国東市議会 > 2015-09-02 >
09月02日-02号

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  1. 国東市議会 2015-09-02
    09月02日-02号


    取得元: 国東市議会公式サイト
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    平成 27年 9月定例会(第3回)──────────────────────────────────────────平成27年 第3回(定例)国 東 市 議 会 会 議 録(第2日)                             平成27年9月2日(水曜日)──────────────────────────────────────────議事日程(第2号)                         平成27年9月2日 午前10時00分開議 日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(18名)1番 後藤 貴志        2番 石川 泰也3番 宇都宮 郁        4番 瀧口 公明5番 宮園 正敏        6番 明石 和久7番 森  正二        8番 吉田眞津子9番 秋國 良二        10番 野田 忠治11番 元永 安行        12番 堤 康二郎13番 堀田 一則        14番 唯有 幸明16番 大谷 和義        18番 宮永 英次19番 丸小野宣康        20番 木田 憲治──────────────────────────────欠席議員(1名)17番 馬場 將郎                ──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 小股 龍郎        次長 清成  隆次長 小川 雄三──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長 …………………… 三河 明史    副市長 ………………… 冨永 六男教育長 ………………… 加藤 正和    市民病院事業管理者 … 佐藤  裕市民病院事務長 ……… 岩本 弘範    消防長 ………………… 岡田 公義総務課長 ……………… 吉水 良仲    政策企画課長 ………… 福井  修財政課長 ……………… 村井 正彦    福祉課長 ……………… 厚田 信幸高齢者支援課長 ……… 柳井 孝則    教育次長 ……………… 谷口 正宏会計管理者 …………… 瀧口 新一    農政課長 ……………… 真城 孝之建設課長 ……………… 川上鉄之助                     ──────────────────────────────午前10時00分開会 ○議長(木田憲治君) おはようございます。本日の出席は18名であります。17番、馬場將郎君より、本日の会議を欠席する旨の届出がありましたので報告いたします。 ただいまより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(木田憲治君) 日程第1、本日は一般質問であります。 お手元に配付してあります一般質問予定表の順序により質問を許可いたします。 まず最初に、19番、丸小野宣康君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) おはようございます。19番、徳象会、丸小野でございます。今月は防災並びに敬老月間ということで、それにちなんだ質問をしたいと思っております。そこで、高齢者に優しいまちづくりについて質問いたします。 高齢者福祉の充実については、三河市長の主な政策の一つであり、就任以来いろいろな施策に取り組んでいただいており感謝するところでございます。今年度より第6期高齢者福祉計画が作成されており、目的達成を期待しているところでございます。そこで、まず最初に、老人クラブの現状について質問いたします。 合併前には、各行政区に1つから3つぐらいの老人クラブがありました。しかしながら、現在では全く老人クラブのない行政区が数多くあるように聞いております。 なぜこれまでの老人クラブが解散したのかということで聞いてみると、会長になる方がいないということで継続できないとのことでございました。理由としては、会議と出事が多いということで、会長になる方がいないので老人会が結成できない。会員の方々、高齢者の方々については、是非敬老会はあってほしいという皆さんの意見ではございますが、そういうことで老人クラブができないのが現状ということになっております。 そこで、市内に現在ある老人クラブの数並びに会員数について、それから、会議並びに諸行事の開催状況、各老人クラブの運営費の状況、また会議等への参加手段等について伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) 19番、丸小野議員の質問にお答えいたします。 老人クラブの数及び会員数は、平成27年度当初は114クラブでしたが、8月に国東町の成仏と深江で老人クラブが復活し、8月末現在のクラブ数は116クラブ、会員数は6,397人となっています。しかしながら、クラブ数及び会員数は全体としては減少傾向で、この10年間で13クラブ、会員数で1,632名減少しています。そして現在、老人クラブがない行政区は13地区となっています。 老人クラブがない、または休会となっている原因としては、議員ご指摘のとおり出席する行事や会議等が多いことなどから、役員、特に会長を引き受けていただける方がいないためと承知をしているところです。 老人クラブ役員の出席を求める会議並びに諸行事については、市が主催する研修会や講演会などに加え、市や県の老人クラブ連合会が主催する会長会議スポーツ大会及び研修旅行などが年間を通じて開催されております。 このため市では、今年度市役所内各課老人クラブ役員の出席を求める会議や行事などの開催計画を集約し、その情報を国東市老人クラブ連合会の事務局を務める国東市社会福祉協議会と共有をして、老人クラブの役員が出かける日数が少なくなるよう日程調整に努めているところです。 次に、老人クラブの運営費、内容は事務費や慶弔費といったものですが、この運営費については主に会員の会費等により賄っていただいております。一方、老人クラブが行う社会奉仕活動、教養講座の開催及び健康増進事業等については、市から活動支援のための補助金を交付しています。運営費については、会員の互助の精神により、それぞれのクラブにおいて工夫して対応していただきたいと考えているところです。 次に、会議などへの参加手段についてですが、会場が市内であれば自家用車で、市外であれば武蔵町までは自家用車で集合していただき、そこからは会場まで送迎をしています。老人クラブ役員を対象として、市内や市外への会議や行事などへの出席をお願いする場合には、今後も社会福祉協議会とも協議をして会議をまとめて開催するなど役員の負担軽減に努めたいと考えております。 以上であります。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) ご説明ありがとうございました。 まず最初に、この老人クラブの現在の会員数ということでご報告があり、13の行政区に老人クラブがないということであります。この13行政区について、今後是非老人クラブの結成をお願いしたいところでございますが、先ほど言ったように、会議への出席回数が非常に多いということであります。先ほど回答のありました各課の行事、会議を集約するということで返答ありましたが、現在のところ、それは完全になされてはいないんではないかと思っております。 一日の会議に1時間ほど行って、2、3日してまた会議があった日ということで、そういう現状にあるので、できたら市役所の各課で行う会議を月に5回あれば、その5回を1日に集約していただいて、できるだけ会長の出席回数を減らしていただきたいと思っております。その辺についても、是非努力をして、できるだけ会長の負担軽減を図っていただきたいと思っております。 また、運営費の状況ということで、会費で行っているということでございますが、ある老人クラブについては香典返し等多いところもあって、運営費の内容がいいところもあると聞いておりますが、そうじゃなくて、大変この運営費に困っている老人会もあるようでございます。そういうことで、この辺の運営費の支援と、そういうものを今後考えるようなことはないのか、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えいたします。 老人クラブへの財政支援については、市は県の制度ともあわせて活動費については規定に基づき補助金を交付しているところであります。運営費に当たるところ、制度上、今ご指摘のあった慶弔費でありますとか事務費などについては、運営費に分類されるわけでありますが、運営費については、これまでもそれぞれのクラブにおいて工夫をして、その財源について賄っていただいてるところであります。 私どもといたしましては、それぞれのクラブにおいて会員さんの知恵と経験を持ち寄っていただいて、引き続き工夫をして採用していただきたいと考えているところです。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) 分かりました。その前に質問した会議の集約、これについては先ほど説明がありましたが、もう一回、確実に実行していただきたいと思いますが。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) 失礼いたしました。会議への集約については、今年度から新たに市役所内で取り組みを始めたところであります。現時点において、まだその効果が十分に現れてないといったご指摘については、そのようなところもあろうかと思います。 今後、年度後半につきましても、引き続き各課が開催する会議や行事などについて情報収集をし、その情報について老人クラブ連合会の事務局を持つ社会福祉協議会とよく情報交換をして、各老人クラブの会長さん方に、その効果が現れているというように実感できるような取り組みを続けてまいりたいと考えております。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) ありがとうございます。是非会長出席日数を減らすような取り組み、そうじゃなくても会長さんについては、地区の行事がほかにまだありますので、是非よろしくお願いしたいと思います。 それから、会議等への参加手段についてということで、県等に行く場合は武蔵に集まって、それから県のほうに行くということで、武蔵までは自家用車で来てくださいというような返答がありましたが、なにせもう老人クラブの役員さん方については、高齢者といっても悪いんですが、高齢者の方でございます。 現在、後でも質問しますが、県下でも高齢者による交通事故が大変多発しております。そういう中に老人会の会長さんに、武蔵まで車で来てくれというような考えはどうかなと思っております。できたら大分に行くときには、国見から出発して大分まで行くような手段をとっていただきたいと思います。その辺いかがでしょうか。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) これまでも極力役員の会議、市外への会議出席への負担軽減に努めてまいりましたが、今後さらにどのような工夫ができるのか、市と社会福祉協議会とも協議をして、会長の負担軽減に努めていきたいと考えております。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。
    ◆議員(19番丸小野宣康君) よろしくお願いします。 次に、交通弱者対策について伺いたいと思います。 先ほども言いましたが、近年高齢者が関係する交通事故が多発しております。高齢者が関係する死亡事故が発生し、一昨日からまた県で一斉の非常事態宣言ということで発令したばかりでございます。そのようなことから、市内の高齢者の運転免許証自主返納の状況並びに返納者への優遇措置等について伺いたいと思います。 現在でももう90にもなった人でも、まだ運転しているということで、理由を聞けば買い物へ行けない理由かなということで運転しているわけでございますが、そのような中、運転免許証自主返納制度というのがありますが、その辺についてお聞きしたいと思います。 ○議長(木田憲治君) 総務課長。 ◎総務課長吉水良仲君) 19番、丸小野議員の質問にお答えします。 交通弱者対策運転免許証自主返納並びに返納者への優遇措置をというご質問であります。国東警察署によりますと、県内在住の70歳以上の方で、管内での運転免許証自主返納は、昨年1年間で36人、本年1月から8月末まで35人という状況でございます。自主返納された方には、身分証明書の効力がある運転経歴証明書が交付されます。また、県内サポート加盟店で商品、宿泊料等の割引などが受けられます。 国東市では、返納者を特定しての優遇制度ということではありませんが、コミュニティバスの活用を促進するとともに、国東観光バス路線バスについて3,000円の回数券を購入された方に、もう1冊の同額の回数券を助成しており、実質半額助成となる施策を行っております。そのほか市の買物支援配食サービス等高齢者生活支援について各種施策を総合的に支援をしておりますので、うまく利用していただきたいというふうに思います。 以上、回答します。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) 先ほど市内では36人の返納者ということであります。また、市としてもコミュニティタクシー等の運行ということでありますが、このコミュニティタクシー、また定期のバスの関係でございますが、通る路線の沿線での自由乗車というのは、現在どの程度行っているのか、もう全然行われてないのか、それをちょっとお聞きしたいんです、バス停以外の。 ○議長(木田憲治君) 政策企画課長。 ◎政策企画課長(福井修君) 政策企画課長の福井です。丸小野議員の今のご質問にお答えいたします。 コミュニティバスは各交通弱者対策として、市内各地を運行いたしております。タクシーも同様でございます。 路線バスの運行自体につきましては、その路線バスの停留所をコミュニティバスの乗降場所として決めさせていただいております。その他の地域におきましては、ある程度自由に乗降できるようになっておりますけれども、その路線バスの区間におきましては、交通等に支障を来すおそれもありますので、今のところその停留所で限定させていただいております。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) 高齢者でありますし、バス停まで行くのに大変困難を来す方もおられると思いますが、法的にいろいろあるかもしれませんが、自由に乗降できるような対策に向かって検討していただきたいと思います。 以上でございます。 それから、次に、高齢者への配食サービスについてということでありますが、国東市も高齢化が進み、独居老人家庭が数多く見受けられるようになりました。その方たちの食事は適正に行われているのか、栄養の面や火の取り扱い等について大変心配しているところでございます。 そのような中、現在市内で配食サービスの制度があり、心強く思っているところですが、現在サービスを受けている方の人数はどのぐらいあるか、また配食サービスを行っている方はどのぐらいの業者があるのか、その辺お聞きしたいと思います。 そのようなことで、配食サービス業務について、詳細に説明いただければ幸いと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) 配食サービス事業についてお答えいたします。 配食サービス事業は、調理が困難な在宅の高齢者などに対して、栄養バランスのとれた食事、夕食を提供することにより食生活の改善及び健康増進を図るとともに安否確認を行う事業です。 27年度は、市の公募に応募した7つの事業所に委託して実施しています。利用者は平成27年7月現在171人です。ご本人の家族、民生委員ケアマネジャー、そして医療機関からご相談いただくなどにより利用につなげています。 委託事業所には、市から委託料として1食当たり480円、そして利用者からはご飯つきの普通食で350円、合計830円が支払われています。 以上であります。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) 市内で事業所については7事業所、利用している方は171人ということでございますが、独居老人等の数からして、これは何割程度の利用状況でしょうか。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。(「大体でいい、大体でいいです」と呼ぶ者あり) ◎高齢者支援課長柳井孝則君) はい、お答えいたします。 ひとり暮らし高齢者世帯については、概ね2,000世帯程度と承知しておりますので、現在利用者が171名でありますので、概ねパーセンテージでは8%程度ですね。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) はい、分かりました。大変これは少ない数でございますので、どのような推進方法を、先ほど民生委員の方々といろいろ言ってましたけど、もう少し積極的に普及をしたほうがいいんじゃないかと思っておりますが、大変現状を見ると本当に買い物にも行けない、そしてどのような食事をしているんじゃろうかというような心配もしているところでございます。できたら、この171人、まだまだ利用する方があろうかと思います。その内容について、よく広報等で推進して、できるだけ高齢者に弁当が行き届くような方法をお願いしたいと思いますが、その点いかがでしょう。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) 市の配食サービス事業は、介護保険料を財源として介護保険事業の中で行っている事業であります。したがいまして、その利用者につきましては、ひとり暮らしであればどなたでもというわけにはまいりません。一方で、民間でも配食サービス、市の事業によらずに行っている事業者がありますので、そのすみ分け等については慎重に対応させていただいているところであります。 現在市では、この配食サービス事業の対象者につきましては、民生委員の定例会などにおいて対象者など、またケアマネジャーの会議などにおいても要件とする制度については詳細に説明をさせていただいており、現在の利用者についてはご本人、家族からのお申し出に加えて、民生委員さんや介護サービス事業に携わるケアマネジャーなどからのご紹介などによって、その利用者の拡大推進を図っているところであります。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) それでは、誰でも独居老人の方々、誰でも配食サービスを利用するということはできないということですか。いろいろ条件があるという、その条件は今簡単に言われますか。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えします。 まず、ひとり暮らしの方であってもご自身で買い物に行けるであるとか、あくまで調理できる、自分で料理ができるという方については、この利用については今現在見合わせていただいております。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) はい、分かりました。多分もう独居老人の方々、本当に車のない人、買い物に行けない人ばかりではないかと思っております。できるだけこの方々に1週間に1回でも2回でもいい、栄養のある食事を与えていただきたいと思っております。 そしてまた、この配食サービスについては、ただ単に食事を配達するだけではなく、先ほど課長のほうから言われたように、高齢者の安否確認、それから食事以外の買い物の配達、それからまだ各種相談等高齢者にとっては大変有り難い制度と思っております。しかしながら、配食する方、業者の方々につきましては、経費面では大変苦慮しているんではないかと思っております。 そのようなことで、今この事業を円滑に推進していくため、また利用者を増やしていただくためにも、この業者に対してどの程度の支援をしているのか。十分な支援が行き届いているのか、その辺ちょっとお聞きしたいんですが。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えいたします。 配食サービス事業の委託料につきましては、その1食当たりの委託料単価の算出に当たっては、委託事業所の調理や配送の経費を勘案をして設定をしています。今後も、来年度以降も継続した事業実施のため、委託事業所必要経費をもとに適正な単価設定に努めたいと考えているとこです。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) よろしくお願いしたいと思います。 もう1点、この配食サービスについて、弁当については、杵築までこの市内から取りに行くということを聞いております、午前中に。そして、それを夕方まで保管して配達するというシステムにありますが、これをできるだけ夕方に近い時間に作っていただいて、国東市内、国見のほうまで配達するということはできないんですか。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) 市の配食サービス事業は、その受託の相手方については、食事を配達をしていただける事業所と契約をして事業実施をしているところであります。その委託した事業所は、みずから調理部門までもって調理、食事を作るのか、もしくは別の調理施設協力関係をとって食事を提供するのかについては、それぞれの委託事業所に判断を委ねているところであります。中には市外の調理施設を持つところと協力関係を結んで、食事を配達している事業所があるのは承知をしているところであります。 今後も各事業所の判断により利用実施いただいておるので、基本的には各事業所のご判断かなと考えております。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) はい、分かりました。あと、書いていませんが、できるだけ作る時間を下げて配達をお願いしたいと思います。 また、高齢者の方については、夕方全部食べてしまえばいいけど、明くる朝に日を変えてとっておいて食べるというような方もあろうかと思いますので、その辺は是非ないようにご指導をお願いしたいと思います。これまでのところについては以上です。 通告はしておりませんが、分かる範囲で結構でございますので、関連してお聞きしたいと思います。 緊急通報システム推進事業加入状況について伺いたいのと、次に、6日は市内一斉の防災訓練です。認知症、高齢者並びに避難行動要支援者の対応はどのように行うのか、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(木田憲治君) ようございますか。高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えいたします。 緊急通報システム加入状況についてであります。 まず、緊急通報システムの事業については、平成26年度までは75歳以上のひとり暮らし高齢者を対象にその設置を推進していましたが、今後市内において、ひとり暮らしの高齢者が増えるという推計をもとに、27年度からはその対象年齢を65歳以上と引き下げているところであります。 ただし、この要件だけですと、対象者が多くなりすぎますので、要件をちょっと加えさせていただいておりまして、病気などにより日常生活上常に注意が必要で、自分の力だけでは緊急時に対処できないような方といったようなことで、ここの対象者を絞らせていただいております。 そうした結果、この緊急通報システムをご利用いただいている方の数は、平成26年度末で790名でしたが、27年8月末には870名となっています。今後もこの緊急通報システムが必要な方には、ご利用いただけるよう事業推進を図っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 総務課長。 ◎総務課長吉水良仲君) ただいま議員から質問のありました防災訓練に関する部分です。9月6日、今年も市内一斉の防災訓練を予定をしています。今年全行政区のほうに協力、一斉行動ということでお願いをしてきたところです。あわせて、防災士のスキルアップ研修におきまして、区域内の要支援の方、そういった方の支援体制についても、区長さんともども地域の中で協力して行える体制をしていただきたいということで要請をしております。 また、実施後には、そういった部分について、私どもも検証もしていきたいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) はい、分かりました。 もう1件ちょっとお聞きしたいんですが、この区長さんあたり全ての方でもありますが、この認知症、高齢者等の避難行動要支援者については、区長さん方も全員把握しているということでいいですか。 ○議長(木田憲治君) 福祉課長。 ◎福祉課長(厚田信幸君) お答えいたします。 避難行動要支援者の名簿については、対象者のうち平常時に各支援をする機関ですね、自主防災組織ですとか民生委員さん等に提供してもよいということをいただいた方と、それはできないという答えをいただいた方がおります。同意できる方については、事前に配付をするということで今準備を進めておるところでございます。 また、これは法令の中でも平常時で提供する場合においても、名簿の情報の漏えいについて、いろんな注意事項もございます。そういったところも含めて今検討し、検討が終わればまたご提供いたしたいと、そのように考えております。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 丸小野君。 ◆議員(19番丸小野宣康君) はい、分かりました。できたら、この避難行動要支援者の関係は、隣近所の人が一番よく知っていると思いますので、そのような方が自主的に、その方を今度の防災訓練のときに避難場所に連れていくような体制をとっていただきたいと思います。ありがとうございます。 今後とも、この第6期介護保険事業計画及び高齢者福祉計画の目的達成に向けてご尽力していただき、高齢者に優しい国東のまちづくりについて、ご尽力願いたいと思っております。これをお願いして私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(木田憲治君) 以上で、19番、丸小野宣康君の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(木田憲治君) 次に、2番、石川泰也君。 ◆議員(2番石川泰也君) おはようございます。2番、緑風会、石川です。私は、今回は職員人事について、農業振興策について、市道成仏文珠線の整備についての3点を質問させていただきます。 まず、職員人事については、昨年6月の議会で同じ質問をしたんですが、現在、大学生、高校生を含めて就職活動が一年を通してすごく早くなっております。その中で人材確保のために採用試験の時期を早くしてはどうかという質問をさせてもらいたいと思います。 そして、昨年の回答で、市町村職員採用統一試験を行っているという回答をいただいたんですが、その統一採用試験のメリットはということをお聞きしたいと思います。 ○議長(木田憲治君) 総務課長。 ◎総務課長吉水良仲君) 2番、石川議員のご質問にお答えします。 職員採用試験については、政府と経済団体との申し合わせにより、新規学卒者の選考開始が来年3月卒業予定者より、高校生は9月16日から、大学生は8月1日からとなっております。 国東市では、地方公務員法第18条第1項の規定に基づき、複数の自治体が相互協力して行う大分県市町村等職員採用統一試験を利用し実施しております。 今年度につきましては、10月18日が実施予定日となっており、ホームページでも公開をいたしておりますが、8月31日の締め切り時点では183名、一般事務職133名の申し込みを受け付けております。 県下では統一試験を利用し、1次試験を9月20日に実施する市町村が6自治体、10月18日に実施するのが国東市を含め11自治体となっています。それ以降、1自治体行うこととなっています。その後、最終合格発表が12月上旬から来年1月にかけてという状況であります。 近年、人材確保としては欠員を生じたことはありませんが、民間企業との競合を考えた場合、適切な時期の1次試験、合格発表を検討する必要があるかと考えております。 もう1つ、市町村等職員採用統一試験のメリットについてでありますが、委託業者との契約や連絡調整等のやりとり並びに試験会場確保などの事務軽減が大きく、あわせて若干の委託経費に関するメリットがございます。 以上、お答えいたします。 ○議長(木田憲治君) 石川君。 ◆議員(2番石川泰也君) 分かりました。受験生の心情を考えると、一日でも早い結果というか、それが知りたいと思うんで、これは総務省が決めたと言えばそれまでですが、総務省が正しいのか、何が正しいのか分かりませんが、少し早くしている自治体もあるということですから、それは少しでも早いほうがいいんじゃないかと思います。 12月末ぐらいに結果が、それまでにしか分からない、それまでに1次試験、2次試験とあるんだと思いますが、就職浪人を覚悟じゃないと市の職員は受けられないというのが今現状だと思います。高校生でも8月、9月、10月ぐらいから内定をもらったりしておりますので、1、2年就職浪人してもいいわというような余裕のある人は、それはいいかもしれませんが、卒業すぐ就職でないと困る人が大部分だと思うんです。 そんな中で、今の10月に試験をして、12月に結果が分かるとかいうのは、ちょっと現実離れをしているんではないかと私は思っておりますので、一日も早い大分県市町村の組合の考え方を変えてもらいたい。もう一日でも早い統一試験の実施をしてもらいたいと要望いたします。 続きまして、2番目に入ります。最近、市の職員に関して耳にすることが、例えば市民病院では非常に挨拶がよくなった、出会う看護師さん、看護師さんがみんな挨拶をしてくれる、すごく対応がよくなったという意見とか、市の窓口が大変心配りをしてくれる、それから自分の用事をどこですればいいかという所定の課まで案内してくれたとか、非常に対応を褒めることを耳にするんですが。 その反面、今度の市政懇談会の中で、接遇に対する意見が非常に──非常にと言ったら語弊があります、何件かありました。また、職員から「接遇の研修がない」というような意見も市政懇談会の中で出ました。 昨年の一般質問で私は、研修を行っているのかという質問をしたんですが、そのときには、いろいろ各種の研修を行っているというような回答をいただいたんですが、それなら研修しても実践ができていないのでは──あ、すみません。「研修しても実践できてない人がいるのでは」ということにかえます。多分一部だと思うんですが、研修しても実践できてない人がいるんじゃないか、日々の報告・連絡・相談ができてない人がいるのではないかということについて、その対応、また、その現実についてご質問させていただきます。 ○議長(木田憲治君) 総務課長。 ◎総務課長吉水良仲君) 石川議員のご質問にお答えします。 先ほど前段の質問の回答で、ちょっとつけ加えをさせていただきます。先ほど政府と経済団体との申し合わせの部分につきましては、高校生について9月16日、大学生については8月1日という日付をお知らせしました。これにつきましては試験合格発表がこれ以降ということになっていますので、昨年よりは大学生等につきましては遅くなっています。いわゆる内定の時期が、議員が言われた時期よりも今年については下がっているということはご理解いただきたいと思います。市が行っている試験の時期、それと近い状況になっていまして、ほかの自治体の今年の募集の人数、応募者の人数を聞いてみますと、昨年に比べて多くの受験者がいるという情報も入っているということを申し添えさせていただきたいと思います。 今質問のありました2番目の職員研修についての部分です。接遇は社会人、ましては公務員としては、いろはの「い」であると考えています。これまでも市長への意見箱や市政懇談会をはじめ、いろいろな場面で職員の接遇に関してご指摘やご指導をいただきました。最近では、「玄関ロビーで声をかけられ窓口まで案内していただいた」とか、「市役所は気持ちのいい挨拶と対応ができる職員が多くなりましたね」など、多くのお褒めの言葉をいただくようになりました。 接遇研修は、毎年の新入職員研修において4時間の必須のカリキュラムとして行っています。重要なのは日々の業務の中でできなかったこと、不十分であったことなどをオンザジョブトレーニング──OJTと申しますが、OJTトレーニングとして上司や職員同士がそのとき、その場で、その都度、指導助言をするということだと考えています。もし不快な事案があれば、いつどこであったのかをお知らせいただきたいと思います。職員、職場で気づいていないこともありますので、事案ごとに指導し、職員全体の意識の向上に努めてまいりたいというふうに思います。 なお、市政懇談会で市の職員が、接遇の研修がないという意見があったということでありますが、新人職員以外の職員につきましては、日々先ほど申しましたオンザジョブトレーニングの中で接遇について指導を行ってきているところです。 なお、国東市独自の職員全体による接遇研修は、平成18年、22年と、2度ほど行っていますが、合併当時国東市の職員としての一体感を醸成したいとの思いで行いました。その題材を研修の1丁目1番地である接遇研修としたものであります。 以上、回答させていただきます。 ○議長(木田憲治君) 石川君。 ◆議員(2番石川泰也君) 研修については、総務課長が自信を持ってやっているということですから、その結果が出るのを待ちたいと思います。 今、事案があれば言ってくださいとおっしゃられましたが、そういう例えば窓口なんかで不愉快な思いをして、それですぐそのときに文句を言ったり、帰ったら電話をしたりする人は、不愉快な思いをする人の中のほんの一部なんです。そういう人は自分で言い切るし、その不愉快な思いをしたことを言えるから、それはそれでいいということはないんですが、いいんですが。その我慢する人のフォローをどうするかというのは、やっぱり一緒に働く周りの人がいつも目を配って、同じ職場の同僚ですから傷をなめ合うんじゃなくて、言わんと悪いことは言う、指導せんと悪いことは指導するというメリハリがないと、いつまでたってもよくならないと思います。 そして、事案があれば言ってくださいと言うけど、「え、いつでしたか」、「それは誰でしたか」、そういうのを突き詰められて、ほいじゃ誰が悪いからなどと言うのを市民の人は望んでいるわけじゃないんですよ。そういう事例があれば、その事例に対して、じゃ、どういう対応をすればよかったのか、その対応をまだいい方法、いい対応はなかったのかということを研究して、皆さんに周知してもらいたいというのが市民の考えだと思います、感情だと思います。別に、あんときああ言ったから、ああやったどうのこうので個人攻撃をしてもどうしょうもない。そういう事例に対して、それを効果的に全職員に周知をするということを望んでいると思います。 まず、先ほど職員が市民懇談会のときに言ったと発表して、接遇の研修がないとか自分の事例を出して意見を言いましたが、職員人事について去年の6月に私が質問したときに、職員の研修と自己啓発の研修は何かということと、職員の意見、企画を集約し精査するところ、機関はありますかということをお聞きしたんですが。お聞きしたときに、国東新行政改革プランで職員の提案制度がある、そして職員が市に関して積極的な発想、創意工夫をするように、そういう提案制度なんかがあるというようなことを、そのときにお聞きしたんですが。 まさにそういう提案制度が十分活発に機能しておれば、市政懇談会のときに市民のために時間をとっている中で、職員が手を挙げて発言するなんかいうことは、これはもう昔の時代劇で言えば、大名行列に棒に手紙をつけて、走って代官様の前に死を覚悟で出るようなもんですから。ということは何かと言うと、それぐらい意見が通らないというか風通しが悪いところもあるんじゃないかなと思います。それは職員は、ああいうところでしゃべるということは勇気も要るし、それなりの覚悟を決めて言ったんじゃないかと思うんですが。 去年の私の質問のときに、それは研修制度にしても、こういう職員の提案制度にしても、それは完璧なお答えをいただいたと思ったんですが、穴がというかフォローじゃなくて、こういうことも出てくるということは、ちょっと足りないものがあるんじゃないかと思っております。 今、ある機関ではモンスター何とかという言葉があります。要するに市民とか消費者が過激な要求をするとかいうことが問題になっておりますが、あれは別にモンスター何とかとかいう言葉が出るところが世の中の現実が分かってないだけで、今もう日本国民総モンスター時代だと私は思っております。 それに対応できるだけのサービスというのを、例えばコンビニ100円のおにぎりを買っても袋に入れてくれて、そして深々と「ありがとうございました」、ファミレスで軽食を食べても、軽食を食べて3時間座っちょっても、やっぱり「ありがとうございました」で丁寧な対応をしてくれます。 皆さんは行かんかもしれませんけど、パチンコ屋でもボタン1つで目に入ったとか言っても分からないと思いますが、店員が来て、ひざまずいてそろえてくれて、そして後ろ頭におじぎして去っていきます。それぐらい過剰なサービスじゃないですけど、もうそうしなければならないというぐらいの時代になっております。 接遇とは関係ありませんけど、農業でもひとつ消費者とか市場の信用なくしたら、もうそれを続けてやっていかれないぐらいの制裁措置というか厳しい規格の中で、みんな仕事をしております。 だから、市の職員も多くの仕事の中で、市の職員というのを選んだんですから、本当覚悟を決めて研修、研修というか覚悟を決めてやってもらいたいと思います。(「ちょっと今のことで」と呼ぶ声あり)はい、どうぞ。 ○議長(木田憲治君) 市長。 ◆議員(2番石川泰也君) 私がどうぞといっても(笑声)とりあえず座ります。 ○議長(木田憲治君) 市長に指名します。 ◎市長(三河明史君) 私も県のとき職員研修所に教務課長で3年ぐらいいましたので、研修をいろいろやってきました。それで集合研修、皆集まって一緒に研修する場合と、それから、これは例えば今階層別研修、新採用研修とか、それから管理者などの研修とかいうのがあるんですけども、これに集まってやります。これは今大分の旦野原にあって、共同で研修センターを作って、そこで県と一緒に市町村も集まって一緒にやります。接遇は、新採研修のときにやっぱりやるわけですね。 あのとき私も現場にいましたけど、あの職員が言ったのは病院だったと思うんですね。自分がそういう何となく接遇的に疑問を持ったという話で。今は研修をやってないんじゃないかと彼は提案したわけですね。確かに階層別研修、みんな集まっての研修は、新採用研修のときにほかの市町村も一緒に、県の職員も一緒に旦野原の自治研修センターでやる。研修をやっているわけですね。 ここで言いたかったのは、先ほど課長が答えたのは職場研修、研修の中でも、その場、その場で研修という名前つけなくてもいいんで、その場で指導するのが一番効果があると言われているわけです。電話がかかってきたときに職員とりますね。名前言わずに応対したと。それを課長が「君はちょっと名前を言わんといけんよ」とその場で注意すると、これが一番効果あると言われています。その場ですぐ分かりますから。 だから、そういうのをOJT、オンザジョブトレーニングていいますけども、職場研修の中で、その場、その場で指導しなさいというのが一番大事な、階層別研修は階層別研修で意味があるんですけども、同時にその場、その場で注意するのが一番効果あると言われてますので、これはやっぱり職場の中で、そこの上司とか課長とかあるいは係長が気がついたときに、あるいは同僚でもいいですから、「ちょっとそれはまずかったんじゃないの」と。 私も庁内電話かけるときあります。そうすると、名前を言わない職員もいますから、名前言わんと悪いよと、その場で言いますけども、そういうのを繰り返すことによって、そういう応対とか、それはちゃんとお互いに注意していくと。 職員意識改革検討委員会というのがありますけども、これは私が市長になったときに挨拶がよくできてないんで、朝礼やりましょうということで朝2分間朝礼をして、「おはようございます」、「こんにちは」、「いらっしゃいませ」、それから「どちらにご用ですか」、この4つを、恥ずかしくても言えない人もいるから大きく言う訓練をしましょうと始めて、その後、検討委員会の職員が自分たちで作ってくれたわけです。それで案内とか何かのこういうマニュアルでやりましょうということで、自分たちでやり始めて大分よくなってきたことですね。 ただ、さっき言ったように、100%じゃなくてやっぱり中にはできない人もいるでしょうから、そのときはその場で注意しましょうと、そういう意味であって。ただ、そのときに監督者、管理者たちは気がつかないといけないんで、監督者にはちゃんと注意をして、その場で、その場合はちゃんと注意してほしいということは常に言っております。 なかなか100%て難しいんですけども、ここでさっき総務課長が言った、気がついたら教えてくださいというのは、それでも気がつかないこともあるから、そのときは誰がそれがじゃなくて、こういうことがあったということを、私でもいいし、誰でもいいから言ってくれれば、また課長会議の中で注意していきますよと、そういう意味で言っているわけで。別に一人一人「名前あげて言え」いう意味ではありません。何か悪いことあったら市役所に知らせてほしいと、また注意しますからと、こういう意味でありますので。 これはもう前回も言いましたけど、普段の、いつもいつも続けていかないといけないと思いますので、なかなか100%、皆さんが全てオーケーというのはなかなか難しいんですが、それを目指していることは間違いありませんので、その辺は是非議員もご理解いただきたいと思います。 ○議長(木田憲治君) 石川君。 ◆議員(2番石川泰也君) 分かりました。私も、自分のこのままこの質問が終わったら、私は市の職員から恨まれそうなんで弁解させてもらいますが、一部の職員のために皆さんが評価されたらあれだということで、こういう質問させてもらいました。市長の言われることもよく分かりますので、はい。よろしくお願いします。 それでは、2番目の質問に行きます。 農業振興策についてで、国は農地の集積、集約を進めております。そして、国東市の農地中間管理機構の進捗状況について、その実績と体制はということで、この体制という意味は、中間管理機構の推進事業を農家に周知する方法、市としての方法、組織のことであります。よろしくお願いします。 ○議長(木田憲治君) 農政課長。 ◎農政課長(真城孝之君) 2番、石川議員の質問にお答えいたします。 農地中間管理事業につきましては、平成26年度より事業実施をしております。進捗状況ですが、26年度は農業経営をリタイアした方に交付する経営転換協力金を1件30万円の交付をしております。 平成27年度は農事組合法人を中心として推進しておりまして、地域の担い手を定める「人・農地プラン」を作成しました国東町原地区で21.9ha、同山吹地区で9.9ha、同じく黒津地区で11.4ha、武蔵町池ノ内地区で18ha、安岐町山口地区で11.2haの合計5地区、72.4haにおきまして地域内での話し合いによる農地の集積計画が決定いたしました。 大分県農業農村振興公社に設置をされました農地中間管理機構を通した利用集積を行いまして、利用配分計画が確定した後に、地域に対して集積面積に応じた地域集積協力金が約144万円ほど交付される予定となっております。 今後の推進体制につきましては、農政課内の担当係を中心として、また大分県東部振興局に中間管理機構より配属されております担当駐在員とも連携を図りながら、市内のそれぞれの地域において、5年後、10年後の農地をどうするか、地域の担い手をどうするかを全体で話し合い、方向性を決める「人・農地プラン」の作成を支援して、担い手への集積計画の決定による地域集積協力金の申請について推進していきたいと考えております。 また、こういった事業の情報につきましては、広報誌やケーブルテレビ等を活用し、また認定農業者の会の研修会や大分県が主催する研修会の中でお伝えしていき、農家の経営安定のために今後とも努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(木田憲治君) 石川君。 ◆議員(2番石川泰也君) ありがとうございました。実績については、分かりました。だんだん利用している人がいるということで、担当者の方も苦労されていると思います。 私はこの中間管理事業について、これから先はこういう管理事業を集積して担い手に任せる、こういう流れで今からの事業がどんどんどんどん国や県の事業が広がっていくんじゃないかと思うんですが、それを周知する、農家に情報を流す、これはこういうパンフレットもありますが、こういうパンフレットを農家の方はぽっともらっても、ほとんどこれを理解しようとする人はいないと思うんですが。やっぱり職員が国東の場合はこういう方法で取り組めばというようなアドバイスをしながら周知することが必要だと思うんですが。その組織というか周知の仕方はもう担当者だけですか、担当者だけなんでしょうか。例えば支所の職員とか農政課の中でもっと周知するとか、どういう、その方法、組織のことについてお聞きしたいんですが。 ○議長(木田憲治君) 農政課長。 ◎農政課長(真城孝之君) ちょっと先ほどの私の地域集積協力金の交付額について訂正をさせていただきます。私「144万」と申しましたけれども、「1,440万円」の誤りでございます。ちょっと読み違えまして申し訳ございません。 今議員が言われました農政課の職員、その他の担当だけでなく推進していけないかというご提案でございましたけれども、この制度につきましても、パンフレット見てもすぐ分からんでしょうという専門性の高い事業になっております。そういったことから、担当職員を決めて専門的に集積させる必要があると考えておりますので、そういったことで全部の職員というわけにはまいりませんけれども、先ほど申しましたように中間管理機構から派遣されている担当、駐在員の方、そしてまた東部振興局のほうとも連携をしております。 ですので、そういった形で、また周知の機会としては農地利用組合長会議というものもございまして、市内全地区に作られております。そういった中で新しい制度の周知等も行いながら、その農地利用組合長さんは、それぞれの自分の地域の農業者の実態を大体把握していただいておりますので、そういった中でお知らせをしながら進めていきたいと考えております。 ○議長(木田憲治君) 石川君。 ◆議員(2番石川泰也君) 専門的なことが多くて難しいから、ほかの職員と一緒に推進するのは難しいというような感じのお答えだったと思うんですが。なら、なおさら農家の人にこれを説明するのは非常に難しいと思います。職員に周知するのが難しいものを、農家の人に周知するというのは非常に難しいんじゃないかなと思うんですが。そういう感じで担当者と派遣された方と振興局の方でということなんですけど、そういう担当者の方は苦労されているんじゃないかなと思います。 農家というのは多いし、情報というのはいろいろ回りますので、この事業もメリット、デメリットがあると思います。デメリットだけ聞くと、ああ、こんなんできるかと思うんですが、メリットを、じゃ国東でこの事業をするためにはどういうふうにやれば、この事業が当てはまるんかということをメリットから考えていけば、あ、うちの地区でもそれはできるんじゃないかというような印象を自分は受けたんで、それなら詳しい話を聞いてみたいなというときに、大体の流れの説明ができる人が少なくとも支所とかにもおるべきじゃないかなと思います。その担当者じゃないと分からないなどというようなことでは、それは到底農家にケーブルテレビなんかで幾ら流したって周知できるもんじゃないと自分は思っております。 だから、今から県や国から農家収入に上乗せになってくれるような補助金というのは、全部こういう形のものが今から増えるんじゃないかと思うんですよ。名前は変わるかもしれませんけど、継続できなかった農家を集約して担い手に任せる、この流れというかそのパターンで来ると思うんで、取り組みが遅くなれば遅くなるほど農家の人が収入の上乗せになるのが遅れるんじゃないかなと、そういう懸念がありますので、今回質問させてもらいました。もしできるのであれば、担当者だけでなく、もっとチーム的に推進するというような方法があれば、やってもらいたいと思います。 次の質問に行かしてもらいます。新規参入の大型補助事業周辺の環境整備について、またハウス等の排水対策はできているかということをお聞きします。 これは新規参入の個人または会社は国東のことは余り知らない人が多いと思います。ですから、事業所周辺の環境は何も分かりません。大型レントハウス等は雨水の排水も多くなります。また、農道の管理とかはほとんど地域で行ってます。また、参入者は、国東の地とは生活習慣も違いますので、そんな中で農業経営を成功しなければならないのと同時に地域の一員としても成功しなければならないと思っております。その指導と環境づくりについてお聞きしたいと思います。 ○議長(木田憲治君) 農政課長。 ◎農政課長(真城孝之君) 石川議員の質問にお答えいたします。 国東市では、農業振興の一つとして企業の農業参入を推進しており、多くの企業の農業参入を受け入れています。また、昨年度国東市農業公社が事業主体となって、小ねぎトレーニングファームを開設し、新規就農者の確保に努めているところです。 新規農業参入における施設の建設場所につきましては、地権者並びに地区のご理解を得ながら決定をしております。また、施設の排水対策については、流末排水処理計画を立て地元と協議し了承を得ながら排水対策を行っております。 市としては、新規農業参入者には末永く農業経営を行ってもらうことが第一と考えておりますので、地域に根ざしてもらえるよう地域との関係構築に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 石川君。 ◆議員(2番石川泰也君) 是非そういった指導を徹底して行ってもらいたいと思います。 ネギの研修生を例にとりますと、市長のおっしゃられることにすると、4名ずつ8年だったら32件の新規参入者になるわけですから、その32件がこの国東市内に定着するわけですから、それは大きな力にもなると思いますので、是非そういうあらゆる面から指導して、定着できるように指導していってもらいたいと思います。 新規参入者というのは、前は国東以外のところに住んでいたわけですよね。それで、そこの地域と縁を切って国東に夢を求めてきたわけですから、もし何かあれば、また国東を縁を切って、よそに行くということも考えられるわけですから。だから、是非来ていただいた人を逃がさないように、あらゆることをこちらが先に想像してフォローするというか、指導していただきたいと思います。 この件に関しては、そういうお願いをしてこれまでとします。 3番目の市道成仏文珠線の整備についてに入ります。 市道大恩寺文珠線の完成に伴い、また世界農業遺産の認定に追い風を受けまして、着実に大型観光バス等の観光客が増加しております。さらなる観光推進のためにも市道成仏文珠線の整備が必要ではないかと思いまして、この質問をさせていただきました。お答えをお願いします。 ○議長(木田憲治君) 建設課長。 ◎建設課長(川上鉄之助君) 2番、石川議員のご質問にお答えします。 市道成仏文珠線は、8月の中旬に関係行政区である藁簑区長と成仏区長より要望書の提出がありまして、現地確認をしたところであります。 市道成仏文珠線は、総延長2,870mで、そのうち過去国東町時代に70%が一応改良済みという形になっています。本線の道路は高低差が大きいために現在のような曲がった線形になったと考えられ、大型観光バスの通行はトンネル等の計画をしなければ困難であるということと、接続する県道赤根富来浦線においてもまだ改良中で通行は困難であると考えられています。 今後の本線の整備につきましては、普通車、マイクロバス等の通行可能な整備を考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 石川君。 ◆議員(2番石川泰也君) 今回この成仏文珠線の質問に関しては、今課長がおっしゃられたように要望書が出ておりましたので、それに沿って整備の質問をさせていただきました。 私、地元なんですが、最近紅葉の時期になりますと、大型バスが毎日のように文珠に上っております。今からがピークになるんじゃないかと思いますが、上っております。 そして、私この成仏文珠線だけに限ったわけではないんですが、私の地区、藁簑という地区は30年ぐらい前は70戸、80戸あったんですが、今は40数戸、約半分ぐらいになっております。そして独居老人も多い、もともと地元に生まれた人も住まんでよそに行こうかというようなその地区に、毎日のように観光バスが来るんで、ひょっとしたら──ひょっとしたらというかもうあれなんですけど、観光の起爆剤になるんじゃないかと思いまして、この国東半島のお寺を循環する道路が、谷と谷を結ぶ道路が国東半島の中心ぐらいにできればと将来的には思っております。 今回は成仏文珠線を上げさせてもらったんですが、将来的にはそういうことも希望としては観光の起爆剤になるんでいいんじゃないかと思うんですが、市長どうでしょう。 ○議長(木田憲治君) 三河市長。 ◎市長(三河明史君) もちろんそのほうがいいと思います。今いろんな観光資源、六郷満山の文化が栄えたところでありますから自然も多く残ってますので、それを今いろんな県外のバス会社にも担当課長を初め観光協会も今誘客に動いておりますので、随分大型バスが入ってくるようになりました。 ただ、今地形が結構険しいところが多いもんですから、物理的に、あるいは経済的にそこができるかどうか、今課長が言いましたように、あんまり高低差あると大型バスが入れないところもありますので、全てにそれできるかというのは分かりませんけども、ただ大型バスが入るように整備してほしいと言われてますので、特に天台宗の寺は山の中にあるもんですから、バスがもともと入る形になってないんですね、大型バスがね。できるところから今整備しようとしています。 以前県でしたか、上のほうで1周回る路線を作るというようなお話もあったようでありますけど、なかなか傾斜が急だと中腹に作るもんですから、なかなか難しい面が多いんじゃないかと思うんですね。この辺は県の土木事務所と相談しながら、そういったことが可能かどうかも含めて、とりあえずできるところから設置していきたいと思っております。 ○議長(木田憲治君) 石川君。 ◆議員(2番石川泰也君) ありがとうございました。今予算の厳しい時代ですから、優先順位からすると低いかもしれませんが、もう希望を捨てたらなくなりますので、いつか実現できますようによろしくお願いします。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(木田憲治君) 以上で、2番、石川泰也君の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(木田憲治君) 暫時休憩いたします。午前11時27分休憩………………………………………………………………………………午前11時33分再開 ○議長(木田憲治君) 再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。 12番、堤康二郎君。 ◆議員(12番堤康二郎君) 12番、創世会の堤です。今回は2点について質問させていただきます。 まず、最初に農業振興地域、いわゆる農振の見直しについてという項目で質問させていただきます。 今、国東市だけではありませんが、特に人口減少問題が騒がれております。そのために、市としてもあらゆる努力を市長を先頭にされているというふうに思っておりますが、せっかく国東市に家を建てたい、また商売をしたいとかいう会社、そういう建てたい業者が農振除外のときに時間がかかるのを嫌い、建つ建物が建たないケースが多いと聞いております。 そういったことから、是非そういった活性化のために、この農振について国道、県道、市道、そして2項道路、位置指定道路というのがあるそうですが、その道路沿いの奥行30mぐらいは農振を外してはどうかという質問でございます。 ○議長(木田憲治君) 農政課長。 ◎農政課長(真城孝之君) 12番、堤議員の質問にお答えをいたします。 農業振興地域の整備に関する法律で、農業振興地域は優良農地の確保、保全とともに農業振興施策を計画的に実施するための地域として、農業振興地域整備計画書により定めております。 国道、県道沿いで区域を定めて農業振興地域から除外している場所も一部ではございます。しかし、各種農業関係交付金等、例えば多面的機能支払交付金、中山間地域等直接支払交付金、圃場整備を初めとします土地改良事業などは、農業振興地域内の農地でないと加入や施工ができない要件となっております。 また、圃場整備を行いました農地につきましては、除外することはできません。 このことから、国道、県道、市道などの沿線30mの地域を全て一律に除外することは農業行政の執行に得策ではないと考えております。 また、議員が言われます計画書の変更に時間がかかるということについて、ちょっとご紹介をさせていただきたいと思います。 現在、国東市では農業振興地域整備計画審議会を5月、8月、11月、2月の計、年4回開催をしております。 まず、農業振興地域整備計画変更申請書をこの審議会に諮った後に、県との事前協議を行います。件数、案件にもよりますけれども、40日程度かかっております。 次に、農振法第11条により変更案の公告縦覧を30日間、そして異議申し立て期間を15日間とりまして、県との法定協議の後に知事の同意を得て、一日公告というものを行いますのに7日程度かかります。これで、農業振興地域の整備計画の変更手続が完了となりますので、案件によりますと県との事前協議が長引くことがありますので、概ね3カ月程度必要となっておりますので、このため市では年4回の審議会の開催としているところであります。 以上であります。 ○議長(木田憲治君) 堤君。 ◆議員(12番堤康二郎君) 今の答弁では、年4回してて、ちゃんと外すところは外しているというような話でございますが、やはり現実問題としまして、もう家を建てたい人は本当に早く建てたいわけです。そういったことで、もっとスピード感のあるそういう会議ができないものかというふうに思いますがいかがですか。 ○議長(木田憲治君) 農政課長。 ◎農政課長(真城孝之君) 先ほども申しましたけれども、約3カ月はやはりどうしても手続上、事務の進行上に要しております。 また、今出しております変更計画が完了したことで新たな計画が定まったということになります。この新たな計画について、その次の変更をかけていくということになりますので、未確定の計画につきましては、変更事務ができないということになります。ですから、前の変更事務完了後に県との事前協議や公告縦覧を行うことになりますので、最低でも3カ月程度はかかるというふうな流れになっております。 以上であります。 ○議長(木田憲治君) 堤君。 ◆議員(12番堤康二郎君) じゃあ、見方を変えてみたいと思いますが、国東町の中心部が都市計画区域の指定を受けております。これは旧町時代から国東町だけにある計画でありまして、合併前までは都市計画税、税金を取っておった地域がございます。 北は国東中学校のところから、南はいこいの村までの範囲です。その中で用途指定がありますね、商業地域とか準工業地域とか住宅専用地域、こういったものがかぶっております。せめて、都市計画区内での道路沿いの用途指定ではないところは、農振を外してもいいんじゃなかろうかと思います。 先ほど、石川議員のほうから農業振興の策についてお話がありましたが、農業振興は農業振興で土地の有効利用は有効利用で考えたほうがいいんじゃないと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(木田憲治君) 農政課長。 ◎農政課長(真城孝之君) 議員の言われます、都市計画地域内の用途区域以外の農地についてということでございますけれども、ここについても農業振興地域をかぶせているところでは、圃場整備を行っている田んぼもございます。そういったところは外すことができません。ですから、一律というのは困難だと思いますけれども、都市計画の見直しや、また市の地域政策などで政策的な立場から一部地域を定めて農業振興地域のあり方について検討して変更することは可能であろうと考えております。 ○議長(木田憲治君) 堤君。 ◆議員(12番堤康二郎君) それが可能であれば、是非、用途指定じゃないところを農振を外していただき、家がたくさん建つようになるんじゃなかろうかと思います。可能なところから農振を外していくような施策というのは前向きに考えていただけますでしょうか。 ○議長(木田憲治君) 農政課長。 ◎農政課長(真城孝之君) このたび、堤議員からご質問をいただきまして、近隣の市町村といいますか、市、村の状況をちょっとお聞きいたしましたところ、実際に外しているところもありましたし、外すことができるという、できる規定を作っているところもございましたので、そういったところも含めまして検討させていただきたいと思います。 ○議長(木田憲治君) 堤君。 ◆議員(12番堤康二郎君) 今、答弁ありましたが、農振が除外されても農業をしたい人は農地として普通に使えるし、農業をしない人はそういう宅地で売ったり、そういうこともできますので、できるだけ前向きに検討していただきたいというふうに思っております。
    ○議長(木田憲治君) 農政課長。 ◎農政課長(真城孝之君) 市が政策的に外すという部分は、議員が言われますように、農業で使う、または宅地で使うということはできますけれども、個人の方からの申請につきましては目的ごとに審査ということになっておりますので、宅地なら宅地ということでやっていただいております。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 堤君。 ◆議員(12番堤康二郎君) じゃあ、前向きに、政策的に進めていただきたいというふうに思っております。 次に行きます。 2番目、今、建設中の新庁舎、これの完成後の周辺交通対策について質問したいと思います。 まず、今工事をしておりますが、警察署の前から出入口になっております。それと西側は、国東小学校のプールのところに出る細い出口があると思います。その2カ所が出入口になるのかなと思いますが、大変あそこが渋滞をするんじゃなかろうかと思いますが、そこの出入口の確認と渋滞対策はどうなっているのか。 続きまして、昨年ですか、地区の区長さんをはじめ、要望書を市長のほうに持って行きました。バイパス道路、県事務所のところを抜けて弥生のムラに行く、あの道路につなげる、そういう道路を是非、迂回路として作ってくれないかという要望を昨年出して、前向きに考えるというような答弁がございました。それがその後どうなっているのか、お尋ねします。 それともう一つ、3番目ですが、駐車場計画でございますが、今使っている庁舎を壊して、そこも職員の駐車場にする。そして、その他、点々と駐車場を借りておりますが、そこも職員の駐車場にするというような計画がありますが、まだ安国寺の住宅あたりとか、そういったところの新たな駐車場用地の計画があるのかどうか、お尋ねいたします。 ○議長(木田憲治君) 政策企画課長。 ◎政策企画課長(福井修君) 12番、堤議員のご質問にお答えいたします。 まず、1点目の出入口等の渋滞対策等についてでございますけれども、新庁舎完成後の当該敷地の出入口は、先ほど議員がおっしゃられたように国道接続部分とアストくにさき南側の通路を利用した市道接続部分の2カ所になります。 以前のアストくにさき前面駐車場の駐車場台数は130台、イベント時にはすぐに満車となるため、交通誘導員を配置し、現地周辺の臨時駐車場に誘導することで交通渋滞を招かないように対応をいたしております。 そのような取り組みによりまして、以前、規制されておりました国道北方面からの右折禁止は解除されております。 今回、新庁舎建設にあたりまして、敷地内駐車場について全面改修を行っておりますが、その駐車規模は約136台とこれまでの駐車場規模と変わらず、通常時では交通渋滞が発生する可能性は低いというふうに考えております。 また、工事以前は敷地内道路を利用してマルショクへ行く車両及び国道と振興局前の道路を通り抜ける車両が多く見受けられました。現在では、敷地内道路がなくなったことで、通り抜け等は基本的にはないというふうに思っております。 ただし、大規模イベント開催時は、これまでどおり誘導員を配置し、敷地内外で交通渋滞が発生しないように配慮する必要がありますので、今後も主催者側に指導を行うなど関係機関には周知していきたいというふうに思っております。 なお、新庁舎建設工事に伴いまして、駐車場への出入口を変更するため、大分県と国道からの出入口の交差点協議を行い、渋滞対策として国見方面からの右折レーンの必要性を協議いたしております。 出入り交通量調査の結果、通常時の右折車両は1時間当たり、平均でございますが、約14台と少なく、現況として渋滞は全く見受けられず、ピーク時は交通誘導員を配置するという手続をとることから、右折レーンの設置は必要ないという結論に至っております。 最初の交通渋滞に関するご質問については、以上でございます。 それから、3番目の新たな駐車場用地の計画についてでございます。 現時点で、新たな駐車場として活用可能な箇所は、まず現庁舎跡地で新庁舎への引っ越し後、第2庁舎及び一部のプレハブ倉庫を残して解体し、駐車場として再整備する予定です。 次に、安国寺団地については、入居者に対して、今年1月に住み替えの協力依頼、6月に住み替え説明会を開催し、8月末までに9世帯の入居者のうち、6世帯は住み替えに同意していただき、うち2世帯が既に住み替えを完了しております。残り3世帯についても引き続き住み替えのご協力をお願いしているところです。 また、旧橋永医院の土地と建物は、平成26年12月に市に寄附をしていただきました。現時点では、新庁舎建設工事の現場事務所として土地を貸し出ししておりますが、来年3月末には現場事務所も撤去することから、来年4月以降、具体的な活用計画が決定するまでの間は臨時の駐車場として活用できるものと思っております。 なお、アストくにさき南側のトキハインダストリーが契約をしております遊休地につきましては、現時点では予定をしておりません。 私のほうからは、以上でございます。 2番目のご質問については、建設課長のほうにお答えをいただきたいと思います。 ○議長(木田憲治君) 建設課長。 ◎建設課長(川上鉄之助君) 12番、堤議員のご質問にお答えします。 新庁舎の表出口は国道213号線、裏の出入口につきましては、2級市道、国東橋小学校線に接続します。市道国東橋小学校線は、1級市道の国東豊崎線、アタックス国東店の前を通る市道でございます。それと国道213号線、国東橋交差点を接続する路線となっております。 本線から新たな道路計画として、マルショク前の建設協会横から1級市道であります田深安国寺線、これは国東町時代に作った街路で作った道路でございます、に続く新規路線を計画し、今年度から実施しています。今年度の事業費は1,000万円程度で測量試験費となっております。 この路線の新設により、市道経由でありますが、オレンジ道路、県道豊後高田国東線と接続することから交通渋滞の解消に役立つと考えられます。 以上でございます。 ○議長(木田憲治君) 堤君。 ◆議員(12番堤康二郎君) 分かりました。今、建設課長の言われた市道のバイパス道路、それは今年1,000万円かけて調査ということで、今後のスケジュールというのはどう考えているんですか。いつ着工とか、用地買収とかいろいろあると思うんですが、どのようなスケジュールになっているんでしょうか。 ○議長(木田憲治君) 建設課長。 ◎建設課長(川上鉄之助君) 今年1,000万円をかけまして測量試験をしまして、来年度、一応、用地買収という形で計画をしています。 延長が400m程度ありまして、歩道付の2車線道路という形の計画であります。 概算で計算しますと、メートル40万程度のもので1億5、6,000万円の事業費になるかと思われます。 5カ年契約で一応計画しますので、あと3年間で工事を完了するような形になっております。 ○議長(木田憲治君) 堤君。 ◆議員(12番堤康二郎君) この道路はできれば西側に行く組とか、国見方面に行く組が分散されて、大変渋滞の緩和になると思いますので、是非早急に整備を行ってほしいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(木田憲治君) 以上で、12番、堤康二郎君の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(木田憲治君) 暫時休憩いたします。午前11時53分休憩………………………………………………………………………………午後1時00分再開 ○議長(木田憲治君) 再開いたします。 10番、野田忠治君から午後の会議を欠席する旨の届出がありましたので、報告いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。 9番、秋國良二君。 ◆議員(9番秋國良二君) 9番、市民クラブの秋國良二です。私からは、今回は2つの質問をさせていただきます。 まず、1番目に介護予防、その中の一般介護予防について、質問いたします。 日本人の平均寿命は毎年延びており、2014年は、女性は86.83歳で世界1位、男性は80.50歳で世界第3位です。 しかし、健康寿命は2013年は平均寿命と比べますと、女性は74.21歳で約13年、男性で71.19歳で約9年の差があります。 その意味で自立して過ごせる健康寿命を延ばすために介護予防は、これからの長寿社会では重要な施策です。そういう中で、介護予防日常生活支援事業が開始されたわけで非常にいい施策だと思っております。 しかし、一般市民の方への事業の浸透が十分でないように思われます。市長は、市政懇談会で一般介護予防教室、いきいきセルフケア教室について言及していますが、どれだけの市民が理解しているのでしょうか。 そこで質問いたします。介護予防日常生活支援事業の一般介護予防事業とはどんなものでしょうか。 次に、対象者がいきいきセルフケア教室では介護保険、または介護予防日常生活支援総合事業を利用していない65歳以上の方となっています。そして、市長は市政懇談会で介護保険から卒業した方のためと言っていますが、市内での要支援2、要支援1、事業対象者はどれぐらいいるんでしょうか。 また、その中で市長の言う卒業した方というのはどれぐらいいるんでしょうか、質問いたします。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) 9番、秋國議員の質問にお答えいたします。 一般介護予防事業は、高齢者を年齢や心身の状況等によって分け隔てることなく、住民運営の通いの場を充実させ、人と人とのつながりを通じて、参加者や通いの場が継続的に拡大していくような地域づくりや、リハビリテーション専門職などの協力を得て、高齢者の自立支援に資する取り組みを推進することなどを目的として実施する事業です。 いきいきセルフケア教室は、自宅で意識的に体力向上や維持、すなわちセルフケアができるようになるための体操指導を1回2時間程度、月2回、6カ月間受けていただく無料の介護予防教室です。対象者として、介護サービスを利用して、健康状態が改善し、介護保険から卒業した方がもう少し支援が必要ということであれば、この教室を利用して、引き続き自主的な健康づくりに取り組んでいただくことを想定しています。 また、介護サービスの利用のあり、なしにかかわらず、自宅での自立した生活に不安がある高齢者も参加対象としています。 そこで、要支援2、要支援1、そして事業対象者の数についてですが、平成27年6月現在、要支援2の方が315名、要支援1の方が393名、そして事業対象者の方が66名、合計で774名となっています。 また、介護保険を卒業した人の数は、平成26年4月から平成27年8月までの間で32名となっています。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) 一般介護予防事業の趣旨については、よく分かりました。 また、その中で要支援2の方、それから1の方、これらの方が卒業するということになるわけですが、大体2と1とあわせると約700人、その中から卒業した人が、時期は若干ずれるかもしれませんが、32名おるということですよね。その32名の方々が、あるいはまた現在は健康ですが、その人たちが自立した生活を維持するためにいきいきセルフケア教室があるわけでございますが、その卒業した方のうち、32名という数字が出ておりますが、何人の方がいきいきセルフケア教室に参加しているんでしょうか。 私が視察に行った事業所では、卒業した方はゼロでした。ほかの参加者は全員、介護保険を利用していない、今現在、自立できている人でした。卒業した方は、どれだけの方が参加しているんでしょうか。 また、セルフケア教室に参加している全体の参加者数はどうなんですか。卒業して参加していない人はどうしているんでしょうか。何もしないと、せっかく自立できるようになったのに、またもとに戻る可能性が高いと思うんですが、そのようなフォローの状況をお聞きします。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えいたします。 まず、介護保険を卒業して、いきいきセルフケア教室に参加している方は9名です。また、いきいきセルフケア教室の現状でありますけれども、現在、8つの事業所に委託して、市内11カ所で29教室開催されており、384名の方が参加をしています。 ちょうど介護保険を卒業した方が32名、そしていきいきセルフケア教室9名ということで、その数字の差でありますけれども、基本的には何もサービスをご利用なく、ご自宅などでお過ごしをなさっているのかと推察をしているところであります。 また、多くの方については、基本的にはご自宅で、ご自身で介護予防活動、何かしらの健康づくり活動に取り組んでいただくということで考えているところであります。 以上であります。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) ちょっと今、質問の中で、その32名の中で9名の方はそうやって通って管理しておるわけです。あとの方は、自宅で自主的にやっておればいいわけですけど、なかなか自主的というのは難しいと思うんですが、放っておくと大体またもともと体がよくないんですから、悪くなるわけです。そのためにこういういろんな事業があるわけですけれど、その行ってない方々の状況というのは、チェックといったらおかしいんですが、フォローというのはしているんですか。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えいたします。 その全ての方について、状況を把握しているわけではございません。何人かについては、経過をということでいるかもしれませんけれど、その詳細な内訳については持ち合わせておりません。もし、ご自宅などでご自身で介護予防活動を続けていく、ご自身で自らの健康づくりが困難になった、支障を来したというような場合には、再び市の介護サービスの窓口などにご相談をいただければ、そのときどきでその方に合ったふさわしいサービスについてご紹介させていただくといった、こういった流れになっております。 以上であります。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) せっかく、そうやって卒業された方がまた再び戻らないことが本当に望ましいわけですから、そういうことで是非行かれていない方は、やはり一人でやるよりは集団でやったほうが楽しいし、話もできるわけですから、是非そういうふうに進めるようにしていただきたいと思います。そうやって健康になるようにしていただきたいと思います。 次の質問ですけれども、利用期間が6カ月間となっています。6カ月後の受け皿はどうなるのかということなんですが。6カ月通って、元気な状態でおるわけですが、その後、もう行けなくなるわけです、6カ月が期限ですから。どうやって維持していくんですか。卒業した方も一緒ですけど、6カ月後の維持は大変だと思うんです。私が視察した事業所でも、参加者からこれからどうすればいいのか、体も調子がよく、またみんなと会えて楽しいのに、これからも続けられるように何とかお願いしますとそのように請願されました。それも含めまして、6カ月後の受け入れをどういうふうに考えているのか。 また、当然6カ月経ちましたから新しく参加される方がおるわけですが、市ではどのような広報をしているんですか。浸透がなかなか十分ではないように思えるんですが、この2点について質問いたします。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) 秋國議員の質問にお答えいたします。 いきいきセルフケア教室は、6カ月間ご利用いただいた方には、ご自宅で自主的な健康づくりを実践していただくということで、教室参加を終了していただくこととしています。ただし、終了した方の中にはご自身での健康づくりがご自宅で継続できず、また近くに通えるような元気高齢者健やかサロンや今年度から市が立ち上げを推進している週一元気アップ教室もないというような方がいらっしゃって、状態が悪化する方がいるかもしれません。そのような場合には、地域包括支援センターにご相談いただき、ご自身で健康づくりが継続できない、あるいは状態が悪化したなどの理由を確認させていただき、改めて教室参加することが効果的であると認められる場合は、続けて教室参加できるようにしたいと考えています。 今後、この介護予防活動についてですけども、団塊の世代が全て65歳以上の高齢者になり、今後、介護予防活動の取り組みが必要な高齢者が国東市内においては増えていきます。そのような方々に対する介護予防事業について、国東市においてこれからは、地域において住民主体の介護予防活動が推進されていくような、そういう地域づくりを推進したいと考えているところであります。 その全てを介護サービス事業所の協力を得て行うといったようなことについては、対象者が多くなり過ぎるということであります。 ただし、住民主体による介護予防活動がすぐには広がらないのも事実です。また、全ての地域でそのような活動が展開できるわけではないということも承知をしております。 したがいまして、市内の介護サービス事業所の協力も得て、住民主体による取り組み介護サービス事業所の協力を得て行う取り組み、この2つのバランスを見ながら国東市内においての介護予防事業を展開していきたいと考えております。 次に、地域セルフケア教室の広報についてですが、多くの事業所では10月から参加者を入れ替えて教室実施することとしており、それぞれの事業所が参加者募集などを行っているところです。 市では、市の窓口に介護サービスの利用のご相談に来られた方で、この教室に参加することが効果的であると思われる方には、この教室への参加を進めるとともに、これまで市内各地での市政懇談会においても紹介をしてきたところであります。 今後は、この教室の実施について市報に掲載するなどにより広報したいと考えております。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) 私が一番聞きたいのは、今6カ月やっていますよね、その方がもう9月ですから、もう今月で終わりなんです。大体、4月から入っておれば、途中から入っておればまだありますけど、要するに6カ月ということですから、その終わった方たちが、今、課長がいろいろと次の事業の展開を言われましたが、まだ十二分に準備ができていないんじゃないかと思うんです。しかしながら、終わる人は、たちまち9月で来てるわけです、終わるのが。そうしましたら、そういう人たちは、この6カ月、先ほども言いましたように私が行ったところでも非常に健康でいい、確かに座って体操しているのを見ても、私がやってみましたけど私なんかより足が上がるんです。私も高齢者になるんですけど、実際そうやって元気になった方が、やはり家でということになるとなかなかできないと皆さん言っておるわけです。ですから、その6カ月間過ぎて、次の事業がスムーズにいくまでの間の中間のいろんな手当というのがあると思うんですが、一つ考えられるのは、同じように通える、先ほどは調子が悪くなったら相談に来たらと言っておりますけど、そうじゃなくて、そのままスムーズに通えるとか、そういう格好にはならないんでしょうか。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えします。 いきいきセルフケア教室は、市内の介護サービス事業所のリハビリテーション専門職の協力を得て実施しておりますので、おかげさまで教室に参加していただいている方については、参加している間についてはその活動が活動的になり、体の状態もよくなるということが期待をされておりますし、実際そういった効果も上がっているという声を伺っているところであります。 ただし、このいきいきセルフケア教室の事業の目的は、参加している間に体の状態が改善する、維持するだけでなく、終わった後にご自宅でご自身で継続して健康づくりの活動ができるようにということもあわせて介護サービス事業所にその実施をお願いしている事業であります。 ですから、まず今年度4月から始めた事業ではありますが、まずは6カ月が経過しますので、一旦は教室参加終了ということで、ご自宅で実践していただくことを考えております。ただし、中にはということもありますので、その場合については地域包括支援センターにご相談というのは先ほど申し上げたとおりであります。 ずっと継続をして同じ教室に通うということについて、一旦は終了を原則とすることを考えてしまいますと、現在まだまだ市内にはこの介護予防活動、いきいきセルフケア教室に参加したほうがというような対象者の方もいるかもしれませんので、まず基本的には年度後半については、新しい方の参加を中心に考えて行きたいというところであります。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) 課長の言う趣旨もよく分かるんですけど、とにかくそれは、とりあえず6カ月やって、後は自宅で同じようにやっていって健康でいてくれたらと思う、もし悪くなったらもう一度相談してくださいということなんですが、現実に言いますと皆さんやっぱり一緒に楽しく、同じところでやるというのは楽しさもあるわけです。そういうことは要するに健康が増進する上で一つの副作用として非常に結果を出しているわけですけど、そういう中で今、週に2回、一事業所で。だから、ほかの日は空いておるわけ、もちろん予算が絡む話ですけれど、とりあえずスムーズに乗るまでに、要するに、もう1期できるような、あと空いた日にちもある、もちろん予算が絡みますけれど、そういうことができないかということなんですけど。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えします。 今年度後半のこのいきいきセルフケア教室の実施につきましては、開催の箇所数であるとか教室数についてのご質問でありましたけれども、まずは現在委託をしている事業所に、今年度後半についても効果的かつ効率的な教室運営をお願いをしているところであります。各事業所においては、現在その参加者の募集を行っておりますので、その応募状況を見ながら、また議員からもご配慮いただきましたけど、介護保険制度の中でこの事業に使える事業費の上限額がございますので、それらも勘案しながら今年度後半の事業実施については適切に判断していきたいと考えております。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) いろいろとそういうことで、要は、今、元気にせっかくなった方がやっぱり自宅でまた引きこもりみたいになるとなかなか一人ではやりにくいんで、そういう場を市のほうで作ったわけですから、なるべくそれを、もちろん予算が絡む話ですが、できるものであれば、最初は6カ月なんだけど、最初の人はもう1期までできるかどうかの話になりますけど、そうやっての延ばしてほしいというのをそういう中でやはり自立していくような方向で自宅でできるような方向になればいいかなと思っているんで、是非追加してできるように、そうやって皆さんが希望しているものですから、私からも是非検討していただきたいと思いまして、この質問を終わります。よろしくお願いします。 それと、先ほど言いましたように健康づくり応援教室というのがあるんですが、現在、実施事業所は1カ所だけですよね。利用状況はどうなんですか。昼ご飯と入浴込みだということですと事業所でしかできないと思うんですが、今後の参入予定とかはいかがですか。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) 秋國議員の質問にお答えいたします。 健康づくり応援教室も先ほどのいきいきセルフケア教室と同じく、平成27年度から開始をした介護予防教室であります。この健康づくり応援教室は、元気で自立した生活を続けていくために教室での交流や運動機能向上のための体操指導を1回4時間程度で月2回、6カ月間受けていただく教室であります。昼食代と入浴料などを含めて1回1,000円を自己負担していただいています。現在、武蔵町のクラシオテラス国東物語に委託して実施しており、参加者は9名であります。 今後の参入予定については、国東市社会福祉協議会が国見町で運営する、くにさきケアセンターたんぽぽにおいて10月から開始予定となっています。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) 一応、これも定員は15名なんですか。現在は9名ということで、なかなか参加される方が少ないようなんですが、その原因というのはどうなんでしょう。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えいたします。 今年度から開始をした教室ということで、なかなか対象者にこの教室の内容がうまく伝わっていないところもあるのかなと思うことと、もしかすると自己負担で1回1,000円をお願いしておりますので、そういったこともあるのか、もしかするとあるのかもしれないといったようなことが考えられると思います。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) 分かりました。先ほどのセルフケア教室を卒業した人も行こうとすればこれは行けるわけですか。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) 私どもの、今回この2つ、いきいきセルフケア教室と健康づくり応援教室の2つを同時に作った意図といたしましては、いずれも介護サービスを利用して健康状態がよくなって、介護サービスを卒業した方を想定している教室でありますが、その違いは、いきいきセルフケア教室についてはもう少し支援をさせていただければご自身でご自宅で健康づくりができるようになる方を想定している教室であるということ、一方、こちらの健康づくり応援教室についてはどうしてもどなたかからの支援を受け続ければ健康づくりはできるんだけれども、ご自身ではなかなかというような方を対象にということで、この2つの教室については性格づけをして分けているところであります。ですから、自己負担1,000円をいただく健康づくり応援教室については、6カ月の利用期間終了後においても、ご自宅の近くにサロンなどがないという方については、その必要が認められる場合は引き続き参加できる、この教室の利用ができるようにということで、卒業後の取り扱いについてはいきいきセルフケア教室と分けて考えているところであります。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) 分かりました。こちらのほうは続けてもできる、セルフケアのほうはできないということで、それを先ほど言いましたようにちょっと検討していただきたいということでお願いいたします。 それで、セルフケア教室を卒業した場合に、6カ月過ぎた場合に考えられているのは、週一元気アップ教室なんだろうと思うんですけど、行くとすれば。実施地域が現在見ますと非常に少ないですよね。実施地域の拡大には指導員の拡大が不可欠だと思うんですが、指導員の養成の状況はどうなんでしょうか。また、過疎地域では住まいがばらばらで離れていて実施場所に行く交通手段が問題になると思うんですが、その辺はどのように考えておられますか。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えいたします。 週一元気アップ教室は、住民主体により筋力アップや維持に効果がある体操を高齢者が容易に通える場所、近くの公民館などで週1回以上行う教室であります。現在、国東町の岩戸寺と富来、そして武蔵町の古市の3カ所で実施されています。 この教室は、運営だけでなく体操の指導も住民主体で行っていただく教室です。市では、この体操指導のリーダーとなる、さ吉くんで元気体操普及リーダーを養成するための講座をこれまでに2回開催し、96名養成したところです。 現在行われている3カ所の教室は、いずれもこのリーダーが中心となって、場所は自治公民館で行われています。参加者は徒歩や自家用車の乗り合わせなどにより通って教室が継続されているという現状です。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) 趣旨が非常によく分かりました。ただ、まだ3カ所ですよね。これの拡大をしないことには、みんないろんなところに行けないわけですが、その辺の拡大の予定というか、どのように規模が、何年経ったらこうなるとか、そういうのを考えておるのがあれば教えてください。 ○議長(木田憲治君) 高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長柳井孝則君) お答えします。 週一元気アップ教室の整備目標についてですが、このほど3月に策定をした第6期の介護保険事業計画においては、平成29年度末までに20カ所を立ち上げたいという目標を掲げて推進をしているところであります。 一方で、現在は3カ所でありますが、今年度の1回目のリーダー養成講座が終わりまして、現在各地区で今後の立ち上げ状況について意向を確認したところ、現在、私どものほうで年度内に立ち上がる見込みのあるところというところで、5カ所はお話を伺っているところであります。 以上です。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) いろいろとお聞きしましたけど、いずれにしても新たに始めた事業ですから、なかなかすぐ最初から100点満点というわけにはいかないと思います。しかし、今から、私も確かにそういう年代なんですが、高齢者が増えていきます。そういう中で健康寿命がより長くなるということが、次の長寿社会では最も重要なことですので、不足な点を補って、市民のみんなが利用できるような、そういう施設を作っていただいて、また切れ目のないような対策をしていただくことをお願いしまして質問を終わります。 それでは、次の質問をします。 現市庁舎の跡地の利用について質問します。 市庁舎は、来年4月には新庁舎に移転します。その後には現庁舎が解体されて、広い跡地のみが残ります。市の計画では、跡地は川に沿った建設課等が入っている建物は残し、書庫とし、他の建物は解体して更地にして職員のための駐車場にするということになっています。これ以外の利用方法というのは聞こえてきません。跡地活用でいろいろな検討はされなかったんでしょうか。 市長は、常日頃から市職員全体が政策集団だと言っております。その政策集団の中で地方創生のために市中心部にできた更地を活用することは何かできないかというような検討はできなかったんでしょうか。 地元の田深区でも危機感を持っていて、8月20日の回覧で田深区の振興についてみんなで検討しようと区民に呼びかけております。 参考までにその回覧の内容を言いますと「田深区の振興について、平成27年度をもって市役所及び消防署という大きな公共施設が田深区より移転します。このことは、田深区にとって大きな影響があるのではないかと危惧しています。市役所の跡地は川沿いの建物が一部残りますが、職員駐車場という大きな平地となります。この土地を使用してのイベントの開催、また空き建物を利用しての事業の展開等が考えられます。これからの田深区の振興について意見をお聞かせください」このような回覧を出して区民に呼びかけております。 通常、大きな公共施設が無くなるとき、無くなった後の地域の影響を検討すると思います。まして、無くなるのが市役所ですから、今回そういう検討はしなかったんでしょうか。現状は、現在の市役所は職員の出入り、市民の出入り、関係者の出入りと人の往来がにぎやかです。市役所前のバス停も便数が少ないにもかかわらず、バスが来る1時間くらい前からバスを待っています。市役所が無くなるとこの流れが一斉に無くなります。人の流れが完全に止まります。今後、訪れる人口減少社会に対応する上で鶴川、田深地区は新しい市役所を中心として国東市の中核になる地域だと思います。そこに職員の駐車場が無いからと、町のど真ん中に駐車場では今後の発展は厳しいと思います。 市長にお尋ねします。跡地が駐車場になったとき、田深川の川北地区の田深地区はどのようになると思いますか。跡地を地域活性化のために活用できないでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(木田憲治君) 政策企画課長。 ◆議員(9番秋國良二君) いや、市長にお尋ねします。 ○議長(木田憲治君) いいですか。市長。 ◎市長(三河明史君) 誰が回答しても同じですよ。 ◆議員(9番秋國良二君) いや、お尋ねします。 ◎市長(三河明史君) じゃあ、言いましょう。 ○議長(木田憲治君) 市長。 ◎市長(三河明史君) 秋國議員のご質問にお答えをしますけども、庁舎建設調査特別委員会でも報告いたしておりますように、当面の間、現庁舎跡地は職員駐車場及びアストくにさき第2駐車場として活用してまいります。 今後、新庁舎周辺の環境が変わり、別途駐車場が確保できる状況になれば駐車場以外の活用も考えられるんですけど、現状では駐車場の数が足りないので、それ以外の活用方法は今のところは考えておりません。 以上でございます。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) もちろん、今の市長の回答の中にありましたように、駐車場にしておるということは、いずれにしてもよく都市部でもあるんですが、ビルを倒したときに当面、活用できない間は、活用方法が決まらない間は駐車場にして活用するということはよくある話ですが、そのすぐという話じゃないんです。ただ、どう思われますか、市長。あそこの建物跡地じゃなくて、無くなって駐車場になりますよね。そうしたときに、田深川の北と南で人の行き来が無くなる、私はもう先ほど言いましたように無くなると思うんですが、その辺についてどのような対策があるかということを考えたことはないんでしょうか。 ○議長(木田憲治君) 三河市長。 ◎市長(三河明史君) まず、駐車場そのものが現状足りないわけです。今のアストホールのところに職員駐車場を作るわけにいきませんから。そうすると、今どうなるかといいますと、今持っているうちは、あそこの現本庁舎があるところ、あそこの土地がありますので、あそこは一部買収、一部は借りることになりますけど、建物を壊して、その後、職員駐車場として使いたい。職員にあそこから通ってもらうということになります。新たに土地を買うことはない、今のところはまだ、できるだけお金をかけたくありませんので、今のところは考えておりませんので、当面あそこは職員の駐車場でやっていくということになります。 地区をどうするかは、これは十分、田深地区の方たちと、地元の方どう考えているのか意見をお聞きしたいし、議員のお考えもお聞きしたいと思います。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) そういうことで、先ほどその田深区のほうもようやくその危機感を持ったものですから、回覧で呼びかけを始めたばかりですけど、そういうことで、今、私も考えておるのは、特にあそこで市役所が今度、河北のほうへ移りますと多分、田深川を渡っての人の流れというのはほとんど止まってしまうと思うんです、現状。私は思います、これは私の考えですから。ですから、それに対して、今は当面その駐車場が無いというわけですから、現在も今のところはどこかにとめているわけですよね、土地を借りておるのか知りませんけど、駐車場があるわけですよね、現在。不足してないわけです、どこかにとめているわけですよね。ですから、私は職員の駐車場につきましては、今は現状そうやってとめているわけですから、今のところでとめていただいて、要するに今からいろんなところの市営住宅が解体されていきます。そういうのを建てたときに順次追加していけばいいんじゃないかなと思っております。今の市役所の跡地、これについては、もちろん今すぐではございませんが、やはりあそこは隣の田深川、その田深川での親水、それから今度、公園も市のほうに寄附していただけるということです。あそこは国道に面した土地ですから、今の現庁舎が解体されますと相当広い土地になります。そうした場合に、市長は今、安岐地区で道の駅をいろいろと検討されておりますよね。そういう中で、私は逆に田深という地区にそういう施設を利用して、まちの駅を作れば非常に国道に面しておるし、いいんじゃないかな、そういう思いも持っております。これは私の一つの案でございますけど、そうやって、駐車場につきましては、職員の方にはあれですけれど、やはり町の今、人口減少、それからそういう中で地方創生といろいろささやかれている中で、やはり、あれだけの土地をいつまでも、駐車場にしていくというのは一つの寝かせているのと一緒だと思うんですが、いつまでもそういう状態でなくて、何かそういうことに使えるようにできないか、そのようなことを是非考えていただきたいと思うんですがいかがでしょう。 ○議長(木田憲治君) 市長。 ◎市長(三河明史君) 先ほどの回答で申し上げましたように、当面の間、現庁舎跡地は職員駐車場として使います。このように申し上げます。 それから、各種イベントがあったとき、土日が多いんですけども、そこに入らない場合は今の振興局のも借りていますけれども、場合によっては、土日ですから、職員の駐車がなければ、あそこを使うということも考えておりますが、例えばそういうのがなくて、空いておるときに例えば地区が使いたいということは貸すことも可能でしょう、この場合。だから、当面環境が変わらない限り、今のところは現庁舎跡地は職員駐車場として活用するということです。 もちろん職員も庁舎の近くがいいに決まっていますけども、なかなかそうはいかないので、お客さんを中心に考えますから、まずあそこのところは職員があそこに車を置いて本庁舎に通ってもらいたい、このように考えています。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) 市長の頭の中にも当面という言葉が出ましたので、いずれは何とかということはあるんだと思うんですが、市長に聞くんですが、ここにまちの駅とかは考えられませんか。 ○議長(木田憲治君) 三河市長。 ◎市長(三河明史君) 今のところ考えていません。広さそのものがバスが何台もとめられるかなるとどうかと思いますので、今のところはまだそこまで考えておりません。もし、駐車場が動くことになってあそこが空いたときに地元でやりたいとかあれば、そのときはまたご相談に応じますけど、今言った当面の間は駐車場しか今の段階では考えていない、こういうお答えしかありません。 ○議長(木田憲治君) 秋國君。 ◆議員(9番秋國良二君) 今、市長の現状の考え方はよく分かりました。ただ、議会もそうですけど、要するに行政だけにお願いするわけじゃないんですが、議会のほうも考えなければいけないと思うんですが、地方創生が言われている中でいかにその地域の宝を大切に使っていくかということが必要だと思うんです。せっかくできた広大な土地、しかも国道に面した国東市の中心部の一等地です。国東にとっては大きな宝物だと思っているんです。だから、それが現在はそういうことで、とりあえず市の駐車場が無いから使うということですが、将来的にどうやっていくかということをあそこをせっかく、あそこを何とかしないと、それを先ほど田深で考えることだと言いましたけど、これはやはり国東市としても鶴川、田深地区が市役所がせっかくあそこにできて、やっぱり一体にならないと活性化しないと私自身は思っておるものですから、何とか活用する方法を考えていただきたいと思います。 そういうことをお願いしまして、私の質問を終わります。是非よろしくお願いします。 ○議長(木田憲治君) 以上で、9番、秋國良二君の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(木田憲治君) 以上をもちまして、本日の議事日程は終了いたしました。 これにて散会いたします。午後1時47分散会──────────────────────────────...