◆(有元純一君)
委員長報告の最初に、
委員長のほうから、慎重に審査しましたということで発言もありましたけども、
感染症対策についての議論というんがなかったというふうに理解しました。ということは、
感染症対策関係事業以外の事業としての予算配分について議論はなかったのかお聞きしたいと思います。
○議長(
高原良一君)
総務文教委員長藤原仁子さん。 〔
総務文教委員長 藤原仁子君 登壇〕
◆(
藤原仁子君) 質疑にお答えします。 私の
委員長報告でも言いましたが、議員のほうから出たのは、新型
コロナ対策として活用すべき
交付金を財源として、
プリンターや
充電保管庫の購入や、それからいろいろ使ってるけど、それは何か優先すべき
コロナ対策とはちょっと違うんじゃないかというような御意見であって、先ほどから何遍も言っておりますが、めばる号についての議論にはなっていなかったと思っております。 すみません、もう一回。(有元純一君「今の質問内容に答えていない」と呼ぶ)
○議長(
高原良一君) 質問内容について抜けがあるようですので。
総務文教委員長藤原仁子さん。(
藤原仁子君「すみません。回数が関係あると思うんですけど、もう一度先ほどの質問をお願いできますか」と呼ぶ) 〔
総務文教委員長 藤原仁子君 登壇〕
◆(
藤原仁子君) 先ほどから、
図書館費についての私の報告では、この更新をきっかけに、
図書館で借りた本をめばる号で返却できるようにすることで利便性を高めてほしいといった意見や、めばる号を更新することが
コロナ禍における新しい
生活様式に対応することと考えられず、この
予算案には賛同しかねるっていう意見はあったのですが、全体として、17年3月にめばる号が初めて出て16年も経過してるので、もうそろそろ支障がいろいろ出てたので、この分を新たにすることについては、議論がそういうふうな
感染症対策についての議論が確かに一部委員からはありましたけど、あとそれについての異論はなかったように私は思ってるんですが。有元議員がおっしゃっていることの意味が私とずれてますでしょうか。
○議長(
高原良一君) 有元純一君。 〔有元純一君 登壇〕
◆(有元純一君) これで4回目になりますけども、先ほど3回目で言ったのは、今回の
図書館車整備事業は、今回の議案第45号の中で
感染症対策関係事業という位置づけであります。しかし、
感染症対策関係事業以外の事業として、予算配置について議論はなかったのか。いわゆるほかの
PCBとか、そっちのほうの予算配置のほうに移すという議論はなかったのかということでお聞きをしております。 以上です。
○議長(
高原良一君)
総務文教委員長藤原仁子さん。 〔
総務文教委員長 藤原仁子君 登壇〕
◆(
藤原仁子君) すみません、何度も申し訳ありません。 そういう議論はございませんでした。
○議長(
高原良一君) 以上で通告による質疑は終わりました。 これをもちまして質疑を終了します。 これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 松田達雄君。 〔松田達雄君 登壇〕
◆(松田達雄君)
皆さん、おはようございます。日本共産党市議団の松田達雄です。 私は、会派を代表して、2021年6月定例議会に上程されました9議案のうち、議案1件に反対、また
議員提出議案1件に賛成の立場から討論いたします。 初めに、議案第49号であります。
国民健康保険料の
賦課総額の決定について。 これは、令和3年度の
国民健康保険料、いわゆる国保料の
保険料率を決定する議案であります。市当局から、
委員会にも提出されている資料では、国保料のモデルケース別比較表という資料がありますが、これによれば7つのモデルケースの所得階層あるいは世帯の各例で、前年度と比較して、引下げ幅が大きい世帯では年に1万4,000円を超える引下げ、小さい世帯でも年に870円と、様々な世帯構成、所得構成がありますけれども、この7つのモデルケースではいずれも
保険料は引き下がる、こういう状況であります。この7つのモデルケースの単純比較で、前年度に比べて1世帯平均で約4,700円の国保料引下げとなっております。 また、今回の議案に示された
賦課総額から導き出された賦課対象総所得額また被保険者数、世帯数を基に前年度の
保険料率と比較して試算した場合、国保料は総額で年約2,800万円の引下げ、1世帯当たりで平均年約3,400円の国保料引下げとなります。 御承知のとおり、国保の加入世帯は約8,600人、これは令和2年度時点ですが、さらに被保険者数は約1万3,000人ということで、市民全体の22%の方々が加入をされているという状況です。 ですから、
コロナ禍で多くの市民が困難に直面している。営業や暮らしが大変なこういう状況の中で、
国民健康保険料、国保料を少しでも引き下げるということについては評価できるものであります。 ですから、この国保料引下げそのものに私たちは反対をするというものではありません。問題は、高過ぎる国保料を市民に押しつけている国の国保制度の構造的なゆがみ、ここに問題があると考えています。国の責任で国保制度を抜本的に改善し、協会けんぽ並みにせめて
保険料を引き下げることが強く求められているのではないでしょうか。 その点で言えば、やはり人頭税とも言うべき、世帯は、家族が多いければ多いほど国保料が下がる、こういう
均等割など、こういうのを抜本的にただしていかなければならないと。そういう立場から、国の制度そのものを改善し、国から
国保財政にせめて1兆円を、これを繰り出し国保に財政支援をすれば、こういったところも引き下げられて、協会けんぽ並みの
保険料に近づいてくると、このように思います。 もちろん、その財源はどうするかと言えば、
コロナ禍の大変な時期でも大もうけを上げている超富裕層あるいは大企業に対して適正な課税を行えば、財源をつくることは当然できるわけであります。 次に、
議員提出議案第1号。 これは御承知のとおり、宇野議員と私松田、そして細川、3議員の発議によって、
議員提出議案第1号として玉野市
国民健康保険条例の一部を改正する条例を提出しておりますが、もちろん賛成の立場で討論をいたします。 国保には、自営業者や75歳未満の年金生活者、また非正規雇用労働者などが加入しており、主に中小企業労働者が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)、この
保険料と比べ、国保料は倍近く高い。市民の負担限度を超える高い
保険料となっていることは御承知のとおりです。とりわけ国保の
均等割は、子どもが生まれ、家族が増えるほど負担が重くなる。先ほど言いました人頭税と同じようなもので、
子育て世帯を直撃し、少子化対策にも逆行する制度となっています。 政府は、
自治体からの強い要望を受けて、2022年度、来年度からですが、小学校に入る前までの未就学児の
均等割額を半額にする
軽減制度を実施することにいたしましたが、学校に通い始めると、まさにお金がかかるようになると途端にこの
均等割額が跳ね上がるという、極めて不十分なものです。しかも、この法律は、後期高齢者(75歳以上)の窓口負担2倍化と抱き合わせで実施が行われる、こういうことになっておりますので、この後期高齢者窓口負担の2倍化についても、これは許されないものと考えています。 先ほどお話がありましたように、国民健康保険の
均等割や世帯割については、7割、5割、2割軽減というのは確かにございます。しかし、それにかからない多くの世帯においては、これは
均等割だけでも1人2万7,000円の負担がそれぞれの国保世帯にかかってくるわけでありますし、仮に2割、5割あるいは7割の軽減があったとしても、幾らかの
均等割額はそれぞれの国保世帯にかかってくるわけでありますから、これ自体が一定の軽減にはつながっておりますけれど、これも不十分なものというふうに考えております。 さて、この
議員提出議案は、子ども1人に係る
均等割、先ほど申しました後期高齢者と基礎賦課額、これを足しますと1人当たり2万7,100円。ゼロ歳児から18歳未満までの子どもの
均等割を0にするという条例案であります。子ども2人の
子育て世帯で年間5万4,200円の軽減となり、
子育て世帯に寄り添った大きな支援策だと考えます。 この
軽減制度の対象になる世帯数は約450世帯、子どもの数は約770名の子どもに賦課する、この
均等割額0ということになります。必要な財源は、年間で約2,000万円ほどであります。今の市国保会計は、2021年度末で約8億1,000万円の基金と黒字繰越金を保有する見込みであり、昨年度だけでも1年間で実質単年度収支黒字額は9,300万円に上る見込みであります。また、本市の国保会計は、2012年度に国保料を1世帯平均で約7,000円ほど引き下げて以降、2020年度までの9年間、
保険料の値上げをすることなく、ほぼ毎年黒字額を計上し、この9年間でさらに3億6,000万円、基金と繰越金を積み増しをしているという状況であります。 今回の子どもの
均等割0にする条例において、必要な財源年約2,000万円を投入しても、国保会計への影響は微々たるものであり、
コロナ禍で苦しむ
子育て世帯への支援のために必要な軽減施策と考えております。 もちろん、玉野市でこうした制度をつくるということは、県内ではあまり例がありません。しかし、どこかの
自治体が率先してここに踏み出すことで、まして玉野市の国保会計が比較的健全財政というふうになっておりますから、ここでこの方向に踏み出すことが、また各地方
自治体の市町村においても、こういう方向でつながってくる。そして、それが国の制度を改める大きな力になると、こういうふうに考えており、以上の理由から、
議員提出議案第1号に対する賛成討論といたします。 以上で終わります。
○議長(
高原良一君) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもちまして討論を終了します。 それでは、これより採決に移ります。 まず、議案第45
号令和3年度玉野市
一般会計補正予算(第2号)について採決します。 本件は起立により採決します。 本件の各
委員長の報告は可決であります。本件を可決することに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は可決されました。 次に、議案第46号から議案第48号の諸議案3件を一括して採決します。 お諮りします。ただいまの諸議案3件を
委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高原良一君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも可決されました。 次に、議案第49
号国民健康保険料の
賦課総額の決定について採決します。 本件は起立により採決します。 本件の
委員長の報告は可決であります。本件を可決することに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は可決されました。 次に、議案第50号から議案第52号の諸議案3件を一括して採決します。 お諮りします。ただいまの諸議案3件を
委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高原良一君) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。 次に、
議員提出議案第1
号玉野市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について採決します。 本件は起立により採決します。 本件の
委員長の報告は否決でありますが、本件を可決することに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
高原良一君) 御着席ください。 起立少数であります。よって、本件は否決されました。 次に、請願第23
号教職員定数改善と
義務教育費国庫負担率引き上げをはかるための、2022年度
政府予算に係る
意見書採択の請願について採決します。 本件は起立により採決します。 お諮りします。本件を
委員長の報告のとおり採択とすることに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は採択と決しました。 次に、請願第24
号再犯防止推進計画に関する
請願書について採決します。 本件は起立により採決します。 お諮りします。本件を
委員長の報告のとおり採択とすることに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は採択と決しました。 次に、日程第2の
議員提出議案1件の審議に入るわけでありますが、本件につきましては、
議会運営委員会の方針のとおり、
委員会の審査を省略して審議したいと思いますので、あらかじめ御了承を願っておきます。 ───────────────
△日程第2
議員提出議案第2号
○議長(
高原良一君) それでは、日程第2の
議員提出議案第2
号教職員定数改善と
義務教育費国庫負担率引き上げに係る
意見書案を議題とします。 発議者の趣旨説明を願います。
藤原仁子さん。 〔
藤原仁子君 登壇〕
◆(
藤原仁子君) それでは、
議員提出議案第2
号教職員定数改善と
義務教育費国庫負担率引き上げに係る
意見書案について趣旨説明を申し上げます。 改正義務標準法が成立し、小学校の学級編制標準が段階的に35人に引き下げられます。しかし、中学校、高等学校の学級編制標準は現在のまま据え置かれています。さらにきめ細かな教育をするには、
教職員定数改善に取り組むことが不可欠となっています。 全国の多くの
自治体は、厳しい財政状況にあっても、独自財源により人的措置を行っていますが、
自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。
義務教育費国庫負担制度については、国の三位一体改革の中で、
国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。国の施策として、定数改善に向けた財源を保障し、子どもたちが全国どこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。 国において、地方教育行政の実情を十分認識され、地方
自治体が計画的に教育行政を進められるよう、関係行政庁に対し
意見書を提出いたしたく、お手元に配付しておりますとおり、議員4名により御提案いたした次第であります。どうぞ御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
高原良一君) 本件に対し、質疑または討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高原良一君) 質疑または討論なしと認めます。 それでは、お諮りします。本件は起立により採決します。 本件を可決することに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は可決されました。 ただいま可決されました
意見書案につきましては、議長において文案に記載の関係先に送付し、その実現を要望することといたします。 ───────────────
△日程第3 継続審査申出事件
○議長(
高原良一君) 次に、日程第3の継続審査申出の件を議題とします。 日程表記載の請願2件について、所管の
委員長から、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の継続審査の希望があります。 お諮りします。ただいまの請願2件を、この申出書のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高原良一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいまの請願2件は閉会中の継続審査とすることに決しました。 ───────────────
○議長(
高原良一君) ただいままでの議事をもちまして、
今期定例会の議事は全て終了しました。 これで会議を散会し、令和3年第4回玉野市議会
定例会を閉会します。お疲れさまでした。 午前10時57分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 玉野市議会 議 長 高 原 良 一 議 員 森 本 宏 子 議 員 山 本 育 子...