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  1. 豊後大野市議会 2023-06-20
    06月20日-03号


    取得元: 豊後大野市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-08-25
    令和 5年  6月 定例会(第2回)        令和5年第2回豊後大野市議会定例会会議録議事日程(第3号)                  令和5年6月20日(火曜日)午前10時開議日程第1 一般質問     後藤雅克君     原田健蔵君     嶺 英治君     工藤秀典君---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1.議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(18名)     1番  川野辰徳君      2番  工藤秀典君     3番  高野辰代君      4番  佐藤昭生君     5番  春野慶司君      6番  原田健蔵君     7番  後藤雅克君      8番  嶺 英治君     9番  吉藤里美君     10番  穴見眞児君    11番  川野優治君     12番  赤峰映洋君    13番  佐藤辰己君     14番  小野順一君    15番  首藤正光君     16番  衞藤竜哉君    17番  沓掛義範君     18番  田嶋栄一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      川野文敏君   副市長     藤田 敬君                 総務企画統括 教育長     下田 博君           平山元彦君                 理事 総務課長    阿南博和君   財政課長    後藤将彰君                 まちづくり 税務課長    河面邦弘君           河室晃明君                 推進課長 生活福祉統括         小野律雄君   市民生活課長  羽田野宏章君 理事                 人権・部落 環境衛生課長  麻生正文君   差別解消推進  志賀由紀美君                 課長                 子育て支援 社会福祉課長  赤嶺繁素君           後藤ゆかり君                 課長 高齢者福祉           産業建設統括         安藤義隆君           佐藤勝美君 課長              理事 農業振興課長  森下志郎君   農林整備課長  関屋 隆君 商工観光課長  清水康士君   建設課長    後藤泰二君 上下水道課長  足立宏幸君   教育次長    後藤樹代文君 学校教育課長  日浦賢一君   社会教育課長  岡部 司君 豊後大野市民          監査事務局長         内田健児君   兼選挙管理委  伊東一也君 病院事務長           員会事務局長                 農業委員会 会計管理者   三代龍治君           足立 崇君                 事務局長 消防長     甲斐慎治---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長    後藤文生    主幹      後藤泰幸 主幹      毛利篤史    副主幹     佐々木恭徳          開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(田嶋栄一君) ただいまの出席議員は全員であります。 直ちに本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(田嶋栄一君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。---------------------------------------一般質問 ○議長(田嶋栄一君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問の質問時間は答弁を含めて60分以内であります。公平を期すため時間に達した時点で終了させていただきますので、時間配分には特にご留意の上、時間内に終了するようお願いします。 なお、一問一答方式で行いますので、質問は、通告による質問の趣旨の範囲を超えることのないよう、また、答弁については、簡潔明瞭にお願いします。 それでは、あらかじめ通告のありました質問事項について順次、質問を許します。---------------------------------------後藤雅克君 ○議長(田嶋栄一君) 7番、後藤雅克君。 1、豊後大野市職員の人材についての質問を許します。 後藤雅克君。     〔7番 後藤雅克質問者席登壇〕 ◆7番(後藤雅克君) 議長の許可をいただきましたので、本日、2項目質問をさせていただきます。 まず初めに、豊後大野市職員の人材について伺います。 昨日、佐藤昭生議員からも同様の質問が出ておりましたので、できる限り重複しないよう質問をさせていただきます。 令和5年3月31日付の退職者が例年に比べ多いように感じており、非常に心配しております。また、年度末を待たずに退職される方も散見いたしました。 そこで、豊後大野市職員の年齢構成など人材について伺います。 1、令和4年度の退職者数について。年度中の退職者、消防本部市民病院は、それぞれ分けてご答弁ください。 2、退職者数の推移について。 3、令和4年度の退職者の年齢構成及び退職理由について。 4、早期退職希望者の募集について。 5、早期退職希望者の応募で退職された人数と年齢構成について。 6、令和5年度の新採用職員の人数と年齢構成について。 7、今後想定される人材確保職場環境不安要素に対する認識と対策について。 以上、細かいですが、答弁よろしくお願い申し上げます。 ○議長(田嶋栄一君) 1、豊後大野市職員の人材については、総務課長より答弁があります。 阿南総務課長。     〔総務課長 阿南博和君登壇〕 ◎総務課長阿南博和君) 豊後大野市職員の人材についてのご質問にお答えいたします。 まず、令和4年度の退職者数についてでございます。 昨年度の退職者総数は48人で、その内訳は、市役所28人、消防本部3人、市民病院17人となっております。 また、年度途中の退職者は、市役所が4人、消防本部が1人、市民病院が9人となっております。 次に、退職者数の推移についてでございます。 平成30年度の退職者総数は43人、令和元年度は42人、令和2年度は36人、令和3年度は37人となっております。 次に、令和4年度の退職者の年齢構成及び退職理由についてでございます。 退職者の年齢構成は、20代が9人、30代が11人、40代が5人、50代が13人、60歳が10人となっており、自己都合及び定年退職が主な退職理由となっております。 次に、早期退職希望者の募集についてでございます。 国家公務員退職手当法施行令の一部を改正する政令の一部が平成25年6月1日に施行されたことを受け、早期退職者募集制度の運用が開始されたところです。本市におきましては、平成26年2月から、本市の規則に基づき、職員の新陳代謝を促進し、給与体系の合理化、人事行政の適正化及び財政の効率的運用を図るため、定年前に退職する意思を有する職員を募集しております。 次に、早期退職希望者及び新規採用職員の人数と年齢構成についてでございます。 昨年度の早期退職希望者の総数は11人で、その内訳は、40代が3人、50代が8人となっております。 また、本年度の新規採用職員の総数は37人で、市役所が19人、消防本部が4人、市民病院が14人となっております。年齢構成の内訳として、市役所は、10代が1人、20代が14人、30代が4人で、消防本部は、10代が3人、20代が1人、市民病院は、20代及び30代が6人、40代が2人となっております。 次に、今後想定される人材確保職場環境不安要素に対する認識と対策についてでございます。 今後の人材確保につきましては、採用試験の適時適切な実施、幅広い年齢層からの採用、市内はもとより市域を越えた人材確保の取組を進める計画としております。 職場環境不安要素に対する認識と対策については、増大・複雑化する事務事業への対応に加え、メンタルヘルス対策をより一層講じていく必要があると考えております。そのため、事務事業の見直しやデジタル技術を活用したDXの推進により事務事業の効率化を図るとともに、職員のサポート相談会の充実を図っていきたいと考えております。     〔総務課長 阿南博和君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君、再質問ありますか。 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 答弁の中で、退職者が48名、総数ということなんですけれども、これは確認です。年度途中の退職者も含まれているのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 含まれておりまして、令和4年度の中途退職者の内訳といたしまして、市役所が4人、消防が1人、病院が9人、合計14人となっております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 14人って結構多いので、驚いていますけれども、特に市民病院については、年度途中の退職者が9名ということですけれども、何か特別な理由はございますでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 内田豊後大野市民病院事務長。 ◎豊後大野市民病院事務長(内田健児君) 職員の退職前には所属長が面談を行うようにしておりますが、あくまでも自己都合の退職となりますので、退職の理由の詳細までは把握できておりません。 昨年度は、若干名、寿退職者がおりました。それ以外では、もともと病院は医療の専門資格を有する職員がほとんどでありまして、医療職の求人も多いことや、あるいは自身のワーク・ライフ・バランスを考え、自分自身のより働きやすい勤務先を選びやすいといった働き方の選択肢が多いことも大きな要因ではないかと考えます。
    ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 医師会の先生からも、やっぱり看護師の不足、働き手不足ということも聞いておりますので、ぜひその辺をケアして、できるだけ退職者が出ないように対応していただければなと思います。 再度確認ですけれども、先ほど60歳で退職された方は10名ということですけれども、ということは、この退職者48名中、定年退職で辞められた方が10名ということで間違いないでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 市役所が9名、病院1名、合計10名が定年退職でございます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 例年に比べて、見たところ、定年が10人ということは、38名が定年退職ではなくて自己都合の退職ということになって、やっぱり多いなという印象を受けます。 昨日もやり取りがあって、退職の理由については自己都合ということだったんですけれども、ちょっと一歩踏み込んで、例えば、先ほど病院は上司が必ず面談をするという話でしたけれども、給料が例えば低いとか、職場の人間関係の問題、あとは、その方の体調の問題、ほかに魅力的だとか興味のある仕事が見つかったなど、自己都合の中でもいろいろな理由があると思います。その辺について聞いていることや思い当たる部分、もし答えられるんであれば、教えていただければと思います。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 自己都合ということで聞いております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) あくまでもこの場で言えないということなんでしょう。 先ほどまた病院も言っていましたけれども、本庁舎、市役所も直属の上司が面談をされて理由を聞いたりとか、その内容は、ここで答えなくてもいいですが、総務課としては把握をしているんでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 直属の上司に相談するケースもございますし、総務課に直接退職の願いを届け出る職員もいらっしゃいます。 その際に、退職理由というのは、それぞれ個々人で都合がございまして、詳細を深く確認する作業は、特にご本人が自発的に言わない限りは、こちらから積極的には行っておりません。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) イコール、引き止めることもないという認識でいいですか、課長。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 頑張りましょうという話はさせていただきます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 分かりました。 消防本部に伺います。 昨年、たしか消防本部定年退職者がいなかったんじゃないかと私は記憶していますけれども、もし違ったらお答えください。 急に退職者が4名ですか。先ほどは3名ということでしたけれども、私は勝手に4名だと思っていまして、あと採用したのが4名ということなので、そこのところをちょっと確認、3名か4名かもお答えいただきたいんですけれども、急にそういう形で、年度途中で辞めた方、あとは3月末で辞めた方というのが出ているんですけれども、そこには何か理由はございますでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 甲斐消防長。 ◎消防長(甲斐慎治君) 急にというわけではございません。ご本人の都合により、願いにより、退職の希望が出され、退職ということになっております。 定年退職にあっては、昨年度はおりません。一昨年度が2名、昨年度は自己都合による定年退職者は3名でございます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) ちょっと急にと言ったのはあれですけれども、もともと予定がなくて出てきたんで、こっちもびっくりしていたところではあるんですけれども、分かりました。 消防は、だからといって市民病院や市役所がというわけじゃないんですけれども、やっぱり人気があって、非常に強い志を持って、市民の生命と財産を守るために入ってきて、みんな一生懸命頑張っていますけれども、途中で辞められるのは残念だなと思っています。 続いて、新規採用職員について伺います。 今後の人材確保の答弁にもございましたけれども、幅広い年齢層からの採用とありますが、昨年度も社会人からの採用があり、本年4月には37名の方が市役所に入られました。そのうち、社会人からは何名採用されたのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 新採用職員19名のうち6名が社会人枠の採用となります。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 6名入られたと。これは、課長、もともと社会人枠で6名取ろうという計画だったですか。それとも、新卒がなかなか取れないから、その分を社会人で埋めたのか。その辺について、いかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 採用試験は、採用試験の都度都度実施要領を策定いたしまして、年代別、社会人枠、それと一般行政の初級試験の枠、そういったものを区分いたしまして採用する計画としております。 その中で、大卒といいますか、年齢要件を設定させていただきながら採用試験をするんですけれども、一応社会人枠としては10名程度といった感じで人数枠を設定させていただきながら採用試験をした結果、6名の採用に至ったということでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 分かりました。この社会人枠の方たちは、いろんな場所で経験も積んで入られてきていると思いますので、ぜひ即戦力で活躍いただけることを期待しております。 ちなみに、令和5年度の採用状況をいろいろ見ていくと、これは計画どおりだったのかどうかというところもちょっと思うんですけれども、結構ぎりぎりまで、追加募集という言い方がいいのかどうか分かりませんけれども、追加募集追加募集という形で、採用になかなか苦慮された様子がうかがえるんですけれども、その辺、課長、いかがだったんでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 試験ごとに募集人数を満たさなかったケースもございますし、合格に至らなかったケースもございます。そういった理由から、例年より採用試験の回数を増やしたところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 近隣他市も、いろいろ聞くところによると、採用はかなり苦戦、苦労されていると伺っております。全庁挙げて人材の確保にご尽力いただければと存じます。 ちなみに、市役所は昨年、28名の退職者に対し19名しか採用していないようですけれども、不足分はどのように対応されていますでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 各課の人員配置、事務事業量を勘案いたしまして、再任用職員を配置するなど、業務に影響がないよう対応しております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 業務に影響がないよう対応しているということであれば、これをちょっと見守っていきたいなと思います。 次に、本年度より定年延長制度がスタートいたします。ちょっと分からないところもありますので、今までの再任用との違いも含めて教えていただければと思います。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 再任用制度は、平成30年度から制度を導入いたしまして、令和4年度まで運用した制度でございます。この制度は、定年退職後、再任用職員として公務で培った知識、経験を公務の場で活用することと併せまして、60歳代前半の雇用と年金の接続に関する閣議決定の趣旨にのっとりまして、再任用を希望する定年退職者は原則再任用されることとなっております。 一方で、令和5年度からは、法律の改正によりまして定年の引上げが段階的に実施されることとなっております。この法改正によりまして、これまでの再任用職員が暫定再任用職員と名称を改めることとなっております。 また、定年の引上げ制度の導入によりまして、60歳のときに役職定年制または定年前再任用短時間勤務職員を選択する制度となっておりまして、前者は常勤、フルタイムに勤務する、後者は短時間の勤務という仕組みになっております。定年前再任用短時間勤務職員は、暫定再任用職員と同じ勤務労働条件と制度内容となっております。 定年の引上げに伴う役職定年制は、令和5年度、本年度から開始されまして、令和15年度に定年が65歳、約10年かけて制度が完結する仕組みとなっております。この役職定年制は、管理職及び管理職に準ずる職等に一度就いた職員がそのまま在職し続けることとなった場合に、若手の昇任のペースが遅くなり、職員の士気の低下を招くことが課題となっております。このことを解決するために、一定の特例はありますが、原則管理職等の職に就いた者は定められた職務まで降任することとなります。 少し長くなりましたが、再任用と定年の制度の説明とさせていただきます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 制度を詳しくご説明いただきまして、ありがとうございます。理解ができました。 個人的には、将来、管理職の成り手不足に本市も陥るんじゃないかと少し懸念しているところもありまして、そこで、この定年延長制度が進めば、正直言うと管理職の方も引き続きと思っていたんですけれども、今の答弁を聞きますと、それはできないと。61歳からはもう役職定年に必ずなるという認識で、課長、いいんですか。確認ですけれども。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 特例任用の制度がありますけれども、極めて限定的な運用に限られるということになっております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 分かりました。 この定年延長に関しまして、退職手当については、延長分については加算されるという認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 延長分は勤務年数の分が加算されることになります。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 分かりました。 次に、早期退職希望者について伺います。 昨年末は11名の方が早期退職希望という形で退職されております。これは例年より多いような気がいたしますけれども、そこの部分はいかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 令和4年度は、ご指摘のように11名でございまして、令和3年度が6名、令和2年度が9名、令和元年度が9名、その次が12名という推移でございます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 先ほどおっしゃったように、ばらつきがあるけれども、ここのところでは多いという形ですね。 ちなみに、前提条件がいろいろあって、なかなかお答えすることが難しい部分はあると思うんですけれども、50歳で仮に30年間勤めた方が、普通の退職とこの早期退職の場合で退職手当はおおよそどのぐらい違うのか。もしお答えできれば教えてください。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 退職手当支給事務につきましては、本市におきましては大分県の退職手当組合が所管しております。 したがいまして、概算の数字であっても公表はちょっと厳しいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) テレビも入っていますし、なかなか難しいということは理解いたしました。 先ほどの定年延長にちょっと絡んでお聞きしますけれども、募集対象となる職員の範囲は、昨年度は定年から15年を減じた年齢以上となっています。つまり45歳から早期退職希望者を募集できるようになっていましたけれども、定年延長した場合はどういう形になるんですか。例えば1年延長すれば46歳からになるのか、その辺についてお尋ねいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 16年を減じまして、45歳から対象となります。年々1年ずつ、17年、18年、19年を減じていく仕組みとなります。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 定年延長になっても、では、約というか、45歳から応募できるということですね。分かりました。 私は、実はこの制度について、前々から廃止すべきだと考えております。45歳から、やっとこれから管理職に向けて力をつけていく職員が、そして管理職になっている方、管理職ど真ん中の職員が早期退職するこの制度は、非常にナンセンスだと思います。民間企業だったら、バブル崩壊リーマンショック、今回の新型コロナなどで、業績が悪化して致し方なく、人員整理で退職勧奨を行わなくてはならないということは、よく理解できますけれども、しかし、ここは地方自治体です。最後まで、定年まで働いてもらいたいと思っております。 昨今、若手の職員からは、係長にもなりたくないといった声も伺いますし、昨年度は50代の方8名が早期退職希望で市役所を去られています。年齢的には、皆様ばりばりの管理職として勤めて力を発揮していただかなくてはいけない方々だと思っていますけれども、この早期退職で市役所を辞められています。 私は、早期退職希望者に応募して退職した40代の方と話をしました。この制度の有無が退職に影響したかどうか尋ねたところ、即答で、定年まで働いているかどうかは別として、辞めていなかったと、そのように私におっしゃいました。ちなみに、では、何で辞めたのかという理由を伺ったところ、一番の理由は退職手当の割増しとのことでした。金額も実は伺いましたけれども、確かに魅力的な額でした。その方は、すぐに再就職し、活躍されていますけれども、本来なら豊後大野市をこれからも背負っていく貴重な方だと個人的には思っています。非常に残念でなりません。 募集実施要項を読み、この制度の目的は、職員の年齢別構成の適正化を図ることとされています。総務課長に伺ったところ、40代後半から50代前半が約30人程度多いと伺いました。昨日も、総務省より言われている422名より25名ほど超過という説明も聞きましたけれども、この豊後大野市は、広大な面積を有し、支所も6つあって、本市の実情と業務量を考えれば、年齢別構成の適正化を目的とするこの制度の必要性はないのではないかと思っています。しかも、退職手当の割増しまでして行う制度なのかどうか、甚だ疑問に思います。早期退職の人が出れば、特別負担金を市が払うんじゃないでしょうか。 今こそ、この早期退職者募集制度をやめるべきではないかと考えておりますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 現時点では、今の制度を継続していく予定でございます。 ただし、先ほども定年の引上げのご説明をさせていただきましたが、今後、国の退職制度も10年間のうちに65歳の定年制度を確立するわけですので、制度の変化が生じる可能性もございます。そういった場合には適切な対応を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 制度がある以上、この制度を利用する人を否定することもできませんし、対象年齢となって、この制度の利用を考えている職員の方もいるでしょうから、すぐにとは言いませんけれども、よりよい管理職の確保等も考えながら、段階的に廃止へ持っていっていただけることを私としては提言させていただきます。 次に、技師等、昨日も出ていましたけれども、技術職もなかなか採用が難しそうですけれども、その辺についてはどのように対応されていますでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 採用試験の公示後、技術系の高等学校や専門学校等に情報提供させていただきながら、受験機会の促進に努めております。令和3年度はインターンの受入れも実施しました。今年度も希望に応じて受入れの協議や受入れ体制の構築を図っていきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 昨日、佐藤昭生議員からも職員確保の提言がございましたし、このインターンの受入れについては非常に有効ですので、積極的に進めていっていただければと思います。 最後に、先日まで大分県庁に勤められておりました副市長に伺います。 ここ数年、特に後藤建設課長も非常に困っているんではないかと思いますけれども、技師を含めて本市の職員が大分県の採用試験を受け転職されています。豊後大野市で仕事を教わって、やっと仕事に慣れてきて、これからというところで大分県に行く。しかも、昨年は県から豊後大野市に転職してきて、その方がまた県に戻る。こういった事例もございました。個人の自由ですし、どの世界でもこういったことはあるので、仕方がないとはいえ、どうにかならないものかと非常に思っています。副市長、この辺はどうにかならないものでしょうか。難しいでしょうけれども、ちょっとお答えください。 ○議長(田嶋栄一君) 藤田副市長。 ◎副市長(藤田敬君) 現状、いろんな職種で人材不足というのは、もう皆さんご承知のことかと思います。そんな中で、県におきましても獣医師の不足とか、そういったことが職種において多分に表象されている状態でございます。 そんな中で、本市におきましても、そういった技師、特に測量技師とかが不足しているというのは建築業界でも土木業界でもお伺いしている状況なんですけれども、やはり全てにおいて競争という状態の人材確保というのは、そういったベースにございますので、やはりまずは本市における魅力発信、採用した後、こんなやりがいがあるよとか、そういったものの魅力発信というのは大変重要なことかと思います。 大分県の建築土木業界の協会においても、もう長年、人材確保に向けて、県内の高校とか専門学校、業界の専修学校に協会としてPRにも長く取り組まれておりますので、本市におきましても、やはり地道にPRする、人材確保に向けて努力するということ。その上で、給与体系など必要なことがあれば検討していく。そういうことになろうかと思います。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 競争原理が働いているということですので、課長、しっかりいい環境をつくって、ぜひうちにずっと残ってもらえるようにやっていただければなと思います。 最後に、皆様方はもう、私が言うまでもなく、働きアリの法則という言葉は聞いたことがあると思います。パレートの法則の亜種で、2-6-2の法則と言われています。よく働いているアリが2割、普通に働いているアリが6割、サボっているアリが2割いるので2-6-2の割合になると言われています。この法則は人間社会の組織にもよく当てはめられます。 問題は何かというと、一生懸命やっている人が、サボっているとは言いませんけれども、一生懸命やっていない人と一緒に仕事をしていくうちに、ばかばかしくなって何もしたくなくなるということです。何もしたくなくなれば退職していきます。 本市職員の中でも、一部の優秀な職員に仕事が偏ったりしてはいないか、非常に心配になりますけれども、そうならないように、上司の方は仕事の配分など十分に配慮して采配を振っていただければと思います。 頑張っている職員が報われる職場環境ができ、安心して定年まで勤められる豊後大野市役所になっていくことを切に望み、この項の質問を終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、2、チャットGPTをはじめとする対話型人工知能(AI)の活用についての質問を許します。 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 次に、チャットGTPをはじめとする対話型人工知能(AI)の活用について伺います。 質問すると人間のように答える対話型人工知能、AIが注目を集めています。その代表格として、アメリカ新興企業のOpenAI社が開発したChatGPTが有名であります。知りたいことを尋ねると自然な会話文で回答するほか、手紙や企画書、挨拶文などの作成、要約や翻訳、プログラミングといった文章で表現できることであれば、数秒から数分間程度で何でもこなし、社会を大きく変化させようとしています。企業や行政機関は、事務作業の効率化に役立つと目をつけ、試験導入を始めた自治体もあると報道されています。 政府は、4月に関係省庁横断のAI戦略チームをつくり、5月11日には人工知能に関する政策の方向性を議論するAI戦略会議の初会合を首相官邸で開きました。対話型AI、ChatGTPをはじめとする急速な技術の進歩を踏まえ、活用推進と規制・ルール形成の両面から検討を進めると報道されました。岸田文雄首相も出席し、AIには経済社会を前向きに変えるポテンシャルとリスクがあり、両者に適切に対応していくことが重要だと強調されておりました。 そこで、本市の対話型人工知能の活用について、どのようにお考えか、伺います。 ○議長(田嶋栄一君) 2、チャットGPTをはじめとする対話型人工知能(AI)の活用については、総務課長より答弁があります。 阿南総務課長。     〔総務課長 阿南博和君登壇〕 ◎総務課長阿南博和君) それでは、チャットGPTをはじめとする対話型人工知能(AI)の活用についてのご質問にお答えします。 アメリカのOpenAI社が昨年11月に公開したChatGPTは、生成AIと呼ばれ、与えられた膨大なデータを自律的に学習し、テキスト、プログラムコード、画像、動画、音声、音楽等の創造性に富んだ成果物を生み出すことができる人工知能ツールとして注目されています。国内でも企業や一部の自治体等で有効活用に向けた検証が行われているところです。 しかし、生成AIが様々な利点をもたらす一方で、生成AIからアウトプットされた情報の信憑性や収集される情報のプライバシー、著作権の問題等が国際的に議論されており、本年5月8日付で総務省自治行政局デジタル基盤推進室から「ChatGPT等の生成AIの業務利用について」の事務連絡が通達されています。その内容は、ChatGPTのようなサービス形態で提供されるものは、政府統一基準でいう不特定多数の利用者に対して提供する画一的な約款や規約等への同意のみで利用可能となる約款型外部サービスに該当し、セキュリティ対策やデータの特別な扱いを求めることが難しく、必要十分なセキュリティ要件を満たせないため、要機密情報を取り扱うことはできないこととなっております。 また、本年6月2日には、個人情報保護委員会が、行政機関は利用しようとする生成AIサービス会社が入力された当該個人情報をAIの機械学習に利用しないという確約がなければ利用できない旨の注意喚起をし、さらに、生成AIサービスを提供するOpenAI社等にも、生成AIの機械学習のための情報収集に個人情報が含まれないよう必要な取組、措置を講じることと通達しています。 直近の動きとして、政府は、知的財産推進計画を定め、どのようなケースが著作権の侵害に当たり、どのような場合が生成AIの著作物と認めるのか検討することとしており、技術の発展と著作権保護の両面から議論を進めることとしております。 以上のことから、現時点では行政機関での生成AIの活用は試行的かつ限定的な範囲にとどめるべきであると考えております。 市としましては、今後の国、県及び他の自治体の取組や法整備等の動向を注視し、有効的な活用の公的指針等が示された段階で、効果的な活用を図っていきたいと考えております。     〔総務課長 阿南博和君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君、再質問ありますか。 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 先日行われましたG7広島サミットでも議論されたこの対話型人工知能の状況は、ChatGPTに限らず、グーグルのBardや、中国、ロシア、ドイツなどでもサービスを発表して、物すごいスピードで進化をしております。その反面、脆弱性、信憑性、そして、答弁にもありましたように著作権、機密情報等では問題や不安要素もございます。 本市としての方向性は理解しましたけれども、仮に職員が個人的にこれを利用した場合についてはどのように対応していくのか、お尋ねいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 現在、庁舎内にて全職員が使用している事務パソコンにつきましては、外部への接続ができませんので、ChatGPTの利用はできない仕組みとなっております。 ただ、一方で、職員が自宅のパソコンやスマートフォンにて個人的に利用している範囲については、特段の制限はしておりません。 しかしながら、先ほど説明しましたように、生成AIの性質上、行政情報をAIに入力することは、入力された情報を第三者が利用することとなり、情報漏えいに当たる可能性も高いため、あくまでも私的な情報利用として慎重な扱いが求められると考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 慎重な取扱いが求められるというものの、これは本当に、使われた方は分かると思いますけれども、文章の添削とか校正、私も読んだことがない本をこの本の要約をしてと言ったら、すごい内容で返ってきます。そういう部類には十分に活用可能だと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長阿南博和君) 活用方法によっては、有効な業務改善ツールとなり得るだろうということは考えております。 しかしながら、先ほどからご説明をさせていただいておりますように、個人情報の扱い、それと著作権の侵害の問題、そういったところがクリアになった段階で、特に国からの大きな指針等が示された段階で、有効活用を図っていきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 慎重にならざるを得ない部分も理解しております。しかし、機密情報や著作権に関係ない分野で意外と効果的なのが、壁打ちだったりとかブレーンストーミングとして使う方法は、かなり有効だと思っております。マーケティングの方法とか、何かするときのメリット、デメリット、企画を考える際のアイデアの創出など、様々な場面で、このChatGPT活用が効果的だと思っております。ふるさと納税をどうやったら増やせるのか、少子化問題にどのようにアプローチしていけばいいのかなど、壁打ちをしてみるとアイデアは意外と創出できます。 また、既にChatGPTとエクセルで非常に業務の効率化が進むと言われており、どんどん進んでいっています。公的指針等が示されるのを待つ間にも、できることはあると思いますので、ぜひ研究して業務の効率化に生かしていただければと思っております。 今回、通告を出していませんので、質問できませんけれども、教育委員会においても、もうご存じのとおり、読書感想文を書いてくださいと言ったら、ぴゃあっと出てきます。作文なんかも出てきます。何百字以内で作文を書いてくださいと言ったら出てきます。この辺も問題としていろいろ上がっていますので、児童・生徒のこれからのChatGPTの利用について、難しい問題はいろいろあるかと思いますし、ただ、これは使っていかないと子供たちもAIに慣れていきませんので、その辺を十分議論して上手に活用していただければなと思います。 以上で私の一般質問を終わります。     〔7番 後藤雅克君質問者席降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、7番、後藤雅克君の一般質問を終わります。 ここで11時10分まで休憩します。          休憩 午前10時53分          再開 午前11時10分 ○議長(田嶋栄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を許可します。--------------------------------------- △原田健蔵君 ○議長(田嶋栄一君) 6番、原田健蔵君。 1、エイトピアおおの改修工事についての質問を許します。 原田健蔵君。     〔6番 原田健蔵君質問者席登壇〕 ◆6番(原田健蔵君) 議長の許可をいただきましたので、大きく3項目について一般質問させていただきます。どうかよろしくお願い申し上げます。 まずは、第1項目め、エイトピアおおの改修工事についてであります。 エイトピアおおのの竣工当時を振り返りますと、旧三重町の広報みえに、平成10年(1998年)10月号に2面と3面見開きの大見出しで「大野郡の文化を高める新しいステージ・9月29日ついに誕生!? 大野広域総合文化センター(エイトピアおおの)」と掲載があります。そして、エイトピアおおのは、全国に先駆けて設立された大野広域連合を象徴する初事業であり、観る文化、聴く文化、触れる文化を積極的に受け入れるだけでなく、自分たちの手でつくった文化を全国に発信できる、大野郡8か町村のための文化の交流拠点を目指しますと書かれております。 そして、竣工後の翌日の10月に開催された第13回国民文化祭・おおいた98においては、エイトピアおおのは、お話フェスティバル「おはなしコンクール」のメイン会場として、県内外の方々で大いににぎわったものでありました。 ちなみに、この大野広域総合文化センターについては、建設負担割合は、用地買収については100%並びに建設費については80%を三重町が負担。その経費内訳は、用地補償費に5億3,100万円、工事費は42億3,200万円、設計管理・備品は2億3,700万円、合計50億円にも上り、当時の三重町の財政規模70億円に対して将来の財政負担が懸念されました。 以上、エイトピアおおのの建設当初を振り返りましたが、次の4点についてお伺いします。 ①平成10年建設以降、25年が経過する中、果たしてきた役割・成果についてどのように捉えているのか。 ②改修工事の経費と概要、そのタイムスケジュールについて。 ③公立文化施設としての特殊な専門性を有することから、コンサル等の登用の考えはないのか。 ④人口減少、高齢化時代を迎え、今後の活用をどのように考えているのか。 どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田嶋栄一君) 1、エイトピアおおの改修工事については、まちづくり推進課長より答弁があります。 河室まちづくり推進課長。     〔まちづくり推進課長 河室晃明君登壇〕 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) エイトピアおおの改修工事についてのご質問にお答えいたします。 まず、エイトピアおおのが果たしてきた役割・成果についてでございます。 エイトピアおおのは、平成10年の開館以降、本格的な文化ホールとして、一線級の著名アーティストによる公演はもとより、国民文化祭や神楽大会、市芸術祭など、本市の芸術、文化、伝統文化の鑑賞、発表の場として利用されてまいりました。これまで130万人を超える方々に来場いただき、本市の文化振興発展に大きく寄与してきたものと考えております。 次に、改修工事の経費と概要、タイムスケジュールについてでございます。 施設改修に係る事業費は、本年度補正予算として改修工事請負費3億2,450万円、工事監理委託料220万円、令和6年度債務負担行為として設備改修事業7億6,857万円を計上しており、2か年で実施する予定としております。 改修工事の概要につきましては、大ホール及び小ホールの舞台照明、音響、映像設備の更新で、それらに付随する器盤類の改修も行う予定としております。 タイムスケジュールにつきましては、本定例会での議決後、7月から8月に入札を行い、第3回定例会で契約の議案を提案し、10月から来年度にかけて工事を実施する計画です。 次に、コンサル等の登用の考えについてでございます。 本事業では、工事に際して工事監理委託を行う予定としております。また、工事監督は、建設課の建築技師に業務援助を依頼する予定で、工事管理に万全を期する体制が既に構築されていることから、コンサル等を発注する考えはございません。 次に、人口減少、高齢化時代を迎え、今後の活用についてでございます。 本施設の平成17年度から令和元年度までの年間来場者数の平均は約5万5,000人となっており、この中には、絵本原画展やほのぼのおおのラブLive等、市民が、市民の力で、市民のために行った事業の利用者や来場者も含まれております。 また、寺子屋エイトピアやエイトピアの日など、未就園児から高齢者までを対象とした育成普及型、参加創造型の取組や、著名なアーティストの公演、トークショーなどの鑑賞型事業も継続して行われ、好評を博してまいりました。 今後も、多くの市民の皆様に愛される文化の拠点施設として、本市の文化芸術の振興発展に寄与すべく事業推進を続けてまいります。     〔まちづくり推進課長 河室晃明君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君、再質問ありますか。 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) ①の役割と成果については、課長が言われたとおり、文化の交流拠点として、まさしく豊後大野市を代表する建物としての評価は正しいと思います。 ②の改修工事の経費については、本年度補正予算で改修工事請負費で3億2,450万円プラス工事監理委託料220万円の合計3億2,670万円。そして、令和6年度債務負担行為として設備改修事業で7億6,857万円。今年度と来年度合計で10億9,527万円。改修工事の内容は、照明、音響、映像設備と聞き及んでいますが、ここで再質問1点目であります。 この25年間の建物本体、照明、音響、映像設備の改修実績はあるのか。あるとすれば、金額を含めてお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 平成10年の開館以降のエイトピアおおの改修工事につきまして、主な改修事業の実績をお知らせします。 平成21年度でございますが、空調設備の改修工事、駐車場整備工事ということで1,100万円ほど、平成22年度には屋根防水工事で2,900万円、平成25年度におきましては、大ホールの音響機器である音響調整卓の改修工事で1,300万円、平成30年は、天井の改修工事、空調設備、自動ドアの改修で7,400万円、令和元年度は、空調の改修と外構整備工事で5,200万円、令和2年度は空調設備改修で5,300万円、令和3年度は電気設備、Wi-Fiの環境整備として1,800万円、令和4年度は、電気設備として200万円程度で、総額2億5,000万円ほどの改修費となっております。 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君。
    ◆6番(原田健蔵君) 今お伺いしましたけれども、確認ですけれども、照明、音響、映像設備の改修実績というのは、ないと捉えてよろしいんでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 映像は特にございませんが、照明、音響については一部更新したものがございます。今回のような全体的な改修については行っていないということでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) では、次に2点目、今回、令和5年度、6月定例会の補正予算として初めて上程、提案されましたが、このような年度をまたぐ巨額な金額であれば、本来なら年度初めの審議でもおかしくないのではないかと思います。そこら辺はどうお考えでしょうか。あわせて、その財源内容についてお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 当該改修工事に係る予算につきましては、令和5年度当初予算として計上するものでありますけれども、今回、予算につきましては、実施設計によって計上された工事費を基に要求するというものでございまして、その工事費の算出が令和5年度当初予算の要求以降となりましたので、今回の提案となりました。また、この改修工事の財源につきましては、主に合併特例債を充てることにしております。 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) 事情については理解をしました。 では、次に移りたいと思います。 ③公立文化施設としての特殊な専門性を有することから、コンサル等の登用の考えはないかに対して、先ほどの課長の答弁では、工事監理については建設課所属の建築技師が行う旨の答弁でしたが、若干質問の趣旨が違い、3点目としてでありますが、エイトピアおおのにつきましては、今、指定管理施設ということで、難しいかもしれませんけれども、エイトピアおおのの運営審議会もしくは利用者協議会にプラス運営コンサルを入れた協議体による運営というのは考えられないか、お伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) エイトピアの運営審議会というのは、いわゆる運営に関するものでございますし、今回、改修工事が主なもので、あくまで劣化した機能を復元させるということが目的でございます。この更新によりまして、性能は上回る機能となりますが、基本的には既存設備の改修工事と捉えていることから、そのため運営コンサルなどを入れた協議体等などは考えていないところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) では、今後の課題として取っておきたいと思います。 最後に、人口減少、高齢化時代を迎えた今後の活用方法でありますが、この3年間、コロナ禍を経験し、文化そのものに対する価値観も多様化し、その対応も変化しつつあります。 そこで、再質問4点目ですが、ICT機器、Zoom等を活用したアマチュア、プロを含めた音楽フェスなどの取組や音響、照明、映像のよさをアピールする中高大学の吹奏楽合宿の誘致など、今回の費用対効果に見合う交流人口増加対策も一考に値すると考えています。市長の見解をお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 川野市長。 ◎市長(川野文敏君) エイトピアおおのの今後の活用についてでありますけれども、先ほどこれまで果たしてきた役割などもご説明させていただきましたが、本市の文化の交流拠点施設として、これからも多くの方々に活用していただきたいと思っておりますし、今度改修工事を行います音響とか、そういうものを活用した事業も考えていかなければならないと思っております。 なお、今年度は、当初予算にお示ししましたけれども、著名な指揮者であります西本智実さんを本市にお招きして、子供たちに対するオーケストラの指導とかいうところも事業として組み込んでいるところでありまして、そういうことをやりながら、エイトピアおおのを活用したそういう人材の育成あたりにも力を注いでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) せっかく改修工事を行うわけですから、先の先まで見据えた対応をお願いします。 さて、令和5年、令和6年で総額10億を超える改修費用について、一瞬この金額を聞いたときに、たじろぐものがありましたが、建設以降、25年が経過する中、照明、舞台、映像機器については更新が行われていないことを考慮するならば、やむを得ないかなという思いもする次第であります。しかしながら、やっぱりこの金額については非常に考えるものがあるように思っています。 しかし、建物の有効利用という観点から考える場合に、前向きに捉えて、費用対効果を考えて、成果を最大化させるような対策をお願いして、この質問を終わりたいと思います。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、2、森林管理についての質問を許します。 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) では、次に、2項目め、森林管理についてであります。 5月13日付大分合同新聞1面において、大見出し「県内の林業 活況呈す」と銘打って、大分県内の林業が活況で、2021年の丸太生産量は、輸出分を含めて過去最高の159万立方メートルと前年実績140万立方メートルから15%も増加。木材産出額は171億円で、宮崎県、北海道に次いで全国3位。景気の低迷で需要が落ち込んだ前年実績104億円から65%増しと大幅に伸びました。 アメリカの新築ラッシュに起因した世界的な木材不足、ウッドショックに加えて、ロシアのウクライナ侵攻によるロシア産木材の不足による先行き不安からの木材価格高騰で、販売は好調な反面、資源を守る循環型林業の拡大と担い手の確保が課題として浮上しています。 伐採後の再造林の必要性が言われて久しいのですが、大分県の再造林面積は、県全体で1,169ヘクタール、再造林率は73.5%で、全国平均30%から40%に比較すると高水準で推移しており、2024年までに80%に引き上げる目標と聞き及んでいます。 そこで、我が市の森林管理について、4点お伺いします。 ①本市における森林総面積とその内訳について。 ②災害に強い森林づくりの対応について。 ア、急傾斜地の広葉樹林化。 イ、間伐等による適正管理について。 ③再造林、育林の担い手確保について。 ア、早生樹植林の考えは。 イ、おおいた林業アカデミー研修実績。 ウ、新規就業者への造林OJT研修実績について。 ④森林管理におけるJ-クレジット制度導入について。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(田嶋栄一君) 2、森林管理については、農林整備課長より答弁があります。 関屋農林整備課長。     〔農林整備課長 関屋 隆君登壇〕 ◎農林整備課長(関屋隆君) それでは、森林管理についてのご質問にお答えいたします。 まず、本市における森林総面積とその内訳についてでございます。 本市の面積は6万314ヘクタールで、その約74%が森林面積であります。 県林業統計によれば、森林面積は4万4,659ヘクタールであり、その内訳は、市有林987ヘクタール、民有林3万6,465ヘクタール、国有林7,207ヘクタールとなっております。 次に、災害に強い森林づくりの対応についてでございます。 平成24年及び平成29年の九州北部豪雨災害では、県内でも河川沿いの針葉樹の支持基盤が浸食され、流木により農地や道路等に甚大な被害が発生しました。そのため、県では治山ダムや河川沿いの針葉樹を伐採し、広葉樹へ誘導する施策を推進しています。本市においては、令和4年度に、朝地町上尾塚の蝙蝠滝周辺の針葉樹を県の森林環境税を財源に0.52ヘクタール伐採し、広葉樹の植付けを行ったところです。 また、間伐等による適正管理については、市有林において林業事業体と森林経営委託を締結し、毎年適正な間伐・主伐・再造林・下刈りを行っております。民有林につきましても、森林環境譲与税を活用し、一体的にまとまった未整備森林を計画的・効率的に間伐等を行い、森林の有する多面的機能の十分な発揮ができるよう取り組んでいるところです。 次に、再造林、育林の担い手確保についてでございます。 早生樹については、将来の伐採適齢期における森林減少に対応するため、現在、県において早期に活用が見込めるコウヨウザンやスギ特定母樹等の造林を推進しています。これらの早生樹等を造林することで、育林コストの低減や回収期間の短縮とともに、二酸化炭素吸収量の向上も期待されています。本市の造林事業においては、まだ早生樹の植林はありませんが、大分中部地域森林計画に基づき、早生樹の造林も検討課題として研究してまいります。 また、おおいた林業アカデミーは、新たに林業を始めようとする者を対象に、1年間で林業に従事するための基礎的知識・技術を取得する研修です。本市では、令和2年度において、市内からアカデミーに通った1名に対して森林環境譲与税を活用し、交通費の助成を行っております。 さらに、新規就業者への造林OJT研修においては、森林環境譲与税を活用して認定林業事業体が実施する造林作業員の確保・育成及び就業環境改善に要する経費を補助しており、本市では令和元年度から令和4年度までに研修に参加した人数は9名となっております。 次に、森林管理におけるJ-クレジット制度導入についてでございます。 J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や適切な森林管理によるCO2等の吸収量をクレジットとして国が認証する制度です。本市では、まだ導入に至っておりませんが、県では、ここ数年で県有林を対象にJ-クレジットの創出に取り組み、そのノウハウを県内に普及し、制度の活用拡大を図る予定であるとのことから、今後は県の動向を注視しながら本市でも研究を進めてまいります。     〔農林整備課長 関屋 隆君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君、再質問ありますか。 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) 今の答弁で、我が市の森林総面積は全市面積の7割強を占め、民有林がその8割を占めること、災害に強い森林づくりについては、急傾斜地の広葉樹林化も端緒についたばかりだが、県と連動して継続実施の方向であり、間伐等による適正管理については、大野郡森林組合を中心に実施しており、再造林、育林の担い手確保についても、おおいた林業アカデミーや新規就業者への造林OJT研修も企業体ごとに実施していることは、理解しました。 そこで、再質問であります。 ②災害に強い森林づくりの対応についての間伐等による適正管理に対する答弁の中で、市有林において林業事業体との森林経営委託とは、具体的にどのような業務内容なのかお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 森林経営委託の内容につきましては、市有林の管理を国・県の造林補助事業を活用し、林業事業体が間伐・主伐・再造林・下刈り等の施行を実施しております。 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) これについては、委託ということであれば、市からの支出というのはないと理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 委託の内容で、国・県の造林補助事業を活用している中では、今のところは、支出は発生しておりません。 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) 理解しました。 次に、再質問でありますけれども、同じ項目で、民有林については一体的にまとまった未整備森林を計画的・効率的に間伐等を行うとありました。森林環境譲与税を活用する手法についてお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 森林環境譲与税を活用した未整備森林の整備についてございますが、航空レーザー測量や航空写真等各種データから解析を行い、未整備森林の抽出を行います。抽出された未整備森林につきましては、実際に現地に入り、整備の必要等を現地確認チェックリストに沿って調査を行います。 次に、未整備森林として抽出された山林の所有者に対し、意向調査を行った結果に基づき、森林整備を実施することとしております。 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) 理解しました。 では、最後に、④森林管理におけるJ-クレジット制度の導入についてであります。 大分県の取組としては、さきの大分県議会3月定例会において、地球温暖化が進む中、脱炭素社会づくりは喫緊の重要課題であり、2050年温室効果ガス排出実質ゼロを表明している大分県としては、森林の適正な管理によるCO2(二酸化炭素)の吸収量の増加を図っていくことは大変重要で、そのため、脱炭素に向けてのJ-クレジット制度について、県営林において令和5年度から取組の開始を表明しました。 森林を管理していくこと自体が吸収源対策になりますが、これまでは主伐がCO2排出にカウントされ、再造林しても吸収にカウントされず、主伐主体の森林経営の現状では積極的な取組が困難でした。 しかし、昨年8月、森林経営の長期的な時間軸を踏まえたルール改正がされ、主伐後に再造林を行うことで排出のカウントが大幅に軽減される仕組みに変更されました。このルール改正により、吸収源としての森林の価値向上や適切な森林整備、着実な再造林実施が期待できるようになります。 そこで、お尋ねでありますが、J-クレジット制度とは、県の取組も端緒についたばかりで大変恐縮ではありますけれども、このJ-クレジット制度について、できましたら市長の見解をお願いします。よろしくお願いします。 ○議長(田嶋栄一君) 川野市長。 ◎市長(川野文敏君) J-クレジット制度についてのご質問でございますけれども、さきの答弁で申し上げましたように、本市ではCO2の削減、吸収を図っていくために、未整備森林の整備あたりも森林環境譲与税を活用して促進しているところでありまして、やはりカーボンニュートラルに向けて、そういう対策というのは、これからしっかりやっていかなければならないと認識いたしております。 J-クレジット制度について、県が今、取組を始めたばかりということで、これはクレジットを企業に購入いただいて、それの収益も上がるというふうな取組でもありますし、収入を図っていく部分でも、市の財源になるのであれば、そういうことも考えていかなければいけないと思っておりますが、まず、どういう仕組みでやっていくのかというところを県の実証実験を見ていきながら、市でどういう形で導入できるかというところを研究していきたいと考えているところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) 無論3月定例会で端緒についたばかりで、この試験的試みも、やはり4年ぐらいの年数がかかるように聞いております。そこから始まる関係で、まだまだ、今、市長の答弁にあったように、取りあえずは森林の整備を優先したいということでありますので、そこら辺はしっかりとやってもらいたいと思っています。 ただ、このJ-クレジット制度というのは、森林はもちろん、再生可能エネルギー、今、我が市の場合は太陽光発電をやっていますけれども、それも対象になるかと聞いております。ぜひとも、そこら辺のこともありますので、できましたら、この制度についての研究というか、そういうものに進めていただければありがたいなと思っています。 いずれにしましても、世界的動向として、1997年に京都議定書が採択され、地球温暖化防止に向けてCO2排出量取引が取り入れられ、欧州連合域内排出量取引制度が2005年から始まり、CO2排出量が国境を越えて市場取引されています。 日本でも、京都議定書によるCO2排出量1990年比6%削減のため、政府や電力会社が目標不足分を諸外国からクレジットとして年平均で9,750万二酸化炭素トンを購入しています。 国内では、東京都が温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引を初めて条例化し、2010年から施行している段階にあります。やはり人口と経済の集中する大都市の繁栄は、地方の環境容量の上に成立し、地方が森林をはじめ我が国の環境を保持しており、環境に対する地方の貢献は明らかであります。その経済的価値の正当な評価を促すべきだと私は感じております。 J-クレジット制度は、目に見えないCO2の売買ということで、なじみも実感もない取引でありますが、足元の自然環境を資源とした地方における新しい産業のチャンスであります。 岸田内閣もグリーントランスフォーメーション、2030年までにCO2削減46%と既に決めております。世界も日本も、徐々にでありますけれども、CO2削減に向けて頑張っております。そういった状況の中で、取り残されることなく、この対応について積極的に取り組まれることを期待しまして、この質問を終わりたいと思います。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、3、シニア向けスマホ活用への支援についての質問を許します。 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) 最後に、3、シニア向けスマホ活用への支援についてお伺いします。 この支援事業については、昨年6月定例会において、私が提案を行い、了承された事案でありますが、つい最近も新聞紙上で、国東市が市社協とタイアップしてスマートフォン教室を約3年前から実施している事例や、日本文理大生が大分市佐賀関地区の困り事のよろず支援と銘打って、高齢者の皆さんを対象にスマートフォン教室を開催している事例が報告されています。 デジタル活用に不安のある高齢者等の解消を目的に、その活用推進に向けた講習会の実施状況についてお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(田嶋栄一君) 3、シニア向けスマホ活用への支援については、社会教育課長より答弁があります。 岡部社会教育課長。     〔社会教育課長 岡部 司君登壇〕 ◎社会教育課長(岡部司君) それでは、シニア向けスマホ活用への支援についてのご質問にお答えいたします。 昨年6月定例会での原田議員の一般質問に対しまして、シニア向けにスマートフォン活用の支援を行う必要性を認識しており、社会変化や市民ニーズに対応しながら、講座の充実に努めていくことを答弁しております。 その後の取組につきましては、令和4年度大分県地域デジタル活用支援員育成事業を行っております。この事業は、高齢者等がICT機器・サービスの利用方法に関し、身近な場所で身近な人に気軽に相談できるようにするための支援員を育成することにより、地域で教え合う体制を構築することを目的としたもので、中央公民館では昨年11月に7人、緒方公民館では12月に26人の支援員候補者が参加しました。県全体の参加者アンケート結果によりますと、「支援員として少し不安はありますが、スマホは楽しいし、世界が変わるということの説明ぐらいはできるし、簡単なことからできそうです」や「せっかくスマホを持っているので、少しでも使い方を知ってもらい、広げていきたい」といった意見がありました。 本市の公民館講座につきましては、清川公民館では昨年6月、7月、本年1月の計5回開催し、延べ73人の高齢者の方が参加しました。参加者からは、「スマホの機能を知り、家族や友人とのつながりが広がった」との喜びの声をいただいております。 犬飼公民館では、携帯電話会社の協力により、端末の使用方法等を個別に指導していただく「スマホ教室Wi-Fiとオンラインサービスの使用方法」を本年1月に開催し、15人が参加しました。 また、緒方公民館では、本年3月に社会福祉協議会緒方支部の主催で、地域の活動やつながりのある場所ということを題材に、いきいきサロン、老人クラブ等に呼びかけ、8人が参加しました。 千歳公民館では、本年5月に初級のスマホ教室を4回開催し、延べ20人が参加しました。引き続き、テキストを基本に学びを忘れないようにするため、月2回の自主クラブへの参加を呼びかけた結果、スマホ教室受講生を対象とした、ちとせスマホ倶楽部が今月からスタートしております。参加者にとりましては、忘れてしまった機能を復習する機会となり、好評を得ております。 なお、中央公民館では、本年10月にスマホ教室を計画しており、大野、朝地両公民館においても、現在開催に向けて調査研究を行っている状況でございます。 今後も、スマホ活用について、使用方法等に関する支援の取組が広がるよう、継続して関係機関と連携してまいります。     〔社会教育課長 岡部 司君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 原田健蔵君、再質問ありますか。 原田健蔵君。 ◆6番(原田健蔵君) 再質問ではありませんけれども、積極的な実施状況の答弁、本当にありがとうございました。 昨年11月と12月、市の中央公民館と緒方公民館において、県の補助事業で、スマートフォン活用支援員育成事業に始まり、以来、公民館講座や社協主催でスマートフォン教室が開催され、とりわけ千歳公民館では、教室を受講後、学び直しのため、自主的に、ちとせスマホ倶楽部を立ち上げ、そのつながりを高めておられるとのことであります。 そして、これから以降は、中央公民館や大野・朝地公民館でも開催計画段階にあり、できましたら、先ほどのモデルとなりました千歳公民館の事例を参考に継続した取組をお願いして、終わりたいと思います。ありがとうございました。     〔6番 原田健蔵君質問者席降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、6番、原田健蔵君の一般質問を終わります。 ここで午後1時15分まで休憩します。          休憩 午前11時53分          再開 午後1時15分 ○議長(田嶋栄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を許可します。--------------------------------------- △嶺英治君 ○議長(田嶋栄一君) 8番、嶺英治君。 1、観光施設等の再生についての質問を許します。 嶺英治君。     〔8番 嶺 英治君質問者席登壇〕 ◆8番(嶺英治君) まず、1点目です。観光施設等の再生についてということで質問させていただきます。 市長が進めるというか、豊後大野市が進める3つのツーリズム、オルレ、サウナ、スポーツ、この中でもスポーツツーリズムについては、全天候型施設をはじめ、ネーミングライツなどで、まさに今脚光を浴びていると私は思っております。 それはそれで、新しい本市の可能性を見いだす取組として十分に理解しているつもりであります。その中心である三重町のJR三重町駅も、今年度、改修が予定されて、駅周辺部も新しい息吹が見えていると思っております。 翻って、本市が持つ優良な資産であるいわゆる観光施設の再生がおざなりになっているのではないかという心配の声を聞きます。観光地の起点である原尻の滝、ここの道の駅原尻の滝は、全国でも屈指の道の駅で、歴史も古い。歴史といいましても、九州で1番か2番か、全国で1番か2番目に設立された道の駅であります。この観光施設等の再生について、おざなりにしてはいけない。今すぐこの再生について、私は着手すべきではないかという視点で、5つの質問をいたします。 まず、1点目、基点である原尻の滝の遊歩道についてお尋ねいたします。 2点目、原尻の滝、最寄り駅であります100周年を迎えた緒方駅のトイレ、自転車置場などについてお伺いいたします。 3点目、緒方駅を中心として原尻の滝までを考えたときの運転者視認用のグリーンベルト、ちょうどこの辺の近くでは三重町の紫雲荘ですか、そこの前にあるようなグリーンベルト、これの施工についての状況をお伺いいたします。 それと、旧緒方村役場、昨日も16番議員から一般質問の中でやり取りがあったように思いますが、この緒方村役場の活用について、スポットライトとかを当ててみてはどうかということについてお尋ねします。 5点目、道の駅、原尻の滝のことですけれども、この再生について着手してはどうか。この再生についてお尋ねいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 1、観光施設等の再生については、総務企画統括理事より答弁があります。 平山総務企画統括理事。     〔総務企画統括理事 平山元彦君登壇〕 ◎総務企画統括理事(平山元彦君) 8番、嶺英治議員の観光施設等の再生についてのご質問にお答えいたします。 まず、基点である原尻の滝の遊歩道についてでございます。 原尻の滝右岸側の遊歩道につきましては、路肩が崩れる危険性があることから、通行止めとしているところでございます。現在、通行の再開に向けた測量設計を行っており、今後は工事設計額の確定後、改修工事費を補正予算で提案する予定でございます。来年春のチューリップフェスタや福岡・大分デスティネーションキャンペーンまでには周遊の再開を行いたいと考えております。 次に、緒方駅、トイレ、自転車置場などについてでございます。 JR緒方駅には、JRが管理している駅舎やトイレのほか、市が管理している駐車場、駐輪場、休憩所、トイレがあります。 市が管理している建物のうち、駐輪場については、28台が駐輪可能で、現在、バイク1台と自転車10台を契約しており、また、駐輪場に隣接して休憩所とトイレが一体となった建物がありますが、建物自体は、それぞれ経年による劣化はあるものの、建て替えや改修をするような状況にはないと考えています。 次に、運転者視認用のグリーンベルトの施工についてでございます。 令和4年9月に緒方町原尻区自治委員ほか関係5自治区の連名により、市道緒方中央線約6.4キロメートルについて、グリーンベルト設置の要望をいただいております。当路線は通学路でもありますので、ドライバーからの視認性の向上を図るため、今年度より事業に着手し、令和7年度までの3か年で完了予定としております。 次に、旧緒方村役場のスポットライトの施工についてでございます。 スポットライトの施工に関しましては、環境省が示す光害対策ガイドラインに沿った環境影響への適正な配慮が必要となります。特に、夜間には、隣接する住居内への侵入光による快適性の影響や、水田・山林の多い地域であるため、夏季には大量の昆虫が照明に集まり、死骸の発生も予想されることから隣接する住民の方々の生活環境への影響等に関し理解を得る必要があります。また、防犯を目的とした照明を設置した場合には、規模にもよりますが、相当な電気料が発生することも予想されます。 以上の理由から、現時点では旧緒方村役場庁舎にスポットライトを施工することは困難であると考えます。なお、防犯対策用としての照明は、別途検討する必要があるものと考えております。 次に、道の駅の再生についてでございます。 市内の道の駅につきましては、全て合併前に設置され、老朽化が進んでおりましたので、令和2年度に道の駅ごとに長寿命化計画を策定し、令和3年度から順次大規模改修に着手しているところでございます。 なお、道の駅原尻の滝につきましては、令和3年度に事業費2,227万2,000円で附帯施設である花水車の屋根及び室内改修工事を実施し、令和4年度には事業費1,672万9,000円で外灯及び館内照明設備のLED化工事を実施しております。 今後は、空調設備の更新工事なども計画しております。道の駅の再生につきましては、引き続き長寿命化計画に基づく大規模改修や突発的に発生する修繕等を適宜行ってまいりたいと考えております。     〔総務企画統括理事 平山元彦君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君、再質問ありますか。 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) それでは、1点目、基点である原尻の滝の遊歩道についてお尋ねいたします。 先ほどの答弁で、今年度中に再開見込みであるということは確認できました。最初に申し上げましたとおり、今回のこの質問ですが、全て市民の方から、ぜひ言ってくれということで言われて質問しております。それでなくても観光客の滞在時間が短いと言われる原尻の滝で、つり橋を渡って周遊する散歩コースが通行止めになって、地元の人から、一番滝の見頃のとき、チューリップフェスタのときとか、秋口、水量の多いとき、そういうときに通行止めにしたまま、豊後大野市は観光地をどう思っているのかと、おまえら議員がつまらんからそういうことになっておるんだということを言われました。 これが多分、2年とか2年半、ずっと手つかずのままだったんです。通行止めです、ずっと2年、2年半、原尻の滝の周遊道が。何度か商工観光課にも当時、私も言いましたけれども、今回よくしてくれるということではあるんですが、この手つかずの理由をちょっと一回お尋ねします。手つかずだった理由。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) 最初に遊歩道の一部で傾きがあるとの指摘があったのは、令和3年6月でございます。 時間のかかった経緯についてでございますが、当初、内部での検討では、岩盤の崩落の可能性もあるということを考慮して、同じ場所を通過するのは危険と判断、農道を迂回して通過するルートの検討を行ってきました。その後、あぜ道の拡幅や現在のルートより内側の田畑を通過するルートも検討していましたが、岩盤の状況等を把握するため、昨年の12月に測量会社が簡易調査を行うようになりました。 その調査の結果が、岩盤ではなく土砂部分の地盤沈下であることが判明したことから、現行ルートでの工事が可能と判断して、今年度、測量設計の予算を計上したところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 事情をしっかり教えていただければ、私たちもきちんと答えられるとは思うんですけれども、ちょっと待ってください、調査が、調査がという返答ばかりでしたので、ちょっとこちらもなかなか対応できなかった状態にもあるんですが、あそこは、最初ご答弁いただきましたように観光地の基点、基の点と市も答えていただいていますので、それを考えたときには、もうちょっと早く手を打てたらよかったのではないかなと思います。 続きまして、2点目です。言いました基点である原尻の滝、最寄り駅の100周年を迎えた緒方駅のことについてであります。 4月には、ちょうどチューリップフェスタの関係で、JRか何かのイベントで、多くの方がずっと歩いて滝のほうに行かれていました。先日、ちょっといつというのは覚えていないですが、外国人の方が3名ほど、あそこで話をして、リュックを背負って多分滝に行くんだろうなと思いながら、私、通り過ぎたんですが、しっかり観光地の最寄り駅として機能しているなと考えております。 ただ、駅舎は古いですが、無人駅ですので、駅舎を建て替えろとか、そういうことは言いませんけれども、特にトイレ、市が管理しているトイレ、JRが管理しているトイレ、あると思います。経年劣化しているのは把握されているということですが、建て替えの改修、必要はないということで先ほどご答弁をいただきました。これは課長、あそこのトイレに行かれたことはありますか。どなたが答えられるのかわかりませんが、あなたは使えますかというのをちょっと純粋にお尋ねしたいです。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤財政課長。 ◎財政課長(後藤将彰君) 緒方駅前にあります駐輪場やトイレ、休憩所等につきましては、議員のご質問を受けまして、私が状況を確認してまいりましたが、議員ご指摘のトイレにつきましては、確かに便器等は古いものではありますけれども、トイレ等の故障などは見受けられませんでしたし、清掃もシルバー人材センターに委託して行っている状況から、新しいものへの取替えや改修は現時点で必要ないと私が判断をさせていただきましたので、今後そうした修繕や取替えが必要な状況になった段階で対応してまいりたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) それは、自転車置場のほうの市が管理するトイレのことですね。JRのトイレまでは確認はされていないですか。JRの駅のトイレは見たりはしていないですか。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤財政課長。 ◎財政課長(後藤将彰君) JRのトイレも確認に行ってまいりました。男子用のトイレ、小便器が2つありまして、1つが今故障中という貼り紙がされているのを確認したところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) トイレのことですので、一般質問であまり言うのもどうなのかなと思うんですが、市が管理するトイレも、障がい者用のトイレですけれども、あなたは行けますかというのをまず聞いてみたい。 今日、私、一般質問するので、昨日、緒方駅の今度はJRの、男子トイレですけれども確認しました。1つは小便器が壊れているんですね。もう一つの小便器には、いわゆる汚物が詰まっていて、えっという状況でした。 当然、市が管理していないというのは分かるんですけれども、こういう状況であるというのをぜひJRにアプローチしていただいて、これはやっぱり見直したほうがいいと思います。職員の皆さんでも緒方町の方がいらっしゃると思いますけれども、あなたはあそこのトイレを使えますかというのを本当に聞いてみたいです。そこを観光客の方がやっぱり利用する。外国の方が来ている事実もある。どうなのかなと思います。 ただ、建て替えまでしてくださいとは言わないですけれども、希望としてはありますけれども、これも市民の声です。ご丁寧に家まで電話がかかってきて、もうぜひにあそこのトイレ、「見てくださいよ」ではないんです。「あんた見なさいよ」ですよ。かなり怒り心頭の連絡をいただいていますので、ちょっと一回考えてほしいなというところであります。 続きまして、運転者視認用のグリーンベルトの施工についてですが、これは令和7年までに施行してくれるということですので、もう何も言うことはありません。当然、小中学生の通学の安全を守るという意味合いもあるでしょうし、観光客の安全を守るという意味合いもあると思いますので、早い施工、着手を望みたいと思います。 そして、次です。旧緒方村役場のスポットライトの施行についてということで質問させていただいておりますが、先ほど答弁をいただいたんですが、以前、あそこに常楽荘がございました。常楽荘は24時間の介護施設ですので、明かりがやはりついているので、当然、往来する地元の人たちも、夜、安心な面、安全な面があった。ですが、常楽荘が昨年の12月に緒方工業高校の跡地に移転しましたので、そのときから真っ暗に一時なって、非常に運転するのも怖いという声がありました。 最近は、駐車場のところに街灯がついて、幾らか明るくなったようには感じるという声も聞いたんですが、せっかく旧緒方村役場がそばに9,000万円もかけてよくしたわけですから、9,000万円を投じて復元した登録有形文化財ですから、町のシンボルとして、ライトアップというとちょっと仰々しく聞こえますけれども、照明をちょっとつけるとか。そうすると、本当の注目の的というのか、いいんではなかろうかと。1つが、そういうふうにすると、さっき言いました防犯などの安全対策にもなるし、観光客に対しては演出にもなるだろうし、町民が旧緒方村役場に改めて愛着を持つというか、そういう一石二鳥ではなくて一石三鳥ぐらいの効果、価値があると思うんです。これを再考していただけるといいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 先ほど答弁にもありましたとおり、環境省が示しております光害対策ガイドラインでは、照明による影響への配慮と、あと照明に対する考え方、在り方について示されております。その中で、環境照明を設置する際に「周辺への配慮に欠けた景観照明は、近隣住民への不快感や夜間景観の悪化、また、生態系への影響や天体観測への支障を引き起こす可能性がある」と記されております。適切な景観照明の実現には「周辺環境の調査、地域住民や関係者との協議を十分に行っておくことも重要である」と示されております。 答弁にもありましたとおり、隣接する住民の方の理解であるとか、夜間の照明に対して、虫が集まって庁舎の清掃が必要となって、電気料にプラスしてメンテナンス費用もかかってくるという財政的な側面もある状況から、現時点では困難であるという回答をさせてもらっております。 しかしながら、議員のご質問の中にありましたとおり、一石三鳥の側面を見ますと、隣接する住民の理解と自治会からの要望、また観光面からの提起等があれば、今後、照明につきましては、重要文化的景観の構成要素でもありますので、自治会の代表の方も委員として含まれております文化的景観保存活用協議会で協議をしていただきたいと考えます。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 前向きな答弁をいただいたと理解していいんですかね。いいんですか、にこっとされて。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) まず、光害対策ガイドラインに沿った調査も当然必要ですし、あと皆さんからの要望等を受ければ、文化的景観保存活用協議会のメンバーが、自治会の代表の方であるとか観光やまちづくりの方とかもおられますので、そういった中で協議をいただいて、照明等により観光の目玉になるということであれば、協議をしていきたいと。だから、設置するしないの判断は、まだそこでの判断になります。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 課題があるということで、その辺が順番立ってうまくいけば、昨日の16番議員も緒方村役場の活用についてどうするのかということをおっしゃられていましたので、検討に値するんではなかろうかと、市民の愛着を育てるというのか、その辺も踏まえて対応していただけるとありがたいなと思います。 次、道の駅の再生についてです。 当然、長寿命化計画、これも大事ということは分かるんですが、長寿命化計画、長寿命化計画と言いますけれども、どのくらいずっと修繕しながらいくのかというか、もうあの建物ができて、30年はならんな、二十四、五年になるんではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) 令和3年度から、市内にある5つの道の駅全てにおいて、長寿命化計画に基づく大規模改修を進め始めたばかりでございまして、道の駅原尻の滝の主要な建物である滝の館につきましては、耐用年数もまだ残っておりますので、当分の間は現存建物の改修で対応してまいりたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 当分の間はという、では何年と、なかなか区切るわけもいかないと思うんですけれども、有名どころの道の駅と見比べたときに、原尻の滝と道の駅原尻の滝、こういう人の動線、先ほど遊歩道の話もしましたけれども、当然これもそろそろ改善するに値するんではなかろうかと思います。 設置当時と違って、今あそこの目玉としては、当然、ジオパークの関係、エコパークの関係、重要文化的景観の認定も受けていますので、当時とかなり周囲の環境とかが変わってきていると思うんです。真剣に、今言ったような背景を踏まえて、建物である、もしくは人の動線である、これに十分こだわって再生することができれば、あそこの原尻の滝、道の駅原尻の滝に対しては、豊後大野市が投資したら投資した以上に元は取れるというか、回収できるというか、そういうふうに思うんですけれども、ばっさり大なたを振るうような政策というか、これは論ずるに値しないでしょうか、ちょっとお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) 鉄筋コンクリートで耐用年数50年で、今、道の駅の滝の館は25年経過しております。長寿命化計画は令和20年までの計画となっておりまして、そういうことから、現存の建物の改修で対応したいという考えで進めております。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 分かりました。耐用年数が50年あるということですので、もうあまり無理強いはできないだろうなとも理解はしております。 あと、嶺君、おまえ言うておけよと言われたんですけれども、三重町ばかり良くなるのは、みんながいいと思っておらんぞ、市長によう言うておけと言われましたので、お伝えしますが、その辺の判断は市長にお任せいたしますけれども、私はもう最初言いましたように、観光施設の再生、今だからこそ着手すべきということで質問させていただきました。それが実現するかどうかは、また皆さんの腕の見せどころにもなるだろうし、できない分はできないだろうし、できる分については早くやっていただくと非常にいいのかなと思います。 以上で、1点目の質問を終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、2、就労人口の確保についての質問を許します。 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 次に、就労人口の確保についてということで質問させていただきます。 人口減少が顕著でありますというのは、もう言うまでもありません。いろんな事業所、事業者の方に話を聞くと、慢性的な人手不足なんですということです。新聞では、県下の新規就農者人口は昨年とほぼ変わらずのようですが、本市の地域農業については、担い手不足が、これがもう明らかに顕著です。 そんな中、本年3月末の本市の有効求人倍率は1.3倍と非常に高水準ではある。だけども、言い換えれば、これはもう人手不足ということです。その状況で、「豊かなくらしとしごとを創る」という施政方針の関係人口交流拠点施設cocomioの位置づけであったり、まち・ひと・しごと総合戦略の進捗状況、これを踏まえて就労人口の確保、言い換えれば生産年齢人口を増やすということ、子供を増やす、そういう視点で質問させていただきます。 1点目です。cocomioの指定管理が終了したときに、その成果が豊後大野市の人口増につながっているのか。 2点目です。総合戦略の進捗が豊後大野市の人口増につながっているのか。 3点目です。外国人労働者受入れ事業者への支援、どういうものがあるのか。 4つ目です。慢性的な人手不足に対する豊後大野市の短期的な政策、長期的な政策について、お伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(田嶋栄一君) 2、就労人口の確保については、総務企画統括理事より答弁があります。 平山総務企画統括理事。     〔総務企画統括理事 平山元彦君登壇〕 ◎総務企画統括理事(平山元彦君) それでは、就労人口の確保についてのご質問にお答えします。 まず、cocomioの指定管理終了後の成果が人口増につながるかについてでございます。 指定管理終了後の人口増の成果につきましては、市と指定管理者で1人でも多くの移住者や関係人口を獲得できるよう努力し、成果を挙げていくことに尽きますので、cocomioの創業支援部門を中心に、施設利用者の市内での活躍を後押しするとともに、市が実施する空き家バンクや移住支援金、あるいは休日を活用した市外在住者による地域ボランティア活動「ボラホリぶんごおおの」等の各種人口施策をcocomioとリンクさせ、それぞれの取組の相乗効果で人口増を図ってまいりたいと考えております。 次に、総合戦略の進捗が人口増につながっているのかについてでございます。 本市では、人口減少社会に対応する取組を進めていくため、令和3年に第2期豊後大野市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しています。 主な取組内容は、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる施策の推進、子供を安心して産み育てられるまちづくりによる合計特殊出生率の回復・向上、UIJターンの促進による転入者の増、高齢者層が健康で安心して長生きできるまちづくりの推進による市外への転出抑制、地域を支える地域外の人材を呼び込む仕組みづくり、といったものです。 このような取組を一つ一つ着実に推し進めることにより、42年後の2065年における本市の人口が、国立社会保障・人口問題研究所の推計値であります13,874人ではなく、2万人程度を維持できるよう、全力で取り組んでいるところでございます。 次に、外国人労働者受入れ事業者への支援についてでございます。 本市における外国人労働者受入れ事業所への支援としましては、日本語ボランティアによる事業所訪問を通じて、ごみの出し方や災害時の避難方法、あるいは地域の文化などを学ぶことで、地域や職場になじみやすくし、安心して本市に住み、働ける環境づくりを行っています。 なお、県には、外国人介護福祉士候補者を受け入れた介護保険施設に対して、日本語学習や介護技術の習得に関する費用を助成する制度がありますが、市におきましては、該当する事業所へ申請支援等を行っております。 次に、慢性的な人手不足に対する短期的な政策、長期的な政策についてでございます。 短期的な政策としましては、市報へのハローワーク求人情報等の掲載のほか、国・県等による雇用や就労に関する支援制度の情報発信を適宜行ってまいります。また、看護師については、特に離職率が高いため、本年度、県と市が連携して看護職員の離職防止対策やUIターンを含む看護職の就業フェアを実施します。 長期的な政策につきましては、若者や高齢者の就労支援や市外からの労働力確保、あるいは多様な人材の雇用促進の観点が重要でありますので、三重総合高等学校の就職を希望する生徒のための地場企業合同説明会を毎年開催するほか、豊肥地域シルバー人材センターの運営補助を通じたシルバー会員の確保、インキュベーションファームにおける新規就農者の育成、移住定住施策によるUIJターンの支援、市内で新たに働き始める方への奨学金返還の支援、さらには障がい者や生活保護受給者の就労支援等、多種多様な雇用や就労に関する施策を粘り強く継続することで、長期的に市内事業者の人材確保を支援してまいります。 なお、慢性的な人手不足や人口減少、少子高齢化といった人口問題は、全国的な課題であり、政府も異次元の少子化対策に着手したほか、人手不足に悩む経済界からの要請に応える形で、外国人材の受入れに関して、永住可能な特定技能2号の対象業種を2分野から農業などの11分野に拡大する等、長期的な労働力確保に取り組んでおります。 今後におきましても、国・県等が新たに取り組む労働力確保関連施策を注視し、市内事業者への効果や影響等を研究してまいります。     〔総務企画統括理事 平山元彦君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君、再質問ありますか。 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) それでは、1点目のcocomioが指定管理を終了したときに、その成果、結果が人口増加につながっているのかということについてお尋ねいたします。 施政方針で「豊かなくらしとしごとを創る」と市長は柱にしております。その中で、関係人口・交流人口を増やしていくんだと。移住定住策でキーになるのがcocomioである。人口増加確保策の一番にcocomioを挙げられているように私は感じております。 昨日も、1番議員、11番議員の一般質問にもありましたので、ある程度の事業が実施されて、豊後大野市に関する関係者と市民との交流者が増えているというのは昨日理解いたしました。私も含めてcocomioに寄せる期待は非常に大きいと考えております。 ただ、昨日のやり取りの中でも、聞いていて、ちょっと私なりに感じたことなんですが、セミナーをしました、何かの創業の相談を受け付けました、これについては、cocomioの事業の過程であって、住民票を市外の人が豊後大野市に移してくれた、豊後大野市に住んでくれた。その中で、創業するもよし、会社勤めをするもよし、農業をしてもよし、何かしら人口の増加につながる。その結果にこだわって、行政には私はしっかりとサポートしてほしいと思うんですが、これは担当課の見解についてお伺いいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) いわゆる人口増についてでございます。特にcocomioを使った人口増ということでありますが、昨日も議員の答弁でございましたように、cocomioの活動につきましては、先ほど言いましたセミナーとかワークショップ、相談業務等もございます。さらに、就職相談支援施設ドットを利用した事業ですとか、ローカルビジネススクールの開催などもするということでございます。いわゆる創業、起業に向けて就労人口、人口増につなげていきたいと考えております。 先ほどの答弁の中でも言いました、こういったことを粘り強くというか、着実にすることが、まず第一だと考えております。さらに、周辺地域、県内県外からの関係人口の創出、移住定住につきましては、空き家等の利活用、あらゆる方面からの施策が必要と考えております。こういった事業を着実かつ粘り強く進めることで、人口増に努めていきたいと考えているところです。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 粘り強くしていただくのも大事ではあるんですけれども、結果をやはり見せてほしいなと思います。結果が、これで1人でも2人でも移住者が増えたんですよ、定住者が増えたんですよ、そういうところに非常に期待しておりますので、そこはもう結果しかありませんので、途中過程については、非常に頑張っていただいているというのは理解しておりますので、ぜひ行政のほうは、サポートする分については、必ずその結果を忘れることなくサポートしていただきたいなと思っておりますが、その中で宿泊事業のことについてお伺いいたします。 今、何か週に3日ぐらいしかしていないと聞いたんですが、それで指定管理が機能しているんでしょうか。ちょっとお尋ねします。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 今現在、cocomioにおきましては、ゲストハウスの業務というのを自前でやるというか、直接やっているところでございます。週3日と言いますが、金、土を基準日としまして、その他希望日に応える形ということで対応させていただいております。 シフトの都合とか、イベントの開催状況とかでございまして、その内容は、ちょっと具体的に、そのニーズに対応してまいりたいということで、希望に応えていきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) ということは、cocomioの自前事業であるので、それはもう指定管理料に変更はないという理解でよろしいですか。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 直接、ゲストハウスの使用につきまして、これをしろといった指定管理についてのことの指示はしておりません。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 先ほども言いましたけれども、結果として、人口増や、実は消えた商店に創業支援などで明かりがついた、本当にそういう結果を期待しております。 次に、2点目です。総合戦略の進捗が人口の増加、就労人口の確保、そういうものにつながっているのかということで、お尋ねいたします。 インキュベーションファームに本市は取り組んでおりますけれども、この政策は間違いなく人口の増加につながっているということは明々白々であります。それぞれの課がいろんな事業をしていますけれども、それぞれの課で政策を完結するのではなくて、最終的に豊後大野市全体で総合戦略の進捗、それぞれの課のおのおのの事業の結果が人口の増加策であったり、市民の生活の質の向上であったり、福祉の向上であったり、それにつながっているのかというものを確認するのが、私は総合戦略と考えております。 就労人口が増えるのが先なのか、子供が増えるのが先なのか、ちょっとこれは難しい話ですのでしませんが、この総合戦略の進捗が、人口の増加策であったり、就労人口の確保策につながっているのか。そもそも機能しているのか、担当課だけの話ではなくて、これはもう市役所全体でその方向に向かっているのか、お伺いいたします。
    ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 第2期豊後大野市まち・ひと・しごと総合戦略につきましては、その中で、人口ビジョンも定め、人口対策等も検討しております。特に、基本方針にある「豊かなくらしとしごとを創る」「豊かなひとを育む」「豊かな自然・地域を未来へつなげる」という3本の基本目標の下に、基本的方向性といいますか、中には女性の活躍、結婚・妊娠相談、子育ての充実など、そういった細かい基本的方向性を11項目ほど設定しております。 基本目標の実現に向けて、そういった基本的方向を具体的な施策と定めておるところでございますので、その基本目標における数値目標、各施設における重要業績評価指標、いわゆるKPIの設定などもして、市全体として人口減少社会への対応で取り組んでいるというところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 分かりましたというか、ここで言いたかったのは、いろんな課で、いろんな事業をしているではないですか、それを、ただ事業をしました、事業で成果が上がりましたという、さっきと一緒ですけれども、その結果が豊後大野市の人口が増えたかにつながっているのかと。市民の福祉向上であったり、生活の質の向上につながっているのかというのを市役所全体で共有してもらいたいという願いであります。 決して共有していないからということではないんですが、ただ、昨日の何か一般質問のやり取りでも、ちょっと思ったのが、さっきのcocomioの話ですけれども、事業をしています、頑張っていますは分かるんだけれども、その結果として、豊後大野市にどうだったのかというのを、そこにぜひこだわってもらいたいという願いであります。なので、総合戦略に皆さん方の仕事の全てが結びついて、それがさっき、もう何回も言いますけれども、人口の増加につながったのか、市民の生活の質の向上につながったのか、福祉の向上につながったのか、そこを共有してもらいたいという願いで質問させていただきました。 次に、外国人労働者の受入れ事業者への支援について、これはもう短期的な就労人口の確保策であります。就労人口の確保策として、即効性のある取組として外国人労働者の雇入れがございます。市内でも幾つかの業者が多くの労働者を雇っているという話も聞きます。そして、人手不足の解消策として、今年度、外国人労働者を雇い入れるんですという雇用主の話も聞きました。県の補助もあるということですけれども、幾ら補助があったとしても、雇用主の負担額はやっぱりかなり大きいということであります。 ちょっと県の話はさておき、豊後大野市の担当課にお尋ねいたしますが、外国人労働者を雇うときに、当然、渡航費用とかは雇用主が負担をするんですが、そこには県からも幾らかの補助があると。管理団体がございまして、その管理団体に労働者1人につき月額3万円ほど経費の支払いが必要と聞いておりますが、これは市の担当課の方はご存じでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) 市内の事業者が外国人を雇用した場合に、管理費として1人につき毎月3万円を管理団体に支払わなければならないということは、認識をしております。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) マンパワーが足りなくて、そういうふうに外国人労働者に頼らざるを得ない事業者が多々あると。では、頼らなかった場合はどうするのか。事業規模縮小であったり、最悪、ひどいことにならないためにも、市はそういう状況をご存じであれば、これに対してちょっとでも助成するというか、そういうお考えはないでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) これに対します助成につきましては、市としましては、現時点では考えておりませんが、今後におきましては、他市の動向と事業の内容を確認して、他市の状況を注視してまいりたいと考えてはいます。 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 先ほど私が相談を受けたところは2人雇うそうです。そう考えると、この月3万円の経費を、2人を年間に換算しますと72万円です。72万円ということであれば、非常勤の短時間勤務の職員1人を雇えるような額だと思います。だけども、そういう働いてくれる人がいないからこそ雇わざるを得ない状況になっていると。雇うんだけれども、経費もかなり、さっき言ったように短時間の非常勤の人を雇えるぐらいの年間経費が、外国人労働者を2人雇えば、プラスアルファでやっぱりかかるんです。その辺をちょっと理解していただいて、助成しなさいという話ではないんですが、ぜひ状況を知っておいていただいて、今後の政策の一つにしていただきたいなと思います。 次、4点目です。もう結びとします。質問はしません。 先ほどご答弁をいただいた中で、UIJターンの支援について、いろんな策を探って粘り強くやっていくということでありました。cocomioの事業と、非常に期待をしておりますので、そういうところとリンクをさせていただいて、強化していただく。結果として1人でも2人でも人口が増えましたという、そういうところに期待したいと思います。 また、繰り返しますけれども、皆さん方の行っている事業の一つ一つが、目先のことではなくて、ぜひに豊後大野市の人口を増やすんだと、そこにつながっているんだということを、こだわりを持って政策の実施、その政策の向こう側というか、そういうものをしっかり見ていただいて、仕事をしていただきたいなと思います。キャッチコピーをつくるんであれば、それぞれの課に貼り紙をもししていただけるようなことが可能であれば、2065年2万人、これを目標に、それぞれの政策に励んでいただきたいなと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。     〔8番 嶺 英治君質問者席降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、8番、嶺英治君の一般質問を終わります。 ここで、午後2時25分まで休憩します。          休憩 午後2時10分          再開 午後2時25分 ○議長(田嶋栄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を許可します。--------------------------------------- △工藤秀典君 ○議長(田嶋栄一君) 2番、工藤秀典君。 1、旧朝地支所の跡地利用の計画についての質問を許します。 工藤秀典君。     〔2番 工藤秀典君質問者席登壇〕 ◆2番(工藤秀典君) 議長の許可をいただきましたので、大きく3点質問させていただきます。 1、旧朝地支所の跡地利用の計画について伺います。 旧朝地支所の跡地利用について、ここのところ話題に上ることが多いのですが、今後の利用計画はどのようになっていますか。 地元で家を持ちたいと思うが、なかなかよいと思う土地が手に入らないが、旧朝地支所跡地を住宅地として分譲することはできないのか。また、その話をする上で、農地から宅地に転用する際、時間が相当かかるんだが、本当にそれほどかかるのか、大体どれぐらいの時間がかかるのか、質問いたします。 ○議長(田嶋栄一君) 1、旧朝地支所の跡地利用の計画については、総務企画統括理事より答弁があります。 平山総務企画統括理事。     〔総務企画統括理事 平山元彦君登壇〕 ◎総務企画統括理事(平山元彦君) 2番、工藤秀典議員の旧朝地支所跡地の利用計画についてのご質問にお答えいたします。 まず、旧朝地支所跡地の今後の計画と住宅地として分譲できないかについてでございます。 朝地支所につきましては、旧朝地支所が平井川の洪水浸水想定区域内にあったことから、防災拠点としての機能を有する支所をより災害リスクの低い現在地に移転整備したところでございます。 現在も旧朝地支所跡地が洪水浸水想定区域内にあることから、当該用地を住宅地として分譲することは考えておりません。 また、跡地の活用につきましては、今後策定する市有財産の利活用に関する基本方針に基づき、利活用の方向性を検討してまいります。 次に、農地を宅地へ転用するための必要な期間についてでございます。 農地転用に関する事務につきましては、平成21年度より、県から本市へ、また本市から農業委員会へ事務委任を受けており、事務処理に係る期間は短縮化が図られています。 このことから、転用の許可要件等に適合していれば、通常、申請の締切日から約1か月程度で許可を行っているところでございます。     〔総務企画統括理事 平山元彦君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君、再質問ありますか。 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) それでは、何点か質問させていただきます。 今のところ基本方針がなく、これから策定するということですけれども、いつ頃までに方針が固まり、取組ができるようになるのか。それはいつになるのか、お伺いいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤財政課長。 ◎財政課長(後藤将彰君) 市有財産につきましては、立地や面積、形状、周辺環境などの特性が個々に異なるため、それぞれの財産の特性を分析した上で、公共利用や売却、貸付け等の手法について検討する必要がございます。 そのため、これまでは、貸付け等の必要性が発生した都度、利活用方法について検討しておりましたが、市有財産の利活用に関して、統一した基本方針が必要と考えまして、現在、その方針について検討しているところでございます。今後、この基本方針に基づき、例えば未利用財産につきましては、売却や貸付け等による利活用を促進してまいりたいと思っております。今年度の早いうちに、この方針を決定し、それに基づいたもので検討を進めますが、もっと早い段階でその方向性を定めないといけないものに対しましては、その都度そこを検討していきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) それでは、まずこちらのほうから聞きたいと思います。 旧朝地支所の跡地が現在は洪水浸水区域内に指定されているということは、もう理解しています。あそこの地図をよく考えていただけると、近地川と真竹川という2つの川がありますけれども、その合流地点にありますから、洪水の心配は確かにないとは言えないと考えております。 しかし、県の事業で近地川のほう、駅側ですね、あちらの川底の掘り下げ作業という工事が現在済んでおります。擁壁もできておりますので、それができていれば、またある程度違うのではないでしょうか、そこはどうでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤財政課長。 ◎財政課長(後藤将彰君) 今、河床掘削をされますと、そういった範囲が狭まるということは想定しておりますけれども、そうなったとしても、旧朝地支所の跡地については、この色のついた部分というのが取れるということはないと話を伺っております。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) それでは、それに関連してですが、真竹川は平成2年の竹田水害のときに氾濫しました。当時、朝地中学校のグラウンドと郵便局、朝地町の役場が浸水ということで被害を受けました。その後、妙見淵の上にある河川の底を掘削作業しまして、現在は朝地住宅として住宅地となっています。 そうしたときに、旧朝地支所の跡だけは住宅地として使えないということは、ちょっと当たらないんではないですかということ。それでいいんですかと思うんですが、住宅地として使えるんではないでしょうかということを言いたいんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤財政課長。 ◎財政課長(後藤将彰君) 生命の危険性がある土地というふうな認識の下でありますと、そうしたものを住宅地に活用するということは、現段階では考えていないということでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 災害の危険性というのは、どこもゼロではないということでありますし、こういう工事があれば、幾らかよくなるということは、私も認識していますし、多分皆さん認識していると思います。 多分ハザードマップの改定もあると思うんですけれども、ハザードマップの改定というのは何年に一回とかいうふうになっているのかご存じですか。 ○議長(田嶋栄一君) 平山総務企画統括理事。 ◎総務企画統括理事(平山元彦君) ハザードマップの改定につきましては、これは特別な決まりがあるわけではございません。県のほうで土砂災害等の危険区域等の調査に入りまして、ある程度それがまとまった段階で、なるべく近々のうちに本市としては改定するように、新しい情報を市民の皆様に公開できるような形で臨んでいるところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) ハザードマップも決まっていないということですので、基本方針もハザードマップの改定を待って、それから取扱いをしていただけると、もしかすると洪水浸水地域ではなくなる可能性も出てくるのではないかなと考えておりますので、あまり急がずに、それを改定するまで待ってという形はできないでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤財政課長。 ◎財政課長(後藤将彰君) ハザードマップの改定によって、この色づけが変わるということが想定されるんであれば、そういったことを待って、よりよい活用方法を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) ありがとうございます。 結構、駅前の掘削ができていまして、それから洪水も今のところ起きていませんし、あと朝地住宅の周りでも、もう平成2年から、洪水という形、水が出るということは今のところありませんので、できればそれを待って対応していただけるとありがたいなと考えております。 それと、現在、入り口の右側のところに消防の詰所があるんですけれども、あそこは昔、駐車場として利用しておりました。少し高台になっておりますので、あそこはもう確実に安全だと考えているんですけれども、あそこの分譲とかいうことは考えられないでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤財政課長。 ◎財政課長(後藤将彰君) 今の段階では、朝地支所のところ一帯を一つとして考えておりますので、部分的にというところまでは、今、検討に至っておりません。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 分かりました。 部分的にはなかなか難しいのではないかなと私も感じておりますし、あそこが一体として住宅地となれば、私としては、一つの集落のような形にできるわけですので、そういうことができたらありがたいなと感じておりますので、この件に関しましては、そこらぐらいで終わりたいと思います。 私は、3年間、農地最適化推進委員をさせていただき、農地の地目変更の作業なども見させていただきました。ほとんどの案件が否決されることなくスムーズに決定されておりました。 現在は、毎月開催され、ほぼ翌月には決裁されるという流れになっているにもかかわらず、地目変更は難しい、時間がかかると言われているのは、なぜでしょうか。何か分析されていることがあったら教えてください。 ○議長(田嶋栄一君) 足立農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(足立崇君) 確かに議員のご指摘のとおり、そういった時間がかかるといったような意見をいただくことがあります。 時間を要する要因の一つとして、相続の未登記ということがあります。相続の登記に時間がかかるところでありますので、手数もかかるということで、市民の方から時間がかかると言われているんではないかなと思っているところでございます。 そのためには、適正に相続登記等の手続を済ませておくことが必要でなかろうかと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 地目変更や名義変更の方法は、必要があるごとに分かりやすく、市報とかチラシとかを利用して市民の皆さんにお知らせしていくことが必要ではないかなと思います。それから、農業委員会だよりというのも昔出ていましたので、その中でも、やっぱり農業に関係ない人も分かる方法でお知らせをしていく必要があるのかなと考えておりますので、その対応をよろしくお願いいたします。 それから、まとめに入りますけれども、朝地町には、旧朝地支所の跡地とか駅前住宅とか、駅が近くて公共施設も近くにあって病院もあってという土地が何点かあります。そういうところは、やっぱり年を取っても住み続けるのには一番適した土地ではないのかなと感じております。生まれ育った土地に家を建てて、ずっと長く住み続けたいと思っている方たちがたくさんいるということを認識いただきまして、今後、十分な議論の上に対応していただけるように提案して、この質問を終了いたします。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、2、鳥獣被害対策として支給している電気柵に対する補助金についての質問を許します。 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 続きまして、鳥獣被害対策として支給している電気柵に対する補助金についてお伺いいたします。 現在、鳥獣害被害に対する補助金として、電気柵設置に対して補助金が支給されていますが、本体機械の更新には補助金がつけられていません。セットではなく、本体だけでも補助金が受けられるようにしたらどうでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 2、鳥獣被害対策として支給している電気柵に対する補助金については、農林整備課長より答弁があります。 関屋農林整備課長。     〔農林整備課長 関屋 隆君登壇〕 ◎農林整備課長(関屋隆君) それでは、鳥獣被害対策として支給している電気柵に対する補助金についてのご質問にお答えいたします。 有害鳥獣対策に係る昨年度の電気柵の補助件数は、イノシシ用2段張り88件、イノシシ・鹿用5段張り4件の合計92件で、補助金額合計は438万9,695円となっております。これらは全て本体機器、アルミ線、支柱、碍子のセットに対する補助で、補助率は3分の2となっています。 この電気柵補助は、県の有害鳥獣対策関係事業費補助金交付要綱に基づき補助を行っているため、今回、県に電気柵の本体機器更新の対象となるかについて確認しましたが、当該補助は新規の圃場を想定しているため、現段階において本体機械の更新は補助対象にならないとの回答でした。 市としましては、本事業が鳥獣被害対策において農林水産物を守るための重要な取組であると考えておりますので、今後も現行の制度を継続してまいります。     〔農林整備課長 関屋 隆君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君、再質問ありますか。 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 本体だけでも補助があれば、効率がよいと思うのですが、今後の対応をお願いします。この関連は、この後また質問させていただきます。 昨年、産業建設常任委員会のメンバーとして、長野県小諸市に鳥獣害対策についてということで行政視察に参加させていただきました。捕らえた主に鹿、イノシシ、タヌキなどの野生の獣の皮革加工まで行い、また、肉はペットのジャーキーに加工するなどして収入につなげていくなど、先進的な取組でした。 また、大分県が主催する鳥獣害に対する研修会にも参加させていただいています。その中で、鳥獣害を減らすために、一年中電気を入れておくことによって、そこに近づいても中には入り込めないということを獣に学習させることが必要ということでした。 現在の電気柵は、バッテリー式、乾電池式、ソーラーパネルという蓄電池かバッテリーの使用という方法に分かれると思います。私としては、手間と労力を必要としないソーラー式を普及させたなら、一年中設置しておくことも可能になります。その代わりに値段が高いわけですけれども、今の補助金の在り方では、利用者はソーラーパネルを使うということに少数派になってしまいます。この補助の在り方の見直しはできませんでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 補助金の在り方、補助率の見直しについてでございますが、議員のおっしゃられているとおり、電気柵の補助金には上限が設けられておりますので、補助金の申請者がソーラーパネルつき及び電池つきの電気柵を購入されますと、申請者本人の手出しが増えるのは確かでございます。 しかし、市としても今のところ県と同様に新規の圃場設置を想定しているので、更新のための補助の見直し及び補助率の見直しは現在予定してございません。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 現在、新規に本体、碍子、支柱、アルミ線などセットでの購入に限り補助金の対象となるということで間違いはないでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 新規の申請につきましては、年度ごと1世帯につき本体、アルミ線、碍子、支柱の1セットで補助金の対象としております。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 県が3分の1、豊後大野市が3分の1の負担ということで補助をしておりますが、碍子、支柱、アルミ線などが壊れるということは、まず考えられません。壊れるとすれば、本体部分のみ壊れて、更新が必要になります。なので、今では、うちはセットがそろっているけれども、補助金をもらうためにはセットで、新規でもらったほうが補助金が出るから、そのほうが得だということで、余計に補助金を出してセットで購入しているんではないかなと私は思うんです。 3分の1の市の補助だけでもいいんですが、それを本体だけで3分の1補助を市ができるという形にすれば、余計なお金を使わずに済むんではないかなと考えるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 先ほどの答弁でも申し上げましたが、新規の圃場を想定しているため、更新のための補助につきましては現在想定いたしておりません。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 分かりました。 残念ですけれども、本体部分の補助金は今のところは考えられないということのようです。 県の研修で言われたことなんですけれども、冬場の牧草畑も確実に電気柵を設置してほしいということでした。それは、栄養価の高い牧草畑に、鹿やイノシシが自由に入り込んで、栄養価の高い牧草を食べることによって、食料が不足する季節の冬場に十分な餌にありつけるということがあるそうです。そのために個体数を減らすことができないということだそうです。 獣に学習させるため、電気柵の通年利用が必要であり、人的負担を減らすためにも補助金の在り方を今後考えていただけたらありがたいと思い、切に願い、この質問を終了いたします。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、3、帯状疱疹に対する予防接種の補助についての質問を許します。 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 3番目です。帯状疱疹に対する予防接種の補助についてお伺いいたします。 50代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われていますが、これに対して本市では補助金を出す計画はないのか伺います。 ○議長(田嶋栄一君) 3、帯状疱疹に対する予防接種の補助については、市民生活課長より答弁があります。 羽田野市民生活課長。     〔市民生活課長 羽田野宏章君登壇〕 ◎市民生活課長羽田野宏章君) それでは、帯状疱疹に対する予防接種の補助についてのご質問にお答えいたします。 帯状疱疹は、子供の頃に水ぼうそうに罹患した方が、加齢、過労、ストレスなどによる免疫力が低下した際に、同じウイルスが再度活性化し、帯状に痛みや発疹が現れる疾患です。 この帯状疱疹の発症を予防するためには、ワクチン接種が有効であるとされており、発症予防効果は、生ワクチンを接種した場合が約70%、不活化ワクチンを2回接種した場合が約97%とされております。 予防接種には、法律に基づき市町村が実施する定期接種と希望者が各自で受ける任意接種の2種類に分けられます。帯状疱疹ワクチンは任意接種に位置づけられ、本市においては全額自己負担となっており、現時点では接種費用の助成を行う計画はありません。 帯状疱疹ワクチンは接種費用が高額であることから、その費用を助成する自治体もありますが、ほとんどの自治体が全額自己負担としている状況です。県内では国東市が接種費用の助成を行っておりますが、その他の自治体については現時点で費用助成の計画はないとのことでございます。仮に費用助成を行う場合、多額の予算が必要になることが予想され、その財源確保も課題となってまいります。 現在、国において、帯状疱疹ワクチンの定期予防接種化に向けて、期待される効果や導入年齢等に関して慎重に議論が行われている状況であることから、今後も国や県内の自治体の動向を注視してまいります。     〔市民生活課長 羽田野宏章君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君、再質問ありますか。 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) それでは、再質問させていただきます。 接種費用が高額ということですが、接種費用が高いから助成したらどうですかと私は言っているわけなので、そこのところをひとつお考えください。 それから、高額ということなんですけれども、幾ら程度かかるのかご存じか、お伺いいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 羽田野市民生活課長。 ◎市民生活課長羽田野宏章君) ワクチンにつきましては2種類ございます。生ワクチンがございますが、これは1回接種でございますが、費用としては約1万円程度と言われております。 それから、不活化ワクチンがございます。これは2回接種をしていただきます。1回の接種費用が約2万円ということで、2回接種でございますので、約4万円程度かかるということでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) また補足しますけれども、1回きりでいいほうは、期間が4年から5年しかもたないということだそうです。それから、2回打つほうは9年間効果が持続するらしいです。なので、お金はかかるんですけれども、2回やっておいたほうがいいのかなと考えております。そのときに、やっぱり4万円かかるので、そこのところを何とかできないかなというのが私の正直なところでございます。 では、大分県下では、国東市が今、助成しているんですけれども、国東市は1人当たり幾ら助成しているかご存じでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 羽田野市民生活課長。 ◎市民生活課長羽田野宏章君) 議員のお話がありましたとおり、現在、国東市が1市のみ助成を行っておりますけれども、これにつきましては、1回きりということでございますが、上限5,000円ということで行っております。 これにつきましては、国東市のそれに関連する予防接種の補助を受けていないこと、それからまた、これが言い方によりますと一生に一回というか、そういう助成という形になります。先ほど言いました不活化ワクチンになりますと2回の接種になりますけれども、これも1回きりが5,000円という補助ということになっております。 ○議長(田嶋栄一君) 工藤秀典君。 ◆2番(工藤秀典君) 昨年の12月には、大分県議会議長の名前で、帯状疱疹ワクチンへの助成及び定期接種化を求める意見書が国会と政府に向けて提出されております。県の段階でも現在そういう動きがあるようです。なので、もう豊後大野市でも早めにそれの対策を考えておく必要があるのではないかなと考えております。 帯状疱疹は一回なったからもう次はなりませんというものでもございませんので、これは本当に皆さん、なるべく気をつけておいたほうがいいのではないかなと考えております。 それから、帯状疱疹は免疫力の低下、体力の低下しているときなどに多く発症すると言われています。新型コロナ感染症が50歳以上の成人で帯状疱疹の発症リスクを高める可能性があるということが、帯状疱疹の発症に関する大規模観察研究が米国で実施され、報告をされています。 実は私の母もなんですけれども、70歳くらいのときに発症しまして、今ほど帯状疱疹について詳しくなかったものですから、残念ながら重症化させてしまいました。88歳で亡くなったんですけれども、亡くなるまで痛い痛いと言いながら、向こうの世まで持っていってしまいました。 少しでも発症のときの症状とか、どういうことがあるんだよとかいうことが一般の方でも知っていれば、すぐ帯状疱疹ではないかということを疑うと思うんですけれども、そういうところを皆さんに知っておいてもらうということが必要であると思いまして、今日このように帯状疱疹について質問をさせていただきました。 お願いなんですけれども、市としましては、帯状疱疹に対する対処方法とか、どういう症状がありますよ、発症リスクはどういうことがありますよということを市民の方々に知らせていただけたらありがたいなと感じておりますので、その対策をしていただくことを願いまして、全ての質問を終了させていただきます。     〔2番 工藤秀典君質問者席降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、2番、工藤秀典君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これで散会します。 次の開議は、6月21日午前10時とします。          散会 午後2時59分...