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06月13日-03号

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  1. 総社市議会 2001-06-13
    06月13日-03号


    取得元: 総社市議会公式サイト
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    平成13年 6月定例会          平成13年6月定例総社市議会会議録(第3号)             〇平成13年6月13日(水曜日)1. 開 議 平成13年6月13日 午前10時2分2. 散 会 平成13年6月13日 午後 6時3分3. 出席または欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 浅野 智英      3番 加藤 保博      4番 光畑嘉代子   5番 笠原 武士      6番 中島 俊平      7番 神崎  干   8番 小林 良山      9番 松浦 政利      10番 荒木 勝美   11番 山口 久子      12番 金池  徹      13番 多田 稔泰   14番 中村 吉男      15番 萱原  潤      16番 津神 憲章   17番 小原 修身      18番 畑  隆光      19番 丹下  茂   20番 西森 頼夫      21番 秋山 晴道      24番 服部 剛司   欠席議員   2番 岡川 憲生      23番 岡本鹿三郎4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  塩 尻    司    同   次長  久 保    豪   同議事係主任  松 久  茂 喜    同議事係主事  宇 野    裕5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      竹 内  洋 二    助役      岩 佐  信 夫   総務部長    守 長  健 尚    生活環境部長  友 野  二 男   保健福祉部長  本 行  輝 二    経済部長心得  秋 山  庄司郎   建設部長    薬師寺  主 明    消防長     高 田    稔   教育長     桒 田  交 三    教育次長    大 村    稔   代表監査委員  的 場  英 止    総務部次長兼総務課長                               丸 山  光 雄6. 本日の議事日程   第1 一般質問   第2 諸議案質疑   第3 諸議案委員会付託   第4 請願・陳情上程──委員会付託   (追) 議員辞職の件7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時2分 ○副議長(萱原潤君) おはようございます。 昨日に引き続き議長が検査入院中のため、地方自治法第106条第1項の規定により副議長の私が議長の職務を行いますので、議事運営に格段の御協力をお願いいたします。 ただいまの出席20名であります。欠席3名であります。欠席者のうち、2番岡川憲生議員、23番岡本鹿三郎議員より欠席の届け出がありました。また、8番小林良山議員より遅参の届け出がありました。 では、これより会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしております日程表のとおり会議を進めてまいりますので、御協力を願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○副議長(萱原潤君) では、日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。 まず、5番笠原武士君の質問を許します。 5番笠原武士君。              〔5番 笠原武士君 登壇〕 ◆5番(笠原武士君) おはようございます。 議長のお許しを得まして、2日目、予定どおり最初のバッターとしてやらしていただきます。 質問多少多岐にわたりますが、なるべく具体的な項目に分けておるつもりでございます。当局におかれましても、明快なお答えをお願いしたいと思います。 まず、大きい1番としまして、リサイクルの問題についてお尋ねしたいと思いますが、紙とか瓶、ペットボトルなどのリサイクル活動がもっとなぜ進展していかないのかと、これについて理由はどのように考えているかという話でございます。 昨日、荒木議員からも似たようなお話もあったかと思いますが、市としても県や、また国の指導でいろいろな活動はやっておりますが、環境行政に非常に力を入れているという割にはなかなか熱意なり迫力が伝わってこない。これはどういうところに原因があるのか、まずお答え願いたいと思います。 2番目に、市におけるグリーン調達グリーン購入とも言いますが、この実績と今後の計画はどのようになっているか。御承知のように、グリーン購入と申しますのは、環境負荷の少ない製品を積極的に購入していこうというものでございまして、例えばよく製品にエコマークといいますか、ワッペンみたいなんがついておりますが、こういうものをなるべく買うようにしようとかということでございます。これについては、既に国や県の方から市に対して要請も来ていると思うんですが、ガイドラインもあると思います。この辺がどのようになっているか、お答え願いたいと思います。 3番目に、住民、市民に理解を得て協力してもらうことが不足しているのではないか。市の進め方に、この点について反省すべきことはないかということでございます。先般、真備町にあります広域のクリーンセンターを見学する機会がありました。そこで見てみますと、たくさん資源ごみ、いわゆる紙でありますとか瓶、それからペット、それからトレーですか、こういうもの集めとんですが、その中へたくさんではありませんが、瓶の洗ってないものとか、汚れとるもんとか、あるいは種類が違うものがまじっております。これらを分別、また再生するのに非常に大きなコストを要しております。我々市民としても大いに反省すべき点はあるんですが、行政の指導面でこういったことに何らかの反省点はないかということでございます。 次に、2番目としまして、総合的病院の健全経営ということについてお聞きしたいと思います。 先日言われておりますように、きのうも何人の方からか発言ありまして、今回この壇上で11名の方が登りますが、そのうち8名の方が病院についての質問をされるということでございます。このように、非常にこの条例に多くの問題を含んでいるという認識をしておりますが、例えば法的な確認としまして、総社市が属するこの医療圏域のベッド数の問題とか、あるいはこの条例文章の表現の中で、期限なしの土地貸与を同一の議論の場にのせて検討していいものかどうか。あるいは根本的な問題としまして、病院に対する市民のニーズがどういうものでどの程度あるのかと、この辺の把握。多くの視点の中から、私は今回民間病院という観点から、経営の面を特に取り上げてみたいと思います。これは、条例の中、たしか第5条だったと思いますが、健全経営云々という文章ございます。そのことについて取り上げたわけでございます。 そこで、質問でございますが、民間病院ということを経営の前提として、もちろん民間ですから建物や設備資金は自己調達になります。ベッド数は、はっきりとわかりませんが、100床程度であろうということを聞いております。24時間の救急体制で高度医療設備を備えると、こういったことを満足して、その条例に言う健全経営が可能なのだろうかということを疑問としております。 2番目に、設立された病院が経営不振でも、現在の立場では当然民間に対して公的な資金を導入することはできませんが、人的な問題、人道的な問題ということで、場合によったら、これは後々の問題ですが、別途条例をつくって資金投入を正当化してでも続けざるを得ないということになるということを私非常に危惧しております。そういったときに、毎年大きな投資がなされるのではないかということでございます。 3番目に、多くの市民がどうしても病院が欲しいという真の望みがあるなら、福祉に伴う赤字部分、痛みの部分も共有してもらわなくてはいけないと思います。パイの大きさは行政、市の中一緒ですから、こちらで投資があればこちらで我慢してもらうというのは当然の理屈でございまして、この辺を明らかにして市民ニーズということとタイアップして考えるべきだと思います。さらに、これらを前提として各界の代表者による審議会等を設けて議論を深めていくと、ちょっと手順は前後しますが、こういったことが必要ではないかと考えております。 次に参ります。3番目、市町村の合併について。 先般、県の主催によります地方分権の研修会に行ってまいりました。以前自治省の事務次官をされた方が講師としてお話をされておりましたが、その中で市町村合併の話も出てまいりました。新聞あるいはテレビなんかの報道でも、正式な論調ではございませんが、早く合併しないと地方交付税の配分が低く抑えられますよといったようなことが、合併と交付税をリンクしたような形で聞こえてまいります。無論先ほど言いましたように、公の場ではだれもこういうことは申されませんが、何となくそういうニュアンスに聞こえます。 そこで、質問でございますが、国や県の方が示している市町村の合併は、総社市にとって必要であると思うかということでございます。 2番目に、当然合併というんですから相手があることでございまして、近隣の自治体と合併について協議をした経過があるでしょうか。また、今後の計画についてお聞かせ願いたいと思います。 3番目、合併の特例法、これは2005年の3月をタイムリミットとしております。これを総社市においてもタイムリミットと考えているかどうか。御承知のように、これをオーバーしますと、タイムオーバーしますと優遇措置がなくなると、現在ではそのように言われております。 次に、国会の場でもあるいは今開かれとる県の会議の場合でも特に言われるのが、「市民、住民の声を聞きながら機運の盛り上がりを待って」というような表現が使われます。では、具体的にどのようなその場をもって機運を盛り上げていくのか。また、非常に抽象的なこれ問題ですね、機運の盛り上がり。これをどういう方法で確認するのか。そして、その確認の後にいろいろな委員会等を立ち上げるかといったことで、その確認の方法をお聞かせ願いたいと思います。 次に、もし市長が2期目の出馬を考えているのであれば、市町村合併を公約として取り上げますかと。きのうの質問で、現在の仕事に市長はベストを尽くすと、今はその時期ではないと、けさほどの山陽新聞見ますとそういうことが大きく書かれておりましたが、もちろんそうでしょう。ただ、私今申し上げておるのは出るか出ないかでなくて、もし出ると仮定したなら公約しますかということなんで、お考えをお聞かせ願いたいと思います。 次に、学校の管理についてお聞きします。 最近の学校教育の問題であります知識の偏重、詰め込み教育、これらの反省から、生きる力をつけるでありますとか、体験学習を取り入れるといった総合的な学習が既に試行されておりまして、翌14年度からは正式に採用になるということでございます。逆に、ある程度の読み書きでありますとか計算能力は、子供の生きる力にも当然基礎的なこととして必要ではないかと、こういった学力の低下を懸念する声もあります。こういう状態の中で、いよいよ本格的な実施を迎えるわけでございますが、これには大きな時間と予算を投入してやるわけでございますから、やる以上はぜひ成功してもらいたいと、こういう観点で質問してまいりたいと思います。 1番目としまして、総合的学習への今まで、というのは今年度まで試行でございますが、今までの取り組みと正式に行う来年度からの展開はどうかということでございます。 2番目、総合学習を進めるために学校予算の自由裁量部分が必要と思うが、平成14年度の予算ではどのようにこれを取り上げるかと。自由裁量部分と申しますと、学校の、例えば総合教育と申しましても、ことしこういうことをテーマにやりますというのは校長が先生と相談して決めると思いますが、じゃあ何月何日にどこへ行って、こういうことがもしあったらこうしますという1年間の細かいストーリーはなかなかできないと思います。逆に、その場その場で臨機応変にアドリブをきかしてやっていくというのが、総合教育の総合的学習のまた一つのねらいだと思います。ということは、ある程度その場その場で学校サイドで自由に使える予算がないと、幾らあれをやります、これをやりますと言っとってもなかなかできないと。当局の方も、ある程度それは認められとると思うんですが、それを予算化する上でどのような形をとられるかということをお聞かせ願いたいと思います。 3番目、教育問題につきまして、全国的に学校の評議員制度あるいはPTCA、これは今までよくPTA、ペアレント、ティーチャーのアソシエーション、組織というようなのがありまして、これに既にやられとると思うんですが、コミュニティ、地域を加えると。言葉の上でCを入れただけでございますが、少子化が進行する中で、総社市は学校と地域の関係をどのように認識し、今後どのように進めていくか。ちょっと概念的な質問になりますが、既に委員会の中でいろいろ検討されとると思います。お答えの方は具体的にお願いしたいと思います。 以上で、第1回目の質問を終わります。(拍手) ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 5番笠原議員の御質問にお答えをいたします。 まず、リサイクル活動の拡大・推進について、この関係につきましては生活環境部長の方から、次のグリーン調達の実績と今後の計画、これ総務部長の方から、リサイクル活動の拡大・推進については生活環境部長の方から、さらに最後の学校管理につきましては、教育委員会の問題でございますので教育長の方から答弁をいたします。 総合病院の健全経営についての御質問でございますけど、御質問者もおっしゃいましたが、ただいま昨年9月議会で御提案をいたしております総合的病院の誘致に関する条例、この第5条の中に、「この条例の規定により病院を設置、運営する者は、第1条の目的にのっとり健全な病院経営に努めなければならない」、このようにうたってございますので、そういったものを誘致していかなければならないと。また、それでなければマッチしないと、条例に適合しないとこのように思っております。 次に、建物や設備資金、自己調達をして100床程度ということでございますけど、この条例には100床以上ということをうたってございますので、100床以上ということでないと適用にならないわけですけど、「100人以上の収容施設」ということでうたってございます。したがいまして、24時間救急体制あるいは高度医療設備など、これらの条件を満足して健全な病院経営が可能なかということでございますけど、私はその可能な病院を誘致してまいりたい、このように考えておるところでございます。 したがいまして、(2)でございますけど、誘致する病院は民間をとりあえず今考えておるところでございますが、経営不振時における市費の持ち出しは考えておりません。ただ、昨年12月の委員会の中で、高度な医療器具の調達について補助をすべきではないかと、こういった御意見がございましたが、これについては考える余地はあるとこのように思います。今現在でも、3月議会へ提案さしていただいておりますけど、高度な医療器具の調達の分野について国保会計の方から補助をしておる、そういった状況もございますし、これらについては今後の課題であろうかとこのように思います。ただ、3月議会でも御答弁を申し上げておりますが、ランニングコストについての年々の負担は考えておりません。 その次の問題ですけど、「多くの市民がどうしても新しい病院の設立を望むなら、予想される赤字も受け入れなくてはならない」、このようにおっしゃったわけですけど、赤字を当初から予想されるというのがどうも感覚が違うわけですけど、赤字は予想してない、また赤字を出さない健全経営の病院についてのみこの条例を適用すると、第5条でそういうふうにうたってございますので、若干見解が違うんではないかなあと思いますけど、赤字経営をしない病院を誘致してまいりたい、このようなことでございます。 また、期限なき土地貸与ということでございますけど、この関係につきましても、以前の議会並びに委員会でお答えをしたかと思いますけど、相手のあることでございますし、また多くの市民が望んでおることでございますので、そういった健全な経営をしていただける病院をつくっていただけるんであれば、無償貸与という形でいきたいとこのように考えておるところでございます。市民のニーズはどこへあるかということもお触れになりましたが、市民のニーズにつきましては、以前にも申し上げておりますが、議会の皆さん方からも若干そういうような声もあり、また議会だよりにもそういったことも書かれておりました。したがいまして、私といたしまして、全世帯に広報「そうじゃ」を使ってアンケートをやりましょうかと、このようなことを申し上げたわけですけど、議会の皆さん方からそれはやってくれちゃ困るということであったので、今のところアンケートは実施しておりません。必要とあれば実施をしていきたいとこのように考えております。あくまでも市民が主役の行政をやっていくべきだとこのように考えておるところでございます。 なお、私が今考えておるところによりますと、また感じておるところによりますと、市民の今までのアンケートによって、皆さん方が何を不安に思うかということでございますけど、市内の医療体制の中で、救急医療を含むプライマリーケア、この問題について、若干総社市においてはあるいは総社圏域においてはこの方面が弱いんではないかと、この点を危惧される方が多いと思います。ターミナルケアについては、かなり充実をしてきておるとこのように思います。しかし、救急医療を含む初期診療といいますか、プライマリーケアの部分で非常に不安を感じておられる方が多いんではないんかなあと、このようなことを市民の方も訴えておられると思います。 なお、この二次医療の実態がどうかということになりますと、管内、総社、真備町、山手村、清音村、この圏域で管内のいわゆる人口10万人に対しての病床数というこの数値が出ておりますけど、管内で426.4床ということになっております。全国平均は幾らかといいますと、995.9ということでございますので、はるかに全国平均を下回っておる、半分以下であるというふうなことでありますので、市民の皆様方の不安もこういうようなところにあるのではないんかなと、このように痛感をいたしております。 続いて、市町村合併についてでございますけど……。 ○副議長(萱原潤君) 市長、きょうは審議会についてのお尋ねが正式に書いてございますので、御答弁をいただきたいと思います。 ◎市長(竹内洋二君) (続)えっ、審議会、はい。 審議会で協議すべきではないかということでございますけど、これはいろいろ手法はあると思います。審議会を立ち上げて協議する方法あるいはその他の方法もございますが、今後において検討をいたしたいとこのように思います。 次に、市町村合併についてでございますけど、国・県の示している市町村合併は総社市にとって必要かという御質問であります。この合併のことにつきましては、3月議会でもお答えをいたしておりますが、確かに国の財政支援などの面から考えると有利になるのではないかと思われます。しかし、デメリットのそういった分野もあろうかと思いますので、今後においてよく協議をしていかなければならないとこのように思います。一概に必要かどうかというお答えも、断定的に論じるのは非常に難しい状況ではないかなとこのように思います。大局的に見れば、本年3月に示された岡山県の市町村合併推進要綱を契機として、住民の皆様方の中に自主的、自発的な機運が生まれ、盛り上がっていく、そういったことを大切にしていかなければならないのではないかとこのように考えます。 近隣の自治体と協議をしたか、また今後の計画はあるかということですが、現在、年に数回の圏域の市町村長会議を開催して、いろいろな行政課題について忌憚のない意見交換を行っておりますが、その中でもまだ時期が尚早であろうという認識であろうと思います。 次に、平成17年をタイムリミットと考えているかということでありますが、確かに先ほど述べたように、国の支援措置等の面から申し上げれば、17年までの合併ということが大いに有利であろうと思われます。しかし、この問題は、期限を切っていつまでにやるとかという問題ではないように思われます。あくまでも住民の皆さんの意見を尊重して、機運の盛り上がりがあり、メリット、デメリットについての理解を得て初めて進んでいくものであるとこのように考えております。 どのような方法で住民の皆さんの声を聞いていくかということでありますが、議会の御意見を拝聴するとともに、住民の皆さんの御意見は、まちづくり懇談会アンケートなどの機会も活用しながらお聞きをしていけばと考えております。 次に、この市町村合併を今後の公約としていくかということでありますけど、先ほど申し上げましたように、国の方針としても、また県からも合併パターンが示されており、これから真剣に考えていかなければならない問題でありますが、市民の皆様や近隣の自治体、また議会ともよく御相談申し上げながら進めていくべき大切な問題であります。今後の重要な課題であるとこのように認識をいたしております。そういったことで、公約とかなんとかという問題ではなくして、日本国挙げての問題でございますので、そういった認識でとらえております。 ○副議長(萱原潤君) 教育長。              〔教育長 桒田交三君 登壇〕 ◎教育長(桒田交三君) 5番笠原議員の御質問にお答えをいたします。 学校の管理についてということでございますが、第1点目の総合的な学習の取り組みと平成14年度以降の展開についてでございますが、平成14年度の学習指導要領完全実施に向け、市内の小・中学校では、平成12年度から総合的な学習の時間を学校ごとに工夫しながら試行をしております。小学校では、昨年度40時間程度、本年度は70時間程度取り組んでおります。テーマといたしましては、国際理解や環境、福祉、地域を取り上げているところが多く、自然体験や見学、調査、発表を積極的に取り入れ、人々との触れ合いを通して自己の生き方を考える取り組みがなされております。中学校では、本年度30時間程度で職場体験学習や人権・平和学習、地域学習に取り組んでおります。この2年間の試行期間を通しまして、学校として児童・生徒に身につけさせたい資質や能力も明らかになってまいりました。学校が目指す児童・生徒像に迫るためのカリキュラムも、徐々に確立されてきております。児童・生徒の関心や意欲を高め、しっかりとした全体計画、年間計画を作成し、児童・生徒が目を輝かせながら総合的な学習の時間に取り組み、確かな生きる力が培われることを期待しているところでございます。 2点目の学校予算の自由裁量分についてですが、平成12年度は9月の段階で、それまでの実践をもとに平成13年度の計画及びそれに伴う予算を作成するよう学校に指示いたしました。しかし、児童・生徒の自主性や主体性、興味、関心を重視する総合的な学習の時間の特質といたしまして、新年度にならないと計画を立案するのが非常に難しい現実がございます。現在のところ、新年度になって改めて計画を見直し、学年間、学校間で予算の調整を行い、どうしても必要な場合は補正予算等により柔軟な対応をしたいと考えております。充実した取り組みになりますよう、計画に基づいた予算づけをという方針で進めているところであります。しかし、他県では、一律に使途制限をつけて配分するのではなく、各校判断で自由に使える予算を設ける試みを行っている自治体もあるやに聞いております。こうした予算づけが総合的な学習の時間に適切であるかどうかにつきましては、今後検討してまいりたいと考えております。 3点目の地域との関係をどう認識しているか、今後どのように進めていくかについてでございますが、今期の教育改革で、これからの学校は保護者や地域住民との連携、協力を通して一層開かれた学校づくりを推進することにより、学校の教育内容の改善、充実を図っていくことが大切であるとされています。また、学校運営や教育内容について、保護者や地域住民の意向を的確に把握し反映するとともに、学校みずからが学校に関する情報を家庭や地域社会に対して積極的に発信していく必要があります。このため、学校運営に保護者や地域住民の参画を求め、意見交換を行う場を設けて、地域全体から学校及び校長への支援体制をつくるために、学校評議員の設置を目指しています。 総社市の小・中学校では、現在10校が学校評議員を設置し、試行をしています。これらの学校では、学校教育目標や重点目標、またそれらを具現化するための取り組み等について説明し、学校評議員の方々からそのことについての熱心な御意見をいただいたと聞いております。平成14年度からは、全小・中学校での導入を目指して取り組んでいるところでございます。 また、学校規模や学区の状況等で取り組み方は違いますが、児童・生徒が地域の行事や公民館活動あるいは農業体験に参加さしていただいたり、学校のオープンスクールにお年寄りを含め家族で参加していただいたり、運動会に地域のお年寄りを招待して交流したりなど、学校や児童・生徒が地域とかかわりながら活動する機会がふえてまいりました。児童・生徒は、地域のすばらしさや愛着を体で感じながら成長し、また地域の方々から学校や児童・生徒の様子を理解して支えていただけるものと感謝しているところでございます。このような地域と一体となった教育内容の改善、充実を図っていくことが重要でありまして、今後一層推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 生活環境部長。              〔生活環境部長 友野二男君 登壇〕 ◎生活環境部長(友野二男君) 5番笠原議員さんのリサイクル活動の拡大・推進に関する御質問のうち、1点目と3点目につきましてお答えをいたします。 まず、1点目の紙、瓶、ペットボトル等のリサイクル活動がなぜもっと進展しないのか。理由は何と考えているのかにつきましては、循環型社会を形成する上で、リサイクル活動は今後の重要な問題と認識をしております。家庭から出るごみの約6割が、ペットボトルや缶、瓶、紙製品が占めているというふうなことが言われております。容器包装廃棄物の分別収集に取り組み、そのリサイクルは着実に推進はされつつありますけれども、従来の使い捨てのライフスタイルが定着していることなどによりまして、ごみの減量化については大きな進展が見られないのが現状でございます。 本市におけるリサイクル活動でございますけれども、廃品回収への地域団体の取り組みや、分別収集による資源ごみの回収がございます。市では、このうち廃品回収を推進し、リサイクル活動を奨励することを目的に、ごみ減量化推進団体への報奨金制度を設けております。この制度による登録団体は、制度発足の平成元年度におきまして46団体でございましたが、平成12年度には80団体と増加をしているところでございます。また、回収量は、平成元年度598トンでございましたが、平成12年度には1,508トンと増加もいたしております。 また、集積所での分別収集につきましては、それまでの可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみに加えての資源ごみ分別収集を平成9年度から開始しておりまして、これによる重量ベースで約7.6%のごみが資源化物として分別収集されております。これらの数字からよりますと、市民の皆様のリサイクル活動は進展はしているというふうに考えております。 しかし、近年の経済活動や消費の冷え込みなどによりまして、古紙、瓶、金属類といったリサイクル資源の市場価格が低迷し、これにより廃品回収意欲の低下を来していることもあるかと思われますが、各種団体、市民等への環境意識の徹底をする必要があると思います。さらに、リサイクル製品の利用を進めていくということも重要であろうかと思っておるところでございます。 次に3点目に、住民の理解を得て協力してもらうための努力が不足していると思うが、市の進め方について反省すべき点はないかとの御質問でございますが、リサイクル活動の拡大・推進につきましては、広報紙等を通じての広報活動や、ごみ減量化団体等の御協力を得て、リサイクルの呼びかけやごみを出す際の分別の徹底等、これまでも市民の御理解、御協力を得る努力をいたしておりますが、まだ一部に十分徹底していないものもございまして、さらに分別収集の徹底につきまして、繰り返し広報紙等によります啓蒙を進めていきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 総務部長。              〔総務部長 守長健尚君 登壇〕 ◎総務部長(守長健尚君) 5番笠原議員のリサイクル活動の推進についての御質問のうち、2点目にあります市におけるグリーン調達の実績と、今後の計画につきまして御答弁申し上げます。 これは国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律、いわゆるグリーン購入法でございますが、平成12年5月に公布されまして、本年4月1日から施行されておるところでございます。これは、国等におきます環境物品等の調達の推進でありますとか、情報の提供、その他の環境物品への需要の転換を促進するために必要な事項を定めまして、御質問者もおっしゃいましたように、地球環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築ということを目的としておる法律でございます。具体的なこの環境物品といたしましては、紙類でありますとか文房具の場合、古紙の配合率を100%のものなど、いわゆるエコマークの認定製品、また木材質の場合には間伐材が使用されておるもの、OA機器とか家電製品の場合にはエネルギーの消費効率の高いもの、また自動車では電気自動車でありますとかハイブリッド自動車、こういった低公害車などの幅広い品目が対象となっておるものでございます。この法律の趣旨に基づきまして、国では施行と同時に、物品等の購入について環境負荷の低減につながるものを購入すると、こういうことが義務づけられております。 また、市町村など地方公共団体におきましては、物品の調達方針を作成しまして、その方針に基づき実施するというようなことが、努力義務として課せられておるものでございます。 そこで、本市でも今後物品調達の基本となります物品の選定あるいは推進体制、こういったことの調達方針を立てまして対応してまいりたいとこういうふうに考えておるところでございます。 次に、本市におきます調達の実績についてのお尋ねでございますが、この法律が本年4月からの実施ということでございまして、まだ本年度の市としての実績はまだございませんが、対象となります品目といたしましては、従来から市が購入しております事務用品の消耗品など、こういったものに限定をいたしますと、例えば古紙の配合率が100%と言われる印刷用紙あるいはトイレットペーパーなどが、このグリーン購入法に該当するものでございます。その他の品目につきましても、価格や品質などに加えまして、今後環境保全の観点から環境負荷の低減につながる物品の購入に努めてまいりたいとこういうふうに考えております。今後の計画としましては、この法律に定めました物品のうち、購入の可能なものから順次切りかえていきたいとこういうふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 5番笠原武士君。              〔5番 笠原武士君 登壇〕 ◆5番(笠原武士君) 御回答ありがとうございました。最初にお願いしとったように、非常に明快とはなかなか言えないと思うんですが、その辺についてもう少し質問していきたいと思います。 まず、リサイクルの問題でございますが、先般新聞の投書を見ておりますとこんな記事が載っておりました。投書された方は、長年古い、古紙というんですか、紙、そういういわゆるごみ類を集められて生計を立てておる女性の方でございましたが、先ほど総務部長の話にもありましたように、地区がたくさんごみを集めてくれるので、ごみが余り返って非常に安くなって、非常に経営が成り立たないと、その方の表現では生活ができないと言っておられたんですが、そこで皆さん市民の方もごみを集めるのは非常に結構なことなんですが、集めた分だけそれを、再生品を買ってくださいと、これをやらないとふん詰まりになって、ごみを集めるところは生活ができないというような投書でございました。 それを見まして、ぜひこれは社会問題として、また行政でも取り上げるべきだということで、こんな図表をつくってまいりました。非常にシンプルなものでございまして、この赤、ピンクでなっとるのが動脈物流と呼んでおりますが、物が生産されて消費までの過程でございます。それから、この青色といいますか、ブルーのが、それがスクラップになって、物によったら焼かれるでしょうが、またルートに乗って再生品として市場に返ってくるということをあらわしております。何が言いたいかといいますと、ちょっと行政の方にも見てほしいんですが、今生活環境部長さんの方から話がありましたように、大きい問題はごみを捨てるときの問題、それから再生産するときの生産上の問題、特に私が今回言いたいのは、ここで買ってもらわないとこのサイクルが切れてしまいますよということを言いたいわけでございます。 それで、一番先ほどリサイクルといって一般に言われておりますのは、これを黄色で線を入れとりますが、廃品をつくってそれを分別して分けて出すというときに、ともすると面倒だからということでそのままおっぽり出すとか、まぜて出すとか、こういったことがまず1つの障害でございます。 2番目の障害は、再生産をするときに、これは基礎的な研究の問題とか生産技術上の問題もあるでしょうけども、どうしても原材料からつくるに比べると少し製品の質が落ちる、コストが高くつくということで、なかなか再生産がされにくいと。さらに、一部再生産をされたものは、またこちらのルートで市場へ戻ってくるわけですが、今回特に申し上げたいのは、この再生産されたものがまた使用者の段階で、これ私たちの責任でもあるんですが、ちょっと物が、種類が少ないなあとか、製品の、これが衣類であれば着心地が悪いからとか、ちょい値段が高いからといって、我々自身が買い渋っているのが実情ではないかと思うんです。 御承知のようにサイクルですから、どっかでとまりますと、この赤い方の動脈回路の方もふん詰まりになって、経済は停滞してまいります。そういうことで、今までリサイクル運動といいますと捨てるときのことを主体に考えておったんですが、今回は視点を変えて、発想の転換で、ぜひ先ほど来から言っております再生産されたものを積極的に買おうではないかと、使っていこうと、このことが、数もふやすことによって生産のコストを下げる、再生産の製造現場でも生かされてくるし、それが大きい意味では分別収集にもつながってくると。分別収集するから買うというよりも、こちらの方が何となくニーズ等にマッチするんじゃないかということを申し上げたいわけでございます。 先ほど答弁ありましたが、環境のリサイクルの問題について、いろいろとあれをやっておりますとか、この結果はこうですとかという話があったんですが、どうも聞いておりますと、結論として現状を是としていると。これではなかなか発想は生まれてこないと思うんです。今はここが悪いというのをまず先に考えて、それをどうするかと。同じようなことですけども、現状はいいんですけども一部これが問題だという取り上げ方と、現状は問題があるんですという取り上げ方、結果はおのずと変わってくると思います。ということで、私が感じとる迫力がない、熱意が伝わってこない、いろいろやっとるじゃないかと、実績もそこそこ出とるじゃないかと、これが発想の原点では困ると思うんです。そういうことで、先ほどから申し上げとります市の反省点、もう一度関係部長の方からお答え願いたいと思います。 2番目に、病院の問題でございます。 市長の方から赤字にならない病院をつくると、発想の転換じゃないですが、私と見解が違うということなんですが、これはやむを得ません。これ私の論法で申し上げたいと思いますが、病院、私の発想では、多分これはこの状態でやると赤字になって経営が成り立たないということでございますので、ぜひシミュレーションを1回やってほしいなあと。例えば、病院ですと、予想される患者数から収入の面、それから出ていくお金としましては、建物、設備の減価償却あるいはそれにまた何年かたちますと再投資も要ります。それから、大きなウエートを占めます人件費につきましても、お医者さん、看護婦、エックス線、理学の療養、検査施設、それから薬剤部門、これらのスタッフに加えて一般事務、それから給食も要るでしょう。こういったたくさんの人件費、これらはよく出回っております医療のマニュアル書に従えばほぼ、100%じゃございませんが、計算できます。 これらをもとにして、先ほど申しました検討会、審議会というストーリーはという話をしたわけでございますが、ここで私が取り上げてみようと思いますのは、たまたま私の出身であります笠岡市の市民病院について、地域柄、地域のどんな病院があるかとか、近くで医者をしとる友人もおって、意見も聞くことができましたので、このデータを参考までにお話ししたいと思います。人口がたまたま笠岡は6万ほどで、総社が5万7,000ですか、ほぼ近いということも取り上げた一つでございます。ちょっと数字の羅列で恐縮なんですが、聞いてください。笠岡の市民病院というのは、昭和38年にできております。何年たつんですかね、かれこれ40年近いんですか。それから、病床数が278ということになっております。それから、診療科目が内科、外科、整形外科、皮膚、眼科、放射線科等9科目。市民病院ですから、祝祭日はお休み。日曜日と毎月の第2、第4の土曜日お休みというような診療の時間帯です。ただし、24時間救急はやっております。ですから、日曜日なんか聞きますと、内科と外科の先生は2人だけおってもらうと。それから、夜間は、これコストも考えてでしょう、専門がおらんかったら呼び出しすると。呼び出しされる方は大変でしょうけども、そういうことで、公立ながら経営努力はしていると。これ笠岡の病院の事務長なり次長さんの方からお聞きしました。ちなみに、1日外来と入院患者合わせて200人ほどの診療をやっとるという話でございます。この辺は収入源ですね。 それから、職員数ですが、多いんかどうかわかりません、私少ないなあと思ったんが、医者が16人、看護婦、准看護婦入れて107人、それから先ほど言いましたエックス線とか理学療法とか薬剤とか事務部門入れて、委託は除くんですが、総勢医者も含めて206名、この陣容でやっておるようです。 問題の採算の面ですが、今まで昭和38年から累積損が24億円。12年度、やっと黒字になったそうです。ただ、黒字といっても、ここが問題なんですが、一般会計から4億5,000万円繰り出しをしとります。これも詳細を、今度は市の財政課へ行って、笠岡市の財政課へ行って聞いてみたんですが、国の地方交付税、それから特別交付税からの入もありますから、それを差っ引くと、12年度黒字になったときの正味持ち出しが3億円ということです。ちなみに、12年度の先ほどの200人日に診療して収入が約30億円、こういった状態でございます。市の方では、これ長年やっとるから結果的に追認しとんでしょうけども、この持ち出し3億円は医療福祉であるから仕方がないと。ただし、赤字を減らしたいなあというのが今の現状だそうです。 そこで、先ほども言いましたように、笠岡にしても総社にしても財政決まっております。こちらで3億円出せば、国の方が余分に3億円くれればいいですけど、くれた残りの支出が3億円ですから、この3億円は、もし市が何らかの形でバックアップするなら、3億円を何とかしなくてはいけないと。先ほど市長も言いましたように、民間病院に対して当然公的な支出はできません。そこで、先ほど私が申しました危惧しているというのは、一たんできた以上、患者おるのにすぐ帰ってくれというようなこと絶対言えません。これこそ人道問題で、またこの議会の席で何と特別条例をつくって補てんをしましょうと。我々は、現実に患者がおると反対できないような立場じゃないかと思う。となると、ちょっと桶屋の話に近いようですが、市が3億円補てんをすると。こうなってくると、どっから出るかといいますと、今の老人医療、介護の医療、こういったものはなかなかある程度聖域で削ることはできません。となると、道路であるとか橋とかの一般公共投資、それから昨日も問題になりましたが、市の職員でも減らそうかと。1人800万円の年収としますと、3億円といいますと38人減らしてもらえば何とかいけます。 そういったことで、これはちょっとこじつけがましいお話でございますが、何かたたき台がないと、今までのように市民病院あるいは民間病院、コスト、これを抽象論でやっていってもなかなか話が進まないと思って、あえて非常にアバウトな数字で、また的が外れとるかもわかりませんが、この数字を参照さしてもらいます。こういったことを念頭に置かれまして、先ほどの市長赤字にならないというお話でございますが、健全経営の観点についてお答えを願いたいと思います。 次に、市町村合併について。いろいろとこれ各市町村で見解あると思いますが、きょう新聞見ておりますと、高梁の方が阿哲4町と一緒にやりましょうという意思表示をしたと。既に、ことしの5月に合併の調査委員会は立ち上げているようでございますが……              (「新見じゃ」と呼ぶ者あり) ああ新見ですか。これで平成17年、2005年3月を意識してやると。確かに市長の言われるように、こういう問題は賛否両論あります。それで、市民の声をと。じゃけど、何もせずに2005年までこれも待っとっても、機運は盛り上がるはずはありません。ですから、市あるいは先ほどのリサイクルでも同じようですが、こういう方針で市はやりたいんですよと。もちろん市民の声が、賛成もあり、反対もあるでしょうし、それは軌道修正すればいいと思うんです。何らかの形で市は、こういう方向性というのはやはり意思表示すべきだと思います。何もしないで、そりゃほっときゃあ何とかなって、周りが皆なったらしょうかということもありますが、それじゃあ行政のやり方とすれば、市民に対して少し手落ちがあるんじゃないかなあと思います。ですから、総社市とすれば、まず総社市はこうありたいんですよという見解を示すべきだと思います。この点についても、再度お答え願いたいと思います。 次に、学校管理につきまして、二、三、例を挙げてお話ししたいんですが、まずPTCAのコミュニティへの参画の問題でございますが、たまたま私住んでおりますのは総社の北小学校の地区で、泉の団地なんかが含まれとんですが、運動会、よそはもう大分前からやっとるところもあるようです、ことしから小学校と、それから地域と一緒になって、小学校の人数も減ってきましたし、地域の人も団地で固定されとりますから、だんだん老齢化してくると。リレーしても走る者がおらんようになって、もうおい頼むけえこらえてくれという人ばっかしでなかなか競技ができないというんで、小学校とのニーズも合ったということもありまして、ことしから一緒にやろうということになりました。そんなことも以前から予想されとったんで、私昨年維新小学校というところ、きのうだれかもお話ありましたが、あそこ非常に人数少ないところで、もう何年も前から地域が、小学校と幼稚園と地域と一緒に何でもやっとんだと。隣の施設の方からも一緒に来て見るとかというようなことを言われておりました。ちょうど今東中へ行かれとる林先生が校長のときで、いろいろと現場を見ながら教えてもらったんですが、こういったPTCA、地域活動について先ほど答弁ありましたが、バックアップするというお話の中で、プラスとして学校予算の中でその地域と一緒にやるということで、予算的なものも幾らか検討しないと、やりますやりますだけじゃあ、形で見さしてくださいという形で言われたときに困りますので、ぜひ予算づけを検討してほしいと思うんです。最初からそう多くは望みませんが。 それから、学校の予算自由裁量化の分でございますが、横浜市、これ大きな政令指定都市でございますが、何とその中へ小・中学校、公立が520あるそうです、全国一だそうですが。これに対して、特色ある学校づくりということで、小学校が300万円、中学校400万円、高校500万円を自由裁量で使ってくださいと。教育内容が向上するなら、何に使ってもらってもいいですよと。それから、創意工夫を尊重しますから、当局は極力口出しをしませんということだそうです。この予算は学校の改善、いわゆる固定費、先生の給料とかそんなもんは別として、改善していく予算の中の大体3割を占めとるそうです。ですから、小学校が300万円を自由に使う金をもらって、それは3割ですから、大体年間1,000万円ぐらいの改善規模を持っとると。そのうち300万円は、校長裁量で使ってほしいというような考えですね。それから、我々も以前視察に参りましたが、長野県に松本市というのがございます。ここも特色ある学校づくりということで、小・中学校36校あるそうですが、一律30万円、こういう予算を組んでおります。 ほかにもあちこちあるようでございますが、このもとになりましたのは1998年に国の中央の教育審議会の方で、学校の裁量予算の拡大ということに具体的に予算をつけたということが始まりのようでございます。こういうことから、教育の権限が一部国から地方へ、さらに地方の教育委員会から教育現場である学校へと移ってきたというのが全体の趨勢であるというふうに思います。これらのことを念頭に置かれまして、教育長先ほど答弁いただきましたが、14年度におきます予算、具体的にどのような形に組まれるのか、これからの話ですから、腹案でもありましたら再度お答え願いたいと思います。 以上で、2回目の質問を終わります。 ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 5番笠原議員の再度の御質問にお答えをいたします。 まず、病院の件についてお答えを申し上げます。勘違いされておるんではないと思いますけど、質問者もおっしゃいましたが、市民病院の件を例にとっていろいろと累積赤字の額とか説明していただきましたが、今総社市が誘致しようとしておるのは民間病院でございますので、その点について、こじつけという言葉もございましたですけど、ある程度こじつけ的にこの赤字ということを、御認識されておられるその分野のことを御説明していただいたんだと思いますけど、しかしながらこの地方公営企業年鑑、これへ全国の公立病院のデータが載っております。それによりますと、全病院の病院事業の中で赤字か黒字かということを書いておるんですけど、要点だけメモしておりますけど、751事業の中で344事業が黒字になっておるわけですよ。実に45.8%の病院事業は黒字経営をしておるということです。しかも、その利益総額は336億円ですから、344事業に対して336億円ですから、平均として1億円足らずの、約1億円の黒字を出しておると、こういったことが今の市町村立を含めまして公立病院の平均的な実態であると、こういったデータが今の最新の公営企業年鑑に載っております。 そして、人件費のことの調査でございますけど、人件費の調査もいたしました。あるデータ、例えば病院協会等のデータによりますと、公立病院の中で一番安く、ベッド数にもよりますけど、私が見た欄の比較によりますと、人件費が安くついておるのが55%と、こういうふうに書いております。それに比べて民間の病院では、一番安くついておるところは35%台と、そういうふうな内容でございます。したがいまして、人件費の、年間の医業収益に対する職員給与費の割合、これについて非常に大きな相違があるんではないかなあと、こんなことを強く感じたところであります。公立病院でも、ただいま申し上げましたように、45.8%の事業は黒字になっておるということをひとつ御認識をいただきたいと思います。 人件費の比率が非常に違いが出ておりますが、これは「月刊新医療」というこの雑誌に、たまたま先月号、5月号に載っておりました。このページですけど、官民の経費の比較表が出ております、経営の比較表が。これちょっと拡大してまいりましたが、ごらんいただけるかどうか、こちらが船橋の市立の総合病院といいますか、医療センター、こちらは民間のことで出ておりましたが、たまたま千葉徳洲会病院、こういったことで出ております。ベッド数は、船橋の方が426床、千葉徳洲会病院の方が304床、千葉徳洲会病院の方がベッド数少ないし、規模も小さいわけです。したがいまして、年間の医業収益は船橋の方が76億円、片や千葉徳洲会病院の方は40億円余りということでございます。医業費用が幾らかかっておるかといいますと、船橋医療センターの方は、76億円の医業収益に対しまして、実に94億5,000万円余り費用がかかっております。したがいまして、18億5,000万円の赤字ということになっております。片や千葉徳洲会病院の方は、40億円の収益に対しまして、36億9,000万円余りの医業費用ということでございます。そして、医業収益は3億円余りの黒字になっております。こういうふうに民間と公立というものは大きく、人件費だけではないと思いますけど、いろいろ経営形態も違うと思いますし、人員の体制、いろいろ違ってくると思います。例えば、先ほどの人件費の関係で申し上げますと、今質問者もおっしゃいました医師、看護婦、准看護婦、いろいろ事務職員おられるわけですけど、例えば准看護婦の平均月収額が、月収ですよ、月に62万8,000円という額になっております。これが公立病院の平均値です。したがいまして、民間の病院の方にちょっとこのことをお聞きいたしましたら、そりゃあ非常に高いなあということを言われましたですけど、こういったことが人件費の占める比率において大きな差になって出ておるんではないかなあとこのように思っております。 そして、笠岡の市民病院については、人口6万人のエリアということもございます。また、総社の場合は、総社圏域が救急医療の体制でございますから、圏域が対象になろうかと思います。したがいまして、対象人口は9万人以上ということになろうかと思いますし、そういったことも違いが出てくるとこのように思います。 しかしながら、公立病院ではこれだけ赤字になっても、民間の病院ではきちんと、規模は小さくても黒字になっておるというこういう実態があるわけでございますから、私は総社圏域で黒字経営をしてくださる病院は、私は見込みがある、そういった候補の方はおられる、たくさんおられるとこのように認識をいたしておるところでございます。そういったところで、質問者と私の見解が若干異なるとこのように思いますけど、いずれにいたしましてもきちんとした条例にうたっております、旧医療法の中で定められた総合病院の条件をクリアする、そういった高度な医療提供をしてくださる民間の総合病院、総合的な医療を提供してくださる病院を誘致していきたいとこのように思っております。市民の皆さん方が期待しておるようなものをぜひ誘致をできるように、全力を挙げて取り組んでいきたい。それには、まず条例を可決していただかなければ私としても動けませんので、ぜひとも御理解を賜りたいと思います。 市町村合併につきまして、いろいろと説明をしろというふうないろいろ御提案をいただきましたが、非常にタイミングもございますし、また相手の御意向等もございますので、せっかくの御提案でございますけど、慎重に対応をさしていただきたいとこのように思います。よろしくお願いします。 ○副議長(萱原潤君) 教育長。              〔教育長 桒田交三君 登壇〕
    ◎教育長(桒田交三君) 5番笠原議員の再度の御質問にお答えをいたします。 まず第1点目でございますが、地域と一体となってみんなで子供を育てるという行事を進めていくことは、大変重要なことであるというふうに思っております。その予算についてはどうかというお尋ねでございましたが、ちょっと今後の検討課題にさしていただければというふうに思います。 それから、第2点目の総合的学習にかかわる予算の問題でございますが、学校で自由に使える予算をふやそうという動きは先ほどの御指摘のとおりでございますが、予算配分で新しい方式を取り入れるということにつきまして、現場におりましたときに私もいろいろ考えさせられましたが、予算配分を扱うことが学校現場でいろいろ課題があるかなというふうなことを考えております。 また、自由に使えるといいましても、公金のルールが当然あるわけでございまして、編成、執行の面で課題があるのかなというふうな気がしております。いずれにいたしましても、学校と協議をいたしまして、総合的学習がスムーズに運営ができるようにしてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○副議長(萱原潤君) 生活環境部長。              〔生活環境部長 友野二男君 登壇〕 ◎生活環境部長(友野二男君) 5番笠原議員さんの再度の御質問にお答えをいたします。 現状を是としているのではという御指摘でございますが、現状の対応が十分であるとは考えておりません。環境問題につきましては、多岐にわたって難しい面もございますので、今後の展開につきましては、各分野での問題点も掲げて取り組んでいきたいというふうに考えております。 また、御指摘のありました物の流れの中で、再生産製品の購入がないと好ましい循環はできないというふうなことでございますが、そのとおりだと思います。資源ごみを収集いたしましても、リサイクルされた製品を利用する人がいませんと、リサイクルのシステムが機能しなくなる。リサイクル製品の利用拡大や、物を大切にするあるいは長く使える製品を選ぶといった消費行動も必要かと思います。今後におきましては、さらにリサイクル活動の推進につながりますよう取り組んでいかなければならないと考えておりますので、どうぞ御理解をいただきたいと思います。 ○副議長(萱原潤君) 市長に申し上げます。再質問の中で、合併について市の主導性、計画性についての市長の御所見をお尋ねになりました。御答弁はいかがですか。 ◎市長(竹内洋二君) 今、申し上げたように慎重に対処します。 ○副議長(萱原潤君) 5番笠原武士君。              〔5番 笠原武士君 登壇〕 ◆5番(笠原武士君) まだ時間25分ございますが、簡単に再壇、3回目ということでやらしてもらいます。 まず、リサイクルの問題でございますが、最終的に確認したい項目としまして、グリーン調達、先ほど総務部長の方からお話ございましたが、現在4月からなのでまだ実績ないと思いますが、これから半年たち、それから1年たって、いつの時点でまずその調査をし、必ず公表してほしいと思うんです。先ほど申しましたように、このレベルですか、購入してもらうことが望みなわけですから、まず購入してもらうためには、今どれぐらいですよというのを市民の方が、我々でもともするとちょっと使いにくいものとか、ただの5%でも1割でも高いものは買いにくいと思うんですが、その買うことが周りをきれいにしますとか、あるいは資源の再生産で地球はきれいになりますとかということを認識してもらえば、少しでも変わってくると思うんですね。これ先ほどの合併なんかの話と同じように、やっぱりリーダーシップをとってもらわないとなかなかその改善効果は出てこないということで、再度申しますが、グリーン調達についていつの段階で調査をし、公表していただけるのか、その件だけこの問題については回答願いたいと思います。 それから、総合病院につきまして、先ほどちょっと市長の方から私勘違いしとんじゃないかという話ありましたが、市民病院の黒字の件、赤字の件につきまして、先ほども言いましたように、笠岡の場合3億円を一般会計から持ち出して、病院の方はこれでこの12年は黒字だと言っとんですよ。黒字の内数に、3億円正味市からの収入があるのを入れて黒字だと言っとんです。市長が言われた全国の公営の企業の会計をやっとる病院が黒字というのはそれを引いたものかどうか、ちょっとその辺を逆に聞きたいと思います。ちなみに笠岡の人件費率は57%で、私もさほど公営企業とすりゃ悪くないなあとは考えております。 さらに、病院、市民病院と、それから民間病院の差について、もちろんそれ当初からの前提でお話ししとるわけでございまして、もちろん民間病院なら、多少の合理化はこれ以上できるでしょう。ただし、市民病院昭和38年、笠岡の場合はノウハウも積んできとりますし、ブランドもそこそこあります。これをチャラで考えると、市民病院になったとしてもそこそこ、近くはなっても赤字だろうと。これは私の論法ですが、その辺のことは意識して言っとるつもりでございます。 最終の確認でございますが、今回こういう数字を挙げたことによって、市長もお触れになりましたが、シミュレーションなり数字として検討できるということは非常に結構だと思います。ぜひ損益の、これが民間の場合であっても赤字になったら大変なことですから、シミュレーションをやって、本当に市長が言われるように、これだけの投資で、これだけの人材を投入して、これだけのイニシアルコストをかけてなおもうかるんですと、その数字はかくかくこうですよというのを公開してほしいと思うんです。さらに、それを前提に各界の代表者による審議会を開いたらどうかと。先ほどの答弁で、急なことで市長も答弁に困ったと思うんですが、今後その他いろいろ考えましてということでございますが、ぜひ考えて、審議会の方もお願いしたいと思います。 それから、市町村合併につきましては、再度申しますが、非常に政治的に微妙な問題で、総社市が先に言うとタイミングがどうかというのをはかられとんだと思うんですが、やはり行政トップとしまして、決断すべきときは決断してある程度意思表示をしないと、逆に山手が先に総社にしませんかとはなかなか言ってこんと思うんです。その辺も考慮に入れて、タイミングをはかってほしいと思います。 学校の管理につきましては、よくわかります。特に、私も学校の自由裁量と言いながら、市の税金の公金を動かすわけですから、変な使われ方をするとまたそれが問題として取り上げられると。それから、学校の先生はなかなかそういう意味で金を使った経験も余りないと思いますんで、問題かと思いますが、ただ他の市町村はそこそこそれをやって効果も上げておるということも十分調査されまして、前向きに検討願いたいと思います。 以上で、質問を終わります。 ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 笠原議員の再度の御質問にお答えいたします。 まず、グリーン調達については早速に調査を進めていきたい。こういったことは、積極的姿勢をもって取り組んでいきたいとこのように思っております。そういう方向で進めていくようにしていきたいとこのように思います。 次に、笠岡の市民病院のケースについておっしゃいましたですけど、公営企業年鑑の方についてもよくそのデータの出し方、問い合わせをしてまいりたいと思います。なお、あくまでも民間の経営の病院でございますから、民間の方を重点的に私は検討を進めていくべきだとこのように考えております。先ほど申し上げましたように、規模は小さくても確実に黒字を出しておるわけですから、そういった民間の機動性といいますか、効率性あるいはサービスの点においてもかなり違うというふうに聞いておりますけど、そういったサービスのよさというようなものに期待をしていきたいとこのように思っております。 市町村合併につきましては、タイミングをはかって、相手のあることでございますので、行動を起こしていきたいとこのように思いますので、御理解いただきたいと思います。 ○副議長(萱原潤君) 教育長。              〔教育長 桒田交三君 登壇〕 ◎教育長(桒田交三君) 5番笠原議員の御質問に再度お答えをいたします。 1998年9月に中央審議会の答申が出ておりまして、「今後の地方教育行政のあり方について」という答申が出ております。これによりますと、人事や予算あるいは教育課程の編成に関する学校の裁量権を拡大する、こういうふうなことも書いてございます。先ほど御指摘がありましたように、他県あるいは県内でも学校裁量予算がある学校もあるやに聞いておりますので、十分調査をいたしまして前向きに取り組みを進めてまいりたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○副議長(萱原潤君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午前11時31分              再開 午前11時45分 ○副議長(萱原潤君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 なお、報道機関から議場での写真撮影等の申し出があり、これを許可いたしておりますので御了承願います。 次に、24番服部剛司君の質問を許します。 24番服部剛司君。              〔24番 服部剛司君 登壇〕 ◆24番(服部剛司君) 議長から一般質問のお許しをいただきましたので、通告によります一般質問をさしていただきます。 まず、市長の政治姿勢と行財政運営の今後について。分けまして、総合計画後期基本計画と実施計画、財政関係について、収入役についての考えはどうか。 2番目に、市町村合併推進についての考え。近隣町村との意思疎通をどう図るか、また市民の機運の盛り上げをどう図るか、その必要性を感じないか、庁内に合併検討委員会設置の考えはないかどうかお尋ねをしております。 3番目として、新学習指導要綱が目指すものは何か。本市の小・中学校の対応はどうなるか。分けまして、教育に関して心配なことが市民側にいろいろと増してきているように考えます。小・中学校に荒れはないか、総合学習と施設についてはどうかという3点についてお尋ねをいたしておるところでございます。 大変お忙しい中、代表監査委員さんにはわざわざ御出席をいただきましてありがとうございます。収入役の件につきましては、たびたび市長さんにそのお考えを尋ねているところでございますが、市長の答弁はもう常に議会が、「私が必要と思うから議会へ選任同意をお願いしてこのような立派な人を出したのに議会が認めない」と、こういうようなことをおっしゃるんです。私は、議会へあらかじめよく御相談をいただいて収入役の人選をしていただき、市民の負託にこたえていただくようにお願いしたところでありますが、市長はたびたび「このような立派な人でも議会がいけんと言う。ましてや日本国憲法に事前に議会へ相談するような決まりはない」と、こう言うんです。「同意を求めるのに相談は要らない」と、こう言われるから議会は議会の判断をせざるを得ないと、このような悪い何といいますか、サイクルが回っておりますので、今回は収入役の件につきましては、市長でなく監査委員さんに、平成12年度の決算を締める時期に当たりまして、収入役が市長に決算を報告する、市長は監査委員の御意見をいただくということになっておりますので、監査委員の収入役に対する見解をお尋ねしたい。総社市は市長が就任以来、収入役がおられた時期あるいはおられない時期、たびたびあるわけでありますが、法に決まっておるすべてのことについて監査委員は監査をなさっていらっしゃいますので、収入役に対してどのような考えを持っておられるか、素直なお気持ちを尋ねているところであります。 まず第一に、きのうからの7人の議員さんの質問で、いろいろ市長は答弁をなさいました。しかしながら、うその発言とか、それで一たん休憩になるとかいろいろあったわけでありまして、5万7,000市民の信託を得て、市民のために開かれた市政をすると、市民本位の市政をするという市長の姿勢について、大変に疑問を持ったところであります。きのうからの答弁をじっくりと聞かしていただきました。7人に対する市長の答弁を。私はまた、市長さんが就任以来、ここに立って市長の政治姿勢について何度かお尋ねをしたわけでありますが、その中に、まあ市長は自分の思いばっかりを言いまして、言葉ではいいのを言いながら、すべて自分であります。何をするのでも自分であります。私心を捨ててやっていただきたい。もう自分のことが常に中心にある、そのような気がしてならないのであります。 また、すべての言動に政治的なかかわりが非常に強く出ている。公平公正な市政を心がけて毎日を頑張っていただきたい。今の笠原議員に対する病院の件につきましても、市長みずから一生懸命勉強しとる。きのう、病院の件についてお尋ねがあった議員さんが、「保健福祉部長、あなたは就任以来、市長に病院の件でどのような指図を受けましたか」という質問に対して、保健福祉部長は、「指図はありませんでした」と。前任者がずっと長いこと保健福祉部長をやられましたが、その部長からの引き継ぎがあったかと、病院の件について、ありませんと、こうなる。市長みずから、あなた一生懸命勉強しても、これは開かれた行政にならんのん。あなた五百何十人という職員を使ようる。それらは、すべて市民につながっておるあなたの子分であります。そこらの意見を聞きながら、また議会も選ばれた議員ですから、そこらの意見を聞きながら、「審議会の設置をして皆さんの意見を聞きなさい」と言うたら、「うん、考えにゃあいけんなあ」ということが何で言えんのですか、一言。すべてそうですよ。何ぼう議会が言うても、一つもあなたはそういうふうに広く意見を求めようとしない。それがあなたの政治姿勢ですか。言うことはええのを言うんですよ。しかし、やりょうることがそうなんです。職員の意見も聞いてない。職員に命令をするんじゃないん、あなたは。「しゃんとせえ、仕事をしょうらんのかおめえは」と、こういうような言い分であります。大勢から聞いとんですよ、僕は。市長に怒られたと。怒るばあじゃいけません、知恵をもらわにゃあ。そのためにいろんな会議をしょんでしょう。そんな会議はやめなさいと、市民のためにならん。議会の傍聴を課長級が大勢聞きょんかなあと、本会議ぐらいは聞いて、議会の空気はこのように向いとるというようなことをしょんかなあと思うとった。そしたら、市民が来たときに課長が席へおらなんだらおえんけん、本会議場のことやこう聞くなと。行ったら罰じゃと、こうなっとる。だから、この話を聞いてくりょうるのはだれだれおるんかわからん。まあ財政課長ぐらい聞いてくりょうるかな、通告しとるから。その程度であります。 議会の議員24人の意向がどのように向いているかというようなことを、市長聞くなとこう言うんじゃから。そんな市長がどこにおりますか、市長。開かれた行政ができると思うとんですか。政治姿勢を尋ねとる。あなたは、口で言うんとやりょうることが全然違う。大統領でもこういうふうにはなっとらん。大統領制でもそのようになってない。議会は法律を決める。大統領は行政をするんです。大統領の悪いところばああんた出しとる。議会制民主主義を何と心得とるかなあと。少しは議会の言うことも聞いていただきたい。「一緒にやりましょうや、まずみずから」と、こういうようなことをきれいな声で言う、市民に対して。しかしながら、一つもしてない。 病院の件でもそうですよ。あなたは就任以前4年間、病院のことを一生懸命考えた。就任して以後も4年間、一生懸命病院のことを考えた。それで、議会へ条例を出したのはだれにも相談してない。すぽんと出して、あと議会がほっちらかしにして、いつまでほっとんならと。「特別委員会の思いはどうなら」と言うたら、「余り長過ぎる」というようなことを言う。一生懸命やりょうりますよ。あなたはだれにも相談せずに、すべて自分でやる。立派な第3次総合計画ができました。これすばらしいことが書いてある。これの下に実施計画というんがある。3年間のローリング方式で、いろいろ市民のために急ぐことからやっていく。財政が余り潤沢でないから、市民の特に必要とするものあるいは今まで手にかけてでき上がっていないものをどうしてもせざるを得ないというようなことで、いろいろ書いてありますが、私は実施計画が示してないので、この3つのプロジェクトの急を要する施策の中に、何と何と何をやっていこうと考えられとるかお尋ねをしていきたい。 それについては、財政がどうしても伴うわけであります。岡山市が新聞へ発表しとんのは五百何十億円足らないと。どうしても金が足らない。私がこれを見る限り、いいように表を見る力がないんでありますからいいようにわからんのですが、158ページに今後の財政収支の見通しということが書いてある。それで、平成13年から17年度で1,170億6,000万円、入ですよ。出は1,150億6,000万円。差し引きすると、大分金が余る。「これどういうことになっとんかなあ」と言うて僕は財政課長に聞きに行ったん。「金が余るのに金がねえねえねえねえ言わんでもええがな」と言うたら、いろいろあるようです。足し算と引き算だけではいかんようです。それで、これは借金をする、「借金が入ってないんか」と言うたら、市債もちゃんと入っとる。ということは、どういうことかなあと。金がないないと言うて、差し引きで物すごう金が余るようになっとる。そしたら、市民が要望するいろんな事業が、5年間でこれ差し引きしたら20億円残るようになっとる。4億円仕事ができる。簡単に私は足し算引き算しょんですよ、わからんから。ちょっとわからんでこれ、入と出が。それで、こんなに金がゆったりあるんなら、何も金がねえ、金がねえというて言わんでも、いろんなことができてくるんじゃないかなあと。毎年金は押しとるから、ずっと平成3年から。黒字黒字、黒字黒字でどっどっどっどっ押してきとる。それで、これから5年間でもまだ押していくということになれば、いろんな事業と書いてあるのをやらんのかなあと、こういう気がする。金が余るように仕事をしょうらんのじゃろうかと思う。あるいはこう押していくというのは、相手があることですが、事業部門で仕事ができにくいと。人も足らんということで、ことし20億円の仕事をしょうと思うたけど、10億円しかできなんだというようなことでどっどっどっどっ押していきょんかなあという気もする。そこら辺が、ちょっと財政計画とこの総合計画あるいは実施計画で私が理解できないところでありまして、今後の、私どもの任期はあと1年でありますが、あと1年しかないんでありますけれども、今後の実施計画3年間、とりあえず急ぐこと、財政関係、どういうふうになっていくかお知らせを願いたいと思います。 収入役につきましては、冒頭申し上げましたように、私は総社市はぜひとも法に基づいて収入役の設置をお願いしたい、このように思うわけであります。市民の皆さん、何といいますか、市のていをなしてない。ずっと空席であります。まことにおかしい。議会へも御相談がないようであります。どのようにお考えになってるか。代表監査委員は、市の組織について9月に報告を議会になさいます、監査報告というのを見さしていただければわかるんでありますが、その以前、大変お忙しい時期ではございますが、御出席をいただきまして、現在のお考えをお尋ねするところであります。 2番目の市町村合併推進についてのお考えでございますが、笠原議員に対しましていろいろと市長の思いを述べられました。私は、山手のちょうど村長の選挙がございましたので、2人の候補者に町村合併についてお尋ねをいたしました。総社の議員さんでございますので、私ども小ちゃな村がとやかく先に申し上げるわけにはいきませんと。私はとりあえず選挙を今お願いをいたしておりますので、村民の皆さんに合併について、総社あるいは倉敷等についての返事はできないので、慎重に情勢を待って検討していきますというようなことで公約しておりますというようなことを言ようりました。それで、議会の方の議員の皆さんにこの件について会うたびにいろいろ聞いてまいるんですが、まあ総社市の方からの動きを待っているのが現状でありますと。小ちゃな山手村が、山手市総社町ではいかがですかというようなことは言いにくいということであります。笠原議員もそのようにおっしゃいまして、リーダーシップをとる必要があるとこのように考えるわけであります。私は、10万都市構想というのは非常に行政上いいくらいな規模だと思います。面積に対する人口は少し少ないように感じますが、それはいたし方ないことで、将来の希望を持って、広いことはいいことだということで、10万人ぐらいな力のある町をつくっていくのがいいんではないかなあという気がいたします。市長の圏域に対するリーダーシップはどのように考えられますか、お尋ねをいたします。 また、議会側から山手、清音、真備に対して、議会側から合併についての協議の場を持ちたいという総社市の議会が動きを出すとしたら、市長はどのように思われますか。私ども総社市議会が、広域行政を長年にわたって進めてきたと、地方分権の時代になり、適当な規模になって、旧の吉備郡一緒になったらどうであろうか、都窪も一部入ったらどうでしょうかというようなことで、議会側から町村合併についての動きを出すとしたら、あなたはどのように考えられますか。12時になりますね、済いません。その必要はないと感じられるかどうか、その点でありますが、笠原議員におっしゃったとおりであろうかと思いますが、市の庁内に合併検討委員会の設置をするお考えはございませんか、お尋ねをいたします。 教育問題、私全く素人でございますが、日本の国、資源もない、国土も非常に小ちゃい、何もない。もうあるのは勤勉であります、国民の。今ごろメディアを通じまして、教育についていろんなことを私ども学ぶわけでありますが、いよいよ週5日制になると。週5日制になって結構楽なんかなあと。僕らは、もう1週間7日行っても勉強できなんだのになあという気がするわけでありますが、5日間で結構楽かなあというのがまず一番であります。学力低下の心配であります。もうしっかり勉強していただいて、世界に冠たる日本の国民性を持っていただきたいなあと思うわけでありますが、週5日になって大丈夫かなあと。 それで、この学習指導要綱というのは何を目指しとんかなあ、5日にして。本市は、その学力低下に対してどのような手だてをしていくんかなあという気がするわけであります。5日で6日分を、6日分というか、約5.5日分をやるわけでありますから、どこがどのように減ってくるんかと、どの部門が。新聞やこうで見りゃあ、円周率を3で計算すりゃえんですよと、簡易的に。3.14か何かというようなそんなややこしいことは言いませんとか、漢字も覚えなかったら中学校へ行って覚えりゃええと。中学校でできなんだら高等学校へ行ってやりゃあええと。高等学校も、まあわからなんだら大学へ行って補習すりゃあええと。大学へ行って、高等学校や中学校の補習をせにゃあいけんと、こういうようなことであります。そういう意味で、学力を非常に低下を心配する。学校の先生側の方もそうですよ。先生側の方の力といいますか、先生の力もつけていただかにゃいけん。何か先生が休みを取って大学院へ行く制度ができたと。総社市から行かれるかなあ、何人か。大学院へ行って、専門分野といいますか、それをもう一遍勉強し直す、学校の先生がですよ。そういうような制度も国の方はしとるということでありますから、総社もそういう制度にのっとって、立派な先生が総社でいらっしゃって子供を教育していただくということになるんかなあという気もいたします。 中学校、小学校等に荒れはないかということでありますが、私は吉備線へよく乗るんでありますが、吉備線の中のこともいろいろお話ししたことがあります。学生さんが非常にこわいんであります。マナーがないっていいますか、脅威を感じる。だから、駅、服部、足守、東駅、総社駅は私余り知りませんが、夜大勢たむろしとる。これ中学生から高校生が多いんですが。それから、私どもの地域は東中学校であります、組合立の。父兄が、たまたま今は総社東中が大変に荒れていると、授業になってないクラスもある。授業中に大勢生徒が外へ出て、ふらふらふらふらしょんじゃと。先生何も言わんと、こう言う。そういうことがあるんかなあと思うて、私ふらっと学校へ行きゃあえんですが、この間の事件みたいに侵入者か思うて尋問受けたらいけませんので行きませんが、実態を見ておりません。しかし、父兄は、総社東中は大変悪い、今授業がいいようにできゅうらんのじゃないかという心配をされますので、中学校に荒れはないかというお尋ねをいたしておるところであります。 総合学習というのはどういうことか、議員さんのお尋ねをずっと聞いておりましたら、体験を通して教育すべての分野を貫いた教育をする場所が総合学習だということでありますが、この総合学習というのは、ゆとりということから、余り勉強せんでもえんじゃというような方向に子供の方は受けとっとんじゃないんかなあと。ゆとりが緩みになるというんかねえ。適当にやっとけえというような学習の時間、遊びの時間というようになっとんではないかなあという気がするわけでありますが、そのようなことにならないようにどのような手だてをとっていかれますか。 それから、体験学習というようなことで、光畑議員を初め大勢の方々がきのうからいろんな施設等についてのお尋ねがありました。私は、総社は自然の多いところであります。海はありません、海はありませんが山があるということになれば、山を利用して、国の力か県の力で大きな総合学習の場を総社市へ引っ張ってくるとかというようなことを考えていただけんかなあと。近くに今国立青年の家とかいろんなもんがありますが、総合学習の場をする教育施設を、総社の自然を利用した、山でございますが、山を利用した場所につくっていただけないかなあというような気がするわけであります。 1回目の質問とさしていただきます。失礼しました。(拍手) ○副議長(萱原潤君) 24番服部議員の一般質問の途中でございますけれども、この際しばらく休憩をいたします。再開は午後1時といたします。              休憩 午後0時6分              再開 午後1時0分 ○副議長(萱原潤君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁を願います。 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 24番服部議員の御質問にお答えをいたします。 市長の政治姿勢と行財政運営の今後についてということでお尋ねになりました。総合計画の後期基本計画と実施計画、財政関係についてでありますが、本年3月、平成13年度から17年度までの5年間を目標年次とした第3次総社市総合計画後期基本計画を策定いたしました。これには、今後の主な施策と財政見通しをお示ししております。また、これとあわせて3年間の実施計画を策定いたしております。後期基本計画期間のこの5年間は、本市にとって大きな変動期になると考えられます。現在施行中の事業である新体育館の建設、東総社中原線、吉備路観光センター、総社駅周辺の整備、総社駅南地区土地区画整理事業、上水道など生活環境の整備、またソフト面では、情報インフラ、鬼ノ城一帯の整備を初めとする文化振興、環境問題や少子・高齢化を含めた福祉施策、青少年問題、農林・商工業の振興、国体に向けての取り組みなどが山積いたしております。これらの事業に全力で取り組んでいく必要があると考えております。 これらのことから、今後5年間の財政見通しにおいて、歳入歳出それぞれの総額を普通会計ベースで約1,150億円と見込み、年平均に直しますと約230億円ということになりますが、平成8年度から12年度までが、総額が1,065億円、年平均約213億円でございますので、これと比べると8%近い伸びを見ております。 一方、平成13年から15年度までの財政計画におきましては、現時点でのベースで財源が確保できる見通しとして、3年間の歳入歳出総額を普通会計ベースで約726億円、年平均では約242億円、実施計画の対象事業となる投資的経費については、3年間の歳出総額を約182億円、年平均では約60億円と見込んでおります。投資的経費、いわゆる事業費でございます。現在、国においては地方分権推進のため、国から地方への権限移譲や国と地方との財源配分の問題など、種々検討されております。本市といたしましても、市長会等を通じての地方財源の確保について国へ要望しております。先行き不透明な部分もありますが、今後とも国・県の動向に留意しながら、一層効率的な財政運営や財源確保に努め、健全な財政運営に心がけてまいりたいとこのように考えております。 なお、この政策立案についてもお触れになりましたが、この中でも重点施策を記載さしてもらっております。定められた手順に従いまして、これらを政策化しておるものでございます。 また、議会の関係についてでございますけど、課長が以前はテレビで議会の状況を見ておったわけですけど、市民サービスの低下を招かないように、市民を最優先すべきという判断から、課長はそれぞれの職務に当たらせております。後日、議会の内容につきましては報告をいたしております。部課長会議においてそれぞれ必要な報告をしておるのが現状でございますので、御了承いただきたいと思います。 また、当然のことながら役所の組織は御存じかと思いますけど、組織として力を発揮するようになっておりますので、それぞれの与えられたセクションの課題において、私が一々指示をするまでもなく、それぞれ責任を持って事務の遂行、職務に専念をしていただいております。これらについて、今のところ市民サービスの低下も招いておりませんし、大きなミスもなく順調に進展をしておるのが現状でございますので、御理解をいただきたいとこのように思っております。今、企業においても、採用については指示待ち人間では困ると、こういうことを言われておりますが、総社市においても指示待ち人間ではなくして、与えられた課題を積極果敢にこなすという、こういった職員の体制に、体質に私は切りかわっておるものとこのように思っております。私が命ずるまでもなく、いろいろとアイデアも上がってきておるのが現状でございます。 収入役のことについてでございますけど、これは監査委員の方から答弁があるようですので、私からは差し控えさしていただきます。 市町村の合併推進についてでございますけど、これは先ほど来ずっと答弁を申し上げたとおりでございます。相手があることでございますので、慎重に対応いたしたいとこのように思っております。なお、議会がこの方向性を先に示したならばというふうな御意見でございましたですけど、そういったことは議会の決定を尊重してまいりたいとこのように思っております。 また、庁内へ合併問題等の研究、検討委員会を設けてはどうかということでございますけど、これについては検討さしていただきます。 教育問題につきましては、教育長の方から答弁をいたします。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 監査委員。              〔代表監査委員 的場英止君 登壇〕 ◎代表監査委員(的場英止君) 24番服部議員の収入役について、監査報告の考え方についての御質問でございますが、収入役の設置につきましては、地方自治法第168条第2項の規定に基づきまして、市の場合は収入役1人を置くことが義務づけられていることは御承知のとおりでございます。 また、地方自治法第170条第5項では、収入役に事故があるとき、または欠けたときは、その職務を代理すべき吏員を指定することが定められており、本市の場合は昨年6月7日から欠員のままとなっておりますので、現在は指定の出納長が収入役の職務代理者としてその職務を行っております。 したがいまして、出納事務の例月出納検査につきましては、収入役職務代理者からの提出されました関係資料を検査し、その結果を市長及び議長あてに報告しているところでございますが、収入役の職務権限は現金の出納及び保管でありますとか、物品の出納及び保管、さらには現金及び財産の記録、また決算の調製等を考えますと、出納事務の執行は極めて重要な職責であると受けとめているところでございます。 そこで、収入役の欠員につきましては、諸種の事情があるとは思いますが、正常な状態ではないと考えておりますので、早い時期に収入役の選任を望むものでございます。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 教育長。              〔教育長 桒田交三君 登壇〕 ◎教育長(桒田交三君) 24番服部議員の御質問にお答えをいたします。 新学習指導要領が目指すもの及び本市小・中学校の対応についての御質問でございますが、生きる力の育成を目指した新学習指導要領が来年度から本格実施となります。昨年度と今年は移行期間として、新学習指導要領の趣旨を生かした指導がなされております。新学習指導要領の趣旨でございますが、知識を一方的に教え込むことになりがちな教育の基調を改め、みずから課題を見つけ、みずから学び、みずから考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力などの生きる力を育成することを基本的なねらいとしております。この学習指導要領におきましては、完全学校週5日制の実施に伴いまして、授業時数を週当たり2単位時間縮減をしております。 また、小学校の各教科及び中学校の必修教科におきましては、授業時数の縮減以上に教育内容を厳選し、児童・生徒がゆとりを持って学習できるようにしております。これは読み書き、計算などの基礎、基本を確実に身につけることができるよう、個別指導や繰り返し指導を行うこと。2点目といたしまして、単なる知識の暗記ではなく、思考力、判断力、表現力などを身につけられるよう、体験的、問題解決的な学習活動に取り組めるようにすることを目的としたものでございます。小学校の各教科及び中学校の必修教科につきましては、教育内容の厳選によりまして、共通に学ぶ知識の量は従前に比べて減少すると思いますが、ゆとりを持って基礎、基本を確実に習得させ、その知識をもとに学ぶ意欲や学び方あるいは知的好奇心、探求心などを身につけさせることとしております。 さらに、学習指導要領におきましては、新設をされます総合的な学習の時間におきましては、例えば国際理解、情報、環境、福祉、健康など教科の横断的あるいは総合的な課題について、体験的、問題解決的な学習活動を行いまして、各教科で学んだ知識や技能を総合的に働かせ、みずから学び、みずから考える力や、問題解決の能力を高めることとされております。 そういう中で、子供たちの学力低下などを懸念する声が聞こえることもございます。文部科学省の調査によりますと、児童・生徒の学習状況は全体としておおむね良好であるが、学習内容を十分に理解できない子供が少なくない状況もあると指摘されております。このため新学習指導要領は、多くの知識を詰め込む授業を改め、学習内容を精選し、子供たちがゆとりを持って基礎、基本を確実に身につけられるとともに、各校での創意工夫を生かした特色ある教育が展開できるようになっております。このたびの改定の趣旨を踏まえ、わかる授業、楽しい学校づくりの実現に一層努めていきたいと考えております。 次に、教員の研修制度につきましては、県の教育委員会あるいは教育センターの研修に積極的に教員に参加をしていただいておるところでございます。大学院の派遣につきましては、兵庫教育大学への大学院の派遣あるいは岡山大学の派遣あるいは大学院修学の休業制度というふうなものがございまして、本市では11年度、12年度を通じまして1名、これに参加をさしております。 2点目に、小・中学校に荒れはないかとのお尋ねですが、多くの子供たちはおおむね良好な学校生活が送れていると思っておりますが、一部に課題を持った児童がいることも事実でございます。これらの子供たちに対しましては、保護者や関係諸機関等との連携を図りながら、根気強く指導を継続しております。 3点目に、総合的な学習と施設についてのお尋ねですが、市立の林間学校につきましては平成12年12月議会で御答弁申し上げましたが、現在のような厳しい財政のもとでございますので、学校教育施設もしくは社会教育施設としての設置は困難であると考えております。しかしながら、昨今の子供たちは、自然体験不足は将来の人格形成等、大きな問題が生じているとの指摘もございます。このため、豊かな自然環境に恵まれた地におきましての多様な施設設備は今後検討を要すると考えており、今後の課題とさしていただいているところでございます。御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 総務部長。              〔総務部長 守長健尚君 登壇〕 ◎総務部長(守長健尚君) 先ほどの24番服部議員さんの御質問で、財政計画等につきまして補足しまして御説明を申し上げます。 財政計画で後期基本計画の中に載せてございますが、13年度から17年度までの5カ年、おっしゃいましたように、1,170億6,000万円の収入に対しまして1,150億6,000万円という歳出でございまして、差し引き20億円の差が生ずることになっておりまして、5年間でありますので年平均しますと4億円というようなことになるものでございます。このことは、5年間たてば20億円そこに残が生ずるということじゃございませんで、この財政指標の表記の仕方も若干適切じゃなかったと、こういうふうに反省もしておりますが、この財政計画を立てるに当たりまして、歳出につきましては、各所管課からの要求、見積もりを徴しまして積み上げをするところでございますが、何せその要求額どおりをまとめますと大幅な財源不足になりますことから、歳入に見合う額に削り込んでおるというような作業がございます。 また、歳入の見積もりに当たりましても、健全財政という観点から、毎年の財政計画を立てる中での歳入でございますが、現在の現行制度が、財政制度が続行する、続いていくものと、こういうような仮定のもとに見積もりをしまして、結果的には毎年差し引き4億円の黒字と、こういうような計画を出しまして5年間の積み上げと、こういうような形をとりましての表記でございます。財政構造の将来の変化というのは現在のところ不透明な部分もございますが、現段階の制度での積み上げと、こういうことでございます。 なお、この実施計画につきましては、3年間というサイクルの中での見通しでございますが、今後の予算編成の指針ということでの扱いとしておるものでございますので、申し添えをさしていただきます。 また、5年間で20億円の差が出るような表になってございますが、この差といいますのは、毎年度の決算によりまして黒字が出てまいりますが、それは翌年度の繰越金ということで、次の年度へ繰り入れをしておるわけでございまして、算術計算の表記の問題が若干誤解を招きますような結果になったものでございます。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 24番服部剛司君。              〔24番 服部剛司君 登壇〕 ◆24番(服部剛司君) 再質問をさしていただきます。 きのうから市長さんに対して一般質問を7人、私が8番目でありますから、8人の方がなさいました。記録をほどいてみますと、荒木議員が環境行政、教育行政、病院、浅野議員が幼稚園教育とか職員採用、病院、小林良山議員が政治姿勢、光畑議員が市内巡回バスとか学園あるいは美術館、病院、加藤議員が駅周辺の活性化ほか、多田稔泰議員が次期市長選の立候補等あるいは職員の定数管理などをされまして、きょう笠原議員が環境行政とか町村合併あるいは学校教育などを尋ねられました。じっと聞いておりますと、市長さんの政治に対するあるいは市政、施策に対する基本的な政治姿勢を皆さん指摘なさっておられました。資質に欠けてるんじゃないかと言われた議員もおります、ある面でですよ。私は、市長は行政について一生懸命勉強はなさっておられます。すごい勉強をなさっておられますが、それが組織で動いておる総社市へ浸透を全然してないし、また浸透させようともしてない。自分の勝手で動いてるという気がしてならんのであります。今の組織でありますからおわかりいただいておると思うんですが、いいようにいっておりますし、職員からの逆提案もありますと、献身的な意見のあれもありますというようなことを市長おっしゃいますが、私はもう全くその反対を聞くわけでありますし、私もそのように感じるんです。建議どころか、市長が命令しても、まあせにゃあいけんことだけしときゃあええわと。余り市長に対して建議しょうるとかえって市長に怒られるからというような、もう職員さんの方が多いような状況に3年間でなってきておるんですよ。市長さんが思うておる思いと、もう全然違う。それは、決して1人、2人職員を減したところで市民のためになってない。財政的にはなっとんかもわかりませんけど。市民のためのすべての行政にわたる市民サービスが低下をしてきているという感じがしてならんのであります。市長の思いが届いてない。市長はそのように思われとるけれども、議会側の議員は、少なくとも多くの人が市長の意向が全職員に伝わって、市民のために一生懸命毎日仕事をしているかというように思ってない。私はそのように感じるんであります。そこらが市長さんが思われることと大いに違うんかなあという気がするわけであります。 それで、本題に戻しまして、病院一つにとりましても、これへまた書いてある。一番に書いてあって、そりゃあもう健康志向でありますから、今日本国じゅうの国民が。健康第一であります。すべての国民は、もう健康のことばっかり考えとん。それじゃから、病院はもう市民の願いとして、すばらしい病院が身近にあることをもう期待するのは当たり前であります。なら、市長、4年間かけて一生懸命選挙運動された。それで、その4年目に花が咲いたと。それから3年たっとる。この病院建設に対して、市長1人動いとる。条例が可決したらこのようなことをします、条例を可決していただけにゃあ動けんようなことを言われる。そうじゃないんですわ。いろいろなことを積み重ねて初めて花が咲く。物をつくるのも、もうそりゃ生物をつくるのも一緒です。もう土から始めて初めて物ができてくるわけですから、もともと市長1人勉強して1人思いを込めて一生懸命やったんでは、だれも回らない。みんなが回って初めてできることでありますから、とっぴにぽーんと物を出して、ああこりゃ選挙公約じゃけえ、まあ条例だけでも出しとけえと、できてもできんでもええわあというように取れるんであります。あなたの動きがないからですよ、他へ対して。自分では言われるんですわ。それから、すごい量の勉強もしとられるようであります。 しかしながら、きのうのお答えのように、だれにも命令をしてないと。そんなことで組織が動くわけがない。そこらが市長の政治姿勢が悪いところじゃないかなあという気がしてならんのであります。みずから動けと言うんですが、みずから動かない、職員は。一緒にやりましょう、提案してください、それもしない。もう多田議員がきのう言ったとおりであります。いつ首を切られるかわからんと。うかうか物は言えんでというようなことになっとったら、市長の思いと真反対でありますよ。助役さんは、職員の管理をなさる立場にあるわけでありますが、市長の動きといいますか、市長の姿勢に対して、市の職員が本当に全員市民のために一生懸命やったろうという気概を毎日出しているかどうか、じっくりと御判断をしていただいて、迷っておるところがあれば大いに直していただきたいなあとそのように思うわけでございます。 財政計画と実施計画をお尋ねしました。いろんなええこと書いてあるんですがね、その財政計画、今総務部長言っていただきました。どうしてもお金が余るで、これを見たら、僕は。お金が余る。足し算をして引き算をしたら余っとる。足し算というのは入ってくる方であります。引き算というのは、仕事をして出す量であります。それで余るんじゃから、余るんなら仕事をしっかりしてくださいよと、余るんなら。仕事ができんということは、相手があってできん事業もありましょう。職員が足らなくてできない事業もありましょう。市民の方は、小ちゃいことから大きなことまでいっぱいお願いをしとんですよ。都市計画から始まって、道路、水路あるいは学校の施設とか、もういっぱいあるんですよ。金が岡山市は500億円足らんと、こう言う。総社市は20億円余っとんじゃ、これが。足し算と引き算しか僕はしません。方程式はわからない。そういう計画をすぽんと立派なもんへ出す。だから、僕がきのう財政課長に聞いたら、財政課長は方程式みたいなことを言う。僕らの頭でわからん。そこら辺のこの書き方ですね。こりゃもうずっと出るんですから。それで、書いとることをずっと読んでいくと、まことに厳しいので厳選をすると、こういうように書いてある。 それで、1つ私は要望として申し上げておきますが、この中にも計画としてあるんですが、常盤幼稚園の立派さ、常盤の幼稚園、昨年できましたねえ。中村議員もおられるし、加藤議員も金池議員もいらっしゃる。すばらしい幼稚園ができとる。僕はあそこへ何遍も行ってみた。とがめられなんだからえかったけど、ずっと行ってみた。広々としたすばらしいもんであります。それから、くるっと回れ右してこっちの中央保育所へ行ってみた。これがもう雲泥の差であります。子供の量は余り違わんと思いますよ。むしろ中央の方が多いんじゃねんかねえ、地元の議員さん。僕もいいようにわからんけれども。あんなことを長くほっといたらいけんで。金が余るんならもう、いろんな事情はあると思うよ。いろんな事情はある。中村議員もいっつも言ようるが。もう教育施設と福祉施設であろうとも、教育ゾーンとしてまとめたらどうならというようなことも言ようる。ここらは余りにも差がつき過ぎとる、中央保育所なんかは。こんなことはもう即やってもらやあええが。これを見ると、もう即できると思う。そういうこともあります。 それから、収入役については、監査委員さんの御答弁をいただきましてよくわかりました。監査委員さんも正常でない、正常な姿に戻すべきであると、法のもとで、ということであります。市長、助役あるいは我々ともに人間生身でありますから、生身でありますからあすの日はわかりません。そのようなものでありますから、当然代理というのはなければいけんのであります。代理をいつまでも置いて、市長が支出命令をして、最終的に支出するのは収入役であります。責任を持って現金の動かしをするわけでありますから、これはどうしても市長、責任を持って収入役を置いていただかんことには、総社市の体面が立たないと思うのであります。大いに議会と相談をしていただきたいとこのように思います。 市町村合併について、3月の議会より市長の答弁が大いに後へ寄っとるんじゃねえかというのが、休憩中の議会の意見であります。3月議会は、市長は合併は必要であるというようなニュアンスにとれたんでありますが、今回は各議員さんの質問に対して少し後へ寄ったような感じがするわけであります。議会が前へ動いてもええと、議会が決められたらそのようにいきますじゃというようなことを、まあ市長簡単におっしゃるんですが、そういう問題ではなくて、行政の長として、総社市の行政の範囲はこのようなことでありましょうというリーダーシップを発揮していただかねばいけないときであろうと思います。合併について市長の、どういいますか、必要性といいますか、感じないんなら感じない、あるいは必要性はあるがこのような機運を盛り上げるためにもう少し時間をいただきたいとか、今は何かちょっと避けて通ったらいいんじゃねんかなあと。笠原議員もおっしゃっておりましたが、うにゃうにゃ言ようりゃあ5年どもはすぐたつというような感じかなあというような気がするわけでありまして、これは真備町あるいは清音、山手に対して市長の働きかけというのは非常に大切であろうと思う。必要があるならですよ、そう思われるんなら竹内市長がみずから方向性を決めて、先頭に立っていろんな意味での勉強を働きかけるということが必要ではないかなあとこのように思うわけであります。 それから、教育長、いろいろ御答弁をいただきましてありがとうございました。要は、総社市内の子供が立派に大きくなってくれればいいわけであります。そのために、新しい国の方針でありますから、それに沿っていろいろやっていかれるんでありましょうが、きょうも何か岡山市の副読本ですね、副読本がどうこうというようなニュースが流れとったんでありますが、総社市はいろんな意味での副読本をこしらえて、本市なりの勉強もなさっていると思いますが、何といいますか、非常に心配をしとるのは学力低下であります。そこで、学力の低下を来さないように大いに頑張ってもらいたいなあと。先生も一生懸命勉強をしていただいておるということのようでありますから安心をするんですが、日本の国で一番大切なのは教育であろうと思います。何もありません、日本の国は。水と空気ぐらいあるんかなあと思ようたら、何年か前に水もなかったというようなこともあります。しっかり勉強をしていただいてこの国を支えていただくということは、非常に大切なことになろうと思います。 一部の子供に心配な子供がおるんでそのような受けとめ方をしておるのかもしれませんが、中学校が非常に荒れているというようなことを簡単に私どもに言われますので、教育長にお尋ねをしたわけでありますが、一生懸命指導に当たっているのでいいようになるだろうということを今答弁していただきましたが、本当に心配はございませんか。中学校の荒れをひとつ立派な学校にしていただくようにしていただきたいなあとこのように思います。 総合学習の意味合いはよくわかりましたが、ゆとりを持たせながら生きる力を、判断力、生きる力を教えるという教育、私らはもうちょっと理解ができんのでありますが、教育というのは教えて育てるん。今、教育長先生おっしゃったように、この新学習指導要領というのは教育でなくて学習のようですね。教育をもう離れて、もうみずから学んでいきなさいというようなことのようでありますが、基本的な学力が非常に低下するんではないかなあという気がしてならんのでありますので、総社市としてはそのようなことはない。 それから、中学校ぐらいになると、基本的によくできる子とよくできない子をこうさび分けをして、習熟度によって学級編成をしていく。昔、私どもはそのようにしとったですよ、私どもが中学生のときには。あのクラスは進学をするクラスで、よく勉強ができる子じゃと。次のクラスはその次じゃと。その次はその次じゃと、こういうようにもうクラスで分けとった。クラスの中も、後ろへ行くほど、席が後ろへ行くほどよう勉強できる。学校の先生の目の前が、少し勉強ができん。そういうように分けとった、昔は。それでも結構勉強しょうた、一番よう勉強せんクラスでも。少し上へ上がっていかにゃいけんと、自分も。ということで勉強しょうた。今度も習熟度が上がったらしっかりやらしゃあえんじゃと、その子には。できん子はしっかり反復して教えるんだということになれば、これ習熟度でクラス分けをしていくんかなあという気がするんです。それの方がやりえんじゃ、先生も。ピンからキリまでおるクラスを30人見るというたら大変じゃ。もう大体学力がそろうたのを見る方が、よっぽどしやすいと思いますよ。それで、下の子は上へ上がろうとする。そういうような教育になるんかなあという気がするんですわ。そういうことのお考え。 それから、人数を少なくすると。総社市はどのように考えられる。先生1人頭子供が少ない方がしっかり勉強できると。だから、人数を少なくすると。 それから、教科書の選び方ですね、教科書の選び方。自分で勉強しようとする子供に合った教科書。総合学習というのは教科書は、教科書あるんかないんか知りませんが、子供が勉強しやすいような教科書を選んでやるということも大切じゃないかなあという気がするわけであります。 とりあえず心配をしたことを聞かれますので、私が教育長にお尋ねをしたわけでございます。改めて御答弁をお願い申し上げたいと思います。 ○副議長(萱原潤君) 助役。              〔助役 岩佐信夫君 登壇〕 ◎助役(岩佐信夫君) 私の方から24番議員にお答えをいたします。 まず、基本計画の問題でございますが、この表のつくり方に若干問題点があるようでございます。例えば、13年度から17年度、5年間を出しておりますが、その年度で剰余金が出てくる。例えば、10剰余金が出てくる、その剰余金は翌年度の財源として使う、そういうふうに次々こう行くわけなんですが、その年度ごとの収支の残だけを足したんでは、このトータルと財源は実際は違うわけでございます。その表現が、これ5カ年間をまとめて入れとりますから、そこに誤解が生じるようになりますので、この表のつくり方に問題がございますので、これは何とか訂正をしなければいけないと思います。 それから、基本的には各部から出た事業、市政のいろいろな具体的な事業が、全額はとても認められるような状況ではございません。かなりカットいたしておりますので、今市町村の予算・決算制度は赤字は禁止されておりますから、どうしても剰余金が出る予算なり決算になります。大体、3%から六、七%ぐらいの剰余金が出るのが普通でございまして、二百四、五十億円の予算になりますと、5億円前後のどうしても剰余金が、繰り延べとかいろいろなことできちっとはいきませんので、黒字決算にしようとすれば、五、六億円の剰余金が出るのが普通の状態でございます。今後、こういう表の取り扱いにつきましては、誤解のないように十分気をつけてまいりたいと思います。御指摘ありがとうございました。 それから、人事に関してでございますが、新しい分権時代を迎えまして、市町村の職員も従来の職員とは変わった意識改革をして、みずからが新しい施策を考えていかなければいけないような状況になっておりますので、いろいろ御指摘をいただきましたので、そういう点にも十分今後注意いたしまして、職員が意欲を高め、市民のための行政推進に貢献するように一層努力してまいりたいと思います。御指摘ありがとうございました。 ○副議長(萱原潤君) 教育長。              〔教育長 桒田交三君 登壇〕 ◎教育長(桒田交三君) 服部議員の再度の質問にお答えをいたします。 まず、学力低下の問題でございますが、学力低下がないように、基礎、基本、基礎的な知識や理解を十分に教え込みたいというふうに思っております。そして、その基礎的な知識や理解が十分生活に生かせるように、役立てるような方法を考えていきたいというふうに思っております。 けさほどの道徳の副読本の話も先ほど出てまいりましたが、ハンセン病の記述の内容に一部誤りがあったというふうなことで報道がなされたのではないかなというふうに思っております。これらにつきましても、十分調査をしてまいりたいというふうに思います。 それから、中学校の荒れについてでございますが、中学校の荒れにつきましては関係機関と連携を取りながら進めてまいっておるわけでございますが、特に心がけておりますことは、教員を1人加配をしていこうということも考えております。さらには、カウンセラー、臨床心理士等を導入いたしまして、一人ひとりの子供の理解に努めるということにも注意を払っております。 さらには、今年度から導入をされました「21世紀教育新生プラン」というふうなものがございまして、この中には7点ほど項目を示しております。1点目のわかる授業で基礎学力の向上を図りますというふうなことで、基本的教科につきまして20人以下で授業をしていこうという取り組みも、本市でも実際に今年度やっております。それが発展的なものになりますと、先ほどお話がありました習熟度別の授業の実現というふうなことにも発展していくのかなというふうなことを、私も思っております。 さらには、チームティーチング、いわゆる2人の教師で1クラスの授業をし、きめ細かい授業をしていこうというふうなことで、これもかなりな学校といいましょうか、総社の中でも大規模校あるいは中規模校と言われる学校につきましては導入をしております。 さらに、学力低下の問題がございますので、今年度は全国的な学力調査を実施していくというふうなことがございますので、それによりまして学力低下の問題も検討をしていくことができるかなというふうなことを思っております。 それから、教える側の教師の問題でございますが、文部省は優秀な教員の表彰制度を導入していこうというふうなこともございます。あるいは、不適格教員への対応も考えておるというふうなことも聞いております。これがやがて具体化されてきますと、これらに基づいてこれにも、どういいますか、導入をしてまいりたいというふうに思っております。いずれにいたしましても、本市の子供たちが落ちついて楽しい学校生活ができるというふうな方向で努力をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いをいたします。 ○副議長(萱原潤君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長 本行輝二君 登壇〕 ◎保健福祉部長(本行輝二君) 24番服部議員さんの最初の御質問、さらに再度の御質問の中でお触れをいただきましたが、昨日、8番小林議員さんの病院に関係いたしました御質問の中で、特に私へということで私がお答えを申し上げました。昨日のお答えは、4月以降部長として国や県あるいは医師会等へどう動いたかというお尋ねでございましたので、私は、「関係方面へ就任のごあいさつといいますか、一般的なことを含めましてごあいさつには参りました。しかし、2カ月余りの期間、病院のことにつきまして特に改まったお願いや御指導をいただきに参ったことはございません」、このようにお答えをいたしたと思います。 先ほど24番服部議員さんのお話の中で、市長からの指示あるいは前任者からの引き継ぎ等のお話が全くなかったというふうな御発言もあったやに今お聞きをいたしましたが、当然先ほど来出ておりますように、第3次総社市総合計画の中の後期基本計画の中で、特に今期の計画につきましては、重点プロジェクトとして大きくは3つの項目に分かれ、その中の一つに「総合的な病院の設置に向けた取り組みと救急医療体制の整備」ということで、「総合的な病院の市内への設置に向けて取り組みを進めます」ということをうたっておりますし、さらに基本施策の第3章におきまして、同じように「総合的な病院の設置に向けた取り組みを進めます」と、こういうふうにうたっておるわけでございます。この計画に基づいて、市長が現在議会の方へ条例の制定についての提案をさしていただいておりますことにつきましては、当然にこれは承知を私はいたしております。したがいまして、職員といたしますれば、この計画に沿ってあるいはこの計画に沿った市長の提案した条例が可決され、それが実現できるように対応することは職員としての義務であろうかと、このようには認識をいたしておりますので、御了承賜りたいとこのように思います。 以上でございます。              (「それで、保育所は」と呼ぶ者あり) 保育所につきましても、再度の御質問の中で出ましたけれども、どうするんかということではなかったかなあというふうにも思いますが、御指摘のように、常盤の幼稚園に比べますとこれは大変な施設の状況が違います。これは十分承知をいたしておりまして、御承知のように、中央保育所につきましては老朽化が進んでおります。また、御承知のように、駅南土地区画整理事業との絡みもございまして、早い時期に対応しなければいけない大きな福祉関係の事業であると、このように認識をいたしております。したがいまして、後期の基本計画の中でも中央保育所の整備に取り組みますと、こういうことをはっきりうたっておるわけでございますので、早い時期にこれは対応しなきゃいけないということでございます。 なお、内部的な実施計画につきましても、財政事情はありますけれども、これをやる方向で計画に載せておりますので、ひとつ御了承賜りたいと思います。 なお、現在地が幹線の道路沿いでございます。しかも、区画整理事業との絡みで用地が多少狭過ぎるというふうなことがございます。便利はいいんですけれども、保護者の方が子供さんを送り迎えされるのには危険性も実はあるということもございますので、現在地で建てかえるのか、あるいは新天地を求めるのか、あるいは市が持っております財産を活用するのか、いろいろな方法は考えられますけれども、今後早い時期にこれに取り組んでいきたい、このように思っておりますので、御了承賜りたいと思います。 ○副議長(萱原潤君) 24番服部剛司君。              〔24番 服部剛司君 登壇〕 ◆24番(服部剛司君) よくわかりましたと言おうと思ようたんですが、保健福祉部長がきのうの答弁あるいはきょうの質問に対して今、後期基本計画の中でうたわれておるので病院については承知しておりますというようなことでありますから、これは組織上当たり前のことであります。これ知らんようでは大変なことでありますから、それはもうよくわかりましたが、総務部長にお尋ねしますが、今たまたま部長はあのようにおっしゃいましたので、後期基本計画のこの計画の中で、市民に対して条例をつくり、お願いを広くせねばならないというような件が何件ぐらいあると考えられますか。地球温暖化に対して、このように市民の皆さん協力してくださいよと。あるいは男女共同参画社会に対しては、条例をつくってこのように市民の皆さんに協力をしていただきましょう、市もこのように段取りをしていきましょうというような条例の本数が何本要りますか、後期基本計画5年間で。私は病院の条例なんか、市長おっしゃいます、いみじくもおっしゃいましたように、企業誘致であります、どっちか言えば、市長の考え方から言えば。これはもう条例条項じゃないんですわ。もう自由主義の原則で、もうかると思えば、これが市場と思えば、そりゃあ立派な病院が来て黒字の立派な経営をしてくれます。条例をつくるのであれば、これはもう何といいますか、市立の病院であります。市立病院なら条例をつくって、市の財産をこのように使っていくんだということ、あるいは市の皆さんこのような負担をお願いしますという条例、条項になるとこのように思うんです。が、市の財産を病院誘致条例へひっつけて一遍に議会で議決さそうというような、何といいますか、手荒いことをやるから時間がかかるわけでありますから、むしろ後期基本計画で非常に大切な条例が出てくると思うんですよ、何本か。それの方が欠けとる。 今、いみじくも保健福祉部長がおっしゃいましたので質問に立って、後期基本計画中どの程度の条例を考えられるかなあと。条例をどうしてもせねば、市民の皆さんにお願いをするわけにいかんと。予算を当然伴うし、市民の皆さんの痛みも要ると。条例にしてお願いをしていこうという大切なことが次々と出てくると、そのような気がするのであります。 市長の政治姿勢につきましてたびたび私はお尋ねをしましたが、市長じっとこう聞いていただきまして、答弁ないと思うん……、ないんでしょう、言われなかったから私来たんですが、合併について私は市長にぜひとも、最後の質問ですから言いますが、今の総社市の市域で効率のよい行政ができると市長考えられておられますか。前回はそう言われなかったんであります。今回はもう黙って、ちょっと情勢を待つあるいは盛り上がりを待つ、議会が決めたらそっちへ向くというような、ちょっと後寄りになってしまっとる。真備、山手、清音を含んだ県のスタイルがまあよかろうと。服部さんが言うのは普通の行政じゃねえぞと、あんたが言うようなのはおかしいじゃねえかというて前回おっしゃったんでありますから、今議会でずっと何か後へ寄ってしまったような気がいたします。合併について再度、笠原議員にもおっしゃいましたが、市長のお気持ちをもう一度聞かしていただきたい、このように思います。 ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 24番服部議員の御質問にお答えいたします。 合併については、今までもお答えしたとおりでございます。慎重に、なおかつタイムリーに行動してまいりたいと思います。 ○副議長(萱原潤君) 助役。              〔助役 岩佐信夫君 登壇〕 ◎助役(岩佐信夫君) 総務部長にということでございますが、かわりまして御答弁をいたします。 病院の設置条例を条例化する問題でございますが、これは従来の分権以前の時代ではもうおっしゃるとおりでございまして、具体的な動きをしていろいろなことをやっておりましたが、いろいろな方策の議論は別といたしまして、こういうものを条例化するのは、むしろ分権時代では非常にこれを進められておるといいますか、そういう時代になりつつございます。それで、今、これはこういうことを言いますと、今度はまたそれをいつつくるんならということになりますが、そういう意味でなしに、私の頭にありますこの分権時代における総社市のこれから条例の取り組みというのはどういうもんが想像されるかということで、私見ではございませんけれど、そういう意味でお聞き取りを願いたいと思います。 昨日からいろいろ御質問が出ております、例えば環境基本条例、こういうものが今各市町村で取り上げられつつございます。それから、今要綱でやっております開発許可でございますが、これも条例化する傾向にあります。それから、男女参画条例であるとかあるいはまちづくり条例であるとか、そういうことが今後の分権化時代においては、従来法律、通達、そういうもので指導されておったものが、市町村みずからの意思によって市長が提案し、あるいは議会の議員さんが提案する時代を今迎えておるのが実情でございまして、私どももそういう分権時代に向けての条例、いわゆる議会の議決をいただいて団体意思の決定をする、それに基づいて施策を展開していくと、そういう方向へ進みたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) この際、私より申し上げます。 これより西森議員の一般質問に入るわけでありますが、西森議員及び当局より資料配付の申し出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので申し上げます。 資料を職員に配付いたさせますので、しばらく休憩をいたします。10分間休憩をいたします。              休憩 午後1時57分              再開 午後2時12分 ○副議長(萱原潤君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、20番西森頼夫君の質問を許します。 20番西森頼夫君。              〔20番 西森頼夫君 登壇〕 ◆20番(西森頼夫君) 発言の許可をいただきました。3点通告をしております。通告順に従いまして質問を行います。 まず1つは、嘱託職員についてであります。 総社市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例がございます。この条例に基づいて嘱託職員をそれぞれ必要な部署に配置しているのは御承知のとおりであります。私がそれぞれの部署の実態を調査しました。もちろん漏れてあるものもあるかもわかりませんが、条例の月別報酬、一月幾らという分についての嘱託職員であります。したがいまして、日俸とか年俸とか、また一月おおむね18日以内という勤務規定がございますが、3分の1とか半分とかというような日数の方は除いております。したがいまして、長とつく方の報酬が、上は17万2,000円から下は14万4,000円というところで、順次それぞれ報酬規定が今の条例によって定められております。 また、一般嘱託職員につきましては23万円以内とこうなっておりまして、それぞれの部署でそれぞれの仕事量、もしくは内容などで嘱託職員の報酬が決まっているのであろうと存じますが、私はこれ一覧表見るとおり、上は21万4,000円から下は12万3,000円とかなりのアンバランスがあります。もちろん仕事内容や部署によって違うのも当然であります。しかし、同じようなところで、内容で仕事をして差がついている部署も見受けられますし、またこちらよりこちらの方が少したくさん払ってもいいのになあというような部署も見受けられます。その基準が定かじゃない。したがいまして、どういう基準によってこの報酬が定められているのかという点をお聞きしたいのであります。 2つ目は、その報酬を決めるのはもちろん条例の金額でありますから、報酬等審議会を開いて決めます。この審議会は市の三役、市長以下三役を初め、我々議員報酬も含まれております。しかし、議員や三役、今の経済状況であります。リストラが横行する、賃金カットがふえる、民間企業は大変。そういう中で、我々はゼロ査定しても結構でありますが、しかし生活給として仕事をしていらっしゃるこうした非常勤の嘱託職員については、当然審議会もそれなりの審議をして引き上げていく必要があるのではないかという立場での質問であります。 人事院勧告は、御承知のとおり今、公務員給与は据え置きであります。ボーナスは何%か下がるという状況であります。しかし、定期昇給は、微々たるもんではありますが、毎年あるのであります。そういう点から考えて、審議会を開いて改定をしなければ嘱託職員さんの報酬は上がらないという状況であることから、こうした点について今後どういう計画で審議会を開こうとするのか。また、それに対して審議会に提起する当局としての報酬の引き上げを考えているのか、見直しを考えているのかどうかという点であります。 現在、ここに載せとるだけでも90人ほどの嘱託職員であります。これ以外に今さっき申し上げました月に12日とか、それぞれの嘱託職員さんが何人かいらっしゃいまして、都合100人超える嘱託職員が今配置されていると考えますが、4月1日現在、今年度で嘱託職員さんは何人いらっしゃるのかお示しをいただきたい。その嘱託職員さん以外にも臨時職員さんがいらっしゃいます。これは時々季節に応じて仕事がこの課に集中するときなど、時によって違います。だから、1年間契約的に勤務する嘱託職員さんと、一定期間、2カ月とか3カ月とか期間を切って採用する臨時職員さんとは別であります。この臨時職員さんも時期において違いますが、多分100人近くはいらっしゃるんじゃないかと思いますが、この辺についてもあわせてお示しをいただきたい。そして、これからどういう計画であるのかという点もつけ加えていただきたいのが1つ目の質問であります。 2点目の質問は、崩落事故であります。この3月12日に下倉地区の岩盤の崩落事故がありまして、ちょうど3カ月を迎えました。3月12日でありますから、もう既に3月議会は途中でありまして、この6月議会の一般質問が事故以来最初の質問の日となってまいります。したがって、3カ月もたってとお思いになる方もいらっしゃるかもわかりませんが、臨時議会でもあれば緊急質問ができますが、その間議会がありませんでした。したがいまして、3カ月経過しましたが、改めて崩落事故について質問をするところであります。 その1つが、事故が発生以来、市当局を挙げて不明者の救出作業に、捜索活動に全力投球をなさいました。また、槻地区民の生活ラインの復旧に万全の対策をとっていただきました。新聞報道によりますと、延べ6,000人の住民が出動といいますか、捜索活動、復旧活動に参画をし、そして重機は600台を投入しての捜索活動と示されておりますが、その対策本部を設置されて以後とられた行動と内容について、主なるもので結構でありますが、お示しをいただきたい。それは、たびたびこんな事故があってはなりませんが、いつ地震が起こるかわかりません。いつ水害が起きるかわかりません。そうしたときに、今後万全なる体制をさらに強めて進めていくという立場から、また市民の皆さんが大変な、全国でも珍しい崩落事故があった、そして地域のボランティアを初めとして協力や支援をしたと、こういう体験を多くの人が持っていらっしゃいます。しかし、それは自分が参画したところの捜索活動、救援活動は目に見えても、全体がどういう体制と対応をとられたのかについては定かで、わからないといいますか、目に見えないことであります。したがいまして、全体を通じてとられたことを総括的に示していただきたいという意味であります。 そして、しかも今なお、残念なのは不明者がいらっしゃるということであります。小林議員もお触れになりましたが、今の状況のまま推移していきますと、この不明者救出はいつの時期になるか全く検討がつかないという痛ましい状況であります。県は、もちろん救出や捜索活動に万全の協力、対応をいただきました。また、槻の生活ラインに対する応援といいますか、行政的支援積極的にやっていただきました。こうした点については心から感謝を申し上げるわけでありますが、この崩落現場に残る大量の岩石、これの除去なしには不明者は救出できないということになってまいりますと、今の新聞の報道から見る範囲では、これは自然災害とは言いがたい、企業災害であるから企業の責任で救出をという状況のようでありますが、これで推移をするならば、申し上げたとおりいつの時期になるかわからない、相当の年月を要するという一抹の不安を持つからであります。 そういう点で、市としても、市も被災者といいますか、災害を受けた方でありますが、しかし不明者の救出という立場から何らかの方法で関係機関に要請をしていく必要があるのではないかという意味合いから、市が独自にこれをするとかというようなことではありません。救出するための方策をそれぞれの機関と協議したり相談をしたり、またお願いをしたりという立場からでの対応はどうなのかということであります。 3つ目は、被災者にはどんな対応がされているかという点であります。もちろんまだ、自然災害か企業災害かがはっきりしない。したがって、企業災害ならさまざまな被災者に対応ができると思うんですが、その辺が定かでないがために今なおそのままではないかと思います。この点についての対応がなされているかどうか、市として独自になすべき被災者に対する対応もなされているようであります。これらも含めてお示しをいただきたい。 最後3つ目は、病院の設置であります。 これは、多くの議員の皆さんが御質問をなさいました。かねてから、この特別委員会で病院の設置条例については審議をしております。しかし、冒頭荒木議員がおっしゃったように、条例が議会に提案をされ、そして委員会で審議をされているときに、本会議で市長に対して病院問題についての態度や取り組み方を質問するわけにはまいりません。委員会で質問をしたり、委員会で委員相互に議論をして深めていく、問題点の解決を図っていくというのが本来の議会審議であります。したがいまして、そういう点で9月から今議会まで一般質問で論じるのがなかなかできなかったというのは事実でありますし、経過であります。今回、そうした特別委員会の審議を踏まえて、多くの議員の皆さんがそれぞれの立場から病院条例について御質問をされたわけであります。 私は、この条例が制定された場合、市長が優遇措置をどのような、土地の提供以外、それ以外に考えていらっしゃるのかという意味であります。前の3月議会で「総社民報」、私ども発行しております民報を小林議員が大変詳しく御紹介をいただきました。私も、そのときにもう一カ所ちょっと説明していただけりゃあいいのになあというのが残っとるんです、1カ所ね。それは、この条例ができれば病院設置の道が開けるということで三つ、四つの措置を、課題を書いております。土地の提供などの優遇措置を、条例ができると優遇措置をすることができる。また、病院を誘致するために行政として、市として行動ができるということ。公式に病院誘致の内容、病院の中身について審議会を持っての審議をし、深めていくことができるなど、もういろいろの有利な条件が生まれてくる。だから、いろいろ問題はあっても、また多くの課題を抱えておるものの、病院のこの条例の制定が一歩前進だし、具体的可能性に近づいていくという立場で報道を皆さんにしたところでありますので、これつけ加えておきます。これで一通り全部済んだということです。 あと、県が地域保健医療計画を作成しております。これ、ことしの4月に策定をしております。平成8年から第3次保健医療計画が5年間ありました。あと、この13年度から向こう5年間、第4次になりますが、医療計画が策定をされました。この前医師会会長さんもおっしゃっていらっしゃいましたが、第3次とこの第4次、どちらも内容はそんなに、病院建設については変わっておりません。既存のベッド数と、それから必要ベッド数、それは今現在、もうベッドの方が現在あるのが多いから新しいベッドはできないということになるのは変わりない。したがって、総社市が市民病院として病院をつくることは、この医療法の定めに基づく保健医療計画によってできないわけであります。ならば、できるのは同じように岡山県を5つに分けて、私ども総社市が属する県南西部保健医療圏は総社から倉敷、笠岡の範囲をまとめたところであります。この圏域からの誘致は十分可能であります。したがって、民間の病院を総社市に誘致する以外に医師会病院、今のベッドあるのを壊して新しくというのはできますが、それ以外新しい病院を設置しようとするならば、そういう方法での誘致を民間でしていく以外にない。 条例はそのことをきちんと見ているわけでありまして、そういう点から、条例の制定が必要であるという立場から、現在まだ、じゃあ病院に対する優遇措置、何があるかという点でありますが、今企業誘致をしております。市内に幾つか新しく企業が参りました。しかし、進入路は建設をしてあげる。まだ、来る見通しがない紀文にも、平成4年からこっち土地保有税、固定資産税免除であります。また、あの用地買収に当たっては、市の職員がもう夜な夜な地権者との交渉で汗を流しました。まだ以外にありましょうが、企業誘致については市が特別に優遇措置をとってきているのであります。病院だってできないはずはない。ましてや、多くの市民が求める病院建設については、勝手に市長が考えて思いつきでやってもらっちゃあ困りますが、議会や市民に相談しながら、その時々の直面する課題で優遇措置を考えていくということが必要であると考えます。したがいまして、その立場から何か考えがあるのかどうかという点であります。 最後、「患者さんの治療よりも救急対応を」と、こう書いております。「総合的な検査機能ができる病院を」と、こうも記してあります。これは、患者さんを取り合いっこするための病院建設ではない。あくまでも総合的な検査をして、それを治療は地域の病院でするという循環型です。現在、倉敷にある地域支援型の病院も、大体主なる治療を済ましたら地域の病院に返すということをとっておりますから、その方式で余り新しい方式をとるわけではありません、普通の方法で病院を設置するということであります。したがいまして、そういう点では総合検査ができる病院で的確な治療の方法をするということに重きを置くという意味で載せております。 また、救急対応であります。救急車が今途中でストップをすることが多い、行き先がない。結局、市外へ救急車は走ります。その前に真備の方へどうも走りようるようでありますが。それから、真備へとまるか倉敷へ行くかということで、救急が今大変な事態に直面しておるということであります。したがいまして、24時間の救急対応は市民のこれからの医療不安に対して極めて緊急必要な課題となってきております。そういう意味で、その点にも重きを置いた病院という点で考えるべきではないかと思いますがどうでしょうかという質問でありますので、御回答をいただきますようにお願いして、第1回目の質問といたします。(拍手)              (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) 浅野智英君。 ◆1番(浅野智英君) (自席発言)済いません。先ほど西森議員の質問の中で、「倉敷市内に地域支援病院があり」というような発言があったんですが、岡山県下では今岡山市に岡山中央病院が指定されているだけでして、少しそのあたり事実を精査していただけたらと思います。この条例の中にもその地域支援病院というものがうたわれておりますので、市民の方に誤解を受けないためにも地域支援病院というものがどういうものかということもありますので、一度御精査を願えたらと思います。              (「了解」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) わかりました。 答弁を願います。 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 20番西森議員の御質問にお答えをいたします。 まず、嘱託職員等についてでございますが、この関係につきましては総務部長の方からお答えをいたします。 次の採石場の崩落事故についても、経過等総務部長の方からお答えを申し上げます。 病院設置についてでございますけど、病院の誘致条例ができたらいろいろ活動できるぞというお話をしていただきました。本当にありがとうございます。 なお、優遇措置は何々考えているかということでございますけど、以前にもお答えしたとおり、委員会において高度医療器具の導入等補助を考えたらどうかというふうな御提案もありましたが、こういったことも含めて今後議会で審議をしていただきたいとこのように思っておりますので、また提案した節には協議、審議をお願いしたいと思います。 次に、患者の治療よりも救急対応や総合的検査ができる病院が望ましいが、どう考えているかということでございます。このことについては、やはり市民の求めておる分野といたしましては小児科等の対応もあると思いますけど、いわゆる大ざっぱに分類いたしますとプライマリーケア、この部分で検査を含めて対応をお願いしたいというニーズが非常に強いと思います。そういった面について、最近の医療情報誌の中へ書いてございますのが、ベッドの数よりも、むしろ今はデイサージェリーと、日帰り手術、技術が進歩したので痛みも極力少ないような対応で、即回復が見込めるような手術を今研究しておると、だんだん何病院かそれを実行しておる例が書いてございます。例えば、埼玉県における、これは126床の病院の場合の記事が載っておりますけど、デイサージェリー、いわゆる日帰り手術というものがだんだんできるようになったんだと。内視鏡とかレーザーメスとか、そういったものの開発によって日帰り手術というものが今、患者のためにもなるし、また医療費の軽減にも結びつくということで、こういった方向に向かっているというふうな記事が載っております。したがいまして、ベッド数の多い少ないよりも、むしろそういったものとかあるいは御指摘の総合的な検査ができるような機能が望ましいと私も思います。こういったものが極力備わっているような病院をつくっていただくようにお願いをこれからしていきたい。しかしながら、そのためには今御提案をいたしております病院誘致に関する条例をぜひとも可決をお願いしたいとこのように思いますので、ぜひとも御理解と御協力をよろしくお願いします。 ○副議長(萱原潤君) 総務部長。              〔総務部長 守長健尚君 登壇〕 ◎総務部長(守長健尚君) それでは、20番西森議員の御質問にお答えをいたします。 まず、嘱託職員等についての御質問でございますが、1点目の報酬が部署によってばらばらであるが、基準は何かとのお尋ねでございます。非常勤特別職の職員の報酬額につきましては、先ほど御質問者もおっしゃられましたが、本市の条例によりましてそれぞれの職種ごとに定めておるところでございます。そのうち、嘱託員の報酬につきましては別表の中に月額23万円以内と、こういうふうに定めておりまして、各職種ごとの職務内容あるいは勤務日数、また勤務時間、またその職の専門性でありますとか特殊性等を考慮して定めておるところでございます。 なお、平成7年4月以降この別表の見直しがなされておらないということも一つの事情としてございますので、つけ加えさしていただきます。 2点目の特別職報酬等審議会の開催予定と報酬見直しの計画についてでございます。非常勤特別職の報酬につきましては、この条例の別表に掲げます報酬につきましては報酬等審議会の審議事項ではありませんが、嘱託員の報酬等につきまして各種専門性、特殊性等の均衡をとりまして見直しにつきまして今後検討してまいりたいとこういうふうに考えておるところでございます。 3点目の嘱託員等の人数なり臨時職員の人数でございますが、本年4月1日現在でございます、公民館長等のように月の勤務日数が定められておる、いわゆる嘱託員等につきましては現在110人でございます。また、臨時職員につきましてはその期間の長短ございますが、119人となっておるところでございます。 なお、今後の計画でございますが、嘱託員あるいは臨時職員の採用計画、こういうことにつきましては、今後の正規職員の採用計画とあわせて検討してまいりたいとこういうふうに思っておるところでございます。 次に、採石場の崩落事故についての御質問でございますが、この採石の崩落につきましては、去る4月4日の全員協議会で概要を申し上げておるところでございますが、事故発生後の捜索活動と槻地区の生活復旧経過について御説明を申し上げます。 発生日時等につきましては、御承知のとおり本年3月12日でございまして、時刻は午前10時20分ごろと、こういうふうに把握をしておるところでございまして、金池産業の下倉採石場での発生でございまして、状況としましては採石場の崩落で3人の方、長代さん、内藤さん、田中さんが生き埋めとなり、また岩石の崩落によりまして市道が埋没をいたしまして、槻地区53世帯でございますが、孤立状態となったところでございます。 その後の捜索活動の経過の概要でございますが、3月12日10時25分、金池産業から消防署へ119番の通報がございまして、直ちに救助隊、救急隊が出動していまして、さらに消防団への出動司令も行っておるところでございます。 なお、先ほど申し上げました市道が埋没ということでございまして、槻の方の通行ができませんので、消防の救助用ゴムボートを直ちに出動しておるところでございます。 なお、消防は、現地に指揮本部を設置しまして、正午には市の災害対策本部を設置し、午後0時半には県知事に対しまして自衛隊の派遣を要請したところでございます。人命第一ということで、機械によります捜索と人海戦術もして、不明者の捜索並びに岩盤等の監視活動を行ったところでございます。 この活動状況に当たりました活動人員でございますが、約650でございまして、自衛隊ほか多くの方々の御協力をいただいております。また、捜索に当たりまして重機等の建設機械、これ地元業者から7台と、また自衛隊から2台の重機を出してきまして捜索活動を行ったところでございます。 なお、崩落発生から災害対策本部が解散しました3月27日までの間の活動人員は、延べで3,750人でございます。また、その他ボランティアで御協力をいただいたこともございます。また、日本レスキュー協会からは、職員7人と救助犬3頭の派遣もいただいておるところでございます。また、活動部隊への炊き出し等につきまして、婦人会など延べ2,000人の方に御協力もいただいております。 また、市内外の多くの方々からお見舞金やお見舞品をいただいておりますことに厚く御礼を申し上げる次第でございます。 次に、行方不明者の捜索活動の主な経過でございますが、3月12日の午後1時4分に長代さんを発見しております。また、16日の午後4時30分に内藤さんを発見しておるところでございまして、引き続き危険なということで無人機によります機械によっての捜索をしておるところでございます。3月24日には、御家族の御心情を考慮しまして、最大限の注意を払いながら無人機による捜索を再開したところでございますが、午後2時50分に2次災害の危険性が大きくなりまして、今までの捜索活動は限界という判断をしまして、打ち切りという苦渋の決定をいたしたところでございます。その後、3月26日午後5時には災害対策本部の解散を決定しまして、翌日27日の午前7時に災害対策本部を解散したというのが今までの経過でございます。 次に、槻地区の住民の方々の生活復旧の経過でございますが、電気につきましては、3月12日当日の午後4時49分に復旧をいたしました。また、電話につきましては、翌日になりますが、13日の深夜0時40分に全線が復旧をしたところでございまして、水道につきましては、断水等の支障は発生しておらない状況でございます。また、当面の地区民の方の美袋側への交通手段につきましては、高梁川を消防の救助用ボートで渡りまして、24時間の体制で対応いたしたところでございます。 また、槻への生活道の確保ということでございますが、3月13日の午後4時30分に高梁川の中洲につくりました仮設道が開通をいたしました。さらに、3月14日から建設をいたしました仮設橋でございますが、3月27日午前6時にその供用開始をしたところでございます。しかし、しょせんこれらの道路なり橋りょうは恒久的なものではございませんで、埋没した道路の復旧かあるいは恒久的な橋りょうの建設かにつきましていろいろ関係方面との協議もいたしました結果、現道の復旧には膨大な量の土砂岩石がございまして、これの撤去には長い年月と多大な経費を要しますことから、生活道の確保としましては橋りょうの建設が最適であろうという結果を得まして、国の補助事業となりますように関係機関へ要望してきたところでございます。橋りょうにつきましては、本年度に測量なり設計等を行いまして、14年度からの建設工事ということで、15年度中の完成を目指していくというところでございます。 しかし、恒久的な橋の完成までには高梁川の増水にもよりまして、現在の仮設橋が通行不能になるおそれもございます。そこで、緊急避難路の設置工事を地元の対策委員会、金池産業により進めておりますが、市はこれに技術的な支援も行っておるところでございます。 また、増水時におけます仮設橋の通行どめにつきましては、県の防災情報システムによりまして河川の水位や雨量等を把握しまして、地元の対策委員会と連携を取りながら適切に対応することといたしております。通行どめの際には、赤色の回転灯あるいは吹き流し等の設置によりまして住民の方への周知をすることといたしておるものでございます。 また、行方不明者の捜索につきましては、昨日小林議員からの御質問がございまして市長から答弁を申し上げておりますが、県の緊急措置命令によります復旧の計画の中で、捜索について考慮されるものとこういうふうに思っておるところでございます。 次の被災者への対応につきましては、採石場の崩落の時点で被災者の救助、また槻地区の住民の方々のライフラインの確保ということで、災害救助法の規定に準じまして本部を設置しまして、それぞれの対応を行ってきたところでございます。現時点では、本市としての法律に基づく責任は特にないというふうに考えております。しかし、行方不明の被災者の御家族の御心情も考慮いたしまして、相談等必要に応じまして関係機関が協力してできる限りの対応を行うようにしておるところでございます。市といたしましても、できることにつきまして今後とも対応していきたいとこういうふうに思っておるところでございます。 なお、槻地区に対しましては、提案説明の際にも申し上げておりますが、永久橋を設置することとしてできる限り早い完成を目指してまいりたいとこういうふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 20番西森頼夫君。              〔20番 西森頼夫君 登壇〕 ◆20番(西森頼夫君) 3点だけ再質問を行います。 1つは、非常勤の職員の報酬でありますが、今後検討いただいて結構であります。ただ、財政を支援している団体、シルバー人材センターとか社会福祉協議会、それからまたはばたき園、それぞれ法人格で独立をしております。したがいまして、それはそこの法人で給与を決めると、それが当たり前でありますが、一般会計から当然、当たり前でありますが、支援をしております。ここにも、市の職員のOBの方がそこでお仕事をなさっていらっしゃる。公民館長とかいろいろ、同じ形で第二の人生をそこで仕事をして市に貢献をされ、給料は安いながらも貢献をいただいておるわけでありますが、ここも同じように、これは行政指導の範疇にかかりますが、財政を支援している以上、そんなに差がないように、横並びのようにしていくべきであると考えますので、その点は含んで今後の対応をしていただきたい。 崩落事故であります。被災者に対する対応、復旧措置命令で当然その計画に基づいていくんですが、8月17日に金池産業さんは復旧計画を県に出すわけでありますね。まだ2カ月も先。それに基づいて、今度はどうするかというのがまたその次に出てくるわけで、この方針が出るまでにもかなり向こうは時間を必要とします。その結果でどうなるかわかりませんが、営業しながら金池さんにその責任を求めたら、先ほど申し上げましたように何十年かかるかわからない。これでは田中さんも浮かばれないんであります。じゃあ、どうせえというんか。したがって、行政としても、小林さんがおっしゃったように、超法規的な対応と表現なさいましたが、行政としてもそれに対応できるようなひとつ方策を考えてほしいということのお願いはしてしかるべきではないか。私は県があそこの許認可権を持っておるし、また定期的な査定検査をする責任があるわけでありますから、当然県もそこら辺を踏んで、この事故については相当の配慮をいただいたと思うんであります。しかし、最後になってこの不明者救出にそれなりの対応方を考えていってほしいという思いから、市としての対応、お願い方を含む対応をしていくべきではないかという意味合いでの質問であります。 最後、病院。これは救急であります、救急車が立ち往生しとるんです。ここまで申し上げていいかわかりませんが、5月30日に特別委員会で吉備医師会の会長さん、副会長さん、参考人として来ていただいていろいろ御教示をいただきました。そのときに「救急車が立ち往生しとるんですが、何か原因と改善策があるんですか」とお聞き、お尋ね申し上げたら、「もう救急車を受け入れるだけの余裕がないと。例えば、ベッド数が幾らあっていっぱい患者を入れとる。それに救急車が来ると、対応できない。どちらかというと、早くよそで救急対応していただいた方がその患者さんのためになる」という御答弁。こうなりますと、もう総社市内では救急体制はまずもって改善ができないと、こう心配をしたわけであります。市民も、一番そこに心配が募ると思います。したがって、救急医療の対応という観点からも、それができる病院は市民の切なる思いだろうと。今後、どう救急体制を図っていくかということをまた消防長にいつの日か早いうちにお尋ね申し上げますが、とりあえず市としての対応が急ぐであろうということであります。いかがお考えか、お尋ねいたします。 ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 20番西森議員の御質問にお答えをいたします。 採石場の崩落事故についてでございますが、県、採石業者ともに市の方から特に力を入れて取り組んでいただくように早急な対応を求めてまいりますので、御了承いただきたいと思います。先般、採石業者の方へも、今週の月曜日、早い対応を、一刻も早い発見を望むと、市としてもできる範囲の協力は考えているということを指示したところでございます。 あとの問題につきましては、総務部長また消防長の方から答弁いたします。 ○副議長(萱原潤君) 総務部長。              〔総務部長 守長健尚君 登壇〕 ◎総務部長(守長健尚君) 西森議員の再度の御質問でございますが、お話がありましたように、市の一般会計からの補助金を支出しておる社会福祉法人等の機関の職員もございますが、いただきました御意見をこれからの参考にして、よく検討してまいりたいと思います。 ○副議長(萱原潤君) 次に、11番山口久子さんの質問を許します。 11番山口久子さん。              〔11番 山口久子君 登壇〕 ◆11番(山口久子君) 副議長から発言のお許しをいただきましたが、本当は議事進行で、私ちょっと気になる1点がありますので議事進行をかければよかったんですが、実は笠原議員と西森議員の病院に関連する質問の中で、市長の答弁の中に「高度医療機器の補助をする」とおっしゃいましたねえ。              (「するとは言ってません」と呼ぶ者あり) する、委員会でそういう話が出たとおっしゃったのが、恐らく多分市長の勘違いじゃないかと思うんですが、新しい病院に高度医療機器の補助をするという委員会での話でありませんでした。総社の市内にある、今既存の病院に高度医療機器を入れて、それに補助をしたらどうかという話は出ましたが、新しい、今度できるかできないかこれからですが、その病院の高度医療機器の補助ではなかったということを、ちょっと副議長、精査していただければと思います。 ○副議長(萱原潤君) わかりました。 ◆11番(山口久子君) (続)それでは、一般質問に入らしていただきますが、もう私で10番目でございます。きのうの一般質問に引き続きまして、本当にきょうもまたいろいろと誘致条例に関する病院についての御質問がたくさんありました。ほとんどもう私のお尋ねしたいことの質問の中の答えは、市長と同じぐらい、市長の気持ちで答えられるぐらいな質問がありましたが、土地の活用の問題とか病院をつくる手順とか、そしてもしできたら経営面とか、それから総合病院の内容的なものとか、それから手法とかいろいろ出ましたが、原点に戻りまして真摯に聞いてまいりたいと思いますが、まず大きく1点お尋ねしたいと思います。 その中に細かく4点お尋ねしますが、まず総合病院的なもの、今総合病院と言わないそうですが、総合病院的なものの考え方について市長に改めてお尋ねしたいと思います。 現状の総社市の医療体制の中で、なぜ総合病院的なものが必要と考えているのか。前回までの議員さんの質問の中にもその答えは随分ありましたが、また改めてお尋ねしたいと思います。 そして、2問目にホームドクター体制を徹底して、指導していくべきではないか。今、国の姿勢として、方向としてはホームドクターと専門医との連携を国は進めておりますが、市行政との整合性はどうであるかということをお尋ねしたいと思います。 そして、3問目に県南西部保健医療圏の中で、総合病院的なものをつくるにはどのような手順が大切と考えておられますかということですが、これもほかの議員さんの質問の中にもあったように思いますが、お尋ねいたしたいと思います。 そして、4番目に多分野のメンバーで構成する審議会を立ち上げる気持ちはないかということですが、私の前に9人の質問者、その中に病院に関連する質問はたくさんあったと思いますが、答えも重複するかと思いますが、よろしくお願いいたします。(拍手) ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 11番山口議員の御質問にお答えをいたします。 総合的な病院あるいは総合病院的なものについての考え方ということでございますが、現状の医療体制の中でなぜ総合病院的なものが必要と考えているかということでございますけど、これはもう今までも申し上げたとおり、総社市あるいは総社市を含む総社圏域の今の2次医療の体制、このことについて非常に医療の谷間にあるというふうな現状を申し上げました。ベッド数においても、全国平均の半分にも満たないということも申し上げたわけでございますけど、こういった点につきまして市民の多くが不安を抱いておると。先ほど西森議員も、救急のときに救急車が困っておるというふうなこともお話ございましたですけど、こういったことが将来困ることのないように、スムーズに対応できるように、そういったことの市民のニーズにおこたえをすべきであると。これについては、医療法の第1条の3に法律で定められておるとおり、「国及び地方公共団体は、国民に対して良質かつ適切な医療を効果的に提供する体制が確保されるよう努めなければならない」と、この医療法に基づいてやはり自治体としての責任も果たしていく必要があると。このようなことから、総合的な機能を持つ病院の誘致ということで誘致条例を今提案をさしていただいておると、こういうふうなことでございます。 また、ホームドクターの必要性でございますが、このホームドクターの体制といたしましては厚生省の方針もございますし、またホームドクターは必要なものとこのように認識をいたしております。いわゆる病・診連携体制、病院と診療所の連携をより密接に図っていくべきだというふうな、今持論が盛んに言われております。また、地域完結型医療ということも言われております。地域完結型医療の定義はということで調べますと、やはり地域の医師会が一つのエリアとして考えておるようでございますので、地域の医師会単位で大体のものは医療が完結するのが望ましい、こういったことが最近言われておるわけでございますし、そういったことも含めましてホームドクターと地域の拠点となる病院がうまく、例えば徳山の医師会病院のようにオープン診療システムと、こういうことによってホームドクターへまた患者が返っていくという、こういった体制が望ましいんではないかなあとこのように考えておる次第でございます。 県南西部保健医療圏の中で、総合病院的なものをつくるにはどのような手順が大切と考えているかということでございますけど、このことについても今まで申し上げたとおりでございまして、まず誘致条例を可決していただいて、そして精力的に誘致活動を展開していくこと、こういうふうに考えておるところでございます。 次の多分野のメンバーで構成する審議会を立ち上げる気持ちはないかということでございますけど、審議会については、今までも申し上げておりますが、誘致条例を可決していただいた段階で考えていきたいとこのように思っております。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 11番山口久子さん。              〔11番 山口久子君 登壇〕 ◆11番(山口久子君) お答えをいただきました。市長の考えはそうであると思います。このお答えは想定しておりましたが、実は総合病院的なもの、そしてどうして必要かなあという市長のお考えは、今西森議員も言われました、確かにそれもあります。救急で運ばれたときに対応が難しい場面もあると思います。そして、ベッド数のことも言われました。県南西部保健医療圏では十分にベッド数はあるんだが、総社の5万7,000の人口に対するベッド数というのは確かに低うございます、おっしゃるとおりではあります。しかし、市内で病院、医院、診療所と言われるものが46ほどあります。そして、病床数も474、それから介護保険も絡んできましたが、療養型病床群も136床と平成12年12月現在ではあります。このベッド数は、本当に県南西部医療圏の中で人口に対しては少ないとは思いますが、それが果たして総合病院がどうしても要ると思う要因では余りないように私は感じております。 私は、生活圏が昭和地区でございます。どっちか言えば、総社の市街地へ出てくるよりも高梁へ行く方が近い圏域に住んでおります。そして、そこには5,000人、昭和地区と申し上げますと5,000人ぐらいの人たちが住んでおりますが、少しは総社の医療圏じゃなく高梁の医療圏のお世話になってる方もいらっしゃると思います。 そして、私の地域にはまだCATVが通っておりません。録画で見れば議会が終わって見れますが、総合病院の誘致ということに対して、私は総社の市街地、そしてCATVテレビが通ってる人たちの温度差と少し差があるように思います。私の周辺で、西森議員は私よりもまだ高梁に近い山の上に住んでいらっしゃいますが、多田議員もおられますが、私の地域でこう総合病院的なものが要るかなあといって話ししたときに、随分以前にこういう話がありました、救急車で市外搬送してもらうのに大変困ったと、いつかどなたか一般質問もされました、この議場で。そして、今は比較的スムーズに、ちょっとあるとっていかなければいけない約束事ありますが、患者さん、また病気になった人たちの意思が通じるようになりました。市外搬送も、比較的スムーズに送ってもらっております。 私の地域から総社のこの市街地まで出てくるのに、普通15分から20分かかります。私は交通が物すごく込んどるときは余り出てきたことがないんですが、当たり前に来まして20分あれば総社の市街地までは届きます。そして、ここから倉敷、岡山方面へ行くというのは、ラッシュ時以外ではそう比較的また同じぐらい、20分ぐらいあればそれぞれに着くと思います。そういうことを考えたときに、この前一般質問、ずっと前に一般質問されたときに、救急車が市外搬送すれば安心だなあという地域の声でもありました。そして、今それが実現しております。道路も比較的よくなってるし、そういう交通の面で私はある面では不安感はないと。しかし、「病院が要りますか」って聞かれれば、私だって「総合病院があるのにはこしたことありません」と言います。これが市民のニーズだと思います。 じゃあ、その病院がどうして要りますかと、個々には私は大きく分ければ、今言った救急病院でたらい回し、たらい回しというか、一たん総社の病院へ行き、また違う病院へ移されたと、たらい回しとは言いませんが、対応できなかった、そういうこともあるでしょう、年に何件かあると思います。 そして、私はよく聞きますのが、市長もおっしゃいました、このごろの医療は大きな病院で手術したら、もう比較的早く退院させるんですね。ゆっくりと入院さしていただけないんです。いわゆる原因を取り除いたらもうすぐ退院してくださいというのが、今の大きな病院の姿勢です。そのときに家へ連れて帰るわけにいかない。総社市できちっとした、家へ連れて帰るまで、家庭生活なり社会生活に復帰できるまでのいわゆる療養期間というものを安心して受け取っていただく病院がなかなか探せない。病院からは、「こういう病院がありますよ、総社にこういう病院に一たん入られたらいかがですか」という案内はあります。私も父を1年間ほど病気で見ましたが、そういう案内がありました。そういうものがきちっと市民に、大きいところで追い出されても、言葉は悪いんですが、いわゆる病気の原因を取り除いたら追い出されてもちゃんと総社で受け取れるベッドがあれば、私は総合病院的なものというニーズに結びついてる一つの要望ではありますが、そういう解決もできると思っております。 そして、日常生活の中で確かに総合病院的なものが必要と感じる方多いんですが、じゃあ今の医療は随分細分化されております、医学というものは。例えば外科でも、心臓外科があり口腔外科がありというふうに細分化されております。そういうものの、例えば市民のニーズを十分に満たす総合病院をつくるというのは本当に、笠原さんではありませんが、私はまた他方、違う面で経営というものが随分難しいと思います。私は、決して総合病院的なものを否定しているわけではありませんが、そこにはてなと、市民ニーズがどういう点が一番困ってるんだろうか。じゃあ、困ってるものを除けば、まず安心したものができるんじゃないかと。 そして、今の医療を考えてみますと、本当に細分化されて専門化されております。そういうものをすべてそろった高度医療ができるものを総社市に誘致して置いとくべきか、それともその専門の細分化された本当に専門中の専門にちゃんと見ていただいて治療してもらうべきかということをぐっと考えたときに、ただ今までの頭の中の観念で「ああ、総合病院があれば安心だなあ」ということには私は、市民ニーズの中には気楽にそういうふうに答えていらっしゃるかもわかりませんが、私はもっと考えをめぐらしていけば、そこにぶち当たってまいります。 そして、市長は、誘致条例さえ通れば次の段階に進むとおっしゃいますが、私は誘致条例、もちろんいろんな今もありました。企業を誘致するんでもそこにいろんな特典といいますか、いい条件をつける、確かにそうでございます。市長は誘致条例が何よりも一番ですが、じゃあ、もしどこかの土地にそういう総合病院的なものを持ってくる現実性、例えばそういう病院が見えてたら誘致条例じゃなく、既にいい条件をつけてきちっと総社市へ持ってこれるんではないでしょうか。まだ誘致条例が先で、そしてこれからそれが議決され、可決されて病院を持ってくるというのは、どうも私はその手法が、私は市長と言えばもう考え方が根本的に違うのかもわかりません。 しかし、それもそうですし、私は日常生活の安心の面においても誘致条例とか病院誘致とか、そういうものはなくても、医師会とは風通しをよくしていただいていかないと、私は総社市を引っ張る長として、本当に医師会の皆さんには子供からお年寄りまでお世話になってると。総合病院というもののためにだけじゃなく、医師会との風通しもよくしていただいておきたいなと思っておりますが、そこら辺の手法が、考え方が私には少し市長との根本的な考え方に差があると思いますが、百歩譲って、市長、いろいろな方がいろいろな総合病院を持ってくるためのちょっとした御示唆がありました、議員の中から。市長も議員に歩み寄り、議員もまた市長に歩み寄りながら、より一層いいものをつくっていくという姿勢が私には見えてまいりません。市長が一方的に押しつけてるようにしか思えないんです、これは私の解釈の仕方が悪いのかもわかりませんが。そうじゃなく、物事を頼むときには、自分もこうだからみんなも知恵をかしてくれ、そしてそれを一緒にやっていこうじゃないかという姿勢が、私はこの条例案が出てからずっと見ておりまして、それが見えません。総合病院が反対でも何でもありません。本当にいろいろ考えたらいろいろありますが、本当に市民の方がそういうふうに要望をきちっと思っていらっしゃるなら、それにかなうようにするのがここへ市民の代表である23人の気持ちでもありますし、市長の気持ちでもあると思います。そこら辺がどうも根本的なボタンのかけ違いというか考え方の違いがあるなあと、私は大変残念に思っております。 何を言ったか、ちょっとよくまとまってませんが、次にホームドクター体制を徹底して指導していくべきではないか。これは総合病院にかからなければならない、専門的な治療をしなければならないというのはもうある意味では大病でございます、大きな病気です。しかし、日常生活の中には生まれてからお医者さんにはお世話になってますよね。まず、産科で生まれて、そして幼児期には多くのお医者さんに予防接種、必要な予防接種を子供たちにしてもらい、そういうものを予防しながら、そして学童期になったら学校でちゃんと健診してもらいながら大きくなっていく。もちろん、家庭でも健康には十分気をつけますが、そういう意味ではお医者さんの存在なくして市民生活の安心はありません。 特に、そういう中で今いろいろな問題、例えばとんでもないアレルギーを持った子供もおります。卵一つ食べたんでも、大変に苦しむような状態になる子供もおります。そういう体質とか、それから抗生物質で、これを打てばもう本当に命が危なくなるような抗生物質を打てない体質の方もおります。そういう意味においても本当にホームドクターというのは、私はまず自分たちの健康は自分で守るんですから、まずその制度というものをしっかりと活用しなさい、そのためにも医師会とは風通しよくしていただいてないといけないと私は思っております。1次的な医療と、そしてまだ総社圏域の中にある2次的な医療とがきちっと連携が取れ、そしてそれ以上の病気、疾病が起こった場合は専門医に送るというシステムがきちんとできてれば、私は日常生活、市民生活の安心は十分あるんではないかと思っております。そういう意味においても、今予防医学とか自分の健康は自分で守るという、保健福祉部を中心にいろいろな方が地域でもボランティアの方のお手伝いもいただきながら、そういう活動をしていらっしゃいます。これは本当に総社市は私は熱心だなと思っております。そういう意味においてもホームドクター体制、そしてそれがいわゆる専門医との連携というものをきちっと市の方針として徹底して進めていただきたいなと思っております。 そして、県南西部保健医療圏の中で、総合病院的なものをつくるにはどのような手順が大切かというので、また病院誘致条例が一番大事だとおっしゃいました。そのとおりの答えが出てくるだろうなと思っておりましたが、私はまず医師会とが一番ではないかと思っております。といいますのは、私たちは行政面ではよく、市長ももうしっかりと勉強されておりますが、医学的なものはまたこれはもうある意味では特権階級なんですね。それぞれのちゃんとした勉強をなさってお医者さんになる、歯医者さんになる、薬剤師になるという、特権階級と言ったら言葉が違うかもわかりませんが、それなりの勉強を重ねた上での専門職でございます。そういう意味において、私はまず医師会に一番に相談し、そして相談しながら並行して病院誘致条例なり特典をつけていくというのが、私これなら手法がわかりますが、まずは誘致条例ありきでは私は納得できないように思っております。 もし、誘致条例を特別委員会で議決したならば、私たちは議決権しかありません。そして、市長は執行権を持っております。もし、可決したならば、これは仮定ですよ、可決したならば議会の責任はどのように考えていらっしゃるか、ちょっとその点は市長にお尋ねしたいなあと思っております。 それから、私は厚生委員会でございますが、実は病院誘致条例が出ました12年9月から、厚生委員会はちょっと勉強しましょうということで重ねてまいりました、特別委員会のことだけじゃなく重ねてまいりました。ちょっと御報告しますが、12年9月22日に倉敷地方振興局の保健所長にお会いしまして、こういう誘致条例が出てるんですが、病院というものはいかがでしょうか、私たちは医療に対しては本当に無知でございますので教えてくださいとお会いしました。 そのとき、ちょっとかいつまんで言いますと、病床数、ベッド数は圏域ではふやせない、これはもう皆さん、市長も御存じでございます。そして、「県南西部医療圏の見直しはない」とおっしゃいました。そしてもちろん、病床数の見直しもないんですね。そして、救急医の病院の見直しもありません。そして、医療審議会では、平成13年から5年間はまず見直しがないでしょう。去年のことですから、まだ4次のあれは、第3次の間でございますが、「医療審議会では5年間見直しをしないでしょうと、ますますある意味では厳しいですよ」と、こうおっしゃいました。それから「いや実は、私たちの総社市にはこういう誘致条例案が出て、私たちも困ってるんです」というお話を雑談でしましたら、「いや、全国的にも例がありませんね。それよりも何よりも医師会にまず相談しなさいと私は言いたい」とおっしゃいました。これは私とその保健所長のお話でございます。これは一つの、私が知識を持とうと思ってお会いした件でございます。 そして、12年10月14日に吉備医師会と懇談会を持ちました。そして、厚生委員6名と正・副議長にも出席をいただきました。この前、特別委員会で参考人招致のときにいらっしゃいました委員長ほか6名の理事さんとお話をしました。この前の特別委員会のようなお話が出ました。そういうことも勉強会でしております。 そして、どの委員会も行かしていただいてます視察でございますが、13年2月5日に山口県新南陽市へ病院のことで行ってまいりました。市長は民間病院とおっしゃられておりますが、ここはいわゆる企業が経営していた病院が市民病院に移りました。そして、平成12年4月に新しくリニューアルして、また経営者もかわって、経営者というのが企業から市の経営にかわって新しくなった病院でございます。病床数は150床でした。そこへ行っていろいろお尋ねしました、勉強さしていただきました。その中で、おっしゃいました、そこもやっぱり病床数が多いので企業経営の病床数をそのままで市民病院としているんですね、150床あったものをそのまま150床、その企業病院があった土地の上へ新しく市民病院を建てておられました。 市長の頭の中には市民病院はもうありません、民間の病院でございます。その前は医師会の病院でございました。医師会の病院から、きのうきょうの話を聞くと民間の病院を、それも経営がしっかりとしたものを連れてくるとおっしゃいました。私たちは新南陽市へ行って、病院経営というものは大変なんだなということを、市民病院ですが、見てまいりました。その中で、「病床数が150床で稼働率が85%以上はないと経営が成り立たないんですよと。しかし、病院というものは入院しなさい入院しなさいとPRはできませんから、病院経営は困難なんですよ」ということもおっしゃっておりました。 それと、一番私が心配したのは、もし医療ミスが起きたらもう病院というものはある意味では経営は困難でございます。そういう危険との裏腹ですので、私は今さっき公立の病院と徳洲会の病院の比較をされましたが、医療ミスを防ごうと思えばいい医者が要るし、いい看護婦が要るんですね。この前の陳情書の中に、准看護婦、准看護士を看護婦、看護士に移行してくれという陳情書が出てましたが、そういうことを考えてみましても本当にきちっとした勉強した者を使おう、看護婦、看護士を使おうと思ったらお金が要るんです。もう本当に医療ミス1つ起これば、私はもう経営難で吹っ飛んでしまうと思います。そういう危険性もあるということもお考えの上で、じゃあ健全経営して赤字にならないようにして民間病院を引っ張ってくるということは私は大変なことだと思います。いろんな優遇措置をつけてもなかなか病院そのものができないなと。できるものなら具体的に市長がおっしゃればいいのにな、こういう病院が来たいと思ってるということを早うおっしゃってくだされば、もう病院誘致条例を可決するとか吹っ飛んでしまって、早くこうしましょうと言えるんですが、そういうものはまだ見えてまいりません。市長の中には誘致条例が一番で、それからだそうですが、私はその誘致条例も進めながらそういう病院を当たっていくということが五、六年先の完成につながるんではないかと思います。それを誘致条例がないとそういうことはしないなんていうだだっ子みたいなことを言わないでください、竹内市長ですよ。 本当に前向きに私は考えていただけば誘致条例、そしてもう一つ最後にお願いしたいのは審議会でございます。広く多分野から多くの人を集めて審議会を立ち上げて、そこでいろいろ相談しながら、いろんな意見をいただきながら市民サイドと手を携えていい病院をつくっていくという一つがすぽんと落ちているように私は思います。笠原議員の質問に審議会という御質問があったときに、「いろいろな方法があります」と、こういうふうにお答えをおっしゃいました。確かにそうですが、議員の何人かがそういう案を出した、少しはその話も聞いていただけたらありがたいなと思っております。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 11番山口議員の再度の御質問にお答えをいたします。 基本的に総合病院の必要性というものがよくわからないというふうなこともおっしゃったわけですが、私はやはり、午前中にも申し上げたかと思いますけど、予防医療の拠点となる、これからは予防医療というものが必要性が高まってくるわけですけど、広島県御調町にもあるいは新潟県山都町とか、その地域地域で総合病院が拠点となって予防医療が充実しておる地域はたくさんあります。しかしながら、この総社圏域にはそういった総合病院がない。先ほどの西森議員の御質問にもございましたですけど、検査機能が充実した病院があればというふうなことが市民のニーズの一つにもなっておるかと思います。 また、市民のニーズについても的確に把握されてないんじゃないんかなと、そういった今お話の中で、私もずっと質問形式になってないんで、これどういうふうにどこから答えていいんかなあと思うてじっと、質問がどこへクエスチョンマークがつくんかなあと思うて聞いておったんですけど、ずっとるる述べられましたが、なかなか質問形式になってない。その中で、医師会という言葉が随分出ました。医師会と風通しをよくしなさいと、こういったことも言われました。しかし、基本的に総社市のみならず、まちづくりを考えるときに中心は市民でございますから、特に市民が主役のまちづくりをこれから進めるということを議会で決定しておるまちでございますから、医師会もそれは大切であろうかと思います。しかし、そこに一番主人公というものが、中心に座らなければならないのは市民、5万7,000人の市民の方でございます。その市民の皆さんがこの必要性を訴えておるときに、我々執行部並びに議会はどういうふうに動いていくか、これが今求められておる一番大切なポイントではないかなあと思います。 そこで、この条例を議会として議決した場合、どういうふうな責任が出てくるかと、これはちょっと質問でありましたが、私は議会で議決されて、恐らく多くの市民の皆さん方から賛同を得るといいますか、感謝もされるかもわかりません。しかしながら、ハンセン病の問題で政府においてあるいは国会において今までの政策は誤りだった、国会においてなぜ法律を改正しなかったのか、これが司法において今追及されておるわけですよ。議決した場合の責任よりも議決しなかった場合の責任が、ハンセン病の法律、なぜ改正してくれなんだんだ、いつまでも隔離政策をどうして続けたんだと、こういったことが今政治に批判として向けられておるわけです。国における法律は、総社市における条例であります。したがいまして、総社市においてこの条例を定めてください。定めていただきましたら、私はもう身を粉にしてこの誘致活動全力で取り組みます。              (「なくてもできるが」と呼ぶ者あり)              (「うそばあ言うな」と呼ぶ者あり) いや、うそはあなたの特権ですよ。 私はきのうから申し上げておるように、政治生命をかけてこの問題に取り組みます。条例が可決されて、先ほど助役の方からも答弁ありましたでしょう、これからの地方行政は条例をまず可決してから、団体意思を決定してから行政を行うべきだ、こういうふうな今時代になっておるんですよ。そういった時代ですから、団体意思を決定していただいて、それから誘致活動に入る、これが物事の順番です。したがって、議会において議決をされなかったときの責任は追及されるかもしれませんが、議決をしたときに私は責任は追及されない、このように思います。よろしくお願いします。 ○副議長(萱原潤君) 市長、審議会の立ち上げについても明確なお尋ねがあったんで、それについてもお触れをいただきたい。              (「何ですか」と呼ぶ者あり) 審議会の立ち上げ。 ◎市長(竹内洋二君) (続)審議会の立ち上げにつきましては、先ほど来答弁申し上げておりますように、条例が可決された時点において検討をいたします。 ○副議長(萱原潤君) 11番山口久子さん。              〔11番 山口久子君 登壇〕 ◆11番(山口久子君) 今、皆さんよくお聞きになったでしょう。私は、審議会を立ち上げてからといって、その提案をしました。もう全然聞いてもらえないんです。              (「前からじゃが。今始まったことじゃない」と呼ぶ者あり) だって、誘致条例がまず一番なんです、市長は。私は、そうじゃなく、みんなの意見を広く一緒に並行してしましょうというふうに言ってますが、あの調子でございます。私はそれは市長の信念だと思って、私は悪いともいいとも言いません。市長の手法でございます。しかし、もし私がそれをする立場なら、私は皆さんの議員、もちろん市民が主役ですよ、もちろん主役ですが、皆さん市民の代表としてここへ送られてきているんじゃありませんか。市民を大事にするのと同様に、私たちの意見も少しは入れていただいてもいいと思うんですね。それが全く、誘致条例が通らないと何もできないなんてとんでもありませんよ、本当に。              (「そのとおりじゃ」と呼ぶ者あり) これはそうじゃなく、誘致条例も大事です、しかしそう言われて、審議会もじゃあ一緒に考えましょう、同時に医師会へも相談しましょうというふうにもう少し柔軟性を持っていただきたいと思います。これ以上発言する元気がありません。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 答弁を求められますか。              (「よろしい、もうよろしい」と呼ぶ者あり) あえて答弁をされますか。 市長。              (「要らん言ようる」と呼ぶ者あり)              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) いや、議長のお許しをいただきましたので、答弁をさしていただきます。 私も市民の支持を得て、いわゆる代表としてこちらへ立たしていただいておりますので、私も市民の声を反映しなければならない、そういった立場でありますから御理解いただきたいと思います。 なおあの……              (「人の話を聞いてないという」と呼ぶ者あり) いやいや、市民の声を、皆さん方は今市民の意見を大切にすると、こういうふうに山口議員おっしゃいましたですけど、ではなぜこの審議会といいますか特別委員会に、医師会の方は呼ばれても、市民の声をそこへに取り入れないんですか、市民をなぜ呼ばれないんですか。市民の意向を聞くというのは……。 ○副議長(萱原潤君) 市長。 ◎市長(竹内洋二君) (続)言葉だけで……。 ○副議長(萱原潤君) 市長、再度、答弁をあえてということでありますので、簡潔に答弁のみにお願いいたします。 ◎市長(竹内洋二君) (続)審議会のことについてですけど、審議会のことについてこの条例を可決していただいた後に審議会を検討する、これが物事の順番である。これは執行部の中でそういった統一見解なんですよ。私が書いた答弁書じゃない。これみんなで書いた答弁書の中にそういうふうに書いとんですから御理解ください、私の独断偏見じゃないんですよ。 以上です。              (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) 松浦政利君。 ◆9番(松浦政利君) (自席発言)先ほど市長の山口議員の第1回目の答弁のときに、これはあいまいになっては困りますからお聞きするんですが、医療器具については助成を、補助を議員の皆さんと相談してやるというような意味のことを言われたわけですが、今の条例を審議していく中でこれは大きな問題になってくる。今までそういうことを言われたことはない、ここで初めて出てきた問題でございますから、その辺をこの条例では土地は無償貸与するということはわかったんですが、そのほかのことについても笠原議員も先日質問されましたが、そういう答えは全然なかった、ここで初めて出てきたわけですから、その辺は土地を貸し付ける以外には何もほかのものは考えてないと、市の金が要ることは考えてないということをはっきりここで御答弁をいただいておかないと、この条例について我々が審議することができないと思いますから、その辺をはっきりしてください。              (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) 服部剛司君。 ◆24番(服部剛司君) (自席発言)条例に伴う予算、予算を伴う条例、そこら辺がこの条例に絡んでくると問題がありますよ、市長。条例そのものに、予算が絡むんなら。 ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 議事進行に対しまして、変則的ですけど、議長のお許しをいただきましたんで答弁いたします。 先ほど西森議員さんの方から、御質問の中で優遇措置は何々考えているかということにつきまして、将来の課題として高度医療器具の導入等についても考えられるんではないかなと。その場合は今後議会で審議していただきたい、そういうふうに申し上げたわけで、今の条例と関連してではなくして、将来の課題として申し上げたところでございます。              (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) 笠原武士君。 ◆5番(笠原武士君) (自席発言)今、私の質問に対して話題になってるようで、確認しときたいんですが、以前これは全員協議会の席で、この条例を民間病院というのはそのとき市長も言明されましたが、民間でしたら、先ほど本会議で私も言いましたが、市から公費を出すというのは、どうどこをたたいてもすることはできないと。ですから、今松浦議員も言われましたが、土地の無償貸与以外は何もないですかと言うたら、そういうことは市の行政としては全然考えてないという趣旨の言葉を言われたと思います。ただ、それが後日にせよ、医療器具の補助とかなんとかということになりますと、前提条件をそれをつけ加えてこれを審議するのかどうか、この辺は問題になってくると思います。 ○副議長(萱原潤君) ただいまのことですが、市長が先ほど答弁の中で、今後においてそのようなことは議会に相談してということで、現在セットではないと、このようなお答えをされたので、その点では御了解をいただけますでしょうか。              (「わかりました」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) しばらく休憩をいたします。              休憩 午後3時46分              再開 午後3時46分 ○副議長(萱原潤君) 失礼いたしました。休憩前に引き続き会議を開きます。 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 しばらく休憩をいたします。10分間。              休憩 午後3時47分              再開 午後4時3分 ○副議長(萱原潤君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、14番中村吉男君の質問を許します。 14番中村吉男君。              〔14番 中村吉男君 登壇〕 ◆14番(中村吉男君) 議長から発言のお許しをいただきましたので、通告に基づきまして3点ほど質問をいたしたいと思います。 私が6月定例市議会の最後の質問者になりますが、昨日の一般質問がケーブルテレビで報道されるのを市民が見られ、市長は自席で議長の発言の許しも得ないのに声を荒げたり、質問者に対し答弁の中で大きな声で興奮をして声を上げている姿を見て、市長はどうなっているのか、そして倉敷ケーブルテレビが近隣の市町村にも流れているのに、総社市の議会の姿を見るにつけ恥ずかしい限りであると、けさ私のところに数人のお方が来られました。市長は総社市の代表者でもあるので、慎んで発言をお願いいたします。 市長は、議員の質問に対し的確に答弁を、きのうの段階ではされておりません。答弁漏れがしばしばあるようにも見受けられますので、私の質問することに対しましてはきっちりとメモでもとっていただきまして、答弁漏れのないようにしていただきたいとお願いをいたしまして、私の質問に入ります。 まず1点目の、公共下水道事業についてでありますが、総社市の今後の取り組み方はどうかということでございます。 本市の第3次総合計画の「吉備路にひらく人とみどりの交流都市」の実現を目指して、後期基本計画の中にうたっております現状と課題の中身は、下水道は安全で快適な生活環境の確保、公共用水域の水質保全、浸水防止など都市の基幹的な施設としてその役割ははかりしれないほど大きいと思うのであります。市民の整備要望も年々高まっており、全市的に水洗化の促進を図る必要があろうかと思います。 昭和45年、基本計画を策定し、計画区域面積1,246ha、計画処理人口7万1,143人と計画を立て、平成4年6月に基本計画の見直しをし、計画目標年次を平成22年と定め、計画区域面積を1,147haと計画処理人口を4万3,200人と見直しをし、昭和47年8月に下水道法事業認可、総社処理区190.48ha、計画処理人口1万5,924人と事業認可を受け、昭和59年6月、総社下水処理場通水供用開始となっておるわけであります。事業認可は、昭和47年4月1日から平成15年3月31日までで、認可区域面積は市街化区域面積736haのうち、工業用水地域55haを除いた681haとなっておると思うのであります。平成12年度末の処理区域面積は564.1haで、整備率は82.8%となっております。平成13年度末の見込みは580haで85.2%で、残り約100haを残すのみとなっております。処理区域人口2万5,202人、水洗化人口2万473人で、普及率、12年度末で44.1%となっております。 農村地域のほ場整備が完了した地域では農業集落排水事業を行っておりますが、その他の地域においては合併処理浄化槽の設置普及を重点的に取り組んでおられるようであります。本市の公共下水道事業の計画変更も本年度中に着手をし、先ほど言いましたように事業認可が平成15年3月31日で切れるわけですので、計画変更認可の手続等をしなくてはいけないと思うのであります。今後は、市街化区域も残りわずかを残すのみとなりましたが、計画区域内の市街化調整区域にも着手をしなくてはいけないと思うのであります。市街化調整区域内の方々からも、公共下水道に取り組んでいただきたいと毎年強い要望を下水道課の方にお願いをいたしているようでありますので、区域の設定には関係者と十分協議をしていただき、農業用水の水質保全と生活環境の整備促進のため、計画的に事業をどのように進め、取り組んでいこうとしているのかお聞かせを願いたいと思うのであります。 次に、市長の政治姿勢についてでありますが、ユニチカ跡地利用についての考えはどうかということでございます。今までいろいろときのうきょう、議員の皆様方から、多くの議員の方から総合病院の問題あるいは誘致条例の問題、もろもろ等についていろいろと質問等もあったわけでございますが、今までの審議の中で、市長は条例を可決してくれと言われるが、いつの時点であったか、助役あるいは担当部長は病院誘致条例がなくてもできると今まで言われたことがあるように私は記憶をいたしております。市民にPRすることだけでなく、いわゆる市長の持論だけというのではなく、議員の質問に的確に答えてほしいと思うのであります。そして、昨日の答弁の中で第3次総合計画の基本計画を出されて、この1番に総合病院誘致を市の施策として取り上げているが、これは確かに議会としても聞いておりますが、これはあくまでもこの基本計画は議会の議決の対象ではない、つまり市長が決定することができる。だから、職員に命令をして最重要項目として取り上げている。議会としては、医師会にお願いをして話を聞いておるわけであります。市当局は医師会との協議、相談もしていないのではないか、このようなことを踏まえて質問に入りたいと思います。 総社市が寄附を受けました土地は、昭和26年に県と常盤村、清音村が行った企業誘致の第1号で、鉄道引き込み線、電力引き込み線の建設費を負担いたしまして、周辺道路や排水路の改修整備をいたしまして、当時約5,000万円という巨額を投じ、村の命運をかけた大事業でありました。もとの地権者の御協力によりまして、今日の寄附があることを市長はどのように理解をしているのかお伺いをします。本市の大切な財産を、市長は関係団体、議会、市民にも相談もなしに、唐突に病院条例を議会に提出をいたしまして、市長が選挙公約をしているから寄附していただいた土地に病院を誘致するとか、土地は無償で貸し付けるとか、一方的な条例で、到底納得できるものではありません。また、通常このような大きな問題に対しましては、諮問委員会とか審議会などを設置いたしまして、答申を受けて前へ進めるのが一般的であろうかと思います。今回の条例に関しましては、このような手続も市長は踏んでおりません。ユニチカから寄附を受けた土地約7,600坪に及ぶ広大なもので、言うまでもなく総社市民の貴重な財産であります。この財産を総社市の発展のため、そして市民の幸せのため、どう活用していくのかをまず広く市民の意見を聞き、十分議論をなされた上でその使途が決定されるべきと私は考えます。市長は原点に返って、広く市民の意見を聞きながら、意見を聞くという姿をするつもりがありますかないですか、お聞かせをいただきたいと思います。 次に、市長の政治姿勢についての2番目でございますが、総社市の公共施設等の見学バス運行状況をどのように認識をしているかのことについてでございますが、総社市民に市内の公共施設及び主要な事業等の状況を実地に見学する機会を設け、施設等に対する正しい認識と理解を深めるため、公共施設等見学バスを運行していると思うのであります。平成12年度において、バスで公共施設を見学された団体が何団体か、そして何名の方が利用されたかお尋ねをいたしたいと思うのであります。 また、多くの市民から施設見学バスを利用できること、そして申込手続等の要領を知らない団体があるのではないか。どのような方法で市民に対しお知らせをいたしておるのかお尋ねをいたしたいと思うのであります。 これで、第1回目の質問を終わります。(拍手) ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 14番議員の御質問にお答えをいたします。 公共下水道については、生活環境部長の方からお答えを申し上げます。 後の公共施設等の見学バスの運行状況、これについても生活環境部長の方からお答えをいたします。 ユニチカ跡地利用についての考え方でございますけど、これについては今議会で何度も答弁を申し上げておりますが、総合病院的な医療施設を今考えておるところでございまして、市民の大切な財産であると、こういうふうなことでありますが、そういう認識で私もおります。もともとの地権者の皆さん方にももちろん喜んでいただけるような、そういったものをここへ誘致をしたい。すなわち、市民の救急医療の拠点となるような総合病院的な医療施設、これの誘致に全力を挙げてまいりたいとこのように思っております。 この条例を唐突に提案したと、こういうふうにおっしゃいますけど、私は提案する1年前の平成11年の全員協議会において、この土地については総合病院あるいは地域医療支援病院、そういった活用を図りたい、そのことを申し上げております。 市民に広く意見を聞く気があるかということでございますけど、私の方からこのことは議会の方へ何回か申し上げておりますけど、市民アンケートについてはやめてくれということでございますので、現在できておりません。今後においては考えていきたいとこのように思っております。 ○副議長(萱原潤君) 生活環境部長。              〔生活環境部長 友野二男君 登壇〕 ◎生活環境部長(友野二男君) 14番中村議員さんの公共下水道事業に関する御質問と、市長の政治姿勢についての御質問でございますが、2点目の公共施設等の見学バスの運行状況に関する御質問につきましてお答えを申し上げます。 まず、公共下水道事業の今後の取り組み方についてのことでございますが、本事業は昭和47年度に事業着手をいたしまして、昭和59年度から供用開始をいたしております。全体計画は1,147haで、現在の事業認可区域は681haでございます。平成12年度末での供用開始区域は564ha、外国人を含めました普及人口は2万5,202人、水洗化人口は2万473人でございます。認可区域内の整備率は82.8%、普及率44%、水洗化率が81.2%となっております。 今後の取り組みでございますが、現在の事業認可は平成9年2月に受けておりまして、平成14年度までとなっておりますことから、早期に認可区域内の完了を目指すとともに、次期認可区域につきまして検討を行っているところでございます。なお、次期認可区域につきましては、区域拡大を図ることといたしますと、市街化調整区域を取り込んでいくこととなりますので、法的な手続等もございまして、国や県への事前協議や市議会にも御相談をしながら、本年度中には概略の方針を決定いたしまして、平成14年度中には次期認可を得たいと考えております。 次に、公共施設等の見学バスの運行につきましては、総社市公共施設等見学バス運行実施要領に基づきまして、市または市の関係一部事務組合が設置いたします公共施設及び市内の主要な事業所等の状況を実地に見学する機会を設け、施設等に対する正しい認識と理解を深めていただくため、市のバスにより施設見学を実施いたしております。実施に当たりましては、団体等の代表者から施設見学バス運行申込書の御提出をいただき、見学希望施設等の責任者と協議の上、代表者と日程、コース、施設等を調整し、実施いたしております。今後におきましても、このことを継続することが施設等に対する正しい認識と理解を深めていただけるものと認識をしており、この制度を利用いただける広報紙等を通じ、今後PRを図ってまいりたいと考えております。なお、平成12年度の状況でございますが、4団体で107人でございます。 以上でございます。              (「今、漏れておろう。市民に対するお知らせ、どうやって周知徹底するんならという」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) 広報紙というような、答弁の中には一部分ございました。 14番中村吉男君。              〔14番 中村吉男君 登壇〕 ◆14番(中村吉男君) 今御答弁をいただきました。私は、市長に対し大きな意味で考え方をお尋ねいたしておるんですが、途中から部長が出てきまして答弁をされたようでございますが、市長の命を受けたわけでございますので、それでも結構だろうとこのように思いますが、私は大きな意味で市長の考え方を聞いておるわけでありまして、あとの小まめなことについては部長が答弁すればいいことであって、よくそこらはわかりませんが、2回目の質問をいたしますが、公共下水道事業についての考え方でございますが、今さっき答弁がございましたように、事業認可に向けて本年度中に取り組んでいきたいと、このようなことであったかと思います。 私が今さっき言いましたように、事業認可期間が平成15年3月31日で期限も押し迫っておりますので、今後は市街化調整区域内に着手をしなくてはいけないと思います。区域設定に当たっては、今さっきお話がありましたように、十分関係者と協議、調整をし、市内部の調整あるいは議会、国、県、集落排水、そして合併処理等も踏まえて調整をいたしまして、下水道法第4条の規定に基づきまして事業認可を決めて、国土交通省の認可を受けるようになっておると思います。今から関係者とよく協議をしていただきますようにお願いをいたしておきます。平成12年3月の岡山県の下水道、集落排水、合併処理浄化槽、民間施設分も含めまして、汚水処理整備率等の汚水施設整備状況を見ますと、10市の中で最も整備率が高いのは玉野市の78.5%。次いで倉敷市の63.6%。高梁市の60.8%。次に4番目に総社市の58.6%となっておるようであります。そして、近隣の山手村は100%、清音村は76.4%となっております。河川の汚染は年々悪化をたどり、中でも家庭雑排水の汚染が最も多く、農業用水の水質保全と生活環境の整備促進を計画的に事業を進めて、衛生的で近代的な市民生活の確保と、公共下水の清らかな水環境を守るため、地域的、地形的条件を加味いたしました整備手法による計画的かつ効果的な下水道整備を引き続き行っていただくように、再度お願いをいたしておきます。 次に、市長の政治姿勢についてでありますが、きのうきょうといろいろお話をしておるわけでありますが、私は今さっき言いましたように、条例の中に私は総社市中原字巽原88番2あるいは土地を無償で貸すとかということについての考え方を十二分に議論をせずにやっておるから、条例を出すからいけないと言っておるわけでして、病院がいいとか悪いとかというて言よんではありませんで、病院があることは非常に市民にとって安心もしますし、非常にいいというようなことで、賛成をしとるわけでありますが、勝手に総社市中原の土地を議会にも相談せずに入れるということがいけないということを言うておるわけでありまして、無償で貸すとか云々とかというようなことの議論は全然なかったわけでありまして、そういうふうなことは条例をこしらえる前にあらゆる機関と協議をして、ひとつの手だてをし、条例をこしらえていくのが、きのうきょうにもいろいろと議員の皆様方がお話ができておるようでありましたが、全然そういうような手だてを踏まえておらないからおかしいことになるわけでありまして。 私は、この病院のことについていろいろとちまたのうわさでは、市長、ありますが、多くの市民からちまたのうわさを聞いておるわけでございますが、総社市が20億円の補助金を出すとか、土地は無償で貸し付けるから病院の設置をお願いするとか、話があったかどうかということであります。そして、市長は、医師会病院であるがゆえに市の持ち出しは一切要らないとか、ときときのことを言っているような気がしてならないのであります。本当に市長は、病院誘致を真剣に考えているのか疑わしいのであります。 また、寄附に当たっての留意事項についても、市長はユニチカといろいろと取り決めをいたしました。中身を見ますと、非常に重要な事柄、また総社市は用途地域の見直し等を機会をとらえまして、ユニチカ株式会社及びユニチカテキスタイル株式会社の所有地の用途地域の指定の変更を図ることとなっている。なぜ、ユニチカテキスタイル株式会社の所有地まで用途地域の変更を手伝わなくてはいけないか。ユニチカさんは今後土地をどのように手だてをしようとしているのか、何を考えているのか理解に苦しむし、次の手だてを会社は考えているようなことまで約束をしたのか。 そして、予算が伴うことがあるにもかかわらず、相談もなしに条例の中に決めることをするとか、市内部だけで取り組みをなぜしたのか。いずれ議会の方にも予算は上がってくると思いますが、市長はこのことについていつごろ、だれと話をいたしまして決めたのか、お伺いをいたしたいと思うのであります。 そして、用途区域の変更をしなくてはいけない。寄附を受けました土地は現在工業地域で、変更しなくては市長が言います病院は建たないわけでありますが、変更はどのようにして進めていこうとしているのか。都市計画法の都計審の設置は総社市はしておりません。本市は地方自治法の都計審のあり方、この審議会で私はよいのかどうか疑わしいのであります。 そして、メンバーもまた、議会等の人選はどうなのか。 また、都市計画法の都計審を設置いたしました場合、物を計画する。県都市計画課へ事前協議をいたしまして、そして市の都計審、そして県知事の同意を経て決定のように平成13年10月以降からなるわけであります。そして、具体的な病院の内容、診療科目、病床数、建築面積、開発道路等々を決めないと都計審議会にかけられないと思いますが、市長はどうか。 そして、進入路等の関係で地元説明はどのように進めていくのか。市長は以前、地元のもとの地権者があって今日の寄附があるという観点から寄附を受けた経過、そして今後とも地元の皆さんよろしくとお話をする必要があるんではなかろうかと私がお尋ねをしたことがありますが、そのときに市長は、以前ユニチカ株式会社、そして現時点では総社市の名義なのに、なぜ地元へ説明しなくてはいけないかといったような言葉がありました。現時点において貴重な財産ができたのは、もとの清音村、常盤村の地権者のおかげである。市長はどのように認識をしているのか。普通の人の考えとは違うし、理解に苦しむわけであります。 また、医師会病院の考えは、5月28日に特別委員会においてお忙しい中をわざわざ来ていただきました吉備医師会の森下先生、そして池上理事さんに来ていただいて、いろいろとお話をさしていただきました。なぜ、市は医師会と話をしないのか。どこの医師会と話をする気持ちか。なぜ、ここに至って具体的な病院名を言わないのか。 そして、建築費における市の負担はどうか。また、年間維持費に対する市の補助は。そして、市民の負担はどうか。そのあたりはどうか。 医師会も、県南西部ではできないと言っているし、病床数でクリアはどのようにして手だてをしようとしているのか。 お願いをしていると市長は言われるが、現時点でできないのに、市民に対しては病院はできると言っているのは納得がいかないのであります。このことについては、いろいろと今議会で多くの人が質問をされましたが、再度、ダブるかもわかりませんが、お伺いをするわけであります。 条例だけ議決は非常におかしい。どんな条例でも具体的内容の協議があるはずで、現在はできないのになぜ条例だけができる状況になったら、条例なくしても建築可能ではないかと。協議すべきであると思います。今後、どのように認識をし、とらえ、取り組みをしようとして思っているのかお尋ねを、私は聞いておりません。ほかの議員には答弁されておりますので、お答えをいただきたいと思います。 先ほど、次の項目でございますが、総社市の公共施設等見学バスの運行状況についての考え方をお聞かせをいただきました。部長の方から答弁がございました。何団体、4団体だそうでございますが、107名のようでございます。今度のことについては、「広報そうじゃ」を通じまして広く市民にお伝えをしていこうと、こういうことでございますが、私は申し込みに当たっては、市民課で対応をしていると思いますが、申し込み責任者が施設見学バス運行申込書を市へ提出するようになっております。市民課において、見学の日時、コース、日程及び施設等を記入いたしまして申し込みするようになっておると思います。今、部長の方から御答弁がございました。申し込みに当たっては、あらゆる内容がチェックが甘いのではないかと思われる節があるように思われてなりません。 私のところに市民の数人から、疑わしいのではないかと話があり、担当課で話をお聞きいたしました。コースまたは施設等の内容が記載されていないところを見学されている。市内のある団体があらゆる施設を見学いたしまして、市のバスで市長宅の庭を見に行き、お茶、お菓子等のもてなしを受けたような話が私のところに数人から伝わってまいりました。市長宅に便に行ったのか、市のバスで市長宅に行くのに貸してもらえるのか。市長宅の庭は公共施設なのか。バスで市長宅に寄るのはいかがなものかなどと問い合わせが数名から私のところにありました。そして、市長の側近が世話人になっている。市長の後援会の手だてではないか。選挙運動の流れではないかというようなことも言われました。なぜ市長宅に、コースの中にうたっていないのに寄るのか。市民から見て疑わしいようにも感じられるわけであります。市長はこの事柄について御承知であろうかと思いますが、お答えをいただきたいと思います。 これで、2回目の質問を終わります。 ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 14番中村議員の再度の御質問にお答えをいたします。 まず、ユニチカの跡地利用でございます。先ほどお答えをいたしましたとおり、また今議会でずっと答弁を申し上げておりますけど、総合病院的な医療施設ということで、条例案も提案をいたしておるところでございます。この条例案の提案に先立って、なぜ議論がなされなかったかということでございますけど、このことについては私も何回か申し上げましたが、昨年の7月の段階においてあるいは8月にもおいて議長に協議の場を持ってほしいとお願いをいたしましたが、都合で開催していただけませんでした。9月議会に提案をさしていただいたわけでございますけど、これは必ず事前審議が必要なというようなことはありませんで、むしろ議場で議論をすべきであると、最近の地方行政の冊子にもそういうことを書いてございます。議論はこの議場で私はすべきであると、このように私も思います。 この医師会病院ということでございますけど、医師会病院というのが一番いいんではないか。しかしながら、選択肢はほかにもあると思いますよと、このことを申し上げております。医師会病院以外にも県南西部保健医療圏域から誘致をする方法、すなわち移転を求める方法あるいは病院同士、医療法人同士合併していただく。形態はいろいろであると思いますけど、病院の合併によってさらに移転新築というふうな方法もあろうかと思いますし、高梁市内においてもそういった例があるというふうに聞いております。ちまたでお聞きになったうわさで20億円の補助金を出すとか、いろいろおっしゃいましたが、そういったことは一切ございません。このことについては、条例案を今提案をしておる内容そのままでございます。予算を伴うものにつきましては、自治法にちゃんと定められておるとおり、議会へ事前に提案をしなければなりませんので、その補助金のことについては、今は考えておりません。 用途区域の変更についてでございますけど、都計審の関係については、専門的には建設部長の方から答弁をいたします。進入路につきましても、こういったものを今考えておりまして、これも建設部長の方から答弁をいたします。 条例がなくてもできるんではないかということを以前おっしゃって、助役が答弁したということでありますが、これは助役は法律的にはできるということを申し上げたにすぎないということでありますので、例えば総社市内へどういった企業を誘致しようとも、法律的にはできます。ハイテク産業であろうと、食品産業であろうと、どういった、自動車産業であろうと、法律的には誘致はできます。しかしながら、企業誘致は昨日も申し上げたように、ルールなき地域間競争、しかも今熾烈な競争が全国的にされておりますので、誘致条例、誘致条件なくしてこれは誘致は、私は今の状態でできる状態ではない、このように思っております。この病院の誘致についても、同様でございます。ぜひともそういった意味におきまして、団体意思の決定といいますか、条例案を可決していただきたいとこのように思います。条例案を可決していただいて、それから先、いろいろ関係機関とお話をさしていただく、審議会も立ち上げる、そういった方向で私は一歩ずつ進めていきたい、このように思っております。 なお、公共施設等の見学バスの運行状況についてでございますけど、これは私も昨年のことであって、正式には記憶ございませんが、家へ帰りますと、きょうそういった方がお立ち寄りになられたということで、のどが渇いたんでお茶をということで、慌ててお茶を差し上げたというふうなことも家内あるいは両親が申しておりましたが、こういったことについては、本当に不意の出来事でありまして、私もそうか、十分な対応はできなかったから申しわけなかったけど、突然来られたんでびっくりしたというふうなことでありまして、私も何とも申し上げようがございませんが、今後におきましては、きちんと見学ルートを守っていただいて、公共施設の見学ということで回っていただきたいと思います。私のうちの庭は公共施設じゃございませんが、ごらんいただくのは自由でございますので、お立ち寄りいただくのは自由でございますけど、立ち寄りをしていただくその手段がちょっとまずかったなとこのように思います。今後において十分、担当者にけさも注意をしたところでございます。今後、適正な執行に努めてまいります。 ○副議長(萱原潤君) 生活環境部長。              〔生活環境部長 友野二男君 登壇〕 ◎生活環境部長(友野二男君) 14番中村議員さんの再度の御質問でございますが、事業認可拡大の検討に当たりましては、まず区域の設定、拡大をする面積、事業の期間、財政、受益者負担金等の課題がございますので、関係機関と十分協議をいたしまして慎重に進めていきたいと考えております。 なお、次期認可を得まして一定の考え方が決定した段階には、時宜を得て地元への説明をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 建設部長。              〔建設部長 薬師寺主明君 登壇〕 ◎建設部長(薬師寺主明君) ただいま14番中村議員さんからの都計審のお話であったかと思いますが、本市の都計審は自治法上の都計審でありまして、市が決定するためには都市計画法上の都計審が必要でございます。そこで、現在の都計審、自治法上の都計審の任期は今年の、13年9月でございます。9月の議会までには新しい都市計画法上の都計審の条例等を御決定いただくと、こういうことで進めてまいりたいと思います。その中には定数といいますか、人員につきましては35名以内、こういうことでございまして、その35名以内の中には議会の議員、学識経験者、それから市町村長が認めます者というようなことになってございますので、それまでには皆様と御相談いたしまして、まずこの都計審を立ち上げたいとこのように思っております。その後の手続につきましては、この都計審を通じまして用途区域を仮に変更するなら変更していくと、こういうことでございます。 それから、進入路でございますが、これはかつての議会でもあったかと思いますが、清音村からの要望もございまして、清音村から総社へ来る道がユニチカの東側、あそこの道を拡幅してくださいと、こういうお話もありました。現在、あそこのユニチカの東側のところで雨水渠の整備がなされておりますが、こういうこともあわせまして道路の整備もしてまいりたいとこのように考えておるところでございます。 以上です。 ○副議長(萱原潤君) 14番中村吉男君。              〔14番 中村吉男君 登壇〕 ◆14番(中村吉男君) 病院の問題等についてもいろいろと市長から御答弁がございましたが、私はちょっと手だてが前から違うと、こういうて言うておるわけでございまして、条例ありきで来るから議会が云々ということを言っておるわけでありますが、条例が先、先というのがどうも合点がいかない。よう相談しとるというて言うても、相談はしとりゃあせん、何もしとりゃあせん。勝手に出してくる。そしたら、山陽新聞がでたらめを書いとん、山陽新聞。唐突に条例を出すと言うて。出しとるからそういうような表現で出てくるんじゃなかろうかなあ。 あらゆる人が審議会を立ち上げる、その前にいろいろと論議をして、それから審議会を立ち上げていくと。その中でいろいろ、土地の問題あるいは病床数の問題、病院をもしするんなら、病院があそこの土地でいいのか。市長はあそこの土地、総社市中原字巽原88番2に限定をすると。なぜ、そこへ入れるのに議会へ相談をしないのかとこういう。条例を先にこしらえといて、議員に対して云々というのはおかしいんではなかろうか。土地を勝手に、あんた、無償で貸すとかというようなことを、相談をしとると言うて、相談はしとらんから、議員、きのうからきょうからお話が出ておるわけであります。市長はどうもそこらがわかっておらん。私が言やあわかっとらんというて言うかもわかりませんが、私はそういうふうに認識をいたしておる。 そして、審議会についてはけさほども、きのうからもお話がありましたように医師会あるいは学識経験者等々を、どういう人がいいだろうかなあということで人選をして取り組んでいくというのが当たり前ではなかろうかなあ。それをせずにおいて、議員の皆さん方がいろいろと、議員が悪い、議員が悪い、市長が出してもそれをなかなか条例を認めてくれないということではなしに、先にその前に、総社市中原の土地を入れるからおかしいことになるわけで、土地を無償で貸すとか。7,600坪の土地を勝手に、市長のもんではありませんで。それを勝手に市長が貸すという、無償で貸すというふうに条例の中に入れるからおかしいことになる。どうもそこらがよくわからん。そういう条例は私は、こういう話は認められないから、原点に返ってあらゆることについてひとつもう一遍、中原の土地でいいんか、ほかの土地があるんかないんか、いろいろ検討して、それから条例についてはあらゆる議会の方からも出ていただきまして、あるいは医師会あるいはそういういろいろな関係者と話をして、本当に病院はどういう姿がええかということを審議するのが当たり前ではないかとこう言う。条例を先に認めてくれにゃあ病院が前へ行かんと、これもうとんでもねえ話じゃねえかなあとこう思う、私は。そこらの考え方を再度お聞かせを願いまして、原点に返る気があるかないか。もう一遍ゼロからスタートして、いろいろなことを審議して、それから取り組むということの方がいいんではなかろうかなあとこう思います。 それから、市長、これは私は条例を議会が認めて、これはお話でありまして、理想的な相手方の病院が、相手方が極端に言えばあると。条例を認めたら、来年の3月末までにこの病院名が出ますか出ませんか、認めた場合。そしたらまた、そこで論議ができる。 この考え方をお尋ねいたします。 それから、事業認可、下水道のことでございますが、いろいろと十二分に関係者と協議をいたしまして、事業認可に向けてひとつ取り組んでいこうと、時期が来ましたら地元説明会を踏まえて行っていこうということであります。今後ともよろしくお願いをいたします。地域の住民が非常に心待ちをいたしておりますので、よろしくお力添えをいただきたいと思います。 それから、今さっき私はユニチカの進入路の関係でございますが、今薬師寺部長がおっしゃったのは、清音村の方からも要望がありますユニチカの今寄附していただいた跡地の東側の進入路、あれは進入路と言わんのん、あれは。私は、病院のことについての進入路を言ようるわけでありまして、清音村があそこへユニチカの土地を総社市から寄附していただいた、あるいは中原川が水路が昔のままの状態で非常に狭い。水がつかえる。真壁住宅の方にも何遍もつかえたわけであります。これは中原川を改修すると同時に、道路を拡幅していくと。ユニチカの跡地の寄附したところも若干手がけていこう。これは進入路じゃないんであります。これは生活道路の確保を清音村は要望しておる。総社市に行くあるいはあの中学校あるいは高校等について、地元の生活道路として清音村もひとつ道路の拡幅をお願いいたしたいと、こう言ようるん。 私は、ユニチカの7,600坪の土地にどこから入ってくるんですかという。その進入路のことについてどういう手だてをし、地元へ説明していくか。今、東総社中原線で大きな道路が土手まで平成15年を目途につけております。それから、南へユニチカの跡地に向けて道路をつけていく。そして、あそこの土地を有効利用を図るためには道路がなくてはいけないということを言ようるわけでありまして、私はユニチカの東側の水路とか、水路のへりの道路を拡幅してくれと、こういうて私は言よんじゃねん、それは進入路と言うんじゃねん、あれは生活道路とこう言う。進入路は、今さっき言いましたように東総社中原線のあの道路、22mから南へユニチカの寄附していただいた土地へ道路をつけていくと。この手だてをどのようにしていくんかと、こう言ようるわけでありまして、私は前言いましたように、市長は答弁漏れのないようにしていただきたい、こういうことをお願いしておるわけですが、途中から部長が出てきて答弁をしたりするからおかしいことになるわけじゃ。私、市長に聞きょうる。途中で出てくるから、道路があっち向いたりこっち向いたりするようなことになる。 私は今さっき市長にお尋ねをいたしましたのは、もとの地権者があって今日の7,600坪の貴重な財産を総社市に御寄附をいただいた。この地権者に対して、昭和26年当時には大変お世話になり、今日こうこうこういう状態で総社市に御寄附があった。今後ともいろいろとお力添え、御意見をいただきたい。今までの経過はこうですよと。こういうことで総社市に御寄附がありましたと、今後ともよろしくと、こういうて私は言うた方がいいんではなかろうかと。町内会長あるいは正・副の会長さんにお伝えをし、今後御理解をしていただき、進入路等についても御理解をしていただく上において、物を言うのが礼儀ではなかろうかなあと。前は大日本紡績常盤工場。その次はユニチカ紡績常盤工場。今度はユニチカテキスタイル株式会社。あの当時はユニチカ、今日は総社市になっとんだから、地元のお方になぜ経過をお話をしなくてはいけないのか、ここが私は理解できない。どういう気持ちで、今中原川の改修あるいは生活道路の確保、拡幅せにゃいけん。今度は22mから南へ道路、7,600坪の土地に向けて道路をつけにゃいけん。地元のいろいろと中原川の改修等については、いろいろと中原の地権者が要望をしておるわけであります。そこへもっていって全然話をせずに、事業が前へ行きますか。あそこへ、今さっききょうお話がありましたように、広域合併のいろいろお話もあるようでございますが、あそこへ総社市というか、広域のひとつ相談、こういう建物をあっちへ持っていくあるいは企業誘致をするあるいは市長が言います病院はあそこでなけにゃいけんと市長は言よんですから、あそこへもし病院を持っていくとする。どっから、市長は言いましたわなあ、清音村、山手村、真備、総社を入れたこの広域圏でひとつ病院はやっていけるんだというふうなニュアンスもある。どこから入っていくんですか。道路はありませんで、1本南へあるだけか。南へ正門があって、昔の旧道があるだけでありまして。どちらから入っていくんか、7,600坪の土地へ。そういうことについての考え方というのは答弁がなかったんではなかろうかなあと。 それから次に、施設見学バスの件でありますが、このことについては、市長は帰ってみたらこうこうでのどが渇いたんか、寄ってお茶のもてなしをして、聞いたんだというんではありませんで、私は、こう思う。行ったら茶菓子からお茶から全部用意ができとった、既に。それは事前にですね。私、ある人から、二人、三人じゃありませんで、私のところへ電話あったのは。それからわざわざ来られました。それは、事前に後援会の幹部のお方が手だてをして、そこへ寄らんがために、市長方へ。選挙運動かどうかわかりませんが、そこへ寄ることについて各施設を見学してそこへ寄る。私は話を聞いたときに、世話人あるいは申込者の名前も全部私は控えておりますが、23名でありましたが、総社市長竹内洋二宅へ寄るんだというものは載っておりません。広域環境施設組合とか、槙谷川ダムとか、三室川公園とか、まきび公園とかというのは載っとる。ところが、竹内洋二宅は載っておらない。なぜあちらの方まで、真備から帰るのはこっちへ帰りゃええのに。 これは、旧総社町の者が見学に行っとる。ここでまた問題があると。私は、これは悪口じゃありませんで、これはもう事実でありますから言ようるわけでして、私は団体名は言いませんが、名前を変えて、極端に言えば、公民館が視察に行くとか愛育委員が行くとか民生委員が行くとかというものは地区が行く場合は要りませんで。総社市が主催をした各代表者がよその方へ視察に行くというのはいい。ところが、小っちゃい、私は三輪ですが、三輪が、極端に言えば公民館が視察に行く。これを名前を、名称を変える、極端に言えば。名称を変えて施設見学すると。それでどこどこへ行くんだと言えばバスが出る。中身は中村吉男後援会。こういうことになるから市民が納得がいかない、疑わしいと、こういうことを言ようるん。それでバスで行ってみれば、どっちを通って行ったんかどうなんか知りませんで、私は。行ったら、お茶も菓子も既に用意ができておる。これはおかしいんではなかろうか。市長宅へ後援会の幹部が、市長を育てる会かなんか知りませんで、それは。そういう人が、事前にそういうことをせんがゆえにあらゆる施設を便に行っとる。最終的には市長方。こういうことになっとんではなかろうかなあと、こういうことを市民が言うておるわけです。 市長は、帰ってみたらそういう話があった。事前に話が既にあったと、こう私は思う。名前は私はここでは言いませんで、人が傷つきますから。申込者も知っとるし、世話人のお方も知っておる。顔も名前も知っておる。名称が変わったんではなかろうかなあ。名称を変えりゃ、極端に言えば老人クラブなり民生委員が名称を変える。それで申し込みをする、見学はよろしい。それじゃから私が市民課に対して、なぜチェックをせんのんならと。チェックの甘さがあるからそういうことで市民が疑わしいと、こういうことを言よんではなかろうかなあと。 市長はよう内容を知っとる。去年のことじゃと言うた。平成12年5月ですわ、これは。市長、知っとんじゃ、それは。それで職員に、担当に注意をしたと言う。私はこのことをきょう初めて言よんじゃ。それをはあ既に注意をしたと言う。どうも私は合点いかん。どういうことを市長、担当に注意をしたん。職員がしびれてしまうが、そんなことを言うちゃあ。しかるばあ市長はようすんじゃから。一生懸命やりょうる職員を、頭を摘むようなことをしてもろうちゃ困る。一生懸命職員は仕事をしょうる。「その者にはあ既に担当に注意をいたしました」というて今さっきここで言うた。私は何を注意したんじゃろうかと。私はもう初めてきょうここで言ようる。そこらがようわからん。それはどういうことかというと、市長は中村吉男が施設見学バスについてうちへ寄ったことをひょっと言うかもわからん。今度は厳重にコースなりあるいは施設のところをひとつよく吟味して、チェックをして疑わしいようなことをしちゃいけんぞと、こういう注意をしたんかどうかわかりませんで、それは。私は言うとらんじゃ、職員に。これは全然言うとらん。いや、服部さんがもうににこにこにこにこしょうるけえ、私がちょっとどうも、よう知っとんじゃ、服部さんも知っとんじゃねえかと思う。それで聞きょうるわけじゃ。この点について再度お尋ねをいたしたい。 病院のことについては、ユニチカの跡地については再度原点に返ってひとつ、地名も入れるんではなしに、どこの土地がいいかと。みんなで論議をして、それから条例の中に取り入れていく。土地も無償で貸すとか云々じゃなしに、みんなで広く会議をして、そういう条例をこしらえていく。今まで時間がかかったんじゃから、遅うなりゃあしませんわ、ここから。一瀉千里にとっととっと行き出したら行きますらあ。議員はみんなよろしいと言よんじゃ、病院は。だれも反対はしとらん。手だてが違うから言ようるんであります。 市長、いつもにこにこにこにこ笑ようりますが、きょうは声も荒げませず、私はきのうの姿を、政治姿勢についてでありますが、市長がきのうは小林良山議員、荒木議員、浅野議員、いろいろと質問、多田稔泰君もやりましたがなあ。いろいろと病院のことについての考え方、幼稚園の職員の補充の問題、いろいろと論議をしておる中で、声を荒げて途中で休憩をしなくてはいけない。きょうは非常におとなしい。きのう一般質問した方がとんでもない発言をし、市長を興奮させたんじゃなかろうかなあ。 病院条例については、いろいろと総合病院、市民病院、医師会病院、市長は時々によってそういうふうに変わってくる。そういうことでなしに、一貫性を持って原点に返って再度議員の皆さん、市民の皆さん、医師会とよく審議をしてスタートをするという考えがあるかないか。 それから、薬師寺部長、進入路のことについての考え方、私はユニチカの東を言ようたんじゃありませんで。そういうことについて、進入路というのは私はユニチカのことについての、跡地についての進入路を言ようるわけでありまして、あそこは進入路じゃありゃせんが。川を改修し、道路の拡幅をして、清音村からも要望があるし、総社へ行くのに便利がいいからひとつ生活道路をしていただきたいと、こういうことじゃ。ひとつそういった辺。 それから、市長、もう一遍、あれは友野部長でしたかな、今さっき言いましたが、見学バスをどういうチェック体制でしておるか、再度お尋ねをいたしまして終わります。 ○副議長(萱原潤君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕
    ◎市長(竹内洋二君) 14番議員の御質問にお答えをいたします。 まず、公共施設等の見学バスの運行状況に関連して、私の自宅の方へお立ち寄りいただいたということですけど、お茶やお菓子が用意してあった云々ということをおっしゃいましたですけど、たまたま先客が十何人おられたということで、急に押しかけてこられたんで、その先客の方が座をあけて、どうぞどうぞと座を譲ったということが実態だというふうに聞いております。そういうふうなことでありますが、今後においては、この件につきまして決して担当者をしかってはおりません。中村議員からこういう質問があるぞということを事前に担当部長の方から耳打ちがありましたので、今後において萎縮しないように……              (「萎縮、それはどういう意味」と呼ぶ者あり) いや、このバスについては多くの人に利用してもらってくださいと。              (「萎縮と言うた」と呼ぶ者あり) いや、この問題について正規のルートで今後は走ってもらうということで、大勢の市民の皆さんに利用し……              (「私はルートがおかしいということを言うとるんじゃ」と呼ぶ者あり) いや、ですから……              (「それで、そういう指示したんか」と呼ぶ者あり) 今後において途中寄り道をしないように、正規なルートで回ってもらって、多くの市民の皆さんに利用してもらってくださいと、こういうふうに申し上げたところであります。 あと、この病院について、広く会議を起こして原点に返って相談する気はないか、あるいは議論する気はないかと、こういうことをおっしゃったんですけど、これは、どういいますかね、法律に基づいてこの自治体の運営をやっていきょうるわけですから、法律に基づいての相談なんですよ、この会議が、本会議が。今も助役がそばから言ったわけですけど、法律に基づいての相談が今この場なんですよと、こういうことなんで、しっかり議論をさしていただいて、ぜひとも適切な御審議をいただきたいとこのように思います。また、無断で貸すとか、勝手に貸すとかというんじゃなしに、貸してもいいでしょうかと、お貸しするという優遇措置を定めて総合的な病院を誘致したいんですよと、そのことを今御相談申し上げておるわけですから、皆さん方で、よろしい、その優遇措置を定めて総合的病院の誘致に取り組めということを決めていただいたならば取り組ましていただきます、そういうことを今御相談を申し上げておるわけですから、勝手に貸すとか、そういうことじゃございませんで、皆さん方の御了解をいただいて、それから行動に移っていきたいと、こういうことであります。 また、土地をユニチカの跡地に限定するなということでございますけど、じゃあ以前にも申し上げたんですけど、どこに土地の候補地がありますかということですよ。土地の候補地がないわけですから、それはお金を出して買えば幾らでもほかに土地は求められるかもわかりませんよ。しかし、今の財政状況でそんな2万㎡も3万㎡も買えるような、市に余裕の財源はございませんし、したがって今候補地としてはあそこしかほかに考えられない、土地はほかにないし、財源もないし、そういうことで今このユニチカからいただいた土地へ病院を誘致したいということで御提案を申し上げておる次第でございます。 なお、進入路についての説明ですけど、ことしの3月議会に私が申し上げておりますよ、この議事録、3月議会の206ページ、ここへきちんと書いてあります。東総社中原線の22m道路からアクセスしますと。その道路を今計画しておりますと、きちんとそのことを申し上げておる。清音からの要望もありますしと、そのこともあわせて御説明を申し上げておりますので、議事録も確認をしていただきたいとこのように思います。              (「地元へ対してどういうふうにするんならという答弁がなかったから、言ようるわけじゃ」と呼ぶ者あり) いや、それをこれから計画をするわけですから、路線の……              (「そう言やあえんじゃ。地元へ相談すると言やあえんじゃ、それで済むんじゃ。薬師寺部長がひょんなことを言うからおかしなことになる」と呼ぶ者あり) いや、相談をさしていただきながら、地権者の皆様方にもお願いをして、道路を拡幅といいますか、つくっていきたいとこのように思っておるところでございます。 それからなお、病院名を具体的に示せということですけど、病院名は今のところまだ心当たりはございませんが、私はこの誘致条例を制定していただきますと、全力を挙げて誘致活動を展開していきたいとこのように思っておりますので、できるだけ早急に候補となる方といいますか、病院を探して見つけてまいりたいと、これは私の今後の仕事と、課題ということになろうかと思います。 なお、審議会でございますけど、手法にはいろいろ手法があって、私は審議会というのは、本日も答弁をさしていただきましたが、条例を可決していただいて、団体意思を決定していただいて、それから審議会を立ち上げていく、そういったことで私はやらしていただくべきが本筋だと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 ○副議長(萱原潤君) 生活環境部長。              〔生活環境部長 友野二男君 登壇〕 ◎生活環境部長(友野二男君) 中村議員さんの再度の御質問ですが、公共施設等の見学バスの運行のことにつきまして、今後こんなことのないように担当課の方へ指示をいたしまして、適切な事務処理ができますようにいたしたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) これをもって、一般質問を終結いたします。 しばらく休憩いたします。              休憩 午後5時17分              再開 午後5時30分 ○副議長(萱原潤君) 休憩前に引き続き会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 諸議案質疑 ○副議長(萱原潤君) 次に、日程第2、報告第1号から報告第8号まで及び承認第1号から承認第4号まで並びに議案第52号から議案第57号までに対する質疑に入ります。 まず、報告第1号 繰越明許費についての質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) これをもって、報告第1号の質疑を終結いたします。 次に、報告第2号から報告第8号までの7件について一括質疑に入ります。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) これをもって、報告第2号から報告第8号までの7件に対する質疑を終結いたします。 次に、承認第1号 専決処分の承認を求めることについての質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許します。 20番西森頼夫君の発言を許します。 20番西森頼夫君。              〔20番 西森頼夫君 登壇〕 ◆20番(西森頼夫君) 承認第1号 平成12年度総社市一般会計補正予算(第7号)、既に昨年度3月23日執行の専決処分にかかわる予算でありますが、一、二、質問をいたします。 一つは、災害応急費であります。大災害が起きまして、さきに御答弁がありましたが、多くの皆さんが救出、捜索活動に参画をして、1億円近いお金が要る、そういう想定のもとに対策本部を設けての救出活動が行われました。当初、この災害応急費が約9,400万円必要であるという見込みのもとに行われましたが、この補正予算では6,700万円であります。この減額について、職員に対する時間外手当、また管理職なども含めてのその支出分、それから建設業者、多くが参画をいただきました。この業者に対する支払いの減額など、どこがどう節約といいますか、削減をしての6,700万円になったのかという点について御説明をいただきたい。 職員の時間外手当につきましては、勤務終了後18時から翌日の18時まで24時間体制で、勤務終了後に現地に行っての作業に加わりました。そして、6時以降帰宅をする。また、逆に朝8時から翌朝の8時まで24時間体制でその作業に参画をして、後勤務に携わる。要するに、市役所に来て仕事をする。こういう体制のもとに行われました。管理職は特に、災害現場でも地元への説明に参加するとか、捜索活動で指揮をするとか、緊張の連続でありました。こうした点についても管理職に対する対応がどうであったのか。この手当についてですよ。 それからいま一つは、管理職が地域ボランティア活動に参画する。これは、当然のこととして当たり前であります。しかし、職務として祭日や休日にみずからの仕事、地域の説明会を含めて日曜出勤、祭日出勤が往々にしてあるのも当然であります。この休日出勤手当がいつごろか、1年前か2年前か廃止をされました。そのときに、市長が災害対策本部が設置された場合は、それは別だと。もう今の管理職に対する休日手当は廃止しよう。しかし、災害対策本部があった場合はこの限りではないということでの対応があったやに聞くわけでありますが、これから先、もしこうした事態が発生した場合、今のような方法で時間外手当の対応をされるのかどうか。こんな災害が幾たびあってはなりません。なりませんが、もし災害対策本部を設置するという場合に直面したとき、今の状況を引き続き行うとすれば、対策本部の本来の機能が発揮できるのかどうか、一抹の不安を持つからであります。今後の対応策についての考え方をお聞きしたい。 それから、業者に対する支払い、これも相当減額がなされたやに聞いておりますが、その点も説明をいただきたい。 そして、寄附金が50万円。当初、提案説明で幾つか説明がありましたが、もう少し詳しく御説明をいただきたいということであります。 ○副議長(萱原潤君) 総務部長。              〔総務部長 守長健尚君 登壇〕 ◎総務部長(守長健尚君) 西森議員の御質疑に対しましてお答えを申し上げます。 第1点目にございました災害応急寄附金のことでございますが、これは市議会を初めとしまして、市の婦人協議会、職員組合など8つの団体、また2つの組織の有志の皆様から総額で49万5,392円の御寄附をいただいたところでございます。また、現金以外に物資につきましては、19の団体及び17人の個人の皆様から多くの食料品や飲み物、具体的には米でありますとか、パン、清涼飲料水、インスタント食品、こういったものをいただいたところでございまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 次に、災害応急費の件でございますが、当初4月4日の市議会全員協議会での御説明では、概数で9,420万円というようなことで御報告を申し上げておりました。その後、補正予算で6,700万円ということでくくったわけでございますが、その後支払いに当たりまして減額となったものがございまして、実質支払い総額は6,523万9,830円に確定をし、差し引きまして2,890万円余りが減額というふうになったものでございます。減額となった主なものでは、先ほどお触れになりましたが、職員に対します人件費、時間外手当等でございます。これは、多くの市民の方々のボランティアとしてこの復旧に御協力をいただいたことへの配慮等もございまして、時間外勤務手当を自主的に2分1に減額をしていただいたこと、また管理職特別勤務手当につきましても支給しなかったということが大きな減額になっておる理由でございます。これは、約1,790万円が減額になっておるものでございます。 また、仮設道の建設にかかります経費でございますが、当初は正式に設計計算をしたもので見積もりをしておりましたが、その後総社市建設業協同組合の皆様の御協力によりまして、この仮設道の建設工事にかかります経費につきましては、その一部をお礼としてお払いをするということになりまして、約930万円が減額となっておるものでございます。 その他、仮設橋でありますとか、無人機の重機にかかります借り受けの経費につきましても、精査をいたしまして若干の減額となったところでございます。 3点目の今後災害対策本部を設置した場合の対応についてでございますが、職員に対します手当とか応急工事の費用などの今回の措置は特殊な災害の場合における対応でございまして、今後の例にするものではないとこういうふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(萱原潤君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 他に質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) これをもって、承認第1号の質疑を終結いたします。 次に、承認第2号から承認第4号までの3件について一括質疑に入ります。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) これをもって、承認第2号から承認第4号までの3件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第52号 平成13年度総社市一般会計補正予算(第1号)の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許します。 20番西森頼夫君の発言を許します。 ◆20番(西森頼夫君) (自席発言)もう内容が簡単ですから取り消します。 ○副議長(萱原潤君) 取り消しですか。了解いたしました。 以上で、通告による質疑は終わりました。 他に質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) これをもって議案第52号の質疑を終結いたします。 次に、議案第53号 平成13年度総社市老人保健特別会計補正予算(第1号)の質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) これをもって議案第53号の質疑を終結いたします。 次に、議案第54号から議案第56号までの3件について一括質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許します。 24番服部剛司君の発言を許します。 24番服部剛司君。              〔24番 服部剛司君 登壇〕 ◆24番(服部剛司君) 議案第54号から56号につきまして御質疑を申し上げます。 この3件につきましては、私が質疑を申し上げるのは下倉地区の採石場関係の市道の件であります。 大変な事故でありまして、今総務部長がおっしゃいましたように、特殊な災害であったという認識のようでございます。災害に特殊あるいは特殊でない災害、どのように違うんかわかりませんが、そのようなことで議会へ対してこの事故がありまして以来、3回の全員協議会がございました。3月21日であります。このときに全員に初めて当局が説明をなさいました。そのときに、今西森議員が質問をされましたように、今回の事故に対する予算を専決処分さしてくれというお話があったわけであります。私は会期中でありますので、事件が事件であるから専決処分は認められないと、私は言ったんでありますが、議会全体の空気として、まあ専決処分もやむを得ないであろうということになったわけであります。それが今回のこの承認第1号として出てきたわけであります。 それから、4月4日にまた全協がございました。これは、永久橋をしないとあの道路復旧ができないと、すぐにできない。どのくらいかかるかわからないので、永久橋をさしていただけるように議会全体の意思疎通を図りたいというような全協であったと思うのであります。それで、議会としても槻地区の方の生活ライン、とりあえず道路ということになれば、仮設道の仮設道ではだめだろうと。これからどの程度雨が降るかわからないが、仮設橋が流れたらあそこの生活ラインが飛んでしまうと。市道を復旧していただくのには業者の力だけではとてもじゃない、できない。公も、天災か人災か今のところはっきりしないので、永久橋架設にどの程度金が、あのときは13億円と言われましたが、13億円ほど要るんだけれども、議会の皆さん、この線でいっていいかという説明が4月4日にあったんです。 それで、5月28日にまた全協があったわけでありますが、それらの全員協議会での説明の中で、この件が出てこなかった、この件が。新しい橋をかけるというのは出た。それで、金額も次々に出てきたわけであります、要る金額も。私は、今回新たに橋をかけていただくのに、何というんですか、3種5級と言われたですかね。そうすると、議会が新設の道路として認定をしていかねばいけないということはわかるんであります。しかし、災害を国・県が、人災とあるいは天災とどちらに、認定しがたいという時期でもありますし、なおお一方が市道近くに行方不明になっている可能性があるという時点で、次の議案がおかしくなってくる。 これは議案第55号でありますが、路線変更をすると。路線変更をしなければ続かないわけであります。下倉の最終処分場ですかね、あれは。そこへ続かなくなるということで、起点変更。起点の変更ですね、これは。起点、終点の変更ということになるんですかね、ということを出されたわけであります。それから、この廃止があるんですかね。議案第56号でこの2042号を廃止すると。そうすると、今の土が埋まっているところの道路が、市道が番号がなくなる。これは、これから一番大切な時期を迎えるわけでありますから、そのままにしておくべきだと思う。終点の変更はすりゃいいですよ。終点の変更は当然すりゃいいですよ。新たに槻から美袋へ橋をかけるんですから。終点変更はせにゃいけんけど、起点を変えることはない。それから、なくすることはさらさらないと。こういうことがあったから、この橋をかけてくださいというお願いをしょんですから。認定はしましょう。しかし、道路の変更とかあるいは廃止、廃止に至ってはもうもってのほかであります。一番大切な道であります。これからどんな状況が出てくるかわからん。その時期に、この廃止の議案が出てくるというのは、まことに私は意味がわからない。それから、過去3回の全員協議会でも、このようなことになっていくからこういうようにしたいというような説明は全然なかったわけであります。にわかにこの議案が出てきた。それですから、この議案第55号ですか、議案第56号ですね。議案第56号の件については、どうしても意味がわからない。一番大切な道路について、それを変更するとあるいは廃止するということについて意味がわからないのであります。議案第54号はよくわかります。関連をして私が質問をいたしておるわけであります。 それで、これから雨が降ったらあの仮設橋が非常に危険になって、また孤立するおそれがあるから、仮設橋の仮設道を後ろへ今建設中であります。この道路という性格はどのようになっていく。事が起きたときには、それが道路として用に供されるわけであります。槻部落の方々だけに通っていただくわけか。道路が開通したら、こちらの橋がある、通れるときはガードレールか何かをして、道路として認めていないというような措置をしてとめておくのか。槻の人だけは通れるのか、でき上がった時点でですよ。それから、万が一事故があった場合には、この道路の性格上からだれが責任を持つのか。あの裏へ、影という部落ですね、あそこへ行く道のことであります。これは槻の人だけの用に供するあるいは災害のときだけの用に供するというような性格を持った道路になるのかどうか、お尋ねをしておるわけであります。 ○副議長(萱原潤君) 建設部長。              〔建設部長 薬師寺主明君 登壇〕 ◎建設部長(薬師寺主明君) 24番服部議員さんの御質疑でございますが、まず1点目の起点終点の考え方はどうかと、こういうことでございます。道路法上の道路は国または地方公共団体等が行政の主体によりまして、直接一般交通の用にということでつくられた道であります。市道とは市の区域内にある道路で、市長がその路線を認定したものであります。お尋ねの起点と終点の考え方でございますが、昭和59年に制定いたしております総社市道路再編成基準総則の第6条第1項第3号で市道の路線形の決定につきましては、国・県または1・2級市道から分岐する側を起点といたしております。また、同条件の路線を接続するときは、市役所に近い側を起点として整備することといたしております。また、行き放しの路線となるときにつきましては、分岐する側を起点としております。 次に、2点目の事故現場の市道の考え方でございますが、お尋ねの市道は新下倉橋の西詰めの下倉1289番1地先を起点といたしまして、槻地内下倉5351番地先を終点とする市道下倉槻線でありましたが、3月12日に発生いたしました崩落事故により、通行不能となってございます。このたび、この路線を廃止し、新たに新下倉橋を起点といたしまして下倉松尾地内の最終処分場を終点とする下倉支線3022号道へ路線を変更と、国道180号を起点といたしまして、槻地内下倉5351番地先を終点とする美袋槻線につきましては、国、県の指導もあり、新たに路線を認定しようとするものであります。なお、崩落事故現場の市道につきましては、法定外道路準下倉支線0081号として存続させ、維持管理をしていくものであります。 3点目の仮設の仮設道の安全対策についてでございますが、先ほどもありましたが、槻から影に至る仮設の仮設道でございます。14日か15日ぐらいにもう完全に通れるようになりました。そこで、地元の対策委員会と現地の道路の安全性を確認いたします。その後の日常管理につきましては、地元の委員会等が実施し、技術的につきましては市がその都度指導してまいり、仮設橋が通行ができなくなると、こういう事態になりますと、我々もそういう安全性については万全を期してまいりたいと、事故のないようにしていきたいとこのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(萱原潤君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 他に質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) これをもって、議案第54号から議案第56号までの3件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第57号 字の区域及び名称の変更についての質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) これをもって、議案第57号の質疑を終結いたします。 以上をもって、諸議案に対する質疑は全部終了いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 諸議案委員会付託 ○副議長(萱原潤君) 次に、日程第3、諸議案委員会付託に入ります。 ただいま議題となっております承認第1号から承認第4号まで及び議案第52号から議案第57号までについては、お手元に配付いたしております委員会付託案件一覧表に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 請願・陳情上程 ○副議長(萱原潤君) 次に、日程第4、請願・陳情の件に入ります。 本日、付託を予定いたしております請願は2件、陳情は1件であり、お手元に配付いたしております請願文書表及び陳情文書表に記載のとおりであります。 この際、請願文書表及び陳情文書表を職員に朗読いたさせます。 議会事務局次長。              〔議会事務局次長 久保 豪君 登壇〕              (職員朗読) ○副議長(萱原潤君) この際、請願について紹介議員の紹介がありますれば、お願いいたします。 5番笠原武士君。              〔5番 笠原武士君 登壇〕 ◆5番(笠原武士君) それでは、請願書2件につきまして趣旨の説明をしたいと思いますので、お聞き取り願いたいと思います。 まず、教育予算を拡充し、義務教育費国庫負担制度堅持を求める請願書。これにつきましては、請願趣旨にも書いておりますが、地方公共団体、いわゆるこの場合総社市の教育予算に大きな影響を与えないためにという趣旨でございます。 それから、もう一枚の方の30人以下学級の早期実現を求める請願書。これは、サブタイトルにもありますように、一人ひとりにゆきとどいた教育を実現するためにという趣旨のものでございます。 請願趣旨、十分御理解の上、いずれも適切な御判断をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○副議長(萱原潤君) ただいまの請願・陳情は、請願文書表及び陳情文書表に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 なお、ただいまの議案並びに請願・陳情について付託に不合理があった場合は、議長において適宜措置させていただきますので、申し添えておきます。 この際、しばらく休憩をいたします。              休憩 午後5時59分              再開 午後6時0分 ○副議長(萱原潤君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際、私より申し上げます。 岡川憲生君から、平成13年6月11日付で議員の辞職願が提出されております。 お諮りいたします。 この際、岡川憲生君の議員辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) 御異議なしと認めます。 よって、この際、岡川憲生君の議員辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加 議員辞職の件 ○副議長(萱原潤君) では、岡川憲生君の議員辞職の件を議題といたします。 まず、この際、辞職願を職員に朗読させます。 議会事務局次長。              〔議会事務局次長 久保 豪君 登壇〕              (職員朗読) ○副議長(萱原潤君) お諮りいたします。 岡川憲生君の議員の辞職を許可することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) 御異議なしと認めます。 よって、岡川憲生君の議員の辞職を許可することに決定いたしました。 この際、岡川憲生君から今回の不祥事についておわびの文書が参っておりますので、職員に朗読させます。 議会事務局次長。              〔議会事務局次長 久保 豪君 登壇〕              (職員朗読) ○副議長(萱原潤君) お諮りいたします。 委員会審査等のため、6月14日から6月24日までの間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(萱原潤君) 御異議なしと認めます。 よって、6月14日から6月24日までの間、休会することに決定いたしました。 この休会中に各委員会におかれましては、本日付託いたしました諸案件について御審査を願い、今期定例会の最終日と予定されております6月25日の本会議において、その審査経過の概要と結果について御報告を願います。 なお、6月25日の本会議は、午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席を願います。 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。              散会 午後6時3分...