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03月03日-02号

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  1. 総社市議会 2020-03-03
    03月03日-02号


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    令和 2年 2月定例会          令和2年2月定例総社市議会会議録(第2号)               〇令和2年3月3日(火曜日)1. 開 議 令和2年3月3日 午前10時 0分2. 散 会 令和2年3月3日 午後 2時39分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 山田 雅徳        2番 溝手 宣良        3番 三上 周治   5番 萱野 哲也        6番 三宅 啓介        7番 岡崎 亨一   8番 深見 昌宏        9番 小川 進一        10番 高谷 幸男   11番 小西 義已        12番 難波 正吾        13番 小西 利一   14番 津神謙太郎        15番 村木 理英        16番 頓宮美津子   17番 赤澤 康宏        18番 名木田正昭        19番 加藤 保博   20番 根馬 和子        21番 山口 久子        22番 劒持 堅吾4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  三 村  和 久        同   次長  小 原    純   同 議事係長  西 槇  昌 志        同議事係主査  鎌 田  美 保   同庶務調査係主任森    康 一5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      片 岡  聡 一        副市長     大 塚  康 裕   政策監     中 島  邦 夫        総合政策部長  野 村  周 弘   総務部長    難 波  敏 文        市民生活部長  新 谷  秀 樹   文化スポーツ部長中 村  義 弘        保健福祉部長  河 相  祐 子   保健福祉部次長 吉 田    啓        産業部長    中 田  暢 彦   建設部長    林    圭 一        環境水道部長  川 原  玲 子   教育長     山 中  栄 輔        教育部長    服 部  浩 二   消防長     中 山  利 典        総務課長    弓 取  佐知子6. 本日の議事日程   第1 緊急質問   第2 一般質問7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○議長(劒持堅吾君) ただいまの出席21名全員であります。 これより、会議を開きます。 なお、諸議案に対する質疑の通告期限は本日午後1時までといたしておりますので、通告される方は時間厳守でお願いをいたします。 まず、議会運営委員会の調査結果について、委員長の報告を求めます。 議会運営委員会委員長、19番加藤保博君。              〔19番 加藤保博君 登壇〕 ◆議会運営委員会委員長加藤保博君) おはようございます。 ただいまから、3月2日に開催されました議会運営委員会の調査結果について御報告を申し上げます。 昨日、萱野哲也議員から提出された緊急質問については、本日一般質問に先立って上程し、議会の同意が得られたならば緊急質問を実施することとしております。なお、緊急質問の実施要領は一般質問に準じて行いますが、質問時間は20分以内とするよう決定しております。 また、感染症が拡大している状況等を鑑み、通常40分以内の発言時間で行っている一般質問今期定例会に限り20分以内とするよう決定をしております。また、その取扱いの決定に伴い、一部の議員からは質問項目の一部を取り下げられる申出がなされておりますので、申し添えておきます。 さらには、理事者におかれましても市民対応優先のため随時に退席、説明員の代理出席を可能とする旨の取扱いを決定しております。 以上で、議会運営委員会の調査結果について報告を終わります。 ○議長(劒持堅吾君) 今期定例会につきましては、ただいまの議会運営委員会委員長報告のとおり運営させていただきますので、格段の御協力をお願いいたします。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 緊急質問 ○議長(劒持堅吾君) では、まず日程第1、緊急質問を議題といたします。 このたび、5番萱野哲也君から緊急質問の申出がありましたが、緊急質問については総社市議会会議規則第63条第1項に規定のとおり議会の同意を要しますので、この際お諮りいたします。 当該緊急質問の申出については、同意の上これを許可することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(劒持堅吾君) 御異議なしと認めます。 よって、萱野哲也君の緊急質問は、同意の上これを許可することといたします。 それでは、5番萱野哲也君の質問を許します。 萱野哲也君。              〔5番 萱野哲也君 登壇〕 ◆5番(萱野哲也君) 5番萱野です。 まず初めに、議長、議会運営委員会の委員長、そして同僚の議員の皆様におかれましては、私にこのような場を与えていただきまして大変感謝しております。また、さっきの同意でも全会一致ということで、議会を代表して議会の総意という観点から自分の思想、良心はできるだけ今回は押し殺して質問をさせていただきます。 では、1項目めなんですけれども、今回新型コロナウイルス感染症による学校園の休校、休園について、1、政府の小・中学校の休校要請に総社市はなぜ応じたのか。庁内での会議はどうだったのかということを質問させていただきます。 これは政府、安倍首相が先週の木曜日に発して、金曜日に総社市教育委員会がこの要請を飲んだという形で、昨日の国会もしくは土曜日の安倍首相の記者会見においてもやはり国民もしくは市民、保護者としてはまだなぜ休校なのかという根拠が余り明確に示されてなくて悶々としている。我々の基礎自治体である総社市が、一番市民に身近な総社市がなぜこういう要請を受け入れたのかということは国民、市民にとっても大変関心ある事項だと思われます。市長の御判断、もしくは教育長の御判断をお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) おはようございます。 このたびの議会運営委員会総社市議会の御配慮、コロナウイルス対応に対する質問の在り方、やり方について心からお礼を申し上げたいと思います。さらに、緊急質問に対してお答えをさせていただきたいと思います。 今回、2月27日木曜日の夕刻のニュースで安倍内閣総理大臣が全国に向けて学校園を休校、休園にするようにという要請をニュースで知りました。同時に多くの市長仲間からどうする、どうするというメールが私のもとに飛び込んでまいりました。これは直感的にというか、現在我が国の法律では感染した方の動向を注視しながらそれを守っていくという法律はありますけれども、これからかかるかもしれないという予防についての法律は一切ございませんから、各市対応だというふうに直感的に思いました。私は、市民の命、市民の健康を守る、市民を最大優先して総社の子ども、総社市民を守っていくためにはこれに応ずる以外すべはないというふうに思いました。 しかし、現時点で全国市長会経済委員長という役割を担っていることもありまして、一応全国市長会会長の相馬市長の立谷さんにいかがされるんですかと言ったら、それはもう各市の対応だと。市長会として総理官邸にこれが良い悪いという物申し上げるような代物ではないという判断をされました。同時に、当該委員長社会文教委員長の埼玉県の本庄市長に確認をいたしました。本庄市長は、これは快く思っておりませんでした。本音は反対だと言いましたが、組織としてこれを国に上げてノーという権利は生じないという判断でありました。それから、行政委員会の委員長である大阪府和泉市の辻市長に確認しましたところ、大阪はもう既に全会一致で内々で一斉にやるということをもう決めているという判断でありました。 全国市長会の動向も踏まえた上で総社市民を守るという見地から、山中教育長に対しまして電話をいたしまして前向きにやるという方向で、要するに休校をするという方向で調整をしてみてほしいということで同意をいたしました。同時に、副市長に対して庁内協議というものを進めていくようにということを指示いたしました。 結果として、翌金曜日28日の午前10時に学校校長そして幼稚園の園長会議を開催するというセットができ、ここで休校、休園ということを要請する前に副市長と政策監から議長、副議長に対して休校、休園で調整したいという申出をした上で、私自身が校長園長会議に臨みまして、私の方から要請という形で各校長、園長に休校、休園について申し上げました。そのとき私が申し上げたのは、市民を守る、国家の一大事であるということで皆の力をかしてほしいということで切にお願いを申し上げまして、その後の協議によって休校、休園が金曜日中に決まり、そしてその午後に学校の生徒が帰っていくその時間を追いかけながら、わずか1時間半というぐらいの親に対する報告の時間になりましたが、これを速やかに行ったということであります。 一応そういう流れでございますけれども、私自身も安倍総理に対して直接電話をいたしまして昨日の9時40分に直接総理と電話がつながりまして、今回は国家の一大事だと、協力してほしいということを確認し、また総社市がとった対応については安倍総理からも大変よくやっていただいたということを感謝の意を総理から私にはいただいたところであります。 以上がこの休校、休園に至った経緯でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 本当に唐突なことで、それへの対応が非常に求められたところですけども、校長会、園長会、皆さん賛同していただきました。それで、あと細かいところについては先ほど極めて短い時間の間に保護者それから生徒、いろんな対応が求められたわけですけども、短時間の間にこういうことができたということは総社市の教員の力というのは非常に大きかったと思います。これからいろんな課題がありますけれども、その課題に対応して、どうなるか分かりませんけれども精一杯頑張っていきたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 経緯については分かりました。 ①なんですけど、校長会、園長会及び学童保育の意見はどうだったかということなんですが、今市長が今回休園、休校の判断をとられたのは、市長が務められている市長会の意見、主に組織の意見が優先して園長会、校長会にそういうふうに要請したというふうなんですけれども、園長会、校長会等の意見を踏まえてその要請を飲み込んだというふうには解釈できないんですけれども、保護者の意見もしくは園長会、校長会、保護者に身近な意見を酌み取って今回の決断ではなかったというふうに認識をしております。 これの件と、あと2も続けて行きますが、政府の要請では小学校、中学校、高校もなんですけど、我々市には高校がありませんから小学校、中学校が休校の要請の対象であったんですけれども、総社市においては幼稚園、こども園の休園も決断をされております。そのあたりも一緒に御説明をしていただければと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私はあくまでもこの決断は全国市長会の意向ではなくて、私自身、総社市長として総社市民を守りたいという判断のもとに下した決断でございまして、組織の決定に従ったということではありません。恐らくどこの市長もそういう考え方でやりましたが、一応私も役員をしておりますから、意向だけは確認したという部分でございます。 それから、内閣総理大臣が学校の休園を決めることはできません。学校の休園を決めるのは施設長、学校長ということになりますから、学校長会の意向というのは大変重要なテーマになっておりますから、学校校長会、園長会に私の方から要請ということで、最終的には教育長が決定権者でございますから、教育長の命によってということになります。 幼稚園については、私はもうすべからく市民を守りたい、子どもたちを守りたい、幼稚園の決定権者は園長、市立でありますから市立の部分については幼稚園、はばたき園、そして認定こども園については教育長、市長の同意のもとでこれは休園にすべきだという判断をいたしました。これは、少しでも感染症がうつっていくということを抑えたいと、集団による感染を抑えたいと、市民を守りたいということであります。 じゃあなぜ民間の保育園はやってるじゃないかといいますが、これはもう本当に全国の課題でありますけれども、雇用を守る保育という部分において要注意をしながら共働きの親を守っていくと、そういう性格上これはやむを得ないものとして続けていくと。しかし、公立の部分については市民を守りたいということから幼稚園、はばたき園、認定こども園の幼稚園の部分については休園を決めさせていただいたということであります。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 幼稚園も子どもは一緒ですから、そういう意味で同じ対応をしたということです。大人も子どももコロナウイルス対応としては何も分かっておりませんので、今回は私のできる範囲でリスクを取ったというふうに考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ありがとうございます。 この(1)の質問は、昨日も総理の国会での答弁でも市民の皆さんがまだ悶々としている、基礎自治体である我々の判断、市長、教育長の判断がどうかということなんですけれども、今後下の問いに関係してくるんですけれども、結局学校に行くもしくは学童保育で行くとなれば保育に欠ける家庭の子は特別預かるということになってくると、結局学校へ行ってるのと一緒じゃないかって、今回の判断というのはどうなんだというふうに保護者の皆さんが思っている。それは多分同じ認識であろうかとは思いますけれども、今後の、次の段に移っていきますけれども、対応なんですけれども、3月2日月曜日、昨日から保育に欠ける家庭を限定に校、園の受入れをしているが、大変バタバタの中やっておりますが、どんな問題があったでしょうか。また、その問題についてどのように総社市政は対策を講じていきますか。
    ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 昨日朝10時前ぐらいから私自身が総社東小学校、それから総社小学校中央小学校常盤小学校清音小学校、きよね認定こども園山手小学校山手幼稚園神在小学校神在幼稚園学校給食センターえがお、秦小学校、秦幼稚園、あそびのきちおひさまと私自身が回りました。副市長は阿曽小学校、北小学校、いじりの認定こども園と回っております。まだ回れてない学校、これから議会が終わった後、そしてずっとこの休み中に回り続けていきたいと思います。 昨日、我々は各小学校で朝から多くの子どもを預かってきました。合計648人の小学校と幼稚園の部分で648名の、はばたき園も含めてでございますが、子どもたちを預かるに至りました。いろんな子どもたちと話をしましたが、子どもたちは小学校3年生でももう非常にしっかりしていて、市長さん、3年生の授業があと2週間も残っていて何もしないのに、4年生になっていいんですかという子がいました。それからあと、うちのおじいちゃんとおばあちゃんにあの病気がうつったら死んでしまうんですかという子がいました。それから、学校に来たけど、何でこんなに人数が少ないんですか、それからなぜ勉強したらいけないんですかという子がいました。それぞれに学校の先生がそれを話して聞かせていました。 やっぱり3年生であれ2年生であれ1年生であれ、それぞれの納得ずくめというのがないと、子どももやれもう親の都合でということにはいかないということがよく分かりました。それぞれの小学校の先生方々が立ち上がってくれて、朝の8時から開いて3時まで学童保育張りのことをやってくれてる。今回の学校教職員、校長と教員の間のネットワーク、つながりの深さというのは私はすばらしいと思いました。 それからもう一方で、これまで放課後児童クラブを開催してくれている指導員の方々も非常に協力をしていただきました。ただ、朝からやっていいよというあそびのきちおひさまは除いて、例えば中央小学校などについては朝からやっていいよというふうに言われましたが、これはやっぱり全校総社市内そろえる必要があると思ったので、いえいえ朝の8時から3時までは学校教職員で行いますから、いつもどおり3時以降の対応でいいですよというふうに申し上げましたら、昨日中央小学校では放課後児童クラブ指導員たちが朝出迎えに行って、おはよう、おはようと言って迎えてくれた、協力体制をとってくれたというようなことがありました。ノヅさんという指導員の方でございましたけれども、そういうふうに現場現場をこれから見続けながら駄目なところを補っていくようにしたいと思います。 問題は、これによって給料の減額が生じる方々、例えば学校給食調理場、給食を作らなかったことによって今日は来なくていいよとか、学校でも臨時の方々が普段は来るんだけれども来ないでいいよということになった給与の減額分についてどう補償できるかということを県や政府に対してこれから我々がその不具合を調整していくという役割を担いたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 昨日も東小学校、それから常盤幼稚園常盤小学校、そこを回ってきましたけれども、市長のおっしゃるとおりで、これ以上言うことはありませんけれども、臨機応変にこれから対応していくということが大切だというふうに思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 市長から御答弁いただきましたが、昨日の状況もしくは状況はこうだったとか市長の感想だけであって、実際に具体的な昨日からのことで問題が何か特別あったというふうには認識が今の話ですとないんですけれども、特にこういう問題が生じたというようなことは改めての質問なんですが、なかったんですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) おもんぱかってか、学校長からは何か大きな問題がありましたかと聞いたときに、いやいや市長さん、もう本当に親御さんが協力してくれて、また学校教職員がよく協力してくれて大きな問題はありませんでしたというのが15の施設の長のおっしゃったことです。 ただ、私のもとにダイレクトに寄せられたメールの中には、私は学童の指導員をしています、今回の休校、休園騒ぎによって勤務時間が大幅に減り、給与が減額され、家のローンが払えなくなる、これをどうしてくれるんですかというもの。それから、そうなったんです、なぜ減るのかということだと思うんですが、それから幼稚園は駄目で保育園はなぜ許されているんですか、理解に苦しみますということがありました。それから、3年生以下の対応で区切っておりますが、うちの子は障がいを抱えてなかよし学級に通っているんですが、4年生なんですが迎え入れてくれないんですかという意見があったので、それは特定のケースとして学校側の校長の判断を尋ねたところ、それは臨機応変に迎え入れることができるということだったので迎え入れることを決めたというケースもありました。 ですから、そういう不具合とか不平不満というのは渦巻いていると思いますけれども、昨日の段階で大騒ぎになっているというケースはなかったということでありました。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。昨日の段階では特に問題がなかったということで、では次3に移ります。 今回の突然の休校、休園により、もちろん教育委員会や執行部の皆さんはいろんなことを想定しながら対応できるように政策もしくは今回の問題解決に取り組んでいるとは思われます。しかし、もう明日のことが実際の話分からない状況の中で想定外の対応も予想されるわけです。保護者の皆さんにおかれましても急だったわけです、今回の問題も。子どもの預かりをどうしようかとか、そういったこともありますし、お弁当の問題とか、個々に言えばいろんな問題、いろんな議員さんにも多分いろんなどうしましょう、どうしましょうと御相談はあったと思います。 こういう相談を迅速にやはり今回の場合は対応しなければならない、そういったことで、もう明日のことが分からない中で是非これは私からの要望なんですけれども、保護者や市民が気軽に今回こういうことに困ってるんですという相談窓口もしくはコールセンターを開設して、本当に一人一人の市民の皆様の今回の問題について解決できるように対応できるような仕組みを構築していただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 了解しました。学校園のことだけでなく新型コロナウイルス対応室ということで、即座にこの対応体制をとって告知してまいりたいと思います。若干の時間をいただきたいと思いますが、庁内今日午後に議会が終わった後に臨時庁義を開催しまして、新型コロナ対策の部屋、体制を作るべく協議させていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ありがとうございます。 これは大変、僕も言うの心苦しいんですけど、今我々議会も当局の皆さんが大変だろうということで議会運営も配慮している中で言いにくいんですけれども、8時から5時とか電話の受付窓口がそういったことはやめていただきたい。例えば5時にお母さんやお父さんが仕事帰ってきて明日の仕事の予定とかで狂うわけです、もう予定が。そういったときに相談できるような体制、もしくは日曜日は休みだけれども月曜日の仕事のことが困っているんだとか、保育のことが困ってるんだという状況もありますから、是非お役所仕事の8時5時ではなくて、大変なことは重々分かっとりますけれども、市民の皆さんがこういう状況なんで、晩とか話ができる、相談ができる窓口を作っていただきたいと思います。これ本当心苦しいです、言う方も。是非、そこも配慮の上、この後の庁議でもんでいただきたいと思います。 次、4に移ります。 休校、休園による子どものメンタルや学力のサポート体制はどうするのかということなんですけれども、次の項目に移ってますけれども3の話もさせていただきますと、是非相談コールセンターもしくは窓口に子どもも相談できるようにしていただきたいなというふうに思います。いたずら電話をする子はいないと思いますけれども。昨日個別に受けたお話なんですけれども、昨日生徒が学校に行きました、決して先生には悪気があったわけではないと思うんですけれども、その子には中学生のお兄ちゃんかお姉ちゃんがいたそうです。そうなってくると、保育に欠ける家庭かどうかというのは微妙ですけど、先生は悪気はなかったんでしょうけど学校にわざわざ来なくていいんだよというふうに児童に言ったって言うんです。となると、子どもとしては、決して先生は悪気があったわけではないとは思ってますけれども、児童としては担任の先生に学校に来なくていいよって言われると大変衝撃を受けた、ショックを受けたというふうに子どものメンタルも大変今不安定な状況にあります。これは個別な案件ですけれども、そういった子どものケア、さっきの電話も子どももできるよというようにも配慮していただいて、4、メンタルやサポート体制、特に3月10日には県立高校入試も控えている生徒もおります。そういった学力面でも大変不安であります。そういった辺の対応はどうされていかれるか、お尋ねをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私のもとに中学校3年生の男子生徒から直接メールが来まして、市長さん、受験があるんですと。2週間、3月10日、11日が県立高校の試験なんで、それまでに授業を是非やってほしいと、僕たちは人生がかかっています。ですから、子どもと思わないで僕らの声を聞いてくださいという悲痛なメールが私のもとに届きました。 そういう気持ちがツイッターというSNSの世界でボンと来ると、これはもう本当にないがしろにできる情報ではありませんから、これは教育委員会に伝えて、教育委員会の判断を仰ぐということになりますけれども、そういった子どもの意見というのを酌み取る仕組みというのを今日の会議で教育委員会とも相談をしながら、学校との関係もありますから、その仕組みについては協議をさせていただきたいと思います。少なくとも私につながっている子どもたちはよく送ってきますので、何となくムードは分かっていると感じております。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 一番の課題は、やっぱり高校入試だと思います。3月7日、8日に登校日を決めておりますので、そのときにどうするかということと、その前に何らかの対応を考えたいと、それは学校とも連携しないといけないんですけども、休校中ですからそういうことも勘案しながらどのような方策があるかを決めていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 了解しました。学力の面はよく分かりました。 メンタルの面なんですけれども、学校の先生もしくは学童の先生が今子どもを一番身近なところで面倒を見られています、保育をされていますんで、今さっきの私が言ったような事例も踏まえながら是非今の子どもたちがナーバスになっている状況を先生方に御理解してもらいながらメンタルケアにも是非努めていただくよう、教育長の方から是非お願いをしていただきたいと思います。 次は(5)に移ります。 一応、休校園は春休みまでというふうに聞いております。春休みまでとなると、保護者としてはじゃあ春休みから学校に行けるのか、もしくはこの休んでた期間の補填としての授業がもしかしたら春休み中にあるのかとか、いろんなことを想像するわけであります。政府や自治体としては春休みまでとなってますから、春休み以降は春休みだから休みで、そのまま引き続くんだよという認識なのかもしれませんけれども、保護者の認識では春休みまでで、春休みから学校に行かないといけないんだ、もしくは行くようなことがあるんだ、もしくは極端なことを言えば、なかった給食費の返還のことは、私子どもいますから返還のお知らせもありましたけれども、給食も始まるんではないかとか思われている保護者も御相談があったり、この辺の予定というものをお聞かせ願いたいと思います。 明日のことが分からない中で、春休みのことはどうするんだというと大変当局の皆さんも計画を立てにくいとは思いますけれども、教育委員会の皆さん立てにくいとは思いますけれども、保護者としてはあくまでも予定でもいい、計画でもいい、これに準じて仕事であったり家庭であったり、いろんな計画をやっぱり立てていくわけですから、また突発的なことがあるかもしれませんけれども、その後の予定はどうなっとりますか。今答えられなければ、随時随時春休みの予定を保護者にお知らせをしていく体制もとっていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) とりあえず今春休みまでというふうに決めておりますけれども、状況の変化があるともう一度見直さないといけないと思っております。今のところここまでしか言えませんですけども、もしコロナウイルスの患者が総社市内、学校、園で出たら、先生とか事務員とか、そのときは市長部局とよく相談してジャッジしたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 予測を立てながら計画、当然今言うように感染者が市内に出たとか、生徒児童に出たとなればまた話は変わってくるんですけれども、いろんなことも想定をしながら保護者の皆さんに今後の予定、もしくは保護者だけではありません、これは市民全体を巻き込んだ話なので、市民に情報発信をしていただきたいと思います。学校が始まるんでしたら、地域の皆さんも見守りとかもありますし、そういったこともありますんで、市民に是非情報発信を、ここは情報発信をお願いします。 (6)であります。休校園により見込まれる経費はどんなものが想定されるか。かっこで、休園に伴う臨時やパートの休業補償なども含む。これは後書きなんですが、先ほど市長が言われたように給食調理場で働くお母さん方もいろいろ、春休み、夏休み、冬休みは休みであるということを考えながら家計経営を立てているわけで、突然のこういうふうなことになるとやはりそこも懸念されます。先ほど市長から答弁いただきましたけれども、そういう休業補償も政府の方針、後手後手には出てますけれども是非総社市としても早目に不安の解決、不安を払拭するという意味でも早目に出していただきたいというふうに思います。 ここが我々議会の仕事だと思うんです。見込まれる経費はどんなものが想定されるか、これを今の中でどんなものが想定されるか、私も頭の中では考えましたけれども出てこない。当局の皆さんがいろいろ会議をする中、いろんな話を聞く中で見込まれる経費を早く算定していただいて議会にかけていただく、これが我々議会の本当の仕事であります。この経費についてはいかがお考えかを最後にお尋ねをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 基本的に学校を閉じるということでありますから、増えるものではなくて減るということになります。例えば小学校、中学校を止めて、小学校、中学校で電気代、上水道、下水道代で休校により190万円減額ということになります。それから、給食センターを休止ということによってさらに給食センターの電気、ガス、上水道、それから放射線検査などで70万5,000円、それからパートの調理員さんが来ないということで減額が82万5,000円で、さっき申し上げました小・中学校の休みにより190万円、そして給食センターの電気、ガス、上水道などで70万5,000円、それからパートの調理員さんの給与分82万5,000円で合計で343万円の減額ということになります。 これは減額は減額でああ良かったと思ったらそれはそれでいいのかもしれませんが、そうではなくて議員おっしゃるように給与の補償について、これは我々が闘っていくということをさきに申し上げましたけれども、3月のこの議会の日程もあわせ持って、私自身が3月9日、10日あたりで上京して文部科学省と話をしてきたいと思います。我々の状況を伝えた上でどのような補償があるのかという協議というものを文部科学省にお邪魔をして、私から伝えてまいりたいと思います。これは国全体の制度の話になってこようかと思いますけれども、やはりいのいち早く行って国に現場の声を伝えるというのは私の役割だと思いますので、行ってまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ありがとうございました。 平成30年豪雨災害のときもああいったことがあって、急に議会を開いて補正予算を組みました。今は会期中なので会期中に出していただくのが一番スムーズに行くかとは思いますけれども、基本予備費でも流用ができるかと思いますけれども、是非今回お金が要り用なんだ、経費が要り用なんだということであれば、もうチーム議会として臨時会も対応しますので、是非とも市民の皆さんに直結したことでありますので、是非とも、臨時会対応するって言ったらちょっと怒られましたが、でも僕としてはそういう意気込みでありますし、議会を今回は私なりに代表した質問と思っております。後ろからいろいろありますけれども、失礼いたしました。 これで、私の緊急質問は終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午前10時46分              再開 午前10時57分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(劒持堅吾君) 次に、日程第2、一般質問を行います。 今議会では14人が一般質問の通告をされておりますので、お手元に配付いたしております一般質問通告者一覧表に記載の順序により、本日は岡崎亨一君から小西利一君までの5人、4日に萱野哲也君から三宅啓介君までの5人、5日に溝手宣良君から高谷幸男君までの4人の予定で進めさせていただきます。 まず、7番岡崎亨一君の質問を許します。 7番岡崎亨一君。              〔7番 岡崎亨一君 登壇〕 ◆7番(岡崎亨一君) おはようございます。チームかがやき、公明党の岡崎亨一でございます。 議長より発言の許可をいただきましたので通告に従いますけれども、今回は特別こういう社会情勢でございますので、もう1点に絞って質問をさせていただきます。市長初め当局の皆様におかれましては、新型コロナウイルスの対応で大変お疲れのところ議会への対応をありがとうございます。 その1点でございますけれども、今回防犯カメラ設置事業についてお伺いをさせていただきます。 地域づくり協議会と議会との意見交換会の中で市民の方から防犯カメラはどこについてるのかとの御質問を頂戴したところでございまして、恐らく地域づくり協議会や自治会の役員さん、またPTAの役員さんしか知らされず、広く住民には周知できていないように思っておるところでございます。 そこで1点目、最初に平成27年度から防犯カメラ設置事業について2年間で市内に設置された防犯カメラは何台か、これを市長、お教えください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 岡崎議員の御質問にお答えをいたします。 防犯カメラの重要性はますます高くなっておりますが、平成27年そして平成28年、岡山県及び総社市防犯カメラ設置支援事業補助金を活用して設置した箇所は、平成27年度が13台、平成28年度が32台で、合計45台ということになっております。 そのうち、先ほど議員がおっしゃられました地域づくり協議会などが設置したとされるものが平成27年度が2台と平成28年度が30台ということで、各地域コミュニティでやっているやつは32台というのがこれまでの実績になっております。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 2カ年の合計台数が市内についたのが合計45台、そのうち地域づくり協議会さん、これたしか自由枠交付金の中に含まれておったかと承知をしておるんですが32台ということでございました。調べたところ、岡山県は平成26年、この平成27年の1年前からされておりまして、県で1,606台という数字が出ておりました。 そこで、次に入りますけれども、岡山県の新年度予算案で復活をしておる防犯カメラ設置事業についてお伺いをいたします。 これまだ令和2年度の新年度予算案でございますから、岡山県議会の方でもまだ議決をされておりませんけれども、ニュースによりますとこれは1点目、通学路に限定をされておるようでございまして、通学路になりますと教育長、市の教育委員会の方になるかと思いますけれども、本市に設置できる可能性というのはありますでしょうか、お教えください。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 通学路ということですけれども、実はこのカメラの設置事業は平成26年からスタートしておりまして、学校の中に大体55台、その周辺もそうですけども、これが市の補助もあって、県の補助もあって、昔はもうちょっと多かったと思うんですけども、1,300万円じゃ何もできないと思うんですけど、その翌年に幼稚園に11台つけております。 これから通学路ということなんですけれども、これぐらいの金額ではなかなか難しいと思っておりまして、ただ手を挙げないといけないと思いますので市と連携しながら、3分の1しか出ませんので、大体1台30万円ぐらいかかります、つけるのに。10万円ぐらいしか出ませんので、130台、そういうことであります。よろしくお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 今の御答弁で御説明があったとおり、県の令和2年度のこの防犯カメラ設置事業の予算が1,300万円、1台の補助が10万円、以前は15万円で単市も15万円だったと記憶しております。ほぼ市場価格で1台30万円かかるということでございまして、学校関係には55台ついとるということでございます。先日もこの件につきまして市の教育委員会の方でお話をしたところ、総社市に通学路10台もつかないだろうなという感触であったわけでございますが、まだこれ議決をされておりませんから、何年続くか、まだはっきり分かりません。 そこで、であるんですが、県の補助1台につき10万円が上限と一応ニュースで出ておりますけども、これ2番目に入ります。岡山県と並行して本市として市長、設置事業は促進するんでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これからの議論になろうかと思いますが、これから我が市の方向性として、これだけ新型コロナウイルスで守るということに我々はもう少し軸足を強くしていくということが必要なんだということです。災害復興もそうです。これから二度と内水排除用のポンプが機能不全にならないようにポンプを10億円だけど設置していこうと、そういう考え方で防御するというところにお金を使っていくということが選択と集中の予算編成の一つの在り方だと思いますから、防犯カメラという部分についても県がやってくれればそれはそれにこしたことはないんですけれども、市の事業の枠としてこれを拡大するなり、その意義づけについて見直していくということは必要だと考えますので、これから予算案も含めて、もう当初予算も組んで今議会へ出してますので、その後の議論として防犯カメラにどういう軸足を置いていくのかというのは議会とよく話し合って決めていきたいと思います。これは前向きにやっていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 守るという観点で前向きに検討していただけるということでございました。 私は、国、県の補助事業があるものは有利であるものはやっぱり活用していくべきだと、そういう認識を持っておりますので、最初の平成27年から地域づくり協議会さんの設置された防犯カメラ、当初は13台だったんです。平成28年に駆け込みがその約3倍近い台数が入って45台だったわけでありますけども、今回の通学路についてでありますが、やはり子どもを守る観点で、また防犯カメラというものがどういうものなのかというのを広く市民に周知をしていただきたいと思っておるんです。 お声として誰が防犯カメラを見るのかとか、防犯カメラをじっと見てると思ってらっしゃる方もいらっしゃるんです、誰かが。そうではなくて、記憶媒体がカメラに備わっていて、それを何か事件があった場合に、その通りですとか場所場所で防犯カメラがあればそれを確認をするというのが捜査機関であったり警察であったり様々なところで情報提供するための防犯カメラでありますから、中には防犯カメラを設置が分かっておればそれをすり抜けようとする人もいるかも分かりませんけれども、でもやはりせっかく県が10万円出そうと令和2年度の予算でするわけでございますので、これと同じ金額はせめて市も同じ期間、1年になるか2年になるか3年になるか分かりませんけれども、設置促進をお願いしたいと思いますが、市長、最後にいかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 了解いたしました。前向きにやってまいります。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知しました。是非ともこの事業を令和2年度でありますけれども、当初予算にはもう含まれませんけれども、我が議会とよく相談をしていただきまして、促進のほどお願いしたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) 次に、19番加藤保博君の質問を許します。 19番加藤保博君。              〔19番 加藤保博君 登壇〕 ◆19番(加藤保博君) 岡崎議員が簡単にしますからとおっしゃっておりましたが、ここまで早く終わるとは思っておりませんで、ちょっと慌てておりますが、久しぶりの一般質問でこの席に立たせていただきました。 今日はいろんなこともありまして3点ほど出しておったんですが、1点、身近な点のところだけを絞って質問させていただきたいと思います。 先ほどの防犯カメラのこと、子どもたちの安全を守るということにも多少関係はしておりますが、私このたびの地域の安心・安全についてということを出した時点で担当課の方があらかた十分地図等を見て理解されてるかなと思います。市長も職員さんたちからもその状況等もお聞きしてると思いますが、こういう質問を出すということは総社の駅の西口が明るい、まぶしいと言ってるんじゃないのは分かっておられると思うんで、暗いんです、それをどこまで認識されておるか、とりあえずお尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 加藤議員の御質問にお答えをいたします。 西口についての認識でありますが、駅西口から高梁川用水土地改良区の事務所、あの道については防犯灯などがなくて非常に暗いと思っております。西口におり立って非常に寂しい、それからスペースもないと、これから何かを加えてやっていくべきだ。一方で、溝口、真壁、あのエリアにはもう本当に所狭しと家が建ち続けて今おりまして、状況によるとまたさらに増えていくのではなかろうかと思っておりますが、そのアンバランスさというのがあって、私としてもこれから西口については考え直していかなければならないテーマだという認識は持っております。 ○議長(劒持堅吾君) 加藤保博君。 ◆19番(加藤保博君) お答えをいただきました。 私は駅周辺、西口付近の現状ということでこのたびお尋ねをしたんですが、今もう既に総社の駅の西口をおりて北へ行って高梁川の土地改良区のあたりのお話まで市長はされましたが、質問を出した時点では西口周辺、駅周辺ということもいろいろお尋ねしようと思ったんですが、時間の都合もありますし、先ほどの市長が言われた西口の北の方の道にもう絞ってお話をしたいと思います。 我が市は17の地域づくり協議会への一括交付金、そういう制度がありまして、それぞれ防犯部会、環境部会、土木部会というようなことで分配をしております。そこの境界があるんです、小学校区の地域づくりの。そこではどこを最終的に防犯灯をつけてその防犯灯の維持は町内会がするわけですから、それをじゃあどこの町内がするのか、それは境界のところではかなりいろんなところでもめてると、そういうことがあります。それはもうそのためにどうしてもつけなければならないのにそういう問題のためにつかない、どこの町内がする、それはそっちではないか、いやおまえのところだろうというようなこともあるように聞いております。 西口に絞りますと、先ほど市長が言われましたように駅西口を出て右手、北へ200m、そこへ高梁川の土地改良区の事務所がありますが、そこからまた200mで吉備信用金庫があるところの道まで出ます。主にその間のことですが、駅を出たところは溝口町内会です、俗に言う常盤小学校区。すぐ横にタクシー会社がありますが、タクシー会社から北へはその左側一帯の町内は西総社町内会です。昔の我々のときのその辺の同級生はみんな総社小学校に行っておりました。今でも駅前何丁目の方たちと一緒に組織されてる西総社町内会です。伯備線が昭和の頭にできたときにそこを分断してしまったんですけど、町内会は西総社町内会。それが道の左側は秀月の人形のところまで全部西総社町内会と。右側に今住宅が何軒もできておりまして、そこは門田の町内会です、中央小学校区なんです。 じゃあ、駅おりて暗いじゃないかと、大変皆さんいろんな地域づくり協議会でお話が出るようですが、じゃあどこがそれをするんだということでいろんな問題が起きているようであります。タクシー会社の明かりがちょっとありますけど、その向こうに保険会社と不動産屋さんがあって、そこが少し明かりがあります。今、近年右側に300円のパーキングができまして、そこがもういい明かりを1個つけてくださってるんですが、先ほど市長が言われましたように行政が作ったと思われるようなもの、町内会で設置したようなもの、一切200mの間に一灯もありません。 これが今日私が一番言いたいところなんですが、駅の表は表口、東口は街灯もリニューアルされたり、ネズミのデザインのLEDがすごくなったり、年末年始には特にイルミネーションでぴかぴか大作戦とか、もうぎらぎらです、あれは。本当に美しいです、批判してるんではないんです。ただ、西口に出る方、大勢の方がおられます。西部地区へ帰られる学生さん、それから門田、井尻野、井山の方までもずっと徒歩で帰られる方、通勤、通学の方、多くの方がおられますが、冬場はもう早くから真っ暗になります。 我々も視察等で夜帰ってきて総社の駅の階段をおります。私は西口に出て西へ真っすぐ歩けば何となく明かりがあるので家へ向かって帰れるんですが、知り合いと階段を一緒におりていって、そこでじゃあなと言うたら、その人たちは暗闇に消えていきます。本当にそういうこともありますし、ちゃんと成人されてる方でもさみしい気分になると思います。まして学生さんたちは、本当に防犯、もう何が起きるか分からない。私は吉備信用金庫の方からもう生活道ですから北方面から帰るときはあの道を帰るわけですが、あそこを来ると突如車のカーブのところで歩行者がずっと駅からおりて帰宅されてる方がびっくりするぐらい歩かれてるんですが、黒い影しか見えないので大変危ない。それと防犯の面でも大変危ないと思います。 この質問を出すに当たってスマホで写真を撮りまして、この暗い状況を皆さんにプリントアウトしてと思ったんですが、真っ暗で何もなくて、とある事務局の方がそれこそ一番効果があるんではないかって、何でこんな真っ暗なのを私がプリントアウトして40枚も50枚も配らんといけんのんかと思って、そこはもうやめたんですけど、そういう状態であります。 本当にさっき言いました常盤、中央、総社と入り乱れているところでありますし、これは総社市が都市照明という観点を持って後の電気代、その他もフォローする、もう駅の東口があんなんですから、西と余り差があり過ぎますから、そこは是非考えていただきたいんですが、これはそう言いますか、市の責任として現場をよく見て3灯か4灯でもいいですし、よく検討して前向きに設置するべきだと思いますが、それはいかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは設置させていただきたいと思います。これは総社の顔ですから、西口も。私もあそこで川西ですから西口を使って出入りしていた人間ですけども、これから西口に対してできることはやっていきたいと、街路灯も含めて考えていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 加藤保博君。 ◆19番(加藤保博君) 非常に前向きなお答えをいただきまして、総社の顔だというような、昔からずっと顔だったんですけど、本当に改めてまた西口方面にも目を向けていただきたいと、改めてお願いをいたしておきます。 次に2番ですが、同じような案件で新興住宅街への対策ということでお尋ねをしております。 これは市の中心部、総社、常盤あたりが主になるかと思いますけど宅地の造成、開発がもう続いておりまして、私どもの真壁町内会も平成になりまして急激に増加しております。昭和の頃に110軒ほどの町内会が今300軒、それを1人の町内会長で守りをしておりますが、近年では毎年10軒、20軒という新築ラッシュであります。先ほど市長が言われましたように私の自宅の裏にも今度20軒とか30軒一挙にできるようで、そこが唯一の水田のところだったんですが、この間境界立会も立ち会いましたので、間もなく住宅で埋まってしまうという状況であります。もちろん若者世代の方がどんどん来てくださって幼いお子さんも大勢おられます。 そこで、今日お尋ねをしたい話なんですが、例えば開発業者が宅地造成をします。新築の家が10戸できます、いろんなお話をしとる中でその中の例えば2軒は町内会へ入ります、8軒は町内会は遠慮する、入らないというお話になります。しばらくいたしますと、若い世代ですから家庭の明かりはあるんですけど、やはり暗くなると皆さん消します。そしたら、町内とか地元の議員とかに防犯灯の話が来るわけです。防犯灯を設置すると守りをするのは我々町内会ですので、その2軒の人は町内会員ですけど、ほかのところはほとんど非町内会員です。すると町内会で何でそこまで我々が面倒見なければならないのか、しかし総社市の住民だから放っとくわけにもいかないだろうというお話も出ます。結局話は頓挫してしまいます。 新見とか高梁とか周辺の市から移住してこられる人が多いので、その人たちとお話をすると、新見では市役所へ行って言ったらつけてくれたとか、地元の議員に頼んだらすぐつけてくれたとか、そういうことが私のような立場のところにはお話が入ってきます。だからほかの議員さんにも同様のことがあるやもしれませんが。総社はなぜそれができないんだというようなことを言われますから、総社には地域づくり協議会というのがあって一括交付金があって、それがまた配分されてとかという説明をさせていただきます。町内会が電気料金をずっと持つんですよ、フォローもしていくんですよというようなことを言っても、そんなことは幾ら説明しても一括交付金とか地域づくりとかということに初耳だと、それはもうどうでもええからつけてくれというような話にもなります。 また、例えばまた造成されまして8戸、10戸建設されます。そこの方がみんな町内会へ入ります。すると、やはり同じようなことになりますが、やはり町内会がそこへ全部防犯灯、ごみステーション、いろんな問題が起きてくるわけです。今度はもう資金的に回らない、人口が増えてにぎやかになるのは、それはいいことはいいことなんですが、町内会としては大変困惑してる問題が多々発生しております。 この一括交付金の制度は全市的にはうまく運営されておりますし、市民の皆様の御協力、御理解もくださっております。こうして住民が大幅に増えてる地域によってはこういう個々の案件ですが、弊害というほどではないんですが、こういう問題も起きております。だから、今日のところはこうした問題もあるぞと、そういうことを知っていただきたいということで質問はもう終わろうと思いますが、そういうことでこの防犯灯の例を出させていただきましたが、一応このことについて市長の感想をまずお聞きいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この問題は防犯灯、たかが防犯灯、されど防犯灯であって、総社市の今を象徴する問題だと思います。今議会で私の提案説明の中に、伸び行く場所がある、しかし15小学校区の中には9小学校区は人口が減少している。だから、人口が減少している地域にビジョンを示していきたいということをこれからの政策としてやっていくということを明言しております。草刈り作業は一体誰がするのか、あるいは買物難民がいっぱいいるじゃないかみたいなところにフォーカスしていこうと。 一方で、加藤議員がおっしゃる、じゃあ人口が増えていく地域についてはどうなんだというところが論じられていない。ああ良かった良かった、人口が増えていくだけで済まされていく問題ではないということが総社市の中でもこれから顕在化していくというテーマであります。今の段階でそのテーマは重く受け止めてしかと承りました、重さについて。 今後、今原則論をこの場で言えと言われれば皆さん地域づくり協議会に加入してくださいと、町内会に加入して、そして地域づくり協議会の各学区の自由枠交付金の総量によって街路灯をつけてくださいと申し上げたいと思いますが、ただ議員おっしゃるように全員入りますかと、マンションどうするんですかとかという議論をどうクリアしていくか、そのビジョンをどう示していくかについてはまた改めて一つの大きなテーマとして考えていきたいと思います。がしかし、すべからく御入会いただけますように、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 加藤保博君。 ◆19番(加藤保博君) 質問になったかどうか分からないような私の質問にお答えをいただきましてありがとうございます。 今お聞きしておりまして思ったんですが、住宅宅地造成が始まって施主の方が家を建てられる、新しく入居してきた時点ぐらい、なるべく早い時点で総社市のシステム、一括交付金自由枠制度こういうことでいろんな総社市はやっているんですよということを新しく来られた方にパンフレットか何かで周知するというのが肝心ではないかと思いました。 一旦もう半年、1年も過ぎるとあれなので、もう入居が決まったなるべく早い時点で、市外から来られた方にそういうことをすると、ああ町内会いろいろお世話になったりいろんなことで地域にお世話になって防犯灯なりごみステーションなり道がきれいになったりできるんだなという方が増えれば町内会が増える、自治会も組織立っていくんではないかということを感じましたので、そういう職員さんがそこの家に行って説明するというまではしなくていいと思いますけど、よく分かりやすいような総社市の仕組み、システムを知らせてはどうかと思いますが、提案ですがいかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 地元の町内会さんであるとかディベロッパーの方であるとか、それからハウスメーカーの方々も協力を得ながら、何かしら説明を簡素にできるようなものを作りたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 加藤保博君。 ◆19番(加藤保博君) ありがとうございました。では、前向きによろしくお願いします。 私の一般質問を終わります。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) 次に、16番頓宮美津子さんの質問に入る前に、この際私より申し上げます。 16番頓宮美津子さんから一般質問に際し、議場へのパネルの持ち込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、16番頓宮美津子さんの質問を許します。 16番頓宮美津子さん。              〔16番 頓宮美津子君 登壇〕 ◆16番(頓宮美津子君) 議長より発言のお許しをいただきましたチームかがやき、公明党の頓宮美津子でございます。 冒頭に緊急質問が出るほど今新型コロナウイルスに関しましては大変心配でございますけれども、議会としても全力を挙げてできることはやってまいりたい、また一日も早く終息を祈る思いで、通告に従いまして大きくは3点、公園遊具について、不妊治療について、都市宣言について、簡潔にお尋ねしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、公園遊具についてであります。 ①2005年国土交通省はユニバーサルデザイン政策大綱を定めて、ユニバーサルデザインがその頃から言葉が普及していったと思いますが、翌年の2006年にはバリアフリー法ができまして、高齢者や特別な支援を必要とする人たちに対する移動等の円滑化が促進されました。その中に公園も実は対象になっていたわけでありますが、法律が整備されてまいりましたが誰もが楽しめる公園づくりへの高まりにはつながらなかった。まして、ほとんどの公園は現在健常児向けの設計をされているというのが現状ではないかと思います。 そこで、福祉先駆都市を進める総社市としてはこの点も見逃せない課題であるのではないかと。全ての人が楽しめるユニバーサルデザインの遊具のある、誰もが楽しめる、誰も排除しないというインクルーシブな公園、現在総社市にはあるでしょうか、お聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 頓宮議員の御質問にお答えをいたします。 現時点で市内にユニバーサルデザインに根拠を置く公園はございません。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) そこで、2番目に移りますが、全ての子どもは遊ぶ権利を持っています。これは国連の定める子ども権利条約、今年で30年、196カ国が批准をしておりますけれども、その中にも障がいのあるなしに関わらず一緒に遊ぶ権利もうたわれているわけであります。子どもにとっては遊びは単なる気晴らしでも暇潰しでもなく、室内、室外に関わらず重要な役割があると私は感じております。総社市の子ども条例の中にもこの子ども権利条約をしっかり参考にして作られておりますけれども、まず公園における遊びの有効性について、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 昨今、SNSであるとかゲーム、室内で遊んでいる子がいっぱいで、外で遊ぶ子どもが少なくなっているような気がいたします。一方で、常盤公園なんかに休みに行くと、もう本当にこんなに子どもが総社市内いっぱいいるのかと思うぐらい何か一極集中的な、そういう具合になっているなという感じが市内全体を見ていてしますが、そういう中にあっては外で子どもが飛びはねて遊ぶというのは人間の成長にはもう必要不可欠な最も大事なもの、部分であると思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 市長がおっしゃるように、人間の成長に非常に重要であると。私も今回この質問をする際に、すべての子どもに遊びをというガイドラインのこの本を読ませていただきまして、実はこの本ですが、みーんなの公園プロジェクトというところがあって、代表が倉敷芸術科学大学教授の柳田先生、また岡山県立東支援学校の先生でいらっしゃいます林先生、これが2016年に発行されているんです。本当にこの本を読ませていただくと、遊びを通して得られる幅広い力は発達的側面から見られると4点上げられています。身体的発達、体をうまく動かすスキルや強さを養う。情緒的発達、豊かな感情やアイデンティティー、つまり主体性、自分らしさ、自己肯定感を育む。三つ目、認知的発達、様々な物事を認識し、思考する力を高める。四つ目、社会的発達、子ども同士で遊ぶわけですから、周りの人や社会と関わる力を伸ばす。これらの全てが幼少期に基礎が築かれて生涯にわたって生かされる大切な力となるというふうに表現されています。 遊びといってもかなり深い内容のものがあるなということをこの本を読んで十分理解したわけでありますが、そこで3番目に移りますが、そうするとこれらの最も獲得できる環境が屋外だと言われていまして、まさに公園なんです。特別な支援を必要とする子どもということを障がい児と呼びたくないので、私今回はスペシャルニーズの子どもたちというふうに申し上げたいと思いますが、この本の中にそのスペシャルニーズの子どもたちの声やその保護者の叫びが随所にあります。 例えば、肢体不自由の子どもの親なんですが、車椅子の息子と公園に行っても入り口には狭い車止めや階段があるし、遊具はほとんど使えないと。公園は私たちを受け入れてくれないんだと感じ、この保護者は自宅にプレールームを作りました。かなり裕福ではなかったかと思いますが、その中で冷暖房完備で必要なものにすぐ手が届く環境と限られた人間関係の中での遊びでは子どもの力が伸びにくいことに気が付きましたと。子どもには外に出て自分の思いどおりにならない状況を経験したり、見知らぬ子どもや大人と関わったりすることが大切。そこから新しい力が身につくんですから、公園で遊んでこそ広げられる世界がたくさんあると、だけど自分の子どもは公園では遊べなかった。 また、肢体不自由の車椅子の女の子がこんなふうに言っています。小学校では休み時間になると校庭に出るでしょう。私は車椅子だからみんなみたいに遊べなかった。滑り台はおんぶして上まで連れていってくれる先生がいるときだけ滑れた。もしちょっと工夫がしてあったなら、滑り台だってブランコだって私も自分で遊べたのにって思うということが書かれてあって、ほかにもたくさん声があるんですが。 市長、公園計画の中にしっかりとインクルーシブな公園、誰もがスペシャルニーズの子どもも含めて高齢者も含めて遊べる公園づくり、作っていただけませんか。総社市内に1カ所でもいいです。そして、今後老朽化した遊具の再設置や新たな公園計画の中にこの視点を是非組み入れていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 2年前に清音ふれあい広場でロープにぶら下がってスライドしていく遊具が故障して事故を起こしまして、それをもう全部新しい遊具に一切合財あの部分を変えていきました。それらのことも根拠にあるんですが、来年度に遊具の古くなったものの更新であるとか長寿命化なども含めて公園施設長寿命化計画というものを策定に入ろうかと思います。その中で、スクラップ・アンド・ビルドしていく中に、このスペシャルニーズについて織り込めるように検討を加えていきたいと思います。いずれにせよ、もう遊具って結構高いし、かなり予算を必要とするんですが、スペシャルニーズについてその長寿命化計画の中で何とか織り込んでいけるように検討を加えていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 これ、実は東京都がこのスペシャルニーズの子どもたちのために作っている公園、今年東京世田谷区の砧公園に設置予定のブランコです。これは、こんなふうにベルトがついていておっこちない。これは健常の子どもが。これはスポッと体が挟まってずり落ちないという、こういう公園ができる予定であります。 豊島区にもできる予定なんですが、その中で東京都のこのインクルーシブ公園を建設する場合、都が参考にしたのがこの資料だったんです。2006年にできた岡山で発祥したこのみーんなのプロジェクトの発祥のこの本をガイドブックとして参考にして作ったと。その中で都の職員がこんなふうに言ってました。バリアフリーの視点を越える誰もが楽しめるという視点を教えてもらったって。予算も限られる中で一度に完全に整備できるわけではないが、遊具の改修や公園の新設の際などに徐々に進めていきたいと。なので、市長の今のお考えで今後進めていくのであれば、是非この本を参考にしていただいて進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、2番目の質問に移らせていただきます。 不妊治療についてであります。 まず、乳がんが今女性のがんの中で第1位、増加傾向にあります。年間の罹患者数は9万人を超えております。年代別では40代後半が最も多いとされていますが、これは近年乳がんのリスクとされている早い初経、それから遅い閉経、また高年齢の初産、授乳経験がない、お勤めにすぐ行かなければいけないということで授乳経験をしない、あるいは夜間勤務、ピルの使用、過度のアルコールや喫煙など、そういった高いリスクによって乳がんが増えているというふうにされておりますが、現在総社市の乳がんの罹患の推移など、状況を教えていただけますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 増加傾向にございますが、それぞれの罹患されている年齢であるとか傾向について、岡山県との比較、全国の比較などについて、担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河相祐子君) では、命によりまして、私の方から罹患率ですとか岡山県、全国との比較について御説明をさせていただきます。 まず、乳がんの年齢調整罹患率、こちらは人口10万人に対してどれぐらいの人がかかっているかという数値でございますが、ちょっと古い数字ではございますが、2012年度総社市は81.2人に対しまして岡山県が86.4人、2013年でございますが総社市84.6人に対しまして岡山県84.3人、2014年が総社市101.7人に対しまして岡山県88.3人でございまして、若干岡山県よりも高くて年々上昇している状況にございます。 続きまして、年齢の罹患率でございます。こちらも人口10万人当たりでございますが、岡山県につきましては20歳から24歳については4.4人、全国は1.4人でございます。25歳から29歳は岡山県が12.3人に対しまして全国が8.8人、30歳から34歳が岡山県30.2人に対しまして全国27.5人、35歳から39歳までが岡山県66.3人に対しまして全国67.3人、40歳から44歳が岡山県146.9人に対しまして全国150.7人、45歳から49歳が岡山県257.1人に対しまして全国232.7人、50歳から54歳岡山県238人に対しまして全国215.4人、55歳から59歳が岡山県181.9人に対しまして全国211.7人というように、先ほど議員おっしゃいましたとおり40歳から50歳にかけましてが非常に高くなっておりまして、その後60歳、70歳代になりましてもやはり岡山県でも260人だったり232人だったりと非常に年齢を重ねますと乳がんにかかる罹患率は上がってきている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) 2番目に移りますけれども、先ほど40代後半がピークと申し上げましたが、今のデータからも若い方もいらっしゃるということがよく分かります。その若年性の方たちが乳がんの治療を受ける際に抗がん剤治療、放射線治療、また術後治療が済んだ後約5年ぐらいにホルモン治療を再発防止のために受けることになります。そのホルモン治療を受けている間に生殖機能に大きな影響を受けることがある。まして結果としてはほとんどの方が閉経をしてしまって妊娠する可能性が失われる確率が高いとされています。 そこで、がんの治療をする前に、不妊治療の最新の技術でありますが生殖機能の冷凍保存というのがございます。それが妊孕性温存治療というのがありまして、今がんは治る病気とされておりますので、がんが治った場合に妊娠ができるためにがんの治療前に凍結をするというのがございます。ところが、男性の場合は簡単に採取できるんですが、女性の場合は一月に1個しかできませんので、それをじゃあ治療を遅らせていいのかといったらそうではありませんので、誘発剤等を使って多ければ10個ぐらいの卵子ができるのですが、それを採取して冷凍保存するその費用が莫大にかかるわけです、30万円から約40万円ぐらい。そういう若い方ががんになった場合、将来妊娠可能になりますがこういうことはどうですかというと、まあ費用がかかりますので、ただでさえがん治療にお金がかかりますので、断念をするという方もいらっしゃいます。 そこで、がんを治療する際にも将来がんが治ったときに子どもが産める可能性があるという一つの希望があればまたがん治療にも非常に効果があるのではないかなと考えるのですが、まだまだこれ保険適用ではありませんので、是非是非、先ほどもそうですけど岡山の岡大の生殖専門家と乳がんの専門家が合体をして生み出した日本では治療方法なので、ところが全国の自治体で少しずつ広がっていますが岡山ではどこの自治体もまだやっていないと。今回、真庭市が2020年度予算に組み込みましたけれども、是非岡山で始まったこの治療、総社市も福祉先駆都市としてはこの1人の命を救うためにも是非この助成をしてはどうかと考えるのですが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この助成について進めてまいりたいと思います。大切なテーマだと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 わずかな例だと思いますので、少しの予算、2分の1補助か全額補助はこれから皆さんで決めていただきたいと思いますが、県内には3カ所の治療可能な病院がございますし、総社市はHPVの併用検診もしております。それで子宮を守る、そして乳がんの卵子凍結で卵子を守る、これ両方やってる自治体はないです。そういうことからいっても、私は福祉先駆都市になるのではないかなと思いますので、是非御検討をよろしくお願いいたします。 それでは、最後の質問に移らせていただきます。 SDGsの都市宣言についてであります。 今回、市長の行政報告の中でもSDGsの観点から推進してくださっていること、大変感じておりました。ありがとうございます。そもそも総社市の取組自体がひきこもりに対しても障がい者1,500人雇用にしても様々なところが私はSDGsに沿ってやっている事業が多いのではないかと思いますが、推進していくならばこれは思い切って市民の皆様の力をかりないとなかなかできないことでもありますので、SDGsの都市宣言、宣言都市、どちらでもいいんですが、打って出てはどうかと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今、G7がなかなか機能しづらい中で、世界の趨勢はSDGsの趨勢による、各国首脳はもうSDGs以外に合意できないんじゃないかぐらいな、そんな感じに世界全体がなっております。ですから、これは宣言に向けて議会とこれから相談をしながら進めていくということとしたいと思います。なので、これからどこの委員会になるか分かりませんが、議会ともんで進めていきたいと思います。 一方で、これから総合政策部がなぜだと、これだけWHOの事務局長の葛西さんが総社市役所にわざわざ来られたり、LGBTとかひきこもりとか障がい者の雇用政策とか、これだけやってる市はもう総社モデルだというのを世界に発信していくというふうに言われていながら、内閣府に提案をすると総社市の提案はSDGs未来都市認定でもう落選するということなんです。これから野村部長が、もう残りわずかなんですが、このSDGsの未来認定について3月2日、昨日付で国に提出しておりますので、その概要についてお聞き願えればと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(野村周弘君) 命によりまして、SDGsの未来都市に提出した概要につきまして御説明させていただきます。 さきの議会での議論も踏まえまして、福祉の面を中心に事業名といたしましては寄り添いナンバーワンということで、全国屈指の福祉文化先駆都市をタイトルに提案したところでございます。さきの議会で御説明しましたが、経済と社会と環境と3本柱で総社市の施策をPRする必要がございますので、経済につきましては障がい者の雇用ですとかひきこもりの方の社会参加、社会の面につきましては子ども虐待ですとか歩得をはじめとした疾病予防、そのほかにも外国人らの多文化共生ですとかLGBTをはじめとする多様な性を認める社会の実現、こういったものを盛り込んでおります。環境面につきましては、雪舟くんですとか空き家対策、こういった項目と様々絡めながらまさに昨日応募したところでございます。今後、書面審査がありましてそれを通過すればヒアリングということになりますので、引き続きヒアリング等がありましたらPRに努めてまいる必要があるかなというふうに感じております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) これが通れば本当にうれしいことでありますし、今市役所の自動ドアの右側にひっそりと宣言都市看板があります。男女共同参画は以前山口議員含めて女性3人議員で提案してできてますが、なかなかあそこが少し暗いですし、あそこに私は総社らしさをすごくアピールできるんではないかとすごく思うんです。 実はこのSDGsのこのバッジですけど、これ木でできておりまして、真庭市が地元産の木を使って作ったバッジなんです。当然自治体がもうけることはできませんから、そういうところに依頼をしてかわって販売をしているということになると思うんですけど、いまだにこのバッジをつけてると総社市民からそれ何ですかって聞かれるんです。そこでSDGsの話をさせていただくんですが、本当に宣言都市をすることによってどこまで広げられるか、そしてまた国から認めていただければダブルでこれが一気に広がるのではないかなというふうに思いますし、また新庁舎がこれからできていく中で、ロゴとかいろんなものを明るいこの17色が出て各課の看板のところにこの課はSDGsの何番目を推進しているところですよとか、そういったことにも使っていけますし、これから市民の皆様やいろんな方に御提案や案をいただきながらやっていけば、総社らしさというのがものすごくSDGsを通していけるのではないかなというふうに思います。 今、野村部長のお話を聞いて再度市長、何か言いたいことが。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) よく分かりました。SDGsというテーマは今総社市が行っている政策と本当によく合致していると思います。全国屈指の福祉先駆都市というのはもうまさしくSDGsの精神とその延長線上にある話ですから、これはやっていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
    ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 2030年までのこの10年間、行動指針でもありますこのSDGs、その頃の主役は若い世代だと思います。この10年間若者の声もしっかり聞きながら、誰も置き去りにしないSDGsを市民皆さんで築いていけることを期待をいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。再開は午後1時といたします。              休憩 午前11時56分              再開 午後1時0分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、1番山田雅徳君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 1番山田雅徳君から一般質問に際し、議場へのパネルの持ち込み及び議場での資料配付の申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、1番山田雅徳君の質問を許します。 1番山田雅徳君。              〔1番 山田雅徳君 登壇〕 ◆1番(山田雅徳君) 議長より発言の許可をいただきました議席番号1番、チームかがやきの山田雅徳です。 今議会では市民の安全・安心、健康が最優先ということで、あらかじめ通告をしておりました質問項目、コンパクトにしまして大きく2点、新型コロナウイルスに関連した感染症対策について、効果的な市政の情報発信についての2点お伺いをいたします。 これまで毎回持ち時間いっぱいで質問をしておりますので、今回持ち時間半分ということですので慌てたりする場面もあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。 では、新型コロナの対応での本市の大きな取組でありました2月の市民へのマスクの無料配布についてお伺いをいたします。 このマスク配布自体につきましては、私自身が私の町内での配布をさせていただきましたので、そこで感じたことも踏まえて質問したいと、このように思います。 まず、このマスク配布、無料配布に至った経緯をお伺いをいたします。 私が知ったのは2月4日文教福祉委員会の所管事務調査の傍聴参加の折に執行部からお聞きしたと記憶をしております。翌日、次の日の朝から配布開始と。いつどのような話があって配布開始に至ったのか、お聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 山田議員の御質問にお答えをいたします。 2月の頭に市場にマスクが全くなくなりました。店頭からいのいち姿を消したのがマスクということでございました。市内の薬店、ザグザグなどについても全くマスクが品切れ状態だということを聞いておりました。そこで、私どもが備蓄用でいざ何どきということを標榜しながら1年半前から50万枚のマスクを有しておりました。この有しているマスクを市民の方々に配りたいという私自身の思いを幹部と相談しながら決め、2月4日の議会の委員会にお知らせした後に2月5日配布ということに決定いたしました。 その当時はできる限り最速スピードでということを思っておりましたのと、それから東京都などが我々よりもちょっと遅いか早いかぐらいな時期に中国へ差し上げるというジャッジをしておりました。それについては国際的には日本と中国の関係の上でありなのかもしれませんが、我々やっぱり総社市としてはまず総社市民を守ってからのことだというふうに考えましたので、即座に総社市民に対してマスクを無料で配布しようということを2月5日に決定して、平松コミュニティ協議会会長はじめとして各地域のコミュニティ、民生委員さんなどなどに多大な御協力を得て配布したものであります。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 2月頭に総社市内の店頭からマスクがなくなったという状況があって、防災備蓄の50万枚のマスクを2月4日、そして5日にわたって決断したということを御答弁いただきました。 今回の質問は、事前に担当課からヒアリングをさせていただきました。この50万枚の防災備蓄マスクがどのように配られたかというのを資料として作成をさせていただいております。議場の皆様には配付をしております資料を御覧になりながら、またカメラを通してネット中継やケーブルテレビ等を御視聴の皆様にはこの質問の間少しパネルを立てておきますので御覧いただきたい、そのように思います。 じゃあ、すみません、こちらのパネルを映していただければ助かります。 では次に、2月5日から始まったこの1次配布、市役所からマスク配布の依頼をした団体、このたびは地域づくり協議会の皆様であります。また、教育・福祉施設、それぞれの担当者の方と2月4日から5日にかけてどのような打ち合わせを行ったのかということをお尋ねしたい、そのように思います。 というのも、余りにも急な、まさに急転直下なタイミングで最速で行うミッションということでありました。各地域また各団体で例えば1世帯当たりの配布数や配布方法、対応に少し違いがあったのじゃないのかなとか、そういった声も届きました。短期間での打ち合わせ時間が短い中、まさに今回の学校の休校問題、これと重なって見えてきます。どのような打ち合わせがあったのか、それともそれぞれに大枠だけでお任せをしたのか、そういったことでも構いませんので、お聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 2月5日時点の思いが、私は、皆さんもそうかもしれませんが、マスク不足というものがここまで長引くとは思わなかったというものがあります。加藤大臣などにも確認をいたしました。生産量がユニチャームをはじめとして国内での生産が従来のユニチャームの生産量の3倍になると、やがて市場に戻ってくるのは早晩だと、そんなに長くはないというようなことを確認をし、ですからできるだけ早くスピーディーにお配りすべきだと。市場に戻ってくるまでの間をこの備蓄用で補完したいという思いから非常に急ぎました。 これだけ長引くんならもっともっとゆったりとしたスパンで10万ずつ1週間前に配るというのが正しい選択であったかもしれませんが、その2月5日のジャッジは、私はやがては戻ってくるのでそれまでの補完をできるだけ市民を困らせない、なくて困ってるという時期をなくすために早急にという指示をしたということであります。 全部で50万枚持っておりました。40万枚は市が持っておりました。10万枚は社会福祉協議会預かりの10万枚でありました。しかるに最初の基本方針は20万枚を市民向けにということ、地域コミュニティ協議会であるとかとりに来られた方に20万枚が良かろうと。残りの20万枚を病院、介護施設、学校などなどにお配りしようということでありました。ということで、とりあえず地域づくり協議会、まちづくりコミュニティ協議会に16万枚、そして市役所対応用に4万枚ということを決定づけました。そして、残り20万枚を施設、病院などにという、そういう配布方法をいたしました。 考え方として、じゃあ市民に足りるのかということでありますが、全部で2万8,000世帯あるわけであります。ですから、1世帯おおむね10枚とすれば28万枚必要だということであります。ですから、とりあえず20万枚リリースして、残りの残余の10万枚で、それでもないんですという人に対応できればという考えを持っておりました。その根拠は地域づくりコミュニティ協議会、コミュニティ、今朝の議論にもありましたが、町内会とかコミュニティに加入している世帯が1万9,000世帯でありますので、1万9,000世帯は配れるだろう、いわゆる19万。そして、残りの9,000世帯についてはとりに来てくれるかな、あるいは地域によっては未加入の家屋にも投入してくれるかなというあやふやな部分があったので、残余の10万枚でそれを対応し切れるかなという、そういう目算でスタートさせていただきました。結果として、意外に意外に市役所にとりに来られた方が非常に多うございまして、当初の予定の4万枚ではなくて6万枚を市役所に来られた方にお配りする、掛ける10枚でありましたが。 ということで、結果として第1次配分量が地域に22万枚、そして病院、施設等に20万枚、合計42万枚を第1次配分で配ったと。そして、残余の8万枚分については次から次へいろんなリクエストがありましたが、公衆衛生、パーマ屋さん、それから散髪、理容業の方々、それから動物病院あるいは柔道整復師会、あるいは今の一番重要な放課後児童クラブなどなどから希望があって、それに加えて第2陣として5万6,000枚配り、残余の2万4,000枚を吉備路マラソンに使おうと預託しておりましたが、吉備路マラソンは中止ということになったので、2万4,000枚あと残量がありまして、これについてはあさって、明後日から妊産婦の方々に対してまずはお配りをしようかということを考えております。妊産婦の方々については、基本的には1人10枚を妊娠の方あるいは産後の方全て合わせて約900名いらっしゃるので9,000枚を使おうと思っております。さらに1万5,000枚残して、急を要する方々などに対してこれからの配分計画というものを作ろうというふうに思っているところであります。 これが一連の考え方と流れでありますが、それを補完するものとして吉田次長から事務的に答弁させていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長(吉田啓君) 命によりまして、具体的なマスク配布について私よりお答え申し上げます。 具体的な流れについては市長答弁申し上げたとおりでございますが、議員より御指摘のあった1世帯当たりの枚数につきまして補足申し上げます。 まず、市民への配布ルートの一つである市民の窓口での配布におきましては、市民へ速やかにマスク配布を行う必要性があったことから10枚入りの1箱のものを渡すというオペレーションをとらせていただきました。一方で各協議会を通じた配布におきましては、先ほど申し上げたように具体的な方法を各協議会にお任せしたため、結果として1世帯当たりの枚数に差が生じたという点もございます。このような結果として、1世帯当たりに枚数の差が生じたことについては今後の反省点と考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 市長から大まかな流れと、あと担当の方から協議会等々の打ち合わせたことというのをお聞きをいたしました。 先ほどの分であれば、ある程度の数というものを今回市民向けの協議会さんへお願いしてる分はもうある程度ドンとお渡しをして、その中身の配布方法であるとかどういった形でやるかというのはもう全てお任せをしたという認識でよろしいですね、一応。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 各地域コミュニティに世帯数などに応じて人口などに応じて配布しておりますが、その配布方法であるとか各戸の枚数については特別には申し上げずお任せをしたということであります。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 本当に地域づくり協議会のそれぞれの会長さんはじめ役員の方、もう短期間でくまなく配ろうということで大変苦労されておったと思います。また、その配布方法であったりとか地域によっては一つずつゴム手袋をして、衛生用品ですから、ビニールに小分けをしてそれからお配りをしたという、そういったこともお聞きしてますし、私の町内もそういった形で対応をさせていただいたんですけども、できればある程度そういった大まかな打ち合わせの中にもこういったことというのも協議ができればいいのかなというのは一つ反省点として思っていただければいいのかなと思います。 では次に、先ほど市民向けの配布ということで22万枚ということで、また福祉施設、教育施設向けということで20万枚、そのうち学校などの教育施設では3万枚の配布ということでしたけども、学校について何か打ち合わせとか配布方法についてとか、何かありましたでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 3万枚は本当に有難かったと思います。詳細については服部部長の方から説明いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 命によりまして、学校関係の配布の手順ですとかを御説明いたします。 学校関係、子ども関係につきましても2月5日配布を始めたその日中に子どもたちに届けようということで、枚数を大まかに学校ごとに計算しまして仕分けしたものがお昼過ぎにはほぼお届けをできました。学校、園への指示というのは、子ども、児童生徒、園児1人につき2枚をこの日のうちに持って帰らせてほしいという指示を出しております。時間的に余裕があった学校につきましては1人2枚を個別にビニール袋等に入れて児童生徒に手渡したというところもございましたし、余裕がなかった学校も確かにあったようで、お預かりしたマスクというのは1箱五、六十枚入りの形でしたので、マスクは裸の状態でとりあえず持ち帰らすという学校もありました。当然、衛生管理上は個別に包装した方が好ましいというのは分かっておりますけれども、そこまで手が回らずに、何とかその日のうちに持ち帰らせようということで作業させていただいたというところでございます。 以上です。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) それぞれの状況をお聞かせいただきました。 次の本市の世帯数に関しての通告もしておったんですけども、先ほどの市長の御答弁で全てお答えをいただきましたので、そのまま次に移りたいと思います。 市内のほかの地域、他の地域協議会の方はそれぞれ臨機応変に対応されたのかもしれませんが、私の町内会195世帯ありまして、町内会におりてきたマスクというのが1,950枚でした。今思うとこれもっと考えた方が良かったのかもしれないんですけど、とにかく急いで仕分けてとにかく皆さんのもとに届けなきゃいけないと。大慌てで市役所の玄関での配布であった1世帯10枚というものを参考に単純に1世帯10枚の町内会195世帯分を分けて配布をいたしました。衛生用品でもありますし、緊急のこういった取組ですので、一軒一軒チャイムを鳴らしてどういった取組なのかという説明もしながらお配りをさせていただいたんですけども、大方受け取っていただいた方、大好評、大変感謝しておりまして、総社市やっぱりすごいなとか、片岡市長すごいなという話をよく聞いておったんですけども、ツイッターやフェイスブック等々でも学校でマスクをもらったであるとか、地区の役員さんが寒い中届けてくれたなんて、そういう声もありました。 ですがその一方で、うちには届いてないよとか、アパート暮らしで町内会に入ってないからもらえないんじゃないかとか、でも新聞とかでは、協議会というのがどういうものか分からない人かもしれないんですけども、協議会が配るって聞いたから町内会に入ってなくてもみんなに届くんじゃないのかという、そういった投稿もあって、不安の声も上がっていたのも事実かと思います。市長にもそのような声が届いていたのじゃないのかなと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ありとあらゆる御意見をいただきました。配る際も最初からきれいにすっきりと配り切れるという地域とそうでない地域、山田議員、配っていただいてありがとうございました。センターの都会の部分について、籍は移していないけれども外部から移り住んで来ているアパートの方々であるとか、一戸建てで全く町内と融合されていない誰かも知らないという方々に対して配れるのか配れないのかという微妙なところがありました。また、真備町から籍は移していないけれどもみなし状態で住まれている方もたくさんまだいらっしゃる中で、基本的に1万9,000世帯が実際に町内会に入っているものをデータとして基礎として、それでどれだけ2万8,000世帯に近づけられるかというのが今回のテーマであったわけでございますが、さすがにうちには来ないのかというのが多くございましたし、それから町内会の枚数と市役所にとりに来たときの枚数が違うではないかということも多く寄せられました。 がしかし、感謝されていらっしゃる方も確かに議員おっしゃるように非常に多く多くありましたので、今後の課題として世帯をどう捉えていくか、総社市がこれから何か配りものをする、一斉に配る、災害のときもそうですが何か伝達していくときに我々が何世帯をカバーできる、総社市が今の地域づくりコミュニティ協議会が何世帯をカバーできるのかという数字を知る必要がある。それを知った上でこれからは判断していくということが大事なことかなと思いました。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 実際に私が町内に配ってたら、もう実は市役所にとりに行ったからもういいよって、ほかに困っている人にあげてねと言われる方も何人もいらっしゃって、そういった方は私の町内に確かにアパート結構ありますんで誰が住んでるのか分からないと、ただファミリーのアパートとかもありますので、そういったところにはお配りをさせていただいたという、そういったケアもできたのはやりながら進めてたことなんで、最初から分からなかったことですから、それも進めれたので良かったなと思うんですけども、先ほど市長の御答弁の中で、要は町内会に加入している方約1万9,000世帯、その方たちにはほとんどマスクが届いたのかなと思っております。全世帯から1万9,000世帯を引いたいわゆる9,000世帯ぐらいの方、加入率でいいますと3割強の方が自治会に加入されていない、そういった方に支援の網とか今回たかだかマスクかもしれませんけども、されどマスクではありますので、そういったセーフティネットが十分だったとお考えでしょうか。市長、御意見いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この町内会に入っていない総社市内全体で9,000世帯をこれから災害のときに、あるいは例えば防犯灯の議論もそうですし、それから自由枠交付金の使い道などについても全部9,000世帯が外れていく話になってまいりますので、これらの考え方についてもっと詰めた話をしていかなければなりません。 そういう意味では、今回のマスク配布はこの9,000世帯がどうか分からない状態で終わらせてしまわないで、すべからくうまくいったという評価はしませんが、今回の配り方を考察して、この9,000世帯をどのように各地域がリカバーしてくださったのかということを担当部がよく事後調査をして、今後の融合につなげていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 是非しっかりと検証していただいて、協議会の皆様と実際どうだったのかとか、そういったことを振り返っていただきたいなと思います。 今後の防災というのもありますが、私個人の意見を述べますと、いわゆる町内会、自治会に入ってない方たちがどれだけ住んでんのか分からないんです、私の町内でも、どの部屋が埋まっててあいてんのかというのは分からない、そういった状況で、そういった人たちも含めて地域づくりに巻き込んでいくであるとか、防災に巻き込んでいくって、これ非常に難しいことだなと思います。時間かかると思いますけれども、そういったあたりも取り組んでいただきたい、そのように思います。 マスク配布なんですけど、先ほど市役所の本庁舎玄関前で合計6万枚の配布をされて、ただそれが平日3日間だったんです。先ほどから9,000世帯のどうこぼれた人のという話をずっとするんですけども、例えば夫婦共働きで町内会未加入で情報がなかった人というのはとりに行けなかったという方、本当に多いんです。資料にもまとめてますけども、1次配布で市民向けの配布が終了して、2次配布でマスクが必要な事業所に5万6,000枚を配布、マラソンが中止になって確保していた2万4,000枚は妊産婦を中心にあさってから1人10枚の9,000枚を配布すると、1万5,000枚が残りということになっています。 実はこれ、平成30年11月議会で防災の観点で同じような質問をさせていただきました。そのこぼれた方をどうしていくのかという話、この1次から3次配布でマスクを手に入れることができなかった方、町内会や自治会に未加入の方、お仕事で平日の昼間に市役所に来ることが困難だった方、こういった方に対して何か今からでも今回のマスク配布支援の網というのが張れないのかなと思うんですけども、市長いかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これまでに配布の網から漏れた方、あるいは知らなかった、そういう方がお申出いただければ差し上げたいと思いますので、計算上では残1万5,000枚しかございませんが、できる限り今までもらい損ねた方々に対してはお申出いただければ配布したいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) ありがとうございます。 是非、今ネットを見ていただいている方、またケーブルテレビ等で後で御覧いただいた中でマスクを手に入れることができなかった、支援の網からこぼれているような方がもしいらっしゃったら担当課に連絡をしていただきたい、そのように思います。 先ほどの市長の考え方ということでどう総括するかということも割愛をさせていただきまして、次の質問に移りたい、そのように思います。 先ほどから申し上げておりますけども、地域づくり協議会や町内会、自治会といった、こういった地域の力というのがこれからの総社にとっても本当に大きな柱になるということは先ほども市長もおっしゃっておりました。こういった動きとあわせて全ての市民をひとしく守っていくということが大切なんだろうなと思っております。その一つの取組として情報の整備・充実と強化もあると私は考えております。次の項目の市政の情報発信、市民との情報共有の考え方についてです。 開会日の行政報告で市長から御紹介をいただきましたリニューアル版のハザードマップ、これは間もなく市民の皆様の手に届くとのことでございますが、このハザードマップ自体は紙ベースでして、冊子でのマップになるんですけども、それにあわせての携帯の端末、スマートフォンやタブレット端末については対応ができるのかどうかというのをこの質問でさせていただきたい、そのように思います。 また、質問資料としてお配りをしております現在の総社市ホームページをスマートフォンで見るとどうなるかです。これは私のスマートフォンでの見え方、これをスクリーンショットして印刷しておりますので、機種によっては見え方がそれぞれ違うのかもしれませんが、現在の総社市のハザードマップは二つの方法で確認することができます。 一つ目は総社市ハザードマップ、これホームページをPDFで開くとどのように見えるのか。そしてもう一つが、ハザードマップのデジタル版です。こちらがPDFで、お隣がデジタル版です。どちらも画面上では自分の位置情報が表示されないものになっておりまして、外出先での利用というのはやや難ありかなという印象です。自宅の周辺などの確認は日頃から冊子を見て自分の家の周りはどうなんだろうというのは御覧いただくとして、緊急時、やはりスマートフォンを持って避難されるであるとか行動される方、非常に多いと思っております。 参考までにお隣にスマホ対応のアプリの画面を紹介しておりますけども、これは赤い矢印をつけておりますが、GPSと連動していて現在地が、今どこに自分がいるのかというのがスマートフォン上で確認ができます。さらに、近くの避難所を教えてくれて、そこまでのルートガイド、そういった機能もついております。さらにはそのアプリ上で安否情報のやりとりというのもできる、そういった無料のアプリなんですけども、そこでお伺いをいたします。 こういった新しいハザードマップ、スマートフォンなど携帯端末に対応する考えがあるか、そして防災情報の共有との観点で携帯端末の活用をどのように考えていらっしゃるのかをあわせてお伺いをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これからの有事対応はスマホがもう主流になってくると思います。1年半前の災害のときに私が一番使ったのがツイッターでありました。ツイッターは私の場合は今フォロワーが2万6,000人いらっしゃいますが、災害を経験する前は1万人行ってないぐらいでした。あの1年半前の災害を通じて一気に2万人を超えたということです。ですから、いかに有事対応のときに人々はツイッターであるとかスマホで情報をとろうとしているかということがよく分かります。避難情報も、私が打った避難情報を一旦ロンドンに住んでいる孫娘がそれを見て、総社に住んでる母親に電話をしてきて、早く逃げた方がいいよというのをロンドン経由で私のツイッターで知ったという方もいます。 ですから、これから我々は確かにパソコンでホームページを見てくださいとかよく答弁してましたけれども、これからはスマホのこういう情報、それからツイッターであるとか今総社市がやっているライン、こういうものを主軸としてさらに様々なツールを有効活用していくという、スマホがもとになっていくと、そう考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 先ほどのマスクの話もいろいろツイッター、ラインとかそういったものも利用して情報発信もされておりましたし、そういった東京のそれこそお孫さんから総社市がマスクの無料配布をしてるらしいよ、市役所行った方がいいよというのが総社のおばあちゃんのところに連絡が来たりとか、そういった声も聞いております。 総社市の公式ラインも昨夜の時点で6,764人の登録ということでございました。公式ツイッターは5,883人のフォロワー、市長のフォロワーは2万6,000人、私は20人ぐらいなんですけども、公式のフェイスブックは市のフェイスブックは2,126人ということで、こういった情報ツールをしっかり充実させて是非市民の皆さんに、これはもうほぼ強制と言うと言い方が悪いですけども、是非これを入れていただいて活用していただくということを考えないといけないのかなと思います。 先ほどのこの全国避難所ガイドというアプリなんですけども、これ実は全国のハザードマップに対応しておりまして2月末現在での避難所登録が17万5,302件と紹介をされておりました。この会社は全国の自治体や団体と防災協定を結んでいるそうなんです。ですんで、是非こういった防災協定も含め検討していただいたらいいのかなと思います。総社市独自も実は公式アプリというのがありまして、現在休眠中のようなんですけども、そのリニューアルも含めていま一度市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この公式アプリについて私は対応していこうと思っておりますが、ここは副市長が総務省からもともとこのスマホとかその専門部局から来ておりますので、そこら辺について説明させていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 副市長。 ◎副市長(大塚康裕君) ありがとうございます。命によりお答えいたします。 今議員御指摘いただきました総社市の公式アプリにつきましては無償でこの提供業者から提供を受けてございまして、そのために限られた機能ということになってございますし、現時点においてはその更新ができていないという状況になっております。 ただ、今ほど市長からも答弁差し上げましたとおりスマートフォンを使っての市からの情報発信、それを市民の方が受けてくださるということが今主流になってございまして、その有用性というのはますます高まってるということだと認識してございます。ですので、この時流に即して即時で最新の情報が出せるというこのスマホの有用性というのをますます生かせるように、現在のものをそのまま更新するのか、あるいは違う形になるのかは分かりませんけれども、このあたりというのはしっかりと検討してまいりたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 是非、副市長専門家ということでいらっしゃいますので、総社市にいらっしゃる間にできればそういうすばらしいものを作っていただきたいなと、そのように思います。 今、目に見えない脅威ということでコロナウイルスであるとか南海トラフなどの自然災害、いつ再び総社を襲うか分かりませんので、こういった情報の共有と、先ほどから言っておりますいわゆる地域の固まりからこぼれた人をどうケアしていくのか、この二つをしっかりと考えていただきたい、そのように訴え申し上げまして私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午後1時39分              再開 午後1時48分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、13番小西利一君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 13番小西利一君から一般質問に際し、議場へのパネルの持ち込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、13番小西利一君の質問を許します。 13番小西利一君。              〔13番 小西利一君 登壇〕 ◆13番(小西利一君) 議長に発言のお許しをいただきましたので、通告書に従い質問させていただきます。 まず、感染症対策と対応についてであります。 2月5日に市長は市民の安全・安心を守るために市内においてマスクが不足している状況の中、防災用に備蓄してあるマスク最大50万枚を配布すると決定されました。大変早い対応だと私は思っております。そして、そのときも市長は先手を打たれ危機感を共有しているものと思っておりました。 そして、今回の吉備路マラソンのことでございますが、2月18日当局より明日市長が記者発表して前夜祭は中止するが本大会は開催するということを言われて、その記者会見19日にされました。そのときは各地区でマラソンが中止決定をされてる中、総社市は他のマラソンに迎合することなく自粛ムードの中でも一石を投じるために頑張って開催するというふうに申されておりました。 日にちが変わりまして20日、私は前夜祭を中止するんであれば本大会、これも更衣室等は体育館の中でありますし、人が密集するケースがあるので、やはりこれはもう中止を決定すべきだと思い、勇気ある撤退を望むためにとりあえず市長にお話を聞かせてもらおうと思い、20日の朝訪ねたらまだ市長はいらっしゃらなかったので、副市長の部屋を訪ねさせていただきました。そこで中止はいつまでに決定すれば間に合うかということも相談させてもらったら、直前でもできるぐらいの覚悟みたいなことを言われましたので、すぐに議員の中何人かにお声かけをさせていただき、中止の申出書を急遽作ることになりまして、20日の夕方市長に直談判しようと思い市長室を訪ねたら、市長が連絡がとれなくていつお帰りかも分からないということで、次の日の朝一番に届ける段取りでその日は帰ったんですが、そして21日の朝、市役所に参りますともう既に会議が始まっておりまして吉備路マラソンの中止に向けた話合いが行われてるということで、ちょっと控室の方で待っておりましたら中止が決定するというお話になりました。 この間の一応関係者各位が相当半年前から努力された中、市長も苦渋の決断をされたと思いますが、その点についてまずお聞きいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 小西利一議員の御質問にお答えをいたします。 当初2月15日に遡り、これは吉備路マラソンの1週間前の日曜日でございましたが、世の中は西大寺会陽が盛大に行われており、全国津々浦々のニュースでは熊本のマラソンであったりとか全て開催をされたというニュースが全国に広がって、一方でコロナウイルス大変だよという、そういうトーンでありましたが、私はやはりもう一度意思確認した方がいいと、そういう思いから実は2月16日の午後1時過ぎに山陽新聞の本社を訪ねて越宗会長に、これ共催相手でございますので、これはきっちりと意思をあわせておいた方がいいと、そういう判断から越宗会長に、岡山県陸上競技協会の会長でもございますので、その上でいかがいたしましょうというときに、2月16日の状況の中ではこれは市長今までせっかく用意してきたのだから、多くの方も楽しみにしているからやりましょうという、すんなり合意をいたしました。そして、神達さんという陸上競技協会の専務理事、この方が実務の全岡山県下のマラソンの総帥でありまして、陸上競技協会としてもこれはやってほしいと、そういう考えでありました。 山陽新聞社さんの方から、これは伝えた方がいい情報なのでプレスだけにパンと情報としてペーパーを出すだけだったら山陽新聞が共催相手なんでほかの社が報道しない恐れがあるから、これは一度記者会見という形で表明した方がいいよというアドバイスを受けて、本来的には2月その翌日17日にやれば良かったんですが、共同記者会見が実は2月19日に既に設定されておりまして、2月18日にやるよりも19日にやった方がいいという流れがございまして、そこまで月曜日に相談したものを19日まで記者会見を1日ちょっと、定例の会見にあわせてやろうという、そういう判断をいたしました。 その時点でも、まだそうはいっても空気感染という恐れは公式見解上はないだろうということでありました。また、私自身が加藤厚生労働大臣と直接電話をしてやらせていただこうと思いますと言ったら、それはそれでいいよ、いろんな用意をしながらやってくれたらいいと。それから、伊原木岡山県知事に対しても直接電話でやろうと思いますということを申し上げたら、それはいいことですと、元気出していきましょうということでありました。 そこから異変が起こってきまして、19日の午後2時に共同記者会見を定例で行うとしておりましたが、その日の朝に東京マラソンが縮小という発表をいたしました。これで世の中のムードが変わったということもあるんですが、私はそれでもやり切れるであろうという判断をその時点ではしておりましたから、私はやりたいという会見をしましたら、一夜明けた頃から大型クルーズ客船から下船された方の中で2人の死者が出たということ、それから次から次へ下船していって、それが家に帰っていくという映像がどんどん流れていって、大丈夫なのかという国民の民意が醸造され、もう一気にこれは不安だということにさま変わりしていったことと、とうとう福岡県まで飛んでいって2人の感染者が出たということ。それまではいいんですが、これがクルーズ客船からとか武漢からの帰国者ではなくて、感染ルートが分からないという2名だったので、これを聞いた時点で私は市民を守り切れない、このまま開催するということであれば守り切れないと判断いたしました。 また、小西議員が副市長を訪ねてきたということも克明に副市長から聞いておりましたが、市民からも多くの意見をいただいて、その意見に対しては真正面から受け止めて、多くの市民の不安、心配、それからやっぱり守っていく、それが必要だと思いまして、苦渋の決断ではございましたが2日前、21日に断腸の思いではございましたが中止の記者会見をしたということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 丁寧な説明ありがとうございました。 余りにも開催のときの記者会見の様子が堂々としているというか、言い過ぎなところがあるんじゃないかと思って危惧してたんですが、案の定中止となって、私はよく我慢されて、例えば山の登山だったらもう9合目、そこら辺まで行っとるけど登頂は諦めていろんなことを考えて撤退されたと思って、この辺は私は大変評価しております。 このコロナウイルス対策、いろんな感染症が今後出るかも分かりませんが、これは私は災害だと思っております。災害対応とよく似てて、その都度その都度やはりリーダーの判断力、決断力、そして危機管理能力が問われていると思います。これから先もまたいろんなことが起きてくると思いますので、そのときは強いリーダーシップのもと独断もあるかも分からないですけど、余り前へ前へ市長が出られなくてある程度冷静に考えていただき判断を下していただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。その辺どうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今回はこのような決断をいたしましたが、まさしく議員おっしゃるとおりこの感染症対策というのはほぼ災害と同じであります。ですから、状況は常に変化していきます。その状況の変化に応じて撤退するも勇気ということを我々は考えて決していかなければならないと、そう考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) よろしくお願いいたします。 次に参ります。 総社市内で今現在発熱やせきが続いている人、外国人を含む人なんですが、そういう人たちがどこに連絡していいのか、どういうことをしていいのかということなんです。この緊急連絡というビラは全戸に配布されました。見にくいというか、多少もうちょっと派手でも良かったかなと思ってるんですが、その点についてはどういう対応をされてますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 2月25日に第2回目の会議を行いまして、備中保健所の所長、それから倉敷中央病院、さらにはコミュニティ協議会各地域、学校関係者、社協、各企業代表などなど集まっていただいて、注意事項のビラを2万8,000世帯全戸に配布するということも含めて対応を協議いたしましたが、要は37度5分以上の発熱が4日以上続く場合や強いだるさ、息苦しさがある場合は備中保健所の帰国者・接触者相談センターに相談をしてくださいということであります。 相談してその指示に従ってくださいということでございまして、相談が本当に表立った答弁ばっかししてもいけないんで、今世の中は検査がみんなできないじゃないかと、相談してもあなた違いますよということで取り合ってくれなかったというケースが多発しております。これは今後の大問題になっていくと思います。例えば岡山県で多くの感染者が出て、我も我も、普通診療になった場合に普通診療をこの総社市内の医療機関が受け入れるか否かということもこれからの問題になってこようかと思いますけれども、今の段階でいうと、37度5分以上、4日以上、そして息苦しさ、だるさ、こういう方は速やかに保健所に相談してもらいたいと、その指示に従ってもらいたいということになっております。これがさらにフェーズが変わったときには、我々も介入しながら保健所と医療機関の間で調整作業をやることになろうかと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 外国人に対してはどうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 外国人についても同様でございますが、言語のことにつきまして担当部長から補足説明させていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私の方からお答えさせていただきます。 市内には今現在1,735人の外国人住民の方がお住まいでございます。先ほど市長が申されました内容、議員も先ほど手元に持たれておりましたが、そのチラシ、それのポイントを絞ったものを外国人の皆様にはポルトガル語、中国語、ベトナム語、英語、そしてもう一つは優しい日本語バージョンという、この5パターンで周知をいたしております。 周知方法といたしましては、SNSの世界では一応連絡がつながりますので、フェイスブックとかそういったものを通じての周知、もう一つは市内にいらっしゃる中の6割強の方が技能実習生というベトナムを中心にいらっしゃいますので、そういった方が働かれていると思われる事業所を通じて労働者としての外国人の皆様に周知をかけていただくという方法もとらせていただきました。また、あわせて外国人住民の方が営んでいる事業所、お店、店舗のようなところにもチラシを配布して、複数の経路で周知を徹底したというところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 総社市は外国人の方が多く住まわれておりますので、そちらの方もケアも私は必要だと思いますので、今後ひとつよろしくお願いいたします。 連絡先の件ですけど、これが厚生労働省のコールセンターです。でも、厚生労働省はあれほど危機的なことを言いながらも受付は朝の9時から晩の9時までなんです。先ほど、私が昼時間に電話して尋ねたら、まだこれは変わってないそうです。夜は対応してない。夜はどうしたらいいんですかと言ったら地元の保健所に相談してくださいということでした。 その地元の、このビラにも書いてありますけど、備中保健所は24時間対応です。三つ局番がありますけど、それぞれがその時間に応じて対応されております。現在今、総社市の健康医療課で相談窓口になっておられますが、何件ぐらいの問い合わせがありましたでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長(吉田啓君) 命によりまして、私からお答え申し上げます。 総社市民から私ども保健福祉部の方にも時々コロナウイルスの対応について問い合わせがございますけれども、先月にマスク配布等の対策を始めてからおおむね20件程度の問い合わせがございます。その内容、いずれももし自分がそういった心配になったらどこに問い合わせたらいいんだろうかということでございますので、先ほど御案内いただいたリーフレットの解説をしっかりと丁寧にしながら備中保健所の連絡先を御紹介申し上げてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございます。 まだまだ市民の皆様もマスクとかそういう消毒液とかはザグザグとかそういうところへ買いに行かれるんですけど、市役所に消毒液を受付に置いておられます。これを利用する人を私見てたんですが、5割にも達していません。だから、必ずそういう、自分で自己防衛じゃないですけど、消毒をしてもらうとかマスクを着用してもらうということをやはり市民の皆さんに周知することが大事じゃないかと思っております。 次に参ります。 3番目、学校関係のことですが、これは緊急質問で萱野君が休校になった理由等いろいろ質問されてましたが、もしこれが感染者が学校関係の人、例えば例ですが給食を運ばれてる運転手さんであるとか納入業者であるとか事務職の人であるとかといった場合に、対応策は今そのときそのときで臨機応変にやられると思いますが、そういったマニュアル的なものとか危機管理を既に考えておられるのかどうか、教育長にお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 小西議員の御質問にお答えいたします。 基本的には危機管理ですから、こういうことが起こった場合は学校閉鎖が基本です。ただ、今家にいられない子どもたち、幼稚園の子どもたち、こういう子どもたちが約600人、学校と幼稚園に来てます。こういう子どもたちの対応をどうするか。それともう一つは、市と連携をとってやらないとどっから伝染してきたかが分からないということなので、本当に市長部局とは連携を密にとってやっていきたいと思ってます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 当然、感染者が出た場合は学童保育も幼稚園も完全に学校閉鎖で行けなくなるということでよろしいでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 我々はジャッジができますけれども、学童保育の場合は我々が指示をするということはできませんので、あくまでも経営者の判断ということになりますから、お願いをしてやめていただくかどうかを判断していただくことになると思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 学童保育も学校の敷地内にあるケースが多々あると思いますので、その辺はやっぱり同調していくべきだと私は思っております。 休校、閉鎖になったときのやはり一番大事なのは子どもの教育がおろそかになるというのが大問題だと思っております。既に中国なんかではインターネットの授業でiPadとかそういうもので通信でやってるということも聞いておりますが、将来的には今回を教訓としてそういうことも考えていく必要があるんじゃないかと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 議員のおっしゃるとおりです。ほとんど緊急でしたですから、それとこれは夏休みにも近い状況なので、だけどこれがいつまで続くか分からないと。そういうコンディションの中で今学校と連携をしてどのようにフォローするかというのを議論しておるところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 一応、当初予算が今議会も計上されてますけど、こういったことを契機にやはりインターネットを使ったスマート授業という言葉が当たるかどうか分かりませんが、そういうことも研究して進めていく必要が私は早急にあると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次へ参ります。 4番目、福祉関係の場合どうですか。この福祉関係というてもいろいろ福祉施設があるわけですが、特に今回のコロナウイルスに対してはお年寄りの方が罹患した場合の致死率が相当高いということで、そういうところで働かれている人とかそこに出入りする人たちは十分気を付けなきゃいけないと思うんですが、その辺の対応はとっておられますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長(吉田啓君) 命によりまして、私からお答え申し上げます。 議員御指摘の福祉施設、大きく高齢者施設、そして障がい福祉施設がございますけれども、いずれにおいても厚生労働省の通知等に準拠いたしまして職員の出勤前の体温計測や、また高齢者施設については施設居住系サービスにおける面会の制限などの対応が必要となっております。この点、具体的な権限を持っている都道府県とともに私ども総社市からも事業所に対して連絡を申し上げているところであります。こういったことを通して万全の感染症対策に努めるとともに、万が一こういった福祉施設において感染者が確認された場合には備中保健所等とも連携しながら感染拡大の防止に努めてまいりたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) 私の知人が介護施設に努めておりまして、そこの通達文書で出勤時の検温実施、ここは37度3分以上、そしてせき、声がれ、風邪の症状がある人はもう休んでください、そして翌日に症状が回復してれば出勤可、そしてその後は県外への旅行の取りやめ、ライブ、コンサート、映画館、多くの人が集まる屋内のイベントなど参加を自粛、外出時のマスク着用、そして外出でのトイレの使用を避ける、それから外出中に目、耳、鼻、口、そういうところをさわらない、難しいですけどマスクつけたりするから、帰宅後の手洗いを徹底するということが出てたそうです。 市はどうかということは、昨日通達文書で職員に係る新型コロナウイルス感染症対策という通知が出てます。ほぼ同じような通知、通達文書ですが、私はもっと厳しくてもいいんじゃないかと思ってるんですが、その辺どうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) もっと厳しく徹底してやる。私は全庁議のメンバーにも言っておりますんですが、とにかく3月31日までの我々の仕事はもう物事をやめることだと、物事をやめることに全精力を傾ける。これ、やめる方が難しいんですから。学校だって普通に用意された教職員さん、普通に教えて普通に子どもが帰っていけば、その方が労力は要らない、やめる方が労力が要るわけです。マラソンだって2万1,376人全員に電話して中止になりますと言うよりか、予定されたランナーが粛々と走れば、そっちの方が労力はかからない。やめる方が今労力はかかるわけです。 しかし、今置かれた現状は、政府は2週間とおっしゃられておりますが、我々総社市としてはこの3月31日までは市民を守ると、徹底的に守っていく。行事、いろんなものがあるかもしれませんけれども、できる限りそれを縮小しながら感染が拡大しないということに全力を傾けていく、これを我々の職務だと思って、厳しくやっていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございます。 この感染症対策は、やはりまだまだえたいが知れないものなので、どこまでやったらいいかというのは国民全体も分からないし、全世界も対応に苦慮しているところでございますが、できることはやはり先先にやっていって、それで何もなければいいわけですけど、何かあったときには大変なことになります。よその自治体も感染者が出たときの対応に大変苦慮されてることだと思います。 そこで、5番目に参ります。 もし、総社市内で感染者が出た場合、その人がどこにお住まいでどういう経路でどういう人なのかということを多分マスコミは相当騒ぐと思います。そのときに市民への感染を防ぐためにその情報をどこまで開示できるのかというところが非常に板挟みとなって難しい、プライバシーというものもありますから、その辺は市長のお考えはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この質問は大変難しい質問です。だけど、申し上げておかなければならないと思います。 これは覚悟は必要です。本来この感染症というテーマは国の職務であり、県の職務、いわゆる保健所の職務であります。ですから、私は、願わくは岡山県内でどこかで誰かが感染したという情報は私は市町村には伝えることなく県の責任できっちりと管理をして、そして感染しないように県が処理していくということが私は一番かと思います。 例えば岡山県の何々市で1人発生、大騒動になるでしょう。それよりも、県内で1人発生ということで県が責任を持ってその患者を隔離して感染なきように解決に向けていく、これが本来の姿であろうかと思いますが、ただ今この体制は恐らく我々に総社市さん、発生しましたよという情報を伝えてくる、あるいは備中保健所管内で出ましたよということを伝えてくる、そうするとどこですかと聞く、そうするとおたくですよとなる。 ここからです。私は、私自身が総社市内に感染者が出たということを入手したときに、本来は公表したくはありません。みんな大慌てになるからです。ただ、その感染の在り方が市内の随所を回っていたとか、市内の行事のどこかに参加していたとか、市内に密接な濃厚接触者がいるとなれば、もうその時点で報告せざるを得なくなります。そのときには、どうか慌てないでください。慌てず、できるだけの防御を行ってもらいたいと思います。 できれば報告はしたくないけれども、恐らく情報を入手した以上は市民の方々にお伝えをして、そして適切な対応策というものをお願いすることになろうかと思いますから、そのときには慌てないようにお願いをしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございます。 この問題は大変難しい問題でございます。また、そこの家族とかが差別みたいになったりとか偏見があったりとか、いろんなことが起こってくると思いますので、そのときそのときに応じた対応が必要になってくると思います。でも、市長が今言われたように、感染経路であるとかどこの場所で発生したかということはそのときのことになると思いますが、その辺のことは大変私も苦慮しております。この情報を集めたりする場所は、先ほどほかの議員が質問した中で対策室をコロナ専門のということを早急に作られると言われたんですが、ここの部署でやはりそういったことも想定した上での対策室でなければ私はならないと思っておりますので、その辺のお考えはどうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。
    ◎市長(片岡聡一君) 当然のことながら、その対策室では感染者が出た場合の仮想想定、これが一番大きなテーマになると思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございます。 是非ともその辺のことを含めてしっかりとした組織でこのコロナをやっつけたいと私は思ってます。特に総社市は今のところクリーンですけれど、もし万が一のことがあると多分もうてんやわんやの大騒ぎになるかも分かりません。そういうときの例えば広報であるとかそういう対応をする人であるとか、そういうことも必要になってくると思いますので、その辺の準備も怠らないようにしていただきたいと思います。 次の6番に入ります。 次に、消防長にお尋ねいたします。 今回の感染症も含めて消防署の救急医療体制、装備も含めてですが、それは今のところ十分なんでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 消防長。              〔消防長 中山利典君 登壇〕 ◎消防長(中山利典君) 小西議員の御質問にお答えをいたします。 このたびの感染症に伴う救急搬送体制及び装備についてでございますが、消防といたしましては国、県から示されています感染症対策に基づき備中保健所と連携を密にして対応することといたしております。具体的には119番通報時または救急現場において感染が疑われるとき、こういった場合には直ちに備中保健所に連絡をし、指示を仰ぎます。そして、適切な対応及び適切な医療機関に搬送するということになっております。また、救急隊員の健康管理、また救急車内の消毒等につきましても、備中保健所からの指示を得て、適切な処置を実施してまいります。 次に、救急隊の装備でございますが、通常時から救急隊は総務省消防庁から示されています救急隊の感染防止対策マニュアル、これに基づきまして標準装備といたしまして感染防止服、マスク、そしてゴーグル、プラスチック手袋、これを装着をして出動しております。また、このたびの感染症、既に確認をされている、そういった患者さんにつきましては、N95マスク、そして感染防止服の上にさらにアイソレーションガウン、そういったものをもう一枚上に装着をいたしまして活動すると、これも備中保健所の指示でございます。 現段階におきましては、全国的にも感染症対策上の問題は指摘をされておりません。しかし、今後新たに改善の必要が生じた場合におきましては、スピード感を持って対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございます。 現状、今のままの体制そして装備で十分なのかということで、今のところ十分だということですが、この際必要な装備が、これが欲しいとかこういうふうなものがもう一着欲しいとか、そういうものがあるんでしたらお答えいただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 消防長。 ◎消防長(中山利典君) 小西議員の再度の質問にお答えをいたします。 標準装備といたしまして現在マスク、ゴーグル、それから感染防止着、在庫として保有量といたしまして半年以上、約8カ月は現在対応できる体制が整っておりますので、現段階ではございません。ありがとうございます。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございます。 これも刻一刻と情勢は変わってくるので、その都度その都度市の方と対応をしていただいて協議していただきたいと思います。ありがとうございました。 次の大きな項目に移ります。 地域の奉仕作業についてでございます。 これは市長の行政報告の中にもありましたが、地区の奉仕作業、草刈りのことなんですが、市内全体のこととして捉えていただきたいと思うんです。各地区地区でそれぞれの農道であるとか池ののり面とか土手の堤防等を持たれておりまして、地域の方が奉仕作業で草刈りを行っておられます。私のところの下原地区におきましてもイチョウの木から南、昔の金谷さんの瓦屋さんがあったところまでが、1㎞ぐらいあるんですけど、それを地区総出で担当し草刈りを行ってまいりました。それはあそこが県道ということで、県のアダプト事業で美化推進グループというのを作り、1グループに対して約3万円の補助をいただいてやって行ったんですが、この前の西日本豪雨以来地元の人がいなくなったということもあり、地区のその作業ができなくて1年間ほったらかしといいますか、できませんでした。そしたら、アルミ工場の人たちが1回は草刈りを手伝っていただいたんですが、その後はもう草も伸び放題でございます。 今回、地区の総会の中で話があったのが、とりあえずもう一回みんなの協力を得て何人でもいいですから時間がある人はこの3月7日の土曜日に9時からやるわけですけど、どこまでできるかとりあえずやってみて、もうどうしても無理だということになれば県の方にも事業を返還しないといけないし、市の方にも何らかの形でお願いせんといけんかなと思ってるんです。 そこの写真を撮ってここで伸ばせばいいんですけど、絵を描いてきたのでお見せをさせていただきたいと思うんですが、これがイチョウの大きな木のところから、こちら側が下原の部落で、こっちがずっと土手ののり面でもう相当草が伸び放題伸びております。それが今度は、これが反対側で、こっちが倉敷でこっちが川辺で、ここが下原の南から上がったところのこれガードレールで、ここはもう全部草ぼうぼうでセイタカアワダチソウが枯れたりとかという状況で、なかなかのり面も急ですし、平均年齢がもう七十三、四の人たちでやっておりますので、今後何年、それこそほんまにできるか分からない状況でございます。 これは私の地区だけに限らずどの地区でも問題になっておられると思います。市長もその辺は今回も行政報告の中で草刈りのところをわざわざ書かれておりますので、その辺の対応は今後難しいことだとは思いますけどしていかんといけんと思うんで、その辺のところをお答えをお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ずっとの議論の中で街路灯を新興住宅街の中でいかようにするか、あるいはマスクを配布するときに町内会に加入していない9,000世帯の取扱いについてどうするかということ、これは人口が増加している地域の悩みであります。そしてまた、減少している地域については別の悩みがございます。 これはそれぞれの個別議論は確かにあるんですけれども、人口が減少している地域にこれからビジョンを描くと私が申し上げておりますので、自由枠交付金の中にこのウエートをどう乗せていくのかについては議会とも議論してまいりたいと思います。 ただ、基本は元気出してやってくださいというのがあります。これはみんなギブアップ、ギブアップとし出したら、これは共同作業というものが総社市全体で成り立たない話になってまいりますから、何か市はもう無理無理と言ったら上乗せしてくれるらしいよというふうにならない議論というものを市民と、そして議会とやりたいと思いますので、そのときはよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) これは全市的な問題で先ほど言った一括交付金の中に含むという話もあるんですが、一つの提案なんですけど、市の方で大きなラジコンで動くような草刈り機、これ県が予算を400万円とって2台、200万円のを2台買うという話も聞いております。だけど、県下で2台なので、幾ら総社市が要求してもいつ回ってくるか分からない状況です。となると、じゃあどうしたらいいかとなると、総社市で共同購入しそれを使って例えば有償でもいいからそういうグループにやってもらうとか、そういうことを今後は考えていく必要が私はあると思います。 ただ、単市でやるのですから、税金を投入するわけですから、市全体での公平性が必要だと思いますが、各地区地区やはりそれぞれが困った困ったという意見は多分聞いておられると思いますが、そういったアイデアはどんなでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そういうことも含めて考えてまいりたいと思います。リモコンの斜度が結構きついやつの対応型を私も見たことがあります。そのことも含めて検討させていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ありがとうございます。 国は、高梁川は一級河川ですから国の管理として例えば下原地区でしたら水辺の楽校からずっと新しい土手へ行って、そこが途切れたところから今度は西側に移っての県道のところはきちっと上から下まで刈ってくれますが、それ以外の部分については道から約1mのところしかずっと刈ってくれません。そうするとさっきみたいな絵のように草が伸び放題、ごみは捨て放題、虫が発生し放題、去年もカメムシが大量に発生し、稲作に影響を与えました。そういうことが続いてくるとやはり農業の問題にも関係してくるし、地域がそこはもう手放すというかもう放棄するというような形になってしまうので、ますます悪循環になっていくと思います。へえから、これも本当早急に対応することが私は必要だと思いますので、議論の方をよろしくお願いしたいと思います。 次の農業政策に移りますが、これも関係することなのですが、今後ますます後継者がいなくなってくると思うんです。そのときに総社市として農業をどういうふうに進めていくかということをどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 農業の中で新規参入者であるとか若手の後継者クラブであるとかいろいろあるんですが、私はブドウであるとか桃であるとか、特定の産品について付加価値の高いものについては私はチャンスだと思います。ただ、悲しいかなその割合が、売上高は高いですけれども、耕作面積であるとか農家の数でいえば非常に少ない。 問題は、もう全体の7割以上を占めている水稲作の部分です。この方々がもう80歳を越えている。それで代行耕作者の方そのものも10町を超える田を耕している。その代行耕作者の方がギブアップしたら、もうそこら中不能になってくる。セイタカアワダチソウだらけになってくる。これをいかに防御していくかということが、地味ですけれども行政としては一番見ていかなければならないテーマだと思っております。そのために地食べ公社を健全財政にして、ここを中心に代行業務ができるようにマンパワーを整えていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) まさしく水稲農家が7割ぐらいいらっしゃって高齢化が進んでおります。我が地区も、下原のことを言いますと、一昨年の豪雨のときに被災し農機具が全部パアになった。そのときにもうやめようという農家がたくさんおられたんですが、国の補助で1割負担ということで今回また新しく購入されてちょっと頑張ってみるかということになったんですが、それがなければ多分集落営農であるとかそういう協同組合を作ってやっていくような形に進んでいくようになると思ってたんです。 その中で、次のスマート農業ですが、先進的なことをやれるかと思って真庭市の担当者のところへ行ってお尋ねしたんですが、昨年デモンストレーションでドローンでの農薬散布であるとかAIを使った田植え機であるとかコンバインであるとか、そういうことを実験的にやられたんですが、それも中四国農政局の勧めで真庭市が手を挙げてやってるわけですが、なかなか進んでいかないということなんですが、それでも取り組んでいく必要があるということで頑張っておられます。この3月議会に単市で500万円の予算を計上しドローンの購入とかそういったスマート農業に関係することについては補助を出すということを決めておられますが、こういうことも考えていただけますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 先ほど申し上げました地食べ公社を健全財政にして、それで全市をカバーしていくようなそういう考え方を申し上げましたが、いかんせん地食べ公社の正社員は2人でございまして、AIに頼らざるを得なくなることは早晩予想されるわけでございますので、そのことも含めて考えてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) ドローンなんかの講習には1週間行きまして約20万円の費用がかかるそうです。それも単市で補助してるということを真庭市で聞いたんですが、そういったことも考えていただけますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) それらも含めて、何もかにも補助みたいなことは非常に難しいと思いますけれども、やれる範囲で対応を考えていくということが大事なことだと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。 ◆13番(小西利一君) この問題はすぐに答えが出る問題ではないんですが、これから先も考えていっていただきたいと思います。 これで私の一般質問は終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 3月4日の本会議は午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席をお願いをいたします。 本日は、これをもって散会いたします。              散会 午後2時39分...