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12月09日-06号

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  1. 津山市議会 2022-12-09
    12月09日-06号


    取得元: 津山市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 4年12月定例会                              令和4年12月津山市議会定例会              議 事 日 程(第 6 号) 〇令和4年12月9日(金)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │        会  議  に  付  す  る  事  件        │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 〇議案質疑・一般質問                          ││     │   議案第54号~議案第80号(27件)                ││ 第 1 │   報告第4号(1件)                         ││     │  (三浦ひらく議員、政岡大介議員、村田隆男議員、中村聖二郎議員、    ││     │   金田稔久議員)                           ││     │ 〇委員会付託                              │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会               本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ                             │└───────────────────────────────────────────┘                                      津議第435号                                    令和4年12月9日 津 山 市 議 会 議 員 殿                       津山市議会総務文教委員長 金 田 稔 久                           〃  厚 生 委 員 長 西 野 修 平                           〃  産 業 委 員 長 原   行 則                           〃  建設水道委員長 岡 田 康 弘                                     (公 印 省 略)               委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。                      記1 日時及び場所  ┌─────────┬──────┬────────────┬──────────┐  │  月   日  │ 時  刻 │ 委  員  会  名 │  場    所  │  ├─────────┼──────┼────────────┼──────────┤  │         │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第1委員会室   │  │12月12日(月)│      │            │          │  │         │   〃   │ 厚    生 委 員 会 │ 第3委員会室   │  ├─────────┼──────┼────────────┼──────────┤  │         │ 午前10時 │ 産    業 委 員 会 │ 第1委員会室   │  │12月13日(火)│      │            │          │  │         │   〃   │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第3委員会室   │  ├─────────┼──────┼────────────┼──────────┤  │         │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第1委員会室   │  │12月14日(水)│   〃   │ 厚    生 委 員 会 │ 第2委員会室   │  │         │   〃   │ 産    業 委 員 会 │ 第3委員会室   │  │         │   〃   │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第4委員会室   │  └─────────┴──────┴────────────┴──────────┘2 案    件  付託議案及び閉会中継続調査事件                                      津議第436号                                    令和4年12月9日 津 山 市 議 会 議 員 殿              津山市議会広 報 調 査 特 別 委 員 長 吉 田 耕 造               〃   議 会 活 性 化 調 査 特 別 委 員長 三 浦 ひらく               〃   高等教育機関のあり方調査特別委員長 政 岡 哲 弘                                   (公 印 省 略)           特 別 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。                      記1 日時及び場所  ┌─────────┬──────┬────────────┬──────────┐  │  月   日  │ 時  刻 │ 委  員  会  名 │  場    所  │  ├─────────┼──────┼────────────┼──────────┤  │         │ 午前10時 │ 広報調査特別委員会  │ 議会応接室    │  │         │   〃   │ 議会活性化調査特別委員│ 第3委員会室   │  │         │      │会           │          │  │12月15日(木)├──────┼────────────┼──────────┤  │         │      │ 高等教育機関あり方 │          │  │         │午後1時30│            │ 第1委員会室   │  │         │分     │ 調査特別委員会    │          │  └─────────┴──────┴────────────┴──────────┘2 案    件  閉会中継続調査事件                              令和4年12月津山市議会定例会                                    令和4年12月9日              審  査  付  託  表  ┌───────┐  │総務文教委員会│  └───────┘議案第54号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第7次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第61号 津山市個人情報の保護に関する法律施行条例議案第62号 デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例議案第63号 津山市職員の高齢者部分休業に関する条例議案第64号 津山市職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例議案第68号 津山市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例並びに津山市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動用ポスター等の作成の公営に関する条例の一部を改正する条例議案第74号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第8次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第80号 津山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例  ┌───────┐  │厚 生 委 員 会│  └───────┘議案第54号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第7次)のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第56号 令和4年度津山市国民健康保険特別会計補正予算(第2次)議案第57号 令和4年度津山市介護保険特別会計補正予算(第2次)議案第58号 令和4年度津山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1次)議案第65号 こども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例議案第69号 指定管理者の指定について議案第74号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第8次)のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第75号 令和4年度津山市国民健康保険特別会計補正予算(第3次)議案第76号 令和4年度津山市介護保険特別会計補正予算(第3次)議案第77号 令和4年度津山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2次)  ┌───────┐  │産 業 委 員 会│  └───────┘議案第54号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第7次)のうち産業委員会の所管に属する事項議案第55号 令和4年度津山市食肉処理センター特別会計補正予算(第2次)議案第66号 作州城東屋敷条例の一部を改正する条例議案第70号 指定管理者の指定について議案第71号 指定管理者の指定について議案第72号 指定管理者の指定について議案第74号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第8次)のうち産業委員会の所管に属する事項  ┌───────┐  │建設水道委員会│  └───────┘議案第54号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第7次)のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第59号 令和4年度津山市下水道事業会計補正予算(第2次)議案第60号 令和4年度津山市水道事業会計補正予算(第1次)議案第67号 津山市建築関係手数料条例の一部を改正する条例議案第73号 指定管理者の指定について議案第74号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第8次)のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第78号 令和4年度津山市下水道事業会計補正予算(第3次)議案第79号 令和4年度津山市水道事業会計補正予算(第2次)報告第 4号 市長が専決処分した「損害賠償の額を定めることについて」について       出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 ││   │  氏   名  │   │   │   │  氏   名  │   │   ││ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  1 │ 三 浦 ひらく │ 出席 │   │ 15 │ 村 田 隆 男 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  2 │ 勝 浦 正 樹 │ 〃 │   │ 16 │         │   │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  3 │ 高 橋 寿 治 │ 〃 │   │ 17 │ 松 本 義 隆 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  4 │ 村 上 祐 二 │ 〃 │   │ 18 │ 美 見 みち子 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  5 │ 広 谷 桂 子 │ 〃 │   │ 19 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  6 │ 政 岡 大 介 │ 〃 │   │ 20 │ 中 島 完 一 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  7 │ 河 村 美 典 │ 〃 │   │ 21 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  8 │ 中 村 聖二郎 │ 〃 │   │ 22 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  9 │ 田 口 浩 二 │ 〃 │   │ 23 │ 西 野 修 平 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 安 東 伸 昭 │ 〃 │   │ 24 │ 岡 安 謙 典 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 政 岡 哲 弘 │ 〃 │   │ 25 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │   │ 26 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 金 田 稔 久 │ 〃 │   │ 27 │ 森 岡 和 雄 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 原   行 則 │ 〃 │   │ 28 │ 岡 田 康 弘 │ 欠席 │   │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───┘             説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長      │  谷 口 圭 三  │ 産業経済部長  │  明 楽 智 雄  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  桑 村 功 士  │ 観光文化部長  │  今 村 弘 樹  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  野 口   薫  │ 農林部長    │  中 川 竜 二  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長     │  有 本 明 彦  │ 都市建設部長  │  山 本 将 司  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画財政部長  │  左 居   薫  │ 地域振興部長  │  藤 井 浩 次  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画財政部参与 │  平 井 良 幸  │ 加茂支所長   │  水 島 智 昭  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部長    │  三 浦 英 俊  │ 勝北支所長   │  谷 口 善 洋  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  落 合   勉  │ 久米支所長   │  黒 瀬 生 雄  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  森 上   譲  │ 阿波出張所長  │  畑 田 泰 則  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 税務部長    │  尾 高 弘 毅  │ 会計管理者   │  久 松 美也子  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部長  │  朝 田   一  │ 水道局長    │  小 林 和 弘  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部参与 │  木 梨 良 祐  │ 教育次長    │  粟 野 道 夫  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ こども保健部長 │  奥 田 賢 二  │ 総務部総務課長 │  井 上 卓 也  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘          職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長      │  玉 置 晃 隆  │ 主任      │  有 岡 佑 起  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画参事    │  杉 山   洋  │ 主事      │  難 波 大 輔  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 主幹      │  尾 原 佳 世  │         │           │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘   会議場所  津 山 市 議 会 議 場                                   午前10時00分 開議 ○議長(津本辰己君)  おはようございます。 御着席を願います。 皆様方には連日御苦労さまでございます。 これより12月津山市議会定例会第6日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は26名であります。欠席届が岡田議員から出ております。 本日の議事日程は、配信いたしておりますとおり1つの日程といたしております。 △日程第1  議案質疑・一般質問 ○議長(津本辰己君)  これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。 1番、三浦ひらく議員、登壇。 ◆1番(三浦ひらく君) 〔登壇〕 おはようございます。1番、ツヤマノチカラの三浦ひらくです。 今回も山盛りなので、早速ですが、質問に入らせていただきます。 令和3年3月議会でファクスを利用した業務をいつまで続けるのかと質問したところ、情報技術の進展、コミュニケーション形態や手段の多様化に伴い、情報の性質や環境に応じた適切な手段の在り方を検討するとお答えいただきました。1年9か月がたち、技術がさらに進んだ今、検討結果と現状について御報告お願いします。 11月末に第2回津山市スマートシティ推進協議会、津山のスマートシティーを考えるワークショップという、デジタル技術の導入で津山市全体の幸福度を向上させていこうという大きな動きの中で重要な役割を担う会議と企画が立て続けに開催されました。それぞれの開催目的と所管、展望等を、推進協議会については座長を担当された桑村市長より、ワークショップについては企画財政部長より答弁願います。 続いて、9月議会でも取り上げましたまちじゅう博物館構想です。 9月末、10月末に第2回、第3回の市民懇談会、そして11月には第2回の有識者会議が開かれたこちらについても開催目的と開催後所感、今後の展望をそれぞれ御説明ください。 また、先月末には津山圏域消防組合より、新型コロナの感染拡大により病院の受入れ体制が困難な状況となっており、救急車要請時に病院手配困難や収容先の病院が遠方となる可能性について情報発信がありました。美作保健所管内、津山市周辺部の感染者数が増加しているところですが、市民の皆様にその状況がしっかり届いているとは感じられません。現状と対策について説明お願いします。 次に、教育行政ですが、増え続けてきているいじめ、不登校や長期欠席への対応について、問題行動、不登校等、生徒指導上の諸課題に関する調査結果の文部科学省及び岡山県教育委員会の公表を受け、11月10日に独自集計した津山市の結果を公表いただきました。ところが、12日後の22日に数値に修正が入る事態となったその理由をお答えください。 そして、こちらも何度もお話ししている校則について。 市内中学校には、教育的理由が乏しいだけでなく、必要以上の行動規制や自由を奪うルールが存在することを確認しており、子供たちや保護者からも改善を求める声を継続的に頂戴しています。こうしたルールは、学校側がほぼ一方的に定めており、子供たちの意見表明権、自己決定権といった観点が欠落している点が大きな問題です。 熊本市教育委員会の事例を引き、子供たち自身がルールメイキングについて考える機会を設けていただくように9月議会でもお願いしました。津山市教育委員会として、子供が考える機会を増やすことについては同じ思いである、そう言っていただいていますが、思いを実行に移していかねば意味がありません。考えているだけでは状況は変わらないからです。9月議会後に取り組まれた校則の現状改善に向けたアクションを御報告ください。 教育現場こそ、デジタルとアナログの使い分けや融合が最も臨機応変に求められ、またそれらを効果的に使い分けることや、同時にアプローチすることで効果を上げられると期待できる場面が多いのではないでしょうか。 ところで、本市においても特に高年齢層の教員に多い傾向があるとの様々な立場の方々から聞き及んでいるところですが、デジタル技術の導入に抵抗感を持つ先生もおられるとか。語弊があるかもしれませんが、現実として、現行制度では教員の当たり外れ、これがどうしても生じるものだと考えますが、こうした課題についてどのように不公平感を解消していくおつもりなのか、お聞かせください。 また、津山市独自のデジタル技術を用いたアプローチ、アナログ面でのアプローチ、あるいは併用する場合なども含め、本市ならではの特徴的な教育活動をお示しください。 最後に、パブリックコメントを実施中の第5次津山男女共同参画さんさんプランについてですが、ずばり言って内容に疑義があります。女性が活躍する社会推進、DV根絶といった掲げられている趣旨そのものには賛同するところも多いのですが、プラン内でも言及がなされている性的マイノリティーの方々への配慮、これどうなっているのでしょうか。プランのキャッチフレーズは、「男女がともにさんさんと輝けるまち津山」ですが、その中にはLGBTの方々などは含まれていないのかをお答えください。 また、その他にも表現の自由を脅かしかねない記載などの問題点が見受けられ、プラン作成の意図について津山市内外から懸念の声をいただいているところ、表現規制などの意図を込めているのか否かも含めまして、プラン作成の目的を改めてお聞かせください。 以上で登壇での質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  桑村副市長。 ◎副市長(桑村功士君)  津山市スマートシティ推進協議会についてお答えいたします。 スマートシティ推進協議会は、本市がスマートシティ構想を策定するに当たり、産学官の分野からそれぞれの立場で御意見をいただく場として開催いたしております。11月24日に開催いたしました第2回の推進協議会においては、本市がスマートシティで目指す姿の案を分野別にお示しするとともに、構想策定の進め方について御意見をお伺いしたところであります。 委員からは、構想策定後の推進体制について言及があり、本市のデジタル社会の推進に向けては、産学官連携のさらなる強化が必要であるとの認識を強くしたところであります。 本年度末までにスマートシティ構想を取りまとめ、策定後はそこにお示しした目指す姿の実現に向け、具体的な取組を着実に進めてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(左居薫君)  スマートシティを考えるワークショップについてお答えいたします。 このワークショップは、現在策定中のスマートシティ構想に住民の皆様の思いを反映させ、本市のまちづくりや住民向けサービスのアイデアを創出することを目的として開催し、高校生から60代までの幅広い世代の住民13名に御参加いただきました。 ワークショップでは、仮の人物像を設定し、その人物になり切って内面のうれしい気持ちや悲しい気持ちの心情の洗い出しからスタートし、最後に課題解決に向けたチームのアイデアをまとめるデザインシンキングの手法を取りました。 意見を伺う手法として、プラス思考から入って課題を見つける方法は、創造性を高める手法として大変よかったと思います。もう少し時間があればよかったとの御意見もありましたので、その点は今後に生かしていきたいと思います。 今後の展望といたしましては、今回いただいた御意見を整理し、スマートシティ構想の策定のみならず、具体的な取組の検討にも参考にさせていただきたいと思います。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  ファクスの在り方についてお答えをいたします。 ファクスにつきましては、情報伝達手段の一つでありまして、伝えようとする情報の性質や環境に応じて使用されるものであるとの認識を前提に、その在り方について検討してまいりました。 今後、デジタル化の進展に伴いまして、ファクスから他の手段への置き換わりが進むものと予想はされますが、現状におきましては、市民や事業者などからファクスによる情報提供を求められる場面も依然として残っておりまして、インターネットなど他の手段と併用しているところでございます。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  第5次津山男女共同参画さんさんプラン案についてお答えをいたします。 まず、プラン策定の目的についてでございます。 このプランは、本市の男女共同参画の基本計画であり、男女の人権が尊重され、固定的な性別役割分担意識や社会慣行を解消し、自らの意思と価値観によってその個性と能力を十分に発揮することができる、男女がともにさんさんと輝けるまち津山の実現を目指すという基本理念の下に、5年に1度策定をするものであります。 プランの性格からも、表現の自由を妨げるような記述、内容がないように留意をして作成をしておりまして、表現の自由を脅かすという意図はございません。 次に、性的マイノリティーの方々への配慮についてでございます。 プラン案の主要施策の中の性的指向や性同一性障害等に関する理解の促進におきまして、性の多様性を理解し、性的指向により差別されない社会を目指しますとし、正しい知識と理解の啓発や学校における相談体制の充実といった施策を示しております。 性的マイノリティーの方々を含めた全ての人が性別に関わりなく、お互いにその人権を尊重しつつ、責任も分かち合い、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現を目指してプランを策定するとともに、実行をしてまいります。 以上であります。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  新型コロナウイルス感染症の現状と対策についてお答えします。 現在の感染者数は、11月21日から27日の1週間当たり美作保健所管内の感染者数は1,375人となっており、10月初旬と比較すると約5倍に増加しております。 年代別感染者の状況は、10歳未満が19.6%、10代が17.7%、次に30代が15.9%と、若い世代の感染者が多くなっております。対策としましては、11月18日に対策本部会議を開催し、基本的感染対策の徹底や体調不良時の備えなど市長メッセージを発出して、ホームページやつやま災害情報メール、津山市防災行政無線等で住民の皆さんに啓発しております。 また、発症予防、重症化予防のためにはワクチン接種が有効であり、オミクロン株対応ワクチンが対象となる方に年内に接種していただけるようアルネを会場とした集団接種を実施するなど、接種しやすい体制を整備しております。 ○議長(津本辰己君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  まちじゅう博物館構想における市民懇談会などの開催目的と所感、今後の展望についてお答えいたします。 市民懇談会、有識者会議は、策定の段階から住民の思いや願い、意見や要望を聴取し、反映することを目的に設置いたしました。それぞれの立場から率直な思い、ユニークな意見、大胆な提案、津山ならではの施策展開の必要性など、様々な意見を聞くことができ、博物館構想の内容充実を図ることができたと考えております。 今後は、2月に各会議を開催し、パブリックコメントを経て、3月末には公表することとしております。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  いただいた御質問に順次お答えいたします。 初めに、調査結果の数値の修正についてですが、これは事務処理上のミスによる数値の誤りであり、大変御迷惑をおかけいたしました。今後、再発防止に向け、確実な事務処理に努めてまいります。 次に、校則の現状改善に向けた取組についてですが、教育委員会としましては、これまでも各学校が校則等について議論する場を設け、時代の変化等を踏まえて主体的に見直すよう働きかけてきているところです。 例えば、定例校園長会議では、国の生徒指導提要の改訂案について説明し、校則等をホームページで公開したり、校則制定の背景を示していくことが学校の説明責任を果たし、議論を深める上で重要であることを確認しました。 一例ですが、市内中学校で生徒の意見表明により、放課後の自習室の使用に関するルールや運営方法を生徒自らつくり上げた事例を当該校長から紹介してもらい、生徒の意見表明や自己決定の重要性について各校の校長と共有したところでございます。 次に、教員のICT活用に係る不公平感の解消についてですが、ICT機器の活用に抵抗感を持つ教員がいることは認識しておりますが、全ての教員の個々の力量を高めていくことは必要であることから、各校の教員の困り感をサポートし、スキルアップができるよう、本市で3名のICT支援員を配置しております。その他、本市学校教育研究センターのそれぞれの教科部会では、教科指導におけるICTの効果的な活用方法を研究し、教員個々の実践力の向上に努めております。 最後に、本市ならではの独自の教育活動についてですが、デジタル技術に関しては、本年度より全小・中学校がAIドリルnavimaを導入し、これを有効に活用した学びのサイクルを構築し、家庭学習においてもタブレット端末の活用を進めております。 一方、津山の歴史、伝統、地域を主体的に学ぶつやま郷土学では、各校がその地域ならではの特徴を生かし、例えば横野和紙で卒業証書を自らすく体験学習や地元出身の芸術家彫無季氏の作品鑑賞と書と彫刻が一体となった刻字体験を行うなど、工夫した教育活動を実践しております。 以上です。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。
    ◆1番(三浦ひらく君)  それぞれ答弁ありがとうございました。 では、登壇での質問順に再質問等をさせていただきます。 まず、ファクスについてなんですが、SDGsの観点からもペーパーレスは推進されるべきです。前回質問してからの1年9か月、ファクスの送受信にかかった費用等をお答えください。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  本庁舎、東庁舎及びすこやか・こどもセンターでの概算になりますけれども、月に数千円程度になると思われます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  この間、ファクスで送受信したデータを紛失するというような事故は確認されているでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  そのような報告は受けておりません。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  そういう事例が全くないというふうには聞いていないんですけども、これ大きな問題にはなっていないということでしょうかね。正確なコストですとか紙の量などをお示しいただけないのは、これ把握できていないということですよね。公金ベースだからこそ、僅かな金額であっても、どの工程にどれくらいのコストが費やされているのかを気にする感覚は失っていただきたくないところです。 以前質問した際に、どうしてもファクスが必要な業務はなく、選択肢の一つとして残しているという答弁だったと記憶しています。費用対効果の面からも適切でしょうか。 例えば、ファクスを残すとしても、インターネットファクスにしてしまえば、いつでも、どこでも送受信が可能な上に、通信費節約やペーパーレス効果も見込めます。また、送受信した内容をデジタルデータとして管理することも可能ですから、紛失対策はもちろん、記録の確認も容易になります。少しでも改善につながる手段があれば、講じていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  インターネットファクスにつきましては、導入の可能性について研究してまいりたいと存じます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  新しいものを取り入れず、立ち止まってしまっては発展は望めません。あらゆる施策について言えることです。 以前も申し上げましたが、住民ニーズに応じた効率的、効果的な公共サービスを提供できるように不断の見直しをお願いいたします。 スマートシティ推進協議会については、しっかり意見を酌み取っていただけるのか、協議会に参加されている皆様からも不安の声が聞かれました。第3回が来年開催予定である以外は、産学官連携を深める場は今後予定されていないようですし、この後、言及させていただくワークショップなどは、市民の皆様の声を聞いていく仕組みの一つなのだと理解していますが、これについては今回1度のみの実施だとか。副市長が協議会の場でもおっしゃった、津山に今住んでいる人の幸せを追求していくためにも、市民の皆様を置いてきぼりにした施策となってはいけません。市民の声を聞いていく手法としておなじみのパブリックコメント以外にも、今回はそのための試みを実施していくと聞いていますが、改めて詳細を御説明ください。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(左居薫君)  現在、LWC指標の主観指標に関する幸福感と暮らしやすさアンケートを無作為抽出した2,000人を対象に実施しているほか、スマートシティ構想の目指す姿(案)について、12月23日を締切りに意見募集を行っているところでございます。 御意見については、市ホームページの入力フォームのほか、メール、ファクス、郵送でもお受けしておりますので、ぜひ多くの住民の皆様からお寄せいただきたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  まさしく今議会の質問戦の最中ですね、6日の火曜日にも意見募集案内は公式LINEで送っていただくなど、積極的に取り組んでいただけているのは非常に望ましいことです。郵送でのアンケートと併せ、アナログとデジタルを併用していくスタイルは、津山市のスマートシティを一歩ずつ着実に進めていく手法だと評価しています。 ただ、申し上げておきたいのは、お答えいただいた意見募集の期間が短い、あと回答に氏名や住所、年齢や電話番号などの入力が必須となっている点です。来年2月にパブリックコメントの募集を行うことに鑑みても、市民の皆様から有用な意見を頂戴すること自体が目的なのであれば、どこに住む、何歳の誰から意見が届いたかなどよりも、意見内容そのものに価値があるはずで、回答が煩わしい個人情報の収集などやめるべきです。また、たとえ市民ではなくても、津山市に関心を持ってくださっている方が有用な意見を届けてくださるのであれば、それは参考にしていいんではないでしょうか。アンケートやパブコメでは回答者の属性がデータ分析、マーケティングの観点からも必要かもしれませんが、せっかく別の意見募集の窓口を設けてくださっているのに、回答のハードルをほかと同様に上げてしまっては本末転倒と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(左居薫君)  意見の提出に当たり氏名等を必須記載事項としているのは、本構想の重要性に鑑み、発議者責任の裏づけのない匿名の提案を受け付けていないパブリックコメントの基準に準じたものでございます。 なお、対象者については市民以外にも市内に通勤する者等、構想の内容に関係を有する者は提出が可能となっております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  だって、パブコメは後でやるわけですからね、それでは回答のハードルが上がり、効果が薄いでしょということが言いたいわけです。継続的にできるだけ多くの人に、なおかつ持続可能な形で市政に声を届けてもらえる仕組みが求められているという事実にそろそろ向き合っていただきたいと申し添えておきます。 スマートシティを考えるワークショップにも傍聴参加させていただきました。 一言で言えば、これはとってもよかったです。ただ、これも言わせていただけるなら、時間が足りなかったという点に加えて、もっと多くの人に参加していただける形、あるいは事後、今からであっても追体験していただけるような工夫があったほうがよりベターだと感じます。 現場では、模造紙に付箋を貼り付けていくアナログなスタイルが採用されましたが、それこそ津山のスマートシティを考えるというデジタル技術をいかに活用していくかを検討する場なのですから、ズームを活用したオンラインワークショップとすることや、現場の様子をユーチューブ等で中継することなどにも挑んでいただきたいですし、録画配信は効果の最大化のためにも試みていただきたいところ、改めて今後に向けた考えをお聞かせください。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(左居薫君)  デジタルになじみの少ない方にも配慮しながら、幅広い住民の方々から参画いただけるよう効果的な方法を取り入れてまいりたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  デジタルとアナログを上手に併用していただきつつ、ワークショップに関しては2度目、3度目、開催していただくこと、またこれは同様の趣旨の試みをぜひ市役所内部でも開催することなども御検討いただきますようにお願いして、次に参ります。 まちじゅう博物館構想の市民懇談会においては、無作為抽出された15人の方、これは第1回から第3回まで全く同じメンバーなのでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  同じメンバーになります。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  メンバー固定であることは、これいい面もあれば悪い面もありますよね。パブリックコメントを行うとのことでしたが、それまでは懇談会のメンバー以外の市民の皆様から新たに意見聴取する姿勢はないのでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  無作為に抽出した市民500人及び津山市インターネットモニター250人へのアンケート調査を実施いたしました。 また、市のホームページ、フェイスブックへの掲載やLINE登録者へのプッシュ通知によりアンケート調査への協力を依頼しております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  現段階での進捗に関して市民の皆様に公開されるという予定はありますか。 ○議長(津本辰己君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  市民懇談会、有識者会議での協議結果、アンケート調査結果は、構想に策定根拠資料として添付することとしておりますが、現段階での公開は予定しておりません。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  構想の詳細を誤解なく知っていただく意味でも、市民に対し、過程を示しつつ進めていく姿勢は大切ではないでしょうか。より多くの方々の声を聞き、参考にしつつ、同時進行でよりよく変えていく、アジャイル変革の姿勢が求められていると感じます。参加者からも、報道を御覧になった方々からも、様々な声を聞いています。 関心を持っている人は少なくないが、9月議会で述べたように、今でもやはり具体的にイメージできていない人、この構想自体を知らない人が少なくないのは事実。今議会の答弁中でも市長は、この構想により人それぞれの志向に対応した楽しみが提供でき、再度訪れたくなるようなまちづくりを目指し、地域住民が津山らしさを実感し、郷土への愛着と誇りを持ち、未来につなぐことができる町としていくことができると考えている、そうおっしゃいました。無論、もとよりこれは未来に資する施策のはずで、教育現場で実践されているつやま郷土学などと結びつけていく方向性を考えていくべきではないでしょうか。つまり、まちじゅう博物館構想には、大人だけではなく、子供たちの考え、思い、こういったものを反映させていくべきだと考えたということですが、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(津本辰己君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 三浦議員の御質問にお答えをいたします。 来年度より、博物館構想を具現化するために様々な施策を展開してまいりますが、関係する様々な立場の皆さんから御意見等聴取し、事業内容に反映してまいることとしております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  ちょっと答弁になってないんじゃないですかね、これ。大人だけではなく、子供たちの考えや思いを反映すべきではないか、それについてのお考えをお聞かせくださいというのが質問の趣旨です。お答えいただいた関係する様々な立場の皆さん、これに子供たちが含まれるのか、含まれないのかのお答えをお願いします。 ○議長(津本辰己君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  様々な立場の皆さんですので、含まれるものと考えております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  津山の未来に生きる子供たち、むしろ子供たちこそがこの構想の当事者であり、意見等を聴取していくつもりであるということがうかがえて安心しました。 文化芸術の次世代を担うのは子供たちであることが明白だからこそ、子供たちの思い、取り入れていくことは津山の未来を切り開く、そういうわけですよね。未来を生きる当事者の思いが届かない場所で未来の話を決めるなどナンセンス。9月議会でも述べましたが、一昨年の3月には津山市教育委員会より津山市文化振興ビジョン、この改訂がなされまして、教育長は文化振興充実を図っていく決意を述べられております。 文化芸術に関して子供たちがどう携わり、文化芸術振興をどのように図り、津山市教育委員会としてまちじゅう博物館構想に対し、いかにして市長部局との連携を進めていくのか、最後に教育長の思いをお聞かせください。 ○議長(津本辰己君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  教育委員会では、教育の使命の一つとして、ふるさと津山に誇りと愛着を持ち、将来地域や社会に貢献できる人材の育成を目指すことを掲げており、子供の頃からふるさと津山の歴史や文化に触れられるように、現在、洋学資料館の見学やつやま郷土学などの学習を全小・中学校で展開をしております。このことは、まちじゅう博物館構想と趣旨を同じくするものであることから、市長部局との連携は大変重要なことと考えております。 以上でございます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  そう、本当そうですよね。大変重要なことですんで、子供たちの声を聞くこと自体に本気で力を入れていっていただきますようにお願いいたします。 常識にとらわれない意見に耳を傾ける姿勢の中にこそ発展のヒントがある。今議会の中では市長からもそうしたユニークな発想等を不可能として捉えるのではなく、どうすれば実現できるのか、それを議論すること、その重要性に言及いただいたところです。 子供たちの想像力は文字どおり無限。こうしたプロセスは郷土愛の醸成にも役立つと確信しております。市内全ての小・中学校においてなるべく先入観のない形で本件に関して子供たちの意見聴取をする機会を設けていただくことを改めてお願いしておきます。 新型コロナへの現状と対策について。 どれだけ感染拡大しようとも、基本的な感染予防策、感染拡大防止策の徹底、そしてワクチン接種以外には現状手がない、それが現実であることは理解しています。ただ、市民の皆様の新型コロナへの向き合い方には、非常に広い幅もあります。 例えば、既に厚労省からは、基本的には屋外でのマスク着用は不要と示されたにもかかわらず、マスク着用には多くのシーンで無言の圧力が働きます。 また、インフルエンザの流行も同時に心配される時期となる中で、より一層の正しい情報収集の徹底が望まれるところですが、津山市公式LINEでは、トークによる新型コロナ関連の発信は10月、11月、各1回のみで、触れていただいた市長メッセージも共有されていません。本気で啓発を図るのであれば、デジタル、アナログ、あらゆる手段を介して発信すべきだと思いますが、なぜ公式LINEを積極活用しないのか、御説明ください。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  コロナ対策など、市民の皆様に必要な情報は公式LINEのタイムラインも活用して発信しておるところでございます。今後も担当課と連携し、効果的な情報提供に努めてまいります。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  タイムライン投稿ではなく、プッシュ通知が届くトークを利用すべきであるとの意見は、市民の皆様からも伺っていますし、繰り返しお願いしてきました。トークの投稿は10月11件、11月9件、これは新型コロナに限定した話ではありませんが、情報を積極的に求める5,500人近い方々が自ら主体的に登録してくださった公式LINEにおいてこのような情報発信量にとどめている理由をお答えください。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部参与。 ◎企画財政部参与(平井良幸君)  市公式LINEでは、津山市が実施するイベント、行事情報、災害情報などの情報を発信しております。発信数は月当たり60件に上り、内容は市政の動き、生活の中で知っておいていただきたいもの、市のイベント情報や開催結果など多岐にわたります。その中からプッシュ形式でお知らせしている内容については、災害の発生が予想されるときや新型コロナワクチンなどの接種勧奨、経済対策支援事業の受付開始など、特に知っていただきたい情報についてプッシュ形式でのお知らせといたしております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  特に知っていただきたい内容をプッシュ形式でお知らせしているとのことですが、毎日のように市内どっかの園や学校で学級閉鎖が続き、感染が拡大する中、年末年始にかけて新型コロナ第8波へのより一層の注意を呼びかける市長のメッセージが特に知っていただきたい内容ではなかったというのは、ちょっと首をかしげます。御説明お願いします。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部参与。 ◎企画財政部参与(平井良幸君)  今回の市長メッセージにつきましては、防災無線、エフエムつやまで声のメッセージとして発信をいたしております。 また、市のLINEにおいては、啓発メッセージとしてタイムラインに投稿いたしております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  繰り返しになりますが、プッシュ通知で届くトークで発信すべきと言っています。LINEの最大のメリットとも言えるこの機能の利用を現在の頻度にとどめている根拠をお示しください。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部参与。 ◎企画財政部参与(平井良幸君)  市のLINEを利用いただいている方へ令和3年3月に実施したアンケート結果におきまして、プッシュ通知でのお知らせ頻度は1日1回から週1回が適当との回答が大部分を占めておりました。このことから、これまでプッシュ通知の回数に気をつけた運用を行っているところです。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  1日1通から週1通との回答が大部分を占めていたにもかかわらず、1日1通は送らず、間を取って3日に一回程度にとどめている意味は少しちょっと分からないところです。公式LINE導入の際にも参考にしていただきたいと案内した熊本市や、本市より後に公式アカウントを開設したにもかかわらず成功事例としてもはや全国的なモデルケースになっている横浜市など、毎日しっかりと情報発信しつつ、登録者数を大きく増やしていっている自治体は枚挙にいとまがありません。国内で9,300万人を超える月間アクティブユーザーがいるLINE、日常生活のインフラとして多くの方々に利用されており、ほとんどの方はチャットツールとしてリアルタイムでやり取りするためにプッシュ通知をオンにしているはずです。そのラインに自ら登録して積極的に情報を取りに来てくださった方々に対しての話です。どう考えても毎日発信すべきです。 市長は、合併後はじめて投票率が50%を切った市長選後、この議会において低投票率は津山市民の市政に対する興味、関心の低さを表していると思われ、残念、今後はこれまで以上に市政情報の発信に努めると述べられました。 発信すべき情報がないと言われるのであれば話は別ですが、実際にタイムラインで多くの情報を発信しているわけですから、毎日1回はプッシュ通知による発信を行っていくことは、媒体の性格上だけではなく、津山市政の今を市民に届けていくという観点からも適切、重要で必要な改善策ではないでしょうか、市長のお考えを伺います。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  市の公式LINEによります情報発信につきましては、再度アンケートを実施するなどいたしまして、より効果的な運用が図れるよう検討してまいりたいと思います。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  前向きに検討いただきまして、早急に実施していただきますようにお願いいたします。 教育行政に入っていきます。 生徒指導上の諸課題に関する調査結果について、これ事務処理上のミスがあったとのことでした。無論、ミスは発生し得ることで、過ちを認めていただき、発表した姿勢そのものは、当然でありつつも評価しているところですが、子供たちの暴力行為、いじめ、長期欠席、不登校、こういった極めてセンシティブな課題の取扱いにおいて、こうしたミスが発生したこと自体が、信頼を損ねるばかりか、当事者から不信感を抱かれかねない重大な事故であったということは、御理解いただいておきたいところです。 その上で、調査結果の内容について伺っていきます。 まずは、暴力行為、いじめ、長期欠席、不登校、この全ての項目について、それぞれ調査結果の数字とともに、本市における現状と今後に向けてという2つの項目が記載されていますが、評価という項目はありません。それぞれの結果をどのように評価されているのかをお答えください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  本市が公表した調査結果では、本市における現状の中で、例えば不登校に関して各学校では一人一人の状態や背景を踏まえて丁寧に関わってきたことが成果につながっているなどと具体的に記載しており、これらが評価に該当するものと考えております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  本市における現状の項目、それについてなんですけども、全ての調査において、全国あるいは岡山県との比較について言及されています。こうした比較はどういう意図で行われているのでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  教育委員会としては、全国や岡山県の数値を参考として比較することで、客観的な状況を明らかにし、これも踏まえて現在行っている教育施策についての見直しを行うことを意図しております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  確かに、全国、岡山県との数値比較は、客観的な状況を明らかにする効果はあるでしょう。ただ、それは誰のために必要な過程でしょうか。私たち議員にとっても重要かつ有用な情報ではありますが、あくまでも教育委員会や学校内部で共有すればいい情報であり、いじめの被害に遭っている児童・生徒やその家族、不登校にならざるを得ない状況にある子供たちにとっては、正直これどうでもいい話です。 丁寧に関わってきたことが成果につながっているといった具体的に記載した部分などが評価に該当すると考えている、そうお答えいただきました。これらは、全国あるいは岡山県と比較した上で判断されていますよね。本当に成果につながっていると、そう考えておられるのでしょうか。丁寧に関わった結果として成果が上がっていると、当事者の子供たちあるいはその家族に対して胸を張れるのでしょうか。頑張ってくださっていることは重々承知しています。だからこそ言っておきたいんです。公開される資料に、このようにさも全体として成果が上がっているかのように伝えようとする記述をされること、これは決して適切ではありません。今後は、調査結果の数字という厳然とした事実ですね、その事実と今後に向けた取組だけを毎年しっかりと議論した上で記載いただければいいのかと思いますが、見解をお答えください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  調査結果の公表内容については、児童・生徒の問題行動等の現状や対応等について、広く御理解いただけるよう適切に判断してまいります。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  もちろんそういうふうに適切に対応していただくことをお願いしたいわけなんですが、現状はちょっと適切な対応、公開の仕方になってないと思うんですね。議長に御許可いただきまして、公開された県の調査結果の一部、これを抜粋した資料を持ち込ませていただいております。複数の当事者からも御相談をいただいているいじめの項目ですね、これを例に取ってお話を少しさせていただきます。 表のほう御覧いただければと思うんですが、この上の表では全国や岡山県と比較した津山市の数字が示されており、先ほど評価だと答えられた部分ですね、下、本市における現状ということで、気になる点は少し赤字にさせていただいております。 この際、はっきりと申し上げておくんですけれども、前年度と比べるようなことも当事者にとっては無意味じゃないかなと思うわけです。何しろ今年度、リアルタイムにいじめで苦しんでいるわけですね。そして、積極的な認知を行ったことが増加の要因であると、これもちょっとおかしくないですか。昨年は積極的な認知を行っていなかったと言われるんでしょうか。 また、いじめの解消率ですね、いじめの解消率という数字が示されているわけですけれども、この解消率についても誠実なコメントがなされているとは思えません。丁寧な聞き取りですとか、不安解消までの見守り、そして指導を行った結果として県内のほかの自治体や全国のほかの自治体と比べて、簡単に解消しているわけでないということで数字が悪いことの一因となっているという話なんですけれども、これね、ほかの自治体、県内ほかの自治体、全国のほかの自治体が簡単に解消しているわけでないことは県教委なども含めまして確認済みですし、そもそもですよ、判断基準が変わるんであれば、本当に数字を並べて比較すること自体がナンセンスですよね。意味がないことです。 繰り返しますけれども、本当に適切な、誠実な対応を取っていただくこと、当事者心理をおもんぱかっていただき、誰のため、何のための施策であるのかということを常に考えていただきながら、慎重に最適な選択肢をチョイスしていただくことをお願いし、次に参ります。 校則に関しましてです。 校園長会議において改めて各学校に対応を促し、各校の校長先生と情報共有を図ったと答弁いただきました。今年度校則の現状改善に向けてアクションを取っている学校がありましたら、具体的に御報告お願いいたします。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  例えば、勝北中学校と久米中学校では、現行の制服について生徒が問題意識を持ち、提言したことから見直しが始まり、生徒、教職員や保護者との協議を重ね、新しい制服が決まりました。令和5年度から新制服に変わる予定です。 また、現在市内4中学校が校則をホームページへ掲載済みであり、残りの4中学校も掲載準備を行っております。 また、鶴山中学校では、今後PTAと生徒代表が校則の見直しについて検討会議を実施し、意見交換を行う予定と聞いております。 以上です。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  既に複数の中学校において取り組んでいる、これはすばらしい話です。具体的な行動を起こして初めて変わるための第一歩が踏み出せるわけですから。しかし、同じ津山市立の中学校でありましても、学校ごとに状況が異なるのが現実です。校則そのものにも学校間で違いがあり、校則格差とでも表現すべき違いが生まれているわけですが、公平性の観点から見解をお答えください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  教育委員会としては、これまで各学校には校則を考える機会を設定したり、見直しの手順を丁寧に周知するよう指示してきましたが、これを踏まえ、不合理と思われるものがあれば、生徒が主体的に関わる形で校則の見直しに取り組んでいただきたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  生徒が主体的に、それが一番だと思います。 我が国も批准しております子どもの権利条約に照らしても、そして来年の4月1日に施行予定のこども基本法におきましても、当事者である子供自身の意見を施策に反映させていくことは、当然に盛り込まれています。津山市の現状は、それらに合致しているのでしょうか。中には、全く明文化されていない、教員個人の思いをルールとして押しつけようとするケースまであると聞いています。全てを現場任せにするのではなく、津山市教育委員会として市内の学校で理不尽な対応が取られることがないように、おっしゃってくださったように、子供たちの声に耳を傾けていっていただくことを願います。 デジタル教育に関する不公平感についてですが、全ての教員の個々のデジタル対応能力を高めていくこと、これは実際可能なんですかね。もっと言えば、そうしたスキルアップは全教員に必要なことでしょうか。 例えば、退職を間近に控えられたベテランの教員が、児童・生徒以上に触ったことがないデジタル端末を用いて授業を行うことが本当に求められているでしょうか。全体の底上げを図っていくというアプローチには限界があり、そもそも待ったなしで進めていかねばならないICT教育の現状改善を図るための手法としては、あまりにものんびりとしている印象を受けますが、見解をお聞かせください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  現状では、得意な教員が校内研修等において効果的に活用している授業事例を紹介したり、端末活用のスキルアップを図るなど、学校全体でバックアップ体制を取って進めているところでございます。 市内全ての児童・生徒に端末活用を含め、情報活用能力を育成するためには、学校や教員によって大きな差が出ないよう、全教員のICT活用力の底上げを図っていくことは重要であると考えております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  無理やりに得意でないことを押しつけても、得られる効果は限定的でしょうし、いたずらに教員のリソースを割くだけでなく、事実として相当の時間がかかることは間違いありませんし、そうこうしているうちに児童・生徒は進級あるいは卒業してしまうかもしれないわけで、不公平感というよりは、実際に生じているデジタル教育格差、この教育格差の解消手段としては、極めて非効率、非現実的ではないかと感じます。だからこそ考えていただきたいのは、せっかく整備されたインターネット回線を利用しての学校の枠を超えた授業などの新しい試みです。 大学や予備校などで行われているようなインターネット授業に、ICT機器を用いた授業の進め方が得意な先生方が力を合わせて取り組めば、それこそ津山市全体でのデジタル教育を底上げしていくことにつながるじゃありませんか。できる限り効果的に津山市全体でのICT教育のレベルアップを図るために、新たな試みにも果敢にチャレンジしていただくことをお願いしておきます。 デジタル技術を活用した教育施策については、市外にアピールできるほどの試みは現状では行えていないと事前に伺いました。津山には大都市に劣る面が確かに多くあるでしょうけれども、ただ有利な点も確実にあると感じています。 御説明いただいたような地域の特徴を生かした、言わばアナログな教育活動、これは誰が考えて、どういうプロセスを経て、実際に行われているのでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  本市では、全ての学校においてつやま郷土学を実施することとしており、各学校では教員が地域の実態や特徴を踏まえて教育課程を編成し、教育活動を展開しているところでございます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  教員の皆様が津山の魅力を再発見し、教育活動に取り入れていくためにも、外部の優れた取組事例などを実際に見てくること、体験してくること、肌で感じること、こういったものは非常に大切なことだと実感しているところなんですけども、教育委員会で視察に出かけられることはあるのでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  一例を挙げますと、蘭学・洋学三津同盟の締結を踏まえ、教育委員会では郷土の歴史等について学校間交流を行い、お互いの郷土に誇りと愛着を持つ子供たちを育成する取組を進めており、そうした交流に向けた津和野町への視察を11月に行ったところでございます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。
    ◆1番(三浦ひらく君)  その際の視察メンバーなど、具体的にお聞かせください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  教育長、交流する学校の校長、教育委員会指導主事の3名が津和野町教育委員会での打合せを行い、授業参観や郷土館、森鴎外記念館等を視察いたしました。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  学校現場の先生方が視察に出られることもあるのでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  これまでに、学力向上、授業改善の取組を進めるために、秋田県や福島県など県外への視察を行っているほか、今後ICT教育について先進的な研究を行っている東京学芸大学附属竹早小・中学校への視察も計画しているところでございます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  そうした視察内容についてもう少し具体的にお願いいたします。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  例えば、福島県への視察は、本市の課題である読解力を高めるための授業改善について、指導教諭等が中心となって行ったものでございます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  課題を明確化して取り組むのはとてもいいことですよね。県外の視察頻度というのは、実際のところどれくらいなんでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  各学校で数人の教員が年に一、二回視察に行っております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  教育委員会も現場の先生方も大変お忙しいことは重々承知なんですけれども、津山のためにこそ津山市外の取組について深く学ぶべきです。アナログとデジタルを併用し、現地に行かずに学べることはインターネットなりを介し、現地に行くべきなら行き、ともかく視察や研修に、御自身のためはもちろん、津山市のため、子供たちのためにこそ胸を張って学びに出ていっていただきたい。そうした時間をなるべく設けられるように職場環境を整え、台所事情が厳しいことも重々承知なんですけれども、視察等にも使えるように、教育費により多くの予算を割いていただくことをお願いして、この項目は終わります。 第5次津山男女共同参画さんさんプランについて頂戴した答弁、これはちょっと納得がいくものではありませんでした。 まずは、性的マイノリティーの皆様への配慮について、あくまでも全ての方々を対象とした計画であると答弁いただきました。性別に関わりなく、お互いにその人権を尊重することができる社会の実現を目指すとも言っていただきましたが、そうなってないんですよね、これね、内容が。 例えば、本プランの策定及び今後の男女共同参画施策の基礎資料とするために実施され、プラン内に結果が示されている男女共同参画市民アンケート一つ取っても、男性は外で働き、女性は家庭を守るべきだという調査には、今どき、どちらでもないという選択肢すら設けられていませんでした。 こういった問いかけに例えばトランスジェンダーやXジェンダーの方々、これどう向き合えばいいと考えておられるんでしょうか。 様々な調査結果から、津山市内にも少なくない数のLGBT当事者がいると推計されることについては、何度も言及してきたところですが、複数の当事者市民からも残念だという声が聞こえてきています。今後こうした調査をする際の改善を強くお願いするとともに、本当に全ての市民を取り残さず、このプランで人権啓発、ジェンダー平等を企図するのであれば、キャッチフレーズについては、男女がともにさんさんと輝けるまち津山ではなく、全ての人がともにさんさんと輝けるまち津山に変えるべきだと感じますが、見解をお聞かせください。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  このプランは、男女共同参加社会基本法に基づきまして、国、県の計画との整合を図り、市の上位計画であります総合計画との整合も図りながら策定作業を進めてまいったところでございます。 プラン案のキャッチフレーズにつきましては、プランの基本となる考え方や施策を包含するものでございまして、多様な性の在り方への配慮、これを排除するものではないということから、変更については考えておりません。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  本当に多様な性の在り方への配慮を盛り込んでいくおつもりであれば、そんな答弁には決してならないはずなんですよね。国や県に右へ倣えでつくるんであれば、つくる必要もないと思います。津山市独自でやるわけですからね。 取りあえず、一旦置いておいて、表現の自由を妨げるような記述、内容がないように留意しているとお答えいただいたところでもありますが、それでは確認させてください。 プラン案の30ページなんですけれども、あらゆる暴力の根絶に向けた人権教育、啓発の促進に関しての項目で、有害図書及び広告物等の社会環境の浄化、こういう項目があります。これは一体どういうことを行うという話なのかを具体的に説明ください。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  有害図書及び広告物等につきましては、例といたしまして、岡山県が条例に基づき指定をするもので、著しく性的感情を刺激するもの、粗暴性や残虐性を助長するものなどです。本プラン案では、性に関する暴力の根絶などの観点から、当該項目を掲載しているものでございます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  ちょっと答弁になってないですよね。どういう場合に何をするのか、そういう意味が分からないんで、具体的にちょっと改めて御説明ください。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  岡山県が指定をする有害図書などについて、限定をした取組を指すものではなく、様々な啓発や広報活動を中心に関係機関とも連携し、住民や事業者に協力を求めていくものでございます。 例を挙げますと、公共施設等に遺棄してあるものについて、青少年の目につかないよう回収し、廃棄をしたりすること、また県等の関係機関に情報提供することなどが挙げられます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  聞きようによっては、岡山県が指定した有害図書の範囲を上回って回収したり、廃棄したりするというふうにも聞こえますが、津山市としてそんな答弁をしておいて、表現の自由を妨げるような意図がないとどうやったら言えるのか、これ開いた口が塞がりませんね。 第4次のプランにも同様の記載があることは確認していますが、これ一体いつから同様の記述があったのかをお答えください。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  第1次の計画から同様の表現をしておりましたが、第3次の計画までは、女性の人権を脅かすような内容の図書や広告物の浄化に関する活動を推進しますとしておりました。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  女性の人権を脅かすような内容の図書って何なんですかね。何かしらの書籍の影響で女性の人権が社会的に脅かされたというような事実があるのでしょうか。何かそういうデータがあるんですかね。何だろう。本当根拠のない話はやめていただきたいと強く思うわけですが、今まで実際にこの記述に基づいて社会環境の浄化とやらが行われた事実があれば、把握できるもの全てお示しください。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  個々の具体的な事例については、把握ができておりません。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  把握できないのが大問題じゃないですかね。プランの作成だけして、その後、知らないっていうのは通らないでしょう。 それでは、この計画を市長の諮問に応じ答申された津山市男女共同参画まちづくり審議会の構成委員についてできる限り詳細にお答えください。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  委員は、14名でございます。構成につきましては、男性7名、女性7名であります。年代は30代が1名、40代が1名、50代が5名、60代が4名、70代が3名であります。 選出方法につきましては、団体推薦が12名、うち、さんさん登録女性団体、連合町内会、商工会議所女性会、連合岡山、青年会議所、美作大学、津山高専、市PTA連合会、社会教育委員、人権擁護委員協議会、美作県民局からの推薦でございます。また、公募による委員が2名でございます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  予想どおり若い人が少ないですね。津山市男女共同参画まちづくり条例の中では、審議会のこれ男女いずれか一方の委員の数は、委員の総数の10分の4未満ではあってはならないというルールが明文化されていますが、これはどういう意図でしょうか。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  男女共同参画の観点から、男女どちらかに偏らないように配慮するという意図でございます。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  それでは、先ほどお答えいただいた審議会メンバーの中に、性的マイノリティーの当事者の方はおられるでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  把握をしておりません。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  把握していないこと、把握できないこと、もしかしたらおられるかもしれないけれど、それを表に出せない社会情勢こそが問題だという意識を持っていただきたい。 繰り返しになりますが、本当に全ての市民を取り残さずにこのプランで人権啓発、ジェンダー平等を企図するのであれば、当事者不在の中で議論を進めることは問題であると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  審議会委員に性的マイノリティー当事者の方がいなかったとしても、女性団体や人権団体推薦の委員の方々もいらっしゃいます。一定の知見をお持ちであると思っております。プランの策定、審議には問題ないと考えております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  ええって言いたいんですよね。それなら、審議会のメンバーが全員男性でも、全員女性でもいいじゃないですか。一定の知見をお持ちの方々であればね。なぜ女性団体や人権団体出身であれば性的マイノリティーに寄り添った判断ができると考えられたのかも、全くもって意味不明です。 率直に申し上げて、このプラン案には現段階では多様性という観点が大きく欠如しています。性の多様性の理解を深めていくという記載もある中で、当事者不在の中、プラン策定が進められており、表現の自由や性的マイノリティーへの配慮以外にも突っ込まざるを得ないポイントが幾つもあり、例えば人権教育の項目内には性の商品化、こういうフレーズがあるわけですけれども、性の商品化は即人権侵害であるというような記載がなされています。ここなど、性産業に従事されている方々のことはどう捉えているのでしょうか。そういう方々の思いを把握しているからこそ言えることですけれども、プライドを持って、矜持を持ってそうした仕事に取り組んでいる皆様は、決して自分たちが人権侵害されているなどとは考えていません。かわいそうに違いないなどと欺瞞に満ちた価値観の押しつけを図っていっているとしか感じられない部分が散見されるこの現行案、決して真の人権啓発やジェンダー平等につながるものではありません。このまま来年3月の策定に向けて進めたとして、市長が目指している全ての地域住民が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる地域共生社会、このような社会が実現できるのでしょうか。今までのやり取りを含めまして、最後に市長の思いを伺います。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  プラン案は、審議会の慎重な議論を経た答申を踏まえておりまして、プランに掲げました施策の着実な実行によりまして、男女共同参画社会の実現に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(津本辰己君)  1番、三浦議員。 ◆1番(三浦ひらく君)  市長、ただね、このままこのプラン案を実行したらとんでもないことになりますよという話をさせていただいたわけです。 有害図書指定についてですけれども、岡山県に確認を取ったところ、審議会は昭和52年に定められた基準に基づいて、何とこれ非公開の審議の場でこの本が有害だ何だと審議しているわけです。選書しているわけですね。全ての出版物をチェックすることなど実際にはできるわけもなく、完全に委員の主観による恣意的な判断を基に実際に表現規制がなされているわけで、表現の自由を侵害する気はないと言いつつも、その片棒を担ぐことになるじゃありませんか。 有害図書問題は全国的な問題になっていること、担当課でも御存じなかったようですが、これ知らなかったじゃ済まない話なんです。都道府県の決定は非常に重く受け止められますので、アマゾンなどでも販売できなくなるなど、東京都ですとか鳥取県などでは物議を醸していること、これ知っていただかねばなりません。津山の名を冠した計画なんですから、しっかり確認していただかねばなりません。パブコメなどでも多くの意見が寄せられるでしょうから、その意見をしっかりと受け止め、修正すべきは修正していただくことを強くお願いしておきます。 そして最後に、今日述べた内容全てに共通する非常に大切な話をさせていただこうと思いますけれども、これですね、「ナッシング・アバウト・アス・ウイズアウト・アス」、私たちのことを私たち抜きで決めないでという、これ障害者権利条約のスローガンとして非常に有名なフレーズですけれども、あらゆる政治課題に当てはまる大切な考え方だと思っています。誰一人取り残さない社会などという夢物語、これを本気で実現しようというのであれば、思い込みを捨てて、あらゆる意見に傾聴していくこと、必要な姿勢ではないでしょうか。その上で決断していくのが政治の役割です。 執行部の皆様におかれましては、この「ナッシング・アバウト・アス・ウイズアウト・アス」、私たちのことを私たち抜きで決めないでというフレーズに込められた意味をいま一度胸に刻んでいただきまして、施策に向き合っていただきますことを強くお願いし、私の12月議会の質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(津本辰己君)  以上で1番、三浦ひらく議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午前11時10分といたします。                                   午前11時01分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午前11時10分 再開 ○議長(津本辰己君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 6番、政岡大介議員、登壇。 ◆6番(政岡大介君) 〔登壇〕 失礼します。通告により、6番、市民が第一の政岡大介、質問をさせていただきます。 最初に、市民に対する津山市のコロナ対策についてお尋ねをしたいと思います。 10月19日の議案説明会で、8億1,000万円の補正予算説明がありました。補正予算によると、国からのコロナ予算が4億8,900万円、繰入金から3億2,400万円となっています。基金を取り崩したと理解をしています。基金は災害等に備え積み立てていますが、今の電気、ガスなどの値上がり、物価高を考えると、災害等に等しいぐらい市民生活を圧迫しています。 補正予算の中で、商工振興費で小規模事業者等対策支援事業、法人10万円、個人5万円、高騰する電気・ガス料金等の助成です。この事業には、私は大賛成です。しかし、電気・ガス代は一般家庭でも同じように高騰しています。一般家庭への対策はないのかと、19日予算説明会でお尋ねをしました。すると、その対策は非課税世帯に5万円を振り込みますと答えられました。 それでは、谷口市政では一般家庭への電気、ガス助成の話ぐらいは出たのかとお聞きしました。話も出てないと答えられました。非課税世帯の5万円は国のお金で、国の施策で、全国どこへ行っても同じです。大切な基金を取り崩してまで一般市民には何もない。私は年収が1,000万円、2,000万円ある方々にまで電気・ガス代の助成をお願いはしていません。本当に困っている方々はどこか、コロナも3年以上たちました。津山市当局がどこが困っているのか分からないはずがない。分からないのならやる気がないとしか思えない。 市長も御存じだと思いますが、物価高騰などの理由により近隣の自治体は様々な支援を打ち出しています。一例として、鏡野町は1世帯ではなく、町民1人に対して1万円を支給します。非課税世帯で5人家族なら10万円の支給です。他の自治体の支援状況を知った津山市民の気持ちを真剣に考えてみてください。津山市の財政の苦しさは全国でもかなり上位であることは、私も十分承知しています。ぎりぎりの生活をしている市民の方々に、電気・ガス代だけに限らず、異常な物価高に襲われて市民の生活はもう限界に来ています。本当に困っている方々を誰が助けるんですか。助けるとか失礼な言い方をしますが、津山市民を助けるのは津山市しかないんです。国や県の動きを待っているようでは、津山市で生活をする方々は生活がしやすいほかの自治体に去っていきます。 お尋ねをします。 非課税世帯ではないが、本当に苦しい生活をしている一般市民の方々について、あなたたちはどう考えとんですか、お答えください。コロナが騒がれ3年がたちますが、いつまで待っても何もない。不思議でなりません。きれいごとの答弁は要りません。なぜ市独自の支援が必要でないと判断したのか、その理由を企画財政部長、お答えください。 次に、市長にお尋ねをします。 一般市民は、谷口市長のコロナ対策を今回は今回はと3年間期待し、待ち続けてきました。しかし、これまでマスクが足りなかったときに一枚の配布もしなかった。その上、消毒液、現金給付など一度もありません。これからも一般市民への対策はないと理解すればよいのですか、お答えください。 また、10月の臨時議会で、なぜこのようなばらまきと思える事業を予算化するのか、困っている順番が全然違っている、理解ができないと多くの市民の方々から不満をお聞きしました。 桑村副市長にお尋ねをします。 助成を決めた事業者の決定は、市長が決めたんですか。副市長や部長の方々は、毅然とした態度で意見は言えるのですか。なぜなら、前回の市役所敷地内禁煙場所での1,000万円喫煙所の予算を見ても、幹部職員の誰も何も言えないのか疑問に思えてなりません。100人近い職員がこんなことを許したら、津山の恥です、絶対に止めてくださいと、私のところに来ました。残念ですが、反対した議員は6人だけで完敗でした。大体の答弁が予想されますが、納得できるような答弁をぜひお聞かせください。 次に、マイナンバーカード交付率向上対策事業の3,700万円は、民間委託とお聞きしました。この事業に反対ではありません。民間委託に少し疑問があります。コロナにより職を失い、市役所にアルバイトでいいから何か仕事はないですかとよく聞かれます。また、この事業は市役所職員がノウハウを持っていて、人を集めれば、委託しなくても市独自でやれます。問題は場所です。提案ですが、アルネで事業をやれば集客にも貢献できると思いますが、申請場所にアルネの選択肢はありませんか。 先日、津山商業高校の生徒が運営する津商モールがありました。その大にぎわいを見て、やり方によれば津山の商店街復興のヒントがここにあるのではと思いました。そんなにぎわいを見て感じ、アルネがマイナンバー申請場所に最適ではないでしょうか、考えを聞かせてください。 津山市のホームページで津山マイナポイント設定支援業務制限付一般競争入札を見ると、非常に詳細な内容で網羅されています。その内容を見て業者の方々が質問をし、質問の回答はホームページで公表する。入札書は郵送で契約監理室へ提出。11月30日午後3時30分、改札予定です。3,700万円の事業です。委託する相手はプロポーザル審査をされて、それぞれの事業者が独自の提案をする、その中で一番よい提案をした事業者が仕事をするのが普通だと思います。もう遅いのですが、なぜプロポーザル審査をしなかったのか、答弁をよろしくお願いします。 何でもかんでも委託することなく、津山市でできることはやりましょう。現場の職員に話を聞きました。仕事は一連の流れ作業で、誰でもすぐ覚えられると聞いています。3,700万円の事業費を有効に、大切に使っていただきたいと思います。 次に、津山市の若者、少子化対策等について。 この質問は、市議会に非常に興味を持っておられ、よく傍聴に来られる市民の方々が、私のところにA4用紙13ページに質問、答弁により想定質問まで用意され、私たちが議員になったつもりで要望、不満を質問にしてみましたと持ってこられました。今日傍聴に来られると聞いています。なぜ私にとお聞きすると、声が大きいからだと言われていました。時間の関係で全ては質問できませんが、コンパクトにまとめ、私の思いも含めて質問をさせていただきます。 先般このようなことがありました。津山市の事業所で勤務されていて、津山市に住所がある男性と同じ事業所で美咲町に住所のある女性が結婚をし、生活をどちらでするか、ホームページやネット情報を細かく比較検討したそうです。そして、若い2人は住所地を迷うことなく美咲町に決めたそうです。津山市で給料を受給し、美咲町で生活をする美咲町民になりました。 各地で若者たちへの様々な提案情報が行われる時代ですが、若者たちはネット感覚で情報を得ていることを考えると、津山市を若者がどのように、何を基準で判断するか、一つの答えではないでしょうか。このことをどう思われますか。比較したデータをたくさんいただき、私は居住の決断に納得をしました。美咲町以外のデータも御存じだと思いますので、参考にしてお答えください。 この先、2世代後には日本の人口は5,000万から6,000万人減少するとも言われています。津山市のみらいビジョン戦略室の見方においても、人口推計について、当市は50年後には5万人を割り込み、消滅都市の可能性を指摘されております。これだけの危機感を持ちながら、現状のまま若者、子育て支援が10年経過すれば、消滅都市に確実に向かっていくのではないでしょうか。人口減少についてどう認識していますか、お答えください。 令和3年の9月議会、谷口市長が公約に掲げた出生率1.66を2.0にすると公約されていますが、令和2年出生率をお聞きしましたが、まだ県が公表していないので平成30年の値で1.66と答弁されました。あれから1年以上たちました。最新の出生率を教えてください。 先日、自民党の幹事長が次のように発言をしていました。日本がコロナの次に乗り越えなくてはならない最大の壁は少子化であることは間違いなく、少子化を止めない限り、日本は極めて深刻になると指摘していました。この発言は、まさに津山市に向けられた言葉と受け止めるべきではと思いませんか。何が言いたいかというと、これまでの津山市の施策では手後れになりませんか、副市長、お聞かせください。 平成27年と令和2年の国勢調査の結果をデータでいただきました。津山市の総人口は、平成27年10万3,746人、令和2年9万9,937人で、3.7%の減少です。しかし、ゼロ歳から4歳はマイナス12.3%、5歳から9歳はマイナス10.9%、10歳から14歳はマイナス9%。以上のように、総人口の減少率3.7%に対し、若者層の減少率が非常に大きくなっています。津山市の少子化のスピードが急速に早まっていることの現れでしょう。この調査から津山市の取り組まれた対策は一体何だったのか、担当部長にお尋ねをします。 谷口市長は出生率2.0を目指すと公約に掲げられましたが、近隣の奈義町では出生率2.95を達成されています。奈義町には自衛隊があるからと簡単に言いますが、決してそれだけではありません。奈義町では、独自の支援策を手厚くし、様々な年代の住民の方へ様々な施策をこつこつ継続した結果だと言われています。奈義町関係者の言葉です。少子化対策は最大の高齢者福祉である。すばらしいと思います。今後、津山市も近隣の自治体から津山に住みたいと思われるような福祉の充実した町に向かってほしいものです。 最後に、財政についてお尋ねをします。 9月議会でお尋ねをした基金について、少しお聞きします。 9月議会の後、県北の自治体の基金についていろいろ調べてみました。人口が津山市の半分にも満たないのに100億円を大きく超える自治体もあります。このことを言っても仕方がないのですが、いつ災害が来ても、基金で対応できるように準備ができているようです。津山市が県北の雄であると思いたいのですが、他の自治体はそうは思っていません。過去の話のようで、悔しいものです。 それでは、質問に入ります。 この質問は、26番議員と同じような質問です。しかし、答弁が私の認識と大きく違います。同じ答弁で結構ですが、認識の違いは再質問でやります。 財政調整基金の残高は、過去3年間、大幅に減少していますが、令和3年度末では46億2,700万円と前年度より6億円増加しています。その要因は何だったのか教えてください。 次に、今回の財政計画では収支不足対応後の基金残高が最も低くなるのは、令和12年の13億7,000万円となっていますが、今までの計画から何が変わって額が増えたのか、その要因を分かりやすく教えてください。 次に、作陽高校の関係ですが、23番議員とほとんどかぶりましたので、作陽高校関係の質問は省略させていただきます。 次に、プールについてお聞きします。 久米のレインボープールの老朽化を含めて、久米地内への話が伝わっています。9月の総務文教委員会で、水泳連盟会長のお話でプールの総工費は3年前に20億円の見積りとお聞きしました。聞くところによると、公認プールにすると30億円とも40億円とも言われています。当局はプール建設総事業費をどのくらいと推計していますか。公認プールとそうでない場合の比較を、概算で構いません、教えてください。 また、プール建設に当たっては、補助金や過疎債の活用などを検討されると思いますが、ここ数年の過疎債はどのぐらい使われているのか、また例えばプール建設費が20億円必要だったときに過疎債は全額使えるのかどうか、お答えください。 国や県に太いパイプがあると選挙のたびに耳にしました。ここで太いパイプを使ってください。よろしくお願いをします。 津山市の財政は赤字が続いています。今後、子供や孫までの若い世代にこれ以上借金を押しつけるのはもう勘弁してください。 以上で登壇での質問を終わります。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 政岡大介議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、コロナと物価高騰対策についてです。 感染症や物価高騰対策につきましては、これまで国や県の各種対策で手当ての及ばなかった住民、事業者の方々に対して、様々な分野で状況に応じたきめ細やかな支援や対策を講じてまいりました。 コロナ対策につきましては、これまで臨時交付金総額の37億3,000万円のうち、全体のおよそ6割に当たる22億5,000万円を経済対策を併せた住民生活支援に配分しており、財源や時間的猶予などの制約の中、最大限の対策を講じてまいりました。 今後におきましても、感染症や物価高騰の住民生活への影響を見極めながら適切に必要な対応を行ってまいる考えであります。 次に、結婚後の若者の居住地選択についてです。 結婚し、これから子育てをする世代の方が居住地を選択される際には、子育て支援や施設など、子育てに適した環境にあるかどうか、日常生活に不便がなく、通勤圏内で住まいを確保できるかどうか、また地域コミュニティー等の人間関係なども考慮し、総合的に判断してお決めになっていると思います。 本市の定住施策につきましては、定住自立圏事業としても取り組んでいることから、生活圏を同じくする津山圏域の中心地として近隣5町とさらなる連携強化を図りながら、住み続けたい、また住んでみたいと感じていただけるような地域づくりを進めているところでございます。 最後に、人口減少への認識についてのお尋ねです。 人口減少の進行は、地域の経済、消費活動、雇用の安定的な確保に大きな影響を及ぼし、社会保障費の確保やコミュニティー活動等の維持も困難になることから、本市においても喫緊の課題であると認識をしております。 本市におきましては、関係施策を横断的に取りまとめている第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略によりまして、総合的に人口減少対策を進めておりますが、状況としましては、令和2年度の国勢調査の結果は、総合戦略の人口ビジョンをお示ししている将来展望人口を若干上回ってはいるものの、自然減、社会減の傾向がともに続いている状況です。 こうした状況を踏まえ、子育て支援施策や移住・定住施策など、あらゆる施策の連携を強化するとともに、総合戦略についても今年度新しい視点を加えた見直しを行ったところでございます。 引き続き、人口減少に歯止めをかける対策に注力をしてまいります。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  桑村副市長。 ◎副市長(桑村功士君)  予算編成についてのお尋ねにお答えいたします。 予算編成過程における事業内容の決定や事業採択につきましては、当然のことではありますが、最終的には市長が判断することとなります。しかしながら、要求内容に係る特別職協議や市長査定などの予算編成過程において、私ども副市長や各部局長も事業の目指すべき姿や制度設計について必要な意見はしっかりと申し上げているところでございます。 以上でございます。 ○議長(津本辰己君)  野口副市長。 ◎副市長(野口薫君)  これまでの津山市の施策についてですが、本市ではこれまで妊娠から子育てに至るまでのトータルな支援が必要であると考えまして、少子化に対する施策を総合的に取り組んでまいりました。 また、他の市町村より先行している子育て支援施策もあり、住民の皆様が津山で出産してよかった、子育てをしてよかったと思えるよう、子育て支援に対する満足度もさらに上げていく必要があると考えております。 来年4月にはこども家庭庁が発足し、国の子供関係の予算の拡充が図られることと考えられますが、市の独自事業も考慮しながら、国の動向に注視し、今後も少子化対策や子育て支援施策の充実を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(左居薫君)  御質問に順次お答えいたします。 まず、物価高騰対策についてでございます。 生活に困窮している方々は、その置かれた状況によって様々な困窮の要因がございます。そうした方々への支援策については、多様な事情に対応するため、できるだけ幅広い方向から支援が届くような方策が望ましいと考えられます。 家計の収入面への影響に着目した支援として、非課税世帯に5万円を給付する電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付事業を第5次補正予算で措置したことを踏まえ、物価高騰対策を取りまとめた第6次補正予算の編成に当たっては、家計の支出面に着目し、障害者施設や高齢者施設、児童養護施設などの施設を利用されている世帯の負担を抑制するため、関係施設に対し、物価高騰対策に係る支援を行うこととしたものでございます。 これによりまして、障害をお持ちの方や介護を必要とされる方がおられる世帯、子育て世帯などの物価高騰の影響による家計負担が間接的に軽減され、生活困窮世帯の多面的な支援につながるものと認識しております。 次に、本市が取り組んできた少子化対策についてお答えいたします。 これまでに移住・定住促進策として、移住トータルサポート事業や若者の出会いの場や結婚の希望をかなえる出会い・結婚サポート事業に、妊娠から子育てに至るまでのトータル支援として子育て世代包括支援センターの設置や不妊・不育治療の費用助成、地域子育て支援センター及び児童クラブの充実などに取り組むなど、総合的な対策を進めているところです。 特に、育児や保育のサポートとして体調不良時対応型の病児保育事業や休日保育、ファミリー・サポート・センター事業、5歳児健康調査、医療的ケア児への対応、通級指導教室幼児部の設置、一人一人の状況に合った子育て情報の発信や予防接種の管理ができる母子健康手帳アプリの導入など、他の市町村より先行、充実して取り組んでいるものも数多くございます。 これまでの少子化対策の取組を継続するとともに、必要な支援の充実をさらに進めていくことで、成果につなげていきたいと考えております。 次に、令和3年度末の財政調整基金が令和2年度から約6億円増加した要因についてでございます。 まず、令和2年度から3年度を強化期間として取り組んだ財政構造改革取組方針に基づく活性型行革の成果として、企業版を含むふるさと納税額の増加や民間活力の導入によるグラスハウス指定管理料などの歳出削減を実現したことが上げられます。 また、様々な経済対策を講じた結果として、税収を確保できること、国から経済対策費として普通交付税の追加交付があったことなども要因となっております。 次に、最低基金残高が前回のローリングから13.7億円に改善した要因についてお答えいたします。 今回のローリングでは、財政収支の見通しに及ぼす悪影響として、令和2年度にはなかった物価等の大幅な高騰が一定程度継続するものと見込む一方、先ほど御説明しましたように、令和3年度末の財政調整基金残高が大きく増加したこと、また活性型行革に基づく長期的な歳入増加と歳出削減の効果などのプラスの影響も盛り込んだ結果、前回の12.6億円から1.1億円改善したものでございます。 最後に、過疎債の活用状況とプール建設に伴う過疎債の活用可能額についてお答えいたします。 まず、過疎債のハード事業分の発行状況でございます。 直近3年間の一般会計の決算額につきましては、令和元年度が2億2,650万円、令和2年度が1億7,090万円、令和3年度が4,200万円となっております。 次に、プール建設費への過疎債充当についてでございますが、例年より多額の過疎債を発行するためには国、県への働きかけが必要であるほか、他の有利な財源も検討したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(津本辰己君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(朝田一君)  マイナンバーカードに関する御質問にお答えいたします。 まず、アルネ津山が申請受付場所に最適ではないかとのお尋ねですが、アルネ津山は市内有数の商業施設であり、マイナンバーカードの普及においても効果的な施設の一つとして認識しております。そのため、イオンモール津山とともに、12月12日から1月31日までアルネ津山2階に特設会場を設け、出張申請サポートを行うこととしております。 次に、委託業者の選定について、なぜプロポーザル審査をしなかったのかとのお尋ねですが、今回のマイナンバーカード出張申請サポート業務及びマイナポイント設定支援業務は、定型的な業務内容であり、また市が指定する場所での短期間の業務であることから、価格競争による事業者選定が適当であると判断したものでございます。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  合計特殊出生率についてお答えします。 県内市町村の合計特殊出生率は、県が算出、公表しており、最新となる令和元年の本市の値は1.48となります。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  新しい久米総合文化運動公園市民プールの建設事業費についてお答えをいたします。 市議会への総合屋内25メートルプール建設に伴う請願書の審議の中で、9月12日の総務文教委員会にて、津山市水泳連盟から試算額として提供がありました屋内25メートル、8レーン、可動式等で約20億円を参考額として捉えておりますが、本市独自での建設事業費の算出については、今後整備基本計画を策定する中で、基本的な施設内容や附帯施設等の大きさ、公認プール化などの協議を進めていくこととしており、その中で行っていくこととしております。現時点において建設事業費についてお示しすることはできません。御理解をお願いします。 ○議長(津本辰己君)  6番、政岡大介議員。 ◆6番(政岡大介君)  各答弁ありがとうございました。 津山市のコロナ対策について、非課税世帯ではないが、本当に苦しい市民に対していろいろ答弁されていますが、結論は何もしない、当局の考え方がよく分かりました。 御存じでしょうが、5万円給付される非課税世帯と認定される年収は、非常に厳しい設定になっています。独身の場合は、93万円以下、会社員で専業主婦、そして子供2人の4人世帯では、年収が255万円以下、年収260万円程度の4人家族の方々は、さきの10万円、次の1万円、今回の5万円も支給されません。何の恩恵も受けていないのです。この方たちに何か手を差し伸べてくださいと言っているのです。私がむちゃなことを言っていますか。3年間、マスク一枚の配布もない一般市民に、これからもないのかとの質問に対して、22億5,000万円の対策と答弁されました。しかし、他の自治体のように直接市民に対策をなぜしないのですか。市民には何も届いていないと思う気持ちが市長、分からんのですか。だから、津山から市民が離れていくんです。私は3年間、一般市民へ津山市独自の支援をお願いしますと質問をし続けてきました。ほかに質問はないのかと思われるぐらいお願いをしてきました。しかし、この答弁です。もう私はこの質問はやめます。もう無理です。答弁は要りません。 次に、津山市の若者、少子化対策について答弁をいただきました。 こんな津山市の状況を目の当たりにしているのに、本当に危機感のない答弁だと言っておきます。近隣5町より子育て支援に魅力がないからよそを選ぶんです。早急な対策を強く望みます。 選挙公約で述べられていた1.66を2.0にする公約が1.48と答弁されました。若者の減少率から考えて、令和2年も3年も減少しているのではないかと心配をしています。市長、これはどういうことでしょうか。公約はしたけど、若者世代に子供を産んでも大丈夫と思うような施策がないから、津山市にはないから減少するんです。市長、答弁をよろしくお願いします。 これに関連して、幼稚園のことについてお尋ねをします。 谷口市長は、2期目の津山八策に、安心して子供を産み育てられる多世代共生の津山へ、つやま東幼稚園、つやま西幼稚園の子ども・子育て支援拠点の設置拡充と明記されています。 昨年度、つやま西幼稚園の3歳児は、抽せんです。つやま東幼稚園も定員いっぱいだったと聞いています。それなのに、今年度の募集で両園の3歳児の定員をどちらも3名ずつ減らしているのはなぜですか。10月1日のホームページで示された募集定員が、理由も書かれることもなく、10月17日には3名減となっています。3名減の根拠は何か、17日間の間に何があったんですか。どんな圧力があったんですか。保護者の皆さんに分かるように答弁ください。圧力の話は前々から、いろいろな立場の多くの方々から伝わってきています。市長も大変だと仄聞をしています。 最後に、津山市の財政について答弁をいただきました。 現時点ではプールの総工費は示すことは無理のようです。過疎債は国や県に働きかけ、他の有利な財源も検討すると答弁されました。しっかり働きをよろしくお願いします。 そこで、お尋ねをします。 総工費が20億円と30億円の場合、過疎債が全額使えたとします。20億円なら6億円を津山市民の税金で負担することになります。30億円なら9億円の負担です。市長の太いパイプを期待していますが、国や県から補助金等をいただけるか見通しをお聞かせください。津山市の未来への借金を最小限にしてほしいとの思いからお聞きします。 基金について答弁をいただきました。 これまでの当局の説明のとおり、基金が増えた理由が市長がこれまで進めてきた財政構造改革の成果であれば、本当にすばらしいことです。しかし、どうしても分からないことがあります。今年令和4年度になって組んだ予算のうち、財政調整基金を幾ら使ったのか気になり、予算書を調べ、足し算をしてみました。当初予算で7億円、第2次補正で8億9,000万円、第6次補正で3億2,000万円、そして今回の7次補正が4億8,000万円、第8次補正が6,000万円、合計すると今年だけで24億5,000万円、財政調整基金に頼って予算を組んでいます。基金の半分を全て使った状況は、異常というレベルではありません。今年は物価高や電気代高騰などで特別な事情があるのは理解します。だからこそ、来年以降もこういう状況が続けば、基金は空っぽになります。先のことも考えず、限りある基金をこんなに使って大丈夫なのか、お答えください。本当に心配でなりません。 これだけ財政調整基金を使っても、令和12年の基金残高がこれまでより増える財政計画にしたのはなぜですか。10月28日の津山朝日に行革の記事が載っています。3億円の目標額に対して3億9,118万円です。職員の時間外手当の縮減などの成果を上げています。これほど細かく行革に取り組んでいるのに、一方では24億5,000万円基金取崩しです。どう考えてもおかしいでしょう。市民に分かるように説明ができますか、お答えください。 以上が再質問です。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  出生率向上のための施策に関するお尋ねです。 出生率の向上は、最重要課題の一つでありまして、妊娠、出産から育児、保育等、切れ目のない支援のために幅広い施策に取り組む必要があるものと認識をしております。 現在、国が示します妊娠時から出産、子育てまで一貫した伴走型相談支援と経済的支援の事業構築を新たに進めているところであります。 また、子育て支援施策は、福祉保健分野をはじめ、産業、労働、教育など、庁内の多くの部局で総合的に対応していくことが重要であるというふうに考えております。 これまでの様々な支援に加えまして、関係部局の連携を緊密に図りながら、より効果的な施策を検討して、出生率の向上につなげてまいりたいと思います。 次に、市民プール更新に伴う財源確保です。 現在、過疎対策事業債と併せまして、スポーツ振興くじ助成などの国の交付金の活用の可能性について検討を行っているところであります。 私自身もあらゆる機会、可能性を捉えて、有効な財源確保、そして市の負担の軽減に向けて努めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(左居薫君)  御質問に順次お答えいたします。 まず、今後の財政調整基金残高の見込みについてでございます。 財政調整基金の取崩しは、結果的に予算上の一時的な財源手当てとなる部分もあることや、今年度におきましては、歳計剰余金のうち10億円を積み立てていることなどの諸事情も考慮しながら、長期的な収支見通しを逸脱しない範囲で行っております。 次に、財政計画における基金残高の推移についてお答えいたします。 今回のローリングは、今年度の財政調整基金の取崩しや今後の物価高騰等の影響を考慮した上で、活性型行革に基づく長期的な歳入増加と歳出削減の効果などを盛り込んだ結果、令和12年度の最低基金残高が12.6億円から13.7億円に1.1億円改善することとなったものでございます。 最後に、行革の取組と基金の活用についてお答えいたします。 今年度は、新型コロナに加え、大幅な物価等の高騰にも見舞われている中、住民の生活や経済活動を守るための緊急的な対策の財源として財政調整基金の活用が必要と判断し、所要額を取り崩したものでございます。 一方で、財政基盤の安定化のためには行革による歳入増や歳出減の取組を進め、中・長期的な視野で財政収支の構造を継続的に改善していくことが求められます。 財政調整基金の収支においては、財政基盤の安定と緊急的な支出のバランスを考慮し、長期的な収支見通しの範囲内で取崩し額を判断しているものでございます。 以上でございます。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  幼稚園の定員についてお答えします。 つやま西幼稚園、つやま東幼稚園の定員については、児童数の推移などを基に、私立幼稚園の受入れ状況などを踏まえ、関係機関と毎年協議することとしております。 当年度における3歳児人口と2歳児人口を比較した際の減少率や、関係機関との調整の結果により、つやま西幼稚園、つやま東幼稚園ともに3歳児の定員を3名ずつ減らすこととなったものです。 10月1日の募集要項発表時には、幼稚園の定員協議や調整が完了していなかったため、暫定的に前年度と同じ数字で掲載したものですが、その後、協議が調い、定員に係る告示ができたことにより10月17日にホームページの掲載を修正しました。 また、その日以降に配布した要項には、訂正文を追加し、11月1日からの募集の受付を行ったものでございます。 ○議長(津本辰己君)  6番、政岡大介議員。 ◆6番(政岡大介君)  ちょっとかっかしとんで、ゆっくり言います。 答弁ありがとうございました。 津山市のコロナ対策に一言言わせていただきます。答弁は要りません。 この物価高の中で年が越せるかどうか本当に困っている方々に、どんなにお願いをしても何もしない決断をしています。しかし、たばこを吸う人のために、市役所の禁煙場所に津山市の恥であると多くの市民に反対される喫煙所を設置する決断力、市長、これ市民の税金です。市長は、あなたはどこを向いて決断をしているんですか。市民から選ばれた市長ではないんですか。あなたは津山市のトップリーダーです。 先日、私の知り合いが、理由は分かりませんが、自ら命を絶ちました。津山市民が物価高により生活が苦しくなり、電気代が払えない、ガス代が払えない、税金も払えない、行きたいけど病院にも行けないと悩み、どうしようもなく命を落とすようなことがないように祈るばかりです。 次に、出生率ですが、出産して子育てまで他の自治体にはない津山市独自の施策があれば、2.0に近づくのではないでしょうか。それにはやっぱりお金です。無駄な事業はもう要りません。人口減少対策に予算配分を大胆にすることが急務だと思います。私の思いは、非常に困難なことは分かっていますが、津山市の人口を再び10万人に復活させることです。させたいものです。 続いて、幼稚園関係についての答弁ですが、定員減の理由は出生率が下がったからだと答弁されました。 こども保健部長にお尋ねをします。 来年出生率が上がれば、定員は元に戻すと理解すればいいのか、どんな圧力にも負けないですか、答弁ください。 それから、17日間の間に定員減になった理由を答弁されました。そんなことは保護者には関係ない。全く関係のない話です。担当部長であるあなたの責任において解決できたはずです。それぐらいはやってください。答弁があれば聞かせてください。 プール関係の答弁、ありがとうございました。私の思いは、市長の国や県の太いパイプを使い、津山市の負担を少しでも軽減する、その思いだけです。 基金についての再々質問です。 10億円の積立て答弁とされました。それを聞き、もう質問はやめるつもりでしたが、少し言わせてください。 10億円を積み立てて長期的な見通しを逸脱しない範囲と答弁されました。24億5,000万円から10億円を引くと14億5,000万円です。大幅な物価高等対策に活用すると聞きましたが、14億5,000万円は大きく一脱していると指摘しておきます。 今年度だけでこんなに使って大丈夫ですか。コロナも、物価高も、今年で終わるとは思えません。こんなに取り崩していたら、すぐに基金は空っぽになります。 最後にお尋ねをします。 今後、財政調整基金の残高はどのように推移していくのか、財政運営の見通しを企画財政部長、説明してください。 両部長の答弁をお聞きし、12月議会での私の質問は、全て終わります。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(左居薫君)  基金についてお答えいたします。 今後の基金残高の推移の見通しでございますが、本年度の財政計画、ローリングの結果によりますと、令和12年度までは収支不足が続くため、基金残高は13.7億円まで減少していきますが、以降は収支不足が解消され、増加に転じるものと見込んでおります。 なお、現在各種事業費の精査、節減による歳出削減や市税収入等の収納の徹底、ふるさと納税の促進などの歳入確保に向けた全庁的取組を実施し、収支の改善を図っており、直近の基金残高の推移としては取崩し額の圧縮や歳計剰余金積立てによる回復も見込んでおるところでございます。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  幼稚園の定員についてお答えいたします。 先ほども申し上げましたが、つやま西幼稚園、つやま東幼稚園の定員につきましては、人口の減少率や児童数の推移などを基に、私立幼稚園の受入れ状況などを踏まえ、関係機関と毎年協議することとしておりますので、翌年度以降のことにつきましても、このときの状況を踏まえた協議になるものでございます。 募集要項の発表時に暫定的な数字を掲載したことにつきましては、定員協議が長引いたことにより多くの方に御心配と御迷惑をおかけしました。このことを踏まえ、今後は募集要項発表時までには協議を終えることができるよう努力いたします。 ○議長(津本辰己君)  以上で6番、政岡大介議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時といたします。                                   午前11時59分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後0時59分 再開 ○議長(津本辰己君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 15番、村田隆男議員、登壇。 ◆15番(村田隆男君) 〔登壇〕 皆さんこんにちは。ただいま議長の指名がありましたので、小さな声を大切にを基本の15番、村田隆男、ただいまより一般質問をさせていただきます。 冒頭に、少し声の大きい人がおられましたけど、私はそう大きな声は出ません。前もって言うときますので、その点よろしくお願いします。 それでは、質問1であります。 政府の補助金について。 安ければよい、国内の産業を犠牲にしてまで経済至上主義を全ての分野に貫いたツケが今日本経済を直撃し、物価高騰、品不足を醸し出し、政府は場当たり的に金をばらまき、国民の声を抹殺しようとしている、このことは早くから多くの学者が指摘していたところであります。そうした中で、今般の新型コロナやウクライナ情勢などの影響により農業資材が高騰したことから、農業者の経営は圧迫されています。 特に、生産費の多くを飼料費が占める畜産経営において、輸入飼料原価の上昇を受け、廃業する農家があられるところであります。非常に厳しい状況に陥っています。 市では農業者の支援策として、国の交付金を活用し、緊急支援事業に取り組まれておりますが、このような一時的な支援はその場しのぎでしかなく、本当の意味で津山の農業を持続させていくことは難しいのではないかと、私はそのように思います。 そこで、このたびの支援事業が将来を見据えた持続可能な農業に向けた農業政策であるのか、市長の見解を求めます。 次に、津山の発展に欠かせない米作り、麦、野菜、果樹による里山農業の意義についてです。 私は、津山の基幹産業は農業である、そしてその基盤となる里山農業の担い手の重要性を以前から議会の中でも訴えてきたところであります。まさに津山の命題とも言える農業の担い手の確保を実現するために、どのように考えているのか、当局の見解を求めます。 次に、質問2であります。 J-ALERT警報は大丈夫か。島根原発について。中国電力島根原子力発電所における原子力災害に関する対応について。 1、島根原発、万が一の想定、島根県との協定は。また、岡山県、津山市との同一の協定は結んでいるのか。また、意見交換は。市長の報告を求めます。 ②でありますが、原子力災害時における広域避難に関する協定について。第5条、平常時の相互交流の中、平成26年9月28日に締結しております岡山県と津山市は、広域避難が円滑に行われるよう平素から必要に応じて情報交換等の相互交流を行っているのか、市長の明快な報告を求めます。 次に、J-ALERT警報は大丈夫か。北朝鮮ミサイル問題。J-ALERT全国瞬時警報システムとは、何を意味するのか。報道機関等を通じた周知活動、年4回ありますが、5月、8月、11月、2月の一斉試験を実施。そこで、J-ALERTの周知は、市民は知っていますか。当局の明快な回答を求めます。 以上で登壇での質問を終わり、状況に応じては質問席にて再度質問をさせていただきます。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 村田議員の御質問にお答えをいたします。 まず、支援事業についての御質問でございます。 現在、物価高騰対策として、市内の農業者に対して緊急的な支援事業を実施するとともに、牛を飼育する畜産経営体には、飼料高騰対策として別途、国、県に先んじた本市独自の支援事業を実施をしているところです。 本年度は、このほかにも環境に配慮した持続可能な農業経営につなげるため、スマート農業機械等の導入支援を行っております。 本市としましては、持続可能な農業を実現するため、意欲ある地域農業の担い手の育成、確保に取り組み、生産基盤の強化や農業経営の安定化につながるよう引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 次に、原子力災害を想定した島根県との協定についてです。 島根原子力発電所の原子力災害に関し、平成26年5月に岡山県と島根県との間で原子力災害時における広域避難に関する協定が締結をされております。島根県と津山市との間では、同様の協定は締結しておりません。 最後に、意見交換や情報交換についてのお尋ねですが、島根県、岡山県及び県内自治体担当者による原子力災害時における広域避難受入れに関する市町村担当者説明会や原子力防災訓練を通じて自治体間の連携を図っております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  J-ALERTに関するお尋ねについてお答えをいたします。 J-ALERT全国瞬時警報システムは、弾道ミサイル情報や大規模テロ情報、緊急地震速報、津波警報など、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を携帯電話に配信される緊急速報メール、市町村が運用する防災行政無線等により国から住民へ瞬時に伝達する国のシステムでございます。 次に、市民への周知についてでございます。 J-ALERTの一斉試験の時期を捉え、伝達媒体である災害情報メールや防災ラジオ、防災無線でのお知らせのほか、市ホームページやフェイスブック等を活用いたしております。 ○議長(津本辰己君)  農林部長。 ◎農林部長(中川竜二君)  農業の担い手についての御質問にお答えいたします。 地域農業の担い手を確保するためには、意欲ある多様な若者を農業に呼び込み、定着いただくことが重要であると考えております。 本市におきましては、各種媒体を活用した情報発信はもとより、関係機関と連携したきめ細かな就農相談や先進農家等での研修、費用の助成など、就農しやすい環境づくりに取り組んでいるところでございます。 以上です。 ○議長(津本辰己君)  15番、村田議員。 ◆15番(村田隆男君)  政府の補助金について、そもそものところ、今全ての資材の高騰に対し、一時的に金を配って農業の持続ができるのか、そのように私は思えてなりません。 また、今回の支援は、基準を満たさない農業者には対象となっておりません。そのことについて、どの部署で農家に説明し、農家とのコミュニケーションや支援がどのように取られているのか、当局の回答を求めます。 ○議長(津本辰己君)  農林部長。
    ◎農林部長(中川竜二君)  事業の趣旨につきましては、農業振興課において農業者の理解が得られるよう丁寧な説明を行っているところでございます。 また、農地の維持に御貢献をいただいている農業者に対しましては、農家の実情を十分踏まえながら、引き続き中山間地域等直接支払制度や経営所得安定対策などによる支援を行ってまいります。 以上です。 ○議長(津本辰己君)  15番、村田議員。 ◆15番(村田隆男君)  今回の支援は、基準を満たさない農業者は対象となっていないということであります。そのことは、やはり昔で言います五反百姓、そういう方向以下の方向もやはり同じように農業に携わっておるわけですから、そのことについてもしっかり方向、基本路線を持っていただければなと、そのように申しておきます。 次に、政府の補助金について、同じですが、今政府の補助金をどう使い、何に対し補助し、将来その補助金がどう生かされるのか、これが一番大事なことであります。 どこにどのように支援すれば有効なのか、効果が期待できるのか、事業とはどういったものなのかということの方向です。津山の将来をしっかりと見据え、この基幹産業を持続するためにも、繰り返しになりますが、里山農業の担い手を確保し、育成する取組を今以上に拡充させていくべきと、非常に重要なことであるだけに、しっかり方向していただければなというように感じるところであります。当局の見解を求めます。 ○議長(津本辰己君)  農林部長。 ◎農林部長(中川竜二君)  国の支援制度の活用をはじめ、就農奨励金やつやま援農塾での基礎研修など、農業に取り組みやすい環境づくりを行う中で、新規就農者の確保、育成に努めており、今後も引き続き本市としての取組を研究してまいりたいと存じます。 ○議長(津本辰己君)  15番、村田議員。 ◆15番(村田隆男君)  一番大事なことは、やはり何回も申しますけども、担い手を確保し、育成する取組、先ほど部長のほうも方向していただきましたけども、言葉に過ぎないだけでは駄目です。実行等が伴わなければ私はよろしくないがなと、そのように私は思います。よろしくお願いしたいという方向であります。 次に、同じように政府の補助金についてでありますが、本来の農業政策についていくためには、まずは生産現場に職員が出向き、農業者、現場の声をもっと聞くべきであると私は考えますが、市長の見解を求めます。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  当事者を含めまして、いろいろな立場の方の意見を伺う、伺うということは行政にとりましても大変重要なことだというふうに考えております。各部局におきましても、日々それぞれの業務の中で意見を聴取をしているというふうに思いますけれども、こうした声も参考にしながら、今後も引き続き実情に即した政策を組み立ててまいりたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  15番、村田議員。 ◆15番(村田隆男君)  もうこれ何回もね、もう今までずっと私も発言させていただいておりますけども、生産現場に職員が出向き、農業者、現場の声をもっと聞くと、今先ほど方向して、市長、そのようなことも聞きました。その中で、要するに生産現場、これはもう常に長靴を持って車に積んでいくんだというような感じを、一番はそういう方向、基本を忘れないように、そういう方向していただくのが一番かなと、そのように思います。市長もそのことは同じような考えであろうと、そのように思います。やはりそのことをしっかりした基本路線を守っていただくということが当たり前の姿だろうと、そのように私は思います。 最後に、これは政府の補助金について今まで私ども質問した中で、最後に私の一言、今回質問した中で私の心の奥底、片隅を少し申し上げます。 交付金を財源とした一時的な支援策は、どうしてもばらまき感が否めません。ばらまけばそれで終わりという対処はもうやめるべきである。金のばらまきではなく、今こそ腰を据えて本来の姿に政策変更すべきであると、そのことを私どもは一番にこのことを強調したい。常に実践型です。このことを肝に銘じて、心してください。 膝突き談判を重ねながら農業政策の立案や実行するものと思います。足元をもっと見詰めるべきである。そのことを特に私どもは強調しておきます。 次の質問2であります。 再質問でJ-ALERT警報は大丈夫かということであります。 島根原発における原子力災害に関する対応について、まずJ-ALERTとは何を意味をしておるのか、大丈夫ですか、当局の明快な回答を求めます。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  繰り返しになりますが、J-ALERTは弾道ミサイル発射情報や緊急地震速報等、国民保護に関する緊急情報を国から住民へ直接伝達する国の重要なシステムでございます。 ○議長(津本辰己君)  15番、村田議員。 ◆15番(村田隆男君)  私ね、何回も同じ質問のように感じるけども、このJ-ALERTという、ただ聞いてみるだけ、何だろうかなと。なぜかというと、次、私ども②の方向行きますけども、10月14日頃でしたかね、北朝鮮の弾道ミサイルが海へ着弾後、何十分後にJ-ALERT警報が出たそうですが、J-ALERTとは瞬時に伝達するシステムでなければならないのが、それがそういうシステムではないと、このたびはそのようになっておりますが、津山市だけでも基本路線を貫くよう政府に意見書の提出を強く求めます。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  J-ALERTの発信のタイミングが実情に即していないとの御指摘だと思いますけれども、国におきましてシステム改修等検討するとしていることから、今後改善が図られるものと理解をしているところでございます。 ○議長(津本辰己君)  15番、村田議員。 ◆15番(村田隆男君)  次に行きますが、津山市までの避難道、要するにルートですね、ルートは変更はありますか。そのときの津山市の対応はどのように考えておられるのか、当局の回答を求めます。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  避難ルートにつきましては、主要な幹線道路を中心に複数のルートが設定をされております。被害状況や道路の事情等によりその変更がある場合もございます。そして、避難ルートの変更にかかわらず、避難者の受入れにつきましては、避難元自治体との連絡を密にし、適切に対応をしてまいりたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  15番、村田議員。 ◆15番(村田隆男君)  そのことについては、万一変更になることもある。当日そういう災害が発生した場合は、このルートはちょっと行けないから、こっちのルートに変更しようとか、やはりいろいろとあると思う。だから、平素からやはり島根県と、そして津山市の意見交換といいますか、情報交換というものを常にしておかなければ、あまりよく方向はできないのじゃないかと、そのように私は思います。それですから、そういうことによって、やはり片方では農業のことを話ししてみたり、時には。いろんな面でやはり意見交換はできたりするんで、1年に1回は、津山でするか、島根にするか、どちらかの方向で意見交換を常にしていただけばなと、そのことについて当局の見解を求めます。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  岡山県と島根県との協定に基づきまして、広域避難が必要になった場合には、避難者を受け入れる岡山県内の自治体の割当てや、あるいは受入れの手順、こういったことのガイドラインが示されておりますので、そういうことを基にしっかりと連携を取っていきたいと思います。 ○議長(津本辰己君)  15番、村田議員。 ◆15番(村田隆男君)  今先ほど、この質問の中には、先ほど言いました質問は多少違うような質問をいたしましたけど、ありがとうございました。 以上で私ども12月定例議会は終了させていただきますが、特に小さな声を大切にする15番、村田隆男、一般質問を終了させていただきます。 ○議長(津本辰己君)  以上で15番、村田隆男議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 8番、中村聖二郎議員、登壇。 ◆8番(中村聖二郎君) 〔登壇〕 失礼します。日本共産党の中村です。12月定例会、質問に入ります。 まず、高齢者福祉施設の虐待問題。 市内のある高齢者福祉施設の問題ですが、11月初旬、同日に2人の職員が入所者家族宅、元入所者宅を訪問しています。事前の連絡もなしにです。1人は現ケアマネで、津山市近郊の町へ出向き、3年前のサービス計画書にサインが欲しいと、かなり粘ってサインを求めたようですが、結果として断られて帰ったそうです。そのお宅は父親が既に亡くなっています。そこへ訪ねてきて、3年前の書類にサインをくれとは、あまりにも無神経ではありませんか。なぜなのか説明もなかったようです。 もう一人の方は、旧久米町へ出向き、やはりサービス計画書にサインが欲しいと言われた。これも3年前のものです。何となし納得できないので、考えながらも、親がA施設にお世話になっているので、仕方なく署名したそうです。旧久米町に来られたのは、施設Aの副施設長だそうですが、この施設においては、サービス計画書の3年前のものにサインを求めるということが今まで普通に行われていたのでしょうか。施設運営そのものに疑問を持たれて当然ではありませんか。 娘さんがサインをして、虐待の話をすると、誰から聞きましたか、誰が来ましたかとか、うちの施設ほどBさんを大切にするところはないです。疑うなら他の施設へ移ってもらって構いませんと言われたそうです。まるで脅迫とも取れるお言葉です。施設内において、副施設長の立場にある人間が口にできるものではありません。人としての思いやり、入所者、その家族に対する気持ちがみじんも感じられないものです。お金の計算はできても、人の気持ちを察して思いやり、大事に優しく接することはできないんでしょう。なぜこういう人が福祉施設に関わっているのか、大きな疑問です。 3年前のサービス計画書へのサイン要求問題ですが、運営は県の責任であるなら、県に確認してください。その施設Aに関して、証言、証拠書類の提出と再度のやり直しの要請により、津山市と岡山県は調査の結果を11月初めには出したいと説明され、その後、しばらく時間が必要と言われていましたが、既に12月に入っていますが、どうなんでしょうか、現状をお聞かせください。お願いします。 次に、市長と市民の暮らし、パワーハラスメントへの基本姿勢についてお尋ねします。 最初に、市長と市民の暮らし、パワーハラスメントの在り方についてお聞きします。 11月10日付の新聞に、「杉並区長ハラスメントゼロ宣言」という記事があり、へえという思いがしました。スローガンは、「わたしはしない、見過ごさない」というものです。やはり女性区長ならではの発想と最初は思いましたが、その考えそのものが駄目なんですね、これは男女関係なしの問題です。 東京都杉並区の岸本聡子区長が記者会見で、難しい問題だが一歩一歩進めたいと語っています。政治は生活、生活は政治の信条に基づいて、岸本区長は、ハラスメントの実態を把握するために、令和4年8月18日から9月22日の期間で、区として初めて非正規職員を含む全職員約6,000人にアンケート調査を実施、男性805人、女性1,811人、無回答85人から回答がありました。その質問例として、過去3年間にハラスメントを受けたことがある、目にしたことがある、相談を受けたことがありますかとの問いに、答えが職員はいずれも回答全体の約15%を超えたと報告しました。 次に、質問例2として、受けたり見たりしたハラスメントの行為の種類は何ですか、1、セクシュアルハラスメント、2、パワーハラスメント、3、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント、4、その他ハラスメントの問いかけでした。内訳では、パワーハラスメントが多かったと指摘しました。 岸本区長は、ハラスメントは個人を傷つけるだけでなく、様々な面で大きな損失を起こす行為であり、絶対見過ごせないと強調されています。何事も自負の念を持って市政運営に当たる谷口市長に敬意を表し、お尋ねします。 今回の岸本杉並区長のハラスメントゼロ宣言、どのように受け止められますか、お答えください。 ハラスメントに関して2つ目ですが、パワーハラスメントについて、物の本によりますと、職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる、1、優越的な関係を背景とした言動であって、2、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、3、労働者の就業環境が害されるものでありと紹介されています。この論評を紹介して、津山市職員労働組合との今年の年末闘争の大きな柱である賃金確定交渉について、市長が欠席の見込みということを聞きましてびっくりしました。市長が交渉に出席しないという理由は、昨年2月の市長選挙で政治的対立関係となった市職労とは面と向かって交渉はできないということだと聞いております。まず、このことは本当なんでしょうか、お尋ねします。 次に、不登校最多24万人超えについてお尋ねします。 不登校問題ですが、10月下旬のことですが、新聞記事に不登校最多24万人という記事が目に止まり、何でや、あまりにも強烈でした。2021年度全国で24万4,940人の小・中学生が学校に行けてないという現実です。10月27日に文部科学省が公表した調査結果で分かりました。増加は9年連続で、過去最多の更新も5年連続とのことで、その数字を見ながらお尋ねします。 1つ、24万4,940人という不登校児童の数、どのように受け止められておられますか。2、コロナ災害に入り、どのような変化がありましたか。以上、お答えください。 登壇での質問を終わります。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 中村議員の御質問にお答えをいたします。 ハラスメントゼロ宣言についてです。 ハラスメントは、個人の人権や働く権利を侵害するだけでなく、職場環境を悪化させ、円滑で効率的な組織運営を阻害するなど、様々な悪影響を及ぼすものであり、許されざる行為であります。 本市におきましても、あらゆるハラスメントをなくし、良好な職場環境を整えることが大切であると考えておりまして、杉並区長の行ったハラスメントゼロ宣言の趣旨には賛同しております。 次に、賃金確定交渉についてです。 今回の賃金確定交渉につきましては、副市長に交渉の全権を委任しており、私自身は出席をしておりません。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(木梨良祐君)  高齢者施設における虐待問題についてお答えさせていただきます。 個別事案についての答弁は控えさせていただきますが、虐待の通報がありましたら、任意ではありますが、現地での聞き取り調査や資料の確認などにより事実の確認を行ってまいります。 調査結果につきましては、必要に応じて通報された方にもお知らせすることになります。以上です。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  まず、不登校児童・生徒についてでありますが、全国の不登校児童・生徒数が24万人を超えたということには大変憂慮しているところであり、本市においても不登校を喫緊の課題として認識しております。 次に、コロナ禍における不登校児童・生徒の状況の変化についてでございますが、コロナ禍が長期化したことにより、児童・生徒の生活リズムの乱れが見られ、学校生活の様々な制限がある中で登校する意欲が湧きにくくなっていることが考えられます。 以上でございます。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  それぞれに答弁いただきました。 高齢者施設問題につきましては、これからも続きます。その都度、家族の人の声、関係する皆さんの声を、市にも、県にも、また県民局、県議会のほうにも行きました。届けていくのも私たちの仕事ですから。弱者が大切にされない、それが実際この津山市内で今現実に起きているんです。それを知っていただきたい。その家族が、息子さんが、娘さんが、私の親についてどうしても納得できない、その声を今上げられているんですよ。どうしても私には納得できません。 その声を本当に聞いていただきたいんです。全国各地では、虐待問題に関してテレビニュースとか新聞でも流れます。しかし、津山については、毎日新聞の兵庫県版が一度取り上げられました。残念ですが、今そういう状況です。しかし、必ずその声は届くものと確信しております。どこの自治体にも良心の心を持ったトップも、職員さんもおられますから、それを信じて私ら声を届けているんです。やめることはありません。 そして、質問の中で取り上げましたサービス計画書についてですが、最後に一言申し上げます。サービス計画書とは、介護保険施設の入所者一人一人についてケアマネジャーが作成したもの、施設が提供するサービスの内容や種類、担当者などを定めたケアプランのこと、介護保険施設ではこのサービス計画書に基づいてサービスの提供を行います。そのサービス計画書について、3点重要なポイントがあります。 1、サインは本人もしくは家族が代筆すること。2、計画書を本人に交付すること。3、計画書に基づいて国保連に請求。サービス料です。 上記3項目から浮かび上がってくることは、まず初めに、サインは本人もしくは家族となっているところをちゃんと実施されていたのかという疑問です。次に、サービス計画書に基づいてのサービス提供を行い、これが施設としての大原則です。その対価として国保連に請求を行い、サービス料を受け取る。その流れが法人として遵守されていたのかどうかが疑問として改めて見えてくるのではありませんか。本人の家族のサインのないサービス計画書で国保連に請求していたのでしょうか。それとも、サービス計画書に記載されたものよりも過大なサービスを提供したとして請求していたのでしょうか。失礼ですけど、疑問点は大きくなるばかりです。そういうことも考えつつ、この先も引き続いて私どもは関係する皆さんの声を届け続けます。市長、よろしくお願いします。 次に、ハラスメント問題について入ります。 当初の質問で、私質問者中村の質問の真意を理解していただけなかったのかもしれません。賃金交渉の席になぜ谷口圭三市長が出席しなかったのか、その点についてお聞きしたんですけども、答弁は全く的外れのものでした。ですから、再質問させていただきます。 昨年2月の市長選挙で政治的対立関係となった組合とは、面と向かって交渉はできないとの市長の思いであると説明があったとのことです。登壇での質問は、交渉の席に出席しない理由が選挙を理由として、それが本当なのかとお尋ねしています。これまでも賃金確定交渉の席で日頃の勤務へのねぎらいを述べるとともに、立場を認めつつ話合いの場として積み上げてきた信頼関係があるはずです。いろいろとあったけども、共に協力して市政発展に力を合わせましょうと慣例としてやってきたのではありませんか、市長。その信頼関係を壊す行動ではありませんか、自ら。その行動が本当なのかとお尋ねしています。再度答弁を求めます。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  私と職員労働組合とは、政治的に相対するような状況となっておりまして、今回の賃金確定交渉につきましては、出席を控えたものでございます。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  市長、つまり組合側は相手候補を支援され、面白くないので出席は控えたとの、表現は丁寧ですが、拒否するということ、そうですね。 市長、あなたは自分が何を言っているのか理解できていますか。あまりにも大人げない。市長の場合、そうでは済まないでしょう。9万8,000を切ったとはいえ、津山市民のトップなんです。 そこで、この件について幾つかの点から考えてみました。 まず、選挙戦のしこりを市政に持ち込むとはいかがなものか。これが最初の印象です。組合側の関係者、職員、組合員全てに対してです。聞く耳持たぬと、自ら発信したことになります。そうではありませんか。組合との慣例を破り、ねぎらいの一言でも申し述べるべき場であり、立場なんですよ。そのことによって組合、職員との信頼関係を壊し、市民にどない説明されるんですか。あまりにも軽率ではありませんか。これはまさに市長の立場に立ってのパワーハラスメントそのものです。登壇の中で申し上げました1、2の文言を思い起こしてください。まさにこれに該当します、あなたのされたことは。市長、気の毒ですが、あなたにはそのような気持ちはどうなんですか。市民、職員に対する尊厳の気持ち、それが感じられないんですよ。トップとしてどうなのかと疑問符がつくのではありませんか。資質に欠けるのではありませんか。 次に、この件について市民の皆さん何人かに意見を求めました。男性5人、女性1人、岡山県外1人です。7人。 男性5人は、60前後から70前後までの方です。皆さん口をそろえて、何それは、困ったもんやな。そういうあれで言われました、全て。そして、女性1人の方は福祉関係におられた方で、津山弁といいますかね、それで、むちゃこけ下ろしました。ちょっとこの場では表現がちょっとどぎついんで控えます。県外の方は、市長、あなたの県議時代、2期ですか、それをよく知っておられる方です。そして、組合のこと、そういうことを申し上げたら、人が変わったなと言われました。そして、そのとき、11月の中旬やったかね、久しぶりにお会いして話ししたんです。そこでこないされました。意味が分かりますか。 市長、今からでも組合側と手打ちをされたらどうですか、表現悪いですけど。遅くないと思いますよ。再度話合いの場を持ったらいかがです。なぜ谷口市長不信任として相手候補を応援したのか、その意見なり気持ちを膝を突き合わせて聞くべきではありませんか。耳を傾ける必要がありませんか。もっと職員一人一人の気持ちを推しはかる必要はありませんか。そういうことではこれから津山市役所を背負って立つ中堅、若手の伸びようとする気持ちを摘むんではありませんかと、小さい声ではありますが、申し上げて質問に行きます。 先ほど紹介しましたパワーハラスメントという視点から考えてどのように思われますか、市長、お聞きします。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  副市長に全権を委任をいたしまして真摯に交渉を行っておりますので、パワーハラスメントに当たるようなものではないと考えております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  1年に1度の組合との交渉に市長が出席せずとは、これまでの慣例を無視して市長としての職責を放棄したことにはなりませんか、お尋ねします。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  最終的な判断は市長であります私が行っておりますので、職責の放棄とは考えておりません。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  市長、あなたは職員との関係は市政推進のため車の両輪であるとの認識はありますか、いかがです。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  市政運営の原動力は職員であります。市長である私と職員とが力を合わせることで組織力が強化をされて、まちづくりを効果的かつ、そして効率的に進めることができるというふうに考えております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  この答弁についてはちょっと一言申し上げます。 答弁とやっていることが釣り合ってないのではありませんか。 市長、あなたは自分に対し批判的な部類に対しては全て不要ということですか。この行動は、職員に対し、また市民に対するハラスメントそのものですよ。市民にどのように説明されますか、お答えください。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  交渉は真摯に行っておりますので、ハラスメントに当たるものとは思っておりません。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  次に、東京都杉並区のハラスメントゼロ宣言にて質問します。 岸本聡子区長が記者会見の中でも述べられましたが、登壇質問の中で非正規職員と表現しましたが、津山市において何%が女性ですか、お答えください。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  通年で任用しております会計年度職員につきましては、女性の割合は67.9%となっております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  非正規職員の67.9%、約7割が女性であると、これまさにジェンダー不平等の一つと考えられませんか。7割が女性ですよ、市長、どない考えられます。つまり市政推進のための安全弁ですか。男優先のための安全弁ですか、女性が。そうとも取れます、この数字見ていたらね。個人のうがった思いかもしれませんけど。 次、行きます。 今回の人事院勧告の中で非正規職員はボーナスが上がらんと聞きましたが、本当ですか。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  本年の人事院勧告では勤勉手当の引上げが示されましたが、勤勉手当は国の非常勤職員の一部には支給されているものの、自治体の非常勤職員には地方自治法の規定で支給できないこととされております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  次に行きます。 内訳として、パワーハラスメントが圧倒的に多く、管理職からのハラスメントが多かったと指摘されていますが、これについてはどのように受け止められますか、お尋ねします。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  パワーハラスメントに限らず、いかなるハラスメントも根絶すべきである、管理職はもちろん、全ての職員の意識向上が重要であるというふうに考えております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  岸本区長の発言の中に、ハラスメントは個人を傷つけるだけでなく、様々な面で大きな損失を起こす行為であり、絶対に見過ごせないと強調されていますが、その様々な面で大きな損失を起こすとは、どういう事態、場面が考えられますか、同じ自治体の首長としてお答えください。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  ハラスメントは、人間関係や職場環境を悪化させて、そして働く意欲の低下や能力発揮の妨げとなり、能率的な業務運営を阻害するものだと認識をしております。住民サービスの低下や市への信用を損なうおそれがあるとも考えております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  岸本区長がなぜ今回ハラスメントゼロ宣言を出したのか、その社会情勢、職場状況について何が問題なんでしょうか。何が問題なのか、谷口市長、どのように捉まえておられますか、お答えください。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  ハラスメントは個人の意識に起因するものだけではなくて、風通しのよい組織風土など、様々な要因が複雑に絡み合って発生するものだというふうに思っております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  今回の杉並区の例を受けて、津山市としてもぜひ一度アンケート調査を実施してみませんか、市長、いかがです。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  アンケート調査につきましては、杉並区など他都市の状況も参考にしながら研究してまいりたいと思います。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  谷口市長、県内市町村に先駆けてハラスメントゼロ宣言をやりましょう。いかがですか。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  宣言も一つの手段だとは思いますけれども、本市におきましては、策定をしております指針に従いまして、引き続き取組を進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  1つ質問が飛びましてすみません。 その飛んだ中でいただいた答弁に、本市では平成30年度にハラスメント防止についての指針を作成しており、指針に従って取り組んでいるところですとあります。行動指針と宣言は別物や思います。ですから、市の外に向かって発信するためにもハラスメントゼロ宣言、ぜひ市長、考えてみてください。お願いします。 取りあえず、これでハラスメント終わります。 次は、教育問題。 不登校問題で再質問します。 全国で24万4,940人の不登校の子供たちについてですが、これだけの人数が不登校となっている要因には、私はコミュニケーションの能力などの不足等が考えられると思うが、津山市として不登校にはどのような要因があると考えられますか、お答えください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  令和3年度児童・生徒の問題行動等調査の本市の状況は、不登校要因の項目として、多い順に、無気力や不安、人間関係、生活リズムの乱れ、非行等に加え、特に中学校では入学、進級時の不適応が上げられます。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  学校が進学や就労のためだけに学力のみを言われ、そのことが進路指導にも影響するのではないかと危惧しております。本来子供たちの個性を生かしていくことが大事なことではないかと私は考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  子供たちにとって必要な力とは、知・徳・体のバランスの取れた力であり、確かな学力だけでなく、自らを律しつつ、他人を思いやる心などの豊かな人間性やたくましく生きるための健康や体力などをバランスよく育成していくことが重要であると認識しております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  11月中旬に私用で鳥取市内へ出向くことがあり、下校途中の男子1名、女子3名の中学生4人組と話をする機会がありました。学校で一番面白くないことは何ですかと訪ねると、勉強と返事が返ってきて、まあ驚きでもありました。その勉強と言ったときの子供たちのその笑顔は今でも焼きついています。 本来子供たちにとって学校は居心地のよい場所とならなくてはいけないと思いますが、子供たちの心の居場所として学校は楽しいところ、面白いところとするために、学校はどうすべきだと考えられますか、お答えください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  津山市教育大綱においては、「私たちがつくる学びの場」として、学ぶことが楽しくなる学校を掲げており、児童・生徒が自ら深く考え、教師や友人と対話しながら学び、学校生活の基盤となる人間関係を形成することができる魅力ある学校づくりを推進してまいります。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  子供たちは、コロナ禍の中で以前にも増してスマートフォンやSNSを利用するようになり、常時、心も体もスイッチオンの状況で疲れているのではないかと思われます。子供たちの学校生活に影響が出ていることはありませんか、お知らせください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  本市の令和3年度スマートフォン等の利用に関する実態調査の結果を見てみますと、スマホ等を利用したために減った時間があるかとの問いに対して、小・中学校いずれも睡眠時間、学習時間が減ったとの回答が最多であり、健康面や学習面で影響が出てくることも懸念しているところです。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。
    ◆8番(中村聖二郎君)  以前より忙し過ぎる教師というイメージが植え付けられていますが、なぜこれほどまでに長時間労働が行われるのでしょうか、その原因は何なのでしょうか、お答えください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  現在、学校の業務はコロナ感染症への対策が求められるほか、放課後や休日の部活動指導、複雑多様化する不登校、問題行動等に係る生徒指導への個別対応など、多様な業務が求められていることが原因と考えております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  教師を志す若者が減少傾向にあると聞きました。教員の採用については、国や県の方針もあり、津山市としては対応できることではないかもしれません。しかし、教師を志す若者を増やしていく取組はできるのではないでしょうか。津山市として現在取り組まれている対策があれば教えてください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  例えば、地元の大学生が児童・生徒の学習支援や課外活動、部活動指導などを行う機会を設けるなど、教師を志す大学生に向けて、教職のやりがいや楽しさを感じてもらう取組を進めております。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  教師の成り手不足について、さきにも触れました。津山市として教師の長時間労働を解消し、少しでも児童・生徒にゆっくり関わりながら、学校が子供たちの心の居場所になるためにはどうしたらよいのでしょうか。それは正規職員の配置を県に要望し、正規職員の人数を増やすことだと私は思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  教育委員会といたしましても、教員の人数を増やすことは重要であると考えております。今後も、県教育委員会へしっかりと人員の増員を要望してまいります。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  津山市の現状として、これだけの不登校児童を抱えていますが、一体誰が悪いんでしょうか。子供ですか、それとも先生ですか。校長や教育委員会が悪いんですか。県であり、文部科学省が悪いんですか。一体どこが悪いんですか、教えてください。 ○議長(津本辰己君)  教育次長。 ◎教育次長(粟野道夫君)  不登校は誰にでも起こり得るものであり、多岐にわたる要因が考えられ、原因を特定することは困難であると考えております。 教育委員会としては、学校、地域、関係機関がともに連携、協力しながら不登校対策に引き続き取り組んでまいります。 ○議長(津本辰己君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  それぞれ答弁いただきました。次長、人生やり直しがきくと思うんです。一度つまずいても、転んでも立ち上がることはできます。難しいことでしょうがね、子供たちに、回り道もできる、回り道も楽しいんやでということを教えちゃってください。難しいとは思います。百人百色、皆が東大法学部に入学することはできんのです。全国各地、社会に散らばって生きていく力、自立する力を養うところなんです。私自身、かなり回り道をしましたからね、やはりそういうことを強く思います。本当に、さっき言いました鳥取市内の中学生4人のあの子たちの笑顔、あれをやっぱし大事にしたいんですよ。何が一番面白くないんですか、勉強。ええ笑顔でした。これ写真撮って、ぜひ次長にお見せしたかった。それほどに子供たちの素直な気持ちが出た笑顔、これがやっぱり大事と思うんですよ。人間、個性で生きるもんです。個性が本当に伸びるように。なかなか難しいと思うんです。その中でも、やはりそういうこともぜひ考えていただきたいと思います。 長々になりました。終わります。ありがとうございました。 ○議長(津本辰己君)  以上で8番、中村聖二郎議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後2時20分といたします。                                   午後2時09分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後2時19分 再開 ○議長(津本辰己君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 13番、金田稔久議員、登壇。 ◆13番(金田稔久君) 〔登壇〕 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、金田稔久、質問に入らせていただきます。 この1週間、私が21人目ということでございまして、大変短期間にもかかわりませず答弁協議等、大変お疲れさまでございます。最後の締めくくりとなりますので、心を込めて質問に入らさせていただきたいと思います。 田園都市津山のこれから、郊外地域の課題と振興策についてから質問に入らせていただきます。 昨今、国ではデジタル田園都市国家構想が進められているところでありますが、ここでは田園都市構想、豊かな自然環境に恵まれた都市という一般的な意味からお尋ねをいたしたいと思います。 1979年1月に、国会の施政方針演説の中で、当時香川県出身の大平正芳総理が提唱されたところでございます。その中で、都市の持つ高い生産性、良質な情報と民族の苗代とも言うべき田園の持つ豊かな自然、潤いのある人間関係とを結合させ、健康でゆとりある田園都市づくりを進めたい、緑と自然に囲まれ、安らぎに満ち、郷土愛とみずみずしい人間関係が脈打つ地域生活圏を展開し、大都市、地方都市、農山漁村のそれぞれの地域の自主性と個性を生かしつつ、均衡の取れた多彩な国土形成を取り組み、公共事業計画、住宅、福祉、文教、交通、農山漁村対策、防災対策など、政策を吟味して推進するということが示されたところであります。 この計画のときには私は小学校の2年生、3年生でありまして、もう四十数年たっております。当時、そのときにまとめられたのがこの冊子でございまして、これを読んでみますと、今現在でも色あせないこの内容が十分生かしていかなきゃいけないというようなことがあるわけであります。 当時、津山市政は生末市長ということでございまして、津山モデル定住圏計画を津山圏域で作成をし、その基本が現在の様々な公共施設整備になっていることが読み取れるところであります。 さて、当時と今では社会情勢が変わっております。当時においても、それぞれの地域の個性を表した施設整備がなされているところでありますが、特にスポーツ・レクリエーション施設が当時の流行だったようでございまして、どの町も第一候補に挙げて整備を進められ、今から見れば偏った整備になっているという見方もあるかもしれません。 田園都市整備という考え方の基本は、現在においても色あせてはおりませんが、当初申し上げた方針の下で、今こそ私たちの住む津山市、津山圏域、美作国は、この基本的な考え方で現在の社会情勢に合った取組をすべきものと考えます。 そういう視点で市長にお尋ねをいたしますが、津山市は津山圏域定住自立圏の中心市であり、美作国の中心地でもありますが、そういう視点の中で公共施設整備に当たりどのようなお考えで取り組まれるのか、お尋ねをいたします。 地域振興という点でお尋ねをいたしますが、本市におけるまちづくりの議論において、城下中心市街地、河辺、川崎の東の町、二宮、院庄の西の町、東一宮周辺の北の町、平福、中島の南の町、郊外地域の拠点、合併地域における拠点などについて議論をされているところでありますが、これらの地域の課題と振興策について、地域振興部長にお尋ねをいたします。 その中で、特に久米地域の振興策について久米支所長にお尋ねをいたします。 このたび久米総合文化運動公園市民プールの整備基本構想が示されましたが、当該運動公園全体の施設規模の概要、施設利用の状況について、改めてお尋ねすることとなりますが、市民プールの必要性の考え方をここでお尋ねをいたしたいと思います。 ライフライン、英語では一般的に命綱というふうに表されるわけでありますが、2点についてお尋ねをいたします。 まず、道路についてであります。 中でも、厳寒期を迎え、除雪、凍結防止剤の配置並びに散布作業が発生するシーズンとなりますが、今シーズンの体制はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。 次に、市内の光通信網の整備状況について、過去にもお尋ねをいたしたことがありますが、今議会でも再度お尋ねをいたしたいと思います。 現状の整備状況についてお尋ねしますとともに、特に旧市内でも未整備の場所もあるとお聞きしております。そのことについてお尋ねをいたします。 続きまして、コロナ禍を乗り越えるためにということの項目に入らせていただきます。 医療体制についてお尋ねをいたしますが、コロナ前と現状と比較して津山・英田保健医療圏域において医療体制の変化、具体的に言えば、医療機関数や病床数、医師、看護師の数や体制がどのようになっているのかをこども保健部長にお尋ねをいたします。 次に、人口減少問題についてお尋ねをいたしますが、住民基本台帳、11月1日現在で9万7,820人ということであります。 国も県も津山市も、これまで様々な角度から出生数増加を期待し、施策に取り組まれてきたところでありますが、結果として歯止めがかかっていないというのが現状であります。ここでは、これまで取り組んできた施策を総括し、今後の展開を考えていかなければいけないと考えるところでありますが、現状として課題を市長にお尋ねをいたしたいと思います。 次に、幼児保育体制について、公立・私立保育、幼稚園の受入れ体制について、そして放課後児童クラブの受入れ体制と施設設置状況についてお尋ねをいたします。 次に、経済対策についてであります。 新型コロナ対策、世界情勢、金融情勢による物価高騰など、経済支援として取り組み、10月も臨時会において経済対策が講じられたところでありますが、eつやまの追加販売、シン・うまい券の再販売に加え、購入機会を設けるため、業種を限定せず、幅広い店舗で利用できるプレミアム率20%の紙商品券シン・さくらを新たに2万枚販売され、申込期間が12月2日まででございましたが、販売状況についてお尋ねをいたしたいと思います。 次に、寒さが厳しくなりますと鍋を食べたくなるものであります。現在、津山飲食業組合、観光協会が中心となって作州津山なべまつりが23のお店で展開をされているところでありますが、中でもセブン-イレブン中四国地区では津山そずり鍋が販売をされ、マスコミにも取り上げられ、反響が大きいとお聞きいたしております。コロナ禍で市内飲食店の廃業を耳にすることがある中で、明るい話題となっておるわけであります。津山ホルモンうどんは市民有志からスタートし、今では津山を代表する名物となっておりますが、そずり鍋というのも津山独特の食文化であります。そずり鍋を軸とした食文化の振興に取り組もうではないかと考えますが、食の振興に実践経験のある観光文化部長にお尋ねをいたしたいと思います。 次に、津山市内に5つのテレワーク施設が整備されているところでありますが、それぞれの施設の利用状況についてお尋ねをいたしたいと思います。 登壇では、以上でございます。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 金田議員の御質問にお答えをいたします。 広域圏での公共施設整備についてです。 公共施設などの都市機能については、人口減少社会の進展を踏まえれば一定の集約化が求められ、その在り方を広域で議論していくことは必要であると考えます。圏域の中心的な役割を担う本市においては、一定の都市機能の集積が求められ、本市としてこうした期待に応えていく必要があると認識をしております。 住民の生活に潤いをもたらす公共施設の広域での適正配置の議論は、それぞれ独立した自治体としての考え方もあり、必ずしも容易に合意ができる話ではないかと思いますが、10月の津山圏域定住自立圏の首長が集う協議会において、公共施設の維持管理に係る課題について実務者レベルでの協議を始めることを申し合わせたところでございます。今後こうした議論を深めてまいりたいと考えております。 次に、人口減少問題の施策についてです。 本市においては、これまで人口減少に対応するため、安定した雇用形態に向けた雇用創出に関する施策や妊娠から子育てに至るまでトータルで支援する子育て支援策、関係人口の創出や人口の流出を防ぐために移住・定住施策など総合的に取り組んでまいりました。 しかし、人口減の傾向は依然続いているため、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略において新しい視点として、ヒューマン、デジタル、グリーンを重点項目に加え、東京一極集中から地方への人の流れを取り込み、人口減少に歯止めをかける対策を図っているところです。 また、国では社会情勢が大きく変化していることから、デジタルの力を活用して地方創生を加速化、進化し、全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会を目指したデジタル田園都市国家構想を掲げ、地方創生を推進しています。本市においても、これまでの取組について不断の見直しを行うとともに、国が掲げるこの構想の施策にも積極的に取り組み、人口減少対策を推進していきたいと考えます。 以上です。〔降壇〕 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  光通信網の整備状況等についてお答えをいたします。 本市が整備をいたします加茂、阿波地域の光ファイバー化につきましては、令和3年度に幹線整備を完了し、今年度で各家屋への引込み工事が完了する予定でございます。 加茂、阿波以外の地域では、通信事業者により整備が進められておりまして、旧津山市及び勝北地域は令和3年度に完了、久米地域は令和4年度中に完了する予定と伺っております。 これにより、市内ほぼ全域で光通信サービスが利用できることとなりますが、一方で、光ファイバー幹線から離れているなどの地理的要因により家屋への引込みができない世帯も発生をしております。 今後のデジタル化推進への対応を踏まえ、こうした世帯に対する光通信環境の整備を図ることは重要な課題と認識をしているところでございまして、整備の在り方について検討を行っているところでございます。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  私からは、2点の御質問にお答えします。 まず、津山・英田保健医療圏の医療体制についてお答えします。 コロナ感染拡大前と現状の医療機関等の状況について保健所に問い合わせましたところ、感染拡大前の令和元年10月時点で、医療機関数は177機関、病床数は2,620床となっておりました。直近の令和4年3月時点では、医療機関数176機関、病床数2,512床とのことです。 医師、看護師数につきましては、感染拡大前の平成30年12月時点で医師352人、看護師2,523人となっており、その後、確認できる人数としては、令和2年12月時点で医師349人、看護師2,472人とのことでした。 次に、公立・私立の幼稚園、保育園等の受入れ体制と放課後児童クラブの受入れ体制と施設設置の状況についてお答えします。 幼稚園は、公立2園、私立2園の合わせて4園があり、定員は532人、受入れ園児数は343人です。 保育園等については、公立保育所が2園、公立認定こども園が2園、私立保育園が21園、私立認定こども園が3園、事業所内保育所が1園で、これらを合わせると29園あり、利用定員は3,292人、市内の受入れ園児数は3,195人となっています。 放課後児童クラブにつきましては、令和4年4月1日現在、各小学校に対応する24か所の児童クラブのほか、旧津山地域の全学区を対象とした2クラブの合計26クラブ、40クラスを設置しており、定員は1,624人、登録児童数は1,526人となっております。 ○議長(津本辰己君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(明楽智雄君)  2点の御質問にお答えを申し上げます。 まず、地域商品券の販売状況についてでございます。 電子商品券eつやまにつきましては、追加販売で8,000口、当初販売分も合わせまして2万3,000口を販売しております。 シン・うまい券につきましては、再販売で3,623冊、当初販売分を合わせまして2万6,809冊を販売しております。 シン・さくらにつきましては、速報値となりますが、約5万冊の申込みをいただいており、申込数が発行数を上回っているため、抽せんを行い、2万3,000冊を販売いたします。 eつやま及びシン・さくらの販売数は、シン・うまい券の残数を踏まえ、それぞれ3,000冊分増やしております。 次に、テレワーク施設の利用状況についてでございます。 回答をいただいた4施設についてお答えを申し上げます。 アルネ津山にあるCOTOYADOは本年3月の開設以降11月末までで1,009人、津山鶴山ホテルは4月以降11月末までで244人、Zibaプラットホームは同じく469人、ひととばは約90人の利用があると報告を受けております。 ○議長(津本辰己君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  食文化振興についてお答えいたします。 そずり鍋をはじめとする津山の牛肉文化については、昨年農林水産省SAVOR JAPANに認定され、ホームページでの紹介に加え、四か国語対応のパンフレットも制作され、広く国外に情報発信をしていただいております。 また、本年度においては、総務省映像コンテンツ地域情報発信事業の採択を受け、そずり鍋をはじめとする牛肉料理等を紹介する動画を制作し、今後海外でも放送される予定となっております。 国内の情報発信事業としましては、ホームページや雑誌への掲載などを行うとともに、文化庁の100年フードにも現在申請をしております。 食は滞在時間の延長や観光消費額の増加も見込める重要なコンテンツであり、引き続き情報発信を積極的に行い、食を目的とした誘客に力を入れていきたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(山本将司君)  除雪等の体制についてお答えいたします。 まず、除雪作業についてですが、津山市ではおおむね15センチメートル以上の積雪で、各地域の業者に除雪作業を依頼することとしております。 また、加茂、阿波地域は積雪地域に指定されていることから、除雪車両8台を配備し、除雪時に備えております。 次に、凍結防止剤については、置塩を市内約900か所に配置することとしております。 また、散布作業につきましては、路面凍結のおそれがある幹線道路を中心に業者委託することとしております。 現在、委託業者等も決定し、凍結防止材の入荷も行っており、冬季における豪雪、寒波に備え、通行の安全を確保できる体制を維持してまいります。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  最初に、地域の拠点づくりを進める中で、地域振興の観点から課題、振興策はとのお尋ねでございます。 本市では、合併地域や旧市の郊外地域、中心市街地の共通の課題といたしまして、人口減少、少子・高齢化、核家族化が顕著となっております。担い手不足やコミュニティー機能の低下などがあります。 将来にわたって持続可能な地域づくりには、地域に住む人々が環境や担い手などの地域課題を共有し、地域の特性や特色を生かしたコミュニティーづくりとその充実に取り組むことが重要と考えています。 地域振興部で取り組む地域づくり応援事業では、協議の場に行政職員も加わり、連合町内会支部を中心にした地域運営組織の設立を目指し、地域の将来を見据えた振興計画づくりなどを支援しています。 お尋ねにある地域の拠点づくりの議論においても、このような地域住民の自主的な活動が重要な役割を担うものと考えております。 次に、久米総合運動公園全体の施設規模概要、利用の状況、プール施設の必要性についてのお尋ねでございます。 この運動公園は、多目的グラウンド、体育館、テニスコート、市民温水プールなどから構成された公園で、地域内外から様々な年代の方々、年間約12万人がレクリエーション等に利用される地域の交流拠点となっております。 その中でも市民温水プールは、開館以来約27年経過し、老朽化から抜本的な整備対策が必要な状況となっておりますが、年間5万人を超える利用がある施設でございます。 次世代にふさわしい新しい市民温水プールへの更新により、スポーツ、健康づくり、体力づくりなどを推進し、地域の活性化、人と地域との交流を促す拠点として、重要で必要な施設と考えております。 ○議長(津本辰己君)  久米支所長。 ◎久米支所長(黒瀬生雄君)  久米地域の振興策についてお答えいたします。 各支所、出張所の地域では、持続可能な地域づくりを行うため、地域振興ビジョンを掲げ、地域生活拠点づくりの推進など、8つの方針を地域の振興策とし、各地域の特性を生かした個性ある地域づくりを進めることとしております。 久米地域では、年間28万人が訪れる道の駅久米の里による地産地消等の推進や久米山利活用の検討、梅の里公園、岩屋城跡、久米総合文化運動公園などの自然を生かした観光、レクリエーションの拠点づくり、また町内会と連携した小地域ケア会議の取組を強化し、地域住民が住み慣れた地域で安心して快適に暮らせることなどを進めております。 担当部局や関係者と連携して、久米地域の振興策を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  市長より広域圏における公共施設整備について答弁をいただきました。 9月議会では広域的な公共施設整備について提言をさせていただきましたが、10月には定住自立圏の首長にて協議をされ、実務者レベルでの協議を始めるとの早速の対応をいただいたところであります。 そこで、この実務者レベルの協議はどのようなスケジュールで進めていかれるお考えでしょうか、お尋ねします。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  定住自立圏内での公共施設も本市と同様に老朽化が進行しておりまして、施設の整備や解体、跡地の利活用など、多くの課題を抱えているとの声を聞いております。これらは各自治体におきまして共通する課題であるため、定住自立圏の枠組みにおきまして、今年度ファシリティーマネジメントの勉強会を既に実施したところでございます。今後もこのような機会を継続的に設けまして、公共施設の課題に対し、圏域全体として取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  新たな施設整備ニーズや既存施設の集約などについても議論されると思いますが、圏域内での共有を進めていくことで調整に期待をいたしたいと思います。 次に、今議会で質疑がなされておりますが、久米総合運動公園市民プールについて地域振興部長より必要性について答弁をいただきました。 これまでの質疑をお聞きしまして、私なりにお尋ねをいたしたいと思います。 建設場所について既存地を最適候補地として整備するとのことですが、そこに至った経過をお尋ねします。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  久米地域内で市が所有している土地を中心に5か所での比較検討を行いました。久米総合文化運動公園の各施設との一体的利用、久米中学校からのアクセス、水道などのインフラ整備状況、用地取得、用地造成費の必要性などを評価項目とした結果から、現在の市有プール敷地内が最適の候補地としたものでございます。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  そうなると、既設施設を取り壊して整備をするということの計画で、令和6年、7年度整備となっておりますが、この2年間の期間は利用できないことになりますが、現在の利用者への代替対応は何かお考えでございましょうか。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  まずは、利用者に対して早期から整備情報の提供を行い、協力をお願いすることが重要と考えております。整備基本計画の確定後、市民プールでの広報のほか、ホームページや防災無線、「広報津山」等により休館期間、供用開始予定などを積極的に発信してまいります。 また、市有健康増進関係施設などを広く現プール指定管理者の協力を得て利用者に提供したいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  現在の指定管理者は、昨年の12月議会で1年の延長ということでありまして、今年度の指定管理を受けられておるわけでありますが、通常4月からの指定管理ということになりますと、この12月議会で上程されるのが大体の案だと思います。今回提案をされておりません。令和5年度の市民プールレインボーの運営はどう考えておられますか。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  整備基本構想のスケジュールから指定管理者制度の協定期間を1年間再延長し、令和5年度末まで施設運営を継続して行いたいと考えています。現在、所要の手続を進めており、指定管理者の指定期間の変更議案を3月市議会に提案したいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  もし、これが否決でもされたらどういうことになりますかな。ちょっとこういう危ない橋を渡るような議案の出し方はいかがなものかと思います。もう分かっていたわけでありますから、この12月できちんと出すルールでされたほうがよろしかったんじゃないかということを御指摘を申し上げておきます。 さて、第5次総合計画中期実施計画において、公認プール、令和3年度から事業化は示されておられました。この計画からの検討経過についてお尋ねいたします。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  市内全域のプールの在り方等を慎重に検討する中で、現市営プールの適正化基本方針をまとめ、久米総合文化運動公園市民プール整備基本構想の策定となったものでございます。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  9月議会では、地域振興部長の答弁では、試算を行っておりませんと、こういうような答弁がございました。11月には構想発表がされ、1月には計画策定委員会まで立ち上げることになって、令和8年度から運営開始まで示されておりますが、それでも今の時点で試算ができてないんでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  総務文教委員会で津山市水泳連盟から提供のあった試算額、約20億円を参考額として捉えておりますが、今後整備基本計画を策定する中で、基本的な施設内容や附帯施設等の大きさ、公認プール化などの協議を進めていくこととしております。その中で、建設事業費の算出を行っていくこととしております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  お隣の広島県の府中市では、今現在入札の公募をされておる府中市民プールがあります。今の久米のレインボープールとほぼほぼ同じぐらいの大きさですが、府中駅のすぐそばで、車の駐車場は10台程度ですから、ちょっと規模は違いますけど、プールの大きさは同じぐらいですね。それで、今出とるのは10億円です。ここへ要求水準書というのがあるんですが、それを見たらそういうことであります。 でもね、2番議員、6番議員の答弁でも、財源について、過疎債、スポーツ振興基金など、国、県へ働きかける旨の答弁でありました。私の知りおくところで、先ほどの6番議員の質疑の中にもありましたが、過疎債を借り入れる場合は県が査定であります。現在、保育のこと、道路のこと、様々いろんなことで過疎債を使われてやっておるところがありますが、それでもさっき、前後ありますけど、二、三億円ぐらいが認められてない、そういう中でどのような財源見通しで計画を立てられとんでしょう、お尋ねします。 ○議長(津本辰己君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(左居薫君)  プール建設の財源は、多額の過疎債充当が必要と見込まれるため、所要額を確保できるよう国、県に対し、事業の効果や必要性など丁寧に説明してまいりたいと思います。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  でもですね、総合計画を策定する際、概算的に予算がこれぐらいな規模ですよというて新聞にも公表されています。プールのような大きな事業なんでありますから、大体の予算の把握をされてそういうものが立っておったべきじゃないんかな、こういうふうに思うんですね。このたび明らかになっております津山市財政計画、ローリングの概要、長期財政見通しにおきましても、ここへ出ておりますが、じゃあ、これに反映されておるのかおらんのか、そこが非常に不安であります。見込んでないんだろうかな、どうなのかなと。金額が出てないというたら見込んでないとしか言いようがないわけでありますが。ちょっと非常に不安であるということを御指摘を申し上げておきます。 さて、計画策定委員会についてお尋ねをいたしたいと思います。これはどのような内容を協議いただくのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  新たなプール施設をプールエリア、トレーニングエリア、それから共用エリア、この3つのエリアに分けての協議には、公認プール基準を満たすプールの検討、幼児が安全に利用できる小プールの検討、屋外エリアでは水に親しむことによる水泳志向の醸成、水泳の継続につながるきっかけづくりなど、また施設の規模として必要な諸室、面積などについてを想定しているところでございます。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  そこまでの内容を御議論いただくということになれば、予算規模がどれぐらいなんか分からんと、国際的なプールのような大きな話になるかもしれませんし、いや小ぢんまりの話になるのかもしれません。公認プールか、そうでないかによっても随分変わってまいります。ですから、この委員会に具体的な予算も示して協議をしていただかにゃいけんのんじゃないでしょうか。お考えどうでしょう。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  基本計画策定委員会では、御意見等を反映し、プール機能や規模を素案としてまとめていきたいというふうに考えています。 他市等、自治体の建設例などの紹介は検討しておりますが、個々の予算提示は予定をしているところではございません。その後、整備基本計画として策定する中での建設事業費の算出をしたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  これまで2番、7番議員の答弁におきましても、久米総合運動公園一体的な利用というふうなことも含めて、今回の整備をしていかなきゃいけない、そういうことであります。 では、市民プールが完成したら、どのような効果と期待を持っておられるか、お尋ねをいたします。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  現在の施設機能を維持、向上できるとともに、子供からお年寄りまでの世代利用や学校等水泳授業の利用など、多くの市内外の方々に利用していただくことで、スポーツ、健康づくり、体力づくりの推進による多様な効果と久米総合文化運動公園がより一層住民等の交流拠点となり、久米地域の活性化につながっていくものと期待をしているところでございます。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  プールは全市民が利用されるわけでもございません。ですから、プールを利用される方は、確かにここに使うということもありましょう。私が今思うのは、部長、答弁をいただきました。それは確かにそうでしょう。しかし、私が思うのに、ここにプールを平成7年にやって、ここで改築するわけですよね。ほんなら、またプールを差し替えて新しくプールをするというようなそんな考え方で物事をしよって、本当に財源的に、国から、県から、変わったことをするからほんならちょっと予算つけてみようとか、そういうことにならんじゃないですか。普通だったら、まあまあこの程度でしかならんでしょう。結局、個性的な、独創的な、そういう久米地域をグランドデザインすることも含めて、やっぱりそういうプールをする、このあたりの久米地域、いや西部地域のまちづくりをどう考えていくんかということを示した中でのプール建設を皆さん方と協議せにゃいけんのじゃないですか。単なるプール造りゃあええというんじゃったら、そりゃ誰でもとは言いませんけど、簡単な話です。でもね、ここに先ほどから出よる10億円じゃ、20億円じゃ、30億円という金額があります。これだけの金額を投資をするならば、地域の経済効果だけでなく、やっぱり地域の皆さん方の健康とか、それから心も体も豊かになるような、そういうふうなビジョンを示して、こうやるんだということをやっぱり市長、お示しをいただきたいんです。ぜひそこは市長に旗を振っていただいて、なかなか部長がそこまでいうたら大変でしょうから、あれでしょうが、そこはぜひお示しをいただいて、ああこれをやったらいい町ができるな、期待が持てるなと、夢が持てるなと、こういうものをやっぱりぜひ私は今回お示しをいただきたかったなと、こういうふうに思うんですね。 私がちょっと思い出したんですが、たしか岡山市の平田ですかね、今岡山県南部健康づくりセンターというのがありまして、当時国立療養所津山病院がいわゆる中央病院に移管する際に、県北にも同様のものをしようと、こういうお話がたしか平成6年か7年か8年か、そのぐらいなときにあったのを私は新聞記事で見た記憶があります。今現在の運用を見ようりますと、医師もおられて人間ドックもできる、文化活動も、それから食事の指導もできる、そういうふうなものがあるんですね。例えば、それが県の財政難でこの話が白紙になった。現在やって、約20年たっていますよね。ならば、そのことをもう一遍掘り起こすわけじゃありませんが、それをこのプールという核の中で、そういう健康づくりのセンターを県北全体でそういうものをするんだということを示した中で運動を掲げていくということがどうでしょうか。そういうような新しい考え方を持ってやることで、逆に言うたら、県のお手伝いも、国のお手伝いもいただけるんじゃないでしょうか。 そういうふうなことを示すのが、私はやはり津山の未来をつくっていく、本当に変わってきたなというふうに示すものではないかなと私は思うところであります。とりわけそういうふうにすると、久米地域がそこを拠点にするならば、スイミングスクールに来るバスも今動いていますけども、これを例えばごんごバスと協調した中で、スイミングスクールに通うのをバスでやれば、公共交通の機能も果たせましょうし、また岩屋城もこれから国の史跡に向けて目指していきょうるわけですから、トレッキングをしていくための健康、久米山もありますけど、そういうような地域のある財産をうまく活用する。建物だけでなく、そういうものを活用する。そういうビジョンをやっぱりお示しをしていただきたいなと、こういうことをお願いをして、これは答弁は要りません、私の考えの一端を述べさせていただいたところであります。どうぞ参考にしていただいて、お願いを申し上げたいと思います。 続きまして、ライフラインについてお尋ねをし、ありました答弁2件について、ここで申し上げたいと思います。 都市建設部長より、除雪体制、凍結防止剤の配置、散布体制について答弁をいただきました。 これから本格的なシーズンを迎えます。担当部署の職員の皆さん、またそれに関係いただきます業者の皆さんには、大変御苦労の多い時期になりますが、道路の安全確保のためによろしくお願い申し上げたいということでお願いをしておきます。 続いて、光通信網整備の状況について答弁をいただきました。 整備状況からすると、来年度ほぼ整備が完了し、運用開始ということになるわけでありますが、光ファイバー幹線から地理的要件によって引込みができない家屋があるということですが、何世帯ぐらいあるんでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  通信事業者より約150世帯と伺っております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  地理的要因とは、具体的にどういう状況のことでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(津本辰己君)  総務部参与。 ◎総務部参与(森上譲君)  世帯数が少ないなど、通信事業者が採算面から幹線整備を実施しない状態と認識をいたしております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  その世帯には、電気も電話も、有線ですね、入っていると思います。敷設に当たってコスト的な課題から延伸できないというふうに考えるわけでありますが、デジタル田園都市構想に基づき推進をされている今でございます。施設業者への支援を含めて、国にも働きかけていただいて、お願いを申し上げたいというふうに申し上げます。 関連をいたしますので、ここで質問いたしたいと思いますが、市内のテレワーク施設の利用状況について答弁をいただきました。 先般、私の知人でもある沖縄の宜野座村の村長の御縁に、会派視察でITオペレーションパークを視察をいたしました。IT産業系企業を誘致するために受変電施設の二重化や自家発電機、UPS設備による無停電化、またデータセンター機能を持つサーバー棟では免震構造を採用するなど、IT関連企業の誘致や起業支援もできる施設になっております。 アルネ津山に開設されているCOTOYADOは、今後紹介した宜野座村が取り組まれている装備まではいないものの、今後のアルネ津山の活用を考える上で、テレワーク活用企業誘致、起業支援により力を入れていくべきではないかと思いますが、そのお考えをお尋ねをいたします。 ○議長(津本辰己君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(明楽智雄君)  本市では、産業支援センターにおいて地域のICT企業で形成するつやまICTコネクトを核に、首都圏の大手ICT企業や津山高専等と連携した取組を進めておりますが、COTOYADOを活用し、ICTに精通した人材の確保や育成に取り組むことで、新たな企業の誘致だけでなく、地元企業にも新たな事業展開を進めるチャンスが広がっていくものと考えております。 また、産業支援センターでは産業人材の育成を目的とする津山まちなかカレッジと連携した人材確保や新規創業支援にも取り組んでおり、アルネ津山が持つ複合施設としての特徴を生かし、COTOYADOの利用促進を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  開設されたときにはどうなるんかなと思ようりましたけど、これを核にしてアルネ津山のよりよい活用の方法、頑張っていただきたいと思います。 地域振興課題と振興策について地域振興部長から、それから久米地域の振興について久米支所長から答弁をいただきました。 地域によっては様々ですが、久米地域ではどんな問題があると認識をされていますか、お尋ねします。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  主なもので2点を上げさせていただきます。 まず、人口減少、少子・高齢化、核家族化へ対応した相互支援ができる住民自治活動の連携と充実、それから、久米支所周辺部における地域生活拠点のインフラ整備が課題と考えております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  24番議員の過疎地域の課題について質疑があった中で、郊外地域は若い担い手による農業振興を図っていく旨の農林部長の答弁もありました。反面、小・中学校の将来構想はまだ明らかにされていませんが、議論の過程では小・中学校の統合について話し合われたとお聞きしております。 郊外地域に若い人材による農業担い手の育成、しかし若い人たちが家庭を持たれ、子育てをされるとなると、学校は統廃合で町へ行くというのは相反するもんですな。地域振興部長、こういう課題の中でどういうふうに思われていますか。 ○議長(津本辰己君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(藤井浩次君)  人口減少、少子・高齢化問題は、相互支援の基となる集落機能の維持、確保にも大きな影響があると考えております。行政だけでなく、地域住民と課題を共有した地域コミュニティーの充実、仕組みづくりと合わせた地域生活拠点の取組を進めていくことが大切であると考えております。子供たちや若い世代が住み続けたいと思えるまちづくりを進めていきたいと考えております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  そういう御認識であるならば、そういうふうなものの中で事業や予算化をしていかなきゃいけない、こういうことだろうと思います。 実務者の方はいろいろと悩み、苦しみながら、いろんな企画立案をされておられることとお察しをいたします。ぜひそういった点で子育て、過疎対策、地域コミュニティーの施策についての予算、事業について、市長や財政当局にはぜひ御理解をいただきたいなと、このようにお願いを申し上げたいと思います。 続きまして、コロナ禍を乗り越えるためにということで、食文化の振興についてであります。 18番、23番議員からもそずり鍋の御紹介がありました。そずり鍋を含む牛肉文化の発信について、官民一緒で積極的に取り組んでおられることに敬意を表すところであります。 飲食業界の再生の基軸になり得るものと考えますので、そずり鍋、ホルモンうどん、そして牛肉入りの津山風焼きそばなど、独特の食文化の振興に今後も力を入れていただきたい、応援をさせていただきたいと思います。 経済対策についてであります。 地域商品券の販売状況について答弁をいただきました。この商品券について様々な意見をお聞きいたすところでありますが、それぞれ何人の方が買われたのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(津本辰己君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(明楽智雄君)  eつやま及びシン・うまい券につきましては、当初販売と追加再販売で重複する方がおられますが、eつやまにつきましては7,938人に販売し、シン・うまい券につきましては、個人8,454人、法人168社に販売しております。シン・さくらにつきましては、本日申込みをいただいた方へ結果を通知する予定でありますが、7,862人に販売いたします。
    ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  津山市の人口は9万8,000でございます。ざっとそれぞれ見ますと8,000人程度の方しか買われてない。重複されておる方もおられましょう。となりますと、この商品券で恩恵を受けていらっしゃる方というのがちょっと限られてくるなと。1割も満たないというような状態だと。これはある意味、ちょっと効果的なことを言えば、限定になってくるなというふうに思います。ちょっとこれは残念ですね。やはりもう少しちょっと発想の転換と言いましょうか、考え方を変えて、幅広い市民の方に求めていただける、1万円、3枚の券を買うことすら難しい方も多くいらっしゃいます。そうなれば、直接お支えをする経済対策というものが必要ではないかと思います。今後の国の施策のこともございますので、今後の施策にお願いをしてこの質問を終わりますが、これは大きな問題であることだけは指摘をさせていただきます。 さて、そういう不公平感があるわけでありますが、どちらにいたしましての不公平感のない市民への支援、どうでしょう、これから考えていただけないものでしょうか、市長にお尋ねいたします。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  公平性というのは重要な視点であります。先般成立をいたしました国の第2次補正予算に盛り込まれた対策を踏まえまして、今後の物価高騰の住民生活への影響を見極めながら、必要なところに必要な支援が届くように適切に対応してまいりたいと思います。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  その答弁を信じておきたいと思います。 1997年を100といたしまして、日本の場合は実質賃金推移の比較をいたしますと、日本は90.1ということであります。個人所得から税、社会保険料を差し引いた可処分所得を減らし、個人消費の長期的減退を招いているところであります。このような中でありますから、私はコロナ経済対策として取り組まれた水道基本料金の減免、18番議員の質問にもありましたが、多額の費用を要するということで考えていないということでありますが、今の市長の答弁もありますので、ぜひよく考えて取り組んでいただきたい、そのことをお願いを申し上げたいと思います。市民の暮らしに寄り添う支援をぜひお願いを申し上げます。 続きまして、津山・英田保健医療圏の医療体制についてお尋ねします。 コロナ前と今とでは、医療従事者にとっては大変御苦労が多かったわけであります。病床数は108、医師は3名減少、看護師は51名の減少ということであります。 私なりにも調査をしましたが、若干減少が止まっていますが、10年後、当地域の医療圏の予想からすると、従事者の高齢化により引退が予想されていることから、人材確保に課題を抱えていると思います。今後の医師、看護師の育成について何らかの取組が必要と思いますが、お尋ねをいたします。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  本市では、人材確保、医療体制の維持向上のために、国・県に要望をしております。また、令和3年度に不採算地区公的病院等支援補助制度を創設し、医療従事者不足への対応、地域医療の確保、充実を図っております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  医師、看護師養成に奨学金制度をもって抱え込みをしておられるところもありますが、そういう取組はいかがでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  先進自治体の制度内容等を研究してみたいと思います。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  今後よく研究をしていただきたいと思います。 人口減少問題の施策についてであります。 この問題は様々な取組がされてきたものの、一向に改善が見られないわけであります。様々な支援策を国、津山市も取り組んでおりますが、実務を担っておられるこども保健部長、どのような課題があるとお考えでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  子育て支援においては、妊娠、出産から子育てに至るまでの幅広い支援を行う必要があり、本市につきましても、これまで様々な施策に取り組んでまいりました。人口減少施策は、福祉や保健のみならず、幅広い分野にわたることから、総合的に対応していくことが必要であると認識しております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  幼稚園、保育園の受入れ体制についてお尋ねをいたします。 定員に対して受入れ数が下回っていることは、余裕があるように思いますが、預けられる場所によっては希望のところに入れないということを耳にしますが、状況はどうでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  保育園等については、希望が集中する園があり、必ずしも希望どおりに入園できない場合がございます。公立幼稚園については、来年度は希望の方は全員受け入れることができる状況でございます。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  基本は市内在住者の受入れだと思いますが、周辺自治体の在住者の受入れ実態はどうでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  保育園等については、園の受入れ状況に余裕があれば、広域入所が可能な園がございます。公立幼稚園2園の園児は、全て市内在住となっております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  転勤などで途中からの入園というのもあると思いますが、その辺りの状況はいかがでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  保育園等については、随時入所の受付を毎月行っており、受け入れる園に余裕があれば、入所調整を行います。公立幼稚園については、定員に空きがあれば随時入園が可能でございます。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  定員の幅を持たせておくというのが必要だと思います。定員の確保というのは、子供たちを受け入れる体制、余裕があるということをお願いをいたしたいと思います。 次に、市内保育園、幼稚園において子供たちの紙おむつについてどのような対応がされていますか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  公立の保育所、認定こども園4園では、使用後の紙おむつについて、全て保護者で持ち帰りをお願いしております。 民間の保育園、認定こども園25園のうち、保護者の持ち帰りが14園、自園で処理をしている園が7園、便のみ園で処分している園が2園であります。そのほかの2園については、布おむつでございます。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  私も子供を育てた中で実体験がありますので、声を上げさせていただきますが、保育施設においての排せつ物のついたおむつは、特に大便はO157の大腸菌感染源として危険視されておりますし、国立感染症研究所も、保育所内での大腸菌感染症に対する報告書で言及をされております。 おむつの持ち帰りのためには、保育士が使用済みのおむつを個別に密封して仕分を行わなきゃいけないということになるわけであります。保護者は持ち帰りのために、おむつを一つ一つ記名をして持って帰るようなこともしなきゃいけない。また、おむつを持ち帰る際の保護者は、帰宅途中に買物もしなきゃいけない。抵抗感があるわけであります。 課題改善に向けて、全ての保育施設において紙おむつ処理ができるよう条件整備、費用負担の取組をすべきではないかと考えますが、当局のお考えはいかがでしょう。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  施設の意向確認や課題の洗い出しを行い、また他都市の状況も参考にした上で、保護者や保育者の負担軽減につながるよう実施に向けて検討しております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  ぜひ来年度から実施、取り組んでいただけませんか。もう一度お尋ねします。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  保管場所の確保や適切な処分方法について調査研究し、関係機関と協議しながら実施に向けて検討してまいります。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  この件は、美作市は実施されていますし、岡山市も来年度から実施されるということでありますから、ぜひお願いを申し上げておきます。 さて、おむつの話題で一つ気になるのですが、津山市の公共施設におけるおむつ交換、授乳室の整備はどうでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  おむつ交換ができる場所につきましては、幼稚園などの子供施設、公民館や庁舎など多数の方に利用される公共施設において、多目的トイレ内を中心に多くの施設で整備をしております。 一方で、授乳室につきましては、すこやか・こどもセンター、アルネ津山内の市立図書館、鶴山公園・鶴山館前トイレの3か所となっております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  姉妹都市であります沖縄県宮古島市に行きましたら、市役所の全ての階に授乳室がありました。議会フロアにもありました。さて、津山市役所はどうでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  市役所本庁舎では授乳室の設置はできておりません。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  とりわけマイナンバーカードの発行手続で来訪が多くて、待ち時間が非常に多い、そういうふうな中で非常に御苦労されている方もおられるわけであります。ちょっと優しくないなというふうに指摘をし、改善を求めます。 続きまして、児童クラブの体制についてでありますが、登録希望者に対して希望に対応し切れないクラブがありますでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  令和4年度は、26クラブ中2クラブにおいて全ての希望児童の受入れができていない状況となっております。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  増設についてどのような取組、対応がなされていますか、お尋ねします。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  定員の拡充に向け、学校内や公共施設、周辺の賃貸物件等、増設場所について検討を行ってまいりました。早期に希望者全員の受入れ体制を整えられるよう、いずれのクラブについても周辺の賃貸物件を活用したクラス増設に向けて取り組んでいるところでございます。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  私に相談がありました一宮小あおぞら児童クラブについて、どのような状況でございましょうか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  小学校敷地内でのクラス増設について要望がある中、様々な観点から増設方法についての検討を行っておりますが、学校施設内での運営については、来年度以降も児童数の増加が見込まれる中、継続的にクラブ運営が可能な場所の確保が困難な状況にあります。 このような状況の下、令和5年度、運営団体から賃貸物件を活用して1クラス増設したいとの要望があり、早急な定員拡充への対応策として、要望に沿うよう取り組んでいるところでございます。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  増設に向けて協議をされているとのことですが、校外設置に当たりどのような取組がされていますか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  クラブの増設においては、児童の安全・安心が第一であると考えております。つきましては、現在、校外で運営している児童クラブの安全管理面等のノウハウを情報提供するとともに、運営団体が使用する施設の改修や備品の購入等の環境整備に対し、国の補助制度を活用し、助成を行えるよう取り組んでおります。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  校内と校外に分かれることになるわけでありまして、非常に不便であるわけでありますが、校内においての増設というのはできないんでしょうか。 ○議長(津本辰己君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  これまでも定員の拡充に当たっては、校内への増設を含め、あらゆる方策を検討してまいりました。今後も、公共施設や小学校施設内、敷地内を含め、クラブ室増設について市の公共施設マネジメント基本方針を踏まえ、引き続き検討してまいりたいと思います。 ○議長(津本辰己君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  確かに、公共施設マネジメント基本方針があって、あまり増やしちゃいけないのはよう分かります。しかしながら、該当する一宮小のように、これからまだまだちょっと増えるんじゃないかというところは、やっぱり必要なものは必要として整備せにゃいけんと私は思います。その点は十分対応していただきたい、校内での整備をお願いをいたしたいと思います。 これで質問の総括をさせていただきますが、最後に、子育て支援というところで考えさせていただきますと、市役所におりまして、さあ子供さんの、今1階のロビーのところにベッドがあります。ほこりまみれです。みんなから見えるところです。確かに、おむつを替える場所は多目的トイレにあります。それに行こう思うても、表示の看板、サインですね、それも単なるトイレしかありません。行って初めてドアに貼ってあるということであります。 町中いろいろ見てみましても、授乳室のこともそうですが、僕はちょっと正直なこと、きつい言い方をしますけど、津山市は子育て支援というて言ようりますけど、優しくない、子育てに。そういう優しいソフト面がちゃんとないと、幾ら事業で金を配ってみてみても、心に伝わりません。津山駅の駅のトイレかもしれませんが、そこもいまだに使用中止でありますが、津山駅にすら授乳施設はありません。これで森の芸術祭があったりとか、まなびの鉄道館で子供さんを連れてきても、そういう場所がないって何て不便なところでしょうと、こういうことになってしまうんですね。不親切な町だというふうに思われがちだと思います。思われていると、私は思います。 そういう意味で、以前民間施設でも授乳施設をする場合、市が補助金を出した制度があります。今はないそうであります。そういうふうなこととか、公共の、トイレもなかなか整備ができませんから、御家庭のトイレを使わせていただけるということで補助金制度をして整備をしていくとか、そういうことをする中で、やっぱり優しいまちづくり、子育てに優しい町という、お金だけではないものをやっぱり出していかにゃいけん。それが政策の中に現れる津山市になってもらいたいと思います。 日本は多くのことで、まあまあこれで済ませときゃええわという、そういう長期的な視野の問題解決をせずに、まあまあで送ってきたような、私もそういうところもあるかもしれませんが、そういうふうなことがあります。本当の問題点に目を背けて、逃げているような面もあります。しっかりとこの問題に立ち向かいながら、この問題を解決していかなきゃいけないというふうに思います。 ベルが鳴りますが、令和4年も残すところ20日となったところであります。昨年も同じことを言いましたが、コロナが収まってよい年にというふうなことも去年申し上げましたが、いまだなかなか見えてまいりません。しかしながら、必ずや光は、明るい見通しはあるんだということを信じながら、令和5年、2023年が市民の皆様にとっても幸せで、そして市政の発展にもなるその年になることを切に願いながら、12月定例会の質問全てを終結をさせていただきます。大変ありがとうございました。 ○議長(津本辰己君)  以上で13番、金田稔久議員の質問を終わります。 25番、河本議員。 ◆25番(河本英敏君)  執行部の方にお尋ねをしたいと思います。 コロナ対策も非常に長い対策を打ってこられました。そして、国からひもをつけてきた予算と、それからその自治体が思うように自由にその地域に合わせて使っていいお金とあったと思います。その総額が幾らぐらいになっとったかということをまずは教えていただきたい。 その使い方として、私はどちらかというと、周辺の自治体のように直接現金を配るとかというような形でなしに、その地域で購買力をより保つためにというような、それは言葉ではそうなんですけども、先ほどの13番議員も言われたように、買うと、例えば忘れてなくしたというような声もありましたね、いつか。そういうふうなことも心配されるし、また例えば買ったらどうしても使わにゃいけん。簡単に言うと、そういう、消費に対する、控えるということを加える、度々そのことを繰り返すと、余残に使うと、簡単に言やあじゃな、流れの中で。そういうことを心配する方もあるようであります。 まず、コロナ対策にどのくらいの比率で、何円ぐらい、何億円ぐらいずつに、ひもつきと分かれたか。その残りの対策が消費にしか、つまり消費にしか向けられてないという私は思いを持っておるんですが、その消費にしか向けてない判断をしたのは皆さん方がされたんだろうとは思うんですけども、その辺りのどんな考え方で、市民の皆さんがどうやったら助かるかということを考えられたのか。特に、消費するということは出にゃいけんわけですし、巣籠もりをしておられる人たちは出ることができないという中で、備えて最初の、例えば一律給付金で10万円が預金になったという人もありましたけども、心の安定にはつながっただろうと私は思います。そういう意味では、使い方を誤ったんではないかという気がするんです。特に、津山の場合は消費地でもありますし、例えば買物さえすればええんだという考え方が市民の皆さんの中に浸透しなかった、そういうふうには理解してもらえなかった。先ほども13番議員が言われたように、今券を売っているものが大量に残っておる、このことを考えたら、もう少し考え方を変えるべきじゃないかということをお願いしたいと思うんですが。 市長もしくはどなたでも結構です。私の理屈が、説明はしにくかったんですけども、要は幾らあって、どのぐらい仕分をしたんならと、そのお金の使い方がどこでどう議論されたんならということです。               〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津本辰己君)  議事進行。          〔「関連、1項目を簡潔にじゃないん」と呼ぶ者あり〕 ◆25番(河本英敏君)  だから、簡単に1つだけ聞いとるだけで。こういうことがあったけどと。 ○議長(津本辰己君)  まあ簡潔は必要なんじゃけど、関連はそのプレミアム商品券の話。 ◆25番(河本英敏君)  お金が……。 ○議長(津本辰己君)  いや、こちらも聞きょうてね、ちょっと……。 ◆25番(河本英敏君)  使い方をどう考えたんならということです。 ○議長(津本辰己君)  はい、分かりました。 この件に対して答弁は。        〔「何を答えてええか当局も困るが4項目……」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津本辰己君)  休憩。休憩します。ほんなら休憩。                                   午後3時26分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後3時29分 再開 ○議長(津本辰己君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開します。 25番、河本議員に申し上げます。 関連質問を再度、簡潔にお願いいたします。 ◆25番(河本英敏君)  市長、簡単にお尋ねをします。 ちょっと前置きや余談事が多かったんですが、要は今回質問された商品券が非常にたくさん残ったと。そこには原因があるんじゃないかということを思うたんですよ。それで、市長に聞きたいのは、今まで商品券をずっと出し続けてこられました。それをどこでどういう思いで誰が決められたか、どこでうまいことを決められたか。市民の声を聞かれましたかということですわ。 ○議長(津本辰己君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  基本的に、コロナ対策におきましては、全体のおよそ6割に当たるお金を経済対策を合わせた住民生活支援に配分させていただいたという中であります。その中で、個人給付をすることももちろん何点かはさせていただいておりますけれども、社会システム全体を維持する、そしてそれを持続可能なものにしていくと。こういうことから、私は商品券、あるいはそういうものを事業所、そういったものを持ちながら購買意欲を持って、そして皆さん方のお金を回していくという中で、まずは経済を下支えする、そしてその経済を動かしていく事業所を下支えすると、そういうことに私としてはお金を使うと言いますか、配分をしていったということでございまして、国や県の各種対策で手当ての及ばなかった住民皆さんに、そして事業所の方々に対して様々な分野で、そしてどちらかと言いますと、割ときめ細やかな支援や対策を行わせていただいたというふうに思っております。 誰が決めたんだというふうにおっしゃるのは、最後は私が判断をして対策をしているところでございます。 ○議長(津本辰己君)  以上で25番、河本議員の関連質問を終わります。 以上で通告による質疑、質問は終わりました。 これをもって質疑、質問は終結といたします。 ただいま議題となっております諸議案の審査につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。 審査付託表はタブレットに配信のとおりであります。 これをもちまして本日の日程は終了いたしました。 運営予定に従い、12月12日から15日までは委員会審査とし、タブレットに配信いたしております各委員長の招集通知によって審査をお願いをいたします。 12月10日及び11日並びに16日から19日までは休会とし、次の会議は来る12月20日午前10時から議会運営委員会、11時から全員協議会、午後1時から本会議を開きます。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承をお願いをいたします。 本日はこれをもって散会といたします。 大変御苦労さまでした。                                   午後3時33分 散会...