津山市議会 2022-06-17
06月17日-06号
令和 4年 6月定例会 令和4年6月津山市議会定例会 議 事 日 程(第 6 号) 〇令和4年6月17日(金)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │ 会 議 に 付 す る 事 件 │├─────┼─────────────────────────────────────┤│ │ 〇議案質疑・一般質問 ││ │ 議案第2号~議案第17号(16件) ││ 第 1 │ 報告第1号~報告第3号(3件)
││ │ (村田隆男議員、政岡大介議員、安東伸昭議員、金田稔久議員)
││ │ 〇委員会付託 │├─────┼─────────────────────────────────────┤│ │ 請願第1号~請願第4号(4件) ││ 第 2 │ 〇一括上程
││ │ 〇委員会付託 │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会 本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ │└───────────────────────────────────────────
┘ 津議第128号 令和4年6月17日 津 山 市 議 会 議 員 殿 津山市議会総務文教委員長 金 田 稔 久 〃 厚 生 委 員 長 西 野 修 平 〃 産 業 委 員 長 原 行 則 〃 建設水道委員長 岡 田 康 弘 (公 印 省 略) 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。 記1 日時及び場所 ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐ │ 月 日 │ 時 刻 │ 委 員 会 名 │ 場 所 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤ │ 6月20日│ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │ │ (月) │ 〃 │ 厚 生 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤ │ 6月21日│ 午前10時 │ 産 業 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │ │ (火) │ 〃 │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤ │ │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │ │ 6月22日│ 〃 │ 厚 生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │ │ (水) │ 〃 │ 産 業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │ │ │ 〃 │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │ └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2 案 件 付託議案及び閉会中継続調査事件 津議第129号 令和4年6月17日 津 山 市 議 会 議 員 殿
津山市議会広報調査特別委員長 吉 田 耕 造 〃 議会活性化調査特別委員長 三 浦 ひらく 〃 高等教育機関のあり方調査特別委員長 政 岡 哲 弘 (公 印 省 略) 特 別 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。 記1 日時及び場所 ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐ │ 月 日 │ 時 刻 │ 委 員 会 名 │ 場 所 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤ │ │ 午前10時
│ 広報調査特別委員会 │ 議 会 応 接
室 │ │ │ 〃
│ 議会活性化調査特別委員│ 第 3 委 員 会 室 │ │ 6月23日│ │会
│ │ │ (木) ├──────┼────────────┼─────────────┤ │ │午後1時30│ 高等教育機関のあり方 │ 第 1 委 員 会 室 │ │ │分 │ 調査特別委員会 │ │ └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2 案 件 閉会中継続調査事件 令和4年6月津山市議会定例会 令和4年6月17日 審 査 付 託 表 ┌───────
┐ │総務文教委員会│ └───────┘議案第 2号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第2次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第 4号 津山市事務分掌条例の一部を改正する条例議案第 5号 津山市税賦課徴収条例等の一部を改正する条例議案第 9号 津山市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例議案第10号 津山市公民館条例の一部を改正する条例議案第11号 津山市選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例議案第12号 阿波辺地に係る総合整備計画の策定について議案第13号 津山市過疎地域持続的発展市町村計画の変更について議案第14号 消防ポンプ自動車の購入について議案第15号 工事請負契約について議案第17号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第3次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項報告第 1号 市長が専決処分した「津山市税賦課徴収条例及び津山市都市計画税条例の一部を改正する条例」について請願第 1号 少人数学級の拡充及び教職員定数改善をはかるため2023年度政府予算に係る意見書採択の請願について請願第 2号 「地方財政の充実・強化を求める」請願書 ┌───────┐ │厚 生 委 員 会│ └───────┘議案第 2号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第2次)のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第 3号 令和4年度津山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1次)議案第17号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第3次)のうち厚生委員会の所管に属する事項報告第 2号 市長が専決処分した「津山市介護保険条例の一部を改正する条例」について報告第 3号 市長が専決処分した「津山市国民健康保険条例の一部を改正する条例」について請願第 3号 倭文診療所再開を求める請願請願第 4号 すべてのケア労働者の大幅賃上げを求める請願 ┌───────┐ │産 業 委 員 会│ └───────┘議案第 2号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第2次)のうち産業委員会の所管に属する事項議案第 6号 津山市
地方活力向上地域等特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例議案第16号 業務委託変更契約について議案第17号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第3次)のうち産業委員会の所管に属する事項 ┌───────
┐ │建設水道委員会│ └───────┘議案第 2号 令和4年度津山市一般会計補正予算(第2次)のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第 7号 津山市市営住宅条例の一部を改正する条例議案第 8号 津山市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例 出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │ │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │ │ 出席 │ 遅参 ││ │ 氏 名 │ │ │ │ 氏 名 │ │ ││ 番号 │ │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │ │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 1 │ 三 浦 ひらく │ 出席 │ │ 15 │ 村 田 隆 男 │ 出席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 2 │ 勝 浦 正 樹 │ 〃 │ │ 16 │ │ │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 3 │ 高 橋 寿 治 │ 〃 │ │ 17 │ 松 本 義 隆 │ 欠席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 4 │ 村 上 祐 二 │ 〃 │ │ 18 │ 美 見 みち子 │ 出席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 5 │ 広 谷 桂 子 │ 〃 │ │ 19 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 6 │ 政 岡 大 介 │ 〃 │ │ 20 │ 中 島 完 一 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 7 │ 河 村 美 典 │ 〃 │ │ 21 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 8 │ 中 村 聖二郎 │ 〃 │ │ 22 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 9 │ 田 口 浩 二 │ 〃 │ │ 23 │ 西 野 修 平 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 安 東 伸 昭 │ 〃 │ │ 24 │ 岡 安 謙 典 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 政 岡 哲 弘 │ 〃 │ │ 25 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │ │ 26 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 金 田 稔 久 │ 〃 │ │ 27 │ 森 岡 和 雄 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 原 行 則 │ 〃 │ │ 28 │ 岡 田 康 弘 │ 〃 │ │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───
┘ 説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長 │ 谷 口 圭 三
│ 産業文化部長 │ 明 楽 智 雄 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長 │ 桑 村 功
士 │ 産業文化部参与 │ 今 村 弘 樹 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長 │ 野 口
薫 │ 農林部長 │ 中 川 竜 二 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長 │ 有 本 明
彦 │ 都市建設部長 │ 山 本 将 司 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 企画財政部長 │ 左 居
薫 │ 地域振興部長 │ 藤 井 浩 次 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 企画財政部参与 │ 平 井 良
幸 │ 加茂支所長 │ 水 島 智 昭 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部長 │ 三 浦 英 俊
│ 勝北支所長 │ 谷 口 善 洋 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部参与 │ 落 合 勉
│ 久米支所長 │ 黒 瀬 生 雄 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部参与 │ 森 上 譲
│ 阿波出張所長 │ 畑 田 泰 則 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 税務部長 │ 尾 高 弘 毅
│ 会計管理者 │ 久 松 美也子 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部長 │ 朝 田 一
│ 水道局長 │ 小 林 和 弘 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部参与 │ 木 梨 良 祐
│ 教育次長 │ 粟 野 道 夫 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ こども保健部長 │ 奥 田 賢 二
│ 総務部総務課長 │ 井 上 卓 也 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘ 職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長 │ 玉 置 晃 隆 │ 主幹 │ 尾 原 佳 世 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長 │ 廣 野 淳 子 │ 主任 │ 有 岡 佑 起 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 企画参事 │ 杉 山 洋 │ 主事 │ 井 口 琢 朗 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘ 会議場所 津 山 市 議 会 議 場 午前10時00分 開議
○議長(津本辰己君) おはようございます。 御着席を願います。 皆様方には連日御苦労さまでございます。 これより6月津山市議会定例会6日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は26名であります。 欠席届が松本議員から出ております。 本日の日程に入る前に、8番、中村聖二郎議員から発言の申出がありますので、これを許可します。 8番、中村聖二郎議員。
◆8番(中村聖二郎君) 失礼します。貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。 昨日の私の質問の中で差別的な表現がございました。関係する皆様方に深くおわび申し上げますとともに、発言の一部取消しをお願い申し上げます。よろしくお願いします。
○議長(津本辰己君) この際、お諮りをいたします。 ただいまの発言の一部取消しの申出につきまして、これを許可することに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(津本辰己君) 御異議なしと認めます。 よってただいまの発言の一部取消しの申出を許可することを決定いたしました。 本日の議事日程は、配信しておりますとおり2つの日程といたしております。
△日程第1 議案質疑・一般質問
○議長(津本辰己君) これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。 15番、村田隆男議員、登壇。
◆15番(村田隆男君) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。ただいま議長の御指名がありましたので、小さな声を大切にを基本の15番、村田隆男、ただいまより一般質問させていただきます。 冒頭に一言、3月定例議会において私は、花粉症のことについて、どうにかならぬか花粉症という冒頭に言わせてもらいましたけども、何とかこの6月を迎えながら、多少は残っておりますけど、ほぼ回復という方向になりました。市民の皆さんも同じ方向だと思います。よかったなと、そういうふうにお見舞い申し上げておきます。 それでは、質問1、津山市敬老の日記念事業。 津山市敬老の日記念事業とはどのような事業なのか、お尋ねいたします。 質問2であります。公共トイレの美化によるまちづくり。 まずは、公園のトイレについて。トイレの美化活動の常態化、長続きする計画は必要であると考えている。 ②町内会、団体、有志で箇所を決め、継続性のあるトイレの美化活動の樹立を図る、市民でつくる津山のトイレの美化方針が必要であると思う。 ③きれいなトイレとは、掃除の行き届いたトイレである。具体的なトイレの美化活動として、まず何か所か決め、そのトイレを誰がいつどのように掃除するのか、地域、町内会、団体で話合いをやってみる。そして、問題点をあぶり出して、長く続く方策を見つける。 ④管理費についても、市民と行政とともに話し合う。 以上、何点か私の思いを述べましたが、継続は力なり、そうすることにより津山は最も輝くと私は思いますが、当局の見解を求めます。 そこで、お聞きします。 ⑤観光施設、JR駅舎等、公園、教育施設、球場、公共施設等のトイレの数は何か所ありますか、当局の報告を求めます。 以上で登壇での質問は終わり、状況に応じては質問席にて再度質問させていただきます。よろしくお願いします。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 公共施設等のトイレの数についてお答えをいたします。 本市が所有します公共施設は、全部で約570施設ございます。そのうち住民の方に広く御利用いただけるトイレが設置されているものは、約270施設となっております。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(木梨良祐君) 津山市敬老の日記念事業についてお答えいたします。 本事業は、津山市敬老の日記念事業実施要綱の規定に基づきまして、多年にわたり社会の進展に寄与してきた津山市内の高齢者に対しまして、敬意の意を表し、長寿を祝福することを目的とする事業でございます。 具体的には、満100歳の誕生日を迎えられる方に、敬老祝い品と祝い状を贈呈しております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 公園のトイレの美化に関する御質問にお答えいたします。 公園のトイレについては、設備の老朽化や水洗化などの課題があることから改善の必要があると認識しております。 また、これらのトイレは屋外にあり、常時利用できることから、いたずらや不適切な利用も散見され、その対応には苦慮しているところでございます。 トイレの管理については、誰もが安心して快適に利用できることが大切であり、議員の言われる美化方針の策定や課題・問題点の抽出、管理費の在り方などについて、しっかりと地元や関係団体と話合い、継続的な美化活動につなげていくことが今後の課題と受け止めております。 将来にわたり美化活動を継続するためにも、まずは現状の把握が重要であり、地元町内会の方々にトイレの清掃や美化の在り方について御意見をお伺いいたしたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) 敬老祝い品の基準は、毎年予算の範囲内において定めるとありますが、時代は変わり、多少は変化している祝い品になっているのではないか、見解を求めます。 100歳記念品1件で5,000円となっておりますが、その方向でもう少し変えてみてはどうか。 追伸でありますが、高齢者の皆様に心より祝福し、長寿日本一を目指して、いつまでも元気でいてください。そのことについて見解よろしくお願いいたします。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(木梨良祐君) 契約単価は見積結果により多少異なる場合もございますけれども、祝い品につきましては肌掛け布団を贈呈させていただいております。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) 肌掛け布団とありますけども、多少は変えていくのも、時代は変わりょうりますのでよろしくお願いしたい。 次に、第7条、これは津山市敬老の日記念事業の第7条でありますが、この要綱に定めるもののほか必要な事項は市長が別に定めるとありますが、別枠を設けなくても、第7条で満90歳以上の高齢者で介護保険制度を利用されていない健康長寿の方に健康長寿祝い品及び祝い状を贈呈できないか、回答よろしくお願いいたします。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(木梨良祐君) この要綱は、津山市敬老の日記念事業を実施するために必要な事項を定めたもので、議員御提案の記念事業を実施するためには、別に要綱などを定める必要があると考えております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) 次に、65歳以上で介護保険制度を使用されている方の人数は、当局の答弁を求めます。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(木梨良祐君) 令和4年3月末現在、65歳以上の要介護・要支援認定者数は6,031人となっております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) ④であります。90歳以上で介護保険制度を使用されていない方の人数は、当局の答弁を求めます。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(木梨良祐君) 令和4年3月末現在、90歳以上で要介護・要支援認定を受けておられない方は715人となっております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) ⑤でありますが、他市に先駆けて満90歳以上の高齢者で介護保険制度を利用されていない健康長寿の方に、別枠で健康長寿祝い品及び祝い状を贈呈することはできないか、医療の抑制にもつながると思います。また、波及効果が倍増するのではないかと私は思いますが、市長の答弁をよろしくお願いします。
○議長(津本辰己君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 村田議員の御質問にお答えをいたします。 令和7年には団塊の世代と呼ばれる方々の全てが75歳以上となり、今後10年間は後期高齢者の増加に加え、介護・支援を必要とする高齢者の増加が見込まれております。こうした中、満90歳を健康で迎えられる方々は、日々健康づくりに励んでこられ、高齢期に入られてからも病気や介護が必要な状態にならないよう取り組まれてきたたまものであると、心より敬意を表するものであります。 私は、健康寿命延伸のため、要介護状態の予防や生活習慣病予防などに取り組み、いつまでも健康で幸せに暮らせる町を目指しており、このように健康な生活を長く続けてこられた方に対して、健康長寿を祝福するため、祝い品及び祝い状を贈呈することにつきましては、検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) 私のところに小さな声が届きましたので報告いたします。 私の町内に95歳で独り住まいの老人がいらっしゃいます。御主人を亡くされて20年余り、子供さんもおられず、とてもお元気で、自分のことはもちろんのこと、ごみ当番、田植、溝掃除、町内の清掃作業も可能な限りは参加され、日々積極的に前向きに生活されております。その生きる姿勢を見させていただきます。75歳からは後期高齢者と呼ばれますが、年の寄せ方はそれぞれ違いますが、介護保険料は65歳になれば納めると決められ、義務として納めさせていただいております。我が家も、亡き父も、今も存命中の母も82歳で脳梗塞のため介護保険制度のお世話になり、社会のお力をいただき、現在も楽しくデイサービスに通っております。本当にありがたく、安い金額でお世話になっていると思います。本当に感謝以外の何物にも代えられぬ感謝であります。私も65歳を昨年迎え、年金をいただく立場となり、日々元気で、できる限りは介護保険制度を利用することもないように努力したいと、毎日7,000歩を歩くことにしております。 そこで、提案いたします。近所の95歳でもお元気でお過ごしで、介護保険制度を使わずに生活されている方に、津山市から年に一度でも御褒美及びお祝いをしてさしあげてはいかがなものでございましょうか。せめて90歳以上の方はそれなりの努力のたまものだと思います。年を重ねることは子供の成長と同じようにかなりの差もあり大変なことも多々あると思いますが、90歳以上の高齢者でありながら介護保険制度を利用されていない方に、何か津山市の限られた予算の中でしてさしあげることをお願いいたします。一市民として提案であります。よろしくお願いしますといった手紙をいただいておりました。ここに報告をいたします。 ぜひとも市長、前向きに考えていただきたいと思います。何とぞよろしくお願いいたします。 次に、質問2の再質問、公共トイレの美化によるまちづくり。 トイレは必ず使用するものであり、住民にとって最も重要である。公園のトイレはきれいと思うか、汚いと思うか。私は管理が行き届いていないと思うが、清掃はどうなっているのか、当局の見解を求めます。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 鶴山公園など観光地で利用者の多いトイレは、毎日清掃を行っております。また、地域の公園に設置されたトイレにつきましては、おおむね週1回の頻度で清掃を行っております。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) 週1回で皆やっていただいとんでしょうけども、それがそうできてないんじゃないかということでありますんで、今以上よろしくお願いしたい、そのように思います。 次に、質問2の再質問、公共トイレの美化によるまちづくり。 この6月補正予算で、公園施設機能向上安全安心事業として1,551万円計上されておりますが、その内容は、当局の見解を求めます。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 本事業は、災害対応の機能強化を付加するなど、公園の持つ多面的機能を向上させるため、地域住民の安全・安心を確保するもので、今回衆楽園南側のプール跡地及び沼第4公園のトイレ2か所で洋式化や多目的トイレの整備などを行います。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) この際、特に私ども前も質問したことありますけど、特にお願いするのは、オストメート対応トイレの設置もぜひともよろしくお願いしたい。新設するときには、皆方向するように今まではなっとるんで、そのことは間違えないように、そのことを強く求めておきます。 次に、質問2の再質問、公共トイレの美化によるまちづくり。 観光施設と鶴山公園、城東・城西・衆楽公園、作楽神社などのトイレの清掃は大丈夫か、当局の見解を求めます。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 鶴山公園、作州民芸館についてはそれぞれの指定管理者、城東観光駐車場では地元の方、衆楽園では業務委託者、作楽神社につきましては神社の方に、それぞれ定期的な清掃を委託し、管理していただいております。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) よろしくお願いします。 同じく質問2の再質問の公共トイレの美化活動によるまちづくりでありますが、私から一言申す。 観光施設等、トイレのきれい、汚いはイメージをよくもし、悪くもすると私は思います。当局の見解を求めます。
○議長(津本辰己君) 産業文化部参与。
◎産業文化部参与(今村弘樹君) 観光客がその行き先を決める際、トイレがきれいなことは重要な要素の一つと言われております。観光トイレの整備を計画的に行っているところではありますが、清掃により美しく保ち、観光客に気持ちよく御利用いただくことで、よい印象を持ってもらえるものと考えます。津山にまた訪れたいと思っていただけるよう、観光客の利便性と満足度の向上を図ってまいりたいと思います。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) 観光客の方向ですから、観光客でなくても地元の人でも、一回トイレに入って、ああきれいなトイレだなと、もう一回入ってみたいと言えるようなトイレを方向していこうじゃありませんか。お互いにそのように私は常に思います。特に、執行部の皆さん、議員もそうです、よろしくお願いしたいと、そのように思います。 次に、そこで津山市内の駅のトイレは幾つありますか、当局の報告を求めます。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 津山市内のJR駅舎のうち、トイレのある駅は10駅でございます。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) 質問2の再質問の公共トイレの美化によるまちづくりでありますが、⑥であります。 私のところに久米地区から自転車で通学している高校生から小さな声が届きました。 その学生たちは、通学途中にトイレに行きたいときには、コンビニのトイレを借りているとのことでした。コンビニのトイレを借りると、他の人も出会ったり、何よりも買物をしないといけないと感じとることでした。通学道路の沿線に指定公共トイレの設置やトイレを貸してくれる協力業者、再度言います、トイレを貸してくれる協力業者を市が指定するなども考えられると思います。これは市長、提案としますんで、よろしくお願いいたします。 また、JRが管理している駅舎、9駅のうち5駅にトイレがあります。津山市が管理している5つの駅舎はトイレがあるそうですが、JRが管理している4つの駅舎を津山市の管理としていただき、仮設でもトイレの設置はできないか、その中でも管理は地元がするという原則であり、そしてくみ取りだけは市の管理としていただくということもよい方向ではないかと思います。 特に、姫新線の坪井駅、もう15年ぐらいになりますか、20年になるかな、そういう方向でそのまま方向しておりますんで、明快な回答をよろしくお願いいたします。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 現在、トイレの設置されていないJR管理の駅を津山市の管理とし、トイレを設置する予定はございませんが、地元による駅やトイレの管理は、市管理の駅の現状を見ましても、方向性の一つと認識をしております。 駅のトイレ整備などにつきましては、JRに対しまして引き続き地域の声を届けてまいりたいと思います。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) このことはもう私も何回も質問した中でしておりますので、特に早急にお願いしに行っていただくことを強く求めておきます。何とぞよろしくお願いいたします。 ⑦でありますが、津山駅の汚いトイレでは、観光客は津山に来ていただけないのではないかと私は思いますが、当局の見解を求めます。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) トイレの美装化は、観光客などの利便性、快適性の向上に資するものであり、整備に向け、引き続きJR西日本に要望してまいりたいと考えております。 なお、駅前広場には観光案内所に併設したバリアフリーにも対応している美装化したトイレを整備しております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) いろいろと美装化したトイレを整備しておると言いますけども、皆普通で一般的に考えると、昔のトイレ、このトイレが印象、物すごくあると思う。あそこのトイレに入ったら、もう汚いどころじゃない、本当もうトイレへ行くのが大義なというような状態になろうかと思います。 そこで、東にトイレがありますが、そのことだろうと思いますが、矢印をつけて、こちらにトイレが、美装化したトイレを整備しておりますと、とにかく洋式の分で、すばらしいトイレがあるということを矢印でPRしてください。それでないと分からんのですから。皆降りたらすぐ左へ行く。そうじゃない、降りたら右に行くように、出口から右に行くように、そういう方向、特に旧のトイレが物すご印象、皆さん残っておると思う。また、初めて来られた人も、どこにあるんかなというたら、人間というものは近いところを選ぶもんですから、そういうことのない、なるべく分かりやすく表示をしていただくことを、看板つけていただくことを特に求めておきます。 次、⑧でありますが、美作千代駅が「広報津山」5月号に掲載されていましたが、全てがすばらしい。特に、トイレ。市民の一人としてありがとうと、この一言であります。当局が見た現状をどのように評価しますか、よろしくお願いします。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 美作千代駅を管理していただいている領家駅前町内会の皆様には、長きにわたり駅舎の管理、特にトイレの維持管理につきまして御尽力をいただいておりますことに感謝をしているところでございます。 駅舎、特にトイレの維持管理につきましては、地元の皆様の御協力なしには成り立たないものと認識をしております。今後とも、お互い協力しながら維持管理に努めてまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) これで最後にしようかなと、そのように思います。 公共トイレの美化によるまちづくり、例えば教育施設、各球技場など、トイレ清掃が行き届いていない施設があると。市全体の公共施設のトイレも、もう少し清掃に力を加えてみてはどうかと、そのように私は思います。当局の見解を求めます。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 公共施設のトイレ清掃につきましては、各種団体や専門業者への委託、指定管理者による管理など、複数の手法により行われております。トイレの美化につきましては、トイレ利用者への啓発、清掃頻度の見直し、公民連携による総合的な管理体制の構築など、様々な視点から対応していきたいと思います。 以上でございます。
○議長(津本辰己君) 15番、村田隆男議員。
◆15番(村田隆男君) このたびは大きく分けて、要するに2問しました。津山市敬老の日の記念事業の中のその中で90歳以上の高齢者で介護保険制度を利用されていない健康長寿の方に、別枠で健康長寿祝い品及び祝い状を贈呈することはできないかということと、もう一つは、先ほど言いました公共トイレの美化によるまちづくりを質問しましたが、このことを私は質問したら、足跡を常に求めていきますので、そのことができたかできなかったか、また確認させていただきますので、何とぞ特によろしくお願いいたしまして、以上で小さな声を大切にを基本の15番、村田隆男、一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 以上で15番、村田隆男議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 6番、政岡大介議員、登壇。
◆6番(政岡大介君) 〔登壇〕 おはようございます。通告により、6番、市民が第一の政岡大介、質問をさせていただきます。 まず、美作大学の公立化について質問します。 4月20日の山陽新聞に、美作高校本館の建て替え着工の記事が学園理事長のくわ入れの写真つきで載っていました。総事業費が20億円とのことです。すると、市民の方から話がしたいと連絡があり、数か所にお邪魔をし、話を伺ってきました。その内容は、次のようなものです。 昨年は大学校舎の改築、今年は高校校舎の改築と、美作学園は短期間に数十億円の施設整備を行っている。美作学園が行う整備であるから、本来私たちが何か意見を言う立場にない。しかし、美作大学が公立化される場合、津山市が多額な借金を背負わされ、結果的に津山市の財政状況が悪化するのであれば、公立化を絶対に認めるわけにはいかない。6月議会で質問して、公立化に関する谷口市長の本心を聞いてほしい。谷口市長がどのように答弁するのか、多くの市民がこの議会に注目をしています。お聞かせください。 3月議会の後、県北の学校関係者や市議、町議からいろいろと公立化に関する情報をいただきました。全国では私立大学が公立大学へ移行したケースが見受けられます。最近の例では、山口県周南市が今年4月に徳山大学を公立化し、周南公立大学となりました。また、来年の4月には、北海道旭川市が旭川大学を公立化する予定であるとのことです。他方、全国の自治体には公立化の検討を行った結果、公立化しないとの判断を行ったケースもあります。新潟県柏崎市や兵庫県姫路市では、市内の私立大学を公立化しないことを決断しています。これらのケースでは、まず大学側から公立化に関する要望書が提出され、その後自治体が公立化に関する検討に着手していると聞いています。 3月議会で谷口市長は、美作学園から要望書は届いていないと答弁されました。要望もないのに公立化の検討を行うことはいかがなものでしょうか。公立化をするのか、しないのか、市長の本心を聞かせてください。市民は市長の答弁に注目をしています。谷口市長に公立化の意思がないのであれば、この質問はこれで終わります。 次に、再生可能エネルギーを活用した災害に強いまちづくりについて。 ここ数年の全国的な異常気象による豪雨災害などのニュースでは、線状降水帯の発生など、以前は耳にすることのなかった用語がよく使われています。津山市でも、4年前の7月に発生した線状降水帯が西日本豪雨を引き起こし、甚大な被害を受けたことは記憶に新しいところです。こうした災害は地球温暖化が関係すると聞きますが、その原因の大きなものとして、化石燃料による温室効果ガスの排出が上げられるとのことです。 太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーは、石油、石炭などの化石燃料と違い、二酸化炭素など温室効果ガスを排出しない電源として、地球温暖化の抑制につながることが期待されています。津山市としても、再エネ関連の事業を官民で推進すべきと考えますが、要は進め方です。4月に全国で各自治体と事業を行っている東京のある企業の勉強会が津山市でありました。地元企業、県議会議員、市議会議員、町議会議員とともに参加してきました。災害時に津山市民の命を守る、これが一番です。また、津山市の財政に負担をかけないすばらしい事業です。民間による再エネ事業を適切に支援し、協調していくことが大事なわけで、谷口市長が津山市民の命を守るために、純粋に事業を進めたいということであれば、私たちは全力で応援をします。 さて、話を温室効果ガスのことに戻します。 政府が掲げる長期目標は、2050年に温室効果ガスを実質ゼロとし、脱炭素社会を実現するというもので、岡山連携中枢都市圏において昨年2月、同様の目標を目指すことを宣言しました。 一方、津山市地球温暖化対策実行計画では、2030年の削減目標を2013年度比26%としていますが、2050年の実質ゼロを目指す過程の中期目標としてはかなり低いのではないでしょうか。 そこで、お尋ねをします。 津山市もこの実行計画を見直す考えはありますか。いずれにしても目標を達成するためには、目に見える具体的な取組が必要です。国も脱炭素を推進するため、100か所の先行地域を選定して、意欲的な市町村を支援することとしており、今年4月の1次募集では、西粟倉村と真庭市が岡山県内から選ばれました。2次募集が9月にあると聞いていますが、他の市町村も手を挙げることを耳にします。津山市も積極的に手を挙げて、例えば平常時は農業用温室ハウスに電気や熱、エネルギーを供給し、災害時には非常用電源として活用するなど、再生可能エネルギーを活用した災害に強いまちづくりを進め、市民が将来にわたって安心して暮らせる津山市を目指す考えはありませんか。農業などの地域産業の活性化にもつながり、災害時には市民の命を守り、雇用も生まれ、税収の増加も期待できると思います。市長、環境福祉部長、農林部長、税務部長、危機管理の関係部より前向きな答弁を期待して、このテーマは終わりにします。 次に、第5次総合計画の後期実施計画及び今回の予算編成について。 第5次総合計画を策定するに当たっては、地域懇談会やアンケート調査などを実施し、市民の意見や思いを反映し、目標設定をしていると思います。毎年、目標達成を調査することになっていたと記憶していますが、その結果について具体的に、回数、調査結果を数値でお示しください。 また、その結果を後期実施計画策定にどのように反映されたのか、これも具体的にお答えください。 今回示された様々な事業は市民からの要望をきちんと反映したものでしょうか。B80号線整備や城南医院跡地整備事業、美作大学公立化の検討は、市民から求められたものですか、お聞かせください。 市長は多くの市民の意見を聞くことなく、一部の人たちの要望を聞き、独善的な市政運営をしていませんか、併せてお答えください。 次に、予算についてですが、市長は厳しい財政を乗り切るためには財政の構造改革が必要であると、新津山八策でも述べられていますが、市長の言われる財政構造改革とは具体的にはどのような内容ですか、教えてください。 今回、予算総額485億7,996万円という前年に比べて積極財政を提案されていますが、財政構造改革をどう反映しているのか、お聞かせください。 また、収支をどう見込まれ、各種財政指標の見通しはどうなっていますか、中・長期的な視点で具体的にお示しください。 城東地区に道の駅を整備するという提案がありましたが、公費を使って何をする施設かよく分かりません。分かるように説明してください。収支をどのように見込んでいるのでしょうか。見込みが立っていないのであれば、実施計画などに3,190万円も使って大丈夫でしょうか。それほど大きな施設が市長の頭の中にあるのか、教えてください。 予算全般についてですが、厳しい財政状況だが、効率的な行政運営を推進し、財政の健全化に取り組むとともに、新たな事業に積極的に取り組むと述べられましたが、効率的な行政運営とは具体的に何をどうすることですか。効率化を進めるにもお金が必要になると思いますが、どの程度見込まれていますか。 市のスマートシティ構想策定に2,495万円、津山まちじゅう博物館構想策定に500万円。構想を策定するのにどうしてこんな高額な予算が必要なのですか。効率化を検討されて、こんな額ですか。まさかコンサルに丸投げされるとは思いませんが、そのことも併せてお答えください。 次に、今回の予算で一番の税金の無駄遣いと思われるのが、ごんごバスのICカード決済システム整備に6,000万円です。コロナ対策費で、ほぼ国のお金ですが、こんな無駄遣いを聞いたら国民は怒ります。市民が本当に困っているのは何か、そこに手厚く予算をつけてコロナを乗り切ろうとするのが真のリーダーだと思います。コロナで苦しんでいる市民の要望はほかにたくさんあるのではないでしょうか。これでは、市民の本当の痛みは分かっていないと思われても仕方がありません。市長は乗車率及び満足度を高めるためにと説明されていますが、市長はごんごバスの利用実態を知らないのですか。担当部にお聞きします。最近3年間のごんごバスの年間利用人数、ごんごバス運用の年間収入額を答えてください。ICカード決済システムを導入するだけで利用促進になるのですか、もっと抜本的な公共交通網の在り方検討が必要なのではないですか。公共交通機関の利用が低迷しとるのは市内の状況を見れば一目瞭然ですが、市長は理由をどう分析されていますか、それぞれお答えください。 利用促進のためには、公共交通機関の運行体系や料金、バス会社の資金調達の仕方など、抜本的な、まさに構造改革が必要です。市長にはこのことについて問題意識はありますか、改革案がありますか、お答えください。 予算関係に関連して、最後に、受動喫煙対策についてお尋ねをします。 現在の受動喫煙対策はどうなっていますか。公共施設は敷地内禁煙のはずですが、ルールが守られていますか。新しく喫煙場所ができると、同僚議員や職員から教えてもらいました。それまで知りませんでした。予算額が1,000万円と聞き、津山市はどうなったんだろうと驚きました。 お尋ねします。市長は、どなたに、またどのような団体に頼まれ、予算化したのですか、お答えください。 今の時代、職員から提案することは絶対にありません。百歩譲って、屋根と囲いだけの簡易な場所を喫煙場所として市民に提供されるぐらいなら、私も渋々納得します。業者にお聞きすると、50万円もあればかなりのものができるそうです。それが1,000万円の予算です。業者、紹介しますよ。今まで議案説明会などで何度も説明する機会がありながら、喫煙場所予算1,000万円について、最後まで聞くことはありませんでした。反対の声が必ずあるので、あえてなかったのでしょうが、部長でよろしい、お答えください。 市長、こんな時代に逆行する問題は、隠さず、きちんとみんなで議論する必要があると思いますが、どう思いますか、お答えください。 以上で登壇での質問は終わります。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 政岡大介議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、大学の公立化についてです。 大学や高専など高等教育機関の発展は、地域の発展と表裏一体であることから、学園からの要望の有無にかかわらず、この地に大学を残し、発展させることを目的に、両者が協力関係を深め、多様な検討を行うべきであると考えております。 本市と美作大学による検討は、連携事業の実施、大学資源を生かした地域課題の解決のほか、経営課題の検討なども含んでおりますが、現時点ではあらゆる可能性を排除せず、幅広い分野で協議を進めることが双方にとって有益であると考えております。 次に、脱炭素先行地域に応募してはとのお尋ねです。 本市に暮らす皆様が快適で楽しく、いつまでも安心して生活できる町の実現に向けた私の決意は、さきの所信表明においてもお示ししたとおりであります。 先行地域への応募については、今年度実施する再生可能エネルギー導入可能性調査の結果を精査し、今後の本市の脱炭素政策の方向性やまちづくりの方針と照らし合わせた上で判断してまいりたいと考えております。 次に、総合計画の成果指標に関する御質問です。 第5次総合計画については、基本計画に掲げる5つの大綱とその推進方策の中に合計で88の目標指標を掲げており、毎年度1回実績を測定しております。直近の実績値は、令和2年度ベースになりますが、令和7年度の目標値に対して、達成しているものは22で、率にして25%の達成率となっております。 後期実施計画の策定に当たっては、目標達成率の状況を考慮し、さらなる取組が必要な分野については、施策の見直しを行っております。 具体例を申しますと、乳幼児の健診率の向上に向けては、母子健康アプリによる子育て支援事業の創設を、健康寿命の延伸に向けては、人間ドック受診費用助成事業の拡充等の対策を行ったところです。 次に、市民要望の反映についてです。 今般の後期実施計画は、住民や事業者の皆様から市に寄せられた様々な要望も踏まえ策定をしております。市民ニーズについては、短期的なものだけでなく、目指すべき都市の将来像に向けた潜在的なものも考慮し、必要な施策や事業を選定しております。 次に、市政運営についてです。 市政運営においては、私は幅広く住民の皆様の御意見をお聞きする姿勢を大切にしておりまして、公正で公平な行政執行に努めております。 次に、財政構造改革に関するお尋ねです。 平成31年2月に行った財政計画ローリングでは、令和12年度末の収支不足対応後の基金残高見込みが3億8,000万円と、平成30年7月豪雨災害時に災害復旧対応として財政調整基金を取り崩した額の約7億円に満たない状況でした。大規模災害など緊急の備えを確保しながら、基金に依存しない財政構造を確立していくためには、さらなる行革を進める必要があることから、令和2年2月に財政構造改革に向けた取組方針を策定しました。 これに基づき、民間提案制度などの公民連携による公有財産の有効活用や、ネーミングライツなどの取組を強化したほか、投資的事業の見直しや事業コストの縮減、効率的な事業実施の検討など、歳入歳出両面における見直しを進めた結果、基金残高は12億6,000万円と、一定程度の災害などへの対応が可能になるものと見込んでおります。引き続き、持続可能なまちづくりを推進するため、さらなる財政構造改革に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、城東地区の道の駅についてのお尋ねです。 城東の道の駅については、道路管理者の国と市が一体となり実施する事業で、観光や文化など多様な情報を広く発信することで、地域外から活力を呼び込む拠点施設として整備を目指しています。 道の駅は、前面道路の交通量から必要な施設規模などを決定することから、それに応じた調査や検討を行うために必要な予算を見込んでいます。本年度策定する道の駅基本計画の中で、安定した施設運営が継続できるよう、導入する機能などと併せて管理運営方針について検討してまいります。 次に、公共交通の利用減少についてのお尋ねです。 ここ数年においては、感染症による人流減少が最も大きな要因と考えており、現状は2年前の8割程度の利用にとどまっております。 また、モータリゼーションの進展による移動手段の変遷、少子化に伴う通学人口の減少などの社会変化も大きな要因と考えており、公共交通の利用減少は複合的な要因により発生しているものと認識しております。 次に、公共交通に対する問題意識、改革についてのお尋ねです。 公共交通の現状や在り方については、交通安全や高齢者の足の確保、都市機能の向上といった観点からも、私は以前から注目し、施策の検討、実施を指示してきたところです。これまでの取組としては、ごんごバスの車両更新による快適性向上や、西循環線の鏡野町延伸による利用者増など、一定の成果を上げたものもございますが、よりよい公共交通を目指していくためには、引き続き住民の皆様や公共交通事業者の意見を参考にしながら改善を図っていくことが肝要と認識しております。 本年度は地域公共交通計画を策定することとしており、住民、公共交通事業者、行政が三位一体となって将来の公共交通の在り方について議論を重ねてまいりたいと考えております。 最後に、受動喫煙対策の予算についてです。 本庁舎には多くの方が来庁されますが、以前から喫煙場所がないとの声がありました。そのような中、津山たばこ販売協同組合からの喫煙施設を設置してはどうかとの提案を受けたことから、たばこを吸わない方の受動喫煙防止のため、本庁舎への喫煙場所の必要性を判断したものです。 次に、予定している喫煙場所は、健康増進法に規定されている特定屋外喫煙場所とし、受動喫煙防止を徹底したいと考えております。設置する施設は、煙や臭いを外に出さない換気機能を有する閉鎖型とし、コロナ対策も考慮したものとします。このことは、望まない受動喫煙を防止するよう時代の要請に応えるものです。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) まず、今回の予算編成に財政構造改革がどう反映されているかとのお尋ねです。 コロナ禍で経済等への影響が懸念される中、財政構造改革の一環として、民間提案制度などの公民連携事業、ふるさと納税の推進や市税の収納強化などの増収対策に取り組むことにより、前年度比で歳入の増加を見込んでおります。 また、歳出面においても、普通建設事業の圧縮、進度調整や事務事業の見直し、スクラップ、ICT等の活用による業務効率化などに取り組むことで歳出の抑制につながっております。 こうしたことから、大変厳しい財政状況ではございますが、自治体DXの推進や子育て環境の充実、地域内経済の好循環に向けた取組など、後期実施計画主要事業の着実な推進に向け、予算を編成したところであります。 次に、今後の収支や各種指標についてのお尋ねです。 長期的な財政見通しとして、歳入面では人口減少等の影響により市税の減少を見込むほか、地方交付税も減少するものと考えておりますが、当面の間は合併特例債などの償還に対する交付税算入が続くことに加え、国の地方財政対策として少子・高齢化対策の強化などが見込まれるため、交付税については一定程度の金額が措置されるものと見込んでおります。 歳出面では、クリーンセンター建設債の償還に伴う一部事務組合負担金や企業立地雇用促進交付金の減額により、消費的経費や投資的経費が大きく減少するため、令和13年度以降の単年度収支は黒字になるものと見込んでおります。 また、財政指標については、新発債の抑制や一部事務組合の建設債償還に伴う負担金の減少等により、令和2年度の実質公債費比率は12.4%、将来負担比率は119.8%であったものが、10年後実質公債費比率8.5%、将来負担比率81.3%、20年後は実質公債費比率5.6%、将来負担比率69.5%と、将来への住民負担は着実に軽減していくものと見込んでおります。 次に、スマートシティ構想策定についてのお尋ねです。 非常に専門的な知識や実績が求められる業務であり、事業を効率的かつ確実に進めるために必要な経費として見積を行い、所要額を予算化したもので、妥当な金額と認識しております。 以上でございます。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 私からは、効率的な行政運営についてと受動喫煙対策についての御質問にお答えをしてまいります。 まず、効率的な行政運営についてでございますが、感染症の拡大や甚大化する自然災害などの社会状況の変化を背景に、自治体が担う業務はますます多様化し、その業務量は増大の一途にございます。こうした状況におきましても、住民サービスの維持向上を実現できる効率的な行政運営が必要となります。 今年度、効率的な行政運営の構築を目指しまして、業務プロセスの可視化を目的とした業務量調査とデジタル技術の導入実証事業に係る予算として1,110万円を本6月議会に提案しているところでございます。 次に、受動喫煙対策についてでございますが、市役所は健康増進法の規定によりまして、原則禁煙となる第1種施設となっていることから、来庁者向けの喫煙場所は設置しておりません。一方で、市役所敷地内で喫煙する人がいるという苦情の声も寄せられております。 なお、6月定例会に際しましての議案等の説明ですが、主要事業など、谷口市長2期目の主要な事業を中心に説明したものでございます。 以上でございます。
○議長(津本辰己君) 総務部参与。
◎総務部参与(森上譲君) 脱炭素の推進に関する御質問についてお答えをいたします。 脱炭素の推進や再生可能エネルギーを利用した大規模蓄電システムが開発、実用化されましたら、災害等による停電時の避難所等で電源として使用できるなど、災害に強いまちづくりにつながるものと考えます。
○議長(津本辰己君) 税務部長。
◎税務部長(尾高弘毅君) 脱炭素の推進による税収に関してお答えをいたします。 再生可能エネルギーの活用により新たな雇用が創出されれば個人住民税の増収が、また太陽光パネルなどが設置されれば固定資産税等の増収が、それぞれ見込まれることとなります。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 津山市地球温暖化対策実行計画の見直しについてのお尋ねです。 国は、昨年10月に改定した地球温暖化対策計画において、2050年カーボンニュートラルの達成という長期目標と、当該目標に整合的で野心的な中期目標として、2030年度において温室効果ガスを2013年度比46%削減を目指すこととしました。 これを受け、今年度岡山県地球温暖化防止行動計画の改定が予定されており、本市においても国、県の計画を踏まえ、津山市地球温暖化対策実行計画の事務事業編を今年度、区域施策編を来年度改定することとしております。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 公共交通に関する3点の御質問に順次お答えをいたします。 まず、ごんごバスの利用者数、年間収入についてでございます。 ごんごバス東西・小循環線につきましては、令和元年度の利用者数が11万1,474人、運賃収入は1,845万7,760円、令和2年度が10万4,456人で1,648万7,628円、令和3年度が9万6,629人で1,535万2,064円となっております。 ごんごバス支所間線につきましては、令和元年度の利用者数が2万6,163人、運賃収入は406万1,179円、令和2年度が2万2,850人で、325万8,269円、令和3年度が2万1,000人で、264万3,228円となっております。 次に、ICカード決済システムの導入が利用促進につながるのかとのお尋ねでございます。 ごんごバスの決済方式は、現金またはバスカードと呼ばれる磁気カードの2通りでございますが、磁気カード決済機器は既に生産終了となっており、現行の機器が破損すれば利用が不可能となります。 また、現金決済は、感染症に不安を覚える方などの利用控えを助長させる一因となっており、こうした問題を解消し、バスの利便性や快適性を高める手段としてICカード決済システムの導入を提案しているものでございます。 また、全国的に公共交通機関への非接触型ICカード決済は広がりを見せており、こうした背景を踏まえれば、本市においても全国基準の決済方式の導入が将来にわたって有効と思われ、利便性向上、利用促進にもつながると考えております。 次に、抜本的な公共交通網の在り方の検討についてでございます。 より便利で細やかな公共交通網の構築は、非常に重要と認識しております。本年度予定しております地域公共交通計画を策定する中で、公共交通網の在り方、仕組みについての議論を深め、今後の在り方を考えてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 産業文化部参与。
◎産業文化部参与(今村弘樹君) (仮称)まちじゅう博物館構想の構想策定についてですが、事業を進めるに当たり、関係部署で構想策定の内容について協議を行い、今後の指針となる構想を策定するため、重要となる方針の調査やアドバイス、会議の取りまとめや意見の集約等を委託するとしております。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 脱炭素の推進についての御質問にお答えいたします。 脱炭素の取組は、農林分野にも関係するものであり、農林部としても関係部局と連携し、推進してまいりたいと思います。 以上です。
○議長(津本辰己君) 6番、政岡大介議員。
◆6番(政岡大介君) 各答弁ありがとうございました。 美作大学公立化の答弁をいただきました。この答弁では、市民は危機感ばかりあおられ、絶対に納得しないと思いますので、もう少し質問をさせていただきます。 市長、学園からの要望の有無に関わらずの答弁ですが、要望がないと検討する理由が分かりません。学園理事長と公立化の話は、日頃からやってないとこんな段取りになるわけはありません。何年後、当時の谷口という市長が美作大学の公立化の要望もないのに公立化にして、こんな借金だらけの津山市になってしまった、こう言われる可能性が非常に高いと、よく聞きますよ。これほど校舎建て替えに多額の借金や未改修の建物の存在を知りながら公立化を進めると、最悪の場合、谷口市長は責任が取れますか。 津山市は過去多くの大型事業の失敗で、今でもアルネなどにより津山市の財政を非常に苦しめているのは谷口市長が一番お分かりだと思います。学校関係者からいただいた資料によると、18歳人口は2009年以降では120万人前後で推移していますが、2018年あたりから減り始め、2024年には106万人、2032年には98万人になると予測が出ています。そのことにより、多くの私立大学が経営に行き詰まると予想されています。市長もいろいろと理事長との人間関係があるのでしょうが、一番守らなければいけないのは、美作大学ではなく津山市であり、津山市民です。市民が納得できるようお答えください。 再生エネルギーの答弁をいただきました。 市民の皆様が快適で楽しく、安心して生活できる町の実現に向け、所信表明でも示したと答弁をされました。後はスピード感です。市長より担当部にもっと素早く対応するよう指示をよろしくお願いをします。 環境福祉部長より期待外れの答弁をいただきました。 4月に西粟倉村、真庭市が既に選ばれていることを知りながら、どうやって選ばれたかは分かるはずです。今年度とか来年度改定するとかの答弁です。全国的な異常気象による豪雨災害などがいつ起こるか分かりません。津山市民のためにスピード感を持って進めてください。国の支援する100か所から漏れないように、素早い対応を強く求めて、この質問は終わります。 今回の予算編成等についての答弁をいただきました。この1ページ割愛させていただきます。 次に、受動喫煙対策関係についてですが、総務部長は非常に優秀な職員であると思っていますが、この答弁はあまりにもひど過ぎる。予算の説明は主要事業を中心に説明と答弁されました。説明しないとその場は逃げることができても、いずれ見つかります。後で問題が大きくなります。市民からなぜこんなものが設置されたのかと責められるのは職員です。市長室まで行って責めりゃしません。たばこ販売協同組合からの提案と言われましたが、調べてみますと、ここまでのものは求めていないと言われました。理解されなくても、きちんと説明は必要です。たばこを吸わない市民に必要性を聞いてください。こんなものは要らないと、本当に叱られますよ。何とか組合、何とか協会、何とか会議所などの提案を聞くばかりしていると、津山市の予算はすぐにパンクです。煙や臭いを外に出さないで、コロナ対策を理由に喫煙所の設置を1,000万円もかけて誰が望みますか。この苦しいコロナの時代を一生懸命生きている津山市民のことを考えたら、この予算、本当に情けない。尋ねたことに答えていないので、再度質問いたします。 ルールが守られていますかとお尋ねしました。庁舎内、特にベランダで喫煙している者はいないのかということをお聞きしたのですが、苦情が寄せられているということですが、具体的にはどのような内容ですか、お答えください。 健康増進法の趣旨を市長はどのように理解されていますか。1,000万円かけて喫煙場所を設置することが法の趣旨だとお考えですか、お答えください。 次に、城東地区の道の駅関係の答弁をいただきました。 地域外からの活力を呼び込む拠点施設ということですが、調査で3,190万円はあまりにも大き過ぎます。計画が予定されている現場の近くを同僚議員たちと歩いてきました。もしこの場所なら莫大な撤去費用が要るだろうし、これも国かな、津山市かな、どこが負担するのかと、また借金かと、各自いろいろな思いを持ち、帰りました。 そして、この答弁は尋ねたことに答えていません。もう一度お尋ねします。 3,190万円は何のための予算ですか、これは何をする施設ですか、どのように施設を整備するのですかとお尋ねしました。お答えください。 次に、まちじゅう博物館構想の答弁は、話になりません。そんなこたあ聞いとりゃしません。こんな答弁しかできないのも分かるような気がします。事業を進めるに当たり、何々会議の取りまとめや意見の集約をする。そこまでして500万円は丸投げ。答弁を求めても苦しい答弁しかできないと思います。最近の議会では、職員が答弁に苦しんでいる姿を度々見て、残念でなりません。市長、議会を見ている市民の方からも、全く理解されるわけがないような、答弁者の苦しさだけが残る答弁をもうさせないでください。このようなぶざまな上司の姿を私は部下に見せたくない。 次に、博物館構想に500万円とスマートシティ構想に2,495万円は、明らかに委託料としてコンサルに丸投げです。津山市が自ら主体となって策定するよう強く要望をしておきます。 次に、ごんごバス関係の答弁ありがとうございました。 抜本的な構造改革が必要と申し上げ、市長の改革案とお聞きしました。車両の更新と鏡野町への乗り入れが改革案ですか。以前から指示していたとありますが、指示しただけのようです。今頃になって住民や事業者の意見を聞く、計画を策定する、ニーズ調査もしてない、利用者数、収支予測もせずに、ICカードに6,000万円。ランニングコストは、改修やメンテナンス費用は幾らと試算しているんでしょうか。中鉄バスとの費用負担割合は、もしかしてずっと市の持ち出しですか。バスの利用が低迷しているのは、答弁にあったように、車社会だからです。まずは、ニーズを把握、分析して、対応策を検討すること。何の改善策も検討していないのに、いきなり6,000万円も投入してICカードを導入しても、利用客は増えません。投資を回収することもできません。公共事業の失敗パターンそのものです。6,000万円あれば1万円の商品券が6,000人に配れる。勝央町は町民全体に3回も商品券を配っているのにと思うのは、私だけでしょうか。 以上で再質問です。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 初めに、大学との検討についてですが、大学がこの地に立地していることで本市は地域の教育、経済、文化など、多くのメリットを受けている、そういった側面を踏まえて、連携事業の実施、地域課題の解決、経営課題の研究など、連携して多様な検討を行うものであります。 本市が多額の負債を背負うことが前提で公立化を進めている事実はありません。住民の方々の誤解を招かないよう申し上げておきたいと思います。 次に、健康増進法の趣旨についてのお尋ねです。 令和2年4月に施行された改正健康増進法の趣旨は、望まない受動喫煙の防止を図ることと理解をしております。 健康増進法では、市役所は第1種施設であり、原則禁煙となりますが、残念ながらルールを守れない方もいらっしゃいます。したがいまして、本庁において受動喫煙を望まない来庁者や職員を保護するために、特定屋外喫煙場所を設けることが必要というふうに判断をしたものであります。 最後に、道の駅についてのお尋ねです。 道の駅については、道路を利用する旅行者のためのトイレや駐車場など、休憩施設としての整備はもちろんのこと、観光や文化などの多様な情報を広く発信する施設として整備をしてまいりたいと思います。 城東地区から中心市街地へと旅行者の周遊を促進させることで、地域全体の活性化につなげてまいりたいと考えております。 整備の進め方については、今後道路管理者である国と協議をしてまいります。 以上でございます。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 受動喫煙対策についてお答えをいたします。 苦情の内容につきましては、ベランダや市役所敷地内で求められたルールを守っていない職員がいるのではという苦情やお叱りの電話が寄せられております。 また、市役所の駐車場等でたばこを吸っている来庁者がいるから何とかしてほしいという、そういった声もお聞きしております。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) ICカード決済機器のランニングコストについてのお尋ねでございます。 ランニングコストは、およそ月額15万円弱と聞いております。運用、改修、メンテナンス費用等につきましては、運行事業者である中鉄北部バスが負担する方向で調整をしております。
○議長(津本辰己君) 6番、政岡大介議員。
◆6番(政岡大介君) 各答弁、ありがとうございました。 まずは、ごんごバスのICカードは、これからの時代、私も必要だと思います。問題は6,000万円です。600万円なら質問はしていません。商品券の話をしましたが、津山市は商品券を一般市民に一度もお配りしていませんが、物価高で生活が困窮している、特に年金だけで生活している高齢者、体の不自由な方にお配りして、少しでもお助けできるそんな6,000万円になったらいいなと思い、質問をしました。 次に、受動喫煙対策についての答弁ですが、受動喫煙を望まない来庁者や職員を保護するために喫煙場所を設けることが必要と判断したとの答弁、判断は100%間違いです。ルールを守らない人たちのために、ルールを守っている人たちの税金で喫煙場所をつくる。誰が考えてもおかしい。他の自治体に知られたくないほど、恥ずかしい予算と言っておきます。 まちじゅう博物館構想とスマートシティ構想策定は、なぜこんなに高額な金額でコンサルに丸投げするのか。何もかもコンサルにお願いするのが最近の傾向のようです。自分たちでできることはあるのではないでしょうか。これは指摘しておきます。 そして、今回質問をしまして一番の問題事業は、今後市の財政に重くのしかかりそうな城東の道の駅だと思いました。この先、どのように展開していくのか、とんでもない市費が投入されるおそが多分にあると思います。以後の議会で質問するため、あらゆる角度から情報を集めたいと思います。 最後に、美作大学の公立化についての答弁ですが、市長、本市が多額の負債を背負うことが前提で公立化を進めている事実はなく、住民に誤解を招かないよう申し上げておきます。この答弁は私に誤解を招くようなことを言うな、そういう意味の答弁ですか。この文面から私はそう受け取りました。間違いないですか。住民の方々の誤解を招かないように申し上げておきます。この意味を教えてください。どんな答弁だろうが、それは私の腹の中に納めて、6月議会での質問はこれで全て終わります。はっきりお答えください。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 大学との検討についてでありますけれども、繰り返しとなりますが、本市は多額の負債を背負うことが前提で公立化を進めている事実はありません。先ほどの私の答弁は、このことを住民の方々に対してお伝えをしたものであります。 以上です。
○議長(津本辰己君) 以上で6番、政岡大介議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午前11時35分といたします。 午前11時26分 休憩───────────────────────────────────────────── 午前11時34分 再開
○議長(津本辰己君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 10番、安東伸昭議員、登壇。
◆10番(安東伸昭君) 〔登壇〕 失礼します。10番、安東伸昭です。 議長の発言許可がありましたので、通告に従い質問をします。 6月議会では、令和4年度補正予算第2次・第3次について、EBPMの視点から各種事業の取組事業の内容について、3点目として津山市の令和4年度から新たに取り組む農業施策についてを質問をいたします。 まず、議案質疑として、令和4年度補正予算第2次予算に関する質問をいたします。 尋ねたい内容は4点ありますが、分かりやすくするために、登壇では、デジタル社会推進事業費の932万円についてお尋ねいたします。 2次の補正予算で計上されているデジタル関連事業は、BPRによる業務効率化推進事業1,110万円、総合案内AIチャットボット導入事業650万円、津山市スマートシティ構想策定事業2,495万円、デジタルデバイド対策事業319万円、行政手続オンライン化に向けた基盤構築1,023万円、公共交通ICカード決済化等推進事業6,000万円、そしてデジタル社会推進事業932万円など、7事業で総額1億2,519万円が計上されています。 注目しているのが、民間企業からデジタル人材を受け入れることによりデジタル化に向けた取組を円滑に進めるとするデジタル社会推進事業費です。以前より津山市ではデジタル人材の育成が急務と考えているところでしたが、今回の予算措置で可能となると考えます。具体的な事業、取組内容についてお尋ねいたします。 次に、EBPM、エビデンス・ベースド・ポリシー・メーキングの視点から質問をいたします。 EBPMとは、津山市の統計データや各種指標などを含む客観的な根拠や証拠、エビデンスを基にして政策の決定や実行を効果的、効率的に行う指標です。 登壇では、新型コロナウイルス感染症についてお尋ねいたします。 令和2年4月24日に津山市で最初の感染者が出て以降、令和4年6月15日までに4,701人の感染者が出ました。感染症対策に御尽力していただいた関係者の皆様に、改めて感謝申し上げるとともに、感染された皆様や後遺症に苦しんでいる皆さんにお見舞いを申し上げます。 本日、議場におられる皆さんに、津山市の感染者の推移を私の視点でまとめた資料を、議員の皆さんにはタブレットの本日の議事日程のフォルダーに配信しております。執行部の皆さんには紙ベースで配付させていただきます。 概略となりますが、グラフの説明をさせていただきます。 グラフ1は、27か月の月ごとの感染者をグラフにしたものです。令和4年5月が過去最高の1,104人の感染者が出ました。グラフ2は、年代別感染者数です。グラフには表示しておりませんが、令和3年12月までに10歳未満の人が27人、それ以降、令和4年に入り、10歳未満が820人と感染者が急増しました。 グラフ3は、年代別感染者比率を表したものです。例えば、10歳未満の人口が789人で、感染者は847人となります。感染者比率10.7%。つまり10人に1人が感染したことになります。そして、27か月余り経過しましたが、減少傾向にあるものの、いまだ新型コロナウイルス感染症が収束していません。 そこで、グラフ並びに担当部が保有しているデータを確認していただき、担当部として27か月の間の対応策を振り返り、所見をお聞きいたします。 3項目として、津山市の農業施策について確認させていただきます。 さきの令和4年3月定例会で水田交付金の5年ルールについて、みどりの食料システム戦略について、農村RMOについての3点について、津山市の考えをお尋ねしましたが、国会審議中でもあり、検討するとの答弁が出ています。今6月定例議会までにどのような検討をしてきたか、経過についてお尋ねします。 また、第2次補正予算で、集落営農基盤強化事業1億172万円が計上されております。これについて詳細な内容をお示しください。 登壇での質問は以上です。答弁をお聞きした上で、質問席から再質問をします。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) 安東議員の質問にお答えいたします。 デジタル人材についてでございます。 総務省の地域活性化起業人制度を活用した人材派遣を民間企業から受けることとしており、現在7月からの配置を目指し、相手方と調整を進めているところでございます。 具体的な業務内容としましては、企画財政部みらいビジョン戦略室でデジタル社会推進に関する業務に従事していただく予定でございます。 個別実行計画の推進のほか、今年度策定を予定しているスマートシティ構想の取りまとめについても支援をいただくことを想定しております。
○議長(津本辰己君) こども保健部長。
◎こども保健部長(奥田賢二君) 私からは、新型コロナウイルス感染症の担当部としての所見をお答えいたします。 令和2年1月に国内で初めて新型コロナウイルス感染者が確認され、津山市においても昨日までに4,710名の感染者が確認されております。これまで51回の対策本部会議を開催し、感染拡大防止対策の方針決定や広報、市長メッセージの発出などを行い、周知を図ってまいりました。 人流が増加すると感染が拡大し、状況に応じて市有施設の休館や市主催の行事延期・中止の措置を行うとともに、講演会の開催など、様々な取組を行ってまいりました。 また、昨年2月にはワクチン接種推進室を設置し、医師会など関係機関と連携し、速やかなワクチン接種に努めてきたところです。 感染拡大防止のためには、基本的な感染防止対策である3つの密の回避、人と人との距離の確保、正しいマスクの着用、換気を行うこと、また予防接種を受けることが重要であるため、引き続き啓発に努めてまいります。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 農業施策に関する御質問に順次お答えいたします。 まず、前議会からの3点の検討状況についてでございます。 まず、1点目の水田活用の直接支払交付金におけるいわゆる5年ルールにつきましては、国から5年間で水張りを困難とする課題に係る意見集約の依頼があり、現在津山市農業再生協議会においてその取りまとめを行っているところでございます。 2点目のみどりの食料システム戦略につきましては、今月6日に開催されました国主催の説明会に参加し、事業スキームなど今後の流れを確認したところでございます。 このたびの6月補正予算におきましても、持続可能な農業生産を支援するため、令和4年度環境保全型農業直接支払交付金として535万9,000円を計上いたしております。 また、今年度からこの交付金に新設されました有機農業の取組拡大加算につきましても、対象となる農業者に周知することで、その取組の拡大を図ってまいりたいと考えております。 3点目の農村RMOにつきましては、複数の集落の有志により農村機能の維持を図るための話合いが継続的に行われる中、その場に岡山県とともに参加いたし、農村RMOの形成に向けた支援を行っているところでございます。 このような取組につきまして、中山間地域等直接支払交付金制度による集落協定広域化加算や集落機能強化加算に取り組む集落にも適宜周知してまいります。 続きまして、集落営農基盤強化事業につきましては、認定新規就農者や認定農業者、集落営農組織など、持続可能な農業経営に意欲的な担い手に対し、スマート農業機械等の導入支援を実施するものでございます。 本事業では、リモコン草刈り機などのスマート機械、設備や電動農機具など環境負荷軽減に資する資材を対象に、補助率2分の1以内、1経営体当たり100万円を上限とする導入支援によりまして持続可能な農業経営の実現につなげてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 登壇での質問に対して答弁をいただきました。 1点目のデジタル社会推進事業については、7月からの配置を目指すとの答弁でした。 津山市が取り組もうとしているスマートシティ構想策定事業やデジタルデバイド対策事業は、既に取り組んでいる市町村が多数あります。そして、その市町村は新たな展開に向かっております。津山市の現在の立ち位置は、先進の市町に比べれば、2周ないし3周の後れを取っていると感じております。スピード感と出戻りを回避したデジタル社会の構築を進めていただきたいと考えます。 2点目は、EBPMの視点から、新型コロナウイルス感染症については基本的な感染防止対策がまだまだ必要であるとの答弁でした。 3点目として、津山市の農業施策については、みどりの食料システム戦略などについて確認ができました。ありがとうございました。 ここから、一問一答方式で再質問をします。 まず、デジタル社会推進事業費932万円のうちで、民間企業からの人材派遣費の予算を教えてください。
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) 予算額は800万円でございます。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) ということは、100万円相当がビッグデータを活用し、経験やスキルだけでなく、客観的なデータに基づく政策立案や効果的な事業展開を推進する事業費になると考えますが、具体的にどのような内容か、お尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) 企業の持つ検索データや位置情報などのビッグデータを可視化するシステムを活用して、人々の興味関心や人流の実態を把握し、客観的なデータに基づく政策立案や効果的な事業展開を推進するものでございます。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 今回の導入するシステムは、国が運用しているRESASや政府統計データであるe-Statなどのビッグデータのデータツールとどのような違いがあるのか、説明をお願いいたします。
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) RESASは産業構造や人口動態などの官民のビッグデータを集約し可視化するシステムで、e-Statは各省庁が公表する統計データをまとめた政府統計のポータルサイトでございます。 このたび導入する予定のシステムは、企業の持つ検索データや位置情報などのビッグデータを可視化するもので、人々の興味関心や人流の実態を把握することが可能です。 RESASやe-Statが過去の調査時点の情報であるのに対し、本システムはリアルタイムの情報を取得できることが両者の違いになります。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) ありがとうございました。そういうふうに、部長のほうでも客観的なデータに基づく、今後その辺をEBPMの視点に立ってというように言っていただければ、皆さんに伝わってくると思います。 そして、津山市の全部局でこのシステムが使えるようになり、EBPMの手法を取り入れた企画提案、事業実施ができるようにしていただきたいと思います。 総務省のホームページを見ると、客観的な根拠や証拠、エビデンスを示さないと事業採択はなされない時代になっていると感じておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、補正予算の第2次の2点目についてお尋ねします。 補助交通安全施設整備事業として3億9,134万円を予算計上しております。内容としては、小・中学校をはじめとした道路利用者の交通安全対策として、通学路危険箇所に歩道の設置、拡幅工事や防護柵の設置などを行いますとあります。補助交通安全施設整備事業とはどのような事業か、詳しく説明をお願いいたします。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 昨年、千葉県八街市で発生しました通学路での交通事故を受けまして、通学路の合同点検を実施した結果により抽出された対策必要箇所や、また従来交付金事業で実施している歩道整備など、効果的な対策を計画的かつ集中的に推進するため創設された補助事業でございます。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) ありがとうございます。今回の予算執行により津山市内の全ての交通安全対策が実施されるのでしょうか、確認をさせてください。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 合同点検の結果により非常に多くの件数が確認されたため、今回の予算額では全ての対策箇所は実施できません。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 合同点検の結果、対策が必要と判断された津山市道は何か所あるでしょうか、教えてください。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 点検結果により道路管理者が対策をする必要があると判断された市道は、69か所あります。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 69か所ということですが、これらの箇所が全てが補助対象となるのでしょうか。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 国の補助対象となるのは29か所であります。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) それでは、先ほどの4億円近い数字、この4億円の予算は今年度は何か所で事業実施をされるか、教えてください。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 16か所を予定しております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) まだ残りがあるということで、この事業が来年度以降も引き続き行われるのか、確認をいたします。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 当事業は、本年度から令和7年度までの4か年で実施する予定です。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) それじゃ、ここで最後の質問とはなりますが、4年間の総事業費をどの程度見込んでおられるか、教えてください。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 通学路などの危険箇所を整備するためには、総事業費約14億円が必要と考えております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 危険箇所ということで、担当者としては危険な箇所は一気に解決しておきたいと考えるのが常ですが、4年間という期間が必要となります。当然優先順位を決められて対策になると考えますが、危険箇所での事故発生が起こらないように、仮設の安全対策を行った上で対応していってくださいと、ここではお願いしておきます。 次に、小・中学校準要保護等児童生徒対策費として1,044万円についてですが、義務教育の円滑な実施のため、小・中学校の準要保護者に対して就学援助で行う給食費の支援を8割から10割に拡充しますとありますが、対象者が何人かを含め、詳細な算出根拠をお示しください。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 補正予算では、現在の給食費8割給付を全額給付とするため、1人当たりの年間の差額を小学校9,450円、中学校9,358円と見込み、給付対象者の推計人数を小学生660人、中学生450人として、小学校費では約623万円、中学校費では約421万円、合計約1,044万円を計上しております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 引き続き、給食費関係で質問をさせていただきます。 この補正予算第3次で計上されました給食センター管理運営費925万6,000円について、説明では学校給食センターの調理用燃料、LPガス高騰分に対する負担とありますが、この算出根拠をお願いいたします。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 令和4年度当初は、調理用燃料費のガス契約単価を230円とし、年間見込額を3,137万円としておりましたが、契約単価が280円に上昇し、年間見込額が4,062万円となったため、この差額925万円を高騰分として計上しております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 世の中、本当にいろんな形で高騰してくるというふうな話が聞こえてきます。燃料費高騰によるものとの説明ですが、給食センターの電気料金についても気になるところです。ここで、過去3年間の年度ごとの料金と今年度に入ってからの料金を教えてください。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 令和元年度は約2,100万円、令和2年度も約2,100万円、令和3年度は約2,400万円となっております。また、令和4年度は4月と5月の合計額が約540万円となっております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 今の答弁の中で、概算で計算すると電気料金35%程度上がるなということになります。ここではこれだけにしときます。 続けての質問ですが、山陽新聞の6月2日の第1面に食品値上げ1万品、平均13%値上げの記事が出ておりました。給食食材も例外ではありませんが、電気料金を含めて食材値上げに対して津山市の対応についての考えをお聞きいたします。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 調理用燃料費の価格高騰分を公費負担することにより、食材の値上げに対応し、給食献立の質、量とも維持できると考えております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) よく分かりませんが、どんな仕組みになるんかなと今思っております。ただ、私は総務文教委員会に属していますので、この内容については委員会の席で詳細について再度確認をさせていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、みどりの食料システム戦略に関する関係法令が4月22日に国会で可決成立しました。附帯決議として、このシステム確立には教育分野などとの連携が重要なため、省庁横断で取り組むことにしておりますということです。ポイントが学校給食で有機農産物の利用拡大が念頭にあるというふうに記載がありました。このことについて、津山市の担当課としてどのように捉えておられるか、確認をさせてください。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) みどりの食料システム戦略を推進する上で、有機農業の取組は重要であると認識しております。学校給食におけます有機農産物の使用に関しましては、まずは関係部署と協力して課題を整理してまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 想像すると給食課とやられると思いますが、高い安いの話とか、量の話とか、それをうまくまとめて導入できるようによろしくお願いいたします。 次に、母子健康手帳アプリ子育て支援事業について通告しておりましたが、6月14日に5番議員の質問が出て、答弁をお聞きいたしましたんで、本件に関する質問は取りやめとさせていただきます。 以上で補正予算に関する質問は終わり、次にEBPMの視点からお尋ねいたします。 新型コロナウイルス感染症について答弁をいただきました。今回のコロナ感染症で、テレビや新聞報道でブレークスルー感染という言葉は聞くんですが、その詳細な内容の発表がありません。ブレークスルー感染とは、2回目の新型コロナウイルスワクチンの接種を受けてから2週間後以降に新型コロナウイルスに感染することを指します。津山市の場合は、令和4年1月から感染者が、先ほどお示ししたグラフのとおり、急激に増え、4,229人出ております。家庭内感染が多く発生したのではと予想もしますが、この中でブレークスルー感染者がどの程度おられたか、これ疑問に思われる方もおられました。担当課として津山市のブレークスルー感染者の現状をどのように把握しているか、お尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) こども保健部長。
◎こども保健部長(奥田賢二君) 感染者の報告は、医療機関から保健所に届出がなされ、その後、保健所が疫学調査を行います。ブレークスルー感染につきましては、県から公表されない限り、市では現状を把握することは困難でございます。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) もう一点、6月1日の時点で岡山県内の亡くなられた方が248人、コロナ感染でです。亡くなられた方には心から御冥福をお祈り申し上げます。 ところで、津山市のコロナ感染症で亡くなられた方は何人おられるでしょうか。
○議長(津本辰己君) こども保健部長。
◎こども保健部長(奥田賢二君) 感染者の死亡に関する情報は、県から提供されないため、把握できておりません。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 若干ちょっと不安になる要素になりますので、その辺もこれからちょっとまた再度聞かせていただこうと思います。 津山市の年齢別感染者の状況から、令和4年1月になって20歳未満の感染者が全体の感染者の35%を占めるようになりました。担当課としてはどのように受け止め、この感染拡大に対する対応をどう取ってきたか、お尋ねをいたします。
○議長(津本辰己君) こども保健部長。
◎こども保健部長(奥田賢二君) 春休み、ゴールデンウイークなどの人流の増加とともに感染が拡大し、さらに感染力の強いオミクロン株の流行により、友人、知人、家族間で感染が広がったものと考えております。 また、ワクチン接種ができていない5歳未満や、接種率が低い20歳未満の年齢層に感染者が多い状況は、ワクチン接種の影響もあると考えております。 3密回避、手指消毒、マスクの着用など、基本的な感染防止対策の周知を図るとともに、市内の小学校、保育園などに保健師が出向いて、紙芝居や講話による啓発も行っております。 また、若い年齢層の方がワクチン接種を受けやすいよう、医師会等と協力して、夜間や土曜日、日曜日に集団接種を実施しております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) ありがとうございました。今回の感染症対策でできなかったことは、次に新たな感染症が蔓延したときも対応ができないと考えます。これまでの経過をしっかりデータとして残し、まとめておいていただきたいというふうに考えます。 ブレークスルー感染や死亡者数等の情報を岡山県から受領していただき、津山市の新型コロナウイルス感染症の総括をしておいていただきたいと、ここでは依頼をしておきます。 続いてですが、令和4年1月以降、津山市の教育委員会として感染者や濃厚接触者となった児童・生徒にどのような方策を持って学習の機会を提供してきたか、報告をお願いいたします。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 各学校では、緊急時における学習保障ICT活用ハンドブックに基づき、児童・生徒と教員が時間割の連絡や双方向での課題の配信、オンラインによる健康観察等を実施しております。 また、教室で行っている授業をオンラインで配信するほか、ドリル教材と紙媒体によるプリントを課題とするなどの学習の保障を行っております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 学習の機会を提供した結果から課題も見つかったことと考えますが、その解決方策も含めてお尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 感染者や濃厚接触者等へのプライバシー保護の観点から、配信時に個別に対応することに相当な時間を要することが課題としてあります。しかしながら、現在コロナ感染症への理解が進んでいることを踏まえ、今後は当該児童・生徒全員への一斉メッセージの配信やオンライン授業の配信など、端末を活用した学習保障の方法についての研究を進めてまいります。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 本当によかったなというのは、一人一人にタブレットが入ったことによってその辺がしっかり導入できたということになります。その辺をもっともっと早いうちにしとったら、もっと充実した内容になっていたかなと。私も二、三年前にそういうふうな、導入しましょうという意見を言ったことがあります。これは置いときまして、こういう経験を踏まえて、経過を踏まえて、解決策をどんどん積み上げていきながら次のステップに進んでいっていただきたいというふうにお願いしておきます。 次の質問ですが、5月の教育委員会の定例会を傍聴した際、全国学力・学習状況調査結果の資料提供がありました。これは自校採点、各学校が採点を行い、津山市の小学校6年生と中学校3年生の調査結果を一覧表にしたもので、今年度から教育委員会定例会の資料として提示されたものです。そして、この資料は6月の校園長会議に資料として使われたと聞いております。議場におられる皆さんにも配信及び配付しております。 私は、EBPMの視点から、客観的なデータを基に次への一歩を踏み出す取組として大きく受け止めております。自校採点はいつ頃から実施しているのか、まずお聞きいたします。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 平成26年度より市内全校で実施しております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 次ですが、この学力・学習調査を実施した時点に、20歳以下の感染者が327人と全体の34%近い状況でありました。この段階でこの学力調査を受けられた児童・生徒は何人おられたか、確認をさせてください。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 学力調査を受けた児童・生徒数は、小学生3,332人中3,230人、中学生2,474人中2,273人でございました。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 4桁の数字だったら分からなかった。ちょっと質問をもうちょっと工夫すりゃよかったんですが、受けてない方が、小学校で102人、中学校で201人というふうになります。これも委員会のところでもう一遍聞かせてください。 まとめをさせていただきます。 自校採点表のまとめということで、定例教育委員会という公式の場で説明したことは、教育の見える化の視点から大いに私は評価をしております。津山市内全小・中学校でコミュニティ・スクールを開設しようとしています。円滑に進めるためには、情報の共有が不可欠です。今回のような資料は公開し、相互の意見交換の資料としていただきたいと考えております。閉塞感の感じられる場からは新たな発想は生まれませんというふうに申し上げておきます。 次に、観光DMOに関してお尋ねします。 令和4年度の当初予算に、「春はつやま」誘客促進事業費を計上し、津山市の観光資源を活用したさくらまつり、牛うまっ王選手権、新たに取り組んだTsuyamaスイーツフェスin津山城、津山市周遊謎解きイベントなどを実施されました。さくらまつりでは、天候にも恵まれ、3年ぶりに10万人を超える入場者がありました。 一方、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、これ54ページになりますが、津山市観光DMOと連携し、1人当たり観光消費額が平成30年、4,339円を令和6年、6,500円に目標設定をされております。 そこで、この春のイベントを通して1人当たりの観光消費額はどの程度になったか、お尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 産業文化部参与。
◎産業文化部参与(今村弘樹君) 津山DMOの調べでは、今年春の動態調査での1人当たりの観光消費額は、速報値として6,440円となっております。春の動態調査だけを見れば、令和元年度は3,801円、令和2年度は3,566円、令和3年度は3,892円であり、昨年まで春はさくらまつりの時期に動態調査を実施していたことから、近場の日帰り客が多く、年間の観光消費額と比較し、低い傾向にあったものと考えています。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) これまでの春の観光消費額の平均値を取ると3,800円弱ですが、1.7倍の消費額になっています。担当課として、この状況をどのように分析されているか、お尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 産業文化部参与。
◎産業文化部参与(今村弘樹君) 動態調査時期をさくらまつり期間中からゴールデンウイーク中に変更したことから、宿泊者の割合が高く、宿泊することによる立ち寄り箇所数の増加、飲食の消費額が伸びたものと考えます。 また、ゴールデンウイーク中、食のイベントを開催していたことも飲食の消費額が伸びた要因と考えております。 報道等で言われているように、コロナによる自粛の反動によるリベンジ消費という消費行動も要因の一つではないかと考えます。 調査票自体は大きな変更をしていないため、大幅な増加要因につきましては、津山DMOがこれから分析等され、分析結果の報告があるものと考えます。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) ありがとうございます。7月1日からは岡山デスティネーションキャンペーン「こころ晴ればれおかやまの旅」が始まります。 津山線にSAKU美SAKU楽の列車が運行され、因美線は限定ですが観光列車あめつちが乗り入れて運行されます。 観光客数は重要な要素ですが、観光消費額に目を向け、楽しい岡山県の県北の旅を全国の皆さんに堪能していただけるように、津山市民の皆さんとともにおもてなしをしていきたいと考えていますんで、よろしくお願いいたします。 次に、マイナンバーカード交付件数についてお尋ねします。 保有者が増えるのは自治体DXを進める上では欠かせない要素だと考えます。 2ページのグラフ4の説明をさせていただきます。 このグラフのデータは、総務省が毎月発表しているもので、今年6月1日現在までのマイナンバーカードの交付枚数をグラフ化したものです。津山市は6月1日現在で4万1,163枚が交付されています。対人口比では41.9%です。ただ、令和3年9月頃から、このグラフを見ていただいたら分かるんですが、発行枚数が伸び悩んでいるように思います。津山市のデジタル社会推進本部長である桑村副市長にこのグラフを見た所見をお尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 桑村副市長。
◎副市長(桑村功士君) マイナンバーカードの交付状況についてのお尋ねでございます。 本市のマイナンバーカード交付率は、令和3年度末に23.3%で、令和4年5月末が41.9%と着実に向上していますが、議員御指摘のとおり、令和3年9月以降、全国的に交付率が鈍化している中、本市においても同様の状況となってございます。 マイナンバーカードは、カードそのものを公的な本人確認書類として利用できるだけでなく、オンライン手続で利用する電子証明書を搭載していることから、交付率の向上を図りたいと考えており、7月以降、市内の全公民館と市立図書館に加え、商業施設においても出張申請を行うこととしております。 今後とも、マイナンバーカードを利用した手続やサービス導入を進めるなど、本市のデジタル社会の推進に積極的に取り組んでまいりたいと存じます。 以上でございます。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) ありがとうございます。 次に、津山市の職員のカード保持者の年度別推移についてお尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 本市職員におけますマイナンバーカード保持者でございますが、調査を開始をしました令和2年3月末時点で126人、15.8%、令和3年3月末で272人、33.8%、令和4年3月末で553人、66.2%となってございます。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 先ほども申し上げましたけど、このカードの交付はこれからのデジタル社会形成の重要な要素になると考えます。先般、他市の議会を傍聴した際、マイナンバーカードの交付率が低い現状の質問が出、市長より交付率アップの方針が出ておりました。トップが声を出すと一気に交付率がアップするのではと予想し、注目をしております。 また、現在津山市でカードが保険証として使用できる病院、診療所、薬局等が54件と少ない現状があります。ちなみに岡山県は807件です。津山市行財政改革運営指針では、令和4年度末に全市民が取得するように計画をしております。ここではデジタル推進本部長の桑村副市長の役割が大きくなると感じます。縦割りとなりがちな行政ですが、部局横断の横串を刺した取組が必要となってきますので、桑村副市長、本部長としてよろしくお願い申し上げます。 次に、最後の項目になりますが、農業施策について再質問をします。 登壇で、みどりの食料システム戦略の項目で、環境保全型直接支払交付金535万9,000円を計上していると答弁がありました。この詳細について教えてください。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 御質問の交付金に係る今年度の取組は、対象団体が6団体から11団体へ増加し、面積についても約25ヘクタールから約72ヘクタールへ拡大することを見込んだ上で算定したものであります。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 次に、昨年から実施しましたモチ米の生産についてですが、今年は積極的な栽培促進がぴたっと止まったように感じました。農家さんは、行政の依頼もあったことから積極的に栽培品目を変更して取り組みました。今年の状況はどうなのか、教えてください。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 加工用米としてのモチ米につきましては、津山市農業再生協議会で産地交付金の作付助成の対象としており、令和5年度の取組目標を21ヘクタールに設定し、今年度につきましても引き続き取り組む予定としております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) この件で、本年度を含めて過去3年間の作付面積を教えてください。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 作付面積はおおむね令和元年度が3ヘクタール、令和2年度が2ヘクタール、令和3年度が16ヘクタールとなっております。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) 最後の質問です。 農業再生協議会に5年ルールについてアンケートを取られています。この結果というものについて教えてください。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) アンケートの集約は来月半ば頃の予定となっておりますが、本件につきましては個々の農業経営だけでなく、地域営農の在り方を大きく左右するものであるため、津山市農業再生協議会を通じて国に対し、地域の実情を踏まえた慎重な対応を求めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 10番、安東伸昭議員。
◆10番(安東伸昭君) まとめとさせていただきます。 ロシアのウクライナ侵略により日本の食料安全保障に関する動きが活発になってきています。また、デジタル田園都市構想により日本の農業政策は大きく変化することが予想できます。的確な情報を農家さんに適切に発信していただくように要請し、私の6月議会の質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 以上で10番、安東伸昭議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時30分といたします。 午後0時27分 休憩───────────────────────────────────────────── 午後1時30分 再開
○議長(津本辰己君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 13番、金田稔久議員、登壇。
◆13番(金田稔久君) 〔登壇〕 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、ただいまから質問に入らせていただきます。緑風会の金田稔久でございます。 今回の質問は、谷口市長2期目のまさにそのスタートを切られる総合計画の後期実施計画を基に様々な議論が今日までされてきたところでございます。どうか今日の、私これから質問させていただきますが、市民に伝えるように分かりやすく御説明をいただきまして、より実効性のあるものになるような議論ができればと、このように思っております。6月議会の最終日の最後ということでございまして、大変皆さんお疲れではございますが、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。 まず、所信表明につきましての質問に入らせていただきます。 2期目のスタートということでございます。これから取り組まれる、分かりやすく言えば、のろしを上げてこれから進んでいくと、こういうことのまず議会であるんではないかなというふうに思います。 ここに私ちょっとパネルをお持ちをしました。ちょっと皆さんにお配りしておりませんけど、ちょっとこのことについて御説明をさせていただきたいというふうに思います。 ここへ書いてありますとおりで、いろいろと市長の所信表明の中にはたくさんの施策がここで御紹介をされました。たくさんありまして、どんなことも、いろんなことができるんだなということを感じてはおるんですが、それは私は今日お聞きした中では施策というような感じがいたします。ここの議論の中で出てきますのは、津山市民、そして津山市を中心とした県中北部の皆さん方の暮らしや未来をつくっていくというのが、この津山市の責務でもあるというふうに思うんです。今回、振興計画は計画でありますが、それに結びつけていく前に施策があると思うんです。施策の前に政策。一番にはどんな町にするのかという構想というものが一番私は大事じゃないかなと。夢のようなふわふわふわっとしたようなもんかもしれませんが、しかしながらここへ住んでてどんな町になるんかな、この町に住んでたら何か楽しそうな町になるなとか、そういう何か夢のようなそういう構想がこの所信表明の中に、私はちょっとあまり感じ取れなかったもんですから、その点について大変失礼ではございますが、市長にお尋ねをいたしたいというふうに思うところでございます。その基本構想をお尋ねしたいということでございます。 その構想を基に様々な政策というものがあり、そこから施策が示されて、申し上げましたとおり実行計画実践ということになるわけでございます。その中で前期4年間の成果をよくお聞きをしたところではありますが、成果としてこれができたというお話は聞きましたが、しかしながらこの反省点という点も市長の中にはお持ちではないかなと、このように思っております。そういったことで2期目にどのように進めていこうとされておられるのか、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、本定例会に上程されています議案第4号の事務分掌条例の一部改正される条例について、産業文化部の再編についてどのような構想から発案されたのでしょうか、そのことによって津山市役所がどのように変わって、市民の暮らしや経済が発展していくのか、お尋ねをいたしたいというふうに思います。 今回提案をされております第2次補正予算について4点ばかりお尋ねをしたいと思います。 農業振興費の園芸産地育成推進事業の概要について、次に商工振興費の公共交通ICカード決済化推進事業の概要について、同じく商工振興費の産業団地インフラマネジメント事業の概要について、公民館の公民館費の防災拠点施設の公衆無線LAN環境整備事業について、23公民館に設置とのことではありますが、このことについては合併地域の旧町村は公民館が1つしかない中で、その補完をする生涯学習施設への整備は盛り込まれてないようですが、どのようなお考えかということをお尋ねいたしたいと思います。 次に、市政の課題についてでございます。 昨年の7月にごみ問題がクローズアップをされました。21番議員からも質問がありましたが、津山圏域クリーンセンターのごみピット使用率逼迫に係る可燃ごみ外部搬出についてでございます。 昨年の9月、12月議会でも可燃ごみ増加に関して質問をいたしましたが、ここで改めて可燃ごみ増加の分析、その後の外部搬出の状況について、環境福祉部長にお尋ねをいたしたいと思います。 防災情報など発信する上でエフエムつやまにおけるラジオ放送がされておりますが、現状どのような利用状況か、また市政広報媒体としてどの程度活用されているのか、これらを依頼している中での経費、経営体制についてお尋ねをいたしたいと思います。 最後の3点目でございますが、資金運用の状況についてお尋ねをいたしたいと思います。 本市の財政構造改革についての議論は、これまでも歳出削減の議論が中心でございましたが、今回少し切り口を変えて質問をさせていただきたいと思います。 昨今の目まぐるしく変わります国際情勢の中で、金融情勢も敏感に反応している状況でありますが、本市の資金運用状況について分かりやすく申し上げると、年間を通じて収入と支出のバランスがどのような状況であるのかということについてお尋ねをいたしたいと思います。 国、県からの交付金、自主財源である市税の収受など、収入と工事代金などの事業や人件費など義務的経費等、支出があり、分かりやすく言えば、手元の資金、お金が十分あり、支払いに困ることの状態でないのか、資金運用の主務者である会計管理者にお尋ねをし、登壇での質問を終わります。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 金田議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、まちづくりの基本構想についてです。 これからのまちづくりの考え方については、所信表明や後期実施計画に掲げた4つの重点目標としてお示しをしたところです。快適で楽しい住み続けたい町、安心して暮らせる地域共生の社会、持続可能な地域内循環型の経済、未来を切り開く人材をそれぞれ築いていくことが本市の持続可能性を高めるために、不透明で変化の激しい現下の社会情勢において優先的に取り組むまちづくりの考え方になります。 次に、1期目の自己評価についてです。 就任直後の平成30年7月豪雨の災害対策や新型コロナウイルス感染症への対応など、予想外の事態が発生する中、少子化や人口減少への対策など志道半ばとなった取組もありました。 2期目の取組については、第5次総合計画後期実施計画に掲げる取組を着実に進めることが何より重要になります。豊かさを実感しながら、安心して住み続けられ、様々な天災や厄災から速やかに回復できるサステーナブルでレジリエンスの高いまちづくりを進めていく考えです。 最後に、産業文化部の再編についてのお尋ねです。 今後の地域活性化に向けては、ウイズコロナ、ポストコロナに対応し、地域経済の一日も早い回復と成長を促すとともに、歴史・文化を生かした観光都市としてのまちづくりを一層推進していく必要があると考えております。 そのためには、機動的に取り組む体制が必要と考え、産業文化部を商工業、地域交通、雇用等の業務を担う産業経済部と、観光や歴史・文化の業務を担う観光文化部とに分離、再編するものでございます。 再編により、それぞれの分野に集中する体制とすることで、コロナをはじめとする様々な課題に迅速かつ的確に対応しながら、きめ細やかで効果的な取組をさらに強力に進めてまいる所存でございます。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 企画財政部参与。
◎企画財政部参与(平井良幸君) エフエムつやまでの行政情報の放送状況等についてお答えいたします。 市政情報等につきましては、毎日3回、各回5分程度の放送等を行っており、今年度の委託額は125万8,400円、防災・減災情報につきましては、月曜日から金曜日の隔日3回、各回5分程度の放送や災害時等の緊急放送を行っており、今年度の委託額は198万円です。 また、視覚機能障害のある方へのCD等の広報紙の読み上げ収録が単価契約で年間約25万円となります。 経営体制等について把握はいたしておりませんが、委託している業務内容につきましては、実績報告等により履行していただいていることを確認をしております。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 津山圏域クリーンセンターに関する質問にお答えをいたします。 まず、可燃ごみ増加の原因についてでございますが、クリーンセンターの稼働以来、家庭系ごみではプラスチック容器包装や古紙類といった資源ごみが可燃ごみへ混入していることや、事業系ごみではリサイクル可能な段ボールの混入などが顕著になっております。 また、コロナ禍における巣籠もり需要、空き家などの片づけによる直接搬入ごみも増加をしております。 その他、人口減少に反して世帯数が増加していることや、ライフスタイルの変化なども影響しているものと考えております。 次に、クリーンセンターの外部排出の状況についてでございますが、クリーンセンターでは可燃ごみ貯留施設に想定以上の可燃ごみが搬入、蓄積されていたことから、トータルで5,000トンの搬出処理が必要となりました。このため、令和3年12月までに2,000トン、本年1月から3月にかけて1,000トンの搬出処理を行っており、今年度と令和5年度にそれぞれ1,000トンの搬出を計画をしております。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 公共交通ICカード決済化推進事業の概要についてのお尋ねにお答えをいたします。 本事業は、ごんごバス東循環線、西循環線、小循環線を運行する車両6台に交通系非接触型ICカード決済システムを導入するものでございます。 導入はごんごバスを運行する中鉄北部バスとなり、本市はイニシャルコストを支援することとなります。 なお、システム構築や車両機器の製造に準備期間を要するため、導入は年度末を見込んでおります。 次に、産業団地インフラマネジメント事業につきまして、本事業は産業団地内のインフラ等更新と産業用地の適地調査を実施するものでございます。 市内産業団地では、造成から長い年月を経てインフラの老朽化が進んでいることから、道路の舗装修繕、白線の引き直しや街路樹の剪定等、操業環境の整備に年次的に取り組むものでございます。 産業団地の適地調査につきましては、新たな産業用地整備の検討に当たって候補地の抽出やコスト面など整備に係る課題整理を行うための委託料となります。 以上です。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 園芸産地育成推進事業についてお答えいたします。 本事業は、ブドウを中心とする園芸作物の産地形成を目的とするもので、農業者で組織する団体を対象に、国の産地生産基盤パワーアップ事業の活用と併せて、県の園芸総合対策事業に本市独自の補助率を設け、高収益な栽培体系への転換を図るための果樹棚、ハウスの資材等導入を支援するものでございます。 以上です。
○議長(津本辰己君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(藤井浩次君) 生涯学習施設への公衆無線LAN整備についてお尋ねでございます。 本市では、津山市デジタル社会の推進に向けた取組方針、これに基づき、公共施設へのデジタルインフラの整備を進めており、公民館へのWi-Fi整備もその一つとして実施するものでございます。 全ての住民がICTの恩恵を受けられる環境づくりには、環境整備に合わせて新たな方法での学習機会の提供が必要であること、また指定避難所とされていることもあり、公民館への整備を優先したものでございます。 他の生涯学習施設についても、当該取組方針の下、公共施設の優先度を踏まえた協議を関係部署と進め、実施の検討を行っていきたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 会計管理者。
◎会計管理者(久松美也子君) 資金運用の状況についてお答えいたします。 運用資金につきましては、各担当課から収支予定報告や過去の収支実績等により予測を立てることで、不足することがないよう計画的に管理を行っております。 収入より支出が多くなる夏頃からは、基金の繰替え運用により対応しております。運用資金が不足する場合は、企業会計や金融機関からの借入れを行うこととしておりますが、近年そのような実績はございません。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございました。最後のお話をいただいた資金運用の状況についてでありますが、不足を生じた場合は金融機関からの借入れを行わなければいけないわけで、そこには金利が発生することになります。その辺り十分注意しながら管理をしていただきたいと思います。 たちまち使用しなくてもよい資金の運用はどのようにされておりますか、お尋ねをいたします。
○議長(津本辰己君) 会計管理者。
◎会計管理者(久松美也子君) 運用資金に余裕がある場合は、今後の収支予測を立てた上で期間を決め、金融機関へ預金を行っております。 また、基金については、国債等の債券と金融機関への預金により運用を行っております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 国債などの運用益ということは、税外収入となるわけでありまして、資金の見通しが立ち、運用益を出すということは大事なところと思います。近年では、どの程度の運用益を出されていますか、お願いいたします。
○議長(津本辰己君) 会計管理者。
◎会計管理者(久松美也子君) 債券及び金融機関での預金による利息を合わせると、令和2年度は約618万円、令和3年度は約608万円の運用益となっております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございます。意外にたくさんの運用益があるんだなということが分かりました。金融状況が非常に不安定ではありますが、令和4年度につきましてもよろしくお願い申し上げたいと思います。 次に、防災情報などの市政広報媒体であるエフエムつやまについて答弁をいただきました。私的には金額と効果の検証が必要と考えます。当局におかれましては、様々な市政広報媒体について見直しをここでお願いをしておき、この質問は終結をいたします。 続きまして、可燃ごみ増加に伴う搬出についてでありますが、21番議員への答弁、またこれまでの議員の説明でも、コロナ禍に伴う家庭ごみの増、片づけごみ増などの報告がありましたが、この傾向は他の都市ではどういう御様子か御確認いただいていますか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 岡山市及び倉敷市の令和2年度の状況について調べたところ、家庭系ごみは横ばいとなっております。そのうち粗大ごみについては、両市ともに増加しており、本市と同様の傾向であります。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 私がちょっと調べさせていただきました。真庭市は3施設、美作市は1施設、兵庫県たつの市、そして加東市、加西市、三田市、滋賀県東近江市、愛媛県西条市、津山に似たり寄ったりのところの町、人口規模等やって、電話調査をいたしました。 コロナによる非常事態宣言が発令したときは、家庭ごみがやはり増えたと、反面事業系ごみは減少したということであります。現在はほぼ平準値になったというふうに、全てのところがお答えをいただきました。 津山圏域では今でも1,000トンの外部搬出を行わなければならないということは、コロナによっての影響という理由は成立しないと思いますが、何か別の問題があると思いますが、そこでより掘り下げてお尋ねしたいというふうに思います。 可燃ごみのうち家庭系ごみと事業系ごみの数量の内訳をお尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 令和3年度の津山市の可燃ごみの量は、いずれも速報値で家庭系が1万3,781トン、事業系が1万3,278トンとなっております。内訳としましては、家庭系ごみは市の委託等による収集が約1万3,000トン、クリーンセンターへの直接持込みが約700トンとなっております。事業系ごみにつきましては、許可業者による収集が約1万500トンで、公共施設等からが約300トン、事業所等からの直接持込みが約2,400トンとなっております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 21番議員の質問では、クリーンセンターの増設という提言もありましたが、しかしながら3年間で約5,000トンを搬出しなきゃいけないというわけでありますが、概算でどの程度のコストになりますか。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 津山圏域資源循環施設組合では、全体で2億5,000万円と見込んでおります。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 1,000トンで5,000万円、1トンで5万円という費用が発生して、外部搬出ということが来年度まで続くと、こういうことになります。これは大きな問題でありまして、これもありましたが、先ほど答弁をいただいた事業系ごみの中に、津山圏域衛生処理組合から出る下水道し尿処理のし渣ですね、が含まれているようでありますが、令和3年度のクリーンセンターへの搬入トン数は幾らでしょうか。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 速報値で1,517トンとなっております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) この下水し尿処理し渣のクリーンセンター側としてのそもそも受け入れようとした受入れ計画をお示しください。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) クリーンセンターを管理する津山圏域資源循環施設組合では、毎年処理に関する計画を定めていますが、下水道処理施設し渣のみの計画数値は記載されておりません。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) それでは、衛生処理組合側としての処理計画をお示しください。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 津山圏域衛生処理組合では、実施計画において令和2年度及び令和3年度はそれぞれ1,550トン、令和4年度については1,530トンとしております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 令和3年度の資源循環施設組合の処理計画、当初のクリーンセンターを建設するとき、この令和3年度がどれぐらいになるのかなという計画は立てられておりました。それが822トン、に対して現状の搬入量が1,516トン。ですから、694トンも計画より多く受け入れているということになりますが、なぜこの問題をこれまで明らかにされてきませんでしたか、お答えください。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 平成24年度からのクリーンセンター建設時には、処理計画量として822トンの下水道処理施設し渣が見込まれておりましたが、平成28年度からの汚泥再生処理センターの整備に伴い、両組合が合意の上で処理をしております。当初数値と令和3年度の実績との間に大きな差異が見られますが、両組合の間で受入れは継続をしております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 両組合は、管理者は谷口市長になられるわけでありますが、同意をいただいとるからということでありますが、片やクリーンセンターではごみを5,000トン搬出せにゃいけんということが起きとるわけです。これをもし受けなかった、受けなかったということにはならんのでしょうけど、このことが少し問題で、そこが大きな、多いからそういうことが起きとんじゃないかというふうに私は思うんですが。計画よりも大幅に多い、この問題を、去年の7月は確かにコロナのごみが多かったというのは分かりますけど、それ以降もずっといきますというこの原因が、市民の皆さんや事業系の一般のごみも資源化せずにごみの中に入っとるということも当然今まで説明も聞きましたし、クリーンセンターに行ってもそのことは見受けました。しかしながら、この汚泥があるということ、これがこれだけの量が多いんだということをなぜ明らかにされてなかったのか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 平成28年度からの汚泥再生処理センターの整備に伴いまして、両組合が合意の上で処理をしているものでございます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 部長、今私がお尋ねをいたしましたのは、なぜ明らかにしなかったのかということをお尋ねしとるんで、両組合の同意というのは分かりました。なぜこういうこともあるんですということを明らかに情報開示をされなかったかということをお尋ねしょうるので、何度も申し上げますが、私の言っている日本語が分かりますか。分かればお答えください。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 繰り返しになりますけども、両組合で合意をして受け入れているということがございましたので、昨年の可燃ごみのピットの超過、この原因についていわゆる家庭ごみのプラスチックの問題であるとか、紙ごみの混入であるとか、そういうとこら辺を減量していくという意味合いでそういうことを原因として取り上げて申し上げさせていただいております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 市民にだけごみの減量をやってください、御協力もいただかなきゃいけませんが、言い方変えりゃ、公共の、内輪というたら言葉が悪い、市民的な見方をしたら内輪ですわね。そこの話は全然、蓋をしといてというのはちょっとこれ市民感覚的に思うたら、何ですかと、こういうふうになると思うんですが、ちょっと今そんなに両組合の合意と言われたんで、ちょっと私お尋ねしたいんですが、衛生組合の構成は3市町、資源循環施設組合の構成は5市町、それぞれ管理者会でこれらのこういうことになっているということは報告、協議をされとんですか。 これは、すみません、多分部長じゃお答えできんと思うんで、市長、管理者会のほうのあれでございましょうから、その辺はどうなんでしょう。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 管理者会で、まず平成24年度の建設時には822トンの下水道処理施設から出るし渣が見込まれておると。28年度からは、これが約1,500トンになっていると、こういうことでございまして、管理者会でこの数量を明確に議論をしているということはございません。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) ちょっと最後のところが、してないということでいいんですか。してない。 〔市長谷口圭三君「はい」と呼ぶ〕
◆13番(金田稔久君) はい、分かりました。議論されてないということで。 衛生組合は、津山市、鏡野町、美咲町。資源循環施設組合は、津山市、鏡野町、美咲町、奈義町、勝央町。奈義、勝央は、勝英衛生処理組合に加盟をされておるわけであります。それですから、なかなかそこが同意をいただいてないのはちょっとどうでしょうね、ちょっと難しいんじゃないんでしょうかね。でも、そこはその組合でも話の議論をされてないということは、私らにも話はないわけはよく分かるんですが、これちゃんとお話をしたほうがいいんじゃないでしょうかね。どう思われますか、環境福祉部長にお尋ねします。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 先ほども御答弁申し上げましたけれども、平成24年度からクリーンセンターの建設時には処理計画量として822トンということで、28年度から今度は汚泥再生処理センター、こちらの整備事業が始まったということがございまして、28年度のその時点で両組合のほうで協議を行って、クリーンセンターで受けるというような話が出来上がったと認識をしております。その当時は、クリーンセンターにおいても、今後ごみ量のほうは減っていくというような予測も持っていたという時点でございますので、そういったことで汚泥再生処理センターのほうからのし渣が増えても、その分は可能であろうというふうに認識をしておったものと思います。それぞれの時点で議員の皆様に御説明できていないという御指摘につきましては、真摯に受け止めさせていただきます。今後は適時十分説明するように努めてまいりたいと思います。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございます。ただ、津山市、鏡野町、美咲町は、自分のところも同じでいいわけなんですけども、奈義町、勝央町は資源循環には加盟されていますけど、衛生処理組合には入ってない。それでも、今ごみを外部搬出するのには、勝央町、奈義町も応分の負担をされて出しておりますよね。逆に言うたら、奈義町や勝央町の町民の皆さんは、これを聞いてどう思うでしょう。よその、一緒に加盟しとるがゆえに、そこの負担をせにゃいけんということになりましょうし、それから部長がおっしゃられたように、要するにごみがいずれ減るだろうというふうなことがあったという議論は、多分市長もその場におられて、議論におったわけではないでしょうから、どういうことの経過でそうなっとるんかというのは分かりませんが、でもこれちょっと、なあなあ、まあまあ過ぎていっとるような感じが私はするんです。これはちょっときちんと、市長、管理者であられますので、きちんと御議論をされたほうがいいんじゃないでしょうか。といいますのが、資源循環施設組合議会議員の勉強会をしまして、それで私がこのことが分かったと、なぜかという精査をしたというところでこれが分かったわけなんですが、ちなみにこの下水のし尿処理し渣、汚泥でありますが、どのような工程でクリーンセンターまで行くのか、お尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 津山圏域衛生処理組合の汚泥再生処理センターでは、津山市及び鏡野町、美咲町のし尿浄化槽汚泥を受け入れまして、脱水処理をし、クリーンセンターへ搬入をしております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) その程度の話じゃございません。工程というのは、どういうような流れで、例えばセンターから出たごみがどういうような形になって領家まで運ばれているのか。工程というのはそういう作業工程ですから、私の言ようるのは。今のはざっくりとした、脱水してというのは分かります、それは。簡単過ぎる。もう少し詳しく教えてください。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 汚泥再生処理センターのほうに搬入されましたし渣のほう、凝集反応槽に入れたりとか、高機能の脱水処理機で脱水をいたしまして、含水率が70%以下のものにして場外搬出をしてまいるという工程になってございます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 場外搬出をするのはどういう形態で搬出するんですか。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) いわゆる運搬中に飛散しないように、パッカー車みたいな囲まれた車で、屋根つきの車で運ぶという形になります。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) それということは、臭いとか、少しでも時間をおいて、少しものが落ち着いた状態で運ぶようにするんですか。臭いとかそういうふうなことは大丈夫なんですか。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 一応一定程度の滅菌処理とかやりまして、無害なものとしてお出しをしますが、やはり臭いのほうはある程度はあるというふうに聞いております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) いろいろとあると思うんですけども、騒ぎを大きくする意味じゃありませんが、クリーンセンターを誘致するに当たって、同意を得て、いろんな、こういうごみが入るんですよ、ちゃんと情報開示をされて御地元の方の同意もいただいたと思います。ところが、それが計画比から言うたら184%ですよね。それだけのものが搬入するということは、よほどたくさんのものが入ってくるということですから、これは私たちもそうでしょうけども、地元領家町内会とか地元の皆さん方にこれ御説明をしとくべきようなことじゃと思われませんか、部長。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 施設を運営していく上では、地元の皆様に様々な情報を丁寧に御説明をしていく必要があると、このように思っております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 我々にもないわけでありまして、これ後から、隠しとったんかというて言われたら、そねえなことになってしまうわけですわ。だから、情報というものは開示して、何もいけんことじゃないわけですから、もう突き当たった問題なんですから、そこはやっぱり市民の皆さん、住民の皆さんとちゃんと話をして、この問題を解決するためにどうするんかということをやっぱり考えにゃいけんと思うんです。そうなってきますと、先ほど含水率の話が出ましたが、70%以下でしょうけども、現状としては何%でしょう。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 含水率は64%でございます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) そうすれば、乾燥させて水分を飛ばしたら、含水率が下がれば重量も軽くなるはずですが、これらの改善について取り組みましたか。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 含水率を低下させるなどの減量化につきましては、関係機関と研究してまいりたいと思います。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 含水率を下げれば重量が下がるということのはずであります。勝央町の小矢田にあります勝英衛生施設組合では、これは美作のクリーンセンターへ持っていくんではなくて、広島のほうへ外部搬出をされているようでございます。コンテナに入れて3か月間、発酵、乾燥させて、含水率が40%まで落として搬出しているということであります。津山圏域衛生処理組合においても企業努力というものが足らないんじゃないでしょうか、いかがでしょう。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) そういった他都市の事例も今後参考にいたしまして、研究をしてまいりたいと思います。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 2017年の廃棄物資源循環学会では、し尿処理し渣の薬剤、微生物を利用しての減量化技術の論文が発表されています。ここの減量が難しいということでありますが、あらゆる角度から減量対策を早急に取り組まれるよう強く要請をしておきたい、このように思いますし、今回指摘をした問題について、どういう形で関係自治体にお知らせをし、対応していくかということもぜひまたお知らせをいただきたいと思います。 この件に関しては、以上で終結をいたしまして、それでは次に移ります。 市長より、まちづくりの基本構想は所信表明、後期実施計画の4つの重点目標であると答弁をいただきました。私がここでお尋ねしたいのは構想なんです。具体的な施策ではなく、市長が目指す津山市像というのは、ほかの都市と違った谷口カラーとして個性的な考え、構想を持っての所信だったと思いますが、いかがでございましょうか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 私のまちづくりの構想といたしましては、所信表明で掲げました8つのまちづくりのビジョンを実現をさせて、誰もが輝く拠点都市津山を築くことであります。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 分かりました。 具体策と第2次補正予算に関して何点かお尋ねいたします。 産業団地のインフラマネジメント事業についてですが、今後企業誘致としてはどのような業種を誘致し、どんな人材が活躍できる団地をお考えでしょうか、産業文化部長にお尋ねをいたします。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 産業団地の検討では、企業の国内回帰、地方移転の動きや、新たな成長分野への設備投資需要を捉えて、製造業、物流業、研究施設を誘致するとともに、市内立地企業の増設需要へ対応していくことを考えております。 雇用に関しましては、域内の高等学校の卒業生や本市出身者などでIJUターンを希望される方の活躍の場となることに加え、域外企業の誘致により、本社などから本市へ転入される方も含め、域内人口の増加に期待をしているところでございます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございます。ここで、市長、やっぱり、例えば最近よくあります本社機能を誘致するとか、それから津山には研究機関がありません。リサーチパーク構想とか。それからまた、津山高専の学生の方が卒業してもなかなか地元就職がないということがあります。そういうふうなことも踏まえながらいい事業を取り組んでいただきたいと、こういうふうに思います。 次に、園芸産地育成推進事業について答弁をいただきました。 ブドウを中心とした産地づくりということですが、今議会で上程されている集落営農基盤強化事業など、農業振興への投資的取組がありますが、津山の農業生産体制をどのように進めていくお考えか、農林部長にお尋ねします。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) まずは、認定農業者など、意欲ある農業の担い手に対しまして、スマート農業機械の導入支援等により収穫量の向上や生産者の負担軽減を図る中で生産基盤の強化につなげてまいります。 あわせて、産地生産基盤パワーアップ事業や園芸総合対策事業を活用し、ブドウなどの産地化を進めてまいります。 以上です。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 3月議会でも産地づくりについて部長にお願いを申し上げました。ぜひこれからの取組について、またいろいろと議論を深めさせていただければと思います。 公民館費における公衆無線LAN整備についてでありますが、旧市内の公民館はほぼ小学校区に1か所整備をされています。合併地域の旧町村には公民館1か所のみということですから、今回の整備は1か所ということになるわけでありますが、これに準ずる生涯学習施設である、久米地域では5つのふれあい学習館があるわけでありますが、そこの設置について、なぜしなかったのでしょうか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(藤井浩次君) 市による新たな方法での学習機会の提供を行うに当たり、まずは社会教育法により住民に向けた定期講座等を行う公民館を優先したもので、生涯学習施設である5か所のふれあい学習館についても検討を行ってまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございます。 公共交通ICカード決済化推進事業について、ごんごバスに導入、それも3路線、6台、その他の支所間ごんごバスには導入をされないということであります。また、その他の一般路線バスや自治体バスにも未導入ということでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 6月議会補正予算案は、ごんごバス循環線のみの対応でございますが、他路線への拡充につきましては、今後検討してまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) これまでは箱物をつくることがまちづくりだったんでありますが、デジタル社会、ICT分野の整備によるまちづくりとなりました。ここで申し上げたいのは、交通ICカードの導入が交通分野のキャッシュレス化という点ではなくて、この事業がほかの分野にもつながって、線となって、そして地域経済全般に広がる、線が面になる。そして、地域全体が生かせる取組につなげていく。6番議員からもいろんな御意見がありました。しかしながら、こういうことがあってなら6番議員も御理解をいただけるんじゃないかなと私は思うんですが。 また、今回の公民館の公衆無線LANの整備についても、公民館は小さな拠点であります。そこの整備でありまして、大きく評価をされるものだと私は思います。 今後は、先ほども申し上げました久米地域のふれあい学習館の早期の整備をお願いをいたしますとともに、もう一つお願いをするならば、町内会の集会所整備補助金の中で公衆無線LANの整備というのも備えるためにも、補助制度の創設をお願いし、整備を進めていくことで、安心して暮らせる津山、災害時における対応がきちんとできる、そういうものをぜひお願いをいたしたいと思います。 市長には、デジタル社会によって行政サービスがこんな感じで変わっていくんだ、そして暮らしを豊かに、便利に、安心して暮らせるまちづくりをするんだという構想というものをここで明らかにしていただきたい、そういう期待をしているのですが、市長、いかがでしょう。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 公共交通へのICカード導入を含みますデジタル社会の推進は、人口減少や少子・高齢化の進行に伴う担い手不足の解消だったり、あるいは住民それぞれのニーズに合った快適な暮らしの実現など、本市の実情に合わせた地域の社会課題の解決や魅力の向上を進めることができる取組だと思っております。 デジタル社会の推進は、今後の本市のまちづくりを進める上で、あらゆる分野にまたがる私の重要施策の柱の一つであります。今後、取組の効果を広く社会全体に広げていけるよう、住民や事業者の皆様としっかり協議、連携をしながら、便利で快適な住み続けたい町の実現につなげてまいりたいと思います。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 今日も質問がありましたマイナンバーカードのことについてでありますが、マイナンバーカードの普及もまだ42%ほどであります。他都市では、路線バスの乗車での割引利用を姫路市と津市でやられたり、それからとかく選挙の問題でよく話題になりますが、選挙の期日前投票日に入場券としてマイナンバーカードが使われている新潟県三条市など、全国的にはいろんな取組をされています。マイナンバーカード、ICカードを含めて、スマート行政、スマートシティーへの取組はまちづくりこそ大きな変革を生むと思います。 そこで、津山の場合、津山市だけではなく定住自立圏で取り組むということが、相乗効果も生まれて効果が大きいと思いますが、市長、いかがでございましょう。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 本市のデジタル社会の推進に向けました取組方針におきまして、連携によってさらに効果が見込まれる施策については、津山圏域定住自立圏などの枠組みを検討することというふうにしておりまして、スマートシティ構想の策定の際にも連携の効果を図りながら検討してまいりたいと思います。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) ぜひそういう取組をお願いを申し上げたいと思います。 第5次総合計画の仕上げとなる後期実施計画がここになりました。ちょっとよう見ようりましたら、前期、中期、後期とあるんですけど、裏を見たら全部「暮らし、ほんもの。」のマークがあるんですけど、なぜか後期実施計画が剣大マークになっとんですが、これはどういうことでしょう、企画財政部長にお尋ねします。
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) 表紙の絵柄も含めまして、新たな見栄えというか、見方になるように表表紙、裏表紙とも変えさせていただいております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) この計画を立てるときに、このマークがこの5次総のシンボルマークであると、こういうふうに言われたわけでありますから、見方を変えればどうなのかなと思います。 後期実施計画について2番議員からも事業の裏づけとなる予算について質問がありましたが、答弁では毎年ローリングを行って予算を出していくとのことでありました。後期実施計画は、今年度を含めて4年しかありません。約427億円の予算の見通しをお答えください。
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) 総事業費427億3,600万円は、あくまで概算で見積もった額でありまして、各主要事業の事業費につきましては、毎年度の予算編成の中で精査をすることとしておりますが、必要な財源の確保にも並行して取り組んでまいります。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) それにいたしましても、義務的予算は削れませんが、投資的予算にメスを入れざるを得ない。そういうことになってきますと、いろんなことに支障が出てきます。もう一度お尋ねしますが、後期実施計画の実施に向けた財源見通しをこの書面を作る際にきちんとつくられましたかということをお尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) 各年度の予算編成において後期実施計画に掲げる主要事業をはじめ、事務事業全体の見通しによる経費の圧縮や各種補助金や有利な起債の活用を図るなどにより必要な財源を確保できるものと考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) でもですね、この後期実施計画は市長の2期目任期中、そのままストレートにそのままなんです。それが市長が公約として掲げられたことをこの後期実施計画に盛り込まれとるはずです。それが予算がきちんと決まってない状態で進んでいくというのは、市長としても不安だと思います。いろんなお約束をされていますから。そういうことがきちんとしていただかないけんのんじゃないかなと思うんですが、ある程度、これらの予算の担保ができていない不安があるわけでありますが、市民感覚からずれとると思うんですが、もしこれできなかった場合、行政の信頼を失うことになりますが、いかがでしょう、市長。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 変化の激しい現下の社会情勢の中で、臨機応変といいますか、かつ的確に対応できる柔軟な財政運営を行う必要があると思っています。 主要事業の事業費につきましては、実施計画上で固定することは行わず、毎年度の予算編成の中で精査をして、そして財政計画との整合を図ることとしておりまして、こうした手法を用いることによりまして、後期実施計画の着実な推進と健全な財政運営の両立を図ってまいりたいと思っております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございました。 続いて、次の質問に入らせていただきます。 JR西日本の地方ローカル線の問題について、大変驚くようなニュースが昨今流れておるところでございます。今年4月11日、JR西日本からローカル線の課題認識と各線の経営状況が明らかになり、因美線の東津山-智頭間、姫新線の上月-新見間について輸送密度が1日当たり2,000人未満ということが発表されました。これを受けて中国知事会、市長会などでこれらの対応について議論をされたと聞いております。 そこで、津山市としてこの課題についてどのような考えで対応されるのか、市長にお尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) JR西日本のローカル線の収支の公表につきましては、姫新線と因美線が市内の区間、これが該当しておるわけでありまして、厳しい収支状況からも重く受け止めております。また、アフターコロナ後の利用回復に向けましては、本市としても利用促進を図っていくことが重要であると再認識をしたところであります。 本市は津山線、因美線、姫新線の3線が運行しておりまして、他の自治体とは異なりまして、各線ごとのまた状況も違うというふうに思います。 JRとの間では、岡山デスティネーションキャンペーンの取組や津山駅のバリアフリー化を進めている最中でありまして、国、県の動きを見据えつつ、県や沿線自治体と連携をし、それぞれに適した利用促進方策を検討、実施してまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) JRから今後の在り方を巡る協議について、よく話題が出ておりますが、あれば津山市としてどのような対応をお考えでしょう。
○議長(津本辰己君) 答弁者どなたですかね。市長。
◎市長(谷口圭三君) まずは、沿線自治体、そして県、そして国、こういったところの連携をしっかり取っていくと、それを取りながら、その連携を持ってしっかりとこの問題に対処していくということも大事でしょうし、同時にやっぱり利用促進ということも行っていかなければいけないというふうに思っております。そういうことに取り組んでいきたいと思っております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) JRからこの問題について、要するに廃止ということを前提ということではないとは思いますが、このことについて厳しい局面の協議ということになった場合、市長はどのように対応されるお考えでしょう。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 私は廃線ありきの、まず議論というふうには思っておりませんので、先ほども申し上げましたように、まずはこの事象に対してきちっと連携を取りながら、ここの対応をしていくということと同時に、利用促進を図っていくということでございます。 ただ、JRがここからどういうことを、言ってくるといいますか、どういうことをお話をいただくか、まだ協議はございませんので、またそのときにはしっかりJR側のお話を伺うと、こういうことでございます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) 沿線自治体とこのことに関してどういうふうに連携強化を図られますでしょうか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 沿線自治体との間では、私自身も鉄道利用促進、そして維持に向けた意見交換は行っているところであります。直近におきましては、因美線の沿線の自治体と鉄道利用や観光振興に向けた連携を話し合ったところでもあります。 先ほども申し上げましたけども、直近の岡山デスティネーションキャンペーンや、あるいは観光列車あめつちという、因美線運行していただくと、こういうことになっておりまして、こういった機会を通じて、県や沿線自治体と連携を図るよう担当部には指示をしておるところでございます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田稔久議員。
◆13番(金田稔久君) お聞きしますと、市長もこの間、因美線に乗られたというお話を市民の方からお聞きしました。 車社会となって久しゅうなっております。車との共存、社会と共存する公共交通というものをつくるというのは、大事なところであります。官民挙げて取り組む必要があるということであります。これには仕掛けというものが大事だと思います。このたびの因美、姫新の問題を解決する糸口は、人口減少でできないという理由ではないと思います。新しい発想で取り組むべきではないかと思うわけです。 例えば、因美線は鳥取市と結ぶ、姫新線は経済活動の活発な阪神地域へ結ばれている。また、美作の国、県北をつないでいるわけでありますから、発想を変えた人の動きをつくれる路線であります。我が津山市も県北、そして中国地方内陸部の拠点都市であります。これら鉄道網を生かして取組ができると考えます。もっと言うならば、文教都市であり医療拠点都市でもあるわけであります。生活基盤もある程度整備され、暮らしに大きな不便があるでしょうか。そのことを考えると、鉄道網を生かして、それぞれを結んでいる都市との相互連携によるまちづくりは、民間ではできるものではありません。 例えば、鳥取市と岡山県北の学生が通学できる通勤圏をつくっていく、その環境づくりのダイヤ整備をしていくということも必要でしょう。忘れられていた機能というふうにも言ってもいいのかもしれません。ここをリニューアルして、新しい需要をつくっていくということが大事じゃないかなと思います。 そのことに関連して言えば、真庭市長が先般の議会答弁で、岡山、倉敷、高梁、新見、津山を回って岡山へ行く、岡山環状線をやったらどうかと、こういうふうなことも言われたということがあります。 姫新線の場合は、新見から佐用まで直通で列車を運行して、智頭急行に乗り継いで京阪神への連絡快速というのもいいのかもしれません。 これまでは鉄道はJRに任せっ放しでありました。JRの都合を優先してきましたが、ぜひ沿線の都合で利用回帰が進めていけるように、スタートしていけるようにお願いをいたしたいというふうに思います。 時間が大分ないんで、もうあれでございますが、構想というので先ほど申し上げました。だんだんいろんな意味で、市長に今御説明をいろいろいただいた中で構想というものも何となく浮かんでまいりました。国におきましても岸田総理が新資本主義ということで掲げておられます。そういった国の要望だけにいくと、国、県の形に添ったまちづくりになります。津山市の独自の路線をするなら、やっぱり市長の思いをきちんと形にされるなら、独自の色を出していくようなまちづくりが、国、県のことをほっとくというわけじゃないんですよ、やっぱりそういう特色のある市政運営が2期目にスタートされればなというふうに思います。そのことが第5次総合計画後期実施計画の実行ではないかと、こういうふうに思うわけであります。 結びに、この言葉をちょっと私最近読んでおりましたら学んだもんですからお伝えをいたしたいと思うんですが、弘法大師、空海の言葉に、「仏智を証せんと欲れば、局報すべからず、一歩即ち憩えば誰か宝城を見る」。真に悟りを得たいと願うならば、自分の浅い考えや知識に固執してはいけない、目標を定めたら途中で気を抜かず、しっかり周りの意見なども聞きながら目標に向かうようにという言葉のようであります。第5次総合計画後期実施計画の達成に向けて、この言葉の持つ意味を大切にして、事業推進が進むことを願い、6月定例会の質問の全てを終結をいたします。ありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 以上で13番、金田稔久議員の質問を終わります。 以上で通告による質疑、質問は終わりました。 これをもって質疑、質問は終結といたします。 ただいま議題となっております諸議案の審査につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。 審査付託表は配信のとおりであります。
△日程第2 請願第1号~請願第4号
○議長(津本辰己君) 次に、日程第2に入り、請願第1号から第4号を一括上程議題といたします。 ただいま議題となっております請願は、去る6月6日の会議の際に配信しておりますとおりです。 なお、請願の審査につきましては、審査付託表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。 これをもちまして本日の日程は終了いたしました。 運営予定に従い、6月20日から23日までは委員会審査とし、配信しております各委員長の招集通知によって審査をお願いいたします。 6月18日及び19日並びに6月24日から27日までは休会とし、次の会議は来る6月28日午前10時から議会運営委員会、11時から全員協議会、午後1時から本会議を開きます。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承をお願いをいたします。 本日はこれをもって散会といたします。 御苦労さまでした。 午後2時31分 散会...