倉敷市議会 > 2022-02-16 >
02月16日-02号

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  1. 倉敷市議会 2022-02-16
    02月16日-02号


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    令和 4年第2回 2月定例会     第2回倉敷市議会(第1回定例会)会議録(第2号)開議・散会年月日時  開   議  令和4年2月16日(水)  午前10時  散   会  令和4年2月16日(水)  午前10時58分出席議員(42名)  1番 尾 崎 勝 也   2番 平 井 俊 光   3番 芦 田 泰 宏  4番 瀧 本   寛   5番 中 西 善 之   6番 仙 田 貴 孝  7番 中 西 公 仁   8番 小 郷 ひな子   10番 田 口 明 子  11番 田 辺 牧 美   12番 日 向   豊   13番 松 成 康 昭  14番 大 守 秀 行   15番 井 出 妙 子   16番 薮 田 尊 典  17番 新 垣 敦 子   18番 守 屋 弘 志   19番 若 林 昭 雄  20番 片 山 貴 光   21番 塩 津   学   22番 藤 井 昭 佐  23番 中 島 光 浩   24番 大 橋 健 良   25番 藤 原 薫 子  26番 時 尾 博 幸   27番 伊 東 裕 紀   28番 難 波 朋 裕  29番 荒 木 竜 二   30番 北 畠 克 彦   31番 山 畑 滝 男  32番 赤 澤 幹 温   33番 塩 津 孝 明   34番 秋 田 安 幸  35番 齋 藤 武次郎   36番 末 田 正 彦   37番 生 水 耕 二  38番 梶 田 省 三   39番 三 村 英 世   40番 森     守  41番 原 田 龍 五   42番 矢 野 周 子   43番 大 橋   賢欠席議員(1名)  9番 三 宅 誠 志説明のため出席した者  市長       伊 東 香 織    副市長      生 水 哲 男  副市長      原   孝 吏    企画財政局長   西   雅 敏  総務局長     木 下   修    総務局参与    山 路 浩 正  市民局長     杉 本 紀 明    環境リサイクル局長佐 藤 慶 一  環境リサイクル局参与          保健福祉局長   藤 原 昌 行           山 本 達 也  保健福祉局参与  吉 岡 明 彦    保健福祉局参与  渡 邊   浩  文化産業局長   三 宅 幸 夫    文化産業局参与  坂 田 剛 彦  建設局長     古 谷 修 司    建設局参与    間 野 昭 正  会計管理者    桑 木 真 澄    消防局長     梶   隆 幸  市長公室長    尾 崎 英 樹    総務部長     森   吉 晴  水道局  水道事業管理者  古 谷 太 一  市民病院  事務局長     島 田   旭  ボートレース事業局  モーターボート競走事業管理者           矢 島   薫  教育委員会  教育長      井 上 正 義    教育次長     黒 瀬 敏 弘  選挙管理委員会  委員       三 宅 眞理子  監査委員  代表監査委員   竹 内 道 宏  農業委員会  会長代理     田 邊 洋 樹出席した事務局職員  局長       平 松 孝 幸    参事       三 宅 康 彦  議事調査課長   永 山 健 一    議事調査課課長代理平 田 靖 典  議事調査課主幹  三 宅 多美恵本日の日程  1 開 議(午前10時)  2 質疑、討論、議決    (令和3年度関係)     議案第3号~議案第16号     報告第1号、報告第2号  3 議案等上程提案理由説明選挙理由説明    (令和4年度関係)     議案第17号~議案第44号     選挙第1号  4 散 会本日の会議に付した事件  議案第17号 令和4年度倉敷市一般会計予算  議案第18号 令和4年度倉敷市国民健康保険事業特別会計予算  議案第19号 令和4年度倉敷市介護保険事業特別会計予算  議案第20号 令和4年度倉敷市母子父子寡婦福祉資金貸付特別会計予算  議案第21号 令和4年度倉敷市後期高齢者医療事業特別会計予算  議案第22号 令和4年度倉敷市財産区会計予算  議案第23号 令和4年度倉敷市下水道事業会計予算  議案第24号 令和4年度倉敷市水道事業会計予算  議案第25号 令和4年度倉敷市立市民病院事業会計予算  議案第26号 令和4年度倉敷市モーターボート競走事業会計予算  議案第27号 倉敷市総合浸水対策の推進に関する条例の制定について  議案第28号 倉敷市職員の育児休業等に関する条例の改正について  議案第29号 倉敷市特別会計条例の改正について  議案第30号 倉敷市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の改正について  議案第31号 倉敷市保育所条例の改正について  議案第32号 倉敷市児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の改正について  議案第33号 倉敷市立小学校および中学校条例の改正について  議案第34号 倉敷市立幼稚園条例の改正について  議案第35号 倉敷情報学習センター条例の廃止について  議案第36号 倉敷市土地開発公社定款の改正について  議案第37号 令和4年度包括外部監査契約の締結について  議案第38号 字の区域の廃止について  議案第39号 竹川用水協議会の設置に関する協議について  議案第40号 指定管理者の指定について(倉敷市国民宿舎良寛荘)  議案第41号 指定管理者の指定について(倉敷市市営駅前駐車場等)  議案第42号 路線の廃止について  議案第43号 路線の認定について  議案第44号 モーターボート競走施行に関する事務の受託に関する協議について  選挙第 1号 湛井十二箇郷組合議会議員の選挙について            午前10時     開 議 ○議長(中西公仁君) 皆さんおはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 ただいまの御出席は41名、会議は成立いたしました。 ここで申し上げます。 今定例会においては、新型コロナウイルス感染症のさらなる感染拡大防止対策が必要との考えから、発言時においても例外なくマスクの着用を徹底していただきたいと思いますので、皆様方の御協力をお願いいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △〔質疑〕 ○議長(中西公仁君) では、議事に入ります。 日程第7 議案第3号 令和3年度倉敷市一般会計補正予算(第12号)から日程第10 報告第2号 工事請負契約の変更に係る専決処分の報告についてまで予算案10件、条例案2件、事件案2件、報告2件、以上都合16件を一括して議題といたします。 では、質疑を行います。 質疑はお手元に配付の一覧表のとおりであります。 では、発言を許します。36番 末田 正彦議員。            (36番  末田 正彦君  登壇) ◆36番(末田正彦君) おはようございます。日本共産党倉敷市議会議員団の末田 正彦です。令和3年度倉敷市一般会計補正予算(第12号)について質疑を行います。 今回の補正予算は、年間を通じて過不足が見込まれる経費を調整するというものでありますが、その点も含めて4点お聞きします。 まず、保育総務費-施設型・地域型保育給付事業についてお聞きします。 概要書によりますと、とりわけ地域型保育給付の利用者数が見込みを下回ることなどによる扶助費の減、2億3,300万円余りとマイナスの補正がされています。その要因についてお聞きします。 地域型保育給付事業は3歳未満児の保育を担っている施設ですが、待機児童、未決定児童として保育を受けられていない実態があります。ちょうど現在、来年度の保育の決定、調整が行われているとお聞きしていますが、その影響が心配されます。説明を求めます。 2点目は、保健事業対策費-健康増進事業についてお聞きします。 各種検診事業は、疾病の早期発見、早期治療に果たす役割は大きく、今後もその充実が求められます。 さて、今回の補正で、胃がん及び大腸がん検診受診者数が見込みを下回ることによる委託料の減、2,200万円とあります。令和2年度においては、胃がん検診は平成29年度から2年に1回となったことから受診者数が減少しました。今回さらなる減少が予想されているのでしょうか。新型コロナウイルス感染症の影響で受診控えが起こっていると想像されますが、胃がん及び大腸がん検診受診者数が見込みを下回った要因、現状認識についてお聞きします。 次に、商工業振興費-事業継続特別支援金交付事業についてお聞きします。 令和2年度は、新型コロナ感染症拡大の影響で売上げが前年比20%減少した市内事業者に対して、事業継続の一助として事業継続支援金交付事業12億7,400万円を実施されました。引き続き、令和3年度は事業継続特別支援金交付事業16億8,570万円を予算措置されたことは大変評価をしております。しかしながら、今回の補正では、申請件数が見込みを下回ることにより8億4,300万円のマイナス補正となっています。事業の実績をお尋ねするとともに、見込みを下回った要因についてお聞きします。私は、申込み要件が前年度より厳しいものになっていたのではないか、令和元年または令和2年の同月比30%減という条件も一つの要因になっていたのではないかとも推察いたします。 最後に、中学校建設費中学校特別教室エアコン設置事業12億3,100万円についてお聞きします。 中学校特別教室292教室にエアコンが設置されることは、生徒、保護者が待ち望んでいたことで、評価をするものです。平成30年9月議会での当時の教育次長の、特別教室普通教室に比べ児童、生徒が過ごす時間が短い、だから普通教室が先という趣旨の答弁からは隔世の感があります。 今日は、エアコン設置に向けてのスケジュールについてお聞かせください。 今後は、小学校の特別教室の実施設計はもう既に終わっております、幼稚園保育室への設置が望まれるわけですが、当局にはしっかり頑張ってもらいたい、その期待を込めて質疑といたします。 以上です。 ○議長(中西公仁君) 藤原保健福祉局長。            (保健福祉局長   藤原 昌行君  登壇) ◎保健福祉局長(藤原昌行君) 皆さんおはようございます。末田 正彦議員さんの御質疑にお答えさせていただきます。 令和3年度倉敷市一般会計補正予算(第12号)についてのうち、保育総務費、施設型・地域型保育給付事業についてでございますが、令和3年度当初予算には令和4年4月の開所に向けて整備を行う施設が令和3年度中に完成し、途中入所を行う場合の給付費を含んでおりましたが、これに該当する案件がなかったため不用となる給付費の減額を行うものです。 ○議長(中西公仁君) 吉岡保健福祉局参与。            (保健福祉局参与  吉岡 明彦君  登壇) ◎保健福祉局参与(吉岡明彦君) 保健事業対策費のうち健康増進事業についてでございますが、胃がん及び大腸がん検診受診者数の見込みにつきましては、令和3年度当初予算は令和元年度の実績及び令和2年8月までの実績を基に算定しております。 受診者数が見込みを下回ったことにつきましては、令和3年8月をピークとする第5波のコロナ禍による受診控えが要因であると考えております。 ○議長(中西公仁君) 三宅文化産業局長。            (文化産業局長   三宅 幸夫君  登壇) ◎文化産業局長(三宅幸夫君) 商工業振興費のうち事業継続特別支援金交付事業についてでございますが、交付の実績につきましては、交付件数が5,484件、交付金額が8億3,160万円となっております。 コロナ禍において厳しい事業運営に取り組まれる中小企業の皆様が、首都圏で緊急事態宣言が発令されるなど、さらに事業運営が厳しくなることを見込み、十分な予算を確保しておりました。その後、本市も緊急事態宣言等の対象区域となり、飲食店を対象に国から協力金が支給されることとなったため、本市制度の対象を見直したことや、一部製造業等を中心に景気回復の兆しが見られ、申請する事業者が想定よりも少なくなったことなどが主な要因と考えております。 ○議長(中西公仁君) 黒瀬教育次長。            (教育次長  黒瀬 敏弘君  登壇) ◎教育次長(黒瀬敏弘君) 中学校特別教室エアコン設置事業につきましては、令和2年度末までに設計を完了しておりましたが、このたびの国の補正予算を活用して設置工事を実施することといたしました。 今後のスケジュールにつきましては、議決後、直ちに準備に取りかかり、入札・契約手続を経て、できるだけ早く着工したいと考えており、令和4年の夏に間に合わせることは難しいと考えておりますが、令和4年中の完成に向けて取り組んでまいります。 ○議長(中西公仁君) 以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております予算案10件、条例案2件、事件案2件、以上都合14件は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略することに御異議ございませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中西公仁君) 御異議ないものと認め、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論を行います。            (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中西公仁君) 討論なしと認めます。 では、採決に入ります。 日程第7 議案第3号から議案第12号まで予算案10件、日程第8 議案第13号と議案第14号の条例案2件、日程第9 議案第15号と議案第16号の事件案2件、以上都合14件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 いずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中西公仁君) 御異議ないものと認め、いずれも原案のとおり可決されました。 続いて、日程第10 報告第1号 損害賠償に係る専決処分の報告についてと報告第2号 工事請負契約の変更に係る専決処分の報告についての報告2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 報告2件は原案のとおり了承することに御異議ございませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中西公仁君) 御異議ないものと認め、いずれも原案のとおり了承されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第12      議 案  10件 △日程第13      議 案   9件
    △日程第14      議 案   9件 △日程第15      議 案   1件 ○議長(中西公仁君) 次に、日程第12 議案第17号 令和4年度倉敷市一般会計予算から議案第26号 令和4年度倉敷市モーターボート競走事業会計予算まで予算案10件、日程第13 議案第27号 倉敷市総合浸水対策の推進に関する条例の制定についてから議案第35号 倉敷情報学習センター条例の廃止についてまで条例案9件、日程第14 議案第36号 倉敷市土地開発公社定款の改正についてから議案第44号 モーターボート競走施行に関する事務の受託に関する協議についてまで事件案9件、日程第15 選挙第1号 湛井十二箇郷組合議会議員の選挙についての選挙1件、以上都合29件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。伊東市長。            (市長  伊東 香織君  登壇) ◎市長(伊東香織君) 皆様おはようございます。本日もどうぞよろしくお願い申し上げます。 議員の皆様方には、本日は御多忙の中お集まりいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 提案理由説明に先立ちまして、令和4年度の市政運営や予算編成につきまして基本的な考え方を述べさせていただき、皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 初めに、新型コロナウイルス感染症への対応状況につきまして御説明いたします。 本市では、1月の中旬から感染力の強いオミクロン株に由来する感染が急拡大しまして、2月1日にはこれまでで最多の393人となり、全国的な傾向と同じく全ての世代に感染が広がっており、高齢者福祉施設医療機関社会福祉施設等クラスターが発生するなど、終息がいまだ見えない状況となっております。 現在、まん延防止等重点措置が1月27日から2月20日までの間、県内全域を対象に適用されております。また、先ほど県が延長を国に要請したとの情報も入ってきております。 本市では、感染急拡大が見られました1月20日の段階で、小・中・高等学校及び特別支援学校について、グループ活動や合唱、リコーダー等の楽器演奏、密集する運動など感染リスクの高い教育活動を実施しないことや、大勢が集う行事や校外での学習活動などの延期または中止を検討しまして、部活動につきましても1月22日から原則中止することといたしました。 また、公共施設の利用につきましても1月24日から原則中止としまして、新規の施設利用、予約受付についても停止したところであります。 感染拡大に伴いまして保健所の業務も急激に増加しておりまして、保健福祉局をはじめ、全部局から感染状況によって1日当たり約160人の応援職員を派遣するなど、現在全庁一丸で対応に当たっているところでございます。 次に、ワクチンの3回目接種につきましては、市内約200の医療機関に御協力をいただきますとともに、2月9日からは川崎学園に市の集団接種会場を開設しまして、65歳以上の高齢者や医療従事者、保育士、教職員などエッセンシャルワーカーの方への接種を進めており、2月15日時点で、昨年6月までに2回目接種を終えられた約8万3,000人のうち57%に当たる約4万7,500人が3回目接種を終えられております。接種券につきましては、現在、昨年7月に2回目接種を終えられた方まで送付しておりまして、今後は、昨年8月に2回目接種を終えられた方には2月末に、昨年9月1日から15日までに終えられた方には3月14日に、それ以降も順次半月ごとに区切って発送することによりまして、原則6か月経過後速やかに接種を行っていただけるように前倒しをしてまいりたいと考えております。 予約は、これまでどおり市のワクチン接種専用コールセンタースマートフォン、パソコンを利用しまして予約システムなどから可能でございます。 また、5歳から11歳への接種につきましては、小児科等において3月から開始できるように準備を進めているところでございます。 川崎医科大学の研究では、ワクチンの抗体価は2回目接種より5から8か月後には大幅に低下していること、そして3回目接種で大幅に上昇することが示されております。加えて、国の報告では、1・2回目と異なるワクチンを接種する交互接種でも十分な効果と安全性が確認され、重症化予防の効果が大きく期待できるとされてございます。 私も先日、1・2回目のファイザーと違うモデルナのほうを接種させていただきましたが、副反応のほうはファイザーのときとほぼ同じような状況で、日常生活には影響はなかったという状況でございました。 第6波では、特に家族内での子供の感染が多くなってございまして、ワクチン未接種の方には、改めまして早急なワクチン接種の検討をお願いしたいと存じます。 今後も感染拡大防止のために、3回目接種済みの方も含めまして、これまで同様に、できるだけ予防効果の高い不織布マスクを正しく着用していただきまして、手指消毒、小まめな換気、適切な湿度、さらに、1つの密でも避けるゼロ密を目指すなど、徹底した感染対策をお願いしたいと存じます。 さて、令和4年度は、安心の確保と持続的成長に向けた取組を進めてまいります。 安心の確保に向けましては、感染症対策真備地区の復興、防災・減災対策、カーボンニュートラルの推進、子育て・教育環境の充実や健康長寿社会への取組を、また持続的成長に向けましては、地方創生に向けた移住定住の推進、ICTやDX等も活用した産業活性化や新産業の創出、人口減少社会の中で市民サービスを維持していくための公共施設の長寿命化、複合化等への取組、そして全体を通じたSDGsの推進など、次世代につながる取組を積極的に行っていく必要があると考えております。 それでは、こうした観点を踏まえまして、私の公約であります、災害からの復興とみらいに向かうまちづくりに向けた5つの政策に沿いまして、令和4年度に向けた考え方や取り組む事業の中で主な事業や新規、拡充を図る事業等について御説明させていただきたいと思います。 第1に、真備地区の復興推進と、災害に強いまちづくりの実現に向けてでございます。 まず、平成30年7月豪雨災害からの復興状況については、仮設住宅に入居されていた方々の98%以上が住まいの再建をされておりますが、引き続き見守りや心のケア等の支援として、倉敷市真備支え合いセンターが中心となりまして、仮設住宅にお住まいの方をはじめ、約130世帯に定期的な戸別訪問を行うなど、復興の状況に合わせた支援を行っております。 治水対策につきましては、令和5年度までの完成に向けまして、目に見える形で安全度の向上が図られております。 具体的には、国の小田川合流点付替え事業は、52%まで工事が進捗し、国と市で連携して進めています小田川堤防の強化工事につきましては、一部を除き、この3月末までに完了する予定であります。 高梁川の堤防強化につきましては、井原鉄道から川辺橋上流の右岸側では、築堤や護岸工事が3月末までに、堤防道路の舗装については令和4年度末までに完了する予定であります。 小田川、高梁川の河道掘削は、小田川は既に完了しまして、高梁川につきましてもこの1月末に完了してございます。県の3河川につきましては、引き続き堤防のかさ上げ、強化等の工事を行っておりまして、末政川では、陸閘解消を図るための有井橋架け替え工事も進められております。 令和5年度の完成に向けて市が整備を進めています復興防災公園(仮称)につきましては、公園、建屋の設計に向けて、実施設計の受託者を代表しまして、世界的建築家の隈 研吾氏による計画案の概要説明と参加者との意見交換会を3月1日にマービーふれあいセンターで開催する予定でございます。 真備地区復興計画については、現在、改定案のパブリックコメントを実施しておりまして、3月末までに復興計画を改定してまいります。 今後も、被災された皆様が一日も早く安心して落ち着いた生活を取り戻していただけるように、引き続き全力で復興に向けた取組を進めてまいります。 次に、災害に強いまちづくりについてでございます。 昨年12月の和歌山県沖紀伊水道や1月の日向灘を震源とする地震では、本市におきましても震度3の揺れを観測するなど、各地で地震が頻発しておりまして、南海トラフ巨大地震や激甚化する豪雨災害への備えの重要性が高まっております。このため、災害時の避難の支援が真に必要な避難行動要支援者名簿に掲載されました方々について、本人、家族をはじめ、自主防災組織福祉専門職の協力を得ながら個別避難計画の作成を進めるとともに、計画を作成された方のうち希望される方には緊急告知FMラジオの有償貸与を行ってまいります。 また、防災上の配慮を要する方々が利用する福祉施設等につきまして、地震や津波等への備えを確認するための避難訓練の実施を促進してまいります。 防災教育では、小学校での防災教育カリキュラムの実施に加えまして、新たに、中学校において、生徒が家庭や地域と連携した防災活動を自ら考え、取り組むための授業を行うほか、地域における自主防災組織の結成促進と活動の活性化に向けた取組などにより、市民の皆様の防災意識を高めてまいります。 また、建築物耐震診断・改修等への助成事業、倒壊などのおそれのある空き家への対策、大規模盛土造成地現地調査等による地震への備えや、浸水対策として排水機場やため池の改修事業、さらには防災・災害対応の拠点となります防災危機管理センター棟を中心とした倉敷市庁舎等再編基本構想に基づく基本計画の策定などを進めることで、防災力の強化に努めてまいります。 第2に、子育てするなら倉敷でと言われるまちづくりの実現に向けてでございます。 市長就任以来、一貫して取り組んでおります施策でありまして、安心して結婚、妊娠、出産ができ、仕事と子育ての両立ができる環境と、子供たちが個性と能力を伸ばし、健やかに成長できる環境のさらなる充実を図ってまいります。 まず、待機児童対策につきましては、令和3年4月1日現在の待機児童数は39人でありましたが、令和4年度の保育所等定員につきましては、民間保育所の増改築1施設に加え、民間保育所1施設及び民間認定こども園2施設での定員増、小規模保育施設を3か所増やして23施設に、事業所内保育施設を1か所増やして15施設とすることにより、106人の定員増加を見込んでおります。 また、高梁川流域圏域での保育士確保を目的としまして、民間保育所協議会や私立幼稚園協会が実施する就職説明会への支援や、高校生を対象とした養成校へのオープンキャンパスツアーを行います。 放課後児童クラブにつきましては、令和4年度には9クラブ増加し170クラブとなる予定であり、クラブ室の新設や小学校余裕教室の改修、民間施設の確保等により333人の受入児童数の増加を見込みますほか、令和4年9月に開館予定であります倉敷北児童センターで、新たに休日保育を実施してまいる予定でございます。 さらに、子育てに関する相談、援助や情報提供、託児サービス等を行う地域子育て支援拠点を倉敷地区に1か所増設しまして19か所とするほか、様々な子育て支援施策を円滑に利用できるよう専門の相談窓口を新たに1か所設置してまいります。 次に、教育に関する取組につきましては、令和4年4月から倉敷情報学習センターを課長級組織へ格上げした教育ICT推進課を設置しまして、GIGAスクール構想の実現に向けた学校教育のICT化への取組等を進めてまいります。 また、国の補正予算を活用しまして、中学校26校の特別教室へのエアコン設置や、小学校、支援学校、幼稚園の外壁工事、屋上防水工事、トイレ洋式化改修工事及び校舎照明のLED化を計画的に進めるとともに、児童数の増加に対応するための大高小学校給食調理場・校舎整備を令和6年3月の完成を目指して進めるなど、教育環境の充実、改善を図ってまいります。 また、倉敷市立高等学校体制整備基本計画でお示ししました市立玉島高等学校と市立精思高等学校の統合に向けまして、令和3年度末に閉校いたします霞丘小学校校舎等を活用するための改修を行ってまいります。 第3に、温もりあふれる健康長寿のまちづくりの実現に向けてでございます。 自ら健康に関心を持ち、生活の中で気軽にスポーツや社会・文化活動に親しむことで心と体の健康を保ち、住み慣れた地域で安心して暮らすことのできる充実した医療、介護の環境を備えました健康長寿のまちづくりを進めてまいります。 まず、スポーツの推進につきましては、2月4日に開幕した北京2022オリンピック競技大会では、フィギュアスケートアイスダンス日本代表として、倉敷フィギュアスケーティングクラブ所属の小松原 美里、尊ペアが出場されました。団体戦で見事3位となり、全力を尽くした華麗な姿は、私たちに大きな勇気と感動を届けてくれました。今後もさらなる御活躍を期待しております。 次に、水島緑地福田公園再生整備事業は、本年度より着手しております人工芝グラウンドをはじめ、サッカー場兼ラグビー場等の整備を実施することとしております。 また、施設の老朽化や大会開催時の駐車場不足などから、倉敷市屋内水泳センターについては水島緑地福田公園水泳場と統合し、新たな屋内プールを福田公園内に整備するための設計を行ってまいります。 倉敷運動公園陸上競技場については、第2種公認の継続に向けてトラックの改修を行ってまいります。 次に、フレイル対策につきましては、健康課題のある高齢者に対して、重症化予防とフレイル予防の観点から、医療専門職が地域への訪問支援などを行う医療・介護連携フレイル予防事業を新たに実施しますとともに、社会参加や健康づくり及び介護予防を推進するため、地域のふれあいサロン活動等を促進してまいります。 また、認知症予防の推進につきましては、認知症カフェを開催する団体等への支援を行いますほか、認知症の方御本人の視点を施策の企画等に反映させるため、自身の希望などを御本人同士で語り合う本人ミーティングも開催してまいります。 さらに、認知症の高齢者等が行方不明となった場合への対策といたしまして、引き続きQRコードを利用した安心おかえりシールを配布しますほか、家族による早期発見につながりますように、GPSの発信機を靴等に埋め込むことで位置情報が家族に提供されるサービスを導入する費用の一部を支援してまいります。 また、倉敷中部圏域に整備を進めております憩の家につきまして、令和4年度中の完成を目指してまいります。 次に、障がい者等に対する支援につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で生産活動が停滞しておりますA型事業所の経営者等を対象としまして、コロナ終息後の生産活動活性化をテーマとした経営支援塾を実施しますほか、既存のA型事業所の経営状況等について助言を行う倉敷市就労継続支援A型事業所経営アドバイザー会議を設置いたします。 また、昨年12月に制定しました手話言語条例の内容と簡単な手話等を掲載したリーフレットを作成するなど、手話に関する理解と手話の普及を図ってまいります。 また、社会福祉法の改正を踏まえ、保健福祉推進課内に新たに福祉支援連携室を設置しまして、介護、障がい、子ども・子育て、生活困窮など複合的な課題を抱える相談に対する重層的支援について、関係機関が連携して対応する体制を強化してまいります。 第4に、個性と魅力ある文化と産業を育む活力あるまちづくりの実現に向けてでございます。 コロナ禍は、生産や流通など経済活動に大きな影響を及ぼす一方で、デジタル化、テレワークの推進など社会環境に大きな変化をもたらしております。本市では、この機も捉まえまして、移住定住、先端技術を用いた新たな産業の創出や競争力の強化、観光客、交流人口の増加などを推進することで地方創生を進め、高梁川流域圏を含め持続的に成長する地域の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 まず、コロナ禍における経済対策として、新型コロナウイルス対策取組宣言飲食店に対し、ウイズコロナ下での営業支援の一環となる岡山県飲食店感染防止対策第三者認証の取得の支援を行いますほか、市内で生産、製造された商品の流通拡大を支援する、買って応援!「made in くらしき」応援事業、事業者や商工団体を支援する、立ち上がろう!「まち活」応援事業などを実施してまいります。 観光面での取組につきましては、令和4年度は瀬戸内国際芸術祭やJRの岡山デスティネーションキャンペーンなど大型の観光イベントが開催されますことから、コロナの感染状況を見据えて、引き続き、岡山県をはじめ、JR西日本や航空会社等と連携してまいります。 また、アートのまち倉敷をテーマに、大原美術館をはじめとした市内のアートギャラリー等と連携しまして、町全体を美術館とする周遊型の観光事業を推進するとともに、くらしき・こじま海の駅として国に認定された児島観光港でのアートイベントにも取り組んでまいります。 加えて、観光客向けに、旅行意欲や消費意欲を高め、市内の飲食店や土産物店等の支援にもつながります20%お得なプレミアムクーポン券を販売することで誘客拡大につなげますほか、修学旅行の誘致にも引き続き力を入れてまいります。 新産業の創出や産業競争力の強化を目指す取組では、中小企業が商工団体や金融機関の伴走支援を受けながら行う新分野への事業展開や、先端技術を活用した魅力的な新事業の創出や早期実用化に向けた取組を支援する施策、市内の中小企業が行うDXやカーボンニュートラル等の専門人材育成に対する支援を行います。 また、新たに、地場企業の国際取引の支援や、輸出商社を招聘した商談会等を開催するとともに、圏域の地域課題や経済活性化に向けて企業が連携して取り組む実証実験も支援してまいります。 さらに、離職者が早期に安定した職に就いていただくために、職業訓練等を受講する経費の一部を助成する制度を創設いたします。 農林水産業活性化の取組につきましては、ICT技術を活用して農業用水管理の省力化、高度化を図るために、用水路等への効果的な監視カメラや水位センサー等の設置に関する調査を行い、計画を策定してまいります。 また、ため池管理組合等ののり面草刈り作業の負担軽減を図るために、貸出用の自走式草刈り機を導入してまいります。 移住定住施策につきましては、倉敷市への移住を希望される方に対する新たな取組として、本市産業のさらなる成長に必要と考えますIT、文化、医療、福祉、繊維及び農業の各分野の移住を促進するため、情報発信や移住体験ツアーを実施しますとともに、移住者に対して助成を行うことで、一層の移住促進に努めてまいります。 第5に、みらいに向かって持続可能なまちづくりの実現に向けてでございます。 本市は、昨年6月に2050年ゼロカーボンシティへチャレンジすることを宣言いたしました。SDGs未来都市として、SDGsの理念を踏まえた取組を進めることで、環境に優しく、都市機能が充実した暮らしやすいまちをつくるとともに、未来に向かって持続可能なまちづくりを進めてまいります。 まず、カーボンニュートラルへの取組につきましては、新たに、年間消費エネルギー量がおおむねゼロ以下の住宅であるZEH(ゼッチ)、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの普及促進のための補助金を創設いたします。 また、災害時の備えにもなるリチウムイオン蓄電池設置費補助金については400台に拡大するほか、既築住宅に対する住宅用太陽光発電システムの設置や中小企業への省エネ設備等の導入に対する支援を引き続き行ってまいります。 また、この春から、地元においてもカーボンニュートラルの促進や災害の備えにもなる新しい電気自動車の製造が開始予定であることなどから、電気自動車の導入費補助金を100台に、同じく電気自動車の蓄電池を家庭用としても使用できるV2H(ビークル・トゥ・ホーム)充放電設備設置費補助金を20基に、それぞれ拡大してまいります。 さらに、高梁川流域圏域でカーボンニュートラルに向けた研究会を設置し、具体的な施策等についての調査、研究を行ってまいります。 また、持続可能な循環型社会への取組としまして、令和5年度中の稼働に向けた(仮称)白楽町汚泥再生処理センターや、令和7年4月の供用開始に向けた(仮称)倉敷西部クリーンセンターの整備等について着実に進めてまいります。 都市機能の充実、強化につきましては、都市基盤となる都市計画道路新田上富井線、西阿知矢柄線、矢柄西田線の整備を推進するとともに、橋梁等の点検、補修を行い、道路ストックの長寿命化を図ってまいります。 また、国道2号の倉敷市新田から岡山市南区古新田の間で慢性的な渋滞が発生しておりますことから、その対策として、主要渋滞箇所となっている交差点の立体化について現在、国に要望しているところでございます。 市全域及び高梁川流域圏域の広域拠点となる倉敷駅周辺における主な取組としましては、倉敷駅周辺第二土地区画整理事業は、道路、公園等の公共施設整備を進め、土地利用の促進を図ってまいります。 また、JR山陽本線等倉敷駅付近連続立体交差事業につきましても、事業の推進に向けて事業主体である県や関係機関と引き続き協議、検討を行ってまいります。 高梁川流域連携中枢都市圏における地方創生の取組につきましては、新たに高梁川流域圏域自治体が連携してDXを推進するための協議会を設置し、DX推進計画策定に向けた調査等を行ってまいります。デジタルディバイド対策としては、高齢者を対象としたスマホ講座などを開催してまいります。 また、SDGs未来都市として、高梁川流域圏域におけるSDGsの推進に向けた企業等を対象としたセミナーや市民を対象とした啓発イベントの開催など、令和4年度は高梁川流域連携中枢都市圏事業全体で70事業を実施してまいります。 また、倉敷市公共施設等総合管理計画に基づき、令和4年度から令和13年度までの10年間を計画期間とし、施設種類別に個別具体的な対応方針を示す倉敷市公共施設個別計画を令和3年度中に策定してまいります。この計画は、人口減少社会の中で市民サービスを維持していくために、公共施設の長寿命化、複合化等を進めながら、安全で快適な市民生活と持続可能なまちづくりを進めていくためのものであり、2月14日から計画案につきましてパブリックコメントを実施しているところでございます。 山陽ハイツ跡地の活用につきましては、現在、グラウンド敷地内に防災備蓄倉庫及び学校給食共同調理場の整備を進めてございます。 グラウンド以外の敷地につきましては、昨年実施した市民アンケート結果などを参考に検討を行いまして、このたび、山陽ハイツ跡地の豊かな自然や眺望を生かし、多世代が憩い、集えるとともに、災害時には一時的な避難場所にもなり得る都市防災公園として整備するための基本構想案を取りまとめたところであります。こちらにつきましても2月25日からパブリックコメントを実施する予定でございます。 行財政改革の推進につきましては、行財政改革プラン2020を着実に推進しているところでありまして、現在、倉敷児童館、有城荘、ふじ園の複合施設として整備を進めております(仮称)新総合福祉会館は、本年8月にプレオープン予定となってございます。 移転新築中の倉敷北児童センターは、本年9月に開館予定で、今後は、その跡地となる旧倉敷北児童センターを西岡荘として転用するための施設整備を進めてまいります。 さらに、民間活力の導入によりまして、中央斎場、新給食共同調理場等の整備を推進してまいります。 最後に、市民の皆様から親しまれております倉敷市民憲章でございますが、3市合併5周年となる昭和47年2月1日に、市民共通の心のよりどころとなるものとして制定され、今月で50周年を迎えたところでございまして、4月29日に倉敷市芸文館で記念式典を開催したいと考えております。 以上、令和4年度に向けました考え方や取組について、主なものを御説明いたしました。市議会の皆様方や市民の皆様方とともに、持続可能なまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力よろしくお願い申し上げます。 それでは次に、令和4年度当初予算の概要を申し上げます。 議案第17号 令和4年度倉敷市一般会計予算から議案第26号 令和4年度倉敷市モーターボート競走事業会計予算までの令和4年度当初予算案についてでございますが、令和4年度当初予算は、国の補正予算を活用した令和3年度2月補正予算への前倒し分と併せまして、先ほどまで御説明いたしましたように、感染症拡大防止への取組とウイズコロナ下での社会経済活動を力強く進める安心の確保と持続的成長に向けた予算と位置づけて予算編成を行ってございます。 一般会計の歳入につきましては、新型コロナウイルス感染症の動向について先行きが不透明な状況であるものの、ワクチンの3回目接種など感染症拡大防止への取組とともに、社会経済活動を継続していくことで地域経済も厳しい状況から徐々に回復に向かうと見込まれておりますことから、市民税や固定資産税など、市税全体として、令和3年度当初予算に比べまして約63億円の増収を見込んでございます。 一方、地方交付税とその代替財源であります臨時財政対策債は約22億円の減額、地方特例交付金は約20億円の減額を見込んでおります。 また、災害復興基金、新型コロナウイルス感染症対策基金、施設整備のための財源として積み立てている公共施設整備基金などから9億9,200万円余りを、さらに財政調整基金から30億3,800万円余りを取り崩してございます。 歳出につきましては、新型コロナウイルス感染症関連経費、真備地区復興計画に基づく事業、地方創生への取組である倉敷みらい創生戦略及び高梁川流域圏成長戦略ビジョンに掲げた事業、市長公約関連事業、都市・生活基盤等整備事業を重点的に取り組む事業として、財源の重点的な配分を行ってございます。 この結果、各会計の当初予算額は、   一 般 会 計   1,914億1,500万円余り   特 別 会 計    992億5,800万円余り   財 産 区 会 計       8,000万円余り   企 業 会 計   1,090億 600万円余り   合     計   3,997億6,100万円余りとなってございまして、前年度当初予算と比較しますと、一般会計では34億2,200万円余りの増額、率にして1.8%の増、全会計では89億4,600万円余りの増額、率にして2.3%の増となってございます。 次に、特別会計におきましては、国民健康保険事業特別会計では、国民健康保険事業費納付金の減少などにより0.7%の減、介護保険事業特別会計では、保険給付費の増加などにより0.7%の増となってございます。 また、財産区会計におきましては、負担金補助及び交付金の増額などに伴い71.9%の増、企業会計におきましては、下水道事業会計では、企業債償還金の減額などに伴い0.3%の減、水道事業会計では、建設改良事業費の減額などに伴い5.0%の減、市民病院事業会計では、給与費及び材料費の減額などに伴い0.8%の減、モーターボート競走事業会計では、電話・インターネット投票による舟券発売額の増加などにより12.0%の増となってございます。 次に、条例の制定議案につきまして御説明申し上げます。 議案第27号 倉敷市総合浸水対策の推進に関する条例の制定については、浸水被害の予防及び軽減を図り、安心して暮らすことができる町を実現することを目的に、総合浸水対策の推進に関する基本理念を定め、市、市民及び事業者の責務を明らかにするとともに、市が推進する施策の基本的事項等を定めるためのものでございます。 次に、条例の改正議案につきまして御説明申し上げます。 議案第28号 倉敷市職員の育児休業等に関する条例の改正については、非常勤職員の育児休業の取得要件を緩和する等のためのものでございます。 議案第29号 倉敷市特別会計条例の改正については、貸付金の償還期間及び起債の償還の終了に伴い、住宅新築資金等貸付特別会計を廃止するためのものでございます。 議案第30号 倉敷市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の改正については、省令の改正に伴いまして規定を整備するためのものでございます。 議案第31号 倉敷市保育所条例の改正については、倉敷市第三福田保育園を廃止し、民間へ移管するためのものでございます。 議案第32号 倉敷市児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の改正については、社会福祉士及び介護福祉士法の改正に伴い、引用条項の規定を整備するためのものでございます。 議案第33号 倉敷市立小学校および中学校条例の改正については、倉敷市立霞丘小学校を廃止するためのものでございます。 議案第34号 倉敷市立幼稚園条例の改正については、倉敷市立赤崎幼稚園を倉敷市立味野幼稚園に統合するためのものでございます。 次に、条例の廃止議案につきまして御説明申し上げます。 議案第35号 倉敷情報学習センター条例の廃止については、教育委員会におけるICTの活用推進を目的に、組織を再編するため、条例を廃止するものでございます。 議案第36号 倉敷市土地開発公社定款の改正については、倉敷市土地開発公社の副理事長及び常務理事の任命を任意とする等のためのものでございます。 議案第37号は、令和4年度包括外部監査契約を締結するためのものでございます。 議案第38号 字の区域の廃止については、船穂町柳井原地区に係る土地改良事業の換地処分に伴い、小字の区域を廃止するためのものでございます。 議案第39号 竹川用水協議会の設置に関する協議については、倉敷市及び浅口市におきまして、竹川用水の管理運用を行う協議会を設置することについて協議するため、議会の議決をお願いするものでございます。 議案第40号及び議案第41号の指定管理者の指定については、倉敷市国民宿舎良寛荘及び倉敷市市営駐車場21か所の公の施設の指定管理者を指定するためのものでございます。 議案第42号及び議案第43号は、路線の廃止及び認定を行うためのものでございます。 議案第44号 モーターボート競走施行に関する事務の受託に関する協議については、備南競艇事業組合から事務を引き続き受託するためのものでございます。 以上、令和4年度の予算編成の基本的な考え方、予算議案、条例議案など御上程いただきました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げましたが、詳細につきましては、お手元に配付の議案その他参考資料により御質問いただき、私または関係者から御説明申し上げたいと存じます。何とぞ御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中西公仁君) 続いて、選挙1件について事務局から説明させます。平松議会事務局長。            (議会事務局長  平松 孝幸君  登壇) ◎議会事務局長(平松孝幸君) 選挙1件について御説明いたします。 選挙第1号 湛井十二箇郷組合議会議員の選挙については、任期満了に伴う2人の選挙でございます。 以上で説明を終わります。 ○議長(中西公仁君) 以上で説明を終わります。 本日はこれにて散会し、次会は来る22日午前10時から再開いたします。            午前10時58分  散 会...