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09月20日-10号

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  1. 岡山市議会 2018-09-20
    09月20日-10号


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    平成30年 9月定例会    平成30年9月定例岡山市議会    議 事 日 程  第10号       9月20日(木)午前10時開議第1 決第1号 平成29年度岡山市一般会計歳入歳出決算について 決第2号 平成29年度岡山市国民健康保険費特別会計歳入歳出決算について 決第3号 平成29年度岡山市用品調達費特別会計歳入歳出決算について 決第4号 平成29年度岡山市住宅新築資金等貸付事業費特別会計歳入歳出決算について 決第5号 平成29年度岡山市災害遺児教育年金事業費特別会計歳入歳出決算について 決第6号 平成29年度岡山市公共用地取得事業費特別会計歳入歳出決算について 決第7号 平成29年度岡山市財産区費特別会計歳入歳出決算について 決第8号 平成29年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計歳入歳出決算について 決第9号 平成29年度岡山市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計歳入歳出決算について 決第10号 平成29年度岡山市介護保険費特別会計歳入歳出決算について 決第11号 平成29年度岡山市後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算について 決第12号 平成29年度岡山市公債費特別会計歳入歳出決算について 決第13号 平成29年度岡山市立総合医療センター病院事業債特別会計歳入歳出決算について 決第14号及び甲第197号議案 平成29年度岡山市水道事業会計決算及び平成29年度岡山市水道事業剰余金の処分について 決第15号及び甲第198号議案 平成29年度岡山市工業用水道事業会計決算及び平成29年度岡山市工業用水道事業剰余金の処分について 決第16号 平成29年度岡山市病院事業会計決算について 決第17号及び甲第199号議案 平成29年度岡山市市場事業会計決算及び平成29年度岡山市市場事業剰余金の処分について 決第18号 平成29年度岡山市下水道事業会計決算について第2 承第5号 専決処分の承認について第3 甲第193号議案 平成30年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について 甲第194号議案 平成30年度岡山市水道事業会計補正予算(第1号)について 甲第195号議案 平成30年度岡山市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について 甲第196号議案 平成30年度岡山市下水道事業会計補正予算(第1号)について      …………………………………〇会議に付した事件 日程第1 決第1号~決第18号,甲第197号議案~甲第199号議案 日程第2 承第5号 日程第3 甲第193号議案~甲第196号議案 追加日程 特別委員会の設置について      ──────〇──────〇出席議員(46人)            1番  東     毅            2番  田 中 のぞみ            3番  林   敏 宏            4番  柳 迫 和 夫            5番  柳 井   弘            6番  岡 崎   隆            7番  松 田 隆 之            8番  松 本 好 厚            9番  林     潤            10番  河 田 正 一            11番  竹之内 則 夫            12番  福 吉 智 徳            13番  太 田 栄 司            14番  山 田 正 幸            15番  難 波 満津留            16番  千 間 勝 己            17番  二 嶋 宣 人            18番  川 本 浩一郎            19番  赤 木 一 雄            20番  藤 原 哲 之            21番  竹 永 光 恵            22番  中 原 淑 子            23番  松 田 安 義            24番  鬼 木 のぞみ            25番  高 橋 雄 大            26番  森 山 幸 治            27番  吉 本 賢 二            28番  森 田 卓 司            29番  成 本 俊 一            30番  小 川 信 幸            31番  東 原   透            32番  松 島 重 綱            33番  則 武 宣 弘            34番  田 尻 祐 二            35番  磯 野 昌 郎            36番  羽 場 頼三郎            37番  下 市 このみ            38番  楠 木 忠 司            39番  小 林 寿 雄            40番  和 氣   健            41番  三 木 亮 治            42番  鷹 取 清 彦            43番  礒 谷 和 行            44番  浦 上 雅 彦            45番  田 口 裕 士            46番  宮 武   博      …………………………………〇欠席議員(0人)      ─────────────〇説明のため出席した者       市     長  大 森 雅 夫       副  市  長  那 須 正 己       副  市  長  加 藤 主 税       危機管理担当局長 田 中 利 直       市 長 公 室 長  福 井 貴 弘       政 策 局 長  山 口 博 史       総 務 局 長  河 野 広 幸       財 政 局 長  山 本 修 司       市 民 生活局長  荒 島 茂 樹       市 民 協働局長  江 田 美 幸       保 健 福祉局長  森 安 浩一郎       岡山っ子育成局長 小 野 典 生       岡山っ子育成局保育幼児教育担当局長                中 原 貴 美       環 境 局 長  門 田 和 宏       産 業 観光局長  赤 坂   隆       産業観光局産業政策担当局長                堤   修 治       都 市 整備局長  林   恭 生       都市整備局都市・交通・公園担当局長                栗 田 泰 正       下水道河川局長  桐 野 眞 二       水道事業管理者  今 川   眞       市場事業管理者  田 淵   薫       消 防 局 長  東 山 幸 生      選挙管理委員会       委  員  長  桑 島 幹 雄       委     員  高 原 君 子      監 査 委 員       委     員  岸   堅 士      人 事 委 員 会       委     員  矢 野 有 哉       委     員  虫 明 眞砂子      農 業 委 員 会       第一農業委員会会長職務代理者                柴 田 一 郎      教 育 委 員 会       教  育  長  菅 野 和 良      ─────────────〇出席した議会事務局職員       局     長  矢 木 広 幸       次     長  中 野   光       総 務 課 長  山 本 和 広       議 事 課 長  森 安 章 浩       調 査 課 長  塩 見 紀己代      午前10時0分開議 ○宮武博議長  皆さんおはようございます。 これより9月定例市議会第10日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は43名であります。      ───────────── ○宮武博議長  会議録署名議員林敏宏議員松田隆之議員のお二人を指名いたします。      ───────────── ○宮武博議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。      ──────〇────── △日程第1  決第1号~決第18号,甲第197号議案~甲第199号議案      ───────────── ○宮武博議長  日程に入ります。 日程第1は,決第1号平成29年度岡山市一般会計歳入歳出決算について以下18件の決算及び甲第197号議案平成29年度岡山市水道事業剰余金の処分について以下3件の剰余金処分議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 なお,これらの決算等につきましては,既に市長の提案理由の説明を終わっておりますので,これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。      ───────────── ○宮武博議長  お諮りいたします。 これらの決算等につきましては,一般会計決算審査特別委員会特別会計決算審査特別委員会企業会計決算等審査特別委員会を設置し,これに付託いたしたいと思います。 委員会名,委員数及び付託事件を職員に朗読させます。 ◎森安章浩議事課長  朗読いたします。 委員会名 一般会計決算審査特別委員会 委 員 数 14人 付託事件 決第1号平成29年度岡山市一般会計歳入歳出決算について 委員会名 特別会計決算審査特別委員会 委 員 数 14人 付託事件 決第2号平成29年度岡山市国民健康保険費特別会計歳入歳出決算について以下12件の特別会計決算について 委員会名 企業会計決算等審査特別委員会 委 員 数 14人 付託事件 決第14号及び甲第197号議案平成29年度岡山市水道事業会計決算及び平成29年度岡山市水道事業剰余金の処分について以下5件の企業会計決算及び3件の事業剰余金の処分について 以上でございます。 ○宮武博議長  ただいま朗読しましたとおり決定いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○宮武博議長  続いてお諮りいたします。 ただいま設置されました特別委員会の委員の選任につきましては,岡山市議会委員会条例第4条第1項の規定により,お配りいたしております付託表の委員氏名のとおり指名いたしたいと思います。 念のため職員に朗読させます。 ◎森安章浩議事課長  朗読いたします。 一般会計決算審査特別委員会(定数14人)               森 田 卓 司議員               千 間 勝 己議員               山 田 正 幸議員               柳 井   弘議員               松 本 好 厚議員               磯 野 昌 郎議員               中 原 淑 子議員               河 田 正 一議員               田 中 のぞみ議員               羽 場 頼三郎議員               楠 木 忠 司議員               森 山 幸 治議員               田 口 裕 士議員               藤 原 哲 之議員 特別会計決算審査特別委員会(定数14人)               三 木 亮 治議員               和 氣   健議員               鷹 取 清 彦議員               浦 上 雅 彦議員               松 田 隆 之議員               岡 崎   隆議員               竹之内 則 夫議員               林   敏 宏議員               竹 永 光 恵議員               東     毅議員               鬼 木 のぞみ議員               柳 迫 和 夫議員               松 島 重 綱議員               東 原   透議員 企業会計決算等審査特別委員会(定数14人)               礒 谷 和 行議員               成 本 俊 一議員               吉 本 賢 二議員               難 波 満津留議員               二 嶋 宣 人議員               則 武 宣 弘議員               松 田 安 義議員               福 吉 智 徳議員               林     潤議員               下 市 このみ議員               高 橋 雄 大議員               太 田 栄 司議員               赤 木 一 雄議員               川 本 浩一郎議員 以上でございます。 ○宮武博議長  ただいま朗読いたしましたとおり決定いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,ただいま朗読いたしましたとおり選任することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第2  承第5号      ───────────── ○宮武博議長  日程第2に入ります。 日程第2は,承第5号専決処分の承認についてであります。 これを上程いたします。 なお,この議案につきましては,既に市長の提案理由の説明を終わっておりますので,これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 つきましては,日程第2の案件は,お配りいたしております付託案件表のとおり所管の委員会に付託いたします。      ──────〇────── △日程第3  甲第193号議案~甲第196号議案      ───────────── ○宮武博議長  日程第3に入ります。 日程第3は,甲第193号議案平成30年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について以下4件の議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 なお,これらの議案につきましては,既に市長の提案理由の説明が終わっておりますので,これより質疑に入ります。 質疑の通告があります。羽場議員。(笑声)     〔36番羽場頼三郎議員登壇,拍手〕 ◆36番(羽場頼三郎議員)  皆さんおはようございます。 最初からつまずきましたが,質疑というのをやるのは本当に久しぶりというか,前回やったのがたしか20年ぐらい前だったと思いますのでいいようにできるかどうかわかりませんが,とりあえずスタートさせていただきます。 最初に,1,歳入についてお聞きしたいと思うんですが,国と県の支出金割合,これはどうなっているのか,お示しください。また,市債と一般財源を合わせるとほぼ50億円です。この全てを市が負担するのは非常に重いと思います。それ以外のところが40億円ですから,10億円ぐらい多いんです。せめて同じ額ぐらいは国,県から出ないのかと。そしてまた,こういう場合の基準というものがあるのかどうか,お示しください。 次に,2,災害見舞金でございます。この災害見舞金の7,422万5,000円ですが,この支給基準は半壊が3万円,床上が1万5,000円となっております。これは,内水と破堤の差がある北区と東区で異なる基準なのかどうか,お教えください。 また次,3,災害援護資金の貸し付けなんですが,この2億4,829万円は,市の負担以外はどこの費用で賄われるのか。国,県のお金はどれくらいなのか。この貸し付けの限度額,期間などの条件をお示しください。 次に,4,被災高齢者などの状況調査です。959万4,000円ですが,これは何を目的に行われるのか。また,岡山市の負担は幾らか。いつから,どの範囲でするのか。誰が調査を実施するのか。また,これによってどのような施策をしようとするのか,お示し願いたいと思います。 そして次に,5,保育所での一時預かりなどでございますが,これは1,920万円ですね。これは新規でしかも単独なんですが,どういった目的でこれが出されているのか。また,保育所の一時預かりは,対象世帯は幾らで,延べ利用件数はどれくらいと考えていますか。また,どこの保育所が受け入れたのか,その際希望世帯の全てを受け入れられたのか。それから,幼稚園授業料の補助は何人で,これは受け入れ先はどこなのか。 次に,6,就学援助及び学用品の支給です。この1,541万5,000円ですが,具体的にはどのような費用を支給するのか。いつからいつまでの支援か。学用品の現物支給とはどのようなもので,制限はあるのか。それぞれ限度額はあるのか。そして,それぞれの支給人数の把握はどうされているのか。 次に,7,スクールカウンセラーの緊急配置ですが,この140万円は何校分でどの学校に対するものか。それはいつまでする予定なのか。これが必要とされる理由,改めてお聞きするまでもないかもしれませんが,一応念のために教えてください。対象の児童・生徒数は何人ぐらいと見ていらっしゃるのか。 次に,8,市営住宅の一時入居に使われる100万円ですが,どのような備品について認められるのか。また,何世帯分に当たるのか,お示しいただきたいと思います。 そして次に,9,住宅の応急修理に使われる4億6,720万円ですが,市の負担はどれくらいでしょうか。この修理の対象は,屋根,壁以外に床とか離れとか車庫とか浄化槽,くみ取り便槽,また敷地に流れ込んだ土砂とか廃材の処理まで含まれるのかどうか。 次に,10,被災家屋の解体撤去費用の3億円ですが,国,市がどれぐらい費用を負担していくのか。この家の解体撤去費用に空き家とか倉庫とか離れとか車庫とか,浄化槽,くみ取り便槽,敷地に流れた込んだ土砂,さらに廃材処理などは含まれるのか,何戸分の予算を見込まれているのか,お示しください。 次に,11,災害ごみの撤去・処理費用ですが,16億550万円。これは費用の負担はどうなっているのか。市の直営だけでこの全ての処理ができるとはなかなか思えませんので,全体量は幾らで,いつまでに完了する予定ですか。 次に,12,避難所の設置及び運営の1,160万7,000円うち,市の負担は幾らになっておりますか。 次に,13,被災者支援相談窓口の設置ですが,この223万4,000円の内容をまずお示しいただきたいと思います。また,今後もこの窓口は必要と思われますが,その費用はこれに入っているのかどうか。 次に,14,被災者生活再建支援システムの導入,1,176万6,000円はどういった内容のものか。そのシステムを購入する先はどうなのか。購入する際の入札はどうなっているのか。 次に,15,町内会集会所修繕などの補助ですが,3,025万円。これは新規となっておりますが,どういうことで新規になったのか。また,どの町内会に適用されるのか。罹災証明は必要かどうか。補助の率はどうなっているのか。上限額はあるのか。これは被災された町内の方からもいろいろ聞かれたんです。いろいろ聞かれたんですが,なかなか私も自分じゃ答えられなかったんで改めて聞かせていただこうと思います。 それから,16,社会福祉施設などの復旧補助です。この1億7,505万1,000円ですが,これはどこの施設のことを言っているのか。対象となる施設や整備の条件はどうですか。上限額はあるのでしょうか。市の負担は幾らになりますでしょうか。 それから,17,私立保育園復旧補助の2,620万円です。これは具体的にはどこの園のことを言っているのか。補助の割合,そして事業者の負担は幾らぐらいになっておりますでしょうか。 それから,18,中小企業支援の1億1,437万円についてですが,被害の差による対象者の違いがあるのかどうか。備品購入に条件とか上限はあるのでしょうか。利子補給はどれくらいで,条件はどうなっていますでしょうか。 次に,19,農業者支援ですが,7億円の支払いの理由ですね,これをお示しいただきたいと思います。対象者には兼業農家も入るのかどうか。補助の比率,上限などの条件はどうなっていますでしょうか。軽トラックは農業用機械に入るのか入らないのか。もし入らないのなら,なぜそうなのか,理由をお示しください。 それから,20,観光の振興です。1,269万7,000円ですが,これを使う目的と理由です。どのような方法でこの振興を図るのか。効果の見込みはどうか。 次に,21,土木施設の災害復旧です。17億7,942万円ですが,この場所はどこなんでしょうか。この全体の費用の負担というのはどうなっていますでしょうか。 それから,22,農林水産施設災害復旧として28億126万3,000円ですが,その負担の比率というのはどうなっていますでしょうか。農地の箇所はどことどこで,どれくらいの面積になっていますでしょうか。これはなかなか難しいかもしれませんが,現在わかっている範囲でお教え願いたいと思います。それから,農業用施設というのはどこのことを言っているのか,教えていただきたいと思います。 それから,23,学校・園施設の災害復旧なんですが,この2億386万4,000円,これはどういう負担の比率で国,県,市が負担するのかということをお示し願いたいと思います。それから,各施設,どこにあるのか,それぞれの被害金額は幾らになっていますか。 24,その他市有施設の災害復旧の3億9,655万1,000円です。先ほどと同じように,どことどこがどういうふうに負担しているのか。それから,主なものの箇所と被害額をお示し願いたいと思います。その中で造山古墳,これは文化財としても貴重でありますし,岡山市が誇る文化遺産ですが,これの被害の状況,それと被害額,復旧見込みはどうなっているでしょうか。 それから,25,防災対策の強化で8,266万9,000円がついておりますが,その中の排水ポンプは幾らのものを何基,どこに備えるのか,教えていただきたいと思います。 以上です。 よろしくお願いいたします。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇
    大森雅夫市長  それでは,羽場議員の御質疑にお答えいたします。 私は,災害見舞金で北区と東区で基準が違うのかということでありますが,災害見舞金は罹災証明の調査により判定された被害区分に応じて市内全て同じ基準で支給しております。 なお,関連しての話で,義援金でございます。本議会においても多くの御質問をいただき,また配分委員会においても御意見をいただいたところでございます。改めて検討を行いました。この配分に関して少し述べさせていただきたいと思います。 平成30年7月豪雨の義援金については,総額でどの程度の配分があるかわからない中で,まずは被害がより大きく,生活再建に多くの支援が必要な床上浸水以上の世帯に限って配分を行ってまいりました。その後も全国から多くの義援金が集まり,床上浸水以上の世帯に相当な額の配分ができるようになったことから,このたび義援金をお寄せいただいた方のお気持ちを届けるという意味を込めて床下浸水の世帯にも配分することが望ましいとの考えに至ったところでございます。 今後,10月上旬に開催を予定している配分委員会において床下浸水世帯への配分を提案し,了承を得た上で第4次の義援金として配分したいと考えており,現在の案としては1世帯当たり1万5,000円を想定しております。なお,「I LOVE OKAYAMA」などさまざまな広報媒体の活用や町内会等の協力を得るなどして対象世帯に漏れなく周知できるよう努めてまいります。 義援金の配分を受けるためには,罹災証明を申請いただき罹災証明書の交付を受けることが必要です。床下浸水の場合は,被災当時の写真または修繕に要した費用の領収書等の添付書類により被害の状況が確認できれば,現地調査などを経ずに早期に罹災証明書を交付できます。一方で,被災から既に2カ月半が経過した中で証拠や痕跡が残っていないケースも多いと考えられることから,添付書類での確認ができない場合でも,消防局が発災当時に把握した浸水区域図や保健所が町内会からの要請を受けて消毒を行った区域の一覧などとの照合により柔軟に罹災証明書の交付ができるよう努めたいと考えております。 私からは以上です。 ◎田中利直危機管理担当局長  12の避難所の設置及び運営費は災害救助法の求償の対象であり,基準内であれば市の負担はありません。 次に,13の被災者支援相談窓口設置の内容は,東区東平島に開設した被災者支援臨時窓口に関連する経費で,会場設置費,罹災調査用レンタカー費用等です。なお,今後の被災者支援相談窓口設置に係る費用は含まれておりません。 次に,14の被災者生活再建支援システムは,住家被害等を認定し罹災証明を発行した被災者の状況を一括して把握できるものです。購入先は,このたびの豪雨災害で緊急対応が可能であった株式会社NTTデータ中国岡山支店と単独随意契約を締結することを考えております。 以上です。 ◎山本修司財政局長  1番,歳入についてお答えします。 まず,国と県の支出割合でございますが,一般会計,事業会計全体の中で国支出金の占める割合は20.5%,県支出金が23.3%,国,県の割合が47対53となっております。この国・県支出金を除いた地方負担については地方交付税等による地方財政措置が講じられており,今後,被害や財政負担の状況に即した特別地方交付税措置を国に要請するなど財源の確保に努めてまいります。 以上です。 ◎荒島茂樹市民生活局長  24番,その他の市有施設の負担比率と復旧費用についてです。 市民生活局関連では,建部町総合スポーツセンターの復旧費用といたしまして国庫補助の活用を見込んでおり,その補助率は3分の2です。施設が全壊していることから,施設の復旧に要する費用を算定するため,まずは測量調査等を実施することとし,そのための予算として2,498万円余を計上させていただいております。 以上です。 ◎江田美幸市民協働局長  15番の町内会集会所修繕補助について,新規となった理由,適用される町内会,また罹災証明は必要か,補助率及び上限額はとのお尋ねにお答えします。 この制度は,地域コミュニティー活動の拠点となる集会所の早急な再生に向け,現行補助制度の補助率と上限額を拡充しようとするものです。対象となるのは半壊以上の集会所であり,15程度が対象になると想定しています。修繕については,現行の補助率5分の1から3分の1,上限額50万円のところを,半壊の場合は補助率2分の1,上限額100万円に,全壊もしくは大規模半壊の場合は補助率3分の2,上限額200万円に拡充します。建てかえについては,現行の補助率3分の1,上限額350万円のところを,半壊の場合は補助率2分の1,上限額500万円に,全壊もしくは大規模半壊の場合は補助率3分の2,上限額700万円に拡充します。また,エアコン修繕等については,現行の補助率2分の1を4分の3に,上限額10万円を15万円に拡充するものです。なお,集会所には罹災証明が発行されないため,罹災状況の確認を個別に行うこととしています。 続いて,24番,その他市有施設の災害復旧について,コミュニティハウスの復旧費用のうち施設等の修繕費用は3,144万2,000円で,財源としては地方債の活用を見込んでおり,充当率は100%です。内訳としては,平島コミュニティハウス2,106万4,000円,角山コミュニティハウス1,000万円,金川地区コミュニティハウス37万8,000円を計上しております。また,備品や消耗品の購入費用等は515万2,000円で,財源は一般財源です。内訳としては,平島コミュニティハウス267万円,角山コミュニティハウス143万3,000円,その他のコミュニティハウス分として100万円余を計上しております。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  まず3,災害援護資金についてです。 災害援護資金の貸付原資の3分の2は国からの借り入れです。対象者は,世帯主が療養に1カ月以上かかる負傷をした場合,住居が滅失,全壊,半壊した場合,家財の損害が3分の1以上の場合のいずれかに該当した方です。被害程度により貸付限度額が異なりますが,上限は350万円で,世帯人数に応じて所得制限があります。償還期間は10年間で,貸し付けから3年間は無利子,3年後から3%となっていますが,毎年の返済後,市が利子分の補助金を交付することとしています。 次に4,被災高齢者などの状況調査についてです。 今回の把握業務は,罹災証明の申請も含めて生活再建メニューを被災者の皆様にお知らせするとともに,日常生活に何らかの課題を抱えておられる方を関係機関につなげて継続的な支援を行うことを目的としています。9月1日から土日や休日を中心に医療ソーシャルワーカーや社会福祉士等の専門職を含む2人1組が床上浸水世帯を個別訪問しています。調査によって得られたニーズや御意見などは今後の対応手法の検討などに生かしていきたいと考えています。なお,国の補助メニューを活用しており,市の負担はありません。 16,社会福祉施設など復旧補助についてです。 予算計上した施設は,高齢者関係施設が特別養護老人ホーム津高寮,小規模多機能型居宅介護事業所花津月,ケアホステル・ナイスデイ,ケアホステル・ナイスデイ別館の4カ所です。障害者関係施設が相談支援事業所福祉のかどくら,就労継続支援A型事業所ももっ子みつの2カ所です。 補助対象となるのは原則的には施設及び施設と一体的な設備となっており,上限はありませんが,その対象の範囲や補助採択の可否も含めて現在国と協議を行っているところです。高齢者関係施設については,補助対象事業費の4分の3の補助で,そのうち3分の2を国が,3分の1を市が負担します。市の負担額は820万7,000円となりますが,そのうち810万円を地方債で,残りの10万7,000円を一般財源で対応するものです。障害者関係施設については,費用負担等の詳細は確定しておらず国と協議していますが,過去の事例を参考にすると補助対象事業費の上限まで国が,残りが市の負担となります。市の負担額は1億3,780万7,000円ですが,そのうち1億3,780万円を地方債で,残りの7,000円を一般財源で対応することとしています。 以上です。 ◎中原貴美岡山っ子育成局保育幼児教育担当局長  5番,保育所での一時預かりなどへの補助についてお答えします。 今回の一時預かり等への補助は,主に保育料等の減免対象となる認可保育園や公立幼稚園等を利用している被災世帯と他の被災世帯との公平性の観点から,保育料等の減免と同様の取り扱いを行うものです。一時預かりの利用者数は60人程度,延べ利用件数は7,000件程度を見込んでおります。一時預かりの受け入れ先については,今後の利用及び申請も可能であるため現段階で全て把握できているわけではありませんが,公立が可知保育園と太伯認定こども園の2園,私立が竜之口保育園,たんぽぽ保育園,ちとせ保育園,くまの子保育園,こども園城東チャイルドセンター,江西桜こども園の6園,認可外保育施設がハートフル多聞キッズルーム,ハートフル多聞スマイルキッズ,ぽっぽ保育園,なないろ保育園西大寺,ちとせフレンズの5園,そのほか市外の保育施設が3園となっております。希望世帯の全てを受け入れられたのかとのお尋ねについては,希望世帯の全てを把握することが現在ではできておりませんので不明です。私立幼稚園授業料の補助,こちらは対象者数を20人程度と見込んでおりますが,対象者の在園を確認できている園は,現在のところつしま幼稚園,ノートルダム清心女子大学附属幼稚園,のぞみベルナデッタ幼稚園の3園です。 17番,私立保育園復旧補助についてお答えします。 私立保育園復旧補助の対象は,桃太郎保育園です。補助の割合は,国が2分の1,市が4分の1,事業者の負担が4分の1となっております。 23番,学校・園施設の災害復旧についてお答えします。 幼稚園に係る国の負担比率は3分の2,市が3分の1でございます。保育園に係る国の補助比率は2分の1,市が2分の1です。各施設の復旧費用は,市立平島幼稚園が修繕料1,042万1,000円,市立吉備津保育園が修繕料328万7,000円となっております。 以上です。 ◎赤坂隆産業観光局長  19,農業者支援についてですが,被災農業者向け経営体育成支援事業は,被災農業者が経営を継続することを目的とする新規事業で,兼業農家でも出荷販売実績がある場合には対象となります。農業用施設・機械などの再取得等に対する補助率は,国,県の補助率10分の7に市が10分の2の上乗せを行い10分の9となります。また,農業用ハウスなどの施設の撤去については,国,県の10分の7.5に10分の2.5の上乗せを行い10分の10となります。対象事業費の上限,下限はありません。また,軽トラックは農業以外の用途にも容易に供されるため,対象となりません。 次に,20,観光の振興についてですが,豪雨災害以降,岡山の観光地でも来場者減やホテルのキャンセルなどの影響が出ているため,秋の観光シーズンに向けて観光客回復を目的に行うもので,民間の宿泊サイトで利用できる割引クーポンの発行を予定しております。利用期間は10月から11月を予定しており,これにより観光客数の回復に一定の効果があるものと考えております。 次に,22,農林水産施設災害復旧についてですが,まず負担比率について主なものをお答えしますと,水路やため池を対象とする農業用施設災害復旧事業については,国と市が全額負担するため農家の負担はありません。農地災害復旧事業については,国庫補助額が決定した後,国庫補助残額の76%を市が負担し,残りが農家の負担となります。 次に,農地災害の箇所数は全部で162カ所ですが,正確な面積についてまではわかっておりません。また,農業用施設災害の箇所数はため池が37カ所,頭首工18カ所,水路263カ所,農道197カ所,揚排水機場8カ所です。 以上です。 ◎堤修治産業観光局産業政策担当局長  18番の中小企業支援で,被害の差による対象者に違いはあるか,備品購入の条件,上限はあるか,また利子補給はどれぐらいで条件はとのお尋ねにお答えします。 浸水等の被害があり事業者用罹災証明の交付を受けた方は,被害の差による違いはありません。備品購入等については,商工会や商工会議所と経営計画を作成し国の小規模事業者持続化補助金の申請をされた方が岡山市小規模事業者復興支援補助金の対象で,補助率2分の1,上限額20万円です。利子補給については,直接被害を受けて事業者用罹災証明の交付を受けた方が対象で,融資に対する支払い利息を当初3年間市が負担し,実質金利をゼロとするものです。 以上です。 ◎菅野和良教育長  まず6番,就学援助及び学用品の支給についてでありますが,費用の内訳につきましては,1,541万円余のうち就学援助は1,200万円,学用品の給与は残りの341万円余となります。就学援助につきましては,支援期間は今年度末までとなります。支給額は,就学援助の対象費目を被災日から積算し支給いたします。支給対象は,小・中学校の児童・生徒の保護者で今年度就学援助を受給されていない方で床上浸水の被害に遭われた方が対象となります。9月18日時点の申請件数は207件となっております。 また,学用品の給与につきましては災害救助法によるもので,給与の期間は9月末までとなっております。対象品目は教科書,教科書以外の教材,文房具,通学用品,その他の学用品などでございます。限度額については,国と協議した結果,今回はございません。岡山市在住の床上浸水の被害を受けた家庭の小学生,中学生,高校生に9月18日時点で148人に給与しているところであります。 次に,7番,スクールカウンセラーの緊急配置についてでありますが,このたびの豪雨災害により不安やストレスを感じている児童・生徒,保護者のカウンセリングが必要と考え,平島小学校を初め被災した児童・生徒が在籍する小・中・高等学校合わせて15校に,200名程度の相談を想定し9月末までの予定で緊急配置したところであります。 次に,23番,学校施設の災害復旧について,負担比率と各施設の復旧費用についてでありますが,学校施設の災害復旧に係る国の負担比率は3分の2となっております。次に,各施設の主な復旧費用につきましては,平島小学校が工事請負費と備品購入費を合わせて6,950万円,桃丘小学校で測量設計委託料と工事請負費を合わせて9,000万円,野谷小学校で工事請負費1,400万円,上道中学校で工事請負費1,200万円となっております。 最後に,24番,その他市有施設の災害復旧の中,造山古墳についてでありますが,造山古墳につきましては墳丘の3カ所が崩落し,遊歩道が損壊したり土砂が民家側に流出する大きな被害がございました。復旧につきましては,今年度中に動いた土砂の撤去やくびれ部の南から前方部に上るための遊歩道の復旧を行い,今年度から来年度にかけて順次のり面の補強を行ってまいります。国庫補助金の補助率は70%となっております。 以上でございます。 ◎門田和宏環境局長  10番,被災家屋の解体撤去費用についてですが,費用負担は国が2分の1,市が2分の1で,市の負担分は地方財政措置の対象となると聞いております。事業対象は,罹災証明書が発行された半壊以上の家屋等で,空き家は対象となりません。また,半壊以上となった住家と一体的に解体撤去する場合は倉庫等も対象となります。解体撤去の予算は,土砂まじり瓦れきの撤去も含め100件分を想定しております。 次に,11番,災害ごみの撤去・処理費用についてですが,費用負担は被災家屋の解体撤去の場合と同様です。また,災害ごみを約2万トンと推計しており,民間委託も行いながら年内に処理を完了する予定です。 ◎林恭生都市整備局長  市営住宅の一時入居の項で100万円はどのような備品か,何世帯分かというお尋ねです。 入居申請のあった19世帯分の備品といたしましてカーテン,照明器具,扇風機,洗濯機,IH調理器の予算を計上しております。 次に,住宅の応急修理で補正予算の4億6,720万円のうち市の負担は幾らか,それから対象としては屋根,壁以外に床,離れ,車庫,土砂,廃材処理が含まれるのかというお尋ねです。 災害救助法に基づく費用は国,県の負担となるため,市の負担はございません。応急修理の対象となるのは屋根,外壁,床等の基本部分,ドア等の開口部,上下水道等の配管,配線,トイレ等の衛生設備で日常生活に必要欠くことのできない部分であり,離れや車庫は基本的には対象となりません。 以上です。 ◎栗田泰正都市整備局都市・交通・公園担当局長  24番,その他市有施設の災害復旧についてのうち,百間川緑地に関する御質疑にお答えいたします。 百間川緑地の復旧費用は約2億円です。このうち2,200万円については国の補助対象となることを見込んでおり,補助率は3分の2となります。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  21番,土木施設の災害復旧について,費用負担また箇所についてですが,国庫補助事業の負担割合は国が3分の2で,市が3分の1です。市の負担分は,起債充当率100%で交付税措置が95%あるため,実質の負担は約1.7%です。これら国庫補助による復旧箇所は,道路施設が県道岡山・赤穂線ほか51路線,河川施設が普通河川金山川ほか2河川です。 次に,市単独事業のうち,起債対象事業においては,起債充当率100%で交付税措置47.5%です。復旧箇所は,県道東岡山・御津線ほか61路線,普通河川勝陣川ほか2河川です。また,被災規模が小さい倒木処理や崩土撤去等は岡山市の負担により道路332カ所,河川51カ所の処理を行います。 次に,25番,防災対策の強化,排水ポンプについてですが,1台約500万円のポンプユニットを4台購入し各区に配備する予定としております。     〔36番羽場頼三郎議員登壇〕 ◆36番(羽場頼三郎議員)  どうもありがとうございました。 もうちょっとだけ詳しくお聞きしたいところが幾つかありますので,お願いしたいと思います。 先ほどの災害見舞金なんですが,床下でも1万5,000円の見舞金が出るということで,これは本当にうれしい話だと思いますが,ただ床下と床上は同じなんですかね。これ両方とも1万5,000円となっておりますが,そこがわからなかったんで教えていただければと思います。 それから,被災高齢者等の状況調査の件ですが,この調査スタッフは,先ほど言われたのかどうだったかな,人数について大体どれくらいを見られているのか。かなりの数だったんで,それについてはちゃんと集まっているのかどうか。先ほど触れられていればそれでいいんですが,私が聞き漏らしたのかもしれません。そういう方々にはどういったオリエンテーションをされているのか,お聞きしたいと思います。 それから,保育所での一時預かりなんですが,これは上限があるのかないのかということで,一応お聞きしておきます。それから,同じようなことが今後の災害発生において起きる可能性があると思いますので,このような支援を今後も同じようにされるのかどうか。 それから,就学援助及び学用品の支給のところです。これは通学のためのものを含むと言われていたんですが,そうすると自転車なんかを含むのかどうか。 それから,学校です。学校もほとんどは市内の学校なんですが,市境のほうにいらっしゃる方ではその市境を越えてという場合もあるかと思うんですが,市外の場合も適用があるのかどうか。 それから,市営住宅の一時入居です。今回は災害で大変だったんですが,火災などで住宅の一時入居というのもあり得ると思うんですけれども,この際も同じような救済措置がとられるのかどうか。 それから,住宅の応急修理に関してです。お聞きした中にトイレその他というのがあるから,そこの施設の中には恐らく浄化槽とかくみ取り便槽などというのも入っているんじゃないかと思うんですが,確認のためにお聞きしておきたいと思います。 10番の被災家屋の解体撤去費用についても同じです。ここもどうだったのか,改めてお聞きしておこうと思います。 それから,災害ごみです。直営だけではなかなか難しいということだったんですが,大体民間のほうに委託するとすればどの部分といいますか,どのぐらいのものをお願いするのか,また委託先についてはもう既に決まっているのかどうか,業者の選定はどういう方法でやるのかということをお聞きしたいと思います。 それから,被災者支援の窓口設置です。これはたしか平島の支援窓口ということだったと思うんですが,ここの件に関して言わせてもらえれば,そこを利用された方々がおっしゃるのには,なかなか話がそこだけで済まないと。結果的にそこで済まないので改めて判断するなり何なりというのがあったので,こういう窓口の設置をされる場合にはある程度そういった方面に詳しい方を入れておくべきじゃないかという声もございました。これはそういう住民の声ですということで申し上げておきます。平島の窓口は閉じられているんですが,その後,相談される方というのはどちらに行けばいいのか,これをお示し願いたいと思います。つまり今後の相談はどこにどういうふうにすればいいのか。 それから,観光の振興のところのクーポンです。実際上はどういう方法でクーポンを手に入れることになるのか,市役所のほうに直接伺うとか観光協会に行くとかあるかと思うんですが,どういうやり方でそのクーポンを発行していくのか,これを教えていただきたいと思います。 あとはポンプです。防災対策の強化のところです。ポンプは先ほどの話だったら各区,4つありますから1つずつということだろうと思うんですが,北区はほかと比べても特段に広いわけです。そして,今回も内水被害だけじゃなくて越水被害もありましたか,そういうのもありますので,本当に2基で足りるのかどうか。ここはもうちょっとふやしてもよかったんじゃないかと思いますが,どうなんでしょうか。先ほどポンプの件は基数を言われたんですが能力については言われなかったので,もしよければ1基どれくらいの能力のものを設置するのか。それから,各区にポンプを置くと言われているんですが,そのポンプを例えば南区のほうが内水被害が多いとすればそっちへ1基ふやすとか回すとか,広い市域ですからそうした他の地域への融通というものがきくのかどうか,以上をお聞かせ願いたいと思います。 以上です。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎田中利直危機管理担当局長  被災者支援の今後の相談窓口をどこにという御質疑をいただいております。 事業については,各担当の部局が支援事業を実施しておりますので,そちらのほうに個別相談していただくということになりますが,問い合わせ先としては被災者支援本部を設置しております危機管理室のほうが窓口となっております。なお,区役所等の窓口でも相談を受けているということになります。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  先ほど市長から,今回見直しして配るというのは災害義援金で,被災者の方の生活再建を支援するためにということで皆様からお寄せいただいたものを床下浸水の世帯にもお配りしたいというお話をさせていただきました。災害見舞金については,岡山市災害見舞金等支給要綱に基づいて床上浸水の世帯の方に1万5,000円お配りしているものでございますので,こちらのほうとは違っております。義援金のほうを今回改めて床下浸水の方にもお配りするという形で取り扱っていこうということで思っております。 それから次に,被災高齢者等の状況調査についてですが,27日間の調査全体で393人の調査スタッフが必要と考えておりましたが,17日間のところで延べ338人の方が従事されています。調査スタッフは順調に従事していただいているのかなと思います。オリエンテーションのときには事前に調査の手順,聞き取りの方法,調査票の取り扱いなど基本的な説明を行って,個人情報の取り扱いなど注意義務についても徹底するようにしております。 以上です。 ◎中原貴美岡山っ子育成局保育幼児教育担当局長  保育所での一時預かりについて,補助の上限とそれから今後も同じことをするのかとのお尋ねです。 まず,児童1人につき1日当たり3,250円を上限とする利用料について,全壊の場合は全額,半壊,床上浸水の場合は半額の補助を行います。そして,今回行った支援ですが,今回の災害の被害の大きさに鑑みて新たに準備したメニューでございます。今後の災害発生時においても一つの先例になると考えております。 ◎赤坂隆産業観光局長  観光の振興におけるクーポンの取得方法ですけれども,民間の宿泊予約のウエブサイトにコーナーを設けまして,そちらで割引クーポンを取得いただくということで予定しております。 以上です。 ◎菅野和良教育長  就学援助及び学用品の支給についてでありますが,学用品の支給について,まず自転車,これは災害救助法の対象ではないということで支給はされません。それから,市外在住の場合,これも災害救助法の対象ではないということで市内在住の方のみとなります。ただ,就学援助につきましては,岡山市の学校に通学されている方は全て対象となります。 以上でございます。 ◎門田和宏環境局長  まず,被災家屋の解体撤去の中で浄化槽とかくみ取り便槽が含まれるのかというお尋ねでございます。 罹災証明書が発行された半壊以上の家屋等と一体的に解体撤去する場合はそのようなものも対象となります。 それから,災害ごみの撤去のほうの御質疑でございますが,民間委託部分,これまでも家電4品目ですとか処理困難物について適切に処理できる業者を選定し委託しております。それから,岡山市の処理能力を超えている大量の混合廃棄物,1万4,000トン程度かなと見込んでおりますが,これについては十分な破砕選別能力を持ち年内処理可能な業者を選定するということで既に決まったところでございます。 以上です。 ◎林恭生都市整備局長  市営住宅の一時入居のところで火災などでも入ることができるのかというような御質疑です。 火災で被災したような場合で住宅に困窮すると認められるような場合には,従前より一時入居での対応を行っております。 それから,応急修理のところで浄化槽やくみ取り用の便槽が入るのかという確認でございました。 先ほどトイレ等の衛生設備が一応対象だという答弁をさせていただきましたけれども,その中に含まれておりまして,浄化槽やくみ取り用の便槽も対象となると考えております。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  防災対策の強化の項,排水ポンプユニットについてですが,能力は毎分5立方メートルです。また,他の区への融通ですが,これについては現在でも被災状況を見ながら下水道河川局及び各区の災害対策本部間で相談して配備しております。こうしたことから,当面各区2台配備とし,今後の状況を見きわめたいと考えています。 以上です。     〔36番羽場頼三郎議員登壇〕 ◆36番(羽場頼三郎議員)  もう大分わかってきたんでいいんですが,先ほどのごみの処理のところで,決まったかどうかという私の聞き方が悪かったのかどうか知りませんけど,決まったということだったんですが,どこに決まったかというのを挙げていただければ。1万4,000トンものごみですので,本当にどうなるのかというのがあります。そして,その業者がどんな業者かというのは,今後のこともありますし,またどういう処理がなされるかということもありますので,どこにどういう形で決まったのかということを再度お聞きしたいと思います。 それから,これは全体に言うことなんですが,被災者の方にお聞きすると,市のほうにいろんなことでお願いしようと思っても手続がなかなか大変なんだと言われます。手続の簡素化ということで先ほどいろんな方法を言われました。それは非常にいいかと思うんですが,そのことがなかなか伝わっていないんですね。全て罹災証明がなけりゃもちろんだめなんですが,というときに写真がなけりゃもうだめだと思って諦めている方もいらっしゃったりしますので,今回の災害に遭われた方に対してそういったものの周知徹底ですかね,そういうものをぜひお願いしたいと思います。 先ほどの件,これを再々度の質疑としますので,これで終わりたいと思います。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎門田和宏環境局長  今回,大量の一般廃棄物の処理が可能な業者ということで,基本的には名簿の中から選ぶという考え方で業者に確認してまいりまして,その中で処理ができるという業者がございましたので,県外の業者になりますが,そちらにお願いするということで決まってございます。 ○宮武博議長  以上で羽場議員の質疑は終わりました。 次に,楠木議員。     〔38番楠木忠司議員登壇,拍手〕 ◆38番(楠木忠司議員)  皆さんおはようございます。連日の審議大変御苦労さまでございます。 それでは,おかやま創政会を代表いたしまして,甲第193号議案平成30年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について質疑を行っていきたいと思います。 その前に一言申し上げたいと思います。もう言うまでもなくこの予算というものは7月の集中豪雨に対する補正予算でございまして,そういった意味ではその多くの予算が直接被災された方々にかかわる予算でございます。当局におかれましては,どうか被災された皆様方の身になってこの予算を執行していただくようにお願いしておきたいと思います。 それではまず,災害見舞金7,422万5,000円についてお伺いいたします。 この予算は,今回の豪雨災害の見舞金として計上されております。 そこでお尋ねいたします。 7月6日の豪雨の中で家が浸水した。そのショックで倒れた方がおられます。救急車で緊急搬送されましたが,いまだに入院されているわけでございます。そのような方について見舞金の対象になるのかどうか,お尋ねいたします。 次に,災害援護資金の貸し付け2億4,829万円についてお尋ねいたします。 この予算は,家屋被害の程度に応じて資金を無利子で貸し付けようとするものでございます。その金額は,全壊が250万円,半壊が170万円,床上が150万円となっております。 そこでお尋ねいたします。 床上浸水でも建てかえの場合は全壊と同じなのかどうなのか,お尋ねいたします。 償還期間につきましては,先ほど羽場議員が質疑されてお答えになっておりますので,割愛させていただきます。 次に,就学援助及び学用品の支給の関係でございますけれども,これも先ほど羽場議員の質疑に対して教育長のほうから答弁がなされておりますので,割愛させていただきます。 次に,被災者支援相談窓口の設置についてであります。これ223万4,000円が計上されております。先ほどの質疑に対しまして,平島のところで行ったと,既に予算執行もされているということでございます。 (1)から(4)までは割愛させていただきます。 (5)200万円余,そのようなお金で果たしてしっかりした運営ができたのかどうか,お尋ねしたいと思います。 次に,被災者生活再建支援システムの導入といたしまして1,176万6,000円が計上されております。この予算につきましては,被災者情報の管理を行うシステムの導入を行うということになっております。 そこでお尋ねいたします。 (1)まず,このシステムによって被災者にどのようなメリットがあるのか。 (2)このシステムの導入によって,行政のどの所管の窓口でも一元的に,被災者の方に対して的確な支援情報の提供が可能となるのかどうか,お尋ねいたします。 次に,観光の振興として1,269万7,000円が計上されております。この予算は宿泊を伴う旅行商品に助成を実施するというものでございます。宿泊クーポン券2,000枚分が計上されているわけでございます。 そこでお尋ねいたします。 (1)宿泊クーポン券5,000円掛ける2,000枚の有効期限についてお尋ねいたします。 (2)どの宿泊施設でも利用できるのかどうなのか。 (3)利用できる対象となる方々の要件をお示しください。 (4)申請の仕方等をお尋ねいたします。 次に,中小企業支援として1億1,437万円が計上されております。この内容につきましては,被災した中小企業事業者に復旧のための備品購入補助や利子補給を行うということになっているわけでございます。 そこでお尋ねいたします。 (1)窓口は商工会議所,商工会となっていますが,多くの小規模事業者の中には徹底されていない,聞いていないという方もおられます。このような事業者に対しまして,岡山市としてはどのように周知を行うのか,お尋ねいたします。 (2)なぜ窓口を商工会,商工会議所にしたのか,その理由をお聞かせください。また,そのメリットとデメリットがあればお聞かせいただきたいと思います。 (3)被災した工場が操業できず,給料も払えないような中小企業もございます。このような中小企業に対してはどのような支援策があるのか,お尋ねいたします。 次に,農業者支援として7億円が計上されております。この事業の趣旨は,被災した農業施設の復旧に要する経費の補助や保証料補給などを実施ということになっております。 そこで以下,数点についてお尋ねいたします。 (1)この事業はいつごろまで行うのか。 (2)基本的には修理となっており,修理不能なものについては買いかえを認めていますが,農業者の要望でどちらでもできるのかどうなのか。 (3)市として農業者に3者見積もりを要請しております。しかしながら,農業者の方で3者見積もりというのはなかなか難しいという声を聞くわけでございます。市として,被災農業者に対するこの見積もりについてどのような見解を持っておられるのか,お聞きいたします。 (4)この事業に対して農機具販売店に多くの問い合わせがあるようでございます。市として,被災農業者や農機具販売店に対して説明会を行う必要があると思いますが,御見解をお尋ねいたします。 (5)中小企業支援事業としては,先ほど申し上げましたようにその窓口を商工会また商工会議所に置いているわけでございます。しかしながら,この農業者支援事業につきましては岡山市が単独で行っている,市職員が直接農業従事者と話しているわけでございます。市職員が精通していればいいわけですけれども,農業に精通していない人たちとそれから農業者,農機具販売者との間にギャップがあるような気がいたします。本当にこのようなことで大丈夫なのか不安があるわけでございます。お答えいただきたいと思います。 (6)農業の専門でもある農協とタイアップしてこの事業を進めたらどうか,御見解をお尋ねいたします。 (7)既に秋の取り入れシーズンに入ろうとしているわけでございます。被災農家は市の遅い対応に不安と不信を持っています。今こそスピーディーな対応が求められていますが,御所見をお聞かせください。 (8)この事業に市単独の予算は入っているのかどうなのか。 次に,防災対策の強化として8,266万9,000円が計上されております。その内容は,浸水対策事業の前倒しとして排水ポンプの追加配備や防災土のう袋の配布などを行う経費ということになっております。被災した人たちが一日も早く安心して住める地域にしていただくことをお願いしながらお尋ねいたします。 (1)各区にポンプユニットを配備されると聞いていますが,先ほどポンプの能力については毎分5立方メートルという話がありました。能力のほうはそういうことでありますけれども,このくらいの能力でいいのかどうなのか。また,各区2台で本当に足りるのかどうなのか。きのうの質問でも赤木議員のほうから,今回の浸水対策についてはこんなもんじゃないという話がありました。当局のほうの対応をお聞かせいただきたいと思います。 (2)各区のどこに配備される計画なのか,お尋ねいたします。 (3)万一の際にどこに誰が配置し動かすのか,説明をお聞かせください。 次に,人材確保についてであります。今回の補正予算に伴う業務を行うには,今までの通常業務の上に災害の業務が加わるわけでございます。当然のことといたしまして職員の負担もふえてくるわけでございます。 そこでお尋ねいたしますが,現在,採用試験等も行われております。職員の増員についてお聞かせください。 次に,市単独施策と追加補正予算についてお尋ねいたします。 被災者の方々の要望に国の制度では手が届かないところも出てくるのではないかと思われます。そして今後,さまざまな被災者の要望や声が出てくる。それに対して具体的な支援策を市単独で行っていくことも必要になってくると思います。 お尋ねいたしますが,そうしたことへの対応はある程度今回の補正予算に組み込まれていますか。また,今回の補正予算では不十分な場合,今後も補正予算を組む必要が出てくると想定されますが,御見解をお尋ねいたします。 次に,財源確保についてお尋ねいたします。 今回の補正予算において,国・県支出金として40億2,650万円が歳入されております。国からは今後,特別交付税の措置があるものと思われます。しかし,北海道の地震など全国的に多くの災害復旧があるわけでございます。国としても多大な予算が必要となってまいります。国の財政が非常に厳しいということは言うまでもありません。それは理解できますが,地方として,被災市民にとって災害からの復旧,復興,生活再建は死活問題でございます。これは物理的な問題だけではなく,心理的な問題も含めてでございます。 そこでお尋ねいたします。 国がしっかりと財政措置をとられるように引き続き強く要望していただきたいと思いますが,御見解をお示しください。 以上で第1回目の質疑を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎田中利直危機管理担当局長  まず,被災者支援相談窓口の設置のうち,200万円余で運営ができたのかとのお尋ねにお答えいたします。 ゆめタウンに窓口を設置し,被災者に近い場所で相談を受けてまいりました。多くの被災された方々が来場され,市が実施する支援業務等の受け付けなどを行っており,効果があったものと考えております。 次に,被災者生活再建支援システムのメリットと支援情報の提供についてお答えします。 被災者生活再建支援システムを導入することによって,窓口業務や支援業務を実施する部署で罹災証明を発行した被災者の状況を共有でき,被災の程度に応じた支援メニューの活用状況を個別に把握できることで支援漏れを防ぐとともに,迅速な対応や積極的な支援の提供が可能となります。 以上です。 ◎河野広幸総務局長  職員の増員についてお答えいたします。 災害復旧業務等の対応につきましては,9月より他都市からの派遣を受けており,今後も派遣を受け入れる予定としております。また現在,任期つき職員の募集を行っているところであり,今後とも必要な人材確保に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◎山本修司財政局長  市単独施策と追加補正についてのお尋ねですが,豪雨災害関連補正予算の編成に当たりましては,被災された方々の声を反映し,生活再建や産業活動をきめ細かく支援するとともに,防災対策を強化するため市単独で行う施策も盛り込みながら必要な予算を確保したところであり,今後も適時適切な予算の確保を図ってまいります。 次に,財源確保についてのお尋ねです。 発災直後から国に対してさまざまな場を通じて財政措置を初めとする諸要望を行ってきているところですが,引き続き被害や財政負担の状況に即した地方財政措置を働きかけてまいります。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  災害見舞金についてです。 治療1カ月以上の負傷をした場合,災害見舞金の対象になります。原因が災害と認められる場合は対象になります。 次に,災害援護資金についてです。 災害援護資金は,住家の被害が半壊に至らない場合は対象になりません。ただし,住家の被害とは別に家財の損害が3分の1以上の場合は対象になります。 以上です。 ◎赤坂隆産業観光局長  観光振興の宿泊クーポンについて一括してお答えします。 宿泊クーポンの使用可能期間は,10月上旬から11月末までです。対象は民間の宿泊予約サイトに登録のある市内の宿泊施設で,利用対象者は大人2名以上の利用で宿泊費合計が1万円以上の場合です。申請は,民間の宿泊予約サイトからクーポンを取得し,宿泊施設を予約する際,クーポンを使うと割引後の価格で宿泊できる仕組みとなっております。 続いて,農業者支援について順次お答えいたします。 まず,事業はいつごろまで行うのかとのお尋ねですが,今回の被災農業者向け経営体育成支援事業については,平成30年度中に完了していただくことが原則となります。 続いて,基本的には修理になっており,修理不能なものについての買いかえを認めているが,農業者の要望でどちらでもよいのかとのお尋ねですが,御指摘のとおり基本は修理となりますが,新たな取得のほうが修理よりも安価な場合はこの限りではありません。 続いて,見積もり3者についての御質疑ですが,3者見積もりの対応は,共産党を代表しての田中議員にお答えしたとおりです。 続いて,被災農業者や農機具販売店に対しての説明会についてですが,制度の周知については自民党を代表しての三木議員の御質問にお答えしたとおりです。また,農機具販売店には既に制度のお知らせを行っており,説明会の開催は考えておりません。 続きまして,市職員の対応について,それから農協とのタイアップについてですが,実施主体が市となるため,現在,本庁,各区役所,支所の窓口で個別の対応を行っておりますが,必要に応じて国,県や農業協同組合と連携して事業を実施しております。 続きまして,スピーディーな対応についての所見ですが,国の補助事業を活用する事業ですので,早期の交付決定などの対応を要望してまいります。 最後に,この事業の市単独の予算についてですけれども,市が補助率20%のかさ上げを行っており,予算額7億円のうち約1億5,500万円が市からの一般財源となり,国においては特別交付税措置を検討していると聞いております。 以上です。 ◎堤修治産業観光局産業政策担当局長  中小企業支援について順次お答えします。 支援事業を知らない方への周知ですが,自民党を代表されての三木議員に御答弁したとおりです。 次に,商工会,商工会議所を支援窓口にした理由,またメリット,デメリットはとのお尋ねです。 商工会等は,通常業務として経営相談や経営指導を通じて地域の事業者に寄り添った支援を行っており,業務内容や経営状況に精通しております。また,商工会等の各支所は事業者にとって利用しやすいことに加え,国の小規模事業者持続化補助金の申請条件として商工会等と経営計画を策定することとなっており,支援策の積極的な活用につながることがメリットであり,デメリットは特にないと考えております。 最後です。操業ができず給料が出せない中小企業への支援についてです。 国の制度に,平成30年7月豪雨による災害に伴う経済上の理由により事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が一時的に休業等を行い労働者の雇用の維持を図った場合に休業手当,賃金などの一部を助成する雇用調整助成金があります。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  排水ポンプユニットについて一括してお答えします。 能力,台数につきましては,市民ネットの羽場議員の再質疑にお答えしたとおりです。配備場所については,各区の水防倉庫等に保管した上で,緊急に排水が必要になった箇所へ職員または業者が設置し運転することとしております。 以上です。     〔38番楠木忠司議員登壇〕 ◆38番(楠木忠司議員)  御答弁ありがとうございました。 まず,災害見舞金の関係ですけれども,先ほど1カ月以上入院した場合は出るというふうなお話だったと思います。じゃあ,その部分で手続していけばいいということですね。再度お答えをいただきたいと思います。 次は,中小企業の関係です。私のほうが先ほど,中小,零細といいますか小規模事業者ですね,そのあたりに対する徹底方の質疑をしたわけですけれども,その点についてどのように行うのかということについて再度御答弁をお願いしたいと思います。 それから,商工会,商工会議所を窓口にしているということでメリットはあるけどもデメリットはないということでございますので,その点についてはこれから中小企業の方々の身になって推進していただけたらと,そのように思っております。 次に,農業者支援の関係なんですけれども,今答弁がなされました。どうもしっくり受けとめられないんです。なぜかといえば,先ほども言いましたようにぼつぼつ稲刈りも始まるんです。そういうときにあって,農業従事者といいますか農家の方はやきもきしているんです,今ね,どうなるんやと。先ほども質疑の中で言いましたように,例えば農機具が水につかってしまって,とりあえず修理するか新しくしないと使えないと。それで,新しくしたほうがいいのか,修理したほうがいいのか迷っている,その辺がトラウマになっているような方もおられるんです,現実問題。そういう方のために市のほうも,もう少しきちっとした対応をお願いしたい。例えば機械ですから,耐用年数というのがありますよね。それで,耐用年数に達している機械については,それは買いかえてもええんじゃねえんかとか,そういうことのきちっとした線というものを出してほしいというのが率直なところなんです。これは国の予算が絡んどんでなかなか難しいと思いますけれども,そういった面に対して再度御答弁をお願いいたします。耐用年数についてはどうかということなんです。 それから,もう一つは,先ほど軽トラの話も出ましたけれども,今回ビニールハウスとかそういったものについては対象になっているけど,納屋についてはどうなのかと。農業用倉庫,これについてどうなのかということを再度お聞かせいただきたいと思います。 実は私も農家でありまして,農業をやっています。つかってしまいまして,農機具屋さんに見積もりしていただいて罹災証明を出すわけなんですけれども,そこで市のほうから問い合わせがあるんです。それは当然だと思うんです。それで,その対応がどうも木で鼻をくくったようなというか,聞いた話だと余りよくないと。要するに農業に本当に精通した人,例えばトラクターに乗ったことがある人がトラクターの農機具の話をしているのかどうなのか。先ほど商工会と商工会議所の話を出しましたけども,そういう業務に精通した人がその事業者といいますか被災者に対応するというのは,これは話が前へ行く。しかしながら,市の職員で,そんなことを言ったら失礼かもしれませんけれども,農業に精通した人ばあいないと思うんです。そういう人が農家と,それも電話で話をする,対応する。こりゃあ余りいいことにならんと思います。今,場合によっては県と相談しながら,また農協ともいろいろ相談しながらやるという話だったんですけれども,やはり我々農家にとっては一つの組織として農協を頼りにしているわけです。ですから,先ほども言いましたように,そういうところとタイアップして,市のほうも話をして,この農機具の問題とか農業支援については農協のほうにも協力をいただくということを明確にしていただきたいと思うんです。そうしたほうが市のほうも楽じゃないですか。ねえ。もう一回答弁をお願いいたします。 それから,防災対策で下水道河川局長のほうからポンプの関係等が話されました。今までも浸水したことは何回かあるわけです,過去ね。そういう中で本当にこのユニットで大丈夫なんかどうなのかというのが私は心配なんです。だから,場所の関係もこれからいろいろ検討するということでありますけれども,市長からこの前,床上については床下に抑えると,それだけの能力のポンプを備えるという答弁もございました。だから,このユニットをどのくらい置けばそういう状況にならないとしてもそれに近いような状況に持っていけるのか。そのあたりが浸水した,冠水した地域については一番気になるところなんです。だから,このユニットがあればそんなことは今までありませんよということは言えないと思うんです,能力からいっても数からいっても。だから,それにはそれに対応するだけのポンプユニットを備えますよと,そういうことなのか,とりあえず当面はこれで我慢してくれということなのか,再度お答えをいただきたいと思います。 以上で第2回目の質疑を終わります。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  先ほど御答弁させていただきましたが,見舞金の支給に当たっては医師の診断とかも必要となる場合もあると思いますので,個別に御相談いただければと思います。 以上です。 ◎赤坂隆産業観光局長  御質疑いただいた中で,まず窓口の対応というところについてですけれども,現在これは国の制度でありますので,市がまず受け付けをしないといけないということがございます。その中で例えば技術的なこと,機械,器具等もございますので,そこら辺の扱いについては国の制度がありますので,原則での修理とかというようなことがございます。ですから,農機具の修繕についても修理不能な場合の証明書を添付して再取得を認めたりとかというような制度もございますので,そこは個別に御相談いただければと思います。その技術的な辺については既に農協さんの協力もいただいているところでございますので,さらに連携を密にしていきたいと考えております。もちろん農協だけでなくて国へも技術的な御相談もさせていただいているところでございますので,そこら辺もさらに密にしていきたいと思っております。 納屋についても,これは個々の使用の状況でございますので,個別で今それぞれ御相談を受けている状況でございます。それについても個々の状況に合わせているところでございますので窓口のほうで御相談いただければと思っております。 以上です。 ◎堤修治産業観光局産業政策担当局長  小規模事業者への情報の周知の徹底ということでございました。 これにつきましては,事業者用の罹災証明を発行した全ての事業者に郵送で支援策のパンフレットといいますかチラシを送付しております。それから,8月24日からは商工会とか商工会議所と市との共催で制度の説明会とか相談会を行っております。現在までに13回開催しておりまして,107社の事業者の方が御参加ということでございます。引き続き必要に応じてこういった周知については努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  ポンプユニットで大丈夫なのかという御質疑です。 このたびの7月豪雨の際の例えば今保地区,そういったところについては抜本的な対策としてはポンプ場等の整備が必要になる。そういった中でポンプユニット,先ほども御答弁申し上げましたが,各区で融通し合うだとか,あるいはほかにも業者のほうからリースする,そういったことでの対応も行う。それから,用水路のしゅんせつだとか局所的な改良によって効果を持たせる。そういったさまざまな事業に取り組んでいきたいと考えております。     〔38番楠木忠司議員登壇〕 ◆38番(楠木忠司議員)  もう少し時間がございますし,どうも気になるのが農業支援なんです。局長,農家の声を直接聞いていますか,直接。農家の人がどう思っているか。だから,最初に僕は申し上げたんです。被災者の身になってこういった事業はやってほしいというのを冒頭に言ったんです。どうも機械的な話,国からの予算がついておるから,あんたらちいたあ何ぼかあげるわというふうにしか聞こえんのんです。だから,そのあたりについては,もうこれは質疑じゃありませんけれども,きちっとした対応を局として,また岡山市全体としてやっていただきたいなと,そのように思います。 それからあと,中小企業の関係。先ほど107社を集めてやっておるという話がありましたけども,商工会に入っていない事業者というのはおられるんです。私もこの前聞きました,こういう支援策を知っておるかなと。いや,全然知らんという方が大分おられました。だから,そういう縁の下の力持ち,岡山市を支えているような方々に対してどのように支援策を周知するかというのが問われておるんです。やり方はいろいろあると思うんです。そのあたりについて市としても,もしわからなんだら聞いてください,どうすりゃええか。私のほうで話しますから。だから,そういうことを頭に入れて,この中小,特に商工会に入っていない,当然商工会議所にも入っていないいわゆる一人親方,そういう人たちへの支援策を周知していただきたい。再度答弁をお願いいたします。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎堤修治産業観光局産業政策担当局長  国の持続化補助金につきましては各商工会等が窓口になっておりまして,それにつきましては会員,会員以外についても対応するということになっております。商工会さんと以前お話ししたときには,地域の中のいわゆる会員さん以外についても呼びかけをすると,郵送等で相談会とか説明会の御案内を差し上げるというようなこともお伺いしたことはありますので,そういったことの周知につきましては今後とも商工会とか商工会議所とも協議しながら,どういったやり方でいわゆる個人親方といいますかそういった方への周知ができるかということにつきまして検討して対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ○宮武博議長  以上で楠木議員の質疑は終わりました。(拍手) 次に,難波議員。     〔15番難波満津留議員登壇,拍手〕 ◆15番(難波満津留議員)  皆様こんにちは。自由民主党岡山市議団の難波でございます。 自由民主党岡山市議団を代表いたしましての質疑をさせていただきたいと思います。幾分か重複いたしますので〇〇議員にお答えしたとおりでというような答弁になろうかと思いますけど,質疑させていただきますので御容赦を願いたいと思います。 我々自由民主党岡山市議団は,この議会へ臨むに当たり,いろんなところへ出向いて,いろんなところでお声を聞き,またお叱りもいただきました。それで,災害議会と言われても過言でないこの議会へ,生活再建に向け,災害対応に向けてと臨んできてきのうまで質問,提言をしてまいったわけでありますけど,振り返りますれば7月6日の夜,豪雨の中,地域の方といろんなところの災害を見て回り,また消防団員で水防活動に従事した者もおりました。かっぱを着ておっても,かっぱの中へ雨が通じて下着まで全部ぬれながら,また長靴を履いておっても腰のあたりまでそういったところへも行ったと,いろんな議員からお聞きいたしました。そうやって自分の学区であり地域またその周辺エリアを一つ一つ周りながら夜が白々明けてまいりました。そうしてみると多くの多くの被害に見舞われて,被災者の方がおられて,本当にこれが岡山市かと,そういった思いで地域の住民の方々の声を聞いてまいりました。また,中小・小規模事業者の経営者の方,農業者の方,その方々も,本当に議員さん,わしはどうすりゃええんじゃろうかと,そういった声を聞きながら我々自由民主党岡山市議団は東日本大震災のまた九州北部豪雨のときの公的支援でどんなものができるのか,ずっと共助を地域の方々とやってまいりましたので,次に公助はどうやったらできるだろうかと,各議員が意見を持ち寄って団会議を幾度となく,かんかんがくがくやってまいったわけであります。 また,あわせて二次災害が起きちゃいけない,それから生活再建に向けなきゃいけないといった思いでボランティアの方々そして市の職員の方々と活動してまいりました。また,町内会の会合にも出席しながら,議員さん,これをやってくれんかと,そういった思い,河川の改修,ポンプの増設,農地はどうすりゃええんじゃ,この家はどうすりゃええんじゃと,そういったいろいろな御意見をいただきました。災害時,平常の心にならなきゃいけない,そんな思いであったんですけど,途中で大きな声が出たこともあります。これについては御容赦願いたい,陳謝を申し上げるところでありますけど,その声をもって団会議を重ねて,要は,この災害を記録にしてはならない,記憶にしなきゃいけない。赤ちゃんが熱いものをさわれば記憶に残ります。ですから,次からはもうさわりません。だから,この災害を記憶に残して次の災害に生かしていかなきゃいけない。市民の皆様の安心・安全な生活をどうやってつくっていくのか,今何をしなきゃいけないのか,次に何をするべきなのか,そういった思いの議論を重ねて意見書をまとめ,我々市議団の思いが入ったその陳情書を大森市長そして国,安倍総理大臣へと直接陳情に参ったわけであります。このたびの91億円のこの予算,我々自由民主党岡山市議団の,そして市民の皆様の陳情や要望,その多くが受け入れられ,早急に対応していただいた予算が計上されたものだと我々は確信しておるところであります。この場をかりて深く深く感謝を申し上げる次第であります。 我々は次の岡山,ネクストに向けて市民の皆様との安全な岡山市,安心な岡山市をつくっていくことをお約束申し上げ,項目に分けて質疑に入らせていただきたいと思います。 まず大きな1番,被災された市民へ向けての支援についてでございます。 このたびの災害で被災された皆さんは本当に苦しんでおられ,絶望感をお持ちの方もおられます。特に御高齢の方に多く見受けられます。すなわち人生の先輩方の御尽力により今の岡山市があるわけで,その方たちが安心して生活できるようにしなければなりません。また,若い世代の方々は,住宅や車両が壊れ,二重ローンが重くのしかかる生活になるのではと不安の声を聞いております。この方たちも希望を持って生活できるようにしなければなりません。 そこで質疑でございます。 ア,災害見舞金は全壊の全世帯に5万円,半壊の全世帯に3万円の支給なのか,御説明ください。 イ,床上浸水は,浸水深さ関係なく支給されるのでしょうか。 ウ,災害援護資金の貸付枠,世帯件数は決まっていますでしょうか。また,この事業は世帯全員の前年の総所得金額で所得制限がございます。住宅ローンなどが残っている世帯も多く予測されます。予算を組むに当たり,件数や所得の考え方を御説明ください。 エ,住宅の応急修理や解体工事の予算には支給枠や件数が決まっていますか。また,どの部署が窓口となり,統括はどこが行いますか。工事金額の積算根拠は何を基準としているのか,御説明をお願いいたします。 オ,災害ごみの撤去,処理について瓦れきまじりの土砂撤去も含まれますか,御説明をお願いいたします。 大きな2番,防災対策,災害復旧について。 多くの方より防災について意見を聞き,早期の災害復旧の意見をいただきました。防災については市民の人命がかかっており,また災害復旧は安全な暮らしがかかっております。真剣なまなざしで皆様からいただいた意見は,地域内の用水の清掃,水門ゲート管理,ポンプ場の新設,増設,排水ポンプ能力アップ,市道,県道の復旧,河川改修など多岐にわたりました。 ここで質疑でございます。 ア,笹ケ瀬川右岸──西側における浸水対策事業を前倒しし,新たなポンプ場を設置,整備するとのことであります。地元関係者においては,長年の切実な願いがかない,本当に喜んでおられます。そこで,排水ポンプ設置に係る予算の概要と内訳を説明ください。また,排水ポンプ設置に伴い浸水対策の対象面積はどのくらいを想定されているのか,御説明をお願いいたします。 イ,水害対策として可搬式ポンプを各区に1台ふやすとのことでありますが,1台とした根拠,購入なのかリースなのか,運用ルールはあるのか,御説明をお願いいたします。 ウ,笹ケ瀬川旧2号線以北両岸の内水氾濫の調査費も含まれていますか,御説明をお願いいたします。 エ,町内会集会所修繕等の補助は現行制度に上乗せするとのことでありますが,最高限度額は幾らなのか,建てかえ及び修繕について内容,基準の御説明をお願いいたします。 オ,道路のり面等復旧工事は,現在通行どめもしくは片側通行の道路なのか,のり面の民有地は土地購入をして行うのか,内容,概要の御説明をお願いいたします。 カ,河川の復旧工事6カ所の場所と工事内容並びに河川費の浚渫委託の場所と内容の御説明をお願いいたします。 大きな3番,農業支援についてでございます。 被災した農業者から多くの意見をいただきました。農業機械などの再購入や修理は,営農を再開するために必須であり,非常に重要であります。稲刈りの時期も迫っております。また,来年に向けた農地の保護,整備の時期でもあります。農業者からは一刻も早く機械等を入手し作業に取りかかりたいとの要望をいただいております。 ここで質疑でございます。 ア,農業者支援7億円の事業活用のスケジュールを御説明ください。 イ,出荷販売実績のうち親族や近所への販売は対象となりますか,御説明をお願いいたします。 ウ,被災農地の復旧に係る農業者負担額の割合など概要の御説明をお願いいたします。 大きな4番,中小・小規模事業者支援についてでございます。 中小・小規模事業者も多数被害に見舞われました。多くの事業者の経営体力は弱く,日々の自助努力により営業を継続していたのが現状であります。それが,この豪雨により事務所,工場,製造機械等が被災し,営みが立ち行かなくなっている事業者が多くあります。中には,経営者が高齢である,借入金があり,またここで設備の復旧にお金をかけても支払うめどが立たないなどの事由によりやむなく廃業を選択される事業者がおられると聞いております。中小・小規模事業者は,地域経済を支え,地域のまちづくり,コミュニティー形成のかなめであり,地域のまちの復興には欠かせない存在であります。 ここで質疑でございます。 ア,岡山市小規模事業者復興支援補助金の支援枠数はあるのか,概要の御説明をお願いいたします。 イ,被災地域販路開拓支援事業(小規模事業者持続化補助金)及び西日本豪雨災害マル経について,間接被害は対象となるのか,御説明をお願いいたします。 ウ,岡山市経営安定資金融資の金利を3年間市が補助する期間設定の経緯と融資枠数はあるのか,御説明をお願いいたします。 以上で第1回目の質疑を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○宮武博議長  質疑の途中でありますが,午後1時10分まで休憩いたします。      午前11時56分休憩      ~~~~~~~~~~~~~      午後1時10分開議 ○宮武博議長  午前中に引き続き会議を開きます。 当局の答弁を求めます。 ◎江田美幸市民協働局長  2番目の防災対策,災害復旧についてのうち,町内会集会所修繕等補助の内容,基準はという御質疑につきましては,市民ネットの羽場議員にお答えしたとおりです。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  1,被災された市民へ向けての支援についての項,災害見舞金についてです。 災害見舞金の支給金額は,全壊で世帯人数が1人の世帯は3万円,2人または3人の世帯は4万円,4人以上の世帯は5万円です。半壊で1人の世帯は1万5,000円,2人または3人の世帯は2万円,4人以上は3万円となっています。床上浸水は,浸水深に関係なく支給されます。 次に,災害援護資金の貸付枠などについてです。 制度上,災害援護資金の全体の貸付枠はありません。予算は,岡山県の積算を参考にし,全壊,半壊,床上浸水の世帯の5%程度の申請があると想定して積算を行っており,十分対応可能と考えています。 以上です。 ◎赤坂隆産業観光局長  3の農業支援についてのうち,まず事業活用のスケジュールについてですが,この事業につきましては今年度限りの事業となっておりますが,具体的なスケジュールが不明であるためお答えできません。なお,交付決定前の農機具等の購入は可能となっております。 続いて,出荷販売実績のうち親族や近所への販売は対象となるのかとのお尋ねですが,出荷販売実績については,親族や近所へ販売した場合も農業所得や販売の証明ができる場合は対象となります。 続いて,被災農地の復旧に係る農業者の負担額の割合などの概要についてですが,農家の負担額は事業費から国庫補助額を引いた国庫補助残額のうちの24%です。国庫補助額は事業費に国庫補助率を乗じて算定されますが,この国庫補助率は岡山市の農地災害の総事業費を全被害戸数で割った1戸当たりの事業費をもとに決定されるため,岡山市全体の総事業費が災害査定等により確定するまで算定ができません。今回の7月豪雨災害は激甚法の指定を受けておりますので,通常の事業と比較しても相当程度低い負担率となる予定です。 以上です。 ◎堤修治産業観光局産業政策担当局長  4番目の中小・小規模事業者支援についての項,順次お答えします。 岡山市小規模事業者復興支援補助金の支援枠についてでございますが,この補助金は約400件を見込んでおります。 次に,被災地域販路開拓支援事業及び西日本豪雨災害マル経について間接被害は対象となるかとのお尋ねですけれども,この国の制度につきましては間接被害も対象となっております。 この項最後に,岡山市経営安定資金融資の金利補助を3年とした期間設定の経緯と融資枠数はあるかとのお尋ねです。 岡山市の過去の災害対策例では1年間に限り支援を行いましたが,今回の豪雨災害では被災状況が大きいことから,事業再建の期間を3年と見込み支援を実施するものです。なお,岡山市経営安定資金融資は約50件,平成30年7月豪雨特別貸付及び西日本豪雨災害マル経はそれぞれ約200件を見込んでおります。 以上です。 ◎門田和宏環境局長  被災された市民へ向けての支援についてのうち,住宅の解体工事についてお答えいたします。 解体撤去の予算は土砂まじり瓦れきの撤去も含め100件分を想定しており,申請受け付け及び事業の統括は環境事業課が行います。工事費は,国の損壊家屋等の解体工事費の算定基準が基準となります。 次に,災害ごみの撤去,処理について瓦れきまじりの土砂も含まれるかとの御質疑ですが,土砂まじり瓦れきの撤去については被災家屋の解体撤去の予算に含まれております。 ◎林恭生都市整備局長  1,被災された市民へ向けての支援についての項,住宅の応急修理の支給枠や件数,それから担当部署,積算の基準について一括して答弁いたします。 応急修理の実施件数には制限はありませんが,今回は800件分を補正予算に計上しております。 次に,担当部署については,市の住宅課と建築指導課が窓口となりますが,実施主体は岡山県の保健福祉課被災者生活支援室となります。 最後に,積算根拠の基準ですが,工事金額の積算根拠となるものはなく,業者の見積もりをもとに工事金額を決定しており,その見積もりが社会通念上問題のない範囲であれば契約しております。 次に,2番,防災対策,災害復旧についての項,道路のり面等復旧工事は現在通行どめなどの道路なのか,それからのり面は購入するのかというお尋ねです。 道路のり面等復旧工事を行う114カ所のうち現在通行規制は,通行どめ35カ所,片側交互通行7カ所で行っております。復旧工事で必要な民有地ののり面については,原則用地を取得して実施することとしております。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  2,防災対策,災害復旧についての項,笹ケ瀬川西側の排水ポンプ設置についてですが,予算額は2,700万円で,ポンプ場の基本設計を行います。この基本設計では,現在実施している浸水シミュレーションにより決めるポンプ場の規模,位置に基づいてポンプ場内における土木,建築,電気,機械設備などの詳細な配置や構造を決定します。これにより都市計画決定や用地取得のために必要となる敷地を確定させます。また,浸水対策の対象面積は約470ヘクタールとしています。 次に,可搬式ポンプについてですが,今回の豪雨災害時の既に配備している可搬式ポンプの運転状況や各区からの聞き取りをもとに判断し,各区1台ずつ配備することとしました。可搬式ポンプは備品として購入し,現場の状況を把握している各区により柔軟な運用を認める方向で考えています。 次に,笹ケ瀬川旧2号線以北の内水氾濫調査についてですが,今回の豪雨災害を受け,岡山市浸水対策基本計画及び行動計画を見直すこととしており,そのために必要な内水氾濫の調査を行う予定です。 次に,河川の復旧工事についてですが,北区管内の金山川で2カ所,土木農林分室管内の内田川,建部支所管内の勝陣川と大典池川,中区管内の御成川の6カ所の護岸復旧工事を行います。また,北区栢谷の菱谷川ほか24河川において今回の豪雨による堆積土の除去を行います。 以上です。     〔15番難波満津留議員登壇〕 ◆15番(難波満津留議員)  御説明いただいてまことにありがとうございました。 まず,91億円という補正予算について,市長,早急な対応をいただいてまことにありがとうございます。まだまだ91億円で全てが災害復旧できるとは考えてはおりませんし,まだまだこれから補正予算についても今後取り組んでいかなければならないのではないかと思っております。 質疑の順番が3番目でございますので,いろんなところで重複がするだろうと。会派の中では常任委員会でしっかりやろうじゃないかというような御意見もありました。あったんですけど,その現場現場での経験則を踏まえて,こんなことをしなきゃいけないんじゃないか,市民のために予算を確保しなきゃいけないんじゃないかというような御意見というか各地域の議員から話がありまして,会派の中で,じゃあ順番が3番目であろうが4番目であろうが1番目であろうが,我々の思いを通じて質疑しようじゃないかという思いでここに立たせていただいております。 これから要望でも何でもないんですけど,ひとり言としてお聞きいただいたらと思うんですけど,危機管理担当局長においては大変お疲れのことと思います。ただ,これから次の岡山へ向かっての質問,それから本日の質疑でございますので,どうかそれを踏まえて,各当局の皆様方も疲労こんぱいのことと思います。だけどそれに向けてオール岡山で取り組んでいただきたいことを申し上げて,若干ではありますが再質疑させていただきたいと思います。 まず,災害援護資金のところで,貸付対象の実態としては生計を一つにしているという世帯となっておりますけど,2世帯住宅がございます。その場合,生計が分離されておる家庭もございます。1階はじいさんばあさんが住んで2階は若い人が住んでというような同じ家屋でも生計分離がありますけど,これが対象となるか,御説明をお願いしたいと思います。 それから,この91億円,これは誰がお答えをいただくのか少しあれなのですけど,内訳として被災者の生活再建支援が38億円強,公共施設等の復旧が52億円強ということでございます。この91億円で,要はマンパワーが足りるのか。職員さん,またコンサル,復旧に当たられる土木業者さんを含めということで,そういったスケジュールが本当に可能なのか,これは誰がお答えいただくのか私のほうからはわかりませんので,誰か御説明をお願いしたいと思います。 それと,農業者支援のところで農業施設は場所を移動しても再建が可能ということでございますが,移動場所でその施設を借り上げる場合は,これは対象となるのか,お願いしたいと思います。 それと,中小・小規模事業者については,本当言うと聞きたいところなんですけど,これは商工会のほうと話をしていろいろやっておりますのであえて堤局長には聞きませんけど,しっかり対応をお願いしたいということで要望といたしたいと思います。 以上,再質疑でございます。 よろしくお願いいたします。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  災害援護資金の貸付金の制度ですけれども,世帯の認定に当たっては実態として生計を一にしているものを一つの世帯と認定いたします。実態がどうなのかというのを調査させていただいてということになると思いますので,そこら辺は御相談いただいてのことになるかなと思います。 以上です。 ◎山本修司財政局長  91億円の予算執行につきましてマンパワーが足りるのかというお話でございます。 これからいろんな形で契約等を発注していくことになりますが,今までも既に発注している事業がございます。そういった中で現在のところ工事が発注できないとかそういったケースについては聞き及んでおりません。足りるのかと言われると今後の様子を見ていかないといけませんけど,引き続きスムーズな契約手続を進めていきたいと考えております。 以上です。 ◎赤坂隆産業観光局長  施設の借り上げということですけれども,事業の目的が施設の修復ということでございますので,借り上げについては対象となっておりません。 以上です。 ○宮武博議長  以上で難波議員の質疑は終わりました。(拍手) 次に,磯野議員。     〔35番磯野昌郎議員登壇,拍手〕 ◆35番(磯野昌郎議員)  御苦労さまでございます。公明党岡山市議団の磯野昌郎でございます。 けさ方,市長のほうから床下浸水の被災者の方々にも義援金をという発表がございました。非常にすばらしいなと私たちも思っているところでございます。本当にありがとうございます。 私が代表質問等をしたときには質問原稿が結構多く集まりまして,時間内に発表するのが大変でございました。必然的に早口で数多く,一問でも多くということでやってきた経過がございましたけれども,今回は少ないんです。しかし,少ないかわりに会派の議員の強い思いの部分がありまして,公平に公正に予算を配分されたことと思いますが,それを承知の上で今回,補正予算に対する質疑をいたしたいと思います。 私が議員になるときに阪神・淡路大震災がありました。その関係でその年の5月からの議会活動においては防災対策がしきりに議論されて,静岡,熱海,三島などの防災先進都市に勉強にしばしば行くことができました。それから二十数年が経過し,防災士や第一級陸上特殊無線技士の資格も取っております。何かの役に立てばと思って取得したところでございます。また,先輩からのアドバイスもありまして,3.11の東日本大震災の後,毎年何らかの形で東北地方を訪問させていただき,復興状況を見守ってきております。 ここ数年,六,七年でしょうか,居住する南区においては内水被害が頻繁に続いておりました。今回の避難勧告においては,住民の皆様が積極的に対応することもできました。高齢者の方が明るいうちから避難所に来て待っていると。また来たよという形で来られている。そういうような形で南区も対応しておったんですけれども,今回は幸い南区に大きな被害がなかったんですが,かえって市内全体を見ることができまして,倉敷市の真備地区にも何度か応援に行くこともできました。まずもって被災者の生活再建支援や公共施設等の復旧のための予算とともに,今後に向けた防災対策を強化するための予算を計上されたことは評価したいと申し上げたいと思います。 それでは,早速質疑に移ります。 1番目,一般財源でございます。 一般会計予算額のうち一般財源25億円余について財政調整基金から繰り入れることとしておりますが,今後,平成31年度当初予算編成などの財政運営に支障はありませんでしょうか,御説明をお願いいたします。 2番目,被災高齢者等の状況調査でございます。 被災高齢者等の状況調査は,実際の支援につなげていくことが大切であることは言うまでもありませんし,発災直後に市の保健師が被災者を訪問し喜ばれたとも聞いております。各局との情報共有や連携を十分に行い,今回の訪問調査に生かしていただきたいと考えます。現時点でどのようなニーズを把握しているのか,また実際に支援につながった事例があれば御紹介ください。 3番目,就学援助及び学用品の支給について。 地域防災計画には,被災した子どもたちに対して災害救助法にのっとり学用品の給与が行われると記されております。このたび市単独で1,541万円余が計上されておりますが,災害救助法による援助との違いと市単独の支給に至った経緯をお聞かせください。既に2学期が始まっておりますが,始まる前にできなかった理由は何かあるのでしょうか,支給対象の詳細とあわせてお示し願いたいと思います。 4番目,住宅の応急修理についてでございます。 災害により住宅が半壊または大規模半壊の被害を受けた場合,日常生活に不可欠な箇所を緊急に応急修理する場合に58万4,000円までの支援を受けることができる住宅応急修理制度に800件分4億6,720万円が計上されております。既に申請の受け付け開始から2カ月がたとうとしていることから,利用が促進されるよう,特に既に着工していたり修理が完了している住家への丁寧な対応を望みます。 1,どのような対応をされるおつもりでしょうか。 2,また,申請の受け付けはいつまで行う予定でしょうか。 3,一方,被災者生活再建支援制度においては,全壊と大規模半壊世帯は対象ですが,半壊については解体しないと対象になりません。どの区分でも修理箇所には大差がないことから,半壊世帯では住宅応急修理制度に上乗せした支援を望む声があります。市として住宅応急修理制度に独自の上乗せをしてはいかがでしょうか。 5番目,被災家屋の解体撤去でございます。 住宅修理とあわせて公費解体に3億円が計上されております。こうしたメニューが早期に示されていれば,改修ではなく建てかえにかじを切られた世帯もあったのではないかと思うところでございます。 そこで質疑です。 1,当局は予算計上に当たって被災者の建てかえニーズ等の聞き取りをされたのでしょうか。 2,また,応募者が多い場合はさらに11月補正等で対応されるおつもりでしょうか。 6番目,避難所の設置及び運営でございます。 1,避難所の設置及び運営に1,160万円余の予算が計上されております。今回の7月豪雨で避難所運営について課題が多く出てきたと思います。これは,避難所の課題,問題点について整理した上での予算措置であると思います。どのように課題,問題点を整理したのか,お伺いいたします。 2,避難所では備蓄品の非常食が出たり,夜寝るに当たっては毛布1枚で敷き布団はなし,体育館のかたい板の上で寝るには酷なものがあります。今後の検討課題とされていますか。特に食事,飲料の提供,備蓄物資の補充の予算となっていますが,どのようなものをどこに配備するのか,お伺いいたします。 7番目,被災者生活再建支援システムの導入について。 このたび導入経費として1,176万円余が計上されました。まずはイニシャルコストとランニングコストについて御説明ください。既に7月末から使用されているわけですが,被災者支援の面で導入の前後では何がどのように改善されたのでしょうか。被災者側とシステムを扱う職員側,それぞれの視点でお聞かせください。あわせてシステムについて当局の率直な御所見をお聞かせください。例えばこのたびの補正予算でもさまざまな生活再建支援のメニューが出されていますが,このシステムはどのような役割を果たされるのでしょうか,御説明ください。 8番目,中小企業支援でございます。 中小企業支援として,従来打ち出されてきた資金融資に対する支援に加え,今回は備品,什器等の補助制度を設けておられます。この補助制度は国の小規模事業者持続化補助金の申請が条件となっていますが,国の持続化補助金が不採択になった場合には市の補助金も受けられなくなりますか,御説明をお願いいたします。 9番目,観光の振興でございます。 風評被害に対する対策として,岡山県は県内の宿泊施設に宿泊クーポンを1万2,000枚発行しております。国でも1人1泊当たり最大6,000円を割り引く支援策を出しております。本市では10月,11月で2,000枚を発行します。県,国の状況から見ても足りないのではないかと考えますが,この点御所見をお伺いいたします。 10番目,災害ごみの撤去,処理でございます。 災害ごみの撤去,処理の16億円余については年内処理完了に向け民間委託の予定ですが,短期間のため,業者の決定から完了までのスケジュールをお示しください。 11番目,町内会集会所修繕等補助についてでございます。 岡山市町内会集会所新築等補助金の災害特例としては3,025万円が計上されました。各家庭の住居再建が大変な中,被災町内会が集会所の建てかえ等を行う際に各家庭から負担金を徴収することがかなり困難なことから,現行の補助率及び上限額を上乗せし支援しようとするものであります。 そこで,この補助制度の災害特例の設計についてお伺いいたします。 1,今回の災害で全壊,大規模半壊,半壊の集会所等が全部で何件あるのか,お答えください。また,それぞれの建てかえや修繕を予定されている件数を把握していればお答えください。 2,補助内容と補助率,上限額を見ると,確かに大幅にアップしております。しかし,補助対象事業額はほぼ同じでございます。例えば半壊も全壊も建てかえの補助対象事業額は1,000万円程度ですが,今どきこの金額で集会所は新築できません。まして水害の教訓からかさ上げするとなればなおさらでございます。そして,被害の大きかった平島地区では全て半壊とお聞きしていますので補助率2分の1ですから,2,000万円の建てかえなら1,500万円は町内会で調達しなければなりません。改修なら補助金は100万円どまりでございます。一方で,エアコンを除く集会所内の備品については特段の補助はありませんので,これらは全て実費でございます。補助対象事業額を上方修正するか備品補助を充実し被災地の支援を行うべきと考えますが,いかがでしょうか。 3,また,町内会に資力のない場合,市として何かお考えはあるのでしょうか。 12番目,市有施設の災害復旧でございます。 市有施設の災害復旧の中に都市公園も含まれております。百間川緑地の施設について,被災箇所は全体で何カ所ありますか。そのうち主な施設とその件数は何件でしょうか。また,百間川緑地の施設は早急な復旧が必要と思いますが,公園の復旧後の利用開始はいつごろになりますか,お示し願いたいと思います。 13番目,防災対策の強化でございます。 笹ケ瀬川西側の排水対策とともにポンプユニットを追加配備されるとのことですが,今回の災害現場で既存のポンプユニットはどのように活用されたのか,またそれが倍増することによって,例えば今回の災害現場に照らして言えばどのような効果が見込まれるのか,御説明をお願いいたします。 14番目,最後に,防災対策の強化の上で事前の準備等についてお伺いいたします。 当市は,災害現場へ急行し対応している点はすばらしいことだと思います。市民協働の観点から,市民からの通報や連絡が重要であることは周知のとおりであります。我が会派の代表質問に市役所への電話がつながらないとの質問がありましたが,当局の姿勢は回線を移動するとの答弁でございました。職員が出払っているときに誰が受けるのか,いささか不安になりました。そのためにも事前または発災後に災害時の市民対応コールセンターを民間委託する必要があると考えております。民間企業の対応はとても進んでおります。災害の発生していない別の地域に直ちに人を集め,業務を開始されております。専用の無料電話番号も事前に市民に徹底することができ,区別の問い合わせや罹災後の証明書の作成まで可能とも聞いております。経費は落ちついた後の補正予算に計上できると思います。今回の補正予算にはありませんでしたので,あえて質疑させていただきました。いつ起こるかもしれない災害に対し,ぜひ今回対応方お願いしたいと考えます。御所見をお伺いいたします。 以上,幾つか重複した質疑もあったかと思いますが,再質疑の関係上最初に言っておく必要がありましたので申し上げさせていただきました。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎田中利直危機管理担当局長  6の避難所の設置及び運営について,課題を整理して予算計上したのかと避難所の備蓄品についてのお尋ねにお答えいたします。 避難所の設置及び運営についての1,160万円余は備蓄物資の補充と避難者の生活に要した経費で,課題を整理して予算計上したものではありません。また,備蓄品の品目と配備先は岡山市備蓄計画に基づいて配備することにしておりますが,今後検証する中で課題を整理してまいりたいと考えております。 次に,7番目の被災者生活再建支援システムの導入についてお答えします。 総コストのうちイニシャルコストが897万9,000円,半年間のランニングコストが278万7,000円です。このシステムにより被災者の状況を共有することで被災者は可能な支援を漏れなく受けることができ,職員側は罹災証明の二重交付を防ぐことなどができます。データを一括して管理することで被災者一人一人に寄り添った積極的な支援につながると考えております。また,このシステムにより各部署が行う各種支援メニューの利用状況を把握し,被災者への生活再建支援に役立ててまいります。 次に,14番目の災害時の市民対応コールセンターについてお答えします。 被害状況や災害の種類,規模,場所によって有用性が変わってくると考えており,他都市における活用例を参考に今後研究してまいりたいと考えております。 以上です。 ◎山本修司財政局長  1番の一般財源についての御質疑にお答えします。 財政調整基金は災害発生や税収が減少した場合など年度間の財源を調整するために積み立ててきたものであり,今回の取り崩しもこうした目的に沿ったものです。今後このたびの災害が財政に与える影響を注視しながら,岡山市の発展のために必要かつ優先度の高い事業を着実に実施できるよう財政運営に当たってまいります。 以上です。 ◎江田美幸市民協働局長  町内会集会所修繕等補助について,まず全壊,大規模半壊,半壊の集会所数,建てかえや修繕を予定している件数についてお答えします。 集会所は町内会が所有し管理しているため,市ではその総数や被害状況を把握しておりませんが,制度の設計に当たっては各地域の被害状況や区役所への相談件数から15件程度が対象になると想定しています。現在区役所に相談のあった件数は,建てかえ2件,修繕7件です。 次に,補助対象事業額の上方修正についてですが,今回は被災した町内会の皆様に速やかに集会所の復旧をしていただくために補助率や上限金額を拡充しようとするもので,補助対象事業額の見直しは行っておりません。 次に,備品補助を充実すべきでは,町内会に資力がない場合の対応はとのお尋ねですが,集会所は町内会の自主的な取り組みにより整備されるものであり,市は建物とエアコンを補助するという制度設計になっております。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  2,被災高齢者等の状況調査についてです。 現時点で把握しているニーズとしては,罹災証明の申請書が書けない人への記載の支援が必要なケース,心や体の不調があるがどこに相談すればいいのかわからない方への相談先を紹介する支援が必要なケースなどがありました。具体には,災害が原因で不眠になり体調を崩しているが相談に行く気力がない高齢男性──高齢者のみの世帯ですが,この方を地域包括支援センターに情報提供し,個別訪問による見守りや相談支援につなげた例があります。 以上です。 ◎赤坂隆産業観光局長  9の宿泊クーポンの発行枚数の御質疑ですが,岡山市が宿泊クーポン発行を予定している10月から11月には2泊以上を対象とした国のクーポンも発行されることから,今回の市のクーポンは2,000枚とさせていただきました。 以上です。 ◎堤修治産業観光局産業政策担当局長  8番目の中小企業支援について,市の小規模事業者復興支援補助金は国の持続化補助金が不採択となった場合,受け取れなくなるのかとのお尋ねです。 本市の復興支援補助金では国の持続化補助金への申請を条件としていますが,国が不採択となった場合でも市の補助金交付は可能です。 以上です。 ◎菅野和良教育長  3番目の就学援助及び学用品の支給について一括して答弁いたします。 災害救助法による援助と市単独予算との関係につきましては,就学援助は岡山市の事業であるため市単独の予算,また学用品の給与は災害救助法によるものであり全額県の負担金となります。就学援助が2学期までに給付できなかった理由については,罹災証明書の発行に一定の時間を要することや夏休み中に制度の周知を行うことが困難であったことなどからであります。また,学用品につきましては,9月中を目途に給与を完了する予定で,2学期が始まる前から順次給与しております。なお,支給対象の詳細につきましては,市民ネットの羽場議員にお答えしたとおりであります。 以上でございます。 ◎門田和宏環境局長  まず,被災家屋の解体撤去についてですが,予算計上に当たっては事前の聞き取り等は行っておりませんが,全壊家屋数と大規模半壊家屋数を参考にしております。また,申請件数が多い場合は執行状況に応じて対応を考えてまいります。 次に,災害ごみの撤去,処理についてですが,仮置き場に集積している混合ごみの処理については既に委託業者を決定しており,来週から着手して年内に処理を完了する予定です。 ◎林恭生都市整備局長  4番の住宅の応急修理について,まず利用が促進されるようにどのように対応するかというお尋ねです。 申請されていない世帯の数も関係するのでまだ具体の方法は決めてはおりませんが,例えば郵送とか電話とかの方法により個別に周知を図ってまいりたいと考えております。 次に,申請の受け付けはいつまで行うのかというお尋ねです。 県と協議しながら決定することとなりますが,まだ申請されていない人の状況や罹災証明書の申請状況を十分考慮しながら判断したいと考えております。 最後に,独自の上乗せをしてはいかがかというお尋ねです。 応急修理は,災害により受けた住宅の被害等を補償するものではなく,破損したままでは居住できない状態にあるが破損箇所に手を加えれば居住できる場合に58万4,000円以内で必要最小限の応急的な修理を行う制度であるため,上乗せは考えておりません。 以上です。 ◎栗田泰正都市整備局都市・交通・公園担当局長  12番目,市有施設の災害復旧について,百間川緑地の被災状況及び利用の再開時期に関する御質疑に一括してお答えいたします。 被災した施設は全体で28施設であり,主な施設は軟式野球場が2施設,ソフトボール場が2施設,サッカー場が4施設,テニスコートが4施設などとなっております。利用再開時期につきましては,吉本議員の御質問にお答えしたとおりでございます。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  13,防災対策の強化の項,ポンプユニットについてですが,今回の災害では浸水常襲地区以外でも浸水があり,中区や東区ではポンプユニットを使用して迅速な排水が行われ,被害を軽減することができたものと考えています。また,冠光寺池での破堤が心配された際には各区から3台のポンプユニットを動員し,被害の拡大防止に役立ったものと考えています。台数がふえることで複数箇所への同時対応や複数台投入による大規模な浸水への対応が可能になります。 以上です。     〔35番磯野昌郎議員登壇〕 ◆35番(磯野昌郎議員)  種々御答弁をいただきました。順次再質疑させていただきたいと思います。 最初に一般財源について伺ったんですけれども,これは優先度の高い事業からきちっとやっていきたいという私の思っていたとおりの答弁が出て,しっかり頑張っていただきたいとエールを送りたいと思います。これは答弁結構です。 3番目の就学援助のところなんですけれども,千五百数十万円余の中で1,200万円が就学援助だったということがわかりました。なるほどなと思ったんですが,その就学援助というのは給食代とかそれから修学旅行とかも全部入っていますよね。中学校なんかは春にもう修学旅行も終えているかなとも思うんですが,小学校,これからのところかなと。遅滞なくそういう対象の方々に今回の,5年生になるんかな,修学旅行へきちっと対応していただけるようにできるのかなと心配ですので,その点もう一度御答弁いただいてよろしいでしょうか。 それから,4番目の住宅の応急修理でございますが,ここですね,結構いろいろと声をいただいておりまして,この際申し上げますと,工務店などの修理業者が見積もりを初めとした申請で市役所の窓口へ来られていると。その中で窓口で対応される職員が判定や手続に精通しておられないので,しばらくお待ちくださいということで1回の申請で大変な時間がかかっているという苦情をいただきました。それからまた,申請手続が一,二回では終わらない。五,六回に及ぶ修理業者も多くて,申請手続に非常に手をとられて仕事が進まないと。こういった声が上がっておるのでございます。また,前回の窓口担当者がオーケーと出しておられたのに,次回行ったら窓口担当者がこれではだめだとNGが出たと。あり得ないようなことなんですが実際ありましたのでお伝えするとともに,こういった事象に対しての御答弁をいただけたらと思います。 そして,手続で日数を要すると市へ申請する補助対象事業以外の被災者が支払う工事額に上乗せされてしまうということでございます。いつまでたっても工事が終わらないんで,もう申請は取り下げてもいいと,全額払うから業者に工事をやってくれと,そういう声まで出たと,そういったことが届いております。その辺よく御存じでございましょうか。 それから,仄聞した話で確認までとれなかったんですが,比較した検証はできないかもしれないんですが,倉敷市は手続が簡単だとよく聞くということでございます。 以上,被災者や修理業者が本当に困られている,そういう窓口対応はもっと手続を簡素に,スピーディーに行っていただきたいと思います。被災者の中でも床上浸水のお宅の多くはいまだ2階で居住されておりまして,1階は床を剥いだ状態での生活となっております。一刻も早く申請手続を完了できるように当局はどのように対応を進化,改善されるおつもりか,この際お伺いさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それから,食事等をどこに配備するか今後しっかり考えていくということでございますが,早急にやっていただきたいと思います。私たちも当初の避難所のところはほとんどずっと区内は回ったわけなんですが,そのときのペーパーにはまず毛布と水を渡しなさいと。数時間たったら食事も渡しなさいみたいな簡単なメモしか渡されていないようなんですが,それだけの備蓄物資のつもりなんでしょうか。それとも今申し上げた水,毛布それから簡易な食事以外に備蓄されるものがあるんでしたら,この際御報告願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 それと,中小企業支援のほうは通らなくても市独自が可能だということでありがとうございます。これは安心してまた声をかけていきたいと思います。これは答弁結構でございます。 それから,観光振興のほうなんですけれども,今回2,000枚としました。2,000枚というのは私も見て知っております。ただ,足らなくならないのかなと。足らなくなった場合に追加されるおつもりがあるのか,言葉足らずだったかもわかりませんが,そこの点を聞きたかったので再度御答弁いただければと思います。また,それをいつの時点で判断されるのか,よろしくお願いいたします。 それから,町内会集会所15件ということでよくわかりました。ありがとうございました。ただ,資力のない町内会へは何か考えがあるのですかという部分で建物とそれからエアコンのみだという御答弁がありましたが,じゃあその町内会は今後無理なのかと。そういうところへ御相談とかまた力になってあげられる手段はないのか,再度御答弁いただければと思うんですが,よろしくお願いいたします。 それから,13番で質疑いたしました防災対策のところでポンプ車,今一応の答弁をいただきました。確かにたくさんでやればいいのかもしれませんが,今区役所に1台プラスになって2台ずつ配備になると。数カ所であったら1台ずつ持っていったらそんなに今までと変わらんのかなとも思うんですが,今回そういうため池のところでは効力を出したと。それはそれでわかるんですが,今後出たときに考えるというのなのか,それともここのため池だったら何台必要だとか,ここがもし何センチつかったらどういう形でこのポンプ車が使えるのか,そういったところまである程度出していただきたいなと思うんですが,無理でしょうか。再度御答弁をお願いしたいと思います。 というのが,同僚議員から見せていただいたら,今回配備のポンプ車というのは1分間に5立米ということでそこそこの能力はあるんだなと思うんだけど,でもそれじゃあそんなにでかくないような気がしまして,ですから実際各区へ配備した後どういうふうにするのかと。そこのところが非常にファジーでございますので,答弁いただけたらと思います。 最後のところでございますが,最後の最後で今後研究してまいりたいというのは一番聞きたくなかった答弁をいただきましたので一言申し上げさせていただきますが,私の申し上げたかった点は,このコールセンター,外部を使えとか外を使えとかとただいたずらに言っているつもりは毛頭ございません。第三者が受けるという点でございます。いろいろ調べました,今回。そうしましたら消防局,これ被災した早朝なんかには1時間で100本を超える電話が入っています。それから物すごい量の電話を消防局は受けていただいて,7月7日だけで836件ですか,これは携帯電話だけでそのぐらい受けておられる。それ以外も入れると1,000件を超えている。これだけ受けられているんです。じゃあ,本庁はどうなったのか,各区役所はどうなったのか。受けた数が把握できていないんです。また,この消防の中でも,これはプライバシーもありますんで伺った数字でございますけれども,おい,わしじゃと,土のう持ってこいと,そんな電話が何割もあったと。本当に命にかかわるのは119番しかないと思いますし犯罪にかかわるのは110番でいいと思うんですが,それからまた多かったのが避難所はどこやと。こういう質問が,そりゃホームページを見れば書いてある。いざというときにスマホでそのホームページを出してといって,ふだんそこがぱっと出る人はいいかもしれませんが,なかなか慌てているとそうはいかない。 そこで,先ほどもちゃんと私は一言一言意味があるように言ったつもりなんですが,今一般企業は進んでおりまして,そういう避難用の電話番号も0120何たら何たらというのは前もっていただくこともできる。そうしたらいろんな書類に全部それを書けるじゃありませんか。いざとなったらそこへかければ,例えば西市の磯野ですと言ったら,じゃあ芳明小学校へ避難してください。データベースというのも瞬間で送ることもできるでしょう。また,これは勝手に言ってんじゃありません。実際調べてみましたら,大阪の北地震。そこでも使われていました。それから,熊本でも大変に使われていました。特に水道局なんかは地震で水道がとまった。水が出ない人の電話番号というのがちゃんと出る。そこへ全部集中して,熊本の水道局さんは仕事へ全部かかることができた。そういうこともありました。 こういったのは丸一日あれば研究しなくても調べられるんです。だから,市の職員が動いたから正解で動かんかったから正解じゃない,そんなことを言ってんじゃないんです。この1週間後に地震が来るかもわかりません。それから,また台風が今回は中国のほうへ行きましたけども,これが上に上がっていたらここ数日台風にさらされていたかもわかりません。そういった今までになかったような災害が続いているがために,私たちもいろんなところから探しておるわけでございます。そういったことから,岡山市民,力もあり,また理性もある市民の皆様なんですけれども,いざというときに職員に電話したときにどうしても強権発動のような言葉が多く感じております。私たち議員に対してもそうです。確かに市のもとで動かせていただいておりますけれども,あんた土のう10個ほどこれから持ってこいやという電話を私も受けました。でも,その人がどうこうじゃないんです。頼るところがないから電話番号を知っている人のところへ来るんです。でも,それでは困るんで,そういうことをいち早く,そういった指示というのを出していただければ……,普通これ委員会等で言うと,いや,予算がとかとなるんですけれども,だからここで言うしかないんです。こういった補正予算。そういうときに予算にのったらやってくれたんだなと。ここにのっていないからそういうことを考えておるんですかとあえてここで質疑した次第でございます。第三者を上手に使うというのはいかがなもんでしょうか,これは再度御答弁いただきたいと思います。 ちなみにその熊本とか大阪北の場合のコールセンターは東京だったそうです。1時間後には20人のオペレーターが集合されて,翌日には即機能を発揮したと,そこまで一般企業は進んでいるようです。そういうことでございます。 よろしくお願いいたします。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎田中利直危機管理担当局長  まず,避難所における備蓄物資についてお答えいたします。 現在,各避難所に配備してあります備蓄品につきましては,水,食料,毛布といったまずは避難所で使うもの,応急時に必要なものを備蓄しているという状況でございます。その後は集中備蓄や流通備蓄を活用しながら被災者のほうへ物資等を配布することとしておりますが,今回の災害を受け,今後避難所の運営や備蓄について検討する中でどういったことがいいのか,また考えていきたいと思っております。 それから,コールセンターにつきましては,市民からの問い合わせにコールセンターを設置して民間の力を活用して市民へ対応していくことについて,今議員から御紹介ありました都市等にその状況を伺ってまいりたいと考えております。 以上です。 ◎江田美幸市民協働局長  集会所は,先ほども申し上げましたが町内会の自主的な取り組みで整備されるものでありまして,通常はその修繕とか建てかえも町内会とかが計画的な積み立てとかを行って実施されるものと考えております。しかし,今回のこの災害が甚大であったということから,少しでもその負担を軽減しようということで今回の補助率や上限額を拡充したものであると考えております。 以上です。 ◎赤坂隆産業観光局長  宿泊クーポンの追加ということで御質疑ですけれども,まず今回の風評被害といいますかそちらに対して岡山へまず来ていただくということ,その一つのきっかけをつくることとしてクーポンという制度を活用させていただいたわけです。この追加については考えておりませんけれども,岡山に来ていただくいろんなきっかけをつくるためにはいわゆるプロモーションであったりとかPRとかイベントも実際に用意しておりますので,そちら辺を幅広く広報したりとかという形で来ていただくきっかけを今後ともつくり続けていきたいと思っております。 以上です。 ◎菅野和良教育長  就学援助の件でございますが,今年度につきましては今後,修学旅行が行われる学校については修学旅行費が就学援助の対象になっておりますので適切に対応してまいります。ただ,支援期間が今年度末ということになっておりますので,今の5年生についてはまた年がかわって再度申請していただくということになるんですけれども,これは災害のためではなくて通常の就学援助で申請していただくということになろうかと思います。 以上です。 ◎林恭生都市整備局長  応急修理で時間がかかって困るんではないかとのお尋ねです。 幾つか理由が考えられるんですけども,被災者の手間を省くために修理業者のほうが委任を受けて事務の代行ができるような仕組みにしています。そのため,業者の方に事務処理のしわ寄せが行っているというのが一つ。それから,見積もりなんですけれども,例えば断熱材が何ぼという見積もりが来たときに,例えば床と一緒に張りかえるような断熱材は支給の対象になりますけれども,壁面に入っている断熱材はだめとかというかなり細かいところをチェックしています。できるだけ被災者の方のためになるようにということで多分そこを細かく聞いているがためにかえって時間がかかっているというようなことなんじゃないかなと思います。できるだけ事務処理が早くできるようにこの後指示してまいりたいと思いますし,もっと簡素化ができないのか,県とも協議してみたいと思います。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  ポンプユニットの配置についてですが,浸水常襲地区等につきましては事前に業者等からのリースポンプを借り上げる,あるいは事前に地元のほうへ貸与しているポンプ,そういったものも配置しております。そういった中で浸水常襲地区以外,想定外の浸水箇所,こういったものに対応するために今回新たに4台,各区1台ずつを配備しようとするものです。これにつきましては,御答弁申し上げたとおり各区を合わせると8台になりますので,その中で融通し合いながら柔軟に運用していきたいと考えております。     〔35番磯野昌郎議員登壇〕 ◆35番(磯野昌郎議員)  種々再答弁ありがとうございました。 窓口の業務,よろしくお願い申し上げます。そういうことでふだんから業務はしっかりと皆さんしていただいているのは承知の上で言っているんですが,ただ今回そうやって急に配備されると,どうしても専門でないところはそういうことも多いということでございました。 1点最後にお伺いいたしますが,これから検討もしてまいりたいという危機管理担当局長の答弁でございましたけれども,市全体としてこういったときに民間を活用すると,そういう姿勢について副市長か市長か,岡山としてはどうなんだという一つの方向性,また今回の考えを伺えればと思いますので,よろしくお願いいたします。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  今回の議論もいろいろと多岐にわたって問題点などを指摘していただきました。これからの業務というのは,当然ながらもっともっと例えばコミュニティーに任せたらいいんじゃないかというようなお話もあったり,自助をどうするんだという話もあったような気がいたします。公でできる部分って限られているところもありますから,公でやる部分はどこまでなのか,また例えば委託して民間にお願いできる分はどこまでなのか,そして仕事そのものを地域にお任せしなきゃならない部分はどこまでなのか,また個人個人でどこまでやっていかなきゃならないのか,そういう仕分けが我々にとっても必要だろうと思っております。御指摘の点も要するにそういう役割分担をどうしていくのかという根本の話だろうと思っています。きちっと整理していきたいと思います。 以上です。 ○宮武博議長  以上で磯野議員の質疑は終わりました。(拍手) 次に,竹永議員。     〔21番竹永光恵議員登壇,拍手〕 ◆21番(竹永光恵議員)  皆さんこんにちは。日本共産党岡山市議団の竹永光恵です。 質疑に入る前に,義援金のことは補正予算の範疇ではないので質疑では聞けないと言われておりましたので心配しておりましたが,先ほど磯野議員も触れましたが,けさ,市長から報告がありました。募金された方のお気持ちを酌み取ってそういう判断をしたということで床下の方にも義援金が届くようになりましたので,被災者の方に一刻も早く届くようにということをお願いしておきます。 それでは,質疑に入ります。 私は日本共産党岡山市議団を代表しまして,甲第193号議案平成30年度岡山市一般会計補正予算(第3号)についてから甲第196号議案までの補正予算についての質疑を行います。 この補正予算は,平成30年7月豪雨災害についての被災者の生活再建等の予算です。 まず,甲第193号議案一般会計の91億1,700万円余の増額補正について伺います。 そのうち38億5,411万円は被災者の生活再建支援に使われます。いろいろ重なりますが,予定どおり読ませていただきます。 それでは,項目ごとに伺います。 1,災害見舞金7,422万円余について。 支給対象に床下浸水が入っていません。入れることは難しいのでしょうか。床下浸水でもクーラーの室外機,自家用車などの被害は深刻です。岡山市災害見舞金等支給要綱は平成24年9月,またことし7月にも改定されています。これは,平成23年の水害を受けて改定したのではないでしょうか。当時の改定内容とあわせて御所見をお聞かせください。 2,被災高齢者等の状況調査959万円余について。 被災した高齢者等の状況把握や必要な支援につなげるための訪問調査に要する費用です。 (1)訪問調査で実態把握をしてみて,現段階での被災者の状況はどのような特徴がありますか。 (2)罹災証明の申請実態はどうだったのでしょうか。未申請は何件で,どういう理由だと把握していますか。 (3)災害ごみの未対応もあったと伺っています。今後どうするのでしょうか。 (4)被災者の実態把握は,高齢者だけではなく全世帯に必要ではないでしょうか。 (5)今回の訪問調査はNPOに委託しています。知り得た情報の引き継ぎと守秘義務はどうなっているのでしょうか。 3,就学援助及び学用品の支給1,541万円余について。 これは,学習に必要な費用の支給や現物支給などを行う経費です。 (1)何人分を想定しているのでしょうか。積算根拠をお示しください。 (2)重なっております。省きます。 (3)被災者用の就学援助は床上浸水の方が対象で,所得制限なしで受けることができる市独自の制度をつくったことは評価しています。全ての被災者対象ということをきちんと伝えてほしいと思います。被災者支援台帳があるので,個別に申請がなくても全世帯対象にすることができるのではないでしょうか。 (4)現時点でどのくらいの申し込みがありますか。 (5)中学生の自転車も重なりましたので省きます。 4,住宅の応急修理4億6,720万円について。 本会議でも議論がありましたが,9月14日現在で対象が約1,100棟に対し659件の申請受け付け,工事発注が257件という実態です。申請に非常に手間がかかるなど使いにくいという声を聞きます。 (1)補正予算では対象が800件となっています。なぜでしょうか。 (2)現時点で被災者からどのような声が届いていますか。市として被災者の声をリサーチしてはいないのでしょうか。 (3)ある被災者は,大手ハウスメーカーの住宅のため全部壁を剥がさないと修復できないと言われ,1,000万円の見積もりだったそうです。58万4,000円で十分という認識でしょうか。独自の上乗せをすることを検討したのでしょうか。なぜ上乗せをしないのですか。 (4)断熱材は応急修理の対象にならないという説明を受けたという被災者がいました。断熱材までかえないとカビが生えてくる,建具を直さないと戸の開閉ができないなどの問題があります。住めるようにするためにそれらの問題をクリアすることは必須です。対応できませんか。 (5)制度の周知はどうなっていますか。 (6)床上130センチでも半壊になっていないところは使えません。そこに住めるというのでしょうか。 (7)そのためにも何にでも使える被災者用の住宅リフォーム制度の提案も以前からしています。被災後住めるように修繕することは,被災者の方が日常を取り戻すために不可欠です。ほかの制度も含め手を差し伸べるべきではないでしょうか,御所見をお聞かせください。 5,災害ごみの撤去,処理について。 これは,災害ごみの収集,運搬,処理及び仮置き場の運営に要する経費です。年内処理完了に向けて,推計2万トンのごみを民間委託も活用し処理するものです。6,000トンは市で既に取りかかっており,1万4,000トンはこれから民間委託で処理するとのことです。 (1)処理業者はどういう業者で,どういう積算で委託するのでしょうか。 (2)リサイクル率の目標は設定しますか。 (3)そのうち,じんかい再生処理費とじんかい焼却処分費は東部リサイクルプラザと東部クリーンセンターの委託費です。処理量により積算する契約内容になっているのでしょうか。 6,避難所の設置及び運営1,160万円余について。 (1)そもそも災害救助法では給食,被服,寝具などの支給が位置づけられています。今回の災害に災害救助法は発動したのでしょうか。今回はその費用を使っての備蓄補充ということなのでしょうか。 (2)備蓄物資については,補充だけの対応でしょうか。備蓄品がそろっていなかった小学校もあったとのことでした。備蓄品で毛布,ラジオがないところもありました。ここで言う備蓄物資とは何々なのでしょうか。補充の考え方についてもお示しください。 (3)大きな災害では校長先生,教頭先生が駆けつけられるとは限りません。備蓄品を置く場所,その場所を知らせる対象や鍵の取り扱いについてはどう考えているのでしょうか。 7,被災者支援相談窓口設置223万円余について。 これは,東区のゆめタウン平島店内に設置された被災者支援相談窓口にかかわる予算です。 (1)今までかかった予算についての計上なのか,これからの継続の予算も入っているという認識でいいのでしょうか。いつまで継続されるのでしょうか。 (2)今後継続するなら,被災者からの支援金,義援金の申請の手間を省くようにしてはどうでしょうか。 (3)今は東区の窓口は上道地域センターにあります。そこでは手続が完了できるようになっているのでしょうか。被災者をたらい回しにせず,寄り添い対応できる職員を常駐させてほしいが,いかがでしょうか。 8,社会福祉施設等復旧補助1億7,505万円余,私立保育園復旧補助2,620万円について。 これは,被災した社会福祉施設及び設備等の復旧に要する経費です。 (1)対象の施設は何カ所あり,どういう施設なのでしょうか。 (2)設備というのはどこまで対象になるのでしょうか。 (3)施設の自己負担はあるのでしょうか。 (4)4分の1自費の場合,その資金がない場合だとしても,事業の性質からして復旧は最優先であるべきです。お金の心配なく,すぐ復旧に取りかかれる必要がありますが,どう考えていますか。基準についてもあらかじめ周知が必要ではないでしょうか。 9,土木施設の災害復旧17億7,942万円について。 (1)河川6カ所とはどこでしょうか。内容は何でしょうか。 (2)浚渫委託料4,500万円余が上がっていますが,どこの川のことでしょうか。これまでどのような計画でしゅんせつを行ってきて,今回どこが問題でどの区間を実施するのか。その効果をどう考えているのか。なぜ今まで行えなかったのか。市単独費ですが,県でも単独財源でやれると考えていますか,御所見をお聞かせください。 (3)地域の排水のためのポンプの増強に加えて側溝の清掃も大切です。災害ごみや泥で大変なことになっており,地域の高齢化などで自力での清掃が困難なところが幾つもあります。市が清掃する予算をつけませんか。 10,農林水産施設災害復旧28億126万3,000円について。 (1)農地・農業用施設災害復旧事業について伺います。 激甚災害指定を受け,通常より高率な補助になりますが,自己負担の割合はどうなりますか。 (2)増嵩申請をすれば農家の負担軽減になります。考えていますか。 (3)治山施設について。 崩れた裏山の復旧に治山事業を行うとのことですが,具体的にはどこのことでしょうか。どういうレベルの復旧になるのでしょうか。崩れていないと対象にならないのでしょうか。裏山が崩れそうで怖いという住民からの声も聞いています。そういう場合には使えないのでしょうか。 (4)用水等の土砂撤去については取り組んでいただけますか。 11,その他市有施設の災害復旧3億9,655万円余について。 この中で百間川緑地公園について伺います。 台風21号で警報が出ている際にも百間川の橋の下でトレーニングをしている人たちを見かけました。百間川の河川敷の施設を復旧し利用を再開した後には,豪雨時の利用を避けるように改めて注意喚起する必要があります。 (1)旭川ダムの放流の際に,旭川沿いにはサイレンがあり警報が伝わります。百間川沿いにも旭川ダムの放流を伝える施設を設置しますか。 (2)トイレや屋根つきベンチなど,河川敷で憩うには必要な施設です。復旧後は大雨の際に堤防の上に引き上げるなどの運用をしますか。 (3)公園復旧後,豪雨時の利用を避けるよう注意喚起しますか。 12,防災対策の強化8,266万9,000円について。 (1)御南・陵南地区の都市排水ポンプの設置費用は幾らなのでしょうか。都市排水の排水区を新たに設定するという認識でいいのでしょうか。設置地区についての優先順位はいつどこで決まったのでしょうか。被害状況が大きいという議会答弁がありました。具体的にはどの数字に基づいているのでしょうか。 (2)平成36年度完成予定を平成34年度に前倒しするという整理で内々の計画が既にあったかのような答弁が今議会でありました。被災後に担当課に確認した際には計画はないと説明を受けました。内々の計画とはどういう意味なのでしょうか。既に計画があったなら,なぜ市民に公表していなかったのでしょうか。該当地域の市民にとっては重要な情報だと思わなかったのでしょうか。 (3)ポンプを新たに設置するために内水浸水シミュレーションに基づき行っているとの答弁がありました。どこにどういう条件でどういうシミュレーションなのか詳細を示してほしいが,いかがでしょうか。御南・陵南地区以外の市街地について,対象になる可能性や基準をどう考えているのでしょうか,あわせて御所見をお示しください。 (4)可搬式ポンプの無償貸与事業について拡大すると言われましたが,まだ台風シーズンが続くので早急な対応が必要です。予算化していますか。緊急な場合はどう対応しますか。 (5)自費でポンプを借りた町内会に事後対応できないとのことですが,これは市独自の制度で市の裁量です。国のさまざまな支援制度が事後申請にも対応できるように柔軟に発展してきた中で,市も柔軟になるべきです。補正予算内で対応できないでしょうか。 13,中小企業支援1億1,437万円について。 今回の災害を受けてやむを得ず廃業したが,機械等の処分に苦慮しているという話を伺いました。豪雨災害に起因する設備の廃棄ということですが,今回の補正予算で対応はできますか。 14,指定管理者との費用分担。 牧山クラインガルテンや少年自然の家(後刻,「日応寺自然の森」と訂正)の修繕費が上がっています。 (1)指定管理者との費用分担の考え方についてはどうなっているでしょうか。指定管理の協定の中に災害については必ず入っているのでしょうか。入っていない場合,どう対応しますか。 (2)この2カ所以外に指定管理の施設の復旧費用は上がっているのでしょうか。 以上で1回目の質疑を終わります。(拍手) ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎田中利直危機管理担当局長  6の避難所の設置及び運営についてお答えいたします。 岡山市は7月5日に災害救助法の適用を受け,1,160万円余は備蓄物資の補充と避難者の生活に要した経費で求償の対象となります。小学校に分散備蓄している物資は,非常用飲料水,アルファ化米,クラッカー,毛布などで,応急時に必要な最低限の物資を補充しております。また,備蓄場所や鍵の管理につきましては,責任の所在を明確にする必要があるため,施設管理者と市の職員が行うこととしております。 次に,被災者支援相談窓口設置につきましては,これまでにかかった経費を計上しております。 上道地域センターの対応についてお答えいたします。 現在,上道地域センターでは罹災証明の取り次ぎやそれぞれの申請窓口の案内等を行っており,今後も継続してまいりたいと考えております。 以上です。 ◎山本修司財政局長  14番,指定管理者との費用分担についての御質疑で,牧山クラインガルテン,日応寺自然の森以外に指定管理者の管理する施設で復旧予算を計上しているものについては8施設ありまして,岡山市サウスヴィレッジ,なださきレークサイドパーク,たけべの森公園,半田山植物園,百間川緑地,平島コミュニティハウス,角山コミュニティハウス,金川地区コミュニティハウス。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  まず,1,災害見舞金についてです。 岡山市災害見舞金は,平成23年の水害を受け,平成24年に床上浸水を対象にしました。このたびの災害では従来は支給していなかった災害救助法の適用時も対象となるよう改定しました。これは被害の甚大さを考えて対応した措置であり,対象の拡大までは考えていません。 次に,2,被災高齢者等の状況調査についてです。 現段階での被災者の状況の特徴については,磯野議員に御答弁したとおりです。 次に,罹災証明の申請実態などについてですが,現在業務を実施中であり,未申請件数が一定数あることは認識していますが,具体の数は集計できていません。高齢者等への訪問事業の中で把握できた未申請の主な理由は,「被害が軽微である」「申請に行くことができない」などです。 次に,災害ごみの対応についてです。 災害ごみの処理については,持ち込みできる施設の紹介を行っています。なお,被災者御本人や家族の方などが持ち込みできない場合は社会福祉協議会のボランティアセンターによる支援につなげていきます。 次に,実態把握は全世帯に必要ではとのお尋ねですが,実態把握は高齢者世帯に限らず保健師の訪問によって確認した全ての床上浸水世帯を対象に実施しています。 次に,情報の引き継ぎ,守秘義務についてですが,業務の委託に際しては委託先と個人情報の取扱委託に関する覚書を交わし,市の保有する個人情報の適正管理を徹底しています。 次に,7,被災者支援相談窓口設置についてです。 被災者生活再建支援金,義援金の申請の省略につきましては,共産党を代表しての田中議員に御答弁したとおりです。 次に8,社会福祉施設等復旧補助について,対象施設と箇所数についてですが,これについては羽場議員に御答弁したとおりです。 次に,自己負担それから周知についてです。 施設整備については,事業費の4分の1が事業者負担となり,その負担割合を説明の上,補助申請に係る意思確認を行っています。制度の詳細は国と協議中です。資金については,独立行政法人福祉医療機構の災害復旧資金等の融資もありますので,補助基準とともに各事業者へお知らせしています。 以上です。 ◎小野典生岡山っ子育成局長  14番,指定管理者との費用分担の項,日応寺自然の森の修繕費についてお答えします。 本市が指定管理者と交わしている基本協定書のリスク分担表で管理物件の損傷に対する修繕責任について不可抗力により生じた重大なものは岡山市が負担するものと規定しており,今回の被害は岡山市の負担で復旧を行っております。 以上です。 ◎中原貴美岡山っ子育成局保育幼児教育担当局長  8番目のうち私立保育園復旧補助についてお答えします。 私立保育園復旧補助の対象施設については,羽場議員にお答えしたとおりです。 以上です。 ◎赤坂隆産業観光局長  10の農林水産施設災害復旧についての項,まず自己負担についてですが,農地・農業用施設災害復旧事業の自己負担割合については,難波議員に御答弁したとおりです。 次に,増嵩申請をするのかという御質疑ですが,暫定法と激甚法に基づく増嵩申請については農家負担率の軽減につながりますので,災害査定終了後,国に対し確実に申請してまいりたいと考えております。 続いて,治山事業についてですけれども,北区と東区で市の治山事業の対象となる林地の崩壊が21カ所発生しており,そのうち17カ所の測量設計などの予算を計上しております。復旧方法については,今後測量設計を行った上でかご枠を用いた土どめ工や地表が露出した部分の緑化など現地の状況に応じた工法を検討することとなります。また,崩れていない箇所については,採択要件に当てはまれば可能な別の制度もありますが,今回の補正予算には含まれておりません。 続いて,用水の土砂撤去等についてですが,今回の7月豪雨災害で多くの農業用水路が土砂流入による被害を受けておりますが,こうした農業用施設の土砂撤去対策として用排水施設改良事業費1億3,540万円を本補正予算に計上しております。 続いて,14番目の指定管理者との費用分担のうち,牧山クラインガルテンについての御質疑ですが,指定管理者との協定において台風,豪雨,地震等の災害により発生した被害の修繕については双方協議することになっております。今回,協議を行い,市が負担する費用を計上しております。 以上です。 ◎堤修治産業観光局産業政策担当局長  13番目の中小企業支援についての項,豪雨災害に起因する設備等の廃棄についてのお尋ねです。 今回の補正予算は事業再建に取り組む事業者への支援ですので,設備廃棄等の経費は含んでおりません。 以上です。 ◎菅野和良教育長  3番目の就学援助及び学用品の支給についての項,まず何人分を想定しているか,積算根拠はというお尋ねですが,就学援助の積算根拠につきましては,各学校へ被災者数の調査を行い,約300人の児童・生徒が対象であるということを把握し,それに基づき算出しております。また,学用品につきましては,床上浸水の被害があり学用品を紛失した児童・生徒数を調査した結果,約250人を対象として算出しております。 次に,被災者全員への周知はどうか,申請がなくても対象にできるのではないか,また現時点での申請件数はとのお尋ねでありますが,周知につきましては市内小・中学校の児童・生徒全員にチラシの配付等により対応しております。また,申請につきましては,岡山市就学援助規則に基づき申請主義を原則としております。現時点での申請件数は,市民ネットの羽場議員にお答えしたとおりであります。 以上です。 ◎門田和宏環境局長  災害ごみの撤去,処理についての御質疑に順次お答えいたします。 まず,どういう処理業者にどういう積算で委託するのかとのお尋ねですが,災害ごみの種類や処理内容によって異なりますが,適切な処理単価を設定し,見込まれる処理量を乗じる等の積算を行った上で一定の処理期間内に適切に処理する能力を有している事業者を選定しているところです。 次に,リサイクル率の目標は設定するのかとのお尋ねですが,災害ごみの大半は可燃性と不燃性の粗大ごみの混合ごみであるためリサイクル率の目標設定は困難ですが,仕様書において可能な限りリサイクルするよう求めております。 それから最後に,東部リサイクルプラザと東部クリーンセンターの委託費についての御質疑ですが,両施設に係る補正予算は災害ごみの仮置き場の運営に係る経費となっております。具体的には搬入車両誘導のための警備業務や重機を使った災害ごみ分別業務などで,作業日数で積算を行っております。 ◎林恭生都市整備局長  住宅の応急修理について順次お答えいたします。 対象が800件となっている理由についてですが,国の公表データをもとに罹災証明書発行見込み数1,100件の7割程度を住宅応急修理の実施予定件数としたところです。 それから次に,被災者からどのような声が届いているのかというお尋ねです。 窓口や電話での問い合わせ時に制度がわかりにくい,使いづらい,58万4,000円が給付されるのではないのかなどの声はお聞きしております。 次に,上乗せをしないのか,それから断熱材や建具は対応できないのかというお尋ねです。 上乗せについては,公明党の磯野議員にお答えしたとおりです。また,修理の対象範囲については市民ネットの羽場議員にお答えしたとおりですが,床の断熱材やトイレの建具等については対象となる場合もあり,個別に判断しております。 次に,制度の周知についてですが,広報紙,「I LOVE OKAYAMA」,新聞等で周知を図ってきましたが,今後の対応としましては申請されていない対象者に対して個別に連絡するなど制度の周知を図ってまいりたいと考えております。 この項最後に,半壊になっていないとこの制度が使えない,手を差し伸べるべきではないかというお尋ねです。 被災者の方が日常を取り戻すための支援については,被災者生活再建支援法の支援制度の拡充について指定都市市長会を通じて国へ提言しているところです。 続いて,土木施設の災害復旧についての項,側溝の清掃についても予算化しないかというお尋ねです。 ごみや泥が堆積した側溝の清掃費用については今回の補正予算に計上しております。 以上です。
    ◎栗田泰正都市整備局都市・交通・公園担当局長  11番目,その他市有施設の災害復旧について,百間川緑地に関する3点の御質疑に一括してお答えいたします。 百間川沿いには旭川ダムの放流を伝える施設は設置されておりませんが,岡山市水防計画ではダム放流時に百間川へ流入が予想される場合,関係部署が百間川両岸で巡回広報することとしております。また,百間川緑地指定管理者による巡回,注意喚起を行っており,7月の豪雨の際も巡回広報や注意喚起を行いました。また,旭川からの放水により本市が管理する百間川緑地の施設に被害が発生するおそれがある場合には,指定管理者との協定の中で本市の指示によりトイレなど工作物の一時撤去を行うこととしております。しかしながら,今回の豪雨については7月5日になって記録的大雨が予想されたため,一時撤去に要する時間が確保できず対応はできませんでした。今後は河川管理者,指定管理者等との連携をより密にし,情報を共有しながら巡回広報や注意喚起の強化,施設の一時撤去について適切に対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  9番,土木施設の災害復旧についての項,河川6カ所の場所と内容については自民党の難波議員にお答えしたとおりです。 次に,しゅんせつについてですが,箇所については自民党の難波議員にお答えしたとおりです。今回の豪雨により土砂が堆積し通水を阻害している箇所について,堆積土を除去し通水断面を確保するものです。補助災害採択要件に届かないが除去しておかないと二次災害が発生するおそれのある箇所を市単独費で行うものです。なお,県においては適切に管理されているものと考えております。 それから,12,防災対策の強化についての項,排水ポンプの設置について一括してお答えします。 これまで平成23年台風12号により広範囲に浸水被害のあった地区を中心に対策を進めてきているところですが,御南・陵南地区についても浸水被害があったことから,被害調査,地元への聞き取り,測量等を実施してきました。今回の7月豪雨により床上浸水227戸,床下浸水2,620戸の大きな浸水被害があったことからポンプ場整備を前倒しして実施することとし,追加補正予算を提案したところです。今年度実施している浸水シミュレーションによりポンプ場の位置や排水能力を決定することとしており,その後実施する基本設計で概算の事業費を算出することとしております。また,来年度新たな排水区を都市計画決定する予定としています。 なお,ポンプ場整備については,事業を推進する立場から完成は平成36年度ごろという見通しは持っていましたが,計画という形で確たるものにまとめていたわけではありません。このため,公表に至っていなかったものです。 次に,シミュレーションについてですが,浸水シミュレーションとは,地形情報や既存用排水路の排水能力等を把握した上で一定の雨を降らせた場合の浸水範囲や浸水深さを解析するものです。そして,複数の対策案を入力し対策効果を解析することで,できるだけ効率的なポンプ場の位置や能力を決定することができます。その他の浸水被害を受けた地区については,おかやま創政会を代表しての森山議員にお答えしたとおりです。 次に,可搬式ポンプの無償貸与についてですが,無償貸与により可搬式ポンプを配備する場合,その保管場所,設置場所,排水先の状況について調査,調整する必要があるため,今回の補正予算では計上に至っておりません。緊急の場合は各区のポンプユニットやリースポンプで対応してまいりたいと考えています。 次に,自費でポンプを借りた代金についてですが,共産党を代表しての田中議員にお答えしたとおりです。 以上です。     〔21番竹永光恵議員登壇〕 ◆21番(竹永光恵議員)  御答弁ありがとうございました。 再質疑に入る前に訂正なんですが,「日応寺自然の森」のことを「少年自然の家」と言ってしまいましたので,訂正させていただきます。 それでは,再質疑に入ります。 まず,災害見舞金のところなんですけれども,見舞金は床上の方が1.5万円でひとり暮らしなんですが,半壊のひとり暮らしの人は1万円なんです。床上のほうが大きくなっているというところで矛盾があるのではないかなと思って,そこのところはどう考えておられるのかというのをまず聞かせてもらいます。 それから,床下浸水の方をということで質疑させていただいて義援金からは出るということになったんですけれども,北区では803件,東区では560件も床下浸水の方がいらっしゃって,そのうち先ほども説明しましたけど被害の額が大きい車とか,クーラーとか,あと電気温水器だとかというような被害が出ているというところに対してはどういうふうにお考えなのかなと思って改めて聞かせていただきます。 例えば,広島市はこれは義援金で対応はしているんですけれども,外に置いてあった電気温水器とか給湯器が床下浸水の方で損壊しているということがはっきりしたら,罹災証明をもう一回とってもらって一部損壊として5万円を義援金から出しているということなんですが,これを見舞金の制度にかえて岡山市では今回義援金で全員対象でそのお金が出るわけなのでどういう状況かというのがわかると思いますので,キャッチしていただいてそういう被害が出ているところというのは改めて考えていただけたらなと思いますので,御所見をお聞かせください。 2番目の被災高齢者等の状況調査のところですけれども,これは高齢者だけではなくて全世帯訪問したんだということなんですが,被害状況のまとめからしてみると床上浸水が9月14日現在で3,286件なんです。この訪問調査は約1,850件を対象にしていると伺っています。これで全戸訪問したと考えていいのでしょうか。 それからあと私たちのほうも自分たちでもいろいろ訪問して聞いている中で災害ごみの未対応ということが結構出てきて,例えば個人事業主の方なんですが,地元の電器屋さんとか大工さんというのは自分も被災されていらっしゃるんですけれども,自分のことはそっちのけで町内の方への支援で直しに行ったりとか洗濯機とかを受け取りに行ったりとかというような方で,落ちついて今度は自分のところに行ったときにそういう災害ごみが出ているという方がおられるんです。事業者ということで社協のボランティアは手が出せないと言われたと言われていますので,そういう方々は具体的にボランティアでもつなげることができるのかというのを改めて聞かせてもらいます。 それから,先ほどボランティアにもつなぎますよという災害ごみのことを答弁していただきましたけれども,結構ピアノとかベッドとか機械の大きいのとかも出されているということなので,そういうことも含めてきちんと具体的にそれぞれつないでいただけるのかというのも改めて聞かせてください。市がよくきめ細かい支援とおっしゃっていますが,それが本当にできるのかどうかというのを確認させてください。 それと,こういう方々の場合,倉敷市や総社市では県の事業に手を挙げて支援していると聞いておりますので,岡山市としてはつなぐだけでいいのかどうかも含めて改めて御所見をお聞かせください。 それから,就学援助及び学用品の支給のところで,これはもう床下の人はだめだということでいいんですかね,確認です。 それと,先ほどの答弁で半分超えぐらいの方が申請していると聞いておりますので,全ての方に行き届くように改めて努力するということで決意を聞かせてもらえたらと思います。 それから,住宅の応急修理のところなんですけれども,先ほど磯野さんも言われましたけれども,被災からもう2カ月半たって,まだ1階は板張りのままで,もう最近は寒くなって2階で生活しているんだけれども下からスースー風が入ってくる,もうどうしてくれるんかというようなお電話が結構あります。何でこんなに時間がかかるんかというのが率直な声です。この前相談に来られた方では,見積もりも簡素化したいと答弁が続いているんですけれども,現実的には大工さんが申請して8回出し直したというふうのを聞いています。大工さんも音を上げそうだったけどやっときのう,やっときのうですよ,申請を受け付けてもらえたというお電話があったので,本当に大変だと思うんです。なので,熊本に至ってはまだできていないところも出ていると聞いていますから,岡山も同じようになってはいけないので,何度も答えておられますけれども,ぜひ簡素化と,みんな言われるんだけど,もとの生活に戻れるようにというのを冬が来ないうちに早くしていただきたいと思いますので,改めて答弁があればお願いします。 それから,半壊に至らないところに使えない制度が多いですのでリフォーム制度も含めて提案させていただいておりますので,改めて何かお考えがあればですが,もう一回確認させてください。 それから,ごみのところですけれども,もちろん災害ごみはいろいろごちゃまぜになって大変だと思います。業者さんに委託した後に処分量とかがはっきりして,処分量でそういう分けた実績を出すということになって,それでまた費用が変わったりするのかどうか,確認させてください。 それから,相談の窓口ですけど,上道でも引き続きしていますよということですが,ワンストップで,まだ車もない方がおられて上道に行ってまた区役所へ行ってくれみたいなことになってはいけないので,そこは確認させてください。 それから,社会福祉施設のところなんですけれども,自己負担ができない方は融資も含めて紹介しますよというふうなことだったんですが,これ障害者の施設には自己負担がないと伺ってはいます。それは何か障害者の施設,保育園で仕分けとか基準とかが違うのかというのも確認も含めてもう一回お答えください。さっきの自己資金がない方の場合は融資だけしか道がないのかも含めてお答えください。 それから,ポンプをいろいろ配置するということですが,東区では具体的にポンプの整備というのがどこか決まっているのかどうかも含めてもう一回確認させてください。 農林水産施設災害復旧事業,これ増嵩申請すれば農家の負担軽減になるということですので,ぜひ頑張っていただけたらと思います。 あと,用水の土砂撤去もここでたくさん予算をつけていただいているというのはありがたいんですけれども,箇所づけというのは申請ありきなのかというのを改めて確認させてください。 それから,笹ケ瀬川のところなんですが,2年早めるというところは,改めてどういうふうな位置づけになったのかと。今まで計画がないところでいろいろ進められてきたので,今回こういう大災害があり,ちゃんと調査し地元のことも含めて考えて早目に予算がついたというのはわかるんですけど,どういうふうな位置づけ,計画とかどういう方針で位置づけられて,そのことを市民にどう伝えていくのか,説明会をするのかとかというようなことも含めてお答えください。 以上で2回目の質疑を終わります。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎田中利直危機管理担当局長  上道地域センターの関係ですが,上道地域センターでは被災者の方々の負担軽減を図るためにこれまでも取り次ぎや各種の案内をさせていただいておりますので,引き続きそういった体制で対応したいということでございます。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  まず,災害見舞金についてなんですけれども,半壊の場合の1人世帯は1万5,000円になります。床上浸水と同額になります。 あとそれから,先ほども答弁しましたが,今回は災害救助法が適用された大規模な災害であっても対象とするということで大きく方針転換して範囲を広げたところでございまして,これ以上の対象の拡大というのは考えておりません。広島市などの支給の方法というのは,土砂災害とか今までの積み重ねでいろんな工夫をされているんだと思います。今後,そういう状況をいろいろ調べて,どういう見舞金の支給方法があるのかということは検討してまいりたいと思います。 あとそれから,高齢者の実態調査については,先ほど御答弁したとおり保健師が具体に把握している床上浸水世帯を訪問することとしておりまして,その中で情報とかが入れば範囲を広げてということも考えられるんですけど,まずはこういう把握をしているところについて対応しております。 それから,ごみ処理の問題など個別の状況については,いろんな支援組織等をつないだり会議で検討したりする中で協議して最適な支援につなげてまいりたいと思います。 あと,福祉施設の被災の補助についてなんですけれども,先ほども申しましたとおり制度の詳細はまだ決まっておりません。対象となるところがあるかどうかという国の調査に対して手を挙げているところでございまして,国と協議してしっかりその範囲についてはできる限り対象になるように努力していきたいと思います。 あとそれから,資金については繰り返しになりますが,その融資,いろんな制度等を紹介しながらどういう形でできるかというのを考えていきたいと思います。 以上です。 ◎中原貴美岡山っ子育成局保育幼児教育担当局長  事業者の負担は4分の1ということで,今回被災された事業者さんでは幸いにも保険に入られていたとお聞きしております。 ◎赤坂隆産業観光局長  用水の土砂撤去についてですけれども,地元からの通報あるいは職員が現地を確認したりとかということで今回の補正予算を上げさせていただいております。 ◎菅野和良教育長  就学援助及び学用品の支給については,議員御理解のとおり床下は対象外であります。対象となる皆様にはこうした支援の情報が行き届くよう引き続き努力してまいりたいと思っております。 以上です。 ◎門田和宏環境局長  処理量があらかじめ見込みにくいものにつきましては基本的には単価契約を行っておりますので,その処理量に応じて支払いするということになります。 ◎林恭生都市整備局長  住宅の応急修理ですけれども,できるだけ早くできるように努力していきたいと思います。それから今,半壊の住宅についても被災者の生活再建支援法の対象となるように指定都市の市長会を通じて国へ提言しておりますので,強く求めていきたいと思います。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  1点,東区へのポンプの配備箇所ですが,これにつきましては可搬式ポンプということで通常は東区役所の所管している倉庫に保管した上で緊急時にそこから現地のほうへ持っていくという形になります。 それから,笹ケ瀬川のポンプについてですが,これにつきましては以前から本会議の中で何度も御質問いただき,御答弁の中で浸水対策の検討あるいは推進をしているということをお伝えしてきたところです。今回,7月豪雨により災害もあったことで前倒しするということにしたところです。今後,計画を策定していくに当たり,必要に応じて市民等への説明もしていきたいと考えております。     〔21番竹永光恵議員登壇〕 ◆21番(竹永光恵議員)  ありがとうございました。 見舞金のところ,床上と同額になりますというところは矛盾を感じませんかと,ひとり暮らしでも私に相談があった方は親御さんの家をそのままもらって大きなおうちに一人で住んでおられたりということもありましたので,同額というのは矛盾ではないでしょうかということが聞きたいので,もう一回確認させてください。 それから,広島市の場合,今までの積み重ねでということを答弁されました。災害救助法というのが想定外の事態に直面したときのための法律で,今までの積み重ねとかそのときの対象だとか多種多様な災害に合わせていろいろバージョンアップしていたり,基準も特別基準まで認めるという内容なので,今岡山であったことをどうするのかという立場に立って何ができるかというのをもう一回この補正も機に考えていただけたらと思いますので,御所見があればお願いします。 以上です。 ありがとうございました。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  同額というのをどう判断するかということですが,額が少なければ矛盾と思うかもわかりませんけれども,同額というのは考え方としてはあるんじゃないかなと思っております。 それから,見舞金だけでなく災害対応についての他都市での状況などはよく研究して検討して,どういう方法が一番対応としていいのかということを引き続き考えていきたいと思います。 以上です。 ○宮武博議長  以上で竹永議員の質疑は終わりました。(拍手) 以上で質疑を終わります。 つきましては,日程第3の案件は,お配りいたしております付託案件表のとおり,所管の委員会に付託いたします。      ───────────── ○宮武博議長  この際議事日程の追加についてお諮りいたします。 特別委員会の設置についてを日程に追加し,議題といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ──────〇────── △追加日程  特別委員会の設置について      ───────────── ○宮武博議長  委員会の名称,委員定数及び付議事件を職員に朗読させます。 ◎森安章浩議事課長  朗読いたします。 特別委員会の設置について。 委員会の名称,委員定数,付議事件の順に朗読いたします。 平成30年7月豪雨災害対策等調査特別委員会 16人  1 被害の概要と特徴及び災害対策本部等の対応    や課題に関する調査  2 被災者支援等に関する調査 なお,調査の期間は,調査が終了するまでとなっております。 以上でございます。 ○宮武博議長  ただいま朗読しましたとおり決定いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 続いてお諮りいたします。 ただいま設置されました特別委員会の委員の選任につきましては,岡山市議会委員会条例第4条第1項の規定により,議長が指名いたしたいと思います。 職員に氏名を朗読させます。 ◎森安章浩議事課長  朗読いたします。 平成30年7月豪雨災害対策等調査特別委員会(定数16人)               成 本 俊 一議員               森 田 卓 司議員               千 間 勝 己議員               難 波 満津留議員               二 嶋 宣 人議員               岡 崎   隆議員               則 武 宣 弘議員               中 原 淑 子議員               竹之内 則 夫議員               河 田 正 一議員               竹 永 光 恵議員               下 市 このみ議員               小 林 寿 雄議員               森 山 幸 治議員               東 原   透議員               赤 木 一 雄議員 以上でございます。 ○宮武博議長  ただいま朗読いたしましたとおり,決定いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,ただいま朗読いたしましたとおり,選任することに決定いたしました。      ───────────── ○宮武博議長  お諮りいたします。 委員会審査のため,明9月21日から9月26日までの6日間,本会議を休会いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○宮武博議長  次の本会議は,9月27日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。      午後3時3分散会...