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09月10日-01号

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  1. 玉野市議会 1998-09-10
    09月10日-01号


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    平成10年第4回 9月定例会         平成10年第4回玉野市議会定例会会議録 第1号                           平成10年9月10日(木曜日)議事日程 第1号 平成10年9月10日(木) 午前10時開議第1 会期の決定第2 会議録署名議員の指名(例月出納検査の結果報告) 1 平成10年5月分企業会計例月出納検査結果報告        (玉監報第5号) 2 平成10年6月分一般及び各特別会計等例月出納検査結果報告  (玉監報第6号) 3 平成10年6月分企業会計例月出納検査結果報告        (玉監報第7号) 4 平成10年7月分一般及び各特別会計等例月出納検査結果報告  (玉監報第8号) 5 平成10年7月分企業会計例月出納検査結果報告        (玉監報第9号)(継続費の精算報告)第3 報告第9号 継続費精算報告書について(議会の委任による専決処分報告)第4 報告第10号 専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)(専決第7号) 報告第11号 専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)(専決第8号) 報告第12号 専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)(専決第9号)(市長提出案件=説明だけ)第5 議案第52号 平成10年度玉野市一般会計補正予算(第2号) 議案第53号 平成10年度玉野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 議案第54号 平成10年度玉野市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 議案第55号 玉野市情報公開制度審議会条例 議案第56号 玉野市職員退職年金及び退職一時金等の支給に関する条例等の一部を改正する条例(決算=説明だけ)第6 認定第1号 平成9年度総合病院玉野市立玉野市民病院事業会計決算 認定第2号 平成9年度玉野市水道事業会計決算 認定第3号 平成9年度玉野市一般会計決算 認定第4号 平成9年度玉野市国民健康保険事業特別会計決算 認定第5号 平成9年度玉野市競輪事業特別会計決算 認定第6号 平成9年度玉野市市立玉野海洋博物館事業特別会計決算 認定第7号 平成9年度玉野市土地区画整理事業特別会計決算 認定第8号 平成9年度玉野市土地埋立造成事業特別会計決算 認定第9号 平成9年度玉野市霊園造成事業特別会計決算 認定第10号 平成9年度玉野市下水道事業特別会計決算 認定第11号 平成9年度玉野市農業共済事業特別会計決算 認定第12号 平成9年度玉野市老人保健医療事業特別会計決算 認定第13号 平成9年度玉野市公共用地先行取得事業特別会計決算本日の会議時間 開会 午前10時0分 散会 午前11時25分本日の会議に付した事件 議事日程と同じ出席議員(26名) 1番 願念 健一君      2番 松田 達雄君      3番 井上 素子君 4番 兼光 一弘君      5番 田中 喜一君      6番 向井 資浩君 7番 広畑 耕一君      8番 伊達 正晃君      9番 中谷 幸晴君 10番 立花 正和君      11番 三宅 美晴君      12番 安原  稔君 14番 氏家  勉君      15番 黒田  晋君      16番 三宅 禎浩君 17番 岡田 敏郎君      18番 熊沢 義郎君      19番 藤原 正己君 20番 香西 圭二君      21番 三宅 一典君      22番 藤原  貢君 23番 小泉  馨君      24番 井上 正登君      25番 岡田 守正君 26番 室岡 鎮雄君      27番 礒本 和巳君欠席議員(なし)説明のため出席した者 市長      山 根 敬 則 君     助役      迫 田 志 之 君 収入役     岡 本 忠 良 君     企画部長    大 津 光 孝 君 総務部長    氏 家   勇 君     財政部長    大 野 豊 之 君 市民生活部長  栗 原   勇 君     社会福祉事務所長高 木 國 光 君 産業振興部長  大 倉 和 法 君     建設部長    桑 原 泰 二 君 上下水道部長  近 藤 裕 昌 君     競輪事業局長  坂 本 信 也 君 市民病院事務局長藤 田 和 明 君     消防長     四 宮 弘 一 君 監査委員    鴨 生 忠 夫 君     監査事務局長  納 田 忠 雄 君 教育委員長   二部野 淑 恵 君     教育長     柾 木 繁 男 君 教育次長    簾 長 英 明 君     企画課長    照喜名 重 一 君 総務課長    井 上 征 三 君     人事課長    岡 本 英 俊 君 財政課長    松 浦   強 君事務局職員出席者 局長      津 尾 弘 巳 君     次長      森 下 英 助 君 議事係長    谷 川 久 人 君     主任      岡 本   隆 君 主事      広 畑 仁 志 君                               午前10時0分 開会 ○議長(中谷幸晴君) 皆さんおはようございます。ただいまの出席は26人であります。 これより平成10年第4回玉野市議会定例会を開会し、本日の会議を開きます。            ─────────────── ○議長(中谷幸晴君) 日程に先立ちまして、御報告しておきます。 今期定例会の会期日程並びに本日の議事日程につきましては、去る9月3日の議会運営委員会での協議を経て作成の上、お手元に配付いたしております日程表のとおりであります。 次に、本定例会の会期中、市長その他関係者の出席を見ることになっておりますので、御報告をしておきます。            ─────────────── △日程第1 会期の決定 ○議長(中谷幸晴君) これより日程に入ります。 日程第1の会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。この定例会の会期を議会運営委員会での方針のとおり、本日から9月25日までの16日間とすることに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中谷幸晴君) 御異議なしと認めます。よって、会期は16日間と決定いたしました。 なお、お諮りいたします。ただいま決定いたしました会期中、土曜日、日曜日並びに祝日のほか、9月11日と18日、21日及び22日、24日の都合11日間は、議事の都合により本会議を休会することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中谷幸晴君) 御異議なしと認めます。よって、ただいまの11日間は本会議を休会することに決しました。            ─────────────── △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(中谷幸晴君) 日程第2の会議録署名議員の指名を行います。 本件につきましては、会議規則第83条の規定によりまして、三宅禎浩君と三宅美晴さんを指名いたします。            ─────────────── ○議長(中谷幸晴君) この際、御報告いたしておきます。 既に、お配りしておりますとおり、監査委員から日程表記載の監査結果の報告がありました。 以上、御報告しておきます。            ─────────────── △日程第3 報告第9号 ○議長(中谷幸晴君) 次に、日程第3の報告第9号継続費精算報告を議題とし、当局の報告を受けることにいたします。 財政部長。            〔財政部長 大野豊之君 登壇〕 ◎財政部長(大野豊之君) 報告第9号継続費精算報告につきまして御説明申し上げます。 本件は、去る3月13日に竣工し、3月19日より供用開始いたしております東清掃センターごみ焼却施設整備事業に係るものであります。地方自治法施行令第145条第2項の規定に基づきまして、議会に御報告申し上げるものであります。 報告書の内容は、衛生費、清掃費、ごみ焼却施設整備事業の平成8年度から平成9年度までの全体計画の合計額が28億7,770万円であります。その財源内訳は、国庫支出金が13億1,800万5,000円、地方債14億8,590万円、一般財源が7,379万5,000円であります。実績の支出済額の合計は、28億3,660万1,100円、その財源内訳国庫支出金が13億1,800万6,000円、地方債14億8,590万円、一般財源が3,269万5,100円であります。 全体計画の額と実績の額を比較いたしますと、合計で4,109万8,900円の差がございますが、この主なものは工事費等の入札残によるものであります。 以上で報告第9号の説明を終わりますが、よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中谷幸晴君) ただいまの報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中谷幸晴君) それでは、これで報告第9号継続費精算報告を終了いたします。            ─────────────── △日程第4 報告第10号~報告第12号 ○議長(中谷幸晴君) 次に、日程第4の報告第10号から第12号までの専決処分報告3件を議題とし、一括して当局の報告を受けることにいたします。 総務部長。            〔総務部長 氏家 勇君 登壇〕 ◎総務部長(氏家勇君) 報告第10号から第12号までの3件につきまして、御報告を申し上げます。 議案書の1ページをお願いいたします。 まず、報告第10号倒木による損害賠償の額の決定に関する専決処分についてでございます。 本件は、市長専決処分事項として指定されております損害賠償の額につきまして、本年6月29日に専決処分を行ったもので、地方自治法第180条第2項の規定により御報告するものでございます。 続きまして、2ページをお願いいたします。 本件損害賠償に係る事故の概要でございますが、平成10年3月26日午前7時ごろ、市が管理をいたします玉野市和田7丁目785の4番地内の堤塘地に生えていたニセアカシアの木が根元から倒れ、玉野市和田7丁目785の9番地内の警察官舎敷地内に駐車していた玉野市和田7丁目5番2号の山根勇さん所有の乗用車の後部ドアを傷つけたものでございます。 損害賠償につきましては、市有地の管理瑕疵によるものとして、車の修理費16万5,000円の全額を市が賠償することで示談が成立したものでございます。 なお、本件損害賠償費用につきましては、本市が加入しております全国市長会市民総合賠償補償保険から、その全額が補てんされておりますので市の負担はございません。 今後につきましては、こうした事故が起きることのないよう注意を喚起し、安全管理に万全を期してまいりたいと思いますので、何とぞよろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 次に、報告第11号交通事故による損害賠償の額の決定に関する専決処分について御報告を申し上げます。 議案書の3ページをお願いいたします。 本件は、市長専決処分事項として指定されております損害賠償の額につきまして、本年6月29日に専決処分を行ったもので、地方自治法第180条第2項の規定により御報告するものでございます。 4ページをお願いいたします。 本件損害賠償に係る事故の概要でございますが、本年4月26日午後3時20分ごろ、消防署消防第2係消防士長向井誉弥が運転する消防署のはしご付消防自動車が走行運転を終え帰署中、宇野1丁目市役所南西側三差路におきまして、消防署方面に左折しようとした際、はしご車の右側車線にいた岡山市湊1342番地宰田知加子さん運転の普通乗用車の左後側部にはしご車の右後端部が接触し、普通乗用車の左後側部のフェンダー部分を傷つけたものでございます。 損害賠償につきましては、はしご車の進路変更に伴う過失を100%と見て、示談が成立したものであります。 なお、損害賠償の額でございますが、板金塗装修理費用として9万2,673円を全額負担するものでございます。 本件賠償費用につきましては、本市が加入をしております全国市有物件災害共済会自動車損害共済から全額が支払われることになっておりますので、市の負担はございません。 交通事故の防止につきましては、平素から交通安全教育を中心に、職員の安全意識高揚を図っているところでございますが、今後、より一層安全運転の周知徹底に努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 次に、報告第12号公園内事故による損害賠償の額の決定に関する専決処分についてでございます。 議案書の5ページをお願いいたします。 本件は市長専決処分事項として指定されております損害賠償の額につきまして、本年7月29日に専決処分を行ったもので、地方自治法第180条第2項の規定により御報告するものでございます。 6ページをお願いいたします。 本件損害賠償に係る事故の概要でございますが、本年6月8日午後6時ごろ市内槌ケ原地内の槌ケ原公園内の滑り台を同所に在住の日村栞菜さん4歳が使用中、転落防止板の腐食した穴に左足小指を突っ込み負傷したものであります。 負傷の程度でございますが、左第5指裂創で通院による治療期間が9日でありました。 事故報告後、負傷された方に対し速やかに対応し、けが完治後に示談の交渉をした結果、本件事故の市の公園管理上の瑕疵を80%、遊具使用者の責任を20%とすることで、双方合意に達したものでございます。 損害賠償の額でございますが、治療費、医療費合わせまして6万5,392円でありましたので、市の責任割合に基づき、5万2,314円を負担するものでございます。 なお、本件賠償費用につきましては、本市が全国市長会市民総合賠償補償保険に加入しており、その全額につきまして保険金の支払いが行われまして、市の負担はございません。 今後におきましては、こうした事故が起きることのないよう、なお一層安全管理に努めてまいますので、何とぞよろしく御了承を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中谷幸晴君) ただいまの報告に対し質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中谷幸晴君) それでは、これで専決処分の報告を終了いたします。            ───────────────
    △日程第5 議案第52号~議案第56号 ○議長(中谷幸晴君) 次に、日程第5の議案第52号以下諸議案5件を一括して議題とし、順次当局の説明を願うことにいたします。 財政部長。            〔財政部長 大野豊之君 登壇〕 ◎財政部長(大野豊之君) 議案第52号から第54号までの平成10年度補正予算案3件につきまして御説明申し上げます。 平成10年度補正予算書の3ページをお願いいたします。 議案第52号平成10年度玉野市一般会計補正予算(第2号)であります。 条文予算の第1条におきまして、予算の総額に4億7,731万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ234億9,380万3,000円といたしております。 第2条におきまして、地方債の追加と変更をお願いいたしております。 7ページをお願いいたします。第2表地方債補正追加2件であります。 大崎小学校建設事業6,620万円につきましては、鉄筋コンクリート2階建ての管理棟建設の財源として、また中学校の研修交流施設整備事業690万円につきましては、宇野中学校及び玉中学校並びに日比中学校カウンセリング室整備工事の財源として、それぞれ充当するものであります。いずれの事業も国の総合経済対策に伴い実施するものであります。 なお、借り入れ条件につきましては利率を年7.0%以内といたしております。その他の条件は、記載のとおりであります。 8ページをお願いいたします。変更3件であります。 自転車道等整備事業の限度額900万円を150万円増額して補正後の限度額を1,050万円に、臨時河川等整備事業の限度額1,520万円を90万円増額して、補正後の限度額を1,610万円といたしております。いずれも事業費の追加による増額措置であります。 次に、減税補てん債の限度額2億4,000万円を1億6,750万円増額して、補正後の限度額を4億750万円といたしております。 減税補てん債につきましては、国の総合経済対策に関連して、本年5月29日に国会で成立いたしました地方税法の一部改正により、平成10年度において住民税の追加特別減税が実施され、市税の減収が見込まれますが、この減収相当額に対し国の財政措置として、起債の発行が許可されます。この許可方針に基づき算定したものであります。 なお、借り入れ条件等につきましては従前のとおりでありますので、説明は省略させていただきます。 以上で条文予算の説明を終わります。 事項別明細書の32ページをお願いいたします。 歳出から御説明いたします。 総務費、総務管理費一般管理費委員等報酬情報公開制度審議会(仮称)委員報酬32万5,000円の計上は、今議会に提案いたしております玉野市情報公開制度審議会条例設置に伴うものであります。後ほど議案第55号におきまして、詳しい説明があると存じますが、本市の情報公開制度の基本的なあり方、課題等について調査審議を行うため、学識者及び市民を含め10名に情報公開制度審議会委員をお願いするための経費を措置いたしております。 自治振興費コミュニティ振興事業費、玉野市コミュニティづくり推進事業補助87万6,000円の計上は、西田井地柏谷集会所屋根がわらふきかえ改修工事及び波知公民館下水道接続工事に対する整備補助であります。 玉野市コミュニティづくり推進事業等補助金交付要綱に基づき、補助率40%、限度額100万円の範囲内での補助を行うものであります。 国際交流促進費国際交流事業費災害見舞金100万円の計上は、御承知のとおり、6月からの記録的な豪雨により、中国の長江──揚子江でありますが、流域におきまして大規模な水害が発生しており、本市の友好都市であります九江市においても大きな被害が発生いたしております。8月6日には九江市人民災害友好協会からの援助依頼もあり、九江市の被災者の方々への復興援助資金として措置いたしたものであります。 なお、九江市のこの災害に対しましては、8月下旬に市長の見舞状とあわせ、予備費から30万円を充当し、見舞金として送金させていただいております。 34ページをお願いいたします。 民生費、社会福祉費社会福祉総務費職員給与費177万8,000円のうちの97万8,000円と社会福祉事務諸経費271万6,000円の合計369万4,000円の計上につきましては、平成10年度に実施の追加特別減税に関連し、老齢福祉年金特別障害者手当の受給者、65歳以上の低所得者等の方々に特例措置として支給が予定されております臨時福祉特別給付金支給事務に係る事務諸経費を処置いたしております。全額県委託金を歳入に措置いたしております。 社会福祉事業費福祉ボランティアネットワーク事業補助80万円の計上は、市町村の枠を超えた保健福祉情報ネットワーク化を図るとともに、各種福祉サービスボランティア情報を提供するため、玉野市社会福祉協議会が設置を予定いたしておりますインターネット関連機器整備補助であります。 県下78の社会福祉協議会が、平成10年度から12年度までの3カ年で順次整備予定であります。財源として歳入へ補助率2分の1の県補助金を措置いたしております。 老人福祉費老人福祉事務諸経費、償還金277万円の計上は、平成9年度老人福祉事業国庫負担金及び補助金額等の確定に伴う精算措置であります。 老人福祉事業費(補助分)、老人ホームヘルプサービス事業委託料613万1,000円の計上は、高齢者等の多様なニーズに対応し、従来のホームヘルプサービスに加え、新たに早朝、深夜を問わず、24時間体制のホームヘルプサービスを提供するための措置であります。委託先は特別養護老人ホームフェニックスであります。財源として、歳入へ補助率2分の1の国庫補助金と補助率4分の1の県補助金を措置いたしております。 老人日常生活用具費276万8,000円の補正措置は、当初予算で措置いたしております特殊寝台等の需要増に伴う不足額の措置であります。財源として歳入へ補助率3分の2の県補助金を措置いたしております。 老人福祉事業費県単独分)、24時間型ホームヘルプサービスモデル事業委託料200万円の計上につきましては、先ほど御説明いたしました特別養護老人ホームフェニックスが24時間対応のホームヘルプサービスの体制整備に先駆的に取り組むための機器の整備経費等を措置いたしております。財源として歳入へ補助率2分の1の県補助金を措置いたしております。 老人福祉事業費市単独分)、給食サービス事業委託料46万8,000円の計上は、荘内地区の65歳以上のひとり暮らし老人を対象に、10月から週30食の給食サービスを実施するための経費を措置いたしております。委託先は玉野灘崎農業協同組合であります。 なお、本事業は県の補助対象事業でございますが、県補助金縮減措置により補助金の確保が見込まれないため、市単独事業として実施を予定いたしております。 高齢者住宅改造扶助費133万2,000円の補正計上は、当初予算で措置いたしております6件分に2件分を追加計上するものであります。 なお、本事業につきましても県補助金縮減措置により市単独事業として実施を予定いたしております。 心身障害者福祉費心身障害者福祉事務諸経費、償還金21万7,000円の計上は、平成9年度心身障害者福祉事業国庫補助金額確定に伴う精算措置であります。 心身障害者福祉事業費県単独分)、精神障害者家族会訓練事業補助92万円の補正計上は、県の補助基準改正に伴う宇野3丁目の精神障害者共同作業所への運営費補助増額措置であります。財源として、歳入へ補助率2分の1の県補助金を措置いたしております。 心身障害者福祉事業費市単独分)、身体障害者住宅改造扶助費133万2,000円の補正計上は、当初予算で措置いたしております4件分に2件分を追加計上するものであります。 なお、本事業につきましても県補助金縮減措置により市単独事業として、実施を予定いたしております。 36ページをお願いいたします。 国民年金費国民年金事務諸経費200万円及び前のページに戻りますが、35ページの社会福祉総務費職員給与費177万8,000円のうちの80万円の合計280万円の計上は、保険料の収納率向上を図るための国民年金保険料収納特別対策事業関連事務費を措置いたしております。全額国庫委託金であります。 38ページをお願いいたします。 衛生費、保健衛生費公害対策費健康被害予防事業費171万6,000円の計上は、大気浄化植樹事業としてシラカシ、ネズミモチヒラドツツジ等の植栽を予定いたしております市内企業1社への事業費補助であります。財源として、歳入の諸収入へ公害健康被害補償予防協会からの助成金を同額措置いたしております。 40ページをお願いいたします。 農林水産業費、農業費、農業振興費農業振興事業費(補助分)、報償金3万円と消耗品費33万円のうちの3万円の合計6万円の計上は、緊急生産調整対策として、安定的な水田営農が維持できるよう転作作物としての麦、大豆等の生産に計画的に取り組むための地区指導の推進及び推進計画書の作成経費を措置いたしております。財源として、歳入へ補助率2分の1の県補助金を措置いたしております。 次に、賞賜金3万円、消耗品費33万円のうちの9万円、印刷製本費36万円の合計48万円の計上は、優良農用地等の保全を図るため、農業振興地域の調整を行い、詳細農用地利用計画図等を作成するための関連経費を措置いたしております。財源として歳入へ補助率2分の1の県補助金を措置いたしております。 次に、消耗品費33万円のうちの21万円と自動車借上料44万円の合計65万円の計上につきましては、児島湖の水質浄化、水質改善を図るための環境保全型農業の推進計画書策定経費を措置いたしております。財源として、歳入へ補助率2分の1の県補助金を措置いたしております。 農業振興事業費県単独分)、報償金10万円、旅費11万円のうちの5万円、消耗品費69万円のうちの63万円、食糧費7万円、印刷製本費15万円、稲作転換対策事業補助50万円の合計150万円の計上につきましては、米の需給均衡と価格の安定を図るため、花卉等新たな園芸作物への転換を目指す推進計画の策定等の経費のほか、事業の実施主体であります玉野花づくり協議会への事業補助であります。財源として、歳入へ補助率3分の2の県補助金を措置いたしております。 転作作物生産性向上事業補助610万6,000円の計上は、転作作物の生産性向上とその定着化等の推進を図るため、宇藤木及び東高崎地区の約90ヘクタールを対象に3ブロックに分け、1年ごとのローテーションで大豆の作付を実施いたしております宇藤木農事組合の農業用機器整備に対する事業費補助であります。財源として歳入へ補助率2分の1の県補助金を措置いたしております。 次に、旅費11万円のうちの6万円、消耗品費69万円のうちの6万円、6次産業化計画策定委託料38万円、自動車借上料50万円の合計100万円の計上につきましては、1次産業としての農作物に付加価値を加え、新しい特産品を開発する2次産業、さらに流通販売の3次産業を実施することにより農業経営に対する高付加価値化、高収益化等を図るための計画策定関連経費を措置いたしております。財源として、歳入へ補助率2分の1の県補助金を措置いたしております。 次に、農地費、農業基盤整備事業費(市単独分)2,580万5,000円の補正措置につきましては、説明欄記載のとおり、工事請負費の年間所要見込み額に対する不足額を計上いたしております。 なお、農業水路改良工事請負費600万5,000円のうち400万5,000円につきましては、南七区の農業水路改良工事の分担金確定に伴う措置であります。歳入として、農業水路整備事業分担金80万1,000円を措置いたしております。詳しくは、(参考)別紙工事箇所表を添付いたしておりますので、説明は省略させていただきます。 以下、工事箇所表に記載されております農林水産業費、土木費の工事請負費につきましても同様、説明は省略をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 42ページをお願いいたします。 林業費、林業振興費、林業振興事業費(県単独分)44万7,000円の計上は、林野火災に備え、神登山地域等の市内一円の防火管理道、林道等の沿線に火災予防と初期消火用の水源として利用いたしますドラム缶式の消火機器17台を設置するための経費であります。財源として、歳入へ補助率3分の1の県補助金を措置いたしております。 治山費、治山事業費(県単独分)510万円の計上は、本年5月12日の大雨により、石島港漁船引揚場施設付近の市有山林傾斜地で落石が発生し、崩壊のおそれがあるため、のり面を整形し落石防止網を設置するための経費を措置いたしております。財源として歳入へ10分の5の県補助金と寄附金をそれぞれ措置いたしております。 治山事業費(市単独分)118万円の計上につきましては、11月に開催を予定いたしております全国山火事会議におきまして、林野火災の予防と緑化を図るため、王子が岳山頂付近で記念植樹を行うための苗木等の経費を措置いたしております。財源といたしまして、市内外の各種団体からの寄附金を計上いたしております。 44ページをお願いいたします。 商工費、商工業振興費、商工業振興事務諸経費、商業振興対策事業補助100万円の計上は、広く市民に周知を行い、マリンカード利用の促進を図るため、店頭に加盟店の立て看板の設置を予定いたしております玉野マリンカード協同組合への事業費補助であります。財源として、歳入へ県補助金50万円を措置いたしております。 なお、負担割合は、県、市、事業者それぞれ3分の1の負担であります。 次に、産業センター管理運営費、施設修繕料85万円の計上は、建築後16年が経過し、老朽化いたしております産業センターの高圧開閉器及び関連機器の改修経費を措置いたしております。 46ページをお願いいたします。 土木費、道路橋りょう費、道路新設改良費、道路新設改良事業費(市単独分)、測量委託料100万円の計上は、向日比1丁目地内の市道の未登記整理のための措置であります。 交通安全施設整備費、交通安全施設整備事業費(市単独分)、交通安全施設整備工事請負費900万円の計上は、工事請負費の年間所要見込み額の不足分を措置いたしております。財源として、歳入へ充当率75%の市債を措置いたしております。 48ページをお願いいたします。 河川費、河川総務費、河川排水路新設改良事業費、河川排水路新設改良工事請負費500万円の計上につきましても、工事請負費の年間所要見込み額の不足分を措置いたしております。財源として、歳入へ充当率90%の市債を措置いたしております。 都市計画費、公園管理費、公園管理諸経費、公園施設維持修繕工事請負費300万円の補正計上は、設置後長期間が経過し老朽化しております市内各公園、緑地の遊具等の修繕を行うための経費を措置いたしております。 50ページをお願いいたします。 教育費、小学校費、小学校建設費、大崎小学校校舎建設事業費(補助分)1億7,909万7,000円の計上につきましては、国の総合経済対策関連事業として建設を予定いたしております大崎小学校の校舎改築のための事業費であります。鉄筋コンクリート2階建て600平方メートルの管理棟の建設を予定いたしております。 施設の概要といたしましては、職員室、校長室、保健室、教育相談室ほかであります。財源として、補助率2分の1及び3分の1の国庫負担金、充当率100%の市債を措置いたしております。 なお、総合経済対策関連事業といたしましては、この大崎小学校校舎建設事業を含め、今回の9月補正で2億310万2,000円を措置いたしております。 中学校費、中学校管理費、中学校管理運営費、報償金144万円、消耗品費83万6,000円のうちの18万2,000円、印刷製本費2万4,000円、郵便料6万4,000円、電信料66万6,000円のうちの39万円の合計210万円の計上につきましても、国の総合経済対策関連事業で実施を予定いたしております心の教室整備事業として、生徒の悩み、不安、ストレス等を和らげ、心のゆとりを持てる環境を整備するため、市内5中学校に心の教室相談員を配置するための経費を措置いたしております。財源として、歳入へ全額県委託金を措置いたしております。 次に、消耗品費83万6,000円のうちの65万4,000円、電信料66万6,000円のうちの27万6,000円、機械器具借上料122万4,000円、機械器具費204万6,000円の合計420万円の計上につきましても、国の総合経済対策関連事業で実施を予定いたしております心の教室コンピューター設置事業として生徒の悩み等に対処するため、市内6中学校の相談室にコンピューターを設置し、健康教育に関する指導方法等のネットワーク化を図るための経費を措置いたしております。財源として歳入へ全額県委託金を措置いたしております。 52ページをお願いいたします。 中学校建設費、中学校研修交流施設整備事業費(補助分)1,440万5,000円の計上につきましても、国の総合経済対策関連事業といたしまして、生徒のストレス、悩みの相談の場として余裕教室を活用した相談室、カウンセリング室等の整備を図るための措置であります。宇野、玉、日比の各中学校での実施を予定いたしております。財源として歳入へ補助率3分の1の国庫補助金、充当率80%の市債を措置いたしております。 高等学校費、高等学校教育振興費、高等学校教育振興事業費300万円の計上は、国の総合経済対策関連事業として、商業高等学校にパソコン、サーバー機等を導入するとともに、ケーブル回線を利用した情報のネットワーク化を図るための経費であります。情報準備室、商品実験室、簿記実習室等に配置予定であります。財源として、歳入へ補助率3分の1の国庫負担金を措置いたしております。 54ページをお願いいたします。 社会教育費、社会教育総務費、社会教育事業費、報償金31万9,000円のうちの9万円、消耗品費101万2,000円のうちの15万5,000円、印刷製本費5,000円の合計25万円の計上は、市内の小・中学生を対象にわら細工、ペットボトルロケット大会等の体験学習を通じて交流を図り、仲間づくりの促進や豊かな人間関係を築くための経費を措置いたしております。平成11年1月までに市内小学校、公民館等におきまして5日間の実施を予定いたしております。財源として歳入へ全額県委託金を措置いたしております。 次に、報償金31万9,000円のうちの22万9,000円、消耗品費101万2,000円のうちの5万7,000円の合計28万6,000円の計上は、同和教育事業費の確定に伴う経費を追加措置いたしております。財源として歳入へ補助率2分の1の県補助金を措置いたしております。 次に、消耗品費101万2,000円のうちの80万円、文化施設整備工事請負費8,000万円、機械器具費600万円の合計8,680万円の計上は、平成9年8月に寄附を受けました築港の旧中国銀行宇野支店の建物につきまして、文化施設等として利用するための改修経費及び初度調弁費を措置いたしております。既存建物の有効活用を図りながら、展示ホール、事務室等として改修を行い、文化協会へ管理委託を予定いたしております。 公民館費、公民館施設整備事業費200万円の補正計上につきましては、建築後26年が経過し、老朽化いたしております中央公民館の消火栓の配管改修経費を措置いたしております。 次に、青少年育成センター費、青少年育成センター施設整備事業費250万円の計上は、建築後24年が経過し、老朽化いたしております青少年育成センターの屋根改修経費を措置いたしております。 以上で歳出の説明を終わらせていただきます。 歳入の16ページをお願いいたします。 市税として、1億6,750万円を減額いたしております。 国の総合経済対策に関連し、本年5月29日の地方税法の一部改正による住民税の追加特別減税実施に伴い、個人市民税として特別徴収分1億1,150万円、普通徴収分5,600万円の合計1億6,750万円を減額いたしたものであります。 なお、この減税に伴う減収補てんのため、同額の減税補てん債を歳入の市債へ計上いたしております。 26ページをお願いいたします。 繰越金であります。 補正額3億2,293万6,000円を追加いたしまして、繰越金合計額を3億4,563万円といたしております。 平成9年度決算によります前年度繰越金は、翌年度への繰越財源がございませんので、実質収支額は歳入歳出差し引き額と同額の7億7,358万287円でありますが、このうちから今回措置させていただいたものであります。 他の歳入の分担金、国庫支出金、県支出金、寄附金、諸収入、市債等特定財源につきましては、歳出予算に関連して主なものを事務事業に見合う財源として内容を申し上げておりますので、説明は省略させていただきます。 なお、一般会計補正予算案の補正額財源内訳は、特定財源が1億5,437万9,000円、一般財源は3億2,293万6,000円であります。 以上で一般会計補正予算案(第2号)の説明を終わらせていただきます。 59ページをお願いいたします。 議案第53号平成10年度玉野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)であります。 条文予算の第1条におきまして、予算の総額に521万8,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ53億8,667万円といたしております。 事項別明細書の72ページをお願いいたします。 歳出であります。 保健事業費、保健衛生普及費、保健衛生普及事務諸経費373万4,000円の補正計上は、国民健康保険総合健康づくり推進事業として、国保制度の普及促進に努めるとともに、レセプト保管庫、帳票保管庫等の整備、住民の健康増進、医療費適正化のための総合データバンクシステム開発経費ほかを措置いたしております。 74ページをお願いいたします。 諸支出金、償還金及び還付加算金、償還金148万4,000円の補正措置は、平成9年度療養給付費交付金の確定に伴う社会保険診療報酬支払基金への精算措置であります。 以上で歳出の説明を終わらせていただきます。 歳入の68ページをお願いいたします。 国庫支出金国庫補助金、財政調整交付金、特別調整交付金303万9,000円につきましては、国民健康保険総合健康づくり推進事業等へ充当するものであります。 70ページをお願いいたします。 補正額217万9,000円を追加計上いたしまして、繰越金合計額を1,217万9,000円といたしております。 平成9年度決算によります実質収支額は、1億1,095万8,469円でありますが、このうちから今回措置させていただいたものであります。 以上で国民健康保険事業特別会計補正予算案(第1号)の説明を終わらせていただきます。 79ページをお願いいたします。 議案第54号平成10年度玉野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。 条文予算の第1条におきまして、予算の総額に1億2,484万4,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ40億2,208万3,000円といたしております。 条文予算の第2条におきまして、地方債の変更をお願いいたしております。 82ページをお願いいたします。 第2表地方債補正、変更2件であります。公共下水道事業の限度額10億7,460万円を1億2,340万円増額して、補正後の限度額を11億9,800万円に、流域下水道事業の限度額1,160万円を140万円増額して、補正後の限度額を1,300万円といたしております。 なお、借り入れ条件等につきましては従前のとおりでありますので、説明は省略させていただきます。 以上で条文予算の説明を終わらせていただきます。 事項別明細書の94ページをお願いいたします。 歳出であります。 公共下水道事業費、施設整備費、流域下水道事業費、児島湖流域下水道事業負担金144万4,000円の計上は、負担金額確定による措置であります。財源として、歳入へ充当率100%の市債を計上いたしております。 96ページをお願いいたします。 公債費、元金、長期借入債償還金1億2,340万円の計上は、下水道建設事業に伴う財源として過去に借り入れいたしております下水道事業債につきまして、一部借りかえが許可されたため、繰上償還するための措置であります。この借りかえ制度は、利率の高い既往債の借りかえを行うことにより、金利の負担軽減を図るもので、本年度は公営企業金融公庫から借り入れを行っている企業債で、利率が年7.3%以上のものに認められるものでございます。地域の自然条件等により建設改良費が割高となり、資本費及び使用料が借りかえ基準を上回っている団体の公共下水道事業が対象となっております。 なお、この借りかえに伴います最終償還までの利子軽減額は、約5,000万円であります。歳入に下水道高資本費対策借換債といたしまして、同額の市債を計上いたしております。 歳入の90ページをお願いいたします。 繰越金、前年度繰越金、補正額4万4,000円を追加いたしまして、繰越金合計額を804万4,000円といたしております。 平成9年度決算によります前年度繰越金は、翌年度への繰越財源を除いた実質収支額は、6,170万6,280円でありますが、このうちから今回措置させていただいたものであります。 以上で下水道事業特別会計補正予算案(第1号)の説明を終わらせていただきます。 以上、補正予算案3件の説明を終わらせていただきますが、参考資料を添付いたしておりますので、御参照の上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中谷幸晴君) 総務部長。            〔総務部長 氏家 勇君 登壇〕 ◎総務部長(氏家勇君) 議案第55号及び56号の2議案につきまして御説明を申し上げます。 議案書の7ページをお願いいたします。 まず、議案第55号の玉野市情報公開制度審議会条例について御説明を申し上げます。 情報公開制度は、市が保有をしております情報の公開を制度的に保障するものであり、透明性の高い公正な行政運営を確保するため、また市政への市民参加の推進と市民と行政の信頼関係の確立のために必要な制度でございます。 そして、この情報公開の適切な制度化を図るため、専門家及び市民の方々によりまして、制度の基本的なあり方、課題等について調査審議をいただく市長の付属機関として、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく情報公開制度審議会を設置しようとするものであり、ここに本条例の制定を御提案申し上げるものでございます。 条例の内容でございますが、8ページをお願いをいたします。 まず、第1条でございますが、ただいま御説明をいたしました情報公開制度審議会の設置目的を規定しております。 第2条では、審議会の所掌事項を規定しておりまして、情報公開制度の基本的なあり方及び主要な課題について、調査審議することといたしております。 第3条では、審議会の組織を学識経験者、各種団体を代表する方、市長が適当と認める者から15名以内で市長が委嘱し、組織することとしております。 第4条では、会長及び副会長の選出方法及びその職務について規定しております。 第5条では会議を、第6条では会の庶務を、第7条では委任をそれぞれ規定いたしております。 なお、附則におきまして、この条例の施行期日を平成10年10月1日と規定するとともに、この条例の制定に伴い、委員報酬を規定しております。玉野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償支給条例別表の改正を行うこととし、本審議会委員の報酬を日額6,500円と規定しております。 何とぞよろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 次に、議案書の10ページをお願いいたします。 議案第56号玉野市職員退職年金及び退職一時金等の支給に関する条例等の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、国の恩給法等の一部を改正する法律に準じまして、関係条文の改正を行うものでございます。 この条例に該当する年金受給者は、ことし5月にお一方亡くなられましたので、現在は4名でございます。 なお、今回の改正による年金額の引き上げ率は1.19%、総額で7万4,800円でございます。 それでは、内容につきまして御説明を申し上げます。 11ページをお願いいたします。 第1条は、条例第61条関係の別表第4号表を改正するものでございます。 公務中の災害及び疾病によりまして、亡くなられた職員の遺族年金の計算基礎となります仮定俸給年額の割り増し率と最低保障額を定めているもので、恩給法等の一部改正にあわせて引き上げるものでございます。仮定俸給年額及び割り増し率の説明は、省略させていただきますが、公務遺族年金の最低保障額を2万1,000円引き上げまして、179万6,000円といたしております。 続きまして、12ページをお願いいたします。 第2条につきましては、公務外遺族年金の最低保障額とその実施年月を規定しているものでございます。 最低保障額は9,200円引き上げ、78万4,500円とし、実施を平成10年4月分からといたしております。 次に、第3条では、遺族年金を受ける妻に対する特別加算額のうち、受給者が60歳以上である場合の加算を2,700円引き上げまして、15万3,500円とし、公務遺族年金の受給者である場合の加算を3,700円引き上げまして13万7,500円といたしております。 また、寡婦加算の調整基準額を79万円から1万円引き上げまして80万円といたしております。 次に、附則でございますが、附則の第1条では、この条例は公布の日から施行することとし、平成10年4月1日から適用することといたしております。 附則第2条から第4条までは、条例改正に伴う切りかえの経過措置を規定しております。 また、第5条では年金年額の端数処理を規定しているものでございます。 なお、13ページの附則別表(附則第2条関係)でございますが、これの説明は省略させていただきます。 以上で議案第56号の説明を終わらせていただきますが、14ページ及び15ページに参考資料を添付しておりますので、御参照の上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中谷幸晴君) 以上で当局の説明は終わりました。 ただいま説明のありました各案件に対する質疑は、一般質問終了後の会議で行う予定であります。 なお、質疑の通告は14日の午後5時に締め切ります。            ─────────────── △日程第6 認定第1号~認定第13号 ○議長(中谷幸晴君) 日程第6の平成9年度各会計決算13件を議題とし、当局の説明を願うことにいたします。 助役。            〔助役 迫田志之君 登壇〕 ◎助役(迫田志之君) ただいま上程をいただきました平成9年度玉野市一般会計及び国民健康保険事業特別会計外9特別会計並びに総合病院玉野市立玉野市民病院事業会計外1企業会計に係る決算認定についてでございますが、決算状況につきましては、それぞれの関係書類に詳細に記載されておりますので、説明の重複を避け、概要のみを簡単に御説明申し上げます。 まず、一般会計でございますが、歳入面におきましては、主要財源であります市税につきまして、平成6年度から平成8年度まで3カ年間実施されました個人市民税の特別減税の廃止による増収分及び平成6年11月の税制改正に伴う市町村の減収補てん措置として実施されました県と市町村間での税源移譲措置などにより増収分を反映して、個人市民税は前年度に比較して、2億9,200万円の増額となっておりますが、法人市民税は長引く景気低迷の影響による企業収益の落ち込みなどにより、2億1,100万円の減収となっております。 また、固定資産税につきましては、平成9年度が評価替の年となっておりましたが、近年の土地価格の下落等に伴う宅地にかかる税負担の抑制措置、負担水準の均衡化等の措置とともに、家屋においても在来家屋の減価措置が講じられたため、7,600万円の減収となっております。 その他の税目につきましては、市たばこ税が税源移譲措置により、5,100万円の増収となっておりますが、税収総額では前年度決算額81億6,000万円に対し、本年度決算額は82億800万円で4,800万円の微増となっております。 その他の財源につきましては、所得税法及び消費税法の一部を改正する法律及び地方税法の一部を改正する法律の施行に伴う消費税率の見直し並びに地方消費税の導入により消費譲与税が廃止され、新たに地方消費税交付金が交付されております。 平成9年度は、導入初年度のため経過措置が設けられ、9年度限りの措置として消費譲与税は前年度交付額の約35%相当額が交付されましたが、2億3,000万円の減少に、また新たに創設された地方消費税交付金は1億5,600万円が交付されております。 地方交付税は、高齢者人口の増加並びに特別減税に係る減収補てん分としての借り入れを行った減税補てん債等の公債費算入等により、基準財政需要額が増となり、全体で5億2,300万円の増収となっております。 国庫支出金は、東清掃センターのごみ処理施設の大規模改修事業費の繰り越しなどにより、3億5,200万円の増収となっております。 地方債は、地方消費税創設に伴う税収平準化のための臨時税収補てん債4億4,030万円の借り入れを行っておりますが、起債対象事業費の減少などにより、前年度比較で6億2,000万円の減収となっております。 繰入金といたしましては、土地埋立会計の一部閉鎖に伴う繰入金5億7,400万円を、財源不足を補うための各種基金から8億5,100万円をそれぞれ繰入措置いたしております。 また、諸収入といたしまして、競輪事業収益から繰り入れは3億5,000万円で、車番制導入などによる車券売上額の増加等により、前年度決算額を5,000万円上回る結果となっておりますが、粗大ごみ処理施設の火災復旧工事完了に伴い、前年度受け入れました市有物件災害共済会からの災害共済金の減などにより、1億7,100万円の減収となっております。歳入総額では、対前年比較で13億1,300万円の大幅な増収となっております。 一方、歳出面では、引き続き義務的経費を初め、一般行政経費については極力節減合理化を図りながら、玉野市まちづくり総合計画の3年度に当たり、高齢者対策を中心とした福祉施策の推進に努めたほか、総合計画の着実な実現に向けて市民福祉の向上と新しい都市づくりのための諸施策に重点的に財源を配分するとともに、中長期的展望に立脚した財政の健全性確保を目指した財政運営に努めました。 なお、平成9年度は、既存焼却施設の延命と焼却能力の回復を目的に、2カ年間の継続事業として実施してまいりました東清掃センターごみ焼却施設の大規模改修に伴う建設事業費の繰り越しと玉野看護福祉総合専門学校用地として使用するため、平成5年度に先行取得していた用地に対する一括繰上償還のため、公共用地先行取得事業会計への繰り出しなどの増加もあり、歳出総額では対前年度比較13億4,600万円の増となり、前年度決算額を大幅に上回る決算となりました。 この結果、一般会計の歳入決算額は266億1,767万2,404円、歳出決算額は258億4,409万2,117円で、差し引き残額は7億7,358万287円となっております。 なお、9年度は繰越事業に関連して翌年度へ繰り越すべき財源は必要がありませんので、決算による差し引き残額がそのまま実質収支額となり、7億7,358万287円の黒字となり、厳しい財政環境ではありましたが、健全財政を維持することができました。 以下、一般会計について款別に御説明いたします。 なお、金額は万円単位で端数を切り捨てて申し上げますが御了承願います。 まず、議会費につきましては、予算額3億3,933万円に対し、3億3,055万円を支出いたしました。 総務費では、予算額44億2,922万円に対し、専門学校に係る創設費補助及び誘致に係る学校敷地の一括繰上償還のための特別会計への繰り出しを行うとともに、給与費その他一般経費に係るものに合わせて、43億5,036万円を支出いたしております。 民生費としましては、予算額48億7,663万円に対し、47億4,125万円を支出し、その主な事業としては特別養護老人ホーム入所措置事業費5億6,602万円、老人ホームヘルプサービス事業費6,759万円のほか、在宅老人デイサービス事業運営費8,176万円など老人福祉費が9億2,793万円、身体障害者及び精神薄弱者援護更生施設入所措置事業など心身障害者福祉費に3億9,588万円、保育所運営事業など児童福祉費11億8,771万円、生活保護費6億7,623万円であります。 衛生費につきましては、予算額35億8,843万円に対し、保健衛生関係並びにごみ収集、焼却事業など清掃関係に係るもの、及び平成8年度から2カ年間の継続事業として実施してまいりました東清掃センター内のごみ焼却施設の大規模改修事業費19億2,062万円を合わせ、34億9,936万円を支出いたしております。 労働費では、勤労者福祉の向上を図るための事業として、勤労青少年ホームの管理運営費のほか、玉野市勤労者融資貸付事業として1億1,000万円支出するなど、予算額1億9,202万円に対し、1億7,060万円を支出いたしております。 農林水産業費につきましては、予算額11億1,028万円に対し、10億6,699万円を支出しており、実施事業の主なものとしては農業公園の基本計画策定事業、農林水産振興センター鮮魚コーナーの整備事業、水田農業確立対策事業、農道、ため池等の農業基盤と林野火災対策事業としての初期消火用の防火水槽設置、王子ケ岳由加線拡幅事業など林道整備事業及び環境保全型林間広場の造成事業並びに水産業振興事業であります。 なお、農業費のため池整備事業におきまして、1,200万円を繰越明許費として翌年度へ繰り越しました。 商工費におきましては、予算額10億3,524万円に対し、中小企業振興のため地域産業活性化推進事業補助として2,345万円、中小企業保証融資貸付事業6億1,000万円などの商工振興費のほか、観光事業費及び企業誘致対策費等に9億5,485万円を支出しております。 土木費では、予算額40億3,111万円に対し、39億125万円を支出しており、主な事業としては市道の改良事業、御崎中之町線の街路事業、八浜槌ケ原線道路新設改良事業、自転車歩行者専用道、八浜大崎線整備事業、玉原親水公園、深山公園のグレードアップを目的としたイギリス庭園の築造整備並びに公営住宅整備事業を行っております。 消防費につきましては、予算額13億3,768万円に対し、消防体制の充実強化を図るため、コンピューターを利用した消防緊急通信指令施設の更新事業、消防活動の拠点整備のための鉾立コミュニティ消防センターの建設事業を含め、13億964万円を支出しております。 教育費におきましては、予算額33億1,446万円に対し、32億5,728万円を支出し、主な事業としては2カ年間の債務負担事業として実施した商業高等学校並びに八浜小学校の校舎建設事業を行いました。 災害復旧費につきましては、平成9年8月5日の豪雨、平成9年9月16日の台風により被害を受けた農業用施設の災害復旧事業において、予算額299万円に対し、273万円を支出して復旧工事に万全を期しております。 次に、特別会計及び企業会計でございますが、土地埋立造成事業特別会計が歳入不足となり、翌年度繰上充用金をもって補てんいたしました。 その他の会計では、競輪事業会計におきまして、長引く景気低迷とレジャー産業の多様化などにより、車券売り上げは依然として厳しい状況が続いておりますが、車番制の導入及び場外車券発売に努めた結果、前年度比較で5.9%増、129億1,009万円と増加いたしております。 霊園造成事業会計では、第3期事業として造成いたしておりました655区画の霊地の造成が完了し、651区画の永代貸し付けを行いました。 下水道事業会計では、玉野処理区、児島湖処理区の整備に加え、玉野東処理区におきまして山田、西田井地地区を中心に整備のための地図作成を行っております。 なお、本会計におきまして、玉野浄化センター建設事業費、汚水管渠布設工事費1億2,340万円を翌年度へ繰り越ししております。 農業共済事業会計では、農業補償制度の拡充強化と農業共済事業の効率的な運営のために、岡山地区農業共済組合へ合併することとなり、各共済勘定の積立金、責任準備金、未処分剰余金を新組合へ引き継ぐため、業務勘定へ繰出措置しております。これに伴い、玉野市農業共済事業特別会計は、平成10年3月31日をもって閉鎖いたしております。 また、公共用地先行取得事業会計では、平成5年度で先行取得いたしておりましたJR清算事業団用地の一部につきまして、専門学校誘致に伴い繰上償還義務が発生いたしましたので、学校用地部分について長期借入債の一括繰上償還を実施いたしております。 病院事業会計におきましては、入院患者は前年度に比べ増加したものの、外来患者は減少となっており、1億5,794万円の単年度損失を計上いたしております。 水道事業会計につきましては、営業用水道料、給水人口の減少などにより給水量が減少しているものの、単年度収支において1億3,438万円の純利益を計上いたしております。 その他の会計につきましては、一応順調な収支状況で推移し、まずまずの決算状況と考えております。 以上をもちまして、一般会計ほか各会計の決算の概要説明を終わらせていただきますが、おかげをもちまして年度当初に掲げました重点事業もおおむね達成し、所期の成果を上げることができたと考えております。 市議会及び関係の方々、市民各位から賜りました御理解と御協力に対し衷心より敬意を表しますとともに、ここに改めて厚くお礼を申し上げます。 以上、簡単な説明でございましたが、別に監査委員から提出されております決算審査意見書、あるいは各会計決算書、各会計決算説明書など関係書類に基づきまして、よろしく御審査の上、御承認を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 ○議長(中谷幸晴君) ただいま説明のありました決算につきましては、監査委員から審査意見書が付されておりますので、その意見書の要点について、この際説明を願うことにいたします。 監査委員鴨生忠夫君。            〔監査委員 鴨生忠夫君 登壇〕 ◎監査委員(鴨生忠夫君) 平成9年度一般会計、特別会計及び基金運用状況並びに企業会計の決算に対する審査意見について簡潔に申し上げます。 このたびの決算審査に付された全会計の決算書、付属書類につきましては、いずれも地方自治法及び地方公営企業法の諸規定に準拠して作成されており、計数は関係諸帳簿と符号して正確であり、予算の執行においても適正であると認めるものであります。 それでは、一般会計及び特別会計を合わせた決算の総括について申し上げます。 なお、金額につきましては万円単位で、端数を切り捨てて申し上げますので、御了承願います。 一般会計におきましては、厳しい財政環境の中で歳入歳出ともそれぞれ前年度決算額を5%余り上回っており、また実質収支においては7億7,358万円の黒字決算となっております。 特別会計におきましては、10会計中8会計は剰余金を有しているものの、1会計で翌年度歳入繰上充用金による補てん措置がとられ、1会計におきましては年度末で閉鎖の運びとなり、特別会計全体では8億8,159万円の赤字となっております。 また、一般会計、特別会計を合わせた実質収支では、1億801万円の赤字決算となっております。 本年度は、玉野市まちづくり総合計画の第3年次目として、都市基盤、生活環境、福祉の増進、教育施設等の整備事業等が引き続いて推進され、その基本理念に基づく施策が着実に進められております。市勢の発展と市民福祉の向上に向け、行政需要の多様化に対応した施策が展開されるとともに、財政規模の拡大が継続されており、おおむね所期の目的は達成されております。 なお、普通会計の財政収支では、経常収支比率が逐年上昇傾向にあり、財政構造が硬直化しつつあることがうかがわれます。財政運用に当たられては、財政構造の弾力性の向上に向け、引き続き積極的な財源の充実確保を図りつつ、さらに経費の効率的な執行が講じられるよう望むものであります。 それでは、順次各会計について申し上げます。 初めに、一般会計についてであります。 歳入でありますが、歳入総額では前年度に比べ5.2%、13億1,311万円増加し、266億1,767万円となっております。増加となった主なものは、繰入金13億6,406万円、地方交付税5億2,263万円、国庫支出金3億5,204万円等であります。繰入金は、減債基金や公共施設等整備基金等から8億5,000万円と、土地埋立造成特別会計から5億7,400万円の繰り入れであります。 また、自主財源である市税は、地域経済の低迷などにより前年度に比べ0.6%、4,816万円のわずかな増収にとどまっており、歳入に占める割合は30.8%で、前年度に比べ1.4ポイント低下しております。市税の収納率向上等自主財源の確保に一層の努力を望むものであります。 なお、本年度市債発行による収入の構成割合は11.8%で、前年度の14.9%に比べ若干低下しております。 次に、歳出でありますが、歳出総額では前年度に比べ5.5%、13億4,591万円増加して258億4,409万円の支出となっております。増加した主な科目は、総務費15億1,804万円のほか衛生費9億2,617万円、公債費2億51万円、民生費1億2,833万円であります。 また、減少科目は教育費10億7,700万円、災害復旧費4億9,600万円等であります。 総務費の増加は、主に市債の繰上償還に伴う公共用地先行取得事業特別会計への繰り出しを行ったこと等によるものであります。 また、経費の性質別構成では、義務的経費は歳出総額の43.2%を占め、投資的経費は23.4%、その他33.0%となっております。投資的経費は、前年度に比べ3.6ポイント低下し、義務的経費も0.8ポイントの低下を見たものの、他会計繰出金の増加などによりその他の経費では、4.4ポイントの上昇となっております。 次に、特別会計について申し上げます。 まず、国民健康保険事業では、歳入で一般会計からの繰入金や療養給付費交付金等の増加があり、一方歳出である医療費は0.1%の伸びにとどまったことなどにより、実質収支で1億1,095万円の黒字決算となっており、前年度繰越金及び基金への積立額を調整した実質単年度収支でも3,731万円の黒字決算となり、収支に改善が見られております。 今後とも保健事業など健康づくりの推進により医療費の伸びを抑えつつ、高医療指定市からの早期脱却が図られるよう望むものであります。 競輪事業では、長引く景気の低迷やレジャー産業の多様化等の影響を受け、全国的に車券の売り上げは伸び悩むなど大変厳しい状況にありますが、車番制の導入による投票券発売や特別競輪場外事務協力費の収入金の増収等により、一般会計に前年度より5,000万円増の3億5,000万円の繰り出しが行われ、貴重な財源確保に寄与するところとなっております。 市立玉野海洋博物館事業では、飼育管理棟改修工事、貝標本や移動式魚類展示水槽設置など、内容充実に努力しておりますが、昨年に続き入館者は減少し、一般会計からの繰入金2,040万円により収支の均衡が保たれております。 土地区画整理事業では、宇野駅前広場の花壇の花の植えかえ及びイルミネーション設置、築港田井線の緑地整備工事及び公共施設修繕工事が進められ、市街地の整備が図られております。 今後、早期に清算事務が完了するよう望むものであります。 土地埋立造成事業では、本事業の性格から埋立造成の過程においては投下資本も多額となり、事業収支の赤字計上も一応やむを得ないものでありますが、その額も20億円を超え、不足額は翌年度歳入繰上充用金による補てんが行われております。今後の事業推進におきましては、売却可能な造成地は、極力早期に販売を行うなど周到な資金計画とあわせて、経済性を発揮した事業の進捗が図られるよう望むものであります。 霊園造成事業では、第3期霊園造成工事が完成し、655区画中651区画の永代貸し付けが行われ、市民の霊園需要に対して一応の充足が図られたものと思料されるところであります。今後は、霊園地の管理運営に万全が期されるよう望むものであります。 下水道事業では、継続して整備面積の拡大と普及率の向上のために事業が推進されております。本年度も一般会計からの繰入金13億8,000万円及び12億3,380万円の市債の発行により収支の均衡が保たれておりますが、市債の元利償還額は歳出総額の43.1%を占めるに至っております。今後も事業の進捗に伴い、市債の元利償還金及び維持管理費等はますます増嵩することが予測され、一層厳しい財政運営を迫られることと思料されるところであります。このため、長期的見地から周到な資金計画のもとに事業の効率化を図り、良好な生活環境づくりに寄与されるよう望むものであります。 農業共済事業では、業務勘定において一般会計から6,389万円を繰り入れておりますが、各勘定はそれぞれの目的に沿って事業が展開され、農作物共済勘定ほか3勘定の剰余金は業務勘定へ繰り出しが行われ、業務勘定から一般会計へ2,994万円の繰り出しによって、当事業会計は3月31日で閉鎖となっております。本事業は、平成10年度からは岡山地区農業共済へ合併されております。 老人保健医療事業では、実質収支で328万円の黒字となっておりますが、今後本格的高齢化社会の到来による受給者の増加と医療技術の進歩による医療費の増大が予測されており、高齢者の健康管理の啓発と老人福祉の向上が図られるよう望むものであります。 公共用地先行取得事業では、国鉄清算事業団から取得していた用地の一部を専門学校用地として無償貸与することに伴い、市債の繰上償還義務が発生したことによる償還額11億7,450万円を含め、13億6,821万円の元利償還金の支出となっております。財源といたしましては、一般会計からの繰入金によるものであります。 次に、玉野市土地開発基金の運用状況について申し上げます。事業内容については、目的に従って適正に運用されていると認めるものであります。年度中の増加分の主なものは、公衆用道路敷地、農道敷地等の買収によるものであり、減少分では北方地区コミュニティ消防センター用地、公衆用道路敷地としての土地処分等であります。この結果、当年度末現在高は現金3億9,064万円、土地等面積1万4,148平方メートルの保有となっております。基金総額は7億6,800万円で、前年度と同額であります。 続いて、公営企業会計について申し上げます。 まず、病院事業であります。 本年度も前年度に引き続き赤字決算となり、純損失1億5,794万円が計上されており、この額は前年度損失額に比べ536万円の増加となっております。これに前年度繰越欠損金5億6,617万円を加えました累積欠損金は、7億2,411万円となっており、この額は総資産の27.3%に相当するものとなっております。 医業の内容につきましては、患者数で見ますと外来患者数は10万6,549人で、前年度に比べ1万5,305人、12.6%減少していますが、入院患者数は6万2,436人で3,080人、5.2%の増加となっております。 また、病床利用率は83.4%で、前年度に比べ4.1ポイントの上昇を示しております。 この結果、医業収益は前年度に比べ1.5%、医業費用で0.7%増加しており、医業収支で若干改善が見られるところであります。これは本年度は経営の健全化を図るため、医療機器等の改善、開放ベッドの採用、適時適温給食の実施、入院病棟再編成、人間ドック専用フロアの新設等の改修工事を行うとともに、市民病院経営改善委員会を設け、病院経営の健全化に向けた取り組みが行われており、地道な努力によるものであります。 今後とも増収対策、節減対策、患者サービス対策の方策をもとに、さらに全職員が協力して一層の効率的な経営に努められ、一日も早い健全経営によって市民に信頼される本市の中核病院として、市民の健康増進に寄与されるよう望むものであります。 次に、水道事業であります。 本年度の経営収支は、1億3,438万円の純利益を生じております。これに前年度繰越利益剰余金498万円を加えた当年度未処分利益剰余金1億3,936万円が計上されており、経営が改善されるとともに健全財政が図られております。 事業内容においては、給水状況は地域経済の低迷や節水意識の高揚などによって、給水量は前年度に比べ1.2%減少しておりますが、有収率の向上など経営努力とも相まって好決算となっているものであります。 今後とも地域住民に対して安定した給水が確保されるよう一層の合理化や効率的な事業の推進を図り、経営の健全化に努められることを望むものであります。 以上、平成9年度各会計決算の概要についての御説明並びに審査意見といたします。 ○議長(中谷幸晴君) 以上で当局の説明は終わりました。 ただいま説明がありました平成9年度の各会計決算13件に対する質疑は、本定例会の会期末に行います。 なお、決算に対する質疑の通告は、来る21日の午後5時に締め切ることになっております。            ─────────────── ○議長(中谷幸晴君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次の本会議は来る14日の午前10時から開いて、一般質問を行います。 なお、一般質問の通告は明11日の正午に締め切りますので、念のため申し上げておきます。 それでは、本日はこれで散会いたします。御苦労さまでございました。                               午前11時25分 散会...