岡山市議会 > 2003-02-21 >
02月21日-06号

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  1. 岡山市議会 2003-02-21
    02月21日-06号


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    最終取得日: 2021-08-30
    平成15年 2月定例会    平成15年2月定例岡山市議会    議 事 日 程  第6号       2月21日(金)午前10時開議第1 甲第3号議案~甲第68号議案第2 乙第2号議案 岡山市病院事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について第3 平成13年陳情第12号 教育予算を拡充し義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書の提出について 平成14年陳情第15号 国宝吉備津神社御本殿外の修復について 陳情第1号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第2号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第3号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第4号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第5号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第6号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第7号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第8号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第9号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第10号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第11号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第12号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第13号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第14号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第15号 岡山市病院事業管理者期末手当について 陳情第16号 岡山市病院事業管理者期末手当について第4 岡山国体スポーツ振興調査特別委員会ほか5特別委員会調査状況報告について第5 甲第69号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任同意について第6 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について第7 乙第1号議案 岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について第8 四ケ郷組合議会議員の選挙について第9 六ケ郷組合議会議員の選挙について第10 西一郷半組合議会議員の選挙について第11 三ケ村組合議会議員の選挙について第12 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について 1 継続審査  〇 総務委員会    平成14年請願第3号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書の提出について    平成13年陳情第18号 日米地位協定の抜本的見直しを求める要望書の提出について    平成14年陳情第9号 有事法制関連3法案の撤回又は廃案を求める意見書の提出について    平成14年陳情第14号 中国公安当局に不法逮捕・監禁されている金子容子さんの救出に関する日本政府への要請について    平成14年陳情第16号 合併・政令市問題への市民参画について    平成14年陳情第17号 合併・政令市問題への市民参画について    平成14年陳情第22号 住民基本台帳ネットワークシステムからの離脱を求める決議について    平成14年陳情第25号 物価スライドによる年金額引下げに反対し最低保障年金制度の創設を求める意見書の提出について  〇 保健福祉委員会    平成14年陳情第20号 放課後児童クラブの充実強化について    平成14年陳情第27号 乳幼児医療費無料制度の就学前までの無料化について  〇 建設委員会    平成13年陳情第10号 海洋環境保全体制の充実を求める意見書の提出について    平成14年陳情第2号 福富中1-7マンション建設について    平成14年陳情第5号 大型高層マンションリベール古京町)建設について  〇 文教委員会    請願第1号 教育基本法の見直しではなく同法を生かす意見書の提出について    平成13年陳情第17号 私学助成の大幅増額を求める意見書の提出について    平成14年陳情第11号 学級編制基準の引下げを求める意見書の提出について 2 継続調査  〇 総務委員会    市政運営の基本方針について    主要政策の企画立案について    組織及び人事の管理について    文書管理及び情報公開について    財政問題について    財産管理について    行財政改革について    市民との協働について    国体開催について    文化政策について    情報政策について    入札及び契約について    男女共同参画について    国際交流について    国民健康保険事業について    市民サービスの充実について    合併・政令市について  〇 保健福祉委員会    人権行政について    福祉行政について    保健行政について    環境衛生行政について    病院事業について  〇 環境消防水道委員会    廃棄物の処理及び清掃について    環境保全について    消防力の整備充実について    水道事業について  〇 経済委員会    商・工業振興対策について    観光対策について    農林水産業振興対策について    市場対策について  〇 建設委員会    都市計画について    都市再開発について    区画整理について    公園緑地について    道路橋りょう・河川港湾について    建築・住宅について    開発行為について    駐車場について    総合交通対策と路面電車について    西部新拠点について    下水道について    公共工事について  〇 文教委員会    学校教育について    社会教育について    人権同和教育について    教育施設について    青少年問題について    通学区域について    学校給食について  〇 議会運営委員会    議会の運営及び議長の諮問について    議会に関する条例等について      …………………………………会議に付した事件 日程第1 甲第3号議案~甲第68号議案 日程第2 乙第2号議案 日程第3 平成13年陳情第12号,平成14年陳情第15号,陳情第1号~陳情第16号 日程第4 岡山国体スポーツ振興調査特別委員会ほか5特別委員会調査状況報告について 日程第5 甲第69号議案 日程第6 諮問第1号 日程第7 乙第1号議案 日程第8 四ケ郷組合議会議員の選挙について 日程第9 六ケ郷組合議会議員の選挙について 日程第10 西一郷半組合議会議員の選挙について 日程第11 三ケ村組合議会議員の選挙について 日程第12 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について      ──────〇──────出席議員(51人)           1番  下 市 香乃美君           2番  田 原 清 正君           3番  田 畑 賢 司君           4番  崎 本 敏 子君           5番  竹 永 光 恵君           6番  吉 本 喜 一君           7番  成 本 俊 一君           8番  三 宅 英 夫君           9番  三 宅 員 義君           10番  和 氣   健君           11番  浦 上 雅 彦君           12番  鷹 取 清 彦君           13番  田 口 裕 士君           14番  垪 和 秀 光君           15番  羽 場 頼三郎君           16番  横 田 悦 子君           17番  増 川 英 一君           18番  松 岡   茂君           19番  藤 井 義 人君           20番  井 村 嘉 久君           21番  則 武 伸一郎君           22番  亀 井   章君           23番  三 木 亮 治君           24番  伏 見 源十郎君           25番  太 田 正 孝君           26番  柴 田 健 二君           27番  礒 谷 和 行君           28番  安 井   聰君           29番  若 井 達 子君           30番  近 藤   昭君           31番  高 月 由起枝君           32番  本 郷 由 子君           33番  則 武 宣 弘君           34番  土 肥 啓 利君           35番  有 井 靖 和君           36番  堀 川   進君           37番  貝 原 信三郎君           39番  藤 原   貢君           40番  宮 川 日 吉君           41番  佐々木 清 巳君           42番  河 合 和 成君           43番  串 田   務君           44番  高 津 利 明君           45番  楠 木 忠 司君           46番  田 尻 祐 二君           47番  磯 野 昌 郎君           48番  山 田   勇君           49番  花 岡   薫君           50番  磯 村   博君           51番  垣 下 文 正君           52番  宮 武   博君      …………………………………欠席議員(1人)           38番  田 中 昭 三君      ─────────────説明のため出席した者      市長職務代理者  菱 川 公 資君      助     役  井 口 義 也君      収  入  役  高 田 武 子君      秘 書 広報室長  原 口 英 夫君      国 体 局 長  黒 住 英 明君      総 務 局 長  長 尾 榮二郎君      企 画 局 長  天 野 勝 昭君      財 政 局 長  角 田 秀 夫君      市 民 局 長  松 本 征 二君      西 大 寺支所長  蜂 谷 幸 男君      保 健 福祉局長  堀 川 幸 茂君      環 境 局 長  中 山 正 汎君      経 済 局 長  和氣島 美 彦君      都 市 整備局長  山 内 靜 男君      下 水 道 局 長  平 林 正 行君      水道事業管理者  遠 藤 嘉 昭君      病 院 局 長  藤 原 作 馬君      市場事業管理者  清 水   陛君      消 防 局 長  荒 島 諄 宗君     選挙管理委員会      委     員  中 原 聡 子君     監 査 委 員      委     員  服 部 輝 正君     農 業 委 員 会      会     長  小 若 敬 二君     教 育 委 員 会      委     員  奥 田 哲 也君      教  育  長  玉 光 源 爾君      ─────────────出席した議会事務局職員      局     長  小 坂 夏 彦君      次     長  石 橋 洋 志君      次     長  渡 辺 博 重君      総 務 課 長  森 岡   隆君      調 査 課 長  小野田 輝 久君      午前10時11分開議 ○議長(宮武博君) 皆さんおはようございます。 これより2月定例市議会第6日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は51名であります。      ───────────── ○議長(宮武博君) 会議録署名議員に礒谷議員,土肥議員のお二人を指名いたします。      ───────────── ○議長(宮武博君) 本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。      ───────────── ○議長(宮武博君) この際御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,会議規則第125条の規定により議員を派遣いたしましたので,御報告申し上げます。      ──────〇────── △日程第1 甲第3号議案~甲第68号議案      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程に入ります。 日程第1は,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について以下66件の議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 これらの議案につきましては,それぞれ所管の常任委員会において御審査をいただいておりますので,これより委員長の報告を求めます。 まず,総務委員長の報告を求めます。     〔22番亀井章君登壇,拍手〕 ◆22番(亀井章君) 皆さんおはようございます。 総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託された案件は,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について外17件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 なお,甲第3号議案,甲第6号議案,甲第44号議案の3件については,採決に当たり一部委員から反対があり,賛成多数で,その他の議案については全会一致であったことを申し添えておきます。 それでは,ここからは審査の過程において特に議論となった問題に絞って,委員から出された意見,指摘を交えながら順次御報告申し上げます。 まずは,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について,歳出第2款総務費第1項総務管理費第1目一般管理費中,全国市長会負担金並びに岡山県市長会負担金についてであります。 全国市長会は,全国の市長をもって組織されており,各地域に支部,さらに都道府県ごとに市長会が置かれております。この全国市長会は,全国各市間の連絡調整を図り,市政の円滑な運営と進展により地方自治の興隆,繁栄に寄与することを目的にし,市政に関する中央と地方の連絡調整や国への意見書等の提出の取りまとめ等の活動をしている団体であります。 両市長会の負担金は,人口割と均等割の区分から算出され,全国市長会では241万円余が,岡山県市長会では1,050万円余が予算計上をされております。 ここでは特に負担金の使途について,決算書等の提出を求め質疑が行われたのであります。 具体的には,岡山県市長会が地方自治研究会や明るい県民運動推進協議会などいろいろな団体に負担金等を支出しているが,支出先には本市として別途に負担金を支出しているものも見受けられ,二重になっているのではないかといった意見や,厳しい財政状況のもとで対市民関係のわずかな予算でも毎年削減している中,1,000万円を超える支出は突出しており,費用対効果の点からもここまで高額な負担金を支出する必要があるのかといった意見があったのであります。 これに対して当局から,新市長に対し委員会の指摘を伝え,市長会の経費節減について提起する方向で進言していきたい,また,支出先の団体等の活動内容も再度精査する等の努力をしていきたいとの答弁があったのであります。 また,後刻も行われた財政局関係の審査の際,この件に関連して総括的な見解を求めたところ,平成12年度の経常的経費の見直しの中で,各団体等への負担金も検討対象としたが,加入していることの是非や,一会員の資格では負担金の減額について声を出しても反映されにくいといった難しい面もあり,加入意義を失ったような団体については脱退をするといった見直しを継続的に行ってきたところだ,来年度行う経常的経費の見直しの中での一つのテーマとしていきたいとの答弁があったのであります。 本委員会としては,費用対効果や経常的経費見直しとの整合性の観点からも,厳しく見直しに取り組んでいただきたいとの要望にとどめるものであります。 次は,歳出第2款総務費第1項総務管理費第40目市民会館費中,岡山市民会館管理運営委託料について申し上げます。 この予算は,株式会社岡山コンベンションセンターに対する岡山市民会館管理運営及び使用料徴収業務委託に要する経費で,1億5,957万円余が計上されております。ここでは,実態を踏まえた適正な委託料の積算が行われているかという観点から,委託の妥当性を客観的に検証するために委託設計書や職員配置の状況などの資料提出を求め,見込みと実績の年次的推移をたどりながら委託の本質に迫ろうと試みたのであります。 なお,2年前の本委員会において,市民会館管理業務株式会社岡山コンベンションセンターに委託するための条例改正案を審査した際,委託の必然性について目的と効果の観点から議論が展開されておりますが,当時懸念された点が今回再び議論となったのであります。 それでは,今回の議論の概要を申し上げます。 まず,人件費についてであります。 平成15年度では,職員10人分の人件費見込み額として6,568万円余が積算されております。なお,14年度見込み額及び13年度見込み額はともに10人分で6,256万円余となっておりました。 委員が13年度の実績額を求めたところ,コンベンションセンター市民会館の受託業務の経理を区分していないことが明らかになり,当局は市民会館単独での人件費を明確に答弁できなかったのであります。 ここでは委員が,区分経理を行っていないコンベンションセンターの経営姿勢とそれを放置した当局の責任を問題視し厳しく追及したため,当局から,今後は明確な区分経理を行うように指導したいとの答弁があったのであります。 また,これとあわせて13年度実績値の目安として案分により試算した5,100万円という額が示され,見込みと実績の差が大ざっぱに見て1,000万円以上あるにもかかわらず,実績を踏まえない委託料の積算が繰り返されたことも明らかになっております。 なお,本委員会の見解では13年度実績値は3,600万円余であり,見込みと実績の差がさらに500万円開いた1,500万円となるなど,当局の試算より深刻なものとなっております。 さらには市民会館の職員数については,市が直営で管理運営していた平成10年当時は,他施設との兼務を含む9人の職員で業務を行っており,委託移行後の13年度職員数が兼務を含まない10名では,人的メリットもなく委託する意味がないといった意見もあったのであります。 次に,物件費についてであります。 当局は,再三にわたり,委託の効果として物件費で3,300万円の経費節減が実現しているということを強調したのであります。しかしながら,光熱水費と修繕料のあり方が問題になりました。光熱水費においては平成15年度見込み額として2,940万円が積算されており,14年度見込み額及び13年度見込み額はともに3,166万円余でありました。 委員が積算金額の妥当性を検証するため,本市が直営で管理運営していた10年度と改修後の委託初年度である13年度の実績数値を求めたところ,10年度が2,645万円余,13年度が2,471万円余となっており,図らずも,13年度の見込みと実績の差が700万円近くあることが判明したのであります。契約書に精算についての規定がないことから,この差額は本市に返納されることなく,積算の甘さにより多額の市費が失われる結果となっております。この件に関し,各委員が精算の必要性を強く主張したことは言うまでもありません。 また,修繕料においては15年度見込み額で500万円が積算されており,14年度見込み額及び13年度見込み額はともに452万円余でありました。 委員からは,14億円余をかけた改修後,まだ日が浅いにもかかわらず毎年多額の修繕料を見込んでおり,改修工事の内容を疑問視する意見や,本来市有施設の修繕は市費で行うべきとする意見,丸投げのような形でチェックが十分できておらず,実績に応じて支払うべきとの意見等がありましたが,いずれにしても結論として,精算が必要という点では委員の意見が一致していたところであります。 以上のことから,本委員会では委託料が五,六千万円過大に見積もられており,現実には1億円程度で十分ではないかといった具体的な意見を初め,委託料の積算根拠に妥当性がなく,積算をやり直し,適正な委託料に変更すべきといった厳しい指摘が相次ぎ,委員会審査は紛糾したのであります。 こうした状況の中,市長職務代理者及び契約担当助役が委員会に出席し,指摘を踏まえ,契約に当たっては事前に委員会の了解を得るよう努めるとの適正なる委託の実行に向けた不退転の決意が表明され,一応の収束を見たのであります。 当局は事あるごとに民間委託の拡大の必要性やそのメリットとしての経費削減を強調されておりますが,その実効性は厳密な委託料の積算があって初めて成り立つものであり,甘い積算には市費の損失という落し穴があることを忘れてはなりません。 一見,経費削減に見えるものでも,実は貴重な税金のむだ遣いというケースも十分にあり得るのであります。また,見方を変えれば,これを逆手にとった利益供与を行うことも可能であります。いずれにしても,委託者側の発注のあり方が問われていることに変わりはないのであります。 さて,平成14年9月定例会における市長の所信表明では,市有施設の経営状況としてママカリフォーラム岡山の順調な成功ぶりが紹介されております。また,その経営母体である株式会社岡山コンベンションセンターは,独立採算のユニークな第三セクターとして設立時には全国的な注目を浴び,新たな第三セクターのあり方を示すものとして行く末が期待されているところでもあります。幸いなことに,平成13年度決算においては807万円余の黒字を計上し,本市を含む株主に総額495万円余の配当を行っているのであります。これ自体はまことに結構なことであります。 ただ,たとえ結果としてでも,過大な委託料に守られた独立採算制ではないかといったそしりを受けることが懸念されることから,厳密な委託料積算のもとでの名実相伴った持続的発展を願うものであります。 なお,この委託料の持つ二面性については,本市のあらゆる事務事業に影を落としている可能性があります。将来の行政運営に禍根を残すようなことがあってはなりません。今後の業務委託においては,新規に限らず継続分についても,公正かつ厳正な視点で精査を行い,胸を張って実施されるよう申し上げるものであります。 最後に,この場をおかりして,閉会中の調査事件として議論した本市入札・契約制度のあり方について申し上げます。 国,地方公共団体など公共機関の工事や物品の発注をめぐっては,たび重なる制度改正や法整備にもかかわらず,依然として談合や贈収賄等の不祥事が後を絶たず,どの公共機関も長年にわたり,決め手を持たない試行錯誤の対応を続けている状況にあります。 こうした中,国では透明性の確保,公正な競争の促進,談合等の不正行為の排除,適正な施工の確保といった4つの基本原則を柱とする「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」を平成12年11月に制定し,その後,「公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する指針」を示したところであります。 一方,本市に目を転ずると,本市においても入札や契約における不祥事や疑惑のうわさが後を絶たず,特に昨年の下水道工事入札に係る談合疑惑では,右翼団体による街宣活動が本市役所周辺で連日のように行われたことは記憶に新しいところであります。 本市では,毎年度,入札・契約制度の改正に取り組んでおり,平成14年度には国の法整備や本市の状況等を踏まえた上で,これまでの透明性,公正性,客観性を特に重視した観点から,透明性,公平性,競争性をより一層向上させる観点にシフトした制度改正が行われたところであります。具体的には,電子入札制度導入を前提とした郵便入札の試行実施,低入札価格調査対象工事の拡大,岡山市建設工事高落札率入札調査要綱の制定,ISO認証取得を条件とする入札の実施といった内容であり,本委員会としても一定の評価をしているところであります。 しかしながら,長引く不況と危機的な本市の財政状況にあって公共工事の絶対数が減少している中,今回の制度改正により競争性を高めた弊害として過当競争が生まれ,その結果特に土木部門において,採算を度外視したような安値での落札が増加しているのも事実であります。丸投げやペーパーカンパニーの横行により,工事等の品質の低下や優良業者の育成を阻害することが懸念されるところであります。 適正な施工の確保については,当局から,新制度において低入札価格で契約した工事がふえたため,施工監理を第三者である民間会社に任せる方向で検討しており,既に下水道局では15年2月ごろにはコンサルタントと契約する予定になっている,また,低入札価格で契約した案件については,進行状況を工事検査課が抜き打ちで検査することを決定している,第三者からの厳しいチェックと施工途中での市のチェックの強化により対応したいと,競争性と工事品質の確保の両立に向けた具体策が示されたところであります。 なお,業界の再編については,談合などの不正行為を繰り返してきたことから,モラルを含めた業界のあり方自体が社会的に問われているところでもあります。この問題については行政が直接関与せず,市場原理にゆだねるべきとの見解が一般的ではありますが,業界の健全な発展のために,適正な競争が行える環境を醸成することは,発注者である行政の責務とも考えるものであります。 許容価格の50%を下回るような安値での落札は,たとえ落札業者が施工可能と主張しても,社会通念上からはとても持続可能な行為とは考えられず,品質面等での弊害も懸念され,ひいては市民に不利益を及ぼすことにもなりかねないことから,手放しで工事コストの縮減ができたと喜べないのではないでしょうか。競争性の確保と業界の健全な発展を両立させる一歩踏み込んだ今後の対応に期待するものであります。 また,入札・契約制度に関連して委託のあり方に対する議論もありました。 委員は清掃委託を例に挙げ,発注のあり方と雇用の問題を提起したのでありますが,当局からは,委託契約のうちコンサルタント業務については平成15年7月からの実施に向け全庁統一の発注基準を検討中である,これができればどの部局でも同じ指名基準に基づいた発注が可能になるとの答弁にとどまり,問題解決のための一定の方向づけと整理が求められております。 さらに,委員からは,公募型入札やISO認証取得の重視といった総合評価方式にもつながる意見があり,当局から総合評価方式を志向したいとの認識は示されたものの,現状では仕組みづくりのための職員の資質を含めた体制の問題がネックとなっていることも明らかになったのであります。 入札・契約制度は俗に生き物とも言われ,その時々の法制度や社会経済情勢などに応じた適切な制度のあり方が求められるものであります。その上,業界のあり方が問われながらも依然として再編が進んでおらず,過渡期とも言える様相を呈しております。 こうした中,15年度の本市の入札・契約制度の改正は,業界の今後のあり方を含めた本市の制度のあり方も問われる試金石になると考えており,単なる制度の見直しにとどまらず,それを運用する行政側のあり方についても一層の充実強化が求められているのであります。 重要課題の解決を願い,さらには来るべき制度改正への期待を申し上げ,この報告を締めくくりたいと思います。 長くなりましたが,これで総務委員会の報告を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(宮武博君) 次に,保健福祉委員長の報告を求めます。     〔33番則武宣弘君登壇,拍手〕 ◆33番(則武宣弘君) おはようございます。 保健福祉委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について外18件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,甲第18号議案平成15年度岡山市介護保険費特別会計予算について,甲第19号議案平成15年度岡山市病院事業会計予算について,甲第42号議案岡山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について,甲第43号議案岡山市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について,甲第64号議案平成14年度岡山市病院事業会計補正予算(第2号)については賛成多数で,ほかの議案については全会一致であったことを申し添えておきます。 それでは,審査の過程におきまして特に議論のありました点について御報告いたします。 まず,甲第64号議案平成14年度岡山市病院事業会計補正予算(第2号)中,病院事業管理者期末手当の加算額,いわゆる成功報酬7,400万円についてであります。 この件について当局からは,本年2月17日に提出された岡山市病院事業管理者期末手当検討委員会の報告書で,平成14年度に支給が予定されている病院事業管理者に対する期末手当の支給額については,これを妥当と思料するという趣旨が示されたと報告がありました。 また,現在,平成13年度支給分について係争中であるため,平成14年度の期末手当加算額については当分の間受領を差し控えたいとの申し出が,病院事業管理者からあったとの報告がありました。 この審査に当たっては,一部委員から,報告書で挙げられている業績評価の項目については既に一般の民間病院は行っていることであり,市民病院の特徴を示しているものではない,また,医療はチームで行うものであり,職員も非常に頑張っているにもかかわらず給与は減額になっている現状で,管理者の手当だけを別格に扱うのは妥当ではない,さらに,病院事業会計は80億円を超える累積赤字があり,しかも毎年一般会計から税金で経営を支えてきているなどの理由で,本補正予算案に反対するとの意見がありましたが,採決の結果,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次は,甲第42号議案岡山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 本条例案は,介護保険事業計画の見直しに伴い,介護保険料率の額を改めようとするもの等であります。 なお,この前提に当たる高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の見直しにつきましては,本委員会としても策定検討段階から調査を行うこととし,その調査の過程では参考人としてケアマネジャーや医師を招致し,意見を聴取しながら過去8回にわたり鋭意調査を進めてまいりましたが,去る1月27日の保健福祉委員会において一部委員から反対の意見はあるものの,委員会の大勢としては,新しい高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画を了承するという方向づけがなされておりました。 そして,今議会において,本条例案の審査に入ったのでありますが,この審査に当たりましては,一部の委員から極力保険料の値上げについては慎重であってほしいと指摘していたが,それが実行されていないとの理由で本条例案に反対する意見がありましたが,採決の結果,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算のうち,人権同和施策費中,同和施策補助金6,715万円についてであります。 当局から,この補助金は,同和関係団体に対する補助金交付要綱に基づき運動団体の活動状況や過去の補助金対応実績等を考慮し交付しているが,平成14年度から18年度までの5年間については,毎年5%ずつ削減する予定であるとの説明がありました。 これに対し委員から,特定の団体だけを突出して補助することは昨今の財政状況からして市民の理解は得られない,同和対策特別措置法も失効しており,現在策定中の人権啓発に関する基本計画との整合性を図るためにも補助金交付要綱を見直し,特定の団体だけを補助するのではなく,事業を補助するという観点で公平に補助すべきであるとの指摘があり,当局から,同和関係団体に対する補助金については,特別措置法をもって実施してきたが,その法が切れ,現在は過渡期である,補助金については事業に対する補助ということで,事業の中身を見直していくことがふさわしいと考えている,今後,現在策定中の人権教育・啓発に関する基本計画との整合性を図りながら,一定の見直しを行うよう努力するとの答弁があったのであります。 以上,保健福祉委員会の審査の経過を御報告いたしましたが,審査の過程ではこのほかにも数多くの貴重な意見が委員から出されました。当局におかれましてはそれらの意見を十分に検討され,今後市政に反映させることを強く要望して報告を終わります。 以上でございます。(拍手) ○議長(宮武博君) 次に,環境消防水道委員長の報告を求めます。     〔45番楠木忠司君登壇,拍手〕 ◆45番(楠木忠司君) 環境消防水道委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託された案件は,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について外5件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程で特に議論がありました甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第4款衛生費第5項清掃費第5目じんかい収集費中,足守支所管内じんかい収集委託事業費4,561万2,000円について御報告申し上げます。 この予算は,足守支所管内の家庭系ごみの収集を直営方式から民間委託へ移行するとともに,加齢,疾病,その他の要因により,ごみを所定のステーションに出すことが著しく困難な世帯に対し,委託業者が直接戸別収集に訪れるふれあい収集を実施しようとするものであります。 これについて委員から,1,ふれあい収集を実施するに当たり,対象者をどのように想定しているのか,2,この収集方式の周知徹底を図るための方策はとの質問があり,当局から,1,スタート当初では足守支所管内に居住されている要介護度3以上の単身者世帯の方70人を対象にしている,2,委託業者が決定した段階で足守地区の町内会,民生委員の方々に集まっていただき説明会を開きたいとの答弁がありました。 これに対して委員から,要介護度3以上の単身者世帯という条件に限定せず,一人一人の実態をよく把握されている婦人会や愛育委員の方々とも連携しながら,ふれあい収集を本当に喜んでいただけるような制度にしてもらいたいとの要望があり,当局から,この制度は,社会弱者を対象に戸別収集を行うという全国的にも先進的な事業であると自負している,原則的には要介護度により対象者を制限するが,さまざまな事情に対応できるよう,業者負担にも配慮しながら弾力的に制度を運用し,実効性が上がるよう努力していきたいとの決意表明があったのであります。 このほかにも審査の過程において委員からさまざまな指摘,要望が出されましたが,当局におかれましてはこれらについても真摯に受けとめ,積極的に対応していただきますよう申し添えまして,環境消防水道委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(宮武博君) 次に,経済委員長の報告を求めます。     〔41番佐々木清巳君登壇,拍手〕 ◆41番(佐々木清巳君) おはようこざいます。 早速ですが,経済委員会における審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について外3件についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算については賛成多数で,その他の議案については全会一致で,いずれも議案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 この際,審査の過程におきまして,委員から出されました主な質問,意見,指摘について順次御報告を申し上げます。 まず,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第6款農林水産業費第5項林業費第5目林業振興費中,鳥獣関係対策事業費についてであります。これはイノシシ等の有害鳥獣の駆除に対し捕獲補助金を支給するもの等であります。 委員から,イノシシの猟期が終わった後も被害が出るおそれがあり,近隣町村では引き続き駆除ができるよう許可を出している,本市でも近隣町村と歩調を合わせた取り組みはできないのかとの質問があり,当局から,非猟期は有害鳥獣の駆除申請に基づいて狩猟許可を出している,市内の猟友会に対し被害が出る前に早目の有害鳥獣の駆除の申請をするよう連絡したいとの答弁がありました。 続いて,同費目中,松くい虫対策事業費についてであります。これは松くい虫の予防及び駆除を委託するものであります。 委員から,農薬の空中散布はその周辺や下流域の住民に健康被害を心配する声があるが,市としてどのような考えでこの事業を実施しているのかとの質問があり,当局から,薬剤ごとに国の規制がかけられており,登録した上で規制に沿った使用が義務づけられている,安全に十分配慮の上で取り組んでいきたいとの答弁がありました。 これに対し委員から,住民の不安を取り除くためにも,薬剤散布の効果や環境に及ぼす影響についてのデータ収集など十分な説明責任が果たせるような取り組みをお願いしたいとの指摘がありました。 続いて,第7款商工費第1項商工費第25目岡山城費中,岡山城運営費についてであります。これは天守閣管理運営委託料や特別展開催委託料等岡山城の管理運営経費であります。 委員から,岡山城の入場料は特別展の開催期間中は通常より高い料金設定となっているが,岡山城だけを見たいという観光客は入場を見合わせるケースがあると聞く,特別展の開催期間中であっても天守閣に通常料金で入れるようにできないのかとの質問があり,当局から,ことしから特別展と岡山城の入場料金を分けて設定しており,特別展とは別に通常の岡山城入場料で笑劇「むさし」とNHK大河ドラマ館も観覧できるようにしている,今後も同様の方針で考えており,関係機関と協議し,岡山城の入り込み客数増加につなげていきたいとの答弁がありました。 続いて,第20目観光費中,郷土芸能育成事業費についてであります。これは郷土芸能団体の育成のために市指定の団体に対し,補助金を交付するものであります。 委員から,行財政改革の動きの中で補助金・交付金の削減が行われてきているが,公平性に十分配慮した見直しをお願いしたい,また,現在登録されている団体以外にも幅広く働きかけをし,新たな郷土芸能団体の育成に努めていただきたいとの指摘がありました。 続いて,同費目中,観光関連施設経営改善事業費についてであります。これは本年4月1日にオープンする岡山ドームのオープン記念事業の委託料などであります。 委員から,この事業費はエックススポーツジャパン株式会社に支出されることになるのかとの質問があり,当局から,オープン記念事業は市が主催し,本委託料は記念行事の執行をイベント会社に委託する経費である,エックススポーツジャパン株式会社に支出するものではないとの答弁がありました。 続いて,同費目中,西大寺観光施設整備事業費についてであります。これは西大寺地区の観光施設の維持管理,海水浴場の開設と管理に要する費用であります。 これに関連して,委員から,この予算からは西大寺地区全体の観光をどうしたいのかという意思が感じられない,全市的な計画の中で西大寺地区の観光についてどういった方針で取り組んでいくのか明確な方向づけをしていただきたいとの指摘がありました。 その他,本予算の審査を通じて,牧山クラインガルテン,三丁目劇場,おかやま備前焼工房など多額の経費が必要な市有施設の運営について委員から,費用対効果を念頭に置き,一人でも多くの市民に利用していただけるよう知恵と工夫を凝らした施設の運営に努めていただきたいといった指摘がありました。 次に,甲第22号議案平成15年度岡山市市場事業会計予算についてであります。 本予算は,平成14年度からの地方公営企業法の全部適用を受け,市場事業管理者のもとで,実質初めて編成された予算であります。施設整備偏重の考え方を改め,管理費の徹底した見直しを行うとともに,岡山市場ブランドの創造や消費者還元イベントなど費用対効果の大きいソフト面から,市場の活性化を図っていこうとするものであります。また,平成14年度中に廃止の方向性が示されていた中央卸売市場簡易郵便局については,市場活性化の観点から存続させることとし,経営体質の抜本的な改革を進め,受託収益で運営費を賄う予算計上となったものであります。 委員から,空き店舗が多くあるが,今後どのように整理し,市場を活性化させていこうという考えなのかとの質問があり,当局から,まず現在の入場業者の希望を募り,希望がなければ公募し,最終的にあいた区画は市場事業部において有効な活用方法を検討したいとの基本方針を持っているが,入場業者の組合との協議に時間を要してる,今後は個別に話し合いをして方向づけをしていきたいと考えており,その際場内の協議は必要だが,市場外から参加できるよう検討を進めているとの答弁がありました。 このほか委員から,岡山には魅力的な商品があるにもかかわらず,高値で取引される他市場に商品が流出している現状がある,流通チャンネルを総合的に洗い直し,独自の流通ルートを開拓して岡山市場ブランドを一つずつつくっていただきたいとの要望がありました。 以上,数点にわたって報告いたしましたが,そのほか委員会審査の過程で各委員からいろいろな意見が出されております。当局におかれましては委員会の意見としてしっかりと受けとめ,今後の市勢発展に十分反映されるよう一言申し上げて委員長報告を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(宮武博君) 次に,建設委員長の報告を求めます。     〔37番貝原信三郎君登壇,拍手〕 ◆37番(貝原信三郎君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について外18件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,審査の過程において,特に議論のありました甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第8款土木費第20項都市計画費第25目公園費中,岡山操車場跡地公園(仮称)整備事業費7,530万円について御報告申し上げます。 当局の説明によると,この事業費は平成15年4月にオープンする岡山ドームの完成に伴う管理運営費等であり,当面の間,財団法人岡山市公園協会へその管理運営を委託しようとするものであります。 委員から,「当面」とはどういうことかとの質問があり,当局から,ドーム,アクションスポーツパークを含む公園全体を一体的に管理運営するのが望ましいと考えていたが,エックススポーツジャパン社の経営改善の見通しが立っていない現時点では,公園協会に委託せざるを得ない,エックス社の経営改善の状況を見きわめ,再委託を考えていきたいとの答弁があったのであります。 重ねて委員から,前市長の議会説明では,今後経営健全化等の協議が調えば公園協会の運営業務の一部にエックス社が協力するという選択肢もあるとしているが,協力という形が再委託に近いものであれば,なし崩しになるおそれがある,公園協会との委託契約の中に再委託しないことを明記すべきではないかとの指摘があり,当局から,機械等の保守については別会社への再委託もある,議会,委員会の意見については公園協会に十分伝えていく,公園協会からエックス社への再委託を行う場合には,議会に十分説明し,理解が得られてから行うので,当局を信用してほしいとの答弁があったのであります。 当委員会としては,この予算はあくまでも岡山ドームの管理運営を公園協会に委託するためのものであることを確認し,エックス社へ再委託する場合には部分委託も含めて当委員会の了解を得るという確約を得たことで,この予算を全会一致で可決したのであります。 以上で建設委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(宮武博君) 次に,文教委員長の報告を求めます。     〔6番吉本喜一君登壇,拍手〕 ◆6番(吉本喜一君) それでは,文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について外9件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について,甲第13号議案平成15年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計予算について,甲第40号議案岡山市東山プール条例の一部を改正する条例の制定について,甲第49号議案平成14年度岡山市一般会計補正予算(第4号)について及び甲第58号議案平成14年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計補正予算(第1号)についての5件の議案については賛成多数で,その他の5件の議案については全会一致で,原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 以下,審査の過程で議論となりました数点について,審査の経過を御報告申し上げます。 まず,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算及び甲第49号議案平成14年度岡山市一般会計補正予算(第4号)に共通する学校教育施設等整備基金運営費についてであります。これは,民間委託への移行など給食業務の改善や合理化により削減した経費を,学校教育施設等の整備,充実のための財源として基金へ積み立てるものであります。 当局から,平成14年度の2月補正予算では3億2,101万円余,平成15年度当初予算では利息分199万円を計上している,また,平成15年度6月補正予算で,具体的事業の歳出予算を組んで執行していくことになるとの説明がありました。 これを受けて委員から,開始から2年が経過した学校給食の民間委託については,経費の削減とあわせて基金を活用して施設等の充実を図ることができるという効果のみならず,直営と民間委託が併存することにより双方に競争意識が芽生え,今まで以上に子どもたちのための給食という観点へと直営調理員の意識改革が進んでおり,学校給食そのものに非常によい影響を及ぼしている,今後も子どもたちによりよい給食を提供するために,こうしたよい意味での競争意識を引き出し,直営と民間委託の調理員が互いに切磋琢磨できる状況を整えてもらいたいとの要望がありました。 また,一方では,地場食材の利用促進や自校炊飯の実施など給食の改善については一定の評価はするものの,教育の一環として位置づけられている学校給食は,食の安全性や質的向上という観点からも,あくまで直営方式で実施すべきであるとの意見もあったのであります。 次に,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算中,教育相談室と各適応指導教室の運営費についてであります。 教育相談室と3カ所の適応指導教室に臨時職員を配置するための予算が計上されていることについて,委員から,子どもたち一人一人のニーズに対応でき,専門的な知識を有する人材を配置するべきであるとの指摘があり,当局から,教育相談室の臨時職員については,比較的若い年齢でカウンセリングの資格を有するという条件で人選を進めている,また,適応指導教室の臨時職員については,幅広い年齢から経験豊富な人材を採用したいと考えているとの答弁がありました。 その他視聴覚ライブラリー運営費については,委員から,著しい情報化の進展という流れの中で,視聴覚ライブラリーが所蔵する本市独自の貴重な資料等をDVDなどのデジタルメディアに順次変換していくことは非常に重要である,今後,こうした作業を実施するための体制づくりに積極的に取り組んでもらいたいとの要望があったことを申し添えておきます。 以上,審査の経過を数点に絞って御報告いたしましたが,当局におかれましては,委員会審査の過程で各委員から出されましたさまざまな意見や要望に十分留意され,事務執行に当たられますよう申し添えまして,文教委員会の報告を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(宮武博君) 以上で委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。竹永議員。     〔5番竹永光恵君登壇,拍手〕 ◆5番(竹永光恵君) おはようございます。 私は日本共産党岡山市議団を代表いたしまして,上程されました66件の議案のうち,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算を初め条例案を含む18件の議案について,委員長報告に反対の立場で討論いたします。政策項目ごとに議案を示しながら,簡潔に反対理由を述べたいと思います。 まず,消費税関連です。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算についての歳入第13款使用料及び手数料のうち,第1項使用料第8目土木使用料中,自転車等駐車場使用料,第2項手数料第4目衛生手数料中,一般廃棄物処理手数料,さらに,甲第4号議案平成15年度岡山市下水道費特別会計予算について,甲第15号議案平成15年度岡山市駐車場費特別会計予算について,甲第19号議案平成15年度岡山市病院事業会計予算について,甲第20号議案平成15年度岡山市水道事業会計予算について,甲第21号議案平成15年度岡山市工業用水道事業会計予算については,消費税を市民転嫁している予算です。 昨年秋からの医療制度の改悪,また介護保険料の値上げなど市民負担はふえる一方で,暮らしの先行きが見えない状態です。市民の暮らしを支えるためにもせめて消費税の軽減が望まれます。市としても具体的な施策をとるべきです。 次に,甲第13号議案平成15年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計予算についてと甲第58号議案平成14年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計補正予算(第1号)についてですが,生活保護家庭の免除規定を外したという考え方が理解できません。 次に,下石井・岩井線関連です。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算のうち,歳入第14款国庫支出金第2項国庫補助金第8目土木費国庫補助金第20節都市計画費補助金中,下石井・岩井線道路改築1億5,000万円,第21款市債第1項市債第8目土木債第5節道路橋りょう債中,道路整備事業費充当21億2,840万円,歳出第8款土木費第20項都市計画費第15目街路事業費認証事業費中,下石井・岩井線道路改築3億円の膨大な予算は,すべて下石井・岩井線関連です。 この事業はそもそも岡山駅南地区土地区画整理事業に入るべきものでありながら,街路事業費を投入するやり方で総額200億円近い事業費を投入する結果となり,過大投資であると我が党市議団は以前から指摘しておりました。また,交通の便から見ても,交通量増加で一層の交通渋滞が予測されるということもあわせて,認めるわけにはいきません。 次に,苫田ダム関係です。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第2款総務費第1項総務管理費第20目企画費中,吉井川水源地域対策基金負担金等吉井川水源地域対策費,同じく第4款衛生費中,岡山県広域水道企業団運営費等負担金,岡山県広域水道水源開発等出資金は,建設費総額2,100億円という巨大な苫田ダム事業関係の予算です。 市水道局は水利用計画を下方修正したとしました。改めて苫田ダム計画が過大であったことが裏づけられたと思います。環境悪化にもつながり,また全国的にも脱ダムの流れがある中で,はっきりと事業そのものを見直すべきではないでしょうか。 次に,駅元町再開発事業です。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第2款総務費第1項総務管理費第20目企画費中,デジタルミュージアム(仮称)整備推進事業費,甲第17号議案平成15年度岡山市駅元町地区市街地再開発事業費特別会計予算,甲第62号議案平成14年度岡山市駅元町地区市街地再開発事業費特別会計補正予算(第3号)は,岡山市駅元町再開発第2工区ビルにかかわる予算です。 土地代は,別に138億円という大規模事業です。その中にNHKやホテルが入る予定となっており,またデジタルミュージアムの計画もされています。この計画について我が党市議団は,本物の文化を残すという意味ではビルの中のテナントでは困難,インフォメーション機能程度で十分だと指摘していました。しかし,総事業費は現在60億円前後と言われています。また,周辺住民からも生活環境悪化の声が出ています。財政難の中,不要不急の事業です。 次に,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第8款土木費第20項都市計画費第25目公園費中,岡山操車場跡地公園(仮称)整備事業費は,ドーム委託関係の予算です。 当面公園協会への委託と言われていますが,エックス社への委託も模索されています。決して委託料も安いとは思えません。直営でやるべきだと思います。 次に,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第2款総務費第1項総務管理費第20目企画費中,リットシティ推進費2億7,408万円は,下水道光ファイバの管理費にかかわる予算です。 岡山市が情報水道構想で下水道光ファイバを20億円かけて事業化したときから我が党市議団は,本来通信事業者主導でやるべきものだと指摘をしてきました。特に下水道の維持管理費は,市民の使用料値上げに返らないよう本来強く求めているものです。 次に,津山線高速化募金委員会助成金です。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第8款土木費第20項都市計画費第1目都市計画総務費中,津山線高速化募金委員会助成金(6回目)は,総額で8,400万円の税金を10回に分けて助成するものです。そもそも財界が集められなかった募金の穴埋めに市税を充てるというもので,税金の使い方としては大変おかしいと思います。 次に,市長会負担金についてです。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第2款総務費第1項総務管理費第1目一般管理費中,全国市長会負担金241万4,000円,岡山県市長会負担金1,050万8,000円についてです。 全国市長会は7億円の予算でそのうち2億8,000万円が人件費ですが,職員のほとんどが天下り人事ということです。また,食糧費に335万円使っています。岡山市はこの間,毎年経常経費を見直し,寝たきりの高齢者の散髪代に至るまで細かく市民生活にかかわる予算を削ってきました。国の天下り人事を市費で支え,飲み食いに使っているという税金の使い方を市民が理解できるでしょうか。負担金の削減をするべきです。 次は,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第8款土木費第20項都市計画費第10目市街地再開発費中,優良建築物等整備事業費9億3,000万円余,21世紀都市居住緊急促進事業費1億2,740万円,合計10億5,786万9,000円,歳入第14款国庫支出金第2項国庫補助金第8目土木費国庫補助金中,優良建築物等整備事業費補助金4億6,190万円,21世紀都市居住緊急促進事業費補助金1億2,740万円は,柳川交差点北西角に建設中の両備バスのビルへの岡山市の税金投入の予算です。両備バス会社1社のためだけの事業に,再開発方式をとって多額の税金を投入することを,財政難の岡山市がこの時期にする必要はありません。 次に,甲第64号議案平成14年度岡山市病院事業会計補正予算(第2号)は,病院事業管理者への成功報酬7,400万円の支給が含まれている予算です。手当とボーナスで年1,900万円,それに加えて昨年は8,300万円の成功報酬が支払われました。合わせて1億200万円を手にした病院事業管理者に,またことしも赤字削減幅の20%の成功報酬ということで7,400万円支払う予算です。 もちろん病院の改革は評価すべき内容です。これは管理者お一人が頑張ったのではなく,職員が一丸となって頑張った結果です。 一方,予算では,職員は総額6,800万円の期末手当の減額です。救急対応で夜も懸命に頑張っている職員の期末手当は削減して,管理者お一人で7,400万円受け取るのは余りに非常識です。 また,エレベーターのない吉備病院に,5,000万円の予算があれば,エレベーター設置が可能です。患者最優先の管理をしてほしいと思います。 検討委員会の報告は妥当とのことです。管理者は受領は裁判で係争中なので延期するとのことですが,辞退されてはいません。市議会の見識で是正したいと思います。 次に,東山プールの値上げにかかわる議案についてです。 甲第40号議案岡山市東山プール条例の一部を改正する条例の制定についてと甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算の歳入第20款諸収入第10項雑入第10節教育費雑入中,東山プールの使用料の値上げ関連です。 国体に向けての改修で改善されるのはいいことですが,今回の値上げで市民にとっては負担が倍にふえることになります。市民が利用しやすい市営のプールとして低料金の使用料の据え置きが望まれるのではないでしょうか。 次に,甲第6号議案平成15年度岡山市国民健康保険費特別会計予算についてですが,人間ドックの自己負担額の上限引き上げが含まれており,市民負担がふえる内容となっています。早期発見,早期治療,健康市民おかやま21を実現するためにも自己負担額の引き上げはすべきではありません。 次に,介護保険料利用料値上げ関連です。 甲第42号議案岡山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について,甲第44号議案岡山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について及び甲第18号議案平成15年度岡山市介護保険費特別会計予算については,介護保険料が実質値上げをされる議案です。 保険料は基準額で月536円,利用料はホームヘルパーで3%自己負担が6%自己負担になり,2倍の値上げです。長引く不況,医療制度の改悪などで市民の負担はふえる一方です。また,8割の年金生活者が月500円から600円の年金の引き下げになる中,天引きをされる介護保険料の値上げは激痛です。 値上げ幅の軽減は,以前から我が党市議団としても努力してほしいと要望してきました。また,負担軽減はパブリックコメントでも市民の多数の意見でした。市民の実態に立ち,政策的に負担軽減をしないと在宅介護は支えられません。利用料,保険料は据え置きをすべきではないでしょうか。 次に,甲第43号議案岡山市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてです。 これは入院患者が通算180日を超えて入院した場合の入院基本料をふやす改正です。1月現在で,市民病院には4名の方がおられると聞いております。やむを得ない客観的理由があっての長期入院患者に,自己負担を課すのは自治体病院としてはするべきではありません。 次に,学校給食民間委託関係の予算です。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,甲第49号議案平成14年度岡山市一般会計補正予算(第4号)の中にこの予算は含まれています。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算,歳出第10款教育費第30項保健体育費第15目学校給食費中,学校教育施設等整備基金運営費,給食業務委託料,第25目給食センター費中,給食業務委託料,甲第49号議案平成14年度岡山市一般会計補正予算(第4号),歳出第10款教育費第30項保健体育費第15目学校給食費中,学校教育施設等整備基金運営費は,学校給食の民間委託の委託料とその民間委託で削減された予算を施設整備等に充てる中身です。 そもそも学校給食は,安心・安全で質のいい中身で,食教育として公が責任を持って行う事業だと思います。多くの保護者の不安の声が上がる中,コストのみの視点で民間委託を強行した市の姿勢は問題です。また,基金の使われ方や基金自体が税金による委託誘導になるとの声もあります。 以上の理由で反対をします。 最後に,自衛官募集事務についてです。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算のうち,歳入第14款国庫支出金第3項委託金第2目総務費委託金中,自衛官募集事務費委託金,歳出第2款総務費第1項総務管理費第60目諸費中,自衛官募集事務費についてです。 憲法の平和条項を守る立場で平和都市宣言をしている岡山市が,委託を受けてやるべき事業ではないと考え反対します。 以上で反対討論を終わります。 議員の皆さんの御賛同をいただけますようお願いいたします。 ありがとうございました。(拍手)
    ○議長(宮武博君) 以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第1の案件中,甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について以下18件の議案を他の議案と分離して起立により採決いたします。 議案名を職員に朗読させます。 ◎議会事務局次長(渡辺博重君) 分離して起立により採決する18件の議案名を朗読いたします。 甲第3号議案平成15年度岡山市一般会計予算について,甲第4号議案平成15年度岡山市下水道費特別会計予算について,甲第6号議案平成15年度岡山市国民健康保険費特別会計予算について,甲第13号議案平成15年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計予算について,甲第15号議案平成15年度岡山市駐車場費特別会計予算について,甲第17号議案平成15年度岡山市駅元町地区市街地再開発事業費特別会計予算について,甲第18号議案平成15年度岡山市介護保険費特別会計予算について,甲第19号議案平成15年度岡山市病院事業会計予算について,甲第20号議案平成15年度岡山市水道事業会計予算について,甲第21号議案平成15年度岡山市工業用水道事業会計予算について,甲第40号議案岡山市東山プール条例の一部を改正する条例の制定について,甲第42号議案岡山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について,甲第43号議案岡山市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について,甲第44号議案岡山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について,甲第49号議案平成14年度岡山市一般会計補正予算(第4号)について,甲第58号議案平成14年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計補正予算(第1号)について,甲第62号議案平成14年度岡山市駅元町地区市街地再開発事業費特別会計補正予算(第3号)について,甲第64号議案平成14年度岡山市病院事業会計補正予算(第2号)について。 以上でございます。 ○議長(宮武博君) それではまず,甲第3号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(宮武博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第6号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(宮武博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第64号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(宮武博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第4号議案,甲第13号議案,甲第15号議案,甲第17号議案から甲第21号議案までの5議案,甲第40号議案,甲第42号議案から甲第44号議案までの3議案,甲第49号議案,甲第58号議案,甲第62号議案,以上15件の議案を一括して起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(宮武博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました18件の議案を除く他の議案について一括採決いたします。 これらの議案につきましては,委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第2 乙第2号      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第2に入ります。 日程第2は,乙第2号議案岡山市病院事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これを上程し,提出者の説明を求めます。     〔16番横田悦子君登壇,拍手〕 ◆16番(横田悦子君) それでは,皆さんのお手元に配付してあります乙第2号議案岡山市病院事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について,これの提案と提案理由の説明を提案者を代表して行います。 まず,これは岡山市病院事業管理者の給与に関する条例──平成12年市条例第99号,これの一部を次のように改正しようとするものです。 改正内容,一つは「附則第2項を削る」。そして,「附則」として,「この条例は,公布の日から施行する」と定めます。 次に提案理由ですが,これは岡山市病院事業管理者の給与に関する条例附則第2項に基づく病院事業管理者への期末手当の加算を廃止するために,本条例の一部を改正しようとするものです。 以下,もう少し詳しく提案理由を述べさせていただきます。 先ほど,保健福祉委員長の報告でありましたように,病院事業管理者に支給予定の成功報酬につきましては,榊原病院事業管理者が2002年度分約7,400万円の受け取りを当分の間は自粛するという意向がありました。市当局は,これを未払い金として処理する方針です。多くの市民の皆さんから出されている疑問の声と,市民オンブズマンおかやまが起こしている市への返還を求める訴訟,これらの動きがこの事態を導き出しているのではないかと思います。 まず,岡山市病院事業管理者の給与に関する条例では,その附則第2項の規定により病院事業会計決算における前々年度と前年度の収支差額,これに機械的に100分の20を乗じて当年度の期末手当加算額が決定されるということになっております。その結果,2001年度支給分として約8,300万円が既に支給され,2002年度分の予定が約7,400万円,かなり多額の成功報酬が支払われるということになっております。 この成功報酬の支払いについて,岡山市監査委員はこのように言っております。 特別職の報酬等はその職務を個別具体的に明示した上,これを適正に評価した額となるよう条例で定めるべきである。現状の期末手当加算額は,収支差額に100分の20を乗じて得た額とのみ規定されており,個別具体的な職務に対する適正な評価の手続を経るものとはなっていないと指摘しています。市当局は,そしてまた我々議会は,この指摘にこたえる努力をするべきだろうと考えております。 また,市民オンブズマンはこの成功報酬について不当利得の返還訴訟を起こしているわけです。 そこでの論点を指摘しておきます。次のとおりです。 まず一つは,この条例は地方公営企業法に違反しているという主張です。 同法第38条第3項は,次のように規定しています。「企業職員の給与は,生計費,同一又は類似の職種の国及び地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与,当該地方公営企業の経営の状況その他の事情を考慮して定めなければならない」。つまり,地方公営企業は常に企業の経済性を発揮するとともに,その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければなりませんから,企業職員の給与は,企業の経営状況に見合ったものであること,同種または類似の公務員や民間企業従業員の給与水準を考慮して決定されるべきものだということです。翻って病院事業管理者の場合はどうなのでしょうか。 さらに,この成功報酬の支払いについて,地方自治法並びに地方財政法に違反しているとも指摘されています。 地方自治法第2条第14項は,「地方公共団体は,その事務を処理するに当っては,住民の福祉の増進に努めるとともに,最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」と定め,また地方財政法第4条第1項は,「地方公共団体の経費は,その目的を達成するための必要且つ最少の限度をこえて,これを支出してはならない」とも規定しています。多額の成功報酬は必要かつ最少の限度をはるかに超え,してはならない支出に該当しているのではないでしょうか。 病院事業は赤字幅が改善されたとはいえ,それでも単年度は赤字,年々大幅な赤字を生み出し,累積赤字も約90億円に達しようとしています。多額の成功報酬を支払う前に,まずこの赤字の解消こそ優先すべきではないかと考えます。 そして,今,岡山市の財政も大変危機的な状況にあります。このようなとき,8,000万円を上回る,そしてまた7,000万円を上回るこの支払い,しかも月額90万円の給料と期末手当にプラスして支払うことは,納得されるものではありません。 事業管理者への給与,この中に業績改善は十分期待され,織り込み済みであるということも考えております。今ここにいらっしゃいませんが,市長,それから助役,収入役,これらの皆さんの給与の金額等を考えてみますと,病院事業管理者の余りの特質ぶりというのが驚かれるばかりです。このような状況を踏まえれば,この条例をこのままにしておいてよいのか,もう一度考え直すべきではないかと思います。 今の条例のままでは,膨大な赤字の累積を知りながらも,また危機的な財政状況であるにもかかわらず多額の成功報酬を支払い続けなければなりません。これで市民の理解を得られるでしょうか。市民の常識を生かした市政運営こそが求められているときであります。岡山市行政は,その常識にいま一度立ち返るべきです。 最後に,病院事業管理者期末手当検討委員会について少し述べておきます。 保健福祉委員会には,先ほど言いましたように,本年度の成功報酬額は妥当であるとの検討委員会からの報告が出されています。しかし,この検討委員会は公開と言いながら,実質は非公開でした。密室での議論が行われたにすぎません。私は何回かこの検討会の傍聴をしようと試みましたが,実際的には,これは個人情報にかかわる審議であるから傍聴は許可できないと言って,お帰りくださいということでした。 この大切な審議をするに当たって,内容が個人情報ということになるのかどうか,これはまた議論があるところではありますが,実態的には傍聴が可能と言いながら,非公開の議論であったということです。 また,この問題の附則第2項,いわゆる100分の20,これを機械的に当てはめて結論づけております。業績の妥当性とは別に,100分の20ということが妥当であるかどうか,この点については全く触れておりません。つまり,検討委員会での検討は,市民の疑問に答える十分な内容とはなっていないということです。 まず,成功報酬の支払いについて市民から疑問の声が上がりました。そして,榊原先生はそれに対して,係争中であるから当面受領は差し控える,こういう意思表示をなされたわけです。そうであれば,ここで議会は,もう一度市民の常識を大きな判断の基準としながら,独自の判断をするべき時です。非常に多額の成功報酬の支払いを可能にした条例を可決成立された岡山市議会の責任もまた問われているわけです。ですからこそ,この条例案を提案いたします。 最終的な決定には政治的な判断が求められます。常識と良識のある決定も,この岡山市議会ですることができます。 以上,簡単に提案理由を述べさせていただきましたが,議員の皆様の賢明な判断をもってこの条例案へ御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(宮武博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 討論の通告があります。崎本議員。     〔4番崎本敏子君登壇,拍手〕 ◆4番(崎本敏子君) 私は,日本共産党岡山市議団を代表いたしまして,ただいま提案のありました乙第2号議案岡山市病院事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についての賛成の討論をさせていただきます。 本定例議会には医療関係者,市職員労働組合,市民団体,そして弁護士など16団体から,1,岡山市病院事業管理者の給与に関する条例附則第2項に基づく病院事業管理者への期末手当の支給をやめること,2,岡山市病院事業管理者の給与に関する条例の附則第2項を廃止することを求める陳情が出されております。私どもはこの陳情を採択の立場で委員会でも議論をしてまいりました。昨年度ももちろん,先ほど可決されましたけれども,今年度支給予定の7,400万円の期末手当を含め,支給すべきではないと考えております。 現在,榊原病院事業管理者は,常勤の特別職として原則週に3日間のみ岡山市においでになり,東京都に居住しながらその任務を果たしておられるとのことであります。 さて,病院事業は今年度も2億7,419万4,000円の赤字決算の見込みです。今年度は1月末で前年比マイナス1億1,000万円とのことでございます。昨年既に指摘をしておりましたように,診療報酬引き下げの影響が明らかであります。こうした現状のもとで,職員の期末手当はことしも6,800万円削減をされます。なのに,管理者お一人には7,400万円の期末手当を支払うのです。給与支給の形態としても,人事管理の観点からも納得は得られません。 私は,同じ医療にかかわってきた者の一人として,重ねて申し上げたいと思います。医療活動は職員,パラメディカルスタッフが一体で取り組む仕事です。管理者がどんなにお一人で頑張られても,なし遂げられるものではありません。病院事業管理者が職員の先頭に立ってリーダーシップをとるという任を果たされることについては,年間約1,900万円の給与が支払われております。そもそも赤字幅の削減額の20%を算出根拠とする成功報酬制度自体が,医は算術という理念をやたらに自治体病院に持ち込んでおり問題です。医療従事者が患者さんのために働き,まして公共に携わる公務員が住民のために奉仕するということは当然であります。今,不況にあえぐ市民の常識に照らしても,法外な期末手当は到底理解されません。市民の声は陳情に反映されていると思います。 昨年度出されました監査委員の異例の意見書の趣旨に照らしましても,先ほど提案理由の説明でありましたように市議会が是正していくべきだと考えます。 以上,賛成討論をさせていただきました。本会議で多数の議員の皆さんの賛同で改正案が可決されますことを切に訴えまして,私の賛成討論を終わります。(拍手) ○議長(宮武博君) 以上で討論を終わり,採決いたします。 乙第2号議案岡山市病院事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを起立により採決いたします。 乙第2号議案は,提案のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(宮武博君) 起立少数であります。よって,乙第2号議案岡山市病院事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定については否決されました。      ──────〇────── △日程第3 平成13年陳情第12号,平成14年陳情第15号,陳情第1号~陳情第16号      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第3に入ります。 日程第3は,平成13年陳情第12号教育予算を拡充し義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書の提出について以下18件の陳情についてであります。 これらを一括上程いたします。 この際申し上げます。 日程第3の陳情のうち,陳情第1号岡山市病院事業管理者期末手当についてから陳情第16号岡山市病院事業管理者期末手当についてまでの16件の陳情につきましては,先ほど乙第2号議案岡山市病院事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてが否決されましたので,不採択とみなし処理いたしますので,御了承願っておきます。 お諮りいたします。 本件に対する委員長報告は,会議規則第41条第3項の規定により省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。崎本議員。     〔4番崎本敏子君登壇,拍手〕 ◆4番(崎本敏子君) 私は,日本共産党岡山市議団を代表いたしまして,1件の陳情について不採択という委員会報告に反対する討論を行いたいと思います。 平成13年陳情第12号は,文教委員会で長く継続審査とされていたものです。教育予算を拡充し義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書の提出についてであります。 この陳情は,学校現場の教職員から出されたものです。その趣旨は,現在の学校現場はいじめ,不登校,学級崩壊など課題が多く,その解決のためにも物的・人的条件の整備が必要である,一人一人に行き届いた教育を実現するため教育予算を拡充し,憲法に定められた義務教育費国庫負担制度の堅持がなされるよう意見書を政府に出してほしいというものです。全く当然の,当たり前の願いであります。 都市教育長会でも同様の意見・要望書が出されているとも,仄聞しております。義務教育費の国庫負担を削減して一般財源化にしようという危険な動きの中で,市議会としてこれを不採択にする理由はありません。ぜひ採択をして意見書を提出すべきと考えます。 どうぞ議員各位の御賛同をいただきますようによろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(宮武博君) 以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第3の陳情のうち,まず平成13年陳情第12号教育予算を拡充し義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 なお,御着席の方は反対といたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(宮武博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,平成14年陳情第15号国宝吉備津神社御本殿外の修復についてを採決いたします。 本件は委員会報告のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,委員会報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第4 岡山国体スポーツ振興調査特別委員会ほか5特別委員会調査状況報告について      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第4に入ります。 日程第4は,岡山国体スポーツ振興調査特別委員会ほか5特別委員会調査状況報告についてであります。 これらを一括上程いたします。 お諮りいたします。 これらの調査状況報告につきましては,委員長の報告を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 岡山国体スポーツ振興調査特別委員会,広域拠点施設等整備調査特別委員会,情報化推進調査特別委員会,社会システム調査特別委員会,広域行政及び政令指定都市調査特別委員会,市議会広報調査特別委員会の調査状況につきましては,お配りいたしております報告書のとおりそれぞれ報告がありましたので,御報告申し上げます。      ──────〇────── △日程第5 甲第69号議案      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第5に入ります。 日程第5は,甲第69号議案固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてであります。 これを上程し,市長職務代理者から提案理由の説明を求めます。     〔市長職務代理者菱川公資君登壇〕 ◎市長職務代理者(菱川公資君) ただいま御上程になりました議案について御説明申し上げます。 これは本年3月31日をもって任期が満了する固定資産評価審査委員会委員谷義仁氏,柳勝巳氏,國富橿雄氏,上野辰男氏,若狭宣郎氏及び佐藤由美子氏の後任として同6氏を再選任し,同日をもって任期が満了する姫井健次氏の後任として福田好子氏を選任するに当たり,市議会の同意を求めようとするものでございます。 なお,各氏の略歴につきましては既にお手元に配付しておりますので,説明を省略させていただきます。 何とぞよろしく御同意のほどお願い申し上げます。 ○議長(宮武博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 甲第69号議案固定資産評価審査委員会委員の選任同意については,これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,甲第69号議案はこれに同意することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第6 諮問第1号      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第6に入ります。 日程第6は,諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦についてであります。 これを上程し,市長職務代理者から提案理由の説明を求めます。     〔市長職務代理者菱川公資君登壇〕 ◎市長職務代理者(菱川公資君) ただいま御上程になりました諮問について御説明申し上げます。 これは本年6月30日をもって任期が満了する人権擁護委員西田三千代氏,竹内浩人氏,長安早智子氏,松井朗氏及び平田淑子氏の後任として同5氏を再推薦し,同日をもって任期が満了する松田スミ子氏,竹下茂氏,高知正子氏及び小野田豊子氏の後任として古南倫子氏,工藤眞義氏,青木藏平氏及び藤原啓子氏を推薦するに当たり,市議会の意見を聞こうとするものでございます。 なお,各氏の略歴につきましては既にお手元に配付しておりますので,説明を省略させていただきます。 何とぞよろしく御同意のほどお願い申し上げます。 ○議長(宮武博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦については,これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,諮問第1号はこれに同意することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第7 乙第1号議案      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第7に入ります。 日程第7は,乙第1号議案岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これを上程し,提出者の説明を求めます。     〔45番楠木忠司君登壇,拍手〕 ◆45番(楠木忠司君) ただいま御上程になりました乙第1号議案岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について,提案者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 今回の岡山市議会委員会条例の一部改正は,岡山市の組織及びその任務に関する条例の一部改正に伴い,総務委員会の所管事項につきまして,所要の改正を行おうとするものであります。 何とぞ御審議いただきまして,御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(宮武博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 乙第1号議案岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については,提案のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,乙第1号議案岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については,提案のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第8 四ケ郷組合議会議員の選挙について      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第8に入ります。 日程第8は,四ケ郷組合議会議員の選挙についてであります。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。     〔45番楠木忠司君登壇〕 ◆45番(楠木忠司君) ただいまお諮りになりました四ケ郷組合議会議員の選挙の方法につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとられますよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。     〔拍 手〕 ○議長(宮武博君) ただいま楠木議員から投票の煩を省いて議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎議会事務局次長(渡辺博重君) 四ケ郷組合議会議員として議長が指名いたします方々の住所,氏名を朗読いたします。  岡山市吉備津1278番地 難波美夫さん  岡山市惣爪281番地 小西本次さん  岡山市中撫川59番地 太田猛さん  岡山市撫川166番地 安藤健吉さん  岡山市西花尻249番地 水嶋亮さん  岡山市延友28番地の2 岡崎賢さん  岡山市古新田281番地 河内節夫さん  岡山市山田1072番地の2 木内茂さん  岡山市妹尾344番地 矢吹猛さん 以上でございます。 ○議長(宮武博君) ただいま朗読いたしましたとおり指名いたします。 指名いたしました方々を当選者と決定して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしました9人の方々が当選者と決定いたしました。      ──────〇────── △日程第9 六ケ郷組合議会議員の選挙について      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第9に入ります。 日程第9は,六ケ郷組合議会議員の選挙についてであります。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。     〔45番楠木忠司君登壇〕 ◆45番(楠木忠司君) ただいまお諮りになりました六ケ郷組合議会議員の選挙の方法につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとられますよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。     〔拍 手〕 ○議長(宮武博君) ただいま楠木議員から投票の煩を省いて議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎議会事務局次長(渡辺博重君) 六ケ郷組合議会議員として議長が指名いたします方々の住所,氏名を朗読いたします。  岡山市吉備津1114番地 熊澤一二さん  岡山市高松308番地 小西敏一さん  岡山市加茂238番地の1 林清市さん  岡山市新庄上536番地 浅沼璋也さん  岡山市川入82番地 高木良夫さん  岡山市撫川1370番地 太田卓志さん  岡山市山田1010番地 平松幹太さん  岡山市妹尾3865番地 蜂谷勀さん 以上でございます。 ○議長(宮武博君) ただいま朗読いたしましたとおり指名いたします。 指名いたしました方々を当選者と決定して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしました8人の方々が当選者と決定いたしました。      ──────〇────── △日程第10 西一郷半組合議会議員の選挙について      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第10に入ります。 日程第10は,西一郷半組合議会議員の選挙についてであります。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。     〔45番楠木忠司君登壇〕 ◆45番(楠木忠司君) ただいまお諮りになりました西一郷半組合議会議員の選挙の方法につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとられますよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。     〔拍 手〕 ○議長(宮武博君) ただいま楠木議員から投票の煩を省いて議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎議会事務局次長(渡辺博重君) 西一郷半組合議会議員として議長が指名いたします方々の住所,氏名を朗読いたします。  岡山市撫川1104番地の2 難波進さん  岡山市大内田40番地 中尾稜さん 以上でございます。 ○議長(宮武博君) ただいま朗読いたしましたとおり指名いたします。 指名いたしました方々を当選者と決定して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしました2人の方々が当選者と決定いたしました。      ──────〇────── △日程第11 三ケ村組合議会議員の選挙について      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第11に入ります。 日程第11は,三ケ村組合議会議員の選挙についてであります。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。     〔45番楠木忠司君登壇〕 ◆45番(楠木忠司君) ただいまお諮りになりました三ケ村組合議会議員の選挙の方法につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとられますよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。     〔拍 手〕 ○議長(宮武博君) ただいま楠木議員から投票の煩を省いて議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎議会事務局次長(渡辺博重君) 三ケ村組合議会議員として議長が指名いたします方々の住所,氏名を朗読いたします。  岡山市惣爪168番地 脇本忠正さん  岡山市惣爪780番地 土肥誠一さん  岡山市吉備津1630番地 長谷川秋男さん  岡山市吉備津1358番地の10 仲達忠正さん 以上でございます。 ○議長(宮武博君) ただいま朗読いたしましたとおり指名いたします。 指名いたしました方々を当選者と決定して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしました4人の方々が当選者と決定いたしました。      ──────〇────── △日程第12 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について      ───────────── ○議長(宮武博君) 日程第12に入ります。 日程第12は,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査についてであります。 お配りいたしておりますとおり,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について委員長から申し出があります。 お諮りいたします。 委員長から申し出のとおり,閉会中継続審査及び継続調査に付することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮武博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○議長(宮武博君) 以上をもちまして2月定例岡山市議会に付議されました案件はすべて議了いたしました。      ───────────── ○議長(宮武博君) この際お高いところからではございますが,お許しをいただきましてごあいさつを申し上げます。 皆様方には,2月5日以来,本日までの17日間,平成15年度当初予算を初め多くの議案につきまして,慎重に御審議いただき,また円滑な議会運営にも終始御協力いただき,おかげをもちまして2月定例市議会も無事閉会の運びとなりました。心よりお礼を申し上げます。 さて,今議会は会期中に市長の任期が終了し,特例規定による市長・市議同時選挙の実施により市長の不在期間も長期となっておりますが,諸課題が山積する岡山市政にとりまして,ひとときの停滞も許されないことは御承知のとおりでございます。 当局におかれましては,市民生活に支障を及ぼさない行政運営は当然のことながら,適切,迅速な取り組みに,より一層御尽力をいただきますようお願い申し上げる次第でございます。 私ども議員にとりましても任期を締めくくる最後の定例議会となりましたが,残れされました任期いっぱい市民の負託にこたえるとともに,一月後に迫っております選挙を控えまして,引き続き岡山市民の声を生かした市政の推進に取り組んでいただきますよう御健闘をお祈り申し上げます。 また,今期を最後に御勇退,御転身されます方々におかれましては,長年にわたり市勢の発展と市民福祉の向上に御尽力をいただきましたことに対し,深く敬意を表する次第でございます。 今後とも,市政推進に御指導いただきますとともに,皆様方の御健勝と御活躍をお祈り申し上げる次第でございます。 最後になりましたが,報道関係の皆様方には格別の御協力を賜りましたことに対し,厚く御礼を申し上げますとともに,今後とも市勢発展のために御支援を賜りますようお願いを申し上げまして,平成15年2月定例市議会閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。 どうもありがとうございました。(拍手)      ───────────── ○議長(宮武博君) この際市長職務代理者からごあいさつの申し出があります。     〔市長職務代理者菱川公資君登壇〕 ◎市長職務代理者(菱川公資君) 平成15年2月定例市議会の閉会に当たり,お許しをいただきまして一言ごあいさつを申し上げます。 今回の定例市議会は,2月10日以降市長不在にもかかわらず,議員の皆さんにおかれましては提案させていただきました新年度予算案を含む各議案につきまして,本日まで精力的に御審議いただき,先ほどはすべての議案を御議決賜り,心から感謝を申し上げます。 当局といたしましても,今回御議決いただきましたすべての議案を職員一丸となって着実に執行し,市民福祉の向上に全力を傾注いたしますとともに,本議会においていただきました貴重な御意見,御提言を真摯に受けとめ,十分に検討いたしまして市政の推進に当たり心してまいる所存でございます。 3月23日には市長・市議会議員選挙がとり行われる予定でございます。今期を期して御勇退あるいは御転身をされる議員の皆さんには,多年にわたる市政への御功績に対しまして,深甚なる敬意を表しますとともに63万市民を代表いたしまして,心中より感謝を申し上げます。 今後,一層の御健勝と御活躍をお祈り申し上げますとともに,議場を離れられましても本市の発展に引き続きお力添えをいただきまようお願い申し上げます。 また,次期に向けて新たな飛躍を期しておられる皆さんには,くれぐれも御健康に留意されまして,この場での再会の暁には,これまでと同様に厳しく,そして温かい御指導を賜りますようお願い申し上げます。 終わりになりますが,日ごろから種々の御協力いただいております報道関係の皆さんに心からお礼を申し上げますとともに,議員並びに市民の皆様方のますますの御健勝と御多幸をお祈り申し上げまして,ごあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手)      ───────────── ○議長(宮武博君) これをもちまして2月定例岡山市議会を閉会いたします。 大変御苦労さまでございました。      午後0時11分閉会...