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12月06日-03号

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  1. 総社市議会 2019-12-06
    12月06日-03号


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    令和 元年11月定例会          令和元年11月定例総社市議会会議録(第3号)             〇令和元年12月6日(金曜日)1. 開 議 令和元年12月6日 午前10時 0分2. 散 会 令和元年12月6日 午後 3時31分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 山田 雅徳        2番 溝手 宣良        3番 三上 周治   5番 萱野 哲也        6番 三宅 啓介        7番 岡崎 亨一   8番 深見 昌宏        9番 小川 進一        10番 高谷 幸男   11番 小西 義已        12番 難波 正吾        13番 小西 利一   14番 津神謙太郎        15番 村木 理英        16番 頓宮美津子   17番 赤澤 康宏        18番 名木田正昭        19番 加藤 保博   20番 根馬 和子        21番 山口 久子        22番 劒持 堅吾4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  三 村  和 久        同   次長  小 原    純   同 議事係長  西 槇  昌 志        同議事係主査  鎌 田  美 保   同庶務調査係主任森    康 一5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      片 岡  聡 一        政策監     中 島  邦 夫   総合政策部長  野 村  周 弘        総務部長    難 波  敏 文   市民生活部長  新 谷  秀 樹        文化スポーツ部長中 村  義 弘   保健福祉部長  河 相  祐 子        産業部長    中 田  暢 彦   建設部長    林    圭 一        環境水道部長  川 原  玲 子   教育長     山 中  栄 輔        教育部長    服 部  浩 二   消防長     中 山  利 典        総務課長    弓 取  佐知子6. 本日の議事日程   第1 一般質問7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○議長(劒持堅吾君) ただいまの出席21名であります。 これより、会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(劒持堅吾君) では、日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。 本日は、頓宮美津子さんから山田雅徳君までの5人の予定で進めてまいります。 まず、16番頓宮美津子さんの質問に入る前に、この際私より申し上げます。 頓宮美津子さんから一般質問に際し、議場へのパネルの持ち込み並びに資料配付の申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、16番頓宮美津子さんの質問を許します。 16番頓宮美津子さん。              〔16番 頓宮美津子君 登壇〕 ◆16番(頓宮美津子君) おはようございます。 議長より発言のお許しをいただきましたチームかがやき、公明党の頓宮美津子でございます。 一般質問2日目朝一でございますので、爽やかに行ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 12月3日は国際障がい者デー、9日までが障がい者の福祉について理解を深めるとともに、障がい者の社会参加などを後押ししようという障がい者週間でもございます。そういった障がい者という視点も含めて、今回は誰ひとり取り残さないというSDGsについてお聞きいたします。 作ってまいりました。これです。 このSDGsは、Sはサステーナブル、持続可能、それからディベロップメント、開発、ゴールズ、目標。ゴールズのsは、開発目標が17項目があるということで、複数のsで小さいsになっています。これは、2015年9月に国連にて2030年の未来に向けて採択された持続可能な開発目標となっています。総社市でも、10月18日WHOの世界保健機関西太平洋地域事務局長の葛西様をお迎えして会合がございました。そのチラシにも、この17の目標が掲載されていました。 そこでまず、市長にこのSDGsについてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) おはようございます。 昨日に引き続きまして、またよろしくお願いをいたします。 頓宮議員の御質問にお答えをいたします。 私たちは、市議会にあって、市政にあって、世界観というものをつかんだ上で、また自分の立ち位置たるものを考えていかなければならないと思います。1990年代の終わり頃にもあったことでありますが、ちょっとG7の中で特異性のある政治家が出過ぎて、トランプ政権のことでありますが、やはりG7としてまとまった統一見解が出てこなくなってきています。サミットにおいても、本当に緩い決議でないと採択されないような、そういう時代がやってきております。これは個性の問題というか、北朝鮮があったりとか、ロシアがいたりとか、いろんな個性的なリーダーが出過ぎていて、G7でもまとめる力がなくなってきているというように僕は感じております。そういう中で、国連がこのSDGsのテーマで唯一世界がまとまっているとさえ感じております。誰ひとり取り残さない、この精神というものが今の世界の趨勢を決めている一つの大きなくくりだと思っております。 そういう中で、時代観を持って、今どういう時代なのかと言うと、地球的な環境を人の力で取り戻していけるラストチャンスだと思います。この機を逃したら、温暖化であるとか、環境破壊であるとか、人の心も含めて、取り戻せないところまで行ってしまう。だから、SDGsというのは、地球規模で今最も大事なテーマで、それを地方自治体がはるか遠い、何も僕らには関係ないものだと思わないでいることが最も大事なことだと、総社市長として、そう感じております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 地球的な環境を人の力で取り戻す。私は、いつも市長のコメントは語彙録なんかに残したいぐらい、とてもすてきなコメントが多いんですけど、今もすばらしいあれだと思うんですけど、この機を逃したら取り戻せないということは、市長御自身もSDGsに関しましてしっかり取り組んでいきたいというお気持ちがあるというふうに考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、本当に総社市として全力で取り組んでいくテーマです。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 そこで、2番目の質問に移るわけでございますが、SDGsには、実は17の目標があります。これが1番から6番まで、そして裏、17項目までございます。 誰ひとり取り残さない、これがすばらしいと私は思うんですけども、この取組の中にもこの理念に沿って行われている事業がたくさんあると思うんですが、総社市は県内でも総社市が取り組んでいる事業を一つ一つ見てみると、これはSDGsのここに関わっているなと思うことがたくさんある気がしてなりません。これは、私個人の見解ですが、県内でもどこよりもSDGsに最も取り組んでいる自治体ではないかというふうに言っても過言ではないか。となれば、市長、この17項目のうち特に今までやってきた事業も踏まえて、どれに力を入れたいというふうにお考えか、お聞かせいただけますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 17のテーマがありますけれども、ありていに言うと、我々が取り組んできたものは、3番目にある全ての人に健康と福祉をというテーマ、それから11番目の住み続けられるまちづくりというような分野が、今までの地方自治体、特に総社市の中では取り組んできたテーマと合致する部分だと思っています。これからの17項目の見方として、それだけでは駄目だよということを思い知らされるテーマがあって、例えば5番目のジェンダーの平等を実現しようというテーマ、それから13番目の気候変動に具体的な対策をとか、14番目の海の豊かさを知っていこうとか、こういうところに我々が合致させていく、今も合致している部分がありますけれども、例えば海ごみなんかというテーマをマイクロプラスチック化現象というのがあって、海にプラスチックが流れていって、それがこっぱみじんに波でなって、ちっちゃいプラスチック状態になって、それを魚が食べて、それがゆえに魚が死んでいって、その死にかけた魚を人間が食べているみたいなことで病気になっていく、世界が潰れていくみたいなところを、その海ごみを放出したのは一体どこなんだ、それは海のない総社であったり、高梁であったり、新見であったり、高梁川を伝わって海ごみが増えていくと。それを今までみたいに無頓着じゃいられないよ。それを総社市がリーダーシップを持って変えていこうよというのが、これからのテーマ、今重なりかけている部分。重なりかけている部分を僕らは大切にしていかなければならないと思ってます。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) この17の目標の中に、具体的なターゲットで169の項目があります。それをそっくりそのまま実現するということではなく、それに今市長がおっしゃったような、ここを改善していきたい、ここは取り組んでいきたいというようなものに関して一人一人がじゃあ何ができるのか、企業として何ができるのか、自治体として何ができるのかということに転換していかなければ、思いだけでは2030年までに一歩も二歩も進まないというふうに思うわけです。そのためには、具体的なじゃあ総社市として今おっしゃった項目の中で何をやっていこうかというような具体策みたいなものは、今お持ちですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 様々なテーマがありますから、全部は申し上げられませんけれども、例えば先ほどの海ごみというテーマですね。これは、目標14の海の豊かさを守ろうというカテゴリーです。そこでどういう我々が具体策を持つかでありますけれども、これは議会ともこれから相談して決めていこうと思いますが、ごみの98%は焼却場で、ごみの処分場で燃やしています。ちまたにあふれるごみ、一般廃棄物といっても、不逞なやからのごみは、全体の2%だと推測されます。その中で、プラスチックが多く含まれているんですが、その回収率を我々は高めないといけないというテーマがあります。今、資源ごみとして我々が回収しているのは、一般ごみじゃなくてプラスチック関係ですけれども、ペットボトルと白色トレーだけです。普通のビニール袋とか何やかんやは、リサイクルとして回収していないわけです。我々がリサイクル回収をしているのは、その2種類だけです。だけど、その他のプラスチックごみって、なぜ回収、リサイクルをしないんですかというと、今価格が下がっていて、公費を投入しながらリサイクルにしないと応じてくれないみたいなことになっています。ただ、岡山県全体で言うと、この二種類しかやってませんよということが、実は岡山市と倉敷市と総社市だけです。岡山県の中で7割近く、7割ある人口エリアがリサイクル回収ではペットボトルと白色トレーしかやっていないということです。だったら、私はちょうど今岡山県市長会の会長をやっておりますけれども、県と連動して、岡山県下全部連動しながら、そのほかのプラスチック製品についてもリサイクル回収を全県下でやっていくように進めていきませんか。当然、総社市もそういう回収方法に変えていきませんかということを提唱して、具現化していく。そして、ごみの不法投棄の量を圧倒的に減らしていき、マイクロプラスチックを減少化させていくということを具体的に論じ合っていく。そういう政策をこれから作っていくべきだと思います。 あるいは、ジェンダーとかLGBT、今確かにカップルが認定されたり、具体的な動きになっていますけれども、それをさらに市民理解を上げていく。市民理解を上げていくためには、どこでどのように誰が説明していくのかということを政策として論じていく。そして、これを、西日本は総社市しかないわけですから、西日本にも広く我々が責任を持って伝えていく。これを具体策をもって展開していく、そのようなことをやっていくということを考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
    ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 プラスチックごみのことをここまで真剣に市長がお考えだったとは、ちょっと……。ありがとうございます。 そういったことを一つ一つ実現していくためには、市民の皆様の意識改革が特に必要ではないかなと思うので、3番に、企業、地域、個人が取り組む課題が多種多様であります。今回御用意いたしました資料にも、SDGsをそれぞれ調べると、大変169項目って難しい言葉で書かれていたり、これって私たちにできるのというようなこともあるんですが、国連が出している、私たちにもできますよというような簡単なものができていて、それがソファーに寝たままできることとか、家にいてもできること、家の外でもできること、それから職場でできることというような、こういったものがあります。こういったものも含めて、企業にも、また地域にも頑張っていきませんかというような投げかけですか、呼びかけ、そういったことがすごく必要になってくると思うんですけど。それで総社市の市民が一体となってやっていけば、私はすごく心の教育にも、地球市民的なグローバルな心も生むこともできるし、すばらしい市になるのではないかなと思うんですが、広く市民の皆様に知っていただく方法として、今市長がおっしゃったようなことを議会と相談するともおっしゃっておりましたが、既に計画を広報でお知らせしようとか、何かそういうことはありますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これから、内閣府に対して未来都市等提案書というのがあって、SDGsの認定都市ということ得るために申請しようと思います。 真庭市が、僕は余りよその市がすごいなとか言わないタイプですけれども、真庭市はすごいですね。真庭市長さんはすごいと思います。CLTとかも含めて、持続可能な林野ですね、これを圧倒的に、これは国外までとどろくような勢いで発信できているということ、これは居ながらにして市民が皆知って、誇りを持っているという、そこまで行っておりますので、総社だって一個一個見てみたら、さっきおっしゃったように、例えば障がい者の雇用を全市で取り組んで、7万人に対して1,061人が働いていますよという社会は、余り見たこと、聞いたこともありませんし、であればLGBTしかりでございますけれども、あとひきこもりであるとか、この間WHOの葛西事務局長が、WHOの中で上から数えて多分3番目以内には入っていると思いますが、担当人口では一番多いのが葛西さんのエリアでありますが、その葛西さんが岡山でG20があった、そのときに、総社には来るべきだと言って、総社に足を運んでくれて、あのセッションになったわけでありますが、SDGsの延長線上にある総社の政策が、これほどいっぱいあるとは思わなかったと、これは世界に発信すべきテーマだというまでお世辞抜きで言いたいと言って帰られましたけれども、これから内閣府に対して提案していこうと思います。気合いを入れていくために、野村部長から意気込みについて語るべきだと思います、内閣府ですから、もともと。 ○議長(劒持堅吾君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(野村周弘君) 命によりまして、私の方から補足して御答弁をさせていただきます。 SDGsの未来都市への申請につきましては、2年ほど前、平成30年に1度申し込みはしてるんですけれども、そのときは全体の福祉文化先駆都市という全体像からの評価をいただいたと思ってるんですけれども、個別の取組がもう少し説明が必要だねというふうに言われたと認識しています。 具体的に申し上げますと、経済と社会と環境をそれぞれ取組を束ねて、その連携を申請のためには説明する必要がありますので、その点をもう少し工夫していこうと思います。これまで議論がありますとおり、ひきこもりですとか、LGBTですとか、先の申請以降に我々も総社市の新たな取組を行っておりますので、そういったことを相互に連携しながら申請してまいりたいと思っております。頑張ってまいります。 以上です。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 私も、昨年の7月にこれはできたんですよね、平成29年未来都市構想って。全国29の自治体のうち何と岡山県が二つ、岡山市と真庭市で、岡山市はESDをずっと取り組んでいたので、すぐ飛びついたのではないかなというふうに思ったんですが、特に10、どういう観点で10を選べるのか分かりませんけど、4,000万円の補助金制度も創設をしたと書かれてありました。29の自治体の中身を見てみると、ほとんど当然環境とか、福祉、健康、そこがすごく多いんですけど、あと森林とか。北海道の下川町というところも森林を活用したというふうにありましたけど、特に障がい者にとか、光の当たらない、本来誰ひとりも取り残さないというところにターゲットをぎゅっと凝縮したようなテーマは余りなかった気がしたんですね。なんで、今野村部長がおっしゃったように、それに環境と、それから経済、いわゆる障がい者の方が納税者に変わるということも経済に関係してきますから、そういう総社市のそこにターゲットを絞れば、私は獲得できるんじゃないかなと思うので、申請しようという思いが聞けたので良かったと思います。是非頑張ってほしいと思います。 それで、次に移りますが、この17の目標全てに全部取り組むというのは難しい話で、今も市長もおっしゃいましたけど、私が特に具体的に取り組んではどうかと思う四つの目標について、個々にちょっとお聞きしたいと思います。 それは、まず一つ目、目標の3番目にあります、先ほど市長がおっしゃっていました全ての人に健康と福祉をであります。 全国屈指の福祉先駆都市ですから、当然これが一番に上がってくるかと思いますが、そもそもSDGsの17の目標の全てにジェンダー平等が盛り込まれているというふうに、アジェンダって、この目標の前文の中に書かれてあるんですが、それがこの全ての人に健康と福祉をという部分から考えると、誰ひとり取り残さないという意味では、ひきこもりだとか、それから貧困……。貧困もありますけれど、そういった分が総社市はここが強くあると思うんですが、その中で特にちょっとお聞きしたいことがあるのですが、例えば5歳未満児の死亡率を根絶するというターゲットがあります。また、交通死亡事故を半減する。また、有害化学物質並びに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び病気の大幅な減少。総社市は、私が議員になって最初の質問だったと思いますが、ヘリコプターによる農薬の空中散布をしておりました。あれはすぐ廃止をしていただいて、それがヘリコプターによる農薬の空中散布、それは無人ヘリコプターではなく有人だったんですが、大きなヘリコプターでやっていたのをやめたということで引っ越してこられた方もいらっしゃいます。そういった意味では、こういった部分も少し改善していく。特に、農業で今無人ヘリコプターやドローンで薬剤散布をしていますが、総社市は県内で唯一薬剤散布をするということを、そしてこういう地域にいついつどこで散布しますよということをホームページに載せてるんですよね。これは県にもやってほしいって、県下いろんな自治体にもそれを取り組んでほしいということを言っていただいてますけど、なかなか皆さん御理解いただけないんで、総社市が唯一そういうことをしています。そのホームページを見ることによって、化学物質過敏症の方とかお体の弱い方が、いついつここでやるんだなと思えば、今日は外出を避けましょうとか、そういったことができるので、私はそれは総社市としてもすばらしい取組じゃないかなと思うんですが、そういったことも含めて。あと、たばこの受動喫煙も、このターゲットの中にあるんですね。この辺に対して、総社市としてできることは何かお考えがあるかどうか。あと、5歳未満児の死亡率というのが総社市内であるかどうか、分かれば教えていただきたいんですけど。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 5歳未満の対応については、担当部長から答弁をいたします。 様々な項目で健康と福祉を増進していくという姿勢は総社市のスタイルでありますので、これからも色濃くその部分を行いながら対応してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河相祐子君) 総社市の5歳未満児の死亡率の数値につきましては、今手元に持ち合わせておりませんので後ほど御報告させていただきますが、今現在も予防接種の方はしっかり国の定期に含めてやっておりますので、かなり改善されているというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 総社市は、不育治療も不妊治療も進んでやってらっしゃいますし、赤ちゃん訪問事業もしっかりされているので、この辺は重々成果があるということは認識しております。自治体が影響しているわけではないんですけど、国連の目標の中にはこれがあったので、もしやと思ってお聞きいたしましたので、分かれば、また後日教えていただきたいと思います。 次に、②の4番目の質の高い教育をみんなにということがあります。 このことについては、御自分の思いで結構ですので、市長と教育長に質の高い教育とは何ぞやというようなことをお聞かせいただけますか、まず市長から。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 教育大綱、総合教育会議の責任者になっているのが、今政治側になっておりますが、総社の大綱の中に掲げてある3行は、全部心のテーマです。心優しい子供、礼儀正しい子供、総社を愛する子供で、質の高さというと、やはり心の高さだと思います。東京大学法学部にみんなこぞって行こうと言うようなつもりは毛頭ありません。高学歴であれば、それが全てだと言うつもりも毛頭ありません。それよりも、心の優しい子どもを育てていくということが質の高さであると考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 頓宮議員の御質問にお答えいたします。 私は、昔民間におりましたけれども、製鉄会社にいました。鉄は連続でできるんですね、要するに鉄鉱石と石炭から。それを鉄に作るまで、いろんな人が共同してやらないといけないということです。ということは、心の教育しかないと、ずっと思ってました。私も本当に市長と同意見でありまして、この教育大綱3行というのは、私にとっては本当に宝物のようなものでありまして、これを実現するということがすごく大事であります。 それと、もう一つ言いますと、誰も残さないということは、それは本当に今の総社の教育の中では誰も残さないように、不登校も減っておりますし、そういうことも含めて、そういう思いで今教育をやっております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 心の質の高い教育は、心の高さ、心の教育、私も同感です。 実は、国連のこのSDGsに加盟している国の全部17項目のどれが達成しているのか、どれが弱いのかという評価があります。日本は、唯一17項目のうち質の高い教育が達成しているというふうに評価されているんですね。それは、義務教育が進んでいて、世界では言葉がしゃべれない、字が分からない、実際に学校に行けてないという子どもが大勢いらっしゃる中で、唯一義務教育がしっかりしていて、今無償化も進んでいて、世界水準から見れば進んでいるという評価なのだと思うんですが。ただ、今世界でも日本の子どもの自尊感情の低下、幸せ感とか満足感が薄れているという、そういうデータもございます。子どもたちに大きくなったら何になりたいのと聞いても、特にないというふうに答える子どもが少しずつ増えてきていたり、未来へ希望がなかったりと、あります。そこで生まれているのが、いじめや不登校。本当は、ここに質の高さという本来の意味があるんじゃないかと。そこをいじめやそのことが根絶をしなければ、本当の質の高い教育はできないのではないか。いじめられて学校に行くのが嫌だ、でも親から行きなさいと言われて、嫌々ながら学校に着いて、教室、机に座っても、勉強は頭に入らないんですよね。実際に、質の高い教育を、学習という面ではされていても、子どもの中で拒絶してしまえば、それが入らない。それのストレス解消に、人をいじめたり、不登校になったりということがあるのであれば、本当の質の高い教育というのは生まれない。そういうことを考えていくと、今教育長がおっしゃったように、じゃあ心の教育を実現するには具体的に何をやったらいいのかということに至ると思うんですが、その辺に関して何かお考えや今考えていらっしゃることはありますか、教育長に。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 私が着任したときに、藤井和郎先生が「だれもが行きたくなる学校づくり」というのを、これは心の教育です。プログラムは四つありまして、品格教育とか、SELとか、協同学習とか、いろいろあるんですけども、それは基本的には相手を思いやる心なんです。それで、中学校の不登校が、私が着任した頃は3.5%ぐらいあったんですけども、今は1%、半分以下に減ってます。この中で、転入生が半分です。大体転入生の比率は中学校で7%ぐらいということは、ほとんど転入生の比率が、そういう子どもたちが入ってくると。中学校では、総社西中学校も総社東中学校もそうですけど、個別に指導をしています。リストがありまして、家庭の状況も含めて、そういうフォローをやってるから、多分岡山県下では一番下がってるんじゃないかと思ってます。小学校は少しずつ増えてきておりますけども、これは転入者が多いからということもありまして。 それともう一つは、保護者と、地域と連携しないと、なかなかこれはうまくいかない。それも学校だけがちょっとやるのは、かなり負担が増えてきております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 心の教育に関しましては、子どもだけじゃなく、先生方の教育も必要ではないかと。本当に今残業が80時間を超えている先生方が全体の6割というふうに、この間クイズで出てました。恐らくそうじゃないかなと思ったら、当たったんですけど。そういったことからも、本当に地域で先生方を支えていく。先生方が心の余裕がないと、質の高い教育もできない。私もそういうふうに考えますので、是非そのプロジェクトを続けていただきたいと思いますが。 いろんな心の教育を培うために、いろんな道具といいますか、方法があると思うんですけど、例えば今読書離れがすごく進んでいます。本を借りる子どもが減ってきている。そういったときに、子どもが楽しんで読める工夫、どうやったら本が借りれるかどうかというような工夫もすごく大事なんじゃないかなと思うんですね。本を通じて、自分では味わえない人生を体得をしたりとか、それから自分では知らなかった世界を知り得ることによって強く頑張っていこうと、本に激励されるということもありますし。例えば、図書通帳というのを作っているところがあります。普通の預金通帳みたいな形になって、機械を設置しているところもあるんですけど、その通帳に借りた本がインプットされて、いついつ返したというふうになってるんですけど。それで、小学校であれば、卒業するときにその通帳を返すと。たくさん読んでる子は、通帳が何冊にもなるかもしれないんですけど、自分が今までどんな本を読んできたのかなというようなのにもすごく役立つし、たまることに何かすごく喜びを感じているという、テレビで特集をして、見たことがありますけど。こういったことなんかも、すごく心の教育につながっていくのではないかなと思うんですが、図書離れに関して、急なお話ですけど、教育長はどう思われますか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 本当に頓宮議員のおっしゃるとおり、図書離れが進んでます。ある学校は、図書を読んだ数を自分で書いて、それをやってるところもあります。ただ、これを全般的にやらないと図書離れがどんどん進んでいくということで、作文を書いても、なかなか上手に書けない。字を書くことが下手になってるということで、字を書くことによって脳は活性化されますからね。そういうことも含めて、頓宮議員のおっしゃったことを学校にこれからきちっと徹底していきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 先ほど、後ほど答弁するとのことでございましたが、当局から答弁の準備ができたようでございますので、答弁をお願いをいたします。 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河相祐子君) では、先ほどの数値の方について御報告をさせていただきます。 平成30年度の数値でございますが、死亡率は0.067%でございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) 分かりました。ありがとうございます。 0.00じゃないところが何か微妙なあれですけど、分かりました。ありがとうございます。 それでは、次の丸に進みたいと思います。 ジェンダー平等を実現しようということについてであります。 実は、先ほども申し上げましたが、前文にジェンダー平等の実現と女性、女児の能力強化は全ての目標とターゲットの進展に死活的に重要不可欠であるということが前文に書かれてありまして、なおかつあえて5番目にジェンダー平等を実現しようというふうに出てるわけです。 ジェンダー平等を達成するための九つのターゲットというのが出てるんですが、それが一つ目、あらゆる形態の差別の撤廃、あらゆる形態の暴力の排除、あらゆる有害な慣行の撤廃、これは夫の姓を名乗るのは有害だというふうにしている部分があるのではないかという疑問符が流れています。あと、無報酬の育児、介護や家事労働の分担と評価。あと、決定参画と平等なリーダーシップの確保。日本は、149カ国中125位。総社市は、かなり課長以上の女性の占める割合は高いと思われるんですが、議会も22名中3名が女性で、3割まで行ってませんけど、決定参画と平等なリーダーシップの確保というのは、2020年までに責任ある地位の女性を3割にという2030運動もありますので、これはしっかり進めていかなければならないなと思うんですが。あと、性と生殖に関する健康と権利の補償。これは、性の多様性の理解を深めるということもあります。あと、経済的資源に対する同等の権利、アクセスの保証。これは、土地や資産の名義がほとんど男性であるということを懸念しているので、あるそうですが。あと、ICTなどの技術活用の強化。ICT関係は女性が弱いのではないかという部分が、関わっている女性が少ないのかもしれませんけど、今リケジョが出てますので、これから期待をするところでありますが。政策と拘束力のある法規の導入強化。こういうことがなされてあります。 ここで、私が特に申し上げたいのは、この中で総社市が、先ほど市長もおっしゃいましたが、性の多様性の具体的に総社市はパートナーシップが今年できました。お一グループが手を挙げていただいたと思いますが、この条例ができてどのような進展があったのか、また今後進めていく計画がおありでしたら、教えていただけますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今、そもそも1年前ぐらいでしたか、頓宮議員の質問からLGBTが始まって、条例まで作らせていただきました。議会の理解をいただきながら、よくぞ可決成立させていただいたと、改めてお礼を申し上げたいぐらいでございますが。制定してから、一組の女性同士のカップルを認定させていただきました。名前は伏せてほしいということでありましたから申し上げられませんが、本当に喜ばれました。今も、この総社市内でお住まいでございますけれども、本当に長い間の夢がかなって、幸せに暮らされておられます。とても良かったことだと思います。 さらに、この後担当部長からこれからの方向性などについてもお話をさせていただきますけれども、この間実は倉敷の某ロータリークラブから総社が取り組んでいるLGBT条例のことについてスピーチをしてくれといってオファーがかかりまして、30分LGBTについて講演をしてまいりました。そのように、ものすごく今総社市が注目をされております。この間も、内閣府の女性キャリアの方から総社はすごいねというふうに言われました。これから、西日本で我々が唯一でありますけれども、さらにこれを広めていく。というのは、西日本第1号制定の市としての役割だと思いますから、どんどん広めていきたいと思います。 その根底にあるのは、基本的に市民課の職員だけではなくて、総社市の職員全体がこの在り方について理解をしていくということが、まずスタートになると思います。そして、市民が広く理解をして、受け入れていく。こういうことを事細かに、こつこつこつこつ積み重ねていく、その努力を惜しまない、そういう市になっていきたいと思っております。 以下、担当部長から具体的なことについて申し上げさせていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私の方から補足させていただきます。 まず、今年度の取組でございますが、スタート直後でございましたので、広く理解していただきたいというところを第一義に考えておりました。理解していただく前には、知るということが大切でございますので、できるだけ分かりやすく、かつ説得力があるような啓発活動というものを取り組んでいきました。そのために、できるだけそういう経験をかつてされた方とか、活動をされてる方、いわゆる当事者の方をお招きして講習会、研修会を開くことが大切だというふうに認識いたしまして、まず4月早々に市の職員、特に窓口で業務されている職員を中心に、トランスジェンダー活動家の総社市出身の浅沼さんをお招きして、研修会を開きました。約70人の方が御参加をいただきました。その後、教育部の御協力もいただきながら、教育分野との連携というものが必要でございますので、教育部の方で5月23日に、これは幼稚園の先生、あるいは保育園の先生、幼・小・中の教員を含めて、そういった教育分野で活躍されてる皆様をお招きして研修会を開きました。講師としては、実際にLGBT当事者の自助グループであるプラウド岡山の鈴木さんをお招きして研修会を実施いたしました。そして、11月には全国的に活動を展開されている杉山さんをお招きして、これは市民対象ということで、講習会というものを開かせていただきました。11月のときには、市民の皆様からアンケートも頂戴いたしましたので、少しその感想を御紹介をさせていただくと、変わるべきは少数者でなく社会の意識だということというふうに、要は私たち受け入れる側が変わることが大切だというような御感想がありました。また、その研修会のときには県立大学の学生さんも参加されていましたので、その方からは、本当によい機会だったと、若い方にも今後是非こういう機会を与えてほしいというふうな非常に前向きな御感想がありました。 市長も先ほど申し上げましたように、引き続きこういった研修は継続していくことが一番だという認識をしておりますので、そこを私たちも留意してしっかりと進めていきたいと思います。 あと、そのほかでございますが、今後広く市民の方に分かりやすくお伝えしたい、リーフレットのようなものを作成も今計画をしております。また、昨年災害が発生いたしました、そのときには避難所でもこういった性的マイノリティーの方は多少お困りになるケースがあるということですので、避難所マニュアルにも特に支援物資を配布するときにどういった工夫が必要かというところも留意事項として書かせていただきました。 また、今後の計画でございますが、よく市役所とかいろんなところに出す書類の中に、男女の性別欄というもの、そこが非常にやりづらいというか、困るんだというふうな声がありますので、市役所全体の中でそういった様式類のものの男女性別欄の必要性について検討して、削除できるものは削除していきたいというふうに進めていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 私も、杉山先生の講演会にも参加させていただきましたし、浅沼さんの講演会にも参加させていただきました。杉山先生の場合は、高校生も参加されていて、本当に総社南高と総社高校にチラシを配って、結構来てくださっていたので、すごくうれしかったし、あのときに杉山先生が、今日来ていらっしゃる中で自分の身近に性的マイノリティーの方がお知り合いや友人にいる方って言われたときに、結構手が上がったんですよね。それがすごく私はうれしかったんですけど、今後自由にカミングアウトしたい方はする、したくない方はそのままというような、本当に周りの理解が進めばいいかなと思ったんですが。 浅沼さんを中心に、今年の秋以降、カラフルカフェを一月置きに、相談というか、自由な発言ができるようなものも始めさせていただいております。その中で、少しずつですが、実はという方で、これは誰がどこにいらっしゃるか分からないので、口づてでやるしかないので、少しずつ増えていることがとてもいいと思うんですが、それを大々的にやっているのが、大阪の淀川区なんですね。私は、今年度中に何とか淀川区に伺おうと思ってるんですが、淀川区のホームページを見ると、この虹色ニュースとか、相談とか、たくさんありまして、このホームページになって公開資料というのがあるんですが、それは自由に配布して結構ですということが書かれています。ただ、一般質問で皆さんに見せていいかということをまだお許しいただいてないので、紹介だけしますが、後でお渡ししますが、本当にすばらしい虹色のニュースで、またLINEも始められてますので、淀川区LGBTLINEというので、私も登録したんですが、毎月LGBTの方の懇談会とかカフェをやってらっしゃいまして、いろんな取組をしてるので、是非参考に行きたいなと思っておりますし、今リーフレットとおっしゃいました。これは、できたらいいなと思いますが、渋谷区にもこういった、これは浅沼さんからいただいたんですが、「一人ひとりが自分の力を生かせる渋谷に」って、かなりいろんな細かい内容が出てきてますし、またこれもLGBT基礎知識。総社の今作ってくださってるリーフレットを楽しみにしたいと思いますが、いろんな取組がいろんな自治体で行われているので、是非進んでいただけたらと。 ただ一つ、当事者からいつも相談で伺うのは、歯医者に行き、内科に行きます、病院に行ったときに、例えばトランスの方の場合は、女性だけど男性の格好をしてる。でも、戸籍が変わってないので、健康保険証は女性の名前でどうしても呼ばれると。ですけど、今厚生労働省の方で、自分がトランスだという申請を出していらっしゃる方であれば、申し入れをすれば、表は通称名、裏を見ると戸籍上ではMとかFとか、いわゆる男性か女性かというのでも認められていますので、これは厚生労働省が認めてるので、国民健康保険でも社会保険でも、免許証でも実際にやってもらいましたというのを当事者の方から見せていただいたこともあるんですが、そういったことも総社市でもやりますよというようなことを健康カレンダーなり、広報なりで周知をしていただければ、まずそこがひっかかるので病院に行けないと、つらい思いを訴えられる方が多いので、その辺は是非改善していただければなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 確かに、国保の被保険者証の中の性別であるとか、そこの部分は我々が合法的にできる部分は柔軟に対応してまいりたいと思っておりますので、広くこのことについてもお知らせしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 それでは、最後の質問に移りたいと思います。 この中で出てまいります11番目、先ほど市長もおっしゃいました住み続けられるまちづくりについてお尋ねします。 ここのターゲットの中には、公共交通手段の便利なアクセスという項目があります。それが少人数輸送システム、総社で言えば雪舟くんに当たるのではないかなというふうに考えるんですが、昨日も質問がされたところであります。ですが、そろそろ雪舟くんの進め方、捉え方というようなところに少し改善が必要になってきているのではないかなというふうに実感します。 そこで、まず市長がお考えの住み続けられるまちというのは、どのようなまちだとお考えですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 二次交通システムというものは、住み続けられるまちの最大要件でありますので、そこの部分は、お金がかかりますけれども、できる限り補完しながら、雪舟くんのシステムについては明らかに変えていこうというふうに思っております。既に、10年選手になっておりますけれども、いつまでも同じスタイルでというわけにいきませんから、変えていこうと思います。ただ、300円というところを変えると、これが成り立たなくなる議論になろうかと思いますから、できるだけ負担は据え置きながら利便性を上げていくような、そういう形をしてまいりたいと思っております。これは、LRTの議論も含めてですね。昨日、溝手議員からもいろいろ御意見をいただいたりして、今後さらに議会から御意見をいただきながら様々な議論をして、交通機関の在り方、それが住み続けられるまちということの最低条件になろうかと思います。 さらに、経済ですね。所得を上げていくということ、雇用を増やしていくということ、これがさらに重要なテーマとなってまいります。雇用の数を上げていくことについては、全力を注入してやってまいりたいと思います。本当に土地がないと、農振解除みたいなところをさらにトライして、総社に帰れば雇用があるというところ、それから雇用の種類ですね、例えば県立大学にデザイン学部があって、だけど総社市内にデザインで生きていける会社がないから流出していくとか、やはり多種多様な企業体を呼べる力を持っていくということが大切なテーマであろうかと思います。 そして、経済とか交通機関とか、そういう中で教育の質を高めていくということです。今まで以上に教育に対して着目をしながら教育レベルを上げていくこと、質ですね。これは、もう一度言いますが、東京大学法学部みたいな学歴重視主義ではないと、本当に多種多様な個性的な子どもを育てていこう、質の高い子ども、心の教育をしていこうというふうに思っております。 その住環境の部分はしかりなんですが、そこの向こう側にあるものとして、弱い立場にある方々のために本当に全力を尽くしていける市政なのかどうなのか。これを地域で取りまとめていく力が持てるかどうかと、これに限りなく挑戦していきたいと思います。今、自由枠交付金のコミュニティ協議会とか、自由枠交付金の協議会、こういう組織が中心的な地域でのまとめ役になっておりますが、これが民生委員と連動している地域とそうでない地域、あるいは自主防災組織であるとか、災害の分野と共存共栄しているか、あるいは土木委員さんとか農業委員さんとか、そういう包含する地域包括コミュニティ版みたいな、そういう各地域各地域でまとめていく、その弱い立場にある方々を目配せしていく、そういう仕組みづくり、これがある意味では持続可能な住み続けることができるまちづくりの根底に優しく根づいているというのが、目指すべき持続可能、住み続けられるまちづくりではなかろうかというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 実は、昨日広聴広報委員会で2回目となります成人式実行委員の方との意見交換がありました。最初は少人数で、終わりかけにちょっと皆さんが集まったんですけど、最初にいらした人たちに、何か総社市に言いたいことはないですかというようなお話を聞いたときに、たまたまそのお二人は西エリアにお住まい、出身の人だったので、私が小さい頃はバス停があったけど、今はバスがないし、バスの時刻表が破けて、何か本当に寂しい気持ちでいっぱいだという話があって、公共交通がないということをおっしゃっていました。とにかく、不便だと。その方のお母様は車に乗れないので、本当にあったらいいなというのをおっしゃっていました。御自身は車を運転されるんですけど、歩いて行けるところに生活のものがそろえられる、いわゆるお店というのがあってほしいというのはおっしゃってました。総社からできれば出ていきたいとおっしゃってましたし、そうかと言えば、もう一人男性がいたんですけど、その方は総社は自然があってゆったりとして僕は好きじゃから、ずっと総社にいたいというお考えの人もいて、本当にまちまちではあったんですけれども、様々な思いをおっしゃってくださいました。おもしろいことに、総社はパン屋と美容院が多過ぎるなんていうことも、パンわーるどですからあれなんですけど、何かそんな自由な意見交換がありました。映画館があったらいいなというのもどうですかと聞いたら、映画館は要らないと、今ネットで見れると。プライムビデオがあると議員が言ってました、私もプライムビデオはよく見てますけど。そういうふうに、本当にそこで感じたのは、住み続けられるというのは、やはり便利さなのかなと思いました。ちょっと電車に乗れば、岡山、倉敷にお店がいっぱいあると。あれに勝とうというのは無理ですよねという話をしてましたよ。それはそうだなと。ただ、一様にスタバがあればいい、スタバがあればいいということをおっしゃっていたので、スタバは高いから余り行かないなと私は思ったんですけど、若い人は行きたいんだなというふうに思いました。そのときに、最後におっしゃってた子が、総社にしかないもの、それをもっとアピールしたらいいんじゃないんですかというようなお話をいただいて、私はそのときに総社しかないっていったら豊かな自然と水、これから世界は水不足が起きてきますから、豊富な水、このチュッピーウオーターですよね、これを私は前から水を作るべきだと思ってましたけど、本当に生きていく上ではこれが十分にあるということは、住み続けられるまちの第一条件ではないかなというふうに思ったんですが。また、災害が少ない。南海トラフでも、今日も朝、地震がとにかく直下型が起きるんじゃないかというのをすごく言って、栃木、茨城で頻発しているというのをテレビでやっていましたが、明日、明後日、DVのシェルターシンポジウムに東京に行くので心配なんですけど、とにかく岡山は災害が少ない。そのことを確保した上で便利さを追求すれば、私たちは若者でさえも総社に住み続けてくれるんじゃないかと。一旦出ても、必ず総社に戻ってきてくれるんじゃないかなというふうにすごく感じました。そういう意味で、安心して安全に暮らせる住み続けられるまち、それがそこにあるのではないかなと思ったんですが、市長、どうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 総社にしかないものというのもいっぱいあってですね、いいところです。例えば、夏には清水白桃がいっぱい食べられて、ブドウがあったりとか、セロリがあったりとか、これだけおいしいものがいっぱいずっとあって、ふんだんに食べられるというのは楽園みたいな感じ、よその県の人はそういうふうに言いますよね。だけど、総社市民は割と自虐的に何もないまちでみたいなことをよく言われますけれども、だけれどもこれだけ自然があって、いい住環境がありますから、そっちを伸ばしながら、守りながらかもしれませんが、変えていくということが大事な課題だと思います。 我々が不得意な分野というのが幾つかあって、さっきおっしゃったように、この議場でもそうですが、私自身も行政もそうですが、高校生以下の期待に応えてないと思います。この高校生以下の期待に応えることがとても難しい。スタバを呼んできて。東京の友達に、いやあスタバってどうやったら来るんかなと言ったら、スタバ、どこにでもあるがみたいに、スタバが欲しいんかって。いや、スタバが欲しいと言ったら、あんなもの別になくてもあっても関係ねんじゃねえのとよく言われますが、でも欲しいですよね。スタバは、大阪本社に行って交渉を何度もしてやったんですよ。そしたら、備中国分寺の前しか嫌だというふうにタカビーに来るんですよ、しかも補助金を出して土地を譲ってくれみたいなことで、もてなしの館の辺以外はいかないという会社だったんで、もういいわというふうになりますよね。それから、ユニクロについても、これはもうちょっとのところまで行ったんですけれども、すっと倉敷へ逃げて、最終段階で駄目だったことがあるんですけれども。映画館は要らないかもしれませんが、ボウリング場であるとか、ゲームセンターであるとか、そういう高校生以下の素朴な願いに応えられないもどかしさ、これは我々がこれから本当に高校生以下、大学生を含めて、もっと楽しいまちにしてちょうだいということに真摯に向き合って、応えられるものは応えていきたいと思います。総社駅前って何であんな寂しいんですか。だからイルミネーションをやってるでしょうと言ったら、あれは季節限定でしょうとなりますよね。だけど、一つでもいいから願いをかなえていくということをやっていこうと思います。ボウリング場も誘致したいと思って、ラウンドワンとかにこれから産業部長が回ってオファーをかけに行こうと思うんですよ。本当に高校生以下の素朴な楽しいまちづくりというのを一つでもやっていこうと思います。 そうはいいましても、最近いろんな店舗が増えてきていることも事実であります。あともうちょっとしたらスシローがオープンしますし、それからエブリーの出店がほぼ確定的になってまいりましたし、まあまあいろんな小店舗も集積しつつ、今変わりつつあることは確かだと思いますので、いろんな部分で頑張ってまいりたいと思います。川西なんかも含めて、お店屋さんのこともありますし、できるだけ利便性を高めていく、最大限頑張ってまいりたいとは思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。 ◆16番(頓宮美津子君) 昨日のあれでボウリング場の話が出ましたけど、行かないとか言ってました。これは一部の子どもの意見なので、ニーズ調査は必要だと思いますが。若い人の意見を聞くのも大事ですけど、今住んでらっしゃる60歳以上の方たちは、確かに100歳コースを考えると、その方たちに便利なまちというのも当然考えなければいけない。市長がさっきおっしゃったように、今総社市にコミュニティ地域づくり協議会が各地にあって、本当にその方たちがコミュニケーションやいろんなことをやっていただいてるので、これは災害時にもコミュニケーションが強いところには弱者の被害が少ないというデータも出てますし、関連死もということもありますが、そういった方たちのために、例えば私が住んでいる桃山団地では買援隊と称して、ちょっと定年を過ぎた方たちのグループが毎月カンパをいただいて、御自由なカンパをいただいて、買物難民を救おうということで、毎週水曜日に車を出してお乗せしてハローズに行ってるんですね。安全をいろいろ考えて、ニーズはニシナに行きたいとか、そういうこともあったんですけど、とりあえずハローズに限定をして行っているそうであります。カンパだけなので、入れる方、入れられない方がいらっしゃいますけど、運転手になって一緒に付き添いで行ってくれるスタッフは1回100円で、すごく喜ばれています。車に乗れないという高齢者の女性なんかも、にこにこして水曜日にその集合場所に行っているんですね。そういった行政に頼らないで地域の皆様がいろんなことをお考えいただける、またそれができるコミュニティ協議会の皆様じゃないかなと思うので、その辺も今後期待してもいいのではないかなというふうに考えますが、やはり歩いて500mから約1㎞圏内に便利なものがあるというのが基本でしょうけど、大きなものを中心ばっかりに集めるのではなく、ある意味昭和は昭和で完結できるコンパクトシティー、西は西で完結できるコンパクトシティー、そこに雪舟くんみたいなものが巡回をするというのもありかなというふうにも考えますので、SDGsの誰ひとり取り残さないということを視点に置きながら、住み続けるまちづくりをともに頑張ってまいりたいなと思いますので、よろしくお願いします。 以上で、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします、約10分間。              休憩 午前11時13分              再開 午前11時22分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、3番三上周治君の質問を許します。 3番三上周治君。              〔3番 三上周治君 登壇〕 ◆3番(三上周治君) 議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。チームかがやきの三上です。よろしくお願いします。 今回の質問は、大きく2点、今後の市政運営について、大型事業についての2点です。 8月議会におきまして、市長に12年間の総括についてお尋ねしましたので、そのことも踏まえまして、今回は未来について尋ねていきたいと思います。 市長は、この選挙のときに出されていました四つの政策の中でコメントの中に、過去を評価してほしいなどとは言いませんという言葉を言われておりましたが、逆に私は市長の過去のいろんないい実績があったから評価され、今があると思っていますので、よろしくお願いいたします。 また、今朝ほどのツイッターで、市長のツイッターにとても励まされましたので、そのことも踏まえて頑張ってまいります。 それでは、通告に従いまして1点目、今後の市政運営についてお尋ねいたします。 まず、市長におかれましては、10月の市長選挙において当選されました。遅くなりましたが、改めておめでとうございます。 ほかに立候補者がないということは、様々な考え方があると思いますが、初日の施政方針の中で市長の方から無投票当選についても話されていました、声なき声を聞くことが大切であると。市長におかれましては、それでも選挙戦がありましたので、いろいろなところで発言をされました。特に当選が決まられたあそこでは、集まった方々が本当に片岡市長を選んで良かったと涙を浮かべておられました。実は、私もうるっと来てしまいましたが、そのことも踏まえまして、この4期目における施策の特徴について何か、市長の思いで構いませんので、よろしくお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 三上議員の御質問にお答えをいたします。 今回、4度目の当選をさせていただきました。ともすれば、この4期目というのは多選ということになると、そう言われます。ですから、多選の悪いところというのは排除して考えていく、行動していくということをまず思っております。 私は、今回の選挙で7月の初め頃だったと思いますが、朝総社大橋の西詰めにハンドマイクを持って朝立ちという街宣活動を行いました。そのときに、自分で試したかったものがありました。それは、私にとっては総社大橋の西詰めの朝立ちのあの場所が、初出馬のときの初めて立った場所、自分自身に対するメッカだと思っておりました。初めて立ったときは、三菱自動車が年間54万台ぐらいを生産していた活況に満ちた時代だったので、川西から橋を渡り切るときに、信号が3回ぐらい待たないと渡れない。ということは、目の前をのろのろのろのろ車が通っていって、それは本当に羞恥心というか、じろじろ見られて、こいつ何者だというところから始まったわけであります。ただ、あの日、あのとき、忘れもしませんが、燃えるような闘争心、やるぞというふうに思いました。結果は落選しましたけれども、本当に燃えたぎる気持ちをあの橋の上で感じました。落選はしましたけれども、623日立ち続けたわけでありますが、それで初当選を迎えたんですが、私が今回4月に立ったとき、あの日の気持ちに勝つ自分がいれば、必ずこの選挙は勝てるし、あの日の自分に勝てない自分しか残っていないのなら、もうやめるべきだというふうに心をニュートラルにしてあの場所に行きました。私は、立った瞬間に、あのときよりも強い気持ちがある自分に出会いました。これはとてもうれしかったです。まだ戦っていける自分が宿っていると思えたときにはうれしかったです。さらに、やれることが増えているということにもうれしさを感じました。やはり何期目かということよりも、どういう気持ちが宿っていて、どれだけのファイトが持てるのか、これが全て。これがないんだったら、やる資格もないし、やる意味もない。あのときよりももっと強い気持ちがあるのかと、それを毎日毎日問いながら、この4期目を処していきたいと思います。政策的には、一元化であるとか、弱い立場の人のためにというのがありますけれども、燃えたぎる気持ちがあるかないかということを自分に言い聞かせながらやっていきたいと思います。それがないんですということになったら言いますから、本当に。そんな気持ちで挑戦し続けていきたいと思います。 多選の弊害というのが、幾つか自分でも感じているものがあります。これは、予算査定のときによくあらわれます。二つあって、一つは職員さんより私の方が詳しくなるということです。職員さんは、2年、3年スパンで部署をかわっていきます。ですから、そのときは非常に詳しいんですけれども、この政策ができた過去の歴史を知らないということになります。例えば、今雪舟くんを担当していらっしゃる職員さんは、雪舟くんの草分けの時代のなぜできていったかという部分を知りません。ですから、骨格論において私が言い過ぎるということに陥ります。これは、多選の弊害の部分です。それから、スクラップ・アンド・ビルド、ファシリティマネジメントも含めて、予算を作るということは、これは熱意さえあればという世界になりますが、予算をカットする部分、いわゆる自分が作った政策を否定するということ、これができにくくなるので、だからこそ私は過去を語らないというふうに申し上げております。過去を評価してくれとは言わないという部分は、自分の過去を否定してかかるということをやらない限りにおいては、多選、駄目だと言われてもいたし方ありません。ですから、過去を断ち切って、自分が作ってきた政策を否定して、排除していく、そういうスタンスで政策を見ないことにおいては、これは多選批判だと言われてもしようがない話でありますので、自己否定をしながら政策を考えていく。過去を語らず未来を語る。それは、私がこの期に是としていかなければならない、そういうテーマだと思って取り組んでいきたいと思います。 いつまで熱い気持ちが持ち続けられるか、それに対する日々挑戦。昨日よりも明日、明日よりも明後日、しあさっての方が、すごい政策が描ける、そういう魂を持ってこの期に取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 すみません。再質問で多選のことを言おうと思ったのに市長が答えてしまいましたので、ちょっとこれは割愛しますが、市長が言われていましたように、本当に市長は弱い立場の方のことを全面的にやられてましたので、あの事務所で泣かれた方がいたことがあったと思いますので、そのことは十分心に置いておいていただきたいのと、最初に市長が言ってくださった、あのときの思いを忘れないということは、人間誰でも忘れないんですけど、謙虚さが失われていくことが多いので、そのことは市長の中で本当に頑張ってほしいと思います。私も市長と一緒に橋の上でぷっぷっ鳴らしていただいたときには、自分に願かけして、片岡市長が当選するまではパチンコをやめようという願かけをした思い出もありますので、そのことだけ今残っているんで良かったのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に中・長期の総社市をどのように予想するのかということで、今市長も多選について言われましたので、今後の総社市を市長的にはどのように予想されているのか、お気持ちをお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 昨日も同じことを言ったんですが、人口の話をしまして、昨日の17時15分時点でも人口最大を再更新いたしまして、6万9,303人というレコードを樹立いたしました。 今、順調に全市的に言うと人口が増えておりますので、さらにLRT化の議論を経て、それをやりながら、やれればか、新しいまちづくりをし、さらに企業を誘致し、雇用を増やし、税収を増やし、その増えた税収を弱い立場にある方に還元していく社会ということを色濃く作っていきたいと思いますが、その光り輝く分野をどれだけのベクトルを当てていくかというと40%で、残りの60%を人口が減少する部分、あるいは社会的に弱い立場にある方々に対する部分を6割、4対6の軸足でこれから取り組んでまいりたいというふうに考えております。その6の部分については、仕組みを変えていこうということをこれから申し上げ、議会と議論、市民と議論をしてまいりたいと思います。 これまで、全国の市町村が人口が減りゆく地域に向けて、あなた方は人口が減りますから、減った先にはこうしませんかという政策提言をやってる市は余りありません。増えると言いたいから、減るのをやめて増やそうということに政策提言をし、第3子、第4子が生まれると200万円、300万円、あるいは空き家に移住してくれば上限150万円とか、そういった減りゆくまちに向かって、増えたら上げますよみたいな政策を打ち続けて、結果さらに減っていくということをずっとやり続けていたように思います。それは、一助のものにはなりますけども、それが全てではなくて、単体に向けた補助政策でありました。生まれた方だけに差し上げる。だけど、第4子に200万円上げていたお金を滅びゆく地域の草刈り作業に充当していったとしたら、一体どれだけみんなが助かるだろうか、あるいは移動販売車をその200万円を使って1週間に2回来ていたところを3回にしてくださいという部分に使ったら、どれだけ将来安心感が生まれるだろうか。ですから、減りゆく場所に向かって、そのシミュレーションをよりミスマッチのないように重ね合わせていく政策分野、これに充当していくということが必要で、減りゆくビジョンを描いていくということが、今まで行政がやれなかったこと、やりづらかったことだと思います。ですが、これから我々は、本当に宇山の方々、あるいは槁の方々、細瀬の方々に、これからこの集落が崩壊していく、そのときの草刈り作業は誰がどうやってやりますか、あるいは雪舟くんさえ乗れませんねと、買物をどうしますか、それから介護になったときに、隣近所で誰がそれを紹介してくれますか、亡くなったときにその財産はどう分配されていきますかということも含めて、絵を描いていく、それを一元化していくということを我々は目をそらさないで、そこの部分を光り輝く部分よりももっと色濃く政策に変えていくということをこれから我々はやっていかなければいけない時代だというふうに考えております。 今、総社は本当に伸びようとしています。そのチャンスを逃してはいけません。ただ、弱い立場にある方、減少する社会にある方々、こっちの部分に充当しながら、心優しい社会、全国屈指の福祉文化先駆都市、これを現実化していきたいというふうに思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 市長の発言の中で、常に弱い立場の人という言葉が出ておりますので、よろしくお願いします。 それでは、次に移ります。③です。 総社市長としての職務はどうかについてお尋ねいたします。 現在、市長におかれましては、全国市長会経済委員長、岡山県市長会会長を務められております。また、SNSでも情報発信されていますが、11月でしたか、今月は山口市、長門市、防府市、東京都、長崎県、埼玉県、対馬市、鏡野町、東京都、田川市、太宰府市に行ってきたという、本当にどんだけスケジュールが忙しいんだろうと思ったんですが、こんだけ忙しいのに市政運営に影響が出ていませんか。心配ですので、お尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 11月は、結構日程が重なってまして、やり過ぎた感がありますが、全国市長会があって、三上議員とも一緒に行った在京総社の会が連続でありまして、福岡県の田川市と災害支援協定を結び、将来的に結ぶ予定をしております太宰府市長と会って打ち合わせをし、長崎県の対馬市の赤米のサミットに相川七瀬さん、それから南種子島町長さんと新本の地域の方々と対馬に行き、そして長崎市で長崎県の蘇生医学学会、救急救命医の会で総社の災害対応の講演をし、埼玉県の知事に招待を受けて、埼玉県の市町村長の58人が現実にバッジをつけている現職市長を相手に総社の災害対応を講演をしてきました。これは、千葉県からも要請を受けて、先に千葉県でやり、来年1月に大阪府から各市長の前で総社の対応について講演をするという、そういうことになり、また全国市長会の経済委員長で、経済委員会が開催され、幹部会議があったりとか、そういう日程が11月でありました。よって、内部協議が滞っている部分がありますので、これは本当によく注意して庁内の業務が停滞しないように心がけて日程づくりからやってまいりたいと思っておりますので、これは反省しながら、業務停滞にならないように努めてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 今も市長がまとめて答えられたと思うんですが、市長は日頃からホウレンソウの大切さをよく言われておりましたし、何がすごいかと言うと、とにかくいろんな仕事をスピード感を持ってやるように指示をされていました。そんなことがあって、市議会にもちょっと市長レクが不十分な案件が出たこともありましたので今お伺いしたんですが、今市長が答弁されましたので次の質問に移りますが、そのことも踏まえまして、全国に総社市を発信する、総社市が全国のモデルになるというのは、今のお話でもよく分かりました。別にそれを否定しているわけでもありません。しかし、市長が余りにも有名になり過ぎましたので、市長としての公務と片岡聡一としての政務があると思うんですが、市長の今のスケジュールを見ると、ほんま寝てるんですかみたいな日程だったんで、24時間体制で仕事をやっている中で、どこまでが公務でどこまでが政務か、市長の中ではどのような線引きをされているのか、お尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 市長という職は休みがあるわけではありませんので、生存している限り市長であるというのが正しい認識だと思います。 それから、私自身が政務でやっている部分と、それからオフィシャルな部分、これは分けないといけませんので、これはどういうふうに分けていくのかについては、私が語るよりも、事務方がこのようにしているということを明確に申し上げたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 命によりまして、私から御答弁をさせていただきます。 公務と政務の本当の線引き、これは非常に難しいところがあります。それで、これの判断は秘書室で行っております。総社市長として参加の依頼があったもの、それがその目的とか内容等が公務だと秘書室で判断できるものは公務にしております。一般的には、パーティーへの出席の依頼とか政治色の強いもの、こういったものは政務と判断しているところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 政策監が言われたとおりで、本当に難しい線引きだと思いますが、周りの人から誤解を受けないようによろしく線引きをお願いいたします。 政治家としての仕事も本当に大変だと思いますが、総社市の発展につながっていることもありますが、やっぱり片岡聡一総社市長でございますので、よろしくお願いいたします。 次に移ります。 人づくりと職員配置はどうかについてお尋ねいたします。 私は、どんな組織でも一番大事なことは人づくりであると考えております。人材は人財、字が変わりますが、大きな財産だと思っておりますので、総社市においては以前に大きな柱として人材育成を掲げていました。特に、コンプライアンス研修につきましては、大きな事件がありましたので重要であると考えられております。その研修の進捗状況とか成果は、今の段階でいかがなものか、お尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私が4期目の抱負を申し上げましたけれども、その中で職員のスキルアップ、職員教育というのは、本当に心の中でも大部分を占めております。職員に成長してもらうということ、これには労力もお金もかかるところはかけながらやっていく必要があると思います。それが総社市の未来の担保です。20年後、30年後に総社市の職員さんが本当に総社市民を守って伸ばしていけるか、これは今の教育の在り方にかかっていると思いますから、よく庁議でも申し上げるんですが、全力で職員教育をやろうよ、今チャンスでもあるし、いろんなことで伸ばしていこうと、教育していこうというふうに言ってます。言ってる内容は、庁議のメンバー、これが全てなんです。部長級よりも、すごい職員が出てくるはずがありませんから、部長自身が自分自身を鍛えて、そういう意味では市長よりも上に行くことはまずないので、私自身が鍛えて、部長が鍛えて、部長が課長、そしてその下を指導していくということを熱い気持ちを持ってやっていく。ひいては、それが総社市民の幸せにつながっていくようにやっていこうということを心がけて、これからもまさにこれに軸足を置きながらやっていきたいと思います。 今実際にどのようなことをやっているかについては、担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私の方から研修の実施具合について御答弁をさせていただきます。 まず、研修計画に基づきまして、当然我々職員の業務に必要な知識、技術を身につけるため、文書事務、それからまた税務の研修、また財務の研修等も行っております。また、市町村振興研修センターが実施する各階層別の研修、そうした専門研修だけではなく、若手職員を対象とした市長帯同も実施をしているところでございます。また、今年度は管理職を対象に働き方改革やタイムマネジメント研修を実施するなど、時期を逸しないように研修をするように努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 成果も進捗状況も分かるんですが、なかなか結果が出ないということはよく分かっておりますので、そのことも踏まえまして、今総務部長から答弁がありましたが、市長になられたときの研修で覚えているが、若手職員を市長帯同させ、市長の発言や行動を学ぶ機会を与えておられます。これは、本当に新しいアイデアでいいことだと思ったんですが、市長が帯同させているんですが、それも境目がよく分からない部分があると思うんですが、市長の中ではどこまでを市長帯同をさせてる職員を研修と考えておりますか。これも境界というか、分かれ目があれば教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 政務がある日は帯同がなかったりしますので、それは除いています。除いてますが、とりあえず5時15分を超過しないようにして、どうしようもない部分もある日もありますけれども、17時15分を超過しないように、それから政務のところには帯同しないようにということは自分で言い聞かせてはいますが、そのことについても担当者から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 今市長が申しましたように、基本的にはもちろん公務だけです。それから、時間も勤務時間内を基本としておりますが、政務と公務のそこの境目が難しいところがありまして、これが全て今まで守れていたかといいますと、若干遅れたりしていたこともございます、実際には。ただ、そういったところは基本的なことに立ち返って、今後はそこに気を付けていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 これを聞いたのも、偶然夜遅く帰ってこられた秘書室の職員とか帯同職員がおられましたので、念のために聞いてみましたし、最近ちょっと特に思うのが、総社市もいろんなことがありましてコンプライアンスを気を付けているのに、自分たちも含めて、何かその辺のことがだんだんルーズになってきてるような気がしますので、自分たちもけじめをつける意味で、コンプライアンスについていま一度考えてみる時期がちょうどやってきているのかなと思っておりましたので、幹部の皆様におかれましても、いま一度あのときのことを思い出して、公私のけじめをきっちりつけていただきたいと思います。市長の御発言の中で、政務は除いていますということがございましたので、次の項目に移ります。 最近は、上司としても、業務やコーチング、指導者としての研修とあわせてハラスメントについてもしっかりとした知識を持つことが必要になってきておりますが、市長御自身はハラスメントについて今まで学ばれたことがございますか、お聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 特別な授業は受けておりません。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 受けてないということで御答弁をいただきました。 私も、そういうふうなことで詳しくはないのですが、ハラスメントというのは非常に多岐多様にわたっておりまして、何か自分の発言もやばいなと思うことも多々ありますので、例えば昨日ここで萱野議員と市長が質疑応答されていたときに、お互いに〇〇上がりみたいな言葉を言われておりましたが、これはもしかして政策監が不快な思いを感じたのであれば、多分ハラスメントに値すると思います。本当に今難しい時代になっておりますし、私たちが仕事をしていた頃とは本当に時代が変わってきていますので、十分注意していかなければいけないと自分自身にも言い聞かせておりますが、その辺のこともよろしくお願いいたします。 また、人材育成についても、昨今はOJTというやり方がありますが、本当にこれは理にかなった一番いい人づくりの方法だと思いますので、市長におかれましても、幹部職員におかれましても、人材育成についてよろしくお願いいたします。 次に、適正な職員配置がなされているかについてお尋ねします。 昨日もお話がありましたが、被災者寄り添い室、本当に新しい部署ができました。このことは本当に良い室ができたと思っておりますが、しかしこのように新しい部署が次々と新設されますが、限られた人員の中ですので、職員名簿を見ましても兼務の「兼」の字が本当によく増えてきておりますので、どっちつかずになってしまう恐れも感じます。今回の新設部署に専従を配置するのであれば、市長も6人体制という言葉を言われてましたが、ほとんどの方が兼務みたいな感じになっておりますので、市長はそのことも考えて新設の部署を作られたのか、お尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) もともと私が今回の4期目のテーマというのは、それは復興なんだと。復興は、心の復興なんだ。東日本大震災、いろんなところに行きましたけども、僕は石巻の仮設住宅も行ってますし、閖上の港の付近の両親を亡くした子の家にも行きました。これは、今仙台のおじいさんのところにもらわれていって、仙台市役所の南辺に住んでいる閖上の子がいます。3姉妹でした。それから、仙台市内も多く行きましたが、どうしても心が復興できていない。悲しみの中にずっとあって、行政に対してもものすごい不信感、不満感を持っているというのがほとんどでありました。そういう中で、総社ぐらいは、心の復興、そこの部分に着目して、ぴたっと寄り添う部屋があって、良かったというふうに言ってくれる人が一人でも多くいた方がいいと思っていたので、それは特化してその部屋を作りたいと思いました。しかし、現場サイドは、保健福祉部サイドが言ってきたことは、赤裸々に申し上げますけれども、社協に委ねるという回答でありました。それは、マンパワーのショートであるとか、人手不足で、徹底的に市役所の職員が一軒ずつ回るなんてできっこありませんという回答でありました。だけど、それをこの復興のときに社協任せでやっておりますということが、この寄り添い感を求める総社市に言えるだろうかと。それは無理だと。これから寄り添って、一人一人の心の復興というときに、これはみんなが力を出し合ってでも一つの部屋を作って、それをみんながバックアップしながらやっていく体制を作るべきだ。これは、兼務兼務で大変忙しいことになるけれども、これだけはやらないといけないという思いで、あの部屋は作っております。これから私は、その部屋があるがために心の復興がなし得ていったという部屋にしたいと思います。ただ将来的には、いつも横串と今議会は言っておりますけれども、職能を統一化して、1人の人間が、一つのポジションが複数の仕事を同時に行い、そして仕事量が減っていく仕組みをそろそろ作らなければいけないと。私はこれっきゃ駄目という縦割り縦割り縦割りをずっとやっていく時代は終わりです。様々な職能を重ね合わせながら一元化していく。ですから、兼務をほどいていくということをこれからはその方向性としてやっていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 市長が今語っていただいたように、兼務を否定しているわけではございませんし、本当に被災者寄り添い室の方はすごく頑張っておられます。議会としても、西仮設ではございますが、まるカフェの日にお邪魔してたら、今日は何々君は来てくれんのみたいなことで、本当にあっこにおられる方もすごく頼りにされてる職員ですので、そのことも踏まえて、兼務というのは非常に負担がかかっていますので、よろしくお願いします。 次に移ります。 現在も病休者や休職者がたくさんいると聞いております。そのような状況の中で、今年も多くのイベントが開催されました。それぞれのイベントで職員はよく頑張っていると多くの市民の方からお話をお聞きしますし、もちろん全庁体制で取り組むことを否定しているわけでもございません。一致団結した雰囲気はとても良いと思われますが、土日のイベントなどに出勤し、勤務時間の振り替えを行うことによりまして、特に病休者や休職者がいる職場では直接の影響が出ているのも現実にありますが、将来的に職員配置やイベントなどについて見直すお考えはございませんか、お尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 組合ともよく話をして、我々も残業はゼロだと言ったりしているわけでありますし、休日、祭日についても、できるだけ軽減できるようには考えて進めていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 残業ゼロになれば本当に理想なんですが、やはり市民の目からは、市役所はいつも遅くまで電気がついているということで、イルミネーションがつくことはいいことだと思うんですが、事務室の電気がついているのを非常に危惧されてる人もおられますので、よろしくお願いをして次の項目に……。 ○議長(劒持堅吾君) 質問者にお聞きします。 お昼にした後で質問はしましょうか。 ◆3番(三上周治君) (続)もう一言しゃべらせていただいてお昼でもいいですか。 ○議長(劒持堅吾君) はい、どうぞ。 ◆3番(三上周治君) (続)今市長に御答弁をいただきました。 いずれにいたしましても、限られた人員ですので、職員が目標を持ち、やりがいを感じながら元気に働くことができる環境でなければ市民サービスの低下につながることが考えられます。昨今、働き方改革が叫ばれる中で、総社市においては全国に先駆けていろんな取組を行ってきておりますが、総社流の働き方改革が決して改悪の改革にならないよう、いま一度人づくりについて考えていただきますようお願いいたします。 次の項目にお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。再開は午後1時といたします。              休憩 午後0時0分              再開 午後0時58分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 三上周治君の質問を許します。 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) それでは、午前中に引き続きまして次の項目に移りたいと思います。 (2)番です。大型事業についてお尋ねしたいと思います。 以前、市長は、議会におきましてビッグファイブという言葉を発言されておりました。総社小学校、いじりの認定こども園、総社学校給食共同調理場、新庁舎、美術博物館という言葉をビッグファイブというふうに言われておりましたが、初日の施政方針の説明の中では、大型事業について余り触れられなかったように思いますので、確認の意味でビッグスリーとは何か、お尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。
    ◎市長(片岡聡一君) これまでビッグファイブと言っておりました総社小学校の新築、それからいじりの認定こども園、それから学校給食調理場、これが既に終わったスリーで、残るところは市庁舎の建て替えと美術博物館の建設、これをビッグファイブという呼び名で読んでおりました。これに、三つ終わったわけですから、残るは市役所の建て替えと美術博物館の建設と、プラスLRTというものを加えて、残るところビッグスリーと、そういうことを標榜して申し上げております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 5引く3は3になるのはどうしてかなと思ってましたので、確認の意味で御質問させていただきました。 そしたら、次に②でございます、大型事業を実施するための財源は大丈夫か。 雑駁な話、財源を心配する声を多く聞きます。市民の方々も、よく私たちに言ってくるのは、市役所にいろんなことで陳情に行くと、予算が厳しいからというふうによく言われるという言葉を聞きますし、また議会が行っております地域づくり協議会との意見交換会の中でも、予算がないからしてもらえないみたいなことを多々聞きます。 市長におかれましては、さきの2月議会におかれまして財政状況について、そろそろ黄色信号がつき始めたと言われておりました。そこで、今回11月に中期財政見通しということで新たに令和2年度から令和6年度までの見通しを出されております。実質公債費比率、経常収支比率、税収、基金残高など様々なデータが示されておりますが、この資料を市長はどのように分析し、本市の財政状況をどう捉えられておるのか、お聞きいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今年5月決算におきまして、出納閉鎖後の決算ベースで、単年でマイナス3億円の赤字を計上いたしました。これは本当にゆゆしき事態で、これが慢性化すると将来の総社市の財政は考えていけないという、そういう領域になるから、黄色信号から赤信号になりつつあるというふうに申し上げております。 四、五年前は、私は、ここの壇上で声高に今年の決算で9億円の黒字でしたと、よく申し上げておりましたが、大体10億円オーダーで黒が出ておりました。これは、積み込みが甘過ぎるんだという議会からの指摘を受けたことも確かです。例えば、1,000万円積んで執行額が700万円で、これは入札したら、落札価格ががんと下がりましたから残が出ましたというような、そういう案件でも、積み込みがニアではないというふうな言い方をされる方もいらっしゃいましたが、10億円が6億円になり、5億円になり、3億円になり、ゼロになり、マイナス3億円になってきたわけです。これは気を付けないと、来年度決算でマイナス6億円、再来年度決算でマイナス9億円、この負のスパイラルに落ち込んでいったときには、これは財政どころではなくて、本当にマイナスシーリングを90%シーリングぐらいでやらないといけない時代が来るやもしれませんから、これは赤信号だというふうに申し上げております。 9月10日の文教福祉委員会の所管事務調査で、中期財政見通しというものを皆様方にお示しをして、御説明を申し上げたわけでございますけれども、私はこの令和元年から令和6年については、これはビッグスリーのうち新庁舎建て替えしか含まれておりません。この中期の見通しの中にLRTと美術博物館は含まれておりませんから、原則論としてその二つは令和6年以降にということになりますが、そうはいいましても、令和5年の感じ、令和4年の感じを見ながら前倒しできるのか、それとももっと後ろにずらさないといけなくなるのかという瀬戸際の中期財政見通しになろうかと思いますので、是非協力をしていただきたいと思うんですが、気を付けるところが一つありまして、財調ですね。財調は、この令和6年のフィニッシュの時点でほどほど40億円程度は残るような使い道でお願いしたいと思います。今が大体41億円程度の財調を持っておりますが、これをこの6年間で減らさないという決め事というのを守りたいんです。これがないことには、将来展望が描けませんので、是非そこの部分はお願いを申し上げたい。そうすると、市債の発行オーダーが大体30億円程度で推移していけるように組み立てていきたいというふうに思います。同時に、我々が結構ああこれは安心だという部分もあるんです。それは、公債費の在り方がだんだんこの6年間では緩やかになっている時期を迎えられるということなんです。我々は、かつてのきびじアリーナであるとか、サンロードであるとか、大型4車線道路とか、国体にあわせて一気に造ったものを借金返しをずっとしてるわけでありますが、そのピークは平成20年、平成21年頃に実に単年で借金返しを40億円近くやっていたわけです。1年に250億円のその当時の一般会計の中で5分の1を返していくということはどれだけきつかったかということです。よく山陽新聞さんなんかに、実質公債費比率ランキング最悪みたいに言われてましたが、そのときの実質公債費比率が平成20年で20.4%を数えていたわけであります。これは、本当に県下ワーストナンバーワンというふうに言われても無理ない、そういう数字です。250億円の一般会計の中で39億円を返していった。平成21年が39億円、平成22年が35億円、平成23年が34億円、平成24年が33億円、平成25年が32億円、平成26年が31億円、平成27年が30億円、平成28年が30億円、平成29年が30億円、平成30年が29億円と、30億円オーダーをずっと返し続けて、きびじアリーナであるとか、その部分を返済していっているわけでありますが、この令和元年から、令和元年が27億円に下がります。それから、令和2年が27億4,000万円、令和3年が26億9,000万円、令和4年が27億円、令和5年が27億円、令和6年が26億円、そして中期を抜けた令和7年が25億円の台に入ってきて、公債費の比率がだんだんだんだん減っています。パーセントでいうと、実質公債費比率が令和元年が7.8%、令和2年が6.8%、令和3年が6.1%、令和4年が6.1%、令和5年が6.2%、令和6年が6.0%、明けた令和7年が5.6%というふうに、だんだんだんだん下がっていく傾向にあります。ですから、この中期の間はかなり苦しいですけれども、救われるのは公債費比率が下がっていくという部分です。だけど、これは自力再建ではありませんので、たまたまその時間帯がタイムラグがあって公債費費比率が下がっている間には当たっておりますが、入と出はかなりシリアスな年間の単年赤字を出しておりますから、そこの部分を気を付けながら、マイナスシーリングを作りながら財調は減らさないということであります。ですから、新庁舎建て替えは思い切っていきますけれども、この中期ではとりあえずはそこだけははめ込んで様子を見させてくださいというような財政運営になろうかと思いますので、厳しさを前面に出しますけれども、そうはいっても公債費比率では結構救われてますよといういい数字も持っている、また税収も増えているということも確かなことでございますので、安全運転をしながら中期をやっていこうということを考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 市長の丁寧な御答弁だったんですが、多分テレビを御覧の方は、その実質公債費比率がどうの、うんたらかんたらと言われてもなかなかわかりにくい部分があると思いますので、市長はこの中期財政見通しは令和6年度でそれまでに美術館……。ごめんなさい。市庁舎は入ってるけど、LRTと美術館は取組はないということを言われました。本当にこのテレビを見てる人向けになんですが、皆さんから見ると、総社市は大きなものを次から次へこう建てているので、本当に大丈夫なんかみたいなことを言われますので、市長の口から財政は大丈夫なんだという言葉は言ってもらえますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 注意すべき点はたくさんありますけれども、大丈夫なように運営をしてまいります。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました、ようにがなかったら良かったような気がするんですけど。 じゃあ、次の質問に移ります。 今市長が本当に丁寧な回答をいただいたんですが、この新しい令和6年度まで以降の話も少し話されました。中・長期財政見通しは令和6年度、市長の多分手元資料で令和20年度までのことを言われました。そのことはここにはないので分かりませんが、令和6年度まで見ると、財政指標のうち特に改善が著しい実質公債費比率、先ほど市長も申されました平成20年頃は20%を超えてて、これは国とか県の許可がないと何もできなかった時代を経験されておりますが、その後この見通しを見るとだんだんだんだん下がってきて、最終的に令和6年度には3.7%になります。この指標というのは、市長的には何%になると健全だと認識されておられますか、お尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 実質公債費比率は一桁台であり続けてほしいというふうなコントロールはしていきたいと思います。ですから、重ね合わさないというのが基本的にあるわけでございまして、新庁舎建て替えと美術館建て替えを同じ年にしない、ちょっとずらして、公債費比率が10%以上上がらないような、そういう逆算方式でやるべきだとは思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 私も、本当に10%でもいいぐらいで、市長も一桁という言葉をいただきました。ならば、3%を目指さなくてもいいわけですから、健全である比率、10%前後を市長は言われましたが、先ほどのいろんなことでいろんなことを聞いてきて、市民要望がたくさんあるということなんです。だったら、3%を目指さなくても10%程度でそれらの要望に最大限応えられるのも一つの案だと思うんですが、どのようにお考えですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 何もかにも削り取ってしまうということはいたしませんから、実質公債費比率一桁台、9.99以内ということ、それは目指していきます。 もう一つ、先ほど来申し上げておりますように、単年での黒字決算、これは気を付けながらやっていく。単年黒字決算は、見ばえは黒字だとしても、財調を取り崩してげたを履かせてますから、そこの部分も考慮して、ある程度の幅の単年黒字というのはキープして、ああ今年は財調は取り崩しゼロでできたねというような見ばえ感というのは大事なことだと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 先ほどの質問に付随するんですが、次の質問に移りますが、市民の中にはいろいろな立場でいろいろなことを頑張ってる方が本当に大勢おられます。③に書いてあります頑張っている市民を応援する新たな交付金を創設できないかについてお尋ねします。 市長におかれましては、日頃から市内のいろんな行事やいろんな団体に目配りをされていますし、市内には多くの市民がボランティアでいろいろなことを頑張っておられます。市長の発案で始められた市民提案型事業は、まさに理にかなった、頑張っている人を応援する事業だと思っております。しかし、中には規約にひっかかり困っている事業もあるみたいですので、そこで総社市民が総社市のために行っている事業に対し、頑張っている人を応援する事業みたいなものを新たに考えることは可能でしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 提案型事業で、前回からこの議会から出た案として逆提案型事業採択というものを実際にやりました。初年度は多文化共生をやってくれるということに手を挙げてくださいということで取り組んで、採択された事業が初めてできてきたわけでありますが、これを新たに重ねていくというのは、今の段階では考えづらいと。今の仕組みを拡大するであるとか、解釈を違えていくとか、そういうマイナーチェンジみたいなものは検討に値するとは思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁をいただきました。 今回の質問の意味というのは、市内には本当に頑張っている人が大勢おられます。マラソンのボランティアなんかに行ってみると、何とかクラブから来たとか、本当に知らないような名前も聞いたりしますし、そんな方と話をしていると、私たちは子どものサポートを応援したりとか、高齢者のサポートを応援しているとか、また地域に帰れば地域の作業を応援してるとか、いろんな立場で応援された、頑張っている人と接しましたし、NPOを立ち上げて頑張っている方もおられます。先ほど、頓宮議員が言われてましたが、昨日の若者たちの意見を聞いた、その前には、農業後継者クラブの方とお話をさせていただきました。以前は、農業後継者クラブで桃なんかを持って銀座に売りに行ってたんですが、予算が厳しくなったから今はやってません、あれはいい事業だったのにというお話も聞きましたし、本当に多くの方がいろんなところで頑張っているんですが、市内には本当に頑張っている人がおるんですけど、そういういろんなことでできないことがたくさんあります。 昨日も、溝手議員の中で高滝山のことも言われてました。本当に、行ってみると、頑張っておられますし、市長の地元の秦の方々は秦の郷スタンプラリーか、これで本当に頑張っています。実際に高滝山にしても秦のスタンプラリーにしても、本当に参加してみて楽しかったし、話を聞くと、どこどこから来たというのが県外とかの方もおられて、単なる地域のイベントではなくなってきている状況にあります。そんな方々も含めて、何か総社市独自で応援できる体制づくりとか、ボランティアといっても、最終的にはお金もかかることですので、何か総社市としてサポートができることがないかということで、再度お尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 頑張っている方がどうにかなれるか、それは検討させてください。今ある制度がありますから、それを基本に考えてまいります。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) ありがとうございます。 新たなものを作るのは本当に大変なことですから、それは十分分かりますし、午前中自分で職員数が足りないと言いながら新しい事業をやってくれと言ったら、何か自分で言いながらおかしなことにはなりますが、昨日も萱野議員が頑張ってくださったんですが、本当に市民のためになる仕事で職員がえらい目をしよんならいいですけど、こういう頑張っとる人のために応援できる体制とか職員になった方が、将来的には市のためになりますし、総社に行ったら、昨日の若者じゃないですけど、本当に総社に住みたいという若者が増えるきっかけになると思いますので、最後に市長もう一言、市長、もう少し前向きな答弁をお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 前向きに考えてまいります。いや本当、それも口先だけではなくてですよ、本当に考えてまいりたいと思いますので。いろんなところで、本当に頑張っていらっしゃる方は、よく分かっておりますので、承知いたしました。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 本当に言葉だけの前向きじゃなしに、よろしくお願いします。 また正月には、市長は多分秦のあそこの場所に行かれるんですから、また地元の方々からも話が出るかもしれませんので、前向きな検討をよろしくお願いして、以上で終わります。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) 次に、7番岡崎亨一君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 岡崎亨一君から一般質問に際し、議場へのパネルの持ち込み並びに資料配付の申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、7番岡崎亨一君の質問を許します。 7番岡崎亨一君。              〔7番 岡崎亨一君 登壇〕 ◆7番(岡崎亨一君) 議長より発言の許可をいただきましたチームかがやき、公明党の岡崎亨一でございます。 通告に従いまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 今回は、25回目の一般質問になりまして、また任期の折り返しでございますので、しっかり議員力を磨いて、政策力、発信力、拡大力、現場力に精進してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 今回、大きく3点についてお伺いをさせていただいております。1番目、災害対応について、2番目、緊急避難所の環境整備について、3番目、予防接種事業についてでございます。 まず、災害対応についてでございますが、広域一時滞在の周辺自治体との協議はその後どうかについてでございます。これは、平成30年9月議会でも質問をさせていただいております。私からは、そのときにざっくりしたものでも結構ですから市長に音頭をとっていただき、周辺自治体と協議をしてほしいとお願いをいたしました。そのとき市長はノーとはおっしゃいませんでした。市長は、これはがんじがらめで2カ月までとかということではなくて、有事想定をした上で、広域一時滞在の定義づけについては綿密に話し合っておく必要がある、余りがちゃがちゃやると、今度は愛情みたいな情念みたいな情がなくなる話になってはいけませんので、ちょっと遊びを、クッションを持ったりしながらやっていくべきだと思いますと答弁をしておられました。その後、市長、協議はいかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 岡崎議員の御質問にお答えをいたします。 広域連携をやらないといけないんですが、今のところまだできておりません。倉敷市長、それから高梁市の近藤市長、矢掛の町長さん、それから井原市、それから岡山市、隣接する自治体と私が話をしてまいりたいと思いますので、今の段階ではまだ具体的な動きはございません。ただ、一緒に高梁川の上流のダムについて、事前放流であるとか、それから高梁市長とは一緒に高梁川の築堤であるとか、伐倒、伐採であるとか、強靱化などについては東京で共に行動したりとかありましたが、一時滞在避難の協議はまだ行っておりませんので、これからやってまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) お忙しいということで、なかなかまだ広域一時滞在の周辺自治体との協議は進んでいらっしゃらないということでございますが、市長が音頭をとって話をちゃんとしていただくということで御期待をしておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に移ります。 福祉避難所とペット避難所の開設時期と周知方法はどうかとお伺いをしておりますけども、これも平成28年9月議会で、私はペットを含む社会的弱者の避難計画についてお伺いをいたしました。そのとき市長は、避難行動要支援者名簿を策定し、避難計画を盛り込んだシステムを今年度中に整備しようとしておりますと御答弁をされました。私がペットを含むと言ったので、そのような答弁になってしまったのかと思ったんですが、一方ではその言葉にペットが入ってなかったのでペットのことはそのときは考えていらっしゃらないのかなとも思えた次第です。 昨年の西日本豪雨のときには、ペット避難所と福祉避難所は、これは計画してあったんでしょうか。お伺いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 昨年は、とりあえず逃げてくれというところから始まっております。これは、将来的にもそこの部分は変わらない可能性があります。のるかそるか、生きるか死ぬかというときに、遠くにある福祉避難所まで逃げてくださいと言うのもはばかるところもあるかと思います。福祉避難所でいうと、大方市内の特別養護老人ホームであるとかデイサービス、そういったところに逃げてほしいということでありますが、じゃあそれが最寄りにない地域においては、そこまで本当に重度の方が行けるかというと、そうでもない場合が多いので、去年はとりあえず44の避難所へ逃げてくださいと、一旦みんな体育館とか何だかんだに逃げて、8,600人近くが逃げられて、それからAMDAの力をかりて、JMATもDMATも割り方早く来てもらえまして、特に重たい方は当然市内の特別養護老人ホームであるとか、そもそもさくばらホームは市内外を問わず分散避難をしてもらいました。事後的に福祉避難を行ったということでありました。 一方で、ペット避難所は、きびじアリーナのサブアリーナか、そこに初動のときからペット避難所は設けておりまして、それをエアコンがないものですから、総社市役所の西庁舎3階に移していったと、そういうことでありました。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 福祉避難所、ペットの避難所も事後的であったという認識をしました。ということは、市長、やはり計画はなかったんですね。計画があったんかなかったかだけをお伺いをします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 福祉避難所はありましたけれども、福祉避難をするという計画はありましたけれども、いざとなったらできなかったということです。 それから、ペット避難所は初動から用意したということであります。これは、最初のタイミングからペットはこちらですという同伴避難所を用意したということです。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知しました。 そうですね、その後の議会でも同僚の三宅議員が平成30年11月議会で質問をされました。そのときに、市長はペット避難所は特定の場所を決めておくとおっしゃっております。市長、この「第三文明」1月号にコメントを寄せていただいておりまして、そのときにペットの避難所の大切さを訴えていただきましたよね。ちょっと御紹介を申し上げますが、今後の災害に備えて全国的な課題となるのがペット避難所の創設ですと。ペットも大事な家族の一員ですと。若干省略しますけども、私は市長室を使用してもいいからペット同伴避難所を設置するようにと指示を出しました、結果として市役所の3階にペット避難所を設置したのですと。これらの経験から、ペット同伴の避難所の設置は、今後の災害に備えて全国的に義務づけるべきだと考えますということでございまして、非常に有難い言葉だなと思っております。ペットをお持ちの皆様、どうか安心して避難をしていただきたいと思います。 また、福祉避難所ですね。山陽新聞に先日載っておりましたけども、福祉避難所、東日本の台風の被害でありますけども、一般の人が殺到して、本当に必要としている人が利用できなくなる恐れがあるので、非公表が6割だったということでございます。しかし、長野市は開設を公表して、担当者は一般の避難所で把握できない被災者にもアプローチできたというふうにもおっしゃっておりますけども、市長、我が市では福祉避難所は公表するんでしょうか、しないんでしょうか、お伺いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 福祉避難所は公表しておりますし、公表いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。 福祉避難所は公表されるということでございますので、どうか福祉避難所公表のところには一般の方は殺到しないように、私からもお願いをしたい次第でございます。 それでは、3番目に移らせていただきます。 罹災証明書を受けるためのポイントを周知するべきだと思うが、どうかというふうにお伺いをしておりまして、今パネルを見ていただきまして、皆様には資料をお配りをしておりますけども、このパネルを見ていただきたいと思います。国会で、我が党の平木参議院議員が引用した、インターネット上で公開されておる資料でございまして、被災写真を撮るポイント、罹災証明書を発行するために罹災写真を撮るポイントはということで、1番、建物の全景を撮る、2番、浸水した深さを撮る、3番、被害箇所を撮るというふうにあります。これは非常に大事なことでございまして、昨年の西日本豪雨でも私も前議長の加藤議員と回らせていただいとるときに、いち早く片づけをされとる方がいらっしゃいましたので、写真は撮った、写真は撮ったというようなことをお話をしました。撮ってる方もいらっしゃれば、いやまだ撮ってないという御家庭もいらっしゃいました。本当にこれは罹災証明書等を受けるのに大事なことでございますので、この内容を市民にハザードマップなどに掲載をして周知する必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは絶対にやらないといけないので、ちょっとハザードマップを今作成中ですが、これもあわせて掲載したいと思います。 まず、罹災証明という漢字が難しい、まず。これは、どうやって、何のためにやるかということもなかなか知ってる人ばっかりではありません。それにまた時間がかかるということを嫌がってる人も全く多いのも事実でありますから、ここはよく周知徹底するように事前にやってまいりたいと思います。写真を撮っといたら良かったのにというのがよくあるケースでございますので、よく徹底してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 罹災証明書を受けるための写真を撮るポイントですね、周知の徹底をお願いをしたいと思います。 それでちょっとこの関連でお伺いをしたいんですが、誠に申し訳ございませんが。罹災証明書を出すための診断する書類ですよね、自治体によっては書式がまちまちなように伺っておりまして、今回も我が市に対しまして支援していただいとる自治体の皆様が多数来られました。どこの書式を使おうかなみたいな御相談もあったように聞いておりますが、これは全国市長会で、市長、書式の統一とか、その辺は図れないんでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、新しいテーマとしてやるべきだと思います。どうしても東日本出身の首長さん方々は、地震という壊れ方で罹災証明をしていて、その後の津波というものが合わさったというのが幾分考慮されている。だけど、我々は、我々がやったものは、アルミニウム爆発で躯体は残っているけれども、全て破壊されている、なのに躯体が残っているがために、小規模だとか、半壊までだとか、そういうことを内閣府に対して強烈に言い続けたわけでありますが、この罹災証明の合わせというのは、これからの大きな課題だと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 発信力のある市長でございますので、是非ともそのあたりを全国市長会でも訴えていただきたいと思います。 今回での東日本での台風の災害について、今までになかった一部損壊もお金が出るようになりました。我が党の赤羽国土交通大臣が皆さんのお声を聞いて応対をしたところでございますので、しっかり発信をする、訴えていくということが大事だと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、この項の最後4番目、交通手段を失った方のために書類の手続や物資支給を小字単位での対応を考えてはどうかと伺っております。 これは、ある地区の市民のお声でございます。書類の手続に、ここの出張所でやっているから、また物資支給をしているからここまで来てくださいと言われたらしいんですよね。なかなか車を持って逃げられなかったので、車が水没してると、自転車も動くか動かないか分からない、そんな状況の中でなかなか歩いて30分、40分のところにあるところには行けなかったと。そうしますと、消毒用の消石灰を消防団にお願いをしたら、快く消防団の方たちがその地区に配っていただいた。本当に有難かったとおっしゃっておりました。小さな小字といいますか、特に今回は下原、あの地域だと200世帯、300世帯ですかね、まだいいんですけど。もう少し大きな、要は……。はっきり申し上げます。昭和地区です。美袋です。あそこで下倉、草田の方がどれほど距離があるかということですね。やはりそこは、集会所も水没しておりますから、できません。じゃあ神社がお借りできるのか、それは分かりませんけれども、被災してから週に1遍でも2遍でも定期的な曜日を決めて手続や物資の支給があれば、皆様は交通手段をなくしたところで非常に助かったというお声です。市長、こういうことについての今後の御対応はいかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ここの部分が基本的なことでありまして、こちらから出向いていく、こちらから幾ら遠くても物を持って出向いていくという姿勢をこれからは本当に貫いていきたいと思います。必ず、発災した当日から地元出張所を設けて、その職員たちが一軒一軒回っていくという災害対応をこれから必ずやってまいりますので、去年大変な、草田の方々、水内の方、遠かった方々に対する御無礼があったら本当におわびを申し上げたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 市長、職員さんが出張所を設けて一軒一軒回っていくと、これは有難い話なんですが、職員さんも市内で被災をし、また市外からなかなか来れない状況があったりして、一軒一軒を回るというのが非常に御負担かなという心配をするわけでございますけれども、方法はちょっと考えていただきまして、先ほど申し上げた毎日じゃなくても曜日を決めて、お車で手続するような形を設けるだとか、そういった職員の負担も考えながら、小字単位の、そういった細かい、市民に寄り添える、一軒一軒に寄り添える対応をお考え願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。御期待をしております。 それでは、大項目の2番目に入ります。 緊急避難所の環境整備についてお伺いをしております。これは、小・中学校の体育館についてでございまして、平成30年11月議会で小・中学校の体育館について質問をしております。その確認でございます。そのときに、1番、緊急防災・減災事業債を活用してのエアコン設置は検討したのかとお伺いをしておりますが、今議会の昨日でございますが、小西利一議員の質問でも、学校の体育館は本当の緊急一時避難所なのでエアコン設置は考えないと、市長は言われました。私の平成30年11月議会でのこの項目の最終答弁は、一応前向きに検討しますというものでございましたけども、結局昨日の御答弁によりますと、前向きに検討したが、結果、緊急防災・減災事業債は使いたくない、しょせん借金だからという部分でよろしいでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今のところはそういうふうに考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。 今年に入ってから5年間で20億円以上の復興予算が必要な時期でございますから、ですから緊急一時避難所になる小・中学校の体育館は、ほぼ1日か2日もないぐらいですのでエアコンはありませんけれども、すぐさま以前のように公民館、分館のエアコンがあるところに移動していただくということでよろしいですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今のところ、基本的にはそのように考えておりますが、まだ規模にもよりますので、そうにあらずという場合があるかもしれません。そのときには、緊急エアコンを設置するなり対応するかもしれません。また、季節にもよりますけれども、災害の規模にもよるということです。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。 災害の規模にもよるということで、必要なときには緊急のエアコンも考えるという御答弁と承知をしました。 次に入ります。 飲料水、毛布などの分散備蓄の状況はどうか、住民への周知はどうかとお伺いをしておりますが、これは学校に関することでございますので、教育長、よろしいですか。御答弁をお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 岡崎議員の御質問にお答えいたします。 今現在、総社中学校、昭和中、昭和小、維新小、池田小、新本小、それから富山分館、大体9カ所に分散備蓄をしております。その倉庫の中には、毛布、段ボールベッド、おしめ、トイレ、ブルーシート、土のう等々、そういうものが今入っております。 以上です。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 分散備蓄の状況は、総社中学校、維新小学校、昭和小学校、新本小学校でよろしいですか、富山分館を含め9カ所と御答弁を頂戴しましたが、住民への周知というのは教育長でよろしいんですかね。お願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) これは、広報紙を使って掲載して、地元の防災組織とか訓練とか、そういうような中で、学校だよりも含めて、情報提供をしているところでございます。新たに総社西小学校及び山手出張所に分散備蓄の準備も進めておりますので、そこの辺もできるだけ広報をしていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 「広報そうじゃ」または学校では学校だよりですね、保護者の方に周知をしていただいておると認識をしました。 これは、市長、地域づくり協議会さんがあるわけですから、もっともっと住民に広く知らしめていく必要があると。前、これは新谷部長にもお話をしたんですが、情報というのは、差し上げたら、どういった形で周知徹底をされたのか、必ずバックをしていただく。私が住んどる地域であれば、住んどる地域の回覧板で回していただいて、皆さんがサインするわけですね、何月何日何時にうちに来たと。それで区長や班長にお返しするわけですけども、ちゃんとそういった情報を出して、返していただく、ああ伝わったんだなと。あとは、回覧板を見るも見ないも個人の自由ですから、責任ですから。ですから、地域づくり協議会に分散備蓄はこういう状況にあるということを周知してほしいですが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そこが本当に一番大切なことで、こっちが勝手に持っていって、置いて帰って、誰にも言わなかったら、あってもなくても関係ないわけでございますので、設置するときに今回キットを設置したと言っておりますけれども、地元とどういうことをやりとりしながら置いていったかについて、担当者から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 備蓄品のこれは、地域づくりの方とも協議してまいります。それから、地区防災計画をこれから全地域に、今も回っておりますが、そういうところでもこういった資料を提供して説明してまいりたいと思います。 それから、防災キットでございますが、これも地域の方と相談して、避難所30カ所に備えつけております。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。 これから、やってることをしっかり計画しながらやってるわけですから、知っていただかないと、やってるということに気付いてもらえないんですよね、せっかくやってるのに。ですから、先ほど教育長から「広報そうじゃ」と学校だより、学校だよりは児童の保護者、見るか見ないかがありますけど、届いてます、親に出さない子どももいますけれども。ですけども、子どもたちがいる保護者と、また子どもたちが大きくなって、ある程度の年齢がいった御夫婦の御家庭との情報のギャップというのが、地域づくり協議会と議会との意見交換会でも見られますので、どうか周知徹底を、出したら返していただく情報を、お願いしたいと思いますので、市長、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、本当に申し訳ないと思います。もう一度ちゃんと徹底して、いま一度こうやって設置している、せっかく設置しているわけでございますから、各地域に徹底して、これを情報を周知してくれという会議をもう一回、ほかにもあるものですから、開催させていただき、また議員にもその様子についてお知らせを申し上げたいと思います。これは、地域防災計画の話もあったりとか、それから今回の清音で行った避難訓練の動画を映した場所であるとか、今後のメンバーであるとか、そういうことをやろうと思っているやさきなものですから、この問題と合わせて周知徹底させてまいりますので、大変申し訳ございませんでした。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) どうかよろしくお願いいたします。 私も、若い頃に上司に報告がないと仕事をしていないというふうに叱られました。一本の電話、一本のファクスがなぜできないんだと、なぜ催促をされるのかと叱られたものでございますので、職員さんは一生懸命やっとりますから、それをちゃんと知らしめてほしいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 3点目に移ります。 災害情報が得にくい方のために、テレビ等の情報機器の設置ができるよう整備の状況はどうかとお伺いをしておりますが、これについて、これは体育館の設備ですから、教育長、よろしいですか。お願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 平成30年度に市内の全小・中学校の体育館に防災用のWi-Fi設備が設置されました。これによって、公衆フリーWi-Fiが使用できるようになりましたので。ただ、スマートフォンとかタブレットを利用できない高齢者の方用にテレビは必要じゃないかと思ってまして、これを今後導入を検討してまいります。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) テレビ等の同軸ケーブルのジャックですね、これからの御検討ということで、是非ともお願いしたいと思いますが。 ちょっと申し訳ございません。最初のちょっと防災というか、公衆Wi-Fiといいますか、小・中学校でしょうか、小学校でしょうか、全校と伺ったんですけども、申し訳ございません、もう一度お願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 全小・中学校の体育館に設置されてます。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 全小・中学校ということでございますので、承知をしました。 それでは、この項目の4点目に移らせていただきます。 体育館トイレの多目的トイレ化の今年度の工事とこれからの計画はどうかとお伺いをしておりますが、たしか今年度は2カ所で1,000万円という予算がついておったはずでございます。その状況と今後の計画についてお伺いをいたします。教育長、お願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 今年度は、清音小と中央小、来年度は常盤小と山手小を予定しております。 もう少し申し上げますと、多目的トイレがついているのは、総社小学校は7カ所あります。ここはエレベーターがありますので、高齢者の方とか足の不自由な方も行けるようになると思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 今年度は、清音小学校と中央小学校、清音小は特に清音地域がつかった地域でございますから当然と思いますし、中央小につきましては、決壊は今回はしておりませんでしたけども、湛井堰ですとか井尻野がございますので、当然かと思います。来年度は、しっかり計画をしていただいておりますということで、常盤小と山手小とお伺いをしましたんで、どうかその後も順次計画をよろしくお願いいたします。 それでは、最後の大項目の3番目に移ります。 予防接種事業についてお伺いをしておりますが、ロタウイルスワクチンでございまして、ロタウイルスワクチンの定期接種化が令和2年10月から始まるが、対象の乳児が8月生まれからである。年度で、4月から7月生まれの乳児と差異が生じるので、単市事業として令和2年度の上期だけ考えてはいかがかとお伺いをしておりますが、私もこの質問をずっとさせていただいておりました。ロタウイルスにつきましては、ここでは省略をさせていただきますけれども、8月生まれからというところで、これは資料によりますと、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、全国的なワクチンの安定供給の準備が必要であり、自治体において定期接種化の前年度末までに予算案への反映及び議会での審議、議決が必要。予算の議決後に予防接種台帳等のシステムの改修、医療機関との契約条件の調整及び契約、広報や接種対象への周知も必要であるため、10月から開始をして、8月生まれの子が対象になると、いわゆる定期接種が無料ですよね、というふうに聞きました。私がワクチン会社に確認をしましたところ、例えば総社市が4月2日生まれから助成制度を、助成制度が全額助成なのか一部助成は別としまして、半年間を先んじて行ってもワクチン供給には何の問題もないということでございました。そして、平成30年11月にチームかがやきで行った予算要望にも、ロタウイルスワクチンの助成事業が入っておりましたけども、接種率が8割にも上るという理由で却下をされております。私としては、お母さん方の家計応援もあっての要望をしたつもりでございました。しかし、この回答は接種率だけにこだわった、私の個人的な感想でございますけども、少し行政的な判断過ぎるなと思いました。他市におきましては、県内では15市の中ではロタウイルスワクチンの助成制度をしとるところはございません。県内では、全額助成をしておるところは奈義町と西粟倉村、一部助成が矢掛町でございます。例えば、全国的に郡山市などは、2回接種するワクチンは1回6,000円、3回接種するワクチンは1回4,000円、両方ともに合計1万2,000円でございます。また、島原市などは、2回接種が1回4,500円、3回接種が1回3,000円、合計9,000円でございます。市内のクリニックでは、約8,000円が1回で、3回接種が2万4,000円というふうに資料ではあったんでございますが、5歳未満の乳幼児でのロタウイルス胃腸炎による入院は、全国で年間2万6,000人から7万8,000人と。これを計算したんですが、ざっと2万6,000人から7万8,000人でちょっと人数が広いんですが、年度が多分違ったんでしょうけども、大体総社市では十五、六人から三、四十人ぐらいかなと計算ができるんですね。乳幼児の本当に定期接種化でスケジュールがお母さん方は忙しいんですけども、総社市だったら、私は4月2日生まれから7月生まれに一部助成を考えてあげてもいいのではないかなと思いますが、市長、いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。
    ◎市長(片岡聡一君) ちょっと考えさせてください、財政のこともあわせて。これから査定へ入っていきますんで、ちょっと考えさせてください。 ○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 時限的なこれは事業になると思います、当然4月生まれから7月生まれの子どもですから。来年度だけです。そうしますと、今年度のお子さんをお持ちの方は全額負担されたんですよね。大きいなと思いますけども、我が子を守るためには、普通のお母さんならお金がかかってもしっかりとワクチンで防げるものは予防してあげようというお気持ちだと思いますので、どうか予算をこれから正式に決まっていく中で、本当に先ほど申し上げました復興について心の復興を大事にされておる政策がございますから、20億円以上のお金がかかるわけでございますから、その中でございます、御無理を承知で申し上げております。やはり総社に住んで良かったなと、あらゆる世代に言っていただきたい。その思いでいっぱいでございます。赤ちゃんを産んだお母さんは、様々な御苦労をされております。それがお父さんかもしれません。是非ともそういった方ももっともっと応援をさせていただいて、総社に住んで良かったなと思える市にどんどんどんどん、この21名の議員で市民の皆様を応援しながら頑張ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げさせていただきまして、私の一般質問を終わらせていただきます。有難うございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします、約10分間。              休憩 午後2時0分              再開 午後2時10分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、15番村木理英君の質問を許します。 15番村木理英君。              〔15番 村木理英君 登壇〕 ◆15番(村木理英君) 議長に発言のお許しをいただきました、緑の会、村木でございます。 今日は、中学校の部活の運営について質問したいと、このように思うところでございます。 働き方改革の制度の中で、市内の中学校の部活の運用について、市長はどのようにお考えでしょうか。所見をお教えください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 村木議員の御質問にお答えをいたします。 私は、総社中学校の野球部で、3年間頑張りました。セカンドで9番バッターでありました。県大会にも出場いたしまして、中学校の思い出の4割ぐらいは野球部の思い出でありまして、私の人格形成というか、大いに野球部時代が役立ったということに感謝しておりますし、その後社会に出て、選挙をするようになりまして、中学校時代の野球部仲間がみんなで応援してくれるみたいな、いわゆる人生の友を作る最も大事な現場が部活動であったということを後になってさらに思い知らされているところであって、私は部活動というものは義務教育の中で本当に大切にしていくべきテーマだと、そう認識しております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 同様に、教育長はいかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 村木議員の御質問にお答えいたします。 今年の1月31日に中央教育審議会から答申が出まして、その中で教員の働き方改革と部活動の在り方、これを議論されてありました。必ずしも部活動を教員がやらなくてもいいということになってます。特に、時間外については40時間未満にしろとか、そういう締めつけがあるということで、実はこれは極めて一律的な話で、私は義務教育の間にいろんな個性を伸ばすというのが大事だと思ってます。一律教育は駄目で、そんなことをやってたらコンピューターに負けますから、一番大切なのは部活動で、その中でコミュニケーション能力を高めるというのは、市長もおっしゃいましたけど、将来自分のネットワークができる一番の基本だと思ってます。この両立をどう進めるかというのは、これから議論になる思うんですけれども、私はそういうふうに思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 御答弁をいただきました。 部活動が大変必要だ、大切なものなのだということは十分にうかがい知れるわけですけども、働き方改革の制度というものが始まり、現行の部活動というものの運用が非常に厳しくなっていると、運用が危機に瀕している、中学校部活動の衰退を招く恐れもあるというようなお答えは市長からはなかったんですけど、その辺のお考えはいかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、ゆゆしき事態だと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 同様に、教育長はいかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) ある意味で、勉強のできる子だけが大事なわけじゃなしに、自分の個性を伸ばすというのは、努力をすることによって自分を鍛え上げるということですから、心を鍛えるという意味でもありますから。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 教育長にお尋ねしますが、従来型の部活動の在り方というものが、働き方改革によって通常どおり、今までどおりにはいかなくなってる環境だという御認識はいかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 実は、部活をやりたい先生とやりたくない先生があります。本当に部活をやりたい先生は、時間外を無視してやっているということ、それで県教委から注意をされる。実は、こういうことを言ったらいけんのですけど、ほかの場所で先生が子どもたちを呼んでやっているというケースもあります。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 教育長の御答弁を伺うと、先生方の大変な努力の中、いろんな犠牲を払って部活を運営されているということがよく分かるわけです。 平成30年4月に、スポーツ庁から運動部の活動の在り方に関するガイドラインが発表され、そしてその半年後、岡山県の教育委員会から部活動の在り方に対する方針が打ち出され、そしてさらにその半年後、平成31年4月に運動部の活動の在り方に関する方針が総社市でも打ち出されたと。それから、間もなく1年を迎えるというタイミングです。市長の御答弁、あるいは教育長の御答弁を伺っても、部活動の運営というものがこれから厳しくなり、そしてなかなか総社市の中学生の部活動の運用というものが、この制度のままいってると衰退せざるを得ない環境になってるということは私は言えると思います。しかし、片岡市長の御答弁もいただいたとおり、部活動というのは非常に価値があることであり、よく今日の午前中の一般質問の中にもありましたが、人づくり、あるいは優しい気持ちであるとか、そういった気持ちをうたうという総社市の教育大綱にもスポーツという言葉が掲げられているということがある限り、中学校の部活動は総社市にとってかけがえのないものであると私は認識するわけであります。その認識のもとに、次の質問に移りたいんでありますが、このガイドラインを見てみますと、いろいろ民間活力を入れるであるとか、民間の人間を入れるであるとか、共同で部活動を運営するとか、そういうことがつづられております。これを総社市独自の形でやるというのが、私は片岡市長の腕の見せどころじゃなかろうかなと。全国屈指の子育て王国を作ろうというスローガンを上げられている片岡市長には、これは避けては通れない命題と私は考えます。 そこで、いきなり民間活力を入れるというのも、なかなかちょっと現実問題としては難しいかも分かりません。しかし、総社市内の中学校でいろいろ教鞭をとられた先生方の中には、すばらしい先生がおられます。そのすばらしい先生が定年をされ、そしていろんなところで働かれておられる環境もございます。言葉が悪いかも分かりませんが、優秀な人材が総社市内で働かれておられながら、市外で働かれる、公立ですばらしい成績を残された、指導力を発揮された先生が、私立の中学校で働かれてしまうという、これはいかがなものかと考えるんですけども、こういう現状が今ある、こういう環境があるということは、市長は御認識ですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) はい、認識しております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 教育長はいかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 認識しております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) それで、市長はよろしいですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 創志学園という学校がありまして、この学校は環太平洋大学、創部わずかで甲子園に行ってしまう、それから大学の方は大学選手権で東京六大学を凌駕して、決勝までいきなり行く。なぜか。大橋理事長と非常に仲がいいですけど、それは指導者だと。指導者によって、ここまで違うのか。全国1位になれとは言いませんけれども、その指導者によって子どもたちの人生、そして性格、心、まあそりゃあ、あの私学ができて、公立ができないはずがないじゃないかと私は素朴に思うわけでございます。ですから、総社流でどこまでできるか、これは考える価値があると思います。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 教育長はいかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 本当に市長と全く同意見です。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 私も同意見であります。お二方とも、すばらしい答弁だと思います。 そこで、総社市として大きい枠組みを作ろうじゃあありませんか、市長。そして、市長が今日も午前中言われておられました、人を作る、優しい気持ちを持っている子どもたちを作っていく、それに部活を当てはめていく。かつて高校野球を創始されました、市長が今言われましたですけれども、当時は中等野球大会を開催される当たりまして、高校野球の生みの親と言われておられます田村木国先生という先生がおられます。その先生は、野球部を全国に広げる際に、野球部の監督は野球の技術を教える指導者で、野球部長はその学校で一番の人徳者を当てるべきと、このように提言されました。それで中等野球がスタートしたわけです。私は、市長が今日午前中からも言われておられます人を作るということ、これは通ずるもんがあるんじゃなかろうかなと。先ほども市長が言われました。全国大会で優勝するということだけじゃなくて、そうじゃなくて、それ以外のことも学べるんじゃないかということを市長は常々言われておられる。私は、それが総社流じゃなかろうかなと、そのように考えます。 その手始めとして、これは(2)番になるんですけども、総社市内で働かれておられたOBの先生方の再任用を考える、そしてその雇用制度を構築していくということを私はすべきと考えますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは非常に大切なことだと思います。しかし、これまでの概念を大きく変えていくことになります。誰を是として誰を非とするか、どこの学校を是として、どこのチームを是とするか、様々な問題が生じてきますので、それらをちゃんと制度化して、理屈が立つ形で構築できれば、やればいいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 教育長、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 市長のおっしゃったように仕組みの問題と指導者、どういう指導者がいいかと、そういう人に関して魅力のあるコンディションで引っ張ってこれるかということが一番大切だと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 人生100歳時代と今言われております。議会の諸氏の中にも、従来一昔であれば御高齢と言われた世代の方もおられますが、非常に元気で、まだまだやれるという方が大勢おられます。私は、これからのまちづくりは、人生100歳を目途に人材を当てていく。まだまだ教育長もお若うございます。この②に、私は61歳から65歳、66歳から70歳、71歳以上と書いておりますが、これはあくまで60歳以上の人にもっと頑張っていただきたいということのメッセージであります。60歳以上、66歳以上、71歳以上、75歳以上、まだまだやれる、そういう総社市を子どもと一緒に作っていく、これが私は片岡市政ではなかろうかと、このように考えているわけでございますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この制度をやるように構築してまいりますので、また知恵をかしてください。 私は、これは勇気が要ることでありますが、これはやりようによっちゃあ大化けする、わくわくするじゃないですか。吹奏楽であるとか、ハンドボールしかり、野球しかり、特異性が伸ばしていける、楽しいじゃないですか。そこで使うお金は、私は生きたお金だと思いますから。ただ、いろんな細かいところを余り気にし過ぎたら、多分がんじがらめでできないはずなんで、フレキシビリティーに富んだやり方でやっていく、これは大事なことだと思いますんで、やりますよ。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 教育長、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 先ほども申し上げましたように、勉強ができるだけでは駄目なんですね、東大出ても駄目だし。自分の思いを持って努力すること、自分の個性を伸ばすことが一番。私がちょっと着任したときに、高木聖鶴先生が言われたんですけど、人と同じようにやってたんじゃあ駄目だと、2倍3倍努力しないと駄目だと。そういう子どもを育てていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 是非この制度が確立されますことを、そして総社市内で教鞭をとられております中学校の先生方に改めて敬意と感謝を申し上げまして、質問を終わります。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) 次に、1番山田雅徳君の質問に入る前に、この際、私より申し上げます。 山田雅徳君から一般質問に際し、議場へのパネルの持ち込み並びに資料配付の申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、1番山田雅徳君の質問を許します。 1番山田雅徳君。              〔1番 山田雅徳君 登壇〕 ◆1番(山田雅徳君) 議長より発言のお許しをいただきました、議席番号1番、チームかがやきの山田雅徳です。 通告に従いまして、今回の質問は大きく2点であります。防災・減災対策について、高齢者の交通事故防止対策についてお伺いをいたします。2日目のしんがりを務めます。時間いっぱい頑張っていきたいと、そのように思います。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、防災・減災対策についてをお伺いをいたします。 防災意識を高めるための取組についてでございますが、現在市議会では、市内の各地域づくり協議会の皆様との意見交換会を各地で開催をしております。そこでは、地域の困り事であったりとか、まさに多種多様な御意見をいただいておりますけども、どこの会場でも多くの時間を今割いておりますのが、防災についての意見交換でございます。特に、8月議会で動き出しました地区防災計画でありますけども、それぞれの地区で計画をしていく上で、最新の情報、ハザードマップがやはり必要だという声をあちこちで伺っております。通告しておりますのは、ハザードマップの完成見通しはどうかですけども、これは昨日の小西議員の質問に対する御答弁で、ハザードマップの配布は今年度末頃に予定しているということでありました。新しいハザードマップ、これまでのものに加えて追加された点であるとか、改良された点、先ほどの御答弁でもありましたけども、いろいろ改良されてると思いますが、昨夜のテレビ放送を御覧になってない方もいらっしゃるかもしれないので、いま一度御紹介をいただきたい、そのように思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 山田議員の御質問にお答えをいたします。 ハザードマップは、現在ゲラ刷りができた段階で私が見まして、幾つかの項目でチェックをして、年度内にということで急いでおります。まず、見ばえのいいものというか、手にとって見たくなるようなものに表紙も変えて、それから緊迫感がある写真に変えようということで、昨年の災害の写真を使って、こんなにすごかったのかというような表紙にしようとしております。 内容が大切でございますが、避難所をこれまでの公営の避難所ばかりでなくして、民間の避難所を全て列記するということをやろうとしております。民間のユーミーマンションの55カ所であるとか、様々に協力をしてくださる民間の施設を列記してやろうとしております。また、去年体験して、何を持って逃げるべきなのかというリストもちゃんと明記してやろう。それは水害であれ、地震であれ、双方にどういうものが有益かということも列記します。そして、私がこだわったのは、昨年の災害を受けて会議をしたときに、とにかくレベルワンだけでいいのかと。レベルワンとて、高梁川が決壊した図を描いているわけであります。しかし、1,000年に1回という災害が来ないわけではないと。実際に、去年は100年に1回という災害が来たわけでございますから、1,000年に1回のレベルツー、L2と言われておりますが、それを想定したハザードマップ、地図を最終稿に列挙しております。またさらに、現時点で22の市町と防災協定を結んでおりますが、どこと結んでいるのかということも改めて新たに列記するようにしております。いずれにせよ、緊迫感があって、本当にこれを持って逃げて良かった、いつもこれを見るべきだよというような濃度の高いものに作りかえようということをしております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 御紹介をいただきました。大変内容の濃いものになろうかと、期待をしております。 また、1,000年に一度と言われるL2ですけども、1,000年に1度が明日来るかもしれないですし、来年来るかもしれないし、いつ来るかも分からないので、そういったところもしっかりと踏まえた上で、新しいハザードマップに期待をいたしております。 今申し上げてますハザードマップというのが、これは洪水や土砂災害の対応のハザードマップでありますけども、それ以外に多くの市民の皆様から特に最近お尋ねがあるのが、ため池についてでありまして、防災重点ため池、またため池ハザードマップについてどういったものなのか、市内にどれぐらいあるのか、ため池ハザードマップはいつ私たちの手元に届くのかといった声も寄せられております。 そこで、②のため池ハザードマップについてはどうかに移りますが、まず防災重点ため池なるものは一体どういったもので、市内にどれぐらいあるのかをお尋ねをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 現在、ため池に対する考え方が、国の基準が大幅に変わりつつありまして、総社市全体で360カ所のため池がございます。このうち、防災に資する重点的なため池、これを本当に安全性を高めて、防災のとりでになるような、いわゆる災害において非常に関連性が高いため池が、以前は8カ所でございました。360カ所あるため池のうち8カ所が防災の重点ため池としておりましたが、去年の西日本豪雨を受けまして、この重点ため池の考え方が変わりまして、すべからくその下に家屋があったり、民家がある、公共施設があったり、そういうものが全て重点防災ため池と認定されるがために、211カ所、大幅に増えてまいりました。この大幅に増えた防災重点ため池のハザードマップを順次作ろうということをこれからやるわけです。これは大変な作業でございまして、お金もかかります。我が総社市では、今議会で補正予算をお願いをしておりますが、6カ所作らせていただこうかと調査して、地図落としをしている。来年は10カ所のオーダーで、順次211カ所に近づけていくように計画立って、ため池ハザードマップというものを作ろうということを考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 御紹介をいただきました。市内360カ所あるため池のうち、防災重点ため池というものが211カ所あると。 この間、多くの市民の方が、昨年の災害以降、報道などで防災重点ため池なるものがあるらしいと、総社ではどうなんだろうかとか、私たちの地域ではどうなんだろうということが、これがなかなか分からないと、不安になったと思うんですね。先ほど御紹介をいただきました、どういうものが防災重点ため池になるのかとか、そういった情報を分かりやすく伝えていただきたいと、そのように思います。 ため池ハザードマップというものが一体どういうものなのかなんですが、こちらを参考で印刷してきました。これは、お隣の広島県の福山市で公表していますため池ハザードマップなんですけども、映りますでしょうか。要は、ため池一つに対して、もし切れたら水がどういうふうに流れていきますよとか、避難所はここで、状況はどこへ逃げるべきなのかというのを一つの池に対して一つずつどうやら作るそうです。恐らくこんなイメージで、総社市版も作るのかなと、そのように思いますが、これを211個作ると。先ほどおっしゃいましたけども、今議会の補正予算案でも出ておりますが、これは私が所属する委員会のことですので、このこと自体については委員会の中で質疑をしたいなと、そのように思います。 実は、今回一般質問で、ため池ハザードマップを今年度末に発行する、新しい洪水・土砂災害版のハザードマップに組み込めないかとお尋ねしようと思って、質問準備をしていたんですけども、見るように、このため池ハザードマップを実際のハザードマップに重ねると、ごちゃごちゃしてて、結局どこへ逃げればいいのか、水がどこまで来るのかというのが分からなくなるなと、そのように思いましたので、別の提案をしたいなと思います。 現在、先ほど御答弁をいただきましたけども、最終大詰め段階だと思われますハザードマップのため池や防災重点ため池の場所だけでも、先ほどのため池ハザードマップじゃなくて、ここにため池がありますよ、ここに防災重点ため池がありますよという、その場所だけでも組み込めないかなと思います。地域ごとで地区防災計画を作る上で、新しいハザードマップも大事ですし、そこに重点防災ため池が一体どこにあるのかというのを把握するのは、これは必須だと思います。もしスケジュール上、これは難しいということであれば、せめて別紙でもいいので、ため池・防災重点ため池の一覧マップなど、新しいハザードマップの配布時に一緒につけられないかと考えますが、いかがでしょう。市長、新しいハザードマップにため池の場所を入れることはできないか、2、難しければ別紙ででもつけられないかの2点をお伺いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、ハザードマップ本体の地図に全ての重点防災ため池の場所を色をつけて記載するようにさせていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 是非ともよろしくお願いします。ただ、その作業が入ることによって、新しいハザードマップが年度明けとか、随分延びるよということがないようにしていただければいいなと思います。 次に移ります。 ③の浸水想定区域の標識等の設置についてです。 昨年の11月議会で、三宅議員から同様の問題提起がありまして、市長から対応する旨の御答弁がありました。洪水が発生した場合に備えて、浸水が想定される区域内の公民館や市民が集まる施設、また主要道路にある電柱、電信柱に想定される浸水の深さ、この最大値を看板であるとか、テープであるとかで表示できないかということをお尋ねをいたします。 昨年の11月議会以降、現在までの進捗状況といいますか、取組の方向性についてお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 政策監。 ◎政策監(中島邦夫君) 命によりまして、私の方から御説明させていただきます。 浸水予想の看板でございますが、現在7カ所につけているところでございます。中央公民館、武道館、常盤小学校、浅尾分館、東公民館、神在分館、清音出張所でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 御紹介をいただきました。 ただいま御紹介をいただいた実施箇所を先日実際に私は見てまいりました。 こちらは、皆様にも配付の資料をしております。カメラをできる限り寄っていただければいいなと思うんですけども、実際に現地を確認して何点か気付いたことがあります。まず第1に、この看板、清音公民館、清音公民館はこのあたりです。清音公民館では最大の高さが5m、その他のところでは3mとありました。これは実際に水が来たらどこまでつかっちゃうのかなというのが、この看板を見るだけだとなかなかイメージがしにくい。5mというのは、この議場でいいますと、天井までぴっちり水が入ったら約5mです。3mというのが、ちょうど残り時間を示すタイマーのちょっと上あたりが、これが3mなんですけども、実際に設置してる看板と実際の高さというのがちょっと合わないのかなと思います。 もう一つ、看板の設置場所や向きというのが非常に目立たないなと、素直に感じました。こういった看板の目的というのが市民に対する周知だと思うんですけども、例えばこれは武道館前なんですが、これは反対側の警察署側に、しかも車道側に看板が向いてあるんです。誰が見るためにこの向きにつけているのかと。あと、中央公民館横、市民会館前なんですけども、この看板の存在に誰が気付くのかなというのが素直に疑問に感じましたが、市長、この写真を見てどう思われますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは誰も分からないのでやりかえたいと思いますが、ちょっとよく検討して、おっしゃるとおりで、誰が見ようかというような感じでございまして、御指摘ありがとうございます。ちょっとやりかえさせていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 是非再検討していただきたいと思います。 全てが全て駄目なわけじゃなくて、全部回ったんですけども、非常にいいところもありました。ただ、今上げさせてもらったところが、これはさすがにちょっとなと思いましたので、指摘をさせていただきました。 もう一回この写真を見ていただきたいんですけども、この端に赤線で囲っているんですけども、これはお隣の真備町にありますNPO法人さんの建物の壁面なんですけども、ここが実際3.9mまで水が来たということで、ここまで水が来ましたよと、大胆に矢印と大きな写真を入れておりますが、実際に被害があった昭和地域の出張所であるとか、この本庁舎も何年かで建て替えですけど、建て替えまでの間にぐるっとテープで引いて、もし水が来たらここまで市役所は来ますよとか、そういったものであるとか、市内の電柱、電信柱に全てとは言いませんけども、ざっと線を引いて、まち中にもし水が来たらここまで来るんだという、もっと大胆にしないと、先ほど指摘させてもらったように、ひっそりとした看板だと誰の目にも届かないと思いますけども、市長、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) おっしゃるとおりでありまして、ちょっと考え直して、発想そのものを考え直して、やります。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) よろしくお願いします。 次に移ります。 総社流の防災対応についてお尋ねをいたします。 ①西日本豪雨発災時から現在にかけての総社流の対応はどうであったかですけども、昨年の豪雨災害の発災以降、本市独自の総社流という取組が様々あったかと思いますけども、市長、この総社流の取組、どういったものがあったのか、詳細は結構ですので、こういったものがあったよというのを御紹介をいただきたい、そのように思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) まず、執行部と議会との関係から言うと、当初から議会議長が災害対策本部の一員となって入ってくださったこと、これが決定を早くしていった、ジャッジを速やかにしていった最大の理由だと思います。これは、どこの市も、災害直後にそういう形ができないというのが大方でありましたから、そういう意味では、これは総社流の最も特徴的なケースだと思います。 幾つかありますが、もう一点は、高校生が発災翌日に1,000人集まった。この1,000人の高校生たちが、8月31日の夏休みの終わりまでずっとボランティアの中核部隊を務めていった。これは、どこの市がやろうと思っても不可能に近い。まさしく、総社流であったと思います。 それから、3番目は、我々は全てのボランティアと全ての物資を受け入れました。全部いただきました。心も物も全部いただきました。古着であれ、断ったことはほとんどございません。それを問題は多くの高校生を中心とするボランティアの方々が、南側の駐車場、二、三百m、あの駐車場の中で性別、サイズ、物、全て物資を仕分けしてフリーマーケット方式にして、いただいた物資が宝物に変わっていき、全てを提供する、水も、ペットボトルも含めて、古着も含めて、完売したということが総社流であったと思います。また、ペット避難所を最初から作ったということ。それから、地元の下原、昭和の市役所出張所を即座に開設したということ。また、5万円が最初でありましたが、お金をお配りするのが全国一最速スピードであったということ。様々ありましたけれども、本当に多くの方々が協力をしていただきました。 最後に、これはできそうで本当は難しいことなんですが、総社市役所の嘱託員さんも含めて、全員が泥かきに行ったということです。どこの役所も、よそと比べることはいけませんが、普通の事務仕事は平日ならあるわけでありますが、ある人は事務仕事だけ、ある特定の人だけが泥かきに行くと。だけど、総社市役所は、一切全員が市民と一緒になって現場で泥かきをやってきたということ。本当にみんなの協力のおかげで、総社流というのがなし得たというふうに認識しております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 本当にたくさんの総社流というものが昨年からでき上がったと、そのように思います。 実は、私、2週間前なんですけども、栃木県の栃木市に災害ボランティアに、1日だけなんですけど、ちょっと行ってきました。昨年、総社市やお隣の真備町、本当に全国から多くのボランティアの方に手伝っていただきましたので、少しでも御恩返しじゃないですけども、ちょっと行ってまいりました。そこで、まさに泥かきをしながら、被災された方とお話をしたり、全国から集まったボランティアの人たちとお話をしてたんです。私は岡山県から来ました、総社市というところから来たんですと言うと、まさにボランティアの方は本当に全国から集まってるんで、あの総社市から来たのと、あのツイッター市長のあの有名な市長の総社市から来たのという、そういった声をいただいて、ちょっと誇らしげに思いました。そこで、先ほど紹介を市長もされましたが、総社流の取組というのを私からもできる限り紹介をしたんですけども、言いながら思ったんですけど、こういった総社流という災害対応マニュアルみたいなやつをもっともっと取りまとめて、全国発信するべきじゃないかなと、そのように思います。夏に発行しました「記憶誌」にも、総社流の取組という形で紹介をいただいてますけども、先ほどのフリーマーケットの分であるとか、いい話だけじゃなくて、課題というのも本当にあったと思うんです。ですんで、良かったところ、課題、もし自治体さんがこういったことを考えてるんであれば、こういったところは直した方がいいよとか、そういったサポートも含めた項目ごとの総社流のマニュアルというのを作るべきじゃないかなと思いますが、市長、いかがでしょう。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ありがとうございます。 「記憶誌」を作成して、去年のどうであったかということは一応作ったのですが、割と地味な感じでございまして。現在、AMDAさんからお話があって、AMDAが中心となって、AMDAが作る本なんで我々は何ページ目かに出てくるということなんですが、その本を今策定中でありますが、議員がおっしゃられたように、良いことも悪いことも含めて、総社流災害対応という本は残すべきだというふうに思っておりますので、ちょっと部内で検討しまして、前向きに考えてまいりたいと思います。確かに、今回の我々がやったことというのは、新しいことがものすごく多くちりばめられております。これをもう一度やれといっても非常に難しいと思います。だけれども、伝えるべきは伝えるものがあると思います。特に、議員は栃木県へ行かれて、多分感じられたものがあったと思います。私も、今回相馬市へ行きました。それから、千葉県君津市に職員を派遣し、いわき市にも派遣し、福島県、長野市にも派遣しましたが、その派遣した先での対応ぶりなどを聞いてみると、思うところもあります。総社流をやり遂げるというのは非常に難しいということを再認識したこともありますので、これはちょっと前向きに考えてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 市長は全国でも今講演をされているところですので、良かった話だけじゃなくて、特に課題をちゃんと伝えることが、これが皆にとって、また私たちにとっても大事なことだと思いますので、是非よろしくお願いいたします。 その中で、すみません、ちょっと一つ確認をしたいことがありまして、市長が先ほど紹介していただいた総社流の中で、私が思う総社流の取組の一つで、総社市公式LINE、これも総社流の取組の一つかなと思っているんですけども、この導入の目的というのは、防災情報や緊急時の災害情報をお知らせしますとありました。そういった認識でよろしいですね、はい。 先週の火曜日、11月26日の午後3時過ぎなんですけど、夕方、瀬戸内海の中部を震源とした最大震度4の地震がありました。市長、御存じですよね。ちょうど私はその時間帯は議員控室にいたんです。壁ががたがたっと揺れて、スマートフォンにNHKからの速報が入りました。最大震度4、総社市は震度2ということでありました。震度2にしちゃあ、まあまあ揺れたなと思ったんですけども。 そこで、総社市の公式LINE、これは地震情報のお知らせが来るかなと思ったけど、来ない。来なかったんです。ずっと待ってたんですけども、26日の地震があった日から次の投稿がチュッピー、ユーチューバーデビューという内容で、公式LINEに流れたんです。私はチュッピーのファンなんですけども、正直それを見て、そりゃあなかろうと思いました。最大震度4、総社は震度2、軽微だったので発信する必要がないという判断をされたのかもしれないんですけども、やはり震度2の地震が総社市でありましたけども、市内では特に被害もありませんでした、皆さん御安心くださいと伝えるのが総社流であったり、まさに市長の情報発信というのはそういったところがもとなんじゃないかなと思うんですけども、全然来なかったんですね。これは、市長、どういうことですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、本当にミスです。私のミスなんで、おわびを申し上げたいと思います。今度、震度1であっても必ず出す、そういう決め事でやりたいと思いますので。とにかく、揺れたら必ず出すということをやりたいと思います。それぐらいを決めといた方がいいと思います。 一方で、ちょっとトピックス的なところをユーチューバーがあったり、昨日は人口が最大を超えましたという情報を入れましたが、総社の情報で何でもかんでもというわけにはいきませんが、議会から出てきたことも伝えていく。例えば高滝山のトレイルランがあるじゃないか、これを何月何日に開催しますよというのもありだと思いますし、特定の議員さんからこういうのを載せたらどうなのというふうに言われて載っけたこともありますし、せっかく6,200人にちゃんと伝わるわけでございますので、よりすぐった上で、的確な情報を伝えていきたいと思います。地震に対しては、今後一切漏れがないように気を付けてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 私自身は、公式LINEに総社市の市政情報とかいろんなトピックを伝えるというのは、これは大いに賛成なんですけども、防災情報というのでやりますよというのが、これは基本の基だったわけですから、基本の基を忘れないようにしていただきたいと、そのように思います。 では、次の質問の移ります。 高齢者の交通事故防止対策についてであります。 高齢ドライバーの事故防止対策について、65歳以上のドライバーを取り巻く現状についてどうお考えですか。まず、免許証の保有状況であるとか、免許の返納状況をお尋ねをいたします。もし分かれば、免許証の保有者数というのか、市内に全年齢でどれぐらいあるのかというのもあわせてお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 数字については、担当部長から答弁いたします。
    ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私の方から答えさせていただきます。 まず、今年初めの数字になりますが、総社市内の高齢者、65歳以上という定義になりますが、免許証の保有者数は1万2,275人です。その当時の65歳以上の人口が1万9,230人ですから、割合にして約64%ぐらいの方が保有をされているという状況でございます。 次に、免許の返納状況でございます。10月末時点の免許証の返納状況ですが、292人という状況です。参考までに、平成30年が262人、その前年平成29年が236人ですので、増えている状況というところでございます。 交通事故。              (「免許の保有、全体で何人」と呼ぶ者あり) ◎市民生活部長(新谷秀樹君) (続)県内ですか。              (「市内の免許証」と呼ぶ者あり) ◎市民生活部長(新谷秀樹君) (続)市内、待ってください。 ちょっと後ほど答弁させてください。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 1万2,275人ということで、お聞きをいたしました。 次に、交通事故の状況について市内の事故発生状況であるとか、特に高齢者が関係するものについてお伺いをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 失礼します。 先ほどお尋ねがありました市内の免許証の保有、全体の数でございますが、まず4万7,169人でございます。年度当初の数でございます。 次に、交通事故の状況でございます。11月24日時点で、総社署管内でございますが、人身事故が120件、それから死者がお一人、負傷者が138人で、このうち高齢者、65歳以上の方が関係する事故は46件、死者がお一人、負傷者が27人という状況でございます。 昨年というか、警察の統計は1年間、暦の1月から12月までカウントしますので、昨年の数字を申し上げますと、参考までに、高齢者の事故件数は79件、本年が11月24日時点で46件ということですので、全体的には減少傾向にあるというところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 伺いました。 まさに、市内のドライバーのうちの約4人の1人の割合で高齢ドライバーだということが先ほどの答弁で分かりましたし、事故件数についてもお聞きをいたしました。 免許の保有者数というのは、年齢が上がってるんで、全体的に、総体的に増加傾向にありますが、事故件数は減少傾向でありますが、12月末まで1カ月を切っておりますが、この間無事故で、お亡くなりになる方が出てこないことを祈っております。ですが、先ほどの御報告のとおり、一定数の事故というのは起こっているようでありまして、そこで②に移ります。 高齢ドライバーの事故防止対策についてお伺いをいたします。 市では、どのようなことに取り組んでいるのか、現在取り組んでいること、また新しいことを何か計画しているものがあれば、あわせてお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) まず、事故防止に対しての取組でございますが、出前の交通安全講座というものは定期的に開催させていただいております。今年度の10月末時点では、全22回、延べ580人の方に対して実施してます。昨年度の状況でございますが、全31回、819人、これは高齢者を中心に実施させていただいているところでございます。 あと、今年度秋の交通安全週間のときにですね、民間の自動車教習所の御協力をいただきまして、実際に車を運転していただき、その運転動作を教官に見ていただくといった体験型の取組というものも実施していきたいと思います。また、市内全域、行政だけでなく、市全体でこういう問題は取り組む必要があろうかと思いますので、交通安全協会の御協力もいただきまして、シルバー・セーフティー・サポーターの方に実際に市民の方、高齢者のお宅を訪れていただいて、交通安全の啓発というものにも取り組んでいただいている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 御紹介をいただきました。 出前講座とか、サロンであるとか、シルバー・セーフティー・サポーターということで、実際の家庭訪問とかですかね、秋の交通安全運動で実際に体験型というのも取り組んでいると御紹介をいただきました。 こういったサロンとか交通安全教室で、どのような方向性、コンセプトを持って進んでいるのかというのをお伺いしたいと思うんですけども、事故防止の取組として総社市が一定の年齢に達した高齢者には自動車を運転させないようにしたい内容の講座をしていこうという感じでいるのか、それともこれは御本人の意思だけじゃなくて、客観的判断というのは前提なんですけども、運転をする上で心身ともに不安がない方は自動車の運転を推奨していくと考えているのか、これは二者択一じゃないんです。どちらか一方を選ぶというのは、これはできないんですけども、こういった方向性とか、どういったコンセプトでこういったサロンをしているのか、交通安全教室をやっていこうと思っているのか、もしお考えがあれば、お聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) どちらかと言われると、実は両方を兼ね備えたようなものというふうに認識していただければいいかと思います。実際に、交通安全ルールというものをクイズ形式でやってみたり、あるいはほかにも先ほど申し上げましたが、体験型のようなものも組み入れたりということももちろんしています。ただ一方で、運転に不安がとか、あるいはその後の交通手段がという御要望があれば、例えば交通手段としては雪舟くんというものがございますよとか、雪舟くんの乗り方が仮に分かりづらいと言われれば、それに応じた出前講座、説明会というものも私どもの方から出向いてさせていただいているという状況ですので、どちらにも応じたような対応ということで私どもはさせていただいております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 御紹介をいただきました。 まさに、どっちも大事だと私も思っております。 実は、これまでのこういった議会質問で、私はこういった趣旨の話を何度も質問をさせていただいてるんですけども、そのせいなんでしょうけども、いろんな方からおまえは年寄りから免許を取り上げようとしよるじゃろうと、よう怒られるんです。ですけど、私は基本的には運転して大丈夫な方は、運転できる方には運転していただきたいと思っていますし。ですが、運転するんであれば、安全に運転していただきたいと。一方で、免許を返しても、運転しなくなっても大丈夫な方法、公共交通でありますが、そういったところもしっかり考えたいなと思っておりますので、何も免許証を取り上げよう、取り上げようというふうに考えているだけでもないということは、この場でちょっと言っておきます。ですので、次の質問に移ります。 先ほど件数をお答えをいただきましたけども、免許証の自主返納を促す取組についてをお伺いいたします。 5月議会でも同様の質問をしました。市長からは、免許を返納された方に公共交通の雪舟くんの利用券を30枚から50枚に増やして自主返納を促したいという、そういったお答えをいただきました。そのほかに、免許証の返納を促す取組はいかがでしょうか。御紹介をできるものがあれば、お聞かせください。お願いをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) ありがとうございます。 6月の議会で50枚に増やしたことが好評と言ったらどうか分かりませんが、11月末時点でその利用の申請件数は209件、209人の方が利用というか、お届けをいただいております。昨年平成30年度で185件でしたので、かなりの方が免許返納の意識というものは高くなり、雪舟くんというものの認知度も理解していただけてるのかなというふうには感じております。 あわせて、その後免許の返納に対してですが、最終的には御本人、家族を含めての判断ということにもなりますが、いろいろ御不安というか、分からないといったような声もございます。大丈夫かというふうな声もいただきます。特に、返納した後どうかと、どういうふうに私たちは移動手段ができるのかというふうな不安な声も地域の方からいただいておりますので、私どもの取組としては、まず民生委員の皆様にそういった声が本当に高齢者を含めてあれば、遠慮なく交通政策課の方に申し出てほしいと。その際に、公共交通機関としての雪舟くんの利便性のことをお知らせしたり、あるいは雪舟くんの活用の仕方が分からないということであれば、私どもの方から出向いて説明に上がらせていただくというふうなことをお願いしました。結果的に、阿曽地域とか神在地域とか、そういったところから声が上がりましたので、そういったところへは出向いて、免許の返納を悩まれている方、あるいは運転に不安を感じられている方に対しましては、こちらの方からこういう方法もあるよということで積極的に取組を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 民生委員さんと連携して寄り添っていただいておる、そういったことで理解いたしました。 実は、高齢者の交通事故というのは、私は勝手に思い込んでたところがあったんですけど、免許証の返納さえしていただければ一安心と思い込んでる節がありました。ところが、先月17日に、これは県内でございます岡山市の東区で、免許証を返納された後、自転車を購入されて、自動車にかわる移動の足とされてた女性の方が用水路に転落して亡くなったという、そういった事故がありました。そもそも体力や反射神経などに衰えがあるんで免許返納を促す取組というのを進めているんですけども、免許を返した後の市民の安全について、これをしっかりフォローをする必要があるなと気付かされました。免許を返納された方の移動手段がどう変わっていったのか、雪舟くんについては私も何度もお聞きをしておりますけども、返納後のこともしっかりと考えて、その上で免許返納を促していくという、これが大事なことだなと思うんですけども、ちょっと考え方のところなんで、市長、どのようにお感じでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 先ほど来の議論の中で、免許を返納することを目的とするのか、そうじゃなくて、乗れるときには乗って、安全性を高めたり、ほかのことを補完していくような考え方なのかということなんですが、総社の場合、結果的に乗れるまで乗らないと生きていけないという社会になってます。ですから、そこの上でどうするかということなもんですから、これは本当に二次交通システムをもっと分厚くしていくということを是としてやりたいと思っておりますし、さらには「とくし丸」君であるとか、それから移動診療車であるとか、地域に買物であるとか、医療とか、そういったものを配達していく、そういうシステムも含めて、その利便性を限りなく上げていかないことには、講座を開いても何しても、乗らないと生きていけない人は手放すはずがございませんので、そこのところはきっちりと思いを、どっちでもいいんだじゃなしに、この市民はぎりぎりまで免許証は持つに決まってますから、その中でどう安全性と利便性を高めていくかということに収れんして考えていくように、それが結果的には自主返納を促していくということだと思います。 免許証を手放した後の事後について、これは机上の空論になるかもしれませんけれども、地域で見守っていく。今日、頓宮議員が桃山団地のお話をされましたが、そうやって地域で買物に行くシステムを作ってる、そういうところがあるということを聞いて、ああなるほどなというふうに思ったわけでございますが、地域の方々が自転車にかわるもの、そういうものを補完し合えるシステムができるかどうか、そういうことも含めて、改めてさらに地域のネットワークの横串、一元化というものを強化していこう、そのように考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 市長の思いを皆さんにも知っていただいたと、そのように思います。 繰り返しますけども、これまでにも運転免許証の返納、そして免許を返しても心配の要らない移動手段や地域を作っていくということの質問を重ねてきました。その一方で、安全に運転される方、先ほど市長は最後の最後まで免許証を放さないんだろうとおっしゃいましたけども、安全に運転される方には安全に自動車に乗っていただきたい。運転する方だけじゃなくて、歩行者や周りの方であるとか、地域とか、子どもたちの安全であるとか、そういったものを確保することが大事だなと、そのようにも私はこの壇上で訴えてまいりました。 そこで、次に移ります。 踏み間違い事故防止のための対策についての質問に移ります。 これは、昨年の2月議会でも同じ質問をさせていただきました。大きく報道されました池袋の事故もありまして、東京都では後づけ装置の整備に9割の補助を決定したということも、これは大きく話題になりました。国の動きでも、昨今の事故情勢を踏まえた安全対策に関する関係閣僚会議ということを開きまして、安倍総理からも第1に子どもたちの安全・安心な歩行空間を整備するための対策を早急に具体化すること、第2に高齢運転者対策について、安全運転サポート車は交通事故の防止、被害軽減に有効であることから、限定免許制度も視野に入れ、普及を加速させること、また高齢者が自動車に頼らず暮らせる社会を実現するために、公共交通の利用環境の改善を進めること、この問題に政府一丸となって迅速に取り組んでいくという発言がありました。そのうち、子どもたちを守るための学校・園・行政・警察等が連携した緊急安全点検であるとか、何度も話をさせていただきました公共交通の利用改善に対する取組というもの、これは本市は国に先駆けて、先行して取り組んでいく、そのように私は思っております。 そこで、資料を御覧いただきたいと思うんですけども、この安全運転サポート車、サポカーというものの購入に対する支援であるとか、後づけ装置の整備に対する補助制度というのは、昨年私が質問した時点では美咲町だけだったんですけども、それに引き続き美作市、西粟倉村、奈義町などが実施をしております。県南では、浅口市がまさに今議会での補正予算案として審議中であります。岡山県は、残念ながら動きなしということであります。ですが、国においては、昨日も発表されましたけども、閣議決定をされました26兆円規模の経済対策の中で、約1,300億円を高齢ドライバーによる交通事故対策に充てるとされまして、高齢者が自動ブレーキなどを搭載した新車や中古車を購入する場合、費用の一部を補助するという方針です。しかし、当面車を買いかえないという高齢者も多いことから、アクセルとブレーキを踏み間違った際に急発進を防ぐ装置、いわゆる後づけ装置を今乗っている車に装着する場合も補助の対象に加えるという、そういった報道もありました。これは、自治体で独自にしている制度と併用できるように検討しているという報道を見ました。 この後づけ装置なんですけども、具体的に大きく2種類に分かれまして、上側、アクセルペダル自体を飛び越えて、機械的にアクセル、ブレーキを制御する装置が上側で、下側、自動車のコンピューターに接続をして、電気信号で特にアクセルの制御をするという、そういった装置なんですけども、ちなみにこのツーペダル方式ということで写真をつけておりますが、この装置は美作市の英田エンジニアリングさんという会社が特許製造を行っております。また、下の写真の電子制御の装置、この装置は、倉敷のデータシステムという、これはともに岡山県内の企業がこの分野のトップランナーであります。まさに全国的に国を挙げてこれらの安全に対する支援の機運というのが高まっているように私は感じるんですけども、市長、いかがでしょうか。市長の御所見をお伺いいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 池袋の事件が総社にやがてやってくると、そういうふうに仮定して、それをいかに妨げていくか、ディフェンスしていくかということを真剣に考えていかなければなりません。 我々も、本当に議員から質問通告があってから国と結構ダイレクトに話を進めて、加藤大臣ともお話をしたりしまして、にわかに希望が湧いてきて、今朝ほどの新聞にも各紙総合経済対策26兆円の中身が出てまいりました。その中で、「15カ月予算」ということで、1月、2月、3月の補正に入ってくるのか、また来年の当初予算の中に盛り込んでくるのか、それを見極めて、後づけのやつ、そして新車の義務づけのやつなども含め、助成対象の種類、金額などを見極めた上で、我が市がどうできるかということを考えてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) この総社市は、長く三菱をはじめとした、まさに自動車部品、自動車のまちとして発展したわけでありますから、こういった先進的なものも是非総社市が少し他市に遅れはとったかもしれませんけども、この総社市が岡山県のトップランナーであると、そういった取組をしていただきたいと、そのように思います。 この助成制度というのを実施するしないに関わらず、若いドライバーも踏み間違いはありますんで、若いドライバーから高齢ドライバーまで、こういった安全運転サポート車であるとか、こういった後づけ装置に実際に触れて体験することというのは、大事だと思うんです。幾ら言葉で言っても、実際に乗ってみないと分からないと、そのように思います。 岡山県警では、サポカー体験会というのをしておりまして、私も実際に試乗してまいりました。また、先ほど紹介しました後づけ装置についても、美咲町、美作市で体験を私は実際に乗ってきました。他の自治体でも、警察署や自動車の販売店、後づけ装置の取り付け業者などが連携して、合同イベントなどを開催しているということを聞いております。 本市でも、多くのイベントの主催であるとか、共催をしておりますけども、それらのイベントで、特に交通安全系のイベントや出前講座などで、こういった安全運転の啓発活動、体験型のこれに力を入れるべきだと思いますけども、いかがでしょうか、市長。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 実際に既にやっていたり、協定を結んでいたりする部分については、後に担当部長から答弁をいたします。 本当に議員がおっしゃるように、私自身もその装置たるものがどういうものなのかということがよく分からずに、実体験がないままに答弁をしておりますので、それを体験する機会を市民の方々に増やしていく、それは老若男女を問わずということだと思いますので、これは啓発活動を広げてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして、私の方から補足させていただきます。 あいおいニッセイ同和損害保険様と実は包括協定を結んでおりまして、その中に安全運転支援メニューというものもございます。実際にこれを使ってサポカー体験を秋にやろうと実は計画はしてましたが、申し訳ございません、台風が来てちょっと日程が再調整ということになりましたので、改めてこういう体験型の交通安全講習会というものは私たちの方で段取りをしていきたいと思いますし、購入を含めて、移動手段に悩まれていらっしゃる方に対しても非常に有効なものだと感じておりますので、今までの座学だけでなく、できるだけ体験型、体を動かしてみるという部分も含めて、しっかりと安全講習会の計画をしていきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 山田雅徳君。 ◆1番(山田雅徳君) 秋に計画をしていたということで、非常に残念に感じます。また次回を早急に計画していただきたいと、そのように思います。 まさに、百聞は一見にしかずということわざもありますので、実際に乗ってみたら、いいか悪いかというのは乗ってから判断すればいいと思いますんで、それぞれの市民の方がそう判断していただければなと思います。 国土交通省の発表によると、国内の乗用車メーカーは2021年度までにこういったサポカー、安全運転支援装置の新車が9割を目指すという、9割の新車がこういった装置がつくと目標を掲げております。ですが、幾ら新車がどんどん市内に出ても、実際に市内を走る全ての車がそれがついてくる、エアバッグのようにこれが当たり前になってくるというのは、本当に何年もかかると思いますんで、こういった後づけ装置は非常に大事だと思いますので、こういった体験会をどんどんやっていただいて、皆さんの安全・安心を守っていただきたいと、そのように思います。 今回、防災と高齢者の事故、免許返納についての質問をさせていただきました。これは、昨年の災害以降、多くの報道や勉強会などで正常化のバイアスという言葉、また正常化の偏見という言葉を繰り返して聞いてきました。これは、簡単にまとめると、自分だけは大丈夫ということなんですけども、これは災害だけの話じゃなくて、交通事故についても私たちはこの正常化のバイアスというのにかかっているんじゃないかなと、そのように思います。高齢者の方、特に最近はどんどん報道で出ておりますけども、池袋の方もそうです。先日、群馬の方で高速道路を逆走して重大な事故が起きて、死者がありました。あの男性の妹の方のインタビューは、体は麻痺しとるけど頭はしっかりしとるから大丈夫というので運転を続けられてたそうです。まさに自分だけは大丈夫といった、こういった正常化のバイアスにかかっていると思います。これは、総社市内の方、私もですし、市長もですし、皆さんが正常化のバイアスにかかっていると思いますので、こういった問題をしっかりと考えて、自分のことだと思っていただきたい、そういった問題提起も含めまして、私の今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 9日の本会議は、午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席をお願いをいたします。 本日は、これをもって散会いたします。              散会 午後3時31分...