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03月21日-13号

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  1. 岡山市議会 1969-03-21
    03月21日-13号


    取得元: 岡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2020-02-04
    平成16年 2月定例会    平成16年2月定例岡山市議会    議 事 日 程  第13号       3月21日(日)午前0時10分開議第1 甲第4号~甲第74号議案第2 陳情第4号 岡山県地方最低賃金の引き上げと最低賃金制度の抜本改正を求める意見書の提出について 陳情第5号 高校・大学生,青年に雇用と働くルールの保障を求める意見書の提出について 陳情第6号 公立保育所運営費の国庫負担金廃止・一般財源化に反対し,公的保育制度の維持拡充を求める意見書の提出について 陳情第11号 合併・政令市問題について 陳情第12号 合併・政令市問題について第3 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について第4  意見書案第1号 米国牛海綿状脳症(BSE)に関する意見書第5 決議案第1号 安全な食料確保と地産地消を推進する決議第6 議員派遣について第7 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について 1 継続審査  〇 総務委員会    平成15年請願第2号 防衛庁を「省」に昇格することを求める意見書の提出について    平成15年請願第5号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書の提出について    平成15年陳情第20号 市町村合併にかかわる意見書の提出について    平成15年陳情第35号 自衛隊イラク派遣に関する意見書の提出について    平成15年陳情第37号 年金改悪反対,大増税の中止を求める意見書の提出について    平成15年陳情第38号 有事関連法の発動と自衛隊の海外派兵に反対する意見書の提出について    平成15年陳情第41号 北朝鮮に経済制裁を行わないよう求める意見書の提出について    陳情第1号 年金課税強化の撤回を求めることについて    陳情第2号 地方交付税・臨時財政対策債の大幅削減を行わないことを求める意見書の提出について    陳情第7号 消費者保護基本法の抜本改正を求める意見書の提出について    陳情第9号 安心して暮らせる年金制度の確立に向けた意見書の提出について  〇 保健福祉委員会    平成15年陳情第33号 乳幼児医療費助成制度の拡充について    平成15年陳情第40号 岡山労災病院の存続・充実を求める意見書の提出について    平成15年陳情第43号 支援費制度の充実を求める意見書の提出と障害者医療費無料化等について    陳情第3号 緊急地域雇用創出特別交付金の継続・改善を求める意見書の提出について    陳情第8号 保育園の新設・定員増計画について  〇 環境消防水道委員会    陳情第10号 容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書の提出について  〇 文教委員会    平成15年陳情第30号 30人以下学級の早期実現を求める意見書の提出について    平成15年陳情第34号 中心市街地[表町周辺地区]活性化推進について     (岡山中央南小学校跡地利用を含む) 2 継続調査  〇 総務委員会    市政運営の基本方針について    主要政策の企画立案について    組織及び人事の管理について    文書管理及び情報公開について    財政問題について    財産管理について    行財政改革について    市民との協働について    国体開催について    文化政策について    情報政策について    入札及び契約について    男女共同参画について    国際交流について    国民健康保険事業について    市民サービスの充実について    合併・政令市について  〇 保健福祉委員会    人権行政について    福祉行政について    保健行政について    環境衛生行政について    病院事業について  〇 環境消防水道委員会    廃棄物の処理及び清掃について    環境保全について    消防力の整備充実について    水道事業について  〇 経済委員会    商・工業振興対策について    観光対策について    農林水産業振興対策について    市場対策について  〇 建設委員会    都市計画について    都市再開発について    区画整理について    公園緑地について    道路橋りょう・河川港湾について    建築・住宅について    開発行為について    駐車場について    総合交通対策と路面電車について    西部新拠点について    下水道について    公共工事について  〇 文教委員会    学校教育について    社会教育について    人権教育について    教育施設について    青少年問題について    通学区域について    学校給食について  〇 議会運営委員会    議会の運営及び議長の諮問について    議会に関する条例等について      …………………………………会議に付した事件 追加日程 敬弔決議 日程第1 甲第4号議案~甲第74号議案 日程第2 陳情第4号~陳情第6号,陳情第11号,陳情第12号 日程第3 諮問第1号 日程第4 意見書案第1号 日程第5 決議案第1号 日程第6 議員派遣について 日程第7 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査──請願・陳情,調査      ──────〇──────出席議員(47人)           1番  田 中 慎 弥君           2番  小 林 寿 雄君           3番  松 田 安 義君           4番  酒 見   寛君           5番  稲 葉 泰 子君           6番  藤 沢 和 弥君           7番  小 川 信 幸君           8番  浦 上 雅 彦君           9番  鷹 取 清 彦君           10番  田 口 裕 士君           11番  和 氣   健君           12番  太 田 武 正君           13番  藤 原 頼 武君           14番  松 島 重 綱君           15番  升 永 市 郎君           16番  下 市 香乃美君           17番  松 岡   茂君           18番  藤 井 義 人君           19番  竹 永 光 恵君           20番  崎 本 敏 子君           21番  垪 和 秀 光君           22番  礒 谷 和 行君           23番  安 井   聰君           24番  土 肥 啓 利君           25番  三 宅 員 義君           26番  太 田 正 孝君           27番  成 本 俊 一君           28番  柴 田 健 二君           29番  田 原 清 正君           30番  横 田 悦 子君           31番  高 月 由起枝君           32番  本 郷 由 子君           33番  田 畑 賢 司君           35番  亀 井   章君           36番  佐々木 清 巳君           37番  宮 武   博君           39番  伏 見 源十郎君           40番  三 木 亮 治君           41番  若 井 達 子君           42番  吉 本 喜 一君           43番  羽 場 頼三郎君           44番  楠 木 忠 司君           45番  田 尻 祐 二君           46番  磯 野 昌 郎君           47番  山 田   勇君           51番  則 武 宣 弘君           52番  垣 下 文 正君      …………………………………欠席議員(4人─欠員1)           34番  則 武 伸一郎君           38番  宮 川 日 吉君           48番  有 井 靖 和君           49番  花 岡   薫君      ─────────────説明のため出席した者      市     長  萩 原 誠 司君      助     役  菱 川 公 資君      助     役  井 口 義 也君      収  入  役  高 田 武 子君      参     与  原 口 英 夫君      参     与  成 田 孝 一君      国体・障害者スポーツ大会局長               黒 住 英 明君      総 務 局 長  広 瀬 慶 隆君      企 画 局 長  天 野 勝 昭君      財 政 局 長  角 田 秀 夫君      市 民 局 長  松 本 征 二君      西 大 寺支所長  蜂 谷 幸 男君      保 健 福祉局長  堀 川 幸 茂君      環 境 局 長  小 林 良 久君      経 済 局 長  小此鬼 正 規君      都 市 整備局長  池 上   進君      下 水 道 局 長  井 上 茂 治君      水道事業管理者  植 松   健君      副病院事業管理者 藤 原 作 馬君      市場事業管理者  清 水   陛君      消 防 局 長  荒 島 諄 宗君     選挙管理委員会      事 務 局 長  古 新 和 美君     監 査 委 員      委     員  服 部 輝 正君     農 業 委 員 会      事 務 局 長  泉   宣 弘君     教 育 委 員 会      委     員  井 上 眞 澄君      教  育  長  玉 光 源 爾君      ─────────────出席した議会事務局職員      局     長  石 橋 洋 志君      次     長  松 本 正 子君      次     長  渡 辺 博 重君      総 務 課 長  森 岡   隆君      調 査 課 長  小野田 輝 久君      午前0時8分開議 ○議長(垣下文正君) 皆さん御苦労さまでございます。 これより2月定例市議会第13日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は47名であります。      ───────────── ○議長(垣下文正君) 会議録署名議員に山田議員,若井議員のお二人を指名いたします。      ───────────── ○議長(垣下文正君) 本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。      ───────────── ○議長(垣下文正君) この際御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,監査委員から行政監査及び例月現金出納検査の結果について報告がありましたので,御報告申し上げます。 重ねて御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,会議規則第125条の規定により議員を派遣いたしましたので,御報告申し上げます。      ───────────── ○議長(垣下文正君) この際議事日程の追加についてお諮りいたします。 去る3月14日,御逝去されました藤原貢議員の生前の御功績をたたえるため,本市議会といたしまして,同議員のみたまに対し敬弔の誠をささげたいと存じます。 つきましては,この際敬弔決議を日程に追加し,議題といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,この際敬弔決議を日程に追加し,議題とすることに決定いたしました。      ──────〇────── △追加日程 敬弔決議      ───────────── ○議長(垣下文正君) 故藤原貢議員の御冥福をお祈りし,黙祷をささげます。 全員の方の御起立をお願いいたします。     〔全員起立〕 ○議長(垣下文正君) 黙祷を始めます。     〔黙  祷〕 ○議長(垣下文正君) 黙祷を終わります。 御着席願います。 本件につきましては,楠木議員に御発言をお願いいたします。     〔44番楠木忠司君登壇〕 ◆44番(楠木忠司君) 藤原貢議員が,去る3月14日御逝去されました。ついては,藤原議員のみたまに対し,謹んで哀悼の意を表したいと存じます。 御承知のとおり,藤原議員は幸島村議会議員,西大寺市議会議員を経て昭和44年3月,衆望を担って岡山市議会議員に初当選され,自来9期31年余にわたり卓越した識見とあふれる情熱を持って岡山市政の枢機に参画され,市勢の発展と市民福祉の向上に心血を注がれたのでございます。 この間,議会運営委員長を3期,監査委員を1期,第25代副議長,第37代,第38代,第39代議長を初め全国市議会議長会会長などの要職を歴任され,議会運営の調整役としての本市議会や地方議会の発展はもとより,地方制度調査会委員として地方自治の発展にも並々ならぬ貢献をされたのでございます。 また,朴訥として温厚かつ慈愛に満ちたお人柄は,後輩議員や地元住民からの信頼が厚く,会派等議会内のまとめ役としてその手腕を遺憾なく発揮されただけでなく,西大寺市域の重鎮として農業や水産業を初めとした地域産業や経済等の振興にも情熱を注がれたのでございます。 このたび,平成の大合併という時代の潮流の中で,本市が政令指定都市を展望した合併を模索し,新たなる飛躍の扉をあけようとしているとき,議員生活37年という藤原議員の豊富な経験とすぐれた手腕が大いに期待され,また藤原議員自身も本市の行く末を真剣に案じていただけに,志半ばで急逝されたことは返す返すも残念のきわみであります。惜しみても余りあるものがございます。 御親族の献身的な御介護を得て病魔と闘ってこられたにもかかわらず,薬石効なく突然として御逝去され,この議場でお元気なお姿に再会できなくなった寂しさに今は申し上げる言葉もなく,ただただ痛恨,哀惜の情を禁じ得ません。ここに謹んで生前の御功績をたたえ,その人となりをしのび,心から御冥福をお祈り申し上げます。 つきましては,藤原議員のみたまに敬弔決議をささげたいと存じます。 ○議長(垣下文正君) 全員の方の御起立をお願いいたします。     〔全員起立〕 ◆44番(楠木忠司君)     敬 弔 決 議 平成16年3月14日に逝去されました藤原貢議員は,昭和44年3月岡山市議会議員に当選,以来9期31年にわたり市政に尽力され,その間,第25代岡山市議会副議長,第37代,第38代,第39代岡山市議会議長などの要職を歴任され,本市の発展と市民福祉の向上に多大の貢献をされました。 ここに本市議会は藤原貢議員のみたまに対し生前の功績をたたえ,謹んで哀悼の誠をささげます。 平成16年3月21日             岡山市議会 ○議長(垣下文正君) 御着席願います。 この決議書は,謹んで御霊前にお供えいたします。      ───────────── ○議長(垣下文正君) この際都市整備局長から発言の申し出がありますので,これを許します。 ◎都市整備局長(池上進君) お許しをいただきまして,本会議中の答弁の訂正について申し上げます。 3月8日の亀井議員のさい東町公園用地の買い戻し時期はとの御質問に対しまして,私の答弁の中で「現時点のスケジュールでは,平成19年度を予定してございます」と答弁いたしましたが,この部分につきまして,「土地開発公社との協定書にありますように,平成18年度までの取得に向けて努力いたします」と答弁の訂正をさせていただきたいと存じますので,よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(垣下文正君) ただいまの都市整備局長からの発言訂正の申し出につきましては,会議録調製の際,議長において適宜処置させていただきますので,御了承を願っておきます。      ──────〇────── △日程第1 甲第4号議案~甲第74号議案      ───────────── ○議長(垣下文正君) 日程第1に入ります。 日程第1は,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について以下71件の議案についてであります。 これらを一括上程いたします。 これらの議案につきましては,それぞれ所管の常任委員会において御審査をいただいておりますので,これより委員長の報告を求めます。 まず,総務委員長の報告を求めます。     〔10番田口裕士君登壇,拍手〕
    ◆10番(田口裕士君) 総務委員会の委員長報告に入ります前に,藤原貢議員の心からの御冥福を総務委員会委員全員でお祈りしますとともに,また藤原貢議員の教えを守って岡山市勢発展のために力いっぱい邁進することをお約束し,総務委員長の報告を始めさせていただきます。 総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について外22件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 なお,甲第4号議案,甲第55号議案,甲第74号議案の3件については,採決に当たり一部委員から反対があり賛成多数で,その他の議案については全会一致であったことを申し添えておきます。 それでは,ここからは,審査の過程において特に議論となった問題に絞って順次御報告申し上げます。 まず,甲第55号議案平成15年度岡山市一般会計補正予算(第5号)で問題になった点から申し上げます。 平成15年度の市税滞納状況と本市の取り組み状況に関するやりとりの中,事件の発生を察知した委員から事件のてんまつを問う質問があり,当局が事件の発生を認める答弁を行ったことで,初めて市税滞納者の個人情報が流出していた事実が明るみになったのであります。 この事件の詳細については,連日の新聞報道等で大きく取り上げられ,既に市民の周知するところとなっておりますので,ここでは概要のみを申し上げますが,平成16年2月25日に市民からの通報により,滞納額明細書などの納税関係資料がごみステーションに捨てられていたことが判明し,その後の調査で,捨てた人物は,市が納税指導等の業務を委託しているキャリアプランニング株式会社の社員というものでありました。 この事件に対する各委員の認識を集約すると,アウトソーシングの時代ではあるが,個人情報の漏えいについては,幾ら万全のセキュリティー対策を講じていても,それを扱う側のモラルが欠落していると,もろくも崩壊してしまう。個人情報の漏えいをあらかじめ想定した上でのフェールセーフ対策を講じておくべきではないか。また,滞納情報といった不利益な個人情報を扱う業務に外部委託を導入する場合には,慎重な検討が必要ではないか。本市の管理体制の不備は免れないといった厳しいものでありました。 さらに委員は,個人情報保護条例を所管する総務局に対し,個人情報が漏えいした場合の危機管理体制等についてただし,本市には情報漏えいの危機管理マニュアルも,事が起きた場合の組織としての役割分担も存在していないことが明らかになったのであります。 そのため委員は,こうした状況で本市の個人情報保護及びその危機管理体制は万全だと言えるのかと指摘し,当局に対し早急な対応を講じるよう迫ったのであります。 これに対し当局は,市には個人情報を守る責務があり,今回の事件では市の行政責任はあると考えているとの基本認識を示した上で,急遽委員会に出席した担当助役から,外部委託に際しては個人情報の漏えい防止に留意して行ってきたが,今後は防止措置だけでなく,漏えいが起きた場合を想定したシステムづくりやマニュアルづくりについて,全庁的に検討したいとの方針が示されたのであります。 本委員会としては,今後,逐次状況報告を行うよう求めるとともに,危機管理を含めた個人情報の保護対策について,継続的に審査していくことを申し上げたところであります。 なお,事件発覚から20日余り経過してなお,所管である本委員会に報告していなかったことに対し,委員から,情報公開の成果をアピールしている本市の対応としてはいかがなものかとの指摘があり,委員会としても,こうした当局の姿勢については,今後二度とないよう注意を喚起しておきたいと思います。 次に,病院局職員の退職金一般会計から支出している問題について申し上げます。 ここでは委員から,病院事業への地方公営企業法の全部適用に伴い,病院局職員の退職金一般会計から支出するのではなく,法の規定に基づき,病院事業会計で賄うべきではないかとの指摘があったのであります。 これに対し当局からは,地方公営企業法や政令には退職金の支出に関する明確な規定がないことから,法の趣旨及び市長と病院事業管理者の間で取り交わした移行に際しての覚書に基づいて一般会計から支出しており,適正に執行しているものと認識しているとの答弁があったのであります。 また,やりとりの中で,実際の退職金支給に当たり,病院局の退職者を3月31日付で一たん市長部局の所属とした上で支出行為を行っていることも判明したのであります。 そのため委員は,地方公営企業法第17条の2には経費負担の原則が規定されており,地方公営企業法を全部適用した病院事業としてはこの法の規定に基づいて支出行為を行うのが自然であり,現状のような,法の趣旨をよりどころとしたり,1日だけ市長部局に所属させることは不自然であり,根拠性は低いのではないかと,法の規定に沿った事務処理を求めたのであります。 これに対し当局から,指摘の趣旨を踏まえ,また地方公営企業としての意識を高める観点からも,より合理性の高い方法を将来に向けて検討していきたいとの意思表明があったのであります。 次に,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算で問題になった点について申し上げます。 まずは,土地開発公社のあり方についてであります。 ここでは委員から,市内部における土地開発公社の役割あるいは独自性が実態として形骸化しており,それがゆえに公社の経営健全化がなかなか進展していないのではないかとの指摘があり,公社が先行取得し,現在保有している事業用地の明細表や公社買い入れの際の起案文書等の提出を求め,具体的なチェックを行ったのであります。 その過程において,正式な手続を経ないまま事業担当部署において買い戻し時期を変更する方針が整理され,今定例会本会議において答弁されていたことが判明したのであります。 御承知のとおり,土地開発公社が抱える塩漬けの土地が多いことは,全国的な問題にもなっており,本市においても,事業化の可能性の低い土地は先行取得しない方針が示されているところであります。 したがって,所定の手続を経て都市整備局長の本委員会への出席を求め,買い入れ時に計画していた期限内の買い戻しと,本会議答弁の訂正を行うよう求めたのであります。 これについては,先ほど都市整備局長から答弁の訂正があったところであります。 なお,土地開発公社のあり方及びその経営健全化については,各委員が高い問題意識を持っていることから,今後も委員会として継続的に調査していくことを決定したところであります。 次に,勤労者福祉センター1階に整備する事業所内保育施設について申し上げます。そのための予算として,2,680万円が計上されております。 委員から,事業の熟度を疑問視する指摘があり,一連の質疑を通して,これまでに職員アンケートを一度実施しただけで,事業化のためのマーケティング調査は行われておらず,事業計画の客観的根拠が乏しいこと,事業所内保育施設を急いで整備しなければならない緊急性に乏しいことなどが判明したのであります。 そのため委員会から,1,これではお手盛りとか,手前みそとの批判は免れないのではないか。2,予算がついてから調べるみたいな話だといった厳しい意見が出されたのであります。 本委員会としても,現状では事業の妥当性が乏しいと言わざるを得ないことから,綿密な調査を実施するなど事業の精査を早急に図るよう,委員の総意として申し上げるものであります。 最後に,甲第24号議案岡山市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定について,すなわち児島出張所の支所格上げに係る条例案について申し上げます。 この支所格上げ問題については,既にさきの11月定例会での委員長報告において御紹介しておりますので,今回はその続きということになります。 結論を先に申し上げますと,市民サービスの展開に当たっては,全市域での公平性やバランスある実施が大前提であるとする委員と,バランスよりも,少しでもサービスが向上することを重要視する当局との認識の溝は深く,最後まで埋まることはなかったのであります。ただ,委員が求めた中で,計画的な施策展開に関しては,当局側も一定の理解を示し,その実行には難しさはあるが,そのための方法を今後考えていきたいとの答弁があったのであります。 なお,この件に関して,閉会中に調査した際も,また今回の審査の際も,委員の質問に対し,当局が答弁に窮したり,同じ答弁の繰り返しに終始する場面が多く,委員会での議論には健全な盛り上がりが見られなかったということは申し上げておかねばなりません。 最後になりましたが,委員会の総意として,全市的な均衡ある市民サービスの向上に向け,地域間格差の是正に努力されるよう申し上げておきます。 以上で総務委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(垣下文正君) 次に,保健福祉委員長の報告を求めます。     〔30番横田悦子君登壇,拍手〕 ◆30番(横田悦子君) 保健福祉委員会の委員長報告をいたします前に一言,先ほど敬弔決議をいたしました藤原貢議員の御遺徳をしのびまして,本委員会といたしましても謹んで御冥福をお祈りいたしますことを一言申し添えておきます。 それでは,保健福祉委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について外12件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について,甲第19号議案平成16年度岡山市病院事業会計予算について,甲第68号議案平成15年度岡山市病院事業会計補正予算(第1号)については賛成多数で,そのほかの議案については全会一致であったことを申し添えておきます。 それでは,審査の過程におきまして,特に議論のありました点について御報告いたします。 まず,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算についてであります。 第1点目は,第3款民生費第1項社会福祉費第1目社会福祉総務費中,民生委員一斉改選に係る経費417万4,000円についてであります。 委員から,昨今のドメスチック・バイオレンスや児童虐待などの状況を考えると,民生委員の社会的責任が重くなっている。選任方法については,従前どおりやればいいという考えではなく,より適格な人が選ばれるような工夫ができないのかとの質問があり,当局から,基本的には従前どおり各地域から適任者を推薦していただくが,選任要領を十分熟知した上で推薦していただくよう指導していきたいとの答弁がありました。 さらに委員から,新しく選任される民生委員さんに対して,政治的中立を守ることや,個人情報の守秘義務と保護に関する取り扱いを厳重にされるよう啓発をお願いしたいとの要望が出されました。 第2点目は,第3款民生費第1項社会福祉費第15目人権同和施策費中,同和施策補助金3,979万円についてであります。 本予算については,当局から,運動団体との協議の中で,13年度を基準年として14年度以降,5カ年間,毎年度5%減額することとなっており,それに従って計上したものであるとの説明がありました。 これに対して委員から,予算計上している運動団体のうち,分裂状態にある団体への補助金の執行については,どのような条件が整えば執行できると考えているのかとの質問があり,当局から,その運動団体については,正統性をめぐって現在係争中であり,その結果を参考にするとともに,同和問題の解決に向けて真摯な活動がなされているかどうかを見きわめた上で予算を執行していきたいと考えているとの答弁がありました。 本委員会としては,今後の裁判の行方や運動団体の活動状況を注視し,適時適切な時期に委員会への状況報告を求めるとともに,一部委員から予算自体への反対意見はあったものの,補助金の執行条件がどのように整ったか委員会に報告された上で予算執行をされるよう要請したのであります。 第3点目は,第4款衛生費第1項保健衛生費第2目保健対策推進費中,健康診査事業費14億526万3,000円のうち,乳がん検診事業と前立腺がん検診事業について御報告いたします。 まず,乳がん検診事業についてであります。 この事業は,マンモグラフィーを導入し,女性のがんの罹患率で1位となっている乳がん検診を実施しようとするものです。 委員から,対象者が50歳から64歳の偶数年齢の女性ということだが,2年に1回では回数も少ないし,データによると40歳代からの罹患率が非常に高くなっていくと聞いている。国においても,40歳代に対象年齢を下げる動きがあるが,対象年齢を拡大する考えはないかとの質問があり,当局から,マンモグラフィー導入には,体制づくり等の条件整備が必要であり,まず現在の対象者でスムーズに事業が実施できるか見届けたい。また,30歳から毎年受けることができる視触診での検診は継続するとの答弁がありました。 これに対してさらに委員から,視触診とマンモグラフィーを併用することで発見率がさらに上がるというデータが出ている。併用することでこの事業効果がさらに上がるので,今後40歳代の実施に向けて検討するよう強い指摘がありました。 次に,前立腺がん検診事業についてであります。 この事業は,中高年に急増している前立腺がんの早期発見,早期治療及び患者の生活の質の向上を図るため,財団法人前立腺研究財団の助成を受け,平成15年度6月から実施しているものであります。 これに対し委員から,平成15年度の受診実績は,見込み数4,300人の倍以上,8,800人の受診が見込まれており,このことからもニーズが非常に高いことがわかる。国にも要望しながら,市民の健康づくりの観点から,ぜひこの事業を継続してほしいとの要望がありました。 次に,甲第55号議案平成15年度岡山市一般会計補正予算(第5号)中,第3款民生費第5項老人福祉費第5目老人福祉対策費中,在宅介護支援センター運営委託料1,340万円の減額補正についてであります。 本予算については,当局から,在宅介護支援センターにおける介護予防教室や高齢者実態調査等の実績が当初見込みを下回ったことによるものとの説明がありました。 これに対して委員から,市内31カ所の在宅介護支援センターの活動実績にばらつきが見られるが,各施設の職員配置などがその要因になっているのではないか。また,もっと実績を上げてもらうために,市としてどのように取り組むのかとの質問があり,当局から,毎年定期的に監査を行っており,各施設の職員配置等は把握している。少人数でも頑張っているところもあり,一概に人数だけで判断はできないが,実績の上がっていないところについては,今後とも,センター長を初め職員に対して,介護予防の重要性を認識していただくよう指導し,有効に活用していただくことにより,地域によってバランスを欠くことのないよう市民サービスの向上に努めたいとの答弁がありました。 次に,甲第68号議案平成15年度岡山市病院事業会計補正予算(第1号)についてであります。 ここで議論となりましたのは,第1款病院事業費用第1項医業費用第1目給与費に関連して,病院局職員の退職金一般会計から支出していることについてであります。 まず委員から,その実態について報告を求め,当局から,勤続20年未満の普通退職は病院事業会計から支出しており,それ以外の退職者については一般会計から支出している。しかし,地方公営企業法が全部適用された平成12年7月1日以降の採用者は病院事業会計で支出しており,一般会計から支出する際は,退職時の3月31日に市長部局に異動させ,そこから退職発令するという形をとっているとの説明がありました。 これに対して委員から,本会議において代表監査委員は,経費の処理,予算計上の仕方については病院事業会計で計上すべきだと言っているが,どう思うかとの質問があり,当局から,総務局長は予算の組み替えはしないという趣旨の答弁を行っており,我々もその判断に従うとの答弁がありました。 さらに委員から,こうした手法をいつまで続けるのかとの質問があり,当局から,地方公営企業法全部適用から10年後を目途に勤続年数に応じた分担区分の見直しを考えているとの答弁がありました。 これに対して委員から,見直しを考えているということは,やはりこの方法に問題があると当局も認識しているのではないのか。より適切な経費の処理や予算計上の仕方について,今後速やかに検討されたいとの指摘がありました。 以上で本委員会に付託されました議案の報告は終わりますが,この場をおかりいたしまして,本委員会の所管事務調査の状況について御報告いたします。 ことしに入りまして,市内旅館における宿泊拒否問題が報告されたことを受けて,本委員会としても問題意識を持って,その事実経過と当局の対応について説明を求めました。 それによりますと,中国四国盲ろう者大会開催のため,岡山盲ろう者友の会が市内旅館に予約を申し込みましたが,増築を繰り返した施設であり,思わぬところに段差や階段があるために危険だという理由で宿泊を拒否され,旅館業法に基づく市の指導により,旅館側は一たん宿泊を受け入れる姿勢を見せたものの,岡山盲ろう者友の会に対して一筆入れるよう求めたのです。その後,岡山盲ろう者友の会は,当該市内旅館への宿泊予約キャンセルする事態となったものであります。 市当局は,岡山盲ろう者友の会からの要望に基づき,再三にわたる指導を行いましたが,当該旅館については,旅館業法障害者に対する十分な理解が得られたとは言えない結果となってしまいました。 本件については,岡山地方法務局が調査に入り,人権侵犯の事実が認められるとして,3月9日に当該旅館業者に対して,再びこうしたことのないよう,人権侵犯事件調査処理規程に基づいた説示を行っております。 そこで本委員会としては,本市が国体などの大きなイベントを控えていることからも,今後このような事態を再び繰り返さないために,旅館業法等の法令遵守の周知徹底,徹底した人権意識の改革,既存建築物のバリアフリー化などに向けた取り組みを,人権推進室,保健福祉局,国体・障害者スポーツ大会局,経済局等が連携して取り組まれるよう強く求めたところです。 これを受け,市当局は1室3局合同で,早速この22日に旅館・ホテル業者を対象とした研修会を開催する予定であると報告を受けております。委員会としてもこの対応を評価するとともに,今後さらに各局の連携を深めて,充実した取り組みを行われるよう要請いたしました。 以上で報告を終わりますが,議案審査の過程では,このほかにも数多くの貴重な意見が委員から出されました。当局におかれましては,それらの意見を十分に検討され,今後の市政に反映させることを強く要望しておきます。 以上で報告を終わります。(拍手) ○議長(垣下文正君) 次に,環境消防水道委員長の報告を求めます。     〔22番礒谷和行君登壇,拍手〕 ◆22番(礒谷和行君) 委員長報告に入る前に,故藤原貢議員に対し,環境消防水道委員会として心より御冥福をお祈りいたします。 それでは,環境消防水道委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について外11件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第20号議案については,苫田ダム受水費と消費税関連の支出があること及び甲第21号議案につきましては,消費税関連の支出があることを理由とした反対がありましたが,賛成多数で,その他の議案については全会一致で,原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程で委員から出された主な指摘を取り上げる形で報告したいと思います。 まず,甲第21号議案岡山市工業用水道事業会計予算についてであります。 本市が保有している工業用水道の能力は1日当たり10万トンであるが,予算では1日当たりの配水予定量を3万9,900トンと定めており,かなりの水が残っていることに対して,委員から,取水せずに下流に流している水を上水道に使えるよう,水利権を転用できないのかとの指摘があり,当局から,手放した水利権がそのまま岡山市の上水道に振りかわるという保証がなく,また工業用水道の需要が今後伸びていかないという保証もないため,現行の水量を工業用水道の水利権として保有していきたい。河川法に基づく水利権の処分に関する取り扱いも問題となり,転用することは難しいが,今後も研究を重ねていきたいと考えているとの答弁がありました。 次に,甲第37号議案岡山市環境保全条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 本条例の改正は,自然保護に関連する法律や県の条例を補完し,本市の基準で生物を指定して保護するとともに,生物をはぐくむ生態系全体を保護することを目的としています。 まず委員から,昆虫や鳥などを見かけることが少なくなった昨今,野生生物の生息・生育環境を保全することは非常に大切であるが,条例の実効性を担保するためにどのような取り組みを進めるのかとの質問があり,当局から,他都市と比べ多様な生き物が生息しているという本市の特性を広く市民や事業者にPRするとともに,自然環境にどのように配慮すべきかを示したガイドラインを策定して,生物多様性の保全に対する適切な配慮を求めていく。また,条例改正にとどまらず,生きものの里制度を創設したり,市民による希少野生生物の保護・増殖活動を支援するなど,さまざまな施策を市民協働で展開することで,生物との共生可能な環境を保全していきたいとの答弁がありました。 また,水源涵養林などへの松くい虫防除の薬剤空中散布は本条例の趣旨にそぐわないとの指摘があり,事業活動における経済性の追求と自然環境保護の折り合いをどこにつけ,どう調和させるかという問題が,条例の実効性を担保する上で大きな課題であることが明らかになりました。当局からは,環境保全の面からどこまでの環境配慮を求めていけるか検討していきたいとの答弁があったのであります。 次に,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算中,じんかい再生処理費にかかわって,リサイクルに関する取り組み姿勢についての議論がありました。 まず委員から,本市のごみ処理方法の基本は焼却・埋立処分であり,地球温暖化防止や資源の有効利用の面からも,分別収集を広げてリサイクルやリユースの取り組みを進めるべきであるとの意見があり,当局から,回収ルートに乗せにくい廃プラスチックは固形燃料として再利用されることが多く,本市でも燃やして発電に利用するという選択をしている。分別すればするほどコストが高くつくことから,費用対効果やどこまで厳密なリサイクルが必要かを考えた上で,選択すべきだと考えているとの答弁があり,さらに委員から,燃やして発電・発熱に利用するサーマルリサイクルリサイクルの最終手段である。分別の精度を高めることで再資源化にかかるコストを低減することが可能であり,市民のごみ分別意識を高めるなどして,なるべく燃やさないで再資源化できる方法を選択できるよう研究してほしいとの要望がありました。 また,本予算には今年度策定したし尿処理業の合理化事業計画に基づき,転業支援業務として出されている予定の委託業務予算が,今年度と同様に計上されております。 合理化事業計画の策定と転業支援の清算については,昨年6月から,し尿処理業に対する代替業務提供の歴史・背景の把握に始まり,代替業務提供の問題点や合理化事業計画案の妥当性などについて,精力的に審議を行ってきました。 転業支援の不明朗な部分が市民の前に明らかにされ,長年策定できなかった合理化事業計画がオープンな議論を踏まえた上で,法律に基づき策定されたことについては,本市のし尿処理行政の透明性を高めたものとして,大いに評価するものであります。 しかし,審議の過程で委員から出された数々の指摘のうち,転業支援額の算定に補償の性格を持たせること,減車1台当たりの転業支援額4,600万円の妥当性と各社一律の支援,固液分離業務と中継輸送業務の代替業務としての位置づけ方については,一部委員の理解を得るには至らなかったことは申し添えておきます。 合理化事業計画を実行するに当たっては,委員の意見や審議会の最終提言書を十分に尊重していただき,次の合理化事業計画はさらに公平性・透明性が確保されたものになるよう一層の努力を要望しておきます。 以上,審査の経過を御報告いたしましたが,当局におかれましては,委員会審査の過程で各委員から出されましたさまざまな意見や要望に十分留意され,事務執行に当たられますよう申し添えまして,環境消防水道委員会の報告を終わらせていただきます。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(垣下文正君) 次に,経済委員長の報告を求めます。     〔20番崎本敏子君登壇,拍手〕 ◆20番(崎本敏子君) 報告に入ります前に,経済委員会といたしましても長年議員として多大な貢献をなさいました故藤原貢議員の御冥福を心からお祈りいたしたいと思います。 それでは,経済委員会における審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について外6件についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重にかつ熱心に審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 この際,審査の過程におきまして,特に議論のありました点について順次御報告を申し上げます。 まず,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算のうち,第7款商工費第1項商工費第20目観光費中,施設利用促進事業委託料についてであります。 この事業は「岡山ドームオープン1周年記念/ガーデニング&フラワーフェアin岡山ドーム」と銘打って,岡山ドームにおいて1周年記念イベントとして,花と緑,ガーデニンググッズ等の展示販売,講座教室等を行うものであります。 委員から,岡山ドーム及び多目的広場ほかの管理運営等に関する作業委託が,公園協会からエックススポーツジャパン株式会社に再委託されており,その委託内容にイベントの企画立案と営業展開による利用促進が含まれている。本来であれば,岡山ドームの1周年を記念するイベントは都市整備局西部新拠点まちづくり推進本部が主体となって開催するのが妥当であり,そのための事業費も委託料に含まれていると考える。経済局においてイベント開催費用を負担するのは,重複した予算計上とはならないかとの厳しい指摘があり,意見調整のため,審議が一時中断したのであります。 その後,当局から,都市整備局に確認の結果,エックス社への委託料にイベント開催経費は含まれておらず,委託内容にイベントの企画立案と営業展開による利用促進とはドームの利用促進を行うための営業活動を意味している。また,予算編成段階ではドームの委託先が決定しておらず,利用促進の観点から結果的に1周年記念イベントの開催経費が経済局事業経営課で予算計上されることとなったとの説明がありました。 これに対し委員から,エックス社と公園協会が交わしている作業委託契約では,予算の流用によるイベント経費の支出は可能なはずだ。事業経営課の所管は利用促進にとどめるべきで,都市整備局との役割分担について整理すべきだ。エックス社へドームの利用促進を委託している現在では,商工費から1周年記念イベントの開催経費を支出することは納得できず,かかる予算については到底認められないとの指摘があり,再度委員会が中断したのであります。 休憩の後,当局から,経済局の役割を検討した結果,1周年記念イベントという冠は外し,イベント内容についても地域経済の活性化の観点から,JA岡山,岡山中央卸売市場,花き生産者等の協力を得て実施することとするとの答弁があり,議論の収束を見たのであります。 次に,同費目中,おかやま菊花大会事業委託料についてであります。 この事業は,岡山市の市花である菊の栽培技術の普及並びに菊花栽培の奨励を図るとともに,観光客を誘致するものであります。 委員から,全庁的に経常的経費等の見直しがなされる中,事業規模の大きいおかやま桃太郎まつり開催事業負担金は減額となっている一方で,菊花大会事業委託料は平成13年度以降,削減されないまま予算計上されてきているが,事業経費の削減の考え方はとの質問があり,当局から,菊花大会は長い歴史の中でこれまでにもたびたび見直しがなされてきている一方,桃太郎まつりは統合されて3年を経過し,各種関係団体間の連携が緊密になるということで合理化が進み,経費を削減する余地が出てきたとの答弁がありました。 これに対し委員会として,昨年と同額の予算がついているが,経常的経費等の見直しが年々厳しさを増す中,可能な限り経費の削減に努め,厳しい目で事業執行に当たっていただきたいとの申し入れを行いました。 次に,同費目中,国民宿舎おかやま桃太郎荘の修繕工事にかかわる工事請負費についてであります。 ここでは,桃太郎荘の空調設備の改修工事に関連して,委員から,現在の建物は段差が多く,障害者の社会進出が進む中,民間施設において盲聾者の宿泊拒否問題も発生しており,桃太郎荘においてもバリアフリーへの対応について行政責任が問われる事例が発生する懸念がある。また,民間委託後も空調設備などに多額の修繕費が充てられてきている。施設の現状を把握し,費用対効果の面から今後の方向性を検討すべき時期に来ているのではないかとの指摘がありました。 次に,同費目中,三丁目劇場管理運営委託料についてであります。 平成16年4月1日からの吉本興業の公演内容のリニューアルを受け,委員から,三丁目劇場開設に向けた事業計画で想定されていた使用料収入や修繕料に比較し,現状では使用料収入は6割強で修繕料も大きく上回っている中で,三丁目劇場の柱である吉本興業の公演が土曜・日曜日から金曜日中心のスケジュールに変更されることとなっており,入場者数の減少が懸念されている。当初計画に照らして,今後の事業計画はとの質問があり,当局から,当初計画で試算されている使用料収入は推定値であり,交付税算入もあることから現状では当初想定された計画の範囲内で推移しているものと考えている。吉本興業の公演内容のリニューアルに伴い,土曜・日曜日の市民によるホール使用が可能となり,市民要望にもこたえることができるようになる。市民協働型の現在の運営形態のよさを十分に生かし,今後,より一層の利用促進に努めてまいりたいとの答弁がありました。 次に,第6款農林水産業費第1項農業費第20目農地費中,単市公共事業における小規模工事についてであります。 ここでは委員から,新しい小規模工事取扱規程により,適正な事務執行と市民サービスの確保が図られているかという観点で議論がなされました。 委員から,従来,工事件数の約9割,工事金額の約半分程度を小規模工事で実施しているが,昨年度は例年に増して多くの不用額を計上している。新年度においては執行率の低下が懸念されるが,予算編成の際に配慮はあったのかとの質問があり,当局から,予算編成は,各担当課が抱えている要望で未処理のものから執行見込みのあるものや,従来の要望の中である程度待ってもらっているものを積み上げた形で行った。執行に当たっては,測量設計委託等も用いながら少しでも円滑に行えるようにしていきたいとの答弁がありました。 これに対し,さらに委員から,新しい制度に移行し,現在より事務処理に多くの時間がかかると思われるが,小規模工事のメリットを生かした迅速で地域の実態に合わせた予算執行を進めていただきたいが,いかがかとの質問があり,当局から,新しい制度によるふなれさから若干職員に戸惑いはあるものの,適正な執行を確保しつつ,地元住民の要望,信頼にこたえられるよう,迅速な対応に努めてまいりたいとの答弁がありました。 次に,第6款農林水産業費第1項農業費第10目農業振興費中,牧山クラインガルテン管理業務委託料に関連して,委員から,牧山クラインガルテンの入園状況が,近年利用者数減少の一途をたどっており,今後も利用増加が見込めないようであれば見直しを検討することにもなりかねないが,利用促進に向けた新年度の取り組みはとの質問があり,当局から,利用者から希望の多い規模の小さい区画の農地の整備を現在考えている。また,農園利用を促すため,新聞折り込み広告を活用し,周辺部の住宅地へ周知を図っていきたいとの答弁がありました。 それに対し委員から,利用料金は開園以来据え置きとなっているので,利用料金引き下げにより利用促進を図るなど,思い切った取り組みをしていただきたい。また,市中心部のアパート,マンションの居住者を対象に広報活動を展開するなど,さまざまな取り組みをしていただきたいとの指摘がありました。 次に,甲第71号議案岡山市市場事業会計補正予算(第2号)についてであります。 ここでは市場事業会計における退職金の支出のあり方について,委員から,現状では市場事業部在勤中の退職者に対する退職金は一般会計からの繰出金により負担しているが,企業会計から支出するのが本来の姿であり,今後,適切な会計処理の仕組みづくりに取り組んでいただきたいとの指摘がありました。 そして,市場事業部に対し委員会として,岡山中央卸売市場地方公営企業法の全部適用から間もなく3年目を迎え,平成16年度は成果を問われる正念場の年だというのが経済委員の共通認識であり,事業部が一丸となって改革に取り組み,活性化への活路を見出していただきたいとの申し入れを行いました。 以上,数点にわたって御報告いたしましたが,このほか委員会の審査の過程で各委員からさまざまな意見が出されております。当局におかれましては,委員会の意見としてしっかりと受けとめ,今後の市勢発展に十分反映されるよう一言申し添えて,委員長の報告を終わります。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(垣下文正君) 次に,建設委員長の報告を求めます。     〔25番三宅員義君登壇,拍手〕 ◆25番(三宅員義君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について外16件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 なお,審査の過程で委員から出されました主な質問,意見,指摘につきまして,順次御報告申し上げます。 まず,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算,歳出第8款土木費第20項都市計画費第15目街路事業費中,岡山駅交通結節点改善事業費についてであります。 当局の説明によりますと,当該予算は,岡山駅西口広場・東西連絡通路の整備に係る国庫補助認証事業費等,18億2,800万円余であり,平成15年度繰越金10億8,300万円余と合わせて29億1,100万円余が16年度の事業費となっているところであります。 21世紀をリードする国際・福祉都市,そして近畿,四国,九州を含めた西日本の代表都市の実現を目指す本市にとりまして,本事業は鉄道によって分断された岡山駅東西の一体的なまちづくり,さらには新しい岡山の顔づくりとして非常に期待されているものであります。 委員から,整備に伴いプラットホームが5本から4本になるなど使い勝手が悪くなるのではないか。橋上駅舎ということで,人の流れが2階に集中し,特に東・西口からの利用に当たっては,1階の動線が弱くなり,ルートもわかりにくくなるのではないかという懸念があるが,対策は考えているのかとの質問があり,当局から,確かに中央改札口を入るとすぐに山陽本線の下りホームがあったものが,一度橋上駅に上がり,再びホームにおりなければならなくなるなどのデメリットがあるが,改札口が集約され,駅全体がコンパクトになり,人の動く距離が短くなると同時に,非常にわかりやすくなるという大きなメリットがある。利用者の方にはそういうことで御理解いただきたいとの答弁があったのであります。 さらに委員から,雄都岡山の玄関口になる駅であり,お客様が来たときにもわかりやすい動線をつくらなければ東・西口の活性化も生まれない。東西連絡通路により駅の東西が強化されても,目的地にスムーズにたどり着くことが大変ということではいけない。全体の案内掲示板を設置するなど,利用しやすさ,わかりやすさという点を,整備の目的にぜひ加味していただきたいとの要望があったのであります。 次に,歳出第8款土木費第25項住宅費第1目住宅管理費についてであります。 まず委員から,市営住宅施策の今後の方針について質問があったのであります。そもそも市営住宅は,住宅困窮者や低所得者への住宅供給が目的であり,適切な住宅供給量を真剣に検討すべきではないか。厳しい財政状況を考慮すれば,新規に建築することは困難であるが,PFI等さまざまな手法もあるので,民間の力をかりることも考えるべきだ。さらに,老朽化等により入居停止の市営住宅が見受けられる。修繕費がかかり過ぎるといって放置するのか等々の意見があったのであります。さらに,年3回行われる募集の総抽せん倍率は,14年度,15年度とも12倍以上でなかなか抽せんに当たらない状態であり,何度も応募している人を当たりやすくするなどの工夫が講じられないかとの指摘があったのであります。 これに対し当局からは,過去の委員会においても指摘されている高額所得入居者や使用料滞納者等には法的手続により退去してもらうが,これがどの程度の住宅不足解消となるのか予測はできない。また,住宅施策の基本的な方向として新たな市営住宅の建設は予定していない。やるとしても建てかえであり,現状の住宅戸数を維持し,不足の部分については民間の力をかりる必要があると思う。また,この使用料の収納問題と今後の住宅施策の基本的な方向については,できるだけ早期にお示ししたいとの答弁があったのであります。 次に委員から,最近の市営住宅の火災が多いことを受けて,設備の老朽化が火災の原因にならないよう,いろいろな意味で点検をしてもらいたいとの意見があり,当局からは,入居者が快適に暮らせるよう,適正な管理に努力したいとの答弁があったのであります。 次に,歳出第8款土木費第20項都市計画費第25目公園費中,岡山操車場跡地公園(仮称)整備事業費についてであります。 当局の説明によりますと,当該予算は,岡山ドームの管理運営を岡山市公園協会に委託し,さらにエックススポーツジャパン社へ再委託するための管理運営費等7,100万円余であります。 委員から,利用が低迷しているASPOについて,エックス社へ岡山ドームの管理運営を委託することでドームとの一体的運営が可能となり,相乗効果が得られるということだが,現実問題としてそれは難しいのではないか。16年度はどのような取り組みをするのかとの質問があり,当局から,ドームのイベントでは,親子連れ等の多くの来場者がある。その際にASPOでもイベントを実施するとともに,無料講習会を開催するなど,初心者に滑り方を基礎から指導し,興味を持っていただくようなことを進めており,16年2月末では利用者が昨年同期の2割増しとなっている。今後もそのように展開していきたいとの答弁があったのであります。 また委員から,民間活力を導入するということでエックス社に管理運営を任せるとのことだが,具体的な利活用計画を示していただきたい。また,開業当初に予定されていた世界大会がいまだ開催されていないが,すそ野を広げる意味でも16年度に開催し,広く情報発信すべきではとの質問があり,当局から,まだ再委託してわずかではあるが,ここで初めて一体的運営ができ,16年度に向け,操車場跡地の一体的活用により相乗効果が発揮できるよう,具体的な利用計画を出していきたいと考えている。また,世界大会に向けての交渉は担保されているが,当面は国内での実績を積みながら進めていきたいとの答弁があったのであります。 さらに委員から,ASPOの施設移譲を受けるまでに,岡山市と岡山市民に迷惑がかからないよう担保するというファイアウオールを確立すること。また,エックス社への区分経理に基づく毎月の委託料出来高払いについては適宜,エックス社の経営改善にかかわる未払い金については処理の見込みが立った時点で速やかに,当委員会に報告してほしい旨の要望があり,当局から,ファイアウオールの確立に向け協議を進めていきたい。また,エックス社からは利用者数,使用料,イベント開催状況・予定等も含め,毎月報告書が公園協会に提出されるので,委託料の支払い状況についても節目節目で当委員会に報告したい。未払い金については,今後動きがあれば報告したいとの答弁があったのであります。 次に,甲第17号議案平成16年度岡山市駅元町地区市街地再開発事業特別会計予算についてでありますが,当局から,本事業は市施行の事業であることから,最終的には市が責任を持つことになる。ホテルの保留床部分の処分について決着がつけばすべての床が売れることになり,収支バランスがとれることになるので,それが清算された段階で本特別会計を閉鎖することになるとの報告があったのであります。 次に,甲第57号議案平成15年度岡山市水洗便所普及費特別会計補正予算(第2号)についてであります。 当局の説明によりますと,この特別会計は申込者が減少し,継続意義が希薄になったことにより15年度をもって廃止予定であり,廃止後は施工費用の相談に来た市民に対して市中の金融機関を紹介していくとのことであります。 委員から,市が紹介することによる金利面などでのメリットはあるのか。また,保証人がいない場合は,クレジット会社との契約により保証料が必要な場合もあり,高金利の貸し付けに頼る必要が出てくることも考えられるのではないかとの質問があり,当局から,電話による問い合わせや窓口に来られた方に対しての情報提供ということであり,金利面でのメリットはない。金融機関リフォームローン等の紹介を考えているが,連帯保証人が要らないかわりに保証料が要るため高くなるとの答弁があったのであります。 さらに委員から,銀行から融資を受けようとすると,さまざまな条件や制約があり,そういったことが下水道の水洗化率向上に影響を与えることもあり得る。この特別会計はもともと水洗化率の向上を目的につくられたと思う。利用者が少ないからやめるということだが,何人かの人は現実に利用している。そういったことを考えると今後の対応に懸念がある。今まであったものをなくすということだから,やはり責任を持ってお知らせをしていくべきである。今後の窓口等の対応については,文書化しておくべきではないかとの質問があり,当局から,対応する職員によって対応内容が変わることのないように,統一的な説明ができるよう文書に残していきたいとの答弁があったのであります。 次に,甲第5号議案平成16年度岡山市下水道費特別会計予算についてであります。 下水道使用料については,昨年の11月定例市議会において,下水道の適正な維持管理を進めていく上で財政の健全化が必要である等々の理由から,平均で38.6%の値上げが可決され,本年4月から使用料改定となっているところであります。 委員から,今後決算を見きわめさせていただくが,今回改定された下水道使用料で今後4年間はやっていくことに間違いないかどうか確認したいとの質問があり,当局から,平成16年度から19年度を見込んでの改定ということを当然念頭に置き,それを守っていきたいとの答弁があったのであります。 最後に,小規模工事問題について申し上げます。 本件は,閉会中の継続調査事件として当委員会で数回にわたり,慎重に議論を重ねてきたところでありますが,16年度予算に占める小規模工事については,過年度において指摘された不適正な執行が行われないよう強く求める意見があったのであります。 さらに委員から,市民も議員も職員も迅速な調査・真相究明を望んでいる。当委員会としても1日も早く結論を出していただくよう望むものであるが,次回の議会までに,ある程度の見通しについて速やかに委員会に報告していただきたいとの申し入れを行ったところであります。 これに対し当局から,検察に書類送検されている刑事的な問題,それを踏まえての行政的な処分,過大支出の返還請求の方法の3点について,可能な範囲でできるだけ早く当委員会に報告しながら進めていきたいとの答弁があったのであります。 このほかにも審査の過程において,委員からさまざまな指摘,要望が出されましたが,当局におかれましては,これらについても真摯に受けとめ,適切に対応していただきますよう申し添えまして,建設委員会の報告を終わらせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(垣下文正君) 次に,文教委員長の報告を求めます。     〔17番松岡茂君登壇,拍手〕 ◆17番(松岡茂君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について外8件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について,甲第41号議案岡山市立岡山後楽館中学校・高等学校授業料及び入学選抜手数料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について,甲第42号議案岡山市立幼稚園授業料条例の一部を改正する条例の制定について及び甲第55号議案平成15年度岡山市一般会計補正予算(第5号)についての4件の議案については賛成多数で,その他の5件の議案については全会一致で,原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 以下,審査の過程で議論となりました数点について,審査の経過を御報告申し上げます。 まず,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算のうち,教育総務費及び中高一貫校費中,外国青年招致事業費についてであります。 これは,英語教育の充実と国際理解教育推進のため,語学指導員として外国人講師を招き,市内33中学校のうち後楽館中学校に専任として1名,ほかの32中学校に15名を配置するものです。 委員から,指導員費1人当たりの必要経費について質問があり,当局から,報酬は1人年間370万円で,健康保険料や住居費用等の諸経費を含めた必要経費の総額は,1人当たり年間約600万円になるとの答弁がありました。 これを受けて委員から,英語を身につけることは必要であり,指導者が効率的に子どもたちに広く深く接する必要がある。指導員1人にかかる費用約600万円に見合う効果という観点から考え,NPO等でボランティアとして活動している講師の活用なども検討してはどうかとの質問があり,当局から,本事業は,外国語教育の充実と地域レベルでの国際交流の推進を目的とした国のジェット・プログラムを活用したものであり,一定の研修等を終了し,技能的に保証された人材が派遣され,財源は国の交付税により措置される。この制度とあわせて,市民にボランティアとして英語教育にかかわっていただく機会の拡大も検討していきたいとの答弁がありました。 次に,増改築小学校建設事業費についてであります。 この事業は,大野小学校の老朽化した屋内体操場とプールを,平成16年度,17年度の2カ年で一体的な施設として新たに建てかえるもので,事業費は平成16年度3億2,420万円,17年度4億9,580万円との説明がありました。 委員から,事業費の内訳,平面図等の資料請求があり,その資料に基づき質疑が行われたのであります。 この施設は,1階にプール,2階に体育館を新設するもので,プールの水温を上げるためソーラーシステムを利用することから,委員から,プールと体育館を合築した理由や,かかる経費について質問があり,当局から,プールと体育館を合築した理由は,大野小学校の既存のプールと体育館は昭和48年に非常に狭い場所に並んで建築されたため,小規模で老朽化が進んでいる。そのため,合築することにより体育館の面積も広くとれ,敷地の有効活用も図れるこの方法を選んだ。また,経費については,民間の重油ボイラーにより加温するものと比較すると,当初経費を含めると重油ボイラーにより加温する方が安くついているとの答弁があったのであります。 そのためさらに委員から,なぜ経費が高くつく方法を選んだのか質問が出され,当局から,ソーラーシステムを導入することにより児童に対する環境教育の推進を図るとともに,使用期間が4月から11月と長くなるため,地域に開放し効率よく使ってもらうことも考えている。また,このシステムの導入により,省エネルギー機構からの補助を受けることができ,既に導入している中山保育園の例を参考に,教育委員会としてはこの施設を建設することにしたとの答弁があったのであります。 以上,審査の経過を御報告いたしましたが,当局におかれましては,委員会審査の過程で各委員から出されましたさまざまな意見や要望に十分留意され,事務執行に当たられますよう申し添えまして,文教委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(垣下文正君) 以上で委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑の通告があります。崎本議員。     〔20番崎本敏子君登壇,拍手〕 ◆20番(崎本敏子君) 当局の皆さんも,そして議員の皆さんも本当にお疲れさまでございます。この深夜に至る議会で,私は質疑について考えました。でも,これだけはやっぱりやらずに済ますわけにいかないと,そう思いまして,この場に立たせていただきました。 総務委員会の委員長報告に対する質疑を行います。 今議会は,当初予算を審議する議会です。6つの常任委員会は,先ほどの報告にありましたように,付託された案件について精力的に審議をいたしました。それぞれの日程に差はあるものの,常任委員会は税金の使い方や行政執行の姿勢などに対して,議会の役割であるチェック機能を果たすために頑張ったと私は思います。 中でも,総務委員会は3月15日から6日間にわたって連日午前0時あるいは2時までも審議をされました。私は,その御苦労に心から敬意を表したいと思います。 さて,議案審議の中で報告でもありましたように,テレビや新聞等でも報道されたあの徴税業務を業者に委託していて,その業者の担当者がその滞納者リストをごみステーションに廃棄して,またその対応がきちんとなされていなかった,そういうことについても審議されて,無責任な業者委託のあり方を正す徹底した議論がなされ,ついに当局はその是正の検討を約束したとの御報告でした。 この御報告にありましたように,このことは当局が委員会に報告せず,議員が問題提起して発覚したものであり,まさに議会がそのチェック機能を果たしている姿だと私は思うんですね。他の報告でも議会の権能を果たしていらっしゃいまして,私は心から改めて拍手を送りたいと思うんです。 とにかく,このような予想外の重大案件を含んで会期末を意識しながら審議時間のやりくりに委員長はさぞ御苦労なさっただろうと,そう拝察いたします。 加えて,3月12日には甲第74号議案岡山県南政令市構想(岡山市・御津町・灘崎町)合併協議会の設置についてが追加上程されたわけです。私は,この時点で今議会の会期に無理が生じたのではないかと考えております。私は,3月15日の本会議質疑でなぜ2月議会なのか,この当初予算を審議する大変な2月議会でなぜなのか,そう申し上げました。なぜ臨時議会ではいけないのか,それをどうして検討しなかったのかとお尋ねいたしましたら,市長は臨時議会などは検討してない,この2月議会で御津町,灘崎町に先んじて議決しよう,そのことを無理を承知で上程されているということが明らかになりました。無理というのは道理を追いやってどんどん筋道を誤らせていくんではないでしょうか。私は,そのことを心配していました。 さて,甲第74号議案は3月15日の本会議での集中審議でも明らかなように,岡山市,御津町,灘崎町の1市2町のいわゆる普通の合併ですね,普通の合併を進めるための法定協議会設置の議案です。これまで任意協議会で検討されてきたのは玉野市を入れた2市2町ですから,1市2町の合併の審議というのはこれまで議会の中で,とりわけその所管の総務委員会で一度もなされていない。私は重大事態だと思っております。 そこで質問の1は,総務委員会でこの1市2町の合併に関する議論がこれまであったのでしょうか。したことがおありでしょうか。 質問の2は,先ほども委員長報告には甲第74号議案の審議内容の報告がありませんでした。 そこでお尋ねしたいと思います。 総務委員会で甲第74号議案の審議入りは何月何日で,委員会での実質審議時間はどれぐらいか。 質問の3,甲第74号議案の審議のための資料要求をしたのはだれだれか。 質問の4,総務委員会で甲第74号議案について質問したのはだれだれか。 3月20日,総務委員会再開の放送を聞きまして──昨日ですけれども,私は少しおくれて委員会の傍聴に入りました。しかし,その時点で既に甲第74号議案の審議が終了しており,異様な緊張感を感じ,抗議の声を聞きました。私は,17年間市議会に席を置かせていただいておりますが,初めての雰囲気でした。後で審議打ち切りの動議が出され,賛成多数で可決されたとの話を聞きました。 そこで質問いたします。 質問の5,どの会派のだれが何時何分に審議打ち切り動議を出されたのか。 質問の6,審議打ち切りの動議は挙手で採決されたのでしょうか。 質問の7,どの会派のどなたが,だれがですね,審議打ち切りに賛成をなさったのか教えていただきたいと思います。 質問の8,委員長は,委員会として甲第74号議案の審議は十分尽くされたとお思いでしょうか。 質問の9,他の案件と同様に,総務委員会としてのチェック機能を発揮して時間をとった審議をなぜすることができなかったのか,教えていただきたいと思うんですね。 皆さん,議員の仕事は,いえ,議会の仕事は何でしょうか。その字のとおり議論することを通じて,市長の提案なさる税金の使い方や政策を市民の目線に立ってチェックする。そして,議論を闘わせながら積極的な提案を行い,市民にとってよりよい岡山市をつくっていくことではないのか,私はそう思っております。だから,どんなに体がえらくても,どんなにしんどくても,市民の負託にこたえるために議員は頑張ります。審議で手を抜くことなど許されません。 議会がその審議をやめるということがどういうことになるのか,私は議会の自殺行為だと思います。必要でない議論はする必要はありません。しかし,必要な議論は尽くすべきだと思うんですね。たとえ会期を数日延長することがあっても,それは市民の理解を得られる,私はそう思っております。 総務委員会終了後,総務委員の花岡委員,亀井委員,田畑委員が議長に総務委員会の審議打ち切りに強く抗議する,そういう抗議文を提出されたと聞きました。当然のことであろうと思います。私が,この17年間見てきた岡山市議会は,審議については徹底して行い,議会が議会の役割を果たしている,そう言われてきた市議会です。垣下議長,則武宣弘議会運営委員長のもとで,岡山市議会で審議打ち切りという暴挙がなされたことは,市議会の歴史に汚点を残すことです。痛恨のきわみです。そして,私は市民の皆様に1市2町の合併にかかわる重大な議論が十分に尽くせなかったことを大変申しわけなく思っております。 最後の質問の10は,委員長はこの審議経過をどのように今思っておられるのか,お聞かせいただきたいと思います。 以上で1回目の質疑を終わります。(拍手) ○議長(垣下文正君) 総務委員長の答弁を求めます。     〔10番田口裕士君登壇〕 ◆10番(田口裕士君) それでは,崎本議員の質疑にお答えします。 全部で10点ですね。はい,10点にお答えいたします。 まず最初に,1市2町の合併に関する議論は,これまでの総務委員会に報告を受けて行ったことがあるか。 ない。 甲第74号議案の審議入りは何月何日で,委員会での審議時間はどれくらいか。 3月18日と20日であります。合計で2時間程度。ここへ詳細を持っております。3月18日が12時45分から13時15分,3月20日が15時から15時30分,それから16時から16時30分,17時55分から18時15分,19時5分から19時15分。 続きまして,甲第74号議案の審議のための資料の要求をされたのはだれかということですね。会派名はいいんですか。会派名とフルネーム,どちらで。(「名前です」と呼ぶ者あり)名前だけでいいですか。はい。 田畑議員,それから亀井議員,田原議員であります。 続きまして,総務委員会で甲第74号議案について質問したのはだれかという問いであります。 亀井議員と田原議員であります。 審議打ち切り動議を提出したのはどの会派のだれか,何時何分だったかということですね。これは会派ですね。 新風会太田武正議員であります。 何時何分だったか。 7時5分だと記憶しております。 それから,審議打ち切りの動議は挙手で採決したのか。 挙手であります。 どの会派のだれが審議打ち切りに賛成したのか。これも会派と名前ですね。はい。 新風会三木,太田武正両議員,公明党岡山市議団磯野,本郷両議員,政隆会,私田口です。 委員長は,委員会として甲第74号議案の審議は十分尽くされたと思うかという質問ですね。 苦しい答弁でありますが,尽くしたとは思わないという答弁がまあ正確ですかね。 なぜ時間をとった審議をすることができなかったのかという問いに答えます。 動議が出たからであります。 私は,会期延長をしても必要な議論を尽くすべきと思う,審議を尽くせなかったのは市民に申しわけない,委員長はどうお考えなのかということでありますが,これは本会議全体でのことなのか,委員会でのことなのかわかりませんが,私の所管は委員会であります。委員会での審議としては十分ではなかったのではないかというふうに判断をしております。 以上で答弁を終わります。     〔20番崎本敏子君登壇〕 ◆20番(崎本敏子君) 委員長お疲れのところ答弁いただきましてありがとうございました。 私,総務委員会はとてもよく頑張られた,そのことは本当に心からそう思っております。最後のその追加議案ですね,そういう意味ではもう最後の最後の,本当に会期のことをとても気になさって,その任を果たそうとされた委員長の御苦労はよくわかるんですよ,私も委員長をさせていただいておりますから。別に決して人ごとだとは思っておりません。 しかし,今のお話を聞きますと,委員長自身も審議が十分でなかった,そうお認めになる状況なんですよね。じゃあ,これは,打ち切って審議しなくてもいい議案か。どうでしょうか。審議しなくていい,打ち切っていい議案じゃないと思うんですね。 私は,ここに議員必携を持ってまいりました。全国町村議長会が出してる本ですね。もう皆さんごらんになってると思うんですが。ここにこう書いてあります。 委員会における審査は,会期中が原則で,会期中に委員会報告書を提出できるよう努力しなければならないが,会期中に審査が完了しない場合は,審査報告書が提出されないため本会議における意思決定もできないことになる。この場合は,会期不継続の原則により,その事件は,次の会期にわたって審査できないわけで,審議未了廃案となり消滅する。これを「審議未了」と呼んでいる。 この廃案となることを避ける方法としては,会期不継続の原則の例外である閉会中の継続審査がある。(中略)閉会中の継続審査の議決を得ると,その事件は,次の会期に継続され,次の会期中に,委員会報告書の提出があれば,本会議で審議し決定される。 議会にはルールがあります。工夫ができるんですね。会期は大事です。だけども,当局が追加で上程してきた議案の審議,それが必要な審議であれば今申し上げたような手だてをとることはできるんですね。 私は考えないといけないと思います。議論をするときに何を一番の念頭に置くかですよ。私はいつも市民のその姿や市民の暮らしのことを念頭に置きます。本当にこの時期にこれをどう本気で審議するのか。この議決は本当にここでしなきゃいけないものなのか。審議を打ち切ってまでですよ,しないといけないものなんでしょうか。私は,先ほどの委員長の御説明を聞いて,もう返す返す残念です。やっぱり審議打ち切りっていうのは岡山市議会の歴史に汚点を残す重大問題だと改めて再認識いたしました。 そこで1点だけ,もう委員長にお尋ねするんですけれども,委員長も不十分だとおっしゃった。しかも議員が資料を要求するっていうのは質問するために要求すると私思うんですね。さっきのお話では,田原議員と亀井議員と田畑議員が資料要求をなさって,そして議員は……,私十分とは思いません,委員長も十分とは思わないとおっしゃってる。ただ,田原議員と亀井議員は一応その資料をもとに一言発せられたんだと思うんですね,さっきの時間の分布を見ると。私が傍聴に入っておりましたときに何かいきなり流会になったこともありましたよね。あれには本当に驚いたんですけれども,そういった状況です。資料要求をした田畑議員は一言も質問もさせてもらえない。これは何か意図があったんでしょうか。 どうして資料要求をした議員の質疑ぐらいは,その時間の保障っていうのが1時間でもなぜできなかったのか。私はそのことだけはお尋ねしておきたい。なぜ資料要求をした議員の質問について保障されなかったのだろうか。 私は,委員長はいつも賢明な采配をとっておられると,傍聴のときは思っておりますから,ぜひ委員長の御所見をお聞かせください。(拍手) ○議長(垣下文正君) 総務委員長の答弁を求めます。     〔10番田口裕士君登壇〕 ◆10番(田口裕士君) 崎本議員の再質疑にお答えします。 なぜ資料要求が出てた田畑議員の質問を打ち切らなければならなかったかということですね。ね,そうですね。 動議というのは,崎本議員も恐らく何期もされたベテランの議員だから……,私は全然まだ若くて勉強中なのですが,動議の性質というものは,一応出た段階で私が取り上げなければならないという性質のものだと思ってるんですね。だから,私が田畑議員の質問を打ち切るとか,打ち切らないとかというような判断はできないというような性質だと,私はこの動議のことを思いましたので,その面はそういう答弁になります。 以上であります。     〔20番崎本敏子君登壇〕 ◆20番(崎本敏子君) 委員長,ありがとうございました。もう苦しい胸のうちはよくわかるんですよ。委員会の流れですから,動議が出たらそれを委員長として取り上げないといけないということは,私もよくわかってるんです。でも,総務委員会はああいうふうにずっと議論を重ねてきて,委員会としての合意として,質問は資料要求をした者についてぐらいするという,そういう合意には立ち至らないのかなあと。 私は経済委員長を今させていただいていて,本当に委員の皆さんに助けられながら審議をやっております。私が心がけているのは審議を打ち切る,これだけはするまいということです。議員というのは,一人一人にその権利があります。住民の負託を得たその権利というのは最大限尊重されなければならない,私はいつもそのことを言い聞かせております。そのことを改めて申し上げまして,私の質疑を終えたいと思います。(拍手) ○議長(垣下文正君) 答弁はよろしいですか。──はい。 以上で質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。藤沢議員。     〔6番藤沢和弥君登壇,拍手〕 ◆6番(藤沢和弥君) 討論に入る前に,故藤原貢議員の御冥福を心からお祈り申し上げたいと思います。 私は,日本共産党岡山市議団を代表しまして,2月定例議会に上程されました72件の議案のうち,甲第74号議案を除く11件の議案に対して,委員長報告に反対の立場から討論したいと思います。 先ほどの質疑について,討論に入る前に幾らかの見解を述べたいと思います。 異常な議会運営だと心から怒りを覚えます。今2月議会は来年度の岡山市の予算を初め合併問題や条例の改廃など,岡山市民の暮らしに直結する大変重要な議案を審議する議会でありました。その上,この2月議会には予定していなかった岡山県南政令市構想(岡山市・御津町・灘崎町)合併協議会の設置議案が追加上程されたこと,あわせて議会中に市税滞納者のリストがごみ箱に捨てられていた,こういう事実が明らかになった議会でもありました。個人情報に対する岡山市の姿勢が厳しく問われた議会でもあります。 各委員会において慎重な審議が進められ,先ほどもお話がありました。総務委員会における審議は,3月15日の夜からきょう夕方まで6日間にわたって慎重な審議が進められました。その審議の中で,個人情報の漏えい問題の原因や対策,また新設が予定されている児島支所での期日前投票,いわゆる事前投票をめぐって市民サービスのアンバランスの改善についても,当局は研究するという答弁を出してきたわけであります。市民の利益を前進させる改善への取り組みがこの委員会でどんどん進められていった,本当に意義のある委員会ではなかったのでしょうか。 ところが,きょうになって最後の,岡山市の将来にかかわる重要な甲第74号議案岡山県南政令市構想(岡山市・御津町・灘崎町)合併協議会の設置についての審議の中,突然委員から審議打ち切りの動議が出されました。皆さん御存じのとおりであります。 先ほどの質疑でも,崎本議員からも指摘がありましたが,議会での審議に当たって,当局自身が十分な意思統一ができてなかったこともたくさん今回明らかになったわけであります。こういうことに対して,十分な質疑や追求の時間が保障されなければなりません。ちゃっちゃとやって早く結論を出せという声も聞こえるような中で,審議を打ち切り採決を求めるとの動議は議会の自殺行為とも言えるものでもあり,その結果は怒号の中で4対5,岡山市議会史上前代未聞の審議打ち切りが,一体市民に対してどのような利益をもたらすのでしょうか。このようなやり方を認めることはできないことを,まず明らかにしておきたいと思います。 それでは,議案に対する委員長報告に反対の立場で討論をいたしたいと思います。 まず最初に,今度の議案の中で消費税を転嫁されてる議案があります。甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算中,歳入第15款使用料及び手数料第1項使用料第8目土木使用料中,自転車等駐車場使用料,第2項手数料第4目衛生手数料中,一般廃棄物処理手数料,さらに甲第5号議案平成16年度岡山市下水道費特別会計予算について,また甲第15号議案平成16年度岡山市駐車場費特別会計予算について,甲第19号議案平成16年度岡山市病院事業会計予算について,甲第20号議案平成16年度岡山市水道事業会計予算について,さらに甲第21号議案平成16年度岡山市工業用水道事業会計予算については,消費税を市民に転嫁している予算であります。 今まで,消費税の導入や税率アップが景気の停滞を呼んだことは,もう皆さん御存じのとおりであります。あわせて,社会保障の後退や年金保険料のアップと給付の削減が,市民の暮らしを本当に大変にしています。今,国においては消費税率を一層上げようとする動きがあります。市民の転嫁を見直すなど,消費税について市としての具体的な検討と施策の改善が求められる,こういう立場から反対したいと思います。 さらに,甲第5号議案については,大幅な下水道料金の値上げで市民に大きな負担となる予算でありますので,この点からも反対したいと思います。 次に,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算の中から,市民の立場に立って賛成できない項目について挙げながら討論したいと思います。 歳出第2款総務費第1項総務管理費第20目企画費中,情報水道構想維持管理負担金1億4,565万円は,下水道光ファイバの管理にかかる予算が含まれています。我が党市議団は,光ファイバの設置は通信事業者が主体となって進めるべきものであり,市の予算を使うことには反対してまいりました。 同じく,歳出第2款総務費第1項総務管理費第20目企画費のうち,合併・政令市構想事務費800万円は,今までの状況から見て新たな予算をつける根拠がありません。今までの任意協議会の清算をきちんと行い,総括することなしでの予算は認められないと思います。 次に,歳入第16款国庫支出金第3項委託金第2目総務費委託金中,自衛官募集事務費委託金,歳出第2款総務費第1項総務管理費第60目諸費中,自衛官募集事務費については,憲法を守るという立場から見ても岡山市が委託を受けて募集事務をすることは認めることができません。 次に,歳出第3款民生費第1項社会福祉費第1目社会福祉総務費のうち,平成15年度の経常的経費等の見直しの中で予算が削減されています。その中身について明らかにしながら反対の立場を述べてまいりたいと思います。 敬老会の補助金のうち,お菓子などお土産として出している単価が平成15年度に引き続き50円の値下げになっています。14年度850円だったお菓子が15年度には800円となり,さらに今度の16年度予算では750円に,毎年50円ずつ3年引き続き引き下げているわけであります。その予算は合計でも156万円余,この156万円余の倹約を本当に私たちは認めることができるでしょうか。 今,景気が大変厳しい状況の中で,好きこのんで生活保護費なんかもらいたくないんだと言いながらも生活保護費で生活されてらっしゃる皆さんに対して,電話の基本料金の岡山市扶助を平成18年度に廃止すること。また,平成14年度から更生援護金を年次ごとに削減して17年度で廃止する。さらに,冬1世帯に対して1,000円の一時金,夏1,000円,冬1,000円のこの一時金をそれぞれここで削減しようとしている。 自宅におふろがない家庭もあるんです。公衆浴場入浴券を1カ月当たり8枚,御家族が何人いるかわかりませんが,8枚出しているその入浴券を平成16年度の予算では6枚に削減する,このような市民生活に直接影響する削減が提起されているんです。 マンション建設に十数億円もの補助金を出し,大型開発には湯水のように補助をしたり,むだ遣いが指摘される中で,一方でお年寄りや低所得者に対する冷たい政治はどうしても納得することができません。 さらに,第3款民生費第15目人権同和施策費のうち同和施策補助金3,979万円は,運動団体に対する補助金であります。昨年,特別措置法が廃止されたもとで,団体への補助金は必要ない,こう私は述べたいと思います。 税金の使われ方に対しても,市民の目は大変厳しくなっています。こういう状況のもとで,先ほども委員長報告でありましたが,解放同盟が分裂し,事業も実施されていません。大会も2つに分かれて行われたと聞いています。岡山県はこのような中,部落史研究事業の委託契約を解除したとのことでもあります。団体への過大な補助金が,結局はえせ同和行為を助長し,分裂混乱につながっていると思います。同和問題も大きく解決の方向に向かっている今,補助金の廃止に踏み切るべきだと思います。 次に,苫田ダム関連について反対したいと思います。 甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算,歳入第23款市債中,岡山県広域水道企業団水源開発出資金充当3億6,310万円,歳出第2款総務費第1項総務管理費第20目企画費のうち,吉井川水源地域対策費4,317万円余,吉井川水源地域対策基金負担金4,305万円余,同じく第4款衛生費第15項上水道整備費のうち,岡山県広域水道水源開発等出資金,企業団関係費など4億3,600万円余,建設総額2,040億円ともいう巨大なダム建設と岡山県の広域水道企業団を支える予算であります。 日本共産党岡山市議団は,この間一貫して総工費2,040億円の苫田ダムは不要だと主張してきました。岡山市の上水道事業計画が下方に見直しをされ,その結果2010年における企業団からの受水量は5万トンに削減されたわけであります。 今,苫田ダムの日量40万トンの水利用計画は立っていません。いまだに12万トンの余水を抱えたままです。岡山市がこのダムに今後大きな予算をつぎ込むことは見直しをし,不必要な水はもう買わないという立場をとるべきではないでしょうか。 要らない水を買わされる。その上に,水道料金の値上げが行われたのではたまったものではありません。ダム関係の予算の見直しを求めたいと思います。 次に,津山線高速化募金委員会助成金について述べたいと思います。 歳出第8款土木費第20項都市計画費第1目都市計画総務費のうち,津山線高速化募金委員会助成金,来年度は7回目になるわけでありますが,840万円の予算が提案されています。1年840万円,合計10回分で8,400万円を岡山市が支出するわけでありますけれども,これは関係市町の企業が分担したものが集まらなかったというところから,市町村が税金で穴埋めをするやり方,これを私たちは認められないという立場をとってまいりました。今度の予算についても反対したいと思います。 さらに,歳出第6款農林水産業費第1項農業費第20目農地費のうち農業用施設維持管理費の中の関戸ポンプ費用維持管理予算378万円に反対いたします。 関戸ポンプ場というのは,経済委員会でも論議されたと思いますけれども,国営岡山南部地区かんがい排水事業と不可分の関係であります。流量の調査やその結果をもとに関戸ポンプ場からの分水計画,また分水の量などについても大変地元に不安がある中で,十分な説明がなされているとは言えません。地元からの不安にこたえる調査もできていないと聞いています。調査や説明が不十分なもとで,まず建設ありきが優先されるやり方は全く問題ではないでしょうか。 地元の農家の中から,市からの説明もなく,今すぐ必要なものではないとの声が出てくるくらいであります。合意や納得が進んでいないこういう事業に対する予算には反対したいと思います。 次は,岡山駅西口の再開発に関する予算や議案について述べたいと思います。 岡山市駅元町地区第二種市街地再開発事業(第2工区)が,特定建築者制度の手法で進められています。平成16年度岡山市予算では,歳出第8款土木費第20項都市計画費第10目市街地再開発費のうち,駅元町地区市街地再開発事業費特別会計繰出金17億2,119万円余,さらに甲第17号議案平成16年度岡山市駅元町地区市街地再開発事業費特別会計予算では,56億5,000万円余の膨大な支出が提案されているわけであります。 津山のアルネの問題でも以前指摘いたしましたが,再開発といえば破綻と言われるほど問題が出されてる中,日本共産党岡山市議団は今まで一貫して大型公共事業の見直しを求めてきました。 また,このような大型事業が結果的には,そこに住んでいらっしゃった多くの住民を追い出す結果にもなったのではないでしょうか。 また同時に,現在そこに住んでいらっしゃる皆さんの暮らしを破壊することにもつながっていることを明らかにしておきたいと思います。 第2工区ビルに入居が決まっているデジタルミュージアムについて,私たちはこれだけ価格の高い建設場所や展示の内容についても問題があると指摘し,さらに約60億円の膨大な事業費がまさに妥当なのかどうかと指摘をしてきたところであります。こういう観点から見ても,歳入第23款の市債第2目総務債,デジタルミュージアム(仮称)整備推進事業費充当1億710万円,また歳出第2款総務費第1項総務管理費第20目企画費のうち,デジタルミュージアム(仮称)整備推進事業費1億2,205万円は認められない,こういう立場をとってまいりたいと思います。 さらに,歳入第16款国庫支出金第2項国庫補助金第8目土木費国庫補助金のうち,優良建築物等整備事業費補助金8,740万円,歳出第8款土木費第20項都市計画費第10目市街地再開発費のうち,優良建築物等整備事業費1億8,786万円余は,野田屋町一丁目11番東地区に建設される両備バスのビルに対する岡山市の税金投入であります。再開発事業の趣旨から見ても特定の企業に多大な補助をすることは,市民の理解が得られるんでしょうか。私たちは,この問題について反対してまいりたいと思います。 さて,岡山操車場跡地公園整備事業及び岡山-庭瀬間新駅建設予算について述べたいと思います。 歳入第23款市債第1項市債第8目土木費のうち,岡山庭瀬間新駅整備事業費充当4億1,090万円,歳出第8款土木費第20項都市計画費第1目都市計画総務費のうち,岡山庭瀬間新駅整備事業費8億797万円,新駅設置負担金2億5,600万円について私たちは反対したいと思います。 今度の計画や予算は,高島駅や上道駅など過去の駅建設に当たっての建設費や市民の負担と比べてみても莫大な予算になっています。今,建設しても利用客はごくわずかになるんではないでしょうか。国体を目指してのことだとも言われるわけでありますが,いましばらく先送りしてもいいんじゃないでしょうか。また,JRの負担についても多くの問題があります。こういう観点から予算について反対したいと思います。 また,同じ項の第25目公園費のうち,岡山操車場跡地公園(仮称)整備事業費7,175万円余の中には公園協会からエックス社に対する新たな委託料が含まれているんじゃないでしょうか。 この間,問題になったエックス社の過去の経理や運営能力の見直しもあわせ,日本共産党岡山市議団は,アクションスポーツパークの内容そのものや規模の見直しをするようにも提起してまいりました。市民に見放されたとも言えるようなアクションスポーツパークをこのまま問題解決を持ち越しているエックス社に委託することは問題であり,認められません。 次に,学校給食の関連の予算について述べたいと思います。 歳出第10款教育費第30項保健体育費第15目学校給食費のうち,学校教育施設等整備基金運営費,第25目給食センター費のうち,給食業務委託料は学校給食の民間委託に関連する予算であります。安心・安全の学校給食を子どもたちに食教育として公の立場で実施することが基本だと考えます。 最近,委託先の業者が倒産するという事件が起こりました。コスト優先の民間委託を改めて,学校給食の教育的意義を明確にし,愛情のこもった学校給食が求められるんではないでしょうか。 次に,甲第19号議案平成16年度岡山市病院事業会計予算及び甲第68号議案平成15年度岡山市病院事業会計補正予算(第1号)について述べたいと思います。 入院患者の使用する差額ベッドに対して消費税が転嫁されています。同時に,先ほども問題になりました平成12年度から病院事業を地方公営企業法の全部適用に切りかえたにもかかわらず,退職者に対する退職金の一部を一般会計から支出している実態があります。 20年以上在職している場合は覚書を交わし,3月31日付で市長部局に転勤させて一般会計から退職金を支出するなど,こういうやり方に問題があることは御指摘のとおりであります。地方公営企業法に基づく会計処理をすべきであり,認めることはできないと述べたいと思います。 次に,甲第41号議案岡山市立岡山後楽館中学校・高等学校授業料及び入学選抜手数料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について及び甲第42号議案岡山市立幼稚園授業料条例の一部を改正する条例の制定についての2本の条例改正に反対します。 もともと子どもたちの教育にかかる費用は,憲法の趣旨からしてみても無償を追求すべきではないでしょうか。100円であっても教育にかかる負担の増額をよしとすることはできません。 最後に,甲第55号議案平成15年度岡山市一般会計補正予算(第5号)のうち,歳入第15款県支出金第2項県補助金第2目総務費県補助金のうち,徴税費補助金の緊急地域雇用創出特別交付金,歳出第2款総務費第5項徴税費第5目賦課徴収費のうち,調査委託料に係る予算執行で,個人情報が漏えいする事件が起こりました。このような外部委託には大きな問題があります。 今回明らかになった民間委託に係る事務において,個人情報が漏えいする事態になったことは市税滞納情報の漏えいにとどまらず,岡山市の個人情報保護に対する基本的な認識不足を反映したものではないでしょうか。絶対に容認することはできないわけであります。個人情報に係る外部委託のあり方については,当局の方も新たな検討をして前進したいという答弁がありましたが,私たちはその点は十分認めながらも,この会計予算についてよしとするわけにはならないと思うわけであります。 以上,今回上程されました議案のうちで11の議案に対して委員長報告に反対の立場で討論いたしました。委員の皆様方の御理解と御賛同をいただきますようお願いいたしまして,大変遅い時間になりましたが,討論をさせていただきました。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(垣下文正君) 次に,竹永議員。     〔19番竹永光恵君登壇,拍手〕 ◆19番(竹永光恵君) 御苦労さまです。 私は日本共産党岡山市議団を代表して,甲第74号議案岡山県南政令市構想(岡山市・御津町・灘崎町)合併協議会の設置について,委員長報告に反対の立場で討論します。 この甲第74号議案は,合併という岡山市のまちづくりの将来がかかっている大事な中身の議案です。しかし,この議案が追加議案として提案されたのが,3月12日でした。3月19日が議会の閉会予定でしたので,そもそも無理な議会運営になることが予想されました。こういう議案の出し方自体が非常識であり,非人道的だと私たちは15日の本会議の集中審議の中でも指摘させていただいておりました。所管の総務委員会では,付託された23件の議案を6日間にわたって昼夜を問わず精力的に審議されていました。私もずっと傍聴しておりましたが,議論を尽くすということはこういうことなんだと勉強になりました。 しかし,3月20日総務委員会6日目,やっと甲第74号議案についての審議が始まり,資料説明の後亀井議員が質問中にもかかわらず委員が席を立ち,流会になり,休憩がとられました。(発言する者あり) ○議長(垣下文正君) 静粛にお願いいたします。 ◆19番(竹永光恵君) 休憩後,突然新風会の太田武正議員により,審議打ち切りの動議が提出されて強行に採決されました。先ほどの委員長報告に対する崎本議員の質疑でもはっきりしたように,2時間の質疑で,請求した資料に対して質問もさせてもらえないまま,事実上総務委員会では,この議案に対してちゃんとした議論も行われないままの採決だったということがわかりました。なぜ岡山市の将来にかかわる大切な議案に対して,委員会で審議されないままの採決なのか,審議を使命とする議会の自殺行為です。私たちは,まずこの非民主的な議会運営そのものに強く抗議します。絶対にこのような暴挙を許すことはできません。 次に,なぜこの議案に反対なのか,その理由を説明します。 まず,この議案の名前についてですが,「岡山県南政令市構想」となっています。2月25日,玉野市山根市長は玉野市が法定協議会に移行しないことを表明し,事実上玉野市が合併・政令市構想から離脱したわけです。現段階の1市2町の枠組みでは,政令市の人口要件は整いません。15日の本会議集中審議の中でも単なる普通の合併だということが明らかになりました。市民に誤解を与えるような議案名は妥当ではありません。 また,なぜこの2月議会での議案提案かということにも納得がいきません。灘崎町と御津町の議会の閉会も待たずに岡山市が拙速に今議会に議案を提案したことは大きな間違いです。 また,1市2町の枠組みでの議論はまだこれからであり,議会にも,市民にも何の説明もされていません。それは岡山市民だけでなく,御津町民,灘崎町民にとっても同様です。そんな状態での法定協議会の設置は,国の法期限に無理やり間に合わせるためだけのものであり,住民置き去りの進め方です。1市2町の合併は,御津町民,灘崎町民にとっては町の名前がなくなり,役場がなくなり,自己決定できる権利,つまり自治権がなくなることなのです。今後の合併を推進することを住民が納得しているのでしょうか。 地方自治体は,住民がみずからの命,生活,権利を守り改善していく拠点です。その住民が行政に対して自分たちの意思や希望を反映させていくための一番身近なルートが議会であり,その住民から選ばれた私たちは市民が納得できるように審議を尽くして情報を公開しなければいけません。その点でも,今回の法定協議会の立ち上げは拙速であり,市民の立場に立って絶対に賛成することはできません。 以上,反対の理由を説明し,非民主的な議会運営に強く抗議をして私の討論とさせていただきます。 議員の皆さんの御賛同を心よりお願いいたします。(拍手) ○議長(垣下文正君) 次に,亀井議員。     〔35番亀井章君登壇,拍手〕 ◆35番(亀井章君) 先ほどは,我がクラブ所属の故藤原貢議員に対する長年の地方自治に対する功績,そして逝去を惜しむ哀悼の言葉と敬弔決議をいただきまして,さぞ故藤原貢議員も草葉の陰で喜んでおられることだと思います。本当にありがとうございました。 そして,私自身にも本会議中,体を大切にしろよといろいろ御心配いただきまして本当にありがとうございました。皆さんの励ましのおかげで議会中,何とか議員活動を全うすることができました。心からお礼を申し上げます。ただ,この時間になりますと非常に,急速に力がなくなります。 今回,甲第74号議案の討論につきましては,本来なら総務委員ですから委員会ですればいいんですが,少なくとも御案内のとおりの出来事がありましたので,みずからの考え方を披瀝するのが筋かなという思いから,甲第74号議案岡山県南政令市構想(岡山市・御津町・灘崎町)合併協議会の設置についてに対する委員長報告に一応反対する立場で討論いたしたいと思います。 昨日,御案内のとおり,総務委員会で質疑打ち切りの動議が出され,可決され,この問題を審議する機会を失いました。委員会が時間制限などという理由で審議打ち切りを認めるっていうことは,多くのあしき例を残すのではないかと思います。私自身,4年間総務委員長として,総務委員会での審議について,皆さんの御協力を仰ぎながら審議してまいりましたが,過去の総務委員長のそれぞれの審議の状況を勉強いたしまして,少なくとも審議は尽くす,この伝統だけは守っていこうと思いました。おかげさまでいろんな陰口もたたかれたのも事実です。しかしながら,議会の場は審議し,そしてその審議の過程で新しいものを生み出していくんだよ,そういう思いからこのことを実践してきました。今回,そういうよき伝統がひょっとした崩れるのではないかなというような感じもいたします。 もう一つ,この事業っていうのは岡山市のあすを決める大きな事業,重大な事業です。その事業に,それは議長,副議長が参加されるにしても,やはり皆さんの中でこの事業に参画する,その機会を失ったのではないかなっていう思いがします。 そして,基本的には岡山市議会の民主主義の基本ルールを侵したんではないかなっていうことを,昨日の打ち切り動議の中で感じました。 私自身,合併に関する考え方というのは,皆さんが思うほどかたくなに反対するというレベルではありません。むしろ,その国を大きくすることよって,そのまちがさらに飛躍するっていう自信と,その検証ができれば,それは合併すればいいと思ってます。 しかし,その前提としてそのまちの形とか,住民の意識とか,そして経済の動向とか,社会情勢,歴史の中でそのことが十分住民に担保される,検証される,そういうことが必要ではないかなと思っています。 今回の問題というのは,2市2町の政令市で始まってます。そして,玉野市の離脱で政令市は消え,1市2町の合併っていうだけの新しい展開を余儀なくされてる案件です。その中で合併を,その前の説明もなく,その反省もなく,矢継ぎ早に次のステップを踏むということは,私自身このことについては単に合併に走ってるだけという姿しか見えませんでした。 そして,今岡山市の実力が,他の2町を引っ張り上げて,そして大きく発展させるだけの力が今の岡山にあるのかなって多少疑問に思ってます。 そして,世の経済情勢は,今中国と,そしてアメリカの,ある意味バブルに近い経済の発展の中で経済情勢は上向いたと言われてます。ところが,国の財政状況,そしてこのアメリカの株バブル,中国の経済発展そのものは,中国の場合は北京オリンピックまで,アメリカは,ことしの大統領選挙が終わった来年から株バブルははじけるだろう,厳しい財政状況にあるのも事実です。ですから,必ずしも発展方向にはない経済情勢にある,そういう認識を持っています。 そういう総合判断をすると,岡山市が御津町,灘崎町とで合併する時期が今いいのかな。もう少し経済情勢なり,社会情勢なりを見つめて,新しいステージで生まれるものが見える段階ですればいいのかなっていうのが今回の合併に対する正直な考え方です。 そして,今回なぜこのような反対討論までするのかというと,単純に合併に反対とか,賛成とかという論議ではなくて,今回提案された議案の中身,そしてもう一つはその手続,やり方が余りにも問題をはらみ過ぎている,そういうことで反対することにしました。 一つは,やはり議会の接点がない。1市2町は,そのことだけは論議したことがありません。そして,協議会の設置規約なり,もろもろの新しい問題について,議会は一度も論議したこともありません。そういうことでいいのだろうかな。 そしてもう一つは,委員の構成です。それは全国的には,任意協よりも法定協議会で,数を絞ってやるのは多くの都市に見られると思います。しかし,今の状況下においては少なくとも任意協の数ぐらいの議員が参画することによって,やはりその問題を共有して新しいまちづくりに参画するべきじゃないかなあ,そういう思いで2人だけっていうのはやっぱり賛成しかねる。 そして,市長が,そしてその関連1市2町の長が推薦する有識者っていう方々が,議員2人に比べればはるかに多い。そして,その選考する基準も示されていない。そういう問題もあるのではないかな。 そして,何よりも岡山市の基本的なスタンスが,今回の合併論議の中にいまだに示されない。予測されることは予測されると思います。対等か,編入か,恐らく最終的には編入しかないと思ってます。しかし,そのことを今言わないっていう基本的な姿勢は,合併の後に大きな禍根を残すんじゃないかな。事前に市のスタンスを,考え方をはっきりした形で相手に納得してもらう,それが合併に対するいい,かつての大きなやり方ではないか,正しいやり方ではないかなと思ってます。 そして,私の質問の途中に打ち切られたその質問の中身っていうのは,事務事業のすり合わせ問題でした。本会議ではいろいろ答弁されてます。あたかも事務事業が完璧な形で行われてるような答弁をされてます。しかしながら,任意協で僕がいろんな形で調査し研究した中では,事務事業の完璧な形でのすり合わせはなされてない。委員会では,図らずもその実態が明らかになったように思います。こういうことで合併に行っちゃうと,合併後の大きな問題がさらに巨大化して住民が混乱してしまうんじゃないか。行政もある程度そのことで麻痺してるんじゃないかな。そういうことで反対の意思表明をしてます。 そして,一連のこの動きはどういう影響があるかなっていうことを推定してみました。 まず,1市2町の推進体制に多少の陰りが出てくるんではないかな。そして,このことに市民の方々とすれば,岡山市政は何やってるんだという不信の声が上がってくるんではないでしょうか。そして,この問題の中で職員の方々が,この合併に対する考え方や取り組み方についてマイナス思考が働くんではないかなという思いもあります。 そして,それが議会の立場からいうと,先ほど申し上げました議会活動の今後の影響を考えると,議会というところは何をするところなんだと,そういう基本的な問題をやっぱり改めて考えて,この影響を少なくするように働かなけりゃならないんかなと思ってます。 政策論争の場,審議することによって当局の動きをチェックする場,その大きな機能がやはりこのことによってマイナスに働くんではないかな。そういう問題をやっぱり議員として新しい方向で改革するように取り組まなきゃならない,そういう思いで今います。 迷ったときにもとの道に帰れという言葉があります。今,岡山市は迷って次から次に暗に疲労こんぱいに陥っていってる。ばんそうこうの上にばんそうこうを張って,傷口を治すよりもむしろ悪化させてるんじゃないかな,そういう感じがいたします。 ですから,1市2町の合併問題は,初めからもとの視点に戻して研究会なり,そして任意協なり,そして法定協なりのステージを踏んでいけば,新しい経済体制の中での道筋もはっきりしてくる時期にちょうど合併できるんではないかなという感じがいたします。 そして,今回の問題について,やはり市民に対しては,はっきりした形の説明責任を果たすべきだろうと思います。ちょうど市長が30中学校区に対して説明会を開いたようなことをもう一度この1市2町でやっていただければと思います。 そして,今回の1市2町の合併がもしうまくいかなかったら,それなりの責任をとるという姿勢でこの問題に取り組んでいただきたいと思います。 こういう思いで甲第74号議案に反対の討論をいたしました。皆さんが御賛同されますようお願い申し上げまして,討論といたします。 どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(垣下文正君) 以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第1の案件中,甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について以下12件の議案を他の議案と分離して起立により採決いたします。 議案名を職員に朗読させます。 ◎議会事務局次長(渡辺博重君) 分離して起立により採決する12件の議案名を朗読いたします。 甲第4号議案平成16年度岡山市一般会計予算について,甲第5号議案平成16年度岡山市下水道費特別会計予算について,甲第15号議案平成16年度岡山市駐車場費特別会計予算について,甲第17号議案平成16年度岡山市駅元町地区市街地再開発事業費特別会計予算について,甲第19号議案平成16年度岡山市病院事業会計予算について,甲第20号議案平成16年度岡山市水道事業会計予算について,甲第21号議案平成16年度岡山市工業用水道事業会計予算について,甲第41号議案岡山市立岡山後楽館中学校・高等学校授業料及び入学選抜手数料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について,甲第42号議案岡山市立幼稚園授業料条例の一部を改正する条例の制定について,甲第55号議案平成15年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について,甲第68号議案平成15年度岡山市病院事業会計補正予算(第1号)について,甲第74号議案岡山県南政令市構想(岡山市・御津町・灘崎町)合併協議会の設置について,以上12件でございます。 ○議長(垣下文正君) それではまず,甲第4号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(垣下文正君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第55号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(垣下文正君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第74号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(垣下文正君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第5号議案,甲第15号議案,甲第17号議案,甲第19号議案から甲第21号議案,甲第41号議案,甲第42号議案,甲第68号議案,以上9件の議案を一括して起立により採決いたします。 これらの議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(垣下文正君) 起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました12件の議案を除く他の議案について一括採決いたします。 これらの議案につきましては,委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第2 陳情第4号~陳情第6号,陳情第11号~陳情第12号      ───────────── ○議長(垣下文正君) 日程第2に入ります。 日程第2は,陳情第4号岡山県地方最低賃金の引き上げと最低賃金制度の抜本改正を求める意見書の提出について以下5件の陳情についてであります。 これらを一括上程いたします。 この際申し上げます。 日程第2の陳情のうち,陳情第11号及び陳情第12号の合併・政令市問題については,日程第1の甲第74号議案岡山県南政令市構想(岡山市・御津町・灘崎町)合併協議会の設置についてが可決されましたので,不採択とみなして処理いたしますので,御了承を願っておきます。 お諮りいたします。 本件に対する委員長報告は,会議規則第41条第3項の規定により省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。稲葉議員。     〔5番稲葉泰子君登壇,拍手〕 ◆5番(稲葉泰子君) 私は,日本共産党岡山市議団を代表いたしまして,委員長報告に反対の討論を行います。 まず,陳情第4号岡山県地方最低賃金の引き上げと最低賃金制度の抜本改正を求める意見書の提出についてであります。 陳情は,1,地方最低賃金の改定にあたっては,最低賃金法の趣旨に基づき,生計費原則に基づいて「健康で文化的な最低限の生活」が保障されるようにすること。2,国民生活の最低保障(憲法25条)の基軸となり,農林漁業,中小企業,地域経済の活性化に結びつく,全国一律の新しい最低賃金制度を創設すること。3,最低生計費非課税の国際的原則に則り,基礎控除の大幅引き上げを伴う非課税限度額を引き上げることの3項目について,国に対して意見書を提出してほしいというものです。 岡山県の最低賃金は時給640円で,東京は708円です。最低賃金額は,労働者の生計費,賃金の実態,企業の支払い能力の3つを考慮して設定されることになっています。しかし,今の実態は労働者の生計費は無視され,企業の支払い能力と地場賃金の底辺に依存させられています。現行の最低賃金で,1カ月働いて得た収入から税金,厚生年金,健康保険,雇用保険を差し引き,さらに水道・光熱費,家賃等を差し引くと憲法25条で保障されている健康で文化的な生活の保障には到底及びません。単身者でも生活できない低さです。生活保護より低い最低賃金は異常です。 一方で,大企業は空前の利益なのです。その原因は,下請中小企業への単価の切り下げ,労働者に対する徹底したリストラを行っているのです。このような大企業の横暴を許さず,生計費を軸に据えた賃金が位置づけられるためには,地域格差をなくして全国一律の最低賃金制度の確立が必要です。岡山市議会として,国に対して最低賃金の引き上げと最低賃金制度の抜本改正を求める意見書の提出をすべきと考えます。 次に,陳情第5号は高校・大学生,青年に雇用と働くルールの保障を求める意見書の提出についてです。 1,青年の正規雇用を拡大すること。2,学卒未就職者の就職を支援すること。3,アルバイト・パートなど非正規労働者労働条件を改善すること。4,青年の健康と社会活動を保障するために,職場環境を整備すること。5,採用時の女性差別をなくし,出産・育児に伴う不利益扱いを禁止するなど,男女雇用機会均等法の趣旨を徹底すること。6,大学生が学業と両立できるように,就職活動のルールを整備・改善することの6項目について国に意見書を提出してほしいとの内容です。 学校を卒業しても就職できない,あるいは正社員としての仕事がなく,派遣労働やアルバイトなどの不安定雇用の中で,一生懸命働いても自立できない賃金,サービス残業や長時間過密労働で人間らしく生活できない,こうした雇用の実態が若者の未来を暗くしています。 平成15年度,厚生労働省文部科学省合同の調査では,大学生の就職内定率は73.5%で,昨年より3%減,高校生の就職内定率は68%で,昨年より2%増になっています。青年の雇用の不安定さが経済成長の制約,社会の不安定化,少子化の深刻化など,日本の現在と未来にかかわる重大な社会問題になっているのではないでしょうか。そして,就職できたとしても正規職員には長時間労働が強いられ,心も体もぼろぼろになっています。今,正規職員のサービス残業を減らし,161万人の雇用をふやすことが必要です。総務省の就業構造基本調査では,この5年間に正規雇用は約400万人減っています。その一方で,派遣,契約,嘱託,パート,アルバイトが370万人ふえているのです。 岡山職業安定所の調査でも,求人5,806人のうち,パート労働が1,892人という状態になっているのです。ゆとりのある人間らしい生活を保障するためにも,憲法の基本的人権を守る雇用の確保は急務です。そのためにも,岡山市議会として国に対して意見書の提出をすべきと考えます。 次に,陳情第6号は公立保育所運営費の国庫負担金廃止・一般財源化に反対し,公的保育制度の維持拡充を求める意見書の提出についてであります。 1,公立保育所運営費の一般財源化をやめるよう求める意見書,2,保育所運営経費をきちんと政府が保障するよう求める意見書,3,公立保育所の民営化・営利企業の参入を行わず,これまで培ってきた保育水準を守り,公的保育制度を維持拡充することについての意見書を国に提出してほしいというものです。 保育や福祉などは憲法に保障された国民の生存権にかかわる行政です。これまで自治体関係者の努力によって地域に根差して子どもを育てる公的責任,公的保障の制度が広がっているところです。 ところが,公立保育所運営費の国庫負担金が廃止され,一般財源化されて自治体の自由な裁量によって予算化されることになりました。岡山市においては来年度の予算では,今までどおり運営費を確保する見通しであるものの,これからの財源いかんによっては措置制度から契約制度へ道をつけ,公立保育所の民営化につながるものになるのではないかと心配しています。 男女共同参画社会推進の中で,一時保育,延長保育,休日保育,夜間保育,病児保育などに対する要望も年々高まっています。児童福祉法子どもの権利保障の立場からも,公立保育所運営費の国庫補助金は一般財源化するのではなく,特定財源として必ず運営費に充てる国庫補助金とし,保育所の拡充に向けて増額することが必要ではないでしょうか。子育て支援のために意見書を提出すべきと考えます。 以上です。議員皆様方の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(垣下文正君) 以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第2の陳情は,すべて起立により採決いたします。 なお,これら3件の陳情の採決では,御着席の方は反対といたします。 まず,陳情第4号岡山県地方最低賃金の引き上げと最低賃金制度の抜本改正を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(垣下文正君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第5号高校・大学生,青年に雇用と働くルールの保障を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(垣下文正君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第6号公立保育所運営費の国庫負担金廃止・一般財源化に反対し,公的保育制度の維持拡充を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(垣下文正君) 起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。      ──────〇────── △日程第3 諮問第1号      ───────────── ○議長(垣下文正君) 日程第3に入ります。 日程第3は,諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦についてであります。 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。     〔市長萩原誠司君登壇〕 ◎市長(萩原誠司君) お疲れさまでございます。 ただいま御上程になりました議案について御説明いたします。 本件は,平成16年6月30日をもって任期が満了する人権擁護委員脇本光代氏の後任として同氏を再推薦するに当たりまして,市議会の意見を聞こうとするものでございます。 なお,同氏の略歴につきましては,既にお手元に配付いたしておりますので,説明を省略させていただきます。何とぞよろしく御同意のほどをお願いいたします。 ○議長(垣下文正君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦については,これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,諮問第1号はこれに同意することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第4 意見書案第1号      ───────────── ○議長(垣下文正君) 日程第4に入ります。 日程第4は,意見書案第1号米国牛海綿状脳症(BSE)に関する意見書についてであります。 これを上程し,提出者の説明を求めます。     〔21番垪和秀光君登壇,拍手〕 ◆21番(垪和秀光君) 故藤原貢議員の御冥福をお祈りいたします。 ただいま御上程になりました意見書案第1号米国牛海綿状脳症(BSE)に関する意見書について,提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。 なお,提案理由の説明は,お手元に配付いたしております文案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。   米国牛海綿状脳症(BSE)に関する意見書 平成15年12月に米国における初のBSE感染牛が見つかり,その後ただちに米国からの牛肉輸入が停止されたことにより,我が国の流通・外食産業等に深刻な影響が出ている。 日本政府農林水産省厚生労働省の担当職員と,食品安全委員会の専門家で構成される合同調査団を米国に派遣し,BSEの発生原因や安全対策についての実態調査を行っており,今後も米国内で新たなBSE感染牛が発見される可能性があることを指摘している。これを受けて政府は,輸入再開にあたっては,我が国で講じられている全頭検査,特定危険部位の除去と同等の安全・安心確保策が必要である,との姿勢を示している。 一方,米国当局は昨年12月に発表した緊急対策以後も監視プログラムの強化を図り,米国産牛肉の安全性はさらに高まっているとの主張している。輸入再開の条件として日本側が要求している全頭検査に対しても,今回のプログラム強化により安全性の確保は十分になされているとして,日本側の要求に対して否定的な考えを表明しており,協議は平行線をたどっている。 我が国における消費者の食に対する安全・安心への関心は極めて高く,よって政府におかれてはその要請に応えるためにも,米国の輸入再開要求に対し全頭検査と特定危険部位除去等検査体制の充実を必須条件とすることを堅持するよう,強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上でございます。 議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(垣下文正君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 意見書案第1号米国牛海綿状脳症(BSE)に関する意見書については提案のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,意見書案第1号は提案のとおり決定いたしました。 なお,ただいま議決しました意見書案第1号の字句の整理,提出先等につきましては,議長に御一任願っておきます。      ──────〇────── △日程第5 決議案第1号      ───────────── ○議長(垣下文正君) 日程第5に入ります。 日程第5は,決議案第1号安全な食料確保と地産地消を推進する決議についてであります。 これを上程し,提出者の説明を求めます。     〔21番垪和秀光君登壇,拍手〕 ◆21番(垪和秀光君) ただいま御上程になりました決議案第1号安全な食料確保と地産地消を推進する決議について,提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。 なお,提案理由の説明はお手元に配付いたしております文案の朗読をもってかえさせていただきます。   安全な食料確保と地産地消を推進する決議 我が国の食料自給率は先進諸国の中でも非常に低く,また,近年の農・畜産物の産地偽装表示,牛海綿状脳症(BSE),農薬問題等の食をめぐる問題により,国民の生命の源である食料に対する安全確保や他国に頼らない食料生産体制を望む声は高まっている。 このような厳しい状況の中,岡山市は全国有数の農業都市として,市民に対して安全な食料を安定して供給することや食料自給率の維持向上に貢献する責務がある。 「食」への関心が高まる中,地産地消を根幹とした農業生産を推進することは,共生意識が希薄になった地域社会や市民生活のあり方,食生活や食料に対する価値観,環境保全の重要性を再認識することである。 生産者と消費者の相互理解を推進し,地域で生産された安全な食料が安定的に供給され,その結果,地域経済が活性化していくよう,ここに安全な食料確保と地産地消を推進することを決議する。 以上でございます。 議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(垣下文正君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 次に,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 決議案第1号安全な食料確保と地産地消を推進する決議については提案のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,決議案第1号は提案のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第6 議員派遣について      ───────────── ○議長(垣下文正君) 日程第6に入ります。 日程第6は,議員派遣についてであります。 お諮りいたします。 お配りいたしておりますとおり,会議規則第125条の規定により,議員を派遣することに御異議ごさいませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ──────〇────── △日程第7 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について      ───────────── ○議長(垣下文正君) 日程第7に入ります。 日程第7は,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査についてであります。 お配りいたしておりますとおり,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について委員長から申し出があります。 お諮りいたします。 委員長から申し出のとおり,閉会中継続審査及び継続調査に付することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(垣下文正君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○議長(垣下文正君) 以上をもちまして2月定例岡山市議会に付議されました案件はすべて議了いたしました。      ───────────── ○議長(垣下文正君) この際,お高いところからではございますが,お許しをいただき一言ごあいさつを申し上げます。 初めに,本定例会中,私どもの大先輩であります藤原貢議員が御逝去されました。私たち議員一同は,深い悲しみを禁じ得ない次第でございます。 岡山市議会議員在任9期31年の長きにわたって残されました数多くの功績をたたえるとともに,岡山市議会議長,全国市議会議長会副会長等々,数多くの要職を務められ,岡山市議会,さらには岡山市の礎を築いてこられた御労苦に対しまして,改めて感謝と敬意を表し,御冥福をお祈りいたします。 さて,皆様方には先月25日以来26日間にわたり,平成16年度当初予算を初め数多くの議案につきまして慎重に御審議いただき,また議会運営にも御協力を賜り,本日2月定例市議会が閉会の運びとなりました。心より厚くお礼を申し上げます。 御承知のとおり,国においては三位一体改革の名のもと,地方交付税及び臨時財政対策債を前年度比12%の大幅削減を行いました。このため,各自治体においては苦難の予算編成を余儀なくされたところであり,今後も同様の事態が予想されるところであります。 さらに,税源移譲についても所得譲与税が創設されるなど流動的な状況であり,地方自治体にとっては非常に厳しい財政運営となることは明らかであります。平成16年度の予算編成作業の御労苦に対し,市長並びに当局に敬意を表するとともに,今後とも適正,効率的な財政運営を初め市民福祉の向上に御尽力されますようお願い申し上げます。 また,本議会では合併協議会設置議案が可決されました。今後は,3市町の住民でともに新しい市の姿を描いていくこととなりますが,すべての住民の方々の幸せにつながる議論を重ねていくことを期待し,またそうあらねばならないと考えているところであります。議員各位におかれましても,市民の負託にこたえ,一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げます。 終わりになりましたが,市民の皆様には市議会に対し御理解を賜り,厚くお礼を申し上げます。今後とも,議会の機能を十分に果たしてまいりたいと考えておりますので,御協力を賜りますようお願い申し上げます。 さらに,報道関係の皆さん方には格別の御協力を賜りましたことに対し,厚くお礼を申し上げますとともに,今後とも市政に御支援を賜りますようお願い申し上げまして,平成16年2月定例市議会閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。      ───────────── ○議長(垣下文正君) この際,市長からごあいさつの申し出があります。     〔市長萩原誠司君登壇〕 ◎市長(萩原誠司君) それでは,お許しをいただきまして,私からも一言ごあいさつを申し上げさせていただきたいと存じます。 まず,当局を代表し,そしてきょうは来ていない多くの職員を代表して,故藤原貢議員に対しまして,心からの哀悼と惜別の気持ちを申し上げたいと存じます。 私を含め,藤原議員には多くの方々がいろんなことを教えられました。あるいはいろんな形でしかられたり,導いてもらったり,本当にさまざまな思い出を職員としても持っているわけでございます。この議会,一緒にもう少し議論をさせていただきたいこともたくさんありました。こうやって,15年度の最後の議会が閉じるに当たって,貢さんも恐らく,まあええか,うめえぐあいやったというようなことで御満足していただけたらなあと期待しているわけであります。 また,本議会におきましては,先ほど議長からも,これもお話がございましたけども,長い期間にわたり数多くの議案について本当に精力的な御審議を賜りました。議長や議運の委員長さんを初めとする議会運営の要にあられる方々,あるいはそれをサポートされる事務局スタッフの方々も含めて大変御苦労さまでありましたし,また総務委員長を初めとする各常任委員会の運営の任に当たる方々にも本当に御苦労をおかけいたしました。 さらには,それぞれの会派等をおまとめになるというようなことの中で,多くの方々に私どもにはよく見えないかもしれないけれども,さまざまな御労苦や御援助をいただいたように感じておりまして,御参集すべての議員の方々に,その御労苦に対しまして心から敬意と感謝をまずは申し上げさせていただきたいというふうに思います。 そして,今回の議論の中でいろんな案件が成立いたしましたが,また逆に先ほどの各委員長さんの報告にもあったようにさまざまな御指摘もいただいているわけであります。 私どもとしては,早速22日の月曜日から例えば補正について実行するということになりますが,殊に税に関する公文書の毀棄事件につきましては,早速にも対応しないといかんと思っております。これ人道的な問題やら人権の問題が絡んだかなりややこしい問題であり,対応に苦慮しておったわけでございます。 その中で,もちろん近々対応をとるべきこともあるわけでありますけれども,議会との御議論の中でマニュアルづくりというようなことが指摘され,あるいは私どももそれに加えて,今私どもが持っております個人情報保護についての条例が,今回の事件に適用できなかったこと,そこんところに大変強い危機感を持っておりまして,今までの形の情報の流通あるいは漏えいということに対する備え以外の形での対応が必要であるということが,今回非常に明確になった。 そのことも踏まえて条例的な対応,条例の強化ということが必要じゃないかという思いも持ってございまして,そういった条例における対策の強化ということも含めて,今後しっかりとした対応をするとともに,もう一個根本でございますけれども,本件にはそもそも市税の滞納という問題があるわけでございまして,これは公正なる税制の維持,あるいは市税の収納ということも含めて,その部分が今回の事件によってもし欠落しておるとすれば,まさにこの部分も含めて私どもの大きな行政責任と考えて,さらなる収納努力に邁進しなければならない,そんなふうにも考えている次第であります。 平成16年度は,さまざまな意味で全国の都市行政や自治体にとって大きな変化の年になります。三位一体の改革等共通的な事項のほかに,私どもとしては国体のプレゲーム等々を控え,まことに忙しく,また大変な時期になり,また議長からもお話があったように合併へ向けての法的な拘束力を持ったさまざまな協議が始まるわけであります。 一丸となって心して諸課題に市民の視点に立って対応していきたいと思っておりますが,その際,きょうのひな壇でもそうでありますけども,今まで私たちと一緒に汗水流して仕事をしてくれた多くの職員が,このすばらしい職場であります市役所を,まあこれはしようがないんですけども,去っていかれるわけであります。大変残念ではありますけれども,まあこれも定めであります。惜しみながら,気持ちよく送ってさしあげたいなあというふうにも思っておるわけであります。退職の方々,大変御苦労さまでございました。 そして,終わりになりますけれども,年度変わり,子どもたちの卒業や入学,さまざまな人生の転機の訪れる時期であります。市民の方々の新年度における御多幸を心より祈念し,そしてさらに最後になりますけども,本議会,報道の方々には大変御苦労さまでございました。今後とも,市民の方々ともども岡山市政のために御支援,御協力をいただきますようにお願い申し上げまして,ごあいさつにいたします。 ありがとうございました。(拍手)      ───────────── ○議長(垣下文正君) これをもちまして2月定例岡山市議会を閉会いたします。 大変御苦労さまでございました。      午前3時22分閉会...