津山市議会 2024-06-18
06月18日-03号
令和 6年 6月定例会 令和6年6月
津山市議会定例会 議 事 日 程(第 3 号) 〇令和6年6月18日(火)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │ 会 議 に 付 す る 事 件 │├─────┼─────────────────────────────────────
┤│ │ 〇議案質疑・一般質問
││ │ 議案第1
号 ~ 議案第15号(15件) ││ 第 1
│ 報告第1号(1件) ││
│ (ほかぞの千晶議員、
白石まこと議員、
寺坂典子議員、 ││
│ 上山はるうみ議員、
勝浦正樹議員) │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会 本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ │└───────────────────────────────────────────
┘ 出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席
│ │ 出席 │ 遅参 │ 議席
│ │ 出席 │ 遅参 ││
│ 氏 名 │
│ │
│ 氏 名 │
│ ││ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 1 │ 白 石 まこと │ 出席 │ │ 14 │ 広 谷 桂 子 │ 出席
│ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 2 │ 上 山 はるうみ
│ 〃 │ │ 15 │ 秋 久 憲
司 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 3 │ 寺 坂 典 子
│ 〃 │ │ 16 │ 近 藤 吉一郎
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 4 │ 高 橋 寿 治
│ 〃 │ │ 17 │ 中 島 完 一
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 5 │ ほかぞの 千 晶
│ 〃 │ │ 18 │ 田 口 浩 二
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 6 │ 丸 尾 勝
│ 〃 │ │ 19 │ 岡 田 康 弘
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 7 │ 河 村 美 典
│ 〃 │ │ 20 │ 森 岡 和 雄 │ 欠席
│ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 8 │ 政 岡 大 介
│ 〃 │ │ 21 │ 吉 田 耕 造 │ 出席
│ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 9 │ 三 浦 ひらく
│ 〃 │ │ 22 │ 末 永 弘 之
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 勝 浦 正 樹
│ 〃 │ │ 23 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 政 岡 哲 弘
│ 〃 │ │ 24 │ 原 行 則
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 松 本 義 隆
│ 〃 │ │ 25 │ 河 本 英 敏
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 金 田 稔 久
│ 〃 │ │ │ │ │ │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───
┘ 説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────
┐│ 職 名
│ 氏 名
│ 職 名
│ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 市長 │ 谷 口 圭 三
│ 産業経済部長 │ 中 川 竜 二 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長
│ 野 口
薫 │ 観光文化部長 │ 笠 尾 美
樹 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長
│ 長 尾 俊
彦 │ 農林部長 │ 平 田
暁 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 教育長 │ 有 本 明
彦 │ 都市建設部長 │ 松 原 寿
治 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 企画財政部長 │ 左 居
薫 │ 地域振興部長 │ 明 楽 智 雄 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 企画財政部 │ 針 生 博
文 │ 加茂支所長 │ 畑 田 泰
則 ││ 政策推進監 │ │ │ │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部長 │ 三 浦 英 俊
│ 勝北支所長 │ 石 戸 健
治 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部参与 │ 藤 井 浩 次
│ 久米支所長 │ 黒 瀬 生 雄 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部参与 │ 土 井 克 一
│ 阿波出張所長 │ 宮 野 剛
至 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 税務部長 │ 美 若 隆 宏
│ 会計管理者 │ 廣 野 淳 子 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部長 │ 梅 原 高 之
│ 水道局長 │ 小 林 和 弘 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部参与 │ 平 井 良
幸 │ 教育次長 │ 朝 田 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ こども保健部長 │ 木 梨 良 祐
│ 総務部総務課長 │ 香 山 秀
樹 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────
┘ 職務のため出席した
事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────
┐│ 職 名
│ 氏 名
│ 職 名
│ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 局長 │ 玉 置 晃
隆 │ 主幹 │ 尾 原 佳
世 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 次長 │ 杉 山
洋 │ 主任 │ 有 岡 佑 起 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 主幹 │ 宇津美 明 │ 主任
│ 難 波 大 輔 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────
┘ 会議場所 津 山 市 議 会 議 場 午前9時59分 開議
○議長(中島完一君) 皆さんおはようございます。 御着席を願います。 これより6月
津山市議会定例会3日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。欠席届が森岡議員から出ております。
産業経済部長から昨日の
吉田耕造議員に対する答弁について一部訂正をしたい旨、申出がございますので、これを許可いたします。
産業経済部長。
◎
産業経済部長(中川竜二君) おはようございます。 昨日の吉田議員への答弁の訂正をお願いします。 昨日の御質問で「のるイコつやま」の実証実験に関する御質問の中で、本年3月から5月までの「のるイコつやま」の利用者数を「1,150人」と御答弁申し上げていたところ、正しくは「1,213人」でございます。おわびの上、訂正させていただきます。失礼いたしました。
○議長(中島完一君) 本日の議事日程は、配信しておりますとおり1つの日程といたしております。
△日程第1 議案質疑・一般質問
○議長(中島完一君) これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。 5番、ほかぞの千晶議員、登壇。
◆5番(ほかぞの千晶君) 〔登壇〕 おはようございます。
公明党津山市議団ほかぞの千晶です。議長の許可をいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。 まず、第3次津山市
地域福祉計画からお伺いいたします。 津山市では、これまでも官民共創のまちづくりの取組が見聞きされております。3月末には、学生を含めた有志の方たちによる
ボランティアで衆楽園の池掃除が実施され、注目を集めたところです。
ボランティア活動を通じて、
地域住民同士の結びつきやコミュニティーが強化され、地域の課題解決や防災、
地域活性化につながっています。今後もこういった取組へ市の支援が必要であると考えます。 例えば、衆楽園の取組について具体的に市の関与が行われたのか、お伺いいたします。 さらに、昨年9月定例会にて私が質問した、飼い主のいない猫の
去勢避妊手術の補助に関して、県と連携していくと答弁をいただきましたが、その後、何か進展はあったのか、お伺いいたします。 次に、安心して暮らせる津山市についてお伺いいたします。 市長の施政方針の重点目標の一つに、安心して暮らせる地域共生の社会を築くとあります。この中で訴えておられるのは、主に福祉に関することですが、安心して暮らせるという中には、災害などの危機管理も含まれていると思います。 そこで1点目、防災士に関して伺います。 共助の要と言える津山市の
防災士資格取得者の現状をお伺いいたします。 2点目に、
気象防災アドバイザーについてお伺いいたします。 河川の多い津山市においては、大雨による浸水被害の危険度が高くなります。そこで、気象に関する情報の分析は重要であると考えます。5月28日から気象庁が6時間から12時間前に予測して発表する、
線状降水帯の情報について、これまでの地方単位から県単位で発表できるようになりました。そして、今後は
市町村単位でも出せるように研究していくようです。このような情報を的確に分析し、自治体に災害対応の助言を行うのが
気象防災アドバイザーですが、県内での委嘱状況や津山市での任用や活用状況についてお伺いいたします。 3点目に、住宅の耐震化についてお伺いいたします。 津山市は災害が少ないと言われがちですが、地震に関しては、日本中で安心な地域はありません。さらに、発生が切迫していると言われる
南海トラフ地震が起きれば、津山市も多大な被害を受けるのは必至です。このような地震の被害を少しでも軽減し、市民の命を守るためにも、住宅の耐震化は重要になってきます。そこで、具体的に津山市において、住宅の耐震化の取組、また市内の耐震性の不足する住宅の軒数、そして住宅の
耐震診断補助及び
耐震改修補助の件数をお伺いいたします。 最後に、高齢者の支援についてお伺いいたします。 核家族化が進んだ現在、単身の高齢者の世帯が増えつつあります。津山市ではそのような単身の高齢者の支援はどのようにされているのかお伺いいたします。 さらに、このような
単身高齢者に対して終活支援をしている自治体が増えています。御本人の意思を生前登録して、例えば万一のときに、警察や医療機関などからの問合せに市が対応し、本人に代わって登録情報を伝えることができるようにしている自治体もあります。津山市において終活支援はどのようにしているのか、お伺いいたします。 次に、認知症の方の支援についてお伺いいたします。 日本は高齢化が進み、2060年には65歳以上の高齢者の5.6人に1人に当たる約645万人が認知症になると推計されています。津山市においても同等と思われます。そこで、津山市における認知症の方への支援、また介護者への支援はどのように行われているのかお答えください。 以上で登壇での質問を終わり、御答弁をいただいた後、質問席にて再質問させていただきます。〔降壇〕
○議長(中島完一君)
総務部参与。
◎
総務部参与(藤井浩次君) 最初に、津山市の
防災士資格取得者の現状についてお答えをいたします。
日本防災士機構に問合せをしたところ、令和6年5月末現在の本市に住所登録された防災士は342名おられます。このうち、本市の
自主防災活動事業費補助金を活用して資格を取得された方が16名おられます。 次に、
気象防災アドバイザーについてでございます。
岡山地方気象台に問合せをしたところ、岡山県内では現在4名の
気象防災アドバイザーが委嘱をされております。本市では、
気象防災アドバイザーの任用は行っておりませんが、本年2月に県と共同で開催した
防災気象情報に関する講演会では、地元出身の
気象防災アドバイザーを講師にお迎えし、気象情報の見方などを住民等に教授いただいております。
○議長(中島完一君)
環境福祉部長。
◎
環境福祉部長(梅原高之君) 猫の
去勢避妊手術の補助についてお答えをいたします。 飼い主のいない猫に関係した相談を市民から受けた場合、岡山県
動物愛護センターが助成する
地域猫活動についての説明や、同センターから提供を受けておりますチラシ等の配布を行うようにしております。また、
動物愛護週間の時期に発行予定の広報紙に、同センターと協働して動物愛護に係る特集記事を掲載することとしております。以上でございます。
○議長(中島完一君)
環境福祉部参与。
◎
環境福祉部参与(平井良幸君)
単身高齢者に対する支援についてお答えをいたします。 厚生労働省の発表では、2050年には
独り暮らしの高齢者が全世帯の20.6%を占めるとの推計がされており、地域で安心して生活できる環境整備が課題となっております。 本市においては、
単身高齢者に対し、その状態に応じて
緊急通報装置の貸与、見守り活動、
成年後見制度の運用、
養護老人ホームによる
施設サービスの提供などの支援を行っています。 次に、津山市における終活支援についてお答えします。 本市では、病気や事故、老衰等により自分の意思を伝えることが難しくなった場合に、本人が望む医療やケアのこと、思いや大切にしたいことなど、家族や周辺の医療者、
介護従事者などの関係者に伝えておくことで、本人の望む最期を実現する手段であるアドバンス・ケア・プランニング、いわゆるACPの普及啓発に取り組んでおります。 これまで
ACPガイドブックの作成、支援者となるファシリテーターの養成、入院時の説明、各地域で研修会を開催するなど、本人の意思を尊重した終活支援が実現できるよう、津山市在宅医療・
介護連携推進協議会と支援策を構築してまいりました。今後も利用される本人や家族等の意向を踏まえ、終活支援の強化に努めてまいります。 最後に、本市の認知症の方、介護者への支援についてお答えをいたします。 本年3月に、第9期津山市
高齢者保健福祉計画・
介護保険事業計画を策定し、
認知症施策の推進を図っております。 施策の推進に当たっては、認知症の方や介護者に対して、状況に応じた適切な
保健医療サービスや
介護福祉サービスが適時に切れ目なく提供される仕組みを整えるとともに、
サービス従事者の連携強化を進めているところでございます。 具体的には、認知症の進行度合いに合わせた医療や介護等のサービスや地域の資源をまとめた冊子、
認知症ケアパスを
サービス従事者に配布することで、周知、連携強化を行い、加えて認知 症の方や介護者へ状況に応じた情報を提供しております。 また、認知症の方や介護者が地域の中で孤立することがないよう、交流の場となる
認知症カフェや認知症の人と家族の会等の活動支援を行ってございます。 以上でございます。
○議長(中島完一君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(松原寿治君) 衆楽園の
ボランティア活動についてお答えします。 衆楽園の池の清掃につきましては、
一般社団法人530運動の皆さんを中心に、住民や学生の方々の協力を得て実施していただいており、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 この
ボランティア作業における本市の支援といたしましては、池のごみや抜き取った水生植物の運搬・処分を行っているところでございます。今後も継続的な
ボランティア活動が実施できるよう、必要な支援に取り組んでまいりたいと考えております。 続きまして、住宅の耐震化の現状についてお答えします。 まず、耐震化を加速するため、津山市
耐震改修促進計画を令和3年3月に改定し、建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図り、
財政的支援や普及啓発に取り組んでいます。 次に、市内の耐震性の不足する住宅は、令和2年3月の時点で約7,300戸あり、計画改定以降、住宅の所有者に年間約700件、耐震化を勧めるダイレクトメールや電話で啓発をしています。 最後に、住宅の
耐震診断補助件数は、令和3年度が3件、4年度が10件、5年度が5件でございます。 耐震改修の補助件数は、令和3年度、4年度、5年度、それぞれ1件となっております。 以上です。
○議長(中島完一君) 5番、ほかぞの議員。
◆5番(ほかぞの千晶君) それぞれに答弁いただきました。 それでは、通告順に再質問させていただきます。 1点目の
ボランティア活動について伺います。 例として挙げた衆楽園の池の清掃は、迎賓館などの城泊計画も鑑みて、今後とも市としての支援をお願いいたします。 また、その他の
ボランティア活動も、市としての支援を引き続きお願いいたします。 次に、飼い主のいない猫の
去勢避妊手術の補助について、津山市では岡山県
動物愛護センターの助成の情報提供にとどまっているようですが、それだけでは到底不十分な状況であることは、担当課も認識されていると思います。
ボランティア任せではなく、官民共創の取組として、
ふるさと納税に飼い主のいない猫の
去勢避妊手術の助成という枠をつくっていくなりして、今年度こそ一歩踏み込んだ施策をしていただきたいのですが、市長の見解をお伺いいたします。 2点目、防災士の資格取得の状況を伺いました。 それでは、津山市と防災士が連携して活動されていることがあれば、お伺いいたします。 次に、
気象防災アドバイザーの任用は検討されていないということですが、今後、気象庁からの
線状降水帯の情報が市町の単位で発表されるようになります。津山市でより小さい単位での注意喚起や警報が出せるよう、
アドバイザーの任用の検討をお願いいたします。 住宅の
耐震診断補助件数や
耐震改修補助の件数は少ないようですが、特に改修に関しては補助があるとはいえ費用がかかることで、促進は難しいと思います。しかし、市民の命を守るために地震に対しての
危機意識向上を図り、住宅の耐震化を進めていただけるようお願いいたします。 3点目、
高齢者支援についてお伺いいたします。 まず、
単身高齢者への
緊急通報装置の貸出件数と
緊急通報装置による通報件数をお伺いいたします。 また、見守り活動とはどういった活動か、具体的にお答えください。 次に、終活支援について再度お伺いいたします。
ACP活動とお答えいただきましたが、その実態について具体的にお答えください。 さらに、身寄りがなく、収入の少ない高齢者に関してお伺いいたします。 神奈川県横須賀市では、
エンディングプラン・
サポート事業として、
独り暮らしで頼れる身寄りがなく、生活にゆとりがない高齢者等の市民の葬儀・納骨などに関する心配事を早めに解決し、生き生きした人生を送っていただく事業をされております。津山市では、このような
エンディングプランのサポートがあるのかお伺いいたします。 最後に、認知症の方の支援について、再度お伺いいたします。 東京都大田区では、認知症の方が行方不明になったときに、本人確認や連絡先が分かる高齢者見守りキーホルダーや高齢者見守りシール、高齢者見守り
アイロンシールを取り入れています。津山市では、捜査依頼のメールの配信で市民の皆さんに協力を求めていますが、そのほかに発見された方が認知症の方の本人確認や連絡先が分かるような対策があるのか、また徘回予防の対策や地域の方の支援などの対策があるのかお伺いいたします。
○議長(中島完一君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 ほかぞの議員の御質問にお答えをいたします。 猫の
去勢避妊手術の補助についてです。 飼い主のいない猫への対応について、広域的な対応が必要となってくると考え、
定住自立圏の枠組みの中で協議をしております。 なお、岡山県
動物愛護センターが県の役割として、
地域猫活動を実践している地域や団体等に対して、活動費の助成をしており、
当該助成事業において本市の果たすべき役割は、活動に対する地域の皆様の理解を深め、協力を求めていくことであり、様々な機会を活用し、積極的なPR活動に取り組むことであると認識をしております。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(中島完一君)
総務部参与。
◎
総務部参与(藤井浩次君) 防災士との連携についてお答えをいたします。 本市の補助制度を活用した資格取得から、地域の
自主防災組織活動の活性化に取り組んでいただいているほかには、
日本防災士会岡山県支部との連携がございます。令和2年度に、防災士の活動に関する協定を締結し、研修会等への講師派遣や
地域防災活動等への指導、助言、また災害時においては
避難所運営や被災者の支援活動等の協力をいただくこととしております。地域の自主防災組織とおつなぎし、訓練等への参画をいただいており、その際には本市から要請に応じて研修資料等の情報提供も行っているところでございます。
○議長(中島完一君)
環境福祉部参与。
◎
環境福祉部参与(平井良幸君) 再質問に順次お答えをいたします。 まず、
緊急通報装置の貸出件数などについてです。
緊急通報装置は、令和5年度に新たに4台を貸与し、全体で327台を貸与しております。 なお、通報件数については、緊急連絡先として登録された家族などに通報されるため、把握をしておりません。 また、令和6年4月1日現在、69の企業・団体と津山市見守り協定を結び、業務の中で地域の高齢者等を見守り、異常の早期発見につなげております。 続いて、ACPの活動の実態についてです。 ACPの必要性の高い人に十分な支援が行えるよう、津山市版
ACPガイドブックを市内の医療機関や介護保険事業所約500か所に配布するとともに、ACP研修会を開催し、これまでに要請したACPファシリテーター142名を中心として、制度の周知等に努めているところでございます。 なお、ファシリテーターの活動実態につきましては、現在確認中で、これから取りまとめる予定としております。 今後も、医療機関や介護保険事業所と連携してACPの活用支援を進めてまいります。 次に、
エンディングプランのサポートについてです。 本市では、
エンディングプランの
サポート事業は実施しておりませんが、身寄りがない方がお亡くなりになった場合には、環境福祉部において火葬を行い、市が管理する納骨堂に納めております。 次に、認知症の方の支援についてです。 本市では、高齢者見守りシールなどは取り入れておりませんが、認知症高齢者等SOSメール事業として、捜索が必要になった場合に協力者に対して配信する捜索依頼メールには、早期発見につながるよう御家族から提供された本人確認ができる必要な情報を配信しております。 最後に、徘回予防の対策等についてです。 介護者が気づかないうちに認知症の方が自室から出たことを把握できる、認知症老人徘回感知装置について、介護保険サービスの中の福祉用具として貸与を行っております。 そのほか、地域の中で、安心して生活ができるよう、認知症の方が行方不明になった際に、地域の方が早期発見、保護対策を行う認知症あったか声かけ模擬訓練を要望のあった地域で実施し、見守り意識の醸成を図っております。 なお、開催状況については、コロナ禍でなかなか開催できておりませんでしたが、令和4年度に6回、昨年度については2回開催しております。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 5番、ほかぞの議員。
◆5番(ほかぞの千晶君) それぞれに答弁をいただきありがとうございます。 毎年、想定外の大きな災害が各地で発生しています。市民の命を守るため、危機管理災害マニュアルを更新し、また防災士の方との連携を深めていただきますようお願いいたします。 また、
高齢者支援については、津山市において様々な施策をされていることが分かりましたが、これから急速に高齢化が進む中、現状維持ではなく、先を見据えた施策をしていただけることを期待しています。 さらに、
高齢者支援とともに認知症対策も、10年、20年先を見た施策をお願いいたします。 最後に、飼い主のいない猫の対応については、
定住自立圏の枠組みの中で協議をされていると、市長より答弁をいただき、大変うれしく思います。今年度から、この飼い主のいない猫の問題が、少しでも改善されるよう、津山市のリーダーシップに期待いたしまして、私の質問を締めさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中島完一君) 以上で5番、ほかぞの千晶議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 1番、
白石まこと議員、登壇。
◆1番(白石まこと君) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。 1番、ツヤマノチカラの白石まことです。議長よりお許しをいただきましたので、発言通告に従い、登壇にて質問させていただきます。 まず、津山市の観光について質問いたします。 ホームページで、津山市の公式サイトを開くと、トップ画面に大きく暮らしと観光の2項目が表示され、本市としても観光に大きく力を入れていく意欲は伝わります。今後、人口減少が続く中、観光産業は、地域を支える大きな柱になると思いますが、市の考えはどうか教えてください。 続いて、これまでに何度も質問で取り上げている森の芸術祭についてです。 5月の総会で、公表されるまで情報を口外できないと、以前からも言われており、先月29日に実行委員会総会が行われました。私もオブザーバー参加を要望はしましたが、断られましたので、総会が終わって現状の進捗状況、県の事務局としての対応と市としての対応をお示しください。 また、今回補正予算の商業振興費で森の芸術祭開催に合わせ観光客を市内小売・飲食店、中心市街地等へ回遊させるイベント開催支援とありますが、具体的なイベント内容を教えてください。 次に、「春はつやま」についてです。 この春開催したさくらまつりでは、3年連続で10万人を超え、今年も多くの方が津山の桜を見に来られました。また、ゴールデンウイークに行われた牛魔王選手権は、養生食いの本場として牛肉を食してきたと言われる牛肉の聖地として地域のにぎわいを創出する趣旨の下、7回目を迎え肉文化津山を創出してくれています。 また、今年は初の試みとして、夜間に城バルという企画も考えられ、出店者の方もこのイベントを盛り上げようとしてくれています。 しかし、牛魔王終了後に出店者に話を聞くと、今年は例年に比べて客足が少なかった。肉ということもあり仕入れが高く、さらに出店料15%がついてくるので、どうしても売値が高くなるといった声や、市民の方からはわざわざ入場料を払ってまで牛魔王に行かないという意見や、商品の価格が高く、何店舗も購入できないという声もありました。 そこで、提案なのですが、牛魔王の際、入場料と引換えにイベントで使用できる300円分のチケットと交換すれば、来場者は増加し、多くの方にイベントを知ってもらえます。さらに店舗出店料を下げることにより、売値を抑えてもらうことでお客さんは多くの店舗で購入ができ、各店舗の売上げにもつながると思います。それにより、観光協会の売上げは減るかもしれませんが、今後出店者が減少し、この企画自体が存続できなくなるよりはいいかと思うのですが、市の見解を教えてください。 次に、鶴山公園の安全措置についてです。 鶴山公園は、言うまでもなく、津山市の観光名所であり、毎年多くの観光客が訪れております。だからこそ、安全面への配慮はとても重要です。 この春、鶴山公園を訪れた方から話を伺ったのですが、三の丸東側の石垣付近に安全措置としてロープを張っているが、劣化しているので小さい子供が落ちないか心配だと連絡がありました。現場へ見に行ってみると、くいはさびており、ロープは劣化し、ちぎれている箇所が幾つもありました。そこだけでなく、公園全体を見回りしてみると、人通りが少ない石垣付近にはロープすらされておらず、小さい子供だと落ちてしまう危険性のある箇所が幾つか見受けられました。この秋には、森の芸術祭で鶴山公園が会場になっておりますし、今後、城泊の事業などで鶴山公園に集客を考えられていますが、もし石垣から転落事故が起きてしまえば、観光地どころではありません。そうなる前に、一刻も早く危険箇所の対応をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。 次に、津山まつりについてです。 谷口市長が以前より口にしている「春はつやま」というキャッチフレーズは、今や市民の方にもかなり浸透してきております。また、ここ最近では、「秋もつやま」という言葉をよく耳にします。津山まつりを盛り上げたい私としてはとてもありがたいフレーズです。何といっても、今年は森の芸術祭と同時期に津山まつりが開催されるということで、以前から個人的にとても期待しているのですが、市として津山まつりに対して具体的にどのようなことを考えられているのか教えてください。 次に、観光庁の高付加価値化事業の補助金についてです。 令和5年度に城東地区は城東まちづくり協議会が、城西地区は城西まちづくり協議会が実施主体となり申請を行いましたが、残念ながら両者とも不採択となりました。 その後、不採択団体を対象にした募集があった際、国が指定した補助事業の伴走支援者から両者を一本化して申請したほうが採択の可能性が上がるのではないかとアドバイスがあり、津山市が両地区に打診しましたが、城西地区が一本化について慎重な意見があったため、それぞれの単独申請となり、その結果、再度不採択になりました。さらにその後、不採択団体を対象に募集があり、再度調整を図りましたが、城東、城西とも一本化に向けた調整が整わず、それぞれの団体が単独で申請をしております。過去の話はやむを得ないですが、今後津山市としてどう取り組んでいくのかを考えていくことが重要です。 津山市には観光まちづくりに関する計画がないようですが、多くの自治体では、補助金も活用しつつ官民連携して観光まちづくり計画を策定されています。津山では、各事業者が独自に補助金申請や活動しているのが現状で、今回、補助金申請の一本化に失敗したのも、そのような背景があるのではないでしょうか。津山市でも歴史まちづくり計画や中心市街地活性化計画と連携した観光まちづくり計画を策定し、計画に位置づけられたプランについて、補助金申請を行っていくべきだと考えますが、いかがでしょう。 次に、子供たちを取り巻く環境についてです。 令和5年度津山市学校給食残食減少の取組結果を見ますと、全体的に残食の減少につながっているようです。各学校でも、残食しないために様々な工夫をされていて、取組事例紹介の中から何点か気になる部分がありましたので、教えてください。 まず、中学校での給食時の取組で、学年によっては給食時間を5分から10分程度延長したとありますが、ここに記載してある学年は、具体的にどのような工夫をして給食時間を延長したのか教えてください。 次に、小学校での校内の取組に各学級の残食率を職員で共有し、残食の多い要因や、それに対する対策を話し合い、即実行するようにしたとありますが、ここに記載されている、残食の多い要因、またそれについての対策、実行した後の効果、以上の3点について教えてください。 次に、第2子保育料問題についてです。 こども家庭庁の政策として、幼稚園、保育所、認定こども園を利用する3歳から5歳までの全ての子供たちの利用料無償化、またゼロ歳から2歳までの子供たちについては、住民税非課税世帯を対象として利用料が無償化されています。さらに、子供が2人以上の世帯の負担軽減の観点から、保育所等を利用する最年長の子供を第1子とカウントして、ゼロ歳から2歳までの第2子は半額、第3子以降は無償となっており、私も5人の子を持つ親としてとても助かっております。 先ほど保育所等を利用する最年長の子供を第1子とカウントして、第2子半額、第3子以降は無償と説明しましたが、各自治体によっては、この第1子のカウントの判断基準は様々なようです。 そこで、質問ですが、第3子以降が無償化となる場合、津山市では第1子の判定基準は何歳までになりますか。また、第2子が半額となる場合、第1子の判定基準は何歳までとなるか教えてください。 次に、職員の市民への対応についてです。 議員となり1年が経過し、たまに違和感を感じることがあります。それは職員さんの我々議員に対する対応と市民の方への対応のギャップについてです。例えば私が市役所に電話した際、市議会議員と名乗る前と名乗る後で職員さんの態度や声色が変わる人がいますし、窓口に私服で行った際、議員と気づいた途端、奥から課長が飛んできたりします。議員として丁寧な対応をしてくれるのは大変ありがたいですが、逆に一般市民の方に失礼な対応をしている職員の方もいるのだろうなと感じております。実際に市民の方から、職員の対応について御指摘をいただくこともあります。そういった失礼な態度をする職員がいるので相談に来られた方が、たらい回しにされたり、相談がしたいけど、できない方がいるのだろうなと思います。 そこで、お聞きしますが、窓口担当や電話の受け口担当の方にはどういった対応をするように教育されているのでしょうか。また、市民への対応マニュアルのようなものはあるのでしょうか、教えてください。 最後に、市役所の電話に録音機能はついているのか教えてください。 以上で登壇での質問を終わります。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 住民の方への対応についての御質問に順次お答えをいたします。 まず、職員教育についてです。 職員は常日頃から窓口対応等、業務を遂行するに当たり、親切で丁寧な対応に心がけ、住民の皆様から市政への信頼を得るように取り組まなければならないことは言うまでもありません。 毎年、新採用職員に対して、入庁前に接遇研修を実施するとともに、入庁後には接遇研修のフォローアップや、各職場でのOJT研修を実施しているところでございます。 また、民間企業による接遇研修を、窓口職場を中心に毎年実施をしており、受講職員がさらに他の職員に研修内容の伝達を行うなど、職員の接遇力向上に向けた取組を進めているところでございます。 次に、マニュアルについてでございますが、接遇に特化した全庁共通のマニュアルはありませんが、接遇研修等により対応できているというふうに考えております。 最後に、電話の録音機能についてです。 本市の電話機に録音機能はございません。録音を行う場合は、各部署が所有するボイスレコーダーを利用しております。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) 保育料に関する御質問にお答えいたします。 第3子以降を無償化にする場合、本市における第1子判定基準は、原則18歳まででございます。 また、ゼロ歳から2歳までの第2子が半額になるのは、保護者の所得によって変わってまいります。市民税所得割額が5万7,700円未満では、第1子が原則18歳まで、5万7,700円以上では、第1子が同時就園している場合となっております。 以上です。
○議長(中島完一君)
産業経済部長。
◎
産業経済部長(中川竜二君) 小売・飲食店舗回遊イベント支援補助金についてお答えいたします。 森の芸術祭の開催に合わせ9月27日から11月4日までの間に、晴れの国おかやま観光キャンペーン推進協議会が実施するスタンプラリーへの支援となります。 具体的には、これまでも観光キャンペーンに合わせて、県内で展開されていたマスキングテープで観光地を彩るイベントの一環として、森の芸術祭展示会場と市内の飲食・小売店舗、アルネ津山を回遊していただくスタンプラリーとなります。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) 私からは5点の質問にお答えいたします。 まず、観光産業についてでございます。 観光産業は裾野が広い業態と言われておりまして、交流人口の増加や地域経済の活性化をもたらすことが期待されます。 また、観光庁の試算によれば、定住人口1名の年間消費額の減少を外国人旅行者では6名、宿泊を伴う国内旅行者では21名、日帰り国内旅行者では71名で賄えるとされており、人口減少下において地域経済を支える大きな柱の施策の一つとして、本市としても強化をしているところでございます。 次に、森の芸術祭についてお答えいたします。 去る5月29日に第5回総会、6月7日に旅行事業者向けの説明会が順次開催されまして、本市の会場は、作州民芸館、衆楽園、津山城、城東むかし町家など10施設となりまして、参加アーティストは、本市以外の会場も含めまして、総勢13か国35組36名となることが発表もされました。 また、施設とアーティストとのマッチングでも、一部公表され、世界的に著名なアーティストであるビアンカさんが城西浪漫館で、キムスージャさんがまなびの鉄道館で作品の制作、展示をすることが決定いたしました。そのほかJRの増便増結、新たな車両の導入、特別列車の運行、ツアーバス、周遊バス、またチケットの金額も発表されまして、販売も開始となりました。 森の芸術祭事務局がこれらの調整を主導して行っておられますが、本市としても事務局、アーティスト、施設管理者、地元住民等ときめ細やかな調整を行いまして、円滑な事業実施に努めておるところでございます。 また、期間中に行われます様々なイベント、歴史文化、自然など、来訪される国内外の皆様に本市の魅力を伝えることで、リピーターの獲得や関係人口の創出にもつなげてまいりたいと考えております。 続いて、牛魔王についてお答えいたします。 牛魔王選手権は、津山の誇る牛食肉文化・料理を広く広めることを目的として開催をされており、各参加店舗の趣向を凝らした牛肉料理を一堂に食すことができるイベントとして、これまで多くの来場者にお越しいただいておるところでございます。 本年度来場者が減少した要因につきましては、同日に他の類似イベントが競合したこと等が考えられますが、人気イベントとして持続していくために、企画運営内容の検証は必要と考えておりまして、主催者である津山市観光協会とも連携を図りながら、よりよいものにしてまいりたいと考えております。 なお、提供する料理の質、対価は出店者個々の判断となりますが、出店者の皆様には津山の食文化をより多くの方に体験していただくという本イベントの趣旨を踏まえた販売価格の設定等をぜひともお願いしたいと考えております。 また、出店料に関しましては、開催経費の一部を出店料で賄っておりまして、一般的な食のイベントと比較をいたしましても、その額も決して高いものではないと認識をしてございます。 次に、津山まつりについてお答えをいたします。 大手旅行会社クラブツーリズムが森の芸術祭と津山まつりを組み合わせたツアーの造成を行っており、ツアーの企画造成に対する調整、協力等を行っております。 また、そのほかにも森の芸術祭では、多くのツアー造成がされると聞いておるところでございます。 国内外からお越しの方々に、津山の文化、歴史等を感じていただける津山まつりを御覧いただけるよい機会でありますので、多くの町内にだんじりの出動をしていただきたいと考えておりまして、津山まつり実行委員会を通じまして、出動の依頼もしているところでございます。 最後に、観光まちづくりに関する計画についてお答えをいたします。 本市におきましては、観光戦略アクションプランが平成31年度で終了しておりますが、これに代わるものといたしまして、令和元年度にDMO形成確立計画を策定しています。その計画に基づき、本市及び津山市観光協会が観光施策等の推進をしております。 また、歴史まちづくり計画につきましては、現在津山まちじゅう博物館構想及びその実現に向けたアクションプランを策定しておりまして、構想の基本理念、津山を未来に引き継ぐための津山らしさの創造と地域活力の向上を実現するため、構想推進組織でありますコンソーシアムにおいて各種プロジェクトを進めているところでございます。 国の各種補助金の申請につきましては、補助事業の趣旨に沿った内容が求められると思いますが、申請団体等において市のこうした計画との親和性を図る必要がある場合は、可能な支援は行いたいと、このように考えております。 以上でございます。
○議長(中島完一君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(松原寿治君) 鶴山公園の安全対策に関する御質問にお答えします。 秋には森の芸術祭が開催され、鶴山公園も会場の一つとなっております。多くのお客様が快適で安全に楽しんでいただけるよう、現在、景観整備に取り組んでいるところでございます。 御指摘の安全対策につきましても、指定管理者である津山市観光協会とともに現地を確認し、必要な対策に努めてまいります。 以上です。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 学校給食についてお答えいたします。 まず、中学校で効果があった給食時間の取組についてです。 4時間目の授業が終わり次第、配膳の準備に入ることを徹底しております。給食支援員が食器や食缶を載せたワゴンを事前に各階に配置することで、配膳を迅速に行うことができ、限られた給食時間の中で5分から10分程度、喫食時間を多く確保しております。 次に、小学校で効果があった残食減少の取組についてであります。 残食が多い要因といたしましては、喫食時間が十分確保できない、また子供たちの中には偏食の傾向があったり、食が細く量が食べられないといったことがあります。 対策といたしましては、教職員間で残食を減らそうとする共通認識を持ち、給食のつぎ分けを工夫したり、栄養教諭が残食減少について指導するなど、1年かけて全学級で取り組みました。 効果としましては、児童の残食減少の意識の高まりや食の大切さへの理解が深まることにより、残食率が前年度の半分以下となり、大幅に減少いたしました。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) それぞれ御答弁いただき、ありがとうございました。 それでは、これより再質問は一問一答方式でさせていただきます。 まず、観光産業についてお答えいただきました。定住人口は、人口減少により減っていく一方ですので、本市として今後も観光産業の強化をよろしくお願いいたします。 次に、森の芸術祭について答弁いただきました。以前の発表より会場が増え、アーティストの総数も発表されたようですね。ただ、まだ全てのアーティストと会場のマッチングは決まってないようです。また、本市としてスタンプラリーをして展示会場のほかに市内の飲食・小売店舗、アルネ津山を回遊していただくとありますが、アルネ以外の具体的に検討されている店舗があれば教えてください。
○議長(中島完一君)
産業経済部長。
◎
産業経済部長(中川竜二君) 現時点では、アルネ以外の実施場所は決まっておりませんが、スタンプラリーを主催する晴れの国おかやま観光キャンペーン推進協議会におきまして、展示会場との回遊性やイベントとの親和性を勘案し今後検討していくものと聞いております。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) 実施場所も何か所かも決まっていないのに、このイベントに補正予算として573万1,000円という金額を計上しておりますが、具体的な金額の内訳を教えてください。
○議長(中島完一君)
産業経済部長。
◎
産業経済部長(中川竜二君) スタンプラリーの対象となる店舗は15店舗とされておりますが、具体的な店舗については、今後決定すると聞いております。 補助対象は、マスキングテープ装飾制作費用、スタンプラリーの企画実施費、広告宣伝に係る費用、マスキングテープを活用した体験コーナー設置に係る費用などで、全体事業費の3分の1程度を補助するものでございます。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) ということは、事業費全体で1,500万円以上かけるということですね。その予算の使い方が適正なのかどうかは分かりませんが、実施するのであれば、来場者の回遊性や満足感を考慮して検討していってください。また、県の事務局の方が7月から市内に在住し、森の芸術祭について取り組んでいくという話も聞いておりますので、観光振興課は今まで以上に密に連携を取り、この芸術祭成功に向けて取り組んでいただくよう、よろしくお願いします。 次に、牛魔王についてです。 確かに出店料は、ほかのイベントと同じ金額のようですが、さくらまつりやもみじまつりは、桜や紅葉などの景観や自然を見に来られる方がほとんどですが、牛魔王に関しては、提供する料理を目当てにお客さんが来られますので、出店者なしではイベント自体が成り立ちません。ですので、出店者の方の声も聞きながら、今後考えていただきたいです。 それでは、入場料と引換えに300円のチケットを配る案についてはどうでしょうか。
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) 津山市観光協会が主催するイベントでございますので、調整が必要と考えてございます。 本イベントの開催趣旨を踏まえ、来訪者へのサービスの向上、地域内の消費拡大を考えながら、よりよいイベントとなるよう手段を検討する必要があるものと考えてございます。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) ありがとうございます。皆さんにとって、よりよいイベントになるよう御検討よろしくお願いします。 また、市外から鶴山公園に来られた方に、「こんなに立派な石垣がある公園なのに入場料が安過ぎる」という声を聞きました。逆に津山市民の方からは、「公園なのに入場料を取る必要ない」という声も聞きます。皆さんがそういった意見だとは思いませんが、例えば鶴山公園の入場料を津山市民は100円、市外の方は500円にするなどの料金設定を検討してみれば、市民満足度は上がると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(中島完一君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(松原寿治君) 鶴山公園の入園料につきましては、都市公園条例及び同施行規則に基づき徴収しておりますが、16歳未満の方や障害者手帳の交付を受けている方、市内に居住する65歳以上の方は無料としております。 入園料の在り方に関しては、様々な御意見があることも承知しており、現在、取組を進めております城泊事業などの効果を踏まえながら、総合的に研究していきたいと考えております。 以上です。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) ありがとうございます。 世界遺産の姫路城も、オーバーツーリズム対策や城の補修に充てるため、外国人観光客に限って4倍程度の値上げを検討しているとのことです。今後、津山市も観光で外貨を稼ぐために、様々な意見を踏まえて検討していただきたいです。 続いて、鶴山公園の安全措置について答弁いただきました。 津山に多くの観光客が来てくれることはありがたいのですが、イベントを企画する前に安全への配慮だけはしっかりしておいてください。取りあえず応急措置でもいいので、次のイベントまでに何か対策をしていただくよう、よろしくお願いいたします。 次に、津山まつりについてです。 確かにインターネットで、クラブツーリズム、だんじりで検索すると、日本でも有名な岸和田のだんじりと並んで津山まつりが出てくるのには驚いております。祭り当日には、多くの町内にだんじりを出動していただきたいのも同感です。 私も以前からだんじりの関係者の方に、今年は森の芸術祭があるので、なるべくだんじりを出してほしいとお願いをしていましたが、最近とある町内の方にこう言われました。「おまえが今年は津山市としても秋祭りに力入れるけん、だんじり出すのに協力してくれえと言ようたけど、市役所が何も言うてこんけん、町内の総会でだんじりは出さんことに決まったわ」とのことでした。だんじりは町内会の持ち物なので、総会で出動の判断を決める町内もあるようです。なぜ昨年の祭りが終わってからこれまでに、今年の祭りに協力してもらうよう要請していなかったのか教えてください。
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) 本年1月31日に開催されました令和5年度津山まつり実行委員会報告会では、クラブツーリズムの視察がありまして、令和6年度は森の芸術祭などがあることから、ツアー造成の計画があり、出動について協力の呼びかけがありました。 その後、様々な調整等を経まして、先月、津山まつり実行委員会を通じまして出動依頼及び意向調査を行ったところでございます。 引き続き、より多くの町内にだんじりの出動がいただけますよう、市としても実行委員会と連携を図りまして、丁寧に働きかけを行ってまいりたいと存じます。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) 過ぎたことを言っても仕方がありませんが、津山まつりを観光資源として本気で考えていくなら、地域や関係者の方の協力なくしてはできません。今後、だんじりの出動依頼などする際は、そのことも踏まえて考えていただきたいです。引き続き、津山まつりに多くの方が関わっていただけるよう、よろしくお願いします。 次に、高付加価値化補助金事業について答弁をいただきました。可能な限りの支援を行うというのが気になります。国の補助金に対して、地域の協議会が申請していること自体にかなり無理があると思います。そもそも津山市ではDMOなどが有効な補助金を見つけてきて、地域に協力を求めていくのが本来の形ではないでしょうか。今回の補助金も、最初から津山市が事務局となり、地域に協力を求めていれば、一本化もスムーズにできたでしょうし、さらには城下や城北などのほかのエリアも巻き込み、点ではなく面的なまちづくりとなっていれば、採択される可能性も上がっていたと思います。 今回の高付加価値化事業の採択者一覧を見てみても、ほとんどが自治体や観光協会、DMOが申請団体としてホームページに掲載されております。もし今後まちづくりについての国からの有効な財源があった場合、自治体やDMOが事務局として探し出し、そこから地域に協力を求めてくれたらありがたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) 地域や住民発意のまちづくりの取組を、市やDMOが常に主導統括するのは適切とは思いませんが、国や県などの有効な補助制度の情報は、関係団体の皆様といち早く共有いたしまして、事業の企画や実施、運営ができる共創のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) 地域の協議会などの団体も、津山市のまちづくりをよりよくしようと皆さん
ボランティアで必死に取り組んでおられます。日頃から密な連携をし、有効な補助金の情報などあれば提供していただくよう、よろしくお願いいたします。 続いて、給食時間の取組について答弁いただきました。 昨年9月の一般質問にて、私も給食時間の延長について提案させていただきました。今回、この学校では給食支援員や先生方の協力により、時間を多く確保できたとのことでした。やはり、いまだに時間が短いという中学生の声もありますので、この学校のように配膳等の工夫をほかの学校にも普及していただき、少しでも生徒たちの給食時間を確保してあげてください。 次に、小学校での残食減少の取組についてです。 やはり、ここでも残食の一つの要因として、喫食時間が確保できないという問題も上がっております。ただ、残食率が前年度の半分以下となったことは、成果としてすばらしいです。身近な先生方の残食を減らそうという意識が、子供たちにも伝わったのでしょう。今回の各学校での取組事例で聞き取ったことを無駄にしないためにも、効果が現れた学校の取組を、より多くの学校に普及することで、津山市全体の残食の減少につながると思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 取組事例につきましては、各学校が策定する残食行動計画に反映されるよう、既に情報提供を行っております。今回の効果のあった取組につきましては、さらに詳細な内容や資料などを各学校の食育担当者に提供してまいります。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) ありがとうございます。今後も、残食の減少に向けて、よろしくお願いいたします。 次に、保育料の判定基準について答弁いただきました。この答弁からも分かるように、第3子以降を無償化にする場合の本市の第1子判定基準は、18歳となっているにもかかわらず、第2子が半額になるのは、第1子が同時就園する場合と判定基準が違うことが今回質問として取り上げた理由です。年の差が4歳以上離れている兄弟がいる御家庭は、第1子が就園している場合、第2子は半額負担で済んでいたのに、第1子が小学校に進学すると同時に第2子の保育料が全額負担となり、前年度から保育料が倍になります。要は上の子が卒園した途端、第2子なのに第1子としてみなされているという矛盾が生じます。これは国の制度自体に問題があるのですが、同じ第2子なのに歳の差が開いているというだけで負担が大きくなる家庭があるのはおかしいと思います。そのことについて、こども保健部長どう思われますか。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) 現在、第2子における第1子判定基準につきまして、国の基準により運用をしているところでございますが、多子世帯の経済負担軽減や少子化対策といった観点からも、他市の状況なども参考に研究していきたいと思います。 しかしながら、保育料の軽減などは全国一律の制度として運用されるものと考えております。国に対しても、機会を捉えて制度の充実改善について要望してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) 部長、答弁ありがとうございます。国への要望も、もちろんお願いしますが、本市の子育て施策として提言しております。先ほども言いましたが、急に保育料負担が倍になるのは、家庭にとっては非常に苦しいです。 ちなみに調べてみると、千葉県浦安市が市独自でこの問題に対して、少子化対策の一環として多子世帯の経済的負担を軽減するために取り組んでおられます。浦安市の人口は約17万人なのですが、そのうち、上記の問題に当てはまる児童は199人とのことで、浦安市が負担している額は1か月に445万490円だそうです。人口比率だけで考えると、津山市の対象児童はおよそ110人となり、負担額は月に約250万円です。年間の負担額約3,000万円でこの問題を解決できます。 国より先に支援することで、津山市の子育て施策のPRにもつながると思いますが、谷口市長いかがでしょうか。
○議長(中島完一君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 白石議員の御質問にお答えをいたします。 本市では、第3子以降の保育料無償化につきましては、国に先駆けて取り組んでおりまして、その第1子判定基準も、国の基準以上に拡大をして運用しているところでございます。 また、本市独自事業として新設をいたしました多子世帯応援事業や子ども医療費公費負担事業の拡充など様々な施策にも取り組んでいるところでありまして、保育料制度のさらなる拡充につきましては、ほかの少子化対策と併せまして総合的に判断してまいりたいと思います。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) 市長ありがとうございます。確かに第3子以降の保育料無償化について、第1子の判定基準は国では小学校3年生までですが、本市は18歳までと、国よりも手厚い支援をしてくれているのは知っております。だからこそ、第2子の保育料半額についても、本市独自で第1子の判定基準を18歳に引き延ばしましょうと提案しているのです。 まず、なぜ第3子の判定基準だけ拡大したのかも分かりませんが、今後子供が2人以上の世帯の負担軽減の観点から、第2子以降も判定基準の拡大を検討していただくようお願いしておきます。 次に、職員の市民への対応について答弁いただきました。先日、私の知人が課税内容について疑問があったため、再調査を依頼するために市役所に電話しました。しかし、電話で対応してくれた職員からは「再調査はしません。厳正に調べているので間違っておりません」と聞く耳を持たず態度もとても悪かったそうです。その市役所の対応とは思えない態度に、あまりにも腹が立った知人が声を荒げると、「録音させていただきます」と言われたそうです。それまでの自分の失礼な態度は録音せずに、こちらが大きい声を出したら録音すると言われたそうです。その後、担当者が替わり、再調査を行ってもらうと、何と調査した結果、課税内容に誤りがあったそうです。確かに幾ら腹が立ったからといって、声を荒げた知人もよくないとは思います。しかし、これが最初の対応した職員に「間違いありません」と言われて、「分かりました」と素直に引き下がっていたらどうなっていたでしょうか。後から聞いた話なので事実と多少異なる部分があるかもしれませんが、このようなことが現実に起きるから津山市に対する信頼がなくなるとも言われていました。 また、ボイスレコーダーを使用しているから、今回のように途中から録音することになり、相手方に不快感を与えてしまうのだと思います。最初から録音機能がついていれば、今回の一部始終も記録できますし、また職員さんの身を守るためにも電話に録音機能をつけたほうがいいと思いますので、検討をよろしくお願いいたします。 今後、津山市税務行政に対する市民の信頼低下を防ぐためにも、再発防止に向けた対応が必要であると思うのですが、いかがでしょう。
○議長(中島完一君) 税務部長。
◎税務部長(美若隆宏君) 議員御指摘の案件につきましては、報告を受けております。その後、相手の方には謝罪し、誠意を持って対応させていただき、解決したものと理解しているところです。 日頃から相手の話に傾聴するとともに、親切丁寧な対応を心がけるよう部内で共有を図っているところですが、このような事案が発生したことを受け、納税者の信頼確保に向け、より一層誠実に、そして丁寧に対応するよう、職場内での研修や情報共有に努めてまいります。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) その後の対応もよくないからここまで大ごとになっているんですよ。誠意を持って対応したと言われていますが、彼は謝罪の電話をしてきとるときですら、電話の後からほかの職員の騒ぎ声が聞こえてきて、どういう神経しとんだろうかと言われていましたよ。税の部署の人かどうかは知りませんけど、最低限そのあたりは気を遣ってほしいです。もちろん、間違いは誰だってありますが、その後の対応がとても重要です。今回はたまたま税務行政でしたが、これはどの担当部署についても言えることです。職員の方も我々議員も市民の税金から報酬をいただいている立場です。であれば、市民の相談にはなるべく寄り添って対応していただきたいです。確かにむちゃくちゃな要望を言ってくる方がいることも知っていますし、大半の職員が丁寧な対応をされていることも分かっております。ただ一部の職員の言動によって、市民を不快にし、市役所への信頼を失わせていることも事実です。そのあたりについて、津山市としてどう取り組んでいくのか、市長の見解を教えてください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 私は基礎自治体におきましては、接遇が非常に大切であるというふうに考えております。これまでも職員の接遇力向上に取り組んでまいりましたけれども、さらに住民の皆様から信頼される市役所となりますように、より一層職員の資質向上に取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(中島完一君) 1番、白石議員。
◆1番(白石まこと君) 市長ありがとうございます。本当によろしくお願いします。 誰もが飲食店やコンビニに行ったときに、店員の接客態度が悪く、二度と行くかと思った経験はあるのではないでしょうか。大体そういう店はそのうち潰れます。市役所も対応が悪ければ、市民からの相談は減ると思いますが、民間企業ではないので潰れることはありません。職員の方も公務員なので首にはなりません。だからといって適当な対応をしていれば、市民の満足度は下がる一方です。 最近では、津山市民から真庭市役所や総社市役所の窓口の対応はとても丁寧だ。それに比べて津山はみたいなことも言われます。情けないじゃないですか。職員の資質を向上するのに財源など必要ありません。職員の皆さん一人一人が市民の方に誠意を持って対応してくれれば必ずよくなっていくと思いますので、市長を筆頭にこれからもどうぞよろしくお願いいたします。 以上で今定例会の私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
○議長(中島完一君) 拍手はやめてください。 以上で1番、
白石まこと議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午前11時20分といたします。 午前11時10分 休憩───────────────────────────────────────────── 午前11時19分 再開
○議長(中島完一君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 3番、
寺坂典子議員、登壇。
◆3番(寺坂典子君) 〔登壇〕 議長の許可をいただきましたので、行動的政策集団会派未来の寺坂典子が6月定例会一般質問させていただきます。 6月16日は父の日でした。父の日の花はヒマワリです。8月13、14日のB'z稲葉さんのソロライブに合わせてヒマワリを飾りおもてなしをする計画があると聞いております。ヒマワリのように太陽に向かって元気に、津山市を元気な町にしていきたいと思っております。 そして、昨日17日は、箕作阮甫先生の命日です。私たちのふるさと津山からは、数多くの蘭学者が登場し、世のため人のために貢献しようと学問に励み、多彩な活躍をしています。箕作阮甫先生もそのお一人です。このたび、津山市が箕作阮甫先生の漫画を作成しています。漫画を通して将来の夢について考えていただけたら幸いです。 それでは、質問させていただきます。 初めに、
認知症施策についてお聞きしたいと思います。 今回、この課題を取り上げたのは、福祉政策特別研修を受講し、今年度秋頃には
認知症施策推進基本計画が閣議決定されるという情報をお聞きしたからです。 令和5年6月に共生社会の実現を推進するために成立した認知症基本法が公布され、令和6年1月に施行されました。そして、
認知症施策推進本部が1月に設立されています。今後のスケジュールは、関係者会議を経て閣議決定されるようです。 政府が今年5月8日に公表した推計では、2025年の認知症の高齢者は471万人、高齢者の12.9%で、65歳以上の人口がほぼピークを迎える40年には584万人となる見込みです。長寿化が進んで、認知機能に障害のある人の割合が高まり、介護サービスの充実や予防・治療体制の強化が急務となります。 本市では、
認知症施策に関する施策は、本年3月、第9期
高齢者保健福祉計画・
介護保険事業計画が策定されました。第9期計画の第2章、現状と課題に
認知症施策の推進が記載されています。認知症について知識、理解の向上、認知症の相談支援体制の整備、見守りシステムの構築など地域ぐるみの対応力向上を図る支援体制をより充実させていく必要があります。今後も、
独り暮らしの高齢者が増加することも予想され、超高齢化社会を見据えた施策が求められます。 そこで、執行部にお聞きしたいのは、
認知症施策について今年度秋に
認知症施策推進基本計画が閣議決定後、本市は認知症基本法を踏まえ、どのような取組を考えておられるのか、何に重点を置くのか見解をお聞かせいただきたいと思います。 次に、シルバー人材センターについてお聞きしたいと思います。 今回この課題を取り上げたのは、第9期計画の第2章、現状と課題に、地域共生社会実現、シルバー人材センターの支援の項目がありました。「シルバー人材センターが行うワンコインサービスや派遣事業などの活動を支援しています。介護や子育て分野など人手不足となっている分野の人材を確保するため、また高齢者と社会とのつながりをつくり、高齢者の就労機会の提供と社会参加を促進するためにも、今後も継続的な支援が必要です」と記載されているからです。 シルバー人材センターに現状をお聞きしたところ、センターを取り巻く環境はインボイス制度の導入による税負担の増や、本年10月からのフリーランス新法の施行による契約方法の見直し、来年には公益法人制度の見直しも予定されており、これからも厳しい状況が続くものと思われます。 高年齢者雇用安定法の改正により、事業主に65歳までの雇用確保が義務化され、70歳までの雇用確保の措置を講じることが努力義務とされ、シルバー会員の確保拡大が非常に厳しい状況になっています。 シルバー人材センターは、人生100年時代の対策として、健康寿命、健康で日常生活を支障なく送ることができる期間を延ばしつつ、高齢者の居場所づくりと生きがいのある社会参加を目指し、さらに健康に働く高齢者を増やすことが、会員確保やシルバー事業の拡大、また地域社会の活性化に貢献できるものと考えています。センターは、地域の課題解決を担う上で、今後も就業における重要な組織です。 そこで、執行部にお聞きしたいのは、シルバー人材センターについて、継続的な支援が必要と記載されていますが、今後どのような支援をされるのか、見解をお聞かせいただきたいと思います。 また、センターは、衆楽茶屋の運営を行っていますが、衆楽公園は入園無料でシーズン以外の来園者は少ないように思われます。市は衆楽茶屋の使用に当たって、都市公園条例に基づき使用料を徴収しているようですが、センターを支援する意味でも条例を改正し、使用料を免除することはできませんか、見解をお聞かせいただきたいと思います。 次に、帯状疱疹ワクチン公費助成について質問させていただきます。 令和5年9月にも一般質問をさせていただきました。そのときの答弁では、公費助成については、国の動向、県内市町村の状況や医師会の意見、他の助成制度の整合性などを踏まえ、検討したいと考えておりますと答弁されています。 そこで、お聞きしますが、現在、県内市町村の状況を教えてください。検討していただきましたでしょうか。公費助成ができない理由をお聞かせいただきたいと思います。 先日、市民と語る会で市民の意見や要望を入れる箱を設置してほしいと要望がありました。令和5年12月の一般質問で1番議員からも要望が出ています。そのときの答弁では、「住民の皆さんから寄せられる御意見につきましては、メール、郵便のほか、窓口や電話対応を含め方法、記名の有無などにかかわらず、全庁で広くお受けする対応を行っておりますので、現状の方法で御理解いただきたいというふうに思います」と答弁されています。一人でも多くの市民の声を市政に届けるため、広聴機能充実の観点からも、現状の方法だけではなく、前向きに検討いただきたいと思っております。提言箱について、再度見解をお聞かせいただきたいと思います。 次に、市民の方から御意見がありました緊急告知防災ラジオについて質問させていただきます。 災害発生時の情報伝達手段として、旧津山地域の世帯に緊急告知防災ラジオを設置していますが、いつ頃からの取組でしょうか。また、緊急告知防災ラジオは1世帯1台のようですが、現在の設置台数は何台ですか。緊急告知防災ラジオについて詳しく教えてください。 最後に、市民と語る会では女性議員の登用促進についての話がありました。現在議員の定数は25人、女性議員は3人です。女性議員が増えることを望みますが、増やすのは女性議員だけでよいのでしょうか。例えば執行部側にも、管理職に就く女性が増えなければ、本格的な改革は生まれないのではないでしょうか。 令和5年度第5次つやま男女共同参画さんさんプランプランが策定されました。基本目標の4に、あらゆる分野への男女共同参画の推進、女性活躍推進計画に政策方針決定過程の女性への参画拡大と記載があります。 そこで、お聞きしたいと思います。 津山市職員課長級以上職の女性職員は何人でしょうか。割合は何%でしょうか。 政府は11日、全ての女性が輝く社会づくり本部などの会議を首相官邸で開き、女性活躍や男女共同参画の重点方針、女性版骨太方針2024を決定しました。働く女性の健康への配慮や支援を促す、災害時の避難所で女性のニーズに対応できるよう女性職員の配置促進など、女性が働きやすい社会の実現が求められています。 本市においても、女性職員がその個性と能力を十分発揮して、職場生活において活躍することができるよう取り組んでいく必要があると思います。女性が輝くことは、暮らしやすい社会、活力のある社会をつくることにつながります。 以上で登壇での質問を終わり、答弁内容によって質問席から再質問させていただきます。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) 提言箱の設置についてお答えいたします。 市民の方からの御意見、御要望につきましては、窓口や電話などで担当部署に直接お寄せいただくことはもちろん、市民の声としてメールや郵便等でも広くお受けいたしております。 お寄せいただきました御意見などは、関係部署と共有し、市政の参考にさせていただくとともに、内容に応じて関係部署から回答させていただいております。 提言箱の設置につきましては、令和5年12月議会でも御提案をいただいており、市民の声をお寄せいただく方法の一つとして、試行方法など検討してまいりたいと思います。
○議長(中島完一君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 女性職員の状況についてお答えをいたします。 令和6年4月1日の時点において、課長相当職以上の職員のうち、女性は20人、率にして16.5%となります。
○議長(中島完一君)
総務部参与。
◎
総務部参与(藤井浩次君) 緊急告知防災ラジオについてお答えをいたします。 当ラジオにつきましては、平成25年度より防災行政無線が配置されていない旧津山地域の住民や公共施設、町内会、社会福祉施設、避難行動要支援者を対象に販売及び配布を行ってきており、令和5年度末の設置台数は3,359台となっております。
○議長(中島完一君)
環境福祉部参与。
◎
環境福祉部参与(平井良幸君) 本市の
認知症施策についてお答えいたします。 共生社会の実現を推進するため、認知症基本法が令和5年6月に制定され、令和6年1月に施行されております。 本市におきましては、本年3月に第9期津山市
高齢者保健福祉計画・
介護保険事業計画を策定し、
認知症施策の推進について、認知症基本法を踏まえ、認知症になっても住み慣れた住まいや地域で心豊かに安心して生活することができることを大目標とし、普及啓発、予防、本人・介護者等への支援、社会参加支援を重点的に推進していくこととしております。 特に認知症の方が社会に向けて本人発信を行える支援として、本人ミーティングや認知症フォーラム等の実施に加え、認知症の方への理解を深めることを目的とした、注文をまちがえるかもしれないレストランの開催を支援することなどによりまして、認知症の方の就労する場の充実を図ってまいります。 次に、シルバー人材センターへの支援についてお答えいたします。 シルバー人材センターは、高齢者の生きがいや活躍の場づくりに限らず、介護分野のほか、人手不足となっている現役世代を支える分野においても大きな役割を担うものと認識をしております。 また、地域課題の解決に向けた施策での連携を行うとともに、新たな事業の開拓などにも期待をしているところです。 支援については、運営に対する補助金のほか、広報紙を活用してシルバー人材センターの活動を周知し、高齢者の就労の促進を図っているところです。 引き続き効果的な事業推進に対する支援を行ってまいりたいと考えております。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) 帯状疱疹ワクチンの公費助成についてお答えいたします。 県内27市町村の状況につきましては、令和5年度までに4市町村、令和6年度から6市町村が開始しており、おおむね対象者は50歳以上で半額の助成となっております。 次に、ワクチンの公費助成につきましては、限られた財源の中で今年度は病気による死因の第4位を占める肺炎を防止するため、高齢者肺炎球菌ワクチンの助成制度を設けたところでございます。 帯状疱疹につきましては、発症しますと長期にわたり痛みをもたらしたり、後遺症が残るケースもあると聞いており、住民の皆様からも公費助成に対する要望を受けておりますので、接種対象者、接種条件などの検討を進めていきたいと考えております。 以上です。
○議長(中島完一君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(松原寿治君) 衆楽園の売店に関する質問にお答えします。 園内の売店は、平成27年から津山シルバー人材センターが本市の許可を受け運営しており、同施設の使用料については、都市公園条例において一月当たりの料金を規定しております。 現状、条例を改正し、使用料の免除を行うことは考えておりませんが、冬季の閑散期など、売店を休業している期間については、使用料の徴収は行っていないところでございます。 以上です。
○議長(中島完一君) 3番、寺坂議員。
◆3番(寺坂典子君) 登壇での質問に答弁をいただきました。再質問をさせていただきます。 まずは、
認知症施策についてですが、認知症になっても住み慣れた住まいや地域で心豊かに安心して生活することができることを大目標とし、普及啓発、予防、本人・介護者等への支援、社会参加支援を重点的に推進していくとの答弁をいただきました。しっかりと取り組んでいただきたいと思います。 住民への認知症の理解啓発と本人の社会参加を進める取組は、注文をまちがえるかもしれないレストラン、大変好評と聞いております。地域の飲食店の協力があるからこそ開催できる取組ですね。私も参加したいと思っております。 そこで質問ですが、年に何回開催されていますか。予約が必要なのでしょうか。開催場所はどこを予定していますか。 認知症の方の就労できる場がある、自分の役割を果たしたい、社会の役に立っているという大きな目標を達成するための手段でもあります。働くということを通して、自己の自己実現を確認することにもなります。自分らしく生きることが大切と考えます。なので今後も取組を推し進めていただきたいと思っております。 次に、シルバー人材センターの支援についてですが、シルバー人材センターの果たす役割は大変重要です。自主、自立、協働、共助の基本倫理の下、高齢者が福祉の受け手ではなく、社会の担い手の一員として働き、社会に貢献しておられます。 本市は令和6年1月現在、高齢化率は31.81%となり、住民のおよそ3人に1人が高齢者という社会を迎えています。その中で、今後とも社会の変化に柔軟に対応し、生涯現役で活躍いただくことで、本市が目指す、安心して暮らせる、住民一人一人が支え合う地域共生社会の実現につながるのではないでしょうか。引き続き継続して支援をお願いいたします。 衆楽公園は、津山の歴史を感じられる、美しく由緒ある庭園です。国の名勝にも指定されています。四季折々の景色を楽しむことができますので、一人でも多くの方々に訪れていただきたい津山の観光スポットです。 その中にある衆楽茶屋については、都市公園条例を改正し、使用料免除はできないとのお答えですが、今後も前向きに検討していただきたいとお願いしておきます。 次に、帯状疱疹ワクチン公費助成についてです。 前回よりは前向きな答弁をいただきましたが、県北の近隣市町村で帯状疱疹ワクチン公費助成を実施していないのは津山市だけではないでしょうか。保健所の方や病院の先生方に御意見を伺いに参りました。専門家の御意見も、帯状疱疹ワクチン接種に対して前向きな発言でした。 ワクチンは2種類あります。不活化ワクチンは発症予防効果が50歳以上で97.2%、予防効果が非常に高いのですが、費用が2万1,000円掛け2回となり、4万2,000円必要です。高額なため、帯状疱疹ワクチン接種を断念される方が多いようです。 本市の医療費の状況は増加しています。令和4年度の全体の1人当たりの医療費は45万5,447円で、全国、岡山県よりも高くなっています。医療費抑制の観点からも、早急に帯状疱疹ワクチン公費助成の導入が必要です。 他の市町村では、50歳以上で半額の助成ですが、本市では60歳以上で半額助成にしてはどうでしょうか。できない理由を述べるのではなく、市民のためにできる方法を考えていただきたい。市長の見解をお聞かせいただきたいと思います。 次に、市長への提言箱設置について答弁をいただきました。12月議会のときよりは少し前向きな答弁ですが、費用もかからない、提言箱を設置するだけなのに、なぜできないのか不思議に思っております。市民からの声を聞く気があるのでしょうか。メールができない方もおられます。再度、前向きに検討していただきたいと思います。 次に、緊急告知防災ラジオの設置台数は3,359台、9.33%、1割に満たない状況です。旧津山地域の方々に緊急告知防災ラジオについて聞いてみましたが、知らない、名前だけ知っている、自宅に設置している人がいませんでした。 今年2月、各家庭に配布されました防災ハザードマップの裏表紙に記載されていますが、市民の方々の目に留まっていないのではないでしょうか。購入補助事業ですので、災害に備える観点から、情報が届きにくい状況の方へ情報伝達手段として緊急告知防災ラジオの周知が必要と考えますが、今後の取組を教えてください。 次に、女性活躍推進計画について、津山市職員課長級以上職は、令和6年4月1日時点において女性職員は20人であり、割合としては16.5%の答弁をいただきました。令和3年より微増している状況です。今、地域社会は、解決しなければならない課題が山積していて、女性の視点と想像力が必要とされます。しかし、女性の地位向上という改革を進めなければ、女性の力は発揮されません。職場、行政で意思決定や運営に関わる女性比率を高める必要があると思っております。 そこで、谷口市長にお尋ねいたします。 どのような視座に立ち人事をされているのか、そして女性管理職を増やすことに対してのお考えをお聞かせください。 以上で再質問を終わります。
○議長(中島完一君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 寺坂議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、帯状疱疹ワクチンについてです。 帯状疱疹は、高齢者や免疫力が低下した方が発症しやすく、特に50歳以上で増加し、80歳までに約3人に1人が罹患すると言われております。ワクチンを接種することで、病気の発症や重症化を抑えることができ、その予防効果も長期間期待できることから、本市が目指す健康寿命の延伸の取組の一環として前向きに検討していきたいと考えております。 次に、人事に対する考え方です。 人事につきましては、職員の能力や適性に応じた適材適所の人員配置が必要と考えておりまして、管理職の登用につきましても、性別にかかわらず同様に行ってきているところであります。 住民満足度の高い行政サービスを提供するためには、女性の視点や発想を行政運営に反映していくことも重要であると考えております。 男女問わず職員が意欲と能力を最大限発揮できる働きやすい職場環境を整えるとともに、様々な職務経験を積み、有能な管理職の登用が図られるよう、職員の育成に努めてまいりたいと思います。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(中島完一君)
総務部参与。
◎
総務部参与(藤井浩次君) 緊急告知防災ラジオの周知についてお答えをいたします。 市が発信する防災行政情報の有効な伝達手段と考えておりますので、今後も「広報津山」への掲載や市ホームページ、つやまポータル、エフエムつやまのほか、職員が地域に出向いて行っております出前講座等を通じて住民への周知に努めてまいります。
○議長(中島完一君)
環境福祉部参与。
◎
環境福祉部参与(平井良幸君) 注文をまちがえるかもしれないレストランについてお答えをいたします。 今年度は6回、奇数月、第3水曜日の午前11時から12時30分に開催を予定しております。事前予約は不要で、開催場所は、山下のあっちゃんの大きな木を予定しております。
○議長(中島完一君) 3番、寺坂議員。
◆3番(寺坂典子君) 再質問に対してそれぞれ答弁をいただきました。 注文をまちがえるかもしれないレストランの今年度の開催は、昨年よりも3倍に増え、事前予約も不要になりました。多くの方に利用していただきたいと思います。 一方で、昨年度実施したアンケートでは、認知症に関する相談窓口を知らないという回答が63.1%あり、より多くの住民へ周知する必要があります。広報、情報提供の充実にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 帯状疱疹ワクチン公費助成については、市長から大変前向きに検討したいと力強いお言葉をいただきました。本市においても、帯状疱疹ワクチン公費助成が健康寿命延伸の取組として実施されると確信をしております。引き続きよろしくお願いいたします。 市長の答弁の中に、健康寿命の延伸という言葉がありました。健康寿命の延伸は喫緊の課題です。 厚生労働省の資料によりますと、2040年を展望し、誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現に向けて健康寿命延伸プランが来夏をめどに策定されるようです。本市においても、健康寿命延伸について取組を推し進めていただきたいと思います。 次に、緊急告知防災ラジオの周知について、今後は「広報津山」へ掲載予定です。職員の方が地域に出向いて行う出前講座等もありますので、旧津山地域の皆様へ情報伝達手段として緊急告知防災ラジオの周知徹底をされますようお願いいたします。 人事については、市長から男女を問わず、職員が意欲と能力を最大限発揮できる働きやすい職場環境を整えると答弁をいただきましたので、今以上に職員の皆様が適材適所において御活躍されることを期待しております。 住民満足度の高い行政サービスを提供するため、女性の視点や発想を行政運営に反映させていくことも重要と市長のお考えをお聞かせいただきました。女性が活躍できる職場は全職員が活躍できる働きやすい職場です。今後も、多様な人材を生かすマネジメントを重ねてお願いいたします。 最後に、ファーストペンギンという言葉を御存じでしょうか。ファーストペンギンとは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ魚を求めて最初に飛び込む果敢なペンギンのことです。ビジネスにおけるファーストペンギンは、誰も踏み入れたことのない新領域に率先して挑戦する人材のことです。職員の皆様にもいろいろなことに率先して挑戦していただきたいと思っております。そして、私自身もファーストペンギンを目指していきたいと思います。 以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中島完一君) 以上で3番、
寺坂典子議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 午前11時52分 休憩───────────────────────────────────────────── 午後0時59分 再開
○議長(中島完一君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 2番、上山はるうみ議員、登壇。
◆2番(上山はるうみ君) 〔登壇〕 失礼いたします。議長の許可をいただきましたので、行動的政策集団会派未来の上山はるうみが6月定例会一般質問をさせていただきます。 今回の6月定例会ですが、まずは出産・子育てのしやすい町ということをテーマに順次質問をさせていただきます。 我々子育て世帯、そしてこれから家庭を築いていく世代の方々が、この町に住みたい、住み続けたいと思うかどうかの最も重要なポイントは、出産・子育てしやすいかどうかということです。 しかし、実際どのような条件がそろえば、出産・子育てしやすい町と言えるのか、全国の自治体においても様々な取組を行っておりますが、自治体ごとの課題は違うと思いますし、一言で明言するのは非常に難しいところです。 津山市においても、様々な取組がなされていることは承知の上です。津山市子育て支援ガイドブックに記載されておりますが、今、子育ては、地域、企業、行政など社会全体で支えることがますます重要になっています。核家族化の進行や地域のつながりの希薄化、子育て家庭の不安感や孤立感が高まっているためと考えられています。子供たちは、親にとってはもちろんのこと、地域社会にとってもかけがえのない存在であると明記されています。本当にそのとおりだと思います。 今年の1月には、待ち望まれていた通院・入院ともに中学卒業までとしていた子ども医療費無償化の範囲が高校生までに拡大されました。しかし、津山市が子育てしやすいかというと、決してしにくいとまでは言いませんが、まだまだ課題がたくさんあり、市民の方々もそれを感じているのが現状です。 昨今の物価高騰の影響や仕事と子育ての両立の難しさなど、結婚や出産・子育ての希望の実現を拒む様々な要因が複雑に絡み合っていると考えます。 多子世帯を望む家庭がちゅうちょする経済的な要因として、給食費についても保護者にとってかなりの負担となっているのが現状です。 以上の点を踏まえた上で、まずは谷口市長にお聞きいたします。 市長の思われる出産・子育てしやすい町というのはどのような町の状態のことか、またそれを実現するにはどのような施策が必要であるか改めてお答えください。 今年の4月24日には、人口戦略会議が令和6年地方自治体持続可能性分析レポートが発表され反響を呼びました。このレポートは、2014年5月に日本創成会議が示した消滅可能性都市リストの10年後の検証であります。 検証の結果は、前回消滅可能性自治体であった896自治体のうち、今回それを脱却した自治体が239自治体であり、それに対して新たに該当した自治体が99自治体あり、計744の自治体が消滅可能性自治体であると発表されました。 持続可能性レポートの論理としては、子供を出産できるのは女性だけであり、その中でも20歳から39歳の女性の人口に注目して、日本の地域将来別推計人口を精査してみると、2020年から2050年までの間に減少率が50%となる自治体は744にもなったということです。 若い女性がいなければ、その町の人口再生産は不可能であり、今後消えていく可能性がある。それゆえにこれが消滅可能性都市となったようです。 ちなみに全国の市区町村数は1,741で、消滅可能性自治体は、そのうちの43%に当たります。 津山市における20歳から39歳までの人口は、平成26年4月1日時点で、男性1万1,497人、女性1万1,321人で、合計2万2,818人、令和6年4月1日時点では、男性9,168人、女性8,634人で、合計1万7,802人となっており、5,016人、23.73%の減となっております。 津山市は、現在は消滅可能性都市には入っておりませんが、20代、30代に当たる、いわゆるミレニアル世代は確実に減少しています。津山市の10年、20年先を考えると、今から喫緊の課題として対策をしていかなければならないのは言うまでもありません。 そして、この消滅可能性都市から脱却した町の取組についても注目していきたいと思います。 ある自治体では、子供と女性に優しいまちづくりを推奨し、保育所の整備、公園の整備、給食費の無償化など、日常の一歩一歩の工夫をされています。もちろん、財政規模や人口などは、津山市とは違いますが、その中でも公園の整備については力を入れられていました。 町の公園がしっかり整備され、緑あふれる、きれいな公園がたくさんある町に住みたい、そう思うのは子を持つ親、これから子育てをしていこうと考えている世代にとって当たり前のことではないでしょうか。また、移住・定住の観点においても非常に重要なことだと考えます。 昨年の一般質問で、津山市の公園整備についても質問させていただきました。要望した危険箇所の修繕やトイレの建て替えなどをしてくださいましたが、まだまだ市民の方々が求めていることはたくさんあります。 公園は、気軽に子供を連れて遊びに行けることができて、しかも無料で遊ぶことができます。しかし、津山は子供が遊ぶところが少ないという声が多く聞こえてまいりますし、実際私もそう思います。子供からお年寄りまで安心して集えることができるように、さらなる整備や、子供がわくわくする遊具の導入、また行きたいと思える公園整備に引き続き取り組んでいただきたいと考えます。 そのために必要なのはやはり財源の確保です。 昨年の答弁では、必要な財源の確保に努めていくと答弁されていますが、直近3年間の公園整備についての決算状況の推移を教えてください。 またあわせて、昨年質問させていただいた公園の砂場の整備実績についても教えてください。 続きまして、津山市学校プール開放事業補助金についてお尋ねいたします。 こちらの補助金は、平成25年に夏期休業中の子供たちに水に親しめる場所を提供し、健全な育成と健康促進を図るため、津山市立小学校及び中学校のプール施設を使用して、学校プール開放事業を行う団体に対し、予算の範囲内において津山市学校プール開放事業補助金が交付されるということになっております。 勝北のプールも老朽化のため閉鎖され、プールに気軽に行くことが少なくなっている昨今において非常にありがたい補助金であると思いますが、学校のプール開放自体が熱中症対策のため、35度以上になると中止、水温が25度以上になると藻が発生するための防止のための水温維持、事故防止などの問題から、11年前の要綱では、現在使用するにはあまりにも現実的ではありません。 そこで、学校でのプール開放だけでなく、例えばPTAや保護者有志協力などによる外部へのプールの遠征など、補助金交付の対象を現在の情勢を鑑み拡大、再考することはできませんか、当局のお考えを教えてください。あわせて、近年の交付実績についても教えてください。 続いて、こちらも昨年質問させていただいたごんごバスの運行ルートについて質問させていただきます。 現在の運行ルートには、旧津山北部路線がないため、ルート再編計画について質問をさせていただきました。答弁では、地域公共交通計画に人口が集積する北部地区を含めた新たな循環線について触れておりますので、今後、同計画に基づく全体的な公共交通再編の議論の中で研究してまいりますとされており、地元住民の方々も心待ちにされておりますが、現在のところ実証実験などもなく、進捗があったようには思えません。どのような今後の計画をされていて、現在どのような議論を重ねているのか、改めて教えてください。 次に、登壇での最後の質問としまして、今年の3月1日から運用されている津山シェアサイクルごんちゃりについて質問させていただきます。 私も実際使用してみましたが、ごんちゃりは、ポートと呼ばれる専用駐車場で、スマホアプリまたはICカードをタッチすることで、無人で誰でも自転車の貸出し、返却が可能で、好きなポートで借りて市内各所の好きなポートに返却可能、さらに24時間利用可能という非常に便利なシェアサイクルで、今後の津山市に訪れる観光客の皆様に喜んでいただけるサービスであると実感しております。 今年の8月には、B'zの稲葉浩志さんのソロコンサートが開催予定ですし、秋には森の芸術祭も開催され、多くの観光客の皆様に使用していただけるのではないでしょうか。料金も、最初の30分、税込み165円、以後の30分、税込み110円と、比較的安価で使用しやすいと思います。 しかし、料金の決済について一つだけ気になることがあります。アプリ上でクレジットカードによる決済ができ便利なのですが、現在の決済方法ですとクレジットカード1枚につき1台しかレンタルできません。例えば家族などで利用しようとしたときに、子供の分の自転車も親のクレジットカード決済でレンタルしようとしたら、このクレジットカードは他車利用中のため使用できませんと、アプリ上に表示され、決済ができない仕様となっております。1日パスチケットを購入すれば、複数人分利用可能となっておりますが、丸1日借りる料金を払わなくてはなりません。これでは、市のホームページに記載してある、ちょっとそこまでという気軽な気持ちでは利用できません。駐輪ポート情報を確認して、せっかくポートまで徒歩で行ったのに、レンタルできないとなると、非常に残念な気持ちになります。 また、デビットカードも利用できないのも気になるところです。決済については、ドコモ・バイクシェアサービスのアプリを使用されていると思いますが、決済方法について市独自で再考、変更することはできるのでしょうか。もしできないのであれば、ぜひ仕様の変更を提案していただけないでしょうか。ごんちゃりの決済方法についてのお考えをお示しください。 以上で登壇での質問を終わり、順次再質問させていただきます。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 上山議員の御質問にお答えをいたします。 出産・子育てしやすい町についてです。 若い世代が結婚・子育ての将来展望が描ける環境が整っており、安心して家庭を築き、子供を育むことができる町が、私が考えます出産・子育てしやすい町であります。 その実現には、住民のウエルビーイング、すなわち満足度や幸福度を高める施策が不可欠です。本市では、現在、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、出会いの場の創出や子育て環境の整備など、一体的かつきめ細やかな少子化対策を推進しているところです。 今後につきましては、次期総合戦略策定の中で住民の意識を多様な手段によりしっかりと聴取をし、反映することで、若い世代が本市で結婚・出産・子育てしたくなるような施策を進めてまいりたいと思います。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(中島完一君)
産業経済部長。
◎
産業経済部長(中川竜二君) 2点の御質問にお答えいたします。 まず、ごんごバスの運行ルートについてお答えいたします。 現在ごんごバスは、旧津山北部地域を運行していないため、運行事業者とルート、運行本数や路線バスとの調整などについて協議を重ねております。 市内全域でのルート調整やJR等との接続調整などが必要となることから、検討に期間を要しますが、今後、地域公共交通会議や沿線住民との調整、合意形成などを経て、早期に改善を図っていきたいと考えております。 次に、ごんちゃりの決済方法についてお答えいたします。 現在、導入しておりますシェアサイクルは、全国展開している大手通信事業者のシステムを利用しておりますが、クレジットカードの不正利用防止などの理由もあり、市独自では変更はできないものとなっております。 一方で、クレジットカード決済のみでは不便、あるいはほかの決済ができないかという御意見もいただいていることから、今後、1日パスの時間単位への応用などにつきまして、システム事業者と協議を進めていく必要があると考えております。 以上でございます。
○議長(中島完一君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(松原寿治君) 公園整備に関する質問にお答えします。 まず、公園整備に関する修繕費や原材料費の実績についてですが、決算ベースで令和3年度は813万6,000円、令和4年度は1,038万1,000円、令和5年度は1,151万1,000円となっております。 次に、砂場の整備実績についてですが、令和3年度は実績ありませんが、令和4年度は1か所、令和5年度は5か所を修繕整備しております。 以上です。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 学校プールを開放事業補助金についてお答えをいたします。 本補助事業は、夏期休業中の子供たちに水に親しめる場を提供する目的で、市立小・中学校のプールを利用するPTAなどの団体に補助金を交付するものであります。 近年の交付実績は、令和3年度がゼロ件、令和4年度が2件、令和5年度が2件となっております。 今年度の希望調査の回答から、多くの団体が補助事業を実施しない理由として、熱中症への不安や保護者による監視体制の整備、児童等の送迎の負担が大きいことを上げております。 教育委員会といたしましては、現時点で交付対象を学校外のプール施設利用に拡大することは考えてはおりませんけれども、水泳授業の民間プールの活用など、今後の方針をまとめる中で、本補助事業の見直しも研究してまいりたいと存じます。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 2番、上山議員。
◆2番(上山はるうみ君) 市長から出産・子育てしやすい町について答弁をいただきました。今現在も厳しい財政状況の中、限られた財源の中で施策を進めておられるのは重々承知しておりますが、さらに市民の方々に喜んでいただけて、津山市に住みたい、津山市に住み続けたいと思えるような、中途半端ではなく、思い切った施策が今こそ必要ではないでしょうか。それこそが住民のウエルビーイングの向上にもつながると考えます。いま一度、足元に目線を向けていただいて、現状の課題と今何を求められているのかに耳を傾けていただきたいと思います。 その中で、私が一番声をお聞きするのが学校給食費についてです。 冒頭にも申し上げましたが、保護者の間では、かなりの経済的負担となっているのが現状です。全国の自治体では、4割、43%の自治体が小・中学校の学校給食を無償化されており、津山市においても無償化を望む声が高まっております。 もちろん、すぐに無償化というのは難しいでしょうが、段階的な補助や検討の余地はあるのではないかと考えます。学校給食費につきまして、現在のお考えと無償化に向けた今後の可能性についてお答えください。 続きまして、公園整備について再質問をさせていただきます。 修繕費と原材料費についてお答えいただきましたが、年々決算額は増額しておられますが、引き続き必要な予算の確保に努めていただきますようによろしくお願いいたします。 砂場の整備実績についてですが、令和3年度には実績はございませんでしたが、令和5年度は5か所修繕整備をしていただいたということで、修繕された砂場を見に行ってみますと、子供たちから「砂場がきれいになっとる」という、うれしい声が聞こえてまいりました。そして、砂場で遊ぶ子供の数も増えておりました。これからも、安心・安全に遊ぶことができる砂場の整備に努めていただきますようによろしくお願いいたします。 そして、昨今公園に求められている使用方法といたしましては、災害が発生した際に使用できる防災公園としての利用です。今年1月に発災した能登半島地震の際にも、整備された公園は防災的な役割を果たしておりました。このことからも、今ある公園を防災公園としての整備をしていくことは、今後ますます重要になっていくのではないでしょうか。例えば通常時はベンチとして利用でき、災害時には座板を外すことで、炊き出し用のかまどとして使用できる防災かまどベンチの設置、ごみを入れることのできるテントの常設、仮設トイレを下水につなげることのできる設備などが挙げられます。津山市における防災公園に対する考え方を教えてください。また、現在津山市が避難場所に指定する公園の数と防災施設として利用できる公園がありましたら、その数を教えてください。 続きまして、ごんごバス旧津山北部地域の運行ルート計画について答弁いただきましたので、再質問をさせていただきます。 運行事業者とルート等について協議を重ねているということですが、スピード感を持って協議をしていただくことを強く要望いたします。今現在も日常の足がなく困っている方々が多いことも、地元住民からの聞き取りで明白です。 そして、地域だけでは支援の手を差し伸べるにも限界があります。今後さらに高齢者が増えていく現代社会において、地域公共交通の早期整備は重要課題ではないでしょうか。また、高齢者の方々が安心して免許を返納しても、日常生活が行っていけるような社会をつくっていくことが、高齢ドライバーの事故減少にもつながります。 まずは、早期に実証実験を行っていただいて、その結果を踏まえた上で協議を行っていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 次に、ごんちゃりの決済方法に関しましては、協議を進めていただけるということで、誰もが使用しやすいよう早急な対応をしていただきますようによろしくお願いいたします。 続けて、ごんちゃりについて再質問させていただきます。 春にはさくらまつり、夏にはごんごまつり、秋には津山まつりと、観光客が多く訪れる時期には、ごんちゃりの需要が増え、今の台数ではとても足りないのではないかと思います。8月の稲葉浩志さんのソロライブには、2日間で約1万人の方が津山を訪れる予定となっております。津山に訪れてくださる方のためにも、需要が増える時期の臨時ポートの増設や電動サイクルの増車など、臨時的な対応はできるのでしょうか、お答えください。 続きまして、津山市学校プール開放補助金に関してですが、令和5年度の交付実績が2件と非常に少なくなっており、また希望調査の聞き取り内容からも、やはり学校のプール開放自体がかなり難しくなっていることが分かりました。 今後は、夏場でも使用することのできる民間プールへの活用をすることができる補助金の創設など、児童・生徒が安心して水と触れ合うことのできる環境づくりを、津山市全体で考えていただくようにお願いしておきます。 以上で再質問を終わります。
○議長(中島完一君)
産業経済部長。
◎
産業経済部長(中川竜二君) 私からは2点の再質問にお答えいたします。 まず、北部地域運行ルートの実証実験についてでございます。 実証実験を行うためには、運行事業者や関係機関との調整、協議、また法定手続などが必要になります。そのため、まずは地域公共交通会議の場での協議など、必要な手順を踏んだ上で実証実験について検討を進めていきたいと考えております。 次に、ごんちゃりについてのお尋ねでございます。 今年度の予算におきまして、ポートの増設と車両の増車を予定しております。イベント等による臨時的なポートや車両の設置は可能となっておりますので、観光協会と連携を図りながら対応していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(中島完一君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(松原寿治君) 津山市における防災公園に対する考え方についてお答えします。 近年、集中豪雨による水害や地震による災害は、日本全国で頻発し、その規模も激甚化しております。安全・安心なまちづくりを進めていく上でも、防災・減災対策をはじめ災害への備えをしっかりと整えていくことが重要と認識しております。 このため、今後、公園整備においても、災害時の一時的な避難場所や活動拠点としての活用が想定されることから、防災機能の付加について関係部局と連携し検討してまいりたいと考えます。 次に、津山市が避難場所に指定する公園の数と防災施設として利用できる公園の数についてお答えします。 津山市防災計画に位置づける指定緊急避難場所のうち、公園は8か所指定されております。また、井口公園については、平成27年に防災公園として整備しており、かまどベンチや太陽光発電による照明灯の設置のほか、災害物資の荷さばき場などを整備しております。 以上です。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 給食費についてお答えをいたします。 学校給食法において、食材費に係る給食費は保護者負担とされているところであります。 近年、食材価格等が高騰しており、今年度の食材費は約4億1,000万円が必要となっておりますが、本市といたしましては保護者負担を増やさないという考えの下、高騰分の約4,700万円を公費負担することとしております。 給食費に係る保護者負担の軽減策につきましては、事業の優先順位を見極め、財政計画や他の事業との整合性を踏まえ、引き続き検討してまいります。
○議長(中島完一君) 2番、上山議員。
◆2番(上山はるうみ君) ありがとうございました。給食費について答弁をしていただきました。 現在は高騰分の補助はされているとのことでした。慎重な検討が必要かと思いますが、今市民の方々が何を求められているのかをいま一度考えていただき、今後さらに前向きな検討していただきますようにお願いをしておきます。 また、防災公園についてですが、井口公園については、防災公園として整備がされているということでしたが、ほかの公園は指定緊急避難場所とはなっているものの、防災公園としての整備はされていないということでした。 地域ごとの緊急避難場所となっている公園に、有事の際に使用できるように、防災機能の整備を今後していただくなど検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 また、ごんちゃりにつきましては、臨時的なポートや車両の設置は可能ということでしたので、観光協会との連携を行い、増設したポートの場所を観光客の皆様に周知していただけるように取組をお願いいたします。 最後に、ごんごバス旧津山北部地域運行ルートについて、再々質問をさせていただきます。 必要な手順を踏んだ上で、実証実験について検討を進めていきたいと答弁をいただきました。もちろん、必要な手順を踏んで進めていかなければならないことを承知はしておりますが、先ほども申し上げましたように、スピード感を持って対応していただきたいと、再度強くお願いいたします。 最後に、実施までのスケジュール感をできるだけ具体的に答えていただき、質問を終わらせていただきます。
○議長(中島完一君)
産業経済部長。
◎
産業経済部長(中川竜二君) 北部地域運行ルートの実証実験についてお答えいたします。 お尋ねのスケジュールにつきましては、まずは運行事業者との事前調整を踏まえて、必要な法定手続などの手順を整理した上で、組み立てていく必要がございます。いずれにしましても、早期実現に向け、運行事業者や地域住民、関係機関等と連携を密に取りながら検討を進めていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 2番、上山議員。
◆2番(上山はるうみ君) ありがとうございました。今回の6月定例会では、我々子育て世代の目線からと地元住民からの御意見を基に主な質問をさせていただきました。 今何を求められているのかをもう一度よく考えていただき、住民のウエルビーイングの向上に努めていただきたいと思います。 人はうれしいことがあると、ほかの人には言わずにはいられません。住民のウエルビーイングが向上すれば、自然とこの町のPRになり、移住・定住の問題解決にもつながっていくと考えますので、よろしくお願いいたします。 以上で6月定例会一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中島完一君) 以上で2番、上山はるうみ議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 10番、
勝浦正樹議員、登壇
◆10番(勝浦正樹君) 〔登壇〕 議長の許可をいただきましたので、行動的政策集団会派未来の勝浦正樹が6月定例会一般質問をさせていただきます。 1点目としては、学校統廃合についてです。 新年度がスタートした4月、世間に衝撃を与える発表がありました。民間でつくる人口戦略会議が、人口から見た全国の地方自治体の持続可能性について分析した結果、消滅可能性自治体は全国に744の自治体が存在するとのことであり、岡山県では10の自治体が消滅の可能性があるとなっております。心配された津山市は入っていませんでしたが、マイナス42.6%となっており、安心できる状況ではないことは確かです。このようなことから、当然ながら児童・生徒の減少は確実に進んでいきます。 そこで、学校の過小規模化に対応するため、体制整備に関する基本方針が示されています。それによると、過小規模校への対応を目的として、統合する場合のメリット、デメリット、また統合しない場合のメリット、デメリットが示されています。そして、その中で掲げられていますが、本市が目指す教育課題の解決のためには、小中連携の取組が必要であり、小中一貫型小学校・中学校化や義務教育学校化等による体制整備が有効な手段とされています。 このことから考えますと、今後将来的に津山市の小・中学校は一貫型、もしくは義務教育学校に変えていくことが望ましいと考えて統廃合問題を進めていくおつもりか、当局の見解をお伺いします。 次に、地域協議の進め方として、中学校区ブロックごとの説明会を開催していくことになっており、久米地域では昨年11月に全世代を対象に、また4月には喬松小学校で行われています。そして、6月には中正小学校で開催すると聞いています。 その中の説明で、統廃合に関して教育委員会としては統合ありきではないと説明されています。しかし、考えてみますと、仮に今回は統合しないとなった場合、数年は現在の形でやっていけるとしても、その先、またさらに数年後を考えると、統合は避けて通れないと考えるのが一般的ではないでしょうか。混乱を避けるためとはいえ、あまりにも地域に配慮し過ぎと考えています。やはり行政としては、多額の予算も生じることであり、長期計画を策定していくためにも、いついつ頃までには統合は必要と発信するべきと考えますが、考えをお聞かせください。 次に、学区についてですが、市内の小学校の中で町内会が幾つか分かれる状況となっており、同じ小学校の児童が中学校への進学時に複数の中学校に分散する状況や、同じ町内会の児童・生徒が別々の小・中学校に進学している状況となっています。このことにより、小学校から中学校へのスムーズな接続や中学校ブロック単位での取組の障壁となっていると、提言書の中でも課題として上げられています。 そこで、質問ですが、小・中学校は地域コミュニティーの中心的な立場として機能しており、地域防災の拠点にもなっています。このことを考えますと、体制整備を考えていく上で学区の見直しを行うことが重要と考えますが、当局の考えを教えてください。 次に、2点目の質問は、スポーツ振興についてです。 さて、スポーツといえば、私たちの津山市も各方面で活躍している方も多く、恵まれた自然環境の下、地域を大切にする心を育み、先人の教えを守り、そして受け継ぎながら成長していく。しっかりとした教育プログラムなど、自信を持った取組が行われていると確信しています。 また、ハード面の整備に関しても、将来性を考えての再編を進めていくなど、地域特性を生かして効果的に取り組んでいく方針が示されています。 その第一歩としてスタートしたのが、本年3月議会で決定した久米市民プール整備事業ですが、これから始まる建設に向けて、市民が本当に喜べる施設となるよう、計画と実行をお願いしたいと思います。 そこで今後、完成までのスケジュールなど予定をお知らせいただきたいと思います。 次に、市民からも心配されていた2年間の空白期間についてですが、やはりじっと待つだけではなく、全市民が関心を持ち、守り育てていけるような取組が必要と思います。その点について当局はどのようなことを考えておられるのか、教えてください。 次に、スポーツの推進についてですが、近年は少子化に加え、若者のスポーツ離れが進んでいるということで、これまで行われていた地域のスポーツ少年団など団体スポーツができなくなっていることが社会問題となってきています。そのことが原因の一つでしょうか、体力不足、そして肥満につながっているとも指摘されています。 将来的に、社会生活を充実したものとしていくために、最も大切なところが体力の向上、ストレスの発散など、心身両面にわたる健康の保持増進であり、スポーツを行うことによって達成できるところが大きいと考えられています。 また、高齢者の健康増進にもスポーツによる効果が大きく、若者のスポーツ離れとは逆に高齢者の参加が広まっているところとなっています。 そのことから、市長におかれましても、スポーツを通じて地域の一体感や活力が生み出せる町の実現に取り組むと、施政方針でも述べられています。 そこで、お尋ねしますが、津山市民のスポーツに取り組む現状はどのようになっているのか、そして津山市としてスポーツの推進をどのように図っていくのか、当局の見解をお伺いします。 次に、3点目の質問は、地域防災についてです。 本年1月1日に発生した能登半島地震から5か月が経過しました。多くの方がお亡くなりになられ、そして住む場所を失われた方がたくさんおられます。本当に一刻も早い復興を願うものであります。 そして、支援活動も活発に行われていますが、これまでの災害を見ても、改めて人々の温かさを実感させられるところであります。 そこで、現在までの津山市の支援等をお聞きし、今後の防災にどう生かしていこうと考えておられるのか、質問させていただきたいと思います。 まず、災害後に職員を派遣されましたが、被災地の行政職員の多忙な状況を確認され、その報告もされていると思います。 その中で、津山市で同等の災害が発生した場合、職員の健康を第一として、それでも苛酷な業務をこなしていかなければならず、心身、身体を病んでしまう職員が出るかもしれません。 そこで、災害対応を行う上で、職員に対してどのような準備や対応がなされているのかお尋ねします。 次に、今回の災害で大きく目立った特徴としては、家屋の倒壊であり、改めて耐震の重要性が問われています。能登半島と同じく、津山市内の家屋で多いのが和風の木造建築で造られた一戸建てですが、能登半島地震ではその木造建築の家屋が軒並み倒れています。問題点としては、構造的に筋交いがないことですが、今後、筋交いがない家として改善が必要になってくると思われます。 そこで、命を守るために木造建築物について構造的な耐震対策の周知と啓発活動が必要と考えていますが、当局の見解をお伺いします。 次に、個別避難計画についてです。 この質問については、以前の議会で1番議員が質問されています。そのときの回答としては、避難行動要支援者名簿への登録及び個別避難計画の作成を行っていると述べられています。 そこでですが、その後の進捗状況についてあまりにも遅いとの意見を、市内在住の県防災士さんからお聞きしています。このような意見は、以前からも津山市の危機管理体制について各議員から指摘がされていることですが、私からも厳しく問うてみたいと思います。 まずは、現在の進捗状況と課題や対策について報告を求めます。 以上で登壇での質問とさせていただき、質問席にて再質問いたします。〔降壇〕
○議長(中島完一君)
総務部参与。
◎
総務部参与(藤井浩次君) 災害対応での職員の不安に対する事前対応についてお答えをいたします。 発災中に発生する多くの業務に対し、防災配備体制要領、各部署で所管する業務の個別マニュアルを整備しています。 災害対応は、組織で役割を分担し対応することを認識してもらう。また、職員一人一人が行う担当業務を事前に把握し、組織的に相互支援体制に備えることは、対応業務への不安への一配慮になると考えております。 そのほか、業務の一部にはなりますが、職員を対象にした避難所設営運営訓練の開催、岡山県と連携した水害対応訓練等への積極的に参加、体験することも重要と考えております。 また、大規模な災害が発生しますと、発災後の対応も長期間にわたる場合がございます。庁内部署間での応援体制が確立できない場合に備え、本市受援計画を整備し、対口支援などの他自治体等からの職員応援を判断することなどを事前に定めておくことなどが、想定外の対応への不安解消につながるものと考えております。
○議長(中島完一君)
環境福祉部参与。
◎
環境福祉部参与(平井良幸君) 個別避難計画についてお答えいたします。 本市では、災害時の支援が必要な方への取組として、避難行動要支援者名簿の整備や個別避難計画の作成を行っております。これらの情報のうち、事前提供に同意のあったものについては、地域の町内会や消防団、自主防災組織、民生児童委員などで共有し、日頃の見守りや避難訓練、災害時の避難支援、安否確認等に活用することとなります。 なお、令和6年5月末現在、772人の方に個別避難計画の提供同意をいただいておりますが、その中には、支援者名や緊急連絡先等が未記入なものも含まれております。そのほか、提供同意の意思確認をいただけていない要支援者もおられます。 現在、広報紙やホームページに加え、対象となる方に個別に案内文書を送付するなど、避難行動要支援者名簿の登録や、個別避難計画の作成を呼びかけております。 今後も、計画内容の整備並びに支援が必要な方の名簿登録や計画作成が少しでも多くなるよう、引き続き努めてまいりたいと考えております。
○議長(中島完一君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(松原寿治君) 構造的な耐震対策の周知と啓発についてお答えします。 木造建築物の耐震化は、地震発生時の備えとして大変重要と考えており、津山市
耐震改修促進計画を策定し、耐震改修の促進を図っています。 具体的には、耐震性の不足する木造住宅の所有者へダイレクトメールにより補助金の案内、筋交いや金物補強の事例を送付することで周知しています。 また、広報紙やホームページ、ポスターの掲示、公共施設でのパネル展示を行うなど啓発活動をしています。 以上です。
○議長(中島完一君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(明楽智雄君) 3点の御質問に順次お答えをいたします。 まず、久米市民プール整備事業のスケジュールについてでございます。 今年度はDBO方式によるプロポーザルを実施し、設計建設、運営維持管理を行う事業者を決定し、DBO基本協定や設計建設業務等の個別契約を締結する予定としております。 令和7年度から8年度にかけて現施設の解体撤去や新施設の整備等を実施し、令和9年度から指定管理者による運営を開始する予定としております。 次に、久米市民プールの休館対応についてでございます。 現在、久米市民プールの利用者等に対して、令和7年度から2年間の休館予定などについての文書配布や市ホームページへの掲載等により、休館の周知を図っているところでございます。 また、休館中には、現施設のトレーニング機器を一部移転し、久米総合文化運動公園内での利用も検討しているところでございます。 今後、「広報津山」や市ホームページ、SNS等を通じて整備状況等を適宜周知してまいります。 休館中、利用者には御不便をおかけいたしますが、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 最後に、スポーツに取り組む現状と推進についてでございます。 第2期スポーツ推進基本計画では、生涯スポーツの推進、スポーツ環境の整備、競技力の向上、スポーツを通じた地域の活性化の4つの基本施策に基づき様々な取組を行っております。 生涯にわたってスポーツに関心を持っていただくためには、幼少期からスポーツに親しむことが重要であり、スポーツ人口の底上げにつながるよう、親子で参加できる教室など、スポーツに興味を持ってもらえるような事業を展開しております。 また、高い技術を持つスポーツ選手と触れ合うことは、競技力の向上だけではなく、高い目標に向かって努力を積み重ねるといった精神的な面でも効果があり、プロスポーツの誘致や選手による地域貢献事業等を推進しております。 以上です。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 小・中学校の体制整備に関する御質問に順次お答えをいたします。 初めに、過小規模校に係る方策についてであります。 教育を取り巻く環境が大きく変化する中で、今後、本市が目指す教育の実現に向け、令和5年3月に体制整備に関する基本方針を策定いたしました。その方針の中で、義務教育学校や小中一貫型小学校・中学校などは、本市が目指す学校づくりのために有効な手段の一つであると考えております。 しかしながら、地域において様々な事情、状況があることは認識しており、それぞれの地域における体制整備の方策の決定につきましては、地域の関係者などの御理解と御協力を得て合意形成を図ることが重要であると考えております。 次に、統合が必要な時期を発信すべきではとのお尋ねですが、新たな学校の創設や既存の校舎の改修、増築など、体制整備の方向性により、その費用は大きく異なってまいります。教育委員会といたしましては、関係地域に対して児童・生徒数の推計や体制整備に係る費用等の情報を積極的に提示してまいります。 最後に、学区の見直しについてでございます。 体制整備の説明会を開催する中で、同じ小学校の児童が同じ中学校に行けるよう学区を見直してもらいたいとの声も受けております。 過去からの様々な経緯があり、現在の学区が決まっているものと承知しておりますが、今後、体制整備の方向が学校の新設や統合の方向性となれば、学区の見直しも必要になることから、地元町内会や保護者などの御意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 10番、勝浦議員。
◆10番(勝浦正樹君) ありがとうございました。 それでは、再質問ですが、学校統廃合に関して体制整備を進めていく場合の基本的なスケジュールの考え方についてお聞きしたいと思います。 まず、資料で示されている第1段階で、再編検討を行っていくための校区代表者会議を開催し、統合するかしないか、また統合する場合、どの学校と統合するかを1年程度で決めていくとなっています。 そして、その校区代表者会議には、学校運営協議会、PTA及び未就学児の保護者等、町内会等、地域の方を中心メンバーとした校区代表を選任するとなっていますが、その選任方法、また会議体の規模はどのくらいを想定されていますか、お知らせください。 また、PTAや未就学児の保護者などの代表は、子供さんの成長とともに交代していくことから、責任を大きく感じることになりはしないか心配されます。そのため、判断に困らないようにするための集約作業についてどのような方法を考えていますか、教えてください。 そして、その会議の進行や取りまとめ、その後の最終判断に至るまでの一連の運営については、教育委員会が行っていくのか、お尋ねします。 次に、スポーツ振興ですが、久米プールの2年間の休館中については、新プールの広報と大会や合宿の誘致にしっかり取り組んでほしいとお願いをしておきます。 それでは、再質問はスポーツ推進審議会から提出されている答申についてです。 スポーツ施設の今後の在り方としては、その他諮問機関である津山市ファシリティマネジメント委員会から既に提出された答申を踏まえた内容を基に議論がされており、スポーツ施設においても、全ての施設を現状のまま維持し続けることは不可能なことから、施設再編を重視した内容となっています。 具体的には、各地域における真に必要なスポーツ施設を、地域特性として選別し、重複しないように種目用途に適した振り分けがされています。 お示しされている例を申し上げますと、津山弓道場、津山総合体育館、津山陸上競技場、加茂町スポーツセンター体操練習場、津山市ターゲットバードゴルフ場、勝北総合スポーツ公園野球場、そしてもう一か所が久米総合文化運動公園市民プールとなっています。 その中の久米市民プールについては、公認プール建設が決定しています。 このお示しいただいた案で思うところは、市内全域にわたって施設を残そうとする意図がうかがえます。特に合併前の町村に配慮した内容でもあり、十分に評価できる考えであります。問題は、プールの議論でも大きなテーマになった財源ということになってくると考えています。 そこで、今後この答申に対してどのように判断し、方向性を示されるのか、当局の見解をお伺いします。 次に、地域防災に関しての答弁をいただきました。木造住宅の耐震改修については、さらなる耐震化率の向上に向けて、補助制度の活用を含めた普及啓発に努めてほしいと思います。 次に、個別避難計画については、現在772名から提供同意をいただいているが、未記入や意思確認をいただけていない要支援者もおられるようです。また、対象となる方に案内文書を送付し、登録を呼びかけているとのことです。 このお答えをお聞きして思うところは、本人の意思を最大限尊重している様子がうかがえます。しかし、考えなければいけないのは、なぜ国が令和3年に指針の改定を行い、5年後をめどとして努力義務としているかであります。これまでの災害を教訓として、
独り暮らしの高齢者や要介護者、障害者の避難には支援が必要なことから、町内会や消防団などと協力して取り組んでいこうということでありますので、やはり本人が作成ではなく、行政が責任を持って行うべきであります。 そこで、質問です。 国の指針では、優先度の高い方から作成するようになっていますが、そのような状態にある方の津山市全体の把握はできていますか、お尋ねします。 また、令和8年度までが計画作成の努力義務となっています。達成の見込みについてお伺いします。 次に、地域防災の担い手となる消防団についてです。 各地域にとって最も心強く安心できる存在である消防団は、火災や豪雨、地震などの災害に対応していただいているほか、地域内の行方不明者の捜索にも力を発揮してくれています。その消防団員の方々は、日頃は本業に従事しながら、災害発生に伴い駆けつけ活動するため、強い責任感を必要とします。 さらに、これまでの地域社会では、向こう三軒両隣の精神の下、自分たちの地域は自分たちで守るが当たり前のこととして考えられていたため、消防団も元気な間は務めようとなっていました。 しかし、近年は少子化の進行、また核家族化やサラリーマン家庭の増加などから団員数が減少しており、団員の確保が大きな課題となっています。 そのことから、対策について様々な取組も行われていますが、成り手不足の原因と言える消防団員の処遇について改善が必要と、消防庁も判断されています。 それによると、出動手当と年額報酬の見直しが求められていますが、津山市の現状はどうかお知らせください。 また、全国平均と比べてどうか、近隣市町村の状況についても併せて教えてください。
○議長(中島完一君)
総務部参与。
◎
総務部参与(藤井浩次君) 消防団員の処遇等についてお答えをいたします。 総務省消防庁が示す消防団員の報酬等の基準では、団員階級の者の報酬額について、年額3万6,500円を標準額としています。 標準額は、当該自治体の人口や人口密度等を勘案し指し示す、標準的な団員数を基に算出された額とされておりまして、津山市に当てはめた団員数の算定では567名となります。 本市の消防団員定数2,238人、報酬年額1万2,500円との比較では、定数は約4分の1、報酬は約3倍となります。 近隣市町村等の状況では、令和5年4月1日付総務省の発表から、岡山県内で報酬基準を上回る自治体は59.3%、全国では86%とされております。 本市においては、国が示す団員数での本市地域防災力維持では課題が多いと考えておりまして、将来を見据えた団員定数や報酬の見直し、処遇改善等を引き続き消防団と連携し検討していきたいと考えております。
○議長(中島完一君)
環境福祉部参与。
◎
環境福祉部参与(平井良幸君) 個別避難計画の作成に関する御質問にお答えいたします。 まず、計画作成における優先度の考え方としては、ハザードの状況、要支援者の心身等の状況、要支援者の社会的孤立の状況を踏まえ総合的に判断する必要がございます。 現在、個別避難計画の提供同意をいただいた方のうち、津山市防災ハザードマップで示す土砂災害警戒区域内に在住の方について把握しているところでございます。 今後とも、個別避難計画の作成に当たっては、優先度を踏まえ、提供同意の意思確認をいただけていない方に個別に対応するなど、取組を強めてまいりたいと考えております。 続いて、計画作成の達成見込みについてです。 国は令和3年5月に災害対策基本法を改正した際に、おおむね5年程度での作成を市町村に求めており、この期間を念頭に事業を進めてまいります。
○議長(中島完一君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(明楽智雄君) スポーツ推進審議会答申に対する今後の方向性についてお答えをいたします。 現在、スポーツ推進審議会の答申を踏まえ、市としての基本方針の策定作業を進めております。答申で示されましたスポーツ施設の持つ地域特性や、重複した施設の再配置、財源等につきましても、基本方針の中でお示しできるよう検討してまいります。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 校区代表者会議についての御質問に順次お答えをいたします。 まず、校区代表の選任方法などについてでございます。 校区によりまして、町内会などの形態は様々なことから、本年度より市内全小・中学校に設置されております学校運営協議会が中心となって、町内会やPTAなどの関係団体と具体的な選出方法や構成人数などについて協議を進めることも一つの方法と考えます。 次に、意見の集約作業についてでございます。 校区代表者には、保護者や地域など様々な立場の人の意見をそれぞれ集約できる立場の方になっていただく必要があり、その意見の集約については、懇談会やアンケートの実施などが考えられます。 最後に、会議の進行取りまとめや運営についてでございます。 校区代表者会議につきましては、当該地域の協議団体が主体となって運営していただくことが重要であると考えております。 教育委員会は、協議に必要な資料の準備や、連携して地域住民への説明の機会を設定するなど要望に応じて説明や支援を行ってまいります。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 10番、勝浦議員。
◆10番(勝浦正樹君) ありがとうございました。 それでは、再々質問ですが、学校統廃合に関して統合する場合、必要とする国や県からの支援についてお尋ねします。 1点目としては、統合する場合、校舎等の新増築、改修、解体に多額の費用を要すると思います。その財源については、国や県の支援に頼るところも大きく、負担割合は原則2分の1と聞いています。 そこで、例えば1校だけの統合で終わることならまだしも、引き続き2校目、3校目となっていきますと、先ほども触れたように、財政計画をしっかりと立てていくことが重要になります。 また、複数の地域協議が順調に進んだ場合、同時の統合も考えていかれるのか、財政面についての考えをお聞かせください。 また、3月議会でも大きなテーマとなった過疎地域での財政面に対する国からの支援は、学校統廃合でも有効なものとなるのか、併せて教えてください。 次に、小中一貫型小・中学校及び義務教育学校ともに、施設一体型、分離型を問わず設置できるとなっています。分離型は、校舎を別々の場所に置いたまま、小中一貫教育を実施できるとなっています。 そこで、考えてみたいのは、津山市の場合、一つの中学校区内に複数の小学校がある学区がありますが、全ての小学校をそのまま使うことは現実として可能なのか、教えてください。 また、各校舎を生かしながらというところには、統合に向けて柔軟に考えていける要素とも思えますが、津山市での各校区の現状としてどのように認識されているか、見解をお伺いします。 次に、スポーツ振興についてのお答えは、施設再編について基本方針を策定しているとのことです。地域特性を生かした再編整備の実現をぜひともお願いいたします。 それでは、質問ですが、各所にある施設の維持管理については、今後、人口減少に伴い多くのスポーツ施設で利用者数は減少することが予想されています。そのためには、それぞれのスポーツ施設の特色を生かした効果的なソフト事業や、人的サービスの向上など、サービスの中身まで含めた評価検証を行っていく必要があると答申でも触れられています。 その部分については、学識経験者として審議委員をしていただいた方の意見にもあるように、市内の施設を個別に見ていくと、ポテンシャルの高い施設があるが、努力がされていない。ただ現状を維持していくだけという考え方ではなく、使ってもらうためのいろいろなサービスを考える必要があると述べられています。 そこで、お尋ねしますが、何か具体案はありますか、お聞かせください。 さらに、人々を呼び込むためのキーワードとして、おしゃれ、きれい、くつろげるを意識した空間をつくることが大切とも指摘されています。そのことについては、今後プール建設を進めていく久米総合文化運動公園ですが、公園の中心に農協施設があり、おしゃれにするのが難しいのではないかといった意見を多くの方々から聞いています。 これからDBO方式によって事業者の選定を行っていくと思いますが、建設後の運営が非常に大切なところでもありますので、周辺施設との調整などどのようにされるのか、考えを教えてください。 次に、施設の維持管理について、サービス面の強化は当然のことですが、今後、市外のより多くの方々に津山で合宿やプロスポーツの大会を行っていただくとなりますと、こちらも行政とか民間に任せればいいというだけでなく、地域住民、また各団体や企業の方々が一つになって受入れに協力していただくことが大事なことではないでしょうか。 そこで、
ボランティアなどおもてなしに向けた準備が必要ですが、早速にも来年インターハイのソフトボール競技が勝北スポーツ公園と加茂町スポーツセンターで行われます。おもてなしなどの受入れ体制はどのようにされますか、お尋ねします。 次に、地域防災で個別避難計画についてですが、まだまだ十分とは言えず、細かいところなどお聞きしたいところですが、時間もありませんので、所管の厚生委員会でお聞きしたいと考えております。 次に、再々質問ですが、消防団員の処遇で改善が求められるところとして、社会的評価の向上や広報、訓練の在り方が重要な課題として考えられます。その点について当局としてどのように取り組んでいくおつもりか、考えをお聞かせください。 次に、住民の防災意識の向上についてです。 以前、消防団幹部との意見交換会で出された意見では、学校の運動会に消防団が参加していた時期もあったなど、学校の行事の一つとして消防団の大切さを子供たちに知ってもらえるような取組はできないかと指摘がありました。 また、この点については、東日本大震災の教訓として報告書にも記載されているのが、消防団が果たすべき役割として、防火防災思想の普及を図ることを目的として、地域で結成されている子供たちの防災組織である少年消防クラブの取組と、それを踏まえた学校との連携等について検討が必要となっています。このことについて、津山市教育委員会としてどのような対応ができるか見解をお伺いします。
○議長(中島完一君)
総務部参与。
◎
総務部参与(藤井浩次君) 消防団の社会的評価の向上や広報に向けた取組についてでございます。 「広報津山」や市ホームページ等による消防団活動の情報発信のほか、消防団活動として行われている地域の小学生への消防機庫の見学会や出前講座の実施、地域防災訓練等、地域行事参加等について情報提供などの活動支援に努めております。 また、行事・訓練の在り方では、消防団と連携し、簡素化、効率化が図れる部分の見直しを行ってきており、これまで出初め式や消防操法大会、年末夜警等では、一部消防団員の労力軽減が図られたと考えております。 全国的に人口減少社会が進む中で、津山市においても消防団員の確保は大きな課題と認識しております。 引き続き津山市消防団と連携した団員確保と円滑な団運営に努めてまいりたいと存じます。
○議長(中島完一君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(明楽智雄君) 3点の質問に順次お答えをいたします。 まず、スポーツ施設のサービスの具体案についてでございます。 人的サービスの向上につきましては、利用者に対して気持ちよく使っていただけるよう、単なる貸し館業務という意識を改め、利用者ファーストの気持ちで取り組んでまいりたいと考えております。 効果的なソフト事業につきましては、現在行っている大会合宿補助事業やプロスポーツ誘致事業を軸に、新たな価値を付加することを検討し、他都市との差別化を念頭に、利用促進と関係人口の増加につなげてまいりたいと考えております。 次に、久米市民プールの周辺施設との調整についてでございます。 久米総合文化運動公園には、市民プール、グラウンド、体育館、テニスコート、公民館、図書館等、様々な施設があり、施設間の連携は非常に重要であると認識をしております。このため、新プール完成後は、年間を通した各施設との利用調整等により、駐車スペースの確保など施設全体の円滑な運営と利用者数及び利用率の向上を図ってまいりたいと考えております。 なお、隣接している農協施設につきましては、様々なお声はお聞きをしておりますが、現在、久米支店として業務が行われており、本市が見解を申し上げる立場にはございませんので、御理解をお願いをいたします。 最後に、インターハイでの受入れ体制についてでございます。 おもてなしにつきましては、岡山県及び津山市のソフトボール協会が軸となって行うこととしております。 インターハイは、高校生の最大のスポーツイベントとなりますので、地元高校生に協力してもらい、地域の特色を生かしたおもてなしの内容を検討してまいりたいと考えております。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 小・中学校の体制整備に関する再々質問に順次お答えいたします。 まず、複数地域で同時に協議が進んだ場合の財政面についてでございます。 学校施設の新設や既存の学校の改修など、学校統合の方向性により費用は大きく異なることとなります。地域協議の進捗状況を注視するとともに、その時々の児童・生徒数の推移や施設の老朽化の状況、目指す学校形態などを踏まえながら、より有利な補助金の確保など最適な財源確保に努めてまいりたいと考えております。 次に、過疎地域への支援についてでございます。 現在の制度では、過疎対策事業債の活用対象事業となるほか、公立学校施設整備費国庫補助率のかさ上げなどがございます。 次に、中学校区内の複数の小学校についてでございます。 小中一貫型及び義務教育学校型のいずれにおきましても、分離型を選択した場合の小学校校舎の数や位置に制限はございません。 次に、各校区の現状の認識についてであります。 現在、市内には8つの中学校校区があり、そのうち加茂中学校区を除く7つの中学校区で1つの中学校に対し複数の小学校がございます。 令和12年度における児童数及び学級数の推計では、全体で児童数約750人の減少、学級数約20クラスの減少により、3中学校区4小学校において過小規模校の発生が見込まれております。 小中一貫型、義務教育学校型、どちらでも複数校舎を残すことは可能でございます。しかしながら、児童・生徒が多様な考え方や学びに触れ、お互いを認め、協力し合い、切磋琢磨することを通じて一人一人の資質や能力を伸ばすという本市の目指す教育環境を整えるには、ある程度の人数の学校及び教室規模が必要であると考えます。 続きまして、少年消防クラブと学校との連携についてお答えいたします。 地域と一体となった防災体制の構築と防災意識を高める教育は重要であり、例えば消防団などの地域防災組織と学校運営協議会などでこうした話題を取り上げ、教科指導や学校行事の中で連携する方策を検討していくことも考えられます。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 10番、勝浦議員。
◆10番(勝浦正樹君) ありがとうございました。 それでは、最後に意見を申し上げます。 今後、本格的に学校統廃合の説明会が行われるということで、今回地域を代表する議員として進め方などをお聞きしてきました。学校統合で記憶に新しいのが、美咲町の柵原学園と朝日学園ですが、津山市が有効な手段の一つとして考えている義務教育学校で新しくスタートしています。 お隣でもあることからお話を聞くことも多いのですが、やはり簡単なことでなく、期間も8年くらいかかったと聞いています。津山市も6年後には、過小規模校は小学校4校になることであり、その後も増えることが予想されます。そのためにも、早め早めの取組が必要でありますので、美咲町の例を参考にするなど、基本方針にあるメリット、デメリットをさらに深掘りして、地域の方や現在子育て中の方に情報が十分に伝わるようにお願いいたします。 次に、スポーツ振興についてお聞きしてきました。私たちの津山市の印象というと、歴史と文化、また音楽の町と感じる方が多いのではないかと思います。しかし、スポーツも盛んであることが、ここに来て大きく叫ばれてきているように感じています。歴史をたどっても、様々な競技で活躍した方も数多くおられます。そして、現在もテニスの加治さん、ゴルフの久常さん、サッカーの佐野さん、陸上のドルーリーさんなど、国を代表して世界で戦っておられます。 人口10万の津山市からこれほど偉大な人材が生まれるということは、私たちの津山市の最大の魅力であり、この地域性のよさをさらに全国に発信するべきであります。そのために考えていただいた、地域特性を生かした再編整備を必ず実現し、多くのスポーツ選手が訪れる町となるように、そしてスポーツによって、元気な町、津山市を市民一体となってつくっていきましょう。 地域防災については、常に問われるのが日頃からの備えであり、いつ災害が発生しても混乱しないようにすることが重要であります。そのために行政と地域、そして住民一人一人の意識が一体となるように努めていかなければなりません。 その先頭に立って引っ張っていくのが行政の役割でもありますので、能登の災害を教訓として、まずは職員の方々の健康管理にしっかり取り組んでいただきたいと思います。 そして、地域との連携をさらに深め、特に心配されている優先度の高い方々の安心・安全のための備えを行ってほしいとお願いをしておきます。 終わりに、これから台風シーズンが到来しますので、消防団、そして町内会や自主防災組織との連携を大切にして、今年もこのシーズンを乗り切りましょう。 以上で私の6月定例会一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(中島完一君) 以上で10番、
勝浦正樹議員の質問を終わります。 本日は運営予定に従い、これをもって打ち切ります。 次の会議は、明日19日午前10時に本会議を開き、議案質疑及び一般質問を続行いたします。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承願います。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。 午後2時19分 散会...