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03月05日-05号

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  1. 玉野市議会 2021-03-05
    03月05日-05号


    取得元: 玉野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    令和 3年第 1回 3月定例会            令和3年第1回玉野市議会定例会会議録 第5号                                  令和3年3月5日(金曜日)議事日程 第5号 令和3年3月5日(金) 午前10時開議(質 問)(前会の続き)第1 一般質問本日の会議時間 開議 午前10時0分 散会 午後4時38分本日の会議に付した事件 議事日程と同じ出席議員(19名) 2番 細川 健一君        3番 松田 達雄君        7番 宇野 俊市君 10番 藤原 仁子君        11番 村上 光江君        12番 大月 博光君 13番 山本 育子君        14番 森本 宏子君        15番 松本 岳史君 16番 浜 秋太郎君        19番 三宅 宅三君        20番 河崎 美都君 21番 高原 良一君        22番 下方 一志君        23番 氏家  勉君(早退) 24番 赤松 通博君        25番 有元 純一君(早退)    26番 渚  洋一君 27番 小泉  馨君欠席議員(なし)説明のため出席した者 市長      黒 田   晋 君         副市長     山 上 誠 二 君 総務部長    市 倉 勇 樹 君         政策財政部長  藤 原 秀 紀 君 健康福祉部長  小 崎   隆 君         建設部長    熊 沢 信 之 君 産業振興部長  山 下 浩 二 君         教育長     妹 尾   均 君 教育次長    藤 原 敬 一 君         市民生活部長  藤 原 裕 士 君 消防長     松 岡 秀 樹 君         監査事務局長  杉 本 成 司 君 病院事業管理者 西 村 薫 三 君         病院事業管理局長服 部 克 巳 君事務局職員出席者 局長      岡 本   隆 君         次長      岡 野 真 道 君 主幹      山 田 豊 伸 君             午前10時0分 開議 ○議長(三宅宅三君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席は19人であります。 これより、本日の会議を開きます。 なお、本会議において報道関係者の議場内での撮影を許可しておりますので、あらかじめ御了承を願っておきます。   ─────────────── ○議長(三宅宅三君) 本日の議事日程は、お手元に配付の日程表のとおり、昨日に引き続き一般質問を行うことにしております。   ─────────────── △日程第1 一般質問 ○議長(三宅宅三君) これより日程に入ります。 日程第1の一般質問を行います。 なお、昨日で各派代表による質問が終わりましたので、本日より個人質問を行います。 それでは、順序に従いまして赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 皆さん、おはようございます。 会派玉野未来の会の赤松です。冒頭に私ごとではございますが、議員になって10年ということ、それから毎回質問してちょうど40回目の質問ということで、10周年ということで1人気合を入れて原稿を書きょったんですが、今日は傍聴の方にもお願いしてきていただきましたんで、暴走しないようにしっかりと質問していきたいと思います。 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 今回は、設立間近の地方独立行政法人玉野医療センター事業についてと、時間が残れば待機児童の状況と対策について2点お伺いします。 市長、教育長をはじめ、病院事業管理者、各部長の御答弁よろしくお願いいたします。 まず最初に、本年4月1日の設立が間近に迫った地方独立行政法人玉野医療センター事業についてお伺いします。 この質問は、何度も質問をさせていただき、特に9月議会、12月議会の一般質問でも質問しましたが、いまだ不明な点が多く、今回も質問いたします。 この半年間、玉野市の財政状況と公共施設の再編整備の観点から地方独立行政法人玉野医療センター事業を注視してきました。 協議は、新病院建設の協議が中心で玉野市からの財政支出、新病院での午後診療の問題、新病院で働く方の給与、退職金などの病院運営の内容についての資料の提示が乏しく、また9月議会の御答弁で設立から3年間の経営状況を示すのは、中期計画(案)で示すとの御答弁でしたが、11月の厚生委員会協議資料の中期計画(案)では、一番重要な予算の各項目は全てゼロ表記、今年1月15日の厚生委員会の資料でも調整中と全く示されませんでした。今回、やっと2月18日の厚生委員会で中期計画(案)の予算等の数値が示されました。4月1日の新独法設立直前ですので、何点か西村事業管理者さんに質問します。 まず最初に、新病院で働かれる方々の労働条件についてお伺いします。 この問題は9月議会で質問しましたが、新独法の給与表の作成や統合される両病院の勤務期間を引き継ぐ形の退職金制度などの答弁をいただきましたが、方向性の説明のみで詳細については示されていません。この問題について多数の働く方々から説明が乏しく、協議の場があっても肝腎な労働条件、労働環境についての説明はお茶を濁した説明で全く分からず、恫喝まがいの言葉もあり不安である、議会からしっかり説明、協議するようにしていただきたいとの御意見を頂戴しています。 先般、両組合に労働条件について提示、説明されたとお聞きしていますが、提示した労働条件と交渉の状況についてお尋ねします。 病院事業管理者さんの御答弁よろしくお願いいたします。 以上で壇上での質問を終わります。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 〔病院事業管理者 西村薫三君 登壇〕 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 地方独立行政法人玉野医療センターの提示した労働条件と交渉の状況についてでございます。 新法人の労働条件、人事給与制度を構築していくに当たりましては、人的資源の確保、優秀な人材の獲得や定着、また今後法人が健全で持続可能な経営を行うことが可能となる制度の構築を基本とし、制度設計を行ってきたところでございます。 新たな労働条件としましては、現在の2病院における労働環境など基本的に大きく変わるものではございませんが、新たな基本給や手当の設定、人事評価の成果や業績を反映させる賞与の仕組み、昇任意欲を喚起するための魅力ある管理職の処遇等を導入すること、また新たな人事給与制度において、頑張った職員が評価されるめり張りのある仕組みであることなど、これまでそれぞれ両病院において、組合等を通じ丁寧に説明を行うとともに、独法化後も継続的に労使交渉を行うこととしており、独法への移行については理解は得られたものと考えてございます。 ちなみに交渉回数を申し上げますと、予備交渉が8月28日からスタートしました。計5回、それから本交渉、1月15日からスタートしまして計4回、両方合わせて9回の予備交渉、交渉をしてございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 内容的には昨日の松田議員とほぼ同じ内容の御答弁だと思いますが、私もこの9月に質問しましたので、この内容については物すごく心配をしておりましたが、決まっとることは労働時間とか、そういった決まるのが当たり前のようなことだけで、給料と退職金はまだ妥結されてないということで、この労働交渉がうまくいってるのか、本当に確かめたかったんですが、昨日のような内容は本会議場でただされる時点で、こりゃ交渉がうもういくとかいかんとかという問題じゃのうて、ある意味不祥事かなというふうに思います。 私のところにも電話やメール、それから昨日松田議員がおっしゃられた手紙も届いておりますが、到底スムーズな交渉が行われてるというふうな実感はなかったんで、今回1番に質問をさせていただきました。まだ何も決まってない、何もというか、給料、退職金が決まってないということですが、4月1日から独法が始まるということです。昨日の御答弁でそういうふうに松田さんに御説明されてましたが、僕の中ではあり得ん話です。9月の議会のときに12月までには決めて、あとは3か月は準備期間ですよというようなことで、きちっと説明して、今医療従事に一生懸命働いていただいてる方の今後の将来の生活の糧をきちっと決めずに、何があと20日ほどで独法を設立して頑張ってくださいと言えることかというふうに僕は思います。 それで、前回の12月にも市長に最悪のシナリオになりますよということをお話ししたと思うんですが、はっきり言うて、昨日のようなこと、こういうような内容が来るっていうのはちゃんと説明をして労使交渉がちゃんとできて、それから独法開始と言わんと、昨日みたいな話がいろいろ様々なことが出てくるというふうに思います。交渉の中身じゃなくて、感情的なものになっとるような気もします。 それと、もう一つ、何が最悪かっていうたら、市長に僕は12月にできれば労使交渉の中の給料とか、そういったものが決まった後に造船さんとの契約というか、引き受けるという調印をしていただきたいと。半年でも延ばして、それからやっていただきたいとお願いをしたんですが、12月議会が済んだ2日後ぐらいに調印されました。結局、それがもう一つ最悪のシナリオで、特に三井造船の知り合いから言われるのは結果が見えとると、譲渡はされるわ、独法はするわ、何にも決まってねえ、記者会見もなけりゃあ、どういうつもりで引き受けますっていう公式な話もあまり伝わってこない。そういう市の姿勢が全く見えない中で交渉も難航してるということで、ある極端なお電話をいただいた。本当に心配されとんじゃなと思うのは、玉野市が受け入れた病院で、独法でと、玉野市が中心ですから、玉野市民病院の方は守られるでしょうと、私ら新病院ができて人数を削減するときに一番にリストラの対象になるんじゃないですか、私らは切って捨てられるんじゃないですかという、そういうお電話も何本かいただきました。そういう交渉になるから最悪のシナリオで、両病院の職員さんの気持ちというのは物すごく今沈み切ってるというふうに思います。それが、さあ4月1日から独法で新しい体制ですよっていうことで、医療頑張ってください、うもういくわけがないんです。きちっと納得して、よし頑張ろうっていう気持ちにならんと、働いて収益を上げていただくのは両病院の職員さんですので、医師の方でもありますし、そういったところがきちっとできないのに独法を立ち上げても、本当にええようにいくとは僕は思いません。これは意見としてお伝えをしておきます。 次に、新設される地方独立行政法人について最終確認の意味も含めて質問します。 独法化の協議は昨年3月議会で承認され、私も独法化に賛成しました。設立前に改めて地方独立行政法人玉野医療センター定款に目を通し直しました。また、地方独立行政法人法にも目を通してみました。冒頭にも申し上げましたが、再確認の意味も含めて何点か質問させていただきます。 最初に、地方独立行政法人に対しての市議会の関与についてお伺いします。 9月議会での答弁では、市から地方独立行政法人への関与、統制といったものをなるべく排除し、弾力的で効率的な透明性の高い運営を確保するというところに重点が置かれてございますとの答弁をいただきました。独法の弾力性、透明性は重要な視点と考えます。具体的に御説明ください。 また、市とは玉野市の中に市議会も含まれるのか、お伺いします。 病院事業管理者さんの御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 地方独立行政法人に対しての議会の関与についてでございます。 地方独立行政法人法では、各種事務事業を効率的かつ効果的に行わせることを目的として、地方公共団体の出資により設立される法人であることから、議会の承認、報告が必要であると定められております。具体的には、独自の意思決定が可能となることから、柔軟な経営が行えることや予算の単年度主義が緩和され、予算執行における機動性、弾力性が増すことなどがございます。 一方、議会の議決事項としまして、定款の作成や変更、中期目標の作成及び変更、各事業年度に係る事業の実績等に関する評価の報告、出資に係る不要財産の納付、中期計画に関する市長の認可の際にも議会の議決が必要とされております。 以上のことから、執行機関としての市の関与は抑えることで、病院運営に弾力性及び透明性を保たせつつ、議会の関与につきましては、重要な部分では、議決、承認をお願いするとともに報告させていただくこととなってございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 今の説明を聞くと、公設公営の病院よりは簡単に言うと独法のほうがフリーハンドで好きなことができるという御説明と思います。 それから、前回の答弁では市からの関与を排除する、そういう内容から少し答弁が変わったように思いますが、その場その場で調子のええことを御答弁いただいとんかと思いますが、フリーハンドでできるかと、なぜ答弁が変わったかということをもう一度確認させていただきます。 御答弁よろしくお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の再質問にお答えいたします。 先ほどフリーハンドというか、そこまで自由闊達にはできないと思います。市があくまでも設置する独立行政法人ですから、理事長の裁量でいろんなことをやっていきますが、昨日市長も答弁いたしておりますように、ある程度の市との連絡とか、連携、調整というものは必要だと思います。そういった意味での私は先ほどの答弁というふうに考えてございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) ありがとうございます。 何でこれを質問したかっていうのは、1点です。排除という言葉を9月に聞いて、玉野市議会が関わるということは悪のように言われたように私はずっと捉えておりますんで、お互い協議をしていくんであれば、しっかりと協議をして、独法がうまくいくように僕らだって意見を言よんですから、この言葉を使われたということに関しては物すごい憤りを感じておりますんで、質問をさせていただきました。 次に、本年2月18日の厚生委員会で示された中期計画(案)について病院事業者さんにお尋ねします。 まず、最初に収支計画ですが、令和3年度から令和6年度までの4年間で純利益、総利益とも3億1,800万円の赤字の計画です。委員会での説明では、計画の医業売上げの数値を多めに見積もった数字で、また4年間、交付税見込額11億4,300万円、市からの繰入れ3億円、総額約14億4,300万円も繰り入れて4年間で3億1,800万円の赤字の計画です。一般の企業の経理でいうと約17億6,100万円の赤字、1年で約4億4,000万円の赤字です。この赤字は看過できないと思いますが、この計画についての考えを病院事業管理者さんにお伺いします。 御答弁よろしくお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 中期計画、現在案でございますが、における収支計画についてでございます。 地方独立行政法人の会計については、原則として企業会計原則によることとされており、また公共的な性格として利益の獲得を目的としない地方独立行政法人の特殊性も考慮して、政策医療等の不採算医療に係る総務省基準に基づく繰入金も認められるなど地方独立行政法人会計基準が定められてございます。 現在、取りまとめを行っております地方独立行政法人玉野医療センター中期計画(案)における予算、収支計画、資金計画につきましては、地方独立行政法人会計基準有限責任監査法人トーマツの助言を受けながら、市民病院及び三井病院の様々な要因や条件等を加味し、中期計画の対象期間である令和3年度から令和6年度の4年間における計画案として作成しているものでございます。 議員御指摘の4年間で、3億1,800万円の赤字でございますが、こちらは損益計算書の計画数値であり、現金を伴わない支出として、減価償却費9億500万円を計上していることから、4年間で3億1,800万円の純損失となっておりますが、予算及び資金計画では中期計画の4年間で3意5,700万円の繰越金を見込む計画としてございます。 以上、お答えといたします。
    ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 純利益、収支計画、決算書等では赤字だけど、予算とか計画は黒字ですよっていう御答弁ですが、僕も長う民間で仕事をしておりまして、最後のほうは経営計画とか売上げの計上の計画とかつくることに携わってきましたが、予算と計画は単なる予算と計画なんです。経理上の収支の計画っちゅうのは、数字はうそをつかないというふうに僕らはずっと来ましたんで、純損益それから総利益ともマイナスということにはなってます。それが計画の中でプラスが出て3億円何ぼの繰越しですよって言われるということは、さっき言うたことが繰り込まれとる数字なんかもしれませんけど、何かごまかされようるような気もせんでもありません。 それから、まず新独法スタートの時点から収益の計算が赤字ということは考えられないんですが、せめて医療の収益とかというのを多めに見積もった計算をして計画を立てとんなら、とんとんぐれえにはなっとかにゃ話にならんのじゃねえかなと僕は思います。今後の想定を今しとる以上に赤字ができたときにはどうするんかなという心配すらしとるところでありますが、仮定の話ばあしても困るでしょうから、次の質問に入ります。 次に、借入金等の第41条の中に中期計画に定める範囲内で短期借入金を認める理由の項目があります。その法律はどのような内容か。また、中期計画(案)で短期借入金の限度額7億円は独法が自由に借り入れることができるのか。年度内に償還できない場合には借換えもできるようですが、償還できなかった場合には最終的に玉野市が償還するのか、また限度額以上の借入れについては設立団体の長の許可とありますが、市長のみの判断で認可を出すのか、3点をお伺いいたします。 病院事業管理者さんの御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 中期計画(案)における短期借入金の限度額についてでございます。 地方独立行政法人法第41条では、認可された中期計画の期間中において、中期計画にあらかじめ定めた短期借入金の限度額において、短期借入金をすることができるとし、例外としてやむを得ない事由があるものとして、設立団体の長の認可を受けた場合には、限度額を超えて短期借入金をすることができると規定してございます。 また、中期計画(案)におきまして、短期借入金の限度額を7億円と定めておりますが、借入金の発生事由として、賞与の支給等による一時的な資金不足への対応、予定外の退職者の発生に伴う退職金の支給等、偶発的な出費への対応、施設整備、医療機器等の購入に係る一時的な資金不足への対応と規定されており、短期借入金でございますので、年度内での償還が必要であり、年度を超える借入れは認められておりません。 また、限度額以上の借入れについても同条により設立団体の長の認可を受けた場合と規定されてございますが、中期計画を変更することとなるため、議会の議決が必要であり、法人と市長のみの判断で限度額以上の借入れはできないものと認識してございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) そういう法律と僕も見た中で書かれてましたが、借換えまではできるという今御答弁ありましたが、借換えしたものは1年以内に返さにゃいけんので、それが返せれない状況になったときには玉野市が全て払うのか、そこを1点お聞きしたいのと、それから退職金とかというのがありますが、退職金の玉野市が用意した分、三井病院さんが用意した今までの分は、独法のほうへ繰入れ持っていかれるということなんですが、その退職金はもう繰り入れられる分は当初3年間の運営経費のほうに入れてしまうから、退職金が出たときに借りるというふうなことで理解したらいいのか、突然物すげえ数の人が辞めたときに退職金足りんかったら借りるというのか、そこをお聞きしたいのと。 それから、医療設備等を買うということを書かれてますが、毎年毎年自由に7億円借入れをされて、返済できずに玉野市が返済したら、到底玉野市の財政がもたないと私は思います。限度額を減額して5,000万円ぐらいにして、大きな機械を買うんとか、高度な機械を買うにしても明快な理由があるわけですから、その都度協議をして考えていくという考えはありませんか、御答弁をお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 再質問にお答えいたします。 まず1つは借換えした場合、それが1年以内、ワンイヤー・ルールですから、返さないといけない。それが返せないときはどうするのかという。一応出資金も頂いてますし、それから利益留保もありますから、そこから補填していくようになると思います。すぐまた市に出してくれというようなことにはならないように運用していくと思います。 それから、退職金につきましては、これは退職給与引当金という項目を別途設けてそこへ積み立てております。それ相当の退職手当積立金を用意いたしますので、全員が辞めるようなことはまずないと思いますから、通常想定される範囲内の退職金は十分支払えるだけの積立金は持ってるように考えてございます。 それから、機械設備等に係る投資でございますけど、これにつきましても取りあえず最初の3年間、この両病院体制である間は大きな投資はしない。新病院を建設する際に起債を起こしてやっていくというようになると思います。そして、機械、機具の購入につきましては、大きなものにつきましては理事会とか、そういったところで意思決定をしていくと思いますので、過大な投資、そういったことは極力抑えていきたいと、計画的に設備整備なり維持補修ができる範囲内で機械、機具等をそろえていきたいというふうに考えてございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 当初のこと、西村病院事業管理者さんはそうおっしゃられますけど、こういうルールがある以上、病院の幹部のメンツが替わったり、ここの議会のメンツが替わったりしたときに自由に7億円、いろんな物を買われたらたまったもんじゃないです。それで、償還できんかったら設立団体である玉野市がどんどん払えって言って、5年、10年後にはそれが当たり前になっとったらいけんから今聞きょうるだけで、そういったときにきちっと今節度あるルールをつくっておかんと、後将来往生しますよ、本当に。だから、そういった意味で聞きました。これも借入れの一つだと思います。 もう一つ、次に聞くのが、長期借入金については原則禁止と定められています、その法律があるため、新病院建設の建設と建設資金の借入れを玉野市が行い償還窓口も玉野市とありますが、このとおりとすれば、独法の運営が厳しく償還金が準備できない場合は建設費全てを玉野市は負担する考えになりますが、長期借入金がある建設費等の償還をどのようにお考えかお伺いいたします。 病院事業管理者さんの御答弁をお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 長期借入金である建設費等の償還についてでございます。 地方独立行政法人法第41条第4項では、地方独立行政法人の財務運営の健全化を図る観点から法人が長期借入金及び債券を発行することは原則禁止とされておりますが、設立団体からの長期借入金はこの限りではないと規定されてございます。 これは、地方独立行政法人がその運営に要する経費を自ら生み出した収入によってのみでは賄えなくなった場合、地方独立行政法人の債務は最終的には設立団体に帰属する可能性が高く、設立団体が一元的に管理することが、財政秩序の維持、財政運営の透明性の確保としても適切であることから、建設費等の長期借入金をすることは、設立団体のみに認められているものでございます。 新法人の運営が厳しくなり、償還が困難となった場合には設立団体の負担となる可能性も否定はできませんが、そうしたことにならないために、地方独立行政法人玉野医療センターの運営について、理事会、監事を中心とした責任ある経営と中期目標、中期計画、年度計画に基づき、計画的に業務を運営し、管理していくとともに、法人の業務実績を定期的に評価し、本市として適正な運営を求めていくこととしてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 今、御答弁いただいたとおりですよね。僕もこの法律と解説書を読んでびっくりしたんです。本当に何で玉野市が窓口なんかなと思よったら、さっき答弁にあったように長期借入れは禁止と、それから設立団体から借入れをしなさいという、その別の説明文の4項じゃったと思いますけど、なった場合にはということで言ようったんですが、もう一遍同じことを読みますが、設立団体からの長期借入金のみを許容するとするのは、通常地方独立行政法人においてはその運営に要する経費を自ら生み出した収益により賄うことはできず、長期借入金を認めたとしても結局は設立団体が償還財源を負担せざるを得ないことから、広く一般的に長期借入金を認めることは適切でないということを明確に法律の解説書にも書かれてます。それを裏返していくと、今の答弁を言い換えたとしたら、長期借入れをしても運営が厳しいから返済は難しく、返済できないということが独法から申出があった時点で、設立団体である玉野市が病院建設費全額負担をしても法的にも何にも問題になることはないと読み取れますが、本当にそうなったときに全額玉野市が負担するのか、もう一度確認します。御答弁お願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 市が設立した地方独立行政法人です。運営する側としても、そういったことのないように最大限の努力はしますが、最悪そういったことが生じた場合には、最終的には市長の御判断になろうかと考えてございます。 以上、お答えとします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) ですよね。そうしたらどっぷりこっちに来るということもあります。今、事業管理者さんもそういうことがないようにということですが、さっきも言いましたけど、経営のトップは替わりますし、ここにおるメンツも替わります。そういうことがねえようにって今は思ようるかもしれんですけど、5年後にはそれが全然違うて、おいこの法律がええのがあるがなというて、玉野市に全部振っときゃうちの病院経営楽になるでって言って。ほんなあ、そねえなったら、払えれんと言うたら、玉野市が全部払うんですよ。 今、建設費が80億円か何ぼか言ようりますけど、また高騰するというようなことがいろいろうわさをされておりますが、80億円も100億円もあって、それが国から何ぼ40億円もろうたからというて、丸々全部こっちに来たら到底払えるもんじゃねえんじゃねえかなと思いますんで、そのところだけはしっかり指摘をしときますんで、本当にここをきちっとやっとかんとおえんと思います。これは後でまたこのことについて話しますが、時間がどんどん過ぎますんで、次の質問に入ります。 次に、現在の基準外繰入れに当たると思われる、運営費交付金は独法の債券償還とは別に交付すると思われます。現在の市民病院に繰り出されている額を大きく上回る可能性がありますが、それも全て設立団体である玉野市の責務と考え、運営費交付金として繰り出していくことになると考えますが、独法の赤字補填をどのようにお考えか、お伺いします。 病院事業管理者さんの御答弁をお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 新たな独法への赤字補填についてでございます。 令和元年度決算において、市から一般会計の繰出金は、収益的収入分、いわゆる3条分でございますが、として2億9,377万円、資本的収入分、これは4条分というふうに俗に言われてますが、として3億4,908万7,000円、合計6億4,285万7,000円でございまして、このうち水道会計からの長期借入金の返済分3億円を除きますと、3億4,285万7,000円でございます。 新法人の中期計画(案)の予算の内訳において、令和3年度に一般会計から運営費負担金として想定している額は、2病院分として1億円の増を見込んでおります。交付税額に財政基盤を強化するための1億円を追加した4億1,743万円と借入金に係る元利償還として1,716万9,000円を加えた4億3,459万9,000円でございまして、実質的には令和元年度決算と同等規模を見込んでおり、2病院による経営を勘案した適正額を見積もったものと考えてございます。 また、新病院としての経営がスタートする令和6年度以降におきましては、一般会計からの運営費負担金として、1病院の交付税額見込額と借入金に係る元利償還分のみを想定しており、赤字補填は行わない方針でございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 今の御答弁で、この半年間ぐらいの疑問が解けました。中期財政試算が示されたときから不安に思っていましたが、令和3年度から令和5年度までの3年間では、3年間は交付税見込額と1億円の繰入れが必要で、病院を建設したにもかかわらず、令和6年以降は交付税額のみで大丈夫なのかなと理解ができませんでしたが、明快な御答弁をありがとうございます。 運営費負担金は交付税見込額と借入金に関わる元利償還金ということは、心配していた短期借入金、それから市から借り入れた建設費の借入金、その他の借入金、償還金が運営費交付金で全て補填されるということを今御答弁いただいて、そりゃあ赤字やこうならんわなというふうに思います。今まで質問したことがこの1点で答弁されたんかなというふうに感じます。 ただ、このことがあるということは、玉野市は向こう33年間独法にお金を繰り出し続けないといけないことが明確になりました。玉野市の財政を食い潰す大きな化け物が出来上がるような気がしてなりませんが、このことを意見をしておきますんで、もう次の質問に入りたいと思います。 次に、あってはならないことと思いますが、第9章に解散及び清算の項目で地方独立行政法人の解散事由として破産を規定しない理由があります。それについて御説明ください。 病院事業管理者さん、御答弁よろしくお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 地方独立行政法人の解散事由に破産を規定しない理由についてでございます。 地方独立行政法人法は、住民の生活、地域社会及び地域経済の安定等の公共上の見地からその地域において確実に実施されることが必要な事務及び事業を行うために、地方公共団体のみが設置できるものとされており、解散した場合に発生した債務等につきましては、法律上位置づけられた公的サービスを提供する役割を担い、業務運営を行った結果生じたものと考えられ、発生した債務等を設立団体である市が一切負担しないまま、民間企業の場合と同様に、裁判上の手続によることは不当とされてることから、解散事由に破産は想定されてございません。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) ですよね。公共的な仕事をしょうるから、破産はできませんよということで、玉野市さんが全額設立団体が破産になった場合には全部負債を負うてくださいという内容で、これも本当にそういうことがあったら大変だなと思います。 今、御説明いただいたとおり、解散した場合、債務等も全て設立団体が負うということも分かりましたが、独法での運営はこれは厳しいと諦めて民間に譲渡した場合は、建設費を含む債務は設立団体が負い、民間事業者には事業と建物が譲渡されると考えるが、間違いありませんか。御答弁をお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 民間譲渡につきましては、正直なところ想定しておりませんが、そういったことが生じないように頑張るんですけども、もしあった場合は、そのときの譲渡契約とか条件で様々な有償譲渡なり、無償譲渡なり出てくると思います。ただし、おっしゃられるように、そうした場合には起債の繰上償還等が市側に生じますので、そこら辺については慎重に対応していかないといけないと考えてございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) ですよね。独法の本を読みゃあ読むほど汗が出る思いで、将来に物すごい大きな爆弾を仕掛けたような気がしてなりません。失敗しないように、そういうことがないようにいかんと、僕も車を売りょうりましたけど、買うて間もねえ若い子が勢いづいて1か月ほどで車を廃車にして高額なローンだけが残ったといって泣くように言ようったのを思い出します。玉野市がそういうことがあったら、もうどうにもならんようになると思いますんで、それもしっかりやっていただくようにお願いしておきます。 次に、今御説明いただきましたように地方独立行政法人には破産がないようですが、新独法の経営が立ち行かなくなった場合には、解散及び清算ですが、そのときの債務者は設立団体にあるとなっています。これは玉野市が全て負うということなのか、それとも玉野市と三井E&Sホールディングスと共同で負うことなのか、お伺いをいたします。 事業管理者さんの御答弁をお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 地方独立行政法人の解散及び清算の責任についてでございます。 地方独立行政法人の解散及び清算につきましては、地方独立行政法人法の規定に基づき、設立団体が議会の議決を経て、手続を行うものでございます。 地方独立行政法人は、その業務を確実に実施できるよう法人へ出資し、設立団体となれるのは地方公共団体のみとされており、債務等につきましても、公立病院と同様の役割を担い業務運営を行った結果生じたものと考えられますことから、発生した債務等は、設立団体である市が責任を持って処理し、解散手続を行うこととされております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) ありがとうございます。 設立団体は玉野市ということで、これを何で質問したかっていうたら、造船側のある方から物すごい心配しておるという声もお聞きしましたので、再度確認ですが、株式会社三井E&Sホールディングスは関係ないということで理解しておけばよろしいですか。もう一度御答弁をお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の再質問にお答えいたします。 三井E&Sホールディングスからは、冒頭議員からの御紹介がありましたように、事業譲渡契約ということで事業そのものを市が受け継いでございますので、その時点で離れているということで、これは最終的には三井E&Sホールディングスには及ばないというふうに考えてございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 後で伝えますというか、この部分は多分見られると思いますので、伝わっとると思うんですが、それだけをしっかりお願いします。 次に、そこでいろいろ今質問しましたが、昨年議決された定款についてお伺いをします。 改めて読み直して今回準備する出資金等と今まで質問した債券、赤字補填の内容は、定款の第19条の法人の資本金の条項に当たるのかなと思われますが、昨年の厚生委員会で定款の第19条についてどのように説明されたか、お伺いします。 病院事業管理者さんの御答弁をお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 地方独立行政法人玉野医療センター定款第19条の説明についてでございます。 昨年度、所管委員会への説明といたしましては、定款の各条文の説明の中で、第19条から第21条では資本金等としまして資本金の取扱い、保有する土地及び建物の資産、解散に伴う残余財産の帰属について定めるものと御説明申し上げております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 今、御答弁いただいた説明しましたよっていう内容は、令和2年3月11日の厚生委員会で松田議員が質問して管理局次長の答弁をおっしゃられたんだと思います。ただ、2月11日の定款の説明では、第17条まで説明して、次にぽんと飛んで第20条に飛んでます。第19条は飛んでしまったというふうに感じております。 それから、前後しますが、令和2年3月議会の本会議上で細川議員の質疑で第19条について質問をされた答弁でもこういった今まで聞いたようなことの詳細が説明されていません。今まで質問した借入れとか債務負担とか、資本金でどんどん入れていくとかというようなことがあるにもかかわらず、3行ほどの内容の説明で本当にこれでいいのかと考えますが、そのお考えをお伺いをいたします。 もしよろしければ、僕の時間は減りませんので、もう一回第19条についてきちっと御説明いただけたらと思います。 御答弁をお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理局長。 〔病院事業管理局長 服部克巳君 登壇〕 ◎病院事業管理局長(服部克巳君) 赤松議員の再質問にお答えをいたします。 定款の第19条の細かい内容でございますので、私のほうから少し御答弁させていただければと思います。 定款の第19条におきまして規定しておりますのは、これは先ほども御説明申し上げましたが、あくまでも資本金という部分でございまして、これは今回令和3年度の当初予算でお願いをしております出資金5億円、こういったものにつきましては第19条の資本金に該当いたしますが、それ以外の例えば運営費負担金ですとか、運営費交付金、こういったものは出資金に該当いたしませんので、繰り出した場合でも出資金の上には計上されないということでございます。 定款の第2項におきまして、追加で出資を行った場合、改めて予算をきちんと取りまして、再度出資金として追加をする場合には資本金に計上しますということを規定している項目でございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 少し値は違いますよという御答弁でありますが、僕が思うにどんどんどんどん短期借入れ、長期借入れの返済をどんどん運営費負担金で入れていったら、今ある公設公営の玉野市民病院と全く変わらんで同じ方式になるんかなと、ほぼ同じ方式のように見えますが、そういった大事なこともしっかりと議会に説明していただかんと、全く今まで今日まで分かりませんので、そこだけ指摘をさせていただいております。 今、借入金の返金とかいろいろお聞きしました。ここで原稿にはありませんが、政策財政部長にお伺いをしたいんですが、今まで短期借入金、病院建設費、解散及び清算等について伺いました。債券の負担、運営費交付金、債務超過の負担金全て設立団体である玉野市に短期、長期にわたりのしかかってきた場合には、それら全てを賄う財政力が玉野市にありますか。例えば第19条の第2項にある、今さっき違うと言いましたが、玉野市が行う出資金も今後あるかもしれません。それから、赤字の補填、それから賞与の不足、退職金の不足、それから施設の整備、それから医療機器等の購入資金の不足、最悪の場合には病院の建設費等についての出資が想定されますが、現在の玉野市の財政状況では大変厳しい状況に陥ると想定しますが、政策財政部長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(三宅宅三君) 政策財政部長。  〔政策財政部長 藤原秀紀君 登壇〕 ◎政策財政部長(藤原秀紀君) 赤松議員の再質問にお答えいたします。 玉野市の財政状況ということでございますので、令和2年11月に公表いたしました中期財政試算に基づきまして御説明をさせていただきたいと思います。 この令和2年11月に公表いたしました中期財政試算では、主要6基金残高、中期財政試算は玉野市の場合、主要6基金残高で財政状況をお示ししてるという状況でございますが、このたびの中期財政試算では令和9年度末で主要6基金残高が約1億円となりまして、令和10年度からは基金がなくなるという状況でございますので、そういった中期財政試算を基に考えますと非常に厳しい状況であると考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 突然の御質問ですみません。だけど、本当に今御答弁いただいたようにいろんなものが全部のっかかってきたら、玉野市はもたんということでありますんで、しっかりと今質問したことをそうならんようにやっていただきたいというのが切なる願いです。 次に、今度は悪いことばかり言うたらいけんのんで、これも悪いことになるんかどうか知りませんが、病院の収益に関わることで、独法の午後診療についてお伺いします。 現在までの協議を見ても午後診療について、地元医師会との取決めを重視して、設立当初は三井病院の午後診療は継続して行いますが、市民病院では行わず、新病院でも午後診療について行う方針を現在までに示されていません。また、昨年12月労働界を代表して連合さんから午後診療実施の要望が寄せられていましたが、市内にも同意見は多数あり、連合さんがそれを代表したように要望書を提出されたのだと思います。毎回、多くの議員さんからも午後診療について質問が出されていますが、午後診療についてのお考えをお伺いいたします。 病院事業管理者さんの御答弁をお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 玉野医療センターにおける午後診療の実施についてでございます。 現状も少し説明させていただきたいと思います。 令和3年4月に予定しております地方独立行政法人移行後の約3年間につきましては、2病院体制を想定しており、基本的な考え方といたしましては、現在の人員体制と病院施設を維持しながら1つの法人が2病院を経営していくことから、当面は現在の両病院が標榜しております診療科及び診療時間を維持し、現在の経営状況をベースに効率的な病院経営を維持してくことを目標としてございます。 午後診療につきましては、三井病院では診療科により若干違いがございますが、基本的には現在も午後3時半から午後5時半まで外来診療を行っており、新法人へ移行後も引き続き継続していくものと考えてございます。 また、市民病院では、禁煙外来や物忘れ外来、小児科の検診など専門外来に限って開設しておりますが、その他にも急患につきましては、当直明けなど医師が不在の場合を除き、極力対応することとしてるなど岡山市民病院や岡山大学病院の若手医師の協力をいただきながら、平日夜間の救急対応や土曜日の終日診療について対応しており、これらの診療体制を引き続き維持していくものと考えてございます。 午後診療も含め、現在2病院で対応しております外来患者につきましては、基本的には新病院でも受け入れられる診療体制を構築しなければならないものと認識しており、地方独立行政法人玉野医療センターの中期目標にも掲げておりますように、地域の医療機関との連携の中で地元医師会とも協議を重ね、地域全体で地域医療を支える体制の構築を図ってまいりたいと考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 いろいろ御答弁いただきましたが、再質問を2点させてもらいます。 市民病院の午後診療は、禁煙外来、物忘れ外来、小児科診療と今御答弁いただきましたが、市民が一般に希望する午後診療とそれが言えるのか、理解に苦しみます。 それから、これは私の経験則それから両病院で働いとる方にもちょろっとお聞きしましたけど、三井病院の勤務の医師と看護師の方と、市民病院の勤務の医師と看護師の方と同じ給与で同じ賞与で、午後診療があるのとないのとでは労働条件に不公平が生じるんじゃないかなと思いますが、その点についてはどのようにお考えか、2点お伺いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の再質問にお答えいたします。 まず、現在、玉野市民病院が行っています御指摘の専門外来、これはあくまでも専門性を持たせたものでございますので、受入れ可能な患者というのは限られてくる。そういった意味では、全ての市民のニーズに即したものにはなってないだろうと認識しております。それを補足する意味で、ウオークインとか緊急での外来を何とか対応しているというところが現状でございます。 それから、労働条件、三井病院と玉野市民病院の労働条件につきましては、勤務形態とか勤務体制、シフトの組み方等も違いますので、そこら辺については大きな差はないというふうに私は理解しておりますが、今後2病院体制で行って交流を図ったり、新病院に一緒に入る、そういったことも必ずや生じてまいりますので、そういった不公平が生じないように状況調査を行いながら調整していきたいと考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 市民が求める午後診療をよろしくお願いします。 それから、本当に不公平が起きないように、しっかりそこは配慮していただきたいと思います。 この午後診療について厚生労働省の資料や開業医の方に御意見を伺いましたが、200床以下の病床は積極的に外来診療を行い、入院等の収益を上げないと経営が立ち行かないと書かれてますし、お話も伺いました。それに地域医療の連携について新聞にあったように開業医さんや他病院からの紹介の割合が低い問題も地域の中核病院である玉野市民病院が午後診療をしていないために仕方なく市外の病院に紹介して連携を取っているという現状もお聞きしています。以前、行われていた在り方検討会議の議事録を見ても医師会の方と思われる方から午後診療を行わないのかと、それから午後診療をしないと収益が上がらないといった御意見、心配していただいとると思いますが、現状では医師会は午後診療を反対していないということも明確に御意見を医師会の方からお聞きしています。 そこで、病院事業管理者さんにお伺いしますが、午後診療を行わないのは医師会のせいではなく、院内の管理、統制問題ではありませんか。病院事業管理者さんの管理能力の問題であり、そのことを医師会へ転嫁していませんか。病院事業管理者さんの御意見をお伺いします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 赤松議員の再質問にお答えいたします。 午後診療の扱いについて、院内でも私を含めて、院長や副院長とも、また名誉院長ともいろいろ協議をしてございます。もし、できるならやればいいじゃないかという意見が強くございます。したがいまして、私どもの体制を医師会の責任にするようなことではございません。 また、医師会としましても、私がいろいろ接触する限りではいろんな意見があるようです。少なくとも医師会長、これは個人の意見かもしれませんが、非常にまだまだ消極的な部分がございますが、私が感じているのはあくまでも医師会長という立場として今までの対応を継続しているのかなと、本音の部分ではどうかなっていう部分もまだまだこれからしっかり協議をする、実現に向けての可能性というものは非常にあるんじゃないかというふうに考えてございますので、独法化後におきましては新理事長の下、しっかりと地域医療を支えていく立場で住民のニーズを満たす形での診療体制というものを構築していただけるよう引き継いでまいりたいと考えてございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 ぜひお願いします。やってください。それだけです。本当にしないと、ええようにいかんと思いますんで。 それと、医師会長さんのこと、個人的なことになりますんで、本人の思いっていうのはどうかなっていう、本人の思いも聞いとんですが、この場で言うと差し支えがあると思いますんで、それは控えさせていただきますが、僕が聞く限りおおむね誰も反対していないと、2010年頃までは反対者もおったけど、今は誰もしてないよっていうのがお話しした方の御意見です。 いろいろと質問して、また7分ほどしか残ってませんが、最後に市長へ質問させていただきます。 今まで新独法に対しまして質問させていただきましたが、市長は玉野市財政健全化の策として玉野市財政に負担がかかっている玉野市民病院を民営化する方針を示された平成26年頃から現在まで、市民、議会に民営化、指定管理、独法化に取り組むのは玉野市の財政運営に大きくのしかかる負担を軽減し、市財政運営を安定させるとの御説明を繰り返して御説明されてこられましたが、今ずっと議論をしたとおり、地方独立行政法人がある限り、玉野市と玉野市の財政に負担と責任が大きくのしかかってきますが、市長が決断された日から今までこのような財政負担が大きくのしかかる病院をつくりたかったのか、お考えをお伺いします。 ○議長(三宅宅三君) 市長。    〔市長 黒田 晋君 登壇〕 ◎市長(黒田晋君) 皆さん、おはようございます。 赤松議員の御質問にお答えをいたします。 26年のときに市民病院のかじを切るタイミングとしては、このくらいのタイミングでかじを切っていかないと非常に経営的にも厳しいし、玉野市に安定的な医療を今後継続していくためにも、かじを切るタイミングではないかということで民間への指定管理も含めて、いろいろ協議を進めさせていただきました。その間、指定管理者制度の検討であるとか、あるいは今指導していただきながらやっていますけども、平成博愛会グループとの協力関係であるとか、様々な歩みの中で、今回この地方独立行政法人、当初は議員も御存じのように玉野にある3つの岡山日赤の玉野分院、それから三井病院、そして玉野市民病院が地域連携構想の中で一つになってやっていくのがいいんじゃないかということで協議を始めましたが、結果として岡山日赤玉野分院は諸般の事情といいますか、今回はそのグループには入れないということで、玉野市民病院と玉野三井病院で地方独立行政法人化に向けてかなりの時間をかけて様々な協議を続けてきたところであります。 今、議員からの御指摘については、地方独立行政法人の玉野医療センターができることによって、今後玉野の全体の財政運営が非常に厳しくなるのではないかという御指摘ですけども、一つは中期財政試算、先ほど政策財政部長がお答えしましたように、昨年の中期財政試算で9年頃から、9年までありますね、10年ぐらいから基金が枯渇するのではないかというような算定数値が出ておりますが、まずここはきちっとそうならないようにといいますか、これはもっと遡りますけど、15年前に当選させていただいたときから玉野市に収支不足を起こさないというのが私の一丁目一番地ですから、それはきちっと堅持していかなければいけません。ただ、そのために将来を考える中で市民ニーズの高い安定的な医療を継続して残すということと、もう一方で今言うきちっとした財政運営をしていくということを両立しないと、どっちかがよくて、どっちかがいいっていうことにはならないというふうに思っております。 ですから、今回病院建設に当たりましても、できる限り国・県の補助を含めて、後年度の支払いが少なくなるようなスキームを組み立てて、今皆さん方と協議をさせていただいて、まず建設費の負担をできるだけ軽減して、年々の払いを一定程度にきちっととどめると、それが中期財政試算に一部組み込まれてる計算式ですけども。もう一つは非常に議員も病院は必要だという中で、今日もいろいろ議論をしていただいてますけども、可能性があるんで、そうした可能性が起こらないようにきちっと運営していかないといけませんよという警鐘を鳴らしていただいてるんだと思います。我々としては、昨日の御答弁でもお答えしたように、今後、日本医師会が発表してる数字では、令和6年から医療需要が玉野市は右肩下がりで減っていって、30年後には恐らくあの数値をそのまま使うと、玉野市の医療需要は今の6割程度になるのではないかということで、190という病床数に定めて行っております。そういう意味では、非常に厳しい数字と厳しいことを計算に入れた中で議会の方々と協議を進めてきておりまして、我々が、議員もお手元にお持ちかもしれませんけど、30年のシミュレーションをした中で、我々が計画している医療体制をきちっと今後進めていくことが、いくことがって、これはいかないといけないんですけども、いければそういう過度の財政負担にはならないということで御提案をさせていただいています。 物すごい最後簡単に言いますけども、今回地方独立行政法人ができて、玉野市民病院ができたばっかりに玉野市の財政運営がとても厳しくなりました。以前も言いましたけど、後々の子どもや孫たちがそのことによって大変な負担を背負ってしまいましたっていうことだけは、これは病院事業のみならず全ての事業がそうですけども、それは絶対に我々はやってはいけないことだというふうに思っておりまして、慎重に事は進めていかなければなりませんけれども、そうしたことで今回の地方独立行政法人化というのを進めさせていただいておりまして、御心配の向きに絶対にしないように、ならないように今後の運営を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 誠にしっかり、御丁寧に御説明をいただきましたが、僕の問いには答えていただいてないように思います。 これは民営化したり、指定管理したら玉野市の財政から切り離されて玉野市の財政が安定するというのがたてりで、僕もそれを信じて一生懸命今まで質問等もしてきました。だから、こういういろいろな問題が残っとる、のしかかってくる病院をつくりたかったのか、つくりたくなかったのか、それを聞きたいのと、あわせて市長が任命した事業管理者さんに今日ずっと御答弁をいただきましたが、当初市長の考えとは多分僕は違う、程遠い病院が出来上がろうとしてると思います。この状況を知っていて任せたのか、この内容について全く報告を受けていなかったのか、お伺いをします。 2点お願いします。 ○議長(三宅宅三君) 市長。 ◎市長(黒田晋君) 赤松議員の御質問にお答えをいたします。 当初、描いてたといいますか、先ほど言ったように指定管理者制度にしても一定の毎年の資金というものは必要になってきます。描いていたものといいますか、病院事業の組み立て直しといいますか、玉野市にいかに安定的な医療を提供する場所を残していくかということを念頭に置いていろんなことをやってきておりますので、全く描いていなかったものが今出来上がろうとしているわけではないということは申し上げさせていただきます。 玉野市に、繰り返しになりますけども、今後安定的な医療を提供する中核拠点をきちっと市に残していく。それと同時に、先ほど言ったように、それが、財政負担が多額にかかって市政の足を引っ張るような存在になってはいけないというのはそのとおりでありますし、そんな思いは全く持っていません。 それから、今まで何の報告もなかったという極端な言い方になりますけども、定期的にほぼ毎日とは言いませんが、事業管理者とは情報交換をしておりますし、組合交渉も定期的に行われる中で、この日組合に予備交渉を行います、この日から本交渉に入りますと、今日の夜はというようなことまできちっと報・連・相をやってきておりますから、私が知らないところで何か事が全部運んで急に知らされたんじゃないですかということはありません。 今日、最初の質問で言われてましたけど、組合交渉については粘り強く、丁寧に、理解をしていただいて、特にそれぞれの方々の立場が4月から新しく変わっていくんで、そこは丁寧な質問を時間をかけてやってくださいねというのは毎回申し上げているんですけども、そうしたこと。それから、今後のスキームについても、12月までは相手方があったことですから、三井E&Sの方々と協議をしていって、相手方は民間企業ですから、一定の企業としての会計の考え方を持たれてますから、その方々とこれなら十分今後の運営が可能だというようなところのコンセンサスが得られるところまで、ここも粘り強く、時間をかけて組み立てていく、この交渉については何度か私自身が出てますけども、そういうことを行ってきて、あわせて特に厚生委員会の方々は協議会で時間をいただいたり、実際の委員会でも時間をいただいたり、本会議でもかなりの質問をいただいています。そういう中で理解をいただいて、今後のこの4月1日を迎えたいという思いでやっておりますので、これは病院だけの思いでもなければ、私もその思い、悩みを共有した中で今回いろんな議案等々も上程をさせていただいてるということであります。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございました。 丁寧に御説明いただきましたが、当初民営化にしょうかなというところからは違うなというようなことを勝手に読み取りましたが、しっかりお願いをしたいと思います。 私も、独法は何とか成功して玉野市が安定してというふうなことを思いますが、市長に4つ何とかそうならないようにということで提案をしたいと思うんですが、まず1個目は病院の建設ですが、病院建設は全て建設費を玉野市が負担しても、玉野市財政が耐えられる規模の病院を建設するよう、今は規模が決まっておりますが、それを考えてダウンサイジングも含めた検討が再度必要ではないかということの提案、それから次にダウンサイジングが無理なんであれば、新病院の中に医療、介護つきの高齢者住宅を組み込んで安定した収益を上げる検討もしてみたらどうかと、それから次、3番目、これは結構僕が盛り過ぎかどうか分かりませんが、定款に設立団体よりの赤字補填について、先ほど赤字補填はないと言いましたが、純粋な医業収益、計上損失等の赤字補填は一定の制限枠を設ける。例えば単年度で5,000万円までとか、その上で設立団体の長と議会が承認を経て行うこととするというような条例が付け加えれんのんかなと。そういったのを付け加える検討をしていただきたいなと思います。 それから4番目に、短期、長期の借入金、運営費交付金等の法律上の設立団体の赤字補填をこのまま放置して、将来の玉野市の財政が健全に推移すると市長はお考えでしょうかということで、先ほどその部分については御説明いただきましたが、再度合わせて4点お伺いします。 御答弁お願いします。 ○議長(三宅宅三君) 市長。 ◎市長(黒田晋君) 赤松議員の再質問にお答えをいたします。 1つは、病院建設に当たって、できるだけ費用がかからないようにということです。ここについては、我々も思いがありまして、190床というのは今一応定めさせていただいて、それで進めておりますけども、建設費、いろんな提案が多分ここからあったりするケースがよく見受けられます。こうしたらもっとよくなりますとか、こうしたらもっとよくなりますとかというようなことが考えられますけども、我々としては今回我々が思っている190床の玉野医療センターをそういうことではなくて、適正な価格で適正規模の中で行っていただけるように、そこはかなり厳しく今後も指導させていただいたり、施主としての意見を言わせていただいて、何かあっという間に予定されていたものが膨らんでこんなに大きくなりました、追加で必要になりましたというようなことはないようにということで、ここについてはそういうことで対応させていただきたいというふうに思います。 それから、高齢者住宅の併設ですけども、制度上のことは専門的な部分で欠けておりまして、そういう併設がすぐに可能かどうかということと、それから多分思っておっしゃられてるんだと思いますけど、高齢者住宅を附属棟としてつけると、全体の工事費はさらに必要になってくると思います。今、医療の制度としてあるのは、慢性期の療養型の病床を介護医療院のような制度に変えていくというようなことは、これは制度としては認められていますから、今すぐどうこうという話ではありませんけれども、先々を見据えた中で先ほど言ったように医療需要がここからずっと下がってくる中でベッドがひょっとしたら空いてくる可能性もあります。そうしたときには、今だからこそ制度として出来上がったんだと思いますけども、介護医療院への移行だとか、そうしたことは先々を見据える中で視野に入れて検討をしていくというか、今も念頭に置いているところです。ただ、スタートするに当たって、その議員御案内の高齢者住宅だとか、高齢者のものとの併設だとかというようなことについては、今の段階ではこうしたことについては非常に現計画に織り込むのは難しいのではないかというふうに思っております。 それから、条例ですけども、上位法との整合と考え方なんだと思います。市として、どの部分が縛れて、どの部分が法律的には今度縛れなくなるのかという中で、可能な限り市として新たな条例等をつくって、それによって監視機能等が効かせられるような方法、手法があれば、そうしたものは我々としてもしっかりと思いを持って運営を管理していったりするわけですから、ここは法律的に地方独立行政法人法の中での上位法がありますから、そことの整合を図らせていただいて、可能なものは御提案に基づいて、行うことがあり得るのかなというふうに思っております。 大変申し訳ありません。4問目の法律上の云々というふうにおっしゃっていただいたんですけども、ここの質問がすみません、聞き取れておりません。(「短期、長期の借入金、運営費交付金等の法律上の設立団体の赤字補填を放置したままで将来の玉野市の財政が健全に推移すると思いますかっていう内容です。さっき大分答弁いただいたんですけども」と呼ぶ者あり) 要は3番目と一緒の考え方なんで、と同時に何かこういうルールがあるから、勝手に借入れをしてどんどんどんどん使うてしまやあええがみたいな例もありましたけども、少なくとも誰が市長であれ、誰が病院の理事長であれ、健全な経営を目指していくというのは当然のことだろうというふうに思っておりますから、そこをしっかりしていくと同時に、繰り返しになりますけど、条例上で対応できる部分があれば、そこはしっかり検討させていただきたいと。 以上、お答えとします。 ○議長(三宅宅三君) 赤松通博君。     〔赤松通博君 登壇〕 ◆(赤松通博君) 前向きな御答弁ありがとうございます。 定款のところで条例ということもあって、実は僕は条例を出そうかなと思って、法務省と総務省にいろいろ勉強して電話して、独法の法律があるけど、玉野市独自で条例等をかけれんことはないですよと、ただ慎重に検討せんと、それはこの法律にかかれとる設立団体の責任というものがあるということ、市長がおっしゃられたようなことをおっしゃられてましたんで、そういう条例を幹部の方で検討していただいて、出せるんであれば条例をつくって出していただけたらありがてえなと、それから定款にもどこか1文入るんであれば1文入れていただくような、今日も定款の、これから定款の変更の協議もありますから、そこでぜひお願いしたいと思います。 勢い余ったまま総務部長にも聞こうかなと思よったんですけど、市長の前向きな御答弁をいただきましたんでやめますが、今回なぜ僕がこれを質問したかっていうと、今日市議会議員10年になって、責任もありますから、玉野市のこと、それから玉野市民の方、それから玉野市の財政が転覆したらということで総務文教委員長ということで政策財政部も所管しとるということで、物すごい責任を感じながら日々やることがここのところ多くなりまして、本当に玉野市が市長、前回夕張市になるかもしれんよ、かじ取り間違うたらということも、失礼なことを言うたかもしれませんけど、本当にここでかじ取りを間違うたら、本当にそういうこともあるかもしれん。玉野市が転覆して沈没するということにもなりますので、しっかりとそのことをするのと、それからここにおられる議員の皆さんも当局の皆さんも5年、10年したらここにおるか、おらんか分かりませんので、そのときにしっかりとした法律と定款と条例が残っとかんと、それを中心に今後は動いていきますから、何をしてくれとんなということを将来の方に言われるということで、そういったことも踏まえて質問をさせていただきましたんで、私も含めて全員でいろいろ知恵を出して、踏ん張っていけたらと思います。先輩議員が昨日おっしゃられましたけど、本当に小泉議員がおっしゃられるように、ここは一番の踏ん張りどきだと僕は思いますんで、かじ取りをしっかりとお願いしたいと思います。 これで私の質問を終わりたいと思います。市長をはじめ、病院事業者管理者さん、御答弁ありがとうございます。それから、教育委員会の方には通告をしとりましたが、また勢い余って40分1本でやってしまいましたんで、またこのことについては質問をさせていただきます。どうも御迷惑をかけました。すみません。 以上で私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(三宅宅三君) 議事の都合により休憩します。             午前11時24分 休憩             ─────────             午前11時35分 再開 ○議長(三宅宅三君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) 皆さん、こんにちは。私は公明党の山本育子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 新型コロナウイルスのパンデミックは、多くの尊い命を奪い、世界経済に計り知れないダメージを与えています。地球規模で社会の分極化や対立、富の偏在、人種の対立を一段と増幅させました。今、世界も日本も大きな歴史の岐路に立たされ、危機打開に向けて確実な一歩を踏み出す年となりました。 ウイズコロナ、ポストコロナ時代を見据え、誰一人取り残さない社会の実現を目指し、SDGsを軸にした対策が重要であります。 その観点から質問をさせていただきます。 1、ユニバーサルデザイン・共生社会の推進について、ユニバーサルフォントの導入についてお伺いをいたします。 ユニバーサルデザインとは、年齢や障がいの有無、性別、国籍などを問わず全ての人が利用できることを目指したものです。例えば誰でも持ちやすいように胴体の部分にへこみが作られたペットボトル、シャンプーとリンスを触っただけで区別できるようにギザギザのついたボトルなど、私たちの身の回りにもあふれています。 私たちは多くの情報を視覚、目から得ています。新聞や書籍、教科書等の印刷物に加えて、インターネットやメール、携帯電話も文字とは切り離せません。また、看板や案内表示、各種チケットなど文字は日常にあふれています。そのような中で、ユニバーサルデザインフォント、略してUDフォントは文字の形が分かりやすいこと、読み違えにくいこと、文章が読みやすいことをコンセプトに開発されました。数字の3と8、ビンとピンなどの濁点、半濁点など分かりやすく工夫されています。教科書体やゴシック体などの様々な種類があり、最近は学校教育現場のパソコンにUDフォントを導入し、教材やテスト問題、学級通信等の保護者への配布物にも利用されています。また、自治体のホームページや広報紙、お菓子のパッケージなどにも採用されています。 玉野市におきましても、広報紙やホームページ、ハザードマップにUDフォントの導入を検討してはいかがでしょうか。また、学校教育での導入、さらには新しく建設予定の玉野医療センターの案内表示等、全面的にUDフォントの導入を御提案いたしますが、いかがでしょうか。 次に、障がい者就労支援について。 障がいの有無にかかわらず、誰もが社会の一員として活躍できる社会を目指し、障がい者の職業生活、人生を当たり前に社会全体で支えていく環境整備が望まれています。働き方の個別性、多様性、個人の能力と社会のニーズを結びつける仕組みを確立できれば、障がい者、家族、企業、社会の全てに有益となる取組となります。 玉野市におきましては、次年度から新たな取組として、生活相談窓口に障害者就労支援事業を位置づけ、体制の強化を図るとありますが、そのメリットと課題、具体的な取組についてお伺いいたします。 2、サステナブルな社会を目指して。 サステナブルという言葉は、最近ではコマーシャル等でもよく耳にするようになりました。持続可能な状態を意味し、私たちの生活でも意識づけが進んできたように感じます。 玉野市におきまして、先月13市町で構成する岡山連携中枢都市圏で2050年度までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す取組を共同で行うことを宣言いたしました。しかしながら、具体的な新たな取組が見えないのが残念であります。 サステナブルに関連する以下4点についてお伺いをいたします。 1点目、リサイクルプラザについて。 ごみの減量や再資源化を啓発、促進するための本市のリサイクルプラザの運営状況についてお聞かせください。 2点目、食品ロスについて。 廃棄大国と言われる日本において、徐々に食品ロス削減への取組への意識が高まってきましたが、本市での取組状況はいかがでしょうか。 また、学校給食の残飯廃棄量など学校教育での食品ロス削減に対する取組はいかがでしょうか。 3点目、自殺予防、生活困窮者について。 3月は自殺対策強化月間であります。自殺者数は近年、減少傾向でありましたが、コロナ禍の昨年一転し、前年比で908人増の2万1,077人に上りました。これはリーマン・ショック直後の2009年以来11年ぶりのプラスとなり、女性や小中高校生が多い点が特徴であります。男性は11年連続減少しましたが、女性は7,025人で2年ぶりに増え、小中高校生も2019年度比で約4割増の479人となっています。 自殺者増加の要因について、厚生労働省自殺対策推進室はコロナの影響による経済的な困窮や外出自粛による不安、ストレスを指摘しています。女性や小中高校生の増加についても、生活への影響によるしわ寄せが社会的に弱い立場にある人に向けられ、孤立、孤独化したことが遠因ではと推察しています。 こうした動向を踏まえ、政府は2020年度の第1次、第2次補正予算では経済的支援として相談員などの拡充、第3次補正予算では新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金140億円を確保し、自治体での電話、SNSによる相談体制などを強化いたしました。さらに自殺を考える人の社会的孤立に省庁横断で対応する孤独・孤立対策担当室を政府内に新設し、2021年度予算案では地域自殺対策強化交付金を増額しています。 本市における近年の自殺者の現状と防止への取組、またコロナ禍における生活困窮者の現状をお伺いいたします。 4点目、男女共同参画について。 日本では国際的にも男女格差が大きく、世界経済フォーラムが公表しているジェンダーギャップ指数は153か国中121位となっており、その是正に向けて現在官民挙げてあらゆる分野における女性の参画と登用を推進しています。しかしながら、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員長の交代等に見られるように、性差への偏見、思い込み、決めつけが、日本ではいまだ社会に根強く残っていることが浮き彫りとなっております。玉野市におきましても、男性も女性も互いを尊重する男女共同参画社会の実現に向け、環境整備を進めていかなければいけません。 本市では、昨年改正された玉野市職員子育て・女性活躍支援プランの計画に基づいて、職員一人一人が主体的に取り組み、仕事と生活の調和を実現し、生き生きと働くことのできる職場環境が整備されることを目指しています。 このプランに対する具体的な取組と課題点をお聞かせください。 以上で私の壇上からの質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(三宅宅三君) 市長。    〔市長 黒田 晋君 登壇〕 ◎市長(黒田晋君) 山本議員のユニバーサルデザインフォントの導入についてお答えをいたします。 実は、議員の時代にユニバーサルデザインについて障がい者との共生ということで、逆の立場で質問をさせていただいたことがあります。何か時代に遅れてきたなというところなんですけど、今回フォントの質問をしていただいて、ユニバーサルデザインはだから知っているんだけど、ユニバーサルデザインフォントっていうのは果たして何なんだろうというところからスタートをさせていただきました。それで、今回議員さん方には配られてないから分からないんですけど、議員からの通告書がユニバーサルデザインフォントで届けられています。確かに通常我々が打ち出す文章よりも物すごく読みやすい文章になっていて、改めてその必要性というか、我々が一歩前へとか、その先へっていう中で、実は一工夫することによって非常に理解しやすくなったり、安心しやすくなったりするというのを改めて痛感させられたところであります。 ユニバーサルデザインとは、様々な障がいのある人、もちろんお年寄りや子どもまで全ての人が安心して健やかに生活するために配慮すべきことであるとともに、本市を訪れた方や外国籍の人にも理解でき、快適なサービスを提供することは市として必要な対策であると認識をしております。 本市では、平成29年3月に策定した第2次玉野市地域福祉活動推進計画及び平成30年3月に策定した第3次玉野市障害者基本計画において、バリアフリー化やユニバーサルデザインへの推進を掲げており、誰もが利用しやすい公共施設の改善や配慮を推進することとしております。 さて、ユニバーサルデザインフォントについてですが、本市の「広報たまの」につきましては、表紙のコメントや記事のタイトルなど一部異なる場合がありますが、既にユニバーサルデザインフォントを採用しており、市のホームページでは、閲覧される方のパソコン等の機器の設定環境に応じ、比較的読みやすいとされるフォントになるよう設定をしております。 また、学校教育においては、ユニバーサルデザインフォントは教科書に使用されており、また、学校で使用するパソコンにもインストールをしていることから、教育現場では今後、より日常的に使われるものと認識をしております。 なお、議員御指摘のハザードマップや玉野医療センターの案内表示などにつきましても、誰もが見やすく分かりやすいものとなるように導入に努めていきたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。  〔健康福祉部長 小崎 隆君 登壇〕 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 山本議員の御質問に順次お答えをいたします。 まず、生活支援相談窓口での障がい者就労支援についてでございます。 現在、玉野市社会福祉協議会に委託している障害者就労支援事業ですが、年々相談件数は増加傾向にあること、また相談件数のうち約4割は就労相談よりは生活相談となっていることから、玉野市社会福祉協議会の就労相談支援員と市の生活支援相談員が相談者の情報を共有し、協力しながら業務に当たっているところでございます。 そこで、新年度からは社会福祉協議会に委託していた障害者就労相談支援事業を市の直轄事業とすることで、生活相談から就労相談まで、福祉政策課内の生活支援相談窓口においてワンストップでの対応が可能と考えています。さらに、支援体制については、相談件数の増加や相談案件の多様化により1名での対応が困難になってきていることから、相談支援員を現在の1名体制から3人体制にすることで体制の強化を図りたいと考えております。 なお、課題につきましては、件数の増加や相談案件が多様化していることから、いかに効率よく各関係機関と連携して支援できるかが重要と認識しており、今後も運用しながら連携体制の構築を図っていきたいと考えております。 就労に向けた具体的な取組でございますが、まず相談があれば、一般就労が可能な方にはハローワークと連携し、また就労継続支援A型、B型を利用希望される方には、相談支援事業所等と連携し、就職、就労に向けたアドバイスや履歴書の書き方の支援などを行い、採用後も同じ職場で安心して働き続けられるよう就労先に出向き、就労定着のアフターフォローを行っております。 また、支援学校からの卒業生に対しては、相談支援事業所や就労先の企業などと連携して移行支援会議を実施し、就労や社会参加に向けた支援を協力して推進することとしております。 次に、本市における近年の自殺者の現状と防止への取組、またコロナ禍における生活困窮者の現状についてでございます。 まず、本市における近年の自殺者の現状につきましては、いのちを支える自殺対策推進センター(JSCP)から提供されております地域自殺実態プロファイル2020更新版によりますと、最新の平成27年度から令和元年度の5年間において、人口10万人当たりの自殺死亡者数を表す自殺死亡率の平均は14.0となっており、国の16.8、岡山県の15.2と比較しても、低い水準でございました。 また、地域の主な自殺の特徴として、男性60歳以上無職同居の割合が23.3%と最も高く、国や県と同様の傾向が見られますが、その背景として、失業による生活苦、介護の悩みや不安、身体疾患などによる自殺が一要因であると指摘されております。 本市の自殺防止への取組についてでございますが、例年、9月の自殺予防週間や3月の自殺対策強化月間に合わせ、市の広報紙やホームページ、フェイスブック等のSNSを活用いたしまして、相談窓口の周知等の啓発に努めているところでございます。また、今年度は特に新型コロナウイルス感染症の影響で、社会的な不安も広がっておりますことから、「広報たまの」1月号において、自殺対策の特集記事の掲載を行いました。また、玉野こころの健康を考える会主催のこころの講演会では、コロナ禍のメンタルヘルスというテーマに岡山県精神科医療センターの医師による講演を動画配信し、ユーチューブでどなたでも拝聴することができるようになっております。 そして、コロナ禍における生活困窮者の現状についてでございますが、福祉政策課に設置しております生活相談支援窓口での新規受付状況は、平成27年度の事業開始以降、毎年度50件前後で推移しておりましたが、令和元年度は58件、今年度においては1月末時点で70件と増加しており、収入、生活費、支払いといった経済的内容の相談は昨年度の33%から今年度は42%に上がっております。 また、生活困窮者自立支援法による住居確保給付金については、従来の対象要件に加え、新型コロナウイルス感染症の影響などで、やむを得ない休業等に伴う収入減少により離職、廃業と同等程度の状況となった方についても対象となったことから、昨年度までは申請がございませんでしたが、今年度はこれまでに16件の申請を受け付けております。 また、社会福祉協議会では、新型コロナ感染症の影響による休業や失業をした方などへの特例貸付として、上限20万円の緊急小口資金を325件、上限月額20万円で原則3か月借受け可能な総合支援資金を215件、さらに3か月の延長貸付144件をそれぞれ今年度1月末時点で行っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 市民生活部長。  〔市民生活部長 藤原裕士君 登壇〕 ◎市民生活部長(藤原裕士君) 山本議員の御質問のうち、私の所管する事項について順次お答えをいたします。 本市におきましては、今後も住民生活を持続可能なものとしていくためには二酸化炭素排出削減対策に取り組む必要があると考えまして、議員御紹介のとおり、本年2月2日、本市を含む13市町で構成される岡山連携中枢都市圏において2050年二酸化炭素排出実質ゼロ宣言の共同発表を行いまして、今後13市町が共同し、情報の共有や啓発事業に取り組むとともに、本市におきましても市民や事業者に向けた省エネ意識の啓発やごみの減量化、資源化の推進、新たな施策の調査、検討などに取り組んでいくことといたしております。 お尋ねのまず1点目、リサイクルプラザの運営状況についてでございます。 本市のリサイクルプラザは、循環型社会の構築に向け、古紙類及びその他プラスチック製容器包装類を資源として有効活用するための中間処理をはじめ、ごみの減量並びに資源化、再生利用等資源の有効利用に関する情報の提供や体験及び学習の場を市民に提供するために設置した施設でございます。 具体的な施設の利用状況といたしましては、本年度は新型コロナウイルスの影響を受けまして、制限させていただいておりますが、小学生の社会科見学や出前講座などにおいて、中間処理の状況を見学いただいたり、施設内の研修室につきましては、ごみの減量化、資源化に関する内容の説明等に利用しているところでございます。 また、ごみの減量化、資源化の推進を目的に、市民の皆様が家庭で不用となったが、まだ利用できる不用品の再活用を図るため、不用品の提供者や需要者からの登録を受け、新聞やホームページを通じて市民の皆様に紹介をしたり、リサイクルプラザにおいて衣料品やベビー用品を展示し、即時引渡しを行うなど不用品活用銀行の運営も行っております。 次に、食品ロスへの取組状況についてでございます。 本市のごみ減量化、資源化の推進につきましては、玉野市一般廃棄物処理基本計画において市民1人1日当たりの家庭ごみ排出量を2023年度までに560グラム以下とする目標を掲げております。 その中で、食品廃棄物に関する施策といたしましては、食品ロス削減の推進を掲げておりまして、まずは買い過ぎや作り過ぎの防止に向けた意識向上に努める必要がありますことから、その内容につきまして出前講座や市ホームページ、「広報たまの」にての情報提供に努め、市民への周知啓発を図っているところでございます。 また、本年度には食品ロスの現状や課題の把握を行うため、市中心部と郊外の2地域を対象にした食品ロス実態調査を実施し、ごみの排出量に対する食品廃棄物の割合や廃棄された食品の消費期限などについて調査を行ったところでございます。 今後は、この調査結果を踏まえながら、食品ロス削減に有効な対策を検討してまいりたいと考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 教育長。    〔教育長 妹尾 均君 登壇〕 ◎教育長(妹尾均君) 山本議員のサステナブルな社会についての御質問のうち、学校給食の残飯量など、学校教育での食品ロス削減に対する取組はどうかについてお答えいたします。 議員御案内の食品ロスの問題については、現代社会が抱える大変大きな課題であると認識しております。玉野市学校給食センターでは、給食の残飯量の推移を調べており、過去10年間の状況を見てみますと、給食全体の約1割程度が残飯となっているようでございます。食品ロスを削減するためには、全ての人たちが食物を大切にし、どういった工夫で食品ロスをなくすことができるかを自分事として考えていく必要があります。 そこで、就学前の各園での教育保育場面では、食物栽培活動や読み聞かせ、給食指導の時間などにおいて、食物に対する感謝の気持ちを育てるとともに偏りのない食事の大切さなどを指導しております。また、学校においては、食育基本法や学習指導要領に基づいて食に関する指導の全体計画を作成し、特別活動の時間や各教科領域で行われている環境教育や消費者教育などのあらゆる機会を捉え、計画的に食育を実施し、社会全体の大きな課題として食品ロスについて考えさせるようにしております。 こうした取組に加えて、本年度は食品ロス削減意識の醸成のため、くらしき作陽大学と連携し、地元食材の調査や給食の残飯調査を基に、学生が教材を作成し、食品ロスを減らすために一人一人がどんな工夫をしたらよいかという観点から、市内の小学校で出前授業を行った例がございます。 いずれにしましても、教育委員会といたしましては、今後も児童・生徒が食品ロスの問題を自分事として捉え、解決に向けて何をすべきかを主体的に考えることができるよう、環境教育や消費者教育など、学教教育活動全体で食品ロス削減への意識の向上を図ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 総務部長。   〔総務部長 市倉勇樹君 登壇〕 ◎総務部長(市倉勇樹君) 山本議員の玉野市職員子育て・女性活躍支援プランに対する具体的な取組及び課題についての御質問にお答えをいたします。 女性活躍推進法の改正に基づき、昨年4月に見直しを行いました玉野市職員子育て・女性活躍支援プランにつきましては、昨今の本市の実情を踏まえ、男女問わず育児休業や育児短時間勤務、部分休業制度、子育てのための特別休暇を取得しやすい環境整備の推進、年次有給休暇の取得促進と超過勤務の削減を2本柱とする指針を掲げてございます。 当該指針を推進するに当たり、最も重要な課題の一つに男性の育児休業の取得率の低迷がございます。そのため、これまでもイクボス宣言を通じ、管理職職員が男性職員に父親として子育ての喜びや責任を認識できるよう積極的に育児に参加するよう働きかけることや、各職場において男性職員が育児休業を取得しやすい雰囲気づくりに努めているところでございます。 こうした地道な取組の結果、昨年度の男性の育児休業取得者2名に対しまして、本年度は5名、取得率は29.4%に改善され、目標の20%を達成してございまして、徐々にではございますが、男性職員の意識改革と職場環境の改善が図られてきているものと考えてございます。 また、当該指針に基づく具体的な取組を検討するに当たり、昨年9月、育児部分休業を取得している職員に対してヒアリングを実施したところ、時差勤務出勤では、保育園の送り迎えの一方しか対応できない、あるいは子どもがインフルエンザ等の感染症に感染した場合、休暇を取得することなく働ける仕組みができないかなど、子育てを行っている職員が日常生活において直面している課題を改めて把握したところでございます。 こうした現状を踏まえ、本年1月18日から令和4年3月31日までの期間で、フレックスタイム制度及び市が貸与するパソコンを用いた在宅勤務制度を試行的に導入したところであり、新型コロナウイルス感染症対策と働き方改革の両立を目指した取組として、その効果を検証しているところでございます。 本市といたしましては、今後も職員一人一人の声に耳を傾けながら、職員が仕事と生活の調和を実現し、生き生きと働くことができる職場環境の整備に努めてまいりたいと考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 議事の都合により休憩します。             午後0時5分 休憩             ─────────             午後1時0分 再開 ○議長(三宅宅三君) 午前中に続き会議を開きます。 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず最初に、ユニバーサルデザインフォントについてでありますけれども、これは既に「広報たまの」等で採用してくださっていることでありました。人は、80%以上の情報を視覚から得ていると言われています。そして、その視覚情報のほとんどは文字によってもたらされておりまして、自治体が目指す共生社会において文字をUDフォントに変えることで伝わる情報発信を後押しすることができます。自治体から発信される情報は、子ども、高齢者、障がい者問わず全ての方の生活に欠かせない大切な情報でありますので、伝える情報と伝わる情報へと情報のユニバーサルデザインへの取組、引き続きお願いしたいと思います。 教育分野での活用でありますけれども、UDデジタル教科書体、これは弱視や読み書きの障がいに対するエビデンスを取得しており、学習指導要領に基づいた字体、字の形のままの筆書きの楷書ではなくて、手の動きを重視した硬筆サインペンで書いたようなデザインになっていて、文字の先端がとがっているとストレスを感じる発達障がい者の子──とんがってるものが嫌な子──に配慮して、はねや払いの先端は丸めて強弱が必要な文字も一定の太さを保つなど、読みやすさに配慮されています。読み書きに困難を抱えたある小学生の子は、一般的な明朝体は文字の輪郭が青く光って文字が躍り出して飛んでいくっていうような表現をしていて、あるとき太さが統一なゴシック体のほうが読みやすいってことに気がついたそうです。このUDデジタル教科書体のフォントは、ウィンドウズ10以降であれば標準搭載されていますので、ぜひ皆さんも積極的に使っていただきたいなと思います。 先ほど、市長の御答弁にもありましたけれども、教育委員会のほうからもUDフォントの導入についてお考えをいただきたいと思います。もうある程度導入をされているようなことでしたが、今後の展開等教えていただければと思います。 ○議長(三宅宅三君) 教育長。 ◎教育長(妹尾均君) 山本議員の再質問にお答えいたします。 本市では、以前から特別支援教育の視点に立った授業のユニバーサルデザイン化を推進しており、学校が進める授業改善の大きな柱と考えております。この授業のユニバーサルデザインの考え方の中には、板書やプリント類など視覚的に見えやすくするという考え方があり、構成や色合いの配慮が必要となります。 そうした中で、印刷物が見やすく読みやすいものになるようフォントの選択についても配慮していくべきと考えており、実際にユニバーサルデザインフォントが配布物やプリントに使用されている事例もございます。 議員御案内のとおり、ユニバーサルデザインフォントは教科書に使用され、学校のパソコンにもインストールされておりますので、今後各校において適切に使用されるよう校長会などを通じて周知してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) ぜひ教育現場でも積極的に取り入れていただき、同時にこの文字はみんなに優しい文字だというようなこともしっかり周知をしていただきたいなと思います。できれば多くの方が訪れる市役所内や公共施設の案内表示等も順次変換するべきだと思っております。今は新たな公共施設や、また民間の病院等でも案内表示に全てUDフォントを使用するっていうのが基本となっているようです。これから新たになるハザードマップ、また玉野医療センター内の表示について、特に誰にでも分かりやすくあるべきものでありますので、強く要望をいたしておきます。 それでは続きまして、障がい者の就労支援についてでございますが、次年度より新たな体制でスタートをするということでありまして、今までよりも手厚く充実したものになると理解をし、大変に期待をするところであります。今までは、福祉政策課内で1名の体制で相談窓口、そして障がい者の就労支援は社会福祉協議会でしていたものを人員を3名に増やして福祉政策課内に位置づけるということでありました。 以前から、私何度か苦言を申しておりまして、市役所の中でも一番充実をすべき窓口だと思っております福祉関係の相談窓口でございますが、現在でもとても手狭で相談室にも段ボールや要らないものが積み上がっていて、まるで物置部屋のようになっております。このたび、この新たに始まる障がい者のタクシーチケットの受付も、先日の御答弁では福祉政策課内で行うっていうふうにありましたので、今後さらに多くの方たちが来られると予想されますけれども、そのあたりの整備っていうのはどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 山本議員の再質問にお答えをいたします。 福祉政策課での相談室の現状についてでございます。 本庁1階の福祉政策課の前の部分、東側になりますけども2か所ありまして、先ほど議員が言われるように中に段ボールとか積み重なっておりまして、ちょっと使いづらいというところが非常に私も危惧しておりまして、この3月には片づけて相談室としてしっかり使えるように整備させていただきたいと思っております。 あと西側にももう一か所相談室を、今設置している状態でございます。あとまた、庁内で使用してない会議室等を利用することなどありまして、個人情報ですから、そういったところを配慮しながら対応していきたいと思ってます。 また、生活支援相談では、アウトリーチという形で、窓口に来られない方に対しましては現場に出向きまして相談を受けているといったところもございますので、引き続きそういったことを活用して進めさせていただきます。 タクシーチケットの件でございますが、来年度から障がい者タクシーチケット事業を始めるというところで、混雑しないかということでございますけども、状況に応じまして非常に混雑して調節しづらいという状況になりましたら、1階ロビー等活用できれば、そちらを活用しながら窓口を設けるなど柔軟な対応をさせていただけるというふうに思っております。 また、基本的に窓口に来てくれるのが一番早い受渡しになると思いますけども、郵送による受付もできますので、そういったところも活用していただければというふうに思っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) はい、ありがとうございます。 何か少しよくなりそうなのでよかったですけど、これは以前にも市長にもお願いをしていて、そのときいっときちょっときれいになったかなと思ってましたけど、すぐまた積み上がってきたような状態でしたので、市長にももう一度お伺いしたいと思いますけれども、様々な困り事を抱えて、わらにもすがる思いで来られているかもしれない方たちに対して、あの場所ではとても希望が見いだせるような環境ではないと常々感じておりました。スペースがなくて今のあの場所をうまく利用するしかないんだと思いますけど、さっき部長も御答弁いただきましたが、ぜひ市長には直接あちらを見ていただいて現状を知っていただいて、さらなる改善をお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 市長。 ◎市長(黒田晋君) 山本議員の再質問にお答えをいたします。 今、部長からお答えしたとおりですけども、今回人員も増えるということもありますし、新たな業務も増えるということで、手狭じゃないのかというようなことで職員に話を聞きました。今お答えしたとおり書類等々をきちっと置くべきところへ置いてスペースをつくってやっていきたいということでありました。相談室については、現在のところ今2室と、それから連携室のところへ1室あるんでという話でしたけども、当座4月1日からはそれでじゃあスタートしてみましょうと、ただし現行、それこそ前段ユニバーサルデザインフォントの話がありましたけど、あそこは今車椅子で入っていくと、車椅子の幅いっぱいいっぱいで奥まで行けない、別に通れないわけではないですけども、そういう状態もありますから、4月のスタートを見て1階部分で全体的なコーディネートができないかというのは、スタートした時点での様子を見て検討をさせていただきたいというふうに思っています。 それから、障がい者のタクシーチケットですけども、ロビーを活用してという話がありましたけども、今年確実に衆議院選挙と、それから市長選挙が行われるのは間違いないんですけども、部屋として一定期間空いてますから、あの部屋は有効に活用すべきであろうというふうに思っていまして、それこそわざわざ奥まで来ていただかなくても、できるだけ近いところでチケットの配布ができるというような工夫というのはできるだろうということで内々話をしておりますから、そういうことを活用しながら、4月1日のスタートは片づけてスペースをつくった状態で出発させていただいて、なお必要であるということであれば、これは前向きに検討させていただきたいというふうに考えております。 以上、お答えといたします。
    ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) ありがとうございます。少しはよくなるかなと期待をしたいと思います。 続きましては、リサイクルプラザについてお伺いをいたします。 先日、リサイクルプラザ視察に行かせていただきました。まず、毎日は開いていないというふうに聞いたので、じゃあ、いつなら開いてるのかなって確認することから始まりました。リサイクルプラザに行ってみると、1階部分はプラごみなどいろいろ作業場になっておりまして、問題は2階部分でありますけれども、まず受付や係の方っていうのが常駐をしていない、誰もいないっていう状況です。初めての方にはとても不親切だなと思いました。何となく薄暗くて肌寒くて閑散としていて、正直全く活用されていないと思われます。コロナ禍も関係しているということでありましたが、2階部分のこれまでの利用実績、運営の事業費等教えていただきたいと思います。 ○議長(三宅宅三君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤原裕士君) 山本議員の再質問にお答えをいたします。 リサイクルプラザ2階部分の利用実績と運営の事業費ということでございます。 まず、2階部分の利用実績でございます。過去3年間で申し上げますと、施設見学や各種会議等で2階研修室ほかの利用をされた方は、平成29年度で1,004人、平成30年度で1,044人、令和元年度で831人というふうな利用実績がございます。また、不用品活用銀行の利用者でございますけれども、こちらにつきましては平成29年度が1,565人、平成30年度が1,488人、令和元年度が1,054人という方に御利用いただいてございます。 次に、リサイクルプラザ2階部分の運営事業費ということでございます。施設見学などの研修室やその不用品活用銀行、こちらの運営につきましては、先ほど議員さんがおっしゃられてました現場に常駐しておりませんで、東の清掃センターの職員がリサイクルプラザのほうに出向いて対応いたしておりますので、運営経費のほうは今のところはかかってございません。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) 不用品活用銀行のほうは、思ったより活用人数が多くて、これは持ってくる人もいればもらっていく人もそれぞれ数えてるのかなと思いますけども、もし需要があるならぜひもう少し整備をしていただきたいなと、今ちょっと数を聞いて予想外でありました。 環境問題に対して日本でも特に大震災以来は、エコや節約を重視する意識が高まり、リサイクルやリユースが随分浸透していますし、リサイクルの市場は近年大きな変革をなし、大変注目をされています。しかしながら、環境問題を視野に入れてエコのスタイルを選択すると、何でもちょっとだけ高くついてしまうという現状があります。最近は、スーパーやコンビニでも今まで便利で安価なプラスチックが当たり前だったストローとかフォークとかスプーン、マドラー、お弁当のパックも最近は紙や木でできたものが目につくようになりました。そのようなお店だと、私の中ではとてもポイントが高くて、またここに来ようって思います。そのようなことで評価をしている人もたくさんいらっしゃると思います。 このたび、玉野市ではごみ袋有料化に伴いまして、少しばかり割高になるけれどもバイオマスプラスチック配合のごみ袋を採用すること、大変すばらしい決断だと思います。環境に配慮すれば、まだまだ醸成し切れていない日本の社会では多少のお金はかかることもありますが、私たちには将来のために今やるべきことがあります。また、市長のおっしゃるその先への思いにぴったりだと感じています。 リサイクルプラザの2階には活用できそうな工作室とか、あと広い研修室もあります。不用品活用銀行は数が予想外だったんですけど、今のままだとただだって言われてももらって帰りたいものっていうのは、私もちょっと見てみましたけどあまり見当たらなくて、でもそれを活用される方がいらっしゃるなら、もう少し選別とか、少しだけでも人の手を入れれば、もっと工夫すればもうちょっといい雰囲気の活用できる場所になるんじゃないかなと思っておりますが、あのまま何となく放置されてる感がありますので、今後の活用についてどうしていくのか、方向性、お考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(三宅宅三君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤原裕士君) 山本議員の再質問にお答えをいたします。 リサイクルプラザの現状というようなことでの御質問だと思いますが、今後もっと活用できるのではと、その方向性ということでございます。 リサイクルプラザにつきましては、ごみの減量化であるとか、再資源化を促進するための施設として様々な役割を担ってございます。先ほど、議員さんがおっしゃられました不用品活用銀行もあそこで行ってるし、当然その中間処理施設でもあるしというようなことで、様々な役割を担っているというようなことで、そのリサイクルプラザを市民の皆様に、より積極的に利用していただくことで、そのことでごみの減量化や資源化に対する意識の向上が図られるのではないかということで、まずは使っていただきたいというような状況でございます。そういう様々なハードルがございますけれども、今後はより一層リサイクルプラザや不用品活用銀行、こちらを利用していただけるよう様々な視点から検討を行いまして、利用者の利便性の向上に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) 分かりました。玉野市は、これから可燃ごみの広域処理に伴って、中間処理施設の建設等々、東清掃センターも大きく変わるときでありまして、しっかり時を捉えて、建物も古くなってくるかと思います。長期的に将来を見据えて方向性をしっかり検討していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 続きまして次に、食品ロスについて。まず、教育委員会にお伺いをしたいと思いますけれども、くらしき作陽大学との連携などすばらしい取組、今後もぜひ続けていただきたいと思いますけれども、給食の残飯量が10年間10%程度っていうふうに御答弁ありました。これが多いのか少ないのか、他市との比較、ほかと比較がないので分からないんですけれども、昔は給食は全部食べないと帰さないというような、そんなのがあってトラウマになってるような子、今どきはもうあり得ないことだと思いますけど、昔はそんなふうなこともありました。 様々な取組も御紹介をいただきまして、食育を含めて子どもたちにしっかり理解を促しながら、少しずつでも食品ロス削減のために、様々な取組をおっしゃってくださいましたが、具体的にロスを減らしていくっていうそのような目標を決めるですとか、取り組む必要があるのではないかなと思っております。給食の残飯量の削減への取組についてお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(三宅宅三君) 教育長。 ◎教育長(妹尾均君) 山本議員の再質問にお答えいたします。 給食の残飯量の他市との比較は、現時点では調査が未実施でありますのでお答えできませんが、平成27年に環境省が全国調査した結果で見てみますと、学校給食全体の残飯率は6.9%程度であったというようでございます。この調査から見てみますと、本市の残飯量は若干高い傾向にあると思われます。 食品ロスの削減は、国連の持続可能な開発目標、いわゆるSDGsの目標にもなっており、学校教育における食育や環境教育、健康教育などの様々な教育領域の中で総合的に取り組むべきものであると考えております。 教育委員会といたしましては、今後校長会や栄養教諭、養護教諭などと協議しながら、学校給食の残飯量の削減を目指した取組を検討してまいりたいと考えております。各学校で児童会、生徒会等の取組もございますけれども、完食を目指した取組というのをよく学校内では取り組んでおります。そういう期間であると完食の日にちが増えたりというようなこともございますので、そういった取組を計画的に進めていくというような方法もあるのではないかなというふうに思っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。 続けて、市民生活部長にもお伺いをしますが、食品ロスについて、先ほど実態調査を行ったということでありまして、これはどんなものか大変興味がありますし、また実際そのようなことをしてくださったということは大変評価すべきことでありますが、一体どのような調査だったのか、まだ検証中というふうにもお伺いしたので、お答えできる範囲で結構ですので教えていただきたいと思います。 ○議長(三宅宅三君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤原裕士君) 山本議員の再質問にお答えをいたします。 食品ロスの実態調査の内容ということでございます。 食品ロスの実態調査につきましては、ごみステーションに排出されております可燃ごみを対象といたしまして、その可燃ごみの中に食べ残しや手がつけられずに直接廃棄された食品廃棄物がどの程度の割合で含まれているかというようなことを調査したものでございます。 具体的には、市内の住宅地と農地が中心になっている2の地域を対象といたしまして、当該地域のごみステーションに排出された可燃ごみの一部を資料としてサンプリングをいたしまして、それらのごみ袋を開封した後に食品廃棄物の種類、その内容でございますが、調理くず、直接廃棄物、食べ残しのもの、その他と、この4つに分別をいたしまして、それぞれの重量を集計をしているというようなものでございます。 その調査結果でございますけれども、現在取りまとめ中でございますので、その結果がまとまりましたらまた改めましてお示しをさせていただきたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) ありがとうございます。結果を楽しみに待っておりますので、また教えていただきたいと思います。 令和4年度からの可燃ごみ有料化がスタートするまでにしっかりごみの削減への意識の啓発をお願いしたいと思います。1年も延期になったことでありますし、有料化することが一番の削減策だとはしないで、それまでにできることをきちんとしておくべきだと思います。ごみ袋有料化を機に生ごみ処理機を使ってみようかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。やはり何か大きく変わるときにあわせてそれに伴った施策も大きく展開できるときであります。財政難といっても、費用対効果等を考えれば、事前にしっかり予算を取ることも大切だと思いますのでお願いしたいと思います。 続きましては、生活困窮と自殺予防についてお伺いいたします。 コロナによって深刻な状況に直面している方たちは、玉野市にも直接的でなくとも社会の様子が一変したコロナ禍によって影響を受けていらっしゃる方がいらっしゃいます。御答弁にありましたように、本市も今年度は生活困窮に関する現状の数字はかなり増加していると見受けられました。皆さんは、こんなに豊かに見える日本社会の中で、あした食べるものがないといったようなそんな経験をされたことがあるでしょうか。私は若い頃あるんですけど、1人ならまだしも子どもや家族を抱えていれば絶望的な状況に陥ります。全国的に増加している、特に女性や子どもたちの自殺に関して、大変胸が痛く、小中高校生が死のうって思うのって一体どんな状況なのか、どうにか止めることはできなかったのかと、子どもたちの未来を守らなければならない私たち大人の無力さを痛感いたします。生きづらさを感じている人が一人で悩みを抱えず、支援につなげることがとても重要で、玉野市でも一刻も早く体制を整えていただきたいと強く思います。 御答弁では、SNSを活用して相談窓口の周知をしているということでありますが、現在どのような窓口を案内しているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 山本議員の再質問にお答えいたします。 SNS等を活用してどういった案内をしているかといったところでございますが、現在社会福祉法人が開設しております岡山いのちの電話、これは年中無休24時間対応ということでございます。また、一般社団法人が開設しておりますよりそいホットラインなどの電話番号、そういったものを御紹介をしております。 また、本市の相談窓口につきましては、保健師によるすこやかセンターの相談窓口、そして生活支援相談窓口の福祉政策課、また子ども・若者総合相談窓口、教育サポートセンターといったところを御案内をさせていただいております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) ありがとうございます。そして、先ほどSNS等を利用していろんな啓発もしているというふうな感じでしたが、3月は自殺対策の強化月間であります。でも、3月に入って数日がたっているんですが、玉野のフェイスブック等々チェックしてみましたが、自殺対策に関するものが見当たらなかったんです。ほかの自治体では、交付金をしっかり活用しながらツイッターやLINEでの相談など、SNSを活用した取組が充実しています。また、メールなどよりも電話で話すほうが便利だって方もいらっしゃると思います、世代によっては。その方にも配慮したり、受付時間も自殺者の多い深夜から早朝に対応するなど様々対策をとっております。 続いて、市長にもぜひお伺いをしたいんですけれども、もう死にたいとかもう死ぬしかないって思ったときに衝動的に行動してしまうのか、またある程度思い思い悩んだ末のことかは分かりませんが、少しでも考える時間があるとすれば、そんなときに相談窓口に出向いたり、電話をかけること自体が非常にハードルが高いかなって思います。そんなときにLINEがつながっていて、LINEでつらいっていうその一言でも発信ができれば支援につながることができると思います。玉野でもそのような体制を整えるべきだと思いますが、市長のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 市長。 ◎市長(黒田晋君) 山本議員の再質問にお答えをいたします。 先ほど、部長が答弁で言いましたけど、いのちの電話ですよね、森さんとかの有名なやつですけども。いのちの電話によって救われた命がかなりあるというふうに言われています。誰かがその衝動に駆られたときに相談に乗ってくれたり、話を聞いてくれたりというようなことというのは、本当にそうしたことを通じて直接いろんなお話を聞いても物すごい役割を果たしていただいているなあというのを感じているところです。 今、時代が変わってといいますか、もちろん電話もまだ生きてますけども、SNSだとかLINEだとかツイッターだとか、いろんなことが活用できるようになってきたわけで、だからいのちの電話のイメージでいくと、いのちのLINEみたいなのが存在して、そこで対応していくっていうのが一つの在り方かなというふうに思っています。ただ、今いのちの電話が24時間対応になってますけども、じゃあ市が単独でやっていのちのLINEに24時間対応できるかっていうと、ちょっとそこはまだすぐには難しいんだと思います。ただ、一定時間だとか一定の期間、そういう投げかけに対して応えられるような仕組みっていうのは工夫によって可能なんだというふうに思っています。 それで、実例を申し上げますと、今現在LINEやメールなどを利用した支援についてですけども、保健師の個別支援で携帯電話のショートメールを活用したものを既に実施をさせていただいています。保健師が個別の相談をショートメールで受けて、それに対してお返しをするというような体制はやってるんですけども、そういう個別支援ですから、既に相手が分かってる場合はそれでいけますけども、不特定多数といいますか、玉野市内で我々が当たり切れてない部分の方に自らそこへ投稿していただいたり、気持ちを投げかけていただくことによって、それに対する応えができるような仕組みができればというふうに思っておりまして、すぐにというわけにはいかないかもしれませんけども、そんなに費用がかかるものではないと、通常の時間なら。夜間になるとちょっとあれかもしれませんけども。どんな工夫やどんなことができるのか検討させていただいて。ただ、やればやるだけ課題は出てくると思います。昼間のやり取りをしたら、多分夜はどうされているのか心配になってくるでしょうし、あれなんですけど。まず、できる範囲のことをそういうLINEやツイッターを活用して対応できるようにしていくことが第一歩かなと思っておりますので、その仕組みの検討をさせていただければありがたいかなというふうに思っております。それによって、尊い命が一人でも救われるようになれば、かけがえのない命ですから我々にとっては施策を展開していくことの意味があるというふうに思っておりますので、ちょっと検討の時間をいただければというふうに思います。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) その仕組みの検討をぜひ、24時間全て玉野市の誰かが対応するっていうわけではなく、そういう仕組みがどこかにつながるような、きっとそういうのがあるんだと思いますので、その辺もしっかり研究していただいて、お願いしたいなと思います。 いじめや生活困窮も同じだと思うんです。たしか教育委員会のほうでメールのアドレスはあるんだけど、それにちゃんとすぐに対応とかはできないような答弁を前にいただいた記憶があるんですけれども、自殺予防だけじゃなくて、いじめ、生活困窮、LINE等を通じた相談窓口が整備できれば、電話をかけるよりも、今の使い慣れた方たちはLINEのほうが敷居が下がって、その分支援の手が届きやすくなるのではないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 続きましては、男女共同参画の再質問をさせていただきます。 男性職員の育休の取得に関しましては、昨年度5名ということで取得率29.4%、目標が20%でありますのですばらしい、大拍手を送りたい結果だと思います、ゼロ人の年もありましたので。 また、子育てしやすい環境整備の推進に種々いろんな取組の御案内をいただきましたが、力を入れてくださっていてよりよい環境になっているなと感じました。しかしながら、対象の男性職員の7割の方は取得をしなかったっていうことになりますので、その理由はきちんと把握をされていらっしゃるのでしょうか。もちろんプライバシーの問題もありますし、それぞれの家庭の事情もあります。取る必要がなく、家族でそう決断をされたのであれば、そこは尊重すべきでありますが、その理由が、例えば職場の周囲の目そして評価、出世への影響、同調圧力など、そのような理由で取得をちゅうちょしてしまうっていうそんな空気がまだあるのかどうか分かりませんけれども、もしあるのであればイクボスの皆さんにはかなりの責任があると思います。これは、なかなか本人も口に出しては言いにくくて、表に出にくいかもしれませんけれども、そのあたり休暇を取得しなかった理由を把握されているのか、また経済的な心配があるっていう声も伺います。一般的には、育休取得中は雇用保険の育児休業給付金によって収入の67%が支給されるほか、社会保険料の免除等もありますので、実質8割から9割程度が保障されていると思います。公務員、市役所の職員の場合はどんな感じなのか、併せてお伺いをしたいと思います。 ○議長(三宅宅三君) 総務部長。 ◎総務部長(市倉勇樹君) 山本議員の再質問にお答えをいたします。 まず、育児休業を取得しない男性の理由についてでございます。 全国的に男性の育児休業の取得率が伸び悩む中、本市においてはその原因を調査すべく、昨年11月に本市職員のうち過去3年間に新たな子どもが生まれた男性職員56名を対象に育児休業取得に関するアンケートというものを実施してございます。 当該アンケートにおきましては、育児休業を取得しなかった理由について調査をしてございまして、その中で取得する必要がなかったからという回答をした者が全回答者のうち34%、一番多い要因となってございました。次いでございましたのが、先ほど議員のほうからも御指摘がありました、取得したかったけれども職場が取得できる雰囲気ではなかったとした者が32%、それから取得したかったが業務が忙しくて人手不足だからと回答した者が30%と続いてございまして、そういった結果を分析いたしますと、管理職をはじめ育児休業に対する我々組織全体での意識の醸成や職場環境の改善という大きな課題が浮き彫りになったといったことを感じてございまして、これについては今後も引き続き改善を図っていくべきと考えているところでございます。 続きましては、その給料の保障についてでございます。 取得期間中については、給与は支給はされてはございませんが、市職員が加入をいたします岡山県市町村職員共済組合から育児休業手当金が支給されることとなってございます。この育児休業手当金につきましては、原則として育児休業に係る子どもさんが1歳に達する日まで支給をされてございまして、支給額はおおむね給与の6割程度といった状況となってございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) ありがとうございます。取得したかったができなかった方が30%、そして忙しくてできなかった方が30%、六十何%、ちょっとショックでした。イクボスの皆さんが目の前にいらっしゃって、そのさらにボスの市長がいらっしゃいますが、これは絶対周りの皆さんの責任だと思いますので、ぜひ男性が育休を取るのが当たり前っていう環境整備をお願いしたいと思います。 男性の育休の取得率向上も子育て支援の一貫であると思いますけれども、コロナ禍で推進されているこのテレワークが進んでいて、地方への移住が加速する中、首都圏の住みたい街ランキングっていうのをこの間テレビでしてました。それが今までとは違い都心から少し離れた厚木市っていうところが1位になりました。その理由として、若い方々が口々に子育てがしやすいまちとおっしゃっておりました。厚木市では、子育て・教育環境日本一を目指して、紙おむつやお尻ふきの支給、中学生まで医療費無償、認可保育園に入れる、病児保育施設が充実している、学童保育が充実しているなど、共働きしながら子育てしやすいまちとして全国トップクラスの評価をされています。果たして今、玉野に住む若いお父さん、お母さん方が玉野は子育てしやすいまちって言ってくださるでしょうか。 昨日までの代表質問の中でも種々御意見がありました。先進的であった玉野の子育て支援、今は際立った施策が見受けられず、これではぜひ玉野に住みたいって、子育て世代の方たちに思っていただけるほど魅力があるか、もう少し足りないかなって私も思っております。 男性職員の育休取得に関して、今年度は目標達成と大喜びでございますが、これはあくまでも玉野市の職員のことでありまして、玉野市の一般企業の方々の状況っていうのは、とても厳しいと推測をされます。市内の民間の具体的な数値っていう取得率がどのぐらいっていうのは分からないのかなと思いますけれども、しっかりそのあたり、まず現状を知るところからだと思いますのでお願いをしたいと思います。 昨年末に政府が、2021年度からの5年間の第5次男女共同参画基本計画を閣議決定しました。その中に、男性の産休取得、子どもが生まれた直後の父親の休業を義務化する対策など、対策を強化する一方で、2020年度までに指導的地位に占める女性の割合、今まで3割っていう目標でしたが、期間を修正して2020年代の可能な限り早期の実現をするというふうに先送りをしました。理想と現実のギャップを痛感するところであります。 玉野市の場合の指導的地位に占める女性の割合、管理職だと思いますけども、その目標と現状、そして男性職員育休取得ですが、目標達成しました。今後の目標の設定、国は30%でありますので、さらなる高みを目指すのか、また先ほど言いました民間企業への推進について、今後の展望をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(三宅宅三君) 総務部長。 ◎総務部長(市倉勇樹君) 山本議員の再質問にお答えをいたします。 まず、指導的立場の女性の本市の目標といった部分についてでございますが、本市独自の目標値は定めてはございません。ただ、本市の状況といたしまして、令和2年4月1日時点の一般行政職の女性職員数とその職位全体に占める割合の順で申し上げますと、係長相当職は21名で25%、課長補佐相当職は14名で22.2%、課長相当職は4名で10.3%といった現状になってございます。現在、管理職の候補に占める女性の割合は年代的に少ないといった状況もございますが、今後、もともとの女性の割合、最近実は採用試験なども実施すると、記憶の中でございますけれども半数以上が女性といった年次もありますので、徐々に徐々に女性のそういった分母の部分が増えてくれば、この数字もまた上がってくるのではないかなと考えてございます。 それから、育児休業の取得率の目標についてでございます。本市の、先ほど申し上げました玉野市職員子育て・女性活躍支援プランにおいて20%の目標というところを今年は達成したといった状況でございますが、実はこの計画につきましては、3年ごとの計画とさせていただいておりまして、今のものについては令和2年4月1日から令和5年3月31日までの3か年を計画期間としてございます。といったあたりで、本市としては次期プランの策定の際には、議員御指摘の点も踏まえながら適切な目標を設定してまいりたいと考えてございますし、今回目標を達成しましたけれども、この計画期間中もさらに緩めることなく育児休業取得の促進に努めてまいりたいと考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) 女性の管理職の割合の向上って、これはなかなか思い立って今日明日できることではなくて、しっかり中・長期的に取り組んでいく必要があります。男性から見れば、女性職員に昇進の機会を与えてもなかなか受けてくれなくて数値目標を達成できずに頭を痛めているっていうことも聞きます。一般的に女性が管理職になりたくない理由として、ストレスが増える、責任が増える、家族との両立が難しいといったことが上げられています。さらには、自信がない、管理、監督能力が不足している、自己を過小評価してしまう、同性の部下にきつく当たってしまうなど、うまくいかない事例っていうのが挙げられていますが、これは決して性別に原因があるわけではないと思っております。それは、当人の問題ではなくて、周りの、例えば職員の配置とか経験不足、能力開発やスキル取得の不十分さっていうのが指摘をされております。本市の女性職員が、管理職に対してとても消極的だっていう声も伺ったことがありますが、そうだからといって本人がやりたがらないから、だから仕方がないっていうふうにするのではなくて、じゃあどうやったら女性も当たり前に管理職に就いていける、そうじゃないっていう原因をしっかり検証していただいて、育っていく道筋をしっかりつけていただきたいと思います。以前にも申し上げましたが、残念ながら、私から見るここの景色の中に女性がいらっしゃらないっていうのがすごくとても残念です。ある意味、ここに玉野の姿が凝縮されているとすれば、玉野のジェンダー平等の達成には程遠く、とても遅れていると思われます。このあたり、ぜひ最後に市長にもお伺いをしたいと思いますが、女性の活躍、そして女性の管理職の割合の向上等々、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(三宅宅三君) 市長。 ◎市長(黒田晋君) 山本議員の再質問にお答えをいたします。 女性職員の幹部への登用といいますか、そうした話ですけど、先ほど総務部長もお答えしたとおり、今誰も女性がいないというのは事実です。ただ、それは女性を排除して男性ばかり登用してきたということではないというのは御存じのことだというふうに思います。今の流れの中で、課長相当職が4名、それからその下の課長補佐相当職、係長という割合を聞いていただいたように、今どんどんどんどん女性職員が、それなりの数の方がそういう職へ上がってきております。そういう意味では、我々男性だからとか女性だからとかというものじゃなくて、しっかりときちっとした判断の下に担当の職を務めていただけるような環境整備、中にはそれがなかなか苦手だと言われる方もいらっしゃる、これは男性でもそうだと思うんです、男性でもそうだし、女性でもそうなんで、ある程度年限が来たらこういう仕事を担ってもらって、こういうことで事を運んでいきゃあいいじゃないかというようなアドバイスも含めてしっかりと女性の職員が、目標値がありますからそうですけども、そういう職へ就いていけるように市役所を挙げて取り組んで、今も取り組んでいっておりますし、これからはよりその可能性が増えてきますので積極的に登用してまいりたいというふうに考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 山本育子さん。     〔山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) ありがとうございます。以上で私の質問を終わりますが、コロナ禍、今多くの方が見通しの立たない将来に不安を感じているかもしれません。しかし、闇が深ければ深いほど暁は近いと信じ、市長のおっしゃる「たまのプライド~その先へ~」の思いと共に、この局面を乗り越えてまいりたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございます。 ○議長(三宅宅三君) 議事の都合により休憩します。             午後1時49分 休憩             ─────────             午後2時0分 再開 ○議長(三宅宅三君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、松本岳史君。     〔松本岳史君 登壇〕 ◆(松本岳史君) 失礼いたします。私は会派に属しておりません。無所属の松本岳史でございます。 既に、代表質問等でコロナウイルス対策やワクチン接種に関しては多くの方が取り上げられておりますので、私の用意した質問と重複したものもございます。その場合も予定どおり発言はさせていただきますが、当局におかれましては柔軟な対応をお願いいたします。 なお、今回も項目ごとに総括質問を行わせていただき、市長、教育長並びに関係する部長から御答弁をいただいた上で、再質問から一問一答方式に移らせていただき、改めて御答弁をお願いいたします。 さて、今回の一般質問でも私は無知であるとか、議事進行に触れるであるとか、そういったことを言われることを恐れずに、納得できないこと、改善していないことは何回も質問していこうと思いますので御答弁をお願いいたします。 まず初めに、大きな議題としてシリーズ化しております玉野市の身の丈について質問させていただきます。 今議会開会に当たり、黒田市長より令和3年度市政運営の基本方針が示されました。新型コロナウイルス感染症という国難に際し、今は本市の身の丈に合っただけとは言えない施策、救済措置が必要と感じます。しかし、それと同時に基本方針にもありますように当たり前の生活を続けていかなければなりません。これには2通りの意味があると私は思います。1つ目は新しい生活様式を取り入れた当たり前の生活、そしてもう一つが今までから続いている当たり前の生活であります。新しい生活様式を確立しなければならない。しかし反面、行政の事務負担や事業はそうした中でも従来の施策、制度、行政サービスも踏襲しなければならないのも事実であります。コロナ禍において対策を講じているから、通常業務が滞ってよいわけではありません。だからこそ行政職はコロナ禍においても、給与が変わらずに支給されております。 これに関して、市民、有権者の皆様から御不満やお叱りを受けました。この状況にあっても、松本おまえの給料も市長の給料も減っていないじゃないかと。私自身のことは、申し訳ございませんと謝罪をしましたが、いつもそのたびにお伝えする言葉があります。しかし、職員の作業負担は減るどころか増えておりますと。 今回、基本方針で機構改革、組織のことが述べられております。私は所管委員会ですので、議案の中身や詳細についての質問ではありませんのでお許しいただきたいと思います。 問題として提起したいのは、玉野市において、職員さんに対して一方的に業務量が増えているということです。身の丈を論じるに当たり、予算や財政もさることながら、人員に対する仕事量も丈に合っているのか、多過ぎるのか少ないのか、それも重要であると考えております。 身の丈以上の仕事を割り振っても、作業は滞って何ひとつ完遂できない状況に陥るのではないでしょうか。昨今、肉体的な疾病ばかりではなく精神的な疾患を負われる、そして休職を余儀なくされる職員さんもいらっしゃいます。それなのに年休の取得や育休の推進までもが内部では語られております。なのに欠員の補充もままならない現状ではないでしょうか。 そこでお尋ねいたします。 現在の玉野市、そしてコロナ禍において業務、作業量に対し、正規職員の数は妥当であるのか。会計年度任用職員さんの数並びにお願いしている事務、その他作業等は適切であるのか。そもそも国や県の方針に従うに当たり、業務総量が身の丈、いわゆるキャパシティーオーバーになっていないのか御答弁をお願いいたします。 2つ目の質問として、財政についてでございます。 前回の一般質問では、玉野市の令和2年11月に作成をされました中期財政試算について質問をさせていただきました。 以前の議会において市長は、いろんな手法を駆使して、払いができるような財源をきちっと早期に用意をして、先ほど来厳しい厳しいという話が出ておりますけども、お金を段取りして、やれるものは前へ向いてしっかりとやっていきたいというふうに考えておりますとおっしゃいました。 やれるものは前へとのことですが、やらないといけないことを前への間違いではないでしょうか。 今回の補正において、病院に対し1億4,700万円という額が計上されております。旧検察庁の土地購入費5,100万円と新病院建設の設計費9,600万円、もともと設計費の2分の1に当たる4,800万円は補助金等で賄い、そして土地の購入は企業債──借入れ──で、これを想定していたが、言葉は適切ではありませんが、当てが外れたから一般財源から追加で9,900万円を急遽支払わせていただきますということではないでしょうか。 地方独立行政法人、新病院移行が4月1日から、そしてこの補正を我々議会が議決するのは今議会の最終日の3月22日です。以前から病院に対し、何回も何回も何回も計画に対して議会にお示しいただく数字や内容が間に合ってない、そうお伝えしています。それなのに黒田市長も病院事業管理局長も着実に進んでいるというおうむ返し。着実に進んでいるのなら、病院移行の10日前の議決に1億円もの補正がなぜ出てくるのでしょうか。あれだけ市民にも議会にも財政が厳しい厳しいと言いながら、病院という名の免罪符があれば幾らでも補正がつくのでしょうか。たった数日で1億円というものを議会で論じさせるのであれば、なぜ園児、児童のための施設の1億数千万円が何回も何年も放置なのか、正直腹が立ちます。園児も児童も置き去りでしょうか。これは、また次の項目で詳しくお聞きします。 そこでお尋ねいたします。 設計が建設より先行するのは当然であり、設計費を予算執行するに当たり補正は理解できます。しかし、駐車場用地である土地の取得までを駆け込み需要のように補正にする必要性はどこにあるのか。新年度にも当然あるであろう臨時議会、補正ではなぜ駄目なのか、御答弁をお願いします。 次に、この項目の最後の質問に移らせていただきます。 市長の任期についてでございます。4期目の担いの中、今回の基本方針が最後の基本方針発表であると存じます。市長選のことは問いません。今回、代表質問等でも話題に出ておりましたので、あくまでも残りの任期を半年として質問をさせていただきます。 今回の基本方針の中で黒田市長は、その先へという言葉をキーワードとして採用されております。昨年度の基本方針でいうところのワンチームでしょうか。このその先へというフレーズですが、その先へ進むという強い決意と解釈できる反面、結果次第では問題や課題をその先へ先送りしたと捉えられかねない反動を含んでいると思います。だからこそ市長もおっしゃっているとおり、その先へしっかりと道筋をつけるという意味からも、道にはスタートとゴールが存在するかと思います。次の項目でもお聞きする予定の聖火リレーしかり、市長任期にしてもレースにしても、道路にしてもゲームにしてもスタートには必ずゴールが付き物でございます。今回議案第23号の市道、道路の認定も起点、終点と明確にスタートとゴールが設定されております。病院に関しても独法が4月1日スタートだから、逆の意味で整備推進室は3月31日がゴールである。そして、病院事業管理課がスタートする。スタートとゴールは一対であるのが世の常でございます。 そこでお尋ねいたします。 黒田市長と玉野市議会でお約束している玉認定こども園の暫定利用は、市長任期のゴールである10月までに必ず解決するとお約束が頂戴できるのか。 また現在、新聞等に取り上げられている鉾立小学校耐震未実施についても市長の任期である10月までに確実な結論がいただけるのか、御答弁をお願いいたします。 以上で壇上の質問を終わらせていただきます。 ○議長(三宅宅三君) 市長。    〔市長 黒田 晋君 登壇〕 ◎市長(黒田晋君) 松本議員の御質問のうち、玉認定こども園の暫定利用と鉾立小学校耐震化未実施についてお答えをいたします。 まず、玉認定こども園についてでありますが、これまでもお答えしてきたとおり、玉認定こども園は、過去台風で高潮被害を受けた場所にあり、今後想定される南海トラフ巨大地震が発生した場合には、津波による被害が懸念されるほか、園舎の老朽化など、今後園運営を行っていく上で、安全面に不安を抱える状況にあることは十分認識をしております。 こうした中、今年度は、本市の子ども・子育て支援に関する施策の推進について、学識経験者や市内企業、そして保護者の御意見を広くお伺いしながら、玉野市幼保一体化等将来計画の見直しに係る更新作業を現在進めているところであります。 本計画については、今年度末を目途に策定する予定であり、策定後は見直した計画に基づき、幼保一体化を着実に推進していく必要があるものと考えておりまして、玉認定こども圏につきましては、安全な場所への移転を最優先に考え、他園との統合等も見据え、園舎の位置等を十分考慮しながら、スピード感を持って調整作業を進めていきたいと考えております。 次に、鉾立小学校の耐震化未実施についてであります。 鉾立小学校の木造校舎につきましては、先般、教育委員会が耐震化に代わる代替案を3案取りまとめ、地域住民や保護者に対する説明会を実施したところであり、議員も御承知のことと思います。 私自身もこの説明会に出席し、地域の声を直に伺いましたが、地域の皆様、保護者の皆様それぞれに思いがあり、まだどれか一つの案に意見が集約される段階にはないと感じたところであります。しかしながら、議論の第一歩を踏み出したことは間違いのない事実であり、今後こういった説明会や意見交換を重ねていくことによって、方向が定まっていくものと理解をしております。 鉾立地区の子どもたちの安心・安全のため、私も教育委員会と同様に、代替案の実施は急務と考えておりますので、議員におかれましても御協力をいただければと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 総務部長。   〔総務部長 市倉勇樹君 登壇〕 ◎総務部長(市倉勇樹君) 松本議員の職員数の御質問にお答えいたします。 地方分権の進展により、基礎的自治体である市役所の責任や業務が増大している一方で、本市におきましては、厳しい財政状況を背景に徹底した行財政改革を推進し、職員数の削減に努めてまいっております。 こうしたことから、令和2年4月1日時点の正規職員などのいわゆる定数内職員数は754人で、20年前の993人と比較して239人、率にして24.1%減少しており、近年はおおむね750人前後で推移をしてございます。 その反面、令和2年4月1日時点における1週当たりの勤務時間が30時間以上の会計年度任用職員数は379人で、20年前の嘱託及び臨時職員数259人と比較して120人、率にして46.3%の増加となっておりまして、従来は正規職員が行っていた業務の一部を会計年度任用職員の方に担っていただいている事例も少なくございません。 このように、正規職員とその全体職員数に占める割合が共に減少傾向にある中、組織のスリム化や業務の効率化、会計年度任用職員の配置等を組み合わせながら、各部署において、必要とされる行政サービスを維持できるよう職員を配置してございます。 こうした中、議員御指摘の新型コロナウイルス感染症対策、具体的には特別定額給付金の給付業務や中小企業向け給付金の給付業務、新型コロナウイルスワクチンの接種業務といった一時的な業務量の増加に対しましては、新たな職員を配置するのではなく、各部局の協力を得ながら、既存職員の兼務で対応してまいっております。 また、特定の職場において、何らかの理由で正規職員が一定期間休務しなければならない状況が生じた場合につきましても、部局内の他の正規職員がフォローするなど、既存職員で対応してございまして、当該職場に勤務する会計年度任用職員の業務量が一時的に増加するケースもあると認識してございます。 本市といたしましては、このような状況を可能な限り回避するため、正規職員を計画的に採用していく必要があるものと考えてございます。 一方で、国が令和4年度からの導入を目指しております定年延長制度の実現可否が、将来的な正規職員数の推移にも大きく影響いたしますことから、国の動向を注視するとともに、中・長期的な視点を持ちながら計画的な新規採用を推進することで、適正な正規職員数の確保に努めてまいりたいと存じます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理局長。 〔病院事業管理局長 服部克巳君 登壇〕 ◎病院事業管理局長(服部克巳君) 松本議員の御質問にお答えをいたします。 今回の土地取得に係る補正予算は、新年度の臨時議会、補正では駄目なのかというお尋ねについてございます。 旧玉野区検察庁の土地及び建物を取得するための費用5,100万円につきましては、新病院建設予定地として活用するために取得する費用を9月補正予算にて措置いただいたものでございます。 当初、病院事業債の活用を前提に、国、県と協議を進めてまいりましたが、国有地の払下げに係る条件提示の中で、病院事業債の活用が困難であるとの回答となったところでございますが、財務省との土地取得に係る売買につきましては、先般入札が行われまして、今年度中に契約を締結し、その費用を支払う必要がございますことから、財源につきまして企業債から一般会計出資金へ補正をお願いするものでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 松本岳史君。     〔松本岳史君 登壇〕 ◆(松本岳史君) それぞれ御答弁を頂戴いたしました。ありがとうございます。 ちょっと困ったんですが、市長、これは私の尋ね方が駄目なのか、私の尋ねる姿勢に問題があるのか、もっと辞を低くして臨まないといけないのか、ゴールという設定への問いかけが華麗にスルーされた内容の御答弁で、ちょっと心が折れそうになっておりますが、初日の代表質問で公明党大月議員の質問に対しても、その後の代表質問においても市長がおっしゃいました、自然災害はいつ何どき起こるか分からないと。浸水の可能性のある玉認定園は暫定利用、鉾立は耐震工事の未履行、どちらも黒田市長の任期中のスタート事案だと思っております。ゴール設定、いわゆるいつまでにというお約束を利用者にできない状態で、自然災害はいつ起こるか分からないという発言があります。こういう言葉を述べると、本当に災害が起きたときに行政の過失の面があるんじゃないかと心配をしております。 以前から、私は玉認定園のことを取り上げさせていただいております。地元だからじゃございません。津波被害の心配は、宇野幼稚園や田井保育園やほかの就学前施設でもあると思います。標高が高い地区といえども、地震が来れば玉原も、ほかにもありとあらゆる就学前施設が心配でございます。玉野市の子どもは、何も私は玉だけではありません、渋川も永井も滝も高崎も紅陽台も七区も見石も鉾立もみんなかわいいんです、大切なんです。 そういった中、私の不勉強を恥じておりますが、今回市内の小学校で唯一耐震が図られてない小学校があると。市議会議員になって委員会協議会に参加をさせていただきました。玉野市の議員なら玉野市平等に取り組もうと本音で思っております。そこで、今回は鉾立小学校の耐震未実施を取り上げさせていただきました。 ここで1つ疑問がございます。非常に心配な問題を解決させていただきたいと思います。ある日突然、友人から電話がありました。玉野市はお金がないから鉾立小学校をなくすんですかと。いや、私はそんな話は一言も聞いておりません。木造校舎のことは、今議論をしています。そうお返事をしたら、廃校にしない要望に署名を求められましたと。そうこうしてると、山陽新聞に記事が出て、やはり議会で出ているから記事になるんじゃないかと、直接その方が訪ねてこられました。で、記事を確認いたしますと、地域の方が市長へ要望書を提出するに当たり、その場に市議会議長も同席されていたとあります。この要望に対して教育長は鉾立小廃校の議論はないとコメントをされております。 そこで、この場で教育長に確認をさせていただきたいことがございます。 鉾立に限らず、本年度玉野市議会側においても小学校の廃校は語っていないと記憶しています。間違いございませんでしょうか。 今回は、玉野市教育委員会として、耐震のお約束が実施できていない鉾立小学校に通われている児童さんの安全確保をどうするかを改めて鉾立に説明に行かせていただきたいと、市議会のほうに教育委員会から申出があったと記憶してございます。間違いありませんでしょうか、御答弁よろしくお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 教育長。    〔教育長 妹尾 均君 登壇〕 ◎教育長(妹尾均君) 松本議員の再質問にお答えいたします。 まず、廃校の議論についてでございますが、議員の御認識のとおりで間違いないかと存じます。 次に、鉾立小学校木造校舎の耐震化につきましては、教育委員会において3つの代替案を取りまとめ、去る1月26日及び2月3日に開催された所管の常任委員会に協議題として提出し、御協議いただいたものでございます。協議の結果、この3案をもって説明会を開催し、地元の意見を伺う方向で御同意をいただけましたので、2月15日に鉾立小学校体育館で鉾立地区全体を対象とした説明会を実施したものでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 松本岳史君。     〔松本岳史君 登壇〕 ◆(松本岳史君) 教育長、ありがとうございます。 耐震未実施に関して説明会が開かれた。今回の代表質問の3日間でも、学校の規模の適正化でありますとか将来像、そして今後義務教育学校をどうするかという話題は出ました。しかし、それは玉野市全体のことであって、個別の一つの学校の廃校という話題がなぜ特定の地域から御心配の声が上がったのか、僕なりに考えました。そういったところで、ゴールが明確でないから地域から不安の声が出たのではないかと思います。約束した耐震化がなされず、いつの間にかなし崩しでなくされてしまうんじゃないかと、そういった御不安が地元にあったんじゃないか。そこで、再度教育委員会が地元に足を運んだ。 今回、私が議員になるに当たり、無駄遣いをやめていくということを訴えて立候補させていただきました。この無駄遣いっていうのは、お金、予算に限った話ではございません。私は商売をしておりましたから、何より時間こそが無駄遣いができないと思っております。お金は取り返せれるんです。市長がおっしゃいました。市長に就任したときに5年で50億円不足すると。でも、市長の能力で、15年で40億円を積みました。そこには、様々な方の御尽力、そして痛みも伴ったと思います、それは当然のことです。お金は取り返せるんです。でも、時間は取り返せません。前にも、給食センターの議論のときにも市長にお願いしました。前にした議論をもう一回したら、市役所の職員さんの無駄遣いですと、今回本庁舎もそうなってます。鉾立小もですよね。人件費の削減をしないといけないというふうに、先日全県版で恥ずかしいことに玉野市が取り上げられました。今後、財政が厳しくなる中で、人件費の抑制も大事になってくると。ただ、業務を減らさないと、機構改革だけではこれ以上対応ができないと思うんです。 そういった中で、議員になって、玉野市の最高意思決定機関のこの議会に参加させていただきました。何回一般質問をしても、何か心の中のもやもやが晴れない中で、おととい玉野未来の会の代表、氏家議員が発言をされた瞬間に今まで悩んでた霧が物すごく晴れたんです。今の状態では、時間を割いてここで本会議をしても意味がないと、毎回毎回委員会でお答えします、所管委員会で説明します。僕が今まで質問しても随時検討します、今後検討します、適宜検討します、必要に応じて検討します。何にも進展してないと思うんです。これほどの幹部職員と全議員が年に定例会だけでも4回、何十日も集まって、何にも進んでない、進展してないなっていう僕はジレンマを感じていました。 その上で、庁舎中の職員さんが何か担当部署が困ることがあるんじゃないかと、全集中して、この庁舎内で何とかの呼吸どころか聞き耳を立てて、息を潜めて、業務の手を止めて待機されてます、周り中に。物すごい時間と職員さんの無駄だと思うんです。 先ほど、総務部長から各部署に必要とされるサービスを維持できるよう職員を配置していると御答弁ありましたが、各部署で議会に聞き耳を立てていたら、それは本来業務じゃないと思うんです。ある意味で、市役所の一部機能が停止してる瞬間じゃないかと思います。 じゃあ、その所管委員会はどうかと、常任委員会のたびに1つの担当課、我々総務文教だったら、総務課の説明の間は教育委員会も消防も廊下で待たれてます。次の出番の部長、課長、下手したらその次まで。廊下で資料をずっと胸に抱いて、立って待ってるんです。お隣の厚生委員会さん、どこの部署とは言いませんけど、例えば最初の部署が御説明の間、同じ部長さん、課長さん、職員さんがずっと外で立って待ってました。僕、トイレに2回行った間にも同じ方がずっと立って待ってるんです。こんな職員の時間の浪費あります。 前回、病院の整備推進室の職員さんが、市民病院に検温に行かれてることを取り上げました。市長、私も代わろうと申し出たけど断られたという発言を覚えていらっしゃいます。そこじゃないと思うんです。じゃあ、今、給食センターで調理員さんが足りてないです。まさか市長が野菜の皮をむきに行くわけにはいかないじゃないですか。そこじゃなくて、本会議の在り方も議長団に今後相談しますって市長は水曜日に発言されたと思うんです。であれば、市長がすみませんけど、職員が常任委員会のときに廊下でずっと待機しているもったいない時間もちょっと見直してくれませんかと、入れ替わりの5分、長くても10分です。トイレ休憩代わりに時間をくれませんかと、その代わりきっちりと御納得いく資料、答弁を市長の私が責任を持って各担当課に用意をさせますからと。あとで、僕は議会事務局にまたちゃんとおわびに、怒られに行きます。ずっと言われてたんです。ここは、市政をただす場であって、議会の問題を論じる場ではないと。でも、これは怒られるかもしれません。こういう話は代表者会議なり、議会運営委員会なりでの話だと。本来なら、私は議員、議会の立場で少しくらい待ちますって提案したいんですけど、昨日、今日なった1年生議員が伝統もしきたりも知らずに言い出せる話じゃないんです。出る幕じゃないんです。でも、僕が会派をつくって代表になって、この問題を改善しようにも10年じゃその場に届かないんです。議長団になるっていっても10年で副議長になんかとてもじゃないけど届かないです。けれど、10年待ってシステムを変えてたんじゃあ、様々なことを10年も放置したら、玉野市はもたないかもしれません。そもそも今日一発目の赤松議員の発言で、5年後、10年後、ここのメンバーは誰もいないかもしれないっていう言葉もありました。私自身も2期目に当選するかどうかなんて分かりません。生意気なことを言ってますけど、後ろの格好いい先輩いっぱいいらっしゃいます。松本の言うことも一理あるのうと、ほんならちょっと協力してやろうかって言ってくれる人が何人もいらっしゃると信じてます。僕は、まだまだ市役所に道路の復旧だって頼みたいのいっぱいあるけど、なかなか言い出せんこともあります。なぜなら、直すものよりも傷んでいってるペースのほうが速いって僕は感じてるんです。それなのに、今回市道の認定までまた議案で出てます。 そんな中で、危険な空き家とか増えてます。まだまだ公助の手は足りてないと思います。先日も3階建ての古い空き家の窓ガラスが落ちてきました、道路に。いずれこのまちにけが人、死人が出ると思います。そんときは、さすがに土木の方に甘えました。すぐ20分ぐらいで2人職員が来てくれましたけど、僕はその2人の職員さんの仕事を邪魔したんじゃないかなっていう心配があります。地元でイノシシにも困ってる人がたくさんいるんです。農林水産の職員さん、イノシシの係と嘱託さんの公助だけではまだまだ人手が足りてないと思います。そこで、共助があって、猟友会さんがいらっしゃって、やっと市長が言われる近助、地域の捕獲隊が産声を上げていった。そういういろんなところで、ほかにも頼みたいことがいっぱいあるんですけど、まだまだ職員さんの人手が足りてないと思います。でも、人件費の抑制まで語られて、新しいことを頼もうにも古いことで皆さんが仕事が手いっぱいっていうふうに感じます。しかも、その上で今議員が下手に職員さん個人に話しかけるのも難しいんです。今、日本中でいろんな議会が、変な意味で注目されています。お隣の兵庫県姫路では一議員が職員さんに対して声を荒げて、けったくそが悪い言うて、気いつけて物を言えよと、1人くらい飛ばしとってえな。実際にその議員さんが人事課長を呼び出して、次の人事異動で替えてくれえと言ったり、神奈川県の相模原市に至っては、議長が特定の自分の意向に沿わない職員を、あなたとは対面しませんから議長室にも入らないでくださいって言ったり、もうありとあらゆるおかしなことが今の世の中起こってます。 今、物すごく議会とか政治って注目されてると思うんです。それは、いい意味じゃないと思います。市民のやり場のない怒りが政治に向いてるんだと思います。我々も取組を間違うと、絶対足元をすくわれるときが来るんです。 まだまだ、お金も予算もかけなくても、市長と議会が知恵で業務時間などを節約したり、変えていけれるものがあるって私は思ってます。私ごときが発言して、そんなに簡単に変わるとは思ってませんが、問題提起はさせていただきたいと思っています。市長、いかがでしょうか。少しでいいので何か御意見が頂戴できますでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 市長。 ◎市長(黒田晋君) 松本議員の再質問にお答えをいたします。 御提案のあった件は、一つは議会でお決めいただくことであろうと思いますし、ただし一般質問の大変貴重な時間を使って要望として訴えられておりますから、我々でできる部分はきちっとまた議長団をはじめ、お願いといおうか、こういうことが可能ではないかどうかということは申し上げさせていただきたいと思います。 ただ、1つお断りをさせていただきたいのは、今、理事者控室に課長や課長補佐や、それぞれ今様子を見ています。それは、今でいえば市民代表である松本議員さんが市政のためにどういう発言をして、どういう提案があるかというのを、これはもう大変貴重な場面ですから、それをきちっと現場の人間が掌握して、次の展開に生かしていくということで、これは私は無駄じゃないというふうに思っています。今回でいえば16名の方がそれぞれの思いでいろんな提案をされたり、あるいはコロナ禍をどうやって切り抜けていくかというような知恵を提案していただいたりしてる場面だと思っておりますから、ここについてはちょっと個人的なあれで、最終的には庁舎内で諮りますけども、私は理事者控室で議会の皆さんの御質問、特に担当課の人間が、時間を逆に使って聞いているということは今後のためになるというふうに思っています。 あとは、全体的には時間の使い方を有効にというのは、これはもうどの業種にあっても当然のことでありまして、子どもたちによく私自身話をさせていただくんですけども、世の中で増やそうと思っても増やせないっていうか変わらないもの、不変なものが幾つかあって、その一つは人の命だっていう、命の重さはどの立場にあっても変わらないっていう話をよくさせてもらいます。偉かろうが、地位があろうが、名誉があろうが、お金があろうがっていう、それと同等に時間っていうものは、幾ら大金持ちでも1分は60秒ですし、1日は24時間で変わらないもので、その立場、立場によってあれが変わるわけじゃないんで、変わるとしたら、その使い方はその個人の考え方や組織の考え方で変わってくるんだと思いますけども、それをきちっと有効に活用していかないと、限られた人数で業務を行っていく中ではまさに無駄な部分を指摘されないようにしないといけないという思いはずっと持って当たっているところです。 そうした意味で、御要望があった件で、我々の立ち位置で御相談できることは相談をさせていただきますし、あわせて冒頭、ここは御質問じゃなかったのかもしれませんけど、回答がなかなかすっきりしないというお話がありましたけども、一つは今回幼保一体化と将来計画を今、年度末に向けて組み立ててという話がありましたが、前計画を御存じだと思います。前計画は、短期、中期、長期で分けていたんです。それこそ見えない。短期といやあ近々やってくれるんだろうと。中期といやあ5年からそこいら10年、長期っていうのは物すごい先の話だということで、今回我々は今整理に入ってますけども、できるだけそういう短期、中期、長期みたいな分け方は、要は分からなくなるんで、もうちょっと明確なことにしようと、そうすると一定のものが見やすくなるんじゃないかということで、今工夫をさせていただこうというふうにしております。結果が取りまとまり次第、議会の皆さんにまたお話をさせていただきたいと。そんな中で、より明確に何月何日までは出ないですけども、一定のものをお示しをしていければ、我々として一つの成果かなと思っております。 それから、鉾立については、十分意が伝わらなかったのかもしれませんけども、説明会に私自身も出席をしてスタートをいたしました。説明会を回数重ねていって、3つの案の中からどの代替案がいいかというのをきちっと一定の期間の中でお答えをいただけるように、教育委員会も我々も最大限の努力をして、次の、それこそスケジュールで示した次の作業、設計であったり、予算化であったり、そういう作業に一日も早く入っていけるように、今全力を挙げて取り組んでいるところです。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 松本岳史君。     〔松本岳史君 登壇〕 ◆(松本岳史君) ありがとうございます。おっしゃるとおりで、全議員がどういった思いを述べているかということを御確認いただく、もちろん大変重要だと思います。ただ、今からの時代、それがリアルタイムなのか、こういった映像もユーチューブでもどこでも取れるので、ダイジェストなり時間差でそれを習得するのか、そういったところの提案でございまして、もし本意が間違って伝わってたら謝罪をいたします。 そういった中で、今幼保のこと、小学校のこともおっしゃっていただきました。だから、そこがスタートだと思うんです。僕がお願いしてるのはゴール設定もしてください、いつまでですって。そういった中で、今回鉾立のことに関してもまだまだ地元の意見が集約されてる段階ではないと。分かるんです。ただ、全部の民意が10対0になるときなんて、いつまで待っても来ないので、9対1とか8対2、そのときに9なり8にかじを切るのが市長のお仕事だと思います。そこで、私たち議員は、よく松田議員もおっしゃられますけど、残った少数、1とか2の方の意向をここの場で反映していく、それが議会の仕事だと思いますので、ある一定の期間には市長に明確なスタートとゴールを切っていただければと思っております。何とぞよろしくお願いいたします。大変失礼いたしました。 それでは、次の項目に移らせていただきます。コロナウイルス感染症対策について、質問に移らせていただきます。 まずは、各種支援についてでございます。 新年度においても中小企業リスタート応援事業を継続ということが、基本方針概要に示されております。今年度たくさんの事業者の方から御連絡、御相談、そして制度といいますか内容に関して御指摘や御不満、様々な声を頂戴しております。 市長の基本方針にもでき得る限りの対策を迅速にとありましたが、対策が迅速であるために手続も迅速かつ簡素にする必要を感じております。4,000万円ほどだったでしょうか、このリスタートの今年度の予算。そして、70%程度の執行率であったとお聞きをしております、しかし、私の身近にも手続に必要な書類作成を御説明したところ、いや、そこまでの書類を出さされるのなら結構ですと断られた方が3件、5件ございます。私も商売をしておりますから、気持ちが理解できるんです。手続をするに当たり、購入した領収書や写真、場合によっては現場確認も理解できます。しかし、納税証明や申告書類、確定申告の書類どころか、極めつけは何月の売上げを見せてください、昨年の売上総額は幾らでしょうか、売上帳も添付してもらえますか。これは私の主観ではありますけど、ここまで準備を求められたら、何か丸裸にされて検査されてるくらいの気持ちになってしまいます。頑張って商売をしてきて、このまちの発展の一翼を担って、一生懸命納税してきてこの仕打ちかと。決して担当課を責めているつもりはございません。それどころか、書類しかり相談件数の多さ等、先ほどから取り上げている職員数の問題も考えたら、申請手続が多ければ多いほど職員さんの負担や処理時間も余計にかさむのではないかと危惧しております。 そこでお尋ねいたします。 私なりの所見を述べさせていただきましたが、当局側として今回の予算に対する執行率の高低をどう判断されたか。そして、新年度にも継続をするに当たり、より多くの方に御利用いただくための改善、検討の余地はどこなのか。また、手続をいただいてから実際にお届けできた日数的な問題なども分かる範囲で御答弁を頂戴できればと思います。 次に、ワクチン接種についてでございます。 もう既にたくさんの方が質問をされましたので、端的にお聞きします。 国の対応が遅れると予想される段においても接種券を予定どおりに配布するのか。 一病院、一診療所当たりの1日の接種受入れ数の設定、これは430という数字はもうお聞きはしておりますが確認させてください。 受入れ設定数が何人で、開始を例えば6月1日と設定した場合、全市民の接種完了は何月何日になるのか。中には接種を望まない方もいると想定する中、接種券に期限は明記するのか。最終的に未接種の方へ再度の接種依頼をするのかも御答弁をお願いいたします。 次に、各種行事について質問させていただきます。 市長の基本方針でも書かれておりましたように、感染拡大により、多くのイベントが中止や延期となっております。 そこでお尋ねをいたします。 延期をされている成人式並びに玉野市制80周年式典、また現在テレビでも連日取り上げられている聖火リレーについても、予定どおり執り行うのか、決定前の設定と時間や場所など変更する面はないのか、周知はどうするのかも含めて御答弁をお願いいたします。 ○議長(三宅宅三君) 産業振興部長。  〔産業振興部長 山下浩二君 登壇〕 ◎産業振興部長(山下浩二君) 松本議員のリスタート応援事業に関する御質問にお答えいたします。 リスタート応援事業補助金の申請書類といたしましては、交付申請書兼実績報告書、経費の明細書のほかに領収書、取組実績が分かる写真、完納証明書などといたしました。 また、コロナ以前より売上高が減少していることを証明するものとして、事業継続支援金の支給を受けていない方には令和元年分の確定申告書類や1か月分の売上台帳などを御提出いただいたところでございます。 議員より御指摘いただきました売上高の減少を要件とした理由は、まずはこのたびのコロナにより売上高が減少し、より困難を極めている事業者への支援を最優先にすべきとの判断によるものでございます。要件につきましては、先行実施しておりました事業継続支援金に該当の事業者が大半となることを見込み、既に当該支援金の交付を受けている事業者は売上げに関する資料は省略するなど、可能な限り手続を簡略化する意図の下、当該支援金の申請のない事業者に限り売上高の減少要件を確認させていただくように運用した次第でございまして、決して丸裸で身体検査をしようとする意図はないことを御理解賜りたいと存じます。 しかしながら、リスタート応援事業の執行率が約70%となった原因といたしましては、申請書類の多さが要因の一つであり、特に事業継続支援金の支給決定を受けていない事業者にとりましては、申請への意欲をそぐ原因となった可能性は拭えないと認識しているところでございます。 また、申請から交付までに要しました日数につきましては、必要な書類が全て整っていた場合は、約2週間から3週間程度で交付が完了してございまして、交付までに1日でも短縮するため、庁内の関係課とも連携を図り、可能な限り迅速化に努めてまいりました。 今後の市内事業者に対する支援につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により、市内事業者の疲弊が刻々と進んでいることを鑑みまして、さらに細やかで柔軟な支援を迅速に講じてしていくことが重要と考えておりますことから、新年度のリスタート応援事業におきましては、議員御指摘の御意見を踏まえ、多くの市内事業者の事業継続の支援につながるよう、申請要件や提出書類などについて再度精査してまいりたいと考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。  〔健康福祉部長 小崎 隆君 登壇〕 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 松本議員の御質問にお答えをいたします。 まず、接種券を予定どおり今月末に配布するかについてでございます。 現在のところ、65歳以上の方への接種券の送付につきましては、2月9日の段階で国から3月下旬に発送予定と示されており、準備を進めているところでございます。しかしながら、自治体向けの質疑等におきまして、発送の時期は接種開始の時期に近づける必要があり、国として標準的な時期を示す予定であるというふうにされておりますことから、今後国からの指示があるものと考えておりますので、変更される可能性はあろうかと考えております。 次に、全市民の接種完了の時期についてでございます。 ファイザー社製ワクチンを前提とした、岡山県による医療機関への意向調査によると、本市内医療機関におきましては1日当たり430回の接種が可能と見込まれているところでございます。しかしながら、この調査につきましては、医療機関にワクチンの接種の具体的な手順など詳細な情報が伝わってない中での見込み調査であること、また、今後ファイザー社製ワクチンより取扱いが容易とされるアストラゼネカ社やモデルナ社のワクチンが新たに実用化された場合には、実施医療機関の拡大や1日当たりの接種可能数も変動することが考えられます。ワクチンの流通量や他のワクチンの承認時期も不明でありますため、現時点におきましては、接種の終了時期について想定することができない状況でございます。 次に、接種券に期限を明記するのかについてでございます。 接種券につきましては、国において様式が定められており、記載内容や大きさ、用紙の種類など全国統一の規格で作成するものとされております。接種期限につきましては、記載事項ではないため、期限の記載はございません。 次に、未接種者への勧奨通知を行うかについてでございますが、未接種者への再通知等につきましては、現在のところ、国の手引きに記載がございません。今後、国からの通知とともに本市の接種状況を確認しながら、再通知の必要性を検討してまいりたいと考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 教育長。 ◎教育長(妹尾均君) 松本議員御質問の成人式と聖火リレーについてお答えいたします。 まず、成人式についてでありますが、議員御承知のとおり、令和3年の成人式は1月10日にマリンホテルで開催を予定しておりましたが、全国的な新型コロナウイルス感染の拡大から延期を余儀なくされたところでございます。延期決定後、成人式の実施日について検討しておりましたが、調整が整い、日程が令和3年5月2日、会場につきましてはマリンホテル側の都合もあり、同ホテルでの開催が困難であるためレクレセンターで開催する予定としております。今後は、対象者に向け、改めてはがきで通知いたしますとともに、広報紙、ホームページやSNSで周知を図りたいと考えております。 次に、聖火リレーにつきましては、去る2月25日に大会組織委員会より、コロナ対策を万全に行い、3月25日の福島県を皮切りに47都道府県で実施すると発表されており、本市においても5月20日の午前中に、感染症対策の観点等から延期前と一部ルートを変更して実施する予定でございます。 一方で、今後の感染状況によっては、聖火リレーの実施方法の在り方自体の見直しを含めた対応を講じる可能性もあるとされており、岡山県を含む8府県については4月13日に最終判断を行うこととなってございます。現時点では国や県の動向を注視しながら、予定どおり実施されるものとして準備を進めております。 なお、当日は車両通行止めなど交通規制等で御不便をおかけする時間帯も生じますことから、会場周辺及び主要道路での規制案内看板や広報紙等において周知を図ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 政策財政部長。  〔政策財政部長 藤原秀紀君 登壇〕 ◎政策財政部長(藤原秀紀君) 松本議員の玉野市制80周年記念式典の御質問についてお答えをさせていただきます。 玉野市制80周年記念式典につきましては、1年延期をして、令和3年8月1日の開催予定といたしてございます。市制80周年記念式典は、長年にわたり市政の進展に貢献していただいております功労者をたたえる表彰などとともに、これからの玉野市を担う若い世代によるイベント等も検討しておるところでございまして、実施したいと思っているところでございます。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないところでもございまして、感染状況や聖火リレーなど、国や県の開催する大きなイベントの開催状況も見ながら、新年度の早い時期に記念式典の開催の有無、開催する場合にはその規模等につきましても判断をしてまいりたいと考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 松本岳史君。     〔松本岳史君 登壇〕 ◆(松本岳史君) 御答弁ありがとうございました。 まず最初に、産業振興部長から御答弁をいただきました。担当課の皆さん、職員さんに大変失礼な表現があったことをおわびいたします。そして、一日でも早く交付しようと連日対応していただいたことに改めて感謝を申し上げます。 先行実施していた継続支援金を申請した場合は、提出資料がかなり簡素化されていたことを改めて御説明いただきました。であればこそ、言い換えれば、新年度の応援事業スタートにおきましては、そもそも前年から売上げも厳しい中で、それでも事業を継続されている方が対象かと存じます。何とぞより多くの支援というゴールにつながるよう、御配慮のほど重ねてお願いを申し上げます。要望でございます。 次に、ワクチンの接種に関して御答弁をいただきましたが、まだまだ中身が定まってないということが何遍聞いても伝わってまいります。分かった上で質問をした面もございますが、接種券等も適切な時期に発送していただかないと紛失等もあると思います。二度手間になります。また、1日最大が430件、100日最大を続けても4,300人ですよね。2回接種ということは、4,300人でも200日もかかると。ちょっとこれは年内にゴールしそうにない、長い闘いになると思いますので、何とぞゴールの日まで当局におかれましては対応のほうをよろしくお願いします。 最後の項目の各種行事についても御答弁をいただきました。 聖火リレーに関しては、4月13日に最終判断とお聞きしました。この表現であれば、玉野市どころか岡山県にすら決定権とかはないような表現とお聞きしました。地方自治体をないがしろにし過ぎと個人的には感じておりますが、致し方ない、4月13日の判断を待たせていただこうと思います。この判断が様々な今後の玉野市の事業にも影響を及ぼしてくるのはあるのかなと覚悟はしております。 そして、成人式でございます。これに関して、仕方ないんかもしれませんけど、周知がちょっと遅れているのかなという感じはあります。世間に様々なうわさが飛び交っております。臆測が飛び交っております。会場が変わる、時間も変わるんじゃないかと、着つけはどうしようか、ヘアメイクの予約や交通機関や駐車場をどうするのかなと、保護者に待機場所があるのかなと。極めつけは、レクレセンターと今発表があったんですが、会場は土足禁止のところなんですよね。着物なのにスリッパとかはだしで式典に出るのか、スーツの男性は靴を持ったまま会場に入るのかとか、例年のホテルで開催してる以上にロビーが大混雑するんじゃないかと思って、3密回避の面でも心配をしております。着つけ等の部屋とかも実際に御用意できるのか、足りるのか、控室が。本当に土足禁止ではだしで開催するのかとか、もし可能であれば、これ、再質問よろしいでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 教育長。 ◎教育長(妹尾均君) 松本議員の再質問にお答えいたします。 議員お尋ねの成人式当日の駐車場につきましては、収容台数としてレクレセンターが160台ございまして、ほかに三井グラウンドを三井E&Sにお借りして200台程度を確保する予定でございます。保護者の待機場所については、今回5月2日の開催に当たって、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、本年1月10日に予定しておりましたマリンホテルでの開催と同様に、会場への保護者の立入りは御遠慮いただくこととしております。履物を脱いでの入場につきましては、現在のところ、人と人との間隔を十分に確保した上で、入り口で下足を入れる袋を手渡すことを考えておりますが、議員御指摘のとおり、着物で下足を履き替えることは大変でありますことから、履物を履いたままでも開催が可能かどうか、関係者間で継続して協議を進めている状況でございます。決まり次第、新成人の皆様に御案内をしてまいりたいと思います。民間事業者の着つけについては、例年マリンホテルで開催していたため、着つけ事業者数社が自らマリンホテルに部屋の予約などをしていたところでございますけれども、今回主催会場が公共施設であるレクレセンターになり、貸室の数や広さから十分な感染対策ができるか懸念があること、また前夜あるいは早朝からの貸室が困難であることから、各事業者において、レクレセンターとは別の着つけ会場を確保していただくこととなりました。県南大手の着物販売、レンタル事業者における着つけ会場の実例を申し上げますと、岡山市ではメルパルク岡山、倉敷市ではコンベックス岡山や児島ファッションセンターなど、総社市ではサンロード吉備路において、成人式の主催会場とは別に着つけ会場の確保を行っているとお聞きしてございます。その他、民間事業者での着物販売、レンタルを利用されない成人式参加者につきましては、それぞれ美容院などで着つけの上、来場されているものと考えております。 いずれにいたしましても、このたび延期になりました成人式の会場が変更になったことで、新成人の皆様をはじめ、御家族、関係者の皆様には御不便、御迷惑をおかけすることとなりましたが、記念する式を盛会に開催したいことから御協力をお願いいたしたいと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 松本岳史君。     〔松本岳史君 登壇〕 ◆(松本岳史君) 教育長、ありがとうございました。様々な御配慮をいただいてる面、感謝いたします。 ただ、1月にするのと違いまして、5月というと、この春からもう学生じゃなくて働き始める方とかお引っ越しする方とかいらっしゃると思います。御案内も一日も早く送らないと、送った時点ではもうそこに住んでない、一人暮らしのところに移ってるとかいろんなこともあると思いますので、できる限り早期の対応のほうを何とぞよろしくお願いいたします。 以上でこの項目も終わらせていただきたいと思います。 最後の項目に入らせていただきます。 地方独立行政法人玉野医療センターについてでございます。 2週間前に私はやっと頂戴しました、地方独立行政法人玉野医療センター中期計画について様々な数値が記載されております。相当ハードルを上げた内容で、本当に実現するのか甚だ疑問であります。 まず初めに、端的にお聞きします。 3年間の給与激変緩和措置に対し、中期計画が順当に成果を達成した令和6年度は、民間で言う売上げと基準内繰入れのみで給与などの全ての支払いが賄える計算であるのか、午前中、赤松議員もたくさん質問されておりました。玉野市からは一円たりとも追加繰入れの必要がないのか、御答弁をお願いいたします。 次に、役員報酬等の支給基準について質問をさせていただきます。 労働の対価として給料があり、業績に対しては賞与があるのは周知の事実でございます。そして民間企業であれば利益剰余があれば、従業員さんへボーナスを支給します。しかし、例えば、私も経営者ですが、役員報酬については事業年度開始後に何月に幾ら支給するという事前確定届出給与に関する届出書を提出する必要があります。そして、ここが重要なんですけど、届出どおりの額しか認められないんです。たくさん利益が出たから届出よりももっと払おうというのも駄目なら、思ったほど利益が出なかったから届出の20%減額で支給というのも駄目なんです。予定どおり支給するかゼロかの2択でございます。 その大前提を説明した上で、今回の独法の役員報酬について、貢献度を勘案し、プラス・マイナス30%で増減と書かれているんです。もちろん単純に地独法と有限会社を比較するつもりはありませんが、そもそも利益が出ていないならボーナスは支給しないのが私の考えです。従業員さん、職員さんは今回の話では棚上げさせてください。有限会社でも、いわゆる従業員さんへのボーナスは事前届出もないし、生活のためにもモチベーションアップのためにも必要と思っております。しかし役員となると別でございます。明確に利益があってからの賞与と私は感じております。 そこでお尋ねいたします。 地方独立行政法人玉野医療センターの役員賞与は、利益が上がらなくても支給するのか。業務に対する貢献度を勘案するとは、最低限中期計画に示されている各種指標、例えば病床稼働率、患者数、入院収益、外来収益など、最低でも目標を上回ることができて、初めての賞与支給なのか。各種指標がクリアできない場合はマイナス30%支給なのか、無支給なのか、クリアしてなくても個人の貢献度という名目でプラスもあるのか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理局長。 ◎病院事業管理局長(服部克巳君) 松本議員の御質問にお答えいたします。 まず、地方独立行政法人化以降について、追加繰入れの必要がないのかについてでございます。 現在、所管委員会において御協議いただいております地方独立行政法人玉野医療センター中期計画(案)では、市民病院と玉野三井病院と合わせ、収支計画等を算定してございます。その中で、入院収益、外来収益、健診等を中心とした営業収益と運営費負担金として、2病院の交付税措置見込額と財政基盤を強化するための1億円を令和3年度から令和5年度までの3年間措置することとしております。 また、営業費用のうち医業費用については、現在の2病院の予算規模を基本として、2病院を運営していくために必要な給与費、材料費、経費、研究材料費等を計上しており、追加の繰入れを想定していない収支計画となってございます。 次に、地方独立行政法人玉野医療センターの役員賞与は、利益が上がらなくても支給するのかについてでございます。 地方独立行政法人の役員に対する報酬及び退職手当等は、地方独立行政法人法の規定により、役員の業績が考慮されたものでなければならないとされており、その支給基準は、国及び地方公共団体の職員の給与を参酌し、かつ他の地方独立行政法人及び民間事業の役員の報酬等、当該法人の業務の実績及び中期計画の人件費の見積り等を考慮し定めることとされてございます。 なお、当面の常勤役員のうち報酬の支給対象は、理事長1名のみで、常勤職員を兼務する役員は支給対象外となります。 支給基準としては、常勤役員は、給料、通勤手当、医師手当、賞与を支給することとしており、このうち賞与につきましては、貢献度として、法人業績に応じた支給とすることとしております。賞与につきましての法人業績を反映させる仕組みについてでございますが、常勤役員だけではなく、職員にも同様の制度の導入を予定しており、法人業績の反映は、人事評価とは異なり、各種指標によるものではなく、収支の状況に応じ適用することとしております。 したがいまして、常勤役員につきましては、収支の状況に応じてマイナス30%からプラス30%の間で段階を設け適用することとし、現在、適用基準を検討しているところでございますが、収支がマイナスの場合に、貢献度がプラスになる制度設計とはなってございません。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 松本岳史君。     〔松本岳史君 登壇〕 ◆(松本岳史君) 御答弁ありがとうございました。 再質問をたくさん考えていたんですけど、すみません、もうやめます。おととい、突然市民の方から連絡がありました。松本議員、いい病院を造ってほしいと。どういうことかお話をお聞きすると、その方は病に侵されているということでした。不安で眠れずに押し潰されそうになると、何で自分がこんな目に遭うんかと。それを聞いて、僕は何を、どこを向いて質問をしていたのか情けなくなりました。健康な僕が、人件費だ、条件だ、赤字だ、黒字だ、起債だ、一般財源だと。今回連絡をくれた人の周りにも声も出せない、不安な方がたくさんいるって初めて気づきました。ベッド数も減ります。元のベッドの方が新病院に移れるのかどうか、不安な人もたくさんいると思います。ある日突然に病で生活が変わった方や、今闘病されてる方や、医療を求めてる地域の方、そのために病院は必要だと思います。建屋にお金をかけるのは間違えてるという考えは変わりません。そこは変わりません。立派なものが必要なんじゃないんです。けど、市民のそばに医療は必要と思います。小さな子の手を引いたお母さんが、この子は玉野医療センターの看護師さんなら安心して診察も受けるんよ、注射も怖くないんよって言ってくれて、高齢のおじいちゃんが、ここの受付は丁寧ななあって、おばあちゃんが来て、案内が親切ななあって、ちゃんと行きたい病室まで一緒に連れてってくれるなとか、我々現役世代も、人間ドックを受けて、かかりつけの病院を玉野医療センターにしていたら、救急搬送のときも、いついかなるときもお医者さんが受け入れてくれるとか、そして病気で闘っている方とか、その御家族が笑顔を取り戻すことができるとか、そんな病院であってほしいんです。ただそれだけでいいんです。それだけ約束してくれたら、市民が心底必要としてくれる病院なら、議会も知恵を絞って費用を捻出しなきゃならないと思います。 通告にはないんですけど、最初で最後です。病院事業管理者にお願いがございます。市民のための、市民が求める病院を造ってくださいますか。御答弁お願いできますか。 ○議長(三宅宅三君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(西村薫三君) 松本議員の御質問にお答えいたします。 今、お話を聞いて、私も胸を打たれました。今の入院患者を見てますと、やはり高齢の方が多い。しかし、私も毎日ぐらい看護日誌のローテを見てるんですけど、80歳代、90歳代の方が元気になって帰られてるんですね。この入院患者が10人程度出たときは、退院されたときは大変うれしゅうございます。本当に市民に信頼されて、地域の医療の拠点となって、なおかつ地域のかかりつけ医との連携をしっかりやって、それぞれのスタッフが市民のために役に立つ病院で、ソフト面でもしっかり治療行為、医療行為、サービスが行えるような病院になっていきたいと考えてございます。 以上、簡単ですけど、私からの答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(三宅宅三君) 松本岳史君。     〔松本岳史君 登壇〕 ◆(松本岳史君) ありがとうございました。 どうしても予算の面ですとか計画、箱の大きなハードの面とか、そこばっかりに私は目が向いていましたけど、大事なのは中身だと思います。議会においても、市の行政の施策にしても中身だと思います。今回、大変生意気なルール違反のことも申しましたが、後で全部の会派に謝罪に回りますが、待ってても玉野市は潰れるかもしれないんで、これからも一生懸命させていただきます。いろいろ御迷惑をおかけしました。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(三宅宅三君) 議事の都合により休憩します。             午後3時6分 休憩             ─────────             午後3時25分 再開 ○議長(三宅宅三君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 皆さん、お疲れさまです。私は会派瀬戸の会の藤原仁子でございます。今日、最後の質問になりますので、しばらくお付き合いくださいませ。 御存じのように、今世界中で新型コロナは猛威を振るっておりますが、日本でも約43万人以上の方が感染されており、いよいよ身近に迫ってきたなと実感する毎日でございます。一昨年、1年延期をいたしました東京オリンピックも開催できるかどうか、一寸先も読めない事態になっております。 このコロナの収束に向けて世界中でワクチンの接種がされております。現在アメリカ、中国、イギリス、インド、イスラエルが接種状況で先行していることは皆様御存じのことと思います。我が国の接種に向けて、毎日テレビや新聞などで報道されておりますが、報道に隔たりが見られ、一番大切な、いつ、どこで、どのようにして打ってもらえるのだろうか、どういう連絡が来て、どんなにしたらいいんだろうかというような基本的な情報さえもよく分からない、知らされてないというのが現状でございます。 今、この話題は皆さんにとって一番関心のあることですので、代表質問でも取り上げられており、重複する項目もございますが、私はこのワクチン接種に特化して市民の皆様が一番知りたいことを中心に、最初から一問一答方式にて質問をさせていただきます。市長、関係部長の皆様、御答弁よろしくお願いいたします。 まず1点目として、ワクチン接種の本市でのスケジュールについてお伺いいたします。 政府は2月中旬より医療従事者のワクチン接種を始めると言っておられましたが、ファイザー社からは2便ワクチンがベルギーより到着し、55万人分でしたかね、何人かは打ったようにマスコミで報道されております。しかし、現実的には各都道府県にいつ入ってくるかもまだはっきりしておらず、県も各自治体も計画を立てようにも立てられない状況であります。 そこで、改めて玉野市での接種スケジュールについてどのようになっているのかをお示しください。 これで壇上での質問を終え、後の質問は質問席にて質問させていただきたく思います。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。  〔健康福祉部長 小崎 隆君 登壇〕 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員御質問の玉野市でのワクチン接種のスケジュールについてお答えをいたします。 まず、医療従事者等への新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、3月以降に開始されることとなりますが、3月1日に県より通知があり、3月中には本市への配分はないことが分かりましたので、4月以降になるものと思われます。 また、65歳以上の高齢者の方につきましては、3月下旬に接種券を発送する準備をしており、その他の方につきましては、4月末に接種券を発送できるよう準備をしておりますが、国から具体的な指示がされておりませんので、現時点では明確な日程をお示しすることができませんので、御了承いただきたいと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 御答弁ありがとうございます。 まだ政府のほうからはっきりしたことが出されてないので、再質問もあれなんですけど、初めに医療従事者が、次いで高齢者、最後に16歳から64歳までとなるということなんですけど、現状では大体高齢者の方の接種が終了するのにどのくらいかかるって玉野市では思われていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えいたします。 現時点では、ワクチンの供給見通しが不透明であり、また接種医療機関との調整も今後実施することから、明確にお示しすることはできませんが、国におきましては65歳以上の高齢者ワクチンの送付を6月中に完了するといったお示しもございました。16歳から64歳までの方においては、そちらを考えますと7月以降に接種が開始される見通しだというふうに示されております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 2点目として、接種方法についてお伺いいたします。 集団接種と個別接種があって、他の自治体によっては混合型のところが多いと聞いてますが、本市では個別接種をすると聞いております。個別接種では、特に移動手段のない方や高齢者にとっては、なじんでいる先生のところで打ってくださるし、時間がかかると言われている予診票の書き方などについて問題がなくなるなどメリットもありますが、後でも言いますけど、ファイザー社のワクチンはマイナス75度で保管し、口を切ってからは5日以内に消費しなければならないなどの問題があって、扱いが大変だと思うんですが、それに加えてワクチンの県からの玉野市での窓口となると思われる市民病院から各医院への移送手段、保管など、考えなければならない問題が多くあります。 これを踏まえた上で、個別接種に至った経緯とメリット、さきに述べた問題点への対応等お聞かせください。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 まず、個別接種に至った経緯についてでございます。 これまでの答弁でもお答えをいたしましたが、国の手引きにおいて、個別接種を基本とし、地域の実情に応じて特設会場での集団接種を検討するという方針が示されております。また、岡山県においても個別接種を基本とする方針が示されたことや、玉野市医師会の意見も踏まえた上で、本市では個別接種での実施を決定いたしております。 次に、個別接種のメリットについてでございます。 議員御指摘の内容に加え、特に高齢者につきましては、持病や内服状況などを把握しているかかりつけ医の問診により接種の判断を行うことができ、重大な副反応や持病の悪化など発生した場合にも迅速な対応が取れるといったことなど、市民が安心・安全に接種ができる体制であることがメリットとして挙げられます。 次に、個別接種の問題点についてでございます。 ファイザー社製ワクチンについては、マイナス75度で保管するディープフリーザーから冷蔵庫に移した場合、5日間の保管が可能でありますが、無駄になるワクチンが出ないよう、予約数と在庫数の調整に気を配る必要性がございます。 また、市民病院から各医療機関への配送は、委託業者による配送を現在検討しており、保管については各医療機関にお願いをすることになります。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) ありがとうございます。 3点目として、ワクチンの保管についてお伺いいたします。 既に御存じのように、ファイザー社のワクチンはマイナス75度の環境で保管されなければならないそうで、ディープフリーザーと言われる超低温冷凍庫が必要とのことです。政府から一応4台頂けるということで、2月の初めに市民病院に1台来たということで、あと4月、5月、6月で1台ずつ頂けるというふうに聞いてるんですけど、それで間違いございませんか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 ディープフリーザーでございますが、ファイザー社製ワクチン用のマイナス75度のディープフリーザーについては、議員が言われたとおり、本市には国から4台が配分され、そのうちの1台が2月に市民病院に設置をされております。そのほかの配置については、個別に医療機関から設置の承諾をいただいているところでございますが、県がより効率的な運用を行うため再調整を行う予定となっており、設置場所が変更される可能性もございます。また、配分のスケジュールについてですが、4月から6月にかけて各1台ずつ、あと3台が納品される予定となっております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 市民病院は、基本型接種施設ということになって、医療従事者をはじめ、計7病院で接種するというて聞いとんですけど、それは連携型ということで、ディープフリーザーが来てからは、連携型から基本型に移るというて聞いたんですけど、いわゆる市内の27の普通の病院、いわゆるクリニックでは65歳以上の高齢者の接種が始まってからは、そこで打てるようになるというて説明を受けているんですが、普通のクリニックでは冷凍設備がないから、毎日配送していただけるというふうに聞いてるんですけど、スギヤマゲンという会社の断熱ボックスがすごい有効で、各自治体から引き合いが来ているとのことで、それを使うと、20キロのドライアイスを使って12日間マイナス70度で保管できるとのことです。見た目は普通の断熱ボックスらしいんですが、真空断熱材を使っとって画期的なものだそうで、この断熱ボックスの購入については、恐らく政府から補助金が出るんじゃないかなと思われるのですけど、どのようにされるのでしょうか。何か、政府のほうからはディープフリーザー1台についてこの断熱ボックスを1台頂けるというて聞いとんですけど、27のクリニックに配送するのにはとても足らないと思うんで、それも含めて市の方針をお聞かせください。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えいたします。 ディープフリーザーでございますが、ディープフリーザーが設置されていない医療機関では、基本型設置から保冷ボックスにより移送することになりまして、医療機関にある冷蔵庫においてワクチンを保管するといったことになります。保冷ボックスの購入費用につきましては、全額補助金の交付対象となっており、本市においても独自に確保する予定としておりまして、既に業者へ発注を行っているところでございます。 また、国が確保した保冷ボックスにつきましては、議員が言われるとおりディープフリーザー1台につき4個配布される予定となっております。 以上、お答えといたします。
    ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 1台について1台で、4台で4個ということですね。1台に4個ですか。説明を聞いたときには、1台について1台で、県として300台確保してるというて聞いとったんですけど。じゃあ、1台に4台で16個ということですか。確認です。もう一回確認します。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 再質問にお答えいたします。 1台につき4個配布ということでございますので、4台ありますから四四、十六ということで16個入ってくるということでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 岡山県で300台確保してる、それのうち幾らか頂けるような話は、もう連絡は来てるんでしょうか。まだこれからですか、調整は。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 再質問にお答えいたします。 県が保有している300個の断熱ボックス、これについては、いつこちらのほうに納品があるかというのは、まだ決定しておりません。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 5点目として、個別接種の会場になる各医院でのワクチンの保管方法についてお伺いします。 先ほど、何か基本型施設から業者が持ってきてくれたら、各クリニックの冷蔵庫でというふうなお話がありましたけど、アストラゼネカのワクチンは希釈しなくてもいいので、そのまま使えて、それからモデルナも希釈しなくていいって聞いとんですけど、アストラゼネカのワクチンは2月5日に申請して、2か月かかるということなので、4月か5月に入荷すると思うんですけど、現時点ではファイザーが先行してるんですけど、ファイザーの場合は生理用食塩水で5倍か6倍に希釈せにゃいけないということなんで、結構大変じゃないかと思うんですけど、土日を挟んだりしたら大変厄介なことになると思うんですけど、現時点でどのようにされるおつもりなのか、お聞かせください。これに関しても、先ほど述べました断熱ボックスが有効じゃないかなと思うんですけど、すぐに全ての医療機関というか、クリニックに配布できる数があるとは思えないので、どのようにされるおつもりかお聞かせください。冷蔵庫で間に合うんだったら、それはそれでいいんです、すみません。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 各医療機関での保管についてということでございます。 各医療機関へのワクチンの配分につきましては、5日間の保管期間のうちに接種する分量に応じて決定をさせていただきます。週内に複数回の配送を行うなどの対応により、週末を挟んだ場合でも、無駄になるワクチンが出ないよう調整を図ってまいりたいと考えております。 また、保冷ボックスにつきましては、岡山県から配分されるものに加えて、本市においても業者へ発注しているところでございますので、保管については冷蔵庫や保冷ボックス等を活用できればと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) アストラゼネカの保管温度ってマイナス20度って聞いてるんです。それで、今のディープフリーザーってマイナス75度ですから、いわゆるファイザー社のものが来て、アストラゼネカが来たら、マイナス20度のほうの保管設備は玉野市にはあるんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えいたします。 アストラゼネカ社のワクチンについては、保管温度が2度から8度でございますので、通常の冷蔵庫でもいけると思っております。モデルナ社のほうがマイナス20度の前後5度のあたりで保管が必要ということになりますが、モデルナ社に対応するフリーザーについては、現在のところ、まだ配置はされておりません。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) すみません。私が勘違いしとったんですかね。アストラゼネカはマイナス20度で、普通に冷蔵に戻して1か月、2度から8度で1か月ぐらい保管できて、冷凍の状態だったら、ずっと保管できるというて聞いとったもんですから、ちょっと質問しました。すみません。 それでは、6点目として、ワクチン接種の接種券発送についてお伺いいたします。 先ほど、3月から4月についての発送の予定だけど、政府の方針で変わるかもしれないというふうなことをおっしゃいましたけど、一番考えられるのは、3月とか4月に接種券を頂いても、お年寄り、私なんか自分がだらしがないから、どこへ置いただろうかというようなことになるんで、接種券が来ても、すぐに打つのでない場合は紛失することもあったり、それからまた接種日当日に忘れてくる場合やこうもあると思うんですけど、そうした場合にはどのように対処してくださるんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えいたします。 先ほどもお答えをいたしましたけども、65歳以上の高齢者につきましては、3月下旬をめどに発送準備のめどを立てておりますけども、状況によりましてずれ込むということが考えられます。それ以外の方につきましても、4月末の発送といった準備を進めているところでございますが、これにおきましてもワクチンの供給状況によって発送の日程が修正されるという可能性もございます。議員が言われるように、早く送って手元に来たけども、接種する期間が後ろに延びるとなくしたりするといった状況が当然考えられると思っております。できる限り、接種の日が決まったら、それに近い段階で接種券を送るようなことが必要になってくるだろうと我々も考えておりますので、その辺は調整していかなきゃいけないんだろうなというふうに考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 7点目として、予診票のことについてお伺いいたします。 マスコミの報道なんですけど、川崎市で事前リハーサルみたいなんをしたときに、3分ぐらいで終わるはずじゃったんが26分かかったというて、何でそんな時間がかかったんかというたら、予診票を書くのにアレルギーの有無とか、何やいろいろ書かなければいけなくて、それを一々看護師さんとかなんとかにどうしたらいいんと言うたりして聞くのにすごい時間がかかったというてマスコミでは報道されとったんですけど、この間うちの会派の高原代表がコロナのワクチンのことを聞いたときに、接種券と一緒に保険証と予診票を出していただきますというて部長がお答えになったんです。ということは、玉野市としては、予診票は接種券と一緒に発送される御予定なんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 議員おっしゃられるとおりでございまして、本市においても、接種券の発送の際に予診票を同封して郵送のほうをさせていただきます。 また、あわせて接種の方法に関する御案内も同封して送らせていただくこととしております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 後でまた聞きますけど、3月15日にコールセンターが8名で発足するというて聞いてるんですけど、例えばコールセンターのお仕事として、予診票を書くときに分からなかったら、これはどうしたらええん、ああしたらいいというて問合せがあると思うんですけど、それに対する答えなんかもコールセンターのほうでしてくださるんですかね。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 コールセンターにおきましては、そういった分からない疑問点でありますとか、また接種に関する事務手続であるとか、そういったところをお伝えできればというふうに考えておりますので、分からないことはコールセンターのほうに聞いていただければと思っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 今月の「広報たまの」にコールセンターのことが載ってて、電話番号はもちろん載っとったんですけど、全ての人が3月の「広報たまの」を持っとくわけじゃないんで、当然予診票と接種券を送るときには、コールセンターの電話番号が入ったような紙は送ってくださるんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 再質問にお答えをいたします。 先ほどもお伝えいたしましたが、予診票と一緒に御案内のほうも送らせていただくといったことをお伝えさせていただきました。その御案内の中にも、そういったコールセンターの情報等は入れさせていただくというふうに思っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) ありがとうございます。 昨日、国会で公明党の佐々木さやかさんという議員の方が河野大臣に質問しょうったんですけど、視覚障がい者の方は予診票が来ても分からないから、予診票を発送するときに、視覚障がい者の方によく分かるように封筒に点字を打ってもらえんかというような質問を昨日国会でされとって、河野大臣がそれは必要なことなので、国でお金を出しますというて、ただ、するのは各自治体でやってくださいというようなお話があったんですけど、これについて市長、いかがでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 市長。    〔市長 黒田 晋君 登壇〕 ◎市長(黒田晋君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 これから作業に入ることでありますから、全ての全市民を対象に接種を行っていく中で、今視覚障がいの方のお話をされてますけども、聴覚に障がいがあったり、そのほか様々な障がいをお持ちの方がいらっしゃいます。こうした人たちに、きちっとこの制度と接種の必要性というものをお伝えしないといけませんから、国会での議論はまだ細かく存じ上げてないんですけども、国費で見ていただけるということでありましたら、それはとてもありがたいことなんで、そういうお金を有効に活用させていただいて、全ての方々にきちっと情報伝達ができるような工夫をさせていただければと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 9点目として、先ほどのコールセンターのことをもう一度聞かせていただきたいんですけど、3月15日から発足するというて聞いとんですけど、コールセンターの方の主なお仕事というか、何人体制でどういうふうにすることになってるんか、もう一度詳しく教えてください。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 本市のコールセンターにつきましては、議員御紹介のとおり3月15日より8名の人員体制ですこやかセンター内に設置をし、ワクチン接種に関する市民や実施医療機関等からの問合せへの対応や予防接種台帳システムへのデータの入力、そしてあと基本型接種施設への支援といった業務を行うこととしております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) すみません。話が私がまずくて、後先になりょんですけど、各クリニックでし出したときは、クリニックで予約をするというふうに聞いてるんですけど、例えば私どもの近くでしたらたなべ内科というところへ行きょんですけど、たなべ内科で何月何日に10人分と言うたら多分市民病院から送ってくださると思うんですけど、そういうふうな各病院に対して送るのに、今日は何人分、どこどこ病院とかというふうに伝票を切って、業者に依頼したりするのがすごい手間だと思うんですけど、コールセンターの8人のうちの2名なら2名がそれをしてくださることになってるんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 コールセンターの2名につきましては、例えば市民病院の支援でありますとかといったところでできるようにはさせていただいておりますが、ワクチン配送の件でよろしかったですか、仕分ですかね。すみません、仕分のこと。薬品の仕分については、Vシステムというシステムがございまして、そちらのほうでワクチン管理をするということになっておりますので、そちらのほうをしっかり、これは病院とかも携わってくることになりますんで、コールセンターの8名ですね、そういったところも活用しながら調整していきたいというふうに考えております。   ─────────────── ○議長(三宅宅三君) この際、会議の延長について申し上げます。 本日の会議はしばらく延長したいと思いますので、よろしくお願いします。   ─────────────── ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 話が前後しとって申し訳ありません。 さっきVシステムっていう話が出たんで、ちょうどこれから言おうと思っとったんですけど、ワクチンを接種したらVシステムで管理をするというて聞いとんですけど、Vシステムで将来的には管理するんかもしれないですけど、私が言ってるのは、いわゆる接種に至るまでの管理なんですよね。だから、市民病院で1箱195バイアルというのが来て、それが2回分だということじゃから、まず一番不安に思うのは、例えば間隔は3週間ということになっとるから、仮に初め打ったとしても、半分は取っとかにゃいけないわけでしょう。めったに来ない間は、それは管理できるけど、毎日どんどんどんどん来出したら、現状のディープフリーザーで半分は取っとかにゃいけないんだから、3週間前の人、20日前の人が打った数、19日前の人が打った数ということで、ずっと積み重ねていかにゃいけんから、現状のディープフリーザーで間に合うようになるんかなということを不思議に思ったのと、それから先ほど部長がおっしゃった、Vシステムで管理するからということなんじゃけど、管理するためにパソコンを打つ人も要るし、実際に市民病院から、今日はたなべ内科に10人の予約があるから、2瓶要りますというて、5日間しかもたないから、この予約を3日か4日分として何バイアル渡さにゃいけんとかというのは、人間が当然割り振りせにゃいけないんじゃから、その仕事が結構あると思うんで、どうされるんですかということを聞いてるんですけど。何かかみ合っていませんか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えいたします。 ワクチンの管理につきましては、今現在は市民病院にディープフリーザーがございますので、そちらのほうでしっかり管理していただいております。1回目の分がもし来たら、まだ玉野市のほうには来てませんけども、1回目が来たら、次は2週間後ぐらいに、多分同じ量だけ入ってくるはずでございます。1回来た分で2回分を持っときなさいということでは多分ないというふうに思っておりますので、必ず1回分、次に2回目分という形で入ってきますので、その辺の管理はできると思っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) すみません。この間、県からは1人2回分としてカウントして送りますというふうに指示を受けてますというて部長がおっしゃったから、それで私が聞いてるんです。だから、今のお話と真逆のことだと思うんですけど、だから195バイアルが1箱来たとしたら、975人分ですかね、だけど975回分ですけど、実際には2回打たにゃいけないですから、四百何人しか打てないわけでしょう、その1箱に対して。そしたら、今日、例えば30人あれを打ったとしても、先ほど部長がおっしゃったみたいに、来たのを全部渡しょうって、3週間後に来るかどうか保証がないから、やっぱり取っとかにゃいけんでしょう。じゃから、取っとかにゃいけないんですよ、だから。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えいたします。 先ほどお伝えしたように、前回お答えしたのも1回目、2回目を含めた形で2回打つのが1人分という形での単位でのワクチンが配給されるというふうに私はお答えしたつもりでございますが、1回目来た分で2回目の分は必ず後から来るという、セットで来るというような形で考えていただければいいと思っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) すみません。どうも私と話がかみ合ってない。とにかく2回打たにゃいけないから、全部来た分を1回目として払ってしまったら、その次に3週間後に打たにゃいけないんだけど、3週間までに来れば、同じように来ればそりゃ回せますけど、来るかどうかの保証がないから、やっぱり取っとかにゃいけないんじゃないんですかということを言ってたんですけど。もう、それじゃあいいです。 それともう一つ、4月に2台目のディープフリーザーが来たら、多分三井病院のほうへ配布されるというて聞いとんですけど、じゃあ三井病院はその段階で連携型接種施設から基本型接種施設に格上げになるというて聞いてます。そうすると、基本型接種施設へはメーカーから直接ワクチンが配布されるというふうに聞いとんですけど、先ほどの管理の話ですけど、今は市民病院に1個しかないから、管理する人がおればいいんですけど、三井と2か所に入り出したら、その管理も同じ人ができるんですかね。それとも、体制として2台になったら、ちゃんとそういうふうに人を割り振っていただけるんですか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 基本型接種施設になりましたら、ここは県のほうから運送会社等を通じてワクチンが配送されるというふうに思っております。その後、基本型接種施設からサテライト施設とか、市内の医院に配る場合につきましては、我々が委託契約等をさせていただこうと考えておりますけども、配送業者のほうにお願いして分配していくという形になろうかと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 10点目として、ワクチン接種に至るまでと接種後のケアに向けて玉野市の体制についてお伺いします。 先ほどからVシステムという話が出てますけど、接種券にバーコードか何かついとって、それを読み取れば自動的にV-SYSに登録になるんだというようなことを聞きましたけど、いわゆる例えばクリニックに今日10人ワクチン接種したとして、その接種券は健康増進課でV-SYSを打つ人のところへちゃんと毎日行くようなシステムになっとんですか、それともクリニックのパソコンか何かにひゅっとしたら、V-SYSに自動的に行くようになってるんですか。どういうふうになってるんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 V-SYSというシステムへの入力でございますが、医療機関で基本打っていただければというふうに思っておりますけども、なかなか入力が難しいというようなことがもしあれば、その情報を市のほうのすこやかセンターのほうになると思いますけども、そちらのほうに情報をいただくというようなことも考えられるかなというふうに思っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 何か訳が分からんようになっとりますけど、V-SYSに連絡するのは、各クリニックなり病院なりが勝手にするんですか、それとも健康増進課が一括して入力するようになってるんですか。そこのところが、今のお話じゃったら全然分からないんですけど、どうなんですかね。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 V-SYSというシステム、先ほども言いましたけど、医療機関でどれぐらい要るかといった、ワクチンの量とか、そういったものを入力していただくということが基本になろうかと思いますが、お医者さんによっては、そういう扱いがなかなかできないというところがありましたら、市のほうのすこやかセンターのほうで聞き取りをしまして、入力もさせていただくこともあろうかと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 市長にお伺いします。 先ほどからV-SYSの話も言よんですけど、どちらにしてもこれだけの一大プロジェクトですから、ワクチンの小分けにした配送、それから打った後のワクチンの管理、それから打った人の管理、そういうふうなことも全部含めて大変な作業になると思うんですけど、今日の段階でプロジェクトチームみたいなんを立ち上げてもいいような事柄だと思うんですけど、市の体制としてはどのようにされるおつもりなんでしょうか。もう健康増進課の人たちが通常の業務をこなしながらするということはなかなか大変で、コールセンターの8人、6人ですかね、市民病院に行った人をのけたら6人だけでそれを回すというのは無理だと思うんで、どういうふうに市長は思われてますか。 ○議長(三宅宅三君) 市長。 ◎市長(黒田晋君) 藤原議員の御質問にお答えいたします。 ワクチン接種の玉野市の体制についてであると思います。 今回のコロナワクチン接種について、国は国民への円滑な接種を実施するため、国の主導的役割をもって、広域的視点、住民に近い視点から必要な体制に取り組むこととされており、必要なワクチンを確保できた際に、国、都道府県及び市町村が協力し合って円滑な接種を実施していくよう指示がされております。 本市においても、国の指示の下、岡山県新型コロナウイルスワクチン接種体制確保協議会で体制整備について協議をしながら準備を進めているところであります。 本市における体制は、担当部署である健康増進課に、現在応援職員を2名配置しております。議員からプロジェクトチームをということでありますが、他市の事例を見てもお分かりのように、ほぼ兼務でのプロジェクトチームの成り立ちとなっておりますから、玉野市としては、きちっと健康増進課に増員をして、健康増進課がその任を担うということで明確に打ち出して、今2名増員しております。これは、今後数多く要るだろうということでありますが、それはごもっともなんですが、現在は全く情報がないとうか、錯綜してる中で2名の職員が情報収集等に当たっているところです。 あわせて、先ほど御答弁させていただいたように、コールセンターの運営委託のために派遣の職員を8名増員することとしております。職員とコールセンターが連携しながら、必要なシステムの操作や問合せへの対応、接種券発行の準備、玉野市医師会との調整など適宜実施しているところでありまして、今後の業務の状況に合わせて、先ほども申し上げましたように、必要に応じて適正な人員を配置していきたいというふうに考えております。 先ほど、言葉が漏れて質問途中に御迷惑をおかけしたんですが、この際私のほうからも申し上げますが、県から我々が言われておるのは、1回目、2回目をパッケージで送るんで、1回目に仮に1,000人分送ってきたら、次の3週間後の1,000人分もきちっと確保した、それがパッケージなんで、1回目の分を500人、500人に分けてくださいという話ではありません。1,000人と1,000人が必ず3週間後に来るというのが一つのパッケージとしてやってくるんで、そこだけは御理解をいただければと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 安心しました。ディープフリーザーの容量が決まっとるのにから、大丈夫なんかなと思って、1人心配してしまいました。すみません、ありがとうございました。 じゃあ、11点目として、ワクチン接種に関する広報活動についてお伺いいたします。 市民の方々は、テレビや新聞などの報道でいろいろ言われていますが、市からは今のところコロナのことについては全然まだ報道がないので、不安に思っておられるんです。接種に関しては、市としてのスケジュールはまだ今分からんにしても、一応大体こういうふうなことで変化するかもしれないけど、一番初めは医療従事者で、この7つの病院でできます。それ以後、65歳以上になったら、4月何日か5月になるか分かりませんけど、地元のクリニックさんで受けることができますよというような広報活動をぜひしていただきたいと思うんですけど、それについてはどのようにされるおつもりでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 市長。 ◎市長(黒田晋君) 藤原議員の御質問にお答えいたします。 広報活動が、このたび一番大事だと思っています。16歳以上の全市民の方に、先ほど言う障がいをお持ちであったり、いろんな立場の方がおられますけども、そこへきちっと伝えていかないといけないという、本当にいまだかつてないことになろうと思っておりまして、この広報がきちっとできるかどうかというのが、このプロジェクトが成功するかどうかという大きなポイントになろうと思っています。 もちろん、「広報たまの」であるとかホームページであるとか、市が持ち得るあらゆる手段を活用してやっていきますけれども、1つ、既に指示を出しているのは、接種券を送るときに国の規定があったり、いろんな定型の文書があるんですけど、どうしても説明を詳しく書こうと思って、字が多くなって、ルールの分は送らないといけないけども、市として、分かりやすい大きな字で書いた、今言うこういうことで、こういう手続をしてほしいとか、最低限必要なものだけを列挙して、同封する際に入れてはどうかという今提案をしています。それがどうしてもまだ分からない人は、さっきおっしゃっていただいたように、コールセンターの電話番号を大きく書いて、ここへ電話したら相談に乗れますからというようなことでいきたいというふうに思っています。 それと同時に、市は出前講座を持っていますけども、今回は受け身の出前講座ではなくて、私自身もそうですけども、高齢者の方々の集まりであるとか、サロンであるとか、そういう場所へできれば参加をさせていただいて、接種券発送ぐらいに合わせて、行けるところは全部現地へ行って、こういう手続でこういうことをやろうと思っているというような説明等までしていくような構えでいかないと、本当に全ての方々に広報活動をするというのは難しいというふうに思っています。 ただ、もうそろそろ始めりゃいいじゃないかということですけども、今議論を闘わせているように、誠に不透明なところや不確定なところが多くありまして、今持ち得る情報で中途半端に出してしまうと、逆に混乱を来すおそれがあるというふうに思っておりまして、確実な情報が入り次第、繰り返しになりますけど、ありとあらゆる手法を駆使して、市民の皆さんに説明をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) すみません。アストラゼネカとモデルナのワクチンは希釈不要ということなんで、問題は起こらんのですけど、ファイザーのワクチンは5倍とか、今6倍とか、注射器の形状によって6倍になる、6人分取れるとか、今ある注射器の形だったら5人分だというてとやかく言われてますけど、例えば5の倍数だとして、5の倍数の予約を受けとって、当日キャンセル、体調が悪いから、行こうと思うとったけど熱が出たから行けないとか、ちょっと加減が悪うなったから行けないというような人が、当然お年寄りですから出てくるとは思うんですけど、貴重なワクチンですので、捨てるのはもったいないんで、このようなときの対応は、例えば1人とか2人とかキャンセルが出たときの対応はどのようになさるんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の質問にお答えをいたします。 どうしてもキャンセルが出て、余るということは考えられますが、そういったときには、接種券を持ってなければいけないんですけども、例えば医療従事者で打ってない方に対して打つことは可能であるとは思いますので、そういったところを利用して、余らないように医療機関のほうでも対応していただきたいなというふうに考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 再質です。 クリニックによっては、5の倍数に至らない日も出てくるんじゃないかと思うんですけど、例えば3人しか予約がなかったとか、7人しか予約がないから、5人取って、あと2人分でちょっと半端になるとかというようなこともあると思うんですけど、この場合、3人しか予約がなかったら、その場合はもう打たないんですか、どういうふうになるんですかね。ほかの病院やクリニックと融通し合うんですか、うちは3人分余っとるから要らんかなという形になるんですかね。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えいたします。 接種医療機関につきましては、予約者数を見込みながら必要な数のワクチンを報告していただくようになっておりますので、キャンセルなどでやむを得ず端数が出るといったところも考えられます。余ったワクチンにつきましては、他の医療機関に再輸送するというのは禁止をされておりますので、当日受診をするかかりつけ患者の中で、65歳以上の方になると思いますけども、希望する方が接種券をお持ちの方、また先ほど言いましたけども、医療従事者で未接種の方で接種をしていない方、そういった方については打つことは可能であると思いますので、すみません、先ほど医療機関は接種券が要るって言ったんですけど、医療機関の方については接種券は必要ございませんが、そういった形で無駄がないように対応していただくこととなると思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) すみません。先ほどの話と関連するんですけど、付添いで来られとる人が65以上だったら問題ないんですけど、例えば娘さんがおばあちゃんを連れてきました。その人は65歳以下じゃから接種券もまだ来てませんというような場合には、接種券を持っていない場合にはどのようになるんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 付添いの方が65歳未満でも接種するのかと、その際、接種券を持っていない場合ということでございますが、予約キャンセル等によりワクチンの余剰が出た場合、付添いの方など優先接種の対象外となる65歳未満の人に接種してよいかどうかということにつきましては、まだ国の方針が示されておりませんことから、現時点におきましては、対応は決定してる状況ではございません。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 15点目として、県から玉野市への輸送手段についてお伺いします。 何か業者に頼むということなんですけど、これはもう業者も決まって、確定していることなんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 輸送の関係でございますね。 岡山県のほうでも、一応ディープフリーザーを持っている基本となる病院への配送につきましてですけども、一応どこにするかという、業者について、まだ今検討中ということで、考えられるのが薬品を取り扱ってる会社でありますとか運送業者等々が考えられるというふうに聞いておりまして、今県のほうで調整中というように伺っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) すみません。14番目を飛ばしてました。 本市では、各クリニックで接種できるということですけど、接種後15分から30分は様子を見るという意味で待機すべきとのことなんですけど、クリニックによっては、狭いところで待機する場所もないようなクリニックもあるんじゃないかと思いますけど、3密対策についてはどのようになさるようになってるんでしょうか。医師会とお話をされてますか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 接種後の経過観察を行う場合の3密回避の対策でございます。 接種後につきましては15分程度、場合によって30分程度、院内で経過観察をしていただくこととなってございます。各接種施設において、3密の回避等の感染対策について考慮の上、接種可能人数を検討していただいておりますことから、各施設におきまして、適切に対応していただけるものと考えてございます。玉野市医師会等のほうにも、こういったことは意見交換をさせていただいてる状況でございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) この間、新聞に、接種を受けた後、病気の原因としてはくも膜下出血なんですけど、女性が死んだというて出とったんで、私もあらあらと思ったんですけど、接種後、例えばですけど、体調が悪くなって職場を休まにゃいけんようになることがあると思うんですけど、民間の企業の方は分かりませんけど、例えば市役所の職員の方がそういう状態になったときに、有給休暇を取らにゃいけないんです、それとも公休扱いになるんでしょうか、どんなですか。 ○議長(三宅宅三君) 総務部長。   〔総務部長 市倉勇樹君 登壇〕 ◎総務部長(市倉勇樹君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 私どもを含めまして、地方公務員のワクチンの接種及びその後の体調不良の際の休暇の取扱いについては、今のところまだ国から指針等は示されてございません。といったことで、今後一般の接種が始まるまでに国のほうからそういった指針が示される可能性もございますし、仮に指針が示されなかったとしても、他市の状況等を勘案しながら、本市で適宜判断をさせていただければと存じます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 御答弁ありがとうございました。 では、16点目として、接種の時間についてお伺いいたします。 一般のクリニックだと、勤めに行っている方はなかなか難しいので、土曜日とか日曜日に接種を考えてほしいという声が上がると思われるのですが、この点については医師会とお話をされていらっしゃいますか。 それと、今、玉野市民病院では午後診療をしてないので、この午後診療に当たる時間帯を使って接種をしてはどうかという声があると聞いています。それについてもどのようになさるんか、市民病院や他の6病院の接種時間についてどのようにされるようになっているかも教えてください。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長
    健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 土日のワクチン接種に関する医師会との話合い、市民病院ほか6病院の接種時間についてでございます。 土日のワクチン接種につきましては、仕事を持つ方など一定のニーズがあるものと考えてございます。現時点では、市内7病院を含め、具体的なワクチン接種の受付時間は決まっておりませんが、平素より土曜診療を行う病院、診療所も多くございます。岡山県が実施した意向調査におきましても、土曜日の接種も可能と回答している医療機関がありますので、そういった医療機関を御利用いただくことが想定されますが、今後も医師会と相談しながら、また市民病院とも相談しながら、接種機会の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 確認です。先ほどのお話ですと、土曜日は考えているけど、日曜日については今のところ予定していないと考えてよろしいでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 再質問にお答えをいたします。 現時点におきましては、既存の土曜日に開けている医院を御活用くださいということを念頭に調整させていただきたいと考えておりますので、今のところ日曜日の開設についてはまだ未定でございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 17点目として、接種対象の方々についてお伺いいたします。 医療従事者の中で多くの人々に会う保健師さん、歯医者さんと診療所の方、調剤薬局の方、消防隊員なども医療従事者に含まれていると聞いています。そういう観点からいうと、多くの方々を対象にしている教員、先生、それから保育士、幼稚園教諭等優先接種すべきではないかなと思われるんですが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の質問にお答えをいたします。 新型コロナウイルスワクチンにつきましては、国において、優先順位に応じて接種を行うことと示されており、市町村向けの質疑において、高齢者施設の従事者は、施設内で患者が発生した際の対応等に従事することから接種順位が上がっているが、対人サービスを行う方々を全て同様に扱っているものではないとされております。 現時点におきましては、教員や保育士、幼稚園教諭につきましては、優先接種対象とされておりませんが、今後国から示される方針に従って、適切に対応してまいりたいと考えてございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 18点目として、市内にある高齢者施設への接種についてお伺いいたします。 幸いに、本市では高齢者施設でのクラスターは発生しておりませんが、何か事があると高齢者ばかりなので、あっという間に広がってしまいます。動けない方々も多くおられる施設ですから、患者さんを連れて接種に行くというのは現実的な選択肢ではありません。お医者さんや看護師さんが出向き、接種するのが適当と思われますが、それについては医師会の方々ともう調整をされてるのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 高齢者施設の入所者の方につきましては、施設内でワクチンを接種する方針が示されておりまして、本市におきましても、嘱託医等の訪問による巡回接種に向けた体制構築を進めております。嘱託医がワクチン接種を行わない場合等、引受け先が見つからない場合につきましては、市が医師会と調整を行う予定でございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 担当の方は大変だと思いますけど、大勢おられる施設ですから、ぜひよろしくお願いします。 それでは、聞き忘れたことがありまして、遡ってお聞きしたいんですが、1回目にファイザーを打って、2回目はアストラゼネカというのはまずいと聞いとんで、いわゆる藤原仁子なら、藤原仁子は1回目にファイザーを打ちましたよ、2回目もファイザーじゃないといけんよというのは、接種券にどこのワクチンを打ったかというのを表示するようなシステムになってるんですか、それともV-SYSで管理するんですか、どっちなんですか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 議員が言われるとおり、1回目と2回目、違う薬品を打つというのは考えられておりませんので、必ず同じものを打つといったことになります。郵送させていただく接種券には、2回、接種券にバーコードがついた枠がございまして、そちらのほうに1回目に接種した内容のワクチン情報、シールがございますので、そこへシールを貼るようになっておりますので、2回目はそれを持ってきていただくと、前に何を打ったかというのが分かるようになっておりますので、間違えることはないというふうに思っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) ありがとうございました。安心しました。 それから、先ほどV-SYSの話で、V-SYSでワクチンを管理するというふうに部長はおっしゃったんですけど、私は、そのV-SYSというのはワクチンの管理というよりも、打った人間を管理するのかなと思って。例えば、藤原仁子が何月何日にどこどこのクリニックで打ちましたということで、玉野市内は今日現在で累計何人打ってますというようなんが、全部国なり県なりに行くようなシステムなのかなと思ったんですけど、先ほどのお話だったら、本数だけ管理するんですか、それともAさん、Bさん、Cさんが打ったよというふうにちゃんと管理するような形になってるんでしょうか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 V-SYSというシステムでございますけども、これはあくまでもワクチンを管理すると、人の管理ではなくて、ワクチン量の管理をするというシステムでございます。 人については、国のほうでも開発するというようなことも聞いてますけど、それが実際どうなるかというのは、まだ我々も聞き及んでいないということでございますので、今後どうなるかというのは見据えていきたいと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) すみません。それだと、玉野市のいわゆる健康増進課が、今日現在何人打ちましたという管理は、ワクチンを出荷した本数で管理するだけなんですか、それとも、それとは別個に健康増進課が市民のAさん、Bさん、Cさんは打ちましたよというふうな、どっかでそういう管理をせないけないと思うんですけど、それについては、本数だけだったら問題だと思うんですけど、管理はどういうふうになってるんですか。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えいたします。 V-SYSというのは、ワクチン接種円滑化システムというものを略したものでございますので、円滑に接種ができるという、ワクチン関係の在庫管理といいますか、そういったところを中心にやるというのがV-SYSというものでございます。 さっき言ったように、人の管理につきましては、いつ、どこで、誰が打ったかといった管理情報につきましては、今のところシステムとしてはまだ構築がされてませんので、今後構築されればそれを活用することになろうかと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) それはまずいでしょう。それはまずいでしょうというか、国がシステムを構築してくれるより前に、玉野市として市民の誰々さんが打ちましたとか打たんとか、八浜地区で何人打ちましたとか、数が分からん、誰が打ったか分からんじゃあまずいと思うんですけど、早急にこれについては、市長、どう思われますか。 ○議長(三宅宅三君) 市長。 ◎市長(黒田晋君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 市としても、市民の方々がどのくらいの割合で接種されて、どういう状態になっているかというのは把握をしていきたいところがありまして、ただ個人の情報といいますか、それをどこまで管理できるかというところがあると思いますので、その辺は国や県の動きと連動させていただきたいというふうに思っておりまして、今すぐやりますというような回答にはなりかねますけれども、その動向を見極めながら対応させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(三宅宅三君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の質問にお答えをいたします。 先ほど、国のほうで人の管理という形で構築されればというふうにお伝えをさせていただきました。今現在、接種後の管理につきましては、内閣府のほうではワクチン接種記録システムといったものを作ろうということで進められてるというふうに聞いております。 以上、お答えといたします。 ○議長(三宅宅三君) 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 私が言うことじゃないですけど、例えば人によって、1回目は来たけど2回目は来てないよというたら、誰々さん、2回目は来られてないですよというてフォローするのも市の役割だと思うので、ある程度打った人の管理はせないけないと私は思うんですけど。 それで、この接種は強制じゃなしに、努力義務というか、強制じゃないんですよ、打ちたい人には国が無料で打ってあげますよというシステムですから、強制はできないですけど、それでも市民5万何千人のうちの何万何千人は打ちましたということは、ある程度つかまにゃいけないから、ぜひ何とかその分については考えていただけたらなと思います。よろしくお願いします。 多岐にわたる質問をさせていただきました。市民にとっては、今一番関心のある事柄です。対象となる方々の人数も多く、ワクチンの取扱いも物すごい難しいものですので、ちょっと考えただけでも大変だということは分かります。しかし、全国的な一大プロジェクトですので、玉野市の皆が一丸となって協力し、成し遂げてまいりましょう。 私の質問は以上です。市長、関係部長、関わった方々、御答弁ありがとうございました。   ─────────────── ○議長(三宅宅三君) 以上をもちまして、本日の日程は終了しました。 次の本会議は3月8日の午前10時から開いて一般質問を続けることにします。 本日はこれで散会します。お疲れさまでした。             午後4時38分 散会...