平成11年 3月定例会 平成11年3月
津山市議会定例会 議 事 日 程(第 6 号) 平成11年3月19日(金)午後1時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号
│ 会 議 に 付 す る 事 件 │├─────┼─────────────────────────────────────
┤│ │議案第76号~議案第117号 42件
││ │報告第12号 1件 ││
│ (今議会のもの)
││ │請願第13号・第14号・第15号・第16号 (今議会のもの) ││ 第 1 │請願第2号・第5号・第8号・第9号・第11号 (平成10年度)
││ │請願第1号・第6号・第15号・第17号・第18号 (平成9年度)
││ │請願第12号・第17号・第18号 (平成8年度)
││ │陳情第16号・第17号 (平成7年度)
││ │ (委員長報告・採決) │├─────┼─────────────────────────────────────
┤│ │津山市議会グリーンヒルズ津山調査特別委員会の中間報告について ││ 第 2
│津山市議会県北医療調査特別委員会の中間報告について
││ │津山市議会空港津山道路等調査特別委員会の中間報告について
││ │津山市議会津山圏域調査特別委員会の中間報告について │├─────┼─────────────────────────────────────┤│ 第 3 │諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦について │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ │└───────────────────────────────────────────
┘ 津 総 総 第 5 0 号 平成11年3月19日 津 山 市 議 会 議 員 殿 津山市長 中 尾 嘉 伸 追加議案等の送付について 市議会3月定例会に提出する次の議案等を、別紙のとおり送付します。 記諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦について 諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦について
人権擁護委員候補者に次の者を推薦したいから、
人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。 記1 住 所 津山市小原133番地の112 氏 名 富 田 季 子3 生年月日 昭和11年11月13日 平成11年3月19日提出 津山市長 中 尾 嘉 伸 総 務 文 教 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書 平成11年3月12日
津山市議会議長 木 下 健 二 殿 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したので報告します。
総務文教委員長 権 田 直 良 印 記事件番号件 名審査結果摘 要議案第 76号平成11年度津山市
一般会計予算のうち
総務文教委員会の所管に属する
事項原案可決賛成多数議案第 77号平成11年度津山市磯野計
記念奨学金特別会計予算原案可決 議案第 80号平成11年度津山市
公共用地取得事業特別会計予算原案可決 議案第 84号平成11年度津山市全本
明正奨学金特別会計予算原案可決 議案第 85号平成11年度津山市吉見山財産区会計
予算原案可決 議案第 86号平成11年度津山市
大崎財産区会計
予算原案可決 議案第 87号平成11年度
津山市田邑財産区会計
予算原案可決 議案第 88号平成11年度津山市
高田財産区会計
予算原案可決 議案第 89号平成11年度津山市
東一宮財産区会計
予算原案可決 議案第 90号平成11年度津山市
河辺財産区会計
予算原案可決 議案第 92号平成10年度津山市
一般会計補正予算(第9次)のうち
総務文教委員会の所管に属する
事項原案可決賛成多数議案第 93号平成10年度津山市磯野計
記念奨学金特別会計補正予算(第1次)原案可決 議案第100号平成10年度津山市全本
明正奨学金特別会計補正予算(第1次)原案可決 議案第102号津山市執行機関の
付属機関設置条例の一部を改正する
条例原案可決 議案第103号津山市
情報公開条例原案可決 議案第104号津山市職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例原案可決 議案第108号津山市
税賦課徴収条例及び津山市
都市計画税条例の一部を改正する
条例原案可決 議案第117号津山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する
条例原案可決 報告第 12号市長が専決処分した「
工事請負契約について」について原案承認 請願第 15号公共事業に係る
営業用ダンプカーの使用に関する
請願書継続審査 請願第 16
号津山市立図書館備品のCD貸出しについて継続審査 (継続審査中)事件番号件 名審査結果摘 要平成10年度請願第 2号「
周辺事態措置法案」に反対する意見書を国にあげる
請願継続審査 平成10年度請願第11
号地方事務官の地方公務員への身分移管を求める
請願書継続審査 平成 9年度請願第17号「国民の祝日に関する法律」の改正の実現に関する
請願書継続審査 平成 8年度請願第12号津山にも中学校給食の実現を求める
請願継続審査 平成 8年度請願第18号歴史の事実に基づいた正しい歴史教育を求める議会決議の
請願継続審査 平成 7年度陳情第16号終戦50年をむかえた此の際「日本国憲法の平和的民主的各条項を守り、反戦・平和を貫くことを誓う決議」をもとめる
陳情継続審査 平成 7年度陳情第17
号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の早期制定を求める
陳情書継続審査 厚 生 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書 平成11年3月12日
津山市議会議長 木 下 健 二 殿 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したので報告します。
厚生委員長 坂 出 義 則 印 記事件番号件 名審査結果摘 要議案第 76号平成11年度津山市
一般会計予算のうち
厚生委員会の所管に属する
事項原案可決 議案第 79号平成11年度津山市
国民健康保険特別会計予算原案可決賛成多数議案第 81号平成11年度津山市
高齢者住宅整備資金貸付金特別会計予算原案可決 議案第 83号平成11年度津山市
老人保健特別会計予算原案可決賛成多数議案第 92号平成10年度津山市
一般会計補正予算(第9次)のうち
厚生委員会の所管に属する
事項原案可決賛成多数議案第 95号平成10年度津山市
国民健康保険特別会計補正予算(第3次)原案可決 議案第 96号平成10年度津山市
交通災害共済特別会計補正予算(第1次)原案可決 議案第 97号平成10年度津山市
高齢者住宅整備資金貸付金特別会計補正予算(第1次)原案可決 議案第 99号平成10年度津山市
老人保健特別会計補正予算(第3次)原案可決 議案第105号津山市
特別会計条例の一部を改正する
条例原案可決 議案第106号津山市
交通災害共済基金条例を廃止する
条例原案可決 議案第107号津山市
エコプラザ整備基金条例原案可決賛成多数議案第109号津山市
地域福祉基金条例等の一部を改正する
条例原案可決 議案第110号津山市
乳幼児医療費給付条例の一部を改正する
条例原案可決 議案第111号津山市印鑑登録及び証明に関する
条例原案可決 議案第116
号工事請負変更契約について原案可決 請願第 14
号聴覚障害者の社会参加を制限する欠格条項の早期改正を求める意見書提出の
請願書継続審査 (継続審査中)事件番号件 名審査結果摘 要平成 9年度請願第15
号医療保険制度の充実を求める意見書提出の
請願書継続審査 産 業 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書 平成11年3月12日
津山市議会議長 木 下 健 二 殿 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したので報告します。
産業委員長 秋 山 幸 則 印 記事件番号件 名審査結果摘 要議案第 76号平成11年度津山市
一般会計予算のうち
産業委員会の所管に属する
事項原案可決 議案第 78号平成11年度津山市
食肉処理センター特別会計予算原案可決 議案第 92号平成10年度津山市
一般会計補正予算(第9次)のうち
産業委員会の所管に属する
事項原案可決 議案第 94号平成10年度津山市
食肉処理センター特別会計補正予算(第3次)原案可決 議案第112号津山市
工場誘致奨励条例の一部を改正する
条例原案可決 請願第 13
号横野滝周辺の災害復旧及び施設整備について採 択 (継続審査中)事件番号件 名審査結果摘 要平成10年度請願第 8
号JR新型車両に早期にトイレ設置、快速列車「ことぶき」の
座席指定廃止を求める請願①採 択
②不採択 平成10年度請願第 9
号食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める
請願継続審査 平成 9年度請願第18
号じん肺り患者の救済と
トンネルじん肺根絶を求める意見書の提出について継続審査 平成 8年度請願第17号減反の押しつけをやめ、日本の米を守る
請願書継続審査 建 設 水 道 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書 平成11年3月12日
津山市議会議長 木 下 健 二 殿 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したので報告します。
建設水道委員長 福 田 昭 好 印 記事件番号件 名審査結果摘 要議案第 76号平成11年度津山市
一般会計予算のうち
建設水道委員会の所管に属する
事項原案可決賛成多数議案第 82号平成11年度津山市
下水道事業特別会計予算原案可決 議案第 91号平成11年度津山市
水道事業会計予算原案可決賛成多数議案第 92号平成10年度津山市
一般会計補正予算(第9次)のうち
建設水道委員会の所管に属する
事項原案可決 議案第 98号平成10年度津山市
下水道事業特別会計補正予算(第5次)原案可決 議案第101号平成10年度津山市
水道事業会計補正予算(第3次)原案可決 議案第113号津山市
都市公園条例の一部を改正する
条例原案可決 議案第114号市道路線の認定について原案可決 議案第115号市道路線の廃止について原案可決 (継続審査中)事件番号件 名審査結果摘 要平成10年度請願第 5号津山市
東一宮野辺里道復旧について継続審査 平成 9年度請願第 1
号景観条例制定に関する
請願継続審査 平成 9年度請願第 6号水路上の道路化工事に関する件(請願)継続審査 出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席
│ │ 出席 │ 遅参 │ 議席
│ │ 出席 │ 遅参 ││
│ 氏 名
│ │ │ │ 氏 名 │
│ ││ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 1 │ 木 下 健 二 │ 出席 │ │ 16 │ 久 永 良 一 │ 出席
│ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 2 │ 森 下 寛 明 │ 〃 │ 遅参 │ 17 │ 山 本 睦
夫 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 3 │ 仁 木 豊
司 │ 〃 │ │ 18 │ 小 野 喜 崇
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 4 │ 川 端 恵美子
│ 〃 │ │ 19 │ 森 西 順 次
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 5
│ │ │ │ 20 │ 辰 野
貢 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 6 │ 杉 山 義 和 │ 出席 │ │ 21 │ 政 岡 勇 │ 欠席
│ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 7 │ 谷 口 圭 三
│ 〃 │ │ 22 │ 内 田 好 一 │ 出席
│ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 8 │ 岡 田 康 弘 │ 欠席 │ │ 23 │ 福 田 昭 好
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 9 │ 勝 山 修 │ 出席 │ │ 24 │ 池 口 仙 治 │ 欠席
│ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 土 居 義
幸 │ 〃 │ │ 25 │ 坂 出 義 則 │ 出席
│ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 衣 笠 皓
夫 │ 〃 │ │ 26 │ 末 永 弘 之
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 西 野 修 平
│ 〃 │ │ 27 │ 広 瀬 円 助
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 権 田 直 良
│ 〃 │ │ 28
│ │ │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 藤 田 勉
│ 〃 │ │ 29 │ 秋 山 幸 則 │ 出席
│ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 15 │ 美 見 みち子
│ 〃 │ │ 30 │ 神 崎 裕
康 │ 〃 │ │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───
┘ 説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名
│ 氏 名
│ 職 名
│ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長
│ 中 尾 嘉 伸
│ 環境生活部長 │ 堀 内 健 稔 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 助役
│ 山 本 智
英 │ 福祉健康部長 │ 竹 内 章 雄 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 収入役 │ 田 原 清
資 │ 産業経済部長 │ 江 本 宣 彦 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 教育長 │ 松 尾 康
義 │ 産業経済部参事 │ 牧 靖 彦 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 水道事業管理者 │ 上 本 荘
司 │ 都市建設部長 │ 安 東 治 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 特命参事 │ 長 瀬 康
春 │ 都市建設部参事 │ 関 山 孝 夫 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│
企画部長 │ 池 町 方 邦
│ 教育次長 │ 菊 島 俊 明 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部長 │ 丸 尾 久 重
│ 教育委員会参事 │ 矢 野 三 朗 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部参事 │ 石 井 克 己
│ 教育委員会参事 │ 日 下 泰 洋 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 財政部長 │ 福 井 啓
人 │ 監査事務局長 │ 下 山 勝 清 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 財政部参事 │ 豊 福 省 三
│ 水道局長 │ 坂 手 申 武 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────
┘ 職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名
│ 氏 名
│ 職 名
│ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長
│ 中 尾 義 明 │ 主査
│ 矢 北 教 介 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長
│ 大 家 浩 三
│ 主事 │ 梅 田 裕 之 │├─────────┼───────────┼─────────┴───────────┘│ 主幹
│ 大 谷 賢 次 │└─────────┴───────────
┘ 会議場所 津 山 市 議 会 議 場 午後1時01分 開議
○議長(木下健二君) 御着席を願います。 皆様には連日御苦労さまでございます。 これより3月
定例市議会第6日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。 欠席届が池口仙治君、岡田康弘君、政岡勇君、遅刻届が森下寛明君から出ております。 本日の議事日程は、お配りいたしておりますとおり3つの日程といたしております。
△日程第1 議案第76号~議案第117号 42件 報告第12号 1件(今議会のもの) 請願第13号・第14号・第15号・第16号(今議会のもの) 請願第2号・第5号・第8号・第9号・第11号(平成10年度) 請願第1号・第6号・第15号・第17号・第18号(平成9年度) 請願第12号・第17号・第18号(平成8年度) 陳情第16号・第17号(平成7年度) (
委員長報告・採決)
△日程第2
津山市議会グリーンヒルズ津山調査特別委員会の中間報告について
津山市議会県北医療調査特別委員会の中間報告について
津山市議会空港津山道路等調査特別委員会の中間報告について
津山市議会津山圏域調査特別委員会の中間報告について
○議長(木下健二君) これより日程第1及び第2に入り、今議会付託の議案第76号「平成11年度津山市
一般会計予算」から議案第117号「津山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」まで、42件、報告第12号「市長が専決処分した
工事請負契約について」1件、請願については、今議会付託のもの4件、継続審査中のもの13件、陳情については、継続審査中のもの2件、並びに
津山市議会調査特別委員会の中間報告について4件を
一括上程議題といたします。 まず、日程第1の
常任委員会に付託されました議案の審査結果の報告についてですが、これらの議案につきましては、いずれも各
常任委員会において審査終了の旨報告がございましたので、この際、各
常任委員長から審査結果の報告を求めることにいたします。 まず、
総務文教委員長、登壇、報告を求めます。 13番、権田直良君。
◆13番(権田直良君) 〔登壇〕 報告いたします。 今期定例会において、
総務文教委員会に付託されました議案18件、報告1件、請願2件並びに継続審査中の請願5件、陳情2件につきまして、去る12日、関係当局の出席を求め、委員会を開催し、慎重に審査をいたしましたので、その審査の過程で、特に論議されました点、あるいは意見、要望を付したもののうち、主な点について御報告をいたします。 まず、議案第92号「平成10年度津山市
一般会計補正予算(第9次)」のうち
文教委員会の所管に属する事項でございますが、災害復旧費の大幅な減額についてただしたところ、特に金額の大きい南小学校の体育館については、水につかった木造部分がどのように変化するかわからない中での予算要求であり、かなり多額なものとなった。しかし県さらに期間をおいての国の査定の段階では、木造部分の
落ちつき状況等の中から、諸種の手当てをする中で原形復旧を図るようにという査定となったための予算減額が大きな要因ということでありました。 また、通学バスの助成の考え方についての質疑について、県内でこの制度を実施している市町村のうち津山市が8割補助という一番の高率、他事業とのバランス、合併当時の申し合わせの中での助成であり、現行制度でお願いしたいということでありました。 そして、この補正予算は、数字を主に調整しているようでこの予算に反対ということではないが、再開発に入る公共施設の組み替えが気になるという意見がありましたことをつけ加えて報告しておきます。 また、この議案の総務に所管する事項については、新世代ケーブルテレビ施設整備事業費補助金の減額になる経緯、水道事業、苫田ダムを水源とする出資金等については反対という意見が一部委員よりありましたので、採決の結果、この議案については賛成多数で原案可決と決しております。 次に、議案第76号「平成11年度津山市
一般会計予算」のうち文教の所管に属する事項についてでありますが、芸術文化振興費にかかわって、ベルフォーレ津山と文化センターの利用の競合はどうかとただしたところ、利用形態の違いもあり、相ともに利用増に努力していきたいということでありました。 また、展示ホール、ベルフォーレ津山の駐車料金については、使用の便から考えて、図書館利用者と同様のシステムを構築されたいという意見もありました。 さらに、洋学資料館、博物館、美術館等の建設については、平成14年から実施設計ということであるが、早急な研究をお願いしたいという指摘に対しては、次期補正に向けて視察研修、資料収集ということの第一歩として予算要求をという考えを持っているとのことでありました。 次に、この議案の総務の所管に属する事項についてでありますが、例規集のOA化、表彰状に和紙の使用をという要望については、今後の研究課題にさせていただきたいということでありました。 また、70周年記念イベント事業、これは単なる人集めではないか、そしてリージョンセンター内の英字新聞の配置については、図書館等に配置するのがベターではないか、これら2件についての価値観はどうかという意見がありました。 これに対して当局は、グリーンヒルズ津山を使ってのイベント事業についてはできるだけ多くの皆さんに来ていただいて親しんでいただきたいということであり、英字新聞については、グリーンヒルズ津山そのものが国際交流と文化の発信拠点という考えからのものでありますということでありました。 また、市長、議長の交際費の減額、交際費の公開についてただしたところ、こういう経済事情であり、節度を持った適正な執行をという考えからのものであり、交際費の公開については条例の精神にのっとり行っていきたいということでありました。 次に、大型公共事業でどんどん箱ものを作り、利用者が少なかったら困るので、さらに市がお金を使ってイベントを組み人を寄せるという行政のあり方についてただしたところ、当局は、市民全体の生活をより豊かにするためのレベルアップを図っていきたいと思いますが、御指摘の点については、物事を進めていく際に十分注意して行きたいということでありました。 さらに、アルネ・津山については、今後多額の共益費、管理運営費が大幅にかさむことが予想されるということで、それにかかわって、厳しい論議がありましたが、今後の新しい議会のもとで精査・研究すべきものとして、この点については論議を終結いたしました。 その他の議案、報告については、いずれも適切・妥当あるいは必要やむを得ない措置として原案可決あるいは原案承認といたしております。 次に、請願第15号「公共事業に係る
営業用ダンプカーの使用に関する請願書」につきましては、相対する2つの意見があり、種々論議しましたが、最終的にはさらに調査研究の要ありということで継続審査といたしております。 また、請願第16号「津山市立図書館備品のCD貸出しについて」でありますが、他都市の実例を見れば、図書館運営の中で貸出しを積極的に進められており、請願の願意は認められる部分もあるが、さらに調査研究の必要がありということで継続審査といたしております。 また、継続審査中の請願・陳情のうち、平成10年度請願第2号「
周辺事態措置法案に反対する意見書を国にあげる請願」につきましては、ぜひ採択すべきという強い意見もありましたが、継続審査を望む声が大であり引き続き継続審査と決しております。 その他継続審査中の請願・陳情につきましては、一部については採択すべきという意見もありましたが、種々協議の結果、さらに調査・研究の必要ありとして、引き続き継続審査と決しております。 以上が、
総務文教委員会に付託されておりました諸案件の審査結果の主な指摘、要望事項であります。 さて、当委員会の任期もあとわずかになりましたが、これまで申し述べてまいりました指摘、要望事項及び当局のお約束された事項等につきましては、各議会の
委員長報告で集約しておりますので、これら
委員長報告を十分尊重され、今後の行政執行に当たっていただくことを当局に強く要望して、審査結果の報告といたします。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 次に、
厚生委員長、登壇、報告を求めます。 25番、坂出義則君。
◆25番(坂出義則君) 〔登壇〕 今期定例会において、
厚生委員会に付託されました議案16件、請願1件及び継続審査中の請願1件について、去る12日、委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経緯、結果について御報告を申し上げます。 まず、議案第76号「平成11年度津山市
一般会計補正予算」のうち
厚生委員会の所管に属する事項について、主に論議となった点を御報告申し上げます。 介護保険事務の進捗状況と、介護保険に対する市民要望をどのように、保険制度に反映していくかについてただしたところ、保険事業計画を策定するため、市内約6,000名の要援護老人等の実態と介護保険サービスの需要調査を行った。その結果の集計・分析を行うとともに、電算システムの開発、介護認定審査会の設置等に向けて準備を進めている。 また、市民要望については、要請のあった団体、地区に出席し、介護保険事業の説明を行っているが、新年度からは地区別に説明会を開催し、市民の声を収集したいということでありました。 そこで、地元説明会は、市民の理解を得るまで、何度も開催するようにとの要望が出されましたが、介護保険をスムーズにスタートさせるためには、説明会は非常に重要なことと考えているので、できるだけ努力したいとの答弁でありました。 また、介護保険が導入されると、措置から介護認定に変わるので、被保険者に不公平感が生じると考えられるが、対応は考えているのかとの質疑があり、当局は十分承知している。今後はあらゆる問題を想定し、検討したいとの答弁でありました。 この議案については、その他多くの質疑、要望、意見等が出されましたが、全員一致で原案のとおり可決いたしております。 次に、議案第79号「平成11年度津山市国民健康保険特別会計予算」につきましては、健康づくり委託料及び各種補助金の使途について質疑がありました。 当局は、年間を通じて日々の健康づくりに、努力してもらうという目的で、年に一度それぞれ地区の運動会及び主なスポーツ祭等に支出している。身体の健康づくりをしてもらうことが医療費の抑制につながると考えているとの答弁でありましたが、目的は理解できるが、この特別会計からの支出でなく、一般会計からの支出対象にするべきであるとの意見がありました。 この議案については、一部委員より、年6回被保険者に送付している医療費通知は、早期発見、早期治療の考えからすると、受診抑制につながっていると思われる。 また、地方交付税の繰り入れに関して、この医療制度には賛成できない点があるとの意見があり、採決の結果、賛成多数により原案のとおり、可決いたしております。 次に、議案第81号「平成11年度津山市高齢者住宅整備資金貸付金特別会計予算」については、全員一致で原案のとおり可決いたしましたが、受付期限の改正等、高齢者が借りやすい制度を検討するよう要望が出されております。 次に、議案第83号「平成11年度津山市老人保健特別会計予算」につきましては、一部委員から、一昨年の医療制度の改正によって、老人の医療費負担がふえたこと等、制度が改悪となったと考えられるので、この予算には反対であるとの意見があり、採決の結果、賛成多数により、原案のとおり可決いたしております。 次に、議案第92号「平成10年度津山市
一般会計補正予算(第9次)」のうち、
厚生委員会の所管に属する事項についてでありますが、10号台風被害の清掃費関係予算、約1億7千万円の減額理由と災害扶助費貸付金の利用状況について質疑がなされました。 当局は災害ごみについては、当初約9,000トンを予定しており、処理と焼却炉修繕には相当の費用と日数が必要と判断をして、概算で約7億7,000万円を見積もりしていたが、早い期間で処理、修繕することができたための残で、貸付金の使途については家財の購入及び住宅の補修に限られており、貸付件数142件、約2億円であったとの答弁がありました。 その他、検診委託料に関係して、受診率の減っている各種検診については、啓発の方法を考えるなど、受診率の向上を図るよう要望が出されております。 この議案については、社会福祉費、清掃費等、多くの質疑、要望等が出されましたが、一部委員より、ごみ有料化による収益金の基金積み立て予算には反対であるとの意見がありましたので、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決いたしております。 次に、議案第107号「津山市エコプラザ整備基金条例」については、一部委員より、ごみ有料化によって生じる収益金は、リサイクル推進事業補助金の増を図るとか、指定袋の代金を安くするとかの方法で、市民に還元を図るべきであり、このような基金条例には反対であるとの意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決いたしております。 その他、10議案については、適正な措置と認め、原案のとおり可決いたしております。 次に、今議会付託の請願第14号及び平成9年度請願第15号については、採択をすべきであるとの意見もありましたが、継続審査にとの意見が多く、継続審査にいたしております。 以上が、
厚生委員会に付託されました諸議案の審査結果報告であります。 よろしく御審査の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 さて、当委員会の任期もあとわずかとなりましたが、当局の皆様におかれましては、誠意を尽くした答弁など、御尽力を賜り、厚く御礼を申し上げます。 そして、これまで申し述べてまいりました、委員各位の意見なり、要望事項については十分尊重され、今後の行政事務の執行に、反映していただきますよう強く要望いたしまして
委員長報告を終わります。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 次に、
産業委員長、登壇、報告を求めます。 29番、秋山幸則君。
◆29番(秋山幸則君) 〔登壇〕 今期定例会において、
産業委員会に付託されました議案5件、請願1件、継続審査中の請願4件について、去る12日委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その結果について御報告いたします。 まず、議案第76号「平成11年度津山市
一般会計予算」のうち
産業委員会の所管に属する事項につきましては、骨格予算ということで継続事業の計上が主でありますが、6月以降において、当局に予算的な肉づけに努力していただくとして、原案のとおり、可決決定いたしております。その中で、まず昨年の10号台風で壊滅となったとはいえ、津山の観光スポットであり、観光客の入り込みの多い横野滝及び民間施設の復旧については、種々論議となりましたが、位置づけをきちんとして、一日も早い復旧に努めるべく、要望いたしております。 また、このたび多くの市民の思いから、サクラを市の花として制定されたものの、一部委員から、さくらまつりを初め津山のサクラのアピールについては、予算的に大変虚弱で、制定したサクラを、どのように売り込んでいくかという気構えが見えてこないと、厳しく指摘をいたしたところ、当局は、機会あるごとに、津山の誇りとして「日本さくらの名所百選の津山」として全国へ発信しているが、何よりもまず市民一人一人が鶴山公園に入園していただき、サクラの美しさを、認識していただきたいということでありました。ちなみに今年のさくらまつりのポスターのテーマは「城は春に候」ということであります。「サクラは津山」と、売り込みの努力は、行政と市民が一体となってやっていかなければならないので、重ねて津山をもっともっと、売り出そうということで、要望を強めております。 また、議案第92号「平成10年度津山市
一般会計補正予算(第9次)」のうち
産業委員会の所管に属する事項で、商工費の負担金補助及び交付金では、JR津山線高速化は我々の悲願ではありますが、ここに至って、募金委員会への補助金760万円についてただしたところ、当局からは募金委員会の努力にもかかわらず厳しい経済事情のもと、やむなく岡山県・岡山市そして津山市が協議の上、今後10年間の対応をせざるを得なくなったということでありますが、委員会としては、トイレのない新型車両の配車というのは、高齢化を迎えた現在、時代の逆行であり、利用促進を言うならば、利用者の利便性を考えるべきで、投資効果のある補助ということでは、まずはトイレの設置を、強く要望いたしておるところです。 その他の議案につきましては、いずれも適切、妥当またはやむを得ない措置であるとして、原案可決といたしております。 次に、請願第13号「横野滝周辺の災害復旧及び施設整備について」は、民間の施設の復旧については、関係者の自助努力でということであり、民地については、行政としては手だてはできないにしても、貴重な観光資源という見地から、周辺整備については、他との連携を密にして、一日も早く復旧させて、観光振興を図らなければならないと採択と決しております。 また、継続審査中の請願4件のうち、平成10年度請願第8号「JR新型車両に早期にトイレ設置、快速列車「ことぶき」の
座席指定廃止を求める請願」では、項目の1、トイレ設置については採択とし、項目の2、
座席指定廃止については、津山の都市としての、大きなイメージダウンにつながるため不採択と決しております。その他の継続審査中の請願につきましては、今期内に精力的に、なお調査・研究をいたすこととし、継続審査といたしております。 その他の報告事項では、台風10号の、産業関係の復旧については、約900件、約17億円の工事と確定し、逐次工事発注に努めているが、膨大な事業のため一部次年度へずりこみも考えられるということでありました。 当委員会が構成されまして以来、各委員より出されました指摘、要望事項は数多くあります。それらについては、いずれも各定例議会における
委員長報告において、集約の上、御報告をさせていただいておるところであり、当局におかれましては、これら過去における
委員長報告を再確認されますとともに、さらにその実現に向けて、努力されますよう強く要望いたすところであります。 さて、ここで
産業委員会の担当を締めくくらせていただくわけですが、残念ながら、このところ、財政が地盤沈下いたしており、景気の上向き対策については、いよいよ産業の出番ということであろうかと思うわけですが、産業を興し、財政力を伸ばして、活力のある町づくりをしていかなくてはならないということを、産業委員全員が強く感じておるところであります。 終わりに当たりまして、当局の皆様方に対しましては、当委員会に対する今日までの御協力に、委員会を代表して深く感謝申し上げまして、
委員長報告を終わります。 何とぞ、
委員長報告のとおり、御決定を賜りますようお願いいたします。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 次に、
建設水道委員長、登壇、報告を求めます。 23番、福田昭好君。
◆23番(福田昭好君) 〔登壇〕 今期定例会において、
建設水道委員会に付託されました議案9件、並びに継続審査中の請願3件につきまして、去る12日、関係当局の出席を求め、委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その審査の過程で特に論議された点、あるいは意見・要望を付したもののうち、主な点について御報告をいたします。 まず、議案第76号「平成11年度津山市
一般会計予算」のうち
建設水道委員会の所管に属する事項でございますが、市街地再開発事業につきまして、本議案の市街地再開発費は、事業完了後の清算事務に要する経費や、補助対象となる下水道の受益者負担金の補助が主なものとなり、当面、現在の職員体制で会計検査などの清算事務に取り組んでいくということでありますが、再開発に関する清算事務には、1年もかけず早急に終えてほしいという意見がありました。 また、駐車場を取得し、管理・運営する、新第三セクターの状況は、2月22日に発起人会が開催され、会社設立の準備を進めており、出資金については、既に地域振興整備公団から15億円が振り込まれており、振り込み期日を3月24日までとしている。今後の予定は、3月25日に取締役会を開催し、同日、会社の設立登記を申請し、3月末までに登記を完了することとしている。会社設立は、発起人設立の手順に沿って行っているということでありました。 なお、この新第三セクターの役員に、市の職員が当て職で加わることに対し、経営責任についての質疑があり、経営責任は、法律に基づいて問われることになろうが、新第三セクターの事業計画は、借入金が少ない安全な資金計画、健全な運営計画であるということで、地域振興整備公団は既に15億円の出資金を拠出している。今後においても、より健全な会社の運営に努めていくという答弁がありました。 次に、グリーンヒルズ津山につきまして、本議案のグリーンヒルズ津山建設事業費は、50席の食の施設をつくるためのものであるが、グラスハウスのレストランの現状を考えれば必要はない。団体客などの利用を考えれば半端な席数であるが、どういう検討をされたのかという質疑があり、年間を通し時期によって、グリーンヒルズの利用客数に変動があることは、あらかじめ予測していたことであり、これからの行楽シーズンや夏場に向けて、一層の集客に努めていく。出店する業者も十分採算がとれると判断している。当初から計画にあり事業凍結となっている、県施工のセンタービレッジの代わりに、グリーンヒルズ全体の魅力づけのため、休憩ができ、地ビールや作州牛などが楽しめる施設は、必ず必要であるという答弁でありました。このことに関して、食の施設、洋学資料館、また、農産物の販売所など、次々と箱ものを建てようとする計画については、根本的に見直すべきであるという意見がありました。 また、グラスハウスのレストランのメニューは、現在、若者向けの洋食が中心であり、お年寄り向けのメニューも加えてほしいという要望がありました。 以上、本議案について、種々論議がなされましたが、一部委員より、再開発とグリーンヒルズの関係の予算については、基本的な問題、財政的な問題、将来的な問題など、さまざまな問題があるので反対するという意見があり、採決の結果、賛成多数で原案可決といたしております。 次に、議案第91号「平成11年度津山市水道事業会計予算」でございますが、冬季の水道の防寒対策について、寒冷地の事例も参考に、調査・研究に取り組んでいただきたいという意見がありました。 また、一部委員より、苫田ダムに関連する広域水道企業団の関係の予算については反対するという意見がありましたが、今後とも、市民に信頼され、愛される水道を目指し、良質な水を安定して供給し、効率的な運営に努めながら、事業の推進を図っていただくことを付し、採決の結果、賛成多数で原案可決といたしております。 次に、その他の議案については、いずれも適切・妥当、あるいは必要やむを得ない措置として、全員一致で原案可決といたしております。 次に、継続審査中の請願につきましては、いずれもなお調査・研究の必要があり、引き続き継続審査といたしております。 なお、平成10年度請願第5号につきましては、再度18日に委員会を開催し、協議いたしましたが、12日の決定どおり、引き続き調査・研究を必要があることを、委員会で確認いたしております。 以上が
建設水道委員会に付託されておりました諸案件の審査結果の報告であります。 終わりに当たりまして、当委員会におきましても、これまで当局に指摘あるいは要望いたしました事項につきまして、それぞれ当局の誠意ある今後の御尽力を要望させていただきます。 何とぞよろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げ、審査結果の報告といたします。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 次に、日程第2に入り、津山市議会各特別委員会委員長から、委員会付託審査中の事項について中間報告をしたいとの申し出がありますので、これを許可いたします。 グリーンヒルズ津山調査特別委員会委員長、登壇、報告を求めます。 3番、仁木豊司君。
◆3番(仁木豊司君) 〔登壇〕 グリーンヒルズ津山調査特別委員会の中間報告をさせていただきます。 当委員会は、県北における地域振興拠点施設として、訪れる人々が自然との触れ合いや多彩な交流活動を楽しみながら、心身ともにリフレッシュできる、芸術文化とアミューズメントにあふれた施設を整備し活用を図るため、諸般の調査研究を行うことを目的として、平成7年5月津山市議会臨時会で津山市議会酪農試験場跡地問題調査特別委員会として設置され、そして平成9年5月津山市議会臨時会においてグリーンヒルズ津山調査特別委員会と名称変更されたものであります。 グリーンヒルズ津山は、岡山県と津山市が共同で、旧岡山県酪農試験場跡地に29ヘクタールの本格的な都市型公園を整備し、平成10年11月30日に第1期部分としてオープンしております。県道を挟んで北敷地はアミューズメントゾーンとして、グラスハウスを中心に、子供の遊び場のあるトリムの森、広い芝生の多目的広場、水辺のウオーターガーデン等が整備されています。また、南敷地は芸術文化ゾーンとして、企画運営室やホールのあるリージョンセンター、野外ステージのあるオブジェパーク、四季折々の花の咲くフラワーガーデン等が配置されております。オープンより少し遅れてセンタービレッジのレストランの一部を、諸種の事情によって県にかわって津山市が整備を進めております。 そして、第2期部分の整備については、計画の見直しを含めて調査研究をしていくことが決定されております。 今後の大きな課題は、グラスハウスのレジャー的要素と健康増進用の施設として活用を図ることで施設の機能を最大限に利用し、利用者数を伸ばし収支バランスの均衡を保つ努力が不可欠です。また、グリーンヒルズ津山の公園施設の活用で新しい津山の振興策が生まれることを期待しております。 今まで、当委員会は施設整備について、他の類似施設等の調査研究を行い、また、施設の活用について当局をただし、一定の施設整備と活用の方向性を定義づける等いたしてまいりましたが、グリーンヒルズ津山の施設整備については、いまだ緒についたところであり、県北における地域振興拠点施設として、さらなる充実のために調査研究を要すると思われます。関係各位の皆様方のなお一層の御理解、御協力を賜りますようにお願い申し上げまして、当委員会の中間報告とさせていただきます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 次に、県北医療調査特別委員会委員長、登壇、報告を求めます。 4番、川端恵美子さん。
◆4番(川端恵美子君) 〔登壇〕 それでは、御報告いたします。
津山市議会県北医療調査特別委員会は、県北の高齢化の進展・疾病構造の変化・医療ニーズの多様化等に対応し、保険・福祉・医療供給体制の体系的整備・拡充を図るため、平成7年5月議会において設置されましたが、これまでの本委員会の調査研究活動について御報告いたします。 県北地域は、急速な高齢化や過疎化が進行している中で、脳卒中、心筋梗塞等早期に対応を迫られる重篤患者の増加と生活の24時間化による交通事故・頭部外傷患者の増加に対処するため、県北地域に望まれる保健・福祉と連携のとれた包括的な医療供給体制の整備が急務であります。こうした状況に適切に対処するため、救急医療体制を含めた県北地域に望まれる保健・福祉・機能を包括的に提供できる「拠点づくり」が必要であると考えられます。 今日まで国立療養所津山病院は、地域医療に一定の役割を担ってきておりましたが、昭和61年に厚生省が発表した、国立病院・療養所再編成計画により、経営移譲対象施設に決定されました。 その後、国は「後利用の範囲の拡大」・「職員を引き継ぐ場合の譲渡の特例の拡大」・「譲渡先の範囲の拡大」・「補助金の充実」等を行い、現行の再編成計画は着実かつ早急に実行し、施設の廃止も選択肢の一つと、方針も大きく変わりました。 こうした状況の中で、県北地域医療推進対策協議会が策定した「県北地域の保健・福祉・医療の拠点づくり新基本計画」に基づき、平成9年6月10日の関係者会談で「平成9年12月1日を目途に、国立療養所津山病院を財団法人津山慈風会に経営移譲する」ことを合意し、職員説明会・職員意向調査・採用試験の結果、津山中央病院に勤務することを希望した方について東分院・本院を含めて全員の再雇用が確定し、平成9年12月1日に、津山中央病院東分院が開院されました。 その後、改修工事・移転作業・解体工事を行い、平成10年2月19日に財団法人津山慈風会津山中央病院新病院の起工式が行われ、平成11年12月オープンに向け、重篤救急患者に対応する「救命救急センター」20床を含む20診療科・389床の地上6階・地下1階の新病院を順調に建設いたしております。 ほかに、在宅支援型の福祉機能としての「在宅介護支援センター」・「訪問看護ステーション」。ヘリポート・備蓄倉庫等を備えた災害時に対処する「地域災害医療センター」。新生児集中治療室と周産期集中強化治療室相当の施設を配置した「地域周産期母子医療センター」。医療情報を総合的にコンピューター管理し患者サービスと診療業務の効率化はもちろん、地域医療機関・大学病院等との連携を図ることも可能な「病院総合情報システム」等の機能も含まれております。 また、現在の医療施設を活用し、療養型病床群90床、結核病棟38床、感染症病棟4床も含め、新しい病院が整備されております。 当委員会としても、「国立病院・療養所の政策医療等に関する懇談会の報告」・「国立病院等の再編成に伴う特別措置に関する法律」・「県北地域の保健・福祉・医療の拠点づくり新基本計画」等について調査・研究を進めてまいりました。 財団法人津山慈風会の竹久理事長外の役職員の方と懇談会を開催し、救命救急センターを含めた新病院計画の内容について調査・研究を行うとともに、先進地行政視察については、本地域と地理的条件・規模・運営形態等が類似している地域に設置されている、公立病院の宇和島市立病院・県立新居浜病院・県立多治見病院、民間が運営する財団法人総合会津中央病院・日赤高山病院等の救命救急センターを中心に調査・研究を行ってまいりました。 どの救命救急センターとも運営は厳しいものの、病院への併設型であるため、親病院との一体的・効率的な運営がなされておりました。 一方、川崎医科大学救命救急センター部の小浜教授を訪問し、高度救命救急センターの機能・使命・役割について御教授いただきました。 また、岡山県が設置し、県北地域の高齢社会に対応し保健・福祉機能を提供する健康増進中核拠点施設については、岡山県庁に出向き、早期実現を要望いたしてまいりました。 その後、県の厳しい財政事情の中で発表された、行財政改革大綱で「計画を見直しし、凍結」とされておりますが、岡山県から津山市土地開発公社へ用地取得の事業委託書が提出され、平成11年3月末に用地が先行取得される見通しとなりました。 当委員会としても、保健・福祉との連携のとれ、365日、24時間体制の救命救急センターを併設した、高い医療水準と優れた療養環境を有する総合的な医療施設の必要性を強く感じた次第であります。 そして、御案内のように特別委員会は議員の任期とともに終了するわけで、この委員会の存続については新しい選良で決定がなされると思いますが、多くの委員の意見として今後救命救急センターがどのように機能するか、またアクセス道路の関係もあり、一定の方向が出るまで当特別委員会は存続する必要があるとの意見がありましたことを報告しておきます。 以上が、当委員会に付託をされておりました審査の中間報告でございます。何とぞよろしく御了承賜りますようお願いし
委員長報告を終わります。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 次に、空港津山道路等調査特別委員会委員長、登壇、報告を求めます。 19番、森西順次君。
◆19番(森西順次君) 〔登壇〕 「空港津山道路等調査特別委員会」の中間報告をいたします。 当委員会は、平成9年5月の津山市議会臨時会において、「道路問題に関する調査特別委員会」の調査事件を引き継ぎ、「津山圏域を初め、沿線地域の活性化の進展等による交通渋滞の増大に伴い、沿線地域間の時間短縮、道路利用者の安全性の確保、及び活力と魅力ある質の高い道路の整備促進のあり方について、調査研究を行うこと」を目的としながら、地域高規格道路「空港津山道路」の整備促進を最重要課題と位置づけ、名称を「空港津山道路等調査特別委員会」と改正し、新たに選任された委員によって、活動をいたしてまいりました。 以後、現在に至るまで、当委員会は「空港津山道路」はもとより、「国道53号津山バイパス」、「国道53号津山北バイパス」など、津山圏域並びに本市にかかわるあらゆる道路を対象に、調査研究を行ってまいりましたが、特に力を注いで取り組んできました、地域高規格道路「空港津山道路」について、御報告をいたします。 地域高規格道路は、その基本構造を、4車線以上の車線を確保し、設計速度を原則80キロ以上として整備される、質の高い道路でありますが、「空港津山道路」は、地域高規格道路の「計画路線」として、平成6年12月に、指定をされました。 現在までの区間指定並びに整備の状況は、平成7年4月に、「国道53号岡山北バイパス」の延長約3キロが「整備区間」の指定を受け、現在既に、暫定2車線で供用開始されているところでありますが、さらに、平成8年8月には、「岡山北バスパス」の北、約7キロの区間が、「調査区間」に指定をされ、そして、平成9年9月には、念願であった本市と中央町の間の約7キロ区間が、「調査区間」に指定をされ、現在建設省において、ルート選定及び構造の検討がなされいるところであります。 「空港津山道路」は、本市と岡山空港を最短ルートで結び、また、津山圏域と県南を連絡する、県中央部の最も重要な幹線道路です。 本市及び津山圏域は、それぞれの地域の特性を生かしながら、地域集積圏を形成しているところであり、今後、全国的・国際的な交流の活性化を図り、人・物・情報の交流を飛躍的に増大させ、産業経済活動や、文化・芸術・研究開発など、様々な分野の交流を拡大していくためにも、広域交流の拠点である、岡山空港とのアクセス性を高めることが必要であり、「空港津山道路」の整備促進が、急務を要する課題となっております。 これらの点から、当委員会は、「空港津山道路」の「調査区間」として指定をされている区間、特に北側の本市から中央町の「整備区間」への格上げと、早期事業化、そして、残る区間についても、早急に「調査区間」の指定がなされるよう、関係機関などへ強力な要望活動を行ってまいりました。 今後におきましても、当委員会は、「空港津山道路」、そして、津山圏域並びに本市にかかわる道路の整備促進について、全力を挙げて調査研究に取り組んでまいりますので、議会・当局の皆様方の、一層のお力添えを賜りますようお願いを申し上げまして、「空港津山道路等調査特別委員会」の中間報告といたします。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 次に、津山圏域調査特別委員会委員長、登壇、報告を求めます。 20番、辰野貢君。
◆20番(辰野貢君) 〔登壇〕 「津山圏域調査特別委員会」の中間報告をいたします。 近年の交通網や通信技術の発達によりまして、住民の日常生活圏は広域化し、また地方分権の大きな流れ、福祉施策・環境問題など新たな行政課題にも広域的な対応が必要になってきております。当委員会は、このような広域にかかわる諸問題の調査研究を行うことを目的として平成9年5月市議会臨時会において設置をされました。 近年の社会経済情勢の急激な変化に伴い住民ニーズも多様化するなど、その対応のために従来の行政区域の枠を超えた広域行政の重要性はますます増大してきております。 津山圏域では、従来から消防・し尿処理・伝染病隔離病舎・広域事務を一部事務組合により実施しているところでありますが、新たに、平成9年に公共下水道が、中央町・久米町・鏡野町と、また、平成10年には農業共済事業を振興局管内12市町村で共同処理するために協議会や一部事務組合の設立を見ました。 さらに、ごみ処理施設の広域化やスポーツ・文化施設の広域共同利用など新たな広域としての取り組みが必要になっており、市町村間における施策の連携、調和を図っていくことが求められています。 地方分権の流れの中で一部事務組合の複合化や広域連合、そして市町村合併の歩みも加速してまいりました。 第145通常国会に500本にも上る地方分権関連法案が提案されようとしていますが、地方分権は地域間の競争を激化し、一方では地域間の協力・協調を促す両面を有しているといえます。 分権時代、少子・高齢社会、また高度情報化社会、経済のグローバル化などの中で単独の市町村でこれらすべてに対処することは、およそ不可能でありまして、広域による対応がより求められるゆえんであります。 3月16日、さきに開かれました当委員会におきましては、以上申し上げましたとおり、今後ともさらに調査研究していくべき多くの課題があることを確認いたしました。 そこで、当委員会は、今後とも広域行政のあり方、進め方を具体的に調査研究し、時代の流れを読み取り、先取りの提言をしていかなければならないものと考えます。 広域行政の充実と積極的展開を望みながら、委員会の中間報告といたします。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 各常任委員長からの審査結果報告及び各特別委員長からの中間報告は、ただいまお聞きのとおりであります。 ここで議事運営の都合によりしばらく会議を休憩いたします。 再開予定は午後2時30分ごろといたします。 午後1時58分 休憩───────────────────────────────────────────── 午後2時45分 再開
○議長(木下健二君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 これより各
常任委員長及び各特別
委員長報告に対する質疑、討論に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。 6番、杉山義和君、登壇。
◆6番(杉山義和君) 〔登壇〕 発言の許可をいただきましたので、
委員長報告に対する質問をさせていただきます。 最初は、
総務文教委員長の権田議員に対するお尋ねでございます。 情報公開条例がこのたび制定されることになって条文が出ましたけれども、これに対して内容についてのどのような討論がなされたのか。
委員長報告では時間がないので余り詳しくなかったようでございますので、その辺を教えていただきたい。 それから次は、厚生関係でございますので、坂出委員長にお尋ねさせていただきます。 今津山市では焦眉の急どころではない、もう完全に火がついておりますが、ごみの最終処分場が広域になりまして、昨年の12月に2,000万円という基本計画のこれは債務負担行為だったと思いますが、これが我々の手で承認されておるわけでございますけれども、このたび聞くところによりますと、この基本調査を業者に随契で委託したということがありますが、そのことについて委員会ではどのような討議がなされ、どのような形の中でそうなったかということがお話し合いがあったんでしょうか、そのことについてお話を教えてください。 以上です。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 13番、
総務文教委員長権田直良君、登壇。
◆13番(権田直良君) 〔登壇〕 うちの委員会で今の公開条例に基づいての話の中身というのは、それぞれ委員の疑問点について指摘をしていただきまして、それに対して当局に答えていただくと。それが、その中で市長の交際費、議長の交際費、それらの問題について特に話が出ましたが、公開条例の精神にのっとって公開を考えていきたい、そういう当局の答弁に対して、よろしいと、こういうことであります。 それから、あなたを何を求められておるのかということについて、いささかどう答えていいのかわからない。だから、私が答えられる範囲というものは、それまでであります。 以上です。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 25番、
厚生委員長坂出義則君。
◆25番(坂出義則君) 〔登壇〕 6番議員さんの質問に対して、
厚生委員長として御答弁を申し上げたいと思います。 ごみの広域化というような問題だったと思うんですが、御承知のように、12月の議会では債務負担行為を認めておるところでございまして、3月の当初予算でも少し上がっておりますが、委員会では、今御質問になられたことについたら、3月の定例の委員会ではお話をしておりません。 以上であります。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 6番、杉山義和君。
◆6番(杉山義和君) 順番でしょうから、まず
総務文教委員長にお聞きします。 私が聞きたいことがわからないというほど
総務文教委員会では、この条例の中身を検討してないということであります。すなわち、ただいま全国的にこの公開条例というのは、オンブズマンを中心にいろいろと言われております。そして、いつでもすべてのものを公開するというのが大原則なんですけれども、それはプライバシー、公共の福祉、個人的その人権その他があるんでしょうけれども、大変に津山の公開条例はよくできております。全国的なレベルでは、これは全国のオンブズマンの話ですけれども、点数をつければ70点以上の及第点だというふうに言われております。よそには70点以上余りないんです。大抵60点程度なんです。津山は大変いいんです。 ところが、なぜその足りない点があるかといいますと、これは25条の後に付則というのがありますけれども、この付則の中で、「この条例は、平成11年10月1日から施行する。ただし、第16条第3項中議会の同意を得ることに関する部分及び第22条の規定は、公布の日から施行する」と書いてありまして、「この条例の規定は、次に掲げる行政文書について適用する」ということで、1、2と書いてありますその1が、「この条例の施行の日以後に作成し、又は取得した行政文書」、いいですか、「この条例の施行の日以後に作成し、又は取得した行政文書」、これを直すかのように2として、「この条例の施行の日前に作成し、又は取得した行政文書であって、別に定めるところによりその保存期間が10年以上とされているもの」というのがありまして、これは簡単に言えば、せっかく70点以上がついている条文の骨抜きなんですよ。この骨抜きの部分を、いわゆる
総務文教委員会では討論したのかどうかを私はまずお聞きいたしたい。 これを討論しないで通したとすれば、
総務文教委員会の方は、かなり優秀な方ばかりだというふうに私は思うんですが、まず討論されたかどうか、こういうことを。それをお聞きいたします。
○議長(木下健二君) 13番、権田直良君。
◆13番(権田直良君) 委員会そのものの運営なりそれから委員長の役割というものを御理解いただいてないと。私がオールマイティーで内容をすべて網羅して、これについてはどうか、これについてはどうかというような委員会審議はやっておりません。これは委員の皆さんの英知を絞ってそこで論議をするわけですから、それぞれ疑問点について質問が出る。質問を集約するのが私の立場であります。とんでもない質問で本当にこういう議会運営を求められるとするならば、委員会運営はいかにあるべきかと、基本にかかわる問題に思えてならないわけです。私見を含めて。私はそういう扱いをいたしておりません。うちの委員会は、そういう今御指摘のような委員会運営はいたしておらないと、こういうことで御理解ください。
○議長(木下健二君) 6番、杉山義和君。
◆6番(杉山義和君) 私はあなたの私見も求めていないし、運営について何も文句言ってないんだ。こういうことの質疑とかそれから討論があったかなかったかを聞いてるんだから、なかったらない、あったらあったとそれだけ答えればいいんであって、私は何もあなたのいわゆる委員会の運営についてクレームつけているわけじゃありません。 権田委員長の運営について一つもクレームつけちゃおらん。それは委員長もよくわかってる、そのことは。だから、私が言ってるのは、あったのかなかったのかっていうことを聞いてるんであって、そのあったからだめだ、なかったからだめだということを私言ってるわけじゃない。あったかなかったのか、そういうことがあったんかなかったのかということを市民は知りたがってんだから、あったかなかったのかを教えていただきたい。
○議長(木下健二君) 13番、権田直良君。
◆13番(権田直良君) 前段にこれほど重要な問題がここにありながら、それをやったのかどうなのかという問いかけであります。委員会ではそれを重要として扱ったかどうかということであります。答えを出すとすれば。うちの
総務文教委員会の皆さんの英知によりますならば、よしとしてこれは認めてこの問題を扱っておると、こういうふうに理解してもらったらいいと思います。 個々の問題について論議を絞り込んでやったというのではありません。だから今杉山議員の言う1について、2についてという扱いも論議もいたしておりません。
○議長(木下健二君) 6番、杉山義和君。
◆6番(杉山義和君) ありがとうございました。よくわかりました。審議はしなかったけれども、これは採択しているという、採択じゃなくて承認したということですね。よくわかりました。 〔「よしとした」と呼ぶ者あり〕
◆6番(杉山義和君) だからよしとしたということを私はよくわかりましたということですから。 〔「審議をしてないと言うからおかしくなる」と呼ぶ者あり〕
◆6番(杉山義和君) それの討論がなかったと。じゃあ言葉を訂正します。その討論はなかったということの中で、これは採択されてるということだと私は理解させていただきます。 それで、何回質問ができるのかわかりませんが、坂出さんに最後なので聞きますけれども、昨年の12月に債務負担行為をしました。そしてそれがこのたび聞くところによりますと、いわゆる財団法人の何がしかのところに随契で基本調査が行ってるんですけども、そのことを委員会の方が全く討論もなしにその辺のことがずっと
厚生委員会では進んできたんですか。それとも何かそのお話があって、委員会の方で、それじゃあ自由にしてくださいとか何とかいうような、そういう討論は全くなかったんでしょうか、これを質問の最後にいたします。坂出委員長お願いします。
○議長(木下健二君) 25番、坂出義則君。
◆25番(坂出義則君) この契約に関して当局の方から、この委員会では詳しい説明をいただいておりません。したがって、議論はしておりませんが、6番議員さんのおっしゃられるように、これが大事なものであるということになれば、議長の方にお願いをいただいて、また論議した方がよかったら、改めて委員会も開かせてもらいたいと思いますけれども、これは論議、この3月議会ではしておりませんので、御理解を賜りたいと思います。 以上であります。
○議長(木下健二君) 次に、討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 26番、末永弘之君、登壇。
◆26番(末永弘之君) 〔登壇〕 お許しをいただきましたので、日本共産党市議会議員団を代表して、休憩前の
委員長報告に賛成、反対の討論を行います。 まず、議案第92号「平成10年度津山市
一般会計補正予算」、総額が432億円という超大型になった第9次の補正予算、骨格と言われる269億円の議案第76号「平成11年度津山市
一般会計予算」について、総論的、総体的な考え方について述べさせていただきます。 従来から繰り返して我が党日本共産党議員団が主張していることですが、中央街区再開発事業やグリーンヒルズなど、大型公共事業には湯水のように税金を使用してきました。その上に再開発ビルの中に入る音楽文化ホール、男女共同参画センターの企画する客集めの各種イベントを行政マンが、その頭脳を駆使して作成します。 また、高齢化社会におけるお年寄りの足の確保ということで、アルネ・津山を中核とする巡回バス路線が、公費の補助で考えられていきます。巡回バスそのものは、行政各施設への訪問、商店街全体への買い物への利便、観光施設めぐり、ちょっとした所用、これらを考えますと、むしろ遅いという全体での感じではありますが、その点を明らかに原則ではしながら、さて問題は、この点でもアルネができたから考えなくてはならないとの思考がある。アルネへの客寄せという視点から考えられるとすれば、疑問ということですから、間違いのないようにこの論議を覚えとっていただきたいと思います。 また、子供と親や地域との対話、交流などの大切さを本当の意味で考えるのでしたら、現在まで行われていますこどもまつりへの援助を強め、内容を充実させるべきです。 しかし、グリーンヒルズへの客集め、イベントでなくてはならないという代物のいわゆるピクニックフェスティバル、これら一つ一つのイベント、行政施策としての価値観、位置づけなど理屈を考えれば立派な理屈がつきます。 しかし、総論としては、人寄せ企画との批判が一面では出されています。行政がお金を出してむだと思える箱ものをつくり、一生懸命知恵を絞って、さらにお金を出して、そして今度はそこに人を寄せる企画もお金を使って行う。結果として、1年たったら、それぞれの施設にたくさんの市民が来られた利用者の数が多いという数字にあらわれてくる仕組み、再開発もグリーンヒルズも多くの市民が訪れましたから成功ですと言わさしめるものです。国立療養所と中央病院への払い下げの課題でも、国立のときには特別に何もしません。話題にもならなかったことですが、さて民間に経営移譲をするとなりますと、中央病院に払い下げるとなりますと、保健・福祉・医療の拠点として救命救急センターづくりに責任を持っていく。患者さんの利便を図るために道路の拡張や新設が行われていく。路線バスは原点は先ほど言ったとおりでありますけれども、路線バスの確保は従来努力されてきたということは、経過として承知しておりますが、今度は巡回バスであります。公費の補助が考えられていくわけです。これらは患者の利便という点では正しいことです。 では、逆に、国立のときには患者さんではなかったんでしょうか。同じ患者さんです。これらの施策も一つ一つをすべて切り離して単独で考えますと、それぞれの施策の価値観、これは十分に理解できます。 しかし、少しだけ視点を変えて考えますと、どこかがおかしいと思います。考えてみれば、台風10号の被害者への津山市独自の見舞金は、結局一円も出さずじまい、農林業の被害、復旧にしましても、国県補助から外れた被害へ津山市が独自に、例えば半額でも援助すべきだ。そうしないと第2次の災害を呼び起こす危険性もある。これは当局も認めながらも自力で復旧してもらうという方針です。特別養護老人ホームの待機者、百数十人が入居できず放置されたままです。介護保険法の実施によって不安がいっぱい。せめて低所得者への市独自の掛金や負担金の援助を、そして認定から外れると思える人たちへの対策が必要、こう力説してみても、国の制度の枠でしか考えられないなどなど、庶民へはとても冷たいものです。これら総論としてどこかがおかしい、何かが逆立ちしていると思いませんか。こうした予算の組み立ての基本的な変革をまず求めるものです。 さて、具体的に議案第76号「平成11年度津山市
一般会計予算」の具体的な問題です。骨格とはいえ、アルネ・津山に公共施設が張りつくことからくる施設管理費3,362万円、ビル管理に必要な共益費5,137万円、駐車場1,696万円などは、再開発事業補助金1,400万円と合わせ、再開発ビルであるがための予算で、例年と比較して約1億4,000万円の増額です。グリーンヒルズの管理運営費3億4,000万円、レストラン建設費8,000万円、700万円のスーパー・ピクニックへのイベントへの税金の使い方に反対です。これらは自治体の本来の仕事とは言えず、これら大型開発事業への税金のむだ遣い、後の施設の管理運営など膨大な税金が半永久的に投入することになる代物です。この大型開発事業は、これまで述べてきましたように、また当局みずからも言っておられます。行政改革方針、民間がやるべきことは民間がやる。公共性、採算性、緊急性の上からも考えてみても矛盾したものです。 また、従来から主張しています苫田ダム関連の各種予算、水道企業団への出資金を含めてです。東京事務所の設置、岡山県空港建設関係予算、蒜山美作リゾート関係予算、自衛官募集関係予算、同和団体への補助金のあり方、そろそろ廃止をすべきです。これらの予算措置に反対します。 議案第79号「平成11年度津山市国民健康保険特別会計予算」、医療費全体のあり方、薬価基準など、津山市だけではどうにもならない部分がありますが、平成11年度の保険料は、前年度対比4.3%の増加を見込んでいます。医療費全体への国の責任をもっとふやす措置が基本ですが、その点で国の国保制度の改悪、国保の補助金を一般財源化して、結果として国の補助金を削るやり方などには強く反対です。市独自に国保料の引き上げを極力抑える対策を講じるべきです。その点努力をされているのは理解しますが、国保料を引き下げるための一般会計からの繰り入れ措置を講じる必要がありますが、そのことが行われていません。 また、国、県から基金の取り崩しを当初予算ではすべきではないと指摘があったということですが、住民の健康を守る立場から、自治体独自の判断で行うべきです。基金の取り崩しを含めて、国保料の引き下げを強く求めて反対をいたします。この予算に反対します。 議案第91号「平成11年度津山市水道事業会計予算」のうち、苫田ダムに関係する広域水道企業団の予算は、従来主張したと同じ点で反対です。 議案第83号「平成11年度津山市老人保健特別会計」、これらも国の制度で津山市独自では仕方のない部分もありますが、70歳以上の老人に対する差別医療や食事代の保険適用外し、一昨年からの医療保険の改悪で、国民が医療機関にかかりにくくなっており、反対です。 議案第92号「平成10年度津山市
一般会計補正予算(第9次)」について、中心市街地再開発リノベーション補助金15億円は、再開発への補助金です。新世代ケーブル施設整備事業補助金3,439万8,000円は、テレビ津山への出資金を基礎にした事業拡張の予算です。 また、水道企業団への出資金、エコプラザ基金積立金1,000万円については、後条例で意見を述べます。これらの予算措置に反対です。 議案第107号「津山市エコプラザ整備基金条例」、私たちはもともとがごみの有料化に今でも反対です。この基金は、市民が購入するごみ袋から生まれる収益金をもって充てるものです。低所得者や年金生活者も含めて同じ値段の袋であり、個々の収入に対する負担は、低所得者ほど大きいものになります。本来はごみの有料化をきっぱりやめるべきだと思います。せめてそれができないのであれば、ごみ袋から収益金を得るというこそくな手段をやめて、原価程度で販売すべきです。積立金を平成14年度までに2億円をめどに積み立てようとすると、毎年5,000万円をためなれければなりません。そのためには、ごみ袋が多く売れなければならず、ごみの減量化と全く矛盾する施策です。また、絶対5,000万円というのではなく、額もまちまち、ためれるだけためる、こういうことであれば、まさにゼロに近づいていくと言わざるを得ません。基金の意味をなさなくなってしまいます。将来エコプラザ建設のために、多分基金だけでは足らなくなる。一般会計から持ち出しをするようになるだろうと考えています。そんなお金があれば、袋の料金を安くすべきです。真にエコプラザ整備を行う必要があるのであれば、市民から直接、しかも袋製造費にプラスして集めたお金ではなく、必要なときに一般会計から支出すべき性格を持っております。この予算措置と条例に反対です。 議案第103号「津山市情報公開条例」、条件つきで賛成をいたしました。 条例に反対するのではありません。初めて公開を原則にした条例であるからです。今後の運営などに大変大きな不安もありますが、期待も寄せられるところです。先ほど委員会での論議の質問も出されました。こういう論議を私はしたんです。基本的に本当は行政とすれば、できるだけ公開はしたくないのだけれども、いわゆる世の中の流れ、趨勢だからやむを得ずに条例をつくる、本音では公開したくない、こういう感じの条例ならばつくらない方がよい。そして、条例をつくったからには、基本は市民の知る権利を保障すること。さらに議会の調査権、日常的な議会活動、調査活動に必要な資料までしゃくし定規に取り扱うことはやめるべきだ。 さらに、本会議などで各議員が指摘したそれぞれの課題については、幾つかの課題が指摘されておりますが、これからの運営規定、将来への展望、こうしたものを十分当局が生かして運営してもらいたいという条件をつけて、私は賛成しました。こういう論議があったんです。何にもしてないわけじゃありません。これ委員長じゃありませんから勝手に私が報告の中で入れておるんです。条件をつけて我が日本共産党議員団は賛成しました。 さて、請願・陳情は最終議会であり、議会としてのそれぞれの請願・陳情に責任ある態度を明確にすべきであります。やむを得ない分野も多少はあると思いますが、継続は御承知のように自然廃案となります。したがって、継続という委員長が報告されたもののうち、平成10年度請願第2号「
周辺事態措置法案に反対する意見書を国にあげる請願」、平成10年度請願第9号「食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願」、平成9年度請願第15号「医療保険制度の充実を求める意見書提出の請願書」、平成9年度請願第18号「じん肺り患者の救済と
トンネルじん肺根絶を求める意見書の提出について」、平成8年度請願第12号「津山市にも中学校給食の実現を求める請願」、平成8年度請願第17号「減反の押しつけをやめ、日本の米を守る請願書」、平成8年度請願第18号「歴史の事実に基づいた正しい歴史教育を求める議会決議の請願」、平成7年度陳情第16号「戦後50年をむかえた此の際、日本国憲法の平和的民主的各条項を守り、反戦・平和を貫くことを誓う決議を求める陳情」、平成7年陳情第17号「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の早期制定求める陳情書」は、いずれも採択すべき性格を持っております。採択をすべきであります。 また、平成10年度請願第5号「津山市
東一宮野辺里道復旧について」は、継続となりましたが、当局の意見だけを聞くのではなく、関係者の意見を聞いて判断すべきだったことを申し添えておきます。調査特別委員会の
委員長報告については、道路関係、医療関係、グリーンヒルズ関係のそれぞれの特別
委員長報告は中間ではなく、最終報告として私どもはこの委員会は終結すべきであると判断いたしております。今の情勢の中では、これらの特別委員会の目的は、ほぼ達成されております。後は
常任委員会での審議で十分だと考えるものです。審議が要らないと日本共産党が主張しているというようなことは言わないようにしてください。これからの審議は、それぞれの担当する
常任委員会でやれば十分である、事が足りる、こういう判断であることをよろしく理解しておってください。 圏域特別委員会は、多少以上の3つとは違う性格があり、今後のさまざまな施策、国、県の動きなど、津山市独自の動きなど、あり方を検討するということでは、多少継続の含みを持った中間報告でよいという賛成の意見を申し上げておきます。 以上、反対する議案などへの意見を申し上げました。その他の議案、
委員長報告には、賛成する意見を申し上げます。何とぞ各議員の皆さんが失礼な言葉ですが、何でも賛成、オール与党ではなく、最後の議会、けじめをつけて是は是、非は非としてきっちりと議会としての機能を果たしていただきますこと、私どもと同じ立場を全議員がとっていただきますことを伏してお願いして、
委員長報告への賛成、反対討論を終わります。ありがとうございます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 以上で通告による質疑、討論は終わりました。 これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 まず、今議会に付託されました議案第76号「平成11年度津山市
一般会計予算」から議案第101号「平成10年度津山市
水道事業会計補正予算(第3次)」まで26件、議案第102号「津山市執行機関の
付属機関設置条例の一部を改正する条例」から議案第117号「津山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」までの16件、合計議案42件及び報告第12号「市長が専決処分した「
工事請負契約について」について」1件を一括して起立により採決をいたします。 これら議案42件及び報告1件について、委員長の報告のとおり賛成の皆さんの起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(木下健二君) 起立多数であります。 よって議案第76号から議案第117号までの42件は、いずれも原案のとおり可決、報告1件については、承認されました。 次に、請願・陳情につきましては、今議会提出もの及び継続審査中のものを含め、請願17件、陳情2件の合計19件を一括して起立により採決いたします。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(木下健二君) 起立多数であります。 よって請願については、今議会提出の請願第13号は採択、請願第14号、第15号、第16号は継続審査、継続審査中の平成10年度請願第8号1項は採択、2項は不採択、請願第2号、第5号、第9号、第11号は継続審査、平成9年度請願第1号、第6号、第15号、第17号、第18号及び平成8年度請願第12号、第17号、第18号は、ともに閉会中の継続審査と決しました。 また、陳情につきましては、継続審査中でありました平成7年度陳情第16号、第17号は継続審査と決しました。
△日程第3 諮問第3号「
人権擁護委員候補者の推薦について」
○議長(木下健二君) 次に、日程第3に入り、諮問第3号「
人権擁護委員候補者の推薦について」を上程議題といたします。 本案は本日提出され、お手元に配付のとおりであります。 この際、提案理由の説明を求めます。 市長、登壇。
◎市長(中尾嘉伸君) 〔登壇〕 ただいま上程されました諮問第3号「
人権擁護委員候補者の推薦について」につきまして御説明申し上げます。 このたび津山市が推薦をする人権擁護委員の定数が、9名から10名に1名増員されることになりましたので、新たに市内小原、富田季子氏を推薦いたしたく、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の御意見をお伺いするものであります。 富田氏は、これまで津山市総合計画審議会、津山市情報公開制度審議会、津山女性プラン推進懇話会委員などを歴任され、現在も男女共同参画社会の実現に向けて活動を続けている、津山女性フォーラムの代表者として、また青少年の健全育成活動にボランティアとして献身的に取り組まれている鶴山塾、とまり木の会会員として活躍をしておられ、人格識見ともに高く、広く社会の実情に通じておられ、人権擁護委員に対する御理解も深く、人権擁護委員としてふさわしい方であると確信をいたしております。 以上、何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 提案理由の説明はただいまお聞きのとおりであります。 この際、お諮りいたします。 本案は人事案件であり、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し、直ちに本会議において審議することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(木下健二君) 御異議なしと認めます。 よって諮問第3号は委員会付託を省略し、本会議において審議することに決しました。 本案について御質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(木下健二君) 御質疑もございませんから、お諮りいたします。 本案は原案のとおり同意することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(木下健二君) 御異議なしと認めます。 よって諮問第3号「
人権擁護委員候補者の推薦について」は、原案のとおり同意し、異議のない旨を答申することに決しました。 以上で3月
定例市議会の議事はすべて終了いたしました。 この際、市長からごあいさつがあります。 市長、登壇。
◎市長(中尾嘉伸君) 〔登壇〕 閉会に当たりお礼のごあいさつを申し上げます。 この3月
定例市議会は、来年度予算を初め多くの重要議案を御審議いただく議会であり、また今任期中最後の議会という意義深い議会でもありましたが、議員の皆様には御熱心に御討議を賜り、適切な御決定をいただき、心から御礼を申し上げます。 さて、21世紀を目前に控え、戦後最大と言われる経済不況に直面しながらも、この4年間多くの課題を抱え、早急な解決を迫られていた本市の現状打開に向けて終始激論をいただき、着実に事業推進がなされてまいりました。特に再開発事業につきましては、平成の城づくりとも言われ、今後のまちづくりの方向を決する重要な問題として、平成9年1月、12日間にわたって異例の臨時議会が開催されましたことは、津山市議会の歴史に深く刻まれることでありましょう。 昨年は議長
不信任問題による半年余りに及ぶ議会空転という残念なこともありましたが、あの台風10号によります大水害に当たっては、議員の皆様方の御協力のもとに、国、県の御支援をいただきながら復旧のめどが立ちましたことは、本当にありがたいことでありました。行政にとって安心と安全なまちづくりは、何事にもかえがたい大切なものとして痛感をいたした次第であります。まだいろいろな課題を残してはおりますが、お互いに思い入れも多く、感慨深い4年の任期であったと思います。 ところで、この際今議会を最後に御勇退される議員の方々に一言お礼を申し上げたいと存じます。 皆様それぞれに、超ベテランの方ばかりでございまして、市政進展の上からも、また市議会の運営におきましても、非常に寂しさを禁じ得ないところでございます。五十音順に申し上げますれば、まず内田好一議員は、昭和46年の初当選以来、連続7期28年間の長きにわたり御活躍され、その間議長、
産業委員長、監査委員などの要職を歴任をされました。繊細な気配りの中にも将来を見据えた確固たる政治信念のもとに、特に農産業の振興に対して情熱を注がれますとともに、工業団地造成や学校環境整備等にも尽力され、本市の都市機能の充実に多大な御貢献をいただきました。 次に、神崎裕康議員は、昭和38年の初当選以来、8期29余年の長きにわたって御活躍され、その間議長、
総務文教委員長、公共下水道特別委員長などの要職を歴任されました。特に教育・文化・スポーツ施設充実に奔走され、みずからもスポーツを愛し、議員野球でもエースとして活躍されるなど、行動派議員として一貫した政治信念のもとに議員生活を送られ、その姿勢には敬服をいたすものがございます。 また、森林交付税創設に際しましては、全国議長会において提唱者の一人として賛成演説をされましたことは、記憶に残るところでございます。 次に、福田昭好議員は、昭和54年の初当選以来、連続5期20年の長きにわたって活躍され、その間議長、副議長、
建設水道委員長、津山圏域調査特別委員長、監査委員などの要職を歴任されました。毅然とした政治信念のもとに、本市の都市基盤整備に尽力され、特に近年は森林林業活性化のために、美作1市5郡の先頭に立ち、その組織化に多大な御貢献をいただきました。 次に、政岡勇議員は、昭和46年の初当選以来、連続7期28年の長きにわたって御活躍され、その間副議長、公共下水道特別委員長、同和対策特別委員長などの要職を歴任されました。特に工業団地造成企業誘致、道路整備、公共下水道整備など、都市基盤整備に尽力されますとともに、議会の内外で信望厚く、議会運営に重要な役割を果たされました。 いずれの方も個性にあふれ、すばらしい御見識で御経歴の中で重要な役割を果たされ、大きな御貢献をいただきました。市民を代表しまして、心からの敬意と感謝を申し上げます。 御勇退後も御健康には十分御留意をされまして、また新たな立場で御活躍をされますとともに、市政に対しまして、変わりませぬ御指導を賜りますようお願いを申し上げるものでございます。 さて、残る24名の議員の皆様方には、来るべき統一地方選挙に向けてお忙しく準備を進めておられることと存じますが、必勝を目指して頑張られますようお祈りをいたしております。 私も引き続き市政を担う栄に浴しましたならば、来る21世紀に向けて、心豊かで活力に富む津山を実現するために、皆様とともに頑張ってまいりたいと存じております。この4年間皆様方には大変お世話になり、御指導いただきました。心から御礼を申し上げます。 お互いがまた願望成就をいたし、元気にお会いでき、市政を担う上での車の両輪として切磋できますことを心から願っております。 終わりになりましたが、議員各位の限りない御発展と御健勝をあわせてお祈りを申し上げまして御礼のごあいさつといたします。本当にありがとうございました。〔降壇〕
○議長(木下健二君) 平成11年3月
定例市議会の閉会に当たり、私からも一言ごあいさつを申し上げます。 去る3月3日の開会以来本日まで17日間にわたり、議員各位におかれましては、御多用中にもかかわりませず、平成11年度当初予算を初め、多数の重要案件について終始御熱心に御審議を賜り、それぞれ適切な御決定により、ここに全議案を議了できましたことを議長といたしまして厚く御礼を申し上げます。また、市長初め市当局者各位には、審議に当たりまして、誠意を尽くした説明など格段の御精励を賜り、衷心より感謝を申し上げる次第でございます。 私どもは平成7年4月市民各位の信任を受けて以来、今日まで市勢の発展と市民福祉の向上を目指して多くの議案を審議してまいりました。中でも津山市で初めての再開発事業の完成を初め、グリーンヒルズ津山の建設など、着実に市勢の進展を見ているところであります。 しかしながら、懸案となっているごみ処理場の建設など、津山市に残された課題も山積をいたしております。今後の見通しについても、確固たる展望は図れない状況において、市民生活や行財政への影響が懸念されるところであります。 このような中で私ども議員といたしましても、市民各位の期待にこたえ、時代の変化に即応した新たな津山づくりのため、一層の努力をしていかなければなりません。今後とも議会の果たす役割はますます重要になるものと考えます。今過ぎし4年間を振り返りますと、景気低迷による銀行や証券会社の破綻、大手企業の倒産など、また津山市においても記憶に新しい台風10号による水害など、経済、社会情勢はかつてないほどの激動の時代でありました。私は議員各位が任期中、郷土津山市の発展のため、また市民福祉の向上のため終始精進され、議員としての職責を全うされましたことに、心から敬意を表する次第であります。 さて、いよいよ選挙が始まります。今期限りで勇退される方におかれましては、長年にわたり本市の都市基盤整備充実に御尽力され、市民福祉向上のため、多大の御功績を残されました。ここに心から御礼と感謝を申し上げます。議員の職を去られましても、今後とも市勢発展のため、御指導、御協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 さらに、再選を目指し立候補されます方につきましては、くれぐれも健康に御留意され、御努力、御奮闘の上、必ず当選の栄をかち取られまして、全員そろって再び本会議場で相まみえますことを念願をいたしております。私は図らずもこの任期最後の議長に推挙され、半年間の短い間ではございましたが、幸い無事職責を全うすることができました。これもひとえに森下副議長を初め議員各位並びに市民の皆様、そして報道関係者各位と執行部の皆さんの御協力、御鞭撻のたまものであり、ここに深く重ねて感謝を申し上げる次第であります。 最後になりましたが、任期の終わろうとするこのときに当たり、津山市の一層の発展と皆様方の御健勝、御多幸を心からお祈りを申し上げまして、私の御礼のごあいさつといたします。 これをもちまして平成11年3月
津山市議会定例会を閉会といたします。 大変御苦労さまでした。 午後3時33分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、本会議の顛末を証するため、ここに署名する。 平成11年3月19日
津山市議会議長 木 下 健 二 津山市議会議員 内 田 好 一 津山市議会議員 福 田 昭 好...