平成12年 6月定例会 平成12年6月
定例岡山市議会 議 事 日 程 第7号 6月16日(金)午前10時開議第1 甲第142
号議案~甲第227号議案第2 平成11年請願第7号 ゆきとどいた教育を保障するための意見書の提出について 平成11年陳情第10号
消費者契約法の
早期制定の
意見書提出について 平成11年陳情第14号 ゆとりあるゆたかな教育を実現するため,30人以下学級の
早期実現を求める意見書の提出について 陳情第18号
市立岡山中央中学校の
校舎棟等の建築について第3 乙第2号議案
岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について第4
意見書案第4号 岡山県
動物愛護センターの
整備推進を求める意見書第5
意見書案第5号
道路整備予算の確保に関する意見書
意見書案第6号
生活密着型道路整備予算の確保に関する意見書第6
常任委員会及び
議会運営委員会における閉会中
継続審査及び
継続調査について 1
継続審査 〇
総務委員会 陳情第19号
JRバス事業者に対する
補助金等の制限の撤廃を求める意見書の提出について 〇
文教委員会 請願第2号
足守中学校区の
給食施設の集約化について 請願第3号
足守中学校区の自
校調理給食(
単独校調理)の存続について 陳情第3号
定住外国人への
教育費補助制度の新設等について 陳情第4号 幼稚園・保育園の
一元化反対について 〇
議会運営委員会 平成11年陳情第31号 議場に国旗「日の丸」を掲揚することについて 平成11年陳情第37号 日の丸を議場に掲揚しないことについて 2
継続調査 〇
総務委員会 財政問題について
行財政改革について 入札・
契約事務について 分
庁舎計画について
地域振興について
総合計画及び
実施計画について
行政機関の再編について
国際交流について
自転車等駐車場について
国民健康保険事業について
男女共同参画の推進について
国体開催について
情報化施策について 〇
保健福祉委員会 同和行政について
福祉行政について
保健行政について
環境衛生行政について
環境保全行政について
病院事業について 〇
環境消防水道委員会 廃棄物の処理及び清掃について 消防力の
整備充実について
水道事業について 〇
経済委員会 商・工業,
労働振興対策について
観光対策について
農林水産業振興対策について
市場対策について 〇
建設委員会 都市計画について 都市再開発について
区画整理について
公園緑地について
道路橋りょう・
河川港湾について 建築・住宅について
開発行為について 駐車場について
総合交通対策と
路面電車について 西部新拠点について 下水道について
公共工事について 〇
文教委員会 学校教育について
社会教育について
同和教育について
教育施設について 青少年問題について
通学区域について
学校給食について 〇
議会運営委員会 議会の運営及び議長の諮問について 議会に関する条例等について …………………………………会議に付した事件 日程第1 甲第142
号議案~甲第227号議案 日程第2 平成11年請願第7号,平成11年陳情第10号,平成11年陳情第14号,陳情第18号 日程第3 乙第2号議案 日程第4
意見書案第4号 日程第5
意見書案第5号,
意見書案第6号 日程第6
常任委員会及び
議会運営委員会における閉会中
継続審査及び
継続調査──請願・陳情,調査 ──────〇──────
出席議員(51人) 1番 下 市 香乃美君 2番 横 田 悦 子君 3番 田 畑 賢 司君 4番 崎 本 敏 子君 5番 竹 永 光 恵君 6番 浦 上 雅 彦君 7番 和 氣 健君 8番 三 宅 員 義君 9番 成 本 俊 一君 10番 垪 和 秀 光君 11番 安 井 聰君 12番 礒 谷 和 行君 13番 田 口 裕 士君 14番 鷹 取 清 彦君 15番 高 津 利 明君 16番 近 藤 昭君 17番 羽 場 頼三郎君 18番 若 井 達 子君 19番 田 原 清 正君 20番 佐々木 清 巳君 21番 井 村 嘉 久君 22番 太 田 正 孝君 23番 柴 田 健 二君 24番 吉 本 喜 一君 25番 三 宅 英 夫君 26番 三 木 亮 治君 27番 伏 見 源十郎君 28番 有 井 靖 和君 30番 楠 木 忠 司君 31番 増 川 英 一君 32番 松 岡 茂君 33番 藤 井 義 人君 34番 土 肥 啓 利君 35番 宮 武 博君 36番 宮 川 日 吉君 37番 河 合 和 成君 38番 亀 井 章君 39番 則 武 伸一郎君 40番 貝 原 信三郎君 41番 垣 下 文 正君 42番 田 中 昭 三君 43番 高 月 由起枝君 44番 本 郷 由 子君 45番 則 武 宣 弘君 46番 田 尻 祐 二君 47番 磯 野 昌 郎君 48番 山 田 勇君 49番 花 岡 薫君 50番 藤 原 貢君 51番 堀 川 進君 52番 磯 村 博君 …………………………………
欠席議員(1人) 29番 串 田 務君 ─────────────説明のため出席した者 市 長 萩 原 誠 司君 助 役 菱 川 公 資君 助 役 時 枝 繁君 収 入 役 高 田 武 子君 市 長 公 室 長 原 口 英 夫君 参 与 天 野 勝 昭君 参 与 藤 井 英 雄君 総 務 局 長 橋 本 豪 介君 参 与 岩 崎 範 子君 財 政 局 長 細 見 邦 雄君 保 健
福祉局長 服 部 輝 正君 環 境
事業局長 中 山 正 汎君 経 済 局 長 和氣島 美 彦君 都 市
整備局長 石 塚 昌 志君 下 水 道 局 長 平 林 正 行君 西 大
寺支所長 太 田 武 正君
水道事業管理者 遠 藤 嘉 昭君 消 防 局 長 上 池 郁 夫君
選挙管理委員会 委 員 三 村 俊 隆君 事 務 局 長 鏡 原 憲 二君 監 査 委 員 委 員 小 田 廸 子君 農 業 委 員 会 事 務 局 長 竹 本 里 志君 教 育 委 員 会 委 員 森 靖 喜君 教 育 長 戸 村 彰 孝君 ─────────────出席した
議会事務局職員 局 長 渡 邉 光 章君 次 長 近 藤 洋 士君 次 長 吉 田 栄 城君 議 事 課 長 渡 辺 博 重君 調 査 課 長 森 年 利 子君 午前10時0分開議
○議長(磯村博君) 皆さんおはようございます。 これより6月
定例市議会第7日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は50名であります。 ─────────────
○議長(磯村博君)
会議録署名議員に
横田議員,
浦上議員のお二人を指名いたします。 ─────────────
○議長(磯村博君) 本日の議事日程はお配りいたしておりますとおりでございます。 ─────────────
○議長(磯村博君) この際御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,
監査委員から
定期監査及び
例月現金出納検査の結果について報告がありましたので,御報告申し上げます。 ──────〇──────
△日程第1 甲第142
号議案~甲第227号議案 ─────────────
○議長(磯村博君) 日程に入ります。 日程第1は,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について,以下86件の議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 これらの議案につきましては,それぞれ所管の
常任委員会において御審査をいただいておりますので,これより委員長の報告を求めます。 まず,
総務委員長の報告を求めます。 〔38番亀井章君登壇,拍手〕
◆38番(亀井章君) 皆さんおはようございます。 それでは,
総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について外7件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重かつ真摯に審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 なお,甲第142号議案,甲第143号議案,甲第148号議案の3件の議案については,一部の委員から反対の表明がありましたので,これらは賛成多数で,他の案件については
全会一致であったことを申し添えておきます。 ここでは,審査の過程におきまして委員から出されました指摘・質問の中から,特に議論のありました甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について,甲第143
号議案平成12年度岡山市
下水道費特別会計補正予算(第1号)について,甲第148
号議案岡山市協働の
まちづくり条例の制定についてを中心に御報告いたします。 まず,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)についてであります。 なお,総務費中,分庁舎(仮称)建設を行うための
庁舎建設事業費については,あとの甲第143号議案のところで報告することにいたしまして,ここでは
藤田支所管理費に絞って報告いたします。 この予算は,築後85年が経過し,老朽化の著しい
藤田支所の建てかえをしようとするものであります。 この予算に対して各委員は,1,今後1年間かけて支所等のあり方を見直すこととしている中で,なぜ
藤田支所だけ先行して建てかえるのか。2,
藤田支所の建てかえが存置の既成事実となり,その他の支所・出張所の存置・廃止等を判断する際の障害にならないのか。3,その他の老朽化している支所・出張所はどうするのかといった質問を行い,緊急性,整合性,公平性のある
政策判断であるかどうかを確認しながら,当局の考えをただしました。 この結果,当局からは,1,これまで修理・改修で対応してきたが,干拓地の軟弱な地盤上に建てられていることなどにより,約1メートルにつき最大6センチメートルの傾斜があり,突っかい棒で支えているが腐食している。こうしたことから,職員・市民の生命にすら危険な状態であり,緊急性があると判断した。2,
支所そのものは10年程度存置・維持し,機能については
住民異動,税証明の交付等の住民に身近な
総務民生業務は
現行支所で行い,
維持補修,
境界設定等の地域性の高い
産業建設業務は集約して維持することを
基本方針とする。また,
藤田支所の建設に当たっては,
ワンフロア形式で,パーテーションによる間仕切りを行い,他の用途にも転用可能とする。3,10年間の修理・改修の必要性を確認するため,来年度
木造支所老朽度調査を行うと,新たに作成した資料により答弁があったのであります。 次は,甲第143
号議案平成12年度岡山市
下水道費特別会計補正予算(第1号)についてであります。 この予算は,
JAビル等民間施設の
借り上げ経費の削減や,狭隘となっている本庁舎の
執務環境の改善,
ワンストップ行政サービス実施による
市民サービスの向上等を図るため,
延べ床面積約5,984平方メートル,6階建ての分庁舎を本庁舎に隣接した
大供用地に建設しようとするものであります。 この予算に対して各委員は,1,今後1年間かけて支所等のあり方を見直すこととしている中で,機能の見直しにより支所から本庁へ入ってくる人員が不明確であるにもかかわらず,なぜ分
庁舎建設を急ぐのか。2,職員1人当たりの
事務室面積が中核市平均以下となっているが,この規模で将来の
人事異動等に伴う需要に対応できるのか。3,分
庁舎建設により,経費の一部が
住民負担となるようなことがあるのかといった質問を行い,緊急性,規模決定への根拠,
市民サービスの向上等を考慮に入れた
政策判断かどうかを確認しながら,当局の考えをただしました。 当局からは,1,人員の
中長期的見込みを出すことは困難であり,ある程度の人員の変動にも対応できるように,カウンターで仕切った
オープンフロアとすることや会議室で調整する。2,分庁舎の
延べ床面積は,新設する議会の
委員会室や
借り上げ事務室の面積を合計して算出した。また,
財政事情等も考慮して,現計画の規模とした。郡山市の職員1人当たりの
事務室面積が著しく高いため,中核市平均が高い数字となっているが,郡山市を除くと,本市の数字には遜色はない。3,
光熱水費等の
維持管理費や起債の
元利償還金は
下水道使用料算定の対象になるが,本庁舎との
一体管理により経費を抑制し,
会議室使用料などで収入増を図り,極力影響を少なくしたいとの答弁がありました。 さらに,委員から,
路面電車延伸計画に伴う
交通安全対策等幅広い角度から綿密に計画を立てるよう求め,当局からの,限りある財源の中で起債等を有効に使いながらいいものをつくっていきたいとの決意表明を受けたのであります。 次は,甲第148
号議案岡山市協働の
まちづくり条例の制定についてであります。 この条例案は,非
営利公益活動団体の知恵や力を最大限に生かした
まちづくりを進めるため,市の責務や市民,非
営利公益活動団体の役割を定めるとともに,非
営利活動団体への
支援原則,
支援措置等を定めることにより,非
営利公益活動を促進し,豊かで活力ある
地域社会の実現を図ろうとするものであります。 この条例案に対して,各委員からは,1,
条例案作成に当たって,各団体の
支援内容等の要望などをどれだけ把握し,検証したのか。2,条例中の第8条第1項では,「特に,
国際的水準等に照らし先進的な事業で」となっているが,本会議での,岡山の中でしっかりした活動をしている
福祉絡みのものであれば,それは厳しいことであり,結果として
国際水準に沿ったものになっている,それぐらいの話と思いますとの市長答弁との間で,整合性がとれていないなど条文が不明瞭である。市民が同じように解釈できるよう,この部分を削除するなど
条文整理をすべきではないか。3,この条例により,公民館,
スポーツ施設等の使用料の
減免規程はどのように変更されるのかといった観点から,個々具体的かつ詳細に当局の考えをただしました。 当局からは,1,アンケートのようなものはとっていない。当局の各担当課には,これまで
団体ニーズの蓄積もあり,
条例案作成段階で聞いていくといったやり方をとっていない。非
営利活動に対する市の姿勢を打ち出し,市民のさまざまな動きを呼び起こしたいという思いで制定しようとしてる。2,この部分は全体の枠組みをつくる根幹に係る事項であり,削除するとすれば,当局の考えがオープンにならず,議会にも改めて諮らなければならないことになる。それ以外の事項については,
施行規則,要綱等で明確にしていきたい。3,
関係条例の
減免規程については,過去の歴史を経て設けられているが,条例間で著しいアンバランスが生じているものについて,適正な形にするために,チェックを行う契機として,この
基本条例の制定を位置づけているとの答弁がありました。 本会議での答弁やこれらの質疑を通じて,この条例で具体的にどういった団体にどういった支援をしていこうとしているのかを問いただそうとする委員の質問と,条例で全体のフレームを示し,細部については今後市民の意見を聞きながら
施行規則,要綱等で規定していこうという当局の主張とがうまくかみ合わず,議論が平行線をたどった後,委員からはさらに,
審査機関による非
営利事業の指定に当たっては,
審査機関の
構成いかんでは委員長と当局側の裁量が働き,公平性が損なわれる危惧があるとの指摘や,集約した答弁を求める意見があり,当局から,平成13年4月の施行に向け,今年中には
施行規則,
実施要綱等を当委員会へ示して議論をしていただきたいとの答弁があり,市民,非
営利公益団体と協働の
まちづくりをしていこうとする条例の趣旨については異論がないとの意見が大勢であり,この答弁を受け入れたものであります。 次は,御南
地区から
西大寺新産業ゾーンまでの間の
下水道管き
ょに光ファイバーを敷設するとともに,2
地区をモデル指定し,
一般家庭を対象に
実証実験を実施する予算に関連してであります。 委員からは,1,中国電力や
CTネットなどの架空の電線を使用する方が,
下水道管きょを使用する場合より低コストであるというのは事実か。2,現時点で公共升から各家庭への引き込みの技術は確立しているのかとの質問を行い,当局から,1,現時点では
下水道管きょを使用する方が割高であるのは事実で,単純比較では将来的にも
下水道管の方が高いのは変わらない。2,現在は確立していないが,建設省としては各家庭まで
光ファイバーを入れていく方針で,
技術開発や低
コスト化の
実証実験を本市で行おうとするものだとの答弁がありました。 この答弁に対して,さらに委員から,
技術開発やモニターの募集方法等ある意味で不明確な中で取り組む事業に税金を投入しようとするものであり,失敗することのないようにとの指摘を行いました。 最後に,当委員会に付託された議案ではありませんが,市長が
提案理由説明の中で触れられました新
産業ゾーンについて報告をさせていただきます。 すなわちこれは,新
産業ゾーン企業団地の
早期利用を促進するため,従来の分譲に加え,
土地開発公社が買い取り
オプションつきの賃貸方式で直接企業に貸し付けようとするものであります。
土地開発公社の事務を分掌している担当課の
所管常任委員会として,1,先日
経営状況説明書が示されたこと。2,土地は現在
土地開発公社が保有していること等から,委員間で議題にすることを確認し,協議に入りました。 ここでは,近年
土地開発公社が事業化のめどが立たない,いわゆる塩づけの
公共用地を抱え,隠れ借金として
地方財政の負担が問題視されていることから,1,
土地開発公社の理事会で正式な議案として諮られたか。2,
リース事業が成功しなかった場合の責任の所在及び体制は。3,旭川荘へ新
産業ゾーンの
事業用地を無償貸与するとの話を仄聞するが,どういう形で行うかといった
透明性確保等の観点から質疑を行いました。 この結果,6月13日時点まで理事会で議案として協議された経過もなく,当委員会としては
土地開発公社理事長に対し,
緊急理事会の開催を求め,翌14日に
緊急理事会が開催されたという経過でございます。 当委員会としては,
土地開発公社における新
産業ゾーン事業用地の処分や
リース事業への対応について
経営意識が乏しいことから,
土地開発公社のあり方,機能等に強い
問題意識を持ちながら,今後も引き続き報告を求めることを確認したことを申し添えておきます。 以上で
総務委員会の報告を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(磯村博君) 次に,
保健福祉委員長の報告を求めます。 〔46番
田尻祐二君登壇,拍手〕
◆46番(
田尻祐二君)
保健福祉委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について外6件であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上,簡単でありますが,
保健福祉委員会における審査の報告を終わります。 ありがとうございました。(拍手)
○議長(磯村博君) 次に,
環境消防水道委員長の報告を求めます。 〔16番近藤昭君登壇,拍手〕
◆16番(近藤昭君) おはようございます。
環境消防水道委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について外2件の議案であります。 審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,
全会一致をもって可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 以上,甚だ簡単でございますが,
環境消防水道委員会の報告を終わります。 ありがとうございました。(拍手)
○議長(磯村博君) 次に,
経済委員長の報告を求めます。 〔20番
佐々木清巳君登壇,拍手〕
◆20番(
佐々木清巳君) おはようございます。
経済委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について外2件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,審査の過程におきまして,委員から出されました意見・質問の中から,ここでは特に議論のありました甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について,歳出第6
款農林水産業費第10項
水産業費第5目
水産業振興費中,
漁業振興事業補助金,
西大寺漁協荷揚桟橋工事ほか,1,100万円について御報告いたします。 当局の説明によりますと,本補助金は
漁業経営の安定を図り,
水産振興に資するため,
西大寺漁協に対し補助するものであり,その内容は県補助400万円,市補助700万円であります。 これに対して委員から,岡山市
水産業振興補助金交付要綱では,国・
県補助事業については,国・県の
補助金額に加えて
認定事業費の10分の1以内を市が補助するとしているが,この予算案では,市補助が700万円となっている。これは,市の
交付要綱に定める金額を超えるのではないかとの質問があり,当局から,
西大寺漁協の行う
荷揚桟橋工事等については,当初,市単独の補助事業で計画したもので,その後,県から事業の一部について補助を受けることになった。要綱上の位置づけとしては,国・
県補助事業ではなく,当初の計画どおり同要綱第2条の別表により,市単独補助事業として別に予算で定める額を補助するものであるとの答弁があったのであります。 これに対して,委員から次のような要望がありました。 1点目は,今後のこともあるので,国・
県補助事業と市単独補助事業の区分を細分化するなど,要綱の内容を精査して,一定の整理をすべきである。 2点目は,本件は補助金による工事なので,適切な事業執行となるよう十分指導すべきである。 以上,2点の強い要望があったのであります。 これで報告を終わりますが,その他委員会審査の過程において各委員から出されましたいろいろな意見については,今後,当局において慎重に対処していただくよう強く申し添えます。 以上です。(拍手)
○議長(磯村博君) 次に,建設委員長の報告を求めます。 〔42番田中昭三君登壇,拍手〕
◆42番(田中昭三君)
建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について外67件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも
全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 なお,審査の過程におきまして,委員から出されました意見・質問のうち,ここでは特に
路面電車延伸に係る交通社会実験と,下水道
光ファイバーについて御報告申し上げます。 まず,
路面電車延伸に係る交通社会実験についてであります。 今回の補正予算では,交通需要管理合意形成事業費として2,500万円が計上されております。この事業は,
路面電車導入の可否を判断する前提として,その効果や問題点等を目に見える形で把握するため,市役所筋において導入を想定した社会実験を実施しようとするものであります。 この予算に対して,委員から,1,実験に向けた今後の具体的スケジュールは。2,この実験で何を調査するのか。3,現時点において細かな計画は立てていないようだが,実験の実施に当たっては当委員会へ具体的な内容を提示しながら進めていくのかとの質問があり,当局から,1,調査時期については秋ごろを考えているが,具体的な期間などについては実行委員会で決めていくことになる。この実行委員会は,タクシー・バスなどの交通事業者や,建設省を初めとする関係
行政機関などの参画を得て立ち上げたいと考えている。調査に当たっては,平日と休日の両方の状況を把握する必要があるため,最低でも平日と休日を含めた3日間は必要と考えている。2,岡山駅前から大供交差点までの自動車交通量の変化を調査することが基本であるが,西川筋や周辺の国・県道などへの影響についても,かなり広範囲に調査したいと考えている。3,急遽予算要求をしたため,この予算額となっているが,予算面での支援も含め,国道事務所,商店街,商工会議所などの協力を求めながら広くやっていきたいと考えている。今後,実験内容について具体的な検討を行った上で,当委員会に順次報告しながら,この予算を効率的に執行していきたいとの答弁があったのであります。 さらに,委員から,
路面電車延伸の可否はこの6月が一つの山とのことであったが,今回の補助金交付により,国は猶予の意向を示したものと考えてよいのかとの重ねての質問があり,当局から,国からは
路面電車の延伸を検討している区間の問題だけでなく,中心部の車の流れを減少させる方策として,岡山駅などの駅とバスとの連携,商店街におけるバス利用,
路面電車とバスとの接続といった調査・検討についても指摘があった。また,国の意向としては,来年度の事業着手への思いはあろうが,今回市民合意を見きわめるための交通社会実験を行うなどの取り組みにより,猶予されている状況であるとの答弁があったのであります。 さらに,委員から,今後,議論や研究を尽くし,結果として,一定の方向性や,現時点で定まっていない運営形態等への手がかりが導き出せるような実験にしてほしいとの要望があったのであります。 次は,下水道
光ファイバーについてであります。 今回の補正予算では,下水道施設・
光ファイバーケーブル敷設費として,国庫補助金10億1,400万円余,起債9億1,000万円余などを含む総額21億5,200万円が計上されております。 この事業は,本市のミレニアム・プロジェクトである地域情報水道構想に基づき,今年度において御南
地区と
西大寺新産業ゾーンの約26.5キロメートルなどの区間に,高速・大容量の
光ファイバーケーブルを敷設し,御南・西大寺のモデル
地区で約1,000世帯を対象に,情報ネットワーク網構築のための技術的課題や今後の事業運営に向けてのビジネスプランの検証を行おうとするものであります。 当局の説明によれば,この
実証実験では,ハード面では,ネットワーク網整備のための
光ファイバーケーブルの敷設や各家庭への接続をいかに安く確実に行うかを検証したい。ソフト面では,ビデオ映像や地図情報といった画面情報などの検証に加え,このネットワークを利用した民間事業者のビジネス展開の可能性などを検証するための実験も行いたいと考えている。既に民間事業者から,教育関係ソフトの実験について提案が出てきているとのことでありました。 この予算に対して,委員から,1,新
産業ゾーンでの
技術開発は,具体的に何を行うのか。2,工事部分と実験部分の事業費の内訳は。3,実験に向けた今後の事業スケジュールはとの質問があり,当局から,1,新
産業ゾーンでは,より低コストな工法の
技術開発を行いたいと考えている。民間の提案も受けながら実験工事を行い,検証していきたい。そのための予算としては,約1億円を考えているが,国の方でも補助が検討されている状況である。2,21億5,200万円の主な内訳は,約26.5キロメートルにわたる幹線ファイバーケーブルなどの敷設が13億円余,光信号をデジタル信号に変えるための変換機やサーバーなどの機器類が7億9,000万円余,運用管理や検針システムなどのソフト開発費が5,000万円余となっており,この予算の中に実験費用は含まれていない。地域情報水道構想にかかわる
実証実験費用については,企画サイドの予算である。3,今後の事業スケジュールについては,7月に実験推進協議会(仮称)の幹事会を立ち上げ,8月には民間を巻き込んだものに発展させるとともに,実験に参加する企業の募集を行う予定である。そして,8月末には実験のメニューの整理を行い,今年度中には実際の実験に着手したいと考えているとの答弁があったのであります。 さらに,委員から,1,000世帯規模での実験は他都市にも例がなく期待しているが,この時期に概略の説明しかできないなど,取り組みのおくれが非常に心配である。1世帯当たりの整備単価はどれぐらいを想定しているのか,との質問があり,当局から,実験を行うすべての世帯に対し,それぞれ変換機を設置するとともに,
光ファイバーケーブルでの接続を考えているため,先行投資的な部分があり,現時点で世帯それぞれの単価を示すことはできない。今後,各世帯に接続していく中で,その費用が明らかになっていくものと考えている。事業全般にわたり開発中や調整中のものが多い中,企画室とも知恵を絞りながら取り組んでいるところであるとの答弁があったのであります。 以上,2点に絞って御報告いたしましたが,当局におかれましては,委員会審査の過程で各委員から出されました意見・要望等を今後の事業執行に反映されるよう申し添え,
建設委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(磯村博君) 次に,文教委員長の報告を求めます。 〔26番三木亮治君登壇,拍手〕
◆26番(三木亮治君)
文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について外3件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも
全会一致をもって原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 以上,甚だ簡単でありますが,
文教委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(磯村博君) これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。田畑議員。 〔3番田畑賢司君登壇,拍手〕
◆3番(田畑賢司君) 私は,日本共産党岡山市議団を代表いたしまして,委員長報告に反対をして討論いたしたいと思います。 分庁舎及び
藤田支所建設と,それから下水道
光ファイバー整備にかかわる事業予算についてであります。甲第142
号議案岡山市
一般会計補正予算歳出第2款総務費第1項総務管理費中,支所及び連絡所費及び
庁舎建設事業費について,歳出第8款土木費第20項
都市計画費中,下水道費特別会計繰出金,下水道
光ファイバー整備事業費及び
庁舎建設事業費,甲第143
号議案岡山市
下水道費特別会計補正予算歳入第14款国庫支出金第2項国庫補助金,施設整備費補助金,第21款市債第1項市債中,
庁舎建設事業費充当,歳出第5款公共下水道費第5項施設整備費及び第20款庁舎費第5項
庁舎建設費についてであります。 1,まず,分
庁舎建設関係及び
藤田支所関係でありますが,本件は支所及び連絡所の今後のあり方と
藤田支所と分庁舎の建設時期のかかわりの問題であります。
藤田支所が老朽化により仮支所で執務されることは当然だと考えます。しかし,支所及び連絡所のあり方についての方針決定は,1年後であります。そうなりますと,支所の産業建設課をどうするか,分庁舎の規模がどうなるのか,
執務環境との関係はどうか,仮庁舎3階建ての計画が6階建てになったが,整合性はどうしていくのか,
路面電車との関係はどうなるのか,この12億円余の建設費は一体どうなのか,下水道使用料への
庁舎建設費等のはね返りによる市民の負担増をどうするのかなどの問題処理が残されてまいります。 これらを明確にしないままで,
藤田支所,分庁舎の建設をやるということは,時期尚早と考えるわけであります。よって,支所及び連絡所等の今後のあり方の結論を待ってから検討すべきと考えるわけであります。 第2は,下水道
光ファイバー整備事業費21億円余についてであります。 情報水道構想の一環として行われるわけでありますが,今議会で48億円の概算事業費が取り消されるというほど煮詰まっていない事業でありますし,また先ほども建設委員長から御報告がありましたが,1世帯当たりの建設費も示せない状況であります。 現在,それぞれの通信事業者はそれぞれの研究及び事業計画の遂行をされておられる。私たちは各事業者から,その取り組まれている事業の調査もし,説明もいただいてまいりました。とりわけ中国電力におかれましては,人口10万人以上の規模の都市に5年間で
光ファイバー網を整備し,一般ユーザーへの事業展開も行うと聞いております。1キロメートル440万円の工事費に対し,岡山市は4倍も5倍も高い建設費になるわけであります。通信事業者でもない岡山市がやらなくてもよい事業だと考えます。これは
総務委員会を傍聴しての私の考えであります。よって,本予算の支出は行うべきではないと考えます。 以上,簡潔に反対理由を申し述べました。 議員各位におかれましては,よくよくこのあたりの事情を御賢察の上,御賛同賜りますようお願いを申し上げ,私の討論を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(磯村博君) 次に,
横田議員。 〔2番横田悦子君登壇,拍手〕
◆2番(横田悦子君) 私は,甲第148
号議案岡山市協働の
まちづくり条例の制定についてに,いきいきネットワークを代表して反対討論いたします。 市民と協働して私たちのまち岡山をつくっていくための条例,これはぜひ必要であると願っておりました。それで,この条例化に対しては非常に期待していたわけです。それだけに,この条例の今回の策定過程,策定手法には落胆を覚えております。 議論の中で明らかになったのは,行政内の全庁的なすり合わせの検討もまだ不十分ではないか,また対象となる市民団体,NPO,NGOとの協議,それから現状の調査も不十分ではないかということ。何よりも,この条例策定に当たって,市民の参画の場がなかった。市民の顔が見えないといっても過言ではない。そのことに対して落胆をしております。 先ほど,
総務委員長の報告がありました。それと重なる部分があるのですが,条例の明文化に当たり,議論があると考えられているところ数点を挙げておきますと,まず1つは,行政と市民及び市民団体との役割分担について。それから2つ目,第8条特定非営利公益事業の規定ですね。それから3番目,同じく第8条の審査会の規定。そして4番目,第9条指定申請の要件について。5番目,第10条の支援措置について。これは,いろいろ市民団体があるんですが,一方では支援が強化され,そしてもしくは一方では支援を制限されるようなことになるのではないかと,私は危惧しております。 このまま成文化いたしますと,かえって市民に誤解を与え,混乱を起こすのではないかとも心配しているわけです。成文化するには,時期尚早ではないか,もう少し議論を深めるべきではないかと考えて,非常に今回のこの条例に対しての賛否については悩ましい思いをいたしました。 いずれにいたしましても,行政と市民の皆さんが協働してこれからも岡山の
まちづくりをしていかなくてはならないわけです。そのルールづくりですから,条例の策定過程こそ大切にしていただきたいと深く願っております。当局のおっしゃる「いろいろな策定の手法があったのだ,その中で,あえてこの手法を選んだ」。私は,この策定手法こそ,分権化社会をつくっていくこれからの時代に逆行しているのではないかと異議を申し上げて,反対討論としておきます。 議会の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(磯村博君) 以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第1の案件中,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について,甲第143
号議案平成12年度岡山市
下水道費特別会計補正予算(第1号)について,甲第148
号議案岡山市協働の
まちづくり条例の制定について,以上3件の議案を他の議案と分離して,起立により採決いたします。 まず,甲第142
号議案平成12年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第143
号議案平成12年度岡山市
下水道費特別会計補正予算(第1号)についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第148
号議案岡山市協働の
まちづくり条例の制定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました甲第142号議案,甲第143号議案,甲第148号議案を除く他の議案について,一括採決いたします。 これらの議案につきましては,委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 ──────〇──────
△日程第2 平成11年請願第7号,平成11年陳情第10号,平成11年陳情第14号,陳情第18号 ─────────────
○議長(磯村博君) 日程第2に入ります。 日程第2は,平成11年請願第7号ゆきとどいた教育を保障するための意見書の提出について及び平成11年陳情第10号
消費者契約法の
早期制定の
意見書提出について,以下3件の陳情についてであります。 これらを一括上程いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長報告は,会議規則第41条第3項の規定により,省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。竹永議員。 〔5番竹永光恵君登壇,拍手〕
◆5番(竹永光恵君) 私は,日本共産党岡山市議団を代表いたしまして,1件の請願と3件の陳情に対しての委員長報告に,反対の立場からの討論を行います。 まず,平成11年陳情第10号
消費者契約法の
早期制定の
意見書提出についてであります。 この
消費者契約法は,平成13年4月から施行されることになりましたが,内容的にも実質的にも消費者の利益が守られるものになるようにしなければなりません。 特に重要な項目について,消費者が理解できる形での説明がなかった場合など,契約を取り消しできることや,消費者の立証責任を極力軽減する措置を講ずることの2点に関しては,法律に盛り込まれていません。特に高齢者,障害者などの被害がふえている昨今,重要なことだと思います。法ができたところではありますが,5年後に見直しの附帯決議もあります。よって,国に対して意見書を上げるべきと考えます。 次に,陳情第18号
市立岡山中央中学校の
校舎棟等の建築についてであります。 この旧市立商業高等学校の施設は,伝統のある建物として残してほしいとの声が同窓会から出ていると聞いています。 また,小学校の統廃合の中身としては,小中一貫校も入っています。地元では,そのことについては今さまざまな声が上がっており,そのことに対して教育長も,広範な人を対象にした公聴会を含む説明会を地元でする方向であると言われました。今,拙速に結論を出すべきでないと考えます。よって,この陳情は不採択すべきと考えます。 次に,平成11年請願第7号ゆきとどいた教育を保障するための意見書の提出についてと,同じく平成11年陳情第14号ゆとりあるゆたかな教育を実現するため,30人以下学級の
早期実現を求める意見書の提出についてであります。 この2つの陳情の共通の内容として,30人以下学級の項目があります。一人一人に行き届いた教育をというのは切実な親の願いです。不登校,学級崩壊,また少年犯罪が問題になっている今だからこそ,子どもからのサインを見落とさないための最低限の環境整備が30人以下の学級づくりであり,そのことによって,教師と子どもの信頼関係がより可能になると私は思います。昨年,全日本教職員組合が全国の組合員以外の教職員に無差別にとったアンケートにおいて,子どもの成長と発達,基礎学力を保障する上で何が大切かという問いに,93%の方が30人学級などのゆとりのための環境整備と答えておられます。まさにこれが現場の実態です。教職員にとっても,親にとっても共通の切実な願いではないでしょうか。 また,長引く景気低迷の中,家計に占める教育費が年々多くなっており,教育費の父母負担は大変です。子どもたちが安心して学べるためにも,教育費の軽減やどの子にも行き届いた教育を保障するためにも,障害児学級の充実や,教職員の増員は当たり前の願いです。よって,ぜひとも採択すべきと考えます。 以上,4件について委員長報告に反対の立場で討論いたしました。 議員各位の御賛同を賜りますよう心からお願いいたします。(拍手)
○議長(磯村博君) 以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第2の請願・陳情は,すべて起立により採決いたします。 なお,これら4件の請願・陳情の採決では,御着席の方は反対といたします。 まず,平成11年請願第7号ゆきとどいた教育を保障するための意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,平成11年陳情第10号
消費者契約法の
早期制定の
意見書提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,平成11年陳情第14号ゆとりあるゆたかな教育を実現するため,30人以下学級の
早期実現を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第18号
市立岡山中央中学校の
校舎棟等の建築についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,本件は採択と決定いたしました。 ──────〇──────
△日程第3 乙第2号議案 ─────────────
○議長(磯村博君) 日程第3に入ります。 日程第3は,乙第2号議案
岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これを上程し,提出者の説明を求めます。 〔47番磯野昌郎君登壇,拍手〕
◆47番(磯野昌郎君) ただいま御上程になりました乙第2号議案
岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について,提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。 今回の
岡山市議会委員会条例の一部改正は,岡山市
病院事業の設置等に関する条例の制定に伴い,
保健福祉委員会の所管に,病院局の所管に属する事項を加えるため,本条例の一部を改正しようとするものであります。 何とぞ御審議の上,御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 以上です。(拍手)
○議長(磯村博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 乙第2号議案
岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については,提案のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,乙第2号議案
岡山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については,提案のとおり可決いたしました。 ──────〇──────
△日程第4
意見書案第4号 ─────────────
○議長(磯村博君) 日程第4に入ります。 日程第4は,
意見書案第4号岡山県
動物愛護センターの
整備推進を求める意見書についてであります。 これを上程し,提出者の説明を求めます。 〔10番垪和秀光君登壇,拍手〕
◆10番(垪和秀光君) ただいま御上程になりました
意見書案第4号岡山県
動物愛護センターの
整備推進を求める意見書について,提案者を代表して提案理由を説明させていただきます。 なお,提案理由の説明は,お手元にお配りしております文案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。 岡山県
動物愛護センターの
整備推進を求める意見書 近年,次世代を担う若年層による殺人事件が多発しており,生命軽視の風潮には心が痛むところである。さらに,先日には四肢を切断された子犬の報道があるなど,他者の痛みに対する慈しみの心が薄れつつあることは憂慮にたえない。これは,かけがえのない生命に対する尊厳の念が失われつつある危機的状況である。 一方,国においては,「動物の保護及び管理に関する法律の一部を改正する法律」が本年中に施行が予定されており,その中には動物の愛護と適正な飼養を通じた生命尊重の基本理念がうたわれているところである。 よって,県におかれては,このような動きを勘案し,生命の尊厳に関する教育の基盤となる「
動物愛護センターの建設事業」の凍結を早期に解除し,速やかに
整備推進を図られるよう強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上でございます。 皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(磯村博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。
意見書案第4号岡山県
動物愛護センターの
整備推進を求める意見書については,提案のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,
意見書案第4号は提案のとおり決定いたしました。 ──────〇──────
△日程第5
意見書案第5号,
意見書案第6号 ─────────────
○議長(磯村博君) 日程第5に入ります。 日程第5は,
意見書案第5号
道路整備予算の確保に関する意見書について及び
意見書案第6号
生活密着型道路整備予算の確保に関する意見書についてであります。 これらを一括上程し,提出者の説明を求めます。 〔7番和氣健君登壇,拍手〕
◆7番(和氣健君) ただいま御上程になりました
意見書案第5号
道路整備予算の確保に関する意見書について,提案者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 なお,提案理由の説明は,お手元にお配りしております文案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。
道路整備予算の確保に関する意見書 道路は,豊かな生活の実現や活力ある経済・社会活動を支える最も基礎的な施設である。中四国地方の交通のクロスポイントに位置する岡山市では,広域高速交通網の充実を図り,さらに都市内交通の円滑化,市民生活や産業活動の安全性,利便性の向上を図るため,道路網の体系的整備に取り組んできたところである。 しかしながら,本市における道路整備の現状は,依然として著しく立ち遅れているため,その整備を求める市民の声は切実なものがあり,豊かで活力ある地域づくりを図るうえで緊急かつ重要な課題となっている。 このため,現在,地域高規格道路に指定された国道180号岡山西バイパスをはじめとする外環状道路,さらには,米倉津島線などの中環状道路や主要地方道岡山吉井線などの主要幹線道路網等が,その早急な整備を目指して,強力に推進されており,交通渋滞,交通安全など様々な問題を改善し,安全で快適な市民生活の向上を図るため今後なお一層促進していく必要がある。 よって,国におかれては,道路整備の重要性を深く認識され,次の事項について格段の配慮をされるよう強く要望する。 記 1 新道路整備五箇年計画に基づき,円滑に道路整備を推進していくため,引き続き道路特定財源制度及び道路整備特別会計制度を堅持するとともに,特定財源による道路整備の推進に支障を来すおそれのある制度を導入しないこと。 2 平成13年度予算においては,新道路整備五箇年計画の完全達成のため,一般財源を大幅に投入し,道路整備費を拡大すること。 3 活力ある地域づくり・都市づくりを推進するため,市町村道から高規格幹線道路に至る道路網の整備を一層促進すること。 4 沿道の大気汚染や騒音,地球温暖化問題に対応するため,道路環境対策を一層充実すること。 5 高度道路交通システム(ITS)を積極的に推進するとともに,渋滞対策,交通安全対策,防災対策等安全で快適な生活環境づくりを推進するための道路整備を一層促進すること。 6 地方の道路財源を確保するとともに
地方財政対策を充実すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上でございます。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(磯村博君) 次に,崎本議員。 〔4番崎本敏子君登壇,拍手〕
◆4番(崎本敏子君) 提出者を代表いたしまして,私の方から提案理由の説明をさせていただきます。 なお,お手元の
意見書案の朗読をもって説明にかえさせていただきたいと思います。
生活密着型道路整備予算の確保に関する意見書 道路は,豊かな生活の実現や活力ある経済・社会活動を支える最も基礎的な施設である。 しかしながら,本市における生活密着型道路整備の現状は,依然として著しく立ち遅れているため,その整備を求める市民の声は切実なものがあり,豊かで活力ある地域づくりを図るうえで緊急かつ重要な課題となっている。 このため,交通渋滞,交通安全など様々な問題を改善し,安全で快適な市民生活の向上を図るため今後なお一層促進していく必要がある。 よって,国におかれては,生活密着型道路整備の重要性を深く認識され,次の事項について格段の配慮をされるよう強く要望する。 記 1 生活密着型道路整備を一層促進すること。 2 交通渋滞,交通安全対策,防災対策等安全な,そして環境に配慮した道路整備を一層促進すること。 3 上記項目実現のための地方の道路財源を確保するとともに
地方財政対策を充実すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上でございます。 今,国でも,そして我が市でも,財政危機のもとで税金の使い道が厳しく問われております。この4月,介護保険制度導入で福祉にかかわる税財源は国で2,500億円,岡山市で14億円削減されましたが,これは市民の高齢者福祉充実の願いに背くものでした。 一方,公共事業費が突出している税金の使い方のもとで,その中身を精査し,生活密着型に厳選することが急務の重要課題である。そのことをもう一度言いまして,皆様方の御賛同を心からお願い申し上げます。 ありがとうございました。(拍手)
○議長(磯村博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は,委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。
意見書案第5号及び
意見書案第6号を分離して採決いたします。 まず,
意見書案第5号
道路整備予算の確保に関する意見書についてを起立により採決いたします。
意見書案第5号について,提案のとおり決することに賛成の方は御起立を願います。 〔賛成者起立〕
○議長(磯村博君) 起立多数であります。よって,
意見書案第5号は提案のとおり決定いたしました。 この際申し上げます。
意見書案第6号
生活密着型道路整備予算の確保に関する意見書につきましては,ただいま
意見書案第5号が可決されましたので,議決不要とし,否決とみなして処理いたします。御了承を願っておきます。 なお,ただいま議決いたしました
意見書案第4号,第5号の字句の整理,提出先等につきましては,議長に御一任願っておきます。 ──────〇──────
△日程第6
常任委員会及び
議会運営委員会における閉会中
継続審査及び
継続調査 ─────────────
○議長(磯村博君) 日程第6に入ります。 日程第6は,
常任委員会及び
議会運営委員会における閉会中
継続審査及び
継続調査についてであります。 お配りいたしておりますとおり,
常任委員会及び
議会運営委員会における閉会中
継続審査及び
継続調査について委員長から申し出があります。 お諮りいたします。 委員長から申し出のとおり,閉会中
継続審査及び
継続調査に付することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯村博君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 ─────────────
○議長(磯村博君) 以上をもちまして6月
定例岡山市議会に付議されました案件はすべて議了いたしました。 ─────────────
○議長(磯村博君) これをもちまして6月
定例岡山市議会を閉会いたします。 大変御苦労さまでございました。 午前11時14分閉会...