平成21年 9月定例会 〇平成21年9月
井原市議会定例会会議録第3号・平成21年9月16日(水曜日) 議 事 日 程 午 前 1 0 時 開 議 第1 一般質問
~~~~~~~~~~~~~~~ 本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問
~~~~~~~~~~~~~~~ 午前10時 開議
○議長(高田正弘君) 皆さんおはようございます。 ただいまのご出席は22名でございます。 これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第1 一般質問
○議長(高田正弘君) 日程第1 昨日に引き続いて一般質問を行います。 まず、2番 藤原浩司君。 〔2番
藤原浩司君登壇〕
◆2番(
藤原浩司君) 失礼いたします。皆さんおはようございます。2番議員
藤原浩司でございます。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして3点の一般質問をさせていただきます。 質問に先立ちまして、6月議会におきまして一般質問いたしました公共事業の市内業者最優先、下請業者も市内業者とお願いしたところ、早速に市内業者へその旨一斉にご指導いただき、この場をおかりして厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。 それでは、1件目の質問をさせていただきます。 6月議会での一般質問の回答においての進展状況についてお伺いいたします。 本年度及び6月補正予算の公共事業の執行状況、また
エコノミックガーデニングの
取り組み状況、さらに
市民満足度日本一への要望に対しての進展状況についてお伺いします。それでは、よろしくお願いいたします。
○議長(高田正弘君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。 〔市長 瀧本豊文君登壇〕
◎市長(瀧本豊文君) 皆さんおはようございます。 それでは、2番 藤原議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 まず、本年度及び6月補正予算の公共事業の進捗状況についてでございますが、
緊急経済対策におけるその後の進捗状況については、既に提案説明の中でも申し上げておりますが、本年度の公共工事全体についての進捗状況をご説明したいと思います。 ご存じのとおり、本市における
緊急経済対策は、20年度3月補正と21年度6月補正の2回行っており、21年度の当初予算を含めた
トータルベースでの進捗状況ですが、まず確定しております8月末現在では、全体の予定工事354件中、
発注済み件数は214件で進捗率は60.5%となり、金額で申しますと予算額32億6,000万円に対し契約済額が15億4,300万円で、進捗率は47.3%となっております。 また、9月末までの発注予定としましては、発注件数は260件で進捗率は73.4%となり、金額で申しますと発注済額が23億9,800万円で、進捗率は73.6%になる予定でございます。
緊急経済対策の趣旨にかんがみ、
市内業者保護育成の観点で極力前倒しでの工事発注を目指しておりますが、
市民体育祭終了後に工事を考えております
運動公園整備等施設利用計画との絡みや、現在設計待ちの
地場産業振興センター改修工事、井原駅
周辺公共施設改修工事など、やむなく執行待ちの金額の大きい工事案件が7件で、4億6,530万円ございます。これらを除くと、おおむね予定どおり早期執行できている状況であります。当然のことながら、これら執行待ちの7件の工事におきましても、準備でき次第早急に執行したいと考えております。 次に、
エコノミックガーデニングの
取り組み状況についてのご質問でございますが、本年度、仮称でございますが、井原市
産業振興ビジョンの策定のため予算措置をいただいておりますが、この
産業振興ビジョンについては製造業を核として地域の経済構造を分析し、産業の現状と課題、工業の実態と問題点、
製造業活性化の
基本方向等を探りながら、地域として取り組むべき振興施策、推進体制の整備などの
取りまとめを行うこととしております。
エコノミックガーデニングについては、地域を中心とした産業の活性化や雇用の創出に大変有効な手法であります。そのすぐれた点を参考にさせていただきながら、作業部会や
策定委員会の中で具体的な施策を検討してまいりたいと思っております。 具体的な取り組みの進展状況につきましては、現在地域の現状や地域の経済構造の現状の調査分析及び
アンケートによる地場企業の現状調査、分析を行うための専門業者への委託業務の発注に向けた作業を行うとともに、市内企業の
若手後継者の中から作業部会の部会員の調整を行っているところでございます。 また、今後の取り組みにつきましては、9月下旬に第1回目の
策定委員会及び作業部会を立ち上げ、作業部会についてはおおむね5回、
策定委員会については3回程度開催する予定としております。策定に当たっては、まず地域の産業構造や工業の現状調査、分析及び市内企業への
アンケート結果等をもとに意見交換を行い、企業のニーズや問題点を把握することから始めたいと思っております。そして、そこから見えてくる目指すべき産業の方向性や具体的な施策等を作業部会で検討し、
産業ビジョンの素案を作成することとしております。 また、素案については、
市内産業団体、企業、高等学校及び行政、またオブザーバーとして県内大学、
産業振興財団、
工業技術センター等で構成する
策定委員会でご協議いただき、3月には
取りまとめをしたいと考えております。 しかしながら、
産業ビジョンの策定が最終目的ではございません。ここで出された意見や施策を企業や行政、
商工団体等がそれぞれの立場で実行に移し、望むべき成果を目指して本腰で取り組んでいくことが大切だと思っております。このたび
取りまとめをいただく指針を新たなスタートラインとして、まさに大小のさまざまな地場産業の花が元気よく咲き乱れる花壇の実現を目指して、産業振興に取り組んでまいりたいと思っております。 次に、
市民満足度日本一への要望に対しての進展状況についてのご質問でございますが、本年6月の一般質問におきまして、2番議員さんから市民の視点に基づく
行政サービスや情報の公開、説明責任の徹底、地域の方々が参加される集会の開催、市民の声の市政への反映など、多方面にわたるご提案をいただきました。 また、市職員一人一人の意識の持ち方や対応の仕方のほか、組織運営の方法など機能面での改革にも取り組んでいただきたいとの提案もいただいたところであります。この中で市民の方々との対話という点では、市長就任以来各地域で行っております協働の
まちづくり市民推進室におきまして、市民の方々の声を直接お聞きしているところでございます。今年度も市内13会場で開催を予定し、7月から実施しております。各地域のテーマに沿い、ひざを交えた意見交換によりまして、市民の皆様の市政に対する率直な思いなど、ほかでは得がたい貴重なご意見をいただいていると感謝いたしているところでございます。 市政は市民のためにある、これが私の政治信条でございます。今後も、市民の方々との対話を大切にし、市政に対するご提案やご意見は真摯に受けとめ、市政に生かしてまいる所存であります。 また、職員に対しましても、常に市民の目線で職務に当たることを念頭に置き、わかりやすい説明、市民の立場に立った応対など、
行政サービスの充実に努めるよう、意識改革を促しているところでございます。 こうしたことによりまして、市民本位でぬくもりのある行政運営を着実に進めていきたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いを申し上げる次第でございます。
○議長(高田正弘君) 2番
藤原浩司君。
◆2番(
藤原浩司君) 市長様にはお答えをいただきました。 公共事業のほうも80%という国の指針で、この
緊急経済対策で80%は前倒しで出せというような意向があったようですが、それに近い数字を出していただき、今後とも地場産業の活性化のためにいち早く公共事業等々も進めていっていただきたいと思います。残り20%になりますが、この20%におかれましても3月工期という期限がございます。その期限の中で、きっちり償却できるような形で、早目に、早急に出していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それから、
エコノミックガーデニングの取り組みの状況、さすが市のトップであられる方のお考え、よくわかりました。
若手後継者という言葉、そして作業部会、本腰を入れて取り組んでいくという前向きな姿勢をお答えいただきましてありがとうございます。今後とも、それこそ市政、国政も変わりまして、市政のほうも大変だと思いますが、井原市は井原市でありまして、
議会皆さん、
議員皆さんと
執行部皆さんとで一丸となってこの景気を打開していくためにも、前向きな形でしっかり井原市という骨をつくって、この景気打開をしていっていただきたいと思います。 それから、
市民満足度日本一の要望に関して、もう早速7月から、市政は市民のためにあるということで前向きに出向いていただき、また公務の忙しい中、本当に市長におかれましては対話を進めていっていただくという形で提案したことを前向きに取り組んでいただき、本当にありがとうございます。今後なお一層、市民皆様のためにご努力していただいて、忙しい中ではありましょうが、市民の皆さんのためにどうぞよろしくお願いいたします。1件目の件は、これで終わらさせていただきます。
○議長(高田正弘君) 続いて、2番
藤原浩司君。 〔2番
藤原浩司君登壇〕
◆2番(
藤原浩司君) それでは、2件目の質問をさせていただきます。
学校給食での地産地消の
取り組み状況についてお伺いいたします。 これまで何度となく地産地消については質問をされていますが、
学校給食美星調理場において、また
井原給食センターについてどのような地産地消を実施されているか。また、地産地消を推進することにより、農業の販路確保、耕廃地の活用及び
農業後継者の育成、さらには
学校給食を通じてお年寄りとの
コミュニケーションなどが進めていけると思いますが、市のお考えをお伺いします。よろしくお願いいたします。
○議長(高田正弘君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──教育長。 〔教育長 佐藤勝也君登壇〕
◎教育長(佐藤勝也君) 皆さんおはようございます。 それでは、2番、藤原議員さんの
学校給食での地産地消の取り組みについてのお尋ねにお答えをいたします。
学校給食における地産地消の現状は、主食の米は100%市内産を使用いたしております。牛乳につきましては県内産を使用いたしておりますが、美星につきましては美星牛乳を使用しているところであります。副食の食材につきまして、本年6月の調査時点において、井原市
学校給食センターで76品目、
美星調理場で93品目を使用しております。そのうち井原で15品目、美星で33品目の市内産を使用いたしておりまして、市内産割合は井原で約20%、美星で約35%となっております。県内産の使用品目では、井原で23品目、美星で41品目使用しておりまして、県内産の割合は井原で約30%、美星で約41%となっております。 現在、市内産物の
生産者団体として取引をしておりますのは、井原市
学校給食センターでは明治ごんぼう村、
葡萄浪漫館、
ノガミ有機の里、美星産直会の4団体であります。
美星調理場では、美星産直会、それから星の郷青空市の2団体であります。 今後の取り組みといたしましては、
入札業者等にもご理解をいただきながら、現在取引している
生産者団体以外の団体、あるいは個人の生産情報を入手し、
地場産物活用部会あるいは関係団体、関係各課と調整をしながら、地場産品の割合の増加に努めてまいりたいと考えております。 次に、地産地消にかかわる
販路確保等についてのお尋ねでありますが、仰せのとおり、地域での地産地消を推進されますことは、農家の販路の確保、拡大が図られ、ひいては耕廃地の活用、あるいは
農業後継者の育成を進めることとなり、重要であると考えているところであります。 次に、お年寄りと子供たちとが給食を通じて
コミュニケーション等を図ってはどうかというお尋ねであります。 児童・生徒にとって、学校教育の中で地域とのかかわりは大変重要であると考えております。地域及び
世代間交流としましては、現在井原市
学校給食センター並びに
美星調理場において、保護者、地域の方、
老人クラブ、民生委員さん、
しめ縄教室、あるいは農産物の生産者等との
給食試食会を開催し、
コミュニケーションを図っているところであります。
美星小学校では、本年11月11日に、
老人クラブから50名程度の方が参加されての試食会が計画をされているように聞いております。今後も交流給食につきましては、各学校を通じて申し出をいただければ、給食数並びにこの給食日の調整をしながら、
随時試食会等を実施をしていきたいと思っております。これからも、
学校給食を通して世代間の交流を進めてまいりたいと考えております。
○議長(高田正弘君) 2番
藤原浩司君。
◆2番(
藤原浩司君) お答えありがとうございます。教育長のお答えを聞かさせていただきました。 岡山県の
学校給食の考えでは、地産地消のパーセンテージ40%と載っておるんですが、私が調べましたところも
先ほど教育長が言われたように40%、美星の調理場では40%以上、それから美星の調理場で、月によりましては野菜、果物の豊富な時期において90%近い数字が出ているというふうに私のほうで調べた結果の数字を持っております。これはすばらしいことだと思います。 ただ、
井原給食センター、やっぱり3,488名の給食をつくっておられる中で、やはり県の40%とのお考え以下のわずか30%という低い数字が出ておるんですが、地産地消を推進することで農家の販路が確保されます。たしか先ほども言われたように、生産者の生産意欲もわくと思います。そうした中で、生産物の量を確保するのに今の農地では手狭になってくると思います。そこで、耕廃地を利用して生産量をまた確保していただくと。そうした中で、また後継者、若者の
農業後継者の確保もできるんではないかと。育成においても、高齢になられた農業に携わっている方々、地元の方々に育成をしていただきながら、地産地消の取り組みをしていく。工業、産業、建築、土木でも地元重視して、協力し合って地元の活性化になる。農業も、まず
学校給食に地産地消を取り組み、地産地消を取り組んでいただいているんですが、もっともっと地元の皆さんの食と地域の皆さんも、
学校給食を通じて地産地消のレベルアップをした以降に、地元の皆さんの地産地消も取り組んでいけば、さらには若者の
農業後継者たちの意欲もわいてくるんではないかと。それで、アイデアを出し合って、地域の皆さんの方々とアイデアを出し合って、農業、工業化に進展をしていくという、こういうまたすばらしい進歩もできるんではないかと。そのためにも、まず
学校給食、地産地消を最大限に活用できるようにお考えいただきたい。 何度となく
学校給食、地産地消の発言がある中で、市側のお考え、答弁、ずっと議事録見させていただきました。今後取り組んでいく、それなりにいろいろと課題があり、見直さに
ゃいかんところもあるというようなお考えの回答をいただいている中、ちょうど1年前の平成20年9月議会で、教育長のほうが答弁されたことで、地産地消を推進するために井原市全体の
地場産物購入ルートの開発のために、
農業生産者、
JA直売所、それから加工所などの代表により、
地場産物活用連絡会を立ち上げましたと申されています。そうした中、どのようなアイデアとか、どのような数値が話し合われたか、お伺いいたします。
○議長(高田正弘君) 教育長。
◎教育長(佐藤勝也君) 地場産物の
活用連絡会ということを立ち上げましたのが、ちょうど芳井小学区を中心にした、食育から広げる
生活リズム向上プランというこの研究指定を受けまして、何とかその研究を進める中で、地域の産物をしっかり給食に活用していくための一つの仕組みをつくったらどうかということでできたものであります。 いろんな部会の中で実績は積んできているわけでありますけれども、ただ今までやってきておりますことは、給食における地産地消の大切さを生産者の方に理解していただくとか、あるいは地産地消の大切さについて一般市民の方あるいは子供たちに理解をしていただくために、
収穫カレンダーをつくったり、あるいはまた地場産物のマップをつくったり、あるいは
体験活動等をするその取り組みをしたりというふうな、いわゆる地産地消についてのこの大切さをしっかりPRしていくということに重点が置かれておりまして、先ほど申されましたようないわゆる
学校給食への納入のルート、こうしたものをしっかり拡大をしていくというところまで、今のところ行っていないのが実情でございます。 話し合いの中では、やはり特に井原については、かなりその量が多いということや規格の食材がなかなか集まりにくいというふうな点、あるいはJAを通じて規格品を納入していただくとしても価格がなかなか折り合わないというような点、そうしたもので今のところ、このルートの拡大というところまでは至っておりませんけれども、この
活用連絡会をしっかり充実をしていくことによって地産地消へ結びつけていかなければならない。このことは考えているところであります。 以上です。
○議長(高田正弘君) 2番
藤原浩司君。
◆2番(
藤原浩司君) まだ、
搬入ルート拡大のとこでとまっているというふうに今お聞きしたんですが、確かに量とかサイズとかでいろいろ同じ量ができるような品物ではございません。確かに難しいと思います。 先般、私も
井原給食センターへ試食及び地産地消への取り組みの状況を聞き取りにお伺いしました。その中で食材を加工する機械の話が出まして、食材の大きさは大体一般市場に出るのがM、Sサイズらしくて、Lとか2Lのような食材は安く購入できるということで、食材単価を抑える意味でもL、2Lをお使いになっているそうです。規格が大きい商品は、本当に価格が安くなるということで使用されているんですが、中にはSサイズとかMサイズがまざることもあると。その大きいサイズが小さいサイズと一緒に
スライサーという機械へ入れると、何か大きいのが小さいサイズまで削られてしまって、本当にもったいないというような現象になるようなことをおっしゃっておられました。 その中で、やはり手はかかろうと思いますが、かかっても下ごしらえの段階で大きいものと小さいものとをきっちり分けて
スライサー等々、その機械に入れる。または、
スライス機を改造して、大中小混入してもスライスできるような機械に更新していくとかというような形もとれるんじゃないかと思います。これはお金がかかることだと思いますけれど、井原の
学校給食センター、これ平成10年4月15日業務開始、新しい工場になっております。もう既に11年経過しておられまして、中の機械等々も修理をしながらお使いになりょうると思います。 その中で、やはり機械等々でもいろいろな機械を選定をきっちりしていただいて、地産地消アップだけでなく、また人員にも手がかからないような形で機械に頼っていかに
ゃいけんというような時代でもありましょうし、お考えいただきたいと思います。 地場産の食材で、例えば加工食品を使用して地産地消率をアップするとかというようなアイデアもあるんではないかと。先ほど申した、去年9月の議会で言われた
地場産物活用連絡会、この中でも地元の加工食品等々の方々ともお話し合いをしている中で、やはりそういうこともやっぱり取り組んでいただきたいと思っております。 幼稚園が、来年4月から準じて給食がスタートをしていく中で、
美星調理場にしても
井原給食センターにしても負担がふえるのはもう当たり前だと思います。各調理場がふえたときに、トラブルになる前に機器の点検、また更新。私はどちらにも試食に行っておるんですけど、特にボイラー等々が本当に老朽化が激しいものでございます。ボイラーがなかったら、本当に
学校給食、そうでなくても少ない人員で、本当につくっていただいている職員の方には汗びっしょりかいて、苦労して時間に間に合わせていただいておると思います。 その中で、やはり雇用化の確立の一環として、職員さんもふやしていくと。機械更新、それから幼稚園がまた給食化するということで絶対にふえてくる、負担がかかることです。機械更新とともに、それから雇用化の確立の一環として、ぜひとも職員さんの確保をしていただきたいと思いますが、その点ではいかがでしょうか。
○議長(高田正弘君) 教育長。
◎教育長(佐藤勝也君) 現在お話がございましたように、幼稚園の給食実施に向けまして可能なところから導入するということで、最優先で検討をいたしておる段階であります。設備、施設等も含めまして、また当然
給食調理員等の増員もお願いをしていかなければ、幼稚園の給食が入ってきますと舞が舞わないということでありますので、その辺もあわせて検討を今しているところであります。
○議長(高田正弘君) 2番
藤原浩司君。
◆2番(
藤原浩司君) 教育長、ありがとうございます。増員も検討している段階であるとお答えいただきまして。本当に、来年4月から準じて行われる、もうあっという間に来ると思います。数カ月しかありません。本当に皆さんでよくお話し合いになって、また調理場で働いておられる方の意見も十分お聞き取りいただいて、本当にどこをどう改善してどう間に合わすようにしていけばいいかということを十二分に考えて、この件を進めていってください。 本件、この給食、地産地消、それから
給食センターのことの最後のお伺いですが、各学校の児童さんたちの行き帰りを見守っていただいている見守り隊のおじいちゃん、おばあちゃんがおられると思います。そうしたお年寄りと児童が一緒に
学校給食を食べて、お年寄りとの
コミュニケーションをとってはいかがということでお尋ねしたわけでありまして、人生の大先輩であるお年寄りの偉大さとか、それから優しさ、これを
学校給食の食を通じて児童に感じてもらいたい。お年寄りの大事さを教育する上でも、ぜひ月に1から2回ぐらいは実施していただければなと思うんです。 それで、やはり優しい人間をつくるには、おいしいものを食べながら、語り合いながら、やはり育てていくのが一番いいんではないかと思うんですが、ここの点についてお伺いいたします。
○議長(高田正弘君) 教育長。
◎教育長(佐藤勝也君) 現在1月に
学校給食週間というのがございます。その
学校給食週間中には、各学校とも給食についてお世話になっている方、あるいは学校のほうで今おっしゃいました見守り隊の方々、あるいは事業の中でゲストティーチャーということでお世話になっている方々、そうした方々をお迎えしての感謝をする会の
給食試食会というふうなのもほとんどの学校で設けております。そうした機会を見て、お世話になっている方々への感謝の気持ちをあらわす、こういうことは大切なことでありますから、毎月というわけにはなかなかいきませんけれども、機会を見て考えてまいりたいというふうに思っております。
○議長(高田正弘君) 2番
藤原浩司君。
◆2番(
藤原浩司君) お答えいただきました。前向きなお考えをいただきありがとうございます。 合併から、はやもう4年が過ぎようとしております。井原のお年寄り、美星のお年寄り、芳井のお年寄り、美星から井原の
学校給食を生徒たちと食べる、芳井の学校へ井原からお年寄りと一緒に子供たちが給食を食べる、美星の子供たちと芳井のお
年寄りたちが食べる、こういった井原、芳井、美星という、一つのもう井原市になって4年がたつんです。ぜひとも、今の前向きなお考えを各地域のお年寄りがまた違った地域の子供たちと触れ合うということも、ぜひとも行っていただきたいと思います。前向きな考え、そして難しい地産地消の中、いろいろの取り組みの中で、教育長、また関係者皆様方と十分に協議していただき、そして戦場の最先端である調理場のつくっていただいている職員さんの意見も十分に取り組んで進んでいっていただきたいと思います。 ちなみに、本日井原小学校では青野のブドウが給食に出るそうです。前向きな考え方をお聞かせいただきましてありがとうございます。本当に、地域一丸となって食の安全を求めていっていただきたいと思います。そして、地産地消、後継者を育てていくということで、耕廃地も利用していただいていくということをお願いしまして、この件は終わります。
○議長(高田正弘君) 続いて、2番 藤原浩司君。 〔2番 藤原浩司君登壇〕
◆2番(
藤原浩司君) 本件最後の私の質問でございます。 井原市職員募集についてお伺いいたします。 職員採用にかかわる募集要項の資格審査内容、掲載方法についてお伺いします。 先般いろいろと調べた結果、平成14年から、本市におかれましては事務職は4年大学卒業者しか採用されていませんが、なぜ他市、他町、または岡山県庁が、高校卒業枠があるにもかかわらず、その高校枠が井原市にはないのでしょうか。 確かに、技術職は高校枠がありますが、土木課程を修了した方に限られております。これは本当にデリケートな問題で、よくマスコミで騒がれております学歴差別とかというようなことにもなりかねんと思いますが、数年前から景気低迷している中、家庭の事情で4年大学へ進学を断念された方もおられます。または、公務員になるための専門学校を卒業された方、短大を卒業された方、こうした方々までが受験資格がない。本来、中学校卒業の方が受験をする枠があってもおかしくないと思います。 嘱託、臨時職員の応募においても公平に採用されているのでしょうか。井原市広報に採用のことが7月、書かれておりました。4年大学卒業以上の文字は、一文字も見受けられませんでした。 また、井原市のホームページにおいても、採用の欄に4年大学卒業以上の文字はなく、採用試験の要項をダウンロードする欄に掲載されている。なぜ、見やすくわかりやすい出し方をしていないのか。本市に納税していただいている大事な市民の方々のご子息、ご息女が、井原市の採用試験を受けれないこともお聞きします。そして、どのような改善をしていただけるのかもお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(高田正弘君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。 〔市長 瀧本豊文君登壇〕
◎市長(瀧本豊文君) 次に、本市の職員の募集についてのご質問でありますが、仰せのように経済情勢が悪化する中で、地元での雇用の確保という観点も大変重要でありまして、高校や短期大学を卒業した人などにも受験する機会を設けるよう、募集の際の試験区分を見直す必要があると考えているところであります。 したがいまして、高校等を卒業をした人などに対して受験の機会を設けるべく、来年度からの職員募集におきましては、これまでの大卒者に加えて高校や短期大学を卒業した人、または卒業する見込みの人などを対象とした職員の募集を行いたいと思います。 また、職員の募集につきましては、市広報や市のホームページ等でお知らせしておりますが、市民の方から見てわかりやすい掲載の方法など、他市の例なども参考にしながら改善してまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
○議長(高田正弘君) 2番
藤原浩司君。
◆2番(
藤原浩司君) 市長、早速に的確なお答え、ありがとうございます。 この件につきましては、市民の親御さんが泣き泣き私のところに訴えに参られました。どうぞ来年度からしっかりとした皆さんに公平な試験が受けられますよう、よろしくお願いいたします。これで私の3点すべての質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(高田正弘君) 次に、10番 川上武徳君。 〔10番 川上武徳君登壇〕
◆10番(川上武徳君) 10番 川上武徳。 さきに通告いたしておりますグラウンドゴルフ場の建設についてお伺いをいたします。 市民の健康増進策として、グラウンドゴルフ場の建設は井原市第6次総合計画の中にも重要施策として上げられ、施設整備の期待が高まっております。昨年度は、多くの同僚議員が質問をされました。21年3月議会においても質問がありました。市長は、本年度に市役所内の全庁的な検討委員会を立ち上げ、場所、規模、形態、附帯施設、アクセス等の問題を総合的に検討してまいりたいと答弁されております。 そこでお尋ねをしますが、検討委員会の内容や検討状況、そして今後の予定につきましてお伺いをいたします。
○議長(高田正弘君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。 〔市長 瀧本豊文君登壇〕
◎市長(瀧本豊文君) 次に、10番 川上議員さんのご質問にお答えをいたします。 グラウンドゴルフ場の建設についてのお尋ねでございます。 このグラウンドゴルフは、いつでもどこでもだれでも気軽に親しむことのできるスポーツであることから、現在井原市グラウンドゴルフ協会には260人の会員が登録されているとお聞きしております。また、協会に登録されていない方も含めますと、400人程度の愛好者が市内にはいらっしゃるものと推測をしております。そうした中、グラウンドゴルフ場整備につきましては、グラウンドゴルフ協会を初めとして建設に対する多くの要望をいただいておりまして、愛好者皆様の機運の高まりを感じているところであります。 そうしたことから、本年4月、市役所内に副市長以下13名で構成する井原市グラウンドゴルフ場建設検討委員会を設置いたしました。また、その下部組織として関係課の職員で組織する幹事会を設け、検討しているところであります。検討に当たっては、まず候補地として各方面からご提案、ご意見をいただいております。市内24カ所について調査研究を行うとともに、県内の先進地視察を行っております。きょうまでに幹事会、検討委員会を行う中で、井原市グラウンドゴルフ協会3会からの要望書をもとに、グラウンドゴルフ場の理想型を示す基本指針の策定及び立地条件に関する評価基準の検討を進めてまいりました。 基本指針では、広域の交流大会が実施できる8ホール3コースで、芝生の公認コースとし、クラブハウス、駐車場等を整備したものを市内1カ所に建設するとし、建設後の管理については井原市グラウンドゴルフ協会に管理委託することを前提とするとしております。また、評価基準については、候補地に係る用地の規模、地形、用地費を初め土地の利用制限、アクセス等を詳細にわたり検討してきたところであります。そうした中、8月下旬に井原市グラウンドゴルフ協会、井原会、芳井会、美星会の代表者との意見交換会をそれぞれの会ごとに行った結果、皆さん、広域の交流大会を念頭に4コースが希望ということ、また巨額の費用を投じての建設には賛成できないとの意見も大半で聞かれたところであります。 なお、建設後の管理運営については、要望時には協会で管理運営するということでございましたが、3会とも芝生の管理が難しいことなどから確約しがたいとのことでございました。その後今月に入り、3会一堂にお集まりいただき、24カ所の候補地についての説明をさせていただきました。皆さん、大きい大会を地元で行いたいという気持ちはお持ちでございますが、候補地の中に適地が認められないことや、稼働率、管理面を考慮すれば4コースは無理ではないかとの見解も示されたところであります。そして、稼働率を考えたら、大きい大会は現状どおり既存の施設を活用することとして、平素の練習や小さい大会ができるものを各地区につくったらどうかという意見も新たに出されたところであります。 また、現時点での各会としての希望地をお伺いいたしましたところ、美星会としては先ほどご質問にありましたふれあいセンター横の候補地を希望するとのご意見でございます。確かに当該地は、その周辺施設との併用利用により、大きい大会が可能になることや、市有地の有効利用につながる上、青空市等の相乗効果が期待できることから、美星地区においては評価が高い候補地と言えると思います。 しかしながら、市全体として見ますと、市街地から離れているため、日常の利用者数のみならず広域的な交流大会においてもアクセス面が心配されるところであります。いずれにいたしましても、協会の新たな意見も出てきておりますし、管理運営の問題もありますので、再度協会としての統一見解を確認し、検討委員会で検討した上で市としての方向性を決定していきたいと考えております。
○議長(高田正弘君) 10番 川上武徳君。
◆10番(川上武徳君) 今検討委員会の中で、24カ所ある中で公認コース、4コースが芝生のコースで考えれると。その場所、3カ所と言われましたが、この3カ所というのは美星並びに芳井、井原の候補地の予定でありましょうか、場所は。各4コースが無理で、4コースで3コース……。8ホールの3カ所じゃなしに、4コースが何か3カ所というて。4コースが無理でか。3カ所、これは3カ所というのは、2コースを3カ所、美星、芳井、井原のコースで考えておられるのか。
○議長(高田正弘君) 副市長。
◎副市長(古宮正範君) 先ほどの市長の答弁ですが、やはりグラウンドゴルフ協会の方々とお話しした中で、皆さんがおっしゃるのには、要は管理面、稼働率等々を考慮すれば4コースは無理ではないかということで、協会の方々が思われておるという意見も出ました。それで、各地区へという要望も事実上ございました。 いずれにしましても、最後に市長がお答えしたように、協会としてまだきちっとした基本的な統一方針ができてないようでしたんで、大至急それを詰めていただいてということで、私どものほうは昨年いただきました要望書をもとに基本方針をこしらえまして、市内1カ所という前提でいろいろ優先度合いを調査しながらやっておりましたんで、あとは協会と今後大至急お話し合いということになると思います。 以上です。
○議長(高田正弘君) 10番 川上武徳君。
◆10番(川上武徳君) 芝生の管理が難しいという形をおっしゃられておりましたが、確かに。そういった中で、市長、今1カ所にもうまとめられて場所を選定されるわけですか。
○議長(高田正弘君) 副市長。
◎副市長(古宮正範君) まだいろんな、先ほど申しましたように3協会が足並みがそろっておりませんのんで、市内に3カ所というご意見もありますし、私どものほうとしては公認のきちっとした大会ができる施設ということで、前提条件は市内に1カ所ということで実は運んでおりました。それで、さっきも言ったように3コースですよと、芝ですよと、公認ですよという前提でつくっておったんですが、先ほども申しましたように協会の方々が4コース要るとか、それから芝生だったら手入れが大変だというようなご意見等々も出まして、議論はそれ以降進んでおりませんから。先ほども申しましたように、これから大至急協会の方々とその辺の基本認識を詰めていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(高田正弘君) 10番 川上武徳君。
◆10番(川上武徳君) そういったことはおおむねこれからいろいろと協議をしていただき、早急に判断が難しいかもわかりませんけど、できるだけ早く協議していただきたいと考えます。 それから、公認コースと言われて、公認コースの周りに駐車場とか施設とかというものはつくられるのでしょうか。
○議長(高田正弘君) 副市長。
◎副市長(古宮正範君) 私どもが検討した前提条件、いわゆる基本指針の中では、先ほどのコースの数は言いましたが、やはりコースは芝ということを前提で、ゴルフ協会の公認を受けるということを一つの判断基準にしております。 それから、クラブハウスとトイレは面積は確定してないですが、最低限は必要であろうというふうに考えております。当然駐車場も必要になってくるということで、その辺の全体条件のもとで検討を進めておりました。 以上です。
○議長(高田正弘君) 10番 川上武徳君。
◆10番(川上武徳君) それから、クラブハウスをつくられるときに、その公認コースであればよそからの相乗効果があらわれ、非常にいいことだと思います。そういった中で、今度はアクセスに関して、附帯設備ができれば相乗効果を上げるのに非常に今はやりで、よそから来る人もおられるんではないかと思うんですが、そういった中で宿泊施設とか考えられることはありませんでしょうか。
○議長(高田正弘君) 副市長。
◎副市長(古宮正範君) 現在、先ほども申し上げましたように、まだまだ白紙の状況でございます。それで、宿泊ということになれば、それだけのためにということになれば非常に稼働率も悪くなろうと思いますし、そして季節的な変動とか一時的な利用になろうと思いまして、年間を通じての需要がなかなか見込みにくいというのが前提であろうと思います。どこに行くか、まだまだ決定はしておりませんが、市内にも当然その宿泊施設等々もありますし、お話の美星についてもありますんで、今のところ新たなものをというふうには考えてはおりません。 以上です。
○議長(高田正弘君) 10番 川上武徳君。
◆10番(川上武徳君) それでは、ある程度ほぼ決まってないようでありますが、予算的には、予算を今組み込む時期でありますが、来年度の予算に今どれぐらいかかるかというのを組み込む、あるいはまだできかねるということでしょうか。
○議長(高田正弘君) 副市長。
◎副市長(古宮正範君) るる申し上げておわかりのとおり、まだまだ候補地が全く絞られておりません。どういう形状をしておるかということがわからない段階で、今の段階で予算計上額は当然想定はできんのんですが、いずれにしましても要望が非常に強いということを前提に候補を絞りまして、来年度予算にどういう形でか幾らかでも調査といいますか、設計というかそういうものでも上がるような段階になればと思いますが、要は場所の決定というのが第一でありますんで、今の段階ではこれ以上は申し上げられません。 以上です。
○議長(高田正弘君) 10番 川上武徳君。
◆10番(川上武徳君) そういうことで、ほんなら予算に組み込められないということで、今後こういった施設をできるだけ皆さん必要と、楽しまれております。そういった中で、1カ所に固定されるのではなく、やはり皆さんのを分けて3カ所で、できれば美星にも1つしていただければと強く要望いたしまして、私のほうでこの質問をすべて終わらせたいと思います。ありがとうございました。
○議長(高田正弘君) 10分間休憩いたします。 午前10時59分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~ 午前11時10分 再開
○議長(高田正弘君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。 次に、4番 簀戸利昭君。 〔4番 簀戸利昭君登壇〕
◆4番(簀戸利昭君) 4番議員、五人会の簀戸利昭でございます。通告書に従って質問をしてまいります。 国道313号線の工事が、ここ1年進展しているように見受けられませんが、朝夕の渋滞も激しく、皆さんいつできるのかと気にしておられます。現在の進捗状況及び今後の整備計画についてお伺いをします。 また、県道井原福山港線の下稲木町市営匠住宅付近から大江境までの自転車道、歩道の整備についてお伺いをします。
○議長(高田正弘君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。 〔市長 瀧本豊文君登壇〕
◎市長(瀧本豊文君) それでは、4番 簀戸議員さんのご質問にお答えをいたします。 まず、国道313号の現在の進捗状況及び今後の整備計画でございますが、現在総延長1,580メートルのうち920メートルが完成しておりまして、本年度横断歩道橋の設置工事を12月末までには完了予定と県から伺っておるところでございます。 また、周辺の残工事、旧横断歩道橋の撤去等につきましては順次着手し、早期全線の完了に向けて努力したいと県から伺っておるところでございます。 続きまして、県道井原福山港線の自転車、歩行者道の整備についてであります。ご質問にあります下稲木町市営匠住宅付近から大江境までの約400メートル間には歩道がなく、高屋中学校PTA、自治会等より自歩道整備の要望が寄せられております。市といたしましても、この区間につきましては通学路としての安全確保が特に必要であると考えておりまして、これまでにも県に対して自歩道の設置について要望を行ってきたところであります。 しかしながら、現時点では自歩道設置の早急な対応は困難なため、暫定措置として順次側溝へふたかけを行い、路側の余裕を確保していただいている状況であります。この件に関しましては、今後も自歩道設置の実現に向けて、引き続き県に対して強く要望してまいりますので、ご理解、ご協力をよろしくお願いを申し上げます。
○議長(高田正弘君) 4番 簀戸利昭君。
◆4番(簀戸利昭君) ありがとうございました。 国道313につきましては歩道橋がことし中につくということでございますので、順次できていくことと思いますので、ひとつよろしくお願いをいたします。 また、県道井原福山港線は、通勤通学で非常に車が多うございます。私が9月11日、朝7時から8時半まででございますが、1時間半見ておりましたら、交通量が大江向けが513台、稲木向けが501台、非常にたくさんの車が通っております。そこを、高校生、中学生の生徒が自転車で61台、その日には通学しておりました。三ツ木峠までの早期の自転車道、歩道の確保を、よろしく県のほうに要望してくださいますことを重ねて申し上げて、この質問は終わりたいと思います。
○議長(高田正弘君) 続いて、4番 簀戸利昭君。 〔4番 簀戸利昭君登壇〕
◆4番(簀戸利昭君) 次に、2番目の井原図書館の整備についてお伺いをいたします。 第6次総合計画では、図書館書架増設事業として蔵書充実に伴う収納書架の整備を実施していくことになっています。井原図書館は現在でも手狭であり、今年度は築50年が経過していることから耐震診断をされますが、今後の整備計画についてお伺いをします。
○議長(高田正弘君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──教育長。 〔教育長 佐藤勝也君登壇〕
◎教育長(佐藤勝也君) それでは、4番 簀戸議員さんのご質問にお答えをいたします。 井原図書館の整備についてのお尋ねであります。社会情勢の急激な変化や市民ニーズにこたえるため、図書館は生涯学習拠点の一つであり、継続的な蔵書の充実を図るとともに、市内3図書館間の図書配送などを行うことにより図書館機能の均一化を図り、施設設備や館内サービスの充実とともにゆったり落ちついて本が読める図書館づくりを進めております。 そうした中で最近の図書館環境整備について申し上げますと、平成18年4月に美星公民館図書室を美星支所の3階へ美星図書館として開館し、平成19年7月から井原、芳井、美星図書館の3館の図書館システムがネットワークで結ばれたことにより、蔵書の検索、貸し出し、返却がどの図書館でもできることとなり、また9月からはインターネットによる貸出中図書の予約ができることになりました。11月には、図書館南側に15台駐車可能な新駐車場が完成、また平成20年4月から、利用者の利便性を図るため公用車による配本ネットワークを週4回実施するなど、図書館の環境整備を図っているところであります。 ご質問の第6次総合計画で、図書館書架増設事業を掲げていますけれども、これにつきましては芳井、美星図書館を中心に、書架の増設を実施いたしております。なお、井原図書館は手狭であるとのご質問でありますが、一部にこの手狭な書架がありますけれども、今後利用頻度の低い図書につきましては書庫へ移動するなどして読書環境の整備を行い、資料の提供をしていきたいと考えております。 続きまして、現在の井原図書館は、昭和31年5月に旧井原郵便局として建築された建物を、昭和61年3月、旧郵便局の払い下げを受けて一部増築及び改修後、昭和62年4月に井原図書館として開館し、築53年を経過して現在に至っております。 今年度現施設を継続使用していくということを前提として、耐震診断を実施いたしております。今後は、この結果を踏まえて検討をしてまいりたいと存じます。
○議長(高田正弘君) 4番 簀戸利昭君。
◆4番(簀戸利昭君) ありがとうございました。 井原市では、将来都市像を「美しい自然 息づく文化 笑顔でつながるひと 元気発信都市いばら」と定められて、協働のまちづくりを掲げられております。また、重点施策を明確にした計画ともございます。文化面から考えて、図書館の利用度を高めるためにも、旧郵便局、現井原図書館も立派な建物ではございますが、築53年で手狭で急な階段もございます。利便性、交通網、市の動線、市民の声もお聞きになり、新館等もお考えになってはいただけないでしょうか、お伺いします。
○議長(高田正弘君) 教育次長。
◎教育次長(佐藤文則君)
先ほど教育長が申し上げましたように、継続使用していくということで、前提として耐震診断を行っております。 先般報告があったわけですが、一番恐れておったのはコンクリートの強度不足ということが一番心配でございましたが、その強度についてはクリアしているということでございますので、当分の間はこの施設を使っていきたいというふうに考えております。
○議長(高田正弘君) 4番 簀戸利昭君。
◆4番(簀戸利昭君) 6次総の話で申しわけないんですが、
アンケートに図書館の利用しやすさということで書いてございましたが、利用しやすさを重要である、やや重要であるとお答えいただいた方は51.7%、どちらとも言えないとお答えになった方が41.7%もございます。どうか、文化都市井原でございますから、前向きな検討をよろしくお願いをいたします。
○議長(高田正弘君) 答弁要りますか。〔4番 簀戸利昭君「要ります」と呼ぶ〕──教育次長。
◎教育次長(佐藤文則君) 長い将来のことを考えますと、今の図書館は手狭でありということをご指摘があったように思っております。そういった中で、やはりよりよいものをつくっていく必要性は感じておりますが、たちまちそれをいつごろということは考えておりません。
○議長(高田正弘君) 4番 簀戸利昭君。
◆4番(簀戸利昭君) たびたびで恐縮ですが、より前向きに考えていただくことをお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(高田正弘君) 次に、20番 森本典夫君。 〔20番 森本典夫君登壇〕
◆20番(森本典夫君) 日本共産党の森本典夫でございます。 まず最初に、市民の安全・安心のため、崩落などの危険箇所の徹底点検をすべきではないかという観点から質問をしたいと思います。 昨日も土砂災害等についての質問があり、私がお尋ねしたいことが一部答弁されました。しかし、発言通告をいたしております内容で質問をということでありますので、ダブる面もありますけれども、発言通告に沿って質問をさせていただきたいと思います。 9月1日は防災の日でした。井原市発行の防災マップは、井原、芳井、美星の各地区別に小田川洪水ハザードマップ、土地災害危険箇所・避難場所マップが発行され、各家庭に配布されているところであります。 この夏、全国各地でゲリラ豪雨や集中豪雨と言われる雨が降り、土石流などの被害を受け、死者や行方不明者を出す惨事が起きております。井原市でも、多量の雨が降ると山肌の崩落などで毎年決まって通行どめになる箇所があります。土砂災害危険箇所を防災マップで確認すると同時に、きのうも合計で出されましたけれども、担当課の資料によりますと、土石流危険渓流は旧井原で121カ所、旧芳井で52カ所、旧美星で16カ所で、合計189カ所あります。急傾斜地崩壊危険箇所は、旧井原で143カ所、旧芳井で159カ所、旧美星で46カ所で、合計348カ所。地すべり危険箇所は、旧井原6カ所、旧芳井7カ所、旧美星2カ所の合計15カ所になっており、これらの危険箇所の総合計は、昨日も示されましたように、実に552カ所に上るのであります。 昨日の答弁では、この中約半数の289カ所は調査済みであり、毎年6月には県と合同で点検、把握をしているとのことでした。しかし、これらの危険箇所には、人家のある場所や交通量が多い道路がたくさんあります。したがって、特にこれらの箇所での災害を未然に防ぐ対策が非常に重要だと考えるところであります。 市民に安全で安心して暮らしてもらえるためには、行政として危険箇所は毎年6月に点検、把握しているということでありましたけれども、それで十分とお考えなのでしょうか。私は、市民の命を守り、安全・安心に生活してもらうためには危険箇所の日常の点検が重要だと考えております。 そこで、これらの災害による死者や行方不明者、障害者を出さないため、改めて危険箇所の徹底点検をすべきではないかと思いますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。危険なため池の問題も重要ですので、2回目以降にお尋ねをしたいと思います。
○議長(高田正弘君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。 〔市長 瀧本豊文君登壇〕
◎市長(瀧本豊文君) それでは、20番 森本議員さんのご質問にお答えをいたします。 まず、市民の安全・安心のため、崩落などの危険箇所の徹底点検をとのご質問でございます。 ことしは、7月下旬から8月にかけ、山口県防府市、兵庫県佐用町、岡山県美作市等におきまして、梅雨前線や台風に伴う豪雨災害により、とうとい命が奪われました。甚大な被害が発生いたしました。特に、美作市で起きた土砂災害は、同じ県内で身近なこともあり、災害の恐ろしさを改めて認識させられたところでございます。 崩落など土砂災害の危険箇所については、5番議員さんのご質問でお答えしましたとおりの状況でございます。なお、指定箇所以外については、県において危険箇所の調査を順次実施しており、調査結果が出たところから地元の皆様へ土砂災害のおそれがある箇所としてお知らせし、降雨時等の対応についても説明させていただいておるところでございます。 さて、お尋ねの危険箇所の点検でございますが、土砂災害の発生は予測が難しく、突発的に発生し、一度発生すると被害が大きいということも認識しておりまして、危険箇所の点検は重要であると考えておるところでございます。こうした警戒区域や危険箇所については、要援護者関連施設箇所を中心に、毎年6月の土砂災害防止月間等の機会をとらえて、市、県合同で点検を行うほか、道路パトロール等において状況調査を行っております。 また、梅雨、台風時期等には、状況により、市や消防等によりまして特別パトロール等を実施し、必要に応じて地域の皆様に状況を周知し、災害発生に備えております。しかしながら、現状では危険箇所の全箇所を点検するのは、行政だけでは限界があるのが現実でございます。そこで、市民の方で土砂災害の前兆現象であるがけの亀裂や地面のひび割れ等、異変に気づかれましたら早急に市へ情報提供をお願いいたしたいと思っておるところでございます。 なお、市民の方から通報のありました箇所につきましては、直ちに現地調査を行い、対策等を含め、住民の安全を第一に、避難の指示などを行ってまいりたいと考えております。今後、市民の皆様には、土砂災害危険箇所で災害が発生するおそれがあることを理解していただき、地域で防災に関心を持っていただくとともに、気象情報等にも気をつけていただきたいと思います。 今までの降雨時の状況と明らかに違うなど、緊急に避難を要する場合もございますので、危険を感じるような状況が見受けられた場合には、自主的に避難していただきたいと思います。土砂災害等から市民の生命を守るためには、速やかな情報伝達と早期避難が不可欠でありまして、そのためには行政による土砂災害に関する情報の周知、市民からの前兆現象等の通報及び迅速な避難判断など、市民と行政との協力が不可欠と考えております。
○議長(高田正弘君) 20番 森本典夫君。
◆20番(森本典夫君) 先ほども言いましたけれども、多量の雨が降ると山肌の崩落などで毎年決まって通行どめになる箇所があります。先般の大雨で通行どめになった箇所が何カ所で、現在も通行どめになっている箇所は何カ所ありますか、お尋ねをいたします。 また、毎年こういうことになる箇所に対して、今後毎年そうならないための抜本的な対策が必要だと考えますが、何か対策をお考えでしょうか、お尋ねいたします。 担当課の資料では、道路の防災点検は、点検箇所202カ所のうち、対象路線の58カ所に対して10年以上も前の平成9年に行っているようであります。したがって、防災点検はその後10年以上もやられてないということになります。これで十分だとお考えなのか、私は不十分だと考えますが、この点について市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 また、先ほども言いましたが、これらの危険箇所には人家のある場所や交通量が多い道路がたくさんあります。また、土石流危険渓流や急傾斜地崩壊危険箇所以外に、市内には無数の大小のため池があり、ため池の下流に人家があるというところもあります。特に、明治池などは以前から土手の決壊が心配されるという指摘もされているようであります。こういうため池も含めて、全体でため池の危険箇所が何カ所ほどあると認識されており、これらに対してどのような対策を講ずれば市民に安全・安心な市民生活を送っていただけるとお考えでしょうか、お尋ねをいたします。 全国の悲惨な災害から教訓を引き出す必要があります。災害が起きた後で、予測がつかなかったとか100年に一度と言われる雨だったのでどうしようもなかったでは済まされません。そういうことが起こらないよう、絶えず万全の策を講じておく必要があります。市長、その点のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 また、先ほどの答弁で、道路パトロールをやっている、特別パトロールもやっているというようなことでありましたけれども、これはどういう形でどういうふうにしているのか、外観だけ見ただけでは本当に危険度が把握できないということになりますが、そのやり方、またいついつどういうふうにするというふうになっているのか、お尋ねをしたいと思います。 そして、市民の方に情報提供していただきたいということで、危ないと思ったら自主的に避難もしてほしいというような話がありましたけれども、これは確かに大事なことでありまして、それを受けた場合に敏速に対応するということも大事だろうと思いますし、先ほどの答弁の中でも情報伝達という話がありましたけれども、情報伝達はどういうふうな形でどういうふうにすれば一番いいというふうに考えておられるか、また現在どういうふうなシステムでやろうとしておられるのか、そのあたりをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(高田正弘君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(高村俊二君) ことしの夏の豪雨によりまして、交通どめの箇所が何カ所かというお尋ねでございます。 交通どめの箇所は2カ所ございました。それで、1カ所が今9月末まで交通どめの予定で、今工事を行っておるところでございます。 それから、ため池の件でございます。ため池につきましては、市が台帳で管理しているため池につきましては、全部で410カ所ございます。このため池の点検につきましては、市が全体的にやるというのはなかなか困難でございますが、毎年取水期前の5月ごろに、ため池の管理者に対しまして文書によりまして管理及び点検のお願いをしているところでございます。これによりまして、必要に応じて現地確認をし、対応いたしておるというところでございます。 それから、パトロールのやり方ということでございます。 これにつきましては、先ほど市長が答えたとおり、県、市で合同で5月には実施をいたしておりますが、そのほか道路パトロールを毎月やっております。その中でやっておりますが、その内容につきましては、斜面の状況でありますとか斜面の変形、変形が起きておればもうそれは既に土砂災害になるということでございますけど、そういった状況、それから水路等の点検も行うということにいたしております。 それから、情報提供につきまして、市民からの情報提供をどのようにということでございます。これにつきましては、降雨時には当然職員が市役所のほうには詰めておりますので、そこに電話がかかってきたときにそれぞれの対応をするというふうなことになります。 それから、10年前の調査では不十分であるという災害危険箇所ですね。不十分であるというご指摘でございます。〔20番 森本典夫君「道路ですよ、道路のね」と呼ぶ〕ああ、道路ですか。これにつきましても先ほど言いましたように、道路パトロールの中で調査もしておりますけれども、これにつきましても皆さんの市民の方からの情報をいただけたら、大変ありがたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(高田正弘君) 情報の提供があって、その伝達とかシステムも考えとられるかという。──建設経済部長。
◎建設経済部長(高村俊二君) 先ほど言いました、市民からの情報をいただいた場合にそれをどういうふうに伝達するかということでございますけれども、これにつきましてことしも夏に行ったわけでございますけども、井原放送を通じまして字幕で流していただいたということもございます。 それから、その地元に対しては広報車を出すというふうな方法もとっております。 以上です。
○議長(高田正弘君) 20番 森本典夫君。
◆20番(森本典夫君) 現在通行どめになっているところが1カ所で、今まで2カ所あったけれども1カ所だということでありますが、先ほども言いましたように、毎年のように同じところが崩落して通行どめになるということの繰り返しでありまして、これを抜本的に改善するためには、山肌を思い切って手入れするというふうなことが必要だろうと思いますが、現在1カ所が長期にわたっての通行どめでありまして、そういう意味では大変不便をかけているわけでありまして、その点では市として抜本的に同じところが毎年、おおまたあっこが崩れたんかというような話が出るようなことでは全くまずいというふうに思いますので、そういう意味ではそこらあたり、本当に先ほども言いましたように抜本的な対策が必要だと思いますが、そのあたり全く対策がなくて、壊れたとこはまたとりあえず応急手当てしょうかというようなことになっておるようで、そのあたりはもう少し突っ込んだ対策が必要だろうというふうに思いますので、ぜひその点、お考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。 それから、ため池については410カ所あるということですが、それぞれ毎年5月ごろには管理者にお願いをしていろいろ情報も提供していただいておるということでありますけれども、今通じて感じますのは、住民の方にいろいろ情報を下さいよというようなことで、そっちのほうへかなりウエートがかかっているようで、職員の方々も大変頑張られているんでしょうけれども、やはり市民の安全・安心のためには職員が徹底してそのことを定期的にやっていくということが大変大事だろうというふうに思いますので、そういう意味では市民の情報は広範囲ですから確かにいろいろないい情報も入ってくると思いますが、職員も本気で安全・安心のための点検を徹底してやっていただきたいというふうに思います。その点でも、お考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。 それから、先ほども言いましたけれども、予期せぬゲリラ豪雨、集中豪雨が地球温暖化が進行する中で起きていると言われております。今後、井原市でこのようなことで不幸な出来事が起きないように、市民の安全と安心のため万全の策を講じていただきたいと思いますが、先ほど質問したことも含めて、改めて市長さんの決意のほどをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(高田正弘君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(高村俊二君) 道路の崩落に関して、毎年同じところがいくじゃないかというお話でございます。その箇所につきましては、現場の状況を申しますと、ちょうどあそこ、ご存じだろうと思いますけれども、今崩落して通行どめになっている箇所の上に市道が通っております。それで、この間私も現場を見ましたけれども、もう5メーターぐらい崩れてくると市道に影響が出るんじゃないかというふうな状況でございまして、安定勾配で切って上がるというふうな抜本的な改修をすればいいんですけれども、安定勾配で切って上がると市道に影響するということになりますので、今のようにのり面の表面を固めてネットをするというふうなことで処理をいたしております。その件についてはそうでございます。 それから、ため池なんかにつきましても、できるだけ職員が見回るようにというふうなご提案でございます。当然職員も現場へ行くということはやっておりますけれども、できる限り今後も職員も頑張って現場のほうへ行って点検をしていきたいというふうに思っております。 それから、ゲリラ豪雨等の対策につきましてどういったことがあるかということでございますけれども、ゲリラ豪雨は予想がつきませんので、なかなかその対策というのは難しいとは思いますけど、市民の皆さんと協力をしながらできる限り災害を防いでいきたいというふうに考えております。
○議長(高田正弘君) 市長。
◎市長(瀧本豊文君) 先ほど来、ご提言なりいただいております。私も、このたびの予算は、やはり市民に対する安心・安全をキーワードとして各予算化をいたしましたし、これから昨今の災害等を見れば、本当に我々の対策を、行政としての取り組みをより一層充実していかなければならないと思っております。 このたびも山口県で起きましたこの災害、山口市においては浄水場がつかったということで、水道が復旧できないという状況の中で職員を派遣し、また県内の美作市においても現在技術職員を派遣いたしております。そうした横の連携ももちろんではございますけれども、市独自でこうしたことの対策を講じていかなければならないと思っております。 しかしながら、その山口の災害にて起こったテレビ報道等を見れば、今までかつてない裏が水が出てきておるけど、今まで出てきておる状況とは、ふだんとは違う状況だということは、それを察知されまして避難されて難を逃れたということが報道されておりました。こういったことを考えれば、やはり行政だけではなかなかチェックが行き届かないということは、もうあの報道でなるほどなあということは私も思ったわけでございます。 そうした中で、やはりこれからは協働ということを私もテーマとしてまちづくりを進めておりますけれども、この災害については、より一層の市民との協働をもって取り組んでいかなければならないというふうに考えております。
○議長(高田正弘君) 20番 森本典夫君。
◆20番(森本典夫君) 部長のお答えで、現在通行どめになっているところは工法上もうどうしようもないんだというお話でありましたが、今の時代、素人ですからよくわかりませんが、また来年も崩落するというようなことがないような手だては現時点での工法では考えられないのかどうなのか。また、来年になったら同じところが崩れたぞというようなことになったら大変だと思うんで、そのあたりもう全く現在やっておられる工事以外は考えられないのかどうなのか、お尋ねしたいと思います。 それから、先ほども市長言われましたように、市民の情報提供に頼る部分も大分あると思います。そういう意味では、そのことを、今9月で災害の起きるときでありまして、台風も来る時期でありますので、そういう意味では市民に、今市長が言われたようなことを徹底して、何かあったらぜひ市役所へということで情報提供をしていただく方法、これをしっかりPRすべきだというふうに思いますが、改めてきょう以後、そういうことをやられる方法を考えていただきたいと思いますがどうでしょうか。
○議長(高田正弘君) 建設経済部長。
◎建設経済部長(高村俊二君) 今やっている工事についてでございますけれども、今回の工事につきましても来年も崩落するというふうな予想でやっているわけではございませんので、最善の策だろうと、今とられる最善の策ということで今工事をやっております。
○議長(高田正弘君) 市長。
◎市長(瀧本豊文君) これからどのような形で温暖化が進んで、どのような災害が起きるか、また台風も巨大化しておるということで考えれば、これからの大きな災害を想定していかなければならないと思っております。そうした中で、先ほども申し上げましたように、行政と市民の皆さんが同じように情報を提供していく中で我々も取り組んでいきたいという思いがございます。これからあらゆる形で広報、井原放送、あらゆるマスメディア、媒体を使いまして、市民の皆さんに情報提供を促す方策を講じていきたいというふうに考えます。
○議長(高田正弘君) 20番 森本典夫君。 〔20番 森本典夫君登壇〕
◆20番(森本典夫君) 次の質問に移ります。 2件目であります。 新型インフルエンザの流行を前に、市として万全な対策をとっていただきたい。特に、幼・小・中学生に対する万全の対策をどうされているのか、お尋ねをいたします。最初の質問のときにも言いましたけれども、1回目の質問は発言通告に沿って質問をということですので、昨日の質問とダブる部分がありますが、それに沿って質問をさせていただきたいと思います。 厚生労働省は、8月21日、新型インフルエンザが全国的に流行期に入ったと正式に発表をいたしました。現在新型インフルエンザの感染は拡大しており、死者も出ております。今後、さらに患者がふえることが予想されます。 井原市は、市民全体の感染予防対策と治療体制をどう考えておられますか。また、毎日多くの児童・生徒が集まる幼稚園、小学校、中学校、そして市立高校での感染予防対策に万全を期す必要があると思います。市としてどのような対策を立てておられますか、お尋ねをいたします。
○議長(高田正弘君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。 〔市長 瀧本豊文君登壇〕
◎市長(瀧本豊文君) 次に、新型インフルエンザの対策についてのお尋ねでございます。 市民全体の感染予防対策と治療体制をどう考えているかという質問でございますが、ご指摘のとおり、厚生労働省は8月21日、新型インフルエンザの流行期に入ったことを宣言いたしました。また、岡山県においても、インフルエンザ定点医療機関あたりの患者数が1.21と、流行期に入る指標とされる1.0を超えたことにより、9月3日インフルエンザ注意報を発令したところであります。 さきに質問されました3番 上野議員さん、17番 川上議員さんにもお答えいたしましたとおり、本市では市民の方の健康を守り、健康被害を最小限にとどめるよう、正しい知識の啓発、手洗いやうがい、せきエチケットの徹底等、予防啓発活動に重点を置いた取り組みを行っております。 治療体制につきましては、都道府県あるいは保健所を設置する市、または特別区の役割であります感染拡大を可能な限り抑制し、感染者が速やかに必要な医療を受けることのできるよう、県からの要請があった場合には、当市といたしましても積極的な対応に努めたいと考えております。 次に、幼稚園、小学校、中学校に対する対策でございますが、これにおきましては手洗い、うがい、せきエチケットの励行についての指導を徹底するとともに、健康観察を十分に行うようにしております。引き続き、家庭への啓発を図りつつ、感染拡大の防止に向けて取り組んでいくよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(高田正弘君) 20番 森本典夫君。
◆20番(森本典夫君) 市民全体に対する新型インフルエンザ対策の周知徹底をさまざまな形で行っていることは、昨日のご答弁やただいまのご答弁でよくわかりました。しかし、これからの流行期を迎え、今後集団発生することも考えられます。このときに対応する施策は十分なのでしょうか。市の対応、井原市民病院を初め市内の医療機関での受け入れ態勢は十分でしょうか、などなど気がかりなことがたくさんあります。 そこで、次に具体的に市としてのお考えをお尋ねをいたします。また、提言も行いたいと思います。 まず、情報提供についてでございます。 新型インフルエンザの感染状況や症状について的確に掌握し、予防体制の強化と市民への速やかな周知徹底の方法をどうしようとお考えでしょうか。速やかにということが大事だと考えますが、その方法を具体的にお聞かせいただきたいと思います。 市民病院を初め市内のすべての医療機関が重症化事例、入院事例などの情報を共有できるよう、個人情報に配慮しつつ的確な情報提供をすることが求められますが、その手だてを考えておられますか、お尋ねをいたします。 集団発生に備えて庁舎内に担当窓口を設置し、市民相談や感染防止等に万全を期することを提言いたしますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 次に、医療体制の強化についてであります。 岡山県や井原医師会の協力も得て、市内感染者の入院医療体制を含め体制の強化をすべきではないでしょうか。抗ウイルス薬、タミフルなどでありますけれども、こういうものや検査キット、消毒薬、マスク等、必要な薬品、医療資材の不足が生じないよう、万全を期していただきたいと思いますが、この点どうお考えでしょうか、お尋ねをいたします。 次は、ワクチン接種と費用負担についてであります。 国で新型インフルエンザワクチンの接種の順番が示されておりますが、必要な市民に遅滞なく行われるよう準備を怠らないことが求められますが、今からその手だてを考えるべきだと思いますが、どうされますか。私も、ワクチンの接種費用の公費負担をと提言する予定でしたが、市として接種費用の公費負担を考えると昨日の答弁で明らかにされました。接種費用のうち、本人負担をどのくらいにしようとお考えでしょうか。また、タイミングを逸してはいけないと思います。実施期間とそれの予算組みをどうされようとお考えでしょうか、お尋ねをいたします。 医療費の窓口負担の軽減の施策についてであります。 私は、国保の資格証明書の発行は、受診抑制の大きな要因だと考えます。資格証明書の発行で受診の機会を失うことが起き、新型インフルエンザの感染が広がり、また手おくれになることも考えられます。国保の資格証明書発行世帯に、いざというときのために緊急に、少なくとも短期保険証を発行し、保険適用の保障と受診の機会を保障する対策が必要だと考えます。 また、新型インフルエンザの流行を抑えるあらゆる手を打つのは行政の重要な任務だと思います。市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 市庁舎や支所、市の出先機関や公共施設への対策強化と健康管理についてであります。 現在消毒薬を市内52カ所に設置しているそうですが、これで市内の出先機関、公的機関への消毒薬設置は必要箇所に網羅されているとお考えでしょうか。もし設置が完全でないとしたら、消毒薬設置の増設を考えてはどうですか、お尋ねをいたします。 市職員の健康管理と感染拡大の防止策の一層の強化をすべきではないでしょうか。どんな手を打たれておられますか、お尋ねいたします。 以上、具体的なことをお聞きし、また提言もしましたが、的確なご答弁をお願いをいたします。 次に、幼稚園、小学校、中学校、市立高校の園児、児童・生徒や各家庭での新型インフルエンザに対する対応については、これにかかわる県からの連絡を受け、市内の学校など関係機関に県の連絡に沿って的確に連絡、徹底をされていることは教育委員会からいただいた資料でよく理解ができます。そんな中で幾らか確認したいことがありますので、具体的にお尋ねいたします。 子供たちの手洗いについてであります。 多くの子供たちが、学校等でそれぞれ決められた場所で手洗いをしているのでしょうが、予防のためには丁寧に丁寧にということでよく洗う必要があります。それを見届ける体制をどうとっておられるのか、子供任せになってはいないか、その点どうでしょうか、実情をお尋ねいたします。 次に、新型インフルエンザクラスターサーベイランス、いわゆる集団発生状況調査についてであります。 教育委員会から関係機関に連絡して十数日たちますが、昨日のご答弁では調査中というふうにお聞きしました。現在調査中なのでしょうか、確認をいたします。調査中ということであれば、いつまでに完了するのでしょうか、お尋ねいたします。 次に、発生したときの具体的な対応をどうされたのかお尋ねいたします。 7日の開会日の市長さんの議案説明に先立っての市政の状況の報告の中で、市内においても新型インフルエンザの集団感染を確認しておりますという発言がありました。昨日のご答弁でも、8月11日、21日、28日と3回集団感染が確認され、合計20人になったと言われました。しかし、いずれも軽症とのことでした。 教育委員会関係では、8月12日付の井教学第97号の教育長から幼・小・中・高等学校長あての連絡文書でも、井原市内保育園園児の新型インフルエンザ感染が確認されましたとあります。これらの患者さんに対する関係機関と各家庭での対応をどうされたのか、具体的な対応内容をお聞かせいただきたいと思います。 今後出ないことを願っておりますけれども、いつ井原市内で集団感染が確認され、重篤な患者さんが出るかもしれません。昨日のご答弁では、これらのことについては、県が担当ということもあって県任せという感がぬぐい切れません。市民病院も含めて市内の医療機関でICU、集中治療室や人工呼吸器などの設備があり、重篤な患者さんが受け入れられるベッドはどのくらいあるのかぐらいはつかんでおられるのではないでしょうか。その数をお尋ねをいたします。
○議長(高田正弘君) 午後1時まで休憩いたします。 午後0時1分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~ 午後1時 再開
○議長(高田正弘君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。 答弁のほうからお願いいたします。──健康福祉部長。
◎健康福祉部長(大元一高君) それでは、インフルエンザに対する質問でありますが、まず最初に速やかな住民への情報の提供ということであります。 県では、今まで集団発生した場合、学校とか臨時休業、そういった場合学校名の発表を控えてきておりましたけれども、このたび公表を始めるということになっております。したがいまして、市といたしましても今後、集団的な発生を確認した場合、休業、それから学級閉鎖、そういうことが起こった学校を見つけましたら学校名、発生状況を含めまして公表して、注意喚起を図ってまいりたいというふうに思います。情報の提供に当たりましては、ホームページ、それから井原放送、そういったところで学校名を上げて、集団発生の状況を公表していくということに取り組んでまいりたいというふうに思っております。 それから、2番目の相談窓口の設置についてであります。 相談窓口の設置につきましては、市のほうは保健センターのほうに、それから県では備中保健所井笠支所に既に設置をいたしております。電話番号、それから連絡先の電話番号等につきましては、このたびの広報等で配りましたパンフレットにも記載いたしておりますし、それから井原放送、ホームページ等によりまして周知を図っているところであります。ちなみに市のほうへの相談件数が、5月18日から9月10日までで42件、市民の方から相談件数がありました。 3番目に、医療の強化ということで資機材の確保の状況ということであります。 これにつきましてはご承知のとおり、県の業務になっております。県では、国からの方針のとおり、全体の人口の45%を備蓄するという方針が出ておりまして、これに基づいて実施をされております。検査キットにつきましては備蓄が適当でないということなんで、納入業者等の協力を得て確保に努めておるというふうな状況であります。県におきましては、医療機関とか、それから卸業者からこういった資機材、薬等の足りなくなったというようなSOSが出た場合には、県の備蓄を放出するという形で対応してまいるということであります。県のほうがなくなったら国の備蓄を放出して対応していくということで、資機材の確保に当たっておるというような状況であります。 次に、ワクチンの接種と公費負担の関係でありますけれども、ワクチン接種につきましては県からの具体的な市町村への説明会が、実はあす行われる予定になっております。実際のところ、実施に当たっての正式な文書等はまだ来てないというような状況でありますので、そういった具体的な内容がわかり次第早急に検討して、周知をして実施にかかってまいりたいと思います。ご理解をいただきたいと思います。 次に、消毒液の増強についてでありますが、公共施設への手指消毒の設置につきましてはもうインフルエンザ発生当初から逐次増強をしてきておるところであります。まだ十分とは考えておりませんので、今後現場の声とかそういったことを聞きながら順次必要な増強を図ってまいりたいというふうに考えております。 それから、最初に井原市で集団的に発生いたしました保育園でのインフルエンザでの対応につきましては、発生してすぐせいび保育園長、それから岡山県備中保健所長名でインフルエンザについての発生とお願いという文書をつくりまして、保育園の全保育園児の父兄に配布をして、毎日の健康観察とか、それから症状が出た場合の対応、そういうことに十分留意して取り組んでいただくように、受け持って園ぐるみで対応を図っていただいたというような状況であります。〔20番 森本典夫君「答弁漏れがあるで、今の前段で」と呼ぶ〕
○議長(高田正弘君) 森本議員、健康福祉部の関係で答弁漏れですか、随時……〔20番 森本典夫君「そんなら、後続けてやってくれるんじゃな」と呼ぶ〕はい、続けてやりますので、お願いします。──市民生活部長。
◎市民生活部長(国末博之君) 国民健康保険の資格証明書を発行しておるわけですが、万が一そういう方たちが新型インフルエンザにかかって医療機関にかかるという場合の対応について、窓口負担の軽減等考えられないかというお尋ねでございましたが、これにつきましては万が一そういうことが起きることも考えられますので、今後医師会等とも協議をして検討していきたいというふうに思います。
○議長(高田正弘君) 総務部長。
◎総務部長(田中基君) 市職員の健康管理でございますが、これにつきましては対策本部を設置して以来、全職員に注意の啓発を実施しております。新型インフルエンザの正しい理解でありますとか、登庁帰宅時の手洗いうがい等の励行、それからせき、くしゃみが出るときのマスクの着用、こういったものを呼びかけております。 それから、さらに9月10日でございますが、体温計を各部署に配布いたしまして、熱のおそれが、熱が出たときの対策として早目に体温をはかっていただく、早目の対応をとるように体温計を設置いたしておるところでございます。 以上です。
○議長(高田正弘君) 教育長。
◎教育長(佐藤勝也君) それでは、幼・小・中・高校生等に対しての手洗いの指導の徹底、見届ける体制がどうなっているかということについてお答えいたします。 正しい手洗いをするということについては、それぞれ文書等で細かく指示を出しておりますが、それぞれの学校では手洗いの歌を使っての手洗い、あるいは手洗い場に写真を掲示をして手洗いの徹底を図る等々、それぞれの学校でいろいろな工夫をしているところであります。 見届けの体制ということでありますけれども、やはり学級担任なり養護教諭が中心になって手洗いの確認、見届けをしていく。また、高学年なり中学生等の場合は、保健委員会等の一つの活動としてもちろん事前に十分指導をしての活動でありますけれども、そういう活動も、自主的な活動にも一つその場で当たっていくというふうなことを考えております。 それからもう一点、クラスターサーベイランスのことについてのお尋ねがございました。 9月3日付で、県のほうから発生の調査についての依頼がございました。それぞれの各学校へお願いしておりますけれども、1人の場合、それから学級閉鎖、学年閉鎖等が起こった場合の調査をお願いをいたしております。氏名、学年、学校名、さらに校医の先生の状況、それからそれぞれの学校でのその子供なり、あるいは学級の状況等を記したものを教育委員会のほうへ提出をお願いをいたしております。 以上であります。
○議長(高田正弘君) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(大元一高君) 重篤化した場合のICU等の設置数、それからベッド数、そういったことの質問でありますが、ICU等の設置数、こういったことにつきましては新型インフルエンザに合わせまして現在県が
取りまとめをいたしております。もう集計の段階に入っておるというような状況のように聞いております。また、こういった情報を収集して対応を図りたいというふうに思っております。 それから、ベッド数等でありますが、厚生労働省が8月下旬に発表した流行シナリオによりますと、県では約39万人が発症するんではないかと試算しております。このうち6,000人が入院を余儀なくされ、その1割、600人が重症化するというような報道も、公表もされております、県下全体ということで。県が現在実施している調査の内容からしますと、治療に振り向けられる病床は、二十数病院で160床ぐらいが県のほうで確保できている、使える病床数というふうに言われております。一度に多く重症者が出た場合にはベッド数が不足するというように考えられておりますけれども、こうした状況を県から情報を集めながら、井原市としてもそういった対応に検討をしていきたいというふうに思っております。
○議長(高田正弘君) 教育長、学校で発生したときの具体的な対応についてという質問があったんですけど。──教育長。