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03月15日-10号

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  1. 岡山市議会 2021-03-15
    03月15日-10号


    取得元: 岡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 3年 2月定例会    令和3年2月定例岡山市議会    議 事 日 程  第10号       3月15日(月)午前10時開議第1 甲第2号議案 令和3年度岡山市一般会計予算について 甲第3号議案 令和3年度岡山市国民健康保険費特別会計予算について 甲第4号議案 令和3年度岡山市用品調達費特別会計予算について 甲第5号議案 令和3年度岡山市災害遺児教育年金事業費特別会計予算について 甲第6号議案 令和3年度岡山市公共用地取得事業費特別会計予算について 甲第7号議案 令和3年度岡山市財産区費特別会計予算について 甲第8号議案 令和3年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計予算について 甲第9号議案 令和3年度岡山市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算について 甲第10号議案 令和3年度岡山市介護保険費特別会計予算について 甲第11号議案 令和3年度岡山市後期高齢者医療費特別会計予算について 甲第12号議案 令和3年度岡山市公債費特別会計予算について 甲第13号議案 令和3年度岡山市立総合医療センター病院事業債特別会計予算について 甲第14号議案 令和3年度岡山市病院事業会計予算について 甲第15号議案 令和3年度岡山市水道事業会計予算について 甲第16号議案 令和3年度岡山市工業用水道事業会計予算について 甲第17号議案 令和3年度岡山市市場事業会計予算について 甲第18号議案 令和3年度岡山市下水道事業会計予算について 甲第19号議案 岡山市公共施設における暴力団排除に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第20号議案 岡山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第21号議案 岡山市職員厚友会条例の一部を改正する条例の制定について 甲第22号議案 岡山市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第23号議案 岡山市証明事務等手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第24号議案 岡山市社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定について 甲第25号議案 岡山市特定非営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例の制定について 甲第26号議案 岡山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 甲第27号議案 岡山市保健衛生関係事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第28号議案 岡山市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第29号議案 岡山市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第30号議案 岡山市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第31号議案 岡山市老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例の制定について 甲第32号議案 岡山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 甲第33号議案 岡山市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第34号議案 岡山市指定通所支援の事業等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第35号議案 岡山市指定障害児入所施設等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第36号議案 岡山市指定障害福祉サービスの事業等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第37号議案 岡山市指定障害者支援施設等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第38号議案 岡山市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第39号議案 岡山市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第40号議案 岡山市指定居宅サービス等の事業の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第41号議案 岡山市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第42号議案 岡山市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第43号議案 岡山市指定介護老人福祉施設の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第44号議案 岡山市介護老人保健施設の人員,施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第45号議案 岡山市指定介護療養型医療施設の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第46号議案 岡山市介護医療院の人員,施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第47号議案 岡山市指定介護予防サービス等の事業の人員,設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第48号議案 岡山市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第49号議案 岡山市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第50号議案 岡山市地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第51号議案 岡山市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第52号議案 岡山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第53号議案 岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第54号議案 岡山市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について 甲第55号議案 岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について 甲第56号議案 岡山市環境影響評価条例の一部を改正する条例の制定について 甲第57号議案 岡山市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について 甲第58号議案 岡山市公園条例の一部を改正する条例の制定について 甲第59号議案 岡山市児童遊園地条例の一部を改正する条例の制定について 甲第60号議案 岡山市建築関係事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第61号議案 岡山市教育研究研修センター設置条例の一部を改正する条例の制定について 甲第62号議案 損害賠償の額を定めることについて 甲第63号議案 指定管理者の指定について 甲第64号議案 指定管理者の指定について 甲第65号議案 指定管理者の指定について 甲第66号議案 指定管理者の指定について 甲第67号議案 指定管理者の指定について 甲第68号議案 指定管理者の指定について 甲第69号議案 指定管理者の指定について 甲第70号議案 指定管理者の指定について 甲第71号議案 指定管理者の指定について 甲第72号議案 指定管理者の指定について 甲第73号議案 指定管理者の指定について 甲第74号議案 指定管理者の指定について 甲第75号議案 指定管理者の指定について 甲第76号議案 指定管理者の指定について 甲第77号議案 指定管理者の指定について 甲第78号議案 指定管理者の指定について 甲第79号議案 指定管理者の指定について 甲第80号議案 指定管理者の指定について 甲第81号議案 指定管理者の指定について 甲第82号議案 指定管理者の指定について 甲第83号議案 指定管理者の指定について 甲第84号議案 指定管理者の指定について 甲第85号議案 指定管理者の指定について 甲第86号議案 指定管理者の指定について 甲第87号議案 指定管理者の指定について 甲第88号議案 指定管理者の指定について 甲第89号議案 指定管理者の指定について 甲第90号議案 令和3年度包括外部監査契約の締結について 甲第91号議案 令和2年度岡山市一般会計補正予算(第7号)について 甲第92号議案 令和2年度岡山市国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)について 甲第93号議案 令和2年度岡山市公共用地取得事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第94号議案 令和2年度岡山市財産区費特別会計補正予算(第3号)について 甲第95号議案 令和2年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第96号議案 令和2年度岡山市介護保険費特別会計補正予算(第4号)について 甲第97号議案 令和2年度岡山市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第3号)について 甲第98号議案 令和2年度岡山市公債費特別会計補正予算(第1号)について 甲第99号議案 令和2年度岡山市立総合医療センター病院事業債特別会計補正予算(第1号)について 甲第100号議案 令和2年度岡山市水道事業会計補正予算(第3号)について 甲第101号議案 令和2年度岡山市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について 甲第102号議案 令和2年度岡山市市場事業会計補正予算(第3号)について 甲第103号議案 令和2年度岡山市下水道事業会計補正予算(第2号)について 甲第104号議案 岡山市職員の特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について 甲第105号議案 岡山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 甲第106号議案 和解及び損害賠償の額を定めることについて第2 陳情第1号 市長の専決処分事項の指定の見直しを求めることについて 陳情第2号 退院時の付添いの有無について,本人の責任において決められるよう条例の制定を求めることについて 陳情第3号 コロナ禍における保育園幼稚園のこども園化・民営化の一時停止を求めることについて 陳情第4号 新型コロナウイルス感染症における経済支援を求めることについて 陳情第5号 新型コロナウイルス感染症における感染対策への指導を求めることについて 陳情第6号 選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する意見書の提出について 陳情第7号 より安全な学校給食の実現を求めることについて 陳情第8号 食育の基本である学校給食は,単独自校調理方式を基本とするよう求めることについて第3 報第16号 専決処分の報告について 報第17号 専決処分の報告について 報第18号 専決処分の報告について 報第19号 専決処分の報告について 報第20号 専決処分の報告について第4 甲第107号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任同意について第5 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について第6 乙第1号議案 市長の専決処分事項の指定の一部改正について第7 旭川中部衛生施設組合議会議員の選挙について第8 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について 1 継続審査  〇 総務委員会    令和2年陳情第18号 人口移動,転出超過を逆転させる「スーパーシティ」構想への応募を求めることについて  〇 保健福祉・協働委員会    令和2年陳情第28号 医療・介護事業所に対する前年実績比の減収分の財政支援を求める国への意見書の提出について    令和2年陳情第31号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める国への意見書の提出について    令和2年陳情第38号 日常生活用具給付等事業における聴覚障害者用通信装置の定義の見直しを求めることについて  〇 市民・産業委員会    令和2年陳情第4号 西大寺向州公園テニスコートの新増設について  〇 都市・環境委員会    令和2年陳情第23号 世界の潮流と国の政策に呼応する「日本版MaaSの推進」の取組を求めることについて    令和2年陳情第29号 桃太郎線LRT化に伴う足守駅の再考を求めることについて  〇 子ども・文教委員会    令和元年陳情第4号 岡山市可知保育園の民営化・廃園に反対し,岡山市立の保育園として存続を求めることについて    令和元年陳情第7号 岡山市吉備津保育園を公立保育園として存続させることを求めることについて    令和元年陳情第12号 3歳以上の年収360万円以上相当の世帯も含めた,給食副食費月額4,500円を補助する仕組みの構築を求めることについて    令和元年陳情第21号 学校事務職員等に係る時間外労働の実態調査及び働き方改革推進法に定める時間外労働の規制を担保するための方針等の策定と取り組みを求めることについて    令和元年陳情第25号 保育士等の確保のため,派遣保育士等の人件費及び紹介料に対する補助金の創設を求めることについて    令和2年陳情第6号 岡山市に公立中学校夜間学級を設置することを求めることについて    令和2年陳情第10号 横井保育園を今までどおり市立保育園として存続を求めることについて    令和2年陳情第33号 全ての小・中・高等学校の35人以下学級を一刻も早く実現することを国に求めることについて 2 継続調査  〇 総務委員会    市政運営の基本方針について    危機管理について    主要政策について    行財政改革について    広報及び情報政策について    組織及び人事の管理について    文書管理及び情報公開について    財政問題について    会計及び財産管理について    入札及び契約について    消防力の整備充実について    選挙事務について  〇 保健福祉・協働委員会    市民との協働について    持続可能な開発のための教育(ESD)について    国際交流について    人権行政について    男女共同参画について    福祉行政について    保健行政について    環境衛生行政について    医療行政について  〇 市民・産業委員会    市民サービスの充実について    生活衛生行政について    文化・スポーツ政策について    商・工業振興対策について    観光コンベンション対策について    雇用対策について    農林水産業振興対策について    市場事業対策について  〇 都市・環境委員会    廃棄物の処理及び清掃について    環境保全について    都市計画について    交通政策について    都市再開発について    区画整理について    公園緑地について    道路橋りょう・港湾について    建築・住宅について    開発行為について    西部新拠点について    下水道・河川について    公共工事について    水道事業について  〇 子ども・文教委員会    岡山っ子育成について    学校教育について    社会教育について    教育施設について  〇 議会運営委員会    議会の運営及び議長の諮問について    議会に関する条例等について      …………………………………〇会議に付した事件 日程第1 甲第2号議案~甲第106号議案 日程第2 陳情第1号~陳情第8号 日程第3 報第16号~報第20号 日程第4 甲第107号議案 日程第5 諮問第1号 日程第6 乙第1号議案 日程第7 旭川中部衛生施設組合議会議員の選挙に      ついて 日程第8 常任委員会及び議会運営委員会における      閉会中継続審査及び継続調査について      ──────〇──────〇出席議員(45人)            2番  森 山 幸 治            3番  菅 原   修            4番  平 元 道 隆            5番  江 田 厚 志            6番  松 本 好 厚            7番  岡 崎   隆            8番  柳 井   弘            9番  熊 代 昭 彦            10番  東     毅            11番  田 中 のぞみ            12番  柳 迫 和 夫            13番  林   敏 宏            14番  福 吉 智 徳            15番  川 本 浩一郎            16番  赤 木 一 雄            17番  松 田 隆 之            18番  山 田 正 幸            19番  二 嶋 宣 人            20番  難 波 満津留            21番  鬼 木 のぞみ            22番  林     潤            23番  太 田 栄 司            24番  高 橋 雄 大            25番  竹之内 則 夫            26番  中 原 淑 子            27番  藤 原 哲 之            28番  東 原   透            29番  小 川 信 幸            30番  千 間 勝 己            31番  吉 本 賢 二            32番  成 本 俊 一            33番  羽 場 頼三郎            34番  下 市 このみ            35番  竹 永 光 恵            36番  小 林 寿 雄            37番  楠 木 忠 司            38番  松 田 安 義            39番  則 武 宣 弘            40番  田 尻 祐 二            41番  田 口 裕 士            42番  宮 武   博            43番  和 氣   健            44番  三 木 亮 治            45番  森 田 卓 司            46番  浦 上 雅 彦      …………………………………〇欠席議員(1人)            1番  寺 林 綾 乃      ─────────────〇説明のため出席した者       市     長  大 森 雅 夫       副  市  長  那 須 正 己       副  市  長  古 橋 季 良       理     事  河 野 広 幸       市 長 公 室 長  小 山 直 人       政 策 局 長  福 田   直       総 務 局 長  門 田 和 宏       財 政 局 長  重 松 浩二郎       市 民 生活局長  中 原 貴 美       市 民 協働局長  亀 井 良 幸       保 健 福祉局長  福 井 貴 弘       岡山っ子育成局長 田 渕 澄 子       岡山っ子育成局子育て支援担当局長                近 藤 康 彦       環 境 局 長  國 米 哲 司       産 業 観光局長  赤 坂   隆       都 市 整備局長  林   恭 生       都市整備局都市・交通・公園担当局長                平 澤 重 之       下水道河川局長  河 原 浩 一       消 防 局 長  藤 原   誠       水道事業管理者  今 川   眞       市場事業管理者  大 杉   誠      教 育 委 員 会       教  育  長  菅 野 和 良      監 査 委 員       委     員  岸   堅 士      ─────────────〇出席した議会事務局職員       局     長  矢 木 広 幸       次     長  石 井 敏 郎       総 務 課 長  山 本 和 広       議 事 課 長  岡 田 慎一郎       調 査 課 長  塩 見 紀己代      午前10時0分開議 ○浦上雅彦議長  皆さんおはようございます。 これより2月定例市議会第10日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は45名であります。      ───────────── ○浦上雅彦議長  会議録署名議員に福吉議員,小川議員のお二人を指名いたします。      ───────────── ○浦上雅彦議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。      ───────────── ○浦上雅彦議長  この際御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,監査委員から例月現金出納検査の結果について報告がありましたので,御報告申し上げます。      ──────〇────── △日程第1  甲第2号議案~甲第106号議案      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程に入ります。 日程第1は,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について以下105件の議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 これらの議案につきましては,それぞれ所管の委員会において御審査をいただいておりますので,これより委員長の報告を求めます。 まず,総務委員長の報告を求めます。     〔31番吉本賢二議員登壇,拍手〕 ◆31番(吉本賢二議員)  皆さんおはようございます。総務委員長として最後の報告をさせていただきます。 総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について外13件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について,甲第21号議案岡山職員厚友会条例の一部を改正する条例の制定について及び甲第91号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第7号)については,一部の委員から反対があり賛成多数で,そのほかの議案については全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 以上,総務委員会の報告を終わります。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,保健福祉・協働委員長の報告を求めます。     〔13番林敏宏議員登壇,拍手〕 ◆13番(林敏宏議員)  保健福祉・協働委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について外52件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第10号議案令和3年度岡山市介護保険費特別会計予算について,甲第29号議案岡山特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第32号議案岡山介護保険条例の一部を改正する条例の制定について,甲第40号議案岡山指定居宅サービス等の事業の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてから甲第48号議案岡山指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてまでの9議案について,以上12件の議案については,一部の委員から反対意見があり賛成多数で,その他の議案についてはいずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程で特に議論となりました甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について御報告いたします。 初めに,市民協働局関係,地域担当職員の防災士資格の取得状況等についてです。 委員から,防災士資格の取得状況や登録費用について質問があり,当局から,市内37公民館に設置している地域担当職員の防災士資格取得者数は,令和3年1月末現在,37人中26人である。また,資格取得を後押しするため,令和3年度から資格登録費用の補助を行いたいと資料等により説明がありました。 これを受け委員から,新型コロナウイルス感染症の影響下における活動状況について質問があり,当局から,防災士資格を有する地域担当職員が主体となって公民館等と協力し,ジュニア防災講座をはじめ中学生,高校生や親子等を対象とした講座を企画,実施しているとの答弁がありました。 さらに別の委員から,地域担当職員には防災士の資格が必要である。ぜひとも全員の資格取得をお願いしたいが,未取得者への対応はどのようにしていくのかとの質問があり,当局から,地域での防災意識が高まってきており,防災士養成講座の募集にあわせ受講の勧奨を積極的に行い,資格取得を進めてまいりたいとの答弁がありました。 次に,同じく甲第2号議案中,保健福祉局関係,障害者基幹相談支援センターの設置についてです。 これは,障害者やその家族が安心して生活できるよう,当該センターを設置し,障害福祉の相談支援体制の充実,強化を図るものです。 委員から,他の政令市では支援センターに加え,各地区で細かく相談を受けていく体制が一般的であるが,なぜ岡山市は1か所なのかとの質問があり,当局から,政令市においても1か所で受けているところや複数箇所に分散しているところがあるが,本市においては1か所設置し,相談内容等を把握した上で今後の体制を検討してまいりたいとの答弁がありました。 また委員から,センターが行う事業に障害者自立支援協議会の運営があるが,本来は協議会がセンターの評価や検証を行う役割を持っていると考えている。なぜセンターが協議会の運営を行うのかとの質問があり,当局から,センターの評価,検証については整理を行っていくが,協議会事務局の負担が非常に大きいと相談を受けている中,今後の運営等を鑑み,センターで行うことと判断したとの答弁がありました。 さらに委員から,障害を持たれる方々が相談に来やすい場所ができることに賛成しているが,課題もあると考えている。今後も丁寧に説明を行いながら事業を進めていただきたいとの要望がありました。 以上,本委員会における審査の経過を御報告いたしましたが,このほかにも審査の過程で様々な意見や要望が出されました。当局におかれましては,それらの意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添え,保健福祉・協働委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,市民・産業委員長の報告を求めます。     〔7番岡崎隆議員登壇,拍手〕 ◆7番(岡崎隆議員)  市民・産業委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について外14件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算については,一部の委員から反対があり賛成多数で,その他の議案についてはいずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となりました点について順次御報告いたします。 まず,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算第2款総務費のうち,おかやま国際音楽祭について議論となりました。 委員から,おかやま国際音楽祭は令和5年度から新しい運営体制で行っていく。スクラップ・アンド・ビルドの話もあったが,次年度から具体的にどういう検討をしていくのかとの質問があり,当局から,まだはっきりしたことは言えないが,同時期に開催される岡山市芸術祭なども含め,市民や音楽祭に携わっている方,議会などの意見も踏まえながら,令和5年秋に向けて組み立てていきたいと考えているとの答弁がありました。 これを受け委員から,現在,実行委員会形式で行っているが,実行委員会ベースで全てを決めていくこと自体に無理がある。令和3年度は令和4年度をにらんだスケジュールやイメージを出してもらいたいなどの意見がありました。 次に,第2款総務費のうち,岡山芸術創造劇場整備事業に関連して岡山市民会館について議論となりました。 これは,本委員会において議論してきた経緯がある中,令和3年2月定例市議会において岡山市民会館の取壊しの方針が表明されたものです。 委員から,耐震性に課題があり,また合併推進債を活用する以上,取り壊すのは行政側の考えだとは思うが,それを受けての市民的な議論が一切なかった。パブリックコメントなど市民の思いを聞くべきではないかとの指摘があり,当局から,岡山芸術創造劇場が完成すれば市民会館は取り壊すというのが事業の前提と考えている。市民の声を聞くことについては関係部局としっかり話していきたいとの答弁がありました。 さらに委員から,同年代に建設された熊本市の市民会館は活用されており,岡山市の歴史文化の認識はあまりにも近現代史に対して意識が低いと思う。引き続き議論していく必要があるのではないかとの意見がありました。 次に,第6款農林水産業費のうち,農作物被害対策事業費について議論となりました。 委員から,補助金の対象となる有害鳥獣捕獲柵の設置場所は耕作している農地に限っているが,農地に隣接している山林の中に設置するほうが効果的,効率的な場合があるので柔軟に考えてもらえないかとの質問があり,当局から,来年度定める8か所のモデル地区実証事業でそのような課題を含め検証していきたいとの答弁がありました。 次に,第7款商工費のうち,おかやま桃太郎まつり開催事業負担金などに関連してコロナ禍におけるイベントの開催について議論となりました。 委員から,岡山さくらカーニバルが中止になった。中心市街地でイベントが中止になれば周辺地域でも影響は大きく,区づくり推進事業もほとんど開催できていない。コロナ禍での対策として,保健所や専門家の意見を聞きながらイベント開催の指針みたいなものをつくってもらいたい。中止と開催の判断はどのようにしているのかとの質問があり,当局から,国としての大きな指針やガイドラインはあるが,個々のイベントについては新型コロナウイルス感染症対策本部会議を通じて意思統一を図ることを中心に行ってきた。地域の経済や活性化などいろいろな影響がある一方で,ここで緩めて感染が拡大するとさらに経済の悪化につながってしまう懸念もある。引き続き慎重な議論が必要であり,専門家の意見も含めて判断しながら個々に対応していかなければならないと考えているとの答弁がありました。 次に,甲第88号議案指定管理者の指定についてであります。 これは,岡山市サウスヴィレッジの令和3年4月1日から3年間の指定管理者を定めるものです。 委員から,これまで様々な議論もあったが,今回指定管理者が決まり安心している。JA岡山,岡山南商工会,岡山市の3者で共同し,足並みをそろえて,しっかり意見を出し合って運営してほしいとの意見があり,当局から,このサウスヴィレッジは南区において大きな拠点施設であり,地域にも密着している。引き続き3者で運営していくことが必要であり,安全で正常に運営ができるよう市としても後押しをしていきたいと思っているとの答弁がありました。 次に,甲第91号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第7号)であります。 ここでは繰越明許費補正について議論となりました。 委員から,市が行う工事はどうしても年度末に集中してしまう。業者からも4月から6月にかけて仕事が少ないという声が上がっている。繰越明許が増えても,柔軟に対応し工期を平準化することも必要ではないかとの質問があり,当局から,これまでも繰越明許や債務負担行為を生かし,業者と議論して無理のないように実施してきているが,改めて適正な工期を認識して進めていくことが大切だと考えている。しっかり身を引き締めて対応したいとの答弁がありました。 以上,御報告いたしましたが,このほかにも審査の過程で様々な意見や要望が出されました。当局におかれましては,こうした意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添えて,市民・産業委員会の報告を終わります。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,都市・環境委員長の報告を求めます。     〔17番松田隆之議員登壇,拍手〕 ◆17番(松田隆之議員)  都市・環境委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について外17件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について,甲第15号議案令和3年度岡山市水道事業会計予算について,甲第58号議案岡山市公園条例の一部を改正する条例の制定について,甲第100号議案令和2年度岡山市水道事業会計補正予算(第3号)について,以上4件の議案については,一部委員から反対があり賛成多数で,その他の議案については全会一致でいずれも原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となりました点について順次御報告いたします。 まず,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算についてであります。 ここでは,歳出第8款土木費第1項土木管理費第1目土木総務費のうち,県施行土木事業負担金(下水道河川局関係)についてが議論となりました。 これは,岡山県が実施する土木建設事業等について,岡山県建設事業費市町村負担金徴収条例に基づき,その一部を負担するものであります。 委員から,具体的な事業箇所はどこなのかとの質問があり,当局から,県が施行する急傾斜,砂防施設等に対する負担金ということで,詳細の場所については聞き及んでいないのが実情であるとの答弁がありました。 これを受けて委員から,個別箇所は不明でも予算計上するのか。我々としては知っておきたいところであるとの指摘があり,当局から,県条例に基づく負担金であるが,今後はどこが対象になるかを確認した上で予算要求させてもらいたいとの答弁がありました。 さらに委員から,県条例に基づくものであれば,工事の箇所など具体的な根拠を市に示してもらう必要がある。県としっかり協議するよう強い要望がありました。 続いて,歳出第4款衛生費第5項清掃費第5目じんかい収集費のうち,じんかい収集等委託料についてが議論となりました。 これは,本市の直営区域以外の可燃ごみ,不燃ごみ,資源化物等の収集業務の委託に関するものであります。 まず委員から,委託料の予算額が減額されているが,積算はどのようになっているのかとの質問があり,当局から,各地区における過去5年間のごみの収集実績と過去3年間の作業員の給与平均に基づき算出しており,何年も同じ考え方で積算しているとの答弁がありました。 これを受けて委員から,本来公の事業である家庭ごみの収集業務を担っていただいているにもかかわらず,給与面で官民格差があるのではないか。委託料の積算に配慮があってもよいのではないかとの質問があり,当局から,単純に比較することは困難である。また,家庭ごみの収集が滞るようなことがあってはならないので,きちんと積算を行っていくとの答弁がありました。 また別の委員から,民間事業者は営業努力をされている。これからプラスチックの分別やスプレー缶の排出方法など業務量が変わっていく中で,事が起きる以前の段階から実態調査,意見交換をしていただきたいとの要望があり,当局から,民間事業者の声を聞く必要があると考えるとの答弁がありました。 次に,甲第58号議案岡山市公園条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これは,都市公園法の一部改正により,占用が可能となる施設として保育所,その他の社会福祉施設が追加され,本市の都市公園内においてこれに該当する施設の占用を許可するに当たり,占用する場合の使用料等を定めるため,公園条例の一部を改正しようとするものであります。 委員から,この議案は平成29年の都市公園法の改正によるものだが,関連する条例の改正が今になったのはなぜかとの質問があり,当局から,法改正当時は特にこういった施設の占用の相談がなかったとの答弁がありました。 さらに委員から,当時市としてはたちまち適用がなかったとしても,相談があった段階で条例改正が必要だったと分かっていたのではないかと思うが,なぜ今まで議会への説明がなかったのかとの質問があり,当局から,最初に公園への施設の設置要望があってから1年以上たつが,実現するか否か全く分からない中で協議を進めてきたところがあり,その時点で条例改正する必要があるとは考えていなかったが,実際に施設の占用を許可することとした以上,占用料を納付していただく必要があり,今議会で諮らせていただいているとの答弁がありました。 これを受けて委員から,設置を許可したものの,この議案が否決された場合は占用料を徴収する根拠がない状況となる。市が主体的に公共の場としての都市公園を運営していくためにも,事前に議会に報告する必要があるとの意見がありました。 以上,御報告いたしましたが,このほかにも審査の過程で様々な意見や要望が出されました。当局におかれましては,こうした意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添えて,都市・環境委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,子ども・文教委員長の報告を求めます。     〔15番川本浩一郎議員登壇,拍手〕 ◆15番(川本浩一郎議員) 子ども・文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について外12件の議案についてであります。 これらの議案の審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について,甲第52号議案岡山家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第53号議案岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第55号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について,甲第91号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第7号)について,以上5件の議案については,一部の委員から反対があり賛成多数で,その他の議案についてはいずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となりました点について順次御報告いたします。 まず,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算歳出第3款民生費中,市立放課後児童クラブへの移行状況についてであります。 委員から,移行しないクラブの保護者からは今後について心配の声も出てくると思うので丁寧な説明をしてほしいとの質問があり,当局から,今回の運営見直しは,クラブの運営を将来にわたって安定的な形に展開していくために,運営を平準化した上で市立化という形に一元化することとしている。地域の運営委員会から要請があれば運営委員会へ行って説明することも考えており,運営委員会でしっかり議論してほしい。その結果,移行しないという結論が出れば致し方ないと思うが,今後も単独運営を続けられる場合は一定の水準で適正かつ安定的に運営していただかなくてはならない。運営責任として利用者が困ることのないようにしていただくことになると考えており,その上で市は補助金による一定の支援を続けていくことにしている。なお,移行期間以降の移行も拒むものではないが,移行に当たっての特例措置はないため,平準化基準に合わせてもらうことが条件になるとの答弁がありました。 次に,歳出第3款民生費中,公立認定こども園の施設整備についてであります。 委員から,こども園の園舎整備について,岡山連携中枢都市圏を構成する真庭市と連携し,CLTを使うことも比較検討したほうがよいのではないかとの質問があり,当局から,錦認定こども園を整備した際にCLTを活用した実績はあるが,複数階の構造になる場合は耐火建築とするため活用できない,また基本的に材料費などが割高になると聞いているとの答弁がありました。 これを受け委員から,CLTのパネルだけで造るわけではないので,構造的にはできるはずだ。割高なのは分かるが,CLTを使わないとコストは下がらない。岡山市が中心となって活用を進めていき,コストを下げるための一助として考えていくべきではないかとの意見があり,あわせて別の委員から,岡山っ子育成局だけで何が何でもCLTにしてほしいとは言えないかもしれないが,木材利用の点においてCO2削減にも関わってくるので,内部での検討や協議をしていただきたいとの意見がありました。 次に,歳出第10款教育費中,新岡山学校給食センター(仮称)整備事業についてであります。 委員から,令和元年12月のPFI導入可能性調査時と比較して,敷地面積が7,000平方メートルから8,600平方メートルに変わった理由は何か,また最大配食数は7,000食程度になるのかとの質問があり,当局から,敷地面積について,7,000食程度であれば7,000平米は最低限必要だと見積もっていたが,現地に入って土地の形状に沿った形で考えると8,600平米となった。食数については,学校給食の在り方について給食運営検討委員会で議論している中で,小学校は自校方式,中学校はセンター及び親子化という大枠の方針が出ており,また小学校を自校方式とした場合,仮に調理場を校内に設置し給食を継続しながら建て替えを行うと費用が3億円近くかかるとの試算もある。この事態に対応するため,給食センターの食数を7,500食にすることで近隣の自校方式の小学校の建て替え支援を考えているとの答弁がありました。 これを受け別の委員から,食数についてよく理解できた。これから事業手法の問題を検討されると思うが,約20年程度のオペレーションの中では,小学校の給食室の建て替えによる食数の追加など不確定な要素がたくさん出てくるため,それらを練り込んだ契約にしておく必要があるのではないか。建設,オペレーション,配送についてや地元業者の参入の問題も出てくることも想定されるため,早めに検討しながら確認をしていかないと,全体のスケジュールが大幅に遅れることにもなりかねないとの意見がありました。 次に,歳出第10款教育費中,公民館における災害時対応についてであります。 委員から,公民館を避難所として開設した場合,公民館の会計年度任用職員は災害対応をしないとのことだが,指定職員が来るまでの間の会計年度任用職員の対応について整理しておくべきとの指摘があり,当局から,公民館の開館時間に避難所が開設された場合,実務上指定職員が到着するまでの間の避難所開設準備または受入れ業務に当たるように考えているとの答弁がありました。 これを受け別の委員から,最悪のケースを想定してきちんとしたルールをつくり,職務命令を出して保障することや交代をどうするのかなど全庁的な整理の中で考えておく必要があるのではないかと質問があり,当局から,危機管理室とも調整しており,何かあったときのためにしっかり研究し整理していく必要があるとの答弁がありました。 以上,本委員会における審査の過程を御報告いたしましたが,当局におかれましては,委員会審査の過程で各委員から出された様々な意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう要望し,子ども・文教委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。竹永議員。     〔35番竹永光恵議員登壇,拍手〕 ◆35番(竹永光恵議員)  私は日本共産党岡山市議団を代表して,甲第91号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第7号)について以下21件に対する議案について,委員長報告に反対の立場で討論します。 甲第91号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算歳入第19款国庫支出金第2項国庫補助金第2目総務費国庫補助金中,社会保障・税番号制度システム整備費補助金1,412万円余,第3項委託金第2目総務費委託金中,同委託金1億9,108万円,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算歳入第19款国庫支出金第3項委託金第2目総務費委託金中,社会保障・税番号制度事務費委託金3億793万円余,歳出第2款総務費第1項総務管理費第1目一般管理費中,社会保障・税番号制度関係事務費3億3,239万円余,地方公共団体情報システム機構負担金784万円余は,マイナンバー制度につながるものです。 国民総背番号制とも言えるマイナンバー制度は,プライバシーの侵害,個人情報保護の観点からも危険な制度だと導入時点から私たちは反対しています。今回の予算は,国が2年後にはマイナンバーカード取得100%を目指す方針を受けて,市としても交付センターの拡充など制度推進のための内容になっています。今でも個人情報の行政機関からの漏えいの事故があったり,なりすましなどの危険性もある中で,安全対策は万全ではありません。 そもそも菅政権は,デジタル庁の新設を規制改革断行の突破口として,国や自治体のデジタル化,マイナンバー制度,データの利活用を推し進め,国が統括,監理,勧告する強大な権限を持つことを目的としています。また,マイナンバーカードの発行を行う地方公共団体情報システム機構に対しても人事権を行使できるようにし,実質的に国が監督する組織に変えようとしています。そして,マイナンバーカードの推進のため,マイナポータルを窓口にして,国民の所得,医療,教育などあらゆる個人情報の連携を進め,個人を丸ごとスキャンする膨大なデータを集積しようとし,その利活用を成長戦略として位置づけ,ビッグデータを活用できる大企業をもうけさせようという動きです。 利活用は拡大される一方で,個人情報保護のルール強化は不十分なままどんどん進められていく予算化は危険だと指摘し,反対します。 次に,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算歳入第23款繰入金第1項特別会計繰入金第1目特別会計繰入金中,水道事業会計繰入金1,869万円,第26款市債第1項市債第4目衛生債中,岡山県広域水道企業団水源開発出資金充当2億220万円,歳出第4款衛生費第15項上水道整備費第1目上水道整備費中,岡山県広域水道企業団関係費2億2,158万円余,甲第15号議案令和3年度岡山市水道事業会計予算収益的支出第1款水道事業費用第1項営業費用第2目受水費23億9,033万円余の苫田ダムの不要な受水に関わる予算と,同じく収益的収入第1款水道事業収益第2項営業外収益第4目受託工事収益4,407万円余,収益的支出第1款水道事業費用第2項営業外費用第3目受託工事費4,300万円,資本的支出第1款資本的支出第1項建設改良費第1目基幹施設整備費中,9,570万円余及び甲第100号議案令和2年度岡山市水道事業会計補正予算収益的収入及び支出のうち,瀬戸調整池に関わるものは,広域水道企業団からの受水区域を拡大するための瀬戸調整池の受託工事費用です。 毎年不要な水に高い税金を注いでいるのにもかかわらず,今年1月には岡山市東区,中区,南区など広範囲な市民から,水道水からカビ臭がするとの多くの苦情が寄せられました。しかし,広域水道企業団からの供給なので岡山市は調査も何もできず,企業団からの体に影響はないとの見解を市民に知らせることしかできませんでした。 市は2024年度,瀬戸の大内浄水場を廃止し,供給地域を広げるための工事を進めようとしています。当然事故があると影響範囲も広がることになります。多額な税金を投入し,市民の安心・安全の水源を投げ捨て,苫田ダムの受水をする必要はありません。よって,この予算は認められません。 次に,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算歳入第19款国庫支出金第3項委託金第2目総務費委託金中,自衛官募集事務費委託金13万円余及び関係歳出は,自衛官募集を市が行うことに関する予算です。 岡山市は,外交,防衛は国の専管事項だとの姿勢を崩さないのに,自衛官募集事務を請け負うことは法定受託事務として毎年続けています。その上,今回は18歳と22歳になる市民の宛名シールを作成し,自衛隊に提供することまで行います。個人情報を市民の合意なしに勝手に提供するのは憲法違反であり,個人情報保護の立場からも危険です。自衛隊法施行令で市区町村に資料の提供を求めることができるとしていますが,名簿と判断するかは自治体が自ら判断することであり,義務ではないと防衛省も認めています。市も,今議会で義務とは答えられませんでした。国の機関から言われたからと言って,1万4,000人を超える大量のデータを流すことはどこで議論されたのか不明であり,まさに市長のトップダウンと言っても過言ではありません。 戦前,各自治体は兵士招集に協力し,市の職員は赤紙を配りました。戦後,もう二度と赤紙を配るような仕事はしないと公務員の皆さんは誓ったはずです。市民の皆さんからは,広報紙やホームページのみでお知らせするだけなら,独裁的に進めているこの今の岡山市のやり方を恐怖さえ感じるとの声も私たちのところには届いています。基本的人権と地方自治,平和を守るためにこの予算は認められません。 次に,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算歳入第18款使用料及び手数料第2項手数料第4目衛生手数料中,家庭系ごみ処理手数料9億7,299万円余,歳出第4款衛生費第5項清掃費第1目清掃総務費中,家庭系ごみ有料化事業費3億6,512万円余,同じく第2表債務負担行為中,家庭系指定ごみ袋作成経費1億1,800万円は,家庭系ごみ有料化に関わる予算です。 家庭ごみ有料化が導入されて10年以上たちました。そもそもごみ収集業務は地方自治体が税金で行う責務であり,市民負担を求める前に市としてやるべきことがたくさんあると私たちは反対してきました。しかし,市は,ごみ減量へのインセンティブになると導入を強行しました。平成21年,導入1年目でごみ量は若干減ったものの,あとはずっと横ばいです。当時私たちが提案した分別の徹底,不法投棄の抑制,拡大生産者責任を問うという内容も,ここ20年,あまり進んでいません。焼却中心のごみ行政を改め,プラごみ回収も含めて地球温暖化や環境問題に市が本気で取り組むのなら,手数料を取らなくても行うべきです。 また,コロナ禍で家計が大変な中,フードシェア会などで喜ばれるのがごみ袋だと伺っています。それだけ市民にとっては大きな負担です。生活する上で誰もが必要なものを有料化すべきではありません。税金の二重取りのようなことはせず,しっかり税金で分別徹底,市民意識の啓発など政策を位置づけてごみ減量に当たるべきと申し上げて反対とします。 次に,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算歳入第26款市債第1項市債第4目衛生債中,斎場整備事業費充当24億1,330万円のうち,北斎場22億4,710万円及び瀬戸内市斎場1億6,620万円,歳出第4款衛生費第1項保健衛生費第30目火葬場費中,斎場施設関連整備事業費26億9,300万円のうち,北斎場関係費25億769万円余,瀬戸内市新火葬場整備事業負担金1億8,475万円は,北区富吉の新斎場と瀬戸内市の新斎場に関わる予算です。 北区の新斎場は,何度も申し上げていますが,用地決定のときに住民を二分するような市の進め方,地域には補助金を配分するやり方など,当該地域の反対する方々の強い批判が残ったまま進められています。さらに,産廃跡地ゆえに安全性への住民の危惧がまだまだ残っており,現在の検査データの取り方にも心配の声が出ています。このまま強引に進めていくのは認められません。 次に,瀬戸内市の新火葬場についてです。 火葬数のピークを迎える2040年に28炉が必要になるとの説明を市は繰り返してきましたが,現在東山では20炉が14炉に減っていますが,今までと同じ年間8,000体を火葬できており,混乱はないと聞いています。平成24年の資料には24炉と明記されていたのに,その後1日の想定回数を2回にして必要炉数を28炉に大きく見積もったとしか考えられません。不必要な炉数のために多額の税金を使うより,瀬戸内市の斎場を利用された市民に対してその都度補助を行うほうが現実的な税金の使い方です。 次に,甲第2号議案岡山市令和3年度一般会計予算歳出第8款土木費第20項都市計画費第1目都市計画総務費中,都市交通戦略推進事業費のうち,11億4,650万円は,岡山駅前に路面電車を乗り入れるための関連予算です。 路面電車の岡山駅前乗り入れは回遊性の向上のために進められていますが,全市民的な税金の使い方で考えると,まずは交通不便地域に住んでいる20万人に対しての政策を実現するほうが,優先順位とすれば先だと考えます。ましてコロナ禍で多大な減収が見込まれる中,まずは市民の命や暮らしに関わる予算を確保するほうが重要で,総額40億円以上もする事業を進めることは理解できません。 次に,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算歳入第26款市債第1項市債第3目民生債中,保育園・幼稚園一体型施設整備事業費充当8億7,150万円のうち,認定こども園になる鹿田,庄内,浦安・芳泉分と大元,豊,西大寺南幼稚園廃止,民営化分920万円,歳出第3款民生費第10項児童福祉費第16目認定こども園費のうち,認定こども園整備費の中で鹿田,庄内,浦安・芳泉認定こども園に関わる予算についてです。 これは,公立幼稚園の廃止,民営化,幼保連携認定こども園化となる予算です。 今年の岡山市保育園の1次募集では,未入園児が1,247人でした。この方々は,認可保育園を希望している方々です。そういう現状がありながら,市は36か所のみ公立のこども園として残し,ほかの幼稚園,保育園を廃止,民営化する方向でどんどん進めています。 今議会には,コロナ禍において集まりにくいときに説明会を一時ストップしてほしいと保護者から陳情が出ています。にもかかわらず,一部役員だけに説明したり,地元の協議会が了承したから当該地域の住民や町内会には説明もせず,市民の大切な財産を手放すことを進めています。地域で子どもを育てたい,安心・安全の認可保育園に預けたいなど保護者の気持ちに逆行する動きに強く抗議します。 また,甲第55号議案岡山市立学校条例の一部改正も古都幼稚園と浮田幼稚園の廃止,民営化に伴う条例改正なので,同じ理由で反対します。 甲第52号議案及び甲第53号議案の岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例については,3歳で入園できない子を増やす規制緩和であり,待機児童対策に逆行するとして反対します。 次に,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算歳入第26款市債第1項市債第10目教育債中,小学校債義務教育施設整備事業費充当のうち,11億9,740万円,歳出第10款教育費第5項小学校費第10目学校建設費,山南義務教育学校に関わる予算13億8,800万円,甲第91号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算歳入第26款市債第1項市債第10目教育債中,小学校債のうち,義務教育施設整備事業費充当中,義務教育学校に関わるもの及び歳出第10款教育費第5項小学校費第10目学校建設費中,工事請負費815万円は,東区の山南中学校と4つの小学校を統廃合し義務教育学校にする予算です。 小中一貫校は2つの学校組織ですが,義務教育学校は1つの学校組織になるとのことなので,結果,教職員の削減につながります。市教委として教育内容の検討や判断基準が曖昧なまま,地元の要望に応える感じで急速に進められてきました。もちろん地元の方や子どもたちにとってよりよい学校になることは望んでいます。しかし,市教委として小中一貫校に対する方針が曖昧なまま,山南義務教育学校開設1年以上たって検証するという方向性は,子どもを実験台にしているような気がします。しっかりと予算をつけて,教育環境も体制も質を落とすことのないよう要望し,反対とします。 次に,甲第91号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算歳出第10款教育費第30項保健体育費第15目学校給食費中,学校教育施設等整備基金運営費3,469万円,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算歳出第10款教育費第30項保健体育費第15目学校給食費中,学校教育施設等整備基金運営費1,211万円余,給食業務委託料10億6,280万円余,学校給食センター建設費2億9,410万円は,学校給食調理業務民間委託に関わるものと,学校給食センターの建て替えに伴い,自校方式の学校給食センターを集約し大規模センター建設に関わる予算及び教育費中,校納金に関わる予算です。 まず,調理業務の民間委託についてです。 官民切磋琢磨して子どもたちによりよい学校給食をと調理業務民間委託を導入して,生徒数の6割の学校給食の調理業務が委託されています。既に当初の目標を達成しています。よりよい給食どころか,民間の業者が調理員を確保することができず急に撤退を表明し,安全で安定的な給食調理業務が維持できず,子どもたちに影響が出ました。子どもたちによりよい給食をというなら,直営で責任を持ち,自校方式で出来たての学校給食を提供すべきです。一貫した私たちの指摘を無視して,新年度予算でも民営化で浮いたお金をその学校の施設整備に回すという基金の積立ても含まれています。よって,認められません。 次に,大規模給食センターに関わる予算です。 赤田の学校給食センターの老朽化建て替えに伴い,今までの2,500食のセンターを,全ての中学校の学校給食をセンター化する方針を保護者に十分な説明もないまま,7,000食の大規模のセンターの建設をするという予算です。その上,先日の委員会には,小学校の調理場改修のため,緊急時のため,7,500食にするということが突如示されました。学校給食の在り方検討会などにもその話は示されていません。本当に必要な広さの土地を購入するのではなく,今回は8,600平米の広大な土地購入ありきで7,500食規模の計画に練り直した感が否めません。教育委員会とは何よりもどこよりも子どもファーストで予算や政策を考える組織のはずが,学校給食のこの一連の動きは効率化ありきの議論が主導で,残念でたまりません。 次に,校納金についてです。 教育費の中に学校校納金の同意書提出に関わる予算も含まれています。保護者に納金の圧力をかけるような同意書提出はすぐにやめるべきと,あわせて反対します。 次に,介護保険関係についてです。 まず,保険料の値上げに関わる部分です。 甲第10号議案令和3年度岡山市介護保険費特別会計予算について,甲第32号議案岡山介護保険条例の一部を改正する条例の制定について,2つの議案は介護保険料の値上げに伴うものです。 値上げ幅は当初より抑えられたものの,制度導入時の2倍以上の保険料です。コロナ禍で大変な生活を強いられている高齢者が増えています。現時点で基金は33.5億円あります。取崩しなどを行い,引き下げるべきではなかったかと反対します。 次に,基準の緩和等に関する部分です。 甲第29号議案,甲第40号議案,甲第41号議案,甲第42号議案,甲第43号議案,甲第44号議案,甲第45号議案,甲第46号議案,甲第47号議案,甲第48号議案です。これはどれも,介護保険法の改定に伴い,施設基準ワンユニット10人を15人に,認知症のユニット数を1施設2ユニットから3ユニットへ及び有資格者やケアプランなどの基準が緩和される中身です。 高齢になってもその人らしい暮らしを保障するために,多くの施設に個室ユニット型が導入されています。今まで定員はおおむね10人以下となっていましたが,15人を超えないものとされました。そして,認知症施設が今までの2ユニットを3ユニットに増やすことができるようになります。今まで1ユニットを1人で夜勤勤務者が見ていましたが,3ユニットの場合,夜勤2人に緩和されます。つまり見守り機器などITを利用すると現場が人を減らしてもいいとする,人員基準が下げられるという中身です。ITが高齢者の顔色を見て気持ちに寄り添えるのか,ベッドから落ちた人を助けに行けるのかと現場では怒りの声が起こっています。 また,長期リハビリの切捨てや生活援助の訪問回数の多いケアプランは点検,検証される仕組みも変更され,高齢者が必要なサービスを受けられない事態に追い込まれる可能性もあります。現場に負担を強いて,対応力のみを強制して乗り切らせようとするこの一連の改定を認められません。 介護保険制度導入から20年たち,制度は疲弊しています。社会保障の概念を取り戻し,公費負担を増やすことを求めて反対します。 次に,甲第21号議案岡山職員厚友会条例の一部を改正する条例の制定については,厚友会の構成員を岡山県市町村職員共済組合の組合員であるものと改正するものです。 これによって非正規職員の中で会員になれない方が出てきます。1年ごとの契約職員の方も結果的に連続で勤務されています。保育現場など,多くのそういう方に支えられています。ほかに救う制度もあるとのことですが,雇用主が福利厚生を規制するのではなく,せめて入りたい人は入れる仕組みにするべきです。 最後に,甲第58号議案岡山市公園条例の一部を改正する条例の制定についてです。 これは,2017年の都市公園法の一部改正に伴い,保育所やその他の社会福祉施設に都市公園を占用,つまり独占的に使えるようにする場合の使用料等を定めるものです。 そもそも法改定の趣旨は,都会で待機児童対策の保育園建設のために公園占用をとのせっぱ詰まった現況を受けてのものでした。岡山市では当時国の動きに何ら反応もせず,この期,事業者から下石井公園占用の申請を受けての条例改正です。市内どの公園でもいいのか,占用したいと言えばルールなく許可するのであれば手を挙げたもの勝ちになるのではないか,昨年占用申請があったにもかかわらず議会には何も報告なく,勝手に申請許可を今年の1月に出し,議会や市民に報告したのは2月,しかもその施設がステージを要らないと判断し,撤去することも議会や市民に事後報告でした。 他自治体では許可の条例改正の後,申請を受け付けています。申請を許可した後,条例を改正するのは順番が違います。市が公平性も主体性も投げ捨てて,何でもありの方向に行っている気がするとの市民の声も届いています。 市民の大切な財産を一方的に欲しいと言われればどうぞとなるこの法改正に対し,市がせめて公募制にするなど,公平性と透明性のあるルールをつくるべきです。 以上,反対理由を述べさせていただきました。 議員の皆様の御賛同を求めて終わります。 ありがとうございました。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第1の案件中,甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について以下21件の議案を他の議案と分離して起立により採決いたします。 議案名を職員に朗読させます。 ◎岡田慎一郎議事課長  分離して起立により採決する21件の議案名を朗読いたします。 甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について,甲第10号議案令和3年度岡山市介護保険費特別会計予算について,甲第15号議案令和3年度岡山市水道事業会計予算について,甲第21号議案岡山職員厚友会条例の一部を改正する条例の制定について,甲第29号議案岡山特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第32号議案岡山介護保険条例の一部を改正する条例の制定について,甲第40号議案岡山指定居宅サービス等の事業の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第41号議案岡山指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第42号議案岡山指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について,甲第43号議案岡山指定介護老人福祉施設の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第44号議案岡山介護老人保健施設の人員,施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第45号議案岡山指定介護療養型医療施設の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第46号議案岡山市介護医療院の人員,施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第47号議案岡山指定介護予防サービス等の事業の人員,設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第48号議案岡山指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第52号議案岡山家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第53号議案岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第55号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について,甲第58号議案岡山市公園条例の一部を改正する条例の制定について,甲第91号議案令和2年度岡山市一般会計補正予算(第7号)について,甲第100号議案令和2年度岡山市水道事業会計補正予算(第3号)について,以上でございます。
    浦上雅彦議長  まず,甲第2号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第10号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第15号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第21号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第29号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第32号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第40号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第41号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第42号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第43号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第44号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第45号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第46号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第47号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第48号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第52号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第53号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第55号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第58号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第91号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第100号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました21件の議案を除く他の議案について一括採決いたします。 これらの議案につきましては,委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第2  陳情第1号~陳情第8号      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第2に入ります。 日程第2は,陳情第1号市長の専決処分事項の指定の見直しを求めることについて以下8件の陳情についてであります。 これらを一括上程いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長報告は,岡山市議会会議規則第41条第3項の規定により省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。東議員。     〔10番東毅議員登壇,拍手〕 ◆10番(東毅議員)  日本共産党岡山市議団の東毅です。 それでは,日本共産党岡山市議団を代表し,陳情に対する討論を行います。 今回は,陳情第1号市長の専決処分事項の指定の見直しを求めることについてと陳情第6号選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する意見書の提出についての陳情を採択しないことを求めます。また,陳情第3号コロナ禍における保育園幼稚園のこども園化・民営化の一時停止を求めることについてと陳情第8号食育の基本である学校給食は,単独自校調理方式を基本とするよう求めることについての陳情は,採択することを求めるものです。 陳情第6号は,選択的夫婦別姓に反対する内容です。 選択的夫婦別姓とは,夫婦が同姓にするか別姓にするかを自由に選ぶことができる制度です。今の日本では,結婚するなら同姓にすることしかできません。姓を変えるのはほとんどが女性で,9割を超えています。姓を変える不都合や不利益は,女性に集中するという実態になっているのです。憲法の男女平等の原則に照らし,正すべきものです。 日本は女性差別撤廃条約を批准していますが,国連女性差別撒廃委員会から,夫婦同姓が差別的な条項だとして再三,削除を勧告されてもいます。2015年9月に閣議決定された答弁書では,夫婦同姓を法律で義務づけている国があるかという問いに対し,現在把握している限りにおいては,法律で夫婦の姓を同姓とするよう義務づけている国は我が国のほかには承知していないとしています。夫婦同姓しか認めない弊害は,日本特有の問題です。 陳情本文では姓を変える不都合についてほぼ解消することが可能としていますが,法務省ホームページでは,(1)代々受け継がれてきた氏を大切にしたいという感情を持つ人が増えていることから,一人っ子同士の結婚のような場合に氏を変えることが事実上結婚の障害となったり,(2)結婚に際して氏を変えることによって本人の同一性が確認できなくなり,職業生活上不利益を被るといった事態などが生じていますとあります。 名前を変える側にとっては,それまでの人生を捨てることになると感じる人がいるのです。個人のアイデンティティーにも関わることであり,一人一人が自由に姓を選べるようにすることが必要です。 陳情本文では,家族の絆や一体感を危うくしてしまうおそれがある,子どもの福祉にとっても悪影響を及ぼすことが強く懸念されていますとしています。しかし,根拠はありません。姓を理由に子どもの福祉に差が出ることなどあるでしょうか。あればそれこそ憲法違反です。保健福祉・協働委員会の審査の中では選択権のない子どもが被害を受けるのではといった懸念も出されましたが,子どもが自己決定できるときにどの姓を名乗るか改めて決めれば問題にはなりません。また,2017年12月の内閣府の世論調査によると,一体感,絆には問題がないと思うとの答えが64.3%です。陳情での懸念は杞憂に過ぎるものです。 なお,日本における夫婦同姓は日本古来の伝統かというとそうでもないようです。日本の歴史では,室町幕府8代将軍足利義政の正室の日野富子など,父と同じ名字で呼ばれた人物が出てきます。平民に名字を認めた明治維新後でも,1876年,明治9年の太政官指令では,妻は実家の氏を用いることとされています。夫婦は別の氏だったのです。 夫婦が同じ氏を名乗ることになったのはその後の1898年,明治31年で,現行の夫婦同姓は1947年,昭和22年です。夫婦同姓の歴史は74年,夫婦同氏と合わせたとしても120年程度の歴史です。それ以前の夫婦同姓が法制化されていない時代において,本陳情で言われている家族の絆や一体感の維持と子どもの健全育成に困難があったのか,私の調べた範囲では知ることができませんでした。 選択的夫婦別姓について,一人一人の生きづらさに目を向けて考えていくことが必要です。陳情第6号は,3月9日の保健福祉・協働委員会で不採択になりました。本会議でも不採択にされるよう,お願い申し上げます。 陳情第3号は,岡山市が進める市立幼稚園・保育園の民営化やこども園化について,せめてコロナで人が集まることに困難がある間は十分な話合いができないから待ってほしいという陳情です。 陳情本文では,新型コロナウイルスが蔓延しており,各園では感染のリスクを下げるため3密を避けて,保護者が大勢集まる行事等は原則的に行われておらず,保護者や地域住民を集めての説明会や話合いができない状況下で各園のこども園化,民営化を進めることは保護者や地域住民として本意ではありませんとしています。 市立幼稚園・保育園は,地域住民が毎朝の交通整理をしたり,餅つきや豆まきなど行事を一緒にやったり,みんなで守ってきた施設です。その園が今後どうするかは,幅広い話合いで合意を取りながら決めていくべきものです。知らないうちに決まってしまっていたということがあってはなりません。 しかし,多くの地域住民や保護者にとっては,自分のところの園がこれからどうなるか,何を計画しているのか,知らされていないままではないでしょうか。それどころか,今議会の子ども・文教委員会では,竜操中学校区の財田幼稚園,財田保育園,乙多見保育園,神下保育園を統合園にして財田スポーツ広場の場所に建てるという計画になっていることを議員にすら知らせていなかったことが明らかになりました。コロナ禍にあって加速する計画の進行は,議会軽視の心配をしなくてはならないレベルに達しています。 市は,市立幼稚園・保育園の廃止,民営化や認定こども園化の説明について,十分に感染対策を取っていると言います。しかし,話をするべき対象は,感染リスクの高い高齢者が多い地域住民であったり,自分や子どもの感染に神経質にならざるを得ない保護者だったりします。十分な話合いを行う環境にはないと考えます。よって,陳情第3号は採択すべきと訴えます。 陳情第8号は,学校給食について,巨大給食調理センターでなく,それぞれの学校で調理することを求める陳情です。 岡山市は,学校給食の集約化が必要だと,中区赤田の給食センターを中区海吉に2025年度稼働開始を目指して建て替える計画です。新年度予算案に用地の取得費が計上されています。新たに7中学校に配食することを想定し,現在の2,500食分を7,000食程度にする案が出ていました。また,市は,全ての中学校で給食の自校調理をやめてセンター方式に変える方針も示しています。それどころか,今議会ではさらに7,000食を7,500食分に増やすと言ってきました。これほど大きな計画なのに,保護者や地域への説明会は2023年度からだといいます。あまりにひどい説明不足で容認できません。 陳情本文では,岡山市の自校方式による学校給食の提供は,大規模な感染症を発生させた過去の過ちを教訓に,各調理場への栄養職員配置や徹底した衛生管理とともに,地元生産者との連携による地産地消など,各校の規模だからできる施策を充実させてきましたとあります。全国的には巨大給食調理場でのコロナ感染などで給食が提供できなくなる事例が起こっています。また,地場産農作物の使用は,確保しなくてはならない量が増えるので,ますます困難になります。 巨大給食調理センターの配食校の候補に南区の福南中学校があります。距離は約10キロ。作ってから相当な時間が過ぎた給食を食べることになります。この福南中学校が昨年出した学校新聞32号では,給食を作ってきた調理員さんに卒業生がメッセージカードで感謝の気持ちを伝えたという記事が載っています。中学生が部活の朝練に出ると,調理員さんも朝早くから仕事に来ているので挨拶するようになり,卒業に際して今までのありがとうの気持ちを伝えようということになったからだと聞きました。自分の学校で給食を作ることは教育そのものです。作ってくれる人たちを間近に見ながら感謝の気持ちを育てること,そしてそれぞれの学校で作った出来たてを食べることが子どもたちの心と身体を育てる最善の利益ではないでしょうか。 学校給食は自校調理を維持すべきと考え,陳情第8号の採択を求めます。 以上です。 皆さんの御賛同をお願いします。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,羽場議員。     〔33番羽場頼三郎議員登壇,拍手〕 ◆33番(羽場頼三郎議員)  それでは,市民ネットを代表いたしまして,この議会に出されました2件の陳情,陳情第1号と陳情第6号,この2つの陳情について,いずれも陳情を採択すべきじゃないと考えますので,1つは委員会報告に反対し,不採択とされた陳情には委員会と同じく採択に反対する立場で討論させていただきます。 名前を言うのを忘れました。羽場頼三郎でございます。 陳情第1号についてですが,これには私どもは到底賛成ができないという考えでおります。これは,市内の建設業者から市が発注する契約関係について専決処分することができる契約金額を増やしてほしい。これは,議会のほうからいえば議会の権限を緩和してほしいという内容になっております。現状では3億円を超える契約は議会の承認が必要です。これが増額を必要とされる場合に,その額が2,000万円を超えるときには議会承認が必要となり,工事の一時中止や工事の額を抑えるための協議が必要となる場合が生じる,また工事完成が遅れるなどの問題が発生するということで市長が議会の議決を必要とする契約金額を変えてもらいたいという趣旨の陳情です。 そもそも地方自治法の第179条,これはこの専決処分の規定なんですが,本来この市長の予算執行といいますか,これは原則として議会の承認が必要となっているわけです。ただ,それを全部にやっていたんでは,例えば議会を開くことが不可能に近いようなときとか,それから金額が少ないときなど,こういうことは全部議決をやったんでは,これは行政の遅滞を招くことにもなりますし,煩雑でもございますので,そこで議会が認める範囲でそれを必要としないとして,それを市長の専決事項と呼んでいるわけです。 今回の陳情は,その専決事項の範囲を大幅に広げて市長の権限を強くする。議会からすれば,その専決事項の権限を狭く,場合によっては弱くすることになりかねないという内容を含んでおります。こういうことですから,我々議会としては慎重な上にも慎重な判断をしなくちゃいけない。そういう大きな問題だと思います。 そこで,考えるに当たって,この陳情者,そしてこれを受け止める行政,そして我々市民それぞれにとって差し迫っている事情があるのかどうか,必要があるのかどうか,そういう判断をしなければならないと思います。今回は市内の業者団体から出ているわけですから,業者にとって必要な場合があるということは分かるかと思います。しかし,行政からこの件について特段要請のようなものは届いておりません。そしてまた,一般市民の皆さんからもこれについての考え方というかそういう声というものが届いていると思えません。市民の方の中には,これはまだ分かりませんが,かなり緩和するとなると,そんなことが本当に必要なんだろうかという疑問を持つ方も多いのではないかと思われます。 そして,議決が必要なために工事の一部が一時中止になるということを防ぐには,通年議会,これを採用しさえすれば専決処分の必要性はほとんどなくなると言われておりますから,そういう道も我々としては考えるべきじゃないかと思います。 そして,ほかの政令市を見ますと,陳情にありますように契約金額の1割以内の金額で専決処分すると,よって係る契約を認めているというところもありますし,一方で全く専決処分を認めていないというところもあります。 議会の判断というのは,最終的には市民のためにしなければならないと考えておりますが──当然だと思いますが──業者が行政のためにだけにするもんじゃありません。議会のチェックが足りないときに,場合によったら無駄な行政の工事が生じてしまえば,そのために失われる税金というのは,これはほかでもありません市民の皆さんの懐から出たものでございます。それも考えなくちゃいけないと思います。我々議員は市民のための判断というものを常にしなくてはならない。その覚悟が私たちにあるのかどうか,もう一度私はお互いに確かめることが必要じゃないかと思っております。 そして,陳情を認めるにしても,どのようなルールにすべきかを十分に検討すること,検討する時間を取るべきだと思います。その意味でも,拙速に条例を変えるようなことはやるべきじゃないと思っておりますので,これも付け加えさせていただきたいと思います。 以上の理由で,この陳情をここで採択するのは今後の議会としての道を誤ることになりかねませんので,反対させていただきたいと思います。議員の皆さんの御賛同をぜひいただきたい。この場で改めてお願いする次第です。 次に,陳情第6号です。これは,選択的夫婦別姓に反対する意見書を出してもらいたいということを認める陳情です。 これには前提において大きな問題が──間違いと言ってもいいんですが──あるんじゃないかと思います。歴史的な認識については,先ほど東議員のほうから御説明がございました。そして,私が言いたいのは,これは姓,いわゆる名字ですね,これは個人のものではなくて家族のものであるという考え方,ここに大きな間違いがあるんじゃないかと思います。これは極端に言えば,戦前の法律が国民を家族というグループで捉えて,血統を至上のものとするという思想に基づいている,そういう疑いがあるんです。天皇が日本民族の父であり,臣民,国民はその子であるといったいわゆる大家族主義といいますか,昔の封建的な考え方が色濃く残っているのではないかと疑われます。 人間が尊重される時代,先ほども男女平等の話が憲法であると言いましたけど,男女平等というのは言い方を変えれば人間平等なんです。そういう時代──現代ですね──においてはそうした古い考え方は私は通用しなくなってきているんじゃないかと思います。家族が同じ姓でないと家族の一体感がなくなり,絆がなくなり,子どもの福祉に悪影響を及ぼすというのは誤った空想の産物でもありますし,思い込みにすぎないんじゃないかと思います。現に同じ姓を持つ人が離婚や離縁をする場合もあるし,別の姓を持つ者同士が永遠の愛を貫くことがあります。 ここで例を挙げさせていただければサザエさんがそうでしょう。サザエさん一家というのは本当に楽しい,いい家庭だと思いますが,しかしサザエさんはこの磯野家にはいますが,あの方はフグ田マスオさんと結婚しているのでフグ田サザエさんなんです。あそこではだから磯野さんとフグ田さんが姓が違うけれども同じ家で仲よく暮らしている。そういうこともあるわけですから──何か違いましたか。ですよね。そういうことで姓が同じであることが人間同士の絆を深めるものでもありませんし,生身の人間と人間の付き合い方,これが大事なんです。ここが大事なんです。家族より個人が尊重されるというのがもう今は当たり前なんです。当たり前の時代になっているということをぜひお考えをいただきたいと思います。 さらに間違っているのは,最高裁の判決は選択的夫婦別姓を憲法に反するとは一言も言ってないんです。現在の民法を憲法違反とまでは言えないというだけのことなんです。ですから,今の民法をより現実的に即したものに変えるということ,我々市民,国民にとって生きやすいものに変えるということについては何の支障もありません。 そして,選択的ということは,夫婦の姓が別であることを強制するんじゃなくて,同じ姓を使うことも共有しているわけです。自分以外の人間の意思を,それも尊重しているわけです。 先ほどもありましたけれども,婚姻に際しては圧倒的に,私の調べでは96%なんですが,女性のほうの姓が変えられているという指摘もありました。それにより姓,名字という自分を表す呼称を別に変えさせられているという事実に私は目を背けてはならないと思います。婚姻の際に姓が変更された女性の不便や不利益をそのままにはできないと考えるのは,私は人間らしい生き方じゃないかと思います。 女性の人権が尊重されるべき時代は,もう言うまでもありませんがとっくに来ている。これを通称が広く認められればよいじゃないかという人もいます。どっかの女性大臣もそんなことを言っていましたが,煩雑であったりトラブルを招く場合があるというのは,本来個人の呼称は一つであるべきであって,社会はそれで成り立っているんです。そのことを忘れているんじゃないかと思いますね。もちろん婚姻によって愛する人と同じ名前を共有することにうれしさを感じる人もいることは当然承知いたしております。その方は同一姓を選択すればよいんです。それが選択的夫婦別姓です。 繰り返しになるかもしれませんが,婚姻とか家族とかは人間同士のつながりが最優先にされるものであります。多様性を認める社会が現代社会ですから,姓の在り方というのも当然現代のように,現代風にといいますか,変わっていいと思います。 さらに付け加えれば,日本人に適用される法律,これは国際結婚の場合ですが,この場合は,御存じかもしれませんが,この姓を強制的に変えるという規定はないんです。国際結婚もこの日本という国が認めた結婚制度ですから,そういうふうに考えていきますと,同一民族とか同一人種同士の結びつきじゃないんです,婚姻というのは。人と人との結びつきが婚姻の本質だということを表しているものじゃないかと思います。そういう意味でも外国からいろんな指摘がなされている,勧告がなされていると言えるんじゃないでしょうか。 以上の趣旨から,夫婦同姓を擁護する方,いらっしゃると思いますが,こういう方にも,社会を狭く,生きにくくすることはもうやめようと,そうお考えいただいて,皆様と一緒にこれを不採択としたいと思いますので,ぜひ御賛同をいただきたいと思います。 議員各位のお力添えをお願い申し上げまして,私の討論とさせていただきます。 どうも御清聴ありがとうございました。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第2の案件中,陳情第1号市長の専決処分事項の指定の見直しを求めることについて以下6件の陳情を他の陳情と分離して起立により採決いたします。 陳情名を職員に朗読させます。 ◎岡田慎一郎議事課長  分離して起立により採決する6件の陳情名を朗読いたします。 陳情第1号市長の専決処分事項の指定の見直しを求めることについて,陳情第5号新型コロナウイルス感染症における感染対策への指導を求めることについて,陳情第2号退院時の付添いの有無について,本人の責任において決められるよう条例の制定を求めることについて,陳情第3号コロナ禍における保育園幼稚園のこども園化・民営化の一時停止を求めることについて,陳情第6号選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する意見書の提出について,陳情第8号食育の基本である学校給食は,単独自校調理方式を基本とするよう求めることについて,以上でございます。 ○浦上雅彦議長  なお,日程第2の起立採決において御着席の方は反対といたします。 まず,陳情第1号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は採択であります。委員会報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。 次に,陳情第5号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は採択であります。委員会報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。 次に,陳情第2号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第2号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔起立者なし〕 ○浦上雅彦議長  起立なしであります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第3号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第3号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第6号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第6号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  そのまましばらくお待ちください。 起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第8号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第8号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました6件の陳情を除く他の陳情について一括採決いたします。 これらの陳情につきましては,委員会報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,委員会報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第3  報第16号~報第20号      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第3に入ります。 日程第3は,報第16号専決処分の報告について以下5件の報告についてであります。 これらを一括上程し,市長から説明を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  ただいま上程になりました報告について御説明申し上げます。 報第16号はリース公用車の事故について,報第17号は市有自動車の事故について,報第18号から報第20号までは道路の管理瑕疵による事故について,それぞれ相手方と和解し,賠償額を決定したものです。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○浦上雅彦議長  以上で日程第3の報告を終わります。      ──────〇────── △日程第4  甲第107号議案      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第4に入ります。 日程第4は,甲第107号議案固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてであります。 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  ただいま上程になりました議案について御説明申し上げます。 甲第107号議案は,本年3月31日をもって任期が満了する固定資産評価審査委員会委員佐藤俊輔氏,竹好秀記氏,佐藤晴美氏,後藤佐知氏,吉野夏己氏及び納所裕美子氏の後任として同6氏を,同じく武田賢治氏の後任として丹羽雅人氏を選任するに当たり,市議会の同意を求めようとするものです。 なお,各氏の略歴につきましては,既にお手元に配付しておりますので,説明を省略させていただきます。 何とぞ御同意のほどよろしくお願いいたします。 ○浦上雅彦議長  以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本案は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 甲第107号議案については,これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,甲第107号議案はこれに同意することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第5  諮問第1号      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第5に入ります。 日程第5は,諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦についてであります。 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  ただいま上程になりました議案について御説明申し上げます。 諮問第1号は,令和2年7月31日付で辞任した人権擁護委員山下綾氏の後任として立田久義氏を推薦し,本年3月31日をもって任期が満了する影山妙子氏の後任として同氏を,本年6月30日をもって任期が満了する阿部敏子氏,木元妙子氏,森眞代氏,椋代公子氏,塩見一良氏及び岡本利明氏の後任として同6氏を再推薦するとともに,同日をもって任期が満了する三村輝明氏の後任として平井創介氏を推薦するに当たり,市議会の意見を聞こうとするものです。 なお,各氏の略歴につきましては,既にお手元に配付しておりますので,説明を省略させていただきます。 何とぞ御同意のほどよろしくお願いいたします。 ○浦上雅彦議長  以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本案は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 諮問第1号については,これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,諮問第1号はこれに同意することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第6  乙第1号議案      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第6に入ります。 日程第6は,乙第1号議案市長の専決処分事項の指定の一部改正についてであります。 これを上程し,提出者から提案理由の説明を求めます。     〔23番太田栄司議員登壇,拍手〕 ◆23番(太田栄司議員)  ただいま御上程になりました乙第1号議案市長の専決処分事項の指定の一部改正について,提案者を代表いたしまして提案理由の御説明を申し上げます。 本案は,議会の議決を経て締結した工事または製造の請負契約の変更について,効率的な行政運営と議会の議決権を総合的に勘案した上で,本市の工事または製造の請負契約を効率的かつ円滑に執行する必要があると認めるので,市長において専決処分することができる変更契約の金額を当該議決を経た契約金額の1割以内かつ当該変更の額が市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条に定める額未満に変更しようとするものです。 以上,議員の皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げて,提案理由の説明を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本案は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。林潤議員。     〔22番林潤議員登壇,拍手〕 ◆22番(林潤議員)  日本共産党岡山市議団の林潤です。 提案者の隣の席から乙第1号議案市長の専決処分事項の指定の一部改正についてに反対の立場で討論いたします。 本議案は,市長が議会の議決を経ずに市の予算を動かせる額を引き上げるものです。 現在は,一旦議決を受けて結ばれた契約を変更する場合,2,000万円以内ならば市長で決めることができます。2,000万円より大きな変更は議会にかけなくてはなりません。議決事項に指定したのは議員提案でした。 2,000万円という額は市民にとって小さなお金ではありません。なぜその変更が必要なのかを説明し,議会の,つまりは市民の代表の了解を得る必要があります。それを元の契約金額の10%,最大3億円にまで引き上げようとするのが今回の議員提案です。 平成21年度から令和2年度の12年間でほとんどの変更が2,000万円以内に抑えられています。議案になったのは1件で,それも元の契約額の10%以下です。本議案によれば議決の対象外となります。本議案が可決されれば,ほとんどの変更が専決処分になってしまうでしょう。平成30年度,2018年度以降で契約金額3億円以上の契約は11件です。その中で30億円を超えるものは1件だけです。もともと議案になる数は多くありません。 市長が市民の税金を何にどのように使うかチェックし,議決するのは議会の大きな役割です。専決処分では,議会は報告を聞くだけになってしまいます。この議員提案は自らの役割を小さくしようとするものです。 陳情で述べられている事情は理解しますが,議決が必要な額を2,000万円と定めたときからの物価や賃金の上昇を考慮しても,チェックする額を最大15倍にも引き上げるのは道理がありません。議決が不要となれば,元の予算の立て方や変更の精査がおろそかになるおそれもあります。よって,この改正案に反対します。 議員各位には,議会の権能を維持する判断をなさいますようお願い申し上げて討論を終わります。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で討論を終わり,採決いたします。 乙第1号議案について原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,乙第1号議案は原案のとおり可決することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第7  旭川中部衛生施設組合議会議員の選挙について      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第7に入ります。 日程第7は,旭川中部衛生施設組合議会議員の選挙についてであります。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。     〔26番中原淑子議員登壇〕 ◆26番(中原淑子議員)  ただいまお諮りになりました旭川中部衛生施設組合議会議員の選挙の方法につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法を取られるよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。     〔拍  手〕 ○浦上雅彦議長  ただいま中原議員から,投票の煩を省いて,議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎岡田慎一郎議事課長  旭川中部衛生施設組合議会議員として議長が指名いたします方々の住所,氏名を朗読いたします。  岡山市北区御津金川704番地1 久山宗治さん  岡山市北区建部町小倉28番地 藤原強司さん  岡山市北区建部町大田4750番地20 森田卓司議員  岡山市北区牟佐908番地6 田尻祐二議員 以上でございます。 ○浦上雅彦議長  ただいま朗読いたしましたとおり指名いたします。 指名いたしました方々を当選人と決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしました方々が当選されました。      ──────〇────── △日程第8  常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第8に入ります。 日程第8は,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査についてであります。 お配りいたしておりますとおり,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について委員長から申出があります。 お諮りいたします。 委員長から申出のとおり,閉会中継続審査及び継続調査に付することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○浦上雅彦議長  以上をもちまして2月定例岡山市議会に付議されました案件は,全て議了いたしました。      ───────────── ○浦上雅彦議長  この際,お高いところからではございますが,お許しをいただきまして一言御挨拶を申し上げます。 皆様方には,先月18日以来26日間にわたり,令和3年度当初予算,令和2年度補正予算をはじめ数多くの議案を慎重に御審議いただくとともに,様々な市政の課題に対し熱心に御議論いただいたところであります。また,議会運営にも終始御協力を賜り,本日2月定例市議会が無事閉会の運びとなりましたこと,心から厚く御礼申し上げる次第でございます。 さて,新型コロナウイルス感染症新規感染者数は減少傾向にあるものの,まだまだ油断できない状況に変わりはなく,またワクチン接種の見通しも定かでないこともありまして,残念ながら市民の皆様の不安を完全に払拭できる状況にはございません。このような状況下での市政運営には市民の皆様の御理解と御協力が不可欠であります。我々岡山市議会といたしましても,これまで以上に市民の皆様の多様な意見を把握し,活発な政策提言を行い,コロナ禍における市民の様々な思いが市政に反映されるよう努めていかなければなりません。全ての地域と全ての世代に心地よい風を吹かせていくことが肝要であると考えております。引き続き議員各位の皆様方には市民に寄り添うチーム議会としての御協力を今後ともお願い申し上げる次第でございます。 結びになりますが,今月末で退職されます職員の方々におかれましては,長年にわたり市勢の発展と市民福祉の向上に御尽力を賜りましたこと,心から感謝と敬意を表する次第であります。誠にありがとうございます。そして,大変お疲れさまでございました。皆様の今後ますますの御活躍をお祈り申し上げます。 また,市民の皆様をはじめ報道関係者各位には今後とも市政に対しまして御支援,御協力を賜りますようお願いを申し上げまして,令和3年2月定例市議会閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 皆さん本当にありがとうございました。(拍手)      ───────────── ○浦上雅彦議長  この際,市長から御挨拶の申出があります。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  それでは,お許しをいただきまして,令和3年2月定例市議会の閉会に当たり一言御挨拶を申し上げます。 去る2月18日から本日までの長期間にわたり,提案しておりました令和3年度予算案並びに関係諸議案について熱心に御審議をいただきまして,また先ほどは議決を賜りまして誠にありがとうございました。本会議や委員会において議員各位からいただきました御指摘,御提言につきましては,十分に検討し,今後の市政運営に生かしてまいります。 迎える新年度におきましては,引き続き新型コロナウイルス対策を市政の最優先課題として,感染拡大防止と社会経済活動との両立に全力を尽くしてまいります。また,住みやすさ,力強さ,安全・安心の3つの視点を大切にして,市政の各般にわたる様々な政策課題について,ウィズコロナ,アフターコロナを見据えながら長期的な展望に立ち,誠実かつ積極的に,また総合的に取組を進めてまいります。 市議会,市民並びに報道関係の皆様には一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げまして,本定例市議会の閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 誠にありがとうございました。(拍手)      ───────────── ○浦上雅彦議長  これをもちまして2月定例岡山市議会を閉会いたします。 大変御苦労さまでございました。      午前11時57分閉会...