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12月05日-02号

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  1. 総社市議会 2018-12-05
    12月05日-02号


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    平成30年11月定例会          平成30年11月定例総社市議会会議録(第2号)             〇平成30年12月5日(水曜日)1. 開 議 平成30年12月5日 午前10時 0分2. 散 会 平成30年12月5日 午後 4時35分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 山田 雅徳        2番 溝手 宣良        3番 三上 周治   4番 仲達 幸弘        5番 萱野 哲也        6番 三宅 啓介   7番 岡崎 亨一        8番 深見 昌宏        9番 小川 進一   10番 高谷 幸男        11番 小西 義已        12番 難波 正吾   13番 小西 利一        14番 津神謙太郎        15番 村木 理英   16番 頓宮美津子        17番 赤澤 康宏        18番 名木田正昭   19番 加藤 保博        20番 根馬 和子        21番 山口 久子   22番 劒持 堅吾4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  三 村  和 久        同   次長  柚 木    均   同 議事係長  西 槇  昌 志        同議事係主査  鎌 田  美 保   同庶務調査係主任森    康 一5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      片 岡  聡 一        副市長     田 中    博   政策監     中 島  邦 夫        総合政策部長  野 村  周 弘   総務部次長兼財政課長              総務部次長契約検査課長           河 相  祐 子                尾 崎  啓 一   総務部次長危機管理室長            市民生活部長  新 谷  秀 樹           河 田  秀 則   保健福祉部長  平 野  悦 子        産業部長    中 田  暢 彦   建設部長    林    圭 一        環境水道部長  川 原  玲 子   教育長     山 中  栄 輔        教育部長    服 部  浩 二   消防長     中 山  利 典        総務課長    藤 原  直 樹6. 本日の議事日程   第1 一般質問7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○議長(加藤保博君) ただいまの出席22名であります。 では、これより会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 なお、諸議案に対する質疑の通告期限を本日午後1時までといたしますので、通告されます方は時間厳守でお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(加藤保博君) では、まず日程第1、一般質問を行います。 今議会では15人が一般質問の通告をされております。お手元に配付いたしております一般質問通告者一覧表に記載の順序により、本日は三上周治君から三宅啓介君までの5人、6日に頓宮美津子君から高谷幸男君までの5人、7日に山田雅徳君から深見昌宏君までの5人の予定で進めさせていただきます。 では、まず3番三上周治君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 三上周治君から一般質問に際し、議場へのパネルの持ち込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、3番三上周治君の質問を許します。 三上周治君。              〔3番 三上周治君 登壇〕 ◆3番(三上周治君) おはようございます。 議長に発言の許可をいただきましたので、通告に従い発言させていただきます。チームかがやきの三上です。どうぞよろしくお願いいたします。 議長に一番くじを引いていただきまして、今年最後の議会でトップバッターを務めさせていただきます。本来なら1番目とかというのを知らなかったものですから、自分の中でいろんな質問をさび分けして減してしまったんですが、一番くじを引いていただけるなら、議長、前もってよろしくお願いします。次回もよろしくお願いします。 それでは、今回の質問は公共性のある施設について、教育行政についての2点です。 通告に従いまして1点目、公共性のある施設についてからお尋ねいたします。 公共施設の在り方につきましては、多くの議員も過去何回か質問されていますし、私も6月議会において質問させていただきました。市長からも、本市が策定している総社市公共施設等総合管理計画によってよく精査し、中期的に、そしてその向こう側にある長期的に計画立てて進めてまいりたいとの御答弁がありました。今回は公共施設ではありませんが、非常に公共性のある施設の在り方について質問をさせていただきます。 多くの自治体で高度経済成長期に一斉に学校や集会施設などの公共施設の整備が行われました。しかし、施設建設当時と社会状況や市民ニーズも大きく変わっていて、現状の施設が今後もそのまま必要と言い切れない状況にあります。そのことは地域の集会所にも当てはまる課題だと思いますが、現状ではやはり地域集会所は地域にとってなくてはならない施設だと思っている立場で、市としての位置付けや今後の助成等の在り方をお尋ねしたいと思います。 まず、中項目1、地域集会所の在り方について、小項目①地域集会所の位置付けについてです。 市内には地域住民により設置された多くの集会所や公会堂があり、地域の住民活動等に利用され、地域における身近な施設として重要なものとなっております。そこで、市としてはこの集会所等をどのように捉え、どう位置付けているのか、お尋ねいたします。 ○議長(加藤保博君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) おはようございます。 今議会も一般質問、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。 三上議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 今回の集中豪雨でも大変な活躍をしてくれました地域集会所でございますけれども、これ全市で178地域集会所がございます。これは地域の方々が自発的に建設をしてくださり、地域の中で運営する地域の財産という位置付けでございます。ちなみに公共の支所(後刻「公民館」と訂正あり)というのが6カ所にございます。そして、その次に規模的に大きい分館というのが21カ所にございます。この6の支所(後刻「公民館」と訂正あり)と21の分館については、公共施設という位置付けでございます。 ちなみに地域集会所も公的機関に借用されることがあり、178のうち、12カ所が選挙投票所にお借りをいたしているという現状でございます。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 今回のこともあるんですが、何人かの町内会長さんとお話をさせていただきました。そのときにそれぞれの町内会長さんから聞いたお話は何点か共通するところがございまして、何か最近の若い人は、公会堂がなぜ要るのかという若い人が多いということを言われました。その方が言われたのは、何かあったときにあの家にどのような方が住んでいるのかとか、どういう状況であるとかを知る上で、月に一回でも集まれる公会堂の重要性のことを言われてました。今市長が言われたように、市内には178カ所ですか、そういうことがあるので、いろいろとそういうことで役立っているということを感じております。 じゃあ次に、小項目の②集会所の現状把握はできているのかについてお尋ねします。 先ほども申しましたが、市内には多くの集会所や公会堂があると思いますが、その実態、今市長から178カ所ということを言われましたけど、大きさなど、その辺のことが把握できているんであればお尋ねいたします。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 基本的に地域集会所については市に対する届出義務がないということになっておりまして、そういう意味では把握はできておりませんが、当然ながら地域コミュニティ活動の中でよく登場してくる地域集会所でございますから、そういう意味では把握はしてる。ただ、届出義務がないので、物理的な把握はしていないということになります。 すみません、先ほどの答弁の中で私がちょっと言い間違いをしておりまして、六つあるのは公民館で、21あるのは分館でございます。分館は小学校単位に21個あるということになっております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 先ほどからありました、これは地区がいろいろ、小部落もあるし、大きい部落もあるけど、これ集会所の数とまた部落、地区の数はまた違うんでしょうけど、200近くがあるということで分かりました。 次に、小項目の3に移ります。 現状での補助状況はどうかについてです。 地域集会所の建設に係る補助については、50年近く前に門田の中須賀町内会が総社市としては最初だったと聞いておりますが、以来多くの地域において集会所の整備に伴い助成がされてきたと思います。最近の助成の状況について、もし分かればお示しをいただきたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 助成の基準でございますが、新設について250万円、それから改修など、例えばバリアフリーをしたときには、そのバリアフリーにかかったお金の2分の1、しかし上限が50万円という規則があります。それから、エアコンの設置については補助5分の2、マックス50万円という規定がございますが、昨今の補助状況については担当から答弁をさせていただきます。 ○議長(加藤保博君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして私の方から現在の補助状況についてお答えさせていただきます。 近年の状況でございます。 平成28年度では、増築が1件、バリアフリー工事が6件、冷暖房設備の設置が3件、計10件の申請でございまして、予算措置として179万円の交付という状況でございます。 平成29年では、新築が1件、バリアフリー工事2件、土地の取得1件、冷暖房設備の設置が5件、計9件、執行額として328万円を交付いたしましたが、このときには補正措置を講じて、地元の皆様にお応えするように対応させていただきました。 また、平成30年度現在、11月末現在でございますが、バリアフリー工事3件、冷暖房設備4件、計7件で、現在の執行状況は193万円という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 やはり最近は電気工事、クーラーとか電気工事やバリアフリー化の修繕が主になっているようです。 次に、小項目④補助事業の見直しはできないかについて。 少子・高齢化が進み、多くの地域で人口や世帯数が減少し、町内会組織の運営に苦慮している状況があります。そうした中、集会所等の改修や補修に当たり資金調達が難しく、断念するケースがあると聞いています。地域活動の中心である集会所は地域にとってはなくてはならないものであると思いますから、現行の制度の見直しはできないか、お尋ねをいたします。 ○議長(加藤保博君) 市長。
    ◎市長(片岡聡一君) これ時代に応じて見直しというのは、考えていくことは全くやぶさかではございません。最近でも、バリアフリーの助成を始めたというのも平成28年度から新たに新設したものでございまして、まさしくこれ時代に対応しながら決断したものでございます。 現行が平成26年度から、我が市は自由枠交付金というものを創設いたしました。あれやこれやの補助金のひもを全部取っ払って、グロス、固まりで各小学校区にお渡しをしているということでございます。私はその基本的な考え方の中に、各小学校区、各小学校区の自治のコミュニティの中で、我々が何か市役所に対してこういうことをしたいんですがということに対して、基本的に我々は皆さんから税金をもらっているわけですから、それをもうノーだという権利はないというふうに思っておりました。しかし、市の制度そのものが、これはもう公園の清掃費、あるいはこれはもう草刈りの費用、これはもう電球の取りかえ代とか、費目、費目が限定されていないと配れないというのが行政の弱みでございました。それを全部取っ払って固まりでお渡しをするということになった背景の中に、地域集会所もその中でやってもらいたいという考えを持っておりました。 だからゆえに平成27年度から、いろいろ言われましたけれども、それぞれの地域が自由枠交付金を積み立てていくということの制限を取っ払いました。御自由にどうぞということをやっております。ですから、今178の地域集会所があると申し上げましたが、かなりの地域で自由枠交付金の資金を流用しながら、この地域集会所の増改築に使っているという事実がございますので、それも併用しながら新たにニーズに応えていく、補助金の見直しというのはやぶさかではないと考えております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 ちょっと小さなことというか、ちょっと要綱に則ってお聞きするんですが、今市長言われたように自由枠交付金のことはよく分かりますが、地元の町内会長さんなんかとお話しすると、なかなか自由枠交付金のお金が地域集会所のこっちの補助金の方に回ってこないんだよということを聞きました。今先ほど市長が御説明されました自由枠交付要綱の中の、別表にあるんですが、これガイドラインというか、200世帯をさび分けの対象にされております。200世帯以上だったら新築の場合、最高250万円、200世帯未満だったら200万円ということになっております。もちろんそれはさび分けは必要だと思うんですが、実際に困ってられるところというのはやっぱり100世帯にも満たない小さな集落で、集会所を持っているところは一回一回の負担もやっぱり高くなりますので、このさび分けが必要だと思いますが、そのことについてももう少し何か御検討いただけることがあればお尋ねいたします。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そのことについても検討してまいりますので、実情をよく調査しながら考えて、検討してみたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。よろしくお願いいたします。 それともう一点、これはまた集会所と直接ではないんですが、先ほど申しましたように地区の数と集会所の数というのはやっぱりイコールになってない部分もあると思います。これはこちらの方で聞いたんですが、会場だけのことを言うと、市役所の会議室なんかは地元、近くの町内会では夜間の会議などに使わせていただいてるということを聞きました。非常に効率的な利用方法だと思います。昨今公共施設マネジメントとかという研修に行って聞かされるのは、市役所の会議室の利用率はもうどこの市町村に行っても非常に夜は悪いと、そこのあいている時間を有効に使う方法として、そういうこともこれからは考えていかなきゃいけないということを学びましたが、本市ではそのようなことを、これ広報するのがいいのかどうか分かりませんが、その辺の考え方について、例えば市役所が遠い川西とか昭和とか、あっちだったら学校の施設とかをまたこういうことに利用できるかどうか、お考えはありませんか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは基本的に大いに使ってもらいたいと考えておりますから、どうぞ気軽にお使い願いたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。あっさりオーケーいただいてありがとうございます。 いずれにいたしましても、今回の大災害をきっかけにコミュニティの重要性が再認識されたと思います。普段から地域の交流が図れる地域のコミュニティの拠点施設としての地域集会所は、これからの役割は大変大きいと思いましたので、どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、大項目の2、教育行政についてお尋ねします。 中項目(1)幼稚園、小学校、中学校のエアコン設置について、小項目①幼稚園、小学校、中学校、それぞれのエアコンの設置状況はどうかについてお尋ねします。 近年の気象状況というのは、地球温暖化の影響で異常という言葉が本当に当てはまる状況となっています。そんな中ではありますが、本市では市長の英断によりまして、他市に先駆けて教育施設へエアコン整備がなされてきたところです。 そこで、現状の幼稚園、小学校、中学校、それぞれのエアコンの設置状況についてどうなっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 三上議員の御質問にお答えいたします。 今現在、小学校と中学校は普通教室がほとんど100%入っております。それから、特別教室は小学校の場合は46%、中学校は59%ということです。ただ、幼稚園がまだ残っておりまして、実は幼稚園は保育室が26.5%、特別室が41.2%であります。保育室に未設置の幼稚園が18園中12園ございます。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。ありがとうございました。 次に、小項目の②エアコン設置の目的や理由はどうかについてお尋ねいたします。 小学校、中学校の普通教室は、先日の新聞報道にもありましたが、先ほどの答弁のとおり100%設置できているようですが、普通教室のエアコン設置の目的や理由はどのようになっているか、お尋ねいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) これは総社市は岡山県の各市に先駆けて市長の英断でできたわけでありまして、これによる効果は、普段暑くなると、6月、7月ぐらいになると、もう子どもたちが外へ飛び出すという現象があったんですけども、エアコンをつけると出ていかないという、そういう副次効果もありまして、それともう一つは、やはりコンデションのいい中で勉強ができるということは非常にいいことだというふうに思っております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 特別教室の設置については、先ほどの答弁がありましたが、何か学校によってはまちまちになっているように思いますが、設置目的からして、今の答弁がありました目的からして、このばらつきには何か合理的な理由があるのか、また今後の設置計画があるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 実は市の中にルールがありまして、そのルールを壊せと言ってるんですけども、理科室についてないところが多い。理科室は、夏暗幕を閉めて火を使ったりすることがあるわけです。ですから、そういう実態に合わせて、全ての特別教室にこれからつけていきたいと考えております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 次に、幼稚園におけるエアコン設置率は小学校、中学校に比べると低くなっているように感じますが、設置の目的、理由は小学校、中学校と同じなのか、それとも異なる考え方があるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 小・中学校をまず優先したということでありまして、幼稚園の場合は今現在預かり保育の部屋には100%ついております。少し幼稚園への整備が遅れたということを反省しております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 それでは次に、小項目の③幼稚園のエアコン設置について、今後計画的に実施する必要があると思いますが、どのように考えているのか、お尋ねをします。 幼稚園のエアコンの設置目的につきましては、先ほど教育長が述べられましたように、小・中学校を優先してるということなんでしょうが、今後このような異常気象というのは、特に夏へ猛暑対策が必要になってくると思いますし、子どもたちの、幼稚園の子ですから健やかな成長と安全・安心な幼稚園環境を確保する観点から、幼稚園のエアコン設置について早急にお願いしたいと思いますし、子育て王国そうじゃの施策としても取り組むべき重大な課題だと思いますが、今後の計画がありますか、お尋ねいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 幼稚園の保育室につきましては、12園が設置されてないんですけども、今年度の補正予算で国から3分の1補助が出ましたので、来年度幼稚園の保育室へ100%設置を目指してまいりたいと考えております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 平成31年度で全園に設置ということで教育長から御答弁がありましたが、教育委員会からは、市長、このように答えられておりますが、市長は何か答弁ございますか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これ財政の話も伴ってまいりますので、より良き工夫をしながらやってまいりたいと思っております。 よくあることが、預かり保育などでもう一つこのホールだけをエアコンをつけてくださいといったときに、電気容量がそれまでのエアコンの容量をはるかにその部屋だけのことで超えてしまうと、そうすると室外機の変電、電圧のキュービクルを新設設置、その1基だけのエアコンのために設置しないといけない。そのキュービクルが2,000万円かかってしまうみたいなことがよく起こりますから、やみくもにということではなくて、計画性を持って現場を、財政のことも考えてやっていくということが基本になろうかと思います。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 お金のこともあると思いますが、やっぱり子育て王国そうじゃでありますし、幼稚園の子どもはやっぱり国の宝ということですので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後の質問になります。 中項目(2)道徳教育についてお尋ねします。 道徳教育の始まりは1958年、戦後10年以上経て、学習指導要領が改訂されました。公立の小・中学校では、週1時間の道徳の時間に学校全体を通じて行われる道徳教育を補充、深化、統合することになりました。それが今日まで続いてきたと言われる教科外の特設時間、道徳の時間の始まりと言われています。 6月議会におきましても、同僚議員が道徳教科書の採択について質問されましたが、私は道徳の本質について質問したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 最初に、小項目①道徳とは何かについて、まず最初に市長、教育長にそれぞれの道徳に対する考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これはもう本当に大切なことであって、人間的により良く生きていこうとしていくがための人格的な特性であるということでございます。その人格的特性をより良く生きていこうとするときの、その判断力であったり、心情であったり、意欲であったり、それからまつわる態度であったり、そういうものを総合して道徳性というと思うんですが、やはり私は例えば数学とか理科とか英語とか、この科目については生きていくすべであったりとか手段であったり、それを磨く科目であるのに対して、道徳というのは本当に人格、生きていく上での最も根幹に位置するもの、これが道徳であり、それはこの4月から始まった道徳の科目の意義だと思っておりまして、総社市の教育大綱の中にある心優しい子供、総社を愛する子供、それから礼儀正しい子供のこの3本柱の全てを満たしていく、もう最も大事なものだと思っております。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 市長とほとんど同じなんですけども、端的に申し上げますと、相手に敬意を持って接すること、それからもう一つは困っている人を助けること、これに凝集されてるんじゃないかと思います。そういう意味で、総社の教育大綱はまさにこれを具現するための手段というか、テーマとして挙げてあるということでありまして、そういう意味では市長はけい眼だったと思っております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 基本的な考え方については分かりました。 道徳の教科化について、私はやっと国も道徳の大切さについて重い腰を上げたなと感じていますし、まさか市長と道徳について議論できるとは想像もしてみませんでしたので、気合いを入れて質問してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、小項目の②小学校の道徳教育の教科化に伴う本市の独自性はあるかについてお尋ねをします。 文部科学省は、小学校では平成30年度から、中学校では来年度から、道徳の時間を特別の教科道徳に変更し、より力を入れていくこととしています。今回の教科化は道徳の時間を確実に実行していくことと、もう一つ忘れてはならないことはいじめ問題が深く関わっているということです。いじめ問題の対応について、道徳教育の重要性が改めて強調されました。この提言で道徳教育の重要性を再認識し、その抜本的な自立を図るとともに、道徳の教科化はいじめ問題の解消、いじめの未然防止に資するために教科化が示されています。 国からの指導はそうだと思いますが、総社市として何か独自性を盛り込んでいるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 先ほど申し上げましたように、教育大綱を実現化、具現化するためにいろんなことを考えてやっております。 その一つは、今現在小学校、幼稚園、中学校に入れています四つのプログラムがあります。その一つは、品格教育というのがあるんですけど、この中にテーマ実践、毎月テーマを変えて、これは総社の幼・小・中、全体で、小学校、中学校は全体ですが、テーマを挙げて、共通テーマで実践を行うということを今やっております。これは平成27年に教育大綱ができましたので、これに合わせていろんなテーマを見直しをしたところでございます。 以上です。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 次に、小項目③実施して8カ月の成果はどうかについてお聞きします。 小学校では、4月からですから、まだ8カ月しか経過しておりませんので、そんなに簡単に成果が出るとは思われませんが、もし何か変化を感じられることがあったらお答えください。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 小学校では、今年度から全面実施になって行っておりますけれども、大きな混乱はなく進んでおります。それは先ほど申し上げた四つのプログラムで、従来からやってきたこともやはりベースにあるんだと思います。その中で個別の子どもたちを見るというところに、指導者、教員の変化が見られてるということが少し出てきております。成果としては、もともと総社市全体としては落ち着いておりますので、余り具体的な変化はちょっとまだ見えておりません。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) もちろん8カ月ですから、今教育長言われたとおりだと思います。とても重要な事業だと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、小項目④だれもが行きたくなる学校づくり教育との整合性はどうかについてお尋ねします。 本市では、先ほどから出ておりますように、総社教育大綱として総社を愛す子供、心優しい子供、礼儀正しい子供と定め、だれもが行きたくなる学校づくりを実施されています。先ほどから御答弁がありましたように、今回の道徳教科化事業との整合性について、何点かもう答弁がなされたと思いますが、再度お尋ねをいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 先ほど申し上げましたように、だれもが行きたくなる学校づくりは4本柱でできております。これは社会性と情動の学習、それから交流を通じたサポートの活動、交流しながらグループでいろんなことを解決していくと、もう一つは品格教育、良い行動を習慣化するという、この四つの柱でできておりまして、これは道徳教育、先ほど申し上げましたように、教育大綱を具現化するための実行手段として、そういう位置付けがあります。実行のための課題として、これを今現在整合をとってやっているところで、特に矛盾することはございません。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) これは私のうちに毎月小学校の方から届けていただいているものです。先ほど多分教育長が答えておられました品格教育の月に一度のこれが目標だということです。11月だと勇気、正しいと思うことを進んで実践していますか、良いこととよくないことの区別をします。正しくないと思ったらしません。これ11月で、12月が生命尊重、全ての命あるものを大切にしていますか、自分を大切にし、ほかの人も大切にします。互いに支え合い、人間としてより良く生きますということで、毎月届けていただいております。何か本当に分かりやすいパネルだということで、本当に助かるというか、いいことだと思うんですが、先ほどから答弁いただいていると、だれもが行きたくなる学校づくり教育の品格教育はこうやってますと、今度教科化になった道徳の授業というのは、イメージ的には道徳の授業の中にこの品格教育があるという認識、そう感じたんですが、それで間違いございませんか。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 道徳教育の中の一環としてそれをやってるということでありまして、そういうことによりまして学校だけじゃなしに、家庭、地域も含めた、そういうプログラムを実行することによって、先ほど申し上げましたように、教育大綱の実現ができるというふうに考えております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。そういうことでしたら、了解しました。 それでは、次に移ります。 小項目の⑤教職員の負担になっていないかについてお尋ねをいたします。 先ほどの質問に関連すると思いますが、総社市では独自性の教育として、だれもが行きたくなる学校づくり教育に取り組んでおられます。その上に道徳の教科化に伴い、現場では今以上に長時間労働や研修会の開催など、教職員の負担になっていないか心配ですので、お尋ねいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) これまでも総社市では週1回の道徳教育の時間を確保できております。それに少し指導要領が変わったということでありまして、特に先生の負担になってるということはないと思いますけれども、評価が入りましたので、これはやっぱり自分で手書きをしないといけないということなので、そういう意味で子どもたちをやっぱりしっかり見るということが大切になってきてると、それが負担と言えば負担ですけども、だけど本当に教育のそれが本質でありますので、先生方は自分を高めていただきたいと、そういうふうに考えているところです。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 教育長的にはそんなふうに感じられてるということでいいんでございますが、先日22日に教職員と教育委員会とで勤務条件改善のための話合いが持たれておりました。私も参加させていただいたんですが、その際、教育長も教育部長も参加されておられませんでしたが、何か特別の公務等があったのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 詳細については服部部長からお答えいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 先日でございますけれども、教職員組合の皆様からの御要望とかにつきまして教育委員会で御協議の場がございました。 その折に、いわゆるだれもが行きたくなる学校づくりの研修の件が一つ話題になったことは確かでございます。非常に現場は、今までもしっかりと協力していただいて、それなりの成果もはっきりと目に見える形で進んでおるのはだれもが行きたくなる学校づくりの取組ということでございますが、一方ではやはりいろんな研修ですとか、現場の教員の方に少し御負担がかかっているのではないかという御意見が教職員組合様からございましたし、これはただ今までの成果はやはりしっかりと認識いただいておりましたので、御協力いただくということでは御説明を差し上げたところでございますけれども、やはり研修とかの量的なものが、教育の現場で今いろんな取組を進めておりますので、少しやり方について工夫をしていただきたいというような御意見があったのは確かでございます。 以上です。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 申し訳ございません。 私が質問したのは、参加されていませんでしたが、何か公務があったんですかって聞いたんですけど、そのことは。お願いします。 ○議長(加藤保博君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 失礼いたしました。 この日は別の会議がございましたので、欠席をさせていただいたということでございます。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 もちろん出席義務はございませんが、そういう場面に行くと本当に現場の声で役に立つことが多かったので、ちょっと聞いてみました。今、服部部長が答えていただいたのは、自分の中では二つ目の質問だったんで、御配慮お願いします。 それでは、次の質問に移ります。 私もその現場というか、先生とのやりとりを聞いていて感じたんですが、本当に現場の先生方というのは、子どもたちのことを思って本当に一生懸命頑張られているという熱い先生もおられましたし、本当に何か感じるものがありました。だれもが行きたくなる学校づくり教育のことを言われてましたが、その中で一問あったのが、9年間このだれもが行きたくなる学校づくり教育をやってこられて、いろんなことが見えてきたと。それで10年目を区切りに一度検証してみてもいいのかなというふうに、私もその現場の先生たちの話を聞いてて感じましたが、教育委員会としてはこのだれもが行きたくなる学校づくり教育をいつまで継続実施するのか、お考えがあれば教えてください。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 実は小・中学校の教員は県の教員でありまして、大体5年未満でローテーションがあります。そうすると、ずっと幼稚園教員のように市の採用でありませんので、理解したらどっか行っちゃうと。これは独自のプログラムですので、これはずっと続けざるを得ない。それなりの効果も出ておりますし、いじめとか暴力も他市に比べてかなり低いということで、転入者もすごく多いわけですけれども、その中でやはりこのプログラムは非常に必要不可欠だと思っております。 実は私が着任したときに、だれもが行きたくなる学校づくりのプログラムをもっと減らしてくれと言われて、大体2割ぐらい減らしたんですけど、その後いろんなトラブルがやっぱり起こりました。それで、これだけは続けていこうと私は今思ってるところでございます。 以上です。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 ただ、そう教育長の言われるとおりで、先生方もだれもが行きたくなる学校づくり教育がいいとか悪いとか、そんなことは誰も意見は出ておりませんでした。やっぱり子どもたちが一番ですから、少々の犠牲を払ってると言ってしまえばそうなんですが、ただ教職員の立場で言うと、やっぱり今まであるものにプラスで今度道徳が教科化になるということで、この部分では大変な負担になるということを感じておられましたので、もうだれもが行きたくなる学校づくり教育を一生続けるとかというと、やっぱり先生方もちょっと意気が下がってしまいますので、どこかの段階で、10年が10年一区切りで、教育委員会とも再度この検証なり何かをして、次に進めていく話合いの席を設けることは考えられませんか。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 今現在これを始めて、私になってから丸6年なんです。やっと成果が出始めたということで、やはりどっかで検証はしていかないとと思います、費用対効果でないですけど。インプットとアウトプットの効率をどこかでやっぱり見直す必要があると思います。現実的には、その内容を見直し、プログラムの見直しを今年度も始めております。来年度からは新人には、やはり悉皆でこのプログラムを全て初級編を教えると、それからある程度時間がたって、3年から5年の方には選択にするというふうにしてます。そうすることによって、少し負担が下がるんじゃないかと。これは校長会、校長の推進会議があるんですけど、重立った校長と毎月議論をしながら、そういうことを検討して進めています。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 先生方のお話を聞いてみても、本当にだれもが行きたくなる学校づくりが悪いとかいいとかという議論にはなっておりませんので、ただ今さっき言われたように小・中は県の職員ですから、総社が大変だから総社に行きたくないとかという教職員が増えても困りますので、だれもが行きたくなる学校づくり教育はいいことはいいこととして、スクラップ・アンド・ビルドではございませんが、検討しながらお願いいたしたいと思います。 それから、教育長はよく学校に行かれておりますので、行かれた際には、教頭とか校長先生のお話を聞くだけじゃなくて、現場の声も、若い教職員の先生の声も聞いてあげてほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後の質問です。 小項目⑥中学校の道徳教育の教科化を始めるが、課題は何かについてです。 文部科学省道徳教育実施状況調査によりますと、道徳の授業を十分できていると思う教員は、小学校で3人に一人、中学校では4人に一人、また学年が上がるについて、道徳の授業を楽しい、ためになると感じている生徒の割合が、具体的には小学校1年生のときに89.4%だった、楽しい、ためになると感じていたものが、中学3年生では47.3%まで低下してるという調査結果が出ています。そのことも踏まえまして、課題について御答弁をお願いいたします。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 教科化に関しましては、いろんな課題があるんですけども、詳細につきましては部長の方から説明いたします。 ○議長(加藤保博君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) それでは、命によりまして具体の課題ということで何点か御説明をさせていただきます。 評価ということでございますので、まず評価というものも入ってまいりました。この評価というのは、数字で評価する点数づけではなくて、一人一人の子どもさんがどれくらい成長したか、そういったものを記述式で評価するという仕組みになっておりますので、より一人一人の子どもさんに教員が向き合う、よく見るということが必要になってまいります。こういったやり方につきまして、現場でいろいろ今研さんを積んでおります。 もう一つは、例えば中学校の課題になりますけれども、中学校の教科というのはいわゆる教科担任制と、数学なり国語なりがそれぞれ教師がクラスを回って教えますけれども、御自分のクラス、担任しているクラスとの触れ合う機会が少ないというのがどうしてもございます。ですので、自分のクラスの子どもさん、生徒に対してよく見る時間が物理的に少ないということがございますので、こういったものが道徳の評価について、やはりよく見る時間が少ないというところが課題の一つになってるかなと。 それから、中学校につきましては、授業時間数の確保ということも非常に重要なものでございまして、様々な取組をやっておる中で新たに道徳の教科が入ってくるということで、この時間数を確保することも現場にとって大きな課題ということになっております。 ただ、道徳につきましては、先ほどいろいろな御質問の中でありましたように、だれもが行きたくなる学校づくりの研修の中、取組の中と非常に重複する部分がございます。いわゆる心の教育をずっと進めておったということもございまして、ある程度成果というものもございます。例えば豪雨災害でたくさんのボランティア、中学生、高校生、小学生まで来ていただいたというのは、こういった心の教育が今まで取り組んだことの成果だと思いますし、これを道徳の教科につなげていくということも重要だと思います。 また、例えば障がい者の千人雇用のケースを道徳の教科書に掲載したいというような御相談も実は教科書の会社からございまして、そういった取組、政策と学校の道徳の、あるいは心の教育の取組が非常にうまくつながっていってるなというふうな印象もございますので、課題はたくさんございますけれども、今までの取組を伸ばしていければというふうに考えております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 本当に先生たちも評価するということを非常に何か大変だということを思われとるそうです。やっぱり点数で出ませんから、その先生が見たことによって評価されることによって、例えば1クラス30人の子がおって、それに何か時間を費やすとほかの授業が手薄になるとかということで、先生方もこの評価についてはすごく悩んでおられますので、教育委員会の方のフォローもよろしくお願いいたします。 今回の道徳の問題について質問しようと思ったきっかけは、ちょっと違うかもしれませんが、先日同僚議員に誘っていただきまして、岡山に夜間中学校をつくる会の代表をされている方のお話を聞くことができました。夜間中学というのは、中学生のときとか小学生のときとか、昔の人がいろいろな事由で学校へ行けなかった人が、ある程度年をとられて勉強したくなったという夜間中学、昔はそうだったんですが、今はもうほんまに多様な関係者が学校の方に行かれています。その中でその先生が言われたのは、子どもの頃、病気が原因で学校に通うことができなくなり、大人になった教え子の話をされたそうです。現在は30歳過ぎの生徒さんなんですが、学校に行けなかったためひきこもり状態になってしまい、頑張って外に出ても運賃という漢字が読めないから電車にも乗れない、先生、僕は人間のくずだと先生に言われたそうです。先生はそんなことを言わせる世の中がくずだと生徒に言われたそうですが、その話をされるとき、本当に先生は涙ながらに我々に話しかけられました。一緒に聞いてたお母さん方も一緒に泣かれてましたし、本当にこんなことが現実にあるんだなと思いました。 そのことも踏まえて、総社市の行っているだれもが生きたくなる学校づくり教育も、学校へ行くことが固定観念ではなく、行けない子どもたちもいることも理解して、後半LGBTについてお話があるみたいですが、そういういろんな立場の人がおることを考えた、だれもが行きたくなる学校づくり教育がこれからは必要だと思うんですが、何か答弁がありますか。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) もう時代の変化になかなか教育の体制がついていけてないというのが私の実感であります。そういうことを考えると、先ほど申し上げたように、学校がそこまでやるかどうかですけど、家庭と地域の連携が大切だと思います。特に周辺地域はすごく地域の連携があるということなんですけど、そういう、大体中央の方はいろんな転入生が多くて、特に山手とか、そういうところは新しい新興住宅が建っておりますので、その人たちのコミュニケーションをどうするかというのも大きな課題だと思います。そうしないと、学校と家庭とのコミュニケーションだけではなかなかフォローし切れない。確かに子ども中心で学校はやれますけれども、そういう意味では全体でフォローしていくという仕組みを作っていかないと、なかなか、これからの多分総社は人口が増えてくると思います。転入者も増えてくるということでありまして、周辺はいいんですけども、転入したところをどういうふうにして我々が学校だけでなしにサポートしていくかという仕組みを考えることが、喫緊の課題ではないかと私は感じております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) そのとおりだと思いますし、そうだと思います。 子どものことを今一生懸命しゃべりましたけど、実際には昨日もテレビであおり運転の若者のことをニュースでやってましたけど、大人の道徳教育ももっともっとやらなきゃいけないなと感じましたし、いずれにいたしましても総社市ではそういうことで、だれもが行きたくなる学校づくり教育がいいようにいくように道徳教育もやってほしいと思いますので、よろしくお願いします。 最後になりますが、総社市では7月の豪雨災害の際に、市長の呼びかけによって信じられないぐらいの数の多くの学生ボランティアの方が来てくれました。まだ道徳が教科化になる以前の学生たちだったと思いますし、とても頼もしさを感じました。我々議員も一緒に支援物資の搬送や仕分けなどをさせていただきましたが、学生たちと接していて、本当に気は優しくて力持ちみたいな学生たちに学ばされることが多かったです。道徳教育が今以上に充実することで、一言で言ってしまえばいろんなことがクリアにできるのが道徳教育かなと思ったりもしますが、道徳教育の今後につきまして、市長、思いがあればお話しください。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今回7月8日の朝の8時、市役所の前に実際には1,200人、だけどポジションが1,000ぐらいしか用意できなかったので1,000と呼んでおりますけれども、これは驚きでございました。高校生の中に中学生もまじっていたと思いますが、市長、何か手伝わせてほしいといって、市役所の前に集まってきてくれました。彼らはみんなバスに乗り込んで、泥かきに行ってくれた人、物資を運んでくれた人、それから夏休み中もずっとやってきてくれました。これは、これまで行ってきただれもが行きたくなる学校づくりであるとか、そういった学校教育の現場が一生懸命頑張ってきてくれた結果であろうかと思います。 道徳というものを今後を考えたときに、道徳教育をやる上でなかなかエビデンスというものが出にくいと思います。議員がおっしゃるように、学校教育の現場ではだれもが行きたくなる学校づくり、あるいは道徳に対して何をジャッジする基準としていくのか、そこのところについて大変な労力が必要なんだというふうに、そこが唯一これからの問題点になってこようかと思いますけれども、私はやっぱり道徳を科目として教育していく以上においては、やはり何らかのエビデンスを求めていくということも一方で必要なのではないかと思います。余り世知辛いことを言ってはいけませんけれども、ですから私は、これから教育委員会は道徳に対するエビデンスをどういう定点観測にしていくかということをみんなでよく相談して、考えてみてもらいたいと思います。 ずっとこの数値を見ながら、例えば服装であるとか、言葉遣いであるとか、点数をつけづらいんですけれども、何を見ていくのかということを何項目か決めて、道徳教育に対する、出にくいとは思いますけれども、結果、そういうものを見ながら高めていくということが私は必要だと思っております。そんなにたくさんの定点観測をする必要は全くないと思いますけれども、三つか四つか決めて、そこをずっと見ていくという、そういうことがやっぱり求められることだと私は今後の道徳を思うときに考えております。 ○議長(加藤保博君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 本当によく分かりました。 総社市って、昔だったら倉敷のあっち、岡山のあっちとかという表現だったのが、今頃は子育て王国とか、今回の災害で総社流とか、いろんなことを言われるようなまちになっておりますので、その中に総社市は道徳のまちなんだという言葉が入れるようなまちづくりができたらと思いまして、今回の私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤保博君) この際、しばらく休憩します。約10分間。              休憩 午前10時59分              再開 午前11時9分 ○議長(加藤保博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、4番仲達幸弘君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 4番仲達幸弘君から一般質問に際し議場での資料配付の申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、4番仲達幸弘君の質問を許します。 仲達幸弘君。              〔4番 仲達幸弘君 登壇〕 ◆4番(仲達幸弘君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして順次質問をいたします。 まず、大きな項目1の7月に起こった西日本豪雨についてであります。 私の住んでいる昭和地区は、この集中豪雨によって、かつてない被害を被りました。総社市役所の皆さん方やボランティアの方々、そして全国他都市からの応援に来てくださった職員の皆さん方からの励ましなどに支えられ、頑張ろうということで歯を食いしばって住民の皆さん立ち上がって、約5カ月が経過をした今、一定の落ち着きを取り戻しているところであります。応援、支援をしてくださった方々には、心よりのお礼を申し上げます。 しかしながら、被災をされた方々にはまだまだ日常の生活、なりわいが戻っているとは到底思えません。被災を免れた方々も含めて、まだまだ不安や不満を抱えています。私はそういった被災者の方々をはじめとして、地域の人たちが安心して暮らせるように取り計らうのが、行政の何よりの責務であるというふうに考えます。 そういった観点から、一つ目の質問に入ります。 私は9月議会で、総社市上流にある高梁川水系、岡山県や中国電力などのダム管理者へ下流自治体からダムの放流調整やダムに関する法律の改善などの要望を上げる必要があるのではないかというふうに質問をいたしました。それを踏まえて、市長も努力をされたというふうにお聞きをしていますし、議会冒頭の行政報告でも聞いてるところでございますが、改めて具体的にどのようになったかということについてお聞かせをお願いします。 ○議長(加藤保博君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 4番仲達議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 先週、昭和地区の第1回目の復興ビジョンの対策会議で御出席をいただきましてありがとうございました。かなり厳しい意見を多くいただきました。それがほとんどが高梁川の問題についてでございました。議員おっしゃるとおりでございます。 この際でございますから、危機管理室長からこの後に7月6日、7日未明において水位がどう推移したか、それからそのときのダムの放流量は幾らであったかということを時系列として、何時に避難指示を出して、どういう行動をとったかについて、この議場で報告をさせてもらいたいと思いますが、ダムコントロールにつきましては、この議場でお約束したとおり、私が呼びかけ人になりまして、新見市長、高梁市長、倉敷市長、そして私、いわゆる下流4首長、そして恐らく矢掛町長もお入りになられることと思いますが、今調整中でございます。さらに中国電力、国土交通省、そして伊原木知事というテーブルを12月14日の午後5時、17時に岡山の河川工事事務所内で行うことになりました。そこまでは、やることができることになりました。これは、これまでこういうテーブルが一切なかったわけでございますし、また下流の市町の声を届けることすらなかったわけでございますから、画期的な第一歩になれるように努力してまいりたいと思います。 私の方からは、あらかじめ翌日に大変な豪雨が予想されているときの事前放流であるとか、あるいは明日どれぐらい流すよとか、我々も10分でそのときそのときの流れた後の水量しか知るすべがないわけでございますので、あらかじめどれぐらいは流れてくるよということを教えてくれということも言わなければなりませんし、また中国電力が水量の大体7割、県の管理ダムが3割、この横の連絡、放水に対する横の連絡が全くない。このことについてもよく連絡をしてほしいと、連絡をとり合いながら流してほしいということも申し上げなければなりませんし、様々なことをよその市長さんも言われると思いますが、気合いを入れてこの会議に臨んでまいりたい、それを将来につなげて、下流域の市民たちが生命と財産を守れるように、ダムのコントロール会議に臨みたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 総務部次長危機管理室長。 ◎総務部次長危機管理室長(河田秀則君) それでは、命によりまして私の方から今回の豪雨災害につきまして時系列で説明をさせていただきます。 7月6日ですけれども、前日から降り続いておりました雨の方は、やむことなく激しくなってまいりました。この日、朝9時25分、土砂災害の警戒情報というのが発令されました。 9時45分には、我々市の方で災害対策本部を設置いたしております。 そして、10時に避難準備・高齢者等避難開始というのを発令しております。これは避難情報としては最初の第一弾となるものでございます。対象とした地区は、昭和地区、秦地区、池田地区、宿、岡谷、下林、赤浜、こういった地区に発令をいたしました。これは土砂災害の危険レベルが高くなったと、そういった地域に対して発令をいたしております。ただし、この時点では日羽の水位は6.46mという状況でございました。 私がこれから水位と申し上げますのは、高梁川の日羽における観測データの値でございます。また、ダムの放流量と申し上げますのは、この日羽の観測値に大きく影響する上流の主要なダムの合計の毎秒の放流量ということで御理解いただきたいと存じます。 続きまして、7月6日の13時には、避難勧告を発令いたしております。このときにも水位は6.5m、ダムの放流量は672トンという値でございましたが、雨が断続的に降り続いていたこと、また現地等も確認した上で、秦、池田、昭和の3地区、特に山際を中心に発令をいたしております。 雨はやむことなく、また降り続いておりましたが、夕方になりまして18時、水位は6.98m、水位の方は、まだこの時点ですごい勢いで上がったというわけではございませんが、ダムの放流量は既に1,543トンに達しておりました。 19時、水位が8.33mと、かなり上昇幅が大きくなってまいりました。同時刻、ダムの放流量は2,000を超えまして、2,099トンでございます。その10分後、国道180号が日羽から高梁の落合橋までの間が通行止めとなりました。 20時、水位が9.55m、ダムの放流量は2,546トンとなっております。20時48分には、日羽地区に避難勧告を発令いたしました。 21時には、水位は10.74m、これは避難判断を行う水位10.3mを超えたという水位でございます。ダムの放流量は3,000トンに迫る2,926トンと、21時の時点でなっております。21時28分には、作原地区で1階が浸水しております。 21時30分、市内全域に避難勧告を発令いたしました。また、同時に、特に日羽、草田、宍粟地区には避難指示、これはもう最も緊急を要する市が発令する避難情報でございますが、避難指示を同時刻21時30分に発令いたしました。この時間帯の水位は11.2m、ダムの放流量はもう3,000トンを超えておりまして3,175トン、累積雨量も200㎜を超えております。 その後もダムの放流は増加の一途をたどりまして、災害対策本部にも緊迫感が高まっておりましたが、全職員を市長が招集されました。21時35分、重大な危険の差し迫った異常な事態であるということで、気象庁の方が大雨特別警報というのを岡山県南部、うちの総社市の方にも発令の発表がございました。この時点で既に日羽地内の国道180号は冠水しておりました。 22時、水位は11.62m、ダムの放流量は3,406トン、22時15分に市内全域に避難指示を発令いたしました。もう命を守る行動として避難を強く呼びかけたものでございます。 22時30分、水位は12.04m、ダムの放流量は3,585トン、全自主防災組織にも連絡をとり、避難の呼びかけを行ってまいりました。22時30分には、17地区のコミュニティ地域づくり協議会の方々を緊急招集いたし、集まっていただいた方々、23時30分に10地区の代表に対して高梁川の決壊を覚悟し、地区の全員に緊急避難の呼びかけという形で直接市長の方から依頼を申し上げました。 23時30分には、ダムの放流量は最大値として3,732トンを記録いたしております。このときの水位も12.91まで上がりました。また、この時間帯に下原でアルミ工場が爆発し、爆風により甚大な被害が発生いたしております。2次爆発の危険性があるため、市から下原地区避難用の車を手配いたしました。 日付が変わりまして、7月7日0時30分、ダムの放流量が先ほど申し上げました最高値を記録した、これ1時間後となりますが、日羽の最高水位13.12mを記録した時間でございます。その後、計測不能状態となりました。 1時37分には、草田地区で高梁川の決壊により1階が浸水いたしております。ただ、この頃から徐々にダムの放流量は下がり始めました。また、同じく水位も下がり始めております。 2時30分、下原地区の約110世帯350人の大半の方々が避難を終えられました。 そして、4時過ぎには下原の方々全員の避難が完了いたしております。 5時20分には、最大の避難者数でございますが、このとき開設した40の避難所に8,491名が避難をされたということでございます。これは真備のクリーンセンターも含んでおります。 11時30分頃には、下原地区におきまして小田川からの流入により浸水が始まっておる頃でございます。 そして、午後になり13時30分、水位は氾濫危険水位から下がっていき、10.96mとなりましたが、この後15時10分に大雨特別警報が解除されたという経緯でございます。 以上でございます。
    ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) お聞きになったように、前代未聞、空前絶後、未曽有、どのような言葉を当てはめてももうふさわしいぐらい、本当に大変な大災害だったというふうに思います。だから、これについての被災をした方がどれだけの苦労をしたかというのは、もう皆お分かりのことというふうに思います。それについては後でまた質問いたしますが、まず12月14日のダム関係の関係者の集まりに、市長、伊原木知事という名前を出されましたが、この会議に伊原木知事が出席をされるというふうに受け止めてよろしいんですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) まだ御報告は受けておりませんが、代理の方になるのか、御本人かはよく分かりませんが、事務局は国道、事務的に事務の司をやってくれているのが国土交通省の河川事務所なんで、まだ報告は受けておりません。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 是非伊原木知事にも、いろんな場で声を聞かれてるとは思いますけれども、県民や市民の声を聞いていただきたいなというのが率直な私の思いであります。 12月14日にそういう会議を持っていただくというのは、本当に有難いと思います。毎秒3,732トンもの放流をしたダムのうち、中国電力が約7割と言われました。2,500トンを超える水を放流をされてるわけですので、もう2,500トンというたら、僕この前の9月の議会でもしゃべりましたけど、2,000トンで大体もう種井、日羽、作原、国道が冠水するんです。その約1.8倍以上、1.9倍近いダムの放流ですので、それはもう絶対に下流の地方自治体、地域はたまったものではないということを申し上げます。 ついでに、もう中国電力に是非言ってほしいのは、電気を作るために水をためなければならない、だから一定量ためなければならないんだというふうに言われて、オーバーフローした分が出すんじゃと、もうどうしようもないから今回いっぱい出したというふうに言われると思いますけれども、電気を作っていくのか、下流の地域住民の命を守るのか、どちらの立場に立たれているのかということなど、厳しく、厳しくと余り言っちゃいけないんかもしれませんけれども、意見交換をしていただきたいというふうに思います。 これは、また後ほども少し触れますけど、12月2日に復興ビジョンの説明に関する意見交換会でも、昭和の会場でもういろんな方からそういう意見が出されておりますので、市長もお聞きじゃと思いますけれども、是非12月14日、よろしくお願いいたします。 次に、2の項目です。 私は9月議会で高梁川中州にある雑木や竹の撤去、土砂や砂利の浚渫などを管理者である国や県へ要望できるかとの質問を行いましたけれども、具体的にどのように働きかけをされたのか、そしてそれに対しての国や県の動きはどうなっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 発災直後に石井国土交通大臣が下原地域の視察に来られたところから始まっておりまして、これは7月のかなり早い段階で、それから小此木防災大臣も発災直後においでいただきました。そのときからお願いをし続けておりますが、高梁川の改良につきましては、9月20日と11月9日、私は国土交通大臣に直接お会いをしまして、また加藤総務会長にもお会いをしまして、お願いをしてまいりました。さらには、全国市長会の経済委員長として国土交通副大臣にお会いをして、お願いをしたケースもございました。 さらに県知事に対して、さっきダムコントロールの話のところで、ダムコントロールのことを私がお願いしに行ったのが11月7日、知事と県庁で直接お会いをしまして、ダムコントロールのみ関わらず、高梁川の河川の改修、その他の改修工事についても知事に対してお願いをしてまいったところでございます。 さらに私が感謝申し上げたいのは、市議会の有志の方々が11月16日に上京していただきまして、国土交通副大臣をはじめとして様々な関係部署にお願いをしに行ってくださいまして、これが私が聞いたときよりも、それ以上の満額回答でございまして、このことに対しては議会に対しまして私の方からこの場をおかりし、厚くお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 豪渓秦橋から上流とその下流域は、国とその上流が県ということで所管が違うんでございますけれども、担当の方から、その依頼に対してどういうことが答えとして返ってきて、今なされているかについて答弁をさせていただきます。 ○議長(加藤保博君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) 命によりまして私の方から答弁させていただきます。 先ほど市長の方から、市長自ら国土交通大臣などにお願いに行っていただいた、また市議会の代表の皆様からお願いしに行っていただいたことによりまして、早速に私が想像するよりもかなり早く秦地区における河川内の雑木の撤去、もう既に完了されているところでございます。それから、あわせて中原地区、清音地区の遮水工事、これを現在行っておられるところでございますけれども、それに関連してだと思いますが、そこらあたりの雑木も現在大分撤去されているところでございますんで、これ恐らくそのままあの地区の雑木も撤去されていくんだろうなというところをちょっと感じております。 河川工事事務所の方からは、その他の地域についてはどうなっているのかという問い合わせをしたところ、現在本省に対して予算要望しているところであるという答弁をいただいているので、引き続き是非やっていただけるものという感触を持っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 去る12月2日に開催をされた総社市復興ビジョン策定に向けた昭和地区意見交換会においても、高梁川の川底の浚渫が四十数年間行われていない、どんどん川底が高くなっているといった意見が出されていたところであります。今年も集中豪雨の後に日本を襲った台風の影響で約100㎜の雨が降った際、種井地区の国道180号線が冠水をいたしました。この問題はもはやこれ以上放置できませんので、今後とも働きかけを強めていただきますよう要望するものであります。 と同時に、少々気になっていたのが、先ほどの建設部長の答弁もありましたが、12月2日の意見交換会のときに国土交通省岡山河川事務所の方、同じように予算確保ができていないので予算要求をしていくという答弁をなされました。この問題は総社市としては手の届かないところでありますけれども、予算の範囲でやるとか、予算要求して、ついたら予算の範囲でやるとか、できるところだけ浚渫や雑木などの撤去をするといったことではなくて、沿線住民が安心して生活できるよう、きっちりとしたことをしていただくよう住民の皆さん含めて強く要望しているところでございます。その辺で中途半端なことをせずにきっちりとやっていただくよう、働きかけを強めていただくよう、市長どうでしょう。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは私からも当然のことながら国に対して強く求めていきますので、やってまいりたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 是非よろしくお願い申し上げます。ということで、次に移ります。 (3)の項目です。 7月の豪雨によって住宅が滅失または損壊したことにより、やむを得ず当該土地を住宅用地として使用できない場合で、罹災証明書の損害の程度が半壊以上の住宅の敷地として利用されていた宅地については、平成31年度、平成32年度の最大2年度分について、引き続き住宅用地とみなし、固定資産税、都市計画税の課税標準額を軽減する特例を適用する、これは去る11月19日の総務生活委員会での資料です。この特例の軽減措置2年間、大変有難いと思うのですけれども、被災者の方たちにとって2年間の期間は余りにも短い。壊れた家を解体し、新たに新築するにしても、施工業者への需要が多いため、なかなか解体や新築に着手できない。何よりも浸水した場所に、また家を建てるリスクがある。解体をして更地にした土地を売って、違う場所に家を建てようと思うが、果たして浸水した土地が売れるのかというリスク、今後どうしていくのか、家族で話し合っていく間にどんどん時間は過ぎていく。私、結局2年間の特例では短か過ぎるということを思います。 3年目には税金の軽減措置が受けられなくなるために、税額が最大約4倍になる。これは積算したところ、大体約4倍になります。所有者の方が公費解体を望まない大きな要因になろうとしています。このことは全国的にも問題となっており、これは読売新聞の切り抜きをコピーしたものでありますけれども、11月6日付の読売新聞に載っています。8段にわたって被災、空き家の記事を取り上げ、富士通総研の米山さんという方は、解体後も固定資産税の軽減を続けたりするなど、特例措置の導入も検討すべきだというふうに述べておられます。 それらを踏まえて質問をいたします。 被災者の方は、誰も住み慣れた家屋の解体を望んでいるわけではありません。被災者の生活を思い、2年間の特例措置の継続などの検討を市として考えられないでしょうか、お答えをお願いします。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) このことにつきましては、今後議会と相談をさせていただきたいと思います。固定資産税の特例措置については、今東日本大震災が10年延長という特例措置を持たれておりますが、広島の土砂災害及び熊本の大地震については従来どおりということで、特例措置は国としてなされておりません。議員おっしゃるように、本当にこの2年間だけで財政的に被災者の方々が立ち直れるかというと、これはそうではないというふうに思いますので、特例措置は単市、市として延長したいと思います。 延長の在り方については、今後復興ビジョンを策定する際に、議会と相談をさせてください。というのが、復興ビジョンを何年計画とするのかという部分を相談させてください。その復興ビジョンの、例えば4年計画にするのか、6年計画にする、その間は軽減措置を単市としてやるべきものだと考える、基本的にそういう考え方で、その軽減措置も含めて復興ビジョンの中に盛り込んでいくという考え方で財政措置していきたいと思います。復興ビジョンそのものがやっぱり財政的にも議会と相談をしながら、入りが幾らで出が幾らということで、入りの部分が軽減されるということを復興ビジョンの中でうたい上げていくような考え方でやりたいと思いますので、これは骨子だけ、骨太の部分については復興ビジョンとして年内に作り上げたいと思っておりますので、また委員会を通じながら復興ビジョンの在り方として御相談申し上げたいと思います。 固定資産税の軽減については、市独自のやり方で、これ2年以上続けていくということは考えております。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) まず感謝申し上げます。市長の最初の答弁は、多分検討させてくださいというふうに思っておるので、私実は今日こういうものをお配りをして、さらにお願いをしようと思っておりました。 これは国の総務省の固定資産税課よりの資料ということで、我が日本共産党が11月27日に各省庁交渉を行った際、この問題を僕は是非取り上げてほしいと岡山県議団の方々にお願いをしていたら、取り上げて質問していただいたら、ざっくり2年は通常2年です、こらえてくださいと。ただ、避難指示等が出された場合には3年になります。3年はできます。ただ、一番大きいのは、当該の自治体の首長がどういう姿勢をとるかということというふうに言われました。首長や市幹部が、弱い者、弱い立場の人にどれだけ寄り添って考えてもらえるかによって、これが違ってきますよというふうなことを言われたので、それも言おうと思ったんですが、ああ、もう言うてしまいましたけど、非常にありがとうございます。 ということで、是非ビジョンの中に入れていただいて、単独でも延長の検討をしていただく。できるだけ、できるだけ被災者の方の声も聞きながら、ビジョンに取り入れていただきたい、そのように思う次第でございます。どうぞよろしくお願いします。 4の項目です。 去る12月2日に、総社市の復興ビジョン策定に伴う意見交換会が下原地区と昭和地区で開催をされました。9日にも開催される予定です。私は12月2日の昭和公民館で開催された意見交換会に参加をいたしました。美袋地区在住の方たちを対象としていましたけれども、会場はほぼ満員となりました。そして、多くの被災者や参加者の方々から活発な意見や切実な要望が出されました。被災後5カ月、住民の方々は多くは口にはしないものの、不安と不満を抱えています。それらの方々にとっては、12月2日の意見交換会は意義あるものになったというふうに考えます。市長以下、総社市幹部がほとんど顔をそろえ、国土交通省や岡山県も出席しての会議で、いろいろ意見が言えて、少しすかっとしたという声が寄せられています。ついでに、なぜ中国電力が来てないのかという声もありました。この意見交換会を開催してくれたことに感謝するものであります。被災者の声を今後とも聞いてくださるように要望するものであります。 そこで質問です。 一つ目は、12月2日の意見交換会の案内をどの範囲まで知らせたのか、被災者の方々と地域の役員限定ではないかというふうな声も聞こえてきますけれども、どのような対象でお知らせをしたのかというのをお知らせください。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(加藤保博君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(野村周弘君) 命によりまして私の方から御答弁させていただきます。 今回の意見交換会については、先月から既に開催日を決定いたしまして、各地区の代表の方々を通じて市民の方に周知をお願いいたしました。また、それとあわせて半壊以上の世帯の方にアンケート調査を実施しておりますので、そのアンケート調査とあわせて今回の意見交換会の案内についても同封してお送りする形で周知をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) すみません、被災をされてない住民の方にはお知らせしてないということですか。 ○議長(加藤保博君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(野村周弘君) 直接被災された半壊以上の方には御案内しております。被災されてない方については、それぞれの地区の代表者の方を通じて、回覧板とか、そういった形で周知をお願いしとります。 すみません、あわせてホームページですとか、そういった形ではもちろん周知はしております。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 分かりました。 見てないという意見の方もおられましたんですけれども、一応区長さんを通じてということでございますね、はい。いや、その方々が言うには、もちろん被災をされた方の意見を聞くのは当然だけれども、被災を今回もう運がよくしなかったけれども、また今度起こったときにはどのようなことになるのか心配なので、災害を起こさないためのいろんな措置についての意見が言いたかったというふうなこともあったので、ちゃんと連絡しとれば問題ないと思います。 もう一つ、質問があります。 現在行っている被災者アンケートの裏表紙に要望や意見を書く欄があります。意見交換会に参加して、意見や要望を言うことはできないんだけれども、市にこうしてほしい、ああしてほしいという思いを持っている方は多数いらっしゃるんです。例えば床上浸水、床下浸水を判断する場合、限りなく床上に近い床下浸水の家もあるんです。もう畳がぬれてしまうぐらい、床には出てこないけれども、もうあと一歩というところで床下浸水と判定をされた、そういう方もいらっしゃいますし、そういう方々もあるし、いろんな声を聞いてるわけです。現実もう仮設住宅に入らなくて、2階に住んどるけれども1階はもうずぶずぶ、もう全部つかって、1階はもう風が吹き荒れている。2階へ住んどるけど、冬はどうするかというふうなことで、なかなか一軒一軒、切実な御事情があるというふうに思いますけれども、そういった声をできるだけ酌み上げていただくようにお願いをしたい。 ここにいろんなことをもし書いてアンケートに答えられた方に対してのどう対応していくのか、ああ、御意見いただきましたね、じゃあこういうことについてはこういうふうにしますというふうに機械的にやるのではなくて、切実な声、サイレントマイノリティーですかね、要するに少数の物言わぬ声、それについてのどのように対応していくのかというのも、やはり今不安や不満をいっぱい抱えておられる方にアフターケア、いろんな切実な声に対して市がどのように答えていくのかという姿勢が僕は問われていると思うんで、その点についていかがでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) おっしゃるとおりで、2日の会合でも、下原、それから昭和と大変厳しい意見が出てまいりました。当たり前のことでございます。皆さん苦しんでいらっしゃいますから、その苦しみ方というのはそれぞれが形が違っていて、よく聞かせていただきました。きつい意見ほど真実なりと思っておりまして、それをこの間の防災会議でも、私の方から、みんなよく聞いてほしいと、庁議のメンバーに対しても。一番きつい意見をちゃんと聞いて、それで自分の心をチューニングしてほしいと。そのチューニングをしながら、できる限り聞けるものを復興ビジョンの中に取り入れていこうじゃないかということを僕の方から申し上げました。 ただ、そうはいいましても、いろんな意見がございます。例えば個人の家だけの保障を求めてくる方もいらっしゃいますし、それからその要望自体が地域全体にそぐわないという要望案件もございますから、基本的には事細かな御意見を拝聴しながら、できる限り寄り添った形で復興ビジョンの中に取り入れたいと思っておりますので、様々な御意見をお聞かせ願いたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 是非よろしくお願いいたします。 行政報告で市長は、6度にわたって弱い立場にある人に徹底的に寄り添う、優しくするというふうに言われました。被災者の方々のどんなささいな声や要望にも真摯な対応をとっていただきたいと切に要望いたしまして、大項目1の質問を終わります。 続いて、大項目2に移ります。 市道の維持管理、危険防止についてであります。 7月の豪雨災害後、私は高梁川の状況を時々見て回って、砂利や雑木、竹などの障害物のチェックなどを行ってきました。特に下倉橋から豪渓秦橋の間は、車を止めて調査を行いました。そこで感じたことは、高梁川のひどさ、雑木や竹、土砂、そういったもののひどさと同時に、高梁川右岸の市道、通称滝の端草田本線の道路の維持管理についてでありました。特に福谷から草田へつながる道路は、落石などによって排水路がその石によって塞がれて、雨が降った後は道路上に水があふれている箇所が見受けられました。これから本格的な冬となって、路面凍結をした道路をもし車が通行し、スリップした場合を考えると、少し背筋が怖くなる思いです。市道ですので、パトロールを行ってるとは思いますけれども、その回数を増やしていただくこと、また排水路の小まめな清掃が必要と考えますが、どうお考えでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これ本当にパトロールの頻度を増やして、さらに平常時においても落石や排水不良に対応していくようにやってまいります。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) すみません、そういう質問をすること自体が、市長にすること自体ちょっとあれなんですけれども、あの山は何か石がもういっぱい落ちてくる山なんで、なかなか大変だと思うんですけれども、ちょっとほっといてもすぐ側溝がいっぱいになるような感じになっとんで、よろしくお願いしたいと思います。 それから、あわせてやっぱり福谷から草田へとつながる道路部分では、ところどころ道路幅員が狭くて、車がすれ違えない箇所があるんです。高梁川へ転落の恐れがあるなというふうにいつも思ってるんですけれども、先ほどの路面凍結によるスリップの恐れがあるため、ガードレールがない箇所があるんです、ずっと。高所恐怖症の僕は、もうそれを見るだけでも運転しながら震えるんですけど、ガードレールがどうしても必要というふうに思われますが、その点についてどうお考えでしょうか。道路が幅員が狭くなるからガードレールができないというようなことを言われるんですけれども、最近はいい材料があって、幅員が狭くなくてもガードレールができるというふうなこともお聞きをしておりますので、お答えいただきたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 御地元の土木委員とも相談しまして、この設置については検討を加えてまいりたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 是非よろしくお願いします。 年に数回、対岸の国道180号線が事故や工事のために通行止めとなることがあるんです。通勤時間帯に通行止めとなった場合には、高梁川右岸、市道滝の端草田本線の通行量は飛躍的に増大いたします。そして、すれ違い不能の箇所があるために、ものすごい交通停滞が起こります。せめてスムーズに普通乗用車がすれ違えるように、道路改良が求められていますけれども、この点についてもどうお考えでしょうか、お答えください。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これも検討してまいりますが、なかなか道路形状に幅員を拡幅するということが右岸側の直近の道路になっておりますので、なかなか物理的にどうなれるかということが難しい部分はあろうかと思いますが、これ検討してまいりたいと思っておりますし、ここの道路が、草田地域が越水して堤が決壊して死者が1人出ておりますが、滝の端草田本線については越水度が激し過ぎる。道路から5mつかっていて、これを6m以上かさ上げするというのも非常に難しいものになろうかと思うんですけれども、今回の災害対応として県にもよく相談をしながら、どうせ直すならいい形で直したいとは思っておりますんで、県にも要望しながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) もう一つ申し上げると、福谷の方から市道滝の端草田本線は福谷の子どもたちが秦小学校に通う通学路になっていると、市に要望すると落石注意の標識を立ててくれました、落石の恐れがあるということで。でも、いつ通学児童の頭に石が落ちてくるのではないかと心配で仕方がないという声をお聞きしたところでありますんで、人も車も安心・安全に通行できる道路の改良、これ市長、検討をお願いいたしまして、大項目2についての質問を終わります。 続きまして、最後、大項目3に移ります。 職員の過重労働と人員問題についてであります。 私は市役所で働く職員の皆さんの日常を見ながら、いつも本当に市民の生活に寄り添って、自分や家族を犠牲にして頑張っている姿に心からの敬意を表しているところであります。特に7月の豪雨災害以後、職員の皆さん不眠不休で復旧復興に奮闘してこられました。その姿に頭が下がる思いでありますが、ふと心配になったのは、職員の方々が頑張ってくださるのは大変有難いことなんですけれども、一体どれくらい超過勤務を行っているのかというのが健康上のことからも気になります。是非知っておかなければならないと思い、質問をいたします。この間の職員の皆さんの平均超過勤務時間はどれくらいだったのか、お答えをお願いします。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 特に今回の豪雨災害の直近直後は、まさしくのるかそるか、生きるか死ぬか、それを通り越えてきたわけでございますから、大変な超過勤務になっておりますが、担当部長の方から数字については報告させていただきます。 ○議長(加藤保博君) 総務課長。 ◎総務課長(藤原直樹君) 命によりまして私の方から御答弁させていただきます。 7月から10月までの時間外勤務の状況でございますけれども、この4カ月間の平均といたしまして、この平均につきましては係長以下、時間外勤務手当が支給される職員で申し上げますけれども、1人当たり平均40.2時間でございます。災害対応を除く通常業務分では、14.2時間というふうな数字となっております。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 平均ですよね、はい。平均で月40.2時間ということでいいですかね。少しちょっと僕の思っていた数字と違うので、その点はまたしっかりと内容を詰めていきたいと思います。 災害対応もいっときと比べて全庁的な取組でなくなったことについては、一つ山を越したなという感想でありますが、しかしながらまだまだ被災者の方々が日常を取り戻すためには、市役所としてしっかりサポートをしていかなければなりません。そういった意味から、災害対応として、これから特に職員が必要とされる職場はどこなのか、またその人数はどのくらい必要なのかについてお聞きいたします。質問いたします、お答えください。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 復興推進室、それからその復興にまつわるところですね。それから、瓦れきとか環境水道部の環境課、それから建設部の土木課など、これから7月臨時議会、9月議会、そして今議会、51億円の復興予算を可決成立させていただいておりますから、それを3月31日までにできる限り、頭出しだけも含めてやっていくというのは大変な労力になりますので、それはもう来年度以降も含めて、そのポジションは大変なことになっています。 ちょっと人数について、これから来年の人事も含めてやってまいりますので、今明確なことは言えませんが、とりあえずはもう今我々が一番助かっておりますのが、土木の仕事をすれば、それが玉突き状態になってバックヤードの事務処理、保健福祉部とか、そういうところも少なくなってくるということを、一般職も含めて外部職員の方々に埋めてもらっています。今、鹿児島県日置市、長野県の茅野市、大阪府和泉市、和泉市は2名、それから大阪府の松原市、島根県の津和野町、鹿児島県鹿児島市、それから鳥取県の境港市、福井県の勝山市、そして小浜市、三重県名張市、京都府の与謝野町、東京都の三鷹市、鳥取県の米子市、神奈川県の伊勢原市、それから岡山県の赤磐市ということなんで、16名体制で支えてくださっております。これはもう本当に有難いと。我々補完してもらっております。さらに先ほど申し上げました部課所に充当していく、そういう人事体制に今後なっていこうかと思います。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) そこで改めて質問いたしますが、総社市の職員定数と実数について、それぞれ何人でしょうか、お答えください。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 職員定数は723人、そして現時点での職員数は556人ということになっております。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 実数については、いただいている平成30年議員メモに掲載されているのですぐ分かるんですけれども、定数については、今お聞きしたら723、約百六、七十人ぐらいの定数と実数に差があるというふうに理解すればいいわけですよね。 そこで質問します。 今質問した職員の定数と実数、さらには先ほど質問をしたこの間の超過勤務時間、非常事態があったのでありますけれども、それに加えて異常に多いイベントへの職員の動員などを踏まえて来年度の新規採用職員の数を決められたと思うんですけれども、来年度新規採用職員の人数は何人でしょうか、お答えください。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今のところですが、退職者が16名で、それにプラス4名で20名前後の新規採用ということを今考えております。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 私はやはりこの人員体制をこのまま続けていくことは、職員の疲弊につながって、ひいては総社市の将来に暗い影を落としかねないという危惧をするものであります。応援に来ていただいた方もいずれは帰るということもありますので、やはりその辺も踏まえながら、職員が元気に市民の皆さんのために働くということは、市民や被災者の方々の安全・安心にもつながるというふうに考えます。そうした意味から、今後の人員問題についての対策と考え方について、お示しをお願いしたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 基本的な考え方としては、今人口が増えております。それから、将来予想的にずっとというわけではございませんが、近未来的には税収も恐らく来年度は増えるだろうという見込みもいたしております。これは移ろいやすいですから、いつまでもということではございません。人口にしてもそうですが、今の状況から考えると、この職員数を減していくという動きは、これはちょっと我が総社市の現状においては難しかろうと思いますから、基本は退職者補充を確実に行います。臨機応変に増やすところは増やすという勇気を持って臨みたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 仲達幸弘君。 ◆4番(仲達幸弘君) 是非勇気を持って臨んでいただきたいというふうにお願いをいたします。 私はいつも申し上げておるんですけれども、やっぱり職員の皆さんというのは財産だと思うんです。総社市にとっては貴重な宝だというふうに思います。財産を大切にしないと、その市は発展しないというふうに思います。そのことを最後に強く申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤保博君) この際、しばらく休憩いたします。再開は午後1時といたします。              休憩 午後0時4分              再開 午後1時0分 ○議長(加藤保博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、7番岡崎亨一君の質問を許します。 岡崎亨一君。              〔7番 岡崎亨一君 登壇〕 ◆7番(岡崎亨一君) 議長より発言のお許しをいただきました。チームかがやき、公明党の岡崎亨一でございます。 通告に従いまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 お昼御飯を過ぎて、これから眠くなる時間帯でございますけれども、爽やかにやってまいりますので、どうか市長、教育長、よろしくお願いいたします。 今回は大きく5点、お伺いをしております。予防接種事業について、緊急避難所の環境整備について、ブロック塀の倒壊対策について、放課後児童クラブについて、幼稚園、小学校の安全対策についてでございます。 まず、予防接種事業についてでございますけれども、これは風疹予防についてでございまして、今年の風疹の特徴は、流行は7月頃から始まっており、3カ月間で患者が全国で急増しておるようでございます。特に大都市圏におきましては、流行が多数を見られますけれども、全国でも患者が、総社市でも報告をされ始めているようでございまして、風疹患者の性別は男性が女性の5倍を占めておると、年齢層では40代が多くて、30代、50代と続く状況と伺っております。それはいわゆる30歳から50歳代の男性で風疹免疫を持つ割合が少ないからでございまして、そこで風疹予防接種費用の助成制度はどのようになっているのか、そして検査、助成の仕方はどうかについてお伺いします。 ○議長(加藤保博君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 岡崎議員の御質問にお答えをいたします。 現在総社市では、風疹の予防接種に対して上限5,000円で助成をしているところでございます。二通りございまして、その該当者でございますが、ワクチンをそもそも受けていない人、ワクチンを受けたとしてもその抗体がとても低いと認められる人、それから2点目は、認められる人で昭和43年4月2日から平成2年4月1日の生まれの方で妊娠を希望している人とその夫及び妊娠をしている、さっき言われた女性の夫ということになります。 もう一つは、風疹の抗体検査、この抗体検査を今県が無料で行っているところでありますが、検査を受けた結果、抗体の値が低いと判断され、これはもう一回予防接種を受けた方がいいですよというふうに促された方が該当者となり、上限5,000円をお支払いをしているということでございます。これは償還払いということになっておりまして、接種を受けた後に市にそれを届け出て、それに対して市が払うという方式をとっているところでございます。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。市のホームページ上で、市長、これは掲載をされておりますね。ちょっとすみません、もう簡単ですけども、ホームページ上をコピー、プリントアウトしてまいりました。 風疹予防接種の助成について、5,000円補助ですね、償還払いの分です。風疹が流行していますということで、先ほど市長がおっしゃった流行していますというところに様々、妊娠のときにやはり風疹にかかると赤ちゃんに障がいが起こる可能性が大いにあるということでございまして、なんですけど、これホームページに風疹について、二つあるんですね。これホームページ上では、子育て教育から赤ちゃん、子どもに入っていって、そしてまた予防接種というところに入っていきますね。その予防接種の中に、今お見せした風疹予防接種費用の助成と風疹が流行していますという二つが存在してるんですね。風疹予防接種の助成のところに対象年齢の助成の仕方などが、先ほど市長がおっしゃったところが掲載されておるんですが、風疹が流行していますというには、予防するための注意とか、先ほど市長がおっしゃった県の抗体検査についてのタブが入ってるんですね。リンクが張りつけてあります。これ二つにやはり掲載されてるんではなくて、私は一つのページにやはり助成の費用と風疹の感染の注意を掲載することはできないんだろうかと、二つに分かれてるのは非常に見づらいんじゃないかなと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私もおっしゃるとおりだと思いまして、1ページにするべきだと思いますが、なぜ2ページになってるかについて、担当部長から答弁いたします。 ○議長(加藤保博君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平野悦子君) 命によりまして私の方から答弁させていただきます。 風疹の今はやってますというのは、先ほど岡崎議員おっしゃったように、この7月から全国的に風疹がはやっているので、妊婦さんたちのためにも風疹の予防接種を勧めいきたいというところで、今ホームページをあけていただいたら一番最初のトピックスのところに、今風疹がはやっていますという画面を作り上げたために二つになっております。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 注意喚起を特にしたいがためにですね。 国の方も2020年の東京オリンピック、また2019年、ラグビーワールドカップも開催をされて、日本全国海外から様々な方がやってこられるということで、是非とも風疹を抑制していきたいという動きがあるようでございますけども、やはりどこまでも、いろいろ説明をしたいのはよく分かります、ええ。あれが載ってなかったじゃないか、私は見てないですとか、そういうことではなくて、やはり1ページで、ぱっと見た目でやっぱりある程度網羅ができるということが、詳細についてはこちらを御覧くださいで私はいいと思うんですね。 次の項目なんですけども、費用の助成も先ほど市長がおっしゃった償還払い、いわゆるこれ自己負担ですよね。最初にまず自分でお支払いをして、市へ請求することで5,000円が後から返ってきますよという制度でございますけども、これ男性の働き盛りの年代は特にお忙しいので、受領委任払いといわれる、これ行政用語でありますけど、いわゆる予防接種から5,000円を差し引いた実費のみを特に市内の医療機関、吉備医師会さんと話ができればですね、ちゃんと、医療機関の窓口で支払うようにできないでしょうか。市長、いかがですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) それは、その方が簡単で有難みもあるわけでございますから、吉備医師会とよく相談をして、医師会がオーケーであればそのようにします。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) ありがとうございます。是非ともよろしくお願いいたします。 どこまでもやはり行政がお伝えしたい内容はよくよく分かっておりますけれども、市民目線で分かりやすく、有難みがやっぱりすぐ分かるような方法をとっていただきたいと思いますので、これからは風疹の予防接種の助成は受領委任払いにしていただけるということで承知をしました。 それでは、次の質問に移らせていただきます。 緊急避難所の環境整備についてお伺いをしております。 まず最初は、小・中学校の体育館についてでございますけれども、緊急防災・減災事業債を活用してのエアコン設置はどうかについてお伺いをしております。 我が党の西田参議院議員の国会での質問に対しまして、柴山文部科学大臣の答弁では、緊急防災・減災事業債、いわゆる緊防災は避難所指定を受けている小・中学校の体育館で活用でき、自治体の実質負担は30%となっていると。2017年は5自治体が利用したとありました。緊防災は今のところ2017年から2020年までの事業に限られたようでございますけれども、延長されるかも分かりませんが、是非活用していただきたいと思いますが、市長、いかがですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) それよく勉強させていただきたいと思います。 ただ、今我が市の基本的な考えとして、今回豪雨の災害を7月6日という猛暑の中で体験したわけでございますが、基本的に避難所として体育館はもう緊急一時避難でしか使えないと。それよりも我々がとった行動は、7月6日、7日、今朝申し上げました八千四、五百人が体育館に緊急避難して、私が出した指示は、これ以上クーラーがない体育館の中で何日も過ごせば、これはもう二次災害、死者が出るというふうに思ったので、既にもう7月8日の時点では公民館とか、エアコンがついている施設に大移動だということで即座に移動をかけて、エアコンつきの施設に移しました。しかも、やっぱり学校施設というのは子どもがそもそも授業をしておりまして、体育館というのはなかなか避難所にそぐわないというふうに思っておりますので、これからもできれば体育館は緊急的な1日、2日のものであって、以後は違うエアコンがきいた施設に動かすべきではないかというふうに考えております。これがまた地震になったら違う結果になるかもしれませんけれども、今の段階ではこの制度を使って全学校の体育館にエアコンを設置しようということは、今のところは考えておりません。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 体育館は基本的には緊急避難所としての想定なので、今のところエアコンは設置をしていないと、基本的にエアコンがある公民館に避難をしていただくことを前提として考えてるということでございました。 これ一つ、先ほど市長、地震をおっしゃいましたけれども、やはり公民館ではやっぱり避難民がオーバーフローする、あふれるということが起こるんですよね。ましてや今回の西日本豪雨災害では、真備の方をお助けをしました。それはもう横の住民でありますから、当然のことと思います。ですけども、一部公民館にその方がいらっしゃるがために、公民館に台風のときに避難をされてきた地元の方が、もういっぱいだからおたくは小学校の体育館に行ってくださいって言われたんですよね。今年の夏、特に災害的な猛暑と言われた、気象庁がそう言っておりましたけれども、ときに1日でも2日でも、たとえ扇風機でもやはりエアコンがないというのは、体育館では非常に厳しいんではないかなと。以前私もお伺いしました広域一時滞在という、どれぐらい長期化するか分からない、来年も豪雨災害がないとは言い切れないという中で、やはり少し研究をして、エアコンの設置を体育館にも考えていただきたいなと。エアコンではなくて、冷風扇のようなちょっと風量を調整するものも最近は出始めておりますので、よくよくその辺は災害に遭った我が市であるからこそ検討に値するのではないかなと思います。 東京都、これは地方交付税の不交付団体でありますけども、これはもう体育館にも我が党が要望しまして、体育館にエアコンをつける動きであるようでございますので、南海トラフがいつあるやも分かりません。もう様々な地域で地震も起きておりますから、是非ともトータルバランスで考えて、避難民がオーバーフローすることがないように、そういう環境整備も前向きに御検討願いたいと思います。市長、いかがですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 前向きに検討してまいります。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 前向きに御検討いただけるということでございますので、よく私もこれから確認をさせていただきたいと思っておるところでございます。 次に移ります。 その体育館に飲料水、毛布などを備蓄してはどうかということでございますけども、今年の水害、台風で何回も職員の方が災害用の飲料水、毛布を体育館と公民館にも配られておりました。また、それを引き取るという作業が連続をしておりました。是非効率化、省力化の意味も含めてお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これもやってまいります。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 学校の体育館によっては、スペースのあるなしが若干差異があるかも分かりませんので、よく御確認の上、先生方もそうなると大変かなと思いますけれども、よく横の連携をとっていただきまして、お願いしたいと思います。 次に移ります。 避難しても災害情報が得にくい方のために、テレビ等の情報機器の設置ができるように設備整備をする必要があると思うがどうかとお伺いをしておりますけれども、特に台風が何回も何回も今年やってまいりました。高齢者の方が体育館にいても、台風の情報が、スマホなんかはお持ちでありませんから、得られずに、いつ自分が自宅に帰れるか分からないという情報難民になっておるようでございました。その対応はいかがお考えですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これはこれからもやってまいります。 ただ、私ども災害対策本部として、将来の予想も含めて現状の水位、それから現在の降水量、それから上流のダム放流量については全避難所に書類を、ペーパーを送って、配布しました。ただ、この配布では分からないということなんだろうと思います。これもうなかなかどうやったら分かってもらえるかということでございますけれども、それはテレビもしかり、映像に訴えるところしかりでございますが、これはこれから設置してやりたいと思います。 今回我々が反省すべき点は、避難所の設定が垂直的にばっと初動のときから、あれもある、これもある、こういう環境もできているということを用意するということが遅れたということに反省点を持っております。例えば毛布はいっぱい、もう翌日2万枚届きました。全国から送っていただきましたが、じゃあ敷き布団はどうだったのかといったら、敷き布団がなかったんです。毛布を3枚、4枚重ねて、その中に挟まって寝ているという方が多かったです。それから、テレビはそもそもありませんでした。あるところとないところもありました。それから、例えばコインランドリーがあったか、それから脱水機があったか、ヘアドライアーがあったか、あるいは契約を結んでいる柔道整復師会がすぐさまマッサージに入ってくれたか、あるいは散髪、パーマ、理容美容業界のサービスが即座に入ってくれたか、あるいは段ボールベッドがすぐに組み立てられたか、ここが私は垂直的に用意できなかったというすごい反省点を持っていて、とりあえず逃げろと、それに思いが行き過ぎて、住環境の整備というのが非常に遅れたということが一つの今後悔として残っておりまして、これ情報の伝達、テレビなども含めて、今回綿密にチェック事項をリストを作りました。テレビ、共同の洗濯機、あるいは薬局、あるいはDMAT、JMATの場所とか、そういうものを即座にそろえられるように、ここのところはもう情報の伝達も含めて、徹底的に今後レベルを上げていきたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。
    ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。 西日本豪雨の災害で非常に反省する点があった、当然だと思います。昭和47年でしょうか、それ以降ここまでの災害がなかったわけでございますから、忘れた頃に本当に災害はやってくるということであります。でも、総社市は悪きにしても経験をしてしまいましたので、これを生かさない点はありませんから、ですから我が市の職員であれば、もう当然その能力があると私も今回で認識をしておりますので、是非ともいざというときに動ける、設備がちゃんと、テレビがあるとか、洗濯機がそこにあるとかというのではなくて、ちゃんと設置できるような環境整備、連携をとればすぐ動いてもらえるとか、あそこにあるものは持ってこれるとか、様々そういう連携をしっかり確認をしていただきまして、環境整備も是非とも進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 この項目の最後でございます。 熊本地震でも学校の体育館に避難してトイレに困ったとのアンケートの回答が多くございました。総社市においてもそうです。体育館のトイレ、多目的トイレにする必要があると思いますが、市長、いかがですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは本当におっしゃるとおりでございまして、今総社市内で総社中学校と昭和中学校の2校しか多目的トイレがございません。先ほど私は答弁の中で、体育館は緊急的な避難場所というふうな位置付けをしたいと言いましたが、そうであってもトイレはやっぱり要るわけでございまして、これは今後それぞれの学校の体育館に設置できるように考え直して、やってまいりたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 先日、私も頓宮議員と山手小学校にお伺いをしたんですけれども、私も見ておったつもりだったんですけども、何と悲しいことに山手小学校の体育館は男女共同でございました。本当に申し訳ないことだなと、正直、あれ高台でありますからね、非常に避難をしやすい、ちょっと歩いていくのに上がっていかなきゃいけませんけれども、避難がしやすい状況でありながら、現状というのは悲しい状況だなというのを再認識をして申し訳ない限りでございましたので、是非とも進めていただきたいと思います。 それでは、大項目の三つ目、ブロック塀の倒壊対策についてお伺いをします。 民間のブロック塀について、避難路沿いや通学路沿いのブロック塀の耐震診断の義務化の法施行が来年1月から予定と聞いております。その法の施行の状況というのは、市長、これ通達は来てますか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これ知っているという範囲でありますが、通達が来たかどうかについてはちょっと担当部長から答弁させていただきます。 ○議長(加藤保博君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) 岡山県宛て、総社市宛てということで、国土交通省の方から来た文書は今のところ確認はできておりません。ホームページなどで一応調べたところで理解をしているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 建設部長おっしゃるとおり、ホームページ上で国土交通省の住宅局建築指導課で避難路沿道の一定規模以上のブロック塀等を耐震診断の義務づけ対象に追加と、これでございますね。これが出ておるようでございまして、ざっと申し上げますと、長さが8m以上、25m未満の範囲においてということなんですけども、その長さは都道府県知事、または市町村長が規則で定めることができるということでございますので、聞く話によると、うちは避難路というのは特に設定をされてないというふうに認識をしております。そうしますと、やはり通学路のなかなか中心街の道路の狭いところであったり、以前も小・中学校、幼稚園のブロック塀で総社と名のつく三つの幼・小・中のブロック塀が危ないというふうな調査があったと伺いをしておりますけども、これが来年1月から法施行されて、今市の教育委員会が抱えてるビッグプロジェクトがあって、市長、本市における対応をどのように考えてますか。大丈夫なんでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) この通学路、避難路がない。通学路がどのようになっているかについて、教育部の方から答弁いたします。 ○議長(加藤保博君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 命によりまして御答弁させていただきます。 通学路と申しますと、もう本当に市内に無数ございます。小学校で言うと集合場所から学校までが通学路で、一つの学校にも本当に様々なところから通ってくるわけでございますので、たくさんの通学路があるということは間違いございません。ブロック塀に特に特化した話ではございませんけれども、通学において危険な箇所、交通量であるとか、見通しが悪いであるとか、あるいは逆に民家が少ないところ、暗いところ、そういった安全に留意しないといけないところについては、学校、先生方や子どもたちが中心になって通学路の安全を意識しないといけない場所を洗い出しをしております。これもこの中にもブロック塀のようなことも当然含まれておりますけれども、そういった学校側、児童生徒側で気を付けないといけないところを共有して認識しようという取組は進めておりますけれども、逆にブロック塀に対して学校側から何か働きかけというのは今のところできておりません。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 当然民間のブロック塀でありますから、でも耐震診断が義務化されるんですよね。報告義務があって、恐らくこれ法施行されますと予算がついて、処分ですとか、その辺の補助が出るはずなんですね。その対応を、市長、我が市は我が市でしなきゃいけないということなんですけど、マンパワー不足の状況の中で大丈夫なんでしょうか、それをちょっと危惧しておりますけども、いかがですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは、今これから51億円の復興予算を執行していくと、さらにはビッグファイブが控えているということで、今みたいな何となくやりそうでやらない、難しいんですという答弁になるんですけれども、ちょっと教育委員会だけでなく、市長部局のマンパワーも含めて、これをどの程度やって、どれぐらいな仕事量があって、そのためには何人必要なんだということ、これは林部長のところのポジション等も含めて検討したいと思います。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) おっしゃったとおり、ビッグファイブがあって、災害対応もあって、マンパワー不足の状況でありますから、それでもやらなきゃいけないことはやらなきゃいけない、やはり横の連携が大事だと。でも、正直言って、どこの部署も、特に市の教育委員会、アップアップでございますから、よくよくその辺、市長、教育長と連携をとっていただいて、人を見ながら、状況を見ながら判断をして、即手を打つところには手を打っていただいて、やはり子どもの安心・安全の部分ですし、大阪北部地震では小学校5年生の女の子が亡くなりましたけれども、悲しいことに、高齢者の方も民間ブロック塀が倒れて亡くなってるんですよね。そのことは余り言われませんけれども、亡くなっていい命は一つもありませんから、是非とも大変、大変、対応厳しいかとは思いますけれども、よく判断してお願いしたいと思います。 それでは、次に移らせていただきます。 4点目の放課後児童クラブについてお伺いをしております。 各クラブの運営状況の違いについて、環境、利用料に違いが多く見られ、是正する必要があると思うがどうかについて、これ教育長、お考えをお聞かせください。 ○議長(加藤保博君) 教育長。              〔教育長 山中栄輔君 登壇〕 ◎教育長(山中栄輔君) 岡崎議員の御質問にお答えいたします。 今現在17施設ありまして、最初放課後児童クラブを指定管理運営しております。現実には運営してるのは各クラブの運営委員会がやっておりまして、ここで運営方針が決まるわけです。料金も大体ガイドラインとして7,000円というのを書いてるんですが、かなり実態に応じて適用はできるようになっております。中心部のコンディションと周辺部のコンディション、いろいろ違うわけでありまして、そういうことを考えると、非常に放課後児童クラブの運営がしんどいところと、経済的に、そういうところには上限があるんですけども、市からの金銭的な支援をやっております。ただ、これで料金をどう統一するかというのは、運営委員会自身の考え方もありますので、毎年運営委員会と一緒に検討会をやってんですけど、この中でどういうふうに料金そろえていくのか、コンディションがどうなのかということも含めて、連携して対応を考えていきたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。 私は指定管理である以上は利用料ですね、平均的に市としては7,000円を想定しておるんですけども、高いところで9,000円ですね。8月に至っては、やっぱり1万2,000円がございますよね。これは当然運営上は、ある程度運営委員会が市と相談して決めることだとは思うんですけども、やむを得ないかなと思うんですけども、でもそれでもこれ条例の中で、この保育料は放課後児童クラブ、市長が認定するんですよね。例えばあるAの小学校に行ってる子は、やっぱAの小学校にある放課後児童クラブに行くわけですよね。Aの小学校の子が遠く離れたEの小学校の児童クラブには基本的には行けません。しかし、以前山手小学校の放課後児童クラブがいっぱいであるから、あいてるのが北小学校の放課後児童クラブなので、雪舟くんで行かれたらどうですかということも市の教育委員会から話があったんです。これ私はナンセンスな話だなと正直思っておりまして、是非やっぱり利用料の高いところは特に、特に平均より高いところですよね、やっぱり是正をお願いしたい。これは運営委員会さんを圧迫しろということではなくて、やっぱり利用者目線に立った利用料を考えて、そこの部分を市が何か手だてを考えるべきではないかなと。安いところはいいんです。安いところを7,000円に合わせろとは申し上げません、当然ですから。その御努力があってだと思います。市長、いかがですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これちょっと勉強させてもらいたいと、ちょっと預からせていただいて、検討させてもらいたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 是非とも、やっぱりあくまでも指定管理という部分でございますし、利用料については市長の承認を得るというふうになっておりますから、是非ともちょっと高いところは市の方で御検討を願いたいなと思います。 先ほど教育長からもありました運営上で大変なところもあるようでございますし、今回の条例でも保育支援員の要件も緩和をされておりますので、やはり人手不足は本当に深刻だなと思っております。でも、やはり子どもにとってはそんなことは正直関係なくて、バックボーンにいる保護者に対してもやっぱりそういう目線で様々なことを判断していくのは当然しかりじゃないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後に移ります。 幼稚園、小学校の安全対策についてお伺いをしております。 これは特に、すみません、地元でございまして、山手幼稚園、山手小学校のマムシについてお伺いをしておりますが、お聞きしましたらヤマカガシの方が多いようでございまして、これ以前から山手幼稚園、山手小学校は山がありますので、特に敷地、または施設内にもマムシ、ヤマカガシが以前から発生しておるようでございまして、この春からはマムシが6匹、ヤマカガシが14匹、1匹は玄関入った、スリッパに履きかえた、ちょっと冷たそうなところに60㎝ぐらいのやつがびよっといたんですよね。もうぞっとしたようでございますけれども、その発生報告とかはどのように入っておりますか、また対応策をどのように考えてるか、教育長、お教えください。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 先ほどヤマカガシの方が少ないんです、実は。幼稚園の小学校を入れますと、マムシの方が多いんです。 それで、いろんな対策をとってるんですけども、なかなか駆っても駆っても出てくるということなので、もうこの山手にいらっしゃる昔の方、いろいろお話を聞いたら、溝を作ったらいいと。大体深さ30㎝以上あれば上がってこんということなんで、もうそれをとりあえずやろうかと思ってます。溝を作って、そのこちら側にちょっと高さ60㎝ぐらいの塀を作ったらどうかなと。そういうことで来年度やりたいと考えてるんですけども、それでうまくいけば、ほかの学校、マムシの出るところはまだありますから、そこにも適用していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 教育長、私と考えてることが全く一緒でございまして、安心をしたようでありますけども、以前教育長がガラス張り市長室で山手だけじゃないんだよと、秦も維新も出るよとおっしゃってました。共生していく必要もあるんじゃないかなということがちょっと聞かれたもんですから、うんと思ってたんですけども、側溝を30㎝以上あれば上れないらしいですよね。へえから、教育長、今50㎝か60㎝の……              (「30㎝。塀は……」と呼ぶ者あり) ◆7番(岡崎亨一君) (続)側溝がありますから。塀も、私もそのさらに塀をしていただきたいというふうに思っとるんですね、歯止めのフェンスでも結構ですから。今そういう御答弁を教育長からも頂戴しましたけれども、どこも発生するところはそうだと思いますが、こうやって幼稚園はマムシ、ヤマカガシということで、気を付けなさいよって、一生懸命通知をされてるんですよね。 ちょっとこれ教えてください。なかなか私も勉強不足でありました。ポイズンリムーバー、毒を吸い出す機械、これも先生方、園でお持ちだとおっしゃってました。これって、使い方も、教育長、指導されとるんですか。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 私は実際使ったことないんですけれども、使い方自体は読んで分かっておりますけれども、本当に実際使ったことないんでね、本当に使えるかどうか、ちょっと分かりませんけれども。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 私も使ったことないんですけども、実際に使わなきゃいけない現場の方が、使い方の指導とかその辺はされてるんですかということです。 ○議長(加藤保博君) 教育長。 ◎教育長(山中栄輔君) 具体的にはしたということは聞いておりませんので、またその辺は園とか学校と調整しながらトレーニングをやりたいと思っております。私もやってみます。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 物があっても使えなければ意味がありませんから、これちょっと説明書を見ましたら、かまれて2分以内が非常に効果があるというんですね。よく昔の方かテレビでよく見るのは、血を口で吸い出して、その吸い出した方がうまく吐き出せなくて、余計に毒にやられるというケースがあったようでございますけれども、ちょっとその辺の確認を是非ともお願いしたいと思います。 今教育長から側溝をしっかりやって、市長、フェンスもしていただけるという話ですから、これ特に出るところには水平展開していただいて、そういうそれぞれが、秦も維新もそういう地域かも分かりませんけれども、やはりなかなか人口が増加しているこの総社市内において、そういうものに遭遇した人はなかなか今の時代いません。私らも辛うじて山で遊んだり、川で遊んだりやっておりましたけども、なかなか今は少なくなってきておりまして、いざかまれると右往左往するのがやっぱり当たり前だろうなと思いますので、市長、その辺の予算措置は考えていただけますか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 考えてまいりたいと思います。かなり危険な話でございますから、対応してまいりたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 岡崎亨一君。 ◆7番(岡崎亨一君) 承知をしました。 是非とも子どもの安心・安全のために、大変予算も要ることでございますけども、御苦労をおかけしますけども、御対応のほどお願いしたいと思います。 以上をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤保博君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午後1時42分              再開 午後1時52分 ○議長(加藤保博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、5番萱野哲也君の質問を許します。 萱野哲也君。              〔5番 萱野哲也君 登壇〕 ◆5番(萱野哲也君) 5番萱野哲也でございます。 さあ、目を覚ましてくださいよ。行きます。 災害対応・対策及び復興についてという通告を出させていただいております。 (1)軽部川強制排水ポンプ及び浚渫についての県への要望について、進捗状況はどうかという質問をさせていただいております。 これは9月定例市議会で、私の地元軽部川ですね、中心部常盤学区、中心部が栄えて宅地化、コンクリート化によって軽部川に大量の水が来る、そしてそのポンプが壊れてしまったりとか、能力がどうなんだとか、そして軽部川の浚渫及び改修工事について国へ要望してくれというふうに市長に言いましたら、この議事録のように、議事録を持ってますけれども、既に9月に要望させていただきましたけれども、これから9月、もう一度私が東京に行ってまいりたいというふうに考えておりますということで、東京に行かれていろんな大臣に会って、要望書を出したということなんですけれども、この要望書を見ますと、市長が出した要望書、9月20日、洪水時の流れを阻害する樹木について速やかに伐採するようお願いします、浚渫とかお願いしますというふうに出してますけれども、軽部川のポンプのこと、市長、この議場で要望する、東京に行くって言っていただいたのに、この要望書には何らそのことが書かれてませんけれども、行かれて要望していただいたんでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 萱野議員の御質問にお答えをいたします。 軽部川が大変なことになりまして、3時間にわたって2基のポンプがあって、これが揚排水機に浸水し、ポンプが一時停止する、この部分について国に対して、9月5日、岡山県河川事務所へ施設の維持管理の徹底を要望し、10月31日には高梁川災害復旧工事の地元説明会でポンプの増設についても行った。 今回東京については、高梁川の浚渫とそれからダムコントロールが主なテーマでございましたので、申し訳ございません、軽部についてはその俎上に、紙の中には上がっておりませんけれども、私が依頼したのは、高梁川及びその支流についてもそれぞれの機能強化について強く要望するという発言をしておりますので、その部分においては軽部川等も含まれているということを御認識願いたいと。これだけは外してどうのこうのというものではございません。支流、それからまた内水が外へ出ない箇所もたくさんあるという文言でございますので、それはお願いをしておるつもりでございます。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 進捗状況はどうでしょうか。増設もしくは点検、そして県の方にも、当然県にもお願いをしに参りますというふうに答弁されていますけれども、県管理の部分についての要望、そして進捗状況はどのように、御地元の皆さんが期待しておりますので、どのような状況かをお答えください。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から現在の進捗状況について答弁させていただきます。 ○議長(加藤保博君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) 命によりまして私の方から答弁させていただきます。 軽部川の浚渫についてのお問い合わせでございますけれども、軽部川につきましては、従来平成18年からこの主要事業の要望ということで県に改修計画をお願いしていたところでございます。その主な内容は、伯備線の下りの部分から下流へ約60m間行ったところに大きな岩盤がございまして、現在軽部川の60m区間は逆勾配であることが分かっております。この逆勾配であるがために、流水を阻害している、もしくは土砂が堆積している、こういうことについて平成18年からずっとお願いをしていたところ、平成29年には現地調査をしていただいたところでございます。この現地調査に基づいて、改修計画を是非進めてくれという話をその後はしてまいったところでございます。 今回も被害に伴い、改修計画が一体どうなってるんだろうかと事務方的に問い合わせをしておったところでございますけれども、おとつい、もう一遍こういう質問も来ているのでというところで県にお話をしたところ、昨日早速現場を見ていただきまして、土砂の堆積が約20から30、60m間の逆勾配の影響であろうということで、土砂が堆積しているところも確認をしていただいてるところでございます。是非とも通水をよくするためには、浚渫ではなくて改修をしてほしいということは事務方的にはずっとお話ししているところなので、これを引き続きやっていきたいと思ってるところでございます。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ポンプについての進捗状況はどうなってますか。 ○議長(加藤保博君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) このポンプは、御存じのとおり、国の管理でございます。今回故障もあったことから、そこから流下能力がいかがなものかというものも明確な答弁をまだ回答をいただいているところではないので、今回の災害、内水排除に適した内容と変更というか、改修をしてほしいというお願いは事務方的にはさせていただいておりまして、まだこれについては明確な回答はいただけてないところでございます。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。県、国への要望、ありがとうございます。 災害関連死ということで、岡山県内5名の方が亡くなられておりますね。ほで、高梁市の自分の実名を出して、新聞、テレビ報道も出された方がおられました。その方が言うのに、高梁市の話ですけれども、当時、御覧になったと思いますけれども、ポンプが機能しなかったから、私たちは避難しなければならなかったんだ、それであっちこっち転々とすることによって持病が悪化して亡くなった。災害関連死、あのときポンプが動いていればというふうなことで、報道とかにもいっとき載りましたけども、最近、そういったこともありますので、本当にこのポンプに関しては、総社市内にもたくさんありますけれども、本当に地元の命綱なので、ここに関しては本当に強く要望をお願いをいたします。ありがとうございました。 次、自衛隊への協力及び連携についてということで、この西日本豪雨、総社市には自衛隊で活動は自衛隊の方はされてませんでしたけども、もうお隣の真備は本当に迷彩服を着た自衛隊の方が額に汗しながら、あの猛暑の中、復興復旧に御尽力いただきました。そして、総社市もきびじアリーナが宿舎ということで、総社市内でも朝夕、自衛官が乗った車が帰るようなことがありました。 そこで、それぞれ議員の中にもいろんなイデオロギーを持った方もおられますし、いろんな思いがあるかもしれませんけれども、それは置いといて、やっぱしいつ何どき我々が自衛隊のお世話になるかもしれないということで、日頃から自衛隊への連携、協力について、我々もやっぱしお世話になることもあれば、お世話するといったらちょっと上から目線ですけれども、そういった意味で、連携ということでこの質問をさせていただいております。 自衛官や自衛隊活動への協力という意味では、市長、どうでしょう。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私は国政の話はともかくとして、地方の長として自衛隊と親しい信頼関係を構築しておくということは大変大切なことだと思います。それはなぜかというと、このような有事対応というのが現場で起こります。有事対応の現場の責任者は市長であります。県知事を通して自衛隊の要請をいたしますけれども、我々と自衛隊というのは親しく友好な間柄であるということが大変大切な、有事を救う際には大事なテーマということになるから、我々は友好な関係を保とうとしてつき合っております。 我が総社市として御協力をしておりますのは、自衛隊の職員、志願者を募集するという行為、これを市としてお助けをしようということで、自衛隊募集相談員を我々が委嘱をして、その相談員の方々が若者を勧誘してきて、自衛隊に入隊していくということをずっとやっております。ちなみに実績として、平成27年度が4名、自衛隊に入隊いたしました。平成28年度が7名、平成29年度が4名ということで、大変優秀な若者が総社市から自衛隊に入隊して、今では47人の総社市出身者の自衛官がいらっしゃいます。内訳が、陸上自衛隊が30人、海上自衛隊が6名、航空自衛隊が10名、それから自衛隊大学校が1名という内訳になっております。 同時に、今回大いなる災害に見舞われて、真備町に緊急支援ということで自衛隊の部隊が入られましたが、その宿舎はきびじアリーナを提供いたしました。これはもう喜んでということで、自衛隊に提供しております。今後も友好な関係はずっと構築し続けていこうという考えをもっております。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 自衛隊の募集は地方自治体が請け負って募集をやってます。市長も入隊激励会にも参加されて、多くの若者を見送ったことでしょう。もう本当に総社市から優秀な方が自衛隊へ入っていただくというのは、うれしいことであります。 募集ということで、自衛隊がこれいろんな市町村でも、これもイデオロギー的なことになってくるんですけど、けんけんがくがくの議論があったように聞いてますけれども、自衛隊を募集するときに住民基本台帳の閲覧請求が来るわけです。そして、総社市では昨年度は平成30年1月15日、1月16日、17日と9時から17時まで防衛省の方が来て、それを募集に、ちょうど高校卒業と同時に自衛隊に入りませんかという人たちの住民基本台帳を閲覧をしに来るわけですね。そこで募集に係ることをやるんですけれども、それ書き写すのって大変なことだと思いませんか。さらに高校卒業、来年度就職という方を選別する作業も大変だというふうに聞いておりますけれども、ある自治体ではもうペーパーもしくは電子媒体で出しているというふうに聞いてます。そうすれば、誤字とかそういったものもなくて、自衛隊の方も大変楽ですし、募集に係ることなんで、我々も積極的に協力してはどうかなと思うわけであります。 関連法案を読みますと、自衛隊法の第97条、市町村長は政令で定めるところにより自衛官の募集に関する事務の一部を行う、自衛隊法施行令第120条、防衛大臣は自衛官または自衛隊候補の募集に関して必要があると認めるときは都道府県知事または市町村に対して必要な報告または資料の提出を求めることができるということなので、もう出してはどうですか。もう書き写す作業というのは大変手間ですし、それだけでも防衛省の仕事が楽になればいいかなと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これはもう何ら私も異論はございませんので、紙でくれと言われれば紙で出しますし、電子媒体でお願いしたいと言われればそのように対応してまいりたいと、それは真に協力することだと思いますから、全く異論はございません。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 防衛省の方といいお話をして、法令に何ら違反してないわけですから、法令に従って望むようにしてあげればいいかなと思います。率直にありがとうございます。 それで、②地域防災マネジャー制度を活用してはどうかということなんですけれども、地域防災マネジャーとは平成27年から導入された制度で、退職自衛官が防災の専門家として地方自治体の職員として従事するものであります。これから市長も今復興ビジョンの策定、そして復興計画、今日も午前中に、先ほどの質問もマンパワーが足りない、午前中の質問も職員数が足りないということで、防災マネジャー、退職の自衛官を雇い入れては、総社市職員を雇い入れる、違いますね、職員として採用してはどうかと思うわけです。うちには警察のOBもいますし、消防のOBもいますし、いないのは自衛隊のOBであります。自衛官、地域防災マネジャー制度なんですけれども、自衛官の退職って3月31日が退職じゃなくて、誕生日が退職の日となります。だから、もう市長がその気になれば、もう3月31日、4月1日を待たなくても、いつでも採用ができる。そして、大体53歳頃から、役職によってもですけど、自衛隊の方も退職の年が53歳頃から役職によってだんだん変わってくるんで、市長がその気になれば優秀な人材が総社市にも採用できるということであります。ちなみにこれは幾らかは特別交付税の対象となりますので、税制的にも有利ということでありますけれども、いかがでしょう。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 以前から防災マネジャー制度というのはよく知っておりました。県も自衛隊の方を雇用されておられますし、今回の我々の災害の手伝いに来てくださった都道府県の中にも、その防災マネジャーたる方がいらっしゃいました。しかるにもし良い人がいれば、我が市でもこれから対応可能かどうかというのは検討して、良い人がいれば採用していくという形をとってまいりたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 良い人がいればなんですけれども、是非防衛省の方にまずはかけ合っていただけないでしょうか。良い人がいればというて、待っててもいい人材は来ない。積極的に我が市からとりに行くというふうな気概を持たれてはどうでしょう。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これ話し合ってみたいと思います。たまたまですよ、良い人と出会わなかったんで、今まで。ちょっとどうかなと思うところもあったもんですから、そのような表現をしておりますが、これは話をしてみたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) よろしくお願いいたします。 2、出入国管理・難民法(入管難民法)についてということなので、これ今国会で難民法、これどうなんだということで、国会でももめにもめておりますけれども、お昼のニュースで、もう7日ぐらいには法案通すぞみたいなニュースも昼のニュースで流れてましたけど、この法律、国、ここ国会じゃないんで、市議会なんで、この法律の中身を市長とけんけんがくがくやるところではないので、それはしません。 僕が懸念してるのは、海外の人が、多くの外国の方が総社市に来られたときの影響というものを懸念してるわけであります。今でも大変な外国の方がおられて、何の組織もそうなんですけれども、市議会議員が一つ悪いことをしたら、もう市議会議員をもう一まとめにして、市議会議員は、市議会議員はって言われるのと同じで、外国の方がちょっと犯罪を犯すだけで、あえて国名は出しませんけれども、〇〇の外国人は、〇〇の外国人は、もう本当に駄目なんだって悪く言われちゃいますよね。ほで、総社市でも多くの海外技能実習生がいて、それで団体で自転車を、うちの家の前なんかも通るんですけど、やっぱしそういううわさを聞くと引いちゃう。そういったことから、心配になって質問をさせていただいております。 ほで、以前6月定例市議会もWHO、インドに行くということで、インドから市長、ベトナムにまで足伸ばして、結局ベトナムに何しに行ったんだよって僕質問しましたけれども、そのときの成果を、せっかくベトナムに行って見たこと、調べたこと、感じたことを総社市に生かすべきではないかと思いますけれども、まず1問目、総社市に及ぼす影響についてどのように考えられておりますか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 12月1日現在で1,467人の外国人の方がいらっしゃいます。その比率は、全市民6万9,150人に対して2.12%、全人口に対して2.12%、これはちなみに中国5県54市のランキングで言うと、東広島市が一番多くて3.8%なんですが、総社市は実に第7位ということになっております。そして、特徴的なことが、ベトナム人が急激に増えてきたということでございます。ここ一、二年で、ベトナム人の方々が大変な数に上っております。 総社市にとってどういう影響があるかについてでありますけれども、私はまず第1点、今分かっているところだけで総社市内の企業31社が外国人を雇用しておりますが、今圧倒的なマンパワー不足の中で外国人の就労がいかに総社市内の企業を助けているか、これは雇用において大変な大きな役割を及ぼしてると思います。それから、それによって当然総社市には税収と人口が増えている形を生み出してきてくれているのも、今外国人の数が増えていることの影響でございます。 今のところ悪い影響は、今のところ顕在化してはおりませんが、さっきおっしゃったように、一人悪けりゃ、みんな悪いみたいなことになりがちでございますから、よくそういうことがないように関係を構築しながら、悪いことが影響が出ないように注意してまいりたいと思っております。今のところは、私はプラス要素だと感じております。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 6月定例でベトナムに行って、送り出し会社が悪いと、送り出しの料金が高くて、それを支払うのに大変だと。それで、こっちに来ても安い賃金でもう借金が返せなくて、それで犯罪に走る。ここ二、三日のニュースも中国人が建設現場から逃げたとか、そういうふうなニュースも流れていて、大変やっぱし住民にとってはどうなるのかなというふうに思っています。 市長もインドに行った。ベトナムに行って、しかしながら1月28日、外国人集住都市会議で総社市長の名前も連ねて国の方に意見書を提出しておりますけれども、率直にベトナムに行ったときは、国がする仕事を、国会議員がやるような仕事を、一市町村の市長が行って、何しに行っとんかなというふうに思ってたんですけど、この意見書をぱっと素早く提出された市長というのは、やっぱし今で思えばベトナムに行って一つ成果を残したのかなというふうに、そこに関しては率直に評価いたします。 今後、②総社市の対策としてどう考えるかということなんですけれども、今市長が言われてるのは、今国なんかはなぜ外国人の受入れが必要かというのは、少子・高齢化の問題で労働力が必要だということで、労働力を目的として国はこの法案成立を目指しているわけなんです。その法案が成立すれば労働力として入ってくるんですけれども、基礎自治体としてはその労働力という観点じゃなくて、多文化共生という観点から我々政策を実行していかなければならないと思うんですね。労働力の問題は国が制度を決めて、各企業が雇い入れをする。そして、我々は雇い入れられた人間がここで衣食住、総社市で生活をしていく、その中で多文化共生ということに一番に力を入れていくのが我々の仕事かなという意味で、この質問をさせていただいております。 この対策をどうするのかということで、この前もインターナショナルフェスタというものがありました。これも言ってみればお祭りで、一時的にはその場で海外の方との交流も深まりますけれども、一つ地元町内、地元に、家ですね、近所に帰ったときに、またその交流が続くかといったら、そうじゃありませんよね。海外の方が町内会に入って奉仕作業をしたりとか、そういったことが今はない状況であります。これからもっともっと入ってくれば、国は少子・高齢化で労働力を求めてる、じゃあ我々は少子・高齢化で、この前北小学区の意見交換会でも、少子・高齢化でもう草刈りをする人間がいないんだ、のり面危なくてとか、我々の清音、軽部も調整区域ですから若い人が入ってこない。だから、腰の曲がったおじいちゃん、おばあちゃんが、萱野君、もうどぶ掃除、わしはできんでと言う方がいるわけですよ。そこで、海外の方を利用するといったらちょっと乱暴になりますけれども、そういったところで多文化共生として、町内会として、またそういうふうな観点から多文化共生を強く強く進めていけば、お互いウイン・ウインな関係になるのではないかと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今議員がおっしゃるとおりでございまして、私が市長になってまずやったことが、ブラジル人の方々との多文化共生事業でありました。その当時は、総社市は本当にブラジル人の方が一体どこに住んでいるかも知らなかった。それから、就学前の子が小学校1年生になるときに、日本人だったら、学校に行かないという家庭があったら、もう一軒ずつ行って小学校に行きなさいとやってたんですが、外国人に対しては小学校1年になってもならなくてもいいみたいな感じで、もう野放しにしていた時代がありました。それから、総社市とブラジル人との友好な関係を築くべくやっていました。その当時は、ブラジル人が夜中にサンバを踊ったりとか、うるさい、それから習慣が全く違うので、ごみステーションには捨てないで道路に捨てるとか、そういう初歩的なことがたくさんありましたが、それを解決できたのが数年前、3年前、4年前だったと思いますが、今は問題はアジアのベトナム人、フィリピン人、中国人、ミャンマー人とか、たくさん来られておりますけれども、そういう方々が、今の人は技能実習生で3年であります。今回法律が通りますと、これが10年までいらっしゃるということになります。これまでは技能実習生については3年ごとにもう取りかえ、取りかえで、来ては帰っていくということで、もう会社とベトナム人の実習生の方だけのつき合いで、自転車で七、八人の集団で、信号待ちでマスクをかぶった自転車のベトナム人の方が止まっていて、総社市民とすれ違ったとしても挨拶すらしないというのが現状です。したがって、これからはもう7年技能実習生がプラスでいるということになりますから、今回これからこの法案が通ると仮定して、本当に地域とベトナム人、中国人、そういった方々、今の技能実習生の方々を地域に混在化させていくという多文化共生を本格的にやっていく必要があるというふうに感じておりますので、これから頑張ってまいりたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 今ここで具体的な、ほんじゃあどうするんだということは、今後検討課題だと思いますので聞きませんけれども、是非我々も受け入れる姿勢、そして向こうも迎え入れてもらえる姿勢、さっき午前中ありましたけど、これも道徳教育の一環のようなものですね。外国人差別とかなくして、この総社市がみんな仲良く、気持ちよく生活できるようにしていきましょう、市長。 3番、市長の政治姿勢についてを聞きます。今もっと何かいい言葉を求めたんですけど、やめにしました。 ①なんですけれども、言ってみれば来年の市長選挙、市長出るのかということを質問にしているわけなんですけれども、後ろを見るとマスコミが一切来ていないということは、市長であれば立候補表明をするんだというふうなことであれば、もう既にマスコミには流していて、マスコミが後ろにいて、この質問でパシャパシャ、パシャパシャってカメラが出るのがこれまでだったんですけれども、結局マスコミがいないということはまだ分からないというふうな答えになると思いますけれども、あえて質問します。 今回災害の対応については、やっぱりいろんな意見もあるかもしれませんけれども、総社市長片岡聡一、大変な評価を市内、もしくはもう隣の真備なんかでも、市長早いよね、いいよねという声を聞いております。本当にそうだと思います。できない部分も、そりゃ多少なりともありましたけれども、その点に関しては本当に僕も評価をしております、そういったところに関してはですね。 だけれども、今期、市長、来年の10月が任期ですから、これから復興ビジョン、復興計画を立てるのが多分市長の任期中の仕事だと思います。そして、あとさらに4年というのは、これを実行していく、市長がこれまで復興に対する熱い思い、意見交換会でも弱い者は見捨てないというふうに言われてる中で、この4年間、市長は立候補して、この皆さんと復興を支えていくんだという決意を改めて聞きたい。立候補して、そして選挙に勝って復興、この総社をさらに盛り上げていくんだという御意志を是非ここで述べていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これから復興に向けて全力でやっていくということにいささかの迷いもございません。今現在130世帯を超える方々が、みなし、それから仮設の住宅に住まれておられます。この寒さの中で夜が寒いと言っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいますから、全力を挙げて復興に歩を進めていくということは間違いございません。 ただ、市長選挙に出るか出ないかについては、また別問題でございますので、そのときにまたお話ししたいと思いますけれども、復興に向けてはもう力の限り全力で、もう戦い続けていくということはお約束したいと思います。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) くどいようなんですけれども、じゃあ任期終了後、あともう4年は市長として復興を支えていくというところは明言を避けたということでよろしいですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そういうことでございますが、思いは復興に向けて頑張ろうということでございます。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 結局私一人熱くなりましたけれども、はい。 次、②移ります。 何度も繰り返される議決を要する契約変更の地方自治法違反について、市長及び部下の処分は考えないのかということなんですけれども、平成24年6月定例市議会でも市長の本年7月及び8月に支給する給与月額からその10分の1を減額する、そして副市長の7月の支給する給与月額から10分の1を減給しますということを提出されて、6月定例市議会で可決をされておりますけれども、今回は市長、同じ契約変更違反なんですけれども、問責ではなく議長の厳重注意ということで、市長をはじめ幹部が議長室に呼ばれて、議長からの厳重注意がありました。そこで市長が言ったのが、これは問責決議に値するぐらいの厳重注意だということで、言って見れば問責、同じことを2度、実は内々でも3度、4度あったんですけれども、それが明らかになってないだけで、実際にはそういうふうに問責に値すると市長自らおっしゃいましたけれども、今回はこの議会の最終日ぐらいに減額条例みたいなのが出ますでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今回議会側から、このケースにつきまして議長からの厳重注意ということで厳しいお沙汰をいただきました。このことに対して、改めましてこの議場で深くおわびを申し上げる次第でございます。本当に申し訳ございません。 私はおっしゃるとおり、この裁定については確かに問責決議にも匹敵するほどの重大案件だと捉えておりますので、襟を正してこれから再発防止について頑張ってまいりたいと思います。今回厳重注意だったということで、処罰を減給などには考えておりませんけれども、二度とこのようなことがないように襟を正してやってまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 何も執行部だけが悪い、この法令の不備もあるわけなんですよ。議会の可決がないと工事が進まない、しかしその工事が止まってしまうと工期内に終わらない、そうなれば我々市議会もある程度考えなければならない。通年議会にするとか、深夜、日曜日議会やってるところもありますし、別に10時からやらなくても、晩の9時でもいいですし、朝早朝でもいい。我々もそれに対して、議会としても議会改革して、執行部が議決を得られるような体制をするのも我々の仕事だと思っておりますので、これは議会内で今後話をすることだと思います。 今回の契約変更の議案が上程されるまでの経緯はどうだったか。言ってみればこれが臨時会だったので、臨時会終了後に議長からの厳重注意ということで、市長からこの契約変更についてのどうだったか、ああだったかという議論もできずに、そして担当課から謝るだけでありました。担当部長、そして教育長からも、これ契約違反ですみませんと。だけど、その中身をもっともっと精査していかなければ、どこが悪かったのか、どこに不備があったのかということがチェックできないまま、市長が2,000万円の専決分を譲ってくれって出されても、それはちょっとむしが良過ぎるし、よく分かんない、いいとも悪いとも言えません。それで、全協でちょっとそれずうずうしいわって言ったんですけれども、その経緯について改めて聞かせてください。 ○議長(加藤保博君) 市長。
    ◎市長(片岡聡一君) 時系列的な経緯について担当部長から答弁いたします。 ○議長(加藤保博君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) それでは、命によりましてさきの10月17日の臨時会で御議決いただきました給食調理場の変更契約の件でございます。 この経緯を御説明申し上げます。 まず、通常工事が始まっておりまして以降は定期的な工程会議を現場と持っておりましたけれども、まず受水槽部分の土壌改良につきましては、7月18日に業者から土壌改良が必要になりそうだという報告がございました。当然金額等につきましてはまだ出ていないんだけれども、こういったことが必要だということをその7月18日に受けましたので、7月20日の日に所管の委員長にこういった状況だということをお伝えいたしました。そして、9月6日に変更指示書により指示をしております。 次に、残土処分の部分でございますけれども、こちらにつきましても9月13日に業者より協議があり、9月18日に所管の委員長にこういった状況であるということをお伝えいたしました。そして、9月19日に変更指示書により指示をしております。 9月27日には、工事請負変更審査委員会を開催し、同日に所管委員長にこの委員会の状況をお伝えした後に、10月5日には工事請負変更仮契約を締結し、先ほど申し上げました10月17日の臨時議会に上程をしたというところでございます。 以上です。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 ④再発防止の対策はどうしているのか、またどうしていくのかということで、この前も11月29日の全員協議会で議決を要する工事請負契約の取扱いについてということで市長から依頼文書があって、御説明を受けましたけれども、再発防止対策をどうしているのか、ここでもいろんな議員、私もお話をしましたけれども、その再発防止について、全協が終わってから、これと同じ文書であれば同じもいいんですけれども、それがやっぱりちょっと変えなければいけないよねとかというところがあれば、お話をしていただきたいと思いますけれども。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今回率直に申し上げまして、教育委員会、教育部と、それから工事を実際に行う土木部の連携が非常に密にとれない。もちろん教育委員会の方は文化屋というか、土木工事の内容すらなかなかよく分からないということがありながら、分離発注で現場では工事が進んでいる。現場判断で、これじゃあ例えばくい打ちの深さが足りないということで、もっと打ち込むためにはお金が多目にかかる。それから、土砂を掘ったら、これが予想以上に多かった。それは捨てる場所も含めて金額が高くなるだろう、だろうというところに両者の間をつなぎとめるシステムが介在しないと。工期が急ぐということで、現場では請負業者が工事をどんどんどんどん行っていく。後で算数してみたら、予定よりも高くなるじゃないかということを知った時点でも、まだ議会側に早急な連絡ができていない。我々に対しても早急な連絡ができていないという、物理的な工程の問題と、それからただ単なるというか、もう連絡不足みたいな複数の問題が絡み合っております。 したがって、お互いの連絡ミスというか、もう本当にちゃんと連絡をして、すぐ報告というところをやはりシステムとして強化しないといけないということで、変更が生じると認められた時点で工事担当課から主任検査員にこの必要性、見込み額の妥当性等についてまず協議を行う、変更になるんじゃないかと思われた時点でですね。で、協議を行うとともに、議会の方にも即刻連絡をする。また、その主任検査員は変更が必要とされた場合、所管の担当部長、総務課長に報告をし、担当部長から所管委員会の議会の委員長、議会事務局長へ報告し、その上で臨時議会等により変更、議決が受けられるように調整を依頼するということと定めたいと思います。 このことについても、また議会側とよく相談をしながら、一体なぜ今回報告が遅れたのか、それを是正せしめる人的連絡経路はどういう組織なのかというところを、まず当局側としては正していきたいというふうに考えております。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 依頼書なんですけれども、一方で工事の適正な進捗を図るために、変更金額が一定額2,000万円以下の場合においては市長の専決を認めていただきたいということなんですけれども、何でもかんでも2,000万円以下だったらいいのかということじゃなくて、一方で工事の適正な進捗を図ることができない場合は2,000万円の専決を認めてくれないかとか、そういうふうにちょっと文言をやっぱし変えていただかないと、やっぱし議会の議決権というのはそもそも何か理解してますか。ここに変更を生じる場合、専決できる場合というふうにあって、議会への報告というのはもう当たり前のことで、これまでも問責を受けて、何度も何度も議会への報告が遅れてました。もうこの問責、契約変更だけじゃなくて、もう何の事業を進めるにしても、議会への報告が遅れました、今後気を付けますということを何度も何度も聞いてきて、議会への報告というのは当然のことなんですよ。 議会の議決権を専決で譲ってくれというのは、市長側が、僕が求めているのは、議会にかわるチェックをその執行部内でどういうふうな対応をしていくのかということが必要なんですよ。ここは議会への報告、各部長と連携をとり合って議会への報告をします。議会の報告は当たり前の話で、その2,000万円の専決分を譲ってくれというのであれば、議会にかわるチェック機関をどうしていくんだって、こうしているから議会の皆様御安心くださいというふうな案が示されないと、僕は認められない。いかがですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 先ほど申し上げましたように、事務連絡体制、チェック機能を正していく、その案を議会側に示した上で、よろしく御協議を願いたいと思います。今現行の制度でいきますと、変更が1円でもあれば、それはもうこのようなことになっていくわけでございまして、毎回毎回臨時議会を開いていただくということもなかなか物理的に難しゅうございますから、よく議会の中でお話し、相談していただきたいというふうに思います。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 議会にもやかましい僕みたいなんもいますから、こういうふうにちゃんとチェックする機能を強化した上で、議会に議決権をこっちに譲ってください、議会の皆様、御安心ください、ちゃんとチェックしますという体制整備をしていただくこと、これがあってようやく専決事項、認められるかなというテーブルに着くわけでありますので、是非よろしくお願いします。 先ほど②で部下の処分も考えないのかということで、当時なぜ副市長の減給まであったのかということは、今回この中身にも触れられませんでしたけど、契約変更審査委員会というものがあって、契約変更に係るときにそこの委員会内でしっかりもむ、そこのトップが副市長なはずです。だから、そこでチェックが行き届いてなかったから、副市長の減給条例も出されたというふうに私は聞いております。だから、議会にかわる案として、契約変更審査委員会がどのように機能していたのかということが一番僕は重要でありますし、だから副市長の減給も必要ではないのかなというふうに私は考えたわけでありますけれども、この契約変更審査委員会、これから案が出されますけれども、議会にかわるチェック機関として機能できますか。 ○議長(加藤保博君) 副市長。              〔副市長 田中 博君 登壇〕 ◎副市長(田中博君) 萱野議員の御質問にお答えしたいと思います。 確かに契約変更審査委員会、私が委員長としてやっております。ほとんど各部の部長級が構成員となっておりますが、今回契約変更審査委員会だけじゃなくて、主任検査員が紙の中で登場しております。やはり委員会だけでは足りなかった部分、さらに技術屋の専門家ですので、そちらの方の知見もいただきながら、相互に監視し合っていくということだと思います。さすがに私も技術屋ではありませんので、じゃあこの土量が増えたら、一体幾ら工事金額が上がるかとか、そこまではさすがに分かりません。私も建設部長に聞いたりとか、いろんな技術屋の職員からいろんな知見をいただきながら判断していくことになりますので、従来どおり委員会をやっていきますが、それでは足りないと思いますので、今回主任検査員も改めてかませることになります。 主任検査員は、説明者として今でも契約変更委員会の方に参画しておりますので、その意見もいただきながら、相互に主任検査員、担当課と話をいただきながら、また私どもの委員会でも審議をして進めていこうと思います。 以上です。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 何度も言いますけれども、議会にかわるチェック体制を整える、整備する、それが第一前提でありますので、どうぞよろしくお願いします。我々というと萱野と同じ意見だって思われて嫌な人もいるかもしれませんけれども、私は多分同じだと思いますけれども、我々はもちろん地方自治法、条例に基づいて法令違反のないように議員としての責務を全うしていく上で、議決というものは重たいもんだと思ってる。しかしながら、今学校給食調理場、小学校建て替え、こども園の新築なんかは4月1日から、もしくは9月1日から、来年の給食が始まるんだって、それにやっぱし遅らせたらいけないんですよ。それは多分皆さん一緒だと思ってます。私は遅らせてはならない。子どもたちの整備、環境整備は遅らせてはならない。ここに関しては、私は強い思いは持っておりますけれども、そこでの法令の不備、穴はやはり我々も協力と言うたらちょっと上から目線ですけれども、いろんな議会の開き方、議会と執行部の対応の仕方もやっぱり協力しながら、この総社市政、前へ進めていきましょうよ、市長、一言。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ありがとうございます。 やはり4月1日からちゃんと給食が作れる、校舎に子どもたちを迎え入れることができるということが最も大切なことでございますから、これから議会最終日までによく我々とも議論した上で、次なる在り方というのを見つけていきたいと思いますので、よろしく御指導賜りたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) さっきは、ねえ、市長って振らなかったので、今回ちょっと振ってみました。 ⑤政策やイベントを公表後に取りやめてしまうことが続いているがどうかということなんですけれども、11月号の広報では、ニーズに合わせて自由な幼稚園選択をということで、幼稚園がそこの住まいに住まわれてない方も、あっちの幼稚園に行ったり、こっちの幼稚園にしたらいいですよという制度が始まりますよって、小規模だといいこともありますよということと、あとは阿曽幼稚園でも預かり保育を実施しますというふうに、広報、広報ですよ、広報にうたっときながら、結局取りやめて、12月号の広報では11月号6ページのおわびと訂正ということで、結局精査して一度取りやめるということになったんですけど、これもちょっと不細工な話かなと思いますし、あとはイベントなんですけれども、宝福寺ライトアップ2018、宝福寺のライトアップのイベントを、するぞ、するぞ、するぞといって、JRの11月号のおでかけガイドナビなんですけども、これにもうたわれている。しかしながら、急遽土壇場でやめちゃう、こういうことが続いてます。もう一個言いませんけど、平野部長、どうしてこういうことが続くのかということを教えていただきたい。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) まずは担当部長からその経緯について御説明を申し上げたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) それでは、命によりまして事案の詳細を少し説明さしあげます。 まず1点目、平成31年度からの幼稚園の募集の件でございます。 平成31年度から小規模園の集団活動を維持して園児の偏在を解消すること、それから教育環境の整備や待機児童対策を目的とした小規模指定園、それから阿曽幼稚園での預かり保育の拡充につきまして、広報紙でお知らせをいたしたところでございますけれども、これにつきましては議会の皆様への事前の十分な説明もできておりませんでしたし、また内部での協議も調っていない段階で、未成熟なままの内容で掲載してしまいました。議員の皆様、それから市民の皆様など、多数の皆様に御迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。改めて事業の必要性を検証するために、様々な意見を現在いただいております。手順を踏んで、今後取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 産業部長。 ◎産業部長(中田暢彦君) 命によりまして私から御答弁申し上げます。 井山宝福寺ライトアップイベントの概要でございますけれども、例年11月中旬の3日間、もみじの名所である井山宝福寺の境内にございます仏殿、あるいは三重の塔、これらをライトアップすることで、日中とは違った幻想的な景観、雰囲気を演出するものでございます。 今年度のライトアップイベントを中止した理由でございますが、大きく1点目でございます。 昨年度のイベントで河川への転落事故がございました。10月17日の臨時議会でも、この補償について御議決をいただいたところでございます。今年度、より安全にという思いでイベントを進めておりました。しかしながら、期日が迫るにつれて、実際にイベントを開催するためにはさらに徹底した安全管理が必要であること、事故当事者の心情にも配慮して、中止をしたということでございます。 以上です。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) ライトアップの事業については、事故があったのは昨年であって、今年も例年どおりやるというふうにずっと観光プロジェクト課が進めてきたわけで、進めてる最中に事故があったわけじゃなくて、事故があっても進めているのに、今の答弁はおかしいですよ。内容がおかしい。もっと本当はやめる理由がどこかにあったのじゃないんですか、ここまでうたっときながら。これをうたった後に事故があったわけじゃない。事故があったのはそれより以前、去年あって、それでも進めていた、これおかしい。いかがですか。 ○議長(加藤保博君) 産業部長。 ◎産業部長(中田暢彦君) もう一点あります、理由といたしまして。 今年7月に豪雨の災害がございました。そこで今年は復興ということ、これをテーマに演奏を行うということを企画し、実は宝福寺様とも協議を進めさせていただいておったところでございますけれども、お寺にも様々な事情があり、その了承を得ることができなかったということ、そういうことからやむなくこのライトアップイベントを中止させていただくことを決定したということでございます。 以上です。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) でも、広報でもやるってうたってるし、いろんなイベント、JRの広報にもうたっときながら、やるやるといって宝福寺とずっとずっとすり合わせてきて、こういうふうにやりましょうよねってやって、もうやめますといってなったのは、やっぱしおかしいじゃないですか。そりゃあすり合わせがずっと前からあって、もうやるやるやるって言ってて、それですり合わせがやっぱり最終的にいかなかったというのは、やはり何かがおかしい。これを最終的にやめますって決めたのは誰なんですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これ私の判断で、今年はちょっと延期させてほしいと。産業部長が答弁いたしましたけれども、まず転落事故で、ここで先議会でおわびを申し上げて、その舌の根の乾かぬうちにやってどうかというのも確かにありました。 もう一点が、ずっとライトアップを、琴の演奏であるとか、ボーカリストが来たりとか、観光プロジェクトの中で紅葉と音楽の共演みたいなことでずっとやってきたんですけれども、ここに来て、今回ピアニストの方が備前の閑谷学校のライトアップで演奏をされた方だったんですが、その方が我々良いと判断しまして宝福寺側にお願いを申し上げたんですが、かたくなにそれは駄目だというふうに言われまして、それで何となく犬猿な感じに、私は直接交渉はしておりませんのですが、もう抜き差しならぬようなお互いが感じになってきましたので、そこで強引に押し切るということではなくて、今年はそういうこともあったし、こっちが引き下がった方がいいんじゃないかという判断で、最終的には私が、もう宝福寺さんに迷惑をかけてもいけないんで、今年は見送ろうという判断をしたところであります。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) そりゃあ相手方も何かの演奏をしていくんだ、こういうふうにやっていくんだ、そして宝福寺さんの方も檀家さんや多分関係者の方にお願いをして、それで総社市も一緒になって進めていたわけですが、だけれども市長が連れてきたかった人が連れてこれなかった、そこで相手とのそごが生じた、結局犬猿の仲になった。この件もなんですけど、僕は職員が考えてやって進めているいろんなこと、物事を進めてやっている、これで職員も例年どおりの演奏をしてもらっている人でやっていく、いろんなことをやっていくといって、もうやっちゃってるんですよ。そこに市長の復興という思いが、ちょっと思想を変えてとかが、やっぱしちょっとそこが邪魔したのかなというふうに思ってます。どうでしょう。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私が最終的に判断しましたので、それは宝福寺さんに対しても申し訳なかったと思いますけれども、これ以上これを押し通すと余り良い関係にはなれないと判断しましたから、こちらが引くという形で今回は辞退させていただいたということであります。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 来年できますか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 来年また相談したいと思いますけれども、これまでずっと第1回目が平成22年度で、このときは温羅太鼓、フルート、サックス、ボーカルライブ、第2回がフルート、サックス、ピアノと、何かここでもまた一回もめて、ちょっと2年ほど飛んで、あと平成26年からサックス、ピアノと、担当課が持ってきた方々を要するにライトアップと音楽の夕べということでやってまいりましたんですが、今回こういうことになりまして、また改めて御相談をしたいと思います。場合によっちゃあ、もうこれからあの境内で音を奏でるということはこのプロジェクトから取り除いて考えないといけないかもしれませんけれども、また改めて相談し直したいと思います。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 あと教育部局の方なんですけど、終わったと思ったでしょう、終わってないです。 これの広報にうたって、結局うたったけど取りやめた事業なんですけれども、言ってみればそりゃあ今言うように議会への御報告がなかったということで、議会が聞いてねえだけで、おい、取りやめるんかってなったらちょっと勘違いされるんで、そうではない。僕はこの事業を取りやめても、さほど支障がないと思ったから、市長は多分取りやめたんだと思うんですよ。だから、小規模園に例えば、ほんならこれを募集したからっていって、ある園に20名も30名も行くんだといって、駐車場がないよとか、園の設備が整ってないよとか、多分そんなことにはならないはずだったんですよ。はずだと思います。その中で多分担当課の職員も、これを議会への報告なし、所管事務なしにうたっちゃったということは、これを事業を進めちゃったということは問題ありますけれども、それでもそういったいろんな支障も多分きっと加味しながら、この事業を4月1日に間に合わせるように、きっと担当課の職員は組んでいた。さっきのライトアップのプロジェクトも、職員はこれにいろんな支障があるけれども、これに向けて、こういうプロジェクトで進めていくんだって、きっと優秀な職員ですから、これに間に合うように、そして4月1日、この事業に間に合うように多分進めれたと思うんですよ。 そこで市長が、おい、やめるんだってなったんですけれども、実際の話、この事業は多分4月1日に間に合ってたと思うんです、できてたと思うんですよ。教育長には聞きませんけど、通告ないけど、でもできてたと思うんですよ。これをやはり市長が止めた。やめるという決断は、やはり広報とかにうたってるものがやめるというのは本当に不細工な話ですけれども、そこまで市長がなぜ職員を信用してなかったのかというとちょっとおかしいかな、でも職員を信用して、議会に報告なかったけど、議会へは俺が謝るから、このプロジェクトを進めていこうぐらいの気概があっても良かったのかなと思います。いかがですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 全ては私の責任でございますが、この特区制度については非常に大きな問題でございまして、一広報紙に載ったからすんなりそのままいっていいというものではございません。これは本当に議会を通して、今英語特区をやってるところ、音楽特区をやっているところ、スポーツ特区をやっているところ、さらにどこを伸ばしていくか、何に特徴を持たせていくかについては、やっぱり議会の文教福祉委員会でもみながら、どこをどう変えていくというのをちゃんと進めていかざるを得ない、それぐらい大きな問題です。 私の恥でもございますが、これが庁議にも上がることなく、議会に報告することもなく、私どもが知るところでもなく、いきなり広報に載って、えっということで、私はそりゃあ止めざるを得ないということで、私の責任で止めたわけでございます。ですから、内部の機構の在り方、そして組織の在り方、これをもう本当に反省するばかりでございまして、これをやっぱり内部から改めていく。この問題について、やるやらないということよりも、このことの問題が大き過ぎて、それを何ら経ずに実行に変えていくというのは、これはいかんともしがたしでできるものではなかったんで、今回止めましたが、こういうことがないように、これから改めてまいりたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 萱野哲也君。 ◆5番(萱野哲也君) 分かりました。 僕は、先ほども言いましたけれども、市長の災害対応、スピード感を持ってやる、鶴の一声でばっと部下が動く、そういったところが市長のいいところでもあり、逆に裏目に出てしまうところもあります。その辺もよく考えながら、僕は行け行けですけど、市長なんですから、幅広い層の声を聞く市長なんですから、幅広く市政運営をやっていただきたいと思います。 これで私の一般質問を終わります。(拍手) ○議長(加藤保博君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午後3時7分              再開 午後3時17分 ○議長(加藤保博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、6番三宅啓介君の質問を許します。 三宅啓介君。              〔6番 三宅啓介君 登壇〕 ◆6番(三宅啓介君) 議長より発言の許可をいただきました。本日最後の質問者となりますけれども、今年の2月の議会でも初日の最後の質問者でありまして、その前も萱野議員の質問でありまして、今日もなかなか緊張した雰囲気をいただきまして、その雰囲気に負けないように質問をさせていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 本日の質問は、大きな項目で2点、一つは災害の対応について、もう一つは外国人の受入れ体制という、この大きな二つのテーマに沿ってそれぞれ質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 まず、災害対応についてということで、(1)番なんですけれども、7月豪雨の災害の検証をどのように行って、様々な災害が今後も発生するかもしれませんけれども、そういう災害にどのように生かしていくのかということをお尋ねをしたいというふうに思っております。 豪雨というものは、前もって予期できる災害だとよく言われます。台風が来る前には、大体の進路で予測がつくわけですけれども、今回の豪雨だけじゃなくて、やはり南海トラフの大地震なんかというのは、これは予測ができない大変大きな地震が来るというふうに言われておりますから、そういう点も考えて、今回の豪雨の災害をどういうふうに検証をして、今後のいろんな来るべき災害に備えるのかということを、まずはお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 三宅議員の御質問にお答えをいたします。 これまで7月6日から我々が走りに走ってまいりました。私、この一連の動きの中で本当に最速スピードで戦ってきたということは思っておりますが、その復興に力点を置いてずっと来ました。今も復興ビジョンを年末までに作るべく、とりあえずはこの災害がどういうふうに起こったかという検証ということはもうちょっと後にして、まず今困っている人をどう救っていくのか、新しいまちづくりをどうやっていくのかということを優先させてまいりましたが、年を越えたあたりでやはり総社市なりに検証委員会というものを設けたいと思います。 検証委員会というよりか、むしろ総社市の場合は記憶委員会、メモリーの記憶ということが主たることになろうかと思いますけれども、それは確実に記憶として、記録として残しておく、それを未来に伝承していくということを我々は務めとしてやってまいります。特に今回13m12㎝を午前0時半に超えて、その後の水位が測定不能ということになっております。測定不能の値というのが、どういう値かということが分からないままにもみ消してしまうというのは絶対によくありません。ですから、そのとき測定不能になったときに作原はどれぐらいだったのか、さっき滝の端草田本線が5mの越水だった、あるいは草田が決壊したのは何時だったのか、それぞれについて記憶にとどめ、記録にとどめ、これを後世に語っていくということは必ずやってまいりたいと思います。その中でこれからどうやって、それに抗していくことができるのかということを後世に語っていくということをやってまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 今お話がありました、年明けに記録とか記憶に残るようなものを後世に残すための委員会を行うということでありましたけれども、今回総社市のとった行動は、もちろんいいところもあれば、悪いところもあったと思うので、やはりいいところはこれからどんどん伸ばしていって、またいろんな自治体にそのことを伝えていけばいいと思いますし、悪かったところはやはりどういうところが悪かったのかというところも、やはり私は再度検討をすべきではないかというふうに思うんですけれども、今の記憶委員会というのはそういうものも含んでのものという認識でよろしいんでしょうか。反省というか、そういう部分も含まれての記憶委員会ということでよろしいでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これはもう当然今回行ったジャッジ全てについて、それがどうだったかということも反省点も含めて検討する会議を持ちたいと思っております。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 そのようにしていただきたいなというふうに思っておりますけれども、先ほど市長がおっしゃられたように、やはり被災者の方々が一日でも早く、もとの生活に戻るというのがやっぱり一番大切な部分でありますので、そこも行いながら、同時並行で今のような記憶委員会を開催して、次につなげていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、(2)番の質問に移りますけれども、(2)番、避難情報の発表と提供についてということで、さらにその中の①番ということで、避難指示が発令されるまでの動き、この動きがとても重要でありまして、この情報発信というのをもっと強化すべきじゃないだろうかというふうに思うんですけれども、今回の先ほどの豪雨災害はある程度予見ができる災害だということを申しましたけれども、避難指示をいつ出すかとか、避難勧告をいつ出すかとか、もしくは先ほどの日羽の水位が危険水位を例えば13mを超えたとか、このあたりの情報はなかなか危険水位を超えてもイメージが受け取る側が湧かない。住民としたら、危険水位が超えたらどうなるんだろうかと、それよりもむしろ高梁川の堤防のあともう10㎝下まで来てますよとかという具体的な情報提示をするとか、いろんな情報の提示の仕方あると思うんですけれども、もっともっとこれを避難指示を出す前の段階でいろいろと提供してもいいんじゃないだろうかと、それが早目の行動につながるのではないだろうかというふうに思っております。 さらに言うならば、情報の媒体も市長のツイッターであるとか、ホームページもあれば、防災のメールもありますし、様々な媒体あるんですけれども、これが皆同じレベルで情報発信されているのかというのも、非常に今回、例えば市長のツイッターは非常に詳しかったとか、メールは余りちょっとイメージが湧かなかっただとか、そういうのがないようにしなければいけないのかなと思うんですけれども、まずは情報発信の強化、避難指示が出るまでの強化という点について、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ありきたりな話になりますが、我々がエフエムくらしきと協定を結んでいる「こくっち」というラジオがあります。それから、ホームページがあります。それから、市が持っているツイッター、それからメルマガみたいなのがあります。それから、一般の民間のテレビ、ラジオに我々から情報として流して、テレビのテロップに出ていくというやり方があります。これとアナログ的に各地域の防災担当、コミュニティ協議会、各学区の責任者、人から人へ電話で伝えていくというやり方があります。 これらをさらに制度化して究めていくということをやらなければいけないというのがありていな答え方なんですけれども、果たしてじゃあ市のホームページをあのどさくさの中で、おじいさん、おばあさん、高齢者の方がパソコンで見るだろうか、あるいは市のツイッターが、フォロアーがわずか4,000とか、そういうレベルの話でそれがみんなに伝えたと言えるだろうか、あるいは「こくっち」を全市民が持っているわけではないのに、それをさらに何台も何台も予算的にどうなんだろうかということもあります。ですから、そのそれぞれを今回、さっき言いましたけれども検証して、どの機械が、どのツールが一体一番効力があったのか、そういうものを考え直して強化していきたいと思います。 今回、ああなるほどなと思ったことは幾つもありますけれども、防災無線というのがあります。防災無線というのをいっぱい購入してるじゃないかといっても、消防長が災対本部におりましたけれども、消防長はずっと自分のスマホでやってました。これが実態なんです。そっちの方が便利だからということになります。消防無線は、相手が無線を、消防団が持っていなかったら、もう通用しないツールでありますし、ですからずっとこれが重要なんだよというふうに思い込んでいたものが、本当に今回我々が生きるか死ぬかの瀬戸際に立ったとき、一番使ったのは何ですかといえば、スマホだったということになったり、「こくっち」で本当に助かった人が何人いたのかとか、そういうことを検証して、それぞれのツールのレベルを上げていきたいと思います。 一方で私自身が、今回もう逃げてほしいということを伝えられるだけ電話で伝えました。議員の方々にもすぐ逃げてほしいという電話をしたと思うんですが、あとツイッターについてでございますが、これは私個人がやっていることで、これは私が全責任を持つ話になります。このツイッターの日時とか時間、それからやり方の間違いによって死者が出た場合は、これはもう私の責任みたいなことになっていきますから、非常に迫力はあるけれども危険なツールということになります。でも、私はいかなる災害があろうとも、それは責任の中で伝えていく責務はあろうかと思います。 今回私が行った災害対応に対して、全国市長会で30分間講演をしてほしいという機会を得ましたので、私がツイッターについて、これは有事の際の有能な武器であるというふうに全国の市長の方々に申し上げましたが、全国市長会はそれは必ずしもイエスではなくて、半ばノーみたいなことです。全市の市長が自分の責任でもって、すぐ逃げろ、あっちへ行け、危ないぞというのを自己完結型に行うというのは、非常にそれぞれの市長がみんなが、分かりました、私が責任持ってやりましょうというものではないということであります。しかし、今回の災害対応の中で、私自身のツールは多くの方に情報を伝えたものの一つであったということは一つの事実だと思いますので、私はその自分のツイッターについてはこれからも有事の際は発信するべきだというふうに思います。 確かに全国の市長会の中でもこの方法に賛同して、平素からツイッターを立ち上げて情報発信する首長はこれからだんだん増えてくると思いますけれども、それぞれのツールを改めてもう一回見直す必要があると、それを強化していくことが必要だと思っております。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 市長の言われてることはよく分かります。ただ、やっぱりツイッター、市長のいわゆるフォロワーというんですか、そういう方々にはすぐ来ますけど、やっぱり一般の方々もその貴重な情報を事前に知って、それを行動に移すということは大変大事なことでありますから、公的な情報ツールを使って、やっぱりもう事前に発信をするということにとにかく力を、これからはもっと入れていただきたいなというふうに思っております。 先ほど河田危機管理室長から避難指示が総社全域に出されたのが22時頃だというふうにおっしゃられたと思いますけれども、私個人の携帯に岡山の防災メールを登録してるんですけれど、ここには22時25分に届きまして、情報の伝達にタイムラグが非常にあると。例えばテレビを見てたら、緊急速報が出たり、多分すぐリアルタイム出ますけど、物によっては10分後にその情報を仕入れたとか、こういうこともいろいろありますから、やっぱりこのあたりはこれから、先ほどの検証じゃないですけど、そこをもっと取り入れていってもらいたいなと。 さらに、これも検証の一つなんでしょうけれど、真備町では避難指示が出て、一斉に車で、ちょっと高台に車を持っていこうという人たちで渋滞をしてたのではないかと、そういうような話も聞こえてきまして、避難指示が出ると一斉にみんな行動し始めると。確かに次の日に北公園の上の方に車で行きましたら、たくさんの人が避難しておって、恐らく前日から避難されてるんだろうなと思うんですけれども、一斉に皆さんやっぱり行動し始めたときに、例えば渋滞とか起こって、にっちもさっちも交通網が麻痺してしまうのではないかとか、そういうことも考えられるので、やはりそういう点でも事前の情報を今以上に提供していただきたいというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) それ気を付けてやってまいりたいと思います。ちなみに情報伝達の担当部長から答弁いたします。 ○議長(加藤保博君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(野村周弘君) 命によりまして私の方から補足してお答えさせていただきます。 今回の災害におきまして、市政情報課等々のツール、市長申し上げた以外のフェイスブックですとか、回覧板チャンネル等々で発信させたところではあるんですけれども、市の発信した情報を後追い的に発信してしまったところはございます。おっしゃるとおり、水位ですとか、雨量とか、ダムの放流量、そういったものの情報が十分ではなかったというところもあると思いますので、その点も検証した上で、次の災害に備えてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) よろしくお願いします。 先ほども言いましたように、情報も分かりやすい情報にしていただきたいなと。危険水位が11m超えたからとかではなくて、もうそこまで高梁川の何㎝下まで来てるとか、市民がイメージしやすいような、そういう情報発信というのが重要じゃないんかなと思いますんで、よろしくお願いをいたします。 それでは、次の質問に移ります。 ②なんですけれども、各避難所の避難者数を市のホームページで公表すべきではないかというふうに思うんですけれども、これ実際お隣の倉敷市さんでは、ホームページをちょうど見ておったら、今どこどこの公民館に避難者の方がこれだけ来てますというような情報を常に提供をされていました。実際私の携帯にも、ちょうど当日は今避難所あいてるんだろうけど、誰か行っとんかなみたいな、そういう電話もあったりして、やはり皆さん避難所の状況もかなり心配というか、状況を知りたいんだろうなと思いながら、今回のこの質問をさせていただくんですけれども、リアルタイムにできるだけ細かに今の避難所の情報を提供するような、そういうことはできないものでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) すべきだと思います。唯一最初、僕は避難者名簿を避難所の壁に張っていたことがありまして、これはなぜかというと、行方不明者を捜されていた方がその後どこに行ったかということを、特に真備町の方々が総社市内の避難所を回られて、おばあちゃんがいないかということを捜していたのでその名簿を張ってたんですが、これは警察の方からやめてほしいと。なぜならここに名簿に載っている人は家が留守なんで、泥棒が入るもとになるデータなんで、その公表は差し控えてくれと言われたんで、ああ、なるほどと思いましたが、もうそれ以外なら、もう本当に被災所のデータというのはもう丸々公表で全く差し支えないし、むしろ出すべきだと思いますので、それはやりたいと、やっていきたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) よろしくお願いします。 ただ、これ多分相当難しい話であって、例えば災害中に市の職員の担当者の方とやりとりしながら、その情報を共有していかないといけないという、その大変さが多分あるんだろうと思うので、そこら辺は訓練なり、今後のやり方としてちょっと訓練をしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、次の質問に移ります。 ③番目なんですけれども、総社市のホームページ、このトップページを災害時、緊急時には災害対応モードにすべきではないだろうかというふうに思うんですけれども、今の状況は総社市の今のホームページの中の一部分に災害情報を載せると、一番目立ちやすいところに災害情報を載せるというふうな対応をしておりますけれども、例えば県内であれば瀬戸内市さんであるとか、ちょうど里庄町と吉備中央町も確認したらそうだったと思いますけれども、緊急時にはホームページのいわゆるトップページがもうぼんと災害モードに変わりまして、もう災害のことだけ提供すると。通常のホームページを見たい方は、右下の方にリンクが張ってあるんで、そこをクリックすれば通常のホームページに行くんですけれども、緊急時のやっぱり必要な情報というのは、この災害の状況であるとか、避難所の状況だとか、とにかくそれに特化したホームページのトップページにするべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) それはもう当然ながらやるべきだと思いますが、詳しいことは担当部長から答弁いたします。 ○議長(加藤保博君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(野村周弘君) 命によりまして私から補足して答弁させていただきます。 議員御指摘のとおりでございまして、災害時はかなりアクセスが集中いたしますので、ホームページのアクセスが集中することによってデータが重い等の状況がありまして、つながらないという障害が起こります。そういったことを解消するためにも、また分かりやすさの観点からも、災害版のホームページというのを作成される自治体もあるというふうに承知しております。 市長も答弁申し上げましたように、そういったものはまさに必要だと思いますので、既に担当の方で作業を進めておりますので、まずは現状のシステム上で、できる限りその簡易のホームページというものを作成して備えたいというふうに思っておりますし、次回のホームページ更新の際には、より良いもののリニューアルというものも考えております。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) よろしくお願いします。 市長のツイッター、災害時に私も何度もアクセスしようと思ったんですけど、もう何度もいっぱい、もうつながらないんですよ。多分アクセスが集中して、市長のツイッターの情報をやっぱり得たい人がたくさんいた。同じように総社市のホームページがそういう状況になってしまうと、一つの手段、ツールではありますけれども、情報を入手するときにそれができなくなってしまう、もう致命的な話だと思うので、いろんな方が一斉にアクセスしてもつながりにくいということにならないように、このトップページ、災害対応のホームページにしていただきたいというふうに思います。 先ほど言いましたけど、やはり市長のツイッター、非常にリアルタイムで的確な情報提供をされていましたけど、結局アクセスしづらいという方が多分結構いたんじゃないかなと思うので、やはりその情報は責任を持って市の方の情報ツールでも発信していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、続いての質問に移りますけれども、④浸水想定の周知看板の設置状況はどうかということなんですけれども、今回ハザードマップで、地域地域で大体災害が最悪起こったときに、この地域はこのぐらい浸水を想定していますよというような、こういう看板が市内に少なくとも公の施設等にあれば、日頃から市民の方も危機管理だとか、多少準備だとか、そういうことにつながるのではないだろうかと思うんですけれども、今実際問題、この地域は例えばこのぐらいの浸水が想定されますよと、そういうような看板がそもそもあるのか、なければ今後一つの方法として、これを市内各所に設置をしていくことはできないだろうかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) いや、これは大切なことでございまして、今やろうと考えているところでございます。 今、総社市内には高梁川が決壊した際に、この地域はここの水位まで来ますよという、例えば信号の柱につけるとか、電柱につけるとかということを一切やっておりませんので、これをしたいと思います。 今、ハザードマップをL2という、もう今のハザードマップよりもさらに厳しいというものに作りかえようとしております。これは国土交通省の河川事務所さんともよく相談をして、余りL2にして、もうどこもかしこもこんなふうにやると、今度は移り住んでくる人がいなくなるということもありますので、常識的な範囲で決壊した場合はこうなりますよという電柱をハザードマップに準じて作っていこうと考えております。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) そうしていただきたいなと思いますけれども、確かにやみくもに不安をあおるように、あっちにもこっちにもというわけにはいかないと思いますけれども、例えばやっぱり公民館であるとか、そういう避難所になっているところが浸水するということになるかもしれないんですけれども、やはりそういう公の施設にはある程度この程度の浸水想定ですよというような簡単な看板といいますか、そういう告知するようなものをこれから市内に増やしていくべきだと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、続いての質問に移ります。 (3)番ですけれども、避難所の開設準備と体制についてということで、①番の避難所の開設に関しまして、施設管理者の不在を想定した避難所の開設訓練などは行われているかということなんですけれども、今回の豪雨災害もそうですけれども、特に地震が起こった際などは、そこの避難所の施設の担当者が避難所にたどり着けないということが多分大いに想定されると思うので、じゃあそこをフォローする意味で、例えば地域の方であるとか、近くの方にこういうところを担っていただくような、そういう訓練が必要なのではないだろうかと思うんですけれども、そういう訓練というのは行われていますでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 所在者不明の訓練は今のところ行っておりません。しかし、これは重要な課題だと思いますので、やらないといけないと思います。 特に市内小学校、中学校、教育委員会が所管するものについては、我々が鍵を持っていたりしますから分かりやすい話でございますけれども、例えば総社南高校であるとか、県立大学であるとか、所持者が他者の場合の不在避難所の設営については、特に強化してやっておかなければならないと思います。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 ただ、施設管理者が不在のときの例えば学校なんかの鍵は市の方で持ってますよということでしょうけど、市の担当者がそこに行って鍵のあけ方が分からないだとか、場所が分からないだとか、電気がどこにあるのか分からないだとか、そういうことになってしまってもいけませんから、そのあたりの、地域の方だけじゃなくて市の担当者も、ある程度ここは誰々の担当とか、そういうようなことを決めて、事前に避難訓練、避難所を開設する訓練みたいなのをやるべきではないだろうかと思っての質問なんですが、そういうことまではされてはいるんでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そこまではやっておりませんので、その部分についても訓練をしておくということが必要になってまいります。これはかなり重要な課題だと思っております。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 これは是非何かのタイミングで、年に何回かとか、こういうことはやっていくべきだと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、次の質問に移ります。 (3)の②番なんですけれども、災害の備蓄品の再配置を検討すべきと考えるがどうかということですけれども、先ほど岡崎議員の質問の中で市長の発言で、学校の体育館に必要物資を置きますという話があったんですけれど、これ場所、全部の体育館を想定しているのか、どんなものを置く予定なのか、ちょっと再度このあたりの詳しいことを教えていただけますか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これはこれから考えていかなければいけないと。ただ、岡崎議員の御質問に対しましては、それは必ず水であるとか、毛布であるとかは、初動のときには必要なものですから、それは配置しましょうという答弁をいたしましたが、じゃあ果たして量的にはどうなんだろうかという問題にもなりますし、水害のときにはいいんだけれども、地震のときにはどうなんだろうかという問題もあります。これから担当危機管理室長から答弁をしてもらいますが、我々今回神話的にこれが必要だと思っていたものが必要でなかったというものもたくさんあります。例えば常盤公園の防災公園の地下には5,000人の方々が1週間飲み続けられるだけの水を貯蔵しております。しかし、今回それを一滴も使うことはありませんでした。それは必要なかったからです。なぜかというと、もう被災した翌朝には玄関フロアには本当に全国から水、水、水というのを、本当に有難いと思いましたが、ペットボトルで500ミリリットル、あるいは初動のときには2リットルが多かったんですが、これを置くところがないぐらい、それを議会の方々に配ってもらったわけです。ということは、水というのは初動のときに貯蔵を余りしていなくても、もしかすると、地震とかになったら、また話は別なんですが、水害のとき、局所的なものについてはそれは極めて早く集まるものだということを経験しました。 それから、毛布についても翌日の7月7日の夜にはもう既に2万枚、その次の日にもまた1万枚ぐらい届けていただきました。ですから、季節も季節だったんですが、今回毛布が今足りなくて困っているということは一切ございませんでしたというか、我々が貯蔵していた毛布を使わなかったというような状況でございました。 ですから、これから議員お尋ねの再配置について、どこに何をどれだけ置くかということは、今回の経験則で、もう神話的に水は絶対に要るんですよとか、乾パンみたいなやつとか、そういうものについて、もう一度本当の意味での有事対応、もう僕らも経験者になったわけでございますので、それを実際にやっておくべきだと。もう必要のないものを置いといてもしょうがないわけでございますので、本当に必要なものは何かと。今危機管理室の中で判断している必要なもの、必要でなかったものについて、これからちょっと補足答弁をさせていただきます。 ○議長(加藤保博君) 6番三宅啓介君の一般質問の途中でございますが、この際私より申し上げます。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 総務部次長危機管理室長。 ◎総務部次長危機管理室長(河田秀則君) それでは、命によりまして私の方から答弁をさせていただきます。 このたびの災害で、協定を結んでる自治体でありますとか市民の方、あと全国からたくさんの支援物資をいただきました。私も各自治体の窓口にもなったところもあったんですけれども、本当に何か困ったものがあったらすぐ言ってほしいというようなことが協定を結んでる自治体から申出があったりして、私の方からすぐブルーシートが欲しいとか、その場でいろんなものを私も必要なものは把握しておりましたので、今フリーマーケット形式でやってるんだけど、おしめが不足してますと、すぐ要るんですと、それからマットが避難所で要りますというようなことを申し上げたときに、本当にすぐに届けていただきました。有難かったです。 ただ、すぐにといっても、当然次の日とか、次の次の日とかということになります。やはりいわゆる発災直後であるとか初動の部分におきまして必要なもの、こういったものは備蓄しておかなければならないというふうに考えております。 今回は夏に起こった水害というようなことが前提になりますけれども、やはり初動において一つ現場とそれから避難所と、二つ分けて考えた場合に、現場ではやはりブルーシートでありますとか、それから災害ごみの処理に必要な、これごみ袋といってもやはり土のう袋になろうかと思われます。こういったもの、それからこれが真備町級になりますとボートとかも当然必要となってまいりますけれども、現場ではたちまちそういったものが必要となってまいりました。 それから、避難所の方ですけれども、こちらは環境改善も含めてなんですが、少し今回遅れましたけれども、やはり段ボールベッドでありますとか、それから先ほど申し上げましたマット、その他携帯用の充電器、これ情報を得るのにやはり必須となってこようかと思われます。それから、救急用品、こういったものも当然備えておかなければならない、即必要となってくるものというふうに考えております。 ある程度長期に備えるものとして、衣類とかおむつ類とか生理用品とかございますけれども、本当に有難いことにこちらがお願いして全国から寄せられた物資もたくさんこういった現場とか避難所の方に使わせていただきましたが、本当に我々が今回の災害を経験して、そこで学んだもの、こういったものを備蓄しておかなければならないというようなもの、今言ったようなものをそろえていきたいと考えております。 なお、各学校の体育館がこういった夏、長期使えないというのもございますので、ただ学校の方にそういったものも分散備蓄で置かせていただく中で、周辺の避難所に有事の際は持っていくとか、そういったことも想定してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 是非そうしていただきたいなというふうに思います。 かつて総社市の中では、常盤の防災公園と総社中学校の方に備蓄品が大量に保管しておりましたけれども、以前の議会の中でそれをもう少しちょっと一度分散させようということで、昭和の中学校と新本小学校と池田の小学校と維新の小学校、そして消防署の方も多少あるんだと思うんですけれども、さらに今回、その後阿曽分館の方にも備蓄品を持っていくというような流れがあって、ただ今回のさらに災害を受けて、果たしてそれで良かったのかと。そうではないと、例えば山手の方だとか清音の方にも、もっと物資をあらかじめ配置しておかないといけないじゃないかということで、先ほど市長がおっしゃられた、恐らく小学校の方にある程度もう少し配置をするということだと思うんですけれども、そういう考え方でよろしいですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そこの部分を再構築して強化していくということを考えていきたいと思います。 今回危機管理室長が申し上げましたけれども、平常時机の上で考えていることと実際というのが全く違うということがよく分かりましたので、ブルーシートなどはいつでもあるだろうと思っておりましたが、本当にホームセンターで100枚取り寄せというのはもう無理なことでございますし、あと安全靴、1日1,000人を超える方が来てくれたときに、ボランティアの安全靴の確保ということもなかなか難しいことでございましたし、それぞれ入り用なものをもう一回再構築して、それに厚みを加えていくということをこれからやってまいりたいと思います。その中にはボートというものも、やはり用意しておかなければならない一つの大きな課題だと思っております。
    ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 これも検証の結果において、どういうものが必要かというのをやはりやるべきだと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、続いて③番目の避難所での要介護者、高齢者の受入れ態勢というのは十分であったのかと、それとまたペットの受入れ態勢というものを市長は国の方まで行って提言というか、そういうことをされていらっしゃると思うんですけど、そもそもペットの受入れ態勢の課題だとか問題がどういうところにあったのか、ちょっとそこがよく正直分からないので、それは現場の話をちょっと聞かせていただきたいんですけれど、まず最初の要介護者、要支援者、高齢者の受入れ態勢とペットの受入れ態勢、これについてはどのようなお考えをお持ちですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 福祉避難所、高齢者の方々についての考え方については、後に担当部長から詳しく申し上げますが、まず7月6日ののるかそるかのときに、高齢者はこちらで、要介護者はこちらでというわけにはいきません。それを分けていくのは、その翌日か翌々日に避難所を移していくときに、特定の避難所をお体が悪い方が多い介護付きの面倒が見れる体制の避難所にしていこうとか、事後的に移していこうというものでございます。 ペット避難所については、総社市は初日7月6日から、きびじアリーナの一室にペット避難所を作りました。全国的にペット避難所を作っている市はほぼないと思います。あるのは、外につないでくれとか、そういった人間ペット分離型避難所というのはあるんですが、一緒に抱きかかえて寝ていいですよという避難所は余り、ほぼないといっていいのかもしれません。我々は7月6日の発災直後から作りました。 これは確かに普通の避難所とペット避難所が隣接しているとか、同じ部屋であると、これはもうほぼ不可能でできないと思います。それはなぜかというと、動物アレルギーの方とかいろいろいらっしゃいますし、鳴き声がとか、そういう問題になりますから、一般の人とペットが混在するというのは不可能でありますし、隣同士の部屋というのも嫌がる人がいっぱいいますから、ある程度隔離して、ここはもうペット避難所オンリーですというエリアを作れば、これはもうみんな納得してくれることで、整合性がとれて皆が許してくれるということになりますから、これはやるべきだというふうに思いました。うまく運用もできましたし、それによる苦情もほとんどございませんでした。というか、むしろ倉敷市内のペットがほぼ総社市に集まったみたいな状況のときが初動のときでございましたし、これは相当な力を持ったと思います。 やってみて、このかいわい、ペットを飼われているのは全世帯に対して大体2割程度が、もっと多いかもしれませんが、2割がペットを飼っている家だと思います。その2割の方々は避難指示を出してもなかなか避難してくれません。それは愛する家族と思っている犬や猫を連れていく場所がないからであります。ですから、これはやっぱり2割の人は、犬、猫、真備町でもよく聞きましたけれども、逃げられないと。だから、犬、猫と一緒にじっと我慢してたら、2階へだんだんだんだん水が来たと、そうするともう自分も逃げないといけないんで、犬を捨てて見殺しにして逃げてしまったというような悲しいケースも何回か聞きましたけれども、やっぱりこれは我が国としてペット避難所は基礎自治体が設置する義務があるというぐらい決めておいてあげたら、どの首長も設置義務に従ってやるということであればスムーズにいく話かなと思って、これは所轄が環境省なんで、これからも私はこの義務化については動いていこうかというふうに思っております。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 最初の要支援者であるとか高齢者の受入れ態勢、これは早くに避難準備情報というのが発令されまして、その発令されたのが7月6日の朝の10時頃、だから移動に困難な方々は早々と恐らくこの行動に移っているんだろうけれども、じゃあ例えば小学校の体育館がこのときにもう既にあけてあったのかとか、バリアフリー化ができているのかとか、先ほどの岡崎議員の話じゃないですけど、早目に避難したけれど、トイレにすごく困っただとか、こういうところの対応が十分であったのかということを再度ちょっとお聞きしたいのと、さっきのペットの話なんですけれど、ということはペットの方は今後あらかじめこの施設はペット可能ですよという指定を総社の市内の避難所の中で何カ所か作っていくと、こういう考え方で、あらかじめペット避難所はここですよと提示すれば混乱が起こらないと思うんですけど、そういうふうに対応されていくのか、その2点ちょっとお尋ねします。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 高齢者と要介護者のスタンバイの在り方については、担当部長から説明をさせていただきます。 ペット避難所については、もう本当にあらかじめ西庁舎の3階を用意してやるとか、特定の場所を指定して、いつでもペット避難所はここですよということを市として決めておくということが大事だと思っております。 ○議長(加藤保博君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平野悦子君) 命によりまして私の方から答弁させていただきます。 要介護者、高齢者のことにつきましては、もう初動で逃げてこられた方で、一般避難所では対応無理という方につきましては、御家族も含めて18名の方を福祉避難所の方に誘導いたしました。ただ、今総社市内認定率19%ぐらいありますから、もう逃げるのを諦めた方も確かにおられたなと感じております。ただ、それ以後には、介護認定を持っておられる方はケアマネジャーさんが個々に回ってくださっている、それから地域包括が下原も、それから昭和の方も全戸に回って、その確認はしておりますので、それ以後の対応はできておりますが、初動の部分では全員が逃げれてないとは思います。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 そこはこれからの、先ほどの話じゃないですけど、やはり検証をいろいろして、どういう形がいいのか、これは再度確認はしていただきたいと思います。 ペットの方は、例えばじゃあ昭和の方が西庁舎に来てくださいというのは何ともイメージが湧かない。例えばの話ですけど、昭和の方であれば昭和の方のどこかの場所をあらかじめ今後は指定をしておくというのが現実的ではないかなと思いますので、そういうことも考えて対応していただきたいなと思います。よろしくお願いします。 それでは、(4)番の質問に移ります。 災害復旧中の子どもの預かり体制に関して、これは課題があったというふうに思っておりますけれども、どのように考えるかということなんですが、いざ災害が起こって、災害をこれから復旧しようという中において、やはり低学年の特に子どもたちなんかは、お父さん、お母さん、家の方を片づけをしている中で、子どもたちはもう災害だから我慢しなさいというわけには多分いかないと思います。我慢していればいるほどストレスもたまって、さらには御家族の方も災害の復旧に対して非常に時間がかかってしまうと。そうなると、やはりこれは子どもの預かる場所というのも、これもあらかじめ考えておかなければいけないというふうに思っております。 実際これはお隣の真備の方なんですけれど、真備の知り合いから、どっか総社の方でいい場所が、場所だけ貸してくれれば有難いんですけどという問い合わせが実はありまして、でもそれは真備の方なので総社の施設はちょっと難しいと、そういうような状況だったんですけれども、このあたりも事前に取り決めをしておいて、もしもこういう場合はここの施設をというようなことを、後々県立大学であるとか、幼稚園、保育園は預かれるという体制になったみたいなんですけれども、あらかじめこのあたりを、特に今回みたいな広域災害になれば、お隣同士のまちでそういう協定を結ぶのがいいのか、何かそういう対策をしていれば、もしも総社が同じような災害になったときに、子どもの預かる体制を事前に作っておけばいいんじゃないかと思うんですけれども、そのあたりはどのようにお考えですか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今回有事対応として、被災地の子どもの預かり場所として幼稚園の預かり幼稚園、保育を3園追加して、あと神在小学校の放課後児童クラブを拡大してということで、かなり早い段階で6名の総社市内の子どもたちの預かりというものを実行に移すことをやりました。 これはいいんです。これはもう総社市内の子どもたちのことですから、我々がやれるわけでございますが、とにかく真備町側で小谷かなりや保育園が水没したであるとか、どこの幼稚園、水没、水没ということで、数多くの真備町の子どもたちがこっちに移らさせてほしいという要望がありました。これはもう御承知ですが、倉敷市内の保育所には倉敷市に税金を払っている倉敷市民の方しか入れませんと、総社に頼まれても、これはどだい無理な話。だけど、そうは言ってられないので、超法規的に迎え入れるしかないだろうということで、様々な工夫をして、市内の保育所へ5名の真備町の子どもさんをお預かりしました。オーダーはもっともっとあったと思いますけれども、なかなかそれを超法規的に運用することは難しかった。だけど、やったわけです。さらに2週間ぐらいたって、消防署の西側にある建物で預かり保育みたいな7世帯10人をお預かりしたということもあります。そのうち県大とかいろいろあるんですけれども、やはりこれから困ったときはお互いさまでございまして、今回我々は後悔として、真備町の子どもたちを本当に即座に、もう言われただけ、分かりましたといって迎え入れられるだけのスピード感を持てたかというと、そうではございませんでしたので、そのことについては反省しないといけないと思います。 今後は、今病児病後児保育の部分については連携してやってる部分があるんですけれども、有事対応のときの受入れ態勢については、これから倉敷市さんなどともよく話をして、超法規的にやらないでも預かれる体制づくりというものはやるべきだと、またその施設もあらかじめ決めておくべきだというふうに思っております。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 本当に困ったときはお互いさまで、逆に総社市が被災をしたときにそういうことを受け入れてくれる自治体があれば、それはすごい助かる話でありまして、そういうことを事前に周りの自治体同士でフォローし合える体制を作るということが今回の一つの重要な部分だったのかなというふうに思っておりますので、今後はそのように対応していただきたいなと。周りのまちとも相談しながら、もしものときはお互いさまで助け合おうという体制を事前に作っておいていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、続きまして、外国人の受入れ態勢ということについての質問に移ります。 (1)の国の法改正の動きに関してということで、先ほどの萱野議員の質問もありましたけれども、総社市の外国人の現在の人数は先ほどちょっとお知らせいただいたので、その中で今回特に話題となっております技能実習生、これの受入れの人数と数はどの程度なのかということでお尋ねをいたします。先ほど31社というふうにお伺いしましたけれども、何人程度の方が技能実習生として今総社市にいらっしゃるのか、教えてください。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 現在総社市内に住まわれている外国人総数が1,467人で、在留資格は技能実習生扱いになっていらっしゃる方が788人で、全体の54%ということになっております。その残りの46%は誰だということになるんですが、それは御家族の方であったりとか、従来からいらっしゃったブラジル人の方であるとか、そういったところに位置する方で構成をされているということでございます。 また、食品関連に今ベトナム人の方々が多くお越しでございますが、各社別の人数については担当部長から答弁をいたします。 ○議長(加藤保博君) 産業部長。 ◎産業部長(中田暢彦君) 命によりまして各社別の人数について私の方から御答弁させていただきたいと思います。 まず、一番多いのが大黒天物産さん、285人でございます。              (「何人」と呼ぶ者あり) ◎産業部長(中田暢彦君) (続)失礼しました。ベトナム人、285人、カンボジアの方5人でございます。合計、大黒天物産さんは290人でございます。それから、シノブフーズさん、ベトナムの方が80人、それから中国の方が9人、合計89人。それから、紀文食品さん、ミャンマーの方が40人、それからベトナムの方が18人、合わせて58人と。それから、サンデリカさん、ベトナムの方が110人でございます。それから、藤徳物産さんはベトナムの方83人、中国の方12人で95人、あと新興工業さんがベトナムの方20人、それからインドネシアの方9人、それからヒルタ工業さんがインドネシアの方33人、こういったところが重立ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 外国人の人数なんですけれども、今年度4月1日の時点で総社市公表しておりますけれども1,178人で、先ほど言いました12月になると、もう1,400人を超えてると。実にもう4月から12月の間で300人の方々の外国人が増加をしていると。総社市の人口が増えたのも、恐らくこの外国人、先ほどのお話でもありましたけれども、外国人の方が増えたのが非常に大きいウエートを占めているということだと思うんですけど、さらにその中でベトナムの方が恐らく700人ぐらいいらっしゃるのではないだろうか、1,400人のうちの約半分がもうベトナムの方だというふうな認識でありまして、今回の国の方の動きによっては、外国人の方が今後総社市としてはどんと増えていくというふうに想定をされているのかどうなのか、市長のお考え、教えていただけますか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これちょっとよく見てみないと分かりませんが、おおむね私は増えていくだろうと思っております。 それで、これから各社にも一体どういう方針でやられているのですかということもお聞きしてみないとその傾向値は分かりませんけれども、外国人の方々はおおむね増えていこうかと思います。 それから、これから我々が企業誘致をしていくときに、ここに総社市内に来られる企業の方々は、今の市場を見ると有効求人倍率が、恐らく本当のことを言うと3ぐらいいってると思いますから、日本人だけを相手に進出してくる会社はもはや余りないかもしれませんから、そういう意味でも恐らく増えてこようと思います。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 今回の質問は、やはり先ほどの萱野議員と一緒で、国の法改正によって、これ総社市の外国人の受入れの在り方が非常に大きく、施策として転換しなければいけないかもしれないので、ある程度総社市のお考えをお聞きしておきたいなと思ってちょっとお尋ねをしているんですけれども、(2)番目の質問に移りますけれども、多文化共生事業ということで、総社市はかつてから、とは言いましても外国人の方々と仲良く共生していきましょうということで、結構そういう意味では先進地ではあるんではないかと思うんですが、今までの経験の中で外国人との共生についての課題というものをどのような捉え方をしているのか、教えていただけますか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 三つございまして、一つはもうベトナム対策でございまして、ベトナム人の方々といかに共生していけるかということです。これはもう会社を巻き込んでやらないといけないと思っておりまして、ベトナム人の方々といかに親密になっていくかということが1点、それからもう一点は、迎え入れる側の総社市内の会社の方々に深い理解を得ていかなければいけないということです。漏れ聞くところによりますと、しかるべき給与を払わないというような会社も中にはあるというふうにお伺いをしておりますので、やはり正当なる給与を払い、ちゃんと遇してもらえるように、企業に対して、総社の企業に対して徹底していくという課題、そして3点目はやはり領事館、領事活動、領事問題ですね、生活をしていく上で例えば健康保険証であるとか、年金のことであるとか、税金のことであるとか、様々な身の回りの法的手続のお世話をできる限り、このかいわいに領事館ございませんから、我々が市役所としてアシストしていくということがどこまでできるかということをやらないといけないと思っております。 特に領事活動については、ベトナムの方々については会社が肩がわりして結構やってくださっておりますので有難いと思っておりますが、できるお世話は総社市役所の中で事細かにやってさしあげたいというふうに考えております。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 11月の文藝春秋に外国人の移民の問題が非常に大きく取り上げられていまして、大泉町というところが、あれは群馬県だったと思いますけども、そこはもう外国人の比率が10%を超えていると。外国人村と日本人村であつれきができたりして、大きな問題であるみたいな、そういう記事が載ってあったんですけど、それはそれとして、やはりこれからやっぱり総社市は外国の方といかに仲良くというか、総社の市内に溶け込んでいってもらうかということが大事だと思うので、それをやはりこれからも施策の一つとしてやっぱり力を入れていかないといけないというふうに思っておりまして、市長の課題の中にはベトナム人の方がやっぱりたくさん来られているので、どのようにベトナム人の方と対応していくかということと、迎え入れる側の会社の給与の問題であるとか、領事館の問題、こういうところが課題でありますよということでありまして、それはもうそのとおりなんだろうと思うんですけれども、次の(2)番目、日本語教育事業のさらなる充実というのは、これは重要であると。 今後の取組みをどのように考えるかということなんですけれど、総社市がやはり外国人の多文化共生の概要というホームページに載っているものを見てみますと、外国人の方が総社市に相談する中で突出してコミュニケーションの支援をしてほしいということが非常に求められているということがあるので、やっぱりそういう意味では日本語をいかに上手に話していただくか、ベトナムの方であればベトナム国内でまずは日本語を勉強してこっちに来られているんだけれども、やっぱりそれでも多分足りないと。そういう意味で日本語教育の事業をやっておられて、ベトナムの方だけじゃないですけど、日本語教育の事業をやっていて、これは文化庁の補助で行われているというふうに思うんですけれども、やはりそれだけで本当に足りるのだろうかなと。総社市としても、手厚くもっとサポートをして日本語を学んでいただきたいというふうに私は思うんですけれども、そのお考えはどうでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) おっしゃるとおりで、日本語教育ということをやっていきましょうということがこれからテーマになります。 議員おっしゃるように、実は日本語教室はベトナム人の方に対して、ベトナム語から日本語にという教え方はしておりません。日本語で全部やってるわけであります。日本語教室というよりか、総社の住み方のオリエンテーション的な、そういうことになっておりますので、それはそれとしてきっちりやっていくと。 それからもう一つは、配偶者であるとか、子どもであるとか、もう全く日本語がしゃべれない方が何人いるんですか、その方々に対するサービスはどうなのかという2本立てでやっていかなければいけないと。2本立ての全く分からない人の対応の方がお金がかかるし、難しいんですけれども、これはどこの自治体もやっている問題ではなくて、それはスルーしているわけであって、そこまできめ細かにできる多文化共生というのを我々は目指していくべきだと考えております。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 ちょっと確認なんですけど、外国人の外国語がしゃべれる譚さんであるとか、ほかにもいらっしゃると思います。英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語の通訳の方はいらっしゃると。ただ、さっき言いました半分以上がベトナムだと。ベトナム語の通訳というか、コミュニケーションがとれる方というのは、専属の方はいらっしゃるんでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(加藤保博君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして私の方から現状をお伝えさせていただきます。 現在ベトナム語で通訳できる方、相談を受け入れる方を募集しているところでございます。なかなかベトナム語を話せる方が、まず最初に企業の方へ優先的に今採用されてる状況でございまして、こちらとしてもいろいろいい方を探しているところでございます。 今お一人ですけど、ちょっと候補生のような方がいらっしゃいますので、うまくいけば近々にはそういう方が採用できるかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 外国人の方の半分以上はベトナムの方でありますから、今は多分引き合いというか、取り合いみたいな形になっていると思うんですけれども、引き続いてこれは募集をしていただきたいなというふうに思っております。 多文化共生の失敗例がやはり今一番国会で問題になっている、いろんな諸問題につながるんだと思うので、そこをやっぱりいかになくして、総社市として外国の方と楽しく、日本の文化に溶け込んで暮らしていただけるかというのが重要だと思うので、そういう意味ではやっぱりコミュニケーションが一番課題として、外国の方はこれを支援してもらいたいんだというアンケート結果もありますから、そこをやはり手厚くやっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 最後の質問なんですけれども、外国人が地域活動とか町内会活動に参加しやすい仕組みづくりが必要と考えるが、インセンティブなどを加えて、こういう地域参加を促すことはできないかということなんですけども、これ先ほど萱野議員が言いました、本当にもうそのようなことを私も考えておりまして、やっぱり地域といかに外国の方が接する機会がたくさんあるかによって、外国の人も日本って国、暮らしやすいよと、だからもっと日本に行って働けば楽しいよみたいな、それが本当の共生だと思うので、こういう地域活動であるとか町内会活動に、そもそも総社市の中で外国の方が参加している例とか、そういうことはありますか、お尋ねをいたします。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) かなりありますので、ちょっと担当部長の方から答弁をいたします、具体例があれば。 ○議長(加藤保博君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(新谷秀樹君) 命によりまして私の方から例を答弁させていただきます。 地域行事の参加事例といたしまして、市内企業に勤めるベトナム人の技能実習生の方、社宅がある周辺の自治会の方と一緒に話し合いをして、草刈りの作業というところへ参加しようというような呼びかけに応じて、5人程度の方が実際に草刈り作業に参加したという例はございます。こういったことを引き続き企業の側、それからベトナム人の側、両方の方に御理解いただきながら、そういう地域行事の参加と合わせてコミュニティという部分も形成していきたいというふうに考えております。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) まさしく地域の課題である、さっきの草刈りにベトナムの方も参加した事例があるということでありますから、それをいきなりしろというのではなくて、やっぱり何か地域に溶け込むようなことを受入側としてもしていただいて、それがいずれは地域のためになるみたいな、そういう流れができたら非常にすばらしいことだと思うので、その流れを作るために、インセンティブって書いてありますけれども、これ何でもかんでもお金をつけるのがいいとはもちろん思わないんですが、例えば企業から協賛を募ったりだとか、もしくは自由枠交付金に今でも外国人の方に上乗せというか、外国人の方も算定していると思いますけれども、さらにこの地域活動を積極的にやるような地域にはそういうプラスアルファを、自由枠交付金を多少なりとも上乗せするとか、そういうことはできないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(加藤保博君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 非常にいいアイデアだとは思うんですけど、外国人の方にもプライドがあったりしましょうし、自分を入れることによって何か特別に何か値段が上がっていくというのは、それは非常に難しいことだからということも逆に傷つけたりしないかということとか、それから川西の方にはもうほとんど外国人がいませんから、いないところはどうなるということもあったりしましょうし、僕も何か公務員みたいなことを言っておりますが、本当にどうにか混在化できるような方法があれば、これは本当にどんどん取り入れてまいりたいと思いますので、ちょっと考えさせていただきたいと思います。 ○議長(加藤保博君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) すみません、もう質問は以上なんですけれども、やっぱり企業の側としても、外国人の方が総社に集まってきやすい状況を作って、人も入りやすい状況を作れば、企業も多分プラスだと思いますし、そうなると外国人の方をさらに地域が受け入れるようになれば、地域にとっても、さっきの萱野議員の話じゃないですけど、プラスですし、企業の側は企業の側で、外国人が住みやすい総社市なので人が集まりやすいと、そうなると企業にもメリットはあるので、できたら企業の方からも多少協力をいただいて、何も住んでる地域じゃなくても、川西に例えばベトナムの方に行ってもらって溶け込むような活動に参加してもらってもいいのではないかなと思うんで、そこはそういうようなこともできないかなと思って質問はしたんですけれど、今後そういうことも考えながら対応していただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤保博君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。 6日の本会議は午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。              散会 午後4時35分...