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12月21日-10号

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  1. 岡山市議会 2000-12-21
    12月21日-10号


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    最終取得日: 2021-08-30
    平成12年11月定例会    平成12年11月定例岡山市議会    議 事 日 程  第10号       12月21日(木)午前10時開議第1 甲第289号議案~甲第299号議案,甲第301号議案~甲第360号議案第2 請願第6号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書の提出について 請願第7号 激増する野菜等に緊急輸入制限の発動を求める意見書の提出について 請願第8号 自主流通米の値幅制限の復活を求める意見書の提出について 請願第9号 保育料引き上げの反対について 平成11年陳情第37号 日の丸を議場に掲揚しないことについて 陳情第33号 障害児の学童保育受け入れについて 陳情第34号 知的・情緒障害児の「ことばの教室」受け入れ等について 陳情第35号 通常学級の障害児の教育環境充実について 陳情第36号 障害児学級の教職員数の充実について 陳情第37号 小中学校への障害児学級の設置について 陳情第38号 高等学校への障害児学級の設置について 陳情第39号 准看護婦・士に対する移行教育の早期実現を求める意見書の提出について第3 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について第4 岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙について第5 三ケ村組合議会議員補欠選挙について第6 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について 1 継続審査  〇 総務委員会    陳情第19号 JRバス事業者に対する補助金等の制限の撤廃を求める意見書の提出について    陳情第29号 岡山市建設工事請負業者選定要領の改正について  〇 建設委員会    陳情第31号 地下市民ギャラリーの存続について  〇 文教委員会    請願第5号 岡山市における小・中学校教科書採択制度の改善について    陳情第28号 岡山朝鮮初中級学校に対する補助金等の支給について    陳情第30号 ゆきとどいた教育を保障するための意見書の提出について    陳情第32号 公正で民主的な教科書採択を求める意見書の提出について 2 継続調査  〇 総務委員会    財政問題について    行財政改革について    入札・契約事務について    分庁舎計画について    地域振興について    総合計画及び実施計画について    行政機関の再編について    国際交流について    自転車等駐車場について    国民健康保険事業について    男女共同参画の推進について    国体開催について    情報化施策について  〇 保健福祉委員会    同和行政について    福祉行政について    保健行政について    環境衛生行政について    環境保全行政について    病院事業について  〇 環境消防水道委員会    廃棄物の処理及び清掃について    消防力の整備充実について    水道事業について  〇 経済委員会    商・工業,労働振興対策について    観光対策について    農林水産業振興対策について    市場対策について  〇 建設委員会    都市計画について    都市再開発について    区画整理について    公園緑地について    道路橋りょう・河川港湾について    建築・住宅について    開発行為について    駐車場について    総合交通対策と路面電車について    西部新拠点について    下水道について    公共工事について  〇 文教委員会    学校教育について    社会教育について    同和教育について    教育施設について    青少年問題について    通学区域について    学校給食について  〇 議会運営委員会    議会の運営及び議長の諮問について    議会に関する条例等について      …………………………………会議に付した事件 日程第1 甲第289号議案~甲第299号議案,甲第301号議案~甲第360号議案 日程第2 請願第6号~請願第9号,平成11年陳情第37号,陳情第33号~陳情第39号 日程第3 諮問第2号 日程第4 岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙について 日程第5 三ケ村組合議会議員補欠選挙について 日程第6 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査──請願・陳情,調査      ──────〇──────出席議員(50人)           1番  下 市 香乃美君           2番  横 田 悦 子君           3番  田 畑 賢 司君           4番  崎 本 敏 子君           5番  竹 永 光 恵君           6番  浦 上 雅 彦君           7番  和 氣   健君           8番  三 宅 員 義君           9番  成 本 俊 一君           10番  垪 和 秀 光君           11番  安 井   聰君           12番  礒 谷 和 行君           13番  田 口 裕 士君           14番  鷹 取 清 彦君           15番  高 津 利 明君           16番  近 藤   昭君           17番  羽 場 頼三郎君           18番  若 井 達 子君           19番  田 原 清 正君           20番  佐々木 清 巳君           21番  井 村 嘉 久君           22番  太 田 正 孝君           23番  柴 田 健 二君           24番  吉 本 喜 一君           25番  三 宅 英 夫君           26番  三 木 亮 治君           27番  伏 見 源十郎君           28番  有 井 靖 和君           30番  楠 木 忠 司君           31番  増 川 英 一君           32番  松 岡   茂君           33番  藤 井 義 人君           34番  土 肥 啓 利君           36番  宮 川 日 吉君           37番  河 合 和 成君           38番  亀 井   章君           39番  則 武 伸一郎君           40番  貝 原 信三郎君           41番  垣 下 文 正君           42番  田 中 昭 三君           43番  高 月 由起枝君           44番  本 郷 由 子君           45番  則 武 宣 弘君           46番  田 尻 祐 二君           47番  磯 野 昌 郎君           48番  山 田   勇君           49番  花 岡   薫君           50番  藤 原   貢君           51番  堀 川   進君           52番  磯 村   博君      …………………………………欠席議員(2人)           29番  串 田   務君           35番  宮 武   博君      ─────────────説明のため出席した者      市     長  萩 原 誠 司君      助     役  菱 川 公 資君      助     役  時 枝   繁君      収  入  役  高 田 武 子君      市 長 公 室 長  原 口 英 夫君      参     与  天 野 勝 昭君      参     与  藤 井 英 雄君      参     与  松 本 征 二君      総 務 局 長  橋 本 豪 介君      財 政 局 長  細 見 邦 雄君      保 健 福祉局長  服 部 輝 正君      環 境 事業局長  中 山 正 汎君      経 済 局 長  和氣島 美 彦君      都 市 整備局長  西 崎 日出男君      下 水 道 局 長  平 林 正 行君      西 大 寺支所長  太 田 武 正君      水道事業管理者  遠 藤 嘉 昭君      病 院 局 長  藤 原 作 馬君      消 防 局 長  上 池 郁 夫君     選挙管理委員会      委  員  長  服 部 忠 文君      事 務 局 長  鏡 原 憲 二君     監 査 委 員      委     員  小 田 廸 子君     農 業 委 員 会      会     長  小 若 敬 二君     教 育 委 員 会      委     員  森   靖 喜君      教  育  長  玉 光 源 爾君      ─────────────出席した議会事務局職員      局     長  渡 邉 光 章君      次     長  近 藤 洋 士君      次     長  吉 田 栄 城君      議 事 課 長  渡 辺 博 重君      調 査 課 長  森 年 利 子君      午前10時0分開議 ○議長(磯村博君) 皆さんおはようございます。 これより11月定例市議会第10日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は49名であります。      ───────────── ○議長(磯村博君) 会議録署名議員に貝原議員,本郷議員のお二人を指名いたします。      ───────────── ○議長(磯村博君) 本日の議事日程はお配りいたしておりますとおりでございます。      ───────────── ○議長(磯村博君) この際御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,監査委員から定期監査,随時監査及び例月現金出納検査の結果について報告がありましたので,御報告申し上げます。      ───────────── ○議長(磯村博君) この際お諮りいたします。 病院事業管理者から12月13日の本会議における崎本議員に対する答弁について,発言の一部を取り消したい旨の申し出があります。 病院事業管理者からの申し出のとおり,発言の取り消しを許可することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ──────〇────── △日程第1 甲第289号議案~甲第299号議案,甲第301号議案~甲第360号議案      ───────────── ○議長(磯村博君) 日程に入ります。 日程第1は,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について以下71件の議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 これらの議案につきましては,それぞれ所管の常任委員会において御審査をいただいておりますので,これより委員長の報告を求めます。 まず,総務委員長の報告を求めます。     〔38番亀井章君登壇,拍手〕 ◆38番(亀井章君) 皆さんおはようございます。 それでは,総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託された案件は,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について外10件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,3日間にわたって当局の説明を聴取し,精力的かつ慎重に審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 なお,甲第289号議案については,一部の委員から反対の表明がありましたので,この議案については賛成多数で,他の案件については全会一致であったことを申し添えておきます。 ここでは,審査の過程におきまして委員から出されました指摘・質問の中から,特に議論のありました甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)の1点に絞って御報告いたします。 ここで議論になったのは,歳入のうち,第18款繰入金少子化対策基金繰入金についてであります。 これは,岡山市就学前教育検討委員会の中間報告を受け,就学前の子どもたちをよりよくはぐくむという共通目的のもとで,幼・保の連携を推進する幼保一体型施設を御南地区に整備するための歳出予算に充てるため,少子化対策基金一般会計に繰り入れるものであります。 この予算の審査に当たっては,事業趣旨との合目的性,幼保一体型施設整備の必要性,他の私立幼稚園との公平性,厳しい財政状況下での経費の効率性,全体計画との整合性,適正な財産管理行財政改革などの他の政策との整合性,手法の合法性といった観点から当局の考えをただしました。 こうした観点に立ち,委員からは,1,少子化対策臨時特例交付金は,幼稚園整備に充当できるのか。2,幼稚園授業料を公立並みの5,700円とした今回の施設は,既存の近隣民間幼稚園の経営を圧迫する。他の民間幼稚園13園との公平性を確保するために,これらの園に対して市の補助金を出して運営を補助すべき必要が生じるのではないか。3,平成10年度に作成した白石幼稚園の設計費がむだになり,二重投資になっているのではないか。4,今回の施設整備は,保育園の待機児解消に向けての全体計画の中で明確な位置づけがなされているのか。5,総合政策審議会には,平成13年度当初予算編成に向け,私立保育園建設費補助金を廃止する方向性を打ち出している一方で,民間が運営する幼保一体型施設に全額補助するというのは,政策として相矛盾しているのではないか。6,行政財産を普通財産に変更し,無償貸与することは,補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律に抵触するのではないかとの質問や,中心部の学校や幼稚園の再編など,優先的に取り組むべき課題が山積しているのに,御南地区における幼保一体型の施設整備を最優先して取り組む理由が不明確であるとの指摘が出され,当局から,1,幼稚園を所管する文部省,保育園を所管する厚生省と逐次相談をしており,構わないという返事をもらっている。2,国,県等の補助金を視野に入れながら,今後市の補助金をどうするかについて早急に検討していきたい。3,結果的には役に立たなかったということである。4,増改築等施設整備や施設に余裕のある保育園の活用により定員増を図るとともに,定員を超えての受け入れの継続実施などにより,平成14年度当初の待機児解消を計画している。5,公設民営の議論と単市の上乗せ補助とは全く別のものと考えている。6,少子化対策という交付金の趣旨に沿った使用であれば,財産区分としては問題がないとの回答を文部・厚生両省から得ているとの答弁がありました。 これらに対してさらに委員から,1,文部省に確認したところ,同省は民設民営であるとの認識をしているとの返事があった。岡山方式公設民営というが,実態は民設民営であり,民設民営へと表現を改めるべきではないか。2,この施設用地だけを無償貸与することは,有償としている集会所等の用地との間で整合性がとれないのではないかとの質問や,事業化の予算というものは,考え方や問題点を挙げて整理した上で提案すべきであり,これから補助金等管理運営について考えるという答弁は手順が逆であり,行政執行のあり方としては問題であるとの指摘があり,当局から,1,新しい幼稚園・保育園づくりの目的は,一体型施設における幼稚園と保育園の一体化及び従来の私立・公立の役割分担にとどまらない新しい運営形態での就学前教育の実施であり,単なる幼稚園・保育園への助成にとどまるものではない。2,協働のまちづくり条例との整合性を図るためにも,取扱基準を早急に改正していきたいとの答弁があったのであります。 これら当局の一連の答弁に対して,市民が求めている少子化対策,幼・保の一体化とは何かなど,精査すべき余地も残っているが,少子化対策のための基金が創意工夫により効果的に使われ,今回の幼保一体化幼保一元化の呼び水となることを願うとの意見が出され,ここで議論された内容は,教育委員会保健福祉局において継続的かつ真剣に取り組むべき課題であることを提起し,当局から,今回の審議の中で出てきた課題や市民に対する説明責任などについて,関係部局間との連携を深め,解決に向けて取り組むとの決意表明を受けたのであります。 当委員会としては,当局は事業推進に当たって,予測されるもろもろの出来事について,精査やあらゆる角度からの検討・検証を行い,幼保一体化教育方針等を明確化した後に実施していくべきであったにもかかわらず,行け進めで泥縄式に進めてきたことにより,今回多くの問題点が浮き彫りになったことを重く受けとめ,時にはスピードを緩め,現状を改めて見詰め直す姿勢も大切であることを強く指摘したことを申し添えて,総務委員会の報告を終わります。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(磯村博君) 次に,保健福祉委員長の報告を求めます。     〔46番田尻祐二君登壇,拍手〕 ◆46番(田尻祐二君) 保健福祉委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について外5件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について,甲第296号議案岡山市保育所における保育の実施及び使用料徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定については,一部の委員から反対の表明がありましたので,これらは賛成多数で,他の議案については全会一致であったことを申し添えておきます。 それでは,審査の過程におきまして,特に議論のありました甲第296号議案岡山市保育所における保育の実施及び使用料徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告いたします。 この議案は,本市の保育料が国の徴収金基準額が平成10年度に改定された後も据え置かれていること,また岡山市独自で8億円余りの利用者負担の軽減を行っていること等から,今回,受益者負担の適正化を図るため,改定を行おうというものであります。 委員から,景気が低迷を続けていることを理由に,保育料を据え置くこととした昨年度と状況が変わっていないにもかかわらず,保育料の値上げに踏み切ることの是非,さらに3億円もの保育料滞納繰越分の整理に,まだめどがついていないことについて,意見・質問がありました。 当局から保育料については,保育問題審議会から答申をいただいており,それに沿った形で受益者負担の適正化の観点から,負担能力に応じた改定を行うものであり,改定に当たっては,低所得者層にも配慮している。保育料の最高額についても,中核市27市及び県内10市の中で最も安くなっている。また,滞納整理については,特別徴収班収納推進員を設置し,重点的に対応している。その結果として滞納繰越分に係る徴収額については,本年11月末の段階で前年同時期の2.7倍となっているとの答弁がありました。 さらに,このたびの改定を待機児の解消等,今後の保育行政を充実・拡大していく基盤とすること,また,保育料の滞納整理に向けて今後も引き続き努力していくことを当委員会として確認し,採決を行いました。その結果,冒頭申し上げましたとおり,本議案については,賛成多数で可決すべきものと決定したのであります。 以上,簡単でありますが,保健福祉委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(磯村博君) 次に,環境消防水道委員長の報告を求めます。     〔16番近藤昭君登壇,拍手〕 ◆16番(近藤昭君) 御苦労さまでございます。 環境消防水道委員会における審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について外5件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,ここでは,審議の過程で委員から出された質問などのうち,甲第289号議案に限って御報告を申し上げます。 委員から,新焼却場建設事業に関連して,1,平成13年度から稼働予定の東部クリーンセンターへのごみ収集車両の進入路について。2,東部クリーンセンター建設に伴う地元還元施設の進捗状況について質問がございました。 これに対して当局から,1,進入路については,当初ブルーラインからの高架道路の建設計画が発表されたが,この計画が見直しされたことから,地元意見も考慮し,現在別ルートを計画しており,今後地元町内会との協議を行っていきたいとの答弁がありました。2,地元還元施設については,地元にさまざまな意見があり,具体的な協議に入れなかったが,本年10月以降,地元意見も一本化の方向で調整が進んでおり,今年度中にレイアウトを引き,二,三年うちには完成させたい。今後,地元と行政で組織する協議会的なものを設置し,具体的に計画を詰めていく予定にしているとの答弁がありました。 以上で環境消防水道委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(磯村博君) 次に,経済委員長の報告を求めます。     〔20番佐々木清巳君登壇,拍手〕 ◆20番(佐々木清巳君) おはようございます。 経済委員会における審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について外4件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査しました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,審査の過程で,各委員から出されましたさまざまな意見については,ここではあえて報告いたしませんが,当局におかれましては,委員会の意見としてしっかりと受けとめ,今後の市政発展に十分反映されるよう一言申し添えて,委員長報告を終わります。(拍手) ○議長(磯村博君) 次に,建設委員長の報告を求めます。     〔42番田中昭三君登壇,拍手〕 ◆42番(田中昭三君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について外49件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,審査の過程におきまして,委員から出されました意見・質問のうち,ここでは特に岡山操車場跡地の東エリアにおいて,多目的ドーム及び多目的広場を整備するための実施設計委託料4,500万円の予算について御報告申し上げます。 当局の説明によると,この4,500万円の内訳は,多目的ドームの建築費に対する歩掛かりにより算出した実施設計費4,000万円と,多目的広場の公園面積及び整備する施設に対する歩掛かりにより算出した実施設計費500万円となっております。 また,委員会に示された基本設計案によれば,地総債エリア8ヘクタールの内訳は,多目的ドームが約1ヘクタール,多目的広場が約2ヘクタール,アクションスポーツパークが約3ヘクタール,森や駐車場用地等が約2ヘクタールとなっております。このうちアクションスポーツパークについては,ハーフパイプ,ジャンプ台,スケートリンク等の競技施設を設置する約2ヘクタールと,車いすマラソンやXスポーツの練習などに使用できる外周コースから構成されております。 ここで委員から,多目的ドーム及び多目的広場における企画運営の具体的方策はとの質問があり,当局から,企画運営には,純粋な企画運営と施設等の維持管理の両面が含まれている。維持管理については,市の負担を極力抑えながらも,安い使用料で多くの市民に利用してもらうという持続可能な施設運営を基本に考えている。現段階での方向性としては,既存の公共的団体への委託を想定し,種々の検討を行っているところだ。一方,企画運営については,この維持管理体制との組み合わせの中で,どうすれば提案のあった民間グループとよりよい連携が図れるか協議を行っている。平成13年8月のアクションスポーツパークのオープンに向け,できるだけ早急に決めなければならないと認識しているとの答弁があったのであります。 さらに委員から,市の外郭団体等に委託することが独立採算制であるとか,赤字補てんをしないという意味なのか。ドームと広場の相乗効果をうたいながら,アクションスポーツパークだけを急いで整備しようとする理由はとの質問があり,当局から,公園協会を母体とした管理運営の可能性について検討を指示している。人件費や委託料などの経費支出を継続的に抑えることが可能なこのやり方が一番妥当ではないかと考えているところだ。市民に喜んでもらえる施設を一日も早くつくりたいという思いがあり,採算性の問題など一部整理のおくれている事項はあるものの,作業は着々と進んでいることから,実施設計に移るための予算を計上したものだとの答弁があったのであります。 しかしながら,土地代に換算して約20億円に相当するアクションスポーツパークにおいての収支見込み,独立採算としている具体的企画運営方法,基本設計案で面積を2ヘクタールとしていることの必然性,集客見込みなどの点において,委員の納得する答弁は得られなかったのであります。 一部委員からは,この時期になっても選定の決め手となった話題性・集客性・採算性についての具体的な説明が受けられないばかりか,検討中,協議中など整理できていないことが多い。きちんとした基本設計を仕上げた上で実施設計の議案を上程するべきだ。前倒しとも受け取れる予算の承認には抵抗があるとの意見があり,休憩を挟んで協議を行ったのであります。 本委員会としては,選定した相手と意見交換をしながら継続的に事業を進めていくというプロポーザル方式の性格上,作業を進めながら計画を固めていくこともある程度はいたし方がないということ。今回のプロポーザル方式での取り組みが初めてであることから,戸惑いやふなれな面があるのも理解はできるということ。遅くとも来年1月中旬までには,検討中の事項について整理した上で,本委員会に提示があるということなどを総合的に勘案した結果,当局を信頼し,今回の実施設計の予算を認めることとしたのであります。 なお,今後の事業執行のあり方として,当局におかれては,プロポーザル特定者との協議の状況などを議会に随時報告しながら,議会や市民等の意見も十分反映していくような事業推進を図ってもらいたいとの要望があったことを申し添え,建設委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(磯村博君) 次に,文教委員長の報告を求めます。     〔26番三木亮治君登壇,拍手〕 ◆26番(三木亮治君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について外3件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,2日間にわたり慎重に審査いたしました結果,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について,甲第297号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について,甲第298号議案岡山市幼児教育センター条例の制定についての3件の議案は賛成多数で,甲第346号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第4号)については全会一致で,原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以下,それぞれの審査の過程において,委員から出されました主な質問,意見等について順次御報告申し上げます。 まず,甲第297号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 この議案は,市中心部で進められている新しい学校づくりで,第1期の新しい学校として,岡山市立内山下小学校及び岡山市立深柢小学校を廃止して岡山市立岡山中央南小学校を,岡山市立弘西小学校及び岡山市立南方小学校を廃止して岡山市立岡山中央北小学校を設置するため,条例の一部を改正しようとするものであります。 委員からは,1,内山下学区の有志が深柢小学校との統合に反対しているようだが,どのように対処していくのか。子どもたちが学校に行けないという不幸な目に遭うことのないよう,きちっと住民合意をとってやるべきではないか。一方,深柢学区では第2期構想への反対があり,全体的な対応も必要であると思うが,その考えは。2,通学区域の弾力的運用についてどう考えているのかとの質問等があり,当局からは,1,十分なフィードバックができていなった点など,反省すべき点は反省しないといけない。十分でなかった点については,きちっと対応させていただくとともに,問題解決に向けて今後も努力していきたい。さらに,全体の中で話し合いをすることが必要な場合があればやっていきたいと考えている。2,第1期の新しい学校については,制度として位置づけるのではなく,現在のように特例的措置として行う。第2期の新しい学校については,通学区域の弾力的運用を制度化し実施することを検討するとの答弁があったのであります。 次に,甲第298号議案岡山市幼児教育センター条例の制定についてであります。 この議案は,幼稚園教育と保育事業を一体的施設において行い,就学前教育の充実を図るため,条例制定をしようとするもので,平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)には,施設整備事業費が計上されております。 委員からは,1,公設民営の概念とはどのようなものか。2,少子化対策特例交付金で整備するのなら,平成14年3月までに完成させなければならないが,できるのか。用地整備や施設配置については,地元の意見もよく酌み取って,さらに検討した上で結論を出してほしい。3,公設民営とし,無償貸与するという方針は,いつ,どこで,だれが,どのように決めたのかとの質問等があり,当局からは,1,公設民営という概念は一定のものではないが,学校教育法との関係で公立として幼稚園を設置し,民間が運営するという形態はとれないので,岡山市が土地・建物を提供して学校法人や社会福祉法人が幼稚園・保育園を設置し管理・運営するという形態を,岡山市における公設民営と考えている。2,工程の短縮や計画の見直しについては,今後,保育課とも連携しながら努力していきたい。3,11月7日の教育委員会協議会で話し合い,11月21日の教育委員会で決定した。公設民営のねらいは,これまでの公立・私立の役割分担にとどまらず,これまでにない新しい形態の就学前教育を行うことにあるとの答弁があったのであります。 これに対し,さらに委員からは,1,無償貸与ということになれば,現在ある私立保育園・幼稚園と施設整備の上でも格差ができるし,管理運営面でも問題が起きてくる。2,幼保一体化には賛成であるが,なぜ民営にしないといけないのかが明確になっておらず,議論も十分に尽くされていない中での見切り発車はよくない。3,地元から民営ということに疑問が投げかけられており,至急に地元と連絡をとって地元が安心できるような対応を講じることが前提であるとの意見が出されたのであります。 以上,2件の条例案について御報告申し上げましたが,当局においては,審査の過程で委員から出された意見等に十分留意され,新しい学校や幼児教育センターがよりよいものとなるよう取り組まれることを要望いたしまして,文教委員会の報告を終わります。(拍手)
    ○議長(磯村博君) 以上で委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。崎本議員。     〔4番崎本敏子君登壇,拍手〕 ◆4番(崎本敏子君) 私は,日本共産党岡山市議団を代表いたしまして,上程された71件の議案のうち,4件の議案についての反対討論を行いたいと思います。 甲第296号議案は,岡山市保育所における保育の実施及び使用料徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。 これは,保育料を総額で約5,000万円分値上げをしようという議案です。平成13年度及び14年度の2カ年連続の値上げを市長は表明されました。一方で,ゼロ歳から4歳,30歳から39歳の層の社会減,このことに問題意識を持たれ,「まじめな若い勤労者世帯に対するサービスが不足している」として,政策立案のあらゆる場面において十分反映していくと所信で述べられました。明らかに矛盾があります。 ことし行われた「男女共同参画に関する市民意識・実態調査」の結果を見ますと,少子化の原因については,「子育ての経済的負担大」が断トツ第1位となっています。市が国制度に上乗せをして保育料の軽減を図ってきたのは,岡山市の特色の一つだったんです。若い子育て世代の生活は,今の経済状況の中で決して楽ではありません。切実な市民の声,厳しい市民の実情に立って値上げはすべきではありません。まして,2年連続の値上げをすべきではないということを重ねて申し上げたいと思います。以上の理由で反対をいたします。 次は,甲第297号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定についてです。 市内中心部の小学校統合にかかわる議案であります。9月議会でも明らかにされた住民の意志を無視する事業執行はやるべきではありません。市教委のかたくなな対応が一層の不信を募らせ,子どもたちの教育に重大な影響を及ぼすことになることを懸念しております。住民合意はいまだとれていないことを改めて指摘し反対をいたします。市教委は,十分な説明責任を果たすべきです。そう考えます。 次は,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)についてのうち,歳入第21款市債第1項市債第8目土木債の中のまちづくり特別対策事業費充当,歳出第8款土木費第20項都市計画費第25目公園費の中の岡山操車場跡地公園(仮称)整備事業費。これは,多目的ドーム及びアクションスポーツパーク等の実施設計にかかわる予算です。 プロポーザル方式で実施されようとしておりますが,業者の選考経過は極めて不透明であり,基本計画はいまだ示されておりません。見切り発車でもするように,採算性の検討や運営管理等もまた不透明のままどんどん行政執行されるのは,問題ではないでしょうか。先ほどの委員長報告を聞きまして,その感を一層強くいたしました。議会はこのような状況で予算を認めることはできないと,私は思います。 最後は,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)についてのうち,歳入第18款繰入金第2項基金繰入金第1目基金繰入金の少子化対策基金繰入金,歳出第3款民生費第10項児童福祉費第40目保育園・幼稚園一体型施設整備事業費本年度支出額及び第10款教育費第20項幼稚園費のうちの同項。 さらに,甲第298号議案岡山市幼児教育センター条例の制定について,これは岡山市が幼児教育センターを設置し,市・学校法人・社会福祉法人の3者で運営をしていくという方策で,学校教育法の網をくぐり抜け,教育財産を普通財産に変更して,私立幼稚園と私立保育園に運営委託をしようというものです。 本件について,文教委員会で明らかになったことは,1,学校教育法には公設民営の概念はないこと。2,少子化対策として,今,真に必要なのは,1,386万円もの事前設計費をむだにすることではなく,従来方針どおり112名の白石幼稚園は単独で移転・改築し,少子化対策臨時特例交付金は,60名だけの保育園の増設に使っていくということをしないで,さらに増設に使っていく,そのことが対費用効果も上がり,市民のニーズにこたえること。3,私立の設置許可は,土地・建物が自己財産であることが原則であること。4,幼児教育センターの管理について,市教育委員会は具体化をしておらず,補助金等の額も示せない状況であること。5,本件の土地・建物を100%岡山市が負担し,民間である学校法人や社会福祉法人に貸すというやり方は,他の民間との比較において著しく特別優遇となり,不公正が生じること。そのため,今後の幼稚園及び保育園行政に重大な悪影響が懸念されます。つまり,全体政策との整合性はとれていないということ。6,施設そのものの日照及び保育内容に問題があること。しかも,住民の皆さん方や,また保育協議会関係者等の指摘に対して耳をかさず,市教育委員会はその設計を変更する予定はないことなどが明らかになりました。 さらに,総務委員会では,文部省は今回のいわゆる岡山だけが「公設民営」と言っている,この岡山方式の「公設民営」は,「民設民営」であると認識しており,市教委が文教委員会に真実の報告をしていないことも明らかにされました。 このような矛盾と欺瞞に満ちた行政執行はすべきではありません。白石幼稚園は,112名の園児を抱える立派な公立幼稚園です。単独で十分に成り立ち,運営されている本園で,なぜ一体型を無理やりに,無理に無理を重ねてやろうとするのでしょうか。幼保一元化,こういう方向はきちんと道筋を通って,しっかりとした検討のもとに実施するべきだと思うんです。 議案の内容についての質問に合理的な説明ができないまま,本関係議案を可決してはならないと思います。この状況では,私は議員として市民に納得できる説明はできません。当局のこうした無理に無理を重ねる行政執行にブレーキをかけるのは,まさに議会の役割です。岡山市議会はかつてより,チェック機能を果たすことでは全国的にも有数の議会であったと私は自負しております。 どうぞ議員各位の皆様方の御賛同をいただけますように心からお願いを申し上げて,私の反対討論を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(磯村博君) 次に,横田議員。     〔2番横田悦子君登壇,拍手〕 ◆2番(横田悦子君) 皆さんおはようございます。 私もただいま上程されました議案のうちの4件について,いきいきネットワークを代表し,反対討論をさせていただきます。 まず,甲第296号議案岡山市保育所における保育の実施及び使用料徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 景気の低迷によりまして,今回の補正予算でも生活保護費,それから準要保護等児童・生徒対策費というのが断トツにふえております。 私の息子が通っております私立高校でも,先生からあるクラスの3分の1の生徒は授業料が払えないという相談を受けて,大変深刻な御相談がありました。 社会保障制度や教育・福祉などのいわゆる社会基盤,これがしっかりと整備されて人々に生活の安心を持たせることができないと,市民はますます自己防衛に走らざるを得ません。こういう情勢で,さっきも崎本議員からありました,まじめに働く若い勤労者世帯を応援する,これは市長の所信表明ですが,大変に感動いたしました。その岡山市がここで保育料の年間5,000万円の増額負担を求めるのは,私も矛盾だというふうに考えております。子どもは社会の宝です。将来の社会の担い手を,私たちが大切に育てなくてはなりません。これは社会全体の責任です。とりわけ若い世代の方たちはまじめに汗して働き,税金を払い,社会保障制度の下支えをしているのに,なおかつ子育てに多大な負担を私たちが強いてもよいのでしょうか。 そして,その受益者負担で上がった約5,000万円の使途について,保育行政の充実を図る資金にするとおっしゃいますが,保育行政のどこをどのように充実させるのか,この議論はまだなされておりません。そのことに関して明確でないままに,私は必要性を納得することはできないのです。以上の理由でこの条例に対しては,反対をいたします。 それから,甲第297号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について,この件に関しましては,本議会で私は意見を申し上げております。簡単に言いますと,第1期案の取りまとめについては不手際があったと,当局は認めていらっしゃるわけです。まさにこの件に関しては,拙速と言えます。さらに,4年後の第2期統合が確認されました。そうすると,今回の学校統合の目的が一体どこにあるのかという,最初の議論に戻るわけです。第2期統合が皆さんの一致した合意点であるならば,そこに至る行程・過程は,当事者に最も不利益や不安を与えない。そして合理的なそういう方法をとるのが望ましい,これは当然のことだと思います。中心市街地及び5校の関係者それぞれの考え方とやり方,これは十分議論していただいて,当局とも議論をし,そして最大限当事者の考え方を尊重する。そのことが大切だと思います。それはできないことではないと思います。過ちは率直に反省し,そしてやり直す,その勇気こそが必要です。 次に,甲第298号議案岡山市幼児教育センター条例の制定についてです。 幼・保の一体的整備で,施設整備を合理的にし,かつ就学前の子どもたちの交流も図れる,こういう試みに対しては,実は大賛成なんです。社会的ニーズを充足させるには,幼稚園がもっと保育園的機能を持っていただかなくてはならないと,私も従来から考えております。例えば3歳児の保育を開始するとか,保育時間をもう少し延長するとか,預かり保育という制度をつくるとか,いろいろ考えられると思うんですね。しかし,今提案されているいわゆる岡山方式公設民営,これに対しては反対です。法的な問題についてもいろいろな疑義が私もあります。 まず第1点,民間運営でありながら補助金投入で,あたかも地元に対しては公営であるかのように装うということ。 2点目,補助金の目的や使途が今の時点ではまだ不明瞭です。公募をかけようかという今,議会にきちんと説明できないというのは全くおかしなことだと考えます。 3点目,就学前教育の充実の中身──教育の中身をどのように充実し,どのような方向性を目指すのかということ──が具体的に語られておりません。このことに対しては大いに不信を持っております。 委員会も傍聴いたしましたが,英語教育,音楽教育という話も出ました。美術やスポーツということもあるかもしれませんが,それらはいわゆる早期教育,わざわざ補助金を使って,公立的にした私立の幼稚園に岡山市としてやってもらわなくてはならないような内容なのでしょうか。そういう教育を受けさせたい親,それは各自その労をとればよいことでありまして,私は,子ども時代は基本的には伸び伸びと遊びの中でみずからが育つ力を養う,そのことが大事な教育だと思っております。 例えば以前,この議会で私も報告したことがございますが,ドイツや北欧の方で今大変に広がっているのが,森の幼稚園という教育なんですね。これはある一定の少人数,3歳から7歳という異年齢集団でしたが,1年間その同じ集団で,集団の中で個性をいかに発揮し,そして集団の中でどう共生していくか,協調していくかということを学ぶ,これが目的の一つ。もう一つは,毎日毎日森へ通って,自然の中で子どもたちの五感を研ぎ澄ましていく。そして,その中で突発的に起こるかもしれない危機管理能力をも養う。非常に私としては刺激的な,そういう森の幼稚園を見せていただきました。 私も秩父の山ろくで育ちました。山や田畑を友達として育った者ですが,そういう私にとっても,そういう自然感,そういう中で子どもを育てることが大事だと,そのことに関しては非常に新鮮な驚きを持ちました。 とにかく,就学前の子どもたちのこれからの新しい教育をどのように岡山市として考えていくのか。新しい教育論をもっともっとみんなで十分に議論しなくてはならないと思います。このことが不十分だと思わざるを得ません。 そして4,岡山市で初めての試みの,この新しい形の教育のチャレンジですが,これはよい成果を上げて,なおかつ市域全域に広がっていけばよいというふうに基本的には思います。そのためには公的な責任でやり上げていただきたいと思うわけです。今,提案されているのは,学校法人,社会福祉法人,それから保育課,教育委員会の4者が協議してやっていくということでございますが,この協議がそう簡単にいくとは到底思われないのです。 以上の理由で,この件に関しては反対をいたします。 そして,順番が逆になりましたが,甲第289号議案平成12年──2000年──度岡山市一般会計補正予算(第3号)についてですが,まず1点は,今理由として述べました中の,第3款民生費第10項児童福祉費第40目保育園・幼稚園一体型施設整備事業費本年度支出額,それから第10款教育費第20項幼稚園費第10目幼稚園・保育園一体型施設整備事業費本年度支出額,いわゆる御南幼児教育センターに関しての歳出です。 それからもう一点,第8款土木費中,岡山操車場跡地公園(仮称)の整備に関する歳出,この2件について反対をいたします。 どうか議員の皆様の御賛同をいただけますようによろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(磯村博君) 以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第1の案件中,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について,甲第296号議案岡山市保育所における保育の実施及び使用料徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定について,甲第297号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について,甲第298号議案岡山市幼児教育センター条例の制定について,以上4件の議案を他の議案と分離して起立により採決いたします。 まず,甲第289号議案平成12年度岡山市一般会計補正予算(第3号)についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第296号議案岡山市保育所における保育の実施及び使用料徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第297号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第298号議案岡山市幼児教育センター条例の制定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました甲第289号議案,甲第296号議案,甲第297号議案,甲第298号議案を除く他の議案について一括採決いたします。 これらの議案につきましては,委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第2 請願第6号~請願第9号,平成11年陳情第37号,陳情第33号~陳情第39号      ───────────── ○議長(磯村博君) 日程第2に入ります。 日程第2は,請願第6号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書の提出について以下4件の請願及び平成11年陳情第37号日の丸を議場に掲揚しないことについて以下8件の陳情についてであります。これらを一括上程いたします。 この際申し上げます。 日程第2の請願・陳情のうち,請願第9号保育料引き上げの反対については,先ほど甲第296号議案岡山市保育所における保育の実施及び使用料徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定についてが可決されましたので,不採択とみなして処理いたします。御了承を願っておきます。 お諮りいたします。 本件に対する委員長報告は,会議規則第41条第3項の規定により省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。田畑議員。     〔3番田畑賢司君登壇,拍手〕 ◆3番(田畑賢司君) 私は,日本共産党岡山市議団を代表して,本定例市議会に提出されました請願3件,陳情6件について委員長報告に反対して討論をいたします。 まず,請願第6号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書の提出についてです。 戦前の治安維持法によって,多くの善良な国民が逮捕,投獄され,また虐殺されました。しかし,いまだに謝罪も賠償もされておりません。よって,本件は採択し,国に意見書を上げるべきだと考えます。 請願第7号激増する野菜等に緊急輸入制限の発動を求める意見書の提出については,農産物価格の暴落は,農業関係者のみならず地域経済に深刻な影響を与えている現状を考えれば,セーフガードの発動は当然であります。意見書を提出すべきと考えます。 請願第8号自主流通米の値幅制限の復活を求める意見書の提出については,生活費を大きく割り込む買い上げ価格は,自主流通米の値幅制限の廃止等が原因であります。復活を求める意見書は当然と考えます。 なお,請願第9号保育料引き上げの反対については,若い子育て世代の切実な願いであり,この値上げが市長の所信表明に反することは明らかだということを申し上げておきたいと思います。 さて,陳情であります。 平成11年陳情第37号日の丸を議場に掲揚しないことについては,国民の間でも,当然岡山市民の間でも意見が分かれているところであり,よく議論をしてから決めるのが当たり前のルールだということを申し上げておきたいと思います。 陳情第33号障害児の学童保育受け入れについて,陳情第34号知的・情緒障害児の「ことばの教室」受け入れ等について,陳情第36号障害児学級の教職員数の充実について,陳情第38号高等学校への障害児学級の設置については,障害児の学童保育受け入れ及び障害児の就学上の願いであります。教育長も,また保健福祉局におかれても障害児の立場に立ってできることは実施していく,こういう姿勢でございますから,その趣旨を採択してもよいのではないかと考えます。 最後に,陳情第39号准看護婦・士に対する移行教育の早期実現を求める意見書の提出についてであります。 准看護婦・士が看護婦・士になるための移行教育を早急に実施することは当然であります。看護制度の一本化は看護関係者の悲願であると伺っております。ぜひ御採択をお願いしたいと思います。 以上,簡潔に委員長報告に反対する理由を申し述べました。 議員各位の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして,私の反対討論を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(磯村博君) 次に,横田議員。     〔2番横田悦子君登壇,拍手〕 ◆2番(横田悦子君) 請願・陳情について委員長報告を受けまして,いきいきネットワークを代表いたしまして,5件について反対討論をさせていただきます。 まず,平成11年──1999年──陳情第37号日の丸を議場に掲揚しないことについてです。 議会は,市民から負託を受けた我々議員が,民主主義の精神に立って自由な言論を闘わせ,政策実現を図り,市民の生活と権利を擁護・発展させ,精神の自由を保障していくこと,これが使命であり,そして,誇りであることは言うまでもありません。その本会議場に,国民の間にいまだ大きく賛否が存在する日の丸を掲揚することは,とても容認できることではないのです。議会は,自由と責任の名において,あらゆる干渉や圧迫から自由であるべきと考えます。 また,各議会は国の下請機関ではなく,地方自治の本旨から,必要とあれば国の政策とも対等平等に渡り合い,住民の生命・財産を守る覚悟が求められるところです。あたかも国家がすべてに優先するかのような風潮にのみ込まれることなく,主権者がだれであるのかという原点に立って議会運営を行っていくためには,議場に日の丸を掲げることは不適当と考えます。(発言する者あり)これが1点。 そして,陳情第33号障害児の学童保育受け入れについて,陳情第34号知的・情緒障害児の「ことばの教室」受け入れ等について,陳情第36号障害児学級の教職員数の充実について,陳情第38号高等学校への障害児学級設置について,4件に対しては一括して意見を申し上げます。 かつては障害を持った子どもたちは,その障害別に集められ隔離され教育されることが主流でしたが,近年は障害も一つの個性であるというインクルージョン──統合教育──が強く求められています。たとえどのような状態にあろうとも,人は人として自分の人生を選び取り,そしてよりよく過ごすこと,これが基本的な権利です。介護保険制度の基本理念もそこにあります。障害を持った子どもたちが地域でともに育つための機を得る,生活の質を高めていくことは,親たちの切なる願いです。行政はその願いにこたえるべく最大限の努力をしていくべきものであると考えております。 ぜひ採択していただきますよう議会の皆様の賛同をよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(磯村博君) 次に,羽場議員。     〔17番羽場頼三郎君登壇,拍手〕 ◆17番(羽場頼三郎君) 私は,平成11年陳情第37号日の丸を議場に掲揚しないことについて,委員長報告に反対の立場で討論をさせていただきたいと思います。 本会議場は,まず何のためにあるかということを考えたいと思います。 言うまでもありません。この市民の代表である議員がそれぞれに,市民のためにどうすればいいのかということを真剣に考える場でございます。そして,市民のためになるということであれば,それを大前提として少数意見を尊重した上で,最終的には多数決で決定をするものであります。 さて,議場に国旗を掲揚することが市民のためになるのかどうかということを考えますと,国旗を掲揚しなくても,市民のために議会活動をすることについては,何ら支障がございません。ただ,国旗を掲揚することにつきましては,それをすればうれしいという方もいらっしゃる。また,そうではない,うれしくないという方もいらっしゃるわけでございます。国旗に対してそれぞれにいろんな感情を持つというのは,これは自然なことであります。(「日本人か」と呼ぶ者あり)日の丸を背負ってですね,お国のために散っていった,そういう夫や息子を持つ妻や母親の気持ち,これは大変複雑なものがあるだろうと思います。 また,国旗を見ることによりまして,これが国家主義につながるのじゃないかという感じを持たれる方もいらっしゃるかと思います。こうした国の行為によって人生を否定されたり,また先ほども申し上げましたが,家族を失ったりする。そういう感情が渦巻くのも,これもまた事実でございます。こうした人たちにとっては,国旗を見ることがつらいと,こう思われるところであります。そうした人のつらさというものも感じなければならないのじゃないかと。また,この議場に国旗があるということは,議会を傍聴に来られた市民にとっては,そのつらさも同時に感じなければならない,そういうことにもなるのではないかと思います。 次に,議場に国旗を掲揚するかどうかが議論になりましたのはですね,ある団体──右翼団体といってもいいかもしれませんが──が陳情を出したことに端を発しているのではないかと思います。そして,これが今回取り下げられております。なぜそうしたことになったのか。これはみずから,その団体の方が不明を恥じて取り下げられたということではないと思います。陳情の形をすると,この意見が通りにくい。また,陳情を取り下げても,同じ結果が得られるという保証が得られたからではないかとも推測されます。何らかの取引があったのではないかということも想像されるところであります。こうした右翼の主張をそのまま受け入れるような市議会じゃないか,こういう市民の批判もあることも事実でございます。そうした市民の誤解や,議会に対する批判を受けるような行為は,私は慎むべきだと思います。 ここで申し上げますが,私はこの某団体の関係者と名乗る者から,場外馬券売り場に反対をするのはけしからんということで,今,事実,脅迫めいたことをされている。ここで初めて申し上げますが,そういうこともございます。そういう経緯が明らかにならない間に,少なくともこうした市民の批判を受けるような,そういう行為は慎むべきだろうと思います。 したがって,この議場に国旗を掲揚しないという陳情を不採択にすべきではないと考えております。 そして,国と国民との関係を考えてみますと,国というものは,国民,市民のためにあるわけでありまして,国のために国民や市民があるわけではない。このことはもう今さら私が申し上げるまでもないと思います。しかし,世の中には,我が国は外国と違って「神の国」であるというようなことをおっしゃる方もいらっしゃる。それはその方の意見ですから,これは自由です。しかし,その意見をすべての国民に押しつけるということは,決していいことではない。国を愛する余り,国旗を大切にしなさいとかですね,国旗を掲揚しなさいということを,主張される方もいらっしゃる。これも事実でありますが,しかしこういうことは強制するものではないと思います。そうした間違いに基づいて議会が物事を決めるべきではないと考えております。 さらに申し上げれば,日の丸を国旗として法律で定める。これもそのとおりでございますが,市議会に国旗を掲揚しなさいということまで法律で定めているわけではございません。先ほどもいろいろ反対意見がございましたが,こうした国の法律が,そうした意見の対立をもっとしろということを勧めているものでないのも,当たり前といえば当たり前です。そうした意見対立をあおるような,こういうことに加担をすべきではないと思います。 そして,国旗を掲揚するということと国を愛するということについて考えてみたいと思います。 私自身についていえば,国を愛することについては,ほかの皆様のどなたにも負けないものを持っていると思っております。その国を愛する気持ちというものと,先ほど申し上げましたような国旗を掲揚するということとを直ちに結びつけるものではないというふうにも同時に考えているところでございます。この国を愛するということは,どういうことかと言いますと,国というのは何か特別なものがあるわけじゃない。皆さん方,私たち,その人間,国民,市民,これが集まっているその総体が国でありますから,その総体の人間を愛するという意味においては,国を愛するということと全く同じだというふうに思っております。 そして,この地球上に今生まれてきているということについて,非常に感謝をいたしております。自分の命がいとおしいのと同じように,人の命もいとおしいと,この気持ちを忘れてはならないと,私は自分自身に強く何度もかみしめているところでございます。 そしてまた,ほかの国の中には……(「よし,わかったぞ」と呼ぶ者あり)日の丸に対して嫌な感じを持っているという方もいらっしゃるわけです。よく言われますが,足を踏んだ人よりは足を踏まれた人の方がその痛みを思い続ける,感じ続けるものだと思います。 そうしたほかの国に対する配慮というものも,我々は必要じゃないかと思うところでございます。(「わかった,もうええど」と呼ぶ者あり) そして,もう一つよく言われるんですが,特にアメリカは,国旗を大切にしているじゃないかという意見も聞かれます。これは私もよく承知しております。しかし,これはアメリカの国情を考えれば,やむを得ないところがある。アメリカは多民族国家でございまして,常に国家,国だということを言い続けていないと,統一が図れないという事情があるわけです。我が日本は,そんなことを一々持ち出すまでもなく,この国というものを大切にしたいという気持ちは共通に持っているものだと,私は思っております。 さて,最後になりましたが,私自身,戦後の生まれでありますから,日の丸に対してはそんなに嫌な感情というのは持っておりません。(発言する者あり,笑声)しかし同時に,日の丸に対していろんな歴史があるということについても,よく知っているつもりであります。私の一族の中にも,戦争に出かけていって傷ついたり,また命を落としたりしている者もある。そうしたことを考えると,そうした歴史も含めて,今の日の丸というものを考えるべきだと思います。だから,日の丸を見れば,ああこれはそうした歴史もあるんだから,戦争をしないという誓いを常に新たにするという,その気持ちを私は持っている。また,そういうものとして国旗をとらえている。ただ,そうした日の丸に対していろんな感情をお持ちのそういう市民の皆さんの立場というものを常に忘れてはならないわけです。この問題については,慎重な態度をとるべきだと,また多数決で物事を強引に決めるようなものでもないと考えておりますので,その意味で,この平成11年陳情第37号を不採択にするということについては反対をしたいと思います。 以上で私の反対討論を終わります。 どうか議員の皆様の御理解をいただきたいと,このように申し上げまして,私の反対討論を終わらせていただきます。 どうも御清聴ありがとうございました。(拍手,発言する者あり) ○議長(磯村博君) 以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第2の請願・陳情のうち,請願第6号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書の提出について,請願第7号激増する野菜等に緊急輸入制限の発動を求める意見書の提出について,請願第8号自主流通米の値幅制限の復活を求める意見書の提出について,平成11年陳情第37号日の丸を議場に掲揚しないことについて,陳情第33号障害児の学童保育受け入れについて,陳情第34号知的・情緒障害児の「ことばの教室」受け入れ等について,陳情第36号障害児学級の教職員数の充実について,陳情第38号高等学校への障害児学級の設置について,陳情第39号准看護婦・士に対する移行教育の早期実現を求める意見書の提出について以上9件を他の請願・陳情と分離して起立により採決いたします。 なお,これら9件の請願・陳情の採決では,御着席の方は反対といたします。 まず,請願第6号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,請願第7号激増する野菜等に緊急輸入制限の発動を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,請願第8号自主流通米の値幅制限の復活を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,平成11年陳情第37号日の丸を議場に掲揚しないことについてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第33号障害児の学童保育受け入れについてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第34号知的・情緒障害児の「ことばの教室」受け入れ等についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第36号障害児学級の教職員数の充実についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第38号高等学校への障害児学級の設置についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第39号准看護婦・士に対する移行教育の早期実現を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第35号通常学級の障害児の教育環境充実について,陳情第37号小中学校への障害児学級の設置についての2件を一括して採決いたします。 これらの陳情につきましては,委員会報告のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,委員会報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第3 諮問第2号      ───────────── ○議長(磯村博君) 日程第3に入ります。 日程第3は,諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦についてであります。 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。     〔市長萩原誠司君登壇〕 ◎市長(萩原誠司君) 御苦労さまでございます。 ただいま御上程になりました議案について御説明申し上げます。 本件は,本年12月31日をもって任期が満了いたします人権擁護委員平田嬉世子氏の後任として同氏を再推薦するとともに,10月31日をもって退任をされました日笠生朗氏の後任として岡田富士男氏を推薦をするに当たり,市議会の御意見を賜ろうというものでございます。 なお,両氏の略歴につきましては,お手元に配付をいたしておりますので,説明を省略いたします。 何とぞよろしく御同意のほどお願い申し上げます。 ○議長(磯村博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦については,これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,諮問第2号はこれに同意することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第4 岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙について      ───────────── ○議長(磯村博君) 日程第4に入ります。 日程第4は,岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙についてであります。 これより選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。     〔47番磯野昌郎君登壇〕 ◆47番(磯野昌郎君) ただいまお諮りになりました岡山市選挙管理委員及び補充員の選挙の方法につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとられるよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。     〔拍 手〕 ○議長(磯村博君) ただいま磯野議員から投票の煩を省いて議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 まず,選挙管理委員を指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎議事課長(渡辺博重君) 選挙管理委員として議長が指名いたします方々の住所,氏名を朗読いたします。  岡山市森下町1番16号 服部忠文さん  岡山市十日市東町4番54号 三村俊隆さん  岡山市番町二丁目9番24号 中原聡子さん  岡山市清心町9番1号 若林昭吾さん 以上でございます。 ○議長(磯村博君) ただいま朗読いたしましたとおり選挙管理委員を指名いたします。 指名いたしました4名の方を当選人と決定して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,指名いたしました方々が当選されました。 次に,選挙管理委員補充員を指名いたします。 補充員につきましては,補充の順位を決めておく必要がありますので,補充の順位により職員に朗読させます。 ◎議事課長(渡辺博重君) 選挙管理委員補充員として議長が指名いたします方々の住所,氏名を朗読いたします。  第1順位 岡山市大福684番地の51 梶田良雄さん  第2順位 岡山市平野833番地の37 原欣士さん  第3順位 岡山市妹尾618番地 佐藤史郎さん  第4順位 岡山市円山989番地の1 国富比左子さん 以上でございます。 ○議長(磯村博君) ただいま朗読いたしましたとおり選挙管理委員補充員を指名いたします。 指名いたしました4名の方を当選人と決定して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,指名いたしました方々が当選されました。      ──────〇────── △日程第5 三ケ村組合議会議員補欠選挙について      ───────────── ○議長(磯村博君) 日程第5に入ります。 日程第5は,三ケ村組合議会議員補欠選挙についてであります。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。     〔47番磯野昌郎君登壇〕 ◆47番(磯野昌郎君) ただいまお諮りになりました三ケ村組合議会議員補欠選挙の方法につきましても,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとられるよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。     〔拍 手〕 ○議長(磯村博君) ただいま磯野議員から投票の煩を省いて議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎議事課長(渡辺博重君) 三ケ村組合議会議員として議長が指名いたします方の住所,氏名を朗読いたします。  岡山市惣爪780番地 土肥誠一さん 以上でございます。 ○議長(磯村博君) ただいま朗読いたしましたとおり指名いたします。 指名いたしました方を当選人と決定して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしました方が当選されました。      ──────〇────── △日程第6 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について      ───────────── ○議長(磯村博君) 日程第6に入ります。 日程第6は,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査についてであります。 お配りいたしておりますとおり,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について委員長から申し出があります。 お諮りいたします。 委員長から申し出のとおり閉会中継続審査及び継続調査に付することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○議長(磯村博君) 以上をもちまして11月定例岡山市議会に付議されました案件はすべて議了いたしました。      ───────────── ○議長(磯村博君) この際お高いところからではございますが,お許しをいただき,一言ごあいさつを申し上げます。 皆様方には,先月30日以来,補正予算を初め数多くの案件を慎重に御審議いただき,また議会運営にも終始御協力をいただきまして,本日ここに11月定例市議会が無事閉会の運びとなりました。心から厚くお礼を申し上げます。 さて,ことしは4月に介護保険制度や地方分権一括法が施行されるなど,これまでの社会行政システムに大きな変革が図られた年でありました。今後は,各自治体がみずからの政策を実行していくためにも,地方税財源の充実・確保が重要かつ緊急の課題になるものと考えます。 こうした中,国においては今月5日,中央省庁再編に対応した第2次森内閣が発足いたしましたが,県選出国会議員が3名入閣され,それぞれ重要ポストを担うことになられましたことは,まことに喜ばしいことであります。 本市におきましては,情報公開と市民参加を基調として,温かい市民気質,誇るべき伝統や自然条件,交通拠点性などの優位性を生かした「国際・福祉都市岡山」を目指して歩んでいるところでありますが,目前にはリットシティ構築に向けた取り組みや病院事業の経営改善など,市民サービスの向上に向けた課題が山積しております。21世紀には,住んでよかったと実感できる岡山市,そして世界各地から人々が集う魅力ある岡山市となれるよう,今後とも市長を初め全職員が一丸となり,市民福祉の向上に,より一層の御尽力をされますようお願い申し上げます。 また,私ども市議会におきましては,本会議場のリニューアルに伴い,今議会から本会議のモニター放映を試験的に実施いたしたところでございますが,今後とも市民に開かれた市議会を目指すとともに,市政に対するチェック機能の充実に努め,市民の負託にこたえてまいりたいと考えている次第であります。 議員各位におかれましては,一層の御精進を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 最後になりましたが,報道関係の皆様方には,この1年,格別の御協力を賜りましたことを,この席をおかりして厚く御礼申し上げます。 残すところ,あと10日で激動の20世紀も幕をおろすことになります。皆様方の胸中にはそれぞれ万感の思いがあると思いますが,健康に十分留意されまして,夢と希望に満ちた新世紀を迎えていただくよう祈念いたします。 以上をもちまして,甚だ簡単ではございますが,11月定例市議会閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。(拍手)      ───────────── ○議長(磯村博君) この際市長からごあいさつの申し出があります。     〔市長萩原誠司君登壇〕 ◎市長(萩原誠司君) 大変御苦労さまでございます。 私の方からも,お許しをいただきましてごあいさつを一言申し上げさせていただこうと思います。 まず,本議会におきまして本当にいろいろ御指摘をいただき,たくさんの案件を御議決賜りました。心から御礼を申し上げます。御議決を賜った案件につきまして,執行部として誠実に,いただいたいろいろな御指摘も踏まえながら実施をしていきたいと存じますので,引き続きの御支援,御協力あるいは御叱責を賜りたいと存じます。 本議会で,私も合計8回の議会を経験させていただきました。その間,至らないこともございましたけれども,おかげさまで少しずつ進歩をさせていただいたこと,これも議会の教育的な意味ということで大変ありがたいものでありますし,また議会の開催中,私も本当に勉強をしているなという実感もありましたし,また当局の職員も議会でそれぞれ御指摘いただくことが年はとっておりますけれども,成長の糧になるという話をしている方もおられます。本当にありがたいと思っております。 そして,議会の方々にはこういった通常の議会の会期中の活動のみならず,本当に多方面の御示唆あるいは御高見をいただいたことにつきましても,心から感謝・御礼を申し上げたいと存じます。 まず,本年につきまして第1に申し上げたいのは,例の包括外部監査の後に,いろいろ当局としても,どういった方向性でこの問題に取り組んでいくかということを考えておった時期に,議会の方で連合審査会が開かれまして,非常に多くの指摘をきちっとしていただいたこと,この点につきましては,議会のイニシアチブの高さあるいは識見の高さについて,心から御礼を申し上げておきたいと思います。本当にありがとうございました。 また,国際化政策につきましては,ことしの年前半におきますところの日韓,そして,後半におきましては日台ということで,それぞれ議員の方々が主体となって,非常にすばらしい先導役を果たしていただいたことにつきまして,これも敬意と,それから感謝というものを,この場をかりまして申し上げさせていただきたいというふうに思います。本当にこの点につきましてもありがとうございました。 また,市民の目もだんだん厳しくなっております中でのいろんな調査活動につきまして,その厳しいチェックに十分にこたえるような形で,議員諸兄が海外及び国内において,いろいろの調査活動をされ,その成果を市政に生かしていただいたことにつきましても,心から御礼を申し上げたいというふうに思っておるところであります。 さらに,先ほど議長の御発言にもございましたけれども,議会というものをより市民の方々にわかりやすくオープンにしようということで,CATV等の形での情報提供を積極的にする,その御決断を賜ったことにつきまして,心から私どもとしても御賛同申し上げ,また今後も御協力申し上げる,そんな気持ちがあることをこの場から申し上げさせていただきたいと思います。 来年の次の議会──2月議会──から公式にCATVの中継が始まるわけでございますけれども,私どもとしても,聞いていただく市民の方々にもわかっていただけるような,そういう答弁に相努めたいと存じておりますので,議会の方でもよろしく御配慮のほどをお願い申し上げたいと思います。 私どもとしては,今議会でもございましたけれども,岡山市の発展のために,まさに原点に戻って市民の視点からやろう。その際,市民の視点に立ったときに,新しい手法であるとか新しい発想というものが,逆に求められてくる。そして,場合によっては国の法律を守りながらもいろんな規則については,ぎりぎりまで柔軟に対応していこうと,こういうチャレンジの精神でもって私どもはやっておるところでありまして,その結果として,いろいろ難しい問題や新しい場面というものもあるわけでございますけれども,私どもとしては地方自治が今,それぞれの地域における自主性,そして自発性というものをベースにして,競争をしていく時代になっているということを踏まえ,こういったチャレンジングな気持ちを相変わらず持ち続けて,21世紀を岡山のために切り開いていく,そういう気持ちで頑張ってまいりたいと思う次第であります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 また,それについて非常に重要なことは,議長も先ほどおっしゃいましたけれども,健全なるチェック・アンド・バランスだというふうに考えております。議会の方々の厳しい御叱責を今後ともよろしくお願い申し上げます。 終わりになりましたけれども,ことし1年,大変御苦労さまでございました。皆様が御健康のもとにこの場におられることを心から──おられない方もおられますけれども──喜びたいと思いますし,また来年21世紀になりますけれども,ともに岡山市のために頑張っていこうではございませんか。 ありがとうございました。失礼します。(拍手)      ───────────── ○議長(磯村博君) これをもちまして11月定例岡山市議会を閉会いたします。 大変御苦労さまでございました。      午前11時44分閉会...