平成 9年 6月
定例会 平成9年6月
定例岡山市議会 議 事 日 程 第2号 6月10日(火)午前0時15分開議第1 報第21号
平成8年度
岡山市
一般会計継続費繰越計算書について 報第22号
平成8年度
岡山市
一般会計繰越明許費繰越計算書について 報第23号
平成8年度
岡山市一般会計事故繰越し
繰越計算書について 報第24号
平成8年度
岡山市
下水道費特別会計繰越明許費繰越計算書について 報第25号
平成8年度
岡山市
住宅新築資金等貸付事業費特別会計繰越明許費繰越計算書について 報第26号
平成8年度
岡山市
公共用地取得事業費特別会計繰越明許費繰越計算書について 報第27号
平成8年度
岡山市
病院事業会計予算繰越計算書について 報第28号
平成8年度
岡山市
水道事業会計継続費繰越計算書について 報第29号
平成8年度
岡山市
水道事業会計予算繰越計算書について 報第30号
専決処分の報告について 報第31号
専決処分の報告について 報第32号
専決処分の報告について第2 甲第137
号議案 平成9年度
岡山市
一般会計補正予算(第1号)について 甲第138
号議案 平成9年度
岡山市
下水道費特別会計補正予算(第1号)について 甲第139
号議案 平成9年度
岡山市
公共用地取得事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第140
号議案 平成9年度
岡山市
学童校外事故共済事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第141
号議案 平成9年度
岡山市
老人保健医療費特別会計補正予算(第2号)について 甲第142
号議案 岡山市
総合支所の
所管区域を定める
条例の制定について 甲第143
号議案 財産区に属する基金に関する
条例の一部を改正する
条例の制定について 甲第144
号議案 岡山市
足守プラザ条例の制定について 甲第145
号議案 岡山市
乳児医療費給付条例の一部を改正する
条例の制定について 甲第146
号議案 岡山市立公民館条例の一部を改正する
条例の制定について 甲第147
号議案 岡山市
火災予防条例の一部を改正する
条例の制定について 甲第148
号議案 工事請負契約締結について 甲第149
号議案 工事請負契約締結について 甲第150
号議案 工事請負契約締結について 甲第151
号議案 工事請負契約締結について 甲第152
号議案 工事請負契約締結について 甲第153
号議案 不動産の買入れについて 甲第154
号議案 土地改良事業の計画の概要を定めることについて 甲第155
号議案 市道路線の
認定について 甲第156
号議案 市道路線の
認定について 甲第157
号議案 市道路線の
認定について 甲第158
号議案 市道路線の
認定について 甲第159
号議案 市道路線の
認定について 甲第160
号議案 市道路線の
認定について 甲第161
号議案 市道路線の
認定について 甲第162
号議案 市道路線の
認定について 甲第163
号議案 市道路線の
認定について 甲第164
号議案 市道路線の
認定について 甲第165
号議案 市道路線の
認定について 甲第166
号議案 市道路線の
認定について 甲第167
号議案 市道路線の
認定について 甲第168
号議案 市道路線の
認定について 甲第169
号議案 市道路線の
認定について 甲第170
号議案 市道路線の
認定について 甲第171
号議案 市道路線の
認定について 甲第172
号議案 市道路線の
認定について 甲第173
号議案 市道路線の
認定について 甲第174
号議案 市道路線の
認定について 甲第175
号議案 市道路線の
認定について 甲第176
号議案 市道路線の
認定,廃止及び一部廃止について 甲第177
号議案 市道路線の
認定について 甲第178
号議案 市道路線の
認定について 甲第179
号議案 市道路線の
認定について 甲第180
号議案 市道路線の
認定について 甲第181
号議案 市道路線の
認定について 甲第182
号議案 市道路線の
認定について 甲第183
号議案 市道路線の
認定について 甲第184
号議案 市道路線の
認定について 甲第185
号議案 市道路線の
認定について 甲第186
号議案 市道路線の
認定について 甲第187
号議案 市道路線の
認定について 甲第188
号議案 市道路線の
認定について 甲第189
号議案 市道路線の
認定について 甲第190
号議案 市道路線の
認定について 甲第191
号議案 市道路線の
認定について 甲第192
号議案 市道路線の
認定について 甲第193
号議案 市道路線の
認定について 甲第194
号議案 市道路線の
認定について 甲第195
号議案 市道路線の
認定について 甲第196
号議案 市道路線の
認定について 甲第197
号議案 市道路線の
認定について 甲第198
号議案 市道路線の
認定について 甲第199
号議案 市道路線の
認定について 甲第200
号議案 市道路線の
認定について 甲第201
号議案 市道路線の
認定について …………………………………会議に付した事件
日程第1 報第21
号~報第32号
日程第2 甲第137
号議案~甲第201
号議案 ──────〇──────
出席議員(48人) 1番 辻 野 喬 雄君 2番 田 畑 賢 司君 3番 崎 本 敏 子君 4番 藤 沢 和 弥君 5番 坪 井 貞 夫君 6番 大 下 隆 章君 7番 太 田 正 孝君 8番 柴 田 健 二君 9番 向 井 英 雄君 10番 三 木 亮 治君 11番 伏 見
源十郎君 12番 服 部 勇君 13番 井 村 嘉 久君 14番 奥 野 三四志君 15番 楠 木 忠 司君 16番 若 井 達 子君 17番 浅 野 秀 孝君 18番 羽 場
頼三郎君 19番 近 藤 昭君 20番 吉 本 喜 一君 21番 貝 原 信三郎君 22番 梶 原 昌 一君 23番 垣 下 文 正君 24番
佐々木 清 巳君 26番 宮 武 博君 27番 高 津 利 明君 29番 則 武 宣 弘君 30番 田 尻 祐 二君 32番 串 田 務君 33番 寺 田 和 子君 34番 横 田 悦 子君 35番 堀 川 進君 36番 磯 村 博君 38番 土 肥 啓 利君 40番 宮 川 日 吉君 41番 山 田
録二郎君 42番 太 田 稔君 43番 磯 野 昌 郎君 44番 吉 田 政 司君 45番 山 田 勇君 46番 福 原 弘 子君 47番 苦 水 重 徳君 48番 内 田 宏 哉君 50番 田 中 昭 三君 51番 大 橋 英 雄君 52番 藤 原 貢君 53番 河 合 和 成君 54番 花 岡 薫君 …………………………………
欠席議員(5人
-欠員1) 28番 有 井 靖 和君 31番 華 房 美 衛君 37番 高 木 悦 夫君 39番 川 田 敏 幸君 49番 脇 本 一 郎君 ─────────────説明のため出席した者 市 長 安 宅 敬 祐君 助 役 森 末 京君 助 役 宮 崎 正 壽君 収 入 役 三 宅 襄君 参 与 山 本 俊 介君 総 務 局 長 菱 川 公 資君 参 与 岩 上 満 夫君 財 政 局 長 井 上 宜 也君 保 健
福祉局長 角 田 誠君 参 与 井 上 秀 夫君 環 境
事業局長 大 橋 貢君 経 済 局 長 松 本 輝 夫君 都 市
整備局長 小 塚 雅 史君 参 与 武 本 勘 二君 下 水 道 局 長 大 森 信 慈君 西 大
寺支所長 河 本 明 治君
水道事業管理者 遠 藤 嘉 昭君 消 防 局 長 太 田 力 男君
選挙管理委員会 委 員 民 實 政 枝君 事 務 局 長 佐 藤 史 郎君 監 査 委 員 委 員 槌 田 邦 夫君 農 業 委 員 会 事 務 局 長 上 林 道 典君 教 育 委 員 会 教 育 長 戸 村 彰 孝君 ─────────────出席した
議会事務局職員 局 長 橋 本 豪 介君 次 長 渡 邉 光 章君 次 長 斎 藤 泰 清君 議 事 課 長 岡 崎 彰 信君 調 査 課 長 岡 田
登志男君 午前0時15分開議
○議長(
花岡薫君) 皆さん御苦労でございます。 あらかじめ御通知申し上げておりますとおり,会議時間を繰り上げて,これより6月
定例市議会第2日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は48名であります。 ─────────────
○議長(
花岡薫君)
会議録署名議員に
垣下議員,
佐々木議員のお二人を指名いたします。 ─────────────
○議長(
花岡薫君) 本日の
議事日程はお配りいたしておりますとおりでございます。 ──────〇──────
△
日程第1 報第21
号~報第32号 ─────────────
○議長(
花岡薫君)
日程に入ります。
日程第1は報第21
号平成8年度
岡山市
一般会計継続費繰越計算書について,以下12件の報告についてであります。 これらを一括上程し,
市長から説明を求めます。 〔
市長安宅敬祐君登壇〕
◎
市長(
安宅敬祐君) ただいまご上程になりました報告についてご説明申し上げます。 まず,報第21号から報第29号までは,いずれも
平成8年度の
継続費繰越計算書,
繰越明許費繰越計算書,事故繰越し
繰越計算書又は
予算繰越計算書で,経費の性質上又は
年度中途の避け難い事由により,
平成8年度に支出を終わらなかった
事業について,
平成9年度に繰り越して執行するため,その内容について報告するものであります。 次に,報第30号は,
建築指導課使用の
市有自動車が,
市内錦町地内において,
普通乗用自動車と接触し,同車が破損した事故について,
相手方と和解し,
賠償額を決定したものであります。 次に,報第31号は,
住宅新築資金及び
宅地取得資金の
返済債務について,
借受人に対して,
訴訟手続により債務の履行を請求することを決定したものであり,また,報第32号は,
市営住宅明渡等請求事件について,
相手方と訴訟上の和解をすることを決定したものであります。 なにとぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(
花岡薫君) 以上で
日程第1の報告を終わります。 ──────〇──────
△
日程第2 甲第137
号議案~甲第201
号議案 ─────────────
○議長(
花岡薫君)
日程第2に入ります。
日程第2は甲第137
号議案平成9年度
岡山市
一般会計補正予算(第1号)について,以下65件の
議案についてであります。 これらを一括上程し,
市長から
提案理由の説明を求めます。 〔
市長安宅敬祐君登壇〕
◎
市長(
安宅敬祐君)
平成9年度
補正予算案並びに
関係議案のご
審議をお願いするに当たり,その大要と,併せて当面する市政の
重要課題に対する私の所信の一端を申し述べ,
市議会並びに
市民の皆様のご理解と一層のご協力を賜りたいと存じます。 国・地方を通じて,未曾有の
財政危機に直面している今日,国においては
財政構造改革会議の
最終報告に基づいて,2003年度までに
財政健全化目標の達成をめざして,今世紀中の3年間を「
集中改革期間」と定めて,歳出の改革と縮減を「一切の聖域なし」で進めることとして,去る6月3日に
社会保障をはじめ
公共投資・文教・防衛・
農林水産・
科学技術等あらゆる分野にわたり
数値目標を盛り込んだ
歳出削減策を閣議決定されております。 この中では,国の
平成10年度当初
予算の全体の
一般歳出を,
平成9年度に比べて2千億円程度削減するという枠組を明示するとともに,地方の
一般歳出についても前年度
比マイナスとすること,さらに地方への
補助金のうち福祉・教育・
産業振興等に係る政策の
奨励的補助金について,今後3年間で毎年10パーセントの削減を行うこと等が盛り込まれており,地方においても,今後一層
財政規模の縮減と
予算の効率的な
執行等が求められるものとなっております。 したがいまして,本市におきましても国の
動向等を注視しながら,昨年度策定した
岡山市
行財政改革大綱に基づいて,あらゆる分野にわたり引き続き
行財政改革の推進に努め,
行政サービスの一層の向上と
中四国経済文化圏の
中核拠点都市にふさわしい
都市づくりを鋭意推進していかなければならないと考えております。 ところで,本年度から「あたたかな
市民主体の
都市づくり」の一環として,
市民に開かれた市政を一層推進していく観点から,市政に関するご意見やご
提言等を私あてに直接お寄せいただく「
市長への
直行便」及び,
市民の方々に市政に少しでも関心を持っていただけるようにと考えて,
市長室の開放を毎週水曜日に実施しております。 「
市長への
直行便」につきましては,5月1日から受付を開始しましたが,一月で278通の
直行便をいただいており,また,
市長室の見学につきましても,4月以降これまでに延べ10日間で765人の方々にお越しいただいております。いずれも,
市民全体からみますとわずかな人数ではありますが,
市民の皆様に市政の一端に参画していただくとともに,市役所をより身近なものと感じていただけたのではないかと考えており,今後とも,様々な形で
市民とともに歩む市政の推進に努めてまいる所存であります。 では,次に当面する市政の
重要課題に係る
取組状況について申し上げます。 まず最初に,第四次
総合計画の
取組状況について申し上げます。 第四次
総合計画につきましては,昨年12月19日に委員49名で構成する「
岡山市
総合計画審議会」を設置して,私から
総合計画の
基本構想について諮問させていただき,以来現在に至るまで鋭意ご
審議をいただいているところであります。 また,
審議会には「
くらしづくり部会」と「
まちづくり部会」の二つの部会が置かれており,これまでにそれぞれ2回の会議が開催されております。これら部会の会議でいただいたご意見やご提言を踏まえて,去る5月26日に開催されました第2回の
審議会において,
基本構想の
骨子試案が示されております。 この
基本構想の
骨子試案では,
基本理念として「人にやさしく」「活力を創造する」「環境と共生する」「品格を備える」「世界に開く」を掲げており,これらの
基本理念に基づいて「
グリーンシティ・おかやま」を望ましい将来
都市像として定めるとともに,その実現に向けての施策の方向が示されております。
まちづくりの長期的な指針として,総合的かつ計画的な
行政の運営を図るための
基本構想につきましては,
骨子試案に基づいて今後さらにご
審議をいただいた後,本年8月を目途に答申をいただけるものと考えております。 次に,
総合支所構想の推進に関連して
総合支所の
所管区域を定める
条例について申し上げます。 本市の当面する
重要課題の一つである
総合支所構想につきましては,
平成7年度にいただいた
岡山市
地域割審議会の答申に基づいて鋭意取り組んでまいりましたが,
平成8年度は「
総合支所整備計画」を策定し,答申で示された
地域割について,「
市民と語る会」や
市議会等のご意見も踏まえて一部修正を加えるとともに,
総合支所の組織・
事務分掌等の概略についてもお示ししたところであります。 今後は,この
整備計画に基づいて,条件の整った地区から順次
総合支所を整備していく考えでありますが,
地域割が福祉・保健・水道・消防・
教育等の各分野の
行政サービスとも密接に関連することから,
総合支所が設置されていない場合においても,
地域割と整合を図りながらこれらの
事務事業を推進していく必要があります。 このため,
総合支所の
所管区域を市として確定することにより,
行政サービスの総合的かつ計画的な推進に資するため,本議会に「
岡山市
総合支所の
所管区域を定める
条例」の制定に係る
議案を提出させていただいております。 市域の均衡ある発展と
行政サービスの
均等化を図るとともに,将来の
政令指定都市を展望しながら,
地方分権時代にふさわしい
まちづくりを推進していくためにも,十分にご
審議をいただき,ご議決を賜りますようお願い申し上げます。 次に,
職員採用試験における
国籍要件の緩和について申し上げます。 本市では,
一般行政職及び
消防職以外の職種については,これまでの国の
法的見解や
通知等を踏まえ,昭和61年度から順次,
職員採用試験における
国籍要件を除外してきたところであります。 このたび,
国際化,
情報化の進展に伴う
行政の
専門高度化への対応を図るとともに,公務員に関する
基本原則を踏まえた任用について検討を加えた結果,
平成9年度の大学の部の
職員採用試験におきましては,
一般行政職の中でも特に
専門性の高い
行政分野である「国際」及び「情報処理」の二つの
試験区分を新設し,
外国人の
受験機会の拡大を図ることといたしました。 なお,今後も国の考え方や他の自治体の
動向等を見極めながら,引き続き研究してまいりたいと考えております。 次に,
岡山城築城400年
関連事業の
取組状況等について申し上げます。 元旦のオープニング・セレモニーで幕を開けた
岡山城築城400年
関連事業につきましては,いよいよ本番の年であり,
市民をはじめ多くの方々のご参加をいただきながら,
岡山の四季を舞台にした様々な
イベントを展開しております。 主なものとしましては,まず各界の有識者の方々の討議を通じて,様々な角度から
城下町・
岡山の魅力を探り,新しい
岡山の
未来像を描く「
リレーシンポジウム」においては,第1回では,
岡山人の特質や
県民性,そしてどのような「新・
城下町岡山」を築くかについて,また第2回は,旭川にまつわる歴史や人々の暮らしを振り返りながら
都市と水の関わりについて討議が行われました。 次に,
ふるさと岡山の歴史を
地域ごとに再発見するシリーズ「わがまちを語る」につきましては,1月19日の
上道地区を皮切りに
藤田地区,
西大寺地区,
足守地区,及び昨日の
吉備地区とこれまでに5地区で開催されており,今後も
郷土意識の醸成を図るため,引き続き各地区で開催される予定であります。このほか,
地域ぐるみで取り組む「花と緑の
まちづくり」
運動等を全市的に推進しており,また,レトロループバス「
うじょうくん号」も
観光シーズンの到来により,3月以降は順調に乗客が増えており,5月24日には累計で2万人を突破いたしました。 そして,去る6月1日は明治22年に市制を施行した記念すべき日でありますが,この日を
岡山城築城400年
関連事業の
中間点と位置づけて,
宇喜多家と
岡山城にゆかりのある
関係者の方々をご招待して,盛大に
記念式典を挙行いたしました。 式典の第1部においては,バルセロナ,アトランタ両オリンピックの
女子マラソンにおいて,2
大会連続メダル獲得の偉業を成し遂げられた
有森裕子さんをはじめ,
岡山出身の
吉行あぐりさんをモデルにした
連続テレビ小説「
あぐり」でヒロインを演じておられる
田中美里さん等をゲストにお迎えして,華やかに式典が執り行われました。また,これに合わせて,東京・福岡・高知・松江を起点とする
東西南北の4つのルートで,沿線の
主要都市において
岡山の歴史・
文化等に関する
PR活動を展開してきた
飛脚リレーの
ラストランも行われました。 第2部では
桂文珍さん等による
記念落語や,
岡山城築城400年を記念して5月30日に
全国各地の
中央郵便局等で発売された
岡山城天守閣をデザインした
ふるさと切手の
贈呈式が行われるなど,
岡山城築城400年の歴史を振り返りながら,多彩な
イベントを通じて一層の盛り上がりを図ったところであります。 今後も,
岡山城内に
城下町を模した
土産店,
飲食店等を再現した「
岡山ゆめ
城下町」や,日本の古い
神事芸能である田楽を
現代風にアレンジした「
幻想ジャパネスク大田楽」等,年間を通じて盛り沢山の
イベントを計画しており,
岡山の魅力をさらに高めていくとともに全国に情報発信してまいりますので,
市議会をはじめ
市民の皆様のさらに積極的なご支援・ご協力をお願い申し上げます。 次に,
瀬戸大橋通行料金の
値下げ要望に係る
取組状況について申し上げます。 本年3月の
中国横断自動車道岡山米子線の
全線開通を前にして,観光・産業・学術・文化をはじめ
地域経済の
活性化等,幅広い分野での交流と
連携により日本海から太平洋に至る新たな
地域連携軸の形成を促進していくため,昨年8月に沿線5県の25
都市で「
西日本中央連携軸沿線都市連携推進協議会」が結成されたところであります。 本市においても,
岡山城築城400年
関連事業や中
四国南北連携軸交流物産展「さんかい
交流市庭」の
開催等を通じて,
南北軸での人・もの・
情報等の交流に努めておりますが,
岡山自動車道が当初の予想を上回る
通行量があるのに対して,四国への
通行量は若干の増加にとどまっており,その理由の一つが
瀬戸大橋の
通行料金の
割高感にあると考えられております。 このため,「
西日本中央連携軸沿線都市連携推進協議会」では,5月22日に
本州四国連絡橋公団に対して
瀬戸大橋通行料金の
大幅値下げを要望したのに続いて,6月4日には関係12市の
市長ともども建設省に同様の要望をいたしました。さらに,その足で関係5県選出の
国会議員にも要望にまいったところであります。
瀬戸大橋通行料金問題は,今後の
地域連携軸の形成を左右する
生命線ともいえる問題であり,かつ
連携軸の
中心都市である本市にとっても重要な問題であるため,今後とも粘り強く要望してまいる考えであります。 次に,
観光対策の充実に係る施策について申し上げます。
中国横断自動車道岡山米子線の
全線開通により,本市は中
四国地方における
東西南北の
広域高速交通体系の
結節点として,その
拠点性が一層高まってきたところでありますが,今後は交流と
連携の時代の
拠点都市として,
高度情報化社会の到来,余暇時間の
増大等により多様化した
観光ニーズに的確に応えていくとともに,吉備路をはじめとする豊かな自然と
歴史的遺産等の
観光資源を十分に生かした
観光対策を推進していく必要があります。 こうした中で,
観光施設や
観光客受入れ体制の
整備充実,
観光客誘致のための
宣伝活動の強化,
各種イベントの
開催等を積極的に推進していくための
体制強化が急務となっておりました。このため,昭和27年に
任意団体として設立されて以来45年間にわたり
岡山市の
観光振興に努めてきた「
岡山市
観光協会」を,民間の柔軟な発想のもとに
行政との密接な
連携を図りながら積極的な
事業展開が行えるようにとの観点から,法人化に向けて逐次準備を進めてまいりましたが,このほど正式に設立認可を得て,「社団法人
岡山市
観光協会」が発足いたしました。 今後は,
岡山市だけでなく県南の周辺地域とも広く
連携を図りながら地域全体の
観光振興を推進していくため,官民一体となった各種施策・
事業を展開してまいりたいと考えております。 また,
岡山城築城400年
関連事業の観点からの
観光対策の一環として,出石町アートタウン構想に基づいて,後楽園の門前に位置する出石町地区に整備を進めていた「おかやま備前焼工房」が完成し,去る5月3日に開館いたしました。 この「おかやま備前焼工房」は,
岡山が誇る伝統陶芸である備前焼の情報や陶芸技術を,
市民はもとより観光客の皆様に提供することにより,気軽に備前焼の手作りを楽しんだり,制作の様子を直接見学できるふれあいの場として設置したものであり,
岡山の伝統文化の保存及び普及を図る一方,後楽園周辺の賑わいの創出にも寄与するものと期待している次第であります。 次に,高齢者福祉に係る施策の
取組状況について申し上げます。 本市では,高齢者福祉対策推進の一環として,市立養護老人ホームを3園設置しておりますが,これらはいずれも建築後30年以上を経過して老朽化が進み,また施設機能の面で,高齢化の進展に伴う社会的ニーズの変化に十分に対応できない状況になっておりました。このため,
岡山市高齢者保健福祉計画並びにこれを受けて策定した
岡山市立養護老人ホーム3園
整備計画に基づいて,まず最初に旧「富崎園」について移転新築するという方針のもとに,
平成7年度から建設工事に着手してまいりましたが,
平成8年度末に施設が完成し,本年4月から,名称も「会陽の里」と改めて開園いたしました。 「会陽の里」の整備に当たっては,生活の場という視点に立って居住環境の向上を図るとともに,在宅福祉サービスの拠点として地域福祉の増進に貢献することを基本としております。したがいまして,施設の機能としては生活施設としての養護老人ホームに加えて,地域の高齢者の在宅福祉を支援するためのショートステイ,デイサービスセンター(B型),さらにボランティアルーム等の地域交流スペースを設ける等しており,入所者の生活はもとより,地域住民の福祉の向上にも資するものと期待しております。 このほか,本年度の新規
事業として計画しております「寝たきり高齢者在宅理容サービス助成
事業」を今月から開始することとしており,高齢化がますます進展すると見込まれる中で,今後とも,明るく希望に満ちた長寿社会の実現に向けて,高齢者福祉対策の一層の充実に努めてまいる考えであります。 次に,少子化対策に係る施策の
取組状況について申し上げます。 まず最初は,乳児医療費の公費負担制度の拡大についてであります。本市では,乳児の健康保持を図る観点から,従来0歳児のみを対象として医療費の助成制度を設けておりましたが,少子化が進展する中で対象年齢の引き上げ等が強く要望されていたものであります。 こうした中で,
岡山県の実施している乳児医療費公費負担補助
事業の対象が,
平成9年7月から新たに所得制限を付した上で3歳未満の児童にまで拡大されることに伴い,本市においても,乳幼児が安心して医療を受けられるように,「乳児医療費助成制度」を「乳幼児医療費助成制度」に改めて,0歳児と同様に所得制限を付することなく,自己負担額の10割給付という内容で,1・2歳の幼児にまで対象範囲を拡大してまいりたいと考えております。 また,次代を担う子供たちの健全育成を図るために,児童に健全な遊びの環境を整備して,その健康を増進し,又は情操を豊かにすることを目的として,児童館を市内の各所に整備しておりますが,このほど第16番目の施設として「西大寺ふれあい児童館」が開館いたしました。この施設は,地域住民の福祉・保健・生涯学習の拠点施設として昨年8月に開館した西大寺ふれあいセンターの中に設置されており,遊び場や遊ぶ機会の減少した子供たちの健全育成の場として,西大寺ふれあいセンター同様に大勢の方々に利用していただきたいと考えております。 次に,ごみ処理対策に係る
取組状況について申し上げます。 ごみ処理対策につきましては,これまでの成果を踏まえながら,
平成8年3月に策定した「
岡山市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」に基づいて,幅広い観点に立って廃棄物循環型のごみゼロ社会の構築と美しい
まちづくりをめざして,取組を強化しているところであります。 こうした中で,ごみの排出量につきましては,ごみ非常事態宣言を発して以来,
市民をはじめ
関係者のご協力のもとに減量化とリサイクルに努めてきた結果,ごみの総量はわずかながら減少の傾向で推移しておりましたが,昨年あたりから景気の回復とも関連して再び増加の兆しをみせております。 また,本年4月1日から施行された「容器包装リサイクル法」に基づいて,本格的なリサイクル社会の構築をめざして,
市民・
事業者・
行政の役割分担のもとに新たなリサイクルシステムがスタートしたところであります。 このため,本市においても,本年4月からペットボトルの回収
事業を本格的に実施しているところであり,モデル的に実施してきた
西大寺地区の3学区を皮切りとして,福島学区や西学区,御南学区の一部等で既に実施しておりますが,
平成12年度までに全市域へ拡大する計画で,今後,順次収集区域を拡大していくほか,回収率をより一層高めていくため,本年7月からはリサイクル推進協力店での拠点回収
事業を実施することとしております。 次に,第60回国民体育大会秋季大会の主会場整備に係る
取組状況について申し上げます。 当面する県・市間の重要な懸案事項であります国体主会場整備に関する問題につきましては,その後も県知事をはじめ事務担当者間で度重なる協議を行ってまいりましたが,現在のところ双方が納得できる結論を得るまでに至っておりません。 今後とも,一日も早く県・市間の合意が得られ
事業の推進が図られるよう,一層の努力をしてまいりたいと考えております。 以上,当面する市政の
重要課題に対する
取組状況等について申し述べさせていただきました。
岡山城築城400年という記念すべき節目の年である
平成9年度は,本市にとりましては,「グリーンライフ
岡山の創造」を合言葉に取り組んできた第三次
総合計画実施計画の総仕上げの年であり,また21世紀を展望した新しい第四次
総合計画の策定,年来の懸案であった
総合支所構想の具体化の一歩を踏み出す重要な年度であります。また,財政的にも長期的に厳しい状況が続くと見込まれる中で,新たな視点に立って効率的な
行政サービスを展開し,
市民福祉の増進を図っていくことが求められております。 このため,地方分権の
動向等にも注視しながら,すべての
市民が真に豊かさとゆとりを実感できる地域社会の実現をめざして,引き続き全力を傾注してまいりたいと考えております。
市議会をはじめ,
市民並びに報道関係の皆様方の一層のご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 続きまして,ただいまご上程になりました各
議案についてご説明申し上げます。 まず,甲第137
号議案から甲第141
号議案までは,
平成9年度一般会計及び4特別会計の補正
予算についてであります。 今回の補正
予算のうち一般会計につきましては,国・県支出金の確定に伴う
事業費及び緊急やむを得ない
事業費などを中心に所要の措置をしようとするものであります。 その主な内容を申し上げますと,民生関係では,乳児医療費の対象年齢の拡大のため,2億2,600万円,衛生関係では,合併処理浄化槽設置
事業の利用者増に対処し,補助基数の増加を図るため,1億3,200万円余,
農林水産業関係では,ふるさと特産物育成対策
事業費
補助金2,400万円余など,商工関係では,都心商業地整備事業費1億2,700万円余,土木関係では,表町10・11号線に係る単独交通安全施設整備事業費として7,000万円,学南町1号線に係るふれあい道路整備
事業費1億3,000万円,本町柳町線に係るまろうど整備
事業費として1億5,800万円余,新保・下中野地区に係る土地区画整理
事業費として1億3,700万円,上石井岩井線に係る単独街路
事業費として3億1,000万円などを計上し,総額で15億3,800万円余を補正しようとするものであります。 これらを賄う財源といたしましては,市税,国・県支出金等の財源をもって措置しようとするものであります。 次に,特別会計でありますが,下水道費につきましては,国庫
補助金の確定等による管きょ及び処理場に係る公共下水道施設整備
事業費として400万円,公共用地取得
事業費では,決算剰余金の確定等に伴う用地取得費枠の拡大として9億6,600万円余を計上するとともに学童校外事故共済
事業費,老人保健医療費につきましても,それぞれ所要の措置を行い,補正総額で25億2,000万円余を計上しようとするものであります。 続きまして,
予算案以外の各
議案についてご説明申し上げます。 甲第142
号議案から甲第147
号議案までは,いずれも
条例の制定又は一部改正についてであります。 まず,甲第142
号議案は,
市長の権限に属する事務を総合的に実施する出先機関として新たに設置する
総合支所の
所管区域を定め,本市の均衡ある発展を促進するものであり,甲第143
号議案は,
岡山市妹尾崎財産区等に基金を設けるものであり,甲第144
号議案は,
岡山の観光拠点である吉備路に観光客の誘致及び滞留を促進し,並びに地域の活性化に寄与し,観光客に吉備路の歴史,文化,観光等の情報を提供し,地域との交流を図ることを目的とする足守プラザを設置するものであり,甲第145
号議案は,
岡山県乳児医療費
補助金交付要綱の一部改正に伴い,乳児医療費の給付対象者を乳幼児にまで拡大する等のものであり,甲第146
号議案は,
岡山市立一宮公民館に実技室を設け,及び
岡山市立上道公民館に美術工芸室を設けることに伴い,使用料の額を定めるものであり,甲第147
号議案は,危険物の規制に関する政令の一部改正により4月1日より手数料が引き上げられたことに伴い,少量危険物タンク等の検査手数料の額を改めるものであります。 次に,甲第148
号議案から甲第152
号議案までは,いずれも工事請負契約を締結するものであります。 まず,甲第148
号議案は,
岡山市立御休小学校校舎増築工事について,小倉組と,2億2,260万円で,甲第149
号議案は,
岡山市立興除公民館新築工事について,林建築工業所と,2億6,175万1,350円で,甲第150
号議案は,
岡山市都保育園園舎改築工事について,兒島建設と,2億6,722万5,000円で,甲第151
号議案は,
岡山駅東口地下自転車等駐車場(仮称)新築その他に伴う電気設備工事について,千歳電気工業・備前電業特定建設工事共同企業体と,2億6,145万円で,また,甲第152
号議案は,市立高島小学校南棟大規模改造及び耐震補強工事について,月本建設と,2億716万5,000円でそれぞれ工事請負契約を締結するものであります。 次に,甲第153
号議案は,
岡山市立操明小学校の
給食棟等及び
岡山市立操明幼稚園の園舎を買い入れるものであり,甲第154
号議案は,本市が
土地改良事業を施行するに当たり,その計画の概要を定めるものであり,また,甲第155
号議案から甲第201
号議案までの47
議案は,いずれも
市道路線の
認定,廃止又は一部廃止についてであります。 以上をもちまして
提案理由の説明を終わらせていただきます。 なにとぞよろしくご
審議くださいまして,ご議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
花岡薫君) ただいま
市長から
提案理由の説明がありました。 これに対する質疑は後日お願いいたしますので,御了承を願っておきます。 この際,昨日監査委員に選任されました山田勇議員,山田
録二郎議員からごあいさつの申し出があります。
◆41番(山田
録二郎君) 皆さんお疲れのところを甚だ恐縮でございますが,一言ごあいさつを申し上げたいと思います。 先ほどは,皆さん方の御推挙によりまして監査委員を拝命いたしました山田勇議員と山田
録二郎でございます。 御案内のように,
行政面ではいろいろなことがあちこちで起きておりますが,これらの
行政面が正しく執行されているかどうか,財政面から見ましてのいろんなチェックをしていく,そのような仕事に携わるわけでございます。微力ではございますが,今後の
岡山市の発展のために一生懸命頑張っていきたいと思いますので,何とぞよろしく今後も御指導,御鞭撻のほどお願いいたしまして,ごあいさつにかえさせていただきます。 どうも失礼いたしました。(拍手) ─────────────
○議長(
花岡薫君) お諮りいたします。
議案検討のため,明6月11日から6月12日までの2日間,本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 ─────────────
○議長(
花岡薫君) 次の本会議は6月13日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。 午前0時48分散会...