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  1. 豊後大野市議会 2022-06-20
    06月20日-03号


    取得元: 豊後大野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-13
    令和 4年  6月 定例会(第2回)        令和4年第2回豊後大野市議会定例会会議録議事日程(第3号)                  令和4年6月20日(月曜日)午前10時開議日程第1 一般質問     春野慶司君     後藤雅克君     川野辰徳君     嶺 英治君---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1.議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(18名)     1番  川野辰徳君      2番  工藤秀典君     3番  高野辰代君      4番  佐藤昭生君     5番  春野慶司君      6番  原田健蔵君     7番  後藤雅克君      8番  嶺 英治君     9番  吉藤里美君     10番  穴見眞児君    11番  川野優治君     12番  赤峰映洋君    13番  沓掛義範君     14番  佐藤辰己君    15番  小野順一君     16番  首藤正光君    17番  田嶋栄一君     18番  衞藤竜哉君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      川野文敏君   副市長     清水 豊君                 総務企画統括 教育長     下田 博君           玉ノ井浩司君                 理事 総務課長    小野律雄君   財政課長    平山元彦君                 まちづくり 税務課長    河面邦弘君           河室晃明君                 推進課長 生活福祉統括         伊東一也君   市民生活課長  羽田野宏章君 理事                 人権・部落 環境衛生課長  麻生正文君   差別解消推進  志賀由紀美君                 課長                 子育て支援 社会福祉課長  佐藤 浩君           安東礼子君                 課長 高齢者福祉           産業建設統括         高畑悦信君           佐藤勝美君 課長              理事 農業振興課長  森下志郎君   農林整備課長  関屋 隆君 商工観光課長  安藤久美子君  建設課長    後藤泰二君 上下水道課長  足立宏幸君   教育次長    後藤樹代文君 学校教育課長  中城美加君   社会教育課長  岡部 司君 豊後大野市民          監査事務局長         内田健児君   兼選挙管理委  金山英三君 病院事務長           員会事務局長                 農業委員会 会計管理者   佐藤一郎君           足立 崇君                 事務局長 消防長     甲斐慎治君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長    後藤文生    主幹      後藤泰幸 主幹      毛利篤史    副主幹     佐々木恭徳          開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(衞藤竜哉君) ただいまの出席議員は全員であります。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(衞藤竜哉君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(衞藤竜哉君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問の質問時間は答弁を含めて60分以内であります。公平を期すため時間に達した時点で終了させていただきますので、時間配分には特にご留意の上、時間内に終了するようお願いします。 なお、一問一答方式で行いますので、質問は、通告による質問の趣旨の範囲を超えることのないよう、また、答弁については、簡潔明瞭にお願いします。 それでは、あらかじめ通告のありました質問事項について順次、質問を許します。--------------------------------------- △春野慶司君 ○議長(衞藤竜哉君) 5番、春野慶司君。 1、新型コロナ禍におけるマスク着用の緩和についての質問を許します。 春野慶司君。     〔5番 春野慶司君質問者席登壇〕 ◆5番(春野慶司君) 先日、2週間ぐらい前ですか、大字横尾の一里塚辺りを明野のほうに向かって車を走らせていたら、普通混まないのにえらく車が進まないなと思って、どうしたんだろうと思って、やっと進み出して見たら、その日は水曜日だったんです。小学生が、今でもまだ一斉下校ってあるんでしょうね、長い列をつくって信号を渡っていたものだから、親切な運転手がかなりいつまでも待っていてくれたんでしょうね、それで小学生が渡っているんだけれども、皆さん小学校1年生とおぼしき小さな子もマスクをして。そのときは、たしか国からもう外で2メーターはいいですよみたいな案内が出ていたんだけれども、恐らく明治小学校の子供だと思います。一人残らず1年生も皆マスクしている。 本当は、学校がちょっと気を利かせて2メーター、子供は小さいから1メーターでいいんではないかと私は思うんだけれども、間を空けたらしなくていいよぐらいの指導をしてやればいいのになと。そのときもう私は、今回どういう質問をするか、いろんな影響があるんだけれども、マスクが脳に与える影響というのを主に質問しようと思っていたので、ちょっとそういうことを感じた次第です。 そこで、質問に入ります。 1、新型コロナ禍におけるマスク着用の緩和について。 最近になって国も屋外で一定条件の下でのマスク不着用に言及しているが、ここでは児童のマスク着用に限定して質問します。 学校に通学している児童は、1日のうちに3分の1ぐらい、1時に帰るときでも、もし家を7時に出るとしたら、帰り着くのが2時としたら7時間、1時に帰れない日は、やっぱり8時間もしくは9時間はマスクをしていることになります。私は、次の理由から児童のマスクは不要ではないかと考える次第です。 ①児童は感染していても無症状または極めて軽症であるということ。 コロナに気をつけろ気をつけろ、危ない危ないという学者は、無症状もしくは軽症ということをいうと、いや、二十歳以下でも亡くなっている人はいるんですよと。よく聞いたら、1億2,000万分の1ぐらいなんです、二十歳以下でコロナで亡くなっているのは。それはもう、どんなことでも亡くなりますよ、不幸なことだけれども。家の中にいて雷が落ちて死んだ児童もいるんです。人間は幾ら気をつけたって亡くなるときは亡くなる。後でまた再質問のときに死亡原因は示しますけれども、そういう理由で、無症状または極めて軽症であるということ、死に至らない。至っても、ほかの病気、いろいろありますよ、つらい病気が。子供なのに、やっぱり小児がんとか、いろいろ何十万人に1人の病気とかもあります。そういうことで亡くなっている児童の方もいらっしゃる。それに比べたら、1人ですよ、純粋にコロナで亡くなっているのは。 ②マスクによる酸素不足が将来の脳に及ぼす影響が現時点では解明されていないこと。 私は解明されていないと書きましたが、明らかにということで、警告を発している文書、これはもう調べれば切りがないぐらい、これは全部もちろん後で言いませんけれども、すごく出てくる。ある程度、京都大学とか、かなりの権威のところの教授の意見とかもいっぱい出てきます。これはまた再質問のときに言います。以上の点で伺います。 ○議長(衞藤竜哉君) 1、新型コロナ禍におけるマスク着用の緩和については、学校教育課長より答弁があります。 中城学校教育課長。     〔学校教育課長 中城美加君登壇〕 ◎学校教育課長(中城美加君) 新型コロナ禍におけるマスク着用の緩和についてのご質問に一括してお答えいたします。 学校における児童生徒のマスクの着用については、文部科学省の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~」令和4年4月改訂版において、十分な身体的距離が確保できる場合はマスクの着用は必要ないこと、熱中症などの健康被害が発生するおそれがある場合はマスクを外すこと、体育の授業ではマスクの着用は必要ないこと、ただし、身体的な距離が取れない状態で熱中症のリスクがない場合はマスクを着用することと示されています。 そして、5月20日に厚生労働省が公表した「マスク着用の考え方及び就学前児の取扱いについて」を受け、24日には文部科学省が、学校生活でのマスク着用について改めて基本的な考え方や留意事項を示しています。 また、文部科学省厚生労働省と連携し、児童生徒のマスク着用の考え方に関するリーフレットを作成し、マスクの着用が必要ない場面の確認、就学前児については一律にマスク着用を求めていないこと、2歳未満のお子さんには、マスクの着用は推奨しないこと等を示しました。さらに、今月10日には、体育の授業や運動部の活動中、登下校中は熱中症対策を優先し、児童生徒に対してマスクを外すよう指導することも示しているところでございます。 本市におきましても、児童生徒のマスクの着用については、5月末から緩和しており、学校及び保護者に対して、登下校中は人との距離や会話に注意してマスクを外すこと、状況に合わせた適切なマスク着用について通知を行っているところでございます。また、マスクを外して登下校等をする児童生徒を取り巻く地域の方々の理解も大事ですので、ケーブルテレビホームページなどを通じてマスク着用の考え方について周知しているところです。 児童生徒に係る新型コロナウイルス感染症対策につきましては、今後も国や県の動向を確認しながら、児童生徒にとって豊かで楽しい学校生活の保障を第一に考え、マスクの着用につきましても、児童生徒の安全を確保しながら、学校教育活動の様態や児童生徒の様子などを踏まえ、臨機応変に対応してまいります。     〔学校教育課長 中城美加君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 春野慶司君、再質問ありますか。 春野慶司君。 ◆5番(春野慶司君) 今の回答では、熱中症のことしか出てこない。私が一番心配しているのは、将来における脳の障がいについて心配して質問しているわけですが、例えば、これは外国のドイツの神経生理学者の例ですが、酸素欠乏は永久的な神経障がいを脳に引き起こすと警告している。同じような例はいっぱいあるんですよ、日本にもあるんですけれども、低酸素を起因としたがんの増殖やマスク着用によって増殖した細菌を吸い込むことによる肺炎も確かに体に悪いですが、まだ治療して回復できるだけましです。 子供の脳への影響は大変深刻で、治療が不可能ということで、いろんな資料があるんだけれども、コロナ禍とコロナ前の6歳児までのIQを調べたところ、IQにかなりの差が出たとか、あと認知機能、これがコロナ以前とコロナ以降で、コロナ以前が100とすると、子供の認知機能、物を見てあれ何だとか思う認識機能が78%まで落ちた。そういう話は幾らでも出てきます。 今日はもちろん全部紹介できないんですが、先ほどの答弁は、これにかなり似ているなと思って、徳島県の「とくしま目安箱」というのがあって、40代の男性の方から県のほうに、学校におけるマスクの着用推奨の件ということでご意見があって、これはちょっと読みます。 今、子供のマスク着用による酸素不足に伴い、将来の脳障がいリスクが叫ばれております。新型コロナによる子供の重症化が皆無の中で、マスク着用を推進する教育委員会の了見はいかに。もし将来脳障がいが発生した場合、徳島県は補償する覚悟があるのですか。あのWHOでさえ、ロックダウンは間違っていたと、最近になって上級幹部が方針を改めています。本当にマスクはしたほうがよいと思ってますか。有権者として科学的データに基づいた政策を実施されることを望みます。 これは教育委員会からの回答です。 徳島県教育委員会では、文部科学省作成の、ここは一緒ですね、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~を踏まえて、「学校教育活動においては、近距離での会話や発声等が必要な場面も生じることから、飛沫を飛ばさないよう、児童生徒等及び教職員は基本的には常時マスクを着用することが望ましい。ただし、十分な身体的距離が確保できる場合や熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断される場合にはマスクを外すなど、活動の態様や児童生徒等の様子を踏まえ、現場で臨機応変に対応すること」としております。具体的には、体育の授業時や児童生徒本人が息苦しいと感じているときには、自身の判断でマスクを外す等の適切な対応を行うよう指導することを学校に依頼しており、ご指摘のような酸素不足の状態にならないように対応しているところです。新型コロナウイルス感染症については、子供が重症化した症例は少ないかもしれませんが、学校は集団生活の場であり、持病を抱え登校している児童生徒も少なくありません。現時点での知見においては、児童生徒本人のためにも、周囲のためにも、状況に応じて適切にマスクを着用することは、感染拡大防止の観点から必要であると考えております。 この回答は、結構似ているところあったんだけれども、恐らく今日の中城課長の回答のほうが多分ちょっと時間は新しいと思います、こっちより。 そういうこともあるし、あと、通常の皆さんが使っているマスクの穴、これは5ミクロンらしいんです。ちなみに花粉は20から40ミクロン、普通、話して唾液が飛ぶ、飛沫は5ミクロンぐらい、ウイルスは0.02から0.1ミクロンらしいんです。そういう意味でも効果がないといった資料があります。 それと、一番紹介したいのが、これは脳のことは言っていないんだけれども、NHKの「きょうの健康」、テレビで放送されたものですから、これは確かなものだと思います。ここではマスク頭痛とかについて番組が進行しているんですが、実はマスクをしていると酸素が通常の87%しか入ってこない。逆に、二酸化炭素は通常の30倍吸い込むらしい。それはそうですよね、自分が吐いたものを自分で吸うんだから。 自分で吐いたものを自分で吸うもう一つのリスクは、このマスクの中は清潔だと思いますか。これは、吸ったり吐いたりしているうちに、やっぱり細菌が培養されていますよね、当然。それで肺に影響を及ぼすとか、そういうことがある。だけど、もちろんそれは死に至るようなことではありません。やっぱり87%しか脳に来ないというのは、私は将来かなり深刻ではないかと思います。 二酸化炭素については、これを分かる人は少ないと思うんだけれども、私が小学校の頃は、小学校に映画館とか大きい講堂みたいなものはなくて、映画は、まちの映画館にぞろぞろ歩いて見に行っていました。そのときは、二酸化炭素なんかは子供だから分からないから、なぜか映画を見た後は頭が痛くなっていた記憶がある。今考えると、当時の映画館なんて、換気なんか何も考えていないので、みんなですごい二酸化炭素を出して、それを吸っていたから、やっぱり敏感な人は頭が痛くなったんでしょうね、今考えてみれば。そういう意味でも、マスクってそんなにいいものだろうかと、私は大変不思議に感じております。 あと、例えば死者数でいくと、死者数はもちろん日本は少ないんですが、面白い統計があって、これは2021年の統計です。コロナにかかって亡くならなかった人の割合というのがあるんですが、ベルギーが99.944%、スペインが99.956%、ちょっと端折って、イギリスが99.972%、日本は99.999989%の方がコロナにかかって亡くなっていない。そういう統計もあります。 私は、マスクの将来に及ぼす障がいのほうがずっと怖いと思っているんですが、先ほどの回答の中に脳に及ぼす影響のことが何もなかったんだけれども、短くて、個人的でもいいですから、脳による障がいは、全くないと思うのか、いや、あるんではないかと思うのか、もしくは、分からないのか。長く話して結局どっちか分からないような回答だったら分からないと答えてください。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤教育次長。 ◎教育次長(後藤樹代文君) 簡潔にということでございますので、脳へのマスク着用による影響につきましては、科学的な根拠等については、こちらとしては分からないと答弁するしかないと思っております。 また、議員ご指摘のとおり、重症化はほぼないということでございますが、やはり世界的には、欧米をはじめ、少数ではございますが、重症化した例もございますし、また、感染者が増えれば、後遺症、だるさですとか、せき、食欲不振といった子供が増える可能性もございます。 ただ、熱中症につきましては、命に関わるリスクがあると考え、臨機応変にマスクの必要のない場面においては外すようにしていきたいと考えております。 ○議長(衞藤竜哉君) 春野慶司君。 ◆5番(春野慶司君) それでは、最後に一言だけ。 私は、先ほども言ったように脳のマスクによる障がいを大変危惧しておりますので、ここで警鐘を鳴らす意味で、この質問をしました。議事録にちゃんと残りますので、マスクが将来、子供の脳に与える影響は、大変深刻なことになる可能性が少なからずありますよという警鐘を鳴らしまして、この質問を終わらせていただきます。 ○議長(衞藤竜哉君) 次に、2、刑事訴訟法第239条第2項による刑事告発についての質問を許します。 春野慶司君。 ◆5番(春野慶司君) 刑事訴訟法第239条第2項による刑事告発について。 任意団体あたらよ、所在、豊後大野市大野町矢田1054番地、代表者(当時)田浦大さんが、大分県と豊後大野市にホームページ作成費用と称して金16万2,800円を二重に請求し、その公金を両者から受領していた事実が判明しました。この二重請求は、過失と断定するにはいささか無理があると考えます。 法の規定にのっとり、粛々と告発義務を果たすべきと考えるが、市の対応を伺います。 この件を私は何人かの人に全く予断を与えない状況で聞いてみたんです。これはわざとと思うか、それとも誤ってと思うか。いや、それは誤っていないでしょうという答えがほぼ100%でした。それで、こういう質問をするに至りました。ご回答をお願いします。
    ○議長(衞藤竜哉君) 2、刑事訴訟法第239条第2項による刑事告発については、まちづくり推進課長より答弁があります。 河室まちづくり推進課長。     〔まちづくり推進課長 河室晃明君登壇〕 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) それでは、刑事訴訟法第239条第2項による刑事告発についてのご質問にお答えいたします。 刑事訴訟法第239条第2項において、「官吏又は公吏(つまり公務員)は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない」との規定があります。この規定は、通説による解釈では義務規定と解されていますが、告発するか否かについては、公務員の職務上、正当と考えられる程度の裁量まで許さないとするものではないという考え方になっています。 告発すべきか否かの基準については、関係法令、条例等の目的に照らして、告発することなく、そのままにしておくと、当該趣旨・目的が没却されること、当該違法な行為または違法な事実による被侵害利益が重大であり、継続かつ反復して行われるおそれがあること、過去における類似ケースとの釣合いが取れること、当該違法な行為等に至った経緯などを総合的に判断して、なお告発する必要があると認められ、違法な行為、事実が生じた経緯、関係住民の対応などの事情を勘案し、公正の確保、透明性の向上、説明責任の履行という視点にも立って、告発の可否については、特に慎重に決定することが必要とされています。 今回の当該団体の二重請求という行為が、具体的にどういった犯罪に該当するのかを含めて、他に取るべき措置がなく、犯罪の重大性、犯罪があると思料することの相当性、今後の行政運営に与える影響等の諸点を総合的かつ慎重に判断した結果、告発しないといたしましたが、このことが同規定に違反するものではないと考えているところでございます。 なお、現状、当該団体は、書類の不備等を認めて当該補助金を自主的に全額返還し、豊後大野市補助金等交付規程に規定する補助金の交付決定の取消しに係る加算金も付加して既に全額納入されている状況でございます。     〔まちづくり推進課長 河室晃明君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 春野慶司君、再質問ありますか。 春野慶司君。 ◆5番(春野慶司君) 刑事訴訟法第239条第2項を改めて解説しますけれども、告発は、私たち、私人には権利にすぎないが、官吏、公吏がその職務を行うことにより犯罪があると思料したときは告発の義務があると。この条文を訓示規定とする見解もあります。これは議論が分かれるというか、今のところだって、ねばならないと書いているんだから、強行規定という学者のほうが多いんです。刑事訴訟法の今をもってしても第一人者であるとされている--刑事訴訟法、それと刑事法、刑事全般ですね--団藤重光さん、東大名誉教授、後に最高裁判事も、今、私が解説して書いたのは団藤さんが言った文章ですが、告発は私人には権利にすぎないが、官吏、公吏がその職務を行うことにより犯罪があると思料したときには告発の義務があると。この条文を訓示規定とする見解もあるが、強行規定だと。これは団藤重光さんが書物の中で言っております。 ただ、今、課長が答えた告発すべき否かの基準については、関係法令、条例等の目的から、特に慎重に決定することが必要とされていますと。これは越権行為もいいところで、金額は行政のほうで判断してもよかったと思いますが、今ここで言ったようなことは、刑事訴訟法第248条、第247条の起訴独占主義とセットになった条文ですが、起訴独占主義というのは、よく聞く言葉だと思います。これを是としない考え方もあるんですが、今日はそこには触れません。第248条、起訴便宜主義、「犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の状況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる」。これは、起訴も検察の独占だし、起訴便宜、起訴猶予にするのも検察の独占なんです。だから、ここで全部言ったこと、これを検察ではないところが判断しては駄目ですね、検察に判断してもらわなくては。 ただ、さはさりながら、分かりやすい例で言うと、市役所の1階にいろいろ申請書を書くところがあります。そこのボールペンを1本持っていったからって、これを刑事告訴は誰もしろと言わないですよね。そういう常識的なことは私も分かります。だけど、やっぱり16万2,800円という金額、返ってきたからいいではないかと。もちろんそうは思っていないと思うんですが、よくドラマとかで、子供が万引きしたら、ばかな母親が、お金を払えばいいんでしょうと。見ている人は、払えばいいとは誰も思わないですよね。果たして、見つからなかったら見つからないでいいし、見つかったら返せばいいんだったら、これは犯罪者にとってはいいですよね。 私がどうして質問に「粛々と」という言葉をあえて入れたか、「粛々と」というのは、今、課長が答弁されたようなことは言わないで、淡々と法にのっとって、「ねばならない」と書いているから。そして、そんな軽微な、ちょっと何かを持って帰ったとか、例えば市役所の1階で大声を出したとか。大声を出すのも軽犯罪法違反で問おうと思ったら罪に問えますからね。だけど、実際は運用で軽犯罪法で捕まる人ってあまりいないですよね、別件逮捕ぐらいしか。働かないのも軽犯罪法違反ですから、もしあれだったら条文を見てください。働かないのも違反です。大声を出したりするのも違反です。立ち小便とかも軽犯罪違反です。 昔、オウム真理教がコンビニの駐車場で立ち話をしていて不法侵入で捕まりましたよね。ああいう特別なことはありますけれども、基本、世の中には法律があるけれども、運用で罰しないことというのはいっぱいあります、確かに。だけど、それはやっぱり検察とか司法機関が決めることであって、役場の職員が決めることでは、私はないんではないかなと。だから、粛々と告発して、粛々と告発したら、検察が粛々と起訴猶予にしたり不起訴にすればいいではないですか。私はそう思います。 では、ここで一言質問に変えます。やっぱり返したことが告発しないことについて非常に大きな要因を占めておりますか。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) 告発すべきか否かにつきましては、先ほど申しました犯罪の重大性とか、思料することの相当性、行政運営への影響等で判断するものでございます。今回、返還していただいたのは、あくまで自主的に返還していただいたということでございまして、市の財政的な損害まではいっていませんが、そこの返還はできたとは感じているところでございます。 告発については、そういったことではなく、客観的証拠に基づき、犯罪であるか否かを調査する必要があると判断しておるところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 春野慶司君。 ◆5番(春野慶司君) 犯罪か犯罪ではないかは、もういとも簡単で、これが過失であれば、誤ってなら、重過失までいかないから過失ですよね、単なる。わざとしていれば、これはもう詐欺罪ですから、粛々と告発しても私はよかったのではないかと思いますが、分かりました。その16万2,800円をちゃんと返したこととか、そういうことが。 分かりました。では、逆に、返していないということはないわね。見つかったんだから、返しますよね、それはあれば。この質問は次の質問にも関連してくるので、ここはそれでいいです。この質問はここで終わります。 ○議長(衞藤竜哉君) 次に、3、指定管理者の選定方法の見直しについての質問を許します。 春野慶司君。 ◆5番(春野慶司君) 指定管理者の選定方法の見直しについて。 豊後大野市関係人口交流拠点施設の指定管理者が作成した1年間の人件費は3,146万6,000円となっています。この指定管理者に支払われる指定管理料の年額が3,000万円であることから、この全額が人件費に消えるわけです。 このことを、とある指定管理団体、今、2か所ぐらいで、もっとかな、運営している団体の代表の方に聞いたところ、それはちょっとあり得ないと。普通、指定管理を受けたら、今回これは3年ですよね。そしたら今度、4年目の後継もしくは自分らがまた手を挙げるにせよ、4年目の後継団体が自活できるように、彼は自活という言葉は使わなくて自走と言いましたが、後継の団体が4年目から自活できるような取組をしていかんと悪いと。その方は、ある指定管理を請け負ったときに、その方とその方の奥さんは給与ゼロでスタートして、たしか1年間、2年間ぐらいゼロだったんですかね。それで、順調にいって、給料が取れるようになったけれども、事業計画、それから予算計画、これに載っているような700万円を超える、750万円、800万円近い高額な給与ではありません。一番高い人でも300万円ぐらい。 大体、普通、指定管理団体とかで800万円も代表が取ったら、やっていけないのはもう明々白々ですよね。これは明らかに、3年で終わったら、はい、さようならという感じの事業計画、特に予算計画だと思います。全額が消えるわけです。 この団体がNPO法人であったならば、このようなことはあり得ません。NPO法人の決算は事業費が50%以上でなければならない。逆に言えば、人件費とか交通費とか文書費とか、そういった管理費が50%を超えたら悪いという、これが内閣府のNPO法の運用方針で平成15年に定められていて、かく言う私も昔NPOをしていて、いろいろ小さい、こんな大きい補助ではないですけれども、100万円とかそんなことで、補助事業でやっていたんですが、そういう補助事業が取れなくなったら、実際あまりやることがなくて、決算書を何も考えないで出したら、駄目出しされて、今度からこうなったから、おたくの決算書は人件費が50%を超えているから駄目だと言われた。やっぱり補助事業とかで補助金をもらって、それをほとんど給料に使ってしまって大した活動をしない、恐らくそういう団体が出てきたから、平成15年に、改正までいかなくても、そういう運用方針で内閣府が示したんだと思います。 行政の世界は、条例とか法律を変えなくても、結構こういう運用方針ですと言ってくると、大体守りますよね、普通、これは法律でなくても。だから、もちろん今、NPOはきっちりこれが守られております。そういう意味で、今後、指定管理者を選定するに当たっては、NPO法人を要件とする、もしくは契約書に人件費は50%を超えてはならない旨の条文を入れるなどの方策を考えてはいかがでしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 3、指定管理者の選定方法の見直しについては、総務企画統括理事より答弁があります。 玉ノ井総務企画統括理事。     〔総務企画統括理事 玉ノ井浩司君登壇〕 ◎総務企画統括理事(玉ノ井浩司君) それでは、指定管理者の選定方法の見直しについてのご質問にお答えいたします。 現在、指定管理候補者の選定につきましては、豊後大野市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条の審査及び選定にのっとり、最も適当と認める団体を、施設担当課が作成する指定管理者選定基準採点表等を用いて審査しており、指定管理者候補の選定の特例として、NPO法人のみを指定管理候補者として選定することは困難であると考えます。 また、人件費については指定管理委託料の50%を超えてはならないにつきましても、指定管理者に委託する業務内容により人件費の割合が増減する場合があることや募集の段階で職員の人員配置等について定める場合もあることから、指定管理委託料総額に対する人件費の割合を一律に設定し指定管理候補者を選定することは困難であると考えます。 ただし、人件費の視点につきましては、指定管理者側から標準的な人件費と比較して著しく高く人件費が計上されている収支予算書等が提出された場合などにおいて、指定管理者選定等委員会の中で、大事な視点として公正かつ適正な審査・審議に生かしてまいります。     〔総務企画統括理事 玉ノ井浩司君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 春野慶司君、再質問ありますか。 春野慶司君。 ◆5番(春野慶司君) 今、回答の中で、NPO法人のみを指定管理者候補者として選定することは困難であると考えますと。これは確かにそうですよね。だから、私は「または」とかを入れているんですけど。それから、全体的に今の回答はよくある回答で、なかなか、時と場合によるとか、一概には言えないとか、多分そういう回答であったんだろうと思います。 著しく高い人件費が計上されている予算書が提出された場合、さっき私が申し上げたのは、指定管理者のああいった種類の仕事の人は、著しく高いと私は思うんですが、いろいろ私が今から話しますけれども、後で、回答はあの金額が著しく高くないのかどうか、高いと思えなかったのかどうか、そこだけ答えてください。また長いことしゃべるんだったら、分からないでいいです。著しく高くないと思ったか、思わないか、言ってもらえばいいですから。 それから、ここは取り消したからいいではないかと思いながら聞いている方もいるかと思います。私は、今後の指定管理の在り方について話しているから、この案件についてはもう取り消したから、何を今さら言っているんだという方もいるかと思いますが、これはあくまで先ほどの私の質問2と大いに関連しているんです。 再募集を当然またするわけですが、今回、今になってやっと取消しを発表したということだけれども、これは心配ですよ、今から言うことは。そういうことはないだろうけれども、次の管理者ともう事前に話ができているということは、よもやないでしょうね。ここも答えてください。ないか、あるか、分からないか。 なぜそういうことを言うのかというと、皆さんの耳にも入っていると思うんだけれども、ちまたでは、やっぱり今回の豊後大野まちむすびとの指定管理者の指定は、事前に話ができていたのではないか、いわゆる出来レースだったのではないかという声が聞こえてきます。ただし、紙ベースの証拠がありませんので、私はそういうことはなかったという立場であくまで質問をしているということは、はっきり申し上げておきます。 それでは、先ほど言ったように、出された収支予算書の給料が著しく高くないのか。高いと思うのか、思わないのか、分からないのか。それと、もちろんここはないと答えてくれるしかないんだろうけれども、ひょっとしたら分からないとかいう言葉があるかもしれませんので、もう事前に話ができていて次の管理者が決まっているということはよもやないでしょうという、その2つについてご回答いただきたい。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) 著しく高いか、高くないかにつきましては、当該団体の提出された収支予算もございますが、本市は、あくまで基準単価を算定しております。その単価等を踏まえて検討されるものと考えておりますので、具体的な数字は申し上げられませんが、そこを一応算定したというところでございます。 あと、もう一点、次の選定団体につきましては、速やかに選定を行うということにしております。具体的にそういったお答えは今のところございません。 ○議長(衞藤竜哉君) 春野慶司君。 ◆5番(春野慶司君) 最後に、こういうことがあったので、結構、大分合同新聞の偉い人とも話したんですが、随分どたばたしていましたよねというようなことも言われておりますので、今度選ぶときは、なかなか集まらないかもしれない、神楽会館みたいに。でも、そのときは待たないとしようがないではないですか。なかなか集まらないかもしれないけれども、そのときは直営でしのぐとか、どこかシルバーとか使えばいいわけですから、いいところが現れるまでじっくり正しく選んでいただきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。     〔5番 春野慶司君質問者席降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 以上で、5番、春野慶司君の一般質問を終わります。 ここで11時5分まで休憩します。          休憩 午前10時51分          再開 午前11時05分 ○議長(衞藤竜哉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を許可します。--------------------------------------- △後藤雅克君 ○議長(衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。 1、文化・芸術系の全国大会等出場に対する支援等についての質問を許します。 後藤雅克君。     〔7番 後藤雅克君質問者席登壇〕 ◆7番(後藤雅克君) 議長の許可をいただきましたので、2項目質問をさせていただきます。 まず初めに、文化・芸術系の全国大会等出場に対する支援等についてでございます。 近年、市内の小中学校の部活動や、三重総合高等学校のスポーツ、文化部系の活躍をよく伺います。豊後大野市には、豊後大野市スポーツ大会出場補助金、豊後大野市スポーツ協会激励費などの応援・支援体制が確立されていますが、文化・芸術系の団体が予選を勝ち抜いて全国大会等に出場しても、補助等の支援がないと伺っています。豊後大野市を発信するといった意味合いでは、スポーツも文化も同じではないかと考えておりますが、文化・芸術系に対する今後の応援・支援体制についてはどのようにお考えか伺います。 ○議長(衞藤竜哉君) 1、文化・芸術系の全国大会等出場に対する支援等については、まちづくり推進課長より答弁があります。 河室まちづくり推進課長。     〔まちづくり推進課長 河室晃明君登壇〕 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) 文化・芸術系の全国大会等出場に対する支援等についてのご質問にお答えいたします。 本市では、市民スポーツの水準向上と振興を図るため、国、県、公益財団法人日本スポーツ協会の加盟団体が主催・共催する大会等において、市民等が県大会等以上の予選会を経て代表として大会に出場した場合の経費に対し、予算の範囲内でスポーツ大会出場補助金やスポーツ協会激励費を交付することとしており、令和3年度は、出場補助金を7団体71名に対し87万2,000円、また、激励費につきましては、7団体18名に対し19万円を交付しております。 さらに、市内の中学校については、学校教育における各種大会等出場費補助金交付要綱を定めており、学校教育の一環として、中学校の体育連盟及び文化連盟が主催する大会等に参加する生徒に対して、予算の範囲内で補助対象経費の全額を交付しております。 また、県教育委員会において、スポーツ部門で全国大会に出場する高校に参加費、中学校の全国・九州大会に係る派遣費を交付しています。 そして、高等学校の文化活動につきましては、県高等学校文化連盟が中心となって事業を行っており、全国大会に当たる全国高等学校総合文化祭に出場する団体に対して、西日本で開催の場合は1名につき1万円、東日本で開催の場合は1名につき1万5,000円の補助を行っています。 今回、大分県立三重総合高等学校の演劇部と神楽部が、本年7月31日から8月4日までの期間、東京都で開催される第46回全国高等学校総合文化祭に出場することが決定し、大変喜ばしく思っております。このことに対して、三重総合高校の明日を拓く会による特別活動活性化事業において助成していくとお聞きしております。 なお、芸術・文化の全国大会出場に係る支援については、県内では日田市、佐伯市、宇佐市などが取り組んでいますが、交付対象者や交付額にはかなりのばらつきが見られます。芸術・文化の振興及び活性化に必要な支援策であると考えますが、他の助成事業との関係や他自治体の状況を確認しながら検討してまいります。     〔まちづくり推進課長 河室晃明君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤雅克君、再質問ありますか。 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 今ないものを支援してくださいというお願いですから、予算が今年あるわけではないので、すぐ出しますということにはならないでしょうけれども、他の関係の助成と、あと、ほかの自治体等の状況を見て検討していただけるという回答をいただきましたので、しっかり検討していただいて来年度の予算に入っていればありがたいと思っております。 今、答弁いただいた中で、今回、三重総合高等学校の演劇部と神楽部が全国大会に出場するという話を伺いました。これに関しましては、三重総合高校の明日を拓く会から特別に助成をするという答弁でしたけれども、私の認識では、三重総合高校の明日を拓く会の補助金といいますか、そういったものは部活動には使えないといった認識でおりました。今回は明日を拓く会の予算を充てると今課長が答弁されていましたけれども、部活動に使えるようになった経緯についてお尋ねいたします。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤教育次長。 ◎教育次長(後藤樹代文君) 三重総合高校の明日を拓く会の補助につきましては、規約によりますと、地域に根差した学校づくりの事業ですとか、生徒のために教育環境整備を行うことへの支援ですとか、生徒の募集に係る情報発信といった事業を行うための補助として位置づけられておりますが、部活動への支援につきましては、昨年度、令和3年度から特別活動活性化事業という科目を起こしまして行うようになったものでございます。 この事業の目的としましては、全国大会等への大会への出場の支援ですとか、強豪チームの指導者を招くなどして、三重総合高校の競技力を高め、部活動の質の向上を図るために、このような科目を新たに設けたと伺っております。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) では、昨年度からそういうふうに変わったという認識でよろしいでしょうか。 ということは、今、強豪校を呼んだりということであれば、文化だけに限らず、スポーツの部活動にもやっていくという形ですね。私もその会議に出ていた頃は、やっぱり予算も全部使い切っていなかったりするので、部活動に使えたらなというところがあったので、今回変わったということですから、非常によかったと思っております。 スポーツに限らず、三重総合高校は、今、スポーツは、なかなか大分県内も私立の学校が強くて、みんなどうしても流れてしまうとかという状況もありますし、三重総合高校も今年柔道でインターハイに出たりとかもしますし、神楽部とか芸術部というのは非常にレベルが高くなってきているところがあって、そこを目指して入ってくる子供たちもいると思いますので、ぜひその辺の支援もしっかりしていただければと思います。 検討いただく上で、私も日田市、宇佐市、佐伯市の連盟だとか、県とかそういうところから出ない部分の補助を出している自治体を調べましたけれども、やはり答弁にもあったとおり、金額にばらつきがあったりとか、小中学校、高校生までといった部分はありますけれども、スポーツの奨励金でいえば、今度、還暦野球の方々が全国大会行く。そういう一般の方でも助成するという部分があると思いますので、芸術のほうも、しっかりとその辺のところを検討して、いい制度ができることを期待しております。 以上で、この項目を終わります。 ○議長(衞藤竜哉君) 次に、2、近年の建築費高騰により、本市の建築工事及び今後の計画に及ぼす影響についての質問を許します。 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 続きまして、近年の建築費高騰により、本市の建築工事及び今後の計画に及ぼす影響について伺います。 建築資材価格の高騰に収束の気配が見えない中、国土交通省がまとめている主要建設資材需給・価格動向調査の推移を見ると、緩やかに上がり続けてきたH型鋼や木材の価格は、昨年の6月以降、上昇感が一層高まってきております。連動して需給動向の逼迫感も数値に表れており、報道によると、実際に公共住宅など市町村の公共建築工事に影響を及ぼした事例も見られ、2022年度の予算案の編成で苦慮した自治体や今後の事業執行への影響が心配される自治体の話も伺っております。本市においても追加工事費用があるのではないかや、当初予定していた価格では発注できないのではないか等の不安もよぎっております。 そこで、本市の状況について伺います。 本市の建築工事執行状況及び今後の計画予定について。 次に、建築費高騰が及ぼしている状況や今後想定される影響について。 その影響に対する今後の対策について伺います。 ○議長(衞藤竜哉君) 2、近年の建築費高騰により、本市の建築工事及び今後の計画に及ぼす影響については、産業建設統括理事より答弁があります。 佐藤産業建設総括理事。     〔産業建設統括理事 佐藤勝美君登壇〕 ◎産業建設統括理事(佐藤勝美君) それでは、近年の建築費高騰により、本市の建築工事及び今後の計画に及ぼす影響についてのご質問に一括してお答えいたします。 まず、本市の建築工事執行状況及び今後の計画予定につきまして、本市で建築工事を行うもののうち、主要な事業につきましてお答えいたします。 現在、施工中または設計中の事業は、豊後大野市消防署南分署馬場詰所新築工事、全天候型体育施設新築工事、市原住宅3期建替工事、緒方保育園新築工事、小中一貫校千歳小中学校新築工事、小中一貫校清川小中学校増築工事でございます。 このうち、豊後大野市消防署南分署馬場詰所新築工事、全天候型体育施設新築工事は入札済みであり、市原住宅3期建替工事は今年度の発注を予定しております。また、緒方保育園新築工事、小中一貫校千歳小中学校新築工事、小中一貫校清川小中学校増築工事につきましては、現在設計中であり、設計終了後、計画的に発注する予定としております。 次に、建築費高騰が及ぼしている状況や今後想定される影響につきましては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大やロシアのウクライナへの侵攻による経済活動の停滞、原油価格の高騰等により、木材、鉄鋼製品、電子機器を含む製品など様々な資材が高騰しており、加えて品不足による納期の遅れなどが生じております。 一般社団法人日本建設業連合会の資料によりますと、令和3年1月時点に比べ、本年4月現在で工事費における資材単価の割合を50から60%と仮定した場合、工事費が約10%上昇しております。この資材高騰は、本市の事業にも影響が出ており、現在、発注準備中の市原住宅3期建替工事において、当初予算で設定していた債務負担行為の限度額内に設計額が収まらず、本定例会で限度額の増額をお願いしているところでございます。 今後の資材単価の動向につきましては、ほとんどの資材が現状維持または上昇傾向となっており、事業費の上昇が懸念されているところです。そのため、契約中の工事に関しましては、資材高騰により事業費に影響が出た場合、単品スライド条項を活用することで契約変更の対象にすることとしております。 今後につきましても、工事費の高騰と各資材の納期の長期化を踏まえ、それぞれの事業ごとに検討し、計画的に進めてまいりたいと考えています。     〔産業建設統括理事 佐藤勝美君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤雅克君、再質問ありますか。 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) いろいろな状況があって、別に豊後大野市だけが高くなっているわけではないので、どこに責任があるかというのは非常に難しいところではあるかと思いますけれども、現実として、今回の議会にも出ていますけれども、市原住宅の3期工事、債務負担金額2,000万円ほど限度額が上がっています。そういったところで、少しずつやっぱり影響が出てきているのかなと感じております。 今現在、発注している中で、先ほど単品スライド条項という話がありましたけれども、その単品スライド条項について、少しだけ詳しく教えていただければと思います。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤建設課長。 ◎建設課長(後藤泰二君) 単品スライド条項につきましては、豊後大野市公共工事請負契約約款の第25条第5項に定められており、特別な要因により工期内に主要な工事材料の日本国内における価格に著しい変動を生じ、請負代金額が不適当となったときに、請負代金額の変更を請求できる措置でございます。 具体的には、価格が変動した資材の品目ごとの金額が全体の契約額の1%を超えた場合に適用になり、請負額の変更の対象となります。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) それぞれ単品ごとに出していくということで、請負額の1%、2億円とかであれば200万円ぐらいですか、そういう形で変動があった場合という形で、それ以外であると業者が何とか我慢してという話だと思いますけれども、分かりました。 それと、もう一つ、インフレスライドというのは、条項の中に入っていたりとか、対象になったりとかというのはあるんでしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤建設課長。 ◎建設課長(後藤泰二君) インフレスライドにつきましては、約款の第25条第6項に定められており、予期することのできない特別な事情により、請負代金が著しく不適当となった場合に、請負代金額の変更を請求できる制度でございます。 適用の条件といたしましては、賃金水準の変更があり、運用通知が出された場合に適用され、単品スライドと同様に契約額の1%を超えた部分について対象となります。 令和4年3月15日に労務単価が改正され、特別措置の運用が通知されており、通知日以前に契約し契約継続中の工事につきましては、インフレスライドの対象となる可能性がございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 労務費の関係は、インフレスライドという形で、そういうものも状況としては影響が出てくる可能性があるということですね。分かりました。 それでは、これから、今、設計をしていまして発注をかける緒方保育園の新築、千歳小中の新築、清川の増築工事について、それぞれの着工予定時期と工事完了予定時期についてお尋ねいたします。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤教育次長。 ◎教育次長(後藤樹代文君) まず、緒方保育園の新築でございますが、来年、令和5年4月着工、令和6年5月工事完了を計画しております。 続きまして、小中一貫校千歳小中学校の新築及び清川小中学校の増築につきましては、ともに令和5年4月着工、令和6年3月工事完了を計画しているところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 千歳小中学校と清川小中学校は、令和5年4月が着工で、令和6年3月が完了で、6年4月にオープンさせるという考えと。私たちが説明を一番最初に受けているのは、千歳小中学校と清川小中学校は令和5年から小中一貫教育を始めるというような話を聞いていましたけれども、これは建築費とかが絡んでこうなっているのか、それともどこかで令和6年に変わったのか、私の勘違いか。その辺もし分かればお答えください。 ○議長(衞藤竜哉君) 下田教育長。 ◎教育長(下田博君) 当初は議員のおっしゃるスケジュールだったんですけれども、建物がそういう形で変更するならば、それに合わせたほうがスムーズに移行できるだろうということで、小中一貫の形として令和6年から校舎とともにスタートさせたいと。今、実際には、もう連携で強くやっておりますけれども、そういう形にスケジュールを少し変えました。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 今の状況、小中一貫校のことは分かりましたけれども、千歳小中学校が特にこの中では一番金額が大きいのかなと思っております。これはまだ、オフィシャルというか、ちゃんとした金額を聞いたわけではないですけれども、私たちがいろいろ、どのぐらいで千歳小中できるのかなという話を職員に聞く中で、大体10億円ちょっとぐらいかなという話で、これもまだはっきり定かではないですけれども、聞くところによると13億円とか14億円とか、何か16億円とか、いろんな数字が入ってきますけれども、こういった中で、3億円も4億円も上がってしまえば、もうちょっと時期を遅らせるとか、延ばすとか、そういった考えがないのかどうか、お尋ねいたします。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤教育次長。 ◎教育次長(後藤樹代文君) 小中一貫校千歳小中学校及び清川小中学校につきましては、令和6年4月に供用開始するというのは、地域との共通の方針であり、市としましても「地域とともにある学校づくり」というものを目指しておりまして、建築資材の調達が困難ですとか、そういった状況がございますので、むしろできる限り着工時期を早くできないかということで、今現在、取り組んでいるところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 千歳小中学校のことばかり言って申し訳ないんですけれども、あれが一番大きいので、私もその完成予想図というか、最初のこういう構想だというのは見させていただきました。非常にすばらしい構想で、図面というか、そこから多分面積をちょっと絞ったりとか、建築費を抑える努力を建設課と教育委員会でいろいろと詰められてやられていると思います。今、答弁では、むしろ早めたいということでしたけれども、あまり絞り過ぎて使い勝手の悪い学校になってもしようがないと思いますし、その辺のバランスを設計のほうとしっかり詰めて、できるだけ価格が高騰しないようにしていただければと思います。 やっぱり緒方保育園にしても、千歳小中学校、清川小中学校にしても、間違いなく今発注するよりは上がってしまうと思いますけれども、財政に及ぼす影響というところはどのように考えているのか。もしよろしければお願いいたします。 ○議長(衞藤竜哉君) 平山財政課長。 ◎財政課長(平山元彦君) 財政に及ぼす影響についてでございますが、先ほどの答弁にありましたように、現時点で発注予定としている大型の工事は、緒方保育園新築工事と小中一貫校千歳小中学校新築工事、小中一貫校清川小中学校増築工事の3工事でございます。 これらの工事を資材が高騰しているこの時期に実施するということは財政面に及ぼす影響が大きいのではという趣旨の質問でございますが、確かに議員ご指摘のとおり、事業費という側面から見ますと、財政的には非常に効率が悪く、影響は大きいものと捉えております。 しかしながら、事業の財源という側面から見れば、これら3つの大型工事は、いずれも合併特例債を財源として実施することとしており、ご案内のとおり、この合併特例債は返済する元利償還金の70%について交付税措置のある優良債であります。この合併特例債は、活用できる期間が令和6年度までとなっていることや、一部の工事には国庫補助金を活用する予定としていることから、これら3つの大型工事につきましては、基本的には合併特例債を活用して実施する現状の計画にて進めたいと考えております。 いずれにいたしましても、議員ご指摘のとおり、資材高騰等の影響に伴い、工事着手等の時期が延長可能な事業につきましては、つまり工事の時期を延長しても市民等への影響が少ないものにつきましては、計画の見直し等も含め事業担当課と協議してまいりたいと存じます。 ○議長(衞藤竜哉君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 合併特例債の関係という話もありますし、今言ったように延ばせるものは延ばしていくと。私は、これ実は何かもう方針が出ているのかなと思っていたんですけれども、それぞれの部分でやっていくという話でしたので、しっかりその時期等を考えながら。また、私が前回の一般質問でPFIの話をさせてもらいました。今度、清掃センターがPFIのBTOでやるという形ですけれども、合併特例債が終わった後のことも考えながら、そういったものも活用しながらうまく建築費を抑える。 これはもう先ほども言いましたけれども、世界の情勢、ウクライナの問題や、そういった部品が入ってこない等々のところで、なかなかいつになったら収まるのか分からない部分もあるかと思いますけれども、一つは、業者に無理というか、業者が痛まないような形も取っていただきたいですし、そして、計画がある地区の市民の皆さん、お子さんたちにしっかりといい環境で勉強できるようにしてもらえればと思いますので、なかなか難しい問題かと思いますけれども、財政とそれぞれの担当課と併せてしっかりやっていただければと思います。 以上で質問を終わります。     〔7番 後藤雅克君質問者席降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 以上で、7番、後藤雅克君の一般質問を終わります。 ここで午後1時15分まで休憩します。          休憩 午前11時36分          再開 午後1時15分 ○議長(衞藤竜哉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を許可します。--------------------------------------- △川野辰徳君 ○議長(衞藤竜哉君) 1番、川野辰徳君。 1、三重原地区の悪臭問題についての質問を許します。 川野辰徳君。     〔1番 川野辰徳君質問者席登壇〕 ◆1番(川野辰徳君) 議長の許可をいただきましたので、一般質問させていただきます。 まず、1つが、三重原地区の悪臭問題についてです。 三重原地区の悪臭問題について、現状と今後の取組を伺います。 ○議長(衞藤竜哉君) 1、三重原地区の悪臭問題については、産業建設統括理事より答弁があります。 佐藤産業建設統括理事。     〔産業建設統括理事 佐藤勝美君登壇〕 ◎産業建設統括理事(佐藤勝美君) 三重原地区の悪臭問題についてのご質問にお答えいたします。 本年3月開催の第1回定例会以降の取組状況についてご説明いたします。 まず、本年1月から開始した循環型自然消臭法の試験導入業務委託につきましては、完成予定量の16立方メートルを超える約20立方メートルの有機消臭土が完成し、3月末に業務が完了しました。今後、同様の事例が生じた際には、導入についての情報提供を行ってまいります。 次に、4月26日に開催された第117回三重原地域環境問題代表者会議において、2養豚業者のうち1養豚業者から、本年8月までの授精、12月までの分娩を最後とし、令和5年6月をもって廃業する旨の表明がなされたところです。 なお、循環型自然消臭法の取組に関しては、4月以降は養豚業者が業者と直接契約することとしていましたが、廃業を表明したことから4月までで終了し、完成した有機消臭土については場内で有効利用するとお聞きしております。 市としましては、これまでどおり養豚業者に清掃記録・豚数の報告を求め、市が行っているアンモニア調査を継続するとともに、三重原区に委託している臭気モニタリング調査を継続していきたいと考えております。 今後につきましても、三重原区、上小坂区と情報共有を行いながら、廃業まで養豚業者の動向を注視してまいります。     〔産業建設統括理事 佐藤勝美君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君、再質問ありますか。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) それでは、質問させていただきます。 まず、来年6月以降の豚舎の跡地はどうなる感じか、もし知っている情報がありましたら教えてください。 それともう一つ、その跡地に違う養豚……     〔「議長、一問一答や」と呼ぶ者あり〕 ○議長(衞藤竜哉君) 一問一答やな。 川野辰徳君、一問一答ずついきましょう。 佐藤産業建設統括理事。 ◎産業建設統括理事(佐藤勝美君) 事業者廃業後の跡地問題ですが、特段の情報はございませんが、情報共有には今後も努めてまいります。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 別の養豚業者が入る予定とかも分からない感じですか。 ○議長(衞藤竜哉君) 佐藤産業建設統括理事。 ◎産業建設統括理事(佐藤勝美君) 別の、他の養豚業者等が入る等の予定等も聞いておりません。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 続きまして、これは私の個人的な感想ですけれども、養豚業者が1者廃業に至るということに関しては、誠に申し訳ないと思っています。コロナ禍等、単価が下がったりとか、事業に厳しい面を持たせてしまったので、同じ個人事業主としては特別な思いがあって、この質問を終わりたいと思います。 ○議長(衞藤竜哉君) 次に、2、ピーマン等の影響についての質問を許します。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) ピーマンの今後の影響についてです。 今、石場ダムが配水停止状態に陥っているんですけれども、今後の農作物への影響を教えてください。 ○議長(衞藤竜哉君) 2、ピーマン等の影響については、農業振興課長より答弁があります。 森下農業振興課長。     〔農業振興課長 森下志郎君登壇〕 ◎農業振興課長(森下志郎君) それでは、ピーマン等の影響についてのご質問にお答えいたします。 臼杵市野津町西畑地区に位置する石場ダムは、臼杵市野津町のほか、三重町の一部にも農業用水を供給していますが、昨年10月以降、降水量が平年に比べて少ない状況が続いておりました。石場ダムの貯水量が回復せず、貯水率が30%台まで低下する事態となったため、石場ダムを管理する野津土地改良区は、本日の午後5時に配水停止することを決定していました。 本市では、法人を含む29の農家が石場ダムから農業用水の供給を受け、夏秋ピーマン、白ネギ、カンショ、里芋、イチゴ、キウイ等の園芸品目を栽培していることから、配水停止が実施された場合の農作物への生育被害を最小限に食い止めるために、石場ダムの受益者に対して、今月1日付で豊後大野市緊急渇水対策事業を実施することを決定し、給水タンク購入補助、揚水ポンプ購入、リース等に対する農家支援を開始したところでございます。 このような状況でありましたが、梅雨入り後の降雨により、17日時点での貯水率が48.6%まで回復し、現時点での貯水量や例年同時期の配水流量等を検討した結果、配水停止日の延期が決定されるとともに、同日付で受益者に周知されました。 なお、今後の対応については、27日に開催予定の理事会において協議されるとのことであります。 市としましても、引き続き、野津土地改良区との情報共有に努め、貯水率の推移について注視するとともに、野津土地改良区及び臼杵市等関係機関と連携を密にし、農作物への影響を最小限にするための支援を行ってまいります。     〔農業振興課長 森下志郎君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君、再質問ありますか。 ◆1番(川野辰徳君) それでは、6月の今現在において、ピーマンもしくは白ネギ、カンショ等の前年度に比べての量だったり単価等を教えてください。 ○議長(衞藤竜哉君) 森下農業振興課長。 ◎農業振興課長(森下志郎君) まず、本年度のピーマンの状況でございます。 夏秋ピーマンのまず収穫量ですけれども、令和3年が4万1,321キロ、令和4年が4万5,112キロということで、同じ年の5月中旬までの実績を見ますと前年比109.2%ということで、増加をしているところであります。 続きまして、1キロ当たりの平均単価でございます。5月中旬時点で見ますと、昨年が400円、本年が391円で、前年比97.8%と下がっておりますけれども、5月中旬になりますと、昨年が386円、本年が417円ということで、前年比108%となっており、出荷量が増えている中で堅調に推移しているという状況になっております。 また、一昨年からピーマン農家を悩ませている黄化えそ病の発生件数につきましても、令和2年と比較しますと、令和2年が22件、令和3年が11件、令和4年が9件と、減少傾向となっておるところでございます。 そのほか、白ネギと、あとカンショにつきましては、手元に資料がございません。よろしくお願いします。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 引き続き、JAだったり部会と連携を図りながら、9月のまた一般質問でお聞きしますので、よろしくお願いします。 また、あと私が去年からこの質問をずっとしているのは、どうしても人口増加のためにはまず農業、特にピーマンは絶対に右肩上がりでやっていかなければ、来年は2桁増加していきたいと思っていますので、これからも農業振興課の方にはぜひよろしくお願いしたいと思って、この質問を終わりたいと思います。 ○議長(衞藤竜哉君) 次に、3、新聞やSNSで話題になっている豊後大野市関係人口交流拠点施設についての質問を許します。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) まず、この場を借りて、市民の皆様、そして県や国からの助成金等を頂きながら、指定管理者の件で、3月の議会で不正がある情報を知りながら否決の方向に持っていけなかったことを深くおわびしたいと思います。今後は、これまで以上に豊後大野市長、市民オンブズマンと共に監視を強化してまいりたいと思います。 そこで、ちょっと一つ、同じ政治家として、田中角栄さんのすごいエピソード、人心掌握術のお話をしたいと思います。 田中角栄さんは、大正7年5月4日から、1993年12月16日に亡くなりました。しかし、近年、汚名返上、名誉回復の機運が高まっている。きっかけは、石原慎太郎さんの小説「天才」がベストセラーになったことであります。田中のモノローグの形でつづられている異例の自伝的小説です。 何かと「金や政治」が問題になる中、なぜ国民は田中の魅力に引かれるのでありましょうか。田中は、1947年4月、日本国憲法による最初の総選挙となった第23回総選挙において初当選しました。ここから長い政治人生が始まったと思ってはいたんですけれども、実際は1972年7月6日から1974年の12月9日までとなっています。さほど長くありません。時代的にも読者の多くが生前の田中をリアルタイムで知る人は少ないでしょう。しかし、なぜ田中に引かれるのか。もちろん、政治家として、表・裏、功と罪を持ち合わせた人物であったことは私でも分かります。そのネガティブなイメージを打ち消すにあり余るほどのカリスマ性を持っていたのです。 田中角栄が、昭和39年、44歳で大蔵大臣になったときに、--今で言う財務大臣です--幹部の前で異例の挨拶をしました。 私が田中角栄だ。小学校高等科卒業である。諸君は日本中の秀才代表であり、財政、金融の専門家ぞろいだ。私は素人だが、とげの多い門松をたくさんくぐってきた。いささか仕事のコツを知っている。一緒に仕事をするのには、互いによく知り合うことが大切だ。我と思わん者は、誰でも遠慮なく大臣室に来てほしい。何でも言ってくれ。上司の許可を得る必要はない。できることはやる、できないことはやらない。しかし、--ここが大事なんです--全ての責任はこの田中角栄が背負う。以上。 と言ったんです。これを私は読んだときに、豊後大野市を照らし合わせたんです。そうしたら、今の川野市長がどうしても全ての責任を背負っているとは到底思えなくて、今から本題に入りたいと思います。 現在、豊後大野市関係人口交流拠点施設が休業状態ですが、今後の予定をお伺いします。 ○議長(衞藤竜哉君) 3、新聞やSNSで話題になっている豊後大野市関係人口交流拠点施設については、総務企画統括理事より答弁があります。 玉ノ井総務企画統括理事。     〔総務企画統括理事 玉ノ井浩司君登壇〕 ◎総務企画統括理事(玉ノ井浩司君) それでは、新聞やSNSで話題になっている豊後大野市関係人口交流拠点施設についてのご質問にお答えいたします。 豊後大野市関係人口交流拠点施設の指定管理につきましては、本年第1回豊後大野市議会定例会において、指定管理者となる団体の指定の議決をいただきました。それを受け、4月1日付で指定管理者と豊後大野市関係人口交流拠点施設の管理運営等に関する基本協定を締結し、指定管理を開始したところでございます。 しかしながら、開館予定であった4月末日を過ぎ、また5月後半となっても施設を一般の利用に供することができない状況となっていました。 市では、指定管理者の指定の議決をいただいて以降、地方自治法第244条の2第10項に基づき指定管理者に対して度重なる指示を行ってまいりましたが、具体的に対応していただけませんでしたので、確実に対応していただくため、文書により2度にわたり書類の提出を指示したところ、期限としていた今月6日に提出された書類では、この施設で主たる業務である創業支援業務についての体制が確認できず、また、基本的な管理運営業務の体制についても具体を確認できない箇所がありました。その後、17日になって、指定管理者から協定書第39条に基づく指定の取消しについての申出がありました。 このようなことから、指定管理者と協議を行い、指定管理の指定の取消処分を同日付で行ったところでございます。なお、取消日については、今月30日としております。 今後につきましては、この施設に係る新たな指定管理者の選定について、速やかに公募を実施し、改めてしっかりと選定をしていきたいと考えております。     〔総務企画統括理事 玉ノ井浩司君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君、再質問ありますか。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) では、なぜ不正の後すぐに速やかに取消しに市のほうからいかなかったのか、お願いします。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) ただいま議員のおっしゃいました不正という件につきましては、前というか、いわゆる補助金に関する指定のことだと私どもは一応考えておりますので、その団体とは一応別の団体、別法人であると判断しまして、そこは同じではないということで判断したところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) では、話を変えて、川野市長が交流施設の指定管理を、名前を出しますけれども、田浦氏に任せて、公の場で発言したんです。それにもかかわらず、なぜ入札を行ったのか。この法人は、新聞報道後、代表を、先ほど言いましたけれども、変更登記していますが、あくまでも申請時が審査の対象と考えますけれども、どうでしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) その審査と申しますのは、いわゆる指定管理の募集に係る審査でございます。先ほど春野議員への答えにもありましたけれども、地方自治法の規定によりまして、あらゆる法人ということで募集をかけたということで、その中の選定をしたという結果になったと思います。
    ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) では、なぜその話をするかといいますと、次に入るんですけれども、今年の1月か2月、田浦氏の設立直後の法人に指定管理者を決定されたんですけれども、その際には3者の応募があり、残り2者は決算書を市から要求されたんですけれども、田浦氏の法人は設立直後で決算期を迎えていなかったため、決算書を提出できない法人を指定管理者にしたのはなぜだったんでしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) 附属書類でございますけれども、決算書に代わるもの、特に団体設立から間もないものについては、今回は必要としていないというところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 続きまして、こういう施設に助成金が支出されました。予算は3年間で9,000万円です。田浦氏が代表を務める法人の計画では、この年間3,000万円の予算が、先ほどの春野議員とかぶるんですけれども、人件費として計上されています。これは一般市民感覚では到底あり得ないと思っています。要は4年後どうされるのか。その辺も考えて決めたんでしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) この指定管理については、3年間ということで、限度額も1年で3,000万円、合計3か年で9,000万円ということでございます。一応3か年のみの計上とさせていただいているところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) ちょっと答えになっていないと思うんです。だから、4年後はどういうふうに考えていたのか。あと、代表者の年収が、多分市民の方は分かっていないので、ここで発表したいと思うんですけれども、社会保険料込みで800万円です。先ほども言いましたけれども、市民感覚では到底理解できない金額であり、それにもかかわらず、なぜ豊後大野市は田浦氏が代表を務める法人を管理者として決定したんでしょうか。よかったら市長にお答えいただけないでしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) まず、先ほどの第1問でございますけれども、4年後については、一応3年後の経過を見なければ分からないということであります。 先ほどのいわゆる報酬については、当該法人の内容は分かりませんけれども、私どもは、先ほど言いましたように、ある程度そういったメンバーというか、管理する人数も算定しながら、標準的に金額を決めております。なおかつ、これは先ほど言いましたように指定管理の選定において選考されたものでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 到底納得はできないんですけれども、次に移りたいと思います。 続きまして、市民団体のオンブズマンからの情報で、施設等の運営に事前に計画を立てておくことが当たり前なんですけれども、先ほども言いました3年先を見据えていなかった。それをここに、僕の後ろにいます18名の豊後大野市の市議会議員宅に、また、そこにいらっしゃいます清水副市長にも面会で市民の声を届けたのにもかかわらず、このように至ったのは何ででしょうか。副市長にお願いしたいんですけど。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) あくまで、これは一応そういった申入れがあったというのもありますが、先ほどから何回も言いますけれども、指定管理者の選定委員会で選定がされ、議決をいただいたところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 到底納得いっていないと思います。 今後、先ほど取消しになったので、ちょっと話を変えたいと思いますけれども、交流施設の経緯の説明会を市内7か所、支所単位で開催することは可能ですか。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) この処分につきましては、取消しについて記者会見も行い、なおかつ告示行為をしておりますので、その必要はないかと思っております。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 実際に私は現地に行って緒方町の方々に確認したんですけれども、そういったことも知らない方が多かったんですけれども、それでも説明はする必要ないと言い切れますか。 ○議長(衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長河室晃明君) 私どもは、この施設を他に有効活用するとか、いち早く開館して創業支援、関係人口の創出拡大を目指すものでございますので、まずはそこを先に進めたいと考えておるところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) そうですか。では、次にいきたいと思います。 最後に、残念ながら、いい回答は得られませんでしたし、今、僕の身の回りで、副市長も答えない、市長も答えてくれなかったので、どうしようもできなかったんですけれども、ここを今、聞いていますので、市民の方々が。ぜひこういった指定管理者選びを間違えないように行っていただきたいと思いまして、私の一般質問を終わります。     〔1番 川野辰徳君質問者席降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 以上で、1番、川野辰徳君の一般質問を終わります。 ここで午後2時5分まで休憩します。          休憩 午後1時48分          再開 午後2時05分 ○議長(衞藤竜哉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を許可します。--------------------------------------- △嶺 英治君 ○議長(衞藤竜哉君) 8番、嶺英治君。 1、米価下落を受け、主食用水稲生産者への市単独の直接助成はできないかの質問を許します。 嶺英治君。     〔8番 嶺 英治君質問者席登壇〕 ◆8番(嶺英治君) 本日は2つの質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 まず、1点目です。米価下落を受け、主食用水稲生産者への市単独の直接助成はできないか。 物価が上昇する中、全国的な米価下落が顕著である。この全国的な米価下落が顕著であるというところですけれども、3月の新聞の切り抜きなんですが、具体的な数値が出ております。県内でも生産量が多い普通期米「ヒノヒカリ」、これの1等の60キロ当たりの米価、2018年が1万3,300円、2019年が1万3,500円、2020年が1万2,500円、昨年度は1万800円です。2018年から比べると、約1俵につき1,500円、俗に言う1袋30キロが七、八百円ぐらい減っているというところです。これを私は顕著であると述べさせていただきました。 本市ですけれども、農作物の重点品目への転換を推奨しております。これはもう十分理解をしております。専業・兼業問わず、水稲農家が地域の農業や景観を担っている現実、これを踏まえて、水稲経営の維持が厳しい現状から、水稲農家の経営維持について何かしら行政が支援すべきと考えます。 それについて、2点伺います。 1点目、農作物の重点品目生産農家と主食用水稲生産農家、かなり行政の支援、援助、違いがあるなと感じているんですが、この支援についてお伺いしますというのが1つ目。 もう一つ、主食用水稲農家への直接助成はできないかという、このタイトルの趣旨であります。この2点についてお伺いいたします。 ○議長(衞藤竜哉君) 1、米価下落を受け、主食用水稲生産者への市単独の直接助成はできないかは、農業振興課長より答弁があります。 森下農業振興課長。     〔農業振興課長 森下志郎君登壇〕 ◎農業振興課長(森下志郎君) 米価下落を受け、主食用水稲生産者への市単独の直接助成はできないかのご質問にお答えいたします。 まず、農作物重点品目生産農家と水稲生産農家への行政の支援についてでございます。 本市では、令和3年度から5年間を基本計画期間とした第4次豊後大野市農業振興計画において、農地集積の推進による効率化や水田畑地化による園芸重点10品目の推進、スマート農業等の先端技術の導入など、農業構造の転換を進めているところです。 主食用水稲生産農家の支援につきましては、国の経営所得安定対策のうち、米・畑作物の収入減少影響緩和対策、いわゆるナラシ対策があります。このナラシ対策は、毎年更新される積立型の保険的制度で、県の前年度標準的収入額に対して、減収した額の9割が補填されるというものです。農業者が主体的に選択できる危機回避策として、現在、市内で54名の方が加入しております。令和3年産作物に係るナラシ対策の補填金については、本年6月末までに交付される予定となっています。 また、農業共済組合では、収入保険制度を整備しており、青色申告の方が加入しています。この制度は、天災による減収や経営努力では避けられない収入減少にも対応でき、現在、市内では法人を含む91名の方が加入しています。 このように、主食用水稲生産者についてはセーフティーネットが整備されておりますので、今後もナラシ対策や収入保険等の加入促進を図ってまいります。 次に、主食用水稲農家への直接助成についてでございます。 全国的な米価下落を受け、一部の自治体では新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源とした様々な助成が行われています。本市におきましても、主食用水稲に対する支援について検討したところですが、水田の畑地化を推進する観点から、主食用水稲に対しての補助が適切であるか、また、ほかの作物においてもコロナ禍の消費低迷により価格が下落していること、既存の救済制度が整備されていること等の理由から、現時点では主食用水稲に対する直接的な補助は行わないと判断したところです。 今後の新型コロナウイルス感染症を取り巻く情勢が不透明であることから、来年度以降の対応につきましては、国・県及び他市の状況を注視しながら検討してまいります。     〔農業振興課長 森下志郎君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君、再質問ありますか。 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 今、ご答弁をいただきましたけれども、いわゆるナラシ・ゲタ対策の交付金であるとか保険の関係、これについては国策で、豊後大野市オリジナルという状況ではありません。今回、豊後大野市オリジナルの助成金を新しく制度として創設できないかという意味で、期待を申し上げながら質問させていただいておりますが、「が」というのは後で言いますが、いわゆる豊後大野市にも農業従事者はかなり多いんですけれども、兼業、専業、その中で農業従事者、何の農業をしている方が一番多いのか分かりますでしょうか。何を生産している農家の方が多いのか。もう具体的な数字は結構ですので、先ほどピーマンという話が出ていましたけれども、では、ピーマン農家が豊後大野市で一番多いのかという。 ○議長(衞藤竜哉君) 森下農業振興課長。 ◎農業振興課長(森下志郎君) まず、作物ごとの農家数ですけれども、申し訳ありません、手元に資料がございませんので、この場ではっきり回答することはできないんですけれども、分かる範囲ですけれども、農業の主力となりますと認定農業者であります。認定農業者の数は、市内で360名程度で、毎月、廃業したり、新しく就農したりということで、若干の増減がありますけれども、ここ数年この数字を維持しているところであります。 これらの農業者が様々な作物をつくっておりますので、作物ごとの統計というのは後日お示しできると思います。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 分かりました。 ちょっと私が調べた状況ですと、畑地が本市は約2,000ヘクタール、水田が6,000ヘクタール、大体このくらいと理解しているんですが、面積的にいうと、水田が一番多い割合を占めているという認識を私はしているんですが、大体このくらいの数字でよろしいでしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 森下農業振興課長。 ◎農業振興課長(森下志郎君) まず、面積ですけれども、農林水産省が発表しております農林水産関係市町村別統計という統計によりますと、令和3年の耕地面積につきましては、畑地が2,010ヘクタール、水田が6,080ヘクタール、そのうち主食用水稲の令和3年作付面積につきましては2,400ヘクタールとなっているところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) では、主食用の水稲を作っている面積は2,400ヘクタールということですか。では、ちょっと私、勘違いをしているところもあったんですが、6,000ヘクタール全てが主食用の水稲かなと。若干飼料とかもあるんでしょうけれども、WCSというのか、飼料米とかあるのも含めて、ちょっとそこまでは及ばなかったんですが、6,000ヘクタールかなと理解をしておりましたが、主食用の水稲を作っているのが2,400ヘクタールというのが初めて分かりました。 最初、冒頭申し上げましたけれども、今回質問するに当たって、新聞の切り抜きをある人が持ってきてくれたんです。3月に西日本新聞に載っていたよということで持ってきていただいて、ぜひ言ってくれということだったんですが、3月議会には間に合わずに、もう質問が終わった後でしたので、今回6月議会に言うわということで、張り切って5月29日に私は通告したんです、この質問をしますということを。それから以降、6月に入って、ちょっといろんなところで状況が変わってきて、今、肥料とか今まで2,600円のやつが、もう今は3,200円とかいう状況です。 畜産農家--家畜というんですか--の方から聞いた話では、配合飼料1キロが40円だったのが、今はもう80円超そうとしているというようなところです。なので、さっきも話題に出ていましたけれども、家畜ですので、豚とか鶏とか、当然、和牛もそうでしょうし、酪農の方とか、たっぷり使う中で、餌代がかなり高騰しているんだと。ぜひこれも言ってくれというところだったんです。 肥料の話も、これはもう大変だと、今日言おうと思っていたら、5月29日に通告をした後、新聞報道もありましたけれども、政府も大分県も肥料のことについて、ちょっと対応を考えているということでしたので、なかなか僕もこれは今日言いづらいなと思っていました。 この質問に至った経緯が、さっき新聞の話をしましたけれども、宇佐市がコロナ交付金を使って、コロナ交付金は生活支援ですから、一反当たり4,000円の助成を水稲農家にしているんです。何で豊後大野市はできないのかということで、牙を研いでここに立ったんですが、参議院の予算委員会をたまたま私テレビで見てしまったんです。すると、ある国会議員が、さっき言いました生活支援のお金で公用車を替えましたとかいうコロナ交付金の使い方がされていたとか、ちょっと使い方がおかしいのではないかというような、言わなければいいのになと思うようなことを一生懸命参議院の予算委員会で言っていたから、コロナ交付金を使って豊後大野市も助成したらどうですかというのが、ちょっと今日言えなくなってしまったものですから、非常に困って今この場にいるところです。 結局、財源の担保ができなくなってしまったのと、今回、私はコロナの2次補正で賛成をしたんですが、もうコロナ交付金が今、豊後大野市はもう全部使ってしまったんですよね。あと、国が2,000億円、2,500億円ですか。     〔「2,000」と呼ぶ者あり〕 ◆8番(嶺英治君) 2,000億円あるので、単純計算すると、ここに来たところで1,500万円とか2,000万円、3,000万円かなというふうに自分で思ったんです。なので、豊後大野市の水稲農家に反当4,000円コロナ交付金を使って補助してくれと言うつもりが、全く言えなくなってしまったものですから、ちょっとお願いするような話なんです。 さっき私は、豊後大野市の水田面積が6,000ヘクタールではないですかという言い方をしたんですが、それでざっくりですよ、反当4,000円を補助したときは、豊後大野市の負担が年間8,000万円ぐらいなんです。さっきの話では、主食用水稲前になると2,400ヘクタールで、かなり落ちますということでしたので、そうなると1,000万円とか2,000万円とかそんなものになるのかなとは思っているんですが、市の単費で、課長、補助してみませんかという提案でありますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 森下農業振興課長。 ◎農業振興課長(森下志郎君) 先ほどの答弁の繰り返しにはなりますけれども、現時点では主食用水稲に直接的助成はしないということを判断したところでございますけれども、新型コロナウイルスの状況等、この先かなり不透明な状況がありますので、次年度以降の対応につきましては、国・県、他市の状況を十分注視しながら検討してまいりたいと考えております。 財源の確保も非常に厳しいところもありますし、あとは、水田畑地化を推進するスタンスから、主食用水稲を継続するという方向ではなく、ぜひ重点品目とか高収益作物に転換するための予算づけができないかなと考えていきたいと思います。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 最初の答弁と同じ話でした。ちょっと私も最初は理論武装していたのが、6月になって、いろいろいいような話も聞くけれども、現実的には具体的にはまだ見えてこない状況がある中で、なかなか私は市長と交わるということがないんですけれども、このことについて、ぜひ前向きに、豊後大野市オリジナルでやるぞというような意気込みがあれば、一言いただきたいんです。どうしても無理であれば、またちょっと検討しますぐらいで、しませんと言われると、ちょっとこちらもがくっときますので、何か一言いただきたいなと思います。 ○議長(衞藤竜哉君) 川野市長。 ◎市長(川野文敏君) 主食用の水稲を作っていらっしゃる農家に対して、市単独で助成ができないかというご質問とご要望でございます。議員おっしゃるとおり、私自身も、高収益作物への転換を進めながらも、やっぱり主食用の水稲を作りながら農地をしっかり守っていただいている水稲農家も支えていかなきゃならないという思いはございます。 宇佐市が助成を始めたというのも聞いておりまして、豊後大野市でもどうなんだろうな、できないのかなという検討も行いましたけれども、なかなか公平に平等に助成をするというのが難しいという部分がございます。そうこうしておりましたら、議員おっしゃるとおり、肥料をはじめとする農業用資材が高騰しておりまして、果たして水稲農家だけに対する助成でいいのかという大きな問題に発展してまいりましたので、ここのところは、これはもう国も交えて一緒に考えていかなきゃならないような事態になっております。秋にかけて臨時国会が開催される中で、また、ウクライナ情勢をめぐって、農家に対する助成も議論がされるでしょうし、本市としても、その点について考えながら、どのような助成ができるかは引き続き検討していきたいと思っているところでございます。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 現状を知っていただいているということで、これも早速、今日、今すぐ「はい」なんていう返事が出ないというのも分かっていますので、大変な状況にあるぞと、重点品目のほうに変換を当然進めておるんですけれども、農業産出額が豊後大野市は米が25億円、野菜が29億円、芋類が10億円、こういう状況です。考えると、米が主流ではないという状況も分かるんですけれども、やっぱり山間部へ行ってみると、本当にちょうど今、田植の時期、もう終盤ですけれども、みんなひいひい言いながら、地域も守らないといけないというようなところでやっているので、そういう現状をぜひお酌み取りいただいて、また次の機会にでもいい目が出ればありがたいかなと、一農家としてお伝えしておきます。どうぞよろしくお願いいたします。 以上で、この項目を終わります。 ○議長(衞藤竜哉君) 次に、2、本市が管理する駐車場の維持、管理についての質問を許します。 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 次、2点目です。本市が管理する駐車場の維持、管理について質問いたします。 本市が管理する施設に附帯する駐車場もしくは市有地の駐車場の維持、管理について状況をお伺いいたします。 1点目、本市が管理する駐車場の総数と面積は。 2点目です。この維持、管理計画や更新計画について、どうなっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(衞藤竜哉君) 2、本市が管理する駐車場の維持、管理については、財政課長より答弁があります。 平山財政課長。     〔財政課長 平山元彦君登壇〕 ◎財政課長(平山元彦君) それでは、本市が管理する駐車場の維持、管理についてのご質問にお答えいたします。 まず、市が管理する駐車場の総数と面積についてでございます。 現在、市営駐車場として管理している駐車場は、菅尾駅前駐車場、清川駅前駐車場、緒方駅前第一駐車場、緒方駅前第二駐車場、朝地駅前駐車場、犬飼駅前駐車場の6駐車場で、駐車可能台数は合計で181台となっております。 また、比較的大規模な駐車場を有する施設の駐車可能台数は、本庁舎が212台、総合文化センターが370台、大原総合体育館が150台、神楽会館が182台となっております。 しかしながら、これらの施設のほかに、小中学校や市営住宅、農村公園など比較的小規模な駐車場を有する施設では、駐車場が何か所にも分かれて設置されていたり、区画線を施していない施設も多数あることから、駐車場の総数と面積について全て把握できていない状況でございます。 次に、駐車場の維持・管理計画や更新計画についてでございます。 市有財産である各駐車場は、行政財産と普通財産に分類され、その管理者については、財産規則の中で規定されており、それぞれ管理者が異なります。 まず、行政財産である本庁の用に供する財産管理は総務課長が、支所の用に供する財産管理は各支所長が、学校・図書館・公民館・公営住宅・公園などの公共用の財産管理については各担当課長等が行うことと規定されており、行政財産以外の普通財産の管理については財政課長が行うことと規定されております。 さて、議員ご質問の各駐車場の維持・管理計画や更新計画についてでございますが、現在、各管理者において、駐車場に特化した維持・管理計画等の策定はございません。各駐車場の維持・管理における路面の補修や白線標示、輪止めブロックなどの整備につきましては、安全面から緊急を要するものについては、補正や予備費充用等により財源を確保し、早急に対応することとしており、それ以外については、基本的に管理担当課からの当初予算要求により現状を把握し、対応することとしております。 今後も、駐車場の管理につきましては、駐車場内での事故防止と利用者の安全を第一に考え、安全かつスムーズな駐車ができるよう、必要性や緊急性を考慮しながら、適正な維持、管理に努めてまいります。     〔財政課長 平山元彦君降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君、再質問ありますか。 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 1点、2点、質問しましたけれども、併せて質問させていただきます。 昨年度もしくは近年、この駐車場の補修実績はあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(衞藤竜哉君) 平山財政課長。 ◎財政課長(平山元彦君) 駐車場の補修等の整備実績についてでございますが、過去3か年間で見ますと、令和元年度が第一小学校一般駐車場と、朝地町の市営石田住宅駐車場の整備で2件、令和2年度が犬飼支所地下駐車場と朝地支所駐車場整備の2件、令和3年度が千歳町のさわやか団地駐車場とインキュベーションファームの研修生宿泊施設駐車場の整備の2件となっております。本年度は、本定例会にて三重東小学校駐車場整備として1件計上させていただいております。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 第一小学校と三重東小学校、児童生徒が行くので、いつも目にするところだと思います。それと、朝地町の市営住宅、あと千歳町の団地ですので、これはもう生活をするのに何かしら要望があって修繕をしたんだろうと思われます。それと、インキュベーションファーム、あと犬飼と朝地の支所、これはもう職員が毎日目にするからだと思います。 今回、この質問をするに当たって、市の財産規則第3条に載っているんですが、公用財産については、本庁が使うものは総務課長が管理します。支所の用に供するものは支所長が管理します。公用財産、これは行政機関の長。消防施設などとあるので、ほかに「など」がちょっと分からないんですが、学校とかがそうなのかなと自分なりに理解はしているんですが、公用財産は行政機関の長が管理します。 次に、公共用の財産は、各課の長が管理しますということであります。いろいろ考えるのに、結局、私はどなたにお尋ねしたらいいか、よく分からないんですが、大原総合グラウンドですか、あそこの東側に駐車場の枠があるんですけれども、あれは確認をされていらっしゃいますでしょうか。どなたか担当ですか。 ○議長(衞藤竜哉君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 三重総合グラウンドの東側、馬術場側でよろしいんですね。その駐車場につきましては191台分と、あと野球場側のほうにも駐車場がございまして、そこは31台分の駐車台数がございます。そのうち、障がいのある方のために確保された駐車スペースが、馬術場側に5台分と、あと野球場側に2台分ございます。その区画線につきましては、ちょっと現在薄くなっているという状況を確認しております。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 今、障がい者用の駐車場と言われたんですが、障がい者用の駐車場もあるんですが、大分県独自の大分あったか・はーと駐車場の枠があるんですけれども、その確認はできていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 大分あったか・はーと駐車場の枠につきましては、うちのほうが管理をしている部分が、三重総合グラウンドの馬術場側に1台分確保をしております。それと、あとサン・スポーツランドみえのところに1台分確保しているという状況であります。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) それは健全でしょうか。 ○議長(衞藤竜哉君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) その部分の駐車枠につきましても、かなり色が薄くなって確認をしづらいという状況になっております。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) あと、今回この質問に至った経緯が、豊後大野市民病院の横の駐車場というか、今日、SideBooksに、皆さん、写真を私、入れていますけれども、ご確認ください。 市民病院の利用者が、月曜日、金曜日、患者が多いんです。病院の駐車場に止められなくて、その横の郵便局と市民病院の間の駐車場に車を止めているんだと。ただ、写真をご覧いただければ分かるとおり、白線がもう本当に薄いんです。高齢者で、輪止めとコンクリートの色が一緒で、もうどこにどう止めていいか分からんだが、ちょっとどうにか言ってくれないかという話で、私、市民病院に話に行ったんです。すると、そこは市民病院の管理ではないからということのようでした。 今度、支所に行くと、いや、もう予算もないし、また、ここもうちらではないからという話です。結局、あそこの扱いは農村公園なので、多分、農業振興課になるんですか。見たことありますか。どんな感じですか。 ○議長(衞藤竜哉君) 森下農業振興課長。 ◎農業振興課長(森下志郎君) 市民病院横の駐車場につきましては、緒方中央農村公園の一部でございまして、当農業振興課の管轄でございます。 農業振興課としましては、農村公園を市内に3か所、それから農村環境改善センターが2か所ございますので、全て調査をいたしましたところ、ほかのところでも線が薄くなっているところが散見されました。今後、予算を確保しながら適切に管理をしてまいりたいと考えております。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) では、今の駐車場を病院の事務長は患者が使われているというのをご存じでしたか。 ○議長(衞藤竜哉君) 内田豊後大野市民病院事務長。 ◎豊後大野市民病院事務長(内田健児君) 当該駐車場には当院を利用される方も駐車していることは承知しております。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) そうですね。知っていたということのようです。 あと、緒方中学校の敷地というか、これも皆さん、また写真を入れているので、見ていただきたいと思うんですけれども、ドクターヘリの着陸のためのヘリポートというんですか、ちょっとこういう言い方をしていいか悪いか分かりませんが、それの名残があるんです、小さく、あの広い駐車場にですよ、ヘリポート駐車場ですというA4の紙をラミネートでくるんで、ぺたんと貼られているんですけれども、あそこの管理は今度どなたになるんですか。ヘリポートは、病院ですか、教育委員会ですか。 ○議長(衞藤竜哉君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 緒方中学校下の駐車場につきましては、緒方総合運動公園の範囲になりますので、社会教育課が管理をしております。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) ちょっと頻度は分かりませんけれども、あそこはドクターヘリが使うというのはご存じでしたか。防災のときには使われるのかもしれませんけれども、消防長、何かあれば。 ○議長(衞藤竜哉君) 甲斐消防長。 ◎消防長(甲斐慎治君) ドクターヘリ、防災ヘリが使用するヘリポートについては、大分県防災ヘリコプター運航管理要綱にのっとり、消防本部が月に1回確認をしております。過去5年間の点検記録を見ましたところ、一度も運航に支障を来したことはないということで確認をしております。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 今日、私、写真がありますよね。あれで運航に支障は来していないんですよね。 ○議長(衞藤竜哉君) 甲斐消防長。 ◎消防長(甲斐慎治君) それでは、関連がありますので、ヘリポートの位置づけと点検内容についてご説明をいたします。 ヘリポートの位置づけについては、航空法の第82条第1項、国土交通大臣が捜索や救助のため特例として認めた飛行場以外の離着陸場として登録をされております。 点検内容でございますが、飛行場以外の離着陸場については、航空法の基準を満たしているかの確認を行います。消防本部では、月に1度、8方向の写真撮影をして、防災航空隊に報告をしているものでございます。 その内容についてでございますが、原則地上に設置していること、表面が平たんであること、そして、ヘリの運航に十分耐え得る強度を備えていること、そして周囲に障害物がないことでございます。 この障害物にあっては、ヘリコプターが着陸時には14度の角度、離陸時には7度の角度で運航しますので、その範囲において障害となる建物、障害物等がないことの確認をするため、8方向の写真を撮影して、毎月、防災航空隊に報告しているものでございます。 これまで過去の5年間の推移を見ましたときに、運航の障害はないということで報告をさせていただいております。 今ご指摘のHのマークについては、これは安全表示ということで取扱いをしておりますが、災害時に使用する飛行場以外の離着陸場に関しては、必ずしも必要とされているものではないという基準になっております。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 基本要らないということですか、丸のHのマークは。では、あそこに車を私が止めてもいいということですね。丸のHがあったところに、駐車場という扱いですので、別に止めていても問題はない。もし、そこに車が二、三台止められていて、市民病院がドクターヘリを呼ぶ状況が起きたときには、どうなさるんですか。あの小さいラミネートカード、もう破れかけのラミネートカードに貼っている駐車場の標識だけで伝わるものでしょうか。 そもそも本来、丸のHがあったんです。これが全部消えているんです。 ○議長(衞藤竜哉君) 玉ノ井総務企画統括理事。 ◎総務企画統括理事(玉ノ井浩司君) Hマークが消えている、駐車場もラインが消えているというところで、議員の言われるのは、そのままでいいのかというところを言っているんだと思います。 今、消防長が言ったように、Hマーク自体は、特に防災航空隊のほうでは問題ないと解釈しておりますが、確かに議員の言われるように、そこに車が止められたりした場合、駐車場のラインも今はっきりしておりませんので、めちゃくちゃに実際車が止める可能性も十分にあります。そういったところは、もう我々も今回の質問で理解しておりますので、こちらのラインの書き込みのほうは対処していきたいと考えておりますので、そこはご理解いただきたいと思います。 ○議長(衞藤竜哉君) 甲斐消防長。 ◎消防長(甲斐慎治君) ただいまの議員ご質問で、果たして車が駐車したときにヘリの離着陸に支障を来さないかというご質問でございますが、ヘリが着陸する場合は、消防職員が安全監視を行います。ヘリの着陸場は市内に31か所、駐車場及び野球場、そしてグラウンド等々がございまして、もし当該離着陸場が使用している場合は、臨時の駐車場を指定して、消防職員が誘導しながらヘリを着陸させるということになります。     〔「いや、もういいです」と呼ぶ者あり〕 ◎消防長(甲斐慎治君) 風の広場が使用の場合は、野球場を使用するということで、臨時で対応いたします。 ○議長(衞藤竜哉君) ちょっと待って、答弁。 嶺英治君。
    ◆8番(嶺英治君) そういうことを言っているんではないんです。先ほど玉ノ井理事が言われた答弁を期待しているんです。マークがないけれども安全ですとか、そんな話ではないんです。やっぱり皆さんで意識して注意しましょうよという話です。 今回の結論を、なくても大丈夫なんですよ、隣のヘリポートに行きますよなんか、そんな返事は期待していません。こういうところで怒るつもりはなかったんですけれども、今までやっぱりきちんと整理されていて、困っている人がいる、心配をしている人もいるという状況に対して、行政はきちんとしてくれよという話なんです。だけど、線がなくても安心ですよなんて、それはかなり失礼かなと私は理解をしました。 当然、これに対して管理計画をつくれとか、何とかをしろとか、そういう気持ちもありません。ただ、防災パトロールとか、年に1回あるじゃないですか。全く違うけれども、防災パトロールとか、急傾斜地崩壊地域ですか、ああいうところを見に行ったりするじゃないですか。金曜日に17番議員がおっしゃっていましたけれども、統括理事の横の連携は大丈夫かとか、そういうこともありましたので、年に1回でも、やっぱり市役所挙げて、ちょっと今日は駐車場の確認の日とかいうようなところで、どの程度になればきちんと引き直さないといけないとか、ちょっとその辺は私も分からないので、やっぱりそういう機会を設けてするというのがいいのではなかろうかというのが、この趣旨です。 白線も薄いですねという答弁もいただきましたので、それはもう当然認識されているということですので、真剣にというか、ちょっと使う人のことを考えてしていただきたいなと思います。何か玉ノ井理事からあれば。 ○議長(衞藤竜哉君) 玉ノ井総務企画統括理事。 ◎総務企画統括理事(玉ノ井浩司君) きっちり管理していただきたいというご意見、大変ありがとうございます。財政課長とも、この件については相談をしております。毎年1回、定期点検みたいな形ができないのかという話になりますので、できれば、これはもう予算が大きく伴う場合がありますので、予算編成の前に、管理課でしっかり点検をしていきたいと、これも考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(衞藤竜哉君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 以上で、私の一般質問を終わります。     〔8番 嶺 英治君質問者席降壇〕 ○議長(衞藤竜哉君) 以上で、8番、嶺英治君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(衞藤竜哉君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これで散会します。 次の開議は、6月21日午前10時とします。          散会 午後2時50分...