豊後大野市議会 2022-03-07
03月07日-05号
○議長(
衞藤竜哉君)
中城学校教育課長。
◎
学校教育課長(中城美加君) これまで、小中学校の
ネットワークの環境整備につきましては、授業をする教室が主でございました。それについては、一応の配備が終わりましたけれども、今、体育館や多
目的ホール等、いろんな行事等で使うところにつきましは、まだ環境の整備ができておりませんでしたので、今回この補正によりまして、そういう今まで行き届いていなかった部分についての
アクセスポイントを増設していきたいと思っております。 今回の作業が終わりますと、学校の一応建物の中については、いろんなところで
ネットワークの環境が整うと予定をしているところであります。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) もう特別教室も入っているということでよろしいんでしょうか。
○議長(
衞藤竜哉君)
中城学校教育課長。
◎
学校教育課長(中城美加君) 学校によって、その辺は少し差があると思いますけれども、今回の補正において、
特別教室等も全ての教室、それから体育館、多目的のところで、そういう授業等が行われることが可能となると思っております。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 私は一般質問で、
GIGAスクール構想の中で、ぜひ体育館に入れていただきたい、そして校庭にも入れていただきたいということをお願いはしておきました。やっと体育館まで来ましたので、次は、もし予算があれば、校庭のほうまで、これは避難所になっているところもありますし、そういった観点からも広げていただけるようにお願いして、この質疑は終わります。 続きまして、10款6項2目、別冊2が32ページ、別冊3が12ページです。
大原総合体育館に対する170万円の
指定管理施設緊急運営負担金が今回上がっておりますけれども、この算定根拠についてお尋ねいたします。
○議長(
衞藤竜哉君)
岡部社会教育課長。
◎
社会教育課長(岡部司君)
大原総合体育館に対する170万円の
指定管理施設緊急運営負担金につきましては、昨年8月17日に大分県の
新型コロナウイルス感染状況の評価がステージⅢに移行したことによる第5波の影響を受け、利用者がコロナ前の令和元年度と比較しまして減少したことによるものでございまして、
トレーニングルームの利用者が4,128人とアリーナの利用者が1万5,138人へ減少したことから、利用料収入が149万7,000円減少し、減収補填をするものでございます。 また、
コロナ感染防止対策に臨時経費として、消毒用のアルコールとか温度計などを購入した分の17万8,390円を追加補填するというものでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 8月17日からの第5波からの影響ということで理解いたしました。 次にいきます。第15号議案の3款3項1目、別冊2、20ページ、別冊3の14ページです。 これは、その後の3款3項2目の分も同じ趣旨です。まず、
放課後児童支援員等の賃上げについて、
対象支援員数とクラブの数をお尋ねいたします。
○議長(
衞藤竜哉君)
安東子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(安東礼子君)
放課後児童支援員等の
処遇改善臨時特例事業でございますが、
新型コロナウイルス感染症への対応と
少子高齢化への対応が重なる最前線で働く
放課後児童クラブにおける
放課後児童支援員や補助員等の処遇の改善のため、賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提として、令和4年2月から収入を3%程度引き上げるための措置を実施することを目的とした事業であります。 ①の
対象支援員数とクラブ数につきましてですが、経営に携わる法人の役員である職員を除き、例えば半日のみ、週2日勤務などの
非常勤職員が多くいらっしゃいますが、
非常勤職員を含む
放課後児童支援員や補助員等が対象になり、11クラブ、合計72名分であります。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 11クラブ、72名分ということで、先ほど言いましたけれども、2月からということで、この補正によって2月1日から3月末までの賃金の分が上がっているという認識でよろしいんでしょうか。
○議長(
衞藤竜哉君)
安東子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(安東礼子君) 補正額の対象期間は、令和4年2月から3月分であります。また、各クラブが賃金を定める規定の改正に一定の期間を要することを考慮して、令和4年2月、3月分につきましては、一時金により3月にまとめて支給することも可能とされております。さらに、この事業は令和4年10月以降においても本事業で改善されることとなった賃金の水準を維持することが要件になっております。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 財源が今回、
保育士等処遇改善臨時特例交付金ということですけれども、令和4年の予算は、また詳しく
予算委員会がありますのであれですけれども、一応確認です。令和4年の予算、1,703万6,000円ついていましたけれども、これがそれに充てられるという認識でよろしいんでしょうか。
○議長(
衞藤竜哉君)
安東子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(安東礼子君) 令和4年度の予算措置でございますが、令和4年度は229万3,000円の支出予定に対しまして、4月から9月分は
保育士等処遇改善臨時特例交付金として国から10分の10の補助がございますが、10月から3月は子ども・
子育て支援交付金として国と県から3分の1ずつの補助がございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 分かりました。しっかりやっていただければと思います。 続いて、先ほど言いました3款3項2目の分です。保育士の賃上げに対する
対象保育士数と保育園の数をお答えください。
○議長(
衞藤竜哉君)
安東子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(安東礼子君) 保育士の
処遇改善臨時特例事業でございますが、
新型コロナウイルス感染症への対応と
少子高齢化への対応が重なる最前線において働く幼稚園、保育所、
認定こども園等における保育士、幼稚園教諭、
保育教諭等の処遇の改善のため、賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提として、令和4年2月から収入を3%程度引き上げるための措置を実施することを目的とした事業であります。
対象保育士数と保育園等の数は、法人役員を兼務する施設長を除き、調理員や
事務職員等を含む
対象保育士等で15園、計233名であります。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 15園、233名ということで理解しました。 この対象期間の後は、令和4年の予算措置は先ほどご答弁いただいたものでよろしいんでしょうか。
○議長(
衞藤竜哉君)
安東子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(安東礼子君)
放課後児童健全育成事業とほぼ同じ事業でございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 次に、9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 7番議員とダブるところもあるんですけれども、ただいまの3款3項1目の
放課後子どもプラン推進事業につきまして、今、対象人数とクラブ数等はお聞きしましたが、これが賃金に反映されたことの確認等は行うことができるのか、お伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君)
安東子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(安東礼子君)
実績報告書等の添付書類として、給与規程または賃金台帳等で賃金に反映されているかを確認いたす予定でございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 分かりました。ありがとうございます。 次に、4款1項2目につきましては、先ほど7番議員が質疑されまして、内容も全部同じでありますので、省略したいと思います。 次に、7款1項2目の商工費についてでありますが、
商工業推進事業で、今回、
感染症緊急対策特別資金償還利子補助金が57万1,000円の増額補正となっておりますが、今年度、支給対象は何事業あるのか、お伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 安藤商工
観光課長。
◎商工
観光課長(安藤久美子君) この利子補給金は、県が実施する低利な制度資金、
新型コロナウイルス感染症緊急対策特別資金の利子分について市が支給するものでございまして、その期間が延長されたことに伴い、今回補正で提案させていただいております。 対象となる事業所は30社であります。業種別に見ますと、建設業に次いで飲食業の順となっているところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 30社もあるということで、
新型コロナウイルスの終息が見えない中で、ますます経営等が厳しくなると思いますので、支援のほうをしっかりお願いしたいと思います。一般会計は以上でございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 次に、10番、穴見眞児君。
◆10番(穴見眞児君) 6款1項4目、
園芸振興事業についてお尋ねします。 別冊3の17ページになります。①について、白ネギ導入・
拡大支援対策の拡充に伴いという項目です。 この項目で対象となる件数及び面積等の補正の内容についてお伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君)
森下農業振興課長。
◎
農業振興課長(森下志郎君) まず、対象となる件数につきましては8件、面積につきましては13.2ヘクタールでございます。 この事業につきましては、昨年より取り組んでおります県の「ねぎ産出額100億円
プロジェクト」の一つでございます。この
プロジェクトの内容ですが、
令和元年時点では、県全体の白ネギと小ネギを合わせた産出額は57億円でございますけれども、これを令和5年には100億円にすることを目標に掲げております。 12月補正でお願いした時点では、小ネギの栽培についての肥料、農薬、
土壌改良剤等の購入費を対象としているところでございました。この事業をより推進するために、県の要綱が12月24日に改正されまして、苗につきましては、購入に加えて自家育苗も対象となったところでございます。白ネギの種や土、苗箱、シート等の購入費も対象となりまして、補助率につきましては、県2分の1、市4分の1という補助の内容になっております。 今回の補正の内容につきましては、この要綱改正による自家育苗分の対象拡大分のみということでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 10番、穴見眞児君。
◆10番(穴見眞児君) 令和3年度からということで進められておりますけれども、令和3年度の集積面積の目標等、分かれば教えていただきたいこと、それと目標に対する達成がどの程度できたのか、お願いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君)
森下農業振興課長。
◎
農業振興課長(森下志郎君) まず、白ネギの拡大につきましては、最初に土地を確保することを目標にいたしました。県全体では184ヘクタールの増でありますけれども、そのうち
豊後大野市内の目標数値は50ヘクタールでございます。この50ヘクタールを達成するために、
豊肥振興局内に専門チームを作成しまして、当市からも1名、昨年9月から派遣しているところでございます。 目標50ヘクタールにつきまして、現状確保できた面積は81.6ヘクタールでございます。このうち、作り手が既に決定している面積につきましては47.6ヘクタールで58%でございます。残り34ヘクタールは、まだ作り手が決まっておりませんので、引き続き関係機関と協力し合いながら、100億円の達成に向けて推進してまいりたいと考えております。
○議長(
衞藤竜哉君) 10番、穴見眞児君。
◆10番(穴見眞児君) 100億円
プロジェクトです。一生懸命集積等をやって、価格の暴落とまではいかないにしても、あまり作れ作れというところで、どうなのかなという不安の声が、もう既に上がっている場面もあるわけです。その辺のことも考えながら、関係する業界の方々とよくもんで、達成を目指していただきたいなと思っております。
○議長(
衞藤竜哉君) 次に、3番、高野辰代君。
◆3番(高野辰代君) 別冊2の31ページ、住宅・
建築物安全ストック形成事業の中の
木造住宅耐震診断・
改修事業補助金、
危険ブロック塀等除却事業補助金減額についてでございます。 予算化していただいているところですが、今回、減額というところですので、本年度予定していた件数と本年度の実績について教えてください。
○議長(
衞藤竜哉君)
後藤建設課長。
◎建設課長(後藤泰二君)
木造住宅耐震診断・
改修事業補助金の予算及び実績についてでございますが、
耐震診断補助金につきましては、10件、110万円の予算に対しまして、実績が5件、39万円となっております。また、
耐震改修補助金につきましては、5件、500万円の予算に対しまして、実績が1件、100万円となっております。 次に、
危険ブロック塀等除却事業補助金の予算及び実績についてでございますが、10件、100万円の予算に対しまして、今年度の申請はございませんでした。
○議長(
衞藤竜哉君) 3番、高野辰代君。
◆3番(高野辰代君) 周知の方法について教えてください。
○議長(
衞藤竜哉君)
後藤建設課長。
◎建設課長(後藤泰二君) 周知の方法につきましては、5月の市報及びホームページでお知らせしているところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 3番、高野辰代君。
◆3番(高野辰代君) 新年度もこの予算は提案していただいているようですので、市民の皆様の安心・安全な暮らしのために、十分周知していただきたいと思っております。必要な方には利用していただきたいなと思っております。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑の通告はありませんので、第15号議案の質疑を終わります。 これから第15号議案について討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第15号議案を採決します。 第15号議案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
衞藤竜哉君) 起立全員です。 したがって、第15号議案 令和3年度豊後大野市
一般会計補正予算(第13号)は原案のとおり可決されました。 次に、第16号議案 令和3年度豊後大野市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は、質疑の通告がありますので、発言を許します。 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 別冊4の8ページ、2款1項1目の一般被保険者療養給付事業でありますが、令和2年度決算額が28億7,662万2,000円でした。今回、補正後の予算額が31億1,706万円となります。被保険者数は減少、また、コロナ禍で受診控えなどがあると言われております中で、療養給付費が増えた要因はどのように分析をされているのか、お伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君)
羽田野市民生活課長。
◎
市民生活課長(
羽田野宏章君) 豊後大野市国民健康保険の被保険者数につきましては、令和元年度末8,108人、令和2年度末8,012人、令和3年11月末現在では7,973人で、年々減少傾向となっております。 一方、1人当たりの医療費は、平成28年度及び平成29年度において県内で一番高くなり、平成29年度では48万3,012円となりました。令和2年度においては48万4,438円で、県内の市で3番目に高い水準となっています。 議員ご質疑の療養給付費が増加した要因分析についてですが、令和2年度の医療費は、全国的にもコロナ禍による受診控えにより一時的に医療費が減少したものと考えられ、被保険者数の減も相まって、令和2年度、一般被保険者療養給付費は令和元年度と比較して8,970万8,000円の減少となっております。しかしながら、令和3年度に入り、コロナ感染が一定程度落ち着いたことなどから、令和3年4月診療以降、1人当たり医療費が大きく増加傾向となっております。これは、コロナ禍による受診控えが通常の受診状態に戻ったことによるものと考えられます。 国民健康保険全体の1人当たりの費用額は、令和2年度、対前年マイナスの1.5%に対して、令和3年度は、11月末現在でプラス6.5%、受診率は、令和2年度、マイナス5.3%に対して、令和3年度はプラス4.8%となっています。このうち、65歳以上の前期高齢者の1人当たりの費用額は、令和2年度、プラス2.7%に対して、令和3年度、プラス16.2%、受診率においても、令和2年度、プラス3%、令和3年度、プラス12.3%と、いずれも令和2年度より大きく上昇しています。 豊後大野市国民健康保険では、前期高齢者の構成割合が57.5%となっており、医療費の推移に大きく影響しております。このようなことから、令和3年度の療養給付費が増えた原因ではないかということを考えております。
○議長(
衞藤竜哉君) 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 令和2年度がコロナの1年目ということで、受診控えが多かったということで理解いたしました。引き続き、市民の健康づくりに取り組んでいただければと思います。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑の通告はありませんので、第16号議案の質疑を終わります。 これから第16号議案について討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第16号議案を採決します。 第16号議案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
衞藤竜哉君) 起立全員です。 したがって、第16号議案 令和3年度豊後大野市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。 次に、第17号議案 令和3年度豊後大野市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、質疑の通告がありませんので、質疑を終わります。 これから第17号議案について討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第17号議案を採決します。 第17号議案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
衞藤竜哉君) 起立全員です。 したがって、第17号議案 令和3年度豊後大野市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。 次に、第18号議案 令和3年度豊後大野市
介護保険特別会計補正予算(第3号)は、質疑の通告がありませんので、質疑を終わります。 これから第18号議案について討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第18号議案を採決します。 第18号議案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
衞藤竜哉君) 起立全員です。 したがって、第18号議案 令和3年度豊後大野市
介護保険特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。 次に、第19号議案 令和3年度豊後大野市
病院事業特別会計補正予算(第2号)は、質疑の通告がありませんので、質疑を終わります。 これから第19号議案について討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第19号議案を採決します。 第19号議案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
衞藤竜哉君) 起立全員です。 したがって、第19号議案 令和3年度豊後大野市
病院事業特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。
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△第1号議案~第14号議案及び第32号議案の質疑
○議長(
衞藤竜哉君) 日程第6、第1号議案 豊後大野市
個人情報保護条例の一部改正についてから日程第20、第32号議案 損害賠償の額の決定及び和解することについてまでの15案件を一括議題といたします。 これから質疑を行います。 まず、第1号議案 豊後大野市
個人情報保護条例の一部改正については、質疑の通告がありませんので、質疑を終わります。 次に、第2号議案 豊後大野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、質疑の通告がありますので、発言を許します。 まず、9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 第2号議案におきまして、第14条に、育児休業の承認の請求が円滑に行われるための措置を講じるために、(1)職員に対する育児休業に係る研修の実施、(2)育児休業に関する相談体制の整備、(3)その他育児休業に係る勤務環境の整備に関する措置がうたわれておりますが、それぞれ具体的に計画されているのか、お伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 小野総務課長。
◎総務課長(小野律雄君) 本議案につきましては、職員の育児休業等に係る人事院規則の一部改正に伴い条例改正するもので、現時点で、それに伴う新たな計画はございません。しかしながら、本市は、これまで、豊後大野市特定事業主行動計画により、職員が育児休業を取得しやすい環境づくりに努めてきております。 具体的には、(1)職員に関する育児休業に係る研修等の実施についてでございますが、市役所所属長が出席する庁内連絡会議等の機会を通じて、育児休業の制度の周知や育児休業の取得手続についての情報提供を行い、(2)育児休業に関する相談体制の整備につきましては、総務課を窓口として、妊娠を申し出た職員に対し、個別に育児休業の制度、手続等の説明を行っております。また、(3)その他育児休業に係る勤務環境の整備に関する措置につきましては、妊娠中の職員に対して超過勤務を命じないことや、休業中職員の代替職員の確保、職員復帰時の適切な配慮等を行っております。 今後におきましては、豊後大野市特定事業主行動計画を基本に、他の自治体等の情報を収集しながら、引き続き職員団体等と協議し、よりよい育児環境整備推進に努めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 出産をしたご本人が育児休業を取るのは、ほとんど取得されていると思うんですが、男性の育児休業につきましては、なかなか進んでいないと思います。取りたい人が育児休業を気兼ねなく取れるような職場環境も必要と思いますので、よろしくお願いします。
○議長(
衞藤竜哉君) 次に、3番、高野辰代君。
◆3番(高野辰代君) 私も9番議員と同じ趣旨の質疑ですが、(3)のその他育児休業に係る勤務環境の整備に関する措置をただいま総務課長が答えていただいたんですが、育児休業を取った方が復帰したときの配置については、今お話があったんですが、育児休業を取ったときの代替職員の配置等も、また、取った方の職場の方の勤務状況が大変にならないように配慮いただきたいなと思いました。質疑はありません、すみません。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑の通告はありませんので、第2号議案の質疑を終わります。 次に、第3号議案 豊後大野市
行政改革審議会条例及び豊後大野市
行政組織条例の一部改正については、質疑の通告がありますので、発言を許します。 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 第3号議案です。財政課にあった行政改革を総務課に所管替えするに至った理由と、所管替えをすることによって、どのような効果が望まれるのかについてお伺いします。
○議長(
衞藤竜哉君) 小野総務課長。
◎総務課長(小野律雄君) 町村合併後、本市が合併市から普通市へ移行する段階で、行財政改革の中心は、物件費及び公債費、人件費の財政部門の削減が主なもので、財政課が中心でありましたが、今後、自治体DXの一環として導入するAI・RPAツールによる業務改善や行政組織機構の見直し等による人員管理等、行政部門の改革が主なものとなり、総務課が中心となるため、事務分掌の見直しを行ったところでございます。 なお、財政改革の部門に関しましては引き続き財政課が担当し、業務改善に関する部門につきましては総務課情報推進係で、行政改革に関する総合的な事務につきましては総務課総務係が担当するようになりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 変更に至った経緯、デジタル社会、デジタル田園都市国家等々、国が進めている部分もあるので、情報推進係が進めていくというのは非常に理解できました。 これに伴う効果も先ほど出ていましたけれども、どんどんデジタルの社会に進んでいきますので、しっかりと研究を重ねて、この所管替えがよかったなというふうにしていただければと思います。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑の通告はありませんので、第3号議案の質疑を終わります。 次に、第4号議案 豊後大野市
防災行政無線通信施設条例の廃止については、質疑の通告ありませんので、質疑を終わります。 次に、第5号議案 豊後大野市
国民健康保険税条例の一部改正については、質疑の通告がありますので、発言を許します。 まず、7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 国民健康保険条例の改正についてです。 まず最初に、この条例は上から言われたというよりも本市独自かなというふうに認識はしておりますけれども、この条例改正に至った経緯についてお伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 麻生税務課長。
◎税務課長(麻生和男君) 国民健康保険は、平成27年度からの診療報酬の見直しや新薬の薬価改定などの影響により給付費が抑えられ、本市の国民健康保険財政状況が安定したことなどから、平成31年度には所得税の税率の引下げを行いました。また、平成30年度から国民健康保険の広域化が実施され、将来的には保険税の統一も予定されております。 こうした状況の中、前回の改定から3年が経過したことを踏まえ、財政状況や県の示す標準保険税率等を考慮しながら検討を重ねた結果、現在も公費拡充等による財政運営の健全化が図られていることから、他市に比べて負担の大きい中間所得者の負担軽減を図るため、医療分の所得割の税率を0.5%引き下げるとともに、加入世帯全体の負担軽減を図るため、医療分の世帯別平等割額を800円、後期高齢者支援分の世帯別平等割額を600円の引下げを行うものといたしました。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 国民健康保険を使われている方にとってみたら、非常にありがたい制度だなと思いますが、実際に今、本市において国民健康保険被保険者数の全体の人数及び世帯数、そして、この条例改正によって影響を受ける被保険者数並びに各世帯数についてお伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 麻生税務課長。
◎税務課長(麻生和男君) 令和3年度の被保険者数は8,107人で、世帯数は5,373世帯となっております。 また、この条例改正の影響を受ける被保険者数並びに各世帯数でありますが、世帯別平等割に関しましては、全ての世帯に係るものでありますので、全世帯5,373世帯が引下げの影響を受けます。また、医療分の所得割の税率引下げの影響を受ける被保険者数は、全被保険者数のうち4,918人で、全体の61%となります。また、世帯数で見ますと2,796世帯で、全体の52%となります。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 先ほどの課長の答弁で、国民健康保険の会計とかもいろいろ見たという話ですけれども、もう一度確認です。この条例改正によって、国民健康保険特別会計に与える影響等々はないのでしょうか。
○議長(
衞藤竜哉君) 麻生税務課長。
◎税務課長(麻生和男君) 今回の税率等の引下げを実施した場合、令和3年度本算定時で推計いたしますと、約2,000万円の保険税収入の減収となる見込みであります。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 減収額は分かりました。影響はないということでよろしいですか、税務課長。
○議長(
衞藤竜哉君)
羽田野市民生活課長。
◎
市民生活課長(
羽田野宏章君) 税務課長も影響額等についてご回答いたしましたけれども、収入の部分につきましての税のほうについては、それほどの影響がありますが、全体的に、先ほどお話がありましたとおり、国の公費の拡充というところもございまして、そういったものを全体的に考えますと、会計に対する影響というのはないと考えております。
○議長(
衞藤竜哉君) 次に、9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 今の7番議員への答弁で、対象になる世帯や人数等は分かりましたが、標準的な世帯でどのくらい保険料が安くなるのか、試算がもしできていれば教えてください。
○議長(
衞藤竜哉君) 麻生税務課長。
◎税務課長(麻生和男君) 大体3通りのケースを計算してみました。まず、30代の単身世帯で課税所得が60万円の場合、年間4,200円の減額になります。次に、40代夫婦で子供2人の世帯で課税所得が200万円の場合、年間1万1,200円の減額となります。最後に、40代夫婦で子供2人の世帯で課税所得が400万円の場合、年間2万1,400円の減額となります。
○議長(
衞藤竜哉君) 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 分かりました。 国民健康保険といいますと、自営業とかの方が多いわけで、コロナ禍で収入が減っている中で、この減額は大変うれしいと思います。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑の通告はありませんので、第5号議案の質疑を終わります。 ここで午前11時5分まで休憩いたします。
△休憩 午前10時49分
△再開 午前11時05分
○議長(
衞藤竜哉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、第6号議案 豊後大野市
矢田ダム関連地域振興基金条例の廃止については、質疑の通告がありませんので、質疑を終わります。 次に、第7号議案 豊後大野市
移住定住促進条例の制定については、質疑の通告がありますので、発言を許します。 まず、7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 第7号議案です。
移住定住促進条例を新規に制定するということですが、この条例制定による効果及び目標数値等があれば、お尋ねいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) この条例案につきましては、まず目標数値でございます。第2次豊後大野市総合計画の後期基本計画並びに第2期豊後大野市まち・ひと・しごと創生総合戦略、その目標の指標として、各種移住施策による移住者数というのを、令和元年度の72人を令和7年度の目標として100人としているところでございます。 その効果につきましては、前にも述べたかと思いますが、昨今の
新型コロナウイルス感染症などに対する社会情勢の変化に迅速に対応できるということが効果としてあるのではないかと思っております。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 令和7年に100人の移住者を目標に定めているということですね。分かりました。 この条例制定により、持家取得の助成に関する条例と空き家改修の補助に関する条例が2つ廃止されるわけですけれども、私は、これを廃止するべきなのかどうなのか、なかなか難しいところがあるんですけれども、まず、その理由についてお尋ねいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) この条例以外、移住・定住政策につきましては、要綱として定めているところが多ございます。今回、空き家の利用者ニーズにシフトするということでございまして、この条例の制定によりまして、移住・定住の取組というのを包括的に捉えたいと。そして、その基本理念を明確にして、そのために廃止させていただきたいということでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 分かりました。 次に、定住促進事業、予算については、また
予算委員会がありますので、詳細は省きますけれども、ぱっと見る感じでは予算が令和3年度に比べれば下がっているような気がしますけれども、これは補助金等の今までの実績を勘案して、この数字というか、予算額になったのかどうか、そこの判断だけお尋ねいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 定住促進事業につきましては、移住者のニーズというのは非常に高まっている現状でございます。先般も申しましたが、空き家が地域資源となるような利活用対策を進めていかなければならないと考えております。 令和3年度は、定住促進住宅補助事業と定住促進空き家対策事業の2つを事業としましたが、令和4年度は定住促進事業に統合いたしまして、定住取得補助金、持家取得補助金等の見直しにより、600万円ほどの減額となっているところであります。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) こういう新しい条例ができたのであれば、予算が上がっているのかなというところで、予算書をいろいろ見ましたけれども、その辺はまた
予算委員会でお話をさせていただきます。せっかく新しい条例をつくりますので、しっかりと定住・移住の促進に努めていただければと思います。
○議長(
衞藤竜哉君) 次に、14番、佐藤辰己君。
◆14番(佐藤辰己君) それでは、私から幾つか質疑させていただきます。 この条例については、冒頭申しますけれども、大きな期待を寄せている一人であります。そこで幾つか質疑させていただきたいと思います。第2条の用語の意義についてですが、移住については、転入すること、また、定住については、生活の拠点を置くことと明記されております。 一般質問でも、移住については、対話型市場調査等で様々な提案をいただくという答弁もありました。また、定住につきましては、二拠点居住を施策実施と掲げ、また、住所録に関係なく、学校を卒業後もそのまま居住するような創出及び整備を行うとしております。そういった考えの中で、もう少し移住、定住の定義についてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 第2条によります定義、移住、定住であります。 移住とは、一般的には別の地に移り住むことでしたり、定住とは、一定の場所に住居を構え、住みつくというような定義でございます。移住は、居住地に住み続けることを示すのに対しまして、定住は、住みかを定めるということを表しているということでございます。必ずしも一致していないということでありますので、今回、移住から定住へ、移住者が定住化できるようにつなげていきたいということで考えております。
○議長(
衞藤竜哉君) 14番、佐藤辰己君。
◆14番(佐藤辰己君) 今、同様なことを県も言っておりまして、県は移住者に定住していただくために移住後の支援に力を入れているというような広報も出ております。そういった部分を含めてのことかなと答弁を聞かせていただきました。 それで、この第2条になんですが、移住については「永く住む意思を持った」と明記しております。また、併せて定住については「永く住むことを前提に」と明記しております。若干この意味は、私自身の感覚ですが、違うなと思っておりますが、どのように確認したらいいのか。どのように相手に対して確認を進めていくのかなと思いましたので、この項について質疑させていただきます。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 移住、定住、どのように確認するかということでございますけれども、まず、移住と定住、国では移住・定住策と一本化しているところでございますが、まず、移住していただくために必要な制度等も設け、定住につながるような別な制度も検討もまたされているところではないかと思います。 具体的数字、移住者、定住者というのは、なかなか根本的に分かりにくいということでございますが、移住・定住を含めまして、先ほど言いました二拠点居住などのような考え方もございますので、働き方が多様化するような対応を移住者の定住化につなげてまいりたいと考えているところです。
○議長(
衞藤竜哉君) 14番、佐藤辰己君。
◆14番(佐藤辰己君) 今、課長から説明がありましたように、この項の中で、施策の中で二拠点居住という部分がありましたので、大変失礼なんですが、今までの感覚、私はもう定住も移住も同等というような認識の中で、定住促進条例とか、いろんな部分の助成に対して思ってきたんですが、ここに来て若干この差異が感じられるのかなと感じております。 それで、幾つか述べさせていただきますが、誇らしいほうの話をしたいと思っております。実は、市も定住に力を入れているインキュベーションファームの卒業生が、先般、県の表彰を受けた。この方の努力もありますが、地域に密着した活動で高い評価をいただいたということであります。 また、併せて、大野町には移住者がフリースクールを開設し、地域の教育と申しますか、教育のほうも変わりましたので、学校という位置づけ、これは教育委員会の分野でありますが、地元に根を下ろして、フリースクールという部分で、もちろんこの方は商工会の会員でもあります。 本当に、地域に根差しながら活動するという2つの例を挙げさせていただきました。これらも全て、これまでの歴史の中でつくり上げた経過だなと、私自身、高く評価しながら、ちょっと誇らしげな事態であると思っております。今後もこういった活動にも期待したいなと思うわけであります。 第9条に「条例に定めるもののほか」ということがありますが、この条例については、定住促進の分野でありますが、いろいろな理念に基づいた施策がなされております。それについては、子育てであったり、教育環境であったり、移住と申しますか、住宅の関係、仕事の関係、環境整備、いろんな分野を網羅した推進をするということでありますが、その他の項というのは、ちょっと何か考えがあれば、お聞かせいただきたいなと思います。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 今回提案させていただいております豊後大野市
移住定住促進条例につきましては、移住定住の方向性など基本理念を定めているものでございます。いわゆる理念条例と申しますか、類似するものでは、豊後大野市まちづくり基本条例や豊後大野市安心で住みよいまちづくり条例などもあります。 今回提案しています条例に関しましては、補助金等の規則以外もございますし、移住・定住の施策につきましては、別途要綱で定めて実施していくということでございます。この条例の制定によりまして、人口減少に歯止めをかけるというような重点施策の推進を行っていきたいということで、その方向性は具体的には要綱で定めさせていただきたいと思っております。
○議長(
衞藤竜哉君) 14番、佐藤辰己君。
◆14番(佐藤辰己君) 先ほど申しましたように、感覚的に、第4条につきましても、第5項で、その他の施策を要綱で上げられております。そしてまた、予算についても「必要な予算は」と別記に明記していますので、これ以上のことが何かあるのかなという思いをしましたので、お聞きいたしました。 それで、その次の「市長が別に定める」ということで、これは行政的にも、市長が定める、市長は最終的権限ですよという部分で、類似的な条例制定はあるんですが、ちょっとこの部分が一人歩きしたときにはどうだろうかなという思いがして、聞きたいと思います。 いろんな条例が制定されますが、大多数は「規則で定める」とか「市長が認める」とかいう文言で終わるんですが、なかなか、類はあるんですが、「定める」という部分はないと思っております。実は、この部分で、私は、先ほど申しましたように、定住促進、移住促進というのは、豊後大野市の重要課題であろうと思っております。 そういった中で、施策の中には、副市長がトップを取って決断することもありましょうし、教育長がトップに立って決断することもありましょうし、課長が会議の中でそういった指針を示すこともありましょう。市民と密着しながら、住民と連携を取りながらということであるのではないかなと思っております。 皆さん方の真剣なる議論、討論が、あしたの豊後大野市よりも10年後、20年後をつくり上げていくという部分で、市長が定めるという部分が一人歩きしないような施策をぜひお願いしたいなと思っております。この部分に対して、なかなか付託で聞くことができませんので、市長の決断を若干聞きたいなと思います。
○議長(
衞藤竜哉君) 川野市長。
◎市長(川野文敏君) 「市長が別に定める」というところで、この文言が一人歩きされては困るというふうなご質疑でございますけれども、一般的な条例のつくり方にしても、最後は想定できないことがあるので、この文言を入れるというのが一般的でございまして、先ほど、まちづくり推進課長がご答弁申し上げましたように、この理念条例に基づいてつくった施策については、予算が伴いますので、その予算については皆さん方にきちんとお示しして審議していただく。別に私が勝手に要綱をつくって、それが皆さんの審議なしに進んでいくということではございません。必ず皆さんのご審議に付したいということで提案させていただきますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 14番、佐藤辰己君。
◆14番(佐藤辰己君) 何度も申すようでありますけれども、やはり10年後、20年後の豊後大野市をつくり上げていきますので、皆さんで議論しながら、いい方向に進めていっていただきたいなと思っております。
○議長(
衞藤竜哉君) 次に、3番、高野辰代君。
◆3番(高野辰代君) 議案書15ページのこの条例の第4条ですが、施策の(2)就業の機会の創出及び仕事と生活の調和を図る環境の整備とございます。仕事と生活の調和を図る環境の整備につきましては、ワーク・ライフ・バランスのことだと思っておりますが、具体的にどのような整備かお伺いします。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 議員のおっしゃいます具体的施策といいますか、今回も提案させていただいております関係人口交流拠点施設などには、創業セミナー、シンポジウム、創業支援などを行うこととしております。新たなビジネスを生み出していくということで、ローカルベンチャーの立ち上げなどの支援を行うとしております。第2次豊後大野市総合計画の基本計画の目標でもございますが、「豊かな生活を支えるしごとがあるまち」ということで実現したいと思っております。 先ほど言いましたワーク・ライフ・バランスにつきましては、この施設はサテライトオフィスですとかテレワークなどができる仕組みも入れる予定でございます。なおかつ、テレワークにつきましては、女性などもご利用していただき、女性が活躍できるステージづくりなども重要であると考えておるところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 3番、高野辰代君。
◆3番(高野辰代君) 今後できる施設でのワーク・ライフ・バランスのことを言われたかと思いますが、移住・定住に限らず、社会全体で仕事も充実、私生活も充実したワーク・ライフ・バランスが進んだらいいなと思っております。 もう一つ、質疑させてください。議案書16ページの条例第7条に検証とございます。検証及び見直しの実施でございますが、どのような方法を考えているのか、お伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 第2期豊後大野市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきましては、総合戦略の進捗管理については、いわゆるPDCAサイクルというのを導入いたしまして、基本目標に即して定めた重要業績評価指標等の評価を行うことにしております。さらに、総合計画実施計画の進捗管理と事務事業評価を併せまして、進捗状況の分析、評価を行うことにしているところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 3番、高野辰代君。
◆3番(高野辰代君) 評価につきましては総合計画の中で見ていくということで理解いたしました。この条例の前文に、とてもいい文言があります。そのような豊後大野市となるように、移住・定住の取組については、今後、期待したいと思っております。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑の通告はありませんので、第7号議案の質疑を終わります。 次に、第8号議案 豊後大野市交流とにぎわいの
拠点施設条例の一部改正については、質疑の通告がありませんので、質疑を終わります。 次に、第9号議案 豊後大野市
祖母山麓尾平青少年旅行村条例の一部改正については、質疑の通告がありますので、発言を許します。 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 第9号議案につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策のために改装したとの提案理由でありますが、改装後の部屋数はどのようになったのか。また、併せて今年度の利用状況をお伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 安藤商工
観光課長。
◎商工
観光課長(安藤久美子君) 現行の相部屋6人用の2室のうち1室を個室の4人用に改装するものでございまして、改装後は、個室5人用、2人用が各2室、個室4人用が1室、大部屋が1室、相部屋12人用が2室、相部屋6人用が1室になります。 今年度の利用状況につきましては、令和3年12月までの宿泊者数につきましては973人となっており、このうち相部屋利用者が447人、個室利用者が235人、大部屋が119人、キャンプが172人であります。相部屋の利用者が全体の45.9%、個室が24.1%という状況になっております。
○議長(
衞藤竜哉君) 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) ここにはテントサウナもあって、日帰りも多いかと思うんですけれども、この改装によりまして、ますます豊後大野市に宿泊する方が増えるといいなと思っております。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑の通告はありませんので、第9号議案の質疑を終わります。 次に、第10号議案 公の施設の
指定管理者の指定については、質疑の通告がありますので、発言を許します。 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 第10号議案です。豊後大野市関係人口交流拠点施設についてお尋ねいたします。 さきの一般質問でも、この指定先である合同会社豊後大野まちむすびの会社内容を課長から簡単に説明がありましたが、何をされている会社か、もう少し詳しく、もう一度お伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 今定例会で提案させていただいております
指定管理者となる団体、合同会社豊後大野まちむすびにつきましては、所在が豊後大野市大野町矢田でありまして、業務執行社員等で組織をされております。 主な業務内容としまして、まちづくり、地域振興、
観光開発などに関する企画、調査、設計、運営及びコンサルティング業務、また、ゲストハウス、民泊、シェアオフィス等の経営、また、経営コンサルタント業務などとなっているところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 具体的には、民泊がどのぐらいあって、コンサルとか、あと地域おこし、どういうことをやられているのか、再度お尋ねします。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) この会社は令和3年3月に発足しております。会社の取組としては、具体的な人数等は、こちらで提案しておりませんけれども、社員の方が行う創業セミナーやイベントなどを実施しているというところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 具体的なものが出てこなかったので、内容はまあいいでしょう。 実際、いろんなところで、あそこは民泊をやっていないのではないかという声も聞こえますし、今、この指定管理先を含め、関係人口交流拠点施設に関しては、SNS上でもかなりざわついていますし、皆さんご存じとおり、私たち議員のところにもいろんな情報が寄せられているところでございます。 そんな中、予算に関することや将来的なことに関しては、また
予算委員会がありますので省きますけれども、この指定管理を選定する上で、3者ほどあったと思いますけれども、どういうプロセスでこの指定管理の選定までに至ったのか、お尋ねいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) ご案内のように、
指定管理者制度というのは、民間能力の活用によりまして、公共サービスの向上あるいは経費の節減等の取組が行われるものでございます。この施設設置につきましては、令和3年第4回の市議会定例会におきまして、関係人口交流
拠点施設条例の制定及び関係人口交流拠点施設管理業務委託の債務負担行為を承認いただいたところでございます。 その後、令和3年12月23日から施設の指定管理の募集を始めまして、令和4年1月24日までに申請処理を行いました。その後、2月4日に豊後大野市
指定管理者選定等委員会を開催し、この1者の選定となったというところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) そういう選定があったということですけれども、実際、今回の豊後大野まちむすびの代表者の方が、12月でしたか、神楽会館で行われたイベントというか、シンポジウムで、まだ入札が始まる前に、私がここの運営をしていきますという発言があって、そのときに市民はどう感じたかといったら、「これは出来レースではないの」というふうな話が、その日の夜、私のところにも電話がありました。そこのところに関しては、事実、課長、どうでしょうか。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) そういった発言があったと聞いておるところでございますが、
指定管理者の選定については、公正かつ透明で行うということが原則でございますので、そういった取組で対応していたところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 何で彼がそういう発言をしたのかは、ちょっと私も直接聞いていませんから分かりませんけれども、厳重に、やっぱりおかしいのではないかなと。ただ、そういうふうに見られても、ここに指定管理先を決定したポイントというか、ほかの2者よりはよかった、こういう部分でここに決めた、もし答えられれば、お答えください。
○議長(
衞藤竜哉君) 河室まちづくり推進課長。
◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 具体的内容につきましては、この場では控えさせていただきますが、先ほど申しました豊後大野市
指定管理者選定等委員会を開催し、書面審査及び面接審査を行いまして、上位1者と選定させていただいたところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 3者中ここが一番よかった、ここでやってもらうんだというところで決定されたことに関しては、個人的には頑張ってもらうしかないかなとは思っております。 先ほど言いましたように、3年後どうしたらいいんだとか、予算に関してとか、指定管理料とかという問題に関しては、
予算委員会がありますので、そこでまたお伺いはしますけれども、いろいろと言われております。ただ、やっぱり決めたからには、彼らの若い力といろんな
ネットワーク、そして過去の実績等々も見て、彼らだったらやってくれるのではないかなと思っている部分もありますが、その辺は担当課と連絡を密に取って、何か問題があればすぐ解決していくし、目標達成できるようにしっかりやっていただければなと思います。 以上で終わります。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑の通告はありませんので、第10号議案の質疑を終わります。 次に、第11号議案 公の施設の
指定管理者の指定についてから第14号議案 市道路線の認定についてまでの4案件については、質疑の通告がありませんので、質疑を終わります。 次に、第32号議案 損害賠償の額の決定及び和解することについては、質疑の通告がありますので、発言を許します。 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 第32号議案 損害賠償の額の決定及び和解することについてでございます。 1点だけ、2018年から、この問題が起き、現在まで和解ができなかった理由について、お尋ねいたします。
○議長(
衞藤竜哉君) 安藤商工
観光課長。
◎商工
観光課長(安藤久美子君) 2018年に市が誤って撤去してしまった直後から、相手の方とその弁償方法につきまして協議は重ねてきたところでございます。相手の方は、広告塔の再建築を望まれておりましたことから、再建築の方向で市と相手の方と協議、検討をしていたところでございますが、最終的には損害賠償という形で協議が整ったというところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 7番、後藤雅克君。
◆7番(後藤雅克君) 損害賠償額等々、内容はあるでしょうけれども、1点だけ。これは、3年間、相当な時間と、市長にも相談して、多分いろんな会議の中で、どうやっていくかとか、みんなでいろいろ協議されたと思います。一番つらいというか、一番の問題は、当然、被害を受けられた市民の方だと思いますけれども、この方にきちっと和解を今回していくというところはよかったなと思いますが、ちょっとしたチェック。自分のところであれば、私は、今、監査委員ですから、当然、台帳を見れば、これが入っているかどうかってすぐ分かるわけですよね。そういうチェックを怠ったから、これに対して何年も、時間外労働が起きたのかどうかは分かりませんけれども、かなりそこに時間を割いてきたわけですよね。 多分、見積りを取りました、現地に行きました、当然、相手方の方とも折衝されました。庁舎内でもこれに対して何回も多分会議をしたと思います。この時間、ちょっとしたミスが、これだけの時間、職員に余分な仕事をさせているわけです。これがなければ、ほかのことができたかもしれない。商工
観光課などは、どんどん動いて前に向かって進めなくてはいけない課なのに、失礼な話、こういう後ろ向きな仕事をしていくと、どんどんそこに割いていく。そういうのがいけない。 これは、商工
観光課だけに限らず、
子育て支援課でも問題がありました。交通事故とか損害賠償はいろいろ出てくるでしょう。職員がやっていることですし、人間がやっていることですから、問題が起きるのは致し方ない部分も多少あると思いますけれども、しっかりその辺は課長をはじめ職員に徹底していただいて、こういったミスが起こらないように努めていただければなと思います。 以上で終わります。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑の通告はありませんので、第32号議案の質疑を終わります。
---------------------------------------
△第1号議案~第14号議案及び第32号議案の
委員会付託
○議長(
衞藤竜哉君) お諮りします。 ただいま議題となっております第1号議案から第14号議案までと第32号議案の15案件は、お手元に配付しております議案付託表のとおり各常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま申し上げた15案件は、議案付託表のとおり各常任委員会に付託することに決定しました。 (巻末219ページに掲載)
---------------------------------------
△第20号議案~第29号議案の質疑、
委員会付託
○議長(
衞藤竜哉君) 日程第21、第20号議案 令和4年度豊後大野市一般会計予算から日程第30、第29号議案 令和4年度豊後大野市病院事業特別会計予算までの10案件を一括議題とします。 これから質疑を行います。 第20号議案 令和4年度豊後大野市一般会計予算から第29号議案 令和4年度豊後大野市病院事業特別会計予算までの10案件については、質疑の通告がありませんので、質疑を終わります。 お諮りします。 ただいま議題となっております第20号議案から第29号議案までの10案件については、議長を除く17名の議員で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託して審査することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 異議なしと認めます。 したがって、第20号議案から第29号議案までの10案件については、議長を除く17名の議員で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。 休憩いたします。
△休憩 午前11時40分
△再開 午前11時40分
○議長(
衞藤竜哉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 予算特別委員会の委員長、副委員長の互選の報告をいたします。 委員長に17番、田嶋栄一君、副委員長に9番、吉藤里美君。 以上のとおり報告いたします。
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△散会の宣告
○議長(
衞藤竜哉君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これで散会します。 次の開議は3月17日午前10時とします。
△散会 午前11時41分...