笠岡市議会 > 1961-12-23 >
12月23日-03号

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  1. 笠岡市議会 1961-12-23
    12月23日-03号


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    昭和36年  第 9回 12月定例会        昭和36年第9回笠岡市議会定例会会議記録(第3号)             昭和36年12月23日(土曜日)〇議事日程   午前9時04分開会 日程第1 予算議案に対する質疑、討論、採決 日程第2 報告第 37号 日程第3 報告第 38号 日程第4 議案第149号 日程第5 議案第150号 日程第6 会議録署名議員の決定について        ──────────────────────〇本日の付議事件  上記議事日程と同じ        ──────────────────────〇出席議員(28名)   1番  金 尾 政 雄 君         2番  樋之津 覚 一 君   3番  大 島 廉 治 君         4番  芳 本 久 松 君   5番  坂 本 元 夫 君         6番  大 山 国 男 君   7番  原 田 梁 作 君         8番  伊 藤 義 只 君   9番  高 木 年 夫 君        10番  黒 田 照 太 君  11番  小笠原 三 郎 君        13番  山 本 勲 男 君  14番  福 尾 正 歳 君        15番  仁 科 康 夫 君  16番  清 水 浅太郎 君        17番  鶴 田 簑 輔 君  18番  藤 井 伊三郎 君        19番  藤 井 修 一 君  20番  長 安 海 六 君        21番  渡 辺 嘉 久 君  23番  坂 本 輝太郎 君        24番  徳 山 楽 一 君  25番  山 本 庄 八 君        26番  安 藤 公 也 君  27番  三 宅 槌 郎 君        28番  片 山 正 雄 君  29番  山 本 武 男 君        30番  河 田 基 一 君        ──────────────────────〇欠席議員(2名)  12番  山 本 義 正 君        22番  今 井 民 男 君        ──────────────────────〇説明のため出席した者の職氏名  市  長  小 野   博 君      助  役  森 山 一 郎 君  収 入 役  吉 岡   博 君      総務課長  山 田 定 男 君  税務課長  藤 井   仂 君      建設課長  立 間 光 義 君  市民課長  守 屋   弘 君      保険衛生課長佐 藤   功 君  産業課長補佐東 山 益 三 君      社会福祉事務所長                             三 谷 蔦 松 君  笠岡療養所事務長             消 防 長  下 山   敏 君        笠 原 圭 二 君  選挙管理委員会事務局長          教 育 長  森 定 政 義 君        藤 本 生 一 君        ──────────────────────〇事務局職員  事務局長  宇根坪 寛 太 君      係  長  河 田 純 夫 君  書  記  浅 野 海 一 君      書  記  今 中 一 勲 君  速 記 者  鈴 木   誠 君        ──────────────────────            午前9時04分 開議 ○議長黒田照太君) 連日お疲れのところ多数御出席をいただき、ありがとうございます。ただいまの御出席は26名であります。これより本日の会議を開きます。 本日の日程は書記をして朗読いたさせます。            〔職員朗読〕        ────────────────────── △日程第1 予算に対する質疑 ○議長黒田照太君) 日程第1、予算に対する質疑を行います。 御質疑はありませんか。 ◆26番(安藤公也君) 議長、26番。 ○議長黒田照太君) 26番。 ◆26番(安藤公也君) このたびの追加予算には計上していないんですが、実は皆さんも新聞で御存じのとおり長福寺の裏山の古墳調査されているわけですが、その調査をするのに相当人夫賃がかかっておると、こういうことを調査せられた人に聞きまして、その時分にいくらぐらいかかっているのかということを聞きましたところが、27万5,000円、約30万円ぐらいかかっておる。そのお金を地方の個人個人寄附をいただいて、そうしてその費用を充当するんだと、こういうことを聞きましたのでありますが、この古墳物というものは市の教育委員会が指導のもとにやっておられると私は思っております。でこういうのは個人個人寄附をすべき筋合いのものではない、やはり市が相当額調査費用をお出しになるのが私は至当と思うわけでございまして、このたびの追加予算に計上してあるものとこう思っておりました。ところが追加予算には計上してありません。この点教育長はどうお考えになっておるか御回答願いたいということであります。 その次に新賀の名所橋の件で、今年ちょうど予算に63万円残っておるのでありまして、それが早急にやってもらえるということによってはや1年以上、諸車通行止めという立て札が立っておるにもかかわらず、なお今日に至るもやっていただけないので、その事情を建設課長に聞きましたところが、単県の補助がないからできないとこういう返事でございました。そこで、早速県の土木出張所の方へ行って、ぜひ単県の補助をお願いするようにということを私から頼んでくれんかという係長の話でございましたから、土木出張所にまいりましてお願いいたしましたところ、そうしなければいけないんだろうという返事。14日してなおあれはどうなったかということを聞きましたところ、去年単県の補助をつけておるにもかかわらず去年どうして施工しなかったか、去年施工しなかったということは急を要するほどのことでもなかったんだろう。単県の補助をつけておるのにもかかわらず、去年施工していないので今年は県の補助は打ち切っておると、こういうお話であったので私は去年単県の補助がついておるのは知らなかった、そういうことは私は知らん、しかしはや1年も前から諸車通行止めをしておるし、またこの橋は新山村では新山橋に次ぐ車が多く通る線であるため、ぜひやっていただきたいとこういうことを所長へ申し入れましたところが、所長はすぐ県の河川課の方へ特急で電話をおかけになりましていろいろお話しされましたところ、予算がないので新山はしない、単県の補助をつけておるのにもかかわらず施工しなかった、今年はそれがためにできんとこういう県の方の返事であったわけです。私としても、それでは地元としても困る、今年はぜひやっていただきたい。それがためには現状を見ていただきたい。もう落ちる寸前であるので、どうあろうとも単県の補助をつけていただきたいということを懇請しましたのであります。その後私は所長お話をいたしたのでありますが、そういう危険な状態であるのなら、なぜ請求しなかったのかと、こういう所長お話で、実はこういうことは市役所対土木出張所の話だから、我々議員が中に入って懇請する必要もないと安心しておりましたとこういうようなことを申し上げておったのであります。また市の方としても単県の補助をつけておるにもかかわらず施工していないから申しにくいんだろうと、こういう所長お話でした。事情を聞いてみると、たぶんそうだろうということで私もうなずけたのではありますが、しかしだからといって放置しておくわけにもいかず、それでもぜひ今年はやっていただかなければ困るということを再三申し上げたわけであります。 所長としても私どもの意を汲んで、先ほど申し上げましたように県に対して申し入れせられたわけですが、今年はどうにもならんというので事前施工をしなさいという決着がついたわけなんです。このことは電話から私聞いたわけです。今年はぜひ事前施工でもやっていただいたらどうだろうか。これは市長さんあるいは課長に私らが話をするから安藤君もそのよしを建設課の方へ話をしてくれんか、こういう依頼があったわけです。そこで、私は建設課長にすぐと電話をかけまして、こういうことになっておるから事前施工をしてでもぜひ一つやっていただきたいもんだということを申し上げ、また県がそこまで言うてくれるのならぜひやっていただきたいもんだとこう思っておりました。先だって西係長にあの件を早急にやっていただきたいということを申し上げましたところ、あれは財政課の方が20万円のお金を立て替えることができんから今年はできんのではないかというお話であったのであります。こういうことになってくると、私としては何を頼みに行ったんやら、市の方から頼んでくれんかと言われて私は懇請したことが、今となって財政課の方で20万円の立て替えができんからそうするわけにはいかないという係長の話なのであります。ぜひ36年度に事前施工をやっていただきたいことを、また予算にも63万円組んであるんでありますから、この点課長はどういう気持ちでおられるかこのことを質しますとともに、そのことの事情をつけ加えておきたいと思うのであります。 次に、町村合併と同時に新山としても合併の条件というものがやはりありまして、大井村から上長迫に通ずる県道を至急に貫通していただきたいということと、下長迫川浚渫合併条件の項目として申し上げたわけです。その時分の申し合わせとしては、浚渫は即座にやりましょう、県道の方は早急に改修するように県の方に懇請しましょうということで、一応は合併いたしたわけであります。 長迫の浚渫工事はちょうど建設課が所管のときにいろいろやっていただいて、もう1カ所やれば済むという状態になっておりましたところが、今度は所管が産業課になっておると思うのであります。先だってちょうどそれでは一つやらなければということで設計ができ20万円の浚渫費が出ておるのであります。しかし、それが半額地元負担で、残りの半額を市が出そうということであります。こういうことではこれは条件が違うんだからと申しましても、金浦やほかの地区でも半額負担ということでやっておるんだから長迫も半額でやっていただきたいとこういう産業課の話なんですが、これはやはり合併条件において全額負担してこの浚渫は市がぜひやりますという約束のもとに合併しておるのですから、しかももうあと1期で済むのに、しかも2万1,000円程度であるものを地元に負担さすということは、これはどうも私として納得ができないのであります。この点については市長さんもよく御存じのはずと思うのです、こういう条件の話は。やはり地元負担というものはやらなくて、浚渫工事はやっていただきたいと思うのですが、この点市長はどういう気持ちでおられるか聞かしていただきたいと思うのであります。 ◎教育長森定政義君) 番外教育長。 ○議長黒田照太君) 番外教育長。 ◎教育長森定政義君) 長福寺の裏山の古墳発掘についてでございます。 本年度の予算におきましては5万円の経費をいただきまして、あの長福寺の裏山の古墳発掘をやってみるという計画でやったのでありまして、この10月1日でありましたか、倉敷の考古館長玉木先生の指導によりまして、その発掘をいたしたわけであります。このことにつきましては、もちろん教育委員会が音頭をとったわけではあるんでありますが、この発掘につきましては文化財保護委員会からいたしまして非常に協力をしていただいたということになっておるわけであります。小寺義郎さんが献身的な協力をいただいたのでありますが、そのほか玉木先生やそれから考古館の主事さんなどの非常なる協力を得まして、そうして予期以上の私は成果を上げたんじゃないかとかように考えておるのであります。古墳がちょうど4つあったのでありますが、これを大体発掘いたしまして、現在までに出ておりますものは相当のものを発掘できたんでありますが、しかしながら途中におきまして、どういいますか既に発掘されておったようなところもあったりいたしまして、相当いいものがあったというように聞くのでありますが、しかしながら、埴輪、あるいは鏡、土器といったようなものが発掘されまして、そうしてこれが目下倉敷の考古館に大事に保存していただいておるというような実情にあるわけなんであります。このことにつきましては総経費が45万円発掘経費に充てたわけであります。そのほかにこれを出版をして整理するということになりますというとこれは全体で見積もっておるのが27万円ばかり負担と、そのうち完全なものにするというと出版費だけでも15万円かかるということであります。そのほか残額がその他の経費ということになるわけでございますが、これは何とかしていただきたいと考えるのでありますが、先般14日でありますか校長会を開きまして、そうしてこのことについていろいろ御相談申し上げたわけでございます。校長といたしましたならば社会科の勉強の資料にしようというようなことからいたしまして、それは児童生徒にも協力してもらった方がいいのではないかという結論が出ておるのでありまして、備中の総社でありますが、あの国分寺の五重塔の再建こういうようなことにつきましても児童生徒に持っていって寄附をお願いするというようなことが行われておるのであります。それからこの地方は寄附をしなかったのでありますが、勝田郡の有名な月の輪の古墳のあの発掘につきましても、ほとんど全県的に児童生徒あるいは高等学校の生徒までが奉仕をしたり、あるいはまた寄附をいたしておるというようなことに鑑みまして、市内のそうしたものが出るということになると児童生徒社会科の勉強の資料としてあそこの現場を見ててもいいのではないか、あの発掘なんかにつきまして研究されてもいいのではないかというようなことからいたしまして児童生徒協力態勢をとっておるという現状にあるわけです。地元の寄附ということにつきましては、私はそのことは詳しいことは聞いていないのでありますが、どういう程度で出ておるかということにつきましては、しかしながら、これは恐らく強要的なものではもちろんあってはならんわけでありまして、そういうことにつきましても少し私は協力会の会長さんやなんかと御相談していただきまして、この経費の件につきましては、いいようにさしていただきたいとかように考えておるのであります。とにかく相当なものを整理するということになりますというと、いま言いますように15万円ばかりかかるそうでございますが、こういうことにつきましては将来の問題といたしまして研究さしていただきたいとかように考えております。 ◎建設課長立間光義君) 番外建設。 ○議長黒田照太君) 番外建設。 ◎建設課長立間光義君) 名所橋の件についてでございますが、これは安藤議員さんのおっしゃるとおりでございまして、昨年県の方からこういった決壌があれば教えてくれと、これは昨年度から始まったことなんでありますが、私の方で要請いたしまして、一応補助をもらうことに決定しておったのでございますが、ちょうど名所橋の下流に妹岡橋というのがありまして、ちょうど昨年度あの河川に2カ所の改良工事があったわけでございます。いろいろ財政上の問題もありましょうが、いずれが危険な状態かというようなことを十分調査いたしまして、妹岡橋はやらなければならないということで、妹岡橋の方を優先いたしまして先の方をやったような状態でございます。昨年名所橋は橋脚だけ一応修繕しようということにしておったんでありますが、最近交通量の頻繁になりまして危険な状態になっておりますので一応通行止めをしておりますが、先ほどお話がございましたように安藤議員さんの方からたびたび県の土木出張所の方へ行かれ、私の方からも再三頼んでおるわけでございますが、先ほど申し上げましたように出張所といたしましては36年度は予算の内容上難しいと、しかし、ぜひ責任を持ってから市の方で予算措置を講じて事前施工をやったらどうかということで話し合いができておりますので、私の方もよく考えまして本年度内に一応事前施工の形をとりたいと私はこのように考えております。土木出張所の方では責任を持ってやると、話はつけるということになっておりますから。 ◆26番(安藤公也君) 財政課の方では20万円の立て替えができんから、ちょっとできんのじゃないか、こういう係長のお話だったんですが、それは6月になったら金が入るんだからというようなことを言うたわけですが、それが四、五の1カ月や2カ月くらいでそのくらいの金が立て替えられんような急迫した財政ですか。 ◎建設課長立間光義君) そういう状態もあると思いますけれども(笑い声起こる)何とか話し合いをつけましてやりたいと思っておりますから、よろしくお願いいたします。それから下長迫の改修工事でございますが、これも県の方へたびたび要請はしておるんでありますが、何分県の改修工事もいろいろありまして順番が回ってこんという状態でございますので、本年度は一つ強力に県会議員の人にも頼んで何とか一つやっていきたいとかように考えております。 ◆26番(安藤公也君) 財政課長、本当に20万円出せんということを言っておるんでありますか、どうですか。 ◎財政課長天野初志君) 番外財政。 ○議長黒田照太君) 番外財政。 ◎財政課長天野初志君) そう言われますとちょっと困るわけなんですが、一応原則としてそういうことはなるべくやりたくないのが財政課の意見であるわけです。 ◆26番(安藤公也君) そういうことになっておるんならなんで私を建設課は頼むんです。頼みに行ってくれと言うから頭を下げ行ったわけです。結果的には先ほど申し上げましたように事前施工というような形においてでもしていただきたい、あとのことは私たちが責任を持ってやるからというところまで言われておるのにもかかわらず、こういうことでやるんだと言うたら、財政課の方で20万円の金が融通が出きんというようなこと。実際現実がどうなっているか見てください。収入役も毎日あそこを通っておるんですからよく御存じと思う。あの橋の現状を。実際20万円できんというのはだれが言うたことですか。
    財政課長天野初志君) 財政課の意向はそういう意向であります。しかし建設課の意向に対しては考えなければならないと考えております。 ◎助役(森山一郎君) 番外、助役。 ○議長黒田照太君) 番外、助役。 ◎助役(森山一郎君) 安藤議員さんの言われております長迫川の新設改良工事でございますが、実は私もあまり詳しくはわからないんでありますが、従前建設課の方で毎年いくらかの浚渫をされておられたということでありますが、これはちょうど現地が岩の池の上で、しかも相当大きなカーブで北川からずうっと流れておるというふうな現状になっておりまして、年々浚渫をいたしましても堆積がかなりひどいとこういうような現状でもあります。これは私が産業課におりましたときに一応水路つけ替えと申しますか、そういういわゆる岩の池の改善事業というようなことと関連してやったらどうかというようなことで一応農林省とも協議いたしまして現地の調査をいたしたような記憶もあるんでありますが、いずれにいたしましてもわずかの総経費でできるということになりますれば、財源については担当課の方とよく事情を調査いたしまして、ご期待に沿うように努力いたしたいと思います。が現在予定されておる箇所がどの辺であるのか詳しい事情はわからんのでありますが、そういう一応根本的な改良計画というようなこともあわせて検討しておく必要があるのではないかと、このように考えておりますので一つよろしくお願いいたします。 ○議長黒田照太君) ほかにありませんか。 ◆30番(河田基一君) 議長、30番。 ○議長黒田照太君) 30番。 ◆30番(河田基一君) 建設課長にお伺いいたします。北木島の大浦に水路がありますが、この水路が毎年雨期になりますと決壊いたすわけでございまして、この水路の下手に大体20戸ばかりの人家がありますが、この人家は毎年雨期になりますと水浸しになるという状態でありまして、今年の雨期におきましては2回ほど決壊して床下浸水をしたのでありますが、この水路の改良について議長さんは、その後どういうお考えを持っておるか一応お聞かせいただきたいと思うのでございます。 ◎建設課長立間光義君) 番外建設。 ○議長黒田照太君) 番外建設。 ◎建設課長立間光義君) 北木島方面に災害なんかが本年度相当あったわけでございまして、それは豊浦越しの道路にいたしましても相当経費を要するという状態にあるわけでございまして、差し当たりまして大浦から豊浦へ越す道路なんかぜひやりたいということで一生懸命やっておるわけでございますが、この松木水路につきましても相当大切で今年の雨期などには相当床下浸水をいたしておるという状態でございますので、何とか37年度におきましては全部とまではいきませんが、一つ何とか手をつけたいとかように考えておりますが、ただいま調査中でありますので、ぜひやりたいと考えております。 ◆9番(高木年夫君) 議長、9番。 ○議長黒田照太君) 9番。 ◆9番(高木年夫君) 北川地区内の索線工事について、この電力料索線工事費とが別々ですが、これは直営でやっておられるわけですか。それから井原のし尿処理場との関係はないか、この2件についてお尋ねいたします。 ◎建設課長立間光義君) 番外建設。 ○議長黒田照太君) 番外建設。 ◎建設課長立間光義君) 北川の水源調査を現在やっておるわけでございまして、この点につきましては詳しく御説明申し上げたいと思います。ただいまの電力の問題でございますが、これは電力費は市の方で支給するということになっておりますので、索線工事とは切り離しまして電力会社の方と契約をいたしておるという状態であります。それから、し尿処理との関係でありますが、これはただいま北川地区の方から井原市の方に対しまして相当強硬な申し入れがあるという状態でございまして、私の方からあまりはっきりしたことは申したくないと思いますが、この上水道の水源は大体私のねらいはあの付近の河川の複流水並びに地下水をくみ上げたいという考えでありまして、このし尿処理の流す水との直接の関係はないと私はかように考えておりますが、この件につきましてはあまり申し上げたくないと。し尿処理との直接の関係はないと私はかように考えております。ちょうど水源調査の問題が出ましたのでついでに現在の状態を申し上げてみたいと思います。大体15メートル水路を標準にいたしまして試掘をいたしておるわけでございますが、なかなか岩盤が遠いところでありまして、現在30メートルほど掘っております。で表土から2メートルくらいが粘土を含んだ土砂になっておりまして、粘土の含有量相当多い層になっておりますために、1メートル50くらいはかなり大きい砂利の層が出ておりまして、これは直接河川とつながっておるように考えております。この層にはもう既に水が相当量出ておりまして、かなり水が多いんでありますが、それからずうっと下にいきまして、粘土砂利等相当含んだ層もありまして、大体16メートルから21メートルくらいの付近が小砂利でありまして、小砂利と砂を含んだ層になっておりまして、これが電波探知機によりまして、相当の含水量があるという状態であります。それから現在30メートルのところで少し大きい栗石ではございませんが、砂利の大きいものが出ております。相当堅い層になっておりますが、これは電波探知機の関係からいきますというと相当の水を含んだ層になってきつつありますので、ちょうどここらでやめるということがやりにくいもんですから、もう少し層の変わるまでやってみたいとかように考えております。 以上であります。 ◆23番(坂本輝太郎君) 議長、23番。 ○議長黒田照太君) 23番。 ◆23番(坂本輝太郎君) 市長にちょっと尋ねてみるんですが、いまいろいろ26番さんのお話を聞いてみると、県は予算まで組んでくれた工事を、橋が老朽して危険な状態にあるんだと、それが今日まで市は施工していないんだと、でおまけに安藤君を使って県へ交渉してもらった、しかし財政課の言われるのには20万円が組めん状態だと、財政上組めないとこういうお話なんだが、いまこの議案をみれば議会側が100万円の自動車を購入するということで計上してある。計上してあるが、自動車はどうの昔に稲り詣りができたんか、はや自動車を持って詣ったということも私は相当前聞いたんだが、いろいろ自動車も走っておる。であの自動車は市が買うておるんですか、それともこれから買うんですか、どうなんですか、それによって次にまた質問さしていただきます。 次に、特別会計の療養所であります。管理職手当というものが2万4,000円組んである。これは追加更正予算としていくから2万4,000円か。私どもが議会で審議したのは、このぶには送っておるというふうに聞いていなかったのですが、2万4,000円というと私の計算では1カ月が2,000円にあたると思う。これはどういうふうにいつからいつまでの管理職手当か説明をしていただきたい。それからもう一つ時間外勤務手当というのが今度の追加で10万2,700円計上してありますが、現在までのぶには少なかったということはわかっておる、この内容に対して詳細な説明をしていただきたい。 ○議長黒田照太君) 自動車購入の件についてでございますが、このことにつきましては私からお答え申し上げたいと思いますが、その前にこの席で述べさしていただくことにつきましてお許し願いたいと思います。 自動車購入の件はいまだ金は払っておりません。このことについて申し上げますと、いずれはこれは買わなければいかんということでかねてからの懸案でもあったわけでございます。実は1台の方は、市長用が相当使用している関係上、修理をしなければいけないという状況になっており、またいま修理しなくては使用に耐えんといいますかそういう状態にあるのでこの定例議会に予算として提出するに先んじて買った方が修理をするためにも都合がいいとこういうことがありまして、10月28日に皆様方にかかる事情であるということを訴えまして御了承を得ておるということでございます。 ◆23番(坂本輝太郎君) 議長、23番。 ○議長黒田照太君) 23番。 ◆23番(坂本輝太郎君) 私が欠席していたかあるいはおらなかった時に言われたのか知りませんが、私は存じません。しかもものにはたてりがあると思う。やはり遠方まで宮参りまでできているということになれば買ったもんだとみなす。言いわけはどうであろうとも、乗って使っておるということになれば、金は後払いにしても買うたということでほとんど取り引きができるのでございます。その金の支払いは契約でいかようにもできる。しかし実際問題として仮にこれが認められなかった場合に戻されるかということであります。やはりものを買うのには予算を組み決めてお買いになることが私は当然だと思う。こういうことはやはり議会側もです、率先してやるということが私は必要だと思う。それは必要なら買わなければならない、買うのに対しては議会議決を経て買うことが当然だと。内輪で相当お話をされ、また皆さんに連絡がとられたのかも知れませんが、買うということは聞いておりません。それは私一人が承知しようがすまいがそんなことは問題でないとおっしゃるかも知れませんが、そうはいかない。やはりものにはたてりがあるんだから、こういうことも少し気をつけてやっていただきたいもんだと。でこれは私ども議会に関係があるから言っておるんであります。どうぞ今後は気をつけてやはりやっていただくようにお願いしたい。 ◎療養所事務長(笠原圭二君) 番外、療養所。 ○議長黒田照太君) 療養所。 ◎療養所事務長(笠原圭二君) 23番議員さんに対してお答えいたします。管理職手当として2万4,000円組んでありますが、これは去る9月の議会で御決定をいただきました行政職1等級2,000円、2等級1,600円。行政職1等級に相当する職員ということをみますと、私の方では所長が医療職1等級でございます。所長の分と私の分を合計しますと月4,000円要るわけでございます。これの6カ月分で2万4,000円、これは本年10月から来年の3月31日までの6カ月分を組んでおります。 次に、時間外手当の10万2,700円でございますが、これは本年6月の夏期手当でございまして、一般会計におきましてはプラスアルファ分で、特別会計におきましては一昨日市長あるいは助役が詳細な説明があったわけですが、役所費にある程度保有財源を含んでおるわけで、それを回したわけですが、私の方ではそういうことは全然考慮に入れていなかったために6月の職員との団体交渉におきまして期末手当1.0以外にプラスアルファといたしまして職員1人当たり1,300円となっておるわけでございまして、その職員が79人おりますためにそれに対して計10万2,700円ということになるわけでございます。 ◆23番(坂本輝太郎君) いまの時間外手当というのはそれに属するわけですか。 ◎療養所事務長(笠原圭二君) そうでございます。 ○議長黒田照太君) ほかにございませんか。 ◆27番(三宅槌郎君) 議長、27番。 ○議長黒田照太君) 27番。 ◆27番(三宅槌郎君) 30番議員さんのおっしゃったことと同じような問題でございますが、一言建設課長にお尋ねしてみたいと思います。 実は、かねて35年度の建設事業といたしまして隅田川の右岸の舗装工事、幅員の拡張等完成していただきまして正壽場町あるいはその周辺、あるいは遠くは金浦方面から来る相当数の学生、また三輪車等にいたしましても危険が去りましたので安心して仕事ができるということで地元民としては非常に感謝いたしておりますので、この席を借りまして厚くお礼申し上げたいと思います。しかしながら河川費につきまして17万円の追加更正予算が出ておりますが、河川の修繕費といたしまして5万円だけしか予算がありませんが、この5万円の河川修繕費はどこをさしておるのか漠然としてわかりません。せっかく道路幅が広くなりましても川幅と申しますか、工事せられた後始末が十分でないためにそれに対する支障ができてくるのでないかというように考えられるのであります。これは川上はともかくといたしまして正壽場町方面は非常に川が浅くなっておりますので雨期の増水には非常に危険な状態が常に起こりますので、道路幅員が広くなりましたが河川の後始末と申しますかその始末を少しやっていただきまして、増水期におきましては人家の危険のないように万全の施策を前もって講じていただきたいと、こういうことを特にお願い申し上げたいと思いますが、この始末につきまして何とかやってやろうというお考えがあるかどうか、こういうことをお尋ねして、ありませんようでしたら、これを一つ実施を調査していただきまして、危険防止を講じていただくことをお願いしておきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎建設課長立間光義君) 番外建設。 ○議長黒田照太君) 番外建設。 ◎建設課長立間光義君) 隅田川の浚渫、これは敷設しておりますところの土砂の始末でありますが、これは毎年ずうっとやっておるわけでありますが、本年度もやる予定になっております。でとくに下流の方で工事を要するいう箇所でもありますので、これはぜひやりたいと思っております。 ◆23番(坂本輝太郎君) 議長、23番。 ○議長黒田照太君) 23番。 ◆23番(坂本輝太郎君) 理事者にお尋ねするんですが、いま療養所の超勤のこの追加予算に対してお尋ねしたんでありますが、超過勤務手当がこのまえのいわば6月にさかのぼってのプラスアルファの分が超勤の分だとおっしゃる、私は超勤の手当てはいわば超勤としてお働きになった人に対する手当が超勤手当だと思う。プラスアルファで全般的に出す分は超勤というふうに解釈できないんですが、理事者はいま、療養所の事務長が答弁せられましたような取り扱いを市は指示しておるんですか。 ◎市長(小野博君) 番外、1番。 ○議長黒田照太君) 番外、1番。 ◎市長(小野博君) 超過勤務というものは、これは従来は大体9月までは超過勤務手当というものの予算というものは、いわゆる給与あるいは扶養手当そうした額に対して4.5%というようなものを年間総額に対して一つのパーセントを掛けたものをもって年間の超過勤務手当に充当すると。したがって従来は10時間やっておっても5時間しか払わない。あるいは予算の都合で10時間やっても4時間しか払えんと、あるいは状態によっては10時間の場合でも6時間しか払えんという状態であったわけなんです。それがいろいろと超過勤務手当のいわゆる時間外勤務手当は、職員組合側からすれば10時間やったものは当然10時間ほしいと言われるのは当然のことでありまして、従来はそういう状況で各市ともやっておったわけですが、こういうことが問題になったということで、今後10月以降の超過勤務というものは勤務時間にいわゆる超勤命令をしたら勤務命令に対して100%の超勤手当を支給しようとこういうことになっておるわけです。したがって、従来はそういうようなことでやっておった関係上、さっき事務長の話がございましたように夏期手当プラスアルファというようなものはいわゆる従来やってきた、その6月にやってきた超勤の一つの追給として1,300円というものはこれは療養所の職員にかかわらず笠岡市職員全員にそういうような支払措置を講じていきたいとこういうことになるわけです。ただしそれは9月までのことであって、10月以降の取り扱いについてはいわゆる超勤は100%支払うということになっておるわけです。 ○議長黒田照太君) ほかにありませんか。 ◆14番(福尾正歳君) 議長、14番。 ○議長黒田照太君) 14番。 ◆14番(福尾正歳君) 私はこの予算説明をちょっとかけ離れたことですけど、今までの御質問の中に一言落としておったのと、また政治的に困る問題もありますので、関連性を持ちます関係上申し述べさしていただきたいと思います。26番議員の方から言われました長福寺古墳のことでございます。あれは山口と新山と走出にまたがる中心点の位置なんですが、後始末のことにつきましてまず教育長に質したいと思います。担当の教育長並びに田中公民館主事等が来られ現地の調査あるいは研究等されたことと思うのであります。こういうことについてはいささかも反対するものでもなしかえって喜ばしいことだと思っておりますが、この後始末をいつするのかということであります。 この後始末と申しますのは、掘ってしまった後、その土の後始末のことであります。あの辺は御承知のように地層も非常に弱いところで、これが幸い時期的にいってあまり雨が降らない関係からあのままでもいいわけですが、もし夏場であって雨量も相当になりますとどろどろになりまして、今度工事をしてもらいます橋にも相当影響するような状態でございますが、これが依然として放ってあるということは、いささか隣地の関係の畑あるいは山を持っている人たちに非常に迷惑をかけることになるのであります。でこれは一体どうするかということにつきまして先般校長会であったか、笠岡市内全般の学校から、あそこを見に来るんだそれを見せたいために放ってあるというようなことを、ある人に聞いたのであります。それならば私としては、もう少しけじめをつけて、それほどそこが重要視されるならば教育長としては一応日にちを決めて、12月末までに見るとか、あるいは1週間くらいの間で見るとか、あるいは真鍋、飛島の方から来られるんなら延ばしてもよろしいけれども、一応ああいうことについてはもっと責任ある態度で臨んでもらいたいことを申し述べておいたのでありますが、それについて教育長の方から各学校に対してどういう連絡指令というものが出されておるかということをお尋ねしたい。 それから9番議員さんの言われましたいまボーリングされておりますことにつきまして一言、井原がし尿処理場をされた場合に、その水がもし支障はないか、将来笠岡において必要とされるだけに影響があるかないかということの問いに対しまして建設課長は直接に関係はないと言われたのでありますが、この直接とか間接とかという意味につきまして、非常にこれは難しいことであろうと思います。ただ私は、建設課長が直接といった言葉は、いわゆる3万人に近い、1日二百五、六十トンのしょん便水が直接流れ込む水ではないというように善意に解釈いたしておるのでありますが、しかし、およそ水が流れないところに水が出るわけでもなし、天から降った水ですから、いまボーリングしておる場所が、天から降った雨が垂直に地中に紛れ込んだならば私はそれでよろしい、もしそうでないならば、直接間接といっても度合いの問題になるわけです。取り上げられた水が化学的論証がつくならばよろしいとしても、いやしくもあの小田川の合流点のすぐそばであって直接流れ込む水が、しょん便水でないということは、課長の言われるとおり了承するけれども、直接、間接を問わず影響なしということは、相当心配するところの複流水が上から流れておれば、そこに複流水が出るものと思っております。私どもただ笠岡へあげられないために反対しているのではない。将来北川村としてもそういうことで水源しなければならない、いわゆる関係上、上の水も下の水も、ともに守らなければならないということを今後私は思っておりますが、この点課長さんはどう考えられるか、別にあなたの直接という言葉を否定するのではありませんけれども、直接ということより間接という言葉は度合いが薄というように私は考えておるのでございます。 次に、もう一つ建設課長にお尋ねしてみたいと思います。さっき23番議員から乗用車について追求されたわけでございますが、建設課長は何辺が議会において申し述べられ、また私どもも笠岡市ともなればもう遅きにすぎているが、ダンプカーあるいはさく岩機を早急に購入し、近代建設にマッチした仕事を推進していただきたいということをたびたび申し上げておるわけですが、しかし、この追加予算にもまだないように思うわけです。結局結論として、今後笠岡市が伸びんとするところに対して、この建設機械等を購入して、時代のタイミングに合わしていくということを考えておられるかどうかということをお尋ねいたしたいと思います。 ◎教育長森定政義君) 番外教育長。 ○議長黒田照太君) 番外教育長。 ◎教育長森定政義君) 長福寺古墳発掘につきましての、後始末でございますが、先ほど申し上げましたように12月1日からいたしまして、この発掘は約10日間かかったわけでございまして、先ほど申し上げましたように、かなりな成果を得たと考えておるのであります。その発掘した後始末をすぐもとのようにしようかという相談があったわけですが、それはちょっと待ってくださいということであったわけです。というのは、それは発掘したそのままを考古学的な価値といいますか、教育的な価値といいますか社会的な資料として価値があるというようにも考えられ、またその発掘した場所を実際に見る必要もあると、あるいはこれを学校の生徒児童にあるいは一般の方に見ていただいてもいいのではないかというようなことからいたしまして、その復元をちょっと待っていただきたい。というようなことから待っていただいたのであります。 あるいは、先ほどお話がありましたように、降雨でもあますというとこういう付近の畑なんかに持っていってということも考えたのでありますが、その時期でもないわけでありまして、ちょっと待っていただきたいということでお願いしておるわけですが、いろいろ相談いたしまして、年末までにそのままにしておいてそうして年が明ければ復元いたしたいと。で学校の方にもできるならば、それまでに見学するならばしていただきたいということを申し入れておるのでございます。恐らく私は降雨がない限りはまだ御迷惑はかけることはないのではなかろうかというようにも考えておるのでありまして、そういう点につきましては今月末までに一つ見ていただきまして、それからあと整理するというように考えております。地元の人やなんかはすぐやったらどうかというような御意見もあったわけでございますが、私らはそういう実情でお願いをいたしておるという状態でございます。 ◎建設課長立間光義君) 番外建設。 ○議長黒田照太君) 番外建設。 ◎建設課長立間光義君) 福尾議員さんのし尿処理と水源との関係でありますが、これは私も先ほど申し上げましたように、あまりこういった席で申し上げたくないんでありますけれども、この水源調査はいま試掘をやっておるわけでございまして、いよいよ井戸ができ上がりまして水路調査が行うというようなときには厳しい化学試験あるいは水質試験というものを行いますので、水源地ができ上がりますときに既にし尿処理場ができておりますれば、こういった試験の中にはっきりしたものが出てくるということになりますが、そういった面もいつの時期にし尿処理場ができるのか水源地ができるのかわかりませんが、私が直接関係がないと申しましたのは、先ほど申し上げますように複流水はできるだけ地下水を取りたいというふうな考え方を持っておりますので関係がないということを申し添えたわけでございまして、これは化学試験等を十分行いませんというとはっきりしたことは出てこんわけでございますので、この席では遠慮さしてもらいたいと、かように思います。 それから建設機械の購入関係についてでございますが、これは私たち常々考えておるわけでございまして、36年度におきましてもぜひ購入していただきたいということを言っておったのでありますが、ただいま埋め立てをやっております隣保館あるいは国道はほとんど埋め立てをやっておるんでありますが、本年度におきましては財政上の関係等でよう買ってもらえなかったのでございますが、先に今度の生江浜等の売却処分あるいは金崎地区等の売却等によりまして37年度はぜひ私の方から予算計上いたしまして買ってもらいたいという考え方を持っておりますので、これはぜひ実現さしてもらいたいと、このように考えております。 ○議長黒田照太君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第136号から議案第148号までの13予算議案は会議規則第35条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田照太君) 御異議なしと認めます。よって議案第136号から議案第148号までの13予算議案は委員付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。御意見はありませんか。──ないようでありますので討論を終結いたします。 これより議案第136号から議案第148号までの13予算議案を採決いたします。 お諮りいたします。 13予算議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田照太君) 御異議なしと認めます。よって13予算議案は原案のとおり可決されました。        ────────────────────── △日程第2 報告第37号 陳情審査結果について(埋立地適正管理、農道敷買収) ○議長黒田照太君) 日程第2、報告第37号陳情審査結果についてを議題といたします。            〔職員朗読〕 ○議長黒田照太君) 本件に対し陳情審査特別委員会副委員長の報告を求めます。            〔13番 山本勲男君 登壇〕 ◆陳情審査特別委員会副委員長(山本勲男君) 特別委員会に付託されております、陳情第3号北木島町地内無断埋立地の適正管理に関する陳情書及び陳情第4号北木島農道敷買収及び地元負担に関する陳情書につきましては、12月22日に委員会を開きまして審査いたしました結果、小委員長の報告がありましたとおり目下当局において樹立を急いでおります、具体的整備計画の決定を待たなければ結論を出すことが困難でありますので、この当局側の計画決定とあわせまして、なお調査研究するということで、さらに閉会中の継続審査にすることが適当と認めたのでございます。何とぞ御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長黒田照太君) お諮りいたします。 ただいま副委員長の報告は、さらに調査研究の要あるので閉会中の継続審査といたしたいということでございます。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田照太君) 御異議なしと認めます。よって陳情第3号、陳情第4号は、さらに閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。        ────────────────────── △日程第3 報告第38号 付託事項の審査結果について(低家賃住宅工事請負契約) ○議長黒田照太君) 日程第3、報告第38号付託事項の審査結果についてを議題といたします。            〔職員朗読〕 ○議長黒田照太君) 本件に対し建設常任委員長の報告を求めます。            〔8番 伊藤義只君 登壇〕 ◆建設常任委員長(伊藤義只君) 去る12月21日の本会議におきまして、建設常任委員会に付託されました議案第128号工事請負契約についての審査結果について、簡単に御報告申し上げます。御承知のように、この案件は契約議案でございますので関係の総務文教委員にお願いいたしまして昨22日に連合審査会を開きまして、当局より市長、助役、建設課長の出席を求め慎重審査をいたしたのであります。 申し上げるまでもなく契約は自治法第243条第1項本文によりまして競争入札に付することが原則でありまして、同条同項ただし書きは格別の理由があるもののほかは適用すべきものではないのであります。本会議で多数御意見のありましたように、この議案のごとく、高額のものは、ことさら慎重な法的取り扱いがこのましかったことは論を待たないことであり、審査の論議も、その点に集中されたのでありますが、本件の場合、国道の関係立退者の不安を1日も早く解消する必要がありますためと、古材利用等の面から、一般競争入札手続きをとっておりましては、材料及び工賃の値上がり等が予想されるために、契約の目的とする事項を実施することが困難となる恐れがありますので、やむを得ない措置として随意契約の方法をとらしていただいたという当局の説明と、今後においてはこのような客観情勢においても厳に自戒して、絶対にこうした取り扱いはしないように万全の注意を払うという言明がありましたので、これを了といたしますとともに、今後十分御注意を払っていただくことの厳守を要望いたしまして、原案どおり決定することを適当と認めたのでございます。何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 なお委員会におきまして、坂本議員から自治法第243条第1項ただし書きに該当するとは認められないということで反対意見があったのでありますが、この反対意見はお1人でありまして、残念ながら反対意見の留保にはなりませんでしたことを参考に申し上げまして、御報告といたします。 ○議長黒田照太君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。──別にないようでありますので質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。御意見はありませんか。 ◆26番(安藤公也君) 議長、26番。 ○議長黒田照太君) 26番。 ◆26番(安藤公也君) この件については総務文教、建設に付託されて審議されてきたのでありますが、私はこれは過ぎ去ったことでありますが、原則的には厚生常任委員がこれを了承して、はじめて総務、建設に付託されるというのが筋合いではないかと思っております。今後もこういうことが予想されないとも限りませんので、やはり将来のためにもよく研究をしてやってもらいたい。厚生常任委員には何の話しも聞いていなかったということになるとなんだか不細工なことで、そういうことは今後留意していただくことを要望して原案に賛成します。 ○議長黒田照太君) ほかに御意見はありませんか。──ないようでありますので討論を終結いたします。 本案は出席議員の3分の2以上の同意を必要とする特別多数議決でありますので、この点お含みおき願います。 お諮りいたします。 本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田照太君) 多数御異議なしと認めます。よって報告第38号すなわち議案第128号は委員長の報告のとおり可決されました。 この際10分間ほど休憩いたします。            午前10時17分 休憩            午前10時30分 再開 ○議長黒田照太君) 休憩を解きまして会議を再開いたします。        ────────────────────── △日程第4 議案第149号 昭和36年12月15日に在職する者に支給する期末手当の額の臨時特例に関する条例の制定について ○議長黒田照太君) 日程第4、議案第149号昭和36年12月15日に在職する者に支給する期末手当の額の臨時特例に関する条例制定についてを議題といたします。            〔職員朗読〕 ○議長黒田照太君) 本案に対し市長の説明を求めます。 ◎助役(森山一郎君) 番外、2番。 ○議長黒田照太君) 番外、2番。 ◎助役(森山一郎君) 本日追加議案といたしまして御提案申し上げております議案第149号につきまして、御説明申し上げたいと思います。毎年で、昭和36年12月15日に在職する者に支給する期末手当の額の臨時特例に関する条例でございますが、内容は極めて簡単なものでございまして、実は職員組合との模様につきましては昨日市長の方からも御報告申し上げたとおりでございまして、一応12月15日現在におきまして支給いたします一般職の職員に対する期末手当でございますが、職員組合の方から提出せられております要求に対しまして先般来まことに厳しい団体交渉を続けておる過程にあるわけでございますが、一応年末手当につきましてはいわゆるこれを早急に解決しなければならないとこういうことで先月以来数回目の団交によりまして一応妥結をみたわけでございます。その支給の額につきましては昨日市長からも申し上げましたように人事院勧告に基づきます2.2カ月のほかにプラスアルファといたしまして一律2,500円の額を支給しようということの妥結をみたわけでございますが、これが支給にあたりましては、先ほど市長が申し上げましたように従前各市におきましての超過勤務手当の支給につきましては予算の関係等もございまして県あるいは各市町においても100%いわゆる完全支給ということができていなかったとこういう状況でございまして、この超勤手当の追求とこういう形をもちまして支給をいたしておったわけでございますが、現在は9月から完全支給を実施いたしておるということになっておるわけでございますので、このプラスアルファの分の支給につきましてはやはり条例措置を行いましてその条例によって支給するのが妥当であろうとこういうことで、この年末手当につきましては他市におきましてもこういうふうな条例措置をやりまして支給するとこういう措置を講じておるわけでございます。したがいまして、笠岡市におきましては条例に定めますこの支給の率のほかに、本年度に限りまして2,500円プラス額を支給するとこういう条例を制定いたしたいということでございます。この条例はもとより36年度限りでございます。 今年の状況でございますが、今年の状況につきまして御参考までに申し上げたいと思いますが、現在妥結いたしております状況は、岡山、倉敷はそれぞれ3,500円、それから玉野の場合は3,500円の回答をしておりますが、組合側は拒否いたしておりましてまだ最終的な妥結を見ておりません。津山市におきましては新聞紙上等で発表になっておりますように妥結もいたしておりませんし、ああいう分離というふうな事態が起こっておるわけでございまして、津山市の場合は現在まだ具体的な数字は出ておりませんが、津山市長の意向とすれば他市並みのことは考えなければならないのではなかろうかとこういう意向をもらしておるということを聞いております。児島市の場合は3,000円回答ですが、これも拒否いたしておるという状況でございます。その隣の玉島市が3,500円で妥結をいたしておるわけでございます。西大寺は2,200円で妥結いたしておるという状況でございまして、現在我々の方で行っております今年の現在までの状況は大体以上申し上げましたような線で妥結いたしておるわけでございます。 なおこの問題につきまして、去る18日の組合団交に際しましては議長なり総務文教委員さんの方のいろいろ御配慮いただきましたことをこの席からお礼申し上げたいと思いますが、以上のような状況でこの条例を制定するとこういうことにいたしたいと思いますので、どうぞよろしく御審議をお願い申し上げます。 ○議長黒田照太君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。──ないようでありますので質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第149号は、会議規則第35条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田照太君) 御異議なしと認めます。よって議案第149号は委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。御意見はありませんか。──ないようでありますので討論を終結いたします。 これより議案第149号昭和36年12月15日に在職する者に支給する期末手当の額の臨時特例に関する条例制定についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田照太君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。        ────────────────────── △日程第5 議案第150号 笠岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例について ○議長黒田照太君) 日程第5、議案第150号笠岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。            〔職員朗読〕 ○議長黒田照太君) 本案に対し当局の説明を求めます。 ◎助役(森山一郎君) 番外、2番。 ○議長黒田照太君) 番外、2番。 ◎助役(森山一郎君) 次の議案第150号でございますが、これは国民健康保険の一部改正でございまして、笠岡市におきましては国民健康保険を全面実施いたしましたのが、去る34年の1月1日でございまして、本年で3年目を迎え、今年の12月末で満3カ年を経過するとこういうことになっておるわけでございますが、この国民健康保険法の53条によりますれば、この療養の給付につきましての規定が設けられておるわけでございまして、療養の給付は同一の疾病または負傷及びこれによって発した疾病に関しては当該保険者がこれを開始した日から起算して3年を経過したときは行わない。こういう原則といいますか法の法文もございまして、ただし市町村にあっては、条例で3年を超えて行うことができるという法文になっておるわけでございます。で笠岡市の場合は法文によりまして、一応給付期間を3年ということにいたしておるわけでございます。したがいまして、このままでまいりますれば、今年の12月末で一応3年間という給付の期間が満了するとこういうことに相なるわけでございます。で現在笠岡市の状況がどうであるかということを調べてみますと、長期療養者で37年中に給付期間が満了いたしますものが大体267名、270名程度あるわけでございまして、これを病類別にみますと、結核患者170名、高血圧が70名というふうにこういう関係の病気の方が非常に多いわけでございまして、その他いろいろ精神病であるとかございますが、ともかく37年度中に3年という給付期間が満了するものが大体270名程度あるわけでございます。でこれに対する費用額におきましては概算720万円程度の費用が予想されるという状態でございます。で皆保険という立場からいたしますれば笠岡市の場合は4万有余の被保険者がおられるわけですが、そのうち270名分の長期療養者があるわけでございまして、できるだけ多くの被保険者の方に恩恵を受けていただくという建前から考えますれば、長期療養者に多額の費用を使っていただくということにつきましては、皆保険という立場から考えますれば必ずしも好ましいことではないということも考えられると思いますが、また一面、長期療養者といたしますれば経済的負担、精神的な負担というものが大きいわけでございまして、これを3年で打ち切ってしまうということになりますれば、そういう面の負担である経済的あるいは精神的な負担というものがかなり多くなるわけでございます。で岡山県下の国保を実施いたしております市町村との関係がどういう取り扱いをしておるかということでございますが、大体100市町村のうち現在──転機といいますと、病気が治りまして完全に回復するわけですが、その転機まで国保で取り扱いをするというような取り扱いをやっております市町村が14、それから隣の井原市におきましては3年の期間を1年延長いたしまして4年とこういうことになっておるわけでございまして、この井原市を含めまして15の市町村が一応3年という期間延長いたしまして転機までに取り扱いをすると、こういうような措置で、その他の市町村におきましては大体法どおり3年というふうな現在の線をだしておるわけでございます。それからまた全国の市の状況はどうであるかと申しますれば、全国の534市のうち3年で打ち切るという措置をやっておりますのが282、それから4年延長いたしておりますのは2市、5年というのが1市その他残りの249市につきましては、転機までという取り扱いをしておるのが現在の状況でございます。で笠岡市といたしましてこれをどう取り扱いするかということでございますが、たちまち今月末で3年という期間が完了するわけでございますので、来年1月以降の措置が当面問題になるわけでありますが、先般国保の運営協議会にもお諮りいたしたわけでございますが、協議会といたしますれば、でき得れば転機までというような取り扱いをした方がいいのではないかというような御意向もあるわけでございますが、しかしながらまた一面、現在新聞紙上等にも出ておりますように国保の財政強化といいますかそういう運動も現在やっておりまするし、国庫負担率の引き上げというようなことも大蔵省へ強く運動いたしておるわけでございますが、先般の新聞紙上等で拝見しますれば、一応今後の20%を25%に引き上げるようにという要求に対しまして大蔵省とすれば国庫負担率の引き上げということをやらないで、調整交付金を今後5%を10%に引き上げようというようなことを言っておるようでありますが、こういう問題がどういうふうになりますか、あるいはまた、市が現在におきましては一般会計から大体500万円程度の繰り入れで、国保の運営をやっておるという段階でもございますので、これは転機まで一挙に持っていくということは、いろいろ運営面におきましてどうであろうかと考えられるわけでございまして、先般厚生委員会にお諮りいたしまして、いろいろ御協議申し上げたわけでございますが、一応1年間延期いたしまして4年とこういうことにいたしまして、この1年の間にいろいろとそういう状況あるいは他市の状況というようなことも十分考慮検討いたしまして考えた方がいいのではないかとこういうふうなことになりまして、実は笠岡市の場合井原市と同様、1年間の期間を延長するということに一応最終的な結論が出ましてこの改正条例を御提案申し上げたというふうな経過をたどっておるわけでございます。でいま申し上げました3年で打ち切るという措置をやっておりますが、全国282の市におきましても現在3年の期間が到達しないという市におきましては、そう差し当たっての問題でもないので一応法どおりの条例によって実施いたしておるという状況ではなかろうかというふうなことを考えられるわけでございますが、いずれにいたしましても1年延長いたしまして、その間いろいろそういう点につきましての検討を行っていきたいとこういうふうな考え方でございます。以上御了承いただきまして、よろしく御審議をお願い申し上げたいと思います。 ○議長黒田照太君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。 ◆7番(原田梁作君) 議長、7番。 ○議長黒田照太君) 7番。 ◆7番(原田梁作君) ただいま上程されております国保条例の一部改正による長期給付期間の1年延長でございますが、当を得たとは言いたいのでございますが、1年延長ということは提案理由にうたってありますとおりに長期の療養者にとりましては精神的にまた経済的に与える影響は大きなものがありましてまことに喜ばしいことではございますが、先ほど助役さんの説明によりますれば1年間の延長ということでございますが、当然1月1日よりこれに該当するものが270名とこういうふうな大きな数字が出ております。が、しかし反面考えてみますと、国保の正常な運営をはからんとすればまた社会的な問題から考えてみましても、転機まで当然この給付の期間をやるべき問題ではないかとこういうふうに考えてみるもんでございますが、1年と申しましても光陰矢のごとしで、すぐにまたこの1年はくるわけでございますが、次の年に対する考え等はどのようなものを持っておられますか、保険課長さんなり市長にお尋ねいたします。 ◎市長(小野博君) 番外、1番。 ○議長黒田照太君) 番外、1番。 ◎市長(小野博君) これは運営委員会でも話ができますし、あるいはまた厚生委員会でもいろいろお話を申し上げたわけでございますが、まだこの国保皆保険の実施というのが御承知のように全県下一斉実施ということになっていないわけでございます。したがって、このいわゆる期間の3年というものが全部の実施市町村において、その3年の期日がきておるとこういう状態にはなっていないわけでございまして、今後県下の各市町村におきましても実施の3年の期日というものは満期がきた場合に果たしてどのような取り扱いに持っていくかとこういうような問題もあるわけでございます。先ほど助役の方から説明いたしましたのは、今までにおいて期日の到来したものに対しましての各市あるいは全国の町村の実態というようなことを我々は説明申し上げておるわけでございますが、たまたまこれから期日がきたものに対しましての取り扱い方というものは今後の課題といたしまして残されておるということでございます。 それから、いま一つは国保財政の問題でございまして、本市といたしましては一応3カ年間というものの運用をいたしてきたわけでございますが、しかし笠岡市といたしましては国保関係で多少繰り入れ関係もいたしておるような状況でございます。基本的には国保会計というものは一般会計から繰り入れ繰り出しというようなことはあまり望ましいやり方ではない、原則的は。繰り出し繰り入れ等なしにやって運営できる方法でもってやっていくというのが国民健康保険といたしまして正常な運営のあり方であるということが考えられるわけでございます。そういうような財政的な問題等についてもいましばらく、1年間有余期間についていましばらく我々といたしまして状態をみたいと。これが転機までにするということはいつもできるわけでございまして、また見やすいことでもありますが、そういうことで慎重に我々といたしましては国保の財政状態あるいは全国各市の状態、さらにまた給付の問題が現在では5割給付になっておるわけでございますが、これが国保財政財政事情によればあるいは5割、6割にするとこういう行き方もあるわけでございまして、延長をするにしてもあくまで期限を切って、長期療養者に対しては3年、4年というように期限を切ると。財政措置が許されれば5割、6割にせよとこういう問題が起きてくるのではなかろうかと考えられるのでありまして、そういうようなものをよくにらみ合わせて我々といたしましては、今後の国保会計の正常な運営というものをやっていかなければならないとこういうことを考えるわけでございまして、そういう意味合いにおいて1年間延長さして、そうして4年ということをやっておるうちに今後5割のところを6割というように増えてくる場合もあります。 あるいは転機までということも増えてくるのではないかというようなこともあるわけでございますので、まあ1年そういう事態を我々といたしましてよく見極めて、4年後においては、運営協議会もありますので5割、6割という問題も当然起きてくるわけでございますし、十分御協議すべきではなかろうかと思っております。 ◆28番(片山正雄君) 議長、28番。 ○議長黒田照太君) 28番。 ◆28番(片山正雄君) 給付期間が3年のを4年ということは結構でありますけれども、実際におきまして結局療養所あたりの患者の人たちの中は3年や4年、5年もそれ以上も病院へいらっしゃる方がおられるわけでございますが、この給付が4年で全部切られておるわけなんですが、4年目がたちまして打ち切られ、しばらくして1カ月、2カ月を経ましてまた再給付というような方法はないでしょうか。お尋ねいたします。 ◎保険衛生課長(佐藤功君) 番外、保険衛生。 ○議長黒田照太君) 番外、保険衛生。 ◎保険衛生課長(佐藤功君) 法の建前からいたしますと、同一疾病あるいは負傷については療養を開始した日から3カ年ということになっておるわけであります。それが4カ年という期限に延長するわけなんでありますが、ただいま片山議員さんの御質問のように、これは病気の中途に全快したということになりますれば、全快してもその後再発したんだというような医者の方の診断がありますればこれは我々の方から、それが事実に反しているということになりますれば別ですが、我々といたしましても調べる権限もないわけで、医者の方からそういうふうなことになった場合にはわからないというようなことが起き得ると思います。
    ◆1番(金尾政雄君) 議長、1番。 ○議長黒田照太君) 1番。 ◆1番(金尾政雄君) これは私の聞き違いかも知れませんが、片山さんが質問されたのは、一たん全快をしたという形をとってさらにそれが何カ月か後において再発したというふうな場合にはまた改めて給付が得られるかどうか、それからその期間はおおよそどのくらいの期間を経ておれば再給付されるかどうかということを聞いておられると思うのです。私もその点聞きたいと思うのです。 ◎保険衛生課長(佐藤功君) 番外、保険衛生。 ○議長黒田照太君) 番外、保険衛生。 ◎保険衛生課長(佐藤功君) これは全快してから再発までの期間はないのでありまして、お医者の方から結局受診したその治療の開始からさらに3カ年とか、あるいは4カ年というものは治療が受けられるということになっております。 ◆7番(原田梁作君) 議長、7番。 ○議長黒田照太君) 7番。 ◆7番(原田梁作君) 再度課長さんにお伺いいたします。合併前にいわゆる実施しておった町村があるわけですが、本市の場合でも。この場合例えばその当時利用しておったと、国保を使用しておったと。この人たちの分は現在3年ということがここにうたわれて該当者がないということは、本市が実施する前のことは帳消しということですか。 ◎保険衛生課長(佐藤功君) 番外、保険衛生。 ○議長黒田照太君) 保険衛生。 ◎保険衛生課長(佐藤功君) 合併前に開始しておった保険者団体の給付期間は病気が治る転機までということに条例がなっておるわけなんです。ところが合併後そういう地区に対しましては3カ年以上経過しておりますが、ちょうど全市実施をしましてからのこの笠岡市の国民健康保険条例をつくっておるわけでございますが、その当時そういう人に対する措置をどうしたらいいかということを研究されたのでありますが、これらは結局県の指示を得まして、全市実施後さらに3カ年継続してやるのが至当だろうということからそういう方々に対しましては現在まで継続給付としております。それがこのたび3カ年になるから、その人たちをどうするかということでありまして、そういう方々がおられるために、参考として調べました対象人員が約270名という大きな数字になってきておるわけでございます。 ○議長黒田照太君) ほかにございませんか。 ◆8番(伊藤義只君) 議長、8番。 ○議長黒田照太君) 8番。 ◆8番(伊藤義只君) 給付期間の延長に関する条例につきまして、給付期間が延長されるということはもっとも好ましいことでございまして、私といたしましても多とするものでありますが、なお関連いたしまして、ちょっとお尋ねいたしたいと思うのであります。実はこの国民健康保険というものが全市の皆さんにまだ徹底していないというような点が多々あるのではなかろうかということが考えられますことは、非常に保険税の滞納額がたくさんあるということを聞くわけなんであります。そういう点からいたしまして、この保険というものは皆さんが入ってこれを運用されるならば、病気になったら治るまで見てもらえるんだということによって、これが隅々まで徹底してそうして保険税が滞納なく入ってくるのではないかというような考え方ももてるわけなんでありますが、そういう点からして4年というものは漸次的なものであって、最終的には転機まで持っていかなければならないというお考えがあるかどうか、そういう点を聞かしていただきたいと思うのであります。 ◎市長(小野博君) 番外、1番。 ○議長黒田照太君) 1番。 ◎市長(小野博君) さっき申し上げましたように、我々の考え方といたしましては暫定的な取り扱いであるとこういう解釈をいたしておるわけでございます。これは実際運営においてはいろいろな扱いをしておるわけでございまして、必ずしも病気が同一疾病の場合は3年で打ち切られるとか4年間で打ち切られるとか、ただし病気が変わりまして期間同一疾病ではない。例えば病状が3年目に変わってくるということになると、2カ年で切れて新しく変わった病気からまた3年続いていくという格好になるわけでございまして、そういうようなことで扱い方というものは実際問題としては非常に酷な扱いが行われておるという現状のようであります。ただしあくまでも保険財政の建前等からいたしまして一応3年、4年ということで一つの限界をつけて一応打ち切ってしまうという意味合いでなしに、一応整理の対象、そういう時期に一応現に給付を受けておるものの整理対象と申しますか、さらにその時期に再検討するという意味合いもいいのではなかろうかということも我々といたしましては思っておるわけでございまして、実際問題といたしましてこれはそう病気の人を打ち切るときに打ち切っても保険税は納めてもらうとこういうことになっておるわけです。給付は打ち切るが保険税は納めなければならないわけです。初めてここで問題があるわけです。しかしそういう混乱があるにもかかわらず、こういうふうな給付期間が定められておるということはまたそれの理由があって定められておるというような状況ですから、我々とすれば1年暫定的な措置としてやっていこうと、1年期限がきた後においてさらに十分検討をしようとこういうように考えております。 ○議長黒田照太君) ほかにございませんか。──質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。御意見はありませんか。 ◆23番(坂本輝太郎君) 議長、23番。 ○議長黒田照太君) 23番。 ◆23番(坂本輝太郎君) 原案には無論賛成であります。しかし、理事者側にお願いしておきたいんであります。いろいろ皆さんから質されておられましたが、要は保険をこしらえた目的に十分沿っていない制度だと思うのです。でこれに対していろんな市当局なり、この保険の関係のいろんな議員さんもおられるんだから強く団体の力を持って国に、この病気が完全に治るまでやはり給付が受けられるような制度に持っていってもらいたいもんだと、そうしなければ保険の意味がこしらえた目的に達しないと思う。いまの制度では、結局ここでいろんなことを課長なりにお話ししてみたところで、医師の診断書の内容のいかんによってうまくいくいかんができるもんだと思うのです。でそういう状態だから結局この患者というものは長期を要するものがほとんどであります。現在理事者側が発表せられましたような、笠岡市内でも二百幾十人という数が現におられるそのものが、いまの制度ではいけないから1年延期するとこういうことになっておりますけれども、今後も理事者側も考えて国の制度を改めてもらうような運びをしていただきたいもんだと。もしもそれが間に合わなければやはり来年度も、1年後にもこれが続けられるようなしむけをしていただきたいもんだと。そうすることによって現在の保険の徴収成績の悪いもんが、皆さんに理解できてよくなる原因になると思いますので、どうぞそのへんは国にむかいいろんな関係者に当たってこの患者が完全に治るような、見やすく治るようなしむけにしていただきたいもんだと、これをお願いして原案に賛成いたします。 ○議長黒田照太君) ほかに御意見はありませんか。──討論を終結いたします。 これより議案第150号笠岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田照太君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。        ────────────────────── △日程第6 会議録署名議員の決定について ○議長黒田照太君) 日程第6、会議録署名議員の決定を行います。会議録署名議員は、会議規則第108条の規定により議長より指名いたします。 25番 山本庄八君 26番 安藤公也君にお願いいたします。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了いたしました。これをもちまして会議を閉じます。            午前11時05分 閉議 ○議長黒田照太君) この際市長のごあいさつがあります。            〔市長 小野 博君 登壇〕 ◎市長(小野博君) 年末御多端の折にもかかわりませず、3日間にわたりまして慎重なる御審議をいただいたわけでございます。さらにまた最終議会におきましての案件でございますが、報告あるいは請願、陳情、諮問等でその数からいたしましたならば50件に近い案件でございまして、大変多数の議案にもかかわりませず3日間の御審議を賜りまして、ただいま最終議会を終了いたしたわけでございまして、厚くお礼を申し上げたいと思います。振り返って私ども36年度を考えてみるわけでございますが、36年度といたしましてはこれはいろいろな問題があったわけでございます。 まず国民年金の制度が36年度から始まるわけでございまして、その結果がどういう結果で現れてくるかということを心配いたしたわけでございますが、幸い御承知のように国民年金制度が36年度から始まりまして、全国で岡山県が第1位の成績が収められたわけでございます。 なお、岡山県下の各市でございますが、本市の場合といたしましても先般そういうようなことによりまして12市の中で一番いいということではないわけではございますが一応表彰の基準に到達いたしまして、我々といたしましても国民年金制度の成績がよいというようなことで一応厚生大臣の方からの表彰もまいっておるということでございます。 なお、いろいろと心配いたしました国道2号線の問題でございますが、これも土地を年内に、新聞に出ておりますように補償関係として1億余の補償が出ておるわけでございます。これが9分9厘まで解決いたしまして大体において着工できるような見通しに相なったわけでございまして、笠岡市にとりましては非常に大きな課題であったわけでございますが、そういう問題の解決をしてやっておるわけでございます。 なお、学校教育関係では、御承知のように工業高等学校の独立でございますが、非常に心配いたした工業高等学校がいよいよちょうど本年度から開校いたしまして、第2期工事が目下急がれておるわけでございます。第1期工事ができました建築と同じようないわゆる立体建築でもって鉄筋校舎がいまどんどん急がれておるというような状況でございます。さらにまた引き続きまして工業学校と同じように、職業訓練所──職業訓練所が先般入札いたしたわけでございまして、これは三宅組さんが第1期工事をおやりになるように私ども承っておるわけでございまして、その第1期工事は七、八百万円と思いますが、引き続いて第2期、第3期とで2,500万円くらいになると思いますが、この工事がどんどんできると。いま生徒は干拓記念会館に仮住まいをいたしておるという状況下でございます。あるいは福祉関係の施設といたしまして恵風荘の完成等もございまして、いろいろ数えれば、かなりの事業もいたしたわけでございます。 なお、本年度はそう大した災害等もなかったわけでございまして、そういう点については大変ありがたかったと思うのであります。 なお、御承知のように、臨海工業地帯の造成の問題でございますが、36年度3月当初からこういう話も出ておったわけでございますが、その当時は海のものや山のものやわからなかったわけでございます。だんだん具体化いたしまして、昨日御発表いたしましたようにこの問題は計画どおり具体化してきておるということでございまして、我々といたしましては希望を持って昭和37年度が迎えられるとこのように考えられるのであります。 なお、先ほど農林省の方から、これは本県の出身の職員でございますが、現在農林省と大蔵省との予算関係の折衝の問題でございますが、これも発表を申し上げてどうかと思いますが、大体2,600万円ということを私が申し上げておったのは岡山の農地事務局が農林省に対しての予算要求であったわけでございます。農林省といたしましての閣議の決定では1,800万円に落とされたそうでございまして、農林省のいわゆる評議決定に基づきましての措置といたしましては1,800万円の予算要求をいたしておったそうでございます。第1次決定は一応内定を見ておるのが1,200万円を見ておると。さらに復活要求をいま現にやっておるとこういうような様子がいまきておるわけでございまして、そういうことを考えますと、農林省干拓もこれは大幅に、しかも積極的に踏み切っておられるというような状況が私は伺われると、このように考えられるのであります。いろいろと我々といたしまして十分皆様たちの御意志に沿うことができなかったと思うのでございます。 一応年度中途におきまして職員組合あたりのいろいろな組合活動も非常に活発になってきたわけでございまして、いろいろと今後の労働管理ともうしますか人事管理、給与関係の問題等も私ども十分考えて、仕事もどんどんやっていただくし、また、そういう点についても細心の注意を払いまして、市民の皆様に対して御迷惑をかけるようなことがあってはならない、十分そういう点については考慮いたしたいと、このように考えておるわけでございます。 いろいろ36年度を振り返ってみて、我々反省すべき点は反省いたしまして、さらに新しい昭和37年度に一つの希望を持って我々といたしましては迎えたいとこのように考えるわけでございまして、年末議会におきまして長時間にわたりましていろいろ御審議をいただいたわけでございまして、これが最終議会でございまして、いろいろお世話になったことを厚くお礼申し上げて私といたしましてのごあいさつにかえたいと思うのでございます。 ○議長黒田照太君) 3日間にわたり終始御熱心に御審議いただき、かつ議会運営に御協力のもとにスムースに本日の閉会を迎えましたこと感謝にたえません、恐らく本年最後の会議となると思いますが、皆様には十分御自愛くださいまして、昭和37年の新春をお迎えになられるよう心からお祈り申し上げますとともに、さらに今後ますます市政発展のため、おつくしくださいますようお願いし、昭和36年第9回笠岡市議会定例会を閉会いたします。(拍手起こる)            午前11時13分 閉会   上記会議の顛末を記録し、関係文書を添付し、その相違ないことを証するためここに署名する。     昭和36年12月23日            笠岡市議会議長  黒 田 照 太            笠岡市議会議員  安 藤 公 也            笠岡市議会議員  山 本 庄 八...