平成26年11
月定例会 平成26年11
月定例岡山市議会 議 事 日 程 第1号 11月27日(木)午前10時開議第1 議席の変更について第2 会期の決定について第3 決第1号 平成25年度岡山市
一般会計歳入歳出決算について 決第2号 平成25年度岡山市
国民健康保険費特別会計歳入歳出決算について 決第3号 平成25年度岡山市
用品調達費特別会計歳入歳出決算について 決第4号 平成25年度岡山市
住宅新築資金等貸付事業費特別会計歳入歳出決算について 決第5号 平成25年度岡山市
災害遺児教育年金事業費特別会計歳入歳出決算について 決第6号 平成25年度岡山市
公共用地取得事業費特別会計歳入歳出決算について 決第7号 平成25年度岡山市財産区
費特別会計歳入歳出決算について 決第8号 平成25年度岡山市
学童校外事故共済事業費特別会計歳入歳出決算について 決第9号 平成25年度岡山市
母子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計歳入歳出決算について 決第10号 平成25年度岡山市駅元町
地区市街地再
開発事業費特別会計歳入歳出決算について 決第11号 平成25年度岡山市
介護保険費特別会計歳入歳出決算について 決第12号 平成25年度岡山市
後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算について 決第13号 平成25年度岡山市
公債費特別会計歳入歳出決算について 決第14号及び甲第261
号議案 平成25年度岡山市
水道事業会計決算及び平成25年度岡山市
水道事業剰余金の処分について 決第15号及び甲第262
号議案 平成25年度岡山市
工業用水道事業会計決算及び平成25年度岡山市
工業用水道事業剰余金の処分について 決第16号 平成25年度岡山市
病院事業会計決算について 決第17号 平成25年度岡山市
地方独立行政法人移行準備病院会計決算について 決第18号及び甲第263
号議案 平成25年度岡山市
市場事業会計決算及び平成25年度岡山市
市場事業剰余金の処分について 決第19号 平成25年度岡山市
下水道事業会計決算について第4 報第58号
専決処分の報告について 報第59号
専決処分の報告について 報第60号
専決処分の報告について 報第61号
専決処分の報告について 報第62号
専決処分の報告について 報第63号
専決処分の報告について 報第64号
専決処分の報告について 報第65号
専決処分の報告について第5 甲第265
号議案 平成26年度岡山市一
般会計補正予算(第3号)について 甲第266
号議案 平成26年度岡山市
介護保険費特別会計補正予算(第1号)について 甲第267
号議案 平成26年度岡山市
下水道事業会計補正予算(第1号)について 甲第268
号議案 岡山市
情報公開条例の一部を改正する条例の制定について 甲第269
号議案 岡山市
財産条例の一部を改正する条例の制定について 甲第270
号議案 岡山市区の設置並びに区の
事務所の位置,名称及び
所管区域を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第271
号議案 岡山市
福祉事務所設置条例の一部を改正する条例の制定について 甲第272
号議案 岡山市
老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例の制定について 甲第273
号議案 岡山市ふれあい
プラザ条例の一部を改正する条例の制定について 甲第274
号議案 岡山市
指定通所支援の
事業等の人員,設備及び運営に関する
基準等を定める
条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第275
号議案 岡山市
子ども医療費給付条例の一部を改正する条例の制定について 甲第276
号議案 岡山市
小児慢性特定疾病審査会条例の制定について 甲第277
号議案 岡山市
公共物管理条例の一部を改正する条例の制定について 甲第278
号議案 岡山市
パークアンドライド駐車場条例の一部を改正する条例の制定について 甲第279
号議案 岡山市
自転車等駐車場条例の一部を改正する条例の制定について 甲第280
号議案 岡山市
公園条例の一部を改正する条例の制定について 甲第281
号議案 岡山市
児童遊園地条例の一部を改正する条例の制定について 甲第282
号議案 岡山市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について 甲第283
号議案 岡山市
準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について 甲第284
号議案 岡山市
火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 甲第285
号議案 岡山市の
農業委員会の選挙による委員の定数,選挙区等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第286
号議案 岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について 甲第287
号議案 岡山市立公民館条例の一部を改正する条例の制定について 甲第288
号議案 和解及び
損害賠償の額を定めることについて 甲第289
号議案 指定管理者の指定について 甲第290
号議案 岡山市
過疎地域自立促進計画の変更について 甲第291
号議案 当せん金付証票の発売について 甲第292
号議案 市道路線の認定について 甲第293
号議案 市道路線の認定について 甲第294
号議案 市道路線の認定について 甲第295
号議案 市道路線の認定について 甲第296
号議案 市道路線の認定について 甲第297
号議案 市道路線の認定について 甲第298
号議案 市道路線の認定について 甲第299
号議案 市道路線の認定について 甲第300
号議案 市道路線の認定について 甲第301
号議案 市道路線の認定について 甲第302
号議案 市道路線の認定について 甲第303
号議案 市道路線の認定について 甲第304
号議案 市道路線の認定について 甲第305
号議案 市道路線の認定について 甲第306
号議案 市道路線の認定について 甲第307
号議案 市道路線の認定について 甲第308
号議案 市道路線の認定について 甲第309
号議案 市道路線の認定について 甲第310
号議案 市道路線の認定について 甲第311
号議案 市道路線の認定について 甲第312
号議案 市道路線の認定について 甲第313
号議案 市道路線の廃止について 甲第314
号議案 市道路線の一部廃止について 甲第315
号議案 工事請負契約の締結について 甲第316
号議案 工事請負契約の締結について …………………………………〇会議に付した事件 日程第1 議席の変更について 日程第2 会期の決定について 日程第3 決第1
号~決第19号,甲第261
号議案~甲第263
号議案 日程第4 報第58
号~報第65号 日程第5 甲第265
号議案~甲第316
号議案 ──────〇──────〇
出席議員(49人) 1番 花 房 稔 2番 川 本
浩一郎 3番 二 嶋 宣 人 4番 福 島 恭 子 5番 佐 藤 人 海 6番 井 本 文 博 7番 高 橋 雄 大 8番 東 毅 9番 田 中
のぞみ 11番 藤 原 哲 之 12番 東 原 透 13番 赤 木 一 雄 14番 北 川 あ え 15番 森 脇 浩 之 16番 難 波 満津留 17番 佐々木 龍 18番 千 間 勝 己 19番 吉 本 賢 二 20番 森 山 幸 治 21番 林 敏 宏 22番 福 吉 智 徳 23番 林 潤 24番 河 田 正 一 25番 藤 原 頼 武 26番 小 川 信 幸 27番 松 島 重 綱 28番 礒 谷 和 行 29番 升 永 市 郎 30番 小 林 寿 雄 32番 森 田 卓 司 33番 長 井 孝 介 34番 鬼 木
のぞみ 35番 竹之内 則 夫 36番 中 原 淑 子 37番 竹 永 光 恵 39番 鷹 取 清 彦 40番 田 口 裕 士 41番 浦 上 雅 彦 42番 宮 武 博 43番 楠 木 忠 司 44番 三 宅 員 義 45番 和 氣 健 46番 三 木 亮 治 47番 羽 場
頼三郎 48番 下 市 このみ 49番 田 尻 祐 二 50番 磯 野 昌 郎 51番 松 田 安 義 52番 則 武 宣 弘 …………………………………〇
欠席議員(2人
-欠員1) 31番 田 中 慎 弥 38番 有 井 靖 和 ─────────────〇説明のため出席した者 市 長 大 森 雅 夫 副 市 長 橋 本 豪 介 副 市 長 横 山 忠 弘 理 事 片 山 伸 二
危機管理担当局長・女性が輝く
まちづくり担当局長 奥 野 淳 子 政 策 局 長 田 中 利 直
政策局市長公室担当局長 河 野 広 幸
行政改革担当局長 福 山 潔 安全・
安心ネットワーク担当局長 箕 浦 勝 宏
ESD世界会議推進局長 浅 井 孝 司 総 務 局 長 岸 堅 士 財 政 局 長 深 澤 正 志 市 民 局 長 田 淵 薫 保 健
福祉局長 那 須 正 己
岡山っ子育成局長 荒 木 誠 環 境 局 長 甲 斐 充 経 済 局 長 大 月 秀 樹 都 市
整備局長 山 崎 康 司 下 水 道 局 長 南 山 瑞 彦
水道事業管理者 酒 井
五津男 市場事業管理者職務代理者 小 川 雅 史 消 防 局 長 長 瀬 正 典
選挙管理委員会 委 員 長 石 川 敬 之 監 査 委 員 委 員 白 神 利 行 農 業 委 員 会 第一
農業委員会会長黒 田 栄三郎 教 育 委 員 会 委 員 塩 田 澄 子 教 育 長 山 脇 健 ─────────────〇出席した
議会事務局職員 局 長 中 田 幸 成 統 括 審 議 監 中 村 稔 総 務 課 長 矢 木 広 幸 議 事 課 長 池 田 経 二 調 査 課 長 八 田 健 郎 午前10時1分開会
○
則武宣弘議長 皆さん御苦労さまでございます。 本日,平成26年11
月定例岡山市議会が招集されました。 ただいまの御出席は48名であります。 これより11
月定例岡山市議会を開会し,本日の会議を開きます。 ─────────────
○
則武宣弘議長 会議録署名議員に
河田議員,
升永議員のお二人を指名いたします。 ─────────────
○
則武宣弘議長 本日の
議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。 ─────────────
○
則武宣弘議長 この際御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,
監査委員から
例月現金出納検査の結果について,市長並びに
教育委員会委員長から陳情の
処理経過及び結果について,また市長から
市議会における
説明者の異動についてそれぞれ報告がありましたので,御報告申し上げます。 重ねて御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,
会議規則第132条の規定により議員を派遣いたしましたので,御報告申し上げます。 ──────〇──────
△日程第1 議席の変更について ─────────────
○
則武宣弘議長 日程に入ります。 日程第1は,議席の変更についてであります。
会議規則第5条第3項の規定により,議席の一部を変更いたします。 変更した議席は,お手元に配付の
議席表のとおりであります。 その
議席番号及び氏名を職員に朗読させます。
◎池田経二
議事課長 朗読いたします。 14番
森脇浩之議員を15番に,15番北川あえ議員を14番に変更でございます。 以上でございます。
○
則武宣弘議長 ただいま朗読いたしましたとおり議席を変更いたします。 ──────〇──────
△日程第2 会期の決定について ─────────────
○
則武宣弘議長 日程第2に入ります。 日程第2は,会期の決定についてであります。 お諮りいたします。 本
定例市議会の会期は,本日から12月16日までの20日間といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
則武宣弘議長 御異議なしと認めます。よって,会期は本日から12月16日までの20日間と決定いたしました。 ──────〇──────
△日程第3 決第1
号~決第19号,甲第261
号議案~甲第263
号議案 ─────────────
○
則武宣弘議長 日程第3に入ります。 日程第3は,決第1
号平成25年度岡山市
一般会計歳入歳出決算について以下19件の決算及び甲第261
号議案平成25年度岡山市
水道事業剰余金の処分について以下3件の
剰余金処分議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 これらの
決算等につきましては,9月
定例市議会において,
一般会計決算審査特別委員会,
特別会計決算審査特別委員会,
企業会計決算等審査特別委員会に付託し,閉会中にそれぞれ御審査をいただいておりますので,これより
委員長の報告を求めます。 まず,
一般会計決算審査特別委員長の報告を求めます。 〔40番
田口裕士議員登壇,拍手〕
◆40番(
田口裕士議員)
一般会計決算審査特別委員会における審査の過程並びに結果について御報告いたします。 本
特別委員会に付託されました案件は,決第1
号平成25年度岡山市
一般会計歳入歳出決算についてであります。 本決算につきましては,実質7日間にわたり
委員会を開催し,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。 なお,一部の委員から,以下の項目で認定できないとの意見があったことを申し添えておきます。 歳入では,第1款市税中,本町8番及び平和町1番の再
開発ビルに対する
固定資産税の不
均一課税。第15
款使用料及び
手数料中,
家庭系ごみ処理手数料。第20
款繰入金中,
学校教育施設等整備基金繰入金。 歳出では,第2
款総務費中,
光ファイバ負担金。第3
款民生費中,
こども園推進事業費。第4
款衛生費中,
斎場施設関連整備事業用地購入費,
家庭系ごみ有料化事業費並びに岡山県
広域水道企業団関係費。第8
款土木費中,駅元町
地区市街地再
開発事業費特別会計繰出金。第10
款教育費中,
給食業務委託料,
学校教育施設等整備基金積立金についてであります。 それでは,本
特別委員会の審査の過程において各委員から出されました主な質問,意見などについて御報告させていただきます。 まず,歳入第15
款使用料及び
手数料であります。 ここでは,
幼稚園授業料の
不納欠損と
収入未済額についてが議論となりました。 まず当局から,
不納欠損額は236万円余,
収入未済額は990万円余で,どちらも居所不明,
経済的困窮などの理由によるもので,
収入未済額の件数は1,586件であるとの説明がありました。 委員から,幼稚園の
授業料はどのように納めているのか,
口座振替は行っているのかとの質問があり,当局から,年2回,前期,後期に分けて
納付書を送付しているが,
口座振替は行っていないとの答弁がありました。 これを受け委員から,
納付方法については,
口座振替や
コンビニエンスストアでの納付など,払いやすい方法を考えることが
未済額を少なくすることにつながるのではないかとの意見があり,当局から,今回の
委員会での指摘を踏まえ,新年度以降,
口座振替や
コンビニエンスストアでの納付について
関係機関と調整していきたいとの答弁がありました。 次に,歳出第2
款総務費中,
総務局関係についてであります。 ここでは,
人員配置についてが議論となりました。 まず委員から,
職員数について,
採用者よりも
退職者が多い状況であり,ふえた
業務量は
臨時的任用職員,
嘱託職員などの非
正規職員でカバーしているとのことだが,その割合はどのようになっているのかとの質問があり,当局から,全体に占める
臨時的任用職員の割合は,平成24年は6.1%,平成25年は5.8%,平成26年では5.9%であるとの答弁がありました。 これに対し委員から,例えば保育の現場では非
正規職員として1年ごとの採用を繰り返す不安定な雇用を10年も続けている状況が見られる。このような職員は,ふえた業務に対する必要な人員であり,
正規職員として採用すべきではないかとの意見がありました。 さらに,各
区役所の
窓口業務に従事する非
正規職員の率が平成25年では40.31%となっているなど,全体の率に比べて非常に高くなっていることについて,委員から,各
区役所の
窓口業務は市民と最も多く接し,複雑な内容を聞かれたり,多様な相談にも対応していかなければならない部署である。今後,そういった部署を非正規で補うことがふえていくようでは困る。
市民サービスの向上には,対応する職員の知識の継承も必要であり,それぞれの現場をしっかりと把握した上で適切な
人員配置をお願いしたいとの要望がありました。 また,本件に関連して,歳出第10
款教育費の審査においても,
教育委員会所管の図書館,
公民館などの
退職者補充が
正規職員でなされていない状況に鑑み,
市民サービスの低下につながることがないよう,
委員会の総意として人員の適正な配置を強く求めたところであります。 次に,歳出第2
款総務費中,
市民局関係についてであります。 ここでは,
文化振興事業の連携についてが議論となりました。 まず委員から,おかやま
国際音楽祭及び岡山市
芸術祭について,
観客動員数はほぼ同じであるが,
事業費に大きな差が出ている。この違いは何かとの質問があり,当局から,おかやま
国際音楽祭はプロの音楽家を招き,市民に鑑賞の機会を提供する事業だが,岡山市
芸術祭は市民みずからの発表の場としての意味合いが強く,その点で差が出ているとの答弁がありました。 さらに委員から,本市全体のさらなる
文化振興を図るために,開催時期が近い両事業の連携についてどのように考えているのかとの質問があり,当局から,
文化芸術には音楽も入ると認識しており,
芸術祭と
音楽祭について,
文化芸術全体でどう連携するのかということは非常に重要である。両事業における音楽の扱いについては整理が必要だと考えており,
開催期間についても課題として検討していきたいとの答弁がありました。 次に,歳出第3
款民生費中,
保健福祉局関係についてであります。 ここでは,岡山市くらしやすい福祉の
まちづくり条例における
設計支援委員制度についてと,心の悩みや
精神症状の相談を受け付ける
こころの
健康センターについての2点が議論となりました。 まず,
設計支援委員制度についてであります。 委員から,
支援委員への
報償金支給の根拠は何かとの質問があり,当局から,本制度は岡山市くらしやすい福祉の
まちづくり条例に基づき,不特定多数の人が利用する施設を整備するに当たり,
高齢者や
障害者など誰もが使いやすく配慮がなされるよう,障害のある方など
利用者の立場から意見を聞く制度である。
支援委員は,公募による募集を行い,謝礼を支払っているが,特段の規定は設けていないとの答弁がありました。 これを受け委員から,
審議会などの
委員報酬の場合は,
支給根拠は条例によって規定されている。
報償金の場合は,特段の規定はないとのことだが,取り扱いがまちまちであり,何らかの
支給根拠についての明文化が必要ではないか。さらに,
保健福祉局だけでなく全市的な取り組みとして統一的な整理をしてもらいたいとの要望がありました。 次に,
こころの
健康センターについてであります。 委員から,
電話対応の時間が平日の午前9時から午後4時ということだが,土日や夜間などの対応時間外でつながらない場合はどうなるのかとの質問があり,当局から,土日や夜間を含む24時間対応は,民間の
社会福祉法人岡山いのちの
電話協会などが行っているとの答弁がありました。 これを受け委員から,
相談者は追い詰められせっぱ詰まっているので,重荷がとれ,一人でも多くの命が救えるよう,市と民間とで連携できる手段を考えてほしいとの要望がありました。 次に,歳出第3
款民生費中,
岡山っ子育成局関係についてであります。 ここでは,
私立保育園への
指導監査による指導後の対応についてが議論となりました。 委員から,
指導内容及び園名は公表しないとのことであるが,指導した問題が新たに別の園で繰り返されるかもしれない。抑止の意味からも,園名が特定できない形で公立,私立の保育園に監査結果を伝えることが必要ではないかとの意見があり,当局から,各園に共通する
指導監査について,
園長会などを通じて
周知徹底を図る方策を考えていきたいとの答弁がありました。 次に,歳出第4
款衛生費中,
市民局関係についてであります。 ここでは,
斎場施設関連整備事業用地購入費のうち,新
斎場整備事業用地購入費4億3,851万円についてが議論となりました。 委員から,
用地購入については,昨年11
月定例会の
予算議決に当たり所管の
市民文教委員会から,
予算執行に当たって4項目の強い要望が付されているが,要望に対する現時点での
対応状況はどうなっているのかとの質問があり,当局から,
市民文教委員会の要望を受けて,地元への
全戸訪問等を行い,また
説明会も開催した。さらに,今後も地元に対し丁寧な説明に努めるとともに,
環境調査も進めていくことを
市民文教委員会にも報告している。こうした経緯から,本年2
月定例会において,
当該事業用地の
買い入れ議案についての議決を得ているとの答弁がありました。 次に,歳出第4
款衛生費中,
環境局関係についてであります。 ここでは,
資源化物についてが議論となりました。 委員から,
資源化物の品目について質問があり,当局から,岡山市の
資源化物は空き缶,ガラス瓶,
てんぷら油,
廃乾電池,古紙,古布,ペットボトル,蛍光管,
発泡トレーであるとの答弁がありました。 これを受け委員から,
可燃ごみの中に
発泡トレーが入っているのを見かけるが,周知ができているのかとの質問があり,当局から,
発泡トレーを含め
資源化物の市民への啓発が足りないことは理解している。ついては,さまざまな機会を捉えて
周知徹底を図っていきたいとの答弁がありました。 次に,歳出第8
款土木費中,都市整備局関係についてであります。 ここでは,市営住宅の
指定管理者による管理運営についてが議論となりました。 市営住宅の
指定管理者制度は,一部の市営住宅で実施していた入居者管理,家賃収納,修繕などの指定管理業務を平成25年度より全市営住宅に広げて行っているが,委員から,
指定管理者が応募の際に提案した自主事業について,高齢化対応事業など入居者が期待していた事業の実施が年度途中からとなっているものや,稼働が芳しくない事業もある。今後は,徹底した指導が必要ではないかとの意見があり,当局から,現在の
指定管理者は昨年度からであり,当初自主事業の実施に当たり地元調整などに難航していたようである。しかし,みずから提案した事業であり,市から要求している事業や事務とあわせ,進捗状況や実績を見ながらしっかりと指導を行っていくとの答弁がありました。 次に,歳出第9款消防費中,消防局関係についてであります。 ここでは,119番通報へのいたずら電話など,活動妨害についてが議論となりました。 委員から,いたずら電話の件数について質問があり,当局から,119番通報は年間4万2,788件あるが,そのうちいたずら電話は704件あった。これに加え,直接各消防署に電話をして,発信者が特定できないようにしている悪質な通報もあるとの答弁がありました。 これを受け委員から,悪質なものは罰則の対象にはならないのか。消防・救急活動は一分一秒を争う仕事なので,もっと防止するための啓発をするべきである。何か対策はないのかとの質問があり,当局から,罰則対象になると考えるが,このような常識の範囲外の行為については,啓発の効果は限られているとの答弁がありました。 これらの質疑を踏まえ委員から,活動妨害は命にかかわるゆゆしき問題であり,罰則の対象となることも含め啓発活動を徹底して,少しでも少なくなるよう努力してほしいとの要望がありました。 以上が決第1
号平成25年度岡山市
一般会計歳入歳出決算の審査を通しての主な議論ですが,ここで御紹介したもののほか,事業執行における現状や課題に対してさまざまな意見や指摘がありました。当局におかれては,これらを真摯に受けとめ,十分に検討し,創意工夫と適正な手法で今後の市政に反映されるよう申し添えまして,
一般会計決算審査特別委員会の報告を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○
則武宣弘議長 次に,特別会計決算審査特別
委員長の報告を求めます。 〔49番田尻祐二議員登壇,拍手〕
◆49番(田尻祐二議員) それでは,
特別会計決算審査特別委員会,
委員長報告を行わさせていただきます。
委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本
委員会に付託されました案件は,決第2
号平成25年度岡山市
国民健康保険費特別会計歳入歳出決算について外11件の決算についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,決第10
号平成25年度岡山市駅元町
地区市街地再
開発事業費特別会計歳入歳出決算について並びに決第12
号平成25年度岡山市
後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算については,一部の委員から反対意見があり賛成多数で,その他の決算については全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 それでは,
委員会審査の過程において特に議論となりました点について順次御報告いたします。 まず,決第2
号平成25年度岡山市
国民健康保険費特別会計歳入歳出決算についてであります。 ここでは,国民健康保険料の収納状況についてが議論となりました。 委員から,所得階層別保険料収納状況を見ると,所得200万円以下の世帯では,平成23年度以降,収納率が改善されてきているが,所得が500万円を超える世帯の収納率は下がっている。低所得者に対して厳しくするよりも,払える人たちから徴収することのほうが大切だ。所得の高い世帯への対応をもっとしっかり行う必要があるとの指摘があり,当局から,滞納額50万円以上及び所得が500万円を超える世帯については,毎年特に重点を置き徴収を行っているにもかかわらず,なぜ収納率が下がっているのか分析し,今後もしっかりと財産調査をした上で滞納処分等を行っていきたいとの答弁がありました。 これを受けて別の委員から,払えるのに払わない人に逃げ得をさせるべきではない。所得が500万円を超える世帯にもっと重点を置いて収納率向上の取り組みを行ってほしいとの要望がありました。 次に,決第6
号平成25年度岡山市
公共用地取得事業費特別会計歳入歳出決算についてであります。 ここでは,公共用地取得に伴う残地について及び平成25年度末時点の保有地についてが議論となりました。 まず,残地について,委員から,残地補償の基準はあるのかとの質問があり,当局から,中央用地対策連絡協議会と同じ損失補償基準がある。また,取り扱いにおいて担当者によるばらつきが出ないようにするため,都市整備局内で残地補償に関する取扱方針も定めているとの答弁がありました。 さらに委員から,事業を進めていくため,積極的に隣地,地権者との間に入り,残地の売買の仲立ちはしないのかとの質問があり,当局から,ケース・バイ・ケースで紹介という形では手助けをしている。ただし,土地の売買価格などについては,個人対個人の話であり,市が間に入ることはないとの答弁がありました。 次に,平成25年度末時点で保有している用地についてであります。 当局から,平成9年に再取得した公営住宅用の2事業用地については,既に事業目的を喪失しており,その活用については庁内で検討を進めているとの説明があり,これを受け委員から,平成9年からこれまで何も変わっていない,どうするつもりなのかとの質問があり,当局から,この用地に限らず全庁的に未利用地の問題について取り組みを進めていきたいとの答弁がありました。 これを受け別の委員から,未利用地については,売却処分して,用地が必要になれば新たに買うという方向に変えていかなければならない。もっと気概を持って取り組んでほしいとの意見がありました。 次に,決第9
号平成25年度岡山市
母子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計歳入歳出決算についてであります。 ここでは,貸付条件の緩和と貸付金の償還に対する市の対応についてが議論となりました。 委員から,貸付件数は,高校の無償化や大学の奨学金の充実によって減少傾向にあるとの説明があったが,貸付条件が厳しいために必要な人が借りられない事例があるのではないか,基準を緩和することはできないのかとの質問があり,当局から,今国を挙げて貧困対策を行っているということもあり,貧困家庭の就学を促進する観点から,岡山市としてもことし1月から高校就学に際しての貸付条件を緩和しているとの答弁がありました。 これを受け委員から,困っている人に届くよう現状を把握するなど市として責任を持って対応し,制度変更についても窓口担当者まで
周知徹底してほしいとの要望がありました。 また別の委員から,過年度の償還率が低い。借受人の事情により返せない場合でも,連帯保証人をとっているのだから,確実に回収すべきである。必要としている人に条件を緩和して借りやすくする一方で,返せるのに返さない人がいないよう回収に力を入れてほしいとの意見,要望がありました。 次に,決第10
号平成25年度岡山市駅元町
地区市街地再
開発事業費特別会計歳入歳出決算についてであります。 ここでは,市が所有するホテル保留床の売却に向けた取り組み状況についてが議論となりました。 委員から,売却に向けて努力しているのかとの質問があり,当局から,昨年度末に4回目の公募を行ったが応募はなかった。現在は,公募と同じ内容で随時募集を行い,ホームページで公開もしながら,以前問い合わせがあった事業者には資料提供を行っている。現在も複数の事業者から問い合わせがあるとの説明がありました。 これを受けて委員から,期限を切らずに随時募集としたことについては,積極性がうかがえるが,早期売却に努めてほしいとの意見がありました。 なお,一部委員から,保留床については特定建築者が売却すべきで,市民にとってよい事業だったのか疑問がある等の理由で反対があったことを申し添えておきます。 次に,決第11
号平成25年度岡山市
介護保険費特別会計歳入歳出決算についてであります。 ここでは,給食サービス促進事業についてが議論となりました。 委員から,ボランティアがひとり暮らし
高齢者に給食を届けるひまわり給食サービスの
利用者が減少している。ひとり暮らし
高齢者が増加しているにもかかわらず
利用者が減少しているのは,必要な人に配食されていないのではないかとの質問があり,当局から,ひまわり給食サービスは,給食をつくる業者が1事業者,1カ所であるため,選べるお弁当が限られる。いろんなお弁当を食べてみたいというニーズがふえており,敬遠する
利用者も出てきている。行政としては,地域で
高齢者を支える取り組みの一環という意味からも,この事業を大切にしていきたい。ボランティアの高齢化など,事業を継続していく上で課題もたくさんあるが,地域で活動されている方とも意見交換をしながら事業を継続していく方法を考えていきたいとの答弁がありました。 なお,不用額について,委員から,多額の不用額が計上されているが,不用額はできるだけ2月補正予算で減額補正を行うことになっている。平成26年度予算の執行に当たっては,もう少し精査して取り組み,平成27年度予算はそれを見据えて要求するよう指摘があったことを申し添えておきます。 最後に,決第12
号平成25年度岡山市
後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算についてであります。 ここでは,後期
高齢者医療費の滞納状況についてが議論となりました。 委員から,差し押さえ件数がふえているが,滞納者の中には支払おうにも支払えない人もいる。こうした状況について,広域連合議会で議論されているのかとの質問があり,当局から,広域連合議会の中で生活困窮者への対応について具体的な議論はされていないが,平成26年度に行われた保険料率改定に合わせて収納率や滞納者についてが議題として上がっているとの答弁がありました。 これを受けて委員から,現場は頑張っているが,大変な状況がなかなか伝わらない。広域連合議会の限界ではないかとの指摘がありました。 なお,一部の委員から,後期
高齢者医療制度そのものの廃止を求めているという理由で反対があったことを申し添えておきます。 以上,特に議論となりました点を中心に御報告いたしましたが,この際当局におかれましては,審査の過程で各委員から出された意見,指摘等についても十分検討され,今後の市政運営に反映されるよう強く要望いたしまして,
特別会計決算審査特別委員会の報告を終わります。(拍手)
○
則武宣弘議長 次に,企業会計
決算等審査特別
委員長の報告を求めます。 〔41番浦上雅彦議員登壇,拍手〕
◆41番(浦上雅彦議員)
企業会計決算等審査特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本
特別委員会に付託されました案件は,決第14
号平成25年度岡山市
水道事業会計決算について外5件の決算,甲第261
号議案平成25年度岡山市
水道事業剰余金の処分について外2件の
剰余金処分議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,決第14
号平成25年度岡山市
水道事業会計決算について及び決第19
号平成25年度岡山市
下水道事業会計決算については賛成多数で,その他についてはいずれも全会一致で認定並びに原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となった点につきまして順次御報告申し上げます。 まず,決第17
号平成25年度岡山市
地方独立行政法人移行準備病院会計決算についてであります。 市民病院におきましては,本年4月1日に地方独立行政法人岡山市立総合医療センターに移行しましたので,本決算の審査に当たっては,当独立行政法人職員を参考人として招致し,答弁を求めました。 まず,
不納欠損について,委員から,平成25年度は前年度に比べ18.2%減少しているが,これはずっと減少傾向にあるのか,また徴収するに際し,特に意識して取り組んでいることは何かとの質問があり,当局から,
不納欠損は主に個人の未収であるが,減ってきている。取り組みとしては,未収患者には年6回,偶数月に催告状を送付し,支払っていただくよう粘り強く指導しており,その結果,
分割納入される方も出てきているとの答弁がありました。 これに対して委員から,困難な状況はあると思うが,諦めず引き続き御努力いただきたいとの要望がありました。 また,移行準備病院会計欠損金処理計算書(案)で,病院事業の未処分欠損金が約142億円あることに関し,委員から,市民病院が地方独立行政法人に移行するに当たり,未処分欠損金が新しい会計にどのように引き継がれていくのかとの質問があり,当局から,未処分欠損金は減価償却費のように現金支出を伴うものではなく,不良債務,不良債権ではないので,別法人が引き継ぐものではないとの答弁がありました。 これに対し委員から,未処分欠損金は負債ではないとのことだが,逆に現金を伴わない収入もあったのかとの質問があり,当局から,資本金も全て現金ではなく資産としても保有している。資本金と未処分欠損金を相殺して欠損金をゼロにするというやり方もあるが,公認会計士等とも協議して,この移行準備病院会計はこれで閉じて問題がないことを確認しているとの答弁がありました。 次に,決第19
号平成25年度岡山市
下水道事業会計決算についてであります。 ここでは,下水道光ファイバ使用料収入及び維持管理費についてが議論となりました。 委員から,下水道光ファイバの維持管理費が6,100万円で収入が500万円とのことであるが,収支改善の見込みはとの質問があり,当局から,今のところ維持管理費の縮減はできにくいと考えている。引き続き雨水ポンプ場の遠方監視制御やゲートの監視カメラ等で利用していきたいと考えているが,情報部門も含めどういうふうに活用していくべきか現在検討中であるとの答弁がありました。 これに対し委員から,この問題はずっと決算
委員会で議論になっている。いろいろなところときちんと連携してスピード感を持って検討していただきたいとの指摘があり,当局から,指摘を真摯に受けとめ,スピード感を持って検討を進めたいとの答弁がありました。 以上,審査の経過を御報告申し上げましたが,当局におかれましては,審査の過程で各委員から出された意見等に十分配慮され,今後の予算編成や事務執行に当たられるよう強く要望いたしまして,
企業会計決算等審査特別委員会の報告を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○
則武宣弘議長 以上で
委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 日程第3の案件中,決第1
号平成25年度岡山市
一般会計歳入歳出決算について,決第10
号平成25年度岡山市駅元町
地区市街地再
開発事業費特別会計歳入歳出決算について,決第12
号平成25年度岡山市
後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算について,決第14
号平成25年度岡山市
水道事業会計決算について,決第19
号平成25年度岡山市
下水道事業会計決算について,以上5件の決算を他の議案と分離して起立により採決いたします。 なお,本日の起立採決につきましては,車椅子を利用の議員に限り,挙手をもって起立といたします。 まず,決第1
号平成25年度岡山市
一般会計歳入歳出決算についてを起立により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○
則武宣弘議長 起立多数であります。よって,本件は
委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,決第10
号平成25年度岡山市駅元町
地区市街地再
開発事業費特別会計歳入歳出決算についてを起立により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○
則武宣弘議長 起立多数であります。よって,本件は
委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,決第12
号平成25年度岡山市
後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算についてを起立により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○
則武宣弘議長 起立多数であります。よって,本件は
委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,決第14
号平成25年度岡山市
水道事業会計決算についてを起立により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○
則武宣弘議長 起立多数であります。よって,本件は
委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,決第19
号平成25年度岡山市
下水道事業会計決算についてを起立により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○
則武宣弘議長 起立多数であります。よって,本件は
委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました5件の決算を除く他の
決算等について一括して採決いたします。 これらの
決算等につきましては,
委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
則武宣弘議長 御異議なしと認めます。よって,
委員長報告のとおり決定いたしました。 ──────〇──────
△日程第4 報第58
号~報第65号 ─────────────
○
則武宣弘議長 日程第4に入ります。 日程第4は,報第58号
専決処分の報告について以下8件の報告についてであります。 これらを一括上程し,市長から説明を求めます。 〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長 ただいま上程になりました報告について御説明申し上げます。 報第58号は,岡南環境センター延命化工事について,工事中に新たに補修の必要な箇所が見つかったため補修工事を追加し,契約金額を変更したものです。 報第59号は,国貸与公用車の事故について,相手方と和解したものです。 報第60号は,リース公用車の事故について,報第61号は,市有自動車の事故について,それぞれ相手方と和解し,賠償額を決定したものです。 報第62号は,リース公用車の事故について,報第63号及び報第64号は,市有自動車の事故について,それぞれ賠償額を決定したものです。 報第65号は,道路の管理瑕疵による事故について,相手方と和解し,賠償額を決定したものです。 何とぞよろしくお願いいたします。
○
則武宣弘議長 以上で日程第4の報告を終わります。 ──────〇──────
△日程第5 甲第265
号議案~甲第316
号議案 ─────────────
○
則武宣弘議長 日程第5に入ります。 日程第5は,甲第265
号議案平成26年度岡山市一
般会計補正予算(第3号)について以下52件の議案についてであります。 これらを一括上程し,市長から提案理由の説明を求めます。 〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長 平成26年度補正予算案並びに関係諸議案の御審議をお願いするに当たり,その大要と市政の動向等について申し上げ,市民並びに
市議会の皆様方に御理解と御協力を賜りたいと存じます。 我が国経済は,足元では回復が足踏みし,先行きの不透明感が強まるとともに,世界経済に下振れ懸念が指摘されており,経済再生と財政健全化の両立に向けた的確なかじ取りがますます重要となっております。 こうした中,先週末,消費増税等をめぐって衆議院解散となりましたが,政府におかれては,国民生活や地方の行財政運営に影響を生じないよう万全の措置を講ずるとともに,地方創生の取り組みをしっかりと前進させていただきたいと考えております。 魅力あふれる地方の創生に向けては,地方が主体的に元気で豊かな地域づくりに取り組むことが重要であり,市といたしましても,国の動向に機動的に対応しつつ,市民の皆様の幸せと岡山市の発展に資する取り組みを着実に進めていく所存でございます。 また,東京一極集中に歯どめをかけ,地域の活力を維持していく上で,指定都市岡山には,圏域の中心都市として都市圏全体を牽引し,住民の暮らしを支える役割が期待されていることを踏まえ,広域的な政策展開にも意を用いてまいります。 私は,これまで近隣自治体の市長さん,町長さん方との懇談会等を通じて信頼関係の構築に努めてまいりましたが,その中で,自治体の枠を超えた広域的な施策を実施することの必要性についておおむね意見の一致を見たところです。これを受け,今後の連携方策について,新たな広域連携制度を活用した地方中枢拠点都市圏の形成を視野に入れた議論を行うべく,去る11月17日に県内13自治体の首長による懇談会を開催いたしました。 これを皮切りに,丁寧なやりとりを通じて,よりよい圏域づくりに資する具体的な連携方策を見出してまいりたいと考えております。 私は,市政運営に当たり,継続と改革を旨とし,行政の継続性を基本としつつ,市民並びに
市議会の皆様方の御意見をお聞きし,財政状況等の諸条件も勘案しながら,時宜にかなった見直しや発展的な再構築を心がけてまいりました。 そして,市長就任から1年余りを経て,私なりに市政を取り巻く大きな変化,さまざまな課題が見えてきたと感じております。第一に挙げられるのは,人口減少克服,地方創生が我が国全体の大きな政策テーマとなる中で,岡山市においても,近い将来,人口減少期に入ることを見据えて,中・長期的な展望に立ったまちづくりの指針が求められていることです。その際,地域の特性や資源を生かしながら,調和のとれた多様で魅力あるまちづくりを進める必要があると認識しております。また,巨大地震の発生や大型化する台風,頻発する集中豪雨等による自然災害への不安の増大,岡山市初の国連機関による国際会議の開催を契機とした市民協働意識の高まり,女性の活躍への期待,岡山駅前での西日本最大級の大型商業施設の開業など,都市ビジョンの策定時には想定していなかった大きな環境変化も生じております。 こうした時代の要請や環境変化に的確に対応しながら,市民の皆様とともに魅力と活力ある都市づくりを進めていくため,基本構想を含む都市ビジョンを全面改定し,新たな総合計画を平成28年度中に策定することとし,行財政改革の基本指針となる行革の理念もその中に位置づけることといたしました。 この方針に沿って,新たな総合計画の計画体系,計画期間,策定スケジュール等の基本的な考え方を年内にもお示ししたいと考えております。 岡山市の組織につきましても,岡山市を取り巻く諸情勢の変化を踏まえ,来年度において,市民にとってよりわかりやすく,職員にとってより仕事のしやすいものにしたいと考えております。 その主な方向性といたしましては,ESDに関するユネスコ世界会議での成果を踏まえ,ESDの推進を初めとした市民と行政との協働のまちづくりの一層の推進を図るため,安全・安心ネットワーク推進室,ESD世界会議推進局及び市民局の一部等について組織をくくり直し,新たな局を設置することといたします。また,新総合計画と新行革方針の一体的な策定に向けた体制を整えます。 このほか,広報広聴機能の一層の強化を通じて,市民と一緒に考え,一緒に行動する市政を進めるため,広聴機能を市長公室に移管した上で市長直属の組織とするとともに,総合教育会議の設置等の制度改正への対応,機構と人事の一体管理,治水対策と雨水排水対策のより一体的な実施を図るなど,必要な組織の見直しを行います。 今後,これらの方向性のもとに,まずは,任務条例の改正に係る局室の整備についてできるだけ早期に成案化し,
市議会の御意見もお聞きしながら,新年度の組織体制を固めてまいりたいと考えております。 子ども医療費助成制度につきましては,子育て家庭への支援等の観点から,その充実を図る方向性において,有識者の方々による検討会を設け,そのあり方を3回にわたって御議論いただいたところです。 検討会では,助成拡大の必要性や何らかの自己負担が必要であるという点で議論が収れんするとともに,その対象については,小学校3年生まで,同6年生まで,中学校卒業までの3案が出されたほか,小児科医や医療機関の負担増への懸念なども示されました。 これらの御意見を参考に,小学生のうちは受診機会が多いことや,小児科医初め医療関係者の負担,市の財政負担等を総合的に勘案して,助成対象年齢については小学校6年生までとし,負担のあり方については現行の3割負担を1割負担に軽減することといたします。また,その実施時期としましては,システム整備や受給資格証の申請,発行等の諸準備に1年以上を要することや,市民の皆様への周知期間も考慮し,平成28年4月1日といたします。 この方針に沿って,所要の議案を本議会にお諮りしており,今後,
関係機関等と連携し,諸準備を進めるとともに,円滑に実施できるよう,新制度の周知や適正受診の啓発等にも努めてまいりたいと考えております。 インフラを含む公共施設等の総合的かつ計画的な管理に向けましては,先般,司令塔として庁内に設置した推進本部において,公共施設等マネジメントに関する基本的方針案を取りまとめたところであり,引き続き,本年中にも成案化した後,行動計画となる公共施設等総合管理計画の策定に向けて取り組んでまいります。あわせて,市有地の有効活用を図る観点から,全庁的に行った未利用地の状況把握と仕分けの結果を検証し,新たに処分対象とした7件を含め,39件の土地を売り払うなど処分を進めることといたしました。これらについては,できる限り早期に処分を行うとともに,今後,未利用地の点検を毎年度実施し,その有効活用や売却に努めてまいりたいと考えております。 なお,貯金事務センター跡地につきましては,国家公務員共済組合連合会から,来る12月19日を回答期限とした売却情報の提供がなされたところです。 市といたしましては,当該土地は,市庁舎に隣接し,市庁舎等の再整備を含む将来的な事業での活用を見込み得る貴重な空間であり,当面は民間活力を生かし,駐車場の確保等に有効活用できると見込んでおります。また,取得に係る財源につきましても,土地開発基金をもって充て,あわせて未利用地の売却に努めていく考えでございます。 こうした考え方のもとに,今後,当該土地の取得に向けて手続を進めたいと考えております。 イオンモール岡山の開業を来週に控え,
関係機関並びに事業者と連携しつつ,安全で円滑な交通の確保に努めるとともに,市内外から訪れる多くの方々にまちを楽しみながら歩いていただき,中心市街地のにぎわい創出につなげていくべく,政策パッケージに盛り込んだ施策を一つ一つ着実に進めてまいります。 このうち,岡山未来づくりプロジェクトと銘打った歴史まちづくり回遊社会実験の一環として,想像力を駆使してよりよい未来を具現化しようとのメッセージが込められた「Imagineering」を冠するアートプロジェクトが,去る11月2日にスタートいたしました。 私も各会場に足を運び,鏡面仕上げの卓球台で子どもたちと対戦するなど,作品を五感で楽しむ中で,現代アートは,作品の問いかけに思いをめぐらせ,感想を語り合い,体験を共有するプロセスそのものが大切な要素であると実感いたしました。 地域の資源を掘り起こし,みずからの文化を再発見する,そして感性を育み,人と人を結びつけ,創造性を引き出す,そんな力を持つアートによるまちづくりについて,このたびの試みを検証しつつ,今後の取り組みに生かしてまいりたいと考えております。 岡山城,岡山後楽園一帯の魅力向上に向けましては,このたび国土交通省と連携し,また市民の皆様と協働しながら,親水空間の整備とにぎわいの拠点づくりを進めていくことといたしました。 まず,今後2年程度をかけて,桜の植えかえが可能で景観と調和した旭川さくらみち護岸の整備により桜並木の保全を図るとともに,河川敷及び堤防上の歩行空間やスロープの整備を実施し,あわせて案内板の設置やマップの作成等を行います。さらに,おおむね5年で,旭川右岸における歩行空間等の整備や石山公園のリニューアル,オープンカフェの常設などを目指してまいります。 こうした取り組みを通じて,城下町岡山の原風景と言える美しい景観に触れながら歩いて回遊できる,集い,憩い,楽しむ水辺空間を創出したいと考えております。 市民会館及び市民文化ホールの再整備につきましては,現状や課題,昨年度開催した検討会における有識者の御意見を踏まえ,先般,それぞれの機能を代替する新しい
文化芸術施設の必要性とともに,魅せる,集う,つくるの3つのコンセプトのもとに,新施設の考え方やイメージをお示ししたところです。 引き続き,実施する事業や管理運営,施設整備の考え方等の検討を行い,基本構想を早急に練り上げてまいりたいと考えております。 吉備線のLRT化につきましては,去る10月30日,新たに設置した吉備線LRT化基本計画検討会議を開催し,岡山市,総社市及びJR西日本の3者による検討を踏まえた沿線の現状と課題,LRTを含む輸送システムのメリット,デメリット等について,計画素案の前半に当たるものとしてお示ししたところです。同会議では,各委員から,吉備路観光の足として期待している,市民への周知が必要,市民にとって何がよくなるのかを明確にすべき等のさまざまな御意見をいただきました。 今後,計画素案の後半に当たる事業の効果や手法,運営主体,費用負担等について,年内にもお示しできるよう検討を進めるとともに,市民の皆様への情報提供に努めてまいりたいと考えております。 国連持続可能な開発のための10年を締めくくる国際会議が我が国で開催され,舞台の一つとなった岡山市は,その成功に大きな役割を果たしました。 岡山市での一連の会議の成果として,ユネスコスクール岡山宣言,ユネスコスクール高校生フォーラム共同宣言,ユース・ステートメント,
公民館やコミュニティーに根差した学びに関する岡山コミットメント2014が採択され,これらはグローバルアクションプログラムの具体的な実施に向けたあいち・なごや宣言の礎ともなりました。 また,ユネスコのボコバ事務局長からは,自治体の積極的な取り組み姿勢は心強く,ESDを世界に広げる活動に岡山モデルを活用したい旨の御発言があり,参加者の方々からは,最高の運営,おもてなしであるといった声が寄せられるなど,総じて高い評価をいただいたところであり,岡山地域の取り組みの世界への発信,岡山の魅力の紹介,国際的なコンベンション開催の実績など,多くの実りがあったとの思いを強くしております。 97カ国・地域,約3,000人の参加を得て,諸会議を成功裏に終えることができたことにつきましては,この場をおかりして,ユネスコ初め主催者並びに関係者の皆様,また関係自治体,参加者,ボランティア,報道関係,御支援いただいた全ての皆様に心からお礼申し上げます。 岡山市におきましては,3年余にわたる世界会議の開催準備やESDの理念の普及啓発を通じて,市民や大学など200を超える
関係機関・団体による草の根の活動が広がっておりますが,全国的にはESDの認知度さえいまだ十分とは言えない状況にあります。 ESDが,我が国はもとより,世界共通の文化として定着することを願い,そして岡山市がそのための重要な役割を担っていくべく,本年度策定予定の新岡山ESDプロジェクト基本構想に沿って,ESD岡山モデルを多くの人々と共有しながら,2015年以降も息長く取り組んでまいりたいと考えております。 世界会議のレセプション等の場で,うらじゃをきっかけに参加者が手をとり合い,会場狭しと踊りの輪が広がりました。国籍を超えた連帯の中で,地球に住む一人一人がその豊かな可能性を開花させ,よりよいあすの世界を目指すESDの理念がそこに体現されていると感じ,胸が熱くなりました。 「あなたが今蒔く種はやがて,あなたの未来となって現れる」明治の文豪,夏目漱石の言葉です。今を生きる私たちの生きざまや振る舞いが,あすの世界を大きく変えていくのです。先人の言葉を胸に刻み,未来のための種をまき,そしてその種が芽吹き,伸び育っていくよう,一人一人が行動していこうではありませんか。 それでは,甲第265
号議案から甲第267
号議案までの補正予算の概要について申し上げます。 補正額は,一般会計で3億1,100万円余,特別会計で5億5,600万円余の増額を行い,合わせて8億6,700万円余の増額となっております。補正に要する一般財源につきましては,平成25年度決算に伴う剰余金で対応します。 主な内容といたしましては,国・県支出金の決定を受けて,
私立保育園に対して保育支援者の配置に要する費用の一部を助成するとともに,子ども・子育て支援新制度の導入に向けて,保育
利用者支援員を配置するほか,農地台帳システムの改修等を実施します。また,小児慢性特定疾病制度の改正に伴い,所要の医療費及び見舞金を確保します。さらに,去る7月の集中豪雨及び8月の台風により被害を受けた道路及び農業用施設等の早期復旧を図ります。 続きまして,その他の議案の主なものについて申し上げます。 甲第269
号議案は,行政財産使用料の額を,甲第277
号議案は,公共物使用料の額を,甲第282
号議案は,道路占用料の額を,甲第283
号議案は,準用河川の土地占用料の額をそれぞれ改めるものです。 甲第270
号議案,甲第271
号議案及び甲第285
号議案から甲第287
号議案までは,住居表示実施による町名の変更に伴い,所要の措置を講ずるものです。 甲第275
号議案は,子ども医療費助成制度の給付対象者の範囲を拡大するものです。 甲第278
号議案は,岡山市営瀬戸駅駐車場を設置するものであり,甲第279
号議案は,北長瀬駅南口自転車等駐車場を有料自転車等駐車場として設置する等のものです。 甲第280
号議案及び甲第281
号議案は,大供本町西公園及び福泊第5遊園地ほか9遊園地を設置する等のものです。 甲第284
号議案は,消防法令に関する重大な違反のある防火対象物について,その内容を公表することにより,
利用者等の防火安全に対する認識を高めるとともに,防火対象物の関係者による防火管理業務の適正化を図るため,岡山市
火災予防条例の一部を改正するものです。 甲第288
号議案は,道路の管理瑕疵による事故について,相手方と和解し,
損害賠償の額を定めるものです。 甲第289
号議案は,岡山市西部リユースぷらざについて,
指定管理者の指定を行うものです。 甲第290
号議案は,岡山市
過疎地域自立促進計画を変更するものです。 甲第315
号議案及び甲第316
号議案は,岡山市立操山中学校校舎耐震改築工事及び岡山市立岡北中学校校舎耐震改築工事について,それぞれ請負契約を締結するものです。 以上で提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議の上,御議決を賜りますようお願い申し上げます。
○
則武宣弘議長 以上で市長の提案理由の説明は終わりました。 なお,これらの議案に対する質疑は後日お願いいたしますので,御了承願っておきます。 ─────────────
○
則武宣弘議長 お諮りいたします。 議案検討のため,明11月28日から12月2日までの5日間,本会議を休会いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
則武宣弘議長 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 ─────────────
○
則武宣弘議長 次の本会議は,12月3日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。 午前11時11分散会...