国東市議会 > 2009-03-10 >
03月10日-04号

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  1. 国東市議会 2009-03-10
    03月10日-04号


    取得元: 国東市議会公式サイト
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    平成 21年 3月定例会(第1回)──────────────────────────────────────────平成21年 第1回(定例)国 東 市 議 会 会 議 録(第4日)                             平成21年3月10日(火曜日)──────────────────────────────────────────議事日程(第4号)                         平成21年3月10日 午前10時00分開議 日程第1 一般質問 日程第2 議案第76号 平成20年度国東市一般会計補正予算(第7号)──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問 日程第2 議案第76号 平成20年度国東市一般会計補正予算(第7号)──────────────────────────────出席議員(25名)1番 白石 德明        2番 唯有 幸明3番 木付 親次        4番 豊田 宏治5番 溝部 元生        6番 田口 易幸7番 堤 康二郎        9番 野田 忠治10番 綾部  敦        11番 元永 安行12番 安見  蔚        13番 宮永 英次14番 木田 憲治        15番 渡邉 俊樹16番 髙橋 正之        17番 吉松 京一18番 吉水 國人        19番 堀田 一則20番 松本 剛弘        21番 大谷 和義22番 丸小野宣康        23番 猪俣 俊雄24番 清國 仁士        25番 馬場 將郎26番 諸冨  忠                ──────────────────────────────欠席議員(1名)8番 後藤耕一郎                ──────────────────────────────欠  員(なし) ──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 竹下 正人        次長 河野 壽幸係長 村井 正彦                 ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長 …………………… 野田 侃生    副市長 ………………… 高木 正史総務部長 ……………… 清末 芳晴    企画部長 ……………… 溝井 浩二生活福祉部長 ………… 灘波 修一    産業商工部長 ………… 久保 信男土木建設部長 ………… 都留喜多男    消防長 ………………… 稙田 旨夫教育次長 ……………… 中野  茂    総務課長 ……………… 中野 哲男市民健康課長 ………… 佐藤 博章    農政課長 ……………… 成原 俊彦市民病院事務長 ……… 小川  進    財政課長 ……………… 江本 雅春商工観光課長 ………… 佐野 勝也    福祉事務所長 ………… 清原 和俊林業水産課長 ………… 西村 義典    建設課長 ……………… 佐藤 光義消防本部総務課長 …… 井門 豊彦                     ──────────────────────────────午前10時00分開会 ○議長(諸冨忠君) おはようございます。本日の出席は25名であります。 ただいまより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりでございます。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(諸冨忠君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順にまいります。 まず最初に、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) 皆さん、おはようございます。きのうに引き続き大変御苦労であります。 今回は、私は2点の質問をいたします。 まず1点目は、土地改良区についての質問であります。国東市は現在5つの土地改良区があります。圃場整備事業が昭和50年の前半から開始されました。この事業の償還についてでありますが、国・県で75%の補助金、残りの25%は旧町と受益者で折半、それぞれ12.5%ずつの償還となっていると思われます。町によって多少の若干の差があるかと思いますけど、いわゆる町の負担であります、この12.5%の償還が国東土地改良区にですね、毎年農林水産業費から支出されておりますが、実は既に国東土地改良区を除いたですね、4つの土地改良区は償還はほぼ終わっていると聞いているところであります。 そこでお尋ねいたしたいことがあります。国東の土地改良区には現在まで幾ら支払い、ことし支払う金額、そして残りがどのくらいまだあるのでしょうか。 さらに、旧国東町以外の安岐、武蔵、国見についての公費負担については、先ほど申しましたようにほぼ償還は終えておると聞きますが、12.5%の公費負担については旧国東町の償還方法と申しますか、それがよそのですね、町との違いがあったのではないだろうかと、今の支払い状況を見る限りにおいてはですね。そういうふうに私は推認せざるを得ません。 今日、国東市からかなりの金額が支出されていることについてですね、これは今、合併になりまして、4町で今税金の負担をしているといったようなことになっておりますので、そうした意味から思わぬ誤解を招いている声もですね、農家の関係者から聞くこともございます。私といたしましては、その中身をですね、十分やはり説明されてですね、誤解のないような納得いく説明が必要と思われますので、その点につきましての御説明をお願い申し上げます。 次に、消防の体制について消防長にお伺いをいたします。 日夜、人の生命、身体、財産を守る崇高な使命の業務をなされており、大変私ども感謝申し上げております。 現在、行財政改革等が行われておりますが、消防組織というのは特殊であります。人員等に支障がないか。それというのもですね、この職種は簡単に人員削減をされるような組織ではないと、このように私認識いたしておるとこであります。 そこで現在、本署、出張所を含めて総員何名かをお聞きいたしたいと思います。 次に、有事の際のことを考え、非番員の取り扱いでありますが、管外外出ですね、ここの国東市から外に出ると、こういった場合の管外外出の際の待機要員。さらにですね、外出届けなどを義務づけまして、人員が有事の際に確保できる状況にしているのか、その実態についてもお聞きをいたしたいと思います。 また、公費でですね、制服、作業衣などの貸与が出されておりますが、その貸与の支給の状況についてもお聞きしたいと思います。 警防業務の日常の勤務状況、さらに月1度の消防長の点検がありまして、消防長がその際、その都度ですね、どういったことを管理しているか、したことも消防長から御意見をお聞きしたいと思います。 そしてさらに、年に何度か職員例会というものを開いておりますが、これは諸訓にありますように、規律、厳正、迅速、確実、融和、協調のそうした精神のもとに諸訓が掲げられておりますが、職員例会というのは、融和、協調を堅持していくために、上下の意思疎通のため、特に例会は必要不可欠な会議であるとも思われます。 そのいろいろ出される問題につきまして、問題はないか、その点について伺います。 また、日常の訓練の成果が発表できる場が出初め式でありましたが、今日はですね、隊員のみの訓練成果は見ることはできましても、署員の成果は見る場がなかなかありません。どのような理由から、これが中止になったのか、その経緯についてお聞きしたいと思います。 あとは自席で再質問させていただきます。以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、野田市長。 ◎市長(野田侃生君) 10番、綾部議員の御質問にお答えいたします。 御質問の1、2とありますけれども、1の国東地区土地改良区の公費負担支払い状況についてでありますが、総括としてお答えして、あとは担当部長に答えさせます。 また、消防に体制につきましても、消防本部より答弁をさせます。 現在、国のほうでも農地の有効利用、減反政策の見直し等が議論されておりますけれども、今、国東市において、綾部議員の御指摘のとおり、旧4町より引き継ぎました土地改良区事業におきましては、その取り組みが地域間格差があったということは私も認識をいたしております。この御質問に関しましては、産業商工部長より答えさせます。そういうことでよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(諸冨忠君) 久保産業商工部長。 ◎産業商工部長久保信男君) それでは、10番、綾部議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 大きい1番の改良区の公費負担支払い状況であります。 まず、最初の改良区の12.5%の旧国東町の公費負担分、市が支出している額についてであります。 国東地区土地改良区12.5%の旧国東町の公費負担分を市が支出しております額ですが、土地改良償還助成として今年度9,085万3,476円となっております。それと先ほどありました今後の償還額であります。ことしの9,000万相当を含めまして平成29年が完納予定してありますから、この間が8億7,800万程度と、平成20年度含めて29年度までが8億7,800万程度と、ちょっと端数がこれつくと思いますが、そういう額になっております。 それから、他、国東地区以外との関係の御質問であります。県営圃場整備事業における地元負担金、事業費のこのケースは25%ですが、これの納入方法は旧国東町とその他の3町で大きく違っておりました。 その他の3町は受益者負担金、半分の12.5%は地元土地改良区や換地委員会償還計画を作成し、金融機関からの融資等を受けて市の負担金と合わせて地元分担金としたのに対しまして、旧国東町は受益者の負担金12.5%と町の負担金、同率の12.5%ですが──を、国東土地改良区は第1義務者となって、地元負担金として農林公庫、信用金庫から融資を受けまして県に納入しているため、市は償還計画に基づき国東土地改良区に償還をしているものでございます。 なお、この件につきましては、合併協議会において審議されているところでございます。 それから、小さい3番目の他地区との関係で誤解を招く支出ではないかという御質問でございます。 先ほど説明したとおり、国東土地改良償還助成金は、県営圃場整備事業において、旧国東町にかわり国東町土地改良区が第1義務者となって、本来旧国東町の支出すべき、町が支出すべき負担金相当額を農林公庫、信用金庫等から融資を受けたものに対するものであり、国東町土地改良区に対する運営の補助金には関係ありません。 以上、御回答いたします。 ○議長(諸冨忠君) 稙田消防長。 ◎消防長(稙田旨夫君) 10番の綾部議員の御質問でございます。消防体制について6点ほど御質問をいただいております。 まず、最初の第1番目の現在の総員は何名か、配置状況、また機具の配備状況についてどうなってるかとの御質問でございます。 現在、総員88名であります。その配置状況につきましては、本部職員は10名で、8名の消防吏員と2名の団及び庶務関係の事務吏員職員が勤務してございます。 また、本部要員としまして、通信専従の吏員が3名交代で当直勤務につき、通信指令係を実施しております。同じく本部要員の1名の者が大分県防災航空隊員、ヘリコプターでございますが──の職員として派遣してございます。残りの74名は出張所長が4名で毎日勤務として、残りの70名を各署所へそれぞれ配属し、3交代で当直勤務としてついてございます。 機具の配備状況につきましては、消防車が8台で、その内訳としまして、救助仕様車それと化学車各1台、通常のポンプ車は6台であります。救急車は4台で、その内訳につきましては、高規格救急車2台、これは国東と安岐に置いてございます。高規格救急仕様車1台、これは国見出張所に置いております。そして従来型の2B車1台、これは武蔵でございますが配置しております。そして姫島出張所患者搬送車、これは軽4のライトバンのワゴンでございますが1台配置してございます。本部に指揮車、査察車各1台。そして、その他の車両3台配備しておりまして、合計18台で運用してございます。 次に、2番目の制服、作業衣等の支給、貸与はどうなっているかの御質問でございます。 制服作業衣等の支給、貸与は、国東市消防吏員服制規則に沿って貸与を行っております。 制服につきましては、使用期限が8年となっており、貸与期限が来た職員55名について、平成20年度から22年度の3カ年計画で更新を行っております。 また、作業服、活動服でございますが、平成18年の国東市消防発足時に、背中の部分ですが、国東市消防本部とプリントされた活動服を貸与してございます。 この活動服の貸与期限は3年となっており、平成21年度に32名、22年度に32名の2カ年計画で更新を予定してございます。 次に、非番員の区域外外出の届け出はどうなってるかとの御質問でございますが、職員には、国東市消防職員服務規程第19条に基づき、管外への旅行の場合、私事旅行届け出を出させ、また区域内でありましても、連絡の困難な地域につきましては同じ届け出をさせてございます。非番日でありましても、職員にはある程度の拘束を持たせ、災害対応に備えてございます。 最近の傾向としまして、若い職員が多いことから、結婚式等、以前は市内で行われておりましたが、市外で実施する傾向が多くなっております。そうした場合、招待を受けた全職員が出席するのではなく、週休の職員のみが出席するなど、管内に勤務員以外の職員がいない状態などないよう、保安要員に確保万全をしておるところでございます。 次に、4番目の警防業務の主たる仕事の日常業務の内容はとの御質問でございます。 警防業務の日常の業務内容につきましては、国東市消防署組織に関する規定第6条に基づきまして、災害出動以外の勤務につきましては、年度初めに本部において1年間の業務計画を作成し、その計画に基づいて、それぞれ応じた分掌事務を各署所、係ごとに計画を立て、実施してございます。 また、分掌事務に基づきましたものを国東市消防職員服務規程第10条により、毎月の業務計画として、それぞれの署所、係ごとに作成をさせ、警防業務につかせ、地水利調査、住宅調査、その他各種訓練等警防業務に必要な仕事をさせてございます。 次に、5番目の職員例会は上司と部下の意思疎通のパイプ役であるが、どうなっているか、問題ないかとの御質問でございますが、4月と10月の年2回に各署所ごとに国東市消防職員服務規程第14条の規定に基づきまして、消防事務の周知と上意下達、下意具申の徹底を図り、あわせて融和、協調を期するために職員例会を実施してございます。その中で、職員からの意見等が提出された場合、十分審議をしまして、できることはできるとして、できないものは今後の検討課題として処理をしております。したがいまして、議員さんが御心配されております意思の疎通は十分できていると考えてございます。 次に、6番目の日ごろの訓練成果を見せる出初め式での登場が近年ないがどうなってるのかの御質問でございますが、消防団の出初め式でありますので、消防団の点検として理解して、予備消防は日ごろの訓練指導に当たらさせていただいております。 また、4町合併後に団事務が本部に移管されましてからも、国東市消防団出初め式として、訓練指導や会場の設営等の業務に従事してございます。 常備消防としましては、先ほど御質問のありました警防業務日常業務の内容の中で各署所ごとに必要な訓練を定期的に実施していますし、昨年まで実施を見合わせていました非番員全員による総合訓練を今年度から多量の新採用職員がありますことから部隊訓練の必要性があり、春、秋の2回に総合訓練を実施してございます。したがいまして、日頃の職員の訓練としましては、各所属ごとに勤務非番に訓練を定期的に実施していますことはもとより、出初め式での出動につきましては、出初め式での時間的なもの、また経費的な面で訓練の成果をお見せできていません。 以前ですと、発足当時47年ごろから何年間かは消防団の出初め式に参加させていただいていたわけでございますが、時間的なものがありまして、署単独でまた何年か実施しました。しかし、そうしたことを県下の消防本部の動向を調べましたところ、ほとんどの消防本部がそういうことは実施してなく、実施しておりましても、分列行進程度のちょっとしたことしかできておりませんので、余り訓練披露としての意味がないという現状でありますので、当消防本部も現在のところ参加してございません。 年度初めの市長訓示前に、市長による特別点検を本部職員、署所の非番員全員による人員姿勢、服装点検を受け、職員の士気を上げているところでございます。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) 10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) それでは再質問に入らせていただきます。 先ほど部長のほうから詳細にわたる説明があったんでございますけど、ことしのですね、21年度の予算には9,080万4,000円がですね、計上されております。そして昨年もですね、やはり同じ金額がですね、出ておるわけであります。ちょっとですね、私はこの気にかかっておりますのは、何でですね、通常ならばですね、こう一般論といたしまして、旧国東町がお金がなければですね、直接私は起債を起こしましてすればよいものをですね、何か土地改良区をですね、町、12.5%の公費負担と、そして受益者負担の12.5%、これを一緒にですね、合わして借ってるんだと、借りてるんだといったような説明なんですけど、このですね、だから借り方そのものがですね、どうしても何か一般論的な考え方に思えんのですけど、その点について、副市長は事務的専門家のようでございますけど、どういうもんなんですかね。そこのところの御説明をお願いいたしたいです。 ○議長(諸冨忠君) 高木副市長。 ◎副市長(高木正史君) 旧町でですね、12.5%は町が払うもので、それに払う方法としては、起債あるいは一般財源という方法があったと思うんですが、旧町の場合は土地改良区に銀行からお金を借りてもらって、そこから支払ったというシステムで、別に制度的にはおかしくないとは思っております。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) ところがですね、私がこの予算書を見ると、これはいわゆる助成金と、こうなっとんるんですよ。償還金じゃないんですよね。この償還助成金となってます。これが私も何かちょっと気にかかるなと。こういうことで、私は国語辞典をね、引いてみたんですよ。そしたらですね、借金を返還し、事業する事業主の完成を助けるお金と、助けるお金なんです。ところが借りてるお金をですね、返すんでしょ。なのに何でずっとこの予算書には助成金とこういうようなことになっとる。だれを助けるんですかね。ここんところが私はちょっと不可解なとこなんですけど、そこんところを。 ○議長(諸冨忠君) はい、高木副市長。 ◎副市長(高木正史君) これは過去のいきさつでそうなっとるんと思いますけれども、これは後でちょっと検討はしますけど、負担金が、市が持つ負担金が正しいんではなかろうかと思っております。助成ではないと思っております。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。
    ◆議員(綾部敦君) これをだから、市長が、私は、副市長が悪いっちゅうんじゃないですよ。これ恐らく合併した時点で、こうした助成金と。こういう助成金ということを書いちょれば、これ非常に誤解を生むわけなんですよね。要するに、12.5%の受益者負担もミックスした借り方しちょって、それを助成しとるのだと、こういうふうな見方にこの予算書はとれるわけですよ。だから私はそこんところをですね、よくよく私は検討をしていただきたいとこう思っております。 それからですね、補正予算書ですね、平成20年度の補正予算書の中に、損失補償というのが出てきておりますですよね。それで、私は受益者が何年かにわたってですね、これをこの人は払うことはできないと、こういった場合に、私は損失補償をですね、しているもんだと、こういうふうに思いますけど、その損失補償をしてからですね、これはやはりいわゆる抵当権ですね。こうしたものを私はやはり国東市が損をせんためにですね、私は抵当権の設定をすべきだと、こういうふうに私は考えますけど、実際ところ、抵当権は設定しているのかどうかということですね。 ○議長(諸冨忠君) 久保産業商工部長。 ◎産業商工部長久保信男君) 10番議員にお答えをいたします。損失補償を予算負担してますが、市として抵当権の設定をしておりません。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) 今、抵当権の設定してないと。つまりですね、当時、この事業をやろうとしたときにですね、これは必ず払ってくれるっちゅうようなですね、これ保障はないわけですよね。相手方にしてみれば、払えないと。そういうあれが出てくるわけですよね。それで現在そういう状況が出てきてるんですから、私は速やかにそうした抵当権をですね、私は設定すべきだと、こういうふうに思います。 武蔵の場合はですね、土地改良区を運営するために経常的な賦課金ですね、これを常に個人負担が終わっちょる方から、まだ取り上げるのですよ。それをね、徴収してるんですよ。それで、今言うた損失補償を武蔵はすべき人をですね、やらなくてですね、特別賦課金ちゅうんですかね、それを補てんするために、特別賦課金を徴収してですね、そういうその償還にあてると。それで武蔵は言ってみればですね、補助金が55万円と非常に安いわけなんですよね。その中で非常に苦労しておるわけです。それで、その目的をですね、私はちょっと尋ねてみましたらですね、早目に終わらせて、美しく早いうちに解散したいと、こういうふうな意向がですね、あるわけなんです。私はこれがやはり健全な策だと、こういうふうに思うわけです。 しかしながら、こうした損失補償ですね、それは民事上のことになりますし、これはいつまでも泥沼に足を突っ込んだようなもので、経常賦課金はですね、その運営するためには、これは次から次にですね、解決しない間はこれは解散できないんですよ。解散できなきゃいつまでたってもそんなことなるわけです。だから、どういった解決方法をですね、私は探ればいいんかということを、もうちょっと私は詰んだ話を土地改良区の中でですね、補助金も出してるんですからね、私はすべきだとこういうふうに思います。 そして、もう1点なんでございますけど……。まあ、そういったですね、ところがあります。だから、それをですね、もうちょっと深みを持ってですね、議論をしていただいて。 それから、国東の土地改良区の補助金なんでございますけど、運営補助金と、ここだけちょっと違うんですよね。いわゆる国東の土地改良区はですね。経常の賦課金が徴収しよらんのですか。そこのところちょっとお尋ねいたしたい。どっちでも結構です。 ○議長(諸冨忠君) どっちかね。 ◆議員(綾部敦君) 久保部長でいいでしょ。 ○議長(諸冨忠君) はい、久保部長。 ◎産業商工部長久保信男君) ちょっとその件については資料を持ち合わせておりませんので、また御回答いたしたいと思います。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) そこんところはちょっと違いますので、どういった内容になるかですね、資料をですね、提出をしていただきたいと思います。 これは合併になって、みんなで持ち合うちゅうような形になっております。これはもう合併した以上、これはやむを得ないことでございますので、極力ですね、不公平が起こらないような方法を今後とっていただきたいとこのよう◎に思っております。(発言する声あり)はい、どうぞ。 ○議長(諸冨忠君) 高木副市長。 ◎副市長(高木正史君) 国東の場合ですね、経常賦課金で田んぼが10アール当たり1,400円、畑が10アール当たり500円徴収をしてございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) 経常賦課金をとっておるわりには、運営費が非常に600何十万ですか、643万5,000円ですね、出しておるんですけど。各土地改良区に補助金を出してる根拠的なものをですね、これがちょっと私もよくわからんのですけど、その点わかれば、ひとつ御説明を。 ○議長(諸冨忠君) 高木副市長。 ◎副市長(高木正史君) これは旧町からの引き継ぎで、細かいことは承知をいたしておりませんけれども、国東町の場合職員が2人おりますんで、その人件費に当たるということで600万になったんではなかろうかと思っております。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) 武蔵の場合は1人ですね、おるわけなんです。1人おっちょって55万円ちゅうようなね。率から見ただけじゃおかしいような気もいたします。だからそういったですね、全体で持ち合ってるんですからね、今大きな借金の運営についてはですね、じゃから補助金の件につきましては、どっこもね、大体平均して、これで行かれるんじゃないかちゅうようなですね、私は、線のまた模索をしていただきたいと、こう思います。 市長、最後にどうですか。そこんところをよく考えていただけますか。 ○議長(諸冨忠君) はい、野田市長。 ◎市長(野田侃生君) 綾部議員の御質問にお答えします。 市内では、旧町より引き継いだ事業がたくさんありまして、逐一、年次を追って平準化に努めております。 その中でやはり、この土地改良区の問題はですね、非常に喫緊であるということは間違いないんですけども、やはり組合員の方々、それから役員の方々、高齢化してますんでね、早いうちにやっぱり各組織の方と話し合いながら、できる限りの平準化をやっていかないかんと考えております。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) こうした事業ちゅうのは非常に難しいもんでございます。これ私の持論でございますけど、私よく統計学をですね、勉強してるんでございますけど、3対3対3の原理があるんですよ。それで、その3人はですね、必ず返済するんですよ。そして、もう1人の3人は何とか返済すると、ね。そして、もう1人の3人は返済を渋るわけなんです。最後の3人のうちの1人がですね、払わないんですよ。ね。もう、これがもう世の中の原理なっちょるんですよ。だから、今後またこうした施策を起こすときには、十分それらを気をつけてですね、やっていただきたいと、こういうふうに思います。 次に移ります。 実は、消防の消防長のほうにお伺いいたします。現在の総員は何名かっちゅうことで、88名と。なぜ私がこうした内容をですね、聞いたかと申しますと、いわゆる今行革の中で、消防は人数を削減されるようなことはないと思いますけど、各出張所ですね、各出張所が大変、勤務状況が大変じゃっていうような話も聞くわけでございます。それで、消防車1台につきましてですね、これは消防力の基準というのがありますはね、何人1台に積載しなければならないのかという基準があると思うんですよ。その積載基準について、ちょっとお伺いいたしたいです。 ○議長(諸冨忠君) 稙田消防長。 ◎消防長(稙田旨夫君) 自席から失礼します。消防力の整備指針、新しく今度17年に改正されたわけでございます。改正されてから人員が変わったということでございません。消防車1台には5名が基準となっております。しかし、動力ホースカー当たりをした場合は4名に減じることができるということになっておりますが、当消防本部では、ホースカーはありますが、人力のホースカーでありますので、原則基本は5名が基本でございます。 以上です。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) 実際ところ、消防力の基準に満たしてない状況ですわね。その中でやはり一生懸命ですね、私、火災の鎮圧に向かっている。大変私も御苦労であると思います。こういった意味から、なるべく人員の確保についてはですね、やはり私は、そうしたものをそれ以下に落とさんように、私は堅持すべきであると、こういうふうに思っております。 そして、またですね、合理的な方法といたしまして、今、安岐と武蔵が旧町の関係で、武蔵に絶対なくちゃいかん、安岐に絶対なくちゃいかんちゅうようなことで、各町に1つずつ出張所がありますけど、やはり私はそうした面から考えてですね、合理的にやるとすれば、将来やはり合併等すれば、大分私は変わってくるんじゃないかと思うんですけど。もし合併になったときの、いわゆる人員配置等ですね、合併したほうが楽なのか、どうなのかっちゅうところですね。そこんとこはどうなんですかね。 ○議長(諸冨忠君) 稙田消防長。 ◎消防長(稙田旨夫君) 10番議員さんの御質問でございます。 今現在、安岐と武蔵、各ところに出張所がございます。安岐は16名体制、武蔵は10名体制でやっております。武蔵の場合は、消防車、救急車ありますが、完全乗換方式で実施しております。それを1つに統合するということになりますと、そこ辺で何らかの人員が減ってくると思いますが、その人員も、やはり保有車両によって変わってきますので、一概には言えません。行革の枠にはめてすれば、減そうと思えば減す分ができますが、余り減した場合、住民サービスが低下するということになってくるかと思っております。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) いえいえ。ちょっと質問の内容が悪かったのかなあ。そういうことやなくて、そのほうがですね、今の現体制においてですね、いいのか悪いのかね、そこ、ちょっと聞いたんですよ。合併したほうがですね。効果的なのかどうかっちゅうことを聞いた。人員が減らすとか減らさんとかいう問題じゃなくてですね。そこんとこどうなんですか。 ○議長(諸冨忠君) 稙田消防長。 ◎消防長(稙田旨夫君) 10番議員さんの御質問でございますが、現在のところ、2つあれば、その地域にある住民の方は大変便宜性があるかと思います。それを1つにした場合、やはりメリットデメリットはどちらの住民の方にも出てくると思います。うちとしましては、現在のところ大分空港抱えております関係上から、整備指針の中で特別救助隊を編成しなければならないところでございます。しかし、そこ辺はちょっと今のところ付議されておりませんが、合併、統合された場合は、そういった人員も、兼務制でありますが、そういうところも出てくるのではないかと思っております。したがいまして、議員さんの御質問のとおり、合併したらよいのか悪いのかということは、メリットデメリット両方を兼ね備えたことになろうかと思っております。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) わかりました。次にまいりたいと思います。 制服、作業衣等の支給の貸与はどうなってるのかちゅうことでですね。期間を置いてですね、制服、作業衣を支給してるというような内容のことでございます。 以前ですね、日勤者は制服がたくさん要ると、日常たくさん使いますからね。しかしながら、恪勤者におきましては、作業衣ですね、いつもその作業衣を着ちょるわけですよね。制服を着る期間ちゅうのは、消防長点検とか、そういう特殊な時だけにしか着らないわけですよね。だから制服が長持ちするわけですね。しかしながら、作業衣ちゅうのは、減ると。しがたって、そうした使わないものがですね、押入れの中に眠っちょってですね、そして、これ売ったらいいんじゃないかっちゅうようなぐらいですね、たまっちょったっていうような話も聞くんですけど、そうしたことをですね、やはり私は、作業着がたくさん要る人は、そのお金と同等のね、貸与のあれによって、たくさんね、作業着を支給すればいいしですね、そうした柔軟な、いわゆる支給方法というのは、現在とられているのかどうかっちゅうことをちょっとお聞きいたします。 ○議長(諸冨忠君) 稙田消防長。 ◎消防長(稙田旨夫君) 10番議員さんの御質問でございますが、今、議員さんが申されましたように、ようけあるから売ったらよかろうかちゅうようなことは一切ございません。やはり、日勤者はやはり制服勤務が多ございますので、やはり制服が必要になるところがございます。勤務員、当直員につきますと、やはり現場活動等ありますので、作業着が必要になってきます。したがいまして、そこで悪くなった分については、申し出れば貸与するようになっておりますので、そういったところで今のところやっております。 規定どおり規則どおりの貸与期限で支給することが1番職員とすれば望ましいことかと思いますが、御承知のとおり、今の御時世でございます。行革等いろいろあわせまして、すべてをそのとおりやれるということはできておりませんので、職員もそこを十分理解していただいております。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) 売るほど支給はしてないと申すんですから、それもそれでいいでしょう。 それでですね、次に移りますけど、非番員の区域外外出の届けは行われているかと。これはきちんと有事の際に備えて、それはなってると、こういった回答でございました。 これはですね、届けをですね、そうしたものは広くされておられるんですか。届けの用紙ですね。これはここへ行きますよっていう、外出届けちゅうのはやられるわけですかね。何か、証拠として残っちょるんですかね。 ○議長(諸冨忠君) 稙田消防長。 ◎消防長(稙田旨夫君) 10番議員さんの御質問でございますが、従前はペーパーで提出をさせておりました。しかし、紙代がちょっと節約ということで、それと現在、本部において、通信指令係という担当が専属がおりますので、そこで電話できちんと黒板のほうに掲示をして、何時から何時まで、どこそこに行くということをしてございます。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) なかなかの行革のようでございます。非常にペーパーがもったいないちゅうて。黒板のほうが安いですわね。とにかく、黒板のを消さないようにですね、しちょっていただきたいと思います。 4番でございますけど、警防業務の主たる仕事の日常の業務内容につきまして、計画的なものが策定されて、その業務をやってると、こういった内容でございましたけど、以前ですね、レンジャー訓練ですね、救助訓練、これが10年ほど前から非常に熱が入って、一生懸命朝から晩までですね、やっているというような姿も私も見たことはございます。 その点ですね、私は、ああいうことばかりをやればですね、やるちゅうことは、私は悪いと言っとるんじゃないんですけね、やはり日ごろ回ります水利調査ですね、水利がどこにあるかとかですね、有事の際はどこに吸管をつけて、そして吸水をしてやるかといったような、こうした訓練がですね、ほだらになってるんじゃないかというような、そうした、私は、ことを思ってこの質問したわけでございます。 その当時ですね、実は、鶴川の二豊スタジオさんですかね、そこが焼けましてですね、そのときの失敗談をお宅の署員から私は聞いたわけでございますけど、消火栓がですね、そこの消火栓は右ねじ、左ねじ、回す方向が違ったと。そして火事場のばか力っちゅうんでしょうかね。ねじ切ったらですね、反対方向にやったらですね、もうこれで、ちょっと消火栓は使えなくなったと。その次の段階に、それじゃあその隣に池があるからと、池の水路の中に吸水管をほたりこみましたらですね、結構泥がありまして、その泥の中に吸水管の頭がですね、ドジョウみたいに入りましてね、そしてその後、吸い上げようと思ったら、エンジンがキャビテーション起こしましてね、いよいよそれは水が出ないことなったと。それで第2出動隊が出て、そして、ここの池は泥があると、そういうことで下にシートか何かほたり込んで、その上に吸水管を置いて吸水を始めたと。それでその当時ですね、そういう失敗談があったんでございますけど、私は、やはり偏ったですね、いわゆる訓練、いわゆるいろいろな警防業務だとですね、こうした失敗もあると。そして先般の一般質問で、清國議員さんから、寺山のですね、火災の余りよくなかった件がですね、言われておりましたけど、私はだからもうちょっと体を動かしてですね、それで、ここにはどうしたもんがあるんだと。それで有事の際には、頭じゃなくて体のほうが動いて消火活動ができるといったですね、こうした私は警防業務が最もふさわしいんじゃないかと、こういうふうに思うんですけど、消防長、そこんところどうですか。 ○議長(諸冨忠君) 稙田消防長。 ◎消防長(稙田旨夫君) 10番、綾部議員さんの御質問でございます。 議員さんも経験者でご存じのとおりでございます。レンジャー訓練につきましては、現在のところ、2月、3月自主的に実施しております。それも各本部全体から12名ほどの希望者が実施しております。それも1日中ということではございません。片昼のみで実施しております。それ以外の時間につきましては、地水利調査等、本分であります通常の点検、それから違う訓練等も実施してございますので、先ほど議員さんが申しました、過去のそういう失敗談、そういったところを十分踏まえて、そういうことのないように取り組んでおるところでございます。 それと前の寺山の火事の件で御質問がありまして、私も回答させていただきました。やはり、現在のところ若い職員が多いところでございますから、大変私も心配してるところでございますが、心配ばかりしとったら、先に進みません。職員にまず教えるということが1番大事だと思いますので、そこら辺を先輩職員がきちんと教育をしてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) こうした有事の際の問題ちゅうのは、結果よければすべてよしですからね。そういうことですから、日頃からですね、そうした訓練で研鑽されるようにですね、お願いを申し上げます。 次に、職員例会についてでございますが、これは、私もあなたも一緒の融和、協調精神と、こういうふうに先ほど御答弁されておりましたけど、まさしく私はそうだと思います。上司がですね、嫌だとね、火事場の中へ蹴りこんじゃろうかっちゅうようなね、こうしたような気持ちも起こってくるわけです。 それで職員例会というのは、非常にいわゆる上と下のですね、私は、意思疎通を図らねばならん、ね、私は会議であると、こういうふうに思っております。 それで先般ですね、私は国見の出張所にちょっと寄りましたら、いわゆる日除けのブラインドですね、ブラインドが悪いと。しかしながら、幾ら、もう何十回その職員例会で言ったって、なかなかそれを改善してくれんと。何で、これブラインドだめなのって言ったら、ブラインド動かんのですよね。それで動かん物をね、いつまででも、何十年もね、天然記念物のように持っちょってもね、これはしょうがないじゃないかと。そしたら、これ変えてくれんのじゃって、こう言うんですよね。職員例会で何回も言っても変えてくれんと。それで私は、これは議会に出すようなこっちゃないですけど、何かの機会があればですね、言っておきましょうと、こういう話であったんでございます。 そして、またさらに、これは3年ぐらい前になるんですけど、福利厚生費ですね、福利の厚生費が結局いわゆる事務費などにね、コンピューター買ったんか、何か知りませんけど、何かそうしたものに使用されて、いわゆる職員の福利厚生費なんか、そういうものに使われているんだと、こういったような話があって、私は当時の消防長に聞きましたら、そうなんですと、そういうふうにお答えしましたけど。やはりですね、私は職員例会でですね、やはりそうした話の意思疎通を図っていなければ、こうした問題も出てくるわけです。 ですから、私は、そうしたもんも含めての話し合いをしていただきたいと思いますけど、消防長の考えはどうなんですかね。そこんところ。 ○議長(諸冨忠君) 稙田消防長。 ◎消防長(稙田旨夫君) 10番議員さんから、大変ありがたい御言葉をいただいております。 職員とはそういったところで十分意見を吸い上げて、できることは十分実施していきたいと考えております。国見のブラインドにつきましては、予算化十分しております。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、10番、綾部敦君。 ◆議員(綾部敦君) 予算化してるというような話でありますけど、市長、またよろしくお願い申し上げます。すいません。 次でございますが、最後でございます。 日頃の訓練成果を見せる出初め式ですね、これには参加しておりませんけど、総合訓練ですね、これを実施しようかと、こういうようなことでございます。 先ほどから私が言っておりますけど、体を動かさずにですね、いわゆる机上だけで、いわゆる訓練の絵図ばかりを書いてですね、そしてこれをいわゆる訓練だと、こういうようなことっちゅうのはですね、なかなか火事場の現場に行ったときは、これは慌てておってですね、体動かんですよ。頭も動かんのですよ。それで失敗する傾向が多いと、こういうようなことのようでございます。これは、消防というのは、私は、職人技とですね、一緒やと思います。百錬自得といいますか、100回ですね、同じことをやっちょればですね、間違うことはないと。こういうような私は認識でおります。したがいまして、ぜひとも、今後とも総合訓練をですね、十分実施されて、市民の期待に応えるようですね、ひとつ御努力をしていただきたいとこういうふうに思います。 もうこれは時間がまいりましてですね、回答は要りません。ええ。それで一応私の質問を終了させていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(諸冨忠君) 以上で、10番、綾部敦君の質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(諸冨忠君) 次に、22番、丸小野宣康君。 ◆議員(丸小野宣康君) 22番、丸小野です。国東市が発足してから、私が行った一般質問事項について、その後、どのような対応をしたのかについて質問をしたいと思います。 まず最初に、荒廃みかん園についてですが、市内全域で総事業費47億4,000万円、総面積1,224ヘクタールで事業を開始いたしましたが、ほとんどの農家が利益を上げないまま放置しました。その面積が約1,000ヘクタールです。あれから既に20年から30年以上を経過しているが、いまだ荒廃したままでございます。自分の土地でもありますが、自由に売ることもできないというような状況で、そのままでございます。今後の取り組みとして、前回の一般質問のときには、土地改良区、農業委員会等と協議検討するとのことでありましたが、その結果について伺いたいと思います。 また、地目の変更、農業振興地域除外の問題、それから課税の問題、有効利用策として、現在、カボス、オリーブを推奨しておりますが、その植栽、実績並びに今後の計画についても伺いたいと思います。 最近、大手企業による大規模なカボス団地が造成されております。これまで植えた小規模農家のカボス農家に対して、価格の暴落並びに経営悪化が心配されますが、それについては、どのようにお考えか。 オリーブの加工施設と並びに販売の計画はどのようにしておるか。 次に、防災行政無線の運用マニュアルについてですが、前回のときには、早急に整備するとのことでありましたが、その後どう整備できたのか伺いたいと思います。 次に、河川・道路の草刈り事業についてですが、一部の区は草刈りを実施していないとのことでありますが、どのような対策をして、現在草刈りを行っているのか。区以外で行っている団体の数についてもお聞きしたいと思いますし、契約の方法や契約金額はどのようにして契約しているのか。 次に、国道の草刈り作業についてですが、道路敷地の法面全体の草刈りを何年かに一度行っていただきたいと思いますが、それについては、現在法面の路肩から1メーターほど草刈りを年に1度ないし2度行っておりますが、それから下の水田まですべて県の道路敷地ですが、それは全然草刈りを行っておりません。隣接した水田、畑等の方々は大変迷惑をしております。そこで、3年に1回でも、その日頃切らない道路敷地の草刈りをしていただきたいと思います。大変急で、高齢化の中、そのところを切ることはできません。景観も悪いし、ごみ捨ての場所ともなっております。 次に、雨季になると道路上の木々が垂れ下がり、現在大型バスが213号線もかなり通るようになりました。車高の高い。それが雨が降った後なんかなると、木が道路上に垂れ下がって、大型バスの通行に支障になっております。これについても、配慮願いたいと思います。 そして次に、通学路の歩道についてもですが、1年に1回ぐらい草刈る程度ですので、子どもの通学に大変支障を来しております。マムシ等の被害も心配されますので、これについては、常に目を光らせておいていただきたいと思います。 それから、市道の側溝の問題ですが、雨季に入る前に、一度この側溝の調査、また側溝の詰まっているところの整備をする必要があるのではないかと思っております。かなりあちらこちらで側溝が詰まっており、将来的に大雨降ったときには水害の恐れ、また路面を痛める恐れがあると思います。 次に、シイタケの振興についてですが、当市では2年連続大臣賞を受賞しており、大変喜んでいるところですが、高齢化と後継者不足で、年に、生産者並びに生産量が減少しているんではないかと思っております。 シイタケ生産の振興対策については、さきの一般質問のときには、労働力の省力化と生産コストの縮減を図り、生産量の拡大と所得の向上を推進するとのことでありましたが、その対応並びに成果について伺いたいと思います。 次に、市有林の保護管理について質問したいと思いますが、これにつきましては、前回の質問のときに、調査をして、その結果管理をしていくという返事があり、森林組合のほうに委託して調査を行ったと思いますし、その結果が出たと思います。 今後、どのように管理していくのか、また作業計画の策定は行っているのか、その辺を聞きたいと思います。 そして、伐期の来たクヌギ林の面積並びに販売する計画はあるのかどうか。 そして、緊急に間伐を要する面積並びに計画についてもお聞きしたいし、また雑木林地等の新植の計画、分収造林等になろうかと思いますが、新植計画はあるのかどうか。そのどっちの点についても、お聞きしたいと思います。 次に、非常備消防の組織改革は、1消防団、17分団、40部の編成で進めているとのことでありましたが、その後の経過について伺いたいと思います。 組織図、また区よりの報償と待遇関係が同じ分団内でも区により差があるのではないかと思います。そういう体制の一本化というか、市内全域の統一をどうしているのか、その辺を聞きたいと思います。 また、完全に体制が整うのはいつごろか。そして現在、なかなか消防団員が市内から外、市外のほうに仕事に行っている方がなかなか多い時期になりました。そういうところで、消防応援隊の組織づくりの考えはないか、その辺もお聞きしたと思います。 また、町ごとの団員定数並びに現在の登録団員の数についても、お聞きしたいと思います。 そして、その非常備消防の定数の見直しは行うのかどうか、その辺についてもお聞きしたいと思います。 次に、危険ため池の改修に伴う地元負担金の軽減策について質問しておりましたが、先日の全員協議会で詳細に説明がありましたので、ここでは取り下げますが、引き続き市長会等を通じて、地元負担金の軽減について、国に要請していっていただきたいと思います。 次に、ヒノキ林の保護管理と有害駆除事業については、何度となく質問し、その都度いろいろと回答をいただきましたが、シカによる被害は年々増加をしています。 被害防止対策についてはいろいろな補助事業がありますが、市民にわかりやすく周知徹底しているのか、また職員は詳細にすべてを把握しているのか、その辺お聞きしたいと思います。 また、前回質問した1回当たりの駆除申請期間が現在は30日ですが、これを60日に延長すれば、事務の簡素化にもなるし、申請者の事務軽減にもなるんではないかと思います。また、防護ネット設置の推進、駆除事業の推進、それから狩猟期間内でもシカの捕獲報奨金を交付したらどうかということも聞きたいと思います。 これについては、現在狩猟期間内でもなかなか肉が処分できないというようなあれもあるので、狩猟期間内にわざわざ獲るような人も余り減ったんではないかと思っております。そういうことで、年間を通じて、この捕獲奨励金を交付したらどうかと私は思います。 また、わな、それから捕獲機等への補助金の交付はできないものか、その点についてもお聞きしたいと思います。 それから、シカ肉等の加工施設を国見のほうにつくるということで予算計上しておりましたが、その加工施設についての詳細に御説明を願いたいと思います。どのような施設か、また事業費、それからグループで加工するのか、シカ等を狩猟者から今後仕入れをするのか、その辺も聞きたいと思います。 以上でございます。大変数が多いですから、簡潔に御回答願いたいと思います。 ○議長(諸冨忠君) はい、野田市長。 ◎市長(野田侃生君) 22番、丸小野議員の御質問にお答えいたします。 議員さんがおっしゃっていましたように、質問は過去の一般質問に対する現在の市の取り組み、進捗状況についての質問と理解しておりますので、1から7を除いた8まで、担当部局より説明をさせます。 ただ、大枠に対しまして、少し私から御質問にお答えいたします。 荒廃園みかんの有効利用対策ということですが、現在皆さんご存じように、上小原地区でカボス団地20ヘクタールが開墾し、今もうカボスの植栽が始まっております。非常にありがたく思っております。また、オリーブは、去年、別府の方が来られて、息子さんが一生懸命小豆島で農業大学を出てやっております。こういう方々を含めて、みかんの荒廃園の跡地利用に入っていただくというような状況にもなっております。 ただ、全体のですね、この第1種農地になっておりますみかんの荒廃園につきましてはですね、今、国のほうで地方分権改革推進委員会が勧告を行っております。去年の10月に第2次勧告が上程されまして、ことし中に第3次勧告を政府に上程して、政府はそれを踏まえて法案化するという段取りなっておりますけども、皆さんご存じのように、霞ヶ関の官僚は頑として縦に首を振らないような状態で、どこまで実効性のある改革案が出るか、非常に心配しているところであります。 そういう中でですね、地方分権と絡めてですね、今からやはり……。ただですね、農地法の抜本的改革っていうのは、これ非常に難しくてですね、霞が関が1番反対するのはこの点なんです。これだけは絶対に譲れないと、日本国土のことは農林水産省は絶対に手放さないというような状況の中でですね、どういうふうに変わっていくか。これはやはり地方分権、県なり、市にですね、下りてこないと、この第1種農地の改革っていうのは、大変な難しい問題と思いますけども、今申しますように、カボスとかですね、そういうものがですね、県の補助金の中で進出してくれば、多少は緩和されるんじゃないかと思ってますけども、広大な敷地のことでありますんで、なかなか市としても苦慮してるとこであります。 それからですね、防災無線の運用マニュアルはということですが、これ非常に利用価値が高くですね、今後とも運用をですね、幅広く広報手段としてやっていきたいと考えております。 それから、シイタケ生産の振興対策でありますけども、現在、非常にいい状況で、1月の入札の平均価格は4,400円ということで、非常によい値段で推移をいたしております。現在、唯一の儲かるブランド品であると認識をいたしておりますけれども、やはり議員さんのおっしゃるとおり、高齢化が非常に進んでいる。私が非常に心配してるのは、これだけ今値段的に非常にいい値段で推移してる中でですね、高齢化が防げないというのが、私としても非常に大変なことだというふうに認識しておりますし、ただ去年はですね、やめた方と新規に就農した方の人数がプラスマイナスゼロということで、少しふえておるんですけども、私も現場等いろいろ回っておりますけど、やはり農業生産ていうのは、非常に過重労働のことがありますので、その辺をどういうふうにしていくかっていうのは非常に難しい問題で、何とか出口を探さなきゃなというふうに思っておりますし、そういう時期に来てると考えております。 それから3番の河川・道路、これは担当部局からお話が出ると思いますけども、私も、振興局、土木、県の土木にお願いして、今から一緒に対策を立てていこうというふうに考えておるとこであります。 詳しくは、詳細は担当部課より説明をさせます。 ○議長(諸冨忠君) はい、産業商工部長。 ◎産業商工部長久保信男君) それでは、22番、丸小野議員さんの御質問であります。 一般質問に対するその後の対応の中の1番、4番、7番について、私のほうからお答えをいたしたいと思います。 荒廃みかん園の有効利用対策はということでございます。平成20年10月20日から11月10日にかけまして、耕作放棄地の調査を行っております。その結果、農地面積6,064ヘクタールのうち2,096ヘクタールが耕作放棄地となっており、そのうち1,893ヘクタールが既に山林化となっております。 この土地については、農業委員会が、今月から12月にかけまして、農地、非農地判定を現地に出向いて調査をいたします。非農地にということに判定がされれば、地主に非農地通知を行います。地主はそれをもとに法務局のほうで種目変更の手続きができるとそういうことになっております。昨年から調査を進めた部分の最終的な判断をする段階に農業委員会としてなっていると、そういうことであります。 みかん園の有効利用の事例なんですが、企業参入によるカボス、オリーブの栽培があります。現在、パイロット園での活用利用ですが、みかんが41ヘクタール、カボスが46ヘクタール、キウイが29ヘクタール、その他果樹が75ヘクタール、飼料畑5ヘクタールとなっております。 それから、4番目のシイタケ生産の振興対策であります。19年の3月議会での一般質問。シイタケ生産振興対策のシイタケ原木供給対策について、まずお答えをいたしたいと思います。 1点目の原木としての利用適期を迎えたクヌギの搬出対策につきましては、低コスト簡易作業路緊急整備事業によりまして、平成20年度12路線2,360メートルの搬出用作業路を整備いたしました。シイタケ原木搬出の効率化を図ったところであります。それから21年度につきましては、10路線2,700メートルの整備を計画をしているところであります。 それから、原木を生産者に提供できる体制づくりであります。これは20年度新規の国東市の単独補助事業といたしまして、シイタケ原木供給補助事業で、シイタケ原木1万5,000本を生産者12名に供給いたしました。21年度は補助金を増額いたしまして、シイタケ原木を2万本の供給を計画し、補助金として100万円相当を計上しているところでございます。 シイタケ生産者の高齢化によりまして、生産者が減少傾向にあり、新規参入者の育成は急務となっておりまして、原木造成経費及び生産資材の乾燥機、林内作業車、それからチェーンソーや発電機等の購入に補助することによりまして新規参入者の負担を軽減し、新規参入者の増加を図るために今年度は「夢開くシイタケ経営支援対策事業」により、1名の方に支援をいたしました。21年度は5名に広げまして、支援を行う予定をいたしているところであります。 また、大分乾シイタケは質量とも全国でトップであります。高品質で安定した生産量を確保するため、ほだ場の散水施設の施設整備に対し、シイタケ生産施設総合整備対策事業で、今年度は4カ所に散水施設等の施設整備を行いました。21年度については、5カ所を実施する予定をしているところであります。 それから、7番目のヒノキ林の保護管理についてであります。これは前回の12月議会での御質問の部分になろうかと思います。シカ被害の対策の「シカによる樹皮食害及び角こすり害等の皮はぎ被害等対策の防護資材設置事業」につきましては、山林シカ被害者に対し、防護資材費及び設置に対する、平成21年度の県費3分の2の補助による森林シカ被害対策事業優先いたしまして、事業内容の周知を図るために、森林組合の広報誌、そして国東市の市報等により、お知らせをするよう協議を進めているところであります。 森林シカ被害防止対策事業の実施状況等見ながら、シカ被害対策事業、これは県と市の3分の1ずつの補助事業でありますが、この事業につきましては、対応していきたいと、そのように思っているところであります。 21年度の当初予算では、イノシシ、シカによる農林水産物被害の大幅な減少を図るために、イノシシ、シカ捕獲報奨金を今年度の2倍の1,206万4,000円を計上し、捕獲、駆除の強化を図ります。また、捕獲を依頼します猟友会には、別途鳥獣被害防止対策事業、国費補助事業でありますが、これにより、箱わなやくくりわなを導入をいたしたいと考えております。また金網柵は11地区で31.75キロ、シカネットは6.5キロ、電気柵は150セットを設置いたしまして、シカ、イノシシによる農林水産物の被害防止に努めたいと考えております。以上でございます。 あ、それから先ほどの中で、国見に設置予定の施設の質問がございました。国見の猟友会の国見支部がイノシシ、シカの加工施設ということで、総事業費250万円の事業、これは国費が半額で市が4分の1ですが、施設の建物の中に、イノシシとシカの燻製の設備をしようということで今年度予定をしております。報告をしておきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、清末総務部長。 ◎総務部長(清末芳晴君) それでは、22番、丸小野議員の御質問についてお答えをいたします。総務部関係2点についてお答えを申し上げます。 まず、1点目の防災無線の運用マニュアルについてでございます。防災行政無線で放送できる内容につきましては、原則として、防災行政事務に関する事項に限られております。が、平常時には、一般行政事務の伝達手段として使用することが認められておるところでございます。現在は、国東市防災行政無線放送運用マニュアルを作成いたしまして、放送を緊急放送、定時放送に区分けを行い、放送時間、内容、原稿の流れなど、マニュアルに沿って、運用しているところでございます。 2点目につきましては、5番目ですが、市有林の保護管理はということでございます。市有林の管理につきましては、平成20年度市有林現況調査を森林組合に委託して実施いたしました。その結果でございますが、スギが約64ヘクタール、ヒノキが119ヘクタール、クヌギが16ヘクタール、その他が雑木となっております。 今後につきましては、スギ、ヒノキにつきまして間伐必要面積が47ヘクタール、これにつきましては、平成21年度当初予算に計上しておりますが、緊急雇用創出事業の中で整備をしたいと考えております。境界確認のための下刈り、また間伐等もということで計画をいたしております。この事業は21年度から3年間の事業でございます。 また、クヌギの適正伐期に該当するものが7ヘクタールほどございますので、今後、これにつきましては、原木を見た上で売買ができるかどうかということで検討をいたしてまいりたいと考えております。 以上2点でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(諸冨忠君) はい、土木建設部長。 ◎土木建設部長(都留喜多男君) それでは、22番、丸小野議員の質問にお答えをしたいと思います。 河川・道路の草刈り作業についてということであります。河川の草刈りにつきましては、先日の13番、宮永議員さんの質問にお答えしたとおりであります。今後も、先ほど市長が言われましたように、要望を行っていくし、現在もそういうことで行っているところでございます。 次に、市道の草刈りにつきましては、本年は97地区をメーターにしまして、28万4,600メーターを地元の皆さんに草刈りをしていただいたところでございます。 それから、18年の12月議会で丸小野議員から質問がございました問題ですけども、これも区民の方々が高齢化する中で、出夫いただける人数も少なくなったということで、実施が今大変困難なところでございます。地区内の美化ということで、先ほどもお話がありましたけども、地域で守るということを基本的に、これまでも地域に御協力をいただいているところでございます。 一部の地域で実施をしてないので、どうしているのかということでございますが、これ個人個人が申し出ても、なかなかこちらとしても調整がつきませんので、区を通していただいて、春先、4月、5月ですね、地域建設課のほうに申し出ていただければ、グループをつくったりとかして、団体でも結構です。そういう方々で、区ができない部分については、お願いをしたいというふうに思っておるところであります。 それから市道の側溝、それから枝についての御質問でありますけども、平成12年に2カ年をかけて緊急地域雇用特別基金事業という事業がありまして、それで枝を切っていったり、草刈りをしたりということを実施をしてまいりました。そういう中で、先ほども出ました緊急雇用創出事業が21年から採択されれば、そういう事業にのりまして実施をしていきたいというふうに考えておるところであります。 それから、国道と県道の草刈りでございますが、土木事務所が業者に委託して、年2回実施をしております。刈り幅については、原則約1メーターのみを実施しているということであります。これも県の土木事務所に問い合わせたところ、いろいろ予算の関係、道路敷全体を実施することは困難であるというお話であります。しかし、道路交通上、危険な箇所については、安全を確保できる幅を除草しているということでございます。 また、道路愛護ボランティアサポート事業というのがありまして、これは美化事業であります。地区の団体が実施する国道、県道の草刈りに補助をするという制度でございます。こういうのも地域を上げて行っていただければありがたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) 稙田消防長。 ◎消防長(稙田旨夫君) 22番、丸小野議員の御質問にお答えします。一般質問事項に対するその後の対応はどうかということで、非常備消防の組織改革はという御質問でございます。 国東市発足に当たりまして、旧4町の各消防団の取り扱いを合併協議会で1消防団に統一することとしたことでございます。 また、今後各班での団員の確保は困難になることを予測して、班編成から部制への移行が決定されており、4年を目途に再編するよう示されております。 国東市の発足と同時に、消防団も国東市消防団として統合され、40部93班の編成で発足しました。したがいまして、組織的には部制への移行はできておりますが、まだ、1部1班体制は整っておりません。現在、先ほど議員さんが申しましたとおり、1団17分団40部、そして81班の編成となってございます。その内訳としましては、安岐町は5分団14部のうち残り4部のみとなっております。国見町は部制への移行は完了して、1部1班体制の形はできあがっていますが、まだ班の統合、または機庫等の関係をこれから協議していただく必要があろうかと思います。国東町、武蔵町につきましても、部制の移行は完了していますが、班についての統合をこれから協議していただくことになります。 この組織改革につきましては、地元消防団はもとより自治消防の根幹をなす関係区への説明が必要でありますので、国東市発足後、消防団幹部会で組織再編検討委員会を立ち上げ、消防ポンプ等の操作人員と災害時の避難誘導人員を含めた必要団員数の調査も完了し、消防ポンプ、車両機庫の整備方針もできましたので、関係区長さん方には平成19年度から御説明をいたし、国東市消防団の再編に向け、取り組んでいるところでございます。 1部1班体制につきましては、先ほど申し上げましたとおり、合併協議会で4年内の平成22年度までを目途に体制づくりをすることで協議していただいています。また定数に関しましては、1部1班になりましてから3年後の平成25年度までを目途に定数に持っていっていただくことでお願いしてございます。この再編は団員数を減らすのが目的ではございません。現状維持したいのでありますが、実際に活動していない団員の方など、名前だけの方などについて整理をさせていただきたいと思います。 また、旧4町の各班の定数、装備も一定ではなく、不揃いでありましたので、今回改正されました消防力の整備指針に基づき、統一したものを算定しまして、各区長さん方にはその数字をお示ししたものでございます。 市内の中山間地域で過疎化や高齢化など進行しておりまして、また消防団員の確保が困難になってあります。サラリーマン団員の増加によりましてですね、昼間の消防力が低下してるところでございます。国東市としましては、合併協議会で示されました消防団の再編計画や国が定めた新しい消防力の整備指針に基づいて、関係各方面の意見を聞き、調整をしながら、国東市の安心安全に向けて消防団の再編を進めているところであります。 議員さんの先ほどの御質問の中で、消防員の統一とそれができないかということでございますが、この件につきまして、それぞれ関係区で考えていただくことでありますので、私の消防本部としましては、統一したことは言えません。 それから消防の応援隊についてでございますが、現在、1部1班体制を進めているところでございますので、その話を消防本部として打ち出しますと、基本団員がさらに減っていくことが考えられますので、1部1班体制ができあがってから、進めていきたいと考えてございます。 定数につきましては、合併前のときの数字、実団員数は1,091名でございました。平成20年度4月11日きょう現在、実団員数は1,030名と61名の減となってございます。 それから、この関係につきましては、今後各区の方から御要請がありましたら、説明にでかけていきたいと考えております。 なお、消防ポンプ、車両機庫等の具体的更新につきましては、整備方針に沿って、緊急性を要する箇所から財政と協議し、実施したいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、22番、丸小野宣康君。 ◆議員(丸小野宣康君) すべてにわたり、かなり詳細に御説明いただきましたが、若干再質問をさせていただきます。 まず、みかん荒廃園の問題ですが、先ほど部長のほうから前向きな御回答いただき、若干喜んでいるところでございます。 前回の質問の答えについて、土地改良区、農業委員会等と協議を検討するということでありましたが、これは検討したんですか。その辺だけ聞きたいと思いますが。 ○議長(諸冨忠君) はい、久保産業商工部長。 ◎産業商工部長久保信男君) 22番議員にお答えをいたしたいと思います。 農業委員会等は、今ちょうど国の調査、耕作放棄地の調査が入っておりますから、常に横の連絡をとりまして、ちょうど幸い同じ階に私もおりますから、連絡をとっております。その中で、先ほど言いましたが、今まで調査をした中で、特に農地に戻すのが厳しいであろうという3段階に分けた、そういう部分について再調査を、今度は農業委員会、今までは農政課の主管でやっておりましたが、農業委員会のほうで再調査をいたしまして、もう普通の農業機械では、使った程度ではもう農地には戻ることが困難と、建設機械等じゃないと困難と、そういうところ等については、非農地の形で農業委員会のほうから通知を出して、それをもとにもう非農地の登記ができると、そういうとこは地目が山林になると思いますが、そういうのの前段、そういうところの全筆、一筆ずつの調査をこれから農業委員会が行って、最終的に判断をすると、もちろんそのときは所有者のほうにも連絡をして、そういう処理をすると、了解の中でやっていくと、そういうことが、この機会に全国的にこの制度でできるようでございますから、そういう取り扱いでやっていきたいと。今後とも農業委員会とは横の連携はとっていきたいとそのように考えております。 ○議長(諸冨忠君) はい、22番、丸小野宣康君。 ◆議員(丸小野宣康君) よろしく、速やかに対応していただきたいと思います。 次に、きょうは税務課長が見えてないんですけど、現在、先ほど部長言われたように、荒廃園の調査等をいろいろしておりますが、これを課税のほうに生かしていただきたいんですが、現在は畑地で課税していると思います。大体、税金の課税は現況課税ということになっておりますので、現在の調査を生かして、この現況課税のほうに持っていっていただきたいと思います。これも課長いませんので、ここで一応私の気持ちだけを言っておきます。 次に、オリーブの栽培をかなり、今、市長の英断で進めておりますが、この加工の施設、ただ、今植えておりますが、将来的には加工施設、それからまた販売先といろいろな計画も必要と思いますが、その辺についてお聞きしたいと思います。 どのような加工体制持っていくのか、どのような販売体制持っていくのか、お願いしたいと。 ○議長(諸冨忠君) はい、野田市長。 ◎市長(野田侃生君) 丸小野議員さんにお答えします。 担当部局のほうがよかったんでしょうけども。いろいろな農協の皆さん、それから担当、それから現地に行って、今、申しましたように、頑張ってる方がいらっしゃって、皆さんの意見の中で、オリーブはですね、外国産からこれを比べると、製品にした場合も非常に高くなります。そういうことでですね、これを流通に、一般の流通、食品商社の国分とかですね、そういうとこに流す、流通に流すという、のせるっていうの非常に困難だと感じております。その中で、今、小豆島のやってる取り組みっていうのは、自社ブランドを設けて、自分たちで一生懸命売っていっていると。値段は非常に高いものがあります。そりゃ外国産から比べたら10倍ぐらい必要な値段になりますけども、その値段を何割か、何回かにして生産すれば利益が出るというような試算の中で、今、オリーブの生産の展開をしているわけでありますけども、加工につきましてはですね、何百トン単位になれば、小豆島みたいにですね、5,000万近くの設備投資が要りますけども、今から、始めたばっかりでありますので、どうしてもやっぱり最低5年から6年結実するまでかかります。その中で、やはり各地域でですね、搾取機、要するに絞る機械等はですね、以外と安いものがあります。そういうような中で、その時期まで来ればですね、市のほうからも、県のほうはね、なかなかね、これブランド品としては認めてくれないんで、補助金がなかなか出ないんですけどもね、その辺は市の独自の産物ということで、県にも働きかけながら、5年先の加工に至るときにはですね、補助金等きっちり皆さま方に提供できるような方法でやっていきたいと考えてます。とにかく、これはやっぱり何十トンという単位にならなければ、ブランド、商品としては成り立っていきませんので、そういうことも考えながらやってまいります。 ○議長(諸冨忠君) 22番、丸小野宣康君。 ◆議員(丸小野宣康君) カボスにしてもオリーブにしても、前回のミカンのようにならないように努力をしていただきたいと思います。 次に、防災無線の運用マニュアルについてですが、利用案件について、受理する内容が平等ではないと、私は感じておりますが、というのも片一方は受理して放送してくれる、片一方は受理して放送してくれないということを聞きました。 その内容を例えば言いますが、森林組合の行うチェーンソーの無料安全点検サービス、これは事故防止が目的ですが、その放送、それは断られたということです。そして片方、国見で行っておる朝市、朝市があるんですが、それについては放送しているということで、何か平等性を欠いているんではないかと思います。その辺、よく聞いたら、片一方は営利が目的であるということで断ったということでありますが、朝市にしても品物を売る会でございます。両方とも私は国東市にとっては、大事な行事と思いますので、これは平等に扱ったほうがよかったんではないかと私は思いますが、その辺お聞きしたいと思います。 ○議長(諸冨忠君) 総務課長。 ◎総務課長(中野哲男君) 22番、丸小野議員の御質問にお答えいたします。 今、言われましたように、内容によって放送するものされないものがあるということでありますが、うちのほうでは、あくまでも担当課のほうで、それを調査をいたしまして、その中で総務課のほうに回していただくというふうになっております。ですから森林組合の場合でも、これにつきましては一応林業水産課のほうで協議をしていただいて、これがいろんな商売とか、そういうものに関係しないかと、そういうものを吟味いたしまして、その内容で放送する、しないというふうに決定をしておりますので、そういうようなことがある場合もあると思いますが、その森林組合のだけではなく、いろんな農薬の問題にしても、放送しない場合もありますので、そういうようなことで、一応担当課のほうで協議をしてもらって回してもらっておりますので、こういうようなことが起こり得る場合があります。 以上です。 ○議長(諸冨忠君) はい、22番、丸小野宣康君。 ◆議員(丸小野宣康君) その件については、総合支所によって何か差があったというようなことを私聞きましたので、総合支所で申し込めば放送してくれる。本庁にくれば、断られるというような内容であったと思います。その辺、先ほどのマニュアルができたということでありますので、徹底していただきたいと思います。 次に、市道の、先ほど部長のほうから報告ありましたが、1メーター以外の下のかなり急傾斜で距離が長く広い面積のところが多数あります。 また、それについては雑木が生い茂り、大変景観も悪く、ジュースの空き缶を投げたり、そういうような状況にもなっております。毎年刈れとは言いませんが、3年に1回、5年に1回は、県としても、それを刈る義務があるんではないかと私は思いますので、その点、県の方に再度要請をしていただきたいと思います。 次に、側溝の件ですが、やがて雨期に入りますが、市内の市道について、1度調査等をして、被害を及ぼすような場所があれば、対応をしていったほうがいいんではないかと私は思っております。 次に、市有林の保護管理についてですが、先ほど調査の結果の報告がありまして、その結果について、予算化をしていただいて、これから計画的に整備するということで大変喜んでおりますが、このクヌギの木につきましては、伐期が1年2年過ぎたら、もう品物にならないような現状でございますので、早急に現地を職員等で淘汰し、現況をよく見て、早急に販売する必要が私はあると思います。私も国見のほうで何ヘクタールか、もう20年以上前に植えておりますので、もう現在伐期以上になっております。それはできればもう、先ほど市長も言ったように、国東市のシイタケはこれ1番収入になるというようなこと言っておりましたが、できるだけ生産者にこの市有地の原木を適期の状態で販売してあげていただきたいと思いますし、また市の収入にもなろうかと思いますので、早急にそれは対応していただきたいと思いますが、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(諸冨忠君) はい、野田市長。 ◎市長(野田侃生君) 御質問にお答えします。 私も非常に原木の件に関してはですね、いろいろ業界の方、椎茸農協の方、いろいろな御意見をいただいておりますけども、こんなふうに高齢化の中で、やはり中山間地より上のところに植えてるクヌギが非常にもう切り出しづらいような状態になっておりますけども、何とか平地でですね、できないかというようなことも考えております。 現時点ではですね、原木マップですか、そういう物をやっぱり市のほうで、生産者の方、それからクヌギを植えてる方たちのですね、協力を得て、どこにどのぐらい使える木があるのかという、そういうマップをですね、作成する必要があるんじゃないかと考えております。 とにかく、シイタケ栽培が高齢化で減少してく、生産する農家が減少してくという事態だけは、なるべく止めたいと考えておりますので、その中で、やっぱり原木の件も十分考えていたいと考えております。 ○議長(諸冨忠君) はい、22番、丸小野宣康君。 ◆議員(丸小野宣康君) 当初言ったように、大変現在、高齢化が進んでおります。シイタケ原木にしても、大変重さが重い物でございますので、できるだけの援助、そしてまた、すぐその原木の近くまで車が行くような体制づくりをお願いしたいと思います。 次に、消防のことですが、1件だけ私の考えというか、感じたことを申し述べさせていただきたいと思いますが、火災における防災無線の出動要請が、何かこう、的確ではないんではないかと思っております。そういう関係上、できるだけ簡潔に消防団にわかりやすい放送内容で放送していただきたいと思います。 現在は、火事が発生した場合、関係分団ということで放送しておりますが、これを第何分団の消防団に出動してくださいというような放送はできないかということで、私もちょっと感じておりますし、消防団の方もそういう意見がありました。関係分団といっても、現在の若い人はなかなか土地感がありません。うちの消防団の、その場に関係があるのか、ないのかということもわからないような状況になっておると思います。 そういうことで、第何分団はどこどこに出動してくださいという、はっきりした放送内容で実施していただいたほうがいいんではないかと私は思いますので、今後検討していただきたいと思います。 それと、そういうことで、消防のほうは終わりますが、最後にヒノキ林の保護管理等について、再度質問したいと思いますが、この防護ネットの関係で、1本単木でネットを張って皮むきを防止するという方法ですが、これについてはもう、さきの12月議会のときに、私が言ったときには、もう既に県のほうは準備しておったんですが、それを担当職員は知らなかったようでありますし、そういう補助事業を市民にわかりやすく、こういう補助事業があるということをなぜ周知徹底しないのかなあと私は思います。というのも、職員がそういう補助事業の制度があるのを知らなかったから、そういうことになったと思いますが、いろいろと県のほうでは市以外の補助が相当あります。年度末になって、こんな補助がある、経費が残ったから戻すというようなことでないように、今後この補助事業については、市の補助だけでなく、県の補助事業についても十分把握して、これを市民に周知徹底していただいて、利用していただく考えというか、広報をお願いしたいと思います。 それでもう時間もありませんが、最後に路上、市道でも、国道でも、前の質問に戻りますが、路上の木々やらタケ等の単価の算出基礎については、どのようにしているのか。ちょっとその辺をお聞きしたいんですが。処理費用の。 ○議長(諸冨忠君) 土木建設部長。 ◎土木建設部長(都留喜多男君) 丸小野議員にお答えします。 処理費用っていうのは、かかった経費の分ですか。 ◆議員(丸小野宣康君) 立米単価ではできないのか。 ◎土木建設部長(都留喜多男君) 木ですか、草ですか。──タケとか木はですね、特別かぶさったところについては、草刈りをやっていただく業者さんとかボランティアの方に切っていただいております。その費用については、別に見ておりませんけども、たくさん出ておるのは、先ほども言いましたように、緊急雇用の形で今度また実施をしたいというふうに考えております。 ○議長(諸冨忠君) はい、22番、丸小野宣康君。 ◆議員(丸小野宣康君) 平米単価でできるものと、大きい木については、立米で算出しないと事業できないものがあろうと思いますので、その辺も考慮していただきたいと思います。 今回の一般質問は、これまでの一般質問事項に対するその後の対応について伺いました。 これまでに多くの要望書等、私の提出しておりますが、まだ返答のないものもかなりありますし、また、区長さん方からも要望書、陳情書等が上がってきていると思います。それに対して、市はどのような返答しているのか。区長さんたちも議員も文書で出す以上、市からも文書でこの結果なり、できてもできなくても、これはどういうことでできない、これはいつごろ可能になろうかというような返答を今後報告していただくことがよいんではないかと思っておりますし、前回の全協のときに、副市長のほうから向こう1年間の一般質問に対する報告というか、あれについてはありましたが、ああいう方法でもいいんですが、できたら、地域の方々の要望まとめて出したものですから、はっきりした、できるできないの回答については、文書で区長なり議員の提出者に返答をしていただきたいと思います。 以上で終わります。あれは要りません。 ○議長(諸冨忠君) 以上で、22番、丸小野宣康君の質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(諸冨忠君) ここで暫時休憩いたします。午後は1時から開会します。午前11時53分休憩………………………………………………………………………………午後1時00分再開 ○議長(諸冨忠君) 開会いたします。 12番、安見蔚君。 ◆議員(安見蔚君) 12番、安見であります。午後の目尻が少し下がる時間になりましたが、気合い入れてやりたいと思います。 きょうは、私の質問は3としておりますけれども、余り政策議論でなくて、実務的なお尋ねをするということでございますので、実務に詳しい部長さんやら課長さんからの御答弁を期待しております。 1つは、県の地域活動支援事業による「小城観音観光推進事業」でありますが、武蔵地域はかねてより観光資源が少ないということで、現在でも懸案といいますか、長年の懸案であります。合併前のときから、どこをやるかということで、時の町長さん正本さんは、小城観音、小城山というものを、何とか資源にならんだろうかということで、金額わかりませんが、随分長い時間かけて、かなりの投資をしてきました。山の空港の1番よく見えるところに展望台をつくり、そこには広い道路もつけております。それから政教分離ということもありましょうが、小城観音というのは、何とかもう少し、観光客を引きつける魅力を持たせたらどうかというようなことでありましたが、今回──私、個別のこの事業の内容には現在踏み込んでおりません。したがいまして、きょうは実務を携わっておる方がおれば、聞きたいということでありますが。 県がやれと言ったのか、地元が言ったのか、ちょっとそこ辺も定かでありませんけれども、いわゆる補助事業の受け皿として、「小城観音を守る会」というのを、これ武蔵町全域の有志の方々に会員を募って、今、5、60人ぐらいおるんですかね、会員が。私も地域の者として一口会員にはなっておるわけでありますが、聞くところによると、県の補助事業の総額は、限度額は約1,000万円と。地元負担が2分の1ということですから、1,000万円の事業しようと思えば、地元が500万出さないかんと。今の武蔵の状況で、特に特定の目的が利益につながればいいんですけど、一般論として500万円の地元負担ちゅうのは、非常に私は厳しいと思っております。そこで、個々に対する市の取り組みっていうんですか、あるいは財政的な支援、あるいは頭脳としての支援、そういうものが今回まで「小城観音を守る会」なる団体から、こちらにお話があってるのか、どうか。あるいは、市のほうが積極的にこういうものを県の補助事業取り入れようとして今日至っているのか。その辺について、お伺いしたいと思います。 それから2番目は、これも県の事業で、県のイノシシ、シカ捕獲処理システム構築事業というのがあるようであります。これは先ほど丸小野議員から国見のほうでやるというような、今初めてお話を聞きましたが、私はこちらの担当部局とお話を聞く限りにおいては、その当時はまだございませんでしたんで、国見であれば、国見とこの問題がどう繋がるかはまたここでお答えを伺いたいと思いますが、今の県で取り組んでおるのは、旧山香町の有志の方々が任意団体をつくりまして、イノシシ、シカの肉の加工という、加工という団体、それがどういう加工か、私まだよく勉強しておりませんが、そういうことをやりたいと。 まず、これは食肉加工という前に、その農作物の被害対策ということで、これまでも、この議場では何人かの議員さんが捕獲についていろいろ御質問しておりましたし、また今度の21年度予算では、市のほうの格段のお考えによりまして、いろんな捕獲のための事業はなされようとしております。現在でも、統計によると国東市内で捕獲されるシカ、イノシシの頭数が20年度実績で1,370頭、また捕獲をふやせば、相当の数のものが獲れるわけで、それを、かねて私としては、狩猟する人の所得につながるものをすれば、獲っていただく方々の御協力も受けやすいんじゃないかと、かねてから、思っておりましたしたけれども、食肉の扱い非常に難しいということで、余り進んでなかったと。今回も、私、結局当時においては、国東市内の関係団体の方も余り乗り気ではなかったと、こういうお話がございますが、県のほうの職員の話を聞くと、杉乃井当たりが自然食品とかいうような言い方で売り出そうと、いわゆる人工餌を食ってないと。まさに、自然の餌ばっかりで太ってるわけですから、そういう理屈も成り立つんだろうかと。 それからまた、どこの会社か知りませんけど、ハムをつくる会社と、盛んに県のほうは、技術議論、あるいは取り扱いの議論をあれこれやっておるようであります。それらについて、今回山香のほうでやるということですから、例えば、国東の猟師の方が獲れたものを山香に持っていったときに処理していただけるんかどうかということを、そこの振興局に聞くと、そりゃ振興局は、山香まで管轄に入れての地域でありますからやってくれるでしょうと言うけども、会社をつくるときには、事業所をつくるときには何も取り合わんで、いよいよイノシシが獲れたら始末してくれというのは、甚だちょっと無理な話じゃなかろうかと。きょうの提案は、もしそういうことができるならば、地元の猟友会なり、あるいは市なりが、何か一口でも投資しておくことが、後々売りやすくなるんじゃなかろうかなと。こういう思いで、県当たりとの、いろんなこれまでのいきさつになっておるのかをお伺いしたいと。 それから3番目は、武蔵町に、もう10年ぐらい前になるんだろうかと思いますが、ユニバースフーズという会社がありまして、いわゆるジャガイモの薄く切ったものを乾燥して、その物を販売してると。以前はこういうものは油で揚げた物が主であったんですが、今、肥満とかいろんなことで油は使わない、遠赤外線とかいうので乾燥すると。ここの今、会長さんて肩書きなっとるんです。渡邊さんて方は、非常に大きな夢を持ってる方で、お話聞きますと、なかなか夢が大きいわけでありますが、そういって、そこで使うジャガイモ、どっから入れよるのかっちゅうと、アメリカから入れよると、そういう話でございます。もし、それが地元でできるもんであれば、大変ありがたいなと。会長さんの話によりますと、国東市も何回か御相談行ったけど、一向、進まんと。わかりやすく言えば、多少不足気味のお話があるわけです。したがいまして、きょう話題にするわけですが、ただ、ジャガイモっていうのは、そう簡単にぼんぼんできるもんでもないように思うわけです。ですから、北海道当たりはたくさんできるようですが、ここの国東で技術的にやればできるのかどうか。採算性があるのかどうか。これはこちらの農業関係の部局の方にしっかり勉強していただいて。農家側にとって、私たちは会社に貢献するわけじゃないですが、農家に対して貢献しなきゃならんのですが、農家側にやってはどうかと話を持ちかけられる条件設定ができるのかどうか。その辺のところをきょうはお伺いしたいと。 私は、素人が考えても、なかなか単純には行きにくい要素、いわゆる国東の地形自然条件、環境条件等から見て、何十ヘクタールというののが、すぐ簡単にできるような状況でもなさそうなような気がします。そして、もしそれが、そういうことでできないということであれば、農家に積極的に進めることは困難なであるということになれば、ここの会長さんに、国東では地形的になかなか無理じゃがなという話をしたほうがいいんじゃないかと。そうしないと、不信感のまま、このまま行くと。これだけ今企業立地をする、雇用していただきたいと、各市町村、県も目の色を変えて企業誘致してる中、抜けているのではないかと。こういう言い方されるとですね、それに対して、地元の協力が得られないと、こういう風評を立てられるとすれば、甚だ心外なことだと、こういうふうに思っております。 以上3点について、これまでの実態について、御説明いただきたいと思います。以上です。 ○議長(諸冨忠君) はい、野田市長。 ◎市長(野田侃生君) 12番、安見議員さんの質問にお答えいたします。 議員さんからは、各担当部署ということでありますけれども、質問1には、今、県との連携事業でありますので、現在の県との取り組みについて、少しお話をさせていただきます。 現在、皆さん、御承知のとおり、市民の皆さま、そして議会、行政が一体となって、将来を見据えながら、行財政改革を進めているとこであります。しかし、現在の財政状況の中では、市だけでは、その進捗は図ることは難しく、どうしても身近な県の皆さまと協力しながら改革を進めていかなければなりません。職員の皆さんにも、常々、県を訪ね、そして懸案事項の協議、また予算の獲得等の情報把握に努めるよう指導しているところであります。 そのような中で、この御質問のようにですね、観光の問題、それから農林水産業の問題を県と一緒に推し進めていきたいと考えております。 御質問の1、2、3は、詳細は担当より説明をさせます。 ○議長(諸冨忠君) はい、久保産業商工部長。 ◎産業商工部長久保信男君) それでは、12番、安見議員からの御質問、大きく3点になろうと思いますが、御回答いたしたいと思います。 まず、最初の県の地域活動支援事業小城観音観光推進事業についてであります小城観音を守る会について、地元有志や商工会を中心に小城観音を初めとする周辺の観光資源を整備し、観光客による交流人口の増加を図り、武蔵町の活性化はもとより、国東市の観光振興を目的に活動していることに敬意を表します。 平成19年の11月に会員約160名で設立総会を開催して、整備に向けて具体的な取り組みを協議していると聞いています。今後、市や観光協会に取り組みの協議等があれば、市も観光協会も本市の活性化、観光振興に向けて、協働で推進をしていきたいとそのように考えております。 ただ、会の基本方針といたしましては、行政主導ではなく、民間主導で推進したいとの考え方もありますので、それを尊重しながら対応していきたいとそのように考えております。 2つ目の県のイノシシ、シカ捕獲処理システム構築事業についてでございます。 旧山香町有志が任意団体を結成いたしまして、事業を推進しているようでありますが、市の取り組み姿勢並びに県行政との連携について、積極的に取り組む考えがあるかということであります。 市猟友会は、イノシシ、シカの食肉処理施設の建設を視察を兼ねまして、検討重ねてまいりました。平成20年度は長崎県の江迎町を視察をしましたが、処理施設整備等高額になりますし、精肉販売では、なかなか採算面を考えて、厳しいということで、断念をいたしました。しかし、国東市猟友会の国見支部はイノシシ、シカ肉の加工に取り組み、試行錯誤を繰り返しています。このたび、納得のいく燻製品が完成をしたと、商品化の目途も立ちましたので、平成21年度総事業費250万円を鳥獣被害防止総合対策事業の国費50%、市補助25%で、既存の建物内で燻製設備を整備し、薫製品の製造販売を開始する予定をしております。 県行政との連携により、製品のPR、販路の拡大を図っていきたいと考えております。 杵築市の山香地区に杵築市猟友会で設立した、山香アグリと言いますが、イノシシ、シカの食肉処理施設を建設し、イノシシ、シカの食肉販売や名物料理の開発に取り組むものでありまして、処理施設建設等事業費2,571万円に対して、県、杵築市が補助し、事業主体の山香アグリが食肉処理施設を建設するものであります。 山香アグリの業務内容は、精肉処理、販売、職員によるイノシシ、シカの捕獲、そして杵築市以外から持ち込まれたイノシシ、シカを1頭当たり5,000円で解体する受託業務をすることとしております。また、販売の目途が立てば、国東市猟友会で捕獲されたイノシシ、シカの買い入れも予定していると、そういうことであります。 それから、3番目の武蔵に立地しておりますユニバースフーズとジャガイモ栽培の関連であります。 地元産ジャガイモを供給することについては、農地の荒廃化の解消や有効利用など農業振興に繋がるものと思います。しかし、通常の加工用ジャガイモ10アール当たりの所得が4万8,000円程度と低いため、大規模での栽培が必要になろうかと思います。 また、ジャガイモ栽培については、1つとして連作ができないこと、そのため、大面積の圃場や代替地の確保、2つ目としては、たばこ黄斑えそ病の問題があります。付近に葉たばこがあれば、黄斑えそ病ウイルス性病害が発生し、葉たばこが全滅する可能性があります。それからイノシシの食害対策、などなどのような栽培条件が合えば、可能かと思います。 最終的には、会社がどのような形、例えば堀上原料そのまま、また一時加工して買い上げするのか、買い上げ単価が農家採算ベースに合うかなど、今後検討する必要があるかと思います。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、12番、安見蔚君。 ◆議員(安見蔚君) はい、12番、安見です。 ここでちょっと申し上げるのは甚だ失礼ですが、実は私が期待したとおりの答弁であります。私はそれでは通らんわけです。要するに、この今の状況でですね。特に、例えば小城観音にしても、大体平均年齢70から80っていうような人が多いわけですよ。ですから、考えるとか行動するとか、能動的にものを処理しようという、この地域全体が高齢化しとるわけです。過疎、高齢化の中ですね。それに比べれば、国東市が今400人ぐらいですか、職員がいらっしゃる。20から60までの知力、体力、能力、最もできる、いわゆる私はシンクタンク、国東市役所は頭脳集団であってほしいと、かねてから思ってるわけ。 それが、相手が言うてくるからとか、来んからとかじゃなくてですね、市として、どうしたいという夢を、なぜもっと担当がそれぞれ持たないのか。もうそれは小城観音にしても、どこでもそうですが、そのために解決するためにはどうすればいいかと。組織をつくるとか、事業の情報提供、技術、そういうものを、小城観音の場合、今の説明では、相手が言うてくれば対応しましょうかと。それじゃ、言うてきたときに、どう対応しようとするのかですね。そういうものが日常的な情報集積っちゅうのが、これはもう、何か事が起こってからしたんではできないと思う。日常的に、いわゆる職員が、勉強っちゅうことです、私に言わせれば。それがなければ、今後の国東市の将来はない。いわゆる職員がそれぞれ自分の守備範囲、農業、林業、それぞれの分野で夢を描きながら、おれに国東の農業を任されたら、おれじゃったら、こうしたいというものが、普通はあるはずなんです。それが生きがいにならなきゃならん。国の国家公務員当たりになれば、おれが、この法律はおれがつくるのだと。おれが全国のこの法律で、この件については権限を持つんだと。支配するのだと。そういう夢で昔は国家公務員はやっていた。給料安くても、そこに仕事のやりがいというのを持っておったわけですが、今言ったように、あるいはそのイノシシにしてもシカにしても、山香が持っちくりゃとりおうちゃろうかというような、そのまま、へえ、そうですかと、言うんじゃなくて、国東の千何百トンも獲れておるっていう統計になるわけですから、それを有効にお金に変えてあげるというのが担当部局の職務ではないかと。そのためには万難を排して努力する、いう姿勢がないと、市民はついてこない。そういうふうに思っております。 それからジャガイモにしても、社長が、さあどげん思うちょるかなあと。それをそう思う前に、まず社長、どういうふうにするのか、社長とやっぱ交渉すると。あんたの条件は何かと、農家の条件はこうだと。今、部長から御答弁いただいたのは、どこで調べたかわかりませんが、私は、そこの振興局の農業技術のところ行ったところ、全く同じことです。私もそれは知った上でここに来ちょるわけです。ですから、それを、もしそうであるということがあるならば、先ほどで申しましたように、ユニバースフーズの社長、会長にお会いして、理想はいろいろあろうけれども、この現状ではなかなか期待するような量産体制にしにくいと。あるいはもっと購入単価を上げてくれというようなことが、なぜ、そういう積極的な動きにならないのかということであります。これはもう、これから先は議論ですから、それ以上の答弁は要りませんが、私は、この職員の方々に幾つかのことを雑談的、いつも接触するわけです。ほとんど何か、夢のある話に行き合わないんです。 これがきょうは、この質問表題を契機に、皆さん方に、初めてちょっときょうは小言を言うわけでありますが、何にしても、もうちょっと守備範囲に夢がない。国からの法律で来たもの、何から来たもの、あるいは市長から命令されたもの、自ら何しようという姿勢がなかなか、この、私の肌に感じない。これでは国東市の頭脳集団にならないと思いますんで、市長には、答弁は要りませんが、この会話を市長に聞いていただきたいと、まさに、そういうきょうは思いであった。そのとおりの答弁で、ですから、何とか地域の課題を解決しよう、地域を浮揚しようという、それぞれの思いがなければいかんという思いでございまして、今のような答弁では全く問題の解決にならないですね。受けて立つ。進んでやらなきゃ。我が町の将来はおれが頑張るという思いでなければならんと思っております。 我々も、私自身も、私は主として、過疎対策と、それから自然災害防止について、これまで気を配ってまいりましたが、やっぱそれらに目標があってやるから、仕事のやりがいっちゅうのが出るわけで。先般の多くの方、過去は知りませんが、先般の郵便局の事務の問題にしても、過疎対策で、これは、郵便局がなくなるかなくならんか、今でも議論の途中でありますけれども、最悪の場合、なくなったときに過疎地域のお年寄りはどうするのか、こう考えたら、じっとしちょれんはずなんです。それが、また地域の集落説明会に行っても、なかなか納得いけないところに説得はできんやったというような話を多少聞きますからですね、それは我がものとして受けてないという感じでありますので。 きょうは、ここでとめますが、あと答弁は要りません。そういうことですから。これからの行政について、もう少し真剣に考えていただいて、この問題については、先般来、職員の意識改革とか、いろいろ、今度市民病院が全部適用になるし、いろんな問題が、職員自身が本気になって考えなきゃならん課題がもうたくさんあるわけですから、そういうことをこれから頑張っていただくことを期待して、質問を終わります。 ○議長(諸冨忠君) 以上で、12番の安見蔚君の質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(諸冨忠君) 次に、15番、渡邉俊樹君。
    ◆議員(渡邉俊樹君) 15番、渡邉でございます。今、安見議員さんから、目の覚めるようなお言葉がありまして、なおかつ非常に2日間ということで、お疲れでございますので、私のほうは、きょうちょっと簡潔に質問しますので、御答弁も簡潔に明確にいただければ、すぐ終わるんではないかと思いますが、よろしくお願いします。 現在、市におきましては、遊休土地、施設等々につきまして、整理整頓、非常にやっております。スリムにするということは大変いいことです。本来の行政は何をするべきかということを住民サービスというのを1番課題だと思いますので、そのほうに向けていただきたいと思います。 そうした中ですが、武蔵町の施設でございますが、遊休土地、施設で、まず1点目が内田地区の3万6,400万平米当たりの広大な土地があります。これにつきましては、私は今現在の経済状況から行くと、誘致というのは非常に難しいんじゃないかと思います。それで、この件につきまして、将来的にこのまま誘致、企業の用地として活用するのか、その辺をお聞きしたい。 1つはフラワーセンターでございますが、これにつきまして、平成20年の3月に休止しておりますが、管理棟、それから並びにガラス棟がございます。外観から見ますと、まだ非常に新しく、どうしてやめたのだとかいうような声もあります。市としては、今後どう活用するんだということが、市民から言われております。そういうことで、このフラワーセンターについての活用について、お聞きしたいと思います。 もう1点が、「自然休養村の美郷」でございますが、これは合併前に、もう既に18年の3月ですが、休止しております。もともとこれは農業施設ということで、研修施設ということで建設されました。これにつきましては、昭和52年の建築ということで耐震対象になると思うんです。なおかつ、行政施設ということで、これは国庫の関係も入っておりますし、目的外使用等との規制があると思います。そういうことで、非常に、皆さんもわかりますように、高台でございます。目につきます。ピンク色ですので。これにつきまして住民が、どうするんだ、あれは、というような声があります。そういう点につきまして、住民の関心でございます。何かの方法ができないか。耐震ですから、非常に厳しいと思いますけど、売却等についてのお考えはないのかをお聞きしたい。以上、1項目です。 2項目ですが、先般の新聞でお読みだった方もおると思いますが、今現在、1番死亡率が高いのはがんでございます。 タイトル言いませんでしたが、がん対策についてお聞きしますが、死亡率が1番高いのががんでございます。年間約30万人が今死亡してるというような状況に新聞に載っております。そうした中、国におきましては、この対策を非常にまだ強化していかねばならないというようなことで、もろもろ手を打つようでございます。ちなみにですね、がんの全国的な受診率といいますと、男性の場合の特に胃がんが32.5%、女性の病気につきましては25.3%、非常に低い率になっております。大分県についても、30%程度が出ておりましたが、本市につきましては、先般の50%程度の受診じゃないかなあということになっております。 そういうことで、国におきましては、このがん受診率を50%に2011年までに引き上げようというような対策を練ってるようであります。それに伴いまして、交付税措置が出ております。平成8年度については649億のがん対策交付税がついております。それが9年につきましては1,300億ということで、倍増でございます。国のがんに対する非常に思い入れ、対策ではないかなと思っております。早期発見、早期治療というような国の対策だと思っております。 そういうことで、本市におきまして、お聞きしますと、がんの交付税措置については、約3,400万程度ということ聞いておりますが、いずれにいたしましても、今回交付税が幾らか上がります。交付税につきましては、ケースの取り方とか、いろいろ問題点が変わってきますので、一概に倍増になることはないと思いますが、少なくとも、2,000万円は上乗せになるんじゃないかなあと思っております。そうすると5,400万円ということになります。 そういうことで、本市におきましても、そういうこと踏まえまして、がん対策のてこ入れをしていただきたいと思っております。その対策といたしまして、まず本市で、今40歳以上はそれぞれのがんに対しまして、胃がんとか肺がん、子宮がん等々ですが、40歳以上は500円の自己負担でございますが、40歳未満の方につきましては、自己負担、全額ということで、市の、今、パンフレット、ここもらっておりますが、これを見ますと、胃がんにつきましては4,200円、大腸がんにつきましては、これは簡易な検査で1,900円、それから肺で2,500円ということで、合計しますと7,500円かかります。そして、女性の場合につきましては、子宮がんにつきましては3,520円、乳がんについて2,500円、6,000円ということでございます。かなりの費用がそれぞれの御負担になっているようでございます。 そこで、40歳未満の方のつきましては、今1番働きざかりではないかと思います。特に経済的に厳しい中で一生懸命働かなければならない、なおかつ、40歳未満の方は少子化対策の中の1番生産能力のある方々だと思います。そういうことで、若い人の健康対策として、40歳未満の方も同じ自己負担500円ということで、年齢引き下げということはできないのか。非常にこれから、今から、市民の健康を守るという上で1番大事なことでございます。ちなみですね、08年度の福祉のほうからお話を聞きますと、40歳未満の健康診断を受けた方が200人程度でございます。 そういうことで、交付税等々の国の政策等に合わせますと、市といたしましても、男性女性それぞれ受ける項目が違いますが、1人8,000円かかりましても、160万の市の負担ということで、市民の健康が守れるんじゃないかと思います。 そこで、そういう政策的なものでございますので、本来なら12月当たりの当初予算の交渉前にするべきでしょうが、そこら辺でお考えをちょっとお聞きしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、野田市長。 ◎市長(野田侃生君) 15番、渡邉議員の御質問にお答えをいたします。 1の2は私から、1、3は担当部局から、がん検診対策については、少し私のほうから御質問にお答えしたいと思います。 フラワーセンターの跡地の活用につきましては、21年度の計画の中には、予算にもつけておりません。しかし、この土地はですね、市独自の施設利用を考えております。売却等は考えておりません。現時点では、まだ発表できる状況ではありませんけれども、新しい事業展開の折には、地元の議員さんにもご相談いたします。市民の皆さま方にも、地元の皆さま方にも、御理解をいただくようになると思います。よろしく御協力のほどをお願いいたします。 それではですね、対象年齢40歳以下の方の受診に対する補助金ということですけども、これはなかなか、私ももう65歳ですけども、やはり40歳以下でがんになる確率っていうのは、非常に低いということは、これはまあ、皆さん、当然ご存じのことですけれども、時代の流れの中で、40歳以下もがん検診は義務づけられるものとすればですね、国の方針、県の方針を踏まえて、そういう方向になればですね、当然、市としても考えていかなければならんと思うんですが、私の考えとしては、まだ、もう何十年も40歳以下はそれほどがんの危険率は少ないという見解に立った措置をしておりますので、今のところ、すぐにそういうふうな措置をとるという考えはありませんけれども、将来に向けては、考えていかなければならんのかなというふうに考えています。 受診対象等のPRについてでありますけども、これはほんとにきちんと広報、それからケーブルテレビを通じてですね、行っていきたいと思いますが、やっぱり、受診率の向上はですね、やはり高齢化対策、元気で寿命を全うするということをなりますと、やはり健診等が非常に大事になってまいります。これは市といたしましても、担当部局と受診率の向上に向けてですね、取り組んでいかなければならんというふうに思っておりますし、やってまいります。 それと、もう1つですね、これはまた市民病院のPRにもなるんですけれども、私も事ある会合のたびに市民病院の今のあり方、診療科目の現在の診療科目の問題、皆さん方にできるだけお話をしてるんですけども、ぜひ、議員の皆さま方にも、市民病院でのがん検診等ですね、受けていただいて、お願いをしたいと思います。 私は先月の19日に新しく国東市民病院に福岡から内視鏡のオーソリティが派遣をされております。この方の、私も県外で今まで胃がんと内視鏡の検査しておりましたけども、まいりまして検診を受けました。非常に早くてですね、痛みもなく、全身麻酔を打つわけでもないんですけども、非常に高度の技術を持った先生が来ております。来月からは、月に2回健診を行ってくれるようになっております。ぜひ、皆さま方もまた、この場をお借りして、協力をお願いいたします。 そういうことで、国東市はですね、地域保健医療に関してはですね、余り世間に発表はしておりませんけども、私自身としては、ほんとに皆さん一生懸命やっていただいておるし、地域の医療関係の方、開業医の方々もですね、親身になって、協力してくれていると思います。そういう意味でこれからもですね、この健康診断、がん検診はですね、市の方針として、きっちり推進していきたいと考えております。 あとは担当部局より説明をさせます。 ○議長(諸冨忠君) 清末総務部長。 ◎総務部長(清末芳晴君) それでは、15番、渡邉議員の御質問について、総務部の所管部分について回答を申し上げます。 1項目の旧武蔵町の遊休施設、土地の今後の利用についての①でございますが、内田地区の土地活用につきましては、平成20年度内田区から有害鳥獣の出没や雑草による環境等の悪化があるということで、改善要望がございました。このため現地調査をしたところ、単なる草の刈り取り作業だけでは、投資効果がないということで、重機を利用して、根っこからの雑草除去を実施し、また今後の経過、環境保全のために菜の花の種をまいたところでございます。 この土地につきましては、今のところ、市独自での具体的な利用計画は持っておりませんが、貸し付け、購入等の希望の申し出がありましたら、議会並びに地域の住民の方々とも相談した上で、その対応をとってまいりたいと思います。 2項目については、市長から御回答を申し上げました。 3番目でございますが、「自然休養村美郷」の活用についてであります。この施設は現在、行政財産であります。今後、用途廃止の手続きをとり、普通財産としたうえで、市の活用を初め、貸し付けまたは譲渡について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) 灘波生活福祉部長。 ◎生活福祉部長(灘波修一君) ただいま市長が答弁したとおりでございますけど、がん検診対策についてでありますが、対象年齢40歳以上の引き下げについての御質問ですが、平成20年度からはこれまでの住民健診から保険者が実施主体となりました特定健診、いわゆる総合健診へと制度が移行されました。 がん検診につきましては、これまでと変わりなく40歳以下の方々も受診できますが、検診の内容によっては、国が示した性別による対象年齢がありますので、それを除いたがん検診はすべて自己負担となります。 PRについてでありますが、前述したように、平成20年度から総合健診が始まり、初めての取り組みの中、受診日、健診内容、持参書類等について、市報やチラシの各戸配付でお知らせをしたところではございますが、記載内容が理解しにくく、受診対象者の皆さまには十分周知ができなかったように思われます。 本年度は、昨年度の反省を踏まえて、わかりやすいチラシを作成し、もう既に各戸配付したところでございます。 4月になりましたら、日程表についての詳細を各戸に配付いたします。また、受診時期がまいりましたら、防災無線等を活用しながら、受診者の皆さまにお知らせをしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(諸冨忠君) はい、15番、渡邉俊樹君。 ◆議員(渡邉俊樹君) 15番、渡邉です。ちょっと再質問を、ちょっとだけさせてもらいます。 まず1点目につきましては、理解しております。今の経済状況から行くと、早々には企業等々は出てこないと思いますが、あれだけの場所もいい広大な土地です。下手な企業とは失礼ですが、来ても困りますので、慎重に、優秀な先端企業というようなことが来れば、なお、いいと思いますが、今の状況からいくと難しいかなあと思いますが、そういうことを踏まえながら、今後進めていっていただきたい。 なおかつ、周囲の方々に迷惑かけないような対策を十分に練っていただきたい。 フラワーセンターにつきましては、市長がちょっと言い回しがありましたが、多分安岐、武蔵の消防関係の跡地じ◎ゃないかなあというふうな考えもありますが。(発言する者あり)そこら辺は、お聞きしません、あえて。(笑声)そういうことで……。 いずれにしても、市の遊休土地施設につきましては、鋭意努力してることについては大変いいことと思います。本来の行政にサービスの目的にやっていただきたいと思います。 2点目のがん対策については、ちょっと私、国のほうもそれぞれ年齢的なものがあるかと思われます。しかし、確かに市長さんの答弁の中で、40歳未満の方は少ない、私もちょっと調査させてもらっておりましたときに、そうそうはないようにあります。しかし、ないから、じゃあいいんだというようなことじゃ、また困るんです。早期発見、早期治療、人間の体には、お聞きしたところ、必ずがん細胞は持ってるんだとね。その人によって、体力の問題、その他いろいろの問題でがんが出てくる。発症。たまたま年とると、やっぱ老化現象があるから、出てきて……。若い人もあるけど、若い人はそのときに病気のあれではね返すからいいんだという。しかし、どこで出るかわからないと思うんですよ。だから、そこら辺を十分踏まえた中で、できれば、これ政策的なもんですけど、まだ来年の当初予算までにはかなりあります。その間、慎重に御協議いただいて、なおかつ、節目検診については、今、多分ないんじゃないかと思うんですよ。節目検診がなければ、節目検診あたりにも入れていただいた中で、がん対策をしていただくとありがたいと思います。 そういうことで、12月にまた、どういう対策を考え、また、進めたかということをお聞きするかもしれませんので、そこら辺を十分、関係者と御協議いただきたいと思います。 以上もって終わります。 ○議長(諸冨忠君) これで一般質問を終わります。────────────・────・──────────── △日程第2.議案第76号 ○議長(諸冨忠君) 次に、日程第2、議案第76号平成20年度国東市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 市長より提案理由の説明を求めます。はい、野田市長。 ◎市長(野田侃生君) 提案理由を申します。本日追加提案いたしました議案につきまして御説明を申し上げます。 議案第76号平成20年度国東市一般会計補正予算(第7号)であります。 歳入歳出それぞれに5億7,376万3,000円を追加し、総額を203億1,932万7,000円とするもので、歳入につきましては、国庫補助金5億7,376万3,000円の増額、歳出につきましては、総務費において定額給付金給付事業にかかわる事務費及び定額給付金分として5億6,057万3,000円を計上したほか、民生費において、子育て応援特別手当事業にかかわる事務費及び子育て応援特別手当分として1,319万円を計上しております。 以上で提案理由の説明を終わります。何とぞ、慎重審議の上で御賛同賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 ○議長(諸冨忠君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより詳細の説明を求めます。清末総務部長。 ◎総務部長(清末芳晴君) それでは私から議案第76号平成20年度国東市一般会計補正予算(第7号)について御説明を申し上げます。 既定の歳入歳出予算の総額に補正額で5億7,376万3,000円を追加いたします。総額は203億1,932万7,000円でございます。 歳入につきましては、国庫補助金でございます。これは総務費では定額給付金事業分が5億4,130万4,000円、それとそれに伴う事務費分が1,926万9,000円の補正でございます。民生費国庫補助金は子育て応援特別手当事業の給付分1,260万円とその事務費分59万円の補正であります。 歳出では、総務費の中の6目企画費に定額給付金事業についての事務費分として1,926万9,000円、定額給付金分といたしまして5億4,130万4,000円を計上し、3款民生費の1目児童福祉総務費に子育て応援特別手当事業に係る事務費として59万円、子育て応援特別手当分といたしまして1,260万円を計上しております。 今回の定額給付金及び子育て応援特別手当については、事務費を含め、すべて国庫支出金、国庫補助金で賄われております。 なお、給付は4月以降となりますので、全額繰越明許費といたしております。算定基礎でございますが、定額給付金は地域の経済対策に資することを目的といたしまして、1人当たり1万2,000円、65歳以上の方及び18歳以下の方には2万円を支給するものでございます。 基準日であります平成21年2月1日の市内の住民基本台帳登録者は3万3,658人、外国人登録原票に登録されている者が248人、合計3万3,906人が支給対象でございます。 このうち2万円の支給対象となる方の数は1万6,804人となっております。 子育て応援特別手当は現下の厳しい経済状況において、第2子以降の児童について、1人当たり3万6,000円を支給するものでございます。今回の対象児童は平成14年4月2日から平成17年4月1日までに生まれた第2子以降の児童で、国東市内では350名が対象人員となっております。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(諸冨忠君) 詳細説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ありませんか。〔「なし」と呼ぶ声あり〕 ○議長(諸冨忠君) ないようですので、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第76号は総務常任委員会と厚生常任委員会にそれぞれ関係部分を付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ声あり〕 ○議長(諸冨忠君) 異議なしと認めます。よって、総務常任委員会と厚生常任委員会にそれぞれの関係部分を付託いたします。────────────・────・──────────── ○議長(諸冨忠君) 以上をもちまして、本日の議事日程は終了いたしました。午後1時51分散会──────────────────────────────...