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12月17日-09号

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  1. 岡山市議会 1987-12-17
    12月17日-09号


    取得元: 岡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    昭和62年12月定例会    昭和62年12月定例岡山市議会    議 事 日 程  第9号       12月17日(木)午前10時開議第1 一般質問第2 特別委員会の設置について    …………………………………会議に付した事件 日程第1 一般質問 追加日程 甲第277号議案~甲第291号議案(上程・説明・付託) 日程第2 特別委員会の設置について    ──────〇──────出席議員(52人)        1番  片 岡 五百樹君        2番  辻 野 喬 雄君        3番  田 畑 賢 司君        4番  崎 本 敏 子君        5番  楠 木 忠 司君        6番  寺 田 和 子君        7番  土 肥 啓 利君        8番  宮 武   博君        9番  梶 原 昌 一君        10番  貝 原 信三郎君        11番  小 川 晴 雄君        12番  太 田   稔君        13番  有 井 靖 和君        14番  河 合 和 成君        15番  寺 田 明 生君        16番  則 武 伸一郎君        17番  高 津 利 明君        18番  松 山 茂 樹君        19番  守 屋 彰 久君        20番  串 田   務君        21番  川 田 敏 幸君        22番  堀 川   進君        23番  山 田 録二郎君        24番  鈴 木 邦 彦君        26番  丹 原 重 彦君        27番  脇 本 一 郎君        28番  亀 井   章君        29番  吉 田 政 司君        30番  景 山 貢 明君        31番  内 田 宏 哉君        32番  福 原 弘 子君        33番  定 政 猛 男君        34番  華 房 美 衛君        35番  垣 下 文 正君        36番  磯 村   博君        37番  田 中 昭 三君        38番  大 橋 英 雄君        39番  伏 見 昇 男君        40番  高 木 悦 夫君        41番  根 石 昌 平君        42番  妹 尾 達 道君        43番  小 林   勉君        44番  新 谷 盈 智君        45番  山 田   勇君        46番  苦 水 重 徳君        48番  渡 辺 慎 一君        49番  岡 本 俊 彦君        50番  花 岡   薫君        51番  小 橋 留 男君        52番  浅 野 卓 志君        53番  板 野 和 昭君        54番  片 山   仁君    …………………………………欠席議員(2人)        25番  宮 川 日 吉君        47番  磯 島 康 夫君    ─────────────説明のため出席した者   市     長  松 本   一君   助     役  鹿子木   貢君   助     役  八 木   肇君   収  入  役  久 山 忠 孝君   総 務 局 長  三 宅   襄君   財 政 局 長  関 場 長 久君   民 生 局 長  木 村 公 男君   衛 生 局 長  竹 原 良 一君   経 済 局 長  人 見 文 男君   建 設 局 長  森 本 隆 也君   下 水 道 局 長  鏡 原   進君   西 大 寺支所長  浅 野 幸 雄君   参     与  有 本   正君   参     与  井 堀 晃 郎君   参     与  井 本   勇君   参     与  上ノ土   俊君  水  道  局   水道事業管理者  黒 田 智 昭君  消  防  局   消 防 局 長  清 水 克 己君  教 育 委 員 会   委  員  長  赤 枝 郁 郎君   委     員  横 田   勉君   教  育  長  奥 山   桂君  選挙管理委員会   委     員  田 渕 禎 子君   委     員  岡   八 夫君   事 務 局 長  森 末   京君  監 査 委 員   委     員  藤   昭 博君  農 業 委 員 会   委     員  奥 山 歳 行君    ─────────────出席した議会事務局職員   局     長  原 田 知 義君   次     長  石 原 重 樹君   議 事 課 長  中 川 和 彦君   調 査 課 長  二 宮 善 政君   議 事 課 主 幹  植 野 耕 次君   議事課長 補 佐  岡 田 登志男君   記 録 係 長  最 相 初 音君   主     事  佐 藤   武君    午前10時37分開議 ○議長(片山仁君) 皆さん御苦労でございます。 これより12月定例市議会第9日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は46名であります。    ───────────── ○議長(片山仁君) 会議録署名議員に楠木君,寺田明生君のお二人を指名いたします。    ───────────── ○議長(片山仁君) 本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。    ──────〇────── △日程第1 一般質問    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程に入ります。 日程第1は一般質問であります。 順序に従いまして新谷君。   〔44番新谷盈智君登壇,拍手〕 ◆44番(新谷盈智君) おはようございます。質問戦もいよいよ最終日になりました。大変お疲れでございましょうけれども,トップバッターとしてさわやかにやらしていただきたいと思います。よろしく御清聴お願いをいたします。 それでは,通告の順序に従いまして,生活保護についてお伺いをしたいと思います。 生活困窮者生活保護法の基準に合致して生活保護を受給したいのに,生命保険を加入している場合は,原則として,毎月1万円以上の掛金を掛けている人は,その生命保険を解約をして,その中途解約金を生活費に充て生計をして,受給日を先送りと聞いております。 生活保護を将来にわたって受け続けなければならない人は別としまして,何らかの理由で一定の期間だけ,例えば病気であるとかいうような期間,この一定の期間だけこの生活保護制度を活用したい人にとって,今まで将来のことを考えて苦しい中から生命保険を掛け続けてきた人々にとっては大変厳しい措置であると言わざるを得ません。 そこで,お伺いいたしますが,生命保険をどうしても残しておきたいという人には,生活保護受給期間中はその生命保険の機能を一切凍結する措置をとれないかということであります。すなわち,その受給期間中は,一つ,掛金はその人はもう掛けない。それから,療養保険金,また障害保険金の支払い要件に該当しても支払いは,生命保険会社からの支払いはもうないと。それからもう一つ,その受給期間中に死亡されて,その死亡保険金については生活保護受給以前の解約保険金として今まで使った生活保護費充当分として精算をする。一つ,それから生活保護打ち切り後,直ちにその生命保険は復活をする,ということではどうかと考えますが,当局の御所見をお伺いをいたします。 次に,シルバーカードについてお伺いをいたします。 このシルバーカードは,市民生活ガイドによりますと,市内に住む65歳以上の方全員にお届けし,高齢者の身分証明証を兼ねたものであって,後楽園,岡山城,半田山植物園市営温水プールオリエント美術館は無料,市内の映画館は割引料金になるというもので,制度としては大変すばらしく,高齢者の方々に喜ばれているものであります。 最近満65歳になられたこのシルバーカードを交付された男性の方から御指摘を受けました。このカードの配布は学区の婦人会にお願いをしているようでありますが,その人の手元にはなぜか届かなかったようであります。それで,その人は市役所にもらいに行きましたが,そのカードが大変お粗末なのと,記載の住所,氏名の字が本人に言わせますと何とも幼稚な字を書いていたようであります。 字はともかくとして,私もこのシルバーカードを見せてもらいました。これです。こういう薄っぺらなものです。少なくとも市民ガイドに書いてある高齢者の身分証明証なら,それなりに風格のあるものと考えていましたが,非常に薄っぺらな,しかもカードの周囲は破った跡のあるものだったので,その人の怒るのは無理もないと思った次第であります。 社会に貢献せられ後世の礎をつくってこられた方々に,せめてものお祝いと感謝の気持ちを込めたシルバーカードであると私は考えます。高いものをせいというんではございませんけれども,風格を備え,使いやすさ,また目につきやすいものとしていただきたいと思いますが,当局の御所見をお伺いいたします。 市長ももうシルバーカードをお持ちでしょうけども,(笑声)こういうふうに,(と降壇して市長に手渡す)これ全部そういうふうになっとると思います。 次に,総合治水計画についてお伺いをいたしますが,水を制する者国を制すると先人が申していますように,水は人間にとって必要欠くべからざるものであり,これを治めるのは行政であります。飲料水,農業用水,また工業用水と生活の基礎にはこの水がかかわり,また他方この水の処理をおろそかにすると水害とか公害とか一転して不幸を招来するものとなりましょう。 そこでまずお伺いいたしますが,この治水計画の担当局と計画内容をお知らせください。 瀬戸大橋の架橋,新空港の開港を目前にして,ポスト瀬戸大橋として観光開発,また新道路網の整備等々と非常に上物に目がいきがちでありますが,忘れてならないのがこの治水対策であります。道路が1本つくことによって水の流れは阻害され,開発が進むことによって農地,山林が消え,水の流出量が早く,多くなり,河川の負担は大きく,手当てがおくれればおくれるほど災害が大きくなると考えます。今までの浸水をしているところを考えてみましても,都市化され道路がひかれながら,その上流,下流の河川の手当てをせず放置をしておいたのがそのための人災である。 治水を当局の機構で考えてみますと,経済局,建設局,下水道局のいずれもかかわりがありながら,さりとてその浸水の解消に向けての責任があるのかといえば,それぞれがあるようでないのであります。 すなわち経済局の農業用水路を見てみますと,用水期に水田に注水をする用水路であって,排水が主機能ではありませんし,過去からのいきさつ等から農業用水路の既得権益を無視することもできません。 次に,建設局は農業用水路以外の水路を管理していますが,これとて農業用水路と密接なかかわり合いがあり,その水路の上流から下流まで単独で機能している水路は皆無であると考えますと,独自の施策をしようにも到底できるものでもありません。 また,下水道局は,普及率35%の現状では,雨水対策までは手が回らないし,これとても将来雨水渠として農業用水路を使うとなれば手が出せないものとなります。 以上,申し上げましたように,治水にかかわる3者が三すくみの形となって浸水の解消ができないのであります。 そこで私は,この三すくみを解消さす意味とわかりにくい水行政の治水対策の確立のために,河川水路課を新設するように提案をしたのであります。 要は,だれが責任を持つか,持たせるか,それをはっきりしなければいつまでたっても現状の打破はできないと考える次第でございます。市長は私の提案に対して河川調整担当参事をおつくりになられましたが,調整をしようにもおのおのがそのセクトを守り,相手の分野に立ち入らなければ調整もできないのであります。治水対策の根本的なものの調整は到底できないと考えます。したがいまして,3者が治水機能を生かす,すなわち農業用水路の機能を損なわないように,しかも土地排水的発想を盛り込める課を新設して責任を持たして,時間と金をかけても解決さすものをつくるべきでありますので,何とぞ市長の大英断をお願いしたいと思いますので,御所見をお伺いをいたします。 また,調整担当はどのような調整実態があったのか,お伺いをいたします。 次に,岡山市西部の治水計画の中で無視できないのが笹ケ瀬川と児島湖でありましょう。笹ケ瀬川は県が調査,測量を終え,その改修計画を建設省と協議中とのことですので,本日は省きまして,児島湖についてお尋ねをしたいと思います。 児島湖は年々土砂が堆積して水深が浅くなり,その湛水能力が少なくなり,流人している河川に重大な影響を与えております。しかも,これら河川の沿線は瀬戸大橋からのアクセス道路が走り今後猛烈な勢いで発展する区域であり,その雨水流出量は増大の一途をたどることは目に見えております。それにつれて河川の改修はままならずとなれば,児島湖の水位をいかに下げておくかが今後の問題となりましょう。大雨ともなりますと,潮位の関係からできるだけ湖内の水位を下げるためには,樋門の面積を広くとることは理の当然であります。 先日の山陽新聞に,この児島湖の締切堤防に設けている樋門が老朽して,そこが漏水しているため,同じ規模の樋門を中央に新設して,左右にある旧の樋門を撤去しようとしている工事が昭和67年度に完成するとの記事が出ておりました。私は,この際,古い樋門が新樋門完成後に撤去されるのならば,この旧樋門を改造してはどうかと考えます。すなわち古い樋門,これ撤去する樋門の漏水箇所を修繕をした後,樋門の種類を変えて,水が底から流れる形式ではなく,ダム等で使用しているテンターゲート方式──というのは,こう上からゲートが,今のゲートは上へ上げて,底からこう流れていくんですけども,このテンターゲートというのは,ひっくり返るんですね。だから,上水がすぐ出ていくという方式です。これはひっくり返るんも下がるんもありましょうし,いろいろな方法あると思います。それを採用していけば威力を発揮して大雨にも対応できるのではないかと考えますが,当局の御所見をお伺いをすると同時に,農水省にも強力に申し出てぜひ実現をしていただきたいと思います。 次に,都市下水路についてお伺いをいたします。 都市下水路の国の予算が大幅にアップして,当初の完成年次を大幅に上回ることが予想され,64年の台風期までには津島都市下水路ですけども,この機能が始動されるということになると思います。その非常に効果はあると思いますし,期待をしているものであります。 そこで,お尋ねをいたしますが,この津島都市下水路は,座主川水系の水位を下げる効果がありますか。また,座主川の国道53号線以北の常時浸水地区は,私がさきにも指摘をしています53号線の横断部分の断面が足らないことによるものがその浸水の原因でありますが,この解消はできるんでしょうか。また,雨水渠の完成年次はいつですか。この津島ポンプ──万成ポンプ場ですけども──の稼働による効果はどの範囲まであると思いますか,これをお尋ねをいたします。 次に,通学路の安全対策についてお伺いをいたします。 小・中学校の通学路は,それぞれの学校によってPTA,また地元の交対協,交通安全母の会等の御意見を聞いて決定していると聞いております。交対協,交通安全母の会の皆様の大変な御努力によってその安全性は確保されていると思います。 しかし,この通学路の安全性については,これで十分であるとはなかなか言えないものと考え,私どもの組織でこの通学路の点検を目下実施をしております。その点検の目安として,1,通学路の舖装の有無,2,でこぼことか破損箇所とか大きな段差がないか,3,安全施設であるカーブミラー,ガードレールの必要箇所,4,低学年の子供たちの目の高さから見て安全施設等が設置されているか,を目安として点検中である。 まだ取りまとめてはいませんが,中間的に気づいた点をお尋ねしてみたいと思います。 その1は,当局は通学路を十分に把握していますか。 その2は,通学路について,その施工,補修について安全施設を含めて特に配慮している点をお知らせください。 以上,第1回の御質問をいたしました。よろしくお願いをいたします。 どうも御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 新谷議員の御質問に対しましてお答えをいたします。 津島の都市下水路についてでございますが,万成ポンプ場は昭和65年度通水予定でございましたが,順調に工事が進んでおりまして,64年度通水が可能となった次第であります。64年度に1基,66年度末までに2基の雨水排水ポンプを設置する計画でございます。これによりまして,谷万成一,二丁目,伊島町の一,二,三丁目,伊島の北町,津島京町,津島西坂等,伊島・津島地区の浸水が解消されると考えております。 また,雨水渠につきましては,現在整備中の国道53号北バイパス及び市道万成・津島線に埋設するものでございまして,全長が1,700メートルのうち,昭和62年度に780メートルを施行中でございます。引き続きまして,建設省所管の国道用地が確保された部分につきまして,道路改良に先行いたしまして雨水渠の築造を行い,昭和66年度末を目標に雨水渠の整備を推進をしてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いします。 その他につきましては担当からお答えします。 ◎助役(鹿子木貢君) 総合治水計画についてのお尋ねのうち,治水計画の担当局とその内容,河川水路課の新設はどうか,調整担当参事の実態を,という点についてお答え申し上げます。 御案内のとおり,治水対策は直接市民生活にかかわる重要な問題でございまして,現在経済局,建設局,下水道局でそれぞれ担当しているところでございます。治水計画につきましても,この3局でそれぞれ対応しております。 ただ,昭和61年4月から水路調整担当参事を設置をいたしまして,関係部局間の緊密な連絡をとりながら進めてきているところでございますが,今後ともこれらの調整がうまく機能するよう積極的に努力してまいりたいと考えております。 御指摘のように,水利関係は慣行水利権などの過去の経緯でございますとか,あるいは自然的な条件がございまして,そうした実情を十分承知していないと調整は困難でございます。こうした中で担当参事としまして実際に調整を行った例といたしましては,一つには昭和60年6月の浸水対策がございます。これは,梅雨前線による豪雨で特に激しく浸水しました,当新田,米倉,田中野田,宿,興除などの地域の浸水対策につきまして,関係部局の調整を図りまして,ポンプ場の設置等を現在実施中でございます。また,最近におきましては浦安地区の浸水問題について関係部局と調整を図りながら推進している例がございますので,よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ◎民生局長(木村公男君) 生活保護開始時の生命保険の取り扱いについての御質問にお答えします。 生活保護を受ける場合,その要件といたしまして,生活保護法第4条に述べておりますように,生活に困窮する者がその利用し得る資産,能力,その他あらゆるものをその最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われることが義務づけられております。したがいまして,保険の解約返戻金は,利用し得る資産として最低生活の維持のために活用することが原則となっております。しかし,危険対策を目的とした保険で,解約返戻金が少額であり,かつ保険金額及び保険料額が一般世帯との均衡を失しない場合に限り認め,保護適用後,保険金または解約返戻金を受領した時点で返還していただくことを条件に保護を適用しておりますので,御理解を賜りたいと思います。 次に,掛金を掛けないと,この点でございますが,保険会社と保険内容変更の方法をしていただけば構わないと考えております。ただし,保護開始時の解約返戻金は,資力としての認定の対象となります。 次に,療養保険金障害保険金の支給要件に該当しても支払いはしない,この点でございますが,支給される給付金は保護に優先して受けなければならないことになっております。 次に,死亡保険金については生活保護受給以前の解約保険金として今まで使った生活保護費充当分として精算する,ことにつきましてでございますが,保護開始時の解約返戻金は,保護適用後受領した時点で支弁額の範囲内で返還していただくことになっております。 次に,生活保護打ち切り後,直ちに復活するということではどうか,についてでございますが,被保護者,契約者と保険会社との契約上の問題でございますから,当然自立できたのでございますから復活し,支払いずればよいと考えております。 次に,シルバーカードについての御質問でございますが,現在のシルバーカードは,高齢者の方々が携帯にも便利で気軽に利用していただけるよう昭和60年度に従来の老人福祉手帳を改善して作成したものでございます。現在の形態にして3年間経過いたしており,従来のものよりはよくなったと評価もいただいておるところでございますが,さらに風格,使いやすさにも配慮したものになるよう研究をしてみたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ◎経済局長(人見文男君) 治水計画のうち,児島締切堤防の改良について,古い樋門をテンターゲート方式で残してはどうか,また農水省に要望するようにという御質問でございますが,御承知のようにこの締切堤防につきましては完成して30年近くなっております。特に水門の破損が激しいことから,55年度から国の直轄事業として堤防と一体的に改修工事が行われておりまして,61年度から着工した国営児島湾周辺土地改良事業,これで,この干拓地がそれぞれの年代に造成された施設であるということ,また機能が重複し,また老朽化が進んでおるということから,全体的な観点からの再編整備をしていくこととなっておるとこでございます。この事業では,淡水湖と用排水施設の樋門等を含めまして,一体的に管理する集中管理システムを採用することとしておりまして,御指摘の洪水時などには迅速に一体的に樋門操作を行うなど,運用面につきまして県等と,さらに協議してまいりたいと考えておるとこでございますので,よろしく御理解のほど賜りたいと存じます。 ◎下水道局長(鏡原進君) 津島都市下水路の座主川水系への効果についてのお尋ねがあったわけでございますが,津島都市下水路北富用水路及び中野川水系を集水区域としておりますけれども,これに関連いたしますところの万成ポンプ場は谷万成二丁目地内の座主川と中野川の合流点に位置しておりますので,座主川水系の雨水排水につきましても相当の効果が期待できるものと考えております。 次に,国道53号以北の浸水についてのお尋ねでございますが,国道53号線横断暗渠が狭小であるということについてのお尋ねでございますけれども,座主川下流部の浸水解消策といたしまして,津島下水路の整備にあわせまして,別途津島南二丁目地内から国道53号を横断する津島都市下水路の伊島町二丁目地内へ接続をいたしますバイパス管を新しく整備をしたいと考えておるわけでございまして,したがいまして浸水解消へ向けて,これによって効果があるということで努力をしてまいりたいと思うわけでございます。 このようなことから当面はこの計画案につきまして調査をし検討を進めておりますけれども,いずれにいたしましても,今後この事業化ができるよう建設省等関係機関と十分協議をしてまいりたいと,このように考えますのでよろしく御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ◎教育長(奥山桂君) 教育に対するお尋ねは,通学路の安全にいろいろと御配慮をいただいている中でのお尋ねでございますが,まず第1は,当局は通学路を十分把握しているかということでございます。 子供の安全な通学につきましては平素から地元の交対協,交通安全母の会等の皆様には大変御協力をいただき感謝をいたしておるところでございます。各校におきましては,毎年定期的に通学路の総点検を行い,さらに3年に一度通学路図を根本的に見直すなど,通学路の安全確保には細かい注意を払っておるところでございます。各校で検討され設定された通学路は,市教委に報告され承認をしました後,公安委員会,道路管理者等,関係各方面に通学路図のつづりとして配布をいたしまして,協力をお願いをしております。さらに,通学路の変更や一時変更がある場合には,市教委は事前に各校から報告を受けまして,そのことを関係各方面に早急に連絡をして,市当局として通学路の把握に万全を期すべく努めているところでございます。 次は,通学路について施工,補修,安全施設を含めてどういう点に配慮しているかということでお尋ねでございますが,通学路につきましては,学校が地域各関係方面及び市教委等と協議し,現有する公の道路の中から最も安全と思われる経路を選んで設定しております。市教委は常に学校,地域,各関係方面と連絡を密にし,交通事情の変化や風水害その他による状況の変化を把握し,危険箇所の早期発見に努めておるところでございます。必要な場合には公安委員会,道路管理者等関係各方面にお願いをして,早急な対応をいただいておるところでございます。よろしくお願いをいたします。   〔44番新谷盈智君登壇,拍手〕 ◆44番(新谷盈智君) 再質問をさしていただきます。 私は河川水路課いうのを市長に御答弁をお願いをしたんですが,助役さんがお答えになったんですけども。この議会でもきのう松山さん,それからまたその前にも則武さん,両議員さんが水路のことについてお伺いをしたと思うんですね。やはり則武議員さんもJRの沿線の水路について役所の中を回ったけどもわからなんだと,どの課が担当するのかわからなんだ。それからまた,松山議員さんは八間川について,これが下水道でやるのか,また経済の農林部でやるのか,その辺があいまいであったがために10年も延びたというふうなお話もありました。まさにもう議員さんが,議員がそうやって尋ね歩いてもわからん,わかりにくい水路行政なんですね。まして一般の市民の方々が水路行政を,本当にわかりにくいんですよ,聞かれても。どこへ行ったて担当,その水路一本どっかへとっていったら,この水路はどうなっていますよいうのがわかるような課をやはりつくるのが親切な行政であると私は思うんです。 そこで,やはり,まだ私は河川水路課というまだ小さい課を言っておりますけど,本来言いますと,道路にしましても建設局が土木部でやっております。そのように水路を一本の部ぐらいにせんと,岡山の水路はとてもじゃないがうまいこといかんのじゃないかと思うんですね。だから,まだ遠慮しながら課をつくれと,このように,一遍にこう飛躍するといけませんから,そういうふうに言ょうりますけど,私の気持ちとしては本当に,部の体制ぐらいで本格的に取り組まんと本当に大変なことになりますよ。笹ケ瀬川にしても非常に危ないんですね。ですから,そういう責任を市長は持っておられるんですから,市民の安全を守る責任を持っておられるんですから,ひとつ本当に真剣にこの水路のことについては考えてほしいと思うんです。 本当に私は治水計画っていうのは,本来言いますと3局が持っておるんじゃなしに,最終的には下水道局じゃと思うんです。下水道局の雨水対策が,これが本当の治水計画であると思うんですね。ところが,ほんなら下水道にこの治水計画を全部やれえいいましても,まだまだ汚水対策が今必死でやっておられるわけです。ちょこちょこ今の都市下水路ぐらいで,本当に浸水をしているところをごまかしながら言うたらいけませんけども,ちょこちょこやりょります。おかげで津島の方もようやっとこれがもう10何年来かかってようやくこれで来年,再来年ぐらいから多少浸水が減るかなあと,このぐらいなんです。ですから,下水道局にこれをやらそうとしても,今非常に手を広げた中で,まだまだ35%という,そういう普及率では,これはやはりまだまだ汚水対策に力を入れにゃならん。そうしますと,その間をどうするかということは,やはり市長考えていただかにゃいかんのじゃないかなあと思うんですね。ですから,それを補完するといいますか,意味ではやはりもう河川水路課,河川水路部ぐらいにこうつくっていただいてやっていただかにゃいかん。 やはり農業用水路が基本になっとるわけですね。農業用水路っていうのは,やはり御答弁にもありましたように,いろんな経緯でできております。したがいまして,下水道局がそれをさわろうとしてもなかなかさわれません。また,建設局がさわろうとしてもさわれんわけですね。それにかかわれんのです。そこで,水路調整担当いうことで農林部の中へおられる参事が一生懸命やっておられると思うんです。だから,これは評価はいたしますけれども,その調整ぐらいではとてもできないというのが私の実感ですね。したがいまして,これはもう農業用水路も含めて,これはもう農業用水路をいらうことが,他の局がいろうても,それはそれ田んぼに水を供給する機能を,これは損なわにゃええわけでしょう。だから,そういうことも知りながらして全部が統括してできる課をつくっていただければ,市民の方が来て,あの方の水路がどう言うたときには,その課へ行きゃあ皆わかるようになるわけですから。ですからそこで提案をしとるわけです。 再度市長にもうお答えをしていただきたいと思うんです。よろしくお願いいたします。いかがでしょうかね。 それから,ちょっと私もようわからなんだんですけども,民生局長,あの生命保険の件ですね。 生命保険を凍結はこれは市ができるわけじゃないんですね。だから,生命保険の方と個人との契約ですから,それはあると思いますけども,その辺を私が言うたような形にならないかと。そうやっていけば,これは生命保険の方がうん言やあそれでええと思うんですね。ただ,国費でそれは生活保護を出して,また生活保護期間中に亡くなったから生命保険等が全部入るとかいうことになるといけないという趣旨はようわかっております。したがいまして,そういうものを一切凍結をして,今度後またこうそれを打ち切られたときには,今度は生命保険がまた掛けて前と続いていけるということぐらいは,ひとつしていただきたいと思うんですね。その点を,今すぐ,この前へ出して,通告をして,その辺生命保険会社とのね,どういいますか,かかわりが,そう時間なかったもんかと思いますので,できてないと思いますが,その辺今後ひとつ努力をしていただきたいと,こういうように思います。 とりあえず2点だけひとつよろしくどうぞ。 どうもありがとうございました。以上。(拍手) ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 新谷議員の再質問にお答えをいたします。 特に,市長ということ,指名で今お話がございました。お答えをいたしたいと思いますが。先ほど助役から答弁をいたしましたとおりでございますけれども,治水対策の統一した事業計画を策定をするために,河川水路課のようなものを新設したらどうかということでございますが,水行政の組織の一元化ということについては,かねてから検討をいたしておるところでございますが,河川,また農業用水路,下水路というように,おのおの事業の目的が異なっておりまして,かつ内容も専門化していることから大変難しいわけでございますが,今後も引き続きどのような事務配分をして,そしていけば最も効率的に執行できるかといった点につきまして,さらに真剣に検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◎民生局長(木村公男君) 再質問についてお答えいたします。 掛金等の凍結の問題につきましては,保険会社と被保護者,契約者との関係もございますので,研究をしてみたいと,また協議を,保険会社等と協議をしてみたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(片山仁君) 次は,順序に従いまして寺田明生君。   〔15番寺田明生君登壇,拍手〕 ◆15番(寺田明生君) どうもおはようございます。きょうは韓国の大統領の選挙が大体こう決まりまして,野党が,有力野党が2人対立しとったもんですから,ノ・テウさんが与党の方が漁夫の利を得て大体確定的だというふうに言われておりますけど,このノ・テウさんも民主化については積極的に自分から打ち出していった人ですから,ぜひ今後の手腕を期待して,韓国が民主的な国になるようにということを,お隣の日本ですから祈っておきたいというふうに思います。 さて,最近政治家が,あるいは官僚が口を開けば言う言葉が,情報化,国際化,そして高齢化と,この3つはもう必ず言いますね。竹下さんも所信表明演説で言いました。我が松本市長も6月の改選後の定例市議会でこの3つは言われております。ついせんだってちょっと県議会の方,行ってみましたら,ここでも長野さんも言っておりました。当分の間は恐らくこの3つというのは,政治に携わる人間のテクニカルタームになるんじゃないかなというふうに思っておりますが,決まり文句になるんじゃないかなというふうに思っておりますが,私もせっかく,こういうふうなことが問題になってるということは,恐らくこれはポイントであることは間違いないわけですから,この3つのテーマの中から一つずつちょっと柱を立てて今回質問さしていただきたいと思います。 さてまず,情報化を取り上げさしていただきたいと思いますが,私たちの岡山市でもやっと情報公開条例というものがスタートしようとしております。これは私も当選さしていただいた58年以来,二,三度この問題について取り上げさしていただいておりますし,多くの同僚議員の皆さんもこの情報公開条例については言及をなさっておられましたが,やっとこれが日の目を見るという方向になってきてるわけですけれども,これを担当された当局の職員の皆さんも本当に御苦労さまでしたと,まず労をねぎらいたいと思います。そしてまた,これを行政事務調査特別委員会で審査なさった同僚の議員の皆さん方も本当に御苦労さまでした。 さて,この情報化というのは,情報公開条例がここ20年ぐらいの間ずっと大切な問題として叫び続けられてきたゆえんのものは,もう既に皆さん御存じと思いますが,社会がどんどんどんどん発達していくと,発達していって複雑になっていくと,その情報量も膨大になってくると。ところが,その情報というのは,大体大きなところに集中していく。大企業であるとか,それから公官庁であるとか,あるいはまた新聞社ですね,マスコミ,こういうところに集中していく。そしてこの情報を効果的に支配し得る人間だけが,そこのところに権力もまた集中していくと。新聞社が今政治学者の間で,司法,立法,行政,それに対して,これ大体三権というふうに言いますけれども,マスコミが第四権と言われているのは,そういうところにゆえんがあると思うわけですけれども,そういうふうな状況になっていると。そうして,政治というのは大体,私たちが選ばれて,代表として選ばれて,選んだ人と選ばれた人との間には,間は全くこう一緒なんだということで,代表と非代表との間に自同性といいますか,最近の言葉で言えば,アイデンティティーがあるということで,そういうことを擬制にしてこの政治が行われていくわけですけれども,実はその距離もどんどんどんどん,そういう今言ったようなことで,情報の偏在化によってその距離が離れていく。 ここんところを何とか埋めていかなかったら政治というものが国民からどんどん離れていくということが賢者によって指摘されて,ここ20年,アメリカなんかでは戦前からこういう問題もう既に問題になっておりましたけれども,ここんところを埋めようということで直接民主主義の手法を取り入れようじゃないかということで,一つはこの情報を公開していくということ。そしてもう一つは,ドゴールがカルチェ・ラタンの5月革命のときに,学生に要求されて始めたアンガージュマンの制度,参加の制度ですね。それから,あるいはオンブズマンの制度。こういうものが次から次へと出てきて,その政治と国民との間のギャップを埋めていこうという,そういう知恵としてあらわれてきたわけです。 したがいまして,岡山市においても,これはいつからスタートするかはまだ明確になっておりませんけれども,近々こう明確になっていくという,そういう状況にあるわけですから,ぜひこの制度を生かしていくためには,スタートの時点できちんとやっぱり押さえるべきところを押さえておかなければいけない。このように思って,おつくりいただいた方に御苦労なんですけれども,ちょっと懸念すべきところが何点かございますので,まず指摘してみたいというふうに思います。 19条の2項,4号というところに,実は19条の2項,4号というところに,個人情報について公開する場合に,ちょっと当局といいますか,実施機関で判断がつかないときには,審議会の意見を聞いて,これを開示しないことが必要だと言われた場合には,開示しないでいいと,こういうふうな規定があるわけですけども。実はこれは,審議会というのは,情報を公開するかしないかというふうなことについては,情報を握ってる人が判断すると,そしてその判断が正しいか正しくないかにおいては,この審査会がその救済措置としてこれを判断するというふうな仕組みに今回の情報公開条例なってるわけですけれども。この審査会というのは,実は5人の学識経験者と市民の皆さんの代表でつくろうというふうになってるわけですね。そして,もう片一方においては,その審議会においても,これを当局にかわってこれを情報を公開するのかしないのかというふうなことを判断させる,個人情報についてだけですけれども,判断させるという。いわば,第三者機関みたいなものを両方に置いてるわけですよ。そうすると,救済規定としてのその第三者機関である審査会が5人で──それからその実施機関である第三者機関的な性格を持っている10人の学識経験者や市民代表からなる審議会が,これは情報を公開しなくてもいいんだというふうに決めたものを──今度はたった5人の,その半分の数による審査会で,やっぱり性格的には似た第三者機関として位置されてる審査会が,それを情報を公開しなさいというふうに反対の判断をしたとしても,これはなかなか重みからいって,実施機関の役目を果たした審議会の方にどうもその重みが移っていくというふうなことで,情報公開制度そのものが育ちにくいという性格を持ってるんじゃないかと思う。それはどうしてかといいますと,公開しても差し支えない情報というのはどんどんどんどん当局は出します。出しにくいもの,だめだというふうに言ったものを,もう一回救済機関としてちょっと当局が出し渋った情報を出しなさいというふうに審査する,いわば審判機関的な役割を果たす審査会に力を持たせなかったら,この情報公開制度というのは死んでしまうわけですよ。だから,この情報公開制度の先進国であるアメリカなんかでも,実は普通の司法制度と分けて,この情報を出しちゃいかんというふうに当局が決めた場合に,それは市民の要求によって出しなさいというふうに判断する機関というのは裁判所がするようになってるわけですけども,この事件も普通の事件とは区別して一日も早く出すようにというふうなことで,裁判所できちんとスピーディーに判断するようになってて,審査機関の権威というのは非常に高められてるわけですね,法律の制度の上においても。そういう意味でちょっと,審議会というようなことを実施機関の手助けに置くというのは,ちょっと僕は問題があるんじゃないかと。しかも出さないというふうに決定なされたときに,その責任の言い逃れとして,いやこれは当局が決めたことじゃなしに市民の皆さんや学識経験者に相談して審議会が決めたことだからというふうなことで,非開示の責任をその審議会にかぶせてしまうという危険性も私はあるんじゃないか。これが構造的な問題として一つ問題があるというふうに思います。 それから,幾つか今度あと逐条的に……,だからその点について答えてください。 それから,逐条的にちょっと検討してみました。 まず10条。これ先に言っとけば,皆さんも条文を,議案書をお持ちいただいとったらよかったと思うんですけれども。10条の3項に,これ出すか出さんかというふうなこと,15日以内に決めなさいと,情報を出すか出さんかについては15日以内に決めなさいと,だけども決めにくいときには一応理由は付すんですけれども,60日間市民を待たすいうんですね。その情報について出せえと言われたときに,60日間を限度としてその期間を延長することができる。市民の皆さんが,この情報を公開して,これを利用して,行政に何か働きかけていこうとする場合には,かなり緊急な場合が多いわけです。そのときに60日間いうたら2カ月ですよ。2カ月間待っとって出してくれるのか出してくれんのかじっと待っとって,この回答が,はい,出しませんというふうな回答であったとしたならば,これはやっぱりその間に利益が失われるという危険性が極めて大きいということで,この60日間というのは,最初の審査期間が15日なんですから,せめてその倍として30日,したがって半分にこれは削るべきだと,そうしないと情報公開請求の利益が失われる危険性が極めて大きいというふうなことを思います。 それで,これ当局に聞いてみたら,特に60日間について合理的根拠はないと,こういうふうに言ってる。60日間というふうに決めている例が多かったからというふうな程度の説明しか受けておりませんので,ぜひこれは30日に短くすることによって市民の権利を少しでも尊重するという方向に持っていってもらいたい。 それから26条。26条の2項に,こういう規定があります。審査会,審査会というのは救済規定ですね,当局がだめだと言ったときに,それはもう一回検討し直して出しなさいというふうに,いわば我々市民の味方的役割を果たすところですけれども,この委員は「5人以内をもって組織する。」と,こうなってる。小さいことのようですけれども,5人以内だったら,4人でも5人以内なわけですね。そうすると,僕は,4人だったら,意見が二つに分かれたらなかなか結論が出なくて,ずうっと長引いていくというふうなことで,また市民の利益が阻害されると,時間的な利益が失われるということで,これは必ず奇数にするということで,委員5人以内はそれでよろしい,5人以内の奇数をもって組織するというふうに文言を訂正していただきたいなあというふうに思うわけです。 それと,同じ26条で,審査会に不服申し立てをした場合に,何日以内に……,これ25条か。何日以内に審査会も結論を出さなきゃいけませんよというふうな義務規定が全然ないわけです。これはほとんど,情報公開の先進国の法律を見てみますと,全部可及的速やかに出さなきゃいかんようになってると同時に,日程が制限されております。だから,ぜひ岡山市の条例も,何日以内にという日程制限をぜひしてもらわないと,市民はまたその結論を待つ間に事実上の利益を失ってしまうという,そういう結果になりかねません。 それから今度は,文言はそのままでいいんですけれども,その運用上の問題としてぜひスタートに当たって約束しておいていただきたいところが幾つかあります。 それはどういうところかといいますと,まず9条の2号に,「開示を請求しようと」,開示というのは,市民がその情報を出しなさいと役所に言うわけですね。「開示を請求しようとする公文書を特定するための必要な事項」というふうなものをやりなさいと。だから,市民の皆さんがこういう情報が欲しいというときには,例えばこの前の入札の情報をすぐ出してくれえと,こういうふうに言うてもいかんというんですね。その入札の,例えば何々小学校の増改築のというふうに,情報について細かくわかるように特定するために必要な条項,事項を示して請求しなきゃいけませんよというふうに言ってるわけですけれども,これをあんまり特定条項について厳しく運用すると,役所が持っとる情報を市民はそう詳しゅうは知ってないわけですよ。だから,名前なんかも,その情報についての名前まで特定するように,内容も細かく特定するようなことで,その特定があなたはしていないから情報は出しませんというふうなことにすると,実際の情報公開条例の効果というものが失われるというふうなことで,この公文書の特定条項については,これはかなり緩やかに,大体役所の方で,ああどの情報のことを言よんだなというふうなことがわかる程度のことが記載されて請求されたら,それで出すというふうなことにしとかないと,この情報公開条例の実際の意味というのが失われてくると,こういうことがありますから,ここんとこで運用はできるだけ緩やかにしてもらいたいということをお願いしておきたい。 それから,17条2項に,個人情報を出していくためには,個人情報を出して開示していくための規定がいろいろあるわけですけれども,ここで,これは,よくこういうふうなことを聞いてたわけです。外国人の指紋押捺拒否行政なんかにおいて,例えば西署や東署の警察が来て,住民課をうろうろうろついて,あれはどねえなっとんならというふうなことで,何々はどういうふうになっとんならというふうなことで,口頭で聞いて,いやあ,あの人は拒否しとりますとかしとりませんとか,そういう情報を,個人情報を,警察に特別の要求権もなしに手続も踏まずに教えようるということが外国人の皆さんから指摘を何回もこの間受けてきたわけですね。そういうふうに,警察権が今まで立ち入ってきた場合には結構情報が流れてたという,そういう情報が実はあるわけですよ。今後はこの情報公開制度がスタートした以後は,他の法令によって正式の,例えば裁判所の証拠提示の請求文書とか,そういう他の法令の根拠に基づいた,請求権に基づいて請求された場合には,これは出さなきゃいかんけど,それ以外についてはこの岡山市の情報公開条例に基づいてだけ岡山市が持っている情報については出すと。ほいで,だれが要求してどういうふうな形になってるのかというふうなことが一目瞭然わかるように……。例えば我々議員がぜひ教えてくれえというふうに言うた場合にも,できるだけ我々も自制をして,この条例を使って情報を請求していくということをやっぱりやっていかなきゃいかんのじゃないかなというふうに実は思ってるわけです。それがこの公開条例を成長さしていくための大きな役割を果たすんじゃないか,こういうふうに思っております。 で,運用の点についてちょっと疑問な点はそういうところです。 さてそれから,これいつごろから実施するのかというふうなことについては,規則に任せますというふうに33条にあるわけですけれども,大体大まかな目安をぜひ教えていただければありがたいということと。せっかく情報公開条例がここまで前に進んだわけですから,もう一つ前から言っておりますオンブズマンの制度もぜひこの機会に取り入れる方向で研究を始める意思があるのかないのかというふうなことをお尋ねしてみたいと思います。 これがまず第1項目の情報化の問題でございます。 さて次が,国際化に移りたいと思いますが,まず第1にお尋ねしたいことは,今岡山市に,きょう現在といいますか,二,三日前でもよろしいですけれども,永住外国人の数は一体どのぐらいいるのかと,その中で在日朝鮮人・韓国人とその他がどれだけになってるのかというふうなことをまず教えていただきたいと思います。 それから,1月前ほどでしたかね──2番目は外国人留学生に寮の建設をということを訴えたいと思うんですけれども──バングラデシュの留学生が飢え死にしたという,この飽食の時代に,しかも飽食の日本において飢え死にしたという事件が起こりました。それはだれにも知られずに,友達もなかったから,だれにも知られずに,商社マンをやっているお兄さんの,やっぱりバングラデシュのお兄さんが,弟がいるからというふうなことでアパートを尋ねてみたら,餓死して死んでたという。そういう事件が起こりました。私はこれはやっぱり非常に日本として恥ずかしいことで,幸いにして岡山でなかったというんでほっとしちゃいけんのですけれども,岡山でなかったことは不幸中の幸いみたいな感じで思っていますけど,本当に日本にとって恥ずかしいことだと思うわけですよね。幾ら制度がないからといって,この飽食の時代に勉学のために日本を訪れた留学生がひとりで餓死して死んどったというふうなことは,やっぱりあっちゃならないことだというふうに私は思うわけですけれども。 実は僕も留学生,何人か友達を持ってますけれど,ついせんだって,ケニアのナイロビから来ているケンジ君いうて,日本人のような名前でしょう。ケニア語というのかなんか知らんけども,あすこの言葉というのは,日本と単語がよう共通な言葉がたくさんあるんですよ。ケンジ君というの,これはバイオテクノロジーを研究して岡山大学の大学院に留学している人──に聞いたんですけどね。とにかく毎月毎月このお金を,この人国費留学生ですから国から一応お金を送ってくるわけですけれども,ケニアから。この円高で,どんどんどんどん円高になっていくけど,向こうは従来の計算で送ってくるもんですから,もう非常に送ってくるお金の価値が毎月毎月減っていってかなわんと,本当に生活が苦しんだと。その中でも一番何が必要かといったら,やっぱり安く住まえるところがどうしても欲しいというふうに言ってるわけです。今度は理科大もまた国際大学をつくるというふうなことを言っておりますし,ここにも大勢のまた学生が集まってきた場合に,理科大もつくる側としてはある程度自分の責任としてある程度の寮はつくると思いますけれども。僕は国費,私費に関係なくぜひ,我々の岡山市が国際社会に対して一体何ができるのかというふうなことを考えた場合に,そういうふうにこの岡山を目指して勉強に来ている将来の外国を担っていく外国の青年たちに,せめて住まうとこ,安心して住まえるところ,5,000円か8,000円ぐらいの家賃で住まえる,快適に住まえるようなアパートを,留学生寮をぜひ建てたらどうかと。ほいで,そこん中には日本人の,できれば日本人の学生も一緒に住まわして,そこん中でいわば国際交流ができていくというふうなことになれば,このことだけでも国際化の中における岡山市の地位というのは非常に上がるんじゃないかというふうに思って,ぜひこれを実現してもらいたいと。市費単独でやるんじゃなくてもいい,市がコーディネーターになって,それでいろんなところに働きかけて第三セクターのような形ででもいいから,これを打ち立てるというふうなことになったら,まだほかの市町村もやってないと思いますけれども,岡山市はさすが,国際化時代における岡山市は立派なもんじゃと,松本さんというのは大したことをやるもんじゃなあというふうに僕はやっぱり国際的に名前も上がっていくんじゃないかと。これぜひ実現してもらいたい。 さてそれから,外国人登録法が4月から新しくなっていきますけれども,この外国人登録法,必ずしもいい改正ではないわけですが,この新外国人登録法について,経過措置の説明が法務省からあったと思うんですけれども,それはどういう内容だったかということをまず教えていただきたいと。 それから,外国人登録済証,この問題については私は何回もこの場で取り上げたわけですけれども,一つだけ言ってない論点があったのでぜひ言っておきたいと思いますが。外国人登録済証というのは,私たちの住民票と同じ役割を果たすものです。だから,外国人の便宜のためにつくられたもんですけど,これについては何ら法的根拠はありません。外国人登録法にも登録済証のことについては一言も触れておりません。ということは,自治体が自治体の外国人管理のために便利であるということと外国人の皆さんにとっても有益であるということで,自治体が勝手にこれはつくり出した制度です。それに対して,指紋押捺拒否をした人たちに,その外国人登録済証のところに,なお書きというのを,なおこの人は指紋押捺を拒否した人であるということを赤い字で書きなさいということを法務省は従来指導してきたわけですけれども,この自治体の固有事務に対して国がそういうふうな指示をしてくるということは越権行為も甚だしいと私は思うわけですし,これが地方自治体の固有の事務であるということは国も認めておりますし,この場においても前民生局長であられた今総務局長の三宅局長も私の質問に対して御答弁なさってらっしゃいます。だけれども,これは法的根拠もない登録済証ですから,この登録済証に対して,なお書きを書けえとか書くなとか法務省いらんこと言うなと,地方自治体の自治権を侵害するようなことを言うなということを,はっきりはねつけてほしいと,こういうふうに思っているわけです。 さてそれから5番目が,外国人の皆さん,今人数を聞きましたけども,外国人の皆さんといろいろ今行政のことについて話し合いをここ2年間ほど続けてきておりますけれども,この話し合いをひとつ非公式とはいえ固定化して,私たち岡山市は公民権を持っていない外国人の皆さんにも行政についていろいろ意見を反映させることをしてるんですよということを保障していくために,制度的保障としてこの窓口を今やっている交渉を固定化して非公式の窓口にしてもらったら非常にありがたいというふうに思っております。 さてそれから次が,百周年史誌についてお尋ねしますけれども,この百周年史誌について,岡山市在住の外国人について,住民としての外国人について言及があるのかないのか。なければぜひ,外国人も住民であるわけですから,百年の史誌の中に外国人条項を1項目立てていただければありがたいと。というのは,自治体の市史を出しているところにおいても,外国人条項をはっきり真正面から取り上げて言及している市史もあれば,全然これ扱っていない市史もあります。私が調査した中でもあります。それで,しかも扱っているところの方が少ないですけれども,少ないとはいえ岡山市にも外国人はずっとこう100年からの間住み続けてきてるわけですから,この外国人の岡山市に対する居住についてもきちんとあれをしてもらいたいと,言及をしてもらいたいというふうに思います。 それから7番目が,外国人の就職の機会均等ということですけれども,これも今まで何度も言ってまいりましたけれども,今も言いましたように,憲法は地方自治体においては外国人も含めて住民というふうに規定してるわけですよね。だから,その同じ憲法で就職の機会均等というのは保障されてるわけですから。大学までは一緒に行った,肩を並べて日本人と行った。卒業した途端に,日本人は一流企業にと,そして外国人はせいぜいパチンコ屋の玉洗いというふうなことでは,余りにもそれはやっぱりギャップが多過ぎます。私はやはりこの一般職にもぜひ広げてもらいたいと思うんですけども,一般職が無理としても,技術職については,これ一般的にもう外国人条項を外して,岡山市は採用を決めたらいかがかというふうに思います。 さて,残り時間ももう少なくなってまいりましたが,高齢化の問題に移ります。 高齢化社会というのは,もう目前に迫って非常に重要な課題であるということは間違いありませんが,この中で私たちは,今高齢者行政の中の一つとして,ホームヘルパー制度というのを持ってるわけです。ところが,このホームヘルパーさんの地位というのは非常に今低い。例えば初任給で言えば,大卒の皆さんと一緒で,年齢給は全然勘案されていない。昇給率もほかの一般職の皆さんに比べて非常に少ない。退職金もしかりと。交通費なんかはないと。こういうふうな感じで。しかも所属は,配置は福祉事務所で所属は社会課と,組織上もとっても合理性がありません。 こういうふうな中にあって,これを直接どうこうするというふうなことじゃなしに,やはり高齢化社会におけるホームヘルパー制度というのは一体何なのかというふうなことをもう一度根本から問い直せば,その職務の重要性はおのずから明らかになってくるわけです。ほいでその場合に,有料のホームヘルパーもおれば無料のもおれば,それから民間のサービスによるボランティアによるホームヘルパーもおるわけですけども,それぞれの役割分担をきちんと整理をして,しかも今度国が始めようとしている介護福祉士,隣接の制度がありますから,そういうところとも整理統合をした上で,ぜひここんところを,ホームヘルパーさんの,高齢化社会におけるホームヘルパーの役割というふうなことをきちんと確立をして身分保証もしていくという,そういう位置づけと整理のし直しをやっていただきたいというのが私の趣旨でございます。 それから,あともう2分しかありませんけれども,最後に,これは通告も何もしておりませんが,この今回の議会で多くの人が取り上げました馬券場の問題,きょう21日が確認申請のタイムリミットというふうになっておると思うんですけれども,市長は議会の議決を尊重すると,尊重するというのは一体尊重したら一体具体的にはどうなるんならというやじも私は飛ばしましたけれども,ぜひ尊重した結果こういうことになったというふうな取り扱いをしていただくことを心からお願いを申し上げまして,私の第1回目の質問を終わらしていただきます。あと1分あります。よろしくお願いします。(拍手)
    ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 寺田議員の御質問に対しましてお答えをさしていただきます。 ホームヘルパーの制度の確立につきましてでございますが,ホームヘルパー派遣事業は,在宅の福祉サービスの中核事業の一つとして位置づけられておりまして,家庭を訪問して提供する人的なサービスとして大きな役割を担っているところでございますが,高齢化が進行している中でその役割はますます重要になってくると考えられます。 本市におきましては,昭和39年にこの制度を発足させまして,自来制度の拡充を図ってまいっておるところでございます。特に,近年在宅福祉の重要性が高まってまいります中で,ホームヘルパーの日常生活における介助からより高度でまた専門的な介護が求められるようになっておるのが現状でございます。 こうした意味から,本年度県においては国の方針を受けまして,高齢化に関する福祉,保健,医療等の各種サービスの総合的推進を図るための高齢者サービス総合調整推進事業が発足をいたしまして,あわせて在宅介護相互支援システムの再構築が進められておるわけであります。また,国においては,老人,障害者などの要介護者に対する介護の専門家,また高度化に対応する介護福祉士の資格制度や,あるいはまた家庭奉仕員講習会事業を創設をし,人材の確保と資質の向上を図ることとされておるわけであります。 本市といたしましても,これらの状況を踏まえまして,ホームヘルパーを初めとする在宅福祉推進システムの整備,また見直しを図る中で,ヘルパーの機能が十分発揮できるように,その位置づけとまた役割分担を明確にしてまいりたいと考えております。 その他につきましては関係の担当からお答えします。 ○議長(片山仁君) 答弁の途中でありますが,午後1時まで休憩します。    午前11時55分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午後1時10分開議 ○議長(片山仁君) 午前中に引き続いて会議を開きます。 当局の答弁を求めます。 ◎総務局長(三宅襄君) ではまず,情報公開に関します各種の御質問にお答えをさしていただきます。 まず第1番に,審議会と審査会の関係の御質問でございます。 実施機関の判断に当たりましては,その意見を聞くところの審議会と不服申し立てに対する一種の審判機関としての審査会の役割の違いを考慮いたしまして,双方の権限の競合といったことがないように留意をいたしております。情報公開制度につきましては,開示,非開示の判断等具体的な意見は一切審議会に求めないことにいたしております。なお,個人情報保護におきましては,自己情報の公開に関してのみ実施機関の判断の一助としての審議会の意見を求める事例がありますけれども,この場合におきましても,決定権者は実施機関でございます。不服申し立てに対する決定に当たりましては,あくまでも審査会の判断を尊重してまいりたいというふうに考えております。 それから,審査会の審査期間を定めてないではないかという御質問でございます。 不服申し立てに対する決定はでき得る限り早急になされることが救済手続である以上必要でございます。そこで,規定といたしましては,実施機関は不服申し立てがあった場合には速やかに審査会に対して諮問することを義務づけております。ただ,審査会の答申に期限を設けることは,事案によりましては,双方の意見の聴取等を含めまして,審査内容の難易がござい,困難であるために規定することがなっておりませんけれども,運用に当たりましては早急に審査がされるような適切な配慮をしてまいりたいというふうに考えております。また,規則で努力規定等も設ける方向で検討してまいりたいというふうに考えております。 それから,審査会の委員が5名以内ということでは困るんじゃないかという御質問でございます。 これは委員欠員の際に審査会の成立が問題になることを想定いたしましたものでございますけれども,原則として5人による構成にしたいというふうに考えております。 それから,開示に当たっての期間が15日以内から一挙に60日になるのは長過ぎるんではないかという御質問でございます。 開示,非開示の決定に当たりましては,極めて短期間に決定されるものというふうに考えております。ただ,事例によりましては関係者との協議,第三者情報にかかわるものについて第三者の意見の聴取等,それ相応の判断期間を要する場合がまれに予測されることから,他都市の例等も参考にしながらこのように定めたとこでございます。 いずれにいたしましても,運用に当たってはなるべく早く決定をするように努力をしてまいりたいというふうに考えております。 それから,公文書開示の請求に当たって,公文書の特定の問題でございます。 この規定の趣旨は,公開を求められている文書を開示,非開示の判断をするに当たり,ある程度範囲を明らかにする必要があるということと,検索を容易にするためでございます。 請求に当たりましては,実施機関の対応におきましても請求者の意図を酌んで十分配慮してまいりたいというふうに考えております。 それから,個人情報の外部提供に当たっては厳重な運用という御質問でございます。 個人情報の外部提供に当たりましては,原則として規制をいたしまして,法令の定めがある場合,もしくは相手方にそれ相応の利用権原が認められる場合,または提供することが市民にとって利便の向上につながる場合等が提供可能なものであるというふうに考えておりまして,この問題につきましては,十分厳格な運用をしてまいりたいというふうに考えております。 それから,情報公開の実施期間の問題でございます。 これにつきましては,根石議員の質問にお答えを申し上げておりますけれども,準備に相当時間がかかるということから,一応準備期問を6カ月を予定をさしていただいておりまして,以下今議会で御議決をいただければ,明年の6月1日から施行ということで考えております。 それから,オンブズマン制度の御質問でございますけれども,このオンブズマン制度は,既存の救済機能や監査機能,苦情処理などの機能の補完措置ということで議論をされておるということは承知をいたしております。非常に専門的な問題でございます。今後検討課題にさしていただきたいというふうに考えております。 それから,百周年記念誌の御質問でございます。 岡山市百周年記念誌は,広く市民史であることを前提にいたしまして,本市が明治22年に市制施行して以後の各種行政事績及び施策等を重点的に収録をいたしております。居留外国人につきましても,国際化の進む中で重要な事柄でございますので,できるだけ記述がなされるように記念誌編さん委員会の方に要望してまいりたいというふうに考えております。 それから最後に,外国人労働者の採用についての御質問でございます。 この問題につきましてはさきの9月議会でもお答えをしたところでございますけれども,日本国籍を有しない者を地方公務員として任用することにつきましては,御存じのように法令上明文の規定はございませんけれども,公権力の行使または地方公共団体の意思の形成の参画に携わるような職には任用することはできないと,また将来そのような職につくことが予想される職員の採用試験においても受験資格を認めることは適当でない,というような国の基本的見解が示されておるとこでございます。 本市におきましてもこの見解に従って進めてきたわけでございますけれども,昨年の6月に内閣法制局の方から,保健婦,助産婦及び看護婦の本来的業務は,専門的,技術的な業務であり,公権力の行使,公の意思の形成の参画には該当するものではない,という見解が示されまして,本市におきましても昨年から,保健婦,看護婦,薬剤師等々の職種につきましては,採用試験に当たりまして受験資格から国籍条項を削除いたしております。 御質問の職員採用に当たっての全体的な国籍条項の削除につきましては,このような国の見解もございます。他都市等の状況も参考にしながら十分検討してまいりたいというふうに考えております。 ◎参与(有本正君) 国際化に関します御質問のうち,2点についてお答えをさしていただきます。 まず,留学生会館の建設についてでございます。 市内の大学に在籍する外国人留学生の数はここ数年急増いたしておりまして,滞在中の生活全般について受け入れ態勢の整備は重要な問題となってきております。 特に宿舎の問題は懸案の一つとなっておりまして,大学側では専用宿舎の建設や担当部門を設けるなどしまして,その対応を図っておられるところでございます。 国におきましては,今世紀末までに約10万人の外国人留学生を受け入れることを目標とした施策を打ち出しておりますことから,今後は個々の大学を中心とした対応にとどまらず,国,地方公共団体,企業や市民,民間団体を含む社会全体の協力によります解決が望まれてくるわけでございます。 こうした情勢の中で自治体としての役割も明らかになってまいると思われますので,留学生会館の建設につきましては,御提言の趣旨も踏まえまして今後の研究課題とさしていただきたいと思います。 次に,外国人相談の窓口についてでございますが,岡山市に在住されております外国人の方々からの相談につきましては,市民の声としまして,人権,教育,就職等の諸問題について,既に自治振興課におきましてお聞きをいたし,その声を担当部局ともどもに市政に生かせるものから反映をさせ,また問題の解決に努力をしてまいっておりますところでございますので,御理解をお願いいたしたいと思います。 以上でございます。 ◎民生局長(木村公男君) 岡山市における外国人登録者数,そのうち在日韓国及び朝鮮の人数はという御質問についてお答えいたします。 岡山市における外国人登録者数は,昭和62年11月末現在で4,747人でございます。そのうち在日韓国及び朝鮮の登録者数は,4,033人であります。 次に,外国人登録法一部改正が実施されようとしているが,その経過措置はについてでございますが,我が国の置かれている国際的環境及び在日外国人の人権等を考慮し,外国人登録法の一部を改正する法律が9月26日,昭和62年法律第102号として公布され,1年を超えない範囲内において政令で定める日から施行されることになっております。 過日の法務省入国管理局地方総括係長の説明では,現段階では施行時期,予算,政令等が固まっていないため,具体的な指示はなかったわけでございますが,改正法施行までは外国人登録事務につきましては現行法,通達等により適正に執行するよう指示がなされました。 次に,外国人登録済証発給事務は地方自治体の固有事務であるのに,ただし書きは法務省の越権行為ではないか,市は拒否する態度で裁量によりできないか,についてでございます。 外国人登録法は,外国人に登録証明書を交付し,これを携帯させる制度をとっており,自己の居住関係及び身分関係を説明する場合には登録証明書を提示すれば足りるため,外国人登録法には証明に関する規定を置いておらず,戸籍謄抄本や住民票の写しの交付のように登録原票の記載内容を証明したり,その写しを交付する制度は定めておりません。しかしながら,近年在日外国人の社会活動が活発化し多様化するに従い,諸官庁への申請,諸取引や就学,身元保証等,実生活の上で登録原票の記載事項を記録として残す必要がある等の理由から,登録済証明書が発行されています。 この登録済証明書の発給事務自体は,証明事務として市町村の固有事務でありますが,原票の管理,保管の事務は機関委任事務に属するもので,原票の利用につきましては一定の制限や条件を受けてやむを得ないものという判断から,通達に従いましてただし書きを記載しておりますので,御理解を賜りたいと思います。 次に,高齢化社会とホームヘルパー制度の確立について市長の答弁を補足してお答えします。 現在市直営の家庭奉仕員の所属は社会課で,各福祉事務所や各支所へ駐在さしているところでございます。家庭奉仕員派遣につきましては,所轄の福祉事務所へ申請書を提出し,福祉事務所で派遣の要否を決め,それに基づいて社会課で派遣奉仕員を決めておりますが,福祉業務の現地性,即時性が重視される点から考えて,現在福祉事務所への所属を検討いたしております。 なお,家庭奉仕員の身分や採用の問題につきましては,先ほど市長が答弁申し上げましたような一連の国,県における在宅介護体制の整備を見きわめながら研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。   〔15番寺田明生君登壇〕 ◆15番(寺田明生君) ホームヘルパーの制度については,前向きで見直し作業の中で確立していきたいという市長みずからの御答弁いただきましてありがとうございました。ぜひ早急にそのようになるように期待したいと思います。 さて,再質問については2点さしていただきますけれども。1点は,情報公開制度の中で他の機関から公開を請求されるという請求の手続を,ちょっと誤解されとると思うんですけど,手続を公開制度を通じてか法令の制度を通じてか以外で,それ以外にはあれしないという,出さないという,出さないのかどうかという,その点をお聞きしとるんです。よろしく。 もう2点できませんので……。 ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。 ◎総務局長(三宅襄君) 他の機関から情報を求められるということにつきましては,各種のケースが予想されます。情報と申しますか,例えば国の方から地方公共団体に対して一定の報告を求められることもございますし,それから法令に基づいて諸種の検査をされることもございましょうし,これはそれぞれのケースがございますので,情報公開の制度も十分踏まえまして,一つ一つの中で対処してまいりたいというふうに考えています。 ○議長(片山仁君) 次は,順序に従いまして脇本君。   〔27番脇本一郎君登壇,拍手,「頑張りなさい」「産業建設課廃止反対」と呼ぶ者あり〕 ◆27番(脇本一郎君) どうもありがとうございます。 きょうは合併地域の皆さん方が大勢,年末のお忙しいときに本当に御足労をおかけいたしましたことを,合併地域の議員を代表いたしましておわびを申し上げます。本当に申しわけございません。20年近くもたちましてこのようなぶざまなことができたということは,合併地域の議員がしゃんとしとらんからこういうことができたんじゃあなかろうかと,こういうことにもつながると思います。 ただいまは寺田議員が国会議員以上の国際議員的な演説ができたようでございますが,私はすこぶる家庭的で,本当にもう腹の中を忌憚ない質問をさしていただいて,市長から原稿あたりは用いない,本当に体と体での御答弁をいただきたいと,かように思うわけでございます。市長さんひとつよろしく,ひな壇の皆さんもよろしくお願いを申し上げます。また,議員の皆さんもひとつよろしくお願いを申し上げ,傍聴席の皆さんには絶大なる御声援をお願いを申し上げたいと,かように思うわけでございます。 もう御案内のとおり,市長もう御存じのとおりでございますが,また最近私の娘が私のところへやってきまして嘆くわけでございます。まあ聞いていただきゃあええと思うんですが。どうも嫁にやったんでございますけえども,おりにきいらしいです。 それで,倉敷へやっとる娘は割合順調にやってくれよるんですが,その倉敷の娘は自分の家の地所も買うてもろうて,新しい家も建ってもろうて,婿もまあまあできゃあ悪いと思うとったんですけれど,結構まあ辛抱ができゅうる。 岡山へやった嫁というのは,どうもいまだに古い土地で古い家で,それでどうも家風になじまんのか,どうもおりにきいようなことでございますが,おわかりになると思います。そういうことの積み重ねがちょいちょいやってくるんで。この間もどうも,どうしても辛抱できんかというと「なかなかなあ」とこう言う。「どの辺が一番難しけりゃあ」と,こう言うて聞きますと,「どうもなあ,私にえろう相談もねんですけえど,服や着物や靴やこう買うてはくれるんですけえども,私に相談がねえもんですから私の体に合わんもんが多いんですらあ」。こういうことで,こりゃあ「よう相談して買うてもらやあえかろうがあ」と,こういうことなんですが,(「だれでもわかるように言うてくれ」と呼ぶ者あり)──いや,まあ聞いてもらわにゃあいけんのですらあ。よう聞いてもらわにゃあ。わしも本気でござんす。原稿もなんも見りゃあしませんから。本当にもう腹ん中断ち割っていきょるんですから。──そうすると,結局,太りじちな体持っとる性格ですから,どうも服が小さいとか,靴が小さいとかと,こうなるんで。そうすると,娘の気持ちでは,「どうも食べずにでも辛抱すりゃあやせて服が合うようになるんじゃあねえかなあ」と,こういうことでございます。 そういうことで,どうもなかなかやりにくうて,嫁入りに行く時分にも大分身に合うようなものも用意をして持ってもいかせたんですが,その持っていかした荷物の中を……,時間も30分ということですから(「早う頼むで。本文頼むぞ」と呼ぶ者あり)やらにゃあならんのですが。 倉敷へやりました娘にゃえろう荷物持たしてやらなんだんですけえど,倉敷へやった娘は,川崎大学と瀬戸大橋関連と山陽自動車道と清心高校と児島湖の流域下水道ぐれいな荷物持っていかしたんですらあ,なあ。せえでまあ結構辛抱してくりょると。こういうことで。 岡山へやった娘いうのは,まず一番の目玉は何ならいうたら,津高から嫁入りをした娘が岡山の新空港というのがございますが,まあこれが一番目玉じゃあなかろうかなあというような感じもするわけです。それから次に,ほんなら次は何ならというと,山陽自動車道ではなかろうかなあ。岡山の顔としても御協力ができとんじゃなかろうか。それへもっていてジャンクション,岡山インター,岡山西インターというようなもんもでき上がるわけですが。これが岡山の旧市内にあるもんではございません。本当に嫁に来た娘が持ってきたからこそこれが岡山市内にあるということにもなるわけで。体にゃ合わんけえど荷物だきゃあええかげん持てきとりますが。今いう児島湖流域下水道から中国横断道,瀬戸大橋の関連,岡山県の総合流通センター,四国から来る新しい新幹線,国営の潅排事業から,また新しい野球場ができるという。これも合併した娘が持ってきたところと。それから,いずれそのうち,5年のうちには恐らく発表になるでありましょう。新しい岡山県の新庁舎が合併した地域へ定着をするんではなかろうかと。 こういうことで,本当にこの行た家の顔づくりはこの娘がまあるでしてくりょるようなつもりがするんじゃけえど,どうも着る物はそぐわん物を着さしてくれるんで,どうも,うちゃあ御飯倹約して体合わさにゃおえん。くでえようでございまんけれえどな。 そういうことで,「ちいっとおめえも新しいもんばあでなしに骨董品も持っていきゃあ,せえも家へそぐうようになるし,家がまあええ都合にいくんじゃなかろうか」ということで骨董品を持たしたのが,吉備津神社とか吉備津彦神社とか高松稲荷じゃとか,造山の古墳であるとか高松城址。皆一流です,こりゃあ。立派なもんです,全国的に。それから,足守の近水園じゃとか武家屋敷,吉備路の関係,苫田温泉から文化財埋蔵センター,(笑声)中にはちいっと新型の上場企業の滝沢鉄工所とか,岡山市にも総理大臣が一人でもおってもええということで犬養木堂総理大臣もお連れをしとるわけでございますが。そういうふうなことで,経済連農協がある,上道公園もある,少年院からその他もういろんなもんがたくさんございます。 それから,その嫁入りをした家の,今までにどういう仕事をしとんならいうたら,この娘の里へ持っていてこしらえたのが,まず丸尾谷とか高松田中,三手,撫川,藤田に2カ所,内尾の方,一宮の浄化センター。臭えもん,悪いものはうちで引き受けをしょうかと,こういうふうな形で,私は本当にまあうちの娘も立派なこたあしてくれとるなあ,よう辛抱してくれとるなあ,ということも感謝をしとるわけでございます。 まあ食べるもんも持っていかにゃあおえまあが,食べるもんは,ほんならまあ米とかモモとかマスカットとかブドウとか,ビール麦からシイタケから持っていけえよということで,持っても来さし,それがために岡山が日本一になっとるものが4つあるわけでございます。 日本一の,市で日本一は何ならいいますと,つまり,調整区域が日本一,それから米をつくる田んぼが面積が日本一,それから次は農家戸数が日本一でございます。それから,可住区というて住める場所,人間の住める場所というのが,これが日本一です。この日本一,4つの日本一をこしらえたのは,どこが岡山市を日本一にしたらあいうたら,これも合併地区があったから日本一になれた。こういうことなんで。 せえでまあわしの娘が本当に嘆くのは無理はねえと思う。よう辛抱して日本一にしたもんもたくさんあるんじゃが。まあ応援席へおいでになられとる人は支所の統廃合と,こういうことでございますが。 それで市の中ででき上がっとることは,人口増を起こしとるのは,周辺地域が人口増を起こしまして,約5万人ほどふえて,13万人ぐらいに今なっとりますが。 そこで,ひな壇にいらっしゃる人が絶えず答弁をせられるのは,何かといいますと類似都市とか,比較をしてと,こういうお話が多いわけですが,私は比較でなしに,教育長さんにちょっとお尋ねをしてみたい。 これは何ならと申し上げますと,内山下じゃとか深柢じゃとか,あの過疎になるところの学校の統廃合はせずに,過密になる,人口のふえる合併地域は統合をしょうという。教育行政と市長部局との,同じ行革の中での歯車のかみ合いというのは,どのようになっとんであろうか。小学校の生徒が多いところは教育長さんはそりゃあ分離して新しい学校をこしらえましょうと。よく勉強会をせられるようですが,勉強会が成立するなあ,というのが私の見解の一つにもあるわけです。 そういうことで,まず時間の制限がございますので,多少通過の駅も出てまいりますが。まず岡山市が今まで経過の中ででき上がっとることは,昭和25年からちょっと田中市長,横山市長の29年の間に児島湾の埋立地,牧石,牧山,高島ほか14カ村ほどを合併を4年間ほどでやられとります。それから,先代の岡崎さんが2期目から,2期目のはしりに西大寺市の合併をやり,その後2期目の中で一宮,津高,高松,吉備,妹尾,福田をやられ,3期目に入る46年の5月の1日に足守,興除,上道をやられ,50年の5月の1日に藤田をやられたと。こういう経緯でございますが,私も,松本市長にもう2期目に入ったんでございますから,玉野市の合併をやっていただきたい。 100万都市の手残りになっております,それ以外の8カ町村,灘崎から岡山市の東部になりますけれども,これを入れると80万ぐらいな人口で,面積が1,068平方キロとなって,日本ではいわき,静岡,札幌の次の4番目の面積になる都市になると思うんです。 それから,3期目にはいったら政令都市を目がけてあなたがやっていただくことが必要であろうと。かように思うわけでございます。 倉敷はせんだって金光町に手を伸ばされて,50万都市への走りを始めたわけでございます。そういうことから,どうかひとつ支所の統廃合でなしに,前向きで岡山市が本当に発展する方向へ持っていっていただきたい。かように思うわけでございます。 あとは,野球場でございますが,野球場につきましては,これはチボリ問題とも絡んでまいるわけでございますけれども。まず岡山市をこしらえるのに,もう今現在では周辺地域が何もかにもでき上がっておるわけでございます。そういうことで,周辺地域がなかったら今後の岡山市の発展はないんじゃなかろうかということで,野球場についても,チボリについても,中心から外れた方へ行くような形になると思うんですが,その周辺をつくり上げていくのには,やはり道路が必要であると思うわけです。そういうふうな中で,その周辺の道路をどのようにお考えになられておられるか,お尋ねをさしていただきたいわけでございます。 もう余りくどくど言わなくても,おわかりになっておられるんですから,もう車両が増大をする,自動車の数がふえる,当然のことです。そういうことから,岡山の周辺へ持っていて,都計街路もあるわけでございますが,私が特に野球場,チボリで申し上げたいのは,福田・一宮線と川入・箕島線と,箕島・矢部線,これの早期の着工をしていただかないと,野球場もチボリもでき上がらないのではないか。また,久米東・岡山線を西へ延長していただくということ,また大内田・鳥羽線の福田・一宮線までの延長を考えていただかなくてはいけないんではなかろうかなあ。こういう感じがしておるわけでございます。 どうかひとつ,あと13分ほど残っておりますので,答弁の後また再質問をさしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手) ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 脇本議員の御質問に対しましてお答えをいたします。 いろいろとお話を伺ったわけでございますけれども,その後の合併問題につきまして,ちょっと私の考えてることも申し上げたいと思いますが。 岡山市の都市発展のやっぱり歴史というのは,ある面ではおっしゃいましたように合併の歴史であると,こういうことも言えると思うんです。御承知のように昭和44年に西大寺市を初めとしまして周辺の10町村を合併を行いまして,市域が御承知のように510平方キロ余になっております。東京の特別区の分を除きましては市では26番目に広いというわけでありますが,また県庁所在地で見ますというと大体8番目という広大な市域を持っておるわけであります。今後は都市基盤の整備を重点的に進めまして,都市力のアップにひとつ大いに努力してまいりたいと思っておりまして,先ほどからいろいろとお話がございました中に,やはり道路整備等につきましても強く要望されておるように伺っておるわけでございますが,これはもう全く同感でございます。 御提言がございましたような周辺の市町村との合併につきましては,これは自治体のコンセンサスとか,あるいはまた住民の盛り上がりというようなものが不可欠なものでございまして,現段階ではまだそういう機が熟してないと,このように思っておるわけであります。 その他につきましては担当からお答えします。 ◎建設局長(森本隆也君) 野球場の項にございました4つの道路について,申しわけございませんが原稿を見ながらお答えをさしていただきたいと思います。 まず,福田・一宮線につきましては,国道180号,いわゆる西バイパスでございますが,として,国道2号から,岡山2号バイパスからもとの旧バイパス,県道岡山・倉敷線間2.5キロメートルにつきまして,建設省において整備の促進が図られているところでございます。 県道以北につきましては,早期の整備促進が図られるように市といたしましても重点要望しているところでございます。 川人・箕島線につきましては,県に対する重要要望について,180号から藤田地区に至る区間の主要地方道への格上げと整備の促進を要望しております。 次の箕島・矢部線につきましては,流通団地から国道2号岡山バイパス間につきましては,県事業として整備促進が図られております。流通団地以北についても重点要望しておりまして,そのうち県道の岡山・倉敷線までの区間につきましても,引き続いて整備の促進を図る努力がされております。 次に,旧2号線の久米・東岡山線の西への延長のお尋ねでございますが,西バイパスの事業にあわせて西長瀬地区の部分拡幅が計画されております。 最後の大内田・鳥羽線の福田・一宮線までの延長につきましては,妹尾,吉備地区の道路網の検討は必要と思われますが,すぐには難しいのではないかというふうに考えております。 いずれにいたしましても,野球場とかチボリを前提にした道路整備計画では現在のところございませんので,今後それらの計画に即応して整備計画を立ててまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◎参与(井本勇君) 支所の問題についてお答えいたします。 このたびの支所問題の基本的な考え方の一つには,現行支所地域における土木,農林関連の事務事業の効率化を図るといったことも考慮いたしており,再編成によって執行体制の強化を図り,より適切に対応していくことが大切なことであると考えております。 今後,議会の皆様方の御意見など十分お聞きした上で,全体の考え方を取りまとめていくことにいたしておりますので,よろしくお願いいたしたいと思います。(傍聴席にやじる者あり) ○議長(片山仁君) 傍聴席の方に申し上げます。御静粛にお願いいたします。 ◎教育長(奥山桂君) 小規模校の統廃合について,これはいろんな意味からお尋ねであったようでありますが,私は教育委員会の立場でお返事をさしていただきます。 御指摘のように岡山市の周辺部や中心部に児童数の減少により小規模校化している学校があります。御指摘の統廃合の問題につきましては,学区の存廃にかかわることでございまして,教育上の問題として市民の強い関心を呼んでおるところでございまして,これに対しては慎重に対応をする必要があると考えておりますので,御理解をいただきたいと思います。   〔27番脇本一郎君登壇,拍手〕 ◆27番(脇本一郎君) 市長さんから,この岡山市域について日本で何番と,こういうふうに言われたわけですけえども,これは活字になっておるわけですから私も否定をするわけではございませんが。やはり規模ということにつきましては,それは市長の考え方,私の考え方,個人差があると思うんですけえども,これ都市の合併も同じことが言えると思うんです。「日本で一番小さい村は」,こうお尋ねをいたしますと,人口5人でも1つの村はでき上がると思うんです。つまり,100万人の町もあれば5人の村も成り立っていっとるわけです。せえですから,それを使う使わんは,やはりその衝に当たった首長が私は一番ハンドルさばきをやらにゃあいけんのじゃなかろうか。そのハンドルさばきは自信を持ってやっていただきたい。 私が今度は活字を参考のために申し上げますが,日本の最低の町村の人口は愛知県の富山村で194人でございます。日本最高の町はといいますと,広島県の廿日市町5万2.020人。多少は違いますよ。二,三日前に生まれた人は活字になっておりません。その次は,最低の市の人口は幾らかといいますと,北海道の歌志内市で9,427人,最高は大阪の堺市で81万7,343人。政令都市でいいますと最低の人口区が大阪の東区で2万7,585人,最高は横浜の戸塚区で44万4,116人。東京23区の最低の人口区は千代田区で5万493人,最高は世田谷区の81万1,304人でございます。こういうことから,私は行政に携わる人は,活字で大きいとか小さいとかいう問題はないんじゃなかろうかと思うんです。 私のこれは考え方でございますから,私はそのような形で今後取り組んでいただきたい。早くまず直接の指定都市になるよう頑張っていただきたいと思うんです。 それから,建設局長さんは東京の本省からいらっしゃっとられるようでございますが,私は今さっきも申し上げましたように,野球場とチボリでお話をしたんですが,その他にもいろいろとこう事業はこれから先いつわいてくるやらわからん,出てくると思うんですが。つまり,子供が生まれるのと同じだと思うんです。子供が生まれりゃ着るものは着てくるかいうたら,裸で来るんです,こりゃあ。その着る物の用意をしたるんが生きとる人間の仕事でございます。それを野球場,チボリは関係なしでございますという答弁じゃあ答弁にならんと思うんです。それが来た時分,つまり今現在の交通量,瀬戸大橋がかかってどのくらいふえる予想をする,またチボリ,野球場ができたらどのくらいふえるからどの道路はどのようにかえにゃあいけんということで。図面ができとるものの,段取りばっかりではいけんと思う。図面へもっていて筋を引くのはこれは金はかからんのですから,早う引いてもらわにゃあおえん。そりゃあ,法的にいろいろ手続があると思う。そりゃあ,子供が生まれりゃあ戸籍の手続もするのも当然でござんすから,間に合うようにひとつやっていただきたい。かように思うわけです。 それから,統廃合の担当の参与に申し上げるわけでございますが,今さっきも申し上げましたように,もうこれから周辺が本当に戦争化されてくるわけです。昔の戦争の時分に記憶にあると思うんですが,大本営というものがあったわけですが。この大本営を東京へおったんでは距離が遠えから,いうことで広島へ移された経緯がある,日本の国にしても。つまり,その周辺で戦争が起きるところから,兵隊は帰ってこい,撤退をしろと,こういう命令が今出ておるような感じがするわけです。私はその点,やはり市長も陸軍の将校で,大隊長でおられたと聞き及んどんでございますが,それが本当に今の戦争に間に合う姿がどうかということもお聞きをしてみたいと。かように思います。 以上でございます。あと6分でございます。 ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。 ◎建設局長(森本隆也君) 再質問にお答えをさしていただきます。 先ほどの各路線の整備計画については野球場,チボリを前提にした整備計画ではないということで,今後それらの施設の計画が明確になり,また年次も明確になってくるんではないかと思います。そういうことを踏まえまして,進展に合ったような道路網を関係機関と協議をして進めてまいりたいと考えております。 ◎参与(井本勇君) 支所問題についてお答えいたします。 支所問題は住民の方々にとりましても重要な事柄でございますので,先ほども御答弁を申し上げましたように,今後議会の皆様方の御意見なども十分お聞きした上で考え方を取りまとめてまいりたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。   〔27番脇本一郎君登壇〕 ◆27番(脇本一郎君) 席の方へ帰ると,一っつあん,おまえやらけえで,少しきつういかにゃおえまあがという応援もございました。そういうふうな中で,もう単刀直入に申し上げまして質問を終わりたいと思うんですが,あと6分で終わるんです。 一番気になっとるといいますか,これは支所の統廃合でございますが,もう十分おわかりになっとる私は市の執行部の皆さんであろうと思うんです。そりゃあ自分の体の中のことですから,どこの職場がどのくらいえれえ目をしょるとか,仕事量がどのくらいあるとかいうことを申し上げるのは,私は本当はやぼなことじゃと思いますんで,そりゃもうお任せをする以外に,議員がそっから突っ込んでいくわけの筋合いのもんではございません。それを酌んでいただくことが一番ではなかろうかなあ。 そういうことから,結論的に申し上げますと,なかなか市役所というところは陳情をしても,なあかなか少々なことじゃあええ答えが出てこん。もう肝心なこたあ陳情せん方が早うものができるんじゃと。極端に申し上げますりゃあ,この統廃合の問題もどこの支所の管内から陳情にでも行たんじゃろうかというような考え方に.私は新聞あたりを見られた人は読まれるんじゃねえか,こういう感じもするわけです。本当にその点を,市民の皆さんが,また職員の皆さんが,落ちついて,安心して仕事ができるようなことにしていただきたい。 私はせんだっても申し上げたことがあるんですが.行政改革によっての見直しをやるためにゃ支所の統廃合をやらにゃおえんのじゃ,こういうお話も聞いたんですが。私が言っとることは,本庁から足守の現場へ出ていくのと,足守の支所から現場へ出ていくんと,本庁から行く方がガソリン代も安うつき自動車の消耗も少のうて職員も短時間に行けるんじゃということから支所の統廃合──は合併した方がええんじゃと。こういうことになりょんじゃいう理解しかできんわけです。私はやはり足守の支所から足守の現場へ行き,高松の支所から高松の現場へ行きゃあ,3分か5分かで行ける。10分か20分ありゃあ行って戻れる。本庁から行って1時間,行きがけを1時間,帰りを1時間余分につけて……。市長,あなたは1分1秒を大事にする男,1円を大事にする男ということで当選をなさった。それを活字ではっきりやってください。足守の支所から足守の支所管内の現場へ行く方が脇さんこうじゃあ,おい,高うつこうが。これを言うてください。あんた言うたこととしょることは違いますで。私はその辺が理解がいかんのん。政治家になられりゃこうにもなるんじゃろうか,いうことも理解できんのですわ。本当に市民は真剣です。 私ももう最後のことは,執行部の方では来年の4月の人事異動あたりは,もう支所の統廃合をやる人事異動をやるんじゃというような話もどっからか出とるような感じもするんですが,絶対そのようなことのないようにひとつ……。市民が動揺いたします,職員も動揺しとります。どうかよろしくお願いを申し上げまして,2分ほど残して降壇をいたします。(拍手) ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) ただいまはまた再質問におきまして支所統廃合の問題についてお話がございましたが,支所統廃合というのは,これは市民の皆さんの御意見なり,あるいはまた議会の皆さんのいろんな御意見,そういうものをよく総合し,そしてまた現場で働いてる職員の皆さんのいろんなお話も聞いて,そういうことを全部そしゃくしながら,そしてまた研究して,そして実行すべきものであると,このように私は考えております。そういうつもりでその努力してまいりますので,よろしくお願いします。 ○議長(片山仁君) 次は,順序に従いまして高木君。   〔40番高木悦夫君登壇,拍手〕 ◆40番(高木悦夫君) きょうは合併町村の,旧合併町村の皆様方の傍聴をたくさんいただきまして,私も光栄に存じております。一生懸命頑張りますので,御声援のほどよろしくお願いいたします。 それでは,通告に従いまして質問をさしていただきます。 まず第1に,衛生関係でございまして,MRI,MRイメージング装置について質問をいたしますとともに,御提言いたします。 私は先日尼崎の義兄が胃がんの手術をしたとの連絡を受け,びっくり急いで大阪の住友病院へ見舞いに行きました。手術後1週間で,面会室で約1時間雑談をしましたが,意外に元気なので,またびっくりしました。兄は住友精密機械へ戦前から就職していた関係で,住友病院で時々世話になっていたようでございました。たまたま精密検査を受診中に,大阪市大国町の富永記念病院にて磁気共鳴現象により人体の断層像を無侵襲で画像化することができるMRイメージング装置で受診をいたしましたところ,CTスキャナーでは判明しなかった胃がんが発見されました。そして,3日後には手術を行い腫瘍を取り出しました。CTスキャナーで発見されるのは,恐らく数カ月か,あるいは半年ぐらい後ではなかったかと先生の話を聞き,命拾いをしたと非常に喜んでおりました。 私はその姿を見て,岡山にもぜひ市民病院に早くMR装置を設置していただきますとともに,世界人類の願望であるがんの制圧,また早期発見に威力を必ず発揮するものと確信いたしております。ぜひ岡山市民の健康保持のためにMR装置の採用をよろしくお願いする次第でございます。 なお,市民病院のCTスキャナーの採用につきましては,私がたまたま足を骨折いたしまして市民病院へ入院中,当時の人見事務長,現在の経済局長から断層レントゲンの設置を願望され,前市長に当時の厚生委員でお願いしましたところ,早速採用していただき,本会議場で私は思わず場外逆転満塁ホームランだと賞賛した経緯がございます。松本市長もスポーツマン市長として久々に1本のホームランをかっ飛ばしてください。よろしくお願いいたします。 次は,たばこについて伺います。 たばこはコロンブスのアメリカ大陸発見と同時にヨーロッパに入り,その後またたく間に世界じゅうに広がりました。それから,500年,何百億,何千億の人が何も疑うことなくたばこを吸い続けました。 しかし,35年ごろ突然たばこは害だと大きな社会問題になり初めました。昭和39年2月,政府から「喫煙の健康に及ぼす害について」の通知がありました。 最近では,健康の話題の中に必ずたばこが問題になっております。そして,たばこを話題にするにはおよそ3つの立場が私はあるかと思います。 第1に,反喫煙,嫌煙の立場でございます。イ,たばこの有害性は立証された。ロ,百害あって一利なし。ハ,たばこはがん,心臓病の最大の原因である。ニ,たばこの煙が嫌だ。受動喫煙も有害である。ホ,たばこを売る者は人殺し,売国奴だ,というののしりの声さえ上がっております。 第2に,喫煙の擁護の立場からでございます。イ,たばこの病気の因果関係は立証されていない,未解明だ。ロ,健康のため吸い過ぎに注意することだ。ハ,たばこはストレスを解消する。上手につき合えばよい。いろいろございます。 また3番目に,たばこを認めつつも中立的な立場でございます。イ,反喫煙派は余りにも一方的である。喫煙派も未解明を言い過ぎる。ロ,吸い過ぎれば悪いのに決まっている。包装にもそう表示しているではないか。ハ,たばこの煙が嫌な人には配慮しよう。すなわち喫煙マナーの徹底を図りなさいということでございます。 しかしながら,今回厚生省が発表した喫煙と健康問題に関する専門委員会報告書によりますと,1,喫煙とがん,特に肺がん,2,喫煙と循環器疾患,動脈硬化,高血圧などでございます。3,喫煙と呼吸器,4,妊婦と小児に対する影響と,10月に厚生省が健康への悪影響について発表をされました。 一方,同じ行政庁である国及び地方自治体においては,財源確保のためにたばこの販売を促進さして2兆円に及ぶ税収を上げております。本市におきましても,61年度,約31億円,市税収入の4.4%のたばこ消費税を徴収しております。この二律背反行政について当局ばどのようにお考えなのか,所信を伺います。 特に,衛生局,財政局の方からお伺いしたいと思います。 まさに,世界の七不思議の一つであると私は思います。 そこで,質問をさしていただきます。 まず,学校においては科学的健康教育として禁煙教育が実施されていますが,未成年者に対する禁煙教育は遵法教育,またはけじめ教育として行われるべきものでございます。たばこと健康に関する科学的研究はまだ初歩の段階で,未成年者に断定的に教示できるほどの内容は報告書の中に見出せません。したがって,現在学校において行われている禁煙教育について,教育長の御見解を伺います。 2番目に,我が国は世界一の長寿国になりました。たばことの相関関係についてお伺いいたします。 3番目は,たばこに対する公平行政の確保でございます。特に,財政局長の方から伺いたいと思います。庁内に,また喫煙室を私設置したらどうかと思います。これは意見としてお伺いしたいと思います。 5番目に,先ほど申しましたMRI装置を導入し,喫煙者の健康を守るべきだと思いますが,このたばこ消費税は目的税でないのでございますので,ひとつ導入のほどを早くしていただきたいと思います。 6番目に,「たばこよ さようなら」──これは東京都衛生局がパンフレットの配布をしかけたところ,急に中止になりました。東京都も都税収入が1,300億,岡山市の一般会計よりまだ多いたばこ収入税が入っております。そういうことで,東京都は慌ててそのパンフレットの配布を中止したようないきさつがございます。 そういう点,6点について御見解をお聞かせください。 次に3番目,岡山・児島線歩道整備についてお願いいたします。 私は62年6月,本会議にて国道180号線岡山西バイパス,通称外環状線の西側ルートについて質問いたしました。そして,古新田から県道岡山・倉敷線までの2.5キロメートルの区間の早期完成,特に笹ケ瀬川への架橋についてお願いいたしました。現在,笹ケ瀬川を渡る国道2号線バイパスの大樋橋,同じく笹ケ瀬川を渡る県道岡山・児島線の相生橋,この橋を朝7時から9時までの間に岡山市街地へ渡るとすれば,実に交通地獄であり,交通戦争が続いております。 しかしながら,大樋橋は現在4車線から6車線に,また歩道も整備されておりますが,相生橋については現況のままでございます。瀬戸大橋が来年4月10日に開通すれば現在以上に渋滞することは予想されますので,これは本市におきましても昭和62年,63年度,県への要望事項でございます。主要地方道岡山・児島線の相生橋から妹尾派出所前交差点間の歩道整備について,よろしく県の方へ要望してもらって,早く実現するようによろしくお願いいたします。 またあわせて,相生橋に自歩橋もかけていただくよう切望する次第でございます。朝夕大変混雑して危険でございます。自転車通学の高校生,通勤者が安心して通行できるように,よろしくお願いいたします。 次に,支所統廃合について伺います。 今議会に支所統廃合の問題がたくさん出て審議されました。最後を締めくくりまして,お願いやら御提言してみたいと思います。 昭和46年,50年と10力町村が岡山市に合併されました。そして,現在もそのまま支所が置かれています。皆様御承知のとおりだと思います。 昭和51年1月,行財政対策懇談会にて住民の意向,生活圏の設定などについて調査し,支所などの統廃合を行うべきだと答申されました。そして,57年3月30日,同じ行財政対策懇談会にて,将来政令都市指定となることを考えて,支所の規模,位置は交通事情を勘案して,人口10万ないし15万程度の区域規模で充実した総合出先機関を設けることを検討すべきであると指摘されました。そして,現行支所は連絡所として存置するよう答申されました。また,議会の行財政調査特別委員会の報告でも,東西南北の4ないし5カ所程度に再編成することが望ましいと指摘をしております。支所の統廃合問題は,前市長の残した大きな市政の課題となっております。 57年11月に出先機関等設置検討部会の報告が出され,基本的な方向づけがなされましたが,具体的な進展を見ないまま現在に至っております。 しかし,このたび財政の確立を図る上から,支所の産業建設課を廃止して,土木部門,農林部門を主体に出先機関を設置することが検討されております。 昭和47年,8年のオイルショック以後,行政改革が大きな社会問題となり,本市もこの問題について取り組むうちに,機構改革即支所統廃合が大きくクローズアップされてきたことと私は思います。 そこでまず,支所統廃合の基本方針及び目的について伺いたいと思います。 1,1分1円を大事にする,すなわち財政軽減のためか。財政確立のためだと思いますが。 2,職員の増員または投資をして,端末機あるいはファクシミリなどを設置して,窓口サービスを向上さすためか。 3,支所では土地問題,産業廃棄物投棄,不法開発など,苦情処理の解決のためか。 4,政令都市に向かって発展的に統廃合が必要か。 いろいろ問題点がたくさんあるかと私は思います。しかし,私は合併10カ町村地区の真の住民サービスといえば,地区住民の苦情処理,特に産業建設課が関係した,これが一番大きな諸問題があるかと思います。この諸問題を積極的に対応することであり,これが行政改革の基本ではないかと私は信じています。絶対に産業建設課の廃止は私は反対いたします。 2,支所の再編成は,政令指定都市に向けて本市の発展的構想を具体的に明示すべきであり,区役所の方向づけをして,その後福祉,農林,土木などの機構の設置を考えるべきではないかと思いますが,区役所の構想を明示していただきたいと思います。 先ほどは市長から機が熟してないという答弁がありましたけれど,支所の統廃合をするということは恐らく区役所が機が熟しておる──と私はそういうふうに信じております。 3,現在支所の産業建設課を廃止すべく検討会から発表されましたが,この件につきましては皆さん御承知のように山陽新聞から報道されております。支所の再編成を考えるとき,検討会は支所の現状,支所の役割など,問題点をどの程度把握しているか。住民の意向を確認してから支所の統廃合を行うように行財政対策懇談会では答申しております。その答申をどの程度当局は尊重したか,明快に御答弁をお願いいたします。 私は地元から全然そういうな相談を受けてなかった,聞いていない,と聞いておりますが,今後の対応策についてあわせて当局の御説明を願いたいと思います。 とりあえず,第1回の質問を終わらしていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 高木議員の御質問に対しましてお答えをします。 岡山・児島線の歩道整備等についてでございますが,主要地方道の岡山・児島線は瀬戸大橋へのアクセス道路の一つといたしまして開通後は交通量の増加が予想されております。 地域住民の安全を守る観点からも,その歩道整備につきましては,道路管理者である県において鋭意努力されているところでございますが,引き続きまして関係者の理解が得られるところから,順次整備すると聞いております。 さらに,笹ケ瀬川にかかる相生橋の自転車,歩行者の専用橋の設置につきましては,前向きに検討していると聞いております。 市といたしましては,かねがねその早期完成を要望してまいっておりますけれども,今後とも県に対しまして整備の促進を強く働きかけてまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 その他につきましては担当者からお答えします。 ◎財政局長(関場長久君) たばこにつきましての御質問にお答えいたします。 たばこ消費税につきましては,地方財源の自立強化や税源配分の合理化等のために昭和29年から創設されておりまして現在に至っているわけでございますが,間接税としての普通税として市町村のみならず都道府県や国の重要な一般財源として定着しているところでございます。 喫煙によるみずからの健康,また場所をわきまえない喫煙による他人への迷惑と,こういったもののひんしゅくを買うというような問題も今議会でも御指摘があったわけでございますが,喫煙と健康の問題との関係につきましては,そういう面におきましてはわからないわけではございませんが,たばこの販売,そして喫煙が,マナー等の問題はございましょうが,基本的には現行制度のもとでは認められるという状況にございますので,たばこ消費税が我が国税体系の中で税制度の一つとして位置づけられているということにつきましては,地方税務行政,あるいは財政の立場からして特に問題はないというふうに考えております。 それから,庁内に喫煙室をということでございますが,御承知のように庁舎につきましては建設後約20年を経過するという中で非常に狭隘な状況になっております。そういうことも含めまして,その場所の確保が非常に難しい面もございますが,今後検討してまいりたいと,このように思います。 以上でございます。 ◎衛生局長(竹原良一君) MRIの採用についてのお尋ねでございますが,最近の医療技術とこれに伴う医療機器の進歩はまさに日進月歩でございまして,市民病院などでもCTスキャナー,その他の医療器械を設置し,市民の健康の確保,増進を図っているところでございます。 その中でも,画像診断の技術は急速に進んでおり,多種多様な器械が導入されるようになってきておりますが,がんの診断については,その発生部位によってそれぞれの器械に一長一短があるようでございます。 お話のMRIにつきましては,CTが体を輪切りにした状態で検査できるのに対しまして,縦,横の両方から検査できるため,脳や脊髄の診断には極めて有力な器械であるようでございますが,今のところ胃がんに関しましては胃ファイバースコープで対応いたしております。 市民の健康を守るという立場から近代的な医療機器の導入は望ましいことでありますので,これにかかわるハード,ソフト面の諸条件等について,専門の関係者とよく相談し検討に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に,たばこについて賛否の例を挙げられましてのお尋ねでございますが,喫煙は呼吸器系疾患や循環器系疾患等の原因であるばかりでなく,胎児の発達障害等,種々の面で健康に影響を及ぼしていることが明らかになっております。さらに,喫煙は本人だけの問題にとどまらず,非喫煙者にも悪影響を与えることから,衛生行政の立場から申し上げますと,事健康ということもありまして,喫煙に対する正しい知識の普及が肝要であろうかというふうに考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ◎参与(井本勇君) 支所問題につきまして,真の住民サービスとはという点についてお答え申し上げます。 行政は住民の負担する税によって運営されているという基本原則に基づきまして,むだを省き住民のニーズに合った行政を最少の経費で最大の効果を上げていくことが基本であり,今後ともこのような考えのもとで住民サービスの水準の維持向上に配意するとともに,行財政の簡素化,効率化を図りながら,その運営に努めてまいりたいと思っております。 今後,支所問題につきましては,先ほども御答弁申し上げましたように,議会の皆様方の御意見なども十分お聞きしながら,考え方を取りまとめてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 それから,2点目の支所の再編成は政令都市構想のもとに考えるべきではないかというお尋ねでございますが,今議会でもお答えしたところでございますが,現在検討を進めている出先機関問題は,農林,土木部門の事務執行のあり方についての見直しをねらいといたしております。 この場合,一つは将来の政令指定都市を想定した区役所構想という面からと,他方現状に立脚して住民サービスと事務処理の効率性を考えることが必要であると思っております。現状では実態に即した出先機関を検討していく必要があるということで取り組んでまいっておりますので,よろしくお願いいたします。 3点目の支所問題の再編成を考えるに当たっての住民の意向の把握の問題でございますが,支所問題は現在関係の職場で種々検討中でございます。この問題は地域の住民の方々にとっても非常に重要な事柄でありますので,今後議会の皆様方の御意見なども十分お聞きした上で,考えを取りまとめてまいりたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 ◎教育長(奥山桂君) 教育関係は学校において行われている禁煙教育についてのお尋ねでございますが,子供の喫煙防止に関する指導につきましては,喫煙が発育途上にある児童・生徒にとって健康に及ぼす影響が特に大きく,開始時期が早く期間が長いほど害も大きいというようなこと及び未成年者の喫煙が法律で禁止されているということ等を踏まえて,喫煙防止についての指導をしておるわけでございます。 指導に当たりましては,自分の健康を自分で考えていくという視点からの指導を進めておりますので,御理解をいただきたいと思います。   〔40番高木悦夫君登壇〕 ◆40番(高木悦夫君) 再質問をさしていただきます。 先ほどは市長から岡山・児島線のことについてはありがたい御答弁をいただきまして,ありがとうございます。 本当に,朝夕,市長,一度でよろしいですから,あの児島線,そして2号線の大樋橋,相生橋を一遍見てやってください。本当にもう交通地獄で,これが瀬戸大橋が開通するとまだまだ今いう激しくなると思います。観光どころの話し事ではございません。恐らくあの様子に巻き込まれた観光客は二度と岡山市へは行けないというような不服が出るんではないかと,私は今から心配をいたしております。 それから,次のたばこの件でございますけれど。教育長,実はね,未成年者が,私たちが大きくなるまでは,大人になってからたばこを吸いなさい,それまでは吸ったらいけませんと言って子供を教育したように思っております。しかし,今の学校教育については,教科書を呼んでみますと,「私たちはたばこは吸わないという強い意思を持つとともに」,これはいいんです。「どうすればたばこの煙から人々の健康を守ることができるか」──ということは,もういよいよ成人,大人になってもたばこを吸ってはいけませんよというような教育をしとるわけですね。ですから,その報告書にも,私今申しましたように,まだはっきりとして科学的な研究ができてないんです。その見解をどのようにお考えですかとお尋ねしたんです。間違った教育をされとんではないかと思いますので,もう一度御答弁願いたいと思います。 それから,支所の統廃合の件でございますけれど,この問題につきましては本当に合併地区の私たちも憤りを感じております。今,私が読み上げましたように51年,57年,いろいろ議会の方でも勉強してまいりました。その中で,支所の統廃合については住民の,地域の意向をしっかり確かめてから対応するというように答申されております。 それがこのたびの産業建設課を廃止するについても,私たち議員にはもちろんのこと,もちろん地元の方へは恐らく相談がなかったことと思います。 そういうふうに前向きに考えていくからには,先ほども申しましたように恐らく区役所としての具体的な案ができておるから,前向きにそういう線へ持っていきたい,ですから一方的に当局の方がそういうふうに対応しているのではないかと私も信じております。 私は妹尾の出身でございますけれど,妹尾の支所の皆さんから,議員よ,技術職員を一人増員してくれと,ずっと何年も前から要望されております。 と申しますのは,やはり今2号線の周辺で次々開発されております。問題がいろいろ起きております。また,家を1軒建てるにしても,市道とその区域を設定するについても,やはり気軽に支所へ行って境界を出してもらう。そういう悩み事を解決してあげるのが現在の支所の本来ではないかと思います。 私が言いますのは,ファクシミリ,端末機を10台分,6,467万6,000円もかけて支所へ配置しております。6,467万6,000円といいますと,十であれば646万。と言いませば,女の子を2人採用しているような金額的にはなると思います。窓口で印鑑証明,謄本,抄本,そういうことはして当たり前なんです。サービスじゃないんです。やはり支所のサービスといえば,そういう地区民の悩み事を解決してあげるのが我々の仕事であり,それが本当の真の住民サービス。私はあえて産業建設課を残していただいて,総務民生課をなくしたらいいんじゃないかと,これはちょっとオーバーでございますけれど,そのように憤りを感ずる一人でございます。 岡山市もこのままではだめです。この瀬戸大橋開通をメリットにどんどん大きくなっていって,行く行くは岡山市も政令都市になるべく……,50万以上になれば政令都市の権利がありますけれど。やはり今仙台で区役所を検討されておりますけれど,もうあすこも人口100万。先日も私たち新政クラブで勉強に行って帰りましたけれど,必ず政令都市を制定して区役所を1区ずつ配置して,そこへそういう福祉,土木,そういう入るようにやっております。岡山市のはちょうど逆ですよ。ただ福祉事務所をつくって,今度は土木の振興局のようなものをつくって,結局それをまた後から吸収するとなれば,することなすことが皆後手後手になっとるように僕は思うんです。何のための行革かわからないような状態になると思うんです。この辺についてもいま一度,支所の統廃合について当局からはっきりした返事を私伺いたいと思います。 きょうは傍聴席にもその返事を聞きたくて皆さんたくさんお見えになっております。産業建設課いえば,きょうは商工会の方が多いように見えますけれど,商工会の方もその産業建設課の中へ入っております。商工会といえば,やはり私たちはコミュニケーションの場,コミュニティーハウスの向こうを張るような,そういう商工会館は役目をしておると思います。そういう大事な,やはり商工会の人がたくさんきょうは仕事を割いて傍聴に来てくださっております。私のような話を聞きに来てくださっておりますので,できることならいま一度当局から温かい御返答をいただきたいと思います。 それから,財政局長,といえばたばこの件でございますけれど,今たばこを吸って,教育長ははっきりと,衛生局長もはっきりと害があるというように答弁されました。そこまで自分の体を壊してまで61年は31億というたばこ消費税を稼いでくれておりますから,そういうことを加味して,これは目的税ではないんですから,ひとつMRI装置を早く導入して,そういうたばこの喫煙者をかわいがっていただくように,そうすればまだまだ消費税も上がると思いますので,財政局長の改めての御見解をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。(拍手) ◎財政局長(関場長久君) たばこの害とMRIとの導入の関係の御質問があったわけでございますが,先ほども答弁申し上げましたように,たばこ消費税につきましては,これは普通税,間接税としての普通税でございます。そういう性格から直接的な結びつきというのは税収があるからということにはならないかと思います。しかし,先ほど衛生局長からもその必要性というものは検討する,ということにつきましては,その検討結果を踏まえてやはり検討すべきだというふうに思っております。 以上でございます。 ◎参与(井本勇君) 支所問題につきましての再質問にお答えいたします。 支所問題につきましては,先ほど来御答弁を申し上げておりますとおり,現在関係の職場で種々検討をいたしておるところでございます。この問題につきまして地域住民の方々にとりましても重要な事柄でありますので,今後議会の皆様方の御意見なども十分お聞きした上で考え方を取りまとめてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ◎教育長(奥山桂君) 私の方は純粋に教育の立ち場からお答えを申し上げるわけでございますが,禁煙教育だけでありませんで,保健指導というのは,基本的には先ほども申し上げましたように自分の健康を自分で守っていく,そういう能力を育てていくというようなことを基本的なたてりとして指導をしておるわけでございまして,御指摘の教科書の内容につきましては,それ相応の手順を経てこれも採用をされておるわけでありますが,御指摘の点につきましてはなお研究してまいりたいと思いますので,よろしくお願いをいたします。   〔40番高木悦夫君登壇〕 ◆40番(高木悦夫君) 教育長,僕が言っとんのは,未成年者の教育はそれでいいと思うんです。ただ,成人になってもう吸ってもだめというのはちょっと間違っとんじゃないですかということを。あくまでも害になってもう吸うてはだめだという,シンナーとか麻薬のようなもんだというようになれば,それは恐らく吸わないと思いますけれど,成人になってまでたばこの煙と絶縁しなさいというような教育ですから,その辺をどうお考えですかと,こう聞いとんです。僕は学校行って……,頭が悪いですから詳しく教えていただきたいと思います。 それから,最後ですけれど,今も産業建設課を残してほしいという傍聴席からも声援がありました。今も申しましたように,地域住民の意向を確認してから支所の統廃合を行うように行財政対策懇談会で答申しておる。わかっとるでしょう。これをここでは全然地域住民の意向を確認せずにやったために,こういう問題が起きたと。合併町村の議員さん慌てて,今脇本議員が言ったように,合併の皆さん方に会わす顔がない,そういうことで私も心からおわびを申し上げますけれど,これをいま一度詳しく教えてください。 もう一度押します。ここへ私読みますから。「本市は現在政令指定都市ではないから,出先機関たる支所は,地方自治法第155条の規定によって設置せざるを得ない」──設置しなければならないと,これははっきり答申にそういうにうたっとるし,自治法第155条の規定にも載っとるんです。ですから,政令都市ができるまでは支所は絶対に存置しますとはっきり答弁していただければ,きょうの傍聴席の皆さんも納得して帰られるし,私も降壇すると思います。(拍手) 今申しましたように,岡山市も将来指定都市になるべく一生懸命皆さんと頑張って岡山市を発展させなければならない。これが私たちに与えられた,子々孫々にあわす私たちに与えられた責務だと思います。その責務には,やはり皆様方と一緒に支所の統廃合,あるいは区役所の設置,またこれ答申に載っておりますけれど,支所は連絡所として残す,そういういろいろな問題があります。そういうことは皆さんとまた一緒によく相談して,次の宿題にしたいと思います。 とりあえず,いま一度読みます。「本市は現在政令指定都市ではないから,出先機関たる支所は,地方自治法第155条の規定により設置せざるを得ない」と,残さなければならないんだということをはっきりうたっておりますので,これを尊重するかしないか,それをはっきり答弁していただきまして,私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 再々質問に対しましてお答えをいたします。 先ほどから支所の問題についていろいろと厳しいお話もございましたけれども,現在それぞれの職場なり,あるいは関係の人たちによって具体的な検討をしてる段階でございます。そういう段階でするとかしないとかいう問題を今大きく取り上げて,そしてやかましく言ってもらっても困るわけです。そういう点をひとつよく御了承をいただきたいと思います。 ◎教育長(奥山桂君) 再々質問でございますが,保健指導についての考え方は先ほど申し上げたとおりでございまして,御指摘の点につきましてはなお研究してまいりたいと思いますので,御理解をいただきたいと思います。 ○議長(片山仁君) 次は,順序に従いまして串田君。   〔20番串田務君登壇,拍手〕 ◆20番(串田務君) 私が昭和62年の最後の質問者でございまして,私の質問が終わりますとお正月が来ると,こういう段取りになっとるのでございます。(拍手) 先ほどから支所の問題につきましていろいろ論議が伯仲をしたところでございます。執行部の席も,やあもう済んだというな顔をされとりますが,最後に,私も合併地区の住民でございますが,市民に密着をした質問をしていきたいと思います。 まず,西大寺地区の活性化についてでありますが,西大寺地区公民館は昭和45年12月に市民会館に併設されたものであります。昭和62年5月現在,地区公民館20館のうち,吉備公民館の1.799平方メートルに比べ,広さも531平方メートルと3分の1以下で,非常に狭く,利用者の方も不便を感じておられるところであります。また,それに比べ利用状況は年間7万1,000人と,中央公民館の7万9,000人に次いで第2位となっておるところであります。広さは20館中16位,利用者数は20館中第2位とアンバランスとなっておるところであります。 現状を見ますと,利用者の方が小遣いを出し合って有料である市民会館を利用されとるのが現状であります。安心をして文化活動ができるようぜひとも公民館の建てかえをしていただきたいと思うのでありますが,当局の御見解をお願いをいたします。 次に,西大寺港の整備についてであります。 今から34年前,西大寺港は小串港の連絡船が運航をしておりました。現在は資材置き場として利用されております。犬島連絡船についてたびたび質問をしておりますが,郵便船であるという理由からなかなか増便することもできません。また,遊漁船の利用も牛窓港まで行かなければ利用できないのが現状であります。 そこで,西大寺港の整備をしていただき,小串,犬島,小豆島への連絡船の発着場とし,さらに遊漁船の集船場所として,町の活性化につないでいきたいと思いますので,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,スポーツ・文化・生活橋の架橋についてであります。 永安橋撤去後の新永安橋付近は交通事故も多発し,お子さん,高齢者の方が安心して渡れる橋もなく,生活に困っておられるのが現状であります。音楽ホールに100億円,カルチャーパークに100億円,そしてまたチボリ公園に1,000億円と,まことに結構な話ではありますが,生活に困っておられる市民のこともお考えいただきたいと思うところであります。 私の試算では15億円程度で架橋でき,3年間で工事をすると年間約5億円であります。市民の生活を守るためにもぜひ吉井川にスポーツ・文化・生活橋を架橋していただきたいと思いますが,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,市営駐車場設置についてであります。 西大寺地区から岡山へ通勤する場合,県道西大寺・岡山線が非常に込んでおり,通勤に時間がかかり困っておるのが現状であります。 そこで,西大寺駅前付近に市営駐車場を設置し,パーク・アンド・ライド方式による通勤ができるように,また買い物をなされる方が安心をして利用できるよう,ぜひとも活性化を図っていきたいと思いますので,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,西大寺支所の充実についてであります現在,支所における商工観光関係の仕事をしている職員は3名が配置されており,本庁の商工観光関係の職員は20名配置され,その上,岡山商工会連合会の事務作業も行っているのが現状であります。西大寺にも対応する団体として商工会議所もあり,祭り事など対応するためには,もう少し充実をしていかなくてはならないと思っておるところでございます。この件につきましても,ぜひとも当局の御見解をお願いいたします。 次に,バスの西大寺駅乗り入れの問題であります。 西大寺バスステーションを中心といたしまして1日約500便となっており,そのうち駅経由の便数はわずか6便であります。JRを利用される方の不足も非常に多く,町の活性化のためにもぜひ乗り入れの便数を増発していただきたいと思いますが,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,工場誘致についてであります。 昭和51年に九蟠鉄工団地が開発されておりますが,現在までに約7万平方メートルの空き地が残っておるわけであります。町の活性化にも早急な誘致が必要だと思うところであります。この件に関しても当局の御見解をお伺いいたします。 次に,高齢化社会についてであります。 統計によりますと,1995年には高齢者の人口比は14%と言われ,2021年には高齢化も23.6%とピークを迎えます。高齢化社会に移行するスピードは25年と非常に速く,フランスの4.6倍,スウェーデンの3.4倍,アメリカの3倍の速さで進むと言われております。また高齢者1人を支える生産年齢人口は,昭和55年で高齢者1人に対し7.4人,昭和75年には4.3人,昭和100年には高齢者1人に対し2.9人で支えるとなっております。 また,岡山市を見た場合,全国平均より高い傾向にあり,昭和60年に全国平均10.3%に対し10.5%となっており,人口40万人以上の都市で見た場合,京都市,和歌山市に次ぎ第3位となっております。 さわやかシルバーライフ岡山,いわゆる高齢者福祉中期構想によりますと,施策の大綱として総合的な対策,生きがいづくり対策,健康づくり対策,幸せづくり対策,まちづくり対策の5本の柱から成っており,その一つとして,健康づくり対策の中で,高齢者の運動,スポーツの普及及び促進となっております。また,町づくり対策の中にもスポーツの振興のため施設の整備を行うとなっております。また,各論の中では各種スポーツ行事への参加,ジョギングコースの設定整備,クロッケー,ゲートボール広場の整備となっております。 現在,西大寺地区にはゲートボール場もなく困っており,ぜひともゲートボール場の建設をしていただきたいと思いますが,御見解をお伺いいたします。 また,借地によるゲートボール場をつくった場合に,公園並みの優遇措置をしていただきたいと思いますが,当局の御見解をお伺いいたします。 次に,吉井川両岸河川敷の整備についてであります。 高齢者の方がいつまでも元気で過ごされるために毎日散歩をされておりますが,吉井川の堤防上は大型車両の交通も非常に多く危険な状態であります。そのためにもぜひとも河川敷の整備をしていただき,高齢者の方が安心をして散歩ができるように早急な整備が必要と思いますが,当局の御見解をお願いをいたします。 次に,犬島についてであります。 現在,いろいろと整備をされておりますが,今後の計画がございましたら詳細に教えていただきたいと思うところであります。 以上で第1回目の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ○議長(片山仁君) しばらく休憩します。    午後2時59分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午後3時28分開議 ○議長(片山仁君) 休憩前に引き続いて会議を開きます。 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 串田議員の御質問に対しましてお答えをさしていただきます。 市営のゲートボール場の問題でございますが,高齢化が進行している中で,高齢者の方がゲートボール等の軽スポーツを通じまして触れ合いの輪を広げ,健康で生きがいのある生活を送っていただくということは,大変有意義なことであると考えております。 このような観点から,市としましては,ゲートボールもできる広場の整備について,これまでも地域社会における一体的な取り組みの中で,公園や緑地,広場等の協調的な利用を図ってまいったところでございますが,今後とも公園や緑地の整備を進める一方,河川敷の占用などによりまして,またその有効利用も考え,ゲートボールのできる広場の確保に努めてまいりたいと思います。 次に,犬島の今後の整備計画等についてでございますが,犬島の整備事業につきましては,先般渡辺議員に御答弁を申し上げましたように,日常生活に直結をいたしました各種の事業を実施しております。本年度は地元要望の高い港湾整備,海岸保全施設整備に向けて海岸保全区域指定のための調査設計を行っております。また,犬島振興計画に基づく施設整備につきましては,現在研究チームを設けて検討中でございます。さらに,県においてはリゾート地域の整備構想を策定中でありますので,この中に宝伝,犬島地区を位置づけるように働きかけてまいり,広域的に対応するよう努めてまいりたいと考えております。 その他につきましては担当者からお答えをいたします。 ◎財政局長(関場長久君) ゲートボール場に関連しましての固定資産税の問題でございますが,無料で広く町内など地域住民の利用に供することで設置された施設などにつきましては,住民福祉等の公益性が考慮されるものにつきましては現行制度の中で固定資産税の減額をいたしてるところでございます。具体的事例がございましたら御相談さしていただきたいと思います。 以上でございます。 ◎経済局長(人見文男君) 西大寺地区の活性化のうち,工場誘致についてのお尋ねにお答えいたします。 工場誘致につきましては,企業が進出しやすいようにということで,県,市が連動した,またはそれのほかにも単市でも大型の優遇策を講じており,またハイテクマップ等の作成など,先端技術産業を中心に企業誘致に努めておるところでございますが,現状では地価,それから開発規制等の用地問題,さらに企業ニーズ等の種々の課題があるわけでございます。 御質問の九蟠の工業団地につきましては,臨海部のために企業ニーズとの関連もございますが,造成された県有地6万2,000平米の空き地もございますので,住工混在の解消,さらには中小企業の体質強化を図るための中小企業の適地誘導等を含めまして,県とまた関係機関とも連携を図りながら企業誘致を引き続き働きかけてまいる所存でございますので,よろしくお願いいたします。 ◎建設局長(森本隆也君) スポーツ・文化・生活橋の架橋についてお答えをさしていただきます。 このことにつきましては,さきの議会でも御理解をお願いしたところでございますが,生活橋といいましても新しく現地点でかけるとなると極めて困難であると思うところでございます。交通事故の御指摘もございますが,県におきまして上流の雄川橋の歩道設置工事が現在施行されておりまして,来春には完成見込みでございます。また,永安橋から商店街を結ぶ枝橋につきましても,今年度着工いたしまして来年度には完成するという予定であると伺っておりますので,当面はこれらの橋を利用していただくということで御理解をお願いしたいと考えております。 ◎西大寺支所長(浅野幸雄君) 串田議員さんの西大寺地区の活性化についての中の西大寺港の整備につきましてのお尋ねですが,西大寺港は県管理の岡山港の港湾区域でありまして,御提言の趣旨を踏まえまして関係機関と今後協議してまいりたいと思います。 続きまして,4番の市営駐車場の建設についてですが,駐車場につきましては,市街地に流入する自動車を収容する都心駐車場と,周辺部に駐車場を設け,そこで公共交通機関に乗りかえるためのパーク・アンド・ライド方式の駐車場の2種類がございます。現在,赤穂線の西大寺駅周辺にはJR関係の駐車場及び民間の駐車場がありまして,パーク・アンド・ライドの駐車場として利用されておりますが,今後これらの利用状況等を見まして研究を重ねてまいりたいと思います。 続きまして,商工観光関係の職員の充実というお尋ねでございますが,西大寺支所では経済課の商工観光係で現地的な部門を担当いたしております。係としましては3人でございますが,専任課長補佐も配置されており,また会陽等の諸行事の際には支所内の応援態勢によりまして対応いたしておるところでございます。 御指摘の職員の充実につきましては,本庁関係部局と今後協議してまいりたいと考えております。 バスの赤穂線西大寺駅への乗り入れについてですが,現在赤穂線西大寺駅へ乗り入れているバスの便は,西大寺駅と西大寺バスセンターとの間を2往復行っており,鶴見行が1往復,計3往復あります。そのうち鶴見行の便にはほとんど乗客がなく,さらに,西大寺駅とバスセンター間の利用状況は月に150人程度で,1日平均にしますと5.8人というような状況であります。今後,利用状況の見通し等を勘案しながらバス会社にお願いしてまいりたいと考えております。 続きまして,吉井川の両岸整備についてのお尋ねでございますが,先田山田議員の代表質問でもお答え申し上げましたように,建設省の河川環境整備計画の中で検討されますよう今後関係機関と協議してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ◎教育長(奥山桂君) まず第1のお尋ねは西大寺の公民館の建てかえについてでございます。西大寺公民館の利用状況は,地区住民の学習熱が高く,活発な御利用をいただいておりまして,感謝をいたしておるところでございますが,昭和60年度に旭東公民館を設置し,昭和62年度で山南中学校区の公民館の建設を進めておりまして,この公民館が設置されますと多少の緩和ができるものというふうにも考えておるわけでございます。 当面の公民館の整備につきましては,公民館のない6中学校区への地区公民館の建設へ向けて目下努力を傾注いたしておるという状況でございますので,御理解をお願いいたしたいと思います。 次は,ゲートボール場の建設につきまして教育委員会としてお答えを申し上げます。 高齢化時代の軽スポーツの振興と普及につきましては,年齢と体力に応じてスポーツ,レクリエーションの推進を図っていかなければならないというふうに考えております。 御指摘の件につきましては,最近のスポーッ人口の増加とスポーツ,レクリエーション活動の多様化からゲートボール場も含めた多目的広場としてのスポーツ広場の整備が必要であるというふうに考えております。 これまでもお答えをしておりますように,昭和62年度はスポーツ広場の調査を実施中でございます。その中で,今後関係機関,関係部局と協議検討をしてまいりたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いをいたします。 以上でございます。   〔20番串田務君登壇〕 ◆20番(串田務君) ただいま御回答をいただいたわけでございますが,まず地区公民館の建てかえの関係であります。 教育長の答弁の中では,旭東公民館あるいは山南公民館ができとるので今後減少するであろうと,こういう観測をされておるわけでございますが,これはもう全く違いまして,だんだんふえてきとるのが現状なんでございます。 西大寺地区には中学校区が3つありますが,その3つの中学校区からこの西大寺公民館に全員が来るわけでございます。幾ら公民館があっても同じなんです,そこへ。それは山南地区の方,旭東地区の方はいいわけですけえども,全部西大寺へ集まってこられるというのが現状なんですわ。したがいまして,これはいいとか悪いとかじゃなしに,現状をぜひ調査をしていただきまして,よろしくお願いしたいと思います。 ただ,今さっき申しました広さが適当であるかないかと,この辺は,恐らく狭いというふうに思われると思いますが,ぜひとも調査をしていただきたいと思います。 それから,生活橋の架橋の問題であります。 建設局長,枝橋がついておるし,さらに雄川橋を利用していただきたいと,こういう答弁でございますが,実態を御存じだろうと思うんですが,永安橋と雄川橋の距離がどのくらいあるか御存じですか。1キロからある間を老人の方に歩いて回って渡れと,こういうむちゃな話は私はないわけであります。 ずっと質問しておりますが,新永安橋にしても勾配は5%というて非常にきつい勾配であります。非常に病院へ行くのにも困っておるのが実態でございます。そういう関係で,ぜひとも建設局長に私と一緒にぜひ視察をしていただきたいと,このように思いますので,その辺の御見解をお願いいたします。 それから,支所の充実の問題でございますが,これは質問の中には入れてなかったわけでございますが,西大寺支所を見た場合に,支所長と次長は80%支所内におらないわけでございます。この議会でもお話が出ておりましたが,専任次長を配置せよと,こういう話が出とるわけでございます。したがいまして,支所長,次長にお会いをするのにはどうしたらいいかということを,どなたでも結構ですから,ぜひ御答弁をお願いしたいと思います。 それから,ゲートボール場の建設でございますが,非常に温かいお言葉をいただきまして,市長さんの方からは広場の確保に後段努力をしていくというふうに言われたように思いますし,さらに教育長の方からは多目的広場の中でゲートボール場については確保していきたいと,こういう答弁をなされたように思っておるわけでございまして,高齢化社会に向かいますこれからのことがございます。ぜひともよろしくお願いをいたします。 それから,借地によるゲートボール場の問題につきましても,財政局長の方からそのような事例があれば別個御相談していくと,こういうふうにおっしゃっておられますので,これも相談をしながら今後の問題として取り上げていきたいと思います。 それから,吉井川の河川敷もぜひよろしくお願いをいたします。 以上で2回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。 ◎建設局長(森本隆也君) 永安橋と雄川橋の距離は橋の間隔としては1.5キロから1.6キロあろうと思います。 また現地で,まだ私自身,十分把握してない面もございますので,見さしていただきたいと思っております。 ◎教育長(奥山桂君) 再度のお尋ねでございますが,よくわかっていただいておるとは思うんでございますが,公民館建設につきましての事情につきましては,先ほど申し上げたような状況を御理解をいただきたいと思うわけでございますが,利用の状況につきましては私どももよく調査をさしていただきまして,適切な対応について検討さしていただきたいと思います。    ───────────── ○議長(片山仁君) この際議事日程の追加についてお諮りいたします。 お配りいたしておりますとおり,甲第277号議案昭和62年度岡山市一般会計補正予算(第4号)について以下15件の議案が追加提出されました。 つきましては,これを日程に追加し,議題といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。    ──────〇────── △追加日程 甲第277号議案~甲第291号議案    ───────────── ○議長(片山仁君) 甲第277号議案昭和62年度岡山市一般会計補正予算(第4号)について以下15件の議案を一括上程し,市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) ただいま御上程になりました各議案について,御説明申し上げます。 まず,甲第277号議案から甲第290号議案までの昭和62年度一般会計,10特別会計及び3事業会計の補正予算についてであります。 今回の補正予算につきましては,本年8月の人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定の内容等に準じて4月から職員給与の引き上げを行うことなどと,職員の異動,配置転換等に伴う既定の人件費の過不足を調整しようとするものであり,これに要する経費として一般会計6,700万円余,特別会計1,600万円余,事業会計6,800万円余,総額で1億5,200万円余を補正しようとするものであります。 これらを賄う財源として,一般会計では,市税及び地方交付税で,特別会計,事業会計につきましては,各会計の特定財源及び一般会計からの繰入金で所要の処置を講じようとするものであります。 次に,甲第291号議案は,国家公務員の給与改定の内容等に準じて本市職員の給与改定を実施するとともに,その他条文整備を行うものであります。 何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(片山仁君) 以上で提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 別に質疑もないようですから,質疑を終わります。 つきましては,日程追加の案件は,お配りいたしております付託案件表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。    ──────〇────── △日程第2 特別委員会の設置について    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程第2に入ります。 日程第2は議会情報公開調査特別委員会の設置についてであります。 お諮りいたします。 岡山市議会の情報公開に関する調査のため,10人の委員をもって構成する議会情報公開調査特別委員会を設置して,これに調査を付託し,調査期間は調査が終了するまでとすることにいたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 続いて,お諮りいたします。 ただいま設置されました議会情報公開調査特別委員会の委員の選任につきましては,委員会条例第4条第1項の規定により,議長が指名いたしたいと思います。 職員に氏名を朗読させます。 ◎議事課長(中川和彦君) 朗読いたします。 議会情報公開調査特別委員会 定数10人            寺 田 明 生君            福 原 弘 子君            田 畑 賢 司君            岡 本 俊 彦君            板 野 和 昭君            鈴 木 邦 彦君            根 石 昌 平君            垣 下 文 正君            山 田 録二郎君            有 井 靖 和君 以上でございます。 ○議長(片山仁君) ただいまの朗読のとおり決定いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,指名いたしました方々を議会情報公開調査特別委員に選任することに決定いたしました。    ───────────── ○議長(片山仁君) この際お諮りいたします。 委員会審査のため12月18日から21日までの4日間,本会議を休会いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定をいたしました。    ───────────── ○議長(片山仁君) 次の本会議は12月22日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。    午後3時50分散会...