倉敷市議会 > 1992-04-01 >
02月28日-03号

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  1. 倉敷市議会 1992-04-01
    02月28日-03号


    取得元: 倉敷市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-31
    平成 4年第2回 2月定例会            午前10時 3分  開 議 ○議長(上西孝道君) ただいまから本日の会議を開きます。 ただいまの御出席は42名、会議は成立いたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △報告 請願の取り下げについて ○議長(上西孝道君) この際、報告をいたします。 去る25日に受理いたしました上の町・下の町学区老人憩の家建設についての請願は、昨日請願者から取り下げの申し出があり、私において処理いたしましたので、御報告をいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第9 議案  16件 △日程第10 議案  17件 △日程第11 議案  11件 △日程第12 議案   2件 ○議長(上西孝道君) では、議事に入ります。 日程第9 議案第21号 平成4年度倉敷市一般会計予算から議案第36号 平成4年度倉敷市観光事業会計予算まで予算案16件、日程第10 議案第37号 倉敷市職員の育児休業等に関する条例の制定についてから議案第53号 倉敷市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の改正についてまで条例案17件、日程第11 議案第54号 路線の廃止についてから議案第64号 モーターボート競走施行に伴う勝舟投票券の臨時特別場間場外発売の事務の受託に関する協議についてまで事件案11件、日程第12 選挙第1号 高梁川東西用水組合議会議員の選挙についてと選挙第2号 八ヶ郷合同用水組合議会議員の選挙についての選挙2件、以上都合46件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。渡邊市長。            (市長  渡邊 行雄君  登壇) ◎市長(渡邊行雄君) ただいま御上程いただきました平成4年度予算案並びにその他諸議案を御審議いただくに先立ちまして、私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民皆様方の格別の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 さて、昨今の国際情勢は、世界を揺るがせた湾岸戦争、69年間続いたソ連邦の解体など、世界史に残る激変の大きなうねりの中にあり、世界は、平和に向けて新たな秩序の構築を求めております。また、地球環境問題は、森林破壊と砂漠化の進行、石油などの大量消費による温暖化、人口の爆発的増加など、このまま進めば地球は破壊するとまで言われております。これらを踏まえ、本年6月には環境問題をテーマとした地球サミットが開かれます。 こうした情勢の中になって我が国は、長年にわたり目覚ましい経済成長を続け、米国に次ぐ経済大国となり、発展途上国の支援を初めとした国際社会への貢献が重要な課題となっております。しかし、国内景気は、バブル経済の崩壊、設備投資の鈍化などで既に陰りが出ており、さらには、日米貿易不均衡解消への市場開放、欧州共同体の市場統合などで、先行き不透明感が広がり、予断を許さない状況に向かいつつあります。 また、東京一極集中から多極分散へと地方の中核都市の機能拡大、リゾート開発、そして、空港を含めた広域高速交通体系の整備など、数多くのプロジェクトが21世紀に向けて進行中であります。瀬戸内圏だけでも、平成6年開港予定の関西新空港、山陽自動車道、中・四国横断自動車道など高速交通網の整備のほか、平成10年度には、本州四国連絡橋として神戸~鳴門、尾道~今治の両ルートが開通し、いよいよ瀬戸内3橋時代が到来します。 こうした広域的な高速交通体系の充実は、地域の文化、産業、観光など、多岐にわたる交流を一層活発化させ、瀬戸内を中心とした経済・文化圏は、さらに強力なものとなります。しかし、3橋時代の到来は、本市にとって「ヒト、モノ、情報」の交流の進展が期待される反面、大都市への集中が一層進行する懸念があります。 それだけに、本市が、瀬戸内の中核都市として、その地位を確固たるものにするためには、高い都市機能を備え、個性豊かな文化、経済基盤を持った地方を代表する魅力ある都市づくりが必要であります。 一方、時代の潮流は、高齢化、国際化、情報化、技術革新などが急速に進行しており、さらには、個人の価値観の多様化、労働時間の短縮による自由時間の増加などで、私たちの生活様式も変貌しつつあります。 そこで、内外の動向を的確にとらえ、岡山県政とも連携を図りながら、「夢のある倉敷」の実現を基本姿勢として、計画的な町づくりに積極的に取り組んでまいります。 私は、「市長は市民への最高の奉仕者である」との精神のもとに、市民との対話を重ね、開かれた市政の推進に努め、人間尊重を基調に市民生活を重視した真に豊かさの実感できる「住み続けたいまち倉敷」の創造を目指してまいる所存であります。 新市発足から既に25年を経過した今、42万市民の英知と協力のもとに、職員ともども総力を結集し、市民福祉の向上と本市の限りない発展を期して、積極的な市政の運営に取り組む決意であります。 以上、新年度に臨み、私の基本姿勢を申し述べました。これらを踏まえ、次の4点を重点施策として推進してまいります。 まず、第1点は、「21世紀にふさわしい中核都市づくり」であります。 地方都市を魅力ある都市として発展させていくためには、その都市に根差した歴史的背景、地理的条件などの特徴を踏まえ、人々の価値観が多様化、高度化していることを考慮して、個性を大切にした町づくりを行うことが肝要であります。 本市は、合併以来、各地域の特性を生かしながら、均衡ある発展を目指してまいりました。しかしながら、多核都市を形成しているため、都市機能が分散し、その機能が十分発揮されていない面もあります。 そこで、都市間競争に生き残り、かつ、広域的なリーダーとしての役割を担うためには、倉敷駅周辺地区に都心機能を持たせ、40万都市としての「顔」づくりを行う必要があります。そのため、市街地再開発事業やチボリ公園の誘致など、魅力ある都市空間の創出と利便性を備えた高次都市機能の集積を図ってまいります。また、各地域においては、その特性を生かして、広い視野に立った地域の拠点形成を進める所存であります。 急速に進展しております情報化は、地域社会に大きな影響を与え、地域の活性化を図る有効な手段の一つであります。そこで、民間との役割分担を明確にしつつ、総合的な地域情報化計画を策定いたします。 安全で快適な環境づくりとして、治山、治水など自然災害の防止、さらに、公害防止のために、監視体制の充実と発生源対策に努めるとともに、消防・救急体制にも力を入れてまいります。 また、車社会にあっては、人間優先、人命尊重を基本理念として、人と車の調和をとれた安全で快適な交通社会の実現を目指し、交通安全施設の整備や安全意識の高揚に努めたいと存じます。 道路整備につきましては、産業・経済活動を支え、また、市民の日常生活にとってより身近な都市基盤として、骨格となる都市計画道路はもとより、生活道路についても計画的に整備を続けてまいります。 市民に「うるおい」と「やすらぎ」をもたらすため、「緑と親水」などをテーマとした市民に親しまれる公園や緑道などの整備を推進してまいります。また、良好な都市景観の形成を図るため、「うるおい、緑、景観まちづくり整備計画」などに基づき、所要の事業を展開してまいります。 水道は、市民生活や都市活動を支える上で欠かすことのできない大切な施設であり、今後の水需要の増加などにこたえるべく施設整備に努める所存であります。 住宅、宅地の整備につきましては、狭隘で老朽化した公営住宅の建てかえ、修繕などにより、ゆとりある住環境の整備に努めてまいります。 また、民間の事業につきましても、適切な指導、助言により開発・整備を促進してまいります。 全国的にも大きな都市問題となっておりますごみ処理につきましては、水島清掃工場の建設を初め、諸施設の計画的な整備を図るなど、収集、処理に全力を傾ける所存であります。また、ごみの減量化や再資源化を図るため、分別収集など市民皆様の協力を得ながら、積極的な対応を図ってまいります。 第2点は、「心豊かな人間都市づくり」であります。 「こころの時代」と言われる今日、真の豊かさを求めて、ゆとり、潤い、思いやりなど、人間味あふれる総合的な施策が要請されております。市民ニーズを的確に把握し、ともに生き、ともに喜びを感じるような地域社会の実現を目指してまいります。 急速に進展する高齢化社会に対処していくためには、高齢化問題をすべての市民共通の課題としてとらえることが重要であります。そのため、現在策定中の「長寿社会対策基本計画」に基づき、市民一人一人が、健やかで、生きがいのある生活を生涯にわたって送ることができる長寿・福祉社会の実現を目指し、積極的に取り組んでまいります。 また、障害者などあらゆる人々が、互いに助け合って幸せに暮らせる町づくりを福祉の基本理念として、福祉はもとより、保健、医療など地域に根差した諸施策を総合的に進めてまいります。 このように多様化する福祉施策を推進するために、福祉団体などとの連携強化を図るとともに、ボランティアの育成とその活動の支援に努めてまいります。 さらに、心身ともに健康な生活を送るためには、生涯を通じて、各個人の生活様式に対応した健康づくりが大切であります。そのため、各種健康診査の充実に努めるほか、健康への啓発活動、予防・医療体制の確立にも配慮してまいります。 長年にわたって市民要望の高い下水道は、清潔で快適な生活環境の向上並びに川や海の水質保全など、市民生活にとって重要な施設であります。そのため、下水道整備を市政の最重点施策に位置づけ、「第7次下水道整備五カ年計画」を協力に推進することとあわせて、合併処理浄化槽の設置を積極的に推進し、倉敷方式として、普及率の向上を図ってまいります。 生活水準の向上と自由時間の増大に伴い、市民のスポーツ、レクリエーションに対する関心は、年々高まってきております。そのため、市民が安心し、ゆとりを持ってスポーツ、レクリエーションに親しめる環境の整備に努める考えであります。 消費者行政につきましては、高齢者やひとり暮らしの人を初めとする消費者保護のための施策の充実に努めてまいります。 また、労働者対策としては、国・県との連携のもとに、ふるさと就職の促進など若年労働力の確保と高年齢者等の雇用の拡大、男女の雇用機会均等の推進に努めてまいります。 人権尊重につきましては、すべての人々が人間として平等に尊重される社会の実現に向けて、あらゆる差別の解消に努めてまいります。 近年、地域社会における都市化の進展は、人と人、人と地域の結びつきを希薄化させ、人間らしい近隣生活を営む基盤を失わせつつあります。そこで、市民生活に根づいたコミュニティーを育成することといたします。 第3点は、「世界にはばたく文化都市づくり」であります。 「文化の時代」と言われている今日、文化都市を標榜する本市にとりまして、その振興は、重要な施策であります。幸い、本市は、先人たちが営々として築き上げてきた世界に誇り得る文化を継承しております。文化都市の名に恥じないよう、これらを守り、育てるとともに、倉敷の風土や個性を生かしながら、新たな文化の創造・発信に努める所存であります。 近年、市民の間で、芸術鑑賞・創造など文化活動への参加意欲がとみに増大し、かつ、活動内容も多様化してきております。これらに的確に対応するため、仮称倉敷市文化振興財団を設立し、一元的に企画、調整、実施するなど、市民文化のより一層の向上を図ってまいります。 若者の定着は、人口の増加や経済的波及効果が期待でき、町の活性化のための重要な要素であります。そのため、現在、策定中の「カレッジタウン21基本計画」に基づき、4年制大学の誘致に向けて積極的に取り組むとともに、倉敷市立短期大学の充実に努めてまいります。 生涯学習は、人生に生きがいを持たせ、自己の充実、実現を目指すもので、21世紀に向けて重要な課題であります。そこで、その基礎となる学校教育におきましては、信頼と愛情に基づいた温かい心を基調として、家庭、社会との連携のもとにみずから学ぶ意欲を持ち、社会の変化に主体的に対応できる心豊かな人材の育成に努めてまいります。また、社会教育につきましても、「生涯学習推進計画」を策定し、市民の一生を通じ、学習に必要な諸施策を推進するとともに、次代を担う青少年の健全育成に努める所存であります。 国際交流につきましては、姉妹都市などとの友好親善をより一層推進するとともに、民間レベルでの交流の促進にも配慮してまいります。 第4点は、「若さと創造の活力都市づくり」であります。 地域の活性化を図り、豊かな市民生活を築くためには、多様な産業活動の展開とともに、均衡のとれた産業構造の形成が必要であります。 国においては、これまで重点を置いていた基礎資源型産業に加え、先端技術産業の育成にも力を入れていくこととしております。本市としましても、こうした国、社会、経済の動向を的確にとらえ、雇用機会の拡充を図りながら、市民所得の向上と人口の増加を促進してまいります。 農業につきましては、近年、農産物の自由化、特に、「コメの市場開放問題」など、農業を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。農業の近代化を目指し、農道、水路など農業基盤整備の充実に努めるとともに、経営の合理化に力を入れてまいる所存であります。 また、漁業に関しましては、漁場、漁港の整備、さらに、水産資源を確保するため、「獲る漁業からつくり育てる漁業」への転換を推進してまいります。 本市の基幹産業であります工業につきましては、目覚ましい技術革新により、生産性の向上が図られており、さらに、先端技術産業など新たな分野への展開が進んでおります。こうした中で、技術交流などの促進を図るとともに、基盤整備に努めてまいります。 また、経済変動を受けやすい地域産業につきましては、経営基盤安定のため、融資制度など、適切な支援を続けていく考えであります。 さらに、新たな都市型産業の振興でありますが、「ソフトパーク21基本計画」に基づいて、先端技術産業などの誘致に努めるとともに、第3次産業の育成など長期的視点に立ち、時代の要請に的確に対応してまいります。 また、若者の定着等、水島地域の活性化を図るため、仮称水島交流拠点構想策定協議会を発足させ、交流の場づくりなど、ソフト、ハード両面から検討してまいります。 商業の振興につきましては、社会・経済情勢の変化による消費者ニーズの多様化、高級化など商業環境の変化に的確に対応できるよう、経営基盤の強化や魅力的な商店街づくりを支援してまいります。 本市は、美観地区や瀬戸大橋など、世界有数の観光資源に加え、地域に根差した数多くの資源を有しております。これらの掘り起こしや保存に力を入れるとともに、各種イベントの充実、宣伝活動にも十分配慮し、人々が集い、交流する滞在型観光を推進することといたします。 また、国際観光につきましては、姉妹とし、国際観光振興会などを通じ、本市の魅力をPRするとともに、外国人観光客の必要とする情報提供にも努めてまいります。 以上、私の基本的な取り組み方について申し述べましたが、それ以外につきましても、倉敷市第4次総合計画を踏まえ、緊急性、重要性などを考慮して、一歩一歩着実に努力してまいる所存であります。 次に、平成4年度の当初予算案につきまして御説明申し上げます。 まず、各会計の予算規模は、   一 般 会 計   1,425億6,900余万円   特 別 会 計    712億3,900余万円   財 産 区 会 計     2億6,700余万円   企 業 会 計    751億8,600余万円   合     計   2,892億6,200余万円となっております。 このうち、一般会計から御説明申し上げます。 新年度は、現在進行中の大型プロジェクトを初め、倉敷駅周辺整備事業など懸案の諸施策の一層の推進に多額の財源を必要としております。 しかしながら、一般財源の大部分を占める市税収入は景気後退などの影響により微増にとどまる見込みであり、財政調整基金と各種基金を大幅に取り崩し、編成をいたしております。 この結果、一般会計総額では、前年度当初予算は骨格予算のため、6月補正後の対比で7.9%増となっており、地方財政計画の4.9%を上回り、厳しい状況の中でも積極的な予算編成となっております。 市税以外の歳入のうち、国・県支出金につきましては、所要額を計上いたしておりますが、今後とも国・県との連携を図りながら、財源確保に一層の努力をしてまいる所存であります。 次に、競艇事業収入につきましては、児島モーターボート競走事業会計から41億円を繰り入れ、貴重な財源として都市基盤整備事業等に重点的に充当いたす予定であります。 市債につきましては、清掃施設整備事業に40億1,900余万円を充当するなど88億7,700余万円を計上いたしております。 この結果、市債の平成4年度末現在高は581億9,500余万円となる見込みであります。 このほか、さきにも申し上げましたとおり、財政調整基金及び教育文化施設整備基金などから総額105億1,200余万円を取り崩し、財源の補てんをいたしております。 次に、主な特別会計につきまして、御説明申し上げます。 下水道事業特別会計では、管渠工事費を中心に170億円の事業費を計上いたしております。また、水洗化率を高めるための経費も所要額を計上いたしております。 国民健康保険事業特別会計では、医療費は8.7%増を見込み計上いたしましたが、この財源となる保険料につきましては、一般会計から4億7,000万円を繰り入れることにより、保険料率は前年どおりに据え置くよう措置いたしております。 新倉敷駅南第一土地区画整理事業特別会計では、道路築造費及び物件補償費など12億8,800余万円を計上いたしております。 老人保健医療事業特別会計では、医療給付費として6.2%増の255億200余万円を計上いたしております。 次に、財産区会計では、26財産区につきまして、それぞれ、管理費を中心に地域の公共事業への助成など所要の経費を計上いたしております。 次に、各企業会計につきまして御説明申し上げます。 水道事業会計では、本年度の業務量は給水戸数14万1,900戸、給水人口42万8,800人、年間給水量は7,464万立方メートルを予定し、予算を計上いたしております。 なお、水道料金改定によりまして、給水収益が増加し、本年度は3,700余万円の純利益を生じる見込みであります。 児島モーターボート競走事業会計では、本年度の業務量は年度間開催日数を156日とし、1日平均入場人員5,400人、1日平均舟券売上額3億5,700万円、返還金額500万円を予定し、予算を計上いたしております。 これにより、予定利益は47億3,300余万円となる見込みで、このうちから一般会計へ41億円を繰り出すことにいたしております。 児島市民病院事業会計では、本年度の業務量は1日当たり入院患者数164人、外来患者数345人を予定し、予算を計上いたしております。 しかし、国の診療報酬の抑制策、人件費の上昇などが経営を圧迫し、1億6,400余万円の純損失を生じる見込みであります。 観光事業会計では、本年度の業務量は3施設合わせて1日平均売上額226万円余を予定し、予算を計上いたしております。 この結果、本年度は10余万円の純利益を生じる見込みであります。 以上、市政運営に臨む私の基本姿勢、重点施策及び財政運営方針につきまして、その概要を申し上げました。 私を初め、全職員一致協力して、効率的な行財政運営に最大限の努力を払い、市民皆様の期待と信頼に存分にこたえてまいる決意であります。 議員各位並びに市民皆様の格別なる御理解と御協力を心からお願い申し上げる次第であります。 なお、それぞれの歳出予算の概要につきましては、後ほど、関係者から説明させますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、条例の制定議案につきまして御説明申し上げます。 議案第37号 倉敷市職員の育児休業等に関する条例の制定については、地方公務員育児休業等に関する法律が制定されたことに伴い必要な事項を定めるためのものであります。 議案第38号 倉敷市西中新田卸売市場駐車場条例の制定については、倉敷市西中新田卸売市場駐車場を設置するためのものであります。 次に、条例の改正議案につきまして御説明申し上げます。 議案第39号 倉敷市印鑑登録および証明に関する条例の改正については、印鑑登録証明制度の簡素化を図るためのものであります。 議案第40号 倉敷市職員の勤務時間、休日および休暇に関する条例の改正については、休日の振りかえ制度及び地方公務員育児休業等に関する法律の施行に伴う育児休業制度の実施のためのものであります。 議案第41号 倉敷市職員の給与に関する条例の改正については、地方公務員育児休業等に関する法律の施行に伴い規定の整備を行うため、及び備南伝染病隔離病舎組合の解散に伴う必要な措置を定めるためのものであります。 議案第42号 倉敷市職員の退職手当に関する条例の改正については、備南伝染病隔離病舎組合の解散に伴い、必要な措置を定めるためのものであります。 議案第43号 倉敷市市税条例の改正については、軽自動車税の課税免除対象の追加及び乗用田植機の税率の変更その他地方税法の一部改正に伴う所要の規定の整備を行うためのものであります。 議案第44号 倉敷市養護老人ホーム条例の改正については、倉敷市長楽荘の改築工事の完了に伴い、倉敷市光風荘を統合廃止するためのものであります。 議案第45号 倉敷市国民健康保険条例の改正については、国民健康保険法施行令の改正に伴う保険料の賦課総額の算定方法等所要の規定の整備、賦課限度額及び賦課割合の改正並びに助産費及び葬祭費の支給額の改定を行うためのものであります。 議案第46号 倉敷市農業共済条例の改正については、農業災害補償法施行規則の家畜共済に係る廃用の範囲に農林水産大臣の指定による追加があったこと等に伴うものであります。 議案第47号 倉敷市水洗便所改造資金貸付条例の改正については、水洗便所改造資金の貸付限度額及び貸付条件を変更するためのものであります。 議案第48号 倉敷市公園条例の改正については、倉敷市運動公園野球場が改築されたことに伴い、使用料を改定等するためのものであります。 議案第49号 倉敷市公民館条例の改正については、倉敷市福田公民館を設置するためのものであります。 議案第50号 倉敷市立図書館条例の改正については、倉敷市立玉島図書館分室を廃止するためのものであります。 議案第51号 倉敷市歴史民俗資料館条例の改正については、玉島地区で保存・収集されている民俗資料を整理し、展示する倉敷市玉島歴史民俗海洋資料館を設置するためのものであります。 議案第52号 倉敷市火災予防条例の改正については、火を使用する設備及び器具等、火の使用に関する制限等並びに避難管理に関する事項について、火災予防上必要な規定の整備を行うためのものであります。 議案第53号 倉敷市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の改正については、地方公務員育児休業等に関する法律の制定に伴い、規定の整備を行うためのものであります。 次に、事件議案につきまして御説明申し上げます。 議案第54号 路線の廃止について及び議案第55号 路線の認定については、道路台帳の補正等を行うためのものであります。 議案第56号 訴訟の提起については、市営住宅使用料長期高額滞納者に対する市営住宅の退去明け渡し未払い住宅使用料等の支払いを求める訴訟であります。市営住宅使用料の滞納については、督促、催促等により、平素からその徴収に努力を重ねているところであります。今後とも、訴訟を含め滞納整理に一層の努力をいたす所存でありますので、よろしくお願い申し上げます。 議案第57号 モーターボート競走施行に関する事務の受託に関する協議については、競艇事業収益の均てん化の構想に基づき、昭和50年6月以来行っている備南競艇事業組合のモーターボート競走施行に関する事務を引き続き受託するためのものであります。 議案第58号から議案第64号までのモーターボート競走施行に伴う勝舟投票券の臨時特別場間場外発売の事務の受託に関する協議については、本年5月に住之江モーターボート競走場において開催される第19回全国モーターボート競走会連合会会長笹川賞競走など、本年度中に開催される6大特別競走及び中国地区選手権競走に係る勝舟投票券の臨時特別場間場外発売の事務を大阪府都市競艇組合など7団体からそれぞれ受託するためのものであります。 以上、ただいま御上程いただきました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げましたが、なお、詳細につきましては、お手元に配付の議案その他参考資料により御質問いただき、私または関係者から御説明申し上げたいと存じます。 何とぞ御審議の上、適切なる御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(上西孝道君) 説明を終わります。 次に、平成4年度当初予算歳出の補足説明を求めます。久代総務局長。            (総務局長  久代 章義君  登壇) ◎総務局長(久代章義君) 平成4年度当初予算のうち歳出につきまして、お手元に配付いたしております黄色い表紙の「平成4年度当初予算案」の概要に基づきまして、関係者から新規事業、重点事業につきまして補足説明をいたします。 まず初めに、総務局関係につきまして御説明いたします。 2ページをお開きください。総務費の中で新文書管理保存システム推進経費83万5,000円でございますが、これは年々増大する文書の効率的な保存システムとして光ディスクファイリングを導入検討するための調査研究等の経費でございます。 次に、市史編さん経費5,101万4,000円でございますが、これは平成元年度を初年度とした9カ年継続事業で、全13巻の倉敷市史を発刊するためのもので、市史の資料の収集及びその分類、整理等を行うための市史編さん業務委託料と倉敷の歴史、倉敷市史だより発刊等の印刷製本費が主なものでございます。 次に、青少年健全育成関係経費2,101万6,000円でございますが、これは青少年健全育成に対する市民意識の高揚を図るため、毎年市民会館で開催いたしております青少年健全育成推進大会の経費、それから地域、学校、年齢の異なる青少年が夏休みに生活体験をともにする、明日をつくる青少年活動事業、青少年の育成についての親の意識調査を実施するための経費などでございます。 次に、財団法人岡山県暴力追放運動推進センター出捐金1,470万9,000円でございますが、これは暴力追放運動を推進するため、平成4年4月1日設立予定の同センターに対しまして4,202万6,000円を3カ年で出捐するためのもので、その初年度分でございます。 次に、女性問題対策経費557万3,000円でございますが、これは女性問題に対する市民意識の高揚を図るための女性フォーラム開催経費と女性情報紙「リラくらしき」の発行経費、女性が輝やく写真展開催経費などでございます。 次に、コンピュータ等運用経費の5億4,665万9,000円でございますが、これはコンピュータ機器類の借り上げ料を初めとした運用管理に要する経費で、現行のコンピュータ適用業務の安定運用の一層の効率化を図るためのものでございます。 次に、システム開発経費2億6,750万8,000円でございますが、これは既存の市税システムを総合的に見直す総合税オンラインシステムの開発と下水道の基本計画及び長期計画を策定するための下水道計画支援システム外3システムの開発を行うものでございます。 次に、職員海外研修費500万円でございますが、これは近年の急速な国際化に対応して、海外の生活体験を通じて職員の国際感覚の涵養を図るとともに滞在地の行政制度などを学ばせ、その成果を本市の行政に反映させることを目的に毎年実施しているものでございます。 次に、短期大学新学科設置事業費1億5,355万7,000円でございますが、これは平成6年4月に服飾美術学科を新たに設置するためのもので、既存校舎の改修工事費及び新校舎の設計委託料でございます。 次に、3ページをお開きください。基金積立金11億175万4,000円でございますが、これは財政調整基金外4基金の運用利子分を積み立てるものでございます。 次に、17ページをお開きください。公債費70億952万3,000円でございますが、これは長期債の元金償還金と支払い利子並びに一時借入金の利子でございます。 次に、諸支出金でございますが、倉敷市土地開発公社経費53億1,947万1,000円並びに財団法人倉敷市開発公社経費1億9,163万8,000円は、公共用地の先行取得等の委託事業にかかわる事務委託料、貸付金及び公社債の償還金などの補てんのための経費でございます。 次に、19ページをお開きください。財産区会計2億6,721万8,000円でございますが、これは酒津外25財産区の管理費と地域集会所の助成金などであります。 なお、そのほかの事項につきましては、今ごらんの平成4年度当初予算案の概要を御参照していただきたいと存じます。 以上をもちまして、総務局関係の説明を終わります。何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(上西孝道君) 松尾市長公室長。            (市長公室長  松尾 武司君  登壇) ◎市長公室長(松尾武司君) 市長公室関係について御説明いたします。 3ページをお開きください。事業名欄の上から2段目、3段目をごらんください。倉敷国際姉妹都市提携委員会補助金1,960万円並びに倉敷市国際交流基金から生じる利子を財源として行う国際交流基金事業費2,595万円を計上いたしております。今日では市民生活も諸外国との関係なしには考えられない状況にあり、特に次代を担う青少年の交流、市民参加の交流を中心に相互理解と親善を強く推進する必要があります。 姉妹都市提携委員会事業といたしましては、カンザスシティー市、クライストチャーチ市、両市との青少年の派遣と受け入れの相互交換を初めとした交流事業を従来どおり継続いたします。また、新規事業として、ことしはカンザスシティー市との提携20周年を迎え、双方で各種の記念行事を計画いたしております。 また、国際交流基金事業といたしましては、8月に中学生、高校生を対象とした倉敷イングリッシュキャンプを開催し、秋には昨年からスタートいたしました国際ふれあい広場を開催するなど、広く市民参加の国際交流事業を推進していく予定であります。 以上をもちまして、市長公室関係の説明を終わります。 ○議長(上西孝道君) 花岡企画局長。            (企画局長  花岡 洋右君  登壇) ◎企画局長(花岡洋右君) 企画局関係につきまして御説明を申し上げます。 3ページをごらんください。まず、集会所設置費補助金1億9,060万円でありますが、これは地域住民の触れ合いの場である集会所の建設を積極的に支援し、コミュニティー活動の一層の推進を図るため、小学校区を単位として組織されたコミュニティー組織の活動拠点としての校区集会所と町内会等の地域集会所の設置費に対して助成するものであります。 次に、コミュニティーづくり推進事業費637万円でありますが、これは小学校区を単位としたコミュニティーの組織育成と活動を助成するとともに、住民の一体感を醸成するための地域間交流事業を積極的に支援するものであります。 次いで、温かいもてなし市民運動実施経費300万円でありますが、これは温かいもてなし市民運動を推進するための啓発用パンフレット、広告、看板作成費及び消耗品費等であります。 4ページをごらんください。公聴広報費1億6,214万6,000円でありますが、これは市民便利帳の発行、広報紙の発行、市政テレビ番組の製作及び市民の声アンケート等に要する経費であります。 次に、地域情報化計画策定経費1,230万円でありますが、これは情報化を第4次総合計画の各事業実現のための一つの手段として位置づけまして、地域の情報化に関する総合的な計画を策定するものであります。策定に当たりましては、3年度に実施いたしました地域情報化に関する市民アンケートから抽出された現状や課題を十分に検討いたしまして、実効性のある計画を策定いたしたいと考えております。 次に、仮称財団法人倉敷市文化振興財団につきましては、諸般の準備に時間を要しておりましたが、このたび3月下旬に設立の運びとなりました。4年度事業につきましては、財団設立後に開催されます理事会等において決定されるため、当初予算におきましては、向こう3ヶ月間の理事会及び評議員会等の開催に要する経費並びに調査研究活動費等として1,500万円をお願いしております。事業計画が正式に決定いたしました段階で、改めて補正予算をお願いしたいと存じますので、よろしく御理解のほどをお願い申し上げます。 次に、カレッジタウン21計画推進事業費800万円でありますが、これは現在調査研究をしておりますカレッジタウン21基本計画に基づきまして、本市の特性に見合った大学を誘致するための事業計画等を策定するものでございます。 次に、仮称水島交流拠点構想策定協議会負担金300万円でありますが、水島地域の町づくりを進める上で、若者などの交流拠点整備の促進方策について、県、市、企業及び学識経験者等で協議会を組織し、検討するためのものであります。 なお、負担金の2分の1の額が県から補助金として交付される予定でございます。 次に、市民休暇都市関連経費300万円でありますが、これは市民の多様なニーズに対応し、気軽に自然に親しみ憩うことができる場を創出するため、自然との触れ合いを中心とした市民休暇都市建設の基本構想及び基本計画を策定するものであります。 次に、下電跡地整備計画策定経費500万円でありますが、これは下津井電鉄の鉄道廃止に伴う跡地を歩行者・自転車道として整備するための利用計画を策定するものであります。 以上をもちまして、企画局関係の説明を終わります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(上西孝道君) 暫時休憩いたします。            午前10時54分  休 憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時13分  開 議 ○議長(上西孝道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、安田市民局長。            (市民局長  安田 貞男君  登壇) ◎市民局長(安田貞男君) 市民局関係につきまして御説明をいたします。 4ページをお開きください。まず、社会福祉総務費35億2,287万3,000円のうち父子家庭家事援助サービス事業委託料は、家事、育児に困難を来し、日常生活を営むのに支障のある父子家庭に家事援助人を派遣して、日常生活の世話を行うものであります。 国民健康保険事業特別会計繰出金は、保険料率を前年度と同様に据え置くためのものと低所得者に対する保険料軽減分を公費で負担する保険基盤安定制度並びに事務費等への繰出金であります。 なお、平成4年度から人件費、助産費補助金が一般財源化されたことなどによりまして、前年度予算に比べまして約3億円の増加となっております。 それから、老人保健医療事業特別会計繰出金は、老人保健法に基づく市の負担分で、医療費の5%相当額であります。 次に、民生児童委員費の5,187万円は、3年ごとに行われる民生児童委員の一斉改選の事業費などであります。 次に、総合福祉事業団運営費6億7,910万円は、経費老人ホームなど45施設の維持管理に要する経費並びに事業団設立20周年記念事業費であります。 5ページをお開きください。心身障害者福祉費5億7,573万1,000円のうち主なものは、一般の歯科では診療が困難な心身障害者の歯科診療事業委託料及び特別障害者手当、重度心身障害者医療費等であります。 次に、身体障害者福祉費3億8,849万1,000円は、在宅重度身体障害者対策の家庭奉仕員派遣事業費、それから補装具の給付費、厚生医療の給付費などであります。 次に、精神薄弱者福祉費10億705万5,000円は、日常生活の援助を行い、自立を助長するグループホーム事業補助金、一般企業等への就労による自立を促進する生活ホーム運営事業補助金などであります。 次に、老人福祉総務費5億7,945万6,000円は、在宅老人対策の家庭奉仕員派遣事業、寝たきり老人等が一時的に期限を限って特別養護老人ホームへ入所して介護を受ける在宅老人短期入所事業に要する措置委託料や虚弱老人等に送迎・入浴等のサービスを提供するデイサービス事業の運営委託料のほか、新規事業といたしましてナイトケア、ホームケアの措置委託料、さらに寝たきり老人訪問歯科診療事業調査費及び明るい長寿社会推進機構として平成3年10月に岡山県が設立した岡山県明るい長寿社会財団への出捐金等であります。 6ページをお願いいたします。高齢化対策事業費1,807万5,000円は、平成2年6月の老人保健法及び老人福祉法等の一部改正によりまして、市町村の老人保健福祉計画の策定が義務づけられましたが、近く国から示されます策定指針に従いまして、高齢者の実態調査を行います老人保健福祉計画の策定費及び幼いころから福祉に対する理解を深めるため、小学校高学年を対象とする高齢化社会福祉教育副読本の作成費が主なものであります。 次に、老人生きがい対策費1億2,590万6,000円は、公園等の清掃委託料、老人クラブの活動費補助金及びゲートボール場設置に伴う事業協力補助金、便所等の設置費補助金などであります。 次に、老人福祉施設費19億1,028万4,000円は、市立養護老人ホーム2施設の運営費及び特別養護老人ホームの措置委託料などであります。 次に、老人憩の家建設事業費7,611万2,000円は、現在市内に憩の家を26館設置いたしておりますが、長寿社会が進む中で、いまだに地域的にも不足しているのではないかという声もあり、今後必要箇所に補充補完していくことといたしまして、このたび新たに児島地区に建設する憩の家の建設工事費等であります。 次に、児童福祉総務費12億4,567万7,000円の主なものは児童手当でありますが、国の制度が改正され、支給対象範囲が拡大されております。 次に、心身障害児福祉費4,398万5,000円のうち障害児を囲む親子のふれあい事業委託料は、障害を持つ児童とその親たちが戸外での体験を通じて触れ合いを深めるための事業費で、委託事業費としては当年度が第3回目になります。 次に、児童措置費43億187万6,000円のうち主なものは、民間保育所措置委託料であります。 7ページをお開きください。児童福祉施設費33億2,643万1,000円のうち設計委託料は、上の町保育園の老朽改築に伴う基本設計委託料等であります。 次に、総合社会福祉大会実施費443万9,000円は、例年倉敷市社会福祉協議会と関係団体とが一体となって、福祉に対する市民意識の一層の高揚を図るために実施するもので、当年度は第5回目となります。 次に、倉敷音楽祭実施事業費補助金4,500万円は、第7回倉敷音楽祭へ支出する補助金であります。 次に、仮称芸文館建設事業費19億9,901万8,000円は、昭和63年度から文化、芸術の拠点として平成5年度完成を目指して建設を進めているものであります。 次に、交通対策費3億4,781万4,000円は、第2次交通戦争と言われております現在、市民一人一人の交通安全意識の高揚及び市民の安全確保を図るための交通安全対策協議会等への補助金、また交通安全運動や交通安全教育を実施するための経費並びにカーブミラー等の設置委託料に要する経費でございます。 以上で一般会計の民生費に係る説明を終わりますが、この中には生活保護費を初め障害者、児童、老人等の各種措置費が極めて大きな割合を占めております。しかし、これらすべて法に基づく義務的経費でありますので、説明は省略をさせていただきました。 続きまして、18ページをお願いいたしまして、ここにございます特別会計の国民健康保険事業につきまして御説明を申し上げます。 国民健康保険事業予算額は175億9,224万4,000円で、本年度医療費の伸びは診療報酬の改定分2.5%を含め8.7%増を見込んでおります。これを賄う保険料につきましては、一般会計から4億7,000万円を繰り入れをいたしまして、賦課限度額を半期21万円から22万円に改正するにとどめ、保険料率は据え置きました。 また、助成費は国の支給基準の改定によりまして、一子につきまして13万円から24万円に、同時に葬祭費につきましても給付の改善を行っております。 次に、そのページの一番下にございます交通災害共済事業1億1,209万4,000円の主なものは、共済見舞い金7,657万9,000円であります。 次に、19ページをお願いいたします。上から2番目の老人保健医療事業256億8,841万2,000円は、老人保健法に基づき医療給付を行うもので、本年度も医療費の伸び等の要因によりまして、前年度当初予算に比べまして約14億6,600万円の増加となっております。 以上で市民局関係の説明を終わります。何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(上西孝道君) 清水衛生局長。            (衛生局長  清水 隆久君  登壇)
    ◎衛生局長(清水隆久君) 衛生局関係について御説明いたします。 8ページをごらんください。緊急医療対策費1億7,072万8,000円につきましては、市民の急病の医療需要に対処し、救急医療体制の確保及び充実を図り、市民の健康保持増進に要するための経費であります。 次に、保健事業対策費5億1,021万8,000円につきましては、老人保健法に基づく健康診査等の老人保健事業及び市民の健康保持増進や疾病予防のための経費であります。 次に、伝染病予防費3,025万6,000円につきましては、備南伝染病隔離病舎組合解散に伴い、倉敷市が伝染病予防法の規定により隔離病舎を設置し、27市町村から事務受託する管理運営のための経費であります。 次に、合併処理浄化槽設置費補助金10億2,494万円につきましては、家庭からの雑排水による河川等の汚濁を防止し水質の保全を図るため、合併処理浄化槽の設置を積極的に推進し、水洗化率の向上を努めるための経費であります。 次に、児島公園墓地整備事業費5,010万6,000円につきましては、児島上の町地内に造成を計画いたしております児島公園墓地の取り合い道路改良工事のための経費であります。 次に、生活排水対策推進計画経費900万円につきましては、市内全域が水質汚濁防止法に基づく生活排水対策重点地域に指定されるのを受け、生活排水処理対策を総合的に推進していくための計画策定を委託する経費であります。 次に、公害監視センター施設整備費4,172万円につきましては、酸性雨等ますます多様化する分析項目の増加で手狭になった公害監視センターに天秤室を備えた分析室を増築し、あわせて気球庫を改築する経費であります。 次に、公害健康被害補償費42億5,438万7,000円につきましては、公害健康被害者の救済に必要な療養の給付及び療養費、障害補償費等7種類の補償給付を行うための経費であります。 次に、ごみ収集基本計画策定業務委託料1,300万円につきましては、大規模住宅団地造成、高層住宅化など都市整備並びに処理施設の整備等を勘案して、ごみステーションの見直し、収集体制の再編成など基本計画策定を行うための経費であります。 9ページをごらんください。次に、ごみ減量化対策事業費2億6,478万8,000円につきましては、家庭系ごみの自家処理を推進するため、家庭用ごみ焼却炉及びコンポスト容器購入費補助金の交付並びにモデル地区を設け、資源ごみの分別収集を行うなどの経費であります。 次に、清掃施設整備事業費55億6,360万円につきましては、平成3年度から6年度までの4カ年継続事業として交通局跡地へ水島清掃工場を建設する経費、また平成3年度から5年度までの3カ年継続事業として東部最終処分場内への粗大ごみ処理施設の建設に要する経費のそれぞれの2カ年目の工事費等であります。 20ページをごらんください。企業会計、児島市民病院事業について御説明いたします。 まず、収益的収支についてですが、本年度の業務量は1日当たり入院患者数164人、外来患者数345人を予定しております。これは平成3年度決算見込みに対し、1日当たり入院患者数は約3人、外来患者数は約9人の利用増を見込んでおります。 一方、支出では薬品及び診療材料等の効率的購入及び諸経費の節減に努める等、最小限の額を計上いたしております。 しかし、昨年の給与改定に見られますように、医療職職員の給与改定による給与費の上昇は毎年経営を圧迫しており、実質2.5%のわずかな診療報酬の値上げでは、現下の困窮した病院経営の改善にはほど遠く、本年度も一般会計から1億円の助成措置をいたしているところであります。その結果、本年度の収入21億6,712万5,000円に対し、支出23億3,162万3,000円となり、差し引き1億6,449万8,000円の純損失を生ずる見込みであります。 次に、資本的支出では、企業債償還金3,647万円と生化学自動分析装置等医療機器購入費及び空調用の中央監視板取りかえ工事費等に1億4,356万3,000円を計上いたしております。これらの費用の財源は、一般会計からの繰入金を充当いたしております。 以上をもちまして、衛生局関係の説明を終わります。何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(上西孝道君) 井澤経済局長。            (経済局長  井澤 豊君  登壇) ◎経済局長(井澤豊君) 経済局関係につきまして御説明いたします。 9ページをごらんください。まず、中ほどの労働費のうち新規学校卒業就職者歓迎大会負担金280万円は、市内事業所に就職した新規学校卒業就職者を歓迎するための大会負担金であります。 次に、勤労者融資事業費4億8,319万円は、勤労者の福利厚生の一環として実施している勤労者融資制度の預託金と岡山県労働者信用基金協会への貸付金であります。 次に、雇用対策事業費1,754万9,000円は、昨今の労働力需給逼迫により市内事業所が必要とする労働力確保のため、県内外主要地の求職開拓、ふるさと就職促進事業等、諸事業の強化を図るための事業費であります。 次に、労働会館施設整備事業費1億60万円は、各労働会館の施設を改修整備するための工事費であります。 続いて、農林水産業費について御説明いたします。 水田農業確率対策事業費6,487万5,000円は、米の過剰対策として長期的に農業の生産構造を転換し、受給の均衡を図るための転作指導推進事業費と転作目標達成農家に対して支払う協力報奨金が主なものであります。 次に、市民農園整備事業費2,136万円は、農業者以外の人々に自然と触れ合い、農業、農村に対する理解を深めていただくとともに、地域の活性化と遊休農地の利用増進を図るものであります。 10ページをお開きください。次に、農業振興費1億2,149万円は、農業振興地域内の農道、水路等の土地基盤整備工事費と桃の品質向上を図るためのふるさと特産物育成対策事業費補助金が主なものであります。 次に、農業施設新設改良費37億4,289万1,000円は、農道、水路等農業施設整備費の補助分と単独分並びに東六間川かんがい排水事業等の県営工事負担金と土地改良事業を行うために農林漁業資金を借り入れた土地改良区へ助成する土地改良区償還補助金であります。 次に、地籍調査費8,002万4,000円は、国土調査法に基づく地籍調査を補助事業として、平田の一部ほか2.12平方キロメートルを継続調査する経費と単独分として基準点を年次計画で設置する委託料等が主なものであります。 次に、松くい虫対策費2,266万5,000円は、空中散布や地上散布の委託料と被害木を伐闘駆除する委託料などであります。 次に、林道新設改良費7,415万3,000円は、林道の開設及び舗装に係る工事費等の補助分と単独分であります。 次に、水産業振興費1億5,087万7,000円は、漁場を造成するための並型漁礁設置事業費と漁業経営の安定と近代化を図るための共同利用施設を設置する経費に対し助成する事業経営近代化施設整備事業費補助金が主なものであります。 次に、水産業施設整備費2億808万4,000円は、第8次漁港整備長期計画に基づく小原漁港局部改良事業費と県営工事として継続実施中の大畠の漁港改修事業等の負担金が主なものであります。 続いて、商工費について御説明いたします。 まず、商工業振興費1億1,620万4,000円は、明るい活力のある商店街づくりや工業の振興を図るために必要な知識の修得をする講演会等の開催経費や街路灯の設置、維持管理に要する経費のほか、新規事業といたしましてソフトパーク21基本計画に基づいて先端技術産業や中小企業等の立地促進を図るための産業基盤整備調査委託料を初め、魅力ある商店街づくりを推進するため、商店街等が実施するシャッターシースルー化事業費補助金、また水島港開港30周年を記念して本年7月末に開催予定の記念行事負担金並びに中小企業の情報化を促進するため、昭和63年度から岡山広域産業情報システムに出資している本年度出資分などが主なものであります。 11ページをお開きください。次に、中小企業融資事業41億5,090万円は、中小企業振興対策として中小企業の保護育成を図るため、市の制度融資の小口資金、企業安定資金及び新規開業資金の預託金が主なものであります。 続いて、大規模総合展示場建設事業費負担金6,398万5,000円は、昨年五月にオープンしたコンベックス岡山の建設費に対する本市負担総額12億4,574万6,000円のうちの本年度負担額であります。 次に、観光振興費1億6,110万3,000円は、郵便はがきに市内主要観光地を印刷して、日々の生活の中で倉敷を広くPRしていただくエコーはがき製作委託料や旅行代理店の担当者を招待して倉敷の観光を企画、商品化していただく観光事情説明会開催委託料と温かいもてなし市民運動の一環として実施している観光関係者等の研修委託料や宿泊施設設置奨励金、観光客と市民の触れ合いのイベント、倉敷天領夏祭り等の負担金を初め、新規事業として岡山県及びJR6社等と一体となって観光客を誘致する倉敷観光キャンペーン実施委託料、夜の倉敷を彩るイベント、仮称倉敷スターライトアベニュー実行委員会負担金、観光客誘致を積極的に行うための事業負担金及び岡山・ソウル便就航に伴う韓国国際観光展出展経費などが主なものであります。 次に、観光事業会計援助費2億3,282万8,000円は、貸付金として1億7,800万円と繰出金5,482万8,000円であります。 次に、観光施設整備費5,539万円は、新渓園の庭園整備工事費等でございます。 18ページをお開きください。中ほどの特別会計、農業共済事業でありますが、これは農業災害補償法に基づいて水稲及び麦の農作物共済、乳牛の家畜共済、ビニールハウス等の園芸施設共済、大豆の畑作物共済事業の4事業と、これらの事業の実施に係る事務費を支弁する業務勘定があり、事業費2億1,367万8,000円を計上いたしております。 次に、1行飛びまして児島港湾事業でありますが、児島港湾内の味野・琴浦港の管理費864万9,000円を計上いたしております。 20ページをお開きください。企業会計のうち下段の観光事業会計でありますが、収益的収入では鷲羽山観光センターは4億8,689万円、王子が岳観光センターは2億5,653万5,000円、国民宿舎良寛荘は1億3,014万8,000円、合計で8億7,357万3,000円を計上いたしております。 収益的支出では、諸経費の節減に努力し、3施設で8億7,342万1,000円を計上いたしました。 この結果、収支差し引きでは15万2,000円の黒字を生ずる見込みであります。 以上で経済局関係の説明を終わります。何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(上西孝道君) 中戸建設局長。            (建設局長  中戸 哲生君  登壇) ◎建設局長(中戸哲生君) 建設局関係につきまして御説明を申し上げます。 11ページをごらんください。下から3欄目の土木費のうち、道路新設改良費43億3,199万4,000円でありますが、これは主要な幹線街路網の整備、市民生活に密着した一般道路の整備を図るもので、国庫補助事業により継続事業として実施いたしております三田・五軒屋・海岸通線外4路線の5億3,800万円、単独の道路改良事業といたしまして36億4,399万4,000円、そのほか県営工事負担金1億5,000万円が主なものであります。 次に、橋梁新設改良費1億458万1,000円でありますが、これは市内全般の橋梁整備を行うものであります。 12ページをお開きください。河川新設改良費8億1,392万3,000円の主なものは、倉敷川改修事業費5億1,632万2,000円であります。これは倉敷川ふるさとの川モデル事業の指定を受け、国の補助事業として継続で整備を進めているものであります。 単独事業費2億3,760万1,000円は、浅原川の改修を初めとする河川改修を行うものであります。 次に、都市拠点整備事業費1,800万円でありますが、これは倉敷駅北の約46ヘクタールの区域につきまして、総合的な都市基盤施設の整備を進めるための計画を国の助成を受けて策定するものであります。 次に、中庄駅整備事業費3億2,000万円でありますが、これは東部地域の拠点であるJR中庄駅周辺の南北の均衡ある発展を図るため、南北自由通路と駅の橋上化を平成4年度と5年度の2カ年で行う事業であります。 次に、玉島港公有地造成整備事業費4,379万6,000円でありますが、これは玉島柏島地区において県が実施いたします公有地造成護岸等整備事業費の施行にあわせて市事業として、その背後地を埋め立て、公共施設用地を造成するための計画を策定するものであります。 次に、鉄道高架事業費6億3,148万4,000円でありますが、これは水島臨海鉄道高架事業の県営工事負担金が主なものでありますが、そのほか高架事業の完成を記念して高架側道に彫刻約8点を設置するための制作費等であります。 なお、本鉄道高架事業は本年8月末、鉄道を高架に切りかえを行いまして、平成5年度に完成の予定であります。 次に、倉敷駅前東地区市街地再開発事業費2億505万3,000円でありますが、これは事業実施に向け、土地、建物等の現況調査が主なものであります。 次に、仮称中央1丁目駐車場建設事業費5億3,016万2,000円でありますが、これは現在建設中の仮称倉敷市芸文館に隣接し、市街地における駐車場不足対策といたしまして平成4年度と5年度の2カ年をかけて国の補助事業として約110台の地下駐車場を建設するものであります。 次に、倉敷駅周辺整備事業費3,034万2,000円でありますが、倉敷駅周辺地区は鉄道により中心市街地が分断されており、一体的な町づくりを推進する必要があります。このため昨年度に引き続き土地利用、都市施設などの市街地整備基本計画の策定を行うものであります。そのほか継続事業で実施しております山陽本線北側の側道の整備に伴う建物等の調査を行うものであります。 13ページをお開きください。土地区画整理事業費10億2,729万8,000円でありますが、主なものといたしましては、新倉敷駅南第一土地区画整理事業特別会計への繰出金であります。玉島黒崎及び下津井西の区画整理は、現在組合施行により事業を進めており、引き続き事業を推進するためのものであります。 また、玉島長割地区は、新しく組合施行による事業を進めるものであります。 さらに、茶屋町駅東及びさきに御説明いたしました都市拠点整備事業区域を除く倉敷駅北地域の基本構想を策定するものであります。 次に、街路事業費43億5,252万3,000円でありますが、平成2年度からスタートいたしました第3次都市計画道路網整備5カ年計画に基づきまして整備を進めてまいるためのものであります。 主なものといたしましては、国庫補助事業で羽鳥・四十瀬線外9路線、17億7,700万円、単独事業といたしまして整備を進めます路線に22億1,552万3,000円、そのほか県営工事負担金3億6,000万円であります。 次に、緑化推進事業費7,646万3,000円でありますが、これは花いっぱい運動事業、公共施設緑化事業及び緑化基金事業が主なものであります。このうち緑化基金事業費2,331万2,000円は、民有地の生け垣設置に対する補助、さらに小学校入学の児童に対し苗木を配布するなど、緑化推進に努めるためのものであります。 次に、公園整備費24億6,252万9,000円でありますが、これは国庫補助事業として実施いたしております瀬戸大橋架橋記念公園、単独事業といたしまして酒津公園の再生など、市内の公園整備を行うものであります。 また、新規事業として、酒津八幡山公園の整備、さらには水島八間川緑道の設計委託などが主なものであります。 次に、まちなみデザイン推進事業費補助金480万円でありますが、これは下津井西土地区画整理地区において、地区にふさわしい快適で住みよい環境のまちなみ形成の方策を検討する地元協議会に対し、市、国及び県が助成を行う事業であります。 次に、市営住宅建設事業費11億4,847万6,000円でありますが、これは西阿知団地の建てかえに伴う建設事業費と粒江団地の外壁改修工事、公共下水道の供用開始によります市営住宅との下水管接続改修工事を実施するものであります。 続きまして、特別会計の主なものにつきまして御説明を申し上げます。 18ページをお開きください。公共用地先行取得事業1億2,710万2,000円でありますが、これは生坂・二日市線ほかの用地を先行取得した借入金の元利償還金であります。 次に、上から5欄目の住宅造成事業1,000万円でありますが、これは玉島長尾地区宅地造成事業におきましての基本構想などを作成するものであります。 次に、2欄下の住宅新築資金等貸し付け7億7,527万4,000円でありますが、これは住宅改修資金5件、住宅新築資金10件、宅地取得資金10件、合計25件の貸し付け申し込みを見込んでいるものであります。 19ページをお開きください。新倉敷駅南第一土地区画整理事業12億8,866万円でありますが、公共事業勘定といたしましては、道路、水路の築造工事及び家屋移転補償が主なものであります。 また、保留地処分金勘定でありますが、これは家屋移転補償と水道工事負担金であります。 なお、現在進めております第一地区の事業効果を上げるために、第二地区につきましても平成4年度から具体化する予定であります。 以上で建設局関係の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(上西孝道君) 若林下水道局長。            (下水道局長  若林 茂君  登壇) ◎下水道局長(若林茂君) 続きまして、下水道局につきまして御説明いたします。 13ページをお開き願います。 上から3欄目の下水道事業特別会計繰出金82億5,189万5,000円でございますが、これは下水道管理費へ13億5,450万3,000円、下水道事業費へ15億6,256万円、公債費へ53億3,483万2,000円をそれぞれ充当いたすものでございます。 続きまして、18ページをお開きください。上から2欄目、下水道事業は全体で254億2,289万3,000円でございます。うち主なものといたしましては、水洗化促進のための水洗便所改造資金貸付金1億8,250万円で、これにつきましては別途条例改正をお願いしております。 それから、共同排水設備設置費補助金2,804万9,000円、水洗便所改造費補助金5,056万1,000円のほか、公共下水道及び都市下水路の維持管理に要する経費でございます。 次に、処理場・ポンプ場管理費13億4,786万7,000円でございますが、これは倉敷、水島、児島、玉島の各下水処理場と3ポンプ場の維持管理をするための経費でございます。 次に、流域下水道管理費1億1,834万3,000円でございますが、これは児島湖流域下水道の維持管理に要する経費の負担金及び流域関連公共下水道の3ポンプ場の維持管理費でございます。 次に、下水道事業費170億円でございますが、その内訳は補助事業費が53億7,400万円、単独事業費が116億2,600万円でございます。 次に、流域下水道事業費2億6,070万円でございますが、岡山県が施行しております児島湖流域下水道事業の浄化センター建設工事のための負担金でございます。 それでは、事業の概要につきまして簡単に御説明申し上げます。 まず、倉敷処理分区につきましては、昭和59年度から整備を進めてきましたが、流域関連公共下水道が昨年3月末から一部を供用開始しており、引き続き残された市街地部の幹線管渠の埋設及び面整備を積極的に推進することにいたしております。 次に、水島、児島及び玉島処理区につきましても、引き続き幹線管渠の埋設及び面整備に重点を置き、積極的に事業を行うことにいたしております。 また、施設整備といたしましては、水島処理区の鶴の浦ポンプ場の建設に着手することにいたしており、児島処理区におきましても、大畠ポンプ場の供用開始に向けて汚水ポンプを設置するとともに、児島下水処理場に汚水量の増加に伴う汚水ポンプなどの増設工事を行うことにしております。 また、平成4年度の整備目標は、第7次下水道整備5カ年計画の第2年度といたしまして約357ヘクタールの面整備を行い、整備人口としては約1万5,100人の増加を図り、平成4年度末の公共下水道人口普及率を現在の普及率より3.3ポイントアップさせ29.2%に高めるよう努力していきたいと思っております。 次に、公債費53億7,615万7,000円でございますが、これは市債の元金償還金11億1,004万円及び利子が42億6,611万7,000円でございます。 なお、下水道事業債の平成4年度末市債現在高は789億6,828万1,000円となる見込みでございます。 以上をもちまして、下水道局の説明を終わります。何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(上西孝道君) 暫時休憩いたします。            午後 0時 3分  休 憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後 1時 4分  開 議 ○議長(上西孝道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、皆木消防局長。            (消防局長  皆木 幸生  登壇) ◎消防局長(皆木幸生君) 消防局関係につきまして御説明を申し上げます。 14ページをお願いをいたします。まず、常備消防運営事業費1,600万円についてでございますが、これは水島コンビナートを初め石油類等の危険物火災に対処するために、新しいタイプで高性能の泡消火薬剤10キロリットルを購入し、コンビナート等の防災活動体制の強化を図るためのものでございます。 続いて、常備消防施設整備事業費4億6,045万円についてでございますが、まずこのうち玉島消防署新庁舎建設事業費につきましては、平成2年度で購入いたしました玉島八島地内の用地に平成4年度及び5年度の2カ年にわたって建設する新庁舎の平成4年度分の建設費でございます。 建物規模は、鉄筋コンクリートづくり4階建て、建築面積900平方メートル、延べ面積約1,600平方メートルで、救助訓練棟を併設するものでございます。 また、消火栓設置等負担金は、年次計画に基づく豊洲地区及び市内一円の出水不良地区配管改良に伴う消火栓設置負担金でございます。 次に、常備消防車両購入費1億4,305万円についてでございますが、これは現存する消防自動車等の更新6台と新たに昨年制定をされました救急救命士法に基づきまして、救急救命士が搭乗して高度な応急処置を行うに必要な機能と設備器具を搭載した高規格の救急車を整備するためのものでございます。 また、非常備消防車両購入費といたしまして4,462万円を計上いたしておりますのは、消防団車両の経過年数、老朽度等を精査しまして、普通消防ポンプ車等都合16台を更新するものでございます。 最後の消防団緊急伝達システム等設置費5,800万円につきましては、平成2年度から5カ年計画で整備推進しているものでございまして、平成4年度は倉敷地区に設置予定をいたしておるものでございます。 以上で消防局関係を終わります。何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(上西孝道君) 今田教育長。            (教育長  今田 昌男君  登壇) ◎教育長(今田昌男君) 教育委員会の関係につきまして御説明いたします。 そのまま14ページをごらんください。私学助成事業費3,990万円につきましては、市内の私立幼稚園、私立定時制高等学校等に通園、通学しております園児・児童・生徒の保護者負担の軽減を図るための助成でございます。 次の外国人英語指導助手関係経費1億2,736万5,000円につきましては、中学生の英語によるコミュニケーション能力の育成と英語担当教諭の研修活動の援助を行い、英語教育の充実と国際化の促進を図るため、平成元年度から年次計画で市内の全中学校へ英語指導助手の配置を進めておりますが、平成4年度は現在の16名にさらに5名を加えて21名に増員するための経費でございます。 次に、新規事業として学校教育センター事業費550万円でございますが、これは現在大きな社会問題になっております不登校などの学校不適応の問題に対応するため、休園中の味野南幼稚園の園舎を利用して、不登校児童・生徒のための教育相談施設及び適応指導教室を開設するための経費でございます。 なお、この事業は仮称総合社会教育センターの完成時には、そちらに移転する予定であります。 次の自然教室推進事業1,768万6,000円につきましては、中学生を豊かな自然環境の中で集団宿泊生活を通じて生徒の健全育成を図るための経費でございます。 次に、新規事業として教育設備事業3,815万円でございますが、これは小・中・幼稚園において豊かな情操教育、視聴覚教育の充実を図るため、テレビ、AV調整卓、グランドピアノ等を更新するための経費でございます。 次の小学校建設費から15ページの中学校建設費、幼稚園建設費、定時制高等学校整備費につきましては、お手元の予算概要をごらんいただきたいと思います。 続きまして、15ページの4欄目でございます。よい子いっぱい基金運営委員会交付金959万5,000円につきましては、運営委員会が計画実施いたします青少年の健全育成事業のための経費でございます。 次に、生涯学習のまちづくり推進事業費841万8,000円につきましては、生涯学習情報誌作成のための経費並びに豊かな文化と人間味あふれる文化都市の実現を目指し、すべての市民が心豊かに潤いのある生活を創造することができるよう、市民参加による生涯学習推進計画の策定を行い、生涯学習のまちづくりを進めるための経費でございます。 次の伝統的建造物群保存事業費1億452万2,000円につきましては、伝統的建造物群等の保存修理を行うための経費でございます。 また、玉島市街地を中心とした歴史的建造物等の実態調査委託料や下津井町並みの特性に応じた修理、修景を行い、歴史的景観の保存に努めるための補助金等でございます。 次に、新規事業として仮称王墓楯築資料館整備事業費200万円でございますが、これは重要な文化財等の保存活用についての基本構想を策定するための経費でございます。 次の文化振興基金事業費2,650万円につきましては、地域文化の振興を図るための助成事業や運営委員会が主催する青少年芸術鑑賞事業などを実施するための経費でございます。 次の重要文化財保存修理費補助金2,040万円につきましては、平成3年度から6年度にかけて国指定重要文化財の大橋家住宅の保存修理並びに県指定重要文化財蓮台寺の客殿、壁画、ふすまなどの保存修理を助成するための経費でございます。 次の瀬戸内ツーデーマーチ実施事業費補助金1,532万円につきましては、全国的規模の歩く祭典として年々参加者が増加しております第6回瀬戸内ツーデーマーチに要する経費でございます。 16ページをお開きください。スポーツ振興基金事業費2,550万円につきましては、スポーツの振興を図るための助成事業や運営委員会が主催する講演会、研修会などを実施するための経費でございます。 次に、新規事業の中高年スポーツ活動普及促進事業費150万円につきましては、中高年者が老後にスポーツを通して健やかで豊かな生活を送るため、いろいろなスポーツを体験、修得するための経費でございます。 次の体育施設整備事業費につきましては、倉敷運動公園陸上競技場スタンド改築工事、ウエイトリフティング場建設工事などでございます。 次に、仮称総合社会教育センター建設事業費につきましては、生涯学習推進のための中核的施設を整備するため、現在鋭意取り組んでおります建設事業の平成4年度分経費54億6,433万3,000円でございます。平成3年度に引き続き施行しております生涯学習センター、子ども科学館、埋蔵文化財センター建設工事費、外構整備工事費、子ども科学館の展示製作委託料並びに備品購入費などでございます。 なお、本体工事の進捗状況は、ただいま45%でございます。 次の図書館図書購入費9,704万9,000円につきましては、豊かな人間性をはぐくむため一般図書などの図書資料の充実整備を図るために必要な経費でございます。 次の美術作品購入費5,000万円につきましては、郷土作家などのすぐれた作品を収集するために必要な経費でございます。 次の美術館特別展実施費2,814万3,000円につきましては、印象派からの脱却を図り、新しい美の様式を追求した画家たちの作品を紹介する「ゴーギャンとその仲間たち展」と世界的なボローニャ絵本原画展の入選作品を紹介する「ボローニャ絵本原画展」を実施するための経費でございます。 次に、「まちかどの彫刻展」実施事業費2,667万8,000円につきましては、文化の薫る美しい生活環境を創出、保存するため、昭和61年から3年に1回実施いたしております展覧会で、このたびが3回目になります。本年度は作品を公募するために必要な経費でございます。 以上、大変簡単でございますが、教育委員会の関係につきましての説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(上西孝道君) 塚本水道局長。            (水道局長  塚本 雅紀君  登壇) ◎水道局長(塚本雅紀君) 水道局長について御説明いたします。 19ページをお開きください。まず、収益的収支の収入では60億4,279万1,000円を計上いたしておりますが、その主なものといたしましては、昨年12月の市議会で19.23%アップの水道料金の改定を議決していただいたことによりまして、前年度に比べまして8億1,276万4,000円の増収を見込んだ53億9,854万8,000円の給水収益、それから受託工事収益、そのほか営業収益などでございます。 それから一方、支出では60億509万5,000円を計上いたしておりますが、その主なものとしては、毎年重点施策として実施しております配給水管漏水調査費を計上いたしております。これは配給水管の漏水調査を延長600キロメートル予定し、この調査により漏水箇所を早期発見し修理を行うもので、有収率の向上に努めるとともに水の有効利用を図るものでございます。 また、水道企業会計の新規システム開発委託料を計上いたしておりますが、これは決算業務において消費税の課税区分を設け、電算化することによりまして事務の効率化を図るものでございます。 このほか職員給与費、それから減価償却費など計上いたしております。これによりまして予定利益額は3,769万6,000円でございます。 次に、資本的収支の収入では31億5,988万4,000円を計上いたしております。その主なものは、拡張事業費、建設改良事業費のうち石綿管解消事業に充てるための企業債と工事負担金収入でございます。 一方、支出では47億7,473万5,000円を計上いたしております。このうち拡張事業費17億6,644万9,000円の主なものは、水の安定供給を図るため下津井に容量1,500立方メートルの配水池の建設と倉敷第一配水池の電気計装設備などの関連工事でございます。 また、地元との調整がつかないため前年度取りやめました玉島配水池用地買収費を再計上させていただきました。 そのほか住民ニーズにこたえるため、配水幹線の整備工事などでございます。 建設改良事業費27億3,309万4,000円のうち主なものは、出水不良地区の解消と消火栓設置に伴う配水管の増強、石綿管を解消するための配水管改良工事費、下水道整備事業に伴う配水管の移設工事費などでございます。 このほか企業債償還金2億3,679万2,000円を計上いたしておりますが、これは拡張事業費に充当するため大蔵省などからの企業債借り入れに対する償還金でございます。 以上をもちまして、水道局関係の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(上西孝道君) 金子競艇事業局長。            (競艇事業局長  金子 繁喜君  登壇) ◎競艇事業局長(金子繁喜君) 児島モーターボート競走事業会計につきまして御説明いたします。 そのまま19ページをごらんください。まず、収益的収支でございますが、収入といたしましては舟券収益を主体に総額586億9,661万9,000円を、支出といたしましては総額580億6,281万2,000円を計上いたしております。この結果、予定利益は47億3,380万7,000円となり、このうちから一般会計へ41億円を繰り出す予定にいたしております。 本年度の業務予定量でありますが、年度間開催日数156日、1日平均の舟券売上金額3億5,700万円、返還金500万円、入場人員5,400人を予定いたしております。 本年度の特別競走は、お盆、周年、正月の3競走のほか、9月中旬に全国の強豪選手によるモーターボート大賞競走を開催する予定でございます。 受託業務事業でございますが、前年度と同様に月間2日、備南競艇事業組合の競走事務を受託するとともに、臨時特別場間場外発売につきましても、前年度の6大特別競走13日以外に本年度は徳山競走場で開催される中国地区選手権競走を2日間発売する予定でございます。 また、ファンサービスと売り上げの向上を図るため、タイトルレースの増加及び特別競走優勝戦のテレビ実況中継の増回等も計画をいたしております。 次に、資本的支出でございますが、総額29億5,900万6,000円を計上いたしており、これは平成3年度から着手いたしております第4期スタンド棟建築工事継続費の年割額等の建設改良費29億900万6,000円が主たるものでございます。 これらの財源といたしましては、過年度分損益勘定留保資金及び建設改良積立金取り崩し額で補てんする予定でございます。 今後とも明るく健全な娯楽場として、ファンの皆様に親しまれるよう施設の整備充実、サービスの向上を図るとともに、売り上げの向上と経営の効率化により増益に努めまして、なお一層本市財政に寄与してまいる所存でございます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(上西孝道君) 続いて、選挙2件について説明をいたさせます。戸坂議会事務局次長。            (議会事務局次長  戸坂 豊君  登壇) ◎議会事務局次長(戸坂豊君) 選挙2件について御説明を申し上げます。 選挙第1号は、高梁川東西用水組合議会議員20人の選挙、選挙第2号は八ヶ郷合同用水組合議会議員21人の選挙でございまして、いずれも任期満了に伴うものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(上西孝道君) 以上で説明を終わります。 ここでしばらく休憩をいたしまして、倉敷市土地開発公社の事業計画の説明並びにチボリ公園問題のその後の経過について報告を受けるため、全員協議会を開催します。 では、暫時休憩いたします。            午後 1時27分  休 憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後 2時24分  開 議 ○議長(上西孝道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日はこれにて散会し、次会は来る3月3日午前10時から再開いたします。            午後 2時25分  散 会...