平成 1年12月定例会 平成元年12
月定例岡山市議会 議 事 日 程 第3号 12月7日(木)午前10時開議第1 甲第240号議案~甲第266号議案 …………………………………会議に付した事件 日程第1 甲第240号議案~甲第266号議案(質疑) ──────〇──────出席議員(48人) 1番 片 岡 五百樹君 2番 辻 野 喬 雄君 3番 田 畑 賢 司君 4番 崎 本 敏 子君 5番 楠 木 忠 司君 6番 寺 田 和 子君 7番 土 肥 啓 利君 8番 宮 武 博君 9番 梶 原 昌 一君 10番 貝 原 信三郎君 12番 太 田 稔君 13番 有 井 靖 和君 14番 河 合 和 成君 15番 寺 田 明 生君 16番 則 武 伸一郎君 17番 高 津 利 明君 18番 松 山 茂 樹君 19番 守 屋 彰 久君 20番 串 田 務君 21番 堀 川 進君 22番 垣 下 文 正君 23番 川 田 敏 幸君 24番 鈴 木 邦 彦君 25番 板 野 和 昭君 27番 丹 原 重 彦君 28番 亀 井 章君 29番 吉 田 政 司君 30番 景 山 貢 明君 31番 内 田 宏 哉君 32番 福 原 弘 子君 33番 定 政 猛 男君 34番 華 房 美 衛君 35番 山 田 録二郎君 36番 磯 村 博君 37番 田 中 昭 三君 38番 大 橋 英 雄君 40番 片 山 仁君 42番 高 木 悦 夫君 43番 小 林 勉君 44番 新 谷 盈 智君 45番 山 田 勇君 46番 苦 水 重 徳君 49番 岡 本 俊 彦君 50番 花 岡 薫君 51番 小 橋 留 男君 52番 浅 野 卓 志君 53番 脇 本 一 郎君 54番 妹 尾 達 道君 …………………………………欠席議員(3人-欠員3) 11番 小 川 晴 雄君 39番 伏 見 昇 男君 48番 渡 辺 慎 一君 ─────────────説明のため出席した者 市 長 松 本 一君 助 役 鹿子木 貢君 助 役 八 木 肇君 収 入 役 有 本 正君 市 長 公 室 長 浜 田 一 彦君 総 務 局 長 三 宅 襄君 財 政 局 長 関 場 長 久君 民 生 局 長 平 松 章 弘君 衛 生 局 長 江 尻 堅君 経 済 局 長 菱 川 公 資君 建 設 局 長 田 中 康 男君 下 水 道 局 長 鏡 原 進君 西大寺支 所 長 藤 原 忠 男君 参 与 原 田 知 義君 参 与 山 本 宏君 参 与 原 欣 士君 参 与 佐々木 伍 平君 参 与 浅 野 幸 雄君 水 道 局
水道事業管理者 黒 田 智 昭君 消 防 局 消 防 局 長 懸 谷 忠 弘君 教 育 委 員 会 委 員 赤 枝 郁 郎君 委 員 横 田 勉君 教 育 長 奥 山 桂君
選挙管理委員会 委 員 長 服 部 忠 文君 委 員 岡 八 夫君 事 務 局 長 井 本 勇君 監 査 委 員 委 員 藤 昭 博君 農 業 委 員 会 委 員 小 若 敬 二君 ─────────────出席した
議会事務局職員 局 長 三 村 俊 隆君 次 長 中 川 和 彦君 総 務 課 長 植 野 耕 次君 議 事 課 長 小 坂 夏 彦君 調 査 課 長 塩 見 山 治君 議事課長 補 佐 岡 田 登志男君 議事課長 補 佐 斎 藤 泰 清君 記 録 係 長 最 相 初 音君 主 事 佐 藤 武君 午前10時17分開議
○議長(妹尾達道君) 皆さん御苦労でございます。 これより12
月定例市議会第3日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は41名であります。 ─────────────
○議長(妹尾達道君)
会議録署名議員に田中君,田畑君のお二人を指名いたします。 ─────────────
○議長(妹尾達道君) 本日の議事日程は甲第240号議案から甲第266号議案までの27件の議案についてであります。 ──────〇──────
△日程第1 甲第240号議案~甲第266号議案 ─────────────
○議長(妹尾達道君) 日程に入ります。 日程第1は甲第240号議案平成元年度岡山市
一般会計補正予算(第4号)について以下27件の議案についてであります。 これを一括上程して質疑を行います。 それでは,順序に従いまして串田君。 〔20番串田務君登壇,拍手〕
◆20番(串田務君) 皆さんおはようございます。 きのうから代表質問も始まりまして,きのうは独裁者とか,不信任とか,いろいろ出ておりますし,またきょうは12月7日でございまして,48年前を振り返ってみますと,戦争の経験者の方は特に思い出が多いと思いますが,あすが第2次世界大戦の開戦日でございまして,48年前のきょうは日本の国にとって大変な日であったと,こういうふうに思うわけでございます。 これから社会党を代表いたしまして質問させていただきますが,ひとつよろしくお願いをいたします。 それでは,ただいまから質問させていただきます。 まず最初に,市長の政治姿勢についてであります。 市長は,1円を大切にする市政の実現をスローガンとして市長に当選され,7年が来ようとしております。 この間大きなものといたしましては,
場外馬券場設置について,
設置反対決議案の取り扱いをめくり,昭和62年定例6月議会が13時間にわたり市当局の煮え切らない態度や実情把握ができてないため,混乱をしたと報道しております。市長は市民の味方でありながら,現在までこの問題は解決をしておりません。 次に,
芸術音楽ホールの建設について。 当初の計画では,岡山県3分の1,岡山市3分の1,財界3分の1の資金計画で出発したと聞いておりますが,最終的には財界の持ち分は全体の15%となっております。この件につきましては後ほど詳しく触れることとします。 次に,大学誘致についてであります。 本年9月,市民の署名3万7,406名,岡山市
出身県議会議員全員17名,
岡山市議会議員51名全員の署名を添えて岡山県知事に誘致の陳情を行ったところであります。しかしながら,先日総社に建設することが決定をされました。
市議会議員全員がお願いをしたことも無視されたわけであります。 聞くところによりますと,この決定に当たり,陳情を行った市町村について,玉野市はスペイン村が計画されており,倉敷市は県営野球場の計画があり,岡山市はチボリ公園があるので総社に決定したとも言われております。もしこれが事実であるならば,58万
都市岡山市長の発言も無視されているのではないかと思うところであります。 大学誘致に失敗した後は,
チボリ公園建設についてであります。 昭和62年4月に100周年
記念事業推進会議の中で誘致を決定したところであります。最初の計画ではチボリ公園と市民が自由に楽しめる
ピクニックパークが計画されておりましたが,それも商業用地に変身をしております。そうして,10月27日には
チボリ公園建設も議会の知らぬうちに岡山県に主導権が移行されております。市議会議長までされた松本市長がなぜこのようなことをされたのか疑問に思うものであります。このように,何をとってみても寂しいものばかりであります。 今チボリに関係する委員会がたびたび開かれておりますが,その中でも当局は過去にも議会を無視した行動が行われ,そのたびに陳謝し,このようなことは二度としないと言いながら終わっております。また,委員会の中では今後このようなことがあったならば辞表を書くとはっきり表明をしてほしいという意見も出されております。 市長,あなたはチボリを初めこのような問題に対し責任を感じていられるかどうかお伺いをいたします。 また,今後立派なまちづくりのため先頭に立って頑張ると言われるのかどうかお尋ねをいたします。 次に,チボリ問題についてお伺いいたします。
チボリ公園誘致は,昭和61年8月,市制100周年記念事業の検討の中で,
センチュリーパーク構想の中身として
チボリ誘致案が浮上し,昭和62年4月,
記念事業推進会議で6事業及び
センチュリーパーク構想推進に関する調査検討を進めることを決定したものであります。そして,昭和62年6月堀氏ほかデンマークを訪問し,カイザー社長と協議したものであります。昭和63年1月,
岡山センチュリーパーク構想ができ,その核としてチボリ公園を整備することとなったのであります。 そのときの
土地利用計画の中には,先ほど申しましたように,市民の憩いの場となる
ピクニックパーク計画がありましたが,現在はその計画は消えております。 そして,昭和63年7月1日,岡山市議会の名において,
株式会社センチュリーパークチボリに出資を出すに当たり決議をされたのであります。 その内容は,1つ,
経営収支見通しについては調査を早急に行い,議会に報告し,万全を期すること。2つ,業務について
整備推進連絡協議会において十分に検討し,当局はその経過,結果を議会に報告をすること。となっており,その報告がなされないことが現在の混乱を招いたものであります。 県議会でも,11月4日に定例県議会が開かれ,長野知事から全国,世界の人々が訪れる西日本の拠点となり得ると,ぜひとも実現をさせなければと強調しておられます。そして,4日の午後2時から代表者会議が持たれ,5億円の出資金について本会議に提案する旨の説明があり,11日の常任委員会の後,
県議会全員協議会を開き,14日の本会議に管理会社に出資する5億円の追加提案がなされるのであります。 よくわからない
チボリ公園誘致であり,もう少し明確にするために,次の点について質問いたします。 第1に,11月27日に県に提出されました要望書を見ますと,当初予定されておりました要望書から市制100周年記念事業として土地取得,基盤整備の文字が消えておりますが,
センチュリーパークチボリではなくなったのでしょうか,お伺いいたします。 第2は,現在までの岡山市の
チボリ関係予算はどのようになっておりますか,項目別に詳細に御説明願います。 第3は,今後は県主導となっておりますが,現在までにわかっておる今後の支出予定は,県が5億円,市は土地購入,周辺整備で約100億円となっておりますが,そのほか県,市の持ち出しは今後どのようになるのでしょうか,お伺いいたします。 次に,第3次総合計画についてであります。 基本計画は,総論,各論,地域別計画からなり,本市の人口は昭和49年には50万人に達し,昭和60年の国勢調査では57万2,479人となりました。そして,平成12年には67万5,000人に達するものと想定されております。また,15歳から64歳の
生産年齢人口は,平成12年には45万5,000人に達するものと推定されております。さらに,65歳以上の高齢者人口は,平成12年には9万8,000人に達し,
高齢者人口比率も14.5%になるものと見込まれ,本格的な高齢化社会の到来が予想されております。この基本計画を見ますと,総論で第1に「計画策定の趣旨」,第2に「計画の性格・期間・構成」,第3に「計画の基本指標」,第4は「
土地利用構想」からなっております。 そこでお尋ねしますが,第1の「計画策定の趣旨」の中で,瀬戸大橋開通により行政,経済,教育,文化,福祉,医療などさまざまな分野の都市機能を充実し,あらゆる面で中四国の拠点的な役割を果たすとありますが,具体的にその方策をお聞かせください。 また,人間性豊かな都市づくりが一層重要だと言われておりますが,どのような都市づくりを考えておられるのかお尋ねいたします。 第2の「計画の性格・期間・構成」についてであります。 「瀬戸内にかがやく人間・拠点都市 岡山の創造」を基本理念とする4つの都市像を実現するとありますが,具体的にお示しください。 また,市民生活全般にわたって調和のとれた都市づくりは従来の考え方とどのように変わっておるのかお尋ねいたします。 第3の「計画の基本指標」についてであります。 今後も大学,短大などの高等教育機関の充実とありますが,どのようなお考えかお尋ねいたします。 また,
広域高速交通体系の整備によって立地条件が向上し,市外からの新たな企業立地が見込まれるとありますが,どのような企業をいつごろお考えになっておられるのかお尋ねいたします。 さらに,都心部を初めとした小売業の活性化と拡大が期待されるとなっておりますが,どのようなものになるのかお尋ねをいたします。 第4の「
土地利用構想」についてお尋ねいたします。 その第1は,
市役所周辺地区は施設更新などの機会をとらえて行政機関の再配置を促進し,行政管理・行政サービスの核形成を図るとありますが,どのように変化をしていくのかお尋ねいたします。 その第2は,
岡山空港周辺,
岡山インターチェンジ周辺,
総合流通センターなどを3つの地区に位置づけ,本市の産業拠点の形成を図るとありますが,どのようにお考えかお尋ねをいたします。 その第3は,犬島を含む
東南部臨海地区は恵まれた自然環境を生かし,
瀬戸内海洋性リゾートゾーンの形成を図るとありますが,どのようにお考えかお尋ねいたします。 その第4は,東南部地域の中心部である西大寺地区は豊かな歴史的蓄積を生かし,文化性を重視した副都心の形成とありますが,どのようなまちづくりをお考えかお尋ねいたします。 その第5は,交通問題について,
環状交通体系の整備は触れられておられますが,岡山市中心部と東部との交通問題はどのようにお考えかお聞かせください。 その第6は,吉井川の環境整備と芥子山の整備についてどのようにお考えかお伺いいたします。 その第7は,都心部周辺の一般商業地では多くの情報や一定程度の用地を必要とする営業・販売・企画機能や
都心居住機能の受け皿として高度利用を促進するとありますが,どのようにお考えかお伺いいたします。 その第8は,安仁神社など郷土のかけがえのないすぐれた自然を安らぎの場とありますが,どのようにお考えかお尋ねをいたします。 次に,交通事故についてであります。 岡山県下の交通事故が多発し,全国的に問題化しており,政府の
交通対策本部が非常事態宣言を出しており,
岡山県警本部も12月1日から
年末年始交通事故防止県民運動を始め,県民に対して交通安全を呼びかけております。岡山市においても,議会の中で質問が出されておりますが,事故件数の減少は見られておりません。岡山市における過去7年間の事故件数を見ますと,実に75件となっており,平均しますと年間10.71件で,毎月約1件の交通事故が起きていることになります。 当局は交通事故に対する指導はどのように行っているのか。 また,事故発生時の運転者の平均年齢は何歳か。 さらに,今後の事故対策をどのようにお考えかお伺いいたします。 次に,財政関係についてであります。 岡山市は平成元年度当初予算として総額2,405億1,900万円で,一般会計では1,406億8,003万円,特別会計777億5,900万円,事業会計220億7,900万円となっており,一般会計では前年度当初の11.7%増,各会計合わせて総額では9.0%増の積極型予算を発表されました。そして,主な事業として
城下地下広場建設3億5,550万円,岡山駅
南都市区画整理31億320万円,
芸術音楽ホール建設37億2,500万円,新
総合福祉センター10億5,750万円,
西川イベントカルチャー2億1,860万円となっております。 そこでお尋ねいたしますが,その第1は,
一般会計歳入のうち市税収入について,当初見込み額と現時点での収入額,率についてどのようになっておるのかお伺いいたします。 その第2は,地方交付税のうち普通交付税50億円,特別交付税5億円を当初見込んでおられますが,最終的にはどのぐらいをお考えかお尋ねをいたします。 その第3は,繰越金について補正額4億6,470万7,000円となっており,総額で7億615万2,000円となり,これについて今後どの程度の計上予定をお考えかお伺いいたします。 その第4は,財政調整基金の現在高と今後の見通しについてどのようにお考えかお尋ねいたします。 その第5は,
公共施設整備基金の現在高と今後の見通しについてお伺いいたします。 その第6は,
中央卸売市場への繰出金が63年度決算では9億9,800万円でありますが,平成元年度は増額となっているようであります。その理由をお聞かせください。 その第7は,人事院勧告について。 岡山市もこれに準じて引き上げなければなりませんが,そのための予算編成時期,総額がどのようになっておるのかお尋ねいたします。 次に,各種収納率についてであります。 岡山市の財政を維持していくためには,何と申しましても収納率を上げることが大切であります。職員の方が非常に苦労されており,本当に御苦労さまでございます。 まず,市税についてであります。 昭和61年度は94.5%でありますが,昭和63年度は94.3%と下がっております。類似都市を見ますと,浜松96.7%,新潟95.3%,静岡96.5%と,岡山市を上回っております。収納率向上のための施策は行われておられるのか。また,本年の目標はどのようになっておるのかお伺いいたします。 次に,
国民健康保険料についてであります。 昭和61年と昭和63年度はともに84.4%と変わっておりません。類似都市を見ますと,浜松87.3%,船橋89.6%,千葉91.7%,堺92.2%となっており,ぜひとも頑張っていただきたいと思いますので,収納率向上のため当局はどのようにお考えになっておるのかお尋ねいたします。 次に,分担金及び負担金の収納状況でありますが,
助産施設措置負担金87.6%,
保育所措置費負担金93.3%となっており,これらについてどのようにお考えかお尋ねいたします。 次に,使用料及び手数料についてでありますが,幼稚園授業料98.3%,
墓地管理手数料96.7%,
公営住宅使用料94.7%,
し尿処理手数料95.9%,ごみ,その他手数料95.2%となっており,この種のものは何としても100%にならなければならないと思いますが,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,諸収入のうち,
社会福祉費貸付金,
高齢者住宅整備資金,教育費雑入など収納率は非常に低くなっており,その原因と今後の対策についてお伺いいたします。 次に,
水洗便所普及費について。収納率42.7%について,その原因はどのようになっているのかお伺いいたします。 次に,
中央卸売市場費のうち,収納率,延滞金56.8%,返納金74.8%となっており,収納率向上のために今後どのような方策がとられるのかお伺いいたします。 次に,
土地区画整理事業清算金68.9%となっておりますが,当局のお考えをお伺いいたします。 次に,高齢者の健康についてであります。 高齢者の方が一日一日を楽しく生きがいのある生活を送っていくためには,何といっても健康が第1であります。いつまでも健康を維持していくためには,
ゲートボール場を有料借地か買収という方法でつくっていただきたいと思う町の中心には空き地もなく困っておるわけであります。この点についてお伺いいたします。 次に,市内における
ゲートボール場は支所別に何カ所,何面あるのか。また,1面当たりの高齢者人口は何人となっておるのかお伺いいたします。 次に,
市長杯ゲートボール大会が毎年行われておりますが,
ゲートボール場のない地区はどのようにして参加しておるのかお伺いいたします。 次に,他都市では高齢者福祉の中で
ゲートボールに関する独自の予算を持っておりますが,岡山市では独自予算はどのようになっておるのかお伺いいたします。 以上,
ゲートボール場の整備をぜひ行っていただきたいと思いますので,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,
農業振興計画についてであります。 岡山市は21世紀を展望する瀬戸内新時代にふさわしい農業の展開を図っていくため,岡山市
農業振興ビジョンを策定し,農業,農村の進むべき方向として3つの道と10の基本戦略を明らかにしております。 岡山市農業が今後生き生きとしたものになっていくため,以下について質問をしてみたいと思います。 まず第1に,「技術革新による園芸産地の活性化」についてであります。 産地に蓄積された技術に一層磨きをかけるとありますが,どこの地域でどのようなものが考えられておるのかお伺いいたします。 次に,テクノ・エリアの形成を行うとありますが,どの地域にどんな規模のものを考えられておるのかお尋ねいたします。 次に,集出荷施設や加工施設,保冷施設の充実とありますが,具体的にどのようなお考えかお伺いいたします。 次に,
生産者組織活動の活性化のため,
農家間相互補完システムの確立,
生産者自主活動の促進とありますが,どのようなものかお伺いいたします。 次に,消費者の拡大を図るためPRしていく。そのため市,農業団体,市場,小売店の協議会をつくるとありますが,いつごろ,どのような組織になるのかお伺いいたします。 次に,「組織革新による
土地利用型農業の再編」について。
土地利用型農業の低コスト,高品質生産に対応するため,
カントリーエレベーターの設置,
ミニライスセンターの設置などによるミニライスシステムについてどのような範囲でどのようなシステムになっておるのかお伺いいたします。 次に,農地貸借,農作業受委託による,受託集団を育成するとありますが,いつごろ,どのような組織ができるのかお伺いいたします。 次に,農地銀行,機械銀行,堆肥銀行,労働銀行について,どのようなシステムになっておるのかお伺いをいたします。 次に,ゆとりある農家生活を実現するため,酪農家に週休が取得できるように専門のヘルパーをつくるとありますが,どのような計画がなされておるのかお伺いいたします。 次に,「経営革新によるたくましい担い手の育成」について。 中核農家の経営の充実強化と
中核志向農家の中核農家への引き上げ,となっておりますが,具体的な方法をお伺いいたします。 次に,婦人,
高齢者専従農家の充実強化をするとありますが,どのようになっておるのかお伺いいたします。 次に,資源の流動化と各種農家間の
相互補完システムの形成とは具体的にどのようになるのかお伺いいたします。 次に,地域で担い手を生み出すシステムとして,集落単位で話し合いによる相互選任方法や,大字,旧村単位での担い手推薦・認定方式についてどのようなことかお伺いをいたします。 次に,「ゆとりの里づくり」について。 計画によりますと,潤い型,催事型,地域文化型とありますが,今後どのようなところにどのようなものを考えておられるのか。また,そのための予算規模はどの程度なのかお伺いいたします。 次に,「ふれあいの里づくり」について。 市民小菜園,家族レクリエーション農園,もぎとり農園,オーナー制農園などの計画がなされておりますが,そのシステム,基準,場所,時期についてお伺いをいたします。 次に,現在市内に市民農園がありますが,市民の要望があれば増設できるのかどうかお尋ねをいたします。 また,増設できる場合,土地の造成費はどのようになるのか。水道,トイレ設備はどのようになるのかお伺いをいたします。 次に,都市と農村との交流についてどのような期待をなされているのかお伺いをいたします。 次に,「あじわいの里づくり」についてであります。 里づくりは地域特産型と手づくり加工型の2つがあり,これを進めるに当たり今後考える手順,時期についてどのようになるのかお伺いをいたします。 次に,加工品の流通ルートの開拓が必要でありますが,このことについてどのようなものが考えられておるのかお伺いをいたします。 次に,都市と水の保全について。 国道2号線バイパス,ブルーハイウエーを利用した
土地利用計画があるのでしょうかお伺いをいたします。 次に,用排水分離や農道の整備計画となっておりますが,いつごろからどのような計画をなされるのでしょうか。 次に,中核農家の団地化により,生産性の高い農家を推進していく必要があるとありますが,どのようなお考えでしょうか。 次に,今後水路改修に当たって,余剰地が生じた場合,水辺に植栽するとありますが,モデル地区を考えておられるのかどうかお伺いいたします。 次に,農業公園の整備,市街地内農地への緑の空間創設について,具体的な計画をお示しください。 次に,岡山市
農業振興ビジョン推進協議会のメンバーはどのようになっているのか。また,設置時期について明らかにしていただきたいと思います。 最後に,この計画書は2年間にわたって関係者の御努力により作成されたものであり,21世紀に向け岡山市農業の進むべき道であります。もちろん協議会の論議を経て実施計画書もつくられるものと思いますが,その時期と実施するための総資金計画はどのようになっておるのかお尋ねをいたします。 次に,健康村についてであります。 情報化社会を迎え,毎日の仕事もスピード化し,夜の帰宅も遅く,運動もできないのが現状であります。快適な毎日を過ごすためには健康が第1であります。最近では勤め帰りにスポーツ施設で汗を流す人が多くなっており,駅の近くのビルの中で短い時間を利用して運動器具に向かっております。また,民間の経営するプールヘ行ったり,ジョギングをしたり,健康に気をつけられております。しかしながらこのような施設は民間企業が多く,都会では会員権も100万円と言われ,利用料金も高く,中年のサラリーマンや家庭の主婦の方はなかなか利用することができません。余暇時間を利用して屋内であれ屋外であれ十分に運動のできる環境の整備が必要であります。そのためにもぜひとも健康村をつくっていただきたいと思いますので,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,資源ごみの回収についてであります。 昨年1年間に市内から出されたごみの量は約20万9,000トンであり,この量は市役所本庁舎の10杯分に匹敵します。このように,ふえ続けるごみ処理対策の一環として,岡山市では昭和63年度から資源ごみ回収推進団体奨励金交付制度をスタートさせました。この制度は,市民の協力を得て可能な限りごみの再資源化を図り,ごみ処理量を少なくするものであります。昭和63年度は子供会,PTA,町内会,婦人会など600団体が登録をしております。 そこでお尋ねしますが,この制度を実施したことにより昭和63年度どの程度の減量となったのか。また,現在の1キロ当たり4円となっている報償金を倍額の8円程度に引き上げ,さらにこの制度のPRを考えれば減量も拡大をしていくと思いますので,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,ゴルフ場の建設についてであります。 去る10月9日に行われました建設委員会の中で,百間川河川敷を利用してゴルフ場の建設が発表されました。 計画によりますと,岡山市中島地先の百間川の河川部分25ヘクタールを国が整備し,中央に低水路,その両側に河川敷を設け,この河川敷を第三セクターがゴルフ場として整備し,管理運営に当たるというものであります。コースは9ホール,パー36で,左岸と右岸に分かれ,4番ホールと8番ホールは川越えとなっております。両岸は取りはずしの可能な2つの木橋でつなぎ,高水時には同橋をはずすと言われております。 また,本議会に提出されました補正予算の中にも,第三セクターである百間川水辺環境管理センター出捐金として3,000万円が組まれております。この会社は中国建設弘済会30%,岡山県30%,岡山市30%,その他10%により設立をされるとなっております。そして,ゴルフ場は平成2年に着工し,平成4年にオープンすると言われております。 そこで,次の8点についてお尋ねいたします。 その第1は,野球場,テニスコート,サッカー場など多くの人が利用する施設整備を後にして,なぜゴルフ場の整備を急いだのか。 その第2は,現在ゴルフ場と農薬の関係が社会問題になっている中で,このゴルフ場には一切農薬は使用しないのかどうかお尋ねをいたします。 その第3は,なぜゴルフ場をつくらなくてはならないのか,その理由を明確にしていただきたいと思います。 その第4は,地元町内会,漁業組合などの関係者との話し合いは十分行っているのかどうかお尋ねをいたします。 その第5は,アユモドキとの関係はどのようになっておるのかお尋ねをいたします。 その6は,近くに三野浄水場と旭東浄水場がありますが,58万市民が生きていくための水には影響はないのかどうかお尋ねをいたします。 その第7は,ゴルフ場の照明は河川敷との関係でどのようになっているのかお尋ねをいたします。 その第8は,洪水時に百間川に放流されますが,その関係はどのようになっておるのかお尋ねをいたします。 次に,消防出張所の建設についてであります。 岡山市消防は,消防局,南消防署,1署1分署3出張所,北消防署1署,5出張所,西大寺消防署,1署2出張所からなっております。また,消防団の配置状況は,83分団,3,639名となっております。 岡山市の東部西大寺地区は,面積も117.20平方キロと非常に広く,ぜひとも平島地区,山南地区に出張所の建設をしていただきたいと思いますので,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,学校給食についてであります。 去る11月1日,門田屋敷の旭東小学校において給食パンを試食したところ,苦い味がして舌がしびれるような状態が見つかりました。学校給食会の調べでは,この日に配られたパンは旭東小学校,幡多小学校,内山下小学校,御野小学校の4校で,パンの数は2,894個となっております。そして,環境センターで検査したところ,消毒剤であるベンザルコニウムが検出されました。ベンザルコニウムは洗浄に使われる殺菌消毒剤であります。 そこでお尋ねをいたしますが,まず給食用のパンはいつごろつくられ,いつ配られたのか。また学校に着くまでの経路はどのようになっておるのかお伺いいたします。 次に,給食を食べるまでのチェックはどのようになっているのか。また,そのメンバーはどのようになっておるのかお尋ねをいたします。 次に,消毒剤の保管については,すべての学校は画一的に場所を定めているのか。また,保管,点検の方法はどのようになっておるのかお尋ねいたします。 次に,消毒剤のベンザルコニウムが最高のものか。また,これにかわるものはあるのかどうかお尋ねをいたします。 次に,ベンザルコニウムがパンに混入した場所はどことお考えかお尋ねをいたします。 次に,学校給食に現在無農薬野菜は使用されておるのか。使用されておるとしたならば,全野菜の何%ぐらいになるのかお尋ねをいたします。 次に,ブルーハイウエーの無料化についてであります。 ブルーハイウエーは,総事業費206億5,000万円で全長32.4キロを岡山県道路公社が建設し,料金徴収期間を供用開始から30年と定め,使用開始されたものであります。東日本から瀬戸大橋観光に利用される方も料金が高いため2号線バイパスを利用され,2号線バイパスも非常に混雑しているのが現状であります。これをなくするために,ぜひともブルーハイウエーの無料開放をしていただきたいと思いますが,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,岡南大橋・江並海岸道路線についてであります。 岡山県は,本年江並から
中央卸売市場に至る2,450メートルの建設を発表いたしました。計画によりますと,岡南大橋は全長470メートル,これに接続をする大橋右岸から西へ海岸通り一丁目の市道平福・海岸線までの490メートル区間を含めた960メートルが有料道路となるのであります。その他工事も含め総事業費146億円を見込んでおります。 有料道路の料金は,大型車300円,普通乗用車200円,軽自動車,オートバイ100円,バイク,軽車両,自転車20円,歩行者無料で,有料期間は30年となっております。 岡山市はお年寄りや子供を大切にする市政を行うとありますが,桑野には福祉センターもできお年寄りが自転車を利用する場合があり,子供が朝自転車で友達のところに遊びに行き,昼から魚釣りに行けば1日80円かかるのであります。当局は県とよく話し合いをしていただき,ぜひとも無料化にしていただきたいと思いますが,御見解をお伺いいたします。 次に,
芸術音楽ホール建設についてであります。 表町一丁目に建設されております音楽ホールの総事業費は90億円であり,負担割合は,岡山県37.1875%,33億4,700万円,岡山市47.8125%,43億300万円,財界15%,13億5,000万円となっております。 財界からの資金計画を見ますと,昭和62年1億5,000万円,昭和63年1億5,000万円,平成元年2億2,000万円,平成2年2億2,000万円,平成3年6億1,000万円となっております。しかしながら,平成元年までの計画5億2,000万円に達し,現時点までに1億4,290万円が払い込まれておるだけであります。 そこでお尋ねをいたします。 その第1は,資金計画が平成2年までとなっておりましたが,平成3年までに延長されたのはなぜでしょうか。 その第2は,資金計画どおりに払い込まれていないのはどういう理由があるのでしょうか。 その第3は,平成元年度末までには計画どおり残額3億7,710万円は払い込まれる予定なのかどうかお伺いいたします。 その第4は,最終年度に6億1,000万円と,高額な計画をなされているのはなぜでしょうか。 その第5点は,当初の資金計画90億円が今後変更になることはないのかお尋ねいたします。 次に,西大寺地区の活性化についてであります。 過去10年間にわたり,岡山市の東部地区西大寺の活性化について質問を続けてまいりました。合併20年,私が質問を始めて10年であります。しかしながら,いまだもって中心部では何もできておりません。たびたび質問しておりますので長くは申しませんが,数点について質問し,活性化に役立てたいと思います。 その第1は,JR西大寺駅前に7,770平方メートルのJR所有地があり,これを市で買収をしていただき,バスセンターとか,西大寺駅の橋上化などによりその土地を利用し,駅前周辺整備をしていただきたいと思いますが,御見解をお伺いいたします。 次に,西大寺中央部にも通称西川という用水路があり,この付近をぜひとも整備し,活性化していただきたいと思いますが,御見解をお伺いいたします。 次に,現在工業団地が九蟠と五明にありますが,これを拡張して工場誘致を進めていただきたいと思いますので,御見解をお伺いいたします。 次に,神崎山を中心にスポーツ広場を計画しておられますが,その後の進行状況についてお伺いをいたします。 次に,市営によるサラリーマン住宅団地の造成を行っていただきたいと思います。 次に,大多羅駅前は乗降客も非常に多く,駅前周辺整備をぜひとも行っていただきたいと思いますが,御見解をお伺いいたします。 次に,犬島整備について,今後の計画がどのようになっておるのかお尋ねをいたします。 次に,吉井川について,河川審議会も建設省に答申しておりますように,整備をされるようですが,今後どのようになっていくのかお尋ねをいたします。 以上,活性化のためにもぜひともよろしくお願いをいたします。 次に,国際大学の建設,姉妹都市大学の分校建設についてであります。 最近,航空機の高速化や通信衛星,電送技術などの発達,観光を主体とする市民の国際交流も活発化し,海外との人的交流も多くなっております。また,海外への企業進出も活発であり,留学生の増大や外国教師の来日など,国際化が急激に進んでおります。国際的に対応できるまちづくりのためにも国際大学の建設か姉妹都市分校の建設をぜひともしていただきたいと思いますので,御見解をお伺いをいたします。 次に,養護老人ホームの建てかえについてであります。 岡山市営養護老人ホームは,現在平井の友楽園,富崎の富崎園,高松の松風園の3園であります。この3園は老朽化のため修繕費が高くなり,建てかえが必要となっております。友楽園は,敷地7,744平方メートル,建物1,966.1平方メートル,コンクリートブロック平家建てで,使用開始は昭和32年6月で,富崎園は,敷地4,774平方メートル,建物855平方メートル,木造平家建てで,使用開始は昭和35年6月であります。また,松風園は,敷地4,548平方メートル,建物1,044平方メートル,コンクリートブロック平家建てで,使用開始は昭和43年11月となっており,30年を超えるものもあり,早急に建てかえていただきたいと思いますので,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,スポーツ広場についてであります。 スポーツは人づくり,まちづくりに非常に重要であるため,地域スポーツ,スポーツ活動の振興を図っていかなくてはなりません。余暇時間が増大,週休2日制の一般化,労働時間の短縮など,地域の活性化のためにもスポーツ施設の充実をしていく必要があります。 松本スポーツ市長にぜひとも各小学校区に1カ所スポーツ広場をつくっていただきたいと思いますので,御見解をお伺いいたします。 次に,下水道整備基本計画についてであります。 この計画によりますと,平成3年以後を対象期間とし,対象面積は市街化区域約97平方キロ,調整区域約130平方キロとなっております。事業費は約50年後まで見込み,建設費は5,500億円と言われております。事業化に際しましては,当面5年から10年先を見通した,より具体的で健全な財政計画に基づく実施計画を策定していかなくてはならないとされております。 そこでお尋ねをいたします。 その1点は,今後5年から10年と言われる実施計画はいつごろつくられるのかお伺いをいたします。 その第2は,執行体制の中で下水道関係の組織を明確にする必要があるとありますが,今後どのようにされるのかお伺いをいたします。お考えをお聞かせください。 その第3は,下水道局の要員の不足が言われておりますが,どのように要員配置をされるお考えかお尋ねいたします。 その第4は,下水道整備について分散整備型で進めていくとありますが,岡山市内をどのように分散整備をされるのかお尋ねをいたします。 その第5点は,吉井川左岸については単独処理区と言われておりますが,その方法についてお伺いをいたします。 以上で第1回目の私の質問を終わりたいと思います。御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(妹尾達道君) しばらく休憩します。 午前11時15分休憩 ~~~~~~~~~~~~~ 午前11時46分開議
○議長(妹尾達道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 当局の答弁を求めます。 〔市長松本一君登壇〕
◎市長(松本一君) 串田議員の代表質疑に対しまして,お答えをさせていただきます。 まず,私の政治姿勢について,ただいま具体的な例をお挙げいただきまして御質問があったわけでございますが,私はいつの場合にありましても地方自治体の長という立場で,また市民福祉の向上を図り,岡山市の現在と将来の発展をリードしていくという立場の者といたしまして,正しい判断と対応を心がけてまいったところであります。 今,岡山市は瀬戸大橋の架橋効果などを生かしまして,21世紀に向けて一大飛躍を遂げる大変重要な時期にあります。課題を一つ一つ解決しながら,各種の施策を積極的に実施をいたしまして,活力とゆとりや潤いに満ちた人間味豊かなまちづくり,瀬戸内に輝く人間拠点都市岡山の創造のために今後もさらに努力をしていきたいと考えておりますので,よろしくお願いをいたします。 次に,チボリの問題でございますが,センチュリーパークとしての
チボリ公園誘致事業につきましては,当事業推進のために関係者の役割を明確にするために,市の役割を申し上げ,公園の施設整備や管理運営会社の設立及びその運営等につきましては,県が経済界とともに中心的な役割を果たしていただくように,先般県知事にお願いしたところでございます。 本事業は市制100周年記念事業であるセンチュリーパークとしてのチボリ公園を誘致するものでございまして,その中で市としての役割を果たし,事業の推進に努めてまいりたいと考えておるわけであります。 第3次総合計画の基本計画は,本年6月に策定をいたしました岡山市の基本構想に基づきまして総合的,計画的な施策の展開を図るために策定するものでございまして,平成12年度を目標年次とする12カ年の計画であります。 岡山市の基本計画の目指すべき姿のところで,人間が主体となる都市づくりと中四国の拠点的な役割を果たしていく都市づくりを進めるために,「瀬戸内にかがやく人間・拠点都市岡山の創造」を基本理念といたしまして,「ふれあいとあたたかみのある市民主体都市」「瀬戸内にかがやく交流拠点都市」「歴史がいきづき個性をはぐくむ文化創造都市」「豊かな自然とともに生きる快適環境都市」の4つの都市像を掲げまして,新たな時代に向けての都市づくりを進めております。そして,そのための施策の方向も示しているところでございます。 中四国の拠点的な役割とは,地域発展の核となります中核都市といたしまして,高次都市機能の集積を図り,広域的交流を通じまして活発で創造的な経済活動が営まれ,新しい文化が生まれ,情報発信機能を持った都市への展開をしていくということでございます。 また,人間性豊かな都市づくりとは,大都市では得られない豊かな自然や,あるいは地域固有の風土や文化を有しまして,人間的な触れ合いや連帯感があり,一方ではにぎわいや知的刺激にあふれ,多様で新しい情報に触れることのできる都市づくりと,こういうことを考えております。 これらの具体的な施策につきましては,ただいま作成をいたしております基本計画や3カ年ごとの事業計画を示す実施計画におきまして策定してまいりたいと考えております。 なお,本市は従来から人間尊重,市民生活優先の原則に立ちまして,市民生活全般にわたって調和のとれた都市づくりを進めており,その考えは基本的には変わっておりません。 次に,
農業振興ビジョンの推進体制の整備についてでございますが,岡山市の
農業振興ビジョンの推進につきましては,9月議会におきましても御答弁をいたしたところでございますが,この全体的推進組織といたしまして,総合的な推進方針等を検討するための岡山市
農業振興ビジョン推進協議会をまず設置をし,今月中には第1回の協議会を開催をいたすことといたしております。また,この協議会を円滑に推進するための組織といたしまして,市職員による幹事会も設置をいたしておるところでございます。さらに,市内15農協管内別の地区の推進計画に基づきまして,地域の実態に応じたビジョンの具体化を検討するために,農協を中心といたしまして各生産者組合,また土地改良区,普及所等の代表者で構成をいたします地区別の推進会議も近日中に各地区ごとに設置されることになっております。 また,
農業振興ビジョンの推進に際しましては,農業の組織化,団地化,圃場条件の整備等を進めることによりまして,米,麦等土地利用型作物の大幅なコスト低減を図ることが重要な課題であることから,先日農林部に営農組織等育成検討プロジェクトチームを設置をいたしまして,市内で育成されつつあります営農組織等につきましての調査研究を始めておるところでございます。 今後はこれらの
農業振興ビジョン推進組織を有機的または効率的に活用をいたしまして,地域別,主要テーマ別等の課題を解決していくことによりまして,21世紀に向けての岡山市の農業の新しい展開を積極的に推進していきたいと考えておりますので,よろしくお願いをいたします。 その他につきましては担当からお答えします。
◎総務局長(三宅襄君) 2点について答弁をさせていただきます。 まず,交通事故についてでございます。 交通事故を撲滅するということは我々の願いでございまして,機会あるごとに交通安全意識の徹底を図っているとこでございますけれども,毎年交通事故が発生をいたしましてまことに遺憾に思っている次第でございます。 交通事故発生時における運転者の平均年齢は41歳でございます。 交通事故を起こさないよう毎年秋に全職員を対象に交通安全研修を実施し,交通安全意識の高揚を図るとともに,局長,課長会議等における注意の喚起,通達並びに各所属で実施をいたしております朝礼時等における注意の喚起等を通じまして,交通事故防止に努力をしているとこでございます。 今後も交通事故ゼロを目指しまして,機会あるごとに粘り強く交通安全意識の徹底を図ってまいりたいというふうに考えております。 次に,人事院勧告についてでございます。 人事院勧告の内容につきましては,本市職員も国家公務員に準じまして,本年4月1日にさかのぼって給与改定を行いたいというふうに考えております。 これに伴う関係条例案及び補正予算につきましては,まとまり次第本議会に追加上程をさせていただきたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いを申し上げます。 以上です。
◎財政局長(関場長久君) 財政問題について数点についてお答えいたします。 まず,市税の収入見込みについてでございますが,市税収入につきましては当初825億円見込んでおりましたわけですが,現時点の収入見込み額としましては7億円増の832億円と見込んでおりまして,前年度決算額に比べますと3.8%程度の増になるんではないかと見ております。 それから,地方交付税の見込みでございますが,普通交付税につきましては8月算定によりまして50億200万円余の決定を得ております。また,新聞報道等によりますと,人勧分を含みます国の補正予算措置が検討されていると聞いておりますので,補正予算が成立しますとさらに再算定があるものと考えております。 また,特別交付税につきましては,現在5億円を計上しているわけでございますが,今後とも昨年度の決定額16億8,600万円余,これを下回らないよう努めてまいりたいと考えております。 それから,財政調整基金と
公共施設整備基金の見通しということでございますが,財政調整基金の平成元年度末の現在高の見込みとしましては,当初予算で30億円の取り崩しを予定しておりまして,これを取り崩したと仮定した場合は82億6,300万円余となるわけでございますが,今後とも経費節減等によりまして取り崩し額を極力少なくしてまいりたいと考えております。 また,公共施設等整備基金につきましては,平成元年度末の現在高を63億3,400万円余と見込んでおります。 それから,繰越金の今後の計上見通しということでございますが,12月補正後の63年度からの繰越金の残につきましては4億5,300万円余ございます。 今後の補正予算計上の中でこれにつきましては一般財源として使用してまいりたいと考えております。 それから,市税等の各種収納率につきましてでございますが,その中で市税とその他の問題についてお答えいたします。 市税につきましては,従来から収納率向上に努めているところでございますが,昭和62年度におきましては94.2%と,前年度に比べまして0.3ポイント低下したわけでございまして,早速その63年6月には市税収納率向上対策協議会を税務部内に設置しまして,収納率向上の具体策の協議,あるいは検討を進めているわけでございます。 その内容としましては,的確な処理によります確実な徴収などの内部努力を行うとともに,納税者の意識を啓発し,さらには自主納税秩序確立方策を重要課題として取り組んでいるところでございます。 その結果,昭和63年度に決算としましては94.3%と,前年度に比べまして0.1ポイントの上昇を見たわけでございますが,さらに今年度は前年度を上回るよう努めてまいりたいと考えております。 現在,特に差し押さえ催告や日曜臨戸徴収などの実施に重点を置いて努力しているところでございます。 また,各種徴収金につきましても年々増加の傾向にございまして,ただいまも質問の中にありましたように,具体的指摘があったわけでございますが,決算委員会等におけます厳しい指摘を踏まえまして,公平,公正を念頭に置きまして,徴収率向上に鋭意努力してまいりたいと考えております。 徴収率低下の要因としましては種々考えられるわけでございますが,共通して言えることは,やはり滞納繰越分の徴収率が全体の徴収率を引き下げてるということが言えるわけでございまして,滞納繰越分というのは現年分の積み重ねであるというわけでございまして,これを進行管理等の徹底等によって,やはり現年分の徴収率を向上させるということが何よりも肝心だというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(妹尾達道君) 答弁の途中でありますが,午後1時10分まで休憩いたします。 午後0時3分休憩 ~~~~~~~~~~~~~ 午後1時19分開議
○議長(妹尾達道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 当局の答弁を求めます。
◎民生局長(平松章弘君) 串田議員の3点にわたる御質問にお答えをいたします。 まず,各種収納率について,特別会計の
国民健康保険料の問題でございます。 保険料収納率の向上は,財政の健全化と加入者相互の負担の公平化からも国保事業の重点課題として種々方策を講じ,取り組んでいるところでございます。 特に納期限内納付の督励を図るための口座振替制度の加入促進と滞納世帯に対しましては推進員と職員の連携による早期対応とあわせて,その原因を究明し,その世帯に合った納付督励を強力に進めており,今後とも収納率向上に向けてあらゆる手法を講じ,一層の努力をしてまいります。 次に,高齢者の健康について,
ゲートボール場などの問題でございます。 高齢者の方が生きがいと健康づくりのために積極的に各種の軽スポーツに取り組まれることは大変意義のあることと考えます。市民スポーツとして気軽に参加できる
ゲートボールもその一つでございます。 市内の
ゲートボール場につきましては,
ゲートボール協会の調査でその愛好者数は約3,000人,ゲームの可能な場所数は約120カ所程度と伺っております。 支所別等につきましては把握ができておりませんので,御了解を賜りたいと思います。 大会といたしましては,スポーツ文化振興財団主催の
市長杯ゲートボール大会や岡山市老人クラブ連合会の
ゲートボール大会がございます。「市民のひろば おかやま」への掲載などで広く参加を呼びかけております。大会の運営等には市の
ゲートボール協会の多大な御協力をいただきまして実施をいたしております。
ゲートボール場の整備に関して,市が用地を有償で借り上げるか,または買収により実施してはとのお尋ねでございますが,市といたしまして基本的な考え方は,世代間の触れ合いができる多目的の運動広場の整備を柱といたしまして,専用の施設としての整備は行っておりません。しかし,老人スポーツ普及事業の一環といたしまして,地元で
ゲートボールが可能な程度の広場を確保され,整地に必要な場所については整地のために山土の給付を行うなど,側面からお手伝いをいたしまして推進を図っているところでございます。 また,
ゲートボール関係の予算につきましては,平成元年度の予算はコート整備用の山土93万円と用具費37万5,000円で,合わせて約130万5,000円を計上いたしております。 続きまして,老人ホームの建てかえについてでございます。 市立養護老人ホーム3園の建てかえにつきましては,最も老朽化が進んでおります友楽園を優先的に行うこととしておりますが,現在全体の基本計画を策定するための研究班を設置をいたしまして検討しているところでございます。 本年度中には3園全体の施設整備に関する基本的な考え方をまとめたいと考えているところでございます。 以上でございます。
◎衛生局長(江尻堅君) 健康村についての御質問にお答えいたします。 健康村について御提案をいただいたわけでございますが,申すまでもなく心身ともに健康でありたいということはすべての人の願いでございまして,健康は生きがいとか幸せの基盤となるものでございます。 昨今自由時間の増大等を背景に,健康づくりや体力づくりのためのスポーツ,レクリエーション活動に対する市民の関心は高まっているところでございます。 健康づくりは,一般的に栄養,運動,休養の3つの柱があると言われますが,生涯を通ずる健康づくり対策の推進に当たりましては,保健,医療,福祉,教育,スポーツ,レクリエーション等の有機的な連携のもとでの総合的な対応が必要であろうかと考えております。 健康村につきましては,御指摘の趣旨は十分理解できるわけでございますけれども,先ほども申し上げましたように,関連する分野も多く,今後の研究課題とさしていただきたいと思いますので,御理解賜りますようお願いいたします。 以上。
◎経済局長(菱川公資君) 経済局関係に対して御答弁させていただきます。 まず,財政問題のうち,
中央卸売市場の繰出金でございます。
中央卸売市場の特別会計からいえば繰入金ということになるわけでございますが,これは前年度に比して増額となっておる原因は何かということでございます。 これは,従来からの繰入金は,市場の建設改良にかかわる起債の元金の償還でありますとか,新市場入場にかかわります助成金及び市場関連用地の取得費の償還でございます。それに加えまして,平成元年度からは新しく市場の活性化を図るために,卸と仲卸業者を対象にいたしました融資制度の導入に伴います預託金が1つございます。それからもう一つは,市場関連用地の造成工事の着手にかかったという工事請負費等の特別な要素が含まれてございますので,増額になった原因でございます。 次に,
農業振興計画につきまして御答弁をさしていただきます。 この問題,30項目に及ぶ御質問をいただいてございますので,特に関係のある部分はお許しをいただきまして,まとめて答弁をさしていただきたいと思います。 まず1番に,実施計画書等をつくるのかと,あるいは総合資金計画はどうかということでございますが,岡山市の
農業振興ビジョンは21世紀に向けての本市の農業の進むべき道を示したものでございますけれども,本ビジョンは2年間にわたりまして各地域での話し合いの結果を踏まえて整理をしたもので,各農協単位の地区別推進計画が土台となっております。 今後,農協を中心にいたしまして,市,普及所などで組織しました地区別推進会議におきまして,計画の内容を検討の上,推進手順等を協議をいたしまして,その結果をもとに地元農家等への働きかけを行い,個別事業の具体化を図っていくものであります。 具体的な事業化が図られるまでには種々の手順を要することから,事前に全体計画や,あるいは総合的資金計画を立てまして実施していくような性格ではございませんので,御理解をいただきたいと思います。 また,同じような理由から,市がやらなければならない事項や,あるいは予算の実施時期につきましても,現段階では特定できないということでございます。 市といたしましても積極的に取り組んでいく所存でございますが,このような事情をひとつ御理解をいただきたいと思います。 次に,技術革新による園芸産地の活性化に関する今後の方策ということで5項目にかかわる質問をいただいてございますが,これをまとめさせていただきます。 岡山市の農業は地域特性を生かした個性的で多様な施策を展開することが必要であろうと考えております。特に,本市の園芸生産におきましては,これまで桃や温室ブドウに代表される果物王国を築いてきたところでございますが,今後これらの産地におきましては,激しい産地間競争に打ちかつため,バイオテクノロジーなどハイテク技術を駆使いたしまして,消費者ニーズに対応した市場性の高い農産物の生産を行うなど,個性的で活力ある産地の育成を各地域において図っていく必要があるというふうに考えております。 次に,高速交通網の整備など流通環境の変化に対応しまして,集出荷施設や加工施設,保冷施設などを整備する必要があろうかと思います。 これまでも園芸作物の主要産地であります小串,甲浦,牟佐,中原,一宮などでは集出荷施設や保冷施設を設置しているところでございますけれども,また藤田,興除,一宮,あるいは西大寺地区では集出荷施設や保冷施設を本年度事業といたしまして導入できるように計画をしているところでございます。 今後とも地域の生産組合や農協等の意向を反映して,産地の流通出荷施設の整備を推進していこうと考えております。 次に,農業間の総合補完システムの確立につきましては,特に青果物の場合は収穫時に高い労働力のピークを形成する品目が多いために,生産組合や農協が中心になりまして,一定の技術を持ちました婦人,あるいは女性,あるいは高齢者,住宅団地の主婦などをパート雇用するなどの対策が必要でありまして,一宮地区では既にその芽生えが出ております。 また,ビジョンでは,岡山市産の農産物の販売戦略といたしまして,産地ブランド化を進めまして,その消費の拡大のための場づくり,いわゆるアンテナショップをつくることも提言されておりますが,こういうふうな施策につきましては今後市,農業団体,流通関係者で具体的に検討をしてまいりたいというふうに考えてございます。 次に,組織革新による
土地利用型農業ということで,4項目にわたりまして御指摘を受けてございますが,これもその一つとして答弁させていただきます。 本市におけます土地利用型の農業は,近年高齢化と兼業化の進展,あるいは米の生産調整の実施,あるいは農業機械の過剰投資等によりまして,生産物の高コスト化を招いております。また一方,農業を取り巻く激しい国際環境の中で一層の生産物価格引き下げの要求が強まっていることも御承知のとおりでございます。 このような情勢に対処するためには,個別経営の枠を超えました単なる機械の共同利用にとどまらない組織化を図っていく必要があろうというふうに考えております。 すなわちその要点は,労働力とか機械,土地についての経費を節減する組織をシステムとして確立することであります。具体的には,西大寺農協等の
カントリーエレベーター,あるいはライスセンターを中心にして,またこれらの農協間の共同によります機械設備体制の確立,それを補完する集落単位の
ミニライスセンターの設置等で対応していく方針であります。 次に,受委託集団の育成,組織化につきましては,農業委員会とも連携をいたしまして,農協あるいは集落等の範囲を単位といたしまして,その組織化を図ってまいりたいと考えております。 また,農地銀行につきましては,農業委員会において平成元年4月に発足いたしておりまして,現在アンケート調査により資料を収集しているところでありますが,市,農協,集落の各段階での情報の収集と提供を行っていくことになろうかと考えております。 次に,ヘルパー制度でございますが,これは市内の有数の酪農地帯を抱えます旭東酪農農協組合では,酪農家にも週休を導入しようということで,酪農を廃業した酪農経験者2名を雇用いたしまして,本年4月1日からヘルパー制度が発足されておりまして,若い組合員の間に特に喜ばれております。 この事例をもとにいたしまして,他の酪農組合にも働きかけを行い,可能な限りヘルパー制度が導入されるよう啓蒙を図っていきたいと考えております。 次に,経営技術によるたくましい担い手の育成方針についてということで,4項目にわたる御質問をいただいてございます。 これは現在中核農家の戸数や,あるいはその耕地面積というのはそれほど広くはございませんけれども,地域農業の中では大きな役割を担っております。今後は規模の拡大,あるいは複合経営を指向する等によりまして経営内容の充実強化を図っていく必要があろうかと考えております。 また,青壮年男子専従農家の中核農家への水準の引き上げでございますとか,婦人専従農家,あるいは
高齢者専従農家の地域生産組織への組み込み等によりまして,さらに生産効率を高めることなどの方向を目指していく必要があるというふうに考えております。 次に,地域で担い手を生み出すシステムといたしましては,集落,あるいは数集落にわたる地域に農地の流動化を促進するための農地利用改善団体をつくりまして,関係者の話し合いに基づき担い手を定め,育成することが必要であると思います。また,中核農家の登録制度等も積極的に取り入れまして,担い手の育成を図ってまいりたいと考えております。 次に,里づくりにつきまして,7項目にわたって御質問をいただいてございます。 これは新しい3つの里づくりを推進することといたしてございますが,ゆとりの里づくりにつきましては,沢田の柿まつりや,あるいは平山地区のレンゲ祭りのように,農産物をテーマといたしましたイベントの開催などのように地域での主体的な取り組みが見られるものを中心に各地で進めていきたいと考えております。 次に,ふれあいの里づくりにつきましては,市民農園が代表的なものでございますが,昭和53年から実施をしてきたところでございますが,62年からは市街化区域における転作の推進とあわせまして,レクリエーション農園を農協の協力のもとに推進しております。ファミリー農園,あるいはふれあい農園等の名称で市民に親しまれておるところでございます。 今後は,ことし9月に施行されました,いわゆる市民農園法に基づきまして,そういう制度に基づく制度に取り組んでまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 また,農協に推進をお願いをしておりますレクリエーション農園につきましては,転作を推進するための多目的農園整備事業がございまして,土地の造成費,あるいはトイレ等の設備も補助対象となっております。既に63年度,平成元年度におきましても各地域の実態に応じて取り組んでおるところでございます。 これらの農業振興に当たっては農家のみならず消費者である都市住民の理解と協力を得ることが不可欠であるというふうに考えてございます。このため,都市住民が市民農園等で土に親しんだり,あるいは農作業体験等によりまして農村のよさ,役割を見直してもらうことが農業全体の振興につながるものと考えております。 あじわいの里づくりといたしましては,地域特産型と手づくり加工型の2つのタイプを示してございますが,地域特産型といたしましては,過去の特産品の掘り起こしを初めといたしまして,地域に適した新作物の導入等を進めてまいろうということでございます。これは間倉ゴボウでありますとか,愛宕ナシというふうなことでございます。 また一方,手づくり加工型ということは,特色ある地域資源を積極的に活用した加工品の創設などを進めていこうということでございまして,そのためには農村婦人を中心にしました活動を積極的に支援するとともに,ふるさと情報センター等を利用いたしまして,特産ネットワークの充実,あるいはアンテナショップの設置等新しい販売ルートの開拓を促進していきたいというふうに考えてございます。 次に,土地と水の保全についてという項でございますが,国道2号線バイパスとブルーハイウエーを利用した
土地利用計画はあるのかということでございますが,御指摘の国道2号線バイパス,ブルーハイウエーの周辺地域は農業振興地域となっておりまして,大部分が農用地として利用計画が定められております。これらの道路の沿線におきましては,地域活性化を図る上から流通,サービス施設等の一部開発は優良農用地の確保と調和のとれた範囲内で可能でございますけれども,現在のところ具体的な開発整備,
土地利用計画はございません。 次に,土地基盤整備について2項目の御質問をいただいてございますが,まとめさせていただきます。 中核農家の育成とともに,農地の流動化を図りまして,生産性の高い農業を推進していく上からは,土地基盤整備が重要であると認識をいたしております。そのため,水田の用排水分離によります汎用化,あるいは地域の活性化を図るため,農道の整備,また農業の低コスト化に対応するため啓蒙を図りながら水田の圃場事業を地元の要望に的確に応じながら積極的に推進してまいりたいと考えております。 次に,美しい田園景観の創出につきまして,モデル地区を考えておるのかということでございますが,最近殊に快適な農村環境の整備を進めることが一層重要になっております。そこで,農業水利施設の持つ機能を保持しながら水辺空間を活用いたしましたゆとりと和らぎのあるふるさとを創生する意味から,水路の改修によって生じた余剰地があれば今後各地域の状況に応じまして積極的に取り組んでまいりたいと思います。 モデル地区ということではございませんが,現在妹尾,藤田の地区では実施をいたしております。 次に,農業公園の整備についての御質問でございますが,農業公園を設置することは,イベントや,あるいは市民との交流の場をつくるというふうなことから,その地域の活性化を図る上で重要な課題と考えております。 現在市内の二,三の地域で農業公園構想が持たれまして,地元関係者との間で推進方向について研究をしているところであります。 今後それぞれの地元関係者と先進地の視察調査等を行うとともに,専門家を招きまして講演会等を行う中で,地域全体の具体的な計画が立案されてくるというふうに考えております。 また,市外地内の農地への緑の空間創生についても,市民農園の整備や転作田を利用しました景観形成作物等の植栽を行いまして,新しい緑の景観ゾーンを造成する等
農業振興ビジョンの地域別推進会議の協議の中で,地域の実態に応じて具体化を検討してまいりたいと思います。 次に,西大寺地区活性化の中で,九蟠,五明の工業団地を拡大し,工場誘致をという御指摘でございます。西大寺地区の活性化という観点から,工場誘致についての御質問でございましょうが,市といたしましてもそういう観点から,西大寺正儀地区への工場誘致に取り組みまして,先般立地協定の調印にこぎつけたところでございます。 お尋ねの九蟠の工業団地は昭和53年に,また五明の工業団地は昭和49年に,いずれも岡山県が開発,造成したものでございます。 五明の工業団地は,ブルーハイウエーの西大寺インターチェンジに面しまして,交通の利便性という立地条件に恵まれておりますことから,現在では余剰地はない状況でございます。 また,九蟠の工業団地は,中小企業の工業集団化用地,あるいは一部大企業の立地もありますが,まだ未分譲の県有地があります。県により工場誘致が図られているところでございます。 特に五明の工業団地の拡張につきましては,市といたしましても周辺地を工業立地の適地と考えておりますけれども,実現に向けましては,地権者の方々を初め地元住民の方々の工業立地に対する理解と協力が大前提になりますし,またさらに工場誘致に対する企業のニーズの変化,あるいは工業用地の需要度,また開発についての法的可能性等をクリアしなければならない課題がたくさんございますので,今後研究をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
◎建設局長(田中康男君) 10数項目についてお答えいたします。 まず,芥子山の整備でございますが,芥子山公園は昭和46年から52年にかけまして国庫補助事業として整備を行ってきましたが,保安林の問題やマツクイムシによる治山への影響等のために一時中断しておりました。今後地元協議,その他条件整備をよく話し合いまして,園路整備等を進めまして,多くの市民に利用されるよう風致公園として整備してまいりたいと考えます。 次に,百間川ゴルフ場関係でございますが,野球場,テニスコート,サッカー場など多くの人々が利用する施設を後にしてゴルフ場をなぜ急いだかということでございますが,百間川の高水敷利用につきましては,旭川河川環境管理基本計画,百間川緑地整備基本計画が策定され,河川環境整備,緑地整備は治水施設の整備とともに早急に望まれておると,こういう状態でございます。 ゴルフ場につきましては,平成4年に完了をさせたいという願望を持ちまして,そのためには平成2年度から低水護岸等の工事に着手する必要があったと。いろんな予算面でもことしから準備すると多少有利であったということがございます。 それから,まことに御指摘のとおり,ゴルフ場以外の緑地というものがおくれておりますので,これにつきましては,今年度はわずか1,000万円程度の予算でございますが,平成2年から4年度にかけましては,もっと多くの予算をかけまして,地先利用の当面の施設と,これを精力的に完成させるように努力していきます。よって,平成4年の時点ではゴルフ場以外の施設も相当整備されます。 次に,農薬の関係でございますが,ゴルフ場の管理に当たりましては,農薬の環境に与える影響等について現在問題になっているとこでありますので,関係機関と十分協議を行いまして,水質の悪化をもたらさないよう進められることは当然のことと考えております。 農薬使用に当たっては,県のゴルフ場における農薬の安全使用に関する指導要領に基づき十分安全が確認されているものを慎重に使用するように考えております。 それから,ゴルフ場をつくる理由ですが,我が国も西暦2000年を目前にいたしまして,余暇時代,スポーツ時代ということで,健康的で文化的な余暇利用,スポーツ利用と,これは時代の要求であると考えます。ゴルフにつきましても現時点では庶民的なスポーツになったと思われます。また,40歳過ぎて新たに余暇時代だからといって始めるスポーツで可能なもののスポーツの数少ないもののうちの一つがゴルフであろうかと思います。 基本計画において機能空間,配置計画が検討されまして,運動の広場としてゾーニングされておりましたので,低水路護岸整備により生み出された高水敷をこれからの高齢化社会,それから女性のスポーツ熱に対応すると,そういうことで市民ゴルフ練習場としての距離の短いゴルフ場を整備しようとするものでございます。 それから,地元町内会等関係者との協議でございますが,百間川整備基本計画の施設配置等の計画につきましては,昭和62年,63年に関係町内会等へ県,市協力して説明を行っております。また,今年度につきましても11月に県,市合同で地元説明会を行いましたが,十分でない面もありますので,今後国,県,市協議いたしまして,合意が得られるよう努力してまいりたいと思います。 アユモドキとの関係でございますが,これは百間川の河川改修事業に当たって確認されましたので,現在は北部の中原川河口部に移しましたので,予定地にはアユモドキはいないと聞いております。 それから,ゴルフ場の照明ですが,いわゆる夜間スキー場みたいな,あのような照明は設置しない予定でございます。 それから,洪水時百間川に放流されるが,その確率等はどうかということですが,洪水時旭川の水が百間川へ流入するのは,下牧の地点で旭川の流量が毎秒2,000トン以上になったときということでございます。 ではそういう状態は何年に一度の確率かというと,大体5年に1度の確率であると,旭川河川の河川工学からそういうふうに割り出されております。 それから,ブルーハイウエー関係でございますが,ブルーハイウエーは東備地区の産業,観光資源の開発を図るための基幹道路といたしまして建設されたもので,その建設費はすべて借入金で賄われておりまして,その償還は料金収入により行われております。昭和49年11月の開通以来いろいろな原因から経営悪化をたどったところでありますけれども,54年度からは国,県の無利子借入金等による支援,それから通行量の増大等により59年度に累積赤字が解消され,借入金もほぼ計画どおり返済されております。63年度末現在の借入金残高は約150億円となっております。 県道路公社としては,今後瀬戸大橋の観光資源としての拠点性が確立されつつある中で,ブルーハイウエーが交通輸送体系に占める役割が大きいと,こういうところから利用促進のための広報,宣伝,それから憩いの場としてのサービスエリアの整備等を積極的に実施いたしまして,交通量をふやして早期償還を図ろうとしております。 有料道路の制度からいきますと,償還が終わった後でないと無料開放は非常に困難でございます。 次に,岡南大橋関係でございますが,自転車は無料化できないかということですが,岡南大橋は,市南部地区の旭川による分断を架橋により一体化しまして全体的な地域開発の振興を図るため,平成4年度供用開始をめどに現在鋭意建設が進められております。この橋と路線の建設につきましては一般公共事業での取り組みも考えられましたが,146億円という巨額な事業費等を考えますと,完成までに10数年という期間が要ると。それまで待たねばならないと。それよりも早期供用を図るために有料道路事業で建設が進められております。 御指摘の自転車等の無料化につきましては,困難さはあろうかと思われますが,御趣旨につきましては県へ伝えてまいりたいと存じます。 次に,
芸術音楽ホール関係についてまとめてお答えします。
芸術音楽ホール建設事業の資金計画についての5項目の質問ですが,一括して関連がありますので答弁いたします。 表町一丁目地区の市街地再開発事業につきましては,権利調整のおくれ等によりまして工事の着工がおくれ,完成時期が平成3年6月となったために継続費につきましても平成2年度までを平成3年度までに変更したものでございます。 継続費の年割額の財源内訳どおりに納付されていないことは御指摘のとおりでございますが,総額については確約をいただいておりますので,引き続きできるだけ早い時期に納付していただけるよう努力してまいりたいと考えております。 なお,資金計画につきましては著しい経済変動等がない限り変更はございませんので,御理解のほどよろしくお願いいたします。 それから,西大寺の活性化で西川用水路の整備でございますが,これにつきましては現在延長約200メートルにツツジ等の低木を約600本植栽し,春はこの沿川が花いっぱいのフラワーロードとなりまして,沿川市民の皆様方には愛護委員会を結成されて御協力を賜っております。心より感謝しております。 今後とも潤いと安らぎのあるまちづくりを推進するために,このツツジ植栽の延長のための条件づくりについて関係機関と協議,検討してまいります。 それから,神崎山のスポーツ広場でございますが,神崎山の公園予定地につきましては,地区公園として平成3年に都市計画決定する考えで,本年度から作業に入っております。 スポーツのための広場につきましては,全体の整備計画を策定する中で,地元関係者等の意見を聞きながら多目的広場等の設置を考えていきたいと思います。 それから,河川環境管理基本計画に関することでございますが,河川環境管理基本計画は公共資産である河川の望ましいあり方を追求するとともに,治水,利水機能を確保しながらかけがえのない河川環境の保全と創造についての指針を示すもので,本市関連といたしましては,旭川水系,吉井川水系の基本計画が3月に策定され,旭川本川,百間川,吉井川本川及び関連支川が対象河川となっております。 基本計画は,河川空間環境管理計画及び水環境管理計画とからなっておりまして,具体的には対象河川の河川工事,工作物の設置,占用許可等について基本計画との整合性を十分に配慮した指導を行うという基準になっております。 当面は吉井川浜地先整備,百間川緑地整備などが考えられております。 以上でございます。
◎下水道局長(鏡原進君) 下水道整備基本計画につきまして,一連のお尋ねをいただいたわけでございますけれども,まず今後の実施計画はどうかということでございますが,現在昭和61年度を初年度といたしまして,平成2年度までの第6次下水道整備5カ年計画を実施をいたしておるところでございますけれども,平成3年度から始まる次期第7次下水道整備5カ年計画案の取りまとめにつきましては,国は平成2年度を目標としておるわけでございまして,岡山市といたしましてもこれにあわせまして実施計画の策定を行ってまいりたいと,このように考えておるところでございます。 次に,執行体制についてのお尋ねをいただいたわけですが,幹線管渠を先行いたしまして,分散整備型の下水道事業を展開をしていくためには,市域の面積が広く,また整備区域が分散することによりまして,各主要地域に定着した組織の設置が必要であろうかと思うわけでございます。事業の進展に伴いまして,本庁とそれから今後必要に応じまして設置をされます出先事務所等を基本にいたしました効率的な執行体制の強化と組織の改編が必要であるというふうに考えております。今後早い時期に検討し,見直しをしたいと,このように考えておるところでございます。 さらに,下水道局の要員配置についての問題でございますけれども,下水道事業の執行は運営から計画,建設,さらには施設管理などの部門から構成され,組織されておるわけでございまして,事業の円滑化を図るためには,御指摘のとおりその事業規模と事業の内容に応じました執行体制と,さらに適切な人員の配置が肝要であろうかと思うわけでございます。執行体制とともに要員の配置につきましても,今後の事業の量と,さらにはその質の推移の実態を見わめながら検討の上,対応をしていきたいというふうに考えております。 次に,分散型整備での内容等についてのお尋ねでございますけれども,岡山市の特性といたしまして,その市域面積が約510平方キロということで非常に広いというようなことがあるわけでございまして,加えまして周辺市町村の合併によりまして市街化区域が点在をしております。下水道事業の整備に対する市民の皆さん方の要望は全市域に及んでおるわけでございまして,各地域間で調整のとれた整備が必要であるというふうに考えておるわけでございます。 そこで,本基本計画の見直しの中で検討をいたしました結果,市域周辺部のそれぞれの主要の地域への幹線管渠の施行を優先させまして,可能な限り早期的に本市の周辺主要地域で面整備に着手ができるよう各地に分散して整備をしようとするものでございます。 最後に,吉井川左岸地域の処理区の問題でございますけれども,吉井川左岸地域につきましては,従来岡東処理区に包含いたしまして,岡東浄化センターまで管渠を埋設いたしまして処理する計画であったわけでございますけれども,今回基本計画で検討いたしました結果,現在の技術水準で吉井川を横断するにはシールド工法による管渠埋設が考えられますけれども,吉井川左岸地域に終末処理場を建設する場合との経済的な比較をいたしますと,現時点では終末処理場の建設の方が経済的であると,このように考えたわけでございます。 しかしながら,昨今新しい技術の開発も進められておりますので,今後建設の手法,あるいは維持管理等さらに調査検討を加えまして,その時期,方法等について決定してまいりたいというふうに考えるところでございます。 以上でございます。
◎参与(原田知義君) チボリ問題を初めといたしまして数点の御質問をいただいたわけでございますが,順次お答えをさせていただきたいと思います。 チボリ問題のうち,現在までの関係予算と,こういうことでございますが,平成元年度におきましては,センチュリーパーク推進事務費といたしまして,調査委託料500万円を含んでおりますが,790万円余でございます。 それから,63年度におきましては,旅費等の事務費といたしまして650万円余,それから
センチュリーパークチボリへの出資金が1,500万円でございます。 なお,62年度におきましては,おかやま100周年記念協会でセンチュリーパーク調査委託料といたしまして4,000万円を支出をいたしておるわけでございます。 次に,今後の持ち出しはどうかということでございますが,
チボリ公園誘致事業に伴いまして,市といたしましては用地の確保,それから周辺整備等の事業が中心になるであろうというふうに考えておるところでございます。用地につきましては国鉄清算事業団と今後協議してまいりますので,現段階におきましては用地費については申し上げられない状況でございますので,お許しをいただきたいと思います。 周辺整備の関係の事業でございますが,区画整理事業,あるいは道路,街路事業等のほか,新駅の設置,それから駐車場整備の関係が考えられるわけでございますが,事業費負担区分につきましては今後検討協議しなければならない問題であろうというふうに考えておるところでございます。 この中で,道路関係におきましては,当面公園完成までに整備いたします事業費ということで,用地費を除きまして概算約20億円が見込まれておるところでございます。 次に,総合計画の関連でございますけれども,まず計画の基本指標についてということでございましたが,計画の基本指標につきましては,計画策定のための基礎となります指標といたしまして作成したものでございますが,岡山市の過去の傾向を踏まえますとともに,瀬戸大橋を初めといたします
広域高速交通体系のインパクトを見込んで推計をいたしたものでございます。 高等教育の集積に関しましては議員さん方にも大変お世話になったわけでございますけれども,例の県立大学の誘致につきましては実現できなかったということでございますけれども,まことに残念というふうに思っておるところでございます。 近年短期大学の新設や大学の学部等の増設によりまして,岡山市の大学,短期大学の学生数が増加しておるところでございます。今後学部を新設する予定の大学もございまして,本市の高等教育機能の一層の充実が見込まれるものと考えておるところでございます。 また,本市の有利な位置的条件を都市の発展に結びつけていくというために,先端技術産業を初めといたしました新規企業の導入のための広域高速交通網へのアクセス性を生かした新たな産業拠点の整備を計画しておるところでございます。 小売業の活性化につきましては経営基盤の強化,地域商業の活性化等の施策を計画してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 次に,
土地利用構想の関係でございますが,9点ほどございますが,第3次総合計画基本計画の総論の
土地利用構想についての御質問でございますけれども,この
土地利用構想につきましては,岡山市の将来的な土地利用のあり方を土地利用の面からとまちづくりの面から整備目標を明確にするために策定をいたしたものでございます。このような考えに立ちまして,現在策定を急いでおります基本計画の各論部分や実施計画の中で具体的な施策をお示しいたしたいというふうに考えております。御理解を賜りたいと思います。 御質問の内容が多岐にわたっておりますので,ここでは包括的な御答弁にさしていただきたいというように思っておりますので,よろしくお願いを申し上げます。 まず,
市役所周辺地区についてでございますが,行政管理,行政サービス核といたしまして,核と位置づけまして,市分庁舎の建設など,行政機能の集積を促進しようとするものでございます。 それから,新産業拠点につきましては,
岡山空港周辺では県におきまして岡山リサーチパーク構想や臨空型産業団地づくりが計画中でございます。 また,
岡山インターチェンジ周辺におきましては,広域高速交通網へのアクセス性を生かした新たな産業拠点の整備計画が進められておるわけでございます。 さらに,
総合流通センター地区では,流通業務系企業の進出が進みますとともに,大規模な総合展示場や産業情報センターの建設が急がれるなど,中四国におきます一大広域物流基地づくりが進行中でございます。 西大寺地区を中心といたします東南部地区につきましては,地域の自然や歴史文化などの地域特性を考慮しながら,個性豊かな歴史文化拠点といたしまして,西大寺地区の再編整備によります魅力づくりを進めるとともに,振興計画の策定を図りたいというふうに考えておるところでございます。 また,犬島,宝伝地区の臨海部につきましては,海洋観光レクリエーション拠点開発計画によりまして整備を促進をいたしたいというふうに思っております。 交通問題につきましては,外環状線の整備を初めといたしまして,都市内幹線道路平井・神崎線等の整備の促進を図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。 それから,吉井川の環境整備のことでございますが,ことし3月建設省で策定されました河川環境管理基本計画を柱といたしまして,都市におきます貴重な親水空間の活用を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 また,芥子山や安仁神社等の自然や歴史的文化遺産はその周辺の環境保全ともあわせまして,市民共有の財産といたしましてその活用を積極的に図り,市民のふるさとづくり,まちづくりを進めることが大切であるというふうに考えるところでございます。 都心周辺の一般商業地につきましては,都心に比較いたしまして地価が低い等の条件から,住商混在化によります生活環境の悪化が予測されるわけでございますが,用途地域の見直しや計画的な新市街地の整備を進め,都心商業地から進出する商業,業務施設が既存の住環境に融合する土地利用を進めていきたいというふうに思っておるわけでございます。 次に,西大寺活性化の中で,犬島整備の今後の計画ということでのお尋ねがございましたが,犬島の整備につきましては,現在岡山県が南東部で海水浴場一帯の海岸環境整備事業を,岡山市が北部で高潮対策といたしまして海岸保全事業を今年度から,漁場整備事業を63年度から施行中でございます。また,来年度からは東の港の桟橋の整備も予定をいたしておるところでございます。 さらに,岡山県と岡山市などで構成いたします協議会を設置いたしまして,犬島を含む県南の沿岸部地域を対象にいたしました岡山県海洋観光レクリエーション拠点開発計画を策定中でございます。宝伝,犬島地区におきましては唯一の瀬戸内沿岸部でございますので,今後はこうした計画をもとにいたしまして,海洋資源を生かした観光レクリエーションの島といたしまして順次整備をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 それから,大学の建設につきましてお尋ねがございましたが,外国大学を誘致し,または誘致を計画しております地方自治体がふえておりますことは御案内のとおりでございますが,大学側から日本側に土地の無償提供を求めたり,日本の法律では大学とは認められないといったようなこと,法的には私塾か各種学校,専修学校の扱いであるなどの点で問題が出ているケースもあるというふうに伺っておるところでございます。 岡山市におきましても過去外国大学の誘致につきまして研究をいたしたこともございますけれども,敷地の無償提供,建物の長期リース,ホームステイなどの条件や,単位取得自体の学問的評価,ほかの大学との単位の互換性,職業的ライセンス取得のための単位の認定の是非などの問題もございまして,なかなか難しい事情があるようでございます。そうした点も踏まえながら,高等教育機関の充実という観点から,今後も研究してまいりたいというふうに考えておりますので,御理解を賜りたいと思います。
◎参与(佐々木伍平君) 資源ごみ回収についての3点についてお答えをいたします。 まず,第1点の資源回収団体の報償金について,63年度ではどの程度の実績があったかという御質問でございます。 先ほど御指摘がございましたように,登録団体は600団体でございました。そのうち報償金の交付申請団体は561団体で,93.5%でございます。回収量につきましては,古紙が主なものでございまして,約7,000トンでございます。これは63年度のごみ量の約3.3%に当たります。1日に計算しますと約19トンで,2トン車の収集車でいいますと,1日に十四,五台の減量となったわけでございます。年々ごみ量がふえる中で,昭和63年度の増加率が6.3%,62年の7.5%以下に抑えられたことはかなり成果があったものと考えてございます。 2点目に,現在のその報償制度の1キログラム4円のものを倍にしたらどうかという御指摘でございます。ごみの減量化,資源化は御指摘のとおり今やごみ処理問題に重大な課題となってございます。こうした中で,市民の手による資源ごみの集団回収も重要な位置を占めるに至っております。しかしながら,円高,ドル安の中で安価で良質な資源が輸入されるため,古紙等価格が低迷しており,回収業者の買い取り価格も相当に安くなっておる現状でございます。こうした現状を踏まえまして,報償金の引き上げを慎重に検討してまいりたいと考えてございます。 3番目に,この制度をもっとPRしなければということでございますが,制度につきましては市の広報である「市民のひろば おかやま」を通じてこれまで機会あるごとにPRに努めてまいりましたが,今後とも広報紙を中心としてPRを積極的に行っていく予定でございます。 また,12月にはごみ問題のテレビ放送も予定しておりまして,この番組の中でも報償金制度について取り上げる予定にしてございます。 資源回収一般につきましても,広報紙はもちろんのこと,12月,3月には空からのPRも考えておりますので,よろしくお願いいたします。 以上でございます。
◎参与(浅野幸雄君) 西大寺の活性化のうちの市営によるサラリーマン住宅団地の造成というお尋ねでございますが,現在本市では四御神地区におきまして東ケ丘団地宅地造成分譲事業を行っているところでございます。本年度で3期その1としまして2万6,000平方メートルの造成に着手する予定でございます。当面は当団地の早期分譲に努めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 以上です。
◎西大寺支所長(藤原忠男君) 西大寺活性化についての御質問のうち,2点について御答弁申し上げたいと存じます。 まず,JR西大寺駅前の整備についてでございますが,JR西大寺駅は本市東部の玄関口といたしまして重要な役割を果たしております。その駅前の整備は大きな課題と考えておるわけでございます。 御指摘の国鉄清算事業団の用地活用につきましては,御提言を参考にし,今後関係部局並びに関係機関と協議しながら検討してまいりたいと考えておりますので,御理解をいただきたいと存じます。 次に,大多羅地区駅前周辺整備についてでありますが,JR大多羅駅前周辺につきましては,県営益野団地の建てかえや大多羅松崎土地区画整理事業の実施など近年急速に開発が進んでいるところでございます。 予想される発生交通に対応するために,都市計画道路中川・駅前・河本線の推進,あるいは竹田・益田線の事業促進要望などの都市基盤整備に努力いたしておるところでございます。 御指摘の大多羅駅前周辺におきましても,駅に通ずる道路の整備などが課題になると思いますが,今後関係部局と調整を図りながら検討してまいりたいと考えておりますので,御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。
◎
水道事業管理者(黒田智昭君) 百間川ゴルフ場の整備について,近くに三野浄水場,旭東浄水場があるが,水質の汚染の心配はないかと,こういうお尋ねでございます。 最近ゴルフ場の建設ブームに伴いまして環境汚染が社会問題化しております。ゴルフ場に散布される農薬,化学肥料による河川水の汚染が水道界にとりましても大きな問題として現在議論されておるときでございます。このときに三野浄水場の付近にゴルフ場が建設されるということは,安全な水質の確保という面から局といたしましても重大な関心を持っておるところでございます。 局といたしましては,現在水質検査体制の強化を図っておりますとともに,その分析方法の検討をいたしておるというところでございます。現在のところ農薬にかかわる飲料水への適合の基準というものはございません。あわせてゴルフ場における農薬の使用実態を把握するということは,一水道事業者としては困難なことであるわけでございます。このような状況の中で,現在厚生省におきまして諮問機関でありますところの生活環境審議会の水質専門委員会におきまして,水道における水質基準の今後のあり方ということで検討に入っておるところでございます。 御指摘の百間川ゴルフ場によって水質汚染の問題につきましては,現状ではその基準となるというものがございませんので判定は困難でございますが,何らかの形での影響はあるのではないかというふうに考えております。 したがいまして,局といたしましては,まず関係者に安全な水質の確保ということについて十分認識をしてもらう必要がございます。その上で使用実態に応じての水質報告というものを義務づけまして,さらにその関係法令であるとか,厚生省の基準より十分安全な状態にあるように,局の立場からもその確認ができるように,その方策をこれから図ってまいりたいと,かように考えておりますので,よろしくお願いをいたします。
◎消防局長(懸谷忠弘君) 消防出張所の整備についてお答えいたします。 出張所の設置につきましては,国の示します消防施設整備計画実態調査,いわゆる消防力の基準でございますが,これに基づき岡山市の整備計画を立て,昭和61年4月に津高出張所の移転新設,さらには本年4月可知出張所を新設運用いたしたところでございます。 署所の適正配置の問題はいろいろと警備技術上の問題があるわけでございますが,市街地化の著しい西部地区,あるいは既存の署所の中でも行政需要の大きい署所の整備など,さらには議員御指摘の地域も含め,全市的警防体制の確立に向けて鋭意研究をいたしておるところでございます。何とぞ御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。
◎教育長(奥山桂君) 教育へのお尋ねは,まず学校給食についてでございますが,過日旭東小学校の給食パンにかかわる事故につきましては,関係の皆さん方にいろいろと御心配をいただいたわけでございまして,大変遺憾であり,また恐縮に思っておるところでございます。 このことに関しまして,まず給食用のパンがどのようにして学校へ届くかというようなお尋ねでございます。 岡山市の小・中学校の給食用パンは,岡山県学校給食会が指定しております7社の委託加工業者によりまして製造されておるわけでございます。 このパンは当日午前2時ごろから9時ごろの間で製造をされまして,9時半ごろから11時半ごろまでに,運送経路を委託加工業者ごとに決めておりまして,その決めた運送経路によりまして各学校へ配送をされておるということでございます。 次のお尋ねは,給食を食べるまでのチェックの仕方についてのお尋ねでございます。 学校給食用物資の検収につきましては,学校へ配送された物資について学校栄養職員が中心となりまして数量,品質等を確認チェックしておるわけでございます。また,検食につきましては,校長等が児童・生徒の給食前に,これは文部省の示す基準によりまして有害と思われるものが入っていないかどうか,食べ物におかしな味,あるいはおかしなにおいがないか,3番目に加熱処理が十分行われているか等をチェックいたしております。 次は,消毒剤の保管についてのお尋ねでございます。 消毒剤の保管につきましては,各学校において消毒剤容器に表示をしまして,一定の場所を定めて児童・生徒の手の触れないところに保管をいたしております。 また,保管点検の方法でございますが,学校給食関係者が常時注意をするということとともに,安全衛生推進者というのが各学校に定めてございます。これは教頭さんにお願いしておるわけでございますが,この安全衛生推進者が週1回程度学校給食室を巡視し,点検をいたしておるわけでございます。 次のお尋ねは,消毒剤ではベンザルコニウムが最高のものか,またそれにかえられるものはないのかというようなお尋ねでございます。 塩化ベンザルコニウムは,殺菌消毒剤としては即効性があり,毒性も低く,無臭で取り扱いも簡単で,殺菌消毒にすぐれておるというふうに言われております。ほかにも塩素系,プレゾール系等の殺菌消毒剤がございますが,食品取り扱いの場での使用には毒性が強い,手が荒れる,においが強い等の欠点を持っておるわけでございます。県環境保健所からも現状では塩化ベンザルコニウムが適しておるというふうに言われておるわけでございます。 次は,このベンザルコニウムがパンに混入された場所はどこと考えられるのかというようなお尋ねでございますが,この混入の場所につきましては,警察並びに環境保健所の調査結果の見解では,御案内のように不明であるということでございます。教育委員会としましてもパン製造工場,学校の給食室等をチェックしたわけでございますが,不明であるというふうに申し上げざるを得ない結果でございます。 教育委員会としましては,再度このようなことが起こらないように岡山県学校給食会,パン製造工場へ要望するとともに,各学校長あてに11月16日付で学校給食用物資の取り扱いについて通知をいたしておるところでございまして,このようなことが再度起こらないように対処していかなければならないというふうに考えております。 次は,学校給食に現在無農薬野菜は使われておるかというようなお尋ねでございます。 学校給食に使用します野菜につきましては,岡山市学校給食会から購入をいたしております。 無農薬野菜につきましては,同一規格のものが大量にそろうかどうか,また必要なときに必要数がそろうかどうか,また購入価格が安価かどうかなどの問題が考えられますので,現状では対応が難しいというふうに考えております。 しかし,高松地区の小学校では無農薬野菜の使用について,高松農協,地元業者,学校等が話し合いまして,昨年11月から今年10月までの間に,鯉山小学校ではホウレンソウを6回,庄内小学校ではホウレンソウを3回,トマトを1回,というような使用をいたしております。 最後のお尋ねは,小学校区に1カ所スポーツ広場をつくってもらいたいというお尋ねでございますが,スポーツ広場につきましては,全市的に見ますと箇所数的には基本調査で示されました基準数より多少多くあるわけでございます。しかしこれが位置的に偏っておりますことから,第3次の総合計画の実施計画の中で用地の確保を第1条件に年次的にバランスのとれるように努力をしていきたいと考えております。 なお,市内の小学校のグラウンド開放も進んでおりまして,また開放校でなくても学区内の方々にはグラウンドを利用していただいておるというような実情がございます。このような実情も踏まえて,全市的にバランスのとれた整備に努力をしていきたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 〔20番串田務君登壇〕
◆20番(串田務君) どうもお疲れのところを再質問させていただきます。時間的にはもう16分ということになっておりますが,ひとつよろしくお願いいたします。 まず,市長からの答弁漏れが1つあるわけでございますが,私はチボリとかこの一連の問題について責任を感じておられますかと,こういう質問に対しましては御回答がないわけでございます。私は責任をとってくれと言っておるわけではありませんし,責任は感じますかと,こういうことを言っておるわけでございますから,感じないのなら感じないと,感じるなら感じると,こういうふうな御答弁をぜひお願いしたいと思います。 それから,収納率の問題でございますが,先ほど一括して御答弁がありましたが,ひとつぜひ向上のために努力をしていただきたいと,こういうふうに思います。 それから,
ゲートボールの関係でございますが,これは多目的広場と,こういうことも将来考えられるんであろうというふうに思いますし,ぜひとも研究をしていただきたいと,こういうふうに思います。 それから,健康村につきましても,衛生局長ぜひ研究をしていただきたいと,よろしくお願いをいたします。 それから,チボリの関係の御答弁があったわけでございますが,岡山市が今持ち出しておる金額につきましては若干違うんではなかろうかというふうに思うわけです。私が算出をしておるのは総額で7,454万5,000円でございまして,先ほどの説明によりますと500万円ぐらい足らんのではなかろうかと,こういうふうに思うわけでございます。したがいまして,これにつきましてですね,ぜひとも7,454万5,000円が合っておるのかどうかですね,御答弁をお願いしたいと思います。 さらに,この7,454万円につきましての詳細な内容につきまして説明をしていただきたいと,こういうふうに言っておるわけでございますが,これにつきましては御回答がないようでございますので,ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 それから,ごみの奨励金につきましては今後検討していくと,こういうことでございますので,ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それから,ゴルフ場の問題でございますが,これにつきましては,建設局長の方から指導要領にのっとって農薬は使っていくというふうに私は聞こえたわけでございますが,水道管理者の方から重大な関心を持っておると,さらに何か水道水に影響をもたらすんであろうと,こういう2つに分かれた回答がいただいておるわけでございますが,これは非常に重大な問題でございますので,ぜひ統一的な見解をよろしくお願いしたいと思います。 それから,下水道整備につきましても分散方式と,こういうことでさらに研究をしていただきたいと思います。 それからもう一点,
芸術音楽ホールの建設事業に対する負担金でございますが,建設局長は工事がおくれておると,さらに経済的な変動がなかったら払うんではなかろうかと,こういうふうに言われておるわけでございますが,もう少し明確にしていただきたいわけでございます。 1億4,290万円しか今入ってないわけでございますからですね,これはどういうふうにしていかれるんかですね。さらに,私が最初指摘しましたように,最終年度に6億円という大きな金額が組まれておるわけでございます。少々おくれたのはいいじゃないかと,こういうふうな言い方はおかしいんではなかろうと思うわけです。チボリにしても同じでございますし,さらに音楽ホールにしても,こういう僕は考え方は間違っておると,こういうふうに思うわけでございます。やはり建設をする以上きちんと負担をしていただくと,こういう取り組みをぜひやっていただきたいと思いますので,この辺につきましてぜひとももう一回御答弁いただいて,62年度は1億5,000万円,63年度は1億5,000万円と,これで3億円でございますから,63年度まででも半額も入ってないわけでございますから,ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 それから,チボリの関係につきまして,収支の関係をするわけでございますが,いろいろと聞いていますと,これからの持ち出しは周辺整備,あるいは土地購入と,こういうことも言われておるわけでございますが,チボリの駅の建設につきましては将来的に市の持ち出しがあるのかどうなのかひとつつけ加えてですね,収支の関係ということで御答弁をお願いしたいと思います。 以上でございます。
○議長(妹尾達道君) 当局の答弁を求めます。 〔市長松本一君登壇〕
◎市長(松本一君) 再質問に対しましてお答えをさせていただきます。 私の政治姿勢についてでございますけれども,先ほども申し上げましたように,このチボリの問題につきましては,私も自治体の長という立場でですね,岡山市と岡山市民にとって最もいい方法を考え,またそういうことを行っていかなきゃいけないということで,いろんな観点から判断をいたしまして行ったものでございまして,いろんなこの事情もございますから,いろいろと御心配をかけた面もあると思いますけれども,どうかひとつ御理解をいただきたいと存ずる次第でございます。 よろしくお願いします。
◎建設局長(田中康男君) まず,ゴルフ場の農薬と水道,浄水場の関係でございますが,何かつくれば全然影響がありませんというようなものはこの世の中にはないんでありまして,何らかの影響はあると。それで社会生活,住民の水質に差し支えのない範囲ならばどうかということがございますので,今問題になっておりますし,これは水質につきましては水道局さんの方と十分に協議してやっていきたいと。ただ,農薬につきましては一般の農家の方々が使っている農薬,これは過去数年使いまして現在に至っていわゆる大きな影響はないとされているような,そのような農薬まで云々ということは現段階としては私の方からは言えないということで御理解願います。 それから,
芸術音楽ホールの関係でございますが,おっしゃるように確かに納めていただくものは余計にきちんと納めていただくのが本筋でございまして,そのように努力しておるところでございますが,いわゆるその財界からの協力金というような性格もありますので,ちょっとおくれているわけですが,これはできる限り早く納めていただくように努力いたします。 以上でございます。
◎
水道事業管理者(黒田智昭君) 何か重大な関心を持っておるということに対しての御心配でございますが,当然我々といたしましては水質の汚染という問題については重大な関心を持っていくというのが基本的な姿勢でございます。したがいまして,今後そういうことがないように十分監視体制を強化していくということでございますので,御理解を賜りたいと思います。
◎参与(原田知義君) 2点について再質問がございましたが,チボリ関係のことでございますが,新駅の設置の問題でございますが,この件につきましてはかねてからJRの方に要望をいたしておるわけでございますけれども,具体的な協議が実はまだ進んでおらない状況でございます。今後精力的にJRの方と協議を進めていかなければならないと考えておるわけでございますけれども,どの程度の規模になるのか,そういうあたりも十分協議をした上で負担区分等の問題についてもJRとの協議ということになってまいると思いますので,そのあたりある程度のことがわかりますれば,また議員さん方にも御報告を申し上げ,また御相談もさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。 それから,予算の関係でございますけれども,先ほど申し上げたとおりでございますが,あるいは私の方で確認漏れがあったかもわかりませんが,詳細な資料ということになりますと事務費であろうと思いますが,これにつきましては現在手元に持ち合わせておりませんので,後刻また議員さんにお届けをしたいというふうに考えておりますので,あしからず御了解を願いたいと思います。 〔20番串田務君登壇〕
◆20番(串田務君) 答弁があったわけでございますが,建設局長,何かすれば何かが出るいうことはどういうことですか。やはりですね,この農薬の問題は,58万市民がですね毎日必要とする水の問題でありますよ。それで,せめてですね,検討するということを最後に言われましたが,言われるならいいですが,何かすれば何かが悪くなると,こういうことはですね,許されませんよ,本当に。 それで,私の考えといたしましては休憩をとっていただいて統一見解を出してほしいということもありますが,時間の関係もありますんでですね,ぜひとも統一見解をですね出していただきたいと,このように思うわけでございます。 それからもう一つ,建設局長,音楽ホールの関係でございます。これは事業費の分担金ですよ。これがないと建たんわけですよ。そういう考えですからですね,その分担金ででも集まってこないわけなんですよ。ここに明確に書いてあるわけですからね,事業費の分担金と。そのことを忘れないようにですね。 それではお尋ねしますが,いつまで,どうされるんかですね,はっきりと言ってください。 以上です。
◎建設局長(田中康男君) ちょっと言葉足らずで非常に申しわけありません。 影響がないことはないという水道局さんのあれで,これも打ち合わせたんですが,それが全然ないということは言い切れないだろうということで,そういうことで。 これにつきましては,今まで浄水場で水道局さんの方もいろんなことをやってきておるということで,御指摘のとおり水道局さんの方の御指導を十分に受けながら,水質に著しい影響がないようにということで十分協議していきます。 いや,現に水道局さんが今まであれだけの水質管理もやってきておるわけでございますので,そのノーハウというものをよく御指導を受けまして,それで第三セクターの方を指導してまいります。 ちょっと,本当に申しわけございませんでした。 それから,音楽ホールの分担金,もうまさにおっしゃるとおりでございまして,最後の年度が非常に大きなお金になっているというのも,何としてでも納めていただかなければいけないと,そういうことで,現在のお金が小さいものでございますから,どうしても最後の年に大きなお金が上がっているということでございます。 とにかくそれは御指摘のとおり納めていただかなければならないと思っておりますんで,よろしくお願いいたします。
○議長(妹尾達道君) しばらく休憩します。 午後2時46分休憩 ~~~~~~~~~~~~~ 午後3時10分開議
○議長(妹尾達道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次は,順序に従いまして苦水君。 〔46番苦水重徳君登壇,拍手〕
◆46番(苦水重徳君) 公明党を代表いたしまして質問をさせていただきます。 さわやかに格調高くと議員諸兄が申されましたけれども,あたかも北風に向かって咲くサザンカの花のごとく,美しく,たくましくやろうと,このように思っておりましたが,2クラブ1党の3人の議員様がいい質問をされ,ややエキスを抜かれてしまった質問になりかねないと憂慮しているものでございます。また,4番目というところでございまして,前回の議員さんと質問がやや重複するとこもあるかと思いますが,なるべく重複しないように頑張ってまいりたいと思いますので,よろしくお願い申し上げます。 さて,市長の政治姿勢についてであります。 昭和64年元旦,昭和天皇の逝去に伴い,平成元年の誕生,そしてその意義ある元年もまさに暮れようとしております。本年岡山市にとりましては,よしにつけ,あしきにつけ,いろいろの歴史のページが繰り広げられ,幕を閉じようとしております。 我が国を回顧すれば,1月昭和天皇の逝去。4月消費税の実施。3月から6月にかけては竹下総理の退陣,宇野内閣の誕生。しかしながら,参議院選での自民の惨敗,女性問題等を引き起こし,産声を上げたのもつかの間,夢のごとし。また,社会問題で騒がした幼女連続誘拐殺人事件容疑者逮捕等。世界に目を移しますと,2月アフガニスタンよりソ連軍完全撤退。6月北京天安門広場で学生による民主化運動が起こり,血の弾圧。10月ハンガリー社会党創設,共産圏で初の西欧型政党への脱皮。同じくサンフランシスコでマグニチュード6.9の大地震。同じく東ドイツベルリンの壁の開放,市民出国の自由化。引き続きチェコの20年ぶりのプラハの春の再来と。東欧なかんずく世界の民主化の動きは台風のごとく,時には激流のごとく大きく広く変わりつつあることを知らされた年でもありました。そして,一昨日はマルタ島での米ソ首脳会談が行われた。すなわち1989年は激動の年であり,東西の冷戦の終わりを告げるまさに歴史が大きく塗りかえられた1年でもありました。 その激動の中にあって,岡山市は市制100周年記念の意義ある年でもありました。100周年事業の6事業を主体に,総事業費10億円を見込み,そのうち一般市民の寄附も受け,官民一体となって,まずは無事故でこの100周年を締めくくり,101年に向けて大きく飛躍していこうとしているものであります。まずは市長並びにこれらに携わった職員,市民の方々に御苦労をねぎらい,来年は宴の後のむなしさにならないよう新しい気持ちでさらなる前進を願うものであります。 そこで市長の政治姿勢という観点からお願い,お尋ねいたします。 1.市民に対してアピールしたい点をお述べください。 2.東欧の激変とペレストロイカについて,一政治家としてどのように評価されているのか,お答えください。 2,財政でございます。 その1,財政問題についてお尋ねをします。 本年度は市制100周年という岡山市にとって節目の年でありましたが,新たな100年への飛躍に向けて21世紀を目指しての対応とともに,瀬戸大橋開通2年目,ポスト瀬戸大橋対策を含めお尋ねをいたします。 1.第3次総合計画の実施に当たって,総合計画との関連はいかなるものか。 2.平成元年度の決算見込みについて。 そのうちイ,税収の見込みの予測。 ロ,財政調整基金並びに市債調整基金の取り崩しと補充予測は。 3.ふるさと創生がスタートし,全国の市町村で話題となり,いろいろのアイデアが出されているが,本市としてはどのように評価し,平成2年度予算にどのように反映されていくのか,お知らせください。 4.次に地方債についてお伺いいたします。 イ,市債事業の効果はどうか。 ロ,公債費比率の現況と今後の推移をお示しください。 ハ,市債償還のピークを迎えるが,償還計画と今後の見通しはどうなのか。 5.財政問題の最後の質問は,大衆課税,悪税と言われる消費税の影響について。 1年を経過しようとしておりますが,当局の御所見をお述べください。 分庁舎建設計画については前日の代表質問で御答弁をいただいておりますので,割愛をいたします。 分庁舎の建設に伴い立ち切れの感のある東古松旧庁舎跡地の利用計画はその後どのようになっているのか,お知らせください。 3,企画でございます。 1,チボリ誘致に伴う課題と提言。 1.チボリ公園を時代からとらえれば高度福祉社会時代の到来,週休2日制の進行に伴う余暇時間の増大,国際化時代,冷戦から平和へ,即文化交流の時代と世間は激流のごとく変化しております。 2.また,公園と位置づけてとらえる場合,この公園は都市型公園であり,人も昼から夜型に移行していることを感ずる昨今であります。そして,見る,食べる,聞くを基調に,文化,コミュニケーションの場の提供となるでありましょう。 3.市の事業ととらえるならば,岡山市の活性化,都市整備事業の一環として大きく貢献することになりましょう。 4.政治の立場から見れば,今私たちは子孫に何を残すか。神戸は港をもとに国際都市への発展,広島市は原爆をベースに国際都市へと発展してきております。その両市のはざまから雄雄しく立ち上がるべきと考えます。神戸は貿易,商業ベース,広島は戦争,原爆,平和からの一歩として今日に及んでおりますが,岡山市は文化,世界の人々との対話,なかんずく恒久平和からの出発の場と位置づけてまいりたいのであります。しかしながら,市は始まって以来の大事業でありますので,一波乱二波乱あるのは必定であります。当局におかれましても,レール上を走っていくことはたやすいことですが,道なき道を切り開き,開拓していかなければなりません。清算事業団との用地買収,県との財政運営の交渉,財界への働きかけとプロデューサーとの折衝等,多岐にわたる対応に当局はしどろもどろしているのではないでしょうか。一部市民からは議会が反対,意地悪をしているという人もあるが,私は当局の議会への対応,確信ある応答なきゆえと厳しく注意を促しておきたいと思います。 そこでお尋ねいたしますが,現企画誘致会社と
センチュリーパークチボリはいつごろ解消し,新会社を設立されるのか,お答えください。 現在,明確に答えられなければ,今後のスケジュール,流れ,段取りをお知らせください。 次に,近い将来発足するであろう管理運営会社についてお伺いいたします。 新会社は,従来企画誘致会社とはある意味では180度違う。すなわち,第三セクター方式であっても,県,市が民間と比較して出資比率が逆転し,民間主導となるわけであるが,その点を踏まえて以下5点お伺いをいたします。 第1点は,設立の時期はいつごろになるのか。民間主導型でいく場合,清算事業団でオーケーはとれるのか。 第2点,役員構成について,総務委員会などにおいても論議のあったようですが,その点どのように考えられているのか。 第3点は,新会社設立に当たっては一定の出資は考えれるが,どの程度のものか。また,将来増資を求められた場合はどのような方策を考えられるのか。 第4点は,新会社設立に伴い職員の出向も考えれるが,その点どうなのか。 第5点は,市の出資がある場合は,新会社設立と同時か,設立後になるのか,時期についてお教えください。 管理運営会社は県,民間主導でなされるわけですから,市としては新会社からの要請を待って最小限度にすべきと考えるが,当局の御見解をお示しください。 次に,用地取得についてであります。 第1点は,公益法人についてでありますが,その主体的役割は県か市か。また,民間の参画は望めるのかどうか。 第2点は,同法人設立のスケジュール及び用地買収時期の見通しについてお知らせください。 第3点は,用地買収と周辺整備についてでありますが,過日の常任,特別委員会で大綱,費用等を発表されているが,今後どのように取り組んでいかれるのか,具体的にお示しください。 国事業,県企業でできることは可能な限り要請し,市の出費はできるだけ少なく努力するよう付言しておきます。 次に,市の役割分担は用地買収と周辺整備と位置づけられているが,他事業については運営管理会社の出資だけでよいのか。老婆心ながらお尋ねしておきます。当局の御見解をお述べください。 また,この事業は大事業であり,ある意味では松本市長の政治生命がかかっていると言っても過言ではない事業であります。 そこで提言でありますが,チボリの担当窓口を拡大し,要員もふやしていかなければならないと拝察いたします。 その観点から申し上げますと,現在検討をしている窓口,小委員会を拡大し,要員も建設,財政,経済,衛生,水道,下水道職員の一線級を配し,全力を挙げて取り組むよう提言するが,市長のお考えをお述べください。 また,チボリ成功を全市,職員一丸となる意味からも,風通しをよくし,チボリ哲学,市長の考えをよく知っていただき,団結していくことを特に望むものであります。そこから市民の信頼,協力が生かされてくることを確信するものであります。 2,撫川地区の公園についてであります。 平成2年度県への要望事項の一つとして,撫川地区の公園等の整備について要望されているところであります。 本年振り返ってみますとき,県の長年の懸案事項でありました県営野球場は倉敷市へ持っていかれ,県立大学は総社市へ決定し,岡山市民は一抹の寂しさを感じる昨今でもあります。県知事はその代償として運動公園を撫川地区にと提唱されていますが,今こそ市民と行政が一緒になってこのチャンスを生かしていかなければもとのもくあみになってしまうと危惧さえ感じられるのであります。悪い予測はしたくないのでありますが,知事はチボリに多額の出費をするのだからと逃げられはしないかと心配するのは私ひとりでありましょうか。ともあれ,今後積極的に取り組んでいかなければなりません。 そこで,公園という漠然な形では迫力も弱く,地元協力もなかなか得られないと考えられます。この際,この公園の具体的施策を一般市民から公募し,21世紀へ向けてのユニークな公園づくりを検討し,県に強く働きかける必要があると思うが。また,あわせて市選出の県会議員への働きかけ,
チボリ公園建設への整合性も考察していかなければなりません。当局の御所信をお伺いいたします。 3,新行革審中,国と地方に関する小委員会答申への対応でございます。 当小委員会は,去る4日新行革審に地方自治体改革として,都道府県連合,市町村連合といった連合制度の導入と,県庁所在地など各地域の中心となる市に大きな権限を持たせる地域中核都市制を創設と提言されております。新行革審はこの報告書について4回ほど審議した上で,20日に総理に答申,年内に改革推進要綱を閣議決定するよう求められております。 今ここに市に直接関係ある部分を抜粋して申し上げるならば,都市自治体の行財政基盤の強化,地域の中核都市として人口規模,その他一定の条件を満たす市に対しては,都市における各般行政にかかわる事務中心に都道府県の事務権限を大幅に委譲するとなっているが,市長はこの答申についてどのように受けとめられているのか。また,どのように評価されていられるのか。そして,遅かれ早かれこの問題について検討していかなければならないが,その受け皿はできているのか。御答弁並びに御所見をお述べください。 4,1.宅老所建設でございます。 私は過日ある共稼ぎの御夫婦の相談を受けた。その内容は,園児と同じようにお年寄りも朝送り晩迎えに行ける老人施設,すなわち宅老所というものが一刻も早く建設せられればとの切なる願いを受けました。その家庭の老人は足腰もしっかりしているが,2人仕事に行っているときもしものことがあったら,それは病気,あるいは火事でと,いつも心配しながら仕事に従事している。そのもしものためにもの相談であります。 近年とみに加速化続ける高齢化社会において,国,県,市も一体となり,老人福祉については全力を挙げております。その一環として特別養護老人ホーム,養護老人ホーム,軽費老人ホーム等が設けられ,その施設の中には入浴サービス,給食サービス,短期間入所等,また地域婦人のボランティア活動によって徐々ではありますが発展充実していることは,これら介護者を持つ人々にはうれしいことでございます。 私は,ここで一歩踏み込んで,きめ細かくした施設制度を他市に先駆けて提言しようとするものであります。 それは自宅に閉じこもりがちな老人,特養に入る程度ほど重症でない老人,虚弱老人,時たまぼけを呈する老人の方々を対象に,人と人との交流,生きがいを見出す昼間の宅老所,大人の保育所なるものを市独自で研究課題として取り組んでいくべき時が来ていると思うがどうか,当局の御答弁をお願いいたします。 民生その2でございますが,福祉区の設定と地域センターでございます。 来る平成4年,仮称新
総合福祉センターが桑野に竣工予定されております。高齢者,身体障害者,これら利用される方々にとっての朗報であり,一刻も早く完成されんことを願うものであります。 それにあわせて4カ所補助的ではあるが地域センター建設の構想も発表されております。それによると平成2年から7年にかけて36億円でスケジュールを組まれているが,2年度予算にどのように反映されるのか,お知らせください。 また,先走ったことではありますが,政令都市の指定を想定し,福祉区の設定も重要であります。この決定に基づき,地域センター建設,支所,出張所の統廃合もあわせて考えていくべきと心得るが,その構想がなされておればお教えください。 3.福祉公社創設についてであります。 21世紀にはお年寄り1人を3人の働き手が見るという超高齢化社会が予測されております。今日ほど在宅福祉の充実,対応は最重要課題であるととらえ,我が党ではその対応の一端として福祉公社創設を提言してきたことは当局,皆様方周知のとおりであります。今再びこの課題を取り上げ,質問してまいりたいと思います。 当市においても短期保護,家庭奉仕員制度,デーサービス事業等積極的に取り組み,充実を図っていることは認めますが,平均寿命の延び,核家族化への移行の変化はすさまじいところであります。それに伴い介護,家事援助を要望する人々はますます増加することは火を見るよりも明らかであります。これを推移するとき,行政だけでは限界があり,十分ではないと考えられます。したがって,公的サービスの補完として福祉公社の創設を急げと訴えてきているのであります。これらの状況にかんがみ,本年4月厚生省は行政関与型サービスの公益法人化を促した社会福祉関係3審議会合同企画分科会の提言を受けて,武蔵野市の福祉公社を都知事の認可を受け財団法人へと発展されているところでございます。また,厚生省もこの旨を各都道府県に通知し,各自治体に早急に取り組むよう促しているところでもあります。 具体的に申し上げるならば,厚生省が公益法人化の目安としているのは,1,有料福祉サービスのみならず,相談,介護者研修の実施。2,有料福祉サービスが住民の協力のもとで適切な料金であること。3,市町村が助成金を出し,原則として市町村内に1カ所設立すること。4,2年以上の福祉サービスの活動がある。などですが,有料福祉サービスを提供する行政関与型の任意団体が法人化されることは,ボランティアの在宅福祉サービスが社会的に認知され,税制上寄附金が受けやすく,事業幅も拡大,安定することは必定であります。 このような社会情勢からも,岡山市においても早急に福祉公社設立に取り組むよう提言をいたします。市長の熱意ある御答弁をお願いいたします。 5,消防局について。 月並み的な言葉ではありますが,人の命は地球の重さよりも重いと言われております。医療も一昔に比べ著しく発展し,その結果,平均寿命も世界一,二位と飛躍していることは非常に喜ばしいことであります。しかしながら,その反面わずかな時間の手おくれ,もしもあのとき専門家がいたらあの人は助かったのになあ,取り返しのつかぬ場面に出くわす,悲嘆の声を聞くこともある昨今であります。 現在,救急隊員が行うことのできる応急手当は,人工呼吸や止血等わずかなものに限られており,一刻を争う患者の救命率は低くとどまっております。 そこで提案ですが,医師法の関係で現行では困難と思われるが,厚生省道路経済研究所の提言によると,救急隊員の拡大,高度な応急措置ができるよう法律による規制緩和をするよう求められております。助かる命を助けるための見地から,今から看護士の採用,養成に力を注ぐべきと考えるが,当局の御所見をお述べください。 また,婦人警官の採用されている今日,火災予防の指導,点検,事務処理等に女性消防職員の採用を提案しますが,当局のお考えをお知らせください。 次に,岡南分署の格上げについてお尋ねいたします。 この問題については63年以降でも12月山田勇議員,元年2月には梶原議員,守屋議員が取り上げ質問してきていることは皆様周知のとおりであります。当局の前向きの姿勢での御答弁を期待しております。 6,衛生。ごみ処理についてお尋ねをいたします。 一昨日のテレビに,千葉県から青森へ2,200トンものごみが600キロもあるところに運搬処理され,社会問題として大きく報道されてきたところであります。他人事ではない,我が岡山市はと心配もし,千葉県の二の舞にならないようにと,焼却施設,埋立場の確保,個人サイド,事業所サイド等で模索していたところ,12月1日付の「市民のひろば おかやま」に大々的に取り上げられ,市民に訴え,協力方を依頼されていることは,まさにヒットであり,私の考えと一致するところ大でありました。 そこで,私はこのごみ問題に対して若干補足させていただき,市当局の考えをただそうと思います。 1.資源ごみリサイクルのうち,資源回収報償金交付制度のうち,重さ1キログラムについて4円の助成を値上げすべきと思うのであります。現在輸入古紙が安価で,輸入古紙に取ってかわられた国内古紙業の廃業。具体的に申し上げると,数年前まではキロ約50円が現在では10円までに暴落,古紙回収業者では成り立たなくなり,業者の廃業が著しくなっているゆえに,古紙の量が増加するゆえに,その対策の一環として申し上げるのであります。 2.ごみ減量化のエースとして,コンポストの購入者の補助金が功を奏しているが,その上に限りはあると思うが簡易焼却炉購入設置者に補助金給付の制度を設けるべきと思うが,当局のお考えをお知らせください。 3.東部地区に焼却施設を検討中と聞くが,早急にやるべきと思うが,どのように考えていらっしゃるのか。 4.パック包装された食品はできるだけ避けると消費者に訴えられているが,もとを断ち切る努力は行政でやるべきと思うが,その手だてはございますか。 7,水道。 1.未給水地区の解消であります。 私は昨年初頭地元の方々から,北浦地区に水道局の配水池が建設される,私たちの未給水地区も解消できると思う。今後どのように作業をされ,どのように手続すればよいのかとの相談を受けました。早速当局にその旨を聞きますと,これら未給水地区整備とは何ら関係がなかったのであります。 そこで,当局にこれらの方々の救済はと尋ねましたところ,親切に測量,費用等も計算して提示してくださいましたが,10軒で約1,000万円,1軒負担額は100万円ぐらいとなり,手も足も出ないというのが正直な本音であります。 これら未給水地区の解消については,本議会にも何回か提案されていたところであります。国においては,海の孤島には補助金等を出し解消これ努めておりますが,陸の孤島,すなわちこれら未給水地区にはいまだ何らの援助も出されていないのであります。当局,市長はこの現状をつぶさに掌握され,国や県に働きかけていくべきであり,文化都市岡山をうたうとき,何か適法を設けるべきと心得ますが,どのようにお考えされておりますか。 2.半田山植物園の抜本的整備計画を聞いておるが,その後どのように進展し,いつごろ開園されるのか,お知らせください。 また,洛陽のボタンの女神,その後についてもわかればお教えください。 8,経済。 1,
農業振興ビジョン考察について質問をいたします。 21世紀に向けて足腰の強い農業づくりが急がれております。当局は今春発表せられた
農業振興ビジョンは,岡山市農業政策としてそれなりに重要な意義がありました。ところで,このビジョンが絵にかいたもちにならないようにするためにも,当局は真剣,かつ実施指導に全力を挙げるよう望むものであります。以下,思いつくまま羅列し質問いたしますので,よろしくお願い申し上げます。 1.市民と農業との触れ合いの場は現在では極めて不十分であります。農業問題解決の第一歩として,現在の休耕田を市が一括借り受け,各中学校,小学校に貸し与え,つくる苦労,収穫の喜び等を与える農業実習を生徒に体験させたらと提唱するが,当局並びに教育委員会の御見解をお示しください。 2.水田農業確立後期対策大綱骨子の要望についての中,転作等の手法の追加として,レクリエーション農園を市街化区域外の地域でも認めると提言されております。当市においても農協さん等の協力により推進しているところでありますが,今後の見通しをお知らせください。 3.本市の花には菊,洋ラン,カーネーション,バラ,シキミ等があるが,小産地であり,総生産額もわずか1%を占めるにすぎない。気候の温暖下,フライト輸送の可能性,今後の有望商品を積極的に推進すべきと思うが,当局の政策,指導体制はどうなのか,お知らせください。 4.米消費の減少は時代の趨勢としていたし方ないが,今後は量より質へと変貌していかなければならない。すなわち消費者に人気の高い雄町米,朝日米等,育てにくく収穫量も他品種に比べ低いと聞いておるが,この際質の向上へ指導していくべきと思うが,当局のお考えは。 5.今後の農業経営のかぎは,里づくりの組織化とリーダー育成にかかっていると言っても過言ではない。この問題について当局はどのように受けとめ,今後どのようにされるのか,お伺いいたします。 農業公園については,ふくそういたしましたので,割愛をさしていただきます。 2,観光対策についてであります。 先般,全国大会の岡山市誘致へ向け宣伝活動を行っています全国大会岡山誘致委員会の名称変更,岡山コンベンション推進協議会を発足し,活動中であります。さきの委員会は大会開催に補助金を出すなどして岡山市での全国大会は世界大会を含めて飛躍的な伸びを示し,成果も上げているところであります。 そこでお伺いいたしますが,この委員会を設置してことしで4年目になりますが,この全国大会誘致の成果をどのように分析され,今後どのようになされるのか,お聞かせください。 2,推進協議会では,全国大会ブームを一過性で終わらせないため,より積極的な活動を展開されるようですが,委員会との違い,また予算計上についてお伺いいたします。 3,全国大会誘致委員会内にコンベンションビューロー設立部会を設け検討を進めてまいっているところでありますが,経過について御報告ください。 4,現在岡山市第3次総合計画が策定中でありますが,この中での位置づけをお知らせください。 全国各都市では誘致合戦が盛んになっており,一億総コンベンションとして人集めの競争になっております。その競争に打ちかつためには岡山らしさを出さなければなりませんが,そのらしさ,そして作戦アイデアはあるのか,お聞かせください。 次に,瀬戸大橋効果についてお尋ねいたしますが,ふくそういたすところもございますので,答弁を得ているとこは結構でございます。 交通手段としての大橋,また観光資源としての大橋,今後岡山市としてどのように活用,かつ生かしていくのか,当局のお考えをお述べください。 また,岡山県,香川県のサイドで,県サイドで通過料金引き下げるように運動されているが,当市はどのように働きかけているか,お知らせください。 9,建設。 市営住宅の建設についてであります。 土地の異常とも言える暴騰により,マイホーム建設の夢破れ,核家族化の現象は年を追うがごとく増加している今日,自分の住む家,自分の住むところはと公営住宅を求める人々が非常に増加してきていることは皆さん周知のとおりであります。 今ここに市営住宅の申し込み状況を御披露申し上げ,今後の住宅建設への取り組みを市当局にただそうとするものでございます。 ここに過去2年間の実態でありますが,62年度,1種,199に対して165,1.21倍,2種は221に対して67,3.3倍,63年は1種,176に対して105,1.68,2種は165に対して73,2.26倍となっております。また,新築住宅は62年は2種住宅で532の希望に対して24と22.17倍,63年度は1種,89に対して13で6.85倍,2種,274に対して64,4.28倍となっており,この調査で見る限り2種住宅の過不足が顕著であります。次いで新築住宅では,青江,平井と地域によって多少異なるとこもございますが,平均6倍という高率を見るとき,どうしても市営住宅の建設は急がなければなりません。当局の御見解をお示しください。 過日,岡山市第3次総合計画策定の骨子をいただきましたが,最も深刻化してる住宅問題についてどのように位置づけ,どのような計画をなされていられるのか御発表ください。 次に,提言でありますが,冒頭にも述べたように,土地暴騰に伴い,土地利用は最も重要である観点から,例えば北,東の福祉事務所等は高層化し,教育施設を併合するとか,市営住宅を併設するとか,すなわち複合化していく時代と心得るが,当局の御見解をお述べください。 2.
芸術音楽ホールについてであります。 ハイレベルな文化を提供する発表の場,情操教育を育成する醸成の場,心を揺さぶる感動の場の期待を集めて強大なクレーンと土音がこだまする表町一丁目の
芸術音楽ホールがその容姿をあらわしてまいりました。 そこで質問の第1は,完成は平成3年6月,オープンは秋と予定されておりますが,相違ございませんか。 質問第2は,事業計画案によるオープニングイベントのプランはなされているのか。海外の一流オーケストラや国内の著名なオーケストラによるコンサート,このほか県,市が姉妹友好都市の縁組を結んでいる各都市,また地元岡山の郷土芸能等盛りだくさんの多彩なイベントで芸術音楽殿堂を賛歌すべきと思いますが,これに対するプランニングがあれば御発表ください。 3.生活道路整備要綱についてであります。 世田谷区では生活道路整備要綱を制定し,区民に非常に寄与しているところであります。その内容で最も注目されるところは,用地の取得,第12条で7項にわたり述べられ,区道路行政に大きく貢献しているところであります。具体的に申し上げますと,行きどまりの解消,角地への隅切りの設置,カーブの改良等の整備を行う場合は有償によるものとするとうたわれているのであります。 当市においても市道拡幅の場合,隣地を買収し,市民の交通に大きく寄与しているところでございますが,幹線道路とは都市計画道路,2,主要集落(50戸以上)と主要集落を結ぶ道路とされているが,私の見る限りでは生活道路,幹線道路の位置づけもわかりにくく,また定義づけも弱いと思うので,この際生活道路整備要綱となるものを制定していくべきと考えるが,当局のお考えをお述べください。 10,下水道でございます。 1.下水道施設に当たっての課題がございます。 児島湖流域下水道処理場の供用開始に伴い一部岡南地域の下水道使用が可能になり,文化生活へ一歩前進していることは地域住民にとってまことに喜ばしいところでございます。しかしながら,下水道処理区内にあって現在めどの立っていない地域,家庭があるのでございます。すなわち,建て売り住宅として売買されながら,道路部分は業者のもので登記され,その業者,会社が倒産し,役員も不明で,現行ではどうすることもできない現況にあります。せっかくの下水道地域に指定され,早急に下水道が引かれると期待されながら悶々としている家庭に何か救済の手だてはないのか。入居者の手落ちであればあきらめもできるが,善良なる居住者にそのまま放置していくことは行政の手落ちとも言える。これらの方々の救済措置等研究,先進都市の例があればお教えください。 次に,児島湖浄化についてであります。 児島湖の浄化は市民のひとしく願っているところでもあります。 先日,児島湖21県民の会が住民による児島湖新時代の提言をなされ,多くの方々の共感を呼んでいるものであります。岡山市はこの提言についてどのように評価されているのか,まずお伺いいたします。 児島湖は締め切られてから30年が経過し,その間,高度経済成長の波により生活様式の多様化の向上,食生活の欧米化が進み,それに対応する都市機能の中で基本となる下水道事業のおくれから,河川が汚濁し,閉鎖水域となった児島湖が汚泥が堆積し,見るも無残な様相を呈しているわけであります。21県民の会の皆様がボランティア活動で英知を結集されたこの提言に敬意を表し,行政は真剣に対応して一日も早く児島湖の浄化の大事業を達成すべく努力しなければならないと考えます。 そこで,児島湖内のヘドロの除去,浄化について提言したいと思います。 ヘドロの除去浄化作業には埋め立て,乾燥,固形化,肥料化,生物化学的処理と種々方法がありますが,いずれも一長一短はありますが,今回は生物化学的処理法を提案したいと思います。これは下水道浄化センターで処理している方法で,ヘドロをサンドポンプでくみ上げ,浄化センターに流入させて,通常の下水道の処理をするものであります。 幸い八浜に流域下水道浄化センターが建設され,目下処理開始がなされておりますが,いまだ管渠埋設がその緒についたばかりのため,その進歩によって処理施設の築造をしているため,将来の予定施設を先行して築造し,このヘドロ処理を下水道の処理系統を切り放して処理すればよいと考えます。 なお,ヘドロは30年間にわたり流れたきた砂とともにあるわけですから,ヘドロだけを取り出すことは難しく,砂も一緒にくみ上げるため,砂の処理の洗砂槽を強化する必要があります。きれいになった砂けは商品化するとか,また湖底の活性化にするため湖底に散布するという方法も考えられますが,県主体事業と考えられますので,市長に御答弁をお願い申し上げます。 11,教育。 1.空き教室の活用化についてであります。 空き教室の利用について去る61年2月定例議会に取り上げ,質問してきたところであります。当時,小学校では芳田小15教室,弘西12,可知12,旭東及び旭竜が9,中学校では丸之内中の6,旭6,御南4というぐあいでありましたが,現在では芳田小の14,石井,可知の13,旭竜11,内山下10,中学校では旭中,石井中の8教室を筆頭に,丸之内の6,桑田6,芳田4と,漸次ではありますが増加の様相を示しております。 そこでお尋ねいたしますが,空き教室の利用についてでありますが,当時の答弁を振り返ってみますと,児童・生徒会室,教育相談室,会食室,多目的に教室等に有効利用してまいるとの答弁を得ておりますが,その実績を御報告お願いいたします。 また,地元住民のために多目的にも利用できるよう提言いたしました。そのときの御答弁は,学校の管理運営上の問題もあろうかと思いますが,この問題につきましては今後検討課題といたしたいと聞いているのですが,どのように検討されてきているのかお教えください。 2.学校週5日制についてであります。 学校の週5日制への対応についてお尋ねをいたします。 現在,労働時間の短縮が図られており,国及び地方自治体,あるいは金融機関などにおいては既に週休2日制が導入が図られております。この傾向は時代の要請でもあり,今後ますます拡大してくると思われます。したがって,現時点においては学校の週5日制について賛否両論があるにしても,時代の趨勢として避けて通れない問題ではないでしょうか。文部省も既に週5日制への移行のテストケースとして指定校を選び対策を検討し始めているようです。 そこで次の3点について教育委員会のお考えをお尋ねいたします。 1,休日が増加するわけでございますが,現行のカリキュラムはどうなるのか。 2,生徒指導体制を強化する必要があるかどうか。 3,本市教育委員会として,現在どのように受けとめ,どのように取り組んでいられるのか。 3,管理職の登用でございます。 平成2年度,平成2年4月1日には相当数の校長,教頭の人事異動が想定されているが,その実態についてお教えください。 あわせて退職者の多い要因は定年によるものと推測するが,どうしてこのような要因が起こったのか,お知らせください。 また,今後の学校教育に支障はないのか,教育長の御所信をお述べください。 以上をもちまして第1回目の質問を終わらしていただきます。どうか当局のよりよき御答弁を切にお願い申し上げまして,第1回目を終わらしていただきます。御清聴どうもありがとうございました。(拍手) ─────────────
○議長(妹尾達道君) この際お諮りいたします。 議事の都合により本日の会議時間を延長しておきたいと思います。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(妹尾達道君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 ─────────────
○議長(妹尾達道君) しばらく休憩します。 午後4時1分休憩 ~~~~~~~~~~~~~ 午後4時35分開議
○議長(妹尾達道君) 休憩前に引き続いて会議を開きます。 当局の答弁を求めます。 〔市長松本一君登壇〕
◎市長(松本一君) 苦水議員の御質問に対しましてお答えをさせていただきます。 まず,私の政治姿勢についてでございますが,瀬戸大橋の架橋効果などが地域経済,市民生活に浸透する中で,ことし本市は市制施行100周年を迎えまして,さまざまなこの記念事業を市民皆様の絶大な御支援と御協力をいただきまして,それぞれに大きな成果をおさめ,市民の連帯と協調のきずなを一層堅固なものにすることができたのでございます。 平成2年は本市の100年の歴史,また市制100周年の経験,実績を通して培われました貴重なこの市民意識の高まりを糧といたしまして,岡山市の第2世紀を力強く踏み出す年であります。 平成2年秋ごろにはセンチュリーパークとしてのチボリ公園の建設予定地であります岡山操車場跡地も確保できる見込みでありますので,いよいよ具体的な建設計画を推進してまいらなければならないわけであります。 また,道路等の周辺整備も緊急の課題となっておりますので,議員の皆様方の,また市民の皆さん方に御理解,御協力を賜りながら,積極的に推進してまいる決意でございます。 また,国際化,高齢化などが今後一層進展をしていくことが予測されます中で,活力や潤いのある21世紀の都市づくり,快適性やゆとりに満ちた人間味豊かなまちづくりを進めるために,下水道やまた生活道路など身近な生活環境の整備,心の触れ合う福祉施策,市民の健康づくり対策等の推進はもとよりでございますが,新
総合福祉センター,
芸術音楽ホール,西川イべントカルチャープラザ,青少年自然の森レクリエーション広場などの建設整備,岡山駅前広場や駅周辺地域の整備事業などを鋭意推進してまいる考えでありますので,よろしくお願いを申し上げます。 最近の東欧情勢等についての感想をということでございますが,ソビエトのペレストロイカに端を発した民主化の波が東欧諸国に津波のごとく押し寄せまして,まさに歴史的な変革の時を迎えていると言っても過言ではないと思います。 特に,東西ベルリンを分断しておりましたべルリンの壁が取り払われたことや,米ソ両首脳によるマルタ会談の成果は,冷戦の時代から新しい時代へと一歩を踏み出し,世界の恒久平和実現に大きな貢献をするものと期待をいたしております。 次に,このチボリ誘致に伴う課題等でございますが,現在の企画誘致会社は当初からこの設計管理運営の段階で新会社を設立をしてこれに引き継ぐ計画でございましたが,新会社の設立が遅延をしているのが実情であります。新会社の設立の時期につきましては,年明け早々になるものと聞いておりますが,いずれにいたしましても早急な設立が望まれているところであります。 国鉄の清算事業団との関係でございますが,管理運営についての手法につきましては,これまでも協議しておりまして,特に異論は出ないと考えております。 次に,この担当窓口の関係でございますが,御提言の趣旨を踏まえまして,平成2年1月を目途に体制の整備を図りたいと考えております。 次に,新行革審についてでございますが,新行革審の国と地方の関係等に関する小委員会の報告のうち,地域中核都市に対する都道府県の事務権限の大幅移譲が提言されたことにつきましては,全国市長会が都市行財政基本問題研究会における検討をもとにまとめられました都市自治体へのこの権限移譲に関する具体的方策についての中で提言している人口30万都市グループに属する都市に対しまして,現行の政令指定都市に適用をされている事務配分上の特例と同じように取り扱う制度を導入するとした考え方に対しまして,積極的な姿勢を示されたものと評価しておるところでございます。 これらの提言が実施に移されていくためには具体的なこの基準が明確にされることが必要になりますが,こうした情勢の中で本市としても権限移譲の対象として上げられている個々の事務につきまして,移譲に当たってどのような問題点があるかといったようなことを慎重に研究していく必要があるのではないかと考えている次第でございます。 次に,住民福祉施設と出先機関との関連についてでございますが,政令指定都市を想定をいたしまして,公的施設の配置につきましてもあわせて考えていくべきではないかということについてでございますが,昨日も土肥議員に御答弁を申し上げましたように,公的施設の設置に関しましては,特定の行政目的に沿った住民サービスを適切に提供するという観点からのものと,市域全体を対象として適正な住民サービスを配慮していくといった観点からのものがあります。したがって,今後とも公的施設の整備に当たりましては,さらに権限移譲の問題も含めまして,適切な対応ができるように配慮してまいりたいと考えております。 よろしくお願いいたします。
◎助役(鹿子木貢君) 御質問のうち,チボリ公園の管理運営会社に対する出資の御質問にお答え申し上げます。 ただいま市長からも御答弁がありました設立予定の管理運営会社への市の出資につきましては,その出資時期を含めまして現在検討中でございますが,早い時期に議会の皆様方に御相談させていただきたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。 御提言の,出資は最小限度ではという点につきましても,あわせて検討させていただきます。将来の増資問題につきましては,その必要が生じたとき,その時点での状況を十分見きわめさせていただきながら検討すべきものと考えております。 以上でございます。
◎財政局長(関場長久君) 財政関係の一連の御質問にお答えいたします。 まず,新年度予算編成におけます新総合計画との関連につきましてでございますが,新年度予算につきましては,各部局からの総合計画との整合性を考えた要求をもとに現在編成作業に入った段階でございます。 今後,市長の意を体しまして,関係部局との調整を図る中で,新総合計画に掲げられた理想的なまちづくりを目指す予算編成を行ってまいりたいと考えております。 次に,平成元年度の決算見込みの中の一連の中で,税収見込みの予測でございますけれども,現在の試算としましては,前年度決算額の3.8%増に当たります832億円程度と見込んでおります。 次に,財政調整基金,市債調整基金の見込みでございますが,財政調整基金につきましては,先ほど串田議員にお答えしたとおりでございます。市債調整基金につきましては,当初予算におきまして10億円の取り崩しを予算計上いたしておりますが,これを取り崩したとすれば元年度末では53億4,800万円程度と見込んでおります。 一方,平成元年度の地方交付税の普通交付税の算定におきまして,53年度から55年度発行の財源対策債の一括償還分としまして,今年度28億7,500万円余を算入されておりまして,これを市債調整基金の積み立てが今後必要となってくるわけでございます。これをどうするかという問題がまだ残っております。 それから次に,ふるさと創生との関連でございますが,昭和63年度と平成元年度予算におきまして,ふれあい観光基金,それから国際交流基金の2基金を創設しまして,ふれあい観光基金につきましては,観光振興事業補助金としまして元年度より地域活性化につながります各種事業の助成を行っておりまして,2年度につきましても引き続き実施してまいりたいと考えております。 また,国際交流基金につきましては,2年度から市民の国際交流機会の充実につながるものにつきまして計画してまいりたいと考えております。 次に,地方債につきましての3点についてお答えいたします。 地方債は市の行います住民全体の恒久的な福祉の維持向上に寄与する事業に充当する財源としまして,主に建設的事業に許可されておりまして,都市基盤の整備に大きな役割を果たしていると考えております。 公債比率の推移につきましては,61年度13.1%,62年度13.6,63年度13.3%となっております。 また,市債の償還につきましては,一般会計,特別会計合わせました元年度末の市債現在高,これは見込み額でございますが,1,768億円に対しまして償還は2年度で191億8,100万円,3年度で197億5,400万円,4年度で197億9,300万円,5年度で192億1,700万円と試算いたしておりまして,平成4年度がピークになると見込んでおります。 次に,消費税の影響についての所見ということでございますが,消費税につきましては御承知のように国民に広く薄く負担を求める間接税として導入されたわけでございますが,我が国になじみが薄いということで戸惑いや不安を感じているという方も少なくないわけでございます。また,各種の問題点も指摘をされておりまして,この点につきましては現在いろいろと国において見直し等が進められているわけでございます。また,この消費税によります市民負担にも影響出ておりまして,税制改革によります所得税,住民税,法人税の減税措置もあわせまして行われているところでございます。また,このことは地方財政にも大きな影響があるわけでございまして,これら一連の税制問題の審議動向を注視してまいりたいと考えております。 次に,東古松庁舎跡地の利用計画につきましてでございますが,この問題につきましては将来を展望した有効利用を考えてまいりたいと,このように考えております。 以上でございます。
◎民生局長(平松章弘君) 民生関係の3点についてお答えをいたします。 まず,託老所建設についてでございます。 自宅に閉じこもりがちな在宅の虚弱なお年寄り等に対しまして,社会的な孤立感の解消,心身機能の維持向上やその家族の身体的,精神的な負担の軽減を図ることは非常に重要なことでございます。そうしたことから,一部託老機能を持つデーサービスセンターにつきましては,これまでも建設の促進に努めてきたところでございます。今度ともさらに充実を図っていく考えでございます。 また,現在研究チームで養護老人ホーム3園の整備に関する検討を行っておりますが,友楽園の建てかえにつきましては,託老を含むデーケア機能との整合性についても検討をしているところでございます。 次に,地域センターに係る平成2年度予算への反映に関するお尋ねでございます。 具体的には建設関係費については現時点では詰まってございません。当初予算におきましては事務費程度の計上になろうかと思いますが,全体的な整備計画が固まった時点におきましては,実施可能な部分から関係部局と協議しながら対応していきたいと考えております。 次に,福祉公社についてでございますが,高齢化社会の進展に伴いまして在宅福祉サービスに対するニーズというものは非常に多種多様化し,増大をしております。このような状況のもとでニーズに柔軟,かつ適切に対応するための方策の一つといたしまして,これまで提供してきました公的福祉サービスに加え,行政関与型の公益性を持った民間有償サービスの必要性が高まっております。国におきましてもその促進を促しているところでございます。本市においてもその重要性を考慮いたしまして,こうした問題を含めた新しい在宅福祉システムのあり方について研究班で検討しているところでございます。 また,在宅福祉を総合的に推進する上では市民の協力が不可欠であると考えております。そのために市民各界各層から御参加をいただいている高齢者福祉対策協議会等の意見も聞き,必要に応じ協議会に専門部会を設置するなどいたしまして,専門的分野からの検討も必要があるかと思われます。今後慎重に検討してまいりたいと考えます。 以上でございます。
◎衛生局長(江尻堅君) 児島湖浄化への提言についての御質問のうち,児島湖21県民の会の提言の評価についてでございます。 児島湖浄化の推進に当たりましては,流域住民一人一人が児島湖に関心を持ち,行政と流域住民が一体となって取り組んでいくことが必要であります。こうしたことから考えますと,この提言は児島湖再生へ向けての流域住民の意識を盛り上げていくことにもつながり,意義のある提言と受けとめております。 また,内容につきましては,水質浄化のための方策や,児島湖が人々に親しまれ,愛されるようにするための周辺整備の方策などに関し,多面的な視点から提言がなされております。 市といたしましては,現在各種の施策を総合的,計画的に進めておりますが,今後はさらにこの提言も参考にし,より幅広い方々の御意見も聞きながら,県等関係機関との連携のもとに児島湖の再生に取り組んでまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。
◎経済局長(菱川公資君)
農業振興ビジョンと観光対策に関します一連の御質問にお答えさせていただきます。 まず,休耕田を利用して小・中学生に農業実習の体験をさせたらどうかということでございます。 休耕田を借りましてサツマイモ,あるいは野菜,花等を栽培いたしまして,農業体験を実施しておる小・中学校が現在市内に3校ございますが,これらは農協等の指導で実施しているものであります。市では,転作目標面積達成後の水田で,昭和63年度から県の補助を得ながら,小学校児童を対象といたしまして稲作の体験農場を設置し,我が国の伝統的な主食であります米の生産のための農作業体験をすることによりまして,農業に対する正しい理解と認識を深めてもらい,また収穫の喜びを知ることを通しまして勤労意欲の向上を図りまして,あわせて米消費拡大にも努めておるところでございます。 本年度は体験推進学習指定校は4校(後刻「3校」に訂正)でございますが,今後より多くの学校で実施できるよう努力してまいる所存でございます。 なお,農作業体験の実習田につきましては,市による借り上げ以外にも農協による借り上げ等,土地所有者等の意向に沿いました方式で現在行われておるところでございますが,今後においても市による借り上げ方式を含めまして,地域の実情に応じました効果的な方法を採用していくことによりまして,農業体験学習の推進を口ってまいりたいと考えてございます。 次に,水田農業確立後期対策の一環としてのレクリエーション農園の推進でございます。 レクリエーション農園につきましては,従来市街化区域において促進をしてまいったところでございます。現在市の行っておるものは4カ所,農協が行っておるものが約15カ所となっておりまして,入園者の市民の皆さんに大変好評を博しております。
農業振興ビジョンの中にもふれあいの里といたしまして位置づけ,御指摘のように水田農業確立後期対策大綱骨子の中に示されておりますように,市街化区域以外の地域においても認められることとなりました。今後におきましては,本年9月に施行されました特定農地貸し付けに関する農地法の特例に関する法律,非常に長い法律でございますが,等を研究しながらレクリエーション農園の一層の推進を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 次に,花の生産推進についてでございますが,花卉は国民生活の向上,生活様式の変化等に伴いまして順調に需要が伸びておりまして,生活にゆとりと潤いを求める傾向が強まっておる中で,将来的にも需要の伸びが見込まれておるところでございます。このような状況にありまして,県においてはことし2月に岡山県花卉生産振興計画岡山花物語を策定されまして,その重点推進品目に菊やカーネーション等8品目を選定いたしまして,重点的に推進されております。菊を初めといたします花卉生産に対する動きもありますことから,今後地域の特性等を考慮しながら,農業団体とともに適切な品質を選定いたしまして,魅力ある花の産地の育成整備に努めるとともに,また新空港の完成等広域交通網の整備に伴いまして,高速輸送体系が確立しつつありますことから,フライト用花卉生産等の研究にも努めてまいりたいというふうに考えております。 また,これらを推進するためには,農家や生産組織を指導,推進するリーダーの存在が不可欠でございますので,産地の中核農家や農協の営農指導員等の協力を得なから,リーダーの育成,生産組織の強化等を推進してまいりたいと考えております。 次に,良質米の生産指導についてでございますが,御指摘のとおり雄町米につきましては酒造の好適米,あるいはお酒をつくる業界から非常に歓迎されております。また,朝日米は岡山のおいしい米の看板米といいますか,ということで県内外の消費者に根強い人気がございます。しかし,これらの品質はその特性から大変倒れやすいということ,あるいは病害虫に弱い等の欠点もありますので,従来生産者から敬遠されてまいりましたけれども,最近では品種特性に対応した栽培技術の改善や,あるいは倒伏防止剤の開発等によりまして従来より栽培しやすくなりまして,反収もかなり向上いたしております。 本市といたしましては,生産者団体を対象にこれらの品種の栽培意欲の醸成を図るため助成措置を講じながら,現在奨励いたしておるところでございますが,今後とも積極的な奨励を図りたいと考えてございます。 また,昨年県農業試験場で開発されましたせとこがねや吉備の華につきましても,今後試験栽培の結果を見きわめた上で普及をしてまいりたいと考えております。 次に,里づくりの組織化とリーダー育成についてでございますが,近年農業者の高齢化や兼業化が進む中で,今後農業,あるいは農村の活性化を一層進めていくためには,これに文化性,あるいはゆとり,触れ合いといったような要素を加えました個性的な里づくりを具体的に進めていくことが大事かというふうに思っております。そのためには,地域の農業者等の組織化と強力なリーダーの育成が重要課題であることから,集落組織,農協,行政が一体となりまして地域の中核農家を中心といたしました営農の組織化を図ることに加えまして,地域の各種団体との連携を図っていくことも必要であろうと考えております。このことにつきましては,各地区別の推進会議等の中で具体的方策を検討,協議してまいりたいと考えてございます。 次は,観光対策でございます。 まず,全国大会誘致の成果の分析と今後の方針ということでございます。 全国大会開催のための誘致宣伝活動を積極的に推進しておりますことは御案内のとおりでございますが,こうした努力の結果,本市で開催される各種大会も順調な伸びを示しておりまして,ちなみに全国大会開催事業補助金を交付した大会数は61年度20,62年度34,63年度102,平成元年度11月末現在でございますが78,となっておりまして,地域経済の活性化に対しましては一定の役割を果たしておるものと考えております。 しかし,最近この誘致宣伝活動をさらに専門的に行う機関設置の必要性の声が業界や関連団体等から上がってまいりまして,こういうことを踏まえまして,去る11月にこの委員会を岡山コンベンション推進協議会と名称変更をいたしました。 さらに,この推進協議会の幹事会をビューロー研究部会と並行して機能させまして,今後ビューローの設置に向けて具体的な調査研究を進めてまいりたいと考えております。 次に,当推進協議会の予算でございますが,現在代表世話人の岡山市が100万円,岡山商工会議所が50万円,計150万円の規模であります。しかし,来年度以降につきましては,加入団体がそれぞれ応分の負担をしていただきまして,財政基盤を強化することによりまして,さらに強力な誘致宣伝と受け入れ態勢づくりに向けて活動することといたしております。 なお,第3次総合計画の中では,人,物,情報などの交流をさらに活発化させ,情報発信と交流機能を高め,地域経済活性化を図るための重要な課題として位置づけをいたしておりまして,今後関係業界,団体等と連絡を密にいたしましてビューロー設置に向けて努力をしてまいりたいと考えております。 その次に,都市間の競争に勝つために岡山らしさということでございます。コンベンションの誘致は,その都市の地名度アップや,あるいは地域の活性化の面からもイベント性が高く,大規模のものの誘致競争が激化している傾向にございます。こうしたことから,効果面で大規模のものが必要と思われておりますが,地方の中核都市である本市におきましては,本市の都市規模に見合った中規模以下の大会を数多く誘致いたしまして,開催者や参加者に不満感を与えることなく,しかも年間を通しまして市内のどこかで大会が開催されておるといったような誘致の仕方が経済活性策として,都市PR方法としても望ましいのではないかと考えております。 また,アイデアの面からも全国の類似都市の中でも極めて珍しい,行政が大会開催の経費の一部を助成するという補助金制度を昭和61年度から実施をいたしまして,中小規模の大会開催者に利用していただいて好評を博しておるところでございます。 現在,関連業界,団体ともどもビューロー設立へ向けました調査研究を進めておりまして,今後はこうした中で誘致宣伝用のユニークなパンフレットの作成や,岡山らしさ,あるいは心の温まるもてなし等を基本にいたしました受け入れ態勢の一層の充実を図ってまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 次に,瀬戸大橋効果のうち,交通手段としての大橋,観光資源としての大橋の,今後市としてどういうふうに活用するのかという御質問でございます。 瀬戸大橋は本世紀最大の国家的プロジェクトでございまして,超A級の観光資源というふうに理解しております。最近,橋を取り巻く観光客減少の兆しが見えておりますが,これらの観光を考えるときに,橋のみを観光資源としてPRするのではなくして,広域観光ルートの一拠点として活用するPRが重要であろうと考えております。 今後は香川県側と岡山県側の10市7町が一体となって構成をいたしております備讃瀬戸観光協議会や,その他さまざまな広域観光協議会などを活用いたしまして,橋を含めた広域ルートの設定,PRに力を注いでいきたいと考えております。 また,昭和63年,議会の方から公団等に対して通行料の値下げの要請をされた経過もございますが,こうしたことが実現しますと橋本来の機能がさらに向上いたしまして,観光客にとっても渡りやすいものになろうかと思われます。 また,夜間照明等も橋の付加価値をさらに高め,滞留型観光にもつながると思われますので,こうした動きに呼応しながら今後とも観光資源として活用してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
◎建設局長(田中康男君) 3項目にわたってお答えいたします。 まず,半田山植物園の整備についてでございますが,これは昭和63年5月に岡山市緑化審議会より都市緑化植物園として見直し答申を受けております。これに基づきまして水道局,建設局よく協議いたしました結果,現在都市公園として整備することとなりまして,都市計画決定手続き等を進めております。 事業着手につきましては,平成2年度より10カ年計画で国の補助を受けながら,また現在の利用を妨げないように配慮して工事を進めてまいります。 開園の時期ですが,事業着手後6から7年目に都市緑化植物園として開園いたす予定であります。 洛陽ボタン園と仙女像につきましては,元年度予算でボタン園の一部整備と,それから仙女像の設置工事を行っています。 次に,
芸術音楽ホール関係でございますが,完成は平成3年6月で間違いないかということでございますが,表町一丁目地区の市街地再開発事業につきましては,工事は順調に進捗しております。
芸術音楽ホールにつきましても平成3年6月に完成,それから内部の調整をいたしまして秋にオープンということで相違はございませんので,よろしくお願いいたします。 それから,
芸術音楽ホールのオープニングイベントでございますが,たびたび答弁いたしましたように,
芸術音楽ホールのオープン後の評価というものは,オープンのすぐ前と後といいますか,オープン時の本ホールに対する評価によって決まると言っても過言ではありません。したがいまして,オープニングイベントは単なるセレモニーにとどめるものではなく,このホールの将来にわたる評価を決定づける重要な広報,宣伝活動と位置づけておりまして,それ相応の費用をかける必要があると考えております。 オープニングイベントにつきましては,財団法人岡山文化施設整備センターを中心といたしまして,平成3年9月または10月から平成4年1月まで実施したいと考えております。 内容につきましては,古代吉備を素材とした創作オペラ,海外の一流オーケストラ,その他御提案のような多彩なイベントが実現できるよう現在関係者と協議に入ったというとこで,今後協議を進めていきますので,よろしくお願いいたします。 それから,生活道路整備要綱についてでございますが,生活道路の整備につきましては,自動車交通の円滑化と,それから歩行者の安全,それから利便性の向上など,生活環境の整備を市政の最重点目標といたしまして取り組んでいるところであります。 生活道路の整備に当たりましては,一定の基準を設けてはとの御提言でございますが,本市においても整備の目的,整備の手法,用地処理の方法等地域住民の協力の得られる範囲で実施いたしているところであります。 要綱につきましては他都市の実態を参考にしながら鋭意研究してまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 以上でございます。
◎経済局長(菱川公資君) 大変申しわけございません。 先ほどの苦水議員さんの1番の休耕田の関係で,岡山市が本年度体験推進学習指定校といたしまして3校と申し上げるところを,先ほど何か4校と申し上げたそうでございます。3校が正解でございますので,謹んでおわびして訂正させていただきます。
◎下水道局長(鏡原進君) 私道に対する下水道の布設につきまして御心配をいただいておるわけでございますが,私道の下水管布設につきましては,地上権設定登記を義務づけまして,市において下水管の布設を実施しておるところでございます。 御指摘の私道につきましては,地権者が法人で既に倒産をしておりまして,管財人が選定をされておらない状態にあるわけでございます。 そこで,本市といたしましても,関係住民を指導するとともに,当該会社の役員等の所在の調査などを積極的に実施をしておるところでございまして,鋭意努力しておる,現在もなおその行方が見当たらない状態にあり,苦慮しているところでございます。 なお,今後の状況によりましては弁護士と協議を重ねるなど,誠意を持って努力する予定でございます。 また,お尋ねの先進都市における事例等につきましても調査をいたしたところでございますが,何分にも民事上の問題でございますので,本市と同様の指導をしているのが実情でございます。 いずれにいたしましても,今後もなお問題解決に向けまして努力をいたしたいと思うわけでございます。 次に,岡山県が所管をしておりますところの児島湖流域下水道の浄化センターにおいて,児島湖のヘドロを処理しては,こういう御提言をいただいたわけでございますが,まず公共下水道では下水を排除し処理することができる地域が下水道法によりまして定められておるわけでございます。また,公共下水道では一般家庭からの生活雑排水及びし尿並びに工場,あるいは事業所等からの排水を総称して下水と呼ぶわけでございますけれども,これらを公共下水道の管渠で受けて,さらに浄化センターで処理するという仕組みになっているわけでございます。 そのようなことから,処理区域外の,しかも下水でない児島湖のヘドロを下水道の処理施設に取り込み処理するということは基本的に下水道法上からして,また処理能力からいたしましても不可能と考えられますけれども,今後所管の部署に対しまして,御提言の由につきましては申し伝えたいと思いますので,御了承をいただきたいと思います。 以上でございます。
◎参与(原田知義君) 企画室関係につきましてお答えをいたしたいと思います。 まず,チボリ関係の中で,管理運営会社の役員の問題でございますけれども,役員構成につきましては会社設立後の創立総会におきまして決定されるわけでございますけれども,現段階におきましては明確でございませんので,御了解をお願いを申し上げたいと思います。 管理運営会社に職員の出向をというような御質問をいただいておりますが,この件につきましては現段階ではまだ考えてございませんので,ひとつ御了解を願いたいと思います。 それから,清算事業団からの跡地取得,用地の取得でございますが,主体は県か市かというようなことでございましたが,用地確保の問題につきましては,現時点におきましては市の土地開発公社で先行取得をするという方向で考えておるわけでございまして,民間の参画は考えておらないわけでございます。 また,その時期につきましては,早くてということでございますが,岡山操車場のクリアランス工事が終了する来年の秋ごろと考えておるわけでございます。 それから,用地買収,周辺整備についてどのように取り組むかと,こういうお尋ねでございましたが,用地につきましては国鉄清算事業団の資産処分審議会で去る9月に
土地利用計画が承認されたところでございますが,随意契約条件が大筋におきまして御理解をいただいていると考えておるところでございまして,今後価格等具体的な協議を行ってまいりたいというように考えておるわけでございます。 周辺の整備につきましては,区画整理事業なり街路事業等計画的な基盤整備,それから道路,駐車場等の都市計画決定作業など,県や建設省などとの関係機関との協議や地域住民ともコンセンサスを図りながら整備を行ってまいりたいというように考えておるところでございます。 それから,用地確保,周辺整備ということで役割分担を位置づけておるが,ほかに管理運営会社の出資だけかというようなお尋ねでございましたが,管理運営会社の出資のほかに,公園の建設主体となります公益法人の出捐につきましては現在検討中であります。 なお,周辺整備の中で新駅の設置,それから駐車場の整備等が考えられますけれども,この点につきましては先ほども申し上げましたように,事業費なり負担区分は今後検討協議されなければならない問題であるということでございますので,御理解をいただきたいと思います。 次に,撫川地区の公園などの整備についてというお尋ねがございましたが,県の新野球場の建設候補地といたしまして,適地選定委員会におきまして中庄,撫川の両地区が検討されたところでございますが,最終的に中庄地区に決定になりましたことは御承知のとおりでございます。 県といたしましては撫川地区に運動公園的なものを建設するという考えのようでございまして,岡山市といたしましてもこの地区にどのような公園を建設すべきか,この点につきまして庁内関係課によります検討会を開きながら,地域の活性化につながる市民の要望の強いものを建設するべく現在検討を急いでおるところでございます。その内容を踏まえながら,今後県に対しまして早急に計画の具体化を図るように要望してまいりたいというように考えております。 また,県におきましては近く市を含めた構想懇談会を設置するとのことでございますが,これも早いうちに設置されますように県の方へも当たっていきたいというように考えておるところでございます。 なお,市選出県会議員さんにも機会あるごとに今後お願いをしてまいりたいというように考えておるところでございます。 以上でございます。
◎参与(佐々木伍平君) ごみ処理についての4点の御質問についてお答え申し上げます。 まず第1点目は,現在行っておる資源回収の報償金の1キログラム当たり4円を値上げしてはどうかという御質問でございます。 御指摘にありましたように,資源回収の業務が非常に鈍化しておるということは十分認識しております。先ほどの串田議員さんにお答え申し上げましたように,慎重に検討をしてまいりたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 それから第2点目に,簡易焼却炉の購入設置者に補助金を出してはという御質問でございますが,個々の家庭で行われるそのごみの
減量化対策としては非常に簡易焼却炉は有効であるというふうには思っておりますが,火災の問題とか,あるいはばい煙等の問題で近隣に及ぼす影響等を考えますと,補助制度に踏み切るということがなお慎重を要するんではないかと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 それから3番目に,東部地区に焼却場を検討中だと聞くがという御質問でございますが,東部地区への焼却場の建設は近年のごみ量の増大,さらにはごみ質の変化に対応することはもとより,本市の広い市域での効率的な収集を行う上からも実現しなければならない施設であると思っております。 建設計画等につきましては地元関係者に対しまして説明会を開くなど鋭意取り組んでおりますが,今後も引き続き粘り強く取り組んでまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 4番目に,パック包装をされたその食品等の,消費者に訴えておるが,もとを正すのは行政が行うべきではないか,その手だてはという御質問でございます。 非常にこれは大きな問題でございまして,市としましても機会あるごとに市民に訴え,御理解と御協力をいただけるように努めておるわけでございますが,こういった問題は全国的な問題として取り組む必要もあることから,全国レべルにおきましても使い捨て製品の開発自粛,過剰包装の適正化等につきまして,全国都市清掃会議を通じまして,通産省,経済企画庁,日本商工会議所等へ要望し,さらに関係の業界へも何回かお願いしておるところでございます。 以上でございます。
◎参与(浅野幸雄君) 市営住宅建設についての3点にお答えします。 新築住宅の応募倍率が高い,建設を急げというお尋ねでございますが,住宅の建設につきましては現在第5期住宅建設5カ年計画に基づきまして実施しているところでございます。 1種住宅が124戸,第2種住宅408戸,計532戸の建設を目標としております。現在までに第1種住宅71戸,第2種住宅312戸,計383戸を建設いたしておるとこでございます。 今後第6期住宅建設5カ年計画を立てるに当たりまして,御指摘の応募の実態等も踏まえながら,市民の住宅需要にこたえられるよう努めてまいりたいと思います。 次に,第3次総合計画でのどのような位置づけになるかというお尋ねですが,公営住宅は住宅に困窮する低額所得者に対しまして低廉な家賃で住宅を供給することを目的に建設するものでございます。市民の住宅ニーズを的確に把握することが肝要であると考えております。 今後の建設計画につきましては,住戸規模が小さく老朽化した既存団地の建てかえ事業を重点的に進めてまいりたいと思います。 なお,居住水準の向上を図るとともに,戸数増の確保に努め,住宅問題の解決に一層の努力をしてまいりたいと考えております。 次に,福祉事務所等を高層化して複合化というお尋ねでございますが,住宅建設につきましては,近年の地価高騰等によりまして用地の確保が大変困難な状況でございます。したがいまして,老朽化した既存団地の建てかえ事業を重点的に戸数増を図っていく考えでございますが,御提言の趣旨も踏まえまして鋭意研究してまいりたいと思います。御理解のほどよろしくお願いします。 以上です。
◎
水道事業管理者(黒田智昭君) 未給水の解消についてお答えをいたします。 未給水地区の解消につきましては,水道事業にとりましてまことに重要な課題と受けとめております。 御指摘のございました地区は給水区域内ということでございますけれども,地形上非常に高位置にございます。したがいまして,直圧給水ということでは不可能であるわけでございます。したがいまして,受水タンク方式による給水となるわけでございますが,これらの設置費用というものは申込者の御負担となるわけでございます。 御指摘のございましたように,給水を受けるために高額の工事費を要する方々にはまことにお気の毒でございますけれども,水道事業における負担の公平,受益者負担の原則からいたしまして,現行法上での補助は困難でございますので,御理解を賜りたいと思います。 国,県への働きかけでございますが,現在の補助政策でございますところの簡易水道の採択基準の緩和に向けまして,今後とも水道界挙げまして取り組んでまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いをいたします。
◎消防局長(懸谷忠弘君) 消防に関しての一連の御提案,御質問にお答えをさせていただきます。 まず,第1点目の消防救急隊に看護士の養成と採用についての御提案でございます。 救急患者の救命効果を高めることは私ども消防救急隊に課せられた重要かつ緊急に対応を要する問題として認識をいたしております。国においても地域の実情を調査し,実態を踏まえ鋭意検討され,本年3月に救急隊員資格取得講習教育指導,また効果測定基準を作成し,講習の充実と救急隊の資質の向上を図っております。これに伴って,救急隊が行う救急処置の範囲拡大について,御指摘のとおリクリアすべき問題があります。要するに,救急隊員の資質の向上を図ることが必要不可欠でございます。 議員御指摘のとおり,看護士について現行医師法との関連で困難があり,当面救急隊長を初め指導的役割を果たす救急隊員を対象に,より高度な知識を習得させ,特別の教育カリキュラムのあり方が検討されており,これら諸施策の成果を見ながら応急措置の範囲や教育,訓練方法等将来的な制度の改革が行われるものと考えております。 次に,女性消防士の採用についてでございます。 議員御指摘のとおり,女性による予防指導,窓口業務,ひとり暮らし老人等の防火訪問,あるいは幼年,少年,婦人防火クラブの指導等でソフトなきめ細かい対応ができることは当然考えられるところでございます。 しかし,現状消防に対する各種ニーズの高まる中で,職員の87%,368人でございますが,これが警防要員,すなわち火災,救急,その他災害現場への出動を要する要員でございます。その他の職員につきましても人事異動で警防要員となることもあるわけでございます。 女性職員につきましては将来的に検討すべき問題とは考えております。労働基準法改正,高齢化等,当面警防要員の確保をまず優先しなければ,このように考えておりますので,実情御理解を賜りたいと思います。 次に,岡南分署の署の格上げについてでございます。 岡南,藤田,妹尾地区等の行政需要の高まりに対して,かねてから岡南分署を署へ格上げをするようにと,議員御指摘のとおり多くの議員さんからお尋ねがあったところでございます。 消防署としての体制と機能を発揮するためには,何と申しましても人員増が不可欠で,さらには庁舎の増改築や消防装備の整備充実を図らなければなりません。 現行の行財政の極めて厳しい中でありますが,消防局としては最重点課題として位置づけ,プロジェクトチームにより鋭意検討を加え,署格上げに向けて全力を傾注し取り組みを行っているところでございます。何とぞ御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。
◎教育長(奥山桂君) 教育に関するお尋ねの第1は,休耕田の学校教育への活用についてのお尋ねでございます。 御指摘のような体験を児童・生徒にさせることは自然との触れ合いや勤労奉仕の精神の涵養に有意義であると考えております。市内におきましては,先ほどの経済局長答弁の学校も含めまして,11校でそれぞれの創意を生かして米つくりやサツマイモ,ジャガイモつくりなどの教育活動を行っております。今後とも農政課や農協との連携を図り,また地域の皆さんの御理解,御協力を得ながら各校の創意に基づいた体験学習が育つように配慮してまいりたいと考えます。 次は,空き教室の有効利用についてのお尋ねでございます。 各学校におきましては,児童・生徒会室,特別教室,教育相談室,会議室,教科の資料室等へ転用をされ,有効利用が図られております。このほか,各学校の要望や施設の状況に基づきながら年次的に整備をいたしております。 本年度は多目的教室に小学校4校,ランチルームに小学校5校,コンピューター教室に小・中各1校の整備をいたしております。 今後も引き続き整備をしてまいりたいと考えております。 また,地元の方々のために現在のところPTA研修室,あるいは触れ合い教室,あるいは郷土資料室等計15校でそういうものを設けて,保護者の研修や親睦,高齢者との触れ合いの場,郷土を学ぶ場等として利用をいたしておるところでございます。 次は,学校5日制の実施を想定されましての一連のお尋ねでございますが,それに伴って現行カリキュラムはどうなるのかというのがまず第1のお尋ねでございます。 休業日増加に伴う教育課程編成上の問題は,御指摘にもありましたが,現在文部省におきまして重要な研究課題としまして,年内に全国16地域で64校を調査研究協力校として指定をいたしまして,具体的な問題点の把握と解決の方途を探ろうというようにしておる段階でございます。 本市におきましてもこの国の動向を見守ってまいりたいと,そういうふうに考えておる状況でございますので,御理解をいただきたいと思います。 次は,それに伴って生徒指導体制を強化する必要があるのではないかというお尋ねでございますが,休業日等における家庭や地域での児童・生徒の過ごし方の問題は,家庭,地域の教育力の向上の問題とあわせて考えていく必要があると考えます。つまり学校,家庭,地域の役割の再確認と連携の強化を図ることで積極的な青年の健全育成につながるようでなければならない,そのように考えております。こうした角度から今後努力をしてまいりたいと考えております。 次は,そのことに対して教育委員会として現在どのように受けとめ,どのように取り組んでいるかというお尋ねでございます。 御指摘のとおり,学校の週5日制というようなことは時代の趨勢として避けて通れない問題であろうというふうに考えております。この機会に,さきにもお答えいたしましたように,学校,家庭,地域のそれぞれが子供たちの有意義な休日の過ごし方について考える必要があろうと考えます。 そこで,教育委員会といたしましては,現在児童・生徒の休日等の利用の仕方に関する研究委員会というものを設置いたしまして,この問題について協議をいただいているところでございます。 次は,平成2年度の校長,教頭の人事異動について,その実態はどうかというお尋ねでございますが,岡山市の小・中学校で校長につきましては114名中46名,これは40%に相当しますが,教頭につきましては115名中8名,これは7%に当たります──の方々が定年により退職される予定であります。これに伴いまして,御指摘のように管理職の異動もかなり大きなものになるというふうに考えられるわけでございます。 次は,どうしてそのようなことが起こったのかというお尋ねでございますが,戦後義務教育が9カ年間に延長され,新制中学校が発足しました。御案内のとおりでございますが,この際多くの教員が採用されたと。そして,その方々が定年を迎える年齢に達しておるということでございます。そして,この中には多数の優秀な人材があるということでございまして,管理職への登用者もその中に多く,したがって登用年齢も次第に上昇をしておりまして,結果的に同年齢の管理職が多くなったと,そのことが原因であるというふうに考えております。この傾向は昨年度末に続いて県下的な傾向でございます。 最後は,このことで支障はないのかというお尋ねでございますが,私どもといたしましては,多くの退職者の後を埋めるために,優秀な人材の登用ということと,管理職の研修の充実ということを考えていかなければならないというふうに思っておりますが,かねて申し上げておりますように,岡山市の教育センターは先輩の校長の英知が後輩の校長に伝わる場でもあるわけでございまして,この場を通して新任校長の力量の充実ということにも役立ってもらいたい,そのように考えているところでございます。 以上でございます。 〔46番苦水重徳君登壇〕
◆46番(苦水重徳君) 皆様方におかれましては非常にお疲れのところ申しわけありませんが,再質問をさせていただきたいと思います。 第1点目は,チボリ関係で,管理運営会社の出資金についてであります。 先ほど御答弁には,出資については早い時期にと,このような表現をされておりますが,お昼の県議会の様子がテレビに映り,様子が発表になりました。これは県においては来週月曜日,すなわち12月10日において県議会で全員協議会を開き,当局より出資金を12月14日に上程したいと,このように飾らず,また正々堂々とやっているわけでございますが,当市においては主体性が岡山市にあるのか,あるいは県になっているのか,ちょっと理解に苦しむような状態でございます。答弁は要りませんけれども,私はもう少し透明な,そして本当に議会と市行政が両輪のごとくこのチボリの問題について前進あらんことを心より祈るわけでございます。 また,あわせて県においては会社の設立は1月早々になるであろうと,このように言われておるわけでございますので,非常に応援団が多いわけでございますので,明確なる答弁をですね,そして理解を得るようにしていただいたらと,このように思うわけでございます。 2つ目は,行革審の答申でございます。 市長も一応の評価もされ,また邁進するように考えていらっしゃいますが,本当にこの問題について岡山市が一早く受け皿づくりをつくり,他都市に見本になるようにしていただきたいと。 なぜかなれば,直接的ではございませんけれども,都市行財政基本問題研究会で委員長が鹿子木助役と,こういうようにして進めてきていらっしゃることから見ても,早く受け皿づくりをつくり,そして行革審の答申をいち早く実現するよう努力していただきたいと,このように熱望しておきたいと思います。 それから,公社の,すなわち福祉公社の件でございますけれども,元年9月にうちの福原議員が公社の必要性について質問をしました。そのときの答弁によりますと,現在岡山市における今後の在宅福祉施策のあり方について,民生局,衛生局合同の研究班を設けて研究しているところでございますので,その中であわせて検討してまいりたいと思いますと。また,市民の各界各層から御参加をいただいております高齢者福祉対策会議の意見なども聞いた上で,必要に応じて専門部会を設置すると。このように方策を打ち出されておりますけれども,いま一度具体的に御答弁願いたいと思います。 申し添えておきますけれども,この福祉公社設立については,武蔵野市を筆頭にして台東区,あるいは町田市,三鷹市,府中市,そして世田谷,練馬区,また和歌山市,広島市,現在設立中の計画があるのが金沢市,大田区,足立区と,このように各都市において研究もせられ,また発足している状況でございますので,岡山市もいち早くこの福祉公社について取り組んでいただきたいと,このように思います。これは市長のお考えをお願いしたいと思います。 また,消防署の問題でございますけれども,今消防局長は本当にいい答弁をしてくださっているなと,このように一般の方は思われるかもわかりませんけれども,この63年12月にうちの山田勇議員が質問したことに対して,答弁をもう一度読んでみたいと思います。 「分署を消防署に格上げするためには,何としても人員の増,また庁舎の増築,車両等の装備の充実が必要でございます」と。「昨今の行財政の極めて厳しい中,署への格上げは難しい状況にありますが,署所の適正配置計画の中では,再重点項目と考えており,昭和64年度以降できるだけ早い時期に実現できるよう最善の努力をしてまいりたいと考えておるところでございます」と。「何とぞよろしく御理解をいただきたいと思います」と。このように述べられておるわけでございますが,今の答弁をお聞きいたしますと,一歩も二歩も後退した答弁になっているわけでございます。もちろん消防局長の一断で,考えでできるものではございません。ここも市長に対してひとつ英断ある御答弁をお願いしたいと思います。 次に,ごみの問題でございますが,私はごみ戦争を訴え,そして各家庭にも御協力を願っていかなければならないと,そういう立場から簡易焼却炉購入設置者に補助金を給付して,そしてごみの減量化に努めるべきではないかと,このように訴えてまいりましたが,当局の答弁は,火災が心配だ,ばい煙が出て迷惑がかかると,このような答弁でございました。 今岡山の岡南環境センターにしたって,当新田にしたって住民にあなたは迷惑をかけてないと,このように思われておるのかどうか,まず答えていただきたいと思います。 また,東部において焼却場を設置していかなければならないと,早くやりなさいと,私は言っておりますけれども,いろいろな難問題が起きて遅々として進んでないのが実情じゃないかと思うわけでございます。迷惑がかかる,だからできない。そんなら,やめなさい。 また,火災という問題が起きておりますけれども,具体的にどういうような場所で,どういうような状況で火災が起きたのか教えてください。ばい煙で問題が起きた地域を教えてください。 そういう理由でこの焼却炉の設置ができないというならば,私は理由にならないと思うんです。 で,これは市原市の中においてですね,家庭用簡易焼却炉使用上の注意ということで,既に実施しております。市原市においては,62年に495基,63年は362基,元年度においては32基と,このようにやっておるわけでございます。そして,当局においては家庭用簡易焼却炉使用上の注意ということで,6項目にわたってですね市民に注意を促し,そして協力願うように積極的にやっているわけでございますから。 で,岡山市ももちろん市の中心地は無理だと思いますけれども,いずれにいたしましてもまだ広い用地を誇る岡山市でございますので,迷惑のかからない家庭等に対してはどんどんと啓蒙していくべきだと,このように強く訴えておきます。どうかお考えをお述べください。 いずれにいたしましても,市長さんにおかれましては3選出馬の意向と,このように新聞には報道されております。いずれにいたしましても,今の問題において,例えば岡南分署の格上げ等においてはですね,めり張りのある御答弁を期待いたしまして,再質問を終わらしていただきたいと思います。(拍手)
○議長(妹尾達道君) 当局の答弁を求めます。 〔市長松本一君登壇〕
◎市長(松本一君) 福祉公社につきまして再度お尋ねになったわけでございますが,総合的な福祉を推進するために,現在行っている研究班のこの検討結果などを踏まえまして,積極的に対応してまいりたいと,このように考えます。よろしくお願いいたします。
◎消防局長(懸谷忠弘君) 岡南分署の格上げ問題の再質にお答えをさしていただきたいと思います。 去る昨年12月の山田議員の御質問にお答えしたことはまだ記憶にあるところでございます。64年以降早い時期ということで,ただいま申し上げましたように,我が消防局としては最重要課題として今鋭意取り組んでおるところでございまして,私といたしましても第3次総合計画の実施計画に上げて,そこに位置づけてそれを推進してまいりたいと,このように考えておりますので,御理解をちょうだいいたしたいと思います。
◎参与(佐々木伍平君) 当新田というより,焼却場,あるいは埋立処分場,すべてについてのごみ処理施設につきまして,し尿処理場も含めてでございますけれども,非常に近隣の方には御迷惑をおかけしとるというのは重々承知しております。申しわけないと思っておりますが,先ほどの御指摘の簡易焼却炉の件でございますけれども,我々の方もある程度は調査もした部分もございますけれども,いましばらく時間をいただきまして,検討さしていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
○議長(妹尾達道君) 本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,質疑を行います。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。 午後5時55分散会...