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09月11日-06号

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  1. 岡山市議会 2017-09-11
    09月11日-06号


    取得元: 岡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    平成29年 8月定例会    平成29年8月定例岡山市議会    議 事 日 程  第6号       9月11日(月)午前10時開議第1 個人質問 甲第136号議案 平成29年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について 甲第137号議案 岡山市ウェルポートなださき条例の一部を改正する条例の制定について 甲第138号議案 岡山市立公民館条例の一部を改正する条例の制定について 甲第139号議案 損害賠償の額を定めることについて 甲第140号議案 市道路線の認定について 甲第141号議案 市道路線の認定について 甲第142号議案 市道路線の認定について 甲第143号議案 市道路線の認定について 甲第144号議案 市道路線の認定について 甲第145号議案 市道路線の認定について 甲第146号議案 市道路線の認定について 甲第147号議案 市道路線の認定について 甲第148号議案 市道路線の認定について 甲第149号議案 市道路線の認定について 甲第150号議案 市道路線の認定について 甲第151号議案 市道路線の認定について 甲第152号議案 市道路線の認定について 甲第153号議案 市道路線の認定について 甲第154号議案 市道路線の認定について 甲第155号議案 市道路線の認定について 甲第156号議案 市道路線の認定について 甲第157号議案 市道路線の認定について 甲第158号議案 市道路線の認定について 甲第159号議案 市道路線の認定について 甲第160号議案 市道路線の認定について 甲第161号議案 市道路線の認定について 甲第162号議案 市道路線の認定について 甲第163号議案 市道路線の認定について 甲第164号議案 市道路線の認定について 甲第165号議案 工事請負契約の締結について 甲第166号議案 工事請負契約の締結について 甲第167号議案 事業契約の締結について第2 決第1号 平成28年度岡山市一般会計歳入歳出決算について 決第2号 平成28年度岡山市国民健康保険費特別会計歳入歳出決算について 決第3号 平成28年度岡山市用品調達費特別会計歳入歳出決算について 決第4号 平成28年度岡山市住宅新築資金等貸付事業費特別会計歳入歳出決算について 決第5号 平成28年度岡山市災害遺児教育年金事業費特別会計歳入歳出決算について 決第6号 平成28年度岡山市公共用地取得事業費特別会計歳入歳出決算について 決第7号 平成28年度岡山市財産区費特別会計歳入歳出決算について 決第8号 平成28年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計歳入歳出決算について 決第9号 平成28年度岡山市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計歳入歳出決算について 決第10号 平成28年度岡山市駅元町地区市街地開発事業費特別会計歳入歳出決算について 決第11号 平成28年度岡山市介護保険費特別会計歳入歳出決算について 決第12号 平成28年度岡山市後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算について 決第13号 平成28年度岡山市公債費特別会計歳入歳出決算について 決第14号 平成28年度岡山市立総合医療センター病院事業債特別会計歳入歳出決算について 決第15号及び甲第168号議案 平成28年度岡山市水道事業会計決算及び平成28年度岡山市水道事業剰余金の処分について 決第16号及び甲第169号議案 平成28年度岡山市工業用水道事業会計決算及び平成28年度岡山市工業用水道事業剰余金の処分について 決第17号 平成28年度岡山市病院事業会計決算について 決第18号及び甲第170号議案 平成28年度岡山市市場事業会計決算及び平成28年度岡山市市場事業剰余金の処分について 決第19号 平成28年度岡山市下水道事業会計決算について      …………………………………〇会議に付した事件 日程第1 個人質問      甲第136号議案~甲第167号議案 日程第2 決第1号~決第19号,甲第168号議案~甲第170号議案      ──────〇──────〇出席議員(45人)            1番  東     毅            2番  田 中 のぞみ            3番  林   敏 宏            4番  福 吉 智 徳            5番  柳 井   弘            6番  岡 崎   隆            7番  松 田 隆 之            8番  山 田 正 幸            9番  林     潤            10番  河 田 正 一            11番  竹之内 則 夫            13番  太 田 栄 司            14番  柳 迫 和 夫            15番  難 波 満津留            16番  千 間 勝 己            17番  川 本 浩一郎            18番  二 嶋 宣 人            19番  赤 木 一 雄            20番  藤 原 哲 之            21番  竹 永 光 恵            22番  中 原 淑 子            23番  松 田 安 義            24番  鬼 木 のぞみ            25番  高 橋 雄 大            26番  森 山 幸 治            27番  吉 本 賢 二            28番  森 田 卓 司            29番  東 原   透            30番  小 川 信 幸            31番  成 本 俊 一            32番  松 島 重 綱            33番  則 武 宣 弘            34番  田 尻 祐 二            35番  磯 野 昌 郎            36番  羽 場 頼三郎            37番  下 市 このみ            38番  楠 木 忠 司            39番  小 林 寿 雄            40番  和 氣   健            41番  三 木 亮 治            42番  鷹 取 清 彦            43番  礒 谷 和 行            44番  浦 上 雅 彦            45番  田 口 裕 士            46番  宮 武   博      …………………………………〇欠席議員(0人-欠員1)      ─────────────〇説明のため出席した者       市     長  大 森 雅 夫       副  市  長  繁 定 昭 男       副  市  長  佐々木 正士郎       危機管理担当局長 田 中 利 直       市 長 公 室 長  福 井 貴 弘       政 策 局 長  鉄 永 正 紀       総 務 局 長  河 野 広 幸       財 政 局 長  那 須 正 己       市 民 生活局長  荒 島 茂 樹       市 民 協働局長  江 田 美 幸       保 健 福祉局長  森 安 浩一郎       岡山っ子育成局長 田 中 克 彦       環 境 局 長  山 上 晃 稔       産 業 観光局長  山 本 修 司       産業観光局産業政策担当局長                堤   修 治       都 市 整備局長  大 杉   誠       都市整備局都市・交通・公園担当局長                林   恭 生       下水道河川局長  桐 野 眞 二       水道事業管理者  今 川   眞       市場事業管理者  田 淵   薫       消 防 局 長  東 山 幸 生      選挙管理委員会       委     員  若 林 昭 吾      監 査 委 員       委     員  岸   堅 士      人 事 委 員 会       事 務 局 長  大 森 祥 治      農 業 委 員 会       第一農業委員会会長職務代理者                柴 田 一 郎      教 育 委 員 会       教  育  長  菅 野 和 良      ─────────────〇出席した議会事務局職員       局     長  眞 茅 純 一       統 括 審 議 監  矢 木 広 幸       総 務 課 長  吉 川   乃       議 事 課 長  中 野   光       調 査 課 長  山 本 和 広      午前10時0分開議 ○宮武博議長  皆さんおはようございます。 これより8月定例市議会第6日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は42名であります。      ───────────── ○宮武博議長  会議録署名議員に,河田議員,千間議員のお二人を指名いたします。      ───────────── ○宮武博議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。      ──────〇────── △日程第1  個人質問 甲第136号議案~甲第167号議案      ───────────── ○宮武博議長  日程に入ります。 日程第1は,個人質問並びに甲第136号議案平成29年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下32件の議案についてであります。 これらを一括上程し,個人質問を行います。 それでは,順序に従いまして鬼木議員。     〔24番鬼木のぞみ議員登壇,拍手〕 ◆24番(鬼木のぞみ議員)  皆さんおはようございます。 もうすっかり秋で,やっぱり食欲の秋を楽しんでおりますけれども。今回の議会質問項目を見ますと,イノシシという文字がない珍しい議会になっているなと思っておりますが,もしかして今から出てくるのかもしれません。ことしの夏は,私の周りの猟師の方によると,イノシシの出没が多かったということで,課題もいただいております。皆さんの周りではいかがでしたか。 では,まず初めに1,国際交流について。 8月議会の大森市長の所信表明で,8月議会直前に韓国・蔚山広域市で開催された第19回日中韓3か国地方政府交流会議に大森市長が前開催都市の市長として出席されたことを知りました。そして,翌31日の岡山市長メールマガジンにて,参加して印象に残った2点を書いておられ,私は感銘を受けました。 1つ目は,韓国で岡山市との交流を望む声が年々ふえてきている。3年前のESDに関するユネスコ世界会議を初めこれまでの地道な情報発信が功を奏し,岡山市が注目されるようになったと実感したこと。 2つ目は,文正仁大統領統一外交安保特別補佐官の基調講演での発言。文氏は,会議当日にも北朝鮮が弾道ミサイルを発射した事実を踏まえ,北東アジア地域の平和と安定のためには,日中韓3カ国が互いに覇権主義と民族主義を抑えていくことが重要で,市民に最も近い地方政府間の交流が国家間の関係を深める鍵になると訴えられたこと。 市長は,市民レベルの交流が国を越えた平和と安定につながることを信じ,今後とも実りある交流を続けていきたいと結ばれています。 (1)今年度のテーマは,産業と観光の融合・複合,エコシティー環境づくり,少子・高齢化への政策的努力と時宜を得ているものです。改めて今回市長が参加されての感想,国を越えた平和への思いをお聞かせください。 (2)これらのテーマは,岡山市政に深くかかわるものだと考えます。これからは,職員の皆さんの研修においても,外国での実践が視野に入ってくると考えられます。岡山市としての今後の参加についてはどのようにお考えですか。 (3)富川市,また富川市以外も含めて韓国から岡山への行政視察は,国際課が携わったものだけでも昨年度は15回,今年度は予定も含めて13回ということです。多いことに感心しています。テーマとしては,桃太郎まつり,芸術,文化,スポーツ,ESD,環境,高齢福祉とのことです。 私は,7月の終わりにソウル市を中心とした韓国の政策を学ぶために韓国に視察に行きました。コミュニティー育成支援,地方自治体としての労働政策,教育費に対する負担感軽減アウトリーチ福祉など,私たちと同じ課題に向き合った自治体運営をしておられ,互いに学び合うことは多いと感じました。 これからの関係は何を目的やテーマとし,どのようなあり方が望ましいと考えられますか。 (4)ESDは,岡山市が世界に発信している大きなテーマです。持続的に顔の見える直接的な発信,国際交流を積み上げていくことの意味,効果をどうお考えですか。ESD推進課,公民館,学校教育などどのような取り組みをしておられ,その評価と今後への展望をお聞かせください。 (5)今年度も10月にはESDの優良事例を表彰するESD岡山アワード2017の国内外の受賞者を招いてESDフォーラムが行われる予定です。この国際的な機会を活用して,岡山子どもESDフォーラムも行われます。これらの概要を教えてください。 2,人に優しい人権尊重のまちづくり。 (1)岡山市自殺対策計画について。 岡山市は現在,岡山市自殺対策計画を策定中です。2016年3月に自殺対策基本法改正され,市区町村は政府がつくる自殺総合対策大綱などを勘案して自殺対策計画の策定が義務づけられました。政府は,2017年7月に大綱を閣議決定しましたが,岡山市の素案と比べて大綱はきめ細かく言及しているように思います。中でも大綱見直しのポイントの中に,自殺対策の現場だけではなく,自殺の要因となり得る生活困窮,児童虐待,性暴力被害,ひきこもり,性的マイノリティー等,関連の分野においても連携の取り組みが展開されていることからと要因が並べられていますが,岡山市の素案の中には,児童虐待という言葉はなく,犯罪被害者という言葉はありますが,性暴力被害への言及はありません。また,性的マイノリティーについては,人権啓発の概念としてLGBTという言葉だけの記載が一度あるのみです。 プラウド岡山というLGBTの当事者グループが岡山市と協働で行った学校生活に関するアンケート調査によると,46%が自傷行為を経験し,64%がもう生きていたくないと思ったことがあるということです。政府の大綱では,性的マイノリティーについては,自殺念慮を抱えるとたびたび言及した上で,啓発とともに学校や職場での取り組みが述べられています。また,児童虐待に当たっては,児童相談所相談体制強化社会的養護の充実,性犯罪・性暴力被害については精神的負担軽減居場所づくりなどの支援の取り組みが書かれています。 岡山市で自殺された方は,2014年に102人,2015年には120人。当事者,御家族の方の心中を思うと,一人でもつらいのに,こんなにいらっしゃるのかと愕然としました。素案の基本理念にあるように,誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指すためには,地をはうようにきめ細かい施策が求められているのではないでしょうか。 ア,法律ができて以降の10年間,全国的にも,また岡山市でも自殺者数はやや減ってきています。素案には,現状としての数字が並んでいますが,取り組みの分析や評価が述べられていません。問題点,補足すべき点は何でしょうか。 イ,児童虐待,性暴力被害性的マイノリティーに言及すべきではないですか。大綱と照らして,他にも補足すべき事項はありませんか。推進体制における連携機関はさらにふえるのではないですか。 (2)性的マイノリティーについて。 性的マイノリティーについては,第六次総合計画,第4次さんかくプランに言及され,岡山市としても啓発活動を中心に取り組み,職員研修が進められています。さんかく岡山で相談を受けているということです。 ア,私は,この夏に大阪市,そして淀川区の視察を行いましたが,淀川区がLGBT支援宣言をしたとき,内外から大きな反響があったそうです。「行政が支援しますというメッセージを発信し続けてくれると安心して過ごせます」,「今まで何度も死のうと思ったが,淀川区のLGBT支援宣言によってようやく明るい光が見えてきたかも」,「淀川区民でよかった」などです。LGBT支援宣言は,自殺予防にもつながります。これまでの議会でさまざまな議員の方が提案しておられますが,岡山市もLGBT支援宣言をしませんか。懸垂幕を掲出しませんか。広報紙に特集をしませんか。 イ,大阪市は,ホームページ上にLGBT支援サイトを持っています。改めて岡山市のホームページを見ましたら,教育委員会指導課のお知らせのところに,「先生に知ってもらいたい多様な性」パンフレット公開についてと1行あるだけです。さんかく岡山で相談を受けていることもわかりません。ぜひLGBT支援サイトをつくり,ホームページでも啓発を行い,相談窓口も明記し,苦しんでいる人がつながりやすくしてください。 淀川区では,働きやすい区役所を目指して,職員LGBT相談窓口をつくっています。岡山市ではどのような状況ですか。 ウ,大阪市役所の多目的トイレには「どなたでもご自由にお使いください」の表示がありました。岡山市役所の多目的トイレにも小さく書かれています。岡山市の市有施設の多目的トイレに掲示していきませんか。 (3)人権基本計画の改定に当たって。 今年度,2003年に策定された人権教育及び人権啓発に関する基本計画の改定作業中です。基本計画において,施策展開している性別,子ども,高齢者,障害者,同和問題,外国人市民ハンセン病患者・回復者及びHIV感染者への差別や偏見については,主要な人権課題として認識されていますね。また,新しく認識されている課題として,岡山市第六次総合計画では,性的マイノリティーについて言及しておられますが,主要な課題として検討されていますか。 2003年以後の人権状況についてどのように捉えておられますか。2003年以後,人権にまつわって制定された法律や計画について教えてください。 3,新斎場について。 新斎場の都市計画決定が行われました。腑に落ちない点はたくさんありますが,幾つか確認のために質問します。 (1)6月14日と26日に可燃性ガス等調査が行われました。上段,中段とも酸素濃度と二酸化炭素濃度が目安値を超えていますが,危険ではないのか。どんな留意が必要なのか。 (2)富吉町内会臨時総会決定について。 2012年2月より岡山市は馬屋上学区の三和地区の候補地の検討について打診していたが,9月1日に賛成できないという回答が三和町内会から岡山市に届きます。そして,わずか2週間後の9月15日に岡山市は,馬屋上学区連合町内会の4町内会長に三和地区内の土地を断念することとあわせて,富吉の産廃処分場跡地を候補地として検討することについて,地元の意向を打診してもらう要請をします。そして,わずか2週間後の9月29日に,岡山市からは一度も地元への説明会や説明書配布が行われることなく,富吉町内会臨時総会が行われ,候補地として検討することに同意することが可決されました。なお,臨時総会の案内は,わずか5日前の9月24日付で行われています。最も近い地元住民の方には,そんな重要な総会であることを知らない方もおられました。 岡山市の火葬場という施設を建設するに当たって,妥当で公正な手続と言えるのでしょうか。改めてこの経過を御承知か,また妥当だと思うか,お聞きします。 (3)岡山市は,候補地決定に当たっての条件の内容をどこでどのように決められたのですか。富吉町内会だけの同意なのか,隣接町内会なのか,馬屋上学区4町内会の同意なのか。 (4)現在行われている裁判の控訴審では,原告側が依頼した不動産鑑定士は,産業廃棄物による汚染の懸念と地盤が軟弱である点等を総合的に加味した結果,資材置き場太陽光施設等の敷地が最有効使用と判定し,鑑定評価額を6,730万円としました。住民側は,3億3,900万円余りの返還を求めていますが,産廃を攪拌してつくる重たい斎場と,資材置き場太陽光施設とどちらが適正だと思いますか。 (5)候補地に最も近い住民との話し合いは丁寧に行われていると言えますか。調査結果や岡山市の新斎場建設への進捗状況を伝えていますか。話し合いの希望や不明なことがあれば当然話し合いますよね。 以上です。 よろしくお願いします。(拍手) ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  皆さんおはようございます。本日もよろしくお願い申し上げます。 私は,鬼木議員の最初の質問ですね,第19回日中韓3か国地方政府交流会議に参加しての感想等々でありますが,実は私,会議に参加させていただいて,講演を聞く中で驚いたのは,御指摘のように文正仁大統領統一外交安保特別補佐官の発言でありました。日中韓のさまざまな関係者がいる中で,余り思い切った発言はしないのではないかなと私は思っていたんですけども,冒頭から民族主義,そして覇権主義について否定的な考えを出され,そして地方団体の交流の重要性についてるるおっしゃっておられました。 今回の本会議においても,平和を祈るということについて,多分皆さんそうだと思うんですが,そのアプローチというのはそれぞれの方で異なってくる面もあるんだろうなと思っております。ただ,必要なことは,自分で今できるものは一体何なんだろうということを考えて実践していくことじゃないかなと思っております。そういう面では,地方団体の交流を積極的にやり,草の根交流によってそれぞれに意思疎通を図り,平和につながっていく,そういったことが重要なんだなというのは,こういう話を聞いてより一層感じたところであります。 もう一つ,非常に慌ただしい会議だったんですけども,ソウル特別市道峰区の区庁長さんがどうしても会いたいという話をされました。無理無理30分ぐらいの会談をとったんですけれども,やはりそこではESDのこと,また岡山の文化のこと,そういったことをいろいろと向こう側から積極的に話されまして,11月にはぜひ行きたいと。じゃあ日程はどうなんですかと言ったら,こちらに合わせるというようなところまでおっしゃっておられた。そういうことで,ESDの世界会議,そして昨年岡山での日中韓の会議,今回の会議のようなものが与えている影響というのが多いんだなと直感的に感じたところ,国際課のキムさんと話をしていると,「市長,このごろ韓国からの問い合わせがすごい多いんです」と言う。ちょっと具体的に聞いてみましたら,韓国の都市からの行政視察などに関する問い合わせは,平成27年度が7件,平成28年度が16件,平成29年度は現在までで16件ということで,年々ふえてきています。そういう面では,毎年何らかの形で発信していっているのが効いてきているのかなと思っております。今月も佐々木副市長を団長とする,団長というか少人数ですから団長にならないのかもしれませんけども,学習都市に関する国際会議がアイルランドで開かれます。アジアからも相当数の方が行かれるわけでありますが,そういった場でも岡山のさまざまな動きに関して発信して,より緊密に接触しながら平和につないでいければ,そしてお互い緊密になること自体がさまざまな面でプラスになってくるんじゃないかなと思っているところであります。 私からは以上です。 ◎江田美幸市民協働局長  同じ項,日中韓3か国地方政府交流会議への今後の参加についてどのように考えるかという御質問でございます。 日中韓3か国地方政府交流会議では,時宜に合ったテーマについて各国都市の考え方や施策を知ることができることから,国際交流の視点だけではなく,岡山市の重要施策や課題と共通するテーマで会議が開催される場合は,今後も参加を検討してまいりたいと考えております。 次に,これからの海外との交流は何を目的やテーマとし,どのようなあり方が望ましいかとのお尋ねでございます。行政間の交流としましては,共通の施策や課題をテーマとし,お互いの考え方や取り組みを学び合い,課題解決を図っていくことが重要と考えております。同時に,海外都市とのさまざまな交流を通して,岡山市の魅力や取り組みを発信することにより,都市イメージを高めることにもつながっていくものと考えております。 また,行政のみでなく,民間を含めて経済,文化,スポーツ等の幅広い分野において市民レベルでの交流が深まるよう,市民協働の視点を大切に,関係する方々に御協力いただきながら引き続き交流を進めてまいりたいと思います。 続いて,ESDの直接的な発信,国際交流について評価と今後の展望はとのお尋ねでございます。 ESDに係る海外への発信としましては,優良事例を顕彰するESD岡山アワード事業があります。このうちグローバル賞は,海外の事業も対象にしており,インターネットなどで広く世界に応募を呼びかけます。今年度は,44件の応募のうち43件が海外の事業でした。授賞式には,受賞者の方を招聘し受賞事業の発表とともに岡山のESD活動団体との交流も行います。また,岡山市がユネスコやRCE──ESD推進のための地域拠点──などの国際会議に招集された際には,出席した職員がワークショップに参加したり岡山の取り組みの発表を行うなど,さまざまな国の参加者と直接交流しています。日ごろは電子メールやインターネットを介したやりとりを行っていますが,直接顔を合わせることでより深い相互理解につながり,その後の円滑な交流,発展に資するものと考えており,今後もこのような取り組みを続けてまいりたいと考えております。 この項最後ですが,ESDフォーラムについてです。 さまざまなESD活動に取り組む組織や団体の方々が集まり,岡山地域,また世界の持続可能な社会づくりについて話し合う場として,10月21日にESDフォーラムを開催いたします。このフォーラムでは,ESD岡山アワードの岡山地域賞受賞候補団体やグローバル賞受賞団体の方々が一堂に集まり,国内外の優良取り組み事例を発表し,パネルディスカッションなどを行う予定です。また,ESD岡山アワード2017の授賞式を行うほか,ESD活動団体のポスター展示も行います。ESDフォーラムは,市民がさまざまなESD活動について情報を共有するとともに,諸外国の課題や実情を知り,国際理解を深めることができるよい機会になっていると考えております。 以上です。 ◎菅野和良教育長  同じ項,まずESDについての公民館や学校での取り組み,またその評価と今後の展望についてのお尋ねですが,岡山市の公民館では韓国やインドネシア,パキスタンなど海外からの視察を受け入れた際に,公民館の取り組み事例の紹介やクラブ講座への参加などを通じて交流を図っております。学校におきましても,海外の学校とインターネットを利用して互いの伝統文化を紹介し合ったり,留学生を学校に招いて文化交流をしたり,NPO団体を通した海外への支援活動を行ったりするなど,国際理解をテーマとしたESDに関する取り組みをふやしてきております。こうした取り組みは,異文化理解を進め国際感覚を高めるとともに,地域課題の解決にもつながっていくものと考えており,今後とも継続してまいりたいと考えております。 次に,岡山子どもESDフォーラムの概要でありますが,子どもたちのESDをテーマとした発表,子ども同士の交流の場として10月20日に岡山子どもESDフォーラムを開催いたします。本フォーラムでは,岡山市の子どもたちが自校のESDの実践を発表するとともに,子どもたち同士のディスカッションの時間を設けて交流を進める機会にしようと考えております。また,海外から来られたESD岡山アワード受賞者の方をお招きして,子どもたちの実践への講評をいただく予定にしております。 本フォーラムの実施によりまして,学校のESDに係る取り組みを多く市民の方々に知っていただくとともに,海外の方との交流を通して子どもたちの今後の取り組みへの意欲を喚起する場にしたいと考えております。 以上でございます。 ◎河野広幸総務局長  2,人に優しい人権尊重のまちづくりについての項,性的マイノリティーについての中,職員LGBT相談窓口の設置についてお答えいたします。 職員からのLGBTなど性に関する悩みなどの相談につきましては,給与課及び本庁9階健康管理室に保健師及び看護師を配置して,職員からの相談に応じております。今後とも職員の相談窓口の周知を図り,職員が安心して仕事ができる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◎江田美幸市民協働局長  同じ項,性的マイノリティーについての中,LGBT支援宣言や懸垂幕,広報紙による啓発をしては,ホームページで相談窓口を明記してはとの御質問にお答えします。 社会生活を送る上でさまざまな悩みを抱える性的マイノリティーの方への支援を進めるために,性の多様性について社会全体の理解促進に向けてさまざまな啓発に取り組んでいます。今年度は,全市的な啓発として憲法週間「市民のつどい」で性的マイノリティーを取り上げるとともに,男女共同参画推進週間のイベントとして当事者の方による対談「LGBT~あなたの存在が『宝』」を開催しました。今後も引き続き広報紙の活用なども含め,効果的な手法を工夫しながら啓発に取り組んでまいります。 また,性的マイノリティーの方からの御相談につきましては,さんかく岡山におけるさまざまな御相談の一つとして受け付けており,必要に応じて専門機関を紹介するなどの対応をしているところです。悩んでいる方にわかりやすく情報提供するために,ホームページ等の広報を工夫してまいりたいと考えております。 次に,市有施設の多目的トイレに利用しやすい表示をしてはという御質問です。 多目的トイレは,車椅子使用者だけでなく高齢者や小さな子どもを連れた方など多様な人が利用できるトイレです。性的マイノリティーの方にも気兼ねなくトイレを利用していただくために,昨年度当事者の方から表示方法について御意見をお聞きし,検討いたしました。その結果,どなたでも御利用いただけますという表示を本庁舎,分庁舎,保健福祉会館のうち,一部まだ表示がなかった多目的トイレに掲示したところです。今後も引き続き誰でも利用しやすいトイレの表示について,関係部署へ呼びかけてまいりたいと考えております。 次に,人権基本計画の改定に当たっての御質問に一括してお答えいたします。 議員が先ほど述べられました性別を初めとする問題は,現在も主要な人権課題と認識しており,その考えに変更はありません。また,性的マイノリティーについては,第六次総合計画前期中期計画に顕在化している人権課題の一つとして掲載しており,重要な人権課題と認識しております。 また,最近の人権に係る状況につきましては,LGBTなど性的マイノリティーに対する差別や偏見,パソコン,携帯電話,スマートフォンなどの普及に伴い増加しているインターネット上のいじめ問題などが顕在化するなど,人権課題は複雑多様化しており,また個別の人権課題と他の人権課題が深いかかわりを持つなど,人権課題に複合化も進んでいると認識しております。 平成15年以後に制定された人権に関する主な法律としましては,女性関連では女性の職業生活における活躍の推進に関する法律,子ども関連では子どもの貧困対策の推進に関する法律,いじめ防止対策推進法,高齢者関連では高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援等に関する法律,障害者関連では障害者虐待の防止,障害者の養護者に対する支援等に関する法律,障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律,同和問題関連では部落差別の解消の推進に関する法律,外国人市民関連では本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律,ハンセン病患者・回復者関連では,ハンセン病問題の解決の促進に関する法律などがございます。 また,平成15年以後の人権に関する国の計画については,人権教育・啓発に関する基本計画が平成23年に一部変更となっております。 以上でございます。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  同じ項,岡山市自殺対策計画についてです。 まず,問題点,補足すべき点についてですが,自殺の要因は健康問題,経済・生活問題,家庭問題,学校問題などさまざまで,これまでも各関係機関や部署で貧困対策や地域の支え合いの醸成,ネットワークの強化等に取り組んできており,これらの総合的な取り組みが中・長期的な自殺者数の減少など一定の成果につながったと考えられます。これまでの取り組みの検証を踏まえ,特に重点的に取り組むべき課題に対応するため,関係機関のネットワークの整備,世代の特徴に応じた施策の実施,自殺未遂者等ハイリスク者対策の充実の3項目を重点対策として取りまとめました。さらに,計画策定を機に,自殺対策をより円滑に推進するために推進体制を体制図として明記しました。 次に,児童虐待,性暴力被害性的マイノリティーへの言及,補足事項,連携機関についてです。 現在策定中の自殺対策計画案では,児童虐待は家庭問題に,性暴力被害は犯罪被害に包括して記述しているところですが,本年7月に国の新たな自殺総合対策大綱が示されたことから,それらも参考に自殺の背景としてより意識できるよう性的マイノリティーや児童虐待等についてどのように記載するか,計画策定の中で検討します。 また,連携機関については,推進体制にこれらの関係機関・部署を盛り込む方向で調整しており,運用については柔軟に対応していきたいと考えています。 以上です。 ◎荒島茂樹市民生活局長  3,新斎場について一括してお答えいたします。 まず,酸素と二酸化炭素の濃度の目安値についてですけれども,酸素と二酸化炭素は周辺の生活環境の保全に支障を生じるようなものではなく,ガイドラインに載っている目安値は,産廃処分場跡地の形質変更中に火災,爆発及び酸欠,中毒などを含む労働災害防止の措置を講じるための目安として設けられているものでございまして,掘削などの地下工事を行う際に換気などに留意することになります。 また,町内会の活動についての御答弁は,できる立場にないと考えております。 続きまして,候補地決定に当たっての条件の決定についてでございますけれども,これは下市議員にお答えしたとおりでございます。富吉町内会で同意いただけたことを判断材料としております。 続きまして,産廃跡地の土地利用についてのお尋ねでございますけれども,土地の取得に当たっては羽場議員にお答えしたとおり,定められた手続に従って適正に行っており,岡山市としては斎場として整備していきたいと考えております。 最後に,候補地に最も近い住民の方々との話し合いについてでございますけれども,新斎場に係る市からの回覧などでお知らせしておりますし,また要請があった場合は個別にお伺いして話し合いをさせていただいております。 以上でございます。     〔24番鬼木のぞみ議員登壇〕 ◆24番(鬼木のぞみ議員)  御答弁ありがとうございました。 大森市長がESDなどで海外に行かれて,そのときの感想をここで言われますが,私はいつも大好きで楽しみにして聞いておりまして,今回も平和に向けての思いというのを非常に痛感しまして,私もやっぱり自治体,市民レベルの交流というのが非常に大切な一番のベースになると思っていますので,これからもよろしくお願いしたいと思います。 それで,ことし1月,京山公民館でのESDフェスティバルのときに地元の小学校の児童がカンボジアの日本語学校の方が来られて交流したのがとてもすばらしく,お互いにとってよかったので,市内の実際に国際交流をしているところで直接出会う機会を与えるような仕組みとか,そういうことを支援してほしいというお話をお伝えになったと思うんですけども,私は顔と顔が見えることから生まれてくるものというのは物すごく大きいと思うんですよね。今,局長が市民協働も含めてと言われたんですけれども,そういういろんな方々の支援も受けながら,何とか体制が整っていかないかなと思っております。ぜひ御検討していただきたいんですが,市長か教育長のどちらかになるかと思うんですけれども,よろしくお願いしたいと思います。子ども海外派遣事業で友好都市とかにお互い行ったり来たりはあるんですけど,それはやっぱり行ける子どもたちだけに限られるので,何とか多くの子どもたちにできないかなと思いますので,よろしくお願いします。 あと岡山子どもESDフォーラムなんですけれども,これは国のグローバル人材の育成に向けたESDの推進事業として行われていますが,国の予算は今年度までなんですね。子どもたちのESDへの取り組みの発表の場として,また国際的にも出会う機会として大切な場だと思うんですけれども,何とか続けていくことはできませんか。 また,この国の事業を使って今たくさんのESDのベースになることをしておられますけれども,ぜひ持続的な取り組みになるよう検討をお願いしたいと思います。これは教育長のほうにです。 次に,2の人に優しい人権尊重のまちづくりで,岡山市の自殺対策計画についてですが,包括的に盛り込んであると言われたんですけれども,やっぱり一人の自殺者も出さないという地をはうような努力というのが大切だと思うんですよね。だから,どうやったらしっかりとその人がSOSを発信できるのか,そういうことも含めてきちっと計画に位置づけてほしいと思います。 性的マイノリティーの記述に当たっては,もう自殺念慮の割合が高いという言葉が大綱には3回も出てきます。岡山大学病院ジェンダークリニックによると,この自殺念慮の第1のピークは思春期なので,学校での対応が重要,また第2のピークは社会へ出る前後,就職や結婚などで困難を感じていると考えられるとのことです。だから,学校での取り組みとか企業や地域社会での理解が必要なので,やっぱり学校の中にもきちっと位置づけてほしいと思いますが,いかがでしょうか。 あと性的マイノリティーについてなんですけれども,これはどこが主管課として中心になって岡山市の中で取り組んでいかれるのか。大阪市では,大阪市長を本部長とする大阪市人権行政推進本部のもとに各区や課を取り込んで積極的に推進しているんですけれども,市長を本部長とする岡山市人権施策推進本部としてはいかがか,お聞きいたします。 次に,人権基本計画の改定に当たってのところですけれども,たくさんの法律がこの15年近くの間に出ていることがわかりました。もっともっとたくさんあるんですよね。一覧になるぐらい物すごい法律がありまして,これまでの主要なテーマのところでも,虐待のこととかいろいろ加えてどうやったらいいのかという新しい取り組みで出てきているので,人権の状況というのは絡まってということもありますけれども,解決をしっかりしていかないといけないような状況にもなっていると思いますので,みんなが命を大切にし,人権が尊重されるよう,それがベースですので,しっかりと取り組んでいただきたいと思います。 岡山市はおおよそ5年ごとに人権問題に関する市民意識調査というのをしていまして,2003年度以降は3回しています。2013年度には大きく内容を変えていて,市民の意識を問うには項目が少ないなと思ったんですが,気になった項目を2つ挙げさせてもらいます。 1つは,基本的人権についてです。侵すことのできない永久の権利として憲法で保障されていることを知っていますかという質問に対して,2003年度と2008年度では知らないと答えた人はどちらも2%台だったんですけど,2013年度は12.2%と急激にふえています。また,人権侵害を受けたときどうしましたかという質問に,公共機関への相談が前2回は6%台と,これも少ないと思うんですが,2013年度が2.7%,あと人権擁護委員へとよく言われるんですけど,その相談については2013年度は0.3%なんですね。一方で何もせずに我慢したという人が,2013年度では46.4%もいて,しっかりとした啓発や教育というのがより不断に行われていくべきだとこの数字を見て思いましたし,相談窓口の持ち方も広報を含めてより改善が必要だと思うので,このことについてどのように考えられるか,教えてください。 最後,新斎場についてなんですけれども,酸素や二酸化炭素は労働災害防止措置を講じるための目安なんだって言われたんですけども,これはメタンガス等との絡みで非常に危険なことにもなると思うので,しっかりと留意していただきたいと思います。 あと2番目の富吉町内会臨時総会決定についてなんですけれども,町内会のことだから岡山市は言えないと言われたんですが,私は岡山市の問題として申し上げています。岡山市がそこに住んでいる人たちに事前に説明することなく,チラシとかを配るわけでもなく,また通知が配られて5日後にそういうものが話し合われるようになると,それはみんなで決めていこうとするときに岡山市としてそういうことでいいのかということを私は問うているわけです。 それで,火葬場をつくる方法として,都市計画決定を経て行う方法と墓地,埋葬等に関する法律のもとに岡山市墓地等の経営の許可等に関する条例に基づく方法の2つの方法があって,今回は都市計画決定を使っているんですけれども,条例を使う場合には申請予定者は計画の周知を図るためにあらかじめ土地に標識を設置したり,近隣住民に対して計画について説明会とか文書による説明をしないといけないと書いてあるわけですよ。じゃあ何で都市計画決定するときにそれをしないのか,それをお聞かせください。 また,ここには近隣住民という言葉も入っています。近隣の人にちゃんと説明されたのか,お聞きします。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎荒島茂樹市民生活局長  富吉町内会の臨時総会,この経緯といいましょうか,そういったものが妥当かどうかという御質問だと思います。 富吉町内会の臨時総会の件に関しましては,9月15日に今の候補地のところをどう考えるか御検討いただきたいということをお願いいたしまして,それを踏まえてのものでございますので,その過程において市のほうで住民の方にどうのこうのというようなことにはならないんじゃないかなと思っております。ただ,9月29日以降にそれぞれの町内会のほうで説明会をさせていただいたり,それから学区のほうでも学区全体の説明会をさせていただいたりとか,そういったことはさせていただいておりますので,行政としてできることはさせていただいていると思っております。 それから,都市計画決定に関してですけれども,こちらにつきましては墓地,埋葬等に関する法律で都市計画法の認可又は承認をもって許可があったものとみなすということがうたわれております。やはり斎場は必要な都市施設ということで判断いたしまして,都市計画法にのっとって整備していくものでございます。手続的には,適正に行っておりまして,近隣の方への説明などが不十分ではないかというようなお話だったと思いますけれども,それにつきましては先ほども御答弁いたしましたように,でき得る限りの説明はさせていただいていると考えております。 以上でございます。(「要は,条例に基づいていれば説明することになっているんだけども,今回それができていないのをどう思うか」と呼ぶ者あり) 条例でそうなっているんですけれども,今回岡山市としては都市計画法に基づいて都市施設として整備していくということで整理しておりますので,都市計画法に基づいた適切な手続というのを進めております。事前の説明についても,都市計画法に基づいて行う手続の中で適切に行っていると考えております。 以上でございます。 ◎江田美幸市民協働局長  まず,1点目の性的マイノリティーの方に対する取り組みの主管課はどこかという御質問でございます。 先ほども申し上げましたが,性的マイノリティーの方の人権というのは本当に重要な人権課題であると認識しておりますので,これからは人権推進課が中心となって関係課とともにこの課題に取り組んでいきたいと考えております。 それから,2点目ですが,意識調査の結果でも数字がまだまだ改善していないのではないかという御質問でございます。 おっしゃっていましたように,基本的人権に関する設問など質問の仕方をちょっと変えたというふうなこともありますが,確かに数値から見てもまだまだ改善されていないというところはございますので,しっかりと啓発に努めるとともに,それぞれの分野でその課題を解消するために取り組んでいる関連の部署とも一緒に取り組みを進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  自殺対策計画の中で包括的な記述を改めるのかというお尋ねですが,国が自殺総合対策大綱をつくりましたのが7月ということで,それ以前から岡山市としては計画の見直しを進めておりました。その段階で,やはり記述とか取り組みの内容について違う点とかもありましたが,そこは今後の計画を策定する中で見直しができる点については見直していきたいと思います。 それから,連携機関について,学校とかの位置づけはというお尋ねですが,先ほど申しました推進体制の体制図には,教育機関としてきちっと小・中・高等学校,大学,教育委員会等も位置づけております。引き続きそういう点を踏まえて世代ごとの対策に努めてまいりたいと思います。 以上です。
    ◎菅野和良教育長  ESD関係で岡山子どもESDフォーラムが今後継続されるのかというお尋ねですが,国の補助事業にて予算立てしておりまして,その補助事業が今年度で終了するため,同様の形での開催は難しいと考えておるんですけれども,何らかの形で子どもたちの発表の機会を設けるように検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。     〔24番鬼木のぞみ議員登壇〕 ◆24番(鬼木のぞみ議員)  今の市民生活局長の言葉,すごく人間を大切にしていないと思います。きちっと説明せえと条例にはあって,それじゃないからといって説明しなくてもいいというのは果たしてどうなのか。行政経験豊富な市長に,町内会に丸投げしていることについてお聞きします。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  この新斎場に関して私が市民生活局長,そして環境局長に話をしているのは,まずやっぱり地元の方々にきちっと定められた手続に沿って話をするようにということが1つであります。もう一つの話としては,この斎場に係る環境が付近住民,また岡山市民に影響のないように進めていこうと,この2点については常に会うたびに話をしているところであります。特に荒島局長のほうはよくこの件を私のところに話しに来ているところでもあります。そういう面でこれからも手続と,そして実態面においての環境が適正な形で進むようにきちっとやってまいりたいと思います。 以上です。 ○宮武博議長  以上で鬼木議員の質問は終わりました。(拍手) 次は,順序に従いまして柳井議員。     〔5番柳井弘議員登壇,拍手〕 ◆5番(柳井弘議員)  おはようございます。自民党市議団政山会,柳井弘でございます。 傍聴席の皆様ありがとうございます。感謝しております。 本日は,9月11日ということでございまして,9.11ですね。 それでは,通告に従いまして質問させていただきます。 大きな1番,バリアフリーへの取り組みについて。 それでは,岡山市のバリアフリーへの取り組みについてお尋ねいたします。 ハード面で申しますと,平成12年11月,高齢者,身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律──交通バリアフリー法が施行され,特定の旅客施設を中心とした地区──重点整備地区について,市町村がバリアフリー化のための方針や事業等を盛り込んだ基本構想を作成し,駅などの旅客施設や車両,周辺の道路,信号機などのバリアフリー化を推進することができるようになりました。現在は,高齢者,障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律──バリアフリー新法となっていますが,これに基づき,交通バリアフリー基本構想を政令指定都市で策定していないのは岡山市のみ。さらにつけ加えるならば,中国5県の県庁所在地で策定していない自治体も岡山市のみという現状です。 基本構想がないからバリアフリー化ができないということはないでしょう。しかし,漠然とした状態でバリアフリー化へ取り組んだとしても,民間も交えたバリアフリー化への取り組みが計画的ではなく,場当たり的なものに終わってしまうおそれがあります。そうなれば,生活弱者の社会活動を妨げている要因の解消にはつながらないのではないでしょうか。 この点の一つの問題として,ことし3月に身体障害者の駐車場について私が質問いたしました。私の友人からのいろいろな質問の中で,車をとめたくてもとめられない,そのためにきょうは外出をやめようかなということになる,なので,行政の力をかりてもっともっと外へ出ていける,そういうような環境をつくっていただければなという言葉を紹介いたしました。保健福祉局長からは,岡山県が障害者駐車場の利用証を交付するほっとパーキングおかやまの制度を実施しており,今後とも県とともにこの制度を実施していく中で,周知やマナー向上の啓発に努めてまいりたいと考えていますという御答弁をいただきました。質問からそれほど時間がたっておらず,すぐに改善できることはないでしょうが,ただどのような対応をしたのか,またはどのような計画をしているのか,この点も進展がないように見受けられます。 一方,ソフト面としては,心のバリアフリーを進めることが必要となります。例えば,車椅子の利用者が困っているとき,どう接していいかわからず声をかけられない。逆に,助けなければと思い込み,求められていない手伝いまでしてしまう。こうした意識の壁を取り除くのが心のバリアフリーです。 少し古いデータではありますが,平成24年の内閣府の障害者に関する世論調査で,会話や手助けをしたことがない理由について,複数回答ではありますが,どのように接したらよいかわからなかったからが15.9%,自分が何をすればよいかわからなかったからが13.4%となっています。 この点を解消するために,国土交通省では地方運輸局の主催により,全国各都市において疑似体験,介助体験,バリアフリー化された施設の体験等ができるバリアフリー教室を開催しており,また地域では,学校,地方公共団体,NPO,ボランティア団体,障害者団体,福祉施設など多様な主体がお互いに連携しながら同様の取り組みを行っています。岡山市としてもこのような活動は行っていると思いますが,それが実際の場で活用されることができているのでしょうか。ただ開催しましたというポーズにとどまってはいないでしょうか。しっかりと生かされていないのであれば意味がありません。 そこで質問です。 (1)政令指定都市の中でバリアフリー基本構想を策定していない市は岡山市のみです。なぜ策定していないのでしょうか。また,今後バリアフリー基本構想を策定する計画はあるのでしょうか。それともほかの条例あるいは計画で代替え可能と考えているのでしょうか。 (2)岡山市ではバリアフリー教室について,どの程度行われているのでしょうか。また,市独自の開催はお考えでしょうか。民間で行われているのであれば,どの程度情報提供など積極的に関与しているのでしょうか。 (3)以前質問した障害者の駐車場の問題について,パーキングパーミット制度の拡大はできているのでしょうか。そのときの保健福祉局長の御答弁の中に,パーキングパーミットの制度をよりもっと周知していくために研究していかなきゃいけないなと思いますとの御答弁をいただいたのですが,今現在どのような意見が出ているのでしょうか。もしくは何らかの案はおありなのでしょうか。具体的に何か行動を行ったことがございますでしょうか,お答えくださいませ。 大きな2番,障害者支援のための学習について。 ここでは,義務教育課程での障害者支援のための学習についてお伺いいたします。 バリアフリー化を整えたとしても,障害のある人々に対する補助体制が整っていなければ十分とは言えません。多くの市民がその正しい補助方法を知らないという現状であります。例えば,車椅子利用者の移動を補助する際に,車椅子をどのように動かせばよいのか,視覚障害者の歩行を補助する際にどのように声をかけどのように手を引けばいいのか,聴覚障害者とのコミュニケーションをとる際にどのような配慮ができているのかというようなことに答えられる人がどれだけいるでしょうか。 このような障害のある方に対し補助の方法がわからないからサービスの利用を提供側からやむなくお断りせざるを得なかったというニュースを日ごろからよく見聞きします。幾ら思いやりの心があっても,その方法を知らなければ実際に力になることは難しく,補助を実践することができません。また,障害による困難を理解し,補助の方法を知ることは,障害者も過ごしやすい社会を形成する過程でも必要なことだと考えます。子どものころから障害やそれを取り巻く環境についての知識を前提として取り入れることで,障害者もまた社会の一員であるという認識を改めて確認し,その社会参画のために自分たちがどのように行動できるか考える源泉になるでしょう。 また,これらのことを教える授業を学校独自で開講するだけではなく,一定の内容に統一する,また学年などの成長段階に応じて何が学べるかを体系化することで,より理解を深め,考えを広げることにつながるのだと私は思います。 そこで質問です。 (1)小・中学校で障害のある人への配慮,その方法を教授する授業や学習の時間がどの程度あるのでしょうか。車椅子体験や視覚障害体験など,障害者側の模擬体験はよく聞きますが,それ以外にもそれぞれの補助の仕方を教えていただけるような学習の時間はあるのでしょうか。 (2)総合的な学習の時間の中で行われているということを以前の議会でお聞きしましたが,その内容は全国的に統一されているのでしょうか,各自治体に任されているのでしょうか,もしくは各学校単位で定められて行われているのでしょうか,お示しください。 また,岡山市独自で福祉教育についての指針があるのか,お聞かせください。 (3)学年が上がるごとに体験内容や授業内容を決めるなどして,岡山市の子どもたちが障害者支援についてある程度理解を示しているという状態をつくることは大変有意義だと考えますがいかがでしょうか,御所見をお聞かせください。 (4)社会福祉協議会が福祉教育の出前授業を行っているとお聞きしておりますが,市内の小・中学校においてどれぐらい行われているのでしょうか。また,出前授業以外に市として小・中学生への啓発は何か行われているのでしょうか,お示しください。 (5)商業施設等,町なかで障害を理由に利用を断られるなど,補助の手がかりられないという事態は報告されているのでしょうか。また,その声を集める窓口はどこになりますか,お示しください。 大きな3番,歩道橋について。 前回,歩道橋の有効活用についての御提案で,歩道橋のネーミングライツに関しては消極的だとの御答弁をいただきました。なので,このたびは歩道橋の今後の対策について質問させていただきます。 歩道橋の老朽化が進むとさまざまな問題が起こります。1,フロアの部材が浮いたり剥がれたりしている箇所につまずいて転倒する,2,塗装が剥がれ,触れたときに手などを切る,3,地震発生時に一部または全部が倒壊する,4,景観が損なわれる,5,維持に費用がかかる。そのほかにもたくさんあると思います。 ここでちょっと写真を撮ってまいりましたので,順番で出します。これは例ですからね。ここがというんじゃないです。これは西古松の,もしかしたら市長が選挙運動を行われる一番近い歩道橋になろうかと思います。ぱっと見はまあまあいけています。順番に行きますけれども,これこんな感じですね。でもまだ大丈夫です。ここをアップしますともうこんな感じで,もとの色は何色かわからんようになってます。これにさわったら手を切ります。それから,こんな色。これ市長,近いんですよ。ここは歩道橋の下にバス停があるんですね。これ雨の日に雨宿りで入っても上から何か降ってくるようなそんな状態になっています。これが西古松のある歩道橋。 ほんでもう一つ歩道橋があります。これも西古松の歩道橋と言われています。これ木が生えとってすごいええ景観ですよね。でも,反対見るとこうなんです。この写真では一見,すごいきれいに見えますね。でも,これ近くを撮るとこんな状態ですよ。(「さびておる」と呼ぶ者あり)さびておるというか,もうぎざぎざ。もう空家特措法じゃったら,もう絶対に取り壊しです。こんな状態です。これ実は約7年前から余り変わらないです。見てください,これ。硫酸がかかっていますよね,多分。これ溶けかけています。既にもとが何色かわからんような状態ですね。こういう歩道橋です。これは一部なんですけれども,まだたくさん写真を撮っておりますが,切りがないです。 こういう状態の歩道橋をこれからどうするんかなと,そう思います。維持管理の費用が相当かかるんです。まず,歩道橋の点検には約80万円,改修工事には程度にもよりますが約600万円から1,000万円。もし撤去するならば,撤去の費用として1,600万円余りかかると言われています。 そこで質問です。 (1)現在,岡山市が維持管理している歩道橋が何本あり,本年度は何本の改修予定で,その基準が具体的にどこにあるのか,今後改修の必要がある歩道橋が何本で,いつまでにそれが完了するのか,現状説明と実績,そして計画をお示しください。 (2)ネーミングライツの手法を使い費用の軽減や景観と安全性の早急な確保を提案したにもかかわらず御検討いただけないのなら,この問題に対し具体的にどのように対応しようとお考えなのでしょうか,御所見をお示しください。 以上で1回目の質問を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  それでは,柳井議員の御質問にお答えします。 私は,バリアフリーへの取り組みで,なぜバリアフリー基本構想を策定していないのか等々の最初の質問にお答えしたいと思います。 柳井議員の今回の質問で私初めてバリアフリー基本構想が策定されていないことを知りました。バスに関してのバリアフリーに関する助成措置とか,これらに関して議会にも予算のお願いをさせていただいておりました。また,路面電車の駅への乗り入れも大きな面で見ればバリアフリーの方向の問題でもあります。そういうところで,では一体何に基づいてやっていたのかということで,担当のほうに聞くとやっぱり関係条例に基づくとか,またいろんな意見を聞いてやっているという話でしたけども,御指摘のようにバリアフリーのこういう基本的な構想というのは必要なんじゃないかなと思っております。そういう面で,今,総合交通計画を策定している段階であります。その中にもバリアフリーをきちっと位置づけて,その後バリアフリー基本構想の策定について前向きに考えていきたいと思っております。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  同じくバリアフリーへの取り組みについての項,市長答弁以外についてお答えします。 パーキングパーミット制度の周知等の取り組みですが,岡山県の制度で実施しているほっとパーキングおかやまについては,福祉事務所,保健センター等の窓口で利用証を交付し,ホームページや障害者のしおり等で御案内しているところです。制度の一層の周知やマナー向上のための取り組みについては,岡山県とも協議しながら,どのようなことができるか検討してまいります。 以上です。 ◎林恭生都市整備局都市・交通・公園担当局長  同じ項,バリアフリー教室について岡山市の開催状況はどの程度か,また市独自の開催は考えているかなどの御質問にお答えいたします。 岡山市内でのバリアフリー教室については,民間主催の開催事例は把握しておりませんが,岡山市では平成25年度より岡山運輸支局と連携してバス事業者の協力を得ながら,小学生を対象としたバス教室をこれまでに31回開催しており,バスの利用方法や乗車中のマナーなどの学習に加え,車椅子での乗車体験を行っております。 また,昨年岡山運輸支局跡地において開催した車両とバス停のすき間や段差を最小限とするバス停のバリアフリー化に向けた実証実験の際にも,車椅子やベビーカーを用いた乗車体験を行いました。 引き続きこうした取り組みを進め,バリアフリーに対する市民の意識を高めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  次の障害者支援のための学習についてです。 まず,社会福祉協議会の出前授業の実績についてですが,岡山市社会福祉協議会が自主事業として行っており,応募してこられた学校等に講師が出向いて実施しています。平成28年度の実施回数は,小学校50回,中学校4回,大学1回,企業2回,その他2回の合計59回となっています。ノーマライゼーションの理念に基づき,ともに生きていく力を育んでいくきっかけをつくることを目的としており,障害を持つ方の体験談や車椅子体験,アイマスク体験,手話体験等のプログラムがあります。社会福祉協議会が行う福祉活動について,岡山市として今後とも力を合わせてまいりたいと考えています。 次に,障害を理由に利用を断られるなどの声を集める窓口についてです。 障害を理由に不当な差別的取り扱いをされるなど障害者差別に関する相談については,昨年4月の障害者差別解消法の施行に伴い,岡山県が相談窓口を設けていますが,本市においては職員対応要領に基づき各部署で対応するほか,障害福祉課でお聞きすることとしています。 また,昨年度設置した岡山市障害者差別解消支援地域協議会において,関係行政機関,当事者,社会福祉施設等職員及び学識経験者等により,差別を解消するための取り組み等について具体的な事例を踏まえた協議を行っているところです。 以上です。 ◎菅野和良教育長  同じ項,学校で障害者理解に関する授業や学習がどの程度あるか,障害のある人の補助の仕方を教える時間はあるか,また総合的な学習の時間の内容は全国的に統一されているのか,市独自で福祉教育の指針があるか,それから岡山市の子どもたちが障害者支援について理解を示している状態をつくることは有意義ではないかというお尋ねに一括してお答えいたします。 岡山市独自の福祉教育の指針のようなものはございませんが,実態として大半の学校で総合的な学習の時間の中で福祉をテーマにした学習を進めております。学習する内容につきましては,統一されたものはなく,各学校において指導計画を作成し,探究的な活動を進めており,具体的には身体に障害のある方々の補助など支援の仕方を体験的に学んでおります。障害者支援に対する理解を深めることは大変重要であり,例えば車椅子の補助方法を扱うなど子どもたちの発達段階に応じた指導事例を学校に紹介してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎大杉誠都市整備局長  大きな3番,歩道橋について順次お答えいたします。 まず,歩道橋の管理数と今年度の改修予定,また改修計画の基準及び要対策の歩道橋数や現在の進捗状況と今後の計画についての御質問にお答えします。 岡山市が管理している歩道橋は70橋あり,平成24年度に一斉点検を実施した結果,補修が必要なものは48橋ありました。 これらの歩道橋の補修については,さびや塗装の劣化など主要部材の損傷ぐあいや歩道橋下の道路の重要度などから優先順位を定め計画的に対策を実施しているところであり,現在までに11橋が完了し,今年度は3橋を補修する予定でございます。今後の計画については,原則5年に1回の点検が義務づけられたことから,今年度再度近接目視による詳細な点検を実施することとしており,その点検結果に基づき修繕計画を見直し,優先度の高い歩道橋から順次補修工事を実施したいと考えております。 次に,費用や景観と安全性の早急な確保に具体的にどのように対応するのかとのお尋ねにお答えします。 歩道橋の修繕については,今年度実施予定の点検結果に基づき,平成30年度により綿密な長寿命化修繕計画を策定し,ライフサイクルコストの低減と補修等に係る費用の平準化を図るとともに,国の交付金など有利な財源を活用して補修工事の促進に努めてまいります。 また,この長寿命化修繕計画に即して,着実に補修工事を実施することにより,景観の保全と通行の安全性を確保できるものと考えております。 以上です。     〔5番柳井弘議員登壇〕 ◆5番(柳井弘議員)  親切な御答弁ありがとうございます。 交通バリアフリー基本構想のことでありますけれども,市長ありがとうございます。私も当然変わらぬものがあるんであろうと判断しておりますけれども,19の政令市にあるんであれば,岡山でもしっかりと作成する必要があると思いますし,やっぱり掲げないと,障害者の皆様方にわかりにくいと思うんですね。どうせ20番目になるんであれば,ちょっと戦略的に,普通の交通バリアフリー基本構想ではなく,ハイパーバリアフリーとか,ハイパーバリアフリー構想ゼロ式とか,こういう戦略的な名前をつけてアピールしてはどうかと,そんなふうに思いますが,御所見は結構でございます。 それから,バリアフリー教室についてでございますけれども,岡山市くらしやすい福祉のまちづくり条例の基本方針に,高齢者,障害者を初め外国人を含む全ての市民が豊かで快適な生活を等しく享受できるようバリアフリーを一層浸透させ,人に優しいまちづくりを進めますと書かれています。すばらしいことだと思うんです。ただ,私としては,このようなまちづくりがどんどん進んでいくことを市民が実感できるところまでは進んでいないような気がします。 バリアフリーを一層浸透させるためには,まず市の職員全体のバリアフリーに対する意識を今以上に高める必要があるのではないかと思います。例えば,この条例を所管している保健福祉局がリーダーシップをとって市の全職員に対してバリアフリー教室を開催してはどうかという,これは私の一つの案でございますけれども,保健福祉局長の御所見をお願いいたします。 それから,パーキングパーミット制度のことでございますけれども,障害者用の駐車場は実は本当にわかりにくい,利用しにくいというのが現状だと聞いておりますので,この辺もっともっとわかりやすくする必要が今でもあると思っています。しっかりと前進させていただけるよう,これも要望でございます。 それから,障害者支援のための教育でございますけれども,教育長,障害者の立場を経験することは本当に必要なんですが,体験させるだけではなく,やっぱり年齢に応じた教育が僕は必要だと思うんですね。ほんで,小学校1年生,2年生で理解できないことは3年生,4年生になったら理解できる,5年生になったらさらに,あるいは中学生になったらもう大人ですから本当に手の差し伸べ方をマスターしておいてもいいんじゃないかなと,そんなふうに思います。外部に任せるんではなく,義務教育の中でしっかりとカリキュラムを持って法則に従って授業を行う必要があるのではないかなと改めて思います。諸外国では,先進国は分けてありますけれども,多くの国では障害を持った方が一緒に授業を受けたりしているんですね。なので,障害を持った方への接し方がわかっているそうです。日本は,先端なんでしょうね。分けて教育とかが進められているので,そのあたり接し方がようわからんという,そんな声も聞いております。ぜひ改めて義務教育の中に取り入れるという視点を持っていただければなと思います。御所見をお願いします。 それから,歩道橋についてでございますが,最近改修されました高屋の歩道橋と平福の歩道橋を見てまいりました。全く景観を損なわない本当にすばらしい仕上がりで,ちょっと私感動したんです。しかし,別の言い方をすれば,控え目で昭和な感じでとっても消極的な歩道橋に仕上がっております。この時代に政令市岡山の歩道橋がそれで本当にいいんでしょうか。どうせ改修するなら,もう少し積極的で地域に適合した歩道橋であってもええんではないかなと,そんなように改めて感じました。これからこんな歩道橋があってええかどうかという議論が進んでいくんだろうと思いますけれども,そこら辺を含めてもう一度局長,御所見をください。 以上でございます。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎森安浩一郎保健福祉局長  バリアフリー教室のようなものを職員の間で行って職員の障害者に対する意識を高める必要があるのではないかという御提案でございますが,議員がおっしゃられるとおり,まず市の職員が率先してそういう考えをしっかり踏まえて,どのような対応が一番適切かということをわからないといけない,それが最も重要だと思っております。そういう面で,どのようなものができるのか,それからどういう方法が意識改革のために一番いいのかということも含めて今後検討させていただければと思います。 以上です。 ◎菅野和良教育長  市教委では福祉教育に重点を置いていないと思われているのではないかと思うのですが,このインクルーシブ教育の充実が叫ばれている中,福祉教育というのは大変重要であると考えております。特に岡山は,福祉の四聖人が生まれた本当に福祉の先駆けの県であると思っておりますし,非常に大切なことであると思います。各学校がこれまで取り組んできたよい事例を紹介して,学校の実態に応じて学習課題を設定していきたいと考えております。多くの学校でもう既に福祉教育は進んでおるんですけども,よい事例を出す,そしてそれぞれの学校での取り組みを広めていく,そういったスタンスで教育委員会のほうは進めてまいりたいと思います。決して学校任せではなく,学校での様子をよく見ながら考えてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ◎大杉誠都市整備局長  歩道橋の色の御質問だったと思います。 現在の歩道橋は,道路空間の中で見通しを遮る存在となっており,可能な限り抑制のきいた色彩を用いて目立たないようにするのが景観上,交通安全上,好ましいと考えております。歩道橋は安全で円滑な交通を確保することが前提でありますが,一方で地域の美しい景観に混乱を与えないことが重要であると考えております。 以上です。     〔5番柳井弘議員登壇〕 ◆5番(柳井弘議員)  御答弁ありがとうございます。歩道橋については,ちょっとだけ理解していますけれども,早よしましょう,早よね。 それから,保健福祉局長,6,000人おるわけですから,それぞれが福祉に意識を持つということをやっぱり浸透させる必要があるんではないかな,そんなふうに思います。よろしくお願いします。 それから,教育長,障害者支援のための教育にばらつきがあることに問題があるんではないかなと申し上げておるので,もう一度御所見を。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎菅野和良教育長  この福祉教育を進めていくときには,総合的な学習の時間を使ってやることが多いんですけども,この総合的な学習の時間というのは学校の実態に応じて学習課題を設定するということで,学校ごとに地域性や児童・生徒の実態が異なるために,必要とする学習内容を市で統一するということは今のところできておりません。今後の研究課題にしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○宮武博議長  以上で柳井議員の質問は終わりました。 次は,順序に従いまして千間議員。     〔16番千間勝己議員登壇,拍手〕 ◆16番(千間勝己議員)  こんにちは。自民党岡山市議団政山会の千間勝己でございます。どうぞよろしくお願いします。 9月1日は,防災の日でございます。そのため,各地で防災訓練等が多く行われておられます。9月1日は,皆さん御存じだと思いますが,大正12年9月1日に関東大震災が発生して,それにちなんで防災の日と名づけておられるようでございます。各地でいろいろ防災訓練とかされているんですが,先日の土曜日,うちの地元でも日帰りのキャンプですが防災キャンプが行われました。私も朝ちょっと顔を出しましたら,参加者が十数人ですか,スタッフのほうが三十数名で,全部で50人ぐらいしかいない,非常に寂しい状態でございました。水道局のほうも水の配布に来ていただいたようです。そういったことで,地元の防災にもちょっと力を入れていかなきゃいけないなと感じているところでございます。 きょうはその防災対策にも少し触れておりますので,これから本論に入っていきたいと思います。 大きい1番,防災対策について。 近年の天候は,大分変化してきているように思います。30年に一度とか50年に一度とか言われる大雨がよく降るようになっているのではないでしょうか。6年前の紀伊半島での大雨,3年前の広島での土石流,ことしの九州北部での大雨,そのほかにもあるのでしょうが,近年は毎年どこかで発生しているように感じております。 また次に,核実験やミサイル発射を頻繁に日本の近くで行っている国があります。国のほうでは,イージス艦とPAC3の2段構えで迎撃すると言われていますが,心配でなりません。また,北朝鮮の技術精度はいかがなものでしょうか。どこに落下するのか心配です。 この2件について関係部署の御意見をお伺いいたします。 (1)急激な大雨対策は。 近年,温暖化による傾向か,台風の大型化,雨も降り出せば非常に多量の降雨量になってきています。単位時間当たり50ミリメートルから100ミリメートルといった大雨になっています。危機管理としては,南海トラフに対する地震対応は順次進んでいるようですが,近年にない大雨対策が必要ではないでしょうか。 線状降水帯により同じ場所に24時間で400ミリメートル以上といった大雨が降り災害が発生しています。何らかの対策が必要ではないでしょうか。 そこでお尋ねいたします。 ①単位時間当たり50ミリメートルから100ミリメートルの雨量に対する対応はどのように考えられていますか。 ②土石流が発生しそうな危険地区の点検,位置指定,そして対策はありますか。 ③山間部では,九州北部のように流木が多く発生することも考えられます。どのような対策を考えておられますか。 ④災害発生時の情報連絡はどのように考えられていますか。 (2)北朝鮮のミサイル発射による脅威に対して,岡山市はどのように対応するべきか。北朝鮮は8月29日午前5時58分にミサイルを発射しました。日本の襟裳岬を越えて約2,700キロメートル飛びました。1998年8月31日から日本を5回も飛び越えてミサイルが飛んでいます。北朝鮮の技術では,精度,能力は疑問でいつどこに落ちるかわかりません。自衛隊のイージス艦,PAC3の2段構えで迎撃すると言われていますが,本当に撃破できるのでしょうか,心配でなりません。 そこで質問です。 ①丈夫な建物の中へと言われても,どこへ逃げていいのかわかりません。市としては,どのような対策を考えられていますか,また防災訓練はどのように考えられていますか。 ②J-ALERTが発信されていないところがあったようであります。岡山市は大丈夫ですか。情報伝達システムの確認は十分できていますか。 ③避難方法として,市民の皆さんはどのような行動をとればいいのですか。市としてのガイドラインは打ち出しているのでしょうか。 大きい2番,空き家対策の進みぐあい。 一昨年の5月に国会で空家対策特別措置法が全面施行され,それを受けて岡山市もその年の11月には空き家条例が可決され,空き家管理状態判定の不良度判定評点制度ができ,調査が終わり,空き家が8,660棟,その中で危険空き家が約2,000棟あるとお聞きしております。 最近の情報では,特定空家に83棟認定,これは6月末の時点です。市は,補助制度を設けて所有者に撤去などを促しており,54棟は対応済み,20棟は撤去の準備に入っているが,残り9棟はめどが立っていないと8月1日の新聞に掲載されておりました。 担当当局におかれましては,いろいろ努力されている様子は理解できますが,新たな課題が出てきたようです。このことについてお伺いいたします。 ①相続登記がなされていない空き家があり,所有者の確定が難しいようですが,今後どのような対策を考えておられますか。 ②認知症の人が所有する住宅が適切に管理されず空き家になっている場合にはどのように対応されますか。 ③空き家の修理や撤去に対する補助金をアップして促進を図りませんか。 次の大きい3番,岡山県環境保健センター土地利用について(2)。 この件は,6月議会で質問させてもらいました。岡山県環境保健センターの土地は,岡山県の土地ではありますが,岡山市の各団体が多く利用され市民の皆様に非常に役立っている場所です。そこで,前回の答弁は,平成27年度に岡山市スポーツ施設整備方針を策定し,今年度は大規模なスポーツ大会を開催するために必要な条件等を整理するための調査を実施することとしております,この結果を踏まえて岡山市に必要とされる施設の規模や内容等について検討していく予定であり,岡山県環境保健センターの土地につきましては,大規模なスポーツ施設が整備できる有力な候補地の一つと考えており,岡山県と継続して協議を行っているところでございますと答弁されました。 この内容から考えますと,条件出しの調査を行い,そして岡山市に必要とされる施設の規模や内容等について検討していくということは,まだ岡山県とは折衝していないのではないでしょうか。必要な条件出しの調査や施設の規模や内容が決まりましたか。内容が決まらないのに県と折衝するのですか。どうも具体的に進んでいないように感じます。 そこで再確認させてもらいます。 ①大規模なスポーツ大会を開催するための条件出しの調査や整理は終わりましたか。そして,施設の規模や内容は決まりましたか。 ②県と継続して協議を行っているところですとありますが,いついつ何回協議を重ねられましたか。日にちと回数をお示しください。 ③この土地を有力な土地と考えているということは,ほかの候補地が何カ所かあるのですか。 ④今後の予定,計画をお示しください。また,どのような内容で進められますか。 以上で1回目の質問を終わります。 どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  私は,空き家対策について,相続登記がなされていない空き家の所有者の特定という話を申し上げたいと思います。 この空家対策特別措置法に関しては,余り適切に管理が行われていないような空き家を特定して,市民の生活環境に深刻な影響を及ぼしている場合には一定の措置をとっていくというものであります。当然ながら,この法律の前提には,所有者を確定していこうというのが入っているので,この法律をベースに議論しているところでは,やはり司法書士との連携を強めながらやっていくということにならざるを得ないだろうと思っております。ただ,この空き家対策の法律と直接リンクしているわけじゃないんですけれども,所有者不明の土地をどうするかというのが政府で大きな問題になっております。今,千間議員が言われたように,相続未登記などで所有者がわからなくなっている,そういう可能性のある土地の総面積が全体でもう九州の面積を超えているようでございますけれども,これをどうするかということであります。土地の放棄をさせていくとか寄附の受け皿づくりをやっていくとか,また公的な事業に資するように持っていくとか,さまざまな案が報道では示されております。研究会では,年内にも対策を出していくということでだんだん政府のほうでも対応が固まっていくんだろうと思っております。こういったこともこの空き家の相続未登記対策に準用できるのかどうか考えていかなきゃいけないんじゃないかなと思っているところであります。 私からは以上です。 ◎田中利直危機管理担当局長  大きい1番,防災対策についての項,急激な大雨対策のうち,災害発生時の情報連絡についてお答えいたします。 発災時の情報連絡につきましては,気象台や岡山県等からの情報をもとに避難準備や避難誘導の必要性を岡山市が判断し,緊急速報メールや防災行政無線などを活用して市民の皆様に的確に情報を伝達しております。 次に,北朝鮮のミサイル発射対策について一括してお答えいたします。 市民のとるべき行動,対策につきましては,山田議員にお答えしたとおりです。 ガイドラインにつきましては,岡山市独自のものは作成しておりませんが,国が示しているリーフレットに基づいて避難行動をとっていただきたいと考えております。 また,防災訓練の実施につきましては,状況を見る中で必要に応じて判断してまいりたいと考えております。 さらに,情報伝達につきましては,J-ALERTシステムを定期的に保守点検するとともに,国の訓練に毎年参加し機器の状況を確認しており,8月18日に行われた緊急訓練では,岡山市のシステムにふぐあいはありませんでした。 以上でございます。 ◎山本修司産業観光局長  同じ項,急激な大雨対策の中で,山間部での流木発生対策についてお答えします。 杉,ヒノキなど針葉樹が植栽されている人工林においては,間伐等の適正な管理を行うことによって根や下草がよく育ち,保水にすぐれ土砂の流出しにくい健全な森林が形成されます。岡山市では,人工林で間伐促進事業などを実施しており,今後も計画的に事業を進めることにより,健全な森林を維持していきたいと考えています。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  同じ項,時間当たり50ミリメートルから100ミリメートルの降雨に対する対応はとのお尋ねでございますが,本年3月に制定した岡山市浸水対策の推進に関する条例に基づき,浸水対策に係る基本計画を策定しているところです。 この基本計画では,おおむね10年に一度程度,時間にして50ミリメートル程度の降雨に対し,下水道や河川の整備に加え,用排水路などの既存ストックの活用,雨水流出抑制施設の設置などの流域対策により浸水被害の防止を目指します。 次に,おおむね20年に一度程度,時間60ミリメートル程度の降雨に対しては,流域対策に加え,土のうの配布や止水板の設置など市民の自助,共助による減災対策により,床上浸水等の防止を目指します。 さらに,これらを超える降雨に対しては,ハザードマップの周知や的確な避難情報の提供により避難対策を進め,生命の安全を守ることとしております。 次に,土石流に関してですが,県においては土石流等の災害のおそれがある市内1,481カ所の土砂災害警戒区域のうち,特に住民等の生命や身体に著しい危害が生じるおそれがある区域を平成32年度までに特別警戒区域として指定する予定であり,現在44カ所を指定しています。また,過去に災害が発生した箇所や要配慮者利用施設等,緊急に保全する必要性の高い箇所について,順次砂防施設等を整備しております。 市におきましては,土砂災害警戒区域等を表示したハザードマップを全戸に配布し,市民の皆様に警戒,避難の注意喚起を図るとともに,要配慮者利用施設等がある区域については,順次点検し,危険性の周知に努めています。 以上です。 ◎大杉誠都市整備局長  大きい2番,空き家対策の項目の市長答弁以外にお答えいたします。 所有者が認知症であると判断された場合の対応ですが,まずは関係者の方に成年後見人を定める手続をとっていただき,管理者としてその方と適正管理について話を進めていくことになります。 それから,補助金額のアップについてですが,平成28年度は除却補助47棟,リフォーム補助11棟の実績があり,また今年度も多くの御相談も受けており,空き家の適正管理を促進するためにこの制度は非常に有効なツールであると認識しております。 金額のアップですが,限られた財源の中で市民の皆様に広く御活用いただくことからも,現在の補助率3分の1,補助上限50万円は空き家の所有者の自主的な取り組みを促すためのインセンティブとしては妥当な金額であると考えております。 以上です。 ◎荒島茂樹市民生活局長  大きい3番,岡山県環境保健センターの土地利用についての項,一括してお答え申し上げます。 まず,調査についてでございますけれども,今月末までの期間で主な屋外競技ごとに大規模大会を開催するためにはどの程度の施設や設備が必要かなどについて調査を行っているところでございまして,その報告書に基づき具体的に必要とされる施設規模や経費などの検討を行っていく予定でございます。 お尋ねの県有地につきましては,広さや交通アクセスなどの諸条件から,大規模なスポーツ大会が開催可能なスポーツ広場の整備を検討していく上で有力な候補地であると考えております。 それから,県との協議でございますけれども,さまざまな形で協議を行っておりますので,明確に何回というような御答弁は申し上げられませんが,現在県から土地の現況など必要な情報を収集するとともに,施設整備の必要性やその効果,整備手法,手続などの情報交換を中心に協議を継続しているところでございます。 以上でございます。     〔16番千間勝己議員登壇〕 ◆16番(千間勝己議員)  どうも御答弁ありがとうございました。 防災対策についてのうち,大雨対策のほうですが,50ミリメートル,100ミリメートルの雨が降ったら,今の現状では間に合わないような気がするんです。それで,案としましては,東京のほうでは神田川ですか,あそこに大きな調整池がつくられているじゃないですか。でも,大きな雨のときにあふれたという話も聞いています。それから,九州の福岡に視察に行きましたが,大きなグラウンドが1.5メーターぐらい低いんです。一旦そこに水を集めて後で順次出していくと。いわゆるバッファーですかね,そういうものをもって,そこへため込んでいくと。以前でしたら,田んぼがあったときは100ミリメートル降ってもどうということはなかったんですけど,最近は市街地が多くなってどんどん外に流すようになり,そのために市街地で洪水になってしまうということが多いんで,やっぱりどっかにバッファーをつくってためたらどうかなと思います。 それから,新しい家じゃないとできませんが,敷地を1メーターか1.5メーターぐらい掘って,そこに雨水をためて,洗車に使うとか打ち水に使うとか,それから草花への水やりに使ったり,そして不必要だったら順次流すとか,そういった方法を福岡のほうでは考えていました。だから,そういったようにどっかへためないと,一気に降ってくるともう間に合わないと思う。そういった方法はないですか,考えておられませんか,御所見をお願いします。 それから,北朝鮮のミサイルのほうですが,本当にどこへ飛んでくるかわからない。昔だったら防空頭巾をかぶれとか,防空ごうとかがありましたけど,最近では防空ごうとは言わないんでしょうが,シェルターですか,そういったものを各家庭で準備してもらうとか,そういうことを促進するとか,もしくは多くの人が集まる場所の近くにそういったシェルターを市としてつくるとか。急にはできませんが,そういった方針を持って,何かあったときに対策ができるようにすることについてはいかがでしょうか,御所見をお願いします。 それと,J-ALERTのシステム関係は点検されているということで,ありがとうございます。 それから,空き家対策のほうですが,危険空き家が約2,000棟あって,そのうち今83棟を特定空家に認定していろいろ対応されていますが,その約2,000棟と83棟の差,1,900棟近くは今現在どのように進んでいるか,教えてください。 それと,先ほど市長のほうから答弁いただきました。確かに所有者が不明なところが非常に多くあるということで,山下議員なども来年に国会のほうでこの辺の対策をどうするかについてやってくれると聞いておりますので,所有者が不明な土地をどうするかというのは,またいろいろ国会のほうの状況も聞きながら進めていってもらえたらと思います。 それとあと認知症と判断された場合は成年後見人に対応してもらうとあります。そういったのも迅速にやっていってもらいたいと思います。 それから,補助金のほうですが,今の補助金が十分効果があるかどうかをしっかり確認していただいて,また来年度の予算でもアップしてもらえれば,よりスピードアップできるんではないかと考えておりますんで,その辺の御意見をお願いします。 地元のほうでは,シロアリが来ているわけですよ。それから,崩れるとか,猫の巣になってもう近所が迷惑しているとか,そういうのがいっぱいあって早く対応してほしいというのをよく聞いております。少しでもスピーディーにしていただきたいと思っておりますので,その辺よろしくお願いします。 それから,岡山県環境保健センターですが,前回よりは少し詳しい答弁をいただきましたが,確かにこれは岡山県と岡山市との折衝になりますし,どちらかというと売り手,買い手のようなことになりますから非常に微妙な状況でもあると思います。また,岡山県の職員さんもそれなりのプライドなりいろいろ今までの経過があると思いますんで,難しい折衝だと思います。地元というか岡山市の方々,それから岡山県のほかのところからも来られていろんな大会をされています。昨日も親善球技大会というのがありまして,ソフトボールが36チーム,ポートボールが8チーム参加されて,大きな大会をされています。そういうのがよく行われておりますんで,少しでも早い対応をしていただいて,岡山市のほうに譲り受けてもらう方向で進めていただいて,休憩場所,トイレ等を準備してもらえれば,市民の憩いの場というか健全なスポーツができ,また子どもたちの育成にも十分役立つと思いますので,スピーディーな進捗を図っていただきたいと思います。 これは非常に難しいことなんで,ちょっと市長のほうにお願いしたいんですが,知事と市長とうまくいっているという話をよく聞きますんで,市長のほうからもよく相談していただいて,いい条件で市のほうに譲り受けてもらいたいと思います。そうすると,市民生活局のほうも動きやすいと思いますので,その辺市長もひとつ力を入れてやってください。よろしくお願いします。 以上で2回目の質問を終わります。 ありがとうございます。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  内尾の話でありますけれども,直接知事と折衝するようにということでございますが,決してやぶさかではございません。しかしながら,こういう折衝というのは具体的に何が問題なのかということを詰めていかなければならない。そして,詰め切ったところでどういう決断をしていくかということになるんだろうと思っております。そういう決断の段階で私なりの判断,また知事なりの判断もあると思います。そこで必要があれば,当然ながら出ていくことはやぶさかではございません。 以上です。 ◎田中利直危機管理担当局長  ミサイルの発射の関連で,シェルターの設置をしてはどうかという再度の御質問をいただいております。 シェルターの設置につきましては,今議員からも御紹介がありましたように,経費や時間もかかるということが考えられますので,現段階では国が作成して示しておりますリーフレットにございますとおり,まずはミサイルの発射があった場合には,できるだけ頑丈な建物に避難していただくということが重要であると考えておりますので,そういう事態が発生した場合は身を守る行動を直ちにとっていただきたいと考えております。 以上です。 ◎大杉誠都市整備局長  2点の質問をいただきました。 まず,2,000戸ある危険空き家の進捗状況はとのお尋ねですが,これについては今年度から空家対策推進室を設置して順次調査を行って,特定空家か否かの判断の作業を引き続き行っていきたいと考えております。 また,補助金額のアップについての再度の御質問ですが,先ほど御答弁したとおり,今の財源の中でより多くの方に利用していただくということで今の金額を設定しておりますが,今後申請の状況等を見ながらアップについては判断させていただきたいと考えております。 以上です。 ◎桐野眞二下水道河川局長  50ミリメートル,100ミリメートルの雨に対して雨水を貯留する取り組みが必要ではないかとの御質問にお答えいたします。 流域対策として雨水の流出量を抑制する取り組みは重要であると考えております。現在,策定中の基本計画においても,貯留施設の整備等も位置づけておるところでございます。そうした中,平成29年度より,小さいことではございますが,家庭用の雨水貯留タンクの設置に対する助成制度を創設したところです。また,平成30年度より開発等に伴う雨水貯留につきまして協議を義務づけているところであり,協力をお願いすることとしております。また,雨水・下水道管等の整備に際しましては,ポンプ場の整備等の前に管内貯留をして,下水道管の中に雨水を貯留するといった取り組みによりまして早期に効果を発現できるようなことも考えているところでございます。 以上です。     〔16番千間勝己議員登壇〕 ◆16番(千間勝己議員)  どうも御答弁ありがとうございます。 一件だけ,危機管理のほうですが,シェルターは今考えていないと言われましたよね。これは人の命にかかわることなんで,今すぐできるできないじゃなくて,どういう方向で進めるとか,やっぱりシェルターを各家庭でも持ってもらえるように促進するとか,それから大きな場所で人が多く集まるところはどこかそういう待避場所をつくるとか,何か方針を出してもらえませんかね。今すぐできるとは私も考えていませんが,そういう方向性だけでもないと,もう本当にいつミサイルが飛んでくるかわからないと私は考えておりますので,どうぞよろしくお願いします。 ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。 ◎田中利直危機管理担当局長  シェルターの件で再度御質問をいただいておりますが,やはりシェルターの設置についてはなかなか今現在では難しいと考えております。国のほうが示している対策がございますので,まずはそれに取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○宮武博議長  以上で千間議員の質問は終わりました。(拍手) 質問の途中でありますが,午後1時10分まで休憩いたします。      午後0時0分休憩      ~~~~~~~~~~~~~      午後1時24分開議 ○宮武博議長  午前中に引き続き会議を開きます。 次は,順序に従いまして岡崎議員。     〔6番岡崎隆議員登壇,拍手〕 ◆6番(岡崎隆議員)  皆さんこんにちは。自由民主党岡山市議団政山会の岡崎でございます。 9月5日から始まりました今回の質問戦も吉本議員のすばらしい質問から私が28番目,最後でございます。相撲で言いますと横綱が入ってきたり,それから柔道で言いますと大将戦だったり,剣道とかね,最後をとる人って結構大物が多い。(笑声)しかし,この岡山市議会というのは非常に民主的でございまして,くじ引きでございます。その結果,私が大トリということでございます。本当にこうやって大森市長を横に市長の最後の──1期目のですよ,1期目の(笑声)──質問戦の最後を私がやるというのは,どうも本当に心苦しいなとも思いながら,地元の要望がたくさんありますんで,手際よく質問を進めていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは,通告に従いこれより質問に入ります。 まず,道路整備についてでございます。 皆様も御存じのとおり,私の地元瀬戸地域は平成30年中に美作岡山道路の供用が開始され,また平成30年代半ばにはいよいよ瀬戸インターから山陽道への乗り入れも計画されています。このことは,地域経済発展等大きな可能性を持つ一大事業であり,地域住民の持つ期待は完成が近づくにつれ,大変大きくなっております。 一方,瀬戸インター開設による周辺道路への交通量の増加を心配する地域住民の声が多いのも事実であります。また,この問題は,学区単位で取りまとめられた要望書に記載されているものであります。 まず1点目,県道万富・吉井線でございます。 この件は,2年前の議会でも取り上げた問題です。この道路は,県道岡山・赤穂線からキリンビール岡山工場の横を通って備前大橋のつけ根に当たる国道2号線と接合する道路であります。現在でも大型車の通行が多く,歩行者や自転車等が通行する場合,大変危険な道路となっております。今年度は,学区の要望に沿う形で一部の区間で歩道の整備を行う予定となっております。当局におかれましては,早急な対応をしていただきまして本当にありがとうございます。 最終的に,残りの歩道未整備区間をいつまでに解決していくお考えか,また計画があればお示しください。 また,現在の交通量であっても2号線との接合部は,朝の渋滞問題と交差点部分の構造的な問題で,道路利用者の方々から改善を求める声が多いところであります。これは,旧瀬戸町時代からの課題でもありました。岡山市と合併し同じ自治体となり,また政令市となった岡山市だからこそ国と直接交渉を行い,解決していくべき課題だと考えます。当局のお考えと今後の交差点部分の改良計画をお示しください。 次に,市道浦間・東平島線についてでございます。 この道路につきましては,平成28年11月議会において,県道西大寺・山陽線の渋滞解決方法の一つとして提案しました。瀬戸町江尻から県道一日市・瀬戸線を介して平島に抜ける市道をバイパスとして利用してはどうかという案です。慢性的に渋滞する西大寺・山陽線の交通量を分散させる道路の新設及び250号線との接合部分の改良について,その後調査は行われましたか。何らかの方向性が出せるのであればお示しください。 次に,市道瀬戸町光明谷・瀬戸線についてお尋ねします。 この線は,瀬戸駅前の道路で,大変利用の多いところであります。ここも旧瀬戸町時代から道路の拡幅を求める声が多いところでありました。この道路は,平行して田原用水が一方に流れ,反対側には住宅等が密集しているため,全面拡幅は大変課題の多い道路だということは私も認識しています。しかし,今回美作岡山道路,将来の山陽道乗り入れを考えますと,あの道路にこれ以上交通量がふえると大変なことになるのではないかと考えている市民の皆さんが多いのもよく理解できます。 そこで提案なんですが,市道瀬戸町光明谷・瀬戸線の一番細くなっている部分をまず改良してみてはいかがでしょうか,当局のお考えをお示しください。 これで道路関係問題の質問を終わります。皆さん,瀬戸のことが多かったんでわかりづらかったかと思いますが,この3本の道路は非常に大事な道路でして,よろしくお願いいたします。 次に,2月議会の質問に引き続きという形になりますが,私は市が将来ビジョンを描くに当たって最も大切なのは,人口動態を把握することであると思います。その上で,産業政策や雇用政策,社会福祉政策等あらゆる政策が組み立てられていくものだと思います。岡山市も平成27年に人口ビジョンを作成し,今のままでいけば2020年の71万8,000人をピークに人口減少期に入ることがわかりました。その上で,大森市長はさまざまな施策を打ち出しながら人口減少傾向を抑制し,市基本推計人口水準の引き上げにつながる努力をなされていることに関しましては,周辺部に住む市民はもとより私自身も大きな期待をしている一人であります。 少子化に伴う人口減少は,ほんの10年ほど前には,同時進行した長寿化により高齢者数が増加したことで,数字の上では余り変化がないように思われていました。ところが,現在では集落を中心的に支えてくれていた高齢者の方々も含め,急激に人口が減少している地域が出てきていると思われます。周辺地域では,近い将来集落を維持していくことが大変困難になることが予想されます。今後は,まず周辺地域における集落単位での人口動態を予想し,現状を分析し,新たに限界集落に対する対策が必要になると思います。前回の質問で私は,岡山市にある限界集落の数をお尋ねいたしました。当局に調べていただいた資料によりますと,本市における高齢化率50%以上の町丁目は33カ所となっています。 そこでお尋ねします。 5年後,10年後,高齢化率が50%を超える町丁目の数は何カ所ぐらいになると予想していますか。 また,当局は,今回わかった地域に対してどのように実態を把握していくおつもりですか,お考えをお示しください。 次に,岡山市生物多様性地域戦略について質問いたします。 ことし3月にまとめられたこの戦略は,失われつつある生物多様性の保全とまちの発展の両立を目指し,次世代にこのすばらしい自然環境と調和のとれた岡山市を引き継いでいく上で大変重要な戦略であると思います。この戦略の中には,野生生物の現状として,これまでに市域内で確認された野生生物の数は,哺乳類約30種,鳥類約270種,魚類約110種,昆虫類約4,000種等々,約7,000種もの生物が確認されているとあります。また,その中でも希少種は平成28年10月現在,622種確認されているようです。 私は最近,地元の住民の方から地域に住むたくさんの野鳥の写真を見せていただく機会がありました。写真には,絶滅危惧種であるサンコウチョウやオシドリ,水辺の宝石と呼ばれているカワセミなどの姿があり,改めて我が郷土の豊かな自然を再認識しました。いつもイノシシ駆除のことばかり考えている私にとって,大変よい機会になりました。 そこでお尋ねします。 私が心配しているのは,外来種についてでございます。今回はイノシシではございません。外来種についてでございます。この戦略には,生物多様性の危機と課題について4つの危機としてまとめられています。その中の③人が持ち込む生物や物質による危機の項で,地域固有の生物が外来種によって衰退していくことについて触れていますが,現在岡山市が把握している外来種はどのぐらいいますか。また,近年その数は増加していますか,お尋ねします。 さらに,外来生物対策で,侵入・拡散防止にはどのような取り組みをなされていますか,お尋ねいたします。 現在既に定着している外来種のブラックバス,ブルーギル,ミシシッピアカミミガメ,ジャンボタニシ,ヌートリア等の具体的な駆除計画をお持ちであれば教えてください。 また,多様な主体に対する学習ということで,体験の場所を提供するなど市内にある施設を環境学習の拠点として有効活用するとなっていますが,現状の取り組みを教えてください。今後,環境学習拠点をふやしていく計画はお持ちですか,当局のお考えをお聞きします。 これで第1回目の質問を終了いたします。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○宮武博議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  それでは,大トリ岡崎議員の質問に対して1期目最後の答弁に入らせていただきます。 私は,集落維持についてお話し申し上げたいと思います。 きめ細かい対応をすべきだと,一言で言うとそういうことだと思いますが,私もそう思っています。実は,国にいるときも日本の国土全体を1平方キロメーターのメッシュに区切って将来の人口予測をさせていただきました。そういう経験から見ても,案外都市部でもいろいろなことが起こっているということもよくわかりますし,そういうきめ細かい対応というのは本当に必要だろうと思っています。 平成28年12月末時点の住民基本台帳人口をもとに町丁目単位で高齢化率50%以上のエリアを調査したところ,御指摘のように33カ所という結果となりました。この資料については議員もお持ちだと思います。5年後,10年後どうなるかということでありますが,この最新の国勢調査の結果をもとに,推計のための作業をしているところであります。年度内にはまとめていきたいと思っております。 今のは町丁目単位でありますが,よりそういう中山間地での実態を詳細に見るべきじゃないかというお話だろうと思いますが,先ほど言った33カ所のうち,これを中山間・周辺地域に当てはめると23カ所になります。この23の町丁目をこれからもう少しきめ細かく見るためにはどうするかということで,町内会単位をひとつ見てやっていこうじゃないかと。今正確な箇所はわかりませんが,当然ながら23よりも相当数多くなってくると思いますが,そういう町内会単位で日々の生活にどういう支障が出てくるのか,また行事が存続できるのかどうか,できないとすればどういうことを考えられているのか,また考える余地があるのかどうかとか,いろいろなことがあるんだろうと思います。来年度になりますから,当然ながら項目はまだきちっと精緻なものまではできておりませんけれども,そういう面で御指摘のようにきめ細かい調査をやらせていただきたいと思っております。 よろしくお願い申し上げます。 ◎大杉誠都市整備局長  道路整備について順次お答えします。 まず,県道万富・吉井線について,歩道未整備区間の整備計画,また国道2号との交差点改良計画を示せとのお尋ねです。 県道万富・吉井線の瀬戸町南方から大内を経由して国道2号との交差部の吉井交差点までの区間については,路肩が狭く歩行者や自転車の通行空間が十分確保できていない区間が多い状況であることから,このうち瀬戸町南方から大内に至る840メーターの区間については,今年度路肩を拡幅する予定でございます。その他の区間につきましては,今後安全確保のための対策について,地元関係者とも協議しながら検討してまいりたいと考えています。 次に,吉井交差点の改良についてですが,現在国とともに計画案の検討を進めており,国においては国道2号の交通事故対策事業として平成30年度の事業化を目指していると聞いております。 次に,市道浦間・東平島線について,県道西大寺・山陽線との交通量を分散するバイパス計画及び国道250号との交差部についての調査,方向性が出ているのかとのお尋ねにお答えします。 市道浦間・東平島線と国道250号線との交差点は,現在平島交差点との距離が短く,左折しかできない形状となっていることから,今後県道西大寺・山陽線のバイパスとしても機能が果たせるよう,ルートや交差点形状について,今年度概略設計を発注したところでございます。 最後に,市道瀬戸町光明谷・瀬戸線について,まずは一番細い部分を改良すべきと考えるが所見をとのお尋ねでございます。 市道瀬戸町光明谷・瀬戸線については,県道瀬戸停車場線とともにJR瀬戸駅へのアクセス道路であり,通行が多いにもかかわらず道路幅員が狭く,車のすれ違いに支障を来している箇所があると認識しております。議員御指摘の箇所も含めどのような対策ができるか,まずは現状の把握に努めたいと考えております。 以上です。 ◎山上晃稔環境局長  岡山市生物多様性地域戦略についての項,順次お答えいたします。 市が把握している外来種の数,その数は増加傾向にあるか,外来種の侵入・拡散防止の取り組みと定着済み外来種の駆除計画はあるかとのお尋ねに一括してお答えいたします。 岡山市内でこれまでに確認されました外来種は,明らかになっている範囲で哺乳類2種,鳥類11種,両生類・爬虫類2種,魚類16種,昆虫類3種,昆虫類以外の無脊椎動物8種,植物590種の計632種です。 増加傾向にあるかどうかですが,アライグマやセアカゴケグモなどが新たに発見されているものの,全体としては個体数調査などが必要であり,把握が難しい状況でございます。 外来種の侵入・拡散防止の取り組みといたしましては,チラシやホームページ,環境学習行事等で注意喚起を行っております。 また,環境省は,外来生物法で生態系,人の生命,身体,農林水産業へ被害を及ぼす通称ブラックバスやヌートリアなどの外来種について,特定外来生物に指定し,被害が既に生じているまたは生じるおそれがある場合に,必要に応じて防除を行っておりますが,ジャンボタニシやアカミミガメなど他の外来種については,防除を行っていないのが現状でございます。 既に定着済みの特定外来生物の駆除につきましては,防除手法の確立,防除を行う種や地域の選定,経済性などさまざまな観点からの検討が必要になります。引き続き環境省や他都市の取り組み等を調査研究するとともに,岡山市にとってどのような対策が効果的であるのか,関係部局とも協議してまいりたいと考えております。 次に,環境学習拠点の現状の取り組みと今後の計画はとのお尋ねでございます。 環境学習拠点とは,生物多様性地域戦略に基づき,一定レベル以上の環境学習を実施している施設について,広く市民が生物多様性を学ぶことができる拠点として新たに位置づけていこうとするものでございます。現在,環境学習拠点として想定される施設としては,操山公園里山センター,半田山植物園,めだかの学校,犬島自然の家などが考えられますが,今後体験農園などの民間施設も含めた形の仕組みづくりを進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔6番岡崎隆議員登壇〕 ◆6番(岡崎隆議員)  答弁ありがとうございます。 それでは,一問一答方式で質問させていただきます。 まず,道路整備のところでございますが,県道万富・吉井線の今年度予定してくださっている840メートルの区間の整備,本当にこれありがとうございます。今回の整備が終わった後,残りの未整備区間はどのくらいですか。 ◎大杉誠都市整備局長  この区間以外の歩道ができていないところになるんですけど,実際に整備していく方法等,地元とも協議しながらその整備の量については把握していきたいと考えております。 ◆6番(岡崎隆議員)  ここで細かくメーター数をどうのこうのと言うつもりはございませんが,今回整備してくれる距離は非常に長いんですが,未整備区間もかなりの距離が残ると思うんです。特に,集落内を中心にやってほしいというのが地元の声なんで,ぜひ地元協議で当局のほうも優先箇所といいますか,そういった視点を持って交渉に当たっていただけますか。 ◎大杉誠都市整備局長  議員おっしゃるように,まだかなりの距離が残っているということで,どこに優先的な整備が必要なのかというのは,地元と十分協議しながら進めていきたいと思います。 以上です。 ◆6番(岡崎隆議員)  それから,交差点部のところですが,これは本当にありがたい話でございまして,ぜひとも国との協議をしっかりしていただいて,引き続き早期の実現を期待しておりますんで,よろしくお願いいたします。 それと市道浦間・東平島線についてでございますけれど,今年度より検討を始めてもらったと,これは大変心強いわけですが,この検討というのは県道西大寺・山陽線のバイパス機能を持たせる道路の新設を行う上での検討と捉えてよろしいでしょうか。 ◎大杉誠都市整備局長  議員おっしゃるとおりでございます。 ◆6番(岡崎隆議員)  ありがとうございます。 それで,今回初登場の市道瀬戸町光明谷・瀬戸線でございますが,これは合併特例区が5年間の役割を果たしたときの地域の要望であり,岡山市に対して出した箇所でもございます。そしてまた,今地元になります江西小学校区の学区の要望書の中にも出ている場所です。JR瀬戸駅ってね,来てもらったらわかりますが大変利用の多い駅です。それで,その前の主要道のもうど真ん前の──距離にしたらわずかな距離なんですが──細くなっている部分,ここをまず最初にやってほしいというお願いでございます。これは,整備を一日も早くということで,これからの現状把握というのが一番大事だと思います。その上で,こういう工法がいい,こうやったら地元も協力してくれそうだということで一日も早く事業を進めていっていただきたいと思いますが,その辺再度お考えをお示しください。 ◎大杉誠都市整備局長  先ほど答弁でも言いましたように,まずは現状の把握をさせていただいて,どういった形の整備が効果的なのかというのをまず検討させていただきたいと思っています。 ◆6番(岡崎隆議員)  ぜひともよろしくお願いいたします。 今回,3本の道路の件を出したんですが,山陽道への乗り入れが開始するときに一番車の動き方が変わってくる,そういう中で地域の方が懸念されている道路でございます。その辺で,今後どのように交通量を予想されていくか。僕も一度資料を見せていただいたことがあるんですが,今後の美作岡山道路の供用,それから将来山陽道への乗り入れが開始されるときどうなるかというので,この道路はこのくらいふえそうだというようなもうちょっと具体的な数値をつかんでいくおつもりはありませんか。 ◎大杉誠都市整備局長  もちろん平成30年内には開通するということで,今後道路の通行量の変化についてはしっかり調査して,以後の整備に生かしていきたいと考えております。 ◆6番(岡崎隆議員)  次に,集落維持については,市長のほうから今後きめ細かな調査も含めてしていただけるということ,また今年度中に一定の予想をまとめるということで期限も教えていただきました。これは本当にありがとうございます。周辺地域に住む住民の方は,やっぱりそういった僕たちの地域のことを知っていただく,また当局からいえば把握するということで非常に安心感が持てますんで,今いただいた市長の答弁,これは自分も思っていた以上に,具体的な期日まで出していただきまして本当にありがとうございました。 次に,外来種等の件について質問いたします。 外来種は増加していますかという問いかけだったんですが,個体数調査が必要であって,把握が難しいという答弁は,少し食い違っとんかなと思います。例えば,現在632種の外来種がいますよね。それが近年ふえているのか減っているのか,その辺どうでしょうか。 ◎山上晃稔環境局長  外来種自体,どういった経路で入ってくるのかというのがまた問題になってくるわけなんですけれども,基本的には発見した中で外来種であるということであればカウントされていきますし,なかなかこれがふえているかどうかというのも本当……,例えばそれこそヒアリの話がございました。これまでいなかったものが外国からのコンテナの中に入ってくるというような状況がございます。そういった中で,これからもふえていくかもしれませんし,今外来種の個体数がどんだけあるのかというのを我々がつかむことは,後追い後追いになってしまうので,これがふえていくのかどうかという点では明確にこれからどんどんふえていくんですよというふうな言い方もまたできないところかなと思います。 以上です。 ◆6番(岡崎隆議員)  いや,局長ね,外来種がふえていって生物多様性の中で固有種がちょっと生息域を狭めてきょうると,岡山市の中でそういうような流れがあるという認識でいいんでしょうかね。 ◎山上晃稔環境局長  例えば,ブラックバスですとかブルーギルとかよく耳にする外来種,これは実際にふえている状況があって,特に川であればそれがアユとかを食べてしまうというようなことで日本の在来種を圧迫する,阻害するといった状況というのは,特に報道等もされているように問題になっているところでございます。 ◆6番(岡崎隆議員)  要は,外来種についてなかなか調査しにくい部分もあるんだと思いますけれど,じゃあ今までいなかった外来種が新たに見つかったとしますわ。ほんで,これは岡山市に定着してしもうたなと判断する基準というのは誰が持っとって,どういうところで,今度633種目というのが出るんですかね。ちょっと教えてください。 ◎山上晃稔環境局長  外来種が固定して岡山のこのエリアにもう入ってしまったというふうなことでその確認ということになりますと,これ自体は環境省ですとか県とか,協議しながら行うという形になるのかなと思います。 以上でございます。 ◆6番(岡崎隆議員)  わかりました。もう時間の関係もありますんで,ぜひその辺の基準もはっきりしていただいてお知らせしてほしいと思います。 それから,ブルーギルやヌートリア以外は基本的には駆除の対象になっていないというようなことで,ジャンボタニシなんかは農業における被害が既に生じていて,また生じるおそれがある外来種としても認識できるんじゃないかな。現在,駆除は行っていますか。 ◎山上晃稔環境局長  ジャンボタニシ,あとブラックバス。(「ジャンボタニシ」と呼ぶ者あり) ジャンボタニシは既に定着しているわけなんですけれども,実のところ市内全域での根絶というのは困難であるということで,非常に繁殖が旺盛であるために,これをどういうふうにやっていくのか,労力,費用対効果などの観点からいうと難しい問題だなと考えております。今のところ効果的な政策はないというのが実態でございます。 以上です。 ◆6番(岡崎隆議員)  局長ね,だから外来種を全部駆除せえということではないんですよ,僕もね。だけど,何か僕が駆除といったらイノシシの駆除とかのことばっかり言うようなけど,地域に被害を与えておるとか固有種にとって非常に脅威になっておるものは,何らかの方法をつくっていかんと,これだけすばらしい生物多様性の方針を岡山市としてばんと出しておるわけで,その中で実は中身はということになったときに,ここの部分,ちょっと弱いんじゃないかなと思う。この外来種って市民の人もぱっと言われたら3つか4つは言えても,20以上言えたらちょっとマニアックなぐらい,余りわからんですよね。ということで,ちょっとその辺を含めて外来種についてどのような位置づけをしていこうと思うのか,お考えをお示しください。 ◎山上晃稔環境局長  この岡山市生物多様性地域戦略自体はいろんな多様な生物をいかに守り育てていくかというところに力点を置いているという部分がまず1つあります。その中で,4つの危機の一つとして外来種が入ってきていることも問題提起をさせていただいています。ただ,外来種につきましては,環境省を初め関係機関と連携しながら,また外来種被害予防3原則というのがあるんですけれども,入れない,捨てない,広げないと,そういった市民の理解の向上というのが一番重要だろうということで,それについては引き続き努めてまいりたいと考えております。 ただ,先ほども申しましたけれども,人の身体,生命あるいは農作物とか,そういったものに対して明らかに被害があるものについては何とかそれを駆除していかなきゃいけないものであろうと。例えば,ブラックバスについては,環境省のほうでアユモドキの産卵場があります吉井川水系の瓜生川流域においてその調査及び防除の取り組みを行っているということで,岡山市もオブザーバーとして参加しているところでございます。 以上でございます。 ◆6番(岡崎隆議員)  どうぞよろしくお願いします。 それで,この外来種について今いろいろと質問,やりとりをさせていただいたんですが,岡山市は環境学習拠点というのをこれからふやしていくという計画で,具体的な数とかあるんですかね。 ◎山上晃稔環境局長  実際,既に環境学習事業を行っている施設について,生物多様性地域戦略の中で該当する施設に対して,そういった施設になっていただきたいというお願いをしてまいります。それをさらにネットワーク化していきたいと考えています。 以上です。 ◆6番(岡崎隆議員)  例えば,東区で言いますと,多様な主体に対する学習の体験の提供というのはどういう場所を想定されていますか。 ◎山上晃稔環境局長  特に東区という一つの大きなエリアで考えますと,百花プラザですとかあるいは犬島自然の家などが想定されるところでございます。ただ,それ以外にも,例えば瀬戸地域で言いますと瀬戸公民館では瀬戸町生き物探偵団というのが年10回活動しているとか,あるいは万富公民館ではバス駆除釣り大会in吉井川といった催しもしていらっしゃるということで,そういったところも学習拠点施設になっていただきたい施設であろうかなと考えております。 ◆6番(岡崎隆議員)  もう時間があと一分なんで。 前にも議会で取り上げたことがあるんですが,やっぱり岡山市の特徴として本当に川が多くてきれいな環境が残っとって淡水魚がたくさんいる。そこで,この環境学習拠点という中に,施設がそんなに大きい施設じゃなくても淡水魚が見える,そういうような施設,そして絵とか映像じゃなくて生で見る,そういう機会をやっぱりつくっていくべきだと思うんです。そういう中で,外来種の脅威だとかといったようなものや,逆に言ったらふえ続けておる生き物をどこかで一度ストックする場所とかといったようなものも含めて,今後は環境学習の場所として淡水魚を生で見える,そういう施設等の整備をお考えではありませんか。ぜひとも考えていただきたいと思いますが,その辺のお考えをお願いします。 ◎山上晃稔環境局長  淡水魚の水族館的な施設をというお尋ねなんですけれども,実際今議員のおっしゃったように,この8月23日,24日にイオンモール岡山で生き物フェスタというのを開催したんですけれども,これ非常に好評で,小学生や小学校にまだ上がっていないお子さんもいっぱい来られて多くの方に来場いただいたんですけれども,その会場の中央にアユモドキを初めとした淡水魚を展示した水槽を設置しました。本当に子どもたちが鈴なりになって見ているという状況がございました。そういった意味では,淡水魚の展示というのは環境学習施設としても有効であろうかなと考えるところでございます。そういった施設については,市としてもどんなものがいいのか,規模的なものも含めてどう考えるのかというのは,まだいろいろと課題があろうと思います。例えば,キリンビール岡山工場ではアユモドキが入った水槽を展示して,見学に来られた方がこの地域にアユモドキという魚がいるんだというのがわかるようにしてくれているといったものもございます。そういったことで,どういったものができるのか,何ができるのかというのは検討させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○宮武博議長  以上で岡崎議員の質問は終わりました。(拍手) 以上で個人質問を終わります。 つきましては,日程第1の案件は,お配りいたしております付託案件表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。      ───────────── ○宮武博議長  この際御報告申し上げます。 本定例市議会において受理いたしました陳情につきましては,お配りいたしております文書表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたしますので,御報告申し上げます。      ──────〇────── △日程第2  決第1号~決第19号,甲第168号議案~甲第170号議案      ───────────── ○宮武博議長  日程第2に入ります。 日程第2は,決第1号平成28年度岡山市一般会計歳入歳出決算について以下19件の決算及び甲第168号議案平成28年度岡山市水道事業剰余金の処分について以下3件の剰余金処分議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 なお,これらの決算等につきましては,既に市長の提案理由の説明を終わっておりますので,これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。      ───────────── ○宮武博議長  お諮りいたします。 これらの決算等につきましては,一般会計決算審査特別委員会,特別会計決算審査特別委員会,企業会計決算等審査特別委員会を設置し,これに付託いたしたいと思います。 委員会名,委員数及び付託事件を職員に朗読させます。 ◎中野光議事課長  朗読いたします。 委員会名 一般会計決算審査特別委員会 委 員 数 14人 付託事件 決第1号平成28年度岡山市一般会計歳入歳出決算について 委員会名 特別会計決算審査特別委員会 委 員 数 14人 付託事件 決第2号平成28年度岡山市国民健康保険費特別会計歳入歳出決算について以下13件の特別会計決算について 委員会名 企業会計決算等審査特別委員会 委 員 数 14人 付託事件 決第15号及び甲第168号議案平成28年度岡山市水道事業会計決算及び平成28年度岡山市水道事業剰余金の処分について以下5件の企業会計決算及び3件の事業剰余金の処分について 以上でございます。 ○宮武博議長  ただいま朗読しましたとおり決定いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○宮武博議長  続いてお諮りいたします。 ただいま設置されました特別委員会の委員の選任につきましては,お配りいたしております付託表の委員氏名のとおり指名いたしたいと思います。 念のため職員に朗読させます。 ◎中野光議事課長  朗読いたします。 一般会計決算審査特別委員会(定数14人)               礒 谷 和 行議員               鷹 取 清 彦議員               松 島 重 綱議員               成 本 俊 一議員               森 田 卓 司議員               川 本 浩一郎議員               山 田 正 幸議員               竹之内 則 夫議員               福 吉 智 徳議員               河 田 正 一議員               東     毅議員               下 市 このみ議員               楠 木 忠 司議員               高 橋 雄 大議員 特別会計決算審査特別委員会(定数14人)               浦 上 雅 彦議員               藤 原 哲 之議員               吉 本 賢 二議員               赤 木 一 雄議員               難 波 満津留議員               岡 崎   隆議員               柳 井   弘議員               磯 野 昌 郎議員               則 武 宣 弘議員               松 田 安 義議員               竹 永 光 恵議員               田 中 のぞみ議員               羽 場 頼三郎議員               森 山 幸 治議員 企業会計決算等審査特別委員会(定数14人)               三 木 亮 治議員               和 氣   健議員               田 口 裕 士議員               東 原   透議員               千 間 勝 己議員               二 嶋 宣 人議員               松 田 隆 之議員               中 原 淑 子議員               林   敏 宏議員               林     潤議員               鬼 木 のぞみ議員               太 田 栄 司議員               柳 迫 和 夫議員 以上でございます。 ○宮武博議長  ただいま朗読しましたとおり決定いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○宮武博議長  お諮りいたします。 委員会審査のため,明9月12日から9月14日までの3日間本会議を休会いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○宮武博議長  次の本会議は9月15日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。      午後2時9分散会...