令和 3年 2月定例会 令和3年2月定例岡山市議会 議 事 日 程 第9号 3月8日(月)午前10時開議第1 個人質問 甲第2号議案 令和3年度岡山市一般会計予算について 甲第3号議案 令和3年度岡山市
国民健康保険費特別会計予算について 甲第4号議案 令和3年度岡山市
用品調達費特別会計予算について 甲第5号議案 令和3年度岡山市
災害遺児教育年金事業費特別会計予算について 甲第6号議案 令和3年度岡山市
公共用地取得事業費特別会計予算について 甲第7号議案 令和3年度岡山市財産区
費特別会計予算について 甲第8号議案 令和3年度岡山市
学童校外事故共済事業費特別会計予算について 甲第9号議案 令和3年度岡山市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算について 甲第10号議案 令和3年度岡山市
介護保険費特別会計予算について 甲第11号議案 令和3年度岡山市
後期高齢者医療費特別会計予算について 甲第12号議案 令和3年度岡山市
公債費特別会計予算について 甲第13号議案 令和3年度
岡山市立総合医療センター病院事業債特別会計予算について 甲第14号議案 令和3年度岡山市
病院事業会計予算について 甲第15号議案 令和3年度岡山市
水道事業会計予算について 甲第16号議案 令和3年度岡山市
工業用水道事業会計予算について 甲第17号議案 令和3年度岡山市
市場事業会計予算について 甲第18号議案 令和3年度岡山市
下水道事業会計予算について 甲第19号議案 岡山市公共施設における暴力団排除に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第20号議案 岡山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第21号議案 岡山市職員厚友会条例の一部を改正する条例の制定について 甲第22号議案 岡山市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第23号議案 岡山市
証明事務等手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第24号議案 岡山市
社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定について 甲第25号議案 岡山市特定非
営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例の制定について 甲第26号議案 岡山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 甲第27号議案 岡山市
保健衛生関係事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第28号議案 岡山市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第29号議案 岡山市
特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第30号議案 岡山市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第31号議案 岡山市
老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例の制定について 甲第32号議案 岡山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 甲第33号議案 岡山市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第34号議案 岡山市指定通所支援の事業等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第35号議案 岡山市
指定障害児入所施設等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第36号議案 岡山市
指定障害福祉サービスの事業等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第37号議案 岡山市
指定障害者支援施設等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第38号議案 岡山市
障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第39号議案 岡山市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第40号議案 岡山市
指定居宅サービス等の事業の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第41号議案 岡山市
指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第42号議案 岡山市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第43号議案 岡山市
指定介護老人福祉施設の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第44号議案 岡山市
介護老人保健施設の人員,施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第45号議案 岡山市
指定介護療養型医療施設の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第46号議案 岡山市介護医療院の人員,施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第47号議案 岡山市
指定介護予防サービス等の事業の人員,設備及び運営並びに
指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第48号議案 岡山市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第49号議案 岡山市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第50号議案 岡山市
地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第51号議案 岡山市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第52号議案 岡山市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第53号議案 岡山市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第54号議案
岡山市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について 甲第55号議案
岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について 甲第56号議案 岡山市
環境影響評価条例の一部を改正する条例の制定について 甲第57号議案 岡山市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について 甲第58号議案 岡山市公園条例の一部を改正する条例の制定について 甲第59号議案 岡山市児童遊園地条例の一部を改正する条例の制定について 甲第60号議案 岡山市
建築関係事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第61号議案 岡山市
教育研究研修センター設置条例の一部を改正する条例の制定について 甲第62号議案 損害賠償の額を定めることについて 甲第63号議案 指定管理者の指定について 甲第64号議案 指定管理者の指定について 甲第65号議案 指定管理者の指定について 甲第66号議案 指定管理者の指定について 甲第67号議案 指定管理者の指定について 甲第68号議案 指定管理者の指定について 甲第69号議案 指定管理者の指定について 甲第70号議案 指定管理者の指定について 甲第71号議案 指定管理者の指定について 甲第72号議案 指定管理者の指定について 甲第73号議案 指定管理者の指定について 甲第74号議案 指定管理者の指定について 甲第75号議案 指定管理者の指定について 甲第76号議案 指定管理者の指定について 甲第77号議案 指定管理者の指定について 甲第78号議案 指定管理者の指定について 甲第79号議案 指定管理者の指定について 甲第80号議案 指定管理者の指定について 甲第81号議案 指定管理者の指定について 甲第82号議案 指定管理者の指定について 甲第83号議案 指定管理者の指定について 甲第84号議案 指定管理者の指定について 甲第85号議案 指定管理者の指定について 甲第86号議案 指定管理者の指定について 甲第87号議案 指定管理者の指定について 甲第88号議案 指定管理者の指定について 甲第89号議案 指定管理者の指定について 甲第90号議案 令和3年度
包括外部監査契約の締結について第2 甲第91号議案 令和2年度岡山市
一般会計補正予算(第7号)について 甲第92号議案 令和2年度岡山市
国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)について 甲第93号議案 令和2年度岡山市
公共用地取得事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第94号議案 令和2年度岡山市財産区
費特別会計補正予算(第3号)について 甲第95号議案 令和2年度岡山市
学童校外事故共済事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第96号議案 令和2年度岡山市
介護保険費特別会計補正予算(第4号)について 甲第97号議案 令和2年度岡山市
後期高齢者医療費特別会計補正予算(第3号)について 甲第98号議案 令和2年度岡山市
公債費特別会計補正予算(第1号)について 甲第99号議案 令和2年度
岡山市立総合医療センター病院事業債特別会計補正予算(第1号)について 甲第100号議案 令和2年度岡山市
水道事業会計補正予算(第3号)について 甲第101号議案 令和2年度岡山市
工業用水道事業会計補正予算(第1号)について 甲第102号議案 令和2年度岡山市
市場事業会計補正予算(第3号)について 甲第103号議案 令和2年度岡山市
下水道事業会計補正予算(第2号)について 甲第104号議案 岡山市職員の
特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について 甲第105号議案 岡山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 甲第106号議案 和解及び損害賠償の額を定めることについて …………………………………〇会議に付した事件 日程第1 個人質問 甲第2号議案~甲第90号議案 日程第2 甲第91号議案~甲第106号議案 ──────〇──────〇出席議員(45人) 2番 森 山 幸 治 3番 菅 原 修 4番 平 元 道 隆 5番 江 田 厚 志 6番 松 本 好 厚 7番 岡 崎 隆 8番 柳 井 弘 9番 熊 代 昭 彦 10番 東 毅 11番 田 中 のぞみ 12番 柳 迫 和 夫 13番 林 敏 宏 14番 福 吉 智 徳 15番 川 本 浩一郎 16番 赤 木 一 雄 17番 松 田 隆 之 18番 山 田 正 幸 19番 二 嶋 宣 人 20番 難 波 満津留 21番 鬼 木 のぞみ 22番 林 潤 23番 太 田 栄 司 24番 高 橋 雄 大 25番 竹之内 則 夫 26番 中 原 淑 子 27番 藤 原 哲 之 28番 東 原 透 29番 小 川 信 幸 30番 千 間 勝 己 31番 吉 本 賢 二 32番 成 本 俊 一 33番 羽 場 頼三郎 34番 下 市 このみ 35番 竹 永 光 恵 36番 小 林 寿 雄 37番 楠 木 忠 司 38番 松 田 安 義 39番 則 武 宣 弘 40番 田 尻 祐 二 41番 田 口 裕 士 42番 宮 武 博 43番 和 氣 健 44番 三 木 亮 治 45番 森 田 卓 司 46番 浦 上 雅 彦 …………………………………〇欠席議員(1人) 1番 寺 林 綾 乃 ─────────────〇説明のため出席した者 市 長 大 森 雅 夫 副 市 長 那 須 正 己 副 市 長 古 橋 季 良 理 事 河 野 広 幸 市 長 公 室 長 小 山 直 人 政 策 局 長 福 田 直 総 務 局 長 門 田 和 宏 財 政 局 長 重 松 浩二郎 市 民 生活局長 中 原 貴 美 市 民 協働局長 亀 井 良 幸 保 健 福祉局長 福 井 貴 弘
岡山っ子育成局長 田 渕 澄 子
岡山っ子育成局子育て支援担当局長 近 藤 康 彦 環 境 局 長 國 米 哲 司 産 業 観光局長 赤 坂 隆 都 市 整備局長 林 恭 生 都市整備局都市・交通・公園担当局長 平 澤 重 之 下水道河川局長 河 原 浩 一 消 防 局 長 藤 原 誠 水道事業管理者 今 川 眞 市場事業管理者 大 杉 誠 教 育 委 員 会 教 育 長 菅 野 和 良 監 査 委 員 委 員 岸 堅 士 ─────────────〇出席した議会事務局職員 局 長 矢 木 広 幸 次 長 石 井 敏 郎 総 務 課 長 山 本 和 広 議 事 課 長 岡 田 慎一郎 調 査 課 長 塩 見 紀己代 午前10時0分開議
○浦上雅彦議長 皆さんおはようございます。 これより2月定例市議会第9日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は41名であります。 ─────────────
○浦上雅彦議長 会議録署名議員に林敏宏議員,東原議員のお二人を指名いたします。 ─────────────
○浦上雅彦議長 本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。 ──────〇──────
△日程第1 個人質問 甲第2号議案~甲第90号議案 ─────────────
○浦上雅彦議長 日程に入ります。 日程第1は,個人質問並びに甲第2号議案令和3年度岡山市一般会計予算について以下89件の議案についてであります。 これらを一括上程し,個人質問を行います。 それでは,順序に従いまして松本議員。 〔6番松本好厚議員登壇,拍手〕
◆6番(松本好厚議員) 皆さんおはようございます。
自由民主党岡山市議団,松本好厚でございます。 2月定例市議会,個人質問の最終日でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 さて,
新型コロナ感染症ですが,もう1年過ぎました。まだまだ終息の見通しがない中で,さらに治療薬もまだ開発されていない段階,ワクチンの接種が希望の光という形になると思っております。しばらくの間はやはり3密の回避は最低限守るということが必要かなと思っております。 そういった中で,昨年暮れ,12月ですけども,マスク会食というものを推奨するということで,私も何度か経験しましたけど,なかなか大変だなとは思っております。そういった中で,先日岡山市でカラオケ利用のお客さんが感染しクラスターになったということで,やっぱりカラオケは密な状態で歌を歌う形になりますので,感染も仕方ないのかなと思った中で,これからはやっぱり,皆さん方の中にも歌われる方はいらっしゃると思いますが,マスクカラオケとかするのもありかなと思ったりしたところでございます。 それでは,通告に従いまして質問させていただきます。 1,岡山環状道路,外環状線について。 国道250号線の東岡山区域の渋滞緩和に向けては,本市は自動車の分散を目的とした外環状線の整備,自動車から公共交通への転換を促すために鉄道の利便性向上策等に取り組まれています。 外環状線整備の一環でJR東岡山駅,中区土田の東側エリアで南北を結ぶ片側2車線道路として整備しています。現在の鬼作踏切を廃止して地下道を通す形に変更して,北側を県道東岡山・御津線,南側を国道250号線につなげます。現在は,主にJR山陽線等と交差する地下道の新設工事,いわゆる
アンダーパス工事に取りかかっており,2026年完成の予定で工事が進んでいます。完成すれば,JR山陽線の南北の行き来がスムーズになり,地元からも早期完成が望まれています。 そこでお尋ねいたします。 (1)外環状線の総延長は約38キロメートルですが,現在の整備率をお示しください。 (2)外環状線の完成時期をお示しください。 (3)県道東岡山・御津線から国道250号線までの区間の完成時期と
アンダーパス部分のみが部分的に供用できるか,お示しください。 (4)中井から土田地区の測量及び用地買収の状況をお示しください。 (5)今後,中区中井から中区土田地区での地元説明会の予定はありますか。 2,
岡山平和祈念館について。 岡山空襲のあった6月29日は,岡山市平和の日として毎年岡山市戦没者追悼式が開かれています。昨年は,コロナ禍の中で規模を縮小し,約20名の参加者で開催されました。今年も従来どおりの開催は困難な状況でございます。 さて現在,
岡山シティミュージアムには岡山空襲展示室が常設されています。岡山空襲に関する資料や写真が展示され,多くの方々に平和への思いを新たにし,戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に伝えています。 岡山県遺族連盟は,岡山市中区奥市に岡山平和祈念館を建設いたしました。昨年3月26日に開館式典が執り行われました。祈念館内には,戦没者の遺影や遺品,関係年表,戦地から家族に宛てた手紙や軍服,返還された戦争当時の日章旗のほか,昭和6年の満州事変から終戦までの歩みなどのパネルが展示されています。また,ビデオ室を設けており,次世代を担う子どもたちをはじめ多くの人々が戦争の悲惨さ,平和の尊さを学び,平和を願うための各種作品を上映しています。 戦争や戦災の体験者や遺族の高齢化が進む中,戦争を知らない世代は人口の8割を超えています。次世代に戦争の記憶を引き継ぐためにはどのようにしていくかが重要な課題になっています。 そこでお尋ねします。 本市としても,多くの市民が戦争の悲惨さ,平和の尊さを学び,平和を願うためにこの施設を活用すべきと考えます。そのためにも,岡山空襲展示室と
岡山平和祈念館との連携も必要だと考えます。御所見をお示しください。 3,消防団の活動について。 今年で東日本大震災から10年を迎えようとしています。この大規模災害では,地震発生直後から避難誘導や広報活動に当たっていた消防団員や災害対応のため詰所へ参集途中の消防団員が津波により被害を受け,多くの消防団員がお亡くなりになったり行方不明となりました。また,詰所や消防車両等が損壊するなど,物的にも甚大な被害を受けながら活動されたと聞いています。改めましてお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。 消防団員とは,おのおのが仕事を持ちながら,自らの地域は自らで守るという精神に基づき消防活動を行う権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員であります。消防団の主な活動として,災害時の消火活動,救助・救出活動,住民の避難誘導や平常時の防火啓発活動,消火・防災訓練,応急手当ての指導などを行っており,消防,防災の向上や
地域コミュニティーの活性化にも大きな役割を果たしております。また,消火や救助は初動が大切であり,消防署員や他地区分団の応援が到着するまでの間,地元事情に精通する消防団員が果たす役割は大きいと考えます。本市においても,近い将来,南海トラフ地震により震度6強の大規模地震が起こり,地震により津波も発生するなど甚大な被害が想定されており,消防団を中核とした地域の総合的な防災力の向上が求められております。 こうした中,地域防災の要である消防団は,地域密着性,要員動員力,即時対応力という3つの特性を持つ組織として,なくてはならない存在です。1950年代に200万人を数えた全国の団員数は,1990年代に100万人を割り込み,現在は約82万人まで減少しています。団員は,かつては自営業者が多かったが,今では会社員が過半数を占め,家族が入団に反対する事例もあります。少子・高齢化や地域社会のつながりの希薄化による影響を受けるのはやむを得ない面もあります。しかしながら,このまま団員の減少と高齢化が進めば,地域の防災力が低下するのは避けられません。 そこでお尋ねいたします。 (1)全国的に消防団員が減少傾向にありますが,本市では消防団員を確保するためどのような取組をしていますか。 (2)大規模な災害に備え,消防団員の装備等の充実を図る必要があると思われますが,どのような計画を立てておられますか。御所見をお示しください。 以上で1回目の質問を終わります。 どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。
◎
林恭生都市整備局長 1番,岡山環状道路,外環状線についての項で,外環状線の整備率と完成時期について一括してお答えいたします。 外環状線は,構想区間も含めて総延長約38キロメートルのうち,現在までに全体の約45%に当たる約17.3キロメートルの区間で暫定整備が完了しております。 現在,国において岡山西バイパスや岡山環状南道路の約6.4キロメートル,市において市道藤田・浦安南町線や県道岡山・赤穂線,市道江並・升田線の約6.5キロメートルの区間で整備を行っており,これらが完了すると,整備率は暫定整備が約52%,完成が約17%となる見込みです。 まだ多くの区間が残っており,今後も予算や時間もかかることから,外環状線の完成時期は見通せませんが,引き続き懸命に取り組んでまいります。 次に,県道東岡山・御津線から国道250号までの完成時期とアンダーパス部の部分的な供用についてです。
JRアンダーパス部については,新幹線と在来線の直下区間のみの工事をJR西日本に委託し,令和7年度の完成を目指して整備を進めており,引き続いてスロープ部分を整備することとしております。 アンダーパス部を部分的に供用することは,スロープ部分の施工中に一般車両を通行させることとなり,安全を確保することが難しく,また工期も延びる可能性があるため困難であると考えております。 当該区間について,できるだけ早期に供用できるよう一丸となって取り組んでまいります。 中井-土田間の状況と地元説明会の予定について一括してお答えいたします。 中区中井から国府市場までの区間では,平成25年度に事業計画の概要について説明会をした後,平成29年度には用地測量の進め方,平成30年度には用地買収や補償に関する説明会を開催して,事業への理解や協力をお願いしてまいりました。現在,用地測量を終え,用地交渉を進めているところであり,用地の取得率は約3%となっております。 また,残りの国府市場から土田までの区間についても,平成25年度に事業計画の概要について説明会を行っておりますが,今後は他区間の事業の進捗状況を見ながら地元への説明会を行った後,用地測量から着手してまいりたいと考えております。 以上です。
◎福井貴弘保健福祉局長 2つ目の岡山平和祈念館についての項,岡山空襲展示室と
岡山平和祈念館との連携についての所見です。 両施設とも戦争の悲惨さや平和の尊さを次世代に継承していくことを目的に設置された施設ですので,今後どういった連携が可能か検討していきたいと考えております。 以上です。
◎藤原誠消防局長 3,消防団の活動についての項,消防団員確保の取組についてお答えします。 本市では,女性消防団員の入団促進に加え,学生消防団活動認証制度や消防団協力事業所表示制度を導入し,消防団員の確保を図っております。また,4月から新たな取組として,本市独自で作成した消防団PR動画をSNS等で配信するとともに,消防団協力事業所として認定を受けた建設工事業者に対して,本市競争入札参加資格審査におけるインセンティブを与えることとしております。これらの取組により,若者や被雇用者が入団しやすく活動しやすい環境づくりに努めてまいります。 続いて,消防団員の装備等の充実についてお答えします。 議員御紹介の東日本大震災の教訓から,団員間の情報伝達を確保するために無線機や拡声器を配備いたしました。 また,平成30年7月豪雨災害の教訓から,浸水域における活動の安全を確保するため,胴つき長靴等の水害用装備の充実を図り,救命胴衣については全団員に配備しております。今後は,活動服についても安全に現場活動ができるよう,機能的で視認性に優れた物に順次更新していく計画です。引き続き,地域防災の要である消防団員の装備の充実に努めてまいります。 以上です。 〔6番松本好厚議員登壇〕
◆6番(松本好厚議員) 御答弁ありがとうございました。 まずは,岡山環状道路,外環状線でございます。 当然のことながら,費用がかなりかかるというのも重々分かっております。今,春の火災予防運動ということで消防車のパレードをやって──特に山陽線の南北ですね,踏切があって,昔から渋滞するところでございます。先にアンダーパスの工事が始まるというのは地元の方々も見たら分かることなんですけども,その後のところについて,まだ用地買収も,先ほど3%しか進んでいないという状況で,10年先とか20年先とかということになるんじゃないかなというような地元の方々の想像があるわけでございます。 そういった中で,1つ質問させていただきます。 用地買収が3%ということですが,やはり御高齢者の方もいらっしゃいます。そういった中で,地権者の人生設計の中で早期に取得してもらいたいという方も私の知っている人に何人かいらっしゃいます。そういった地権者が要望すれば先行取得という形は取れるのか,教えていただきたいと思います。
◎
林恭生都市整備局長 用地の先行取得ということなんですけども,今この3.5キロメートルの区間で事業を行っていまして,御指摘のとおり今一番東側のJRのアンダー部分というか南北に分断された地域を結ぶ道路の区間を優先的に整備しています。そのほかの区間については,用地買収を積極的にやれるという状況には今ないので,残りの2つの区間の西側の区間については,先ほど説明させていただいたように,用地測量を終えて,その区間では先行的に買収してほしいというような要請があれば対応させていただいているところです。真ん中の区間については,そういうことをどう進めるべきかについても,ちょっと少し検討させていただきたいと思います。 以上です。
◆6番(松本好厚議員) よろしくお願いしたいと思います。 次に,
岡山平和祈念館についてです。 これは再質問というわけじゃないんですけども,一昨年まで岡山市民会館で戦没者追悼式をやっておりました。昨年は,先ほど言いましたけど20名程度の参加の追悼式だったんですけど,私も昨年は聞かせていただいたんですけども,青少年からの追悼するというような言葉があるんですけども,去年は朝日高校の女子高校生が参加して追悼の言葉を述べられたんですけど,大変すばらしい感動するような挨拶でございました。今年も募集していると聞いております。こういったことは,ぜひとも続けていってもらいたいし,今年はぜひとも市民会館なりで開催してほしいなと思っておりますので,皆様方の御協力もよろしくお願いしたいと思っております。これは要望ということでございます。 それでは,消防団のことについて質問させていただきます。 確保するために様々な取組をしていただいていること,本当に感謝いたします。消防団員の制服であるとかいろんな面で昨年,一昨年から整備していただいていること,私も分団員の一人として感謝しているところでございます。 先日,栃木県の足利市でいわゆる林野火災,1週間程度燃えておりました。林野火災というのは大変で,当然ながら地元の消防,それから近隣の都道府県の応援という形での消火活動をやられておりました。 私も10年前,近くの山で火事があり,これは冬の12月でございましたが,夕方からの火事で,結局帰ったのは12時過ぎました。結局鎮圧,鎮火,要は鎮圧してもまだ火が残っているんですよね。それを水を背負うジェットシューターというんですけども,背中に背負ってずっと歩いてシュッシュシュッシュ消すという,これが本当に大変なことでございます。私も消している中で,龍ノ口の山だったんですけども,岩盤が非常に多くて,分団員の中には滑って落ちるというような本当に危険な状態がありました。最近ではそこまでの消火活動,深夜の消火活動はやっていないと思うんですけども,本当に死を感じるというようなこともありましたんで,本当に分団員の方は大変だと思っております。 そういった中で,協力事業所表示制度,岡山市にありますけども,今回インセンティブを与えるということで新たな取組に本当に感謝申し上げます。 現在,この登録業者は何社ぐらいありますでしょうか。
◎藤原誠消防局長 消防団協力事業所表示制度を導入している事業所の数ということでありますが,今年度当初20事業所でありましたが,来年度,運用開始の本市競争入札参加資格審査におけるインセンティブの報道後,4事業所が新たに加わり24事業所となっております。 以上です。
◆6番(松本好厚議員) ありがとうございます。 地元の事業所,私は中区なんですけども,何社か協力事業所がありますけども,やはりそこの会社の取組,社長さんの考えで,先ほども質問で初動というのが本当に大切だということで,常備消防よりも早く行くというような信念を持って活動されている事業所も多々ございますので,こういった制度をぜひとももっとPRしていただいてやっていただきたいと思います。 そういった中で,市長,消防団員に激励の言葉を,これから大きな災害もまた,あってはならないですけど,ある確率も高うございますので,激励の言葉をいただきたいと思います。 よろしくお願いします。 〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長 火災の話が今中心にありましたけども,火災だけではなくて様々な災害に対して率先して消防団の方,対応していただいているということであります。本当に心から感謝を申し上げたいと思います。 これは,全国的に見ても消防団という数が相当数減ってきているということで,様々な対応をしているというのが全国の実態であります。その中では,岡山の消防団,全国に比しては随分頑張っている,そういう存在だろうと思います。様々なときにお会いしても,非常に頼もしく感じているところであります。これからも消防団の方々と一緒になって岡山の安全・安心を守っていきたいと思います。 よろしくお願い申し上げたいと思います。
○浦上雅彦議長 以上で松本議員の質問は終わりました。 次は,順序に従いまして小川議員。 〔29番小川信幸議員登壇,拍手〕
◆29番(小川信幸議員) 皆様おはようございます。自民党政和会の小川信幸です。どうかよろしくお願いいたします。 まず最初に,医療従事者の皆様,関係者の皆様方に感謝の意と敬意を表します。新型コロナウイルスが猛威を振るう中,苛酷な状況での治療,看護は私たちの想像を優に超える毎日だと思います。本当にありがとうございます。 また,感染された皆様方にはお見舞い申し上げます。そして,お亡くなりになられた方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます。感染が一日も早く終息することを切に願っております。 それでは,通告に従い質問に入らせていただきます。 1番目,牧山地区の洪水対策について。 平素は,牧山地区の御発展に御尽力をいただきまして誠にありがとうございます。道路は,一部便利になり,また本年1月からは生活交通デマンドタクシーの試験走行が開始されました。そして,牧山クラインガルテンの管理棟も新しく建て直していただきました。牧山地区の皆さんにとって明るい話題を提供していただいたことに感謝している次第でございます。とはいうものの,一方では台風シーズンになると恐怖と不安にさいなまれています。 ここで少し写真を皆さん方に見てもらいたいと思います。 これは,平成10年の台風の被害でございます。こちらにちょうど牧山分校があって,それからずっとこれが旭川の上流まで続いているところで,この辺りが床上浸水,床下浸水と大変な被害に遭ったところです。 こちらが,この前の平成30年の豪雨被害で,これがクラインガルテンの屋根となります。この写真は,水位が下がったときの写真です。まだこれより1メートル以上水が来ていたと聞いております。 これも同じように,地域ではブドウを栽培しておりますが,それも全滅ということにもなっております。 そして,これが2階から平成30年のときに写真を写したやつなんですが,ここにちょっとポストがあるのが分かりますでしょうか。ここにポストがあるんですが,実際はこのポストのところまで水が来ていたというような状況でございます。 これが最も臨場感があるんじゃないかなと思いますが,2階の窓から写したときに,こちら側が旭川の水面でございます。 恐怖と不安にさいなまれるその原因は,旭川の氾濫です。平成10年10月の台風10号を皮切りに牧山地区は4回の大きな被害を受けました。まず,台風10号は岡山に上陸し,県東部を縦断し,強い雨と風をもたらしました。この台風10号は,牛の元気君が流されたことでも知られているものです。大雨により旭川ダムに急激に雨水が流れ込み,洪水調整のため最大流量が毎秒3,380トンとなり,その結果,牧山地区には濁流が流れ込み孤立いたしました。クラインガルテンの管理棟は屋根まで水につかり,床上浸水18戸,床下浸水6戸という被害状況でした。その後,生活が立ち行かず転出する家族もありました。 被災した方の話によると,台風の通過後,雨も収まり空には星が出て安堵したのもつかの間,早朝のまだ暗い中,旭川の水が堤防を越えて音もなく家の中に入ってきたそうです。あっという間の出来事でした。そして,その方の子どもさんは胸まで水につかったそうです。小さな子どもにとって,そのときの恐怖心は計り知れません。 平成10年当時,災害に遭った子どもたちへの心のケアはどのようにされたのか,お聞かせください。 その後,大きな被害をもたらしたのは,平成18年7月18日の台風,平成23年9月3日の台風12号,そして記憶に新しい平成30年7月の豪雨です。この豪雨では,より大きい被害に見舞われました。水は堤防を越え,平成10年の災害より水位が30センチメートルほども高く,被害が地域全般に及びました。床上浸水19戸,床下浸水10戸,そしてクラインガルテンも水没いたしました。道路側には盛土をしているのですが,盛土と盛土の隙間から水が一気に民家のほうへと流れ込んだことにより被害が拡大したようです。 聞くところによりますと,関東圏から農村地区牧山での生活を求められて移住された方がおられたのですが,この豪雨による大変な恐怖体験により,関東圏へと帰っていかれたそうです。 また,2階建ての住居にお住まいの方は垂直避難をして難を逃れたそうです。中には,高齢者で平家に一人住まい,なおかつ耳が御不自由な方がおられ,サイレンの音が雨音に消されて聞こえなかったらしく,水が家に流れ込んで初めて事の重大さに気づいた方もおられました。幸いにも,その方は納屋に逃れて無事でした。 以上のように平成10年の被害から現在までにクラインガルテンは4回水没し,この地でブドウの生産をされている方々も被害に遭っています。もちろん,牧山地区の皆さんは,現在も台風シーズンが来るたびに恐怖や不安にさらされています。度重なる被害について,報道されることもなく,ボランティアの力を借りることもできず,高齢者の多い地元の皆さんの自力のみで復旧作業をしてこられました。もう我慢の限界です。この先,同じような被害が起こるようなことがあれば,牧山地区を愛し,ふるさとを守ってきた皆さんにとっては耐えられない大きな痛みとなります。今後も我慢することを強いられるのでしょうか。 以下のことについてお尋ねいたします。 今後どのような予定になっていますか。御所見をお願いいたします。 まだ我慢しろと言われるのでしょうか。御所見をお願いします。 次に,2番目,交通安全とボランティア(見守り隊)の保障についてでございます。 平素は,市民の皆様,また当局,交通安全母の会,交対協,安全・安心ネットワークほか,交通安全に御尽力をいただいていることに改めて感謝申し上げます。こういった皆様に支えられる中,交通安全に関することについて少しでもよくなればと思い,何点かお尋ねいたします。 1,4月から岡山市自転車の安全で適正な利用を促進するための条例が施行されます。岡山市も交通安全期間を設け様々な啓発をされていますが,マナーアップについて今後どのように活動されるのか,御所見をお願いします。 2,最近よく見かけますが,子どもたちの通学の見守りにボランティアさんがよく立っておられ,子どもたちを守っていただいています。そのボランティアさんが事故に遭ってけがをした場合やトラブルに巻き込まれた場合はどうなるのでしょうか。御所見をお願いします。 3,道路交通法も交通状況によって左右され,改正されております。道路交通法の改正について,市民の皆様が理解しやすいような策はないのでしょうか。御所見をお願いいたします。 4,市民の皆様が道路交通法を理解しやすくなるような案としましては,ボランティアさんを対象に地区ごとに交通ルールの講習会を開くことはどうでしょうか。ボランティアの方が交通ルールを熟知することで,自分を守り,交通ルールを遵守されていない方に遵守するようお願いすることができるようになります。また,ボランティアさんがお願いした際にトラブルがあった場合でも,講習を受けたことを証明する何か身分証明書があればトラブルの回避につながることもあるのではないでしょうか。 こういった取組によりボランティアさんも一般市民の皆様も交通ルールを熟知することにつながると思いますが,御所見をお願いいたします。 これで1回目の質問を終わりますが,今日は被災された方が傍聴に来られております。安心できる答弁をよろしくお願いいたします。(拍手)
○浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。 〔大森雅夫市長登壇〕