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03月05日-05号

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  1. 津山市議会 2020-03-05
    03月05日-05号


    取得元: 津山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    令和 2年 3月定例会                              令和2年3月津山市議会定例会                議 事 日 程(第 5 号) 〇令和2年3月5日(木)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │        会  議  に  付  す  る  事  件        │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 〇議案質疑・一般質問                          ││     │   議案第80号~議案第127号(48件)               ││ 第 1 │  (村田隆男議員、三浦ひらく議員、河本英敏議員、中村聖二郎議員、    ││     │   松本義隆議員)                           ││     │ 〇委員会付託                              │└─────┴─────────────────────────────────────┘  〇散 会                 本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ                             │└───────────────────────────────────────────┘                                      津議第759号                                     令和2年3月5日 津 山 市 議 会 議 員 殿                       津山市議会総務文教委員長 松 本 義 隆 印                         〃  厚 生 委 員 長 政 岡 哲 弘 印                         〃  産 業 委 員 長 金 田 稔 久 印                         〃  建設水道委員長 岡 田 康 弘 印                委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。                     記1 日時及び場所  ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐  │ 月  日 │ 時  刻 │ 委  員  会  名 │  場       所  │  ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤  │      │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │  │ 3月 9日 │   〃   │ 厚    生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │  │  (月)  │   〃   │ 産    業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │  │      │   〃   │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │  ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤  │      │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │  │ 3月10日 │   〃   │ 厚    生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │  │  (火)  │   〃   │ 産    業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │  │      │   〃   │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │  └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2 案    件  付託議案及び閉会中継続調査事件                                     津議第760号                                    令和2年3月5日 津 山 市 議 会 議 員 殿                 津山市議会広報調査特別委員長    吉 田 耕 造 印                   〃  議会活性化調査特別委員長 松 本 義 隆 印             特 別 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。                     記1 日時及び場所  ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐  │ 月  日 │ 時  刻 │ 委  員  会  名 │  場       所  │  ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤  │ 3月11日 │ 午前10時 │ 広報調査特別委員会  │ 議 会 応 接 室   │  │  (水)  │   〃   │議会活性化調査特別委員会│ 第 3 委 員 会 室 │  └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2 案    件  閉会中継続調査事件                              令和2年3月津山市議会定例会                                    令和2年3月5日                審  査  付  託  表  ┌───────┐  │総務文教委員会│  └───────┘議案第 80号 令和2年度津山市一般会計予算のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第 81号 令和2年度津山市磯野計記念奨学金特別会計予算議案第 84号 令和2年度津山市公共用地取得事業特別会計予算議案第 85号 令和2年度津山市奨学金特別会計予算議案第 88号 令和2年度津山市土地開発公社清算事業特別会計予算議案第 89号 令和2年度津山市吉見山財産区会計予算議案第 90号 令和2年度津山市大崎財産区会計予算議案第 91号 令和2年度津山市田邑財産区会計予算議案第 92号 令和2年度津山市高田財産区会計予算議案第 93号 令和2年度津山市東一宮財産区会計予算議案第 94号 令和2年度津山市河辺財産区会計予算議案第 98号 令和元年度津山市一般会計補正予算(第5次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第 99号 令和元年度津山市磯野計記念奨学金特別会計補正予算(第1次)議案第101号 令和元年度津山市奨学金特別会計補正予算(第1次)議案第104号 令和元年度津山市土地開発公社清算事業特別会計補正予算(第1次)議案第107号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例議案第108号 昭和天皇の崩御に伴う職員の懲戒免除及び職員の賠償責任に基づく債務の免除に関する条例の一部を改正する条例議案第109号 津山市公共施設長寿命化等推進基金条例の一部を改正する条例議案第121号 津山市監査委員条例の一部を改正する条例議案第122号 津山市体育施設条例の一部を改正する条例議案第123号 財産の減額貸付けについて議案第124号 津山市過疎地域自立促進市町村計画の変更について議案第126号 令和元年度津山市一般会計補正予算(第6次)  ┌───────┐  │厚 生 委 員 会│  └───────┘議案第 80号 令和2年度津山市一般会計予算のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第 83号 令和2年度津山市国民健康保険特別会計予算議案第 86号 令和2年度津山市介護保険特別会計予算議案第 87号 令和2年度津山市後期高齢者医療特別会計予算議案第 98号 令和元年度津山市一般会計補正予算(第5次)のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第100号 令和元年度津山市国民健康保険特別会計補正予算(第3次)議案第102号 令和元年度津山市介護保険特別会計補正予算(第4次)議案第103号 令和元年度津山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3次)議案第110号 津山市斎場条例の一部を改正する条例議案第111号 津山市言語としての手話の理解の促進及び手話等の普及に関する条例議案第112号 津山市国民健康保険条例の一部を改正する条例議案第127号 工事請負契約について(津山市ごみ焼却場等撤去工事)  ┌───────┐  │産 業 委 員 会│  └───────┘議案第 80号 令和2年度津山市一般会計予算のうち産業委員会の所管に属する事項議案第 82号 令和2年度津山市食肉処理センター特別会計予算議案第 98号 令和元年度津山市一般会計補正予算(第5次)のうち産業委員会の所管に属する事項議案第113号 津山市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部を改正する条例議案第114号 津山市土地改良事業分担金徴収条例の一部を改正する条例  ┌───────┐  │建設水道委員会│  └───────┘議案第 80号 令和2年度津山市一般会計予算のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第 95号 令和2年度津山市下水道事業会計予算議案第 96号 令和2年度津山市水道事業会計予算議案第 97号 令和2年度津山市工業用水道事業会計予算議案第 98号 令和元年度津山市一般会計補正予算(第5次)のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第105号 令和元年度津山市下水道事業会計補正予算(第4次)議案第106号 令和元年度津山市水道事業会計補正予算(第3次)議案第115号 津山市市営住宅条例の一部を改正する条例議案第116号 津山市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例議案第117号 津山市営阿波公営住宅条例の一部を改正する条例議案第118号 津山市道の構造の技術的基準等を定める条例の一部を改正する条例議案第119号 津山市建築関係手数料条例の一部を改正する条例議案第120号 津山市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例議案第125号 市道路線の認定について           出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 ││   │  氏   名  │   │   │   │  氏   名  │   │   ││ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  1 │ 勝 浦 正 樹 │ 出席 │   │ 15 │ 田 口 浩 二 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  2 │ 高 橋 寿 治 │ 〃 │   │ 16 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  3 │ 村 上 祐 二 │ 〃 │   │ 17 │ 近 藤 吉一郎 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  4 │ 広 谷 桂 子 │ 〃 │   │ 18 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │ 遅参 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  5 │ 政 岡 大 介 │ 〃 │   │ 19 │ 松 本 義 隆 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  6 │ 河 村 美 典 │ 〃 │   │ 20 │ 美 見 みち子 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  7 │ 三 浦 ひらく │ 〃 │   │ 21 │ 岡 安 謙 典 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  8 │ 中 村 聖二郎 │ 〃 │   │ 22 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  9 │ 安 東 伸 昭 │ 〃 │   │ 23 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 政 岡 哲 弘 │ 〃 │   │ 24 │ 西 野 修 平 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 中 島 完 一 │ 〃 │   │ 25 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 原   行 則 │ 〃 │   │ 26 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 村 田 隆 男 │ 〃 │   │ 27 │ 森 岡 和 雄 │ 欠席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 金 田 稔 久 │ 〃 │   │ 28 │ 岡 田 康 弘 │ 出席 │   │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───┘               説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長      │  谷 口 圭 三  │ 都市建設部長  │  岡 部 卓 史  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  山 田 賢 一  │ 地域振興部長  │  岡   完 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長     │  有 本 明 彦  │ 加茂支所長   │  田 中 啓 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総合企画部長  │  明 楽 智 雄  │ 勝北支所長   │  高 橋 宏 誌  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部長    │  梶 岡 潤 二  │ 久米支所長   │  藤 本 浩 克  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部長    │  二 宮 俊 幸  │ 阿波出張所長  │  安 東 正 人  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部参与   │  小 賀 智 子  │ 会計管理者   │  加 藤 俊 文  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部参与   │  原 田 浩 司  │ 監査委員    │  仁 木   実  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部長  │  森 山 誠 二  │ 監査事務局長  │  河 本 浩 明  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部参与 │  飯 田 早 苗  │ 水道局長    │  分 部 秀 樹  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ こども保健部長 │  織 田 敬 子  │ 学校教育部長  │  絹 田 真 一  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 産業経済部長  │  玉 置 晃 隆  │ 生涯学習部次長 │  今 村 弘 樹  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 農林部長    │  福 島 康 弘  │ 総務部総務課長 │  笠 尾 美 樹  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘             職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長      │  野 口   薫  │ 主幹      │  近 藤 基 恵  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長      │  尾 高 弘 毅  │ 主任      │  寺 坂 洋 一  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画参事    │  廣 野 淳 子  │ 主事      │  井 口 琢 朗  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘   会議場所  津 山 市 議 会 議 場                                   午前10時00分 開議 ○議長(岡安謙典君)  おはようございます。 御着席を願います。 これより3月津山市議会定例会第5日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は26名であります。欠席届が森岡議員から、遅刻届が津本議員から出ております。 本日の議事日程は、お配りいたしておりますとおり1つの日程といたしております。 △日程第1  議案質疑・一般質問 ○議長(岡安謙典君)  これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き順次質問を許可いたします。 13番、村田隆男議員、登壇。 ◆13番(村田隆男君) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。 ただいま議長の御指名がありましたので、13番、村田隆男、特に小さな声を基本の村田でございます。今回は質問を3問質問させていただきます。まず、新型肺炎対策について、そして、健康と福祉のまちづくり、次に、学校給食への異物混入について質問をさせていただきます。 1問目、新型肺炎対策。 令和元年12月31日、中国湖北省武漢での原因不明の肺炎発表がありました。中国政府からのバッシングを受けても、新型コロナウイルスをめぐり、大流行の可能性についていち早く警鐘を鳴らしていただきました医師が、そのウイルスに汚染されて、令和2年2月7日未明に亡くなりました。各報道があったところでありますが、その死亡した医師は、武漢中心医院の眼科医の李文亮氏、34歳で、患者からの感染死であったと聞きました。大流行の可能性にいち早く警鐘を鳴らしていただいた李文亮氏、一人間として私どもはそのことについてお礼を申し上げますとともに、心から御冥福をお祈りするところであります。 人間の生きざまをどのように感じましたか。心を大切にする市長の明快な見解を求めます。 次に、ウイルス感染法について。 感染症の予防と及び感染症の患者に対する医療に関する総合的な施策の推進を図るため、この法律を制定するとあります。基本理念の理解できる当局の説明を求めます。 次に、基本理念のもと、国及び地方公共団体の責務について、当局の回答を求めます。 そこで、国民の責務、医師等の責務、獣医師等の責務、医療を市民ができるように当局の回答を求めます。 2番目でありますが、健康と福祉のまちづくり。 健康づくり活動、高齢者生きがい活動を安全に実施するための公共施設または集会所のAED設置など、健康づくりで活動で、若い人は自然体で体を動かすことが健康づくりになっておったかと思います。私ども先輩たちは、常におっしゃる言葉は、昔から言っておりました。2回目の20歳、また3回目の20歳が来たら、体がだんだん衰えてくる。その健康づくりというのは、ひいては活動に変化すると。そこで、グラウンドゴルフ、ターゲットバードゴルフ、また30分の歩行など、健康づくりについてのどのような活用を実施、また活動への指導を推進しているのか、当局の見解を、また報告を求めます。 質問3であります。学校給食の異物混入について。 戸島学校給食センターの異物混入についてですが、2月19日の中学校献立のみぞれ汁から長さ20ミリ程度の金属線状のもの1つを津山西中学校の生徒が12時55分に発見しました。学校から連絡を受け、直ちに津山西中学校及び受配3中学校に喫食中止を連絡しましたが、関係校では喫食済みであったとのことでした。 そこで、1番にお聞きします。健康被害はありましたか。当局の見解を求めます。 次に、関係校でありますが、当局の報告を求めます。 そこで、関係校に連絡をしたそうですが、その後各学校長から異議申すとの返信はあったのか、当局の意味ある報告を求めます。電話だけのやりとりで終わらないように、真剣に。ここは国会ではありません。津山市であります。徹底した原因の究明を行う、またやりとりをしていただきたい、そのように私は思うところであります。当局の明快な回答を求め、状況に応じては質問席にて再度質問させていただきます。よろしくお願いいたします。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 おはようございます。 村田議員の御質問にお答えをさせていただきます。 李医師の生きざまについてであります。 李文亮医師は、今回の新型コロナウイルスという脅威に対し、勇気を持ってその危機的状況を発信をされました。みずから信念に基づき職務を全うされたことに敬意を表するとともに、御自身も感染により亡くなられたことは非常に残念に思います。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  ウイルス感染法についてお答えいたします。 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律、いわゆる感染症法の基本理念は、発生の予防、蔓延防止を目的として、迅速かつ的確に対応することができるよう、総合的、計画的に推進するとなっております。国及び地方公共団体、国民、医師、獣医師等それぞれが役割を果たし、相互に連携を図り、基本理念を推進していくこととされております。 次に、健康づくり活動の推進についてお答えいたします。 健康づくり活動につきましては、津山市の健康づくり計画である健康つやま21を推進するとともに、市民の健康と福祉のまちづくり推進事業を各地域で取り組んでいただいております。健康つやま21では、こけないからだ体操やノルディックウオークを推進しているほか、まちづくり推進事業では、グラウンドゴルフや3世代交流のウオーキング大会、地区運動会などが開催されております。また、健康教育に関して、さまざまな講話などにより保健指導も積極的に実施をしております。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  学校給食への異物混入による健康被害についてですが、異物混入のあった津山西中学校及び同じ献立を提供した3中学校から報告は受けておらず、健康被害はありませんでした。 次に、関係校の状況についてですが、津山西中学校から午後1時3分に混入の連絡を受け、みぞれ汁の喫食中止の判断を行い、同10分までに他の3中学校に喫食中止の連絡を完了しました。その後、各校の状況を聞き取りしたところ、喫食中止の連絡時には、北陵中学校は8割程度喫食済みであり、鶴山中学校、津山西中学校、久米中学校はほぼ喫食済みでありました。 次に、学校長からの意見ですが、学校長からは原因調査、再発防止等についてしっかり取り組むよう御指摘をいただきました。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  健康被害がありませんでしたということであります。私どもはそれを一番心配しとったんです。よかった、よかったなと、そのように私ども思います。 次に、新型肺炎対策についてでありますが、新型コロナウイルス肺炎の感染拡大の対策は、安倍晋三首相は2月27日に感染症対策で、7月にある東京オリンピック・パラリンピックを控える中、感染爆発への強い危機感を示したのではないかと、そういう方向で今回急いだ方向、対策をとったんじゃないかと思います。その中と、もう一つは、クルーズ船の判断おくれと私は思います。市長の明快な見解を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  国においては、水際対策や蔓延防止のための大変難しい判断を私はされたものというふうに考えております。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  次、②でありますが、首相は感染拡大の抑制などの理由に、流行を早期に収束させるため徹底した対策をとると、ここ一、二週間が極めて重要な時期だと発言しております。行政機関や企業には、子供を持った職員、社員の配慮を求め、こうした措置に伴って生じる課題は責任を持って対応していくと、そのように述べておりますが、国民に対しては示しているとは私は言えないと思います。そのことについて市長はどのような方向を考えて、また心に持っておるか、見解を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  これまで経験したことのない大きな脅威に直面をしている今、国においても国民の命を守るべく、次々と対応策を打ち出されているところであると思っております。市といたしましても、国の動きを注視をしながら、住民の健康と暮らしを守るために全力を尽くしております。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。
    ◆13番(村田隆男君)  次でありますが、そこで津山市としてどう市民にお願いすべきか。全小・中高校に臨時休校要請に対して影響が出ない家庭愛和の生活環境づくり、手洗いとうがい、マスクや消毒の徹底による感染防止、規則正しい生活リズム、不要不急の外出の自粛、以上、私たちがとることのできる行動を求めるところであります。当局の明快な回答を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  感染症予防の基本として、手洗いやせきエチケットといった予防をしっかりと行うことや、頻繁に換気をすること、人混みを避けるといった濃厚接触の危険を避ける行動で感染防止に努めることなどに注意を払っていただきたいと考えており、早期のチラシ配布やホームページ等を通じ、注意喚起に努めております。 また、風邪症状があった場合の御自宅での療養や、発熱など症状が続く場合はかかりつけ医への相談など、症状が疑われる方への対応の仕方などについても周知をしております。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  私ども、津山駅に消毒液はありませんが、広域的交通拠点である駅トイレや周辺施設やバス、タクシー乗り場での水際対策が重要ではなかろうかと思いますが、当局の明快な回答を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  本市所管施設の津山駅北口広場にぎわい交流館には消毒液を設置しております。また、国土交通省からの蔓延防止への要請を参考とし、タクシー、バス事業者へ各協会を通じて感染予防の注意喚起などを実施するとともに、路線バスの車内への消毒液設置なども実施をしております。今後も関係機関と協力し、新型コロナウイルス感染症の防止対策に取り組んでまいります。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  これだけはもう一言、私はもう歯がゆいというて言うて、もうニエクリダマになっておりますけれども、このことだけはしっかり市民目線を基本に、市民のためにということでしっかり訴えます。 新型コロナウイルスの関係でありますが、昨日6番議員からマスクの備蓄のことを質問しておりました。そこで、津山市の備蓄は4万7,000枚。要するに職員が600名で、そして8週目を迎える中の計算してそういう方向しとると聞きました。そのうち5,000枚は医師会ということになっております。残りは4万2,000。それはどこに使うのかといいますと、残りは市役所の職員がいざというときに備蓄しておくのであるという答弁が来ました。 しかし、市長、これからが大事ですよ。今津山市、放課後児童クラブに子供を預かってもらうようにお願いしとるわけですが、実際放課後児童クラブのほうからも、マスクが不足しているんだということをしっかり訴えてきとると思うんですよ。その中で、職員がマスクして、市民の安全・安心を守ることも大切であると思います。しかし、今はこの緊急時、今が必要ではないんでしょうか。終わってからでは遅いんです。子供のためにマスクの配布を特にお願いしたいんですよ。市長みずから政治決断すればいいと、私はそのように思います。市民の幸せがあって初めて行政は回るんですよ。その基本路線が回らないようだったら、はっきり言います、津山市は要りません。それが基本のもとにできとるはずです。公共福祉の向上というのはそこにあるのではないか、そのように私は思いました。 それと、この津山駅の消毒でありますが、バス、タクシー乗り場の方向であります。よく考えてください。その乗車するときに消毒液を置いとけば、手でぱっと多目につけてあれする、洗う。つける。その中で乗車したときに、バスでもそうです。お年寄りは手すりで持たにゃいけん。その持ったところがアルコールがついとったら、そこが殺菌になるんですよ。タクシーでもそう。乗ったら、そこを持ったら、持ったところが殺菌になる。みんながその繰り返しすれば、自然体で消毒になるんじゃないですか。そういう意味でも、きょうから即、津山駅周辺の少し点検していただきたいということを私どもは特に強調しておきますから、よろしくお願いいたします。 質問2であります。再質問、健康と福祉のまちづくり。健康づくり活動、高齢者生きがい活動を安全に実施するための対策であります。 高齢者対策のめざせ元気!!こけないからだ講座の開催状況について、目的、何年から実施しておるのか、設置場所、箇所数、基本数に町内会単位が設置か、参加人数が幾ら方向か、当局の活動報告を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  めざせ元気!!こけないからだ講座は、高齢者の健康、生きがい、集いの場づくりを目的に、平成17年度から町内会単位での開設を進めてきておりまして、現在216カ所、約4,000人の高齢者が活動されています。活動場所は、主に町内会の公会堂や集会所でございます。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  次に行きます。 高齢者生きがい対策の小さな声の相談、活動を安全にするために、各公共施設は大丈夫か、当局の明快な回答を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  財政部長。 ◎財政部長(二宮俊幸君)  公共施設につきましては、状況に応じてスロープ、手すりあるいはエレベーターの設置、また段差の解消など必要なバリアフリー対策を進めております。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  また同じように、公会堂、集会場のバリアフリー対策は実行に移しておるんでしょうか。当局の明快な回答を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(岡完治君)  公会堂や集会所のバリアフリー対策についての御質問ですが、町内会の集会施設につきましては、要望に応じまして町内集会施設整備費補助金を交付しまして、バリアフリー化を支援する取り組みを行っております。補助率は、事業費の30%で、20万円を上限としております。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  次に行きます。 市営住宅で特に規模が大きく、高齢者の多い集会所のバリアフリー対策は実行に移しておるんでしょうか、当局の回答を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  市営住宅における集会施設は、比較的規模が大きい団地に整備をしておりますが、丹後山団地など近年整備した団地につきましては、整備時に施設のバリアフリー化に配慮をしております。 一方、昭和40年代から50年代に整備した施設につきましては、入居者の高齢化に伴い、新たにバリアフリー対策が求められておりまして、出入り口への手すりの設置や段差解消など各施設の状況に応じた対応を進めているところでございます。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  今先ほど答弁ありました。出入り口の手すりの設置、また段差解消などの設置という方向にありました。そこで、私は西のほうから、久米のほうから方向させていただいておりますけれども、そこで院庄住宅、ここにおいては、はっきり言います、高齢者の人が非常に多い。そこで、今こけないからだ体操にしても、いろいろ小さな声の相談、また活動を安全にするためにも、やはりぜひとも必要な箇所であります。今説明して何十年、40年、50年、いろいろと言いました。とにかく本当にお年寄りを思う気持ちがあれば、前向きに方向していただくことを私どもは強く求めていきます。よろしくお願いいたします。答弁をお願いします。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  先ほど申し上げました大きな集会施設は比較的規模が大きい団地に整備をしておりますが、院庄市営住宅につきましては老朽化が進んでおることから、現在はできておりません。今後の検討課題とさせていただきたいと存じます。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  その前に私ども質問をさせていただいておりますけれども、これは市営住宅の中でも特に強調した中で発言させていただいておりますので、御理解のほどをよろしくお願いしたい、そのように思います。 高齢者生きがい対策、活動を安全に実施するために、公共施設、また公会堂、集会所にAEDの設置をすることを、健康重視を常に考える市長の回答を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  現在、市内の公共施設へは、公民館、学校、そしてスポーツ施設、そしてふれあい学習館等114台を設置をしております。また、健康増進課では、10人以上の市民が集まる行事で営利目的でない場合には、無料で貸し出しを行っております。市営住宅にある集会施設へのAEDの設置につきましては、施設の利用者数や内容、そして近隣の既設のAEDの状況のほか、管理運用、そういった面も踏まえた検討が必要というふうに考えております。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  それと、次に方向しますけれども、その前に市長、お互い年いくんですから、やはりそのこと、例えば言いますと、めざせ元気!!こけないからだ講座をします。それでまた、小さな相談を受けたりいろいろとするときに、急に何かがあったとき、そのときに、ああ、AEDがあったらもう少し長生きできたのになと、そういうことのない方向をお互いにとっていきたいものであります。特に強調しておきますから、よろしくお願いします。 次に行きますが、そこでAED設置完了場所について質問でありますが、室内の設置だけではなく、玄関に内外から取り出しのできる方向を移すことはできないか、当局の明快な回答を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  玄関の内外から取り出しのできる場所へのAED設置については、いつでも使用できる環境である一方、盗難などのセキュリティーの問題が生じます。鍵の保有方法等の課題もあり、施設の実情を踏まえた検討が必要であると考えます。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  そういう方向だったら、常にAEDを使うということは、なるべく使うてはいけないと思うけど、緊急時のときにさあ取り出しをというときにはできんですよね。集会所であっても、中ばあでいろいろと方向しとんじゃない。そこをあけてからいろいろと、玄関の前ですることもあります。 そこで、やはり小さいボックスを設けて、子供たちが手の届かない程度で、ぷっと手を上げてぱっとすれば、鍵がここにあるよと地域の人に徹底する。そのぐらいの技量がないと、はっきり言って行政回らんで。そのように私どもは思うところであります。そのことについて本当に再度、市長、一言ありませんか。よろしく。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  先ほどこども保健部長から答弁をさせていただいておりますけれども、もちろん議員のおっしゃるように、それは備えあればということは、これは重々承知をしておりますけれども、ただいつでも使用できる環境というのは大事でありますけれども、盗難等やはりセキュリティーの問題が生じますから、そういうことに対しまして、施設の実情を踏まえた検討をしたいと、このように申し上げているところでございます。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  セキュリティー対策というふうに今言いました。はっきり言って、津山市において、行政ちょっと、私ども勝手に預かって帰ろうかなと、了解なしにという人はほとんどおられないんです。津山市の市民は温厚な人ばっかしですよ。そうあくどいことをするような人は一人もおらん、そのように市長、信じとるんでしょう、市民を。そういうことをすれば、セキュリティー対策というのは解消できると、そのように私ども思います。 次に、学校給食の異物混入について。 戸島学校食育センターで調理場内の機器等を確認しましたが、混入した金属線状のような関係するような箇所はなかったということであります。そこで、現在の混入経路と原因究明に向けての調査をしていただき、早急に解決する方向でということに対しての明快な回答を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  学校からの連絡を受け、津山西中学校に訪問し、おわびとセンターでの状況を報告し、学校からは生徒の状況や保護者への対応等の報告を受けました。その後、混入していた金属線状のものについての成分分析を実施するなど、食育センター内部での混入、使用食材からの混入の両面から調査を進めておりますが、混入経路等は現在のところで不明であります。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  学校給食の異物混入についてですが、議員の皆さんのお手元には別紙資料を配付していますので、御確認ください。過去の状況について、戸島センター及び草加部センターにおいて、使用食材等に混入した金属片のかけら、もしくはセンター内の調理器具等のねじ等の欠落など、献立の一部を中止したもの、また学校で発見したものの事案の反省は、当局の見解を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  今回の件も含めまして、過去5年間で戸島及び草加部学校食育センターにおける金属等の異物混入発生状況につきましては、調理中などセンター内で発見し、献立の一部を中止、変更したものが6件、学校で発見されたものが4件となっております。 食育センター内の機器、設備等については、原因調査、分析し、機械、設備の修繕を行い、また調理業務受託事業者に対しては、ねじの箇所、締めぐあいなども含めた日常点検方法の強化、研修等、給食従事者の異物混入に対する問題意識の向上等の指示及び実施の確認を行っております。 納入食材については、業者から原因調査の結果並びに再発防止対策の報告を受けております。 このような対応により、現在のところ原因を同じとするトラブルは発生しておりません。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  今後の対応について。 別紙、学校で異物等の発見された事案、食育センターにて異物が発見された事案の概要、対応等を重視しながら、今後の対応について当局の明快な回答を求めます。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  異物混入が発生した場合には、その都度、調理場内の機器、器具等の確認、点検等を実施し、徹底した原因の究明を行い、その対策を検討しております。また、受託事業者には、調理作業マニュアルの見直しや従業員教育の実施などを指示し、再発防止に努めているところであります。今後も異物混入が決して起こらないよう、これまで以上に細心の注意を払ってまいります。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  しっかり方向していただいて、事故の発生が二度と起こらないように、そのことを特に強調しておきます。 次であります。これが一番大事なんですね。今回の責任は誰なのか、誰がとるのか。義務教育課程までの生徒たちの心を大切にする市長のコメントを求めます。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  学校給食に異物混入があったことにつきましては、生徒、そして保護者、そして市民の皆様方に不安を与えまして、大変申しわけなく、おわびを申し上げます。 教育委員会には、改めて安全・安心な給食の提供に努めていただきたいというふうに存じます。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  今市長が言われました。教育委員会にもその方向をしっかり方向してもらいたい。 はっきり言います。市長、教育現場においては教育長がトップなんよ。それで、この4月に3階のほうに上がるという方向です。機構改革。それは連携とるのはいいでしょう。しかし、教育長に任せることはしっかり教育の部署においては任せてあげんと、ええ方向にならんと思いますよ。そのことを特に私どもは強調しておきます。 特に、市長は常に心に持ってもろうとると思うけど、市民の皆様の幸せなくして、市長、あなたの幸せはないんですよ。私の幸せもない。ここにおられる執行部のほうの幸せはない。そのことを基本にして、やはりいろいろと政策は打っていただくということを特に私どもは強調するところであります。 次に、今先ほど私ども言いました、誰が責任とるのか。次に、教育長のコメントを求めます。 ○議長(岡安謙典君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  義務教育を預かる責任者として、子供たちが楽しみにしている給食に異物混入があったことは、生徒、保護者の皆様に不安を与え、大変申しわけなく、おわびを申し上げます。 今後、再発防止と安全・安心な給食の提供に努めるよう、改めて関係者に徹底周知してまいります。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  13番、村田議員。 ◆13番(村田隆男君)  教育長、3階に行っても基本は忘れないように。常に私たちが思うことは、我が子は我が子、よその子も我が子、この気持ちを常に心して3階に行ってください。そのときに気に入らんことがあったら、私はしっかり市民目線を基本に、市民のためにということで発言させていただきますので、何とぞよろしくお願いいたします。 以上で小さな声を大切にを基本の13番、村田隆男、一般質問終了させていただきます。 ○議長(岡安謙典君)  以上で13番、村田隆男議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 7番、三浦ひらく議員、登壇。 ◆7番(三浦ひらく君) 〔登壇〕 おはようございます。7番、未来開く、三浦ひらくです。 昨年4月の選挙を経て、議席を預かる身となってから約1年、とても短いようにも思われますし、長いようにも感じられる1年間、いいことも悪いこともありました。ただ、何があろうとも、津山市議会議員として取り組んでいくべき課題、スタンスは変わりません。津山の未来のため、この地であすを生きる子供たちのために、目の前にある課題を見過ごさないのと同時に、地に足をつけた実現と継続が可能な先を見据えた市政を、津山にかかわる全ての人のために実現していくため、口先だけではなく、懸命に取り組んでいくという決意をこの場で改めて述べさせていただき、質問へ入らせていただきます。 まず、市民の安心・安全を守るための取り組みについて。 連日報道されております新型コロナウイルスの脅威について、本市でも市長が本部長となり対策本部を立ち上げ、議場にお集まりの皆様だけでなく、消防、医師会、美作県民局の関係各位も会議に参加、議論を交わす様子を見てきました。今最も市民の関心が高いと思われる案件ですが、過去3回開催された対策本部の会議に議員の参加がほぼなかったことは、率直なところ非常に残念です。 市民の安心・安全を守っていくことは、政治に携わる者の最も基本的な職務であり、責務です。ここまで問題が大きくなり、目に見えない感染症という敵と戦う以上は、たとえ市内で発症例がなくとも、津山市としての対策は必要不可欠。この種の問題で現段階において最も大切なことは、万一の際にどのように対応するかを考え、備えておくこと。現在の対応の詳細、そして万一の際の対処について、改めて市民の皆様にわかりやすく御説明ください。 また、年度がわりを控えたこの時期は、卒業式、入学式といった児童・生徒を含む多くの人が集まる機会が幾つも予定されており、教育現場の対応が非常に気になるところです。国から休校要請が出されたことで、本市でも全ての小・中学校、そして公立幼稚園で今月2日から25日まで臨時休校措置がとられているのは御案内のとおり。日々刻々と状況が変化していく中、難しい判断の連続であることは重々承知していますが、今現在の教育長のお考えをお聞かせください。 また、この件に関連してもう一つお尋ねします。今やいつどこで、どんな規模の災害が起こるかは誰にもわからず、市長が今議会の初日に述べられた施政方針で触れられたように、自然災害は激甚化の傾向にあります。例えば市内で恐ろしい感染症の患者が複数確認されているような状況下で、大きな地震、豪雨といった自然災害が同時発生し、多くの市民が避難を余儀なくされるといった状況も想定されます。命を守るための場所である避難所に集まることが、命を落とす危険さえある新たな不安の中に飛び込むようなことになってしまうのでは本末転倒。感染症がはびこっているような状況下で自然災害にどのように対応すべきか、非常に難しい問題ですが、政治に携わっている身として、このリスクに気づかなかったふりをして目をそらすわけにはいきません。 このところ、市役所の庁舎内各所でもアルコール消毒液を目にします。また、マスクの供給量が足りず、医療現場など必要な人の手元に届かないといったケースや、悲しい話ですが、高額転売、盗難などといった事例も見聞きします。災害対策は不測の事態。考えられる最悪の事態を想定しなくてはなりません。災害対策としてのマスクや消毒液などの備蓄量をお示しいただきつつ、感染症の蔓延と自然災害が重なった場合の対応についてどのように考えておられるのか、お聞かせください。 施政方針にもありましたインフルエンザ予防接種費用の助成についても伺います。 新型コロナウイルス対策会議の場で津山市医師会の会長がおっしゃられたように、今のところ新型コロナウイルスよりも季節性インフルエンザのほうが圧倒的に致死率が高い、つまりは危険な病だと言えます。津山の未来を背負って立つ子供たちの健康保持と保護者負担軽減の観点から、来年度も予防接種費用の助成は継続実施すると伺っていますが、助成内容の詳細をお答えください。 続きまして、より快適な暮らしを実現するための施策についての質問です。 12月議会でお願いさせていただきました、地方分権改革・提案募集制度に関する内閣府の皆様をお招きしての研修会、1月末に早速実施していただくというすばらしいスピード対応をとっていただいたこと、改めて感謝申し上げます。 申しわけないことに、個人的事情により私自身は参加できませんでしたが、津山市だけではなく、周辺自治体を含めた広域での取り組みとして実施していただきたいという願いも踏まえてくださり、参加対象者を拡大したと聞いております。参加者の状況、当日の様子、成果やこの先の展望について具体的にお示しください。 今まさに発言させていただいているこの一般質問、多くの職員の方々と協議を重ねてきょうに至ります。初対面の方には必ず名刺をお渡ししているつもりですが、名刺をいただけたケースは実はほとんどありません。業務上、初対面の人間と会う際に名刺を持っていかないというのはどうなんでしょうか。 名刺を渡さないということが無礼だなどと言うつもりはみじんもありません。ただ、フリーランスでの経験やコミュニケーションをとることで仕事の成果につなげてきた、そういうつもりでいる私としては、せっかく顔を合わせる機会なんですから、自分自身を売り込まないという選択は、仕事の目的達成からみずから遠ざかっていくような、機会損失してしまうような、非常にもったいない判断だと感じています。 市民の皆様からも、そうした思いを反映したかのような声が聞こえてきます。電話対応時や窓口対応時に名乗らない、あるいは挨拶をしない。無論これは一部の方々でしょうし、我々議員にも同じことが言えますが、そうした声も届いています。子供たちの手本となるような積極的に挨拶をすることは、コミュニケーションの基本。同様に、職務の過程における責任の所在を明確にしておく仕組みづくりは、私自身の経験からも、また社会通念上も一般的な感覚として必要だと考えます。 津山市役所では名刺作成は基本的に実費負担で、個人の判断に任せているのが現状のようですが、このあたりいかがお考えか、見解をお聞かせください。 最後に、繰り返し触れさせていただいております情報発信、そして受信についてです。 6月定例会で提案させていただき、12月から運用開始していただきました津山市公式LINEアカウントの現状報告をお願いします。 以上で登壇での質問を終え、質問席にて答弁内容により一問一答形式で再質問をさせていただきます。ありがとうございました。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  新型コロナウイルス感染症への対応と私の考えについてお答えをいたします。 国内で感染が拡大する中、児童・生徒の健康と安全が最優先と考え、先般2月27日、卒業式については規模の縮小などについて依頼をいたしました。また、修了式等については、各学校の実情に合わせて、校内放送での実施や中止なども検討することといたしました。 翌28日には国からの通知を受け、全小・中学校を3月2日から25日まで臨時休校として、休校中の家庭での過ごし方などについて保護者に協力を依頼するとともに、緊急校長会議を開催し、情報の共有と今後の対応について意見交換を行ったところであります。 次に、この対応に対する私の考えですが、国からの緊急要請ではありましたが、危機的な状況の中で感染拡大を防ぐためには、国民一人一人が協力することが大切であると認識をしております。私としては、子供たちの命と健康を守ることを最優先にした対策を講ずることが何より重要であると考えております。 本市の児童・生徒数は、周辺自治体に比べて多く、感染リスクも高まることから、混乱を少しでも避けるために、このような決断をさせていただきました。 休業中の子供たちの家庭での生活や学習面での課題などについては、校長会や関係団体等と連携を図りながら、一つ一つ迅速かつ適切に対処してまいります。保護者を初め議員の皆様方には御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  地方分権改革・提案募集方式に関する研修会についてのお尋ねにお答えをいたします。 この研修会は、地域が直面する課題を解決するため、内閣府を通じて法律や制度の改善を提案する手法について、内閣府に御協力をいただき、本市職員36名、定住自立圏事業として勝央町から2名、鏡野町1名、奈義町1名、議員8名の計48名に参加いただき開催をしております。 当日は、内閣府職員から制度概要や活用事例についての講義の後、本市職員16名を対象に、地域で直面している課題を提案募集方式で解決できないかをテーマにワークショップを開催し、各班で設定した具体的な課題の解決に向けて、提案していくまでのポイントや考え方を学習いたしました。 受講後のアンケートでは、研修の難易度は高いが、提案制度の仕組みがよくわかったなど、職員の満足度も高く、制度の周知や職員の意識改革に資する効果的な研修であったと考えております。 今回の研修をきっかけに、本市の課題解決に向けて国への具体的な提案に結びつくよう、取り組みを継続してまいりたいと考えております。 次に、津山市公式LINEの運用の現状についてございます。 12月の開始以降、登録者数は徐々にふえており、2月末現在1,094人となっております。内訳といたしましては、男性が約4割、女性が約6割となっております。 開始から約3カ月が経過する中で、これまで約140回の投稿を行っております。緊急時や広報紙発行時にはメッセージとして投稿し、取材を行ったものや各課からの投稿依頼や報道連絡のあった行事やイベントの紹介、子育て情報などはタイムラインへ投稿しております。 今後も情報のニーズ把握を行うとともに、登録者数の増加を図りながら、重要な情報発信ツールの一つとして運用していきたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  感染症の蔓延と自然災害が重なった場合の対応についての御質問にお答えいたします。 現在、マスクや消毒液等につきましては、防災備蓄としては備蓄はいたしておりません。議員御指摘のような事態に対応するためにも、避難所運営や防災備蓄品目のあり方につきまして、関係部局と協議してまいりたいと考えております。 また、避難所における被災者の健康管理につきましては、災害時に医療班を編成することとなります健康増進課と連携いたしまして、避難所における被災者の健康調査等を行い、感染症の蔓延防止に努めてまいりたいと考えております。 次に、職員の名刺作成についてお答えいたします。 職員の名刺につきましては、職務によってその必要性が異なるものであり、使用の場面や必要枚数につきましても異なることから、その作成につきましては職員が個別に判断することが合理的かつ効率的であるというふうに考えておりまして、本市におきましては、名刺の作成は基本的には職員個人の判断に任せることといたしております。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  新型コロナウイルス感染症への本市の対応についてお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症への対応については、市民の皆様への正確な情報発信と蔓延防止対策、相談対応等による不安の解消が重要であると考えており、感染症予防策の注意喚起や相談先、対処方法などについて周知に努めるとともに、庁舎などの市有施設に消毒液を設置しております。また、広報紙と一緒に全戸へのチラシ配布も行っております。 庁内の体制といたしましては、2月4日に連絡会議を開催し、情報共有を行ったほか、2月13日には市長を本部長とした新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、これまで本部会議を3回開催しております。全庁的な情報共有を行うとともに、国からのイベント等に関するメッセージを受けて、イベントの中止、延期などの決定をするとともに、国の休校要請に伴う対応などについて協議、確認をしております。 同時に、今後岡山県内で感染者が発生した場合を想定した各部署それぞれの役割についても確認し、準備をしているところであります。 次に、子供のインフルエンザの予防接種の助成内容についてお答えいたします。 助成対象は1歳から中学3年生までの子供で、接種回数は1歳から13歳未満の子供は2回、13歳以上の子供は1回の接種となっております。市内の医療機関で接種された場合、1回の接種につき1,000円を助成をしております。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  それぞれ御答弁いただきありがとうございました。順次再質問、所感等を述べさせていただきます。 まず、こども保健部長より新型コロナウイルスへの対応についてお答えをいただきました。正確な情報発信こそ最も大切です。現在のように未曽有の危機に立ち向かっている社会情勢の中では、時として増大した不安や不満が2次的、3次的な悲劇の引き金となることは歴史が証明しています。 ウイルスという敵が侵入してくる可能性はゼロにできません。万一の際、罹患した方の人権を無視するような事態が起こったり、医療現場の皆様の職務の妨げになるようなことや風評被害があってはなりません。不安を少しでも和らげるために、今後はそれこそ毎日でも把握しておられる正確な情報を発信していくことが、身体的な面だけではなく、精神衛生上も市民の健康を守るため必要な措置かと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  正確な情報を発信することは、大変重要と考えます。現在、国や岡山県などの情報を収集しながら、迅速な情報発信に努め、今後もさまざまな手段を活用して、市民の皆様に正確な情報をお知らせしてまいります。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  正確な情報発信の重要性を御理解いただけているのであれば幸いですが、届いていないからこそ不安が募っています。市内で感染者が出たというデマが拡散しまくっている現実、マスクや消毒液、トイレットペーパーなど多くの品々が不足している現実が、いかに市民の皆様が不安であるかを物語っています。この3月議会は、恐らく今までになく注目されています。行政がどのように対策を講じているのか、実際のところを知りたいからです。 不測の事態に対応するため、各部署それぞれの役割を確認し、準備しているとおっしゃっていただきましたが、具体的な説明をお願いいたします。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  新型コロナウイルス感染症への対応については、津山市新型インフルエンザ等対策行動計画に準じて対応することとしております。県内で感染者が発生した場合は、県において濃厚接触者の調査などが行われます。市といたしましても、岡山県と連携を図りながら、市民への情報提供等の強化を初め、状況に応じて外出の自粛や施設の使用制限の要請などに関する周知、要援護者への支援などの対策を行うこととしており、各部署の所掌業務を迅速、的確に、市民のニーズに寄り添って対応できるよう、本部会議等で確認し、準備を進めているところです。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  ありがとうございます。万一を想定したマニュアルをもとに対策を立て、関係機関との連携準備も万全とのこと、心強く思います。釈迦に説法ですが、楽観はできませんので、状況を注視しつつ、市民の皆様が一刻も早く心安らげる日常を取り戻せるように、ともに努めてまいりましょう。よろしくお願いします。 続きまして、教育長からも本件についての学校現場での対応とお考えを述べていただきました。熟慮を重ねた上での苦渋の決断であったこと、理解しています。 しかし、あえて申し上げますが、もう少しきめ細かな対応も考えられたのではないでしょうか。 例えばつくば市では、仕事を休めない保護者に配慮し、感染防止策を講じた上で、準備期間として3月5日までは通常登校としました。24日までの臨時休校中も、登校は可能。ただ、登校せずとも欠席扱いにはなりません。子供たちは、教員が見守る形で対応。授業は行わず、自主学習。放課後には通常どおりの学童保育を実施。給食も5日までは通常どおり提供し、6日以降については希望調査に基づき用意するという対応をとっています。 千葉市などでも、特に低学年の児童を対象として同様の配慮を実施するなど、独自対応をとっている自治体は複数存在します。 余りにも突然だった政府決定を受け、近隣でも自治体判断は分かれました。未知のウイルスを相手にしているだけに、簡単な判断ではありませんが、子供が重症化するケースは極めてまれだと言われている中、津山市教育委員会としても、つくば市や千葉市のように、各世帯のニーズに細かく対応できるような柔軟な対処法を採用することも考えられたのではないでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  突然の休校要請でありましたが、まずは児童・生徒の健康と安全、そして感染拡大防止の観点から、3月2日からの休校措置にしたところであります。その後の児童・生徒の学習や心のケアについて、また共働き家庭やひとり親家庭への配慮など、対処すべき事項も多くあります。これを踏まえ、学校には各学校の実情に応じてやむを得ない場合は登校日を設定することを可能とすることや、児童クラブ運営に対する支援策の調整など、休校措置の決定以降も校長会や関係部署との協議を進めております。 現在、それぞれの課題に対して適切に対応できるよう、スピード感を持って取り組んでおりますので、御理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  ありがとうございます。現時点では可能な限り柔軟な対応をとっているという趣旨の答弁であると理解しました。しかし、突然の要請であったことについては、全自治体が同じ条件ですし、自治体の規模でいえば、つくば市や千葉市のほうが明らかに本市より大きい。現場の混乱を避ける意図があることはわかりますが、それぞれ異なる家庭の事情もあり、休校措置が必ずしも感染リスクを軽減することにはつながりません。 子供たち同様、現場で職務に当たられている職員の皆様の健康維持が大切です。全ては健康維持。命を守るための対応なんですから、無理ができないのは当然。しかしながら、今回の国の対応、特に文科省の対応には首をかしげざるを得ません。3月2日付で出された通知内容には、自宅で過ごすことが困難な低学年児童を学校で受け入れること、学童保育時の学校施設の積極的な活用、また給食の提供等を検討することなどが盛り込まれていました。こうなると、何のための休校要請だったのか意味がわからないんです。 休校、休園は、もう既に一度判断されたことではございますが、そもそも処置目的が何であるのか本質を見失わず、子供とともに自宅待機を続けられるような保護者ばかりではないという現実も踏まえていただいた上で、冷静な判断に基づき、できる限り臨機応変な対応で市民ニーズに寄り添っていっていただくように、教育長、そして市長にも改めてお願いを申し上げます。 感染症と自然災害が重なるという事態への備えについては、総務部長にお答えいただきました。防災備蓄品としてマスクや消毒液を準備していないとの答弁は、率直に言って残念でした。新型インフルエンザなどの恐ろしい感染症がいつ新たに流行するかわかりません。つまり、感染症は自然災害とも全く同じ、常に備えておかなくてはならない災害だと思います。 人口7万人弱の総社市では、豪雨災害支援で寄せられたものも含んでいたそうですが、50万枚程度のマスクを備蓄していて、多くは既に市民へと配布されています。品薄状況が続き、医療現場ですらマスクが足りないのが本市の現実で、マスク、消毒液、そういうものを備蓄していなかったという事実から、感染症の流行に対しては余りにも見通しが甘かったと言わざるを得ないかと思いますが、このあたりはいかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  マスクや消毒液は、新型インフルエンザ等対策行動計画に沿って、必要最小限の市民サービスを維持するために備蓄をしております。今後、感染症の流行に備えて、マスクや消毒液など感染症対策の備蓄品については、危機管理室など関係部局と協議をしてまいりたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  必要最小限の市民サービスを維持するため、その備蓄量とはどのような量でありますか。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  マスクの備蓄数は、津山市新型インフルエンザ等対策行動計画において、流行期間が約8週間、最大40%の職員が欠勤すると想定していることを踏まえ、職員の約60%が業務を継続するための必要数を想定しています。備蓄数については、高性能マスクと合わせて4万7,000枚を備蓄していましたが、先日、そのうち5,000枚を地域医療を維持するために医師会に提供しているところです。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  ありがとうございます。先日も鎌倉市の話なんかが報道で出ていましたけれども、いつ事態が想定された備えを超えてくるかはわかりません。際限なく備蓄をふやしていくことは確かにできることではありませんが、感染症は災害です。各部署が連携して、今すぐにでもできる限り手厚い備えをしていくことで、必要最小限のそのラインを引き上げていくべきではないかと申し上げておきます。 インフルエンザの予防接種助成についてもこども保健部長に答弁いただきました。蔓延を防ぐため、予防接種を受けることには一定の効果が見込めます。厳しい財政状況の中で費用助成をしていただいているのはありがたいことですが、私が子供のころには、学校などで集団接種の機会がありました。予防接種法の改正で義務接種がなくなり、現在は定期の予防接種も努力義務という形になっています。インフルエンザ予防接種に至っては努力義務すらなく、当然集団接種はありません。ただ、新型コロナウイルスの件もあり、社会情勢は異なってきています。感染症への市民の危機意識、これは高まってきています。 社会のセーフティーネットとして行政が果たすべき役割として、他都市に先駆けて住民に配慮した手厚い保護を施す姿勢を内外に示していくこと、これは市長の施政方針にもありました、安心して子供を産み育てられる多世代共生の津山へと近づくことにつながり、差別化を図ることもできます。本市独自の取り組みとして、予防接種をより受けやすい環境を整えていくという対応、全ての市民の健康を守り、命を守っていくためにも検討していただけませんでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  インフルエンザは毎年流行しており、中には合併症により重症化する場合があることも認識をしております。今後もインフルエンザ予防接種の効果や接種方法などについてよりわかりやすい周知、啓発に努めるとともに、子供の健康保持と保護者の負担軽減を踏まえた検討を行ってまいります。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  予防接種法の関係で、本市独自でのかつてのような集団接種、あるいは接種を義務化するといった解決策を講じることは難しいのは承知しています。ただ、言われましたように、インフルエンザは毎年流行、そして多くの人命が失われています。老若男女を問わず、誰もが罹患するおそれがあり、そして誰もが合併症や重篤化で大切な命すら失う可能性がある、本当に恐ろしい感染症であるということを改めて周知徹底していくとともに、蔓延を防ぐために効果的な施策に引き続きしっかりと取り組んでいっていただきますように心からお願い申し上げます。 提案募集制度に係る研修会について総合企画部長よりお答えをいただきました。盛況であったことがうかがい知れましたが、地域課題をどのように解決していくかがポイントですから、講義後のワークショップがメーンだった気もします。参加者が若干少ないと感じましたが、どのような課題解決の話が出たのでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  ワークショップでは、備中やぐら内でのイベント実施に向けた規制の緩和や、選挙の期日前投票における宣誓書の省略可、また放課後における子供の居場所対策として放課後児童クラブの対象を全児童とする基準の見直しといった3件のテーマで話し合いが行われました。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。
    ◆7番(三浦ひらく君)  ありがとうございます。さまざまな分野の課題について議論がなされたことがわかりました。それぞれどのような成果が得られましたでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  今回のワークショップは、内閣府に提案をしていくまでのポイントや課題整理を体験することに主眼が置かれており、即提案につながる成果にまでは至っておりません。参加した職員は、それぞれの課題で支障となっている法律の立法根拠や逐条解説などを十分に調査し、的確な分析が必要になるといった内閣府のアドバイスを伺う中で、制度を運用するに当たっての認識が深まり、今後具体的な提案につなげていく第一歩になったものと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  ワークショップに参加された16人の方について、共有できる情報を教えてください。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  参加した16名は全て本市職員で、総務部、産業経済部、こども保健部など11の部局から課長級や課長補佐級、係長級といった各職場を担う職員が参加をしております。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  研修会の告知なんですけれども、どのような方向で、いつの段階で行われたのか、お聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  職員へは、1月9日の課長会議で所属長に依頼するとともに、イントラ掲示板にて全職員に周知をしております。また、定住自立圏の5町には直接持参し、研修の趣旨を説明した上で御案内をいたしております。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  ありがとうございました。多くの部署からさまざまな立場の方々が参加され、全員が本市職員の皆様であったことを喜ばしく思います。具体的な提案につなげていくための第一歩となったとの心強いお言葉もいただきました。提案募集制度の仕組みをできるだけ多くの方に知っていただくことで、市民の暮らしをよりよくすることができるはずです。取り組みの継続的な実施を改めてお願いさせていただき、次の質問へと移ります。次回は私も参加させていただきます。 職員の皆様への名刺に関して総務部長より述べていただきました。確かに職務によって必要性が異なるものですし、そもそも名刺をつくっていただきたいという意図ではない話なんです、これ。 1月の初頭に徳島県の上勝町に行ってまいりました。葉っぱビジネスの先駆けとして有名な1,500人ほどの人口の上勝町。平成30年度の1年間だけでも約2,000人視察者が訪れたそうです。いわゆるつまもの。料亭などで両市に添えられる葉っぱを育てて、それを採集して販売する。高齢者や女性が活躍し、年間1,000万円を超える売り上げをたたき出す方も少なくない。そういう現場で、体力や特別な技術が余り必要とされず、100歳まで現役で頑張ると笑顔で話してくださった元気なおばあちゃんもおられました。 雑木や雑草にしか見えない植物が実は財産であり、大都市圏では全く別の価値を持つ。上勝町ブランドの構築と維持を可能にしているのは、誰が生産者であるのかを瞬時に把握できる仕組みです。おのおのに異なるバーコードを割り振り、葉っぱをこん包した箱に張りつけ、出荷した品がどこへ幾らで売られたのかを生産者自身も追跡把握できる仕組みを整えることで、効率化はもちろんのこと、生産者のモチベーションアップや責任感の向上につなげていました。これはつまり、葉っぱに名前を書いて売っているようなものなんです。責任は自分自身がとらねばならず、おかしな商品は出荷できません。しかし、それは料理をつくる人や食べる人に喜んでもらうため、またお金をもらう以上は当然のことであると、先ほど述べたおばあちゃんは語ってくださいました。 プロの姿勢、責任、これこそが仕事です。職務に真摯に向き合うということは、自分の仕事に名前を書くようなものです。本市職員の皆様が、公の利益のために多くを犠牲にして職務に向き合ってくださっていることは実感しています。だからこそ、みずからの仕事に誇りを持っていただき、子供たちの規範となる身近で代表的な存在の大人として、庁舎内での明るい挨拶などのコミュニケーションはもちろん、業務上当然に必要だと思われる場合に名乗る、あるいは名刺を差し出す等して、仕事に名前を書いていくという行為を、これ市民サービスの一環として、ほかのどの行政機関よりも積極的に取り組んでいただきたいと思うんです。 これに関しては全部局の皆様にお願いしたいことですので、御自身の思いを込めていただいた上で、市長から答弁をお願いいたします。 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 三浦議員の再質問にお答えをさせていただきます。 仕事に名前を書くということは、みずからの行動や仕事に責任と誇りを持つことでもあろうかというふうに思います。多くの職員が今以上に自分の職務に真摯に向き合い、行動や仕事に責任と誇りを持つようになれば、市民への応対やサービスは今以上に向上していくものと思います。 職員に対しては、これまで以上に実践的な接遇研修や公務員倫理研修などを実施し、みずからの行動や仕事に責任と誇りを持てる職員の育成、意識改革に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  済いません、少し失礼な物言いになりますが、熱意を感じられません。前向きに考えていても、やると言い切るわけにはいかない議会の事情、行政特有の事情ですね、承知しています。しかし、それは市民の皆様には何の関係もなく、議会の常識は社会の非常識、こんな言葉すら言われています。 ここで、1万3,000文字にも及びました市長が示された施政方針の最後で引用されていた松下幸之助氏の言葉を紹介します。「かつてない困難からはかつてない革新が生まれ、かつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる。」これ、本当にそのとおりだと思います。しかし、本日いただいている答弁から、その決意、熱意を感じ取れたかと言われると、答えはノーです。 津山市がかつてない困難にぶつかっていることは明らかです。新型コロナウイルス問題もそうです。有史以来、誰も経験したことがない速度で進む少子・高齢化、人口減少、それに伴って必須になっていく財政の圧縮。しかし今、本当にかつてない革新に取り組んでいると胸を張れますか。 過去最大規模の機構改革、これ、私はやってみればいいと思っています。応援しています。それでもなお、まだまだ足りないと感じているんです。もっともっと本気で取り組んでいかなければ、よりよい津山、つまり今よりもいい津山市を創造していくことなんか到底不可能です。 さまざまなしがらみがあることは承知しています。しかし、今こそ覚悟を決めて、本当のかつてない革新に着手していくべきです。現状維持すら困難なこの時代において、それでもかつてない飛躍などという夢物語を本気で描き実現しようと言われるのであれば、口先だけではなく、不退転の心意気を持って、大人の都合によるのではなく、子供たちのためにこそ未来を見据えて、進取果敢に市政運営に当たるべきだと考えますが、いま一度改めて市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  人口減少を初めといたします社会状況の変化や市の財政の硬直化など、本市を取り巻く環境は依然として厳しい局面にある中で、明るい未来を実現するためには、津山を動かすという強い信念と先例にとらわれない発想を持って、市政運営に取り組んでいかなければならないというふうに思っております。 こうした思いから、今回の施政方針におきましては「進取果敢」という言葉を引用いたしまして決意を申し述べておりますけれども、この言葉には、みずから進んで積極的に事をなし、失敗を恐れずに大胆に取り組むと、こういった意味合いがあります。 私といたしましては、誰もが役割と生きがいを持って安心して暮らせる持続可能なまちづくりを進めて、そして将来を担う子供たちに胸を張って引き継いでいけるよう、全身全霊で邁進をしていく所存でございます。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  ありがとうございます。少々トーンは低目だったんですけれども、全身全霊で邁進というのは大変力強い、心を込めた決意のお言葉だと受け取らせていただきます。 本日の最初に私も懸命という表現を使いました。懸命とは、つまり命がけということです。世界には本当に命をかけて頑張っている人たちがおられます。津山にもたくさんおられる。だからこそ、公のための仕事をしている私たちも、強い気持ちで取り組まねばなりません。本当におっしゃっていただいたような覚悟を持って津山のまちづくりを進めていただけるのであれば、それこそ私自身も全身全霊で皆様のお手伝いをさせていただきます。 津山市の公式LINEアカウントの運用状況について、総合企画部長よりお答えをいただきました。登録者数の1,000人を超えたという一つの節目ですけれども、人口から推定されるユーザー数を考えると、まだまだ。引き続きユーザー数の増加をしていくための尽力をお願いいたします。 LINEの魅力は、情報がプッシュ通知で届くという点で、その特性を生かさない以上は、せっかくの機能も宝の持ち腐れ。3カ月間に120回投稿を行ってきたと言われましたが、運用開始時から登録させていただいている身としては、大きな違和感を覚えました。タイムラインに投稿しても、プッシュ通知が届くわけではないからです。メッセージを投稿しなくては意味がなく、登録者数もふえません。 余り頻繁に投稿すると、ユーザーに不快感を与えてしまうとの考え方や、同様の取り組みをしている他自治体の運用法を勘案しての処置だとは存じますが、タイムライン投稿を見てくれと期待するのは、ホームページの掲載情報を確認してくれと言っているのと同じことです。情報を届けるべき相手は、わざわざ公式LINEに登録してくださった方々です。プッシュ通知が届く通常のメッセージとして情報発信をすべきではないでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  昨年行いました情報発信に関するアンケート調査結果では、市公式LINEの登録意思があると答えた方々に対して、どのような情報を届けてほしいかとの問いに、約7割の方が知りたい情報だけが欲しいとの回答でございました。現在は子育て世代をターゲットとしていることや、アンケートの回答を踏まえ、プッシュ通知を控えることで、ブロックや通知オフの少ない登録者の継続を図っているものでございます。 今後は登録者からの情報ニーズの把握を行いながら、プッシュ通知とタイムラインの使い分けにより、有効な発信につながるよう努めてまいります。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  ありがとうございます。ただ、私が言いたいのは、知りたい情報というのが人それぞれ異なるということです。極端に表現すれば、1,000人いれば1,000通りのニーズがあるという。それだからこそ、理想を言えばコストを費やして各自がカスタマイズできる仕組みを整え、求める情報が届くように機能充実を図るべきです。 そもそも公式LINEアカウントの運用を提案させていただいた経緯は、プッシュ通知で情報をダイレクトに届けることができる上、受け手側も求める情報を選び、得られる仕組みを構築することが可能だからです。そして、市民の声を受信することすらできるツールだからです。 運用開始から今までにメッセージとして配信された情報のうちの3件は、広報紙の発行通知でした。市内の全世帯に届く冊子発行のお知らせ。そのような情報を改めてプッシュ通知で送ることが、知りたい情報だけを届けているということになると本気で考えておられますか。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  12月の開始以降、登録者の方々の反応を確認しながら発信を行っておりますが、今後は他都市のプッシュ通知による発信状況も参考にしながら、市民にとってより有効な情報発信ツールとなるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  お言葉ですが、他都市を参考にするということに関しては、さんざん行ってこられたはずです。新型コロナウイルス騒ぎのタイミングで一気に100名以上登録者数がふえています。小さなお子様がいる家庭の保護者の皆様が、どうしてもこれが心配で、正確で信頼できる行政から発信された1次情報を知ることで安心したいからだと考えられます。 これだけ繰り返ししつこくも言及させていただく理由は、適切なタイミングでしかるべき発信元が正確な情報発信を行っていくことが、単に市民生活をより快適にする、利便性を向上させるだけではなく、現在のような非常時においては、デマの蔓延など、そういったことによる不安を取り除き、市民の安心・安全、さらに言えば命を守ることにすらつながる生命線となるからです。 表示メニューの一部をコロナウイルス関連の情報が手に入りやすい仕様に変更するなど、工夫してくださっていることは感じています。ただ、現在の不安に包まれた社会状況は、残念ながら短期間では変わりません。だからこそ、あらゆる選択肢を駆使して、市民の皆様に正確な情報をなるべくスピーディーに届け、正しい情報を共有してもらうことで、少しずつでも不安を取り除いていく、つまり今よりも発信の頻度を高めていっていただきたい。これは地域住民に対して果たすべき行政の役割であると考えます。前向きな発言をいただけることを期待して、いま一度お考えをお聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  緊急的な情報はもとより、市民の関心が高い事項を中心に、プッシュ通知による発信も併用し、他の情報発信ツールと同様にきめ細やかな発信につながるよう努めてまいります。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  ありがとうございました。これまた正直、期待していたほど踏み込んだ表現をいただけなかったのが正直なところではあるんですけれども、さまざまな事情がある中で、精いっぱい前向きな意図を込めてくださったことだと理解いたします。 情報発信の必要性は、そしてその重要性は、もう日々改めて実感しているところでございます。自治体として責任を持った迅速な発信が難しいということであれば、私自身も今後さらに精進して、津山市議会議員としての立場でフットワーク軽く、1次情報に近い内容を発信していこうと考えております。ただ、総合企画部長からはきめ細かな発信に努めていただけるということはいただきましたので、期待しております。 今回の休校・休園措置に伴いまして、多くの子育て世代の保護者の皆様が、津山市教育委員会の動向に注目していることは間違いがありません。保護者の多くが使っているであろうLINEアプリ、その本市公式アカウント登録者数がふえていることからも明らかで、不安だからこそ正しい情報を得たい、先ほど申し上げたとおりです。しかし、現状は、教育委員会としては独自の情報発信チャンネルは事実上ありません。月一発行の手紙などでは満たせないニーズが出てきています。教育現場にも新たな情報発信、受信の手段の整備が求められていると考えます。 岐阜県の大垣市では、せんだって全ての小・中学校で、保護者がLINEを使って欠席や遅刻を連絡できるシステムを導入することが発表されました。保護者や学校双方の利便性向上につながることが期待できる仕組みで、本議会でもトピックの一つだったGIGAスクール構想でICT化を進めていく学校現場においては、まずはこうした実効性のある小さな変革を積み重ねていくことこそが、かつてない飛躍につながる近道ではないでしょうか。最後に、津山市教育委員会の見解を伺います。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  このたびの新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校措置への対応のような、子供たちの安全・安心を守るための情報については、正確かつ迅速な発信が不可欠であります。現在、教育委員会としましては、校務支援システムにより学校現場と教育委員会の双方向の情報共有を行っております。また、学校から保護者へは、一斉メールにより情報発信を行っております。 教育委員会としましては、市の公式LINE、一斉メール、市ホームページ等の既存の情報発信手段を効果的に活用し、広報担当部署と連携を十分に図り、保護者、市民の皆様の安心につながる情報発信に努めてまいります。 ○議長(岡安謙典君)  7番、三浦議員。 ◆7番(三浦ひらく君)  ありがとうございました。質問の意図を酌み取っていただきまして、可能な限り前向きな表現を使って御答弁いただいたことに感謝申し上げます。 そうですね、今新たに独自の発信手段を用意していただくことをお願いするのは、もう現場の混乱原因にしかなりませんので、既存の情報発信手段で御対応いただけるということであれば、本当十分です。一斉メールもそうですし、市の公式LINEにしてもそうです。あらゆる選択肢を駆使して、皆様の不安を取り除くために努めてやっていただければと思います。 ただ、教育委員会の皆様に改めてちょっと言っておきたいことがまだあります。ICT化が進む教育現場に、アドバイザーとして今さら管理職OBを2名配置するという判断はあり得ないと考えます。革新が求められる現在の状況において、現場に新しい考え方をもたらすことが期待できる人材こそが必要なはずで、例えば民間の経営者などにお願いすべき仕事だと考えています。 多様なニーズに応えていくためには、さまざまな声が反映される仕組みを整えて、硬直化した組織を弾力的対応が可能なように変化させていくべきです。大人の事情を優先させるのでなく、子供ファーストで考えることこそが、結果的に現場の目的達成率を高め、津山市の発展につながることは明白です。 また、もう一点、それこそ今述べた判断にもかかわることですが、私たちは子供たちの規範にならなくてはなりません。子供たちは本当によく大人ことを見ていますから、教育現場においては当然恥ずかしい振る舞いは好ましくありません。そこには学校だけではなく、家庭も含まれますから、家庭のほうが影響力が強い場合もあるでしょう。例えば自分のことしか考えずにマスクやトイレットペーパーを買い占める、そんな大人たちが、それこそ道徳などについて子供たちに教え諭すなど片腹痛い話です。 平時から万一に備え、食料や生活必需品、ここにはマスクなども含まれると思います、備蓄しておく自助努力、これは当然に私たち市民に求められることですし、子供たちが心身ともに健やかに成長していくことを願うのであれば、教育が果たすべき役割は非常に重要。思いやりを持った教育、そして大人に対しても思いやりを持った施策が求められていると考えます。引き続きそういった施策に努めていっていただければと考えます。 津山市が直面する多くの困難を一まとめにして、あえてしがらみと表現させていただきます。かつてない革新の妨げになるもの、それは間違いなくしがらみだからです。しがらみを打破し、かつてない飛躍、市長がおっしゃるかつてない飛躍をなし遂げるためには、私たちはどんなに悲しいことがあっても、どんな困難にぶつかっても、どんなに厳しい状況下にあっても、そこから何かを学び取り、そして未来に生かしていかなくてはなりません。それこそが政治に携わる者の責任であり、この議会の場に立つ者の仕事、職務。 市長と我々議員は、実際に市民の皆様に名前を書いてもらった結果としてこの場にいます。取り組むべき仕事に我々自身の名前を書いていけるような責任のある働きをしなくては、恥ずかしいではありませんか。 新しい考え方や手法を積極的に取り入れることで選択肢をふやし、刻一刻と変化していくこの津山市の状況に対応していくための最適解を、津山にかかわるあらゆる人たちの力を結集して、英知を集めて探していく、そして問題を解決していく。そのために市民の声に耳を傾けていくこと、つまりは情報を受信していくこと、これは大変重要なことであり、津山の未来のために絶対に必要なことであると私は考えます。 誰のためなのか、何のためなのか、目的を見失うことがないように、市民の皆様を代表してこの議場に、この場に立たせていただいている一人として、政治に携わっている者として、今後も私は津山の未来のため、市民と議会のかけ橋として言うべきことを言い、なすべきことをなしてまいります。引き続きの御指導、御鞭撻、よろしくお願い申し上げます。 以上でこの3月定例会における私三浦ひらくの全ての質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岡安謙典君)  以上で7番、三浦ひらく議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 23番、河本英敏議員、登壇。 ◆23番(河本英敏君) 〔登壇〕 おはようございます。 きょうは割に早く3人目で当たりました。ありがとうございます。 さて、私も何から質問しようかというふうな気分に最近はなりよります。とりあえず、せんだってから続けております介護の関係をちょっとお聞きしておこうというふうに思います。 昨年の12月定例会で質問いたしました。そして、調査の結果も教えていただいて聞いておりますが、その後の調査の中でどのように数字が変わってきたか、それからお願いしたことなどで改善されたことがあれば、よろしくお願いをいたします。 さて、私は、谷口市長さんとは、市長が市議会議員選挙に初挑戦されまして、そのときに元津山市議会の副議長を務められておられました祖父の谷口強さんと一緒にうちへ訪ねてきてこられたのを私は覚えております。親しくお話をしたというふうに今でも覚えております。その後、私は平成11年4月、市議会議員選挙に挑戦し、議席をいただいた、それ以来のおつき合いでありますけれども、そうした中で、市長の政治家としての政策課題への対応の仕方などを見て、聞いてきました。以前にもお話をしたことがあろうかというふうに思いますけれども、最近、市長の手法に疑問を持つようになっています。そんな市長に、信頼できる市長になってほしいと願う思いで、質問をさせていただきます。 最初に、さきの市道B80号線の整備事業にかかわって、昨年12月18日、住民監査請求を、私本人もその一名としてさせていただきました。 そこで、市長にお伺いいたす前に、この監査請求に伴いまして御苦労をおかけしました監査委員さんにお聞きをいたします。監査を終えて、市民は何を一番この監査で問われているか、そのことをどうお考えか、簡潔に市民にわかりやすくお答えをください。 市長には、今回の請求と回答の内容について十分お目通しをいただいておると思いますので、その回答を十分理解をされておるということで、どのようにこの回答を受けとめられたかということについてお尋ねをいたしたいと思います。 それからもう一つ、高倉の道路の件であります。以前と同じような内容になろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 失礼します。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 河本議員の御質問にお答えをさせていただきます。 住民監査請求についてのお尋ねでございます。 監査請求につきましては、市道B80号線整備事業を白紙に戻し、これまでに要した費用の返還や契約の相手方に対する不当利得返還請求等を求めたものであり、監査結果につきましては、市道B80号線整備事業に関し、職員の職務執行に違法な点はなく、市に損害は発生していないと判断されたものと認識をしております。 なお、議会及び関係者に対し説明責任を果たすべきとの監査委員の意見につきましては、そのとおりであると思います。私としてもしっかり対応してまいる所存でございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  老老介護世帯の実態把握状況についてお答えいたします。 直接御本人を訪問する介護保険認定調査の結果を活用した昨年7月から12月までの6カ月間調査では、要介護認定者1,158人のうち、独居高齢者は132人、高齢者夫婦世帯は101人でした。そのうち要介護3以上では、独居者が17人、夫婦世帯が26人でした。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  高倉地内市道M108号線についてお答えをいたします。 12月議会後の状況につきましては、申請者と3回、今後の対応について協議の場を持ち、また地元の方にもお会いし、その方が納得できる形で解決できるよう指導を行っているところでございます。しかしながら、現在のところ解決には至っていない、そういう状況でございます。 ○議長(岡安謙典君)  代表監査委員。 ◎監査委員(仁木実君)  このたびの住民監査請求は、市道80号線整備事業に係る職員措置請求でございました。住民監査請求につきましては、地方自治法で財務会計上の行為または怠る事実を監査することが求められております。これに基づき監査した結果は、違法または不当な財務会計上の行為や怠る事実はないと判断し、棄却したものであります。 事業推進に当たっては、市民の行政への信頼性を確保することを第一と考え、議会及び利害関係人への説明責任を十分に果たすことを監査委員の意見として申し添えたものでございます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  ありがとうございました。 まず最初に、申しわけないんですけれども、順番からすると介護からというふうに思っておったんですが、24条の高倉のほうからさせていただけたらよろしいですか。いけないようでしたらやりますけど、時間がちょっと足らなんだらいけんと思いまして。いや、よろしいです。もう動かないようにしてください。 では、介護の関係から始めさせていただきます。 これまでの調査で、特に独居高齢者や夫婦の家庭への支援として、出雲市のみが行っているという介護保険制度の適用外、買い物代行や清掃などの生活支援を考えるということが必要と私も思っております。津山市も高齢化がますます進む中での老老介護の厳しさを少しでも和らげる、また支えるという意味で、ぜひとも考えてほしいということをお話をさせていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  まずは、現在行っております実態把握調査を進めながら、出雲市のほか課題を共有する都市などについて広く情報収集を行い、研究していきたいと考えます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  ありがとうございます。高齢者の生活をどう支えていくかというのは、家族と社会が担うことになるんではありますけれども、これほどに高齢化が進む中で、支える家族も非常に不安を持っているんではないかというふうに私は思っておりますし、この国の介護制度ではできないこともあるというふうに聞きます。そのすき間をどう埋めていくかということも、私は考えていく必要があると。そういうことに津山市も取り組んでいくということが必要と考えますが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  超高齢社会の中では、地域共生社会の実現が重要と考えております。高齢者自身が地域活動に参加する支え合いの社会です。地域の集いの場による相互の見守りや要援護者を応援できる体制、知識、経験、技術を生かす環境づくりにより、活躍できる仕組みづくりに努めたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  さきの25日には、ふらっとカフェ、お年寄りの寄り場所ということで地域に展開をさせていただいておると、御協力いただいておるものなんですが、このふらっとカフェを運営されている関係者にお集まりをいただいてお話ができたというふうに聞いておりますが、この会合ではどのような話題が多く取り上げられましたでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  市内で活動する16団体の代表28名が集まり、日ごろの活動内容のほか、地域での周知方法、運営方法について発表形式で交流を行いました。プログラムの立て方や参加費、地域人材の巻き込み方など、ふらっとカフェを継続していくために工夫されている点について、活発な情報交換がなされておりました。 参加者からは、他の地域の状況を知り、活動のヒントをもらえる機会となり参考になった、持ち帰り実践したいなど、前向きな意見を多くいただきました。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  大変お忙しい業務の中で調査をいただいておるわけでありますけど、今後とも忙しいかと思いますけれども、老老介護の調査をよろしくお願いをいたします。実態の把握が老老介護への理解と対策に結びつくことを期待いたしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 では次に、下高倉地内の市道108号線についてですが、その後ということで、これまでと同様の対応をすれば、今後どのようにされるのかということであります。よろしくお願いします。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  申請者に対しまして、地元の方のお考えをお伝えしながら、引き続き粘り強く許可条件の遵守を求めてまいる所存でございます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  この問題を相談されて、最初に私、以前も申し上げたと思いますが、申請者である高寿園に元市の職員さんで、事務局の局長さんをされとったと思いますが、道路使用にかかわる24条申請の窓口はどなたですかということでお訪ねしました。既に退職しておられましたけれども、後任の方が出てこられまして、その回答は、契約の中で関係者、つまり渡した、要は業者の方に仕事として渡しましたと。そのことでできた結果ですよということなんですけれども、結論からすれば、その中で、地元業者に渡しているので、この仕事は全てそういう地元の調整も含めて、関係者との調整も含めて地元業者に渡しているので、高寿園はかかわりがないというお答えでありましたが、私は申請者としての責任は免れないということを伝えて帰ったところでございますが、この契約の中で、関係者の説明と了解をとっていただくことも含めて、仕事として地元の業者へ渡していると言われたこの申請者の責任はないのですか。いかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  この問題に対する責任は、申請者にあると考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  そこなんですが、当然私も、高寿園が申請者でありますから、第一に責任があるというふうに思っておるわけでありますけれども、では、申請者である高寿園さんが申請の際に、また許可をいただいた際に、業者に仕事を、その結果を業者に渡すときに、指摘事項について十分説明をしたと言われるし、責任はないと言われるんですけれども、そういう言葉が出たかどうかは、職員の方が行かれたときに出たかどうかはわかりませんけれども、その業者の方に同様の要求をしていただくというふうな話はされていないとは思いますけれども、されたかどうか。その辺を同様の要求をすべきではないかというふうに私は思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  先ほどもお答えをいたしましたが、この問題の責任は申請者にあると考えているところでありまして、引き続き許可条件を遵守していただくよう求めてまいります。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  24条の許可証に記載されている指摘事項は、どこまで、どの程度尊重するというか、守らにゃいけんのかなということを、皆さんはそういう仕事に携わって、いろんな事例があろうかと思いますので、お答えいただけたらというふうに思います。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  今回の案件につきましては、事前に町内会長や隣接地権者など関係者と協議の上、理解が得られた後、着手することなどの条件を付しており、これらを遵守するよう指導しているところでございます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  このような件のように指摘事項を守らなかったという場合は、結果的には、要は申請者が責任とるんだろうというふうに思うんですが、そのことをもう一度確認をとりたいと思うんですが、どこが責任をとる、最終的には。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  許可条件が遵守されない場合は、申請者がその責任を負うものと認識をしております。なお、道路管理者として許可条件を履行するよう、今後も引き続き指導をしてまいります。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  通知はしておらなかったかと思いますが、1つだけ市長にお尋ねをいたしたいと思います。 市長の地元のお話でありまして、老人ホームというか、介護等、そうした老人保健施設なんでありますけれども、小さな村の中でこんな問題が起こって、特定の方が荷を負っている、いろんな批判を受けている。筋を通せば流されるという話でありますけれども、さお差すという話ですけど、御承知ならお力添えをいただけませんでしょうか。よろしくお願いしますが。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  先ほど建設部長が答弁をさせていただきましたように、今回の件につきましては、事前に町内会や隣接の地権者などと関係者と協議の上、理解が得られた後、着手ということの条件を付しているということでありますから、もちろんそれを遵守するように指導するのは当然でございますし、私も近くといいますか、出身地といいますか、近くでございますので、またの機会を見つけてお話をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  市長さん、どうぞよろしくお願いをいたします。一人の方が悪者になっては困るんであります。筋を通した方がこのようになる、大体そうなんですけど、これはそんなもんですけど、ひとつ市長さんの力をいただきたいと思います。 では、最後の3番目の課題に入りますが、政治手法ということで入りたいと思います、市長の。 谷口市長さんが就任して以来2年が経過いたしました。折り返しに入っておるわけでありますが、市民の多くがあなたの仕事ぶりを関心を持って見ているというふうに私は思っております。 そこで、お伺いをいたします。市民と津山市長との信頼関係とはどのような関係があるとお考えでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  住民の皆様との信頼関係の構築は、最も大切にすべきものであると思います。住民の声に真摯に耳を傾けるとともに、問題意識を共有をしながら施策を進めていくことは、市政運営においても重要であるというふうに認識をしております。 私に求められる役割は、市政を着実に前進させることでありまして、所信に掲げた施策を具現化して、よりよい津山を創造していくことが、住民の皆様からの信頼を得ることになると考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  監査請求の発端となったB80号線の改良事業の事業化の件でございますけれども、平成30年3月議会に骨格予算を提案をされておって、片側歩道、10.5メートル、中央公園は俗に言う減べさないと、迷惑かけないと、簡単に言えばそういう説明だったというふうに思っております。平成30年の6月、谷口新市長による予算編成が6月で本格的に肉づけがされたわけですけれども、平成30年の2月、市道B80号線の当初計画10.5メートルが、その公園、そうした図面が完成したようでありますけれども、平成30年12月にはN氏との土地の売買契約、小次郎さんというお店、移転補償等619万円の支払いがされていると。12月28日には津山市への登記もされているということが、私にはどうも理解がなかなかしにくかったんですけれども、この点については、私は当初計画そのものが整った段階だというふうに理解しておったわけですが、何を根拠に買収に至ったのかなというふうに思うわけですが、どうでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  平成30年7月に全線2車線と両側歩道とする変更計画を検討し、平成30年10月19日の事業評価委員会で了承をいただいております。その後、平成30年12月14日には、社会資本総合整備計画の第1回変更計画が決裁されました。これにより、津山市まちづくりパワーアップ地区都市再生整備計画事業は変更され、B80号線整備事業に係る幅員が、当初計画の10.5メーターから14メートル、最大17メーターに変更されております。 本件用地は、両側歩道と2車線の車道を確保し、右折車線を設置する変更計画に基づいて用地買収を行ったものであります。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  要は土木関係、そうしたまちづくりにかかわる方とのお話を、ちょっとよくわからないもので聞きに行ったときに、その方からまちづくりをしておる我々の立場、環境を整えるという都市の整備に当たるという立場からすると、片側歩道で従来の道を少し改良したということにはなかなかつらいと。やっぱし中心部でもあるし、いろんな方が寄られる場所なんでもあるし、そういう意味ではきちっとしたものをつくりたいというふうなお話を聞いたこともあります。 そういうお気持ちもわからんでもないんですけど、もう少しこのあたりで、最大17メートルということを出したときに、もっと丁寧に説明をすべきではなかったかということだけは申し上げておきます。そうしないと、どこで何が、誰がどういう考え方で変えたか、そういうことも全く見えてこなかったというのが今回の経緯であります。 そういうふうなことが、ここ谷口市政になってからごくまれに出てきます。ごくごく本当。ですけれども、最近は特に多いという感じがします、そういうことが。どこで決まりよんなら、そんなことがという。そんなことがあってはならんというふうに思っております。どうか丁寧な説明をしていただきたい。 次に、3番目に入りますけれども、Nさんの土地を全部買収されていますが、監査請求の中でも指摘されました。法律に触れないし、問題ないからしたというふうに、簡単に言やあ僕はそう受け取ったんですが、これからの用地交渉というものは、このことで非常にとんでもないことになるんではないかな。楽にはなるかもしれませんけれども、とんでもないことに、公共用地を取得するに当たって、残地補償という、基本的な、必要以外のものは残すという考え方がなくなったら、私は大変なことになるというふうに思うんですが、皆さん方はどう思うとられるんですかね、当局は。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  先ほども申し上げましたが、本件用地は、両側歩道と2車線の車道を確保し、右折車線を設置する変更計画に基づいて用地買収を行ったものでございます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  それだけに固執されると、じゃあ残地が、これまでの説明の中ではわずかでも土地が残ると、幅からするとですね。そういうふうに理解しとんですが、それは間違いですか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  事業に必要な用地として買収をさせていただいたものでございます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。
    ◆23番(河本英敏君)  17メートルマイナス何ぼということにはなろうとは思いますけど、もとの用地から17メートルというのが。そのあたりの説明も、簡単に言うと、じゃあ何に使うんですかと問われたときに、答えられるものを持ってほしいということだけ申し上げておきます。 平成31年3月の議会に計画変更にかかわる図面の予算化が310万円だったというふうに聞いておりますし、計画変更図面の契約も6月10日。ところが、作成年月日とかそういう日付もない図面が持ち出されてきて、どこで描かれたもんか、誰が描いたもんかというようなものが出てきたときに、これは何ならということで、余計に混乱したというふうに私はそのときのことを覚えとんですが、この図面がどこでどんなところで描かれたのかということをお答えいただけませんか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  令和元年6月10日に市が発注した業務委託において、株式会社アークコンサルタントが作成したものでございます。なお、令和元年12月9日の建設水道委員会に提出した段階では、業務委託は完了しておらず、作成途中であったため、作成年月日は記載をしておりません。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  作成年月日が不明、どこで誰が引かれたかわからない、説明されない図面が持ち出されて、平成30年度議会で市道B80号線の関連予算として1億1,353万円が提案をされましたし、それから9月11日のこの関係で、これは補正だったんかな、9月11日の質問に対して、これは美見さんの質問だったと思いますが、14メートルの答弁があって、その次の10月1日では17メートルというように答弁が変化したわけですが、後で漏れ聞くところによると、バス停の部分だった、その差だったということを聞くんですが、改めてお聞きをいたしますけれども、誰が聞いても理解できるように、計画がいつ、どこで、誰が、どういう理由で変わったとか、そのことをよくよくここは説明する必要があると。特に、あの当時は公園を減べしゃあしませんと、地元からも反対があるんで減べしたりはしませんからという説明がごく頻繁に聞こえてきたというのが私らの印象だったわけです。 そういう意味では、どうぞ説明のないまま、十分な説明のないまま進めたというふうにしか思えないというふうに感触を持っとるわけですが、いかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  先ほども申し上げましたが、平成30年7月に全線2車線と両側歩道とする変更計画を検討し、平成30年10月19日の事業評価委員会で了承をいただいております。その後、平成30年12月14日には、社会資本総合整備計画の第1回変更計画が決裁されました。これにより、津山市まちづくりパワーアップ地区都市再生整備計画事業は変更され、B80号線の整備事業に係る幅員が当初計画の10.5メーターから14メートル、最大17メートルに変更されております。 当該道路計画におきましては、津山中央記念病院前の交差点には左折車線と右折車線を計画しておりますが、令和元年7月以降、右折車線ではなく、既存のバス停を移動し、停車スペースを設ける案も検討しているものでございます。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  事業評価委員会なんですが、これも担当者の方に聞くんですけれども、何分、どういうんですかね、大体は評価委員会に市長は出られんというふうに聞いとんですが、その辺はどんなですかな。総合企画部長。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  事業評価委員会には、通常市長は出席をいたしませんが、今年度の中期計画の策定に当たっては、日程的な問題もありまして、事業評価委員会と市長査定をあわせて行った経緯がございます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  私は市長が何で出たかということを聞いた覚えはないんですけれども、答えられたんですけれども、私はそこで、記録がないとは言われるんですけれども、何ぼ言うても、そんな大事なことを決めて、口約束で、ああ御苦労さんと言って終わられるんですかということを聞きたいですね。聞きたいですね、そのことを。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  事業評価委員会に付される案件は多数ございまして、それぞれの議事録というものは残してないのが現状でございます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  ただ、そこで変わったとしたら、私は当然記録もすべきだし、そこには建設部長もおられなんだはずなんですよ。説明の中では。そうすると、ちゃんとしたものを出さにゃあ、ちょっと来んさい、こういう話になったけんなで済むんですか、それは、総合企画部長。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  先ほども申し上げましたように、これまでの事業評価委員会の決定事項に関しての個々の議事録というものは残してなかった状況でございます。そこで決定したという事実をもって、次の段階に進んでおったということだと思います。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  いろいろとやり方もあるんだろうというふうに思いますけれども、じゃあそこで決まったものが、そのことで前に、市長の思いもあったんでしょう、わざわざ出られたということは思いもあったんでしょう。出られて決まったとしたら、やはり下々までにお知らせするという考え方が私はあってもいいんじゃないかなというふうに思います。 さらに、後で聞こうとも思っておるんですけれども、前宮地市長が選挙前というか、その当時に地元の方に、片側歩道、10.5メートルの道をやりたいということで説明に入った。ところが、ほとんど協力の話でなかなかできなんだということがあったわけですけれども、それ以来、全くその道をどうやるか、じゃあこれをもっと進めていくか、従来の形でいくかということも、市長がかわられてからも説明してなかったというふうに聞くんですけれども、そこら辺からすると、例えばそこで14メートルから17メートルを最大ということにしたら、私はその時点でやはりその方々にも説明すべきじゃなかったかというふうに思うわけです。そのことだけ申し上げます。ちょっと横へそれましたんで、失礼しました。 7番目として、市民と市長との関係についてはお伺いしましたが、道路用地をお持ちの方から土地を分けていただかなければ、どんな立派な計画であろうとも、どんなに予算をつけても、職員に命令をしても、関係地権者の御理解がいただけなければ、私は仕事は進まないというように考えております。7番目です。 まして、計画の変更があれば、とりあえずまずもって関係者の権利者の方々へ、また関係町内会の皆さんへより早く、ひとしく説明をしていく責任が私はあるんじゃないかと。それが行政サービスの第一歩じゃないかと。御無理をお願いするわけですから。その辺はどうだったんですか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  本事業に御協力いただくことが必要な4件の土地建物の権利関係者のうち、3件の関係者に対しましては説明を行っております。今後、本事業に反対されているため、変更計画の事業内容などの説明ができていない残りの1名のほか、全ての関係者の同意が得られるよう、懇切丁寧に対応していく予定でございます。 なお、地元町内につきましては、町内会長2名に対して説明を行っております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  地元町内会長さんに説明しておったというふうにおっしゃっておられますけれども、私の聞くところによると、地元の方に当たっていただいたりしたら、地元の方たちには、方たちというか、4人の地権者の方に即伝わっていないように聞きました。そういうことがどうも、何でそんなことになるんかな。聞きおいてくださいということで説明したのか、そのほかの地権者の方については直接伝えますということだったんだろうとは思いますけど、役所のやり方として、その辺はちょっと行政として市民の扱いの仕方がまずいんではないかなと。 やっぱしお願いをする立場というのは、生活を壊すわけですから、一旦。そういう人たちの気持ちを酌み取るという努力、またそういう誠意が見られなかったら、話は聞いてもらえんと思いますよ。お願いをする、相手として決してプラスのことばあじゃないわけですから。プラスじゃないわけですから。それをお願いするという立場で行くとしたら、やはり折れる膝なら何ぼにでも折る、七重八重折ってでもお願いする、叱られても行くという姿勢がないと、やっゃりよんじゃがないうような物の考え方では、私はずっと昔ですけれども、初めて議会に出た当時、こんなお話がありました。 近所の方ではありませんけれども、押入上のあたりで、何でここだけ道路の、大した大きな道じゃないですけど、何で路肩がコンクリートしてないんですかと言ったら、いや、私が文句言うたら、もうそれっきりになってしもうたんですというて言うた人があったんで、そりゃあ違うがなというて言うたんで。いろいろと細かい話はありますけれども、もう一遍叱られたもう行かんと、そんな話じゃ行政は務まらんというふうに私は思います。その辺はひとつ考えといてください。 じゃあ次に、借地も含めて権利者は5人という聞いているんで、間違いがあれば間違いと言っていただければいいんですが、谷口市政となって、一部の方には挨拶ができているようですが、そのほかの全員の方には公平にできてないと聞いていますが、これは事実ですか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  本事業に御協力いただくことが必要な4件の家屋の関係者のうち、事業に反対されている2件の関係者の方に対しましては、面会していただけるよう丁寧に粘り強くお願いをしてまいりたいと存じます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  部長、私は今、行ったか行かなかったかということ、何となしに話はわかるんですけれども、行ったか行かなかったということを聞いただけですから、もう一度答えてください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  行っております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  行って、行ったけれどもということですね。はい、ありがとうございます。職員の皆さんが行かなんだとは言ってもろうても困るということはようわかります。行かれたんでしょうけれども、なかなか理解がいただけないし、なかなか話が聞いていただけないということだということですね。はい、ありがとうございます。 そうした話で、その2名の方がなかなか協力をしていこうというふうなお気持ちになってもらえない、その要因はどこにあるというふうにお考えですか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  個別の事情をしっかりとお伺いしながら、できるだけ早期に協力が得られるよう、引き続き誠心誠意、粘り強く交渉してまいりたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  要因はどこにあるかということはお話ししたんですけれども、私はそこで生活しておられる人たちが、日ごろ見てきている自分のところの前の交通量、それから道のぐあい、混みぐあいなどを見て、ここをそこまでしてやるかというふうに、簡単に言やあ思うとられるんじゃないかと私は思います。何で私らの生活がそこまで、この事業が犠牲にしてまでせにゃいけんのんならという思いもあるのではないかと。 それをお願いするとしたら、聞いてもらえんけんということでなしに、聞いていただくように、朝昼晩でも訪ねるぐらいの仕事が、というか、そういう思いを持って当たるというのが大事なことじゃないかと。 私もお願い仕事をよくして、ほとんど予算のない役所だったもんですから、お願い仕事だったです、何をしても。お願いするためには、していただくためには、そこの前を通ったら必ずとまって寄るというようにしてお願いしたこともあります。そういうことも、私は顔を見せて、暑い、寒いの余残事を言いながらでも話ができるようにするというのは大事なことだというふうに思いますので、部長、ひとつよろしくお願いいたしますから。 次に移りますが、市長は選挙で公約した約束を守るという、12月の質問の中でも言われたわけであります。東西道路というふうなことも含めて、最終的には公約のとおり中央線の復活という思いを持っておるんだというふうにおっしゃって、思いというふうに、夢というふうに感じたわけでありますけれども、夢は夢で持っていただくのは結構でありますけれども、だからといって、話しやすい特定の方だけと話すんでは、信頼はもらえないし、了解は得られないんではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  御指摘ではございますけれども、そのような考えではございません。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  ちょっと小耳に挟んだというか、津山は狭い町ですね。前市長のときもですが、どこやらで一杯飲みよったとか、何やらしとったとかという話がよう耳に入ってきよったんですが、今回も市長が当選後、市内の居酒屋などでいろんな方と飲食をともにされたという話をよく聞きました。うわさというか、話を聞きました。今になって考えてみれば、なるほどB80号線の関係者の皆さんとも、復活に向けて頑張っておられたんかなというふうに感心したところでございますけれども、ただ、お会いしていたその中に地権者と思われる方があったことは、誤解を持たれても仕方がないと思うんですけれども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  そのような誤解を持たれているとは考えておりません。ただ、もし仮に誤解を持たれているということであれば、「瓜田にくつをいれず、李下に冠を正さず」、こういった故事にもございますけれども、しっかりと身を処してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  市長、私は先ほど冒頭でもお話ししたんですが、おじいさんが別所池土地改良区の理事長をずっと長いことされて、私は私のおじいさんの時代から3代、おじいさんとつき合いました。3代目を私つき合いました。その中で、うんと言ったことは必ずおじいさんは頑張りよる、できないことはできないということをはっきりおっしゃっておられました。 そういう方であったというふうに私は思っておりますけれども、ただ、市長となられた以上は、特定の道を考えておられる、また公約に持っておられる。そして、それがある、そういう該当にある人を誤解を持たれないように考えていただきたいと、もう会わないようにしてほしいなというふうに思います。 次に、12番に、ちょっと小耳に挟んだことがございまして、実は、加茂五葉さんが廃業というびっくりする情報をいただいたわけですけれども、市長御存じでしょうか。大変なことでありまして、事実かどうかは正確ではありませんけれども、そこで市長にぜひお伺いをしたいというふうに思います。 津山が動くと言って当選された谷口市長、私たち津山市住民にとっては、津山市を代表する津山の酒蔵であります。そうしたものがここでのれんをおろすということに対しては、非常に残念に思っておるわけですが、どうかこれを市長の津山を動かすその力で、何か生かせる方法はないかということを考えていただければありがたいということを最後に質問として申し上げて、終わりますが。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  ただいまの件でございますけれども、多胡酒造本家さんがということは、私もきのう耳にはしたところでございます。詳細についてはまだ把握はできておりません。が、たしか300年以上続く造り酒屋さんでございますし、まさに地域ブランドという考え方でも申し上げますと、非常に大切な酒造会社であるということは考えております。 しかしながら、経済は生き物でございますので、現実は現実として受けとめなければならないと思いますけれども、私も地域ブランド、地域イメージを守っていくということからは、また関係者ともしっかりと協議もさせていただきたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  23番。 ◆23番(河本英敏君)  市長、お答えいただきまして、質問通告してなかった分ですけれども、申しわけありませんでした。どうぞよろしく、最後の件が一番大事ですので。 以上、よろしく。失礼します。 ○議長(岡安謙典君)  以上で23番、河本英敏議員の質問を終わります。  〔14番金田 稔久君「14番、関連」と呼ぶ〕 ○議長(岡安謙典君)  14番、金田議員。 金田議員に申し上げます。一度関連質問を今議会されていますよね。  〔14番金田 稔久君「していません」と呼ぶ〕 ○議長(岡安謙典君)  してない。 オーケー。 14番、金田議員。 ◆14番(金田稔久君)  それでは、関連をさせていただきます。 先ほどの質問の多胡酒造本家のことでございます。聞きますと、地元の農産物、米であったりヤマノイモであったり、そういったものも随分使っていただいたり、ふるさと納税の返礼品でも一番人気であったということで、大変大きな影響があるかと思います。 農林部長にお尋ねいたしますが、これらの米である農産物がまず買われない状態が起きてきたというようなこともあります。これらについてどのように分析をされているのか。現在、地域商社が設立に向けて検討されているところでありますが、この課題を踏まえて何か対応を考えておられるのか、お尋ねをいたしたいと思います。農林部長に対しての御質問でございます。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  農林部長。 ◎農林部長(福島康弘君)  この件に関しましては、まだ詳しい状況を把握しておりませんので、今後状況を把握して検討してまいりたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  以上で14番、金田議員の関連質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時30分といたします。                                   午後0時22分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後1時29分 再開 ○議長(岡安謙典君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 8番、中村聖二郎議員、登壇。 ◆8番(中村聖二郎君) 〔登壇〕 失礼します。昼飯食うて眠とうなったかもしれませんが、おつき合いのほどよろしくお願いいたします。 日本共産党津山市議団、中村聖二郎です。通告に従い、質問に入ります。1つ、ひかり学園について、2つ、多様性の尊重、3つ、市道B80号に関して質問に入ります。 まず、津山社会福祉事業会が運営しているひかり学園の問題でお聞きします。 ひかり学園は、利用者主体の施設として、一人一人に適した福祉支援サービスの質の向上を目指して福祉事業を行うとされております。その前身は、昭和2年設立の済世会であり、津山社会福祉協議会の前身が出発となっております。そして、津山ひかり学園ひかりの風、障害者支援施設津山ひかり学園ひかりの杜、障害者支援施設ひかり学園さつきの丘など運営に当たっていますが、今回、市民の方から情報提供があり、利用者の家族会の役員さん、職員さんにも意見を聞きました。 ひかり学園については、障害者福祉施設として岡山県が監督責任があると聞いていますが、それでも津山市内にある障害者施設として古くからの施設であり、単に県の責任ですとはならないと思い、お聞きします。 まず、役員の報酬が20万円が1.75倍に引き上げられ35万円に、そして10万円が4倍に引き上げられ40万円になった役員さんもおられると聞きました。役員報酬は理事会で決めると言われればそれまでですが、普通の場合、福祉法人の役員報酬の財源は何と何であるのか、明確に教えてください。 特に、理事長は名誉職と聞いておりますが、なぜ4倍なのか、大いに疑問です。家族の会としても、この金額は絶対に納得できないと言われています。 何年か前にも同様の問題が市議会でも論議され、今の役員がそれを正すということで就任したという経緯もお聞きしました。が、その役員が同じようなことをしたんではお話にもなりません。 そして、もう一つ訴えがあったのは、管理職の人が利用者、すなわち知的障害者の人を虐待しているという話でした。言葉による暴力、精神的虐待もあると聞いています。県にも市のほうにも訴えたが、虐待をしていると訴えられた人には何ら変化がないとも聞いております。 また、虐待をしていると言われる人とは違いますが、別の女性幹部職員の仲介によって、利用者の人たちがかなり高価な女性用の下着、矯正下着というんですか、売りつけられて困っているという相談もありました。これが事実としたら、立場、地位を利用して、障害者の人とかその家族へある意味、弱みにつけ込んで商売をするという、絶対にあってはならない事態だと思います。 また、家族の会の総会に当たって、家族の会の幹部が会員名簿の開示を求めたが、それには園の事務局側が応じないという事態があるとも聞きました。 このような事態に対して、皆さんのお手元に配付していますように、ひかり学園家族の会の決議書があります。皆さん見てください。このような内容が利用者の家族の会で決議されるという、まさに異常事態です。このことを重く受けとめて答弁お願いいたします。 次に、市民の多様性の尊重問題についてお尋ねします。 ここ数年、多様性の尊重、共生社会、ジェンダー平等とかの表現がマスコミを初め世界を飛び回っています。そこで、多様性の一つになると思いますが、選択的夫婦別姓問題についてお聞きします。 この問題では、昨年の参議院選挙直前の7月3日の党首討論会において、安倍首相が賛成という手を上げなかったこと、そして6月30日の枝野立憲民主党首からの質問に、経済成長とは関係がないなどと発言し、こうした事態が電子版「女性自身」で「安倍首相の夫婦別姓への見解に批判殺到、もはや支離滅裂」との見出しで批判の高まりを紹介していました。 夫婦別姓の選択肢のない現行法、民法は、憲法違反と考えられませんか。お尋ねします。 今の津山がどのような状況にあると考えられますか。充実とか、まだまだという思いでしょうか。抽象的な問題提起で恐縮ですが、お尋ねします。 次に、地方自治体が、同性カップルに対して、2人のパートナーが婚姻と同等であると承認し、自治体独自の証明書を発行する制度であるパートナーシップ宣誓制度についてお聞きしますが、2015年11月5日から東京都渋谷区と世田谷区で同時に施行された、全国的に注目される制度ですが、市長はこのパートナーシップ宣誓制度の導入についてどのように思われますか、お聞きします。 次に、市道B80号線監査結果を受けて、お尋ねします。 市道B80号線について、昨日、美見議員が平成30年10月19日事業評価委員会の資料を示して説明を求めましたが、出てきません。この資料は、昨年12月の勉強会で山田副市長から出しますと言いながら出ていない資料です。これは間違いありませんね。そこで私もお聞きしますが、今すぐ資料を提示して、資料のここに17メートルを提案した、8-1を購入したいと提案したとわかるように答弁してください。 この市道改良は、140メートルの延長道路です。これを3回に分けて工事をするという予定であったと聞いていますが、今は二階町8-2、スズキ自動車が買収困難ですから、少し事情が変わった感じですが、8-1の建物を壊した隣の小椋さんには子細の説明も挨拶もないままでしたが、本人とか議員などが当局におかしいのではないかなどの意見を述べたために、挨拶程度は行かれたようです。 問題は、140メートルを2回、3回の工期に分けたということは、8-1までを17メートルに広げて、小椋さんのところでどん詰まりにして、小椋さんの同意を待つという戦略が見え見えです。明らかに老人いじめ、人権無視、でたらめな買収と言うべきですか。どう感じてそのような計画を持ちましたか、お聞かせください。 以上で登壇での質問を終わります。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 中村議員の御質問にお答えをさせていただきます。 夫婦別姓、パートナーシップ制度についてです。 夫婦別姓を認めない民法第750条に関する憲法判断については、平成27年の最高裁大法廷判決で合憲との判決があったところです。選択的夫婦別氏制への移行など、婚姻制度や氏のあり方は、憲法にもうたわれているように、国会で論ぜられ、判断される事柄であり、今後の社会情勢の変化によっては、関係法令の改正も行われることがあろうかと考えております。 津山市の状況については、2016年に行った津山市男女共同参画市民アンケートの結果では、夫婦別氏の結婚が認められてもよいという考えに賛成の「そう思う」「どちらかというとそう思う」と回答した人は全体で45.5%でした。男女別では、男性の43.5%、女性の52.2%が選択的夫婦別氏に賛成でした。 パートナーシップ制度の導入については、全国の政令指定都市では半数以上が導入済みまたは導入予定とされていますが、その内容は、要件を満たした同性カップルに証明書を発行するものであり、法的に同性婚を認めるものではありません。 しかし、多様な性を認め合い、個人としての尊厳を重んじることは、基本的人権の一つであると考えられます。津山市男女共同参画まちづくり条例の基本的理念である男女の個人としての尊厳が重んぜられ、性別による差別的な扱いや暴力を受けることなく、男女の人権が尊重されることを念頭に置き、魅力的なまちづくりを進めていきたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  社会福祉法人の役員報酬の財源についてお答えいたします。 社会福祉法人は、社会福祉事業を行うことを目的に、社会福祉法の定めるところにより設立された法人であります。社会福祉法人の収入は、障害者支援施設や保育所などの社会福祉事業を行うことによる事業収入のほか、公益事業や収益事業による収入が考えられます。これらの収入の一部が役員報酬の財源に充てられると認識をしております。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  市道B80号線整備に関する資料についての御質問にお答えをいたします。 監査結果の事実関係の確認におきまして、平成30年12月14日には社会資本総合整備計画の第1回変更計画が決裁された、これにより、津山市まちづくりパワーアップ地区都市再生整備計画事業は変更され、B80号線整備事業に係る幅員が当初計画の10.5メートルから14メートル、最大17メートルに変更されたとされております。 次に、市道B80号線整備に関する事業の進め方についての御質問にお答えをいたします。 市道B80号線に限らず、道路整備に当たっては、同意をいただけた地権者の方から用地買収を行い、施工後の安全なども考慮しながら、可能な箇所から工事を実施しております。したがいまして、特別な進め方をしているわけではございません。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  それぞれに答弁いただきました。ありがとうございました。 それではまず、ひかり学園の問題につきまして再質問をします。 理事の報酬について財源の答弁をいただきましたが、委託料とか福祉サービスの給付費などが充てられているのですから、今回のひかり学園の件については、県の指導であるとか理事会で決めることだとかでなくて、津山市としても意見を言うべきではありませんか、再度お聞きします。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  委託に関する業務内容やサービスに関する給付費に疑義があれば、そこには指導や改善を求めることもありますが、法人の運営や理事の報酬に関しましては、市の指導等の対象外であります。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  市の指導外のことだという答弁ですが、役員報酬が給付費の疑義に値するかどうかという問題は多少あるでしょうが、意見ぐらいは言うべきだと指摘しておきます。 続いて、東部運動公園の委託をひかり学園にお願いしていると思いますが、幾らで委託されていますか。答弁にあったその他収入ということの一つかなと思っていますが、ちょっとお願いします。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  平成30年度実績では38万円でございます。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  市のお金がひかり学園に入っていると理解させてもらいますが、結果として津山市からの給付費、業務委託料などもあるわけで、形が県指導対象だということで、津山市が知らん顔もできないと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  市の指導等は、委託業務や障害福祉サービス等の給付費などに限定をされており、法人の運営等に関しては意見を述べる立場ではございません。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  市の立場はよくわかりました。登壇で、県に対して家族の会の皆さんが訴えていると言いましたが、県はどのような指導をされたか、わかれば教えてください。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  県からは、行政処分の対象となる重大な事案以外は公表しないと伺っております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  それが現実の限界なんでしょう。一応理解しときます。 次に、登壇で言いましたが、施設の幹部職員による利用者への虐待についてどのように思われますか。津山市内にある施設の幹部職員から、津山市民の障害者が虐待を受けているわけですから、虐待をなくするという人権を守るという意味からも、明確にお答えください。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  障害のある人に対する虐待は、障害者の尊厳を害するものであり、あってはならないことです。障害者虐待防止法では、市、県が行うべき対応が定められております。障害者福祉施設従事者等による虐待の通報があった場合、法に基づいて本市が当該施設の任意の協力のもとに調査を実施し、結果を岡山県に報告します。県は、その報告を受け、最終的な判断をし、必要な場合は処分を行うことになります。個別の案件につきましては、答弁を控えさせていただきます。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  わかりました。 そして、障害者施設については、障害者総合支援法に基づく自立支援サービスやサービス利用に当たっての計画相談支援などの報酬は、国保連を通じての支払いとなっているようですが、津山市民で障害のある人への一般相談支援業務は、委託料として津山市を通じてひかり学園に支出しているのではありませんか、お尋ねします。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  障害のある人からの一般相談支援に係る業務の委託料につきましては、津山市から一般相談支援業務を運営されている社会福祉法人に支出しております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  わかりました。一般的に、障害者施設の運営に関する費用ですが、扶助費について半額が国で、県が4分の1で、市は4分の1ではないのですか。ここを明確にしてください。単に指導機関が県ですからでなくて、市からの扶助費が出ているわけで、理事長などの報酬についてのあり方も助言などできるのではありませんか、お尋ねします。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  扶助費は、障害福祉サービス等の提供に対する報酬です。負担の内訳は、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1です。先ほどもお答えしたとおり、委託に関する業務内容やサービスに関する給付費に疑義があれば、市から指導や改善を求めることもありますが、理事長などの報酬についてのあり方等は市の指導の対象に含まれておりません。お尋ねの社会福祉法人の指導監査業務は、岡山県美作県民局が所管をしております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  仕方ないんですね。 そこで、市長にお聞きしますが、県に訴えても、市に訴えても何もしてくれない、何にも起こらない。市長、こんな場合は一体どこに訴え、どうやったらよいのか、あり方を教えていただけませんか、お願いします。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  先ほどの答弁にもありましたとおり、本市といたしましては、法に基づき、そして適切な対応に努めて、県に意見を届けてまいりたいというふうに思います。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  この問題について最後の質問とします。 適切な対応との答弁ですが、最後にお聞きしますが、津山市指定特定相談支援事業者等指導監督要綱からいいますと、津山市が指導監督及び行政処分等の実施が、ひかり学園といいますか、その内部の一部といいますか、美作地域生活支援センターへ行っているのではありませんか。それらの機会にぜひ指導を強めていくべきだと思いますが、市長の考えをお聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  法人の主管は岡山県美作県民局でございますが、指定特定相談支援事業者に対しましては、実地指導等、監査要綱にのっとり、津山市の責任において厳正に実施をしてまいりたいと思います。
    ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  管理監督の主たる責任は県ですが、地元の家族の会とかの方から訴えがあったら、学園施設の同意を得て、任意でヒアリングを行うことはできると聞いております。ぜひ、先ほど皆様にお配りしたひかり学園の正常化について、家族会のこの決議。理事会側、家族の会、そして地域、三位一体で運営されてこその施設です。しかし、その車の両輪たる一方の家族の会から、早く言えば見切り状、縁切り状です、これ。なぜこういうものが出てきたのか。これを皆さん受けとめてほしいんですよ。やむにやまれぬから、今こうやって津山市議会で私も質問しているんです。 県の管理しよるというのは、最初お聞きしたときからようわかるんです。しかし、こういう声が実際、市長、よろしくお願いします。今、この問題もやはり津山市民一人一人の皆さんの心の叫びです。これを感じてほしいんです。受けとめてほしいんですよ。 これでこの問題は終わります。 次に、多様性の問題についての再質問に入ります。 最高裁の判決についての市長の答弁聞きましたが、最高裁判決の内容は、男女間の平等性としての夫婦別姓問題を論じている箇所もあり、おかしいとは述べておきます。平等性でなく、人として自由の問題として見るべきだと思います。 答弁にありました、津山市におけるアンケートの結果から、おおむね半数の人が夫婦別姓に賛成ということですが、その上で、政府の法制審議会が選択的夫婦別姓の答申を出してから何年が経過していますか、お尋ねします。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  選択的夫婦別氏制の制度の導入に関する答申が出されましたのは、1996年、平成8年ですので、24年になります。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  答弁は別氏なんですけど、やっぱりこれは別姓とはならんのですか。それはやっぱり政府の方針とかでもそういうところがあるんですか。それは答弁はよろしいですけど、何や答弁いただいて、おかしいなと思うてね。 それで、次の質問に行きます。 さらに、国連の女性差別撤廃委員会が日本政府に対して、この問題での勧告を過去何回出しているか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  国際連合の女子差別撤廃委員会は、2003年、2009年、2016年の過去3回、日本政府に対して選択的夫婦別姓制度を採用する民法改正等について勧告いたしております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  2016年、平成28年が3回目なんですね。それから後はもう出てない。見切られたんでしょう。 さらに、夫婦同姓を法律で規定しているのは世界で何カ国ありますか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  夫婦同氏を、済いません、ちょっと言い方が混乱しておりますけど、一応法的には氏ということになっておりますので、氏で答弁させていただきます。夫婦同氏を法で規定しているのは、把握している範囲では日本1カ国だけでございます。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  世界で一つだけの国。歌には世界に一つの花というのがありますけど、余り褒められません。今までの質疑に立って、選択的夫婦別姓については、谷口市長は賛成、反対のどちらでしょうか、お聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  選択的夫婦別氏制度については、昨今さまざまなところで議論がなされておりますが、現行法上は認められていないのが現実でございます。そうした制度の導入の是非につきましては、社会における家族のあり方とも関係する、国民生活上、重要な問題ですので、国会での今後の議論の推移を見守りたいというふうに考えております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  よくわかりました。夫婦同姓は日本の伝統文化だと言われる方もおられますが、市長どのように思われますか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  夫婦同氏制については、明治の旧民法施行により採用されて、そして第2次大戦後に施行された新民法にも継承されたものであります。このような経過を踏まえれば、夫婦同氏は、これまで培ってきた日本の文化を構成しているものの一つであると言えるのではないかというふうに考えます。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  ありがとうございます。日本の伝統文化という点でさらにお尋ねしますが、庶民、国民の姓、名字のあり方が義務として初めて規定されたのは、1875年に庶民の姓のあり方が規定されたときと言われていますが、夫婦同姓、夫婦別姓のどちらに決められたんでしょうか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  1875年、これは明治8年でございますが、当時は夫婦別氏でございました。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  武家社会から何十年もたたない最初の規定が夫婦別氏、これをほんまに聞いたとき、びっくりしました。さらに、昭和22年に新民法になり、いわゆる戦後の民主主義が幕あけとなってきたわけです。夫婦別姓も夫婦同姓も自分たちで選べる選択権がある国こそが、民主主義国家と言われています。一人一人の個々の尊厳が本当に大切にされることと考えますが、谷口市長どうでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  個人の尊厳は守られるべきとは考えますが、先ほど答弁をいたしましたとおり、夫婦別氏については現行法上、認められておりませんので、今後の国会での議論の推移を見守りたいというふうに考えております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  市長、先ほど総務部長のほうが答弁いただきました。世界で一つだけの国、政府の答申機関から、もうええかげんにやったらどないですというて答申が出て24年。津山市のアンケートでも5割以上ですか、出ています。そういうことを考えたら、もう谷口市長動く、市長会で訴える、パイプを生かして国会議員さんにも訴える。 そして、2月末、国会内で国会議員さんの集会も持たれました。国政においては与党、野党と分かれておりますが、与党の自民党、公明党、維新、そして野党からは共産党、立憲民主、国民、社民の議員が、ちょっと人数は忘れました、済いません、そういうふうな集会も持たれて、もうあと一歩なんですよ、この問題は。ですから市長、道路問題に熱心になるのもよろしいですけど、この問題でもちょっと動いてください。一言申し上げて、次の問題に行きます。 次に、パートナーシップ宣誓制度について答弁をいただきましたが、私も直ちに法的に同性婚を認めるとか思っているわけではありませんが、誤解をしないでください。津山市が答弁のように個人としての尊厳を重んじるとか、性別による差別的な扱いや暴力を受けることなく、男女の人権が尊重されることを念頭に置き、魅力的なまちづくりを進めていきたいと考えておられるのでしたら、同性婚に対しての対応が登壇で指摘しましたようになってしかるべきと思いますが、いかがですか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  市では、第4次津山男女共同参画さんさんプランの主要施策に、性的マイノリティーに関する理解の促進を上げております。性の多様性を理解し、性的指向等により差別されない社会を目指すべく、啓発活動に力を注いでおります。今後も性の多様性に関する正しい知識と理解のため、啓発活動の充実に努めるとともに、当事者の方への効果的な支援等についても研究をしていきたいというふうに思います。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  ありがとうございました。東京の渋谷区は、男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例を2015年3月に成立させ、4月から施行し、同性パートナーシップ証明制度を実現しました。条例には、区内の事業者にも理解を求めるといった記述も盛り込まれていました。なお、証明を受けるためには、カップルが任意後見契約書と準婚姻契約書という公正証書を提出する制度として出発し、世田谷区は要綱という内規によって同性パートナーシップ証明制度を規定し、証明書は同性カップルが区にパートナーであることを宣誓し、区が押印した宣誓書の写しと受領の証書を交付するという形をとり、議会の承認を得ずに首長判断で策定できるという制度で、導入がしやすく、広く全国に普及したと言われていますが、今全国でどれくらいの自治体で導入されていますか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  2020年1月末現在で、34の自治体で同性パートナーシップ証明制度が導入されておられます。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  時代は進んでいるんですね。あわせて、今全国でどの程度のカップルが利用していますか、わかればお答えください。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  全国の数字については把握はいたしておりませんが、岡山県内で唯一制度を取り入れている総社市では、昨年4月から本年の2月末までで1組あったと伺っております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  多様性の一つとして同性婚も認知されてきていると思いますが、2019年、昨年ですか、9月8日に栃木県宇都宮地裁で、真岡支部というんですかね、同性婚を事実婚に準ずる関係として認め、法的保護の対象とするという判決が出され、価値観や生活様式の多様化により、婚姻を男女間の関係に限る必要はないということと、同性であってもその実態に応じて一定の法的保護を与える必要性は高いという内容でした。この裁判所の判断、先ほど答弁がありましたが、制度導入自治体は37でしたかな、それと認められたカップル、個人的に調べましたが約600組あるとか聞いております。先進都市間の交流もあると聞きます。津山市としてもぜひこの取り組みを始めませんか。市長、ここはこれで動くとなりませんか、お聞きします。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  2018年4月末現在では、パートナーシップ制度を持つ自治体は7自治体でしたが、2020年1月末現在では34自治体に増加をしております。性の多様性に関しましては、さまざまな報道を見かける回数がふえているように思われます。市といたしましては、今後この制度を導入するかどうかを含めて、必要な研究をしてまいりたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  さらに、この問題で、九州の福岡県福岡市、熊本県熊本市では自治体間での連携も始まっています。全国初として、2019年10月末に都市間相互利用の協定を締結、転居後も証明書が引き続き使えるようにして、当事者の負担を減らします。岡山県内でも、総社市の片岡総一市長は先んじて動かれました。津山市がこの制度、パートナーシップ宣誓制度を利用して福岡と熊本のようになればすばらしいと思いますが、市長、いかがでしょうか。 つい最近ですけど、海の向こうの香川県三豊市でもこの制度を導入されたそうです。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  当事者間の負担が軽減をされるということに関しては、有意義であるというふうに考えます。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  市長、いろいろと課題も多いでしょうし、忙しいでしょうけれども、これもひとつぜひ喫緊の研究課題として考えてみてください。よろしくお願いします。 次に、市道B80号線の監査結果を受けてで質問をします。 資料の答弁が間違っていませんか。私は平成30年10月19日の事業評価委員会に提出した資料、昨年12月の建設水道委員会で提出すると約束した事業評価委員会に提案された資料を今ここに持って出て、どのページに10.5メートルの道路幅員を17メートルにすると書いてあるのか、小次郎の土地を全部買い上げると提案した資料を求めます。 これについては1つおわびしなくてはいけません。これだけの資料はもらっておりました。それで、この中にありましたこの資料です。それで、この今の黒塗りになった部分の資料ですけど、3枚あるんではないかと思うんです。そのうちのここには、いただいた資料には1枚です。2枚ありません。私の持っている資料には3枚あります。そして、その2枚目には10.5メートルとはっきり書いてあるんですよ。ですから、ここのところをちょっとはっきりさせていただきたいんです。それでないと、ちょっと次の質問に行けませんので、いかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  第5次総合計画中期実施計画の策定に当たり、主要事業として各部署から要望のあった事業については、事業評価委員会において検討評価を行っております。当該委員会は、平成30年10月3日から計6回開催しておりますが、中期実施計画の策定を1年前倒ししたこと、平成31年度当初予算の各部局からの要求に間に合わせる必要があったことなどから、当該委員会と市長査定をあわせて実施しております。 当該委員会で協議するに当たっては、みらいビジョン戦略室担当者が各部局に対してヒアリングを行っており、その中で両側歩道の計画で実施したい意向を都市建設部に確認し、平成30年10月19日の委員会でその旨を説明の上、2車線、両側歩道で了承されております。 また、当該委員会の議事録は作成しておらず、委員会での資料は、令和2年2月10日に建設水道委員会各委員に提出をいたしております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  それが、今企画部長が言われたのがこの資料です。どうもちょっと勘違いしておりまして、申しわけありませんでした。 そこで、今言いましたけど、この黒塗りになっておりますこの資料の連れ、あと2枚あるんです。なぜ出てないんでしょうか。忘れたんですか。それとも意図して出してないのか。ここの黒塗りの部分、事業評価の数値が入っているんでしょう。これも出されておりませんけれども、なぜ、これの連れがあるはずなんです。なぜ出されてないのか。忘れたのか、意図して出していないのか、いかがです。お願いします。ここにちゃんとあるんです、3枚。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  平成30年10月19日の事業評価委員会における協議資料は、2月10日に提出した資料でございまして、その今お見せいただいたその資料でございます。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  お聞きしたのと、いただいた答弁と、全くつり合うてないんですよ。もう一度言います。国政でもよくあるでしょう、黒塗りに塗り潰したあれと一緒です。これもよろしいんでしょう。しかし、今見えているのは、このいただいた分と同じものです。その下に2枚あるんですよ。これだけの分厚い資料をされた、キャリアを10年、20年、30年積んでこられた皆さんが、2枚を忘れたと言われるんですか。おかしいでしょう。お願いします。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  先ほどの答弁とかぶりますが、事業評価委員会で提出された資料につきましては、今お持ちの様式2というこの資料だけでございます。黒塗りになっておりますのは、事業評価内容を記したものでございますので、黒塗りとさせていただいております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  それでしたら、この資料については、この連れのあと2枚はないんですか。どうなんですか。あるのかないのか。見たこともありませんか。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  10月19日の事業評価委員会で評価対象になった資料は、その資料でございます。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  済いません。そしたら、この後に続く2枚はないんですね。そう理解しますけど、よろしいですか。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  その今お見せになっておる様式第2というものが、事業評価委員会に付された資料ということでございます。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  その2枚目に、10月19日の事業評価委員会のときに、ちゃんと10.5メートルの表記があるわけですよ。全てここから始まっているんですよ、おかしい。あともう少し聞きたいんで、とりあえずここであれします。本当はとめてもいいんでしょうけど、しません。 答弁をもらいましたが、全く答弁になっておりません。二階町8を買収したとき、笑いたければ笑ってください、どうぞ、絶対反対を言われ、前市長時代は地権者の意向を考え、全く無理をしないという柔軟な姿勢でしたが、今の市長になって力ずくでもやるというようになった経過が間違いとして指摘しているわけです。 あなた方は、今までの道路改良のあり方と特別に変わったことはしていないと得意げに述べておられますが、たかが70メートルか80メートル区間の道路延長で、約半分の面積を所有する2人の人が絶対に売らないと主張され、1回だけ訪問して道路を拡幅したいとの声かけだけで終わって、あとは知らん顔。予算を提案するときも、議会には説明をしない、地権者にもしないで、賛成してくれたからその人の土地を購入して何が悪いかと言いますが、そのやり方が歴代の津山市の道路行政のあり方ですか。過去の市長や職員、苦労してきた人たちへの冒涜ですよ。明確にお答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  議会に対して十分な説明ができていなかったことや、本事業に反対されている一部の地権者の方に事業内容などの説明ができていないことにつきましては、今後適切に対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(岡安謙典君)  8番、中村議員。 ◆8番(中村聖二郎君)  あと10秒を切りましたんで、ここで聞きますけれども、今までの市道B80号に係る問題、先ほど河本議員の質問をお聞きしている中で、何やよく似ているなと思いました。しかし、評価委員会の中にもありましたけど、市民福祉に資する事業、とんでもないことですよ。84歳の御婦人、女性をさらし者にするような道路行政、やめていただきたい。市民の皆さんは怒ってはりますよ。 あそこに行って、岡部部長、あそこに中銀の交差点から西を向いて立って、あなたの友人、同級生、友達を連れていって、私が責任でここを17メートルに広げます……。 ○議長(岡安謙典君)  中村議員、時間が来ております。 ◆8番(中村聖二郎君)  すばらしいと言えますか。 ありがとうございました。失礼します。 ○議長(岡安謙典君)  以上で8番、中村聖二郎議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 19番、松本義隆議員、登壇。 ◆19番(松本義隆君) 〔登壇〕 失礼いたします。今定例会の一般質問戦も私で最後となり、お疲れかと思いますが、あと少しだけおつき合いのほどよろしくお願いいたします。 それでは、議長の発言許可を得ましたので、通告に従い質問をさせていただきます。 その前に、このたびの新型コロナウイルスにつきまして、全国で感染が拡大しており、国難とも言うべき事態に陥っております。一日も早い収束を祈念しているところでありますが、そんな中、ネットでデマ情報等が流され、マスク、消毒液、トイレットペーパー、ティッシュ等など、どこの店に行っても売り切れで、困っている市民の方が多くおられるようです。どうか市民の皆さんには冷静な対応をしていただき、買い占めなどしないよう、全国に先駆け毅然としたマナーを示してほしいと思います。 なお、本日午後0時までには、岡山県下ではこのコロナウイルスに感染した人は一人もいないということで、先ほど連絡が入っております。 それでは、質問に入りたいと思います。 今回は、本市の職員の定年制について、また退職される次長級以上の職員の皆さんの本市に対する思いをお聞きしてみたいと思います。 まず最初に、今我が国は、少子・高齢化社会を迎え、特に子供、若者の人口が減少している中で、職種によっては若い人の働き手が少なく、派遣社員で補っている会社も少なくないとお聞きしております。 そんな状況の中、定年を迎えてもなお元気で働ける人の人口はますますふえていき、定年制について、政府も国家公務員の定年を引き上げる方向で議論を行っている昨今ではありますが、民間企業では既に定年を引き上げているところも多くあり、この議論はますます加速していくものと推測されます。 そういった中で、本市の職員の定年は今現在どのようになっているのか、また地方公務員の定年制についてどのように議論されているのか、お尋ねしてみたいと思います。 次に、きょうこの議場におられる次長級以上の皆さんにお聞きしたいと思います。 本年3月末をもって退職される次長、部長さんたちには、大変長い間御苦労さまでした。皆さんは入庁以来、さまざまな御苦労があっただろうと思います。楽しかったこと、つらかったこと、悲しかったこと、また苦労のしがいのあった出来事など、いろいろなことが頭の中を走馬灯のようにめぐっていることだろうと思います。しかし、この役所の中で市民の皆さんのために一生懸命尽くしてくれたことに誇りを持って退職していただければ、うれしく思います。 また、退職される皆さんの御労苦に対しまして、市民にかわりまして深く感謝の意をあらわすとともに、深く御礼を申し上げたいと思います。 そして、皆さんは退職された後も、ほとんどの方がいろいろな職場へ再就職をされ、一市民となって第二の人生をスタートさせると思いますが、今のそれぞれの立場で本市の今後についてどのように考えておられるのかをお聞きしてみたいと思います。 以上で登壇での質問を終わります。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  副市長。 ◎副市長(山田賢一君)  お答えいたします。 本市職員の定年制の現状と地方公務員の定年制をめぐる議論についてでございます。 本市職員の定年は、現在60歳となっております。これは、地方公務員の定年は、国家公務員の定年を基準として条例で定めるものと地方公務員法に定められていることからでございます。 基準とする国家公務員の定年につきましては、これを段階的に引き上げるなど、国家公務員法改正案が今月上旬に閣議決定をされてございます。開会中の第201回国会へ提出される見込みとなっております。 その内容でございますが、現在60歳としております定年を、令和4年度から2年ごとに1歳ずつ引き上げまして、令和12年度に65歳とすること、60歳に達した職員を管理職から原則外す役職定年制を導入すること、60歳を超える職員の給料を、それ以前の7割の水準に抑えることなどが盛り込まれているとのことでございます。 この改正案が成立いたしまして、またあわせて地方公務員法も改正されますと、本市におきましても定年等に関する条例の改正を行わせていただきまして、国家公務員に準じた対応をしてまいりたいと考えてございます。現時点におきましては、国家公務員法改正の動向を注視しつつ、情報の収集などを行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  先ほど過分なお言葉をいただきまして、大変恐縮でございます。 退職に当たり、今後の津山市への思いはというお尋ねでございますが、私が担当いたしました総務部は、総務課、人事課、危機管理室、情報政策課、人権啓発課の4課1室で構成をされておりまして、主に市役所の組織全体の統括にかかわる部署でございます。それぞれの課におきましては、コンプライアンスの問題でありますとか職員の能力向上、また激甚災害への対応、情報通信技術の高度化、それに伴うサイバー攻撃への対処、また先ほども議論になりましたが、多様化する社会における人権の問題でありますとかDVの課題など、いずれも今日的な課題を抱えておる職場でございます。 こうしたさまざまな課題に的確に対応してまいるためには、過去の事例も十分把握をいたした上で、最新の知見を活用した自由な発想が求められているというふうに考えております。そのためにも、いま一度、今以上に職員が一人一人が自覚と誇りを持ち、個々の能力を遺憾なく発揮する中で、自由闊達な論議を通じて組織目標の実現に向けて前進できる、そういうような組織になっていただきたいと期待をしたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  小賀財政部参与。 ◎財政部参与(小賀智子君)  私は、財政部の主に税部門と債権管理を担当してまいりました。常に適正な課税を行い、納期内納付に努めるとともに、滞納に対しては毅然とした対応で取り組んできました。 人口減少社会が到来する中、税収減が予測されますが、税は津山市の自主財源の大宗であるということから、今後も公平公正な取り組みを継続してほしいと思っております。そして、税の有効活用により、持続可能な津山のまちづくりが進められることを願っております。 ○議長(岡安謙典君)  原田財政部参与。 ◎財政部参与(原田浩司君)  財政部契約監理室長を最後に退職する思いは、津山市内の事業者に活躍していただくことが、津山市の経済循環を高めることにつながると考えます。建設工事で例えれば、施工能力がある施工意欲の旺盛な津山市内業者の方になるべく多く入札に参加していただき、公正で適正な競争のもとに受注をし、工事施工においてはよりよい品質を競い、よりすぐれた工事目的物を納めていただくことでございます。 そのためには、社会情勢の変化を感じ取ることで、必要に応じて入札制度の細やかな改正と適切な制度運用見直しが必要不可欠と考えます。今までの制度を十分理解した上で、時代に合わせた適切な判断ができるように、情報共有と活発な議論ができる組織づくりが、津山市の発展につながると思います。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  こども保健部は、子ども・子育て支援や市民の健康増進にかかわる部署でございます。新型コロナウイルス感染症への対策は、今最大の課題であります。また、就学前教育・保育、子育て支援の充実や、今議会も御質問いただきました放課後児童クラブ、深刻化している児童虐待への対応や検診率の向上など多くの課題がございますが、これからも直面している少子化や人口減少への対応として、子供たちの健やかな成長と保護者が子育ての喜びを感じられるような支援に、そして健康で心豊かな生活ができるよう、新たな手法、視点も取り入れながら前に進んでほしいと考えております。 子供たちや市民への視点を大切に、組織目標達成のため、チームワークでさまざまな課題を克服していかれることを期待をしております。 ○議長(岡安謙典君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(岡完治君)  私が担当しております地域振興部の課題といたしましては、特に人口減少と少子・高齢化が急速に進行する地域における地域コミュニティーの維持であると考えております。 本市では、連合町内会を柱としまして、各地域の町内会におきまして自主的な自治活動が行われておりまして、また幾つかの地域では地域運営組織を立ち上げ、地域の課題解決に取り組んでおります。新年度から生涯学習課も地域振興部となりますことから、今後町内会や地域運営組織を中心とした地域活動がより活発に、そして効果的に行われることで、地域コミュニティーがより一層活性化していくことを期待しております。 また、支所、出張所につきましては、今後も地域の拠点施設として、それぞれの地域の特性を生かした個性ある地域づくりに取り組んでいただきたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  久米支所長。 ◎久米支所長(藤本浩克君)  今後も少子・高齢化等によります人口減少は引き続き続くものと思われます。特に、支所等を中心とした周辺地域は、典型的な中山間地域であり、その傾向はより顕著なものと予想されるところです。地域の生活環境や地域のつながりの希薄化、中心部との公共交通ネットワーク、耕作放棄地の拡大、鳥獣害対策、地域の資源を生かしたまちづくり等、多くの課題を抱えております。 こうした状況の中で、それぞれの地域の資源を最大限に生かし、経済的にも地域的にも均衡のとれたまちづくりと、誰もが住みやすい津山、また若者が帰ってくる津山、帰ってきたいと思う津山の実現を、行政や関係機関が一体となって取り組んでいただければと思っております。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  私からは、津山市の教育に対する思いについてお答えいたします。 教育は、子供たち一人一人の人格の完成を目指すものであり、子供たちが将来にわたって幸福な生活を営んでいく上で不可欠のものであります。そのために、教育委員会はみずからの将来を心豊かに切り開く人材を育てること、ふるさとを愛し、地域や社会に貢献、協力できる人材を育てることを使命として教育に取り組んでまいりました。 その使命を達成するためには、快適で落ちついた学習環境のもとに、基盤となる学力や体力、チャレンジ精神、規範意識を身につけさせることが必要となります。近年、学習環境整備のために施設の耐震改修や大規模改修、空調設備の整備、教育環境のICT化等に積極的に取り組んでまいりました。また、スクールヘルパーや英語教科支援員、教師業務アシスト員、部活動指導員等の人的支援も行っております。 今後はそのような資源を十分に生かし、家庭や地域、学校、教育委員会が一つになって、全ての子供たちが学校へ行くことが楽しい、津山で学んでよかった、津山で育ってよかったと思える教育に取り組んでいただきたいと願うところであります。 ○議長(岡安謙典君)  水道局長。 ◎水道局長(分部秀樹君)  水道局に関します内容で御答弁申し上げます。 水道局では、上水道事業と工業用水道事業、大きく2つ事業を取り扱っております。その中で、津山市の水道は昭和7年に通水を開始いたしました。間もなく90年を迎えようとしております。 水道事業の根幹は、まず第一に水源の確保ということでございます。水道水の供給には、浄水場や配水池、配水本管、給水管など各種の施設を必要といたします。過去、諸先輩方は、この水道の普及拡大に奔走、努力をされました。現在、給水区域内普及率は99.8%を超える状況となってございます。 そういった中で、平成30年3月に、水道事業を取り巻く情勢変化に的確に対応し、将来にわたって市民の皆様に安定的に水道水を供給するため、今後40年を見通した上で、直近10年間の主要施策として取り組みの方向性を示す水道ビジョンの改定を行いました。 既に取り組みは始めておりますが、後輩たちによりまして今後も計画的な施設、管路の更新、施設の適正な維持管理、緊急時の飲料水及び資機材の確保、そして未普及地の解消など、計画に基づく事業の着実な推進とともに、状況分析をもとに水道の最適化に向けた組織内の議論や活性化が進み、さらに次の世代に津山の水道を引き継いでくれるものと期待をいたしておるところでございます。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  それぞれ答弁をいただきました。地方公務員の定年は、国家公務員法改正案が今月に閣議決定をされた後、国会に提出されるということですけれども、地方公務員もそれに準じた対応をするものという答弁でした。その中身は、2年に1歳ずつ引き上げ、65歳までの定年を目指すもので、これでは65歳の定年に達するまで10年かかります。余りにもスピード感がなさ過ぎるように思います。 また、60歳を過ぎたら、職員の給与は7割の支給になるということでしたけれども、数字に直していえば、国家公務員の皆さん方はそれなりの給料はいただいとるとは思うんですけれども、地方公務員の皆さん方は、数字でいうと、この市の部長さんクラスでいきますと約40万円ぐらいだろうと思うんですけれど、その40万円の7割、約28万円ぐらいしか支給されないんですね。そうなると、手取りでしたらその額でいいかもわかりませんけれども、そこからいろんなものを差し引かれて、手取りってどれぐらいになるんでしょうかね。 そして、その65歳になるまで、年金の支給はないと思います。そうすると、やっぱりそれで生活をしなさいといったら、やっぱり厳しいんじゃないかなと思うんで、やはりここらのあたりも国にお任せではなくて、やはり地方からしっかりと国のほうにそういったことを言わないと、職員の皆さん方も60歳を過ぎて定年制が引き上げられても、働く意欲がないと思うんですよ。そして、じゃあ60歳過ぎたから、働く割合が3割じゃあ皆さん減るのかといったら、そんなことないと思う。やっぱり100%働くと思うんですね、力を出して働くと思う。それに見合うだけの給料は3割削減されると、こんなばかな話はないと私は思う。 だから、そういうことを踏まえた中で、もう一度、これは市長にお聞きするんですけど、そういうことをどう思われますか、市長。 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 松本議員の再質問にお答えをさせていただきます。 地方公務員の定年引き上げについてというお尋ねというふうに理解をしているところでございますけれども、議員御指摘のように、少子・高齢化社会におけます労働力不足への対応ということにつきましては、いわゆるシニア層の活用が重要であって、定年の引き上げというのはまさに理にかなった対応であるというふうには考えております。 そのような中で、国家公務員の定年の引き上げにつきましては、その是非についてここ数年議論され、ようやく今国会に改正法案が提出されようとしているところであります。 地方公務員の定年を早く引き上げるべきとの議員のお考えにつきましては、私も意を同じくするものでございます。地方公務員の定年につきましては、先ほど副市長が答弁をいたしましたように、国家公務員の定年を基準として条例を定めるものと地方公務員法に定めておられます。まずは国家公務員の定年の引き上げについて注視をして、その後は本市においても遅滞なく定年の引き上げが実現できるように努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。〔降壇〕
    ○議長(岡安謙典君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  今市長から答弁をいただいたんですけれど、市長、国に準ずるというのは、当然国のやっている施策ですから、なかなか地方が単独でやるということは難しいだろうとは思うんですけれども、そういった中で、やはり今国のほうに何でもお任せしとったら、なかなか前へ進まないものがたくさんあると思うんですよ。だから、そういったものは市長会とかいろんな会合がたくさん市長はあるとは思うんですけれど、そういった場面でやはり地方から国に発信をしていただく。 特に、今言った定年制を引き上げることに、2年に1年だけというのは、市長もそれはなかなか、これでいいのかというのはやっぱり、さっき答弁で言いよりましたけど、私に同感するということを言っていましたけど、やはりちょっと余りにもお粗末過ぎるかなと。 それは財源のこともありますよ、それは。確かに、今じゃあ急に3歳ぐらい引き上げて、じゃあ新規の雇用の職員をどうするんかというような問題もあります。そうすると、やっぱりそれだけの財源を確保しなきゃいけないというようなもろもろなことはわかります。ですけど、民間の企業は皆さん方努力をされよるわけですから、そういった意味で、やはりこういった国家、それから地方公務員、そういったものをやっぱり国と地方合わせて努力していくべきじゃないかなと私は思います。 そして、見てのとおり、市長、一度一緒にどこかへ視察に行ったことがあると思うんですけれど、そのときにあんだけの1,000人近い人がおられる工場でも人が足らない。若い人がとにかく来てくれないということを言われていたことがあったと思うんですけれど、そういった部分でいくと、やはり本当にこの若い人たちが働くところがない。そうすると、やっぱり定年退職を迎えた人たちの働く場がたくさんできるんじゃないかと思うんですけど、だから、私がなぜこういう質問をするかというと、やはり民間企業にもこういったことをもっとスピード感を持って波及をしていただきたい。そのためにはやっぱり行政が率先してやるべきじゃないかという思いがあるんで、この質問をさせていただいています。 職員だけを守ろうということで話をしているわけじゃありません。だから、とにかく民間、公務員も民間も含めた中で、もうそういう時代に来ているんじゃないかなと思うから、こういう質問をさせていただいております。 それから、先ほど退職される次長級以上の皆さん方には、本当に長い間ありがとうございました。それぞれの今の立場で思いを語っていただきましたけれども、皆さん方はそういった思いをしっかり後進の人たちの皆さんに、やはりその思いを継続していただけるように指導をしっかりとしていただいて、退職していただきたいかなというふうに思っております。 皆さん方にもうこの再答弁は求めませんけれども、市長に、今私がもっと言ったことを、もう一度市長の決意を持って、やはり国とそういったところで協議をするという思いはどういうぐあいにあるかというのを再度お答えいただきたいというふうに思います。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  地方公務員の定年引き上げということで私は答弁をさせていただきましたが、議員からは、労働力の確保、生産労働人口といいますか、そういった大きな意味合いからも御提言をいただいたところでございます。まさにそこが今後の、この地域のみならず、日本の抱える大きな課題であろうというふうに思っているところでございますけれども、この地域におきましても、有効求人倍率はちょっと最近下がりましたけれども、この地域におきましてもおっしゃるようにやはり労働力の不足ということが言われているわけでございまして、そういった観点からも、高齢者といいますか、退職後の皆様方にも、気力、体力が充実をしているということであれば、これは御活躍をいただきたいと、このように思っているところでございます。 ですから、セカンドライフ相談窓口等も次年度からはより充実をして、そういったことにも取り組んでまいりたいと、このようにも思っているところでございますし、特に公務員ということに際しましても、先ほどから2年に1歳ということであると、なかなか時間もかかるだろうということもございましょうし、しかしながら、今おっしゃいましたように財源のこともございますし、それから職員構成の課題にも係ってくるところでございますので、そういったところは今後の国家公務員の定年の引き上げにも、やっぱりそこは重要なことでありますので、そこをしっかりと注視をしながら、届けるべき声というのはしっかり届けていくと。今議会でも国に対する提案制度等ありましたね、地方分権改革に係る提案制度、こういうのもございました。やはり地方からよりよい方向をしっかりと提案をしていくと、こういうことも大事だろうと思っておりますので、取り組んでまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  今、定年の年齢だけの分を答えられたんですけれど、給与についてはどう思いますか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  給料については、ちょっと今私も、定年後は7割の給与をということであったと思います。これは年金等と比較もしてみなきゃいけませんし、現実問題、65歳までの5年間、それを年金支給開始までの間をどのように生活を成り立つかということもございますけれども、7割が妥当かどうかということはありましょうけれど、これについてはまたしっかりと私も調査といいますか、研究をさせていただきたいと、このように思っております。 ○議長(岡安謙典君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  市長、しっかり研究をしていただいて、それでやっぱり定年が65まで引き上げられたと仮定して、やっぱり職員の皆さん方がきちっとした生活ができるように、それはもう本当に、そのときまで市長がおられるかどうか私わかりませんけれど、でもおる間はしっかりとそういった面の議論を国と進めていっていただきたいというふうに思います。 それから、最後になりますけれども、次長級以上の皆さん方、退職される皆さん方に、最後に一言ずつ御挨拶をお願いしたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  最後の御挨拶をということでございます。長い間大変お世話になりました。 現在の津山市は、今議会でもいろいろと議論になりましたように、財政的には非常に厳しい状況にあり、私も部長の一人としてその責任の一端を感じておるところではありますが、しかしながら後輩職員が谷口市長のもとに一丸となって、必ずこの状況を打開をして、拠点都市津山の再興を実現してくれるものというふうに確信をいたしております。議員の皆さん方を初め津山市民の皆様方におかれましても、より一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、私からの御挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡安謙典君)  小賀財政部参与。 ◎財政部参与(小賀智子君)  入庁から36年間、さまざまな業務を経験し、市民の皆様と接する中で多くの仕事をさせていただきました。退職後、微力ながら津山市のためにお手伝いできることがあれば、努力をしていきたいと思っております。 議員の皆様方には、いろいろな場面でお支えいただき、御指導、御協力をいただきましたこと深く感謝を申し上げて、退職の御挨拶とさせていただきます。長い間大変お世話になりました。ありがとうございました。 (拍手) ○議長(岡安謙典君)  原田財政部参与。 ◎財政部参与(原田浩司君)  土木技師として入庁して38年となります。入庁以来、建設行政に技術屋として携われたことを誇りに思っております。 これからは、インフラの維持管理費用の増加が課題となってまいります。議員の皆様方の御理解をお願いしつつ、後進の活躍に期待をいたしております。大変長い間お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  本当に長い間お世話になりました。これまで多くの先輩、同僚、後輩の皆さんとともに、市民福祉の向上やまちづくりに携わらせていただき、津山市の持つ魅力を職員として実感できたことは大きな喜びでした。これまでかかわらせていただいた全ての皆様に心から感謝を申し上げます。今後も津山市の発展を心から願っております。 また、議員の皆様にはこれまで多くの御指導や御助言をいただき、大変ありがとうございました。今後ますますの御活躍をお祈りいたしております。本当にお世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡安謙典君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(岡完治君)  昭和58年に旧久米町役場に採用されて以来、平成17年の合併を経まして37年が経過いたしました。その間、諸先輩や同僚、後輩の方々、また議員、市民の皆様の御指導、御支援をいただき、大変ありがとうございました。 自分といたしましては業務に精いっぱい取り組んできたつもりではございますが、いろいろと至らぬ点もございまして、退職に当たり心苦しい思いもございますが、退職後は、役所生活で学ばせていただいたことを少しでも地域にお返しできるよう頑張りたいと考えております。 最後になりましたが、議員の皆様にはこれまでいろいろと叱咤激励をいただくなど、大変お世話になりました。長い間どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(岡安謙典君)  久米支所長。 ◎久米支所長(藤本浩克君)  私は、入所以来35年、役所に奉職いたしました。この間、議員、職員の皆様を初め関係機関、市民の皆様など多くの方々に御支援、御協力をいただき、退職を迎えることができましたことを、心から感謝申し上げたいと思います。退職後におきましても、大変微力と思いますが、地域振興、また地域への貢献等、協力してまいりたいと思っております。 議員の皆様方には、ますますの御活躍を祈念し、退職に当たっての挨拶といたします。本当に長い間大変お世話になり、ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  入庁以来38年間、大変お世話になりました。その間、議員の皆様や先輩、同僚、後輩の皆さんから御支援を賜り、御協力を賜りながら今日を迎えることができました。心から感謝を申し上げます。 さて、今までお話がありましたように、今日の津山市の財政状況には大変厳しいものがあります。そんな中にあっても、皆さんの英知と努力で必ずや財政構造改革をなし遂げ、夢を描けるよりよい津山の未来を創造していただきたいと願っております。なかなか思うところを申し上げることができませんが、退職に当たっての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(岡安謙典君)  水道局長。 ◎水道局長(分部秀樹君)  大変お世話になりました。私ごとではございますが、私は他市から津山高専に就学をいたしまして、卒業とともに津山市に奉職をいたしました。在籍40年、そのうち通算で30年間、水道事業に携わらせていただきました。今日を迎えることができましたのも、津山のさまざまな方々からお力添えやアドバイスをいただけたということによるものだと大変感謝をいたしておるところでございます。 私自身は、津山出身ということではございませんが、津山に育てていただいたという思いが強くございます。4月から一市民となりますけれども、よりよい津山の構築に向け、何か貢献できることがあれば、後輩の手助けがしてみたいなというふうなことを考えておるところでございます。 本日はこのような機会を与えていただきまして、市議会の皆さん、それから関係者の皆様、大変ありがとうございます。お世話になりました。(拍手) ○議長(岡安謙典君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  どうもありがとうございました。以上で私の質問を終わらさせていただきます。 ○議長(岡安謙典君)  以上で19番、松本義隆議員の質問を終わります。 以上で通告による質疑、質問は終わりました。 これをもって質疑、質問は終結といたします。 ただいま議題となっております諸議案の審査につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 審査付託表はお手元に配付のとおりであります。 これをもちまして本日の日程は終了いたしました。 運営予定に従い、3月9日から11日までは委員会審査とし、お手元に配付いたしております各委員長の招集通知によって審査をお願いいたします。 明3月6日から8日まで並びに12日から16日までは休会とし、次の会議は来る3月17日午前10時から議会運営委員会、11時から全員協議会、午後1時から本会議を開きます。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承をお願いいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 大変に御苦労さまでした。                                   午後2時53分 散会...