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  1. 大分市議会 2017-03-28
    平成29年経済環境常任委員会( 3月28日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成29年経済環境常任委員会( 3月28日)                経済環境常任委員会記録 1.開催日時   平成29年3月28日(火)午前10時0分開議~午前11時35分散会 2.場所   第5委員会室 3.出席委員   委員長  今山 裕之   副委員長 大石 祥一   委 員  二宮  博   委 員  板倉 永紀   委 員  阿部剛四郎   委 員  岩崎 貴博   委 員  日小田良二   委 員  佐藤 和彦 欠席委員    なし 4.説明員   (農林水産部
       森本農林水産部長山村農林水産部次長、直野農林水産部次長、    重松農林水産部次長農政課長衛藤農政課政策監滋野農政課参事、    姫野農政課参事補衛藤農政課参事補、分藤生産振興課長麻生生産振興課参事、    首藤生産振興課参事岩田生産振興課参事補羽田野生産振興課参事補、    志柿生産振興課参事補安藤林業水産課長中島林業水産課参事、    甲斐林業水産課参事補熊瀬林業水産課参事補古城林業水産課専門員、    浦勇公設地方卸売市場長三宮公設地方卸売市場参事補、    天野農業委員会事務局長井原農業委員会事務局参事秦農業委員会事務局次長、    浜本農業委員会事務局参事補 5.事務局出席者    書記 高橋 秀典 6.審査案件等   【予算議案】    議第1号 平成29年度大分一般会計予算              〔承認〕          第1条 歳入歳出予算           歳出 第6款 農林水産業費              第11款 災害復旧費          第2条 債務負担行為 第2表中              ・大分農業経営基盤強化資金特別利子助成費補助金               (平成29年度貸付分)              ・大分認定農業者育成特別資金利子補給費補助金               (平成29年度貸付分)              ・大分農業経営負担軽減支援資金利子補給費等補助金               (平成29年度貸付分)              ・大分特定災害対策緊急資金利子補給費等補助金               (平成29年度貸付分)              ・大分農業振興地域整備計画策定業務委託料              ・漁業近代化資金利子補給費補助金平成29年度貸付分)    議第5号 平成29年度大分公設地方卸売市場事業特別会計予算                               〔承認(一部反対)〕    議第6号 平成29年度大分農業集落排水事業特別会計予算                               〔承認(一部反対)〕    議第13号 平成28年度大分一般会計補正予算(第4号)       〔承認〕          第2条 繰越明許費補正 第2表中          1追加 第6款 農林水産業費   【報告事項】    ・大分農林水産業振興基本計画冊子配布について    ・企業の農業参入について    ・大分産品PRトップセールス報告について    ・大規模園芸団地の創設について    ・大分農業集落排水事業経営戦略の策定について    ・大分ジビエ消費拡大促進イベントについて    ・第5回大分森林セラピートレイルランニング大会報告について    ・その他                 会議の概要                              平成29年3月28日                              午前10時0分開議 ○今山委員長   おはようございます。ただいまから経済環境常任委員会を開会いたします。  初めに、昨日、商工労働観光部に対して資料請求があった分は、委員皆様の机上に配付させていただいております。よろしくお願いいたします。  本日は、新しい委員構成となり、執行部を交えての初めての委員会でありますので、審査に先立ちまして、代表して私から一言御挨拶を申し上げます。  3月10日の正副委員長互選委員会で、委員皆様の御推挙により、委員長に私が、副委員長大石委員が選任されました。  いろいろと御迷惑をおかけすると思いますが、その点、御容赦いただきまして、皆様の御協力をよろしくお願いいたします。  委員皆様の活発な審査執行部の明快な答弁により、委員会が円滑に運営できるよう、皆様方の御協力をお願いいたします。  それから、経済常任委員会から経済環境常任委員会に、委員会の構えが変わっておりますので、その点、よろしくお願いいたします。  それでは、審査に入る前に、委員会運営について3点確認をしておきます。  1点目は、委員会会議記録インターネットでの公開です。皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会分から、従来の本会議録に加えて、委員会会議録インターネット市議会ホームページで公開されております。つきましては、質疑等がある場合は、まず挙手をして、発言の許可を受けた後、発言を行うようにお願いいたします。また、特に執行部の方にお願いですが、発言の際には、所属と氏名を告げて、大きな声ではっきりと発言をお願いいたします。  2点目は、自由討議についてです。議会基本条例において、議会は議案等の審議又は審査においては、議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるものとするとされていることから、委員皆さんから要求がある場合または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  3点目は、本会議同様、委員会におきましても、より議論を深めることを目的として、委員の質問、政策提言等に関し、執行部は、委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案等に対し、必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は原則としてその対象とはなりませんので、よろしくお願いいたします。  ここで、審査の前に、森本農林水産部長より発言を求められていますので、許可します。 ○森本農林水産部長   おはようございます。審議の前の貴重なお時間をいただきまして、一言御挨拶を申し上げます。  皆様方におかれましては、2月に行われました市議会議員選挙におかれまして、大変厳しい選挙を見事勝ち抜かれ、御当選の栄誉に浴されましたことを心からお喜びを申し上げます。  また、本委員会も今回の定例会から経済環境常任委員会として新たに構成され、今山委員長、大石副委員長を初め、委員各位のもとに大分市の農林水産業の発展に向けて大所高所から御意見をいただき、また御指導を賜りますようお願いを申し上げます。  また、私ども、委員皆様方の御提案など、真摯に受けとめ、市政に反映できるよう努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  さて、本市の農林水産業でありますが、基幹産業の一つであり、安全、安心な食料の提供や多面的機能の維持、発揮など、大きな役割を果たしてきましたけれども、地球規模気候変動自然災害、国際間の経済連携の動きに加え、従事者高齢化担い手不足耕作放棄地の増大など、課題も山積しております。  こうした状況の中、課題解決を迅速、的確に対応できるよう、昨年4月に農林水産部が設置されたところであります。  昨年12月には、今後5年間の将来ビジョンとして、将来に夢と希望があふれ、持続力ある農林水産業の創造を目標像とした大分農林水産業振興基本計画を策定したところであります。  本計画につきましては、報告事項の中で御説明させていただきますが、中でも大規模園芸モデル団地構想や、市産材の利活用クロメ養殖の取り組みなど、重点推進項目を設け、その実現に向け、職員が一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。  今回の委員会におきましては、予算議案4件を提出いたしております。また、報告事項として7件用意いたしております。それぞれ担当課長から御説明いたしますが、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶といたします。  どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、新体制となられましたので、委員皆様方に対しまして、改めて、本委員会に出席しております説明者が順次、自己紹介をいたしますので、よろしくお願いいたします。  〔説明員自己紹介〕 ○森本農林水産部長   農林水産部職員一丸となって職務に当たってまいる所存でございますので、今山委員長、大石副委員長初め、委員皆様方には、御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げまして、挨拶といたします。 ○今山委員長   それでは、予算議案審査をいたします。  予算議案審査の際には、昨年の決算審査特別委員会における事務事業評価結果、要望事項等、出された意見に対する予算編成への反映状況について、執行部説明を求めますので、よろしくお願いいたします。  初めに、議第1号、平成29年度大分一般会計予算、第1条歳入歳出予算歳出第6款農林水産業費について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔説明書② 284ページ~、6款 農林水産業費について説明〕 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。 ○岩崎委員   農林水産業従事者の減少が続いている現状について、最大の要因は何だと考えているのか、お聞かせいただければと思います。 ○重松農林水産部次長農政課長   農林水産業従事者につきましては、高齢化が非常に進んでおり、この20年間でも約半分に減ってきているところでもあります。  やはり、高齢化と少子化の中で、周辺地域で従事する人たちが減ってきているという部分が多くなってきている。その一方で、農地の集積等も進んでおりまして、大規模化していく農家が出てくるということで、従事者が減ってはきているのですが、生産高については維持できているという状況下で、一番の大きな要因は、やはり少子高齢化の波が農山漁村で非常に深刻な問題になっているということが原因として考えられると思っております。 ○岩崎委員   少子高齢化は、ほかの業種にも関係しており、殊さら農林水産の分野で、その原因になっているということは、弱いと思っています。  つまり、そういうことではなくて、ほかの要因があって、新規就農者がふえてこない、経済的な理由でためらっている若者や新規就農者がいると思っているのですが、経済的な理由でためらっているということに関する調査等は、この間、されてきたのでしょうか。もし、調査等をしていれば、どのようにして、どういうふうな傾向があったのか、教えていただきたいと思います。 ○重松農林水産部次長農政課長   そういった経済的な要因というのは、私たちも考えられるものだと思っております。
     ただし、具体的に調査を実施してはいない状況にあります。  しかしながら、国も、認定農業者を定める中で、その人たちを、それぞれの自治体の基軸に据えて育成していこうというところがありまして、私どもといたしましては、もちろん農林水産業に従事する人をふやしたいのですけれども、まずは農林水産業を、特に農業を、経営として考えていける、そういった人たちが今、大分市には172名の中心となる農業者の人がいるのですが、そういった人たちをふやしていきたいという思いの中で、いろいろな施策を展開しているところでもございます。  また、先ほど委員御指摘のように、経済的に弱いとされている部分につきましては、国も、新規就農者に対しては、青年就農給付金等給付金を用意しながら、経営初期の段階を手厚くバックアップしているところでもございますので、市としても、こういった国の政策、あるいは市の独自の施策等も展開する中で、主となる担い手を確保していきたいと考えております。 ○岩崎委員   それで、予算配分等を見て感じるのですが、この大分農林水産業振興基本計画概要版の4ページ、施策の体系で、「将来の農林水産業を支える人づくり」、(1)多様な担い手の確保・育成というところを見ると、どうしても1番、2番の、「力強く持続可能な経営体育成」、「地域を守る担い手育成」よりも、3番、4番の、「新たな担い手の確保・育成」、「青年・後継者育成」という部分に重点的な配分がされているのではないかと感じています。  補助して、入り口をふやすということも、もちろん大切なことなのでしょうけど、今、従事されている人たちも大変だと思うので、そこへの支援なくして、入り口をいっぱいふやしたとしても、持続ができるのかという問題があると思うのです。  これは要望になりますけれども、ここの1番、2番に重点的な予算配分が必要ではないかということを、要望として発言させていただきます。 ○今山委員長   ほかにございませんか。 ○日小田委員   基本的なことですが、当初予算の中で、対前年比で率がどのぐらい伸びたのか、金額にして幾らなのか教えてください。 ○重松農林水産部次長農政課長   平成28年度の農林水産業予算が22億2,079万6,000円です。平成29年度が28億4,269万8,000円で、伸びの金額が6億2,190万2,000円となっております。伸び率は128%ということになります。 ○日小田委員   新年度と今年度の新規事業の数を教えてください。 ○重松農林水産部次長農政課長   新年度の新規事業と今年度の新規事業の数でございますが、新年度の新規事業といたしましては、おおいた農業塾開催モデル事業等で、全部で14の事業を新規で考えております。  また、平成28年度事業につきましては、8つの事業で始めております。 ○日小田委員   廃止した事業はありますか。 ○重松農林水産部次長農政課長   廃止いたしましたのは、1事業だけございます。関のうまいもん開発・流通支援事業という加工品づくり事業を廃止して、この分を、いわゆる6次産業化事業に統合したという形で、1事業を廃止いたしております。 ○今山委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、歳出第11款災害復旧費について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔説明書② 498ページ~、11款 災害復旧費について説明〕 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、第2条債務負担行為、第2表中のうち農林水産部所管分について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔予算書① 9ページ~、債務負担行為について説明〕 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、議第5号、平成29年度大分公設地方卸売市場事業特別会計予算について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○浦勇公設地方卸売市場長   〔説明書③ 73ページ~、大分公設地方卸売市場事業特別会計予算について説明〕 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。 ○岩崎委員   消費税転嫁を含んだ本予算には反対させていただきます。 ○今山委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、議第6号、平成29年度大分農業集落排水事業特別会計予算について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○分藤生産振興課長   〔説明書③ 91ページ~、大分農業集落排水事業特別会計予算について説明〕 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。 ○日小田委員   料金は、公共下水道会計に合わせましたよね。 ○分藤生産振興課長   はい。昨年12月の議会において、公共下水道料金と合わせております。 ○日小田委員 
     それで、将来の見通しというか、移管する考え方は持っているのですか。 ○分藤生産振興課長   移管について、2年前より下水道部と協議をさせていただいているのですが、当然、一般市民から見て、下水道といえば、一元化する、窓口が同じということが望ましいというところは、市の内部でも統一しているところでございます。  協議は進めているのですが、今、下水道部が水道局と統合する協議をしており、その結果に基づいて、今後協議しましょうというところで、今の段階で、すぐ統合するという話はできないということであります。今後、協議していきましょうというところでは、一元化をしていく予定としております。 ○日小田委員   それ以外に、例えば、国費が入っているからとか、そういう意味の何かハードルがあるのですか。 ○分藤生産振興課長   当然、今までの事業で、国費が入っています。まだ期間が終えていないというところでは、国の返済金が生じるようになっているのですが、基本的に、目的外使用というところの捉え方、目的外使用しているから国に返せということですが、私ども、公共下水道事業であろうが、農業集落排水事業であろうが、下水道目的は一緒ではないかというところで、今、国に対し、県を通して、なぜ目的外使用になるのか、返還金は発生しないのではないかという協議をさせていただいております。  この結果によって、国の考え方が返還しなくていいということになれば、すぐ協議できるのですが、やはり返還金を求めるという結果になれば、少し時間を要することになろうかと思っております。 ○日小田委員   この農業集落排水というのは、結果的には手挙げ方式なのか、それとも、国の推進によるものなのでしょうか。 ○分藤生産振興課長   農業集落排水事業の当初の目的というのは、公共下水道は当然、都市計画区域内で行う下水道事業であり、調整区域においては、そういう事業を行えません。それにかわって、農村集落水質保全、そういったところを目的として起こした事業でありますので、基本的には国の推進していく事業と捉えております。 ○日小田委員   今、国の事業でまだ存在するのですか。 ○分藤生産振興課長   事業は、まだ存在します。ただ、基本的に大分市の考え方としては、新規の集落排水事業というのは、もう行わないというように考えております。 ○板倉委員   使用料の減額について、この内容はどういうことでしょうか。 ○分藤生産振興課長   使用料の減額につきましては、もともとの農業集落排水施設使用料公共下水道料金より高い水準であったというところから、12月議会公共下水道料金との格差是正というところで、使用料を下げております。公共下水道料金と合わせたということになるのですが、その分で計算して、その使用料を減額としているところでございます。 ○今山委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   次に、討論はありませんか。 ○岩崎委員   消費税にかかわる予算が計上されておりますので、議第5号と同じ趣旨で反対させていただきます。 ○今山委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、議第13号、平成28年度大分一般会計補正予算第4号、第2条繰越明許費補正、第2表中、1追加、第6款農林水産業費について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔説明書④ 4ページ、6款 農林水産業費について説明〕 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、本案原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。  以上で、本委員会に付託されました農林水産部所管分審査は終了しました。  それでは、ここで、執行部より報告事項の申し出がありましたので、説明を受けたいと思います。  まず、大分農林水産業振興基本計画冊子配布についての報告を受けます。 ○重松農林水産部次長農政課長   今回、農政課から3点、報告事項を上げておりますが、まず1点目の大分農林水産業振興基本計画の策定について、冊子が完成いたしましたので、御報告いたします。  お手元に、この計画冊子計画概要版を用意いたしておりますが、中身の説明につきましては、こちらの概要版で行いたいと思います。  計画の重立った内容になりますが、3ページをごらんください。  現状と課題を踏まえる中、本計画は、人づくりものづくり地域づくりの3つの視点で構成し、計画目標像については、農林水産業が市民の豊かで健全な暮らしを実現し、将来にわたり夢と希望が持てるよう、またそれらを次世代に確実に継承し、持続的に発展できるよう「将来に夢と希望があふれ、持続力ある農林水産業の創造」と設定したところでございます。  続いて、4ページから5ページには施策の体系を掲載しており、将来の農林水産業を支える人づくり、信頼され魅力あふれるものづくり、特性を生かした活力ある地域づくりを切り口として、多岐にわたり施策を網羅しておりますが、5ページの下段には、農業、林業、水産業重点推進品目や重点施策を明確にし、さらなる競争力、持続力の強化に努めることとしております。  続いて、6ページから最終ページにかけまして、先ほどの人づくりものづくり地域づくり、それぞれの施策の基本的な方向や中心となる施策のかなめを掲載しております。これらの施策に基づき、総合的かつ計画的に事業に取り組むとともに、毎年、達成状況などを検証し、公表していくこととしております。  本計画計画期間は、平成29年4月から平成34年3月までの5年間となっておりますが、計画の早期実現や目標指標の早期達成に向け、既に平成28年度の補正予算や新年度予算への計上など、スピード感を持って対応しているところであり、今後も関係機関と連携を図る中、農林水産部一丸となって、全力で取り組んでまいります。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。よろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   次に、企業の農業参入について報告を受けます。 ○重松農林水産部次長農政課長   お手元の資料の1ページをごらんください。  このほど、有限会社ベジタブル・ユーと株式会社JOINが共同で大分市への農業参入を行うこととなりましたので、御報告いたします。  参入企業の概要についてですが、まず、有限会社ベジタブル・ユーにつきましては、熊本市で主にベビーリーフやトマトなどを生産し、年間約4億4,000万円の売り上げを誇る企業でございます。  また、株式会社JOINにつきましては、浜松市で農産物や加工品の販売及びこれらの輸出入を行い、年間約18億7,000万円の売り上げを誇る企業でございます。  その両企業が大分市において共同出資による現地法人を設立し、松岡地区で、この黄色で囲まれたエリアになりますが、約1.9ヘクタールでベビーリーフを生産する予定でございます。  大分市への参入は、ベビーリーフ栽培に適した農地や気候条件、労働力の確保、拡張の可能性など、さまざまな見地から、実現したところでございます。  計画では、平成30年度には約1.6ヘクタールで販売額約8,000万円を、また平成34年度には3.0ヘクタールで販売額1億5,000万円を目指し、雇用者も平成34年度までに30名を予定しているところでございます。  次に、事業計画概要でございますが、平成29年度に基盤整備と栽培施設整備を行うこととしており、総事業費は約2億1,200万円となりますが、国や県の補助を活用する中で、大分市の費用負担の約2,600万円を新年度当初予算に計上をさせていただいているところでもございます。  また、これに伴い、先日、進出表明及び進出協定締結式を、大分市長、ベジタブル・ユー、JOINとの間で、県知事立ち会いのもと、行ったところでもございます。  企業の農業参入は、遊休農地の再利用や雇用機会の創出など、地域の活性化に大きな効果が期待できますことから、今後も企業による農業参入を積極的に働きかけてまいりたいと考えております。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   次に、大分産品PRトップセールス報告について報告を受けます。 ○重松農林水産部次長農政課長   資料の2ページになりますが、大分産品PRトップセールスについて御説明をいたします。  本市産品の魅力を発信し、販路の拡大を図るため、関東、関西方面で市長のトップセールスを実施いたしました。  まず、「おおいたの幸」満載!大分市フェアについてですが、東京都銀座にあります大分県のフラッグショップ坐来大分にて、本年1月5日から2月7日までの約1カ月間、本市産品を使用したコース料理を提供するメニューフェアを開催するとともに、その期間中の1月19日には、首都圏の百貨店のバイヤーや飲食店、ホテルの料理長などをお招きし、本市産品を使用した料理を振る舞うランチイベントを開催いたしました。  メニューフェアでは、期間中905名が利用し、ランチイベントでは、市長によるPRのほか、生産団体等がみずから本市食材を紹介しながら商談を行うなど、大分市産品の魅力をアピールしたところでございます。  その結果、銀座三越から九州フェアへの出店依頼等、首都圏における本市産品の新たな販路開拓につながる足がかりとなったところでございます。  次に、味力も満載!おんせん県おおいたフェアin関西についてですが、県や農業団体、漁業団体、イオン等とも連携し、本年2月17日から21日までの5日間、イオンモール京都桂川で、おおいたフェアを開催するとともに、2月18日には、大葉、ニラ、イチゴなど、多くの本市産野菜が出荷されております京都市中央卸売市場やイオンモール京都桂川で、生産団体とともに市長と県知事によるトップセールスなど、産品のPR活動を行ったところでございます。  また、イオンモール京都桂川のオープニングセレモニーでは、100人を超える多くの来場者の中で開催され、大分産品とあわせて、観光や移住についてもPRしたところでございます。当日は、広瀬県知事も参加し、県と連携する中で、大分の魅力を発信できたものと考えております。  今後も、市内外を問わず、さまざまな機会を捉えて、幅広く本市産品のPRと販路拡大に努めてまいりたいと考えております。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   それでは次に、大規模園芸団地の創設について報告を受けます。 ○分藤生産振興課長   大規模園芸団地の創設につきまして御説明いたします。  資料3ページをごらんください。
     宮河内地区に計画しております、80ヘクタールの大規模園芸モデル団地を創設する事業の進捗状況についてでございますが、今後の事業主体が大分県となりますことから、現在、大分県中部振興局と連携し、地元協議を行っており、平成29年度計画書策定に努めているところでございます。今後は、地元協議の結果を踏まえ、早期に事業申請していく方針でございます。  この事業では、担い手への農地集積を行い、米から収益性の高い園芸品目を導入するための基盤整備を進めてまいります。また、最先端技術を導入した施設整備を行い、産地間競争に打ち勝つ力強い経営体として、認定農業者の規模拡大や大規模な参入企業の誘致、新規就農者などの担い手を確保し、地域に新たな雇用の創出を図ってまいります。  80ヘクタールの内訳としては、収益性の高い園芸品目として、既存園芸農家規模拡大用として10ヘクタール、参入企業用として15ヘクタール、新規就農者用として10ヘクタール、計35ヘクタールを施設面積として、用地面積としては40ヘクタールを計画しております。残りの40ヘクタールにつきましては、既存のニラハウスは現状利用とし、農道、用排水路等や米、露地野菜用として考えております。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。 ○大石副委員長   これは、企業向けの感じですけれども、せっかく、こういったものをつくるなら、例えば、小学生とか中学生が体験できるようなことにはならないのですか。そういった、農業担い手が少ない中で、小学生や中学生のときから体験をさせることによって、興味を持たせる手もあると思うのですが。 ○分藤生産振興課長   このイメージ図の中に、研修施設ゾーン、企業参入ゾーンというところがあるのですが、当然、そういう研修をしていただくというところでは、参入した業者と話し合いをさせていただいて、今後、しっかりと、そういったマッチングといいますか、計画を持って進めてまいりたいと考えております。 ○今山委員長   ほかにございませんか。 ○日小田委員   イメージしかわからないのですが、都市計画変更といったことはあるのでしょうか。 ○分藤生産振興課長   都市計画法とは関係はないと考えております。もともと農地ですので、この事業の中で非農用地として設定をするような、そういう計画事業は進めてまいります。 ○日小田委員   これを見ると、例えば、研修施設ゾーンとか、それから住居ゾーンというか、多分、新規参入者が家を建てて、そこに住むということでしょう。そういう場合の計画変更というのは要らないのですか。 ○重松農林水産部次長農政課長   これは、あくまでも、まだイメージで、いろいろなことを考えられるイメージをつくっております。委員御指摘のように、都市計画法と、それから農業振興地域の整備に関する法律、農地法、いろいろな施設をつくるに当たっては、これらの法律を遵守していく必要があろうかと思っております。  農業者の農家住宅、これらは都市計画法の中においても、一定の条件、農業者としての資格を有すれば建てることができますので、いずれにいたしましても、そういった要件等、確保しながら、やっていきたいと思っております。決して、これがゾーニングとして、大きく都市計画を見直すとか、大きな区域を見直すとかいうところまでは、今、現状のところでは考えていないところでございます。 ○日小田委員   5年間という期限が限られているので、そうすると、やはり連携が絶対必要になってくるのではないかと思うので、そこはきちんとやってください。 ○今山委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   それでは次に、大分農業集落排水事業経営戦略の策定についての報告を受けます。 ○分藤生産振興課長   大分農業集落排水事業経営戦略の策定につきまして御説明いたします。  資料につきましては、大分農業集落排水事業経営戦略概要版として、4ページをごらんください。  1の経営戦略を策定する理由ですが、農業集落排水事業は、人口減少等に伴う使用料の減収により、大変厳しい経営環境となっており、将来にわたり安定的に事業を継続していくため、総務省より、経営戦略を策定するよう求められております。  2の経営戦略の計画期間につきましては、平成29年度から平成38年度までの10年間としております。  次に、経営戦略の内容について御説明いたします。  3(1)の農業集落排水事業目的についてですが、記載のとおり、生産性の向上及び生活環境の改善を図ることとしております。  次に、3(2)の本市の農業集落排水事業の現状についてですが、まず、吉野地区、市尾地区、内稙田地区、3地区の人口の推移ですが、平成19年から平成28年までにおいて328人減少し、今後も減少傾向は続くものと考えられます。  次の農業集落排水施設整備状況につきましては、記載のとおりでございます。  次に、維持管理費及び使用料についてですが、吉野地区、市尾地区は供用開始後、既に10年以上経過しており、維持管理費は年々増加傾向となっております。使用料につきましては、過去2回、増額改定を行い、維持管理費の回収に努めてまいりましたが、いまだに維持管理費全てを賄うことができておりません。  なお、今後の使用料につきましては、公共下水道料金より高い水準であることや過疎化、高齢化の進む地区であることなどを勘案し、平成28年第4回定例会で条例改正を行い、料金体系を見直すなど、公共下水道料金との格差是正を図ったところでございます。  次に、一般会計繰入金についてですが、農業集落排水事業の管理運営を行う経費のうち、使用料で賄えない部分に一般会計からの繰入金を充当しております。  次に、3(3)の経営戦略の基本方針についてですが、①排水処理施設の維持管理では、経費節減に関すること、②財源の確保では、企業債に対する考え方、③収益の向上では、接続率向上や収入率の向上に関することを記載しております。  次に、3(4)の効率化・経営基盤強化への取組についてですが、①経費節減に関することでは、保守点検業務委託や改築更新工事などにおいてコスト縮減に努めるとともに、排水施設の使用者に適正な利用の啓発を行い、維持管理補修費の縮減を図ります。②使用料収入に関することでは、未接続世帯への接続依頼を行うとともに、新たな利用者として、近隣の福祉施設や企業等へ積極的な接続依頼を行い、使用料増収に努めてまいります。  最後に、3(5)投資・財政計画についてですが、今後10年間の一般会計繰入金の計画を記載しております。先ほど説明いたしました基本方針に基づき、効率化、経営基盤強化への取り組みを行うことで、基準外繰入金の縮減に努めてまいります。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見等ございませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   次に、大分ジビエ消費拡大促進イベントについて報告を受けます。 ○安藤林業水産課長   大分ジビエ消費拡大促進イベントについて報告させていただきます。  資料の5ページをごらんください。  事業目的についてでございますが、狩猟により捕獲された野生鳥獣の肉、いわゆるジビエの普及を図るため、ジビエの魅力を伝えるイベントを開催いたしまして、認知度の向上及び消費拡大につなげることを目的としております。  イベントの内容の、おおいたマルシェについてですが、10月と1月に開催しました、おおいたマルシェにおきまして試食ブースを出店しまして、シカ肉のタコスやイノシシ肉の炭火焼等、延べ2,000食を提供いたしました。  次に、ジビエ料理教室についてですが、1月に、飲食店業者を対象にした料理教室を開催いたしまして、8団体が参加いたしまして、ジビエ料理のメニュー化促進を図ったところでございます。  次に、ジビエクッキングライブについてですが、本年2月と3月に、パークプレイス大分におきまして、ジビエを使った調理の実演と試食を行い、一般消費者に向けてジビエ料理の普及を図ったところであります。  各イベントにおきまして、試食後は、多くの方から、おいしかったといった感想をいただいており、好評を得ているところでもあります。  今後もジビエの活用を図るため、関係団体等と連携し、販路拡大に向けた取り組みを行ってまいりたいと考えております。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見等はありますか。 ○大石副委員長   このイベントで使用されたジビエの消費量は幾らぐらいですか。 ○安藤林業水産課長   総体の量については、今、手元に資料がございませんので、後で御報告させていただきます。 ○大石副委員長   拡大促進を図っているのだから、こういったイベントで、1回にどれくらい使ったということはつかまないとだめだと思います。よろしくお願いします。 ○今山委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   次に、第5回大分森林セラピートレイルランニング大会報告について報告を受けます。 ○安藤林業水産課長   第5回大分森林セラピートレイルランニング大会について御報告させていただきます。  資料の6ページをごらんください。  本市では、豊かな森林環境を市民の健康づくりと新たな観光資源として活用するため実施しております森林セラピー魅力創出事業の一環といたしまして、森林セラピートレイルランニング大会を3月19日の日曜日に開催いたしました。  一番下に書いておりますが、トレイルランニングとは、舗装されていない、主に山などの自然の中を走るアウトドアスポーツでありまして、健康意識の高まりとともに、全国各地で大会が開催されているものであります。  当日は、天候にも恵まれ、県内外から238人がエントリーしました。内訳は、県内が128人、県外が110人で、一番遠方からの参加者は東京都からの参加でございました。そのうち、203人が出走いたしまして、熱戦を繰り広げました。  のつはる少年自然の家からスタートし、A、B、Cコースともに、再び少年自然の家に戻ってくる、初心者にも参加しやすい形のコースとなっており、参加者の家族を初め、友人、関係者、市民が沿道から声援を送っていました。ちなみに、男子1位の熊本さんは、本市消防局の職員であります。  また、本大会は、地元自治会、商工会、行政などから成る実行委員会形式で運営されておりまして、ボランティアの協力も得ながら、協働で運営を行っており、また、野津原町商工会が中心となって、団子汁やとり天、おとし汁などの郷土料理を用意して、おもてなしを行っております。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、その他として執行部から何かありませんか。 ○分藤生産振興課長   3月24日及び26日、そして本日付の大分合同新聞で報道されております、建設リサイクル法第11条の通知義務を怠っていた件につきまして御報告させていただきます。  建設リサイクル法では、コンクリートや木材等の特定資材を用いた一定規模以上の工事について、着手前に通知することが義務づけられております。  本件につきまして、大分県から調査依頼が来ており、農林水産部で調査したところ、対象工事は8件で、そのうち3件の工事において事後の通知となっておりました。  今後、このようなことのないよう、工事担当者等への指導を徹底してまいります。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ほかにありませんか。 ○浦勇公設地方卸売市場長   このたび、平成28年市場年報CD版を作成いたしました。お手元にお配りさせていただいておりますので、御参照していただければと思います。 ○今山委員長   ほかにありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○今山委員長   委員皆さんで、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕
    今山委員長   それでは、私から1点ございます。  昨年開催した市民意見交換会での質問・意見等への対応について、執行部から回答を受け、その後、当委員会の対応について前任期の委員で協議を行いました。その結果は、現在、ホームページ、各支所・出張所及び各地区公民館で閲覧ができるようになっております。当委員会の対応については、執行部に対し働きかけるといった事項もございますので、真摯に受けとめていただくようお願いいたします。  以上で、当委員会に付託されました全ての案件についての審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、そのように決定いたします。  それでは、ここで、この3月末で退職される方々から挨拶の申し入れがありましたので、お願いいたします。  〔退職者挨拶〕  〔委員長お礼の挨拶〕 ○今山委員長   それでは、本日は、これにて散会いたします。大変お疲れさまでございました。                              午前11時35分散会...