総社市議会 2015-03-09
03月09日-04号
平成27年 3月定例会 平成27年3月
定例総社市議会会議録(第4号) 〇平成27年3月9日(月曜日)1. 開 議 平成27年3月9日 午前10時 0分2. 散 会 平成27年3月9日 午後 5時24分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名 出席議員 1番 萱野 哲也 2番 三宅 啓介 3番 岡崎 亨一 4番 深見 昌宏 5番 小川 進一 6番 高谷 幸男 7番 小西 義已 8番 難波 正吾 9番 小西 利一 10番 津神謙太郎 11番 村木 理英 12番 頓宮美津子 13番 赤澤 康宏 14番 片岡 茂夫 15番 塩見 禎章 16番 名木田正昭 17番 加藤 保博 18番 笠原 武士 19番 根馬 和子 20番 荒木 勝美 21番 山口 久子 22番 劒持 堅吾 23番 大熊 公平 24番 西森 頼夫4. 職務のため議場に出席した
議会事務局職員の職氏名
議会事務局長 守 安 正 道 同 次長 岡 本 武 司 同 議事係長 赤 木 郁 哉 同
庶務調査係主任西 槇 昌 志5. 説明のため出席した者の職氏名 市長 片 岡 聡 一 副市長 荒 木 政 廣
政策監兼建設部長風 早 俊 昭 総務部長 難 波 道 好 総務部参与 横 田 修
市民環境部長 長 江 章 行
保健福祉部長 松 川 伸 治 産業部長 中 島 邦 夫 水道部長 谷 井 武 夫
教育委員会委員長林 直 人 教育長 山 中 栄 輔 教育次長 矢 吹 政 行 消防長 佐 田 明
選挙管理委員会委員長 小見山 岩 男 総務課長 難 波 敏 文
選挙管理委員会事務局長 風 早 秀 伸6. 本日の議事日程 第1 一般質問 第2 議案第43号及び議案第44号上程──提案理由の説明 第3 諸議案質疑 第4
一般会計予算審査特別委員会の設置について 第5 諸
議案委員会付託 第6 陳情上程──委員会付託7. 議事経過の概要 次のとおり 開議 午前10時0分
○議長(劒持堅吾君) ただいまの出席24名全員であります。 では、これより会議を開きます。 まず、当局から発言の訂正を求められていますので、これを許可します。
市民環境部長。 〔
市民環境部長 長江章行君 登壇〕
◎
市民環境部長(長江章行君) 失礼いたします。 15番塩見議員の一般質問の際に、防犯灯の設置について塩見議員より、電柱のピッチは50m間隔だと思うが、40m間隔で施行するのかとの趣旨の御質問に対しまして、40mと聞いておりますと答弁いたしましたが、電柱のピッチは塩見議員のおっしゃるとおり、基本的に50m間隔でございまして、40mピッチで予算は積算しているとの意味で御答弁をいたしました。訂正しておわびを申し上げます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第1 一般質問
○議長(劒持堅吾君) では、日程第1、一般質問を先週に引き続き行います。 本日は、岡崎亨一君から西森頼夫君までの5人の予定で進めてまいります。 まず、3番岡崎亨一君の質問を許します。 3番岡崎亨一君。 〔3番 岡崎亨一君 登壇〕
◆3番(岡崎亨一君) 皆様、おはようございます。公明党の岡崎亨一でございます。
一般質問最終日でございますので、爽やかに
トップバッターとして行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。 議長より、発言の許可をいただきまして、通告に従いまして大きく3点について質問をさせていただきます。 まず1点目は、市内の
雇用促進住宅について、市長にお伺いいたします。 この質問は、入居者の方から
独立行政法人高齢・障害・
求職者雇用支援機構より、平成33年の住宅廃止と、総社市として機構から譲渡を受ける意思がないとの書面が届いたことによります。市長、
雇用促進住宅とはいえ、市民が居住している市内3カ所の
雇用促進住宅について、現状は御存じでしょうか、お教えください。
○議長(劒持堅吾君) 市長。 〔市長 片岡聡一君 登壇〕
◎市長(片岡聡一君) 岡崎議員の御質問にお答えをいたします。 従来から、市営住宅の劣悪さについて深い認識をお持ちで、ずっと御質問を受けておりました。今回も
雇用促進住宅、国に資する住宅でございますけれども、必ずしも環境が良いとは言えない、大変老朽化してきております。これも事実でございます。現在、上原地区と真壁地区と井尻野地区、3地区ございまして、平成27年1月1日のデータによりますと、全体で480戸ございまして、そのうち入居率68.3%で、328戸、780人の方が
雇用促進住宅にお住まいでございます。その環境は、必ずしも老朽化によって困難があるということは承知いたしております。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 市長答弁なさって、平成27年1月のデータでありますけれども、全体でそのような状況は知っておりますが、ここでちょっと個別に上げさせていただきますと、真壁住宅の入居率が85%、井尻野住宅が64%、上原住宅が55%のようでございまして、どこも5階建てで階段で上りおりをされてる住宅でございます。また、耐震についてでありますけども、これもちょっと
独立行政法人の方にお伺いをいたしました。これは、当然昭和56年からの新耐震基準の震度6強以上の地震で倒れない住宅としての耐震診断でありますけども、真壁は平成19年に工事が終了、井尻野は平成18年に1、2号棟が工事が終了、3、4号棟は耐震診断で問題がなし、上原もその診断で全て問題なしとのことでありました。 ここで、最初に申し上げました独立法人からの入居者の皆様への内容に戻りますが、文面の中に、今般
地方公共団体に譲り受けの最終意向確認を行ったところ、
地方公共団体からの取得の意向はないとの回答でしたとあります。市長、その譲渡折衝の状況が分かればお聞かせ願いますでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 確かに、
雇用促進住宅、国の施設に住んでいながら、実は総社市民であって、一番身近なのは総社市役所でございます。そのお気持ちも痛いほどよく分かりますけれども、いきなり国の方から平成33年に終わるというふうに言われて、買わないか、そういうふうに言われるんですが、これは我々よく協議の結果、今
ファシリティマネジメントといいまして、できるだけ公共団体が箱物を持たないように、今まで合併で新たな建物が増えた場合、これを全部ひっかぶっていたら、将来的に成り立っていかなくなる。その財政を見込んだ上で、
雇用促進住宅についてはこの3地区を全部総社が買いましょうと、全部維持管理して、これから我々が運営しましょうというのは総社市として非常につらいものがあるので、丁重にお断りをしたところでございます。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 分かりました。 買取りについての概算額の提示とかはなかったですね。意向の調査だけですね。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君) 産業部長。
◎産業部長(中島邦夫君) 具体的な金額明示はございませんでした。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 当然、我が市の市営住宅の老朽化がまず先であるとは思っております。ですけど、日本の自治体の中には定住促進に使うために
雇用促進住宅を買い取ったという例もございます。ちょっと上げさせていただきますけども、石川県の羽咋市、人口約2万2,000人ほどの小さなところでありますが、羽咋市も市営住宅をお持ちでしたけれども、今現在その
雇用促進住宅を買い取られまして、市外からの転入者は家賃を5,000円引きをされております。これホームページにも載っておりますけども、どこの自治体も先ほど申し上げたとおり同じですが、市営住宅の老朽化問題を抱えており、
ファシリティマネジメント、公共施設の有効活用という部分から非常にその維持が難しくなってきておるところであります。ですけども、羽咋市はその金額が、買取り金額です、想定の3分の1であった。財政再建を新たな市営住宅の建設を推しはかった場合、
雇用促進住宅の購入を決めたようであります。 本日、
建設消防委員会の市営住宅の資料を頂戴をいたしました。様々な市営住宅の名前が維持管理の中で次期用途、廃止または他住宅に集約という形でうたわれております。先ほど申し上げましたとおり、
独立行政法人からの文書には、民間事業者への売却も含んで、譲渡廃止期間の平成33年度までにしっかり取り組んでまいりますと書かれております。総社市における市営住宅の更新問題、またこれから合併による国からの交付税が減額していく中、財政状況は厳しさを増していきますが、入居されている市民の方のためにも、不安を解消できる方法を是非とも模索をしていただきたいと切に願うところでありますが、市長、平成33年度末までには約7年ございます。ぎりぎりまで引っ張るのはいかがなものかなと思いますが、一度買取り意思はないと返事をされておりますが、今後市営住宅の整備も含めて、この10月にも市長の選挙がございますけれども、恐らく3期目も私はやられるんじゃないかなと期待をしておるところでございますが、その中で検討、可能性は非常に名言は厳しい部分とは思いますが、今のところいかがなものでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君)
雇用促進住宅側には、これは向こうの法人の方針として、これを民間にどうかというふうな投げかけをすると思うんですけれども、その進捗状況なりをよく確認して伝える責任は市としてあろうかと思いますので、それは役割を果たしていきたいと思います。これは、国のことだといってほっぽらかしてしまえばそれでいいかもしれませんが、議員お尋ねのように、住んでいらっしゃる方々の不安感というのは、そういうことで払拭していかなければならないと思います。で、最初言われたように、この
雇用促進住宅を買い取って、そこに市営住宅を入れ込むということを考えないかについてでございますが、これは7年ありますから、時代は変わっていくかもしれないので、全く考えないということではございませんけれども、一つの考え方として、あるとは思いますけれども、やはり
雇用促進住宅と市営住宅の性質がまるで違っていて、やっぱり市営住宅に住まれていらっしゃる方々の入り方というのは、ちょっと違うので、それを一緒のフィールドで考えるというのは非常に難しい部分はあるということは申し伝えておきたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 分かりました。 当然、今
雇用促進住宅に入られてる方々は、もうほとんどが普通借家契約、2年ごとの契約でございますので、市営住宅に入られてる方々とは当然契約状態も違いますし、入居方法も違います。保証人の数も違います。そういったところで、ハードルがあるかと思いますが、一応平成33年度末までには7年あるというところで、是非とも市民の皆様の不安の解消はしていただきたいなと思います。これも最後にお願いでございます。大変費用のかかる部分でございますので、何とかしろというふうには、これは国の施策がもう半ばごり押しの部分がございます。非常に
雇用促進住宅を作り過ぎたと、時代背景がそうであったように、
高度経済成長時代にもとは官公の労働者向けに作られた部分がございますので、非常に厳しいかと思いますが、是非とも民間事業の間に立ったり、様々な方法を模索しながら御検討願いたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に移らせていただきます。 2点目の工事入札についてお伺いをいたします。
官製談合違反事件がございまして、新たな入札方式で進められている、ここでは指名競争並びに
一般競争入札の状況はいかがでしょうか、お教えください。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) まず、件数であるとか数字的なデータについては担当部長から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君) 総務部長。
◎総務部長(難波道好君) 命によりまして、私の方から御答弁させていただきます。 平成26年度の状況でございますけれども、今年度の2月末までの合計で申しますと、
一般競争入札が11件、
指名競争入札が210件の合計221件ということでございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) その中で、入札不調はございましたね。3件あったように思いますけども、7月に1件、8月に1件、今年の1月に1件だったように記憶をしております。主に、駅南区画の
ブロック整地工事が2件、また交通安全施設の区画線の設置工事が1件と思われますが、その原因は何があったか分析できておりますでしょうか、お教えください。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) この
最低制限価格の設定をこれまで以上に非常に厳しくしておりまして、公示価格に工事の基準率と変動率というものを掛け合わせて算定されるわけですが、変動率はマイナス約4%からプラス約4%の範囲の中で、電子くじ199通りのパターンでくじ引き方式ということになっておりまして、それを全て下回ってしまったということによります。ですから、そこら辺の今回のこれまでの
官製談合事件を受けて、いかにここの部分を非常に取りにくい、特定の業者が取るということはもう不可能であるというようなことを仕組みとして決めているということによって、できてきた状況でございます。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 今、市長がおっしゃいました
最低制限落札価格、次に移りますけども、これ
入札等監視委員会から指摘がございましたよね。
最低制限落札価格、いわゆる業者が決めた、その価格の在り方を監視委員会がちょっと民間目線ではないんじゃないかというところがありました。その辺についていかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) いろんな考え方がございまして、じゃあ
最低制限価格をもうそもそも置かないかと、もうそんなものはなしにしてフリーでやらないかと、これをやると、もう本当に弱い会社は一件も取れなくなってしまいます。そういう中で、より整合性があり、より透明性がある公平なやり方ということで、今回このやり方をとって、プラス4、マイナス4というところで199通りということをやっております。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 民間同士では、やはり当然安価な業者に行くんですね。私も2年前はサラリーマンをしておりましたので、とにかくメーカーとタイアップをしまして、資材調達、購買の窓口で、もう今の時代はカウンターから中には当然は入れませんから、もう1対1のやり取りでその場でメーカーと連絡をし合って、いかにその仕事を取るか、取らなければゼロでありますし、利益率を残しながらどこまで粘れるか、昔から半値八掛けのような話もございますけれども、民間はそこまでやっぱり必死になって仕事を取りに来るわけですね。総務省の低
入札価格調査制度、
最低制限価格制度に対する文言も見ました。先ほど市長がおっしゃったとおり、我が市も当然決めておりますけれども、総社市の今設計価格は公開されておりますよね。業者の方もそれを知っとる限りには、そこから入札価格をはじいてるわけですから、やはり
最低制限落札価格というのが余りにも現況とは今の時代とはかけ離れているんじゃないかなと。民間がそこまで努力をするというんですから、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) これ、議員がおっしゃるとおりです。民間の努力によって、公平なフェアプレーを全て行っていれば、今やってることは民間を信用していないということになるかもしれません。しかし、我々がやはり過去に立ち戻って、もう一回いま一度思い起こさなければいけないことは、職員の立場ある者が設計価格を業者側に漏らし、そのコンピューターソフトによって落札価格を類推し、極めて低価で安価ですれすれで落札したという事件がずっと行われていたとすれば、ここはいろいろありますけれども、業者の方を信用しないわけではございませんけれども、今のプラ・マイ4%掛ける199分の1というところに、しばらくはこの制度を続けた上で、業者の方々の声を聞くと、その後ですね。それが、今我々が立ち上がっていく上での今の段階ではなかろうかというふうに思っておりますので、それは議員がおっしゃるとおり、皆汗をかいてちゃんと計算して類推して、そしてこの入札に備えるわけですから、その努力というのを我々は決して理解していないわけではございません。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 今、市長おっしゃった民間業者の方がはじくに至っては汗をかいていると。最近の時代の流れで、見積りは無料だというところが多々ございますけれども、やはり裏には皆さん必死になって従業員のために仕事を取ろうと、我が仕事の発展のためにも頑張ろうとしておられるわけですから、
官製談合違反事件が起こっての間際の年度でございますので、
最低制限落札価格はよくよく吟味をしていただきながら、やはり入札についても業者も動き、職員も動いてるわけですから、そこには陰のコストがかかっておると、そういう意識はやっぱりこれからも持ち続けていただきまして、よくよく将来的な御検討を願いたいと思っております。 次の入札の時期的な平準化をどのように考えるかについてでございますが、平成26年度の工事入札を見ますと、月によって少ない月は5月の4件、多いのは10月の42件と約10倍の差が出ております。材料が高騰して人手不足もある中で、年度末に工期が集中し、いまだに新年度になると仕事が一気に減少するといった状況が起こっておりますが、この時期的な平準化の解消の手だてはいかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) おっしゃるとおりです。よくお役所仕事というふうに何か言われて、何か年度末になると工事がもうわあっとなって、あれは予算を使わないと次の予算がつかないからやっているみたいな変なうわさがございますけれども、これは決していいわけではありませんで、平準化というのはやっていかなければなりません。ですから、やっぱり年度当初からの工事発注のスタンバイであるとか、債務負担行為を行うであるとか、様々なやり方を行いながら、工事の平準化というのはやっぱりやっていかなければいけない。それは、翻って言えば、業者のためにもなるわけでございますんで、それは考えてやっていきたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 是非とも、時期的な工期の集中を軽減をしていただきまして、予測できない資材不足を招いた場合など、工期の柔軟な変更はできるように対応をお願いしたいと思っております。これは、国の方でも我が公明党の
太田国土交通大臣もそのように申しておりましたので、是非とも入札の時期の平準化はお願いをしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後の質問に移らせていただきます。 教育長に、我が市の市立図書館についてお伺いをいたします。 私は、昨年富山県の立山町の平成24年竣工の図書館を視察をしてまいりました。ここは、立山連峰を見渡せる場所に位置をしておりまして、図書館と私鉄の駅と交流センター、保健センターの複合施設も一緒になっておりました。ITも進んでおりまして、自動貸出機までございました。 我が市の市立図書館は、竣工して30年以上がたっておりますが、最新とは当然言えないわけでありますが、市民の皆様から私も様々な要望をいただいております。そこで、図書館の年代別の利用者などは把握していらっしゃいますでしょうか、お伺いします。
○議長(劒持堅吾君) 教育長。 〔教育長 山中栄輔君 登壇〕
◎教育長(山中栄輔君) 岡崎議員の御質問にお答えいたします。 図書館の今利用人数は年間で7万4,500人、正確に言うと、7万4,526名、60歳以上は一番多くて利用人数が35%、それから40歳から49歳がその次で19%、それから30歳から39歳が15%、小学生以下が11%と大体それぐらいの年代になってます。 それから、貸出しの本の数が38万5,503冊、年間であります。一番たくさん借りている年代が、年代というか内容が児童書です。37.5%、その次が絵本と紙芝居、これが20.5%でございます。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) ありがとうございます。やはり、高齢の方々の利用と小さなお子さんを連れたお母さん方の利用が多いというふうに私も認識をしております。 お母さん方から様々な要望をいただきました。先日、私も図書館にも伺いました。やはり、今1階にあるえほんのもり、この間は行きましたら、子どもたちではなくて中学生の子たちがスマホを持ってちょっとたむろをしておりました。御高齢の方もえほんのもりの中にいらっしゃいました。2階にも上がり、3階は上がれなかったんですけども、様々見させていただきました。私も、いろんな要望が先ほどあると、お声があるというふうにお話をしましたけれども、見てもやはり実際に問題がある箇所は感じております。それらを含めまして、当局側として施設的な問題を把握していればお教えください。
○議長(劒持堅吾君) 教育長。
◎教育長(山中栄輔君) 図書館の場合は、かなり古くなってきてるんですけども、幅広い年代層に使われてるということは事実でありまして、2点ほど問題があると認識しておりますが、一つは高齢者とか、それから車椅子の方、それからベビーカーの利用される方等が階段しかないもんですから、なかなか難しい。上へ上がるのがですね。それで、エレベーターが必要だなというふうに一つ思っております。 もう一点は先ほど議員御指摘がありましたように、子どもたちと大人が同じフロアでいると。したがいまして、うるさいというクレームを聞いております。これを何とか二つの部分に分けたいと、この2点が今認識している課題でございます。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) そうですよね。やはり、えほんのもりの位置的な問題、読み聞かせのときには閉めて使われておりますが、通常は開いて使われておりますね。また、2階へ行きますと、中学生、高校生が使う学習室がございますね。明るさはどうなんでしょうかね。私は非常に暗いように感じをしました。また、2階の事務処理室からは学習室はうまく見えないんじゃないかなというふうに思いました。また、トイレのにおいの問題も聞いております。 先ほど申し上げました富山県の立山町図書館は、一般書と児童書が階が別に設定してあるんですね。お声を聞きました。お母さん方が気兼ねなく、エレベーターも当然平成24年竣工ですからあるんですが、利用可能だということで、先ほど教育長がおっしゃった問題点の解決策といいますか、市民の皆様の要望への対応は今後計画的にどのようにお考えでしょうか、お教えください。
○議長(劒持堅吾君) 教育長。
◎教育長(山中栄輔君) 施設の改善策の話だと思いますが、この市制10周年記念事業の一環として、図書館のリフレッシュじゃないですけども、機能アップを考えております。今回の議会にも予算を申請しております。その一つは、利用スペースを分けるという、1階を大人専用、2階を子どもたち用、特にキッズルームを設けまして、このキッズルームは今会議室がありますけれども、あの会議室をキッズルームに当てて分離したいと。1階と2階をそういうふうに分けるということと、ちょっと書庫が足りませんので3階の展示室を書庫にする。視聴覚教室も少し改装しまして、会議室にいろいろ使えるようにしたいと。エレベーターも東側の入口を作って、向こうから上がれるようにしたいというふうに考えてます。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) ありがとうございます。 今回の平成27年度当初予算に、特に図書館のエレベーターの設置等の予算も計上しておりました。これについては、私の先輩の丹下氏も大変喜んでおりました。また、今の図書館の合併10年展示も大変工夫を1階でされておりました。司書の方々の御苦労も大変有り難いと思っております。先ほど申し上げました明るさが足りないと思いますが、教育長、いかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 教育長。
◎教育長(山中栄輔君) 議員のおっしゃったとおりでありまして、あのスペースも書棚の場所を変えたりするのと照明も含めて、全般的にもう少しコンディションのいい状態にこの改造工事でやりたいと。 もう一つは、トイレももう少し脱臭装置も付けたり、きちっとしたトイレに変えたいと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 今後、財政が厳しくなる中でありますので、計画的な施設の充実をお願いをしたいと思っております。30年を過ぎて、市立図書館が何年後に新築なのかどうか分かりませんけども、めたらやったらに毎年改善はできないと当然思っております。ですけども、そこから市民の皆様の要望を吸い上げて計画的に、これが我が市における一番今苦手な部分ではないかなと思っておるのですが、様々な公共施設がある中で、その施設をうまく時代にマッチした形に改善していくのは非常に財政的に難しい部分があるかと思いますが、市制10年、20年、30年といったところで、今ある方々の中で是非ともそういった計画的な、30年後、自分がもうこの世に存在しないじゃなくて、今の席にいないじゃなくて、将来にわたる皆さんが安心できる計画的な市立図書館の運営を切に私は願っておりますので、どうか明るい、LEDなんか検討されましたかね。それも含めて、明るい図書館、希望あふれる図書館にしていただきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さんの質問に入る前に、この際私より申し上げます。 頓宮美津子さんから一般質問に際し、議場へのパネルの持ち込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、12番頓宮美津子さんの質問を許します。 12番頓宮美津子さん。 〔12番 頓宮美津子君 登壇〕
◆12番(頓宮美津子君) 議長より発言のお許しをいただきました公明党の頓宮美津子でございます。 今、岡崎議員が大変爽やかにスマートに進められましたので、2番手の私もしっかりと頑張ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 今回は大きくは2点、公明党が大変力を入れておりますがん対策について、そして子育て支援についてお尋ねいたします。 まず最初のがん対策についてであります。 現在、我が国の死亡原因の1位はがんでございます。これは、多くの国民がもう周知をしている事実でありますが、今や2人に1人が生涯がんにかかり、男性は4人に1人、女性は6人に1人ががんで亡くなると言われています。私のしゅうとも昨年肺がんで亡くなりました。昔は、がんといえば恐ろしい病気で、宣告されただけでがあんときてしまうというような死に至る病でございました。特に、胃がんは40年前までは断トツ1位でございました。今は医療技術の進歩、また早期発見から死亡率は減少しましたが、罹患率はがんにかかる率ですね。それは、いまだに第1位でございます。また、今後高齢者を中心に増加が予想されているところであります。 そこで、本市におけるがんの罹患率、死亡率をお教えください。
○議長(劒持堅吾君) 市長。 〔市長 片岡聡一君 登壇〕
◎市長(片岡聡一君) 頓宮議員の御質問にお答えをいたします。 確かに、がんが大変脅威の病気であるということは紛れもない事実でございます。人口10万人に対するがんの罹患数ですが、総社市におきましては男性で一番高いのが胃がん、87.4人、10万人に対してです。2番目に肺がんで77.1人、3番目に大腸がんで59.6人、ちなみに胃がんは県の76.2人よりも高いという数値が総社で出ております。女性で一番高いのは乳がんでございまして、10万人に対して77.9人、2番目に大腸がんで46.5人、3番目は子宮がんで44.2人でございます。 こういうことになっておりますが、この死亡者数で言いますと、平成24年の死亡者676人、総社市内で亡くなられておられますが、がんによる死亡者数は188人でございまして、まさしく死因の第1位ということでございます。その188人の内訳につきましては、1番が肺がんで36名、2番が胃がんで31名、3番目が膵臓がんで21名、4番目に肝臓がんで14人ということになっております。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) ありがとうございます。全国的にも、今胃がんを抜いて肺がんが多いのですが、総社市はいまだに胃がんが多いということで、大変ちょっと驚いているところでございます。 次に移りますが、本来、予算に関わる質問は3月にするべきではないと私自身も思っておりますが、今回補正予算を見たときに、高額医療4,000万円、ほかの医療費が大変膨らんでおりまして、それを見たときに大変多くの方が病気で苦しんでいる、そう思うと、とにかく予防に力を入れなければいけないのではないかというふうに、それが急務だと考えたところであります。 先ほども、今後高齢者に増加が予想されるというふうに申しましたが、胃がんは若年層には減少しているのですが、人口の高齢化によって年とともに激増しているわけです。その理由としましては、団塊の世代が胃がん発生のピークを迎える2020年頃には死亡者数は7万人に達するというふうに言われています。あと5年後にそれが全国的には訪れるだろうと予想されているわけですが、現在でがん死亡者の80%が65歳以上で、先ほど年齢別はお聞きしておりませんが、これは幼少期にがんの因子と言われているピロリ菌感染を受けた戦前生まれの世代が胃がんの発生しやすい老年期を迎えているということにその理由があるそうであります。国の方でも、このゆゆしき問題に平成18年にがん対策基本法、平成19年にがん対策基本計画が策定されて、ピロリ菌除菌、今胃がんの第一因子であると言われているピロリ菌の除菌、更には慢性胃炎にまで保険が適用されるようになりました。これは非常に公明党が力を入れたところでございますが、そこで胃がんの発生に最も深く関わっていると言われるピロリ菌感染の有無と、血清ペプシノーゲン値によって測定する胃の粘膜の萎縮度によってかかりやすいかどうかのリスクを判定するABC検診という新しい検診法があります。そこで、この胃がん検診のABC検診の導入をしてはどうかとお聞きいたします。いかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) さきの議会で子宮頸がんワクチンとHPVを頓宮議員の御提案で可決成立していただいたばかりでございますけど、確かにピロリ菌というものが胃がんの要因として非常に高いとよく言われておりますので、これ今後の検討課題として捉えさせていただければと思います。 年間に胃がんの検診を受けられる方が2,600名総社市内にいらっしゃいまして、このABC検診をやるとすれば、1件約4,200円かかりまして、単純に4,200円と2,600人を掛け合わせると約1,000万円ちょっとぐらいになってまいります。その功罪というのはやはり早くに見付けてよかろうというのもありますし、これは今後の検討課題で、もう一方で2,600名が多いか少ないかというと、これは少ないと考えざるを得ないんで、検診率を高めていくところにもうちょっと手厚くした方がいいのかという考え方もございますし、最終的には内視鏡検査のところにいくわけでありまして、内視鏡検査の率も高めていくということも一つの手だてであるというふうには思っております。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) お金のかかると、新たに検診を導入するとお金のかかるということはよく分かっております。 ABC検診とは、当局もよく御存じだと思いますが、このケーブルテレビを御覧の皆様にABC検診とは何ぞやということで、簡単に血液を採取をして、その血液によってA段階、B段階、C段階、これはもうD群、E群まで書いてありますが、こういうふうにABCにかかりやすい差を判断をするということでABC検診と言ってるわけであります。 今もうずうっと胃がん検診といえばバリウムを飲んで、最近のバリウムはまた360度何か回転をしてぐるぐるぐるぐるやっていくわけですけれど、もう私もバリウム検査はとても気持ちが悪くなりまして、もうその日のうちに吐いてしまったりとかするので、ちょっと昨年の検診ではピロリ菌感染の方に変えさせてもらって、ピロリ菌いなかったんですけれど、やっぱり胃がん検診の受診率が低いというのはバリウムを飲むのに大変抵抗がある。飲んだ後、大変気持ちが悪いという部分もあるのではないかなあというふうに考えるわけです。 ABC検診を受診して、例えばA段階になった人はピロリ菌がありません。ペプシノーゲン値も低いです。ありません。胃がんの危険度が低いです。それから、胃の状態は胃粘膜萎縮はありません。1年間の胃がん発生頻度はほぼゼロです。それから、画像検査、いわゆる内視鏡とか次の段階の検査は不要です。ピロリ菌の除菌も不要ですと、まずこのA群に関わった人は次の検診では胃がん検診受けなくていいというふうに判断されていますので、そこで振り分けができるわけですよね。ただ、御自身が胃が痛いとか、そういう方はやっぱり個別にお医者様にかかっていただかなければいけませんけれど、ここでB群になった人、C群になった人は次の段階で、先ほど市長がおっしゃったように胃の内視鏡検査に段階に進んでいくわけですけど、そこで胃がんが発生をすれば内視鏡検査だけで手術をして、そこで治療ができるという段階まであるわけですから、非常にこれを導入することによって、例えば受診率が高まって早期発見ができれば、本当に胃がんの根絶あるいは医療費削減に期待できるというふうに言われているわけです。当初に、やっぱり検診の導入をするにはお金がかかってくるというわけでありますけど、東京の医師会は昨年7月にこのABC検診導入を提案しています。全国でもこの検診をエックス検診に合わせて任意で受診するような形で導入している自治体も増えています。 例えば、これは早くから導入している目黒区、私が生まれたところですけど目黒区、これはABC検診とエックス検診の対比をしています。受診者は目黒区ですから大変多いんですけど、3万27人、これABC検診を受診した人が3万27人、エックス線は9,611人です。この生検受診率、これが54.5%、エックス線の方がちょっと少ないですね。胃がんが発見した人数73人、エックス線は6人、胃がん発見率でいうと0.24%、エックス線は0.06%、また早期発見がん数が53人で、エックス線は1人、早期胃がん率は72.6%、16.7%、総予算が1億2,886万円、エックス線は1億2,599万円、人口でこれだけになるわけですけど、胃がんの発見するための一人頭のコスト、これが180万円で2,100万円、受診者1人検診単価は4,300円、総社市の方が先ほど聞いたら安いなとは思ったんですけど、こういうふうに最終的にかかってみると、目黒区の試算ですけど、これは2008年から2012年の5年間の数なんですけど、エックス線の方が大変費用がかかっている割には胃がんの発見率が遅い。この目黒区の研究財団にお聞きしましたら、大変このデータは確かなものであるというふうに言っていました。 また、至急ABC検診を導入している企業も大変増えておりまして、大手企業、総社市を調べたらまだやっているところはないようでありますが、そういった企業側と、またこういう行政側が連携して、胃がん撲滅にABC検診を導入することによって、将来の医療費は確かに減ってくるであろうし、先ほど振り分けてピロリ菌がいないとなれば、胃がんになるリスクが非常に少ないですので、次の検診の費用が減ってくるであろうと。例えばヤマト運輸というところはABC検診を導入しているらしいんですが、1次検診の費用が初年度、昨年ですけど、2億円削減されたというふうに報告されています。検診を受けて重篤化を避けられて、健康寿命を延ばすことができれば一番得をするのは御本人ではないかと思います。そうなっていったときに、検診がいかに大事なことなのかということが御本人が一番よくお分かりになると思うのですね。そうすれば、市長がいつもおっしゃるように、何でもかんでも助成する、補助するというのは私も賛成ではありません。まず、このABC検診できっかけを作って、そして罹患率の高い胃がんの受診率を上げて、早期発見につなげて胃がん撲滅に進めていくという一つの方途ではないかと。 そこで、先ほど言いましたように、高齢者がこれから大変進んでくるだろうという5年、例えば期限つき、この5年間に限って例えばABC導入をしましょうと。そうすると、急いで受ける方がいっぱいいらっしゃるかもしれませんけど、それで早期発見する人がたくさんできれば、私は済むのではないかと思いますし、例えばその中で国がやっているみたいに5年刻み、この5年間の間に40歳以上で40歳、45歳、50歳と、そういう年齢を刻んでいくとか、何らかの工夫をして、先ほど検討しましょうと言っていただいたので、その検討段階がしていただけたらどうかなあというふうに思うのですが、こういうことはいかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) さっきの資料を見させていただいて、なるほどと目黒区のデータなども含めて、昨日でしたか、山陽新聞に国民健康保険の平成25年度の決算ベースの各市町村のランキング表みたいなんが出てまして、大きな市は10億円を超えて一般会計から法定外繰入れを行っても赤字というような市がいっぱいある中で、総社市は法定外繰入れなしで単年で四百数十万円の黒字計上ということでございました。社会保険も含めて、一般会計の中で社会保障費が増大するというのはもう目に見えていることでございますので、それらも視野に入れながらこのABC検診をやった場合、それを補助した場合、どう変化が起こるかというのも想定しながら検討を加えていきたいと思います。議員おっしゃるように、まず検診好きとは言いませんけれども、検診に対する高い垣根みたいなのを取っ払ってあげるというのも一つの考え方だというふうに思います。僕も半年に1回検診しているんですけれども、バリウムをやめまして、バリウムも一つあるんですよ。内壁みたいなところは内視鏡では分からないところがバリウムで分かるというのもあるので、バリウムは何年かに一回はやらないといけないと言われましたけれども、僕は胃カメラを半年に1回ずつ飲んでいて、もうそんな必要ないですよみたいに言われましたけれども、胃カメラも僕は最初決死の覚悟で臨んだんですけれども、胃カメラを飲むという表現がよくない。あれは胃カメラを入れられるというふうに思い違いというのがものすごくありまして、僕はこんな大きいカメラを飲むのかと思ってたんですけれども、やっぱりそういう認識違いみたいなのがあったり、やっぱり検診に対するアレルギー感みたいなのを取っ払っていく、議員おっしゃるような工夫というのは必要なものだと認識いたしておりますので、以後検討させていただければと思います。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 ちなみに、胃がん検診にABC検診を導入しているのは岡山県では真庭市のみ、真庭市は資料いただいたんですけど、特に若い人からもう本当に予防していこうということで中学生に無料で、中学生の年代ですと、尿検査でピロリ菌が発見できるそうなんです。血液検査と同じぐらいの有効性が保たれてるということなので、希望者だけですけど、尿検査でピロリ菌発見、中学生は無料で行っていると。私は、これも一つ先進的な方法だなあとは思いましたけど、しっかりと来年の3月議会の予算の中にABC検診導入が組み込まれることを祈りまして、次の質問に移りたいと思います。 次は、通告にありますように、子育て支援の中の総社版ネウボラ構築についてということをお聞きしております。 ネウボラですが、これはフィンランド語でアドバイスの場所、アドバイスをする場所ということが意味、その語源です。出産や子どものためのネウボラは、妊娠期から就学前にかけての子どもあるいはその家族を対象とする支援制度で、かかりつけネウボラ保健師を中心とする産前産後、就学前の子育て、その切れ目のない地域拠点ワンストップそのものをネウボラ政策と指しています。少子化対策を考える日本としても、このネウボラに注目をして、今回まち・ひと・しごと創生総合戦略の中にも若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる妊娠、出産、子育ての切れ目のない支援として盛り込まれております。 そこで、総社版ネウボラをしっかり構築してはどうかということで、6点に分けて質問させていただきます。 まず1点目、本市でも相談窓口はこども課、教育委員会もそうですし、今回幼稚園、保育所が教育委員会に次年度から移りますので、窓口も教育委員会が窓口になることも多いでしょう。また、人権のまちづくり、DVのこともそうですし、またゆうゆうあるいは人権擁護センター、様々に設置をしていただいて、ある意味ワンストップになっているのがゆうゆうのところだとは思うんですけど、ほとんど相談に行くといったら目的がある場合、特に妊産婦の場合は何か届出をする、あるいは健診をするときにしか足が市役所に向かないのが現実ではないかと。私自身も全くそうでした。議員になるまでは、市役所に余り訪れたことがありませんでした。では、その妊産婦の人たちが全く悩みが、相談がないのかということはそうではないと思います。今は、母親の孤立化というのが問題になっていますので、まず1点目、母子手帳を交付された後、妊産婦と面談する機会は総社の場合何回ぐらいありますか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 出産後4カ月以内に赤ちゃん訪問とかやっておりますが、具体的には担当部長の方から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(松川伸治君) 妊産婦と面談する機会について、命によりまして私の方から数字について答弁させていただきます。 妊産婦を妊娠中と産後1年以内というふうに位置づけますと、市長が答弁されたように、まず代表的なものとしてこんにちは赤ちゃん訪問、これを4カ月以内に行っておりますので、これで1回まずあります。そのほか4カ月時、これを対象に乳児健康診査、いわゆる乳児健診と呼ばれてるもの、これで少なくとも2回、産後は制度化されてます。産前ですけれども、これは妊娠が分かってから3カ月以内にできればこども課の方に母子手帳を取りに来てくださいというふうに言ってますので、母子手帳と、あと妊婦健診のために14回のチケット、こちらが挟まれている母子保健ガイド、これを交付しておりますので、制度的にはこれで3回という回数を確保されております。そのほか必要に応じて、こども課の方では助産師ですとか、あるいは保健師、専門職が随時相談に対応しておりますので、何かお困り事があればこちらの方で応対をさせていただいてるということがあります。そのほか市役所以外にもプレママタイム、あるいはプレママ&パパタイムというものがリブなんかにありますつどいの広場、こちらで市役所職員以外の助産師等が面談もしておりますし、随時開催をされておりますので、こういった場をもろもろ活用されれば制度化された3回のほかに一定程度の回数は面談の機会が確保できるんではないかなというふうに思ってます。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 つどいの広場も4カ所設置していただいて、大変これに子育て世代のお母さんたちが行かれている姿を見ると、本当に有り難いことだなとは思うんですが、今おっしゃっていただいたように、出産後、赤ちゃん訪問事業も大変総社市の保健師さんに御尽力いただいて進めているわけですが、出産して生むまでの間に、そういうふうに御自分から来られる以外はそんなに面談することもない。このフィンランドの相談するというのは、例えばちょっと気にかかることがある、あるいは愚痴も聞いてもらいたい、何のこともないことかもしれないんですけど、そういう気軽に相談できる場所を設置しているわけです、妊娠から出産に至るまでの間の期間も。 例えば、ディズニーランドを抱える千葉県浦安市、ここは子どもが減ってきているので、市長が何とかしなければならないということで、子育て政策のネウボラというのを昨年の10月にこんにちは赤ちゃんルームとして開設をしました。この赤ちゃんルームですけど、妊産婦の母子手帳をもらいに、ある36歳の女性が行ったら、里帰りしないから大変だと思うんですよねってちょっと漏らしたところに、すぐ保健師さんが一時預かりや家事支援サービスを紹介し、愚痴でも何でもいいよ、気軽に電話してって声をかけたって、市の子育てケアマネジャーというのを設立してるそうなんですけど、何げない会話から本当の心の悩みまで進展していくことによって、今一番問題とされてる虐待も防げるのではないかということになってるわけです。今市役所のこども課の裏にパネルがありますけど、なかなか生む前の女性の不安とか、そういったことはなかなか男性には御理解いただけないかもしれませんけれど、やっぱり何かきちっとした場所を設けて、そういう本当に気軽に立ち寄れる、何かイベントとか母子健康体操とか妊婦学級とか、そういうことではなく、もう何げなく気軽に立ち寄れる場所というのがあったらいいなあと思うのですが、それは市長、どういうふうに思われますか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 市の中にそれを設置するかどうかですけれども、考えてみさせてください。ちょっとイメージが湧きにくいんですけれども。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) イメージが湧かないというのは当然だと思うんですけれども、その場所として、国が提案しているのが子育て世代包括支援センターというふうに国が名称を付けているものですけど、浦安も先ほど言ったようにネーミングは違いますけど、こんにちは赤ちゃんルームとして設定していたりしています。国は平成27年度の予算で150カ所予定をしていて、今後増やしていく予定です。子育て王国としては、岡山県の中ではどこよりも早く相談窓口を設定していってほしいなと思うんですけど、先ほど市長がおっしゃったつどいの広場、ここも一応つどいの広場は子育て中のお母さんが子どもを連れて行くんですけど、1子目ができて2子目になれば、もうお母さんも経験を積みますし、それでも1子目で手をやいていて、本当に次の妊娠、1子目が大変だった場合、2子目はどうなんだって、そういう不安なんかはつどいの広場に行き慣れてる人は、そこの人たちに相談もできますし、あれですけど、やっぱり最初の出産というのは本当に不安なんですよね。ですから、つどいの広場に新たにそれを妊産婦の相談窓口と設定してもいいですし、民間団体に、例えば「あい・あい」さんとか、ああいうところに相談窓口を委託してもいいですし、また総社の保育園、総社保育所の中にそういう総社保育所に行ってないお母さん、行ってないお子さん、上の子が幼稚園で2人目で、全てのお母さんたちがそこに行く、そこを相談窓口として設定をするという、お金をかけないで、ハード面では既存の建物や既存のところに保健師や助産師をお願いをしてとか、既にいらっしゃるところもありますし、そういう方法もあるのではないかなって。これは、国が100%の事業にはなってますけど、いつまで続くか分かりませんし、総社市としては自立を考えていくならば既存の建物を使い、既存の人たちでこの方法ができるのではないかと。でも、とりあえずこの子育て世代包括支援センターに手を挙げるお気持ちはないでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 今のところ考えていなかったんですけれども、今回機構改革をするんで、ちょっとタイミング的に逸してしまったというのがあるんですけれども、子育て支援と母子保健は従来のこども課に残して、そこの部分が議員おっしゃるところの仕事を負うということになろうかと思うんですけれども、妊娠して出産するまでの御相談事項について、どういうことができますか、ニーズも捉まえながら検討していきたいと思いますけれども、どうなんですかね、基本的にはかかりつけの産婦人科医さんとやるんでしょうかね。どうなんでしょうかねえ。そこで、子育て広場がどう機能するかとか、どうも何となくイメージが湧きにくいというのは、市役所のカウンターに私悩んでるんですけどといって来れるだろうかというふうに思っておりましたので、そういう表現を使ったんですけど、どういう形ができるか、確かに年間563人の子どもが生まれる、563人のお母さんがいらっしゃるわけなんで、どういう支援ができるかというのをちょっと考えてみたいと思いますが。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) 確かに市長がおっしゃるように、カウンターにそういう相談は行きません。やっぱり、明るくて女性が聞いてくれるというのが大事ですし、確かに妊婦健診が14回無料になりました。総社市の産婦人科は全部男の先生です。産科の先生ですから、男の先生でも仕方がなく行くわけでありますけれども、やっぱりこんなことを聞いていいのかなとか、最初の場合ですよ。私も3人生みましたから、同じお医者様でしたけど、行ったときに、その先生は大変無口で寡黙な先生でしたので、こんなことを聞いていいのかなとか、これはどうなのかなとか、そういうことが聞けないんですね、やっぱり。その当時はインターネットもありませんし、今でしたらインターネットで入れたらいろんな、私こうだったよ、ああだったよという経験なんかも見れますけど、ただそれにずうっと固執すると本当の孤立が進んでしまいますから、それもいかがなものかなとは思うんですけど、それでおしゅうとめさんに聞くのもなかなか難しいし、おしゅうとめさんも自分が子どもを産んだ時代だとすれば何十年も前ですから、感覚が違いますし、相談しても返ってくる言葉はちょっと理解ができなかったりしますし、これから定住促進で、私も東京からお嫁に来ましたので、定住促進でほかの地域から来て核家族であれば本当にお母さん孤立してしまうんじゃないかなって思うんですよね。どこにも相談が行けない、夫は仕事が忙しくて毎日夜遅く帰ってくる。そうすると、どんどんどんどんグレーになってしまって、その母親の心境というのがおなかの中にいる子どもに大変影響してくるわけですよね。それで、夫が帰ってきて何か言ったらけんかになってしまったり、夫が暴力を振るったりということもなりかねませんし、そういった本当にナイーブな部分を相談できる機関というのがあればいいかなって思うんです。 そこで、次に4番目、赤ちゃん訪問事業、先ほど部長が教えていただいた赤ちゃん訪問事業の中で、今産後訪問してますけど、産前、生む前のお母さんたちを体調どうですかって電話でもいいですし、またできればニーズがあれば訪問をしていただいて、保健師さんには大変な負担がかかると思うんですけど、そのときに家庭のことがよく分かって、例えば異常に来てもらっては困りますとか、異常に拒否するようであれば反対に疑った方が、DVとかいろんなことを疑うことも必要になってくるとは思うんですけど、ニーズがあるところにはちょっと元気がないお母さんがいれば、ちょっと訪問して何かお困り事をお聞きしましょうかということができれば、私はすごく妊産婦の、特に第1子の出産の場合は不安が解消になるのではないかなと思いますし、できればまた赤ちゃん訪問事業も1歳になるまで、頻度は減らしていいとは思いますけど、1歳になるまで同じ保健師さんがずっと関わっていってはどうかなあと思うのですが、この辺はいかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) ニーズを捉まえて、できることならやりたいと思います。何人いらっしゃいますかね、そういう方が。それで、どういうニーズがあるかも含めて、それを見極めながら、こっちも妊産婦を訪問するとなると、保健師さんの仕事量が増大して、それができるかどうかということもございますので、それらも合わせて検討したいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) 気軽に訪問できる場所が設定されたとすれば、そこに行けるお母さんはそちらに行くので、ある程度の問題は解消されるかもしれませんけど、なかなか家から一歩出られないお母さんに対しては、反対に訪問をして家庭環境や家族の状況や、そういったことを気を楽にしてあげるという方法もあるのではないかなと思うので、是非これも検討していただきたいと思います。 次に母子手帳の改善であります。 今日、母子手帳を持ってくるのを忘れちゃったんですけど、私この1月に何でここまでネウボラに固執するかといいますと、1月のネウボラにお詳しい吉備国際の高橋教授のセミナーに行ってまいりました。もう本当にセミナーを聞いて、目からうろこでした。ええって、もう本当にびっくりで、その話を聞いたときに、母子手帳って岡山市は、生むのは女性だけど、両親で見るので親子手帳だろうといってネーミングを変えたり、ちょっとA4判の大きいものにされたというのは何年か前に聞きましたけど、でも生むのは女性なので母親手帳と子ども目線の子どもの場合と母親のケアのやつと分けた方がいいのではないですかって先生に質問させていただいたら、フィンランドではもうとうに子どもと母親のケアを中心にした、分けていると言われて、ああすごいなと思いました。私自身もやっぱり東京から嫁に来て、実の母がそばにいませんから、本当にあれだったんですけど、子どもの手帳の場合は就学前、今支援を必要とする子どものためのサポートがありますけど、あれにつなげていけるような就学前までいろんな手帳が混在するのではなく、とにかく子ども手帳で就学前までその子の成長過程が記録できて、ずうっとそれを見れば関わった人が変わっても、この子はこういう育ちをしてきたんだなということが分かるような、母子手帳ってもう本当に生んで1歳ぐらいになったらほとんど使わないで、大事な記録が書いてますから大事にとってはいますけど、なかなかその後の活用もされていないんですね。あれはせっかくお金をかけて全お母さんにお配りしてますから、あれをもっと活用できるように改善してはどうかなって。例えば母子手帳の中で、前、私が議員になってすぐだったんですけど、目のことに関しても個人差があるので、1カ月でこれができます、2カ月でこれができます、3カ月でこれができますというのがお母さんは1カ月でこれができますということを見ると、2カ月のときには1カ月のことを忘れてしまいます。ですから、目の場合は個人差があるので、トータルして目のチェック項目点を作ってはどうかというのを賛同していただいて、母子手帳にお配りするときに入れていただいてるんですけど、そのほかの例えばつかまり立ちができるようになりましたとか、そういったこともなかなか、お母さんたちに伺ったんですけど、例えばちょっと支援が必要かなって思うお母さんにしてみれば、3カ月目にこれができないとチェックするようになってるんですね、できることが。これができないと、うちの子って遅れてるんじゃないかな、何か不安になるというんですね。そうではなくて、できることを何カ月目に何日目にできたかというのを記録すると、トータルでその子の成長段階がその子なりの成長段階が見えるわけです。おむつがとれたのは、例えば半年でとれないと何かうちの子駄目なのかしらと思うんではなくって、うちの子の場合はこのときにとれましたで十分納得すればお母さんの不安も解消されますから、少し母子手帳のチェックの中身なんかも変えてはどうかなあというふうに思います。 そういう意味で、子どもに固執した手帳と、就学まで使える手帳とお母さんのケアを目的とした母親手帳、そういったものも総社ならではの優秀な保健師さんたち、本当に一生懸命やっていただいて、お母さんたちに関わっていらっしゃればあるほど中身がよくお分かりになると思うので、そういったことも含めて支援が必要となる子どもでも、そうじゃない子どもでも両方使える。途中から発達障がいではないかって言われる場合でも、全然それが新たなものをもらうのではなく、トータル的にケアができる子ども手帳を作ってはどうかなと思うのですが、これも費用がかかることですから、1年ゆっくり検討していただいて平成28年度にできればと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) これは、良ければやりましょう。毎回毎回変え続けるというのもいけないので、よく考えて多くの方々の市民の意見とかお母さんの意見を聞きながら、2冊作ったらいいんであれば2冊作ったらいいと思います。それもニーズに応じて、でも一回変えたら当分変えられないと思ってくれないと、また1冊の方がいいよねというふうに言われても困るんで、よく議論して整合性が得られれば変えたらいいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 それでは、最後のブックスタート事業であります。 これも本当に議会質問でブックスタートを提案させていただいて、していただいたわけで、大変喜ばれていることでありますが、今2冊健診時に選んでいただいてるんですけど、幼少の絵本です。本来追加で就学前とか3歳児半健診のときにもう一冊ってできればそれが望ましいことでありますが、予算の関係もあるので、例えば最初にいただく、今渡しているときに1冊、どれか1冊選んでいただいて、そして3歳児半健診あるいは就学前健診のときにもう一冊、少しバージョンアップしたい本を選んでいただくというような、2回に分けてブックスタートをするのはいかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) これ、図書館が20冊選んで、その中から6冊をピックアップして、その6冊の中からお母さんが2冊を選ぶというシステムなんですが、育ちに応じて事後的にもう一冊、1冊1冊セパレーツにした方がいいというんであれば、それはもう全然やぶさかではない。これもさっきの答弁と同じように、2冊最初にいただきたいという人が多いのか、1冊1冊分けた方がいいのか、よく意見を聞いて、それのことにこだわりは全然ありませんので、よく議論して良ければやればいいと思ってます。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) ブックスタート事業そのものがそんなに60万円程度ですか、そんなにお金のかかっている事業ではありませんので、是非検討していただきたいと思います。 こうやって、いろいろ提案してまいりましたけれども、私は何でもかんでもただは良くないって市長がよくおっしゃるので、それは同じ意見です。以前遠方から田舎暮らしがしたいといって移り住んでこられた方に、若いお母さんにいろいろお話を聞きましたけど、せっかく空気のいい田舎に越してきたので病気をしない子どもに育てたいと言って、一生懸命健康に留意するようになった。そのお母さんが、でもこれからいろんなことでお金もかかってくるのでしょうから、ワンコイン受診があってもいいと思いますよって若いお母さんがおっしゃるので、私すごく感動したんです。例えばこれから、来年度の待機児童が出ますよね。これからもっともっと子どものために、私が今提案させていただいたこともお金がかかることです。でも、そういったことのために、例えばワンコイン受診を始めて、その部分を子育て政策にしますよ、保育所も作りましょう、こういうこともしましょうという提案をすれば、私はお母さんたちは御納得いただけるんではないかな。スクラップ・アンド・ビルドの精神で、新しいことのためには、そのかわりそれをよそにやるのではなく、子育てに使いますよということであれば、私はいいのではないかなって、そういうこともじっくり検討していただければいいかなと思います。 このフィンランドのネウボラですけれど、もともとは虐待防止あるいはいろんなこと、民間がやっていました。イギリス王子の第1子にもフィンランドからプレゼントが、パッケージっていって全ての子どもにすてきな贈り物があるんですけど、イギリスの第1王子にもフィンランドからプレゼントがいったそうでありますけれど、もともとはとにかく民間がやっていたことを政治家は何だそれって言っていたそうであります。でも、その中で、ある先生がずうっと研究をされていて、これは幸せな環境の中で子どもたちが育つ、幸せな気持ちでお母さんが子どもを産む、そのことが将来健康な子どもを産む、心臓疾患や精神疾患の子どもを防ぐことができるというきちっとしたデータをもってアピールをされたんです。そこに政治家がなるほどといって、それは国として政策としてしましょうって始まったのがこのフィンランドのネウボラだそうです。本当に一人でも今年間90人の子どもがゼロ歳から1歳になるまでの間に虐待で亡くなっています。つまり、4日に1人は虐待によって子どもが亡くなっている、そういったこともありますし、本当に子どもは宝だ、子育て王国ですから、これから生まれてくる子どものために、本当はパワーポイントでぴっぴっぴってやりたいんですけど、それができませんので、例えば妊産婦がいます。保健師が関わります。お医者様が関わります。地域が関わります。相談センターがあります。いろんな人が機関が妊産婦に関わってくるわけです。この地域というのは、例えば地域一括交付金の中で地域で生まれてくる子どもたちをしっかり私たちがケアしましょう、私たちもふれあいサロンでなくて、ふれあいママサロンにして、妊産婦を温かくしましょうという政策を地域が考えてくれれば、それは一括交付金の中にプラスアルファしましょうということもできるわけですよね。とにかく、総社は妊産婦の多くの人たちを守っていく、これが総社版のネウボラだということで、私はしっかりとこの1年かけて総社の、岡山県で誇る目玉となるような総社版ネウボラを構築することを切に願うわけですが、最後にもう一度市長の思いをお聞かせください。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) いいことをおっしゃいますね、本当。ワンコインで受診をして、それでそれを子どもにもし特化してやろうというふうにみんなが立ち上がったら、これはちょっと性質の違った新しい総社市になるかもしれませんですね。なかなか容易なことではございませんけれども、さっき言ったような子育てが一括交付金の中に入ってくるようなものであるとか、やっぱりもうちょっと全市的にお互いが支え合う気持ち、気概というのを持てたら、次のステージに行けるだろうというふうに思います。もう少し、それにはランニングの時間がかかるかもしれませんが、理想とするところは全く同じでございます。ありがとうございました。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) ありがとうございます。 地域を含めた、本当に総社に越してきて良かったと思ってもらえるような、そういう総社版ネウボラの構築を切に願いまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。 休憩 午前11時30分 再開 午前11時40分
○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、2番三宅啓介君の質問を許します。 2番三宅啓介君。 〔2番 三宅啓介君 登壇〕
◆2番(三宅啓介君) 議長より、発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして、大きく3項目について質問をさせていただきます。三宅です。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、早速なんですけれど、まず第1点目、義務づけられている橋りょうの定期点検についてお尋ねをいたします。 現在、高度経済成長期に作られた公共インフラに対する長寿命化の対策が行われております。平成24年12月に山梨県内の高速道路で笹子トンネルの天井板が落下をしまして、多数の犠牲者が出る、こういう痛ましい事故がありました。今、全国各地のトンネルや橋りょうでこうした老朽化の報告がされておりまして、このことを受けて昨年7月に改正されました道路法の規則で2m以上の橋であるとかトンネル、こういったものを5年に1度は管理団体が定期点検を行うように、こういうことが義務づけられたというふうに思います。 そこで、まずお伺いいたしますけれども、総社市が管理をしておりますこの定期点検の対象になる橋りょう、橋の数は一体どれぐらいあるのか。また、その他点検の対象となるトンネル等も含めまして、そうした対象のものがどれぐらいあるのか、教えていただきたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 市長。 〔市長 片岡聡一君 登壇〕
◎市長(片岡聡一君) 三宅議員の御質問にお答えを申し上げます。 総社市内でございますけれども、橋長2m以上の橋が827橋ありまして、全部で827橋ございまして、その内訳として2mから15m未満の橋が767橋、15m以上の橋が60橋ということであります。また、トンネルについては、ここに書いてないので担当部長から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君) 建設部長。
◎政策監兼建設部長(風早俊昭君) それでは、命によりまして私の方から御答弁をさせていただきます。 トンネルは一つでございます。それから、横断歩道橋が三つ、それからシェッドといいまして、トンネルをカバーするようなものが二つということになっております。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。 2m以上で15m未満の橋は767橋、15m以上の橋は60橋ほどあると。トンネルは一つ、歩道橋が三つですね。トンネルは福谷のあそこ、場所はどこですか、トンネルの場所は。歩道橋、トンネルの場所、ちょっと教えていただけますか。
○議長(劒持堅吾君) 建設部長。
◎政策監兼建設部長(風早俊昭君) トンネルは、先日点検をいたしました滝の端草田本線と申しまして、秦と福谷をつなぐ部分でございます。豪渓秦橋のちょうど下のあたりでございます。 横断歩道橋でございますが、一つは総社駅構内にございます。それから、清音駅などでございます。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。 実は私、昨年の秋に地元のNPO法人のちみちさんが主催をいたしまして、国土交通省の方々と橋の点検の業務を体験すると、こういうプロジェクトがありまして、ちょっとそれに参加をしてまいりました。国道180号線の池田に入るところの交差点に明治橋という橋があるんですが、あそこは国道なので国土交通省の管理なので、国土交通省の方々と一緒に点検作業をしてきたと、そういうことであります。 また、先月は倉敷のNPO法人さんでTEC.ECO再生機構、こういうNPO法人さんがありまして、ここが主催しております橋を守るシンポジウム、橋守シンポジウム、こういうことにも参加をしまして、橋りょうの点検についていろいろお話を伺ってまいりました。そこでお伺いしたことが、全国で点検対象の橋、この数が最も多いのは岡山県であると。岡山県内には、県や自治体が管理する橋が3万カ所以上あると、こういうことでありまして、そのうち岡山市が約1万、これ全国の自治体の中で一番だそうです。次いで、浜松市が多いんですが、3番目が倉敷市が約6,000、そういう岡山県は全国でも最も橋りょうの橋の数が多い県である。そういうことで、特に老朽化対策には今後力を入れていかなければいけないと、こういうことでありました。 それでは、2点目に続いて入るんですけれども、この定期点検の橋なんですけれども、橋にも先ほどおっしゃられました大小あると思うんですが、これから開通する新総社大橋のような大きな橋も点検対象になるでしょうし、2mぐらいの小さな橋も点検対象になると、こういうことでありますけれども、点検方法が恐らくですけれども、大きさによって随分変わってくるんだろうと思いますけれども、どのように違うのかということと、また点検する人は何か資格を持っている人、そういうことに決まりがあるのか、もしくは何か指定があるのか、そのあたりを教えていただきたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) まず、点検方法についてでございますけれども、先ほど言いましたように、多くの橋が総社市内にもあるわけでございますけれども、それはもうそれぞれでありまして、長さも違えば橋の性質が木の橋、石の橋、鉄の橋、コンクリートの橋といろいろございまして、それらも合わさったような橋もございまして、それらは全て全部一応近視、目視、近くに寄って目で見、手で触り、金づちでたたき、その音や触手によって判断をせよというものであります。この資格でありますけども、これもどうかと思うんですけど、そもそも新総社大橋の竣工が遅れている理由は、このことなんです。社会資本整備交付金がこっちに回っているから、従来の道路建設、橋りょう建設に新たなものにお金が回っていかないという現象が起こるから、2億円程度のショートが生じているわけでございますが、それにも関わらず、今国はこの要資格者についての定義がまだなされておりません。今後これらを点検する人々の人的資格について、要件が提示されると思いますけれども、今段階では国土交通省が定める道路橋定期点検要領に基づいて、ふさわしいものが行う程度のものになってございます。これは、点検を適正に行うために必要な知識及び技能を有する者がこれを行うということで、ややあやふやな定義づけになっておりまして、具体的には三つありまして、道路橋に関する相当の資格や事務経験を有するということ、それから2番目が道路橋の設計施工監理に関する相当の専門知識を有するということ、それから道路橋の点検に関する相当の技術と実務経験を有するという、その3項目を具備する者がいれば点検に値するということであります。市役所の職員が直営で行う場合は、最低でも中国地方整備局が行っております橋りょう管理実務者研修5日間を受講した者が当たるということに定めておるところであります。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。 先ほども申し上げました、新総社大橋のような長大橋と呼ばれる大きな橋は、本当に専門知識がないといけないということはよく分かるんですけれども、地域に根づいた小さな生活道路にかかる橋、2mぐらいのものであっても、今おっしゃられたような経験がないといけない、いけないというか、そういうことを求められているということでありますから、何か同じ橋においても、大きなものから小さなものまであるんですが、一つのくくりで点検するというのは何となくちょっと違和感があるというのは実際のところでありまして、そこで私が思うんですけれど、3点目に移ります。 先ほど申し上げました、NPOのTEC.ECO再生機構さんが行っているんですけれども、笠岡市では例えば笠岡工業高校の生徒さんたちと一緒に教育の一環もありますけれども、笠岡市内の橋の点検を行って話題になったと、こういう事例があります。また、一般市民に向けても、自分たちの地域の橋に興味を持ってもらおうということで、橋守サポーターということを提唱して、そういうことを養成していると、こういうことをされています。結局、市長がよく言われます自立する総社であるとか、私たちが考えて私たちが実行するまち、こうした理念の部分とこの活動というものがかなり一致するんではないか、そういうふうに思うわけでありますから、総社市でも例えばですけれども、こうした橋守サポーターみたいな地域の、例えば小さな橋は地域の方々が見て確認、点検ができるとか、そういうような柔軟な対応をして、例えばこのことが一括交付金制度の中に取り入れられて、それが地域を守ることにつながると、こういうことになれば大変すばらしいことではないかなあというふうに思うんですけれども、こうした取組は導入するといいますか、前向きに考える、こういうことはできないでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 議員おっしゃるとおりで、これだけたくさんの橋があって、これを市役所の職員が行うとか、やってみたんです、市役所の職員が直接。平均的な2m以上15m未満の橋間隔で、一つの橋について2時間ぐらいかかります。風早政策監も自分で橋の下に潜ってやった経験を持っておりますけれども、その2時間の調査よりも、それを調書にまとめて、それを整理して直すか直さないか書類整理、それを市民に告知していくこと、予算計上化していくこと、こっちの事務作業の方が膨大になってきて、これ僕は政策監にこれ市役所職員でやったらいいんじゃないのというふうに言ったんですが、それをやると普通の仕事ができなくなりますということでございました。そこで、やっぱり市民力です。この議場でも各議員さんの地元の話などから、この橋はもうそろそろじゃないかとか、そういう御提言をいただいて建て替え建て替えという改修とか、そういうのが従来型のパターンであったり、土木委員さんの声を聞いて顕著な橋、ものすごく危険度がありそうな見た目に分かるところから直していたというのが今までのことでございますが、この国の制度がこういうふうに変わった以上はやっていかなければならないんで、その橋守サポーターみたいなのがもう願ったりかなったりなんですが、国土交通省がこういうアマチュアに対してその資格を与えないという方針なんですが、今確認したところ、国土交通省の外部団体で社会資本整備審議会の中で、今どういう人物までをこの定期点検資格者に上げるかということが話し合われている最中でございます。それを見守って、もし市民橋守サポーターみたいな方々にもある程度の資格研修を受ければそれを認めようというものであれば、これはやっていくべきだというふうに思います。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。 これから、ますます自治体の財政というものは厳しくなってまいります。そして、橋の点検に関しては、やっぱり専門家の知識、経験というのももちろん必要ですけれども、一方でできることは地元でも対応してやっていくと、こういうことが総社市の未来につながると強く思っておりますから、是非そういうことができれば前向きに考えていただきたいというふうに思っております。柔軟な対応もよろしくお願いを申し上げて、次の2点目の質問に入らせていただきます。 今度は、橋ではなくて歯、歯についての質問であります。 今年も3月11日をもう間近に迎えます。東日本大震災から丸4年を迎えるわけでありますけれども、我々は決してこの大災害を忘れることはできないわけであります。さらに、これから迎えるであろう南海トラフの地震に対する防災対策、このことには特に力を入れていかなければなりませんけれども、東日本大震災では被災でお亡くなりになられた方々の身元確認において、歯医者さんも流されたために歯のカルテ、こういうものがなくなっちゃいました。当時、犠牲になられた方々の身元確認、こういうことが非常に困難であった、こういう問題点があったということは記憶に新しいことであるというふうに思います。 この実体験から、岡山県の歯科医師会では、先ほど申しました南海トラフの地震も想定をいたしまして、家族の絆プロジェクト、これで歯の記録を患者さんの了解をもらって身元確認のときに役立てると、こういう全国でも珍しい取組を行っていると、こういうことであるそうです。実は今日3月9日の山陽新聞ですけれども、岡山市の歯科医師会さんの記事が載っておりました。家族の絆プロジェクトについてであります。 これもまた今日の新聞の中に入っている広告の一部なんですけれども、総社のカルチャーセンターのニュースということの広告の中に、総社市でも吉備医師会さんがカルチャーセンターで歯の無料相談と一緒に家族の絆プロジェクトということを、これは3月15日、今週の日曜日ですか、カルチャーセンターで10時から行っておりますよと、こういうちょっとタイムリーな記事が広告がありましたので、ちょっと御紹介をさせていただきますけれども、話は戻るんですけれども、このような不幸にも家族が何らかの大規模な災害でお亡くなりになって、更に重ねて身元確認ができないような不幸の上に不幸が重なるような、こういうことだけは我々は教訓として今後避けるべきであるというふうに考えるわけであります。ですから、自治体といたしましても、こうした二重の不幸を回避をさせるという意味でも、この家族の絆プロジェクトの認知度を上げるなどのサポートで、特に医療機関を受診をしていない方というのは、こういうことを知り得る機会が少ないわけでありますから、こうした取組が行われているということを知ってもらって推進すべきであるというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 総社市内では、本当にこの家族の絆プロジェクトが浸透していない。なかなか家族の絆プロジェクトという名前が分かりにくいということもありますね。家族の絆フォトコンテストというのをやってたりしますけれども、どうも大災害とか激甚災害で身元不明者、津波に襲われてそもそも御遺体がどなたか分からないというようなことが危機感として我々にないということが最たる理由だと思いますが、ただこれ南海トラフを想定して我々も考えていかなければなりませんけれども、我々だって南海トラフが発生した場合、津波が高梁川を遡って上ってきて、川辺橋、清音を超えるあたりまで上ってくる可能性というのを認識しておりまして、我々とてそういうことが他人事ではないということなので、これは推進していかなければならないので、いろんなところで啓発していきたいと思います。 先ほどおっしゃいました、まず診断をしているかどうかみたいなことからも広げていかなければならないということなので、今年から歯科健診をこれまでの40歳以上から20歳以上に広げたようなことでもございますので、これ進めていかなければならないと認識いたしております。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。 今、市長がおっしゃられましたように、本当に岡山県は災害が少ない県である、そういうことから、やっぱりこの災害に対する県民の危機感というのは本当に小さいものであるだろうというふうに思っております。だからこそ、様々な対策というのを我々は事前に打っていかないといけないし、そのことを進めていかないといけないというふうに思っております。この活動が、家族の絆プロジェクトという活動が不幸の連鎖につながらないようになればなあというふうに思っております。総社市の協力をこれから切にお願いをいたしまして、次の質問に移らさせていただきます。
○議長(劒持堅吾君) 三宅議員の一般質問の途中ですが、お昼になりましたので、この際しばらく休憩いたします。再開は午後1時5分といたします。 休憩 午後0時4分 再開 午後1時5分
○議長(劒持堅吾君) 午前中に引き続き会議を開きます。 2番三宅啓介君の質問を許します。 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) それでは、午前中に引き続きまして三つ目の項目について質問をさせていただきます。 小学校、中学校の改築、そしてまた新設のことについてお伺いをいたします。 まず、総社小学校について、議会での一般質問でのやり取りを再度確認をいたしますと、昨年6月の議会で同僚議員の質問に、まず教育長は総社小学校は個人的には建て替えざるを得ないと考えていると、こうおっしゃられております。そして、その後9月の議会において、今度市長は改築する方向で考えていきたいと、こうおっしゃられました。そしてまた、直後の総社小学校の運動会でも市民の前で建て替えると、こういうふうに発言をされたと思います。このことを受けまして、まず教育長にお尋ねをいたしますが、総社小学校の対応については個人的な見解ではなくて、教育委員会としての方向はどうなっておられますか、教えていただきたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 教育長。 〔教育長 山中栄輔君 登壇〕
◎教育長(山中栄輔君) 三宅議員の御質問にお答えいたします。 その後、詳細検討をやりました。結論から申し上げますと、建て替える方向で教育委員会は一応議論をして、教育委員会の意見としては建て替えるということになりました。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。 それでは、今度は市長にお尋ねをいたしますけれども、その意向を受けまして、総社小学校への対応はどうするのか、再度確認をいたしまして、建て替えるということであれば、いつ何年に完成する予定なのかお尋ねをいたします。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 教育委員会の意見も踏まえまして、これから議会と議論をしていかなければなりませんけれども、一応総社小学校については新築、建て替えるということで臨みたいと思います。試算の結果、耐震工事をやるよりも建て替えた方が安くつくということでございますので、これはもう明らかに建て替えだろうという判断です。平成27年度中に基本設計、平成28年度中に実施設計、平成29年、平成30年、理想を言えばこの2カ年で新しい総社小学校を建てたい、建て替えたいと思います。これによりまして、平成27年度に総社小学校以外の公立学校が耐震化が終了いたしますので、これを最後のフィニッシュとして新築建て替えという方向で議会に提案してまいりたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) ありがとうございます。 議会ともちろんやり取りをしていかなければいけないけれども、平成29年もしか平成30年ぐらいには完成させたいと、こういうことでよろしいんですか、もう一度お願いします。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 平成29年、平成30年で完成させたいと、新しい校舎で子どもたちが学ぶという環境を整備したいと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 今年が平成27年でありますから、順調にいけば今年を含めて4年後ぐらいには完成をさせて、その次の年から生徒が入ると、新しい校舎に入るというようなイメージということでよろしいですね。分かりました。 それでは続きまして、仮称ではありますけれども、総社南中学校、このことについてもお尋ねをいたします。 まず、このことは一昨年、12月議会で教育長がおっしゃられました。西中は個人的には分離も検討する必要がある、その際、文科省が言っている500人規模が適正であると、こうおっしゃられたというふうに思います。そして、その後昨年の6月議会で、再度西中と東中はこれ以上生徒が増えると別の方法を考えざるを得ない。そして、ここ数年以内にそういうことを考えていかないといけないと、こうおっしゃられています。 今度市長はその後の9月議会で、総社東中、西中については、今後も生徒が増加していくならば、それぞれの中学校には新しい校舎を建てる土地がないので分離をして新しい学校を作る、こういうことも視野に入れて考えると、かなりのお金がかかることだが避けて通れない道であると、こうおっしゃられておられます。 そこで、まず教育長にお尋ねをいたします。 その後、教育委員会といたしましては、今度はこの中学校についてはどういう話になっているのか、まずお尋ねをいたしたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 教育長。
◎教育長(山中栄輔君) 中学校の増設に関してですが、結論からいいますと、それ以上進んでおりません。今年の1月に文科省から小・中学校の規模に関する、適正化に関する指針が一応出たんですけども、その中では大規模校、1,000人を超えるような大規模校はできるだけ集約した方がいいということがあります。その反面、もう一つは小規模校は統合しろと、小学校の場合は2クラス以上とか、そういうことになりますので、検討はしていかないといけませんけれども、今現在でどうしても必要というコンディションにはない。これ以上、教室を増やさないといけなくなれば考えざるを得ないでしょうけども、いろんな方法、学区を変えるとかという方法もありますし、いろんなことを検討して、それから次のステップになると思います。現在、昭和中学校の人員が2,000人ぐらいですから、生徒の数がですね。それが例えば2,200人とか2,300人になってくると、もう一つ要るということは避けて通れないんじゃないかというふうに思っております。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。 ちょっと、再度もう一つお尋ねをいたしますけれども、この中学校の話と同時に常盤小学校、ここもマンモス校になってきていると。教育長は常盤小学校の過去の議会での質問に対して、対応については学校の環境適正化審議会で検討をしていると、こういうふうにおっしゃられたと思いますけれども、常盤小学校の件に関しては、何かその後動きはありますでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 教育長。
◎教育長(山中栄輔君) 常盤小学校につきましては、生徒の数は微増という状態で、今度今運動場を拡張しております。それで、これ以上増えるかどうかとまあどのくらい増えるかどうかによりますけども、1,000名を超えるようだと今言った学区を変えるとか、いろんなことを考えていかないといけない。建て替えするかどうかは、その一つの選択肢ですけども、適正化委員会でもそういう結論、検討するということになっております。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) この常盤学区におきましては、市の政策といたしまして駅南の土地区画整理事業、こういうことで計画的に開発を進めていると、こういうことが随分前から分かっておりまして、今日の生徒数の増加というのは当初から分かっていたようなことだと思います。今後、計画を立てて学校の新設、このことを喫緊の課題としていただきたいと思うんですが、ちょっと再度お尋ねいたしますけれども、この計画を具体的に再度ちょっとどういう事態になったときに計画を練り直すのか、もしくは生徒数が例えばさっきおっしゃられました1,000人とか今後もどんどん増えてくると思うんですけれども、今のところその予定はないのか、具体的に検討する機会は今のところ考えていないのか、ちょっとお尋ねいたします。
○議長(劒持堅吾君) 教育長。
◎教育長(山中栄輔君) 具体的にはまだ考えておりませんが、その前にいろんなやることがあるんじゃないかと。市長の答弁にもありましたように、まちの真ん中はどんどん人口が増えて、学校も満杯でどんどん建て替えをやると、増設をすると。周辺はどんどん減っていって閉鎖していく、閉鎖に近づいていくと、これのバランスをどうとるか、英語特区というのはその一つの解の一つだと思います。あと、川西も次のステップで何か考えざるを得ないんじゃないかと思います。建て替えと増設、新しいのを作るのとそういうソフトの分とどちらがどうなのか、経済的な効果、教育的効果も含めて総合的に考える必要があると。ですから、今すぐ建て替えると、それに検討を開始するというのではなくて、人口増とにらめっこしながら、ちょっと先のことを考えてタイミングを見て考えていくと。今はどういう手段があるか、当然考えていかないといけないと思いますけど、すぐに建て替えを検討するという段階ではないと思います。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) それでは、今度は市長にお尋ねいたしますけれども、今教育長はそうおっしゃられましたけれども、今後まちづくりの重要な中心になる総合計画が新しく作られていくわけですけれども、こうしたことに学校の新設等の話は盛り込まれる予定なんでしょうが、どうなんでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 今、議会の議論の象徴的なものですね。まち・ひと・しごとと国が言っていると。もう全国浮き足だったように、増田元総務大臣の思案で人口が減っていく市は駄目だと、人口が減っていくような政策を作ってる市は駄目だと。増やすことに限りなく集中して、一人でも増やすみたいなところにどんどんお金をつぎ込んでいく、これは余りいいことではないと僕は思います。もうちょっと減ってもいいから、減ったらどういう形のセーフティネットを敷くことができるのかを議論した方が僕は政策的には正しいと思う。今まち・ひと、しごとが言ってることは、人口を増やせ増やせじゃなしに、独自政策を担保しますよということを言ってるんだと思うんですね。そういう中で我々はどういう生きる道を模索していくかなんですけれども、総社市としては総合計画の中に人口増を盛り込んでいきたい。少なくとも、向こう5年間は人口増を盛り込んでいきたいと思うんです。そのためにはそれによってもたらせられるものは盛り込んでおけということでありますので、その具体的な物言いは避けるかもしれませんけれども、増やそうと言ってるんですから、増えた場合のことは考えていかなければいけないということです。 その増えた場合のことを我々は二つ仮想する必要があると。一つは、平準化ということです。さっきの岡崎議員の工事件数の平準化みたいな話がありましたけれども、4月1日から教育総合会議の責任者は私がやることになります。基本的な考え方として、日本全国の首長も僕はそうあるべきだと思うんですが、幾ら人数が少なくても学校を閉校したら駄目だと、潰したら駄目だという精神がまずあるということ、例えば昭和でも維新でも最後の最後まであらがって、そこを潰したら駄目だと。その平準化という思想においては、何も東中ばっかし、西中ばっかしに通わなくてもいいですよ、それぞれの中学校に特性を持たせていきますから、英語が学びたい人は昭和へ行ってください、総社中学校を新たに何か作れば川西に行ってください、それで中心部が下がっていって周辺が上がっていくということができれば、僕はそれは美しきかなだと思うんです。今余りみんなに知られておりませんけれども、総社市内どこの中学校に行ってもいいルールを作っておりますので、そこで選択肢が総社西中に行くべき方が昭和に行く、あるいは川西に行く、これは我々は有りだというふうに思います。それで平準化が保てればそれはそれにこしたことはない。特に西中なんかは平成25年度に8教室作ってるんですよ。莫大なお金をかけて八つも教室を作って、更に増えていく。これはもう具体的にそれよりかそうやって建て増しでかなりの高いコストで新しいインフラを作るよりか、まくばった方がいいに決まってます。 ただ、もう一点目として、それはかなり理想論であって、それが速やかに進んでいくばかりではないと思います。その場合は、増やせと言ってるんですから、新しい中学校を作らなければならないという判断に達したときには、我々はやらないといけない、当たり前です。西中に入り切らない生徒が満杯になったら、今だって800人、東中も800人の規模でありますけれども、それにおさまらなくなったら、あらゆるソフト政策を使ってもおさまらなくなるんであれば、総合計画の中にその可能性もあるということは文言として盛り込んでおかなければならないと、それが我々の用意だと思います。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。御丁寧な説明ありがとうございました。 昨年の9月の議会の後に、新聞記事でこういう分離の話がどかんと出てしまったものですから、市民の中にはできるもんだと、こういう理解をしている人が結構おりまして、僕の耳にもあそこの場所にできるらしいね、新しい中学校と何か話がひとり歩きして、随分誤解と言うまでもないんですけれども、話がどんどん前に進んでいると、こういうことが実際あるものですから、当時の議会でもう少し丁寧に説明をしておった方が今日の誤解のようなことにつながらなかったのかなあというふうに思います。とはいいましても、さっきおっしゃられた現実問題は現実問題としても、中学校満杯なんですから、そちらの方にもいろいろと考えて対応していただきたいなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 それでは次、2点目になりますけれども、ちょっと話をもう一度総社小学校の方に戻します。 新しく建て替えると、こういうふうにおっしゃられましたけれども、この総社小学校、今各地で公共施設の合理化ということで、公共施設を新しく作るのであれば様々な機能を持たせた施設にすると、こういう動きが全国各地で行われているんですけれども、例えば今回の総社小学校、新しく建て替えるのであれば、今議会でたくさん質問が出ました待機児童の問題であるとか、もしくは学童保育の問題、もしくは地域に対するスペースを設けるとか、何か新しい目玉のような施設として総社小学校を位置づけると、こういうことを考えるべきではないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) おっしゃるとおりでございまして、総社小学校の敷地が非常に手狭で狭いです。それも相まってなんですが、やっぱり平成27年度基本設計、平成28年度実施設計をやっていきますけれども、予想されることとして児童数と建蔽率、それから敷地を見ると、上に高くなっていくのかなというイメージがします。そこで、おっしゃった放課後児童クラブであるとか学童保育であるについては、やっぱり今総社宮側でやっておりますけれども、そことの関連性を考え合わせて、今後放課後児童クラブは小学校の施設を使うことも視野に入れてという政策に変わってきますので、それらを含めたもの、そして防災拠点というものに特化できるものみたいなことをやっていきたいと。くしくも連合17総社市中心部の町内会で防災組織というものを作ってもらって、防災マニュアルというものを作ろうとしております。具体的に実際に今総社市役所、西町内会のモデルを基本としてやっているんですが、高梁川の堤防が決壊した場合にどこに逃げるのかということを具体想定すると。そういう意味では、ここら辺でいうと吉備信さんとか、いろいろ言ってるんですけれども、やっぱり総社小学校がある意味防災の拠点になるだろうというようなものも想定しながらインフラ整備をしていくということが我々のこれからのテーマになると思います。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) ここはもう新しく建て替えるということが決まっておりますから、そうした何かシンボル的な建物に伝統ある総社小学校がなることを期待をいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 大熊公平君から一般質問に際し、議場へのパネルの持ち込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、23番大熊公平君の質問を許します。 23番大熊公平君。 〔23番 大熊公平君 登壇〕
◆23番(大熊公平君) 平政クラブの大熊でございます。ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問を行ってまいりたいと思います。もう私で15番目、大変皆さんお疲れのことと思います。もう一頑張りということで、よろしくお願いしたいと思います。 今回は、2025年問題ということで通告をいたしておりますが、実は昨年6月に根馬議員が認知症の問題について質問されておりますし、また昨年来、第6次介護計画がずうっと話があって、この2月ですか、パブリックコメントをもう既に出されて終わられております。本来ですと、この2025年問題、もうちょっと早くやるべきだというふうに思っておりますけども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 私、1950年生まれですので、2025年にはちょうど75歳、後期高齢者の仲間入り、つまり団塊の世代の一番最後でありますから、昭和22年、昭和23年、昭和24年、昭和25年という方々が大きな戦後のベビーブームで生まれた数が3,600万人を超えるというふうに言われております。この方々が、実は後期高齢者に全員なられるということであります。これ、介護、医療、非常に数が多いですから、社会的問題として今日言われております。我が総社市においても、2025年問題を避けては通れない。そこで、市長にまずこの問題について準備状況をお尋ねをいたします。
○議長(劒持堅吾君) 市長。 〔市長 片岡聡一君 登壇〕
◎市長(片岡聡一君) 大熊議員の御質問にお答えをいたします。 2025年には、本当に団塊の世代と言われた方々が後期高齢者圏域に突入するということでございまして、我が総社市でも御多分に漏れずそのような状況が生まれてまいります。まず一番考えておかなければいけない土台、介護のその先、死んでいく場所という問題がございます。今平成24年度データで1年間に総社市内で亡くなられる方が676人、うち506人が病院なり施設で亡くなられておられます。それをそっくりそのまま比例配分して2025に置きかえたときに、年間に約900人の方が亡くなられるということになり、650人の方々が病院なり、それなりの施設で亡くなるということになります。果たして、この900人を迎え入れることができるインフラ、医療体系、介護ネットワークがあるかということであります。これとてもじゃないですけれども、亡くなる場所がないという、それぐらいなインパクトのある問題に変化してまいります。市役所から半径10㎞以内の2次救急以上の病床総数が3,800床でございます。この3,800床の中に、近隣市町村をも含めた亡くなる予備群の方々の病床で、実際亡くなっていく方の病床というのは物理的にパンクするということになります。その準備がどうなのかということが一番の問題でございまして、それを見込んだ上で今7月に提携を結ぼうとしておりますけれども、吉備医師会と倉敷中央病院、川崎医科大学附属病院、平成病院と更に総社市、歯科医師会、薬剤師会、保健所、介護サービス事業所なるものと地域医療連携ネットワーク会議というのをやり、提携に結びつけたいというふうに思います。ここで明確な役割分担と連携の在り方を模索していく、今その準備段階中にあります。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) この資料、これは総社市の人口分布図というもんで、これは1980年から2040年までございます。私が申し上げております2025年、総人口が6万1,637のうち65歳以上の高齢者、前期高齢者というんですか、1万9,216人、75歳以上が後期高齢者が1万1,407人という数字が読み取れると思うんですけども、これあくまでも推測であります。いきなり市長は亡くなられる方の数をおっしゃいましたけども、亡くなる前は介護か医療かの世界におります。この数をどのように、共通認識の数として持っておきたいと思うんで、総社市の個別の後期高齢者が1万1,407人、このうちの認知症の割合あるいは要介護、要支援が何人推計されるか、この数字をお尋ねしたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(松川伸治君) 命によりまして、私の方から答弁をさせていただきます。 現在、まず認知症の方というお話があったんですけれども、この方についてはこれも推計でありますけれども、市内に約2,700人ぐらいいらっしゃるという状況でございます。また介護の必要な方、これが現在3,200人程度いらっしゃいます。これがどれぐらいに上がるかという推計なんですけれども、6期計画の方にこれも一応の推計は載せてあるんですけれども、何人単位でこれぐらいというのはきちっとは出ておりません。いずれにせよ、推計の段階であります。 介護保険給付、これお金の問題ですけれども、これについては2014年、まだ2015年出てませんので、2014年の話で言いますと、約49億円ぐらいお金が出てると。現在の数から、これ大体1.5倍ぐらいにお金も人もなるんじゃないかなあというふうに言われております。さらに今回条例の方で出てますけれども、5,200円に上がる月々の介護保険料、これについては全国で8,200円になるんじゃないかと言われています。その介護の伸びが高齢者の伸び以上に伸びてるというのが現状ですので、これをできるだけ抑えていかないといけない。せめて、高齢者の伸び程度にはしていかないといけないんじゃないかというふうに言われています。なので、まずは我々2025年を目指して、まずは元気な高齢者を増やして要介護者をこれを最少化していくということが求められています。さらに地域包括ケアシステムを構築しまして受け皿の最大化、これを狙っていかないといけないと。先ほど市長の方から3,800床というお話ありましたけれども、全国的に見てお医者さんの数が増えないんで、病床数というものはこれ多分ほとんど増加しないだろうというふうに言われてます。一方で、介護施設、これは現在の2倍程度、全国で2倍程度に整備をしないと、これは前期、後期合わせての高齢者の増以上に後期高齢者が伸びると、介護が必要な高齢者は人数以上に伸びますので、これは2倍以上整備していかないといけないだろうというふうに言われてます。 また一方で、先ほど話があったとおり、病院あるいは施設等々で亡くなる方が8割近いと、この状況では幾ら増やしても追っつかないということが言えますので、やっぱり望まれるとおり自宅でお亡くなりになる方、これを先ほど人数の増加と同じような1.5倍程度、ここまで増やしていく必要があるだろうというふうに考えております。いずれにせよ、計画の方に供給あるいは需要側、両面から数値と我々の考え方の方を載せておりますので、御参照いただけると幸いでございます。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 何か数字がよく言われてないんで、要介護認定、要支援1、2、要介護5までの認定を受けられる方の数、そのうちの認知症になられるだろうという数、これをちょっとお尋ねしたんですけども、それをお尋ねします。
○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(松川伸治君) 手元に1までの細かい数がないんで、現在平成26年で3,368人、これが要支援、要介護の方、要支援1から要介護5までの方です。大体、これに1.5から2を掛けた間の数だというふうにお考えください。これ、どこまで細かい数を出しても、もう推計でしかありませんので、大体その範囲だと。 先ほど認知症について、2,700人というふうに言いましたけれども、これも65歳以上の方の大体15%が認知症だろうということから推計をしております。ですので、そのときの高齢者の数にもよりますし、本当に15%がどうかというところにもよりますので、これも大体2,700を1.5から2倍したところだと思われますので、大体5,000人から多ければ七、八千人というところが認知症の方になってくるんではないかなと思います。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 分かりました。 要支援、要介護が3,300人余り、このうち認知症というのは非常に多いと、5,000人から8,000人という、これは推計ですので、実際にはこうなるかどうかはこれから包括ケアシステムというんですか、これが充実するかどうかであります。 包括ケアシステムは現在包括支援センター6カ所がありますよね。これが6カ所が中心的に運営しておられます。私たち市民はこの地域包括支援センターを信じているわけです。ところが、この間、新聞紙上で介護高齢者囲い込みという記事が出されました。このことについて、市長の見解をまずお尋ねをいたします。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 本音を言いますと、私は直営の包括を非常に誇りにしておりましたんです。約50人弱のうちの職員が心のこもった、市として主体としてやっていくという行政の最高の奉仕みたいなことで高い評価も受けておりましたけれども、その中で6カ所の地域包括支援センターに委託管理を任せたのは今後の伸び方、さっき部長が申し上げましたけれども、認知症でも5,000人、6,000人、そういうふうなことになった場合に、いつまでも我々がやっていたら、これいずれはパンクしちゃうだろうということを考えたのと、彼らの特別養護老人ホームに内在するケアマネさんとか社会福祉士とか保健師さんの現場のプロフェッショナルの実力というのをいただきたいというふうに思ったから、6カ所にお願いをしたわけです。ある程度、僕も全国的なものを見て囲い込みというのがやるのかなと、分捕り合戦みたいなことをやるのかなというふうに私は思わないでもなかったんですよ。思わないでもなかったんですけれども、私は今時点ではそのような苦情が総社市内で上げられていることもなく、お聞きしてみたり、実際に見たら、本当によく一生懸命やってくださっているものと私は認識をいたしております。今、市民の税金約9,000万円投入して6カ所にお願いをしているわけでございますから、適切に行われていると私は思っております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) よくやっている、適切に運営されとるということで、市内でこういう囲い込みの話は聞いたことがないというふうに言い切られました。でも、可能性は民民のことですから、やっぱり十分あると思うんですね。これ、例えば接待をして食事を、あるいは金品、接待、業者と癒着しているという新聞報道で、地域包括支援センターが非常にモラルが低下してるんじゃないかというような記事があります。これ去年の8月20日と12月22日の2回記事があったんですけども、考えてみたら、お願いしているんだから、自治体としては非常に立場が弱いですよね。これから、介護される人たちが増えてくる状態の中でお願いをしている、お願いする側ですから非常に立場としては弱い。地域包括の中は民間ですから、何があってもタッチできない。でも、我々市民の信頼を損ねるということです。市内であろうがあるまいが、いずれある可能性もあるわけですから、この信頼が損なわれるという点において、市長はどういうふうにお考えですか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 人間がやることでございますので、そういう可能性も十分に含まれております。ですから、それをよくチェックしながらお願いをしていくということが必要でございます。我々は、市民の税金を持って委託をしておりますものですから、それはそれほど弱い立場でもあるわけではなく、我々はちゃんとした企画立案と監督責任を持つわけでございますから、きっちりとそこはやっていくということでございます。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) この新聞記事が出されて以降、6カ所ある地域包括支援センターに対して、内部調査あるいは聞き合わせ、問い合わせ、どんな形でもいいですから不正行為が、中立公正さを欠くようなことがあったかどうか調べたことがありますか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(松川伸治君) 命によりまして、私の方から答弁させていただきます。 現在、その報道の有無に関わらず、地域包括支援センターの方に要支援、要介護の方が御相談に上がって、その上でどの施設を利用されているかというのは、これ全て人数も同じ法人の事業サービス、これの利用率についても、これは全て調べておりますし、把握をしております。先ほど頼む立場というふうにおっしゃってましたけれども、これは契約を持って対等な立場で適正な委託料をお支払いして業務をお願いしてますので、毎年PDCAサイクルに乗せて、これは事業評価をさせていただいてます。先ほどの囲い込みのようなまさに不正なことが行われていれば、これはもうまさしく契約違反ですし、ここはきちっと指導監督責任ということもありましたけれども、しかるべき方法で指導と、あるいは契約の停止ということも究極的にはさせていただくことになろうかなと思います。 そういう前提に立って申しますと、状況については把握しておりますが、これは囲い込みだろうというような明らかにそうだと言えるような数字は今のところ出ておりません。またその同一法人あるいは別の法人から、何かこういう事業をやってるけれども全然回してもらえない、あるいはあそこの法人だけで囲い込んでるんじゃないか、こういうような指摘も今のところは上がってきてないところです。 今後もしこういうふうに調べているものについても、透明性あるいは信頼ということをおっしゃいましたので、市民の方からもしかしたら報道にこうあったけれども、もしかしたらあるんじゃないか、こうおっしゃるというのはもう間違いがないことですので、では今の状況はこういうことだよということで、例えばホームページ等々でどなたでも見られるような状況にしていきたいなというふうに思っております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) ホームページ等で情報公開ということでおっしゃいました。実は、地域包括支援センターの運営について協議する機関が、運営委員会というものがあるみたいですね。この運営委員会は公正中立な運営ができているかどうかをチェックするという機能があるんでしょうか、どうでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(松川伸治君) おっしゃるとおり、ございます。先ほど申し上げたPDCAサイクルにのせて、毎年チェックをしてるということを申し上げましたけれども、年間に定例二、三回程度でしょうか、そちらの協議会の方を開きまして、当初計画を立てて中間的にそれがちゃんと実行されてるか、最終最後、その計画を立てたとおりに地域づくりの成果が上がってるかどうか、これを最終最後チェックをさせていただきます。今年度につきましても、先月開いておりますので、間もなく議事録等も公開をさせていただきますので、どうか御参照いただければ幸いです。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 昨年、平成26年度ですけども、8月7日と12月25日、2回ここに議事録じゃないけども抜粋というか、概要についてあります。ところが、この新聞報道、一番最後に出たのが22日ですから、当然運営委員会の中で出されてもいいんじゃないかという私はそう思って見ました。けど、そういう話は運営委員さんの方からも上がってない。当局からも上がってない。これは一体全体どういう運営委員会の機能をしとんですか、どうでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(松川伸治君) 基本的に運営協議会で協議をしてますのは、先ほど申し上げたとおり、年間に成果を上げたかどうかということでございまして、基本的にプラスの効果が出てるかどうかです。不正ありき、不正前提でチェック、干渉する協議会ではございませんので、基本的に報道に出たからといって、地域包括支援センター6カ所が不正をしてるという前提に立って協議はしておりません。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) その点は理解をしておりますが、情報公開とチェック機能、これPDCAということも言われておりますけども、これで地域包括支援センターがどんどんどんどん良くなれば問題ないわけでありますけれども、容易に考えられる、こういう例えば地域包括のケアマネジャーさん、これちょっと失礼な言い方になるかも分からんですが、80%を超える方を自分のところへ抱き込むというような施設も全国ではあるそうです。当然、こういうことは容易に判断、推測ができるわけですけれども、これからこういうことがあるやなしやをチェックすることが必要だと思うんで、その点もう一度御答弁いただきたい。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) チェックは効かせていくように心がけてまいりたいと思います。いろいろあるんでしょうね。地域包括やっておりますので、地域の方と親しくなると、使い勝手も良くなると、人間関係もできていく、当然その流れとしてその施設に入っていくということもあって、それは決して悪いことではない。飲食接待とかそういうものは全く別でございますけれども、普段のケアプランとか普段の住まれている場所であるとか、そういうものの延長線上が入所につながった場合、それがすべからく悪であるとは言わない。しかし、チェックは働かせていこうと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) そういうことはないというあかしに、大至急地域包括センターの中身を情報公開をしていただくというのはいかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) これは出せるものは出していけばいいと思います、出せるものは。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 出せるものを出していただいて、みんなで市民の目で見るということが非常に大事かなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 次、先ほど来、話も出ております総社市地域包括ケアシステムの構想ということで、私の質問の中でケアが抜けてましたので訂正して加えていただきたいと思います。地域包括ケアシステムの充実、課題及び問題点についてということでございます。 松川部長のマニフェストにもこれが充実を掲げられておるわけでありますけども、現時点での充実度及び課題はどういったものがあるんでしょうか、いかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(松川伸治君) 命によりまして、私の方から答弁をさせていただきます。 地域包括ケアシステム、これ地域の実情に沿って構築をされるものでございまして、これができればこれでもう地域包括ケアシステムの完成だというものではありません。これが前提です。 総社の特色といたしましては、21カ所の小地域ケアシステム、5カ所の圏域のケア会議、市全域で地域包括ケア会議という一つの会議を持っておりまして、3層構造で地域の高齢者の方の見守り、地域の課題の発見と解決、こういうことをやっていこうという形になっております。その圏域の会議の運営をして、各地域で地域づくりの中核を担っていただいてるのが先ほど来質問に出てきております地域包括支援センターということになります。ちょうど昨年度やってきましたのは、その各圏域においてどういう地域資源があり、どういう課題があるかということの洗い出し、これをやってきました。特に昭和を中心とする北部圏域が先進的でありますけれども、そちらについては大体地域資源の洗い出しということが終わったところですので、これを横に広げていきたいというふうに考えております。 今年度、平成26年度に入ってからは、そういう地域資源、これを見付けていきましたので、これを並行してつなげていくことが大事だということがございます。これはまず市全域の方からテスト的に行っておりまして、先ほど大熊議員が質問で取り上げてくださいましたけれども、私マニフェストに書かせていただいた地域資源を生かした他業種連携のための協定の締結、これマニフェストには2業種以上というふうにしておりましたけれども、現在、3回協定式を開催しまして、市内8業種、57事業所、こちらの方々と総社みんなで見守るネットワークというものを事業化して協定を締結しているというところでございます。包括ケアシステムですので、これまでの医療あるいは介護専門職、市役所といったところだけでなくて、こういうまさに至誠の人々が全体いろんな角度から高齢者、地域を見守って、また地域を作っていかないといけないということが地域包括ケアシステムでございます。課題と資源については洗い出しをした上で、今一本一本ネットワークをつないでいるところでございますので、これを更に充実強化していくということが今後の方向性になろうかなと思います。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) こういう地域包括ケアシステムがなぜ必要かという点、なぜこれが必要かという、今ずうっと話してきたわけですけど、数が多いからです。我々の数が多くて、高齢者75歳以上になっても3,600万人以上おるわけですから、その半分以上が介護が必要ということになっても、入れていただく施設もないし、全く野たれ死にというか病院では死ねないということですから、入院する病院もない、医者もいない、そういう状況です。こういう不安を、こういう私たちの後期高齢者の不安をいかに安心に変えていくか、これがうまくいけば、うまく機能していけばそれも可能でありましょうけれども、まず在宅ケアということについて、市長どのようなお考えをお持ちでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 理想を言いますと、在宅ケアを望む方に在宅ケアができるような仕組みづくりは重要なことだと思います。在宅ができない方も当然いらっしゃいますから、何が何でも地域に在宅にといえば、そりゃ無理がありますけれども、在宅を望む方がケアを望む方がかなえられる医療社会、福祉社会というのが重要だと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 希望するとか希望しないに関わらず、国の方ではもう在宅の介護、在宅の医療を進めていかなければ、財政的にもあるいは人数的にもパンクですよというのがこれをやりなさいという根拠ですよね。在宅を成功させるには、これを成功させる以外にないですよということであります。ところが、市内には現在10カ所の認知症高齢者グループホームがあります。定員が165名、待機者もおられます。小規模多機能の介護施設は4カ所で、特別養護老人ホームにおいては370床あります。これ全て満床、いっぱいです。これからずうっといっぱいで、私たちが入る余地もないということでありますけれども、在宅を好きで選ぶとかということはあり得ないと思うんですよ。もう一度、市長の見解をお尋ねします。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 仮に、大熊議員が奥さんも皆さん家族の人が全員亡くなられてお一人になったときに在宅というわけにはいかないということがあり得るわけです。万人どうなるか分からないわけでございまして、国が在宅でやれ、いるところがないから、全部入るところがないから在宅に全て切り替えようというのは、これはどだい人権無視で無理な話でございまして、我々はそりゃもう無理かもしれませんけれども、今ここで答弁をするときに、はい分かりました、全て在宅でやりましょうというようなことはできないと思います。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 残念です。在宅ケアにいかに我々団塊の世代を承諾して、あんたら入るところがないんじゃから、在宅で何とか介護してもらえという話を議論をしたかったんですよ。そういう意味のケアシステム、だけど全員入れないからどうしましょう。全員入れません。残された人はどうしましょう、市長。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) いや、そういう議論をしてもしょうがないんじゃないですか。それって余り意味がないと思いますけど。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) ちょっと食い違いがあるんで、ちょっともとへ戻します。 数が多い、これはしょうがない、数が多いんだから。もう入所する施設も限りがある。どんどん増やしたら、介護保険料が上がります。将来的には8,200円、第2号被保険者8,200円に上がります。今年は5,200円、どんどんどんどん上がります。作ればどんどん上がるに決まっております。それじゃいけませんでしょということで、今話が国の方も松川さんもそうだそうだというような顔をしておられませんが、これを皆さん方で理解、認識していかないと、これはできないと思うんですよ。希望どおりに、ここへ入りたいんで、例えば介護認定行って、私は見る人がいないから家では見ていただけないんで、どっか施設に入りたいんですけども、どこも満員、在宅で見ていただく以外にないということですから、どうですか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) ですから、見てくださる方がいらっしゃるところは在宅でお願いしますが、見てくれる人がいらっしゃらないところが幾ら在宅といっても無理なんですから、ですよ、そこは。それで、全体的な考え方とすれば、それは在宅にこしたことはございませんし、そのために地域包括支援センターとかケアシステムとか、それから見回り隊とかいろんなことを絡めて絡めていこうとしているんですが、悲しいかな、ひとり暮らしの方とか独居の要介護になった場合は、在宅在宅といったところでそれは無理なんじゃないんでしょうかということでございます。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) ちょっと言い過ぎがありましたけども、でも現実的に独居の方あるいは老老介護の方、世帯数的にはもう7割ぐらいはそうじゃないかというふうに言われておりますけども、どこら辺の数字を御認識でしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 今すぐその数字を答えろといっても答えれるわけがないじゃないですか。だけど、そういう議論じゃなくて、心の話をしましょう、心の話を。本当は在宅でやっていただきたいんですよ。ふるさとで自分の家で最期を迎えていただきたいんですけれども、貧困な家庭があったり、寝たきりでずうっとひとり暮らしの方がいらっしゃったり、そういう方はある程度施設に迎え入れざる得ないし、その方の終えんの場所というのを我々はやっぱり在宅在宅と言わないで用意する懐も持っておかなければいけないんじゃないかと言ってるわけです。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 家庭に介護力がある方は見て、ほとんどの高齢者の方も自分の生まれたというか、住み慣れたところで過ごしたいという希望を8割以上の人が持たれてるというのは現実ですから、その人たちの希望を十二分に生かしてあげて、最期まで人間的な尊厳を失わないように介護あるいは医療をやっていくという、この在宅の考えは私もよく分かるし、これからそういうふうに進めていく点において、何か障害があるんじゃなかろうかということですから、誤解のないように、ちょっと飛躍的な物の言い方をしましたけれども、ごめんなさい。 じゃあ、②の問題ですね。 高齢者とか家族が安心してシームレスな医療とかあるいは介護が現実には実現可能な、そういう地域ケアシステムになるかどうか、その点はいかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) そのために今準備をいたしておるところでございますけれども、今までのようにいつでも好きなところに行けるというものではなくて、必要なときに必要なサービスが受けられる。そして、それぞれの役割を守備範囲をこなした上で連携をしていく。さらに、地域の方々とも連携をしていくと、そういうシームレスな作り方を今やろうとしておりますが、物理的、具体的には担当部長の方から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(松川伸治君) 命によりまして、私の方から答弁させていただきます。 大熊議員おっしゃるとおり、決して在宅が施設にすぐ2番手ということではなくて、自宅で今亡くなる方が10%ちょっとしかいない。8割の方が先ほど自宅で亡くなることを望んでるとおっしゃいましたけれども、そういう状況ですので、できる限り市民の方が望まれることを実現していきたいなと、これが基本路線でございます。その上でやはりシームレスな医療、介護サービスの提供を可能としたいと思ってます。総社、特に救急病院については多くを市外に頼っておりますし、介護施設につきましても、御存じのとおり待機もあり、市内だけで全てを網羅できるということではありませんので、先ほど市長の答弁の中にもありましたとおり、地域医療連携ネットワーク会議という会議を開催させていただいておりまして、現在これ市外も含めて、医療あるいは介護の関係者あるいは地域の方々にも場合によってはオブザーバーに入っていただく形で、その地域づくりをどういうふうにやっていこうかということを考えております。 今一番具体的に言っておりますのは、そういう患者さんといいますか、利用者さん、介護の施設においては、利用者さんのお一人お一人の情報を何とかそういう各機関で共有ができないかということを進めております。一つには紙媒体で市外から市内の病院に移る場合、あるいはその逆、あるいは慢性期を迎えたので介護施設に移るような場合、こういうときにカルテだとかそういう情報が紹介、逆紹介の形で融通できないかと、こういう様式を作ったり、その様式を一応作っておりますので、これの使い方の研修会を行ったりということをしております。 今年度は更にそれを推し進めまして、県の方が晴れやかネットという一つのICTを使ったシステムを設けておりますけれども、岡山市あるいは新見市のように、既に市域の広い自治体においてはICTを使って、これ晴れやかネットとは別のシステムですけれども、導入をして情報共有を進めていると、こういうことがございます。総社市あるいは倉敷北部の連携をしている病院とも、こういうICTを使った連携ができないかということを考えておりまして、どういうシステムを使うのがいいのか、あるいはシステムを使って実現したいことは何かというところの検討を平成27年度前半ぐらいで考えて、できるだけ早い段階で試行的にそういうシステムを使った情報共有ができればいいねということを今言っております。そういう方向性等々につきまして、先ほど市長が申し上げたとおり、6月から7月頃になろうかと思いますけれども、協定の方を結んで市民の方々にも何をしようとしているかお示しができればなというふうに思っております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 非常にすらすらとおっしゃっていただきまして、なかなか追い付くのができませんのんで、私なりに考えておりまして、やっぱり総社市の中での介護ができるのか、あるいは医療が十分なものができるのかということがまず第一であります。シームレスな医療、介護のサービスをこれから構築していくということだと思うんですね。例えば、先ほどの平成病院、倉敷中央病院、川崎医科大学付属病院と医療、介護の連携、そういうこともどんどんどんどん進めていくということもおっしゃられましたから、この問題はこれからも委員会なり、私なりで一生懸命取り組んで考えてまいりたいというふうには思ってます。理解できないというのが非常につらいという点があります。 次、マンパワーの不足についてお伺いをいたします。 マンパワーは現在全国的な数字が出ておりますので、それを採用するんですけども、133万人の方が介護関係でマンパワーとして力を発揮していただいて、介護現場で働いておられる。ところが、2025年には220万人、これも数字的にはよく分からないんですけども、87万人ほど足らないんだということ、これが実際的な数字かどうかというのは非常に分からないんですけども、いかがでしょうか。マンパワーは十分あるのかどうか、いかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) これは足りておりませんですね。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 足りていないということなんで、それではどういうふうに確保していくのかについてお伺いをいたします。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 総社市がやっております、これは中島部長の方の守備範囲でやっておりますけれども、就職説明会というのをやっております。社会福祉施設にもブースとして出展してもらっているんですが、なかなか社会福祉事業所の前に並ぶ列が少ないというのが現状でございます。これ国では介護報酬審議会で介護報酬の中で人件費分上がっておりますけれども、総枠は下がっているので、各施設がその人件費分に回せていないというのが実態だと思うんですけれども、給料が安いとかいろいろ言われておりますけれども、何とかこつこつではあるけれども、我々はそういったマンパワーを社会福祉施設に紹介するような活動というのはずっとこれからも続けていこうと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 先般、国の方でこの4月から介護価格というんですか、介護施設に支払うものを2.27%引き下げるということ、これはもうほかの問題もあるみたいですから、介護に従事する人の介護報酬が下がるということではないみたいですけども、そこら辺は介護施設の考え方もあるんでしょう。それはさておき、マンパワー、これ非常に介護にしても医療にしても、看護師さんが必要、介護士さんが必要、ケアマネジャーさん、いろんな多種多岐にわたって人が必要ということです。これ、確保じゃなくて育成という点においてはいかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(松川伸治君) 命によりまして、私の方から答弁をさせていただきます。 介護職の人材確保、確かに必要です。人手不足、これ介護職に限ったことではないですけれども、稼働年齢層が下がって、保育だとかあるいはおっしゃったとおり、医療職においても非常に不足してると。育成なんですけれども、市役所の方でこれ目指してくださるような方がいらっしゃれば、これは見付けたりということもあると思うんですが、基本的に市役所の仕事でこれを何か育成して育てていくというのはございません。 基本的にキャリアパスというのは、現場現場で各施設で描いてもらわないといけないというふうに思っております。例えば先進的なところですと、それこそ新入採用の職員について、スウェーデンですとか、ああいう北欧の福祉の先進国、こういうところを見に行ったりですとか、あるいは20代のうちは平の介護職をやっているけれども、30代になったら主任、40代になったら施設長、50代になったらそのエリアマネジャー等々にどんどん昇進をしていくと。介護職と一口に言っても、どういうふうにキャリアパスを歩んでいって、何でその時々飯を食っていくのかということ、これが明らかになれば夢も描きやすくなりますし、そのためにどういうスキルを身に付けていけばいいかということも分かると思うんですね。こういうところは市役所側のこういうふうにしてください、これをやりなさいということではなくて、恐らくは理想ややりがいを持って仕事に取り組める、そういう職場環境をおのおのの事業所、サービス事業所が整えていくということかなというふうに思います。そういう環境が整えば、先ほどブースを設けて面接等をやってると言いましたけれども、そういう機会も設けていきたいというふうに思いますし、総社市にはこういう介護施設があるんだよということを発信したりもできます。実際に今旭川荘の方と人事交流をしておりますけれども、くしくも今旭川荘の介護をやっている敬老園という施設に総社市の職員が行ってる。敬老園で働いていた旭川荘の職員がこちらの方に来ておりますので、例えば総社市の各施設を見て、旭川荘に比べて働きやすそうかどうか、情熱が持てそうかどうかというようなところも、そういう観点で見てもらってアドバイスを得たりということもしております。できれば、旭川荘以外にもそういう視野を広げて、世の中にはどういう魅力的な介護施設、働く場として魅力的な介護施設があるかというところも見て、それを本市としても現場現場に伝えていく、こういう情報のやり取りによって、その育成がしやすい魅力的な職場環境、これを作っていく側面支援といいますか、こういうことが市役所としてはできればいいのかなというふうに思っております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) ありがとうございます。やっぱり、僕が一番心配しとんのは介護のマンパワーということであります。 それと次なんですけども、地域の力、この地域の力をいかに作り上げていくかでありますが、よく考えてみたら、我々の世代は地域でもいろんな活動をやってきました。現在もやってますけども、ところが我々が介護される側に回りますと、地域にもう力がないというのが不安なんですね。我々に続く地域の力をいかに作り上げていくか、この点についてはいかがでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 全県下的に比較してみると、それほどじゃないんです、総社市は。危機感は持ってますけれども、どうなんでしょうか。今の15市の高齢化率、一番高齢化が進んでいるのが現時点で美作市で38.1%。一番低いのが岡山市、さすがに県庁所在地で24.3%、倉敷市が25.7%、3番目、26.5%の総社市、4番目が津山市の28.6%、おのずと各市町村によって地域のシフトの在り方というのは違うと思うんですが、それにしても我々は団塊の世代の10年後には非常に高齢化率が高まっていくことも事実なんですけれども、我々は今御心配されている地域力が下がるのではないかというふうな御懸念があると思うんですが、だからこそ今一括交付金を使いながら、自立性を高めていこうという準備に入り始めたわけです。一括交付金の中には、御承知のように福祉は含まない、できる限り。これは弱者がはぐれたりすると非常に困るので、福祉は聖域として残しておこうということで一括交付金の中には入れておりません。がしかし、これからの課題を考えたときに、地域包括ケアなど今小地域ケア会議を21地区でやって、それを取りまとめる五つの圏域ケア会議をやって、地域包括ケア会議がそれを取りまとめている。そういう地域包括のケア会議なども将来的には私は一括交付金の中に入れ込んで、そしてそのマンパワーを地域で育てていくという仕組みづくりをしていかなければいけないというふうに思います。全市的なものを考えたときに、今回の議論もそうなんですけれども、ずっと中心部はいっぱいいるけれども、辺境の地が少ない。高齢化率が高い。ですから、それぞれの地域においては違う仕組みになるかもしれませんけれども、将来的には地域力、地域の力を不安なきように高めておくために福祉も加えていきたいということは考えております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) やっぱり、今後変わるだろう、例えば要支援1、2が自治体に移行するとかというようなこと、これからの議論になると思うんですけども、遅くとも平成29年にはやらんといけんという部長のこの間の答弁にもありましたが、やっぱりインフォーマル、介護保険では出せないようなサービスを地域の方々がいかにするかがもうポイントなんですね。介護保険のサービスは介護保険でやるということですから、インフォーマルなことをいかに地域の中でやるか。ところが、これ取組をしてる中で、例えば岐阜県の大垣市なんかは有償ボランティアでやってるところもあるわけですから、ボランティアというのは無償が原則ということでありますけれども、これからの取組の中では有償ボランティアも有りかなということですけども、市長いかがですか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) おっしゃるとおりで、インフォーマルな部分について地域で負っていくということを僕らはやっていかなければいけないと思います。特に、要支援1、2の中で、地域に根差していて、地域の中で活動ができていけるかいけないかみたいな方を総合的に面倒見ていく、介護予防していく、それが地域の中に一括交付金の中に仕組みがあれば、これは有償ボランティアに似たようなことになるんじゃないかと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) これから是非地域力の中に有償ボランティアということも視野に入れて取り組んでいくことも考えていただきたいと思います。 じゃあ、特定健診の受診率ということで質問をしてみたいと思います。 今年、今年度からこういうそうじゃ健康マイポイントということで、10万円のインセンティブということですか、行われていますが、これをやることによって何か変化、何か変わったという点がありましたら、お答えをいただきたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 確かに、健康診断の受診率が上がったであろうと、数はまだ締めておりませんから、体感的には1%は上がったのではないかと。1%というのは大変な数字なんですよ。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) やっぱり、全体の数字を上げるということも大事ですけども、その構成ですね。例えば、どういう世代がこれを持って応募されとるか。意外な世代が応募されてるとかという点がありますか、意外な世代。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(松川伸治君) 命によりまして、私の方から答弁させていただきます。 マイポイントの応募者につきましては、2月末日で切っておりまして、今ちょうど集計をしておるところですので、年齢別には今分けておりませんので御承知いただければと。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) ありがとうございます。 今日は、実は松川部長を絶賛するためにじゃなくて、ここに立たせていただいたんです。おめでとうございます。第3回健康寿命をのばそう!アワード生活習慣病予防分野で優良賞を受賞されました。おめでとうございます。何か全然喜んでないですね。すごく金ぴかのネクタイをされて、今日は勝負ネクタイ、市長がいただいたんですか、ごめんなさい。これ、写真見ると松川部長がいただいてるから、もらったのは松川部長がもらったのかなというふうに錯覚をしてました。ごめんなさい。 特定健診がなかなか受診率が上がらないというのが非常に悩みなわけですけども、やっぱりあの手この手、いつも南側の駐車場、社会福祉協議会の前の駐車場に健診車が来て健診をされてます。あるまちではコンビニを利用しての特定健診をやられてるところもあるんですけども、総社市も取り組んではいかがかなということで、いかがですか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 尼崎とか佐賀市でローソンさんでやっているのは聞いております。我が総社市も健診が上がるためにはどこでやってもいいんですけれども、どうなんですか、ローソンでやったらなぜ健診率が上がったのかというと、そのローソンさんが住民にとって身近だったんだろうというふうに思うんですけれども、今のところ、保健センターの前がちょっと総社ではなじみがあるし、駐車場もあるし、それから地域に出かけていく地域の場所も今のところなじみが深い場所を狙っていっているんですけれども、それが上がるようであれば、それは決してやぶさかではないと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 先に言われましたコンビニ健診ということで、ローソンでやられてるという、こういう尼崎市がやっておられるということで御紹介をしたいと思います。これ取り組んだら、受診する年齢層が変わってきたんだというようなコメントもあります。やっぱり認知症、そもそもこれ認知症予防、認知症の早期発見、早期治療ということでメタボ健診が必要ということで取り上げとるわけですが、もとに返ります。やっぱり、生活習慣病や高血圧あるいは認知症になりやすい方々の体質を見ると、そういうことだそうです。これを早期に発見して予防するのが認知症、将来は700万人がなろうかというような認知症です。これを予防するという観点でありますから、そういう大きな視点に立っての御検討はいかがですか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) そういうものも含めて、利便性が上がって率が上がっていくようなことを一生懸命検討して、それが将来認知症にも早期発見につながっていけばと思います。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 予防対策、取組というのが非常に大事になるわけですけれども、かからないような生活をすると、これは総社市のホームページにも認知症予防の、認知症についての文章も出てますから、これはしっかり認知症にならないために予防も含めて、取り組むのはもう市民の皆さん方の自己責任でありますから、このテレビを見られている我々と同じ団塊の世代の方おられましたら、何はさておき健診に行きましょう。 次に参ります。 最後、速やかに早期診断及び治療が可能な医療と介護の連携はできているかという点についてでありますが、これは先ほど松川部長がいみじくもおっしゃられました、新見、岡山市でもう既にやられてます認知症初期集中支援チームというのが国の事業ですけども、早くから新見と岡山は取り組んでおられる。これについて、総社市は取組はいつ頃になる予定でありましょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。
○議長(劒持堅吾君)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(松川伸治君) 命によりまして、私の方から答弁させていただきます。 認知症の初期集中支援チームですけれども、こちらについて平成27年度に置けるか置けないか、ちょっと検討していきたいというふうに思っております。総社市としましては、まず平成27年度の早期に認知症地域支援推進員と、こういう方を置いて、これをコーディネーターの役割として、おっしゃった初期集中チーム、これの構成に結びつけていけないかというふうに思っているところです。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 認知症地域支援推進員を置いて、認知症対策をやるんだというお答えをいただきました。この国の事業は認知症疾患治療センターというのを設置しなさいというか、があると思うんですね。病院名は忘れましたが岡山とか、たくさんじゃなくて何カ所かあるわけですけども、この認知症疾患治療センターが総社市に設置されるという可能性がありますかどうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) そのセンターというのは、将来的な可能性としてどうか分かりませんが、今総社市中央2丁目の中に新たなクリニックができておりまして、あさのクリニックさん、こころの医療クリニック総社さんなどは、この認知症の初期治療に専門的分野を持っておりまして、この2機関は非常に我が総社市にとってはいい機会だったなあとは思っております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 現在でも2,600人を超える認知症の方がおられるということでありますから、早期に認知症疾患治療センターというのを設置して、現在もあるんですけども、誰もが行きやすい医療としてやっていただきたいと思ってます。 認知症は例えば国の新オレンジプランなんか見ると、認知症は精神病院へ送られるということもあるそうですから、そういうふうにはならないような施策をきちっととっていただいて、早期治療をすれば何とか進行を抑えることができるということですから、取り組んでいただきたい。 もう一つ、質問にはありませんけど、赤澤議員がいつも言われるんですけども、障がいを持つ方、認知症の方もそうですけどもいろんな方が市内で自由に生活ができるような、そういう社会を目指すお考えはありませんか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) それが理想だと思って頑張っているわけでありまして、キーワードは支える人づくりみたいなことを地域にちりばめていって、願わくば認知症を疎んじることなく、それを迎え入れることができる社会、障がい者を迎え入れることができる社会を作っていきたいと考えております。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 最後になりましたけれども、松川部長、2年間ありがとうございました。エールを送るつもりが非常に逆になりましたが、実は褒めたたえてお送りしたいなというふうに思っておりましたけど、結果、そうはなりませんでしたけれども、やはり松川部長が来られて、総社市の保健福祉部も非常に変わったんじゃなかろうかと。私も武雄市あるいは藤枝市も一緒に行きましたよね。視察も何回か御一緒にしていただいて、非常に軽いフットワークで動かれる姿は羨ましいなというふうにいつも思ってました。東京に帰られましても、元気にお仕事を続けていただきたいなというふうに思っております。どうも御苦労さまでした。 私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手)
○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。 休憩 午後2時40分 再開 午後2時50分
○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、24番西森頼夫君の質問を許します。 24西森頼夫君。 〔24番 西森頼夫君 登壇〕
◆24番(西森頼夫君) 議長の発言許可をいただき、最後の一般質問者となります。 まず一つは、市長の職員対応についてでありますが、こんな質問したくないんですよ。嫌みったらしいでしょ。でも仕方ないです。 まず、この件について、市長自身がそんなことしてないよ、そうは思ってません、普通にやってます、こういうお気持ちかどうか、まず最初にそのことをお伺いして質問に入ります。
○議長(劒持堅吾君) 市長。 〔市長 片岡聡一君 登壇〕
◎市長(片岡聡一君) 西森議員の御質問にお答えをいたします。 職員の皆さんに私がちゃんと親切に優しくしているかということでございますけれども、僕は結構優しい人なんです。ですが、ちょっと怒ったりもしますし、厳しかったりするんですけれども、基本的には優しくしようかなあと思ってずうっとやっておりますし、いけないところもいっぱいあるんですけれども、基本的にはいい人ですと思ってますけど、今どういう顔で見ているか分かりませんけど、そうしようと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) いや、市長は判断力は素早いし、行動力はありますし、そういう点から見ると、歯がゆさもあるんでしょう。だけど、それなりに職員対応はされております。叱りゃいいんです、任命権者ですから。その辺では叱りゃいいんですが、場所をわきまえる、人を見る、こういう点に少し行き過ぎがあるんではないかということからの質問でありますから、御容赦ください。 まず一つは、早期退職者が多いです。これは今年に限ってではありません、ここ数年来。これはどういうところに要因があるとお考えですか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 毎年、4月、5月頃に早期退職者を募って、早期退職者リストというのを私が見るときは、もう悲しいなあと、この人たちは僕が嫌いなんだなあというふうに思うんですけど、これも定めかなあと思ったりします。ですから、もうすごくつらいです。できる限り、何か部長でも1年余してやめたりして、何と嫌みなことかなあと思うんですけれども、どうなんでしょうかと。そんなに僕のことが嫌いなのかなあとは思いますけれども、そんなにやったつもりもないんですけど、過去の傾向値というのもありますんで、1年早くやめる総務部長にちょっと過去の傾向値について、数についてどういう推移があるかということはお知り置き願いたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 総務部長。
◎総務部長(難波道好君) 命によりまして、私の方から答弁させていただきます。 特に市長がどうのこうのという理由ではございませんので、念のため申し添えておきます。 過去の内訳ということでございますけれども、従前は平成24年頃までは10人を超える方が希望退職というようなことでございました。多いときには平成20年度では22人と、また平成24年度が18人ということでございました。ここ平成25年、平成26年度では一桁で7人、8人というような状況でございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 早くやめる人は家庭の事情があったり、個人の体の事情もありましたし、一概に仕事環境によって早くやめるというもんじゃありません。それは承知しておりますが、しかしやっぱりそういう早くやめたいけども子どもの仕送りが要る、家のローンを払わにゃいけんということで、やめようにやめれない人も結構いらっしゃるんです。これは、結局何を意味するかというと、やっぱり重圧なんです。今、もう仕事が国から地方へどんどん来る、限られた予算で仕事を遂行しなきゃいけない。幹部職員になればなるほどその重荷に耐えられない。自分が背負い込むということに加えて、市長がどんと雷を落とせば震え上がってもう立ち上がれないんですよ。結局やめざるを得ないということで、社会情勢、様々な情勢に加えて、それがもう一個重しになるとやめようという決断が出てくる。だから、その辺をどう職員の仕事ぶりを優しく目にしているかという点がトップに立つ人、サブに立つ人が殊のほかその点が求められるんです。それが欠けると、ストレートに重荷がかかってきますから、そういう点で早期退職者の要因はその辺を心得て、これからの職員に対応していただきたいということが一つで、次に移ります。 これも過去ありますが、仕事で悩む、西森に少々げんこつ入れたり、雷を落としてもこれは余りこたえんのですよ。そのときにしゅんとするけども、もう右から左、そして明くる日には知らん顔して出てくる。だけど、ぐっと自分の中にしまい込んどる人、いつ相談しようか、いつ言おうか、困ったなあ、人の仕事が思いどおりにいかないということで、しまい込んで病気になりがちな人にどんといくと、もう立ち上がらないです。だから、人を見て法を説けということわざがありますが、この人は少々言うてもこたえん、どんといきゃいいんですよ。この人は、ちょっと言うと相当こたえるだろうという、この人を見て法を説けという、これがまた求められるんです。そういう点を心して対応ができているのかどうか、もう自分が何でもできる、自分はにこやかに対応する、判断力もある、行動力もある、そして機敏な対応ができる市長にとっては、歯がゆい点がたくさんあるとは思います。だけど、そこら辺を分析をして対応していらっしゃるのかどうか、その辺が一つ気になりますので、お伺いします。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 私は、橋本総理のところに21年間おりまして、21年間私は橋本総理の脇にずうっとおりましたが、一回も褒められたことがないんです。もう総理終わり頃だったんですけれども、車の中で、片岡なあ、人の上に立ったとき、下に働く人間が瞬間にして叱って伸びる人間と褒めて伸びる人間かを見分けられる力をつけなければ駄目だぞというふうに言われた。そのとき僕は心の中で橋本先生に、いや僕は褒められた方がいいですというふうに言いたかったんですが、そういうふうにそれは肝に銘じてありますんです。それはもう議員おっしゃるとおり、叱って伸びるタイプの職員と、褒めて伸びる職員のやっぱり見分けをしないといけないと思いますので、反省かたがたおわびを申し上げたいと思うんですが、なかなかこれが係長のときにすごくいい感じで課長に上げると駄目だったりとか、課長のときは全然駄目だったけど部長に上げたら良くなるとか、難しいですね、これが。と思うんですけれど、余り強く叱るということは良くないので気を付けたいと思いますが、早期退職者の中には私が一回も叱ったことも何にもない人もやめていくんで、遠目に見てやめていくのかなと思うんですけれども、よく気を付けて処してまいりたいと思いますので、大変失礼しました。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) いやいや、そりゃ市長、全員に対応できとるわけじゃありませんし、自分の分析はなかなか難しいですよ。けども、私が目にし、耳にする範疇ではかなり自分の意に沿わないときには叱り方が激しい。それをやると、そりゃたまったもんじゃないと、端から聞いてそう思いますからね。もう今反省されとんなら、反省されていいんですが、これから先のことでありますから、これから先その辺をもっと重々注意して対応していただきたい。退職されるから言いたくないんですけど、市長ががんとやったときには、副市長がまあまあまあまあというて中にとって間に入って職員をなだめて市長をたしなめて、これが今の副市長はできませんからね。同じような方向でびっと来ますから、職員は大変なんですよ。だから、そういう点ではやはりよう自分の周りを見て、自分の市長としての対応策をしていただきたい。これから先もまた同じ方向ですよ。今度は遠いところから来るんでしょ。行政が全然分からん、市の職員が誰かさっぱり分からん段階の副市長になるわけですから、それはやっぱり市長がもっとその辺をわきまえて対処対応をいただかないと、職員直接大変でありますから、一つ今後の課題として提起をしておきます。 3番目、若い人、職員、あちこちでよく叱るのを目にするんですが、個々に叱るのはいいですよ。今さっき市長おっしゃったように、成長させる、かわいいから叱る、それは結構ですが、全く若い職員が1,000人の前でやられると、これは痛い。はらはらどきどきして、この前も福祉大会の司会をやっとられた。その前は、ガラス張り市長室で初めて採用された職員が司会をしとる。こういう若い職員が、そうじゃのうてもパンクするような胸の中できちんと進めていらっしゃるときに、びっと市長がいくと、もっとはっきり言いなさいとか、もっと元気にいきなさいとか、もっとにこやかにしなさいとか言われると、足が震えてもう次が司会ができんようになるんですよ。どっちのも皆スムーズに遂行されていらっしゃいましたけども、こういうときはやっぱり後で呼んで、こういう言い方をしなさいよ、こういう物言いをしなさいよというような叱り方というか、注意の仕方はいいですけども、みんなの前でやると、自分はなるほど対照的に市長はぱきぱきやっとられます。そりゃもうどこへ行っても何をさせても、もう落ち目がない。だけど、市長にそういうところで叱られると、大変プレッシャーかかってくるということであります。その辺では、まだ私もこの光景は3回か4回しか目にしておりませんから、あれがこうだこれがこうだ、数多くは言えませんが、そういう状況についても、その近くにいる私自身の胸がきゅんとなるんですよ。ですから、そういう点では特別大変だろうと思いますが、これは私は冒頭申し上げたように、叱るのは結構、成長さすために注意すること大いに結構、場所がいかがかということでの質問ですから、誤解ないように。どうお考えですか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) みんなの前でやったらいけませんね、これは。本当にいけません。もう駄目です。僕も気を付けますから、すみません。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) はい、終わります。 2番目、地域消費喚起事業についてであります。これは補正予算で出ておりますから、詳しくは申し上げませんが、1人5万円でその券を買ってもらう。赤澤議員の質問にありましたから、了解できましたが、大体今想定されるのは6万7,000人、2万4,000世帯でどれぐらいの効果というか、お買い求めされる人がいらっしゃると想定されておりましょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁をいたしますけれども、数についてはですね。基本的な考え方として、今朝の山陽新聞にもいっぱい出てましたけれども、何か料亭のお花代までプレミアム付き商品券でやるとか、ありとあらゆるものが出てくるんだなあと思いましたけれども、やっぱりなぜかというと、それだけ消費喚起の特徴とか本当に買いたいというふうなことを思わせないと、20%ぐらいのプレミアムで6億円も本当に売れるのかというのがあるもんですから、やってるんでしょうけれども、我々としては基本的な考え方としては、できるだけ多くの方に幅広に届くようにしたいと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 産業部長。
◎産業部長(中島邦夫君) 命によりまして、私の方から御答弁させていただきます。 6億円のうち、三菱自動車が6,000万円、残りの5億4,000万円を1人上限5万円として販売させていただきますが、最低のロットが5,000円で6,000円分としておりますので、それが下限値であります。下限値の場合ですと、9万セットになりますんで、市民以上の方になりますが、上限の5万円の場合ですと、9,000人になります。これの半分の1万5,000人から2万人程度になるんじゃないかと見込んでおります。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 多くの人に利用していただきたい。そして、景気の回復に少しでも役立てていきたいという基本的な思いでありますから、これはなるべく周知徹底に時間をとっていくということがないと公平さを欠ける。あら、そんなことがあったんですか、そりゃ知らなんだということになると大変です。と同時にまた、6万円ほどの年金、国民年金を早う受け取った人は90歳のお年寄り、月に年金がもう4万円ですからね。それを半分も使えん、3分の1使おうか、もう次の年金まで待って買おうかというようなこともあるわけです。だから、より多くの人に利用してもらおうと思えば、周知徹底に相当力が要るというのが必要でありますが、この辺、公平性を鑑みて周知徹底の期間を一定期間、もう早うすりゃええというもんじゃありませんから、とっていらっしゃいますか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 周知徹底を長くするために、できるだけ早く該当者に対して周知徹底文書を送りたいということです。これ、半ば選挙の投票用紙を送るようなシステムになろうかと思うんですけれども、それを持った方が市内のプレミアム付き商品券を買える権利のある方だという書面を4月中にできるだけ早く郵送したいと思っております。三菱自動車の方は販売に影響を及ぼしたらいけないので、議会が終わった、議決なされた時点の最速で予約整理券を配って、ひとまずこれはもう終わりだよということをやりたいと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 2番目の三菱自動車に限定する理由については、赤澤議員に答弁がありましたので、というても次がありますからお願いします。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) このプレミアム付き商品券をいろんな制度でやれるんですけれども、最初に思ったのがやっぱり手挙げ方式ですね。うちはこれに参加しますという店舗を募るということ、これは時間もかかるし、それから限定もされてくるので、あるラーメン屋さんはやってるけど、ある焼き肉屋さんはやっていないということでは公平性に欠けるということで、市内に登録がある業者さんは全てに恩恵があるようにしたいと思いました。そういう考えの中で、会社の大きさで言うと、山崎製パンさんのパンもプレミアム付き商品券で買うことができます。紀文さんのかまぼこもプレミアム付き商品券で買うことができます。それから、モンテールさんも買うことができます。ただ、ウイングバレイの自動車部品は買うことができないので、しかも税収いっぱいもらっているにも関わらず恩典がないということではいけないので、その元締めの三菱自動車の新車ということを内閣府に打診したところ、それが余り大きな割合を占めるのはいかがなものかと思うということの折衝の中で、全6億円のうちの10%分を自動車に特化して、先着50台までということでいかがということで落ち着いたわけでございます。これが三菱自動車以外の購入に助成するということでは今回のまち・ひと・しごとの主義に反するので、地場産業育成ということで三菱自動車と。時あたかも、三菱自動車は今軽四を日産自動車と合弁で作っておりましたが、日産が単独で三菱の技術を使ったような軽四自動車を日産が作るようになって、かなり車の購入台数が落ち込むことが予測されているので、それをも助長させる意味で、ウイングバレイ、従業員4,000人いらっしゃるわけですから、それらの方々に希望と活力を与えるためにも三菱自動車を考えたところでございます。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 地場産業にウイングバレイがということで、三菱にしか買えないとなりますと、そのウイングバレイは今三菱の自動車の下請、65%から70%なんです。50台の自動車を三菱から買った。その結果、ウイングバレイの仕事がどっと増えたということになるのか、生産50台購入して、その幾分かは単価引き上げ、下請のウイングバレイにお金が回ってくるのか、果てはそこの従業員が少しでも潤いが出てくるのか、そういう関連はあるんですか、ないんですか。この辺、国は何もその辺の想定も規定もしてないんですか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 今回のプレミアム付き商品券についての最大のテーマは、消費喚起でございまして、実質的な経済成長率よりも消費の喚起というところをうたい込んでおりまして、これが起爆剤になって更に活性感、活況感を得ていく。このたかだか50台、されど50台が三菱自動車の新車購入に喚起を及ぼしていく、それを期待しているところであります。それはたかだかの話になってきて、三乗工業さんが幾らもうかって、ヒルタ工業さんが幾らもうかっている話にはつながらないかもしれませんけれども、これが自動車の消費喚起につながるということを目途としております。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 分かりました。 3番目、このプレミアムの商品券で地域活性化がどう進んでいくかということについては、どうお考えでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 物理的に申し上げまして、6億円の現金が総社市内の市場に流れ込むということになります。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) どんどん前に行きます。 4番目、プレミアム付き商品券の利用、これは市内業者限定、当然であります。がしかし、あちこち今もうコンビニができたり何ができたり店はたくさんありますが、本社が全部東京とか大阪とか県外、岡山市内もありますけども、総社市外の本社、この支店、お金は全部そちらへ流れていくわけです。品物は市民の皆さんのところへ行きますが、これについては市内店舗でも本社がどこにあろうと買えるんでしょうが、どうお考えですか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 原則市内業者の方々、本社が東京であれどこであれ、全部使えるということにしたいと考えております。これから、微妙なところの調整には入るかもしれませんけれども、原則そのように考えております。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 5番目、広く事業所、広く浅く市内の皆さんの店舗が少しでも潤うということが、これまた一方での課題であります。したがって、それが散髪やパーマやいろいろありますが、全てにプレミアム付き商品券が活用できるという方法での振る舞いをなされますか、行政指導をなさいますか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 全ての事業所ということでございますので、それを徹底して広めていくということをやってまいります。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 分かりました。 では、次の質問項目、ふるさと納税についてであります。 このふるさとの納税という本旨、今商品券の活用もユニークな案が出ているということでありますが、ふるさと納税、そもそもの本旨については一体何でありましょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 都会に住む方と地方の納税の格差是正であったりとか、ふるさとを思ったり、育てようと思ったり、その郷土愛を助長させる制度でございます。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) かつて総社市にも、東京在住の方、神戸在住の方、ふるさとへとお金を送っていただく、ありました。もちろん、それも全国的にもかなりあったわけでありますが、これを見習ってふるさと納税という制度が2008年に出発をして、これが少し逸脱しとる。インターネットで品物を見て、お礼の品がいいところへどんどん送っていく。したがって、牛1頭分のお礼とか、イタリア旅行の旅行券、飛行機で行く券、果ては住宅用地のお礼とか、いささかこれは自治省からストップがかかったようでありますけども、何はともあれ、かなり激しいお礼を分析してお礼のいいところへ順番に送っていくと。これはお金持ちしかできないんでしょうから、だけどそれが今全国的に増えているから、少し規制がかかってお礼の品はどれくらいというのはないんでしょうけども、ある程度むやみにしたら駄目だと、お礼はお礼というようなことで行政指導があったようでありますが、この点についてどうお思いでしょう。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) 私も最初は、ふるさと納税による還元率がやたら高いと、100万円に対して95万円の還元であるとか、今あるところでは市の持ってる公共用地の取得権とかというのもあったりして、それでふるさと納税で自分のふるさとに土地を購入して、市内だって買えるわけですよね、市内の方だって。当該する自分の住んでいるところの役所の税控除を受けているということでは、やっぱり本末転倒なんで、私はふるさと納税の還元率がやたら高いというのは賛成ではありませんが、そういうことを言った上で、やっぱり米の消費は考えていかないといけないので、米だけはちょっと勘弁してくださいということで、米農家をここが地域おこしをやったらいけないんですけれども、やっぱり米は守っていかなければいけないので、この制度でやっていきたいなあと。さっき議員がおっしゃったように、高市総務大臣が提言をされておりますので、今の段階では我が市がやろうとしているぐらいの米はセーフになりそうなところにありますので、そういう考え方でおります。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 了解しました。 これ、3番目はなかなか均等に出てきませんでしょうが、寄附をいただいた方に対してどれぐらいの、半分ぐらいになるんでしょうかねえ、お礼の品の金額は見ていらっしゃいますか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) この議会でもかつての議会の中でいろんな質問を受けてまいりましたけれども、もっといいのをやった方がいいんじゃないのとか、もっと工夫が足りないんじゃないのというふうに言われ続けておりましたが、平成25年度の決算ベースでいきますと、いただいたふるさと納税が327万7,000円、これも多くはありません。それに対してお返しした経費が37万9,500円ということで、我が市の還元率は10%ということで、けちけちやっていると。だから、納税額が上がらないと。かつて根馬議員にお叱りを受けたんですが、そんなことだと思います。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) お米です。1俵1万3,000円の相場で1,000俵買う、これ所信表明でも市長の行政報告でもありましたが、それは結構ですが、この米60トン分を買うにしたら、農家と契約栽培して、これからどこの農家から何ぼ、どこから何ぼというこの契約方式で1,000俵の確保をするのか、吉備中央町なんかは農協が先に買ってですが、農協から行くのか、それとも公社、地食べ公社に今あちこちで田んぼができないという人の管理をしていただいております。こういった方から買い上げた公社から、今度は市が買う、いろいろ組み合わせがあるんか、どういう方式でお米の調達をなさいましょうか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) まず、その1,000俵の選定について、もうこれはけんかになったり、損得感が出たらいけませんのんで、市内の営農組合11団体及び大規模営農農家15戸で組織する吉備路水田農業大規模経営体ネットワーク、この組織に委ねて1,000俵のノミネートをしていただこうと思います。それをそうじゃ地食べ公社が購入をして、それを市にお売りするということで流通ルートを確保しようかと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) となりますと、5番に入りますが、1俵1万3,000円、これは今おっしゃった公社が買う、8,000円から8,500円です。これを市が買うということになると、1万3,000円で買うのか、それともその差額4,500円で買うのか、合わせて1俵1万3,000円、これはもう固定していくのか、米価が変動すると、それに並行して比例変更するのか、その辺はどうなりますか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) これは、大体取引米価のプラス5,000円ぐらいなところでお乗せしようかと。乗せた金額で、地食べ公社が農家から1俵当たりその年のレートで買わせていただこうという考えでございます。ですから、一律的に1万3,000円でずうっとそろえるということではありませんで、その年の平均取引高の上乗せ5,000円程度ということを考えております。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) これで、一般質問を終わります。(拍手)
○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。 休憩 午後3時27分 再開 午後3時37分
○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際、私より申し上げます。 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第2 議案第43号及び議案第44号上程
○議長(劒持堅吾君) 次に、日程第2、議案第43号及び第44号を議題といたします。 では、提案理由の説明を求めます。 教育次長。 〔教育次長 矢吹政行君 登壇〕
◎教育次長(矢吹政行君) 追加提案でございますので、私の方から御説明申し上げます。 それでは、議案第43号 工事請負契約の締結についてにつきまして御説明を申し上げます。 この度、工事請負契約を締結しようとする工事は、総社西小学校耐震補強工事でありまして、本年1月28日に
一般競争入札の公告を行い、参加表明のありました6社により、2月18日に入札を執行したところ、片岡工業株式会社総社営業所が落札いたしました。契約金額1億5,876万円で工事請負契約を締結しようとするものでございまして、3月2日に、同社と市議会の議決をもって本契約とする内容の工事請負仮契約を締結しておるところでございます。 この工事の予定価格が1億5,000万円以上であり、総社市契約条例第2条の規定に該当することから、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、市議会の議決を得ようとするものでございます。 なお、本工事は耐震診断の結果、耐震性確保のため、耐震補強工事を行うもので、工期は平成27年11月13日でございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君)
市民環境部長。 〔
市民環境部長 長江章行君 登壇〕
◎
市民環境部長(長江章行君) 追加提案でございますので、私の方から御説明を申し上げます。 議案第44号 工事請負契約の締結についてにつきまして御説明を申し上げます。 この度、工事請負契約を締結しようとする工事は、新総社市一般廃棄物最終処分場造成工事でありまして、本年1月28日に
一般競争入札の公告を行い、参加表明のありました8共同企業体により、2月18日に入札を執行したところ、中村建設株式会社、株式会社ナラムラ新総社市一般廃棄物最終処分場造成工事共同企業体が落札いたしましたので、契約金額7億3,364万133円で工事請負契約を締結しようとするものでございまして、3月2日に、同企業体と市議会の議決をもって本契約とする内容の工事請負仮契約を締結したところでございます。 この工事の予定価格が1億5,000万円以上であり、総社市契約条例第2条の規定に該当することから、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、市議会の議決を得ようとするものでございます。 なお、本工事は現在の一般廃棄物最終処分場の残余容量が逼迫しているため、新たな一般廃棄物最終処分場の敷地造成工事を行うもので、工期は平成29年3月24日でございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第3 諸議案質疑
○議長(劒持堅吾君) 次に、日程第3、報告第1号、議案第1号から第44号まで、同意第1号並びに意見第1号及び第2号に対する質疑に入ります。 まず、報告第1号について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、本件の質疑を終結いたします。 次に、議案第1号の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許可します。 まず、2番三宅啓介君の発言を許します。 三宅啓介君。 〔2番 三宅啓介君 登壇〕
◆2番(三宅啓介君) 通告に従いまして、議案第1号 平成26年度総社市一般会計補正予算(第8号)の歳出についてお尋ねをいたします。 第10款教育費、第5項社会教育費、第2目文化振興費の需用費におきまして、今年4月にリニューアルして開館いたしました吉備路文化館の光熱水費が100万円減額をされています。これは、当初予算の549万6,000円の実に20%近くを占めるものでありますけれども、この当初予算からいえばかなりの施設の電気水道代が減額されています。省エネなどの努力によるものなのか、その中身をお伺いをいたします。
○議長(劒持堅吾君) 答弁を願います。 教育次長。 〔教育次長 矢吹政行君 登壇〕
◎教育次長(矢吹政行君) それでは、平成26年度総社市一般会計補正予算(第8号)、歳出第10款教育費、第5項社会教育費、第2目文化振興費、総社吉備路文化館の光熱水費の大幅な減額についての理由は何かということについての三宅議員の御質問にお答えいたします。 この総社吉備路文化館の平成26年度改修を終え、ちょうど開館1年目ということで平成26年度より開館いたしました。この光熱水費につきましては、特に電気代でございますけれども、この文化館、絵画作品等の収蔵庫を備えておりまして、この収蔵庫において約1,400点の作品を温度、湿度の管理を行いながら補完いたしております。24時間体制で室温20度、湿度55%を自動調整で一定に保つ機能を持っておりますけれども、これが今年開館1年目ということで、一体どれぐらいの電気代が要るかということがはっきり分かっておりませんで、概算の額として549万6,000円を計上いたしておりました。1年間、運転してみまして、天候や気象条件などによることであったんだと思いますが、展示室の空調の使用が比較的少なくて済んだことにより、こういった当初の予定より少額で済んだ見込みでございます。 来年度から、これからの予算額の設定につきましては、今までのデータの収集を正確に行い、実績額に近い予算額になるように努めてまいりたいと思っております。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。ありがとうございました。 以上で、終わります。
○議長(劒持堅吾君) 次に、12番頓宮美津子さんの発言を許します。 12番頓宮美津子さん。 〔12番 頓宮美津子君 登壇〕
◆12番(頓宮美津子君) 同じく、議案第1号 平成26年度総社市一般会計補正予算(第8号)の歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第18目地域住民生活等緊急支援費、いわゆるプレミアム付き商品券についてでありますが、今回一般質問で多くの議員が御質問されて答弁されていらっしゃいますので、簡単にお聞きしたいと思いますが、様々な懸念事項、御答弁にありましたが、更に言われていないようなプレミアム付き商品券の利用に関して懸念事項があればお知らせください。 失礼いたしました。 続きまして、同じプレミアム付き商品券のことでございますが、今の西森議員のお答えにも詳細はこれからとのことでありますが、車にも使われるというふうにありましたが、当初検討される中で、子育て王国として18歳未満の子どもが地域プレミアム付商品券を持って買うことができるか、あるいは様々な自治体が今子育て世代に新たにプレミアムを付けて商品券をという自治体も増えているのですが、そういうことの検討する余地があるのかどうなのか、この3点についてお願いします。
○議長(劒持堅吾君) 産業部長。 〔産業部長 中島邦夫君 登壇〕
◎産業部長(中島邦夫君) それでは、総社市一般会計補正予算(第8号)、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第11目地域住民生活等緊急支援費のまず1番目、プレミアム付き商品券について懸念事項はあるかという御質問でしたが、これは先ほどにも西森議員の方からありましたように、我々といたしましては、市民の皆様方への周知徹底が、もうこれが一番重要であろうと考えております。また、市民の方の皆様と共に事業所の方、こちらの方も周知徹底が必要であろうと考えております。この周知徹底につきましては、広報紙、折り込みチラシ、市のホームページなどのほかに先ほども市長からの答弁でありましたように、4月の中旬頃には市内全世帯に対しまして、プレミアム付き商品券の概要や購入方法などが分かる書類を配布することにより、周知徹底に図りたいと思います。また、トラブル等、市民の皆様方に御迷惑をおかけしないよう、取り組んでまいりたいと思っております。 そして、二つ目の質問でございますが、18歳未満の子どもが購入することができるのかと、この質問でございますが、18歳未満の方にも購入はしていただこうと思っております。ただ、18歳未満の青少年とか小さいお子様方が、これは現金と引換えになりますので、そういった場合には、引換券の中に保護者の同意欄などを設けるようにして引換えに来ていただこうと考えております。 そしてもう一点、更にプレミアムを付けることなどが検討できないかということでございますが、三菱自動車、これが50台で総額6,000万円、更に付けることができないかということですが、一般の上限5万円のプレミアムの券を多くの市民の方に御利用していただきたいと思っておりますので、もうこれから更にプレミアムを増やすというのはちょっと難しいかなと考えております。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) ありがとうございました。 もともと50台の車でかなりの予算が使われますので、本来の地域住民生活等緊急支援になっておりますので、周知徹底をしっかりしていただいて多くの方が御利用できるように、委員会等でしっかり審議していただくことをしたいと思います。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、本件の質疑は終結いたします。 次に、議案第2号から第8号までの7件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、これら7件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第9号の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許可します。 8番難波正吾君の発言を許します。 難波正吾君。 〔8番 難波正吾君 登壇〕
◆8番(難波正吾君) 議案第9号 倉敷市及び総社市との高梁川流域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結に関する協議についてであります。 一つには、倉敷市と本市を含む周辺自治体の関係が主従になりはしないか、周辺部の疲弊が更に進むのではないか、まずそのことを危惧するわけであります。そのことについて。
○議長(劒持堅吾君) 答弁願います。 総務部参与。 〔総務部参与 横田 修君 登壇〕
◎総務部参与(横田修君) 議案第9号 倉敷市及び総社市との高梁川流域連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結に関する協議について、難波議員の御質問にお答えをいたします。 倉敷市と総社市を含む周辺自治体の関係が主従となりはしないか、周辺部の疲弊が更に進むのではないかという御質問でございますが、さきの一般質問におきまして、市長の答弁にもございましたように、総社市の認識、立ち位置につきまして、さきの市長の答弁をさせていただいたとおりでありますが、高梁川流域連携中枢都市圏を構成する市町は殊更に自己の利益を追求することなく、あくまでカウンターパートナーとしての気概を持って契約に基づく高梁川流域圏の成長戦略ビジョンを進めていくと、そういう趣旨のものであります。高梁川流域連携中枢都市圏では、これまで以上に流域の7市3町における連携を強め、単独ではこれまで取り組んでいなかった事業の新たな実施とか既存の事業を共同で実施することにより、より効率化、充実化を図り、またスケールメリットを生かして市民サービスが向上するものと考えております。 また、総社市の場合、圏域の中心部に位置し、倉敷市からの恩恵、それからいろいろな利便性も高いエリアに位置しておりますから、圏域内の交流人口が増加することで圏域内の経済循環がより高まり、本市の活性化につながるものと考えております。 そして、この連携と共に本市が独自に行ってきた総社市流施策に更に磨きをかけることで、圏域内での存在を一層高める。それによって、圏域への移住を考えていらっしゃる方々に総社市というものを再認識して、総社市の魅力を更に増していきたいと考えております。 したがいまして、その地域に不足しているもの、欠けているものを補い合える協力、連携して、お互いの特徴を生かしながら実施するというものでありまして、決して疲弊ということではないと、そういう認識であります。
○議長(劒持堅吾君) 難波正吾君。
◆8番(難波正吾君) 問題は、6日の市長答弁にもありましたように、気概を持って連携地域、7市3町でやるということは当然必要であろうと思いますが、問題は倉敷市に単年度で2億円、総社市で1,500万円、この財政的な投入、要するに中枢都市に機能を充実させようと、財政も投入し、集積強化、整備する、ここに大きな眼目があると思うんです。これ、それぞれの自治体が頑張るということは当然でありますけれど、権限と財政を中枢都市に集中するという、ここに今まで合併をやられてきた、その合併も十分検証もされずにいろいろ地方が疲弊化した、経済も含め、人口も減ったと、こういうことでありますから、その点での疲弊化を大変危惧するものであります。これに関して答弁があれば。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) (自席発言)この質問、今の質問は質疑であるけど、担当部長じゃなくて私の守備範囲だと思いますので、私が答弁させていただきたいと思うんですが、もともとこれ地方に東京が、地方の東京バージョンみたいなことになりはしないかということを私は全国市長会で総務省の担当課に言ったんです。もう一方で将来的な合併の幕あけ、プロローグみたいなことで考えているんじゃないかということを私自身が総務省に対してくぎを刺してるんです。そういうことではないと。そのときの答弁は、それぞれの拠点中枢都市の構想の2億円、1億5,000万円に一定的な制度を設けるものでなく、自由裁量に任せているので、倉敷圏域は倉敷圏域のやり方であればいいし、福山圏域は福山圏域のやり方であればいいし、それぞれに任せるという発言内容でございました。だったらば、やっぱり我々が総社市流というのを発揮できるなと思いましたし、その圏域の中で独自性を出していけば、この拠点構想の中で我々総社市の自立性というのは保たれると実際私は総務省に確認した上でやろうとしているものであって、これが主従の関係になったり、埋没になったりするものではなくして、我々が自ら光り輝くことによって、更にこの圏域が良くなっていく、それを目指してやれるものだと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 難波正吾君。
◆8番(難波正吾君) それは目指して頑張ってください。とりあえず、理解しました。
○議長(劒持堅吾君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、本件の質疑は終結いたします。 次に、議案第10号から第13号までの4件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、これら4件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第14号の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許可します。 24番西森頼夫君の発言を許します。 西森頼夫君。 〔24番 西森頼夫君 登壇〕
◆24番(西森頼夫君) 議案第14号 総社市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について2点質疑いたします。 報酬額30万円計上されております来年度予算、この方はコンプライアンス推進室に配置されるということでありますが、現職ですか、それともOBですか。 OBであるならば、権限がありません。職務質問をする、また逮捕する、こうした警察の権限はないわけでありますが、相談員として配置する、こうおっしゃっておりますから、それぞれ法令に反する行為があった場合、どうすればいいか相談でありましょう。しかし、市役所の中で相談に行っても、相談する内容を限定されます。あからさまに全部なかなか言えないということになりますと、これ効果があるんですか、どうですか。ここに疑問は持ちますから、質問をするところであります。
○議長(劒持堅吾君) 答弁を願います。 副市長。 〔副市長 荒木政廣君 登壇〕
◎副市長(荒木政廣君) 24番西森議員の御質疑にお答えする前に、若干お時間をいただきたいと思います。 私の市役所人生の最後の議会での答弁の機会を与えていただきまして、誠にありがとうございます。また、議員各位におかれましても、いろいろとお世話になりました。この場をかりまして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 それでは、西森議員の御質問にお答えします。 コンプライアンス推進監は現職はOBかとの御質問でございますが、コンプライアンス推進監につきましては岡山県警のOBの方で、まだお名前は申し上げられませんが、元総社警察署長の方でございます。岡山県警へも御相談をいたしましたが、現職の方についての配置が難しいということでございまして、そうしたことからOBの方の中からお願いをしたところでございます。 それから、次の推進監には職員からの相談はもちろん、不当要求や公益通報への対応に当たっていただき、コンプライアンス推進室の中でも中心的な役割を担っていただくこととしております。推進監につきましては、警察勤務時代の御経験やノウハウを十分に生かしていただくことを期待しておるものでございまして、配置の効果は十分にあると考えております。 また、当然ではありますが、暴力行為や身の危険を感じるような不当要求があった場合などには、これまでと同様、警察に通報し、連携して対応することとなっておりますが、警察が到着するまでの間、経験豊富な推進監を中心としまして対応をしようとするものでございます。 いずれにしましても、コンプライアンス推進室、そしてこの推進監を中心といたしまして、市民の皆様の信頼回復に努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君)
官製談合事件があったときもこの議論がありました。OBなら限界がある。これも議論がありました。しかも、総社市では、今副市長がおっしゃいましたように、事があった場合はすぐ通報する、3分で来るんですよ、近いんですから。もうそういう意味では、かなり通報したときに警察の方が来所される時間が極めて少ない、早いということであります。こうしたことについては、OBは限界があると私は踏んでますから、こういう質問をしました。 副市長に質問したのは、さっきおっしゃいましたように最後の質問であります。しかもこの分野でたけているのは副市長、あなたがここに配置した方がよっぽど効果がある、こう思うんですが、どうですか。ちょっと本人は答弁しにくいです。市長、成りかわって答弁お願いします。
○議長(劒持堅吾君) 市長。 〔市長 片岡聡一君 登壇〕
◎市長(片岡聡一君) そのとおりだと思います。しかし、適材適所というものがございまして、今回こういうことになりましたが、副市長の持っているノウハウやそれから考え方などは新たに設置する元署長にはよくよく伝えてございますので、ちゃんと適正なジャッジをしてくれるものと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 終わります。
○議長(劒持堅吾君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、本件の質疑は終結いたします。 次に、議案第15号の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許可します。 23番大熊公平君の発言を許します。 大熊公平君。 〔23番 大熊公平君 登壇〕
◆23番(大熊公平君) 議案第15号について質疑をいたします。 総社市
昭和地区英語特区に係るスクールバス等の運行に関する条例の制定について、1番、総社駅から美袋駅まで何人の児童生徒がスクールバスを利用するのか、またスクールバスの運行に必要な経費は1人当たりは幾らの算定になるでしょうか。 2番、自己の都合で遠距離通学になることを補助することの根拠は何かということでございます。 3番目といたしまして、市外の小・中学校へ通学する場合とどのように違うのか、以上、よろしくお願いします。
○議長(劒持堅吾君) 教育次長。 〔教育次長 矢吹政行君 登壇〕
◎教育次長(矢吹政行君) 議案第15号 総社市
昭和地区英語特区に係るスクールバス等の運行に関する条例の制定についてに関する大熊議員の御質問についてお答え申し上げます。 まず1点目、総社駅から美袋駅まで何人の児童生徒がスクールバスを利用するのか、また1人当たりの必要な経費は幾らかということでございます。 この度の
昭和地区英語特区に係るスクールバスの利用を希望している児童等、現在のところ7名でございます。この7名に加えて、添乗員と希望する保護者が乗車することになってまいりますが、ですからその7人に対するスクールバスの運行経費ですが、保護者から徴収する負担金等を差し引きますと、1人当たり月額約7万1,000円となります。 この経費につきましては、この度補正予算で出しております国の支援が受けられます、まち・ひと・しごと創生総合戦略に関する政策の一つとして実施するものでございまして、平成27年度は財源の全額をこの地方創生先行型交付金を充てる予定といたしております。 2点目、自分の都合で遠距離通学になることを補助する根拠は何かということでございますけれども、このスクールバスを運行させる理由そのものが
昭和地区英語特区の学校へ通う児童等に対して通学の支援をすることにより、英語特区の学校へ通う児童の数を増やし、効果をより大きくすることで、これをきっかけに昭和地区に対する皆さんの理解、環境の良さ、住みやすさ等を実感していただいて、市の政策としての昭和地区への定住促進につなげていこうとする取組でございます。そういうことでございますので、あくまで総社市の昭和地区に対する定住特区の支援策、それを効果を上げる政策としての英語特区へのスクールバスと考えております。ですから、本来の学区を越えた自己都合による通学のため、幾らかの負担をいただくということで月額2,000円の負担金を徴収することといたしております。 それから、市外の小・中学校へ通学する場合とどう違うのかということでございますけれども、これにつきましても、先ほどのお答えと同じになりますけれども、この支援につきましては、昭和地区の英語特区、定住促進という総社市の政策の効果を高めるための目的でスクールバスを運行させるものでありますので、同じ区域外通学でも個人の都合により市外の小・中学校へ行くというものとはおのずから内容が違うものということで考えているところでございます。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 内容的にはよく分かりました。全額補助である、一人頭7万1,000円、バスの運行に係る経費は600万円ということでありますが、根拠については市の施策だからということで、何も根拠になってない。というのは、市外に自己の都合で通っとられる中学生、私立の中学校へ通っとられる方はおられます。けど、それは自己の都合でありますから、全額自分で出してます。実に、特別にこの子のだけ、7人にだけやるということは特別扱いで不公平感が市民の間から出ているというふうに私は思ってます。もう一度どうぞ。
○議長(劒持堅吾君) 教育次長。
◎教育次長(矢吹政行君) このスクールバスの運行につきまして、なぜ運行しようとするかということを決めたということですが、昨年英語特区を実施中に保護者の皆さん方からスクールバスの運行を求められることが多くありました。また、オープンスクール等に参加された保護者からも同様な声をいただきまして、そういった電車に小さい子を1人で乗せることの不安を持つ保護者ということも多くおられましたので、こういった形でスクールバスを運行しようという方向に持ってきたものでございます。 ただ、先ほど言われている市の政策である英語特区、定住特区に対するものの支援としてのみのスクールバスでは根拠が薄いということかもしれませんけれども、この学校規模の現在の1月に示されました文部科学省からの示されたそういった学校規模の適正化に対するガイドラインなどというものも見ますと、これからそういった学校規模の適正化により、どんどん統合していけというようなことの方向性、そして統合しない小規模校で出していく場合ならば、そういった特色のある学校づくりをしていけというような、そういったような方針も文部科学省の方からも示されているところでございます。そういったところで、現在の学校のそういった適正規模、統合化、その他の動きの中で、今こういった英語特区という形で特徴ある施策を行っている学校につきまして、少しでも多くの方に利用していただくという形で、スクールバスを運行することというのは必要なことであり、良いことであり、その追い風になるのではないかなというふうに考えているところでございます。
○議長(劒持堅吾君) 大熊公平君。
◆23番(大熊公平君) 私立の学校へ遠距離通学をすることと、美袋の英語特区の学校へ通学すること、いずれも自分が好んでやったことでありますから、同等の扱いにすべきであると思います。あとは、委員会に委ねたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、本件の質疑を終結いたします。 次に、議案第16号から第24号までの9件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、これら9件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第25号の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許可します。 12番頓宮美津子さんの発言を許します。 頓宮美津子さん。 〔12番 頓宮美津子君 登壇〕
◆12番(頓宮美津子君) 議案第25号 総社市そうじゃ産米食べ条例の制定についての質問をいたします。 第3条には、市は前条に定める基本方針に基づき、そうじゃ産米等の消費拡大の推進に必要な施策を実施すると規定しています。この必要な施策なんですが、例えばそうじゃ産米を使っているお店、レストラン、そういったところに使ってますよというようなシールを張って消費喚起を促すとか、そういう施策もこの中に含まれるのでしょうか。 また、第6条の事業者とは、1番目と関連しますが、この事業者とは具体的に何を指すのか、お教えください。
○議長(劒持堅吾君) 産業部長。 〔産業部長 中島邦夫君 登壇〕
◎産業部長(中島邦夫君) それでは、議案第25号 総社市そうじゃ産米食べ条例の制定について御説明いたします。 まず、最初の御質問でございます。 第3条に、市は前条に定める基本方針に基づき、そうじゃ産米等の消費拡大の推進に必要な施策を実施すると規定しているところで、使用店にシールを作成することができるかということです。これにつきましては、それぞれのお店では利用される消費者の皆様にそうじゃ産米を使っていますということをお伝えすることが最も重要なことだと思っておりますので、使用する袋には総社の米のロゴを入れております。また、それをアピールするためのアイテムとして、今御質問のありましたシール、またのぼり旗、こういったものの作成も考えております。 次に、第6条の事業者とは具体的に何かの御質問でございますが、これは飲食業をはじめ、加工業や小売業、サービス業なども対象に考えており、お米に関わる全ての事業者を指しております。具体的に申し上げますと、各種の飲食店はもちろんでございますが、お弁当などの総菜関連業者、またホテルや病院など食事提供を行う各種施設、更にはお米を販売するスーパーやコンビニなどの小売店であり、加えて米粉の活用の視点からパン屋やケーキ屋さんなども視野に入れてございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) 分かりました。終わります。
○議長(劒持堅吾君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、本件の質疑を終結いたします。 次に、議案第26号について質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、本件の質疑を終結いたします。 次に、議案第27号の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許可します。 まず、2番三宅啓介君の発言を許します。 三宅啓介君。 〔2番 三宅啓介君 登壇〕
◆2番(三宅啓介君) 議案第27号 総社市空家等の適正な管理に関する条例の制定について、3点お尋ねをいたします。 まず、この条例の対象となるような空き家への苦情や要望、または問い合わせといったようなものが今までどのぐらいの数があったのかということ、これが1点。 2点目は、この条例の第2条(1)空家等の定義を説明する中で、居住その他の使用がなされていないことが常態であるもの、こういう文言がありますけれども、恐らくこの常態という部分の見解というものが人それぞれ違うと思うんですけれども、具体的にはどのような状況を想定しているのか。例えば、誰も住まなくなって何日たったら空き家ですよみたいな、そういう目安を設けているのか、これが2点目。 3点目は、第8条に空き家にしないための対策といたしまして、その他必要な援助、これを行うというふうに書いてありますけれども、これは例えば家のリフォームに補助金を出すのか、借りてもらいやすいようにするということを想定しているのか、以上3点をお尋ねをいたします。
○議長(劒持堅吾君) 建設部長。 〔政策監兼建設部長 風早俊昭君 登壇〕
◎政策監兼建設部長(風早俊昭君) それでは、三宅議員の御質疑に御答弁をさせていただきます。 まず、現在空き家等に対する苦情などがどれぐらいあるかということでございます。空き家や家屋についての苦情や御相談でございますけれども、毎年四、五件というような状況でございます。道路への落下とか、そのような通行に関することとか、それからいわゆるごみ屋敷というんですか、そのようなことなどが私どもの住宅建築の方、あるいは地域応援の方、あるいは環境課の方、また人権・まちづくり課の方に寄せられているというところでございます。 それから、空き家の定義でございますけれども、居住その他の使用がなされてないことが常態であるものということでございます。こちらの方は、空家等対策の推進に関する特別措置法、この中の指針というものが本年2月26日に出たところでございます。それと、私どもの方も同様な考え方をしておりますけれども、具体的に申しますと、建物等への出入りがなく、電気、水道などの使用状況あるいは使用可能な状態などを所有者などからの聞き取り調査、あるいは実績等から客観的に判断をするということが一つ、それから長期間ということになりますと、使用されてない状態というものが期間はおおむね1年というふうなことで、実績のない状態ということを想定をしとるというところでございます。 それから、第8条の必要な援助とはどのようなものかというふうなことでございます。 現在は、特別な補助金などを想定したものではございません。空き家にしない、あるいは空き家を適正に管理するために必要な情報の提供や助言などをさせていただくというような意味合いでございます。 具体的には、これからのことではございますけれども、建物に関するエンディングノートのようなものを作成もしてみたいなと思っております。建物についての将来について、今空き家にならないようなことを考えていただきたいというふうなことでございます。 それから、具体的な借家とかそのようなお話でございますと、それぞれ私どもで協定も結ばさせていただいておりますけれども、各不動産の業界でありますとかというふうなところへ御紹介もさせていただきたいというふうなことでございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。適正に執行されるように、これから詳細は委員会で議論されるということなので、そちらにお任せをいたします。ありがとうございました。
○議長(劒持堅吾君) 次に、12番頓宮美津子さんの発言を許します。 頓宮美津子さん。 〔12番 頓宮美津子君 登壇〕
◆12番(頓宮美津子君) 同じく、議案第27号 総社市空家等の適正な管理に関する条例の制定についてでありますが、この条例が制定されることを私待っておりました。これまでに市民から適切な処置を要望されている空き家について、私も本当に相談を受けて困っているという案件は何件か知っておりますが、そういった空き家について、ここにも行政代執行、条文の中にもありますけれども、直ちに危険だと思われるような空き家は直ちに着手することができるのかどうなのか、お聞きいたします。
○議長(劒持堅吾君) 建設部長。 〔政策監兼建設部長 風早俊昭君 登壇〕
◎政策監兼建設部長(風早俊昭君) 頓宮議員の御質疑にお答えをいたします。 直ちに執行できるのかということでございますけれども、まずこの条例は空き家等の所有者が適切な管理を行うということが一番の前提でございます。ございましたから、そういうふうな事実がありますと、私どもの方から調査なり助言なり御指導なりということをまず行っていくということだと思います。一般的に申し上げますと、住民の方から相談とか苦情とかございますと、まずは私どもによる調査をいたさないといけないということでございます。それから、何らかの措置が必要な場合、このような場合には所有者の責務ということを皆さんに告知をするということから始めるべきかと思います。 続いて、先ほども御答弁申し上げましたけれども、所有者等による適切な管理のためのいろんな情報提供や助言ということになろうかと思います。適正に管理していただくための指導等も行っていくというふうなことでございます。 先ほどの御質問では、非常に危ない、危険な空き家というふうなことからだと思いますけれども、こちらの方につきましては、私どもの方では10条ということになるかと思いますが、非常に強い公権力の行使を伴うことでございますので、国においてこれからそれの特定空家、危険空き家、これの判断基準というものが示されるガイドラインの制定ということがございます。具体的には、それを待って、実態的な判断をしていかなきゃならないというふうに考えておりますが、本当にもう目の前で危ないということでございましたら、何らかの措置をとっていくということには変わりはございません。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) ありがとうございました。 最後の御答弁が聞きたかったわけで、余り具体的な空き家をここで指定するのは控えさせていただきますが、本当に危ないところがございまして、担当課に調べていただいた経緯があるようなところもありますので、子どもが怪我をするようなことがないようにしっかりと対応していただきたいと思います。終わります。
○議長(劒持堅吾君) 次に、24番西森頼夫君の発言を許します。 西森頼夫君。 〔24番 西森頼夫君 登壇〕
◆24番(西森頼夫君) 議案第27号 総社市空家等の適正な管理に関する条例の制定を2人に引き続き質問をいたします。 この空き家ですが、富山公民館内、20年前が70軒、現在50軒であります。昭和50年に今最終処分場建設中のところ、松尾というところが村がなくなりました。昨年の12月に富山公民館内の高間、当時25軒ありましたが、いよいよ村の消滅、一軒もありません。おるのは猿だけ。そういう空き家はたくさんあちこちあるんですが、そこでこの特定空家、危険な状態になる空き家と規定しておりますから、前の議員さんも質問されましたように、通行中、自動車が危険に遭う、通行人に危険を及ぼす、こういう危険な空き家、また名勝豪渓の入り口、上槙谷ですが、あります。こういう景観を損なう空き家、こういうものに線引きをする、限定をする、これがあるのかどうかということであります。 それから二つ目は、空き家になったのは様々あります。隣に新築を建てて空き家になっとる。息子が出て仕事に行って東京、大阪におって帰ってこないから、もうそこへ御厄介になる、高間がその例ですが、息子のところへ行かないともう生活できなくなって、結局空き家になるというケース、今施設に入ってもう家は時たまお嫁に行った娘が掃除や風を入れに来るけども、もうほとんど年中閉まっておる空き家、様々あります。結局、その空き家になった要因もまたこれ様々であります。こういったことに対して、相続人がいない場合、もうお嫁さんに行っていない。跡継ぎがいないという点については、どのような対応をするのかという点であります。 それから、ただし書きには国や市が管理するものは、これ別だということで除外されております。しかし、今申し上げた上槙谷、豪渓入り口はあれは昔の総社市こども園なんですよ。それから、下倉の市営住宅、県道べりにあります。これももう廃屋になっちゃって、もうこれから倒すだけ。県道べりです。これまた醜いんですよ。誰も住んでないから余計汚いというようなことで、ただし書きには市の建物は別だといいますが、これは市が何でせんのにうちのところへ言うてくるのということになっちゃいますから、こういった点についてはそれなりの配慮が要るんではないかということであります。ガイドライン、これからとおっしゃいましたので、詳しくはないんかと思いますが、ひとつ御見解と御答弁をお願いします。
○議長(劒持堅吾君) 建設部長。 〔政策監兼建設部長 風早俊昭君 登壇〕
◎政策監兼建設部長(風早俊昭君) それでは、西森議員の御質疑にお答えをいたします。 まず、特定空家の定義の不適切な状態ということの線引きということでございますけれども、基本的にはそういう線引きはないものというふうに考えております。ただ、いろいろ例があると思いますけれども、大きな敷地に真ん中にそういう本当に特定空家があるというふうなものでございましたら、周辺の生活環境に余り影響はないのではないかというような判断をすることはあろうかと思います。いずれにいたしましても、これ財産権との絡みというのはなかなか難しいことでございますから、先ほど御答弁いたしましたように、国のガイドラインを少し待つということはどうしても必要かなというふうに考えておるところでございます。 それから、空き家の場合、相続人がいない場合などにどうするかということでございます。今、御質問のような本当に相続云々というよりも、現実に管理する人がいないというような状態かなと思います。この条例にもありますように、所有者等への責務ということでうたっておりますので、実際上の所有者等がおられる場合には、もう指導、助言を行っていくということだろうと思います。この度固定資産税の情報などもこういう調査については使えるということになりましたので、そういうふうなことも使わせていただきながら、できるだけの指導、助言をやっていきたいということでございます。 それから、本当にもう相続される方が法的にもないというような場合でございますと、これも民法の規定による処理しかないかなと思いますけれども、不在者の財産管理人あるいは相続財産管理人というふうな制度を活用していくということかと思います。 それから、ただし書きの件でございます。本市が管理する建物はどうするのかということでございます。一例で言われた古い管理物件があるのも事実でございます。そういうものにつきまして、それこそこれからどのような措置をしていくのかというふうなことがこれからの課題ということでございます。今度、
建設消防委員会の方にお願いをしております市営住宅についての所管事務調査の中でも、そういうふうなことも含めて御相談もさせていただきたいなというところもございます。 それで、基本的には市の管理する建物につきましては、それぞれの管理条例、管理規則の中で建物を適切に管理するというのは、もうこれ当然の責務というふうには考えておるところでございます。100%十分ということはなかなか申し上げれませんけれども、例えば市の所有物件が古いものが倒れそうになって危険だというふうな判断をいたしますと、近頃でも商店街の堀家の南側の方の古い物件などはもう相当数処分もしてきたところでございます。また、カルチャーセンターの外壁等につきましても、もう危ない部分は落としまして、できるだけの管理をしてきたというところでございます。それについては、今後ともそういう方向で進んでいくということは間違いないところでございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 了解しました。柔軟に対応をされますように、田舎の中で空き家になって、もう相当傷んどってワイヤーで引っ張り合っておくよりは、20年もカズラが巻きついたらよっぽど強い、倒れんのですよ。たとえ腐ってもずすっと下へ座るだけ、危険性がありません。そういう点では、ひとつ柔軟な対応を期待して終わります。
○議長(劒持堅吾君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、本件の質疑を終結いたします。 次に、議案第28号及び第29号の2件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、これら2件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第30号の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許可します。 まず、2番三宅啓介君の発言を許します。 三宅啓介君。 〔2番 三宅啓介君 登壇〕
◆2番(三宅啓介君) 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算の歳入、歳出についてそれぞれお尋ねをいたします。 まず、歳入ですけれども、第18款寄附金、第1項寄附金、第2目総務費寄附金のふるさと納税寄附金額3,300万円の設定根拠を教えていただきたいということが1点目。 そして、2点目は歳出ですけれども、これは今日の同僚議員の一般質問でも同じようなお話があったんですが、再度お尋ねいたしますが、歳出第10款教育費、第5項社会教育費、第7目図書館費の工事請負費7,300万円について、これは図書館のエレベーターと施設改修費での計上ですが、この施設改修費について詳細を再度お尋ねをいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 〔総務部長 難波道好君 登壇〕
◎総務部長(難波道好君) 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算のうち、歳入、第18款寄附金の中でふるさと納税寄附金額3,300万円の算定根拠ということでの三宅議員の御質疑でございます。 この3,300万円につきましては、3,000万円は農業の活性化という面も含めまして、米1,000俵をふるさと納税のお礼の目玉として活用をしようと考えております。段階的に1万円ですと20㎏、2万円ですと40㎏、3万円以上ですと1俵というふうに考えておりまして、3万円掛ける1,000俵分の3,000万円と、それからあとの300万円につきましては、通常毎年300万円前後の御寄附をいただいております。その辺を見込みまして、実績見込みということで合計で3,300万円を計上をさせていただいているというところでございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 教育次長。 〔教育次長 矢吹政行君 登壇〕
◎教育次長(矢吹政行君) それでは、平成27年度総社市一般会計予算、10款教育費、5項社会教育費、7目図書館費に伴います三宅議員の御質問にお答えいたします。 図書館のエレベーター設置工事費及び施設改修工事費7,300万円の改修の具体的な内容は何かということでございます。 この度の図書館のエレベーター設置工事費、施設改修費7,300万円の内訳につきましては、エレベーター設置工事に係る経費が5,000万円、その他の工事、施設改修工事に係る経費が2,000万円、そして3階トイレ改修工事が300万円となっております。 エレベーターの設置工事に併せて行う施設改修の主な改修内容は、お子さんとそれから一般の方、今図書館1階部分御一緒にいらっしゃいますので、そういった子どもの声が不快と感じる一般利用者と、またお母さん方の方も乳幼児を連れて来館することというのを非常に気にされる部分がございますので、一般利用者と子ども、乳幼児連れの利用者とのスペースを分離しようと考えておりまして、1階に一般書と郷土資料、参考図書を配下した一般開架室と新聞、雑誌コーナー、学習室を設けようと考えております。そして、2階を児童コーナーとし、絵本も含めました児童書を配下した児童用開架室とキッズルームを設けようと考えております。特に、この2階の児童用開架室は、全体を明るい雰囲気として絵本がよく見えて子ども自らが絵本を手にとれるようにした、そういった工夫を設けたいと思っております。また、会議室を改修して作りますキッズルームでは、絵本の読み聞かせをはじめ、子どもの読書相談、子育て中の保護者の交流の場としても活用できればと考えております。 同じく、2階の視聴覚室については、今までどおり多目的に活用できる会議室と使用して、試写室は倉庫としての利用を考えております。 3階の展示ホールにつきましては、現行どおり多目的に活用する場と考えております。展示室につきましては、現在書庫が不足していることから、改修して書庫として利用したいと考えております。 また、トイレの改修工事についてですが、主な内容は和式便器から洋式便器に変更しようとするものでございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) すみません。再度、寄附金に関してお尋ねいたしますが、3,000万円、これは努力目標とこういうことでよろしいのかということと、もう一つ、歳出の図書館の方に関しましては、1階に2階にあった郷土資料等の書庫というか、あれが1階に来て学習室も1階に来て、そのかわり2階は全部子どものスペースになると、こういうことでよろしいのか、ちょっと再度お尋ねいたします。
○議長(劒持堅吾君) 総務部長。
◎総務部長(難波道好君) 三宅議員の再度の御質疑にお答えをいたします。 努力目標かどうかということでございますが、この当初予算を御議決いただけましたならば、早急に予約を開始したいと思っております。で、1,000俵の目標を達成したいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 教育次長。
◎教育次長(矢吹政行君) 三宅議員の御質問にお答えいたします。 先ほど御説明申し上げましたように、2階にありました郷土資料室を1階に移し、また同じく学習室も1階におろします。そういうことで、1階の方は一般開架室と郷土資料、そして雑誌コーナーということになりまして、お子さんの来られるスペースというのは全て2階に移していくという方針でございます。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
◆2番(三宅啓介君) 分かりました。 以上で、終わります。ありがとうございました。
○議長(劒持堅吾君) 次に、3番岡崎亨一君の発言を許します。 岡崎亨一君。 〔3番 岡崎亨一君 登壇〕
◆3番(岡崎亨一君) それでは、質疑の許可をいただきましたので、議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算、歳出の部、第2款総務費、第1項総務管理費、第6目財産管理費における工事請負費1億円について質問をさせていただきます。 計画的な庁舎管理について、どのように考えるかでございますが、昨年の9月議会におきまして、総務文教委員会の委員の質問に対しまして、同じこの庁舎管理費としまして、外壁補修また玄関の自動扉化につきまして、答弁の中で、機会があれば改修を行いたいと考えていたというのがございます。また、今回の予算調書の中に、事業実施のための課題等、この等が問題でありますけども、庁舎施設については経年劣化による老朽化が著しいため、計画的に修繕を実施しながら対応をしていく必要があるという部分がございまして、こちらを鑑みまして、計画がちゃんとされているのかなというふうに疑問を抱いております。 また、2点目としまして、この中の外壁改修がございますが、外壁改修の点検方法はどのようになっているかにつきまして、答弁をお願いしたいと思っております。
○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 〔総務部長 難波道好君 登壇〕
◎総務部長(難波道好君) 平成27年度総社市一般会計予算の歳出のうち、第6目の財産管理費について、工事請負費1億円についてということで、計画的な庁舎管理についてどのように考えているかということでございます。 本庁舎は、昭和44年に建築をされておりまして、現在約45年が経過しているというような状況でございます。通常におきましても、何らかの補修が必要な時期であろうというふうに考えております。現在考えられますのは、耐震補強か建て替えが必要であるのかどうなのかというふうなことも考えておるところでございます。平成24年度に実施した耐震診断をもとに、本庁舎の大規模改修ということになりますと、耐震補強でも約20億円、また建て替えには約30億円が必要ということで見込んでおるところでございます。耐震補強、建て替えのいずれにいたしましても、財政面を考えると、すぐに着手できるようなものではないことから、庁舎の維持管理においてはたちまち必要な改修工事などを行い、建物の長寿命化を図っているということでございます。本庁舎の修繕につきましては、3年間の見通しを立てて市全体の実施計画に上げているところですが、市全体の予算と事業の優先順位などによりまして、なかなか計画どおりには予算計上できていないというところが現状でございます。 それから、外壁改修の点検方法はどうかということでございますが、補修が必要なところの点検は設計段階では目視で点検を行っておりまして、クラックや鉄筋露出など約100カ所を確認をしたところでございます。外壁改修工事を施工するというときには、打診検査により、細部まで点検をいたしまして、危険な補修はしていくということといたしておるところでございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 岡崎亨一君。
◆3番(岡崎亨一君) 分かりました。そのような答弁しかいただけないんじゃないかなと想定をしておりました。非常にこれは市民の目線から見れば、賛否が分かれるところでございますので、当然私の心の中にも様々ございます。是非とも、これを付託される委員会でしっかり議論をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 次に、9番小西利一君の発言を許します。 小西利一君。 〔9番 小西利一君 登壇〕
◆9番(小西利一君) 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第6目の財産管理費の中、修繕料の中の分野ですが、分煙室改修の金額及びその内容を教えてください。
○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 〔総務部長 難波道好君 登壇〕
◎総務部長(難波道好君) 9番小西議員の御質疑にお答えをいたします。 平成27年度総社市一般会計予算のうち、第6目の財産管理費についてでございます。分煙室改修の金額及び内容は何かということでございます。 喫煙場所の改修につきましては、屋内では議員控室内と議会傍聴席入り口の2カ所、屋外では庁舎西側の自転車置き場西側の1カ所の計3カ所の改修を予定をいたしておるところでございます。改修の内容でございますが、屋内の2カ所はJTの分煙コンサルティングの現地調査を踏まえたアドバイスを参考といたしまして、厚生労働省が示しているガイドラインの基準値を満たすための改修工事を行うことといたしておりまして、たばこの煙やにおいが喫煙区域から非喫煙区域に流れ込まないように処理能力の高い換気扇へ改修するなど、毎秒0.2m以上の空気の流れを作る改修が主なものとなっております。また、屋外につきましては、受動喫煙の概念はございませんが、現在の自転車置き場西側に仕切り板等で囲みまして、喫煙スペースを明確にすることを予定をいたしておるところでございます。改修の費用といたしましては、約120万円を合計で見込んでおるところでございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 小西利一君。
◆9番(小西利一君) 過去何回もこの件につきましては質問もあり、提案もさせてもらってます。私は、一度も庁舎内の分煙室を改修してほしいとは言ったことは一度もありません。予算があるんであれば、やっぱり禁煙対策とか健康づくりの方に使っていただきたいし、議員特権のように市民の目線から見られている議員控室であるとか、議場の隣の職員の特権のように見られている場所を、ここを改修してまで吸う場所を設けるのであれば、市民の方も本当に吸う場所がないのであれば、やはり自転車置き場ではなくって庁舎の外に完全なきちっとした喫煙場所を設けるべきではないかと思っております。命の大切さ、健康を大切さは私はもうここ一、二年半で痛感に実体験として思っておりますので、その辺のことを原点として総務文教委員会の方で議論を重ねていっていただきたいと思います。 以上で、終わります。
○議長(劒持堅吾君) 次に、12番頓宮美津子さんの発言を許します。 頓宮美津子さん。 〔12番 頓宮美津子君 登壇〕
◆12番(頓宮美津子君) 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算、歳出の第3款民生費、第1項社会福祉費、第2目人権啓発費の1点目、男女共同参画推進事業についてでありますが、研修会等負担金に1万2,000円が計上されておりますが、男女共同参画のスキルアップを図るならば、今後DVの相談等も大変重要なスキルアップになると思いますが、せめて毎年DVの全国シンポジウムあるいは日本女性会議のいずれかに参加するべきであり、その研修費としては少ないのではないか。 また、歳出の第7款商工費、第1項商工費、第4目観光センター運営費の中のきびじつるの里施設管理委託料についてでありますが、管理費692万4,550円に(職員給与等)とあります。きびじつるの里施設管理委託料になっておりますので、この職員が市の職員という意味であれば適切ではないと思いますが、この2点について御答弁をお願いいたします。
○議長(劒持堅吾君)
市民環境部長。 〔
市民環境部長 長江章行君 登壇〕
◎
市民環境部長(長江章行君) 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算、歳出の第2目人権啓発費の頓宮議員の御質疑にお答えを申し上げます。 男女共同参画推進事業についてということで、毎年のDVの全国シンポジウムあるいはまた日本女性会議等へのいずれかに参加すべきではないかとの御質疑でございますが、男女共同参画における様々な課題を考える日本女性会議へは平成25年度は徳島県の阿南市、平成26年度は北海道札幌市で開催されておりまして、毎年職員1名が参加をいたしております。平成27年度は倉敷で開催されるため、予算としては計上しておりませんが、職員3名が参加できるように参加負担金を計上させていただいております。日本女性会議は男女共同参画における全国の先進的な取組や国の施策など実際に見聞きし、考えることのできる場でございますので、今後とも積極的に参加をしてまいりたいというふうに考えております。 また、各県の民間支援団体等が開催する全国シェルターシンポジウムにつきましては、平成24年度に大阪府阪南市で開催された際に参加をさせていただいておりますが、これもDV被害者の支援の実情を知る貴重な研修の場でございますので、今後も可能な限り参加していきたいというふうに考えております。 DVの被害者への支援のスキルアップとしましては、そのほかにも岡山県の男女共同参画推進会議が毎年DV被害者サポーターの養成講座や、また岡山のウィズセンターが開催するDV被害者支援研修会にも可能な限り参加をし、適切に相談を受けることができるように、おっしゃるとおり、職員のスキルアップに努めてまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 産業部長。 〔産業部長 中島邦夫君 登壇〕
◎産業部長(中島邦夫君) 引き続きまして、第7款商工費、第1項商工費、第4目観光センター運営費で、きびじつるの里施設管理委託料について御説明申し上げます。 管理費692万4,550円から市の職員という意味であれば、不適切ではないのかという御質問でした。きびじつるの里では、施設の管理を3名の職員で管理しております。その内訳が2名が市の職員、そして残り1名が外部委託の職員でございます。管理費692万4,550円の内訳でございますが、委託先職員1名の給与など480万円、事務費などの管理事務経費として210万円を計上しているものでございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) 分かりました。 男女共同参画推進事業の職員の研修に関しましては、必ずどちらかに毎年予算をつけていただけるということであるならば、お願いしたいと思います。 きびじつるの里に関してでありますが、3名の方がついてらっしゃるということですが、私あそこの裏に住んでおりますので、毎日あそこを通るわけであります。常に3名の方が動いていらっしゃるようには見えませんで、委託料として本当に3名必要なのかどうなのかということが非常に疑問に思ってるところでございます。この点に関しては、どんなでしょうか。
○議長(劒持堅吾君) 産業部長。
◎産業部長(中島邦夫君) 頓宮議員の御質問にお答えいたします。 このタンチョウが国の特別天然記念物でございますため、管理責任の主体が総社市となっております。そのため、市の職員が2人、この2名がタンチョウの飼育に当たっております。そして、先ほどの委託先の管理委託している職員が施設の管理の方をしているような状況でございます。ですから、タンチョウが2人と施設が1人ということで、どうしても3名が必要となるものでございます。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 頓宮美津子さん。
◆12番(頓宮美津子君) はっきり分かりましたとは言えませんけれど、分かりました。終わります。
○議長(劒持堅吾君) 次に、1番萱野哲也君の発言を許します。 萱野哲也君。 〔1番 萱野哲也君 登壇〕
◆1番(萱野哲也君) 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第7目企画費でございますが、インターンシップ説明会旅費(青山学院大学)について、青山学院大学生への市PR活動旅費とはどのようなものかでございます。御答弁お願いします。
○議長(劒持堅吾君) 総務部参与。 〔総務部参与 横田 修君 登壇〕
◎総務部参与(横田修君) 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算、歳出、第2款総務費の中の第7目企画費、インターンシップ説明会旅費(青山学院大学)について、青山学院大学生への市PR活動旅費とはどのようなものかという1番萱野議員の御質問でございますが、青山学院大学とは平成26年10月14日に総社市と包括協定を締結いたしました。教育、まちづくりをはじめとする様々な分野で組織的に連携し相互協力をしていこうとする内容でございます。 その具体的な取組といたしまして、インターンシップの受入れ、英語の授業における英語指導補助ボランティア受入れなどを考えております。青山学院大学の学生による英語指導ボランティアでは、英語を契機に学生の能力が生かせる場として臨んでもらい、総社市全体の子どもの英語力の底上げにつながればと考えております。 この旅費につきましては、大学側が学生に対して開催する説明会に総社市の職員も参加をして、都市部の学生に総社市の様々な取組を知ってもらい、興味を持ってもらうことで、より多くの学生に総社市に来ていただきたいと、そのように思っております。また、インターンシップの受入れでは、都市部の学生が総社市に短期間滞在し、インターンシップを通じて総社市流の施策などを知ることにより、総社の魅力を感じてもらうことで総社市へのIターンにもつながっていければと思っております。今後、移住・定住フェアへの参加など積極的に外へ出て総社市をPRしていこうと思っております。 以上です。
○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。
◆1番(萱野哲也君) これ、否決されたらどうしますか。これ先日、せんだって市長が包括協定を結ばれてます。これ、議会知りませんでした。そのあたりの整合性はどのように御説明できますか。
○議長(劒持堅吾君) 総務部参与。
◎総務部参与(横田修君) 今の御質問、申し訳ございません。ちょっとよく理解できませんでしたが、予算が否決されたらどうしますかということでのお尋ねでございましょうか。予算がつかなければ執行できませんので、もうそれなりになると思います。
○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。
◆1番(萱野哲也君) いや、そのとおりなんですけど、じゃあ市長、最後にこれとの整合性はどのように御説明していただけますか。
○議長(劒持堅吾君) 市長。
◎市長(片岡聡一君) (自席発言)いろいろあると思うんですが、否決されたらそれまでのことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(劒持堅吾君) 萱野哲也君。
◆1番(萱野哲也君) 分かりました。議会とは車の両輪ということなんで、これからも仲良くお願いします。
○議長(劒持堅吾君) 次に、24番西森頼夫君の発言を許します。 西森頼夫君。 〔24番 西森頼夫君 登壇〕
◆24番(西森頼夫君) 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算について、二、三、質問します。 所信表明の行政報告で、市長が全地域に協議会が結成された一括交付金の報告がありました。昨年、8地域でありますから、この間、相当担当課の努力が実ったものと考えます。その地域、市内に幾つあるのか、改めてお示しをいただきたい。 また、この協議会と協議会の間に必要な防犯灯とかがあります。これはどちらがするか、Aという協議会からここで作りたい、しかし大体その場所はBという地域の通学路や道路があるというようなところもあちこちにあります。そういった点で、そういう協議会と協議会の間、いわゆる集落と集落の間、こういうことについてはどういう対応方をされるのか、そういう点が一つと、地域集会所の建て替えや新築、補助制度が今総社市にありますが、かなりの経費を地元負担としても要します。こういったものについては、どう対応をしていくのかということであります。今回、盛り込まれております7,500万円の一括交付金、ソフト事業としてはどういうものが入っているのか、主なもので結構でありますが、お示しをいただきたい。 それからまた、総社市全域として今活動されていらっしゃる栄養改善事業、愛育事業、これらはそれぞれ地域間にアンバランスになってはならない。総社市自身が均一な組織の大きい小さいは別にしても、内容が均一的な行政指導が必要であります。こういったものが、これから今後一括交付金に入っていくというのは甚だ心配であります。こういう点については、どういう観点で対応されていこうとしているのかということであります。 それから、一括交付金ではありませんが、自治振興費の中にそれぞれ各地域の催し物に助成金、補助金、交付金が乗っております。例えば、元旦に登山をするところはあちこちありますが、これどっこも補助金が出てるのか、花火もあちこちあります。盆踊りもあります。それぞれ地域でやっていらっしゃいますが、この事業について均一に公平に自治振興の助成がされているのかどうか。どうも一貫性がない、あっちはするけどこっちはしない、こっちは多いがこっちが少ないというふうなだりはりがかなり見受けられますので、その辺のことについて今後の方針で、もう今予算には計上しておりますから修正できませんが、今後どういう方向でこのことについて進めていこうとなされているのか、お尋ねをいたします。
○議長(劒持堅吾君)
市民環境部長。 〔
市民環境部長 長江章行君 登壇〕
◎
市民環境部長(長江章行君) 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算、歳出、第1款総務費、第1項総務管理費、第14目自治振興費の西森議員さんの御質疑にお答えを申し上げたいと思います。 まず最初に、15小学校区で地域づくり協議会は幾つあるのかとの御質疑でございますが、平成27年度開始に向け、地域の皆様の御理解と御協力をいただきまして、地域づくり協議会が全域に結成される予定でございます。市内に15小学校区ございますが、平成26年度で設立しました東小学校区の三須地区と服部地区、また総社西小学校区の久代地区と山田地区につきましては、地域の皆様との協議により、スタートはそれぞれの地区で開始することになりましたので、協議会は17地区となります。 次に、通学路や防犯灯などの各地区での協議会の間の事業、あるいはまた地域集会所の建て替え等についてはどのようになっているのかとの御質疑でございますが、防犯灯の設置につきましては、集落の中においては地域で地域づくり一括交付金を使って設置をお願いしており、通学路や協議会の間、各協議会と協議会の間の設置につきましては、基本的には市が設置するものと考えております。設置を必要とする場所がどこが主体になるのか明確でない場合は、十分協議を地域の皆様とさせていただき、協議を行っていきたいというふうに考えております。 また、地域集会所の新築、修繕などにつきましては、地域づくり一括交付金とは別に市の補助制度で今までどおり行ってまいりたいというふうに考えております。 次に、ソフト事業の主なものは何かと、更に栄養改善や愛育事業は今後どうするのかとの御質疑でございますが、地域づくり一括交付金に含まれるソフト事業の主なものとしましては、例えば清掃活動などのような環境事業、あるいはまた子どもさんの見回りとかパトロールなどの防犯事業、交通安全事業あるいは防災訓練などの事業や各種イベント、あるいは敬老会事業などがあると思います。 御質疑の愛育委員協議会及び栄養改善協議会の活動事業につきましては、愛育委員さん及び栄養委員さんは各地区から選任されている委員ではありますが、地区内の活動のみならず、全市の各種事業にも参画していらっしゃいますことや、両協議会とも岡山県から活動助成金の交付を受けていること等の理由から、現段階では地域づくり一括交付金への統合は考えておりません。 次に、最後でございますが、夏祭りなどの自治振興費の地域の催しについて、今後どうするのかということでございますが、まず各種催しの補助金につきましては、今回の合併10周年を機に、市域全体の統一性を図ろうというふうに考えております。これまで、各地域の催しに対しまして、市から直接補助金を交付していたものにつきましては、地域づくり一括交付金の中に組み入れ、市域全体で均衡になるように調整を図っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(劒持堅吾君) 西森頼夫君。
◆24番(西森頼夫君) 了解しました。よく分かりました。 今年の予算には、高間やまびこまつり、それから温羅まつり、これは観光費の方へ独自に載っておりますが、これはどっちにしても一括交付金の中に入っていくということであります。それは結構でしょう。ですから、それぞれこういったものが一括交付金7,500万円の中にぴっと入れて、1行だけちょっと書いとったんでは、何にどこへどう使うたというのがさっぱり見えんのんですよ。今度の予算も1行だけ、ですからこれから先、これだけ量の多い、余り詳しくは要りませんが、そういった事業については明細書を添付する、調書に明らかに記入をするということで、議会、各委員会でこれ見えて審議ができるものにしていかないと、なかなか質疑がたくさん出ますよ。その方がいけりゃそれでいいんですが、資料を添付してみんなで共通の認識にできるように、ひとつ取り進めていかれますように、これも要望でありますが、たちまちもうじきに決算ができてきますから、一つ要望として質疑を終わります。
○議長(劒持堅吾君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、本件の質疑を終結いたします。 次に、議案第31号から第42号までの12件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、これら12件に対する質疑を終結いたします。 この際、私より申し上げます。 議案第43号及び第44号の2件について質疑があれば、議会事務局に通告用紙がありますので、通告を願います。 通告はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これより、議案第43号及び第44号の2件について一括質疑に入りますが、通告はありません。 これをもって、これら2件に対する質疑を終結いたします。 次に、同意第1号並びに意見第1号及び第2号の3件について一括質疑に入ります。 ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) これをもって、これら3件に対する質疑を終結いたします。 以上をもって、諸議案に対する質疑は全部終了いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第4
一般会計予算審査特別委員会の設置について
○議長(劒持堅吾君) 次に、日程第4、
一般会計予算審査特別委員会の設置についてを議題といたします。 お諮りいたします。 議案第30号 平成27年度総社市一般会計予算については、議長を除く議員全員をもって構成する
一般会計予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第5 諸
議案委員会付託
○議長(劒持堅吾君) 次に、日程第5、諸
議案委員会付託を議題といたします。 議案第1号から第44号まで、同意第1号並びに意見第1号及び第2号については、お手元に配付いたしております委員会付託案件一覧表に記載のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第6 陳情上程
○議長(劒持堅吾君) 次に、日程第6、陳情第1号を議題といたします。 ただいま議題となっております陳情第1号については、陳情文書表に記載のとおり、所管の委員会に付託いたします。 なお、ただいまの各議案及び陳情について付託に不合理があった場合は、議長において適宜措置させていただきますので、申し添えておきます。 お諮りいたします。 委員会審査等のため、3月10日から19日までの間、休会いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(劒持堅吾君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 この休会中に、各委員会におかれましては、本日付託いたしました諸案件について御審査を願い、今期定例会の最終日と予定されております3月20日の本会議において、その審査結果について御報告を願います。 なお、3月20日の本会議は午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席を願います。 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。 散会 午後5時24分...