津山市議会 > 2010-03-10 >
03月10日-05号

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  1. 津山市議会 2010-03-10
    03月10日-05号


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    平成22年 3月定例会                              平成22年3月津山市議会定例会                議 事 日 程(第 5 号) 〇平成22年3月10日(水)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │       会  議  に  付  す  る  事  件        │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 〇議案質疑一般質問                          ││ 第 1 │   議案第71号~議案第118号(48件)               ││     │  (高橋 誠君、西野修平君、原行則君、河本英敏君)           │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会                本日の会議に付した事件┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │        会  議  に  付  し  た  事  件       │├─────┼─────────────────────────────────────┤│ 第 1 │議事日程と同じ                              │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │発言の取り消しについて                          │└─────┴─────────────────────────────────────┘           出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 ││   │  氏   名  │   │   │   │  氏   名  │   │   ││ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  1 │ 中 島 完 一 │ 出席 │   │ 17 │ 森 岡 和 雄 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  2 │ 田 口 慎一郎 │ 〃 │   │ 18 │ 松 本 義 隆 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  3 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │   │ 19 │ 倉 持 照 憲 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  4 │ 川 崎   修 │ 〃 │   │ 20 │ 近 藤 吉一郎 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  5 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │   │ 21 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  6 │ 村 田 隆 男 │ 〃 │   │ 22 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  7 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │   │ 23 │ 森 下 寛 明 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  8 │ 黒 見 節 子 │ 〃 │   │ 24 │ 川 端 恵美子 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  9 │ 原   行 則 │ 〃 │   │ 25 │ 木 下 健 二 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 野 村 昌 平 │ 〃 │   │ 26 │ 西 野 修 平 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 北 本 周 作 │ 〃 │   │ 27 │ 森 西 順 次 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 岡 安 謙 典 │ 〃 │   │ 28 │ 秋 山 幸 則 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 庄 司 勝 義 │ 〃 │   │ 29 │ 岡 田 康 弘 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 佐々木 裕 子 │ 〃 │   │ 30 │ 米 井 知 博 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 15 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │   │ 31 │ 久 永 良 一 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 16 │ 高 橋   誠 │ 〃 │   │ 32 │ 末 永 弘 之 │ 〃 │   │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───┘           説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長      │  宮 地 昭 範  │ 環境福祉部   │  竹 内 清 起  ││         │           │ 生活福祉課長  │           │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  中 山   満  │ こども保健部長 │  近 藤 恭 介  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長     │  藤 田 長 久  │ 経済文化部長  │  高 原 清 隆  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 水道事業管理者 │  坂 本 隅 夫  │ 農林部長    │  鳥 取 文 二  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総合企画部長  │  野 上 二 郎  │ 土木部長    │  高 山 文 秀  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総合企画部参与 │  谷 村 正 則  │ 地域振興部次長 │  常 藤 勘 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部長    │  山 下   泉  │ 加茂支所長   │  森 岡 礼 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  妹 山   滋  │ 阿波支所長   │  片 岡 寛 雄  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  岸 川 洋 一  │ 勝北支所長   │  杉 浦 良 久  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部長    │  西 田 秀 之  │ 久米支所長   │  田 村   修  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部参与   │  西 山 公 二  │ 水道局参与   │  長 森 健 樹  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ クリーンセンター│  吉 田 幸 信  │ 教育次長    │  大 下 順 正  ││ 建設事務所長  │           │         │           │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部長  │  中 田 尊 子  │ 総務部総務課長 │  野 口   薫  │├─────────┼───────────┼─────────┴───────────┘│ 環境福祉部参与 │  高 宮 歳 雄  │└─────────┴───────────┘           職務のため出席した事務局職員職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長      │  坂 手 宏 次  │ 係長      │  平 井 広 隆  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長      │  金 島 真 一  │ 主任      │  山 崎   悟  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 主幹      │  山 本 幸 江  │ 主事      │  美 若 辰 徳  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘   会議場所  津 山 市 議 会 議 場                                   午前10時00分 開議 ○議長(森下寛明君)  御着席を願います。 これより3月津山市議会定例会第5日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は32名全員であります。 本日の議事日程は、お配りをいたしておりますとおり1つの日程といたしております。 △日程第1  議案質疑・一般質問 ○議長(森下寛明君)  これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き順次質問を許可いたします。 16番、高橋誠君、登壇。 ◆16番(高橋誠君) 〔登壇〕 議長にお許しをいただきましたので、通告に従い3点について質問をさせていただきたいと思います。 さて、ハイチやチリ、一昨日はトルコで大地震、ヨーロッパでの大洪水など、地球環境の異変が起こっている昨今ですが、日本でもこうした異変の前ぶれとも思われる現象が起きており、市民の防災対策が改めて問われていることを強く感じさせられているところです。新市長は、こうした問題でも市民のトップとして指揮をとられることとなられますが、市民の安心・安全については第一にお考えをいただけるものと思っています。 津山では市長選挙も終わり、はや2週間以上がたちましたが、新天神橋の開通や新洋学資料館のオープンなど、明るい材料がたくさんある中で新しく市長となられました宮地市長には、形式的ではございますがお祝いを申し上げたいと思います。 国、地方ともに財政難による羅針盤が定まらない大変な時期に就任され、市政のかじ取り役になられましたが、ごあいさつにありましたお気持ちで、お体に十分に気をつけられますよう祈念を申し上げたいと思います。 さて最初に、津山市のごみ行政についてお尋ねをいたしますが、担当部長を初め職員の皆さんの今日までの大変な御苦労と御努力に、冒頭、改めて深く感謝と敬意を申し上げておきたいと思います。本当に御苦労さまでございました。 一般的にごみにかかわる事業としては、現在、大まかに分けて、民間で扱われている産業廃棄物と津山市の責任で扱っている一般廃棄物がありますが、今日ではその処理方法について、民間や大学の研究所などが研究に研究を重ね、新しい処理方法がとられ、方法に変化が起こり、自治体独自でみずからのごみはみずからのところで処分するといった基本理念を持って取り組まれている自治体がふえつつあると伺っています。昨日、同僚の野村議員からもありましたが、佐賀市では生活排水である下水処理場の汚泥をYM菌によって堆肥化し土地に返す取り組みと、あわせて商品化する事業を公設民営化、いわゆるDBO方式で行うなど、全国で初めての取り組みも行われていると伺っています。 しかし、津山市の場合を見たとき、緊急的かつ重大な問題として出されたにもかかわらず、全く意をなしていないごみ非常事態宣言は一体何だったのか、遠い昔の絵そらごとのように思われ、むなしさを感じるのは私だけでしょうか。 また、毎日毎日の生活で不必要になって排出される可燃物や不燃物等、津山市の環境、生活にかかわる事業が大変な危機に面しているときに、やっと実現されようとしている久米領家地区での総合ごみ処理施設が、新市長になって計画が変更されるという報道がなされたようですが、市長の公約とマスコミ報道について、どのような整合性を持たれているとお考えなのか、他の議員の質問とも重複する部分がありますが、まず新市長に率直にお尋ねをいたしておきたいと思います。 そして、その中でも、反対住民の皆さん方と誠意を持った話し合いをされるとおっしゃいましたが、私ども市議会でのごみ処理施設建設に関する調査特別委員会では、賛成をされた圧倒的多数の地元推進委員の皆さんの御意見を公式には〔取り消し〕。健全な町内会活動での民主主義の原点である……。              〔「来なんだんじゃが、むちゃを言うな」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森下寛明君)  御静粛にしてください。 ◆16番(高橋誠君)  民主的な運営から、建設計画に賛同されたこの方たちとの話し合いもぜひ必要だと考えますが、どのようにお考えなのか、誠意を持ったお考えを聞きたいと思います。              〔「何を言ようるんなら」と呼ぶ者あり〕 ◆16番(高橋誠君)  議長、ちょっと静止して。 ○議長(森下寛明君)  御静粛にお願いします。 ◆16番(高橋誠君)  次に、担当部長にお尋ねをいたしますが、小桁の焼却場施設の安全性と地元との協約は、これからどのようにされようとお考えなのか、率直にお聞かせいただきたいと思います。また、横山の最終処分場にある資源化センター等の施設利用に関する覚書を凍結するという通告が地元から出されましたが、今後の対応についてどのようにお考えなのか、お尋ねをいたします。 さらに、小桁の焼却場から出る焼却灰などの持ち出し費用は、年間約1億円を超える額となっていると伺っていますが、将来的にどういった効率化や解消を考えられているのか、担当部長からお答えをいただける範囲でお伺いできればと思います。 ごみの問題で最後にお尋ねいたしますが、これまで建設予定地が何回となく変わってきました。そして、それぞれに費やした市費は大変な額に上っていると聞いていますが、取得した用地の活用はどのようになっているのか、それぞれの用地の活用策について御計画があればお尋ねをいたしておきたいと思います。担当部長から現状についてお聞かせください。 大きな2つ目の質問ですが、地域公共交通問題についてお尋ねをいたします。 平成22年度から支所間バスを初めとした地域公共交通が見直されることとなりましたが、具体的な計画内容はどのようなものなのか、担当部長からお聞かせください。 特に、住民からの要望がどのように反映され、どのような路線決定となったのか、利用を図る上での住民へのPRはどのようなことを考えておられるのか、総合交通体系との整合性など、今日までの課題、問題となっていたことがどの程度取り入れられ、住民にとって利用しやすいものになっているかといった観点からお答えをいただければと思っています。 登壇での最後に、スポーツ、武道の関係についてお尋ねをいたします。 まず、スポーツ関係ですが、市長は経歴で、高校時代に野球をしておられたと伺っていますが、古くなってきた現状の市営野球場について率直な感想をお聞かせください。 現在、春、夏の甲子園に向けて高校生は、各地区で一生懸命、野球に精を出しています。岡山県では岡山県野球場とマスカットスタジアム倉敷市営球場などとともに、津山市の市営球場が使用されています。ことしも何試合かが予定されていると伺っていますが、県南での津山市営球場の評判はかなり悪いとお聞きいたしており、場合によってはこうした試合が引き揚げられるのではないかと心配されています。理由については、施設の整備の悪さが大きな問題ですが、市長はどういった感想をお持ちなのか、お聞かせをいただいておきたいと思います。 次に、武道関係についてお伺いをいたしますが、初日に秋久議員からも出されていましたが、昨年末に弓道場の建設計画が決まりました。建設計画の進捗状況と場所の変更は果たして可能なのかどうか、再度担当部長からお聞かせいただきたいと思いますが、同じ答弁でしたら短くお答えください。 また、総合武道館の建設については、今日の津山市の財政事情からとても考えられませんが、岡山県施設の活用と改修、津山市が持っている遊休地への施設建設等、具体的な方法について検討がなされたのか、担当部長にお尋ねをいたしまして、登壇での質問を終わります。 なお、再質問については自席において行いたいと思います。〔降壇〕  〔32番末永弘之君「議長、答弁の前に議事進行について」と呼ぶ〕 ○議長(森下寛明君)  32番、末永弘之君。 ◆32番(末永弘之君)  済いません、質問者が答弁を求める課題について、今はなくなりました津山市議会ごみ処理施設建設に関する調査特別委員会で、地元の賛成者を一切呼んでいないという意味合いの発言をされました。これについての解釈も求めたわけです。これは全くでたらめな質問でありまして、前提を間違った質問はすべきでないと思っております。 ごみ処理施設建設に関する調査特別委員会で、地元の賛成する人々に何回も特別委員会に来ていただきたいという公式な呼び出しをかけました。しかし、参加できないというので、やむを得ず私どもが地元に出かけていきますから、公会堂に集まってくださらんかというお誘いもしましたが、それも断られました。したがって、調査特別委員会の最終報告、結論とでもいうんでしょうか、委員長としての私の責任も少し感じた委員長報告になってしまいましたけれども、そのことはそのこととして、一つの課題が残っておると、それは地元の賛成者の方々との話し合いができていないと、できていないんだから、できるまで特別委員会を延長してもらいたいと私は訴えたんですが、高橋議員は、そんなものは必要ないと特別委員会の打ち切りをした議員です。言うとんです。結果として残った課題があっても、特別委員会を打ち切ろうと言うたんです、この経過をきっちりと正式に言っときます。 言葉のあやを高橋議員と争っとんじゃないんです。議員たるものは、何が起こったのかということを明確にしながら質問をしてもらう。議会を休憩して質問のやり直しをしてもらいたい。この動議を提出いたします。 ○議長(森下寛明君)  ただいま32番、末永弘之君から議事進行をいただきましたんでございますけれども、ごみ処理施設建設に関する調査特別委員会の中で出席要請を公式に幾度もしたけれども、賛成者の方は欠席で、出席ができなかったということを、この事実を踏まえてひとつ質問を続行していただきたいと思います。 さらに、一昨日からそれぞれこのごみ問題の質問について重複する部分があるようでございますので、そのこともよく踏まえてひとつ気をつけて質問をやっていただきたいと同時に、答弁のほうも重複する部分については、もう答弁をされとるわけですから、そういうことで簡略に簡潔にひとつお願いしたいと思います。そういうことを踏まえてひとつよろしくお願いしたいと思います。  〔17番森岡和雄君「そこのところをどうするん。気をつけるのはよろしいけど、よろしいか」と呼ぶ〕 ○議長(森下寛明君)  17番、森岡和雄君。 ◆17番(森岡和雄君)  気をつけてするのはいいんじゃけど、要するに高橋議員が答えを求めた、それがちょっと違うとったというのを末永議員がおっしゃったわけですよ。賛成者についてどうするんならと、こういう質問なんですよ。賛成者には全然問いかけも何にもしていないというような御質問をなさったんだけど、そうじゃないというのを皆さんは知っとるわけですわ。その辺のところを高橋議員が違うんなら違うと、解釈が違うんなら違うということをもとに御質問をなさらんと、答弁のしようがないんじゃないかという質問ですよ。 ○議長(森下寛明君)  先ほど森岡議員さんからも、ごみ処理施設建設に関する調査特別委員会の中では、賛成者の方について、正式に幾度も呼び出しをして、出席をいただいて話し合いをする場を設けるということもありましたけれども、結果的には賛成者の方に出席をいただけなかったと、こういうふうなことが事実であります。先ほど高橋議員さんは、そこら辺のところをちょっと間違った形で言われているようでございますので……。              〔「休憩をとって、ちょっと休憩を」「動議、動議、動議」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森下寛明君)  ちょっと待ってください。その辺を踏まえてひとつ質問の……。              〔「いいですか、議長。私が……」「これは休憩せにゃいけん、動議、動議」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森下寛明君)  暫時ちょっと休憩します。                                   午前10時15分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午前10時55分 再開 ○議長(森下寛明君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △発言の取り消しについて
    ○議長(森下寛明君)  先ほど16番、高橋議員の発言について調査した結果、一部事実と異なる不適切な発言がございました。その部分の発言を議長において取り消しをし、高橋議員から発言の申し出がございますので、改めて発言の許可をいたします。 16番、高橋誠君、登壇。 ◆16番(高橋誠君) 〔登壇〕 先ほど、ごみ処理施設建設に関する調査特別委員会での内容でありますが、一部発言に不十分な部分がございました。私ども議会のごみ処理施設建設に関する調査特別委員会では、賛成者の方々に出席を要請いたしましたが、出席はされませんでした。委員会として出向いて意見を聞くこともいたしましたが、十分な意見を聞くことができていません。したがって、公式にはお聞きすることができていません。こうしたことに訂正をさせていただきたいと思います。〔降壇〕 ○議長(森下寛明君)  16番、高橋誠君に対する答弁を求めます。 市長、登壇。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 おはようございます。 それでは、高橋議員の御質問にお答えをいたします。 まず、市長の公約とマスコミ報道についての御質問でございます。それとあわせまして、建設計画に賛同されてきた方たちとの話し合いも必要ではないかとの御質問でございますけれども、これらの御質問につきましては、既に何回も答弁をさせていただいておるとおりでございますので、ひとつ御理解をお願い申し上げたい、このように思っておるところでございます。 続きまして、市営野球場についての感想、そして夏の全国高校野球選手権大会岡山県予選大会津山会場についての感想は、こういうお尋ねでございます。 津山スポーツセンター野球場は、昭和45年にできて既に40年が経過をいたしておりまして、全体が古く、また仕様も今となっては非常に旧式というふうに考えておるところでございます。昨年の11月には野球協会や体育協会などの関係団体から改修の要望が出されたのも承知をいたしておるところでございます。要望にございますブルペンやスコアボード、ダッグアウトなどが課題だと考えておりますので、今後の研究、協議が必要であるというふうに思っておるところでございます。 次に、夏の高校野球岡山県予選津山会場についての感想ということでございますけれども、現在の高校野球で使用しております球場は、ハイレベルな施設が求められておると思います。高校野球は子供たちに夢を与え、大人たちに元気を与えるスポーツイベントだと考えておるところでございます。議員の御発言のとおり、ことしも津山会場で県予選が開催されるものと思っており、さらに今後も関係団体と連携、協力し、引き続き開催できるよう努力したいと考えておるところでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(森下寛明君)  高宮環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(高宮歳雄君)  私からは、小桁と横山にございます廃棄物処理施設についての御質問にお答えをいたします。 これら施設の運用につきましては、地元の皆様方の本当に長い間の御理解と御協力に対しまして、心からお礼を申し上げるものでございます。 さて、まず焼却施設の安全性についてございますが、平成20年11月にはバグフィルターのろ布の取りかえ工事を行っております。また、専門機関によります精密機能検査の結果を受けまして、毎年1月後半から2月上旬にかけまして定期修繕を実施し、安全な維持管理に努めておるところでございます。 平成21年11月の排ガス中のダイオキシン測定については、0.002ナノグラムでありました。地元との公害防止協定による基準は1ナノグラム、また法令基準は5ナノグラムであり、それぞれ基準内の結果となっております。また、本年2月のばいじん測定につきましては、0.001グラムでありました。地元との公害防止協定による基準は0.05グラム、法令基準は0.15グラムであり、これもまた基準内の結果となっております。このほか、すべての測定検査項目におきまして、いずれも基準内の結果となっております。維持管理の状況や各種測定結果につきましては、地元の役員会の皆様方にも定期的に報告をさせていただいておるところでございます。 続いて、地元との協定についてでございます。 平成18年1月に締結をいたしました現在の協定では、使用期限は平成24年3月31日となっております。一方、総合ごみ処理センターの稼働開始予定時期は平成26年度となっておりまして、明らかに空白の期間がございます。したがいまして、今後の運転管理計画や維持管理計画をお示しし、誠意を持って正式に使用延長についての申し入れを行っていく予定としております。 次に、資源化センター等の施設使用に関する覚書を凍結する旨の通告をいただいておりますが、これに対する対応についてのお尋ねがございました。 これらの資源化センター附帯施設につきましては、ごみの減量化あるいは再資源化を行うための大変重要な施設でございます。このため、周辺町内会の皆様方に御理解をいただけるよう、早急に誠意を持って協議を行ってまいりたいと考えております。 最後に、焼却灰の処理費用について、その効率化や解消についてでございます。 現在の焼却灰の処理は、柵原にございますエコシステム山陽株式会社において再処理をした後に、倉敷にございます財団法人岡山県環境保全事業団の最終処分場において埋立処分をしております。この仕組みは、広域化対策が達成するまでの過渡期における緊急措置として、岡山県などの関係者の努力により構築されたものでございます。このため、現状では総合ごみ処理センターが稼働するまで、引き続きこの方法により焼却灰を処理していく考えでございます。総合ごみ処理センターの稼働後につきましては、現在、セメント原料化方式が示されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(野上二郎君)  ごみ処理センターの建設予定地として取得してきました用地の活用策についてのお尋ねでございました。 これらの用地につきましては、現在、土地開発公社が保有した形となっておりますが、現時点では具体的な活用策を持ち合わせていないのが現状でございます。今後、各用地の取得経過を初め毎年の利子の発生状況等を再整理いたしまして、他の目的での活用や売却等について検討してまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  経済文化部長。 ◎経済文化部長(高原清隆君)  地域公共交通の問題についてお答えいたします。 まず、計画の具体的な内容ですが、厳しい財政状況を踏まえた上で、効率的な再編を行い、利便性の向上により利用を促進し、維持、継続できる公共交通体系とすることを目標としており、具体的には、1、福祉バス等の有料化による受益者負担の適正化、地域の実情に応じた運行、2、支所間ごんごバスの折り返し運行による増便、中心部への乗り入れの回避による重複の解消、3、中心部の高齢者の買い物、通院の利便性確保のため、小循環バスの運行、4、路線重複、運賃格差の解消のための市営阿波バスの民間運行等になります。 次に、具体的な路線の決定についてであります。これまでの個別の要望に加え、昨年7月の全市的なアンケート、昨年秋の分科会分会での市民意見を基本に、あわせて調査した利用状況、収支状況、人口分布状況等を勘案して、現行の路線を生かしていくことを基本として決定いたしました。 次に、利用促進のPRについてであります。津山市も含め、公共交通の利用が伸びない原因の一つに、情報提供の不足があります。今回の計画では、情報提供の充実を柱の一つとしており、広報、報道、ホームページ等による周知はもちろんのこと、路線が変わったところについてはできれば試乗期間を設けて、実際に乗っていただくこと等の対応も検討したいと考えております。 次に、総合的な整合性についてであります。JR、バス、タクシーのそれぞれが必要で、共存すべきという立場で相互の連絡、すみ分けに配慮し、また公共交通の利用が10人に1人という実態から、その維持継続には利用しない方の協力をお願いする一方、利用者に一定の受益者負担を求めることとしております。 最後に、これまでの問題の大きなものとして、路線の競合、運賃格差、わかりにくさということがありました。今回の取り組みで路線の競合、運賃格差の解消を図った結果、例えば路線の重複の解消によるわかりやすさ、支所間バスの増便、また地域の実情に合った福祉バス等の運行など、一定の利用しやすさの向上が図られるものと考えております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(中田尊子君)  武道の御質問2点についてお答えいたします。 まず1点目でございますが、弓道場建設の進捗状況と設置場所についてのお尋ねでございますが、議案質疑及び一般質問の初日7番秋久議員にお答えをいたしましたとおり、弓道場建設につきましては12月議会で御承認をいただき、現在、実施設計に着手しております。これまで競技団体との協議や県からの補助金の交付決定、あるいは合併特例債の事業計画承認をいただいておりまして、場所の変更による事業承認変更は難しい状況であるものと考えております。今後十分に検証し、事業推進したいというふうに考えております。 2点目でございますが、総合武道館について具体的な方法を検討したのかということでございますが、第4次総合計画では中学校の武道必修化などと関連いたしまして、武道の振興に取り組むことといたしておりますが、総合武道館の建設につきましては、財政状況などから非常に困難な状況にあることは議員も御承知のとおりでございます。したがいまして、今のところ第4次総合計画の中で武道振興事業に関連し、総合武道館構想も研究している状況でございますので、御理解をいただきたいと思います。 そのことによりまして、まずは今回整備する弓道場や既設の武道場を有効に活用して、武道人口をふやしていくことが重要であるものと考えております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  ここで、議事運営の都合上、会議をしばらく休憩といたします。 再開時刻は追って連絡をいたします。                                   午前11時10分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午前11時16分 再開 ○議長(森下寛明君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 16番、高橋誠君の再質問を許可いたします。 16番、高橋誠君。 ◆16番(高橋誠君)  それぞれお答えをいただきました。ありがとうございました。 再質問させていただきますが、まず津山市のごみ行政についてですが、私が特にお尋ねしたかった点は3点ほどございました。今日までたび重なる建設予定地の変更で、建設跡地が無駄な土地として全く活用されていないで放置されている現状と、現在使用している小桁の焼却場施設の安全性と施設の老朽化が問われている、そしてこの安全な施設への建てかえが急がれているということでありました。3点目は、横山の最終処分場が既に満杯で、使用できないことから、今後の不燃物や焼却灰などをどう処理するのかといったことをお伺いいたしました。 私は今日までの行政の取り組みといたしまして、決して注文をつけるわけではございませんけれども、ごみ処理場建設にかかわって申し上げるならば、市民の意識の高揚を図るといった点と、危機意識の高まりが余りにも薄かったのではなかったのかという点と、ごみ処理場建設に伴う行政としての理念と責任感、そして一貫性の姿勢はどうだったのか。いわゆる津山市でのごみは津山市独自で処分するといった構想と理念が薄かったのではなかったかというふうに私は思っています。 したがって、こうした点からごみ処理場建設計画のたび重なる失敗が起こり、今日に至っていると考えていますが、こういった反省点から、津山市のごみ行政について新しい市長はどのようにお考えなのか、お尋ねをしてみたかったのですが、再度この点についてお答えをいただければありがたいと思っています。 2つ目に、体育施設についてお答えがございましたけれども、特に場所等の変更については、委員会でもひとつ十分な議論をしていただきたいという要望をここで申し上げておきたいと思います。場所があたかも決定されたような形で、市民の意見、議員の意見、そういったものが十分ではなかったんではないかというように考えておりますので、委員会の中で十分な議論をお願いしたいという要望にしておきたいと思います。 次に、地域公共交通についてお答えをいただきました。計画の具体的な内容として、福祉バス等の有料化を受益者負担で行うということがわかりました。それから、支所間ごんごバスの折り返し運行による増便と、中心部への乗り入れ回避で重複を解消することがわかりました。3つ目に、中心部の高齢者の買い物、通院などのために小循環バスを走らせるということがわかりました。4つ目に、市営阿波バスの民間運行への委託を行うということがわかりました。 詳細な部分については、別途、特別委員会でも議論したいと思いますけれども、私が登壇でお尋ねをさせていただきました基本的なことは、総合交通体系としてはどのように整備をされているのかと、こういった点についてお尋ねをさせていただきました。この点については大きな問題があります。 例えばJR関係では、津山線の急行列車が先般既に廃止されました。この春のダイヤ改正では、姫新線、因美線でまた運行本数が減らされるということが明らかになっています。これらの地方ローカル線沿線の住民、利用者は、スローライフ列車を走らせたり、美作河井駅の転車台、津山駅の扇形機関庫などの観光資産の活用によって、ローカル線を守ろうと頑張っています。しかし、今でも津山駅前は、ごらんのとおり大変寂しい津山の玄関口となっております。その上に支所間バスが津山駅前のバス停に入らないことや駅前整備のおくれから、ますますこの鉄道利用が薄れてきているのではないでしょうか。 また、タクシー業界では、県北のタクシー台数が大幅に減車され、利用者はもちろん雇用不安も同時に起こっている現状であります。 3月に予定されているJRのダイヤ改正について、どのように受けとめておられるのか、特に加茂、阿波地区における学生の通学や通院などによる住民の足をどのように確保するお考えなのか、関係部長からお答えをいただきたいと思います。 スポーツ、武道の関係についてお答えをいただきました。今日の青少年の健全育成では、スポーツ、武道が大きな役割を占めており、津山市の文化都市とあわせてスポーツ、武道の指導者育成が重要になっています。具体的な問題として、指導者養成と青少年の健全育成について、武道を中心に頑張ってこられました藤田教育長に、今後の基本姿勢をぜひお尋ねいたしておきたいと思います。 最後に、今回の予算は骨格予算として示されていますけれども、私は今までの市長に対して、是々非々の立場から接してまいりました。これからもこうした立場から接していきたいと思っています。 予算案で大変心配されることは、税収不足と国の交付金が心配されていますが、それよりも新しい市長になられて、事業計画の大幅な見直し、変更、中止が予想され、市民生活への影響があるのではないかといったことが特に心配されています。したがって、徹底した慎重な審議が必要だとも考えていますが、今回の骨格予算で市民生活への特徴的なものとしてどういったものを考えておられるのか、市民にわかりやすい説明を担当部長からお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森下寛明君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  高橋議員の再質問にお答えを申し上げます。 廃棄物処理場周辺地域の皆様には、本当に長い間の御理解と御協力に対しまして感謝を申し上げます。 津山市のごみ処理の現状でございますけれども、焼却施設は全国の施設の中でも古参の部類でございまして、焼却灰や埋立ごみの市外への持ち出し処理など、津山市内でごみ処理が完結できないという非常に危機的な状況にあると認識をいたしておるところでございます。そのために、新クリーンセンターの建設は喫緊の課題でございまして、対話を優先し、心を通わせることで実現してまいりたいと考えておるところでございます。 先般、3月4日の再考を求める住民の会の皆様とのおわびと対話は、新クリーンセンターの建設に向けての第一歩でございます。市民の皆様と議会の皆様のさらなる御理解と御協力を賜りながら、円滑に進めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  経済文化部長。 ◎経済文化部長(高原清隆君)  再質問にお答えいたします。 3月のダイヤ改正については、JR側からは休日の高速道路無料化等の影響で収益が急速に悪化しており、利用者が極端に少ない便の廃止に理解を求められたところですが、住民の貴重な足の確保は重要であるとして、今後一層の配慮を申し入れたところです。 御指摘のように、近年のJRの利便性の悪化については憂慮しているところで、特に朝の通学の足としては、その輸送量はバス等では代替えできるものではありません。このことを受け、関係市町村、県等で構成しております因美線津山線近代化促進期成同盟会においても、現実の課題である利便性の向上を強く要望していくこととしております。加茂、阿波地域のJR、バスの連絡が不十分な点については把握しており、改善を図る方針であります。 また、支所間ごんごバスの駅前乗り入れの件については、路線の重複を回避するという趣旨で循環ごんごバスに乗り継ぐことでJRへの連絡が図れておりますし、予定しております小循環線についても駅前乗り入れを予定しております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  高宮環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(高宮歳雄君)  再質問に順次お答えをいたします。 廃棄物行政におきましては、安定的、継続的に処理を行っていくことが行政に課せられた責務であると考えております。これは、収集運搬、中間処理、最終処分のそれぞれの過程において不安要素がないこと、つまり仕組みやそれに伴う施設処理が安定していることを意味しております。 まず、議員から御指摘の市民理解がどれくらい得られたか、また津山市の危機感についてでございます。 平成7年にごみ非常事態宣言を発して以降、最終処分場の延命化対策、家庭ごみの有料化、生ごみ処理機の購入補助制度の開始、管理型最終処分場の設置、リユースプラザ津山「くるくる」の開設、プラスチック容器包装の分別収集、火災残渣の受け入れ中止、瓶、缶、ペットボトル等の拠点収集、青空リサイクルプラザの設置、ごみ減量に関する計画策定など、多くの施策を展開してきております。この結果といたしまして、旧津山市の場合でございますが、平成7年度の可燃ごみの2万4,930トンが平成20年度に2万3,986トンで944トンの減、それから平成7年度の不燃ごみの6,442トンが平成20年度には1,402トンで5,040トンの減となっております。 これらの施策の実施に関しましては、市民の皆様方の理解がなければ困難であったと考えております。今後も引き続き危機感を持ち、対応をしていく考えであります。 次に、ごみの減量化についてでありますが、循環型社会を形成することを目指して、平成19年3月に平成19年度から平成23年度までを計画期間といたします津山市ごみ減量新行動計画を策定し、現在取り組んでいるところであります。 この計画では、循環型社会形成推進基本法にのっとり、第1に廃棄物の発生抑制(リデュース)、第2に使用済み製品などの再利用(リユース)、第3に回収されたものを原材料として利用する再資源化(リサイクル)をその優先順位といたしましてお示しをしておるところでございます。また、埋立ごみの減量、紙ごみの減量、生ごみの減量など、津山市の現状に即しました6つの重点目標を定めて取り組んでおるところでございますが、これらの取り組みにつきましては、より一層の推進を図りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  教育長。 ◎教育長(藤田長久君)  では、お答えをいたします。 スポーツ、武道振興における指導者の養成及び青少年の健全育成についてでございますが、御承知のとおりスポーツ、武道は、心と体、そしてわざの向上を目的として取り組むことによって、自己の人間形成を図り、豊かな人生を送ることができる大変有意義なものでございます。 津山市のスポーツ、武道の指導者は、スポーツ少年団や体育協会など、多くのスポーツ団体にそれぞれ立派な指導者がたくさんおられますが、長きにわたって御指導いただいている方も多いように感じております。市といたしましても、所属団体などを通じ研修会や講習会などの企画、支援を行い、より高潔な人格、そして技能、体力、気力などを備えた将来を担う指導者の養成が必要だと考えております。 研さんを深めた指導者のもとで、多くの青少年がスポーツ、武道を学び、心身ともに健全な津山っ子が育ち、次世代を担ってもらいたいと念じております。我が市の誇るスポーツ振興都市宣言がさらに広く市民に広がり、スポーツを通じて人づくり、まちづくりへとつながることを期待いたしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  財政部長。 ◎財政部長(西田秀之君)  平成22年度当初予算について御答弁いたします。 議員の御指摘のように、平成22年度当初予算は、市長選挙のため骨格予算として編成しております。この骨格予算は、政策的な判断を要します新規施策や補助金などは原則計上しておりません。人件費や市民生活に直結した扶助費などの義務的経費や、継続的な事務事業に要する経費を中心に編成しております。 今回の骨格予算の中で市民生活への特徴的なものといたしましては、国の政策で新たに創設されます、中学生までの子供1人当たり月額1万3,000円を支給する子ども手当がありまして、予算総額で約19億4,000万円を上げております。また、市民生活に直接影響のある扶助費などの経費につきましては、当初予算から年間予算として計上いたしております。 いずれにいたしましても、今回の当初予算は骨格予算であるため、政策的な判断を要する経費につきましては、次の補正予算において計上することになります。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  16番、高橋誠君。 ◆16番(高橋誠君)  それぞれ御答弁をいただきました。ありがとうございました。 まず、財政部長にお願いをしておきたいんでありますが、今回の骨格予算については、特別には子ども手当の問題だと言われましたけれども、これからの問題、緊急経済対策等の問題がございますから、そういう面でしっかりと財政基盤の確立をひとつつくっていただきながら、財政に対する市民の不安感を取り除いていただくようにお願いをしておきたいというふうに思います。 津山市のごみ行政についてお答えをいただきました。市民と当局との協働の取り組み、そして危機意識についてお伺いすることができました。市民の理解を一層深めていきたいというふうに私も思っております。 また、宮地市長のこれまでの御答弁の中には、マスコミ報道が市長の本意と違って報道されたこと、反対をされている住民の会の皆さん方の理解を得ることが第一であること、領家での公募のあり方等について、今後、関係職員や領家、鏡野町から聞き取りをすると、しかし領家地区を断念することはできないというお気持ちが今日までの答弁でしっかりと伝わってまいりました。これは市長のごみ行政に対する強い熱意だと私は深く感銘をいたしております。総合ごみ処理施設が領家で一日でも早くできるように、計画の変更や手戻りがないことを期待して、強く要望いたしておきたいと思います。市長の御健闘を私どもも祈っていますので、頑張ってください。 2つ目に、地域公共交通問題でパブリックコメントを実施したということがございましたけれども、具体的にどのような方法で、内容はどのようなものがあったのか、お答えいただきたいというふうに思います。 また、阿波地区では現在小学生が1年生から6年生まで31人、幼稚園児が、昨日もお答えがありましたが7人というように聞いていますが、こうした子供の通学やお年寄りの対策はどのように反映されているのか。私の調査では切り捨ての政策となっているんではないかと心配されていますけれども、再度この計画内容についてお聞かせいただきたいというふうに思います。 いずれにいたしましても、過疎地域での新たなまちづくりによる福祉バスを、高齢者や子供たち、いわゆる交通弱者のために生かした政策が図れるかが問われております。バスの運行によって生計を立てている人もおられると仄聞していますけれども、民間委託による雇用不安はないのか、レトロバスの運行はどうなっているのかなど、お答えいただきたいと思います。 ○議長(森下寛明君)  経済文化部長。 ◎経済文化部長(高原清隆君)  3点にお答えいたします。 まず、パブリックコメントについてであります。地域公共交通総合連携計画の素案について公表し、2月の1カ月間、意見を募集しました。特に目立つのが、阿波バス、スクールバス、福祉バスの廃止は困るというものですが、計画の趣旨は、形態を変えて極端に悪い収支を改善し、あくまで何とか路線を継続したいということですので、御理解をお願いいたしたいと思います。 次に、雇用不安についてであります。直営運行から民間運行となった場合、当然、雇用継続の問題が発生しますので、不安はごもっともだと思います。昨年の阿波温泉の例も参考として、円満な解決を目指したいと考えております。 終わりに、レトロバスについてであります。現行のボンネットバスについては、限界が近づいていることは事実で、今後の扱いについては費用対効果等を慎重に検討したいと考えております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  16番、高橋誠君。 ◆16番(高橋誠君)  それぞれ御答弁をいただきました。最後に、それぞれについて要望して終わりたいと思いますが、まずごみ行政についてですが、今日では技術も進んで、焼却灰等はセメントの原材料に資源化され、し尿や下水道の汚泥も肥料化にできるという技術革新が起こっております。津山圏域資源循環施設組合もこうした技術を生かして、将来性のあるごみ行政を目指していただきたいことを強く求めておきたいと思います。 次に、公共交通問題についてですが、急激な過疎化や高齢化が進む県北の実態をどう解消するのかという大きな課題がございます。新しい発想による村づくり、まちづくりといった視点と、利用して残すという意識づくり、そしてその上に立った総合的かつ効率的な交通政策が求められているのではないでしょうか。JRやバス、タクシーなどを有効に利用できる運行計画で、住民の福祉サービスにつながる政策をつくっていただくことを切にお願いいたしておきたいというふうに思います。 また、スポーツ、武道の関係につきましては、指導者の育成面で、高齢化による指導者不足が心配されていると伺っております。若い人たちの育成が重要になってきていると思います。施設の充実とあわせ、津山市のスポーツ宣言都市としての基盤整備の確立を強く願っており、絶大な御支援をいただきますようお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森下寛明君)  以上で16番、高橋誠君の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩といたします。 再開は午後1時といたします。                                   午前11時36分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後1時00分 再開 ○議長(森下寛明君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 26番、西野修平君、登壇。 ◆26番(西野修平君) 〔登壇〕 失礼いたします。 このたび市長選挙がありまして、市長が交代いたしました。それで、新市長のもと、議会が明るく活性化することを期待するものでございます。私も紳士的な精神で取り組みたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 まず、行政サービスについて。 前回の定例会で、休日、夜間の窓口サービスについて質問いたしました。その中の一部がここで実施されるとのことで大変ありがたく思っております。 先般、神奈川県秦野市へ行き、そのときに特に勧められて案内されたものが、市役所にコンビニを設置していることでございました。家賃が月額100万円であり、コンビニの中に暗証番号のついた金庫、ロッカーですね、これがありまして、夜間、休日に住民票等の証明を請求すれば、翌日には金庫の中に入っているというシステムがあることです。そして、この金庫は100万円ぐらいとのことです。コンビニについては、職員さんにも多くの利用があり、また来訪者も喜んでいるとのことです。コンビニには送金システムもあり、大変好評でした。津山市のお考えをお聞きしたいと思います。 それから、交通弱者に対するサービスということにつきまして、先般答申が出されたということですが、高齢者の多い地域に対する循環車の配備をもっときめ細かにすべきだと思っております。10人乗りぐらいのワンボックスカーでもよいから、乗り合い車の運行回数をできるだけ増して、そして高齢者の免許証返納につなげ、交通事故や不安の解消に努めるべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 これは津山市街地まででなくてもよいと思います。交通の便のよいところで、買い物や医療機関のあるところまででもよいと思います。お答えをお願いしたいと思います。 次に、都市計画について、特にこのたびは都市計画道路の見直し作業に入っているとのことですが、長い間の要望と住民の期待、そして行政の規制の間で多くの議論がなされてきたところでございます。時の為政者の判断で見直し、廃止にされる路線は、住民にとってたまったもんではありません。市長もかわったわけですから、もう一度考え直す必要があると思います。お答えを願いたいと思います。 それから、福祉行政について。 昨年9月と12月の定例会において、発達障害における児童への対策について質問いたしました。そして、高等支援学校設置については、前市長が石井知事に要望されたところでございます。また、幼児から小学校、中学校へおける発達障害への対応もお願いしたところでございます。 先般、知事との懇談会があり、このことについて申し上げましたところ、高等支援学校のことには余り触れられず、特別支援学級について誕生寺養護学校の充実を述べられました。時間が少なかった面もあり、余り突っ込んだ話にもならなかったのですが、県北はこの津山の地において、福祉の充実がなされることが一番と考えられております。 備中地区でも県は総社市に特別支援学校を設ける予定でしたが、倉敷がこれにいち早く異議を申し立て、当該児童数の多い倉敷に設置が決まりました。津山市としましても、外れた地域ではなく、津山市内の施設への充実を要望すべきだと思っております。津山にはひかり学園、みのり学園等のこれに該当するものもたくさんあると思います。 もう一件は、現在津山社会福祉事業会に設置しているゼロ歳児よりの保育所を充実させる件ですが、ここで建てかえ工事が行われようとしております。さらなる充実のため、助成を含め債務負担行為でのより高い支援を求めるものです。これについてもお考えをいただきたいと思います。 それから、中にちょっと先ほどの議員の質問と重複したことや点もありますが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。答弁によっては自席で再質問させていただきます。〔降壇〕 ○議長(森下寛明君)  教育長。 ◎教育長(藤田長久君)  お答えをいたします。 津山市内への高等特別支援学校の設置についてでございますが、9月議会でもお答えいたしましたように、津山市としては県にお願いする立場でございます。県北に高等特別支援学校が新設されれば、選択できる進路先がふえ、そのことにより将来の見通しもでき、障害のある子供の就労に向けて個に応じた支援が可能となります。昨年10月の夢づくり地域サミットにおきまして要望いたしましたところ、現時点において、新設の予定はないが、既存の施設に職業コースを置くなど、検討するとの回答をいただいているところであります。 しかし、教育委員会といたしましては、県北への高等特別支援学校の設置の必要性は認識をしております。また、津山市の特別支援学級へ在籍する児童・生徒の増加の状況や利便性等を考慮して、県北、その中心となる津山市内への設置も含めて、今後も引き続き県当局に対して要望等を働きかけてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(近藤恭介君)  それでは、民間保育園の建てかえなどの施設整備に対する助成の充実につきましてお答えをいたします。 民間保育施設の施設整備につきましては、平成18年度、国におきましてそれまでの補助金制度から次世代育成支援対策交付金制度に変更となりました。この制度の変更に伴い、従来、県が負担しておりました補助分を市町村が補助する仕組みとなりまして、市町村の負担がふえると、こういうことになりました。また、単年度補助と従来の債務負担補助の二重補助の整理が必要になったわけでございます。 このため、市では平成19年度に制度の見直しを行い、従来の債務負担補助から単年度補助の方式に切りかえを行っております。この内容でありますけれども、国の基準額を上回る基準で補助を行うと、こういう仕組みにいたしております。 本市の民間保育施設については、築後30年を経過するものが多く、今後の整備の要望が集中的に出てくると、こういうことが想定されます。市の財政負担を伴いますので、各施設におかれましては、計画的、長期的な準備、対応をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(中田尊子君)  それでは、休日及び夜間の窓口サービスについてお答えいたします。 12月議会でも御質問いただきまして答弁をしたところでございますが、このことにつきまして、その後、各関係部署で協議検討をし、試行ではございますが、3月28日と4月4日の日曜日の2日間、午前10時から午後3時まで開庁サービスをすることと決定いたしまして、報道関係、津山市広報、市のホームページなどで広く広報いたしまして、多くの市民の方々の利用を期待しているところでございます。 お尋ねのコンビニでの住民票等の発行についてでございますが、現在国が東京都渋谷区と三鷹市及び千葉県市川市のコンビニ6店舗で、住民基本台帳カードを利用いたしました自動交付機によりますサービスを、本年2月2日から試行しているところでございます。 しかし、議員から御指摘の神奈川県秦野市が実施しておりますサービスにつきましては、これとは若干異なりまして、コンビニで発行の申請をいたしますと、即日交付はできないものでございまして、翌日あるいは市役所の翌開庁日に受け取れるものでございまして、利用件数も1カ月当たり10件程度というふうに伺っております。これは、秦野市が市庁舎の敷地内にコンビニを設置していること、また自動交付機は設置しておらず、交付機にかわる手法として実施しているものと思われます。 津山市におきましては、現在金曜日の窓口の延長、また自動交付機の設置によりまして、休日、夜間の利用が可能となっておりますが、設置場所の変更や、また証明発行の種類をふやすこと等によりまして、さらなる利便性の向上に向け、専門部会を設けて協議検討をしているところでございます。コンビニでのサービスにつきましては、現在では困難と考えておりますが、今後も市民の目線に立って、また市民サービスの向上に向けまして、費用対効果も視野に入れながら検討、研究を重ねてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  財政部長。 ◎財政部長(西田秀之君)  コンビニを庁舎の敷地に設置することによりまして、行政サービスの向上を図ってはどうかということについて御答弁いたします。 議員が示されました秦野市に問い合わせをいたしますと、庁舎敷地に余裕があり、その有効利用を図るという目的でコンビニ敷地として土地を貸し付けているとの回答がありました。津山市の場合、庁舎の駐車場は満車の状態が恒常化しておりますので、来庁者に周辺公共施設の駐車場の利用をお願いしている状況でございます。このような状況で、庁舎の敷地の一部を貸し付けてコンビニなどを設置いたしますと、一層の混乱を招くということになりますので、来庁者にさらに御不便をおかけするという結果にもなろうかと考えます。 したがって、直ちに庁舎敷地内にコンビニを設置するということは困難であろうと考えておりまして、市民サービスの向上を目指して、議員の御指摘の点を踏まえまして調査研究も行いたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  経済文化部長。 ◎経済文化部長(高原清隆君)  行政サービス、バスの高齢者への配慮についてお答えいたします。 津山市の場合、バス利用者の大半は高齢者であり、今回の地域公共交通総合連携計画においても、高齢者への配慮は最重点項目であります。利用者が多い旧津山市においては、現行の循環バスの路線の見直し、西部においては増便を検討しています。加えて、現在カバーできていない中心部西部、また生活日用品が賄いがたい中心部東部では、低床のループバスを運行して買い物、通院の便を図りたいと考えております。支所間ごんごバスについては、需要の多い病院、買い物施設までの折り返し運行とすることで増便し、利便性の向上を目指しております。 居住人口が少ない旧町村周辺部については、地域によって一定のバス停間の路線運行をするバスよりは、需要に応じて自宅近くまで送迎するデマンド運行のほうが適していると考えられるので、実施の予定であります。これにつきましては、現在バスでカバーできていない旧市内周辺部においても、タクシー協会の協力を得て検討する予定としております。今回の取り組みで、高齢者の安心・安全の一助となればと考えております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  土木部長。 ◎土木部長(高山文秀君)  都市計画道路の見直しについてお尋ねでございます。 現在、都市計画決定後、未整備のまま長期間が経過し、周辺の道路の整備状況や交通量の変化などにより必要性が低下したと判断される都市計画道路につきまして、県のガイドラインなどを参考としながら見直し作業を進めております。これまでに説明会を数回に分けて開催し、御意見を伺ったところでございますが、これで十分であるとは思っておりませんで、必要に応じ再度説明会を開催するなど、引き続き地元の御意見をしっかりとお伺いしたいと思います。 いずれにいたしましても、地元の御理解を得ながら見直し作業を行うことが必要であると考えております。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  26番、西野修平君。 ◆26番(西野修平君)  それぞれ御答弁をいただいたところですが、再度質問をしてみたいと思います。 まず、行政サービスについて、コンビニの設置と行政サービス、特に各種証明書の発行は、コンビニの設置が簡単にいかないならば、前回に質問いたしましたように総合体育館、合併した地域の公民館等へ自動発行機を備えるべきだと思われます。また、年間を通じて市役所の一部を開放して、休日におけるサービスを充実すべきであると思っております。休日に市役所の一部を開放するならば、自動交付機があるわけですから、体育館、公民館の交付機は遠隔の地のみにすればよいと思われます。体育館は夜間が9時ぐらいまであいているので、何とか活用をすべきだと思われます。いずれを選択するのか、新しい取り組みを示していただきたいと思います。 それから、ごんごバスと高齢者の免許証返納のことですが、答弁の中にデマンド運行という言葉が出たんですが、うまく理解ができないので、もうちょっと詳しく説明をしていただければありがたいなと思っております。 それから、福祉施設については、ゼロ歳よりの乳児保育の需要が津山市においてはますます高まっているのであります。したがって、非常に重要なものであると思われますので、しっかり対応していただきたいと、このように思っております。御答弁をお願いいたしたいと思います。 それから、都市計画道路の見直しです。例えば城下の東西道路においては、観光都市の意味もあり、従来どおりとすべきと思いますが、宮川以東が城東の町並みを壊すという意味であれば、ここに進入する道を1本、どこかを拡幅し整備する。例えばイズミが今度またあそこへ出てきてございますね。あそこのところへイズミなりに道路を整備するということなんで、その辺から博物館までをこれに充てて整備をする、そして城南商店街の活性化を図る。 それから、これから先、桜のシーズンになると、観光バスが市内の中に入ってくることが非常に難しいんで、あそこが津山市の一番のメーンであると思います。そこへの通り抜けや進入、そういったものがスムーズにできるように、それから先般も吉田議員が言っておられましたように、あそこに歩道のど真ん中に電柱がありますね。ああいうものをやっぱり無電柱化して、津山の玄関、顔という意味ですから、その辺のことをきちっと対応していただきたい。これは津山市全体の待ち望んでおるところだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 まずそこから津山中央記念病院、これは記念病院もこの都市計画道路を考えて建物を建てていると、そういった面で多くの人が今まで規制を強いられ苦労されている、このことを真摯に考えるべきだと思います。 また、城西においては茅町以西が極めて危険な状態であります。ここも城西のまちづくりを考えるならば、早急に計画どおり進めるべきだと、このように思っております。城西の町のにぎわいをイベント、いわゆる一過性のものだけで終わるのではなく、インフラ整備もしっかりすべきだと思います。御答弁をお願いしたいと思います。 それから、高等支援学校の設置について、これは昨年9月議会において高等支援学校の設置を私自身、日本原高校の跡地へとお願いしたところでございますが、これは自衛隊や勝央中核工業団地との交流、そして就職や支援をいただくことを一つの目的と考えまして、あそこの地が利的に一番いいんではないかなというふうに思ったところでございます。また、津山の地域全体でそういった人たちを支え、ともに生活できることを考えております。 県南に2つも設置され、県北に予定も計画もない、こうなりますと津山地域はますますいろんな面で取り残されていくことが懸念されます。そういった意味で、当局の奮発をひとつ促すものでございます。よろしくお願いします。 ○議長(森下寛明君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(中田尊子君)  行政サービスについて、総合体育館及び合併した地域の公民館に自動交付機を設置してはとのことでございますが、現在、自動交付機につきましては、市役所本庁舎1階ロビーとアルネビル4階の「さん・さん」に設置し、御利用いただいているところでございます。 まず、総合体育館へ設置という御提案でございますが、現在、自動交付機の活用につきまして専門部会を開催し、市民の利便性の向上に向けて鋭意検討しているところでございます。この中で、例えば本庁舎の自動交付機を休日、夜間に利用できる方法、また「さん・さん」の交付機につきましては、利用しやすい場所への変更など、平成22年度中を目途に具体的に検討している状況でございますので、御理解をいただきたいと思います。 また、合併した地域の公民館などに交付機を設置してはどうかということでございますが、現在行財政改革を実施しております中、それから支所の窓口での交付状況等々、費用対効果を勘案すると、現状では少し難しいのではないかなというふうに考えております。 次に、年間を通じて市役所の一部を開放してはとの御質問でございますが、都市部におきましては土日のサービスを実施している自治体はございますが、津山市におきましては、今回予定しております休日開庁の試行状況及び県下の状況、また費用対効果をかんがみまして、将来的な課題として研究、検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  経済文化部長。 ◎経済文化部長(高原清隆君)  お答えいたします。 デマンド運行につきましては、小型車両で要望に応じて希望の場所まで走行するものでありまして、路線を走るバスより効率的で便利ですが、性格的にバスよりはタクシーに近いものなので、料金が高くなりますし、また幹線のバス、JRの利用者数に影響することにもなります。そこで、今回予定しておりますデマンド運行については、あくまで幹線のバス、JRの補完手段ということで、利用は原則最寄りのバス停、JRの駅まで、また料金負担を抑えるために調整して、極力乗り合わせての利用を考えております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(近藤恭介君)  それでは、ゼロ歳児の乳児保育は需要が高まっている、しっかりした対応をしていかなければいけないということにつきましてお答えをいたします。 本市では、津山乳児保育園でゼロ歳児保育が先駆的に始まっております。現在では、市内28のすべての保育園でこのゼロ歳児の受け入れを行っていると、こういう状況になっております。年々この保育需要も高まっておりまして、対応の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(森下寛明君)  土木部長。 ◎土木部長(高山文秀君)  2点のお尋ねでございます。 まず、衆楽公園駐車場にコンビニを設置してはどうかというお尋ねでございます。 市営プール跡に整備した駐車場は、公園利用のためのものでございまして、市民や観光客が公園を利用しやすいよう整備を行ったものでございます。便所周辺は利用者が通行しやすいよう、園路の一部として空間を広げ、公園の利用者などが休憩できる施設を残して整備したものでございます。また、公園内に施設設置をする場合、公園利用に資するものであることとして、設置は制限をされておるところでございます。このようなことから、衆楽公園駐車場へのコンビニ設置は難しいと考えております。 次に、都市計画道路の見直しについてでございますが、今回の見直しにつきましては、主に幹線道路としての必要性が低くなったと思われる路線を対象といたしております。また、城西地区につきましては、現計画が多くの歴史的資産が残っている寺町などを東西あるいは南北に分断していることからも、見直し対象路線としたものであります。 都市計画決定された土地の地権者や関係者の方には、建築規制など、いろいろと影響が及んでいることは認識をいたしております。見直しに際して、生活道路などのまちづくりに関する地元からの御要望があることも認識いたしております。都市計画道路の見直しや地域に必要なインフラ整備につきましては、地元関係者の方々の御意見や御要望をお伺いしながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  教育長。 ◎教育長(藤田長久君)  お答えをいたします。 高等特別支援学校の設置についてでございますが、議員の御指摘のとおり、該当する児童・生徒の実態や学校状況を考えると、県北への高等特別支援学校の必要性は強く感じております。今後は学校や保護者等のニーズや、進学、就学の状況の把握に努めまして、交通の利便性等もさらに考慮しながら、県当局に対して高等特別支援学校の新設の要望等を、機会あるごとに働きかけてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  26番、西野修平君。 ◆26番(西野修平君)  今、高等特別支援学校というのは、高等支援学校と特別支援学校をあわせて答えをいただいたわけですか。ちょっとそこが、高等特別支援学校という一つの言葉だったのか、高等支援学校、特別支援学校も2つあわせて言われたのか、また後でちょっと言ってください。私は両方をお尋ねしておりますんで。 それから、行政サービス、市民へのサービスを費用対効果で一律に考えるということは、なかなか不公平なところがあると思います。遠隔地より、わずかな発行料の書類のために多大な時間と費用をかけてとりに来いというのが、どっちかと言やあおかしな話だと思いますね。それでは田舎がますます過疎になっていきます。国土の均衡ある発展ということを願うのが行政の最大の課題であると思いますので、もう一度お考えをお聞きしたいと思います。 それから、コンビニの設置です。ちょっと苦口になりますけど、津山市は新しいことへの提言とか取り組みに対して、いつもどっちかというとしりすぼみであるように思います。その昔、プールのところを駐車場にしてほしいと私がただしたんですよ、これは永礼市長のときです。そしたら、公園の一部であるから、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律に触れるからできない、そのように答えられた。市長がかわるといとも簡単に行われたということですね。そのときも夏で、津山市役所に親が車をとめてプールに子供を送り迎えしたんですね。津山市役所の駐車場が本当に満車になって、だから私はどこかにプールを、小学校などを改良して、そちらで水泳をしたらいいんじゃないかというふうなことを言ったんですが、できない。今度はすぐしたと。 それから、総合体育館の指定管理ということについても、多くの選択肢があると思われます。これは、指定管理というときに私が言ったことがあるんですよ。この中の食堂があったところにコンビニを備えた管理にすれば、これも可能だというふうに思えます。そういうところへ総合体育館を非常に上手に利用した行政サービスが行えないかということをお願いしとんですが、もう一度熟慮ということをされないのかどうかと思います。この辺のことをもう一度答えていただきたいと思います。 指定管理のことにつきましては、本来は、公が1億円かかるところを、3,000万円でしていただくと。しかし、その場所についてはいかなる収益を上げようが、公のことについて妨げがない限りあなたに任せますよというのが指定管理だと思うんです。ただ掃除とか管理費用を安くして任せるというべき問題じゃないと思います。建物はいかなる利用をしてもいい、公はその中で優先する、あとはその中でいかなる収益を上げてもいい、やっぱりこのくらいなものがあって初めて指定管理と思うんですよ。今後これは、ちょっとたくさんの話になりますが、アルネなんかも、そういうところにも帰する問題だと、このように思っています。そういう意味では、総合体育館にコンビニということは考えられますので、ひとつお考えを願いたい。 それから、都市計画の見直しについて、先人が決定した都市計画が、今日の社会に決して不合理なことと私は思っておりません。歴史的なものを壊すものでもありませんし、ある意味では津山市の全体像をしっかりとらえている面もあると思います。 しかし、現在は現在の考え方もあるかと思われますので、これはいわゆる30年前と違いまして少子・高齢化、経済の行き詰まりなど、そういったものがこれに当たると思われます。しかし、行政は何といいましても住民自治の観点から物事を見るというのがまず最重要課題でありますので、今までに制約を受けた人たちの意見をしっかり聞き入れて、地元の要望の実現に真摯に取り組んでいただくと、これを一番にしていただきたい、このように思います。御答弁をお願いいたします。 ○議長(森下寛明君)  教育長。 ◎教育長(藤田長久君)  今の高等特別支援学校ということのお尋ねでございますが、結果的には同じ意味でございます。そのことにつきましては、この障害者への教育は特別支援教育と呼んでおり、教育の充実を図っておるところであります。正式に申し上げますと、高等特別支援学校というのが正しいかと思います。そして、岡山県が県南に新設されるのは、名称として岡山県立岡山瀬戸高等支援学校という名称で呼んでおります。なお、倉敷には今度新設されると思いますが、岡山県立倉敷琴浦高等支援学校と呼ぶような名称をつけているようでございます。結果的には先ほど申し上げましたように同じことでございます。 以上でございます。御理解いただけましたでしょうか。 ○議長(森下寛明君)  土木部長。 ◎土木部長(高山文秀君)  都市計画道路の見直しについて再度のお尋ねでございます。 現在、県のガイドラインなどを参考に、市としての案を策定したところでございます。個々の路線につきましては、それぞれ地域の事情があると考えております。路線ごとに地域の御意見や御要望を尊重しながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(中田尊子君)  総合体育館の指定管理につきましてお尋ねでございますが、先日津山スポーツ振興審議会にこの指定管理につきまして諮問をいたしておりましたところ、答申をいただいておりまして、現状ではスポーツ振興の観点から直営のほうが望ましいというような答申をいただいておりまして、今後また検討をしていくところでございますが、御提案の件につきましても、指定管理が導入されるならば、可能性もあるのではないかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  26番、西野修平君。 ◆26番(西野修平君)  今、教育長さんは同じことだと、私はどうもちょっと違うと思うんですね。高等支援学校は児島にできるんですね、ことしの春、この平成22年度の春に開校でしょう。それから、特別支援学校というのは総社が名乗りを上げたと、そしたら去年の秋ぐらいに倉敷が名乗りを上げたと。それで、結局倉敷の真備のところへ決まったというんで、これは特別支援学校ですよ。高等支援学校とは別だと思うんですよね。 いずれにしろ、こういったものが県南にできると、それで県北は、知事さんとの話によると、特別支援学校のところは誕生寺養護学校で一生懸命整備するというふうなことをおっしゃったんですよ。誕生寺養護学校でしていただけるのはそれで結構なんですが、津山からいいますと外れたところです。やっぱり津山市内の中にないと、あそこまで通うということが大変でしょう、小さい子供を列車に乗せるわけにもいかんし。 だから、こういうものは津山の中にきちっと整備をされていくと、これがやっぱり県北の津山の今後の姿になってくると思うんですね。そういうものがどんどんなくなると、津山が何となく衰退というんですか、そういったしりすぼみになってくるような感じなんで、ひとつこれを頑張っていただきたいなと、このように思っております。 それから、駐車場へのコンビニの設置ですね。公園は動かすことができないと言いながら、突然としてど真ん中に弓道場の建設を決定するというのは、不思議な行政であることも否めない事実でありますね。いや、ほんまの話が。駐車場は度外視して、本庁の正面玄関は1年に一度使われることがあるや否や、ここに広い無駄なスペースがあります。これはいろいろと皆さんが言われているんですね。ここを活用して考えたらどうですかと思いますが、御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(森下寛明君)  財政部長。 ◎財政部長(西田秀之君)  コンビニを本庁舎の正面玄関付近に設置してはという御提案でございます。 この場所は、今現在、人工の池が設けられておりまして、衆楽園、中央公園とも一体化を図るという目的で、庁舎建設のテーマであります太陽と水と緑を基調といたしまして、庁舎北側を西から東へ水が流れていくという、流れる川と一体のものとして、広い空間をもって整備されたものでございます。正面玄関前にコンビニを設置する場合、こうした景観上の問題があるほか、設置スペースや駐車場の確保などの問題もあります。 したがって、議員から御提案のあった、コンビニを設置することによって、市民サービスの向上を図るという考え方は理解をしておりますが、正面玄関付近にコンビニを設置するということは、現実的には困難性がかなりあるんではないかなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  26番、西野修平君。 ◆26番(西野修平君)  このことについちゃあ、私は非常にいろんなことを思うんですよ。津山市の玄関なんですよ。それで、人工の池があって、今、言われたように太陽じゃ、水じゃ、緑じゃといって言うんですけど、これが邪魔になって、今まで何の効果もないんですね。あそこを1年に一遍使うか使わないかなんですよ、もう本当にね。まず、玄関の日差しですね。お客さんが、例えば知事さんが来られた、内閣総理大臣が津山市を見に来る。そうしたらあそこへ車が入ってきて、そして市長以下があそこで出迎えをすると、これがやっぱり正面玄関なんですよ。それが向こうのほうへ、車が1台とまるかとまらんかのところへいつもさくがしてあるでしょう。表玄関が非常に寂しいですね。全然使われていないんですから。私に言わしちゃあ、これはまたしかられるかもしれませんけど、このことが設計ミスだと私は思っているんですよ。 ならば、ここを何だっていったら、車いす駅伝をしよったときには、ここへ屋台を出して飲食をしていたんですよ。だから、時にはそういうことも、自分の都合のいいときには物をしとんです。 だから、そういった意味で、やっぱり改めて考え直して、これを非常に有効に活用する、特に津山市の玄関へ常にお客さんが来るということを考えなきゃだめですね。今のところは勝手口なんですよ。勝手口をかなり整備したんですが、玄関が全く使い物にならん。ここにコンビニがいいか悪いか、これは今後もう一度検討することではあるんですが、やっぱり玄関のところで、ここでしたら、津山商業高校の生徒も喜ぶし、非常にすばらしいなと思うんですが、この玄関を何とか有効に活用できるように、新市長さんにひとつ考えていただきたい。きょう、答弁はよろしいですよ。6月にもう一遍言いますからね。 それと、都市計画道路の見直しで城下のところですね、あのところは見直しじゃなく、とにかく十分に整備をしていただきたい。そして、これに入る進入路、もうこれは津山を観光立国と、100万人の人をあそこへつれていこうというんでしたら、お客さんが来て、津山の玄関口はすごかったなというようなことにしなきゃだめです。そのためには、あそこへ車が入ってくるということが必要なんですよ。今のところでは、バスが5台も来たらもうどうにもならんでしょう。出たり入ったりができないんですから。やっぱりそういうことを考えてインフラをきちっと整備して、津山にお客様をお迎えするという方向に行っていただきたい。これに対してもお答えがあったらいただきまして、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(森下寛明君)  発言はございませんか。ないですね。 ないようでございますので、以上で26番、西野修平君の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 9番、原行則君、登壇。 ◆9番(原行則君) 〔登壇〕 9番、公明党の原行則でございます。 議長の許可をいただきましたので、通告に従って質問させていただきます。 まず、宮地新市長、御当選9日目で定例会も始まり、激務の連続で疲れる暇もないような毎日であられると推察いたします。どうかお体は十分大切になさってください。 それでは、質問させていただきます。 昨年の鳩山総理の所信表明演説の中で、みずからの政治哲学、政治理念として友愛を語りました。その内容は、だれもが居場所と出番を見つけることのできる社会、弱い立場、少数の人々の視点が尊重される政治、これが友愛政治の原点なのだと訴えました。宮地市長の政治哲学、政治理念をお聞かせください。 次に、選挙公約について何点かお聞きしたいと思います。 アジアの成長を取り込む活力ある環日本海新津山ビジョンづくりとはどのような構想をお持ちなのか。 合併地域格差のない元気な津山市をつくりますとありますが、合併町村の地域格差とはどのようなものがあると認識されていますか。 支所機能の見直しを行うとありますが、現状をどのように変えるのか。 勝北マルシェ(市場)の設置を進めるとありますが、その具体的な内容をどのようにお考えか。 以上、登壇での質問とし、あとは自席で行わせていただきます。〔降壇〕 ○議長(森下寛明君)  市長、登壇。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 原議員の御質問にお答えを申し上げます。 私の政治哲学と理念についてどのように考えているのかと、こういう御質問でございます。 私は、今回の選挙期間を通じまして、市民の皆様に「市民とともにつくるまちづくり」をスローガンに、市民本位の心の通う市政を実現したい、このように訴えてきたところでございます。私の目指しますのは、庶民派タイプの市長でございまして、住民の皆さんと心が通い合う、そして信頼し合える市政を目指していきたい、このように考えておるところでございます。常に市民の視点で考え、市民に顔を向けた市政が私の基本でございます。市民や議員の皆様の意見に耳を傾け、職員と一丸となって、活力ある津山市を目指してまいりたいと思っておるところでございます。少子・高齢化、人口減少というこれまで経験したことのない環境下にあり、厳しい財政状況ではございますが、津山市の未来に向けて全力投球する覚悟でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 次に、アジアの成長する力を取り込む活力ある環日本海新津山市ビジョンについてのお尋ねでございます。 我が国の国土づくりの基本となる国土形成計画の中国圏域版でございます中国圏広域地方計画では、この地域の将来像を示しておるところでございます。この中で、中国地方の将来像の一つとして、北東アジア諸国との地理的優位性を生かし、国際交流、産業連携、観光を通じた地域振興ビジョンが掲げられております。中国地方の日本海沿岸地域は、経済発展が目覚ましい中国あるいは韓国等との空路、海路のネットワークを持っておりまして、また本市は高速道路を用いますと1時間強でアクセスできる位置にございます。本市におきましては、平成22年度に津山市国土利用計画の策定を予定しておりますが、策定に当たっては、上位計画である中国圏広域地方計画で示されたビジョンを生かしていきたいと考えておるところでございます。 次に、合併町村の地域格差の認識についてという御質問でございますけれども、地域格差につきましては、今回の選挙期間に合併地域を回る中で、市民の皆さんからいろいろと御意見をお聞きしておるところでございます。今後、現状を十分に調査し、格差があるものについては解消に努めてまいりたいと思っておるところでございます。また、支所機能につきましても、今後、現状調査や地域の声をお聞きするなど、見直しを図ってまいりたいと思います。 次に、勝北マルシェの設置についてでございます。 勝北地域には、農産物等直売所のほほえみ彩菜がございます。私の考える勝北マルシェは、生産者の元気が出るように、また消費者に喜ばれるようにすることで、この市場から新しい交流が始まり、勝北地区の振興が図られるように、今後、具体的に取り組んでいきたいと考えているところでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(森下寛明君)  9番、原行則君。 ◆9番(原行則君)  宮地市長の率直な答弁をいただきまして、先般からの議会の答弁もいろいろとお聞きしておりまして、市長のキーワードは、市民本位、心の通う政治、庶民派、それから信頼等々と私はとらえました。そして、これらを踏まえましてもう少し質問をさせていただきます。 政治理念についてもう少しお尋ねしたいと思いますが、宮地市長の座右の銘が「星火燎原」ということで、これは星のような小さなともし火でも、集まればあたり一面を焼き尽くすほどの大きな火になるという中国の故事であります。これを市政の中で考えるとき、多くの市民の団結と勢いが大きなことを可能にする、そのような受けとめ方でよろしいでしょうか。 もう一点、宮地市長は選挙中、津山を洗濯、洗うということですね、洗濯というスローガンを掲げられておりましたが、これは今話題の坂本龍馬ですね、龍馬が姉の乙女にあてた手紙の中に「日本を洗濯いたし申し候」という言葉から引用されたと思いますが、津山を洗濯ということにつきまして、どのような汚れをどのようにきれいに洗濯されるのか、お聞きしたいと思います。 そして、宮地市長の政治公約の全体的なイメージは、心の通う市政、また国の政策転換に対応し、子育て、医療、高齢者・障害者福祉、教育など、いわゆる人を大切にする政治という印象を強く持ちますけれども、これはまさしくコンクリートから人へという政治方針と理解してよろしいんでしょうか。 それからもう一点、勝北マルシェ、勝北市場について再度お尋ねいたしますけど、御存じのように勝北地域には以前より道の駅という話がございます。それも想定範囲として理解してよろしいでしょうか。 以上、答弁をお願いいたします。 ○議長(森下寛明君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  それでは、お答えを申し上げます。 私の座右の銘「星火燎原」についてでございますけれども、津山市政の中で考えるとどうかと、こういうお尋ねでございます。 私は、今回の選挙期間中、この中国の故事を信じて戦ってきたところでございます。小さな星くずのような火も、やがて荒野を焼き尽くすという思いを胸に運動してまいりました。そして、皆様方のおかげで実現をさせていただいたのでございます。市政の中で考えてみますと、まさに議員の言われますように、市民一人一人の思いが一つにまとまれば、不可能に見えることも可能になる、そういった思いでございます。 次に、津山市を洗濯というスローガンでございますけれども、議員の御指摘のように、幕末、下関戦争に強い危機感を抱いた坂本龍馬の手紙、「日本をいま一度洗濯いたし申し候」という言葉を引用いたしておるものでございます。私はもちろんのこと、職員がいま一度襟を正し、そして地方自治の原点に立ち返り、市民や議員の皆様と心の通う、信頼し合える市政にしたいという思いで使わさせていただいたものでございます。 次に、私の政治公約の全体イメージについてのお尋ねでございますけれども、津山市は御承知のように、財政状況が非常に厳しゅうございます。行財政改革を着実に進めていかなければなりません。その中で市民に必要な公共事業について検証し、子育てあるいは地域公共交通、福祉、教育など、人を大切にする生活予算に振り向け、安心して暮らせる津山市にしていきたいと考えておるところでございます。 最後に、道の駅の設置についてでございますけれども、これまでの経過や問題等を踏まえまして、今後総合的に、また多方面から検討してまいりたい、このように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  9番、原行則君。 ◆9番(原行則君)  どうも、力強い答弁をありがとうございました。 それでは、最後になりますが、これから6月に向けて宮地新市長の政策的な予算編成が行われますが、市長が掲げておられる事業仕分けの中で、やはり公平、平等、透明性を持って、持続可能な事業仕分けを行っていただきたいと、このように思います。そして、これから4年間にわたりイバラの道が多く続くと思いますが、宮地市長には不惜身命といいますか、命を惜しまずというこういう気概でこれから4年間を乗り越えていただきたいと、こういうことをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議長(森下寛明君)  以上で9番、原行則君の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 15番、河本英敏君、登壇。 ◆15番(河本英敏君) 〔登壇〕 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして3点質問をいたしたいというふうに思います。 まずもって宮地新市長、御当選、また市長就任おめでとうございます。あなたは、私たちの労働運動の大先輩として、また私自身にとっても大きな影響を与えた先輩の一人であります。市長となられましたからには、難問だらけの市政ではありますが、そのかじ取り役としてあなたの生き方、市民の目線を信じ、今後の御活躍を応援いたしたいと思います。 さて、公共事業などの契約制度と市民目線についてということでお尋ねをいたしたいと思います。 日本も政権交代により、ようやくコンクリートから人へという国民一人一人の命と生活を大切にする政治に、そうした方向にかじを切ったと言えます。ただ、一概には言えませんが、同じ政権が長年、経済を支えるという名のもとに、公共事業によるカンフル注射を打ち続けたものの、一向に国民生活の不安解消につながらなかった、このことに国民は怒りを爆発させた、また国民の借金は膨らむばかりで、将来への不安感が募った結果ではないでしょうか。 国も地方も財源不足で、公共事業の予算は縮減し続け、関係業界は大変厳しい環境下にあります。特に、公共事業を中心に事業を進めてきた業者ほど厳しいと聞きます。しかし、公共事業に頼らず事業を進めておられますある業者の方と話をしたことなんでありますが、その中で公共事業を当てにすることなく、苦しいのは苦しいが、公共事業でしっかりもうけたこともなく、つつましく営業しており、この不況下でも、細々と仕事をいただきながら社員と一緒に頑張っている、公共事業を中心として事業を進めてこられた皆さんは大変だろうと言っておられました。 こうしたことを考えると、これだけ公共事業の予算が減った中、政策の中ででも業種転換を図る、そうした政策が必要ではないかというふうに私は考えます。 さて、昨年のことでありますが、南小学校の耐震化関連工事、約5億円の一般競争入札で応札を求めたわけですが、2度とも一組の応札もなかった。このことは大変不思議な事実です。100年に一度という不況下の中、公共事業の減少する中、なぜこのようなことがあったのかは市民の関心のあるところであります。事業内容と落札までの流れを改めてお答えください。 あわせて、職員の皆さんは、市民の税金で実施される事業を市民にかわって発注行為をしているわけであります。こうした不思議な状況の中で、業者決定までどのように考え、対応されたかについてもお答えください。 次に、産業行政ということで、観光資源としての鶴山城址と農業について。 津山は、城下町津山、西の小京都と言われてきました。さて、今日の津山はどうでしょうか。西の小京都と言われた町並みは見る影もなく、残ったのは鶴山城址の石垣と桜、本当に残念なことであります。市では、財政難の中でも石垣の修復、雑木の伐採などに力を入れている。しかし、実態は、津山を代表する観光資源でありながら、その整備は一向に進んでいないのが実情であります。市の整備事業を観光資源として活用してはどうか、私はそのように考えますが、お考えがあればお答えをいただきたいと思います。 農業についても、これといった特産物もほんの一部にしかない、一部を除いて業として考えられる状況ではない。大変簡単な言い方で申しわけないことではありますが、津山市の農業の現状についてどのようにお考えか、お聞かせください。 クリーンセンターについてであります。 一昨日以来、この問題について数々の先輩議員の質問もありました。宮地新市長の市長選にかかわって出馬の意向を表明されたとき、選挙後まで用地の買収はすべきでない、またその後、用地買収された段階では、残念なことだと、土地の買収は済んだことで、領家での事業は進めざるを得ないと、また施設の配置については変更もあり得るというような新聞報道がありました。いろいろな状況の変化はあったものの、その真意はどこにあったのかということ。 それから関連して、クリーンセンターの早期建設を求める市民の感情についてどう受けとめておられるのかもお聞かせいただければありがたいと思います。 最後に、クリーンセンター建設の課題が今回の選挙の大きな争点であったかどうか、そのことについてもその御認識をお答えいただければありがたいと思います。 以上で登壇での質問を終わります。〔降壇〕 ○議長(森下寛明君)  市長、登壇。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 河本議員の御質問にお答えをいたします。 まず、津山市の農業の現状でございますけれども、従事者の高齢化や担い手不足による耕作放棄地の拡大、景気低迷などによる農畜産物の価格低迷が続いております。一方、安全・安心な地元産の小麦や米粉用米などの生産拡大に取り組んでおります。また、農商工連携による地域特産物を活用した加工品の開発を推進しております。持続的な農業の発展を目指し、6次産業化、地産地消の拡大、高付加価値農業等を重点的に推進を図っていきたい、このように考えておるところでございます。 それから、クリーンセンターの建設問題でございますけれども、これにつきましては先ほど来、あるいはまた数名の議員から御質問がございましたように、新聞報道の関係ですけれども、私の本意ではないというようなことで、関係者の皆様方に御心配かけましたことを申しわけなく思っておるということでございます。 それから、3月4日の件ですけれども、これにつきましても津山市長として再考を求める住民の会の皆さん方との話し合いの場を持ちましたけれども、この際にはこれまでの対応についておわびをするということでございまして、領家地区の土地を購入したという現実に立って、領家への建設を断念することはできないということを前提にした真摯な話し合いをしていただくようにお願いしたところでございます。 それから、出馬表明では、選挙後まで用地買収をすべきでない、このことを言ったんですけれども、実は記者発表のときに報道関係者の方からの質問に答えた形で、私は市民から審判を仰ぐまでは土地を取得すべきでないと、こういう本当の気持ちを申したのでございます。 次に、クリーンセンターの早期建設を求める市民感情にどう答えていくのかと、こういうことでございますけれども、これにつきましても御答弁をさせていただいておるように、津山ブロック5市町の重要課題でありますことを十分に認識しておりまして、この領家地区での事業の推進に全力で取り組む決意でございます。 それから、クリーンセンター建設問題が今回の選挙の争点であったのかという御質問でございますけれども、この新クリーンセンターの早期完成の必要性については、私も前市長も同様の考えであったというふうに考えておるところでございます。私が問題視をいたしましたのは、事業を進める中で反対運動が起こり、その対応がおかしいのではないかということでございまして、関係住民の方と誠心誠意の話し合いを行い、住民理解のもとでスムーズに事業を進めるということを公約として申し上げてきたんですけれども、このことが相手候補にかなりの誤解を与えたといいますか、私が思っていないことを選挙戦の中で申し述べられておったということについては、極めて心外だと、こう思っておるところでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(森下寛明君)  財政部長。 ◎財政部長(西田秀之君)  南小学校耐震改修ほか工事の事業内容と入札経過などにつきまして御答弁いたします。 事業概要は、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造3階建ての校舎耐震工事と、開放廊下と中廊下という改修工事が主であります。あわせて階段棟や連結棟を改修するものです。税込み予定価格は4億9,308万円で、予定工期は平成23年2月28日でございます。 入札の経過は、1回目では県内で経営規模等総合評定値が1,200点以上の特Aの業者を第1構成員、市内のAランクを第2構成員とする共同企業体で公募いたしましたが、参加者がございませんでした。2回目では、県外を含めて経営規模等総合評定値が1,200点以上の特Aの業者を第1構成員とする共同企業体で再公募いたしましたが、再度不調に終わっております。3回目に県内の特Aの業者で、経営規模等総合評定値が1,050点以上の業者でございますけれども、その業者を第1構成員とする共同企業体で再々度公募を行った結果、4つの共同企業体が参加をして、梶岡建設、相互建設の共同企業体が落札したものでございます。 次に、落札決定までどのような考えで対応したのかということでございますが、津山市では従来から3億円を超える建築工事につきましては、特Aの業者と市内のAランクの業者での共同企業体で一般競争入札または指名競争入札というようにしてきたところでございます。具体的な条件設定は、3億円を超える案件の件数が多くないということもありまして、あらかじめ基準を設けておりません。そのことで、案件ごとに従前の例などを参考にしながら、指名委員会での協議により決定してきたところでございます。 今回におきましても、過去の同様の案件を参考としながら、1回目、2回目、3回目とも慎重に検討いたしまして、参加条件を決定したものでございます。1回目、2回目が不調となりましたが、一般競争入札で行った以上、参加は自由でございまして、個々の業者が経営上の判断をされた結果であろうと、結果としてはやむを得ないものであるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  経済文化部長。 ◎経済文化部長(高原清隆君)  鉄道近代化遺産等、新しい観光資源が生まれてきているものの、年間約16万人の観光客を集める津山城は、やはり津山にとって一番の観光資源であり、津山の象徴となる存在であります。御質問をいただきました津山城の観光資源としての活用についてですが、まず整備を進めている担当部署との密接な連絡連携を図っていくことが、観光素材としての価値を高めていくためにも必要であると考えております。整備により津山城自体の魅力をさらに高めていくとともに、つやま自然のふしぎ館や城の東西に広がる城東・城西地区と連携を図りながら観光ルートの計画づくりを進め、さらに市内はもちろん美作地域の他の観光資源と連携を図り、その魅力を味わっていただけるように、観光宣伝や戦略に努めていくことで、桜の咲くとき以外の時期にも観光客がふえるように努めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  教育次長。 ◎教育次長(大下順正君)  城跡の整備計画についてでございますが、本市のシンボルでございます城跡は、近世の城郭としましてすぐれた遺構でございまして、議員も御承知のように昭和38年に国の史跡に指定されております。市では、このすぐれた遺構の保存と活用を図ると、こういうことで平成10年3月に史跡津山城跡保存整備計画を策定いたしたところでございます。 この計画は、第1期工期としまして平成10年度から平成29年度までの20年間の事業を定めたものでございまして、その具体的な事業内容としましては、1つ目は通路の整備、それから石垣の修理、雑木の整理、それから動物園舎等の撤去でありますとかあるいは備中やぐらの復元、こういったものでございます。この第1期の計画が終了する後の平成30年度以降につきましては、第2期の計画を新たに策定いたしまして事業を継続していきたい、このように考えております。 以上であります。 ○議長(森下寛明君)  15番、河本英敏君。 ◆15番(河本英敏君)  ありがとうございました。 さて、契約なんですが、先ほども申し上げました。100年に一度と言われる不景気の中で、つまり仕事がないという状況の中で、先ほども説明ありましたように、約5億円の仕事が1回目、大手中堅業者20社と市内の13業者で、2回目は県外大手業者50社と市内13社という中で、津山の仕事はもうからんというふうに思われたんかどうかはわかりませんが、一度も入っていただけなかった。 私もよくその辺の厳しいところがわからないもんですから、よくお話を聞かせていただくこうしたことに詳しい方から伺ったところ、業者の方たちは、今仕事が非常に厳しい中で、大手と地元の業者との間で綱引きがあるんではないかと。ということは、つまり仕事を夫婦でしたとしても、持ち分でもめておるんではないかというふうなこともおっしゃっておられました。そうしたところで話が十分スムーズに進まなかったために、なかなか応札ができなかったんではないかという説明をしてくださった方もあります。これも一つのことだろうというふうに思います。 つまり、仕事の配分、それから簡単に言うともうけの部分で話がなかなかつかなかった、要は組が組めなかったと、共同企業体が組めなかった。組めないということは、入札に入れないということだろうと思います。そうであったのかなと。それ以外にもあるんではないかとは思いますけれども、これが今の大きな状況ではないかというお話がありました。 このことが事実かどうかは別として、こうした契約に関心を持つ市民の皆さんからは、とても不思議な話として受けとめられております。こうした業界の事情に対して、参加は自由であり、個々の経営判断がなされた結果であり、やむを得ないものと考えると答弁をされておるわけですが、役所の皆さんの姿勢を市民の皆さんはどのように受けとめられるでしょうか、私はその辺を非常に残念に思います。こうした答弁のように、業界の営業努力、業界の事情ということで事業のおくれを見て見ないふりをする行政、努力が見られないということでは、市民の信頼は得られないというふうに思っておるわけです。契約監理室の姿勢は、市民目線とは言いがたいということを申し上げときます。 失礼な言い方ですけれども、封筒の開封だけ、そうした開封だけで終わるというのならば、こんな契約監理室の存在意義はないと私は申し上げときます。契約の公平性や、公正、俗に言う競争性を求めるというそうした市民の皆さんの声は日増しに高まっておるわけであります。市民の中にも専門的な知識を持った方はたくさんおられます。こうした契約監理室の任務を、そうした市民の皆さんに入札事務へ参加していただいて、もっと効率的な、また市民目線に合致した開かれた契約監理室とするような取り組みはできないものかというふうに考えます。津山市の新しい経営者として、新市長、宮地市長が生まれたわけでありますが、こうした業界とまた行政との立場の違い、こうしたことについて、もし考えがあればお答えをいただきたい。 次に、城の関係なんですけれども、平成16年に私どもが大洲市へ視察に行かせていただきました。現在は人口が合併で5万人ほどでありますけど、当時は3万9,000人ほどの自治体だったかと思うんですが、そこの自治体が天守閣の復元をしておられました。よくよくお話を聞かせていただいたわけでありますけれども、この復元に当たって、地元の若い職人さんを育てたい、若い人たちに公募をかけて、約10人ほどの方がおられたかと思うんですが、この建設技術を習得したい、また伝承のために、京より招いた職人さんの指導のもとで、山での木選びから、また刻み、建て方までの技術を学び、受け継いでいくという作業を、年月をかけて行っておられました。そこで育った若い職人さんたちですが、最近あったことでありますけれども、天守の白壁が落ちそうになった。その壁の修理はということで一騒動あったそうでありますけれども、当時その技術を蓄えた皆さんで、自前の地元の業者の方や技術者の方たちでその仕事をなし終えられたと、そういうことがあったと、非常にありがたかった。 さらには、景観条例ができたそうであります。その施行に伴いまして、おはなはん通りという町並みがあるわけですけれども、この町並み保全にもそうした技術者の力が、また技術が生かされておるというふうにもおっしゃっておられました。 こうしたことを津山でも実現してほしいというふうに私は考えておるわけであります。津山の鶴山城と大洲の城の規模は格段の違いがありまして、津山の城の復元の道のりは大変長い、とても10年、20年では予算が大変だろうというふうに思いますし、忍耐の要る仕事であります。だからこそ11万人の市民の夢をそこに集中する、そして地域のシンボルとして少しずつでも休まずこの事業を続けていく、そして市民の皆さんの心意気を浄財として求めて鶴山城の再建を進める。こうしたことが観光の振興にも技術の蓄積や技術の伝承にもつながり、天守の復元ができるころには、ひょっとして津山の皆さんの力で、職人の皆さんの力で実現できるんではないかと、こういうことを考えるのも楽しいことではありませんか。 今の津山には、市民が一つになれる夢、そうしたものが不足しておると思います。そういう意味では、市長が先頭に立ってこうしたことを夢につくっていく、そういうことも市長交代の機会に、新しい市民の期待にこたえていくと、また夢にこたえていくということも大切ではないかというふうに思います。 さて次に、市内にはサンヒルズ、久米の道の駅、ほほえみ彩菜、またいろんな青空市などの直売所が多くあるわけですけれども、多くの生産者がこうした施設を利用しながら、元気に少量多品目を出荷されているわけであります。こうした皆さんの出荷意欲をどう生かすか、また育てられるかということが、将来の津山の農業の大きな下支えになるんではないかと思います。数少ない自立農家の皆さんを核にして、こだわりの販売戦略が欲しい、つまり農業予算にしっかりと知恵を絞る、予算の捻出をしてほしいということを訴えておきます。 身近な例として、消費者の皆さんが中心になって、津山にホルモンうどんありというふうに全国に名前が通ってきたわけであります。その中で、私は当局として行政として、この効果、またそのことによっての波及効果、食材の伸び、またそうしたものがどんな影響を、またどれだけのすそ野が広がってきておるかということも調査してあるだろうと思うし、そうした結果があれば、分析もしてあれば、紹介していただければありがたいと思います。 次に、クリーンセンターについての再質問ですが、急がれる事業ということの答弁がありました。当然だろうというふうに思います。先ほども答弁の中でありましたが、3月4日の鏡野町下原地区での公会堂に出向いて、反対運動を進めておられます地域の皆さんと真摯な姿勢で、これまでの選定経過について心から謝罪をされておったというふうに私は思います。私も出席をさせていただいてお話を聞かせていただいたわけでありますけど、宮地新市長が謝罪されたこと、謝罪に至るその意を固めるまでに、これまでのことをどのように検証されておったのか、もしそのことがあればお答えをいただきたい。また、市長はどのような立場で臨まれたのかということについてもお伺いしたいと思います。 あいさつの中では、津山市長としてあいさつされたわけでありますから、私は津山市長として行かれたんだろうというふうに理解しておりますが、ただ津山市長は、津山市長であると同時に一部事務組合の管理者でもあります。市長は4町の副管理者と事前に話し合った上で話し合いに臨まれたのか。何より反対住民の皆さんの声を大切にという気持ちは理解できますが、関係自治体との信頼関係も大切にする必要はないかという市民の声を聞きますし、また私自身もそういう思いを持ったところであります。市長のお考えをお答えいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(森下寛明君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  河本議員の再質問でございますけれども、実はこの場に座らせていただくのが初めてでございまして、正直に言いまして質問の趣旨がすべて理解できておりません。今の契約に関する御質問でございますけれども、私なりの受けとめを言いますと、市民の負託にこたえるためにどういう立場で入札あるいは契約行政を行うのかと、こういう意味での質問というふうに理解をしてお答えを申し上げたいと思います。 平成18年、全国的に官製談合事件というのが発生いたしまして、非常に大きな問題となったということを伺っておるところでございます。したがいまして、有権者の負託を受けました私は、そのような事態になることはもってのほかでございますし、あってはならないことと、こういうふうに考えておるところでございます。したがいまして、入札あるいは契約に関しましては、従来どおり副市長以下の指名委員会に委任し、私は関与しないという考えを明らかにさせていただきたいと、こういうふうに思います。 なお、言うまでもなく入札あるいは契約制度については、透明、公正、適正でなければならないということは当然のことでございます。 それから次に、地元でいわゆる建築技術職人、そういったものを養成して、地元の力で津山城の天守を復元したらどうだろうかと、こういう御質問であろうと思います。 これは、第2期の計画の策定に当たりましては、幅広く市民の意見も聞きながら進めていきたいと、こういうふうに思っております。その中で何らかの建物の復元が盛り込まれるような場合には、地元の若い職人への技術の習得も含めて、市民参加型の復元の取り組みも検討する必要があろうかと考えておるところでございます。 言うまでもなく財政状況が非常に厳しゅうございます。整備事業の経費が減少しておりまして、なかなか成果が目に見える形ではあらわれておりません。しかし、少しずつでございますけれども、着実にこの問題については進んでおるんではなかろうかというふうに理解をいたしておるところでございます。 それから、議員も御承知かと思いますけれども、私は選挙期間中に新聞社から今の夢はと、こういう質問をされたときに、とっさに津山城に天守ができたらいいなと、こういうことを申し上げたんですけれども、このことについては市民の皆さん方と一体となって天守の再現に夢をつなぐと、いつの日か津山城跡に天守がよみがえる日が来ればいいなと、こういうふうに今は思っているところでございます。 次に、農業の現状で直売所の出荷者の意欲を生かして育てる販売戦略があるのかと、こういう御質問でございます。 これにつきましては、先ほど議員も言われましたように、年間1億円以上を売り上げておる直売所が3カ所あるというふうにお聞きをしておるわけです。そのほかにも規模の小さい販売所がございまして、生産者自身が販売価格を設定するというような中で、新鮮で生産履歴のわかる農産物等が販売されておるということでございます。今後、有機無農薬栽培、あるいは土づくりと化学肥料や農薬の低減に一体的に取り組むエコファーマーの認定を受けるなど、付加価値の高い生産技術など、販売につながるような栽培の推進を図っていきたいと考えておるところでございます。 それから、津山ホルモンうどんの効果で、その食材の伸びはどのように変化したのかというような趣旨の御質問だったろうと思いますけれども、食材の購入については各店舗が仕入れをされておるという状況の中でございますので、ホルモンうどん効果による伸びについては把握をしていないというのが現状でございます。 それから、クリーンセンターの問題については、これはたびたび申しておりますけれども、私は津山市長であると同時に一部事務組合の管理者と、こういうような立場でございます。実は、先般勝央町のほうへあいさつ回りに行かせていただきましたけれども、その際、勝央町長には、私は選挙公約で津山市長としてまず地元の皆さんに真摯に謝罪へ行くと、こういうことを申し述べております。今後におきましても、私も管理者会におきましても、そういった立場でいろいろと物を言わせていただくということでひとつ御理解をいただきたいということでございます。そういう立場で再考を求める住民の会の皆様方ともお話し合いをさせていただくと、こういう立場を持っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(森下寛明君)  15番、河本英敏君。 ◆15番(河本英敏君)  再質問ということではなしに、私の思いというか、市長にぜひ託したいということがございます。それは、先ほど登壇での質問の冒頭にも申し上げましたが、私は30年以上前に市長と労働運動を通じて知り合った仲でもあります。そうした中で、私は市長の生き方、またその行動力、そうしたものに尊敬の念を持ってもおりましたし、また長いおつき合いをさせていただいた経緯もあります。どうかこれまでの市長の生き方を市民は支持したわけでありますし、これは私も当然だろうというふうに思います。そのことをぜひ貫いていただきたい、そうしたことを私は望みます。 先ほどの天守の話もそうなんですが、御殿のあるあの藤の段を何とか、それぞれの隅にやぐらがあったわけであります。そのやぐらを10年に1つずつでも整備する、それを目に見える形で市民に見せていく、そして城を観光資源として常に切れ目のない変化を見せていくということも大事ではないかというふうに思うわけであります。特に北側の一番高い細い石垣の跡があるわけで、粟積やぐらというそうでありますけれども、あそこもぜひ早いうちに再建をして、市民に見える形にしたい。そうすることで観光客も、ああ、津山は頑張っとんだなあと見ていただけるんではないかというふうに思います。 それから、食材の関係なんですが、私がいろんな直売所なんかを回ってみたり、市場の関係者に聞いてみますと、やはりネギは相当売り上げが伸びたと。要はホルモンうどんの影響が顕著にあらわれたということです。そういうふうに、やはりネギをつくられる人も途中でネギが切れたと、出荷が間に合わなんだと。つまり量が切れたという人もちょこちょこありましたから、そういう点では大きな効果が農業にもあったというふうに私は理解しとります。どうかこうしたことを生産者の皆さんにも、また市民の皆さんにも協力いただいて、伸びたわけでありますから、農業者も商業者も一緒に力を合わせて頑張っていけば、少しずつでも津山は元気になっていくんではないかというふうに考えます。 以上であります。 ○議長(森下寛明君)  以上で15番、河本英敏君の質問を終わります。 本日は運営予定に従い、これをもって打ち切ります。 次の会議は明11日午前10時に本会議を開き、議案質疑及び一般質問を続行いたします。 本日御出席の皆様方には別途通知はいたしませんので、御了承を願います。 本日はこれをもって散会をいたします。 まことに御苦労さまでございました。                                    午後2時39分 散会...