけれども、気を付けてはいるつもりなんですが、改めるべきは改めてまいりたいと思います。ちょっと私が責任者ですけど、早う帰れというのは言っておりますが、総務部長……。いや、責任転嫁はしないんですけれども、ここが少なくならないと、よそは無理ですから、これはまた政策監のところで本当に減らしていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 政策監の答弁要ります、聞きますか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(劒持堅吾君) (続)政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 命によりまして、私の方からお答えさせていただきたいと思います。 土日の出勤、ゼロではありません。たまにはありますが、そこが振替で休みがなかなかとれなかったりするところが問題だろうと思います。これは、私を含め、秘書室の管理職、こういったところのマネジメントが行き届いていなかった点もあろうかと思いますので、先ほどの市長の答弁もありましたように、今後はそういったところが対応できるようにやっていきたいと思っております。これは、秘書室だけではなしに、市役所全体のことと思っておりますので、今後対応してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ありがとうございます。 5月27日午前6時からオンラインで市長は講義をされています、ある法人の。市長が言ったのが、善か悪か善ならやれ、被災者のためになるかならないか、なるならやれ、10秒以内に決めてきたみたいなオンラインをやってますけども、それは秘書が迎えに行って、秘書に動画撮らせて、写真撮らせて、それは政務でしょう、朝6時から。そういったこともありますし、結構秘書さん、秘書使い荒いですよ。 次なんですけど、似たようなことで、ちょっとひどいなと思いながら、③公務と政務の認識についてどう考えるかということなんですけれども、先ほど山田議員の答弁でも、市長のツイッターはいいって言ってて、SNS、はっきりとは言われませんでしたけど、あの市長のツイッターやフェイスブックを最近始められたそうですけれど、あれは公式なもんですか。それとも、市長自身の個人の政治活動のものですか。さっきで言えば、個人の政治活動のためのツールだ、だからほかの議員さんも使ってくれって言われましたけど、これは公務ではない。公務の一環の発信ではないと思うんですけど、そこをまず最初の認識としていかがか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 難しいところではありますけれども、議員各位もそうなんですが、平成25年からSNS解禁ということで世の中が変わってまいりました。衆議院も、安倍総理、総理もそうですけれども、各閣僚、そして市長仲間もほとんどツイッター、フェイスブックで発信をしながら、市政、国政を伝えていくというのが世の常ということになってまいりました。私も、ツイッターとかフェイスブックでこの中の議員さんともやりとりがあったり、この議員さんも市政を語り、論じて、報告をしているということで、僕は良いことだと思います。今回のマスクの件でも、結構それぞれの議員さんが発信してくださったりとか、いろいろ総社のことを知らしめてくださっている行為というのはいいことだと思います。私の場合、首長でありますから気を付けなければいけない部分というのは結構ありますけれども、私自身が総社市政の在り方というものを伝えるというのは、一つの意味では責務であり、やるべき課題でもあります。多くの市長、例えば熊本市長なんかもツイッター、あの方はフォロワーが30万人ぐらいいますけども、克明にコロナウイルスのことを御自身のツイッターで伝え、それが市民の一つのツールになっていっております。こういう責務も一つはあるんだということは、今の時代、側面としてあろうかと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 本当に難しい。公務と政務の違いは難しいんですよ。それは、市長がマスクのこともツイッターで発信する、フェイスブックで発信する。それは、公務の一環でもある、情報発信として。だけれども、個人じゃないとできないような言い回しもあったりしますよね。その辺大変理解してるんです。理解してるんですけれども、そういったところで秘書の皆さんに写真を撮ってもらうとか、動画を撮ってもらうといったら、微妙なところはあるんですけれども、そうじゃない問題もありますよね。何か最近は、消防署のトレーニングルームで筋トレしますけど、あれは秘書室の皆さんじゃなくて、消防署の職員に撮らせてるわけでしょう。あれは、公務員の違反ですよ。そのあたりを違反になるようなことを首長がさせてはいけない。市長の政務の手伝いをさせちゃあいけないと思うんです。いろんな意味で難しい線引きはあるかもしれないけど、あからさまにプライベートな問題だろうということも、市長のフェイスブック、ツイッターでどうぞ流してください。だけれども、そこはきちっと考えて、政務、個人後援会活動、個人の活動ですから、そこは秘書や職員を使うべきではないです。いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そこら辺は気を付けて対応してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) それは、市長自身も気を付けなければなりませんけれども、動画を撮らされている消防署職員の上司である消防長は今日いませんけれども、消防長自身が怒らなければならない。そして、秘書室、総務ですか、政策監ですか、自分の部下が公務員法違反みたいな市長の後援会活動や政治活動を手伝わされているということに関して、上司として自分の部下を守らなければならない。そういった責任があるでしょうか。僕は、政策監に聞いてみてもいいですか、市長。              (「うん」と呼ぶ者あり) ◆5番(萱野哲也君) (続)いいですか、議長。 ○議長(劒持堅吾君) 政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 本当にそれが政務に当たるのであれば、今萱野議員が言ったとおりだと思います。ただ、それが市民のためになるもの、これははっきり政務だ、公務だという見極めが非常に難しい、そういったところがありまして、それが全て政務だということになるものではないと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) こういったやりとり、過去の議員さんもやりました。私もやってますけれども、マニュアルを作りませんか、公務と政務の。こういったときは公務だ、こういったときは政務だ、政務と公務があったりします。そこで、市長は公務で車で移動して政務、一時的な講演会活動で公務、こういったときはどうしますか。一回離れますかとか、いろいろあると思うんですよ。そういったきちんとしたマニュアルを作るべきだと思いますけど、作って、本来職員がしちゃあ駄目なことをさせないように、そのルールに則って決めましょうよ。自分に甘くなるじゃないですか、市長、これ公務か政務か微妙だけど、自分でお金を出して行くのは嫌だから、まあ公務だよなって、理由づけるじゃないですか、人間だから。甘くなるじゃないですか。その辺をきちんと法律家の先生やなんやかにも相談しながら、このマニュアルを作成すべきであると思いますけれども、いかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 本当に首長、そして議員さんもそうです、国会議員さんもそうですけれども、公務とプライベートの境目というのがないということです。私自身なんかも、出勤時間が決まっているわけでもありませんし、そして災害対策本部ができれば、午前1時であろうが4時であろうが対応するということであります。どこにいようが、何をしようが、生きてること自体が市長であるということであります。じゃあ、プライベートはないのかと言えば、ないわけではないけれども、あるような、ないようなということでありまして、そこの線引きというのがなかなか難しい判断ですね。ですけど、自分自身がちゃんとわきまえて対応してこれからまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) マニュアルは作らないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) マニュアルは作らないと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 じゃあ、今後は市長自身が自分に厳しくなっていただくしか仕方がない。公務と政務の見極めは難しい。だけれども、自分自身が自分に厳しくなっていただかなければならない。こんな質問が過去にずっと続いてますけれども、是非、あっ、違うよなって、秘書室は変わったよねって、市長も何か変わったよねって。ああ、最近は市長の私設秘書がついて、そういったところは市長自身が自らわきまえていってるよねというようなことになりますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 気を付けてやってるつもりではありますけれども、よくわきまえてやってまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 具体的に、市長のツイッター、フェイスブックで、あれは公務だろう、政務だろうという具体的なものは申し上げませんけれども、是非今後考えていただきたいと思います。職員が、これは違反じゃないのか、政務だろうって思われるような活動は控えていただきたいと思います。 次、④自分の権限をどう考えているかということなんですけれども、消防署での筋トレ、次は70㎏のバーベルかダンベルを上げるんだとかと言ってますけど、消防署での筋トレはやめませんか。だって、あれは公に開かれた場所ですか。あっこの場所というのは、本来であれば消防署職員が市民の安心・安全を守るために職員が鍛えるところであります。あそこは、市長が使える場所では、私はないと思ってますけれども。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) あそこの場所は、とにかく若手の消防士とのコミュニケーションをとるのには最高の場所で、いつも私がお借りしているところでございまして、あそこが私が悪いとは思ってはおりませんけれども。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) じゃあ、僕も若手の消防署職員とコミュニケーションをとりに行きたいんだ、あっこで筋トレさせてくれと言ったら、させてもらえますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。
    ◎市長(片岡聡一君) さあどうなんですかね。それはちょっと判断してください。政策監、どうですか。 ○議長(劒持堅吾君) 政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 命によって、私の方からお答えさせてもらいます。 これは、ちょっと今は明確な回答はできませんので、総務、消防署等とちょっと検討して、改めて議会の方へお答えさせていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 御安心ください。使おうとは思っていません。それは、僕が考えるに、職権濫用だからです。本来の公共施設の目的外使用で私はあると思います。消防署の若手とのコミュニケーションは、またほかのやり方でやっていただきたいと思います。これは、最近動画上がってますけど、何年も前から、何年も前から、市長が市長になった当時からあそこに通われてるのは分かってる。だけれども、それを問題視が議会でされてなかったからだけで、問題と思ってる方はたくさんいるんです。あそこの市長のSNSには称賛の嵐です。市長頑張ってください、市長背中を鍛えることが大切です、政治や役所の世界で背後という言葉があるように、背後の後ろの声が大切だというふうに言われてますよね。背後の声は、あれは職権濫用だということを御認識をいただきまして、次なんですけれども、これは議案に出てますから、議案に触れない程度に言います。 自身の権限をどう考えているかということで、専決処分をどのようにお考えですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 専決処分は、やりたくはないと思っております。ただ、急ぐというときがあって、これが市民のためになるならないのときには、判断させていただきたい課題だと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) それは、なぜ今回市民のためになると思ったんですか、この専決処分が。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 子育て中で、片親で、本当に児童手当をもらいながら苦戦している、そういう方々のために一刻も早く届けたいというふうに願ったからであります。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 それは、専決処分ではないです。ちょっとすみません。 専決処分、令和2年、今年です、4月28日、臨時市議会で、飲食店の応援ということで6,000万円の議案が可決されました。それは、市長が飲食店を助けたいということで、皆さんどうですか、6,000万円でこれで外食産業の皆さんを、疲弊してる皆さんを助けるんだということで6,000万円出してきたんです。それを我々も議論して、ああそうかと、これで助けるんだ、だったらいいよねということで、議員の皆さん全会一致で可決したんです。がしかしながら、その販売が5月2日からスタートなんですけれども、5月1日に政策監から議員の皆さんに電話がありました。今回、市長の専決処分を認めてくれないか、内容は何かと言ったら、追加で1万枚分の追加を専決処分させてくれと言ったんですよ。いやいやいや、まだ売る前から専決処分させてくれっておかしいだろうって思ったんです。そしたら、好評過ぎて、担当課がてんやわんやになってる、だからもう1万追加させてくれって言われたんですよ。まあ担当課の職員が困ってるんだったら仕方ないよなって。でも、この前臨時会して、でも販売の前から専決させてくれって、何か煮え切らないような感じがあって、今度5月2日からの販売で、ばたばたの中、パトカーも出るような大騒動の中で売りました。結局、また追加が5月8日から再販売です、2万枚。5月7日に議長室に来てですよ、議長室に来て、市長も行かれたと思います、副市長と政策監が、いや、1万って言ったけど、2万枚専決させてくれって言うんですよ。なんでって言ったら、それは市民のあの売り方で不平不満が募ってるから、皆さんに平等性はなかったから、その平等性を担保するために2万枚を追加してくれって言ったんですよ。だから、目的が違うんです。最初の補正で出した2万枚というのは、飲食店を助けるため。だけれども、その売り方が余りにもむちゃくちゃだったから、市民から不平不満が出て、2万枚の専決をさせてくれということだったんです。そのときに、議長室でいろいろ話をして、これが余ったらどうするのとか、あっこへ集まった議員が何人かいましたね。そのときに、副市長と政策監はどうするんですかと言ったら、たたき売りみたいなことはしないと言ってるんです。たたき売りとは言ってないかもしれませんけれども、8月末まで置いとけばいいんだ、だからそういうふうなとか、いろいろ市長の専決を認める、するかしないかは勝手ですけれども、相談されたんで、我々の思いを答えて、それで専決処分に踏み切ったというふうに私は認識しております。そこの専決処分する際に、条件として、これを市外の人に売るんだ、在勤者の人に売るんだというふうに言ってたら、多分それは我々は認めていないと思うんですよ。がしかし、いつだったか、在勤者の人にも売ります、それは約7,000枚残ってて、売れ残っているから在勤者の人にも広げたわけで、ちょっとそこら辺に、専決は市長の権限ですけれども、いいよって、議会があらかじめ専決もいいよって、後からごたごた言われないために議会に相談したんでしょうけど、その財源を握ったら、売る要項が変わったわけでしょう。それは、報告がないんですよ。そういうふうな市長の手法、ということは、この手法はちょっと我々としては残念なやり方だと思いますけれども。仮に、あのとき専決処分させてくれって、余った際に市外の人にも売るんだってなってたら、そういうふうなことにはならないと思うんですよ。これは市民の税金ですから、それを市外の人に与えるというのは、私は考え方が違うと思います。先ほども、市民のために、市民のためにって、1億2,000万円あれしたんだというふうに市長は言われてましたけど、そこの手法をどのようにお考えですか。議会で、副市長や政策監、覚えてなければ結構ですけれども、そういう条件を出してるんですよ。相談されたから、それに対して我々の思いを答えたんですよ、訴えたんですよ。その思いが大変僕は踏みにじられた気持ちでいっぱいです。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今回のコロナウイルス騒動で、本当に飲食店の疲弊具合、これは目を覆うばかりでございます。どこの店からも、お客が去っていって、本当に飲食店、今回140店舗が加盟してくれたテイクアウト方式でございますが、本当に困っているという状況の中で、テイクアウトチケットを臨時議会で決めていただいて、5月ゴールデンウイークから発売をしたところ、大変な売れ行きになってしまいまして、1日半で完売いたしました。そこで、議長などとも相談をして、もう2万枚のチケットを売らせていただきたいので専決をさせていただけないかと思いました。それは、本当に公平性、平等性ということもありますが、何とか飲食店を救いたいということと、そして買えなかったという方々に応えたいということ、そして何よりもお年寄りで届かないという方々、そういう方々もいたということでした。江本県議が中心的にお世話をしてくださったんですが、宅配をボランティアでやろうと、それから販売をすることもお年寄りに対して促進してみたらどうかということも協力をしようということでありました。すべからく売ろうとして売ったんですが、なかなかお年寄りの方々、それから宅配を望むような買い方をする方々が出てこなかったので、苦肉の策としてということで、在勤の方にお願いをしたわけでございますが、在勤の方にお願いをしたというのは、総社市内でちゃんと働いてくれている、総社市内で勤務をしてくれている、また県立大学に通ってる、その方には少しぐらいお返しをしてもいいのではないかということで、今回の決定をさせていただいたところであります。これを政治手法という言葉でどうなんだと言われれば、どうなのかということになるかもしれませんが、でも在勤の方々とて、総社市内でちゃんと働いて、息づいて、総社市にその会社は税金を払ってくださっているわけでございますので、それは私は度を過ぎた判断ではなかったというふうに思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) じゃあ、そういうふうに相談してくださいよ。専決処分までは、させてくれ、させてくれって、お金を握らせてくれと言って、握った途端に要項をどんどん変えていく、そういうふうな手法の考えようをどうかと言ってるんですよ。専決させてもらえないだろうかという相談は全議員に相談して、売る要項が市外の人にも売るのって、僕はびっくりしましたよ、あのLINEを見て、ええって、市外の在勤者にも売りますって。その手法をどう考えているんですか。それは、今言うように、市外の人にもお世話になってるからいいだろうという判断はあったかもしれませんけれども、これが実際にまた追加の臨時の補正予算を組んだときに、こういう議論を我々はしますよ。しますよ。それがなかったから、こういうふうなことになってるんじゃないんですか。なんで専決処分のときだけ相談して、後は相談せずに、握ったら要項を変えちゃったりするんですか。そういう手法って、これまで多々ありましたよね、いかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 多々ないと思います、私は。そんなことはしてないですよ。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 似たような件は多々ありました。プレミアム商品券の件とか、三菱自動車の件、いろいろありました。多々ありました。それを市長は多々と認識するのか、これだけと認識するのかは違いがあるかもしれませんけれども、市長の政治手法というやり方に関しては、多々だと私は思っております。 今回の議案でありますから、これ以上言いませんけれども、今回は市長の政治手法について質問をしました。 以上です。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 6月15日の本会議は午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。              散会 午後4時38分...